• 辻町(/)
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  1. 船橋市議会 2020-10-05
    令和 2年第3回定例会−10月05日-09号


    取得元: 船橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    令和 2年第3回定例会−10月05日-09号令和 2年第3回定例会       令和2年第3回船橋市議会定例会会議録(第9号) 〇議事日程(第9号)   令和2年10月5日(月)    午前10時開議  諸般の報告(常任委員の所属変更) ┌──┬────────────────────────────┬──────┬─────┐ │日程│          件      名          │  付託  │ 委員会 │ │  │                            │  委員会  │審査結果等│ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 1 │議案第1号    令和2年度船橋市一般会計補正予算     │ 予算決算 │  可決  │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 2 │議案第2号    令和2年度船橋市介護保険事業特別会計補正 │ 予算決算 │可決(全)│ │  │        予算                  │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 3 │認定第1号    決算の認定について(一般会計)     │ 予算決算 │  認定  │ │  │認定第2号    決算の認定について(国民健康保険事業特別│      │     │ │  │        会計)                 │ 予算決算 │  認定  │
    │  │認定第5号    決算の認定について(介護保険事業特別会計)│ 予算決算 │  認定  │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 4 │認定第3号    決算の認定について(公共用地先行取得事業│ 予算決算 │認定(全)│ │  │        特別会計)               │      │     │ │  │認定第6号    決算の認定について(母子父子寡婦福祉資金│ 予算決算 │認定(全)│ │  │        貸付事業特別会計)           │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 5 │認定第4号    決算の認定について(船橋駅南口市街地再開│ 予算決算 │  認定  │ │  │        発事業特別会計)            │      │     │ │  │認定第7号    決算の認定について(後期高齢者医療事業特│ 予算決算 │  認定  │ │  │        別会計)                │      │     │ │  │認定第8号    決算の認定について(地方卸売市場事業会計)│ 予算決算 │  認定  │ │  │認定第9号    決算の認定について(病院事業会計)   │ 予算決算 │  認定  │ │  │認定第10号   決算の認定について(下水道事業会計)  │ 予算決算 │  認定  │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 6 │議案第8号    教育委員会委員任命の同意を求めることにつ│  総務  │同意(全)│ │  │        いて                  │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 7 │議案第6号    船橋市障害者支援施設北総育成園の指定管理│ 健康福祉 │可決(全)│ │  │        者の指定の期間の変更について      │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 8 │議案第3号    船橋市自転車等駐車場条例の一部を改正する│  建設  │可決(全)│ │  │        条例                  │      │     │ │  │議案第4号    損害賠償の額の決定について       │  建設  │可決(全)│ │  │議案第7号    市道の路線認定について         │  建設  │可決(全)│ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 9 │議案第5号    船橋市運動公園及び法典公園の指定管理者│  建設  │  可決  │ │  │        指定について              │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 10 │発議案第1号   新型コロナウイルス感染症に関わる医療体制│ 健康福祉 │  否決  │ │  │        の充実を千葉県に求める意見書      │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 11 │発議案第2号   少人数学級の速やかな実施を求める意見書 │  文教  │  否決  │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 12 │陳情第26号   ゼロカーボンシティ宣言に関する陳情   │市民環境経済│ 採択送付 │ │  │                            │      │ (全) │ │  │陳情第27号   船橋市に対してゼロカーボンシティ宣言 │市民環境経済│ 採択送付 │ │  │        行うことを求める陳情          │      │ (全) │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 13 │陳情第33号   歩道に生えて車イスの歩行を妨げるケヤ木3 │  建設  │ 採択送付 │ │  │        本を撤去して欲しいに関する陳情     │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 14 │陳情第28号   不快な臭いに関する陳情         │市民環境経済│ 不採択 │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 15 │陳情第30号   公共施設の使用料等の改定及び駐車料金設│  建設  │ 採択 │ │  │        定(2019年12月27日付お知らせ)に関する陳情│      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 16 │陳情第29号   公共施設の使用料等の改定及び駐車料金設│  建設  │ 採択 │ │  │        定のお知らせに関する陳情        │      │     │ │  │陳情第32号   公共施設の使用料等の改定及び駐車料金設│  建設  │ 採択 │ │  │        定のお知らせに関する陳情        │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 17 │陳情第31号   船橋市公共施設附帯駐車場駐車料金に関す│  建設  │ 採択 │ │  │        る陳情                 │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 18 │陳情第34号   金杉台中学校の御滝中学校への統合方針を撤│  文教  │ 採択 │ │  │        廃することを求める陳情         │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 19 │陳情第35号   金杉台中学校を御滝中学校に統合する時期の│  文教  │ 採択 │ │  │        延期を求める陳情            │      │     │ │  │陳情第36号   金杉台中学校を御滝中学校の小規模分校とし│  文教  │ 採択 │ │  │        て存続させることを求める陳情      │      │     │ ├──┼────────────────────────────┼──────┼─────┤ │ 20 │陳情第37号   国の責任による「20人学級」を展望した少人│  文教  │ みなす │ │  │        数学級の前進を求める陳情        │      │ 不採択 │ ├──┼────────────────────────────┴──────┴─────┤ │ 21 │発議案第3号   新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方│ │  │        税財源の確保を求める意見書                    │ ├──┼─────────────────────────────────────────┤ │ 22 │市長からの報告並びに例月現金出納検査結果報告及び監査結果報告の件         │ ├──┼─────────────────────────────────────────┤ │ 23 │会議録署名議員の指名                               │ └──┴─────────────────────────────────────────┘     ……………………………………………………………………………………………… 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり    ──────────────────────────────────         10時04分開議 ○議長(日色健人) これより、会議を開きます。  議事日程は、配付したとおりであります。    ───────────────── ○議長(日色健人) ここで、諸般の報告をします。  報告事項は、お手元に配付したとおりであります。      [諸般の報告は巻末に掲載]    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程に入ります。  日程第1から第5までの議案2案及び認定10件を一括して議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  予算決算委員長鈴木和美議員。      [予算決算委員長登壇] ◎予算決算委員長(鈴木和美) 予算決算委員会に付託された議案2案及び認定10件について、全体会 及び分科会の開催経過、並びに採決の結果を報告します。  まず、開催経過ですが、9月7日の全体会において、付託議案の取扱いを決定したのち、16日の総務分科会、17日の総務分科会及び健康福祉分科会、18日の健康福祉分科会及び市民環境経済分科会、23日の建設分科会、並びに24日及び25日の文教分科会において質疑を行いました。  その後、29日の全体会において総括質疑を行い、30日の全体会において討論・採決を行いました。  最後に、採決の結果ですが、議案第1号については、日本共産党の委員及び無所属の委員1名を除く賛成多数で、議案第2号については全会一致で、いずれも可決すべきものと決しました。  また、認定第1号、第2号及び第5号の3件については、日本共産党の委員及び無所属の委員1名を除く賛成多数で、認定第3号及び第6号の2件については全会一致で、認定第4号及び第7号から第10号までの5件については、日本共産党の委員を除く賛成多数で、いずれも認定すべきものと決しました。  以上で、予算決算委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。
     まず、日程第1を採決します。  本案を委員会報告のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立多数であります。  よって、本案は、可決することに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第2を採決します。  本案を委員会報告のとおり可決することに、ご異議ありませんか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 異議なしと認めます。  よって、本案は、可決することに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第3を採決します。  3件を委員会報告のとおり認定することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立多数であります。  よって、3件は、認定することに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第4を採決します。  2件を委員会報告のとおり認定することに、ご異議ありませんか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 異議なしと認めます。  よって、2件は、認定することに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第5を採決します。  5件を委員会報告のとおり認定することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立多数であります。  よって、5件は、認定することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第6、議案第8号を議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  総務委員長滝口一馬議員。      [総務委員長登壇] ◎総務委員長(滝口一馬) 総務委員会に付託されました議案第8号教育委員会委員任命の同意を求めることについて、審査の概要及び採決の結果をご報告いたします。  主な質疑として、この方が教育委員会委員の資格要件を満たしていることの確認は、どのようにされているのか。再任として出されている理由と、これまでの活動についての評価を伺いたい。ある時期で教育委員をみんな入れ替えるのも1つの考えだと思うが、新しい方を少しずつ入れていくというのはいかがか。弁護士というよりも、子育て世代から選出しようというところで選ばれた方だと思うが、どうか。法律に精通している人と保護者の代表といった部分が、今はうまく合致して1人となっているが、次回や任期が変わった時に、別々に選出する可能性もあるという捉え方でもいいか──等の質疑がありました。  