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  1. 船橋市議会 2019-12-09
    令和 元年12月 9日市民環境経済委員会-12月09日-01号


    取得元: 船橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    令和 元年12月 9日市民環境経済委員会-12月09日-01号令和 元年12月 9日市民環境経済委員会                                    令和元年12月9日(月)                                           午前10時                                       第4・第5委員会室 [議題] 1.付託事件について ①発議案審査 ┌──┬──────┬────────────────┬────┬─────────────┐ │順序│  番 号  │     件     名     │審査結果│    備   考    │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 1 │発議案第2号 │地球温暖化対策の強化を求める意見│ 否決 │可決 = 民主 共産     │ │  │      │書               │    │             │ └──┴──────┴────────────────┴────┴─────────────┘ ②議案審査 ┌──┬──────┬────────────────┬────┬─────────────┐ │順序│  番 号  │     件     名     │審査結果│    備   考    │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 2 │議案第8号  │船橋市霊園条例の一部を改正する条│ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │例               │    │    自民        │
    ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 3 │議案第9号  │船橋市霊堂条例の一部を改正する条│ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │例               │    │    自民        │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 4 │議案第10号 │船橋勤労市民センター条例の一部│ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │を改正する条例         │    │    自民        │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 5 │議案第7号  │船橋市市民センター条例の一部を改│ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │正する条例           │    │    自民        │ └──┴──────┴────────────────┴────┴─────────────┘ ③陳情審査 ┌──┬──────┬────────────────┬────┬─────────────┐ │順序│  番 号  │     件     名     │審査結果│    備   考    │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 6 │陳情第24号 │船橋市町会、自治会等交付金交付規│ 不採択 │採択 = 共産        │ │  │      │則を条例化することを求める陳情 │    │             │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 7 │陳情第25号 │東武船橋駅から東武野田春日部経│ 不採択 │採択 = 共産        │ │  │      │由日光鬼怒川行き直通特急電車│    │             │ │  │      │走らせるに関する陳情      │    │             │ └──┴──────┴────────────────┴────┴─────────────┘ 2.船橋市災害廃棄物処理計画(案)について 3.自然災害発生時の委員会開会時刻について 4.行政視察の感想について          ………………………………………………………………………………          10時00分開会 ○委員長(高橋けんたろう) ただいまから、市民環境経済委員会を開会する。    ────────────────── △審査の順序について ○委員長(高橋けんたろう) お手元の審査順序表をごらんいただきたい。  まず、順序1として、発議案1案の審査を行う。発議案の審査に当たっては、提出者である岩井友子議員に出席していただく。  なお、補助人は坂井洋介委員である。  次に、順序2から順序5までの議案4案の審査を行う。  次に、順序6及び順序7の陳情第2件の審査を行う。  次に、自然災害発生時の委員会開会時刻についてを議題とする。  最後に、行政視察を終えての感想を述べていただき、本日は、散会する予定である。  ここで、皆さんにお諮りする。  理事者から1件、本日の委員会へ報告したい旨、申し入れがあった。  12月6日付で議長に報告のあった、船橋市災害廃棄物処理計画案についてである。  本件を本日の議題に追加し、理事者から報告を受け、質疑があれば質疑を行うこととしてよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) それでは、本件を本日の議題に追加し、理事者から報告を受け、質疑があれば質疑を行うことと決する。  なお、本件については、陳情の審査が終了した後に議題とすることでよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) それでは、そのように決する。  このような順序で進めたいと思うが、よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) そのように決する。    ────────────────── △付託事件審査方法等について ○委員長(高橋けんたろう) 議案及び発議案について、本委員会運営要領に基づき、提案説明を省略し、質疑、討論の後、採決を行う。  次に、陳情についてだが、順序6については、所管課から審査の参考のため、状況説明を受けた後、質疑、討論、採決を行う。  順序7については、市に所管課がないため、直ちに討論、採決を行う。  次に、本日の休憩についてだが、各順序の終了時に提出者退室及び理事者の入退室等のため、休憩をとるので、ご承知おきいただきたい。他の休憩については、適宜とっていくこととする。    ────────────────── △委員会の傍聴について  全ての案件に関し1人から傍聴の申し出があり、これを許可した旨、委員長から報告があった。    ────────────────── 1.付託事件について ①発議案審査発議案第2号 地球温暖化対策の強化を求める意見書 [質疑]  なし    ……………………………………………… [討論] ◆鈴木いくお 委員  【原案反対】私は、地球温暖化対策の強化を求める意見書ということで、この意見書の中にある気候変動──地域温暖化は待ったなしの課題であるというのは、そのとおりだと思っている。  温室効果ガス排出量削減目標を令和32年──2052年までに排出の実質ゼロの見直しと書いてあるが非常に……経済大国というのがあるので、現実問題、実施するのは困難だと思う、日本については。  だから、ちょっとこれ無理があるのではないかということで、反対せざるを得ないと思っている。  ただ、本市においても身近にできることからということで、本市においてもごみの収集、回収を週3回から2回にし、ごみの減量も図っている。そういうことからやるべきだという考えである。 ◆坂井洋介 委員  【原案賛成】今議会では、台風だとか大雨の被害を受けての災害対策等一般質問が、大変多くの議員から出されてきたところである。  ことしの台風15号、19号、そして、10月25日の大雨というのは、地球温暖化による気候変動、CO2の排出量がふえたことによる温暖化が影響しているというのは、多くの専門家から指摘をされているところである。  この意見書の中にもあるが、国連の気候行動サミットが、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするということを表明している中で、日本政府は2050年までに温室効果ガス削減目標、80%に削減するという目標を変えていない。  先ほど討論をされた方の中では、経済大国だから無理ではないかというような意見もあるが、今、国を挙げて真剣に取り組んでいかないと、結局経済を優先をしても、大型化する台風などの被害によってもたらされる、その損害金額というものも、あわせて考えていかなければならないのかなとも思う。  こうした中で、ことしの11月29日、新聞報道によると、深刻化を増す地球温暖化に対処するため、9月にアメリカ、ニューヨークの国連本部で開かれた気候行動サミットで、日本政府が安倍晋三首相の演説を要望したが、国連側から断られていたことがわかったという報道がされている。  これは、CO2の排出が特に多い石炭火力発電推進方針が支障になったということが報道されている。  経済を優先をして、温室効果ガス、CO2の排出量の削減を後回しにするということは、もう世界から見放される、世界に恥ずべき方針であると考えざるを得ない。  なので、本市議会においては、本意見書を採択をし、政府に対し、温室効果ガス削減目標を2050年までに実質ゼロへと見直しを行い、温暖化防止の対策に真剣に取り組むよう、強く要望する必要があると思うので、賛成をしたいと思う。 ◆神田廣栄 委員  【原案賛成】昨今の災害、風、台風……そういったものを見ると、やはり地球温暖化の影響というのは大変重大な、心配な時期に来ているということで、ぜひ温室効果ガスを早く削減していってもらいたいという気持ちと、ただ、石炭……電力がどうしても安定、まだしていない状況で、石炭におんぶにだっこというところがまだ多少はやむを得ないと。  いつまでもいいということではないが、一刻も早く世界規模でこういう対策に取り組んでもらいたいし、日本は本当に申しわけないが、ちょっとのんびりし過ぎている。  ほかに何か気を使うところがあるのかわからないが、やはりやるべきことは早急にやってもらいたい。だから、こういう意見書はぜひ国に上げて、強く進めていただきたいと思う。    ……………………………………………… [採決]  賛成少数のため、否決すべきものと決した。(賛成者 神田廣栄坂井洋介委員)          10時12分休憩    ──────────────────          10時14分開議 ②議案審査 △議案第8号 船橋市霊園条例の一部を改正する条例 [質疑] ◆鈴木心一 委員  議案第8号船橋市霊園条例の一部を改正する条例ということで伺っている。  内容は管理料の見直しということで、1平米当たりの管理料を990円から1,220円に改めると。概要はそのようなことかと思うが、今回、管理料ということなので、霊園運営においては、使用料も関係があると思うが、基本的に……管理料使用料の構造の関係について、一応伺っておきたい。 ◎環境保全課長 使用料については、霊園整備に係る資本費を使用者の皆様よりご負担いただくもので、墓地永代使用料として墓地の利用許可時に1度だけお支払いいただいている。  現在の霊園使用料の算定は、第4次拡張時にかかった経費から算出している。おのおのの使用許可の際に、1平方メートル当たり27万円の設定で、使用面積に応じてお支払いいただいている。  管理料については、毎年かかる霊園を維持管理するために必要な経費を、管理料として毎年お支払いいただいている。  諸経費と人件費の総費用から、霊園墳墓面積で割ることで、1平方メートル当たりの管理料を算出しており、それぞれ墓地区画使用者使用面積を乗じた額をお支払いいただいている。 ◆鈴木心一 委員  今、使用料のほうは、整備に係るものと伺った。  今回、管理料なので、そのことについて霊園を維持管理といったところだろうが、具体的にはどのような目的のため収受し、どのように使うのかというのを、もう少し具体的に伺えればと思う。 ◎環境保全課長 いただいた管理料については、霊園を良好に維持し、管理運営していくための財源として充当している。  具体的には霊園内樹木の伐採等の樹木管理である。夜間警備等の委託料、トイレや水道施設等園内設備の修繕費、電気料、ガス量、水道料といった光熱水費、霊園の維持管理に係る経費及び職員の人件費となっている。
