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平成30年 8月27日建設委員会−08月27日-01号

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  1. 船橋市議会 2018-08-27
    平成30年 8月27日建設委員会−08月27日-01号


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    平成30年 8月27日建設委員会−08月27日-01号平成30年 8月27日建設委員会                                   平成30年8月27日(月)                                         午前10時                                     第4・第5委員会室 [議題] 1.平成29年度市政執行方針において言及のあった重点実施事業について  @建築部が所管する事業について  (U.安心して暮らせるまちのうち、@地域包括ケアシステムの構築)  A道路部が所管する事業について  (T.非常時への備えのあるまちのうち、A鉄道施設の耐震対策、   U.安心して暮らせるまちのうち、A高齢者外出支援及びB歩行者の安全対策、   X.人が集まる元気なまちのうち、@JR船橋駅南口の整備)  B都市整備部が所管する事業について  (V.未来へつなぐ恵み豊かな環境のまちのうち、@都市公園の整備、   X.人が集まる元気なまちのうち、@JR船橋駅南口の整備)  C下水道部が所管する事業について  (T.非常時への備えのあるまちのうち、@雨水対策) 2.閉会中所管事務調査の所感について(関根和子委員長提起
       ………………………………………………………………………………………………          9時58分開会 ○委員長(関根和子) ただいまから、建設委員会を開く。    ────────────────── △委員会の進め方等について ○委員長(関根和子) 本日の議題は、平成29年度市政執行方針において言及のあった重点実施事業についてである。  まず、本日の審査順序についてお諮りする。  お手元の審査順序表のとおり、各事業を所管する部ごとに説明を受けることとし、順序1で、建築部が所管する事業について、順序2で、道路部が所管する事業について、順序3で、都市整備部が所管する事業について、順序4で、下水道部が所管する事業について、それぞれ議題とし、審査を行う。  以上を、今申し上げた順序で進めたいと思うが、よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(関根和子) それでは、そのように決定する。  次に、審査方法についてだが、各順序において理事者から説明を受けた後、質疑をしたいと思うが、よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(関根和子) それでは、そのように決定する。  なお、出席理事者についてだが、順序1については、住宅政策課、順序2については、道路計画課道路建設課道路維持課道路管理課、順序3については、都市整備課公園緑地課、順序4については、下水道河川計画課河川整備課の入室を予定している。  次に、本日の休憩についてだが、各順序終了時に、それぞれ理事者交代のため休憩をとるので、ご承知おきいただきい。その他の休憩については、適宜とっていくこととする。    ────────────────── △委員会の傍聴について  全ての案件に関し、1人から傍聴の申し出があり、これを許可した旨、委員長から報告があった。    ────────────────── 1.平成29年度市政執行方針において言及のあった重点実施事業について @建築部が所管する事業について (U.安心して暮らせるまちのうち、@地域包括ケアシステムの構築) [理事者説明] ◎住宅政策課長 地域包括ケアシステムの構築として、住宅政策課中心で行った居住支援協議会の設置について、平成29年度の実績を中心にご説明させていただく。  資料の3ページをごらんいただきたい。  居住支援協議会のまず概要であるが、行政として船橋市、それ以外に、居住支援団体として市の社会福祉協議会あと民生児童委員協議会生活困窮者自立相談支援機関などのほかに、宅建業界から参加してもらって、それに学識経験者が入る形で構成されている。  この中で、各関係団体との連携により、高齢者等住宅確保要配慮者、こういった方に対して居住に関する課題を協議して解決策を皆で検討していく会議になる。  この会議により、住まいと予防・生活支援・介護・医療の連携による地域包括ケアシステムを推進図り、地域で安心して暮らせるような居住支援体制の構築を目指している。  設立状況になるが、船橋市、平成30年3月末現在で今23の区市町村で居住支援協議会……市区町村としては23個あるが、船橋市は20番目に設立している。  実施事業のところをごらんいただきたいが、昨年の5月16日に居住支援協議会、船橋市、20番目として設立して、7月3日に少しおくれる形で相談窓口、住まいるサポート船橋という名称で開設した。  その後、設立記念講演会──協議会の構成員である学識経験者のほうによる講演会を開催したり、あと11月に、これとは別に住まいの講演会を開催し、また1月に入り事例検討会ということで、実際の相談者の相談の内容と対応結果などについて協議し、今後につなげるような会議を開催している。  続いて、4ページのほうの住まいるサポート船橋についてご説明する。  相談窓口であるが、ひとり暮らし高齢者などの住宅確保要配慮者の住まい探しを支援するために設置したものであり、市の社会福祉協議会の中に設置している。ここでは相談内容に応じて、居住支援協議会会員である不動産関係団体と連携して、民間賃貸住宅の情報を紹介するという形になる。  また、住まい探しだけでなくて、入居後の不安、それは相談者のほうの不安もあるし、賃貸物件を提供するオーナー──不動産会社側からの不安もあるが、そういった両者の不安を解消するための居住支援サービス、こういったものも紹介・提供している。  この相談窓口の実績だが、実数として7月の開設から3月末までに91名の方の相談を受けている。そのうち10件10名の方に対して、実際に協力不動産店のほうから不動産物件情報提供をいただいて、相手にお示しして入居に結びついた数が10件である。  ただ、それ以外も物件提供ではなくて、そもそも民間賃貸住宅ではなくて施設に入ったほうがいいような身体、精神、経済状況の方などいるので、そういった方に対しては、生活支援課であったりさーくるであったり、そういった福祉機関との連携による支援というものも行っており、それが17件あった。  あと、それ以外に居住支援サービスとして身じまいサービス──亡くなった後の残置物の整理とか、あと葬儀とかの手配をするサービスの預託金により行うものだが、これの申し込みを3件受けている。  あと、この協力不動産店だが、宅建業者のほうと協議を重ね、宅建2団体あるが、2団体全てに対して物件をお願いするのではなくて、この趣旨に賛同してくれる不動産店というものを複数回のアンケートにより選び、そういった不動産店から、こういった入居者──入居希望している方がいるという情報を、その協力不動産店に提供して、そういった方に対して提供できる物件を紹介していただいている形である。この協力不動産店、3月末時点では今2団体から14店舗登録というか、協力不動産店という形で参加していただいている。  最後に、居住支援サービスだが、この住まいるサポート船橋という相談窓口に来られた方に物件紹介をする場合には、原則として、先ほど話した身じまいサービスとか、あと高齢者福祉課がこれまでも実施していた緊急通報・見守りサービス呼び出しボタンのほかにセンサーによる24時間の見守りなどもあるようなサービス、あと市の社会福祉協議会がこれまでも行っていた安心登録カード、この3つを基本的には基本サービスとして、加入していただいた方、この人たちに対して物件を提供してもらうという形をとっている。  ただし、年齢とかで、あと健康状態とかでその方、このサービス必要ないよみたいな形でオーナーの方の同意が得られれば必須と言いながらも、多少緩和してるような事例はある状況である。    ……………………………………………… [質疑] ◆坂井洋介 委員  今の住まいるサポート船橋の事業だが、先ほどのご説明だと相談件数とすると91件あって、そのうちの成約件数が10件というようなお話で、Bの居住支援団体等への情報提供というのが17件あったということだが、それにしても何かイメージ的にだが、ちょっと少ないのかなというような印象を受けたが、この成約に至らなかった案件の、何か主な要因というのは把握していらっしゃるのか。 ◎住宅政策課長 成約件数だけ見ると、確かにそれほど多くない状況にあるかと思う。ただ10件と、あとほかの団体との連携につないだ17件以外でも、相談してるうちに身内の方と連絡がとれるようになって、そちらからの支援が得られるとか、相談に来た方に対しては何らかの成果が上がってるケースがほかにも見受けられる。  あとは、ちょっと心配で相談に来たが、まだ引っ越さないでも大丈夫そうだということで、また本当に困ったときに相談に来るということで引き上げる方もいるということで、ちょっと緊急性のない方もいらっしゃったということで、数的には少なくなっている実態もあるかと思う。 ◆坂井洋介 委員  その具体的な数というのは、カウントはしてないか。何件がその必要がなくなったとか、家族の支援が得られたとか、もしその数字が今出てくるようであれば、教えていただきたい。 ◎住宅政策課長 そもそも物件の紹介がなかったような方もいるので、そういった方がどういった理由でなかったのかというのは、先ほどの1月の事例の検討を行った会議の中でも、皆で共有はしているが、相談者が希望している家賃の物件がなかっただとか、ちょっと身体の状況で合わなかったなどの状況もあるにはあるが、そういった方に対して今後さらにどういった支援が必要かというのを検討は行っている。 ◆うめない幹雄 委員  ちょっと私ごとの件で、実際に私、住まいるサポートサービス福祉ビルの3階か、2階でしたっけ、行ったが、正直入ったときに、どこが窓口かわからないし、入っても職員の方から声かけはされなかった。こちらから声をかけないと対応してくれなかった。接遇日本一と言いながらちょっと……対応には残念な思いをした。  それで、いろいろなケースがあると思うが、私も相談したところ、結局はご家族の方がいるとか、あるいは保証人がいるならば、自分で地元の不動産屋さんに当たったほうがいいよみたいな感じで、結局はそんな感じになっちゃったが、もうちょっときめ細かい、何ていうか、サポートが必要じゃないかなと感じたが、その辺はどのようにお考えか。  そういうのがやはり成約件数の少ないというところにつながってるんじゃないかなと感じた。どうか。 ◎住宅政策課長 市の社会福祉協議会のほうでも、当初なかなか成約が数カ月なかった関係もあって、制度がそもそもちょっと不足しているのか、いろいろ検証して、メインの担当者を秋以降かえて、その者になってからは一気に成約も結びついたので、議員が訪問されたのは、もしかすると設立してすぐなのかなとも思うが、秋以降はかなり丁寧な対応に努めているのかなと思う。 ◆うめない幹雄 委員  じゃ、確認だが、ある程度きちっとした窓口というか、そういう対応に変わっているということでよろしいか。 ◎住宅政策課長 そのように認識しているが、そもそも相談に来た際に、もっと窓口のほうに職員みずからが出迎えに行くとか、その辺は意見があったということで協議をさせていただきたいと思う。 ◆うめない幹雄 委員  あと、やはりきめ細かいサービスという部分で、余り縛られずに、仮にそういう親族の方が、要は身内の方がいても、こちらから、市のほうから積極的にこういうのはありますよというような、やはり情報が欲しくて行くわけなので、結果的には、結局自分でどうにかしてくださいというふうに言うよりも、少しでも要望に応えられるような対応をお願いしたい。 ◆朝倉幹晴 委員  先日のLGBT議連のほうで市長と当事者の懇談会をやる中で、LGBTの方にとって法律上の婚姻関係じゃないと、パートナーであっても入居を渋られるという話を伺って、そのことが居住支援協議会の中でどのような形で議論されて、始めてるのかなと、議題にのぼってるのかどうかも含めて、ちょっとお話ししていただけるか。 ◎住宅政策課長 LGBTの方に関しては、居住支援協議会の議論の中で、実際そういった相談があるかという話を、構成員である2名の方だが確認したところ、その2名の方がいる不動産店では、はっきり明言はされてないような方が来たことはあるぐらいのお話でしかいただいてなくて、ちょっとほかの協力不動産店のほうで、そういった方に対しての対応というものをこちらとしても把握して、状況によってはそういった方への受け入れというものをお願いしていかなければいけないのかなと思っているので、そういった方向で、まず現状確認もうちょっとした上で、必要なお願いであったり、何か必要な支援があるのであれば検討もしていきたいなと考えている。 ◆朝倉幹晴 委員  議論の話題には上げてるということはわかったが、それは現状で調査しても、もともとどうせ無理だと思って相談してないケースとかもあると思うので、もうちょっときめ細やかに声を聞いていただいて、進めていただくことを要望する。 ◆藤川浩子 委員  まず、実績の部分でお伺いをしたいが、まずこの相談件数については、電話も含まれるのか。  それからあと、相談をされる方というのは、実際に本当に対象者の高齢の方が直接、例えばお一人という形で相談に来られてるのか、それからあともう1つは、成約件数──成約の事例というか、そのものをお伺いしたい。 ◎住宅政策課長 電話による相談の方も当然いるが、最後はやはり一度、市の社会福祉協議会窓口に来てもらって、その方のフェイスシートというか、どういった状況でどういったことに困ってるのかというのを、詳細に聞き取りを行う必要があるので、実際に来て対応した方が先ほどの相談件数で、ただ基本的には電話で受けた後に来てもらっているという形になっている。 ◆藤川浩子 委員  あとは高齢者というか、65歳以上の方とご本人が来られてるのかどうか、それとも家族か。 ◎住宅政策課長 基本的には本人が相談に、付き添いの方もいる場合もあるかと思うが、基本的には本人が相談に来てると聞いている。 ◆藤川浩子 委員  あと成約をされた具体的な事例というか、このような形でできたとかというのをお聞きしたいと思うが。 ○委員長(関根和子) それ3点聞いたからね、最初に。答えていただきたい。 ◎住宅政策課長 実際来た方に対して成約……ごめんなさい、もう一度3問目、質問確認させていただけるか。 ◆藤川浩子 委員  内容的に成約……こういう方で成約──成立したというような具体的な事例というか、今までこういうのに困ってたが、住まいるサポートに相談をして、こういうふうになったというようなものを、簡単にご紹介していただければと思う。 ◎住宅政策課長 先ほどの相談件数は、全部一件一件シートにして、結果どうなったかというのはまとめてはいるが、実際に成約に結びついたものについては、その方の属性ということであれば、高齢の方で近隣と……知人の家に住んでいたが、トラブルがあって転居を希望した方が転居に結びついたとか、あとほかには、定期借家の状況で立ち退きという請求があったが、相談に来た結果、実際の転居に結びついた。あと友人の契約した借家に住んでいて、立ち退きしなきゃいけない状況だったが、転居に結びついたなどの高齢者の方の転居に結びついた事例などがある。 ◆藤川浩子 委員  この4つ目の身じまいサービス、これについては3件の方がということで、実際にもう今住まわれていると思うが、その後の本当に身じまいの部分だけのご相談をされたのかどうかということをお伺いしたい。もう本当に自分の身寄りがなくてということだと思うが、その3件のことについては。 ◎住宅政策課長 10件成約した方は、緊急通報サービスを利用した方は8件いるが、身じまいに関しては、オーナーとの協議の結果、身じまいなくてもその方は入居させていいよという了承を得られたので、10件の方は身じまいを申し込んでいない。  ただ逆に、それ以外の方で、今住んでるところに住み続けるためにご自身が安心したいのと、あと大家の方に引き続き貸していただきたいということで、身じまい申し込みたいという方で3件成約している。 ◆滝口一馬 委員  実績の相談件数についてお尋ねをする。成約件数もさることながら、昨年4月3日から3月末までの約9カ月間で相談件数91件ということなので、アベレージに直すと月おおよそ10件、週に直すと3件ほどだと思うが、市民の皆様に対しての告知、認知の仕方については、どのような手法を用いられてるか、お尋ねをする。 ◎住宅政策課長 やはり一番は市の広報紙と、あと市社協の定期的に発行する広報紙、そこへ出した後は、相談者が急激に集中したというふうに聞いている。あとNHKのほうで取材を受けたりもしたので、そういったものが放送あった後などは、かなり反響があった状況になっている。 ◆滝口一馬 委員  このサービスのスタート時よりもだんだん認知は深まっているという、件数的にも、そういうような考え方でよろしいか。 ◎住宅政策課長 やはり当初、そういった何か広報周知すると問い合わせ等はふえるが、議員おっしゃてるように、だんだんそういったものは定期的に周知しないと浸透しないのかなとあるので、今後も知らない市民、まだまだいっぱいいると思うので、ちょっと工夫して周知はしていきたいと考えている。 ◆滝口一馬 委員  非常にいいサービスだと思うので、その辺の周知の徹底、やはり定期的にしていかないとなかなか浸透していかないと思うので、その辺を要望したい。 ◆松嵜裕次 委員  きょう決算審査じゃないので、自由にいろいろと思いの丈を語っていただいてもいいかなと思っているので、自由濶達に意見交換させていただきたいとも思っているので。  まず、協力不動産店だが14店で、居住支援協議会の準備会のころから、やはり不動産事業者の協力というものがどれだけ得られるのかということも含めて、かなりの議論があった。そういうふうな経緯があったので、実際にその14店という数が想定の中なのかどうか、それが恐らく成約件数に、もうモロに反映してくる可能性もあるかもしれないなということもあるが、その辺はいかがか、お考えとしては。 ◎住宅政策課長 数的には実際に照会をかけて回答が返ってくればいいというものでもあるので、多ければいいというものではないのかなと感じている。  14店だったが、その後多少増減しながら、今はもう少しふえている状況である。実際、問い合わせしたときに物件の状況をもらいたいというのが一番なので、市の社会福祉協議会の担当者のほうで昨年度末(後刻「今年度」と訂正)にその協力不動産店、一店一店回って、改めてこういった方に対してこういった趣旨で住宅提供してもらいたいのでということで、挨拶を兼ねて依頼に回って、賛同を得られたということだったので、ちょっとその協力不動産店のほうからさらに納得して協力してもらえるような形、今後も市社協と連携して進めていきたいなと思っている。 ◆松嵜裕次 委員  確かに、そういうすごいアナログのところでの、やっぱりそのご苦労というのがすごく大事なんだろうなと思う。それはすごく感じているところだし、成約件数も初め、何か1件とかそこらだとかってあったけど、順調に伸びてきたなというイメージはある。  もう1つ、この住まいるサポートを立ち上げるときに、建設委員会だったかな、どこかでそういう議論になったかと思うが、恐らく高齢者に対する初期のいろんな相談がここに寄せられるであろうと、住まいにかかわらずやっぱり複合的な悩みというものがそこの中にあるわけなので、そういうものを初期相談の窓口として、やはりさばいていくという機能もここはある……追わざるを得ないよねというふうな印象を持っていた。  先ほどいろいろとご答弁いただいたときに、ほかの居住支援団体情報提供なんかもしているということが、実際に入居されて──入居されない方でも身じまいサービスの提供があったとかということについては、今先ほどお話しされたとおりだが、そういう初期相談の窓口としての機能というもの、そういう当然生活支援課とかさーくるとの連携みたいなものもその中で図られているんだよという中で、やはりそういう当初の想定どおりの機能を果たしているというか、果たしつつあるというふうな印象、そういう認識でよろしいか。 ◎住宅政策課長 やはり市社協が相談窓口やっているという利点もあるのかなと思うが、住まい探しだけじゃなくて、経済的な支援が必要なのかとか、そういったものも含めて、当然相談に対応する必要があるので、ある程度住まい前提に相談に来ている方だが、もうちょっと幅広く対応はできてるのではないかなとは思っている。  あと済みません、不動産店回り、昨年度末じゃなくて、今年度に入ってから行っていた。訂正させていただく。 ◆松嵜裕次 委員  そういう期待どおりの機能はまた1つあるし、これからもこなれてくれば、もっと恐らくいろんな機能が果たせてくるんじゃないかという意味では、非常に大きな事業ではないかなとは思っている。  あとは、実際に今言ったことと関連をして、実際に成約にまでいかなかったが、その相談に来られた方の満足度が果たされてるかどうかというところについても、これはなかなか指標が難しいのだが、これをやっぱり追っかけていく必要があるんじゃないかなと思うが、お考えどうか。その辺、難しいとは思うが。 ◎住宅政策課長 ちょっと満足度という形ではとってないが、相談内容で成約含めて、ほかにうんとこういった支援が必要だったんじゃないか、こういった支援をやるべきだったんじゃないかというものも含めて、一個一個のケースを定期的に市社協と共有して、会議のほうでも図っているので、ちょっとその辺は今後もしっかりやっていきたいなと思っている。 ◆松嵜裕次 委員  その振り返りがすごく大事だと思うので、それはぜひ進めていっていただきたいと思うが、あとは実際にこれ、成約して入居した方に関することだが、確保計画にも書いてあるが、入居後に住宅部局福祉部局と関連機関、関連事業者等が連携して居住支援サービスを提供するというふうにあるが、具体的にその入居された1人の入居者に対してどういう形で連携とっていくのか。  例えば、いろんな福祉のサービスなんかでは、ケース会議を設けたりとか、そういう形でやってることもあるでしょう。そういうふうなことも踏まえて、1人の入居者に対して、それこそ今の地域包括ケアシステムの中では顔の見える関係性をつくっていこうとかということもあるかもしれないが、具体的にどういう形で連携されてるのか。 ◎住宅政策課長 居住支援サービスとして入ってもらう緊急通報・見守りサービスなどであれば、何かがあれば当然連絡がその民間の警備会社にも行くし、市社協のほうにも連絡が来るような形をとっているので、その後の支援が必要であれば、また福祉部局の連携が必要になるし、あと身じまいサービスなどでも、万が一お亡くなりになってしまった後などにも、市社協のほうに連絡が来る形になるので、そういった場合も当然対応していくことになるかと思う。 ◆松嵜裕次 委員  だから、実際まだそういうふうな連携が必要だというケースがまだないんですよね、多分ね。だからそういうことも当然対象者が対象者だけに、恐らくそれはもうこれから出てくるだろうということは容易に想定されてくると思うので、それは準備をしておいていただきたいなと思っている。  もう1つ大きな話としては、居住支援協議会が実際に29年度に正式に設立をされて、その役割等については、ホームページ等にも載っている。確保計画もこれが28年度からだったっけ、住宅、高齢者で、29年度の末に改定してるのかな、それは我々が持ってるものだと思うが、3つの基本目標というのがありますよね、その中に。  1つは、居住支援協議会にもろに係ってくるのが、最後の3つ目の地域に住み続けられ、適切な住まいに入居できるための居住の支援の充実というところではあると思う。直接的にはそこだと思うが、この3つの基本目標、例えば多様な住まいの提供であるとか、そういうことも含めて、この辺の進捗管理みたいなものというのは、恐らく建築部さんだけではできない話だとは思うが、これがどういうふうにされているのか。  特に多様な住まいのところについては、市営住宅のこともあるし、実際に高齢者の施設のこともあるし、近居同居のこともあるし、空き家の活用のこともあるし、いろいろあると思うが、その辺については、全てこれは居住支援協議会が負っていくというのは、もしかしたらちょっと守備範囲としては広過ぎるかなと感じているが、その辺はどういうふうに、今されているか。 ◎住宅政策課長 今、議員からの質問があった高齢者居住安定化計画の3つの柱の中の、いわゆる居住支援協議会は、かなりいろいろな部分にかかわってはくるが、やはり3つ目の居住支援、住み続けるため、そういったことへの支援がメインになるのかなと考えている。   ただ、先ほどお話あった多様な住まいとか、住宅の質の向上という部分は、やはり市営住宅の供給とか、委員もお話あった近居同居支援事業で、多様な住まい方とか、あと質の向上では、介護状態になる前のバリアフリー化支援事業なども住宅政策課でも行っているので、そういったものを組み合わせて住み続けられる、もしくは転居が必要な場合には転居できるような体制というものをつくっていきたいなと考えている。 ◆松嵜裕次 委員  ということは、確かに居住支援協議会としての守備範囲というのは、その一部というか、ならざるを得ないが、そうするとその3つの基本目標の進捗管理というのは、どういうところがつかさどっているのか。 ◎住宅政策課長 進捗管理という意味では、高齢者居住安定確保計画の事業が全て住宅政策課の事業ではないのだが、大半が住宅施策課の事業でもあるので、ある程度目標数値に対して、進捗というか達成度は把握しながら、周知が不足しているのか、制度が魅力がないのかなどの検証は随時行っているところである。
    松嵜裕次 委員  初めこの居住支援協議会をつくるよと言ったときに、やはり住宅政策課さんが事務局になったというのが、そのときの建設委員会の雑談の中で、ちょっと重いんじゃないかというふうな話が出ていた。やっぱり多分に福祉的な要素というのが入ってくる事業であるので、その辺の今の進捗管理ということもそうだが、そういうものの体制というものが図れてこれるのかなというのがちょっと心配だった。  だから、これから、この一つ一つの計画にとってもこれからということもあると思うし、実際に……この3つ目のところでも、やっぱり福祉的なところというのはかなり入ってきていると思う。でもそれは定期的に連携をとられて、例えば高齢者福祉課とか連携をとられて、まだ恐らくはそこまでがちがちで協議をしなければ進まないという状況には至ってないのかもしれないが、そういう想定というのはこれからどういうふうにされようと、そのことについて……何ていうのかな、協議をされたことというのは、ないことはないですよね。 ◎住宅政策課長 必要に応じて随時、関係福祉部局とは協議はしているが、それとはほかに、地域包括ケアシステムの推進本部の中の住まい部会というものもあるので、今年度も先週、福祉の部局と住宅政策課の取り組みとか、あと福祉との連携が、より必要ではないかと思っている点について、こちらから議題として上げて意見交換なども行っておりますので、今後も引き続き、そういった形で福祉部局とはしっかり連携していきたいとは思っている。 ◆松嵜裕次 委員  住まい部会というのがあるから、そこだと思う。  あと1点、居住支援協議会のことでもう1つだけお伺いしたいのは、この居住支援協議会の活動の中に、空き家の活用方策が入っていると思うが、この辺の検討というのは進んでいるか。 ◎住宅政策課長 先ほどの住まい部会の中に、市民安全推進課も入って、以前行った空き家調査の結果なども共有はしているが、実際になかなか、程度のいい空き家であっても所有者がそういう貸す意向とかないと難しいところがあるので、まずは空き不動産の活用ということで、居住支援協議会であるとか国の新たな住宅セーフティネット制度とか、そういったものの検討のほうを、まず優先順位が上という形で行っているところである。 ◆松嵜裕次 委員  ちょっとこの辺大変だと思うが、ぜひ進めていっていただきたいと思う。  あとちょっと細かい話を2つだけ伺うが、他団体の状況って調査されているか。 ◎住宅政策課長 他の居住支援協議会というんですかね……。 ◆松嵜裕次 委員  そうである。この資料にもあるけど、船橋市を除いて22区市町、こういうところの……ごめんなさい、続けちゃっていいか。 ○委員長(関根和子) いいですよ。 ◆松嵜裕次 委員  済みません。  要は、船橋よりは先行して始めているところもあるし、同時期にやっているところもあるが、恐らく検討すべき点であるとか、当たっている壁であるとか、そういうところについては、恐らくものとしては共有できるものというのはたくさんあるとは思うが、その辺という、そういう意味である。 ◎住宅政策課長 制度を立ち上げるときに、他の団体に視察に行ったり照会に行ったりはしているが、その後も成約件数の把握であるとか、新たな居住支援サービスとか何か始めてないかというような形では、他の団体のホームページを確認したり、電話で直接問い合わせたりして情報収集はしているところである。 ◆松嵜裕次 委員  何か、その中で見えてきた傾向とか……まだそこまでいかないか。何かあるか。 ◎住宅政策課長 成約件数がそれほど変わらない団体も多いが、やはり多いところもあるので、ちょっとどういったところが違うのか、まだこちらでもつかみかねている状況なので、そういったところは今後も要検討課題ということで、よく調べていきたいと思っている。 ◆松嵜裕次 委員  多いとこもあるんですね、やっぱりね。じゃ、それはぜひ私たちも調べてみたいと思う。  あと、最後に1つだけ伺いたい。実際にあった話ではあるが、お母さんが高齢者で、もう50近くになる障害者の息子さんという世帯、当然対象にならなかった。何でかというと、いろいろそのとき問い合わせたら、やはり先方にもひとり暮らしの高齢者ということで対応をお願いしているということなので、やっぱり2人住まいというのは、まだまだこれはちょっと理解が得られないし、物件としてもそういうものが上がってきてないから対象にならなかったということで、いたし方なかったかなとは思っている。  これから例えば高齢者2人世帯であるとか、高齢者と特に障害者──障害を持ったお子さんの、やっぱりその親なき後対策みたいなものも、これからどうしてもシビアな状況になってくるし、既にもう住まいに困られてる方というのが散見されてきてる状況だが、そういうところ、今すぐ例えば来年度から対象を拡大しろというのは、ちょっと私は難しいかなとは思っているが、推移を見ながら、その居住支援のあり方として、ひとり暮らしの高齢者ということにこだわっていくのか、それともある程度含みを持たせていくのかということについては、もしちょっとその辺のご見解がお話できるんだったらお願いする。 ◎住宅政策課長 設立準備会のときから対象者、住宅確保できないで困っている方はいろいろいるが、どういうふうにやるんだということは議論を何度も重ね、大学の有識者の方からも、まずはある程度貯蓄等もあるが、断られてしまっている高齢者、そこからまず手をつけるのがいいんではないかということで、今はそこを中心にやってはいるが、ただ実際相談に来ている方で、障害を持っている方であったり、高齢の方と障害のある方の息子とか、そういったケースなども出てきているので、ちょっと障害がある方、なかなか課題は多いかと思うが、オーナーのほうに、そういった方でもこういったサービスがあるから安心して入居させられるよみたいなものを、どういった支援サービスがいいのかも含めて、今後も不動産店とか福祉部局と検討を行っていきたいなというふうには考えている。 ◆岡田とおる 委員  さまざま今質問等ご答弁をいただいて、内容もだんだん見えやすくなってきているが、成約された方というのは、実際その緊急通報だとか、地区社協さんに連絡が入るというお話をいただいたと思うが、実際そういう方が地域なり居住地に入ってくることによって、当然地区社協さんとか、緊急通報も大事だと思うが、近隣の地域の人、いわゆる住民、もともと世帯なり集合住宅なりいろんな形で入ると思うが、周りの皆さんには何かこういう形で入られているというご案内とかは、されているのか。 ◎住宅政策課長 市社協のほうの安心登録カードのほうには参加してもらうという状態、今支援サービスになっているが、そういった方は地元の町会とか民生委員とかに、そういった方が入るというようなとこまでの情報共有はできてないかと思う。(後刻「安心登録カードのほうの情報が、町会と民生児童委員のほうには提供される」と訂正) ◆岡田とおる 委員  やっぱり地域包括ケアにつながってく、さらには安心して暮らしていけるというのは、やはり住宅をご紹介するとか、困ったときのサポートを整備してあげるというのも、すごく大事で必要なことだとは思うが、やはり地域の中にしっかり受け入れてもらって、その中で暮らす生活を築いてもらうというのはすごく大事だと思う。  実際、入居された方のアンケートというかご意見なんか、その後なんかも確認されているというお話、先ほどもあったのでいいなとは思うが、やはり地域の中で近隣の方々にしっかりご理解をいただいて、いわゆる地域包括ケアということが目指されているのであれば、何らかの処置を、委員会がある、考えている、システムつくったというのを、その困っている人に情報提供するのは当然大事だと思うが、やはり周りの皆さんにしっかりとご理解をいただいて、その地域の中で協力して、地域づくりに反映していただくということが大事だと思う。  なので、できれば周りの方々、ただ個人情報だとかいろんな問題もあるが、実際災害があったときの要支援の人たちの部類に入る方も少なくないというか、ほとんどがそういう方でしょうし、やはり、じゃ、そのときに地区社協だけが頑張るのか、町会のある程度見識のある方が、その負担を担わなきゃいけないのかというと、やっぱりそれは限界があると思う。  できれば、もうお近くの人にしっかりと交流をしていただくような、つなぎも含めてこういうシステムを考えていただいたほうがいいんじゃないかなと思うので、その点はちょっと要望というか、今後も見守っていきたいと思うが、プラス今言ったように市民の方をどうやって取り込んでいくかということに関して、この住宅支援協議会の中には、行政の側の立場の方と学識経験者という方がいらっしゃるが、できれば私は市民の方なんかも少し枠を持ってちゃんと意見をもらえるような場をつくる必要性があるんじゃないかと思うが、ちょっとご意見があればいただきたい。 ◎住宅政策課長 済みません、ちょっと先ほどの町会と民生児童委員との連携は、安心登録カードのほうの情報が、町会と民生児童委員のほうには提供されるということだったので、そこは訂正させていただく。  今、委員のほうからご指摘あった、もっと地域との連携であるとか、市民の意見の集約という部分で、協議会の構成員に民生児童委員の方もいるので、そういった方とも相談しながら、今後委員の構成等も含めて検討はしたいと思う。          10時47分休憩    ──────────────────          10時52分開議 A道路部が所管する事業について (T.非常時への備えのあるまちのうち、A鉄道施設の耐震対策、  U.安心して暮らせるまちのうち、A高齢者外出支援及びB歩行者の安全対策、  X.人が集まる元気なまちのうち、@JR船橋駅南口の整備) [理事者説明] ◎道路部長 順次説明させていただくので、よろしくお願いする。  まず、鉄道施設の耐震対策について、道路計画課からになる。 ◎道路計画課長 道路計画課である。お手元の配付資料については、表紙の次に目次がついている。さらにめくっていただいた3ページをごらんいただきたい。  東葉高速鉄道等3事業者に対する施設の耐震化事業への補助について説明させていただく。  この事業は、首都直下地震、南海トラフ地震等の大規模地震に備え、地震時における鉄道網の確保や鉄道利用者の安全確保を図るとともに、一時避難所や緊急輸送道路の確保等も考慮し、耐震対策の推進を図る必要があるため、主要駅や高架橋等の耐震対策を行う鉄道事業者に対し、国の制度に準拠し、補助金を交付するものである。  実施事業としては、1番目が北総線耐震対策事業である。北総線耐震対策事業については、船橋・市川・松戸・鎌ケ谷・印西・白井の沿線6市による協議会において、各市の事業量や旅客数に応じた負担割合を決定し、平成27年度から平成29年度までの3カ年事業として、国・県とともに補助金の交付を行っている。  船橋市の負担割合は1.83%となっている。事業内容としては、高架橋耐震補強、落橋防止工を実施している。  2番目は、東葉高速線耐震対策事業である。東葉高速線耐震対策事業は、国・県とともに補助金の交付を行っている。事業期間は平成27年度から平成32年度を予定している。補助率は6分の1となっている。事業内容としては、高架橋耐震補強を実施している。  3番目は、東武野田線耐震対策事業である。東武野田線耐震対策事業は、緊急輸送道路である県道9号線の県道船橋・松戸線を横断する区間の高架橋耐震補強を実施したもので、国とともに補助金の交付を行っている。補助率は3分の1となっている。  なお、東武野田線の事業は、平成28年度からの繰り越しとなっているが、繰り越し理由は、高架橋の基礎調査に当たり、高架下使用者との協議に時間を要したためである。  次に、資料の4ページをごらんいただきたい。  鉄道駅のバリアフリー化事業について説明する。この事業は高齢者や障害者等の移動等の円滑化のために、鉄道駅におけるバリアフリー化設備整備事業を行う鉄道事業者に対して、経費の一部について船橋市鉄道駅バリアフリー化設備整備事業補助金交付要項に基づき補助金を交付するものである。  平成29年度の実施事業としては、1番目が東武野田線新船橋駅内方線付点状ブロック整備事業である。視覚障害者を初めとする旅客の転落を防止するための施設として、利用者1万人以上の駅においては、可能な限り速やかに内方線付点状ブロックの整備等により、転落防止策を実施するよう努めることとなっている。  この内方線付点状ブロックについて、皆様ご存じかとは思うが、説明させていただくと、駅ホームの線路側の端部は、線路への転落の危険があることから、警告を示す点状ブロックをホームに沿って設置していた。ただ、この点状ブロックの上に方向感覚を失った状態で立つと、自分のどちら側に線路があるか判断ができなくなってしまうため、方向判断を誤ってしまったときに線路に転落してしまう危険がある。そこで、点状ブロックの脇に1本線状のブロックを添えて設置し、ホームの内側と外側の区別がつくようにしたブロックが内方線付点状ブロックとなっている。  東武野田線新船橋駅の平成29年度利用者数は、1日当たり1万3544人となっており、可能な限り速やかに内方線付点状ブロックの整備等により、転落防止策を実施するよう努めるべき鉄道駅に該当しており、転落防止策を実施する必要があるため、鉄道事業者が実施する内方線付JIS規格点状ブロック整備事業に対し、補助金を交付したものである。補助率は3分の1となっている。  2番目は、新京成線音響装置整備事業である。鉄道駅における視覚障害者の誘導方法として、音声・音響装置があるが、これらの施設を改札口、階段、トイレ等に設置する事業者に対して補助金を交付するものである。  当事業は、国の地域公共交通確保維持改善事業の補助対象となるバリアフリー化設備の整備事業であり、視覚障害者の移動円滑化及び事故防止対策の観点から、整備の重要性及び効果が認められるため、補助金を交付したものである。新京成線薬園台駅、高根公団駅の2駅において事業を実施している。補助率は3分の1となっている。  3番目は、新京成線二和向台駅内方線付点状ブロック整備事業である。これは、1番目の東武野田線新船橋駅と同様の理由により、鉄道事業者が実施する内方線付JIS規格点状ブロック整備事業に対し、補助金を交付したものである。補助率は3分の1となっている。  なお、新京成線二和向台駅の事業は、平成28年度からの繰り越しとなっているが、繰り越し理由としては、事業を実施する新京成電鉄株式会社において、市の補助金とともに国庫補助金を充当する計画としていたが、国の補助金が当初予算、補正予算とも予算化されなかったため、自社負担額の増額措置を行って事業を実施している。この自社負担額の増額措置の社内手続に時間を要したためである。 ◎道路建設課長 資料の5ページをごらんいただきたい。  バス停の上屋やベンチの整備についてご説明する。この表では、バス停の上屋やベンチを設置したバス停留所の整備箇所数を年度ごとに記載している。  この事業の概要だが、高齢者に対するバスの利便性を高め、公共交通機関としてのバス利用を促進するため、整備工法箇所や優先順位を定めた計画に基づき、バス停留所へ上屋やベンチを設置するものである。  市道にある停留所については、道路建設課で工事を行い、設置をする。国県道にある停留所については、上屋やベンチを設置する事業者に対し、道路計画課が整備費の補助を行っている。  初めに、上屋やベンチを市道に設置する道路建設課分の工事についてご説明する。表の上段をごらんいただきたい。平成29年度の実績は、停留所総数16カ所について上屋やベンチの設置を行った。また、平成30年度の整備予定は2カ所を整備する予定となっている。 ◎道路計画課長 引き続き、国県道に設置した箇所について道路計画課から説明する。  国県道については、バス事業者が施設の設置を行い、市からバス事業者に対して、船橋市バス利用促進等総合対策事業補助金交付要綱に基づき補助金を交付している。  なお、速やかにバス待ち環境改善を図ることを目的に、平成27年度から平成31年度までの5カ年の時限を区切り、補助率のかさ上げによる事業者の負担軽減措置を行っているところである。  平成29年度の実施事業としては、6カ所のバス停において整備を実施している。内訳としては、船橋新京成バスに3カ所、京成バスに1カ所、京成バスシステムに2カ所に対して補助金の交付を行ったところである。 ◎道路建設課長 資料の6ページをごらんいただきたい。  安全・安心に通行できる歩道整備についてご説明する。歩道整備については、道路部の中で道路建設課道路維持課道路計画課の3課が所管している。  まず、道路建設課分の事業としては、狭小な歩行空間を改良し、歩行者の安全性、利便性向上のため、歩道の新設及び拡幅を行う工事を行っている。平成29年度に道路建設課で行った歩道整備の主なものとして、3件の工事について説明させていただく。  資料では、整備前後の比較写真を載せている。  初めに、上段の写真になるが、平成28年度繰り越し分として、山手1丁目東武鉄道横の歩道拡幅工事、これは市道00−193号線になる。場所としては、東武アーバンパークライン新船橋駅付近から北側、塚田方面に向かって鉄道高架下の一部を東武鉄道から借地することにより、歩道の拡幅整備を行った。整備延長340メートルについて、整備前の歩道幅員が0.8メートルから1.5メートルであったところを、整備後には歩道幅員1.8メートルから2.5メートルに拡幅整備を行った。  次に、中段の写真になる。これは、三山2丁目、三山小学校の通学路の歩道拡幅工事になる。三山小学校の直近で通学路でもある市道45−104号線の歩道が狭く、人がすれ違うことが難しかったことから、この歩道に隣接している駐車場の一部を買収し、歩道の拡幅整備を行ったものである。整備延長78メートルについて、整備前の歩道幅員が1メートルだったところを、整備後には歩道幅員2メートル以上に拡幅整備を行った。  最後に、下段の写真になる。平成29年度現年分として、坪井東1丁目、坪井中学校前の歩道設置工事になる。市道00−130号線は坪井中学校の直前で歩道が途切れていたため、用地を取得し、坪井中学校正門まで歩道を新設整備したものである。整備前は歩道がなかったものを、幅員2.5メートルの歩道を、延長120メートル新設整備した。 ◎道路維持課長 道路維持課担当分の事業として、資料7ページをごらんいただきたい。  人にやさしい歩道整備費として、誰もが暮らしやすい町にするため、平成26年度に実施した既設歩道の実態調査の結果をもとに策定した整備計画に従い、歩道の段差や急な勾配、手かけぶたの穴を解消し、バリアフリー化を図っている。平成29年度は、工事件数17件で3,584メーターを整備した。資料の写真は、平成29年度に実施した工事事例である。  上段の写真は、市道46−005号線、習志野1丁目の事例である。これは、歩道内のU字溝のふたをアスファルトや細目のグレーチングに交換して、歩きやすく改修したものである。  中段の写真は、市道00−157号線、東船橋1丁目の事例である。これは、歩道内のU字溝のふたをアスファルトに、集水ますのコンクリートぶたを細目のグレーチングぶたに交換、歩車道境界ブロックの段差を解消して、歩きやすく改修したものである。  一番下の写真は、市道24−007号線、行田3丁目の事例である。これは、横断歩道付近の歩道の歩車道境界ブロックの段差の解消、U字溝のふたをアスファルトに、集水ますのコンクリートぶたを細目のグレーチングぶたに交換して、歩きやすく改修したものである。平成30年度は1,600メーターの整備を予定しているところである。 ◎道路計画課長 道路計画課から引き続き説明する。  道路計画課分の事業としては、資料8ページをごらんいただきたい。  平成29年度に実施した小栗原架道橋歩行者空間確保検討業務委託である。小栗原架道橋──市道00−188号線については、市川市との行政境で京葉道路を越える架道橋だが、幅員が狭く歩道が整備されていないため、歩行者の安全対策の要望が多数寄せられており、歩行者が安全に歩ける空間を確保するため、狭隘橋梁の歩行空間の確保を目的として事業を行っているところだが、平成29年度は、歩行者空間の確保方法等についての検討委託を実施した。  委託の成果としては、9ページのイメージ図にあるように、京葉道路を横断する部分については、現在の架道橋の東側に歩行者専用の独立した歩道橋を架設し、前後のスロープ部分は、下の断面図にあるように、のり面にくいを打って張り出し歩道で歩行空間を確保するものである。  なお、地質調査や東日本高速道路株式会社との協議等が未完了であることから、9ページの図面は、あくまでも現時点でのイメージ図となっているので、ご留意願う。 ◎道路建設課長 次に、資料の10ページをごらんいただきたい。  自転車走行環境整備事業についてご説明する。この図面は整備計画路線をあらわしているものである。この事業の概要だが、歩行者が歩道を安全に通行できるようにするため、自転車走行環境の実態を調査し、その結果をもとに、平成26年度に自転車走行環境整備計画を策定し、自転車ネットワークを構成する路線に、自転車走行箇所のカラー舗装化を行っている。  赤色が平成28年度までに整備完了した路線で、緑色が平成29年度に整備した路線になっている。平成29年度完了分として、市道00−034号線ほか4路線、延長3,035メートルの整備を行った。平成30年度は、市道00−058号線ほか1路線の整備及び要望のある箇所にピクトグラムの設置を予定している。  