令和 2年 9月 定例会 令和2年9月
銚子市議会定例会 議 事 日 程 (第6号) 令和2年9月25日(金) 午前10時開議 日程第1 議案第1号から議案第4号及び議案第6号から議案第10号まで (
委員会委員長報告、質疑、討論、採決) 日程第2 陳情第16号 (
委員会委員長報告、質疑、討論、採決) 日程第3 議案第11号 令和元
年度銚子市
一般会計歳入歳出決算認定について 議案第12号 令和元
年度銚子市水道事業の未
処分利益剰余金の処分及び決算認定につい て 議案第13号 令和元
年度銚子市
病院事業決算認定について 議案第14号 令和元
年度銚子市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第15号 令和元
年度銚子市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第16号 令和元
年度銚子市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第17号 令和元
年度銚子市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について (上程、説明、質疑、
委員会付託、閉会中審査) 日程第4 発議案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方 税財源の確保を求める意見書について (上程、説明、採決) 〇本日の会議に付した
事件 議事日程のとおり 〇出席議員(18名) 1番 宮 崎 光 子 君 2番 桶 谷 範 幸 君 3番 野 平 仁 人 君 4番 吉 原 祐 真 君 5番 笠 原 幸 子 君 6番 池 田 健 一 君 7番 石 上 友 寛 君 8番 鎌 倉 金 君 9番 石 神 嘉 明 君 10番 加 瀬 栄 子 君 11番 桜 井 隆 君 12番 釜 谷 藤 男 君 13番 広 野 恭 代 君 14番 石 上 允 康 君 15番 地 下 誠 幸 君 16番 岩 井 文 男 君 17番 加 瀬 庫 藏 君 18番 宮 内 和 宏 君 〇欠席議員(なし) 〇説明のための出席者 市 長 越 川 信 一 君 副 市 長 島 田 重 信 君 教 育 長 石 川 善 昭 君 秘書広報 鴨 作 勝 也 君 課 長 企画財政 安 藤 隆 君 総務課長 宮 澤 英 雄 君 課 長 市民課長 林 広 泰 君 社会福祉 飯 島 茂 君 課 長 子 育 て 山 口 学 君 高 齢 者 伊 藤 浩 幸 君
支援課長 福祉課長 健 康 宮 内 伸 光 君 生活環境 山 口 重 幸 君 づ く り 課 長 課 長 水道局長 網 中 紀 之 君 〇
事務局職員出席者 事務局長 石 田 智 己 書 記 佐 野 仁 美 書 記 林 友 見 午前10時00分 開 議
○議長(
岩井文男君) これより本日の会議を開きます。
△諸般の報告
○議長(
岩井文男君) この際、諸般の報告をいたします。 最初に、市長から報告がありました
地方自治法第180条の規定による専決処分3件は、お手元に配付しておきましたので、ご了承をお願いいたします。 次に、本日
市議会議員から発議案1件が提出されましたので、ご報告いたします。 発議案の取扱いについては、
議会運営委員会を開催しましたので、
議会運営委員会委員長からその報告を求めます。
石上友寛議員。 〔石上友寛君登壇〕
◆石上友寛君
議会運営委員会を開催いたしましたので、そのご報告を申し上げます。 本日、
市議会議員から発議案1件の提出がありました。これが取扱いにつきましては、お手元に配付してあります議事日程(その2)のとおり、議事日程第4として本日の日程に追加し、正規の手続を省略し、即決することに決定いたしました。 以上のとおりでありますので、議員各位におかれましては、議事運営についてよろしくご協力くださるようお願い申し上げまして、
委員長報告を終わります。
○議長(
岩井文男君) 以上で
議会運営委員会委員長の報告は終わりました。
△議案第1号~議案第4号、議案第6号~議案第10号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
岩井文男君) これより日程に入ります。 日程第1、議案第1号から議案第4号及び議案第6号から議案第10号までの9議案を一括議題といたします。 去る9月3日の本会議において各委員会に付託いたしました各議案について、これよりその審査の経過と結果について各委員長の報告を求めます。 最初に、
総務企画委員会委員長、
桜井隆議員。 〔桜井 隆君登壇〕
◆桜井隆君 おはようございます。
総務企画委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月3日の本会議において当委員会に付託されました
議案審査のため、9月17日午前10時から本会議場において委員会を開催いたしました。 当日は、
委員全員が出席し、
理事者側から市長及び
関係課長等の出席を得て慎重に審査をいたしましたので、これより審査の経過及び結果についてご報告いたします。 当委員会に付託されました議案は、議案第6号 銚子市職員の
特殊勤務手当の支給に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第10号 銚子市280
MHz帯デジタル同
報無線システム設置工事請負契約締結について、以上の2議案であります。 まず、議案の審査結果から申し上げます。当委員会に付託されました議案第6号及び議案第10号については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、審査の過程における主な質疑について、要約して申し上げます。 問 議案第10号 銚子市280
MHz帯デジタル同
報無線システム設置工事請負契約締結について、契約内容の中に
メンテナンス費用は含まれているか伺います。 答 今回の契約には、
メンテナンス費用は含まれていません。工事が完了し、運用の開始に合わせて配信設備や送信設備を24時間遠隔監視するための保守契約を締結する予定です。 問 議案第10号 銚子市280
MHz帯デジタル同
報無線システム設置工事請負契約締結について、入札参加に必要な資格を伺います。 答 入札参加に必要な資格は、銚子市
建設工事等入札参加資格者名簿に登載されており、その上で建設工事のうち
電気通信工事の業者という要件などのほか、280
MHz帯デジタル同
報無線システム構築に係る技術協力が得られる
認定工事会社という特別な資格要件をつけています。 以上のような質疑応答の後、討論に入りましたが、討論はありませんでした。 以上のとおりでありましたので、報告いたします。
○議長(
岩井文男君) 次に、
教育民生委員会委員長、
加瀬栄子議員。 〔加瀬栄子君登壇〕
◆加瀬栄子君
教育民生委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月3日の本会議において当委員会に付託されました
議案審査のため、9月15日午前10時から本会議場において委員会を開催いたしました。 当日は、
委員全員が出席し、
理事者側から市長及び
関係課長等の出席を得て慎重に審査いたしましたので、これより審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。 当委員会に付託されました議案は、議案第7号 銚子市
児童発達支援センターの設置及び管理に関する
条例制定について、議案第8号 銚子市保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、以上の2議案であります。 まず、議案の審査結果から申し上げます。 当委員会に付託されました議案第7号については、
全員異議なく、議案第8号については賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、審査の過程における主な質疑について、要約して申し上げます。 問 議案第7号 銚子市
児童発達支援センターの設置及び管理に関する
条例制定について、
利用対象者は、
児童発達障害にあっては満2歳からとなっていますが、
利用許可権限があるのはどこで、P.171診断書は必要になるのか。また境界領域で地域の幼稚園、
保育所入所の者も対応するのか伺います。 答 利用できる児童は、身体、知的、発達障害を含む精神に障害のある児童で、
利用許可権限は障害のある児童が住んでいる市町村にあり、それぞれの手帳を持っていない児童については医師の意見書などでよく、療育の支援が必要であると判断されたときに利用することができます。市内や市外の幼稚園や保育所に通所中であっても、療育支援が必要な児童に対し必要なサービスの提供を行っています。 問 議案第8号 銚子市保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、
海鹿島保育所を廃止した
跡地の利活用をどのようにするのか。今まで関わってきた地域の方々、保護者のフォローをどのようにしていくのか伺います。 答 保護者を含めた地域の方に対するフォローについては、本年1月に
公立保育所再編方針案の
保護者説明会を2回、
地域住民説明会を2回開催し、3月市議会で銚子市
公立保育所再編計画再考を求める陳情に係る審議、採決を経て、市長決裁により再編方針を決定しました。本議案が可決されれば、12月から始まる来年の入所受付に際しては、令和4年度末の
海鹿島保育所の閉所を保護者に説明しながらの受付となります。また、地元の方々に対する
フォロー策にもなり得る
