chibalog - 千葉県市区町村議会議事録検索

1. 船橋市議会 2019-08-29
   令和　元年　８月２９日全員協議会−08月29日-01号

   
   取得元: 船橋市議会公式サイト
   最終取得日: 2021-04-25
   令和　元年　８月２９日全員協議会−08月29日-01号令和　元年　８月２９日全員協議会 　　　　　　　　　　　　　　　　　　全員協議会記録 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和元年8月29日（木） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本会議休憩中 　　　……………………………………………………………………………………………… 　　　　　　　　　10時20分開会 ○座長（日色健人）　ただいまから、全員協議会を開会します。 　教育長候補者から所信をお伺いしたいと思います。 　松本文化さん、お願いいたします。 　　　　　［教育長候補者登壇］ ◎教育長候補者（松本文化）　私は、子供たちのために、子供たちの幸せのために頑張りたいという思いを持った中、議会の皆様から同意をいただき、これまで教育長として全力で職務に当たってまいりました。 　このたび、教育長再任に向けて所信を述べさせていただく機会をいただきましたこと、市議会の議員の皆様に深く感謝申し上げます。 　私が教師になって5年目のころです。ある言葉に出会い、強い衝撃を受けました。その言葉とは、「普通の教師は子供に向かってひたすら説明する。優秀な教師は子供によく理解させる。本当の教師は子供の心に火をつける」という言葉です。なぜ衝撃を受けたかといいますと、私は今まで、子供の心の火を消すような指導をしていたかもしれないと思ったからです。今まで出会った教師の中に、一人一人の子供をかけがいのない存在として大切にしている先生、一人一人の子供に自分の持つすばらしい能力や適性に気づかせている先生、一人一人の子供に将来に向かって力いっぱい伸びていこうとする強い心を育てている先生がいました。こういう先生が子供の心に火をつけることができる教師なのではないかと思いました。そして、このような教師に出会った子供たちは幸せだと思います。 　今、船橋市では、経験年数が10年未満の教員が50％を超えております。若い先生があふれ、学校は活気に満ちていますが、経験不足から来る課題も多く、若年層教員の資質、力量の向上が船橋教育の大きな課題となっており、現在、指導力の向上を目指し、学校の内外における研修の充実に努めているところでございます。 　教職の道を歩むからには、子供たちが目を輝かせ、学ぶ喜びを感じる授業を目指してほしいと思っております。 　特に、ICTを活用した授業、全校、蔵書数が100％を達成し、学校司書が配置されている図書館を意図的、計画的に活用した授業等、児童生徒の興味関心を高める授業づくりの研修も充実させていきたいと考えております。 　これからも教育に対する情熱を持って子供たち一人一人に寄り添い、我以外皆我師であるという謙虚な気持ちを持ち、学び続ける教師の育成に全力で取り組みたいと考えております。それが子供たちのためであり、子供たちを幸せにすることだと思うからです。
   　若年層教員の資質、力量の向上は喫緊の課題ですが、そのほかにも、いじめ、不登校、特別支援教育の充実も大きな課題でございます。いじめ、不登校への対応につきましては、特別の教科、道徳を中心に学校教育活動全体を通してさらに家庭、地域との連携を図り、心豊かでたくましい児童生徒の育成に努めるとともに、スクールカウンセラー、関係諸機関と連携し、子供たちのためにどうすることが最善であるかということを念頭に置いて対応していきたいと考えております。 　特別支援教育の充実につきましては、今までもその充実に努めてまいりましたが、特別な教育的ニーズを要する児童生徒は年々増加傾向にあります。今後も特別支援学級、通級指導教室の開設に努めるとともに、喫緊の課題であります指導者の育成を進め、インクルーシブ教育システムの構築に努めてまいります。 　令和2年度から小学校、3年度から中学校、4年度から高等学校で新学習指導要領が全面実施となります。