次に、資料の11ページをごらんいただきたい。  ゾーン30整備事業についてご説明する。資料の図面はゾーン30の年度ごとの整備状況をあらわしたものである。事業の概要だが、交通事故を減少させるため、地域や警察と連携し、生活道路の安全対策であるゾーン30の取り組みを進めている。  ゾーン30は、生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域を定めて最高速度30キロメートルの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度の抑制や、抜け道として通行する車両の抑制等を図る生活道路対策になる。  また、ゾーン内を30キロメートルに設定した理由だが、車と歩行者が衝突した場合、車の速度が30キロメートルを超えると、歩行者の致死率が急激に上昇することから、ゾーン内を30キロメートルに設定したものである。  整備内容としては、ゾーン入り口部の対策として、警察が区域規制標識を設置する。ゾーン入り口部の明確化対策として、市が入り口部にゾーン30の路面標示を行う。また、その他の安全対策を組み合わせることにより、整備効果を上げている。整備状況については、平成28年度まではこの表の中の青色で着色した部分になるが、全体で18地区の整備を行っている。  平成29年度分として、ピンク色で着色しているが、6地区の整備を行ったので、平成29年度末で24地区の整備が完了している。平成30年度は、夏見地区1カ所の整備を予定している。  次に、資料の12ページをごらんいただきたい。  都市計画道路3・4・11号線の整備についてご説明する。事業の概要だが、JR船橋駅南口周辺の交通の円滑化や中心市街地の活性化を図るため、都市計画道路3・4・11号線を整備した。この道路は、平成元年から事業に着手し、平成15年3月に一部173メートル──図で言うとグレーで着色した箇所になるが、本町通りから京成電鉄までである。この部分について暫定供用していたが、残りの92メートル、これは赤く着色した箇所になる。  この部分について、平成29年8月9日に開通したことにより、JR船橋駅南口と本町通りがつながった。歩道は歩行者の安全性と快適性を確保するため、従来よりも広目の4メートルから5メートルとし、歩道とは別に自転車走行空間を整備した。また、電線類の地中化により、防災機能や都市景観の向上を図っている。  なお、13ページには、工事中と供用後の写真をつけている。  次に、資料の14ページをごらんいただきたい。  駅周辺の回遊性の創出についてご説明する。事業の概要だが、JR船橋駅南口周辺部の回遊性の創出に向け、市道14−073号線、通称山口横丁等について、コミュニティ道路化を図ることにより、誰もが安全に歩行できる環境の整備を進めていく。平成29年度事業として、山口横丁と御殿通りの設計委託を行った。この委託の中で、地元商店会や町会と意見交換会を行い、整備方針を集約した。  また、平成29年度に実施する予定であった仲通りの整備工事については、道路整備前に行う下水道工事のおくれにより、平成30年度に繰り越ししている。この工事の現在の進捗状況だが、L型側溝の布設とアスファルト舗装が完了している。この後、アスファルト舗装の上にインターロッキングふうのペイントを行い、9月に完了する予定となっている。  また、今年度予定している山口横丁の整備については、やはりこの工事についても下水道工事が先行して整備する。下水道工事完了後に道路工事の発注という流れになるが、平成30年度、31年度の2カ年をかけてコミュニティ道路の整備工事を行う予定となっている。  山口横丁の整備のイメージは、資料の写真のようにインターロッキングふうのペイントを施すことを考えている。    ………………………………………………
    [質疑] ◆坂井洋介 委員  まずは、鉄道駅のバリアフリー化事業についてだが、ご説明だと1万人以上の利用者がいるような駅というようなお話だったと思うが、この内方線付点状ブロックの設置というのは、今ここに出ている事業で、市内の1万人以上の駅については終わるということなのか。それともまだほかにもあるか。 ◎道路計画課長 平成29年度末時点においては、市内35駅中30駅について整備済みとなっている。そのうち、東武船橋駅についてはホームドアでの設置が完了している。 ◆坂井洋介 委員  その人数……利用者の人数ではなくて市内の駅の30駅が終わってるという……その人数に関係なく、整備はされてるという認識でいいか。 ◎道路計画課長 各事業者において、その整備順位等を決めながら整備をされており、今含まれてない、まだ5駅がある。これについては、30年以降整備を順次進めていく予定となっている。 ◆坂井洋介 委員  そしたら、残り5駅についても進めていただきたいと思うが、それで、今度は視覚障害者のほうの音響装置だが、これについては、市内の駅ではどのような設置状況になってるか。 ◎道路計画課長 こちらについては、全35駅中31駅に音響装置がついている。残り分についても、先ほどと同様、整備を進めていくように事業者に働きかけている。 ◆坂井洋介 委員  ぜひ、早目に進めていただきたい。  続いて、バス停の上屋・ベンチの整備についてだが、それぞれ市道、もしくは国道や県道なんかについてのご説明があったが、これは30年度の計画が少ないというところから、これはあれか、計画はもう30年度で終わるみたいなイメージなんですかね。市民の要望が、ここにつけてほしいとかというのが出てきてると思うが、それは何カ所あって、ここでどれぐらい到達できるというか、進捗状況はどういうふうになってるか。 ◎道路計画課長 市内のバス停の総数でいうと、約700カ所ぐらいある中で、歩道の有効幅員が2メーター以上とれるような箇所を選抜して、その箇所が約264カ所あった。これらについて整備を進めてるところであり、今この264カ所について優先順位を決めながら、国県道についてはバス停でのその施設の設置を含めて、その約6割程度が完了してきている。市道については約5割程度が完了してきており、引き続いてこれらの整備について進めていきたいと考えている。 ◆坂井洋介 委員  国道、県道で6割ぐらいと、市道でまだ5割程度、半分ということだが、これはいつまでにとかと、その具体的な期日というか、そういうのは決めてるか。 ◎道路計画課長 一応期限としてのものというのは、我々の国県道に補助するものについては平成31年度までを中心として整備を進めてもらいたいということを言っている。引き続いて、箇所が多いところなので、整備については順次期限をある程度切った中でも、早目に整備してもらいたいという要望で事業者に説明等をさせていただいている。(坂井洋介委員「市道、市道のほう」と呼ぶ) ◎道路建設課長 済みません、先ほどのご質問に戻るが、今年度2カ所ということであるが、こちらについては、地元からの要望があったところについて予算化をしている。今後についても、地元からの要望を受けながら整備していきたいと考えている。 ◆坂井洋介 委員  国道や県道については31年度というお話があったが、市道については31年度までとか、そういう期限は特に設けていないのか。 ◎道路建設課長 期限は設けていない。地元のほうから要望があったら、そこについて整備していきたいという考えである。  先ほど道路計画課長のほうから264カ所というご答弁があったが、その中でも第1次的に整備する予定となっている71カ所については、設置できる箇所については、もう全て終わっており、今はその2次的なところ、72番目以降のところについて整備を進めているところであるが、これについては、地元のほうからの要望を受けながら設置していきたいと考えている。 ◆坂井洋介 委員  できるだけ住民の要望を聞いて、早目に整備を進めていただきたいということを要望しておきたいと思う。  続いて、歩道の拡幅整備である。それから人にやさしい歩道整備事業と説明書の6ページ、7ページ、これを見ると、何か非常によくやっていただいてるなと思うところではあるが、先ほどのベンチや何かと同様だが、市民の方から要望が上がってきていて、これはやらなきゃいけないというふうに認識をしている件数が何件まだ残っているのか、それについてちょっともし、今数字が出てくるのであれば、あと何件残っていますよと、それぞれお答えいただけたらと思う。 ◎道路維持課長 人にやさしい歩道整備費だが、計画としては、全部で2万2800メーター整備する予定である。現在のところ平成29年度末までで、約72%程度完了している状況である。 ○委員長(関根和子) こっちは終わりでいいのかな。拡幅だよね。      [坂井洋介委員「両方それぞれ、拡幅と歩道」と呼ぶ] ○委員長(関根和子) 拡幅のほうはどうか。 ◎道路建設課長 新規の拡幅等については要望のあったところから、拡幅については地権者の方の協力が必要となるので、地権者と協議をしながら進めているところである。件数についてはちょっと今持ち合わせてないので、済みません。 ◆坂井洋介 委員  拡幅は地権者との協議もあると思うが、ここの歩道整備などについては、これも今、先ほどのお答えだと72%まで計画の中で達成してきてるという進捗状況のご答弁あったが、いつぐらいまでにという、その目標年度は考えるか、今。 ◎道路維持課長 今のところ、財政状況を鑑みながら33年度を目標にしている。 ◆坂井洋介 委員  33年度というお答えの中で、その財政状況を鑑みながらというようなお話もあったが、歩道整備は人の暮らしに直接かかわってくるものであり、やっぱりバリアフリー化が図られていかなければ、暮らしていけない人たちが出るという中で、ここは最優先の課題としてぜひ予算を、33年度にこだわらず要求をしていって、早目に整備を進めていただきたいということを要望しておきたいと思う。  続いて、ゾーン30の整備事業についてだが、これが先ほどのご説明だと、30年度が1カ所──夏見地区ということだが、こちらについては、地域の方から、ここゾーン30にしてくださいという要望が上がっているところは、もうこれでないのか。それともまだまだ要望は上がってきているのか。 ◎道路建設課長 ほかにもご相談のいただいてるところはある。そこについては、警察と協議しているところである。 ◆坂井洋介 委員  要望が上がってくる中で、ゾーン30にできない条件というか、何かそういうのってあるんでしたっけ。 ◎道路建設課長 ゾーン30をかけるときには、地域内、地区内を30キロ規制にするので、地区内の道路に例えばセンターラインがあるとか、例えばあとはできれば学校があって、児童生徒の安全対策、そこも含めたそういうエリアの設定ができるようなところは、警察のほうもゾーンの認定がしやすいと思う。  警察のほうの今の現状としては、新たなゾーンの設定というよりも、既存で設定した地区のさらなる安全対策を充実するというような流れになってきてるというふうには聞いているが、まだまだ要望もあるので、そこについてはゾーン30の指定について、引き続き警察と協議していく。 ◆坂井洋介 委員  先ほどの説明の中で、このゾーン30については、その他の安全対策を一緒にやるというようなお話だったが、具体的にどのような対策を進めているか。 ◎道路建設課長 初めにこのゾーン30、先ほどご説明したが、警察が規制をかけて標識を立てる。市がその明確化対策として、入り口部にゾーン30というペイントをするが、そのほかに、例えば危険な交差点があったら、そこの交差点を色を塗ったりとか、あとはイメージハンプと言い、ペイントによってちょっと浮き上がるような塗装というか、そういうものをして、速度抑制を図る。または、狭窄として、ポストコーン等で一部道路を狭くして、速度の抑制を図ると。あとは実際的に本当に物理的なハンプを設置したところもあるし、そういういろいろなものを組み合わせて安全対策を図っている。 ◆藤川浩子 委員  1点だけお伺いする。人にやさしい歩道整備ということで、よく市ではないが、県道の歩道が割と整備をされていないということで要望を受けることが多いが、そのあたりというのは、市と県で連携をとるとか要望が上がってきたところを県に申し入れしてるとか、何かそのあたりはどのようにしているのか。 ◎道路維持課長 この人にやさしい歩道整備の計画は、あくまでも市の管理する市道についてを整備しているところである。国・県の歩道等が悪いとかバリアフリー化してほしいというご要望があれば、それぞれの道路管理者のほうに私どもから要望している。 ◆藤川浩子 委員  じゃ、この整備事業の中には対象にはならないということだが、市民の方は歩くのには県も市も関係ないということで、どうしてもそちらのほうの、特に県道のほうの要望が多くなっている部分があるので、そのあたりは強く言っていただくことができればなというふうに思うので、そのあたり、例えば要望したところは、その後どうなってるかとかというところは、お聞きをしてるのか。 ◎道路計画課長 国・県とかに要望事項については、当課からそれぞれの所管のところに要望等を上げている。  県道を中心にお話しさせていただくと、木下街道については、馬込十字路であるとか、法典駅から東のほうに向かってくる道路であるとか、あと船取線でいくと、東船橋3丁目あたりの交差点の拡幅等を含めて要望等をしている。  あと、国道296号線でいうと、前原のちょうど都市計画道路が296と交差する……交差っていうか、ちょうど出会うところがあるが、そのあたりの整備であるとか、そういうところを中心に要望等を上げさせていただいている。 ◆松嵜裕次 委員  さっき建築部のときも言ったが、決算審査じゃないので、いろいろと……いろんな思いの丈を語っていただいても結構なので、こちらも、もう少し自由度を持って伺いたいと思うので、ちょっと細かい話を1つと大きい話を1つだが、それだけに絞りたいと思うが、さっきのゾーン30の話だと、そのゾーン内の速度抑制の整備については、予算、これからも確保できそうか。多分社会資本関係の補助金活用したりしてましたよね、今までね。それは、ただそっちのほうがどっちかというとおくれてるんだというふうな傾向だが、どうか、見通しとしては。 ◎道路建設課長 先ほども申し上げたが、今も新たなゾーンの区域について要望のある箇所が数点あるので、そこについては予算の要求はしていきたいなというふうに思っている。 ◆松嵜裕次 委員  今年度も要求したけど、思ったよりできなかったんでしたよね、確かね。できたのかな、30年度。 ◎道路建設課長 今年度は夏見地区の1カ所の要求であった。夏見地区、今回エリアも広くて要求額も例年よりは、1カ所としては高い要求となってると思っている。 ◆松嵜裕次 委員  ゾーン30が始まって結構もう何年もたってきてるが、この地図を見ても明らかなようにエリアが固まってきた。できてるとこと、要望上がってきてるところが中心だと思うが、そういうところを見ると、例えば習志野台、薬円台、坪井という地域を見てくると、通る人とか住民もそうだが、ゾーン30になれてきちゃってると。目新しさがなくなってるというふうな感じがある。  例えばそういうものを見ながら、別に奇抜なものを取り上げることもないが、ゾーン30というあのグリーンの道路標示というものだけ、当然その中で速度抑制の方策を練ってもらわなきゃいけないが、だんだんそういうふうななれみたいなものが出てきてしまってるんじゃないかなという印象を持ってるが、何かそういうとこについてはお感じになってないか。 ◎道路建設課長 ゾーン30整備するに当たっては、地元の町会の方と何回か意見交換等を行いながら整備をしているが、その際にお願いしてることとしては、住んでる住民の皆さんが本当に、30キロで走ってくださいよというお願いをしている。