跡地の利活用についても、地元の方々の意見を聞きながら具体的な検討に入っていきたいと考えています。 以上のような質疑応答の後、討論に入り、一委員から、議案第8号 銚子市保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、閉所という外的要因で保育所が変わるのはお子さんにとって非常に残念なことであり、大勢の署名に表れますように保護者の希望は存続です。今回のコロナに関しても、休みが取れず、仕事に行かなければならない両親の下で、保育所というのは働く人にとって必要不可欠な施設であると思いますので、今回の保育所の設置及び管理に関する条例については卒所するまで続けてもらいたかったという希望がありますので、反対しますとの反対討論がありました。 以上のとおりでありましたので、報告いたします。
○議長(
岩井文男君) 次に、
産業建設委員会委員長、
石上允康議員。 〔石上允康君登壇〕
◆石上允康君
産業建設委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月3日の本会議において当委員会に付託されました
議案審査のため、9月16日午前10時から本会議場において委員会を開催いたしました。 当日は、
委員全員が出席し、
理事者側から市長及び
関係課長等の出席を得て慎重に審査いたしましたので、これより審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。 当委員会に付託されました議案は、議案第9号 銚子市使用料及び
手数料条例の一部を改正する
条例制定について、以上の1件であります。 まず、議案の審査結果から申し上げます。当委員会に付託されました議案第9号については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、審査の過程における主な質疑について、要約して申し上げます。 問 議案第9号 銚子市使用料及び
手数料条例の一部を改正する
条例制定について、現行の可燃ごみと不燃ごみが普通ごみになるなど大きな変更である。
コロナ禍の中、
住民説明会の開催は難しいと思うが、どのように周知していくか伺います。 答
市ホームページや広報で周知するほか、新たにごみの出し方について分かりやすく冊子にした
ごみ品目別一覧表を作成し、町内会を通じて配付する予定です。また、町内会からの要望により職員の出前説明も検討しています。 問 現在
資源廃棄物売払収入として令和元
年度決算額では約1,100万円の雑入があるが、広域化後この収入はなくなってしまうのか伺います。 答 広域化後、
広域ごみ処理施設で扱う資源ごみの売払い収入は、
東総地区広域市町村圏事務組合の収入となります。組合は、
施設運営費から直接搬入された
廃棄物処理手数料や売電収入、資源ごみの売払い収入を差し引いた残りを各市の負担金で賄うため、組合の収入分が各市の負担金に反映されます。 以上のような質疑応答の後、討論に入りましたが、討論はありませんでした。 以上のとおりでありましたので、報告いたします。
○議長(
岩井文男君) 次に、
予算委員会委員長、
加瀬庫藏議員。 〔加瀬庫藏君登壇〕
◆加瀬庫藏君
予算委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月3日の本会議において当委員会に付託されました
議案審査のため、9月15日午後1時30分から本会議場において委員会を開催いたしました。 当日は、
委員全員が出席し、
理事者側から市長及び
関係課長等の出席を得て慎重に審査いたしましたので、これより審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。 当委員会に付託されました議案は、議案第1号 令和2
年度銚子市
一般会計補正予算(第5号)、議案第2号 令和2
年度銚子市
病院事業会計補正予算(第1号)、議案第3号 令和2
年度銚子市
下水道事業会計補正予算(第1号)、議案第4号 令和2
年度銚子市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、以上の4議案であります。 まず、議案の審査結果から申し上げます。 当委員会に付託されました議案第1号から議案第4号については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、審査の過程における主な質疑について、要約して申し上げます。 問 議案第1号
一般会計補正予算中、
地域公共交通運行継続支援経費について、
銚子電鉄に対する今後の支援の方向性を伺います。 答
新型コロナウイルスの影響により、
銚子電鉄の直近数か月の営業損益は大変厳しい状況にありますが、最近はメディアへの露出が非常に増え、その効果もあって、
インターネットでの商品販売が好調であるほか、鉄道の客足も戻りつつあると伺っています。市としては、
ふるさと納税を財源とする
銚子電気鉄道応援基金を活用し、安全運行の維持に必要な支援を引き続き行うほか、
銚子電鉄は公共交通として、また観光のシンボル、銚子市のシンボルとして非常に重要であると認識しており、国や県の協力もいただきながらできる限りの支援をしていきたいと考えています。なお、今後の
まちづくりの観点から、
地域公共交通の在り方を検討していく中で
銚子電鉄に関する市の支援の在り方や考え方も検討し、取りまとめていくことになると考えています。 問 市庁舎、
小中学校等の
給水栓自動化経費について、
センサー式の蛇口に交換することによる具体的な効果を伺います。 答 洗面台の蛇口が
自動センター式になることで、手洗い後に蛇口に触れることがないため、
ウイルス感染拡大防止の効果が期待できます。特に市庁舎のトイレは不特定多数の方が使用することから、蛇口を非接触型のものに交換することにより、
感染リスクを抑えるという面で大変有効であると考えています。また、身体の不自由な方、障害のある方にとっても使いやすくなり、より快適にご利用いただけるのではないかと考えています。 問
ウェブ版ハザードマップ導入経費について、具体的な内容と
スマートフォンには対応しているのか伺います。 答 内容については、住宅地図の上に避難所や
各種ハザード情報を重ねて閲覧できる
ハザードマップのウェブ版となります。印刷機能を備えているため、指定した場所の地図や防災記事の印刷も可能となります。なお、
スマートフォンからの閲覧も想定した仕様となっており、
スマートフォンからのアクセスであれば、現在地からの情報取得も可能となっています。住所や現在地の検索などから
ハザードマップを簡単に閲覧できるようになり、災害に備える機会の増加につながるものと期待しています。 問 避難所の安全・
安心確保経費について、今回購入する折り畳み
避難ベッドの保管場所、使用条件、及び使用後の衛生管理を伺います。 答 折り畳み
避難ベッドは、避難所として指定している各
小中学校等の防災倉庫に分散して保管する予定ですが、避難所間での数の調整も必要となるので、
地域交流センター・銚子芸術村の体育館に一定数を保管する予定です。使用に当たっては、
コロナ禍における特別な配慮が必要な高齢者、基礎疾患のある方、妊産婦などを優先としますが、可能な限り
避難者全員に行き渡るように現場での調整をしたいと考えています。また、使用後は
アルコール消毒液で拭き取り、掃除をし、専用の収納袋に入れて防災倉庫に保管する予定です。 問
銚子市立病院事業継続支援経費と
医療機関等感染症対策支援経費について、
市立病院に対する支援額1億5,000万円と民間病院に対する支援額100万円の差は何か伺います。 答
銚子市立病院事業継続支援経費は、
コロナ禍において収支に大きな影響を受けている
市立病院の事業継続を支援しようとするものですが、
医療機関等感染症対策支援経費は、民間の医療機関などの経営支援が目的ではなく、医療機関などの運営に必要となる
感染症対策に要する経費の一部を支援しようとするもので、それぞれの目的が異なるため、支援額も異なっています。 問
妊産婦応援給付金経費について、この給付金は
母子健康手帳の冊数に合わせて給付金が支給さされるのか伺います。 答 この給付金は、一定の期間内に妊産婦が出産した、あるいは出産予定の子どもの数に応じて給付するものであるため、
母子健康手帳の冊数に応じて給付することになります。 問
プレミアム付商品券経費について、この商品券の
販売開始日、利用期間、販売方法及びどのような店舗で使用できるのか伺います。 答 販売については、11月10日から開始し、11月23日までは市役所、イオンしお
さいプラザ、
市民センターなど市内5か所で行い、その後は市役所で引き続き販売する予定です。利用期間は11月20日から令和3年2月末までを予定しています。商品券は、全市民が1人1冊購入できるよう、10月下旬に全世帯の
世帯主宛てに
商品券購入のための引換券を郵送し、購入の際には引換券を販売所に持参していただきます。販売時の密集を避けるため、引換券には町内ごとに購入できる販売所を指定して表示し、原則としてその
指定販売所での購入をお願いします。利用店舗については、事業の委託先である
商工会議所が登録を受け付けて取りまとめしていきますが、今回は中小の店で使える分を8,000円、共通券として大型店や中小の店両方で使える分を5,000円として、中小の店舗のほうにより多く配分をしています。 問
中小企業人材確保支援経費について、事業の詳細な内容を伺います。 答 この事業は、
新型コロナウイルスで落ち込んだ景気の回復期以降における地元企業の人材確保を支援しようとするものです。
新型コロナウイルスの影響が拡大していることにより、大勢が集まる行事が開催できなくなったため、若者が日常的に利用するユーチューブを活用し、
仕事紹介サイト「
Seeゴトバ」に
企業紹介動画を掲載することで、ウェブ上で
合同企業説明会と同じような企業PRを行おうとするものです。自社の紹介動画を有しない企業が多いため、
銚子商工会議所に支援を業務委託し、最大で30件程度の
企業紹介動画を制作して
Seeゴトバに掲載するほか、企業が自社で動画を製作できるようなスキルを身につけることを目的としたセミナーなどを開催する予定です。 問
体育館多目的化及び安全・
安心確保経費について、
市体育館改修の具体的な内容について伺います。また、この体育館を3密対策を講じた避難所として活用するとのことですが、具体的にどのような避難所になるのか伺います。 答 今回の改修工事では、競技場・観覧席・ホールの
