• 地震発生(/)
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  1. 船橋市議会 2019-06-21
    令和 元年 6月21日建設委員会−06月21日-01号


    取得元: 船橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    令和 元年 6月21日建設委員会−06月21日-01号令和 元年 6月21日建設委員会                                   令和元年6月21日(金)                                         午前10時                                     第4・第5委員会室 [議題] 1.委員会の運営について 2.付託事件について  @議案審査 ┌──┬──────┬────────────────┬────┬─────────────┐ │順序│  番 号  │     件     名     │審査結果│     備   考    │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 1 │議案第17号 │市道の路線認定及び変更について │ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │                │ (全) │    自民 共産 みら   │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 2 │議案第12号 │船橋自転車等駐車場条例の一部を│ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │改正する条例          │ (全) │    自民 共産 みら   │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 3 │議案第13号 │船橋市西船橋駅第十自転車等駐車場│ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │増設工事(2期工事)請負契約の締 │ (全) │    自民 共産 みら   │
    │  │      │結について           │    │             │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 4 │議案第15号 │(仮称)藤原市民の森緑地用地の取│ 可決 │可決 = 自由 公明 民主   │ │  │      │得について           │ (全) │    自民 共産 みら   │ └──┴──────┴────────────────┴────┴─────────────┘  A請願審査 ┌──┬──────┬────────────────┬────┬─────────────┐ │順序│  番 号  │     件     名     │審査結果│     備   考    │ ├──┼──────┼────────────────┼────┼─────────────┤ │ 5 │請願第1号  │飯山満町2丁目の「モチノキ」の巨 │ 採択 │(継続 = 民主 共産 みら) │ │  │      │木の保全に関する請願      │ 送付 │採択 = 自由 民主 共産   │ │  │      │                │    │    みら        │ └──┴──────┴────────────────┴────┴─────────────┘ 3.所管事務調査と閉会中継続調査申し出について 4.地方創生交付金事業に係る報告について(報告) 5.船橋市木造密集住宅地基本方針(案)の策定について(報告) 6.船橋市都市計画マスタープラン及び船橋市立地適正化計画の策定骨子について(報告) 7.週休2日制モデル工事の試行実施(土木工事)について(報告) 8.行政視察について 9.閉会中の委員会活動について    ………………………………………………………………………………………………          9時55分開会 ○委員長(三橋さぶろう) ただいまから建設委員会を開会する。    ────────────────── 1.委員会の運営について ○委員長(三橋さぶろう) 本日は、改選後の委員会なので、審査に入る前に本委員会の運営等について数点皆さんにお諮りし、ご協議を願いたい。  お手元に配付した建設委員会の運営について(案)をごらんいただきたい。こちらは、前期の建設委員会で運営していたものを精査し、正副委員長案として配付したものである。こちらを項目ごとに順にご確認いただきたい。    ……………………………………………… @着席位置について  大会派順に左右に着席することに決した。    ……………………………………………… A委員会の開会時刻について  原則として、午前10時とすることに決した。    ……………………………………………… B傍聴について @人数が多い場合は、委員会に諮って数を調整する。  数件を一括して審査する場合  複数の者(団体等)から申し出がある場合等 A傍聴受付は、次のとおりとする。  委員長において原則許可する。  常時受け付けを行う。  入室のタイミングは、委員長が判断する。 B船橋記者会加盟の記者については、あらかじめ傍聴を許可したものとする。(先例申し合わせ)  以上のように決した。    ……………………………………………… C議案及び発議案の審査について  提案理由説明は省略し、質疑・討論の後、採決を行うことに決した。    ……………………………………………… D請願(陳情)の審査について @市所管のものについては、理事者から状況説明等を求め、質疑、討論の後、採決を行う。 A市議会に意見書提出や決議等を求めるものについては、市に関係課がないものは、議題とした後、直ちに討論・採決を行う。ただし、市に関係課のあるものは、関係課から状況説明等を求め、質疑を行う。 B請願(陳情)書添付の資料や理事者側から提出される関連資料がある場合は、一般質問最終日(第1回定例会は質疑最終日)、または、委員会開会5日前のいずれか早い日までにまとめて配付する。  以上のように決した。    ……………………………………………… E資料要求について  委員から資料提出要求があった場合は、委員長が委員会に諮ってこれを決定することに決した。    ……………………………………………… F理事者の出席について  審査または調査する事件に関係する者とすることに決した。    ……………………………………………… Gパソコン、タブレット端末スマートフォンの持ち込みについて  委員、理事者とも、委員会の運営に支障を来さない範囲で持ち込むことができることに決した。    ……………………………………………… Hその他  運営上必要な事項は、委員会において協議することに決した。    ……………………………………………… ○委員長(三橋さぶろう) そのほか何かご意見等はあるか。 ◆川井洋基 委員  きょうの請願の件で、文書だけで写真がなかった。ちょっときょう写真持ってきているのだが、これは回覧することはできないだろうか、委員の間で。現場の写真が……(発言する者あり)補足というか、請願の補足に、こんな……現場見ていない方もいらっしゃるので、こんなものだということで……。 ◆七戸俊治 委員  こういう資料についてはあらかじめ、出しといていただきたい。 ◆川井洋基 委員  まあ、そう書いてあったからね。念のために……。 ○委員長(三橋さぶろう) 今回、初めてということもあったので……川井委員、そういうことでご了承願う。  次に進むが、ほかあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) では、以上の方法により本委員会を運営してまいりたいと思う。    ────────────────── △審査順序等について ○委員長(三橋さぶろう) それでは、本日の審査順序についてお諮りする。  お手元の審査順序表のとおり、まず、議案4案の審査を行い、その後、請願1件の審査を行う。次に、所管事務調査と閉会中継続調査申し出についてご協議いただく。続いて、執行部より、地方創生交付金事業に係る報告について、船橋市木造密集住宅基本方針(案)の策定について、船橋市都市計画マスタープラン及び船橋市立地適正化計画の策定の骨子について、次に、週休2日制モデル工事の試行実施(土木工事)についての報告を受ける。次に、行政視察についてご協議いただき、最後に閉会中の委員会活動についてご協議いただく。  以上を今申し上げた順序で進めたいと思うが、よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) では、そのように決する。  次に、審査方法についてだが、先ほど決定したとおり、議案については、提案理由説明を省略し、質疑、討論、採決を行い、請願については、所管課から審査の参考のため状況説明を受けた後、質疑、討論、採決を行うこととする。  なお、請願審査における出席理事者についてだが、飯山満土地区画整理事務所、公園緑地課の入室を予定している。  次に、本日の休憩についてだが、各順序終了時にそれぞれ理事者交代のため休憩をとるので、ご承知おきいただきたい。その他の休憩については適宜とっていくこととする。    ────────────────── △委員会の傍聴について  全ての案件に関し、1人から傍聴の申し出があり、これを許可した旨、委員長から報告があった。    ────────────────── 2.付託事件について @議案審査 △議案第17号 市道の路線認定及び変更について [質疑] ◆金沢和子 委員  まず、確認のため、3点だけ伺わせていただきたい。  まず、1点目だが、今回、認定12件、それから変更4件について、提案がされている。ほとんどが宅地開発に伴い設置された道路かと思うが、全部ではないよね、何件ぐらいか。 ◎道路管理課長 今、委員おっしゃったとおり、12件については、これ、新設のもの全てが宅地開発事業になる。あと、変更のほうだが、これ4件じゃなくて、2件になっているので、済みません、上下で書かれているので、2件ということでよろしくお願いする。 ◆金沢和子 委員  それと、2点目だが、今回認定をすることによって、市が新たに認定するわけだが、管理者として維持管理する道路の総延長というのか、新たに総延長がまずどのくらいなのかということと、また、毎年こういうふうな形で、毎年というか毎議会というか、宅地開発事業によって、市が新たに維持管理をすることになる道路というのは年々ふえているかと思うが、年間で……まず、1点目は、今回のがどのぐらいになるのか。それから、年間でだいたいどのぐらいなのかというのを伺いたい。 ◎道路管理課長 まず、今回の路線の認定の延長だが、約1.5キロメートルとなっている。年間の総延長だが、年度によって違うが、ここ直近だと、おおむね2.5から3キロ程度が新たに路線の認定をされている。 ◆金沢和子 委員  じゃ、最後だが、道路がふえると当然維持管理をしなくてはいけない対象がふえるということになるが、この維持管理の費用というのは、恐らく船橋市の場合は、普通建設事業費に該当すると思っている。違ったら違うとおっしゃっていただきたい。この普通建設事業費だが、今船橋市が行革をするという中で、普通建設事業費はどちらかというと削減するということだと思う。この間普通建設事業費は実際に削減されてきているが、道路の維持管理にかかわる予算も当然普通建設費の中なわけだから、全体が削減されると削減されてしまうのではないかという心配があるが、まず、普通建設事業費という仕分けの中でいいのかという点と、それから、そもそもその道路の維持管理の部分というのは削減されているのか。 ◎道路部長 まず、仕分けの話だが、これは普通建設費になっている。
     維持管理の費用予算だが、昨年並みについているので、減らされているということではないということである。 ◆金沢和子 委員  昨年がすごい減っていたと思う。だからその経年でいうと、行革推進の前ぐらい、今まで通りずうっとこう、やっていただきたいというのがあるが、今年度は昨年並みで、昨年多分結構減らされた、普通建設事業費そのものは。だから、要するに維持管理の費用は変わってないという理解でよろしいか。 ◎道路部長 維持管理の予算も変わってないかと言われれば変わっているが、今後、先ほど言った行財政改革の中でも限られた予算の中で効率的な、効果的なそういう維持管理の手法等も検討していって、漏れがないようにというか、きちんと管理できるように方策を立てていきたいと考えている。 ◆浦田秀夫 委員  ちょっと地元のことでお尋ねをするが、路線番号の59−174号の坪井だが、ここは、道路は市に移管されたということなのか。 ◎道路管理課長 59−174号線でよろしいか。(浦田秀夫委員「はい」と呼ぶ)これについては、いわゆる開発行為、宅地開発事業の中で道路が築造され、その竣工とともに市のほうに帰属された。 ◆浦田秀夫 委員  これ、開発行為か。59−174だよ。 ◎道路管理課長 宅地開発事業である。開発の許可をとってつくられた道路である。 ◆浦田秀夫 委員  俺、勘違いしているのかな。 ◎道路管理課長 これは、宅地開発事業の引き継ぎされた書類があるので、間違いなく宅地開発事業によりつくられた、築造された道路だと思う。 ◆浦田秀夫 委員  もう1本向こうの道路だ。わかった。ごめんなさい。失礼した。  それと、その次の大穴南4丁目の62−101、102だが、これは例の海老ケ作貝塚が破壊された宅地開発に伴う道路か。 ◎道路管理課長 宅地開発事業の話になるので、ちょっと所管と違うので、そこまでの細かい話については私把握してないが、宅地開発事業でつくられた道路には間違いない。 ◆浦田秀夫 委員  それは私知ってるの。わからないか。 ◎道路管理課長 そこは、ちょっと申しわけない、所管外の話になってしまうので……。 ◆浦田秀夫 委員  そういうのは全然問題にならないか。 ◎道路管理課長 今回の道路管理課の出させていただいている議案については、宅地開発事業の中で、もう既につくられてでき上がった道路、新設されてでき上がった道路があるが、それのいわゆる道路の管理者を決めていく事柄になるので、内容的には、要は、宅地開発事業の中で協議された事柄については、道路管理課の中では把握していない。    ……………………………………………… [討論] ◆金沢和子 委員  【原案賛成】今回もそうだが、民間の宅地事業者による開発行為で設置された道路を、市が帰属を受けるということについて、反対するものではない。帰属される道路に一定の基準が設けられていることもあって、歩行者が安全に通行できる道路がふえるということは大事なことだと考える。しかしながら、2点ほど問題があると思うので指摘をしておきたい。  1点目、開発によって道路がふえ続けるというのは、船橋市のまちづくりと無関係である。宅地開発事業者の都合である。とりわけ、本市の特徴である都市近郊農業を守るという観点からいえば、現在行われている宅地開発事業は、良質な住環境が作られているとは言いがたい。まちづくりそのものには規制緩和だけではなくて、必要な規制と誘導が求められると思うが、本市にはその点が欠けているというのを以前から指摘をしている。なので、建設局としての課題と言ったらいいかもしれないが、市のまちづくりの計画とは関係のない、無秩序という言い方したら失礼かもしれないが、こういう市の支配の及ばない開発と道路の設置が、どんどんふえ続けていくということでいいのかというのは、ぜひ今後検討していっていただきたい。  もう1つは、先ほども質問させていただいた道路の維持管理にかかわる費用負担の件である。船橋市が行財政改革推進プランというのを実施していって、普通建設事業費は削減される方針、昨年は15%減だったかと思う。道路の維持管理は、この普通建設事業費の中に入っているが、今のところ影響はないようだと理解をしたが、今後もその効率的・効果的に漏れのないように方策をということだが、本市の場合、道路の要望すごく多い。道路の経年劣化による排水溝の補修とか、路面のでこぼこ、側溝のふたの補修や改修というのは、毎年ものすごいたくさん寄せられるわけである。なので、予算の削減によって、市民の要望に差をつけられてしまったり、あるいは要望の実現に、うんと時間がかかるということがあってはならないと思うので、確かに建設局としての努力はあるかと思うが、道路の維持管理費が減らないようにしていただきたいということは、強く求めておきたい。    ……………………………………………… [採決]  全会一致で可決すべきものと決した。          10時18分休憩    ──────────────────          10時19分開議 △議案第12号 船橋市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例 [質疑] ◆金沢和子 委員  4点ほど確認のために伺っておく。  今回は西船の第十自転車等駐車場が増設をすることで、原付自転車の駐車が出来なくなると、第八自転車等駐車場代替駐車場を設けるという提案で条例を改正するが、変更する部分が、日ぎめ料金の追加だけだが、定期利用は、だから変更はないという理解でいいか。日ぎめ料金を第八に追加をするということでよかったか。 ◎都市整備課長 議員おっしゃるとおりである。 ◆金沢和子 委員  それで日ぎめの追加だけだが、駅からすごく遠くなる。同じ料金を払うのに、すごく不便になるというのが非常に気になっている。駅からの距離だが、第十は駅からすぐ近くということだが、第八になると、駅からどのぐらい離れるのかという、距離について、もし把握されていれば。 ◎都市整備課長 第八、自転車のエリアの一番手前までで約500メートルで、原付のエリアの一番手前からだと610メートルとなる。 ◆金沢和子 委員  500メートル……遠い近いはいろいろあるかと思うが、なかなか、結構遠いと思う。現に現地行くと、まっすぐ行くと図書館の向こうのほう、かなり遠いと思っている。ご不便をおかけすることになるわけだが、これ、いつぐらいまでこの状態が続くのかというのが気になっていて、第十自転車等駐車場が、増設工事が終わって全部、フルオープンというか、そこまでの間になるのか。いつぐらいまでこの不便な状態は続くことになるのか。 ◎都市整備課長 一応この第十の工事は、今年度いっぱいを予定しているので、申しわけないが、その移動、遠いとおっしゃられたところまでは、今年度中は利用させていただきたいと考えている。 ◆金沢和子 委員  だから、来年の3月末まではこの状態で、来年の4月以降は解消されるということかと思う。さっきから不便だ不便だという言い方してて本当に申し訳ないが、やっぱり不便だと思う。それで、市民の方から苦情等があるのではないかと心配をしているが、市として、市民に対して、ご不便おかけすることになるという点で、例えば説明をするとか、現地でお話させてもらうと……来年の4月にはとか、そういう不便をかける市民に対する対応というのは、何かご検討はされてないのか。 ◎都市整備課長 確かにおっしゃるようにご不便はおかけしてしまうが、昨年度だが、1期工事を行うに当たっても、前もって丁寧に広報させていただいたりした結果、ご利用されている方が前もってほかの駐輪場なり原動機付自転車がとめられる場所を前もって選択をしていることによって、この第八で実際に遠くまで移動されるという前に、各ご家庭等の事情で対策を講じられている方も多くいると理解しているので、今後も引き続いて、そういったことを早目にきちんとした形で広報していきたいと考えている。 ◆金沢和子 委員  じゃ、まだ、移動間に合うか。例えば、要するに第八になってしまうとなったので、第八不便だから、ほかの場所に原付とめようと思ったら、移動ができる状況ということでいいか。 ◎都市整備課長 実際には、既に工事を、この議案を可決いただいた後に工事が入るが、工事を準備しているというようなことを広報してあり、そこについて、あくまで定期利用だが、こちらのほうは、まだ余裕があるというようなことは既に広報させていただいているので、ただ、そこを選択されるかどうかということはちょっとわからないし、あと、日ぎめということになると、それは余裕があるとかではなくて、その日どれだけとまるかになるので、あくまで定期利用についてはそういった広報をさせていただいている。 ◆金沢和子 委員  じゃ、ちょっと確認だが、要するに、その第十が使えなくなるので、第八になるという広報はもうしてあって、定期利用の方は、対策は立てられる状況にあるということと、対策を立てるか立てないか本人の自由だが、船橋市として定期利用の方については対策を立てられるような、今まさに対策を立てられる状況にあるということで、日決めの方に関してはそういう状況はつかめないということか。あらかじめその対策立てる立てないというのは、市に届けが出るわけじゃないから、わかってる範囲はその定期利用の方については、恐らく対策が立てられる状況にあるという理解でいいか。 ◎都市整備課長 はい。 ◆金沢和子 委員  それで心配だが、対策立てた方ってどのぐらいいらっしゃるのかというのは、お手元で、もしわかれば……いや、ほかにとめられるんだったらいいと思ったが、ほかにとめるところないのではないか。だから、無理なのかと思っていたが。 ◎都市整備課長 西船に限ったことではないが、一般に電話等々でお問い合わせいただいた方については、例えばある駅であっても、こちらの駐輪場には現在の時点で余裕があるというようなご案内はさせていただいているので、仮に、西船第十と限らないが、西船で定期利用できるところはどこかないかというようなお尋ねがあった場合には、その時点であいているところはご案内するということは行っている。 ◆金沢和子 委員  一般的なことはだいたいわかる。今回の、要するにえらい遠くなるというのが一番心配している。