△令和元
年度銚子市一般会計・
公営企業会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
○議長(
岩井文男君) 日程第3、令和元
年度銚子市
一般会計歳入歳出決算・各
公営企業会計決算・各
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題といたします。 去る9月定例会において
決算委員会に付託し、閉会中審査となっておりました議案第11号から議案第17号までの各会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
決算委員会委員長、
広野恭代議員。 〔広野恭代君登壇〕
◆広野恭代君
決算委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月25日の本会議において当委員会に付託されました議案は、議案第11号 令和元
年度銚子市
一般会計歳入歳出決算認定について、議案第12号 令和元
年度銚子市水道事業の未
処分利益剰余金の処分及び決算認定について、議案第13号 令和元
年度銚子市
病院事業決算認定について、議案第14号 令和元
年度銚子市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第15号 令和元
年度銚子市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第16号 令和元
年度銚子市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第17号 令和元
年度銚子市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、以上の7議案であります。 当委員会は、議案審査のため、10月26日及び27日の2日間にわたり、本会議場において委員会を開催いたしました。10月26日は委員全員が、27日は委員8人が出席し、理事者側から市長及び
関係課長等の出席を得て慎重に審査を行いましたので、これより審査の結果及び経過についてご報告申し上げます。 まず、議案の審査結果から申し上げます。 議案第11号及び議案第15号から議案第17号については、全員異議なく原案のとおり認定すべきものとして、議案第12号については、全員異議なく原案のとおり可決及び認定すべきものとして、議案第13号及び議案第14号については、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、審査における主な質疑について要約して申し上げます。 最初に、一般会計について申し上げます。 なお、一般会計につきましては、それぞれの所管分について申し上げます。 まず初めに、
秘書広報課、
企画財政課、総務課、市民課、税務課、会計課、
議会事務局、
選挙管理委員会事務局及び
監査委員事務局所管分について申し上げます。 問
震災復興特別交付金について、使用目的を伺います。 答
東日本大震災で被災した自治体を支援するため交付されるもので、
広域ごみ処理施設整備に係る
東総地区広域市町村圏事務組合への負担金の財源として12億187万8,000円、原発事故の
風評被害対策として、銚子漁港に水揚げされる水産物の
放射性物質測定に要する経費の財源として263万5,000円、同じく原発事故に伴う子どもの
生活環境整備支援として、小中学校や保育所の給食の
放射能精密測定検査に要する経費の財源として86万6,000円、
東日本大震災に係る地方税法の特例適用などによる
市税減収分の補てんとして801万1,000円となっています。 問 令和元年度決算における
緊急財政対策の効果額を伺います。 答 歳入においては、第7次
行財政改革大綱による取組と重複する部分を除き、純粋な効果額は322万6,000円と算出しています。また、歳出では9,520万6,000円削減し、歳入と歳出を合わせた効果額は9,843万2,000円となっています。 問
地方バス路線運行維持費補助経費について、外川線、長崎線、
千葉科学大学線の3路線を小型バスに転換し、犬吠埼、外川、屏風ケ浦を周遊する路線にすると観光客のためにもいいと考えるが、見解を伺います。 答 3路線の
小型バス化については、路線の運行会社が異なること、また
千葉科学大学線は学生を中心に比較的利用者が多いため、大勢を一度に輸送できる大型バスが必要となるため、小型バスへの転換は難しいと聞いています。 問 未
利用財産管理経費について、具体的な内容を伺います。 答 施設管理に要した経費として、旧
猿田小学校、旧
小児言語センターの電気代などで約49万円、
不動産鑑定や測量業務など、施設を売却するための所要事務に係る経費で149万円、旧消防庁舎の損害賠償に係る
業務委託料で約162万円となっています。 問
自主防犯組織支援経費における
ボランティア活動保険加入負担について、具体的にどのような組織にどのような支援を行っているか伺います。 答
町内会単位を中心とした
自主防犯組織に対する
ボランティア活動保険加入の負担金で、保険料が1人当たり350円で、対象者151人分の計5万2,850円を支出しています。具体的には、
海上小学校安全ボランティアや
千葉科学大学のスターラビッツなどの活動に対し、
ボランティア活動保険に加入しています。 問
令和元年決算における市民税の個人分、法人分の徴収率を伺います。また、
徴収率向上への取組を伺います。 答 市民税の個人分の徴収率は、現年度98.34%、
滞納繰越分25.71%、現年度と
滞納繰越分を合わせた総額では94.38%です。法人分は、現年度99.42%、
滞納繰越分9.61%、現年度と
滞納繰越分を合わせた総額では97.49%です。また、
徴収率向上への取組として、滞納が発生する前に納付に導くことが重要なことから、口座振替や
コンビニ納付など、納付環境の整備と早期の滞納の解消に向けた滞納整理の強化を行っています。 次に、
社会福祉課、
子育て支援課、
高齢者福祉課及び
健康づくり課所管分について申し上げます。 問
生活保護扶助経費について、
生活保護世帯数の5年間の推移を伺います。また、人口に対する
生活保護者の割合について、他市との比較を伺います。 答
生活保護世帯数については、平成27年度末が444世帯、平成28年度末が453世帯、平成29年度末が487世帯、平成30年度末が480世帯、令和元年度末が500世帯です。他市との比較については、令和元年度末の保護率を人口1,000人当たりに占める
生活保護利用者の割合で示すと、銚子市が10.15パーミル、旭市が6.33パーミル、匝瑳市が10.47パーミルとなっています。 問
精神科診療所関係経費について、
銚子こころクリニックの1日当たりの患者数及び職員体制を伺います。また、今後の支援の方針について伺います。 答 令和元年度末の1日当たりの患者数は平均52.8人です。内訳は、初診患者が2人、再来患者が50.8人となっています。職員体制は、常勤職員が5人、
非常勤職員が10人です。市としては、診療所の確保や経営基盤の安定・充実のために、
銚子こころクリニックの運営費の一部、
家賃相当額を補助している状況ですが、国の
精神障害者に対する
地域包括ケアシステムの構築に向けて、
精神科診療所の役割は大変重要となっています。また、
精神障害保健福祉手帳の所持者も増加している傾向にあるため、今後も市や関係機関との連携が重要となります。市単独の補助金ではありますが、診療所の
財政支出状況を確認しながら、引き続き
銚子こころクリニックに対して、経営基盤の強化に対するサポートをしていきたいと考えています。 問
母子家庭等高等職業訓練促進給付金等経費について、事業内容を伺います。 答 この事業は、母子家庭の母などが就職に結びつきやすい資格の取得を目的として養成機関に通うに当たり、給付金を支給することによって生計負担の軽減を図ろうとするものです。具体的には、看護師、准看護師、保育士等の資格を取得する際に給付金が支給されます。支給額は、市民税非課税世帯が月額10万円、市民税課税世帯が月額7万500円で、支給期間は養成機関に通う4年間が上限となっています。 問 保育士処遇改善経費について、事業内容及びその目的を伺います。また、その目的は達成できているのか伺います。 答 事業内容は、私立保育園の設置者に対して、保育士の給与の引上げに要する費用の一部、月額2万円を助成するもので、事業の目的としては、保育士の処遇改善、給与の引上げを促進することにより人材確保と定着を図るものです。私立保育園の保育士75名が補助金の恩恵を受けており、保育士の処遇改善や定着と同時に園の経営安定に役立っていると考えます。 問 シルバー人材センター経費について、事業内容及び事業実績を伺います。また、補助金の算定根拠と市としてどのような支援を行っているのか伺います。 答 シルバー人材センターの受注業務の主なものとして、除草作業や植木の剪定、障子の張り替えなどがあります。令和元年度の事業実績は3,825件で、1億3,790万6,000円です。市としては、厚生労働省から示された運営費交付限度額表の基準に基づき、令和元年度は人件費相当分の420万円を補助しました。公共からの事業発注についても、各部署にさらなる利用促進を呼びかけるほか、