空調設備設置工事、
屋根塗装改修工事、旧格技場の屋根改修及び
通路防火扉設置工事、
トイレ洋式化改修工事、
舞台最後方の幕である
舞台ホリゾント幕交換改修工事の5つを計画しています。また、体育館の広い空間を活用し、人と人との間隔を空け、
新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めた避難所として活用するため、空調設備を設置することにより居住性を向上させるほか、トイレの洋式化による快適性の充実を図り、市民の方が安心して避難できる避難所にしたいと考えています。 問
放課後児童クラブ開所支援及び
人材確保支援経費は、指定管理の事業者に交付するのか、
支援員個人に交付するのか伺います。 答 この予算は、公立の
放課後児童クラブに対して、
新型コロナウイルス感染症対策に伴う小学校の臨時休校により、
春休み終了の翌日から
分散登校終了までの平日、4月7日から6月12日までの間において、午前中から開所するための人件費等と
感染拡大防止対策経費を
指定管理委託料として計上しており、
支援員個人ではなく、指定管理の事業者に支出をするものです。 問
公立学校施設衛生環境改善経費について、今回の
清水小学校、
明神小学校、
本城小学校、
豊里小学校の
トイレ改修によって、
市内小学校の洋式化率はどのくらいになるのか伺います。 答 現在の
小学校トイレの洋式化率は48.7%ですが、今回の改修を行うことにより71.6%になる見込みです。 問 がんばれ
銚子ふるさと応援基金について、今回の補正予算で増額する根拠を伺います。また、今現在の
ふるさと納税の合計金額を伺います。 答
ふるさと納税の当初予算額は、昨年と同額の2億円で設定していますが、今年度は4月から8月までの5か月間の寄附の実績が前年度比で1.5倍になっています。また、寄附を受け付ける
インターネットのポータルサイトが今まで3事業者でしたが、10月から1社、ふるなびを追加するため、さらなる寄附の増加を見込んでいます。以上のようなことから、昨年度の寄附の合計額が2億8,000万円強であったので、今年度は1億円の増額を見込んでいます。
ふるさと納税の合計金額は、9月10日現在で8,893万円です。 問 予防接種経費について、ロタウイルスの予防接種は自己負担なしで行えるのか、またどこで接種できるのか伺います。 答 この予防接種は、予防接種法施行令等の一部が施行期日を令和2年10月1日として改正され、定期接種A類に追加されたことに伴い、自己負担なしで10月から開始しようとするもので、来年度以降も引き続き接種を行います。なお、現時点では市内8か所の医療機関で実施できる見込みとなっています。 問 議案第3号
下水道事業会計補正予算について、支出額2,850万円に対し企業債を5,250万円見込んでいますが、この差額2,400万円の内容を伺います。 答 この差額となる2,400万円は、前年度の建設改良工事で前年度末に未払いのあった工事の請負代金に充てるための企業債です。具体的には、令和元年に施工した銚子市公共下水道事業唐子・芦崎幹線第4工区管渠改築附帯工事の請負代金が公営企業会計以降に伴う打切り決算のため令和元年度に未払いとなり、これに充てる企業債が公営企業会計移行後の令和2年度の借入れになることから、今回の補正予算において企業債収入の増額を措置するものです。なお、令和元年度に未払いとなっていたこの工事の請負代金の支払いについては、本年度の債務として整理しており、特例的支出に計上しているものです。 続いて、討論に入り、一委員より、
コロナ禍において、学校の休校に合わせて大変な思いをしたにもかかわらず、国の慰労金の支出対象から外された、いわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる
放課後児童クラブの支援員や保育士の皆さんに対し、子育て支援に力を入れるということと、追加補正などがあった際には市独自でぜひ気持ちを表していただきたいという要望を申し上げて、全4議案について賛成しますとの賛成討論がありました。 また、一委員より、議案第1号に関しては、
新型コロナウイルス感染症対応のための臨時交付金であり、予算組みに当たってはスピーディーな対応が求められている中、感染症対応という名の下で今までできていなかった事業の穴埋めを行っているように見える部分もあるため、またこのような臨時交付金などがあった場合にはさらによい対応ができるようお願いし、全4議案について賛成しますとの賛成討論がありました。 以上のとおりでありましたので、報告いたします。
○議長(
岩井文男君) 以上で上程議案に対する各委員長の報告は終わりました。 この際、10分間休憩いたします。 午前10時40分 休 憩 午前10時50分 再 開
○議長(
岩井文男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの各
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 最初に、笠原幸子議員。
◆笠原幸子君 議案第8号 銚子市保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について、
委員長報告では委員会採決で多数により可決されました。私は、銚子市の保育行政にとってさらなる保育の充実を進めていただきたい立場から、議案第8号について、委員会が可決したことについて反対いたします。 今回改正する条例は、銚子市内の公立保育所再編方針に基づき、銚子市
海鹿島保育所を廃止する
条例制定です。少子化が進む銚子市において、保育所の待機児童がゼロであるということがいつでも希望する保育所に入所できるような整備状況であるかというと、そうではありません。特に
海鹿島保育所では、未満児の受入れや途中入所についても引き受けておりました。 保育所は、働きながら子育てしている家族にとってはなくてはならない施設でございます。銚子市の保育行政において、少子化だから閉所やむなしではないと思います。安心して子育てできること、そして少子化に歯止めをかけることが必要であります。 産休明けとともに保育所に預ける子どもさんも増えています。ゼロ歳、1歳、2歳のお子さんに対する保育需要に対応できるのは、公的な施設であると考えます。今後市民のニーズに合う保育行政の充実を望みます。 また、
コロナ禍で明らかになったように、子どもたちにとっては少ない人数の下で育つ環境がいかに安心で安全な場所であるかが明らかになったと思います。さらに、地元の皆さんへの十分な説明を尽くすよう要望いたします。 またほかに、
一般会計補正予算をはじめその他の議案については賛成いたしますが、議案第9号のごみ処理手数料の改正についてですが、
コロナ禍の下で感染防止をしつつ、本格稼働まで大変な事業であると思います。溶融炉方式のごみ処理施設といえども、さらなるごみ分別の徹底、環境への配慮を行いつつ、引き続き十分な市民説明を行うよう求めます。 また、今後も
新型コロナウイルス感染症対策を十分行う必要があります。3密を避けられない業務に携わる皆さんへの、いわゆるエッセンシャルワーカーへの支援の充実を要望し、私の討論といたします。
○議長(
岩井文男君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありますか。
石上允康議員。
◆石上允康君 それでは、議案第1号 令和2
年度銚子市
一般会計補正予算(第5号)及び議案第2号 令和2
年度銚子市
病院事業会計補正予算(第1号)についての病院事業に対しての1億5,000万円の予算措置について、反対の立場から討論いたします。
コロナ禍の現状の中で、この結論は私にとっては本当に苦渋の選択ですが、病院事業についての改革、改善なしの財源投入については、銚子市の財政危機がさらに深刻化し、場合によっては立ち行かなくなる状況もあり得ると考えるからです。理由としては、病院事業会計の一般会計繰出金は平成29年度から増加傾向にあります。令和5年度の繰出額は約5億円、今年度の補正予算で約6億1,800万円となります。この繰出額は、銚子市の財政能力を超えていると考えております。今回は、
新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金で措置されていますが、
コロナ禍の現状でこの額で収まるかも危惧されるところです。 さらには、
コロナ禍における銚子市の経済状況からして、今年度後半から来年度に向けての歳入はさらに厳しい状況にあり、また現在実施されている国勢調査で6,000人以上の人口減少も想定される銚子市は来年度以降の地方交付税の大幅な削減も想定されます。病院事業に対して、抜本的な病院事業会計の改善、改革なしの予算措置は銚子市の財政危機をさらに高めると思うからです。 この病院事業会計について、平成27年8月に実施された千葉県の財政運営方針に関するヒアリング指摘事項で、千葉県は、銚子市が潰れてしまっては、
市立病院を残すことができない状況になってしまう。一般会計からの繰出金の縮減に努め、今年度、平成27年度時点ですが、今年度の4億円の枠についても極力削減することといった厳しい指摘をされた経緯があります。今回の予算措置により、病院事業会計への繰出金は6億2,000万円余に上る。この千葉県の指摘事項からも遊離した予算措置となっております。 さらには、今回の
コロナ禍の銚子市の現状で、
市立病院だけではなく民間病院も大変厳しい経営環境にあると新聞等の報道もあります。今回の予算措置のように、
市立病院だけを対象に事業継続の支援を行うことに対しては、国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の趣旨からして平等とは言えない。また、
市立病院のみの事業継続支援であれば、一般財源をもって措置すべきものと考えております。 以上の理由により、議案第1号 令和2
年度銚子市
一般会計補正予算(第5号)及び議案第2号令和2
年度銚子市
