• 会派(/)
ツイート シェア
  1. 船橋市議会 2019-12-13
    令和 元年12月13日文教委員会−12月13日-01号


    取得元: 船橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    令和 元年12月13日文教委員会−12月13日-01号令和 元年12月13日文教委員会                                   令和元年12月13日(金)                                           午後1時                                      第4・第5委員会室 [議題] 1.付託事件審査について(議案第16号から議案第27号まで) 2.次回の委員会について    ………………………………………………………………………………………………          13時01分開会 ○委員長杉川浩) ただいまから、文教委員会を開会する。    ────────────────── △委員会の傍聴について  全ての案件に関し、8人から傍聴の申し出があり、これを許可した旨、委員長から報告があった。    ────────────────── △委員会進め方等について ○委員長杉川浩) 本日の議題はお手元に配付したとおりである。  本日は、本委員会に付託された議案12案の審査参考とするため、NPO法人ふなばし演劇観賞会会長畑まち子様、副会長浦洋子様、理事の糠沢晃代様、事務局長中村祐子様を参考人として呼んでいる。  最初に、参考人から意見を伺い、その後、参考人に対し質疑を行う。
     なお、お手元には参考人から事前に提出された資料を配付している。  以上のとおりで、よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長杉川浩) それでは、そのように決する。  なお、本日の休憩については、適宜とっていくこととする。  ここで、参考人入室のため、会議を休憩する。委員は自席でお待ちいただきたい。          13時03分休憩    ──────────────────          13時04分開議 1.付託事件審査について(議案第16号から議案第27号まで) ○委員長杉川浩) 本日は、参考人として、NPO法人ふなばし演劇観賞会会長畑まち子様、副会長浦洋子様、理事の糠沢晃代様、事務局長中村祐子様に出席いただいている。  本日はお忙しい中、本委員会に出席いただき、ありがとうございます。  早速だが、本日の議事について説明を申し上げる。  本日は、参考人の方から本委員会に付託されている議案12案の審査参考とするため、施設の利用者の立場から意見を伺い、その後、委員から参考人質疑をさせていただく。  参考人におかれては、委員長の許可を得てから発言くださるようお願い申し上げる。  それでは、参考人意見を伺いたいと思う。    ……………………………………………… [参考人意見聴取] ◎中村祐子 参考人  私ども、ふなばし演劇観賞会は、皆さん手元に、総会で使用している議案書と、それから「観劇感激のおさそい」のリーフレットがあると思う。  私どもは設立してから30年になる会である。議案書の20ページから23ページのところに、ふなばし演劇観賞会会員数の動きが出ている。それを見ながら聞いていただければと思う。  演劇集団という、私たちが見る相手側劇団、心ならずも戦争に協力せざるを得なかった劇団があった。戦後、自由を取り戻したことで、平和の芝居、非戦の芝居、心の芝居がしたいという思いと、文化を享受したい人々の思いが重なり、東京労演大阪労演鑑賞団体が大きな都市に発足した。  それで、1960年代に入ると、全国各地鑑賞会が生まれる。その中にあって、ふなばし演劇観賞会は、船橋同好者を中心に準備会を立ち上げ、1年近くかけて広い市民に呼びかけ、バブル真っ盛りの1989年に設立した。116サークル、773名、夜のステージからスタートした。  これから、ステージ数の経緯になるのだが、その年の終わりにはもう「炎の人」、夜・昼と2ステージに、翌年の1990年には夜ステージがふえて3ステージになる。  そこから13年たつと2005年「冬物語」で、昼ステージがふえて4ステージになる。  さらに7年後、次のページ、2012年「赤シャツ」では、昼のステージ数がふえて5ステージになった。  しかし、会員減少によって、2018年「マレーネ」で4ステージに戻し、現在約3,000名の会員が年間6例会、通算24日間、延べ1万8000名が船橋市民文化ホールを使用している。  営利を目的とせず、会員会費を持ち寄ることのみが財源である。会費制サークル制の会として、31年間にわたり活動してきた。そのことは、船橋芝居を見るということで、町の活性化にも寄与してきたと思っている。  そして、これまでふなばし演劇鑑賞会活動は、船橋唯一演劇が上演できる船橋市民文化ホールによって支えられてきた。  船橋市民文化ホールは、設立42年目ということだが、ホール改修工事が時々あった。私たち、31年になるのだが、1997年、これは八千代市民会館に一度変更して行っている。2007年、この芝居だと「深川暮色」、2010年だと「6週間のダンスレッスン」「嫁も姑も皆幽霊」、それから2012年「どん底」、こちらの4つの例会が市川市文化会館か、そちらのほうに行っている。  だから、今まで188例会準備例会からスタートして188例会芝居やっているが、そのうちの5例会だけ、ほかの会場を借りて、あとの183例会船橋市民文化ホールで行われている。  設立から会費があり、会員制サークル制である。会費が1,600円という会費でスタートした。大体、このグラフを見ればわかるだろうが、会員がふえたり減ったりしている中で、6年目に少し赤字財政になり、1,800円に会費値上げされた。その200円値上がりするときに、非常に民主的な会でして、サークルがある代表者たちが集まって、会費値上げをみんなで検討しながら、1,800円に値上げをした。  それから、紆余曲折しながら、会員がふえたり減ったりして約20年間、会費がずっと1,800円のままで来られたのも、船橋市民文化ホールがずっと安定した使用料で来ていただいたおかげだなとも思っている。  改修工事もその都度、市民文化ホールは行ってきた。ステージの床を張りかえたりとか、いろいろな改修工事があったが、2012年、それから私たちホールを使っている中で、こんなところが直ったらいいなとか、音響設備の音がよく聞こえたらいいなとか、そういった要望は出していた。  