キーワードは、「主体的・対話的で深い学び」ですが、小中高等学校で学ぶ英語そのものがグローバル化の進んでいる社会の中で通用し、実践的に使えるように、日本の英語教育が大きく変わろうとしています。 　船橋市では、英語でのコミュニケーション能力を育み、国際社会に対応できるよう、全国に先駆け、昭和59年度から各中学校にALTの派遣を始め、平成18年度より英語教育特区の認定を受け、小学校1年生から英語の授業を実施し、全ての市立学校にALTを、全ての小学校に英語指導コーディネーターを派遣し、英語教育の推進に努めてきましたので、今回の学習指導要領の改訂にも十分対応できるものと考えております。 　しかし、グローバル化が進んでいる社会の中で、子供たちが力強く生き抜き、大いに活躍できるよう、さらに英語教育の充実に努めなければならないと考えています。 　船橋の子供たちは、文化、スポーツの分野で県大会、関東大会、全国大会に出場し、優秀な成績をおさめております。 　そして、音楽部の子供たちは、市や地域の行事に参加して、多くの市民の皆様に感動を与え、とても喜んでいただいております。 　これからも文化、スポーツの分野において、子供たちが存分に力が発揮できるよう支援してまいります。 　正常な教育活動が行われている学校には、4つの「セイ」があると言われます。4つ「セイ」とは、正義、誠意、静寂、清潔です。4つの「セイ」がある学校、地域に開かれ、地域に信頼される学校となるよう、支援するとともに、これからも学校現場の心の痛みのわかる教育行政を進めてまいります。 　学びは子供たちだけのものではありません。本市の社会教育は、戦後間もない昭和21年11月に800冊の本をもって市立図書館を開設したことに始まります。多くの市民が食べるものにも困るような混乱の時代に先人たちの努力によってともされた社会教育の火は、70有余年のときを経て、現在の市内26公民館での学習や地域活動、文化、スポーツなど、さまざまな分野、さまざまな世代に広がりを見せております。 　人も町も健康でありたいとの願いから、昭和58年に行われたスポーツ健康都市宣言以来、今日まで活発に展開されている市民スポーツはもちろんのこと、近年では、「音楽のまち・ふなばし」として千人の音楽祭やふなばしミュージックストリートなど、市民が主体の音楽活動も盛んに行われております。こうした市民活動の広がり、市民力は、現在の船橋の町を支える大きな力となっております。 　そして、今、人生100年時代を迎えようとしており、本市におきましても、今後、高齢者人口が急速に増大すると見込まれておりますが、元気な高齢者の増加は、新たな町の活力につながります。市民一人一人がより豊かに生きるためにも、生涯にわたって学び、誇りや生きがいを実感し、学んだことを生かして地域や社会で活躍できる環境を整えることが大切になってきています。 　こうした中、本市の社会教育の伝統を踏まえつつ、時代の変化に対応し、将来を見据えた生涯学習施設を展開していくために、市長部局と連携し、令和3年4月からの第三次生涯学習基本構想・推進計画、ふなばし一番星プランを策定いたします。この新しい計画に基づき、市民の健康づくりやまちづくり、防災、多文化共生など市長部局が所管する多様な行政課題への対応も視野に、全庁的な取り組みとして生涯学習を推進してまいります。 　子供から大人まで多くの市民に地域の歴史や文化を伝え、ふるさと船橋への思いを育む文化施策も重要でございます。 　中でも、約1万年前、縄文時代早期前半の貝塚及び集落跡として全国的にも希少な取掛西貝塚につきましては、国史跡の指定を受けるため、今年度までに行った学術調査の結果を総括報告書に取りまとめて国に申請を行うとともに、調査の成果を市民の皆様に還元し、指定に向けた機運を高める普及活動を行ってまいります。 　また、来年に迫った東京2020オリンピック、パラリンピックに向けて、引き続きアメリカ男子体操チームの受け入れを行い、機運を高める事業を市長部局と連携して展開していくとともに、障害の有無にかかわらず、誰もが楽しむことができるパラスポーツの普及も進めてまいります。 　