討論に入ったところ、原案賛成の立場で、無所属の委員1名から、「これまでの教育委員としての活動の経験を今後も生かしていただきたいという思いと、法律家という知見を今後も本市の教育活動に反映させていただきたいという思いから、賛成する」、  公明党の委員から、「教育委員会会議総合教育会議などを傍聴して、この方はしっかりとした自分の意見を持っているという印象を持っている。また、成人式やスポーツ行事などにも可能な限り足を運んでいる様子も実際に見てきており、よくやってくださっていると評価しているので、再任に賛成する」、  自由市政会の委員から、「弁護士としての知見や経験を基に、公平中立な視点を持って活動されていたという事前の説明、また、引き続きコロナ禍の教育環境の厳しい中ではあるが、知見を生かして活動していただくことを願い、賛成する」、  日本共産党の委員から、「会議でこの方の発言を伺い、しっかりされた方だという印象を持った。憲法と子どもの権利条約の立場から、自主的で豊かな教育を推進することを期待して、賛成する」との討論がありました。  採決の結果、本案は、全会一致で同意すべきものと決しました。  以上で、総務委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  本案を委員会報告のとおり同意することに、ご異議ありませんか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 異議なしと認めます。  よって、本案は、同意することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第7、議案第6号を議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  健康福祉委員長石川りょう議員。      [健康福祉委員長登壇] ◎健康福祉委員長石川りょう) 健康福祉委員会に付託された議案1案について、審査の概要と採決の結果をご報告いたします。  議案第6号船橋市障害者支援施設北総育成園の指定管理者の指定の期間の変更について、主な質疑として、指定管理者の指定期間を1年間延長するとの議案だが、指定管理料や管理運営に係る経費はどうなるのかという質疑に対して、北総育成園は障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく施設であるため、運営に係る経費は介護給付等により賄われており、指定管理料は発生しない。市は例年、園施設の維持管理のための費用を北総育成園管理運営費として支出しており、令和元年度の決算額は107万6302円だったとの答弁がありました。  北総育成園の指定管理の選定に、これまで複数の応募者はあったのかという質疑に対しては、今までの選定の回ごとに、応募は1者のみであったとの答弁がありました。指定管理期間の延長を、市は指定管理者と話し合って決めたのか、利用者などから聞き取りをして決めたのかとの質疑に対して、市としては、日中活動も含めて、利用者の生活を従前の状態に戻すことができるように専念してもらいたいと考えていることから、現在の指定管理期間を延長した方がよいと判断をし、法人と協議をしたとの答弁がありました。指定管理者に対する利用者からの声を聴く機会はあるのかとの質疑に対して、利用者と家族に対しては、毎年1回アンケート調査を行っており、その内容についても、年に1回、指定管理者と市で意見交換会を実施しているため、アンケートの意見等は共有し、園の運営に生かしてもらっているとの答弁がありました。  討論に入ったところ、原案賛成の立場で、公明党の委員より、「指定管理者の選定は、定期的に第三者の目が入り、緊張感を持って公正な競争がなされることが大切ではあるが、今回は新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生し、利用者の方々の体力の安定や、施設の日常を取り戻すための期間としての延長は必要と考えるため、賛成」、  日本共産党の委員より、「当該施設における新型コロナウイルス感染症の集団感染は6月に収束したとはいえ、入居している方々や職員が以前の日常を取り戻すことは容易ではない。1年間の指定管理期間の延長はやむを得ないと考えるため、賛成」、  無所属の委員より、「指定管理者の選定に、これまで他者による応募がなかったことから考えれば、予定どおり指定管理者の選定を実施すればいいのではないかとも思うが、事業者はもとより、何よりも利用者の状況や体のことなども考えての判断であり、まずは、利用者と施設事業者がコロナ以前の日常を取り戻すことが必要だと考えての措置ということなので、賛成」、  市民民主連合の委員より、「現在の状況を鑑みて、必要な措置と考えるため、賛成」との討論がありました。  採決の結果は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、健康福祉委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  本案を委員会報告のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立多数であります。  よって、本案は、可決することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第8及び第9の議案4案を一括して議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  建設委員長三橋さぶろう議員。      [建設委員長登壇] ◎建設委員長(三橋さぶろう) 建設委員会に付託された議案4案について、審査の概要及び採決の結果を、日程番号順にご報告します。  議案第3号船橋市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例については、主な質疑として、機械式の駐輪場に勝手に駐輪されている自転車について、この条例を提案しなければならないほど、市内はひどい状況なのか。他人の財産を無断で移動したり触ったりすることについて、法的な問題はないのか心配だが、条例をつくることによって解消されると理解して大丈夫なのか。本条例の改正は、不適切に利用している者に対してはとても有効だと考えるが、実際に効果を出すために、不適切に利用している自転車をどうやって見つけていくのか──等の質疑がありました。  討論に入ったところ、原案賛成の立場で、みらい@船橋の委員から、「これまで不適切に駐輪していた自転車を移送することができるようにする条例の改正であり、公平性を保つためということがよく理解できる。事前の周知ということで、違法駐輪をする方を見つけた場合に声がけをしていただくなど、できる限り移送されないように、違法駐輪をしないように市民に伝えていただきながら、こういう措置をしていただくことを要望し、賛成する」、  公明党の委員から、「本条例の改正は、適正に利用している利用者の不公平感をなくす意味でも、歓迎されるものである。不適切に利用している者の中には、機械式駐輪設備に課金されないように置いていく悪質なものもあり、適切に利用しようと思っている者の利用機会を奪う悪質な行為である。不適切な利用を見逃していると思われるのは甚だ不本意であり、今回の条例改正に賛成する。  条例が適切に運用されなければ、利用者の不満が大きくなるので、効果的に運用されることを強く要望する」、  日本共産党の委員から、「駐輪場を作ってほしいという要望も頂いており、また、駐輪場の値上げも行われ、駅に近いほど料金が高いという中で、不適切だとか悪質な事例は、実はそれほど多くなく、本当はちゃんと止めたいが、金銭的に難しいとか、駐輪場が足りないがためにそういったことになってしまうと予想される。なので、一概に不適切に止める方だけが悪いと言うのは、一面的な気がする。  今止めている方のご不便、不公平感を解消する点でこの条例をつくることはやむを得ないと思うが、市の本来の責任である、駐輪場を増設すること、あるいは、より利便性が高く低廉な駐輪場を積極的に整備することも併せて行って、初めてこの問題が解決すると思う。  今お使いの皆さん、お支払いされている皆さんに対し、やむを得ないという事情を鑑みて、賛成する」との討論がありました。  採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。  議案第4号損害賠償の額の決定については、主な質疑として、市の責任がどの程度で、その賠償額にどの程度反映されているのかわからないので、損害賠償の金額の根拠を伺いたい。直接の原因者である工事施工会社に対しては、求償しなければならないと思うが、そのための裁判はやるのか。事前に防止することができなかったのか、あるいは、もう少し早く発見することができなかったのかということも含め、今後の下水道工事に関して、再発防止はどのように考えているのか──等の質疑がありました。  討論に入ったところ、原案賛成の立場で、公明党の委員から、「今回の損害賠償の額については、日本下水道協会下水道賠償責任保険で全額充当され、市の負担がない見込みとのことである。まだ関連する訴訟が2つ残っているとのことだが、下水管の破損から4年近くたっているので、早期に解決していただくことを要望し、賛成する」、  日本共産党の委員から、「いろいろな事情があるが、4年間も白黒はっきりつかずにお困りになっていた事業者に対して、速やかに対応することについては、賛成する。  しかしながら、訴えの提起、和解の内容と、審議できないことがいろいろあり、内容も不明で、議会が市民に対して説明責任を果たすのが、どんどん難しくなってしまう。下水道事業が公営企業会計に移行したことにより、会計上問題が起きたとき、あるいは事業で何かあったときの報告についてのルールが特段設けられていない。金額に関しては一定の定めがあるので、報告が来るが、条例に定めもなく、議案としても出てこないので、今回のように金額だけ決議するのは議会としては難しいところだと思う。よって、今後もできるだけ議会に報告していただくことを要望する」、  みらい@船橋の委員から、「今回の損害賠償額の決定については、市が所管する下水道破損による店舗の汚損ということで、訴えられてしまったというところである。既に原因も分かっているところであり、さらに裁判があるということで、こちらからあまり表立って言うことはできないのが難しいところだが、速やかに解決していただくよう求め、賛成する」との討論がありました。
     採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。  議案第7号市道の路線認定については、主な質疑として、海神の地域は非常に道路が狭くて通るのに難儀するが、認定路線を新たに作ったり工事を行う場合に、地域の皆さんに利便性やご意見をお聴きしたり、確認されたりという作業はしていないのか。小室の認定路線については、もともと船橋市の道路だと思っていたが、今回初めて認定することになった理由は何か。小室の認定路線については、帰属されてから今回の認定に至るまで、どのぐらい時間がかかったのか──等の質疑がありました。  討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。  議案第5号船橋市運動公園及び法典公園の指定管理者の指定については、主な質疑として、今まで市が管理していて無料だった駐車場が、今度は指定管理者が管理して有料になるという、制度変更に伴う周知についての基本的な考え方を伺う。指定管理者制度になったので、駐車場は有料になったと理解しているが、駐車場の問題と指定管理者制度の問題とを切り離すことは可能なのか。基本協定案の中に災害対策が盛り込まれたのはありがたいが、感染症対策も盛り込むべきと考えるので、見解を伺う。定数削減により、職員の体制が非常に厳しくなってきていることも1つの理由として、指定管理者制度の導入ということにもなってきていると思うが、今回の指定管理者制度活用の背景を伺う。指定管理者に対する災害時対応の協力要請については、どういう場合に行うのか。市との役割分担や費用負担については別途基本協定において取り決めるとのことだが、協定締結は議決後になるのか。また、協定締結に当たって、指定管理者側ともめることはないのか。プールの安全管理は指定管理者任せにせず、市が主体的に行うべきだと思うが、いかがか。指定管理者の候補者がJVを組んでいるが、コロナで補償をするようなことがあった場合の交渉は、代表者とやるのか、それとも構成員それぞれとやるのか──等の質疑がありました。  討論に入ったところ、原案反対の立場で、日本共産党の委員から、「党として指定管理者制度の導入に反対をしており、今回は指定管理者の決定についての議案ということで、賛成はできない。  指定管理者制度の最大の問題は、そこで働く皆さんの労働環境に、市が責任を負えないところである。直接の相手方とはやり取りできるが、指定管理者が仕事を受けた先で、従業員やパートで働く皆さんがどうなっているのか、詳細をつかむことを今まで市としてはやってこなかった。今回、新型コロナウイルス感染症のために雇用状況が深刻になっている中で、雇用の不安定を増すような指定管理者制度をさらに増やすというやり方は、適切ではないと感じている。  また、今回JVを組まれている中で、船橋市と関係のない人が市の公園を管理するというのも、雇用の状況や市の実態の反映など、いろいろな点で問題が出るのではないかということで、賛成できない。  ただ、今の状況だと、指定管理者制度はやらないとか、今回の契約を認めないとはならないと思うので、JVの件や雇用の関係は、できるだけ市がつかんでいただき、そこで働く皆さんが安心して働けるようにする仕組みを作っていただくよう要望する」、  原案賛成の立場で、市民民主連合の委員から、「大規模災害時の対応において基本協定を結ぶということで、指定管理者には、積極的に災害時の対応に協力していただきたい。また、安全管理については、プールの他の施設も含め、お願いしたい。  最後に、施設と駐車場の利用料金の額は、上限として定められているので、ぜひ、指定管理者側の経営努力によって、この料金を下回るような体系で臨んでいただくことを要望する。船橋市の施設なので、市としても指定管理者側に対して経営努力を促して、この料金を下回るよう要請していただくことを強く要望し、賛成する」、  みらい@船橋の委員から、「もともと昨年の令和元年第3回定例会では、私たちは駐車場の有料化に反対してきた。理由は、もっと市民の声を聞くべきだということである。今回、陳情がたくさん上がっているが、市民の声をほとんど聞かない状態で強行に進めた行革の結果だと考えているので、やはり駐車場の有料化については見直すべきだと思っている。  そして、この運動公園及び法典公園の事業計画は素晴らしいが、常勤社員が14人、あとは非常勤であり、そんなに少ない人数でこの計画が全て本当に実行できるのかなと思うし、もしできたとしたら、社員の方々に大きな負担があるのではないかと危惧をしている。  構成員それぞれと協議をさらに進めていただき、料金設定の企業努力や、市のほうでも指定管理料に上乗せするなどして、駐車料金について見直すことと併せて、雇用の問題は、特に非常勤の方々が無理のないお仕事になるようにすることを強く求め、賛成する」との討論がありました。  