平成30年 12月
定例会(第4回)1
平成30年12月26日(水曜日)午前10時1
館山市役所議場1
出席議員 16名 1番 榎 本 祐 三 3番 石 井 敏 宏 4番 森 正 一 5番 瀬 能 孝 夫 6番 望 月 昇 7番 石 井 敬 之 8番 太 田 浩 9番 龍 﨑 滋 10番 今 井 義 明 11番 石 井 信 重 12番 本 多 成 年 13番 鈴 木 正 一 14番 内 藤 欽 次 16番 吉 田 惠 年 17番 本 橋 亮 一 18番 鈴 木 順 子1
欠席議員 1名 15番 福 岡 信 治1 出席
説明員
市 長 金 丸 謙 一 副
市 長 田 中 豊 会 計 管 理 者 石 井 修 総 合
政策部長 鈴 木 雄 二 総 務 部 長 川 上 孝 健 康
福祉部長 熊 井 成 和 経 済
観光部長 石 井 博 臣 建 設
環境部長 山 口 浩 一 教 育 委 員 会 出 山 裕 之 教 育 部 長 四ノ宮 朗 教 育 長
選挙管理委員会 髙 梨 哲 朗
選挙管理委員会 滝 本 康 之 委 員 長 事 務
局書記長 監 査 委 員 鈴 木 弘 明 監 査
事務局長 滝 本 康 之
農業委員会会長 脇 田 安 保 農 業 委 員 会 川 崎 暢 男 事 務 局 長1
出席事務局職員 事 務 局 長 井 澤 浩 書 記 鈴 木 一 也 書 記 和 田 敦 子 書 記 関 口 陵 子 書 記 秋 山 昭 書 記 粕 谷 佳 克 書 記 谷 野 秀 紀1
議事日程(第5号)
平成30年12月26日午前10時開議 日程第1
議案第52号
館山市議会議員及び
館山市長の
選挙における
選挙運動の
公費負担に 関する
条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第53号
館山市防災会議条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第54号 財産の譲渡について
議案第60号
平成30年度
館山市一般会計補正予算(第7号)
議案第65号 安房郡
市広域市町村圏事務組合規約の変更に関する協議について
議案第66号
平成30年度
館山市一般会計補正予算(第8号) 日程第2
議案第55号
館山市地域包括支援センターによる
包括的支援事業の実施に関する 基準を定める
条例等の一部を改正する
条例の制定について
議案第56号
館山市指定地域密着型サービスの
事業の人員、設備及び運営に関す る基準を定める
条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第57号
指定管理者の
指定について
議案第58号
指定管理者の
指定について
議案第59号
指定管理者の
指定について
議案第61号
平成30年度
館山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第62号
平成30年度
館山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第63号
平成30年度
館山市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第3
議案第64号
平成30年度
館山市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第4 請願第15号
西岬漁業協同組合管内における
漁港整備等の
請願書 日程第5
議案第67号
損害賠償の額の決定及び和解について
△開議午前10時00分
○議長(
榎本祐三) 本日の
出席議員数16名、これより第4回
市議会定例会第5日目の
会議を開きます。
△
議案の配付
○議長(
榎本祐三) 市長から
議案の送付がありましたので、これを受理し、既に各議員に配付してありますので、御了承願います。 本日の議事は、お手元に配付の
日程表により行います。
△
議案の上程
○議長(
榎本祐三) 日程第1、
議案第52号乃至
議案第54号、
議案第60号、
議案第65号及び
議案第66号の各
議案を議題といたします。
△
総務委員会委員長報告
○議長(
榎本祐三) ただいま議題となりました各
議案は、12月19日の本
会議において
総務委員会に付託されたものであります。 よって、これより
総務委員会における審査の概要につき、
委員長の報告を求めます。
総務委員会委員長本多成年議員。御登壇願います。 (
総務委員会委員長本多成年登壇)
◎
総務委員会委員長(
本多成年) ただいま議題となりました
議案第52号乃至
議案第54号、
議案第60号、
議案第65号及び
議案第66号にかかわる
総務委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 去る12月19日の本
会議において本
委員会に付託されました
議案につきまして、同日
委員会を招集し、慎重に審査を行いました。以下、その