    ◆鈴木心一 委員  管理費は維持運営のためということだが、良好に維持することが重要だと思っている。  その中では、今、現行で業務委託されていらっしゃると思うが、こちらの、これからの示される新案の管理料、その辺の関係について伺っておきたい。 ◎環境保全課長 改定される管理料についてだが、適正化することで、先ほど申し上げた霊園内樹木の伐採等の樹木管理夜間警備、こういったほか、園内、園路内のごみ回収や清掃、納付書作成等業務委託費用に充足されることになる。 ◆鈴木心一 委員  将来にわたって良好に維持管理することと、安定的な経営をしていくことという上では、今回の議案質疑でも我が会派先番議員が先に質問して答えているが、今後はこの新案、管理料、これはどのような受益を考えて、どのように公益をもたらしていくかということを描いているか。そこら辺を伺いたい。 ◎環境保全課長 改定される管理料の受益としては、霊園の使用許可を受けている方々が霊園を支障なく適切に利用できることにあると考えている。  今回値上げは、毎年の管理料収入に対して、経費が約20%不足している状態が続いており、その解消のために見直しをするもので、園内の老朽化が進んでいる状況もある中、補修が先送りとなっていた水道施設や園路の修繕などに充てるなど、長期的な施設の良好な維持に寄与できるものと考えている。  次に、管理料の公益という点だが、例えば誰でも日常的に園内を散策できるようになっている。  現時点でもランニングや犬の散歩、自然散策などに訪れる方もいて、そういった公益的な利用をいただいているところだが、今回、値上げによって新たなサービスを生むものではない。 ◆鈴木心一 委員  この管理料値上げ……改定によって、確かに公益といった点では非常にまだ難しいところはあるとは思うが、経営が安定することで、公益といったものが将来にわたって考えられる。  なので、そこら辺は、私は、サービスを生むものではないとあったが、そんなことはないと思うので、今の時点では管理料を改定して、良好な環境を生むために必要であるということは認識できたので、了解した。 ◆坂井洋介 委員  今の質問の答弁に対して、ちょっと幾つか確認したいが、新たに値上げをしたことによって修繕を行うとか、維持管理費をもっと充当させるみたいなことを言って、一瞬何かサービスがふえるのかなと思ったら、最後は新たなサービスを生むものではないと矛盾した答弁があるが、どっちか。 ◎環境保全課長 繰り返しになるが、管理料の不足分を補う形での改定になるので、新たにサービスを生み出すというわけではなく、今までできなかった維持管理が十分できるようになってくるという考えのもとである。 ◆坂井洋介 委員  今までできなかったことをやるということは、ふやすということか、今の答弁。(「はい」と呼ぶ者あり)  できなかったのが、今度新たに財源をそこに充てて何かやると。じゃあ、値上げした分の幾らをその設備費に充て、幾らが新たな人件費に充当されるのか。その具体的な金額を示してもらえるか。 ◎環境部長 先ほど課長のほうからお話しさせていただいたとおり、財源として今20%が足りてないという状況を充足するものであって、サービスに関しては、先ほど、受益をされている今の使用者と、近隣あるいは他の市民も含めた公益の部分という話をさせていただいた。先ほど鈴木委員のほうからお話があったとおり、これをきちんと管理することによって循環させていく中で、大きな公益という意味合いも確かにサービスとしてあるだろうと。今回の値上げをもって新たに管理の面で何かを変えるかということではなく、今十分に足りていないサービス料、それを徴収するものである。 ◆坂井洋介 委員  この間ずっと言ってきているが、これ公の施設であって、税金で建ててそれを運営していく上で、さらにその料金を徴収していくというのが、受益者負担と言っているが、二重取りではないかと思うが、どうか。その辺の考え方については。 ◎環境保全課長 二重取りということはなく、使用者がまず、使用時に使用料という形でお支払いいただいている。  管理料についても、実際にその墳墓をご利用になっている方が、霊園の維持管理に必要な分を皆さんでお出しいただいている形でもあるので、二重取りという形にはなっていない。 ◆坂井洋介 委員  確認で伺うが、この施設──霊園は、そもそもがどういった趣旨というか目的でつくられたのか。 ◎環境保全課長 昭和26年に馬込霊園が開設されているが、当時は市内に幾つかあった無縁墓地を集積するというようなこと、あと、寺院墓所が狭小になったというような背景があったと、資料のほうではある。  当時、土葬もまだあったかと思うが、そういった公衆衛生の改善ということも当然ながら狙いにあったものと理解している。 ◆坂井洋介 委員  本市の条例を見ると、墓埋法に基づく云々かんぬんとかあるが、この墓埋法は関係ないのか。 ◎環境保全課長 墓埋法の目的としては、墓地の管理及び埋葬等が、国民の宗教感情に適合し、かつ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行うこととなっているが、この市営霊園についても墓埋法に基づいて開設されているので、その趣旨に基づいている。 ◆坂井洋介 委員  墓埋法の趣旨に基づいてということだが、今回、この値上げをすることによって、この墓埋法の趣旨からは外れることはないと言えるか。 ◎環境保全課長 趣旨に外れることはないと考えている。 ◆坂井洋介 委員  趣旨に外れることはないということだが、私は値上げをする……この間、いろいろ行財政改革をやる上で市民にご負担をいただくというような言葉を多数聞いているが、当然ご負担をいただく──いただくというか、お金がある方は負担できるかもしれないが、支払えない方は、当然このサービスから除外をされていくというか、サービスをもう受けられなくなると思う。今の答弁を聞くと、それはないという認識だと思うが、それでよろしいか。 ◎環境保全課長 市営霊園自体民間墓地と比較すると、係る費用というのが墓地をつくるところからも含め、低廉に抑えている状態かと思う。そういった意味からすれば広く市民にお使いいただく……もちろん空き墓地がないという問題もあるが、基本的な考え方としては、市民にご利用いただくという形での料金設定等々になっているかと考えている。 ◆坂井洋介 委員  明確に答えていただきたい。  あるのか、ないのか。低廉に抑えられているという考え方を聞いているのではなく、この値上げによってご負担をいただくという話だが、ということはつまり、ここの使用者の方たちは、今回値上げを行っても、その値上げの影響によって、もう使用をやめるというような方はいないと。そういう認識でいいのかということを聞いているので、お答えいただきたい。 ◎環境保全課長 これはほかの近隣市との価格の比較もさせていただいているが、大体均衡された額となっており、他市においても、そういったお支払いをいただけないというような事情というのは特別いろいろあるとは伺っていない。  本市においてもおおむね、そういった他市と同じような範囲内にあるので、そういう事態は起きないかなと考えている。 ◆坂井洋介 委員  起きないかなって……想像だけですよね、それは。具体的にこの霊園を使用している市民の方に、これだけの負担増になったらどうなるかとか、具体的な利用者の声を──アンケート調査を行うなりして直接伺っていない。  卓上の理論とか、他市でこうだったとか、そういう予想の範囲で、今回のこの値上げの提案をしているということでよろしいか。 ◎環境保全課長 低所得者に対しては、生活保護の受給者という形では、使用料の減免ということも我々把握した中で、そういった対象になっている方に対しては、事前に連絡をさせていただいており、そういった手続をとっていただき、減免をさせていただいている。  よって、全く把握していないわけではなく、そういった形で対処はしている状況である。 ◆坂井洋介 委員  今のよく聞き取れなかったが、生活保護の方には事前に連絡をしていると。条例まだ決まっていないですよね。何を連絡したのか。 ◎環境保全課長 対象者に対しては、あらかじめ管理料をお納めいただく期日前に、減免の手続をとっていただきたいということを毎年行っている。  これは条例のほうでもそういった規定もあるので、それに沿って対処しているところである。 ◆坂井洋介 委員  今回の値上げの件を聞いている。その上でその答弁は……生活保護の方にも連絡をしているという話で、まだ条例は議決もしていないのに連絡をしたのかということを聞いているわけで、一般的なお知らせの話ではなく、利用できなくなる人がいるのではないかという質問に関連して、市民に聞いているのかという話をしたところ、生活保護の方に関しては事前にお知らせをしてという話が出てきた。なので、この条例、条例案のことを、こういう値上げが行われますよとか、そういうことを聞いたのか、聞いてないのか。どっちなのか。 ◎環境部長 今、課長のほうからご説明したのは、あくまで例年行っている生活保護受給者……新たに対象になった方に対して、管理料をお納めする前に、減免の申請をいただければ管理料をお支払いすることがないので、そういったお知らせをしているということである。今、坂井委員からご質問いただいた今回の値上げに関し、その部分で生活保護の方にお話をしているわけではない。  あわせて今回の費用に関し、料金の改定額に関しては、先ほど課長のほうからもご説明あったとおり、金額としてこれが妥当かどうかという判断については、おおむね20%程度値上げになるわけだが、激変の範囲ではないと考えており、他市状況も含めた中でお支払いいただける金額だろうと考えている。 ◆坂井洋介 委員  ちょっと整理をする。  市民の方にはアンケートをしたりとか、直接お話を聞いたわけでもないので、この値上げによって利用できなくなる市民がいるか、いないかというのは、正確なところ把握はしていないが、多分、そういう人はいないのではないかというような推測ということですよね。結論とすると。 ◎環境部長 今、坂井委員のほうからお話しいただいたとおり、特段、この霊園、霊堂の使用料に関して使用者の方へアンケートとか、あるいはご意見ということは事前にいただいていない。  