高齢者福祉課においては、介護予防・日常生活支援総合事業における訪問型サービスAの事業所として業務委託をしています。また、家具転倒防止等器具助成事業の取付け事業者としてシルバー人材センターを指定し、受注支援をしています。今後も高齢者の就労支援、生きがい支援の観点から引き続き協力していきたいと考えています。 問 子どものインフルエンザ予防接種の助成人数について、平成30年度2,083人から令和元年度2,710人に大幅に増加した理由を伺います。 答 この予防接種の助成対象者は生後6か月の子から中学3年生までで、助成額は1人1回限りで2,000円です。助成人数が大幅に増加した主な理由については、平成30年度までの償還払い方式から保護者の手間が少ない助成券方式、現物給付方式に変更したこと、また令和元年度はその前年度に予防接種を受けた子と6か月から2歳未満までの子全員に2,000円の助成券を同封し、個別通知を発送したことによるものと考えています。 次に、観光商工課、水産課、農産課、都市整備課、生活環境課及び農業委員会事務局所管分について申し上げます。 問 企業立地等促進経費について、新規所有型1件、再投資型1件とあるが、その事業内容と経過を伺います。 答 銚子市企業立地等促進事業補助制度は、銚子市内において新たに事業を行う者及び既存の工場等の再投資を行う者に対し補助金を交付することにより企業立地の促進及び雇用の確保を図り、本市の経済振興に資することを目的としています。令和元年度は、新規所有型として、水産加工会社を対象に常時雇用者1人当たり20万円を補助する雇用創出事業補助金を220万円、通信費の2分の1を補助する通信費等事業補助金を7万1,000円支出しています。また、再投資型1件は、自社工場を拡大した食肉加工会社に対し、新たに取得した資産に係る固定資産税及び都市計画税の2分の1を補助する再投資事業補助金を121万9,000円支出しています。 問 観光DMO関係経費について、この事業には2,100万円以上の予算をいわば投資をしており、それなりの効果を出していかなければならないと思うが、その考え方を伺います。 答 銚子版DMO構築事業の成果として、着地型観光開発や
インバウンド事業による旅行商品開発、銚子ブランドによる商品開発、プロモーション事業による観光協会ホームページの大幅なリニューアルなどのほか数多くの事業に取り組んできました。今後も状況に見合った事業を遂行できるよう、観光協会と連携を図り、地域の事業者が連携し、稼ぐ力を引き出し、自立自走による観光地経営の確立を目指していきたいと思っています。 問 水産物冷凍工場建設事業貸付金元金収入の内容について伺います。 答 黒生地区の水産加工団地に水産加工業を営む事業者が水産物冷凍工場を建設するに当たり、地域総合整備資金、いわゆるふるさと融資という制度で、ふるさと財団の支援を得て、地方債を原資として無利子で市が2億円を貸し付けたもので、その元金収入です。 問 水産物
放射性物質測定経費について、魚の放射性物質の測定を今後も継続するのか、またこの経費に対する東京電力の補償はあるのか伺います。 答 東京電力から平成29年度までは測定業務に係る検体料の補償がありましたが、平成30年度以降は検体料を含めて全て市の予算で測定を続けています。検査の継続については、今後も必要と考えているが、財源として平成23年度から始まった震災復興特別交付税を活用しています。 問 有害鳥獣イノシシ被害対策経費について、本市における被害状況や駆除対策などをどのように考えているのか伺います。 答 イノシシによる農作物被害状況は、令和元年度の被害額は52万円で、稲や野菜のほか、スイカ、芋類などで食害が発生しています。イノシシの駆除対策は、箱わなによる捕獲を行っており、令和元年度は9頭を捕獲しました。目撃情報や農作物の被害も多数寄せられており、イノシシの頭数が増えてきているものと考えられるので、今後とも関係機関と連携を強化し、イノシシ対策に取り組んでいきます。 問 市営住宅集約経費について、その進捗状況を伺います。また、整備した後の土地をどうするのか、構想でもよいから、方針を伺います。 答 市営住宅集約の進捗状況と集約化終了後のビジョンについて、三崎団地の集約事業は令和元年度までに27件の移転が完了しました。担当課としては、ほかの公共施設への転用や民間活用などを考えているが、今後銚子市土地利用検討委員会の中で全庁的に検討したいと考えています。 問 犬猫等死体収集経費について、774件の犬と猫の収集とあるが、対策方法など市の考え方を伺います。 答 令和元年度の収集件数774件のうち、猫が649件で全体の約84%を占めています。このことから、猫の件数を減らすことが重要と考え、市では広報やホームページを通じて猫の室内飼いの推奨や野良猫にむやみに餌を与えないことについて周知していきたいと考えています。 問 ごみ処理施設費の水道光熱費約1億1,800万円について、施設自体の運営費とごみを燃やす経費を分けて考えるべきだと思うが、一緒になっている理由を伺います。 答 施設管理用電気料とプラント設備用電気料とを区別すべきとのことについて、清掃センターは高圧電力を直接受電し、施設敷地内に変電設備を設けて、施設管理用低圧電力とプラント設備用高圧電力に分けているため、細分して電気料金を示すことができません。 次に、消防本部及び教育委員会所管分について申し上げます。 問 消防署や消防団の消防ポンプ自動車、消防庫の改修経費について、令和元年度はない理由を伺います。 答 老朽化が進んだ消防車や救急車などの更新設備は、消防本部分、消防団分ともに、消防本部において策定した更新整備計画に基づき、予算措置された車両から順に整備を行っていますが、近年の本市における厳しい財政状況を考慮し、平成30年度に消防団幹部と協議を行い、救急車を除く消防車両の更新整備に関する基準年数を原則として、消防本部分は20年を23年に、消防団分は20年を25年に一時的に延長したため、令和元年度の消防車両の更新整備については該当がありませんでした。消防庫の改修費が令和元年度になかった理由は、対象となる事業がなかったことによるものです。 問 賄材料費について、生徒の数が給食センターの開設当時よりも減り、それに応じて賄材料費も減っているが、その推移を伺います。 答 令和元年度の賄材料費は1億9,254万1,631円、食数は65万4,633食、日数は177日です。平成25年度の賄材料費は2億3,088万8,707円、食数は90万9,280食、日数は192日です。令和元年度が全て減となっているのは、園児、児童生徒数の減少と併せて、
新型コロナウイルス感染症により政府の要請を受け、3月3日以降、学校が臨時休校となったためです。 問 学校図書館司書配置経費について、小学校12校を2人の図書館司書で対応しているということだが、どのようなローテーションで対応しているのか、また近隣市の状況を伺います。 答 年度初めに全ての小学校を日替わりで訪問し、年度計画を策定します。その後は、週ごとに各小学校へ配置します。勤務は週4日で、各小学校へは年間22日から27日程度配置します。近隣市の状況については、旭市では4名配置、1人5校を担当し、市内小中学校20校を日替わりで訪問しています。また、匝瑳市では実施していません。 問 銚子さんまマラソン運営経費が昨年度に比べ約6割減少しているが、負担金が減った理由を伺います。 答 市の負担金が前年度と比較して約478万円減額となった主な理由は、銚子さんまマラソン実行委員会が自主財源の確保に尽力いただいたことが大きく、参加費をハーフが5,000円から6,000円に、10キロを4,000円から5,000円にそれぞれ1,000円ずつ値上げをし、133万7,000円の収入増となりました。また、実行委員会の役員が民間企業などを回り、協賛金の募集に力を入れていただいたことから、協賛金が前年度に比べ206万5,000円、率にして68%の増額となりました。 次に、
公営企業会計について申し上げます。 問 水道事業について、有収率が88.48%と、昨年度に比べて2.23ポイントの減となっているが、有収率が下がった原因は何か伺います。 答 対前年度比が減となった要因は、漏水などによる無効水量の増加によるもので、無効水量は令和元年度の全配水量の8.2%となっている状況です。水道局では、毎年水道管の漏水調査を専門業者に委託し実施しており、令和元年度は32件の漏水を発見しました。漏水の原因としては、主に水道管の老朽化によるものと考えられるため、引き続き漏水調査を行うとともに、計画的な老朽管更新を進めていきたいと考えています。 問 水道事業の業務状況が全体的に有収率、給水率とも下がっているが、特に使用率が下がっている業界としょうゆ醸造業、水産加工関係業者の使用状況について伺います。 答 業種別では、金額ベースで全ての業種で前年度より減となっており、その中でも旅館業が91.88%、缶詰製造業が93.72%と、対前年度で多く大きく割り込む状況となっています。しょうゆ醸造業については99.69%、水産物加工業については98.72%となっています。 問 病院事業会計における企業債明細書の機構資金、令和2年3月発行分7,370万円と1,260万円の使途を伺います。 答 令和元年度は、建物附属設備と医療機械備品の更新整備を行うために病院事業債8,630万円を借入れしました。このうち7,370万円は医療機械備品の更新整備で、システム保守の終了やウィンドウズ10に対応するため、医事会計システムと看護支援システム、オーダリングシステムの更新設備などのための借入れです。また、1,260万円は建物附属設備で、市立病院内の自動火災報知設備、受信機の改修工事のための借入れです。 問 リース資産の内容と、それらを購入ではなくリースにした理由を伺います。 答 リース資産は、健康づくり課の健康・地域医療推進室で使用している