質疑応答等、主なものについて申し上げます。
議案第52
号館山市議会議員及び
館山市長の
選挙における
選挙運動の
公費負担に関する
条例の一部を改正する
条例の制定についてでございますが、
選挙運動用のビラを公費で4,000枚作成できる意図や意義について聞いたところ、
候補者間の
選挙運動の
公平性確保とお金のかからない
選挙の実現を目的としている。また、4,000枚のビラの配布は
公職選挙法の改正に伴うもので、
有権者が
候補者の
政策等を知る機会をさらに拡充し、
選挙において
有権者が適正な判断を行い、
投票行動に生かすことができるなど、
参政権の行使にとって重要な要素となるものと考えている。また、ビラを見てもらうことにより
選挙があることや
候補者の考えを知ってもらえることから、
投票率向上の一助になればと期待しているところもあるとの
説明がありました。
議案第53
号館山市防災会議条例の一部を改正する
条例の制定についてでございますが、現在の
委員の
男女数を聞いたところ、男性30人、女性2人、計32人であるとの
説明がありました。 また、
条例改正による
委員3人増員については女性を登用するのかと聞いたところ、2人の女性を予定しており、もう一人は今後女性をぜひとも委嘱したいという
予備枠である。なお、2人についてはことしの春に発足した
女性消防部の部長と市内で
介護施設を運営し、
地域防災リーダーとして認定されている方であるとの
説明がありました。 また、
避難所運営や多様な意見には
障害者の意見も非常に重要ではないかと聞いたところ、
障害者に
委員を委嘱して意見を吸い上げるという目的は非常に有効だと思うが、今回
委嘱予定の1人は施設を運営しているので、
委員からの幅広い意見の収集を今後実施していきたいとの
説明がありました。
議案第54
号財産の譲渡についてでございますが、
譲渡先の
畑地区には
固定資産税などもかかるのかと聞いたところ、
館山市市税条例には公益のため直接使用する
固定資産については全額減免する規定があり、今回は用途が
地域防災施設なので、その条件に該当すると思われるが、
減免申請をしていただくことにより、
固定資産税及び
都市計画税の減免について判断することとなるとの
説明がありました。
議案第60
号平成30年度
館山市一般会計補正予算(第7号)でございますが、第2
款総務費の
ふるさと納税推進事業に関して、
ふるさと納税の件数と
納税額を聞いたところ、件数については昨年の11月末時点で1,578件であったのが現在3.35倍の5,292件で、3,714件の増加。金額については、昨年の11月末時点で7,128万4,000円であったのが現在2.01倍の1億4,352万3,000円で、7,223万9,000円の増加であるとの
説明がありました。 また、
総務省の通知により
還元率を3割に抑えたことによる変化について聞いたところ、3割を超えていた
返礼品は184件中161件で、87.5%だったが、全てが高い割合ではなく、161件のうちの101件、62.7%は
返礼率が30%台だったため
事業者とも円滑に調整ができ、10月末までに問題なく見直しを完了した。通知後は駆け込みがあり、9月、10月は非常に件数、
金額ともに伸び、11月には若干落ちついたが、前年度対比で件数や金額を見ると
増加傾向であるとの
説明がありました。 次に、第6
款農林水産業費の
有害鳥獣対策事業に関して、過去の
捕獲数を聞いたところ、
平成25年度は73頭だったが、年々倍増し、
平成29年度は642頭となっているとの
説明がありました。 また、来年度の
捕獲目標について聞いたところ、現時点では1,500頭くらいを考えているとの
説明がありました。 また、今後
住宅地などにイノシシが出てくる
可能性についてどう考えているかと聞いたところ、確かに
住宅地周辺への被害が出始めている状況がある。今は、
地域ぐるみの取り組みを一番進めているため、
町内会、
自治会からの相談には真摯に応じており、また
地域おこし協力隊員もいるので、それらを活用しながら対応している状況であるとの
説明がありました。
議案第65
号安房郡
市広域市町村圏事務組合規約の変更に関する協議について、質疑はありませんでした。
議案第66
号平成30年度
館山市一般会計補正予算(第8号)でございますが、第10
款教育費の
義務教育施設等空調機設置事業に関して、来年の夏に間に合うように設置の
事業を進めていくと思うが、
担当課としてはいつごろまでに設置を完了したいという目標はあるのかと聞いたところ、
工事発注準備ができた学校から順次
早期発注を行い、来年6月下旬までの
設置完了予定を目指しているとの
説明がありました。 以上が
質疑応答等の主なものであります。 採決の結果、
議案第52号乃至
議案第54号、
議案第60号、
議案第65号及び
議案第66号については、
全員一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、この際閉会中に実施しました