あくまで市としての判断として、相応の金額……今回、市のほうから議案を提出させていただいている金額については、繰り返しになるが、他市状況等を踏まえ、その中で妥当性のある、特に適正な金額ということで、市のほうで判断している。 ◆神田廣栄 委員  表面上の質問をさせていただきたい。今回の条例の提案の背景に、ここに書いてあるのを読むと、行財政改革推進プランの柱として、受益者負担の見直しにおける公共施設管理料見直しと書いてある。  受益者負担の適正化を図るということで、ほかの議案に関してもほとんど同じ表現になっている。  受益者負担の適正化というのはわかるが、先番委員の質問の中の答弁で、聞き違いでなければ、管理料の不足を補うためという表現と、それから、サービス向上のためというようなお話あったと思うが、それで間違いないか。それとも、私の聞き違いかどうか、ちょっと確認したい。 ◎環境保全課長 委員おっしゃるとおり、料金の見直しによって維持管理を十分に行えるようにするということと、霊園自体をよりよい環境にするという部分で、維持管理を通して、そういったことにつなげていけるようにしたい。 ◆神田廣栄 委員  維持管理をしっかりやっていくというのと、管理料の不足というのは、ちょっと意味が違うような気がする。管理料の不足というのが私の聞き違いかどうか、ちょっと伺いたい。 ◎環境保全課長 管理料の不足というか、先ほど来申し上げているように、維持管理に必要な受益者負担分が20%足りないという状態の中で、十分に修繕が行えていないところがある。  そういったところをできるだけ早急に対応していきたいという意味合いのものである。    ……………………………………………… [討論] ◆坂井洋介 委員  【原案反対】先ほど質疑を通じていろいろと明らかになったことがある。  まず、1つは今の市の説明に矛盾があるという点である。今回利用料金を値上げをすることによって、今まで不足していたような部分に充てていくという一方で、新たなサービスを生み出すものではないという矛盾した2つのことがある。では何のための……新たなサービスを生むわけでもない、新たに市民にとっては何もプラスにならないわけで、そこにこの値上げの説明ができていないという点がある。  それからもう1点は、この霊園をなぜつくったのかという趣旨や目的に対し、今回の値上げによって、その目的が果たせなくなるのではないかという懸念がある。  墓埋法の中には、先ほどご答弁にあったように、公衆衛生その他公共の福祉の見地から支障なく行われることを目的とするという、この目的が値上げをされることによって果たせなくなるのかということは全く検証がされていない。その上で、今回の値上げというのは、市民にとって大きな影響を与えるものである。当然市民への影響が、調査もしていない、わからないという段階では、適切な判断はできないものであるし、そもそも受益者負担という考え方を公共施設に持ち出すこと自体も私どもは反対をしているので、本条例は反対をしたいと思う。 ◆鈴木心一 委員  【原案賛成】今回の管理料改定は、新しい案が示されたが、それを導入することによって、管理料収入による霊園経営、これが確立すると認識する。このことは、市営霊園の永続性を担保することになると考える。  また、墓地使用料収入が今後の次期整備計画の財源にもなると考えられるので、我が会派は賛成である。    ……………………………………………… [採決]  賛成多数で可決すべきものと決した。(賛成者 米原まさと・小平奈緒・大矢敏子・鈴木心一・鈴木いくお・神田廣栄・浅野賢也・滝口宏委員)    ────────────────── △議案第9号 船橋市霊堂条例の一部を改正する条例 [質疑] ◆鈴木心一 委員  船橋市霊堂条例の一部を改正する条例ということで、内容は使用料の見直しということである。  年間使用料を4,400円から5,108円に改めるということだが、本市の霊堂については、今、さまざま墓地を求める方々の価値観とか生活実態が、本当に変化している中で、非常に厳しい実態にあることは憂慮している。  このようなときに霊堂の使用料の見直しというご提案であるので、その使用料を改定したいという以上は、その機能については回復をし、適正に使用できるような状態にしていくような考えがあると思われるので伺っておきたい。霊堂はそもそも、使用料についてはどのような考えに基づいて収受しているか。確認で伺っておく。 ◎環境保全課長 使用料についてだが、毎年かかる、霊堂を維持管理するために必要な経費としていただいているものである。  霊堂が霊園の敷地内にある複合施設ということでもあるので、管理に係る費用全体を面積で案分して算出している。  算出根拠については、諸経費と人件費の総費用から霊堂収蔵可能数を割り、1個当たりの霊堂使用料を算出している。  墓地区画のように、当初に使用料をいただいていないが、諸経費に減価償却費相当額を入れて算定しており、資本部分が使用料に組み込まれた形となっている。 ◆鈴木心一 委員  あと、本市の霊堂だが、使われている方々、どのように使用しているのか。使用状況の実態について伺っておきたい。 ◎環境保全課長 馬込霊堂だが、平成5年に開始し、習志野霊堂は平成6年から利用を開始している。  どちらも平成26年度中に定数に達しており、全て埋まっている状況である。  その後は、年間20件から40件程度の返還があり、その都度許可をしている状況である。  空きが出次第希望者にご案内をしている状況だが、一方で、今まで返還があったものが183件で、それ以外の1,117件は、当初許可を得てから現在まで利用を続けているといった状況である。 ◆鈴木心一 委員  平成26年度中に定数に達し、今全て埋まっているという状況とのことである。  そうすると、ほとんどが一時預かりの期間を超えているような状況にあると思われる。  なので、霊堂の性質に基づかない使用の原因……そういう状態になっていると思うが、その原因についてどのように分析されているか。 ◎環境保全課長 霊堂の条例で定められている霊堂の使用期間、これは最大で3年間となっているが、そのまま使用し続けている方が多くなっているというのは先ほどご説明したが、霊堂の場合、永代使用料や墓地工事費がかからないため、霊園の使用より安価にお骨を預けられるためではないかと考えている。 ◆鈴木心一 委員  ご使用の実態が、ちょっと期限がない納骨堂のような状態になってしまうのは、憂慮すべきだと思う。  霊堂の使用のほうが、お墓を建てたりすることよりも非常に安価ではないかという分析もあるので、現在の本市の霊堂の使用者の傾向といったものは、一定読み取れる。  なので、今後に生かしてほしい中で、この霊園の性質に基づく使用に改善される場合は、どのような効果があると考えているか。 ◎環境保全課長 市営霊堂の本来の目的としては、墳墓をお探しになっている間の一時的な遺骨の預け先として霊堂が設置されたものでもあるので、こうした利用形態であることに徹していただくことで循環利用が向上し、現在の霊堂の使用をお待ちになっている方への提供へとつながっていけるものと考えている。 ◆鈴木心一 委員  霊堂の性質に基づく使用に改善していく努力は必要かなと思うが、今後どのように取り組むのか伺いたい。 ◎環境保全課長 市営霊堂に空きがないために、条例の本来の規定に沿って使用期間が3年経過している使用者に対してだが、納入通知書とあわせて霊堂使用料お知らせとともに、霊堂の本来の利用目的の周知、それと、使用者の状況把握に努めてまいりたいと考えている。  その中で、市営霊園の返還墓地の募集に応募をしていただいたり、それを促したり、民間墓地への改葬など、他の墓地等へ改葬を促していくこともしてまいりたいと思っている。  また、改葬のご予定に関してお答えいただくはがきを同封し、返信していただくことも考えている。  特に使用年数の長い方に対しては、連絡をとり、事情を把握の上、丁寧に相談を受けながら、こういったことを促してまいりたいと考えている。 ◆坂井洋介 委員  先番委員の質問で、今回の値上げで……ちょっとメモがとり切れなかったが、循環していくような答弁があったと思うが、つまり、これは値上げをすることで、利用をやめていく市民がいるということか。 ◎環境保全課長 値上げによって、今ご利用になっている方がどうしても管理料が高くなって出ていってしまうのではないかといったことは考えていない。  他市の利用料金を見ても、それよりも低く抑えられているところもあるので、その辺からもそういう事態はないのかなと考えている。 ◆坂井洋介 委員  そうすると、先ほど何て答弁していたか。先番委員の質問に対して、今回これをやることによってどんどん循環していくような話があったと思う。  だから私は、それは料金を値上げすることによってもう、使わずにやめる市民が生まれることだと思ったら、今また違う、そうではないと。値上げによって利用をやめる市民はいないという話になっていると思うが、どちらか。  先ほどの霊園のお話もそうだったと思うが、どちらか。 ◎環境保全課長 実際、霊堂に関しては、滞納者が霊園よりも多い状況があり、その対策を進めていかなければならないという背景がある。  そういう対策を講じることによって、中には、無縁となっているようなケースも考えられる。そういったところも見ていくことで、返還されたりということにつながり、循環が進むということも念頭に置いたものである。 ◎環境部長 先ほど鈴木委員に課長からご回答させていただいた件については、今回の使用料の改善が、直接的に施設の循環をさせていくという意味合いではなく、施設管理料を適正にもらうことで、施設の安定的な管理をしていく。その中で将来的なものとして、本市においては、第5次整備計画──平成15年に計画されたものが、そのまま凍結された状態にある。
     そういった中で、計画的な墳墓提供、墓地提供ができていない。あわせて、その計画の中では、今、霊堂がまさにそういった使われ方になっているが、合葬墓の計画があった。  その合葬式墓地、市民の方のその墓地事業に対する、適用する考え方としては、墳墓でも小さな区画が望まれることが多く、あるいは今、お話ししたような合葬墓のほうがいいという方も多くいらっしゃる。  その整備に今後つなげていく中では、当然その、循環させていく仕組みということをきちんと……要は、今霊堂にいらっしゃる方も、あるいは新しく造設される合葬墓のほうに移っていただくことも、先ほど課長のほうから説明したとおり、霊堂の本来の目的は、合葬墓あるいは普通墓地も含めた、永代的な使用に基づくそちらのほうを探すまでの期間の一時預かりということだが、現状はそういった一般墓地自体が、空きがない状態で出ていけない状態になっている。そこをきちんと管理していくことと、今後整備を進める中で、循環させていく必要があると。  そのためには、現時点、十分に提供できていないわけだが、今回、値上げをする中で、もちろんそこの部分の適正化も図っていくと。きちんと循環させていけるような仕組みとして、今後、市のほうも取り組んでいくとご回答させていただいた。 ◆坂井洋介 委員  本来の目的で、一時的なと言うが、霊園のほうも値上げをして、霊堂も値上げをして、じゃあ、霊堂が払えないと出ていけと。霊園のほうも値上がりして入れないという。そういう市民が生まれるということは想定していないか。 ◎環境保全課長 想定はしていない。  繰り返しになるが、やはり他市よりも霊堂については低い価格で設定している中で、他市においてもそういった事態は起こっているように聞いていないところがある。 ◆坂井洋介 委員  その根拠をちょっと示していただきたい。  例えば利用者にきちんとお話を聞いたとか、アンケートを行ったとか、想像でのお話ではなく、何を根拠にというところを示していただきたい。 ◎環境部長 先ほどと──霊園のほうと繰り返しになるが、アンケートはとっていないので、あくまで今、社会一般的な金額の設定の考え方として、使用料の考え方の中では、特に都市部であるこの近隣市の状況も踏まえた中で、今回、変更する金額が適正かどうかという判断基準以外にはないものと考えている。  そういった中で、先ほどもお話ししたとおり、今回の霊堂に関しては、その増額の価格幅というか、その価格に関しては十分ご負担いただけるものと判断している。 ◆坂井洋介 委員  結局その根拠がない。  これだけ値上げをしても、もう利用から外れてしまう市民がいるか、いないかはわからない。調査もしていない。  その上で、最後に伺っておきたいのは、この霊堂条例も……先ほどの霊園条例もそうだが、墓埋法に基づいてという中での運用となっていると思う。先ほどの霊園のほうでもご答弁いただいたが、そもそものこの趣旨というか目的が、国民の宗教的感情に適合し、なおかつ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的とするという中で、今後、万一値上げをしたことにより、利用から外れてしまう。もう利用できなくなってしまう──霊堂も利用できないし、霊園にも当然入れないと。  そういう方たちが万が一生まれる可能性も否定できない中で、本当にこの霊堂を建てたことの目的が果たせると言えるのかお答えいただきたい。 ◎環境保全課長 今回のこの改正に関しては、もちろんながら墓埋法の趣旨を十分に認識してのものではある。  特に、墓埋法でうたっている、その他公共の福祉の見地という部分。これに関しては、公衆衛生その他公共の福祉の見地から、制約を加えることが必要とされる場合、これをもって運用を図っていただきたいというような趣旨のものでもある。  今回の値上げに関しては、あくまでも私どもとしては、墓地あるいは霊園、霊堂の管理という点で必要な措置を行う上で、不足している分を改定して補っていくというようなところでもあるので、これは墓埋法で言う公共の福祉に沿った、我々の管理を行う上で必要な措置だと考えているところでもある。 ◆坂井洋介 委員  今の答弁で、不足しているところという答弁があったが、何が不足していて、何に充てるのか。 ◎環境保全課長 繰り返しになるが、維持管理という部分で、修繕も含め、そういったことに充てていくものである。 ◆坂井洋介 委員  維持管理、修繕に充てるということだが、今回のこの値上げによって幾ら財源を生み出し、その財源のうちの幾らを維持管理費に充てるのか。具体的なその金額をお答えいただきたい。 ◎環境保全課長 霊堂に関しては、今回の値上げにより、およそ700万円(後刻「77万円」と訂正)程度の増収と見込んでいる。 ◆坂井洋介 委員  答弁漏れ。何に使うのか。 ◎環境保全課長 済みません。霊堂についても当然ながら、年間の管理として、霊園の中にあるということもあるので、維持管理自体は霊園全体から霊堂に案分してかかる分というのも含めてはいるが、そういった維持管理は霊園側のほうにもなってくるが、緑地とか園路、そういったところの清掃とかに充てられることになる。 ○委員長(高橋けんたろう) 増収の700万円分の使途がそこに……要は充てられるということか。 ◎環境保全課長 そうである。 ◆坂井洋介 委員  それは何からはじき出したのか。700万円ってぼやっとしているが、では、設備のところで言えばここに幾ら……。植栽の管理とか芝生や何かがあり、そこに幾ら。当然、算定根拠があって見積もりをとって、その上で、こういう金額がはじき出されたと思うが、具体的に何に幾らか。 ◎環境保全課長 具体的に幾らというのは、ちょっとここで今、お答えができないが、毎年やはり行っている委託というのは、委託管理とか、人件費とか、こういったものは年間ほぼ定額である。  ただ、それが霊堂においては約16%不足している状態なので、それが一般財源のほうから充当されている形でもある。受益者負担という形に適正に直していく上で、その足りない分を値上げするという考え方になっている。 ◆坂井洋介 委員  まあ、いい。何となく恣意的な値上げのように感じる。何に具体的に幾らとかではなく、結局答弁できない。  それで、この値上げによって、どれだけ市民に影響があるのかということも全く調査をしていない。  その上で、本当にこの霊堂の本来の目的が果たせるのかということも答弁できないと思うので、こうしたことは本当にやめていただきたい。  結局大ざっぱなやり方だったと思うので、こういうのはやめていただきたいと思う。何か言いたければ、どうぞ。 ◎環境部長 先ほど使用目的のお話があったが、あくまで使用目的を限定してのものではもちろんない。使用料全般的に係る、先ほど課長からご説明さしあげた、維持管理等に含めてかかってくる経費の中で、今、経費として、受益者である使用されている方、その方にご負担いただいている額が、現時点においては充足されていないということで、そこに対して充足させていただくということであって、何かが足りないからその分に対してということではない。 ◎環境保全課長 先ほどの霊堂のほうの値上げによる収益、「770万」と申し上げたが、済みません。「77万」円であった。申しわけない。訂正させていただく。    ……………………………………………… [討論] ◆坂井洋介 委員  【原案反対】先ほどの霊園条例と同様だが、今回の値上げに当たっては、市民の方の意見を聞いたり、アンケート調査を行っていないということであったので、そういったことを見ると、この霊堂のそもそもの設置目的、趣旨である墓埋法に基づく目的が果たされるのかということが疑問である。  また、先ほどの質疑の中で、この使用料値上げし、一体それが何に使われるのかということも、答弁の中では全く明確なお答えいただけないことも明らかになった。  こうした上で、本条例に対し、反対をしたいと思う。  あわせて、このような、値上げによる市民への影響について全く調査をしない、そういう段階での条例提案については、厳に慎んでいただきたいということを申し添え、反対討論とする。 ◆鈴木心一 委員  【原案賛成】霊堂の使用料を収受する、または使用料を改定するという以上は、その機能を回復し、適正に使用できなければならないわけだが、今回、所管において、現状の努力をお聞きした。  今後、霊園の諸課題について解決を図り、福祉的要素を取り入れた墓地等基本方針に基づく、とわに安らぐ市営霊園を目指して、その価値を公益として市民にもたらしていただくことを強く要望し、賛成する。    ……………………………………………… [採決]  賛成多数で可決すべきものと決した。(賛成者 米原まさと・小平奈緒・大矢敏子・鈴木心一・鈴木いくお・神田廣栄・浅野賢也・滝口宏委員)          11時16分休憩    ──────────────────          11時22分開議 △議案第10号 船橋市勤労市民センター条例の一部を改正する条例 [質疑] ◆坂井洋介 委員  今回のこの勤労市民センターの条例だが、料金が改定をされる中で、値下げになる部分もあるが、ホール、楽屋──こういったところが大幅な値上げになるのではないかと思う。  例えばホールを全日使用する場合は、4万40円だったものが5万4260円だとか、土日のホール全日利用に当たっては4万40円だったものから6万7830円というような、大幅値上げとなる部分があるので、この値上げの影響について、どのように考えるのかを伺いたい。 ◎商工振興課長 影響についてである。  議員おっしゃるとおり、今回の利用料の見直しについては、皆さんご承知のとおり、市の統一的な考え方により、勤労市民センターについては総貸し出し可能時間数と対象となる部屋の面積から算出している。  結果的に、本施設については、利用料が下がるところが大半だが、一部時間帯によっては微増となる会議室や、利用面積で換算すると専有面積の広いホール関係が値上がりとなる。  これは統一的なルールに基づき、適正な負担をお願いするところであることを丁寧にご説明しながら、同じように利用していただくよう、丁寧にご説明していきたい。 ◆坂井洋介 委員  値上げをされる部分で、本来の設置目的が果たせるのかなというところについて伺いたい。  勤労者及び市民の福祉の増進並びに教養及び文化の向上に資するためということで勤労市民センターがあるわけだが、値上げをされるところもあるという中では、この目的との整合性というか、目的から外れてしまうというようなことが起こらないのか伺いたい。 ◎商工振興課長 委員ご指摘のとおり……お話があったように、勤労市民センターの設置目的については、勤労者及び市民の福祉の増進並びに教養及び文化の向上に資することが大前提である。  今後もさらなる向上に努めるとともに、勤労者と多くの市民の方々に利用いただけるよう、周知徹底していきたいと考えている。 ◆坂井洋介 委員  実際、ここを利用されている方、ホールを利用されている方──おおむね値上げになり、市民にとって影響が出てくるようなところを利用されている方の具体的なご意見だとか、アンケートはとっているか。 ◎商工振興課長 この値上げ、値下げ等の利用料について特別アンケートはとっていないが、年2回ほど利用者アンケートをとっている。  その中には、利用料については適正であるということとか、部屋がきれいだというような結果は出ており、大体の利用者については大変満足、普通が大半とご回答いただいている。 ◆坂井洋介 委員  そうすると、今回のこの料金改定によって利用がふえるのか、減るのかというのは、正確なところはつかんでいないという認識で間違いないか。 ◎商工振興課長 ホールについては値上げになるが、その他のところについては大半が値下げになるということで、値下げになれば、利用率はふえると考えている。 ◆神田廣栄 委員  料金比較だが、比較表を見ると、第1会議室、左のほうからずっと展示室まで、午前、午後、夜間、全日──こう分けているが、午前、午後、夜間、全部足すと全日の数字になっていく。  ところが、ホールから楽屋に関し、午後、夜間がずっとそこまで、展示室まで同じ数字である。新しい案でいくと。  ホールから楽屋に関しては、午後と夜間、数字が違うが、なぜ……。算定根拠か何か違うのか。ここだけ説明いただきたい。 ◎商工振興課長 議員ご質問のホール及びその他附帯施設については、観客スペースの収容人員数が多いと舞台上の設備等の撤収等が想定されること、また、清掃や点検にも時間を要することから、入れかえのための時間を長く設定しており、通常の入れかえ時間30分程度を用意しているが、長い1時間としている。  その結果、夜間の利用時間については、会議室等の4時間よりも短い3時間となっている。    ……………………………………………… [討論] ◆坂井洋介 委員  【原案反対】今回の料金改定では、値下げになる部分があるとはいえ、大幅に値上げとなる部分もある。  そうした中で、今、質疑の中でも明らかとなったのは、ここを利用している市民の方の声を直接伺っていないという中で、今後、ここの利用者が利用しやすくなるのか、それとも、利用できなくなってしまう市民がふえていくのかが全くわからないという意味において、この勤労市民センターの本来の目的が果たせるのかどうかというところに疑問が残り、適切な判断ができないものであるので、反対をしたい。  また、この料金の改定に当たっては、資本費を加えているという点からも賛成しかねる条例案であるので、反対をしたい。    ……………………………………………… [採決]  賛成多数で可決すべきものと決した。