• "規模地震対策"(/)
ツイート シェア
  1. 木更津市議会 2010-06-01
    平成22年6月定例会(第3号) 本文


    取得元: 木更津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      ◎開議の宣告 ◯議長(荻野一男君) 議場の皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員数は25名であります。法定数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  なお、欠席・遅刻の届け出がありましたので、報告します。三上和俊議員が欠席。石井 勝議員が遅刻。以上であります。                                (午前10時00分)   ─────────────────────────────────────── 2      ◎議事日程の報告 ◯議長(荻野一男君) 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりでございます。   ─────────────────────────────────────── 3      ◎会議録署名議員の指名 ◯議長(荻野一男君) それでは、これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第80条の規定により、山形誠子議員鶴岡大治議員を指名いたします。   ─────────────────────────────────────── 4      ◎会期日程の変更 ◯議長(荻野一男君) 次に、日程第2、会期日程の変更を議題に供します。  会期日程の変更について、昨日、議会運営員会を開催願いましたので、その結果を議会運営委員会委員長から報告願います。滝口議会運営委員会委員長。           〔議会運営委員会委員長 滝口敏夫君登壇〕 5 ◯議会運営委員会委員長(滝口敏夫君) 議場の皆さん、おはようございます。  昨日、本会議終了後、議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果をご報告申し上げます。  6月15日付けで、三上和俊議員より、健康上の理由により本会議に出席できないため、質問通告の取り下げの申請書が、議長あてに提出されました。当初の会期日程では、一般質問につきましては、通告者が16名であったため、第2日から第5日目までの4日間で行う予定でありましたが、1名減の15名となったため、第5日目の1名を第4日目に繰り上げて行っていただき、第5日目に予定されておりました、議案の大綱質疑並びに議案等付託につきましても、第4日目の一般質問終了後に行うこととし、6月18日につきましては、休会とすることに決定をいたしました。
     以上をもちまして、議会運営委員会の報告を終わります。 6 ◯議長(荻野一男君) お諮りいたします。今期定例会の会期日程につきましては、議会運営委員会委員長報告どおりとすることにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長(荻野一男君) ご異議なしと認めます。よって、会期日程につきましては、議会運営委員会委員長報告どおりとすることに決定いたしました。   ─────────────────────────────────────── 8      ◎一般質問 ◯議長(荻野一男君) 次は、日程第3、一般質問を行います。   ─────────────────────────────────────── 9           ◇平 野 秀 樹 君 ◯議長(荻野一男君) まず、平野秀樹議員、登壇願います。平野議員。           〔20番 平野秀樹君登壇〕 10 ◯20番(平野秀樹君) 皆さん、おはようございます。ニーハオ、これしか知りませんが。正栄会の平野秀樹でございます。  まずもって、水越市長におかれましては、当選おめでとうございました。勝因は、水越市長の過去8年間の着実な行財政改革の実績が、認められたということであると思います。そして、やるべきことは、苦しい財政の中でも、きちんと実行しているということです。そして、近隣4市の中でも、人口の増加しているところは木更津市が1番という、そういう実績だったと思います。  話は国の方の話になりますが、中曽根元首相が、今はもう既に「前」になってしまいました鳩山首相に、政治は形容詞でやるのではなく動詞でやるものだと言ったという話がございます。幾ら美しい理想や思い、夢を語っても、実行ができなくては、政治とは言えません。政治とは着実に世のため、人のために実行することであります。ちなみに、鳩山さんが首相になったときの支持率は、各新聞社によって多少の違いがございますが、80.1%、おやめになるときは20.9%、これはもう19%というのもありますけれども。そして、今の菅首相は60%以上を超えての支持率だそうです。これは何を意味するかという、私にはよくわかりませんが、やはり人心一新というか、新しい人になると、やはり新しいことをしてくれるのではないか、そういうものかと思います。それで、市会議員の選挙でも新人が強いというのも、そういったことかもしれません。私のように4期目になりますと、自分ではまだフレッシュマンのつもりで一生懸命活動しているつもりですが、やはりそうは認められなくなってくると、それで選挙では苦戦するのかなと思ったりします。まあ駄弁を弄しましたが、ベテランでも強い方もございます。菅首相に期待することが、1位が景気の回復、2位が金と政治の問題の解決、3位が社会保障の充実だと思います。これが大体今の日本の人の考え方だと思います。  ですから、木更津はやはり財政を着実によくしていくと、これが一番大切なことだと思います。行財政改革は今後も続けていかなければいけません。そして、財政規模を大きくするためには、合併という選択肢もありますが、これは相手があることなので、すぐというわけにもいきません。しかし、今やることは行財政改革と、金田地区、アカデミアパークへの企業誘致、特に金田西には本格的なバスターミナルを建設しなければなりません。そして、その後、みなと木更津再生構想も大変大事なことであります。  このたび木更津港の港湾計画が改定されました。この計画は、スパンの長い計画であります。しかし、木更津市の発展に欠かせないものでございます。  そこで、大綱4点について、質問いたします。  大綱1点目、交流・連携の拠点づくりについて、中項目、港湾機能の充実について、大綱2点目、道路整備について、中項目、中野畑沢線桜井工区の整備推進について、大綱3点目、地域における教育力の向上について、中項目、放課後子ども教室の充実について、大綱4点目、交流と連携の推進について、中項目、インバウンド事業についてであります。  それでは、質問をいたします。  木更津市の歴史は港から始まりました。その港は、慶長19年、大阪冬の陣の木更津水夫の功労として与えられた、木更津船による海運によって発展したもので、それから400年余り、木更津は港とともに栄えてまいりました。その間、木更津港の海運や役割はさまざまに変化してまいりましたが、今後も木更津経済の発展のため、また多くの市民や来訪者の方が集い、憩える港として、引き続き木更津港の役割は重要でありますことから、市長が推進されているみなとまち木更津再生のまちづくりは、本市全体の活力につながるものと、大いに期待するものであります。  この木更津港の港湾計画がこのたび改訂されました。今回改訂されました新たな木更津港港湾計画は、木更津港を千葉県南部地域の産業・物流の拠点として、またエネルギー供給拠点として、物流機能の強化を図るとともに、物流と観光・交流・アメニティーと環境・防災の4つの機能が融合した、魅力ある港を実現するため、平成30年代を目標年次として計画されたものであります。  本港湾計画は、外内貿貨物の取り扱い機能の強化、地域住民が海に親しむことのできる開放的な親水空間の確保、及び地域住民の交流に配慮した空間の創出、内航貨物船、官公庁船等の適切な収容、港内に放置されているプレジャーボートの適切な収容、干潟や浅場等の貴重な自然環境の保全、大規模地震対策の強化、臨港交通体系の充実など、6項目の基本方針に基づき計画されております。  具体の計画では、外貿貨物の取り扱い機能の強化や、大規模地震対策の強化に寄与する、マイナス12メートルの耐震強化岸壁木更津南部地区に位置付けられ、本市の経済の発展や大規模地震の救援活動の場として期待されるものであります。また、吾妻の内港では、海辺の魅力を生かした親水空間となることが期待される埋め立て緑地計画や、にぎわい空間となることが期待される交流厚生用地や旅客船埠頭などが位置付けられ、多くの市民や来訪者が集い、憩う、にぎわいの場となるように計画されております。市の活性化のためにも、今後は、新たな港湾計画に基づく整備を早期に実現することが重要でありますが、政権交代後の国の港湾予算も縮減され、また県も財政的に苦しい状況が続いていると伺っておりますことから、大変危惧するところであります。  そこで、新たな港湾計画に基づく整備についてお伺いします。  3月の議員全員協議会で、新たな港湾計画に基づく事業化計画は、平成22年度から検討されるとのことでありましたが、新たな港湾計画に基づく整備の見通しなど、わかりましたらご説明願います。また、整備推進に向けた市の取り組みについてお伺いをいたします。  次は大綱2点目、道路整備について、中項目、中野畑沢線桜井工区の整備推進について、小項目、今後の事業見込みについてを質問いたします。道路整備につきましては、3月議会で滝口議員から質問のあったところでございますが、非常に重要な道路なので、また質問をさせていただきます。  都市計画道路中野畑沢線桜井工区の事業見込みについて、お伺いをいたします。  道路整備、とりわけ都市計画道路につきましては、市街地の活性化や交通アクセスの向上、公共空間の創出など、まちづくりの上で大きな役割を担っております。都市計画道路中野畑沢線については、内房線西側を縦貫する都市間幹線道路として決定され、袖ケ浦市境から中心市街地を経由し、君津市を結ぶ大変重要な路線と認識しております。この路線の整備といたしまして、千葉県施工で進められております中里・江川工区につきましては、平成24年度の供用開始に向け、着々と事業が進められていると伺っております。また、土地区画整理事業地内もあわせて進められている状況と伺っております。この路線が整備されますと、念願でありました千葉県の新たな玄関口と中心市街地へのアクセスが飛躍的に向上し、高速バスの時間短縮等が図られるなど、中心市街地の活性化などに、はかり知れない効果をもたらすものと期待しているところです。一方、南部を見ますと、国道16号線を挟む貝渕・桜井新町間と港南台から畑沢を経て君津市役所まで、整備を終えております。  そこで、木更津市が施工を予定している桜井工区の整備が大いに待たれるわけですが、昨年度までに境界立ち会い、測量等の実施、そして現在、墓地の移転先代替地の取得に向け、交渉を進めているところと伺っております。現在、畑沢・港南台地区の住民の方々は、君津方面へのアクセス性のよさから、生活圏が君津方面に向いているように見受けられます。そんな中で、桜井工区の整備は、畑沢・港南台方面のほか、君津までを含む地域から中心市街地への誘導、活性化の観点からも非常に重要であり、急ぐ必要があります。  そこで質問ですが、都市計画道路中野畑沢線桜井工区の現在の進捗状況、及び今後の計画についてをお伺いいたします。  大綱3点目、地域における教育力の向上について。中項目、放課後子ども教室の充実について、小項目として放課後子ども教室の実態について、その活動内容について、効果と課題について、今後の充実方策についてであります。  放課後子ども教室は、家庭や地域の教育力の低下を踏まえ、平成16年度より、全国の学校等で放課後や休日に、地域の大人の協力を得て、子どもの活動拠点としての居場所づくり、さまざまな活動が展開されるよう、家庭・地域・学校が一体となって取り組む、子ども居場所づくり新プランを文部科学省が提唱し、取り組まれたと伺っております。具体的には、地域子ども教室推進事業として、3カ年計画で、緊急かつ計画的に、全国の学校の校庭や教室等において、安全で安心した活動ができる、子どもたちの居場所を用意すると聞いています。この事業でのさまざまな体験活動や異年齢、異世代間交流を通じて、心身ともにたくましい子どもを地域全体ではぐくんでいくことができると考え、地域の大人の力を結集することにより、幅広い関係者の方々の協力・参画をいただき、地域コミュニティーの再生にもつながることを期待しています。  しかし、一方では、近年学校を発生場所とする事件が増加しつつあり、子どもの安全が脅かされる状況にあります。このことから、文部科学大臣より、学校安全緊急アピールが平成16年1月20日に出され、学校の安全に関し、各学校でより具体的な安全確保の取り組みが求められました。  そこで、初めに、本市での放課後子ども教室の実態について伺います。  現在の実施状況として、何地区で実施され、そこで参加されている児童数は何名ぐらいになるのか。また、時間帯等の実施方法はどうなっているのか、お答えください。  次に、活動内容とその効果、課題、安全対策について伺います。  さまざまな体験や異年齢における交流活動、遊びは、子どもたちの豊かな人間性や社会性を伸ばすと言われております。どのような活動が展開されているのか、お答えください。  そして最後に、参加されている子どもたちの様子や保護者の反響について伺います。また、今後拡大していくためには、どのような工夫をされているか、お答えください。  次に、大綱4点目、交流と連携の推進について、インバウンド事業について、アジア圏を対象とした外国人旅行客の状況と今後の推進について、質問をさせていただきます。  本日は、私のインバウンド事業についてという質問に合わせていただいたように、江蘇省南通市の交通局ご一行が木更津市に表敬訪問され、木更津市議会の本会議を傍聴されました。外国人旅行者を増加させるべきだという、私の考え方に沿ったお客様の訪問は、大変うれしく感じております。  さて、本年2月の新聞で、本市を訪れる外国人旅行客が増加しているとの報道がありました。これは、平成16年に、発展の著しい中国に目を向け、水越市長みずから北京・上海でトップセールスを行い、年間100人単位であった旅行客が、昨年は2万6,000人まで急増したと伺っております。市は、今後も、外国人旅行客獲得に向け、中国・台湾はもちろんのこと、シンガポールやインドなども視野に入れ、新たに発展の著しい地域からの誘客を図り、国際的な交流人口の拡大を図っていくとの方針と聞いております。  そこで、アジア圏を対象とした外国人旅行客の状況と、今後の推進についてお伺いします。  年間100人単位であった旅行客が、昨年は2万6,000人まで急増したとのことですが、年度あるいは国別の状況はどのようになっているのか、また、アジア圏には、中国のほか、シンガポールやインドなど、発展の著しい地域があり、これらの国からの誘客をどのように進めていくのか、お尋ねいたします。  以上、大綱4点にわたって、質問をいたします。 11 ◯議長(荻野一男君) ただいま行われました平野秀樹議員の質問に対する当局の答弁を求めます。水越市長。           〔市長 水越勇雄君登壇〕 12 ◯市長(水越勇雄君) 正栄会、平野秀樹議員のご質問にご答弁申し上げます。  私からは、大綱1、交流・連携の拠点づくりについてをお答えいたします。  市では、物流機能や地域産業活動の充実を図るとともに、海洋性レクリエーション機能の集積や地域活性化に寄与する魅力的なウオーターフロントの創出を図るべく、木更津港の整備並びに活用を、官民協働で推進しております。木更津港の港湾計画につきましては、3月の市議会議員全員協議会におきましてご説明申し上げましたとおり、前港湾計画が、策定後約10年が経過し、木更津港を取り巻く社会経済情勢の変化により、木更津港に対する要請も大きく変わってきていることや、港湾管理者である千葉県が、財政状況や地元市の意向を踏まえ、見直しを図ったもので、本年4月30日に原案のとおり改訂されました。  見直しに当たり、市といたしましては、さらなる港湾物流機能の強化や、市民や来訪者が集い、憩える、にぎわいのある港となるよう働きかけを行ってまいりましたが、議員の皆様を初め、港湾関係団体や市民の皆様のご支援、ご協力により、おかげさまで地元の意見が少なからず反映された計画となりました。コスト縮減から、中の島のヨットハーバーや木材港の埋め立て計画が廃止となりましたが、新たに外貿埠頭として、耐震機能を有する水深12メートル岸壁が位置付けられたことは、大きな成果であります。  そこで、ご質問の、新たな港湾計画に基づく整備の見通しについてですが、千葉県に伺ったところ、計画が策定されたばかりでありますので、具体の整備計画は、今後、関係者と調整しながら、検討していくとのことでございました。  なお、具体的な本年度事業といたしましては、数年前から整備している事業の残工事を実施する予定になっておりますが、残工事はあと一、二年はかかると伺っております。また、新たな港湾計画に基づく整備では、吾妻地区の埋め立て緑地の進入路部が老朽化しており、暫定の仮橋となっていることから、この箇所の埋め立て整備を最初に手がけたいとのことで、本年度、環境アセス等、準備調査を予定していると伺っております。  次に、整備推進に向けた市の取り組みについてでありますが、議員ご指摘のとおり、国の港湾整備予算も縮減されるとともに、国際競争力の強化に向けたスーパー中枢港湾の整備等を国の重点施策としていること、また県の厳しい財政状況等から、木更津港港湾整備の推進には厳しい状況であると認識しております。私といたしましては、木更津港の物流機能のさらなる拡充と、みなとまち木更津のにぎわいの再生・創出が急務と考えておりますので、今後、国・県に対し、木更津港の早期整備を要請するとともに、整備されるまでの間、既存施設を活用してイベントの開催等、にぎわいの創出に、引き続き官民協働で取り組んでまいりますので、議員の皆様のご支援、ご協力を賜りたいと存じます。  その他につきましては、関係部長から答弁をいたします。 13 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、小川都市整備部長。 14 ◯都市整備部長(小川剛志君) 私からは、大綱2、道路整備についての中項目1点目、中野畑沢線桜井工区の整備推進について、ご答弁いたします。  先の3月議会において、滝口議員の質問に対し、ご答弁を申し上げましたが、平成21年度に事業用地に係る墓地の移転先として、墓地の隣接地の所有者と交渉を進めてまいりました。その結果、3月に承諾が得られ、2,914平方メートルの代替用地を取得することができました。本年度においては、この土地の造成工事を実施するとともに、あわせて、光福寺と、墓地の経営許可申請に関する協議を重ねてまいりたいと考えております。  また、委託事業として、道路事業用地に係る墓地の調査を実施するとともに、境界確定されていない箇所の整備、道路詳細設計等を実施し、早期の工事着手に向けて、対応してまいりたいと考えております。  私からは、以上でございます。 15 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、鶴岡教育部長。 16 ◯教育部長(鶴岡静治君) それでは、私の方からは、地域における教育力の向上について、中項目1点目、放課後子ども教室の充実についてのご質問に、ご答弁申し上げます。  ただいま平野議員からお話のありましたように、放課後子ども教室につきましては、前身の地域子ども教室推進事業が平成16年から始まっているわけなんですけれども、その後、全国の小学校区において、放課後や週末等に、小学校の余裕教室等を活用して、子どもの安全・安心な活動拠点、居場所ということを、これを設け、地域の方々の参画を得て、子どもたちが地域社会の中で、心豊かで健やかにはぐくまれる環境づくりを推進するとの、文部科学省の改めてプランを掲げた、それに基づきまして、平成19年度から本市でも取り組みが開始されたものでございます。本市としても、次代を担う子どもたちをはぐくむため、積極的に取り組んでいく必要があるというふうに考え、ただいま各種の施策を展開しているところです。  そこで、活動の実施状況でございますけれども、昨年の3月議会での質問におきましては、市内6地区で実施しているというふうにお答え申し上げましたところ、現在の実施状況は、昨年度、平成21年度に、富岡小学校区が新たに発足しまして、第二小学校区、岩根小学校区、東清小学校区、鎌足小学校区、八幡台小学校区、波岡小学校区の7小学校地区において実施されております。地区にもよりますが、おおむね毎週一、二回、平日の放課後、夏の冬で若干時間が異なりますけれども、おおむね4時ごろまで実施されております。昨年度、平成21年度の登録児童数は821人、延べ1万782人の子どもたちが利用いたしました。  次に、小項目2点目の、活動内容についてお答えいたします。  木更津市の放課後子ども教室の特色でございますけれども、学校の余裕教室や体育館及び運動場を使用して活動を行っている地区と、公園を中心として活動を行っている地区の、2つのパターンに分かれております。内容としては、教室中心に行っているものが6地区で、公園中心で行っているものが1地区となっております。  初めに、学校を中心として活動している代表的な放課後子ども教室の、第二小学校地区のポプラチャレンジ倶楽部についてご説明します。  活動場所は、コンピューター室、体育館、運動場となっております。指導体制ですけれども、安全管理員2名と学習アドバイザー1名、そして、ボランティア20名で運営されております。参加児童は194名が登録されておりまして、参加率は毎回8割強という高い数値を示しております。主な活動としましては、コンピューター教室での名刺やカード等づくりの初歩的なパソコン操作学習と、なんでも探検隊と称して、体育館やグラウンドを使用してのバドミントンや縄跳び、ボール投げ、一輪車、バスケット、野球、その他さまざまなスポーツ遊びが実施されております。宿題や復習は個別支援というような形で行っております。  次に、もう一つのパターンであります、公園を中心とする地区、波岡小学校区のハックルベリー、これについてご説明いたします。  活動場所は、公園、教育の森、公民館となっております。指導体制は、安全管理員4名、ボランティア13名で運営されております。学習アドバイザーは置いておりません。登録制ではなく、だれでも参加できる体制をとっているということです。月平均370名という、大きな組織といいますか、活動内容というふうになっております。ここの主な活動といたしましては、ロープ遊びや小刀を使用しての竹馬や竹とんぼ、鉄砲づくりをしたり、火を使って焼きいもやべっこうあめ、パン等をつくったりと、思いっ切り遊ぶことによって、最近希薄になってきている体験的な遊びを重視する、ダイナミックなプログラム、これが展開されているというようなことでございます。  次に、小項目3点目の、効果と課題でございますけれども、子どもたちの反応といたしましては、ゲーム遊びなどのパソコンが大変面白い、あるいは放課後子ども教室の時間が楽しいので、もっと回数を増やしてほしい、あるいは、時々中学生がまじって遊んでくれている、そういうことがとても楽しいなど、夢中になって遊んでいる姿がかいま見えるというか、そういう状況でございます。そのような遊びの中で、年上の子が年下の子の面倒を見る姿、そういったものが、いわば昔の子ども社会、これらが再生といいますか、再現といいますか、そういう形が見えてきているということでございます。大人への反響でございますけれども、子どもたちの明るい素直な遊ぶ姿から元気をもらうというようなこと、あるいは、指導員やコーディネーターの方々のおかげで、安心して参加させることができた、また、近くの方でも口をきくことがなかったけれども、この活動に参加することによって、子どもを通してかかわることが多くなり、親しくなったというようなことなど、保護者間でのあいさつから始まり、コミュニケーションが徐々に深まり、豊かな人間関係や地域社会づくりに貢献しているというような、そういう反響となっております。  次に、課題なんでございますけれども、課題は大きく2つございます。1つは安全対策、1つは人材確保ということでございます。  まず、安全対策といたしましては、これが一番大事なんですけれども、一人ひとりの子どもの健康状況をまず確認する、不審者に対しても細心の注意を怠らないよう、事故の未然防止に気をつける、参加者等に対しては、スポーツ安全保険への加入を奨励する、というようなことでございます。  また、人材確保につきましては、この事業の成否を左右いたします。子どもたちの見守りをしてくださる安全管理員や学習指導員の発掘、育成など、これらの人材確保が非常に大事になりますので、引き続き努めてまいりたいというふうに考えております。  小項目4点目の、今後の充実方策につきまして、お答えいたします。  