行政視察について報告いたします。 本
委員会は、10月1日から3日にかけて、愛知県安城
市、蒲郡
市、豊橋
市において
視察研修を実施いたしました。 安城
市においては、
中心市街地拠点整備事業、
アンフォーレについての
説明を受けました。
JR安城駅前にあった
総合病院が郊外に移転してしまったため、1日3,000人あった
来訪者がいなくなり、その活気とそれにかわるにぎわいの場の創出のため、
図書館を中心としたスーパーマーケットと
立体駐車場を組み合わせた
複合施設アンフォーレを誕生させました。
公共施設部分を
PFI方式とし、
民間収益施設は
定期借地方式で
独立採算型をとっています。1階では、
各種証明書の申請、発行も行われ、
エントランスでは定期的にマルシェが開催され、
近隣商店街関係者の
宣伝ブースも設置されています。2階以上が
図書館で、場所によっては飲食も可能となっており、子供のコーナーや周囲の音を気にせずに読書に専念できるスペースも整っています。市長がアメリカで学んだ
図書館のあり方を具現化した熱意のあらわれではありますが、そこには市民の意見を大きく反映させる仕組みの中で生まれたということは言うまでもありません。今後
館山市でも
大型事業が控えていますので、広く市民の意見を聞きながら取り組んでいきたいと思います。 蒲郡
市での
地域公共交通網形成計画については、
平成28年6月に策定されました。その間
形原地区では、
路線バスが廃止になってからの
地区住民の強い要望により
協議会を立ち上げ、その後くるりんバスとして運行、現在他の地区においても検討しているとのことです。 豊橋
市では、
中心市街地での
公共交通は鉄道、
路面電車、
路線バスなどが充実していますが、その他の地域での
中心市街地へのアクセスの
必要性から、
コミュニティバスの運行を始めました。
コミュニティバスは、5地区で
地域運営団体が設立され、国や
市の補助を受けて運営されていますが、
利用者数の減少もあり、運営には工夫が必要のようです。先ほどの蒲郡
市の状況とあわせて、
館山市が現在策定している計画に生かしていきたいと思います。 次に、
タブレット端末の
行政会議等への
活用状況については、
平成27年12月からICTを活用した
行政事務の
効率化に対応するため
部長会議で使用することから始め、今では
市役所内の
自由貸し出しも始めています。議会としても新年度の導入に向けて進めているようです。
取り扱いデータの制限もあり、
館山市での導入には検討も必要でしょう。また、コストに対する効果の検証、効果の
数値化も課題だと感じました。 最後に、当初視察を予定していた袋井
市は、大
規模停電の影響で
研修を受けることができませんでしたが、
市議会議員災害時
行動指針について資料を送っていただきました。議員がどのような状況になった場合、登庁、連絡をするのか、また議員は災害が発生した場合、どのような基本的な対応をするのか、地域における対応はどうするのかなど、
館山市議会でも早急な議論の
必要性を感じた次第です。 以上、御報告申し上げまして、
総務委員会委員長報告を終わります。
○議長(
榎本祐三) 以上で
委員長の報告を終わります。
△
質疑応答
○議長(
榎本祐三) ただいまの
委員長報告について御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△討論
○議長(
榎本祐三) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告はありませんでした。通告をしない議員で討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
榎本祐三) これより採決いたします。 採決は一括して行います。 各
議案についての
委員長の報告は
原案可決であります。各
議案を
委員長の報告どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本祐三) 御異議なしと認めます。よって、各
議案は原案どおり可決されました。
△
議案の上程
○議長(
榎本祐三) 日程第2、
議案第55号乃至
議案第59号及び
議案第61号乃至
議案第63号の各
議案を議題といたします。
△
文教民生委員会委員長報告
○議長(
榎本祐三) ただいま議題となりました各
議案は、12月19日の本
会議において
文教民生委員会に付託されたものであります。 よって、これより
文教民生委員会における審査の概要につき、
委員長の報告を求めます。
文教民生委員会委員長望月 昇議員。御登壇願います。 (
文教民生委員会委員長望月 昇登壇)
◎
文教民生委員会委員長(
望月昇) ただいま議題となりました
議案第55号乃至
議案第59号及び
議案第61号乃至
議案第63号にかかわる
文教民生委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 去る12月19日の本