(賛成者 米原まさと・小平奈緒・大矢敏子・鈴木心一・鈴木いくお・神田廣栄・浅野賢也・滝口宏委員)          11時31分休憩    ──────────────────          11時33分開議 △議案第7号 船橋市市民センター条例の一部を改正する条例 [質疑] ◆米原まさと 委員  資料を拝見し、稼働率が決して高いとは言えないと思うが、稼働率を上げる取り組みとして、民間の会社だったり、NPOだったり、法人だったり、団体に貸付するだったり、また、収益を上げるために一部カフェテリアにするとか、何か新しい試みというのはお考えでないか。 ◎自治振興課長 三山の市民センターの設置目的としては、地域住民の触れ合いとか、コミュニティーコミュニティー活動の推進を図るといったところがある。  今までは、地域の住民の方、サークル活動とか町会自治会の方を中心にご利用いただいていた。  指定管理の導入についても、今回の行革で検討はされていたが、稼働率が今おっしゃったように低いということで、一旦見送りとなっている。その検討を進める中で、今後新たな取り組みについても、検討をしていくことになるのではないかと考えている。 ◆鈴木心一 委員  先番委員もちょっとご質問されていたが、稼働率は低いという状態である。  そういった中ではあるが、市民センターの使用者や、使用団体といったものは、今はどうなのか。  それから、センターに寄せられている使用者の声があれば、ちょっと伺っておきたい。 ◎自治振興課長 現在、使用者、また使用団体は、絵画だとか書道を行う文化的な活動をしたり、あとは体操とかヨガといった健康活動のサークルさん。あと、先ほども申した町会自治会さん、また、営利団体などにもご利用いただいている。  こういった利用者の皆様からは特段のご希望というのは届いていないが、今回、使用時間区分を変更させていただく検討をしており、それに先立って利用者の方々にご意見を伺ったところ、現行の区分よりも短い時間区分をご希望するお答えが多かったということもあり、使用時間区分を3時間4こまに変更するということも検討している。 ◆鈴木心一 委員  そのような使用者からの声も一応確認はしていると。それから、センターの利用実態から、所管として三山市民センターの役割、あと、今後についてどう考えるか伺っておきたい。 ◎自治振興課長 先ほども申したとおり、市民センターの役割としては、地域住民の触れ合いだとか、コミュニティーコミュニティー活動の推進を図るものに設置された。  今回、使用料改正に伴い、使用時間区分の見直しを行うことで利用機会の拡大を図れることから、これまでご利用いただけなかった方にもご利用いただくことが可能になるので、地域コミュニティーコミュニティー活動の活性化、このための活動と、それ以外の方々にもご利用いただければと考えている。  今後については、まず、庁内各部署に活用を促して、施設を知ってもらう──認知度の向上を図っていくということと、外部に対しては、貸館のみという事業の特性はあるが、利用者だとか地域の声を伺って、ニーズを少しでも酌み取れるようなことができればと考えている。 ◆鈴木心一 委員  今、貸館事業での中での所管のご努力といったものはお伺いした。また、先ほど所管のほうからもお話あったが、地域コミュニティーコミュニティー活性化以外にも、そのほかの方々にもご利用していただきたいと考えもあるということであった。  私も当館は訪れたことがあるが、図書コーナーなんかもあり、こういったのも活用を図れないかなと考える。  稼働率の話も出たが、地域を考えると、子育て世代とか、学生さんにも喜んで使っていただけるように、変えていける余地は十分にあるのではないかなと思う。
     公の施設は一部の受益者のためだけではなく、ほかの地域住民にも公益を広くもたらす存在であると認識している。  三山市民センターもそれは同様だと思う。  こういう施設の運営については、柔軟な考えを取り入れていくことを考えていく時期に来ているのではないかなと思うが、企画財政のほうでは、そういったお考えはいかがか。お考えがあれば伺っておきたい。 ◎企画財政部長 まさに今、委員がおっしゃったように、この三山市民センター、先ほど課長のほうから答弁あったが、コミュニティーコミュニティー活動の推進というお話である。それを設置目的の1つとしているので、種々ご意見いただいたことについては、こういった設置目的を達成するための施設を活性化させるための手法として捉えることができるものと考えている。  そういった中で私ども、例えば、さまざまある公の施設のうち、公民館とかそういったところとの一括管理についても、行革レビュー等の中では検討対象とさせていただいている。  本市において、この三山市民センターはただ1つの市民センターということもあるが、他市では、こういった市民センター──私どもが設置している市民センターと同様の施設も、いろいろの形でその情報的には入手することができる。そういったところでの設置の状況であったり活用の事例も十分私ども情報収集しながら、所管部署である市民生活部と十分意見交換を重ね、今後の方向性を整えていければなとは考えている。 ◆神田廣栄 委員  急に今、思いついた。余りにも稼働率が……本当に悪いので、ちなみに三山市民センターの、わからなきゃわからないで結構だが、駐車場のスペースってかなりあるか。そんなにないか。 ◎自治振興課長 11台分ある。 ◆神田廣栄 委員  11台というと、うちのそばの飯山満公民館もそれくらいが敷地内にあって、あとはちょっと離れたところで努力して、駐車場をやっている。だから、あの周辺、パーキングもあるだろうが、何らかの形で駐車場の台数を多くするのが必要かなと。  それともう1つ、三山市民センターということで、どうも三山周辺の人だけの市民センターなのかなというイメージがある。今思いつきが、東部市民センターとか、例えば名前を変えると、もう少し離れたところも行きやすいんではないかなと思ったので、今後検討していただきたいと思う。 ◆坂井洋介 委員  先番委員の質問の中で、利用者アンケートとって、その利用時間の区分を短くしてほしいというような答弁があったかと記憶しているが、その上で、どういうアンケートだったのかが知りたい。  というのも、今回は値上げになると困るが、値下げになるところもあって、そういう意味においては、今、実際に利用していただいている方が、今後のこの料金改定によって利用がふえるのか、減るのか。その辺をつかんでいるのかなというのがちょっと知りたかったので、伺いたい。 ◎自治振興課長 先ほどアンケートと申したものの中で、時間区分のお話をしたが、短くしてほしいということではなく、短い利用時間でも大丈夫というようなご意見を拾うことができたので、まず、それは1つ申し上げておく。  アンケートの内容についてだが、現在の利用頻度とか、あとは時間数、それとか、今現在三山は午前、お昼、夜と使用の区分になっているので、その区分がそのままだった場合……何というか、例えばどの部分、どの区分でお使いになりたいかというような、時間区分を細かくしたときに、今ご利用になっている方たちにご不便がかからないかどうかというところをまず知りたくて、させていただいたアンケートである。 ◆坂井洋介 委員  そうすると、午前中利用していた人が、少し短くなっても、まあそこは差し支えないというようなことだと思うが、今、先番委員からもいろいろ稼働率のお話が出てきていたが、今回、その値上げとなるところ……どこだっけ。第1和室の午前だと、以前は660円だったのが940円になるというのがあるんだが、ここの稼働率を調べてみたが、58.5%ということである。  この三山市民センターの中では、稼働率がいいのかなと思う。あと、第2和室の午前中も53.3%ということで、そういうところが値上げになる。  そうしたときに、ここを今利用していただいている方たちが、利用を控える、もうやめてしまうということがないのかどうかというのが心配なので、その辺の見解を伺いたいと思うが。 ◎自治振興課長 今、おっしゃっていただいたように、660円だった現行の料金が940円になるということで、1区分3時間ご利用いただいたときに280円ほどの値上げになる。  現状、定期利用のサークルの方々などに、長年ご利用いただいているケースが多くあり、確かに負担がふえるというのはあるが、団体利用でのご利用ということになるので、例えて言うと、和室なんかで言うと、定員は30人になっている。  30人が全員入ってお使いになるということもそんなにはないが、ただ、お一人でお使いになるわけではないというところからも、個人の方への影響が少なく抑えられているかなと考えているので、使い控えなどは余りないと考えている。 ◆坂井洋介 委員  具体的に利用者の声を聞いたりとかしたわけではなく、想像の範囲を超えないという理解でいいか。 ◎自治振興課長 そのとおりである。    ……………………………………………… [討論] ◆坂井洋介 委員  【原案反対】今回の料金改定に伴っては、今後、料金を変えた後に、果たしてこの市民センターの設置目的が、改定後も果たせるのかどうかというのが質疑を通じて疑問に残るところとなった。  利用率の高い和室などが値上げをされるということになると、今後、利用を控えていく、利用しなくなるという可能性も大きくなる中で、本当にこの設置目的──地域住民の触れ合い及びコミュニティーコミュニティー活動の推進を図るというこの目的が果たせるのかというところに疑問が残る。  きちんとした市民の声を聞いていないような状況での、こうした値上げを含んだ条例提案では、判断ができない。  それから、そもそもが今度、受益者負担とか資本費を入れていくという考え方にも賛同できないので、反対をしたい。 ◆鈴木心一 委員  【原案賛成公共施設は一部の受益者のためだけにつくられているものではなく、広く公益をもたらす存在として、地域住民のために供されるものと認識している。  使用料についてだが、地域において住民の方々が多様化している今、この受益の偏在を確認しつつ、新しい受益についても含んでいくことを今後要望し、賛成とさせていただく。 ◆大矢敏子 委員  【原案賛成】さまざまな質問がされていたが、やはり一番気になるところは稼働率の低さになると思う。  その稼働率を改善するためにこま割りを変えたり、それのことによって使用料が下がったりと、市民の使い勝手がよくなるようにという工夫は感じられなくもないが、公民館と違う、市民センターとしてのその特色を広く市民に、広域に知らしめていただいて、より利用率を上げる努力をしていただくことを要望させていただき、賛成討論とさせていただく。    ……………………………………………… [採決]  賛成多数で可決すべきものと決した。(賛成者 米原まさと・小平奈緒・大矢敏子・鈴木心一・鈴木いくお・神田廣栄・浅野賢也・滝口宏委員)    ────────────────── ③陳情審査 △陳情第24号 船橋市町会、自治会等交付金交付規則を条例化することを求める陳情 [理事者説明] ◎自治振興課長 今回、陳情に上がっている船橋市町会自治会等交付金交付規則についてご説明をする。  町会自治会交付金というのは、民主的な自治活動の運営に資することを目的としたもので、この規則では、交付要件だとか額の算定、手続などについて規定しているものである。  条例化しない理由として3つほどあるが、まず1つ目が、地方自治法上では、公益上必要がある場合には、補助することができるという旨の規定があるだけで、それを条例、規則、要綱いずれでも交付が可能であるとなっている。  2つ目が、住民の権利を制限したり、または義務を課す、こういったものについては条例で行うこととなるが、交付金交付はそういった性質のものではないということ。  3つ目だが、交付金予算の執行は市長の権限に属する事項ということで、これも規則により行うこととしているという理由から、現状において支障がないことから、条例化は必要ないと考えている。    ……………………………………………… [質疑] なし    ……………………………………………… [討論] ◆坂井洋介 委員  【採択】本陳情については、陳情者が理由として述べているとおり、地方自治の本旨に鑑み、議事機関としての議会が本件関連事項に関して真摯に予算決算並びに事務事業の調査研究に取り組み、さらには制定、改正ともに、その過程において十分関与し、住民意思の反映をさせるための議論をいただくという理由が述べられているが、条例化をすることによって、先ほどの説明では、いずれの規則であっても可能だということだが、より住民の意思を反映をさせていく。また、改正等を行うときには、きちんとその議論をより住民の方に見える化をさせていくという意味においては、条例化を進めていくことは大事だと思う。  また、その予算決算にかかわってくる問題であるので、やはりこうした、今ある町会自治会等の交付金規則については、本陳情を採択をし、条例化をすることが適切であると思うので、採択したい。 ◆鈴木いくお 委員  【不採択】今、執行部からいろいろ説明があり、なるほどなと思った。現時点では条例化する必要はないということで、不採択にしたい。    ……………………………………………… [採決]  賛成少数のため、不採択とすべきものと決した。(賛成者 坂井洋介委員)          11時53分休憩    ──────────────────          11時54分開議 △陳情第25号 東武船橋駅から東武野田・春日部経由の日光鬼怒川行き直通特急電車を走らせるに関する陳情 [討論] ◆坂井洋介 委員  【採択】陳情者が要望している日光鬼怒川行きの直通の特急電車を走らせるということについて、この直通の特急列車が実現をすれば、市民の方、この直通運行を望む市民も、ある一定いるとは思うので、市民の方にとってはより便利になるのかなと思うので、採択をしたい。 ◆鈴木いくお 委員  【不採択】不採択の立場だが、この陳情者のお気持ちはよくわかる。私も東武野田線上に住んでいるので、あったほうが便利である。(笑声)  だが、現実は、やっぱり非常に厳しいんではないかと思う。そういう意味で、不採択。    ……………………………………………… [採決]  賛成少数のため、不採択とすべきものと決した。(賛成者 坂井洋介委員)    ──────────────────  以上をもって付託事件の審査は終了。    ──────────────────  委員会審査報告書の作成及び委員長報告の内容については、正副委員長に一任することを了承。          12時00分休憩    ──────────────────          13時00分開議 2.船橋市災害廃棄物処理計画(案)について [理事者説明] ◎環境部長 私のほうから先に……概要説明については所管の資源循環課のほうから説明するが、まず、成り立ちというか、今回、策定に当たってのいきさつというところをちょっと説明させていただきたい。  まず、災害廃棄物処理計画については地震想定のもので、阪神・淡路大震災が起きた際に地震想定の計画を各市とも──本市も含めてつくっていたところである。  その後、平成23年に起きた東日本大震災、このときには、地震災害ではあったが、津波被害とか自然災害というところが一番大きくクローズアップされた。  そのため、国のほうは、災害廃棄物の策定指針をつくり、各県、市町村、災害廃棄物についての計画を改めてつくるようにということになっていた。  そんな中、本市においては、当然県の災害廃棄物計画と整合を図る必要があるが、千葉県の災害廃棄物処理計画が昨年の3月──30年3月に策定された。  そういったことから、県内市町村で、県の災害廃棄物の処理計画に沿った形の中で、市町村の計画を策定しているものである。  本市においては、その後、昨年7月に危機管理課のほうで行っている災害のアセスメント調査を実施している。  その中で、県の想定としては、本市において一番大きな災害が、災害に伴う廃棄物の関係が、千葉県北西部地震。このときに、173万トン発生する予測としていたが、そのアセスメント調査の中では、さらに規模が拡大するだろうという予測があり、きょうの概要版の中での3番のところをお示ししているとおり313万トンということで、災害規模想定を改めてし直したところである。  今回の災害廃棄物処理計画については、このアセスメント調査、本市のアセスメント調査の災害廃棄物発生量に基づいて、改めて作成をしたものである。  あわせて、今回、台風15号、19号の被災のほうに職員も派遣していたので、その辺の知見も含めて策定をさせていただいた。  アセスメント調査については、7月まで実施しており、公表が11月ということである。  この後の処理計画については、所管の資源循環課のほうから説明させていただく。 ◎資源循環課長 それでは、船橋市災害廃棄物処理計画についてご説明させていただく。  基本となるのは、今回、ご用意させていただいた概要版のほうでお話しさせていただくが、中にはちょっとごらんいただいたほうがいいなというところについては「案の何ページ」というような形でお伝えさせていただき、説明させていただければと思う。 ○委員長(高橋けんたろう) ちょっと資料、お手元大丈夫か。紙資料の方は紙資料であると思うが、あと、SideBooksのほうにも入っている。  皆さん、お手元おそろいか。大丈夫か。      [「はい」と呼ぶ者あり] ◎資源循環課長 それでは、よろしくお願いする。  まず、概要版に沿い、ご説明させていただく。  左上に1、計画策定の背景と目的というところからご説明する。  こちらについては、今部長からご説明させていただいたように、東日本大震災以降の各地で発生する想定を超えている自然災害や本市における令和元年度の台風15号、19号等による家屋等の損壊の被害の教訓を踏まえて、県の指針及び県の計画との整合性を図った中で、策定するものとしている……ごめんなさい。指針については国の指針になる。  続き、2番の計画の位置づけになる。  本計画は、国の災害廃棄物対策指針及び県の計画に基づき、災害廃棄物についての本市の基本的な考え方、処理の方法等をお示しするものとなっている。  3番目の想定災害及び災害廃棄物の発生量になる。こちらについては、先ほど部長のほうからご説明したアセスメント調査の報告書に基づき、対象とする災害を千葉県北西部の直下型地震、こちらを想定している。  市全体では、災害廃棄物の発生量は最大約313万トンと想定している。
     想定の量だが、案のほうの7ページをごらんいただければと思う。ごめんなさい。案の11ページである。済みません。  案の11ページの中段……。(「ちょっと待って」「もう1つ、案という冊子のほうの7ページか」と呼ぶ者あり)  ごめんなさい。11ページである。  11ページには、先ほどもお話しした、市全体では災害廃棄物の発生量は最大313万トン、この表の2の3の1でお示ししている。  こちらの想定については、先ほど申し上げた北西部直下型地震で、冬の18時、風速8メートル──秒速8メートルである。そちらを想定すると、全壊家屋等と、可燃物、不燃物含め、全体で313万トン発生するというような試算となっている。  続き、下段が夏場の昼12時、秒速4メートルというようなのを想定したときには、254万トンの発生量という形になっている。  先ほど部長のほうからもご説明させていただいたが、台風、風水害、その他の自然災害については、その被害状況に応じ、震災による被害時の対策に準拠して災害廃棄物を処理することとしている。  それでは、概要版のほうの4番になる。対象とする災害廃棄物になる。  対象とする災害廃棄物は、地震等の自然災害により発生する廃棄物で、損壊家屋等から排出される家財道具や避難者の生活に伴い発生する廃棄物を対象としている。  案のほうでは、9ページに皆さん──市民の方がごらんになってもわかりやすいように、災害廃棄物を写真入りでお示ししている。  続き、概要版の5番、災害廃棄物の処理方針になる。こちらでお示ししている処理方針については、方針1から方針5までの5段階でお示ししている。  方針1としては、衛生的かつ迅速な処理というような形で、生活環境の保全のため、可能な限り短時間での処理を目指している。  方針2としては環境に配慮した処理という形の中で、アスベストの飛散防止対策だとか野焼きの禁止。そういうような形の中で、十分に環境に配慮した形の中で、災害廃棄物を処理することとしている。  方針3としては計画的な処理。自区域内での処理を原則としているが、やはり想定以上のごみが出た場合等については、国、県、他市の支援協力等により対応することも想定している。  方針4としては安全作業の確保になる。通常業務と異なることが想定されるので、作業の安全性の確保を配慮することとしている。  方針5としては資源化の推進になる。当然ながら、災害時においても分別等をしていただき、減量、資源化について配慮するような形で考えている。  続き、概要版の6になる。災害廃棄物の処理工程になる。この表については、横軸に発災後の時間軸をお示ししている。災害の規模によっては変わってくると想定している。  発災後については、3日後からごみの収集を回収できるような形で考えている。  時間的には、大規模被害時にはおおむね3年程度の処理期間を要すると想定しているところである。  続き、裏面に行き、災害廃棄物対策に関する組織、指揮命令系統となる。県や県内市町村と相互応援によっても処理し切れない災害廃棄物が発生する場合を想定し、適正かつ円滑、迅速に処理できるよう、より広域的な処理体制を構築しておくことが必要と考えており、平時から連携、調整を図ることとしている。  案のほうの17ページをごらんいただければと思う。  災害時においては、市長を本部長とした災害対策本部員会議が設置される。その中で、本部統括班、下水道班、道路班、環境班等が位置づけられる。  案の18ページにもお示ししているが、環境部で構成される環境班にあっては、環境部長を本部長とした災害廃棄物対策本部を位置づけ、環境班の中の総務班、収集班、処理班での役割を初動期、応急対応期、復旧・復興期の業務を進めている。  19ページには、そちらの総務班、収集班、処理班の初動期からの業務の内容をお示ししているところである。  それでは、概要版の8番、規模別災害廃棄物処理対応。災害規模別に施設稼働日数を示している。  こちらは案のほうの16ページになる。  規模別の処理可能量をこちらではお示ししている。小規模災害時には年間約260日の稼働、中規模災害時には年間280日とし、大規模時には清掃工場等の稼働日数を300日として、可燃ごみにあっては3年間で14万7300トンを焼却するものである。  この16ページの一番上が大規模時で、一番右が3年間で9万7680と4万9620、南北清掃工場合わせて3年間で14万7300トンを処理する形になっている。  概要版のほうへ戻り、9番の仮置き場の開設になる。被災地域で発生した災害廃棄物は、被災状況に応じて、地域の仮置き場での仮置きをした後、一次仮置き場に搬入し、廃棄物の種類ごとに直接搬出または二次仮置き場で破砕選別処理した後に、受け入れ先へ搬出する。  当然ながら、市の清掃工場で燃やせるものは清掃工場で燃やすが、市の施設では処分できないものについては、ほかのところにお願いして処理をしていただくような形になる。  10番になる。相互協力体制である。県内等で相互協力として、上から2番目になるが、災害時における千葉県内市町村間の相互応援に関する基本協定。私どものほうでも、今回茂原市、まだ、現状で応援行っているところだが、茂原市等への支援がこの協定に基づくものとなっている。  なお、民間という形の中でお示ししている3社あるけども、下段のDOWAエコシステム、大栄環境ホールディングスについては、平成30年の3月に民間処理施設である事業者とも、処理に関する協定を締結したところである。  