病院事業会計補正予算(第1号)に対して反対の立場で討論いたします。
○議長(
岩井文男君)
加瀬庫藏議員。
◆加瀬庫藏君 私は、全議案に賛成の立場で、今発言をされました石上議員の意見に若干認識の違いがあるのかなという立場から発言をさせていただきます。 今の市立病院は、改善のない財政支出というふうに今発言をされました。平成24年の病院事業会計の総支出は13億円です。今現在、平成30年は確かに4億円です。少ない額ではありません。9億円もの改善がされています。これは病院事業会計です。病院事業会計というのは、皆さんご存じのように、市立病院が運営していなくても支出するお金も入っています。市立病院への今現在の支出は、指定管理料、人件費、これが約2億円強です。改善がされていない財政というのは、認識の誤りです。 それから、もう一つ、今市立病院がどういう状況にあるのか。市立病院は、再生機構から医療公社に変わりました。この医療公社に変わったときに何があったのか。銚子市民にとって
市立病院の役割は何なんだ、
市立病院はどういう市民病院でないといけないのか、ここがはっきりしました。今までの
市立病院、医療公社以前の
市立病院は、特に再生機構、どんな医者であっても、医師免許を持っている医者であれば来ていただきたい。再生機構時代です。医師免許を持っている、その医師免許の種類によって病院の性格が決まるというふうに言った。これは、医師招聘のいわゆる担当者が説明をしている。何が言いたいかというと、銚子にとって
市立病院の役割、銚子にとって
市立病院はどういう方向性で行くべきかというのは一切関係ない。お金を払ってでも医師免許を持っている医師が来ればいいというのが再生機構時代の
市立病院の医師の集め方でした。 今は、はっきりと銚子にとってどういう役割なのか。いろいろありますけど、基本的には高齢化率が進み、それから死亡率が全国で断トツに高い。がんの発生率も高い。そういう高齢者の現状を見たときに、地域包括医療の中核的な役割を果たすために
市立病院が今銚子市の現状に求められている方向で再建をしようとした。今その途上にある。この間、市長も、それから病院担当者も再三説明している。再三説明しているというのは、回復期リハビリテーション病棟の開設は準備を進めている段階で、一直線にはまだまだ行っていない。だけど、準備の過程で若干今お金がかかっている。こういうふうに説明されているじゃないですか。銚子
市立病院は、何も策がなくてただ赤字が存在をするということではなくて、ある一定の銚子市民にとって必要な医療の提供を明確にして、その方向に沿って進んでいるんじゃないですか。そのために必要な財源を投入しているということです。これが今の
市立病院の現状だと私は認識しています。 間違ってはいけないのは、病院事業会計というのは、
市立病院が運営していなくても出るお金があります。これと指定管理料として
市立病院が今使っているお金、これを合わせたものが病院事業会計なのです。この病院事業会計を見れば、先ほど言ったように、今日たまたま資料を持ってきてよかったなと思っているんですけど、平成24年は13億5,559万7,000円。これは再生機構です。平成22年から平成26年までが再生機構。平成30年4億2,766万4,000円、こういうふうに改善されているということをきちんと見ないで、もう一つは、
市立病院がどういう方向に向かっているのか。銚子市民にとってどういう医療の提供が必要なのか、
市立病院の役割は何なのか。ここを明確にして、その方向で進んでいるというところをきちんと見ないと、財政から物を見る、赤字から物を見るというと、やっぱりそれは間違うんじゃないか。私はそのように今発言を聞いていて思いましたので、こういうことを述べさせていただいて全議案に賛成の討論といたします。
○議長(
岩井文男君) 鎌倉金議員。
◆鎌倉金君 議案第1号、2号、8号に反対の立場から討論いたします。 ただいま
加瀬庫藏議員から病院事業会計についていろいろご意見がございました。その中で、私の認識とは1つ違う点があるので、そのことを申し上げたいと思います。それは、病院事業会計は
市立病院が今あってもなくても出さなくちゃいけない会計なんだというご発言がありましたが、それは私は違うと思っています。 その理由は、越川信一さんが市長になられてから高額な医療機器を購入しています。その購入代は、指定管理料からではなく病院事業会計から支出されているんですよ。ですから、今ご意見のあったことに関して私の認識が違うので、その点は申し上げたいと思います。そして、指定管理料も急に令和元年度から増えている。その理由も一般質問でも議論しましたが、はっきりしていない。こういう状況では議案に賛成できませんので、反対させていただきます。 第8号議案は、銚子市は何かあると経費節減だという方向に走りがちですが、これだけ魅力的な
まちづくりができるまちであるにもかかわらず、例えば高台にあって津波に強いとか、そういうことに関するアピールを全然していない。そういう中で、やみくもに経費のカットを目的として子どもの大切な施設を閉鎖することに関しては反対したいと思いますので、討論といたします。
○議長(
岩井文男君) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) これをもって討論を終結いたします。 ただいま議題となっております議案について、これより採決をいたします。 採決は、各議案ごとに行います。 お諮りいたします。最初に、議案第1号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
岩井文男君) 起立多数であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第2号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
岩井文男君) 起立多数であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第3号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
岩井文男君) 起立多数であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第4号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第6号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第7号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第8号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
岩井文男君) 起立多数であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第9号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。 次に、議案第10号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。
△陳情第16号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
岩井文男君) 日程第2、陳情1件を議題といたします。 去る9月3日の本会議において委員会に付託いたしました陳情について、これよりその審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
総務企画委員会委員長、
桜井隆議員。 〔桜井 隆君登壇〕
◆桜井隆君 陳情につきまして、
総務企画委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月3日の本会議において当委員会に議案とともに付託されました陳情1件について、
議案審査終了後、慎重に審査いたしましたので、これよりその結果について報告いたします。 陳情第16号は、銚子市西小川町1062、根本茂氏からの銚子
市議会議員の定数削減を求める陳情であります。 本陳情につきましては、補足説明を聴取した後、慎重に審査した結果、全国市議会議長会の調査で1市当たりの平均議員定数を見ても、銚子市は平均より少ないこと及び現在の議員全員がさらなる質の向上への取組とその時々の状況により、議員報酬、期末手当、政務活動費の減額措置を取るなど全員一致の対応をしており、議員の定数削減は時期尚早であるとの意見から、
全員異議なく不採択とすべきものと決しました。 以上のとおりでありましたので、報告いたします。
○議長(
岩井文男君) 以上で委員長の報告は終わりました。 ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) 討論なしと認めます。 ただいま議題となっております陳情について、これより採決をいたします。 お諮りいたします。陳情第16号について、
委員長報告は不採択とすべきものであります。
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
岩井文男君) 起立多数であります。 よって、さよう決しました。
△議案第11号~議案第17号の上程、説明、質疑、
委員会付託、閉会中審査
○議長(
岩井文男君) 日程第3、議案第11号から議案第17号までの7議案を一括議題といたします。 議案を職員に朗読させます。 〔職員朗読〕
○議長(
岩井文男君) 提案理由の説明を求めます。 企画財政課長。
◎企画財政課長(安藤隆君) 議案第11号から議案第17号までの7議案は、全て令和元年度の決算に関するもので、それぞれ
地方自治法または地方公営企業法の規定により、監査委員の意見を付して議会の認定に付するものです。なお、水道事業会計は併せて未
処分利益剰余金の処分について議会の議決を得ようとするものです。以上が提案理由となりますが、この後水道局長と各担当課長からそれぞれの議案の内容について説明しますので、よろしくお願いいたします。 それでは改めまして、議案第11号 令和元