会議において本
委員会に付託された各
議案につきまして、20日に
委員会を招集し、慎重に審査を行いました。以下、その
質疑応答等、主なものについて申し上げます。
議案第55
号館山市地域包括支援センターによる
包括的支援事業の実施に関する基準を定める
条例等の一部を改正する
条例の制定についてでございますが、改正による
変更点について聞いたところ、今回の改正は
平成26年度に
主任介護支援専門員の資格を取った方を追加するものであり、
平成26年度に取った方については、
更新研修までの期間につき実質1年の猶予が認められるというものであるとの
説明がありました。
研修費及び
更新研修費には県や
市からの補助はないのかと聞いたところ、行政からの補助は特にないとの
説明がありました。 それは、個人の資格だからということが主な理由かと聞いたところ、そのとおりである。基本的に主任がつく職種は個人の
キャリアになるので、それぞれ個人で
研修をしていただく形になるとの
説明がありました。 そこで、個人の
キャリアとはいっても国の制度によるものだから、支援を検討する考えはないかと聞いたところ、
介護保険制度は被
保険者の
保険料と国、県、
市のお金により国の制度として運用しているので、本来は
国レベルで検討すべきと考えているとの
説明がありました。
議案第56
号館山市指定地域密着型サービスの
事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する
条例の制定についてでございますが、
サービスを提供する者の範囲は狭まったのか、それとも広まったのかと聞いたところ、結論としては範囲は変わっていない。この
サービスを提供する者は、従来
介護職員初任者研修課程の
修了者、いわゆる
ヘルパー2級という
方たちが提供していたが、その後制度が変わって
生活援助従事者研修という
介護職員初任者研修課程よりも簡易な
研修も制度としてスタートした。今回の改正は、従来の
ヘルパー2級の
研修を受けていた人が
サービスを提供できるという旨を明記したものであり、制度上特に変わったものではないとの
説明がありました。 改正によって何が変わるのかと聞いたところ、
館山市で行う
地域密着型サービス事業のうち、看護小規模多
機能型居宅介護について今まで
事業者は法人に限定されていたが、今回の改正により
個人経営を含む病床を有する
診療所にも門戸を広げたということが主な
変更点であるとの
説明がありました。
議案第57号及び
議案第58
号指定管理者の
指定についてでございますが、今回選定された法人は他の自治体でも
指定管理者の業務を行っているのかと聞いたところ、
茨城県内において
スポーツ施設、
プールの監視や
プール教室、またリハビリテーション、デイ
サービスの関係の
水中運動機能訓練といった業務を請け負っている
事業者と伺っているとの
説明がありました。
利用料が上がるのではないかという不安の声が
利用者から上がっているが、どう考えているのかと聞いたところ、現在
市の行っている業務については、
業務委託の仕様の中で
現行どおりと
指定しているため、
使用料については変わらない。ただし、
受託事業者のほうで
自主事業として開館時間を延長する等の部分については
市との協議になるが、
利用料という形で設定ができることになっているとの
説明がありました。 そこで、
事業者が開館時間の
延長部分の
利用料を高く設定した場合、従来の開館時間の
料金設定が影響を受けることはないのか。例えば昼間の5時までの時間帯であれば100円だが、夜7時まで開館時間を延長した場合は200円にしたとして、それが昼間の時間帯まで200円になるのでは困るが、そのような
可能性はあるのかと聞いたところ、あくまでも5時までの開館時間については、
市の
料金設定が100円であれば100円である。5時以降については
事業者との協議によるが、例えば200円ということで
市のほうが了承すれば200円で開放するということになるとの
説明がありました。
議案第59
号指定管理者の
指定についてでございますが、
公募型プロポーザルには2社が応募し、160点満点で127.3点と124.4点で僅差であったが、選ばれた
事業者が特に評価された点は何かと聞いたところ、一番大きかったのは
業務受託実績などの
申請団体に関する項目である。
候補者は、
同種業務の
受託実績があるが、もう一社については
受託実績が全くなく、
提案内容において何をするという部分ではさほど遜色はなかったものの、どのように実施するかという具体的な
方法論の部分の差が結果にあらわれたものと考えるとの
説明がありました。 開設当初は、
高齢者との交流の
場づくりが視野に入っていたと思うが、どう考えているのかと聞いたところ、元気な広場は
高齢者との交流の
場づくりの視点もあり、地域全体で子育てを支援する上で
高齢者の力も大きな財産になると認識している。現在もイベント時には読み聞かせのボランティアなど