それで、ずっと念願だったのが、椅子がきれいに整列していると、前の人の頭で芝居が見にくいことがとてもあり、それから高低差がとても低い、市民文化ホールは。それで、高低差があったらいいということと、高低差にならないのであれば、せめて椅子が交互になったらいいなという要望を長年出しており、それが実現したのが2012年である。  そうすると、1,106席あった座席数が、交互にすることによって106減った。1,000席になった。  そうすると、私たちは設立から24年がたっているが、会員層が、仕事していた人が定年退職を迎えてと、だんだん夜を見ていた会員が、昼に移行していった時期でもある。  昼がいっぱいで席が振れない、3つ昼の会場があるのに、席が振れないという状況があり、私たち会費を持ち寄りながら、会員数を維持していくことで、上演料劇団に払っている。であるので、席がなかったら会員ふやせないという声もあり、私たちは真摯に話し合う会だから、総会を開いたり、臨時総会を開いたりしながら、そのことを検討した。  それで、それと重なるように、会場が106席減るということは非常に大きなことで、本来だったら800名の会員数事務局員1人を置いて、それで1年に6例会例会を行うことがかなう人数が800名である。  そうすると、4ステージあるということは、3,200名は超していた。もう1つステージをふやすとなると4,000名の会員数が必要である。その4,000名には3,900名で100名足りなかった、2012年のとき。  だが、順調に会員がふえていた時期でもあるし、会場が1,100減るということで、決議した結果、1つステージをふやそうと、1足りない100名は何とか会員で頑張ればふえるのではないか、みんなで頑張ってふやしていこうよとステージを1つふやした。そこまではよかった。  それで、1つステージもふえた。劇団も非常に喜んでくれた。劇団が、ステージ数がふえるということは、本当に自分たちがその次に芝居をつくっていくために必要なことである。  その1年、2年はよかったが、1回例会を行うということは、私たち、たった1,800円の会費を持ち寄っても、1000万からの事業をしていることにつながっている。  それで、ステージ数をふやしたことで、赤字財政が見えてきた。これは大変だということで、20年ぶりに会費改定をしようと、幾らぐらいが妥当かと……2,000円にはしたくない、1,900円がいいとか1,950円がいいとかと言いながら検討した結果、2,000円の会費値上げを決定した。  それで、こちらで見ていただくと、2015年「をんな善哉」という演目があるが、この1月から会費を2,000円に値上げした。それで、2012年の「どん底」のところで改修工事をして、席が106減ったが、私たちが密接にホールと関係があるなというところは、そういったところで、会費改定して何とか乗り切ろうと思った。  ところが、その200円、たった200円と思っていた、だがされど200円。会費値上げしたことがきっかけで大きな会員減少が起こった。それまで10年間かけて1,000名ふえてきた会が、会費改定行った2015年からことしの2019年まで、約1,000名が減ったことになる。  それで、ことし消費税値上げもある。それから……消費税値上げ2%、何とか乗り越えていこうといった矢先に、3年がかりで大幅な……今、平日借りている、4日間借りているので、6万3000円の会費が12万7000円になると、それは非常に私たち観賞会にとって大打撃で、今いる会員数、3,000名を切った会員数で、上演料が支払えなくなることがまず上がる。  そしたら、ステージ減らせばいいのではないかと言われても、ステージを安易に減らすと、やはり見ている人たちの、今まで4日間、夜ステージがあって、3日間の昼ステージがある、それから5ステージあったときには夜が2つあった。その夜が2つあった、選択肢が2つあった、その1つを減らしただけでも、夜見る層が、がくっと減った。それで、私たちステージ数を減らすということは、とても大変だという経験をしている。  それから、会費値上げをすることも、大きく会を揺るがすことも5年前に経験した。  それで、今、会場費が値上がりして、私たちが考えられることはステージを減らすか、もしくは会費値上げするか、もしくは、より1,000名を大きくふやしていくかということだが、今の私たちの力で、今の状況を乗り切ることで、会費を下げたことによって会員が減少する、そうすると4ステージが3ステージになり、2ステージになり、1ステージになり、もしかしたら会がなくなってしまうのではないかなんていう、そんな危惧もある。  一番裏のページに、全国演劇観賞会、12のブロックでできている。北は北海道から、南は九州まで、鑑賞団体はそれぞれ独自の運営である。  そうすると、会員数イコール、それからもろもろの諸経費が入って会費は決められている。船橋は、おかげさまで会員数がいることと、会場費が安定してきたことで2,000円の会費でも、全国の中では今一番安い会費だと思って……これはとても誇りに思っている。  それで、今、北海道ブロックから九州ブロックまである中の首都圏ブロックが埼玉県、千葉県、東京都、この3つの都県が集まって11の団体で、同じ芝居を見合っている。  それで、この上のところに全国演鑑連12ブロック・127団体とあるが、これが1年の間に3つ会が消滅している。首都圏ブロックの中でも、所沢演劇をみる会が消滅して、それから中国ブロックでは尾道──ここは500名からいるが尾道、それから弘前──東北ブロック、ここが1年間で消滅している。  それから、来年になると、もう3つ消滅するという声が聞こえている。  私たち、地域でこうやって芝居を見続けている会が、やはり会を維持できなくなるということが会の消滅につながっている。  私たちは、この船橋の地で芝居を30年間見続けてこられたことは、非常にありがたいことだなと思っている。  劇団がつくり出すさまざまな作品に出会い、生の舞台に触れ、共感、感動を得て、自分の生活や人生を重ね、元気や勇気をもらっている。  また、運営にかかわり、多くの仲間たちと出会い、その生き方、考え方にたくさんのことを学んでこられたことは、演劇観賞会に参加していた、だいご味だったなと思っている。  それで、夫を亡くされた婦人、高齢の方が、もう私の人生は庭いじりをして終わっていくのかなと思っていたと。それが鑑賞会に出会って、こんな人生が私にあるとは思わなかったと言われたときに、鑑賞会サークル制である。ただ、チケット買って見ている会ではない。