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12月20日-03号

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  1. 館山市議会 2019-12-20
    12月20日-03号


    取得元: 館山市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-07
    令和 元年 12月 定例会(第4回)1 令和元年12月20日(金曜日)午前10時1 館山市役所議場1 出席議員 18名       1番  佐 野 聖 一          2番  長谷川 秀 徳       3番  倉 田 孝 浩          4番  鈴 木 ひとみ       5番  室   厚 美          6番  石 井 敏 宏       7番  森   正 一          8番  瀬 能 孝 夫       9番  望 月   昇         10番  石 井 敬 之      11番  太 田   浩         12番  龍 﨑   滋      13番  石 井 信 重         14番  鈴 木 正 一      15番  秋 山 光 章         16番  榎 本 祐 三      17番  本 橋 亮 一         18番  鈴 木 順 子1 欠席議員  なし1 出席説明員  市     長  金 丸 謙 一     副  市  長  田 中   豊  総 合 政策部長  川 上   孝     総 務 部 長  山 口 浩 一  健 康 福祉部長  熊 井 成 和     経 済 観光部長  石 井 博 臣  建 設 環境部長  加 藤 浩 一     会 計 管 理 者  杉 田 和 義    教 育 委 員 会  出 山 裕 之     教 育 部 長  井 澤   浩  教  育  長  監 査 委 員  鈴 木 弘 明     監 査 事務局長  滝 本 康 之  選挙管理委員会  髙 梨 哲 朗     選挙管理委員会  滝 本 康 之  委  員  長              事務局書記長           農業委員会会長  脇 田 安 保     農 業 委 員 会  網 城   修                       事 務 局 長1 出席事務局職員  事 務 局 長  石 井   修     書     記  鈴 木 一 也  書     記  和 田 敦 子     書     記  前 田 みなみ  書     記  秋 山   昭     書     記  大 澤 晴 伸1 議事日程(第3号) 令和元年12月20日午前10時開議      議案第70号 会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の             制定について                              議案第71号 館山市会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について   日程第1 議案第74号 令和元年台風15号及び19号並びに10月25日の大雨による被             災者に対する市税の減免の特例に関する条例の制定について         議案第75号 令和元年台風15号及び19号並びに10月25日の大雨による被             災者に対する介護保険料の減免の特例に関する条例の制定について      議案第72号 令和元年度館山一般会計補正予算(第8号)          日程第2                                            議案第73号 令和元年度館山介護保険特別会計補正予算(第2号)      日程第3 発議案第4号 専決処分事項の指定について △開議午前10時00分 ○議長(石井信重) 本日の出席議員数18名、これより第4回市議会定例会第3日目の会議を開きます。 △議長の報告 ○議長(石井信重) 市長から、地方自治法第180条による専決処分の報告がされております。お手元に配付の印刷書により御了承願います。 本日の議事は、お手元に配付の日程表により行います。 △議案の上程 ○議長(石井信重) 日程第1、議案第70号、議案第71号、議案第74号及び議案第75号の各議案を一括して議題といたします。 △質疑応答 ○議長(石井信重) これより一般議案質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 通告がありますので、順次発言を許します。 6番石井敏宏議員。御登壇願います。         (6番議員石井敏宏登壇) ◆6番(石井敏宏) おはようございます。では、通告どおり質疑を行います。 大きな1、議案第70号会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について。1番、会計年度任用職員制度は、一般職非常勤職員が対象とのことですが、非常勤保育士は含まれるのでしょうか。 2番、非常勤職員で対象外の職種はあるのでしょうか。 3番、会計年度任用職員の募集は令和2年1月上旬からとのことですが、現在の非常勤職員もその対象となり、面接や書類での選考が行われるのでしょうか。 4番、平成29年度の南房総市と館山市の決算カードを比較したところ、南房総市の職員数は434人、館山市の職員数は373人であり、館山市が61人も少ない状況でした。会計年度任用職員は重要ですが、本来であれば正規職員もふやすべきではないでしょうか。 大きな2番、議案第71号館山市会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について。1番、フルタイム会計年度任用職員は条例に給料表がありますが、パートタイム会計年度任用職員の報酬額は規則に委任されているのはなぜでしょうか。 2番、パートタイム会計年度任用職員に昇給、昇格はあるのでしょうか。 3番、パートタイム会計年度任用職員有給休暇はあるのでしょうか。 以上になります。答弁によりましては再質問させていただきます。 以上です。 ○議長(石井信重) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) おはようございます。石井敏宏議員の質問にお答えいたします。 議案第70号に関する第1点目、非常勤の保育士が会計年度任用職員に含まれるのかについてですが、保育園等で勤務する非常勤職員一般職非常勤職員であり、会計年度任用職員に移行することになります。 次に、第2点目、対象外となる非常勤職員の職種についてですが、非常勤職員は特別職と一般職に分けられます。特別職に当たる職については、地方公務員法第3条第3項に定められており、それ以外の職は全て一般職になります。今回の会計年度任用職員への移行は、一般職非常勤職員がその対象となることから、監査委員や選挙における投票立会人などの特別職非常勤職員会計年度任用職員の対象外になります。 次に、第3点目、現在の非常勤職員会計年度任用職員の募集の対象となるのかについてですが、現行の制度においても一般職の非常勤職員については各年度の期間内の任期で能力、適性等を判断し任用しています。令和2年4月以降も会計年度任用職員としての任用を希望される場合には、改めて会計年度任用職員の募集に応募していただき、選考を受けることになります。 次に、第4点目、正規職員の増員についてですが、平成29年4月1日における常勤一般職の職員数は、普通会計に属する職員数が373人で、普通会計以外の職員を含む全職員数は404人となっていました。全国規模の比較基準である類似団体と比較した場合、館山市においては類似団体平均を下回る職員数であったのに対し、南房総市においては類似団体平均を上回る職員数となっていました。館山市では、これまで行財政改革取り組みとして掲げられた人件費の抑制という方針に基づき定員管理を進め、職員数を削減してきました。その結果、近年では400人程度の職員数で推移してきたところです。一方で、国、県からの権限移譲やたび重なる制度改正行政ニーズ複雑多様化などにより業務量は年々増加していることから、平成31年4月1日を始期とする第6期館山市定員適正化計画においては、職員の減少により発生している業務の非効率や職員への過度の負担を是正し、将来にわたって持続可能な組織とするため、一定水準まで正規職員数の増加を図る方針に切りかえ、増員を図っているところです。そうした中、職員の増員は人件費の増加に直結することから、限られた人的資源をどの部門に優先配分するか等を慎重に判断した上で、定員管理を進めたいと考えています。 次に、議案第71号に関する第1点目、パートタイム会計年度任用職員の報酬額についてですが、パートタイム会計年度任用職員の報酬は、職種により、月額、日額、時間額によるものなどさまざまであり、任用に当たっても職種や勤務時間、勤務日数など多様であることから、条例では報酬額の上限額のみを定め、報酬額の決定の基準については規則に規定することとしたものです。 次に、第2点目、パートタイム会計年度任用職員の昇給、昇格についてですが、会計年度任用職員の任期は1会計年度内を任期として任用することとされており、複数年度にわたっての任用はできないことから、正規職員のように昇給や昇格はありません。しかしながら、任期終了後、翌年度以降に再度会計年度任用職員として任用される場合には、職種によっては過去における会計年度任用職員としての経験を踏まえ、報酬額を設定することとしており、結果として昇給するのと同様に報酬額が上がることになります。 次に、第3点目、パートタイム会計年度任用職員有給休暇についてですが、休暇については国の一般職の非常勤職員に準じて定めています。フルタイムパートタイムいずれの会計年度任用職員であっても、年次有給休暇のほか、親族の死亡や結婚等を事由とした特別休暇などを取得することができます。 以上です。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) じゃ、ちょっと大きな2番のところ、規則に委任されているのは多様であるから規則のほうがいい、そういう答えがありまして、パートタイムも上がる場合があるという答えだったと思います。それで、フルタイムの場合はしっかりと職務の号と級がやっていって、これでどんどん上がっていくと号級のところが125で30万4,200円まであるんですけれども、パートタイムの場合もこういった規則において、こういった表はつくっていくんでしょうか。 ○議長(石井信重) 山口総務部長。 ◎総務部長山口浩一) 現在の非常勤職員が従事する職種としては46種類に及びます。そういったことで、先ほど市長答弁のように人によってさまざまな状況だということであるわけでございますが、金額的には毎年の最低賃金の改定、あと国、県なんかの制度改正による影響、補助基準額が変わったりすると、それに伴って人件費なんかを見直しをしたりとかということで、まず間違いなく毎年変わっていくものかと思います。それで、各事務事業、職種に関して単価表をつくっておりまして、それでその改正が想定されることを総合的に検討して、規則で対応するということにしたものでございますが、毎年同じ方が更新というか、任用を繰り返した場合は、毎年上がっていくような形になっているところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) 今回の条例、国策として会計年度任用職員制度、制度としてはフルタイムパートタイムと両方あるわけですが、これは国から、大体全国ではこういったものって私は同じようなものじゃないかと思うんですけれども、これは何か大体全国の例に倣ったものなんでしょうか、それともこれは館山市の独自色が出ているものなんでしょうか。 ○議長(石井信重) 山口総務部長。 ◎総務部長山口浩一) 基本的な法律改正に伴うものでございまして、総務省のほうから120ページぐらい、QアンドAも含めて細かいマニュアルが示されております。その中で地域の実情とか地域の民間企業さん等の情勢、そういったものを配慮して、ある程度各市町村で独自に決められるところもございまして、館山市の場合は制度としてはフルタイムパートタイムという大きく2制度があるわけでございますが、現状としましてパートタイムを採用してやっていくという形でございます。 以上です。