高齢者にも協力をいただき、またお
ばあちゃん世代が孫を連れてきた場合に、若いお母さんと
世間話をして気分転換するなど、
利用者同士の交流も日常の風景となっている。今後とも多世代の
交流機会の一層の拡充をするべきものと考えているとの
説明がありました。
議案第61
号平成30年度
館山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)でございますが、
高額療養費が増額となった理由について聞いたところ、
平成29年度と
平成30年度の
高額療養費の
給付額を10月までで比べてみると、件数ではそれほどふえてはいないが、
給付額については7.4%ふえており、100万円以上の
費用額が6.8%ふえている。この100万円以上の部分を見ると、65歳以上の割合が7割程度と高く、
高齢化の影響が大きいとの
説明がありました。
議案第62
号平成30年度
館山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてでございますが、
総合検診等通知発送業務委託料について
後期高齢者の
総合検診の
受診率の状況を聞いたところ、過去5年間の推移は
平成25年度が12.3%、
平成26年度が12.6%、
平成27年度が13.5%、
平成28年度が14.4%、
平成29年度が15%であるとの
説明がありました。
議案第63
号平成30年度
館山市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてでございますが、
債務負担行為のうち
配食サービス事業委託料のみ2年契約だが、単
年度契約でない理由は何かと聞いたところ、
配食サービスは単に
弁当配達だけではなく、
高齢者の
安否確認も一つの業務であり、必ず手渡しで、その
高齢者の
状況等の確認をすることが大きな柱となっている。このため
事業者は
人員確保と
人材教育、車や
容器等の機材の確保、また献立を作成する栄養士の確保も必要になり、1年では投資に対して見合わないことから、2年で考えているとの
説明がありました。 以上が
質疑応答等の主なものであります。 採決の結果、付託を受けました
議案第55号乃至
議案第59号及び
議案第61号乃至
議案第63号は、
全員一致をもって、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、この際閉会中に実施いたしました
行政視察について報告いたします。 本
委員会は、去る10月31日から11月2日にかけて、愛知県
北名古屋市、
長久手市及び三重県東員町において
視察研修を実施しました。いずれも
名古屋市のベッドタウンであり、福祉と教育に力を入れているという
共通点がありました。 愛知県
北名古屋市におきましては、まず
コミュニティ・
スクールについて
説明を受けました。
コミュニティ・
スクールは、
学校関係者と
地域住民、
保護者等が
学校運営協議会で熟議した上で学校の
基本方針を承認し、
地域住民、
保護者等が
学校運営に参加するものです。
北名古屋市は、小学校10校、中学校6校の全てが
コミュニティ・
スクールになっております。これは、
教育分野における
市民協働の
まちづくりであり、
市民協働条例を定めた
館山市においても大いに参考になるものでした。 次に、同じく
北名古屋市におきまして
回想法センターを見学し、
説明を受けました。回想法とは、
高齢者が古いアルバムで昔懐かしい生活道具等を見ながら昔のことを思い出し、グループで昔話に花を咲かせることです。このことにより脳が活性化し、認知症予防になります。なお、回想法自体は8回で終了しますが、グループでの親睦はずっと続くので、
コミュニティづくりにもなります。また、外出を促す
事業でもあり、
高齢者の居場所づくりをしている
館山市でも導入可能な手法だと思います。 次に、三重県東員町におきまして、発達支援室について
説明を受けました。東員町が目指す発達支援体制は、幼稚園、保育園、小中学校、特別支援学校、高等学校、就労と途切れなく支援できるもので、かつ関係機関同士の連携をよくしたものです。また、早期発見、早期療育により発達障害の子供の健全な成長に効果を上げています。このような支援体制をしけるのは、発達支援室が全ての機関の連携をとり、相談、支援、人材育成を行っているからです。
館山市においても東員町のような一貫かつ連携したきめ細やかな支援を取り入れることができればと思います。 次に、愛知県
長久手市におきましては、まず地域福祉の取り組みについて
説明を受けました。
長久手市は、日本一の福祉のまちを目指し、そのために市民主体の
まちづくりが必要だと考えています。また、失われたかつての地域のつながりを取り戻すために、住民主体のさまざまな取り組みを行っているところです。特に
高齢者の居場所と役割づくりに力を入れており、住民同士が助け合う仕組みを行政が後方支援する形で進めています。