そうすると、仲間といつ見ると約束したり、それから2,000円の会費を預かったり、預けられたりしながら、日々営んでいる。そういったことが、本当に人々の支えになっていると思っている。  2011年に東日本大震災があった。そのときに、全国でもいろいろな鑑賞団体があるが、東北のブロックの中で生存確認が一番真っ先にできたのが鑑賞会だったと聞かされて、それはうなずけた気がした。私たちの日々の営みというのは、決して芝居を見ているだけの会ではないなということを実感してきた。  それから、日本全国にこれだけ鑑賞団体があるということは、黒柳徹子さんが「徹子の部屋」に役者が来ると、鑑賞会ってすごいところね、日本的ロングランよねとおっしゃる。  劇団東京芝居をつくる。昔は1週間、10日、1カ月と芝居を打つことができたが、今なかなか東京芝居の集客をすることができない時代にあって、日本全国回ると、会場いっぱいにした鑑賞会会員たち芝居を待っている。そうすると、日本の演劇団はそうやって自分たちがやりたい芝居をつくりながら、人々に芝居を届けながら、次の芝居がつくれるという、だから、私たち船橋の地で、仲間と芝居を見る活動をしていることは、日本演劇の発展にもつながっていると私たちは思っている。そんな活動をこれからもっと広げていきたいと思っている。  そういった中で、この会費改定案は、私たちの会にとったら、その夢が本当にしぼんでしまう、とても大きな出来事である。どうか、継続審議をしていただいて、できれば会費値上げをせずに済む方法を考えていただければと思っている。    ……………………………………………… [質疑] ◆つまがり俊明 委員  演劇の内容についても、いろいろ伺いたいが、きょうは料金の見直しに当たって、参考にさせていただければということで、財務的なことを教えていただきたい。こちらの総会資料にも、別添で恐らく予算案とかがついていると思うので、ざっくりとした収支を教えていただきたいのだが、総会資料の8ページに、2015年の会費値上げ以降4年間で894名の会員減となっていると。これが、話の中で、やはり会費値上げがかなり影響したのではないかという話があって、そして2016年、2017年は赤字決算とあるが、仮に、陳情書も各会派に出したということなので、私も拝見はしたが、仮に文化ホール収入支出の関係、現在収入がどれぐらいで、それに対して支出の内訳として大体……いろんな内訳があると思う、ざっくりとしたものでいいと思うが、文化ホールの借りている金が幾らぐらいで、そのほかがどれぐらいでと、そのあたりの割合を教えていただければと思うが。  質問が悪いか、委員長ごめんなさい。  そしたら、まず今入っている総収入幾らで、予算とか決算とかに多分NPOの資料にあると思うが、それに対して支出幾らで、支出のうち、何割ぐらいが文化ホール賃借料になっているのか教えていただきたい。 ◎中村祐子 参考人  私どもは今、大きなところというか、6例会1年間でやっている。それを、全体の収入──会費収入、それを6つで割ったものを、今こちらの手元にあるのだが、大体収入が1179万6000円、これが……。 ◆つまがり俊明 委員  委員長、メモをとりたいので、ゆっくりお願いできるか。 ○委員長杉川浩) では、ゆっくり。 ◎中村祐子 参考人  今だと約3,000名、3,000名切っているが、それの一般の会費が2,000円の2カ月分……(発言する者あり)はい、それで約2,959名で計算している。その中には、高齢者とか、高校生以下の子供とかの金額は少し違って、1,500円という金額がある。それを全部合わせて6分の1のものが1179万6000円である。そのうちのホール使用料の4日間が、60万になっている。 ◆つまがり俊明 委員  数字の確認だが、一千百……。 ◎中村祐子 参考人  79万6000円。 ◆つまがり俊明 委員  79万円のうち、ホール使用料が60万円か。わかった。  続いて、既に文化ホールが値上がりした場合は、どれぐらいになるのかというものも、もしかしたらごらんになっているのかもしれない(「はい」と呼ぶ者あり)……ごらんになっているか。とすると、ここの値上がった分の支出というのは、会員料金にはね返ってくる、つまり会員料金を上げなければいけないことにつながると現時点で考えているのかどうか、伺いたい。 ◎中村祐子 参考人  そうですね、一気に1,000名会員がふえるとかがない限り、今の現状だと会費値上げを検討することは必要になってくる。 ◆つまがり俊明 委員  それから、文化ホールだけではなく、公民館なんかも使用用途等々、団体の性質によっては5割なり減免対象となっている団体もあると思うが、本団体については非営利だが減免対象にはなっていないという理解でよいか。 ◎中村祐子 参考人  公民館減免対象になっているが、ホールに関しては減免対象にはなっていない。ホール減免していないと聞いているが……それで一緒にいいだろうか。  公民館も、26ある船橋は豊かだなと思う。会員もいろいろな活動をした方がいて、地域で公民館活動できることが、やはり船橋文化をとても広く、みんなのものにしているなという実感がとてもある。  だが、私ども、会員がこれだけいて、総会をやろうと思っても、なかなか会場がとれない、以前は土曜、日曜、働いている人にとったら、土曜、日曜は何とか参加できるということで、土曜日、日曜日とっていたが、ここ3年ぐらい、ことしも来年の3月の予定をとりたかったが、土曜、日曜がもう事前に埋まっている状態、そうすると平日の講堂を借りるしかない。講堂が外れたら、私たちは行く場所がない。そういう状況も、済みません、質問とは違って、いかがなものだろうかとはいつも感じている。 ◆朝倉幹晴 委員  わかる範囲でいいのだが、先ほど3団体全国ブロックの中で昨年閉じたと。ことしも3団体ぐらいが危惧しているということだが、その中に例えば地元での会場使用料改定とかが絡んでいるということはあるのだろうか。あるいは、これまでの全国ブロックの中の活動の中で、会場使用料改定が響いたというのは、例をもし聞いていればお願いしたい。  なければないで、わからなければわからないで。 ◎中村祐子 参考人  ほかの県の会費改定のことは聞いていない。  ただし、会館が閉鎖されるという話、近いところだと島原文化会館といって、風光明媚なところに建てられた、城の隣にある会館が閉鎖されるということで、老朽化のためということだが、その運動を全国でしている。  話のついでで申しわけないが、今千葉県と言っていただいて、首都圏の中でも埼玉県の人口、それから千葉県の人口、東京都の人口ってあると思うが、その中にあって千葉県は松戸演劇観賞会、ちば演劇を見る会、ふなばし演劇観賞会と、この3つの団体だけで7,000名からの会員がいるというのは、千葉県、それから船橋も誇りに思っていいのではないかなと思う。  