そうすることにより、例えば外周の渋滞するような道路からこのゾーン内に抜け道的に入ってくる車がいたとしても、住民の皆さんがそういう30キロで本当に走っていただけると、それがバリアというか、その後ろに抜け道として走ってくる車が、やはり30キロで走んなきゃいけないので、それがひいては速度抑制、または通過交通対策になりますよということではお願いしてるところである。  あとは、地区によっては、本当に一生懸命やってる地区の方がいらっしゃって、地区では本当にのぼり旗を立てて、そういう啓発をやったりとか、ステッカーを地元の皆さんでつくって車に張ったりとかという、やっていただいてる自治会の方もいらっしゃる。 ◎道路部長 委員ご指摘のとおり、なれが大分出てきたということで警察のほうも、先ほど建設課長が言ったが、どうして箇所数が減ってきたかと言うと、これからはかけたところの中の対策をもう一度考え直そうということで、区域内の整備をちょっと強化していくというのが1つ言われているのと、なかなか物理的なものをつくるのは沿道の方の関係があって、ちょっと難しいところがあるので、警察のほうとしては、それは逆に取り締まりの強化とかも当然していくという形でもっていくようになっていってるところが現状である。 ◆松嵜裕次 委員  もう1つは、今回順序表のほうでも、めざすまちの姿に、これは市長が市政執行方針の中で上げられたものをここで取り上げてるが、安心して暮らせるまちというめざすまちの姿の中で、ここでは高齢者の外出支援、それから歩行者の安全対策という形でくくりがあって、なおかつ中で詳細の事業が書いてあるわけだが、これからの道路行政考えると、やはり高齢化の著しい進行というものと、もうこれは切っては離せないことになってくると思うが、いわゆる外出支援ということになると、鉄道駅のバリアフリーのことと、バス停の上屋とかベンチということだけなのかなと思うと、そうじゃないと思う。  当然、その歩行者の安全対策というのにもかかわってくる部分もあるんだとは思うが、そういう中で、特に船橋における特性というか、そういう課題というのがあると思うが、例えばこの公共交通のこともそうかもしんない、道路の段差の解消もそうかもしんない、道路部の総体としてのそういう一体性のある課題というものがあるんじゃないかなということを思うが、そういうものを何か道路部さんの中で、皆さんで協議をされたりとか、意見交換をされたりとかということというのはあるのか、例えばそういうことについて。 ◎道路部長 今のお話の中にもあったが、一番今悩みというか、大きい問題というのは、不便地域というのがどういう……ちょっと位置づけもあるが、公共交通の不便地域対策というのをうちの部の中ではどうしていこうかというのが一番、これは立地適正化とかの中で、交通の対策もつくっていかなきゃいけないというのが一番、今大きい話になっている。  あとは、余り財政的な話は言いたくないが、先ほどから出てる、実際に住民の方が困っている段差の解消だとか、先ほどから出てる歩道の整備だとか、そういうものは先延ばしにはしたくないなということで考えてはいるところである。 ◆松嵜裕次 委員  当然そういうふうな、今目の前にある危険みたいなものというのは、放っとくことはできないと思うから、あととにかく高齢化ということを考えたときに、やっぱり道路部としての、その道路行政のあり方として、どういうふうにそれに立ち向かっていくのかというか、というものについては、やはり全ての計画の中に共通して流れていっていかなきゃいけないものじゃないかなとは思っている。当然そのような形で考えてらっしゃると思うし、現実問題として、そういう対応しなければ進まないお仕事でもあるんだろうなということは理解をしているので、すごく大変だと思うし、普通建設事業費もどんどん恐らく厳しくなってく中で、優先順位をつけるのも、恐らく並大抵なことじゃないだろうなと思ってるが、ぜひそういうふうな中で、協議をしながら、ぜひ頑張っていっていただきたいなというふうに思っている。 ○委員長(関根和子) ちょっと、朝倉委員、ちょっと暫時休憩させていただく。          11時49分休憩          11時50分開議 ○委員長(関根和子) それでは、再開をする。 ◆朝倉幹晴 委員  小栗原架道橋歩行者空間確保検討業務委託についてだが、まずその8ページの位置図だが、原木中山駅を最寄り駅とする本中山6、7丁目と下総中山を最寄りとする1から5丁目をつないでる歩道が、この右側と、この東側と西側だけなんですね、この2カ所だけだが。確認だが、01P002というのは、これは京葉道路の上をまたいでる歩行者専用道路のことだと考えていいのか。PというのはペデストリアンのPかな、ということですかね。 ◎道路維持課長 歩道橋という意味で、京葉道路をまたいでる歩道橋である。 ◆朝倉幹晴 委員  それで、あそこは私も通るが、歩行者、自転車専用で車とは分離されてるんで安心だが、あの形をこちらにはできなかった。物理的にはできなかったのかどうか。今回の場所には歩行者、自転車の専用の分離の歩道橋の形は無理だったということか。 ◎道路計画課長 今回計画している歩道橋も、こちらの先ほど委員お話あったように01P002と同じような形で、歩道橋を1本独立してかけていきたいと考えている。(朝倉幹晴委員「ああ、歩道橋……」と呼ぶ)はい。その位置が東側、いわゆるこの位置でいうと、船橋側にかけていきたいと考えている。 ◆朝倉幹晴 委員  これは、じゃ、車道とは完全に分離されてるというものなのか。 ◎道路計画課長 車道とは分離された歩道橋をかけていきたいと考えている。 ◆朝倉幹晴 委員  ああ、そういうことですね、わかった。ここは本当によく子供たちも通ってるとこなんで、ぜひお願いいする。  もう1点だが、こちら、都市計画道路3・4・11号線の船橋駅南口から本町通りに行くところだが、本会議でも質問したが、今、京成の高架下に集中してるバス停の一部をこちら側に移設して、分散してバス路線を考え直す、特に津田沼行きに対しては考え直す可能性があるようなことを答弁で言われてたが、その検討状況はどうなってるか。 ◎道路部長 そういうお話あったので、バス事業者のほうにそういうお話をして、当時もお答えしたかと思うが、周りに土地利用がある程度図られて決まってこないと、ちょっとバス停の位置だとか実際にどうするかという答えは出ないということで、今投げている。 ◆朝倉幹晴 委員  じゃ、まだ検討中ということですね。はい、わかった。 ◆浅野賢也 委員  ゾーン30のところだが、今、夏見地区もこれから整備を進めていただくということだが、これは今要望が上がってきた地域からゾーン30の設定とか検討に入るということだが、その要望がないところで、こちらから能動的にここは設定したほうがいいんじゃないかというようなところをやるというところはないのか。 ◎道路部長 このゾーン30自体の施策というか、これは、基本警察が主体になるので、要望があるところについては、うちのほうからも警察に上げて、いろんな条件がそろうと、一番ネックなのは……ネックというか、一番大事なのは地域住民の合意が大事なので、うちのほうからやりなさいとかということは、今ちょっと考えてない。 ◆浅野賢也 委員  ちょっと個別案件で申しわけが、例えば夏見、かなり広い地域を今回設定をしていただいて、県道夏見・小室線のちょうど東側の部分が大半入ってるが、ちょうど夏見の運動公園の手前の夏見台地区の県道夏見・小室線の東側の地区というのが入ってなくて、さっき抜け道の話も大分されてたが、ここから抜け道を通って今回設定するとこを抜けて船橋の南のほうに抜けていくというのが、大半の抜け道を使う車の流れだが、この北側の夏見台地区が抜けてると、少しゾーン30を設定するところで、途中から30キロになるというふうな速度抑制の仕方なんで、北側もかける必要があるんじゃないかなとは思うが、この辺、担当課と積極的にこの辺もというような周知をできないのか。 ◎道路建設課長 ちょっと東側のほうに、先ほどお話があったが、ゾーン30の地区が偏ってるというお話もあったが、これは坪井地区とか習志野台地区で、ゾーン30をかけたことによって、その周りの住民の方が、うちの自治会にもほしいとか、そういうことがどんどん広がっていったので、夏見地区についても、今回ここに示しているエリアでゾーン30をかけるが、それを見ていただいて、今おっしゃられた北側の地区とかが、うちの地区についてもゾーン30をかけたいという、そういうご要望があれば、そこのゾーンの拡幅、エリアの拡幅という形で設定することも可能なので、そういった場合は、警察と協議していきたいなと考えている。 ◆浅野賢也 委員  ありがとうございます。  あともう1問だけ、駅の回遊性の創出のところで、意見交換会が何回かやっていただいてると思うが、これは肯定的な意見もあると思うが、これ、否定的な意見というのはどういうのがあったのか、もし把握してたら教えていただきたい。何か要望とかでも。 ◎道路建設課長 否定的というか、意見交換会でよく出たお話については、山口横丁については、道路がかまぼこ状になっていて、歩きづらいというお話があった。なので、それを勾配を緩くして平らにして歩きやすいような歩道にすると。そうすると水たまりができやすくなるので、そういう水たまりができやすい場所に、円形水路と言って、排水するための施設を設けると。また、今仲通りとかでは、インターロッキングの舗装にしてるが、整備したときはきれいでいいが、年数がたつとインターロッキングがガタガタになってきて、つまずきの原因にるので、先ほど高齢者というお話も出たが、歩きやすい歩道にしてくれということがあったので、黒いアスファルト舗装の上にインターロッキングふうのペイントというか、ストリートプリントと言うが、そういうインターロッキングふうのカラー舗装を施すと。明るい色にしてくれというお話もあったので、明るい基調のインターロッキングふうの歩道を整備するということにした。  それを、整備イメージ図をつくり、地元の方に見ていただき、そこについては共有、了解をしていただいたところである。  それから、地元の方からは、既存の照明を生かしながら、ちょっと明るくしてもらいたいというお話もあった。  それから、御殿通りについては、休憩スポット等もふやしてくれないかというお話もあったり、御殿通りは道路が暗いというお話があり、ちょっともう少し明るい街路灯の整備をしてくださいと、そういう意見もあった。 ◎道路部長 つけ足しだが、否定的というか要望みたいなものとしては、荷下ろし場がなくなる……商店が連なっているので、車がとめづらくなるので、荷下ろし場があればなという意見とか、あと物理的な狭窄だとか、そういうものはちょっと自分の前ではやめてくれとか、そういう意見は出た。 ◆浅野賢也 委員  もう歩行者が歩きやすく整備していただきたいというのは原点なんだろうが、どうしても車が入ってきて、荷さばきするところがなくて、荷さばきする場所も多分設置すると思うが、そうなるとやっぱり幅員が狭いところなんで、どうしても電柱が邪魔になるのかなと思うが、これ、電柱の地中化とかというところまで整備する予定はないのか。 ◎道路建設課長 地元の方からも、その電線地中化については要望がある。地下埋設物の埋設状況の管理図を見ると、かなり地下埋設物がふくそうしているような状況に見受けられる。今年度道路の整備を行う前に下水道の整備を行うが、その下水道の整備の中で試掘をしてもらって、道路の状況を電線地中化できるスペースがあるのかどうなのか、そこについては試掘を行って確認していく。 ◎道路部長 基本的には先ほど言ったように、狭い道路なので、地下埋設物がいっぱい入ってるのはわかっており、ちょうどここにもし電柱地中化するということになると、変圧器というか、変電器というか、要するによく駅前通りとかにあると思うが、歩道の上に地上器というのをいっぱいつくんなきゃいけないような検討になってるので、本当は一緒にやりたい工事だとは思ってたが、そういうことがあるんで、基本的には表面だけのコミュニティ道路を先にということになっている。          12時05分休憩    ──────────────────          12時58分開議 B都市整備部が所管する事業について (V.未来へつなぐ恵み豊かな環境のまちのうち、@都市公園の整備、  X.人が集まる元気なまちのうち、@JR船橋駅南口の整備) [理事者説明] ◎公園緑地課長 V.未来へつなぐ恵み豊かな環境のまち、こちら都市公園の整備事業についてであるが、大穴近隣公園整備事業、夏見台東公園整備工事及びアンデルセン公園拡張エリア花の城ゾーン、自然体験ゾーン整備事業等について、都市整備部公園緑地課の資料に基づいて説明をする。  大穴近隣公園整備事業については、公園緑地課の資料の2ページと5ページのほうをごらんいただきたい。  こちらの2ページの全体計画図に示したものの中で、黄色の第1期整備部分を用地取得したことで、赤い部分の第2期、緑の部分の第3期、こちらのほうの用地のほうが、全て買収が完了して2万5797平米完了したところである。  また、2期の赤い着色エリアについては、整備工事が完了しており、3期の緑のエリアについては保全エリアということで整備は残っているが、こちらは埋蔵文化財等残っており、掘削等はできない、自然を生かしたような整備となっていく予定である。将来計画としては、グレーの部分だが、約7,000平米について拡張計画を考えているが、こちらについてはまだ用地も手配をしていない状況である。  これまでの整備として、用地費、整備費を合わせて9億4000万ほどかかっている。  続いて、夏見台東公園整備工事、こちらを3ページと5ページの資料に基づいて説明させていただく。  こちらの事業だが、旧母子寮の跡地1,340平米を街区公園として施設整備を行い、地域自治会の要望を受け、八栄小学校周辺の通学路等の安全性の確保についても寄与する整備内容となっており、本日から開園をする予定である。  こちらについては以上となる。  続いて、アンデルセン公園拡張エリア花の城ゾーン整備事業だが、4ページと5ページの資料に基づいて説明させていただく。  アンデルセン公園については、赤く着色した部分の花の城・自然体験ゾーンの芝生広場整備を行い、また西側ゲート脇にカフェテリアを新築して、西側ゲート付近の利便性の向上を図り、拡張エリアの整備についておおむね完了した状況である。今後は県道沿いの地域交流ゾーンの整備について検討を進める予定である。 ◎都市整備課長 それでは、都市整備課から、JR船橋駅南口の整備のうち、ペデストリアンデッキの整備について説明する。お配りしている都市整備課資料1ページをごらんいただきたい。  平成29年度は、船橋駅南口ペデストリアンデッキの整備と都市計画道路3・4・11号線横断デッキの設計に係る業務を実施した。