今後、現在7地区あると最初に申し上げましたけれども、7地区の放課後子ども教室運営委員会と連携しながら、円滑な事業推進を図るとともに、教室の増加につきましては、設立されていない各小学校区の状況を踏まえながら、学校側の理解、協力を得て、事業の充実を図っていきたいというふうに考えております。  なお、23年度に向けまして、現在、新たに放課後子ども教室を開設する動きというような、大変うれしい動きが1カ所出ております。これは大いに期待しながら、私どもで必要な支援、これをしてまいりたいというふうに考えております。そういうようなことで、子どもたちが安心して安全に健やかに過ごせる居場所づくりに、今後とも努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 17 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、江野澤経済部長。 18 ◯経済部長(江野澤 清君) 私から、大綱4、交流と連携の推進について、アジア圏を対象とした外国人旅行客の状況と今後の推進についてのご質問にお答えいたします。  新聞報道でご存じのこととは存じますが、毎年実施している千葉県観光統計調査によれば、この数年、本市を訪れる外国人旅行客が増加しております。増加の多くは、中国からの旅行客でございます。市内の外国人宿泊者数でございますが、平成16年が7,600人、平成18年が1万1,700人、平成20年が1万8,500人、平成21年が2万9,300人となっております。国別・地域別で見ますと、平成21年の2万9,300人のうち、90%に当たる2万6,200人が中国からとなり、続いて、台湾から1,200人、北米地域から700人、韓国から500人となっております。国別・地域別の増減を見ますと、平成16年に100人であった中国が、平成21年には2万6,200人と、驚くほどの増加となっておりますが、その他の国・地域は、年によって増減があるものの、大きな変動はない状況であります。  次に、今後の推進についてでありますが、ご質問のとおり、アジア圏には、中国はもちろんのこと、インド、シンガポールなど、発展の著しい国・地域がございます。現在、上海万博が開催されている中国では、従来、団体旅行客のみに限っていた観光ビザの発行が、昨年7月からは、主に富裕層を対象とした個人旅行客にも発行されるなど、個人旅行の条件が緩和されたところでございます。先般の一部新聞では、さらにこの条件が緩和される見込みとの報道もございました。成田空港のほか、今後、国際化が進む羽田空港から近距離である本市にとって、外国人旅行客を誘致する絶好の好機であると考えております。  そこで、今後、市内宿泊施設等と連携をとりながら、団体旅行客に加え、個人旅行客の誘致を図ってまいりたいと考えております。また、本市を訪れた外国人旅行客が、快適に市内を周遊できるよう、本年3月には、中国語版・英語版観光ガイドブックを作成したところであります。これは、宿泊客等の外国人旅行客が、気軽に市内で飲食等ができるよう作成したものでございます。今後、外国語版観光ガイドマップの充実を図るとともに、市内の店舗等の事業者と協力しながら、外国語メニューの作成や従業員への外国語講座の開設などを実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 19 ◯議長(荻野一男君) 答弁が終わりました。平野議員。 20 ◯20番(平野秀樹君) それでは、一問一答に入らせていただきます。  大綱1点目、新たな木更津港港湾計画の推進について、再質問をさせていただきます。  ご答弁の中で、新たな港湾計画に基づく整備や、吾妻地区の埋め立て緑地、通称出島と呼ばれているところですが、その進入路部が老朽化しているから、最初に手がけたいということでしたが、出島の整備は既に完了し、多くの市民や来訪者の方々が訪れているようなので、安全のためにも進入路が早期に完成するよう、埋め立てを急いでもらいたいと思います。  そしてまた、人々が憩いを楽しむという点で、港の景観が重要であることから、多くの市民が内港からガット船の移動をすることを望んでおります。今回の港湾計画を検討するため県が行った、パブリックコメントでも、移動を望む意見が多かったようですが、これらの意見がどのように計画に反映されたのか、いま一度確認したいのですが、ご答弁をお願いしたいと思います。 21 ◯議長(荻野一男君) 当局の答弁を求めます。金綱企画部長。 22 ◯企画部長(金綱房雄君) 今回の港湾計画の基本方針の一つといたしまして、港内における船舶の安全な停泊の確保と、船舶航行のふくそうの軽減が挙げられていることから、ガット船や官公庁用の小型船の停泊場所として、木材港水面整理場の一部に小型船だまりが位置付けられました。したがいまして、小型船だまりの埠頭や防波堤等の整備後に、ガット船が内港から木材港の方へ移動することとなります。このような点が、計画に反映されたものと考えております。  以上です。 23 ◯議長(荻野一男君) 平野議員。 24 ◯20番(平野秀樹君) ガット船が木材港の方に移動するということが決まったということで、大変結構なことだと思います。今の木更津市にとって重要な開発は、金田西地区のこのハブバスターミナルだと思いますが、木更津港港湾計画はスパンの長い計画ですが、これはもう中心市街地活性化にとっても大変重要な計画であります。水深12メートルの外貿埠頭ができるということは、外国船が木更津港に泊まると。そうしますと、これはとん税ですか、市の。外国船は収入を得られますから、大変結構なことだと思います。また、聞いた話でございますが、東京から沿岸伝いに東京湾を自動車で走ってきて、港が初めて見えるのは木更津港のところだそうでございます。それで、ある外食産業がそこへお店を出したということを聞いておりますので、うまく金田のアクアラインから中野畑沢線を通って、内港の方に車を誘導すると。港の景観がよくなり、それこそいろんな海の海産物ですか、おいしいものの食べ物屋さんが四、五軒、五、六軒そろえば、食道楽という方はどんな遠くからでも来ますので、美しい景観を見ながら食事できるようになれば、かなりの人が私は訪れるのではないかと思います。港は国・県を相手に交渉しなければなりませんが、ぜひ早急に港湾計画の推進を図るよう、努力をするように要望いたします。  それでは、次の中野畑沢線の整備工事についての質問をいたします。  墳墓調査の見通し、墳墓調査というのは非常に難しいと思うんですが、その見通しはどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 25 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 26 ◯都市整備部長(小川剛志君) 墳墓調査につきましては、現在、おおむねわかっているだけで150基程度あると見込まれております。正確な移転の数、また所有者を特定しなければいけないということで、今後、詳しい基礎調査を実施してまいりたいと思います。そして、正確な墳墓数、所有者数等がわかった後に、移転保証、その方の積算をして、交渉に入っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 27 ◯議長(荻野一男君) 平野議員。 28 ◯20番(平野秀樹君) そして、今後の事業の進捗予定はどうなっておりますか。北側の方は24年というような話を聞いておりますが、こちら側はどのくらいで進捗するのか、教えてください。
    29 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 30 ◯都市整備部長(小川剛志君) 今後のスケジュールでございますけれども、23年度までに、先ほど申し上げました各種調査を完了させていただきまして、事業認可を取得したいと思います。そして、24年度から用地取得、そして埋蔵文化財があるということでございますので、その調査を行い、25年度に工事の施工に入っていけたらなというふうに考えております。ただ、議員ご指摘のとおり、大変重要な広域幹線でございますので、1日でも早い完成に向けて、努力をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 31 ◯議長(荻野一男君) 平野議員。 32 ◯20番(平野秀樹君) そのような大事な幹線でございますが、現在の事務の執行体制は現体制で大丈夫かどうか、お聞きします。 33 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 34 ◯都市整備部長(小川剛志君) 現在の執行体制でございますけれども、現在、土木課におきまして、用地担当の総括が1名配置されておりますけれども、今後、桜井工区の本格的な始動とともに、人数を拡充させていただき、万全な体制で整備を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 35 ◯議長(荻野一男君) 平野議員。 36 ◯20番(平野秀樹君) ぜひ体制を充実させていただきたいと思います。  それでは、大綱3点目について、これは要望をしたいと思いますが、学童保育が厚生労働省とすると、子ども教室はこれは文科省ですか、ちょうど何か保育園と幼稚園の関係に似ているような気がしますけれども、放課後子ども教室というのはやっぱり年上の子が年下の子と一緒に遊べると、これは年下の子というのは、上の子と遊んだことがない子というのはたくさんいると思いますから、これは非常に体験的にもいいことだと思います。しかし、指導員やコーディネーターの方がいませんと、やっぱり増やせませんので、ぜひとも人材確保に努力してくださるように、これは要望いたします。よろしくどうぞお願いいたします。  それから、第4のインバウンド事業についてですね。今後も外国人旅行客獲得に向け、誘客を図り、国際的な交流人口の拡大を図っていくということですが、長崎市などでは、主に中国の富裕層を対象にした、メディカルツアーを実施し、大変好評であると聞いております。このツアーは、観光旅行に健康診断を組み合わせたもので、元来中国の方々は、健康に対する意識が高く、日本の医療技術の確かさが富裕層に好評とのことでございます。既に千葉県でも、鴨川の有名私立病院では、中国の方々の健康診断が多く、いつものとおり受診できようと思ったらできなかったお話も聞いていますので、我々が思っている以上にいらっしゃっている。  それで、新聞に載った話ですが、自動車1台輸出して得る外貨と、外国観光客3人が日本に来て使う外貨と、ほぼ同じぐらいという説もありますので、観光というのは非常に重要なことだと思います。アリとキリギリスの話ではございませんけど、今まで日本は資源も何もない国でございましたが、資源を輸入して創意工夫して、製品を輸出して外貨を獲得してまいりました。これは明治時代の先人が立派で、義務教育を施し、それこそ国民のリテラシーですか、識字率、字が読める、そういったのが高かった、あと勤勉な国民性、それが資源を輸入して、製品を輸出して、そして外貨を獲得してきたと。しかしながら、今は製造業というのは、人件費の安い国にはかなわなくなってしまいました。  また、今は余り言われていませんけれども、人口の減少というのは、一説によると、2050年には日本の人口は1億人を割ってしまうと言われております。現在日本の人口は1億2,800万ぐらいですか、ちょっと正確ではございませんが、40年で単純計算すると、1年に70万人減少してしまう、大都市1つが消えてしまうような状態になります。70万人の需要がなくなれば、内需拡大といってもこれは非常に難しい。例えば生活用品でも、食料がそれほど出ないと。お年寄りだと、背広やドレスは買わないかもしれませんが、下着80万枚売れなくなると、単純にいえば。ですから、右肩上がりになるのが非常に難しい。これを解消するには、移民政策ということになろうかと思いますけれども、これは人種問題、治安等、難しい問題を抱え込むことになります。その点、インバウンド事業は、外貨獲得に本当に有効な手段であると思います。  これはきのうの朝の朝日新聞の11面ですが、「中国客誘致 消耗戦に」ということが載っております。宿泊飲食は低価格志向で、木更津の場合はアクアラインバスで横断して、銀座や秋葉原で買い物をしていると、地元にお金が落ちる仕掛けづくりはまだ道半ばだと書いてありますけれども、木更津市内にはドクターヘリを有する医療機関もあり、首都圏という好立地を活かしたメディカルツアー、これは公立病院ですから、やるとなると非常に言葉の問題とか、難しい問題等もあろうかと思いますが、もう既にやっている病院もありますので、中国観光客の取り込みということで、ぜひとも検討をしていただきたいと思います。「前向き3年、検討5年」というのは、近藤議員に使われてしまいましたので、可及的速やかに検討をしていただきたいと思います。  以上で、私の質問は終わります。 37 ◯議長(荻野一男君) ここで11時まで休憩いたします。                                (午前10時57分)   ─────────────────────────────────────── 38 ◯議長(荻野一男君) 休憩を取り消し、会議を再開いたします。                                (午前11時00分)   ─────────────────────────────────────── 39           ◇西   勝 義 君 ◯議長(荻野一男君) 次の質問者、西 勝義議員、登壇願います。西議員。           〔17番 西 勝義君登壇〕 40 ◯17番(西 勝義君) 議場の皆様、おはようございます。会派公明党、17番議員、西 勝義でございます。本日2番手の質問でございます。よろしくお願いいたします。  私は、大綱4点について質問いたします。  まず、1点目、元気な木更津づくりです。何となく元気を感じない木更津。何とかならないか、多くの市民の思いです。そこで、駅前アクア木更津のリニューアルを含め、5点ほどお聞きします。  大綱2点目、小中学校の耐震化、補強事業。市長の強い思いが追い風を受け、順調に進んでいると思います。事の流れをお聞きします。  大綱3点目、女性特有のがん対策。全国的に動きのある、子宮頸がんの公費助成のお願いです。  最後の大綱4点目、ブックプレゼント事業。5年ほど前にも提案しましたが、再度幼児期から、小学、中学、各節目ごとに本をプレゼントする事業。検討していただけないか、お聞きいたします。  それでは、通告順に従い、質問を始めます。  元気な木更津づくりです。  長期の経済不況、新政権の期待外れ、大幅株安と雇用不安、暗いニュースばかりの毎日です。木更津はどうなっていくのか、まちづくり計画はどうなっている、西口の再開発は、港は、築地は、市民の切実な声です。私は、市長の受け売りではないですが、「あと二、三年待ってください。木更津も大きく変わります」と声を大にして話しています。しかし、少し心配でもあります。そこで、当面、市民の期待感の大きい施設の、この一、二年の立ち上げスケジュール、オープン及び完成はどうなっているか、市民にお示しを願いたい。  まずは、中項目1、アクア木更津。  先の臨時議会で売却が決定しました。その後は順調に進んでいますか。  1つ。売却納金は変わっていますか。取得税もあるかと思いますが、いかがなっていますか。  2つ。売り渡し時、たくさんの条件をつけたが大丈夫か。スーパーは入ることが決定したか。  3つ。場外馬券売り場の開設はどこまで進んでいるのか。  4つ。最後に、リニューアルオープンは秋と聞くが、どういう形でいつごろになるのか、お聞かせください。  次に、中項目の2、金田東地区開発計画。  金田のまちづくりには、市も相当多額の税金を投入しています。やっと具体的な進出計画が発表されたが、大きな期待感と不安感もあります。金田のおり口にできる予定のアウトレット、その他集客施設は計画どおり進んでいますか。  今回の計画完成のために懸案事項はないか。順調な作業実態か。  アウトレットのほか、大きな集客施設も併用して建設されると聞きます。この地域のまちづくり計画の主な施設の立ち上げ計画をお示しください。  次に、中項目の3、築地地区及びそのほかについてお聞きします。  金田が脚光を浴びると、ますます不安になるのが築地です。金田に似た集客施設と聞くが、このままでは築地は流れてしまうのではないか。少なくとも平成23年度の開設は無理ではないか。どう考えているか。  イオンとの詳細な話し合いはされているのか。金田、築地ともどもに発展してほしいが、無理ではないかと危惧しております。イオンからの新提案はありませんか。市はどう考えていますか。  次に、この二、三年の間、アカデミアパークの進出企業も含め、その他の新たな施設の立ち上げがあればお示しください。  次に、中項目の4、中野畑沢線西口から金田バスターミナル間の道路整備についてお聞きします。  西口から金田バスターミナルまでの道路完全整備はいつか。  現在、大型路線バスが通せない箇所が何ヶ所あるのか、それぞれの工事期間をどう見ているのか、大型路線バス運行はいつから可能か、お答えください。  最後に、中項目の5、中野畑沢線桜井工区についてお聞きします。  先ほども質問がありましたが、この件について、私は何回もお聞きしております。なぜなら地元の人々の開通への期待が大きいからです。最初は、皆目開通への予測がつきませんでした。余りにもクリアすべき事項が多く、諦めムードもありました。しかし、関係者の執念と市長の開通への強い思いもあり、今年度は墓地の測量調査費4,200万円及び代替用地整備費2,700万円の予算計上もあり、明るい光が見えてきました。大きな期待をしております。平成22年度中は工事に入るまでの詳細作業の詰めと聞いていますが、うまくいけば来年度、平成23年度は工事に入れるのではと期待したいが、いかがでしょう。執行部もいろいろご苦労なされているのは十分理解しております。いっときでも早い開通を願いますが、皆様の努力代も含め、開通までのスケジュールをお聞かせください。  次に、大綱2、小中学校の耐震化、補強事業について質問いたします。  市長は、重点施策として、小中学校の教室の耐震化に力を入れておられます。順調に進んでおり、喜ばしいことです。ほぼ計画どおりの進捗状況と思いますが、昨年の政変により、国の補助政策が大幅に後退し、各自治体は計画見通しを余儀なくされたと聞きます。当市は、市長の強い意志もあり、後退せず、当初計画どおり耐震化計画を進めました。具体的にどう対処したのか、復習も含め、詳細説明を願います。また、現政権の減額予算に対し、国・地方とも反対が多く、予算見直し、予備費充当で、ほぼ現政権のガイドライン並みに耐震化対策予算が計上されました。本市への影響はどうなったのか、お聞かせください。  次に、先の3月議会の住ノ江議員への答弁では、向こう6カ年で1段階の教室耐震化は一応完了と、このように言われましたが、追い風も吹いていることだし、計画を前倒しして、1カ年でも早く完了とはならないか、お答えください。  次に、大綱3、女性特有のがん対策について伺います。  昨年の9月議会以降、我が会派公明党は、女性特有のがん検診について、連続して質問しています。全国的に無料クーポン券の発行から、市民の関心も上向き、事実検診率も向上したものと思います。昨年、平成21年度の実績は整理されたと思いますが、受診率はどう向上したか、お示しください。政府の方針のぶれにも影響せず、今後も無料検診は続けられると聞きましたが、当局の考え方を再度確認します。お答えください。  次に、女性特有のがん検診が全国的に定着したこともあり、現在、子宮頸がんワクチンや肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンなどの接種が進められておりますが、自己負担額が大きいため接種が進まないという問題が起こっています。そのため接種を推進すべく、独自に助成策を打ち出す市町村が出始めています。山梨県は、東京都に次いで補助制度を設けました。公費助成を行う自治体へ費用の一部を県が負担する制度を創設する方針を決めたとの報道です。山梨県担当者は、この補助制度を利用して、多くの自治体が子宮頸がんワクチンの助成を開始してくれればと語っています。もうここまで進んでいます。千葉県にも申し入れされたらいかがでしょう。  私の地域でも、子宮頸がんについて関心が強く、小学校高学年、中学校の女性学童をお持ちの母親から、ワクチン助成についての相談も受けました。木更津市は補助制度がないので、今回の子ども手当の支給を受けたら、子宮頸がんワクチンの費用の一部に充てようと思っているとのことです。このワクチンの効果は大で、検診と予防ワクチンの接種で子宮頸がんはほぼ予防できると言われています。しかし、ワクチン費用が高く、1回で1万5,000円強、しかも3回必要ともいいます。現在、多くの市町村でワクチン接種に対する助成制度実施の要望書が出ています。我が市でも、女性の命を守るため、住民福祉向上のため、予防ワクチン接種に対する助成制度を取り入れようではありませんか。県内での助成状況は、私もよく把握はしておりませんが、6月1日付け毎日新聞には、浦安市は子宮頸がんなどワクチン4種の全額助成、いすみ市は子宮頸がん予防ワクチンの全額助成、両市ともこの6月議会に予算計上、と報道しています。現実、全国では率先して実施している自治体は数多くあります。早急な実施をぜひお願いしたいがいかがか、誠意あるご回答をいただきたい。  最後に大綱4点目、ブックプレゼント事業。おはなしの世界贈ります。  山梨県中央市が行っているセカンドブック事業「新入生ブックプレゼント」が好評です。小学校へ入学したすべての1年生に絵本1冊を贈り、本に親しむきっかけにしてもらうのがねらい、少ない予算で子どもに与える効果ははかり知れないと評判です。本を読む子が少なくなった、ゲームに熱中している子も多いこのごろ、小さいときから本に親しむ習慣をつけさせてやりたい。立派な人間になるための一歩ではないでしょうか。私は大分前になりますが、赤ちゃんとその保護者に絵本をプレゼントする、ブックスタート事業を提案しました。残念ながら検討で終わっています。  ここで再度提案いたします。  まず、ブックスタート事業。赤ちゃんが1歳6カ月健診時に絵本をプレゼントする。豊かな心をはぐくむと同時に、母親が赤ちゃんとのコミュニケーションを強め、明るい家庭が連想されます。そして、小学校に入学。ここで先ほど述べたセカンドブック事業です。小学校入学を機に、子どもたちがさらに楽しい本の世界と出会い、読書に親しんでもらいたいものです。最後は、中学1年生を対象としたサードブック事業です。  以上の3事業は続けて行うところに意味があると思います。ぜひ行いましょう。今回は100%の回答が無理なら、せめて赤ちゃんへのブックスタートと、小学1年生へのセカンドブック事業だけは取り上げていただきたいが、いかがでしょうか。お答えください。  以上で、1回目の質問を終了します。 41 ◯議長(荻野一男君) ただいま行われました西 勝義議員の質問に対する当局の答弁を求めます。水越市長。           〔市長 水越勇雄君登壇〕 42 ◯市長(水越勇雄君) 私から、公明党、西 勝義議員のご質問のうち、大綱2、小中学校の耐震化、補強事業、中項目1の市長の当初計画どおりかについて、ご答弁申し上げます。  まず、小項目1点目の、新政権による国家予算の大幅減にどう対処したのかについて、お答えいたします。  文部科学省における平成22年度の当初耐震化関連予算は、地方自治体からの要望があった約5,000棟の学校施設の耐震化工事費に対し、約2,200棟分の耐震化工事費にすぎない予算となっていたことから、予定事業のすべてを採択することは困難な状況でありました。  このような中、新政権は、21年度予算を追加補正し、耐震化を進める決定をいたしました。これにあわせ、県からは、平成22年度に実施予定の改築事業、耐震補強事業及び大規模改造事業については、可能な限り、平成21年度に予算を確保することが得策等の情報が寄せられましたので、平成21年12月市議会で馬来田小学校及び木更津第三中学校、また平成22年3月市議会で高柳小学校及び祇園小学校の耐震化事業に係る予算措置をさせていただきました。  さらに、平成22年度当初で予算措置をさせていただきました、金田小学校の耐震化事業においても、国からの補助決定は受けておりませんが、補助手続の第一歩であります施設整備計画を、国に対し提出したところでありまして、耐震化計画どおり事業が進むものと考えております。私といたしましても、財政状況が厳しい中ではございますが、特定財源の確保に努め、耐震化を進めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、小項目2点目、政府の予備費使用による積み増し計画と本市への影響についてを、お答えいたします。  平成22年3月市議会の公明党、住ノ江議員へのご答弁のとおり、Is値0.5未満の校舎を抱える小学校5校及び中学校5校と、児童数が急増し、校舎の増築が求められている、南清小学校を加えた小中学校11校について、平成26年度末までに校舎の耐震化を完了したいと考えております。