それで、その話をするとやっぱり嫌だという人もいる。嫌だという人がちゃんと代替施設が、じゃあ第八は嫌だから、もっと近いところにオートバイとめたいとなったときに、あの西船橋駅……原付とめたいとなったときに、その第八以外で定期利用のできる自転車等駐車場を案内ができる場所が、まずあるのかどうかというのと、現に移動されて対策とったという方がいらっしゃるのか。それ、要するにその周知が徹底しているのであれば、不便な人は移動すると思う。だけど全然移動している人がいないということは、周知が不十分なわけだから、急いでこれから周知してくれという要望になると思う。だから、その対策立てた人がどのぐらいの状況なのかというのが、もしこの2点をお手元でわかれば教えていただきたい。 ◎都市整備課長 まず、具体的な例を出させていただくが、西船橋第十五駐輪場の、例えば原付なんかについては現在余裕のある状態になっているので、第十で、今平置きで原付をとめていただいている日ぎめの方とかはそちらに移動は可能になるが、そちら定期利用なので、やはりご利用形態が週のうちに複数回使わない方についてはかえって割高になるので、そこはご自身の判断になろうかと思う。  問い合わせがあった方がイコールどれだけそういう対策を立てているかという実数は、私どもは把握していない。ただ、広報については、今の平置きの部分に工事を予定しているのでということを前もって告知させていただくことで、原付であれば今申し上げたような十五とかにご案内はしているところである。 ◆池沢みちよ 委員  今の質問を聞いて思ったが、今までの日決めの原付の利用者数が、もしだいたいでいいので、わかれば。なぜそう思ったかと言うと、今まで、第十駐輪場のところに定期利用と日決めが一緒にとめられていた、同じく区画に。区画というか、同じ第十駐輪場の小屋の中に、定期利用と日決めを分けて、係員の人たちが整理してとめていたのか……それとも日決めの人はその第十駐輪場には全くとめてなかったか。(都市整備課長「今までというのは……」と呼ぶ)今現在、日決めの原付の自転車。 ◎都市整備課長 まず、今ということだが、昨年度1期目として、日ぎめのところを、機械式を導入させていただいたところにも一部日ぎめがある。(池沢みちよ委員「原付。原付の話ですね、今」と呼ぶ)原付の日決めか。(池沢みちよ委員「そう、原付です」と呼ぶ)ごめんなさい。そうすると、手元の資料だと、5月の原付の利用の平均が、日に約20台。一番多かった日で31台という実績は手元に持っている。 ◆池沢みちよ 委員  だいたい20台から30台の日決めの方々が、これから新しく第八駐輪場のほうを利用する可能性があるという理解でよろしいか。原付である。 ◎都市整備課長 そのとおりである。 ◆池沢みちよ 委員  そうすると今まで利用されてた日決めの方々は、第十駐輪場の中にある係員の方に日ぎめの代金をお支払いしていたと思うが、その係員のお部屋もなくなる、工事によって。そうすると、係員の方々は、第八駐輪場の表に出て、これから交通整理やそういった回数券の受け取りなどをするのか。 ◎都市整備課長 確かに今の部分の場所はなくなるが、既に半分第十駐輪場整備が終わっており、そこには拠点となる場所があるので、そこから歩いて巡回の形をとって集金等はしていただくことになる予定でいる。    ……………………………………………… [討論] ◆金沢和子 委員  【原案賛成】今回提案されている中身自体は、第十自転車等駐車場が増設をされる。で、使えなくなってしまう原付の部分を第八に移動するという、やむを得ない事情の条例改正なので、それはいいと思う、やむを得ないというふうに思う。ただ、気になったのは、船橋市が増設工事を行うというのはもちろん市民の利便性を向上させるためだが、現に原付とめている方は、今まで使っていたところより、うんと遠いところにとめることになる。日ぎめ利用の場合はほとんど変わらないが、例えばどのぐらい……船橋市は、今の定期利用については傾斜をかけていて、近いところは値段が高く、遠いところは値段が安くというふうになっている。さっきご指摘のあった西船の第十五自転車等駐車場というのは、例えば原付の1カ月の定期利用は1,000円、1年だと1万1000円のところである、十五は。第十は、1カ月だと1,400円、1年だと1万5400円。要は第十のほうが近いので、値段が高い。つまり定期利用の方は遠いと値段安くなっていて、近いと高い。だけど日ぎめについてはそういう傾斜がない。遠いところになるにもかかわらず、対策を立てようと思ってもなかなか難しいという状況で、しかもその説明や広報はあるが、特に不便をする人たちに何か値段が安くなるということなどもない。なので、そういうやり方、ご不便おかけする市民の方に対して周知広報、自己責任で対応取れというやり方が、私はすごく不親切だと思う。その不親切さは、これから船橋が、何か老朽化対策で工事を行ったりするたびに、市民にご不便をかける。でもあらかじめ周知するから自分で対応しないのは悪い、自己責任であるというやり方は、ちょっと不親切すぎるのではないかと思う。もちろん船橋市が工事をするわけで、やがては市民の皆さんの利益になるが、それにしてもそのご不便おかけする、あるいは今までよりご迷惑おかけするような事象が発生するときに、周知をするだけではなく、あらかじめ対策がとれるようにお手伝いをするとか、あるいは料金設定に傾斜をつけるなどして、不便をかけられた側も不便をかける側も、一定期間これならやむを得ないと納得できるような対策というのはとるべきではないかと思う。今回に関して言えば、周知以外は何もしないということだったので、今後、こういうやり方はぜひ改善をしていってもらいたいということは、要望させていただきたい。 ◆池沢みちよ 委員  【原案賛成】今回のこの自転車等駐車場の条例では、原付自転車の回数券を新たに設けるということだが、定期利用の方は割と周知も早くできるだろうし、早く理解もできると思うが、日ぎめの方は毎日利用しているわけではない。そして先ほど伺った話によると、5月は20台から約30台ぐらいの利用があるということで、この方々が久しぶりに利用したときに、うんと遠いところに案内されると、やはり電車に乗るのに時間を考えてから行動すると思うので、慌てると思う。そうしたときに、バイクでその車道を暴走するとかということもちょっと想像されるので、係員の方々にはしっかりと見ていただくことと、やはりその日ぎめの方々に向けての周知もお願いして、賛成とする。    ……………………………………………… [採決]  全会一致で可決すべきものと決した。          10時38分休憩    ──────────────────          10時40分開議 △議案第13号 船橋市西船橋駅第十自転車等駐輪場増設工事(2期工事)の請負契約の締結について [質疑] ◆金沢和子 委員  済みません、じゃ、2点だけ。  議案質疑のときに確認させていただいた事項、ちょっと繰り返すようになってしまって申し訳ないが、2点だけお伺いしておく。  1つは入札金額の点である。この間、なかなか競争が働きにくいということで、いろいろとご尽力をされていると思う。ただ、入札率が非常に、98ぐらいだったよね、高どまりになっているという点で、今回はどういう工夫をされたのかというのを、まず一応伺っておく。 ◎契約課長 今回の入札については、2億5000万円を超える金額ということだったので、昨年──30年から始めた予定価格の事後公表という形をとらせていただいている。 ◆金沢和子 委員  余り効果がなかったのではないのかなという気がしているが、担当課としてはどのように評価されているのか。 ◎契約課長 比較するものとすると、昨年実施した塚田第二小学校、それから特別支援学校の金堀校舎の事例との比較ということになるが、契約の案件ごとに……業者の受注意欲はすごく強かったのかなというのが去年の分析だった。金額的にも塚田第二小学校であれば26億円の契約額になる大きな物件だったので、ぜひとりたいという業者の気持ちが強かったということになると思っている。 ◆金沢和子 委員  つまり、落札金額が予定価格に近すぎ、90%の後半台ということを考えると、そうなってしまうのは事業者のやる気の……やる気というか受注意欲の問題というふうに評価をされていると聞こえたが、それでよかったか。 ◎契約課長 入札……物件ごとにやはり対象がそれぞれなので、そのときに応じて、あとは、そのときの経済状況であったり、手持ちの業務であったりというところが複数かかわって入札の結果になっていると考えている。 ◆金沢和子 委員  後半、余りよくわからなかったが、我々としても、じゃ、低ければいいかというのは非常に言いにくいところもあって、入札で競争性が働いて、せめて90%の前半ぐらい、あるいは80%ギリギリぐらいの金額で推移するといいなというのが、思いとしてはあるが、一方で働いている皆さんの、現場で働く皆さんのお給料や就業環境が悪くなったら困るというのも、一方ではすごく心配をしているわけである。  ただ、我々は、どちらかというと数字で見る、あるいは現場で働いている方に直接話を聞くぐらいのことしかできないので、98ぐらいだったら、じゃ、ちゃんと孫請けの皆さんのところにまで、きちんとお給料が支払われていて大丈夫だろうというふうに判断をしたいわけだが、高どまりだったら逆に……じゃ、高どまりだったらそう見ていいかどうかというのは、すごく不安なところではある。なので、働いている皆さんの就業実態ということは、もし、つかんでいるようであれば、ぜひ、一応伺っておきたい。ちゃんと給料が払われているという言い方、ちょっと……給料が払われるのは当たり前なのだが、ちゃんと休みが取れたり、給料が払われたりというところまでは、この工事案件については、確認はされているのか。 ◎契約課長 発注者、工事業者と働かれている方との雇用契約の中で進められるものだと思っているので、私どもとしては、特に確認はしていない。 ◆浦田秀夫 委員  共産党の続きをやらせていただくと、今回、2億5000万円以上だったので、予定価格の事前公開をやめて事後公開にしたということだが、平成30年度の入札制度の改革は、5億円を超える技術的難度が高い工事については、地域要件を緩和するということだった。今回、5億を超えないので、地域要件は緩和しなかったということが、今度の98.5%という結果になったと思うのだが、私も安ければいいとは思っていないが、適切な価格で落札させる──それは90%前半ぐらいが適当じゃないかと思っている。  一般質問でも言ったが、行政改革推進プランを言っているが、その中で、入札価格を適正な価格にするというための改革について、検討対象にもなっていないということを指摘したのだが、もう一度それについてお答えいただきたい。 ◎企画財政部長 本会議で今、浦田委員がおっしゃったようなご質問をいただいた。行財政改革推進プランの中でということだが、基本的に、今事務改善的な話については、これは、不断の努力を我々はやらないといけないと思っている。それは殊、入札事務にかかわらずいろんなところでやられている、各課がやられている事務については、これは改善をしていかなくてはいけないというのは1つあると思う。  ただ、今、委員がおっしゃっているのは、あくまでもこの入札制度について、基本的に単独でやっぱり項目の1つとして挙げるべきではないかというようなお話だとは思う。先ほど来から課長も金沢委員のほうからのご質問に答えているが、あくまでも入札金額というのを我々が操作をできないというのは1つあろうかと思う。あくまでもそのときの社会情勢であったり、この工事に対する企業側の受注意欲であったり、そのときの会社の経営状況も当然あろうかと思う。それをいろいろ総合的に判断した上で入札金額を決めて入札をすると。その中で一番低かったところが落札をするということになって、落札率はあくまでもその結果として出てくるパーセンテージであるということは、ご理解をいただけたらと。要するに、我々がどうこうすることでなかなか難しい部分があるということである。  ただ、先ほども委員もおっしゃっていただいたように、30年からこうやって今まで事前に公表していたものを事後にするという入札制度の改革は行わせていただいた。なおかつ、5億の場合は地域要件を外すとか、さまざまなこれ、試行をやっていっている。そのほかにもやっている。なので、ちょっとお答えになっているかというところはあるが、こういう入札制度の改革とか、そういったものは、やっぱり今後も引き続きやっていく必要があると思うし、我々としては、その所管としては契約課を中心に、さまざま関係部署あるが、あえて言えば、入札制度の監視委員会という外部の組織も活用させていただきながらやっていきたいとは思っている。 ◆浦田秀夫 委員  制度を改革することによって、適正な入札価格に誘導することができる、我々はどうするかじゃなくて。現に、決算委員会でも言ったが、99.9%、1者入札がずっと続いていて、私が決算委員会で平成25年度から29年度、20件について調べた。これ、ちょうど市がいろんな建設いっぱいやって、どんどん発注して、それが今、財政危機の原因になっているわけでしょ。それが1つの原因になっているわけでしょ。25年度から29年度にかけてどんどん発注して、99%、100%の落札率で、大分もう税金が……これがもし90%だったら、ずいぶん節約できたわけである。それが1つの原因である、財政厳しくなっている今の原因なの。で、これを改善するためにどうするかというのは、行政改革プランの最も重要なテーマではないか。それを、全然なんか、私達の力ではどうにもならないなんていう答弁じゃ、だめである。それで99……それを指摘されたもんだから改革したんでしょ。そうしたら30年度は90%に落ちたわけでしょ。そういう実績があるわけである。今度また98%に戻っているわけである。なぜ戻ったのか、検討しなくてはいけないのではないのか、研究しなくては。  私が言っているのは、5億円以上の入札要件の緩和を2億5000万まで下げれば、1つの手段として、適正な入札価格になるのではないかという提案はしたのだが、それは駄目だという……いや、もう一回答弁していただきたい。 ◎企画財政部長 もう一度ご答弁をということだったので、いわゆる地域要件、これについては、我々も試行的には今委員がおっしゃったように5億以上についてはそういったところの検討もしている。  今回の2億5000万、これについては、2億5000万以上の建築一式工事ではあったが、予定価格は事後公表にした。ただし、そのほかの部分については、基本的には、これは一般的な入札の形でやらせていただいている。殊、地域要件については、基本的にはやっぱり市内経済のことを考えると、地元の企業の育成も必要な部分であるとは思っている。なので、基本的、原則的な考えは、要するに、市内業者で受注ができるような工種、工種というか、その事業の中身、内容も含めて、そういったものは基本的には市内の事業者にやっていただくということで、地域要件を外すと。要するに、県外全国に広げるとかというそういうことは今回もとってはいないということである。 ◆浦田秀夫 委員  今回はとっていないので、今後とる考えがあるかどうか、それはちょっと後でまた聞くが。で、我々も別に市内業者を育成することを否定しているわけではない。市内業者、いいんですよ。市内業者、適正な価格で落札をするという制度をきちんと研究・検討すべきじゃないかということを言っているわけ。で、決算委員会で1者入札99%問題をやったときにも、20件調べてみたらば、市内業者の主な企業──A、B、C、Dの4社が、18回落札している。そのうち、今回落札したA社が5回、B社が5回、C社が4回、D社が4回。そのほかが2回やっている。この市内の大きな4社が独占しちゃっているわけである、逆に言うと。その市内の特定の大手を守るような今、制度になっちゃっているんじゃないか。今回入札をして、そのうち3社はその大手である。あとの2社はほとんど落札できていないのではないか。そういうことを言っている。大事だが、市内の特定の業者を優遇するとか、それから、市内業者、いいが、ちゃんと適切な価格で落札をするような、そういう制度を研究・検討もしないのかって言っているわけ、おかしいじゃないかって……。行政改革推進プランで市民のサービスは低下させるって言っておいて、そういう特定の業者については何の痛みも与えないのか。ということを私は言いたいわけ。何かあるか、反論が。 ◎企画財政部長 いや、反論はない。反論ではない。  ただ、私どもとしてはちょっと繰り返しになってしまうが、殊、入札制度に関しては基本的には適正にやっぱりこれは、改革すべきだという考えはもちろん持っている。なので、先ほどまさにご指摘を受けましたが、その予定価格を事後公表にしたときに、前年度分──30年度分は確かに90%、いや、90%ではよくて、98はだめだとかという考えは1つにはあるだろうが、それは先ほど私がるる答弁したように、いろんな要因がかかわってくると思う。ただ、ただですね……(浦田秀夫委員「ちょっと待って、あなた方」と呼ぶ)お聞きいただきたい。31年度、今回やったときは98%だったというような話を、やっぱりこれを研究すべきだろう、検討すべきだろうというのはおっしゃるとおりだと思う。なので、私どもとしては、基本的に今回試行という形でやらせていただいている予定価格の事後公表でなので、昨年度分も含めて、この辺は十分研究・検討・分析をしたいと、このように考えている。 ◆浦田秀夫 委員  最後になるが、平成25年度から29年度の20件は、100%が3件、99%が12件、98%が2件である。で、そのときにも私の質問に対して、これは入札の結果だという同じ答弁した、今あなたが言ったことと。じゃ、何で改善したのか、入札。それで指摘をされて、入札予定価格を事後公表にしたり、5億円以上は入札要件を緩和したんでしょ。結果聞いても下がっているわけである。何で今回そういうことを真面目に、真剣に、行政改革プランを策定する段階でやらないのかということを聞いているの。  あなたは、99%のときも、これ、入札の結果だと、今と同じ答弁した。覚えているか。だから、私、今かちんときた。99パーセントだったら変える必要ないじゃないか、結果ならば、別に。そのときの条件とか、入札の意欲だとか経済情勢で、ちゃんと適切にやって、その結果として99%にやっぱりなったのだと答弁した、あなたそうやって。同じ答弁しているのでは、全然やらないということではないか。 ◎企画財政部長 過去、確かに私のほうもご答弁をさせていただいた。入札、落札の結果についてはあくまでもこれは結果であるということは、確かに今おっしゃるように答弁をさせていただいたところである。  今回の98%についても、基本的には、これは我々がお金をどうこう操作するというような話はできないというのは、これは再三申し上げているように、向こうが入札価格を設定するわけなので、その結果として98%だったということは、これも結果としては、変わりはないとは考えている。  ただ、まさにこの、オリンピックのせいとかにはしないが、いろんな建設業を取り巻く情勢が変わってきた中で、人手不足の問題もそうである。その予定価格を事前に公表しているというような市、それは私ども船橋市だったわけだが、これをほかの東京都も初め、いろんなところで入札制度の改革が行われてきたというのもその背景にはある。なので、委員おっしゃったように、いろいろご指摘を受けた部分、それから入札監視委員会のほうからも提言を受けた部分も含めて今回試行をしているわけである。  なので、くれぐれもあれだが、これを全くそういうことで何にも検討しないかというと、決してそういうことではなくて、まさに今回の98%も、ほかの多分いろんなところの理由があろうかと思う。これは、予定価格を事後公表にしているというのは、変えてはいないので。ただ、そういうところも含めて今後いろいろ、やっぱり分析をしていかないと、またおっしゃるように、ほかの制度改革も必要になってくる場合もあろうかと思うので、その辺も含めてやっていきたいと思っている。 ◆浦田秀夫 委員  だから、ちゃんと研究・検討するということを、行政改革プランの中でもちゃんと明記すべきだと私は言っている。何にも書いていない。何がいいかというのは今言えないが、でもそれは検討しなくてはいけないだろう、だって。 ◎企画財政部長 なので、検討はしていくし、研究もしていくし、やっていく。事務事業の場合、ここは申しわけないが、全ての事業をここでプランの中に書き込むというよりは、基本的には我々としての考えも当然あるし、業務改善……業務改善の1つというか、事務事業は不断の見直しが必要であるというのは当然のことだと思うので、その中の1つだとは考えている。    ……………………………………………… [討論] ◆金沢和子 委員  【原案賛成】自転車等駐車場の増設の要望は強いので、工事そのものに反対するものではないが、先ほど来、質疑でもあった落札価格である、落札価格の問題。それときょう所管事務調査でも出てくるかと思うが、その工事にかかわった一次下請の方ではない、二次・三次の下請の皆さんへの就業環境がどうなっているのかが、市としては把握できていないという、そういうこの2つの問題については、今回も同じ問題を指摘させていただかなければならなかったというのは、やや残念だなというふうには思っている。  先ほど来、今回の落札、98.5についての評価──市としてどのような評価を持っているかというと、繰り返しになるが、業者さんの意欲の問題というような指摘もあり、ちょっと残念に思っているところである。入札制度監視委員会……ちょっと正式名称、済みません、わからないが、提言も受けて検討し、研究するということなので、入札制度そのものについて引き続き検討していっていただきたいということと、我々としては事業者の方から公契約条例の要望も非常に強いということもあって、二次・三次の下請の皆さんの就業状況をできるだけ市としてもつかんで、ご不便や低賃金・長時間過密労働というのがないような形で、お仕事、公共事業を、そういう形できちんと進めていってもらいたいということは、引き続き検討していただきたいと思うので、この駐車場に限った問題ではないが、その部分を要望して、賛成したいと思う。
