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  1. 船橋市議会 2019-12-09
    令和 元年12月 9日健康福祉委員会-12月09日-01号


    取得元: 船橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    令和 元年12月 9日健康福祉委員会-12月09日-01号令和 元年12月 9日健康福祉委員会                                    令和元年12月9日(月)                              予算決算委員会健康福祉分科会散会後                                         第3委員会室 [議題] 1.船橋市母子保健計画(素案)について(報告) 2.行政視察の振り返りについて 3.閉会中の委員会活動について     ………………………………………………………………………………………………          11時00分開会 ○委員長石川りょう) ただいまから、健康福祉委員会を開く。    ────────────────── △委員会進め方等について ○委員長石川りょう) 本日は、12月6日の委員会に引き続き、残余の議題を行う。  まず初めに、船橋市母子保健計画素案について、理事者から報告を受け、質疑があれば質疑を行うこととする。次に、行政視察の振り返りを行い、最後に、閉会中の委員会活動についてご協議をいただき、散会することとなる。  以上のとおり進めることとしてよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長石川りょう) それでは、そのように進めることとする。
     本日の休憩については、各議題の終了時に、それぞれ理事者入退室のため休憩をとるので、ご承知おきいただきたい。その他の休憩については、適宜とっていくこととする。    ────────────────── △委員会の傍聴について  現段階で傍聴申し出はない旨、委員長から報告があった。    ────────────────── 1.船橋市母子保健計画(素案)について(報告) [理事者説明] ◎地域保健課長 それでは、母子保健計画について、ご説明させていただく。  概要版でご説明させていただくので、ごらんいただきたい。よろしいか。  これまで、ふなばし健やかプラン21(第2次)に包含する形で5カ年計画として、母子保健計画は策定していたが、今この計画期間が終了することに伴い、本市としては、母子保健のさらなる充実のために、新たに船橋市母子保健計画すこやか親子ふなばしを単独計画として策定することとした。  「すべての子どもが健やかに育つまち船橋」を基本理念とし、船橋市の母子保健を取り巻く状況と、国民運動計画健やか親子21(第2次)」の趣旨を踏まえて、3つの基盤課題とさまざまな母子保健取り組みの中で、特に重点的に取り組む必要のある3つの重点課題を設定し、船橋市地域保健推進協議会母子保健部会有識者のご意見を反映させて策定した。  また、課題ごとに、「めざす姿(健康水準)」「市民の取り組み健康行動)」「市民を支える取り組み環境整備)」の目標と評価指標を定め、5年後の目標値を設定していく。  2ページをごらんいただきたい。  基盤課題Aとして「切れ目のない妊産婦乳幼児への保健対策」、基盤課題Bとして「学童期思春期から成人期に向けた保健対策」、基盤課題Cとして、「子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり」、重点課題①として、「育てにくさを感じる親に寄り添う支援」、重点課題②として、「妊娠期からの児童虐待防止対策」、重点課題③として、「事故予防対策の推進」を挙げている。  国民運動計画健やか親子21(第2次)」に沿ったものだが、重点課題③については、本市独自の課題となっている。  2ページから5ページにかけては、母子保健の現状を反映している主なデータを掲載している。  こちら、主なものということだが、出生率、それからページが変わり、3ページに記載している1人の女性が生涯で出産する子供の数を推計したものである合計特殊出生率、こういったものの減少であること、それから、平均世帯人員の減少、婚姻率の低下や平均初婚年齢の上昇、出産年齢高齢化が進行している。また、この年齢が高くなるほど、気持ちに余裕がなくなっている状況であるということがわかる。  これらのことから、母子保健を取り巻く状況として少子化の進行、核家族化、育児の孤立、晩婚化未婚率の上昇、晩産化が挙げられる。  では、6ページをごらんいただきたい。  6ページから課題ごとの目標や主な取り組みを掲載している。主な取り組みのうち、下線を引いてあるものについては、新規・拡大する取り組みとなっている。基盤課題A切れ目のない妊産婦乳幼児への保健対策」の目標は、妊娠、出産、子育て切れ目のない支援体制を構築し、親子が安心して子育てができる町を目指すこととしている。  主な取り組みとしては、母子健康手帳交付時の妊婦全数面接の充実と継続支援妊婦健康診査受診状況の把握の体制整備及び継続支援医療機関(産婦人科、小児科、精神科)との連携の推進と継続支援産婦健康診査受診状況の把握の体制整備及び継続支援母子保健ボランティアの養成などである。  基盤課題のBである。「学童期思春期から成人期に向けた保健対策」の目標は、学童期思春期の子供が自分を大切にし、健康的な生活習慣を身につけられるように支援する体制づくりを目指すこととしている。  主な取り組みとしては、食育の推進、フッ化物洗口事業の推進、学童期思春期健康課題に対する正しい知識の普及などである。  続いて、7ページをごらんいただきたい。  基盤課題のC「子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり」の目標は、親子が孤立することなく、子供が健やかに成長できる町を目指すこととしている。  主な取り組みとしては、子育て世代包括支援センターの設置と周知、産後ケア事業の実施、子育て支援関係機関との連携や事業の共催などである。  重点課題①「育てにくさを感じる親に寄り添う支援」の目標は、親と子の多様性を尊重し、よりよい親子関係が築けるよう支援する体制を目指すこととしている。  主な取り組みとしては、乳幼児健康診査の充実、発達段階幼児期思春期)の児を持つ親を対象とした講座の実施などである。  8ページになる。  重点課題②「妊娠期からの児童虐待防止対策」の目標は、親子の孤立を予防し、児童虐待のない地域づくりを目指すこととしている。  主な取り組みとしては、妊娠、出産、子育てに関する相談先の周知、ハイリスク妊産婦継続支援関係機関との連携強化母子保健ボランティアの養成などである。  重点課題③である。「事故予防対策の推進」、この目標は、子供が安全に過ごすことができる町を目指すこととしている。  主な取り組みとしては、各母子保健事業での発達段階に合わせた事故の予防についての啓発、チャイルドビジョンや誤飲・窒息防止スケールの周知の強化などである。  主な評価指標目標値については、隣の9ページ、こちらの表をごらんいただきたい。幾つか例示させていただくと、この中で妊娠出産に満足されている割合だったり、フッ化物洗口事業を実施している小学校クラスの割合、この地域で今後も子育てしていきたいと思う親の割合、一番下になるが、事故予防に気をつけている保護者の割合、こういったことになっている。  計画の推進体制としては、有識者による船橋市地域保健推進協議会母子保健部会において、本計画の達成状況等進捗管理を行ってまいる。また、船橋市地域保健推進協議会に対し、進捗等について報告していく。令和6年に最終評価を行ってまいる。  今後の予定だが、12月15日から1月14日までパブリック・コメントを実施予定である。2月に有識者会議である地域保健推進協議会母子保健部会に諮った後、3月に策定する予定である。  母子保健計画の説明は以上である。    ……………………………………………… [質疑] ◆神子そよ子 委員  7ページだが、子育て世代包括支援センターの設置と周知というところだが、今ある高齢者包括支援センターは民間に任せたりもしているが、この運営はどういうふうにされるのか。 ◎地域保健課長 将来的なところは、またいろいろ事業を実施していく中で課題が出てくるかと思うが、まずは私どものほうで自主的に運営ということでしっかりとやっていきたいと考えている。 ◆神子そよ子 委員  もう1点、9ページだが、評価指標ところで、フッ化物の塗布が小学校クラスでまだ49.1%しか実施がされていないという意味でよろしいか。これは、私の印象だと、もう全ての学校、全てのクラスが取り組んでいると思っていたので、そのクラスごとでやったりやらなかったりというのがあるのはなぜなのか。 ◎地域保健課長 今、委員おっしゃられたとおり、市内の全ての小学校で、例えば1つの学年ということであれば、必ず実施していただけるような状況に今なっているというところになっており、例えばだが、ある学校については、3年生だけはやっているが、1年生、2年生、そういったところの部分、ないしはその上の学年の4年生、5年生、6年生については、着手していないよというような、そういった状況が今現在の状況である。  もちろん、全ての学年に対して実施している学校もあるが、まだ学年の中の一部しか着手が及んでいないというようなところもある。 ◆神子そよ子 委員  その実施できない理由というのは何なのか。 ◎地域保健課長 はい。私どものほうからも各学校、それから、教育委員会のほうにもご協力ということでのお願いはしているが、各学校においての実施体制の関係だとか、そういった部分でのご判断の中で、まだ全ての学年での実施というところまでは及んでいないという状況である。 ◆神子そよ子 委員  ぜひやっぱり……やっている学校、やってない学校で、同じ学校の中でも同じ学年の中でもやっているクラス、やってないクラスというのある……あ、それはないのかな。