その後、Is値が0.5以上の小中学校7校の校舎の耐震化を進めてまいりたいと考えております。さらに今年度から実施する屋内運動場の耐震診断を平成24年度末までに完了し、その結果に基づき、できるだけ早期に耐震化を完了させたいと考えております。  いずれにいたしましても、今後、国の財源措置が厳しくなることが予想されますが、児童・生徒の安全を守る上で、学校施設の耐震化の推進は不可欠であると考えておりますので、平成23年度から始まる次期総合計画に位置付け、できる限り早期に耐震化の推進に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  その他につきましては、教育長、関係部長から答弁をいたします。 43 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、初谷教育長。 44 ◯教育長(初谷幹夫君) 私からは、大綱4、ブック事業について、ブックスタートの実施、それを引き継ぐセカンドブック事業、サードブック事業のご質問につきまして、答弁申し上げます。  まず、ブックスタート事業についてでございますけれども、これは平成17年6月の定例議会におきまして、西議員よりご質問、ご提案されたところであります。その際、私の方からは、答弁として、図書館職員によって赤ちゃんとお母さんを対象としたサービスの充実強化に努めるとともに、あらゆる機会を利用して、赤ちゃんにとって絵本が大切であることをPRするパンフレットを作成して、配布すると、それを行う、関係機関と連絡調整しながら、子育て支援事業として展開してまいりたいとお答えをしたところでございます。  それから5年間が経過するわけでございますが、議員からのご提案をきっかけに、ご提案のあった平成17年から、まずは図書館職員の手で赤ちゃんとお母さんを対象として事業ができないものだろうかということで、ブックスタートにかわるソフト事業として、赤ちゃんといっしょのおはなし会を開始いたしました。この赤ちゃんといっしょのおはなし会というのは、乳幼児期から絵本に親しんでもらう、手遊びやわらべ歌を通して、お母さんと赤ちゃんとの触れ合いを強めてもらう、こういったことを目的として始めたものであります。これによって、乳幼児期、学童期から将来にわたる読書習慣が形成され、さらには恒常的な図書館利用にもつながる、効果的な事業であると認識しております。また、こういう機会のなかった、あるいはその機会の少なかった赤ちゃんを持つ、お母さん方の交流の場にもなっております。おはなし会のほかにも、乳児向け絵本リストの配布、そして紹介、子育て支援情報等の提供なども行っております。  平成17年当初、月1回の実施で年10回、338人の赤ちゃんとお母さんの参加がございました。翌18年は12回、372人、19年は11回、454人、20年からは月2回に拡大をいたしまして、年間22回実施をして、985人、昨年度は28回実施をいたしまして、1,135人の参加を見ました。乳児期からの絵本、読み聞かせの関心の高まりもあり、好評を得ているところであります。  また、平成20年度からは、保健相談センターの協力のもと、同センターにおきまして、月1回、乳児健診の時間に合わせて図書館員が出張し、赤ちゃんといっしょのおはなし会を行ってまいりました。これは月1回でありますけれども、平成20年度で年間12回実施をいたしまして、174人の赤ちゃんとお母さんの参加がありました。昨年度は12回、204人の参加がございました。議員のご提案から新たな図書館サービスが誕生し、定着したということになります。また、図書館利用においても児童書の貸し出し冊数に増加が見られるなど、効果もあらわれております。これらの事業は、本をプレゼントとするということはかないませんが、言いかえれば、木更津独自のブックスタート事業と言えるかと思います。  本来のブックスタートでございますが、これは1992年にイギリスで始まって、日本では2001年にスタートしたと聞いております。おおむね1歳6カ月の健診の際に、図書館職員、ボランティアによって、赤ちゃん一人ひとりに対面しながら絵本の読み聞かせをする、そのときにあわせて、ブックスタートパックといいますか、袋詰めにして、絵本でありますとか、子育て資料、絵本リスト、図書館登録カード、よだれかけ、そういったものが入ったワンセットを手渡しをして、乳幼児からの絵本とのかかわり、お母さんと赤ちゃんの触れ合いを深めてもらうということをねらいにしていると、そのように承知をしております。現在、国内で732市区町村自治体で実施されており、千葉県内でも20市町村が実施していると聞いておりますけれども、木更津市、本市といたしましては、現在進めてまいりました図書館事業の、赤ちゃんといっしょのおはなし会をさらに充実させながら、乳児を対象とした図書館サービスを推進していきたいと、そのように考えております。  2番目、セカンドブック事業、そして3番目のサードブック事業につきましても、子どもの読書活動推進からも大変意味のある取り組みかと、そのように思います。山梨県の事例、長野県の事例も承知はしておりますが、本市図書館では、第2次木更津市子ども読書活動推進計画、これは平成21年度からの5カ年を計画年度としておりますが、この読書計画推進計画に基づいて、図書館職員が小学校、あるいは中学校に出向いて、授業の中でおはなし会や本の紹介を行っているところであります。また、毎年夏休み前には小中学校全校の児童・生徒にお勧めの本のリストを配布して、図書館利用、読書の促進を図るなどの事業を継続して行っております。今後もこうしたソフト面で充実した事業を展開しながら、乳幼児以上の小学生、中学生などの読書活動を積極的に推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  私からは以上です。 45 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、江野澤経済部長。 46 ◯経済部長(江野澤 清君) 私から、大綱1、元気な木更津づくりの中項目1、アクア木更津のうち、小項目、売却後のリニューアルオープンはどういう形でいつごろかの、ご質問にお答えいたします。  初めに、本年2月1日付で売買契約を締結いたしました、アクア木更津ビルのその後は順調に進んでいるかとのご質問のうち、売却代金2億9,000万円の納付状況についてでございますが、本年1月25日に、契約保証金として、2,900万円が納付され、その後、残金の2億6,100万円が2月9日に納付されたところでございます。  また、売買に伴います税金といたしましては、市税以外に不動産取得税と登録免許税が生じることになりますが、納付状況につきましては、市では確認できないため、納付日程またその他につきまして、不明でございます。  次に、売り渡し時にいろいろ条件をつけたが大丈夫かとのご質問でございますが、まず、契約条件の中でも特に市民の皆様に関心のある、生鮮食料品店の開店時期につきましては、本年の夏ごろを予定しているとのことでございますが、現時点では、店名、規模等、詳細につきましては、公表する段階にないとのことでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、船橋競馬木更津場外発売所の開設につきましては、昨日佐藤議員にもご答弁申し上げましたが、現在、事業採算も含めて検討しているとのことでありまして、開設の有無についても未定であると聞いております。また、千葉県競馬組合から、金剛山に対して、場外発売所の開設意向を問い合わせたとのことでございますが、問い合わせ後1カ月を経過した現在においても、その回答がなされていないと伺っております。  次に、リニューアルオープンの時期でございますが、夏ごろオープンする生鮮食料品店を皮切りに、各テナントの早期出店に向けて、尽力している最中であるとのことでございますので、もう少し静観してまいりたいと考えております。しかしながら、アクア木更津ビルの活性化は、中心市街地の活性化にもつながることから、引き続き、その経過につきましては、連絡を密にしながら、注視してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 47 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、小川都市整備部長。 48 ◯都市整備部長(小川剛志君) 私からは、大綱1、元気な木更津づくりの2点目、金田東地区開発計画についてと5点目、中野畑沢線、桜井工区についてのご質問にお答えいたします。  最初に、金田東地区のアウトレットなどの集客施設の立ち上げ計画についてでございますが、現在、都市再生機構が施工しております金田東地区へ、5社の企業進出が発表されております。  まず1社目が、三井不動産のアウトレットパークで、敷地面積21.5ヘクタールとなっており、平成24年春ごろの開業を予定しております。  2社目が、食品スーパーを展開しております株式会社ベイシア、敷地面積約2.8ヘクタールで、平成24年夏ごろの開業を予定しております。  3社目は、ホームセンターを展開している株式会社カインズ、敷地面積約5.2ヘクタールで、平成24年末ごろの開業を予定しております。
     4社目は、家具・インテリア用品の販売などを展開しております、株式会社東京インテリア家具で、敷地面積約3.2ヘクタール、平成24年末ごろの開業を予定しております。  最後に、5社目は、サービス施設で、敷地面積は約1.7ヘクタールで、まだ公表に至っておりませんけれども、公表に先立ちまして、関係機関への説明が必要なため、現在調整を行っておりまして、整った後に公表すると、都市再生機構からそのように伺っております。  次に、中野畑沢線、桜井工区についてでございます。先ほどの平野議員のご質問にもお答えいたしましたが、桜井工区の開通までのスケジュールは、本年度は、3月に取得した墓地の代替用地2,914平方メートルの造成工事を実施するとともに、道路事業用地に係ります光福寺の墓地、おおむね150基の墓石について、所有者及び埋葬者等を調査し、実際の代替墓地への改葬をするための調査を行う予定となっております。  今後、平成23年度に事業認可の取得、国の補助採択を得て、5カ年事業として整備を進めてまいりたいと考えております。平成24年度からは、文化財調査、用地取得の推進を図り、平成25年度から工事施工に向け取り組み、早期完成に向け、鋭意努力してまいりたいと考えております。事業用地の買収、代替墓地の整備、また墓地の移転につきましては、関係者並びに地域住民の方々の理解を得ることが重要であると考えております。誠意ある対応を今後とも行ってまいりたいと思います。いずれにいたしましても、中野畑沢線の桜井工区につきましては、1年でも早くの開通を目指し、努力してまいりたいと考えております。ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。  私からは、以上でございます。 49 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、金綱企画部長。 50 ◯企画部長(金綱房雄君) 私からは、大綱1、元気な木更津づくりのうち、中項目3点目、築地地区、その他と4点目、中野畑沢線西口から金田バスターミナル間につきまして、お答えいたします。  まず、築地地区についてでございますが、市では、中心市街地の再生のため、港や港湾区域にある遊休地ににぎわいの場を形成し、連携と回遊により活性化を図るべく、平成16年度に、みなと木更津再生構想を策定し、構想に基づくまちづくりを推進しております。構想の一地区である築地地区は、商業・アミューズ系大型集客施設の誘致促進を図り、多くの来訪者でにぎわう交流拠点を形成するため、地権者である新日本製鐵の開発計画に基づきまして、イオンショッピングセンターの立地が予定されているところでございます。この築地地区の立ち上げ計画に変更はないのかとのご質問でございますが、昨年9月の市議会全員協議会でご説明いたしましたとおり、イオンは、平成23年にアウトレットモールを併設するショッピングセンターの開業を目指し、開業に向けた詳細計画を詰めていると伺っており、その後、特に計画に変更が生じたとは伺っておりません。  また、市はどのように考えているかとのご質問でございますが、計画されております施設は、みなと木更津再生構想推進のため重要な施設でありますことから、引き続き誘致に向け、取り組んでまいりたいと考えております。  次に、アカデミアパークを含め、今後二、三年の間に新しい施設の立ち上げがあるのかとのお尋ねでございますが、かずさアカデミアパークにおきましては、本年4月に工場棟と研究棟の起工式を行いました、国内最大手の輪転機・印刷機械のメーカーであります、株式会社東京機械製作所が、来年夏の操業に向けて、今、作業中でございます。また、羽鳥野地区におきましては、現在、東京日本橋に本社を構えます、日本賃貸保証株式会社が、おどやの隣接地約1.8ヘクタールの敷地に、新オフィスビルの建設を予定しており、来年夏以降に移転してくると伺っております。  次に、中項目の4点目、中野畑沢線西口から金田バスターミナル間について、大型バスが通せない箇所が何カ所あるのかとのお尋ねでございますが、平成20年7月にバス事業者の協力を得て、実際に高速バスを走らせる実証実験を実施いたしました。その結果、安全走行上、特に問題のある地点として、陸上自衛隊北側の吾妻水門付近と金木橋先交差点の2カ所が、通行時、上下線とも車体の一部がセンターラインをオーバーし、対向車がある場合には一時停止せざるを得なく、安全走行上、特に問題のある地点と指摘されております。  次に、バスの運行はいつから可能かというご質問でございますが、中野畑沢線のそれぞれの工事期間につきましては、金田西地区土地区画整理事業とあわせて、県の君津整備事務所において、平成24年度末の供用開始を目途に事業が進められており、この時点におきまして、大型路線バスの通行が可能になるものと考えております。  私からは、以上でございます。 51 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、石井市民部長。 52 ◯市民部長(石井良治君) 私からは、大綱3、女性特有のがん対策についてのご質問にお答えいたします。  初めに、女性特有のがん検診推進事業についてでございますが、本事業は、子宮頸がん及び乳がんに関する知識の啓発や受診の勧奨を行い、受診率の向上とともに、がんの早期発見を目的に実施されたものでございます。具体的には、子宮頸がんは20歳から40歳まで、乳がんは40歳から60歳までの、それぞれ5歳刻みを対象年齢として、検診の必要性などを記載した検診手帳と検診費用が無料となるクーポン券を送付し、これまで受診されていない方にも積極的に受診を促す施策として、実施したところでございます。  そこで、1点目の、平成21年度の受診実績でございますが、子宮頸がん検診につきましては、クーポン券対象者3,961人に対しまして、受診者は1,060人で、受診率は26.8%、乳がん検診につきましては、対象者4,431人に対しまして、受診者は1,255人で、受診率は28.3%となりました。一方で、クーポン券対象者以外の方々の受診率でございますが、子宮頸がん検診で15.4%、乳がん検診で12.4%でありましたので、クーポン券対象者の受診率が大幅に上回っておりまして、本事業の効果が認められる結果となったところでございます。  次に、2点目、今後の無料検診の継続についてのご質問にお答えいたします。  女性特有のがん検診推進事業につきましては、昨年4月、政府が発表いたしました経済危機対策の一環で、子育て支援の具体的施策の一つとして、国の補正予算で計上されたものでございますが、当初は、単年度限りの施策との説明でございました。しかし、対象年齢が5歳刻みであり、単年度で終了した場合、受診できた方と受診できなかった方との不公平が生ずるほか、十分な事業効果が期待できないとの市町村からの意見を踏まえまして、全国市長会や都道府県の衛生担当部長で組織する全国衛生部長会などから、国に対しまして、事業の継続について要望書が提出されまして、事業の継続が決定されましたが、国の厳しい財政事情を背景に、補助率は平成21年度の全額補助から、平成22年度は2分の1補助に削減されることとなりました。  そこで、事業の継続についての本市の考え方でございますが、補助率の削減により、新たに一般財源の措置が必要となりましたが、本事業は、受診率の向上に大きな効果が期待できるとともに、がんの早期発見・早期治療の実現に多大に寄与するものでありまして、また、事業の継続実施により、公平性の確保や一層の事業効果が発揮できるものと考えております。そのため本市では、平成22年度の当初予算においても、必要な経費を予算措置し、現在、事業の実施に向けまして、医療機関等との協議を初め、クーポン券の印刷や発送に係る諸準備を進めているところでございます。  次に、3点目、東京都や山梨県では公費助成を実施する市町村に対する補助制度を創設しているが、本市も千葉県にも申し入れをしたらどうかとのご質問でございますが、千葉県では、去る6月3日開催の全国衛生部長会協議会の席上で、子どもたちが安心して、格差なく、健康で育つために、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの早期定期予防接種化を、国に対し要望いたしましたが、この子宮頸がんワクチンにつきましても、同様の見解であるとのことでございます。  最後に、子宮頸がんワクチンの接種に係る公費助成について、お答えいたします。  なお、このご質問につきましては、昨日、山形議員にお答えした内容と一部重複するところもございますが、ご了承いただきたいと存じます。  子宮頸がんは、若年女性に多く発生するがんで、20歳から30歳代の女性に発生する悪性腫瘍の1位を占めております。我が国では現在、年間約1万人以上が新たに罹患をし、約3,500人が死亡していると推定されております。子宮頸がんワクチンは、2006年に、アメリカで臨床使用が承認されまして、その後、現在までに、世界では100を超える国々でワクチン接種が実施されております。我が国でも、昨年10月に製造販売が承認されまして、12月からワクチン接種が始まっておりますが、このワクチンは10代前半に接種すれば、7割以上の感染を防げるとされ、がんを予防できる唯一のワクチンとして注目を集めているところでございます。しかし、このワクチンは半年間に3回の接種が必要な上、公的医療保険の対象とならない任意接種でございますので、5万円前後の高額な費用がかかりまして、普及の障害となっております。  そこで、議員からご紹介のありましたように、公衆衛生の向上や増進、また少子化対策を目的として、東京都や山梨県のように、市町村に対する助成制度や、市町村独自でも公費で助成措置を導入したり、また、あるいは導入の検討を始める動きが活発化しているところでございます。こうした状況の中、本市でも、市民の健康を守り少子化対策にも寄与する、子宮頸がんワクチンの公費助成の必要性につきましては、十分認識をしているところでございます。しかし、この子宮頸がんワクチンを初め、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンなど、現在、任意接種とされているもののうち、優先すべきワクチン、あるいは公費負担の割合、接種方法、またこれに伴う財政支出などの制度設計、そして、何よりも接種対象者が児童・生徒になることから、保護者への十分な周知と説明、そして理解など、本市ではまだまだ検討が必要な課題が多く残されておりますので、いましばらくは国や他の自治体の動向を注視するとともに、近隣3市や、予防接種の専門的知見を有し、地域医療の実情、また保護者の意向などを把握している、君津木更津医師会との意見交換や協議を進めながら、できるだけ早く方向性を打ち出してまいりたい、そのように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  私からは、以上でございます。 53 ◯議長(荻野一男君) 答弁が終わりました。西 勝義議員。 54 ◯17番(西 勝義君) 詳細なご回答ありがとうございました。おかげで時間が余りなくなりましたけれども。  再質問に入りますが、まず1回目の回答以上のお答えは引き出せないんじゃないかと。無理でしょう。そこで、幾らかの確認の質問と意見、要望を含め、再質問に入ります。  大綱1の、元気な木更津づくり、中項目1、アクア木更津については、何よりも木更津の顔は中心市街地、駅前であり、その象徴がアクア木更津です。ここのにぎわいが即木更津のにぎわいと言ってもいいでしょう。ビルを売ったから終わりではありません。しっかりにぎわいを取り戻すまで、見届けていただきたい。くれぐれもよろしくお願いいたします。  中項目の2、金田東地区の開発計画は滞りなく進んでいるようです。24年春のアウトレット開業を筆頭に、24年中に5社が開業するようで、にぎわいのまちができそうです。楽しみです。  中項目の3、築地地区であります。平成23年中の開業は、今のところイオンから変更通知がないから、そのままだ、23年中の開業に変わりはないとのことです。本当にそう思いますか。あと1年しかありません。世の中がこんなに大きく変動しています。イオンにとっても微妙な問題ですが、しっかり注視していただきたい。築地がだめになれば、みなと木更津の構想も大きく後退することになります。安閑としておられません。よろしくお願いします。  次に、新たな企業の立ち上げですが、東京機械製作所、やっと来年夏に開業となりました。喜ばしいことです。ここで会社の規模をお示しください。 55 ◯議長(荻野一男君) 金綱企画部長。 56 ◯企画部長(金綱房雄君) 東京機械製作所の規模でございますけれども、この東京機械製作所は、現在、川崎市の中原区に玉川製造所がございまして、それが地区の再開発に伴いまして、アカデミアパークに移転することになりました。この東京機械製作所は、北クラスターのうちの2区画、計10.4ヘクタールの土地に、鉄骨づくり2階建ての工場棟と研究棟など、すべて建築面積で1万8,360平方メートル、延べ床面積で2万1,100平方メートルの建物を建築中でございます。就業予定者は400名弱と伺っております。当初は対岸からの通勤の方が多いと思いますが、将来的には多くの方が木更津に移住されると、そういうふうに考えております。  以上です。 57 ◯議長(荻野一男君) 西議員。 58 ◯17番(西 勝義君) ありがとうございました。  400名弱の会社となると、今までの中でも一番大きな会社ではないかと思いますが、期待しておきます。  次に、同じく来年夏に羽鳥野地区に移転してくるという、日本賃貸保証株式会社、この名前のとおり、賃貸の保証の会社かとは思いますが、どういう会社か、現地採用などがあるのか、お答えください。 59 ◯議長(荻野一男君) 答弁を求めます。金綱企画部長。 60 ◯企画部長(金綱房雄君) この日本賃貸保証株式会社につきましては、現在、日本橋本社ということで営業しております。今回、おどやの隣、約1.8ヘクタールの敷地に、延べ床で2,800平方メートル、グループ企業の新社屋を建設するということで、100名の社員及び派遣社員が勤務すると、そういう予定でございます。業務といたしましては、アパートや賃貸住宅を借りる際に保証人を立てることのできない方々のために、委託を受けて保証人になると、そういう業務が主な業務でございます。ただ、こちらに本社機能を移しまして、それ以外の機能といたしまして、NPOを中心に、みずから生活を維持向上させて働きたいと、そういう方に対して職業訓練など、就労支援の業務なども行う予定と、そういうふうに聞いております。現地雇用につきましては、今後、積極的に考えていきたいと、現在検討中であると、そういうふうに聞いております。  以上です。 61 ◯議長(荻野一男君) 西議員。 62 ◯17番(西 勝義君) ありがとうございました。  次に、中項目の4、中野畑沢線、大型バス運行の件です。ネックは陸上自衛隊北側の吾妻水門付近とわかりました。自衛隊側へ大きく水路を変更することで、大工事だと思います。現在の計画どおり、24年度末完成をよろしくお願いいたします。そうなりますと、大型バスはもちろんのこと、金田におりた観光バス等々も、木更津の駅のこちらの内港の方に大きなルートとして来れることになりますので、よろしくお願いいたします。  次に、中項目の5、中野畑沢線桜井工区、この件については、過去何回もお聞きしております。今回も、先ほども質問がありました。今回の答弁は、淡々と今までもお聞きしている作業の進捗計画を述べられました。残念です。言葉は悪いですけれども、悲壮感も努力代も見えません。この計画では早くて平成28年開通ということになりまして、あと6年ぐらいかかるということになりますが、5カ年の整備事業、これを無理やり1カ年でも短縮するしか、早期開通はないかと思いますが、先ほどもそのようなご返事がありましたが、再度お聞きしますが、短縮方法はないかお答えください。 63 ◯議長(荻野一男君) 答弁を求めます。小川都市整備部長。 64 ◯都市整備部長(小川剛志君) 先ほどもご答弁申し上げましたように、1年でも早く開通させたい気持ちでいっぱいでございます。