    ◆池沢みちよ 委員  【原案賛成】今回のこの2期工事の西船橋駅第十自転車等駐車場増設工事の契約についてだが、ここの場所はもともと大変利用率が高くて、これからさらにふえるということもあるので、こうした工事をするということであった。そして、本会議場の議案質疑の中でも我が会派の議員が質疑しているが、早めに、6月中旬、もう今から周知をしているのか、この工事についても、先にするように努めるというふうなお話もあった。そしてこの新たにつくる、1期工事から同じなのだが、2期工事のこのラックは、他市の事例を鑑みて、いいラックだというお話だったと聞いている。そしてまた4月から移行になった1期目の部分のほうで、最初のほうはいろいろ利用に関して、使いにくいといった声があったと伺っているが、今は少し、係の人たちの対応によって、落ち着いてきたというお話も伺った。  しかしながら、第十五駐輪場のほうを、まだ、これから先、駐輪場を利用する方々はふえると思う。西部地区のほうは人口がふえるというふうに、もう人口推計のほうでも言われているので、こちらのほうも引き続き維持していくべきだと思う。そちらのほうを要望して、賛成討論とする。 ◆桜井信明 委員  【原案賛成】西船橋駅第十自転車等駐車場の増設工事の請負契約の締結に関してであるが、質疑でもあったが、競争原理を働かせた入札の制度としていただくよう、今後もさらなる検討をしていただくことを要望して、賛成とさせていただく。    ……………………………………………… [採決]  全会一致で可決すべきものと決した。          11時05分休憩    ──────────────────          11時07分開議 △議案第15号 (仮称)藤原市民の森緑地用地の取得について [質疑] ◆桜井信明 委員  まず、この用地を取得する金額についての補助金とか、そういったことの予算の確保の方法について教えていただきたい。 ◎公園緑地課長 財源については、平成31年第1回定例会にてご承認いただいたが、平成30年度に予定をしていた事業が見送られたことから、その事業費について、補助金も含め当該用地の取得に充当し、足らない予算については、平成30年度公共用地先行取得事業特別会計補正予算にて予算措置をさせていただいている。来年度以降、国庫補助金を活用して、買い戻しを行ってまいりたいと考えている。 ◆桜井信明 委員  国庫補助金など、しっかり活用していただきたいと思う。  次に、ここを取得していく経緯について、伺っていきたい。藤原市民の森周辺というのは、宅地開発が進む地域にある貴重な樹林地でもあるということで、保全していくことは大変重要なことだと思う。その中で、今回取得に至った理由についてお伺いをしたい。 ◎公園緑地課長 藤原市民の森は、地権者様のご厚意により長年借地しており、市民活動団体により良好に管理された市民の憩いの場として利用が図られていた。  平成29年に地権者の方がお亡くなりになり、相続が発生したことに伴い、市へ貸し付けしている本用地の買い取りを含めた処分方法について要望がされたものである。本市としては、当該市民の森が貴重な樹林地であり、本用地を取得することで恒久的な緑地の保全を図る必要があると考え、今回の議案をお願いしているものである。 ◆桜井信明 委員  市街地内にある貴重な樹林地として、しっかりと保全に努めていっていただきたい。  今回、藤原市民の森の用地を取得するということになるが、市内には藤原市民の森以外に5カ所の市民の森がある。これを市として、用地取得していくということについて、どういうご見解があるか。 ◎公園緑地課長 仮称藤原市民の森緑地の用地取得については、国庫補助金等の財源が、確保が図られたことから予定をしているが、ほかの市民の森については、市民の森として引き続き所有者の方から借地し、緑地の保全並びに市民の憩いの場として維持していきたいと考えている。 ◆桜井信明 委員  国庫補助金など財源確保を、取得していくには必要ということなので、それ以外の市民の森については引き続き、市民の憩いの場となるよう保全にしっかり努めていただきたいということを要望して、以上とさせていただく。 ◆金沢和子 委員  議案質疑でもお聞きしているので、1点だけ。  最後の市内5カ所の、その他の市民の森についても、当面は借地ということになるかと思う。私たちとしては、船橋市の公園といった場合には、緑地も含めての市民1人当たりの持っている面積というのが、国平均・県平均よりもずうっと低いということで、やっぱりそれは市民の皆さんにとって住環境のいい悪いの判断の1つの基準になると思う。船橋市の市民はすごい公園が少ないところに住んでいる、緑地も少ないという、そういう判断材料の1つに、私はなるのではないか、良好な住環境を持つ、形成している自治体といった場合に、公園面積の多寡は重要な要素だと思う。なので、今は借りていて何とか維持できている。でも、今後、地権者さんの意向もあるとは思うが、市としては買っていくという、要するに、市民の森もふやしていく、できれば購入をしていきたい、公園もふやしたいという積極性が、今のご答弁だと余り感じられない。なので、市として、今後、どうしていくのかという……もちろん相手のあることなので、今市民の森は買っていく方針であるとおっしゃりにくいところもあるのかもしれない。でも、今のご答弁だと、この少ないままで仕方ないという、すごく消極的な、こう……イメージがある。議案質疑のときもなんとなくそれを感じたが、どうか。もっとふやしていく、市民の森については積極的に購入していく、ふやしていくというそういう方針にはならないか。 ◎都市整備部長 議案質疑でもお答えはさせていただいたところではある。  ただ、今、委員からおっしゃられた公園、または緑地というお話がある中で、まず1つ、緑地という分類がある。今回、取得することによって市民の森から緑地ということで仮称藤原市民の森についてはそちらに格上げをしたいと思っているので、委員のほうからもおっしゃられたとおり、当然、地権者の意向も今後確認をしないと、その部分について恒久的担保が図れるかどうかということは、今ちょっとこの場でご答弁することは難しい状況かと……。  ただ、都市緑地として、そういったまとまった樹林地をご協力いただけるということであれば、そういったものについてはアンテナを高くして地権者の方と交渉してまいりたいと、このように考えているので、その市民の森という分類の中では、今の答弁とさせていただきたいということでご理解いただきたいと思う。    ……………………………………………… [討論] ◆川井洋基 委員  【原案賛成】藤原市民の森は、地主である───さんの土地であった。──さんは、土地の管理について、丸山サンクチュアリという団体が管理しているわけだが、──さんも会員であった。そして──さんは、ご子息に相続が発生しても、森だけは売らないでくれというのをしたと聞いている。そういう意味では、今回一括して、市が購入するという大英断に対しては大賛成である。──さんは、余談だが、隣接する法田中、法典公民館あるいは法典グラウンド、今現在でも市が借りており、私ども地元の人間としては大変お世話になった人である。そういう意味では、この森が残るということは、船橋市にとっても、大きな意義があると思うので、賛成する。 ◆桜井信明 委員  【原案賛成】賛成の立場で討論をさせていただく。  今回特に市街化が進む地域にある貴重な樹林地である、藤原市民の森を保全するために用地取得をする契約議案だが、この貴重な樹林地を保全していくために必要であると考える。今後も地域の方のご意見を伺って、保全に努めていただくことを要望し、賛成とする。 ◆金沢和子 委員  【原案賛成】原案賛成で討論を行いたいと思う。  他の委員の方からも、地域の皆さんからの地主さんやNPO法人だったか、たしか、地域の地元の皆さんからの協力があり、大切に保全をされてきたというところを市として購入することができたというのは本当によかったと思う。先ほども質疑で触れたが、決してその緑地とか、公園とか、そういったものがまだ十分ではない、地域によって偏在していると言ったほうがいいかもしれないと思う。地域偏在があるという中で、市内の、特に市街地の近くにある樹林を保全していくということは非常に大事なことだと思う。今後ぜひ、積極的にそうした樹林地の保全などを進めていっていただきたいというのを要望して、賛成したい。    ……………………………………………… [採決]  全会一致で可決すべきものと決した。          11時19分休憩    ──────────────────          11時21分開議 A請願審査 △請願第1号 飯山満2丁目の「モチノキ」巨木の保全に関する請願 [理事者説明] ◎飯山満土地区画整理事務所長 まず、請願理由に記載されている地番について、モチノキは存在しないのだが、東福寺と道路を隔てて隣接している民家の敷地には、確かにこの請願理由に書かれているようなモチノキは存在する。その件で概要をご説明させていただくということでよろしいか。 ○委員長(三橋さぶろう) はい、どうぞお願いする。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 当該土地については、当初は飯山満土地区画整理事業区域内だったが、平成27年度の大幅見直しによって、地区から除外した箇所である。なので、現在は区画整理事業区域ではない。ただし、除外した区域も飯山満地区の地区計画の範囲には残してあるので、特に区画整理の内外を連絡する道路は地区施設として区画道路で位置づけてあり、当該箇所も計画では区画道路の拡幅予定箇所になっている。整備地域に関してだが、現在、事務所としては区画整理事業本体に力を注いでいるので、地区から除外した箇所に関しては、地権者からの相談があればその都度検討するという形をとっているが、この箇所に関しては、区画整理事業概成予定となっている令和7年以降になるかと思う。  また、近隣の道路が整備されれば、地権者の方の意向にもよるが、道路整備の検討を再度したいと考えている。    ………………………………………………      [理事者に対する質疑] ◆金沢和子 委員  ほかの方もあるかもしれないので、ちょっと先に2点だけ。  まず、さっき住所が違っているというご説明があったかと思うが、請願で出されている住所が違っているのか。要するに、この請願の住所には、木がない……。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 請願理由に書いてある地番にはモチノキはないが、その他この東福寺周辺、隣接する道路には確かにモチノキはあるので……(金沢和子委員「それだろうと……」と呼ぶ)はい。周辺というのをどこまでとるかというのはあるが、とりあえずここに書かれている地番にはないということである。 ◆金沢和子 委員  地先という書きぶりをしているので、多分周辺のことと理解した。  それから、この請願文書の理由の1番下から4行目か、最後のほうに……2行目だ、「「モチノキ」の所有者も保存を望んでおり」という部分がある。今のご説明だと、当該地域の整備は令和7年以降になると。この令和7年以降の際には、事業化、例えば道路の拡幅事業をやるということになると、地権者の方からいろいろご意見をお聞きするという通常の手続に入ると思うが、今の段階では、まだその地区計画の範囲には入っているが、事業化する予定は当分ないわけではないか、あと6年ぐらい先。そうすると、所有者さんの意向というのは市としては把握されてないと理解をしていいか。要するに、直接聞いてない。要するに、聞く機会もないので聞いてないという理解でいいか。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 こちらの件については、移植の意向というのはこちらでは聞いている。(金沢和子委員「あっ、聞いているんだ」と呼ぶ)聞いている。 ◆金沢和子 委員  要するに、移植の意向というのは、かなり大きな木だと思うが、船橋市の地区計画の範囲に入っているから、所有者の方から移植していただきたいというお願いが、市に行っているということかね。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 この計画については権利者の方も知っているので、もし拡幅するときになったら移植でお願いするという……いつになるかというのは、お話はまた別として、もしやられるのであれば移植でというお話は聞いている。 ◆金沢和子 委員  お願いされて、お返事は何てされているのか。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 このお話が出て、大きな木なので、すぐにできるかどうかという検討も必要なので、今現在では、わかった、検討すると、その段階である。 ◆浦田秀夫 委員  今のお話だと、移植も含めて検討をすると受けとめていいか。もう移植することも含めて地権者の意向を聞くという意味でいいか、さっきの答弁と今の答弁合わせて、その辺のちょっと微妙なニュアンスがちょっと……。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 こちらに関して言えば、もう移植でお願いするというお話聞いているので、もう移植で検討するということで。(浦田秀夫委員「もう移植で検討しますと」と呼ぶ)はい。(浦田秀夫委員「はっきりしてるわけですね」と呼ぶ)はい。(浦田秀夫委員「わかりました」と呼ぶ) ◆川井洋基 委員  ちょっと話がずれるが、昨年か、大穴近隣公園でムクロジを、近隣公園の土地所有者から提供された木を移植するに当たって、1年くらい前に根回しをして移植したよね、公園緑地課のほうで。それは間違いないよね。巨木については、特に根回しという作業が絶対必要なので、このムクロジはたまたま落葉樹であったために、樹齢7〜80年の推定樹齢だが、今、立派に近隣公園で活着して繁茂しているので、大成功したなと私も思っている。移植のとき、私も参考に見に行ったので、掘り上げるときに。これは落葉樹というのは休眠期があるから、当然休眠期に根回しをすると非常に活着する確率が高い。ただ、このモチノキは常緑樹である。常緑樹というのは基本的に休眠期というのがないので、移植に関してはかなり神経を使う。なおかつ、ほこらの上、ほこらというか、土塁の上に立ってて、石のほこらもあって、その所有者に聞いたところ、神様の木だから絶対枯らせたくない、切りたくもないという話を私のほうは聞いている。  それで、この樹齢、恐らく数百年のこの木を移植するに当たっては、1年の根回しでは、多分経験上足りないと思っている。2年、あるいは3年前に根回しをして、慎重に処遇せざるを得ないなと思っているので、事業年度が数年先であろうと、その前倒しでやっていかなくてはならないという事情がある以上は、これは先の話では、私は決してないと思っているので、これは早急に地権者と話し合って、いつ、じゃ根回しもするかも含めて、移植の検討をすべきだと思っているが、市側としてはいつごろ、例えばこの木に関して、根回しはどのくらい前に必要なのかということを理解しているのかということをお尋ねしたい。 ◎都市整備部長 まず、今現在の状況からすると、かなり当該地が狭隘な道路のところにあり、今委員からご指摘のあった根回しという作業をするのが、まずできるのかどうかというのも、業者にはまだ確認をしていない。そういった中からすると、地形等もまだ我々としては把握していないところであるので、今後そういった方向性が示されるのであれば、また地権者さんの意向に沿った形で、事業のほうを進めていきたいと思うので、それが今所長からるる説明があった令和7年以降の話ということになり、委員の今ご説明があった3年程度かかるということであれば、それをその段階から準備なのか、その以前に準備なのかということも含めて、業者のほうからの判断等、今後聴取して研究していきたいと、このように考えている。 ◆桜井信明 委員  幾つかちょっとお伺いをしていきたいと思う。今移植についての方法が、いろいろお話があったかと思うが、その場所までの道というのは非常に狭い道路だと思うが、その中でこの移植に必要なそういう機材とか入れたりすると思うが、そういうことに関して、現況の中でそういう移植の作業というのができるのかどうか、お伺いしたい。 ◎公園緑地課長 移植の可能性というところになるかとは思うが、現地を確認したが、先ほど来部長のほうからも答弁あったように、現地が、かなり道路が狭く、また、架空線とか、電線とかもかなりふくそうしている。そういった状況においては、当然その根回し等においても、大型車両等が必要となると考えており、そういった進入が大変厳しいというところではあるかと思う。ただし、区画整理事業が進捗することで、周辺道路などが整備された際には改めて検討が必要なのかなと考えている。 ◆桜井信明 委員  その周辺道路の整備というのは、先ほど区画整理事業が終わる令和7年ということだと思うが、それ以降に周辺道路の環境が整ったところで移植の作業ができるという理解でよろしいか。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 こちらの地域は、飯山満の土地区画整理事業区と少し離れて……離れてるというか、隣接はしているが、まずは区画整理事業地内、特に都市計画道路がそばまで来るので、そこで搬入路が大分確保できて、そこでできた後に、またちょっと検討することになると思うが、令和7年の段階で、付近の道路がある程度完成した中で重機がそこまで搬入できるのかというのは再度検討になるが、時期的には7年、その付近の道路が完成して、再度搬入できるかどうかというのを検討になる。 ◆桜井信明 委員  まだちょっと期間もあり、周辺の環境もやっていくには必要ということだと思う。  先ほど質疑の中で、移植の意向をお聞きしているというご答弁があったかと思うが、そのときに、陳情の願意であるものとはまた別として、そのご答弁いただいた内容として、移植のご意向のときのどういう対応をするか、どういう補償とかそういう形、移植のご意向というのはどういうふうに対応をしていくのか、その方法について教えていただきたい。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 基本的に庭木などは、補償は金銭補償ということで、お金をお支払いするという形をとっている。なので、こちらの方も、意向が移植であれば、その価格をこちらでお支払いするという形をとる。 ◆桜井信明 委員  金銭での補償というところではあるのだが、この請願の中では……その金銭補償という場合には、じゃ、誰が移植を行うのかというのを教えていただきたい。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 基本的には地権者の方で業者等を選定してやっていただくことになると思う。その中で、知り合いがいらっしゃらないとかそういうことだったら、紹介とかはこちらのほうでもできるが、基本は地権者の皆さんで探していただいて、やっていただくことになるかと思う。 ◆桜井信明 委員  では、そういう場合、この移植のご意向ある場合でも、市でやるというケースというのはあるか。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 今現在、この飯山満地区の土地区画整理地内ではまだそういったことはなくて、ただ、斜面緑地とかの自然木に関しては伐採で考えるので、市の造成工事とあわせて行うことはあるが、まだ庭木の移植について、市で行ったというのはこの区画整理では、まだ事例はない。 ◆桜井信明 委員  最後、一応再度確認だが、ここに、陳情で書かれている住所だが、これとはやっぱり違うということ……モチノキがある場所というのは、ここに載っている住所とは違うということでよろしいか。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 ここに記載されている地番にはモチノキはいない。  ただ、地先と書いてあるので、これをどのように判断するかということになる。 ◆七戸俊治 委員  先ほど来、令和7年以降という話はしているが、7年までに必ずできるのか、その区画整理組合が……実施が。私はもう今まで、ずうっと見てきて、もう到底、令和10年でもおさまらないのではないかという気はしている、実を言うと。そうした中で、確かにモチノキを残さなくてはいけないということは確かにそうだが、まだいかんせん計画もない、何もないところで、こういう陳情出されてきても、我々は判断しかねるというところが本音である。だから、これは討論のところもいってしまうのかもしれないが、そんな先の話、これからまた計画が変わってくるかもしれない状況の中で、まだこれ時期尚早なのかなというような気はしている。だって、理事者側だって、まだ先が見えないだろう、正直な話。その辺、皆さんに聞かせてやっていただきたい。いや、本当みんな聞きたいのはそこなんだよ。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 今の段階では、令和7年度概成というのを掲げているので、今の段階でのむということは言えない。あくまでもこれを目標に我々頑張っていくので、それはよろしくお願いする。 ◆七戸俊治 委員  という答えしかできないよね。  ということは、それから先へ、何年先になるのかもまだわからないという状況の中で、計画変更だってあり得るわけだから、そのことだけ確認したかった。 ◆川井洋基 委員  俺、所長には前に聞いたときに、この道路について計画区域決定しているという話を聞いたことあるが、計画決定はしているんだよね。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 地区計画の範囲は除外してないので、地区計画の中で、地区施設、区画道路として位置づけて都市計画決定しているということである。 ◆川井洋基 委員  じゃ、その道路計画をやめるということも可能か。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 区画道路は、これのほかにまだ5カ所ほどあり、今の段階でこの道路だけを計画から外すというのはちょっとしたくない。