採決の結果、日本共産党の委員を除く、賛成多数で可決すべきものと決しました。  以上で、建設委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  まず、日程第8を採決します。  3案を委員会報告のとおり可決することに、ご異議ありませんか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 異議なしと認めます。  よって、3案は、可決することに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第9を採決します。  本案を委員会報告のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立多数であります。  よって、本案は、可決することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第10、発議案第1号を議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  健康福祉委員長石川りょう議員。      [健康福祉委員長登壇] ◎健康福祉委員長石川りょう) 健康福祉委員会に付託された発議案第1号新型コロナウイルス感染症に関わる医療体制の充実を千葉県に求める意見書について、審査の概要と採決の結果をご報告します。  質疑はなく、討論に入ったところ、原案賛成の立場で、日本共産党の委員より、「新型コロナウイルス感染症の拡大防止には、スピード感を持った対応が求められる。しかし、千葉県の対応の遅れが、船橋市のコロナ対策及び支援策の実施に大きな影響を与えている。千葉県の中でコロナの陽性患者数が最も多い船橋市への対応が、他の自治体と同じペースでは遅すぎる。陽性者の受入病床数の計画を持っているのは千葉県だが、今後さらにベッドが必要な事態になることも予想されることから、本市においては、新たなホテルの借り上げについても検討にも入っているという答弁が執行部からもなされたところである。本市からの要請に対し、速やかに了承することを千葉県に要望したい。また、市内の医療機関を守るために、協力医療機関に対し速やかな財政支援をすること、そして、本市の医療崩壊を防ぐために、協力医療機関ではなく、重点医療機関にすることを千葉県へ求めたい。以上のことから、この発議案に対し、賛成」との討論がありました。  採決の結果は、賛成が市民民主連合日本共産党、無所属の委員のみであり、賛成少数で否決すべきものと決しました。  以上で、健康福祉委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  本案を原案のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、本案は、否決することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第11、発議案第2号を議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  文教委員長杉川浩議員。      [文教委員長登壇] ◎文教委員長(杉川浩) 文教委員会に付託された発議案第2号少人数学級の速やかな実施を求める意見書について、審査の概要及び結果をご報告します。  主な質疑として、国の動きもいろいろある可能性がある。本会議での質疑の後の新しい動きなど把握しているのか。地方6団体である全国市長会、知事会、町村会のほうで新しい動きはあるか──との質疑がありました。  討論に入ったところ、原案賛成の立場で、日本共産党の委員から、「新型コロナウイルス感染拡大で、3か月に及ぶ休校を余儀なくされた子供たちの学びを保障することが今、切実に求められている。一人一人の子供に寄り添った指導を行い、感染防止のための身体的距離を確保するためには、少人数学級の実施が欠かせない。  よって、少人数学級の実施に当たっては、取り残される学校、地域をつくらない体制にするためにも、政府として法改正を行い、財政措置をする必要があるため、賛成」、  みらい@船橋の委員から、「今、コロナの時代という背景もあるが、基本的には少人数学級できめ細かく見ていくことが必要だと思う。  教師が机間巡回するときに、10人、20人のほうが、各児童生徒の特徴などを指摘、把握しやすい。コロナに限らず授業効果という意味でも、少人数学級が求められると思うので、実施していくという、市として働きかけていくことを求め、賛成」との討論がありました。  採決の結果、本案は、市民民主連合日本共産党、みらい@船橋の委員の賛成少数で否決すべきものと決しました。  以上で、文教委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    ……………………………………………      [退場する者あり] ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  本案を原案のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、本案は、否決することに決しました。      [入場する者あり]    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第12の陳情2件を議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) これより質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  2件を委員会報告のとおり採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立多数であります。  よって、2件は、採択することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第13、陳情第33号を議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) これより質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり]
    ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  本件を委員会報告のとおり採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立多数であります。  よって、本件は、採択することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第14、陳情第28号を議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  市民環境経済委員長高橋けんたろう議員。      [市民環境経済委員長登壇] ◎市民環境経済委員長(高橋けんたろう) 市民環境経済委員会において不採択となった陳情第28号不快な臭いに関する陳情について、審査の概要及び採決結果をご報告します。  主な質疑として、過去にもこのような臭いの発生があったと聞いている。今回の事例も同じような出来事なのか。また、当時市がどのように対応し、どうなったか伺う。説明の中で、工場等の話があったが、飼料置場があるとか、家畜を飼っているところがあるか確認しているか──等の質疑がありました。  質疑終結後、市民民主連合の委員から、「課長から、複合的な原因を今後検証していきたいというお話もあった。当事者としてみれば、なくなるのが一番いいが、もう少し様子を見ていただきたいということで、継続を主張する」との継続審査を求める動議があったので、このことについて諮ったところ、継続審査に賛成は、市民民主連合の委員のみの賛成少数で、継続審査とすることは否決されました。  討論に入ったところ、不採択の立場で、公明党の委員から、「陳情者は、市条例の制定をお願いしたいと言っているが、担当課の説明を聞くと、大変困難だと思っている。しかしながら、不快な臭いは誰でも嫌なものなので、今後も企業などに対してしっかりと指導していただくよう要望し、不採択」、  市民民主連合の委員から、「困っている人がいるのはわかるが、原因を追求していくのが先だと思う。その後、様子を見て考えていけばよく、今の段階では原因究明と指導を優先していただきたいと思うので、不採択」、  採択の立場で、日本共産党の委員から、「条例制定まで必要ないという討論もあったが、まずは複合的な要因が何なのか、陳情の願意にあるとおりきちんと特定をし、市民にとって不快な臭いのない日常にしていただきたい。臭いの問題は非常に深刻であり、それによって頭が痛くなるとか、外出も嫌になるなどの深刻な被害も生まれている。ぜひとも、この問題に取り組んでいただきたいと申し添えて、採択」との討論がありました。  採決の結果、採択に賛成は、日本共産党の委員のみであり、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。  以上で、市民環境経済委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  本件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、本件は、不採択とすることに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第15から第17までの陳情4件を一括して議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  建設委員長三橋さぶろう議員。      [建設委員長登壇] ◎建設委員長(三橋さぶろう) 建設委員会に付託され、不採択となった陳情4件について、審査の概要及び採決の結果を、陳情番号順にご報告します。  陳情第29号公共施設の使用料等の改定及び駐車料金の設定のお知らせに関する陳情、陳情第30号公共施設の使用料等の改定及び駐車料金の設定(2019年12月27日付お知らせ)に関する陳情、陳情第31号船橋市公共施設附帯駐車場駐車料金に関する陳情及び陳情第32号公共施設の使用料等の改定及び駐車料金の設定のお知らせに関する陳情については、一括して審査を行いました。  4件を一括して質疑に入ったところ、主な質疑として、周知方法までは特段決まっていないので、利用者に対する直接の説明や理解を得ることはせず、貼り紙による視覚的な周知をしたということか。指定管理にすること、駐車場を有料にすることについて、何で利用者に知らせないのか。これだけ皆さんから意見が出されているが、見えるところに張ればいいという周知でいいという結論になっているのか。それとも、今後は検討されるのか。テニス以外の利用者からも、ご意見は頂いているのか。アンケートを取ったとのことだが、どういうやり方をしたのか。無作為抽出で行ったのか。駐車料金の有料化に対して、陳情がたくさん出ていること、また、議員のほうにも、たくさんの見直しを求める手紙が届いていることについて、行政としてはどのように考えるのか──等の質疑がありました。  質疑終結後、まず、陳情第29号について、討論に入ったところ、不採択の立場で、自由民主党の委員から、「運動公園、法典公園の駐車場利用料については、市の行財政改革の一環として新たに設けられ、それに関連した条例改正案、予算案について、私どもは賛成し可決したものである。市の将来のために行革を推進していくことは必要であり、適正な受益者負担の概念を取り入れることも是としている。  そのような中で、今定例会には運動公園、法典公園の駐車料金を初めとする公共施設の使用料について、同様の趣旨で4件の陳情が上がっており、一部利用者の不安、不満が根強いことを改めて認識した。  一方、公共施設を利用しない市民からすれば、利用者がその対価を払うのは当たり前ではないかといった意見があるのも事実である。  市民から不安の声が上がっている以上、真摯に受け止めるべきとの意見もあり、会派で相当協議をしたが、市の行財政改革推進に賛同した責任を全うすべきであること、施行されていない段階で値下げを含む利用料の在り方を検討することで、他の施設との整合性を欠くことがあってはならないこと、この段階で駐車料金を下げることにより、利用していない市民にも影響が及ぶような事態は極力避けるべきであることから、陳情者の心情には一定の理解ができるものの、不採択とさせていただく」、  採択の立場で、日本共産党の委員から、「陳情の内容を読ませていただくと、指定管理者制度や有料化そのものに反対することよりも、駐車料金の新規設定は反対ということで、会派として非常に悩んだ。  ただ、制度変更に当たっての市の説明責任の果たし方があまりにもひどい。広く皆さんにお聞きするが、この制度を利用され、直接関わっている当事者には知らせない。それで、決まってから当事者に知らせる。このやり方を繰り返されてはたまらないので、この陳情を採択して、今後の市の制度変更の在り方について、厳しく変更を求めていきたい」、  市民民主連合の委員から、「さきの利用料改定の条例を審議した際、運動公園や法典公園に限らず、いろんな施設での料金改定があったが、当会派としては、一方で値上げもあれば値下げもあることは、行革の観点からおかしいのではないか、また、駐車料金に限っては、アリーナは300円で統一されており、整合性も整理されていないのではないか、という指摘をさせていただき、議案には反対をした。その経緯を考えると、この陳情には採択の立場を取りたい。  また、指定管理者の経営努力によって、この料金を下げることは可能だと思うので、今回の陳情が出てきたことを指定管理者には重く受け止めていただき、料金の引き下げに努力いただくことを強く要望する」、  みらい@船橋の委員から、「もともと、この駐車場の有料化、行革の中での施設利用の料金改定については、周知ではなく、それを始める前に市民の声を聴くべきであった。どうして行革をしたいのか、そして、受益者負担の考え方についても、しっかり市の意見を話して、その上で、市民の方からさらに意見を頂戴する、そういった協議をすることが足りなかったのではないかと思う。反対される方から逃げるのではなく、皆さんの意見を聴いて、理解を求める方向で話し合いをするべきである。  今回の陳情については、4件まとめてになるが、施設の使用料については、皆さんおおむね理解されているけれども、年金者や独り親家庭、生活に困窮している方々が、交通手段について、無料あるいは減免を求めていることに対しては、やはり再考していくべきだと考えるので、採択とする」との討論がありました。  採決の結果、採択に賛成は、市民民主連合日本共産党及びみらい@船橋の委員であり、賛成少数で不採択すべきものと決しました。  次に、陳情第30号について、討論に入ったところ、採択の立場で、日本共産党の委員から、「願意及び理由には、私どもの主張である、指定管理者制度や行革についての言及がないので、非常に賛否の判断に迷ったが、陳情第29号と同様に、制度変更に対して納得のいく説明を受けられていないこと、本市の施策について真剣に考えている皆さんの意見をちゃんと聴いていないことが、非常に問題である。  