日本全国で、きっと船橋はとても恵まれた環境にあって、3,000名からの会員が維持できてきたということは、全国の中で5番目か6番目に会員数が多い。だから、ほかの会場費のことは聞いていないが、そういったことは影響していると思っている。 ◆朝倉幹晴 委員  文化ホールとしての自主事業をさまざまやっているわけだが、見える範囲では、演劇は非常に少ない。それは、多分歴史的な経過で、ふなばし演劇観賞会がやってきたところで、そちらにお任せしていたのかなという感じもするが、歴史的な経過としては、文化ホール自主事業としての演劇の回数と本団体の関係というのは、何か歴史的な経過とかあるのか。わかればでいい。 ◎中村祐子 参考人  市民文化ホール自主事業として劇団民藝とか、それからこまつ座の芝居が集客できるということで、確か20数年前ぐらいまでは自主事業でやっていたと思う。  それから、子供劇場というか、子供の芝居対象にした演劇などもしていたと思うが、民藝の「アンネの日記」という作品はとても有名で、私も喜んで出かけて行ったが、文化ホールの集客が半分ぐらい入っているかどうかという、とてもすばらしい芝居を、ホールチケット買う人がこれだけ少ないのかと衝撃を受けたことがある。  その当時は、鑑賞会やっていた。鑑賞会もまだ3ステージだったと思うが、そんなところでホール会場をとりに来たりとか、ホール皆さんと話す機会があり、そこにお勤めの方である。鑑賞会にも、もと入っていた方がいて、そのときに鑑賞会がこれだけ集客できるのなら、一緒に事業をしたらいいねと、正式な話ではないが、そんなやりとりをしたことがある。  だが、私たちが、いやそれは困ると言ったのは、ホールとしては集客できるかもしれないが、私たちが培ってきた会員制サークル制チケットを買うのではなくて、見続ける会、会費を持ち寄ることで、継続できている会ということは、ホールと協賛することによって見たい芝居を見ればいい会になってしまう、それでは私たちの意思は続いていかない。やはり見続けることによって、私たちは育ち合ってきたと思っている。だから、有名な役者が出る、有名な作品が来るといってチケットを買って見る会ではないという話をしたことを今思い出した。 ◆朝倉幹晴 委員  既に、文教委員会質疑の中で理事者というか、文化ホールの館長とかとも話をしているが、本団体は日常の、例えば手続のときとか、あるいは日常の細かい施設の改善なんかについては、文化ホールの場所で、事務室で直接スタッフに話をして、懇談しているのではないかと思うが、例えばこういう料金の改定とか、今は保留になっているが、西武跡地への移転案とか、そういう重要な話については、文化ホール担当者からそういう話があると聞いたことはあるのだろうか。それとも別ルートから入ってくるのか。  整理すると、日常的な文化ホール事務室とのやりとりとか、施設に関するやりとりがどうなっているかということと、大きな全体に運営を脅かす今回の改定の話とか、跡地案とか、そういうものについては文化ホールから話を聞いたことがあるのか。 ◎畑まち子 参考人  文化ホールの館長並びにほかの職員から、そういう話は一切聞いていない。  この間、陳情を各会派に届けた帰りに、市民の声を聞く課に寄って、そこにも助けを求めたわけではないが、言ってみようかということで、みんなで行き、使用料が上がることに対して、とても危惧しているし、もし本当にそんなに上がったら、私たちとしては大変なことになっていくという話をしたら、そこからすぐ文化ホールの館長にその話が行ったのだと思うが、3日後に館長と補佐、2人がきて、そういう案が市議会で、市長から出ているということに対しての話はしていただいた。それ以前はない。 ◆岩井友子 委員  まず金の面だが、先ほど各定例会で大体使用料が60万円という話だったのだが、値上げになるとホール平日、全日で約倍になる。そうすると、各例会ごとで60万円値上げ、120万円ぐらいになる。それで、掛ける年6回。(発言する者あり)その辺が、現状、1回1例会で60万円で、それを年に直すとどのぐらいになるのかと、値上げすると1例会……単位の言い方がよくわからないが、済みません、その辺が全体として幾ら幾らになる、使用料の部分がどうふえそうなのか、皆さんのそろばんはどうなっているのか、まず教えていただきたい。 ◎浦洋子 参考人  1例会60万だから、6例会で6倍になるということである。 ◆岩井友子 委員  そうすると、現状は年間360万円の使用料が、倍になるということは約720万円になると、そうすると、それが維持できなくなるから、会費を上げざるを得ないということか。 ◎浦洋子 参考人  そうである、はい。
    ◆岩井友子 委員  720万円、大きい。  それから、3,000名の方から会費は毎月2,000円を、毎月毎月集めているのか。 ◎畑まち子 参考人  観賞会の事務所に各サークルの代表者が、自分のサークルの人数分を毎月持ってくる。 ◆岩井友子 委員  そうすると、2,000円、たかが、されど、この2,000円を集めるということは、どんな苦労が、苦労があるのではないかと思うが、2,000円を集めることの大変さは、どう感じているのか。 ◎中村祐子 参考人  3人のサークル、10人のサークル、15人のサークル、いろいろなサークルの成り立ちがあり、人数も違うが、半年集めているところもあれば、毎月毎月会って集めているところもある。お正月に1回集まって1年分というところもあるが、ほとんどが例会場で会ったときに2カ月分、2カ月に一度例会があるので、そのときに金のやりとりをしているというのは聞く。  だが、年金で生活している層がどんどんふえている。だから、やめる理由の中に、今までは余りなかったが、会費が払えないという理由でやめる人が、書き方もいろいろで、理由も忙しいからに収束してしまう場合もあるが、率直に書かれる方、それから、もうやっていけないのよと言ってやめる方がいる。  それから、若い層にもぜひ広げたいと思うが、若い方が、月々2,000円大変と言って入らないとか。  だから、本当に芝居を見に行くとしたら、月々2,000円の会費の金額で見られない、東京で見る芝居は。だが、船橋にあるから見られる。だから、いろんなものをやめても、晩酌を1週間に1回やめた人もいるが、やはり私たちにとって2,000円という金額は、生活の中にあって大変な人がいるし、芝居だけは見るからと切り詰めている人もいるなというのは、最近とても感じる。会話の中に、そういう会話がいろいろされるので。 ◆岩井友子 委員  船橋演劇を見続ける意味があると思う。皆さんの話からもあったが、もう少しそこのところを、生の舞台を船橋で見る、皆さん団体が見続けることで、船橋芝居を見ることができるという、その意味というか……それと先ほど有名な芝居を見るだけの、チケットを買うだけではないと言っていた。そこが、文化ホールで自主的に市民演劇を見続けることの、何か大きな意味があると思うが、うまく説明できなくて申しわけないが、その辺皆さんどんなふうに意義を感じてやっているのか、もうちょっと詳しく話をいただけるか。 ◎畑まち子 参考人  まず会費制をなぜとっているかは、先ほども中村から話があったが、チケットを売ると、結局公演の当日、チケットがどれぐらい売れて、集客がどれだけできているかというのは、ふたをあけてみないとわからない。余りにも少ないと劇団に支払うこともできないし、もしくは人数によっては中止しなければいけないことも出てくる。  だが、会員制会費制でやっているということは、毎月3,000人の出した金が用意されていて、見る人数も3,000人が必ずいるわけである。そうすると、劇団は安心して公演することができる。1つは、そういうことがある。  それから、私たち、有名な役者とか、華やかなものとか、そういうものを扱うのではないというところでは、日本中にいろんな劇団がある中で、やはり珠玉の名作と私たちは言っているが、商業演劇とはまた違った社会性やメッセージ性の内容があり、なおかつ芸術性の高いものを市民が、私たちが賄える会費を払って、いろんな作品を見ていこうというところは、それだけ日本の演劇文化を支えていることになるので、さっき全国でとか、首都圏でという話をしたが、劇団も、どこかに行って1つステージをすることよりも、組織をつくって、首都圏だけでも23ステージできる、1つの芝居が。そうすると、劇団もすごく安定の収入になる。だから、私たち会費を払って芝居を、いろんなものを見るということは、いろんな劇団の存続を結果的に支えてる、楽しみながら支えてるというところで、鑑賞会で見る意味は、そういうところかなと思う。 ◎浦洋子 参考人  補足というか、私の意見というか、述べてよろしいか。  船橋市は、公民館活動などもとても活発で、市民文化度がとても高い市だと日ごろ思っている。  ただし、演劇という文化について言うと、とても市民にとっては縁遠い文化かなと、音楽なんかと比べて。  東京まで行って芝居を見るということになると、多額な金がかかるということで、地域ですぐれた演劇を楽しめる文化活動を私たちはしていると思うが、幅広い方たちが、一定の私たちが、市民の一般が負担できる費用で文化に触れられる環境をつくっていくというか、そういう目的で私たち活動しているが、それは船橋市の文化の裾野を広げる活動でもあるかなと思っている。  豊かな地域文化を、地域社会をつくっていくという私たち活動にぜひ理解をいただき、文化ホール値上げされることが微々たるものに思われる、金額からいうと微々たるものと思うかもしれないが、今これからどんどん、いろんな面でも値上がりされてくる中で、それと同じように値上げするのではなく、船橋市の文化を広げていく、裾野を広げていくという意味で、ぜひここは踏みとどまって、今までどおりの金額を維持していただけたらありがたい。 ◆木村修 委員  私も、身内に演劇にかかわっている人間、運営にかかわっている人間がおり、鑑賞することは非常にいいことだと思っている。  その上で伺いたいのだが、先ほど劇団の安定収入につながり存続になるという話を伺った。この会を開くに当たって来ている劇団は、どのように選定しているのか。  というのは、私の身内も先ほど言ったとおり運営側にいるので、普通は劇団もしくは興行する人が会場を押さえて、客に宣伝して来てもらうのが普通である。そうではなく、観賞会を開くことによって、劇団の安定収入ということは、劇団はどのように選んでいるのか、その辺の仕組みの整理したくて伺う。 ◎中村祐子 参考人  一番後ろの地図のところに、日本全国鑑賞会が津々浦々あるが、これは連絡協議会といって、年に一度総会を行って、歩みをともにしている仲間たちである。  首都圏ブロックがある。首都圏ブロックの11の団体が同じ作品をやろうというところに、ようやく、私たち芝居を見る会だが、それぞれ独自の活動をしてきた。それで2009年に首都圏の理念をつくろうといって理念をつくった。それが、「首都圏演鑑連は、演劇鑑賞運動を通じて、平和で文化的な社会と日本演劇の民主的発展を目指します」、14ページにある。(笑声)こんな理念ができ、その理念を実現する方法として、私たちが見ている作品が理念に通じると私たちは捉えている。  だから、本当に今有名な商業演劇、有名な役者が出て収益を上げる芝居と明らかに違うのは、私たちが見る対象としている新劇団というのは、新劇団芝居をつくることで、人々を幸せにしていく観点からつくられた平和の芝居、非戦の芝居、そういった芝居劇団から上がってくる。だから、私たち対象としている演劇が、劇団がある。  大きく分けているのは、商業演劇と新劇というところで、資本家がいて収益を求める劇団ではなく、いわゆる芝居をつくることを仕事としながら、なりわいとして、劇団員は仕事で、役者は舞台に立って給料がもらえる。それ以外、舞台に立たなければ、アルバイトをしているのが現状だそうである。だから、そういった新劇団対象としている。  だが、リーフレットをあけていただくと、決して新劇団だけではないというのが、この辺がいろいろあるのだが、やはり会員の要望なども入れながら、そういったところで首都圏ブロックの中の11団体が要望を出してきた劇団が30何作品、1年間に上がってくる。その中から、ずっと暗い芝居だけではなく、ずっとミュージカルだけではなく、2カ月おきに見る芝居が、いろんな種類のいろんなジャンルの芝居が見られることも前提にしながら、作品選びをしている。  だから、6作品を選ぶのは非常に難しいが、私たちが選んできた188の作品は、自分で選んで見に行ったら、今回外れてしまったな、高い金出して見て損したなということは、まずないと思うくらいに、自信を持ってお勧めできる作品になっている。  だから、選ぶ基準は、首都圏ブロックの中で6作品を選ぶのに非常に検討する。上げた6作品を会員と合意をとることもしている。だから、作品資料集というのがあり、作品資料集の中には15本選ばれた作品が、こんな資料だが、(資料を示す)こうやって30幾つ上がってきた中で15作品選ばれて……。 ○委員長杉川浩) 待っていただきたい。  中村参考人、質問の趣旨の範囲内での答弁で結構なので、もしそれを超えるときには、こちらでとめさせていただくことがある。 ◎中村祐子 参考人  はい、わかった。 ◆木村修 委員  いろいろ検討していることはよくわかる。要するに、180作品やってきた劇団がどのように選ばれたか、作品で選ばれたということだが、先ほど会員の中からも意見が上がってとあったが、全国でこれだけの数の団体がやっていて、基本的にはある程度絞られた劇団がやっていると思う。想像される。なぜかというと、普通劇団、先ほど説明あったが、自分たちで運営していくわけである。アルバイトをしながらやらなければならないということであった。  だが、この演劇運営サークルで公演している方々は、仕事としてできる、安定収入があると聞こえたが、そうすると、ある限られた劇団だけの中で運営しているかのように見えてしまったから、どのように選んでいるのか伺った。 ◎浦洋子 参考人  演劇鑑賞会劇団との関係でいうと、今までそれぞれの演劇鑑賞会が、自分たちの身の丈に合った、例えば500人の会員のところは500人の会費で賄える劇団を呼ぶ、3,000名のところは3,000名の会費で賄える劇団を呼ぶという、そこのところで、売り買いの関係で幾らにまけろとかというふうなことをしていた時期があった。  だが、芝居を見ていく仲間はみんな同じ仲間であって、劇団との関係も、そういう売り買いの関係ではなくて、お互いにいい芝居をつくろう、いい芝居を見たいという、そういう両者の関係で成り立っている組織なので、上演料算定方法ということを考えて、どこの鑑賞会も同じ金額を持ち寄って、500名のところも、3,000名のところ、同じ芝居を見るというシステムをつくった。  やはりそういうことに賛同してくれる劇団でなければ、私たちが見る鑑賞会の関係の劇団にはなれない。だから、商業演劇で1回1万円もするところは、鑑賞会芝居には成り立たない。だが、その劇団は例えば東京でやるときは8,000円でチケットを売っていても、私たちとやるときは、その半額でも来るという心意気の劇団と、私たちは一緒に今活動をしているということである。わからないか。 ◆木村修 委員  そういうことを伺っているのではなく、先ほどの説明の中で、この会に来る方は、いわゆるアルバイトとかしなくてもやっていけるということになると、では、そういうところでない、要するにアルバイトでやっているようなところの、要するにもっと広く呼ぶこともできるのではないかなと思ったので、どう選んでいるのか伺っているわけである。 ◎浦洋子 参考人  毎月公演できる劇団は、本当にわずかである。だから、芝居をしなければ収入がないから、だから私たちとつき合っている、私たちのところに来てくれる劇団も、ほとんどはそれだけで、劇団の仕事だけで生計が成り立っているところは、ほとんどない。  だが、あとは自分たちのアルバイトをして、生計を立てながらも、でも芝居をしたいという、そういう気持ちで劇団に所属している、そういう劇団である。だから、それで成り立ってはいない。私たち鑑賞会で見ることだけでは成り立っていない。 ◆島田たいぞう 委員  今、言ってることは、ほとんどどこの商業演劇劇団でも、中小企業の劇団でも、ほとんど全てのところで共通することだが、みんな本当に食うか食われるかで、好きだからということだけで劇団に入ってやっている方々がほとんどである。先ほど木村委員が言うには、ある程度そこで収入を確保する人と違うということを言っているのだが、商業演劇的なものを、商業という枠、区分けすること自体が、僕は演劇に何か差別というか、違う物の視点で物を見ている、それは理念が、ここに反戦と平和ということがあるから、そういう見方をするのかなと思ったが、別にいいと思うものは、やはりどんなものでもいい、人間の心に映るものであれば、私は演劇というのはそう思うし、音楽もそうだし、映画もそうである。それを選別したものだけ選ぶというのは、いかがなものかと思うので、それは私の考えで、それはそれでどうなのかということ。  それで、1つ聞きたいのは、どうしてNPOなのか。船橋市とどこか1つか、2つしかない、NPOとあるのは船橋と大宮かな、首都圏ブロック12団体のうち、NPOにどういう理由でしたのか、それだけ聞きたいと思ったが、何かわけがあるのか。 ◎畑まち子 参考人  答えになっているかどうか、わからないが、どうしてNPO法人にしたのかという質問では、もともとが1つ芝居を打って、収入、それなりのもうけを得ようというところが根底にないというところである。会費を持ち寄って、その範囲で一応できることが基本にはなっている。だが、会員数があるので、会員数が減ってくると、賄えなくなることがある。月2,000円の会費から、人件費から、劇団に払う金から、ホールに払う金から、税金から全てそこで賄っているので、何かそれで利潤をどんどん上げていこうという目的がないというところで、NPO法人を、申請にはいろいろ手続上のことはもちろんしたが、それをやろうということになった。全国でもNPO法人をとっている団体はいっぱいある。  さっき、よろしいか、どういう劇団を選んでいるのかというところの、そちらはもう終わりでいいか。 ○委員長杉川浩) 結構である。限られた時間なので、新しい質疑の答弁をいただければ結構である。 ◆藤代清七郎 委員  市内での活動をどのようにしているのかなと思っているのだが、市民文化ホール演劇の会をやっているほかに、さっき公民館減免なのだという話をしていたので、公民館でも何かしているのか。 ◎畑まち子 参考人  基本的に上演はホールを使っている。それ以外の活動で、例えば総会のときは市民文化ホール、ほかの公民館も使うが、基本的には船橋の6階の講堂を人数的にそのぐらいないと入れないので、そこをいつも使っている。  その準備の前に、部屋が必要なので、各集会室も借りたりする。  それからもう1つ、年1回今度こういう作品をやるとか、次選ぶ作品、そこに作品集というのがあるが、この一つ一つの作品などを説明するときも、部屋を借りている。 ◆藤代清七郎 委員  わかった。  それと、資料を拝見して、会員数の話は先ほどしていたと思う。今、多分3,000人切っているという形で、わかりやすいグラフがあるので4,000人近くいっている、4,000人超えたときもあるのか、下がってきた形だと思うが。  分析をいろいろすると思う。皆さん、ここにいるから、執行部というか、そういう方々がここに、きょう来ていると思うので、会員数の、例えば事業をするときにふやしていこうではないかという反面、減っている原因をやはり追求したりすると思うが、今3,000人を切っているという、減少の仕方について何点か原因がここにあるのではないかなと思っている、分析しているところはあるか。 ◎中村祐子 参考人  設立31年になるが、会費で運営されている会で、会員数というのは非常に私たちにとって重要である。会員が右肩上がりで上がっていた時代があるが、今は反対に本当に減る一方である。その原因というのは、設立当初、31年たつと40代で入った方も70代、80代と高齢化の現象は否めない。  それから、やはり芝居を見る文化がなかなか広がりにくいということは、とても感じる。芝居を見ることが特別なことのような……だから、私たち例会を成功させるために、鑑賞会仲間たちが自分の手から手、仲間を誘うことをしている。決して、どこかで大きなビラをまくとか、チラシをまくとかではなく、賛同してくれた方が入っていただく。でも、なかなか活動が近年思うようにいかない現実はある。 ◆藤代清七郎 委員  私も会費が上がったこと以外にも多分原因はあるのではないかなとは思う。  今、結構団体は、そういう今言った原因で会員数がふえなかったり、減っていく団体が多いので、私の知り合いも、僕から見るとすごく変わった趣味を持っている方がいて、やはり若い人はやらないと言っていて、何か同じような話を今聞いたなと思った。  あと、会費の話だが、資料に私が目を通せていなかったら申しわけないが、船橋市の皆様の会費は書いてあったが、近隣、確か松戸と千葉があるのか、そちらの会費はどんな感じでやっているのか。 ◎中村祐子 参考人  松戸が2,250円である。それから千葉が同じく2,000円だが、来年の1月の例会の後、2,300円に値上げする。  それから、練馬は、東京都はとても会場費が高いそうである。2,700円、大宮が2,500円、ほぼそんなところで、ほかの団体も2,000円を超えて2,300円のところに位置している。  それで、先ほどの話で会員をふやすというところ、このグラフを見ていただくと、九州、南のほうがとても会員数が多い。それから浜松とか、岡山とか、そういったところは市が非常に協力的だと聞いている。というのは、私たちも観賞会の認知度が少ないとは思うが、やはり63万人いても本当に知っている方がいない。市の職員も大勢いるが、これだけ全国の中でも船橋ステージ数を持っていてすごいねと、劇団が来てくれると物すごい喜ばれる。4ステージ満席で迎えてくれて、なかなかこういう会場はないと。だから、市役所の皆さんもぜひ観賞会を応援してくれるという意味でも、芝居見ていただけたらいいなと常々思って、声は発信している。 ◆藤代清七郎 委員  会場費の変動というか、全国的にも値段違うのは当然僕らもわかるが、東京は多分高い、神奈川とかもたしかすごく高いだろうなと思う。その辺の苦労は十分わかった。  最後だが、私どもで審議をずっとやっているところで、使用料値上げの話だが、それと単純に2倍になるという情報ぐらいしか入っていないかもしれないが、私どもで計算できる形のものを、きょうお呼びしているということで、市民文化ホールに、概算でどのくらいになるかという値上がりの額を算定してもらった。  使っているときに設備の使用料と施設の使用料を合算して多分支払っていると思う。  今回、値上げになる対象が、施設使用料のほうで、設備のほうは据え置いている状況なので、60万といったのが単純に120万、私どものほうがいただく計算にはならないという話は聞いてある。なので、単純に2倍という話は……ただ2倍近くに施設使用料は確かになる計算らしいが、年間で150万弱値上がるというか、支払いがふえるのではないかなという数字はもらってきているので、その辺は、先ほどの金額だと360万上がるみたいになっていたので、そこだけは伝えておこうと思った。 ◆藤川浩子 委員  私も、たまたま昨日、サークルというか、会員になっている方と話をした。やはり、2倍になることの打撃がかなり大きいのでという話も聞いてきた。  金の話で申しわけないが、今会費が2,000円ということで、これが2カ月分で1つの演劇が、その方が見られることになると思うが、1回の演劇を見るのに4,000円の支払いをしている中で、ざっくり、この中で占める4,000円の会費が、例えば先ほど人件費とか、劇団の方に支払う金もあると思うし、劇団の方に支払うのは、例えば上限があって、これ以上支払えないとなっているのかなとも思ったりしたが、そのあたりの割合でもいいが、大体4,000円のうちのこれぐらいがという、そういう細かい話だが、どんな感じかなと思うが、そういうのは出るか。 ◎中村祐子 参考人  上演料は先ほど浦が申したように、上演料算定方法という計算式が首都圏の中で決められており、今まで有名な劇団だと1ステージ200万、それからちょっと有名だと180万とか、それから値切って140万とか、そういう金額だったが、会員1人当たりが1,750円を持ち寄る、さっき練馬の2,700円の会費の中でも、船橋の2,000円の会費の中でも、1人当たり1,750円を持ち寄るという基本がある。それ掛ける800名がベースである、800席が、それプラス25万円という、これはいろんなもろもろの諸経費もあるし、担保されている金額である。それ掛ける4ステージなので、上演料は私たち4ステージで660万を常に支払っている。グラフでいくと会員会費の中の、ここが(資料を示す)上演料に当たる。これは大きなウエートを占めている。  あと、人件費とか、それから事務所費とか、いろいろあるが、そういったところは常々会員が毎回、年に6本の芝居を1例会担当するのだが、そのときにこの財政はみんなで確認しながら、そうすると、マイナスになってくると、会員1人当たりに換算すると100名足りないとか、200名足りない。前は10人足りないと言っていたのが、今100名、200名足りない金額のマイナスが出ている状況が現実である。  だから、先ほど言っていただいたように、12万円がそれぞれ毎回12万掛ける4ステージ分がここに加算されていくとなると、ふやさなければならない会員の数がもっと多くなると思っている。 ◆藤川浩子 委員  現時点の会員数の中で、今の会費でもし上演をしていくとなると、会場費が上がったことで、例えば1ステージ減らさなければいけないとか……現状維持自体は今の会計の中ではできないということになるのか。会場費が具体的に上がるということで、今の会員数、それから今の会費の中では運営はかなり厳しいということか。 ◎中村祐子 参考人  今4ステージしているから、3,200名は必要である。それで厳密に、今、会場費がこの金額で推移しているところでは、3,000名いたら何とかやっていけるかなと私どもは考えていた。ところが、2018年、年頭が3,000名でスタートしたが、146名現在まで減っている。