ほかの地権者の方もいるので、当初この除外したときに、地区から除外したところは別手法という、用地買収で行いましょうというのを皆さんに説明しているので、ここだけを外すというのは今の段階ではちょっとできない。  ただ、将来的に区画整理が進捗して、概成し終わった後に、その中で、交通量とかを見て、交通量の多い場所とか、必要な場所も区画道路にはあるので、そういう場所はやらないといけないと思うが、正直言うと、ここの場所はそんなに交通量が多くないところなので、費用対効果を見て、そのときにまた検討するというのはあり得ると思う。 ◆川井洋基 委員  現時点では、やるという確定はしているわけだよな。やるという確定をしているから、地権者は、これ木切られては困るんだと。木を切りたくないということで、私も話聞いたとき、ご夫婦で来て、私たちは切りたくないという話。どうしても市が広げたかったら移植を、移植でお願いしたいという話を私も聞いている。ことしの2月ごろか、聞いているので、要するに、さっきの根回しの話もそうだが、やっぱり一応決まっている以上はそれを前提として市の事業が決まって、説明もしているということになれば、根回しの期間も含めて、令和7年から根回ししていたら間に合うわけがないから、その2〜3年前からやらざるを得ないので、やはり今の時点でこれは決めておかなくてはいけない話ではないのかというのを、私は思っている。そのときになって、どたばたやっても間に合いっこないわけだから、その時間的なことを、時間的な差異を考慮して、必要だなと私は判断している、今の時点では。 ◎飯山満土地区画整理事務所長 先ほどもご説明したが、区画道路はこちらの道路以外にまだ5カ所ほどあり、その中ではここの場所よりも交通量が多い場所とかもある。その中で、令和7年付近、区画整理事業本体がめど立ってきたときに、またそのときに、どの道路を優先するかというのもまた考えなければいけないと思う。その中ではやはり交通量の多いところとか、歩行者が多い場所が優先になると思われるので、今現在だと、この道路は必ずしも交通量とか歩行者が多い場所ではないので、優先的にやるという場所にはならないと思うが、一応今の段階では計画に入っているので、その将来考えなければいけない。ただ、令和7年からと、それ以降に区画道路やる中で、優先順位の中で前に来るというのは、今の段階ではちょっと考えづらいというのがあるので、ただ、今おっしゃった根回しの3年ぐらいというのはお話聞いたので、そのお考えを考えながら、計画のときは考えていかなければいけないかとは思う。    ……………………………………………… ○委員長(三橋さぶろう) 他に質疑はあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ◆浦田秀夫 委員  理事者に対する質疑はないが、紹介議員に対する質疑を行いたいと思うので、委員長よろしくお願いする。 ○委員長(三橋さぶろう) ただいま紹介議員からの説明を求め、質疑を行いたい旨の申し出があった。  紹介議員の説明を求め、質疑を行うことに賛成の方の挙手を求める。      [賛成者挙手] ○委員長(三橋さぶろう) 挙手多数である。  よって、紹介議員から説明を求め、質疑を行うことに決した。(賛成者・桜井信明・松橋浩嗣・浦田秀夫・長野春信・七戸俊治・金沢和子・池沢みちよ委員)    ……………………………………………… ◆七戸俊治 委員  紹介議員さんから何も聞いていないので、どういう形になって、何でこういう請願出てきたのかということもわからないので、できれば説明をしてもらいたい。 ○委員長(三橋さぶろう) では、ちょっと席の移動もあるので、準備のため、暫時休憩させていただく。
             11時46分休憩    ………………………………………………          11時48分開議      [紹介議員に対する質疑] ○委員長(三橋さぶろう) 休憩前に引き続き会議を開く。  紹介議員への質疑を求められたので準備を、川井議員には移動願った。  それでは、質疑がある方、どうぞ。      [発言する者あり] ○委員長(三橋さぶろう) 説明を求めるか。  暫時休憩する。          11時49分休憩          11時50分開議 ○委員長(三橋さぶろう) 休憩前に引き続き会議を再開する。  紹介議員に対する質疑はあるか。 ◆七戸俊治 委員  令和7年以降の計画である。先ほど理事者側の説明聞いていると、確かにモチノキは生かさなくてはならないというの、それはわかる。何も反対しているわけでもないし、ただ、時期だけの話である、何でこの時期なのかなって。先ほど請願者も質問していたが、3年ぐらい根回しにかかると。そしたら、3年ぐらい根回しにかかるのであれば、事前に理事者側と話して、3年ぐらい根回しにかかるからその時期になったら請願で出すという話でもよかったのではないかなと思うが、何でこんなに早く……確かに理事者側と、それこそ……話はしてあると言っているのにもかかわらず、何でこういう請願出てこなくてはならないのかというのが、自分理解ができない。だから、その辺をちょっと説明してもらいたい。 ◆川井洋基 議員  私がこの話を聞いたのはことしの2月ごろか……たまたま地権者の───さんのお宅へ行ったら、通ったので、そのモチノキが、船橋の巨木マップに載っている名木、巨木の中にある木である。あのモチノキは、船橋で最大のモチノキ、近隣市町村で見ても類例のないくらいの巨木であるということで、地権者の方から、ご夫婦から、この木を市の道路計画で切るという話が出てきているので、何としても私たちは、これは神様の木だから……というのは、そこはほこらが、木の根元にほこらがあり、神様の木だからどうしても切りたくない。そして、市の意向を受けたかどうか知らないが、造園業者が来て、この木は病気にかかっているから切らざるを得ないと、切るしかないという話をされたと。私も、ご存じかと思うが、樹木医という立場で、木を詳細に見させていただいた。そしたら、これ、移植可能だよねと。造園業者がどういう意向で、切るのが一番いいという返事をしたかは、ちょっとこれは、意向はわからない、造園業者から聞いたわけではないので。しかし、その時点で、先ほど申し上げたように、巨木マップにリストアップされている、この船橋市を含めて近隣近在にない巨木だから、これは早目に手当てしなくてはいけないなと。令和7年という話はそのずっと後に聞いた話なので、事業者にとりあえず何年という話は私のほうも聞かなかったことは事実だが、まずは、この木を残すということを前提に、やはり市民に周知してほしいと、早目に。というのは、ことし、話はちょっと戻るが、ことし法典公民館の隣に隣接するところに、エドヒガンという千葉県で最大の桜の木があった。これは、三笠宮両殿下が来られたときに植栽にも……。 ◆七戸俊治 委員  今の意見は、請願の件とは全く違うことなので。(川井洋基議員「ちがう。ちょっと関係ある。ちょっと聞いていただきたい」と呼ぶ)いやいや、聞く必要はないと思う。(川井洋基議員「ないか」と呼ぶ)今の説明を聞いて十分わかったが、確かに、先ほども言ったように残さなくてはいけないということはわかる。それで、ことしの2月に行ってということである。その話を聞いた。説明を受けたが、その後、じゃ、この請願者はどなたが請願という形である。誰が請願しているのかって、請願というより、陳情者がいるから請願にしたいということで委員がなったとは思うが。(川井洋基議員「私はその話を聞いてですね」と呼ぶ)で、今の話聞くと……今、質問中だから、ちょっと聞いてよ。聞きなよ。今の話を聞いていると、その地権者に……行ったのは川井議員が行った話であって、この陳情している人たちが一緒に行ったのか。 ◆川井洋基 議員  そのときは、私が聞いたので、陳情している人たちは巨木を守る運動をしている人たちにその話をした。その人たちが改めて行った。私はその話を伝えただけだから。こういう話が出ているがということで、じゃ、それを守らなくてはいけないねという話で、その巨木の巨樹巨木研究会の人たちがお二方で行った。私は、その後報告は聞いた。そしたら、地権者の方も残してほしいという話は確認できた。やっぱり守らなくてはいけないよねと。というのは、巨木マップに載っている木も何本かは、突然切られてしまったということもあったので、これはどうなるかわからないから、早目に手当てしなくてはいけないという話が出たので、じゃ、市の事業であるから議会にこの話をやっぱりしたほうがよろしいのではないかという話でこういう形になった。私も樹木医という立場で、専門的立場があるので、紹介議員として名前は載せさせていただいた。そういう経緯である。 ◆七戸俊治 委員  今の話聞いていると、どうもそれこそ誘導したような気がしてならない。もしそういう相談しているのであれば、理事者側とよく話しながら、時期的にはいつごろになるのかということを十分、やっぱりそれこそ請願する前に聞いておくべきだったと思うが、その辺はいかがか。 ◆川井洋基 議員  請願者が直接、理事者側に聞いたかどうか、残念ながら、確認はとってない。  ただ、先ほども七戸議員からちょっと話をとめられたが、ほかの事例で、もたもたしているうちに切られたという事例が幾つもあったので、これは早目に手当てしたほうがいいという話をしたことは事実である。それ以上の話は、私は存じ上げないので。 ◆浦田秀夫 委員  先ほどの理事者の説明だと、地権者の方の意向も聞きながら、意向というのは、理事者の話であると、移植をしてほしいということらしくて、そのことで検討をするということになって、そういうことは多分ご承知の上での請願の提出と紹介議員になったのか。もしそうだとすれば、請願として提出する理由が……だってこれ、地権者の意向に沿って現状保存、あるいは移植を保存お願いするという請願だが、もう既に市は意向に沿って移植すると、さっきの話だが、しているし、川井さんだから、事前に多分そういうことはご承知の上でやっていると思うが、今の時点で、あえて請願で議会としての意思表示をする必要性が、今なくなっていると私は受け取っているが、そういうふうには感じないか。 ◆川井洋基 議員  地権者のほうは、飯山満の区画整理事務所からその時点で、移植するという話は聞いてない、その時点では。その後の話だと思う。こういう話が、保全する話が具体的に請願という形が出るようになってからしたのではないか。そういう話であれば、地権者も私も含めて、そこに行った人たちにそういう切るという話を、移植するということを市が約束しているならする必要ないと思っている。 ◆浦田秀夫 委員  その時点、これ、請願書が出されたのが5月29日だよね。その時点って、今のその時点というのは、その5月29日時点でという……。 ◆川井洋基 議員  いや、私が最初に聞いたのは2月の時点である。その時点ではもう切るという話で進んでいるかのごとくの地権者の話だから、じゃ、これはまずいねと。その後、地権者から移植という話になったと聞いていないから……。 ◆浦田秀夫 委員  だから、5月29日に出すときに、そういうことは確認しなかったのかというのを聞いてる。 ◆川井洋基 議員  ちょっと私の場合は、確認していない。 ◆桜井信明 委員  地権者さんのご意向に沿ってというのが一番だと思うし、市のほうとしても、その地権者さんのご意向に沿って移植というお話もしているという状況なので、その中でこの請願ということに対して、私たちが明確にするのもいろいろ考えていかなくてはいけないから、慎重に考えなくてはいけないかなと聞いているが、今回、この請願に署名がついているかと思うが、この中にこの所有者の方って署名いただいているのかどうか。そういうのって、答えられるのかどうかも含めてわかるか。 ◆川井洋基 議員  署名簿は、私見てないのでわからない。あくまでも願意に対して賛同しただけなので。  ただ、私が署名してないが、2月の時点で本人ご夫婦に確認している、口頭で。 ○委員長(三橋さぶろう) 川井委員、見ていないのに、そこに入っているか入っていないかというのはご判断ができるのか。さっき桜井委員から質問があった、署名されている方の中に、地権者の方がいるかというご質問で、川井委員はその名簿を見ていないという返答をされたが、見ていないのに今、その所有者の方がそこに入っているかどうか確認はできるのか。 ◆川井洋基 議員  所有者が見てない以上、確認できないだろう、名簿には。ただ、私は2月時点で……。 ○委員長(三橋さぶろう) 質問しているのは、川井委員がその名簿を見てないのに、川井委員がそこに地権者が入っているかどうか判断できるのかと思って聞いたが……。 ◆川井洋基 議員  だから、見ていないからわからないということである。 ○委員長(三橋さぶろう) わからなければ入っているかもしれないということですよね。 ◆川井洋基 議員  かもしれないね。 ○委員長(三橋さぶろう) じゃわからないというご判断だが。 ◆桜井信明 委員  わかった。そこもしっかり精査が必要かと思う。 ○委員長(三橋さぶろう) 他に質疑はあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) では、以上で、質疑を終結する。  川井委員が席にお戻りになるまで暫時休憩する。          12時03分休憩    ………………………………………………          12時04分開議 [継続審査の申し出] ◆金沢和子 委員  先ほどの質疑の中で3点ほど気になることがあり、このまま採決をするのがちょっとどうかなという判断をした。  1点目は、私もうっかりしていたが、請願出されている方、今回は、北総の森・巨樹古木研究会の代表幹事の方のお名前でこの請願が出されていて、地権者の方じゃなかった。今お話聞くと、地権者の方から市に要望は出されている。だが、実際にこのほか83名の中に入っていらっしゃるかどうか、紹介議員の方もご存じないということもあったので、もう一度きちんと所有者の方の意向がどうなのかというのは、済みません、私もうっかりしていて、これはちゃんと確認すべきだったというのが1つ。  2点目は、先ほど区画整理事業の範囲外だったということ。まず、番地が実はどんぴしゃな番地ではなく、この周辺にある東福寺のということで、この区画整理事業の関係で大事なのは、どこが対象範囲なのかということである。だから、ここが区画整理の場所なのか、それとも、地区計画の範囲なのかというところで、もうちょっときちんと場所がはっきりしないと判断が難しい。先ほど先番議員からもお話あったとおり、金銭補償になる対象なのかどうなのかというところも必要である。だから、そこは、ちょっと判断する情報としては非常に少ないということである。  3つ目はやっぱり時期である。まだ当分事業が行われないぐらいのスパンで、令和7年というと、我々の期数超えてしまう。だから、そういう先のことを今現在、本当に判断する必要があるのかというのが、判断が難しいので、できたら、済みません、継続にご賛同いただきたい。    ………………………………………………  金沢和子委員から継続審査を求める動議があったので、まずこのことについて諮ったところ、賛成少数のため、継続審査しないことと決し、討論に入る。(賛成者 浦田秀夫・金沢和子・池沢みちよ委員)    ……………………………………………… [討論] ◆桜井信明 委員  【不採択】この本陳情のモチノキを残していくということに関しては、とても立派ですばらしい樹木なので、それを残していくということについては理解をさせていただく。  しかし、今回の陳情の文書にある、まず住所が間違っているということに関しては、この陳情を採択することというのは非常に難しい。  また、ご本人さんのご意向も現在確認がとれていないというところもあるので、この陳情を採択することは非常に難しいと判断をしたが、市に対してはこの貴重な樹木として所有者のご意向に沿って適切に対応に努めていただくことを要望し、不採択とさせていただく。 ◆金沢和子 委員  【採択】継続審査の申し出をしたが、否決されたので、賛成の立場で討論を行いたいと思う。  先ほど継続を申し出た3つの理由については、不明な点が非常に多いが、この理由のところの「所有者も保存を望んでおり」の部分、ここを私は尊重したいと思う。先ほど来移植の話が出ているが、まず、どうやら区画整理区域外になっている部分であり、地区計画でいうところの道路に該当するということだということがわかった。しかもまだ当面事業化されないということ、それを考えると、現状保存、あるいは移植保存をお願いするというこの請願は、そんなに無理のある話ではないと判断をした。一番いいのは現状保存ではないかと思う。神様の木だからと所有者の方がおっしゃっているのであれば、木を移植すればいいという問題ではないと思う。そもそもその地域にほこらなりそういったものがつくられるには、そのつくられた理由というのがあるはずである。なので、そのほこらがつくられた理由も含めてそのモチノキが神様の木だから大事にしたいというご意向があるのであれば、最善なのは現状保存だと思う。しかも、事業開始年度は恐らくもう少し先になるということであるのと、それから、区画整理事業だから、当然地権者の方、もしかしたら、所有者の方イコール地権者の方なんだと思う。だとすると、話し合いによって十分解決することが、ひょっとしたら可能なのではないか、時間的にも手法的にも。だったら、この意向を尊重する。請願そのものにはいろいろ、ちょっと、えっと思うこともあるが、この持ち主さんの意向を市として尊重すべきであると立場をとりたいと思うので、採択させていただきたい。 ◆七戸俊治 委員  【不採択】先ほど来話しているように、まだまだ先の話を見えないのではないか。今、金沢委員も言っていたが、我々の任期の後である。そういうことも踏まえていくと、まだ時期尚早ではないかなと。確かに、地権者の言われたとおり、ご神木だから残したいという意見は、話は、それは十分理解できるし、そのとおりしていかなくてはならないと思うが、何といっても、ちゃんと理事者側と、それこそ話を聞きながらやっていけば、こういう請願じゃなくて、もっといい方向に行かれるのではないかということを主張して、不採択とさせていただく。    ……………………………………………… [採決]  賛成多数で採択すべきものと決した。(賛成者 中村静雄・川井洋基・浦田秀夫・金沢和子・池沢みちよ委員)    ………………………………………………  採択すべきものと決した本請願については、執行機関において措置すべきものとして送付することに決した。    ──────────────────  以上をもって付託事件の審査は終了。    ──────────────────  委員会審査報告書の作成及び委員長報告の内容については、正副委員長に一任することを了承。          12時13分休憩    ──────────────────          13時15分開議 3.所管事務調査と閉会中継続調査申し出について ○委員長(三橋さぶろう) 委員会活動を行うに当たり、所管事務調査の手続及び閉会中継続調査の申し出の手続をとりたいと思うので、調査事項についてご協議願いたい。  お手元に配付している所管事務調査事項(案)をごらんいただきたい。こちらは、本委員会の所管を踏まえて、市の行政組織条例に規定されている分掌事務を掲載した正副委員長案である。これらを調査事項としたいと思うが、いかがか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) それでは、都市計画に関すること、工事検査に関すること、市街地再開発、土地区画整理その他都市整備に関すること、公園及び緑地に関すること、道路に関すること、公共下水道に関すること、河川に関すること、宅地、住宅及び建築に関すること、所管に係る市の重要な計画についてを調査事項とし、所管事務調査を行うことを議長に通知し、また、閉会中継続調査の申し出を行いたいと思う。  なお、閉会中継続調査の期限の申し出は、令和3年第2回定例会までとしたいと思うが、いかがか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) それでは、そのように決する。 13時16分休憩    ────────────────── 13時17分開議 4.地方創生交付金事業に係る報告について(報告) [理事者説明] ◎公園緑地課長 地方創生拠点整備交付金を活用して、平成28年度に補正予算措置を行い、29年度にかけて実施した船橋アンデルセン公園を拠点とした交流人口増加・地域経済活性化事業についてご説明する。  この交付金については、事業終了後、所管の常任委員会において、事業結果とあらかじめ設けた重要業績評価指標の達成度を報告することを前提に、国より交付されたものである。本日、その機会をいただいたものである。  事業の概要としては、本市の北部地域にある船橋アンデルセン公園にカフェテリアの整備を行うことで、船橋市の中心市街地から市内観光資源を回遊する観光ツアーを開催することで、新たな魅力の創出と本市の回遊性を含めて交流人口の増加を図る事業である。  アンデルセン公園のカフェテリア整備については、平成8年のオープン以来入園者も増加傾向にある中、拡張区域である西ゲート付近の花の城ゾーンエリアにおいては、休憩施設が不足していたことから、芝生広場を一望することができる場所に公園のコンセプトに沿った、デンマークをイメージしたカフェテリアを整備した。このカフェテリアを本エリアの拠点施設として、店舗前面に広がる芝生広場で子供を遊ばせながら飲食を行うことを可能とするためにウッドデッキを整備し、晴れた日には屋外で気持ちよく施設利用が図れるしつらえとした。  また、店舗における販売品目として、公園のコンセプトに沿ったソフトクリームやジュース、パスタなどの軽食、喫茶の提供を行い、消費拡大が地域経済の活性化につながるよう、地元の農産物を使用するなどしている。  このカフェエリアの整備工事については、平成29年度中に完了していたが、出店事業者の応募などオープンの準備に時間を要したことから、平成30年7月1日にオープンした。  カフェを設置した公園西ゲート前の花の城ゾーンは芝生広場を中心としたエリアで、人気の高いワンパク王国ゾーンやメルヘンの丘ゾーンと比べて来園者が長時間滞在することの少ないエリアであったが、カフェテリアが完成した後はカフェ利用者を初め、芝生広場で思い思いに過ごされる風景があった。  また、各ゲートの入園者数を比較したところ、総入園者数は前年より減少したにもかかわらず、西ゲートの利用者数が平成29年度よりも約3,000人増加しており、利用者からも西ゲートの利便性が向上したとの声をいただいている。  しかし、あらかじめ設定した本事業における評価指標──KPI、交付金事業に関する資料中段の数値、2984万円については、新設したカフェテリアの利益ではなく、アンデルセン公園全体の売店利益を指標としており、計画策定時の数値が、平成27年の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーが選ぶ日本のテーマパーク部門3位にランクしたことが話題になり、初めて来園された方などが大幅に増加したことによる突出した売店利益を事業開始前の目標数値としたため、平成29年度以降は減少となっている。  特に、平成30年度については、夏の猛暑や秋の天候不順も重なり入園者数が減少したことにより、売店利益の実績値がさらに下がる結果となっている。  また、観光入込客数の平成30年度の大幅な減少については、ふなばし市民まつりの開催が台風の影響により1日中止になったことによる減少となっている。  事業効果の判定であるが、KPIの目標数値はさきに述べたとおり満たしていないが、カフェテリアができたことによるアンデルセン公園の西ゲートの利便性の向上や、来園者から高評価もいだいていることから、地方創生に効果があったものとさせていただいた。  今後も、目標数値に近づけるよう、引き続きイベントドーム等で行われる、魅力ある、季節に応じた各種イベントのさらなる周知、開催をするほか、天候などに左右されない子ども美術館の8つの体験施設のプログラムの充実など入園者数の増加を図り、アンデルセン公園全体の売店売り上げの増加につなげていきたいと考えている。  また、観光ツアー事業の実施についても引き続き実施していく。    ………………………………………………