公営企業会計システムとパソコンなど機器一式です。このシステムは630万円と高額であるため、5年リースで調達しています。 次に、特別会計について申し上げます。 問 国民健康保険事業の繰上充用の状況と要因を伺います。 答 平成27年度に保険料の不足が生じ、財政調整基金をほぼ全額取り崩したものの、なお不足したため、約6,300万円の繰上充用が生じ、平成28年度も保険料率の改定を行わなかったことから、単年度で約2億円の赤字、累計で約2億6,200万円の繰上充用となりました。平成29年度も単年度で約500万円の赤字、累計で約2億6,700万円の繰上充用となりました。繰上充用が生じた要因は、保険料必要額を集めることができなかったことによるものです。平成30年度以降は、国民健康保険事業が広域化され、国費が投入されたことにより、保険料必要額は減少、単年度黒字に転換し、令和元年度の繰上充用額は7,480万3,000円まで減少しており、令和4年度末での解消を目指していきます。 問 はり・きゅう・マッサージ施術給付の対象者と利用実績を伺います。 答 はり・きゅう・マッサージ施術給付の事業対象者は、本市の国民健康保険に加入している60歳以上の被保険者であって、末梢神経疾患または運動機能疾患の自覚症状を持つ人で、利用券は600円の券が16枚つづり1セットで配付されます。1回当たり600円の補助で、年間16回の利用が可能です。令和元年度の利用実績は、利用券は101人、計1,616枚配付し、延べ利用枚数は950枚、利用率は58.8%です。 問 下水道施設災害復旧経費の内容について伺います。 答 災害復旧経費の内訳は、令和元年の台風15号により被災した芦崎終末処理場のボイラー棟及び脱水機棟の出入口シャッター等の改修工事291万5,000円、停電の発生に伴う芦崎終末処理場自家発電機運転用の重油購入代74万7,220円、可搬型発電機の借上料5万2,800円です。なお、この経費の特定財源として市有物件建物損害共済災害共済金139万円を見込んでいましたが、現時点で未収入です。 問 介護保険事業の紙おむつの給付と配食サービス利用者数が昨年度に比べ減少しており、これは
緊急財政対策によるものと思うが、どのような見直しを行ったのか伺います。 答
緊急財政対策により、平成31年4月から紙おむつの給付は、新規の申請者に対し、従来の認定要件に給付対象者と属する世帯の世帯員全てが非課税であることを加え、また配食サービスは新規受付を中止しています。両事業とも令和2年度末をもって廃止する予定です。 続いて、討論に入り、1委員より反対の立場から、病院事業会計については、一般会計からの繰り出しが増加して一般会計が大変厳しくなっている状況があります。市立病院の経営改革が第一と考えますが、元年度の決算の中ではそういった状況があまり見られなく、繰り出しが多くなっているため、ぜひ市立病院の経営改革というものを今後やっていただきたい。また、国保会計については、繰上充用がずっと続いており、早急に改善すべきであり、それが令和3年、4年まで続くという状況は市民にとっても福祉の立場から、これは改善しなくてはならないと考えます。繰上充用を早急に改善することを願います。以上のことから、議案第13号、議案第14号の2議案について反対いたしますとの反対討論がありました。 以上のとおりでありましたので、ご報告申し上げます。
○議長(
岩井文男君) 以上で
決算委員会委員長報告は終わりました。 この際、10分間休憩いたします。 午前11時04分 休 憩 午前11時14分 再 開
○議長(
岩井文男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) 質疑なしと認めます。 それでは、これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 ただいま議題となっております決算議案について、これより採決をいたします。 採決は、各議案ごとに行います。 お諮りいたします。最初に、議案第11号については委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第12号については委員長報告のとおり原案を可決及び認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第13号については委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
岩井文男君) 起立多数であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第14号については委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
岩井文男君) 起立多数であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第15号については委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第16号については委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第17号については委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、本日の議事日程中、銚子市
選挙管理委員及び同補充員の選挙がありますので、先例に倣い、これより全員協議会室において議員協議会を開催いたします。 この際、暫時休憩いたします。 午前11時17分 休 憩 午前11時23分 再 開
○議長(
岩井文男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△銚子市
選挙管理委員及び同補充員の選挙について
○議長(
岩井文男君) 日程第4、銚子市
選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。 まず、銚子市
選挙管理委員及び同補充員の選挙執行の理由を申し上げます。 銚子市
選挙管理委員、谷口博則君、押田和彦君、佐久間啓子君、箱家秀晴君、同補充員、石毛俊三君、大澤利江君、神尾恒子君、木戸秋みどり君は、令和2年12月24日をもって任期が満了となりますので、選挙を行うものであります。 この法律の根拠につきましては、お手元に配付の印刷物のとおりであります。 最初に、銚子市
選挙管理委員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 指名いたします。 銚子市
選挙管理委員に谷口博則君、押田和彦君、佐久間啓子君、箱家秀晴君、以上の諸君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました諸君を当選人と定めることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました諸君が銚子市
選挙管理委員に当選されました。 続いて、同補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 指名いたします。 銚子市
選挙管理委員の補充員に木戸秋みどり君、久保英二君、神原弘明君、白土勝子君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました諸君を当選人と定め、補充の順位は指名の順位とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました諸君が銚子市
選挙管理委員の補充員に当選されました。 この際、
選挙管理委員に対する当選告知のため、暫時休憩いたします。 午前11時26分 休 憩 午前11時29分 再 開
○議長(
岩井文男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、銚子市
選挙管理委員に当選されました諸君から自己紹介と代表者による挨拶があります。 それでは、自己紹介をお願いいたします。 〔谷口博則君登壇〕
◎谷口博則君 私は、松本町に在住いたします谷口博則と申します。よろしくお願いいたします。 〔押田和彦君登壇〕
◎押田和彦君 私は、西小川町に居を構える押田和彦といいます。よろしくお願いいたします。 〔佐久間啓子君登壇〕
◎佐久間啓子君 私は、海鹿島町在住の佐久間啓子と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。 〔箱家秀晴君登壇〕
◎箱家秀晴君 私は、新生町在住の箱家秀晴と申します。よろしくお願いいたします。