また、市内の可燃ごみ等の収集を委託している事業者や、事業系一般廃棄物の収集事業者の協定もほぼ合意に至っており、本計画策定時には盛り込めるものと考えている。  11番になる。処理の優先順位になる。  災害時は一時的なごみ量の増加、避難所ごみへの対応等により、収集運搬車両が不足することが見込まれるため、感染性廃棄物や腐敗しやすく悪臭や汚水を発生する廃棄物などに関しては、人の健康や生活環境への影響が懸念されている。  速やかに回収、処理するなど、優先順位を定めて効率的な収集運搬、処理を実施することとしている。  当然ながら、家の中で保管ができる、慌てないような有価物だとかについては、一時的に室内等で保管していただければという考えに基づいている。  12番になる。生活ごみ等の収集運搬体制になる。生活ごみについては、平時の収集運搬体制を基本としているが、被災状況に応じて収集する曜日や時間を変更し、対応する。  大規模災害時には自宅保管が困難な腐敗廃棄物を優先して、清掃工場へ搬送等して焼却処理する計画としている。  13番については、し尿処理計画である。避難所の避難者は、発災3日後をピークに約10万人を超え、最大で1日当たり186キロリットルのし尿が発生する。  仮設トイレ数は1,319基が必要となり、バキューム車等で収集、仮設トイレの不足分については、県及び協定締結自治体、民間リースレンタル会社などにより協力を求め、必要数を確保する予定である。  それと今回の15号、19号で、茂原市、南房総市の仮置き場のほうにもお手伝いに行った。  案の一番最後のページの66ページをごらんいただければと思う。こちらでは、私どものほうで台風19号を想定し、仮置き場のご案内というようなのも19号の際には準備していた。その中で、受け入れる災害ごみだとか、受け入れの開始日時、場所等を記入した中で、出し方のルールもこちらでお示ししている。  そういう中で、今回、私どもの職員が他市に応援に行った際に、仮置き場に子供さんたちが入ってくるというのが結構危険ではないかという形の中で、出し方のルールの中では、安全確保のため、小学生以下のお子様は車からおろさないようにしていただきたいというような案内も加えている。  それと、44ページをごらんいただきたいが、こちらでは、手伝いに行った中で、仮置き場にどういう流れで、仮置き場に災害ごみを置いてもらうのが理にかなっているのかという中で、私どものほうでは、その経験を生かした中で、上段になるが、一次仮置き場の配置例としては必要な人数、職員の人数としては13人程度の中で、こういうような流れの中で、仮置き場を設定していきたいと考えている。  最後になるが、本計画策定後には、災害時のごみ処理をするわかりやすい啓発等をすることが大変重要だと考えているので、計画策定後に当たっては、イラスト等を活用したパンフレット等で、市民にわかりやすい形でお伝えしていきたいと考えている。    ……………………………………………… [質疑] ◆神田廣栄 委員  2つ……案のほう。11ページの真ん中辺だが、焼失棟数ということで、木造、非木造ってある。非木造がゼロになっているが、RCとか、いろいろ鉄骨が入るかどうかわからないが、木造以外だから非木造になるだろうが、これは多分、焼失ということは火災を前提としたものだと思うが、RCなんか建物そのままでもあっても、中の内装が燃えたりなんかして、ほとんど丸焼け──骨組みだけ残るということがあるが、そういったものは、数字には見えないかというのが1つ。  それ、お答えいただきたい。 ◎資源循環課長 冒頭ご説明させていただいたが、危機管理課のほうで、アセスメント調査で使っている数字を使用させていただいている。  ただ、焼失棟数というような形の中では、やはり木造だと燃えるが、神田委員がおっしゃるように、中は燃えているということもあるが、それは想定されていないのではないかと考えている。 ◆神田廣栄 委員  危機管理課のほうの数字ということで、私はやっぱり焼失は焼失ではないかなと思う。まあいい。  それともう1つ、今度概要版だが、8番目、規模別災害廃棄物処理対応ということで、小規模、中規模、大規模で、稼働日数が書いてあるが、これは工場が──北部、南部が、被害がない状態の稼働日数だと思うが、小規模よりも大規模のときに、かなり打撃を受けることもあり得るが、それはここの数字には入っていないというか、どんな災害になるかわからないが、あくまでも施設には被害がなかった状態の数字か。 ◎資源循環課長 そうしたら、今、神田委員のほうからお示しいただいたが、案のほうの16ページをごらんいただければと思う。(神田廣栄委員「はい」と呼ぶ)  まず、今神田委員がおっしゃったように、例えば南北清掃工場、あと、西浦資源リサイクルの破砕施設とかあるが、そこに被害がなかったという形の中で、大規模災害時には300日、中規模であると280日、小規模だったら260日というような形で稼働の日数を想定している。  なので、例えば東日本大震災よりひどい災害があって、南部清掃工場に向かう新港大橋か、あそこが何らかの理由で湾岸道路の357号線から南部に、清掃工場に向かうところで行けないというような形は想定しておらず、稼働できた場合に1年間365日のうち3つの焼却炉、これを当然ながら間に……メンテナンスとか、休ませて修繕等もしなくちゃいけないというのも加味した中では、大規模であっても300日というような想定の中で、こちらの大規模、中規模、小規模というような形で設定しているところである。 ◎環境部長 今、神田委員からお話をいただいた、先に非木造の建物の災害の関係だが、委員おっしゃるとおり、実際にはそういう耐火構造のものがあったとしても、中の部分は燃えてしまうというのは現実的にあると想定している。  しかしながら、この数値として落とせる範囲として、予測がなかなか難しいところもあり、防災アセスメント調査の中では、そこはとりあえず想定としては外しているということで、考えていただきたいと考えている。  それともう1つ、災害規模の発生量、処理能力の関係……稼働日数の関係だが、ここにある小規模260日というのは、260日稼働して残りの日数は一切動かさないよという意味ではなく、通常、今もご存じのとおり2炉運転を原則としている。3炉で動かす、3炉ともが動く前提で考えると260日分になると。  現実的には、やはり同じように2炉動かして1炉休ませるということで進めていくわけだが、その休ませる期間を少しでも短くしていって、当然その中でも1年に一度はやはり定期的な補修点検というのもやっていかなきゃいけないと。  その中で、一番引き延ばせるのが最大でも300日、要は、65日分のお休みをいただいた中で、それぞれの炉を休ませながらという形となっている。  あとは、今回の清掃工場は両方とも、災害対応としてかなりいろんな面で、もちろんその建物の被災に関しては、強靭なものをつくらせていただいたわけだが、特に今回、停電が県内各地で起きた。  その中で言うと、これまでの清掃工場というのは、やはり停電対応というのは、なかなかできていなかったが、今回の北部、南部とも、1炉立ち上げるだけの燃料がある。1炉立ち上げると、そこで発電した電気で次の炉を立ち上げることができる。だから、停電が長引いたとしても、清掃工場自体はそのまま稼働できる。  課長の話があったとおり、そこまで来る経路に関してはちょっと未知数なので、想定ができてないところである。 ◆坂井洋介 委員  最初に聞きたいのは、概要版のほうで、7番の環境班──災害対策本部の中の。この具体的な役割というか……もうちょっと詳しくお聞きしたい。こういう班分けをしてどうするのか。 ◎資源循環課長 そうしたら、案のほうの18ページ、19ページをごらんいただければと思う。  環境部だけである。環境班というのは、18ページでまず、災害対策本部があり、その中に本部統括班がある。それとおおむね道路部がメインになる道路班、下水道班とあり、環境部のほうは環境班という中で、3つのそのまた班分けをしている。  環境部の各課の名前で申し上げると、総務班については、私どもの資源循環課及び環境政策課、環境保全課等がなってくると思うが、総務班のほうでは、19ページのほうで見ていただくと、上段から初動期、それと応急対応期、復旧・復興期という中で、時系列で業務の内容をお示ししている。  資源循環課等では、当然ながら規模を見定めて、そういう中でどういう処理を進めていくべきなのかという形で初動期から、あとは市民の皆さんへどのような形で広報啓発していくかというのが初動期の業務内容になってくる。  それと、応急対応期については、実際にどう処理していくのかという実行計画もつくっていかなくてはならない。そういうものだとか、極端に言うと、災害の規模が大きくなり過ぎると、仮設の処理施設を、例えば南部清掃工場の隣の、今では街角広場(後刻「多目的広場」と訂正)で使おうとしている場所や、駐車場で使うような場所で破砕処理をせざるを得ない、分別をしなくちゃいけないというような形の検討を応急期で進めていくような形。復旧・復興期については、計画の見直しとか、国への助成支援とか補助金の関係の助成支援とか、通常の処理に向かうまでの内容を上から下に流れるような形で示している。  収集班については、おおむね清掃センターとクリーン推進課の業務になってくると思うが、災害時どういう形のルートでごみを収集すべきなのかというのから、あとは仮設トイレの状況とか、そういう内容を時系列で示している。  あと、一番右にある──19ページの右になるが、処理班としては、廃棄物指導課等を想定しているが、その中で、どんな形で処理していくのかというようなのをやはり上から示している。  それと私、先ほど「街角広場」と言ったが、北部清掃工場は「多目的広場」という位置づけになっているので、そちらについてはご訂正させていただきたい。 ◆坂井洋介 委員  それで、今のご説明の中に当てはまるのかどうかわからないが、初動期では、県、県内市町村等との協力、支援体制の構築というのがあるが、要は、災害が起きるときは船橋だけじゃなく、近隣の他市も含めての災害ということになると思う。それで、きょういただいた資料を読み込んでいないので、もし中に書いてあるのであればページをお示しいただくだけでいいんが、要は、市境で何か起きたときに、どういう対応をしていくのか。  この間の台風でも、要は、屋根が飛んだ、飛んだ先は船橋市じゃなくて船橋市以外に飛んでいって、じゃあそのごみどうするのか、みたいなこともあったが、そういう場合の取り決めを、もう事前にされていて、この中にもう位置づけられているのか。それとも、それについてはその都度都度、今後も協議していくみたいな話になっていくのか、その辺はどうなのか。 ◎資源循環課長 あくまで船橋が被災したとき、被災しなかったときというのはあるが、そういう中で、本当の市境で、どっちがどのような形の中で、船橋のごみが隣の市のほうに行っちゃったと。向こうのごみがこっちに来ちゃったという中で、明確にこの計画の中で、今、どうしていくというところまでは、定めていない。  基本的な方針をまず、ここで示させていただいている。  なので今回、船橋市としては、被害あったが、余りなかったという中で、私どものほうは、茂原市にお手伝いに行ったりだとか、南房総市にお手伝いに行ったりだとか、そういう中で、ご協力するような形……なので、本当に船橋だけ被害を受ければ、また県内のほかの市町村に、ごみの処理から人的被害支援、そういうお互い協力し合っていくというような形の位置づけとなっている。 ◆坂井洋介 委員  それから、ごみ置き場をつくるということで……どこだっけな。