年度銚子市
一般会計歳入歳出決算認定について説明します。お手元の令和元
年度銚子市歳入歳出決算書、こちらの3ページ、4ページを御覧ください。一般会計については、前年度との増減についても若干説明を加えてまいります。 前年度との増減については、銚子市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書、監査委員からの審査意見書、こちらのほうの21ページも併せてご参照いただければと思います。こちらの21ページの右側の欄、対前年度比と増減額の欄もこの決算書と併せて対比して御覧いただければと思います。 決算書の令和元
年度銚子市一般会計歳入歳出決算総括表の歳入から説明させていただきます。決算書の3ページの一番下の歳入合計欄で、予算現額の計は250億8,591万3,000円です。調定額251億1,481万8,349円に対し、収入済額は244億4,172万9,642円で、前年度に比べて13億6,661万5,692円の増となりました。増加の主な要因は、10款地方交付税が12億2,262万円の増で、普通交付税で6,211万9,000円、特別交付税で3,816万6,000円、震災復興特別交付税で11億2,233万5,000円それぞれ増加しています。 14款国庫支出金は2億6,923万9,424円の増で、その主な要因は、衛生センター基幹的設備改良事業などに係る循環型社会形成推進交付金が1億4,611万2,000円増加したほか、プレミアム付商品券事業補助金4,372万3,600円、小中学校、市立幼稚園のブロック塀、冷暖房設備対応臨時特例交付金9,361万7,000円などによるものです。 不納欠損額は7,289万4,316円で、1款市税6,629万1,544円のほか、12款分担金及び負担金37万1,450円は保育所運営費負担金など、13款使用料及び手数料253万9,760円は市営住宅家賃など、20款諸収入369万1,562円は学校給食費負担金収入です。 収入未済額は6億90万4,633円で、1款市税5億3,040万6,333円のほか、12款分担金及び負担金232万5,216円は保育所運営費負担金など、13款使用料及び手数料2,845万2,755円は市営住宅家賃など、16款財産収入65万4,189円は土地貸付料、20款諸収入3,906万6,140円は生活保護費返還金、徴収金収入、学校給食費負担金収入などがそれぞれ収入未済となったものです。 次に、歳出について説明しますので、決算書の5ページ、6ページを御覧ください。また、監査委員の意見書のほうにつきましては29ページをお開きいただきまして、併せて対比をしていただければと思います。 まず、決算書の5ページの一番下の歳出合計欄ですが、予算現額の計は歳入と同額の250億8,591万3,000円、支出済額は239億6,940万5,659円で、前年度に比べて11億375万9,727円の増となりました。増加の主な要因は、4款衛生費が15億85万5,085円の増で、
広域ごみ処理施設整備に対する
東総地区広域市町村圏事務組合への負担金の増などによるものです。11款災害復旧費は4,003万7,242円の増で、令和元年の台風15号、19号などにより被災した施設の復旧によるものです。 翌年度繰越額は、継続費逓次繰越額、繰越明許費及び事故繰越で、合計は4億3,698万1,000円ですが、これは衛生センター基幹的設備改良事業など合計11事業に係るもので、6月市議会定例会に報告済みの案件になります。 予算現額から支出済額と翌年度繰越額を差し引いた不用額は6億7,952万6,341円です。以上で総括説明は終わります。 次に、決算書177ページを御覧ください。銚子市一般会計実質収支に関する調書について説明いたします。こちらは、1,000円単位になっておりますので、お気をつけいただければと思います。3の歳入歳出差引額から4の翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた5の実質収支額は3億970万5,000円となります。 6の基金繰入額は1億6,000万円で、これは
地方自治法の規定による基金への繰入れです。また、298ページ以降に銚子市財産に関する調書がありますので、詳細は後ほど御覧いただければと思います。 その中で、最終のページの308ページを御覧いただきたいと思います。4、基金のうち(1)、特定目的基金について説明をさせていただきます。特定目的基金の平成30年度末現在高は12億7,493万4,000円、令和元年度中の増加高が3億4,099万7,000円、減少高が2億8,285万3,000円で、この結果、令和元年度末現在高は前年度と比較して5,814万4,000円の増、13億3,307万8,000円となりました。このうち一番下の行の銚子市森林環境基金は、森林環境譲与税の創設に伴い基金を設け、令和元年度に森林環境譲与税相当額を新たに積み立てたものになります。 それでは次に、令和元年度決算の主な事業の内容について、別冊の銚子市一般会計及び特別会計歳入歳出決算に係る主要な施策の成果により説明させていただきますので、こちらのほうを御覧いただきたいと思います。なお、主な事業を抜粋しての説明となりますので、ご了承ください。 主要な施策の成果の3ページ、4ページをまず御覧いただきたいと思います。一番左の列の番号によりまして、順に説明をさせていただきます。 企画財政課企画室で、19番、地方バス路線運行維持費補助経費は、市内バス路線の運行維持を目的とした赤字に対する補助ですが、その8割が特別交付税で措置され、不足分をがんばれ
銚子ふるさと応援基金から繰り入れています。 5ページ、6ページを御覧ください。32番、プレミアム付商品券事業は、令和元年10月の消費税引上げによる低所得者、子育て世帯の消費に与える影響の緩和と地域における消費の喚起、下支えを目的としたプレミアム付商品券の発行と販売に係る事業で、特定財源は国の補助金です。 なお、関連する事業費が社会福祉室の210番、子育て支援課の259番、観光商工課の314番にそれぞれ掲載されています。 次に、銚子創生室で、33番、がんばれ
銚子ふるさと応援基金管理経費、34番、がんばれ銚子ふるさと産品PR経費、37番、
銚子電気鉄道応援基金管理経費は、それぞれ
ふるさと納税に関する事業で、令和元年度はがんばれ銚子ふるさと応援事業費寄附金として2億4,685万4,124円、銚子電気鉄道応援事業費寄附金として3,801万9,575円、合計2億8,487万3,699円のご寄附をいただき、利子収入とともにPR経費などを差し引いた額を基金に積み立てたものです。 7ページ、8ページを御覧ください。続いて、財政室で、46番、市債償還元金、47番、市債償還利子、48番、一時借入金利子は、市債と一時借入金の元利償還金で、前年度に比べ2,789万1,794円の増となっています。 増加の主な要因は、臨時財政対策債に係る元利償還金が前年度に比べ約5,819万円増となったものですが、臨時財政対策債に係る元利償還金については、制度上、その相当額の全額が地方交付税の基準財政需要額に算入されている形のものです。 なお、令和元年度の市債の現在高は前年度に比べ約8億1,700万円減少しています。地方交付税措置のない市債の年間借入限度額、年間発行限度額を設定するなど、市債の新規発行の抑制に取り組んできた成果が徐々に出てきているものと思います。 9ページ、10ページを御覧ください。総務課総務室で、63番、市青年館廃館譲渡経費は、地域住民との協議を行い、廃止することとなった笹本町と内浜町南の青年館などの解体工事で、特定財源は地方債になります。 人事室で、66番から21ページ、22ページの177番にかけて職員給与費などを目的別に計上し、執行しています。市長などの常勤特別職、再任用職員及び任期付職員も含めた一般職職員に対する給料及び職員手当などとこれに関連する共済費の支出総額は44億6,248万9,849円で、前年度に比べ1億2,264万1,498円減少しています。 23、24ページを御覧ください。市民課保険年金室で、191番、国民健康保険事業特別会計繰出経費は、被保険者の保険料の軽減相当額などに対する繰出金で、特定財源は国、県の負担金です。 192番、後期高齢者医療事業特別会計繰出経費は、同じく被保険者の保険料の軽減相当額などに対する繰出金で、特定財源は県の負担金です。 25、26ページを御覧ください。193番、後期高齢者医療制度経費は、同制度の運営に係る千葉県後期高齢者医療広域連合に対する負担金、人間ドック検査費用の助成金などで、特定財源は同広域連合からの補助金などです。 27、28ページを御覧ください。社会福祉課社会福祉室で、208番、生活保護扶助経費は、摘要欄に内訳を記載してありますが、年度末の令和2年3月31日現在の被生活保護世帯は500世帯、実人員は592人です。 29、30ページを御覧ください。障害支援室で、223番、障害者自立支援給付経費は、こちらも摘要欄に内訳を記載してありますが、各種障害福祉サービスの給付に係る経費で、特定財源は国、県の負担金です。前年度と比較して1,716万1,329円の増となっています。 33、34ページを御覧ください。237番、私立保育所運営費負担経費は、市内の私立保育所7施設に対する運営費負担金ですが、令和元年10月からの幼児教育・保育の無償化に伴い、特定財源として利用者が市に納めていた負担金、保育料、こちらが減額となり、その分国、県の負担金が増額となっています。 239番、子ども医療費等給付経費は、18歳までの児童生徒に対する医療費の助成経費です。小学校3年生までの通院と中学3年生までの入院については、県の子ども医療対策事業費補助金が2分の1財源として入っていますが、小学校4年生から中学3年生までの通院と16歳から18歳までの入通院については、市の単独の助成という形になります。 35、36ページを御覧ください。高齢者福祉課で、261番、介護保険事業特別会計繰出経費は、介護給付費などに対する繰出金で、特定財源は国、県の負担金とふれあい福祉基金繰入金です。 なお、予算編成上、令和元年度の当初予算では計上することができなかった人件費や事務費などに係る繰り出しについても3月補正予算で計上し、全て繰り出しをしています。 39ページ、40ページを御覧ください。健康づくり課健康地域医療推進室で、278番、病院事業会計負担、補助及び出資経費(指定管理者交付金)は、銚子