○議長(
岩井文男君) それでは、代表者から挨拶をいただきます。 〔谷口博則君登壇〕
◎谷口博則君 私は、ただいまご選任いただきました谷口でございます。委員を代表してご挨拶を申し上げます。このように権威ある場所からご挨拶できますことは、誠に光栄に存じます。このたびの
選挙管理委員の任期満了に伴いまして、議員の皆様からご選任いただきましたことを心からお礼申し上げます。その重大な職に就きますことは、大変身の引き締まる思いでございます。
選挙管理委員に就任する以上は、微力ではございますが、市民のため、また銚子市のために適正な選挙が行われますよう誠心誠意努力をいたす所存でございます。どうぞ議員の皆様におかれましても私どもにより一層のご指導を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、委員を代表してのご挨拶とさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
岩井文男君) 以上で挨拶は終わりました。
△議案第3号~議案第10号、議案第13号、議案第14号の上程、説明
○議長(
岩井文男君) 日程第5、議案第3号から議案第10号及び議案第13号、議案第14号の10議案を一括議題といたします。 議案を職員に朗読させます。 〔職員朗読〕
○議長(
岩井文男君) 提案理由の説明を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(安藤隆君) それでは、別冊の補正予算書の1ページを御覧ください。議案第3号 令和2
年度銚子市
一般会計補正予算(第6号)について提案理由を説明します。 第1条第1項は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3,664万5,000円減額し、総額をそれぞれ360億9,180万4,000円にしようとするものです。同条第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額を2ページから4ページの第1表のとおりにしようとするものです。 第2条は継続費の補正で、5ページの第2表のとおり、河川整備事業について事業費の総額及び年割額を定め、継続費を追加しようとするものです。 第3条は繰越明許費の補正で、6ページの第3表のとおり、市民意識調査事業ほか2事業の予算について、新たに翌年度へ繰り越して使用できるよう繰越明許費を追加しようとするものです。また、市民センター整備事業は、感染症対策追加工事に伴い、翌年度へ繰り越して使用できる予算を増額するため、既に設定してある繰越明許費を変更しようとするものです。 第4条は債務負担行為の補正で、7ページから80ページの第4表のとおり、広報ちょうし印刷など、令和3年度またはその後複数年度にわたる事業で、令和3年度当初から契約の履行が必要なものなどで、年度内に契約を締結する必要があるもの20件について債務負担行為を追加で設定しようとするものです。第5条は地方債の補正で、9ページの第5表のとおり地方債を追加及び変更しようとするものです。 なお、74、75ページに継続費に関する調書が、76ページから81ページに債務負担行為に関する調書が、82、83ページに地方債の現在高に関する調書が記載してありますので、後ほどご参照ください。 それでは、歳入歳出予算の内容について説明します。まず、歳入ですが、12ページを御覧ください。今回の補正予算で必要となる一般財源は、表の一番右下に記載のとおり3,678万2,000円で、その内訳は13、14ページを御覧ください。1款1項市民税及び6項入湯税は市税収入の減額で、1項1目市民税の個人で1億8,972万7,000円、2目法人で4,636万4,000円、6項1目入湯税で673万円、合計で2億4,282万1,000円の減額計上です。 9款1項地方特例交付金1,201万5,000円は、個人住民税減収補てん特例交付金などの追加計上です。10款1項地方交付税3億1,723万4,000円は、普通交付税の額の決定に伴う追加と地方バス路線運行維持費補助金の増加分に係る特別交付税の追加計上です。 13款1項7目土地使用料640万円は、道路上の工事用施設の設置など一時的な占用が増加したことに伴う道路占用料の追加計上です。 17、18ページを御覧ください。18款2項1目財政調整基金繰入金6,962万6,000円の減額は、今回の補正で生じる一般財源の余剰を同基金からの繰入金の減額により調整しようとするものです。21款1項11目臨時財政対策債1,358万円は、発行可能額の決定に伴う追加計上です。 続きまして、歳出とその財源について、別途お配りしてあります資料、12月補正予算事業概要に沿って説明をさせていただきたいと思います。今回提案させていただく
一般会計補正予算(第6号)も前回までと同様、大きく3つに区分しております。 まず、1つ目が国の
新型コロナウイルス感染症対応
地方創生臨時交付金を活用して行う地方単独事業です。こちらが資料の1ページから2ページ、事業番号で1番から13番までの事業です。事業費の確定などにより生じた臨時交付金の減額分を新たな事業へ再配分しようとするもので、国の一次補正分と二次補正分を合わせた臨時交付金の総額9億3,589万7,000円に変わりはございません。 2つ目は、別の国の補助制度を活用する事業で、その地方負担分について
地方創生臨時交付金を活用するものです。資料の3ページ、事業番号14番から16番までの事業になります。この3事業は、いずれも全部または一部の経費が臨時交付金の対象外とされたことによる財源更正が含まれています。 3つ目は、資料の4ページから7ページ、事業番号では17番から49番までの事業で、臨時交付金とは関連のないその他の事業になります。人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定などに準じた給与改定及び職員数や職員構成の変動などに伴う人件費の補正もこの中には含まれております。 なお、今回の補正予算では、事業を追加、変更などのほか、事業費の決算の見込みなどから不用額を減額しようとするもの21件、国の補助金の交付決定に伴う財源更正1件が含まれています。いずれも
地方創生臨時交付金の新たな事業への再配分や他の事業の予算の確保を目的としたもので、これらの事業につきましては、具体的な説明は省略させていただきますので、ご了承願います。 それでは、追加、変更を予定する事業を中心に説明させていただきます。1ページを御覧いただきたいと思います。1番、
企画財政課企画室、市民意識調査経費は、
新型コロナウイルスの影響による生活様式の変化などを把握し、今後の市政に反映するため、市民意識調査を実施しようとするものです。特定財源は、全額国の
新型コロナウイルス感染症対応
地方創生臨時交付金ですが、繰越明許費を設定し、翌年度に繰り越して事業を実施予定です。 なお、以降特に説明を加えさせていただくもの以外、事業番号13番までの事業の特定財源は全て
地方創生臨時交付金になります。 3番、
子育て支援課、公立保育所換気システム設置経費は、感染症対策として第二保育所と第四保育所の保育室に空調換気設備を設置しようとするものです。 6番、都市整備課都市整備室、
都市計画図デジタルデータ整備経費は、都市計画事業の基礎となる都市計画基本図をインターネットで閲覧できるようデジタルデータ化することにより、非接触、非対面型のサービスを提供しようとするもので、こちらも繰越明許費を設定し、翌年度に繰り越して事業を実施予定です。 なお、臨時交付金のほか一般財源をこちらでは充てていますが、これは他の
地方創生臨時交付金を活用する地方単独事業で事業費の確定などにより予算額と実際の臨時交付金の必要額に差が生じたときにこの事業の財源として臨時交付金を充当しようとするもので、国から交付される臨時交付金をできる限り全て有効に活用するための措置となっております。ご理解をいただきたいと思います。 7番、生活環境課、斎場安全・安心確保経費は、斎場における感染症対策として、待合室に設置している3人掛けのソファーを1人掛けのものに交換しようとするものです。 2ページを御覧ください。12番、社会教育課、市民センター換気システム改修経費は、9月の補正予算に計上したホールなどの空調換気設備改修工事に加え、会議室や調理実習室への空調換気設備設置など、感染症対策の追加工事を実施しようとするものです。9月補正分と合わせ、一部の経費を除き繰越明許費を設定し、翌年度に繰り越して事業を実施予定です。特定財源として、
地方創生臨時交付金のほか、がんばれ銚子ふるさと応援基金繰入金を充てています。 13番、
公正図書館安全・安心確保経費は、感染症対策として
公正図書館の第一学習室に空調換気設備を設置しようとするものです。 3ページを御覧ください。次に、
地方創生臨時交付金事業の国庫補助事業分について説明をします。14番、学校教育課教育総務室、公立学校施設衛生環境改善経費は、9月補正予算に計上した清水小学校ほか3校のトイレ洋式化の経費が