館山市でも類似の取り組みを行っていますが、住民の参加が少ないなど同じ悩みを抱えており、
長久手市の試行錯誤は参考になると感じました。 次に、同じく
長久手市におきましてゴジカラ村を見学し、
説明を受けました。ゴジカラ村は、森林の中に幼稚園や老人ホームなどの建物を多数つくったものであり、多世代が交流している複合施設になっています。また、子供の教育と
高齢者の介護予防のため、わざと非効率なつくりにして、手間暇をかけさせているというのが特徴です。
高齢者と子供の相性はよいもので、もし
館山市でも新たな施設をつくることがあれば、こうした複合施設も参考になると思います。一方、わざと非効率なつくりにするのは、費用と労力がかかるというデメリットもあります。 済みません。1つ訂正させていただきます。採決の結果に関するところで、付託を受けました
議案を「
議案第65号」と申し上げましたが、正しくは「
議案第55号」でございますので、訂正させていただきます。失礼いたしました。 以上、御報告申し上げまして、
文教民生委員会委員長報告を終わります。
○議長(
榎本祐三) 以上で
委員長の報告を終わります。
△
質疑応答
○議長(
榎本祐三) ただいまの
委員長報告について御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△討論
○議長(
榎本祐三) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告はありませんでした。通告をしない議員で討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
榎本祐三) これより採決します。 採決は一括して行います。 各
議案についての
委員長の報告は
原案可決であります。各
議案を
委員長の報告どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本祐三) 御異議なしと認めます。よって、各
議案は原案どおり可決されました。
△
議案の上程
○議長(
榎本祐三) 日程第3、
議案第64
号平成30年度
館山市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
△建設経済
委員会委員長報告
○議長(
榎本祐三) ただいま議題となりました本案は、12月19日の本
会議において建設経済
委員会に付託されたものであります。 よって、これより建設経済
委員会における審査の概要につき、
委員長の報告を求めます。 建設経済
委員会委員長今井義明議員。御登壇願います。 (建設経済
委員会委員長今井義明登壇)
◎建設経済
委員会委員長(今井義明) ただいま議題となりました
議案第64号にかかわる建設経済
委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 去る12月19日の本
会議において本
委員会に付託された本
議案について、20日に
委員会を招集し、慎重に審査を行いました。以下、その
質疑応答等、主なものについて申し上げます。
議案第64
号平成30年度
館山市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてですが、電気設備の維持管理及び保守点検の契約方法を聞いたところ、入札により
市の公共施設を一括して発注する予定であるとの
説明がありました。 また、複数年契約のメリットについて聞いたところ、委託金額が抑えられることや契約に係る事務量の削減であるとの
説明がありました。 また、過去3年間の一般会計からの繰入金の額及び今後の見通しを聞いたところ、
平成27年度が4億602万5,000円、
平成28年度が4億3,618万3,000円、
平成29年度が4億3,513万3,000円であり、ほぼこの金額で進んでいくと考えるが、縮減についてしっかりと取り組んでいきたいとの
説明がありました。 以上が
質疑応答等の主なものであります。 採決の結果、
議案第64号については
全員一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、この際閉会中に実施しました
行政視察について御報告申し上げます。 本
委員会は、去る10月16日から18日にかけて、富山県高岡
市、滑川
市及び新潟県上越
市の視察を行いました。特に富山県は北陸新幹線の開業、台湾、韓国直行便を持つ富山空港やクルーズ船寄港の国際貿易港を擁し、来年は日台観光サミット及び日台交流サミットがダブル開催されるなどインバウンドの先進地であることから、視察することとしました。 まず、高岡
市ではインバウンドに関する取り組み状況と今後の予定及びブランド戦略の取り組みについて
説明を受けました。高岡
市観光振興ビジョンの基本戦略にはインバウンドの積極的展開が掲げられ、国民性や友好関係から台湾、香港などのアジアをメインターゲットにしており、日本遺産のまちを前面に発信し、飛騨、越中、能登の広域連携を重視した取り組みが参考になりました。具体的な施策については、