ということは、財政的に200万からの赤字になるかなと思っている。  これを取り戻すには、本当に会員が激増すれば別だが、やはり会費改定を考えていかなければならない。そうすると5年前に起こった、会費改定したために大きく会員が減少する引き金になってしまった経験をしているので、私たちはそこは慎重にしたいと思っている。  だから、万が一会場費が倍になったときは、本当に会が立ち行かなくなるかなと、今ホールを4日間借りられているということは、船橋市にとってもお得意様という言い方は変だが、常に単発ではなく1年通して安定して借りている団体が4日間ではなく、2日になり、1日になってしまうことは、船橋市にとっても財政的にもマイナスではないかなと。  それよりも私たちの営みの中の芝居を見る人口が減ってしまうことも、大きく船橋市にとってマイナスだなと考えている。 ◆藤川浩子 委員  観賞会を行ったときに、皆さん会員の方がほぼ例えば90%の方は参加をしてくれるという、その上、どのぐらいの割合で来てくれているのか、そのあたりはどれぐらいか。 ◎中村祐子 参考人  本当に100%見てほしいと思うが、私たちは、よくて85%である。約400名から500名の方が、きょうは都合悪いからとか、きょうはぐあい悪いからということで欠席している。  それでも、やめない方もいる。私は観賞会を支えていると思っているから、1回ぐらい出なくてもやめないと言う方もいれば、その反面、1回見られない、2回見られないだけで、やはりもったいないからやめるという方もいる。 ◆鈴木和美 委員  今、話をずっと伺っていると、首都圏ブロックの中で運営がされているということなのか。話だけを聞いていると、船橋自体は財政的に……独自でこれをやるのが、全体が多分ブロックで動いているので問題ないと思うが、そういう運営の仕方なのだと思うが、例えばほかの会は、もっと会員数が少ないが同じ演目をしていて、多分、今調べるとホールの値段がもう少し高い自治体もある。それは、要するに支え合ってブロックが回っているから、船橋文化ホール値上げをしてしまうと厳しいということなのか。伝わらないか。  会員数だけを見ると、ほかよりも多いと思う。皆さん活動があって、そういう状況になっていると思うが、例えば松戸は、この資料でいくと703名で、もっと会員数が少ないがやっていけている状況があるというのは、簡単に言うと、そこはどうして、3,107名いる船橋値上げがあってもやっていけるのではないかなと単純に、今までの話を聞いているので厳しいのはわかりながらも、松戸ができて船橋ができないのは、ブロックで支え合っているからできないということなのか。船橋会員数なりの割り算があるからなのか。 ◎中村祐子 参考人  独自の運営である。だから、首都圏ブロックは理念をもとに一緒の運動をしているが、財政は全く別である。だから足りないところに援助するとかは全くなく、それぞれが自主自立の会である。  今、七百何人でと言うが、本来3,200名必要だが3,000名いたら何とかなる船橋が今3,000名を切ったというところ、それから松戸は700名だが、800名がベースだとしても700名いると、ある意味運営していける人数である。  その数で運営していけるように定めたのが、先ほどの上演料算定方法で、1人当たり1,750円というのは劇団が非常に泣いている金額である。これを金額にすると165万円である。先ほど200万、180万と10年、15年前に提示されていた劇団上演料をはるかに下回っている。だから、劇団鑑賞会を応援してくれている。  先ほどの話でもあったように、劇団鑑賞会との関係があって、本来市民文化ホール芝居を上演しようとすると、公文協でその2倍、3倍はすると思う。だが、鑑賞会劇団の関係というところで、その金額で上質の芝居が見られる関係性は、戦後七十何年培ってきたもので、今私たちは、その上に立って、今芝居が見られているというところである。 ○委員長杉川浩) 質疑はよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長杉川浩) 質疑を終結する。  参考人におかれては、本日は忙しい中、本委員会に出席いただき、ありがとうございました。  以上で、本件を終了する。  ここで会議を休憩する。          14時25分休憩    ──────────────────          14時27分開議 2.次回の委員会について ○委員長杉川浩) 次回の委員会は、12月17日火曜日、午前10時から開く。本委員会に付託された議案12案の審査参考のため、参考人を呼ぶ。  その後、一旦委員会を休憩する。午後1時から開かれる予算決算委員会散会後に再開し、議案12案について理事者に対して質疑を行う。開会通知は、後ほど送付する。  他に何かあるか。 ◆藤川浩子 委員  来月の1月の定例会、検討いただけるとありがたい。 ○委員長杉川浩) きょう、やるか。 ◆藤川浩子 委員  皆さんの予定も多分あるかと思うので。 ○委員長杉川浩) ここで一度休憩する。          14時28分休憩          14時36分開議
    委員長杉川浩) 会議を再開する。  1月の例会だが、1月17日、総合計画に関する調査研究特別委員会散会後に行いたい。  他にあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長杉川浩) では、以上で文教委員会を散会する。          14時37分散会    ────────────────── [出席委員]  委員長   杉川浩(自由民主党)  副委員長  藤代清七郎(自由市政会)  委員    大沢ひろゆき(自由市政会)        島田たいぞう(自由市政会)        木村修(公明党)        藤川浩子(公明党)        つまがり俊明市民民主連合)        岩井友子(日本共産党)        鈴木和美(真政会)        朝倉幹晴(みらい@船橋) [傍聴議員]        林利憲(自由市政会)        石崎幸雄(公明党)        佐々木克敏(自由民主党)        松崎さち(日本共産党)        齊藤和夫(真政会) [参考人]  畑まち子(NPO法人ふなばし演劇観賞会会長)  浦洋子(NPO法人ふなばし演劇観賞会会長)  糠澤晃代(NPO法人ふなばし演劇観賞会理事)  中村祐子(NPO法人ふなばし演劇観賞会事務局長) [議会事務局出席職員]  委員会担当書記 関谷議事課議事第一係長          安東議事課主事...