本市が施策の変更をする上で、当事者の方に、前もってきちんと意見を聴く、納得のいく説明をすることは大変重要であり、それを求めているものと認識をしているので、採択したい」との討論がありました。  採決の結果、採択に賛成は、市民民主連合日本共産党及びみらい@船橋の委員であり、賛成少数で不採択すべきものと決しました。  次に、陳情第31号については、日本共産党の委員から、「私どもは、この陳情に賛成はできないが、気持ちはよくわかるところがある。この方は、有料化が駄目だとは言っていないので、これに賛成してしまうと、前の2つの陳情と整合性が取れなくなる。  値上げはしてもいいが、その対策を取ってほしいということなので、対策を取ることに関して、本委員会で引き続き、調査検討することにしていただきたい」との継続審査を求める動議があったので、このことについて諮ったところ、継続審査に賛成は、日本共産党及びみらい@船橋の委員であり、継続審査とすることは否決されました。  続いて、討論に入ったところ、討論はなく、採決の結果、採択に賛成は、市民民主連合及びみらい@船橋の委員であり、賛成少数で不採択すべきものと決しました。  次に、陳情第32号について、討論に入ったところ、不採択の立場で、自由民主党の委員から、「さきに述べた理由をもって、不採択とするが、今までの賛成者の意見、先ほどの継続審査の趣旨を聞いて、1点付け加える。  公民館等公共施設の使用料については、4年に一度、見直しを図るとうたわれているので、駐車料金についてもそのスキームを導入することを強く求めたい」、  採択の立場で、日本共産党の委員から、「本陳情も、願意に駐車料金の新設は絶対反対という趣旨のことが書かれている。現に施設を利用されている方が納得のいかない状況下で制度変更が行われることについては、了承することはできない。私どもは、この原因となっている行革、あるいは指定管理者制度に反対であり、それに言及のない陳情者なので賛成しづらいが、制度変更に当たって、きちんと市は説明すべきと考えるので、採択の立場を取らせていただく」との討論がありました。  採決の結果、採択に賛成は、市民民主連合日本共産党及びみらい@船橋の委員であり、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。  以上で、建設委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    ……………………………………………      [退場する者あり] ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  まず、日程第15を採決します。  本件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、本件は、不採択とすることに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第16を採決します。  2件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、2件は、不採択とすることに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第17を採決します。  本件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、本件は、不採択とすることに決しました。      [入場する者あり]    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第18から第20までの陳情4件を一括して議題とします。      [審査報告書は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 委員長の報告を求めます。  文教委員長杉川浩議員。      [文教委員長登壇] ◎文教委員長(杉川浩) 文教委員会に付託され、不採択となりました陳情3件及びみなす不採択となった陳情1件について、審査の概要及び採決の結果を、日程番号順にご報告します。  陳情第34号金杉台中学校の御滝中学校への統合方針を撤廃することを求める陳情、陳情第35号金杉台中学校を御滝中学校に統合する時期の延期を求める陳情、陳情第36号金杉台中学校を御滝中学校の小規模分校として存続させることを求める陳情については、一括して審査を行いました。  3件を一括して審議に入ったところ、主な質疑として、小規模分校として、現行の学級編制基準ではできないということだが、小規模分校がどういうものかも含めて、どうしてできないのか詳しく教えていただきたい──等の質疑がありました。  質疑終結後、まず、陳情第34号について、討論に入ったところ、採択の立場で、みらい@船橋の委員から、「陳情第35号及び第36号も含めた意味合いで討論する。  少人数学級の動きが出ているが、御滝中学校が少人数学級になったときに、現在の校舎では十分受け入れられないという状況がある。よって、統合は一旦見合わせた上で、少人数学級の動きを見て、様々な選択肢を考えていただくことを要請し、採択」、
     日本共産党の委員から、「御滝中学校は施設面で受入れが困難であり、統合計画そのものに無理がある。また、現在、コロナ禍の下で、少人数学級への動きが始まっており、御滝中学校で少人数学級を実施するには、校舎の施設が必要となりかねない。  金杉台中学校を廃校にして、御滝中学校で新たな校舎を建てるような愚かは犯すべきではなく、統合方針を撤回すべきと考えるため、採択」との討論がありました。  採決の結果、採択に賛成は、日本共産党、みらい@船橋の委員であり、賛成少数で不採択とみなすべきものと決しました。  次に、陳情第35号については、日本共産党の委員から、「統廃合計画に反対していることが趣旨であることは理解できるが、新型コロナウイルスの流行が終息するまでの統廃合の延期という願意になっている。終息すれば統廃合していいという立場は取らず、趣旨と願意が食い違っているので、継続としたい」との継続審査を求める動議があったので、このことについて諮ったところ、継続審査に賛成は、日本共産党、みらい@船橋の委員であり、賛成少数で継続審査とすることは否決されました。  討論に入ったところ、不採択の立場で、自由市政会の委員から、「新型コロナウイルスの感染リスクをできるだけ減らし、子供たちの命を守ることに対しては異論なく同意できるが、国においても少人数学級が検討されていることから、その行方がどうなるかによって、大きく変わるのではないかと考えている。よって、今、統合時期の延期を判断する時期ではないと考えるため、不採択」との討論がありました。  採決の結果、採択に賛成は、みらい@船橋の委員であり、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。  次に、陳情第36号については、日本共産党の委員から、「統廃合計画に反対していることが趣旨であることは分かるが、金杉台中学校小規模分校にという願意になっており、趣旨と願意が食い違っているため、継続としたい」との継続審査を求める動議があったので、このことについて諮ったところ、継続審査に賛成は、日本共産党、みらい@船橋の委員であり、賛成少数で継続審査とすることは否決されました。  討論に入ったところ、不採択の立場で、日本共産党の委員から、「そもそも、私たちは、金杉台中学校を御滝中学校へ統廃合する方針自体に無理があると考えており、子供たちが犠牲になりかねないので、統廃合計画の撤回を求めている。  小規模分校となると、教育環境を低下させざるを得ないことになり、それについては同意できないため、不採択」との討論がありました。  採決の結果、採択に賛成は、みらい@船橋の委員であり、賛成少数で不採択とみなすべきものと決しました。  陳情第37号国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進を求める陳情については、発議案第2号が否決されたことに伴い、みなす不採択の扱いとすることといたしました。  以上で、文教委員会の報告を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありますか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 質疑を終結します。    ……………………………………………      [退場する者あり] ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  まず、日程第18を採決します。  本件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、本件は、不採択とすることに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第19を採決します。  2件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立少数であります。  よって、2件は、不採択とすることに決しました。      [入場する者あり]    …………………………………………… ○議長(日色健人) 次に、日程第20についてです。先ほどの日程第11を否決としたことに伴い、本件はみなす不採択とします。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第21、発議案第3号を議題とします。      [発議案第3号は巻末に掲載] ○議長(日色健人) 提出者から提案理由の説明を求めます。  渡辺賢次議員。      [渡辺賢次議員登壇] ◆渡辺賢次 議員  発議案第3号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出理由を説明いたします。  新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面しております。地域経済にも大きな影響が及び、地方税、地方交付税の大幅な減収等により、今後の地方財政は巨額の財源不足を生じ、これまでにない厳しいものになることが予想されます。地域の実情に応じた行政サービスを安定的に提供するため、地方税、地方交付税等の一般財源総額の確保を、強く国に求めていく必要があります。  これが、この意見書案を提出する理由であります。皆様のご協賛よろしくお願いいたします。    …………………………………………… ○議長(日色健人) 本案に対する質疑の通告はありませんでした。  質疑を終結します。    …………………………………………… ○議長(日色健人) お諮りします。  本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(日色健人) 異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。    …………………………………………… ○議長(日色健人) これより採決に入ります。  本案を原案のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] ○議長(日色健人) 起立総員であります。  よって、本案は、可決することに決しました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第22、市長からの報告並びに例月現金出納検査結果報告及び監査結果報告の件を議題とします。  これより、質疑を行います。  通告に基づき、質疑を行います。  松崎さち議員。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  それでは、質疑を行わせていただきます。  お伺いしますのは、今議会の専決処分に関する資料のクリーン推進課公用自動車による事故、それから、飯山満土地区画整理事務所の管理地管理の瑕疵による事故、それから、教育委員会のほうの市民賠償事故に伴う専決処分及び示談の締結について、それから、金銭債権について幾つか要望と、あと、国保の金銭債権について伺います。監査につきましては2件、学校教育部への監査で、奨学金の返還と建築基準法の12条点検のことについて、お伺いをいたしたいと思います。  それでは、まず最初に、専決処分に関する資料の5ページ、クリーン推進課公用自動車による事故概要についてお伺いいたします。  去年の10月14日、月曜日の午前中、本町7丁目の船橋駅北口十字路交差点のすぐ近くにあるマンションのごみ置場の壁に、本市のじんかい収集車がぶつかり、約10万円の損害賠償を行った事例です。なお、賠償額は共済会から全額補填されていると伺っております。  それで、現場を拝見いたしました。マンションの敷地内……道路から100メートルくらい奥ですかね。ごみ置場があり、その東西の両脇に駐車場がありました。それとごみ置場の東側にじんかい収集車1台が止まれるぐらいのスペースがありましたが、非常に狭いなというふうな印象を持ちました。今回の事故では、そこのスペースにじんかい収集車が後退して進入、停車して、ごみを回収したら道路に戻る。左方向に曲がっていく。そのときにごみ置場に膨らんだためにぶつかったということなんですけども、私、これ、所管の環境部は議案説明会で、日頃から事故を起こさないよう改めて指導していくと話されていたんですけど、そもそも事故を起こしやすい、こういう設計になっているんじゃないかという印象を持ちました。道路に面したところにごみ置場を造るべきだと、私どもは主張しておりますけども、確かにあの場所は船橋駅北口十字路交差点ですんで、非常に混雑するところですし、それが難しいというのは分かります。であれば、敷地奥のごみ置場横のスペース、もっと広くすべきだったんじゃないか。駐車場を1台分減らすだけでも、スペースができたと思います。あとはマンションの戸数を減らしていくとかですね。マンションの建築に当たっては、クリーン推進課とごみ置場に関わる事前協議が必要だというふうに伺っております。ここのマンションについて、船橋市はどういう協議を行っていたのか。私は、あの狭さだと、気をつけていても、また同じような事故が起きるんじゃないかというふうに考えましたけれども、協議内容は不十分だったんじゃないかというふうに思っておりますけども、市のご所見を伺います。      [環境部長登壇] ◎環境部長(御園生剛志) お答えいたします。  今回の事故につきましては、議員のほうからお話しいただいたとおりでございます。概要の中の部分でちょっと補足して説明させていただきますと、今回の事故につきましては、通常は夜間収集エリアでございますので、委託業者が収集するエリアとなっております。そういった中、昨年10月12日、土曜日に台風19号が来たわけでございますが、その中で可燃ごみの夜間収集エリアについては収集を中止したところでございます。そうしたことから、大型マンションにおいて収集を行わないことによって、ごみ収集ステーションが可燃ごみでいっぱいになるなどのことも想定されたことから、次回の収集日までの収集対応のため、翌日の13日日曜日と14日月曜日に、クリーン推進課で収集対応をしたところでございます。  