ただ、先ほども申し上げましたように、スケジュールがタイトな中で、現在政権交代により国の補助採択がなかなかつかないような状況になっております。スムーズに採択されるかどうか不透明な部分がございますけれども、引き続き、県・国等に働きかけまして、スムーズに採択していただけるように、頑張っていきたいというふうに考えております。努力いたしますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 65 ◯議長(荻野一男君) 西議員。 66 ◯17番(西 勝義君) 補助関係がうまくいかなかったら、後退するようにも聞こえますけど、そんなことはまずないと思いますので、よろしくお願いします。  大綱2に入りますけれども、私は、中国四川省の大地震の被災者の写真を強烈に記憶しています。がれきの土の中から右手だけが突き出ている、その手にはしっかり鉛筆が握られている写真でした。このようなむごいことがあってはなりません。当市の地震対策に対する熱意は強いものがあり、どうしてもやり遂げるとのと思いが今回追い風となり、当初計画どおり順調に進んでいるものと思います。近隣3市では、補助額の大幅減に合わせ、耐震計画を見直したため、大きく後退したと聞きます。今後も耐震対策については、よろしくお願いいたします。  それから、大綱の3点目、女性特有のがん対策です。  受診率についてお聞きします。国では目標50%、本市では目標30%に設定していると言われ、結果、本市の受診率は無料分で子宮頸がん・乳がんともに30%弱で、予想どおりとなりましたが、せっかくのこのすばらしい制度も、使わなくては意味がありません。受診率向上にどう取り組まれたのか、さらなる受診率向上の取り組みをお聞きしたい。よろしくお願いします。 67 ◯議長(荻野一男君) 答弁を求めます。石井市民部長。 68 ◯市民部長(石井良治君) 受診率の向上に向けた取り組みについてでございますが、これまでも広報きさらづやホームページの掲載、また公民館における各種健康教育の開催など、さまざまな媒体やあらゆる機会をとらえまして、普及啓発に努めてきたところでございます。具体的な例を申し上げますと、昨年度は千葉県と連携いたしまして、今年の1月21日に、清和大学短期大学部の学生を対象といたしまして、講演会を開催いたしました。また、2月23日は、ジャスコ木更津店で、がん検診受診促進イベントをそれぞれ開催いたしました。また、本年度も既に市政協力員会議、あるいは市内14地区の民生委員協議会などに、保健師が出席をさせていただきまして、地区住民への周知をお願いしたところでございます。今後ともより効果的な普及啓発活動を展開してまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 69 ◯議長(荻野一男君) 西議員。 70 ◯17番(西 勝義君) ありがとうございました。よろしくお願いします。  次に、子宮頸がんの助成制度導入についてですが、事業の目的は、女性の命を守ることです。ワクチン接種と検診によって、救われる命は救わなくてはなりません。財政力云々もありますけれども、万一子宮がんとなり、長期間の療養を必要とした場合、本人や家族の心の負担はもちろん、1人当たりの医療費は数百万円になります。しかし、ワクチン接種や検診で早期発見、予防することができれば、本人や家族も悲しまなくて済み、医療費負担も大きく軽減することができます。  さて、君津市は、6月市議会の答弁で、公費助成の実施に向けた積極的な答弁をしているが、本市も一歩踏み込んだ答弁ができませんか。再度お聞きします。 71 ◯議長(荻野一男君) 答弁を求めます。石井市民部長。 72 ◯市民部長(石井良治君) 先ほどもご答弁を申し上げましたとおりでございますけれども、特に今、国の方で厚生労働省の関係機関で検討がされている、しばらくしますとその結果が出されるというふうに伺っております。本市の場合ですと、先ほども申し上げましたように、今、私が一番心配をしているというか、確認が必要だと思っているのが、やはり接種対象、12歳、あるいは13歳、適齢な接種年齢というのがあるわけですけれども、これらを医師会の先生方と協議をしてまいりたい。その上で対象となる児童・生徒の保護者の方々に十分な周知と説明、そして、ご理解をいただき、同意をいただいた上でないと、せっかくの事業も効果がそう上がらないのではないか。現に、先立ち導入がされている自治体がございますけれども、そういった制度設計面でちょっと無理があったりしますと、接種率に大きく影響があるそうですので、十分その辺を踏まえて検討してまいりたい、そのように思っています。  以上でございます。 73 ◯議長(荻野一男君) 西議員。 74 ◯17番(西 勝義君) くどいけれども、そのように近くの自治体で、多分君津は来年やるのじゃないかと思います。しっかりその辺連絡をとり合ってください。  最後に、ブックプレゼント事業。先ほどの教育長のご返事では、図書館の職員がこのようなたくさんの仕事をしていただいた、残念ながらよく知りませんでした。この件については、その労を多としたいと思います。本を借りるのと、私の本とは、また違うと思います。しっかりとこれから先、検討課題としていただきたく、よろしくお願いいたします。  以上で、私の質問を終わります。   ─────────────────────────────────────── 75 ◯議長(荻野一男君) ここで午後1時まで休憩いたします。                                 (午後零時00分)   ───────────────────────────────────────           〔議長、副議長と交代〕 76 ◯副議長(橋口武信君) 議長席、交代しました。  休憩を取り消し、会議を再開いたします。                                 (午後1時00分)   ─────────────────────────────────────── 77           ◇小 林 紀 之 君 ◯副議長(橋口武信君) 次の質問者、小林紀之議員、登壇願います。小林紀之議員。           〔1番 小林紀之君登壇〕 78 ◯1番(小林紀之君) 3月の市長選挙に伴い実施をされました、市議会議員補欠選挙にて、皆様方のご理解とご協力をいただきまして、当選をさせていただきました、1番議員の小林紀之でございます。本日この壇上に立たせていただいておりますが、この場をおかりいたしまして、御礼を申し上げます。ありがとうございました。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。  さて、いよいよオリンピックと並ぶ世界のビッグイベント、サッカーワールドカップが開幕し、連日熱戦が繰り広げられています。どの国のどんな選手たちが、私たちに興奮と夢を与えてくれるのでしょう。そして、我がサムライブルーの日本選手たちが、世界の舞台で残り2試合をどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。わくわくしながら、そして応援したいと思います。  本日、私からは、大綱1、スポーツ環境の整備について、大綱2、市民の健康づくりについて、ご質問をさせていただきます。  大綱1、中項目1、まず桜井運動場についてでありますが、この施設は平成6年に建設され、年間利用者数が4万6,000人、使用件数382件、主に少年サッカー団体、グラウンド・ゴルフ団体に利用されています。グラウンドの水はけもよく、アクセスも比較的便利なことから、県内の少年サッカーチームには、このグラウンドはサッカー場としてよく知られています。  さて、この施設のトイレに関しては、建設以来16年間、いまだに仮設のものが2基のままであります。年間を通して、土曜・日曜・祭日に利用している木更津市少年サッカー連盟が、独自に桜井グラウンドについてのアンケート調査を行いました。まず最初に、9割以上の回答者がトイレの改善を訴えています。不衛生で時に悪臭のする、大人数が利用するとタンクからあふれ出る、時にはかぎがかからなくなったり、逆にあかなくなったりする、しかも数が不足している、この2基の仮設トイレを、大変不便で不快な思いの中でなぜ使っていかなくてはならないのか、という意見が圧倒的に多いわけであります。果たして、建設から16年が経過して、今なお使用を強いられているこのトイレが、仮設と言えるのでしょうか。木更津市少年サッカー連盟は、過去に何度もこのトイレの改善を要望してきました。  また、平成14年の桜井公民館の建設の折にも、公民館施設内に土足で入れる屋外型のトイレ建設の要望をいたしましたが、公民館施設と桜井運動場は隣接しているが別の施設という答えがあり、公民館の敷地内にトイレを建設するのは不可能との返事をいただきました。立派な公民館はできましたが、桜井運動場のトイレの改善は一歩も進みませんでした。  公民館が完成したその年の秋に公民館祭りが開催され、施設利用者の車が桜井運動場にあふれるように駐車されました。正規の手続を踏み、桜井運動場使用予定の少年サッカー関係者の駐車スペースはなくなり、混乱状態となりました。公民館と桜井運動場は別の施設のはずであり、公民館利用者が運動場の駐車場を使うとは、全く聞いていない話でありました。この出来事以後、公民館での大きな催し事がある日は、必ず桜井運動場は借用できなくなっています。桜井運動場を駐車場として利用しているようであります。桜井公民館と運動場は別の施設とした話はどこに行ったのでしょうか。  その後、木更津市からは、公民館のトイレを使ってくださいというお話をいただきました。ただし、条件があるので、公民館長と打ち合わせをしてくださいと言われ、そこで出た条件が、利用の際、必ず入り口でスパイクを脱ぎスリッパにはきかえる、職員に必ずあいさつをする、1日最低2度は掃除をする、などでした。少年サッカーの試合のハーフタイムは5分間です。この間に靴を脱ぎトイレに行くことは不可能です。仮に練習中や休憩中に行くとしても、スリッパにはきかえること、施設を汚さないこと、あいさつをすることと、子どもたちがトイレに行くたびに指導者や保護者がついていき、指導しなくてはなりません。これはかなりの時間と根気が必要な作業となります。  少年サッカー大会を開催すると、選手、指導者、保護者の数が500人は超えます。公民館の利用者が100人から200人あった場合に、公民館トイレを共用できるのでしょうか。現在、少年サッカー連盟としては、子どもたちの公民館のトイレ使用は禁止しています。大人たちも、隣接する民間のツルハドラッグのトイレ利用が大半であります。  この間、桜井運動場の草刈りの予算がつかなかった年があり、市内のサッカーチームで草刈りを実施しました。しかし、事前の調整不足なのか、刈った草の処分で有料のごみ袋で捨てなさいとのことで、数万円の出費がありました。また、サッカーゴールの老朽化のため、少年用サッカーゴール2組を購入し、市へ寄附をいたしました。最近では、グラウンド・ゴルフの方々にも安全に利用いただけるよう、特注の木製ベンチを大工さんにお願いして、8脚製作し、寄附いたしました。  私が議員になって最初の質問がトイレの話であります。なぜこの件を選んだのか。それは木更津市少年サッカー連盟が10数年にわたって要望してきた、トイレの改善がいまだになされていない。この声は指導者、保護者の大人たちだけでなく、実際に利用している県内外の何千人かのサッカー少年たちの声でもあります。施設利用者にどれだけ不快な思いをさせているのか。私たちの声としてのトイレの改善という、この単純な言葉が届いていないのでしょうか。木更津市民としての声が届いていないのでしょうか。届いていたとして、この長い時間の中でなぜそれが改善されないのでしょうか。アンケートの中の1通にこんなコメントがありました。書かれていたのはただの1行です。「もういい!」とありました。私は、行政の根本の話として、このトイレの改善の話を問いたいものであります。平成19年6月議会で、大村議員がこの件を質問され、教育部長は、簡易トイレの増設を検討していきたいと答弁しています。  中項目1、1点目です。  桜井運動場のトイレの改善を望む声は届いていたのでしょうか。そして、検討されたのでしょうか。このまま改善されないのでしょうか。この点に関して、市はどうお考えでしょうか。  近年、高齢者を中心に、グラウンド・ゴルフが普及しております。お隣、君津市でも、つい先日、全面芝生のグラウンド・ゴルフ場がオープンいたしました。本市においては、高齢者を中心に各町内会や自治会等、6団体ほどが、それぞれの場所で楽しんでおられるようであります。全市を挙げての大会は、桜井運動場で年1回ほど行われているようであります。このような方々から、グラウンド・ゴルフ場としてはぜひ芝生の環境が欲しい、そういった声をたくさん聞いております。少年サッカーにおいても、芝生化はぜひ望むところであります。鳥取方式という芝生化の手法が、全国でも話題になっています。専門業者でなくとも施工が可能で、初期費用、維持管理費ともに低コストと聞いています。  小項目2点目です。この鳥取方式を含め、桜井運動場の芝生化について、市はどのようにお考えでしょうか。  木更津市の少年サッカーチームは現在10チームあります。各チームの過去の卒団生を大まかに計算しますと、3,000人は超えると思われます。このサッカー経験者たちが大人になって、スポーツとしてサッカーを楽しむ施設がありません。また、中学、高校と部活でサッカーをやる以外、サッカーをやる場所がありません。社会人としてサッカーを楽しむ環境がない。しかもサッカー人口が年々増加していく。少年サッカーを始める年齢がどんどん下がり、少子化にもかかわらず、市内のそれぞれのチームは会員が増えている状況があります。そんな中で、ぜひ桜井運動場の使用できる時間を長くするために、夜間照明の設置を検討していただきたい。  小項目3点目です。桜井運動場の夜間照明設置に関して、いかがでしょうか。  中項目2つ目、学校体育施設開放事業について、お伺いいたします。  スポーツ振興法第13条による、市民の健康体力づくりを目的に現在進められています、学校体育施設開放事業について、お伺いいたします。私が利用させていただいている木更津第一小学校は、2年の工期を経て校舎改築事業が終了し、この春から新しい体育館、新しいグラウンドを利用させていただいております。第一小学校を新しい施設ということもあり、施設利用団体は急激に増えましたが、他地域においても年数の経過に合わせて、利用団体が増えているようであります。
     中項目2、1点目、利用状況、また小中学校施設別の登録利用団体数、利用者数を教えてください。  また、例えば、一小の体育施設を、太田、ほたる野といった他地域の団体が利用しているようであります。本来地域の団体が地域の、例えば中学校区のような地域の学校体育施設を利用すべきではないでしょうか。  小項目2点目、この点について、実施要領はどうなっているのでしょうか。  運営委員会には運営委託料が支払われています。主に事務費や清掃関係に使われると思いますが、金額が年々削減されています。  3点目、運営委託料が使われる主な内容とその金額の推移、今後どのくらいの金額が支払われるのか、見通しを教えてください。  4点目、施設利用団体から会費とか運営費のようなものを運営委員会が独自に徴収し、施設の維持管理に充てるのも要領に明記すべきだと思われますが、いかがでしょうか。  ここ10年の間、5人前後の少人数でのサッカーを室内で行うフットサルが急激に普及しております。南米ではサロンドサッカー、弾まないボールでのサッカーと言われ、室内で楽しむサッカーとして普及しました。木更津市でも、このスポーツを楽しむ若者たちが急増しております。  小項目の5点目です。本市の小中学校体育施設において、フットサルができる学校体育施設があるのでしょうか。  続きまして、中項目の3つ目です。江川総合運動施設拡充についてですが、木更津市には子どもも大人も利用できるサッカー場がないわけでありますから、私は、サッカー専門のグラウンドの必要性について、かねてより、さまざまな人たちに訴えてまいりました。その声がたまたま当時の防衛庁に届き、江川総合運動施設の話がスタートしたと認識しております。市から問い合わせがあり、サッカー場が完成した後の維持管理について、少年サッカー連盟として協力ができるか、との問い合わせに了承をいたしました。その後、サッカー関係者として、市の基本計画にかかわらせていただき、サッカー場、野球場、グラウンド・ゴルフ場の広場、ジョギングコース、そして、陸上競技用トラックなどの計画ができ上がり、防衛省に提出したわけであります。  中項目3の1点目、江川総合運動場施設用地を現在地質調査中だと聞いていますが、工事の進捗状況を教えてください。  同2点目、調査が終了した後の実現に向けての、次のステップはどうなるのでしょうか。  大綱2、市民の健康づくりについてでありますが、平成15年施行の健康増進法に基づき、我が市では、平成18年に健康きさらづ21を策定し、この中には、「すべての市民が健やかでこころ豊かに生活できる活力ある社会の実現を目指す」とうたってあります。守る健康から創る健康と言われるようになり、さまざまな対応を本市は進めてこられたと思います。  その中で、中項目1、健康増進センターいきいき館について、質問をさせていただきます。  この施設は、現在たくさんの方々が、昼夜に限らず、プール、トレーニングルーム、スタジオを中心に利用されているようであります。また、いきいき館として、たくさんの教室やレッスン、イベントを企画し、参加される方が多くおられると聞いています。特に、高齢者が対象ですと明記してはありませんが、そういった内容のレッスンが多く取り入れられ、多くの高齢者の方々がこれに参加されているようであります。  中項目1、1点目、いきいき館が平成19年春にリニューアルオープンしてからの、利用者及び利用者数の推移について教えてください。  リニューアルする以前には私は利用していましたが、この施設に浴場があり、リニューアルに当たって、この施設をどうするか議論があったと聞いています。現在この施設は利用されていないというふうに伺っております。ランニングマシン等を置いてあるトレーニングルーム、そして、さまざまなレッスンや教室を開催しているスタジオ、どちらも市民のニーズに比べ、かなり手狭になっているようであります。特にランニングマシンはその数が不足し、待ち時間もかなり長くなっているようであります。また、シャワー室がプールの中にしかないとの理由で、女性の方々の利用が他地域の同様の施設に比べ、少ないとも聞いております。  中項目1点目、小項目の2点目です。このような課題や問題の解決のために、この旧浴場のスペースを活用できないものでしょうか。いかがですか。  健康遊具の設置について、ご質問をいたします。  私の住んでいる地区は木更津市木更津地区、旧町名でいいますと稲荷町であります。この稲荷町に稲荷森公園、座面公園という2つの街区公園があり、さまざまな方たちがこの空間を利用しているようであります。この街区公園の1つの座面公園は、私の家の前にあり、私は長い間この公園に接し、季節の移り変わりを楽しみ、また潤いをもらってまいりました。この何十年間にわたる公園の風景の変遷の中で、確実に変わってきている現象があります。それは、20年から30年前までは、この公園は明らかに子どもたちの声が響いていました。週末はもちろん、平日の放課後にも遊具で遊び、草野球やサッカーで楽しむ子どもたちが後を絶ちませんでした。また、午前中はゲートボールの大人たち、午後は子どもたちと、一日じゅうにぎわっている時代もありました。今は、平日はグラウンドサッカーを楽しむ方々が主であり、遊具で遊ぶ子連れはほんの数組、草野球やサッカーをする子どもたちは、それぞれが二、三人のグループで、その数は著しく減少しています。今や地域の行事のほかには、この公園を利用する人たちは、高齢者の方々がほとんどと言って過言ではないかと思います。まさに少子高齢化の実像を、この公園で見ることができるわけであります。  グラウンド・ゴルフの普及で、この子どもたちのいなくなっている公園で楽しむ高齢者が増えています。ただ、必ずしも、多くの高齢者の方々がグラウンド・ゴルフを楽しむわけではありません。近年、散歩の途中に公園で気軽にストレッチやつぼの刺激、また筋肉を少しずつ鍛える健康遊具が、大人用の公園施設として普及しています。例えば、背板のカーブを利用して背筋のストレッチができる、背伸ばしベンチなど、さまざまな健康遊具が開発されています。国交省の調べでは、全国の都市公園での健康遊具の設置数が、平成10年が5,619基、同16年は9,610基、19年は1万5,144基と、ここ10年でおよそ3倍増の数字があります。木更津市では、清見台の野際公園に4基設置されているとのことです。  中項目2、1点目です。公園を憩いの場とする高齢者の健康増進のため、健康遊具の設置について、どうお考えでしょうか。  以上でございます。 79 ◯副議長(橋口武信君) ただいま行われました小林紀之議員の質問に対する当局の答弁を求めます。鶴岡教育部長。 80 ◯教育部長(鶴岡静治君) それでは、私から、大綱1、スポーツ施設の整備についての中項目1、桜井運動場についてのご質問、それからも、中項目2、学校体育施設開放事業についてのご質問、それから、3点目の、江川総合運動場拡充についてのご質問に、ご答弁申し上げます。  初めに、大綱1、スポーツ施設の整備についてのうち、桜井運動場についての小項目3点のご質問でございます。  議員もご承知のとおり、桜井運動場につきましては、学校予定地として確保してあるものでございまして、現在は暫定的なといいますか、目的外の使用として、少年サッカー場あるいは周辺の方々のグラウンド・ゴルフ、その他のいろいろな憩いの場というようなことに使われている状況でございます。この学校予定地につきましては、本年3月に木更津市立小中学校適正規模等審議会から、活用の可能性は低いという中間答申をいただいておりますけれども、来年3月に最終答申をいただいた後、所定の手続を経た中で、活用の方向を決めていくというようなスケジュールで、学校用地のあり方を今後検討するというふうになっております。  なお、教育委員会としては、これは教育委員会としての希望でございますけれども、学校用地として使用しないとしても、教育財産といいますか、社会体育施設として、今後も使用していけたらというふうには考えているところであります。  そこで、小項目1点目の、トイレの件でございます。ご紹介のありましたように、平成19年の6月議会で、大村議員から桜井運動場へのトイレの増設についてのご質問もありました。あるいは、野田議員からの質問もございました。改善を望む声は教育委員会の方も十分承知しているところでございます。しかしながら、恒久的なトイレでは、目的外の利用を固定化するというようなことで、できないという答弁は、前々からさせていただいておりますし、簡易トイレの増設については、検討しますというような答弁をしてきたところでございます。先ほども申しましたけれども、ただいま当該施設がまさにその俎上にのっておりまして、今後どういうふうな活用の仕方、され方をするのがいいのかという、市民全体での判断をこれからさせていただいていくという中でございますので、その後、簡易トイレについてのあり方、あるいはトイレについてのあり方、そういったものをあわせて検討していくというふうになろうかと思いますので、ご承知おきをいただきたいと存じます。  次に、小項目2点目の、当該地の芝生化ということでございますけれども、前提としましては、先ほど申し上げましたような結果によりまして、検討することになるわけですけれども、校庭を含んだ空き地の芝生化、あるいはこういう施設の芝生化というのは、議員のご紹介のありましたように、鳥取方式と言われる、芝生化の手法が注目されているということは十分、私どもの方も承知しているところでございます。ちなみに、本年の5月25日に、千葉県知事から認証されたNPO法人が、本市市内に設立されておりまして、そのNPO法人は、まさにこの鳥取方式の芝生化というものを前提とした、スポーツ施設あるいはそういう環境整備を図りたいというような目的で認証、設置されたというふうに伺っております。そういうことも含めまして、今後、あり方の決定がなされた後、これらも含めて検討していきたいというふうに考えております。  小項目3点目の、夜間照明でございますけれども、さまざまな施設の有効活用、あるいは多様な労働形態、あるいは多様な生活の中で、夜間もそういった活動をしていくというのは、一つの生活パターンであるうかと思います。したがいまして、夜間照明のある体育施設、あるいはそういった芝生施設、そういったものがあるというのが、これは一つの我々の目標とするところかと思います。したがいまして、これらについても、桜井運動場でこれをどうするかということにつきましては、先ほど来と同様に、あり方の検討の中で、その後の方向性が決定した中で、あわせて検討していくというふうにご理解いただきたいと思います。  次に、中項目の2点目、学校体育施設開放事業について、ご答弁申し上げます。  