市立病院の運営を行う一般財団法人銚子市医療公社に対する医療従事者人件費補てん交付金の財源として一般会計から病院事業会計へ補助したものです。 43、44ページを御覧ください。観光商工課で、315番、企業立地等促進経費は、平成29年度に創設した企業の立地や再投資に対する補助制度に基づく補助金で、申請のあった新規所有型企業立地事業1件、再投資事業1件に対し、それぞれ補助金を交付したものです。財源は、がんばれ
銚子ふるさと応援基金繰入金です。 45、46ページを御覧ください。329番、灯台ワールドサミット関係経費は、令和元年11月に開催した灯台ワールドサミットin銚子の実行委員会に対する負担金で、特定財源は地域再生基金繰入金です。 水産課で、337番、漁港第3卸売場整備経費は、令和元年度から5か年計画で現在の第3卸売場を高度衛生管理型荷さばき施設として整備しようとするもので、令和元年度は基本設計を行いました。特定財源は県の補助金です。 47、48ページを御覧ください。341番、水産物販路拡大経費は、平成30年度に市が主体となって実施した銚子Eまつりの水産部門の実施主体を銚子市漁業協同組合に変更して実施した銚子港水産まつりに対する補助金で、特定財源はがんばれ
銚子ふるさと応援基金繰入金です。 49ページ、50ページを御覧ください。農産課で、358番、農産物販路拡大、6次産業化経費も同様に、農産部門の実施主体をちばみどり農業協同組合に変更して実施した銚子E農業まつりに対する補助金で、特定財源はがんばれ
銚子ふるさと応援基金繰入金です。 51ページ、52ページを御覧ください。都市整備課都市整備室で、382番、市営住宅改修経費は、老朽化した市営住宅の安全性を確保し、耐久性や外観を向上させ、長寿命化を図るため、小畑新町市営住宅の玄関ドアや大谷津団地の外壁などの改修工事を実施したもので、特定財源は市営住宅家賃、国の交付金と地方債です。 383番、市営住宅集約経費は、防犯や維持管理の観点から入居者の集約を行っている三崎団地の修繕工事費などで、特定財源は市営住宅家賃です。 下水道室で、387番、下水道事業特別会計繰出経費は、下水道事業特別会計の公債費の償還と建設費などに対する繰出金で、特定財源は豊里住宅団地公共施設整備等基金繰入金です。 53、54ページを御覧ください。土木室で、395番、市道舗装修繕経費は、舗装修繕計画に基づき実施した路面性状調査業務などの委託と舗装修繕工事で、特定財源は国の交付金と地方債です。 55ページ、56ページを御覧ください。生活環境課で、411番、ごみ処理広域化施設整備経費は、
広域ごみ処理施設整備に対する
東総地区広域市町村圏事務組合への負担金ですが、工事の本格化に伴い、事業費が大幅に増加しています。特定財源は、一般廃棄物処理施設整備基金繰入金と地方債ですが、一般財源の12億187万8,000円は震災復興特別交付税で措置されています。 57ページ、58ページを御覧ください。419番、衛生センター基幹的設備改良経費は、老朽化した衛生センターの設備を処理量に応じた規模に縮小するとともに、処理能力を向上させるための工事で、平成30年度からの3か年の継続事業です。特定財源は、国の交付金と地方債です。 59ページ、60ページを御覧ください。消防本部で、431番、共同指令センター機器更新経費は、平成25年度に運用を開始したちば消防共同指令センターの指令管制システムについて、平成30年度から2か年の継続事業で実施する機器の部分更新に対する負担金で、特定財源は地方債です。 65ページ、66ページを御覧ください。学校教育課教育総務室で、452番、小学校冷房設備及びブロック塀整備経費、456番、中学校冷房設備及びブロック塀整備経費、461番、幼稚園冷房設備整備経費は、小中学校、市立幼稚園のエアコン設置とブロック塀などの安全対策工事で、特定財源は国の交付金と地方債です。 455番、銚子西中学校整備経費は、令和3年4月に開校する銚子西中学校の管理普通教室棟統合大規模改造工事で、特定財源は国の交付金と地方債です。 69ページ、70ページを御覧ください。学校教育室で、489番、子育てのための施設等利用給付経費(私立幼稚園分)は、幼児教育・保育の無償化に伴い、私立幼稚園が利用者から直接徴収していた利用料について、国、県の交付金を財源として、市が私立幼稚園に支払ったものです。以上で歳出の主な事業についての説明を終わります。 最後に、114ページを御覧いただきたいと思います。令和元年度会計別地方債現在高一覧ですが、一般会計では、令和元年度の年度末現在高は元金で269億8,240万7,376円、利子で9億9,994万2,959円、合計で279億8,235万335円になっています。前年度と比較して、元金で8億1,745万8,986円、利子で2億981万4,108円、合計で10億2,727万3,094円減少しています。特別会計、企業会計を含めた総額では、前年度末と比較いたしまして17億277万5,502円の減少になっています。 その下の令和2年度以降会計別債務負担行為支出予定額一覧では、今後の支出予定額が前年度と比較して一般会計では3億8,898万5,000円減少していますが、特別会計、企業会計を含めた総額では、下水道事業、水道事業ともに施設の管理業務などの委託で新たに債務負担行為の設定があったことから、4億5,717万8,467円増加しています。 また、115ページに令和元
年度銚子市土地開発基金調書と令和元
年度銚子市育英資金貸付基金調書が記載してありますので、後ほど御覧ください。 以上で議案第11号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) この際、10分間休憩いたします。 午前11時43分 休 憩 午前11時53分 再 開
○議長(
岩井文男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 水道局長。
◎水道局長(網中紀之君) 議案第12号 令和元
年度銚子市水道事業の未
処分利益剰余金の処分及び決算認定について説明します。 まず、未
処分利益剰余金の処分について説明しますので、別冊の銚子市水道事業決算書の7ページを御覧ください。剰余金処分計算書案の表中、当年度末残高の未
処分利益剰余金1億5,249万7,711円について、地方公営企業法第32条第2項の規定により議会の議決を求めるものです。処分の方法については、未
処分利益剰余金全額の1億5,249万7,711円を減債積立金に積み立てようとするものです。 続いて、令和元
年度銚子市水道事業決算について説明します。初めに、事業の概況について説明しますので、決算書10ページの事業報告書を御覧ください。令和元年度は、平成29年度から継続事業として実施している本城浄水場のポンプ設備、監視制御設備、浄水池、場内配管などの浄水施設整備事業について、令和2年度中の竣工を目指し、整備を進めました。さらに、平成27年度から一部の業務を民間に委託している本城浄水場の運転管理業務について、令和2年度以降の運転管理業務における受託候補事業者の選定についてプロポーザルを実施しました。 事業運営では、水道法の改正に伴い、指定給水装置工事事業者制度に指定の更新制度が導入されたことから、指定の更新に係る手数料の設定など、指定給水装置工事事業者制度の一部見直しなどを行う条例改正を行いました。 前に戻りまして、1ページ、2ページを御覧ください。令和元
年度銚子市水道事業決算報告書について説明します。なお、決算報告書につきましては税込み金額となっています。 初めに、収益的収入及び支出ですが、水道事業収益の決算額は23億6,701万2,491円で、その内訳は、水道料金など営業収益が22億3,187万4,415円、長期前受金戻入などの営業外収益が1億3,499万2,418円、貸倒引当金戻入益の特別利益が14万5,658円です。 一方、水道事業費用の決算額は21億3,733万5,833円で、その内訳は、人件費、動力費、薬品費、受水費、減価償却費などの営業費用が20億3,617万699円、企業債利息などの営業外費用が1億116万5,134円です。 続いて、3ページ、4ページを御覧ください。資本的収入及び支出ですが、説明の都合上、支出から説明させていただきます。資本的支出の決算額は12億6,967万7,413円で、その内訳は建設改良費9億7,020万788円、企業債償還金2億9,947万6,625円です。 なお、建設改良費の決算額には、継続費として予算計上した本城浄水場送水ポンプ整備事業、本城浄水場監視制御設備整備事業、本城浄水場浄水池及び場内配管整備事業の支出額が含まれています。また、地方公営企業法施行令第18条の2に規定する継続費の逓次繰越として3億5,437万3,460円を翌年度へ繰り越しました。 一方、資本的収入の決算額は3億7,906万8,523円で、その内訳は、企業債3億円、一般会計からの出資金161万9,000円、現在工事を進めている浄水池築造工事の令和元年度分の生活基盤施設耐震化等県補助金1,226万4,000円、消火栓設置経費負担金及び工事負担金1,518万5,523円、病院事業からの長期貸付償還金5,000万円です。 この結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額8億9,060万8,890円は、枠外の下段に記載のとおり、過年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。 続いて、5ページを御覧ください。損益計算書について説明します。なお、損益計算書は税抜き金額となっています。 営業収益は20億5,271万2,989円、対する営業費用は19億4,746万3,936円です。この結果、営業利益は1億524万9,053円となりました。 次に、営業外収益は1億3,498万4,247円、対する営業外費用は8,788万1,247円です。この結果、経常利益は1億5,235万2,053円となり、これに特別利益14万5,658円を加えた当年度純利益は1億5,249万7,711円となりました。この当年度純利益とその他未