    ◆6番(石井敏宏) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(石井信重) 以上で6番石井敏宏議員の質疑を終わります。 次に、18番鈴木順子議員。御登壇願います。         (18番議員鈴木順子登壇) ◆18番(鈴木順子) 通告をいたしました議案第70号、議案第71号、関連しますので、1番、2番と大きく分けてありますが、質問をさせていただきます。 まず、議案第70号、先ほどの石井敏宏議員と重なる質問が多々ございますけれども、私この非常勤の職員の賃金のあり方についてかねてより何回もこの場で指摘をしてきたところでございますので、お答えをいただければというふうに思います。まず、第70号のほうなんですが、館山市の農業協力員がここで廃止をされるというふうに言及をしておりますが、この状況を、現状とその影響についてお伺いをいたしたいと思います。 次に、第71号なんですが、今もちょっと議論になっておりましたけれども、毎年の賃金上昇についてどうなっていくのかお聞かせをください。 それと、次に期末手当の支給日なんですが、正規の職員と同一日ではないというふうに読み取れますが、その辺はどうなのかお聞かせをください。 次に、議案の第74号、税に関する減免の関係なんですが、第74号及び第75号についてお伺いをいたします。市税の減免をするわけなんですが、そしてまた第75号では災害で被害を遭われた方への介護保険料の減免なんですが、それぞれの減免の額をどう見積もっておられるのか。現時点でどのように考えているのかお聞かせを願いたいというふうに思います。 以上が私の質問ですが、御答弁によりましては再質問をさせていただきます。 ○議長(石井信重) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 鈴木順子議員の質問にお答えいたします。 議案第70号に関する館山市農業協力員についてですが、現在は館山市農業協力員設置条例に基づき、各地区の農家組合からそれぞれ推薦された方、131名を非常勤特別職として委嘱しています。農業協力員に依頼している業務としては、各地区内での経営所得安定対策に係る営農計画書の配布や回収を初め、農道等の農業施設の改修等を行うための資材交付小規模土地改良事業申請事務、災害時の報告、多面的機能支払交付金等の制度の周知や取り組みの調整など、農業行政の多岐にわたる業務に御協力をいただいているところです。今回の条例の廃止により、非常勤特別職としての委嘱はなくなりますが、農政の円滑な推進を図るためには農業協力員の制度は継続させていく必要があるため、新たに設置要綱を制定した上で、引き続き農業協力員としてお願いする予定でいますので、業務への影響はないと考えています。 次に、議案第71号に関する年ごとの賃金上昇についてですが、会計年度任用職員の報酬等については、再度の任用時において過去における会計年度任用職員としての経験を踏まえて報酬額等の見直しを行いますので、職種によっては経験に基づき報酬額等の単価が上がることになります。そのほか、毎年度実施される最低賃金額の改定や人事院勧告の結果などを考慮し、報酬額等の見直しについて随時検討していきますので、その結果報酬額等の単価が上がる場合もあります。また、期末手当の支給日についてですが、会計年度任用職員期末手当の算出基礎となる一月当たりの平均報酬額は、その勤務実績に基づき算出する必要があるため、正規職員と同じスケジュールで支給することは事務処理上困難となります。今後、支給日について検討することになりますが、可能な限り早期に支給できるよう配慮したいと考えています。 次に、議案第74号及び議案第75号に関する減免に対するそれぞれの影響額の見込みについてですが、減免される金額は議案第74号に関する市民税、固定資産税都市計画税国民健康保険税については、合わせて約7,800万円、議案第75号に関する介護保険料については約1,200万円、総額で約9,000万円と見込んでいます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) 再質問をさせていただきたいと思います。 まず、農業協力員の関係なんですが、ちょっと伺いますが、この制度からは外れるとしても、今やっている業務は別のもので対応していくということで、今御答弁いただきましたけれども、この131人の人たちの現行得ている報酬が、そのまま報酬については変わらないという考えでよろしいんでしょうか。 ○議長(石井信重) 石井経済観光部長。 ◎経済観光部長石井博臣) 農業協力員さんの次年度以降の報酬に関してなんですけれども、今年度当初予算では270万ほどでございました。来年度仕組みが変わるという中で、報酬の部分がなくなるといいますか、今までは報酬と報償金という形で270万だったんですが、報酬の部分がなくなって、なおかつ報償金の額等も見直した中で、次年度の予算ですので、今調整しているところでございますけれども、少しというか、かなりちょっと下がってくるというのが現状です。ただし、今市長から答弁ありましたように、経営所得安定対策に係る営農計画書というのがあって、いわゆる転作の計画書なんですが、これの配布と回収今までお願いしたところですが、これについては次年度から郵送で直接やりとりすることになりますので、かなり業務というか、お願いする事項としては少なくなってくるかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) 要は業務を減らして、その分お願いしている報酬も減らしていこうということという理解かというふうに思います。131人とかなりの人々がこの仕事に携わっていて、大変御協力いただいていることは関係者の方々からもよく話されることなんですが、そういった方々の日ごろの本当に尽力をいただいていることに対しては、業務量が減るといっても恐らく資料の書き方がわからないので教えてくれとか、想定外のことが出る可能性もあるので、その辺を加味しながら、また対応をお願いをしていただきたいということをここで強くお願いをしておきます。訴えておきます。 次に、会計年度任用職員なんですが、たまたま私はいつもこの場で申し上げているのは、この対象の人たちは今までは物扱い、物件費の中に働いた自分たちの賃金が入っているということで、物から人へということで言えば、私はやっと正常な形になったなということは理解し、そのことについてはありがたく思っているところではありますが、ただ各全国の自治体から聞こえてくる声は、やはり地方のそれぞれの自治体がこの人件費となったお金を負担しなければならないというところで、悲鳴に似たような声が上がっていることは事実かなというふうに思っています。そのことはまた後でお願いするとして、そこで全国の、2年前ですか。19年だから3年前の統計ですと、全国の非常勤職員の働いている人たちの男女比率というのが一時問題になっていたんですが、当時3年前は女性が75%、男性が25%というふうに総務省で統計とったところが言われておりますが、館山の男女の比率というのはどうなっていますでしょうか。 ○議長(石井信重) 山口総務部長。 ◎総務部長山口浩一) 館山市の非常勤職員の現在の総数でございますが、299名、そのうち20時間以上勤務している方、雇用保険加入されている方は233名という形でございますが、その233名に関しましての男女比ということでございますが、男性が70人、比率としては約30%、女性が163人で70%ということで、全国の平均に比べると多少男女の格差が狭いかなという、そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) 恐らく総務省の統計も3年前のですから、幾らか動きはあるんじゃないかなというふうに想定はできるんですが、館山は男女共同参画取り組みさまざまやっています。いつもこの問題出すと、女性の働き方ということをよく議論されておりましたけれども、やはり男女共同参画の観点からいえば、女性が審議会などに30%を超えるとか、そういう議論ではなくて、やはり男性も女性も同等であるという中から、やはり働きたいという人がいる限りは、この比率はやっぱり公平になるように持っていっていただければというふうに指摘をしておきたいというふうに思います。 それから、期末手当の関係なんですが、2.6カ月を支給をしなさいということで規定をされているわけなんですが、この2.6カ月というのは、未来永劫この法律がある限り変わるということはないんでしょうか。 ○議長(石井信重) 山口総務部長。 ◎総務部長山口浩一) こちらの今回の法律改正も含めて、国のほうの基準に基づいてやってございますので、我々の正規職員に関しても結構年によって変わったりする、そういった人勧ベースのことはもしかするとあるかもしれませんが、基本的なものは変わらないという認識でいるところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) 私も今変な言葉使っちゃいましたけれども、できれば2.6カ月でも少しずつ報酬が上がっていくということがあるんだとすれば、やはり少しずついい状況に持っていっていただくということも今後は考えていかなければならないときが来るんではないかなということで、またその辺は社会的に変わったときは、やはりここも変えていきたいというふうなことがあるかもしれません。 そして、ちょっとここで聞いておきたいんですけれども、正規の職員、人勧との関係があって、大変この時期、特に冬場の時期などは一人一人の働いている人たちが民間の状況を踏まえた上で出されるものですから、やはり注意をしながら、注視をしながら過ごされていることは承知のとおりなんですが、ただ先般、本当に多くの自治体から言われているように、金がない、金がないのオンパレードなんです。そんな中で、正規職員の賃金のほうにこの任用の職員の期末手当あるいは時間給から月額へと移行するわけなんですけれども、そこの中での賃金がとてもじゃないけれども払えないというふうになった場合、やはり正規の職員への賃金への影響なんてことはならないように、そこまで言及することにならないように申し上げておきたいというふうに思います。今は大変この制度自体、いい制度ではあるけれども、やはり自治体にとっては財政的にきついということは多くの自治体が危惧しているところで、さまざまな意見を国に上げたりという動きも出始めているというふうに聞いております。そこで、私もこれ総務省の肝いりで行った働き方改革の一環ですから、やはり国はなぜこうなっているかということもよくお考えいただいて、何らかの財政支援というのは私はするべきではないかなというふうに思っているんです。そんな中、市長にぜひお聞かせを願いたいんですが、市長は市長さん同士の、首長さん同士の交流とか会議とかお持ちなわけでしょうから、その中でまたこの問題について何らかの行動、アクション、国に対して起こそうというようなお考えがあるのかないのか、あるいは既にやっているのか、その辺について、また市長のお考えも含めてお聞かせを願えればというふうに思います。 ○議長(石井信重) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) これは、本来あるべき姿に近づいてきているかなという思いでいます。ところが、弱小の地方公共団体というのは非常に財政的に厳しい段階にありまして、その中ではやはり国から、県からいろいろもう業務がどんどんおりてくるんです。それに対して、その裏づけるお金がついてこないという苦しみがありまして、そういうことは全国の市長会を通じて、県の市長会からですけれども、全国の市長会を通じて申し出をしております。個々に、全体で話しても仕方がないので、項目ごとに分けて要望しているところであります。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) その取り組みは、ぜひ進めてほしいなというふうに思います。 振り返れば、長年臨時で働いていた方々が、館山においては交通費の支給もなかったという中で、県の状況を見て、交通費の支給も私に言わせれば微々たるものかもしれませんが、それでも支給に踏み切ったということは一つの私はいい動きだったなというふうに思っている中、やはりなぜここでこの問題が、国は働き方改革の一環だなんていうことを言っていますけれども、踏み切ったのかといえば、やはり各地方の自治体の中で財政が大変なんで、やっぱり事業の委託化を進めてみたり、あるいは正規の職員を減らし、非正規をふやしていくという、そういう方策をとったことが私は背景にあるんだなというふうに思っています。そういった中、私もちょっと全国の状況、そしてまた県内の状況を幾つか調べてみたんですが、臨時職員についてはやっぱり各年度本当にふえ続けているんです。平成17年になるんですけれども、ここでは45万6,000人だったものが、平成20年には49万、平成28年度には64万ということで、自治体で占める非常勤職員の割合というのは32.7%というのが総務省の統計に載っています。そういった中で、働いている非常勤の職員の皆さんにとりましては、人件費として自分たちが働いたものをまた一致されるということは非常に、先ほども答弁がありましたけれども、正常な形に近づいているというふうなことなんだろうというふうに思います。県内の状況なんですけれども、いいところから言っちゃうと、松戸市が今回の変更によって人件費のプラスが約3億というふうに言われております。流山も2億台だったかなというふうに思うんですが、驚きますのは県内でも突出して驚きを関係の方々が得ているのは我孫子市であります。我孫子市は、人口はふえているはずなんですが、その背景は私もよくわからないんですが、またこれからちょっと調査に入りたいというふうに思っているんですが、非常勤職員と正規の職員の割合が、非常勤職員50%超えしちゃったって聞いています。そうすると、やはり非常勤職員への今回の改正で得る手当の件については大変厳しいということで、我孫子市から提案されているのは2.6カ月ではなくて1.3カ月というふうに聞いています。そういったこともあるのかなって実は思っていまして、館山もこの何年か、ちょっと数字は忘れちゃいましたけれども、200人ぐらいでずっと推移していたのが、もう300に手が届くというところでありますので、我孫子のことを笑ってはいられないというような状況は間違いないかなというふうに思っています。そこで、千葉市だとか船橋市なんかもその条例の中の規定にこれを入れろなんていうことで、詳しく調べたら、また担当のほうも調べたらよろしいかなと思うんですが、非常に大変な苦労をしながら条例をつくり上げてきた、あるいはつくるというふうに聞いています。 そこで、伺いますが、今回館山市のこのことを制度を改正することで、人件費の負担の見積もりというのはどの程度を見積もっていますか。 ○議長(石井信重) 山口総務部長。 ◎総務部長山口浩一) 今回、令和元年度と比較してのプラスでお答えさせていただきたいと思うんですが、平年ベースで約1億円程度の支出増が見込まれているところでございます。ただし、来年、スタートする令和2年度につきましては、最初の期末手当が6月支給でございまして、1年分でございませんので、来年度に関しましては約6,400万円程度の支出増になるということで見込んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) 先ほどちょっと質問し忘れてしまったんだけれども、市長が支給、この2.6カ月の支給をする日というのを、答弁ですと正規の職員と同一の日ではならないというふうに伺いました。