初めに、小項目1点目の、利用状況についてでございますけれども、市内の小学校18校、中学校13校のすべての学校で、体育館やグラウンドの開放を行っております。20年度の利用団体は全部で175団体、利用者4,924人、21年度が177団体、4,813人、これは多少減少してしまっているんですけれども、耐震工事で一部の学校が使用できなかったというような理由がございます。22年度は193団体というような団体登録がございますので、利用者は増えているというふうに考えております。  次に、小項目2点目の、利用団体の地域制限についてでございます。実施要綱には、特に学校区、あるいはその地域制限というようなものはしておりません。利用団体が年々増えてきている中で、1つの学校に集中して、利用ができない団体も生じており、空いている学校への振り替えをお願いして、対処しているというような状況もございます。また、耐震工事で使用できない学校も出てきておりますので、こういった場合も他地域の学校を使用していただいているという状況でございます。こういう中で、今後も当面は地域制限をかけないで、施設の有効活用を図っていきたいというふうに考えております。  次に、小項目3点目の、運営委託料についてのご質問でございます。各学校単位で運営委員会を設置しておりますけれども、現在は年額2万円、これを委託費として支給しております。委託料の変遷でございます。14年度が5万円、15年度が4万円、16年度が3万7,000円、17年度が3万5,000円、18年度3万円、19年度も同じく3万円、20年度からは2万円として、現在に至っております。今後も、財政面やその事業実態を検証しながら、適正な金額として整理をしていきたいというふうに考えております。委託料は、主に清掃用具のモップ、体育館用ワックス、ラインテープ、ライン用石灰等、これらの消耗品やバスケットゴールネット等の購入に使用されておりまして、運営委員長からは収支決算書を提出していただいているところでございます。  次に、4点目の、施設の維持管理についてでございます。日々使用団体において、使用後清掃等を行い、管理をしていただいているところでございます。今までは、委託料で清掃用具等を購入しておりますが、今後、運営委員会において協議をしていただき、議員がお話しになったような、運営費の負担というようなことも、一つの選択肢ではないかというふうに思います。今後、それらも含めて諮っていきたいというふうに考えております。  それから、5点目の、フットサル施設についてでございます。サッカーブームに合わせて、屋内でできるフットサルというようなことが非常にはやっているということは、十分承知しております。現在、本市の体育施設で正式にフットサルが行える場所としては用意されてございません。ただ、学校の体育館等において、一部の施設整備された学校では、防球ネット等を張って、子どものフットサルに使用していただいているというようなところはございます。屋外でのフットサルが、正式にこの場所というような場所も現在はございません。民間の施設では、市役所のそばにありますスポーツガーデンにおいて、施設整備がされている場所がございます。  次に、江川総合運動場の拡充についてのご質問でございます。  1点目の、地質調査工事の進捗状況ということでございますけれども、防衛省では、国に予算執行手続の関係で、6月下旬に入札公告を予定しており、その後、入札手続を行い、地下水位の測定、含水率、圧密試験等、ボーリング調査を複数の箇所で行うというふうに伺っております。  その後の、調査終了後の進展についてでございますけれども、防衛省では、土質調査の調査結果を踏まえながら、今後の事業の推進を図っていきたいということでございまして、本市としては、今後も防衛省と引き続き協議を行いながら、事業の進捗が図れるように、さまざまな取り組みをしていきたいというふうに考えております。  私からは以上です。 81 ◯副議長(橋口武信君) 次の答弁者、石井市民部長。 82 ◯市民部長(石井良治君) 私からは、大綱2、市民の健康づくりについてのうち、中項目1、健康増進センターいきいき館についてのご質問にお答えいたします。  健康増進センターは、市民の健康増進を支援する健康づくりの拠点として、平成19年度に開館をいたしました。管理運営につきましては、開館以来、施設の設置目的を効果的に達成するため、民間企業のノウハウを活用した指定管理者制度を導入し、利用者のサービスの向上に努めているところでございます。  そこで、1点目のご質問、利用者数の推移についてでございますが、平成19年度が約5万8,000人、平成20年度が約6万4,000人、そして平成21年度が約6万8,000人と、年々着実に利用者数は増加しております。これは、いきいき館が、屋内温水プールやスタジオを活用した各種健康運動教室を展開する、健康増進施設としての周知が徐々に図られてきたことや、施設の管理運営に指定管理者制度を導入した、その効果があらわれてきているものと考えております。  なお、平成21年度の利用者の内訳でございますが、男女別で申し上げますと、男性が約4万人、女性が約2万8,000人。年齢別では、小中学生が約5,000人、一般成人が約4万人、65歳以上の高齢者が約1万9,000人、そのほか幼児や身体障害の方などが約4,000人となっております。今後も利用者の方々のニーズを把握いたしまして、一方でまた指定管理者と緊密な連携を保ちながら、より多くの市民に利用していただけるような、親しみのある環境づくりに努めてまいりたいと、そのように考えております。  次に、2点目のご質問、未使用スペースの活用についてでございますが、いきいき館には、トレーニングルームの南側に、潮浜スポーツセンター当時に浴室として利用していたスペースがございますが、現在は、倉庫として使用しております。このスペースの有効利用につきましては、これまでも再三検討を重ねてまいりましたが、最近は特に利用者の増加により、トレーニングルームでは、時間帯によって、利用者にご理解をいただき、トレーニングマシンの利用時間をやむなく制限をすることがございますので、担当部といたしましても、トレーニングマシンの増設を含めた、トレーニングルーム、またあるいはスタジオとしての有効活用が、最善の方法ではないかというふうに考えております。  ちなみに、昨年度、国の経済危機対策に盛り込まれました地域活性化・経済危機対策臨時交付金の候補事業として、このスペースの改修事業を要望いたしましたが、交付金事業としての緊急性などの観点から、残念ながら採択には至らなかった経緯がございます。しかし、担当部といたしましては、ぜひともこのスペースを有効活用するための事業といたしまして、次期総合計画に位置付けられるよう、関係部と協議を進めてまいりますので、どうぞご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  私からは、以上でございます。 83 ◯副議長(橋口武信君) 次の答弁者、小川都市整備部長。 84 ◯都市整備部長(小川剛志君) 私からは、大綱2、市民の健康づくりについて、中項目2点目、公園施設についてお答えいたします。  本市公園内における健康遊具の設置状況につきましては、議員のお話のとおり、平成元年に清見台地区の野際公園に、健康遊具4基が設置されております。健康遊具は、子どもから高齢者まで、遊びながら身体を動かすことで、運動能力、柔軟性、血行の促進や筋力の増強等の効用があるとされております。平成18年4月、介護保険制度の改正に伴い、高齢者の介護予防に寄与することなどから、公園等に健康遊具を設置する市町村が増加していることは、認識しているところでございます。現在、本市におきまして、225カ所の公園緑地がございまして、現在管理しております。また未整備の公園も大変多く、財源確保も極めて厳しい状況にあることから、早期の公園内への健康遊具の設置については、難しいものと思われます。しかしながら、今後、健康遊具の健康増進の効果、利用者のニーズ等を十分に踏まえ、健康遊具の設置について、研究してまいりたいと考えております。  私からは、以上でございます。 85 ◯副議長(橋口武信君) 答弁が終わりました。小林議員。 86 ◯1番(小林紀之君) 一問一答に移らせていただきます。  まず、桜井運動場の件ですが、先ほどお話がありました、小中学校適正規模等審議会で、ここで学校を建てるには適さないですねという最終答申が仮に出され、庁内検討会での手続があり、もろもろの手続があり、社会体育施設として使っていきましょうということになるまでに、最低でどれくらいの時間がかかるのでしょうか。 87 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡教育部長。 88 ◯教育部長(鶴岡静治君) 先ほども申し上げましたけれども、体育施設で活用したいというのは、私どもの希望、願望でございますけれども、お話のありました審議会の最終答申が出た後、現在も庁内検討委員会は中間答申分を検討しているわけなんですけれども、最終答申が出た後、改めて庁内検討委員会を開催しまして、平成23年度の早い時期に適正規模、適正配置に関する教育委員会としての基本方針案を策定いたしまして、パブリックコメントなど、所定の手続を経て、決定いたします。したがいまして、仮に体育施設としての活用方法、あるいはそれではだめだというような決定、そういったことも、これと同時期になろうかというふうに考えております。  以上です。 89 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 90 ◯1番(小林紀之君) 仮にそうなったとして、これは私の希望なんですが、最初にまず水洗トイレをつくりましょうよということになったとして、実際に運動場を利用している人たちが本当に水洗トイレを使えるようになるのは、何年の何月ごろになりますか。 91 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡教育部長。 92 ◯教育部長(鶴岡静治君) 前提がすべて仮でございますけれども、あくまでも財政面、お金もかかりますし、施設のありようというようなことも含めて、常設トイレをつくる、あるいはつくれないの判断が決定されて、仮にでは常設トイレをつくろうというようになれば、通常の工事期間は前年度に予算計上して当該年度といいますか、3月の予算審査特別委員会にかけて、予算が確定して、次の当初予算に盛り込まれるわけなんですけれども、当初予算に盛り込まれた中で、少なくとも1年は工事期間等を見る必要があるのではないか。そうすると、予算の決定から工事の完了までは、少なくとも2年はかかるのではないかというふうには考えております。  以上です。 93 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 94 ◯1番(小林紀之君) ありがとうございます。  そうしますと、今現在から考えますと、いい方だけに考えますと、水洗トイレができるまで今から3年かかるという考え方になると思うんですが、その間、この仮設トイレ2基が何も改善されないままに、この3年間過ごすということになるのでしょうか。 95 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡教育部長。 96 ◯教育部長(鶴岡静治君) 改善といいますか、先ほど来お話のありましたように、トイレがあかなくなってしまうとか、トイレがあふれてしまうとか、そういった現行その2つの簡易トイレでのご不便というようなことは、今、体育課長を初めとして体育課が、いろいろ施設の管理の中で最善を尽くしているというようなことでございますので、この次の3年間の間に何もしないかということは、今の時点では何とも言えませんけれども、この間に施設のあり方とかが決定されていきますので、これをもって、この施設の正式な検討に入っているというふうに、お考えになってもらって結構だと思います。  以上です。 97 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 98 ◯1番(小林紀之君) 再度お聞きします。  3年前に、大村議員は、仮設トイレの増設を質問されていますが、このとき教育部長が、増設を検討するとお答えになっています。この3年間ですが、何をどう検討されたのでしょうか。 99 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡教育部長。 100 ◯教育部長(鶴岡静治君) まず、増設が必要であるかどうかというようなこと、あるいは近隣の桜井公民館のトイレの対応、そういったものを検討してきたということがあります。見積書等を徴して、財政的な検討もしてきましたけれども、先ほど来から申し上げているように、予定地のあり方についてこの間正式な検討が入ったというようなことでございますので、何もしてこなかったということではなくて、状況が変わってきておりまして、正式な施設のあり方についての検討に入ったというようなことで、ご理解をいただきたいと思います。  以上です。 101 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 102 ◯1番(小林紀之君) 今の話から考えますと、ぜひ私としては、桜井運動場に仮に水洗トイレができるまで3年かかるとするならば、すぐにでも仮設トイレの増設をすべきであると思いますが、いかがでしょうか。 103 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡教育部長。 104 ◯教育部長(鶴岡静治君) 小林議員、この間、少年サッカーを通じて桜井運動場に深くおかかわりをいただきまして、桜井運動場が近隣といいますか、県内・県外を通じまして、少年サッカーの拠点となっているというようなことにつきましては、改めて社会体育施策にかかわる者としては、感謝申し上げる次第でございます。そういうような中で、現実的にトイレの問題、このことについては、大変ご迷惑をおかけしているということは十分承知しております。今後、トイレの改善に向けては、引き続き検討していきたいというふうに思います。  以上です。 105 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 106 ◯1番(小林紀之君) 桜井運動場が木更津市の社会体育施設として使用していきますということが早期に決定され、また、水洗トイレの建設、グラウンドの芝生化、そして夜間照明設置など、早期に実現されるように、強く要望し、かつそれまでの期間、改善策として、不足している仮設トイレの増設を望むものであります。  続きまして、学校開放の件でありますが、耐震工事の関係で、集中して使用希望がある学校の関係で、利用地域を制限できないとのお答えですが、現在はそのように対応していくしかないかと思われます。ただ、将来は何らかの処置が必要になってくるかと思います。施設には限界があり、利用団体がいっぱいになったときには、お貸しできませんというような対処を含め、施設利用団体独自の運営で、施設の美化及び破損した場合の対処等を行っていくよう、利用要領には明記すべきであると考えますが、いかがでしょうか。 107 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡教育部長。 108 ◯教育部長(鶴岡静治君) 議員のお話のとおり、近年、この学校開放が順調に進んでおるといいますか、利用団体が増えてきておりまして、施設的にも限界があることや、また、委託費の問題もありまして、利用団体でのそういった運営も考慮しているところであります。今後は実施要領といいますか、要綱の見直しにつきましては、検討課題というふうにさせていただきたいと存じます。  以上です。 109 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 110 ◯1番(小林紀之君) よろしくお願いいたします。  続きまして、フットサルについてでありますが、若者たちの間に急激に普及していますフットサルというスポーツに対し、愛好者たちは、近隣の市の施設を利用しているようであります。ちなみに、袖ケ浦市の公共のフットサル施設は、1時間100円の使用料であります。木更津市の、先ほどお話にもありました民間のフットサル施設は、1時間1,000円だそうであります。学校開放とは少し離れますが、市の体育館にフットサルゴールを置いていただければと考えますが、いかがでしょうか。 111 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡教育部長。 112 ◯教育部長(鶴岡静治君) 基本的に、市民体育館での施設使用というあり方の中で、原則的にはフットサルというのは、現在認めていないわけなんですけれども、その前提としては、ボールが非常に固いというようなこととか、そういったことがあったわけですけれども、いろいろな情報では、近年道具の改良も進んでいて、ボールもそれ専用のものがあるというようなお話を聞いておりますので、市民体育館での使用検討を含めまして、またゴールについては1組数十万円もするというようなこともございますので、あわせて検討の課題とさせていただきたいというふうに思います。 113 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 114 ◯1番(小林紀之君) 木更津としてもこのフットサルの実情をぜひご理解いただき、将来このスポーツの施設ができるように要望をいたします。  江川総合運動施設拡充についてでありますが、この施設に期待し、早期実現を望む市民の声が日々大きくなっています。地質調査後の防衛省の事業計画に今後も注目していきたいと考えます。そして、計画すべてが実現するよう望むものであります。  続きまして、健康増進センターいきいき館についてであります。  プールやスタジオを活用した各種健康運動教室を展開されているようですが、どんな内容の教室があるのでしょうか。 115 ◯副議長(橋口武信君) 石井市民部長。 116 ◯市民部長(石井良治君) 健康運動教室でございますが、大別いたしますと、複数回を1コースとして開催する教室と、1回ごとに予約なしで参加できる教室と、大きく2つに分けられますが、そのうちのまず複数回を1コースとして開催をしている教室では、さらにプールを活用した教室では、やさしいアクアなどの3教室、それからスタジオを活用した教室では、初めてのピラティス、あるいは介護予防いきいきクラス、またメタボ撃退塾などの6教室でございまして、合わせて9教室ございます。また、1回ごとに予約なしで参加できる、運動のきっかけを体験する教室では、ワンポイント水泳などの13教室を開催しております。  以上でございます。 117 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。
    118 ◯1番(小林紀之君) この多種多様な教室、プログラム、レッスン等を開催し、人数も多く参加されているようであります。限られたスペースの中での実施は無理があるように思われますが、いかがでしょうか。 119 ◯副議長(橋口武信君) 石井市民部長。 120 ◯市民部長(石井良治君) 確かに健康運動教室を計画する際には、いろいろと工夫をしておりますけれども、先ほど議員のご質問にもございましたように、スタジオがちょっと狭いもので、スタジオを活用した教室を計画しようとすると、それができなかったり、また開催ができた場合においても、募集人員を10名程度に制限をせざるを得ない、こういった状況で、いろいろ工夫はしているけれども、今一番悩みのところでございます。  以上でございます。 121 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 122 ◯1番(小林紀之君) 利用者が2年で1万人ほど増加し、20%近い増加率になっているようであります。関係者が地道に丁寧に健康増進に取り組んでこられた成果と、健康に対する社会的なニーズがますます深まっている、そんなあらわれだとも思います。そんなニーズが増加していき、利用者も当然増加していく中で、市として提供していく場所や設備が足りないようであります。ぜひともこの未使用のスペースを有効に活用し、市民の健康に関するニーズにこたえられるよう、施設の充実を図っていただきたいと要望するものであります。  最後に、健康遊具についてでありますが、仮に健康遊具を設置するとすれば、どのような公園に設置を検討していくのでしょうか。 123 ◯副議長(橋口武信君) 小川都市整備部長。 124 ◯都市整備部長(小川剛志君) 今後、設置につきましては、先ほどご答弁申し上げましたように、研究していかなければならないかと思います。ただ、現在の状況からいたしますと、ある程度敷地の広い近隣公園、地区公園、総合公園など、利用者が多い公園が望ましいのではないかなと考えております。ただし、利用者のニーズ、そういうものも十分検討する必要があるということで、今後、引き続き研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 125 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 126 ◯1番(小林紀之君) 平成22年度の公園整備の予算はどのくらいあるのでしょうか。 127 ◯副議長(橋口武信君) 小川都市整備部長。 128 ◯都市整備部長(小川剛志君) 今年度の未整備公園に充当できる予算は、300万円でございます。  以上でございます。 129 ◯副議長(橋口武信君) 小林議員。 130 ◯1番(小林紀之君) 高齢者のニーズに沿った健康遊具の設置について、必要性も十分認識され、研究されていかれるとのことですが、かなりの予算も必要なようであります。どうかできるだけ早期にこの遊具が、市内各公園に設置されるよう、望むものであり、そして、公園が子どもたちや家族のための施設だけでなく、高齢者の方々の遊び場として、健康遊具の設置が実現されるよう要望し、公園そのもののあり方が改善されていくよう、期待をいたします。  本日、スポーツ環境、健康づくりについて質問させていただきました。財政が極めて厳しい状況も認識しております。今後とも心身ともに健康な体をつくっていくことを、テーマの中心にして取り組んでいきたいと考えております。  どうもありがとうございました。   ─────────────────────────────────────── 131           ◇鶴 岡 大 治 君 ◯副議長(橋口武信君) 次の質問者は鶴岡大治議員ですが、鶴岡大治議員は、質問の中で資料を使用したいとの届け出があり、議長において許可をいたしました。資料につきましては、お手元に配布のとおりであります。  それでは、鶴岡大治議員、登壇願います。鶴岡大治議員。           〔6番 鶴岡大治君登壇〕 132 ◯6番(鶴岡大治君) フォーラム未来の鶴岡大治でございます。通告順に従い大綱3点について質問いたします。  大綱1点目は、アクア木更津ビルについてであります。このビルの譲渡については、去る1月臨時会で可決承認され、現在オープンに向けた準備が進められていることは、ご案内のとおりであります。このビルについて、直近の決算資料によれば、平成20年度木更津市は1,537平方メートルを使用しており、この使用面積に対する共益費等で、年間4,684万円の支払いをしております。所有者でなくなった今、いかなる賃料設定となるのか、大変危惧しております。この件につきましては、先の予算審査特別委員会において、アクア木更津ビル関連の予算についてお聞きしましたが、所有者と協議中であるとのことで、詳細については、いずれ補正予算で対応するとのことでありました。その後の経緯について順次お聞きいたします。  まず、木更津市が使用していた部分についてでありますが、8階で450平方メートル使用していたチャレンジセンターについては、平成20年度では、受益者負担金312万円と、賃料と共益費の合算額の1,508万円との差額である1,196万円を、市民活動支援事業として補助しており、全額一般財源でありました。次に、同じ8階で500平方メートルを使用していたテレワーク事業でありますが、平成20年度では、受益者負担金は971万円、共益費等が1,547万円、指定管理料が1,370万円であり、これもまた全額一般財源でありました。この2つの事業は、今後発生するであろう賃料を加えても、なお、このフロアでやらなければならないのか、大変疑問に思えるところであります。  次に、1階の80平方メートルを使用していた観光案内所であります。平成20年度では、共益費等が250万円でありました。この観光案内所は、木更津市が木更津市観光協会に運営を委託したものでありますが、木更津市が観光協会に対し、440万円の補助金を拠出していることを考え合わせれば、この部分を今後も使用するか否かについては、観光協会ではなく、木更津市が主体的に決定しなければならないと思います。  以上、木更津市が使用していた部分については、空床部分を補てんするかのごとき施策を実施するのではなく、速やかに他のビルまたは木更津市所有の建物に移転し、移転した場所で賃料の支払いをし、商店街等の活性化に寄与するべきであると考えます。  