同じ学校の中で学年によって違うとなると、子供によってすごく差があるかと思うので、何年生を実施するとかというふうに決めるとかとして、ぜひ全学校で取り入れていただきたい……そういうふうに働きかけていただきたいなとは思う。 ◆今仲きい子 委員  今の質問だが、100%にはなるのか、そうすると。 ◎地域保健課長 100%を目指したいと考えている。なぜなら、このフッ化物を塗布する……フッ化物でのこのうがいというか、洗口していただいて、虫歯を予防するということについては、いわゆる家庭の経済状況とか、そういったものには関係なく、皆さんに予防というメリットを受けていただけるので、非常に進めるべき事業と考えている。 ◆今仲きい子 委員  たしか、この、やるかやらないかというのは、保護者の同意が必要かなと思うが、そこでやっぱりやりたくないという選択肢もされる方もいらっしゃるということか。 ◎地域保健課長 委員おっしゃるとおり、保護者の同意ということは必要になるので、保護者のお考えで、その部分はフッ化物使うということはしたくないという選択をされた場合は、しないということになる。 ◆今仲きい子 委員  ちょっと戻るが、そもそもこの母子保健計画は、母子保健計画という名前の副題が「すこやか親子ふなばし」ということで……というのは、やっぱり母子というのがとても気になるところで、母子というところを強調しなきゃいけないのかなと思う。やっぱり男性も一緒に子供の健やかな成長のために一緒に取り組んでいくというところを含めていただきたいというところもあるので、まずそこをお伺いする。 ◎地域保健課長 船橋市母子保健計画ということで、こちらタイトルを出させていただいているが、同じように「すこやか親子ふなばし」ということで、これは、お母様お子さんというところの部分ももちろんあるが、お子さんを育てている保護者の方全般ということでこちらの計画のほうには記述しているので……。 ◆今仲きい子 委員  そうすると、例えば、重点課題の育てにくさを感じる親に寄り添う支援とか、妊娠期からの児童虐待防止対策として上がってくる部分というのは、やはり何となく女性に……全体的にそうだが、特に女性に重きを、改善を求められているような、女性に向けた支援のように思えてしまうが、その辺は男性に対してはどういうふうに考えてらっしゃるか。 ◎地域保健課長 計画を推進していくのに当たり、例えばだが、事業の中にパパ・ママ教室であったりとか、そういった部分もあるので、女性にだけではなく、男性に対しても育児、それから子育てに関わっていただこうというようなことで内容としては考えている。 ◆今仲きい子 委員  例えば、講座の実施なんかというのが書いてあるが、講座の実施というのが大体平日の昼間だったり、早い時間帯で、男性が来れる時間ではないのかなと思うが、その辺はいかがか。 ◎地域保健課長 先ほど例示をさせていただいたパパ・ママ教室、これからパパ・ママになる方に対するさまざまな知識を得ていただく教室だが、こちらについては、土曜日だとか日曜日ということでの開催を実施している。 ◆今仲きい子 委員  やっぱりパパ・ママ教室だけじゃだめであって、これは虐待……この間の県の職員の方のこともあったが、生まれてからも生まれる前もサポート必要だが、やっぱりパパも一緒に子育てをしたり悩んだりというところを共有していかないと、解決しないことというのはたくさんあるので、ぜひ取り込めるような講座の開催だとか、内容だとか、そういうことを考えていただきたいなと思う。  あと、お子さんに対して……概要版じゃなくて大きいほうのところで、10ページ、11ページである。お母さんはゆったりとした気分でお子さんと過ごせる時間があるか──3歳になれば多少はあるかなというのはあるが、それに対して育てにくさを感じている親の割合というのは3歳児になるとふえてきている。やっぱり比べたり、そういったことがあるかなと思うが、そういったことに関しては、この結果を受けての対策というのは何かあるのか。 ◎地域保健課長 私どものほうで4カ月児、それから1歳6カ月、3歳ということで全数に対しての健康相談健康診査といった内容のものをやっているので、その機会を捉え、お父様、お母様にかかわり方、そういったところの部分についてお知らせしていくということであったりだとか、お子さんに対してどういうふうに──しつけという言葉が適切かどうかわからないが、どういうふうに教えていくかというところの部分については、周知を図っていきたいと思っている。 ◆今仲きい子 委員  かかわり方とか、そういったことに対しての周知というのは、どういうふうにされるのかなと思うが、これだけやっぱり困っているというか、こういう結果があって、それに対してどういうふうにしていくかというのが、その中に何かちょっとわからないかなと思ったので伺ったが……。 ◎保健所理事 今、今仲委員のほうからもあったが、当然、この各健診時にそういった相談等があれば、保健師のほうが寄り添った形の相談を受ける。1月から開設する子育て世代包括支援センターのほうでも、具体的にご相談があれば、専門職も配置するので、その中で寄り添った相談ということで、センターで解決できなければ、当然関係部署等にもつないで、本当に寄り添った形で進めていきたいと思っている。 ◆今仲きい子 委員  はい。わかった。  あと25ページで、悩みを抱えたり友達が困っているのを見かけたときにSOSを出せることができる、信頼できる大人がいる中高生の割合というのが6割に満たないというところがあるが、この80%の目標、5年後、それはどのようにされるお考えか。 ◎地域保健課長 こちらのほうの部分だが、今ご指摘いただいたページの25ページの下ところの部分にあるが、例えばだが、学校で心の問題を健康課題として取り組んでいる割合、そういった部分について、私どものほうの、先ほどご説明した母子保健部会の中には、学校の養護教諭の代表の方などにもご参加いただいているので、そういった方を通して、またないしは校長先生などを通して、児童生徒の悩みとかそういったときに相談できる体制というのがしっかりあるよというところの部分を、しっかり知らせていきたいと考えている。 ◆今仲きい子 委員  そうすると、大人は周囲にいるが、中高生は知らないだけという認識でよろしいか。 ◎地域保健課長 中高生が知らないだけかどうかというところは、ちょっと何とも言えないところではあるが、中高生にもしっかり知っていただくというようなことになる。 ◆今仲きい子 委員  もう1つだが、38ページ……37ページにもあるが、保護者という言葉が出てくるが、それは、父親も母親も含むのか、どういうふうにこの指標をつくられているのかというところをお伺いする。 ◎地域保健課長 保護者ということで記述させていただいている部分については、父親も母親も、そして保護者という立場の方も含めて記述をしている。 ◆今仲きい子 委員  この答えるときというのは、どういうとき……その健診のときになるので、基本的には母親が来て答えているのかなと思うが、いかがか。 ◎地域保健課長 健診の際には、やはりお母様がいらっしゃるというケースが多いというふうに承知している。 ◆今仲きい子 委員  やっぱりそうすると、母親の意見というふうに見るべきかなとも思うが、父親の意見はどういうふうに拾うのか。 ◎地域保健課長 今後の部分になるが、例えば、健診の中で直接お父様からのお声を聞くというところの部分については、件数としてはどうしても少ないかと思っているので、さまざまなご相談というのを私どものほうの保健センターでも受けているので、そういった中でお声をとらせていただければとは考えている。 ◆今仲きい子 委員  お父さんの声を拾う機会というのが保健センターにはあるということか。 ◎地域保健課長 相談の窓口としては、いつも保健センターの窓口、市内4カ所の保健センターであいているので、その中でお父様のほうからの意見というのもいただいていければと考えている。 ◆今仲きい子 委員  はい、わかった。やっぱりとりに行かないといけないかなとは思う。  最後、これは私のちょっと興味があるところだが、チャイルドビジョンというのを最後39ページに書かれているが、これを体験したかしてないかというのは、子供の目線がすごくわかっていいかなとは思うが、これは、どういうふうに周知をされていく予定でいらっしゃるのか。 ◎地域保健課長 1歳6カ月と3歳の健診ときに、私どものほうで今これから養成をしていく母子保健ボランティアの協力などを得ながら、その健診に参加していただいた方に周知を図っていくということを考えている。 ◆今仲きい子 委員  ぜひ、市役所にいらっしゃった方、時間がある待合室なんかでもちょっと置いておくと、子供の目線というのがわかるし、ちょっとした空き時間にかぶっていただければ、運転するでも何でもそうだが、わかるかなと思うので、ぜひ活用していただければと思う。 ◆神子そよ子 委員  この計画そのものは、本当にすごくいろいろ練り上げてつくられていると思うが、行革では、こういうことをやろうと言いながら、一方では行革で、すごく母子だったり子供の保育園の値上げだったり、この「すべての子どもが健やかに育つまち船橋」をつくり上げる上では、何か逆行するようなことを一方ではつくっているというような気がしてならない。これは平成32年(令和2年)からという計画になりますよね。行革の集中期間が終わってからだと思うが、でも、今策定する中で、一方では逆の方向の予定も立てているというところでは、そこはどういうふうにお考えなのか伺えるか。 ◎地域保健課長 母子保健計画通じて、しっかりと次の世代を担っていただくお子さんたちを育てていただく、育てていくということがすごく大事になるので、ここの部分については、所属としてはしっかり進めていきたいと考えている。 ◆神子そよ子 委員  そのしっかりと進める上で、やっぱり行革でああいうことが上がってきているというのは、課としてこれを進める上では、これはおかしいでしょという声を庁内でも上げていただきたいと、ぜひ思う。よろしくお願いする。 ◆渡辺賢次 委員  計画、すごくすばらしいなと思うが、ほかの団体と言っていいのかな、ほかの組織と連携とっていかないとできない内容が結構あると思う。