処分利益剰余金変動額との合計額1億5,249万7,711円が当年度未
処分利益剰余金となっています。 以上のとおり、決算報告書及び損益計算書について説明しましたが、6ページ以降にその他財務諸表、決算附属書類を添付していますので、ご参照ください。 以上で議案第12号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 健康づくり課長。
◎健康づくり課長(宮内伸光君) 続きまして、議案第13号 令和元
年度銚子市
病院事業決算認定について説明します。 お手元の令和元
年度銚子市病院事業決算書の8ページ、事業報告書を御覧ください。事業の概況から説明します。銚子
市立病院の令和元年度の入院診療は、一般病床53床と療養病床38床の計91床が稼働していました。また、外来診療は11月から新たに乳腺外科の診療を開始しました。 救急受入れは、診療日である平日の日中と、夜間は火曜日、水曜日の週2日体制を継続しました。また、救急告示病院の指定に向け、救急受入れ時間帯以外でも
市立病院をかかりつけとしている患者などを積極的に受け入れました。 また、入院患者数は延べ3万1,513人で、前年度と比較して803人の減少、外来患者数は延べ6万5,200人で、前年度と比較して4,044人の減少となりました。詳しくは12ページに掲載してありますので、御覧いただければと思います。 それでは、前に戻りまして、1ページ、2ページを御覧ください。令和元
年度銚子市病院事業決算報告書について説明します。なお、決算報告書は税込み金額となっています。 初めに、収益的収入及び支出ですが、病院事業収益の決算額は5億1,209万2,083円で、その内訳は他会計負担金、他会計補助金、長期前受金戻入などの医業外収益です。一方、病院事業費用の決算額は収益額と同額の5億1,209万2,083円で、その内訳は、給与費、経費、減価償却費などの医業費用が5億1,040万3,672円、企業債利息などの医業外費用が168万8,411円です。 次に、資本的収入及び支出ですが、説明の都合上支出から説明します。資本的支出の決算額は2億1,635万232円で、その内訳は、建設改良費が8,763万3,428円、企業債償還金が7,715万6,804円、水道事業からの長期借入金償還金が5,000万円、投資が156万円です。一方、資本的収入の決算額は1億1,170万8,263円で、その内訳は、企業債が8,630万円、他会計出資金が2,540万8,263円です。この結果、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億464万1,969円は、枠外の下段に記載のとおり、過年度分損益勘定留保資金238万8,368円及び当年度分損益勘定留保資金1億225万3,601円で補てんしました。 続きまして、3ページを御覧ください。損益計算書について説明します。なお、損益計算書も税込み金額となっています。 まず、医業収益はありません。医業費用は5億1,040万3,672円で、この結果医業収支は医業費用の同額の損失となりました。 次に、医業外収益は5億1,209万2,083円で、医業外費用は168万8,411円、この結果医業外収支は5億1,040万3,672円の利益となりました。医業収支から医業外収支を差し引いた経常利益、そして当年度純利益はゼロ円となりました。なお、前年度繰越欠損金21億5,033万9,990円に変動はなく、同額が当年度未処理欠損金となりました。 以上のとおり、決算報告書及び損益計算書について概要を説明しましたが、4ページ以降にその他財務諸表、決算附属書類を添付してありますので、御覧ください。 以上で議案第13号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 市民課長。
◎市民課長(林広泰君) 議案第14号 令和元
年度銚子市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について説明します。 決算書の179ページ、180ページを御覧ください。歳入歳出決算総括表の歳入から説明します。179ページ一番下の歳入合計の左から当初予算額と補正予算額を合わせた予算現額は81億5,902万1,000円で、調定額の82億9,193万9,924円に対し、収入済額は78億5,262万6,669円となっています。不納欠損額は1億856万5,359円で、この内訳は、1款国民健康保険料が1億828万7,871円、10款諸収入27万7,488円は一般被保険者返納金です。収入未済額は3億3,160万5,166円で、この内訳は、1款国民健康保険料3億2,803万5,459円、10款諸収入356万9,707円は一般被保険者第三者納付金及び一般被保険者返納金滞納繰越分などです。 次に、歳出について説明しますので、181ページ、182ページを御覧ください。まず、181ページの一番下の歳出合計ですが、予算現額は歳入と同額の81億5,902万1,000円、支出済額は79億2,743万80円、不用額は2億3,159万920円です。以上で総括説明は終わります。 次に、213ページを御覧ください。実質収支に関する調書について説明します。3の歳入歳出差引額はマイナス7,480万3,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、5の実質収支額もマイナス7,480万3,000円です。 なお、実質収支不足額については189ページの表の下を御覧ください。歳入歳出差引不足額7,480万3,411円は、令和2年度予算からの繰上充用により補てんし、対応しました。 次に、令和元年度決算の主な事業の内容について、別冊の主要な施策の成果により説明をいたします。主要な施策の成果の77ページ、78ページを御覧ください。事業番号10、一般被保険者療養給付費から14番、審査支払手数料までは、医療機関への保険給付に要した費用で、主な特定財源は保険給付費等交付金、普通交付金です。 15番、一般被保険者高額療養費から79ページ、80ページの17番、一般被保険者高額介護合算療養費までは、医療費の自己負担額が一定金額を超えた場合、その超えた部分を給付するために要した費用で、特定財源は保険給付費等交付金、普通交付金です。 20番から24番までは、国民健康保険事業費納付金で、国保の広域化に伴い、千葉県が市町村ごとに示した国民健康保険事業の運営に必要な額を県に納付したもので、主な特定財源は一般会計からの保険基盤安定繰入金、財政安定化支援事業繰入金です。 81ページの31番になります。前年度繰上充用金は、平成30年度決算で歳入不足が生じたため、令和元年度予算から繰上充用により補てんしたものです。 以上で議案第14号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 水道局長。
◎水道局長(網中紀之君) 続きまして、議案第15号 令和元
年度銚子市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について説明します。 決算書の215ページ、216ページを御覧ください。令和元
年度銚子市下水道事業特別会計歳入歳出決算総括表の歳入から説明します。一番下の歳入合計欄の左から当初予算額と補正予算額、継続費及び繰越事業費繰越財源充当額を合わせた予算現額の計は26億4,222万6,000円です。調定額24億5,885万6,129円に対し、収入済額は23億8,187万9,152円です。 不納欠損額36万9,130円は、2款使用料及び手数料の下水道使用料です。収入未済額は7,664万6,373円で、この内訳は、1款分担金及び負担金73万80円は下水道受益者負担金、2款使用料及び手数料7,591万6,293円は下水道使用料です。 次に、歳出について説明します。217ページ、218ページを御覧ください。217ページの一番下の欄、歳出合計欄ですが、予算現額の計は、歳入と同額の26億4,222万6,000円で、支出済額は21億3,518万2,197円です。翌年度繰越額は、継続費逓次繰越1億5,480万円で、芦崎終末処理場整備事業に係るものです。 予算現額から支出済額、翌年度繰越額を差し引いた不用額は3億5,224万3,803円です。以上で総括説明は終わります。 次に、237ページを御覧ください。令和元
年度銚子市下水道事業特別会計実質収支に関する調書について説明します。こちらは、1,000円単位で、3の歳入歳出差引額から4の翌年度へ繰越しすべき財源を差し引いた5の実質収支額は2億4,658万7,000円となります。 次に、令和元年度決算の主な事業内容について、別冊の主要な施策の成果により説明します。主要な施策の成果の95ページ、96ページを御覧ください。一番左の列の事業ナンバーにより説明します。 4番、一般管理費は、下水道使用料の徴収、地方公営企業法適用移行事業に要する経費など下水道事業運営に要する経常的経費で、主な財源は公共下水道使用料です。 5番、維持管理費は、芦崎終末処理場や下水道管路施設等における電気料、修繕等の需用費、運転管理業務の委託料など下水道施設の維持管理に要する経費で、主な財源は公共下水道使用料です。 7番、建設費は、下水道施設長寿命化事業の委託料及び工事請負費など芦崎終末処理場整備工事等を実施するための経費で、主な財源は下水道事業費補助金、下水道整備債です。 8番、豊里住宅団地下水道費は、豊里住宅団地終末処理場の運転管理業務委託料などの維持管理を行うための経費で、主な財源は豊里住宅団地下水道使用料です。 9番、元金及び10番、利子は、下水道事業整備債等に係る元金償還金及び支払利息で、主な財源は公共下水道使用料、一般会計繰入金です。 11番、下水道施設災害復旧費は、昨年10月の台風被害における芦崎終末処理場の修繕経費です。 以上で議案第15号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 高齢者福祉課長。