地方創生臨時交付金の対象外とされたため、本年度は洋式化率が最も低い本城小学校に限って改修工事を実施しようとするもので、予定していた清水小学校ほか2校の改修は翌年度以降、補助金を活用し、計画的に実施することとしたため、本年度予算化していた事業費が減額となったものです。 なお、本城小学校のトイレの改修についても、小学校大規模改修事業として、一部の経費を除き繰越明許費を設定し、翌年度に繰り越して事業を実施予定です。特定財源で、
地方創生臨時交付金の減額分はがんばれ銚子ふるさと応援基金繰入金と地方債で対応予定です。 15番、16番、学校教育室、GIGAスクール構想加速化経費は、Wi―Fi環境が整っていない家庭への貸出用として通信機器、モバイルルーターを購入しようとするものです。 なお、6月の補正予算に計上した小中学校のネットワーク環境整備に係る経費が先ほどの14番の事業と同様に臨時交付金の対象外とされたため、その財源更正も含んでいます。これらの経費についても、特定財源の
地方創生臨時交付金の減額分はがんばれ銚子ふるさと応援基金繰入金と地方債で対応予定です。 4ページを御覧ください。次に、その他の事業について説明します。18番、
企画財政課企画室、地域再生基金管理経費は、令和2年9月2日に有限会社ブライトピック千葉様よりご寄附いただいた100万円を地域再生基金に積み立てようとするものです。 20番、
地方バス路線運行維持費補助経費は、6月の補正予算で計上したバス路線の赤字に対する補助のうち旭~銚子線の実績が固まり、赤字幅が想定より拡大してしまったことから、追加の補助をしようとするものです。特定財源は、がんばれ銚子ふるさと応援基金繰入金で、先ほど歳入で説明しましたが、一般財源として補助額の80%に相当する額の特別交付税を見込んでいます。 5ページを御覧ください。25番、市民課保険年金室、国民健康保険事業特別会計繰出経費は、人件費の補正に伴う一般会計からの繰出金です。 26番、後期高齢者医療事業特別会計繰出経費は、人件費の補正に伴う繰出金の減額とシステム改修に係る繰出金の増額になります。 27番、
社会福祉課社会福祉室、
生活保護扶助経費は、受給者の増加などに伴い、住宅扶助費、医療扶助費の不足が見込まれることから増額するもので、特定財源は国の負担金です。 28番、障害者支援室、その他心身障害福祉関係経費は、制度改正などに伴うシステム改修で、特定財源は国の補助金です。 29番、障害児支援給付経費は、利用日数の増加に伴い、放課後等デイサービス支援費の不足が見込まれることから増額するもので、特定財源は国と県の負担金です。 31番、観光商工課、その他観光振興経費は、老朽化が著しい千人塚前公衆トイレの撤去工事で、特定財源は地方債です。 32番、農産課、経営所得安定対策等推進経費は、水田の有効活用を推進するため、主食用米から飼料用米などへ転換する農家などに対し経費の一部を補助しようとするもので、特定財源は全額県の補助金です。 33番、森林環境基金管理経費は、森林環境譲与税の森林環境基金への積立ての追加計上です。 6ページを御覧ください。34番、都市整備課土木室、市道改良整備経費は、JR銚子駅跨線人道橋の応急的な補修に要する
業務委託料と市道補修など緊急対応工事に係る経費の追加計上です。 35番、河川整備経費は、正明寺町地内の高田川護岸新設工事で、特定財源はがんばれ銚子ふるさと応援基金繰入金と地方債です。令和2年度と3年度の継続費を設定しています。 40番、生活環境課、最終処分場管理経費は、一般廃棄物最終処分場浸出水処理施設の活性炭交換業務と沈殿槽汚泥かき寄せ機の整備工事になります。 41番、学校教育課教育総務室、小学校大規模改修経費は、明神小学校の校舎屋上に設置している受水槽や高架水槽などの老朽化が著しいため、耐震対策工事を実施しようとするもので、小学校大規模改修事業として、一部の経費を除き繰越明許費を設定し、翌年度に繰り越して事業を実施予定です。特定財源は、国の交付金と地方債です。 7ページを御覧ください。学校教育室で、43番、その他小学校管理運営経費、44番、その他中学校管理運営経費は、小中学校の統廃合による学区変更に伴うシステムの改修です。 48番、
選挙管理委員会事務局、市長選挙及び
市議会議員補欠選挙経費は、令和3年5月16日任期満了の銚子市長選挙及び同日実施予定の
銚子市議会議員補欠選挙に係る帳票類の印刷代です。 49番、人件費の補正ですが、この事業費にはこれから説明する職員給与費などに関する経費のほか会計年度任用職員の通勤費相当分の費用弁償及び児童手当が含まれています。 それでは、職員給与費などにつきましては、説明の都合上、補正予算給与費明細書により一括説明をさせていただきます。申し訳ございませんが、もう一度別冊の補正予算書にお戻りいただきまして、こちらの65ページを御覧いただきたいと思います。補正予算書の65ページになります。まず、特別職は補正前と比較して、その他の特別職で5人分、報酬が15万円減額となっています。 続いて、66ページを御覧ください。次に、一般職について説明します。職員数は、補正前と比較して、常勤の職員が1人、再任用短時間勤務職員、任期付短時間勤務職員及びパートタイム会計年度任用職員が10人の増となっております。金額では、報酬で1,873万1,000円、給料で537万3,000円、職員手当で419万5,000円の増で、共済費で809万2,000円の減、合計では2,020万7,000円の増となっています。 67ページを御覧ください。アの会計年度任用職員以外の職員ですが、常勤の職員は1名の増となっているものの、短時間勤務職員が21名の減となっていることから、給料で452万5,000円、職員手当で78万4,000円、共済費で1,232万3,000円、合計で1,763万2,000円の減となっています。 イの会計年度任用職員は、パートタイム職員が補正前より31名増加していることなどから、報酬で1,873万1,000円、給料で989万8,000円、職員手当で497万9,000円、共済費で423万1,000円、合計で3,783万9,000円の増となっています。 68、69ページには会計年度任用職員以外の職員の給料及び職員手当の増減額が、70ページから73ページにかけては給料及び職員手当の状況が記載してありますので、後ほどご参照いただければと存じます。 なお、今回の給与改定に伴う期末手当の減額では、69ページに記載してありますが、一般会計で998万7,000円の減額を見込んでいます。 以上で議案第3号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) この際、10分間休憩いたします。 午前11時57分 休 憩 午後 零時07分 再 開
○議長(
岩井文男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 水道局長。
◎水道局長(網中紀之君) 続きまして、同じく補正予算書の84ページを御覧ください。議案第4号令和2
年度銚子市
水道事業会計補正予算(第1号)について説明します。 第2条は、資本的支出の補正です。予算第4条本文括弧書きは、補てん財源の内訳です。本議案のとおり補正しますと、資本的収支不足額が90万9,000円の増額となりますので、括弧書き中の7億9,058万2,000円を7億9,149万1,000円に増額し、この補てん財源として過年度分損益勘定留保資金を90万9,000円増額し、7億4,185万7,000円を7億4,276万6,000円にしようとするものです。 第4項補助金返還金は、既定予算がありませんので、90万9,000円の増額補正をしようとするものです。これは、令和元年度の消費税納付額計算において、特定収入割合が5%以下になったことから、県補助金により賄われる消費税額は仕入控除税額となり、補助対象外となってしまうため、その税額分を県に返還するための予算計上です。なお、85ページ、86ページに補正予算実施計画を添付しておりますので、後ほどご参照ください。 以上で議案第4号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 市民課長。
◎市民課長(林広泰君) 続きまして、補正予算書の87ページを御覧ください。議案第5号 令和2
年度銚子市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について提案理由を説明します。 第1条第1項は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ406万円を増額し、総額をそれぞれ77億646万1,000円にしようとするものです。同条第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額を88ページの第1表のとおりにしようとするものです。 第2条は債務負担行為で、89ページの第2表のとおり、国民健康保険診療報酬明細書点検業務委託ほか1事業について、令和3年度当初から業務の履行が必要となることから、年度内に契約を締結する必要があるため、あらかじめ債務負担行為を設定しようとするものです。なお、104、105ページに債務負担行為に関する調書が記載してありますので、後ほどご参照ください。 それでは、歳入歳出予算の内容について説明します。この補正は、今回の給与改定に伴う期末手当の減額及び当初予算編成時からの人事異動などに伴う人件費の補正で、歳入歳出それぞれ406万円を増額しようとするものです。財源は、一般会計からの繰入金です。 以上で議案第5号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君)