ちょっとクレームをつけるわけではないが、この母子保健部会委員というのがあるではないか。そうすると、連携とらなくちゃいけないというところは学校とか医療関係とかであるが、この委員さんの選定については、どのような考えで選定されたのかちょっとお聞きしたいと思う。 ◎地域保健課長 母子保健を推進していくに当たり、本当にさまざまなご意見をいただいて、今回の計画も練り上げてきたというところがあるので、計画策定だけではなく、進捗についても、本編の43ページに出ている母子保健部会委員、この方たちにご意見をいただきながら、評価いただきながら進めていくということなので、そういった部分でいろいろと行政に関わっていただく、力を貸していただく、そういったところの部分を期待しており、選定させていただいている。 ◆宮崎なおき 委員  すいません。すごく不適切な質問になっちゃう可能性があって、今どうしようかなと思ったが、健やかな子供って何だろうなと思って。本編のほうの24ページところに10代の喫煙率とか10代の飲酒率、今2.3%、14.7%、これをゼロ%に持っていきたいんだと。二十未満の妊娠が0.8%を0.5%に下げたいんだと。これ何で下げたいのかなと思うのと、あと、何かここだけ捉えると、健やかな子供って何……中学生のときには勉強にいそしんで、部活をやって、親の言うことを聞いて、品行方正に生活することが健やかであって……法律はあるかもしれないけど、世の中にやっぱりたばこも吸う子もいるだろうし、お酒を飲む子もいるだろうし、こういうことはゼロ%にするんだと、全く認めないことが健やかなんだという感覚なのか、ちょっとこの辺の感覚がどうなの……ここは、すごく厳しくしときながら、父親に対しては、積極的に育児をしている父親の割合は目標は60%でいいんだと。(笑声)何かこの辺の締めつけと、このあれがどういうふうになってたのかなということをちょっと尋ねしたいなと思う。 ◎地域保健課長 はい。先ほど冒頭のご説明でもさせていただいたが、計画の策定に当たっては、国の健やか親子21というところをベースにさせていただいている。その中で使われている指標なども私どものほうの目標ということで入れさせていただいているというような関係もある。  あと、保健というところの部分に主眼を置いて策定している計画にもなってきているので、そういった面で、健康の面というところの視点を加味して見ていただければと考えている。 ◆宮崎なおき 委員  そうすると、別に船橋の母子保健計画目標値が国に沿ってというふうになったら、これは独自性がなくて、何か船橋の思いというのは、この中のどこにあるのかなと思っちゃうが。 ◎保健所理事 今の10代の喫煙と飲酒率だが、ゼロにしたという目標については、やっぱり10代ということは医学的にもリスクがあるよということなので、あるので、やっぱり健やかというところであると、そういったリスクを排除していきましょうということがすごい重要だと思っているので、これは本当に思いでそこは外したいということでゼロを目標に考えている。 ◎地域保健課長 委員長よろしいか。今のところの答弁でちょっとお話をさせていただいて。  私どものほうのいわゆるこのベースラインというのを1歳6カ月とか3歳の健診の問診票などをもとにとっているというようなところがあるので、そういったところの部分も含めて、船橋市の独自性というか、船橋が今持っている数字というようなところの部分は、ある程度この反映させていくことができている計画なのかなと考えている。 ◆宮崎なおき 委員  ごめんなさい、今の説明だと、独自性がというのがなかなか、僕の中ではなかなか伝わらなかったというのがあるが、そんな中でも、船橋独自の子育て世代包括支援センターとかもされるという……1月からですよね。これは、今後の展開とか運用とかというのは、もう細かく決まっているのか、さっき先番議員からの質問に対しても、ちょっとふわふわっとしたご回答だった。今後の展開としてはというのはどうか。 ◎地域保健課長 1月に開設・スタートするというようなことを予定しており、子育て世代包括支援センター、必須業務が4つあるが、まず実情を把握するということ、それから相談に乗るということ、それから、必要に応じて個別の支援プランを策定するということ。それから、必要な場合には関係機関と連携を図るというようなところの部分、この4つがあるので、この部分については1月からスタートするときにしっかり取り組んでいくということを考えている。 ◆宮崎なおき 委員  計画の本編で言うと15ページから入るところでも、子育て世代包括支援センターの認知を高めるということがほとんど中に入っていて……とりあえず1カ所か。 ◎地域保健課長 まず1カ所でスタートということを考えており、その準備を今進めているところである。 ◆宮崎なおき 委員  ちょっと話がずれちゃうかもしれないが、船橋市は高齢者の地域包括支援センターが土日やってないんですよね。開催してない。そこの理由の中にあるのかないのかわからないが、直営と委託が混在してて、直営のことがあるから土曜日があけられないのかなとかっていうふうにも思ったりもしちゃうんだが、この子育て世代包括支援センターに関しても直営でいったとしたら、今後ふえていったときに土曜日があかないとかってなってくると、父親がなかなか行けないとか、そういう問題があると思うので、その辺は今後検討していくということか。 ◎地域保健課長 事業の開始が1月からということになるので、その中で市民の方からさまざまなご意見をいただくと思うので、将来的な考え方については、皆様のご意見を受けた上でいろいろ研究していきたいと思っている。 ◆石崎幸雄 委員  2点ほどお聞きする。  概要版の9ページところで、最後の評価目標のところの表が出ており、体罰や暴言等によらない子育てをしている保護者の割合ということで、4カ月の方は99.1%、こういうような数字が出ている。これは、国を挙げて喫緊の課題で取り組んでいるところである。そして、4カ月については、99.1%を100%にすぐ持っていけるというようなことなのかなと思うが、この1歳6カ月、3歳については、5年かけてこの数字を目指すというようにお示しをされているが、この辺の目標設定について、もっと国全体でこう上げている数字であるので、もっと早くできるんではないかなと思ったが、この辺の数字に抑えているところの現状をお尋ねしたいと思う。 ◎地域保健課長 今現在の状況というところをお示したデータを最初にご説明させていただいているところではあるが、やはりお子さんの年齢が1歳6カ月、3歳と上がるにしたがって、親御さんのほうとしてもいろいろお子さんが言うことをちょっと聞かなくなってきているよとか、そういったところの部分を感じられている方がふえてきていると考えているので、もちろん虐待ということは本当になくさなければいけないところではあるが、現状の育てにくさ、そういった部分というところの部分を加味したときには、現状値よりも上げていくというところで、ある程度この実態を想定できる数字ということで、この目標を設定させていただいた。
    ◆石崎幸雄 委員  ということになると、もうちょっときめ細かい目標で、5年間を通してこの何%──例えば、1歳6カ月であれば3ポイント上げるということだが、もう少し5年間の数字を目標にしっかりと上げたところで、事業を推進していくことも1つの上げていく方法かなと、このように思っている。これは要望とさせていただく。  この数字だが、4カ月は99.1%、これはそういうような体罰や暴言等によらない子育てをしていると、この数字が出ているが、一方で、本編のほうの11ページだと、この数カ月の間に、そういった厳しい子育てをした人は……4歳児では10%を超えている人がそういう子育てをしたと、このように言っているが、ここの数字の整合性というのはどのように捉えたらいいか。 ◎地域保健課長 委員からご指摘いただいた11ページの表との先ほどの評価指標ところの部分の、ちょっとこの数字が少し乖離しているところの部分について、ちょっと再度精査させていただいて、ご報告させていただきたいと思っている。 ◆石崎幸雄 委員  はい、よろしくお願いする。  あと1点、本編の25ページところで、地域とのいわゆる連携が必要であるということで、学校との連携についてもさまざまな指標で提言をしていただいていると思う。それで、先ほど先番委員のお話で、フッ化物のお話があったが、その上段である市が学校で学童期思春期を対象とした健康講座を実施した割合はということで、現状は85分の3校ということで非常に厳しい数字が載っている。しかし、5年間かけても8校にとどめているというようなことで、教育関係との連携が非常に望まれるところであるということ、まず1点、ちょっとご見解をお尋ねしたいと思う。  それと、もう1つ、このところは85分の3と指標を出しているが、ほかのところはパーセントで出している。ここだけわかりやすい、私からすればわかりやすい指標を出していただいている、この理由についてお尋ねしたい。 ◎地域保健課長 委員からご指摘いただいたとおり、学校現場においては、非常に時間が限られている中でいわゆる学習指導要領に入っていることだとか、そういったものをしっかり消化していかなければいけないというような中で、私どものほうで内容を提供させていただいている学童期思春期を対象とした健康講座、こういったものを学校のほうにお願いして、カリキュラムの中で取り組んでくださるよというところについては、実際に私どものほうの職員を派遣するなりで実施しているというような状況が、今現在の状況である。  今後についても、もっと開催の機会を考えていただきたいというところについては、学校のほうにも働きかけていきたいとは思っているが、なかなか冒頭にお話ししたとおり、授業の時間としてとることが難しいよというようなお声も一方でお聞きすることもあるので、そこの部分については、本当に学校のほうに今後も継続してお願いをしながらということで、数字は今よりも伸ばしてはいきたいんだが、例えば、より多くの学校というようなところの部分に至るのはちょっと難しい部分もあるのかなと考えている。 ◆石崎幸雄 委員  あと、数字の出し方。 ◎地域保健課長 2点目の数字の出し方の部分だが、なかなかこちらの部分については、今ご説明したようなところで、パーセンテージで出すというところの部分で、例えば、20%を目指すよとか、そういった部分というのが現状での実施の状況を見ていると、なかなか難しいかなというような判断のもとで、こういうような実数での評価、こういった数字を出させていただいちゃったというところが、この状況である。 ◆石崎幸雄 委員  フッ化物の数字は49.1%から100%へ上がっているが、ここのところもフッ化物の数字が上がんないんではないかというような理事者とのお話の中でも、やっぱり時間が厳しいんだというようなことをおっしゃっていた。しかし、ここについては、100%持っていくと、このようになっているので、さまざまな点もご苦労をかけるが、こういうフッ化物のような形で、学校教育の現場で協力をいただきながら推進をしていただければなと、このように思う。これは要望とする。 ◆日色健人 委員  本編の10ページ健康相談健康診査の受診率だが、そもそも現場の認識ができてなくて申しわけないが、その前の8ページところ健康診査の流れ、順番に書いてあるが、3~6カ月の健康診査……あと9~11か、これは医療機関に小児科だったり、産科だったりわからないが、そういうところお子さんを連れていって、受けてくださいよという健康診査なのか……ですよね。あるんですよね──はい。で、4カ月は保健センターで集団でみんなで受けるというあれですよね。  10ページの表に戻るが、何でこれ、4カ月健康相談に比べて、3~6カ月やら9~11カ月の健康診査の受診率って低いのか。 ◎地域保健課長 3カ月から6カ月、それから9カ月から11カ月の健康診査については、母子健康手帳をお渡しするときに、別冊で妊婦さんが健診を受けられるような、受診券というのがついており、その中に今の乳児の健診というのも入っているような状況になっている。実際にその3カ月から6カ月のところの部分で受けてくださいというようなところの部分の受診の勧奨とかそういったものについて、実際にこの受診していただいた後、その受診券の請求みたいなことが私どものほうに来ないと、その実態というのがなかなか把握できないような健診の種類になっているので、そういった部分で私どものほうから直接受診してください……受けてないということであれば、その後の経過というのを見ていくが、4カ月、1歳6カ月、3歳の健診に比べると数字的には低くなってきているというふうに捉えている。  それと、もう1点、特に9カ月から11カ月の健診の部分については、ちょうどお子さんたちのいわゆる予防接種というか、そういったものの関係がちょっと一段落するところであるので、そういったところもあって、受診される方が少し減るのかなとは捉えているところである。 ◆日色健人 委員  そういうように予防接種とかで、例えば、僕は余り予防接種のスケジュール覚えてないが、この間病院行って、予防接種してもらって、お医者さんにも様子見てもらっているしと、だから、この1歳の誕生日ぐらいのこのころ……1歳の誕生日前ぐらいか、このころ、今さら重ねて行かなくてもいいかと、そういうような心理が働いていて、出不精になっているということではないかということか。 ◎地域保健課長 おっしゃられている予防接種がちょうど一定の期間ごとにかなり詰まったスケジュールで、この9カ月の健診を受けていただく前まではあるが、ちょうどのこのタイミングのあたりで予防接種の関係が少し一段落してしまうような時期でもあるので、そういったところも受診の率が上がっていない理由の1つなのかなとは捉えている。 ◆日色健人 委員  この9カ月から11カ月の健診をサボると──サボるというか、パスしちゃうと、次、1歳6カ月ぐらいまで、半年ぐらい……18カ月だから、9カ月ぐらいもしかしたら、9カ月弱ぐらいか、8カ月ぐらいお子さん連れて医療機関なり──風邪でも引けば別だが、医療機関なりあるいは健診みたいなものに行く機会がなく……間があくということになっちゃいますよね。 ◎地域保健課長 委員おっしゃられるとおりである。 ◆日色健人 委員  それで、9カ月から11カ月の健診て、必要性についてはどういうふうに考えているのか。受けなくても大丈夫な話の期間なのか、それともやっぱりこの期間には必ず予防接種とは別にお医者さんに様子を見てもらうのが必要な健診なのか。 ◎地域保健課長 お子さんに何らかの変化というか、医療につなげなければいけないようなことが仮にあったときに、受けていただくことによって早く医療にかかっていただくというような機会にもなるので、ぜひ受けていただきたいとは考えている。 ◆日色健人 委員  だとしたら、本編の22ページ、戻っていただきたいが、あるいは概要版の9ページの一番下の欄でもいいんだが、今回の評価指標の中に、乳幼児健康診査受診率、3つあるが、集団健診のほうしか入ってない。4カ月、1歳6カ月、3歳児のほうは目標値があって、ベースラインと評価があって、この3つは正直、あらかた9割5分ぐらいみんな受けているわけですよね。だとしたら、今回計画で何か5年後に向けて高めていきたいとおっしゃるんであれば、今の最初のご答弁が、そんなふうに思ってらっしゃるということであれば、この3~6カ月なり……3~6カ月はすぐ、4カ月で必ず間に入ってるから1回は行っているわけだが、間の谷間になっちゃうこの9から11のところの受診率を上げる何かしらの仕組みというのを、目標を掲げた上で具体的に計画されるのほうがいいのかなと思うので、この評価指標の中に9カ月から11カ月の受診率で今8割5分ないぐらいか、80%ちょいだが、これ9割まで上げるとか、何かそういったのを目標に入れたらどうかと思うがどうか。 ◎地域保健課長 ご指摘なので、ちょっと検討させていただきたいと思っている。 ◆日色健人 委員  もう1つ気になったのが、予防接種の完了率が3歳児の段階で今67.9%ということだが、これってこんなものなのか。何かお母さん方と話ししていると、いや、予防接種どうやって全部コンプリートというのかな、全部スタンプ欄埋めるようにするのか、そのスケジュールが精いっぱいで、子供1回風邪でも引かれたり、雨降ったりとかすると、予定狂って大変みたいな話は、結構お母さん方、熱心に予防接種全部受けるのを取り組んで……取り組んでいるって言ったら変だが、意識されてらっしゃる方多いと思うが、全国平均とか見ても、こんなもんなのか。もちろん、お子さんの体調的な問題だとか、疾病とかで受けられない状況があるのは理解しているから、100%にはもちろんならないと思うが、こんなものなのか。 ◎地域保健課長 やはり委員からご指摘いただいたとおり、ちょうどそのくらいまでについては、かなり予防接種のスケジュールが過密になっているということで、お子さんの体調とかそういったこともあって、なかなか100%できていないというところの部分が、私どものほうでも捉えているところである。ただ、予防接種受けていただくことによって防げる病気があるので、そこはぜひ受けていただくように、私どものほうもいろいろ周知とかはやっていきたいと思っている。  やはり予防接種のスケジュールもかなり込み合っているというところもあるので、先ほどから私どものほうでご案内させていただいている4カ月、1歳6カ月、それから3歳の健診のときには、しっかり予防接種受けましょうということについては、今までも周知啓発させていただいているところではあるが、そういった部分には取り組んでいるが、数字的には今のような状況になっている。 ◆日色健人 委員  データあるかどうかわからないが、予防接種を拒否されるお母様──お母様ではない、お父様でもいいや。お父様でもお母様でもいいが、保護者の方というのが一定数いらっしゃるというような、多分お子さんを持ってらっしゃるご家庭だったらわかると思うが、うちは受けさせなくても大丈夫、自然にウイルスうつしてもらって、そして、そのほうが元気になるんだみたいなね、余り科学的とはちょっと思えない……こういうことを言うと、すぐウオッチしてる方は、議会でこんなことを言っている人がいるとか何だとか言って攻撃してくるあれがあるらしいので、余り言いたくないが、一定数、余り科学的ではないような理由でワクチンを拒否される方、あるいは、忌避される方というのがいらっしゃると聞いているが、そういったものが影響していることというのはあるか。 ◎地域保健課長 委員からのご指摘のとおり、やはり家族のポリシーだとか、さまざまな理由でちょっと受けないよという選択をされる方はいるということだが、具体的な数というのをそこ、私どものほうで数字として捉えているというところはないが、絶対的な数としてはそれほど多くはないんではないかと捉えている。 ◆日色健人 委員  それぞれお考えがあるのは理解するが、子供に関することなので、そういったご意見が、例えば健診の際に、いや、うちの子は受けさせませんみたいな話があるときには、恐らく不安が原因にあると思う、きっとね。ワクチン接種させることによるその不安が根底にあって、子供のためを思ってあえて受けさせないんだという選択をされるんだと思うので、そこの不安にいかに寄り添うかというようなところが大事なのかなと思う。それが、あなたが間違ってるよという言い方をするのではなくて、その不安に寄り添うような形で予防接種の意義であったり、その効果であったり、その安全性であったり、そういったものに対して、ご理解をいただけるような取り組みをしていただきたい。  あと、数、最近ちょっと下火になってきたかなというような気はしているんだが、やっぱり一定数、そういったお考えの方がいらっしゃるとは思うので、もし現場で、そういった理由で予防接種を受けさせないというようなお声があったとしたら、ざっくりでも構わないので、どれぐらいそういったものがあったのかというのは把握されておいてもいいのかなと思うので、これはこの程度にしておきたいと思う。 ◆いとう紀子 委員  概要版の5ページ母子保健を取り巻く状況という部分だが、少子化の進行については、やはりいろんな事業で少子化対策、産み育てやすいまちづくり。