館山市のほうが台湾出身の職員を配置したターゲットの分析力は一歩先んじていると感じましたが、文化遺産の少ない安房地域においては広域連携をさらに発展させ、何が磨けば光る観光資源なのかいま一度整理し、効果的な発信につなげていかなければならないと思うところです。 次に、滑川
市ではまちなか再生
事業について
説明を受けました。
中心市街地の空洞化は、全国に共通した課題であり、滑川
市では10年前から町なかへの住宅取得、市街地での空き地、空き家の活用、危険な老朽空き家対策の3つを柱に補助支援
事業が展開され、歴史ある古民家を活用して意欲ある
事業主が開業するなど、市街地のにぎわいの創出につながっているところが印象的でした。 次に、上越
市において街並みを活かしたまちなか居住・集客の促進について、歴史と文化を生かしたまちの再生に取り組む城下町高田を歩いて視察しました。20余りの市民団体によって
まちづくり活動が展開され、歴史的建造物や日本一の長さを誇る雁木通りが日常生活に活用されており、保存に対する努力に感銘を受けました。また、上越ものづくり振興センターにおいて114品目のすぐれた工業製品や特産品をメイド・イン上越として認証し、広く販路開拓、販売促進を支援するメイド・イン上越推進
事業について
説明を受けました。対外競争力の向上に官民一体で取り組む制度に多くのことを学ぶことができました。 これらの視察内容については、今後
委員会として関係機関にも詳細に情報を提供して共有してまいります。 以上、御報告申し上げまして、建設経済
委員会委員長報告を終わります。
○議長(
榎本祐三) 以上で
委員長の報告を終わります。
△
質疑応答
○議長(
榎本祐三) ただいまの
委員長報告について御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△討論
○議長(
榎本祐三) これより討論を行います。 通告はありませんでした。通告をしない議員で討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
榎本祐三) これより採決いたします。 本案についての
委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長の報告どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本祐三) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
△請願の上程
○議長(
榎本祐三) 日程第4、請願第15号
西岬漁業協同組合管内における
漁港整備等の
請願書を議題といたします。
△建設経済
委員会委員長報告
○議長(
榎本祐三) ただいま議題となりました本請願は、12月19日の本
会議において建設経済
委員会に付託されたものであります。 よって、これより建設経済
委員会における審査の概要につき、
委員長の報告を求めます。 建設経済
委員会委員長今井義明議員。御登壇願います。 (建設経済
委員会委員長今井義明登壇)
◎建設経済
委員会委員長(今井義明) ただいま議題となりました請願第15号にかかわる建設経済
委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 去る12月19日の本
会議において本
委員会に付託された請願について、20日に
委員会を招集し、慎重に審査を行いました。以下、その
質疑応答等、主なものについて申し上げます。 請願第15号
西岬漁業協同組合管内における
漁港整備等の
請願書についてですが、近隣の2
市1町では
条例により
漁港整備等の費用について受益者から漁港漁場
事業費分担金を徴収しているが、
館山市では
条例を定めていないのはなぜかと聞いたところ、
館山市では新規の漁港整備については漁協との協議により、
市が負担する分の20%を負担していただいている。ただし、維持、修繕についての負担金を求めていないとの
説明がありました。 また、
館山市では漁港
使用料徴収規定がないが、何か理由があるのか聞いたところ、昔の経緯を調べてみないとわからないとの
説明がありました。 将来的に分担金や
使用料を漁協に求める考えはあるか聞いたところ、今後
条例の整備を含め、検討していきたいとの
説明がありました。 小規模漁港の統廃合について聞いたところ、市営漁港8港の運営は、このまま維持していくのは難しい。漁港の集約が必要であるとの
説明がありました。 以上が
質疑応答等の主なものであります。 次に、討論を行いました。
委員からは、本請願について内容や趣旨は理解できるが、対応すべき項目が多岐にわたるため、