高齢者福祉課長。
◎
高齢者福祉課長(伊藤浩幸君) 続きまして、同じく補正予算書の106ページを御覧ください。議案第6号 令和2
年度銚子市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について提案理由を説明します。 第1条第1項は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ148万1,000円を追加し、総額をそれぞれ59億7,495万2,000円にしようとするものです。同条第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額を107ページの第1表のとおりにしようとするものです。 それでは、歳入歳出予算の内容について説明します。まず、歳入から説明します。109、110ページを御覧ください。今回の補正予算で減額となる一般財源は、表の一番右下に記載のとおり183万2,000円で、111、112ページを御覧ください。5款2項3目事業費補助金331万3,000円の補正は、介護保険の制度改正に伴う介護保険システム改修に係る県の介護保険事業費補助金を計上したものです。 7款2項1目財政調整基金繰入金183万2,000円の減額補正は、介護保険の制度改正に伴う介護保険システム改修に係る県の介護保険事業費補助金で、不足する部分に充当するための増額と人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定などに準じた給与改定及び当初予算編成時からの人事異動等に伴う人件費に対応する減額をそれぞれ計上したものです。 続きまして、歳出について説明します。別冊の12月補正予算事業概要8ページの下の段を御覧ください。事業番号1番、一般管理費は、介護保険の制度改正に伴う介護保険システムの改修に要する経費で、特定財源は県補助金及び介護保険事業財政調整基金繰入金です。 事業番号2番、職員給与費等は、今回の給与改定及び当初予算編成時からの人事異動などに伴う人件費の減額補正で、介護保険事業財政調整基金繰入金を減額するものです。 以上で議案第6号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 市民課長。
◎市民課長(林広泰君) 続きまして、補正予算書の124ページを御覧ください。議案第7号 令和2
年度銚子市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について提案理由を説明します。 第1条第1項は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ204万6,000円を増額し、総額をそれぞれ9億904万6,000円にしようとするものです。同条第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額を125ページの第1表のとおりにしようとするものです。 それでは、歳入歳出予算の内容について説明します。まず、歳入から説明しますので、127ページ、128ページを御覧ください。128ページの表の一番右下のとおり、今回の補正で必要となる一般財源はありません。 続きまして、歳出について説明します。別冊の12月補正予算事業概要の9ページを御覧ください。1番、一般管理費は、平成30年度税制改正に伴う後期高齢者医療システムの改修に要する経費で、特定財源は国庫補助金及び一般会計からの事務費繰入金です。 2番、職員給与費等は、今回の給与改定及び当初予算編成時からの人事異動などに伴う人件費の減額補正で、特定財源の一般会計からの繰入金を併せて減額するものです。 次に、議案書の10ページを御覧ください。議案第8号 銚子市
国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を説明します。平成30年度税制改正における法人所得課税の見直しに伴う国民健康保険法施行令の改正により、国民健康保険料の減額に係る基準が改められたことから、条例においても同様の措置を講ずるほか、所要の改正をしようとするものです。 改正の内容は、保険料を減額する場合の軽減判定所得の算出に用いる基礎控除額をこれまでの33万円から43万円とするほか、給与所得者及び公的年金等の支給を受ける者が2人以上の世帯では給与所得者等の数から1を引いた数に10万円を掛けた額を加算して控除することで不利益が生じないよう調整を図るものです。 このほか、目次及び第3章の規定は、児童福祉施設に入所している児童など扶養義務者のない者について、国民健康保険の被保険者としない旨の規定を整備しようとするものです。 この条例の施行期日は、令和3年1月1日です。ただし、目次及び第3章の改正については公布の日から施行します。 以上で議案第7号及び議案第8号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 税務課長。
◎税務課長(柴紀充君) 続きまして、同じく議案書の16ページを御覧ください。議案第9号
地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定について、提案理由を説明します。 地方税法の改正に伴い、延滞金の割合の見直しとともに、特例基準割合の用語が改められたことから、関係する銚子市公共下水道事業受益者負担に関する条例、銚子市営住宅の設置及び管理に関する条例及び銚子市債権管理条例において規定の整備をしようとするものであります。 以上で議案第9号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君)
高齢者福祉課長。
◎
高齢者福祉課長(伊藤浩幸君) 続きまして、同じく議案書の20ページを御覧ください。議案第10号銚子市
養護老人ホームの設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定について、提案理由を説明します。 銚子市
養護老人ホーム長崎園は、施設の老朽化が進んでおり、利用者も減少していることから、同施設を閉園するため、条例を廃止しようとするものであります。 以上で議案第10号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君)
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(山口学君) 同じく議案書の28ページを御覧ください。議案第13号 公の施設に係る
指定管理者の指定について、提案理由を説明します。 銚子市
海鹿島保育所は、現在、平成28年度から令和2年度までの5年間、社会福祉法人銚子市社会福祉事業団を
指定管理者として指定し、運営しています。令和3年3月31日をもって指定期間が終了するため、引き続き
指定管理者を指定しようとするものであります。
指定管理者の選定に当たり、同保育所は令和4年度末で閉所することとしているため、指定期間は令和3年4月1日から令和5年3月31日までの2年間としています。 また、
指定管理者が替わることとなった場合、閉所直前に子どもたちや保護者に影響を与えることが懸念されること、それからこれまで長年施設の管理運営を行ってきたことを考慮し、現在の
指定管理者である社会福祉法人銚子市社会福祉事業団を
指定管理者候補者とすることが適当であると判断し、公募によらず
指定管理者選定委員会の審査を経て候補者として選定したところであります。つきましては、同事業団を
指定管理者として指定しようとするため、
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を得ようとするものであります。 続いて、議案書の30ページを御覧ください。議案第14号 公の施設に係る
指定管理者の指定について、提案理由を説明します。銚子市
放課後児童クラブは、平成28年度から令和2年度までの5年間、社会福祉法人啓愛会を
指定管理者として指定し、運営しています。令和3年3月31日をもって指定期間が終了するため、引き続き令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間を指定期間とし、
指定管理者を指定しようとするものであります。
指定管理者の選定に当たり、公募を行った結果、2法人から応募があり、審査の結果、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社を
指定管理者候補者として選定しました。つきましては、同社を
指定管理者として指定しようとするため、
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を得ようとするものです。 以上で議案第13号及び第14号の説明を終わります。よろしくご審議ください。
○議長(
岩井文男君) 以上で説明は終わりました。 ただいま議題となっております議案第3号から議案第10号及び議案第13号、議案第14号の10議案に対する質疑は、議事の都合により12月1日に行うことにいたします。