それは、事務的な手続の中、なかなか厳しいということであろうかというふうに思いますが、大変ではありますでしょうけれども、やはりたとえ正規であろうと非常勤であろうと、やはり期末手当の支給がちょっと離れているということも精神的にどうなのかなというふうな思いもしますので、大変ではあることは承知な上なんですが、なるべくこれは近づけていっていただく必要がありますので、その辺もそういう意識を持ってやっていただければということをお願いをしておきたいというふうに思います。 この問題については、注文はたくさんあるんですが、1つ1つ前進をするという意味では、私は理解はできるのかなというふうに思っております。正直言って、再三言って大変恐縮ですが、人として同じ職場で働いてる人が同じ人として働けるということについては大変いい行為だなというふうに思います。あとは、それこそ国から口だけではなくて、無駄なところ、今回の会計検査院の結果にもあるように、本当に無駄遣いが甚だしい、国の行政の中で。人が働いて生きていける、いくためのお金というのは、やはり出してほしいということをお願いを私自身もしたいというふうに思っておりますので、今後ともよろしくお願いをいたします。 次に、最後なんですが、3番目の減免の関係なんですが、わかりましたが、これは現時点での額でありますので、これがまた日を追うごとに多分変わってくるんではないかなということを危惧しておりますが、その辺のお考えについてはどのように考えていますか。 ○議長(石井信重) 山口総務部長。 ◎総務部長山口浩一) 被災された方への支援メニューの中で、税金の免除関係というのは非常に大きいものでございまして、その辺の今制度設計、受け付け関係の準備をプロジェクトチームをつくってしているところでございます。その中で、きちんとした対応をしたいということでありまして、罹災証明の場合は基本的には住家に関しての支援が主になりますが、税金の減免に関しましては固定資産税がかかっているということになると、住家以外のものも当然あるわけでございますので、基本的には住民の方には非常にお手数かけますが、申請をしていただいて、お話を承って、内容をきちんと審査した上で減免をしていく、そういう手順を踏みたいと思っております。そういったことで、結果的には当然のことながら漏らす者が減れば減免額も当然ふえていくということになろうかと思いますし、そういった体制を組んで進めていきたいと思っておりますので、詳細はまた市民の皆様にお伝えしたいということで考えてございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) 最後にお願いなんですが、役所に相談に来いはいいんですが、来れない人をどうするか。これ本当に今回の災害の中で足りていないところの一つではないかなというふうに思いますので、なるべく住民に近いところでの説明であるとか相談であるとか、お願いをしておきたいというふうに思います。 終わります。 ○議長(石井信重) 以上で18番鈴木順子議員の質疑を終わります。 以上で通告者による質疑を終わりますが、通告をしない議員で御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。 △委員会付託の省略 ○議長(石井信重) お諮りいたします。 各議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(石井信重) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。 △討論 ○議長(石井信重) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 討論ありませんか。  討論なしと認めます。よって、討論を終わります。 △採決 ○議長(石井信重) これより採決いたします。 各議案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(石井信重) 御異議なしと認めます。よって、各議案は原案どおり可決されました。 △議案の上程 ○議長(石井信重) 日程第2、議案第72号及び議案第73号の両議案を一括して議題といたします。 △質疑応答 ○議長(石井信重) これより、補正予算質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 発言の際はページをお示しくださるようお願いします。 通告がありますので、順次発言を許します。 5番室 厚美議員。御登壇願います。         (5番議員室 厚美登壇) ◆5番(室厚美) おはようございます。議案第72号令和元年度館山一般会計補正予算(第8号)につきまして、大きく2点質問いたします。 1点目、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第7目防災対策費、議案15ページで、説明資料8ページになります。防災用備蓄品等購入費について、不織布毛布、アルファ米、保存水はどのように配布しましたでしょうか。また、それぞれの購入単価についてお伺いいたします。 大きな2点目、歳出、第8款土木費、第5項都市計画費、第2目街路事業費、議案25ページで、説明資料11ページになります。船形館山線道路整備事業について、以下船形バイパスとお話しいたします。こちらについて、用地補償交渉が難航しているということですけれども、用地取得できる可能性はあるのでしょうか。 2点目、年度内に本事業費を執行しない場合、どうなるかを教えていただきたいと思います。 通告は以上です。御答弁の後、再質問させていただきます。 ○議長(石井信重) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 室 厚美議員の質問にお答えいたします。 議案第72号に関する第1点目、防災用備蓄品等購入費に関する備蓄品の配布方法についてですが、台風15号及び19号の接近に伴い、開設した避難所に市の防災備蓄倉庫に保管してあった毛布やアルファ米、保存水などの備蓄品を運び入れ、避難所に避難された方に随時配布しました。また、それぞれの備蓄品の購入単価についてですが、今回補正予算に計上した物品に関しては、これから入札を行うため、回答は差し控えさせていただきます。 次に、第2点目、船形館山線道路整備事業についての1つ目、用地取得の可能性についてですが、船形バイパスは災害時の避難経路として、また通学児童や高齢者などの歩行者の安全確保、雨水排水路の整備による冠水被害の解消、さらには地域経済の活性化など、多くの整備効果が期待される道路です。現在のところ、用地交渉は個々に事情があることから難航していますが、今後とも地権者の了解が得られるよう、誠心誠意、粘り強く交渉を続けていきます。 次に、2つ目、年度内に本事業費を執行しない場合の影響についてですが、事業の実施に当たっては国の社会資本整備総合交付金の活用が不可欠であり、本予算を執行しなかった場合には内示を受けた交付金に不用額が生じ、今後の交付にも影響が出てくることが懸念されます。このことから、交付金を有効に活用するため、千葉県と協議を行いながら、次年度以降に予定していた工事などを前倒しで実施し、事業の推進を図ります。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) では、まず1点目、防災用備蓄品等購入費ですけれども、毛布について、予算書を見ますと消耗品費が約600万円、それでそれが2,210枚ということで、計算すると約2,700円ぐらいになると思うんですけれども、前回購入したときの毛布、それからアルファ米、保存水、それぞれの金額を教えてください。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 過去に購入した価格でございますけれども、まず毛布につきましては約3,000円ほどです。アルファ米につきましては、1食約300円ほどです。それから、あと保存水につきまして、500ミリリッター、1本約120円ほどとなっております。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) 毛布代3,000円というのは、多分普通の感覚からして、皆さん、そんなにかかっていると思わずに気軽にもらっていると思うんです。今回、使わなかったときに廃棄するのか、それともクリーニングに出すのか、そういう議論があったと思うんですが、クリーニングに出すとしたら幾らぐらいなのか。あるいは今回はどういうふうに処理をされたかを教えてください。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) これクリーニングをした場合でございますけれども、あとそれと長期に保存するためにパック詰めをしております。再パック、それを含めまして約2,500円ほどとなります。あと、今回使ったものをどうしたかということでございますが、これは使用済みの毛布につきましては、避難者に持ち帰っていただいたり、あとあるいは福祉の関係の施設で活用していただいたり、それからあとその後、長野県長野市において被害が出ましたけれども、そこで寒さ対策用として毛布が必要とされておりまして、そこへ1,000枚ほど寄附したものもございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) 今回お聞きしているのは、そういう単価も、市民の方にもいろいろかかる費用というのはお知らせしたほうがいいんじゃないかなと思って、あえてお聞きしています。これがまた廃棄処分となると非常にもったいないですし、またその廃棄の費用もかかるということなので、使うなとは言いませんけれども、例えば持ってこれるものは持ってこようよとか、一日だけ、長くなればしようがないと思うんですけれども、食べ物も基本的には持ってきてくださいということをアナウンスしたと思うんですけれども、現場でも当然出せよみたいな話もあったということもお聞きしますし、自分でできることをなるべく市民の方にもいろいろ伝えていくという意味で、この単価等もある時期に公表したりとか、そういうことで皆さんの意識を高めていく、防災意識を高めるという意味で今回は質問いたしました。 では、第2点の船形バイパスについて、まずは数字を確認したいと思います。昨年度末までの累計で総支出額、そしてそのうちの用地費及び補償費は幾らになりますでしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 昨年度末までの船形バイパス本体につきましての支出総額でございますけれども、約4億4,200万ほどでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) そのうちの用地費及び補償費もお聞きしたんですが、大半が今までは用地費だったというふうに担当の方からお聞きしています。今年度末まで、今年度予算が約5億6,000万円だったと思うんで、そうするとことし末までの、今年度末で約10億という予定の事業だと思います。今年度の予算のうち、用地費と補償費の予算は幾らで、そのうち現時点でもう既に支出が決まっている金額は幾らになりますでしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 昨年度までの支出額のうちの用地費につきましては7,100万ほど、補償費につきましては3億3,600万ほどになっております。それから、今年度の用地及び補償費でございます。先ほどの5.6億につきましては、これは都市計画事業費ということでございますので、船形バイパス本体だけで5.6億ではございませんで、そこに取りつけ道路等ございますので、5.6億ではなくて、船形バイパス本体で言いますと、用地費で6,160万ほどが本年度の予算、補償費が約3億7,400万ほどになっております。そして、今年度のいわゆる支出負担行為ということで支出を予定するものは、用地費で440万ほど、補償費で7,900万ほどになっております。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) そうしますと、今年度用地費と補償費合わせると約4億3,000万で、そのうち現時点で決定しているのが8,000万円、残りが約3億5,000万円ということで、そのうち今回は1億円をほかに振り向けるということでよろしいでしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) そのとおりでございます。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) 用地取得の割合についてお聞きします。 現時点での用地取得の割合、そして件数について、あと何件ぐらい残っているかというのは教えていただけますか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 船形バイパス本体で申しますと、令和元年12月1日現在の用地取得率は、面積ベースで69.9%でございます。また、残っている契約数でございますけれども、船形バイパス本体にかかりましては、残りは15件というふうに見込んでおります。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) 今回、1億だけ振り向けるということですが、年度内にほかの、あと2億以上あると思うんですけれども、その分が用地買収できなかった場合はどういう対応をされるんでしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 用地買収できなかった場合というよりも、用地買収できるように努力していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) もちろんそうなんですけれども、できなかった場合は、今回減額補正ということになるんでしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) その執行できなかった時点で考えたいと思っております。