    [質疑] ◆金沢和子 委員  地方創生に効果があったという、このあったかなかったかの指標が、さっきおっしゃっていたKPIと関係があるのかなって、ざっくり聞いていたのだが、いわゆる国からの補助金なわけなので、国からはこういう目標設定をしなさいよというのがあるわけじゃないか。国が提示をしてきた目標の指標の1つがこのKPIっていう……そこの関係性がよくわからなかった。 ◎公園緑地課長 公園緑地課においては、こちらの表のアンデルセン公園の売店事業年間利益という数字をKPIとして、事業開始前──平成27年度の多くお客様がご利用いただいた年の数値が、そこからスタートする形でのKPI指標となっているというところである。 ◆金沢和子 委員  KPIって言うとわかりにくい。何の略か、日本語で。 ◎建設局長 KPIは成果指標なので、キー・パフォーマンス・インジケーターだったかと思う。 ◆金沢和子 委員  パフォーマンスの指標ということね。  だから、その目標設定は平成27年の数値を指標にされてるということだが、このKPIを、27年のを1つの指標にはするが、目標値っていうのとの比較、それとも平成27年の数字との比較、その目標設定と現状認識をどういうふうに比較をするのかっていうのがちょっと、そのKPI指標の使い方って言ったらいいのか……先ほど、平成27年度の数値を指標にするっておっしゃっていて、その指標というのは目標値とはまた違うような印象を持ったのだが、その使い方をちょっと伺いたい。 ◎公園緑地課長 基本的にその指標とするのがKPIの27年のアンデルセン公園の売店事業の年間利益2984万円としており、この後カフェテリア等の整備を行うことで、さらに集客であったりとか、売店事業の利益を生んでくるであろうこの数字を目標に、1年目、2年目、3年目とプラスアルファの目標を立てているというところである。 ◆金沢和子 委員  だから、目標値があって、そこにどうやって到達するのかっていうよりも、そこから比べてどれだけ上がったのかっていう考え方なわけですよね。だから、その27年の目標値から比べてどれだけ上がったかで、その効果があったかなかったかというふうな基準を設けられるんだろうという理解になったが、それでよろしいか。 ◎公園緑地課長 委員のおっしゃるとおりだと思う。 ◆金沢和子 委員  国からその補助金をもらって、補助金事業だからというのは、だから、そういう、逆に言うと、国の定めた評価設定の仕方というのがあるかと思うが、船橋市としての目標というか、さっきおっしゃっていたこのカフェテリアを設置することによって公園西ゲートの近くで利用者がふえたとか、それから、西ゲートの利便性が向上したというふうに評価があると。多分これは船橋市としても高評価というふうに判断をされているんだと思う。ただ、船橋市の、今後アンデルセン公園のどれぐらいの集客数を目標にしていて、そこにどう到達していくのかっていうのはまた別な目標があるんだと思うので──あると思っているが、それとこの地方創生との関係性というんですかね。だから、地方創生のあるなしにかかわらず市は目標達成に向かって頑張っていくんだと思うが、本市の目標……から見てこの地方創生の役立ちぶりというか、そういう評価っていうのはどこかでされているのか。何かこう一個一個、地方創生なら地方創生とか、カフェテリアならカフェテリアの売り上げとかっていう単独の指標は結構あるんだなというのがわかったのだが、アンデルセン公園の全体の中で、このカフェテリアの部分、要するに、地方創生事業がどのぐらい目標達成に役に立つ部分であったのかという、そういう評価はないのかなとちょっと思ったのだが。 ◎公園緑地課長 先ほど説明させていただいた中でもあったが、西ゲートからの入園者数が3,000人ほど前年度よりふえているというところと、実はこの西ゲートが完成した後なのだが、その西ゲートのそばにあったバス停の名前も変えさせていただいている。アンデルセン公園西口ということで、バス停のほうもバス事業者に事業協力をいただいた。船橋新京成バスからいただいた数値だと、バスの利用状況であるが、平成30年度このバス停を、以前は神保新田というバス停の名前だったかと思うが、こちらでの乗降、522人という数値をいただいている。令和元年度では、既に2,342人ということで、以前より、そのバス停の名前を変えたことも起因して、かなりアンデルセン公園の西ゲートの利用、またはそういった売店……カフェテリアのご利用もしていただいていると考えているので、事業効果はあるのかなと考えている。 ◆金沢和子 委員  今ご説明いただいて気づいたが、確かに渋滞がひどいという苦情、来ていた。トリップアドバイザーで有名になってから、とにかく渋滞がひどい。県道夏見・小室線の近隣の方からも苦情が来ていて、バスも動かなくなってということで、そういう点でいえば、西ゲートに入場されるお客さんがふえると、確かに渋滞の解消……4倍ですもんね、バス停使う方が……渋滞の解消にもつながったのかなと思うが、そういう側面もあるか。 ◎公園緑地課長 基本的にバスの乗降の数がふえているということは、公共交通機関を使っていただいている方もふえてきているということも、ある意味考えられるのかなと思うので、そういった公共交通機関を使うことで渋滞解消の一助にもなっているのかなというふうには考えている。 ◆川井洋基 委員  先ほどキー・パフォーマンス・インジケーターと言ったか、それちょっと意味がよくわからないんだけど。それはさておき、効果があったと言うが、実績は、例えば、1年目、平成28年度から比べると、3年目は10.83%減っている、マイナスになっているよね。それで、なおかつ入り込み人口も、観光客の、これも減ってきてるわけ、右肩下がりに。これで効果あったって言うのは、俺ちょっとその辺が読み取れないが、どういうことなのか。 ◎公園緑地課長 平成30年度の入園者数については、天候不順と、また秋の週末の台風等で、週末が天気が悪かったということがずっと続いていたので、そういった天候等による入園者減ということで考えているので、そこの数字についてはそういった入園者数にはなっている。(川井洋基委員「天候のせいだということか」と呼ぶ)天候なども1つの要因であると考えている。 ◆川井洋基 委員  南ゲートの公道から、三咲……夏見・小室線か、から入る部分と、それから反対側の金堀のほうにもう1本道路がある。都市緑化フェアの前は道路拡幅とか一生懸命やったんだけど、その年で緑化フェア終わったら、それ以後全く手つかずのまんま、道路の狭隘の部分残されたまんまで、その後道路拡幅について努力してるのかねというのを……ちょっとその後、都市緑化フェアの後から1つもふえてないような、道路広がってないが、どういう努力しているのかって、ちょっとお聞きしたいなと。あのまんまでいいのかというのを、感じはしてるんだよね。ちょっとそれをお聞きしたい。 ◎都市整備部長 こちらについては、長年の間地権者に協力を求めており、地権者がいらっしゃるが、今のところ、事業協力をいただけないというところが現状である。すぐに仕事が進むことではないものなので、何度かお顔出しはさせていただいているが、今のところ、まだ事業協力をいただけないという状況である。 ◆川井洋基 委員  地権者の……協力してもらってない地権者って何人くらいいるのか。 ◎都市整備部長 一応お二人。 ◆川井洋基 委員  それは、先ほど言ったように、都市緑化フェアが終わってから……あれ終わってから何年たっているか、今日まで。 ◎都市整備部長 平成19年なので、12年目になる。(川井洋基委員「12年目」と呼ぶ)はい。 ◆川井洋基 委員  12年たって全く進展していないというのはちょっと解せない部分もあるが、交通渋滞の問題もあるので、早晩努力をしていただいて、早くその2人の地権者を説得して、あるべき姿にしてほしいなという要望である。          13時37分休憩    ──────────────────          13時38分開議 5.船橋市木造密集住宅地基本方針(案)の策定について(報告) 6.船橋市都市計画マスタープラン及び船橋市立地適正化計画の策定骨子について(報告) 7.週休2日制モデル工事の試行実施(土木工事)について(報告) ○委員長(三橋さぶろう) 船橋市木造密集住宅地基本方針(案)の策定について、船橋市都市計画マスタープラン及び船橋市立地適正化計画の策定骨子について、週休2日制モデル工事の試行実施(土木事業)についてを一括して議題とする。    ……………………………………………… △船橋市木造密集住宅地基本方針(案)の策定について(報告) [理事者説明] ◎都市計画部長 まず最初に、木造密集住宅地基本方針案の策定についてであるが、資料のほうもご確認いただきたいと思う。  この木造密集住宅地基本方針であるが、木造住宅が密集する地区においては、大規模地震発生時に延焼火災、あるいは、建物が倒壊して避難を妨げるなど、大きな被害を生ずる危険がある。  そのような危険性のある地域を市民に周知するとともに、危険性を軽減させる取り組みの実施など、災害に強いまちづくりを進めるための方針である。  詳細については担当部署である都市政策課よりご報告する。 ◎都市政策課長 それでは、資料の2ページをごらんいただきたい。タブレットでは3ページになる。まず、基本方針策定の背景と目的である。国では阪神淡路大震災での経験を受けて、平成9年に密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律を制定するなど、密集市街地での最低限の安全性を確保するための取り組みをしてきた。  平成24年には、密集市街地のうち、地震発生時において最低限の安全性確保が困難である、地震時等に著しく危険な密集市街地を把握して、全国197地区を公表した。  本市には、この地震時等に著しく危険な密集市街地の基準に該当する市街地は存在しないが、平成30年11月に公表した平成29・30年度船橋市防災アセスメント調査においては、最大震度6強の揺れを想定した上で、建物の被害として、全壊焼失棟数1万7310棟という地震被害が予測されている。  大規模地震発生時には同時多発火災による消防力の分散、断水、建物倒壊による道路閉塞、交通渋滞などによる消火活動の阻害などにより火災が放置され、大規模火災に発展する可能性がある。さらには、建物が倒壊し、道路が塞がれることにより円滑な避難ができない危険性がある。そのため、このような危険性を抱えている市街地を木造密集住宅地として把握し、市民の皆さんに広く周知し、市民一人一人が災害に備えるとともに、市と市民の皆さんが協力して災害に強いまちづくりを進めるため、船橋市木造密集住宅地基本方針案を策定した。  3ページをごらんいただきたい。タブレットだと4ページである。基本方針の位置づけである。本市の最上位計画である船橋市総合計画に基づき、船橋市都市計画マスタープランに定めた防災まちづくりの目標を達成するために、特に木造密集住宅地の危険性を軽減させる取り組みについての方針をお示ししている。  また、船橋市地域防災計画、船橋市地震防災戦略とも連携をしていく。  4ページ、タブレットだと5ページをごらんいただきたい。木造密集住宅地の定義についてご説明する。市内には木造住宅が多く、幅員の狭い道路が多い地域が多く存在している。その中でも特に地震発生時における、同時多発火災により延焼火災が発生する危険性が高い地区において、建物の倒壊により避難が困難になる可能性がある地区を木造密集住宅地とした。そして、木造密集住宅地として把握し、市と市民の皆さんが協力して災害に強いまちづくりを進めていくこととした。  木造密集住宅地は下記の2つの指標により抽出した。  まず1つ目として、地震発生時における同時多発火災に対し、出火し、そのまま火災を放置した場合、どこまで延焼火災が拡大するかを判断する基準である延焼危険性。2つ目として、地震発生時における建物の倒壊などによる道路閉塞を想定し、避難の困難さを判断する基準である避難困難性である。下のイメージ図のように、延焼危険性が高い市街地のうち、避難困難性が高い市街地を木造密集住宅地とした。  5ページをごらんいただきたい。タブレットだと6ページである。まず延焼危険性についてご説明する。ページ中央の延焼危険性の模式図をごらんいただきたい。火災が発生した場合、消火活動を行わないと次々に隣の建物に燃え広がってしまう。通常は、火災が発生した場合、消防により消火活動を行うが、大規模地震発生すると同時多発的に火災が発生し、そのため消防力が分散してしまう。また、断水が起こったり建物が倒壊することにより道路が閉塞してしまい、消防車が到達できずに消火できないということも考えられ、その場合、大規模火災に発展する危険性がある。しかし、図にあるとおり、幅員の広い道路やコンクリート造などの耐火建築物があると、それらが延焼遮断帯となり、延焼がとまる。このように、延焼火災が放置されて、そこで消火活動が全く行われずに火災が放置された場合に想定される延焼範囲──これを延焼クラスターと申している──について、GISと通常呼んでいる地理情報システムを用いてシミュレーションを行った。結果として、耐火建築物が多く集積しているJR船橋駅やJR西船橋駅周辺、大規模な住宅団地や土地区画整理事業が行われた地区などは延焼危険性が低いものの、100棟以上の延焼クラスターは市内全域に存在していることがわかった。  火災は市内のどの場所からも出火の可能性があるが、大規模な延焼クラスターでは、小規模なクラスターよりも火災が発生する確率が高いことや、出火した際の延焼被害が大きくなることから、おおむね5,000棟以上の延焼クラスターを延焼危険性が高い市街地とした。  6ページの図をごらんいただきたい。市内の延焼クラスターの分布をあらわしたもので、100棟以上のクラスターをあらわしている。そのうち、5,000棟以上の延焼危険性が高い市街地は、図のピンク色の部分、新京成線の西側に3カ所ある。  続いて、7ページをごらんいただきたい。タブレットだと8ページである。避難困難性が高い市街地についてご説明する。火災が発生した場合でも、火災の延焼速度は遅いため、通常は徒歩により安全な場所へ避難する時間的余裕はあるのだが、地震により沿道の建物が倒壊することで道が塞がれてしまい、避難できない状況になってしまう場合がある。そこで、先ほどご説明した5,000棟以上の延焼クラスターの地区において、地震により沿道の建物が倒壊し、道路が閉塞する可能性がある箇所をGISを用いてシミュレーションした。これは、旧耐震基準──昭和56年度以前に建築された建築物が地震時に倒壊すると仮定をして、その建物の高さの2分の1が道路に倒壊し、道路の幅員が2メーター未満になってしまう箇所を道路閉塞箇所とした。  図をごらんいただきたい。市街地の図の建物のうち、オレンジ色の建築物を旧耐震基準の建物と想定して、それが地震時に倒壊し、道路の黒い部分に倒壊した建物が散乱し、道路を塞いでしまう。その塞がれた道路を、黄色であらわしているこの道路に面した建物にお住まいとか、いらっしゃる方々の避難が困難になってしまう。  また、倒壊しても、道路の幅員が2メーター未満になっていない箇所については、避難可能な青い矢印であらわしている。  このように道路が閉塞してしまい、延焼遮断帯となる道路などまで避難できない可能性がある建物を含む、赤い線で囲まれた街区、これを非難困難性が高い市街地──木造密集住宅地とした。  8ページ、タブレットの9ページが木造密集住宅地の区域図である。ピンク色の部分がおおむね5,000棟以上の延焼クラスターであり、そのうち、赤い線で囲まれた部分が、避難困難性が高い市街地であり、これを木造密集住宅地と呼んでいる。  続いて、9ページ、タブレットだと10ページをごらんいただきたい。木造密集住宅地の危険性を軽減させる取り組みについて記述している。まず危険性を軽減させ、災害に強いまちづくりを進めるための方針をまとめた。  方針1は、防災意識の向上である。大規模災害が発生した際には行政だけでは対応できないので、市民一人一人に自分が住んでいる町の現状を理解していただき、日ごろから自分の身は自分で守るという自助の意識と、自分たちの地域は自分たちで守るという共助の意識を持っていただき、家庭や地域において防災や減災に積極的に取り組むという意識を向上させていただきたいと考えている。  次に、方針2、出火延焼対策である。火災が発生したときは、初期消火が大切である。そのため、一人一人が初期消火の準備をするとともに、万が一火災が発生した場合でも、延焼火災を防止するための皆さんでの消火活動や延焼火災を防止するまちづくりが大切である。  方針3は、避難対策である。延焼をとめられず火災が拡大した場合は、延焼遮断帯まで安全に避難しなくてはならず、その避難路を確保するために、建物が倒壊しないようにしたり、倒壊してしまっても道路を塞がないようにすることが大切である。  以上の方針に基づき、まずはステップ1の取り組みを進める。  10ページから12ページ、タブレットだと11ページから13ページにある、まちづくり活動の支援、自主防災組織の結成・活動の促進、耐震改修の促進、危険コンクリートブロック塀等撤去助成事業などの7つの事業をステップ1の主な取り組みとしている。  これは木造密集住宅地の危険性を早期に軽減させるということを主眼に置いて、新規事業を始めるものではなく、市で既に行っている事業のうち、木造密集住宅地の危険性を軽減することができると考えられる事業をピックアップした。  ちなみに、この取り組みは木造密集住宅地だけではなく市内全域を対象に取り組んでいくこととし、町の抱える危険性や初期消火活動の重要性を周知し、10ページ以降に記載している取り組みに対する積極的な支援を行っていく。  この取り組みについては、先ほども申したが、早期に危険性を軽減させることに主眼を置いていることから、各課で現在既に行っている施策を対象とし、それらを特に周知していくことにより、木造密集住宅地を多くの皆さんに知ってもらうこととしている。  12ページの下段から13ページにあるステップ1におけるその他の取り組みについては、木造密集住宅地の区域・危険性の拡大や被害の軽減を図るために、延焼遮断帯となり得る空間を確保することを目的に生産緑地を指定することや、避難困難性が生じることを防ぐことを目的に、開発行為による宅地造成の際に区域内道路の通り抜けや消防水利の確保について指導することを全市的に展開・継続していく。  14ページの図、下段の図をごらんいただきたい。タブレットだと15ページになる。  ステップ2では、ステップ1の各種制度の活用状況を評価し、必要に応じて制度の改正を検討するとともに、新たな危険性の軽減策を研究していく。  また、ステップ3については、危険性の軽減に対する効果は大きいが、財政面や人的負担も大きく、事業期間も長期になるため、早期に実現することは難しい、延焼遮断帯を形成することが可能な都市計画道路などの道路整備や建築物の不燃化促進について記載している。これらについては、国庫補助金制度などの研究を進め、事業実施の課題解消に向けた検討を行っていく。  最後に、これらの危険性を軽減させる取り組み状況などについてPDCAサイクルにより調査分析を行い、必要に応じて基本方針の見直しを行う。  最後に、今後のスケジュールについてである。7月1日から31日までパブリック・コメントを実施する。その後、公表に向けた事務を行い、整い次第公表してまいりたいと考えている。    ……………………………………………… ◎都市計画部長 報告の説明を続けさせていただいてよろしいか、ほかのも。 ○委員長(三橋さぶろう) ここで一旦質疑にするか、どちらがいいか。      [発言する者あり] ○委員長(三橋さぶろう) では、質疑にさせてもらいたい。    ……………………………………………… [質疑] ◆金沢和子 委員  2点だけ。GISのことと生産緑地のこと、ちょっと教えていただきたい。  