△議案第1号、議案第2号、議案第11号、議案第12号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
岩井文男君) 日程第6、議案第1号、議案第2号、議案第11号及び議案第12号の4議案を一括議題といたします。 議案を職員に朗読させます。 〔職員朗読〕
○議長(
岩井文男君) 提案理由の説明を求めます。 総務課長。
◎総務課長(宮澤英雄君) それでは、議案書の1ページを御覧ください。議案第1号 銚子市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について説明します。 令和2年10月7日付の人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じ、再任用職員、一般任期付職員及び任期付短時間勤務職員並びに会計年度任用職員を除いた一般職の職員の期末手当の改定を行うため、所要の改正をしようとするものです。 内容は、期末手当の年間の支給割合を現行の2.6月分から0.05月分引き下げ、2.55月分に改めることとし、本年度12月期の期末手当を1.3月分から1.25月分に、令和3年度以降は6月期及び12月期の期末手当をそれぞれ1.275月分に改定するものです。また、特定任期付職員の期末手当の支給割合も0.05月分引き下げようとするものです。 改正の内容は以上のとおりですが、本年度の期末手当の支給割合の改定は令和2年12月1日から適用するものとし、令和3年度以降の期末手当の支給割合の改定は令和3年4月1日から適用しようとするものです。 以上で議案第1号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 学校教育課長。
◎学校教育課長(宇野聡君) 続きまして、議案書の6ページを御覧ください。議案第2号
銚子市立高等学校教育職員の給与等に関する条例及び銚子市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を説明します。 令和2年10月14日付の千葉県人事委員会勧告に基づく千葉県職員の給与改定に併せ、市立高等学校の教育職員について、千葉県教育職員との均衡を考慮し、期末手当の改定を行うため、所要の改正をしようとするものです。 それでは、改正の内容について説明します。職員手当の改正ですが、民間給与との均衡を図るため、期末手当の年間の支給割合を現行の2.6月分から0.05月分引き下げ、2.55月分に改めることとし、本年度12月期の期末手当を1.25月分に、令和3年度以降は6月期及び12月期の期末手当をそれぞれ1.275月分に改定しようとするものです。 改正の内容は以上のとおりですが、本年度の期末手当に係る改定は令和2年12月1日から適用するものとし、令和3年度以降の期末手当に係る支給割合に係る改定は令和3年4月1日から改正を行おうとするものです。 続きまして、議案書の22ページを御覧ください。議案第11号 財産の取得について提案理由を説明します。GIGAスクール構想の実現のため、市内小学校児童及び中学校生徒並びに教職員に対しタブレット端末を整備する必要があることから、これを購入しようとするもので、この財産の取得に当たり、
地方自治法第96条第1項第8号及び銚子市市有財産及び契約に関する条例第3条の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。今回の
タブレット端末一式の購入に当たりまして、一般競争入札の結果、株式会社東総コンピューターシステムが落札し、本年11月2日に物品供給に関する仮契約を締結しているところです。 続きまして、議案書の25ページを御覧ください。議案第12号 財産の取得について提案理由を説明します。GIGAスクール構想の実現については、市内小学校11校及び市内中学校5校に高速大容量ネットワーク環境、校内無線LANを整備しようとするものでありますが、銚子市小中学校
情報通信ネットワーク環境更新整備業務の契約締結において、情報通信ネットワーク環境構築等に必要な通信機器、部材等一式の取得が含まれることから、併せて財産の取得をしようとするもので、この財産の取得に当たり、
地方自治法第96条第1項第8号及び銚子市市有財産及び契約に関する条例第3条の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。 今回の情報通信ネットワーク環境更新整備に当たりましては、設計から調達、設置、通信設定までを一括契約とするため、指名型プロポーザルを実施したところ、2者から応募があり、審査委員会での審査の結果、銚子インターネット株式会社を優先交渉権者として選定したものです。その上で、本年11月6日に物品供給に関する仮契約を締結しているところです。 以上で議案第2号、議案第11号及び議案第12号の説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(
岩井文男君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。
石上友寛議員。
◆石上友寛君 それでは、議案第11号、そして12号について質疑をさせていただきます。 まず、11号ですけれども、タブレット端末の契約に関して詳細を伺いたいと思いますが、端末の単価、導入するソフトウエアの単価、その他経費の内訳についてお聞かせください。 また、12号に関しても、同じくネットワーク環境更新整備業務に関して、整備のスケジュール、整備及び工事金額の内訳、こちらについてお伺いいたします。
○議長(
岩井文男君) 学校教育課長。
◎学校教育課長(宇野聡君) それでは初めに、端末の単価等についてご説明いたします。 端末、充電アダプター、タッチペンを含め、1台約4万1,000円、ソフトウエアと3年間の物損補償で1台約7,000円、端末の設定、搬入、設置で1台約4,000円、その他クラウド環境の設定で1台当たり約2,500円、合計1台5万4,500円プラス消費税で、1台当たり6万円になります。なお、6万円掛ける購入台数3,467台で、2億802万円が概算額となります。 続いて、情報通信ネットワークの概算の内訳です。設計業務で約120万円、調達、設置業務で約9,320万円、通信設定業務で約660万円、合計1億100万円プラス消費税で約1億1,100万円となります。 続いて、整備のスケジュールについてです。11月中の本契約となった場合ですが、12月中旬までに各小中学校の詳細調査を行い、2月までに機器の設定、施工、設置を行い、3月中旬までに動作確認を行い、3月19日までの引き渡しとなっております。
○議長(
岩井文男君)
石上友寛議員。
◆石上友寛君 それでは、今契約の詳細についてお伺いいたしましたが、議案書のほうで端末の納期3月19日、整備も3月19日となりますが、こちらは確認ですけれども、まず間違いなく、この導入整備のほうはしっかりとできるのかどうか、業者との連携は取れるのかどうかの再確認と、11号、12号ともに更新というのも今後ソフトウエアだったりとかネットワーク環境の部分で出てくるとは思いますが、更新の時期、また費用等、現時点でお分かりになればお伺いしたいと思います。また、そうなった場合の財源のほうはどうなのか、確認をしたいと思います。
○議長(
岩井文男君) 学校教育学校。
◎学校教育課長(宇野聡君) 初めに、納期についてでございます。端末につきましては、11月中の本契約であれば、納入期限である3月19日までの納品は確実に履行が可能です。また、ネットワーク環境整備のほうにつきましても、4班体制で同時進行により整備を行いますので、3月19日までの引渡しは確実に履行が可能となっております。なお、更新につきましての時期、費用、そして財源につきましては、後ほど書面で回答したいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
岩井文男君)
石上友寛議員。
◆石上友寛君 分かりました。もう一つだけ最後に確認させていただきます。こちらの11号、12号、2議案を合わせて3億円強の非常に大きな金額の契約事項でございます。こちらを議会のほうで委員会付託をせずに初日提案、即議決というふうな形になった経緯、この理由、お分かりになればお知らせいただきたいと思います。
○議長(
岩井文男君) 学校教育課長。
◎学校教育課長(宇野聡君) まず、タブレット端末につきましては、ほぼ全国一斉に令和2年度内の整備を行うため、供給体制が逼迫している状況にあります。よって、契約日が議会開会日、11月27日から議会閉会日、12月21日までと25日延びますと、納品日がそれ以上に遅くなることになります。事業者からは、11月中の契約であれば、納入期限である3月19日までの納品は確実に履行可能との回答を受けているため、できるだけ早い本契約とするため、開会初日に議決をお願いするものであります。タブレット端末の整備につきましては、GIGAスクール端末パッケージ選定委員会を設定し、機種の選定を行いました。この選定委員会は、6月末から委員の選定を開始し、委員会開催を8月から10月2日までに計4回開催し、検討したタブレット端末の仕様書を教育委員会に提出しました。この仕様書を基に入札事務を行い、11月2日に仮契約を締結したところです。予算額2億円を超える物品供給契約であるからこそ、端末の設定及び仕様書の決定を丁寧に、そしてスピード感を持って対応したところでございます。 続いて、