県と協議しながら考えていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) 今回、じゃ1億だけ減額、ほかに振りかえしたのはどういう理由でしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 先ほど市長が答弁いたしましたとおり、交付金を有効活用するために、千葉県と協議をしながら次年度以降に予定している工事などを前倒しして実施しまして、事業の推進を図ろうとするものでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) もしこれを執行しなかった場合に、今後の交付金の交付にも影響が出てくることが懸念されるというお話だったんですが、懸念されるということで、実際に確認はされているんでしょうか。例えば国にそういった協議をしているのか、お聞きしたいんです。というのは、済みません。今災害が起こっておりまして、被災者対応に人もお金もなるべく振り向けようということで、今予算でも使っていないものは使うのはやめてというお話を聞いています。その中で、この船形バイパスについても、もちろん国のお金がかかわっているんですけれども、こういう非常事態だから、まだ用地交渉に非常に力もかかるし、それは被災者対応を先に優先したい、ついてはこの交付金についても例外扱いでお願いできないかというような交渉をされていますかということをお聞きしたいです。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 県との協議の中で、今回も予算執行が、用地買収が難航しているということで県と協議をしております。ただその中でも、やはり館山市としても各種要望の中で、いわゆる道路財源、道路予算につきましては充実してくれという要望をしている中で、災害があったからといって、それを繰り延べてというのはなかなか難しいかなというふうに思ってはいるところでございますし、また県との協議の中でも交付金を、先ほど言いました用地買収が難航しているんでどうにかできないかという話をしてはいるんですけれども、なかなかそこは使えるよう努力してほしいということで言われているところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) それは、そういう部署としての、部長としての意見はわかるんですけれども、もうそれを、そういう状態を超えて、この非常時、被災者対応ということを本当に最優先しなくてはいけないということで、イベントも中止したりとか、命にかかわること以外は後回しというか、少し置いといて、まずは被災者対応ということで、国や県にその相談を市長としてできないかということをお聞きしています。そういうことをする気がないのか、あるいはその辺はどうでしょうか。市長にお聞きします。 ○議長(石井信重) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) それは当然、議員がおっしゃっていることは当然で、国に全省庁という言葉ではどうかと思いますけれども、ほとんどの省庁にはお願いして、国に、また県に何回も足を運んでお願いしているというところでございまして、この船形バイパスの来ているお金をそちらに振り向けるというのは非常に実際的にはこの期間では難しい。いろんな手続をしなきゃいけない、いろんな省庁の壁を飛び越えなきゃいけないというような面もありますんで、それとこれとはまた私は別に考えて、いろんな形で支援をお願いしているというところでございます。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) この船形バイパスのお金をほかに振り向けるではなくって、船形バイパスの事業を一旦ここで中断して、その分を例えば市で使えるお金がそのうち半分ぐらいあると思うんですけれども、その分を被災者支援に充てるということで、船形バイパスを一旦中断できないか、できる方法はないかという交渉をしたかどうかということをお聞きしたいんですけれども。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 先ほど言いましたように直接国ということはないんですけれども、県のほうと災害の関係であるとか、用地の難航であるとか、そういう話で協議はしているところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 室議員。 ◆5番(室厚美) それでは、市長から国にそういう交渉あるいは相談はしていないということでよろしいでしょうか。 ○議長(石井信重) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) それとこれとは私は別だというふうに考えていまして、災害は災害に関しての要望は各省庁にお願いしている。また、県にももちろんですけれども。この船形バイパスに関しては、これは国にずっと要望している中で、引き続き国で配慮をいただいてつけていただいているものですから、国、県で。それで、それはそれとして進めているというところでございます。 ○議長(石井信重) 室議員。
    ◆5番(室厚美) それとこれとは別というのは、被災者支援と船形バイパスのことは別という意味でしょうか。要は例外をつくるべきではないと私は思っています。国……何かおかしいですか。何ですか。それとこれとは別という意味が私にはよくわからないんですけれども。国でもこういう非常事態だから、いろんなことを例外的にやっていることはたくさんあると思います。その中で、国に要望している事業ではありますけれども、今何を優先すべきかというと被災者支援。まだ少なくとも普通に住める家ができるまでは非常事態と私は考えておりまして、そのときに使えるお金が少しでも市のほうにあるんであれば、それを回す努力あるいは交渉を怠るべきではない。できることは全てやるという意気込みをお聞きしたかったのでお聞きしました。 質問は以上で終わります。 ○議長(石井信重) 以上で5番室 厚美議員の質疑を終わります。 次に、6番石井敏宏議員。御登壇願います。         (6番議員石井敏宏登壇) ◆6番(石井敏宏) では、通告に従いまして質疑に入ります。 大きな1番、議案第72号令和元年度館山一般会計補正予算(第8号)について。1番、説明資料で8ページ、コミュニティ事業補助金。(1)番、コミュニティ集会施設等とは、具体的にどこの何であるのか伺います。 (2)番、この補助金について市内の全地区から要望を聞いたのでしょうか。 2番、説明資料、9ページになります。これは、自立支援等給付事業、それとその下に自立支援関連事業とあるんですけれども、まとめてお伺いいたします。両方ともこの予算がふえているわけですが、これについては災害の影響はあるのでしょうか。 3番、説明資料10ページ、強い農業・担い手づくり総合支援交付金についてですが、(1)番、一般財源で8億7,539万5,000円もの負担がありますが、これについては国からの交付税措置等の財政支援はあるのでしょうか。 (2)番、この交付金なんですが、いつから受け付けを開始し、またいつまで受け付けを続ける予定でしょうか。 (3)番、これは40億近い予算を組んでやる農業者にとって重要な支援制度であり、確実に周知すべきと思いますが、どのように周知されるのでしょうか。 4番、説明資料11ページ、船形館山線道路整備事業、これなんですが、法定受託事務でも義務的経費でもなく、また被災者支援でもなく、地権者の同意を得られる見込みが立っておらず、開通時期が見えない状況で、あえて予算を執行しなければならないほど必要不可欠な事業なのでしょうか。 答弁によりましては、また再質疑させていただきます。 以上です。 ○議長(石井信重) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 石井敏宏議員の質問にお答えいたします。 議案第72号に関する第1点目、コミュニティ事業補助金についての1つ目、補助対象についてですが、市内各地区で被災した集会施設の補修が対象となっています。 次に、2つ目、補助要望の聞き取りについてですが、市内全地区の区長や町内会長等に照会をかけ、取りまとめたものになっています。 次に、第2点目、自立支援等給付事業及び自立支援関連事業についてですが、今回増額補正予算として計上した事業については災害の影響を受けたものではありません。給付費や利用者の増加が補正の理由であり、この自立支援等給付関連事業については前年度の現計予算を基準として当初予算額を計上していますが、給付対象者や給付の延べ回数の増加等により、毎年度12月議会において補正予算をお願いしているものです。 次に、第3点目、強い農業・担い手づくり総合支援交付金についての1つ目、館山市の負担となる一般財源への財政支援についてですが、本事業における国、千葉県及び館山市の負担を合わせた交付金の総額は39億3,927万5,000円を見込んでおり、このうち8億7,539万5,000円が館山市の一般財源となります。国の財政的支援については、私も直接農林水産省に出向き要望をしたところですが、地方負担額の70%が特別交付税で措置されることになりましたので、実質的な館山市の負担額は約2億6,300万円となる見込みです。 次に、2つ目、交付金の要望調査の受け付けについてですが、館山市では農業用罹災証明の申請をしている方に通知し11月10日から11月19日にかけて要望調査の受け付けを行いました。なお、その後も制度の追加、変更があるごとに通知を行い、随時受け付けを行っているところですが、国への交付金申請の手続もあることから、年内で受け付けを終了したいと考えています。 次に、3つ目、交付金制度の周知についてですが、農業用罹災証明の申請をしている方には個別に通知をしていますが、罹災証明の申請をしていない方に対しても、館山市のホームページを初め、安房農業協同組合発行のJA農協だよりにあわせて通知を行うほか、農業協力員からの回覧文書を活用して周知を図ったところです。 次に、第4点目、船形館山線道路整備事業についてですが、先ほど室 厚美議員にお答えしたとおり、船形バイパスは災害時の避難経路として、また通学児童や高齢者などの歩行者の安全確保、雨水排水路の整備による冠水被害の解消、さらには地域経済の活性化など、多くの整備効果が期待される道路です。また、平成20年には約1万8,000人の署名を添えた要望書が提出され、地元船形地区の住民を初め、多くの市民の皆様から早期の整備を強く要望されています。事業の実現には、用地取得は不可欠ではありますが、可能な工事はできる範囲で実施し、船形バイパスの早期実現に努めたいと考えています。 以上です。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) では、1番のコミュニティ事業補助金からです。これは、全地区が対象にやるものかなということで、これどういう制度になっているんでしょうか。例えば夏の、よく夏に何か一旦予算を各地区から集めるやつだと、いろいろ補助率が3分の1だとか、上限30万とか、何か交付の申請の要綱に何か細かくいろいろ書いてあるんですけれども、これどれくらい、結構大きい金額が出るのか、それとも30万とか20万とか、そういった比較的そんなにどんとした金額じゃないけれども、いろんな地区が使えるような制度なのか。これ制度のちょっと概要について教えていただけないでしょうか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) この制度につきましては、今回の台風15号及び19号並びに10月25日の大雨で被災をした集会施設等で、被災する前の機能と同等の機能に原状回復するために、これ必要となる例えば屋根あるいは壁等の建物本体工事、それから建設資材などを補助対象にしているものでございます。補助対象の事業費としましては、20万円以上のものを対象としておりまして、補助率は3分の1、そして補助限度額を30万円というふうにしているものでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) 結構私も話を聞くと、余りやられてなさそうな地区でも、大体集会場って古いものなんで、何かしらやられているところのほうが多いと思うんです。じゃ、これはこのきょう議決があって、予算が通ったら、これから受け付けをされるということでしょうか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) はい、そうです。議決をいただいた後に、各地区に改めて御連絡をして、補助の申請をいただければというふうに考えているものでございます。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) これは、各地区にとっては非常に耳寄りな情報だと思うんです。例えば90万のちゃんと要綱に見合った工事をするとすれば30万出るということであれば、かなり助かるなというのが各地区だと思うんで、これ口で、口だけだとか、ホームページだけだとかだと聞き漏らしちゃう地域も出ちゃうと思うんで、しっかりとこれは、多分155ぐらいでしたか。これ全地区の区長さんに紙でお知らせしてほしいと思うんですが、ちょっと周知の方法についてお伺いします。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 前回、事前に直接156の町内会のほうへ連絡等をさせていただきましたけれども、紙等での周知も念頭に入れて、できるだけ漏れのないようと言ってはあれですけれども、周知をしっかりしていきたいというふうに思います。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) では、このコミュニティ事業をもうちょっと。