核家族化、育児の孤立という部分では、やはり相談場所の設置だと思うが、その下の晩婚化未婚率の上昇、あと、晩産化については、特に何か事業を行っている様子は見られないが、そのあたりはどうお考えか。 ◎地域保健課長 今まで私どものほうの独自の取り組みということではやっていなかったところだが、今後やっていこうということを考えているものとして、厚生労働省で実際に産んでいただけることに適した年齢というか、そういったものがある程度示されているところがあるので、例えばだが、やはり学校等にもご協力いただく中で、お子さんたちに対してアンケートなどを実施することによって、お子さんを産むのに適した年齢というのがあるんだよということを、周知を図っていければなとは考えているところである。 ◆いとう紀子 委員  そっちなんだと思ったが、結構ほかで婚活支援サービスをやられている場所とか、そういった方面もあると思うので、今後ちょっとご検討いただければと思う。 ◆今仲きい子 委員  日色委員からもあった乳児健診の9から11カ月の件だが、いろいろ病院によって内容が違うかなと思うが、それは何か決まりがあるか。というのは、やっぱり予防接種の延長で同じような、ちょっとプラスアルファの健診ということであれば、やっぱり受けるのも下がってくるかなと思うが、私が行っていたところだと、やっぱり発達の状況、臨床的なところも診ていただいたり、あと、離乳食の相談に乗ってくれたりと、そういうプラスアルファをやっている病院もあったり、ないところもあるというところで、何か決まりがあれば、それ、受診率を上げるためにもそこは効果的かなと思うが、いかがか。 ◎地域保健課長 今、委員からおっしゃられた健診の内容の部分、基本的にここの部分だけ押さえていただきたいというところは、それも決まっている部分があるんだが、それ以上の部分の健診をされる、検査の項目というのを加えられるかどうかというのは、そこは医療機関のほうで準備できる、実施するというところの選択になってしまうと思うので、国のほうはある程度こういった部分やりなさいと示しているところ以上に、これもやっていただきたいというところは、現状では各病院に働きかけるというのはちょっと難しいかなと思っている。 ◆今仲きい子 委員  そうすると、費用のほうはどういうふうになっているのか。 ◎地域保健課長 健診については、いわゆる治療とかそういったものとは違って、自由診療というような範囲になってくるので、この部分については、病院によって、いわゆる受診していただく券の中でおさまる範囲での病院もあるとは思っているが、それではおさまらなくて、プラスアルファをお支払いいただくというところもあると考えている。 ◆今仲きい子 委員  窓口で支払うということは基本的にないかなと思うが、そういった場合もあるということなのか。 ◎地域保健課長 母子健康手帳をお渡しするときに、別冊ということで妊婦さんの健診だとか、そういったものを受けていただく券があるが、その中に具体的なものとしては、体重、身長、それから頭の回りと、それから、あと、離乳食の状況だとか、そういったところの部分について、確認していただく、病院のほうで診ていただくという項目については、基本的に無料で診ていただけると捉えているが、先ほど委員のほうからもご指摘があったプラスアルファで、ここの部分をやっていくという、そういったところについては、病院のほうにお支払いいただくということもあると捉えている。 ◆今仲きい子 委員  市として、別途支払っているということではないということですね、はい、わかった。 ○委員長石川りょう) 他に質疑はあるか。大丈夫か。──はい。なければ質疑を終結する。  以上で、本件を終了する。          12時02分休憩    ──────────────────          13時00分開議 2.行政視察の振り返りについて ○委員長石川りょう) 皆さん、先日の行政視察、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。  10月29日から31日まで、奈良県奈良市、大阪府茨木市、滋賀県彦根市、そして三重県津市への行政視察を行ったので、本日はその振り返りについて行いたいと思う。  まず、具体的には、最初に委員の皆さんから視察を行ってのご所感について、順番にご発言をいただきたいと思う。また、当日、ご同行いただいた執行部の皆さんにもお越しいただいているので、執行部の皆さんのご所感も伺いたいと思っている。  そして、その後、視察のテーマに関して、現時点で本市に対するご質問等があれば、ちょっとその場で委員の皆さんから、同行理事者に対して聞いていただく時間も少しだけ設けたいと思っている。余り細かいことになると、この担当の方がいらっしゃらないと難しい面もあると思うが、現時点で皆様が視察に行ったご所感を踏まえて、何か少し本市、ここの部分どうなっているのとか、そういうことがあった場合には、少し質問していただく時間を設けようと思っている。  では、早速皆さんからのご所感を伺いたいと思う。なお、本日皆さんからのご所感については、後日作成をする視察報告書、こちらに添付をさせていただくので、よろしくお願いする。  それでは、ご発言をお願いする。私から、こっちから指していくようにするか。じゃあ、渡辺委員からよろしいか。 ◆渡辺賢次 委員  皆様ご苦労さまでした。4市視察してきたわけだが、まず、奈良市、児童相談所ですね、立ち上げというか、もうすぐ開く予定でいるということで、いろいろお話を聞いた中で、やっぱり人材の確保、また育成、この辺が非常に大変であり、また重要かなと認識した。当市も5年後だったか、令和5年であったか、そこでやるということだが、現時点でも児童相談所、何か職員派遣して、研修させているようなお話は聞いたが、これから理事者側では、そういった人材の確保・育成、非常に大事な部分になると思うので、よろしくお願いしたいと思う。我々も勉強しながらいろいろ進捗聞きながら、やっていきたいと思っている。  それから、あと、設置後の関係機関との連携が非常に成否左右するのかなと思うので、この辺もよろしくお願いしたいと思う。  あと、茨木市、放課後ルームと放課後教室……船橋市でいう放課後ルームと放課後教室の連携ということで、視察に行った。設置場所が学校ということで、同一事業が一緒にできるというようなお話だったけど、船橋市は一緒でないところもあるので、この方向性で行くのであれば、ちょっと何か工夫しなくちゃいけないのかなと思う。  ただ、教育委員会が所管で一本化していて、指導員が兼務できるというお話だった。この辺もうちも、船橋市も同じ子供の放課後の時間帯を、放課後ルームと放課後教室に分けているわけだが、何か一本にできないのかなとは前々からちょっと考えていたが、この辺も少し参考になるのかなと思う。  それから、彦根市、子供の貧困対策ということで、ちょっとお伺いしたが、ほとんど計画書のお話だけで、実際の行動がちょっと見えてこなかった。もうちょっと現場の人とかがいたらよかったのかなと思った。それでも、一生懸命説明してくれたので感謝する。  それから、津市、これ、フレイル対策ということでお伺いしたが、健康寿命云々ということで、船橋も結構やっているが、保健師さんによる生の声が聞けて非常によかった。それから、栄養指導、栄養パトロールが徹底していて、現場の保健師さん、すごい頑張っているなという感じがした。船橋でも栄養士さんそのものはやっぱりいろんなところに出かけて行ってやってくれているが、市民から見た場合の保健師さんの取り組み姿勢が随分違ったのかなみたいな……ちょっとした。船橋市の保健師さんも頑張っていろんな催し物があると出かけてやってくれているので。  あと、全体についてだが、非常に事務局一生懸命やってくれて、時間に無駄がなく、非常に効率がよかったと思っている。ただ、やはり行った視察目的だけじゃなくて、ちょっと町なかが歩けて見られたら、その町の雰囲気とかが感じられるので、ちょっとそういう部分、余裕を持ってちょっと組んでいただけたらいいのかなと思う。彦根市なんかは、駅前で……駅おりた駅前のビルに入って、またすぐ電車乗って帰ってきちゃったというような状況で、中が余り見られなかった。そういったようなところで、観光とは言わないが、町なかを見るだけで、ごみが落ちているとか、落ちてないとか、駅前の自転車の整理状況がどうだとか、そういうところも感じることができると思うので。  今後の視察においては、そういう部分もちょっと配慮していただければなと。 ○委員長石川りょう) どうもありがとうございました。すいません、私のほうが、我々正副委員長で、ぎゅっと詰め込んでしまったがために、ちょっとなかなか余裕のないスケジュールになってしまったこと、私どものほうからちょっとおわび申し上げる。  それでは、石崎委員お願いしてもよろしいか。 ◆石崎幸雄 委員  今回の視察については、4テーマで視察をさせていただいて、本当にいいテーマで視察を組んでいただき、正副委員長には本当にありがたく感謝を申し上げる。  そして、それぞれの視察で研さんさせていただいたが、このテーマについては、今の正副いらっしゃるこの2年間はね、やっぱり2年間の統一テーマで研究をしていただきたいし、また、今、喫緊の課題があるのではないかなと、このように思った。  そして、福祉施策については、お金がたくさんかかるところもあるが、やっぱり人によって予算がなく、そして地域も限られた中でも、やっぱり施策を進められるようなところを……津市の施策なんかはまさにそのようなことだと思う。予算がない、人がないというようなことでは施策はできないということを払拭するような視察だったなと、このように思う。 ○委員長石川りょう) どうもありがとうございました。  テーマについては、我々もしっかりやっていきたいと思っているし、このテーマで引き続きやりたいところもあるが、もしも皆さんのほうからでも追加であるようであれば、いつでも言っていただければと思う。ありがとうございます。  それでは宮崎委員、よろしくお願いする。 ◆宮崎なおき 委員  2泊3日の視察で、正直なところ、大分過密なスケジュールがあったので、もう少しゆとりを持つ、もしくは視察の本数を減らすとかして、一つ一つを──渡辺委員からもあったとおり、町の様子……なぜこれが大切かというと、相談援助、支援するときとかに、なぜこの人は今こういうふうになっているかということを考えるときに、例えば、僕なんかでも、一番初めに、初めましてと新規で相談を受けるときは、その家の周りとかを、様子を見る。さらにそこから生活歴を聞いたりして、あ、なので、こういう思考回路でこうなったんだというのが出てくるんだが、その辺の味わいが今回少し……なぜこの市はこういう思考回路になって、こういう支援を決めたのかというところがちょっと感じることが、第六感的に……五感的に感じることがちょっとできなかったというところが……もう少しゆったりできればなというところがあった。  あと、今回のテーマおのおの、要は人依存をするようなテーマ、職員さんの質によって全ての事象が、内容が変わってきてしまうようなところで、今回も、ここというところをあれしたらあれかもしれないが、津市さんの保健師さんなんかは、まさにこういう方が熱意を持ってやると、こういうふうになるんだと。究極の成功例だなと思って。でも、それって、あの方がいなかったら成功しなかったんだとしたら、都市部においては、人依存ビジネスではないが、人依存というところから、どうやってそれをシステム化して、誰がやっても同じようになるかということを徹底して研究していく必要があるのではないかなというのを感じさせられる視察だった。長くなったが、以上である。 ○委員長石川りょう) 繰り返しになるが、本当今回は詰め込み過ぎてしまって、欲張り過ぎて……。      [「そういうわけではない、そういうつもりではない」と呼ぶ者あり] ○委員長石川りょう) 失礼した。  ありがとうございます。それでは、神子委員お願いする。 ◆神子そよ子 委員  初めての視察で、本当におなかいっぱいというぐらいいろんなものを学んで来られたと思う。特に、印象に残っているのは、やっぱり津市のところで、フレイル対策。本当に保健師さんたちが生き生きと活動してらっしゃる様子がよくわかって、やっぱりこんなふうに市との連携もすごくうまくいっている、行政との連携もうまくいっているというところでは、こういうふうにやっていくことが地域に出ていくこととか、すごくうまくいっているんだなというのを感じて、特に、どんなものをどれぐらい食べているとか、ああいうのも自作してらっしゃって、とてもいい、わかりやすい資料を使っているなというのもあるので、ぜひまねできるところは取り入れて、本市もやっていけたらいいのかなと思う。これからやっぱり高齢化がどんどん進む上で、必要な部分だと思うので、ぜひまねできるところはしていったらいいかなと思った。  あと、児相のところも、やっぱり船橋市がこれから取り組んでいく上では、あそこでは同じ県内に2つになるわけだが、本市でも船橋市の利用者が今市川の児相のほうでも大変多いというところでは、やっぱり必要なもので、確かに先番議員もおっしゃったように、人材の確保と育成というところが一番大事な肝のところだろうなと感じた。私たちもいろいろなことを見ながら、いいものをつくり上げていけたらいいなと思った。  2つそこが一番印象に残った。ありがとうございました。 ○委員長石川りょう) どうもありがとうございます。  それでは、岡田委員お願いする。 ◆岡田とおる 委員  改めて皆様お疲れさまでした。いろんなお手配をいただいた事務局の皆さんも本当にありがとうございました。  私も欲張りなので、よかったと思う。(笑声)それは余計なことはいいとして……。  まず、奈良市さんの児相に関しては、やはり県の児相と新たにつくる児相との位置関係とか、その地域性によって、さらに何か複合的な施設化をしようというのが、なかなかおもしろい発想だが、果たして船橋にはどうなのかという問題を考えるきっかけをいただいたと思うし、端的にふるさと納税で児相を建てようというあのポスターを見て、私は衝撃を受けたというのが正直なところで、こんなやり方あるのかと。奇特な人がたくさん多いのか、逆に地域の人がやっぱりそれだけ必要性に対しての共感を持っているのかなというのも逆に裏側から言えば、そんなところも感じたところで、船橋市としては、今後、児相の成立に向けて今、準備を進めていくが、いろいろな形で取り組む必要性があるなというのは、改めて感じた次第である。  茨木市さんに関しては、放課後のお子さん方の過ごし方について、いわゆる民間の方々の力も活用しながら、非常に幅広い意識を持って、ボランティアの大学生の募集だとか、随分積極的にやられていて、新しい取り組みに今後発展していくであろうという印象を受けたし、船橋でもやっぱりそういう工夫の仕方というのはあるのではないかなというのを受けたところである。  彦根市さんは、何か当初予算の決定が、我々が視察に行く間際の議会でようやくというところで、担当者さんも大変苦慮しているというところで、かえってちょっと負担をかけちゃって申しわけなかったかなという印象もあるが、どうしても貧困対策としては、子供というよりは、その上にいる世代というか、青年世代の地域の交流だとか、いかに社会に出ていくかということをしっかりその世代から取り組んで、それが結果的に子供たちのサポートにもつながるようにという、ちょっと幅広い立ち位置で物事を考えられているんだなということで、今後の動向を見守りたいなと思った。  最後に津市さんに関しては、皆さんやっぱりおっしゃるとおり、人柄ですよね。システム、すごい大事だと思うが、人を育てるシステムというのを考えないと、やっぱり難しいところであると感じたし、あれだけパワフルに動いてる担当の保健師さんなんかと会うと、ぜひ船橋市でも人事交流も含め──この前一般質問でも発言させていただいたが、ああいう元気な人を呼んで、こういう地域で私たちはこんなことをやっているんだというのを船橋市の職員さんにもどんどんアピールしてもらったり、むしろ船橋市の職員さんなんかがああいうちょっと違う立地条件の土地に行って、そこでの取り組みがこういうことだったと。じゃ、転じて船橋はどうなんだと考えるきっかけにもつながるんではないかと思うので、そういうご提案をちょっとさせていただきたいなと思っていた。  全体を通してだが、非常に内容の濃い視察が行えたと思っているので、いろいろな時期的な問題もあるかもしれない。台風がどうだとか、その後だとか異論もあると思うが、せっかくこうして視察に行く機会をいただくので、やはり代表という意識というか、有権者の皆さんとか市民の皆さんの気持ちを代表してしっかり今後も取り組んでいきたいと思える視察だった。  ありがとうございました。 ○委員長石川りょう) どうもありがとうございました。  では、今仲委員お願いする。 ◆今仲きい子 委員  お疲れさまでした。本当に私も初めて視察に行かせていただいて、大変勉強になったし、関西地方にちょっと住んでいたこともあるので、懐かしくも思った。  奈良市の児相に関しては、先ほど岡田委員おっしゃっていたみたいに複合的な部分にすごく、ああこんな発想もあるんだなと私もびっくりして、子供が遊ぶスペースがありながら、裏には施設があったりと、ちょっと複雑な気持ちにもなったが、そういった計画を進めているというところも、驚いたというところである。でも、県とのかかわりだとか、お話あったみたいに人材の確保・育成、そういった面でまだまだ課題がたくさんあって、それもそうだが、設置の必要性自体も考えていく必要があるのかなと思った。  先ほどの母子保健事業のお話でもあったが、資料の中に、出産後に母子保健の手続というか、本来だったら6週とかそのぐらいたってから母子手帳をもらったときに受給券もらえるものを、出産後に届け出をしてもらっている人がまだいる。そういうアンケートを見ても、まだまだ設置する前にももっともっとやれることというのはあるのかな。ちょっと芽が出そうなところを摘めるところがあるのかなと先ほども思った。なので、その辺も含めて設置の必要性も含めて今後の継続的な運営ができるかどうか、そういったことも含めて検討する必要があるかなと思った。  もう1点、茨木市の学童の保育事業については、一番びっくりしたのが、親が午後5時まで働いていないと入れない。それを3カ月以上継続してないと入れない。結構厳しいっちゃ厳しいが、やっぱりそのぐらいして本当に必要な人に届けるということも必要なのかな。待機の解消も必要だが、これが適切なのかどうかわからないが、そういう入室資格についても、こういったことをやられている自治体があるということに驚いた。  あと、保育室の利用料についても、一律船橋市は8,000円とおやつが2,000円だが、所得に応じて応能負担をしているというところも検討してもいいのかなと感じた。  津市のフレイル予防については、皆様おっしゃっていただいたとおり、やっぱり人でその事業がとてもよく、さらにプラスアルファよく回っていると思ったし、そういったバイタリティーある保健師さんをどんどん育てていっていただければなと思った。  以上である。 ○委員長石川りょう) どうもありがとうございました。  それでは副委員長お願いする。 ○副委員長(いとう紀子) 皆さん2泊3日と長いお時間だったが、本当にいろいろありがとうございました。  今回、視察を委員長と一緒に練って、やはり、最後津市さんですごい元気をもらって帰らせていただき、すごいまとまりもいい視察になったとは思っている。