情報通信ネットワーク環境更新整備業務についてです。高速大容量ネットワーク環境、校内無線LANを整備するに当たりましては、最も適した契約の相手方となる候補者を厳正かつ公正に決定するため、情報通信ネットワーク環境更新整備プロポーザル審査委員会を設置し、審査を行いました。当初は、公募型プロポーザルとして募集し、2者が参加しましたが、この事業の見積り限度額1億5,008万円を、提出された見積額が2者ともこれを超過したため、契約不調となりました。その後、文部科学省より示されている標準仕様書の内容を精査、見直しをし、再募集をした結果、提出議案のとおり契約締結となったものです。 再募集に当たり、年度内に事業を完成させる必要があることから、契約に係る標準時間を短縮させるため、当初の公募型プロポーザルに参加した2者を指名し、指名型のプロポーザルを実施したところでございます。また、一度契約が不調となったことで、標準仕様書の見直しと再募集によって契約までの期間が2か月遅れており、ここからさらに契約日が議会開会日、11月27日から議会閉会日、12月21日まで25日延びますと、年度内の整備完成が困難となることから、できるだけ早い本契約とするため、開会日初日に議決をお願いするものです。 情報通信ネットワーク環境更新整備に当たり、通常の事務の流れでは、設計を外部委託し、それを基に機器類の調達と電気整備工事などの契約事務を行うことになりますが、時間がないことから設計、調達、設置、通信設定全てを一括契約とするプロポーザル方式といたしました。7月中旬に委員選定を行い、8月3日に公示、プレゼンテーションを9月2日に予定し、9月議会最終日までに提案できるよう事務を進めてまいりましたが、先ほど述べたとおり契約不調になり、契約まで2か月を要してしまったところでございます。
○議長(
岩井文男君)
鎌倉金議員。
◆鎌倉金君 議案第11号に関して質問します。 この教材をどのように活用するのか、その使用目的を教えていただきたいと思います。授業の補完に使うのか、あるいは学校内の連絡事項などに使うのか、その辺も併せて説明をお願いします。
○議長(
岩井文男君) 学校教育課長。
◎学校教育課長(宇野聡君) 端末の活用方法ということでございますが、このコロナ禍に入る前からGIGAスクール構想ということで、当初5年間かけて児童生徒1人当たり端末1台の設置ということが国のほうから言われておりました。ところが、このコロナ禍の中で自宅学習等の必要から年度内にということで、加速度的にこの話が進みました。そういった流れの中で今年進めてきたところでございます。目的としましては、まずは学校内で端末を1人1台持つことによって、授業で資料を整理したり、あるいはコミュニケーションツールとして活用することが可能です。また、家に持ち帰って、そして例えば4月、5月期のような臨時休業時に自宅で学習が可能になる、そういった活用方法を見越しております。
○議長(
岩井文男君) 笠原議員。
◆笠原幸子君 議案第1号と議案第2号について、そして議案第11号と第12号について質問いたします。議案第1号と第2号については、一般会計に与える影響は幾らなのか、まず伺います。 そして、議案第11号と議案第12号ですけれども、以前学校内のコンピューター設置のときには東西分けて設置したりしたような記憶があるんですけども、こういう時期ですので、1者ずつに受注させたことは、緊急だった、時間がなかったということですけども、分割発注などはできなかったのか、また地区ごとの発注などはできなかったのかというところを伺います。
○議長(
岩井文男君) 総務課長。
◎総務課長(宮澤英雄君) 議案第1号、第2号に伴います今回の改定で一般会計に与える影響額は約1,190万円の減額を見込んでおります。
○議長(
岩井文男君) 学校教育課長。
◎学校教育課長(宇野聡君) 分割して発注等できなかったかということについてです。 初めに、端末につきましては、小学校、中学校ともにタブレット仕様について同一といたしました。これは、児童生徒数により銚子市全体で数を融通し合うため、同一としたところです。仕様が小中学校の区分で違うのであれば分割しての発注も可能でしたが、今回は一括の発注となっております。 続いて、情報通信ネットワーク環境についてでございます。平成22年の校内LAN整備では地区を東西に分けて整備をしたところですが、今回は時間的余裕がないことから、設計、調達、設置、通信設定全てを一括契約とするプロポーザル方式としたことから、銚子市全体の整備となり、1者への発注となったところです。
○議長(
岩井文男君) 笠原議員。
◆笠原幸子君 議案第11号と12号については、大変だったということでしょうけども、慎重に今後対応していただきたいと思います。 議案の1号と2号についてですけども、1,190万円の減額ということですけども、この期末手当の問題、組合との合意はどうなのか、そして再任用職員や一般任期付職員、会計年度任用職員など今非常に多くなっていますが、それらの人たちの期末手当については含まないというふうになっていますけども、その一般職以外の皆さんの期末手当についてはどうなのか、あと組合との合意についてはどのようになってるのか伺います。
○議長(
岩井文男君) 総務課長。
◎総務課長(宮澤英雄君) 職員組合との合意についてですが、組合とは11月9日に市長交渉を行いまして、会計年度任用職員以外の職員の期末手当の支給割合の改定は合意となっております。会計年度任用職員の改定については、年度ごとの雇用のため、改定は今年度についてはしないということですが、令和3年度以降の会計年度任用職員の期末手当の支給割合の改定については継続交渉となっております。
○議長(
岩井文男君) 池田議員。
◆池田健一君 議案第11号に関して質問させていただきたいと思います。 タブレット端末の概要に関してなんですが、現状画面のサイズ、9から14インチとありますが、こちらのほうがもし決まっていれば、この幅が何なのかがちょっと分からなくて、もちろん9から14で、インチが変われば単価も変わってくると思います。もし現状9から14で分けている理由があるのであれば教えていただきたい。もしくは、もう決定しているのであれば、何インチを納品予定なのかをお伺いしたいのがまず1点です。 それと、先ほど
石上友寛議員からの質問があった中で、ソフトウエア7,000円のお金がかかるというふうに内訳でありましたが、マイクロソフト365エデュケーション、ギガプロモライセンス、5年分以上を有することとあります。基本自分の知識でいくと恐らく5年だと思うんですが、これは5年分以上ということで、実際納品のタブレットに関しては何年分を予定してるのか、分かれば教えてください。
○議長(
岩井文男君) 学校教育課長。
◎学校教育課長(宇野聡君) 初めに、画面のサイズが分けられているということでよろしいでしょうか。それと、2点目がソフトウエア、タブレットともに5年契約かどうかということでよろしいでしょうか。いずれにしましても、書面での回答とさせていただきます。
○議長(
岩井文男君) 池田健一議員。
◆池田健一君 ソフトウエアで7,000円、恐らく5年後ないしそれ以降に更新の時期は必ず、ライセンス契約になりますので、出てくると思います。その際には7,000円掛けの台数、そしてまた改修して更新するとなると恐らく3,000万円ぐらいのお金はかかってくるのかなと思いますので、その辺の財源の確保も含めて今後の課題となりますので、後で書面を頂いてからまた各担当課のほうには行きますので、よろしくお願いします。
○議長(
岩井文男君) 学校教育課長。
◎学校教育課長(宇野聡君) 財源を含めて検討してほしいというお話でよろしいでしょうか。検討してまいりたいと思います。
○議長(
岩井文男君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号、議案第2号、議案第11号及び議案第12号の4議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) 討論なしと認めます。 ただいま議題となっております議案について、これより採決をいたします。 採決は、各議案ごとに行います。 お諮りいたします。最初に、議案第1号について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第2号について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第11号について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第12号について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。
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銚子市議会常任委員会委員選任について