そういった中で、まず、ごみステーションの設置基準につきましては、船橋ごみ収集ステーション設置要綱に基づき指導しているところでございますが、議員おっしゃるとおり、通常は幅員4メートル以上で、かつ通り抜けができる公道に接する位置として、道路交通法上支障がない場所、あるいは、収集作業が安全・効率的に行うことができる位置ということにしております。しかしながら、公道に接することが、やはり道路の事情等も含めて設置できないような場合につきましては、敷地内で収集車が容易に回転できるスペース、通り抜けができるなどの道路であること、あるいは必要に応じて駐車禁止表示、カーブミラーなどの設置など、収集車が容易に進入し、対処できるような措置を講ずることとしているところでございます。  本件のマンションにつきましては、収集車、作業するための収集スペースとしての間口としては約3メーターほどということで聞いておりますが、確かにおっしゃるとおり、立体駐車場が隣にございまして、そちらの1台分を減らせばもうちょっと十分な余裕ができたんだと思いますが、現行の設置状況の中でも、収集については可能な状態ということで考えてございます。  以上でございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  現行の状態でも収集は可能ということなんですけれども、やはり台風19号が来て、慣れてない運転手の方とか、作業員の方が行くだけで、やっぱりこういう事故が起きるっていうことは、いざというときにやっぱり対応しにくいような構造になっている。職員の方も気の毒だというふうに私は思います。開発業者からすれば、1台でも駐車場増やしたい、住居の戸数増やしたい、それだけ利益上げたいという願望が働くのは当たり前でして、それを規制することが、行政の役割だというふうに思います。船橋市以外に協議できる主体がないのに、業者の言いなりになるようであれば、不便なごみ置場が今後もどんどん増えていきます。それでは安心して暮らしていくっていう住民の要求も実現できませんし、役割果たしているとは言い難いというふうに思います。こうした事務は、直ちに是正を求めたいというふうに思います。  次に、同じく専決処分の11ページ、飯山満土地区画整理事務所の管理地管理の瑕疵による事故概要について、お伺いをいたします。  この区画整理は、海老川と違いまして、施行者は船橋市です。芝山3丁目で、船橋市が管理する土地の仮設用フェンスが突風で剥がれ、相手方の車両に偶然ぶつかって、約23万円の損害賠償を行ったという事例です。なお、全額、三井住友海上火災保険から補填済みだと伺っております。  大変危険な事故だというふうに思いました。仮に大型台風なんかで同じような事態が起きた場合は、逆に船橋市の責任はなくなるんだという話も聞いたんですけど、免責されればいいというものじゃないというふうに思うんですね。やはり常日頃から、住民や通行者の方が安心安全で過ごせるようにしていかなければいけない。そのために、予算も計画もちゃんとつけていかなきゃいけないというふうに思いますが、この事故の経過と原因と再発防止策についてお伺いいたします。      [都市整備部長登壇] ◎都市整備部長(竹田光伸) お答えいたします。  今回の事故概要でございますが、議員のほうからご紹介いただいたとおり、令和2年1月16日午後7時半頃──宵の口というか、薄暗い時間帯なんですが、芝山3丁目14地先の市道で、相手方車両が通行中、本市が管理いたします仮設フェンスのパネル部分が、強風により金具部分が破損して車道側に外れてしまったと。そのような状況の中、当該車両の左側側面に接触し、損害を与えたというものでございます。  これまで、安全パトロールを実施して、そういったものをなくすよう努力をしてきたところなんですが、今後におきましても、今後は目視だけではなく、直接触ることや状態を確認をして、そういったものを早期発見、補修を行い、再発防止のほうに努めてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  今、安全パトロールなどを行っていくということだったんですけども、このフェンスも5年ぐらいたって、ビスが緩んでいたとか、そういう話も伺っております。  それで、私どもは、この区画整理事業が長引いていく中で、事業地の維持管理が計画的に船橋市が行っていないんじゃないか、そういう懸念を抱いております。  以前、住民の方から、日本共産党の金沢議員に、こういう訴えがありました。  何回掃除をしても、赤土が飛んでくる。飯山満駅の改札付近は土だらけになっている。駅の職員に聞いてみたら、区画整理だからどうしようもない、こういう返答だったというものでした。防砂シートがきちんと設置されていなかったようです。区画整理事業の用地につきまして、計画的な維持管理が行われていない中で、今回のフェンスの突風による剥がれ、住民の車への激突、こういう事態が起きているんではないんでしょうか。計画的な維持管理があるのかないのか、もしされていないんであれば、これ計画的にやっていかなければならないんじゃないかなというふうに思いますけど、ご所見を伺います。      [都市整備部長登壇] ◎都市整備部長(竹田光伸) 計画的な管理につきまして、これまでも実施をしてきたところではございますが、なかなかその部分でご迷惑をおかけした部分については、おわび申し上げるところでございます。今後につきましては、そういったことがないよう、管理区域内の管理に努めてまいる所存でございます。  以上です。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  今、今後管理にお努めになられるということだったんですけれども、計画的な管理をしていくというお答えは、残念ながら今、ございませんでした。土が飯山満駅の改札まで飛んでくるけれども、駅員が市に言っても無駄だと諦めている、こういう通報があったり、今回の事件があったりと、やはり何か起きたり訴えがなければ動かない、対症療法的な動きが見られると思います。今、台風が大型化しております。やはり、こちらも安心安全な暮らしのためということで、きちんと計画を持ち、予算つけて維持管理すべきだと重ねて指摘をさせていただきます。  続きまして、教育委員会にお伺いいたします。  同じく専決処分の17ページ〜43ページ、こちら、市民賠償事故に伴う専決処分及び示談の締結についてです。平成28年度、2016年度の事件ですが、勤務時間の条件に合わず、雇用保険に加入できない英語指導コーディネーターであるJC──非常勤一般職の皆さんです。このJCを務められていた7名を、船橋市教育委員会が誤って雇用保険に加入をさせていたため、給料から天引きされていた雇用保険料を船橋市が返すという事例です。雇用保険とは、仕事がなくなったときに使える公的保険です。働いている方が失業して所得がなくなったとき、生活の安定、再就職のために失業給付などを給付する仕組みになっております。  伺いますけれども、今回の損害賠償の相手方7名の方のうち、一度受け取った失業給付を返さなければならなくなった、こういう方はいらっしゃいますでしょうか、伺います。      [学校教育部長登壇] ◎学校教育部長(礒野護) まず最初に、今回このような事務ミスを起こしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
     お答えいたします。  議員ご指摘のように、7名のうち1名の方については、こちらの事務手続の誤りにより、失業等給付を受給した経緯がございました。そういう事実はあります。  以上でございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  簡潔なお答えだったんですけれども、それで、その失業手当を、ご本人は18万円〜19万円受け取ってらしたので、これを分割払いでハローワークに返さなきゃいけない、こういう事態になっているというふうに伺っております。50代後半の方です。教育委員会のほうでこの方訪問をされて、事情を説明され、ご本人は納得いかないけれども仕方がない、せめてハローワークや病院への交通費や診断書代ぐらいは出してもらえないかとおっしゃって、それを今回、市も補填、教育委員会のほうで補填するということだったんですけれども、やはり非常にお気の毒だなというふうに思うんですけれども、なぜこういうことが起きてしまったのか、こちらも経過と原因についてお伺いいたします。      [学校教育部長登壇] ◎学校教育部長(礒野護) お答えいたします。  まず、経緯についてでございますが、令和元年12月に、担当者は採用事務を行っている中で、過去の雇用保険の加入要件等の確認を行ったところ、雇用保険の加入要件に誤りがあったことが発覚いたしました。  事務ミスが起こった原因についてでございますが、雇用保険法の適用外の要件の1つである、1週間の所定労働時間の算定方法について誤りがございました。本来であれば、雇用保険の定める1週間の就労時間の算定について、年間で勤務時間を定めて、年間勤務時間数を52で除した時間となります。しかしながら、本件は、長期休業等勤務がない期間を考慮せず、隔週で別の学校に勤務するローテーションとなっていたことから、そのA週とB週の勤務時間数の平均を、1週間の所定労働時間として算定してしまったため、所定労働時間である週20時間を満たしていない者も加入させてしまったことが原因であると考えております。  以上でございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  非常に前例のない雇用形態だったというお話と、私はあと、やはり慣れない方がやってらっしゃったと、JCとALTにつきましては、通常こういう業務に慣れてる方がやってないんだということもお伺いをしておりました。それで、今後、庶務班と、今、指導課の国際理解班でこの事務やってらっしゃって、これを今後は、できてなかった庶務班と連携していくというふうに伺ってるんですけれども、それは本当に大事なことだと思うんですね。  ただ、根本的にはJCの皆さんを雇用保険に加入できないような雇用形態にとどめていること、ここ自体に、最大の問題があるんではないかというふうに考えます。もちろんご本人が短く働きたいという方もいらっしゃると思います。しかし、長く働けるんなら働きたいという方もいらっしゃると思いますし、やっぱり労働者としての権利が保護される、雇用保険に加入できるような働き方をしたいって思ってる方もいらっしゃると思うんですね。まして学校現場は、コロナがなくたって本当に忙しいですから、手伝ってもらうということは山のようにあるというふうに思います。都合のいい働かせ方をしてきたことが今回の事態を招いているんではないか、そういうふうに思いますけど、ご所見を伺います。      [学校教育部長登壇] ◎学校教育部長(礒野護) お答えいたします。  英語指導コーディネーターにつきましては、以前から人材確保には苦労しており、勤務時間数につきましては、ご本人の希望を確認して各学校に配置しております。令和元年度末のアンケート調査におきましては、雇用保険加入に該当する勤務を希望した方は27人中4人となっている状況であり、勤務時間を増やすことで人材の確保が難しくなることもあり得ると考えております。  以上でございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  令和元年度末のアンケートで27人中の4人の方が……JCですかね、雇用保険に加入できるような働き方をしたいって答えた方は4人だけだったという、今お答えだったんですけれども、4人いらっしゃるということなんですよね。その方々がやっぱり公的保険でちゃんと保護されることを望んでいる。私はやっぱり、誰にでもそれ適用しろっていうわけじゃなくて、短い方は短く働きたいっていう要求に応じる必要があると思いますので、きちんと選択できるようにしていくべきではないかというふうに思います。やはり、希望すれば雇用保険に加入できるような雇用形態、仕組みをつくっていくべきだと指摘させていただきます。  続きまして、金銭債権についてお伺いをしていきます。6月議会で報告された専決処分についても、併せてお伺いいたします。  初め、これは質問しようと思っておりましたが、恐らくお答えが同じようなものだと思いますので、要望だけにさせていただくのが何件かあります。  まず、6月議会でご報告されたCさん、児童扶養手当の申告漏れで130万円ほど生活保護費払い過ぎたので、それを返還を船橋市が求めて裁判を起こしております。以前も指摘させていただきましたが、そもそも独り親世帯なのになぜ児童扶養手当の支給、この可能性にケースワークで気づけなかったのか、これがまず第1の疑問です。  また、船橋市がこれに気づいた後、月17万3910円の生活保護費で暮らしているこの独り親世帯に、月2万円の返還をするように求めております。最低生活費を2万円も月々2万円も削って返還を求めていくっていうこと自体が、私は本当にやり過ぎではないか。最低生活費っていうのが、憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活を送るための必要な費用として、ぎりぎりのラインで設定されております。それを月々2万円を削るっていうこと自体が、違法性が高いというふうに指摘しておきます。  それから、国民健康保険の保険給付費、Dさんです。6月議会のDさんで、一括で約12万円、誤って、社保に加入してるのに、誤って国保を使ってしまったっていう方。12万円を一括払いで返還を求めてたケースと、それから児童手当、これも一括で5万円……Fさんですけど、返還を求めて裁判を起こしてるケースがありますが、両方とも所管課で督促状や催告書、警告書を何回も送っております。しかし、ずうっと一括納付ばかりを求めております。何も返事がない時点で生活に困っているのかもしれない、何かあるのかもしれないという、こういうシグナルだとみなすべきだと、以前も指摘させていただきました。そのときよりも前の話だと思いますけども、生活に困っているならばご相談ください、分割納付に応じますと一言文書に入っているだけで、どれだけ違うんでしょうか。市民を裁判にかける前に、住民の福祉増進という役割をまず果たすべきじゃないか。徴収することだけを職員に考えさせて、思考停止に陥らせていないだろうかというふうに思います。きちんと考える行政であるべきだと指摘させていただきます。  それから、6月議会のBさん、生活保護費120万円を月々1万5000円ずつ返してもらう、これ裁判で確定してますけれども、既に7月から納付が途絶えていると伺っております。制裁を与えるような高額な返済を課すのは誤りではないか。相手の連絡を待つという逃げを打たずに、船橋市のほうから月の返済額を減額しないかと持ちかけるべきだと思いますし、結果的にはそういうやり方のほうが、納付率も上がるんではないかというふうに思います。この点を指摘させていただきます。  それで、金銭債権で1件お伺いいたします。  2ケースありますけども、国民健康保険の金銭債権に係る訴えについてです。6月議会で報告されました4月14日に専決処分されたGさん、この方は2018年3月に社会保険に加入されたため、国民健康保険の資格をなくされていますが、病院で国保の保険証を使ったので、船橋市が医療費、保険給付費を支給いたしました。船橋市は、この2万2120円の保険給付費の返還を求め、裁判を起こしました。