     まず、奈良市さんから、人材確保・育成部分がやはり皆さんが言っているとおり、今後の課題でもあるなという部分と、あと、県内のみならず県外のほうへの育成も今後考えていくべき必要があるかなと思った。あとは、児童相談所ができる前、今もやはり重要なんだなということを再認識させていただいた。  茨木市さんだが、実はちょっと正副で話していたのと若干ちょっと想像が違うバージョンの放課後子供教室だったが、地域との交流がすごい盛んで、ただ、それぞれの地域によってやる内容が異なってしまうという点は、いろんなところからクレームが来てしまう可能性もあるのかなと思ったが、今後地域とのつながりというのがすごい大事になってくると思うので、そういった点、または、今いろんなやり方をされている地域もあるので、そのあたりもいろいろと皆さんと見ていきたいなと思った。  彦根市さんだが、子供の貧困という部分でかなり幅広いお話になってしまったので、もうちょっと精査していけばよかったなと思ったが、彦根市さんの子供たちの居場所づくりの点がすごい充実していたなと思った。居場所づくりって、やっぱり1回会った方だけに全てをお話しすることって難しいと思うので、通っていただける場所というのはすごい重要で、やはり聞いてくれる大人の方がいるというのも重要だと思うので、そういった居場所づくり、今後も船橋市も進めていけたらなと思う。  津市さんだが、皆様おっしゃっているとおりすごい元気をいただいて、これ、もし可能であれば、資格がなくてもすごい元気な方を募って、資格がなくてもできる部分を、人柄を優先してできないのかなと。例えば、幼稚園に通わせているお母さんたちの空いた時間とかに、何かお手伝いしてもらったりとか、すごい元気な若いお母さんとかが手伝ってくれると高齢者の方たちも元気も出るし、また子供との交流もあったりするのもいいのかなと、いろいろ考えさせていただいた。  以上である。 ○委員長石川りょう) どうもありがとうございました。  それでは、私からもちょっと申し上げさせていただこうと思う。  本当に副委員長もおっしゃっていただいたが、2泊3日という長い視察になってしまい、皆様のほうからも、もう少しゆとりのある行程を組んでいただければというお話もいただいた。これは事務局のせいではなくて、我々が本当に欲張って詰め込み過ぎてしまったので、そのあたりについてはちょっと私からおわび申し上げる。  でも、同時に皆様言ってくださったとおり、実りのある視察にすることができたのではないかと思っている。これは、津市さんのところで当てはまることだと思うが、本当に、視察先のご説明くださる方によって、視察の盛り上がり度というか、雰囲気というか、そういうのは大分こう左右されるんだなというのを私自身非常に大きく感じたところである。  今、皆さんのご感想、ご所感の中にあったとおり、今回学んだことを議員個人としてもちろん研究深めていただくことも重要だと私当然思っている。しかし、議員1人がいうことというのはやっぱり線香花火ぐらいの力しかなくて、やっぱり委員会とか議会全体で研究して提言していくということは、打ち上げ花火のような大きな力を持つものだと思っているので、先ほど石崎委員もおっしゃっていただいたが、今回の視察で我々どういったところを研究テーマにしていけるか、この2年間で健康福祉委員会を通じでどういうことを委員会として執行部に提言していけるか、そういったところを主において少しこれから先の委員会運営についても我々正副委員長考えていきたいと思っている。  ちょっと少し奈良市と茨木市さんについてだけ言及をさせていただきたいと思っている。  児童相談所の件で奈良市を視察させていただいたが、やはりまだ完成はしていない、途中といえども我々より3年先を進んでいる自治体なので、非常に勉強になったことだと思う。皆さんもおっしゃってくださったとおり、財源の問題だとかあとは人員の確保、人材の育成、この部分については、本当に我々も研究していかなければいけないと思っている。皆さんって市川児相とか……本市の担当してくださっているところに行かれたことってあるか。──ないですよね。本市を担当しているのは市川児相なので、こういったところを我々委員会として視察を訪れていろいろお話を聞かせていただいてもいいのかなと現時点でも思っている。  あとは、茨木市さん。放課後子供教室と放課後ルームの連携だが、先ほど副委員長も少し言及いただいたとおり、これ、一体化のところを研究しに行ったが、少しそこがもくろみと外れた部分も正直あった。でも、私が非常に大きな示唆を得たのは、民間に補助金を出して、民間にも協力していただいている、そして民間から先に募ってその後に公の……そこへ入っていくというのは、本市でも非常に参考になる部分ではないかと思っている。本市のルームと放課後子供教室って、多分これから分岐点を迎えてるというか、これから本当どういうあり方を模索していかなきゃいけないのかというところを考えるステージに来ていると思うので、この点は本委員会としても引き続き調査をしていってもいいのではないかと思っている。  例えばだが、東京都の江戸川区などには、すくすくスクールというところがあり、そこは、本当に放課後子供教室と放課後ルームを一体……放課後子供教室のほうに基本的には統合している点があるので、突き詰めて考えちゃうと文教委員会のマターになってしまうかもしれないが、ルームと本当に一体化して行われている自治体等もあるので、そういったところとかも参考にしていけるとおもしろい示唆を得られるのではないかとは、まだ個人の段階だが考えていったりするところである。  子供の貧困対策については、本当、本市も昨年8月から9月か、実態調査をしていただいて、それまではあんまり、子供の貧困にだけ特化した計画とかはつくらないと最初おっしゃっていたが、最近その部分についても全庁横断的に会議体を持っていただいているし、その中で子供の貧困をどうやって……まさにきのうきょうでご報告いただいた新しい計画の中にも2つも子供の貧困を大々的に取り上げられて、これから本市としてもしっかりやっていくというところの計画になっていることと思うので、そちらについてはこれからも我々委員会としてもしっかり注視していくべきところなのかなとは思っている。  一応、私の所管は以上である。  それでは、せっかくお三方にも来ていただいているので、今回の視察のご所感についてお伺いしてもよろしいか。 ◎子育て支援部長 まず、所管のまず3市についてだが、奈良市については、お話あった中で、施設ちょっと現時点でどうなるかわからないということだが、計画の中では、委員の感想の中にもあったように、かなり開放的な感じの施設になっていて、ちょっとうちなんかは今の時点ではそういった形では余り考えてない。で、施設の複合化みたいなところもそんなには考えていなくて、ただ、児相の場合、例えば開放的という部分についても、子供を連れ帰りたい親御さんがいたりするので、果たしてそれがいいのかという部分もやっぱり一方ではあるという中で、やっぱり、これから考えていかなきゃいけない部分かなと。ただ、私がこれまで拝見した児童相談所は大体中庭みたいな感じで建物の中に見えない庭をつくっていたりする例が多いように思うので、そんなことはちょっと感じた。  それと、人材の関係では、職員の精神的ケアの話を結構してくださっていて、あれはやっぱりこれから先、課題になるのかなと私は思った。やっぱり精神的な負担がかなりあると思うので。  あと、人材確保の関係、ケースの引き継ぎについていろいろ教えていただいたなと思っているが、やっぱりいろんなケースを引き継ぐというと、それなりに時間をかけて、ちゃんと引き継がなきゃいけない。そうすると、開設する前にそれなりの人数をそろえて、ちゃんと引き継ぎ受けられる体制というのはとっておかなきゃいけないかなというところは感じたところである。  次に、茨木市だが、うちでいう船っ子教室──放課後子供教室のほうというのは実行委員会形式で、市が直接運営ではなくて、お話があったように民間というか、地域の方が集まってこう民生委員の方だとか、児童委員の方だとかいろいろ集まってやってらっしゃる。で、その中に学童保育、うちの放課後ルームの指導員みたいな人も委員の一部として入っているということなので、当然連携はよくなるだろうなという中で、うちがなかなかあそこまでできるかというと難しいが、ただ、うちでも定期的に船っ子とルームと、あと学校とで打ち合わせ持ったりはしているらしいが、全然そこまではいってないので。まずはちょっとそこら辺の連携をきちんとやっていければなというのと、一体化については、これまでもずっといろいろ研究して、研究のままなかなか前に進まないが、これはやっぱり引き続き考えてはいきたいが、なかなかちょっと難しいかなとは思っているところである。  あと、彦根の貧困の関係では、お話しいただいた中では、やっぱり彦根では相談窓口と居場所づくりと、あと学力向上支援の3本を大事にしてるのかなという感じを受けていて、相談窓口はうちのほうもそれなりにあって、居場所づくりのところはうちの市もやってはいるが、あんまりご利用になるお子さんがいらっしゃらないというところがあって、やっぱりミスマッチになっちゃっている部分があるのかなという中では、ちょっとその彦根市さんの実態のところまではわからなかったが、そこら辺で成功事例とかあるようであれば、参考にさせていただきたいなと思っている。  学力向上支援についても、これ大事だなと思っているが、ちょっと今まだ何ができるかという段階だが、そういった感想を受けた。  以上である。 ◎保健所理事 このたびは本当に先進市である津市の低栄養に対するフレイルということで、本当に現場の生の声を聞くことができ、本当にそれは勉強できたということで、まずもって感謝申し上げる。  具体的に事業に至る最初の経緯だとか、苦労とか、そういった話も聞くことができたし、あと、特にそれだけやりっ放しでなくてきちんと地域栄養ケアとかで後追いもきちんとしてるよということで本当に非常に勉強になった。  船橋については、低栄養のフレイルというのは本当これから進める事業なので、本当に学んだことをいかに生かしていくかということと、あとは皆様のほうからもいろいろ出ているが、やっぱり人の育成ということである。今、私もいろいろ職員とはコミュニケーションをとっているが、本当に津市の保健師さんの話を聞いて、いかに本当に職員のモチベーションを上げて、その力をいかに市民の方に還元できるかという、やっぱりその視点ってすごい大事だと思っているので、そういった視点を持ちつつ、さらに職員とのコミュニケーションを図っていきたいなと思った。  以上である。 ◎健康福祉局長 どうもありがとうございました。ご同行させていただき、部長ともどもいろいろ勉強させていただいた。  最初のちょっと奈良は、すいません、仕事で行けなかったが、次の茨木市、これは、今ちょっとお話でも出たが、放課後ルームと放課後子供教室の一体化ということがテーマで、視察に行かれたと思う。