それで、コミュニティ事業、これよく宝くじの、最終的には市が払うんですけれども、宝くじを介してみこしの修繕をするとか、そういった補助金も年に1件ぐらい出ている。出ない年もあるんですけれども、なんですが、それで富崎が、富崎地区で神社とみこしがやられてしまった。これ憲法規定で、政教分離というのがあって、公金の支出にはある程度そういった制約がかかってくるんですが、コミュニティとかいう名目あるいはちょっと観点が異なるんですけれども、文化財って名目だと可能ではないか。あと、また市が直接補助できなくても、市が他の団体からの寄附いただけるとか、そういうことであれば、ある程度そのサポート的なことは可能であると思うんですけれども、富崎からそういった神社とかみこしの相談は何か来ているんでしょうか。 ○議長(石井信重) 田中副市長。 ◎副市長(田中豊) 先日、富崎地区の布良崎神社の実行委員会でしたか、役員の方が館山市にお越しになりました。私もお話を聞きました。そのときに富崎のみこしについては、過去コミュニティの補助で修理をしていると思うんですけれども、その点で政教分離のところで、そのときの整理の仕方としては県等に相談をしていると思いますけれども、神社のおみこしを修理するのはだめです。町内会のおみこしを修理するということであれば大丈夫ですよという話だと思います。そういうわけで、ちょっと拝殿とか等については、政教分離の憲法関係がありますので、ただ富崎地区では……ごめんなさい。布良崎の連合区がありますけれども、幾つかの町内会でみこしを持っていると思うんですけれども、過去に受けていますので、じゃ2度はどうかというのは、ほかの地区も希望、155町内あって、それぞれみこしとか屋台とか持っているので、それはちょっと難しいかもしれませんけれども、みこしについてはまた他のそういった助成制度がある部分については、みこしの整理の仕方の中で、町内会のみこし、町内会で修理するということであれば、市としても相談、サポートできる部分があるかもしれないということでお話はしました。 以上です。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) いろいろな私も市役所に要望に行った人の話聞くと、単純な質問で、これできますか、できませんかと言うと、イエス、ノーってしっかり答えてくれるんですけれども、じゃできるためにどうしたらいいのかというアドバイスがないという、このパターンが非常に不親切で、例えば企画課に行ったら社会安全課の範疇のことは一言も言ってくれないとか、その逆もしかりで、ちょっと今担当課は別に、これ今一般論でただの例示なんですけれども、そういった自分の担当に関してのイエス、ノーはちゃんと答えるけれども、それ以外は何も言わないというところがあるんじゃないかと。ちゃんとやって、真摯にいろいろ考えてくれる方もいらっしゃると思いますけれども、なるべく地域の皆さんに寄り添って、市のできることには限界がありますが、対応していただきたいと思います。 それで、じゃ2番については質疑はないんですが、こういったこと、何かしらのこういった影響が出ているのかということについては感度をあらゆる面で高く持っていただいて、ちょっとおかしい、何か災害の影響があるんじゃないかと思ったときはそれなりの調査をしていただきたいと思います。 それで、3番、強い農業・担い手づくり総合支援交付金、こちらも私もこの質疑出してから、確かに何かいろんなところで、この予算についてはホームページ見ていると結構いっぱい上がっていたんです。それで、これいつ始まるんだろうと。私、農業者じゃないんで、これ一体いつ始まってんのかなと思ったら、受け付けが始まっていたということで、だから一般人は余り知らないんじゃないかということなんですけれども、これは農業をやっている人にはもう当たり前のような話にこれは、こういう制度があるんだというのはもう当たり前のように周知されているんでしょうか。何かそろそろ受け付けもみんな終わっちゃうという話なんですけれども、周知状況はかなり浸透しているという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(石井信重) 石井経済観光部長。 ◎経済観光部長石井博臣) この件につきましては、市長答弁にもありましたように、農業用の罹災証明を申請に来た方には、このお知らせは必ずしています。それと、市のホームページ、JA安房の農協だより等もそうなんですが、加えて市の広報でもこれに関連した情報は流しております。さらに地区に入って、特に生産団体、生産部会というんですか、そういった方々に向けての説明会も行っておりまして、特に今回被害が大きかったハウス施設園芸をやっておられる館野地区であるとか、あるいは神戸地区あるいは西岬地区には、公民館あるいはJAの支店等に行って、直接御説明等をさせていただいて、かなり周知はされているものだというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) やっぱりこれ、よくある、申請しようとしたら終わっちゃっていたと、そういうことがないように、私もこれ受け付けしていたということを知らなかったというものでして、議会に説明があったのも、この12月議会に関しての全員協議会だったということもあって、ちょっと何か周知がされているのかというのが何か不安を感じるんですけれども、この予算が通ったら、じゃ今まで受け付けしていた人のが有効になる、そういう事務手続になるんでしょうか。 ○議長(石井信重) 石井経済観光部長。 ◎経済観光部長石井博臣) 今受け付けておるのが、国からスケジュールが示されておりまして、それに基づいてやっておるんですが、交付金の要望書の受け付けをしております。これを取りまとめて県のほうに上げると、その後にこの事業計画書を改めて市のほうから県のほうに出しますとその計画が承認される。そうした中で、それと同時に今度は交付申請書をつくってもらう、この農業者にはつくってもらうことになりますけれども、これが年が明けて来年の2月から3月ぐらいの間に行われて、その後に並行して事業を実施してもらって、終われば実績報告あるいは交付請求書をしていただくというような流れになっております。 以上です。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) ちょっとこれはくれぐれも漏れがないようにやっていただきたいと思います。 それと、じゃ次に4番、船形館山線道路整備事業。私の考えだと、これ下水道など、これたしか災害前だったと思うんですけれども、財源難等の理由で一旦とめている。やらないってことじゃなくて延期されているということで、ただこちらの船形バイパス、これ私、来年例えば開通するとか、それであともう総仕上げという段階でやるというんだったらいいんですけれども、どうもこれ来年開通ということはあり得ないということで、別に下水道と同じようにこれ先送りしてもいいんじゃないかと思うんです。そんなに館山市役所って何か3年、4年先のことを、今この時点でやっているというと余り忙しくないんじゃないのかと私思えてくるんですが、これ本当に忙しいんだったら、これは、この事業じゃないんですけれども、今後船形バイパスについて、例えば来年の当初予算とか、ことしのようにまた、ことしは5億ぐらい組んでいましたけれども、じゃ来年度またこの5億ぐらい予算組むというとなかなか市民理解も得られないんじゃないかという、それだけ館山市って今、将来的には私もこれ完成させなきゃいけないものだと思っていますけれども、今1億かけてやるとか、来年また億単位の予算を計上するとか、よくわからない、非常に理解しがたいんですけれども、これ別にことしや来年に何か市民にとってこれ便益があるものではないですよね。どうでしょうか。 ○議長(石井信重) 田中副市長。 ◎副市長(田中豊) 事業については、いろいろな考え方、またその後被災をしましていろんな意見もあると思います。一言で言うと、総合的に判断して推進させていただきたいというのが考え方でございます。もちろんお金も職員の手も厳しい状況の中ではございますけれども、用地交渉等については、毎日ではございません。相手と日程、日時を決めて交渉しているわけですけれども、1つだけ総合的に判断して推進していこうという中には、やはり用地交渉が成立して予算の執行に結びついてはいませんが、交渉は通年で継続している、進行しているということでございます。また、やはり例えば不動産業の会社の店頭に商品として不動産が提示されて幾らですよというものではございません。こちらでいろいろ検討して線引きした中の該当するところの土地を譲っていただくということでございます。ですから、予算措置ができて、そしてそこに売っているのを買ってくるのとは違って交渉しなければなりません。それで、投げかけてありますので、当然のごとくそこの用地内に入った地権者については、こちらからアクションを起こせば、どうしようか、ああしようかとかいろいろ考えていると思います。それを当然災害ありました。大変です。大変ですけれども、そこを一時中断して、また例えば復活するときのこと等も考えると、労力等も考えると、誠心誠意をもって今交渉をしていますので、それが継続、数字の上では出てきませんけれども継続していますので、総合的に判断して推進のほうを選択したわけでございます。御理解をいただきたいと思います。 ○議長(石井信重) 石井敏宏議員。 ◆6番(石井敏宏) これ予算の編成、今後の編成、あと執行について優先順位をちょっと考えながらやっていただきたいと思います。この件については、見解の相違が残ったわけですが、以上で質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(石井信重) 以上で6番石井敏宏議員の質疑を終わります。 次に、4番鈴木ひとみ議員。御登壇願います。         (4番議員鈴木ひとみ登壇) ◆4番(鈴木ひとみ) よろしくお願いいたします。石井敏宏議員の質問されたこと、室議員の質問されたことと重なっている部分もありますが、違う切り口でお話をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 大きな1番、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第1目保健衛生総務費、議案の21ページ、説明資料の9ページです。コミュニティ医療推進活動支援補助金について。安房医療福祉専門学校の運営に対する支援とありますが、この時期に補正を組んで予算をふやす理由を伺います。 大きな2番、第6款農林水産業費、第1項農業費、第3目農業振興費、議案の23ページ、説明資料10ページ、先ほど石井議員も質問された強い農業・担い手づくり総合支援交付金について。この支援を受けるためには、共済保険に入ることが条件とされています。この掛金がたくさんハウスを持っている農家なんかは負担が大きくなるので、これで支援をためらっている農家があります。このことについて、市としてどうお考えになるのかを伺います。 大きな第3、第8款土木費、第5項都市計画費、第2目街路事業費、議案の25ページ、説明資料11ページ、船形館山線道路整備事業について、用地補償交渉が難航しているそうなのですが、解決のめどが立っているのかどうかを伺います。 お答えによっては再質問させていただきます。 ○議長(石井信重) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 鈴木ひとみ議員の質問にお答えいたします。 議案第72号に関する第1点目、コミュニティ医療推進活動支援補助金についてですが、本件補助制度はふるさと納税寄附金を原資とするコミュニティ医療推進基金を活用し、公益法人や社会福祉法人などが実施する公益性を有し、地域医療の安定化や地域住民の健康寿命の延伸につながるコミュニティ医療推進活動を支援するものです。寄附者の意向が示されたふるさと納税寄附金については、その意向を可能な限り尊重し、年2回補助金として交付しています。今回、平成31年4月1日から令和元年9月30日までの間にコミュニティ医療推進に関する事業を指定事業として寄附をいただいたふるさと納税寄附金について、今年度内に補助金として交付できるよう補正予算を計上したものです。 次に、第2点目、強い農業・担い手づくり総合支援交付金についてですが、交付金の申請に当たっては園芸施設共済への加入が条件となっており、議員御指摘のとおり農業者にとって交付金申請の判断材料になっていることも事実です。しかしながら、この園芸施設共済は農業保険法に基づき国が掛金の50%を負担する公的な保険制度であり、園芸施設の設置に係る全ての国の補助事業において加入が要件となっています。また、この保険制度は、施設が被害を受けた場合に資産価値の8割を上限に共済金が支払われるため、自然災害に対するリスクを軽減し、農業経営の安定化を図るために必要なものであることから、今回の台風15号等による被災を契機に、できるだけ多くの方に加入していただきたいと考えています。 次に、第3点目、船形館山線道路整備事業についてですが、さきにお答えしたとおり、本事業は多くの市民の皆様から早期の整備を強く要望されており、また多くの整備効果が期待される道路です。平成26年3月に千葉県知事の事業認可を受けて用地取得に着手し、令和元年12月1日現在の用地取得率は、面積ベースで69.9%となっています。用地補償交渉の解決のめどについては、必要な対策を講じながら、一日でも早く地権者の了解が得られるよう、誠心誠意粘り強く交渉を続けていきます。なお、先ほど来議論になっておりますけれども、交渉が整い次第、すぐ契約、支払いということが生じますので、この予算は計上させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) では、再質問させていただきます。 コミュニティ医療推進活動補助金についてですが、今回の補助金は安房医療福祉専門学校の運営資金として使われるそうですが、そもそもコミュニティ医療推進活動とはどういう活動でしょうか。 ○議長(石井信重) 熊井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(熊井成和) この活動については、さまざまなものがございますが、基本的には理念としてこういうものだということを御説明をさせていただきたいと思います。 そもそもこれは、平成25年金丸市長の指示方針によって、地域医療というものを核に、介護、福祉、健康、それらのまちづくりの目指す姿というものをあらわしたものでございます。最終的な目標は、市民の皆様の健康寿命というものを伸ばしていくというところを最終的な目標にしておりますが、ポイントとしては医療、介護、福祉、健康、それぞれの関係者、行政も含めて、そういう人たちがまず連携をすること。その後、連携をさらに一歩進めて、一緒に考えて、一緒に行動できるような、いわゆる共同体、コミュニティというものをしっかりつくっていく。そのコミュニティというものを基盤にして、少子高齢化であったり、介護の問題であったりさまざまな、地域医療を核としたさまざまな問題を解決していこうという、そこに挑戦をしていくというような、そういうものを意識して進めている事業でございまして、もちろん看護師の養成という地域医療に対してその医療の充実を図るということについても、関係者と一緒に医療の充実に向かってチャレンジしている、そういう事業であるという、ちょっと抽象的で申しわけございませんが、そういうものというふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) 今おっしゃったような介護、福祉、健康、その中心になる働きをしてくださるのは看護師さんで、市内で看護師さんが足りなくて、例えば介護施設がオープンしたけれども、看護師さんがいなくて、全館オープンすることができないとか、あと病院もそうですけれども、学校であったり、保育所であったり、いろんな場所が看護師さんを必要としているので、看護師さんというのは本当にこの町の中で大きな鍵を握る方たちだなと思います。この医療福祉専門学校の卒業生のうちで、地元で看護師として働いてくれる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(石井信重) 熊井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(熊井成和) 安房医療福祉専門学校ができて、これまで卒業された方が全部で114人いらっしゃいます。そのうち館山市内ということに限った就職は87人、76.3%が市内に就職をされて、なおこれを安房郡全体に広げますと、114人のうち100名、87.7%、10人いたら9人弱が地元に就職をしているという、そういう状況になっております。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) ということは、皆さん、高い比率で地元に残ってくださるということで、地元の看護師不足の解消に大変役に立っているのかなとは思います。ただ、聞くところによりますと、看護師のお給料が都会と、ここ館山市、安房郡市では差がある。それで、実際にはここで働いている看護師さんが都会へ出ていってしまう、そういう事例もあるというふうに聞きますけれども、その点についていかがお考えでしょうか。 ○議長(石井信重) 熊井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(熊井成和) 確かに都心に近い地域では、看護師さんがどんどん動いて、条件のいいところに動いてというようなものがあります。参考になるデータかどうかは別にして、数年前に調べた全国レベルの看護師の離職率というものがありまして、おおむね10%を超えているのが全国レベルの数値でした。そのときに同じような状況をこの安房郡、特に館山市内で調べた結果、館山市内では6%程度という記憶があります。済みません、ちょっと手元にデータがないので記憶の中ですが、全国レベルで10%が館山では6%。それは何だろうなということは、当時若干分析はしましたけれども、結果的にはこのエリアは離職率が全国レベルよりも若干低い。なぜそうなっているのか、これから突き詰めて、そこを強くしていくことが看護師の働きやすい地域になるということにつながりますが、そこはまだしっかりとやっていきたいと思っておりますが、結果としてはそういう状況だと認識しております。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) ぜひ地元で看護師さんが定着して、しっかり働いてくださるといいなと思います。看護師さんだけじゃなくて、看護師、介護士、保育士、士のつくものが何かあっちもこっちも人手不足になっています。そういう方たちの待遇改善というのは、これから図っていっていただきたいなと思います。御寄附くださった方々のお気持ちに沿うように、ぜひ活用してください。 次に、強い農業・担い手づくり総合支援交付金についてです。今回は、国、県が補助金を出すので、次回からは保険で補償されるように備えてほしいという、そういう県や国の考え方なのかなと思います。しかし、今回の災害で農家は収入のもとを失っています。収入がない中で、出費が重なるというのは農家にとって大変なことです。再建費用を金融機関から借りた場合、金利の補助などの措置がとられたと思いますが、それはまだ継続されているでしょうか。 ○議長(石井信重) 石井経済観光部長。 ◎経済観光部長石井博臣) 災害によりまして被害を受けた農業者の経営安定でありますとか、施設復旧のための資金融資としまして千葉県農業災害対策資金というのが発動されておりまして、第3回目の融資希望調査は12月15日で締め切られましたが、第4回の希望調査の予定があるというふうに県から伺っておりますので、引き続き農水産課のほうへ御相談いただきたいと思っております。なお、この災害対策資金に対しましては、県と市による利子補給等と、あと保証料の補助がございまして、金利と保証料に関する農業者の負担はゼロということになっております。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) 金利がゼロ、負担がゼロというのは大変ありがたいと思います。農家、本来ならこの年末年始が書き入れどきではありますが、出荷ができない、ことしの分の収入がない。花農家もイチゴ農家もそうだと思います。壊れたハウスの片づけ、次の作付のための従業員を雇う。賃金を払わなくてはいけない。種や肥料は買わなければいけない。農家自身の生活費も必要です。その中で、よほど蓄えがないと農家ってやりくりが大変なんだと思います。この点に関して、ぜひ御支援お願いできたらなと思います。 共済保険の保険料に戻りますが、この金額が結構かさむので、これを何とかしてほしい。これがかさむから、やっぱりハウスを直すのをやめようかなという農家は多いと聞きます。共済保険の保険料の納入を先送りにするなどの措置というのはできるのでしょうか。 ○議長(石井信重) 石井経済観光部長。 ◎経済観光部長石井博臣) 確かに共済保険に入る掛金が高いというお話も私どものほうにも届いているところでございますが、園芸施設共済を取り扱っている房総農業共済組合に確認したところ、保険料の納入を先送りするなどの特別な措置はないとのことでございます。ただ、農林水産省のパンフレットによりますと、例えば面積が10アール規模のパイプハウスを新築した場合、例えば損害が3万円以上からの損害に対して出るコースとか、それが100万円の損害から出るコース、いわゆる一般の保険で言うと免責額の部分だと思うんですけれども、それによってかなり額が、掛金が変わってきます。当然免責額が大きいほうが安くなるんですが、安いものでは1,200円、高いものでは、これ10アール当たりですけれども、3万円、3万100円というような数字も示されておりますので、農業者の財政状況であったりとか、ニーズに合ったさまざまなコースが御用意されておりますので、農業者の皆様の状況に応じて御検討いただければというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) いろいろなコースがあって、例えば安いコースを選んだとしても、今回の御支援はいただけるということですね、共済に入れば。ぜひ農家の立場に立って、相談に乗っていただければと思います。 今回、離農する農家が何件かあるというふうに私も伺っています。その農家の土地をほかの農家が活用して、耕作放棄地をふやさないような取り組みというのはされているのでしょうか。 ○議長(石井信重) 石井経済観光部長。 ◎経済観光部長石井博臣) そういうことがなるべくないように、この交付金制度とか、あるいはさっき言った災害の資金とか準備しているんですが、それでもなおやはり生産者の方が高齢であったりとか、後継者がいないというような場合には継続をしないというケースがあるということは私どものほうでもお話を聞いております。こうした場合なんですが、農地をお持ちの方に対しまして農地を農地中間管理機構のほうに貸し出していただきまして、担い手あるいは農業法人等に集積、集約化を進めて、耕作放棄地が拡大することを防ぐと同時に、農業生産力、館山市としての農業生産力を維持していくということが必要だと思っておりますので、まずは農水産課のほうに御相談いただきたいと思いますし、私どものほうとしてもそういった方に関する情報提供は、情報発信はしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) 長年つくってきた農地というのは、1回荒らしてしまうと、本当にもったいないことになると思います。ぜひ活用されるように御協力をよろしくお願いいたします。 大きな3番、船形館山線道路の計画についてなんですが、私素人考えで、用地の買収についてのめどが立って、それで計画が進んでいるんだと思っていたんです。ですが、そうではなかったんでしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 船形館山線、いわゆる船形バイパスですけれども、こういった大規模な事業につきましては、誘致のめどを立てて進めているわけではございません。通常の事業の流れを申しますと、計画段階で地元説明会を開催し、その事業の目的など、事業の概要説明を行っています。その後、前後するかもわかりませんけれども、道路に係る地権者の皆様につきまして、改めて個別に訪問をいたしまして、道路整備に必要となる土地の面積などを説明を行いながら事業への協力をお願いしているところでございます。また、用地補償につきましては、不動産鑑定、物件調査が必要になりますので、調査のお願いとか、調査結果の詳細について説明を行いながら、長年住んでいた家であるとか、思い入れがありますので、その御理解を得ながら、御理解と御協力をいただきながら、用地交渉を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) 今回、用地交渉が難航している理由は何なんでしょうか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 難航している理由ということですけれども、この交渉につきましては個別の内容がございますので、余り具体的にお答えは差し控えさせていただきたいとは思いますけれども、相続であるとか担保物件の関係、そんなところがございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) 用地交渉をいつまでに解決しようという目標はありますか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) この船形バイパスの事業認可が、認可期間というものが平成26年3月28日から令和4年3月31日までとなっておりますので、用地交渉をいつまでということはないんですけれども、ここまでに実現できるように努力していきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) この令和4年3月31日までにできなかったときはどうなるんですか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 今までも都市計画事業を行っておりますけれども、事業認可期間の延長を行うとか、そういったことで対応をしているところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) じゃ、もし間に合わなかったときに、認可期間の延長というのは可能なんですか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 可能となっております。今までのほかの都市計画事業につきましても、そういったことで延長をしております。ちょっとお待ちください。今延長ということではなくて、その期間内に当然努力はしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) もし、これ認可期間内にできなかったときに、もしもの話をしていてあれなんですが、費用が予定より予算よりたくさんかかるとか、そういう心配はありますか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 事業認可の中には、予算の関係、いわゆる事業費として幾らというのも入っていたかと思うんですけれども、現時点におきましても認可時点では12億6,700万円の事業認可時の総事業費ということですけれども、これは若干というか、上回る予定で考えて見込んでおりますので、そういったところも含めて、その時点で変更を、もし延長するような場合があれば、また考えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) 先ほど室議員、石井議員がおっしゃっていましたが、今ちょっとこの事業を少し休んで、災害復興に集中したらどうかというお話がありました。