船橋市や日本の未来を担う子供たちが自立して主体的に社会にかかわることができるよう、主権者教育の推進に努め、子供たちが船橋で生まれ育ったことを誇りに思い、船橋の教育を受けてよかったと思える教育行政を進めるとともに、市民の皆様が生涯学び続け、活躍できる生涯学習社会の構築を図ってまいります。 　微力ではございますが、船橋市の教育行政の発展のために力を尽くしてまいりたいと思っております。どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。 ○座長（日色健人）　ありがとうございました。 　これで、全員協議会を閉会します。 　　　　　　　　　10時32分閉会 　　　────────────────── ［出席者］ ◇出席議員（50人） 　　　　　　　　議　長　　　日　色　健　人 　　　　　　　　副議長　　　石　崎　幸　雄 　　　　　　　　議　員　　　神　子　そよ子 　　　　　　　　　　　　　　今　仲　きい子 　　　　　　　　　　　　　　はまの　太　郎 　　　　　　　　　　　　　　小　川　友　樹 　　　　　　　　　　　　　　宮　崎　なおき 　　　　　　　　　　　　　　いとう　紀　子 　　　　　　　　　　　　　　長　野　春　信 　　　　　　　　　　　　　　大 沢 ひろゆき 　　　　　　　　　　　　　　林　　　利　憲 　　　　　　　　　　　　　　米　原　まさと 　　　　　　　　　　　　　　坂　井　洋　介 　　　　　　　　　　　　　　松　崎　さ　ち 　　　　　　　　　　　　　　三 橋 さぶろう 　　　　　　　　　　　　　　高橋けんたろう 　　　　　　　　　　　　　　上　田　美　穂 　　　　　　　　　　　　　　鈴　木　心　一 　　　　　　　　　　　　　　桜　井　信　明 　　　　　　　　　　　　　　石　川　りょう 　　　　　　　　　　　　　　佐々木　克　敏 　　　　　　　　　　　　　　杉　川　　　浩 　　　　　　　　　　　　　　浅　野　賢　也 　　　　　　　　　　　　　　小　平　奈　緒 　　　　　　　　　　　　　　藤　代　清七郎 　　　　　　　　　　　　　　滝　口　一　馬 　　　　　　　　　　　　　　金　沢　和　子 　　　　　　　　　　　　　　池　沢　みちよ 　　　　　　　　　　　　　　岡　田　とおる 　　　　　　　　　　　　　　つまがり 俊 明 　　　　　　　　　　　　　　木　村　　　修 　　　　　　　　　　　　　　松　橋　浩　嗣 　　　　　　　　　　　　　　橋　本　和　子 　　　　　　　　　　　　　　藤　川　浩　子 　　　　　　　　　　　　　　齊　藤　和　夫 　　　　　　　　　　　　　　滝　口　　　宏 　　　　　　　　　　　　　　島 田 たいぞう 　　　　　　　　　　　　　　渡　辺　賢　次 　　　　　　　　　　　　　　岩　井　友　子 　　　　　　　　　　　　　　朝　倉　幹　晴 　　　　　　　　　　　　　　浦　田　秀　夫 　　　　　　　　　　　　　　神　田　廣　栄 　　　　　　　　　　　　　　斉　藤　　　誠 　　　　　　　　　　　　　　松　嵜　裕　次 　　　　　　　　　　　　　　鈴　木　いくお 　　　　　　　　　　　　　　鈴　木　和　美 　　　　　　　　　　　　　　七　戸　俊　治 　　　　　　　　　　　　　　川　井　洋　基 　　　　　　　　　　　　　　大　矢　敏　子 　　　　　　　　　　　　　　中　村　静　雄 　　　…………………………………………… ◇出席した者 　市長　　　　　　　　　　　松　戸　　　徹 　副市長　　　　　　　　　　辻　　　恭　介 　副市長　　　　　　　　　　山　崎　健　二 　　総務部長　　　　　　　　笹　原　博　志 　　総務課長　　　　　　　　篠　浦　淳　二 　　　…………………………………………… ◇教育長候補者 　　　　　　　　　　　　　　松　本　文　化 　　　…………………………………………… ◇議会事務局出席職員 　事務局長　　　　　　　　　小　山　泰　生 　　事務局次長議事課長事務取扱 　　　　　　　　　　　　　　大　澤　孝　良 　　議事課主幹課長補佐事務取扱 　　　　　　　　　　　　　　押　谷　　　浩 　　議事課議事第一係長　　　関　谷　幸　輔 　　議事課主査議事第二係長事務取扱 　　　　　　　　　　　　　　深　澤　英　樹...