何か市民の方が設置するごみ置き場みたいな、ちょっと何ページだったか今、出てこないが、今回の台風だと、船橋は余り被害がなかったという中でも、畳が浸水したりとか、家の家財道具が浸水したが、いかんせん、ごみ置き場──仮設でごみ置き場をつくるにしても、そこまで運べないというような家庭もあり、家の前に一旦出して、そこであと、そこは市の収集車が来て持っていくというようなところもあったと記憶している。その辺の規定みたいなものもこの中にはされているのか。 ◎資源循環課長 案のほうの25ページに、規模別の災害廃棄物処理というような形でお示ししている。  25ページは小規模だが、26ページのほうには大規模を想定している。  中規模までは、市民仮置き場というようなのは想定していないが、一次仮置き場までは、市民の皆さん等のご協力をいただいた中で一次仮置き場に持ち込みいただくという形だが、大きな災害になると、やはりそこまで運ぶ労力とかいろいろあるので、市民仮置き場として、近くの何というか……例えば公園であったり、空き地であったり、そういうところにまず、一時的に仮置きをしていただき、その後、一次仮置き場に運搬等し、二次仮置き、処分というような形での想定をしているのが、この25ページからの位置づけとしてお示ししているところである。  追加で、当然ながら、ボランティアさんとかも、そういうような規模になってくると来てくださると思うので、市も当然ながら仮置き場から一次仮置き場に持っていったりとかあるが、そういう方たちのご支援も受けながら、運搬等をして最終的には処分したいと考えている。 ◆坂井洋介 委員  最後に伺いたいのが、その仮置き場での、66ページか……案のほう。いろいろ出し方のルールみたいな、小学生が車からおりないようにというようなことがあり、これは経験をもとにつくられているのかなと思ったが、その出し方のルールとして、例えば今回、ことしの台風とかのようなときに、市民の方はどうすればいいのかと……ごみ収集車が来るのか、来ないのか。災害前ですね。何分ぐらいに来るのかわからないというのも含めると、台風が近づいてきたとき、ごみ収集を船橋が行うのか、行わないのかも市民がわからないというような状況もあったようだが、その辺は何か、今後ルールづくりをしていくとか、そういう考えはあるか。 ◎資源循環課長 先ほどもちょっと最後のところでお話ししたが、やはりこの計画をつくるだけではどうしようもないというか、意味もないので、市民の方たちが見てわかりやすいような啓発が大切になってくるが、わかりやすい中でお示ししていく必要があると思っている。  そういう中で、65ページのところにも、広報の手段としてお示ししている。デジタル媒体とかアナログとか、マスメディアを活用するとか、そういう形の中で日ごろから、また、普及啓発の講座とかセミナーとか、先ほど言ったチラシとか、そういうのを活用した中で、アナウンスをしていきたいと思っている。  今回の大雨のときだったか、環境部としては、収集──可燃ごみの収集の日だったが、そこは一度やめさせていただいて、というアナウンスさせていただき、大きな混乱はなかったと認識している。 ◆神田廣栄 委員  この66ページの一番上の赤い文字だが、発生場所の確認のため免許証、公共料金納付書、こういったとき持ってきていただきたいって、本人確認みたいなものなのかもしれないが、災害によって、火災とか流されちゃったとか、そういう場合、これが手元にない。でも、何とかしなきゃというときは、どう対応されるのか。 ◎資源循環課長 災害なので、そういうケースも想定できると思う。その辺は、ないという方に無理に出せというわけにもいかないので、聞き取りをさせていただいた中で、被災を受けた方のごみであるので、それは受け入れるような形になると思う。 ◆神田廣栄 委員  わかった。 ○委員長(高橋けんたろう) 他に質疑はあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) 以上で、質疑を終結する。          13時40分休憩    ──────────────────          13時41分開議 3.自然災害発生時の委員会開会時刻について ○委員長(高橋けんたろう) さきの台風15号上陸時、議長において、9月9日の本会議開会時刻が変更された。  このことを踏まえ、令和元年10月3日の議会運営委員会で、今後、自然災害等が予見される場合において、議会運営委員会を開くことができない場合は、議長において開会時刻の繰り下げ等の判断をする場合があり得るため、あらかじめご了承願いたい旨の説明があった。
     その後、議長と各委員長との意見交換の結果、状況に応じて、議長のほうで各委員会の延期等を指示する場合もあり得るということが確認され、10月8日の会派代表者会議及び11月13日の議会運営委員会で議長からその旨が説明された。  ついては、自然災害時には、状況に応じ、議長からの指示により、委員長において、本委員会の開会時刻繰り下げ等の判断をさせていただく場合もあること、ご承知おきいただければと思うが、いかがか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) ありがとうございます。  それでは、そのように決する。    ────────────────── 4.行政視察の感想について ○委員長(高橋けんたろう) 先日の行政視察、大変お疲れさまでした。  10月24日及び10月25日に秋田県小坂町のグリーンフィル小坂株式会社、青森県青森市への行政視察を行ったので、本日は、その感想を述べていただければと思う。  なお、本日出された視察の感想については、視察報告書に添付することとしてよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) ありがとうございます。  そのように決する。  それでは、感想をいただきたいと思うが、それぞれ感想があると思うので、挙手にて感想をいただければと思う。 ◆米原まさと 委員  3カ所確認して、どれも大変勉強になった。  皆さんの順番があるので、私が一番感じたのは、グリーンツーリズムについて教えていただいて、船橋市の中学校も幾つか行っているということで、こういった体験を逆に船橋市が受け入れる側でできないかと思ったり、また、グリーンに限らずいろんな資源、資産……船橋市もあると思うので、視察での経験を生かして、船橋市で何を受け入れたらもっと船橋市の魅力を大々的にアピールできるのかというのを考えていきたいと思った。 ◆浅野賢也 委員  今回、視察の提案も僕、させていただいて、委員長のほうで大分ご配慮いただいて、場所も決めていただいたので、ちょっと感想を述べさせていただく。  ごみの最終処分場の小坂町の処分場については、処理するごみの場所とか、どういうものが中に入っているのかというのをちゃんとマーキングして、何年何月にどの辺の場所に入っているというのを、ちゃんとデータをとってあって、その中に再利用できる資源がまた入っている可能性もあるということで、それを再利用することも考えているということであった。初めて見させていただいたが、さまざまな取り組みも見られ、その中で、レアメタルと言われるものが大分入っているようであるので、今回、金塊も見て、持たせていただいた。大変勉強させていただいた。  それと青森の市場だが、何カ所か僕も視察で市場を見させていただいているが、船橋の地方卸売市場も、これから経営の判断の中で中央に向かうのか、地方のままで行くのかというところの経営判断も出てくると思うし、市場の老朽化も大分進んでいる中で、そういったところは、さまざまな市場のところで今後どうするのかというのを考えているところである。なので、そういったいろんな市場の中で、今後、例えば指定管理を導入するとか、委託を導入するとかいうのも1つの条件かと思うし、そういった意味では、今回も勉強させていただいた。  それと、花卉の取引というのを初めて見せていただいた。船橋は花卉がない。市川にはあるが、そういった意味で、ちょっと違う市場の環境も拝見させていただいて、非常に勉強させていただいた。 ◆鈴木心一 委員  今回、私も初めてグリーンフィル小坂に行かせていただいた。  もう既に浅野委員からもお話があったように、企業としても循環を考えているということで、ただ埋め立てをしているだけでなかったということ、非常に驚いた。  なので、私どもとしてもこういう考え方を注視していくとともに、排出する立場として、資源化できるもの──有価物について、船橋市でも、もっと拡充できるようにしていかなければいけないのかなと感じた。  あと、米原委員からもあったように、グリーンツーリズムのこともあった。  ブルーツーリズムといったのは視察先でも検討されているようなことは伺ったが、今回の風水害で船橋の漁業も打撃があるようなことを聞いているので、やはり船橋の漁業を応援していく意味でも、我々も関心をしっかり高く持たなければいけないのかなと思った。 ◆坂井洋介 委員  今回の視察は、どこも非常に勉強になったと思うが、やはり一番個人的に関心を持ち、いい勉強になったのがグリーンフィル小坂である。  管理型の処分場ということで、千葉県内にも管理型の処分場がある中で、どういう安全対策をとっているのかや、その辺について勉強になった。  要は、遮水シートから下に水が漏れるとわかるようになっていて、それをコンピューターで管理をして、どこに穴があいたのかわかるようになっているというようなお話も聞く中で、千葉県の管理型処分場と、またちょっと違うやり方かなと。  また、発電設備も二重、三重に備えているという中では、台風が来て電源が喪失されるというリスクは少なくなっているのかなというところも、非常に勉強になった。 ○委員長(高橋けんたろう) ありがとうございました。  他にあるか。よろしいか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) 今回の視察は、たくさんの今ご感想をいただいたとおり、最終処分場のグリーンフィル小坂、これについては、もう管理は徹底している中での処分場ということで、本市の状況も鑑みながら、今後、本市の部分についていろいろ取り組んでまいりたいと思う。  また、市場のほうの花卉という、浅野委員からもあったとおり、本市には花卉部がない中で、初めて私のほうも花卉部のほうを拝見させていただきながら、こういったものは隣の市川市にも花卉部があるが、このようなことを参考にしながら引き続き取り組んでまいりたいと思う。  それでは、以上で、本件を終了したいと思う。    ────────────────── ○委員長(高橋けんたろう) 他に委員の皆さんから何かあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(高橋けんたろう) なければ、これをもって本委員会を散会する。お疲れさまでした。          13時50分散会    ────────────────── [出席委員]  委員長   高橋けんたろう(市民民主連合)  副委員長  小平奈緒(自由市政会)  委員    米原まさと(自由市政会)        大矢敏子(自由市政会)        鈴木心一(公明党)        鈴木いくお(公明党)        神田廣栄(市民民主連合)        浅野賢也(自由民主党)        滝口宏(自由民主党)        坂井洋介(日本共産党) [説明のため出席した者]  杉田企画財政部長  森行政経営課長(参事)  杉本市民生活部長  田中自治振興課長  御園生環境部長  岡田資源循環課長(参事)  西村環境保全課長  宮森経済部長  市原商工振興課長(参事)    その他課長補佐、所長補佐、係長 [議会事務局出席職員]  委員会担当書記 押谷議事課長補佐(主幹)          佐藤議事課主事...