もし認可は、その認可期間内でなくても延長ができるんであれば、例えばこの半年間休んで、少し時間をとって、災害復興のほうに集中して、その後始めると、そういうことはできないですか。 ○議長(石井信重) 加藤建設環境部長。 ◎建設環境部長(加藤浩一) 事業認可につきましては、やはりそれなりの手続が要になっておりますので、今災害だからちょっと延ばしたいというふうに簡単にはいかないところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) わかりました。ここまでで私の質問を終わらせていただきますが、この道路は必要だから予算を組んでつくっている道路だと思います。ただ、今、災害復興のために必要なこと、でもここの道路は冠水対策にも必要だという話は伺っています。今後のことを考えたときに、そのときそのときの重点課題、今何を重点としてするべきかということを考えながら仕事をしていただけるとありがたいなと思います。 ○議長(石井信重) 田中副市長。 ◎副市長(田中豊) 先ほど石井議員にもお答えしましたけれども、用地交渉とは相手があるところで、総合的に判断してというのは、やっぱり一時中断しますと用地交渉は難易度が多分上がってしまうと思います。誠心誠意交渉していく。それで、確かに3人の議員の御指摘のところも確かにそうだと思います。しかしながら、もう少しいくと、ここの地区の人たちは、今回15号、19号とか大雨の被害ですけれども、小さな台風とか大雨のときに駅の西口は溢水して災害で被災を受けているんでございます。ですから、今回の大きな災害と比べるのは適当かどうかはわかりませんけれども、そこの地域の方々はこの事業の目的、溢水の解消ですとか、交通安全、それと避難路、災害時の、それらの目的を踏まえておりまして、この船形の駅の西側の方々は今までも大雨とか台風で溢水の被害を実際に受けているということでございます。もう一つは、総合的に判断したときに、交渉事ですので、じゃ来年度にならなければ、あるいは再来年度にならないと契約はできません、予算措置がないと。じゃ、それで今まで交渉して、自分のほうも整理がついたから契約しようよといったら、市の都合でそれを先にというのはどうかなということで、総合的に判断して推進をするということでございます。御理解いただきたいと思います。 ○議長(石井信重) 鈴木ひとみ議員。 ◆4番(鈴木ひとみ) わかりました。なるべく余分なお金がかからないように、必要なところに必要な予算をかけていただけるようにしていただければありがたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(石井信重) 以上で4番鈴木ひとみ議員の質疑を終わります。 次に、11番太田 浩議員。御登壇願います。         (11番議員太田 浩登壇) ◆11番(太田浩) こんにちは。それでは、通告により質問させていただきます。これについては、室議員も質問していましたので、重複する箇所もあると思いますけれども、通告に従って質問させていただきます。 議案第72号令和元年度館山一般会計補正予算(第8号)、第2款総務費、第1項総務管理費、第7目防災対策費、防災用備蓄品等購入費について。まず、大きな1番目として、避難所に配布した数量分の備蓄品を購入するとありますが、この備蓄品は市の管理する備蓄品倉庫から配布した分だけのものなのかお伺いします。 大きな2番目として、各町内会にも備蓄品倉庫を備えているところもあると思うが、今回の災害で町内会の倉庫から配布した実績はあったのかお伺いします。 御答弁により再質問させていただきます。 ○議長(石井信重) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇
    ◎市長(金丸謙一) 太田 浩議員の質問にお答えいたします。 議案第72号、防災用備蓄品等購入費に関する第1点目、避難所で配布した備蓄品についてですが、これは館山市が所有していた備蓄品であり、館山市の防災備蓄倉庫に保管していたものとなります。 次に、第2点目、各町内会における備蓄品の配布状況についてですが、全てを把握し切れてはいませんが、町内会によってはブルーシートやチェーンソーなどの資機材を活用したところもあると伺っています。 以上です。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) それでは、今後、執行部に対する期待と願いを込めて、関連質問も含めまして、再質問させていただきます。 各方面からの多くの支援があったと思いますが、市の配布した備蓄品と比較すると、どれくらいの割合になるか、わかる範囲でちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) ほかから多くの支援をいただいたわけでございます。支援物資としましては、例えば食料、飲料水、それから生活用品、さらにブルーシート等の資材関係、非常に数多くいただきました。それを各地区で配布をそれもさせていただいたところでございます。市からは、アルファ米、それから保存水、毛布などを提供したところでございまして、この割合につきましてはなかなか一概には示せないところでございますけれども、各地からいただいた救援物資のほうがかなり多かったものというふうに認識をしております。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) 今回の備蓄品の補正額が妥当かどうかというのは、ちょっとこれわかりませんけれども、不測の事態による備蓄品の持ち出しということになりますけれども、これは今回本当に各方面から多くの支援をいただいたということに関しては、本当に改めて私も感謝申し上げたいと思います。仮に市が単独で、支援がない状況でこれを物資配布したとしたら、備蓄品の貯蓄量というのは大体何%ぐらい消費したことに大体なるんでしょうか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) ちょっとなかなか想定し切れないところでございますけれども、支援が一切ない状況におきましては、おそらくこれまで備蓄していた食料だとか水だとかは、今以上にかなり使用する形になっていたというふうに思いますし、ほかに生活用品だとか、資材などにつきまして、これも含めて恐らく新たに相当量を購入する必要があったものではないかなというふうに想像はいたします。 以上です。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) そういった御答弁があると、やっぱり本当に支援というものに関しては本当に感謝しなきゃいけないなと思うんですけれども、本来他力本願はあっちゃいけない。自分のところは自分でというのが本来のスタイルだと思います。以前には、この自助には3日分の備えがあれば十分と言われていました。今日では1週間分ぐらいは必要だろうという、今そういうふうに変わりつつあります。それを踏まえまして、市としても今後この今回の災害を受けて、危機感を持った備蓄計画というのをしっかりこれから持っていかなきゃいけないと思うんですけれども、その辺の今計画というのはどうなっているでしょうか。 ○議長(石井信重) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) 危機感を持って対処する、もう当然のことでありまして、今回館山市の中でも危機感を持って対応しようと、そういう計画でおります。ただ、市民全体に対しての備蓄品を1週間そこへためておく、置いておくことができるかどうか。実際的には無理です。場所といって、金額といって。ですから、これから市民の皆様にお一人お一人にお願いしたいのは、皆さんが最低3日間、また1週間の備蓄をしてくださいということを呼びかけることが一番大事かなと思っております。今回の災害、これだけ大きい災害になりましたので、本当に先ほど来太田議員がおっしゃっているように、外からの援助がこれだけ助かって、これだけ大きな援助をいただいたということは本当に感謝しているところでございます。特にブルーシートに関しましては、ほとんど調達できませんでした。そういう中で、支援をいただいたということで感謝しておりますけれども、いろんな面で危機感を持つことは大事ですけれども、やはり行政が危機感を持つとともに市民の方々にも危機感を持っていただきたいと、こういうふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) おっしゃるとおりでございます。当然第一前提としては、災害があれば自助がまず優先されるわけです。その後に共助、公助という順番になると思うんですけれども、市長のおっしゃるとおり自分でできる範囲はしっかり自分で備えていかなきゃならないというのは当然承知しておりますが、やっぱり市民感情といたすれば、どうしても行政に頼る部分というのもありますので、その辺はできる範囲でしっかり今後とも計画を立てて取り組んでいただきたいということを要望しておきます。 次に、2番目といたしまして、配布期間というのは大体何日間ぐらいに及んでいるんでしょうか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 市の備蓄品の配布期間で申しますと、これは避難所を設置している期間と関係がございまして、当初は台風15号においては2日間、それから台風19号におきましては3日間となりますけれども、その後も引き続き避難所がございまして、菜の花ホール等に現在も市の備蓄品の提供を継続していると、今そういう状況でございます。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) わかりました。まだ現在も継続中ということですので、当面じゃ続くということですので、今後とも支援よろしくお願いいたします。 次に、3番目ですけれども、配布において何か特に問題となるようなことはありませんでしたでしょうか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 市として備蓄してあるアルファ米とか水、毛布、こういうものを配布することについては、特に問題はなかったというふうに思っております。ただ、いただいた支援物資、そういうものを住民の皆様に配布することにつきましては、やはり届く物資が量あるいは種類において、日々異なっていたというところがありまして、その中での平等に配布するというところがなかなか難しかったなというふうに認識をしています。数に限りがある物資がほとんどでございますので、整理券の配布とか、あるいは配布個数をその都度限定するとかいうようなことも考えられるんですけれども、その手法につきましては先進市の例などを少し研究をして、改善していきたいというふうに思っています。あと、また配布場所に実際とりに来られない方もいらっしゃいまして、要支援者の方々などの対応について、どのようにしていったらいいか、これも課題だというふうに認識しておりますので、その辺あわせて検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) 今回の防災用備蓄品の補正というのは、避難所に対する配布ということで、これ関連質問になると思うんですけれども、各地区公民館等でも支援物資等とはちょっと今回とはまた違った配布というか、支援物資になるんですけれども、その辺についてもいろいろ私も各地区によっては差異があったというような話もよく耳にしております。住民感情からすれば、当然公平、平等性がないという意味では、今回のこの避難所の配布とは別です。関連の質疑でちょっと質問させてもらうんですけれども、その辺のところはどのように考えていますか。 ○議長(石井信重) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) 議員御指摘のとおり、配布がいかに難しいかというのは、今回身にしみて感じました。特に平等に皆さんに、数が限りがある中で一人でも多くの方に平等に配布したいという思いでいますので、そういう中では非常に難しかったなと思っています。ここで言っていいのかどうかわかりませんけれども、役所の職員たちがよく我慢してこれだけ対応できたなと、こういうふうに本当に感謝している次第でございます。例を申しますと、ブルーシートでございまして、ブルーシートがほとんどなかったわけです。その中で、翌日に国交省のほうからブルーシート届きました。1,000枚。ところが、それを欲している人が大変な数いらっしゃって、それで配布時、皆さん我慢して1枚でお願いしますというふうに何度もお願いしました。ところが、うちは大きいんだ、1枚で足りるはずがないだろうということをおっしゃる方、いろいろ本当に苦労しながら皆さんに平等に配布していくというのが、いかに難しいか。また、食料に関しても同じでございますけれども、好き嫌いをおっしゃる方もいらっしゃれば、いろんな方がいらっしゃる。しかし、それを御理解いただく努力を本当に職員の人たちが罵声を浴びながら、本当に一生懸命していただいたということには本当に感謝しているところでございます。ですから、先ほど来、川上部長のほうからお話ございましたけれども、いかにそういうものを含めて、また日々要望が変わりますから、そういうものの物資をどういうふうに判断していくのか。どういうふうに配布したらいいのか。また、一番問題は、そこにとりにいらっしゃれない人に対して、どう手当てをしていくのか。この辺をしっかりこれから対策を考えていきたいと、こう思っている次第でございます。 以上です。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) わかりました。今回、いろいろな課題があったと思いますけれども、この経験を生かし、今後の糧としていただきたいと思います。 