さっき、総合計画との関係の表とかがあった。それで、総合計画、3ページのところ、都市計画マスタープランがあって、その下に木造密集住宅地の基本方針があって、この方針に基づいてPDCA回していくということだったが、実施計画というのはないのか、これの。何が言いたいかというと、生産緑地の指定って、一斉解除じゃなくて、何だったか……期限切れになるときが来る。だから、割と時期的な進め方、年度ごとのその時期的な進め方って大事かなと思っていて、実施計画って5年ぐらいずつのスパンでつくっていたかと思ったが、ここには実施計画らしきものが出てこないし、期限が来てしまう日がいつだったか手元でわからないが、いつまでにどうするという年度の限られた計画になってしまうんじゃないかと、ちょっと心配になった。だから、むしろ、PDCAを回すのに、実施計画的な年度で区切った計画設定というのが必要なんじゃないかと思ったのだが、そこはどこかに出ていたか。 ◎都市政策課長 この実施については、毎年毎年今ある施策をどれぐらい使っていただけているかというところを、このステップ1の部分についてのところは、その指標……その検討というか、その評価というところは毎年していきたいと考えている。  あと、14ページにちょっと書いているが、おおむね5年に一度、調査分析を今後行っていきたいと考えているところである。これについては、このもとになる地図が市のほうで5年に1度更新されるというところがあるので、それにあわせて内容をもう一度検討してみる。この木造密集住宅地がどうなっているかというところを検討していきたいというところを考えている。  生産緑地については、ステップ1の中で、7つの施策、それを書かせていただいているが、これ以外に、この生産緑地についても広い面積で緑地ができるというところで、そこが延焼遮断帯になり得るというところで、こういうことも、要は、追加の指定をしていくというところの今、制度もあるので、それに基づいて今後進めていくというところを考えているところであり、生産緑地については……(「いつでしたっけね」と呼び、その他発言する者あり)令和4年に解除という形にはなるのだが……。 ◆金沢和子 委員  5年に1度検証していくんで、特に実施計画というのを立てなくても、それと同じぐらいのスパンで見ていくということですよね。  2022年のその生産緑地の関係でいえば、もう最初の5年目の段階で生産緑地がどうなっちゃうのかっていうところが、最初の5年の段階で……によっては、だから、本当に追加指定とか、あるいは予定していた生産緑地がほぼほぼちょっとどうなるかわからないという中で、その延焼クラスターの図が変わっちゃうかもしれない。だから、そこは丁寧に見ていただきたいなというのと、あと、そのGISのことだが、つい最近、ほら、防衛省が数値が間違っていて陳謝をしたのが、Googleの地図を使って現地見なかったという話があった。あれは地理情報システムではないと思うが、地理情報システムは、だから、今回の防衛省の失敗とは違って、恐らく、高低差とか、あるいは傾斜だとか、そういう平面ではないことだと思う。この延焼なんかの市街地でも、例えば、すごい最悪かもしれないと思うのは、例えば、谷底になっている地域が密集市街地になっていると、よりリスクが高いんじゃないのかとか、平場のところよりも、その坂がこう谷底になっているような地域っていうのはまたちょっとリスク想定が違ってくるのかなと。なので、この地理情報システムを用いてシミュレーションをした場合の現地とのギャップって言ったらいいのか、それは大丈夫なのかというのがちょっと気になった。 ◎都市政策課長 地形についてというところ、この谷になっているとかそういうところよりも、現地が……私ども、要は、踏査して、現地を歩いて確認したところはある。実際に、この2階建ての建物であったと私たちが認識していたのだが、実際に現地行ったら、そこが、段差があるところで、2階部分が道路の1階に面しているところとか、そういうところもあったりして、そうなってくると、建物の壊れ方、今、建物の2分の1が45度の角度で壊れて、その破片が散乱してしまうというふうに考えているので、その考え方がちょっと違ってくるところがあったりとか、そういうところもあって、地図上だけではなく、現地踏査も今回させていただいて、それでこの木造密集住宅地というのを決めさせていただいたというところである。 ◆金沢和子 委員  すごく参考になった。  だから、地形は大丈夫そうですよね。高低差とか。だが、実際の家屋の仕様がちょっと変わっていたりだとか、現地も見に行ってくださったってことですもんね。わかった。 ◆川井洋基 委員  金沢委員と似たような質問になってしまうが、ここだと西部の丸山地区がクラスターでいうと1,000棟以上になっているが、ここも現地調査されたのか。丸山2丁目、3丁目あたり。 ◎都市政策課長 今回については、このピンク色の部分、特に延焼危険性が高い地区について現地踏査をさせていただいた次第である。 ◆川井洋基 委員  実は、私がなぜこういうふうに質問したかというと、私は市内ほぼ全域知っているが、一番問題があるのはこの丸山2丁目、3丁目地区だと思っている。このピンク色の部分よりももっと条件が悪い。なぜか。道路が全て4メートル。旧耐震の、耐震基準にほとんど該当しない住宅が密集している。4メートル道路は全て隅切りがしておらず、消防車が入れない。なおかつ、行きどまり、階段。道路を走っていると突然階段が出てきて、そこからおりられないという箇所が各所にある。つまり、万が一火事になったとき避難できないんですね。だから、そういうことが全然このクラスターのシミュレーションに配慮されてないなと思ったの。というのは、見ていないとなれば、見たら、一番ここが問題だなと。火事が起きたときに逃げ場がない。車で逃げようとしたっていきなり階段が出てきちゃう。だから、唯一私がナビがないと歩けないのは、丸山2丁目、3丁目である。どこへ行っちゃうかわからない。そういうところだから、むしろこここそピンク色にすべきだなと私は思っているが、現地見てないっていうことだから。現地ね、ぜひ見てほしい。非常にここは問題が……いろんな問題が全部、ミニ開発の集積場だから、ここは。全部がミニ開発で広がっちゃったところだから、もう全部が4メートル、行きどまりや曲がり角ね、先行ったら階段になっちゃってたとか、全然住宅地図には出てこない、表示が。それは、ぜひ調査することをお勧めする。ぜひこれシミュレーションに、延焼クラスターに、これはピンク色に塗ってほしい地域と思っている。 ◎都市政策課長 ぜひ見ていきたいと思う。それと同時に、今回、このピンク色のところを特に危険だという形で示させていただいたのだが、このステップ1から取り組んでいくこの施策については、市内全域というところを対象に考えている。市内全域にPR、特にこのピンク色のところについては今後、公表をした後、説明会を行ったりとかということをやっていきたいと考えているのだが、今、私どものほうでパンフレットもつくっている。これについても、広報などを通じて市内全域に、船橋市にはこういうところがあります──こういう延焼の危険性があるところが数ありますというところもPRしていきたいと考えているところである。 ◆川井洋基 委員  そのことでね、だから、いわゆる密集だけがファクターじゃないよということである。その他の条件も加味してこのクラスターをつくってほしいということを申し上げてるわけ。そのことをご理解いただきたい。 ◆浦田秀夫 委員  関連しているのだが、この地理情報システムでは、何と何を見てこういう判断したのかって。道路とか公園だとか建物とかいろいろとある。 ◎都市政策課長 主に建物の、要は、この建物が何でできているか、木造なのか、コンクリート造なのか、あと高さはどれぐらいあるかとか、そういう情報である。あとは、この旧耐震──昭和56年以前に建てられたものなのか、56年以降に建てられたものなのかという情報を入力して、それがどのように壊れて、要は、壊れた破片が広がっていくかというところをシミュレーションしたところである。  そして、この7ページの平面図をごらんいただきたいのだが、道路の部分に黒く塗ってあるところが見られるかと思うが、このように、GISで検証すると、シミュレーションすると、そこの建物がどこまで壊れた破片が押し寄せてくるか、その建物の位置についても、土地のどこにあるかによってこの壊れたものがどこまで来るかというところを検証して、それで道路が閉塞してしまうかしまわないかというところを見たところである。 ◆浦田秀夫 委員  地理の情報システムにいろんな情報を入れて、今言ったような情報を入れて、それでシミュレーションしたということか。そんなのできるのか。すごいね。  だから、そこで、さっき言ったように、そこには例えば、道路の形態だとか、行きどまりだとか、例えば幅だとか、そういうのも全部入れて。(発言する者あり)それが1つと、何で5,000にしたのか。5,000というのは何の根拠があって5,000なのか。ピンクじゃないと、2,000だと、3,000だと、何か大丈夫みたいに市民は思っちゃうじゃないか。そうじゃないと思うんだけども。色分けしちゃうとね。 ◎都市政策課長 確かに、船橋市内、この延焼クラスターという、私たち運命共同体と言っているが、燃えてしまったら隣もどんどん燃えてしまうというクラスターというのは、少ないのは2棟というところがあったりとか、それ船橋市内全域にある。ただ、今回については、特にこの大規模な地震があったときに、火災が発生してしまったときに燃え広がってしまったときに、一番多く燃えてしまう可能性があるところというところでここの部分をピックアップしたところであって、ここだけが危険ですよというところではないというところである。  ということで、これに対しての施策等取り組んでいくところについては、市内全域を対象にしているというところで考えている。 ◆浦田秀夫 委員  そういう説明はわかるが、市民がぱっと見たときに、ピンクがあって、青があって、緑があったら、ピンクは危険かもしれないけど、青はそうでもないって、そういうふうに直感で思うじゃないか。だから、それは5,000じゃなくても、今言った3,000でも、2,000でも危険なところは危険なんですよね。そういうのはちゃんと色分けなんかも含めて、多分そうじゃないって今、説明しているかもしれないが、これぱっと見た人は、ピンクは危険なんだなと、うちのところは青だからそうでもないなって、そう思わないか、普通の人は。(発言する者あり、笑声)だって、松が丘なんかは3,800だから大丈夫なんだけども、でも、防災のシミュレーションでは非常に危険な地域になっていたわけである、地震発生したときには。そうやって皆さん、市民に宣伝してるわけである。市も、防災課がそうやって。でもこれ見たら、うちはまだ大丈夫なんだというふうに思わず思っちゃうよね。 ◎都市政策課長 3,000だから大丈夫、青だから大丈夫ということではないというところは、確かにこの色を見た中でそう思ってしまうというところがあるので、要は、公表の仕方というところは検討させていただきたい。
    ◆桜井信明 委員  10ページのステップ1における主な取り組みのところの、2番のまちづくり活動支援のことについて3つ挙げていただいていると思う。地域まちづくり活動に関する相談窓口、地域まちづくりアドバイザーの派遣、地域まちづくり活動助成金の交付と挙げていただいているが、これ、それぞれ簡単にご説明いただければと。相談窓口というのはどこにつくるとか、そういったところを教えていただければと思う。 ◎都市政策課長 ここの部分、それぞれの施策について、私ども、この研究会とその下のワーキンググループをつくって、どういったことがこの木造密集住宅地を解消していくのに有効であるかというところを検証させていただいた。それで、早期に解消させるためにはどうしたらいいか。それは今やっている施策というものをPRしていくというところで、ちょっといろいろこの中に入れさせていただいている。このまちづくり活動の支援については、都市計画課が今行っているところであり、これについても、地元のほうから、この自分たちの町が、要は危険とかそういうところがあった場合に、相談を受けたら、民間の、まちづくりアドバイザーとして船橋市に登録している建築関係等の学識の方とか、そういう方を派遣して、皆さんの、要は不安に思っていることとか、そういうところを聞いた中でいろいろアドバイスしたりとか、そういうところを行っているところである。 ◆桜井信明 委員  ステップ1のところで、防災意識の向上した中でどういうふうにみんなで町をつくっていこうか、この話し合いが特に大事になってくると思う。自分たちが住んでいる地域をどういうふうにしていくのか。そのときに相談する窓口、どういうふうにしていったらいいか、専門家のご意見も聞きたいっていうのがまちづくりアドバイザーの派遣。そこに対してしっかり助成金を交付していこうというのが交付金、助成金の交付ということになると思う。ここが本当に基礎になってくるかなと思うので、こういったところもぜひ煮詰めていっていただいて、方針がせっかくできた中で、実際それが運用をどうされていくかっていうのがこれから特に大事になってくるかと思うので、まだ案で、これからということになると思うが、そのあたりもお願いをしたい。  その中で、もう1つだけ、次の11ページのC番のところに、道路を地区施設として確保というところもある。先ほども道路、行きどまりの道路がある、階段があるというところ、幅員が狭い、こういう地域ごとに課題があるという中で、あらかじめ道路の位置を定めておき、建て替えなどのときに敷地を後退し、道路として整備することで狭い道路を拡幅することができるということが記載をされているが、これについての取り組みは具体的に……具体的なのはないのかもしれないが、どういうふうにやっていくのか、簡単に教えていただければと思う。助成金を出すのかとか、条例で何かするとか。 ◎都市政策課長 この場合、船橋市内、私が存じ上げているところだと、坪井のほうの自治会の中で、このような、皆さんでお話し合いをしてそういう取り決めをして、そこのところは非常に道路が狭いところではあるのだが、そこの部分でもし建て替えを行ったりする場合に、塀とかを、下がってもらって、それで道路を広くという事例があったりもしている。それについては、都市計画課のほうといろいろ協議をしながら決めたというふうに、私は記憶しているところである。 ◆桜井信明 委員  わかった。  そういうさまざまな事例とかも、これからいろいろご紹介していくというケースもあるかと思うので、地域でどういうふうにやっていったらいいかというときに、こういう事例あるというご紹介ができるように、また皆さんにご紹介していっていただければなと思う。  また、自分もいろいろ勉強させていただきたい。 ◎都市政策課長 10ページの一番上にある木造密集住宅地に関する情報発信として、私どもも、今、この木造密集住宅地に関するパンフレット等今つくっていて、それをもとに市民の皆様へ周知をしていきたいということを今考えているので、それを今後行っていきたいと考えている。 ◆浦田秀夫 委員  質問ではないが、さっきの話で、地区防災カルテがもう先に市民のほうに宣伝っていうか、明らかになって、住宅密集地域でもって火災が同時多発的に発生をして、いろんな、倒壊したりとか、火災がふえていくっていうのは出してるわけである。それとの整合性をきちんととった上で公表すると。そこでは、赤がついてるんだけど、こっちになって青になっていたっていうのは……防災カルテでは赤なんだけども、こっちを見たら緑じゃ……そこをもうちょっと、もう一回。そういうことなんです、さっき言いたかったことは。整合性がない。整合性をとった公表の仕方を考えたほうがいいですよと。    ……………………………………………… △船橋市都市計画マスタープラン及び船橋市立地適正化計画の策定骨子について(報告) [理事者説明] ◎都市計画部長 この2つの計画については、昨年度から3カ年をかけて策定作業を進めているところである。初年度、昨年度は、策定骨子といって、これらの計画の全体構成、あるいは策定に当たってのポイントをどこに置くかなどについて検討を行っている。  まだ策定骨子の段階ではあるが、このような方向性をもって進めているという経過報告をさせていただきたいと考えている。  まず最初に、船橋市都市計画マスタープランからである。資料のほうをごらんいただきたい。都市計画マスタープランは、都市計画法の規定に基づき定めるもので、まちづくりの将来ビジョンやまちづくりの方針などを、市民の意見を反映させて定めるものである。現行のマスタープランが令和2年度──来年度、目標年次を迎えることから、新規のマスタープランを策定するものである。  詳細については、担当部署である都市計画課より報告をさせていただく。 ◎都市計画課長 骨子の1、2ページ目、タブレットでは2、3ページになるが、こちらをごらんいただきたい。都市計画マスタープランとはどのようなものか、またマスタープラン策定の趣旨について示している。  ただいま部長から説明したとおり、都市計画マスタープランとは、都市計画法に基づく、市が決めたまちづくりに関する方針を示した計画であり、市民の意見などを反映させて、まちづくりの将来ビジョンや方針などを定めるものである。現行のマスタープランが令和2年度に目標年次を迎えることから、新規のマスタープランを策定するものである。今回は新たに立地適正化計画が都市計画マスタープランの一部とみなされる位置づけとなっている点が従来からの変更となっている。  次に、骨子の3、4ページ目、タブレットでは4、5ページ目である。こちらは、次期マスタープランの計画の構成となる。これは基本的に現行のマスタープランの構成を踏襲しているが、若干変更したところがあるのでご説明する。  骨子の5、6ページをごらんいただきたい。タブレットは6、7ページである。現行マスタープランからの構成の変更点は大きく3つである。  1点目として、将来都市像の重複を解消する。現行では目指す姿を将来都市像として位置づけしているが、上位計画である総合計画の基本構想でも将来都市像を示しており、2つの将来像が存在しているように見えてちょっとわかりづらい状況になっていた。そのため、次期マスタープランは都市づくりの目標を最上位の考え方として、新しい総合計画で目指す将来都市像を都市計画マスタープランにおいても設定することとする。  2点目としては、目指す方向性を1つに集約する。現行マスタープランでは、将来都市像と将来都市構造に目標がそれぞれ設定されており、目指す方向が複数位置づけられているように見えてしまった。それで、目指す方向を都市づくりの目標に集約する。  3点目として、進行管理を視野に入れた項目立てに変更する。現行マスタープランでは、まちづくり方針と事業の対応関係がわかりづらいものとなっていたため、進行管理が難しいものとなっていた。そのため、評価指標を設定し、その達成状況を定期的に確認、検証することで、計画の見直しの必要性を判断しやすいようにする。  骨子の7ページ、タブレットでは8ページをごらんいただきたい。策定のポイントは主に5つある。この部分が骨子の中でも核となる部分である。  まず1つ目は、上位計画である新たな総合計画との整合である。現在、総合計画も策定作業を行っており、相互で連携を図りながら、整合の図られた計画づくりを進めていく。  2つ目は、骨子では8ページから10ページ、タブレットでは9ページから11ページになるが、人口減少、少子高齢化等に対応する将来都市構造の検討を行う。長期的には人口減少に転じることが予想されるため、次期マスタープランでは、人口減少、少子高齢化等に対応する適正な土地利用を検討していく。また、立地適正化計画との関連性が大きいため、整合をとるように進めていく。  3つ目は、骨子では11ページ、タブレットでは12ページになるが、安全・安心に係る分野の内容を充実させていく。市民の災害に対する関心や不安が高くなっていることを踏まえ、この点を重視していきたいと考えている。人的、物的被害を最小限に抑える減災の視点も含めながら、防災都市づくりの観点から安全・安心にかかわる分野の内容充実を図っていく。  4つ目は、骨子では12ページ、タブレットでは13ページになる。広域ネットワークにつながる市内道路ネットワークの検討である。近年整備された広域交流ネットワークがもたらす効果をよりさまざまな分野に波及させ、にぎわいや活力向上につなげる市内道路ネットワークを生かした都市づくりを目指したいと考えている。交通の面からだけではなく、商業、工業、観光等のさまざまな面から活用できるネットワークを生かした都市づくりを検討していく。  5つ目は、骨子では13ページ、タブレット14ページになる。進む市街化に対する土地利用のあり方を検討していく。市街化調整区域において開発が進み、このまま市街地が広がるとインフラ整備や維持に係る費用の増大などが予想される。現行マスタープランでも土地利用の適正化を図るとしているが、地域特性を踏まえたより適正な土地利用のコントロールが求められるので、土地利用のあり方の検討をしていく。  次に、計画期間だが、骨子では14ページ、タブレットでは15ページである……。 ◆池沢みちよ 委員  今ごろ言って申しわけないが、わからなくなってしまう。(発言する者あり)大丈夫か、ページ数が……。 ◎都市計画部長 ページの表示だが、最初にご案内しているのが紙のページである。この紙の下に書いてあるページである。タブレットではというと、タブレット上の電子データのページが、開くものが1ページずつずれている。(発言する者あり)表紙にページが振られておらず、タブレットではそれを1ページとしてしまうので、それで1ページずつずれている。 ○委員長(三橋さぶろう) だから、タブレットに表示してあるページのところを見れば、合うのだが。      [発言する者あり] ◎都市計画部長 紙のページで見ていただければよろしいかと思う。 ○委員長(三橋さぶろう) 池沢委員のほうで、整理できれば進めるが。 ◆池沢みちよ 委員  私は大丈夫だが。      [「じゃ、紙ページで」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) 紙ページで統一するか。      [「みんなこれしか見てねえから」と呼ぶ者あり。笑声] ○委員長(三橋さぶろう) それでは、紙ページで行く。 ◎都市計画課長 14ページの計画期間だが、計画期間は、総合計画及び立地適正化計画とあわせておおむね20年後の都市の姿を展望した上で、総合計画の目標年次とあわせる。  策定体制は、15ページに図があるが、地域懇談会など、市民意見を反映して、庁内の各専門部会で作成したものを事務局で取りまとめて素案とし、庁内検討委員会に諮る。これを外部有識者などによって組織される策定検討会議で意見を伺い、計画に反映させ、最終案を船橋市都市計画審議会に付議する。  最後の16ページだが、スケジュールについては、令和2年度末の策定を目指し、本年度は地区別懇談会等を開き、原案を作成する予定である。来年度は、原案説明会やパブリックコメントなどの実施の予定があり、策定していく予定である。  都市計画マスタープラン策定骨子の説明は以上である。 ◎都市計画部長 都市マスタープランと立地適正化計画、これ一体的なものなので、引き続き説明させていただいてよろしいか。 ○委員長(三橋さぶろう) よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) じゃ、お願いする。 ◎都市計画部長 続いて、船橋市立地適正化計画についてご報告する。また資料のほうをごらんいただきたい。  まずこの計画を策定する背景であるが、船橋市はいまだ人口増加が続いているが、いずれは人口減少に転じる時期が訪れることとなる。人口減少が進み、市街地の人口密度が薄まってしまうと、医療施設や商業施設等の生活サービス施設や、公共交通を維持することが困難となるおそれがある。立地適正化計画は今後の人口減少時代においても都市構造を持続できるよう、都市機能や居住の維持、誘導の方針を定めるもので、都市再生特別措置法に基づく計画である。  詳細については、担当部署である都市政策課より説明をする。 ◎都市政策課長 それでは、2ページをごらんいただきたい。  全国的に人口減少が進行する中、本市においてはいまだ増加傾向を維持しているが、将来的には人口減少に転じ、さらなる少子化・超高齢化の進展が懸念される。そこで、これらの状況下においても、将来にわたる安心で快適な生活環境の実現や持続可能な都市経営などを可能とするため、同時期に策定する船橋市総合計画、船橋市都市計画マスタープラン等との連携、調整を図りながら、立地適正化計画を策定する。  3ページをごらんいただきたい。まちづくりの方針や誘導方針の検討に先立ち、船橋市全体及び地域別の人口や高齢化等の現状と推移、都市機能や公共交通の状況等を分析し、課題を整理した。  まず、平成28年度に実施した立地適正化計画における基礎調査をもとに、現況の総括を行っているが、基礎調査で行った都市構造の評価結果については、ちょっと飛ぶが、48ページをごらんいただきたい。これは、国土交通省所管の都市構造の評価に関するハンドブックに基づき、都市構造の評価を行ったものである。49ページ、次のページにこの評価を行ったものをレーダーチャートにあらわしたものがある。このレーダーチャートの中心の赤い線の円が全国平均である。オレンジ色の折れ線グラフが3大都市圏の平均値、緑色の折れ線グラフが人口50万人以上の都市の平均である。そして、青色の折れ線グラフが船橋市の平均である。  これを見ていただくとおわかりになるとおり、船橋市はどの区分の平均値よりも上回っている。すなわち、医療や福祉、商業等の生活サービス施設が充実しており、交通利便性が高く、人口に対して都市機能が適正に配置されていると言えることがわかる。  それでは、3ページに戻っていただければと思う。このレーダーチャートにある結果をもとに、都市全体を見渡す観点から、こちらの8つの視点に基づき整理した。詳しい状況総括についての説明は割愛させていただくが、4ページから36ページに詳しい現況総括について記載している。  その総括を踏まえ、本計画で重視すべき課題を整理した。またちょっと飛ぶが、37ページをごらんいただきたい。本市の現況状況を踏まえ、本計画で重視すべき課題を整理している。  まず、1として、都市機能の維持に向けた人口密度の維持である。先ほどご説明したとおり、人口や各都市機能が適正に配置されていることが本市の都市構造の強みである。これを将来迎える人口減少期に、インフラの整った市街化区域を中心に人口密度を維持しつつ、施設の維持・充実を図る必要がある。  2番目として、バス利用促進による路線バスの維持である。公共交通沿線の人口密度が高く、鉄道を主としたすぐれた公共交通ネットワークを有していることも本市都市構造の強みであるが、人口減少期には運行サービスの低下が懸念されることから、駅周辺にスーパーマーケット等の生活サービス施設を誘導することなどでバス利用の促進を図る必要がある。  3番目として、都市機能の維持・充実と基幹バスとのネットワーク化による鉄道利用促進である。鉄道沿線の人口減少が見込まれると、現状の運行サービス水準が低下することが懸念されることから、鉄道と基幹バス路線の接続や、ターミナル駅に大規模な都市機能施設の維持・拡充を図る等、土地利用・交通の両側面から鉄道利用の促進を図る必要がある。  4として、時代のニーズに応じた生活サービス施設の機能更新。市内の人口動向については年齢の階層や地域によって人口増加のピークを迎える時期や減少の傾向などが異なる。そのため、地域の人口変動に応じて、公共施設等の既存ストックの活用や転用、将来的な施設の統廃合を念頭に置いた施設配置や時代ニーズに応じた機能更新を検討する必要がある。  5番目として、防災まちづくりとの連携である。総武線沿線や臨海部は大地震で揺れやすく、液状化も起こりやすい地域となっており、海老川沿いでは河川増水や高潮による浸水が想定されている。また、市街化区域における下水道の整備が、特に雨水の整備がおくれているのに加え、船橋駅や市役所周辺は雨水排除能力が低く、改善が必要とされている。そのため、安心・安全な市街地形成に向けた防災・減災のまちづくりを推進していく必要がある。  6番目として、中心市街地活性化等を通じた就業の場の確保である。将来的な人口減少に伴い、地方税が減収になることが懸念される中、工場などの事務所の立地を維持・促進していくことは、税収を維持していく上で重要であると考えられる。そのため、船橋駅、津田沼駅、西船橋駅などの中心市街地活性化等を初め、工場の操業環境の維持等、主要な就業の場の維持や充実、活性化を図る必要がある。  7番目として、拠点形成に資するプロジェクト等新たなまちづくりの推進である。本市では、拠点形成に資するさまざまなまちづくりが進行している。そのため、本計画における都市機能誘導区域や誘導施設等の設定を通じて、国の支援メニューの導入等を視野に入れ、地域の特性に応じたまちづくりを推進していく必要がある。  これら大きく7つの課題を解決していくため、以降では、まちづくりの方針や将来の都市構造の考え方、また誘導方針の案について整理した。  40ページをごらんいただきたい。まず本計画で目指すまちづくりの方針についてご説明させていただく。  なお、方針の検討に当たっては、立地適正化計画の大きな柱である都市機能誘導や居住誘導、公共交通に関する事項について整理している。  まず1つ目の方針は、各拠点の特性に応じた都市機能の維持・充実及び時代のニーズに応じた都市機能への更新として、中心的な役割を担う船橋駅周辺等の拠点においては、人が集まり、活力ある環境を維持し、生活に身近な拠点においては、日常的な生活サービス施設の維持などを図ること。人口減少や少子化・超高齢社会等の地域の人口構成の変化や時代のニーズに応じた都市機能へ更新を図ること。現在検討中である土地区画整理事業や公有地跡地活用等に伴い、新たな都市機能の集積等を図るため、地域の特性に応じた新たなまちづくりを推進していくとしている。  次に、2つ目の方針は、本市の強みである高い利便性を将来にわたり維持し、誰もが安心して暮らし続けられる住環境の形成として、本市の強みを将来にわたり維持させるとともに、防災、減災のまちづくりを推進し、市民が安心して暮らし続けられる住環境を形成していくとしている。  最後に、3つ目の方針、都市機能や人口の集積等による公共交通ネットワークの維持として、鉄道を中心とした拠点周辺への都市機能の集積や、駅とバス路線との接続により公共交通利用を促進し、将来にわたる利便性の高い公共交通サービス水準の維持を図っていくとしている。  41ページをごらんいただきたい。続いて、立地適正化計画で目指す都市の骨格構造についてである。先ほどご説明した立地適正化計画で目指すまちづくりの方針を実現する観点から、拠点設定を検討する。まちづくりの方針の実現に向けた都市機能構造の考え方として、中心的な役割を担う船橋駅周辺等において、人が集まり、活力ある環境を維持していくための拠点形成を検討していく。  また、生活に身近な駅周辺等の主要箇所において、日常的な生活サービス施設の維持等を図るための拠点形成を検討していく。  公共交通については、公共交通利用を促進し、将来にわたる利便性の高い公共交通サービス水準を維持していくため、公共交通軸の位置づけを検討していく。なお、これらの検討に当たっては、都市計画マスタープランで検討される将来都市構造とも密接な関係性があることから、今後連携して検討を進めてまいりたいと考えている。  42ページをごらんいただきたい。公共交通軸の設定の考え方である。本市の鉄道は、市民の移動手段として重要な役割を担っており、今後も路線を維持していく観点から、公共交通軸として位置づけを検討するとともに、バスについても将来にわたり路線を維持していく観点から、公共交通軸としての位置づけを検討していく。  43ページをごらんいただきたい。続いて、誘導方針である。まず、都市機能誘導区域設定の方針である。43ページは国土交通省が示す立地適正化計画策定の手引きに示されている、都市機能誘導区域の設定の考え方を記載している。  44ページには、本市における都市機能誘導区域の方針として、本計画で目指すまちづくり方針に関する内容を踏まえ、大きく4つの区域設定の方針を整理した。  1つ目は、拠点構築の具現化に向けた都市機能誘導区域の設定。2つ目、中心的な役割を担う拠点における都市機能誘導区域の設定、3つ目、生活に身近な拠点等における都市機能誘導区域の設定、4つ目、新たなまちづくりの推進に向けた都市機能誘導区域の設定、以上の4つとした。  続いて、45ページをごらんいただきたい。居住誘導区域設定の方針である。この45ページは先ほど同様に、国土交通省が示す居住誘導区域の設定の考え方である。46ページには先ほどの都市機能誘導区域と同様に、本計画で目指すまちづくり方針に関する内容を踏まえ、大きく4つの区域設定の方針を整理した。  1つ目が、生活利便性が高いエリア等を基本とした居住誘導区域の設定、2つ目、工業系用途地域における土地利用の実態に応じた居住誘導区域の設定、3つ目、災害の危険性があるエリアにおける土地利用の実態に応じた居住誘導区域の設定、4つ目は、将来にわたり維持すべき施設等を考慮した居住誘導区域の設定とした。  以上の設定方針をもとに都市機能誘導区域及び居住誘導区域について、今年度具体的な検討を進めていく。  最後に47ページをごらんいただきたい。このページでは立地適正化計画策定の流れについてお示ししている。点線で囲った部分が今回ご説明させていただきました策定骨子の部分であり、今年度はこれらの基本的な考え方を上位計画や都市計画マスタープラン等と連携・調整を図りながら具体的な内容を精査し、都市機能誘導区域及び誘導施設の設定、居住誘導区域の設定につなげていき、それら区域内で講じる施策を関連部局とともにヒアリング等を通じて検討を行い、最後に計画を適切に管理していくための指標を設定してまいりたいと考えている。    ……………………………………………… [質疑] ◆金沢和子 委員  ちょっと大きい話、立地適正化計画の策定根拠になっている法律をさっきご説明くださったやに……通り過ぎていってしまったのだが、これどっかに書いてあったか、何とか法っていう。 ◎都市計画部長 都市再生特別措置法の第81条第1項になる。 ◆金沢和子 委員  これ、書いてあるか、どこかに。 ◎都市計画部長 1ページの6行目ぐらいに、「これらの課題に対応するため、行政・住民・民間業者が一体となり、コンパクトなまちづくりを推進していくため、都市再生特別措置法の改正に伴い……」と書かれている。 ◆金沢和子 委員  そうすると、さっきこの、ほら、ずっと中のほうご紹介していただくと、国土交通省が参考になるような区域の設定だとかというのを出しているかと思うが、だから、この都市再生特別措置法は、所管は国土交通省なのかなというふうに理解をしたのだが、何でこんな話をするかというと、都市近郊農業基本法だったか……都市農業の振興基本法をつくったときも問題になったのだが、例えば、農水や国交省のほうでこういう方針いいよねっていうのを立てる。でも、最終的にどうやって予算をつけるかは財務省の話になってくる。私すごく気になったのは、その誘導区域を設定する場合に、区域としてのその誘導する条件っていうのは設定がされるが、じゃ、具体的にどうやれば誘導できるのかっていったときには、それは例えば税制を維持するとか、あるいは、商業地域の規制と誘導だったりとか、どうしても予算が絡んでくる。じゃ、例えば、農地の固定資産税をどうするのかというのも、一方で農水省の出した法律ではこうしようって提案されても、結局、財務省のほうで、それは地方税のほうで誘導してくださいっていうふうにならなければ、どんなにいい提案をしても、結局、国のその税制だとか、税制改正待ちだとか、そういうことがずっとある。国交省のこの計画自身は、私はえっと思うことはいっぱいあるのだが、それでもその区域を誘導するっていうところはメリットがあるような気がする。ただ、国交省がこの作成をやったときに、じゃ、区域の誘導をしましょうよって言ったときに、税制をどうするのだとか、地域の設定をしたときに、地元の自治体が自由にいろんなことができるのかっていう、そういう保証、ないんじゃないのかなと思った。  例えば、さっき出てきた、具体的にどういう誘導をするのかというのが幾つか……この44ページのところに、その都市誘導区域の設定というのが出てくるわけである。そうすると、その誘導区域の設定をするために、例えば、ちょっと卑近な例になる……私は夏見に住んでいるので夏見の例になってしまうが、例えば、夏見の5丁目なんかは、今は本当に農業が立ち行かなくなってしまって、資材置き場になってしまったりとか、お墓がいっぱいできてしまったりとかして、区画整理事業区域からも外さなくてはいけなくなってしまうような事態になってしまったわけである。本来であれば、あそこは誘導して、例えば、農業継続したいっていう方がいるんであれば農地として残すような、そういう制度をつくっていかなければ、そこの地権者の人たちは農業続けようってことはできないわけである。結局、それができない、あるいは相続税が高い、そういうことがあったので、結局、世代交代のたびにお墓になったり、住宅街になってしまったりするわけである。だから、国交省のつくった法律によって国交省が指針を幾ら出しても、それを実際に船橋市が誘導しようとしたら、税制だとかそういったもので融通がきかなければ機能しないと思うのだが、そういうことについては何か国のほうから、地元自治体がいろんなことができるというふうになっているのか。なっていないと思うのだが。 ◎都市政策課長 この誘導に対するいろいろ助成等、それについて、国のほうから、手引きというところで示されているところはあるが、これはそれを実際に行うか行わないかは地方自治体に任されているというところである。  現在、私ども今考えているところでは、そういう措置、税制措置とかそういうところというのは今のところは考えてはいないというところである。  この立地適正化計画というのは、非常に長いスパンで考えていくというところであり、仮に……仮にというか、それぞれの誘導区域を定めるというところになると、まず初めに居住誘導区域というのは市街化区域の中で定めるようにというふうになっている。なので、市街化区域の中に居住誘導区域をまず定めるという形になる。その中に、今度は拠点となるところ、例えば、私どもが今考えているのが駅を考えているのだが、駅のところに、都市機能誘導区域という形にしたいというふうに考えている。  将来的にこの計画が策定されると、この市街化区域の居住誘導区域外に一定規模以上の開発などを行う場合には、市に対しての届け出が必要になる。そうしたところで、私どもは、あくまでもこの計画は規制を行う計画ではないので、緩やかに誘導していくというのは国のほうでも言っているので、もし届け出があった場合に、そこは居住する場所ではないというふうに船橋では定められているので、もしできたらこの居住誘導区域となっている市街化のほうに、要は移ってもらえないかというような、ちょっと難しいとは思うが、そういうように促す。  あとは、将来的に、これは本当に長いスパンで考えるところなので、もし仮に将来的にまた引っ越しをするとか、そういう場合にはこの居住誘導区域の中に、要は、住居を設けてほしいというようなその促しをしていくというところでしかないというところではある。 ◆金沢和子 委員  これ以上聞かないが、やっぱりお願いしないといけない話なのである。だから、この制度、誘導区域をつくったら、具体的に実効性のある制度化をしていく必要がやっぱりあると思う。今だってお願いはしていても、うまくいかないからいろんなことが起きてしまっているので、この制度を使うことによって事業者の方、あるいは住民の方が、ちょっと変な言い方だが、例えば、家を買いかえる、市街化のほうに買いかえるときに家賃補助制度があるとか、それから、事業者の方が市街化じゃないところに新たな住宅街を設置するときには、その公共施設設置のための負担金を課していいんだよとか、そういうのがないと、誘導できないじゃないか。だから、むしろ私たちはこの誘導は制度化ができない限り、幾ら誘導する、誘導すると言っても、実効性のある制度化がないと無理だというふうには思うので、それはせっかく建設局長がいらっしゃってるわけだから、国との関係でね、やっぱり地方自治体の独自性に対する制度を融通してもらうということが一緒にないと、私はうまくいかないと思うので、ぜひ国に対して、地方自治体が誘導する、あるいは規制をすることについて、文句言うなと、予算措置しろと言っていっていただきたい。 ◎都市政策課長 立地適正化計画を策定するに当たり、船橋市の場合、居住というよりも、先ほどご説明させていただいたこの利便性というところを維持するというところが一番だなというところを考えていて、都市機能誘導というところに重きを置いたほうがいいのではないかというところは考えている。  逆に、駅の周辺等に都市機能という生活サービス施設がある場合に、やはりそこに人を、皆さんがそこに集まって来られる、徒歩あるいは公共交通を使って生活をしていけるというところが、それを維持していくのが必要ではないかなと考えている。その中で、そこの、もし仮に病院があったとして、そこの病院が手狭になってきて、ここの場所だとちょと土地も狭いし、今の容積率とか建蔽率だとちょっと厳しいなとなった場合に、じゃ、ちょっと郊外に出て大きな病院を建てようかと、もし仮になったとした場合に、そういう場合に規制緩和というか、容積率をそこの部分、要は緩和して、そこにいてくださいというようなこともできる制度もあるので、そういうところも今後研究してまいりたいと考えている。