     まず、船橋駅南口ペデストリアンデッキの整備についてだが、京成船橋駅とJR船橋駅との間を2階レベルでつながっている既存のペデストリアンデッキから西武船橋店までの約91メートル区間について延伸整備を行った。整備はお手元の資料で3色お示ししているとおり、3つの工区に分かれて実施した。  まず、既存デッキ側の25メートル区間、青色で着色されている区間だが、船橋市が平成28年から29年度の2カ年で整備を行った。また、駅ビル前の約62メートル区間、水色の区間であるが、こちらのほうは東日本旅客鉄道が施行した。さらに駅ビルと西武船橋店との間の約4メートル区間、赤色の区間であるが、こちらは東日本旅客鉄道が施行し、船橋市はその工事費の2分の1を負担した。  続いて、都市計画道路3・4・11号線横断デッキの設計について説明する。  船橋駅南口の回遊性やにぎわいの向上を図るため、都市計画道路3・4・11線横断デッキ整備に係る基本設計に着手した。しかしながら、昨年8月に西武船橋店が本年2月末日をもって閉店することを知った。業務を進める上でも閉店後の建物の利用方法が不透明であることから、手戻りを避けるために、駅周辺の歩行者交通量や動線調査などの基本調査をするにとどめ、設計業務を縮小した。今後は、西武船橋店の跡地利用計画が明らかになったら、改めてデッキ計画を進めてまいりたいと考えている。  続いて、事業費について2ページの資料をもとに説明させていただく。  船橋駅南口ペデストリアンデッキの整備については、表にお示ししたとおり、工事費で執行したものと負担金で執行したものがあり、全体事業費は2億7567万5261円となっている。また、都市計画道路3・4・11号線横断デッキの設計については、当初請負額は1401万8000円だったが、西武船橋店閉店に伴い、設計業務を縮小したことから、事業費は650万5920円となっている。    ……………………………………………… [質疑] ◆うめない幹雄 委員  今説明されたペデストリアンデッキとか南口の都市計画道路3・4・11号線の横断デッキ、この設計650万──当初は1400万だが、西武の撤退によって650万ということになってるが、この内訳ってどういったことに使ったか。要するにもう西武が徹底するということで、完全に見直さなきゃいけないということだと思うが、この650万の内訳をちょっとお聞きしたい。 ◎都市整備課長 執行した業務としては、駅周辺の交通量調査ですね、各地点における交通量がどのくらいあるのか。そちらのほうと歩行者の動線、どのような動線というか、どのように、どっち方面に向かってるとか、そういう調査をして、これは基礎調査であるので、西武の跡地利用等に左右されず、いつでも使える調査なので、そういう調査を実施したものである。 ◆うめない幹雄 委員  ちょっとこの金額の基準というのがよくわからないが、人の流れの動線調査とかで650万ってかかるのか。 ◎都市整備課長 24時間調査で、4地点ほど調査をしたので、この額としては妥当なものと考えている。 ◆うめない幹雄 委員  どの業者……業者名とその総延べ人数、その調査に当たった人数とか、24時間やったにしても、そういうのって詳しく見積もりみたいなものは出ないのか。 ◎都市整備課長 延べ人数については、ちょっと今手元にはないので、もしあれでしたら、後ほど提示させていただく。  積算の基準等は、県の積算基準等もあるので、そういうものを参照して積算しているので、妥当なものと考えている。 ○委員長(関根和子) うめない委員、後ほど資料として委員会に提出していただいて、皆さんに渡すということでよろしいか。      [うめない幹雄委員「お願いします」と呼ぶ] ○委員長(関根和子) じゃ、今のその積算にかかわる部分、資料で一応出してみていただきたい。延べ人数だとか日数だとかね。 ◆うめない幹雄 委員  それと、既に工事している駅から西武までつながるとこだが、この西武の撤退というのは、本当にわからなかったのか、その西武に今つながってるところを……やはり今後の使い道によるとは思うが、それっていうのは、西武の跡地利用によっては逆に取り壊すということにもなりかねるのか。 ◎都市整備課長 建設自体においては、西武の撤退はわからなかったものである。将来的な方法だが、西武側の建物所有者等と今の建物が壊されたとしたら、同等なものを今2階の通路と同等なものをつくってくださいよというような協定を結んでいる。 ◆うめない幹雄 委員  じゃ、どのような開発かは別にしても、回遊性を優先していただくという協定がもうできてるということでよろしいのか。 ◎都市整備課長 そのとおりである。 ◆松嵜裕次 委員  細かいところではないが、29年度も都市公園……済みません、公園のことで伺っていきたいが、新しい公園の整備をされたりアンデルセン公園を拡張されたりということで、状況的にもいろいろ大変な中、公園の用地の確保であるとか、やっていただいてるとは思うが、公園の利用について、国のほうでも都市公園のあり方検討会みたいなもので、例えば船橋市は全体的にまだ公園の絶対量が足りてないので、そこまで協議がいってるかどうかというのはわからないが、なるべく都市のためということと、地域とか市民のためという形で、開かれた都市公園の活用をしていこうというふうな方向性も打ち出されてるように聞いている。  船橋市においても、例えばボール遊びができる公園であるとか、あと公園を使った健康づくりであるとか、もう一概に目的外とは言えないレベルではあるとは思うが、公園の活用というものが、他の所管の事業というもので今図られていたりしているが、そういう点で公園の、都市公園を柔軟に使いこなしていこうよというのが、国交省のほうでも言われているようである。  ということを考えたときに、29年度もいろんな公園を使っていろんな事業が行われているので、その辺はどういうところまで活用をしてもらおうと思ってらっしゃるのか、こういうところまではいいけど、ここからはだめよというふうな、何かその基準みたいなものがあるのか。どうなんでしょうかね、その辺については。そういうところを、個々の事業のことではなくて、ちょっとそういうことを伺ってみたいなと思って、どこかの機会で思ってたんで。 ◎公園緑地課長 国交省からは、いろいろな公園についても拡大した利用方法等について通達等を示されてはいるが、まず委員からも申されたとおり、まだ船橋市、都市公園の1人当たりの公園面積も非常に少ない状況にあり、まずは1人当たりの公園面積をふやすというのが大きな課題として捉えている。  その上で、やはりそれ以上に喫緊の課題として捉えるものがあれば、そちらについては、協議をした上で公共の福祉に供される用地として、これが活用できるものであれば協議にもっていきたいと、このように考えてはいるが、何せ建物とかについても、公園面積のうちの2%とか、それに対してまた10%の上積みがあるとかというところまでは示されてるが、それ以上の緩和措置がないので、やはり健康づくり事業とかボール遊びをということの、そういった事業であれば可能かと思うが、やはり施設整備とか、そういったものになると協力するにしても、少しハードルが高いのかなと、このように感じている。  今後はまた、できるだけ用地確保等に努めた上で、そういったものが課題解決に当たる手法があれば、そういったものを含めた整備手法を検討していきたいと、このように考えている。 ◆松嵜裕次 委員  今、課長が濁された部分、例えば保育所とか、そんな事例が他市──東京なんかであって、その是非はまた別として、そういう段階ではないよということではないのかなというふうに思う、船橋市においては。  あとは、これは懐かしい資料があったが、2010年の公園緑地という雑誌で、これは多分当時のみどり推進課からもらったんだと思うが、船橋市が公園施設の長寿命化計画をちょうど立ててるときに、長寿命化計画ってどんなやつなのというふうに伺ったら、このみどり推進課が書かれた事例紹介というやつをもらった。その中で、ついでに私の近所の薬円台公園の計画調書というのも、これも当時いただいて、見せてもらったことがある。  その中に、こういうことが書いてある。公園施設の今後の対応ということで、個々の公園施設について、健全度調査と全体の評価の中で、施設改修の必要性、効果、長寿命化対策の必要性、効果を踏まえて分類をしたと。長寿命化を図る前に緊急修繕を要する施設は、改修の後に長寿命化を図るということが書いてあった後に、長寿命化の対策を講じると同時に、バリアフリー化、防災機能の向上、遊具の安全性などの必要性について、支援事業をあわせて推進していくことで、公園全体の安全・安心の実現及び利用の活性化に向けたリニューアルを実現させられるように対応する必要があるというふうな、ちょうど25年度まで全ての都市公園、長寿命化計画策定されてる、ちょうど最中のお話であったので、これから将来展望みたいなものがここに書かれてあって、ちょっと注目して、私どもこのときに、アンダーライン引いてあるが。  例えば、確かに今、課長おっしゃったみたいに、公園の絶対数が足りない中で、まずそれを整備をしていくというのが大前提であるとは思うが、その都市公園、街区公園というものが、その地域における役割みたいなもの、うちの会派でこだわってるところの、防災機能ということでいつもこだわってるが、その地域で貴重な空地であるところの街区公園としての活用のあり方であるとか、そういうものを見た上でのリニューアルということ、そのようなリニューアルというのは単に遊具の修繕だけじゃないと思う。そういうふうな機能の見直しみたいなものというか、そういうものについては、何か協議をされる、また協議を準備されるみたいな動きというのはどうか、あるか。 ◎公園緑地課長 基本的に、その長寿命化に関しては、近隣公園クラスのものを計画的に実施をして、そちらについては、バリアフリーとか、そういったものを、そちらのリニューアルにあわせて実施をしているところだが、街区公園においても、古くなったものについてリニューアルを行う場合には、かまどベンチを設置をするとか、できるだけ防災機能にも配慮したようなリニューアル整備を実施するようにしているところである。  ただ、やはり全体的なリニューアルというのは非常に今難しい状況にあって、どちらかというと、その保全的なリニューアル的なところになってしまっているので、そこまで追いついていない状況もあるが、できるだけそういったものがある場合には、防災機能についても配慮したような整備を、今は考えているところである。 ◆松嵜裕次 委員  これはうちの会派でも、もう少し研究は今しているところではあるが、確かに遊具なんかをリニューアルされるときに、防災トイレと書いてあるのかな、ベンチのところはね。そういうものであるとか、そういうものを意識して、防災を意識した更新というものをしていただいてることは、非常に私たちも見てて、ああ、よかったなと思うが、惜しいなと思うのが、それがやっぱり地域との連携みたいなものというか、多分その地域で自主防なんかがないところなんていうのは、元も子もないが、その地域で実際に、じゃ、公園施設というものがどのように災害発生時に使われていくのかということ、空地としての重要性みたいなものを、その地域の方にもやっぱり理解をしていただいて、じゃ、この地域ではいざというときに、例えば町会の会館とか、そういうものもないから、人が集まれるところもないんだということになれば、じゃ、パーゴラをつくって、そこに天幕でもかぶして式場にするとかというふうな、そういうことも考えましょうかという考え方も出てくるかもしれない。スペースによって、街区公園によっては全然そんなのはできないところもあるかもしれないが、そういうふうな連携のもとに、協議のもとに防災機能みたいなものもやっぱり携えていっていただくというのが、本当は一番いいんだろうなということは思ってる。  確かに一生懸命今入れてくださってるんで、それはそれでありがたいが、ちょっとそういうところも加味した上での機能の見直しみたいなものは、どこかでまた検討していただけるようにしていただければいいなというふうに思っているので……済みませんね。決算審査じゃないので、自由なことをこっちも言っているので、自由なお答えをしていただいて結構なので、そんなことをちょっと思っている。何かご見解があれば。 ◎公園緑地課長 そういったものが逆に計画的に事業として成り立つようになれば、いろいろな自治会のほうにお声がけをして、そういったことを協議していくということができるが、現状とすると、限られた地区に新しく、そういった防災的なものの設置が行われるので、そのときにはメーカーを呼んで、町会の皆様に使い方教室みたいなものを設置した後、すぐに実施をしたりして、できるだけそういったものが緊急時に使えるように、そういったものの学習の場みたいなものは提供しているので、今後そういったことは継続事業として成り立つようになれば検討していきたいと、このように考えている。 ◆松嵜裕次 委員  申しわけない。その件はこれで結構である。  もう1つは、29年度公園の遊具その他施設に起因した事故みたいなものというのは、どうだったか。あったかなかったか。 ◎公園緑地課長 遊具による事故は29年度はなかったかと記憶をしている。ちょっと樹木の落下による事故が1件、専決というか、ご報告させていただいたが、それ以外はなかったかと思う。 ◆松嵜裕次 委員  本当に昔、もうここでそのことを知ってるのは委員長と私と朝倉さんぐらいだと思うが、箱ブランコのときというのは、すごい議会の中でももめましたよね、結構。そういうものでやはり、そういうものは撤去してしまうんだと。本当に公園の遊具を使って遊ぶときの、よくリスクとハザードという話をよくそのときによく出てたが、実際に遊び方の間違いでもってけがをする場合と、実際に遊具自体に不備があってけがをした場合というのは、もう全然これは意味合いが違うんだというふうなことを学んだ覚えがあるんですね。  あのとき船橋市内から箱ブランコというものが全部なくなってしまって、確かにあれは、構造上危なかったんだろうなと思うけど、何だっけ、他市の例なんかだと、鉄棒なんかもなくなっちゃったりとか、そんな話なんかもよく聞いたりなんかでね。  あと、木製の遊具なんかは、やっぱりささくれ立ってくるから危ないんだという話で、そういうのを更新の頻度が早いとか、またなくしちゃうとかといろんな話があって、ちょっと行き過ぎた傾向だなと思った時期もあったが、そういうふうな中で、今は事故が起こってないということは、それはよかったと思うが、遊具の設置の考え方みたいなものとか、また当然点検なんかも、年に一遍きちんとやんなさいよとかが法制化されたんですよね、何かね。  まずちょっとその辺からなのだが、今でも恐らくそういう点検みたいなものはきちんと、今までもされてたと思うが、今回法律の改正みたいなもので、盛り込まれたということで、何か影響みたいなものというのはあるか。 ◎公園緑地課長 継続的にそちらの管理については診断を行っており、年に1回は目視による診断を行っているので、そういう目視であったり、そういったメーカーによるものを行ったりしている。  その中で、判定が悪いものについては、すぐに撤去するというような形をとっているので、できるだけそういったもの、けが等がないような状況になっているかと思う。  ただ、その分だけ、やはり遊具に関しても、かなり安全性が高いものなので、非常に高価というか、やはり1つ入れかえるのも、かなり高い状況になっているので、その辺の安全に配慮した遊具を入れると、余り更新がかなわない状況にあったり、大型遊具を入れた後に一回り小さくなっちゃったりという、そういう状況が起こってることはあるかとは思う。 ◆松嵜裕次 委員  済みません、何かいろいろ細かいことを聞いちゃって。  じゃ、こういう遊具は入れるけど、こういうのはやめとこうねとか、そういうものというのは、そういう基準じゃないが、考え方みたいなものというのはあるのか。 ◎公園緑地課長 これはちょっと私の印象だけだが、昔に比べて、ちょっと危険度があるというか、ちょっと背の高いものというのは、かなり減ってるかなという感じがする。ジャングルジムの高いものであったり、滑り台なんかにしても、本当はもうちょっと高いほうが子供たちには楽しいのかもしれないが、幼稚園生が楽しいぐらいの滑り台とかがふえてるかなというところで、ちょっと危険な遊具というか、これぐらいだと恐怖心でちょっと怖いから、けど、おもしろいというようなのは選ばなくなったような気がする。 ◆うめない幹雄 委員  じゃ、公園について、また何点か、大穴の近隣公園だが、これ、以前の委員会でも私、聞いたかもしれないが、ここ、もう自分毎日通るが、隣接する道路がやはり狭い。それで歩道がたしか片側しかないという状況の中で、そういう中で、歩道等の整備という部分は以前聞いたことがあるが、そういう公園の整備は着々と進んでるが、そういう部分で、環境整備というか、周りのことに関する考えというのは、このまま進むのか、それとも考えがあるのか、ちょっとお聞きしたい。 ◎公園緑地課長 公園が整備した部分であるところにかかわる道路拡幅というのは、道路管理者と協議をしながら、そういった部分に配慮した整備というのができやすいが、それを越えた部分での道路整備となると、やはり一体的な道路事業との考え方になるので、道路部との協議が必要となり、なかなか一連の道路拡幅というのが難しい状況かと、このように考えている。 ◆うめない幹雄 委員  道路部に聞いたほうがよかったのかもしれないが、公園、せっかくいいものをつくるので、そこに人が集まるというのは、それはいいことなので、そのためにはやっぱり安全の配慮というところで、道路部とちゃんと連携して、歩道の確保とか、そういう部分というのを、これは要望させていただく。  次は、アンデルセン公園だが、花の城ゾーンとか自然体験ゾーンとか、新しくゾーンをふやしたりとかしたほかに、渋滞対策として、公共交通機関の利用の促進とか臨時駐車場の確保という、またその事業があったと思うが、数年前の大渋滞というのは今ないが、今後の臨時駐車場の今の使用状況とか、今後それを継続するのかふやすのか、あるいは縮小していくのかとか、そういうお考えというのは、どういうふうになっているのか。 ◎公園緑地課長 3年前のシルバーウイークのときに、大きな大渋滞を引き起こし、それ以降、臨時駐車場等を周辺にいろいろと協力依頼をして、その中で、その後も隣接地を買収したりしたものもある。そういった中で駐車場がふえてきて、現状としては、1カ所を臨時駐車場で借地をしてるところはあるが、そこまで使うというものが、年間に5日間程度なので、今の状態を維持していくと、駐車場については足りるかなと、このように考えている。 ◆うめない幹雄 委員  そのときたしかホームページ等にも、駐車とか車の状況を配信するとかとあったが、そういうのは現在もやってるのか。 ◎公園緑地課長 こちら、アンデルセンのホームページのほうに入ると、リアルタイムで今何%駐車場が満車ですという状況が見れるようになっているので、利用者の方には好評いただいているところである。 ◆坂井洋介 委員  ちょっと基本的な考え方というか、確認だが、今回大穴の公園の整備とかアンデルセンの公園も花の城ゾーンとか整備をされるという中で、公園がふえていったり、そこにお花がふえていくと、必然的にというか、害虫発生のリスクとかというのがふえていくとは思うが、やはり公園利用者にとって、蜂がふえたりとか毛虫が出てきたりとかというのが嫌になるのかなという中で、市の公園の整備をするに当たっての、そういう害虫対策というか、考え方は、考え方とすれば2つあると思う。  1つは、毛虫がいっぱいいますよと言って、そこで薬を散布して駆除する。もう1つは、予防的に最初に発生させないというか、そのどちら側でやってるのか。それとも予防的にまいて、発生したらその都度駆除していくというようなやり方なのか、その辺だけちょっと確認をしたい。 ◎公園緑地課長 今のご質問だと、後者のほうの害虫が発生したときに駆除に当たるというような駆除方式をとっており、予防では実際はやっていない状況である。  その駆除に当たっては、余り人体に被害が少ないような、そういったものを使ったもので駆除をするように散布をするというような形で、今は対応を考えて対応している。 ◆坂井洋介 委員  そういう中で、例えばだが、虫が寄りつきやすい植物というか、樹木というか、そういうのがあるとは思う。  桜なんかがそういう代表例として挙げられるかもしれないが、桜を切れというのは、ちょっとなかなか住民の理解も得られない部分があるかもしんないが、そうではなくて、代替が可能な植物というか、このある特定の樹木があったとして、そこが毎年毎年大量発生してるよという場合には、その樹木自体を入れかえるみたいなことも検討したりはするのか。それとも、都度発生するたびに薬をかけていくのか。 ◎公園緑地課長 これはいろいろな考え方があり、実際、公園の種別にでも、アンデルセン公園のように広かったりこういう大穴近隣公園のように広い場所で、民家に余り影響がない場所であれば、そういった散布による駆除ということを考えられるが、小さな公園とかで民地に近い場所で、その発生によって民地のほうにその害虫が行ってしまうとか、そういったことがあれば、これについては、樹種の変更等も検討はしているところではあるが、できるだけ、やはり生きている木なので、そちらのほうは、何とかそういった散布によって保全をしていきたいと、このように考えている。          13時36分休憩    ──────────────────          13時38分開議 C下水道部が所管する事業について (T.非常時への備えのあるまちのうち、@雨水対策) [理事者説明] ◎下水道部長 平成29年度市政執行方針の中で、下水道部所管事業にかかわる部分としては、めざすまちの姿のT.非常時へ備えのあるまちの中で、雨水対策に係る部分について言及されている。  その内容は、雨水を一時的に貯留し、浸透させる施設を古和釜小学校と習志野台7丁目地区に整備すること。そして準用河川駒込川の整備をすることとされている。これらの事業について、続けて説明をさせていただいてよろしいか。 ○委員長(関根和子) はい、どうぞ、よろしくお願いする。 ◎下水道部長 それでは、所管課である河川整備課から説明をする。 ◎河川整備課長 それでは、建設委員会説明資料をもとにご説明する。  資料を1枚めくっていただき、目次のところである。  まず、めざすまちの姿T.非常時への備えのあるまちの@雨水対策として、雨水を一時的に貯留・浸透させる施設を古和釜小、習志野台7丁目地区に整備のところである。  資料3ページの印旛沼流域貯留浸透施設設置工事その5が古和釜小学校での整備になる。工事費は7835万5080円である。  なお、本工事は、学校との協議により、施工方法に変更が生じて、年度内の完成が見込めなくなったことから、平成30年度に繰り越している。  印旛沼流域では都市化が進み、これまで流域内の土地が有していた保水機能や遊水機能が低下して、低平地などでの道路冠水や浸水被害が発生している。  印旛沼流域の貯留浸透事業は、流域内の市立小中学校15校の敷地内に貯留浸透施設を整備することにより、水害の軽減を図るとともに、健全な水循環の再生を図ることを目的として事業を行っている。  資料3ページの下のほうに、貯留槽配置平面図を添付している。  左側の校舎中庭部に1号地下貯留槽、右側のグラウンド部に2号地下貯留槽と、青い線で表示しているところがグラウンドの地表面貯留を行う位置となっている。  次に、資料4ページをめくっていただき、雨水の流出を抑える取り組みとして、雨水貯留浸透施設の説明資料となっている。  古和釜小学校の校舎中庭部の1号地下貯留槽では、学校敷地内の校舎中庭周辺に降った雨水は、左の写真の下の図の@流入を通り、A貯留浸透施設と書かれている青く塗られているところに貯留させるとともに、地下に浸透させる。また、Cオリフィスの部分になるが、地下貯留槽から既存配水雨水が流出する際に、出口を小さくすることにより、流出抑制をして、雨水が一気に流れ出ないようにしている。雨水の放流先は木戸川となっている。  1号地下貯留槽の大きさは、幅が10メーター、長さ18メーター、高さが0.75メーターである。貯留量は約152立米となっている。設計浸透量は1時間当たり8.5立米を見込んでいる。  もう1カ所の地下貯留槽は、グラウンド部の2号地下貯留槽だが、グラウンド部で水の浸透試験を行ったところ、浸透能力がほとんど見込めなかったことから、2号地下貯留槽の浸透機能設備は設けていないが、その他の貯留槽の構造は、1号地下貯留槽と同じである。  なお、グラウンド部では、降雨量1時間当たり30ミリまでの降雨に対しては地下貯留槽に貯留して、降雨1時間当たり30ミリを超え、50ミリまでの降雨には地下貯留に加え、グラウンドにも地表面貯留を行う。  2号地下貯留槽の大きさは、幅が12メーター、長さが30メーター、高さが0.96メーターとなっており、貯留量は約358立米である。  グラウンドの貯留量は約787立米となっている。グラウンドでの貯留面積は5,354平米で、最大の冠水高さが30センチとなっている。  続いて、資料の5ページをお開きいただきたい。  習志野台7丁目地区排水設備工事であるが、図の下の赤丸で囲った区域になる。図の上のほうに区域を拡大した施工平面図を添付している。  工事概要は、道路の両側に設置されている既存するU字溝などの貯留浸透施設に改修するもので、施工平面図を見ていただくと、道路の両側の赤い線が平成29年度工事で改修した貯留浸透施設の区間となる。  なお、本工事は、地元町会から要望で工事内容の見直しがあったことから、年度来の完了が見込めなくなり、平成30年度へ繰り越している。工事費は4746万8160円である。  色塗りされてない路線については、未改修の箇所であり、今後2期に分け、整備する予定である。  当該区域は、周辺の土地より地盤が低くなっており、特に施工平面図で赤線で表示した、道路排水施設がV字に交わる交点部が最も低く、水が集まるため大雨時には、その地点を中心に冠水被害が発生している。  この区域に降った雨水は、道路側溝施設から既存路を通って駒込川に放流している。図の中で赤い細い線が既存路として表示している。また、上方の施工平面図の中で言うと、道路の真ん中の黒い線が既存路をあらわしており、その両側が既存の道路排水施設となる。既存路は水が流れる容量が不足している上、下流部では狭隘な道路に布設されている。また、当該地区は既存路の最上流地区となるが、下流の一部区間の地盤高より低くなっているなど、地形的制約が多い場所でもある。  このようなことから、新たな排水を布設かえするより、工事規模が小さくて済む手法として、当該地区の道路の両側に設置されている道路側溝などの排水施設を貯留浸透施設に改修することで、この地区の冠水被害の軽減を図るものである。  続いて、資料の6ページをごらんいただきたい。  こちらは貯留浸透システムの概要となる。図の左上の雨水本管と書かれている平面図を見ていただくと、これは道路の端にL型側溝が布設されているところで、水をますに落とすためのふたが2枚並んでおり、左側がグレーチングぶたで、水はグレーチング升から下のますに落ちるようになっている。右については、コンクリートぶたとなっており、水はそこからはますに落ちない構造である。
     下の正面図で、ますぶた2枚の下に、溝が2つある形の浸透道路ますを設置する。左側平面図のステップ1の水の流れについては、まず雨の量が少ないときなどは、まだ既存の排水能力に余裕があることから、降った雨水は浸透道路ますの左側の溝から既存である雨水本管に流れていく。  次の段階として、右側のステップ2になるが、この水の流れについては、多くの雨が降ったときには、雨水本管は排水能力が限界となり、雨水は下流に流れない状態となる。右側の正面図になるが、雨水は浸透道路ますの左側の溝から本管に流れていかない状況となると、浸透道路ますの左側の溝は雨水で満杯になるため、浸透道路ますの右側の溝へ雨水が越流し、新たに布設した浸透トレンチや浸透U字溝及び鉛直浸透へ流れていく。  ここで図の左下の構造になるが、これは既存の道路排水施設がL型側溝の場合は、L型側溝の下に浸透トレンチを設置する。既存の道路排水施設がLU型側溝の場合には、L型側溝の下にあるU字溝を浸透U字溝に布設替えをする。真ん中の構造となる。  また、図の右側の構造になるが、浸透量の増加を図るために浸透道路ます設置箇所のところに鉛直浸透を設置した。  全体計画では、浸透U字溝が163メーター、浸透トレンチが1,359メーター、浸透道路ますが72カ所、鉛直浸透が8本になる。平成29年度の実績として、浸透U字溝が163メーター、浸透トレンチが205メーター、浸透道路ますが19カ所、鉛直浸透が8本ということで実施をした。  次に、最後になるが、準用河川駒込川の整備についてご説明する。資料の7ページをごらんいただきたい。  駒込川は、図の真ん中にある習志野台第1調整池を始点として、河川上流部は市街地を、下流部は谷津地形の農地を流れ、桑納川に流れ込む流域面積が3.8平方キロメートル、流路延長1.9キロメーターの河川で、図の中で緑の線の内側が駒込川の流域となる。  駒込川流域においては、上流域の市街地で度重なる内水被害が発生している。また、平成25年10月の台風26号では、上流市街地の浸水被害に加え、河川からの溢水被害が発生している。  このようなことから、流路延長1.45キロメーターを準用河川に指定して、時間降雨量50ミリに対応するための改修事業を、社会資本整備交付金を活用して実施している。  なお、整備に当たっては、市民が親しみと安らぎを感じる多自然川づくりを進めていく。  現在、下水道建設課が上流市街地における一部ピンポイントの場所で内水氾濫被害の軽減を図るため、駒込川2号幹線渠の整備を進めているが、今後下流の河川改修が完了し、さらに上流域での雨水整備が完了することにより、流域全体の浸水被害の軽減を図っていくものである。  図の左上に標準断面図がある。現況の河川断面は、幅員が5メーターの矩形断面となっており、それを河床幅7.65メーター、河道天端幅17.85メーターの台形断面で、のり勾配は2割で整備をする。また、河川両側に幅3メーターの管理用通路を設置する。標準断面図の下に絵があるが、河川改修後の駒込川をイメージしたものになる。  平成29年度では、県道千葉鎌ケ谷松戸線から桑納川までの最下流70メーター区間の改修工事を予定していたが、一部事業用地取得に至らなかったことから、工事に着手できなかった。  そのほか、平成29年度では、河道実施設計業務委託、測量業務委託、地質調査業務委託などを実施している。  なお、準用河川駒込川の整備については、平成29年度から平成36年度までの8カ年計画で事業を進めている。    ……………………………………………… [質疑] ◆滝口一馬 委員  雨水貯留浸透施設について若干……素人的な聞き方かもしれないが、これは印旛沼流域内の学校敷地を利用してというふうにうたわれているが、基本的な考え方としては、どこの地区でもこの設置というのは可能なのか。 ◎河川整備課長 もともとこれは千葉県で計画していた計画で、浸水被害に対して、抜本的な対策として河川改修には多大な時間がかかるというものがあり、早期の浸水軽減対策として流域貯留浸透事業を実施することとして、県で手賀沼・印旛沼・根木名川圏域河川整備計画というものをつくり、この流域内の小中高1校当たり約700立米の水をためる、流域全体で12.9万立米の水をためるという計画があるが、船橋市ではその計画に基づいて、印旛沼流域において今貯留浸透事業を実施しているところである。 ◆滝口一馬 委員  では、船橋全土ではできるというものではないという認識でよろしいか。 ◎河川整備課長 今のところ印旛沼流域で認可をとってやってるところである。 ◆滝口一馬 委員  そうすると、平成25年度から各中学校であったり小学校であったり、随時設置されてるわけだが、これはやっぱり設置したことによって、かなり洪水が防止されるというか、そういう検証結果みたいなものというのはあらわれてるのか。 ◎河川整備課長 今のところ、学校が流域全体で15校が対象であり、5校が終わったというところで、流域全体15校やって、ある程度の効果が出ると見込んでいるが、今現在5校やったからといって、どのくらいの、数字であらわせというのはちょっと難しいものがあると思う。 ◆滝口一馬 委員  そうすると、15校の予定のうち5校しかまだ終わっていないので、検証結果というのはなかなか得られないというお話だったと思うが、そうすると、その15校を終了するには、おおよそどのぐらいの時間がかかるのか。 ◎河川整備課長 財政状況にもよるが、あと国の補助金の関係、これも交付状況もあるが、残り10校を年1校ずつ整備はしていきたいとは、今考えてるところではあるが、あとはほかの流域のことも考えると、なかなか一気に10校をやるというのは、ちょっと難しいのかなとは考えている。 ◆滝口一馬 委員  それでは、なかなかその検証結果が得られるまでには、まだ相当時間がかかるということですよね。 ◎河川整備課長 その数値的にどのくらいの効果があるかというのは、ちょっとなかなかあらわすのが難しいとは思うが、各学校に何百立米と一時的にためることによって、それが一気に流れ出さないということで、その下流にある河川の安全度、それが少しでも余裕が出てくるということである。 ◆坂井洋介 委員  ちょっと1点確認をしたいが、この雨水貯留浸透施設だが、今全部設置するのには、もう何年もかかっていくというようなお話もあったが、耐用年数はどれぐらいか、これ。 ◎河川整備課長 貯留浸透施設なので、当然目詰まりとかも考えられるが、そのまま目詰まりしてきたら、それなりのメンテナンスを図り、浸透施設が少しでも長く使えるような形で管理はしていきたいと思っっている。 ◆坂井洋介 委員  何年ぐらいとかという、そこは……要は言いたいのは、10年かかった、そうしたら順次こっちから詰まっていった。だったら、じゃ、いつその15校が機能するのかという話になっちゃうので、私はそこをちょっと聞きたいのだが。 ◎河川整備課長 今、手元に資料がないのだが、一応構造物として……済みません、貯留槽自体が組み合わせ……牛乳瓶の箱みたいなものを重ねて貯留槽をつくるのだが、だから、土木構造物としてはおおむね50年程度は。ただし、そのメンテナンスは必ずやっていかなきゃならないものだとは思っている。ちょっと今、手元に資料がないので、その辺のところはまた後でご報告したいと思う。 ○委員長(関根和子) じゃ、後でその辺の資料を委員会に提出していただきたい。皆さんにお配りするので、お願いする。 ◆坂井洋介 委員  写真でこの工事を見る限りは、目詰まりしたとして、またグラウンドをほじくり返さないといけないのかなみたいなふうに、ちょっと私はイメージしちゃうが、その辺は何か大規模にやらなくてもメンテナンスはできる仕組みがあるのか。 ◎河川整備課長 その貯留槽のところ、1カ所に管理用の穴があいており、そこから高圧洗浄で目詰まりを飛ばすというような形をとると考えている。 ◆松嵜裕次 委員  先ほどの質疑があった駒込川についてはというか、印旛沼の流域については認可をしているので、そのオンサイトの貯留みたいなものが今できてて、じゃ、飯山満川とあと北谷津でしたっけ、河川全体計画のもと、そこで10ミリの貯留という目標でもって今やってると思うが、あっちについては新設で学校のオフサイト貯留みたいなものは、オフサイト貯留──オンサイトというのは今の、例えば古和釜──降ったところで貯留していくよう古和釜小学校なんかで、オフサイトというのは、1回川とか河川とか水路とか入っていったものがなってくるから、遊水地とかそういったイメージですよね。そういうものを新設していくということですよね、そうすると。 ◎河川整備課長 今、印旛沼流域でやっているのが、オンサイトと言い……(松嵜裕次委員「オンサイトですよね」と呼ぶ)学校の敷地に降った雨水貯留浸透させるものである。  今、委員がおっしゃったのがオフサイトということで、学校の敷地外でその学校に集まる流域、そこの部分を取り込むのがオフサイトという形である。 ◆松嵜裕次 委員  だから、例えば北谷津川の計画を見ると、学校施設を使った貯留で、新設で5,156立米と書いてある。新設(オフサイト)で2万1843立米と書いてある。そのほかに既存というのがあるが、これは新設、学校敷地内にそういう貯留施設をつくっていくという計画だと思うが、この10ミリ目標をするにはね。だから、オフサイトで遊水地とかあと防災調整池でしたっけ、そういう意味合いのものをつくっていくところと、そうじゃないところというのがあるということですよね。北谷津とか、あと飯山満川もそうですよね。飯山満川も普通のオフサイトの数値と、そのほかの数値というのがあるんで、分けて機能させる……機能させるというか、違うものをつくるということか。 ◎下水道河川計画課長 委員おっしゃるとおり、飯山満川と北谷津川については、オンサイトとオフサイトの考え方がある。今現在実施しようとしているのは、基本的にはオンサイトを実施しようとしている。高郷小については、飯山満川が、浸水被害が著しくひどいので、高郷小に集まってくる前の渠、そこの水を集めて学校のほうに持ってこようということで、補助に……補助事業にはならないが、それは実施していきたいと。  飯山満川、北谷津川については、海老川流域ということで、今補助金をいただくべく海老川整備計画に位置づけをしていただくということを、県と協議させていただいている。今年度中には整備計画に位置づけをされていくと思うので、これから実施するオンサイト貯留、500立米以上とかいう条件はあるが、それに限って補助が適用できるので、基本的には補助事業を使った流域貯留をしていきたいと。  その後、まだ10ミリにはほど遠いので、オフサイト貯留と言って、地域から集めたものを学校に集めて大きな器をつくって、10ミリぐらいの対応をしていきたいと。当面については5ミリぐらいの対応を目指して事業を進めていきたいというふうなことで考えている。 ◆松嵜裕次 委員  立て分けはよくわかった。飯山満川だと、あれ薬園台高校ってどんな扱いになってるか。看板が出てますよね。あれはオフサイトなんじゃないか。 ◎下水道河川計画課長 薬園台高校については、県事業で貯留事業をやっているので、これも補助事業ということでオンサイト貯留だと思う。(松嵜裕次委員「オンサイト」と呼ぶ)はい。基本的には河川の事業としては、オフサイト事業ということは補助では認められていないので、基本的にはオンサイト貯留になっていると思う。 ◆松嵜裕次 委員  確かに、かなり上流部なんで、飯山満川でも、あのところにオフサイトは余りなじまないだろうなと思うが、そうするとでも古和釜小学校につくったみたいな、ああいうものを入れてるわけではないんですよね。別の方法があるということか。 ◎下水道河川計画課長 定かではないが、いろいろな手法があり、器をつくって入れるものや、今河川整備課のほうで行っている四角いボックスのようなものを何個も重ね合わせてやるもの。あとはトレンチとか言って、浸透をグラウンドに回していくもの、グラウンドの表面にためるもの、いろいろな種類があるので、その土地土地で適した方法をとってやっていく形になると思う。詳しくちょっとわからなくて申しわけないが。 ◆松嵜裕次 委員  わかった。ありがとうございます。  駒込のほうだけ1点だが、駒込川の桑納川に近いほうについては準用河川にして河道の拡幅をして、あとは上流には調整池があるので、あとその間の住宅密集のところの河道が狭いところ、あそこはもういじらないで、もうさばけるよということでよろしいか。 ◎下水道河川計画課長 実はその間についても、今の流量が落ちない。住宅密集地ということで住宅が連なってることから、今の現状の河道の幅──河川の用地幅を変えずに表面加工等の手を使って流速を上げて、あとは河床を掘り下げてとかいうような対応をして流量を確保していきたいと考えている。 ◆松嵜裕次 委員  今のところをもうちょっと詳しく、もう一度ちょっと、その対策のところ。 ◎下水道河川計画課長 現在、準用河川駒込川が下流から1,450メーター区間でやっている。その調整池までの間については、とりあえず河床の高さがあるが、そこもある程度少しは下げられることになって……ということは断面が少し大きくなる。それで容量を確保するのと同時に、今矢板の部分になってると思うが、下も加工するかどうかは別として、滑らかな流れがよくなるような形で加工をして、水の流れをよくすれば、流量はそれだけふえるので、そういった加工で対応できるというふうに考えている。  今、実際問題、河川整備でやるのか下水道で対応するのかというのは、ちょっと今検討中である。          14時08分休憩    ──────────────────          14時10分開議 2.閉会中所管事務調査の所感について(関根和子委員長提起) ○委員長(関根和子) それでは、休憩前に引き続き会議を開く。  他に何かあるか……ちょっと休憩させてもらっていいか。          14時10分休憩          14時11分開議 ○委員長(関根和子) それでは、再開をさせていただく。  本日の休会中の調査について、皆さん方のご意見を伺っておきたいと思うので、よろしくご意見おっしゃっていただければと思う。端から伺っていってよろしいか。  じゃ、こちらを見ちゃったから浅野委員からよろしくお願いする。 ◆浅野賢也 委員  初めての試みということで、ちょっと戸惑うところもあったが、新規にやっていただてる事業について、丁寧に説明していただいたので、いつも決算の審査の中では結果しか上がってこないところもあって、それで質問もしようもないところもあったので、非常によい試みだったのかなと思っている。 ◆滝口一馬 委員  私も同様に初めての経験だったというところで、決算という形ではなくて、松嵜委員がおっしゃられたように、忌憚なく意見交換という形で、正直言って、もう少し自分自身が勉強して、もっといろいろな意見が聞ければよかったのかなと思うのが、また次回への反省点にしたいなと思う。 ◆小平奈緒 委員  今回このような場をいただき、資料を見ながらいろいろとお話を聞かせていただき、自身を調べたりしたことなかった分野を聞く機会をいただけたのは、とてもありがたいなと感じた。  私自身もちょっと事前に資料を見たりなどの勉強不足を感じたので、この今教えていただいたことを決算審査に生かすところは生かして、またこういった機会が次回持てるならば、それも踏まえて質問したり意見を言ったりとしたいと思った。 ◆坂井洋介 委員  初めてのこういう取り組みでどうなっていくのかなというのはあったが、いろいろ決算というわけでもなく、自由に発言はしやすかったかなとは思う。  あとは、出てきた資料の中では、道路部が出してきた歩道の整備の整備前と整備後のこういう写真つきの資料なんかが、非常に何かよくできていたなと、パッと見でこう変わったんだとかというのがわかりやすかったかなというのはある。こういう資料を全部出せというのは、ちょっと難しいかもしれないが、非常にどういう仕事をしてきているのか、されてきたのかがわかりやすい資料だったので、よかったなというふうには感じている。 ◆岡田とおる 委員  お疲れさまでした。  初の試みということもあるが、どういう話の流れになるかなというところがあったが、やはり決算審査とまた違って、事業の進捗状況とか今後だとか、これまでの流れというのが、こういう場で確認できたのはよかったんではないかなと。  また、委員の皆さんもいろいろ積極的にご質問いただきましたが、今後多分何回かやっていく上で、もっと熟成された議論というのができる場になるんではないかなという今後の可能性も含めて、いい機会だったんではないかなというふうに感じている。ありがとうございます。 ◆藤川浩子 委員  私もよかったなというふうには思っている。理事者のほうからは、改めての資料はないのかなと思っていたが、本当にきょうきちんと用意もしていただき、説明も丁寧にしていただいたので、そのあたりも本当に理事者の方にも感謝だなと思っている。  改めて、進捗状況だとか、その辺も確認ができたし、今後これからも続けていかれるような、そういうような場にできればなというふうに思う。ありがとうございました。 ◆松嵜裕次 委員  じゃ、言い出しっぺから、本当におつき合いいただきましてありがとうございました。  何ていうか、決算審査ではないんですよね。なかったが、ないからいろんなことが聞けたということもよかったし、ただ我々としては、きょうも含めてもう決算のことを考えて……について質疑をしてるんであって、とられてよかったんだろうなと思ってる。だから、決算のさわる時間がふえてよかったなと1つは思う。だから、本当の決算審査のときに、しっかりこれを生かせるようにしなきゃいけないだろうなということを1つは思う。  あとは、気をつけておいたのは、その行っている事業が全体の計画、また全体の上位施策の中でどういう位置づけであって、どこまでそれが進捗したのかということについて、実際の決算審査だと数字が出てくるだけで、なかなかそこまで見切れないというのがあるので、そういうものを見ていければ、本番の決算審査に資することができるんではないかなということは思いながら考えたつもりだが、ちょっとそこまでなかなかいかなかったかなということは、ちょっと反省をしている。  あとは、もう少し、なかなか難しいのかな。理事者側のほうも、もう少しいろんな思いを言ってもらえればよかったなと思うけど、実際にカメラが回ってるとこですからね、まあなかなか難しかったのかなとは思うが、そういうところの構想とか、こういうことをやりたいんだと、こういうことがなかなかできなかったんだということまで、そういうところまで何か意見が聞けたら、もっと意味のあるものになったんじゃないのかなということで。何にせよ閉会中の審査、調査というものは非常に自由にできてくると思うし、所管の枠させ外れなければできると思うし、これを機会にまた、今期はもう残りは短いが、積極的な調査をやっていければいいなと思ってる。ありがとうございました。 ◆うめない幹雄 委員  初めてのことだったが、決算だとやっぱりいろいろ縛りみたいなのがあると思うんで、きょうはやはり事業の進捗とか反省とか、あるいは今後の取り組み方とかというような、いろんな方向性から議論できたので、非常によかったのかなと思う。  今後、こういうのを続けていけば、もっと内容が濃くなってくと思うし、縛られずに多様な意見、審議ができたことは非常によかったと思う。これからもよろしくお願いする。 ◆朝倉幹晴 委員  計画段階とか市長からの提案段階では議案として質疑をしたり、一般質問で取り上げたり、委員会で質疑したりした内容を、1年後か2年後に相当するこの時期に見直して、改めて確認するというのは、非常にいい議論だったと思う。今後もやれればいいんじゃないかなと思う。よろしくお願いする。 ○委員長(関根和子) どうも、ありがとうございました。  皆さんからいただいたご意見が、また今後の議会の参考になってくるんじゃないかなという思いも私もしており、皆さんのご協力でここまで進められてよかったなと思っている。  なかなか理事者も突き詰めていくと、財源問題が多分ちらちらとしちゃうんじゃないかと思って、その辺をちょっと雰囲気の中からも読み取れたので、なかなか難しい点はあるんだと思うが、1回目のやり方としては、皆さんのご協力でうまくいったんじゃないかなという思いをした。どうも、本当にありがとうございました。  これをもって、常任委員会、終了とさせていただく。  本委員会、散会する。          14時19分散会    ────────────────── [出席委員]  委員長  関根和子(日本共産党)  副委員長 岡田とおる(民主連合)  委員   小平奈緒(自由市政会)       滝口一馬(自由市政会)       藤川浩子(公明党)       松嵜裕次(公明党)       坂井洋介(日本共産党)       うめない幹雄(市民共生の会)       朝倉幹晴(市民共生の会)       浅野賢也(自由民主党)
    [傍聴議員]       長谷川大(研政会)       石川りょう(研政会) [説明のために出席した者]  伊藤都市整備部長  木村都市整備課長(参事)  竹田公園緑地課長(参事)  中村道路部長  細川道路計画課長  渡辺道路管理課長  宗意道路維持課長(参事)  篠田道路建設課長(参事)  高橋下水道部長  植田下水道河川計画課長(参事)  宮路河川整備課長  井上建築部長  木村住宅政策課長      その他 主幹、課長補佐 [議会事務局出席職員]  委員会担当書記 深澤議事課議事第二係長(主査)          荒木議事課主事...