次に、またこれもちょっと関連質問になるんですけれども、町内会によっては、先ほど資機材を活用したところもあるということもおっしゃっていましたけれども、今回それの資機材を使用した町内会から請求とかは特に上がっていないんですか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 現時点では、各町内会から使われた備品について、何とか対応をという話はまだ伺っておりませんけれども、市のほうではコミュニティ事業補助金制度ございますので、その中でまた自主防災会のほうにもこちらのほうからも声をかけまして、手を挙げていただくことで支援ができますので、そのような方法に進めていきたいというふうに思います。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) わかりました。各町内会で備えている備蓄品倉庫というのは、公助を得られる間の各町内会の応急的な対策の倉庫だと私は思っているんですけれども、全町内会全て持っているわけじゃなくて、これ行政からもっとそういった補助制度があるというんであれば、積極的な働きかけというのは何か考えている部分というのはあるんでしょうか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 制度的には、防災の備蓄倉庫にもこの補助制度というのは活用できるようになっております。ですので、市としてはより一層各自主防災会のほうに呼びかけをしまして、お金に限りがございますけれども、いろいろ相談させていただいて、その中での活用を促させていただきたいというふうに思います。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) 先ほど155町内って言いましたけれども、この155町内のうち、実際持っている地区というのは町内会で何地区あるんですか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 済みません。今156町内会がございますけれども、備蓄倉庫についてどのぐらいあるかというのは、済みません、ちょっと把握し切れておりませんけれども、少なくとも市としてこれまでいわゆる補助金を出させていただいた町内会としては50以上ございますので、まだまだ足りない部分も、市としての部分もあろうかと思いますけれども、より一層また促していきたいというふうに思います。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) わかりました。やっぱり行政にまず頼ることなく、まず自分のところは自分の町内会でとなれば、私は持っていて非常に有意義なものと私も理解しております。ただ、自主防災会ですから、町内会にもいろいろ事情あるんでしょうけれども、やっぱりせっかくある制度であればぜひやっていただきたいなと私は思っております。その際、市から受ける補助制度というのはあるようです。確認ですけれども、この補助制度というのはどのようになっているんですか。 ○議長(石井信重) 川上総合政策部長。 ◎総合政策部長(川上孝) 制度といたしましては、館山市コミュニティ事業補助金という名前の制度でございます。補助率が2分の1、限度額につきましては、施設については100万円、それから備蓄品につきましては約20万円ということを限度額にした制度でございますんで、活用いただければというふうに思っております。 ○議長(石井信重) 太田議員。 ◆11番(太田浩) 私もこの補正については、私は別に反対するものではなく、賛成の一人でございます。今回の災害を機に、積極的に取り組む町内会も出てくると思いますので、どうかしっかりとした協力体制の構築をお願い申し上げまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(石井信重) 以上で11番太田 浩議員の質疑を終わります。 以上で通告者による質疑を終わりますが、通告をしない議員で御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。 △委員会付託の省略 ○議長(石井信重) お諮りいたします。 両議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(石井信重) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。 △討論 ○議長(石井信重) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 討論ありませんか。 5番室 厚美議員。御登壇願います。         (5番議員室 厚美登壇) ◆5番(室厚美) 議案第72号令和元年度館山一般会計補正予算(第8号)につきまして、反対の立場で討論いたします。 9月の台風15号以来、本当に大変な状態にあります。この12月議会までで補正予算、災害関連だけで約130億円に上っています。市の職員も被災者対応を最優先にして、それでも人手が足りない、そしてお金も幾らあっても足りない、そんな状況にあります。そうした中、今回の補正予算で船形バイパスのことが上げられました。用地買収が難航しているために1億円の金額を減額し、その分をほかの工事に回すというものでした。1億円といいましても、国のお金が約55%ぐらい入っていると思うので、市のお金としましては4,500万円です。この使わない分、用地交渉ができなくて減額する分約4,500万円、これがあればどんな被災者に対する対応ができるでしょうか。私は、用地交渉ができない、そして1億円、市のお金が4,500万円余るのであれば、その分はほかの被災者対応に充てるべきだと考えています。それができないのは、今ここでそういう対応をしてしまえば、今後国から交付金がもらえなくなるおそれがあるからそういうことができないということだと思います。しかし、今国も、県も、市も、被災者対応ということを最優先にしています。市長みずから本当に誠意を持って、こういう緊急事態だから、用地交渉できなくて減額する分をほかの被災者支援に回せないか、そういう国との交渉をしてくだされば、それがかなうかもしれません。そういうことをやった上で、それができなかったから、今回は仕方ないということであればまだわかりますけれども、先ほど市長の答弁では、それとこれとは別だという発言もございました。はなからこの船形バイパスは特別扱いしております。とても大変な国や県との協議というのは難しいというのはもちろん承知の上ですけれども、そういうこともするぐらい、被災者に寄り添うべきではないかと思っているんです。そして、先ほどの中では平成20年、1万8,000筆の署名ということも取り上げられていました。署名の集め方はさておくとしても、約10年以上前のお話です。今この被災状況というのは本当に想定外のことで、今の声には耳を傾けていらっしゃるんでしょうか。個人もまだ屋根がない方もたくさんいらっしゃる。そして、産業、農業、観光、商業、いろんな面でもまだまだ大変な、本当に大変な状況にある。こういうときには少しでも使えるお金を捻出すべきと思っています。そういう努力をしてほしい。そういう意味で、今回私はこの補正予算に反対いたします。 ○議長(石井信重) 以上で5番室 厚美議員の討論を終わります。 他に討論ありませんか。 6番石井敏宏議員。御登壇願います。         (6番議員石井敏宏登壇) ◆6番(石井敏宏) 議案第72号令和元年度館山一般会計補正予算(第8号)について賛成討論をいたします。 まず、これ全般的に見て妥当なものであろうと。農業の対策の予算とか、重要なものとか、集会所とか、直すべきものを直していかなきゃいけない。ほかのものも実務的に必要なもので、私も今反対討論があったんで壇上に上がったわけで、それで今の反対討論の内容、おっしゃることもっともだと思います。しかしながら、そもそもこれ考えてみると、ここで反対、賛成するというのは、我々議会の議決に関することでなければならないというのが私の解釈であります。ですから、今回例えば船形バイパスがおかしいと思ったら、できる範囲内は8款土木費、5項都市計画費まで。款と項、ここの2つは私どもの議決に関することでありますが、目、節の変更におきましては、これは議会の範疇ではなくて、もちろん意見を言っていくことはいいんですけれども、反対することはできないというのが私の認識でございます。それで、船形バイパスについては、確かに1億円の内容が、土地購入から工事のほうに変わっているとはいっても、これはあくまでも目、節のレベルであって、私どもの議決するべく款、項とは違うということで理解しております。よって、私も執行のあり方については大いに疑問を抱くところでありますが、そもそも私どもの議決事項でなければ、これは反対することはできないと考えております。もし、これ反対できるということであれば、修正案を出すべきものと。確かに一人だけだと修正案出せないんで、実は私も当初修正案を考えました。しかしながら、款が土木費、5項都市計画費で、ここを職員給与費が900万円減額されているだけで、款、項レベルでは修正できないという自分自身の中では結論に達しまして、執行権に関することですから、これは実務的には反対できないということですので、できないものはできないというふうに考えております。なお、繰越明許費については反対することは可能なんですが、ただ時期を来年度に延長するのはだめだと、3カ月以内でやれというのも何か意味不明な対応になりますんで、これも反対することは適切ではないと考えました。私もこの執行のあり方については、船形バイパスについては非常に疑問で、なるべく先送りすべきだと考えておりますが、いかんせん議決事項じゃない。それで、そのほかのことについては全て積極賛成ということでありまして、結論として今回の予算について反対すべきことは存在しないという認識ですので、この議案に賛成します。 討論終わります。 ○議長(石井信重) 以上で6番石井敏宏議員の討論を終わります。 他に討論ありませんか。  討論なしと認めます。よって、討論を終わります。 △採決 ○議長(石井信重) これより採決いたします。 まず、議案第72号について採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。         (賛成者起立) ○議長(石井信重) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、議案第73号について採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。         (賛成者起立) ○議長(石井信重) 起立全員であります。よって、本案は原案どおり可決されました。 △議案の上程 ○議長(石井信重) 日程第3、発議案第4号専決処分事項の指定についてを議題といたします。 △議案の内容説明 ○議長(石井信重) 議案の説明を求めます。 議会運営委員会委員長石井敬之議員。御登壇願います。         (議会運営委員会委員長石井敬之登壇) ◎議会運営委員会委員長(石井敬之) ただいま議題となりました発議案第4号専決処分事項の指定について、提案理由を申し上げます。 地方自治法第180条第1項の議会の権限に属する軽易な事項で、その議決により特に指定したものは、長において、これを専決処分にすることができる旨の規定に基づき、館山市は、昭和56年6月30日の市議会議決において、法律上市の義務に属する損害賠償は、1件の金額が30万円以下の賠償の額を定めること及びこれに伴う和解に関することと指定しています。しかし、以来、一度も金額の改正をしていないため、その後の社会情勢や、千葉県内各市の状況などを考慮した結果、その金額を100万円以下に引き上げることで、迅速な行政事務の執行ができるものと考え、これを市長の専決処分事項の指定にすることを議会運営委員会として提案するものです。 満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(石井信重) 説明は終わりました。 △質疑応答 ○議長(石井信重) これより質疑を行います。 御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。 △委員会付託の省略 ○議長(石井信重) 本案については、館山市議会会議規則第37条第2項の規定により、委員会に付託いたしません。 △討論 ○議長(石井信重) これより討論を行います。 討論ありませんか。  討論なしと認めます。よって、討論を終わります。 △採決 ○議長(石井信重) これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(石井信重) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。 △議員派遣の件 ○議長(石井信重) この際、お諮りいたします。 お手元に配付の議員派遣の件記載のとおり、令和2年1月15日開催の千葉県南市議会議長会議員研修会及び令和2年2月5日開催の安房3市1町議会議長会議員研修会に、館山市議会会議規則第167条の規定に基づき、議員を派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(石井信重) 御異議なしと認めます。よって、本市議会議員を派遣することに決しました。 △議長の報告 ○議長(石井信重) この際申し上げます。 例年、この第4回定例会において、各常任委員会委員長により、閉会中に実施した行政視察の報告を行っているところですが、今年度は台風15号被害への対応などのため、全ての常任委員会で行政視察を中止したことをお知らせいたします。 △閉会午後零時35分 ○議長(石井信重) 以上で本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 よって、これで第4回市議会定例会を閉会いたします。 〇本日の会議に付した事件1 議案第70号、議案第71号、議案第74号及び議案第75号1 議案第72号及び議案第73号1 発議案第4号...