私もそれで何か得るところがあるのかなと思って行ったが、これもちょっと話があったが、そもそも放課後子供教室が、私もちょっと衝撃受けたが、社会教育だった。なおかつ地域のボランティアの方が中心になってやっておられて、しかも毎日開いてない。そういったことを勘案すると、なかなか私どもも今部長も言っていたが、これ何とか一緒にやっていけないかということを考えたが、なかなかそういった意味ではちょっと、ここのアプローチでは難しいかなということの中から、またほかのアプローチを考えてみなきゃいけないかなと思った次第である。  それから、彦根の貧困対策だが、こちらについても、貧困対策というよりも、どうも計画的に見させていただくと、子供さんに対してどのように市のほうがアプローチしていくかという、全体のところで計画を練っていられたので、多分貧困対策もその一部ということになると思うが、そういうアプローチの方法も1つあるのかなと思った次第である。  それから、最後に三重県の津市だが、高齢者のフレイル対策ということだったが、確かに皆さんもうこれはどなたもおっしゃっていたが、保健師さんの情熱にはもう圧倒されたところだが、もう1つ私が気になったのは、地域の保健版の地域ケア会議みたいなものをやってられるということで、なかなかやはり、今保健所のほうも1つ保健所あって、それから保健センターのほうがあるが、あとは、今後やはり、これは保健だけじゃなくて、介護、それから福祉全般に言えると思うが、今後、地域の力をどのように取り組んでいくのかなということも1つ重要になるかなと思ったところである。  事務局の方も含め、どうもありがとうございました。 ○委員長石川りょう) どうもありがとうございます。  それでは、ちょっと、今回の行政視察を通じて、改めて視察を行ったテーマに関して、本市のことで、現時点で委員の皆さんから、この執行部のお三方に対してお聞きになりたいこと、質問等はあるか。 ◆今仲きい子 委員  思い出したところで、茨木市のルームとこちらでいう船っ子の一体──一体というか連携だが、どちらにしても最初宿題をするというのがまず根底にあって、それからみんな遊びに出るというところがすごく親としては助かるところだなと思ったが、ちょっとお聞きしたら、やっぱり教育委員会として受ける以上は、まずは勉強してもらってから放課後の時間を過ごすとおっしゃっていただいてたが、船橋市ではそういったこととかって無理なんだろうかというところを伺ってみたい。 ◎子育て支援部長 無理ってことはないと思うが、まず放課後子供教室のほうが基本的には余りそういう指導はしないで、やってらっしゃるのかなという感じがあって、放課後ルームのほうというのは、やっぱりある程度そういったことも考えながらやらせていただくが、今そこまでかっちりした形でやれるかどうかというのは、すいません、ちょっと参考にはさせていただきたいと思うが……はい。 ◆今仲きい子 委員  お願いする。 ◆いとう紀子 委員  保健所さんにだが、今回津市さん行かせていただいて、すごい現場の声って重要なんだなと思ったが、保健師とかで今、定期健診とか回られていると思うが、そういったことを聞く機会をいただくというのは可能だろうか。保健師さんから現場の声を直接お伺いすることは可能か、我々委員が。 ◎保健所理事 それは、はい。それはできる。 ◆いとう紀子 委員  そうですよね、大丈夫ですよね。すいません。  やはり現場の声、今回聞くのがすごい重要なことだと思ったので、現場でやっている活動とか、そういった話を今後委員会のほうでも取り入れるといいのかなと思っている。ぜひ皆さんよろしくお願いする。 ○委員長石川りょう) 他に質問等あるか。大丈夫か。──はい。  なければ、今回の視察を受けてだが、何か委員の皆さんから本委員会の所管事務調査等のご提案がもしあれば、この場でご発言願いたいと思うが、何か視察を受けて、もっとこういうところを考えてみたいとか、思ったようなことってあるか。 ◆渡辺賢次 委員  先ほどお話あったが、私自身も児相行ったことがないので、ちょっと、視察もちょっと何となく難しいのかな……プライバシー的なところ結構強いから、難しいのかなとは思いながらも一回ちょっとやっぱり見てみたいなと。  それから、やっぱり放課後ルームと放課後教室の一体化、私は1つの塊でやっているのかなと思ったら、別々にやって連携し合ってるというようなところだったので、あれっとちょっと思っちゃったが、先ほど例が挙がったように、江戸川区の例なんかもやっぱりちょっと勉強に行くのはいいのかなと感じたが。 ○委員長石川りょう) ありがとうございます。私が言ってもらったわけではないですからね、今のは。(笑声)  他にあるか、何か。 ◆石崎幸雄 委員  児相については、千葉県も大きくこの船橋には支援をしていくということが公表されているので、千葉県との関係なんかもぜひとも話は聞いてみたいなと思う。 ◆岡田とおる 委員  基本は今回行った視察のテーマを掘っていく感じか。 ○委員長石川りょう) いや、それ以外でももちろん新しいご提案等あれば。 ◆岡田とおる 委員  障害児の療育について、船橋弱い、物すごく。ここで弱いと言っちゃうと……すいません。ちょっと口が……あれだが、ちょっと充実させる必要性があるなと思っているので、その辺の観点のこともいいんではないかなと。県の特別支援学校が……県のがあるが、それ、身障の人もそうであるし、精神の人なんかもそうだが、ちょっとその辺のテーマもどこかでご検討いただきたいなと思っている。  あとは、児相については、1回私は視察に行ったことあるが、大丈夫だと思う。(「行くことは可能なんですね」と呼ぶ者あり)はい、そんな感じである。 ○委員長石川りょう) 貴重なご指摘をありがとうございます、ご提言を。  他にあるか。──よろしいか。本当に前向きなご提言をありがとうございました。今3ついただき、大きく分けると……4つか。児相関連ということでいえば、市川児相、岡田委員は一度視察に行かれたことがあるということだが、他の委員の方でも行かれたことがある方はいらっしゃるので、渡辺委員が懸念されていたような、視察がだめなんじゃないかということに関しては大丈夫だと思うので、こちらちょっと前向きに考えてみたいと思っている。  そして、もう1個児相との関係で石崎委員から出た千葉県との、児相の担当の方とのお話、そういったところも非常に我々にとっては大きな意義のあるところだと思っている。これが児相の点、今いただいたことですね。  2点目は、ルームと教室の一体化のところだが、先ほど僭越ながら私がちょっと提案させていただいたすくすくスクールのところを渡辺委員もおっしゃっていただいた。これは、本当にまさに一体で運営されているところなので、ここは、今回の視察で余り勉強できなかったところなので、この江戸川区、近いし、そういったところ、もし皆さんの同意が得られるということであれば、近々研究する、勉強するということも考えてみたいと思う。  最後、岡田委員からご提言があった障害児のところ、療育支援か。この点について、本市のさらなる療育支援の発展というか、力を入れるべき点ということで、こちら精神も身体のほうの障害もそうだが、こういった分野についても少し取り入れていきたいという、前向きなご提言をいただいたので、この点についても今後委員の皆さん全員で考えていきたいと思っている。  どうもありがとうございました。前向きな提言をいただいて。  はい、それでは、そのような形でこの視察の件については終了させていただきたいと思う。          13時46分休憩    ──────────────────          14時09分開議 3.閉会中の委員会活動について ○委員長石川りょう) 本委員会としては、放課後ルームと放課後子供教室の一体化について、1月22日を第1希望、1月24日を第2希望……。      [「一体化っていう題にしていいの」と呼ぶ者あり] ○委員長石川りょう) 一体化というか、じゃあ、放課後ルームと放課後子供教室についてを包括的に調査研究するために、江戸川区に視察に伺うということで検討をしてまいりたいと思う。  日程についてだが、第1希望を1月22日、第2希望を1月24日で視察の日程を立てていきたいと考えている──すいません。暫時休憩する。          14時10分休憩          14時11分開議 ○委員長石川りょう) 休憩前に引き続き、会議を開く。  すいません、私の不手際で。  日程と視察先が調整できたら、再度議決のための委員会を開会することとなるので、ご了承願う。  開会通知については、調整でき次第お送りさせていただく。また、調査事項案については、正副委員長において作成し、皆さんにご提示したいと思う。現時点で項目に盛り込みたいことなどがあったら、我々正副委員長のほうにいつでもお申し出いただきたい。当日、視察先でお聞きいただいても、もちろん構わない。内容が整ったら、議決のための委員会の際にご提示したいと思うので、よろしくお願いする。  なお、同項理事者等その他の詳細については、正副委員長にご一任いただくようお願いする。    ────────────────── ○委員長石川りょう) その他、何か委員の皆さんのほうであるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長石川りょう) はい。なければ、これをもって本委員会を散会する。          14時12分散会    ────────────────── [出席委員]  委員長  石川りょう(真政会)  副委員長 いとう紀子(自由民主党)  委員   日色健人(自由市政会)       渡辺賢次(自由市政会)       桜井信明(公明党)       石崎幸雄(公明党)       宮崎なおき(市民民主連合)       岡田とおる(市民民主連合)       神子そよ子(日本共産党)       今仲きい子(無所属) [説明のため出席した者]  伊藤健康福祉局長  小出保健所理事  齊藤地域保健課長  丹野子育て支援部長      その他 課長補佐、係長
    [議会事務局出席職員]  委員会担当書記 杉原議事課主任主事          菅原議事課主事...