ご本人はその後、今、生活に困っているので、こういう場合は何らかの救済措置はないのかと問い合せておられます。  今議会で報告された、7月8日専決処分のKさんも同じようなケースで、船橋市は3万8000円の保険給付費の返還を求め、裁判を市民に起こしております。  市では、こういうケースで返還を求めている事例が、昨年度は2,800件あったと本会議でおっしゃっておられました。そのうち、保険者間調整といって、国保組合ですとかと船橋市の国保が調整をして、直接本人を介さないで船橋市から直接社会保険の保険者に返還を求める場合があると伺っております。先ほど2件ご紹介したケースは、ご本人からすれば、いきなり2万円、4万円と請求されますけれども、人によっては払えない場合があるというふうに思います。昨年度の消費税増税前の報道では、貯蓄がない世帯は今、2割から3割だといいます。保険者間調整をして、本人を介さずに、船橋市が直接請求すればいいと私は思うんですけれども、なぜこの2件はそうされなかったんでしょうか、伺います。      [健康・高齢部長登壇] ◎健康・高齢部長(土屋仁志) お答えをいたします。  ただいまご紹介をいただきました保険者間調整につきましては、内容はご説明していただいたとおりなんですけれども、これを適用するに当たりましては、受診時に加入をしている医療保険者等が保険者間調整に対応していること、これ対応してない場合もございます。また、対応している場合でも、療養費を代理受領することに関しまして、元被保険者等から委任をされていることといった条件がございます。  ということで、元被保険者からの連絡がないと、なかなかそういうお話もできませんので、そういった場合には、保険者間調整には至らないということでございます。  以上です。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  今、部長、相手の保険者が対応していないときがある。それから、本人の同意も要ると……委任の同意も要るっていうふうにおっしゃっていただいたんですけれども、しかし、私ちょっと調べさせていただきましたら、昨年度、2,800件中290件、保険者間調整を船橋市は試みて、そのうち280件はうまく調整できたと伺っております。ほぼほぼ9割以上成功してるんですね。何でこの2件やらなかったんでしょうか。      [健康・高齢部長登壇] ◎健康・高齢部長(土屋仁志) お答えをいたします。  まず、返納金の額が一定の額以上に至る場合につきましては、受診時に加入をしています医療保険者が、保険者間調整に応じられるかを、こちらのほうで確認をいたしまして、対応できる場合には、その元被保険者の方に調整のご案内をしてるところでございます。  しかしながら、今回の事案につきましては、これらの要件に該当しなかったということで、案内をしていなかったということでございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  同意が要るとかね、条件があるって言うんですけれども、金額にめどがあるんじゃないでしょうか。伺えますか。      [健康・高齢部長登壇] ◎健康・高齢部長(土屋仁志) 返納金の額が5万円以上の方につきまして、先ほど申し上げました、最初に今の保険者に調整に応じられるかという確認をいたしまして、最初の返還の通知をするときに、併せて調整のご案内をしてるということでございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  船橋市が払った保険給付費が5万円を超えているか超えないか、これをめどにされて、保険者間調整を行っているということであります。それが昨年度は年間290件ぐらいだったと。ちょっといろいろ金額違うケースもあるかもしれませんが、今回の2件も保険者間調整を行っていれば、裁判を起こすところまで来なかったのではないかというふうに思います。2万円から4万円のお金を一括で払えない。これ生活に困窮しているからっていう理由がほとんどだっていうのは、よく皆さんお分かりでいらっしゃると思うんですね。この2件について、今からでも保険者間調整をすべきではないか、こういうふうに追い詰めないために、また、めどにする金額引き下げるべきだったんじゃないかというふうに思いますけど、ご見解を伺います。      [健康・高齢部長登壇] ◎健康・高齢部長(土屋仁志) 先ほどちょっとご説明が足らなかったかもしれないんですけども、5万円以上でなくても、例えば、今一括でこれを払うのが厳しいとか、そういったご相談を受けた場合には、保険者間調整ができるかどうか、こういった確認をしまして、ご案内もしているところでございます。  あと、5万円という金額につきましては、確かにもうちょっと設定金額を下げると、保険者間調整のほうが恐らく回収という点でも、合理的にできる可能性もあると思いますので、幾らぐらいが適当か、妥当かということは検証したいというふうに思います。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  今、5万円以上でなくても保険者間調整はできるというお答えがございました。私、最初に申し上げましたとおり、この6月議会で報告された専決処分のGさん、今、生活に困っていて、こういう場合、何らかの救済措置がないのかと問合せをされてるんです。保険者間調整すべきじゃないんでしょうか。      [健康・高齢部長登壇] ◎健康・高齢部長(土屋仁志) ご相談がありまして、事情、こちら理解した上で、あとは相手方の保険者のほうで対応可能ということであれば、保険者間調整は行っていきたいと思います。  以上です。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  そうしましたら、最後に監査について2件をお伺いいたします。  6月15日に提出されました、監査結果報告書の30ページです。学校教育部への監査で、奨学金の返還についてです。現在は、返還方法、一括払いのときだけでなく、半年払い、また、月払いであっても、一律に納付期限を年度末の3月31日にされています。しかし、監査委員の要望は、それを改めて、半年払いや月払いであればそれ相応に、例えば今の国保のように個別に納期限を設定すべきという要望でした。  包括外部監査の資料によりますと、奨学金ってかなり収納率も低くて、払えない人が相当多いっていうのがよく分かります。2018年度の奨学金貸付制度の収納率は65%、払えない人が本当に多いと。こういう中で、監査委員の指摘は納期限早めろという指摘なんですが、計画的に支払うように促進できるという面も確かにあるかもしれませんけども、しかし、おっしゃるとおりにこれやっていくと、今までだったら次の年度についていた延滞金が、払えない方、今度は年度内に延滞金発生していくんじゃないんでしょうか。利用者の方にとっては金銭的にかなり不利益になるんじゃないかという懸念を私は抱きました。今でも低い収納率をさらに低くするんではないか、また、もし低くなっても、例えば、今、船橋市がやっていますように、差押えをどんどん増やすとか、そういうことでやっていこうということまで監査委員はお考えになって、こういう要望をされたのか、ご見解を伺います。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) お答えします。  私のほうでは、早めろということは決して言ってません。返還方法については、あくまで所管課の考えになると思います。あくまでも半年払いとか、月払いでこれ求めておりますので、期限を設定してやることが必要だということで包括外部監査でも指摘を受けてるということです。  ですから、再度繰り返しになりますが、返還の方法については、担当課で考えていただくということになると思います。  以上でございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  あくまで担当課のほうで考えることであるというふうに今、明言していただきました。そうであれば、ぜひ、やっぱり今起きてる状況に合わせていただくべきではないか。日本の学費は世界一高いというのは周知のとおりですし、今、若者ですとか子育て世代は本当にコロナ禍で苦境に陥っております。自治体の結果的に延滞金を増やすことになるような制度変更は誤りではないかというふうに考えますので、指摘させていただきます。  最後に、建築基準法の12条点検についてお伺いいたします。  監査委員は、総合教育センターと市立船橋高校で、点検の結果、要是正とされたにもかかわらず、未改修の部分が残っていたと要望されております……これを早めに何とかすべきだと要望されております。特に監査委員が気になっておられるところについて、具体的にそれぞれどういうものがあったのか列挙……伺います。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) 今回、12条点検を見させていただきました。今、ご質問者の気になったところということなんですが、私のほうで気になったところは、例えば、市立船橋高校については、排煙装置のハンドルの不良とか、そういうのがありました。  それと、総合教育センターにつきましては、同じく排煙装置のハンドルの不良、あるいは、非常用照明不点灯ということでございました。  ですから、今回、まだ残ってるということで、要望事項を入れさせていただいております。  以上でございます。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  市立船橋高校につきましては、排煙窓──つまり火事が起きたときに煙を逃がすための窓ということで、この市立船橋高校の指摘を受けた第1体育館は、10の排煙窓のうち5つが壊れているというふうに伺っております。  それから、教育センターのほうも同じく排煙装置のハンドル不良で、非常用照明点灯していないということですので、いざというときの備えがきちんとされていないという状況を今回、ご要望されたということで、それは大事だというふうに思うんです。  しかし市立船橋高校、この排煙装置、大規模改修と一緒に行っていくほうが効率がいいっていうことで、すぐに直さずに待たせていると。それでいいというふうに監査委員は了解したというふうに伺っているんですが、実際、その間にもし火事が起きたら、これ責任問題にならないんでしょうか。本当にこれでいいんでしょうか。私は、やはり非常事態を考えてすぐ改修するよう指摘すべきじゃないかと思うんですけど、監査委員のご見解を伺います。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) 12条点検で私のほう確認してるのは、あくまでも監査としてオーケーをしたわけですね。措置状況を見て、計画的に措置をしていきますよということですので、その状況を確認したということです。  監査は、どこを視点にやっていくかということで監査やるんですが、今回も2回目になりますが、今回の市船と教育センターについては、再度12条点検、これ措置状況で確認することになってますので確認したところ、まだ残ってるということで、要望事項にさせていただいたということでございます。  以上です。      [松崎さち議員登壇] ◆松崎さち 議員  そこまでの役割じゃないというふうなことを今おっしゃりたいのかもしれませんけれども、やはり備えを削っていくのが新自由主義だということを私非常に今、強く感じます。監査委員までそこを、自治体の言うとおりということでほったらかしでおもねるようであれば、役割を果たしているとは言いがたいというふうに考えますので、正しく批判的な監査の実施をしていただくよう要望して終わります。  以上です。    …………………………………………… ○議長(日色健人) ここで、会議を休憩します。         11時53分休憩    ─────────────────         13時00分開議 ○議長(日色健人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第22の質疑を継続します。  朝倉幹晴議員。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  2020年6月15日提出の学校理科室の監査報告に関して、質疑をいたします。  本日は、2020年10月5日です。90年前の1930年10月5日、ジューン・アルメイダという人が生まれました。彼女は非常に理科が得意であったんですが、家庭の事情で大学には進学できず、顕微鏡技師として働き始め、そして、1960年代にコロナウイルスですね、ナイチンゲールが建築をした病院で有名なセントトーマス病院で顕微鏡技師として働いているときに、あるウイルスが持ち込まれました。そのウイルスを彼女が開発したウイルスに抗体つけて、その抗体にさらに蛍光をつけるという独特のやり方で検出をし、コロナウイルスを発見し、その王冠の名称からコロナウイルスと名づけました。大学に進学できなかった彼女にとっては、学校の理科室がその理科的な素養を育てる場所となったというふうに考えております。  2020年6月15日提出の監査結果報告書には、これは2019年の4月1日〜10月31日の半年間を監査してるわけですが、ここでは2018年5月15日提出の財務に関する事務の執行に関する指摘事項であった、小学校と高等学校などの薬品管理が適切でなかった点が改善されず、今回も同様の指摘が繰り返されております。直近の4年間でもいいので、同様に同じ事項が再度指摘されてる他部署での例はあるのでしょうか。普通1回の指摘で改善されてしかるべきだと思いますが、2度以上指摘されている部署について、何か共通の特徴はあるのでしょうか。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) お答えします。  以前、幾つかの部署において、調定漏れや調定遅れなどがありました。平成29年5月15日提出の定期監査報告において、調定の時期については予算会計規則別表第5に定められているが、調定時期の誤りが複数見られ、中には前回の定期監査で指摘したにもかかわらず、改善されない部署もあった。調定時期の誤りについては、これまでの定期監査においてもたびたび指摘しているところであるが、チェック体制の見直し等、事務処理の改善をされるとともに、他の部署においても、適正な事務の執行に努められるよう要望するとしたところでございます。こういう調定のやつはありました。大半は、大体1回でおおむね改善されてるというふうに私のほうで理解しております。  何か共通の特徴があるかということですが、指摘に対して聞いてますが、大半は原因、うっかりミスだというふうに聞いております。  以上でございます。