市の財政状況も考慮して長期的かつ計画的に実施する必要があるので、趣旨採択とするのが適当であるとの討論がありました。 ただし、一部が県の管轄である伊戸漁港の西側海岸土砂移動と整地、利用目的が不明確である栄の浦漁港の空き地の整備及び施設が漁協のものである下原漁港の破損した電気設備の撤去の3件については本請願の対象とならないと考えられるため、執行部において請願提出者と協議することが提案されました。 続いて、
委員からは、
館山市の水産業は後継者不足や規模縮小など漁業全体としても現状維持が困難な状況にあり、また災害復旧には行政の支援が不可欠である。永続的な整備
事業については、
事業費負担金の徴収や
条例などを検討課題として協議するべきと思われる。漁業関係団体や漁業者が自助努力と業務実績を重ね、今後の地域活性化に多大な効果を生むことを強く期待して趣旨採択とすることに賛成討論がありました。 以上が討論の主なものであります。 採決の結果、付託を受けました請願第15号については
全員一致をもって趣旨採択するものと決しました。 以上、御報告申し上げまして、建設経済
委員会委員長報告を終わります。
○議長(
榎本祐三) 以上で
委員長の報告を終わります。
△
質疑応答
○議長(
榎本祐三) ただいまの
委員長報告について御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△討論
○議長(
榎本祐三) これより討論を行います。 通告はありませんでした。通告をしない議員で討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
榎本祐三) これより採決いたします。 本請願に対する
委員長の報告は趣旨採択するであります。本請願を趣旨採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
榎本祐三) 起立多数であります。よって、本請願は趣旨採択するものと決しました。
△
議案の上程
○議長(
榎本祐三) 日程第5、
議案第67号
損害賠償の額の決定及び和解についてを議題といたします。
△提案理由の
説明
○議長(
榎本祐三)
議案の
説明を求めます。 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一)
議案第67号
損害賠償の額の決定及び和解について、提案理由を
説明します。
平成30年11月4日、
館山市北条581番地の2地先、市道1019号線において発生した事故に関し、
損害賠償についての協議が調いましたので、その額の決定及び和解について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を求めようとするものです。 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
榎本祐三)
説明は終わりました。
△
質疑応答
○議長(
榎本祐三) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて40分以内といたします。 御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△
委員会付託の省略
○議長(
榎本祐三) お諮りいたします。 本案については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本祐三) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
榎本祐三) これより討論を行います。 討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
榎本祐三) これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本祐三) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
△議員派遣の件
○議長(
榎本祐三) この際、お諮りいたします。 お手元に配付の議員派遣の件記載のとおり、
平成31年1月18日開催の千葉県南市議
会議長
会議員
研修会及び
平成31年2月7日開催の安房3
市1町議
会議長
会議員
研修会に、
館山市議会会議規則第167条の規定に基づき、議員を派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本祐三) 御異議なしと認めます。よって、本市議
会議員を派遣することに決しました。
△閉会午前10時52分
○議長(
榎本祐三) 以上で本
定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 よって、これで第4回
市議会定例会を閉会いたします。 ◎本日の
会議に付した事件1
議案第52号乃至
議案第54号、
議案第60号、
議案第65号及び
議案第66号1
議案第55号乃至
議案第59号及び
議案第61号乃至
議案第63号1
議案第64号1 請願第15号1
議案第67号...