次に、譲渡されなかった平面駐車場について、その後の進展があれば、お知らせください。  次に、木更津市の使用部分ではありませんが、市民の関心の高い部分について、順次お聞きします。  まず、ビル全体のスケジュールでありますが、6月、10月と順次オープンし、12月にグランドオープンと聞いておりますが、既に6月であります。いかがでありましょうか。  次に、駅前は現在大根1本すら買えない場所になっており、生鮮食料品のスーパーの1日も早い開店が望まれておりますが、出店のめどはいかがでありましょうか。  次に、場外馬券場の問題についてであります。  1月臨時会の説明では、農林水産省が認めた場外馬券場の設置承認は、NSKから新たな所有者には継承されないとの答弁でありましたが、新たな所有者の場外馬券場の設置に対する意向、並びに千葉県競馬組合のその後の対応についてお聞きいたします。  次に、5階のハローワークであります。  先日、様子をうかがいに参りましたが、多数の方々が求職活動をされておりました。現在、このビルにおいでの方たちの大半は、ハローワークにおいでの方たちであると言ってよろしいかと思います。その方たちに何とか駐車料金のサービスができないものかと思います。幸い近くに市営駐車場があります。あとは、いかに実施計画を立てるかにあると思います。先の予算審査特別委員会で意見具申をしましたが、その後の経緯についてお聞きいたします。  続きまして、大綱2点目は、ラズモールビルについてであります。スーパー尾張屋を初めとするテナントの移転により、平成20年11月24日をもって全館閉館となった経緯は、ご案内のとおりであり、その後のラズモールビルの荒廃ぶりは、目を覆うばかりであります。資料の最初の写真は、閉館後約1年後の平成21年12月15日のものであります。おびただしく違法駐輪された自転車の多さ、ガラスは割られ、封鎖に要したコンパネは、もはや落書きのキャンバスと化しています。その影響かどうか定かではありませんが、本年5月末日をもってマクドナルドが閉店したことは、大変残念であります。民間所有の土地だからとの理由でここまで放置し、荒廃させた責任の一端は、行政にもあるのではないでしょうか。ここまで荒廃する前に、行政からビルの所有者に対し、管理の指導が適切に行われたのか、お聞きいたします。  2ページの写真中央の白い鋼材は、3月21日未明、マクドナルド前に落下してきたものであり、今朝も出がけに確認しましたが、今なお放置されたままであります。日曜日の未明であったため、大事に至りませんでしたが、これが平日の日中であったらと思うと、言葉になりません。その後、A型バリケードを設置していただきましたが、心ない人たちに破壊され、現在は、写真のようにガードレールが設置されました。危険な民有地への立ち入りの防止という観点から、当局の速やかな対応には敬意を表するところであります。現状を考えれば、設置はやむを得ないとはいえ、商店街の中にガードレールを設置しなければならないことは、近くに住む者としては恥じ入るばかりであります。人口が過去最大となっている木更津市の玄関がこれでよいのでしょうか。また、これから秋の国体に向けて、多くの方々が木更津を訪れます。その人たちがこのありさまを見て、どう思われることでありましょう。民間のことだから行政は手が出せないの原則論でよいのでしょうか。原則論でいえば、放置自転車を撤去しようとすれば、他人の財物への権利侵害であり、ごみを掃除しようとすれば、他人の土地への不法侵入となります。結局、私たちは何もできないのであります。民対民が限界であれば、もはや行政に頼るしかありません。何か策を講じないのか、お聞きします。  次に、大綱3点目は、木更津市の将来ビジョンについてであります。  先の選挙により、3期目のかじ取りをなされる水越市長に、将来ビジョンについてお聞きしたいと思います。マニフェストに、かずさ4市合併を目指すとありましたが、現在の制度においては、4市が合併すれば、中核市となり、保健所を初めとする県の事務の一部が移譲されるメリットがありますが、仮に君津市と木更津市が合併すると、人口21万8,000人となり、中核市に準ずる特例市の指定要件を満たします。特例市は現在41市が指定されており、環境保全行政・都市計画行政の分野において、中核市に近い権限を持つことになり、移譲を受けた事務権限を行使するために必要な財源は、地方交付税に増額されます。平成2年に行われた、かずさ4市合併を考える署名活動の会による、合併協議会の設置請求が袖ケ浦市議会によって否決されたことや、出口袖ケ浦市長を初めとする袖ケ浦市民の多数が、合併を望んでいないことはもはや明らかであります。無理なものは無理として、合併の枠組みとして、君津市との合併を推進するべきであると考えます。  次は、職員の定数であります。平成14年の1,182人から今年960人へと、退職者不補充の原則により、穏やかに、しかも着実に、職員を削減されたことは、まことに敬意を表するところであります。しかしながら、本年度から今後の5年間の指針となる、第4次行政改革大綱においては、退職者不補充の原則は維持しつつ、960人体制の検証をし、基本的に定員の増加をしない方向で適正化を図るとされており、職員削減を示しておりません。木更津市は金がないというお決まりの言葉は随所で耳にしますが、職員が足りないから政策ができないという言葉は、耳にしたことがありません。また、職員削減はもう十分であるから、削減を中止せよと発言された議員もおられません。  職員の定数を考えるとき、人口や予算規模を考慮すべきであります。仮に平成14年と平成22年を比べれば、人口で12万2,000人と12万8,000人で増加率5%であります。一般会計と水道事業会計と特別会計を合わせた予算規模で比べれば、648億6,000万円と644億5,600万円であり、マイナス0.4%であります。職員削減を見直すほどの人口増や予算増ではないと思われます。退職者不補充の原則による職員の削減を今後も継続すべきであり、十分継続可能であると思います。一体何をどう検証しようとするのでありましょうか。ご見解をお聞きします。  次に、議員定数についてであります。議員の定数は地方自治法第91条によれば、条例で定めるとあり、第2項では、人口における定数上限が定められております。木更津市においては、平成11年に2名削減し30名に、平成17年に2名削減し現在の28名に定められております。また、この条例の発議については、議員の発議によらなければならないなどの制約はないことから、河村名古屋市長のように、市長提案される場合もあります。仮に君津市と木更津市が合併すると、人口21万8,000人となり、定員上限は38人となり、人口比で案分すれば、木更津市は22名となります。市民感情、経費削減、その他さまざまな理由により、議員定数は削減するべきであると思われます。それに関し、先に述べた第4次行政改革大綱の各単位年度の取り組みは行革推進計画とされ、昨年12月定例会の議員全員協議会の場で配布された、平成22年度の概要版には、平成27年度の改選に向けて議員定数の見直しを行いますと明文化され、議会としても並々ならぬ決意があらわされており、さらなる議会改革が予見させられております。議員定数条例案を提出可能である市長のご見解をお聞きします。  以上で、1回目の質問を終わりますが、他の議員と重複している質問についての答弁は、しかるべくご配慮をお願いいたします。 133 ◯副議長(橋口武信君) ただいま行われました鶴岡大治議員の質問に対する当局の答弁を求めます。江野澤経済部長。 134 ◯経済部長(江野澤 清君) 私からは、大綱1、アクア木更津ビルについてのご質問にお答えいたします。  初めに、中項目1、木更津市が使用していた部分については、早急に移転すべきであると思うがどうかの小項目1点目、チャレンジセンターはどうかについてから、順次ご答弁申し上げます。  チャレンジセンターは、平成12年より、市民起業家への創業支援と、市民団体への活動支援を目的に、アクア木更津ビル8階において、当該事業を実施してまいりましたが、ご承知のように、アクア木更津ビルを売却いたしましたので、家賃等が低廉となる市内文京の店舗へ、4月30日付けをもって移転したところでございます。このようなことから、移転に伴い、共益費・賃料が減額となりますので、市補助金についても、9月議会において減額補正することとしております。  続いて、小項目2点目、テレワークセンターはどうかにつきまして、ご答弁申し上げます。  まず、賃料についてでございますが、賃料交渉再三行いました結果、賃料は無料ということで合意いたしました。したがいまして、契約は賃貸借契約ではなく、使用貸借契約を締結したところでございます。テレワークセンターの使用期間につきましては、平成22年4月1日から平成24年3月末までの2年間といたしました。  その理由といたしまして、1点目、テレワークセンター開設時に受けた補助金について、平成23年3月末まで、補助金等にかかわる予算の執行の適正化に関する法律の対象期間であること、2点目といたしまして、現在、入室中の者に対して出している許可期間が、おおむね平成24年3月末までであること、3点目といたしまして、同期間は、同センターの指定管理者による指定管理期間と合致し、指定管理者との協定を遵守できること、これらのことを踏まえて判断したものでございます。  続いて、小項目3点目、観光案内所はどうかにつきまして、ご答弁申し上げます。  本市から木更津市観光協会に、観光案内の運営を委託していることから、木更津市観光案内所の設置場所については、議員ご案内のとおり、本市が選定すべきものであります。  また、賃料についてでございますが、このテレワークセンターと同様に、本年9月末までは賃料は無料という、市所有時と同じ条件で、建物の使用貸借契約が締結できましたので、アクアビルB館1階に引き続き開設しているところでございます。  次に、小項目4点目の、平面駐車場はどうするのかというご質問でございますが、当面、現状のまま利用しておりますが、今後につきましては、本年度、企画部で実施する木更津駅駅前広場再整備計画策定事業の経緯を踏まえて、検討してまいりたいと考えております。  次に、中項目2点目、市民が心配している部分についてはどうかの各小項目1、2、3点目につきましては、先ほど西議員へ答弁申し上げたとおりでございますので、ご理解賜りたいと存じます。  続きまして、小項目4点目、ハローワーク来場者への駐車料金のサービスはどうかにつきまして、ご答弁申し上げます。  ハローワーク木更津につきましては、駅前への移転によりまして、アクセス面も改善され、市民の皆様が一層利用しやすくなったと承知しております。昨今の景気後退の影響もあり、1日200人から250人前後の求職者の方が立ち寄り、求人検索や適職相談で利用されております。このハローワーク木更津への自家用車で来場の方々につきましては、木更津駅西口駐車場を、有料で使用していただいているのが現状であります。無料駐車場は用意されておりませんが、行政機関への来訪者の駐車場確保につきましては、各行政機関がそれぞれ対応することが基本であります。このハローワーク木更津に職を求めて来場される方に対する、駐車料金のサービスについては、近隣3市の市民も多く利用されていると思いますので、ハローワーク木更津や3市とともに検討してまいりたいと思います。  私からは、以上でございます。 135 ◯副議長(橋口武信君) 次の答弁者、小川都市整備部長。 136 ◯都市整備部長(小川剛志君) では、私から、大綱2、ラズモールビルについてのご質問にお答えいたします。  まず、1点目に、最近の荒廃状況は承知しているかとのご質問でございますが、ご存じのとおり、現場は廃墟化しており、安全性、景観、治安においても、問題があると認識しております。また、地元の住民の方々から改善の要望書が提出されておりまして、庁内の関係各課及び県と連携して、対応しているところでございます。  次に、2点目、木更津市として策を講じないかとのご質問の中で、ここまで放置した責任の一端は行政にあるのではないか、また、適切な指導が行われてきたかというご指摘でございますが、これまで行政として、建物所有者に対し、建物の適正管理の指導を行ってきた経緯がございます。しかしながら、転売等により、ビルの所有者も変わり、適切な管理がなされないまま、現在の状況になっているため、本市として、現所有者に対し、建物の適正管理をお願いするとともに、千葉県君津整備事務所と連携し、建物の維持保全・安全に関する指導を行っているところでございます。  具体的には、本年3月、建物からの落下物があったことから、安全措置をとるよう指導するとともに、君津整備事務所と合同で建物の安全点検を実施し、緊急的な落下物等の防止策の状況を確認し、新たに発見した危険箇所の改善を指示し、対応させているところでございます。また、歩行者の安全を確保するため、ガードレール等を設置しているところでもあります。今後、市といたしましては、市民の安全、景観、治安の観点から、法律に基づくものだけではなく、できる限りの対応をしてまいりたいと考えております。  私からは、以上でございます。 137 ◯副議長(橋口武信君) 次の答弁者、金綱企画部長。 138 ◯企画部長(金綱房雄君) 私からは、大綱3点目、木更津市の将来ビジョンにつきまして、ご答弁申し上げます。  合併につきましては、平成11年に始まったいわゆる平成の大合併により、同年3月31日現在で3,232あった市町村が、平成22年3月31日には1,727市町村となり、地方分権の受け皿としての行政体制づくりなどに寄与したと評価されているところでございますが、全国的な合併推進運動につきましては、昨年度をもって一区切りとされ、終了しております。  しかしながら、政府は、地方分権改革推進委員会の勧告を受け、昨年の11月17日の閣議決定により、内閣府に地域主権戦略会議を設置し、第174回通常国会に地域主権改革関連法案を提出するなど、地域のことは地域に住む住民が責任を持って決めることのできる、活気に満ちた地域社会をつくっていくことを目指す、地域主権改革を着実に進めており、市町村合併は、行財政基盤強化の手法の一つとして、今後もなお有効とされております。  市は、このような状況の中、今後さらに激化すると考えられる地域間競争に勝ち抜くためにも、自己決定・自己責任のもと、地域の特性や財産を最大限に活かすことのできる、その地域ならではの基礎自治体のあるべき姿を実現することが必要であることから、かずさ4市が合併し、中核市へ移行することが、当地域の将来あるべき姿と考えているところでございます。このため、市長公約である南房総の中核都市としてのかずさ4市の合併を実現するため、その過程におきまして、さまざまなケースを想定しながら、その状況に合った、よりよい方策をとることができるよう、柔軟に対応していきたいと考えているところでございます。  私からは、以上でございます。 139 ◯副議長(橋口武信君) 次の答弁者、石井総務部長。 140 ◯総務部長(石井和夫君) 私からは、大綱3、木更津市の将来ビジョンについての中項目2及び3について、お答えいたします。  まず、中項目2点目の、職員定数についてでございますが、本市では、木更津市行政経営アドバンスプランを平成18年6月に策定いたしまして、市民目線で行政を運営することにより、市民が未来に希望を持ち、安心して住み続けることのできる、まちづくりの推進に取り組んでまいりました。  ご質問の職員定数につきましても、このアドバンスプランの3本柱の1つであります、効率的・効果的な行政サービスの推進の中に、定員管理の適正化という項目を掲げまして、平成22年4月1日の職員数を1,000人とすることとなっておりました。しかし、その後、さらなる削減を目指す水越市長の強い意向によりまして、この数値を960人にするという、高い目標設定となったことは、ご存じのとおりでございまして、本年4月には、その目標値であります職員数960人を超える959人とすることができました。  職員数の削減については、全国の地方公共団体において行われているものではありますが、本市の場合、計画策定時の平成17年4月の職員数1,098人からは139人、平成14年の1,182人からは223人の減員と、高い削減率となっております。このように目標であります960人は達成いたしましたが、これはあくまでも通過点でありまして、今後も決して手を緩めることなく、第4次行政改革大綱にありますように、官民連携に基づく民間委託等の推進や事務事業の見直し、組織の合理化等を積極的に進めてまいりたいと考えております。  一方、事務事業量は年々増しておりまして、職員一人ひとりにかかる負荷が増大していることから、職員の健康管理にも留意する必要があるものと考えておりまして、今後、各課との人事ヒアリングを行う中で、民営化の進捗状況、労働時間の実態、市民サービスへの影響などを総合的に勘案しながら、適正な人員配置となっているのかどうかを、検証していきたいと考えております。  次に、中項目3点目の、議員定数についてでございますが、地方分権の進展に伴い、市議会の果たすべき役割の重要性がますます大きくなっておりますが、本市においては、議会活動の一層の活性化を図るため、組織運営の合理化等、自主的な議会改革が推し進められてきております。特に議員定数削減の取り組みにつきましては、先ほどの質問の中にもございましたが、昭和62年に36人から32人に、平成11年には32人から30人に、さらには平成17年には30人から28人へと削減され、現在に至っております。このように議会として自主的に定数削減に取り組まれていることに対しまして、敬意を表するところでございます。このような中、第4次行政改革大綱の取り組みを示す行革推進計画の概要版に、議員定数の見直しが掲げられているところでございます。  ご質問の、議員定数条例改正案への見解ということでございますが、人口、面積、産業構成、市民の自治意識等を総合的に勘案し、今後、議会内部における検討が進められていくこととなれば、市議会の機能、役割を果たし得る最適な定数が決定されていくことと思いますので、その動向を見守ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 141 ◯副議長(橋口武信君) 答弁が終わりました。鶴岡議員。 142 ◯6番(鶴岡大治君) それでは、再質問をさせていただきます。  チャレンジセンターにつきましては、9月に補正予算を予定しているということでありますので、詳細につきましては、そのときに確認させていただきます。  まず初めに、テレワークセンターでありますが、今後2年間はこの事業をこの場所で実施するとのことでありますが、そもそもテレワークとは、情報通信機器を利用して、自宅や会社以外の場所で仕事を行う勤務体系のことであります。現在は、高速度の通信回線が市内に複数配備されております。行政が補助金によらず一般財源のみを多額拠出して、テレワークセンターを設置しなければならない時代は、とうに過ぎていると思いますが、2年後の見通しはいかがでありましょうか。 143 ◯副議長(橋口武信君) 金綱企画部長。 144 ◯企画部長(金綱房雄君) 今現在で、私の方から申し上げられますことは、現在のアクアビルでのテレワークセンターは、平成24年3月までということでございます。その後のことにつきましては、議員ご指摘のとおり、本市の情報化、通信環境の整備状況に加え、また原口総務大臣が示されました、新たな成長戦略プランの中で、テレワーク推進への公的支援を明示していること、また、本年5月11日に、政府のIT戦略本部から出されました、新たな情報通信技術戦略の中で、テレワークの普及拡大のための環境整備等を明示していること等、これらの動きにも着目しながら、政策としての位置付けを整理する中で、今後、検討していきたいと考えております。  以上でございます。 145 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡議員。 146 ◯6番(鶴岡大治君) 約定が切れる2年後は、新たな場所で新たな形でのリスタートをするということですので、この事業に関しては、今後も注視してまいりたいと思っております。  次に、観光案内所についてですが、9月までは現状のままでとのことですが、10月からは賃料も当然に発生すると思われます。また、市民部所管の駅前連絡所は、10月より、たちより館2階に移転する予定であるというふうな話も聞いております。また、広さ的にはたちより館2階のすべてのスペースを使用しないようでもありますので、観光案内所はそちらに移動すべきであると思われますが、いかがでありますか。 147 ◯副議長(橋口武信君) 江野澤経済部長。 148 ◯経済部長(江野澤 清君) そのように考えながら、片や今のアクア木更津の張りつきによっては、観光案内所が今の位置ではなくて、ビルの1階の違う位置、観光案内所として適切な場所というようなものが、どういう条件で借りられるのかというようなことも含めながら、今、張りつきぐあい、また1階の利用ぐあいも注視しているところでございます。観光案内所には、1つは、もちろん観光案内としての案内スペースがあるんですが、もう一つは、道案内人の休憩場所というようなスペースもございますので、今後、どのような場所で観光案内所があるべきかも含めて、9月までには結論を出していきたいというふうに考えております。 149 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡議員。 150 ◯6番(鶴岡大治君) 低廉な価格での配慮をよろしくお願いいたします。  次に、1階に予定されております生鮮食料品のスーパーの件につきましては、2人の議員と重複しておりまして、結果は伺っております。いまだ不透明ということでございますが、1日も早い開店を多数の市民が望んでおり、私も望んでおりますので、これはできるだけ早い開店をお願いするよう要望して、次にまいりたいと思っております。  次は、ハローワークの駐車料金サービスの件ですけれども、これは市民目線で考えた場合、早急に実施すべきであると思っております。以前、商工観光課よりいただいた数字で申し上げれば、当時1日の使用人数は300人前後であるというような数字でございます。また、木更津市の方がどのくらい使っているか、近隣市との人口割、乗用車の使用率、また年間の窓口開設日等を勘案すると、仮に1時間の無料券を配布した場合ということで試算もしていただきました。その費用はわずか年間120万円であります。自前の駐車場の割引きとは、さすが木更津市だと言われるはずの、費用対効果抜群の施策であると思いますが、答弁の中で、近隣3市と検討したいということですが、近隣3市といえば、1つ提案ですけど、4市で運営しておる市町村圏事務組合がありますので、こちらの方の施策で実施していったらどうかとも思いますが、いかがでしょうか。 151 ◯副議長(橋口武信君) 江野澤経済部長。 152 ◯経済部長(江野澤 清君) 確かにご提案はうなずけるものがあるわけですが、今、ハローワークに乗用車で来る方に対して、駐車料金を市が一部負担するということは、ほかの3市の方々がそれをどう考えるか、行政担当の方々はどう考えるかというような議論がやっぱり先にあって、4市でそれはやっていこうじゃないかということになったときには、そのやり方として、市町村圏の方に相談に伺いたいというふうに思っておりまして、現時点では、まず4市の担当者が駐車料金を負担するということについての是非を、これから議論していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 153 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡議員。