         [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  今回の事態がうっかりミスであったかどうか、これから伺ってまいりますが、ただ、前回と今回では指摘に違う点があります。総合教育センターに関して、前回の2018年の指摘では、次のように述べられております。  総合教育センターでは、毒劇物について管理記録が整備されておらず、使用量及び在庫量が把握されていなかったため、文部科学省の通知、学校における毒物及び劇物の適正な管理についてを踏まえて適正に管理することを要望するというふうになっていたのが、今回、総合教育センターに関しては指摘がありませんでした。この点は改善されたとみなしてよろしいんでしょうか。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) お答えします。  前回、29年度の定期監査で指摘しました総合教育センターの薬品の管理記録につきましては、今回確認したところ、薬品点検表及び薬品使用簿が整備され、改善されておりました。  ですから、要望あるいは指摘はしておりません。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  今回の監査の指摘を疑って、教育委員会に確認をいたしました。指導課のほうで、お手元に配付したような令和2年度理科薬品使用簿という注意書きがあります。これは、時系列順に何月何日にどういう薬品を使用して、管理状態が使用前と使用後でどうだったかをきちんと記録していく用紙であります。様々な注意事項が書かれております。そして、裏面──もう1面に行きますと、資料のその2として薬品点検表というのがあります。これは薬品ごとにどの薬品を何月に使った……月に1回チェックをして、使った量とそれから現有液量をきちんと管理していくという形ですね。このように教育委員会では、しっかりと基本的な書き方のマニュアルなどを各学校に通達、指導してるはずなんですけれど、その中でも残念ながら今回、小学校について、以下のように指摘されました。  点検表等による使用量及び在庫量が適切に管理、把握されてなかった事例が今回も前回も認められたが、ただ、少しでも改善されているのかということをお聞きします。前回は──2018年は監査した何校中何校、何%が問題で、今回は監査した何校中何校がこのような使用簿の管理の問題があったんでしょうか。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) お答えします。  前回の平成29年度の監査でございますが、小学校54校のうち、18校で監査を行いました。そのうち5校で点検表等による使用量及び在庫量が適正に把握されておりませんでした。これは監査したうち約3割でございます。  今回は、前回と異なる小学校を対象としております。同じく18校のうち12校で適正に管理されておりませんでした。割合としては7割でございます。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  前回指摘した小学校と今回チェックした小学校は違いますので、その小学校、同じ小学校が2度繰り返したわけではないとはいえ、これは明らかに教育委員会が、紙は作ってるかもしれないけれど、十分な各学校への通達というか、指導をしてないんじゃないかなと思いますので、教育委員会におかれましては、改善を求めておきたいと思います。  次に、実際に管理簿が記載されてなかったという指摘が多かったんですが、例えば、小学校に関してはヨウ素液、塩化ナトリウム、カリウムミョウバン、二酸化マンガン、石灰水、BTB、リトマス紙、炭酸水、ホウ酸、ホウ砂などが使われております。これは特に管理上、大きな難点はないんですが、過酸化水素水、塩酸、アンモニア水、水酸化ナトリウム、メタノールは劇物指定、エタノールは引火性の危険物指定であります。これらの薬品管理そのものは適切であったのでしょうか。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) お答えします。  定期監査では、保管している薬品の全てを確認はしてません。ただし、点検表及び使用簿等で確認した上で、幾つかの薬品については確認をしております。  管理はということなんですが、各小学校におきましては、施錠できる薬品庫に保管されていることを確認しております。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  中学校に関しては、今回も前回も指摘がないわけですが、今回と前回、それぞれ何校点検し、使用量、在庫量の管理や薬品管理とも適切であったと考えてよろしいんでしょうか。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) 前回の平成29年度監査では、中学校27校のうち8校で監査を行いました。そのうち1校で適正に管理されていませんでした。  今回の監査を行った中学校は9校でございますが、いずれも適正に管理されておりました。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  今回質問に当たって、改めて小中学校の理科室の薬品管理などについて勉強させていただきました。明治図書から出てます中学校理科室マネジメントBOOKというものと、それから、今回特に引用させていただいたのは小学校理科室経営ハンドブック、これは東洋館出版社です。その中で、配付資料の3点目にありますように、備品の管理については以下のような流れだということが述べられております。  まず、購入計画、1番。そして、この購入計画に基づいて備品の購入があると。その次に3点目として備品の検収。4番目に台帳の記入ですね。この台帳の記入について、今回指摘があったわけです。その次に、5番目、ラベルの貼付けというのがありまして、それから保管場所の決定ということがあります。そして、点検と配置という流れがあるんですが、このラベルについてですけれど、これは書籍の中にありますように、棚の中に例えばホウ酸、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウムが非常に分かりやすいように列に並べて保管されておりますし、なおかつ、各薬品につきまして、その購入したときの日時をきちんとラベルに貼って、なおかつ、きちんと標識をつけるというようなことで、正確な管理をすることをお勧めされているんですけれど、この資料のように、監査委員会のほうで薬品をチェックしたときに、購入した日を試薬瓶に記入していくこと、そして、このような管理のされ方が十分行われていたでしょうか。特に小中学校についてお聞きします。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) 監査は、まず、条例や要綱等に基づき適正に行われているかをチェックしますので、教育委員会が各小中学校に通知している内容等に基づき、管理されているかを確認しております。  ですから、薬品使用簿や点検表に購入日を記載する方法で管理されているというふうに理解しております。  そのようなことから、議員がお示しした資料のように、薬品の瓶に購入日の記入があったかについては確認しておりません。また、薬品の保管方法につきましては、全学校で棚に薬品名を明記する方法は取っておりませんが、各学校でそれぞれの方法で整理をされ、保管されておりました。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  特に今回、前回の指摘に2度にわたって強く指摘されてるのが市立高校の理科室の話です。2回にわたって指摘され、点検表が記入……小学校のほうは点検表は記入不備だったけれど、薬品そのものの管理は適正だったということなんですが、薬品そのものの管理が不十分だというような指摘です。管理に関する状況に関する把握をもう少し具体的に述べてください。  また、薬品に関して、小中学校と同様に購入した日が試薬瓶で記入されてたか、あるいは並べ方などの保管状態はどうであったかをお聞きします。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) 前回の平成29年度の監査では、使用簿や点検表等の管理記録がなされていないなどにより指摘事項といたしました。  今回は、使用簿や点検簿等が整備はされておりましたが、使用簿等への記載漏れがあったということでございます。薬品の購入日の記載と保管の方法ですが、小中学校と同様に薬品の瓶に購入日の記載があったかは確認はしておりません。  また、保管状況については、廃棄が済んでない薬品が混然と置かれている状況でしたので、さらに理科準備室全体で施錠を管理している状況を確認しております。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  物品管理の最終のところに、先ほど示したように廃棄処分というのがあります。先ほどご答弁の中でも、処理されてないものが……廃棄が済んでない薬品が雑然として置かれていたというような状態があるというふうに伺ったんですが、長期にわたって使用してない薬品や不要となった薬品は廃棄が必要と思いますが、どのように処分してるんでしょうか。  例えば、実験で児童生徒に薄い塩酸を使わせたような場合には、水酸化ナトリウムで中和して、pH6〜8にしてから水道水に流すということを、事後に教師がやるっていうことは可能だと思いますし、逆の場合も可能だと思いますが、そうはいっても難しい薬品についてはきちんと管理して、廃棄業者に渡していく必要があると思うんですが、どのような処分がなされてるんでしょうか。 ○議長(日色健人) 朝倉議員に申し上げますが、代表監査委員にその廃棄の方法をお尋ねになさるということでいいですか。      [朝倉幹晴議員「廃棄の方法についてどう監査してるか」と呼ぶ] ○議長(日色健人) ちょっと、そしたら、もう一回言い直してもらっていいですか。すいません。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  今回、その薬品のチェックの中で、廃棄についてもその監査をされたんではないかと思いますが、廃棄に関しては、どのような監査をなされたんでしょうか。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) 先ほどの廃棄の薬品があったということで、確認はしております。  小中学校においては、長期にわたって使用してない薬品等については、総合教育センターにおいて回収処分するというふうに聞いております。  それと、市立船橋高校については、不要となった薬品については、検査など廃棄に係る調査をした後、予算の範囲内で廃棄処分するというふうに予定を聞いております。  いずれにしても、今後の措置状況の中で確認はしていきたいというふうに思ってます。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  学校理科室をめぐる状況は実は今、大きく変化しようとしております。学校ICT化が進み、デジタルのタブレットが手元に配架される時代になりますと、安直には……手元にあるタブレットで映像として実験の代替とか、あるいは薬品の色とか見ればいいという安直な方法に流れがちですが、やはり理科の実験の中で、例えば、滴定で1滴入れた赤いものが、だんだんと全体に中和されてくような動的な動き、これはやはり映像だけでは代替できずに、やはり実感していくことで理解の興味が高まると思いますので、やはりこれからデジタル化が進むがゆえに、逆に理科室での実験の大切さが増してくるんではないかと思います。その意味で、管理が不十分だとか、あるいは管理が難しいからといって理科室での実験をやめる方向ではなくて、デジタル化と同時に、きちんと充実させていく方向に向かっていただきたいと思います。  その意味で、今回の監査の指摘をきちんと教育委員会が受け入れて、理科室を安全な状態に、管理がきちんとできる状態に整備していくのが必要だと思うんですが、今回の監査の指摘は小学校と市立高校、それぞれいつまでに改善の方向を教育委員会に対して出させる方向なんでしょうか。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) 通常、定期監査報告書を提出後約3か月以内を目途に、措置状況報告を提出していただいております。今後、監査委員会議に報告し、ホームページ等で公表することになっております。  以上でございます。      [朝倉幹晴議員登壇] ◆朝倉幹晴 議員  先ほどご答弁の中で、廃棄が済んでない薬品が市立高校においては混然と置かれてるような状態であり、理科準備室全体で施錠管理してるような状況でしたということで、多分、私の世代の人には、「時をかける少女」という映画のことを思い出す人がいると思うんですが、あそこは理科室の準備室が、未来と過去、現在の接点の場所になっており、薬品管理が不十分であったがゆえに物語が始まるというような話が、ラベンダーの香りということであるんですけれど、やはりあれは1980年代の理科室の姿としての記録としてはいいと思うんですが、これからやはり管理が求められる2020年以降の理科室については、きちんとしていくべきだと思います。特に、この新型コロナウイルスの3か月休校の中で、児童生徒たちの中には自分の体験を基にこの事態を乗り越えるために、研究の道やあるいは医療の道に進もうと考えておられる児童生徒も生まれてると思いますので、その児童生徒たちとしての体験の場所になっていくために、理科室がうまい形で運営されていくことを要望……要望というか、願いまして私の質問を終わります。    …………………………………………… ○議長(日色健人) はまの太郎議員。      [はまの太郎議員登壇] ◆はまの太郎 議員  監査結果報告書について伺いますけれども、無事この定例会も、今回は質疑の段階から全員議場に参集して、無事最終日迎えられて本当によかったなと思いますけど、やっぱ中継で見てるのと実際に議場にいるのだと、会議の……中継で見れるというのは会議の本当にごくごく一部の状況ですから、意思決定を最初に議決するに当たって、議場に起きてることを実際に体感できるというのはすごく大きな要素の1つではあったと思います。監査結果報告書も一瞬扱わなくなりそうでちょっと危なかったですけど、無事扱うことになってよかったと思います。  令和2年2月14日提出のものから伺いたいと思いますけれども、市民生活部に対する指摘事項が1つ入っています。2月14日提出のものの18ページでは、町会・自治会館維持管理費補助金の補助額が、本来交付すべき額よりも実際には高い額を交付していたと。計算の仕方が違ったっていうところなんでしょうけれども、これに対しては、監査委員のほうでは、原因はどういうふうに認識されてるんでしょうか。これは防げる、人為的にこれは防げるもので、どうすれば防げたというふうに考えているのか、伺いたいと思います。  それから、同じ2月14日提出のものの工事監査ですけれども、28ページで工事監査、駒込川の2号幹線についての工事監査が入ってます。要望事項がここは上がっていて、こういう要望なんですね。  平成24年度に実施設計を行い、29年度に工事着手をしていると。だから、実施設計してから工事着手まで5年空いてるわけですけれども、その実施設計において、交通規制による検討、埋蔵物調査及び地下水等の事前調査を実施して工法選定等を行っていると。しかし、実際はその施工に当たってはいろいろ工法が変わって、9000万──1億近い額の増額変更を行っていると。それで要望されているのが、増額が大きいことから、今後はさらなる事前調査を実施し、実施設計を行うよう要望すると、こう書かれてるわけですけれども、これは、事前調査自体がそもそも甘かったんではないかという、そういう認識の下に、こういう要望事項を書かれているのか、あるいは、24年度に実施設計を、調査をし実施設計をした段階では、それは適切であったと……当時の工法の決め方は適切であったと。