    ◆浦田秀夫 委員  金沢さんと逆の立場で質問するが、これは、前もちょっと言ったと思うが、少子高齢化、人口が減る、過疎化が進むと。それに応じて拠点地域に都市機能を誘導していこうという計画だよね、本心ではね。だけども、逆にそのことが過疎化を生むし、人口減を生むということにもなりかねないかという心配がある。特に船橋の場合は、まだ人口減少化もしてないうちに、なるよ、なるよ、なるよって言って拠点地域に都市機能を集めちゃったら、そこの拠点地域にならない地域は余計過疎化が進んでいく。そういう心配、私、前も言ったと思うが、そういう心配はないか。 ◎都市政策課長 都市機能誘導とか、その都市機能を誘導していくというところではあるが、船橋市の場合、今、現状が先ほども申したとおり、利便性が高いというところなので、今のこの都市機能を維持するというのがまず1つ大切かなというところを考えている。そこのところに都市機能を維持することによって、今、利便性、便利を感じている、その住んでいる方々が住み続けられるというところを維持していくというために、この立地適正化計画を策定しようと考えているところである。 ◆浦田秀夫 委員  そうすると、それは、立地適正化計画じゃなくて、私が前言ったように、本当に今、船橋でいえば、ちょっと都市部から、拠点から離れているところなのだが、そこをいかに住みやすい町にしていくかというまちづくりの観点でやることによって過疎化や人口減少をね、食いとめていくと、そういう政策を先に打ったほうがいいんじゃないか。人口が減少しないように、まず。したらどうするかじゃなくて、しないためにどうするかというのを今、船橋はやるべき時期じゃないかなってこと、前も言ったと思うが、そういうふうには考えないのか。 ◎都市政策課長 この立地適正化計画を策定することによって、都市機能、先ほどお話しさせていただいた都市機能については維持というのもあるし、それがもし郊外とかにできてしまった場合、つくろうという計画があった場合はその都市機能誘導区域、要は、その生活に必要なものというのは1つのところに集めることによって、この生活していく人たちが公共交通1つで行けばそこで用を足すことができるというような町をつくっていくというふうに考えているところである。 ◆浦田秀夫 委員  それはある程度過疎化が進んで、人口減が進んだ場合はいいかもしれない。大体、今、船橋市が今、財政健全化プランもそうだし、それから、公共施設の見直しの問題やったわけでしょう。そういうやつを拠点に集約をしてしまうと……例えば、公民館、2つあるところ1つで済むから、その1つは廃止して拠点に持っていこうとか。いろんな……例えばの話だよ、学校が2つも要らないので1つにしちゃうと。そういうのが先に先行してしまうと、そこのその地域はますます過疎化が進むし、人口減が進んでしまうわけである。それは、もうそうなってからでは遅いので、今のうちに、逆にそうではなくて、そういうところをきちんと、若い人たちもそうだし、お年寄りの人たちもそこで住めるようなまちづくりをどうつくっていくかということをちゃんと考えてやったほうがいいんじゃないかと。私、この間質問でもやって、健全化プランの質問でやってるような気がするんだけども、逆じゃないかなと。まあ、いい。意見なので、別に。前も言ったと思うが、これは過疎化が進んでいるまちでは非常に有効なのだが、船橋が過疎化になるかもしれない、人口が何年か後に減るかもしれないって前提で今からそういうことやって、そういう公共施設なんかを統廃合してくっていうことは違うんじゃないかと言いたい。意見である。 ◆川井洋基 委員  これ、適正化計画っていうの、全市に──船橋市全域に対応するわけではないのか。 ◎都市政策課長 対象は全市だが、その中で居住誘導区域を設けるのは市街化区域の中という形になる。 ◆川井洋基 委員  開発行為の実務を担当した経験の立場からいうと、都市計画法というのは規制と誘導が背中合わせになっている。規制がないと誘導は非常に難しいというのは、実務やったことあるからわかる。誘導というのは法律に基づかないじゃないか。都市計画法に基づかない。規制は基づくけど、基づかないっていうと、開発業者は利益優先だから、そんなもの従うわけない。これで、現場で一番苦労したのは、法律に基づかないですねって言われると、職員は二の句も継げない。だから、私どもはこれ従う義務はありませんよって言われたら終わりである。だから、やっぱりこれ、都市計画法に基づく、法に基づく裏づけがやっぱりほしいよねと。でないと、言うことを聞く大手のディベロッパーはね、財力があるから多少は市のことを聞く。小さい業者なんて言うこと聞かないから。もう利益優先で、大したもうけのない開発なんかやっている業者、市の言うこと聞いたら、金が幾らあっても足りないよって話になってしまうから、まず聞かない。大体今現在の都市計画法で開発行為やられているのを見ても、小さい業者ほど言うこと聞かないで、周辺住民とトラブル起こしてる。大手はある程度言うことを聞いて、広い開発区域の中で何とかねやりくりしてくれるが、小さい業者はまず言うこと聞かないから。だから、どんな業者を対象にしているのかわからないが、なかなか誘導だけというのは、これは経験からいうと難しいなと思っている。だから、これは一刻も早く国に対しても、何らかの法的な裏づけをやっぱりすべきだということを、やっぱり具申してもらいたいねと、そういうことで自信を持って皆さんが、職員が仕事できるような体制づくりをしてもらわないと、一番最前列に立っている職員がかわいそうである。その業者とのせめぎ合いにね、真っ先に盾にされちゃうから。課長や何かは後ろのほうにいるだけだからわからないので、職員が一番、窓口の職員が、それでどんなに泣いてきたか。それは知ってるだけに、やっぱりきれい事だけでは済まないので、きちんとした、やっぱり法整備もあわせて考えていってほしいなということである。やる現場が苦労するということである。  これ要望なので、返答要らない。 ◆桜井信明 委員  大変勉強になった。  ちょっと教えていただきたいが、やっぱりこれから船橋市も人口密集度が高い地域がこれからどんどんできてくるっていうことになるので、都市施設、生活サービス施設を、集積をしっかりして、そこに公共交通をつないでやっていこうということになると思う。まちづくりの中でこの居住誘導区域は、いわゆる市街化区域内だけ、今までは、船橋市は市街化調整区域内とかも住宅が建ってきているという中で、市街化区域内にしっかり居住誘導をしていきましょうということなんだとは思うが、船橋市の今までの成り立ちの部分で、やっぱり生活サービス施設を集積して、そこの公共交通、バスで行きましょうといっても、長年船橋市として抱えてきている問題が公共交通不便地域の解消だと思う。この公共交通不便地域の解消について、この立地適正化計画との中でどう議論していくのか、どういうふうに解消していくのかというのは、何かお考えがあれば教えていただきたい。 ◎都市政策課長 立地適正化計画で盛り込んでいる公共交通に関するところについては、やはり今あるこのバス路線とか……今走っているバス路線とそこに走っている便数とかをなるべく維持していく。高い利便性というのはやはりバスの本数とかでもあるので、この立地適正化計画の中で、新たなバス路線とかをつくるというところよりも、今現状のバス路線を維持していくというところをメインで考えているところである。 ◆桜井信明 委員  きょう千葉日報にも県議会で質問があったっていうことで、公共交通網形成計画の話ですかね。こういうのは、こういうのもしっかり策定をしていかなきゃいけないということで、船橋市も着手していくということだと思うが、既存のバス路線だけではカバーし切れないところとか出てくると思う。そのときに、その公共交通をどういうふうにつくっていくのかというのもしっかり考えた上で、この居住誘導だったり生活サービス施設へのアクセス、考えていかないといけないと思うが、この公共交通網の形成計画という部分とあわせてどうお考えなのか、教えていただきたい。 ◎都市政策課長 この立地適正化計画策定に当たって、国のほうが言っているところ、これはコンパクト・プラス・ネットワークというところを言っているところである。コンパクト、船橋市でコンパクトというか、この居住誘導を定めるところプラス、現在、道路部のほうで策定を進めている地域公共交通網形成計画、これと、この立地適正化計画を連携しながら、網計画のほうでいうと、新たな……というか公共交通サービスの再編とか、そういうところも検討していくと聞いているので、そういうところと連携しながら進めていければと考えているところである。 ◆桜井信明 委員  なので、一番初めにおっしゃっていた今の公共交通網、そのバス路線を維持したままということではなくなってくると思う。そうした中で、そうやって新たにつくっていく中でもどうしても不便地域というのが出てくると思うので、今までそういう不便地域に対しての解消のためにいろんな取り組みをされてきたと思うが、そういったところも総括していただく中で、これからどういうふうにやっていったらいいのか、どうあるべきなのかというのもぜひご検討いただいて、居住誘導だったり、生活サービス施設の集積だったり、そこに市として必要なものってあると思う。いろんなものがあると思うので、そういったものをどういうふうにそういう場所に移していくかというのも必要になってくると思うので、ぜひ、一番は市民の住んでらっしゃる方たちの声というのが特に必要だと思うので、そういったところも意見を聞いていただきながら、ぜひこういう計画をしっかりつくって進めていただきたい。 ◆長野春信 委員  もう2時間たつので最後の質問にしたいと思うが、この居住誘導区域、「将来にわたり人口密度を維持し」という形になっているが、この「人口密度を維持し」というのは、今の人口密度がいいと思っているということなのか。さっきの木造の密集住宅地の件だと、5,000クラスターであって、非常に密集しているからどうしようという話、何かちょっと矛盾してるなとは思うが、船橋市は今の人口密度を正しいと思ってこの計画を立てていくのか。 ◎都市政策課長 今、この人口がいいというところではなくて……(長野春信委員「密度ね」と呼ぶ)密度がというところではなくて、それでも将来人口減少になってしまうところを見据えて、その人口減少になってしまうと、やはり人が少なくなってしまう。そうすると、要はお店とか行く人が少なくなってしまう。あと、公共交通に乗る人が少なくなってしまうというところで撤退してしまったりとか、そういうところが出てきてしまうというところがあるので、そういうところを維持していくための計画というところで考えているところではあるのだが、今のこの人口密度が最適なのかというところはちょっと……。 ◆長野春信 委員  難しい問題もあるかと思うが、ひとつよろしくお願いする。          15時10分休憩    ………………………………………………          15時23分開議 △週休2日制モデル工事の試行実施(土木工事)について(報告) [理事者説明] ◎都市計画部長 週休2日制モデル工事の試行実施について、ご報告する。これは、市が発注する工事において、週休2日を確保することを条件づけるものである。このような取り組みが必要となった背景であるが、建設業は、現在なり手が少ない、若者からも敬遠されがちな業種となっている。不人気である理由の1つとして、休日が少ない、休日が不定期である、自由な時間がとれないなどの声が挙げられている。また、労働基準法が改正され、時間外労働の規制が強まったという背景もあり、発注者の立場としても、適正な労働環境づくりを支援しなければならない、そういう考えを持って実施するものである。詳細については、担当部署である技術管理課より説明する。 ◎技術管理課長 土木工事において、令和元年度から週休2日制モデル工事を試行実施する。週休2日制モデル工事とは、建設産業では4週8休の取得が進んでいないことから、受注者が安心して週休2日が実現できるように発注者が支援する工事のことをいう。これは全国的な取り組みで、既に国と千葉県、千葉市は週休2日制モデル工事を発注している。  取り組みの背景には、今、部長から話があったように、2つある。  まず、建設業における若手担い手の不足である。資料の右側をごらんいただきたい。総務省の労働力調査によると、若者、29歳以下の割合11.4%、これは全産業平均マイナス5%となっている。また、船橋市の市内業者アンケートの結果によると、40歳未満の技術者23%、技能労働者34%となっている。左手に移っていただきたい。若者の意識の変化として、労働時間、休日、休暇の条件に魅力を感じていて、週休2日でない産業では、若手担い手は減少の一途をたどるであろうと言われている。そこで、建設業の将来の担い手を確保し、災害対応やインフラ整備、維持管理を行っていくためにも、建設業を魅力ある産業へと転換を図る必要があると考えている。  取り組みの背景の2つ目である。時間外労働時間の上限規制である。平成30年6月、働き方改革関連法が成立し、改正労働基準法では、5年間の猶予期間を置いた上で、時間外労働時間の罰則つき上限規制が適用されたことが背景にある。建設業の労働状況だが、これは、日建連会員調査によると、年間の時間外労働時間、最大値分布は、罰則つき上限規制に適合する720時間以下は5%となっている。つまり、95%の会社が、誰かしらが上限規制を超えて時間外労働をしているという実態である。そこで、発注者として、5年間に上限規制を守ることができるような環境づくりを支援していかなければならないと考えている。  以上が取り組みの背景になる。  取り組みの詳細だが、週休2日の定着を発注者として支援するため、令和元年度はモデル工事を10件試行実施する。当初予定価格の経費に、国が行っているものと同じ、右側の補正係数を乗じる。また、インセンティブとして週休2日が達成された場合、工事成績評定点で加点することを考えている。  このように、モデル工事では、経費の計上とインセンティブ加点により、4週8休以上の現場閉所を求める。  最後にスケジュールだが、週休2日を実施するためには、週休2日の工期を設定して発注する必要があるので、昨年度はそのための工期設定マニュアルを作成した。また、加えて、モデル工事の実施マニュアルも整備した。今年度は10件の工事で試行実施するが、来年度は20件と徐々にふやしていって、試行期間に業界の意見を聞きながら、罰則つき上限規制が適用される2024年度以降はほとんどの土木工事で実施したいと考えている。    ……………………………………………… [質疑] ◆浦田秀夫 委員  週休2日制の定着を支援するということだが、工事そのものを土日は休みにするということにするのか。それとも、それはしないけれども、労働者が休みを2日とれるようにするという意味なのか。それをどう確認するのか。 ◎技術管理課長 1カ月に、閉所率というのがあって、28.5%。これは、1週間が7日あって、5日なので、2日休めばいいということで、2割る7。そうすると、それ以上を確保されてあれば……1カ月ごとに確認して、達成したというような判断にすることになっている。(浦田秀夫委員「いや、全然意味がわかんない。ちょっとわかるように説明してくれないか」と呼ぶ) ◎技術管理課長 では、ちょっと言い方を変えて、4週8休なので、分子が8、28が分母になって、そうすると、28.5%、それ以上確保されれば……(浦田秀夫委員「28.5%ってどういう意味なの」と呼ぶ)分母を1カ月……(浦田秀夫委員「4週」と呼ぶ)4週ですね。(浦田秀夫委員「4週で8休むということだよね」と呼ぶ)はい。土曜……今、日曜日と祝日は休みになっているので、土曜日と限らず、平日でも構わないというところである。 ◆浦田秀夫 委員  そうすると、28日のうち、8日は工事そのものがお休みになるというふうに理解していいのか。 ◎技術管理課長 そのようなことだが、今は日曜日は休みになっている。これは、近隣の、通常日曜日は皆さんお休みなので、日曜日に仕事すると皆さんにご迷惑をかけるので、今、日曜日と祝日は休日になっている。 ◆浦田秀夫 委員  年間の休日は何日になるか。 ◎技術管理課長 すぐ出ないので、ちょっと調べてから報告ということでよろしいか。 ◆浦田秀夫 委員  市の職員の年間の休日日数は何日か。休んでるからすぐわかるでしょう。(「90日」と呼ぶ者あり)そんなことない。120日ぐらいあるでしょう。これは90日くらいにしかならないんだよ、計算上。 ○委員長(三橋さぶろう) 答弁できるか。 ◎技術管理課長 申しわけございません。今すぐに何日かというのは申し上げらない。 ◆浦田秀夫 委員  多分ね、120日ぐらいあると思う。これは、多分制度入れても90日ぐらいしかならないと思うんですよ。後でちょっと計算してもらって。勘で言うと。そうすると、公務員と建設労働者は年間30日ぐらい休日が違うんだよね。これで十分なのかということを言いたかったわけ。これ答えられないよね。 ◎技術管理課長 今、建設業、土木だが、建設業については4週6休というのが通常である。業者の中には、やはり今、4週8休でないと入ってこないという状況があって、4週8休を目指している業者さんはたくさんいる。そういった方たちの支援になろうかと思う。 ◆浦田秀夫 委員  もう一回確認すると、4週、28日のうち、祝日もあるし、土日もあるんだけれども、そのうち、市が発注した工事については8日間は工事現場で工事をしないっていうふうに理解していいのか。(発言する者あり)それをさっきから何回も確認している。(発言する者あり)そうしなかったら、どうやって確認するのか。 ◎技術管理課長 現場閉所ということなので、現場はやっていないという……。 ◆浦田秀夫 委員  もしそうだとすれば一歩前進だよね。          15時37分休憩    ──────────────────          15時39分開議 8.行政視察について ○委員長(三橋さぶろう) 行政視察に関し、視察先及び視察内容と日程についてご協議いただくわけだが、まず、視察先及び視察内容についてご協議願いたい。  視察先及び視察内容についてご希望、ご意見のある方、ご発言願う。      [「委員長にお任せ」と呼ぶ者あり] ◆松橋浩嗣 委員  1つは、今もお話あったが、コンパクトシティーということで先進的に取り組んでいる新潟県の見附市とか京都府の舞鶴市、あと、地域公共交通──今もコミュニティーということでいろいろ話題があったが、そういった取り組みをしている香川県高松市がいいんじゃないかと思う。 ○委員長(三橋さぶろう) ほかにあるか。 ◆桜井信明 委員  どこの市がいいかというのをちょっとまだ調べ切れてないのだが、市営住宅、非常に高齢化が進んでいるという中で、今、市のほうでもいろいろサービスについて考えていただいているところではあると思うが、そこでしっかり見守りをやっているところにちょっと視察に行ければいいなと考えている。生活援助員の方とかがいて、見守りをやっている市営住宅。 ○委員長(三橋さぶろう) ほかにあるか──それでは、今いただいたご希望、ご意見等を踏まえ正副委員長において、今挙げていただいたところと、具体的なところを探すのも含めて調整させていただきたいと思う。  また、今後追加のご提案等があれば、7月3日の閉会日までに事務局までお申し出いただきたいと思う。よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) なお、調整する中で、この後ご協議いただく視察日程の中で受け入れが可能なところを視察先とさせていただきたいと思う。  そのような形で、視察先については正副委員長にご一任いただくこととしてよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) それでは、そのように決する。  次に、日程についてご協議願いたい。  議会の諸行事等の関係から、正副委員長としては、10月23日水曜日から11月1日金曜日までの間で実施したいと考えているが、いかがか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) 10月23日水曜日から11月1日の金曜日まで、ほかの常任委員会でもこの日程を考えているようである。  できれば、さっき幾つかご提案もあったので、期間については1泊2日程度かかるかなというところもあるが、その辺もよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) では、10月23日から11月1日までの間で視察先を決定するという形をとらせていただきたいと思う。  次に、同行理事者についてだが、視察事項に関する理事者とすることで正副委員長にご一任願いたいと思うが、いかがか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) では、そのように決する。  それでは、詳細は正副委員長に一任願って、次の定例会の本委員会で皆さんにお諮りしたいと思う。          15時42分休憩    ──────────────────          15時44分開議 9.閉会中の委員会活動について ○委員長(三橋さぶろう) 平成29年第4回定例会で契約締結議案を決議し、現在工事が進んでいる駒込川2号幹線管渠敷設工事について、現場を視察することができる旨、下水道建設課よりお話をいただいた。正副委員長としては、工事現場を視察し、状況調査を行いたいと考えている。  まず、視察を行うかどうかご協議いただきたいと思うが、いかがか。 ◆松橋浩嗣 委員  視察をするべきだと思う。 ○委員長(三橋さぶろう) ありがとうございます。  今、視察をするべきだという意見が出された。他にあるか。      [発言する者あり] ○委員長(三橋さぶろう) そういう申し出があったので、視察を行うことと決したいと思う。  続いて、その視察の日程についてご協議いただきたいと思う。暫時休憩する。          15時44分休憩          15時47分開議 ○委員長(三橋さぶろう) 先ほどの視察の日程だが、7月25日の木曜日9時に市役所集合・出発ということで考えているので、よろしくお願いする。具体的な集合場所、同行理事者などの詳細については正副委員長にご一任願いたいと思う。よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) では、そのように決する。 ◆川井洋基 委員  当日の服装だが、ヘルメットとか、我々、防災服をもらっている。あれで行ったほうがいいのかね。前やったときに、それで来た人も何人かいた。(「二和のときは少し狭くて大変だったよね。あんなもんかね」と呼ぶ者あり) ○委員長(三橋さぶろう) それについてもまた後ほど連絡……。      [発言する者あり] ○委員長(三橋さぶろう) 服装についてもまた確認してご連絡させていただく。  それでは、先ほど申し上げた集合時間、先ほどの服装等の具体的なことについては決まり次第皆様に通知させていただきたいと思うので、そのように進めさせていただくことでよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり]
    ○委員長(三橋さぶろう) それでは、そのようにさせていただく。    ────────────────── ○委員長(三橋さぶろう) ほかに何かあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(三橋さぶろう) これをもって、本委員会を散会する。          15時49分散会    ────────────────── [出席委員]  委員長  三橋さぶろう(市民民主連合)  副委員長 長野春信(自由民主党)  委員   川井洋基(自由市政会)       中村静雄(自由市政会)       桜井信明(公明党)       松橋浩嗣(公明党)       浦田秀夫(市民民主連合)       七戸俊治(自由民主党)       金沢和子(日本共産党)       池沢みちよ(みらい@船橋) [説明のために出席した者]  杉田企画財政部長  石田契約課長  市原商工振興課長(参事)  山本ふなばし観光・ブランド創造室長  大石建設局長  高橋都市計画部長  杉原都市政策課長(参事)  鈴木技術管理課長  高橋都市計画課長  竹田都市整備部長  荒井都市整備課長  吉川公園緑地課長  西脇飯山満土地区画整理事務所長  木村道路部長  渡辺道路管理課長      その他 副参事、課長補佐 [議会事務局出席職員]  委員会担当書記 深澤議事課議事第二係長(主査)          荒木議事課主事...