    154 ◯6番(鶴岡大治君) 実施に向けて、事務レベルでの担当者会議をぜひ早急に開いていただきたいと、そういうふうに思っております。  次に、ラズモールビルについてであります。  3月21日の落下物は依然として放置されたままであるというのは、話したとおりであります。とりあえず、次なる落下物の危険性は除去されたようであります。ラズモールビルは、木更津の割れ窓であります。割れ窓理論によれば、割れ窓を放置しておくと、町全体の治安が悪くなるという考え方であります。したがって、国体開催が近づいている折から、このラズモールの割れ窓は早急に直さなくてはならないと思っております。しかしながら、法律上では、私たち近隣に住む者は他人の財物を勝手に移動並びに処分することはできません。できるだけ早い時期に、建物所有者と市役所、近隣住民、商店街等の会議を開催していただけるよう、強く要望してまいりたいと思います。  次に、合併につきましては、相手があることなので、なかなか進め方が難しいと、とかく言われております。まず、君津市との合併を進めますという答弁が返ってくるとも思っておりませんでしたが、4市合併を実現する過程において、さまざまなケースを想定し、柔軟に対処していきたいという答弁をいただきましたので、その言葉の意味を私なりに理解すれば、そのような形で進むであろうと理解させていただきまして、次にまいります。  次は、職員定数についてであります。  本年4月における定数目標は、960人とされ、既に達成されたようであります。それでは、来年4月の職員数は何人になるのでしょうか。 155 ◯副議長(橋口武信君) 石井総務部長。 156 ◯総務部長(石井和夫君) 平成22年度末に退職を予定しております職員のうち、定年退職者が31名おります。このほか定年前に現在のところ退職を予定している職員が8名、計39名となっております。これに対しまして、来年度の新規採用職員については、この39名よりも若干少ない人数を採用したいと、このように考えております。  以上でございます。 157 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡議員。 158 ◯6番(鶴岡大治君) 計画が策定されておりませんので、若干少ないのが何人少ないのかわかりませんけれども、恐らく950人前後になるようでありますが、定数削減をしない根拠の一つとして、事務事業量は年々増しており、職員1人当たりの労働時間の実態を総合的に勘案し、という答弁があります。仕事の負荷も高まり、さぞ残業も多大になっていることと思います。管理職以外の職員は、時間外勤務手当から逆算可能でありますので、職員1人当たりの月の平均の残業時間に関し、お聞きしたいと思います。 159 ◯副議長(橋口武信君) 石井総務部長。 160 ◯総務部長(石井和夫君) 平成21年度の職員1人当たりの月平均時間外勤務の勤務時間につきましては、4.6時間となっております。ちなみに、平成19年度が3.5時間、20年度が4.2時間となっておりますので、年々増加の傾向にございます。この平均値だけを見ますと、必ずしも事務量が膨大とは言えないかもしれませんが、中には時期的に月平均50時間を超えている職員もおりますので、実態を検証しながら、職員数削減を基調に、定員管理の適正化に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 161 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡議員。 162 ◯6番(鶴岡大治君) 全国の従業員5人以上の事業者の月間実労働時間の速報値を、厚生労働省が毎月発表しております。それによれば、平成22年4月の時間外勤務時間の平均は、13.3時間であります。私は、これ以上申しませんが、4.6時間と13.3時間の意味合いを会場の皆様がご理解していただければと思います。  私が、このように定数削減に強く質問する趣旨は、財政健全化を強く推進しなければならないとの思いからであります。財政健全化の主たる目的は、人件費等の固定費を削減し、投資的経費を増大させることにあります。ここで注意しなければならないことは、人件費以外にも人的経費が存在することに注視しなければならないということであります。正規職員の労働は人件費でありますが、非正規職員などの臨時職員の労働は物件費であります。  それでは、平成20年度で、人件費以外の人的関係費はどれくらいありましたでしょうか。 163 ◯副議長(橋口武信君) 石井総務部長。 164 ◯総務部長(石井和夫君) 人件費以外の人的関係費ということでございますが、一般会計の職員給に係ります決算額を申し上げますと、平成19年度は63億1,600万円でございます。平成20年度につきましては、59億5,400万円となっておりまして、約3億6,200万円の減少となっております。これに対しまして、職員給以外の人的関係費といたしまして、非常勤一般職や保育士、学校用務員等の雇用賃金につきましては、平成19年度は1億9,200万円でしたが、平成20年度は2億200万円と、約1,000万円の増加となっております。また、職員定員の削減にかわる、学校給食調理業務委託や公民館の館長、あるいは社会教育指導員の非常勤特別職の報酬については、平成19年度が9,800万円でございましたが、平成20年度では9,900万円と、約100万円の微増となっております。  したがいまして、平成19年度と20年度の職員給及び人的関係費の削減効果といたしましては、職員給3億6,200万円の削減に対しまして、人的関係費1,100万円が増加しておりますので、差し引き3億5,100万円の削減効果があったというように考えております。  以上でございます。 165 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡議員。 166 ◯6番(鶴岡大治君) 数字が多くて、ちょっと私の方で整理させていただきたいんですけれども、整理すると、物件費として処理される人件費以外の人的関係費は、2億円だと。それによって、正規職員を雇わなかったおかげで、2億円の人的関係費を払ったおかげで、削減効果が3億5,000万円発生しているというような説明であったかと思います。こういったことを理解していきながら、人件費以外にも2億円の人的関係費があるんだということも理解していかなければならないと思っております。  それにつけても、やっぱり人的関係費の削減の第1次は、やはり正規職員、つまり定数の削減であろうかと思います。確かな数字を計画していただき、今後も削減の努力をお願いしたいと思います。  しつこいようですけど、もう一問できますので。  地方分権の推進には、3割自治からの脱却、国や県などの機関委任事務の体質からの脱却、地方のことは地方で決めるという、強い自立の意識が必要であります。国から言われても、また国から言われなくても、職員数の削減は自治体の永遠のテーマであると思われます。特に頑張ってやっていただきたいと思います。  次に、議員定数についてでありますが、第4次行政改革大綱は、今後5年間の木更津市役所の行政執行の指針を示したものであります。その作成に議会の議決は必要ありません。つまり、市役所の行動指針そのものであります。その1ページに、このような記述がありました。「各年度における個別の取り組みについては、行革推進計画として、各年度の取り組み内容を明示し、改革の目的、目標を明確化することとする」とされており、その平成22年度の行革推進計画の11ページに、平成27年度の市議会議員の改選に向けて、議員定数の見直しを行いますとあるから、私は、本日この質問をしているのです。私は、議長や議会事務局長に議員定数の見解を求めているのではありません。議会や議員でつくった文章ではない、執行機関で作成した文章である行革推進計画に、議員定数に関することが明文化されていること自体、極めて特異でありますので、議員とは違う立場での、執行機関として、何らかの見解を示したいのではないかと思い、質問しているのであります。しかしながら、その動向を見守ってまいりたいとは、とても文章を作成した執行機関の答弁とは思えません。再度見解を求めますが、いかがでありましょうか。 167 ◯副議長(橋口武信君) 石井総務部長。 168 ◯総務部長(石井和夫君) 議員定数についての見解ということでございますが、他の自治体におきましても、人口、面積、産業構造、あるいは市民の自治意識等、そういったものを総合的に勘案して、定数を定めているものと思われます。今後、議会の内部におきまして、検討を進められていく場合には、検討材料として必要となると思われます、類似団体等の人口、財政規模、職員定数、議員定数等の資料を積極的に提供してまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 169 ◯副議長(橋口武信君) 鶴岡議員。 170 ◯6番(鶴岡大治君) 執行部側としては、準備万端、事あるごとに備えて準備万端であるということであります。我々も市民の一員として、前に進むためにも、我々のことは我々で決めなきゃいけないと、強く自覚いたしまして、私の質問を終わります。  以上で終わります。 171 ◯副議長(橋口武信君) ここで3時20分まで休憩いたします。                                 (午後2時51分)   ───────────────────────────────────────           〔副議長、議長と交代〕 172 ◯議長(荻野一男君) 議長席、交代しました。  休憩を取り消し、会議を再開いたします。                                 (午後3時20分)   ─────────────────────────────────────── 173           ◇斉 藤 高 根 君 ◯議長(荻野一男君) 次の質問者は斉藤高根議員ですが、斉藤高根議員は質問の中でパネル及び資料を使用したいとの届け出があり、議長において許可をいたしました。資料については、お手元に配布のとおりであります。それでは、斉藤高根議員、登壇願います。斉藤議員。           〔7番 斉藤高根君登壇〕 174 ◯7番(斉藤高根君) 皆さん、こんにちは。フォーラム未来の斉藤高根です。本日最後の質問であります。よろしくお願いいたします。  まず、大綱1、今後の木更津市の姿勢についてお伺いします。  まず、木更津市と袖ケ浦市との連携について伺います。  過去の質問で、道路接続について伺ったところ、その時点での袖ケ浦市との連携は考えていないとの答弁をいただきました。これは、木更津市の中野畑沢線の延伸について、そして袖ケ浦市の平成通りについてでありました。インフラ整備についても、その他の行政についても、その考えは変わっていないのか、お聞きします。  金田地区に進出予定の三井アウトレットパークを地図上で見ると、JR巌根駅と袖ケ浦駅は、ほぼ同距離に位置しています。現時点での道路状況からすると、利便性は、袖ケ浦に軍配が上がってしまいます。現実を直視しても、快速電車のとまらない巌根駅に快速の停車が急がれるわけですが、快速電車が停車しても、金田へのアクセスは道路の改良が必要で、多額の予算が必要となりました。そして、その途中、どうしても通過しなければならない橋が金木橋であります。金木橋は、海ほたるの渋滞解消がない限り、ピーク時の潮干狩り時期などは既に渋滞が起こっております。地元住民の利便性、安全性、安心などを考えると、袖ケ浦市に抜けるルートを考えなければならず、一部、袖ケ浦市との連携は消極的であるという、私の市当局への印象が本当であるのか伺います。  次に、どうしても改善しなければならないと思うことが、中郷地区の道路形態と学童のための通学路の歩道設置であります。現在、中郷地区の井尻から有吉に向かう道路は、鋭角に道路が交差するところが2カ所、非常に危険な状態が続いています。このパネルを見ていただきたいと思いますが、これは木更津市から平成通りを見た写真でございます。見事に木更津市で寸断されております。したがって、近年、さっき私が申した道路をこの迂回路として使うドライバーが非常に多くなったことが事実でございます。したがって、現実的に、道路改良が不可能であれば、せめて有吉方面からの歩道設置を急ぐべき課題と考えておりますが、この点について、木更津市のお考えをお聞かせください。  そして、もう一点、木更津市の海の実態を、市当局としてどう把握しているのかということです。この海の質問をするに当たり、前回の質問の鵜について、経済部には非常なご理解をいただき、ありがとうございました。この点につきましては、今後、根本的な解決に向けて、木更津市とともに取り組んでいきたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  そして、次の写真を見ていただきたいと思います。これはアクアラインの下の写真です。灰色に見えるのは橋脚の写真です。ちょうど干潮時に写真を撮ってきました。瀬とウタリができています。橋脚の北側はえぐれています。こうした海の地形の変化を、木更津市はどのように考えているのか、お伺いします。  次に、漁業について、どう理解しているのかを伺います。これは3月議会の滝口代表の質問とリンクしております。果たして、市当局がどういう情報を持って、漁師がどういう生活をしているのか。  昨年はいろいろなことをお願いして実施していただきましたが、今年はどのような姿勢をもって臨むのか、お聞かせください。市当局が実際のことを理解しているのかを、お尋ねするものでございます。  次に、大綱2点目、木更津市産業立地促進条例について伺います。  現在、かずさアカデミアパークにおいて、大きな工事が行われており、進出企業の稼働が待たれております。そこで、産業立地奨励金について伺います。古くは、平成8年3月に制定された企業誘致条例に端を発したもので、平成14年に事業立地促進条例に改定され、現行は、平成20年3月に、産業立地促進条例に改定されたものであります。  まず、お聞きしたいのは、旧々条例から幾つの企業が対象となったかを明らかにしていただきたい。また、直近で対象になるであろう企業はあるのでしょうか。過去、そして、これからのこの条例の効果はどのように評価しているのか、お伺いします。  次に、平成20年までは対象地域が市内全域であったのですが、改定により、市で定めるところの準工業地域、工業地域、工業専用地域、及び市街化調整区域において地区計画が定められた区域、みなと木更津再生構想に定められた地域、及び木更津市中心市街地活性化基本計画に定められた区域と変更されましたが、金田地域において進出計画を立てている企業は、果たして対象になるのでしょうか、お伺いします。  次に、大綱3点目、金田東地区区画整理事業について、お伺いします。  まず、その後の土地利用の契約状況をお聞かせください。金田東地区における予測定住人口は約1万2,500人と想定されておりますが、進出企業5社が決まった段階で、その想定人口に変更はないのか。そして、これから残された画地の契約によって、その想定定住人口がどのように変化するのか、お聞かせください。  次に、URとの土地の賃貸に関する契約を済ませた企業についての詳細を明らかにしていただきたい。おのおのの企業について、向こう何年間の契約で、賃料は幾らなのか、契約が切れたときにどういう約束が結ばれているのか、その後の土地利用はどうなるかなどについて、細かい報告を、そして、最終的にその土地はだれの所有を目指すのか、お答えください。  次に、交通関係でありますが、それには裏付けとなる数字が必要です。一体各企業が1日当たり何人のお客様が来店するのか、何台の自動車が来店するという予測を立てているのか、各企業に訪れるお客様の何割が車で、何割がバスで、何割がその他の手段で訪れるのかを掌握しておられれば、お聞かせください。そうすれば、1日当たり何台の車が来て、マキシマムは地場産業の潮干狩りのピーク時のゴールデンウィークにどのような事態が予測されるのか、具体的に想定される数字を示してお聞かせください。  続いて、地区内の既存集落のスムーズな接続ができるか伺います。例えば、道路は急に細くなる場所が見受けられます。果たして、安全がどのように確保されるのか、お聞かせください。そして、既存集落に降った雨は側溝をどのように澪切のポンプ場までたどり着くのか、その手法をご説明ください。また、既存集落の下水整備はどの段階で行われていくのか、お聞かせください。  澪切のポンプ場に言及しましたので、調整池についてお聞きします。調整池は通常の状態で、水はどの場所にどの程度存在するのでしょうか。恐らくほとんどの場所は干上がっていなければならないのでありますが、すると、池の底盤はどのような構造で、メンテナンスはどのようにだれが行うのでしょうか、お聞かせください。  最後に、大綱4点目、金田総合バスターミナルについてお尋ねします。  近年5月2日、3日は、22時を過ぎてもアクアラインが大渋滞。なぜこう渋滞が出るのか調査してみました。問題点はトイレなんです。だれもがあの混雑した海ほたるには入りたくないのですが、どうしてもトイレを済ませたいということで、仕方なく、アクアラインの海ほたる入場側の車線に並ぶということです。私の発想をバス事業者にお尋ねしました。海ほたるの流入車線を、路肩線も含めてもう一車線つくれないかと申したところ、大型バスの運転手さんから、横風を受けているときは、現在の車線幅でも危険を感じることが多い、あの幅では3車線は無理でしょうということでした。  では、発想の転換です。休憩施設を金田につくってしまえばいいということです。せっかく高速バスターミナルを計画しているのですから、複合施設としてトイレを完備した休憩施設をつくってしまえば、少しはその問題解決に当たるのではないでしょうか。複合施設でありますから、ついでに今はやりの直売施設も一緒につくれば絶対にいいと思います。この点について、この意見を取り入れようというお考えがあるのか、お聞かせください。  以上、大綱4点について、当局の答弁を求めるものであります。  以上、よろしくお願いします。 175 ◯議長(荻野一男君) ただいま行われました斉藤高根議員の質問に対する当局の答弁を求めます。小川都市整備部長。 176 ◯都市整備部長(小川剛志君) 私からは、大綱1、今後の木更津市の姿勢の1点目、木更津市と袖ケ浦市との連携について、及び2点目、中郷地区の道路状況について、並びに大綱3、金田東地区についての各ご質問にお答えいたします。  初めに、中項目1点目、木更津市と袖ケ浦市との連携ですが、議員ご指摘の2路線、1つは都市計画道路中野畑沢線の中野からの袖ケ浦に向けての延伸、もう一つは、市原市から袖ケ浦市の平成通りを経て、本市中心市街地へとつながる都市計画道路、中里曽根線の整備を袖ケ浦市との連携をしないかとのことでございますが、これらの道路を整備延伸することで、アクセスが向上し、経済の活性化に大きく寄与するものと考えられます。しかしながら、現在、本市街地の骨格となる中野畑沢線、草敷潮見線、潮見木更津高等学校線の整備を優先的に進めてまいりたいと考えており、本市の厳しい財政状況にかんがみると、ご指摘の路線の早期着手は難しいものと考えられます。しかしながら、この2つの路線は、袖ケ浦市と広域的に連携する重要な幹線道路であることから、今後、袖ケ浦市と連携し、千葉県に整備の要望をしていきたいと考えております。  次に、2点目、中郷地区の歩道についてでございますが、県道木更津根形線は、中郷小学校正門を挟み、鋭角に市道が交差する上、線形がS字カーブとなっており、家屋が連担しているため、見通しも悪くなっております。議員ご指摘のとおり、歩道も整備されていないことから、市といたしましても、歩行者の安全確保のため歩道の整備が必要と認識しております。今後、整備に向け、検討していきたいと考えております。また、県道につきましても、千葉県に対し、歩道設置を強く要望してまいりたいと考えております。  次に、大綱3、金田東地区についてのご質問にお答えいたします。  まず、最初に1点目、金田東地区におけるその後の契約状況でございますが、今年の4月に、東京インテリア家具の出店が決定して以後、新たな企業の進出の予定は聞いてはおりません。さらに、今後の企業誘致の取り組みにつきましては、現段階でどのような募集方法で行うかは、決定していないとのことです。今後、宅地の整備時期や引き合いの状況等を踏まえ、募集方法を決定することになると都市再生機構から伺っております。  次に、進出企業の状況によって、想定人口の変更があるかというご質問でございますが、現在の人口推計は、企業の立地を想定し、行っており、住宅地の面積に変更がない限り、人口の変更はございません。  次に、2点目、企業の条件の詳細はとのご質問でございますが、都市再生機構と契約した企業は、ベイシア、カインズ、三井不動産、東京インテリア及びサービス施設の企業の計5社でございます。各企業と都市再生機構の賃貸条件の詳細を明らかにしてほしいということでございますが、都市再生機構としては、民民契約のため、公表は差し控えたいとのことでございました。  そこで、都市再生機構のホームページ等で確認できる範囲でお話しさせていただきますと、三井不動産のアウトレットモールが進出する街区につきましては、面積21万4,879平米、最低月額賃料は、1平方メートル当たり100円で、2,148万8,000円、最低保証金は月額賃料の12カ月分として2億5,785万円ということで、20年間の事業用定期借地権契約を結んでおります。ご質問にございました、契約終了後はどうなるかということでございますけれども、定期借地権契約のため、元の地主、URに戻るというとになると思います。  次に、交通対策について、裏付けの数字はとのご質問でございますが、将来交通予測につきましては、現在、都市再生機構において推計している最中でございます。本段階では残念ながらご回答いたしかねますが、推計が出次第、またお示ししたいと思っております。  次に、既存集落とのスムーズな接続について、道路についてでございますが、既存集落内の3メートルの既設道路と土地区画整理地区内の6メートルの新設道路の接続でございますが、新設道路内にガードレール等を設置し、既存道路にスムーズに誘導する等の対策が考えられます。今後、事業者である都市再生機構と十分調整を図り、また、交通管理者である警察と協議し、安全な処理方法を検討してまいりたいと考えております。  次に、排水でございますけれども、まず、既存集落の雨水排水をどのようにポンプ場まで導くかとのご質問でございますが、議員ご承知のように、金田東地区に関しましては、区画整理区域に囲まれる形で中島集落が、また区画整理事業縁辺に牛込・中野集落がございます。これら既存集落につきましては、今までの排水路が区画整理により造成され、なくなりますが、区画整理区域内に新たに整備する雨水管に接続することとなっており、支障ないものと考えております。また、既存集落の下水整備は、どの段階で整備が行われるかとのご質問でございますが、既存集落のうち、中島地区につきましては、金田地区の市街化区域編入に伴って事業を実施する、公共下水道認可区域に入っております。現在事業展開している既設市街地整備との兼ね合いもありますが、区画整理事業終了後、集落内の整備に取りかかりたいと考えております。また、牛込・中野集落地区に関しましては、全体計画区域には入っているものの、認可区域にいまだ含まれていないことから、今後、段階的に整備することとなります。  最後に、調整池について、今後の管理はだれかとのご質問でございますが、本調整池は、一部砂をためる沈砂池を兼ねる構造となっており、この沈砂池部分につきましては、晴天時におきましてもある程度の水が残る、たまる状態となります。また、自然環境への配慮から、池の底盤につきましては、コンクリート打設等は行わないこととしております。沈砂池の堆積土砂撤去、除草等のメンテナンスにつきましては、市の施設であることから、完成後の維持管理は市で行っていくこととなります。  私からは以上でございます。 177 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、山田環境部長。 178 ◯環境部長(山田 茂君) 私からは、大綱1、今後の木更津市の姿勢について、中項目3、海の状況についての1点目、地形変化はとのご質問にお答えいたします。  ただいま、ご質問にもございましたように、盤洲干潟の一部に、瀬とウタリが出現しております状況につきましては、当該干潟環境にどのような影響を及ぼすものなのか、今後注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 179 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、江野澤経済部長。 180 ◯経済部長(江野澤 清君) 私からは、大綱1、今後の木更津市の姿勢のうち、中項目3、海の状況についての2点目、漁業についてお答えいたします。  木更津市の漁業の根幹をなす、アサリの水揚げ量については、市内の各漁業協同組合に状況の聞き取りを行うことや、千葉県漁業協同組合連合会からの情報等により、現況の把握に努めているところでございます。その内容といたしましては、木更津市内6漁協における、平成18年度のアサリ水揚げ量は2,576トンでありましたが、平成19年4月にカイヤドリウミグモの被害が確認されて以来、減少の一途をたどり、平成20年度においては、107トンと激減し、平成18年度と比較いたしますと96%減の4%という状況になっております。現在も水揚げ量は回復していないことから、漁業者及び漁業協同組合の経営状況は、極めて厳しい状況にあると認識しております。カイヤドリウミグモについては、生態なども含め、不明な点が多く、効果的な駆除方法も見つからず、解決に至っていない状況でございます。  このような中、国においては、資源回復・漁場生産力強化事業といたしまして、今年度も漁業協同組合員が交代で、アサリ稚貝の発生促進を目的として、漁場に覆砂するなどの事業に対し、引き続き、千葉県漁業協同組合連合会を通じて助成がされると聞いております。また、本年度から新たに、アサリがウミグモに寄生されにくい時期や場所で、アサリ稚貝を成育させて漁獲する手法など、国・県を初め、大学における研究等、さまざまな分野から、アサリ資源の回復に向けた取り組みが行われると聞いております。  本市においても、アサリ増産体制促進事業として、カイヤドリウミグモの被害が少ない、ハマグリの種苗の放流に対して、昨年度に引き続き、補助することとしております。このハマグリ種苗の放流では、今年度、千葉県漁業組合連合会が事業主体となって、ハマグリの好適放流場所の環境条件を把握しようとする調査も行われております。  本市におきましては、財政状況が厳しいため、ウミグモ駆除対策に対し、市単独補助金等の支出は難しい状況でございますが、今後とも各関係機関及び国・県に対しまして、積極的な情報収集や助成要望などを実施し、漁業振興の中心的な役割を果たしている、アサリ資源の回復に向けて、引き続き、漁業協同組合と連携し、取り組んでまいりたいと存じます。  私からは、以上でございます。 181 ◯議長(荻野一男君) 次の答弁者、金綱企画部長。 182 ◯企画部長(金綱房雄君) 私からは、大綱2、木更津市産業立地条例について、及び大綱4、金田総合バスターミナルについてのご質問にお答えいたします。  まず、大綱2、木更津市産業立地条例についての、旧々条例から幾つの企業が対象になったのかというご質問でございますが、平成8年3月から平成14年9月まで適用いたしておりました旧々条例におきましては、株式会社かずさアカデミアパークと、旧社名では三菱ウェルファーマ、現在の田辺三菱製薬株式会社の2つの会社が対象となっております。  次に、平成14年10月から平成20年3月まで適用しておりました旧条例におきましては、株式会社おどや羽鳥野店に立地奨励金を、またインキュベーションセンターに入居いたしました、ビオックステクノロジー株式会社、株式会社ジナリスの2つの会社に対しまして、入居奨励金を交付しております。  さらに、平成20年4月から適用しております現行条例下におきましては、昨年1月に操業しております、ソーラーシリコンテクノロジー株式会社に、本年度より立地奨励金が交付されます。