ただし、5年間空いてしまったので、工事着手までに5年間空いてしまったので、当時の調査して設計した内容がその5年後に実施すべき工法と実態として合わなくなってしまったから、こういう事態が起きてしまったというそういう認識なのか、どのようなお考えなのか、伺いたいと思います。  それから、今度は6月15日提出のものですけれども、17ページのこれは子育て支援部に対する監査と、それから、30ページの学校教育部に対する監査で、先ほども言われてましたけれども、同じ内容の指摘がされています。それは何かと言えば、収入印紙の額が実際に貼るべき金額と違っていたと。本来貼るべき金額より少額の印紙が貼りつけられていたということなんですけれども、この原因、それから、これは誰が確認してすべきものであったというふうに考えているのか、伺いたいと思います。  それから、これも先ほど少し出てましたけど、6月15日提出のものの30ページのところで、調定漏れの指摘もされています。調定漏れについては、この何年かの間にかなり指摘がされ、改善もされていたようですが、しかし、またここにこうして調定がされていなかったという事案が上がってきているわけです。これは端的に言えば、調定に対する認識不足という、それに尽きるんだと思いますけれども、これは前も伺いましたけれども、そもそも調定をすることの意義とか必要性というのは、どういうふうに考えられているのか。単に規則に書いてあることをやってませんでしたと言えばそれまでなんですけれども、なぜこれがまずいのか。そして、その原因はどういうところにあるというふうに考えられているのか、伺いたいと思います。  それから、同じく30ページの保健体育課に対する指摘のところで、文書の収受印が押されていなかったっていうそういう指摘も上げられています。これも、文書管理規定どおりに取扱いがなされていませんでしたと、公文書の管理がルールどおり適切にされていませんでしたと言えばそれまでなんですが、この収受印を押すことの意味と、その押されていないことで何がまずいのか、なぜ、どうすればこれは防げるというふうに考えられているのか、伺いたいと思います。  それから、最後ですけれども、薬品の管理の関係と、それから建築基準法の点検のお話ですけれど、これは先ほども言われてましたけど、これは、平成30年5月15日の監査でも指摘がされてるんですよね。薬品の使用簿に関しては、薬品使用簿を作成し管理することになってるが、一部の小中学校において、同点検表による使用量及び在庫量が適切に把握されていなかったと。市立船橋高校については管理記録が整備されておらず、使用量及び在庫量が把握されていなかったと。これが平成30年の段階です。それで、指摘が入って措置状況がどうなったかっていうと、小中学校とも適切に管理しますというそういう措置状況が上がってきていたわけです。上がってきていて、今回どういう指摘が入ったかっていうと、一部の小学校において、また同様の指摘の事例が見られたと。市立船橋高等学校においては、記載や定期的な点検が、薬品購入の記載や定期的な点検の記載がされていなかったと(予定時間終了2分前の合図)こうあるわけです。ですから、指摘されて措置状況も出たけれど、こうしていきますという措置状況が出たのに、そのとおりにされていなかったということは、これは監査制度が骨抜きにされることで、極めて重要な問題だと思います。ですから、今回要望で上がっていることは、それは前回の指摘から一部改善されたから要望というのもあるんでしょうが、私は再度、きつめに指摘でもよかったんではないかと思いますけれども、見解を伺いたいと思います。  それから、建築基準法の確認のところですけれども、これも前回指摘が上がっていて、定期点検で要是正のところは早期に改善するよう要望するって、要望事項が前回も上がってるわけです。措置状況のほうでは計画的に対応するとか、早急な対応が必要なところは対応するというふうに措置状況上がっているけれども、今回もその要是正となっているけれども、対応されていないというところがまた、監査の中で確認されて要望されているわけです。ですから、前回指摘されたことが改善されていないという点について、どういうふうに受け止めているか、伺いたいと思います。      [代表監査委員登壇] ◎代表監査委員(中村章) ご質問、たくさんいただきまして、順次お答えいたします。  まず監査報告書の18ページ、自治振興課の町会・自治会館の維持管理費の補助金の関係でございます。  この補助金を算定する際に、補助金の算定表を使用しております。その算定表に誤りがあったため、実際に自治会等が負担した料金よりも高い金額で算定し、補助金を交付していたということでございます。具体的には、基本料金の小数点以下を切り捨てていなかったことや、口座振替の場合の割引を見落としてたということでございます。原因はどこかということなんですが、その算定表が違ってたということなんですが、今後算定表を修正して、複数の職員で確認するよう対応する旨、報告は受けております。  続きまして、駒込川2号幹線の工事の関係でございます。  要望事項に記載しておりますが、本工事は平成24年度に実施設計を行っております。29年度に工事着手しておりますが、実施設計において、交通規制による検討、埋設物調査及び地下水等の事前調査を行い工法選定等を決定しております。しかしながら、結果的に、工法自体を変更せざるを得ず、それにより約9000万近い工事費が増額となっております。これは、事前に調査が不足していたんではないかというふうに監査としては考えております。このようなことから、実施設計の際には、さらに詳細に事前調査を行うべきであると考えましたので、要望事項として入れさせていただいております。  なお、今回、技術調査を委託している建設技術監査センターからも提言事項として、いずれの項目も事前調査を十分に実施していれば防止可能と思われるもので、今後は十分な事前調査の実施が望まれる旨、提言をいただいております。  続きまして、6月15日提出の監査報告書30ページの収入印紙の関係でございます。  契約書や領収書など、印紙税法に規定されている課税文書につきましては、印紙税を納めることとなっており、収入印紙はこれ、受託業者が貼付けすることになります。  今回の原因ですが、単価契約であったため、契約書上に記載された金額は少額なんですが、仕様書等で契約金額が明らかになっている場合は、その金額──税抜きになりますが、収入印紙が必要とされております。今回は契約書上に記載された金額を基に収入印紙を貼付けしてしまい、担当課で確認が十分でなかったというふうに聞いております。  それと、調定の関係でございます。調定の関係は、市が収入手続において、法令または契約等に基づいて発生した権利内容を調査して収入金額を決定する行為で、調定は収納に先立って行われることが原則であり、必要なものと考えております。  以前に調定漏れが、先番議員にもお答えしましたように、調定漏れについて多く見られたことから、監査から指摘を要望させていただいたことがありました。その後、市長部局のほうでも研修を行うなどして、しばらく調定漏れ等は見られなかった状況でございます。今回については、認識不足であったというふうに所管から聞いておりますが、今後、所管課から提出される措置状況報告を見て、必要があれば指導してまいりたいというふうに考えております。  それと、続きまして、文書の収受印の関係でございます。  船橋市の文書管理規則第7条でございますが、文書等が到達したときは、軽微なものを除き速やかに収受の手続をしなければならないと規定されております。受領した文書等はまず開封して、余白に収受印を押印することとされております。文書を収受することは、課に文書が到達したことを確認する手続であり、収受印は受け取ったことを確認したということで押印するものでございます。押印がなかったことにつきましては、所管課に事情聴取を行ったところ、規定の理解不足であったということであります。公文書等は、市民に対して説明する責任として大変重要と考えており、監査としても注意していただきたいというふうに考えております。  最後に、薬品の関係と建築基準法の12条関係でございます。  学校における薬品の管理につきましては、前回の定期監査後、所管課において学校を訪問し、指導するとともに、点検表及び使用簿を正確かつ簡潔に記入できるように書式を検討するなど、改善しておりました。前回の指摘を受けて書式等を改善したというふうに聞いております。議員が、要望じゃなくて指摘でもいいんじゃないかということだったんですが、今回、一部の学校において対応できなかったということから、要望事項とさせていただきました。  また、建築基準法の12条点検についてですが、今回の要望の事項の内容につきましては、前回の定期監査での指摘と同じような内容になりますが、所管課に事情聴取を行ったところ、計画的には対応しているとのことでありました。しかし、まだ未改修の項目も残っておりますことから、要望事項といたしました。今後も所管課から措置状況報告が提出されますので、監査としても注視していきたいというふうに思います。  以上でございます。      [はまの太郎議員「了解」と呼ぶ] ○議長(日色健人) 以上で、本件を終了します。
       ───────────────── ○議長(日色健人) 日程第23、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、米原まさと議員及び浦田秀夫議員を指名します。    ───────────────── ○議長(日色健人) 以上で、本定例会の会議に付された事件の審議は、全部終わりました。    ───────────────── ○議長(日色健人) 令和2年第3回船橋市議会定例会を閉会します。  慎重審議お疲れさまでした。         13時41分閉会    ───────────────── [出席者] ◇出席議員(50人)          議 長   日 色 健 人          副議長   石 崎 幸 雄          議 員   神 子 そよ子                今 仲 きい子                はまの 太 郎                小 川 友 樹                宮 崎 なおき                いとう 紀 子                長 野 春 信                大 沢 ひろゆき                林   利 憲                米 原 まさと                坂 井 洋 介                松 崎 さ ち                高橋けんたろう                三 橋 さぶろう                上 田 美 穂                鈴 木 心 一                桜 井 信 明                石 川 りょう                島 田 たいぞう                杉 川   浩                浅 野 賢 也                小 平 奈 緒                藤 代 清七郎                滝 口 一 馬                金 沢 和 子                池 沢 みちよ                岡 田 とおる                つまがり 俊 明                木 村   修                松 橋 浩 嗣                橋 本 和 子                藤 川 浩 子                齊 藤 和 夫                滝 口   宏                佐々木 克 敏                渡 辺 賢 次                岩 井 友 子                朝 倉 幹 晴                浦 田 秀 夫                神 田 廣 栄                斉 藤   誠                松 嵜 裕 次                鈴 木 いくお                鈴 木 和 美                七 戸 俊 治                川 井 洋 基                大 矢 敏 子                中 村 静 雄    …………………………………………… ◇説明のため出席した者    市長          松 戸   徹    副市長            恭 介    副市長         山 崎 健 二     病院局長       高 原 善 治     健康福祉局長     伊 藤 誠 二     建設局長       鈴 木 武 彦     市長公室長      田 中 浩 二     企画財政部長     林   康 夫     総務部長       海老根   勝     税務部長       楢 舘   武     市民生活部長     杉 本 浩 司     健康・高齢部長    土 屋 仁 志     保健所理事      小 出 正 明     副病院局長      村 田 真 二     福祉サービス部長   杉 森 裕 子     子育て支援部長    丹 野   誠     環境部長       御園生 剛 志     経済部長       宮 森 信 次     地方卸売市場長    滝 口 達 哉     都市計画部長     高 橋 潤 弐     都市整備部長     竹 田 光 伸     道路部長       木 村 克 正     下水道部長      植 田 昭 二     建築部長       井 上 聖 一     消防局長       高 橋   聡     会計管理者      栗 林 紀 子     総務課長       篠 浦 淳 二    教育長         松 本 文 化     教育次長       小 山 泰 生     管理部長       大 竹 陽一郎     学校教育部長     礒 野   護     生涯学習部長     三 澤 史 子     選挙管理委員会事務局長桜 井 芳 夫     農業委員会事務局長  加 藤 隆 一    代表監査委員      中 村   章
        監査委員事務局長   西 村 俊 哉    …………………………………………… ◇議会事務局出席職員    事務局長        大 澤 孝 良     議事課長       真 子 和 宏     議事課長補佐     深 澤 英 樹     議事課主査議事第一係長事務取扱                関 谷 幸 輔     議事課議事第二係長  高 橋 陽 介    ─────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    船橋市議会議長     日 色 健 人    船橋市議会議員     米 原 まさと    船橋市議会議員     浦 田 秀 夫...