     以上、入居奨励金を含めますと、平成8年の条例設置以来、今年度対象となるソーラーシリコンテクノロジー株式会社まで合わせまして、計6社が対象となっているところでございます。  また、今後、奨励金の対象となることが予定されております企業といたしましては、昨年10月に本市に管理センターを移転し、操業を開始いたしました、新日本製鐵株式会社君津製鉄所と昨年の11月に操業を開始いたしました三愛プラント工業株式会社が、来年度から立地奨励金の交付対象となる予定でございます。さらに、本年4月に建設着工いたしました、株式会社東京機械製作所が、予定どおり来年3月以降に操業を開始いたしますと、平成25年度に立地奨励金の交付対象となる予定でございます。  次に、条例の効果をどのように評価しているのかとのご質問でございますが、本市が企業訪問で伺っております大田区の財団法人大田区産業振興協会が、大田区の企業を対象に行ったアンケート調査結果では、企業が地方に進出する際に、立地先の自治体に求める支援策として、およそ6割の企業が税制上の優遇措置、例えば、固定資産税の減免などを求めているという結果が出ております。  本市において、この奨励金制度が、企業立地に際しどの程度寄与しているかどうかということにつきましては、断定的に言うことはできませんが、企業が立地先として本市を選択していただく際の大きなインセンティブになったことは、間違いないと考えているところでございます。  次に、金田地域に進出計画を立てている企業が、奨励金制度の対象になるかとのご質問でございますが、現在進出予定を公表している5つの会社のうち、4社が物販を業態とする商業施設でございます。現行の奨励金制度におきましては、工場、研究所、情報関連施設、物流業務施設などを対象施設としておりまして、商業施設は対象外となっておりますことから、この4社につきましては、対象とならないということになります。また、残る1社につきましては、現段階で業態が明らかにされておりませんことから、施設の内容や業態が公表されました段階で、制度の適否を判断することとなります。  次に、大綱4、金田総合バスターミナルについてでございますが、金田総合バスターミナルにつきましては、ご案内のとおり、平成15年と16年に、国土交通省関東運輸局及び千葉県による、木更津市金田西地区土地区画整理事業に係る総合バスターミナルの設置に関する調査が行われ、総合高速バスターミナルの基本構想及び事業計画案が策定されております。金田総合バスターミナルにつきましては、今後、先の基本構想を踏まえ、設置に向けた基本計画を策定していくこととなりますが、市といたしましては、あくまでも高速バスの乗り換え、乗り継ぎを中心としたハブ機能を持つ、バスターミナルとしての整備を考えております。  議員のご指摘のとおり、海ほたるのトイレ休憩が、アクアラインの渋滞原因の一つであることは、十分認識しておりますが、一般車両向けの休憩施設、また直売所等の物販店の設置につきましては、用地の確保の問題もあることから、バスターミナル計画に取り込むことは難しいと考えているところでございます。もちろん高速バス利用者のトイレは、必要と考えておりますし、また、直売所等につきましては、民間設置の方が効率的に運営できるのではないかと考えているところでございますので、この点ご理解をいただきたいと存じます。  以上でございます。 183 ◯議長(荻野一男君) 答弁が終わりました。斉藤議員。 184 ◯7番(斉藤高根君) ありがとうございました。  それでは、一問一答に移らせていただきます。  まず、大綱1、ご答弁の中で決して袖ケ浦市との連携が消極的ではないとのお答えをいただいたのですが、では、木更津市の北側から流入はどのようなシミュレーションをお考えであるか、お聞かせください。 185 ◯議長(荻野一男君) 当局の答弁を求めます。小川都市整備部長。 186 ◯都市整備部長(小川剛志君) お答えいたします。  木更津市の北側からの流入につきましては、国道・県道のほか、都市計画道路中野畑沢線、同じく中里曽根線を考えております。ご指摘のとおり、これらの幹線道路につきましては、広域的なものであることから、本市が整備するということではなく、千葉県に対して、整備をするよう要望していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 187 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 188 ◯7番(斉藤高根君) 今の話の中の中野畑沢線であります。中野畑沢線は、このままの形態でいくと、木更津市の中野地区で行き止まりという、見た目がそのような状態になるんですけれども、この点はどのようにお考えでしょうか。 189 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 190 ◯都市整備部長(小川剛志君) ご指摘のとおり、中野畑沢線がT字路、T型で止まってしまうということでございまして、本来の道路形態といたしましては、Tではなく、延伸されることが望ましいというふうに考えております。  以上です。 191 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 192 ◯7番(斉藤高根君) 中野畑沢線と袖ケ浦の根場線がつながるように、木更津市も努力をよろしくお願い申し上げるところでございます。  続いて、中郷地区に移ります。木更津市のこだわりの中で、答弁の中でも私が平成通りと呼ばないで、中里曽根線ですか、私はわざと平成通りといいます。これは市原市も袖ケ浦がつけた平成通りという名前を使っていますので、つながるあかつきには平成通りと呼んでいいかと思うんですけれども、この接続ができないので、県道木更津根形線が交通量の増大を生むと先ほど申しましたけれども、有吉側の市道部分ですね、歩道を求めているのは。ここを一刻も早く、学童のために市道部分だけ直していただきたいというのが私の願意なんですけれども、いかがでしょうか。 193 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 194 ◯都市整備部長(小川剛志君) 有吉側の市道部分につきましては、県道の木更津根形線から約100メートル区間において、歩道が設置されていないと認識しております。この未整備区間につきましては、家屋が多いため、整備に時間がかかるとは思いますが、今後整備に向けまして検討してまいりたいと、そのように考えております。 195 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 196 ◯7番(斉藤高根君) 今、ここ手元に中郷地区の区長会が各民家にあてた市からの回答書というのがあって、これ、非常に冷たい言い方をしてあるので、ちょっと読みますけども、「中郷小学校前交差点から吉田医院付近までの歩道の新設でありますが、現在、整備計画にはありません」と、このようなことなんですけれども、突っぱねたような回答なんですけれども、将来的にこれ、例えば短いスパンで10年後ぐらいにはできるよ、15年後ぐらいにはできるというような目標設定がございますか。 197 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 198 ◯都市整備部長(小川剛志君) 完成の目標年度でございますけれども、この場でお答えできれば一番いいのでございますけれども、今後の整備開始時期、また目標年度につきましても、今後検討させていただきたいと思います。  以上です。 199 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 200 ◯7番(斉藤高根君) この点については、切なるお願いですので、計画の見直しがあったら、ぜひともそこに盛り込んでいただくように、お願い申し上げて、海の状況についてに移らせていただきます。  地形の変化については、橋脚の安全性を求めているものでなく、東京湾の環境にどのように影響するのかお聞きするものであります。このような事態は、着工前の環境影響評価はどのような過程を想定したのか、お聞きします。 201 ◯議長(荻野一男君) 金綱企画部長。 202 ◯企画部長(金綱房雄君) 環境影響評価がどのような仮定をしたのかというご質問でございますが、当時の日本道路公団が実施いたしました環境影響評価書によりますと、その評価結果では、地形・地質に関する項目では、「計画路線の有無による干潟底線の移動量の差は平均で0.2メートル、最大の場所でも1メートル程度であり、干潟の大きさ、平均幅、約1,300メートルに比べて小さい、また橋脚の設置により、0.6ヘクタールの干潟が消失するが、干潟全体の面積、768ヘクタールの約0.1%と小さく、海浜地形は相当程度保全されるものと考えられる。したがって、環境保全目標を満足する」とされております。  市といたしましては、過日現地調査を実施し、確認したところでございますが、水面を基準として見ますと、橋脚北側で15センチから20センチ低くなっておりまして、また、南側は10センチから15センチ高くなっていることが見受けられました。このことから、議員ご指摘の件につきましては、管理者であります東日本高速道路株式会社に報告してまいりたいと考えております。  以上です。 203 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 204 ◯7番(斉藤高根君) ここに昭和62年から東京湾横断道路についての冊子があります。これは、ある個人が議事録や発言を集めた非常に貴重なものでありまして、発言の真意は議事録を探していただきたいということですけれども、議事録の掲示がなかったので、その発言の真意というのはもっと非常に厳しい状態の発言がこの中に含まれています。その真意は証明はできなかったんですけれども、今議会で証明ができなかったんですけれども、ただ一つ言えるのは、ここにこのような添付写真が数枚あります。この添付写真に着工前の橋脚の下の干潟の状況が写っています。きちんと94年5月13日と、データつきのきちんとカメラで撮ってありまして、非常に真っ平らな状況が写っています。この先ほど0.1%以内ということなんですけれども、我々漁師の目から見ると、非常に大きな変化だと思うんですけれども、このような影響の結果の代償は、どのように対処するのか、国・県・市の方針は定められているのか、お聞きします。 205 ◯議長(荻野一男君) 答弁を求めます。金綱企画部長。 206 ◯企画部長(金綱房雄君) 環境影響の結果の代償をどのように対処するかということで、国・県・市の方針等が定められているのかというご質問でございますけれども、環境影響評価書によりますと、当初予測できなかった事態が生じ、環境に影響を与えると懸念された場合には、必要に応じて、環境保全のための適切な措置を講ずるものとするとされております。したがいまして、市といたしましては、管理者である東日本道路高速株式会社に状況を報告し、必要であれば、所要の調査をお願いしたいと考えているところでございます。 207 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 208 ◯7番(斉藤高根君) 今回のこの発言はここまでにして、もう少し私の方も事例を精査して、改めてデータを蓄積して、いつかまた議会でこの続きをやりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  続いて、漁業についてに移ります。  先ほど経済部長のお答えで、漁業者、漁組とも、極めて厳しい状況にあるとお答えをいただきました。そのとおりです。それ以上に厳しいものがあるかと思います。漁業者の激減は、最近目を覆うばかりで、後継者は皆無に等しくなりました。それを知ってか知らずか、今年の潮干狩り入り込み客は非常に多く、15万人の方々がゴールデンウィーク中に木更津にお越しになったという発表がありました。市は、地場産業として自慢するのですが、実際は悲惨なもので、潮干狩りは、多少は漁業協同組合の収入に寄与するだけで、漁業者はあすの糧を求めて右往左往しているのが、今日の現実です。漁民の望む本質は、観光漁業でなく、海産物が水揚げされて潤うことです。  では、水産予算について伺います。  今年度の水産予算は種苗補助以外、そのほとんどが県などの助成金であり、木更津市の予算書を見ると、一見水産予算が多いように見えるのですが、実際は市財政からの出費はごくわずかであります。まず、一体木更津市の財政から、水産予算を幾ら支出して、その金額は総水産予算の何%ぐらいを占めるのでしょうか、お答えください。 209 ◯議長(荻野一男君) 江野澤経済部長。 210 ◯経済部長(江野澤 清君) 平成22年度における東京湾漁業総合対策事業の予算額は、約6,100万円でございます。そのうち県からの補助金が5,360万円ありますので、市の単独費は約10%ぐらいでございます。  以上です。 211 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 212 ◯7番(斉藤高根君) 我々水産族というんですか、水産関係の予算書を見れる人は市からはほとんど出てないということを認識しているんですけれども、投資が非常に少ない金額で、ある方々が農業・商業などに比べたら、市の漁業に対する投資が温かいんじゃないかということなんですけれども、実際は逆で、ほとんど市からの助成は得られていないというのが現実でございます。それでいて、やれ潮干狩りに何万人とか、標榜しておられるのですが、もう少し疲弊した漁業にてこ入れをお願いするのは、私だけでしょうか。部長、お答えください。 213 ◯議長(荻野一男君) 答弁を求めます。江野澤経済部長。 214 ◯経済部長(江野澤 清君) 斉藤議員に「私だけでしょうか」と言われちゃいますと、答えようがないんですが、漁業組合関係者もそういう要望はございます。  以上です。 215 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 216 ◯7番(斉藤高根君) ありがとうございます。  その中の一つです。各組合は非常に切迫しております。切迫している運営から、ハマグリの稚苗について、これ組合自体の負担金が生じてくるわけなんです。100%の助成金というのは今のところないわけですから、その負担金が重荷になるという声をご存じでしょうか。 217 ◯議長(荻野一男君) 江野澤経済部長。 218 ◯経済部長(江野澤 清君) 承知しております。というのは、組合の負担につきましては、先ほど申し上げました今年度の東京湾漁業総合対策事業の総組合事業費は1億3,000万円でございます。ですから、そのうち市が県費を含めて6,100万円負担いたしますので、漁業組合の負担は約7,000万近くということになるというようなことから、この先ほど申し上げました経営状況の厳しさを知っているがゆえに、組合負担の重さも痛感しているところではございます。  以上です。 219 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 220 ◯7番(斉藤高根君) 今年度の予算というのはもう既に執行されているわけなんですけれども、今後とも市長を初め、予算化については今年度以降よろしくお願い申し上げまして、次、漁業現場についての質問に移らせていただきます。  まず、総枠的な話から申し上げます。これはちょっと観点が違いますので、注意しながらお聞きください。  海には窒素と燐が必要であります。木更津市全体の下水排水について伺います。下水道の水処理における高度処理は、木更津市においていつから始まり、どのような年度スケジュールであるか、お聞きします。 221 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 222 ◯都市整備部長(小川剛志君) お答えいたします。  現在木更津市下水処理場、水処理施設につきましては、昭和60年3月から行っておりまして、加えまして高度処理、窒素・燐酸を高度に処理する施設につきましては、平成16年6月から運用しております。そして、これは今後の予定でございますけれども、現在2系統で汚水処理を行っておりますけれども、今後、系統数を増やすという予定になっておりまして、そのスケジュールにつきましては、市街地への住宅、人口の張りつきの進捗状況、すなわち流入量の見合いによりまして、今後検討していきたいというふうに考えております。 223 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 224 ◯7番(斉藤高根君) ありがとうございます。  なぜそれをお聞きしたかというと、私が書いているコラムにも、「きれいな海と豊かな海」というタイトルにありますように、海には窒素と燐が必要であるという認識は部長、お持ちですか。 225 ◯議長(荻野一男君) 小川都市整備部長。 226 ◯都市整備部長(小川剛志君) お答えいたします。  植物の生長において窒素・燐酸・カリが3大栄養素であり、必要不可欠なものであるということは、中学校の理科の時間で教わったように記憶しております。しかしながら、海域におきましては、窒素・燐酸が過剰になりますと、富栄養化ということで、赤潮等が発生し、魚介類の死滅など、生態系の破壊につながるものと認識しております。  以上でございます。 227 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 228 ◯7番(斉藤高根君) ありがとうございました。  この質問はトリビア的なものであります。木更津の海は小櫃川などから運ばれてくる豊かな栄養をもとに発達したものであります。その後、小櫃堰・亀山ダムができて利水が始まり、今では下流にほとんど水が流れなくなっています。通常は利水され、その水は下水道に導かれ、処理されて流されます。最近の東京湾は、窒素や燐、ちなみにカリ分というのは海の植物には必要はございません、特に燐が不足するほどの状態になっています。この燐不足のおかげで、漁業者の減少を早めていることをご存じでしょうか。多分これは理解できないと思いますので、添付書類を皆様にお渡ししてあります。燐が減っていく年代とノリがとれなくなった年代が同じということを証明してあることでございます。  昨夜も実は全国の漁業者と懇談会がありまして、瀬戸内海を初め、多くの同じような意見が出されました。東京湾の燐をほとんど使い果たす年明けからは、ノリの収穫量が減っています。これは日本のほとんどの漁場に当てはまることで、しかしながら、下水の高度処理ということは、国の方針であります。今、豊かな海を取り戻すには、こうした科学的なデータをもとに、環境整備を進めていっていただきたく、恒常的な川の流れ、そして、高度処理などを再考していただくようにお願いするものでございます。  時間がないので、大綱4まで飛ばさせてください。大綱4の2質に入らせていただきます。  金田総合バスターミナルについてでございます。  6月9日に、木更津市選出の渡辺県議が、6月県会の一般質問で、金田西地区区画整理事業区域内におけるバスターミナル整備について、県はどのようにかかわっていくかを質問されました。これに対して、まちづくり担当部長の答弁は、現在木更津市では、市街化調整区域の中で土地利用の検討を行っているが、ターミナルの検討をするのであれば、それに付随して、今以上の駐車場のスペースや、暫定ターミナルにはないバスの待機場や点検整備のためのスペースが必要になるであろうと。ターミナルは区域内に設置することも考えられるが、広大な面積を要する駐車場等については、区域の中に含めることは余り現実的ではない、調整区域の土地利用の検討をするのであれば、隣接している調整区域についても活用を検討してはどうかという答弁がなされました。  そこでお尋ねします。  バスターミナル用地の提供、県からの提供はもちろん無償でしょうね。 229 ◯議長(荻野一男君) 金綱企画部長。 230 ◯企画部長(金綱房雄君) 市といたしましては、無償による提供をお願いしてまいりたいと、そういうふうに考えております。 231 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 232 ◯7番(斉藤高根君) ありがとうございます。  もう一点、これは初めて調整区域についての活用というのが、県議会場でなされたんですけれども、これについて、市の対応はどのような見解でありましょうか。 233 ◯議長(荻野一男君) 金綱企画部長。 234 ◯企画部長(金綱房雄君) この県会による回答は、若干誤解を招くおそれがあると、私は考えております。この中で、木更津市では、市街化区域の中での土地利用を検討を行っております。それで、その後に金田関係が連続で来ていますので、金田の市街化調整区域でそういう検討が市で行われていると、そういうふうに受け取られがちなんですけど、一般論として、木更津市で交通の結節点とか、市街化のぎりぎりの線、大区画道路のところにつくろうか、そういうところで一般論的な検討を木更津市でやっていると、そういう意味でございますので、金田自身はまだ土地利用が確定していない、バス利用もまだ規模は決まっていない、そういうことで、今のところ対象としては考えておりません。  以上です。 235 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 236 ◯7番(斉藤高根君) もう一回確認します。あくまでも県の提供する用地は、金田西地区区画整理内の土地を無償で提供していただくという認識をお持ちですか。 237 ◯議長(荻野一男君) 金綱企画部長。 238 ◯企画部長(金綱房雄君) 私どものスタンスとしては、そういうスタンスで臨んでいきたいと思っております。 239 ◯議長(荻野一男君) 斉藤議員。 240 ◯7番(斉藤高根君) ありがとうございました。  時間になってしまったので、いろいろあと20個ぐらい質問を用意してあったんですけれども、今回はこれで終わりたいと思います。
     どうもありがとうございました。   ─────────────────────────────────────── 241      ◎散会の宣告 ◯議長(荻野一男君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  次会は、明17日午前10時から会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。                                 (午後4時17分)   ───────────────────────────────────────      ◎本日の会議に付した事件  1.会議録署名議員の指名  1.会期日程の変更  1.平野秀樹君の一般質問及び当局の答弁  1.西 勝義君の一般質問及び当局の答弁  1.小林紀之君の一般質問及び当局の答弁  1.鶴岡大治君の一般質問及び当局の答弁  1.斉藤高根君の一般質問及び当局の答弁 上記会議録を証するため下記署名いたします。  平成  年  月  日      議     長   荻  野  一  男      副  議  長   橋  口  武  信      署 名 議 員   山  形  誠  子      署 名 議 員   鶴  岡  大  治 Copyright © Kisarazu City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...