◎高齢者福祉課長(伊藤浩幸君) 続きまして、議案第16号 令和元
年度銚子市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について説明します。 決算書の239、240ページを御覧ください。歳入歳出決算総括表の歳入から説明します。239ページ一番下の歳入合計欄のうち、当初予算額と補正予算額を合わせた予算現額は61億4,982万6,000円で、調定額の62億4,126万4,732円に対し、収入済額は62億50万5,743円となっています。不納欠損額は1,163万20円で、全て保険料です。収入未済額は3,210万5,279円で、主なものは同じく保険料3,189万2,477円です。 次に、歳出について説明しますので、241、242ページを御覧ください。241ページの一番下の歳出合計欄ですが、予算現額は歳入と同額の61億4,982万6,000円で、支出済額は61億2,444万6,003円、不用額は2,537万9,997円です。以上で総括説明は終わります。 次に、277ページを御覧ください。実質収支に関する調書について説明します。3の歳入歳出差引額は7,606万円です。翌年度へ繰越しすべき財源はありませんので、5の実質収支額も同額の7,606万円となります。6の実質収支額のうち、
地方自治法第233条の2の規定による基金繰入額は2,500万円です。 次に、令和元年度決算の主な事業の内容について、別冊の銚子市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算に係る主要な施策の成果により説明します。85、86ページを御覧ください。事業番号9番、居宅介護サービス給付費から87、88ページ、14番、居宅介護サービス計画給付費までは、要介護認定者に対する介護給付に要した費用です。 15番、介護予防サービス給付費から19番、介護予防サービス計画給付費までは、要支援認定者に対する介護予防サービス給付費です。 21番、高額介護サービス費及び22番、高額介護予防サービス費は、介護サービス利用者負担分が一定額を超えた場合に、23番、高額医療合算介護サービス費及び24番、高額医療合算介護予防サービス費は、医療保険と介護保険の自己負担分が一定額を超えた場合に、その超えた額を保険者が負担し、支出したものです。 25番、特定入所者介護サービス費及び89、90ページ、26番、特定入所者支援サービス費は、住民税非課税世帯を対象に、施設サービスを利用した際の食費及び居住費の負担限度額を超えた額を支出したものです。いずれも主な特定財源は介護給付費国庫負担金や介護給付費交付金などです。 27番、訪問型サービス事業費及び28番、通所型サービス事業費は、要支援認定者及び総合事業対象者に対する介護予防・生活支援サービス事業に要した経費です。 91、92ページを御覧ください。36番、地域支援事業一般管理経費は、市内3圏域の地域包括支援センター3か所の業務委託に要した費用です。 以上で議案第16号の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 市民課長。
◎市民課長(林広泰君) 続きまして、議案第17号 令和元
年度銚子市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について説明します。 決算書の279ページ、280ページを御覧ください。歳入歳出決算総括表の歳入から説明をします。279ページ、一番下の歳入合計の左から当初予算額と補正予算額を合わせた予算現額は8億1,680万2,000円で、調定額の8億1,972万5,809円に対し、収入済額は8億1,223万4,509円となっています。不納欠損額は223万5,200円、収入未済額は703万8,600円で、いずれも1款後期高齢者医療保険料です。 続いて、歳出について説明しますので、281ページ、282ページを御覧ください。まず、281ページの一番下の歳出合計ですが、予算現額は歳入と同額の8億1,680万2,000円、支出済額は8億1,169万4,509円、不用額は510万7,491円です。以上で総括説明は終わります。 次に、297ページを御覧ください。実質収支に関する調書について説明します。3の歳入歳出差引額は54万円です。翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、5の実質収支額も54万円となります。 次に、令和元年度決算の主な事業の内容については、別冊の主要な施策の成果により説明をします。主要な施策の成果の83ページ、84ページを御覧ください。事業番号5番、後期高齢者医療広域連合納付金は、千葉県後期高齢者医療広域連合に納付したもので、主な特定財源は銚子市が徴収した後期高齢者医療保険料及び一般会計からの保険基盤安定繰入金です。 以上で議案第17号の説明を終わります。よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(
岩井文男君) 以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 最初に、
加瀬庫藏議員。
◆加瀬庫藏君 それでは、決算認定について何点か質問をさせていただきます。 まず、令和元年度一般会計当初予算案の概要から2点質問させていただきます。第1点目は、令和元年度当初予算案の概要で市税の収納率の向上や適正な債権管理を進めるというふうに述べられています。結果はどうだったのか、まず伺います。 2点目は、同じく当初予算案の概要で、使用料を見直し、歳出では、緊急対策の基本方針である歳入に見合った歳出を徹底するため、市が単独で支給している扶助費や補助費、補助金についても見直しの対象としたと述べられていますが、具体的に使用料はどのような見直しを行いましたか。また、市単独の扶助費や補助金はどのような見直しを行いましたか。その効果はどうだったのか、お伺いをいたします。 次に、令和元年度一般会計の歳出について1点伺います。同じく当初予算の概要で、歳出予算の削減に直接結びつかない事業であっても、事業にかかる人件費を事業費の一部として考え、全体の支出を削減する視点から、事業の休止、縮小の検討も行ったというふうに述べられていますが、そこで検討した結果、どのような事業を休止、縮小したのか。またその効果はどうだったのか伺います。
○議長(
岩井文男君) 企画財政課長。
◎企画財政課長(安藤隆君) それでは、3点ご答弁させていただきます。 まず、収納率の向上と債権管理、こちらの徹底というところの結果ということでご答弁させていただきます。市税の収納率は、令和元年度の当初予算において92.95%、こちらのほうを目標として設定し、予算編成を行いました。結果として、令和元年度の収納率は93.18%ということで、予算の目標をクリアしているところです。平成30年度の92.79%と比較しても0.39ポイント上昇しているということになります。第7次行財政改革大綱では、平成27年度の県内平均収納率94.3%を令和3年度の目標としています。今後もより一層徴収対策の強化に取り組みまして、収納率の向上を目指していきたいというふうに考えております。 また、債権管理に当たりましては、債務者が抱える多種多様な状況を踏まえまして、債権ごとに適切な判断を行い、未収金対策に取り組んでいるところです。引き続き適切な管理に努めていきたいというふうに思っております。 続きまして、使用料の見直しと、あと歳出面では市単独の扶助費、補助金の見直しの効果ということでございますけども、緊急財政対策に基づきまして、使用料、手数料では道路占用料を見直しまして、平成30年度との比較で約780万円の増収となっています。 次に、歳出ですけれども、市単独の扶助費では、主なものといたしまして、障害者自立支援給付などの充実が図られてきたことから、これまで市単独で実施しておりました難病者援護金、重度心身障害者福祉年金事業の見直しを行いまして、平成30年度との比較ではこの2事業で約1,760万円の削減を図っています。また、市単独の補助金では、社会福祉協議会運営費補助金や岬めぐりシャトルバス運行維持費補助金、看護職確保育成支援事業費補助金などを削減しました。この3事業だけでも平成30年度との比較では約567万円の削減が図られております。 最後に、事業の休止、縮小、これに対する効果ということでご答弁させていただきます。具体的に事業を休止、縮小した事業といたしましては、法律相談や男女共同参画の講演会、子育てフォーラム、結婚新生活支援事業などを休止しております。また、一般質問では事業の必要性が提起されたところでございますけども、お試し住宅の事業も休止しております。 平成30年度は、お試し住宅を借り上げ、移住者が居住できるように、職員が実際には作業を行うなど人手間がかかっていたところです。事業費そのものは150万円程度の削減ということでございましたけれども、職員の事務作業などが大幅に減少し、他の事業、具体的に当課におきましては、オリンピック・パラリンピックの関係事業や
ふるさと納税などの事業へ人員を振り向けることができたというふうに思っております。
○議長(
岩井文男君) 次に、
石上友寛議員。
◆石上友寛君 私のほうも、予算に対する結果、決算ということで、令和元年度の当初予算案の概要から何点か質問させていただきます。 当初予算の概要では、大規模改修が必要な施設は、施設の休止を含め総合的な経費の削減を行ったとありますが、結果はどうだったのかお伺いいたします。 次に、2点目、同じく当初予算案の概要で、生命と財産を守る市民の安全のための事業や子育て世代の流出を招かないための子育て支援事業、教育の充実に関する事業は、効果を見極めた上で必要最小限の見直しに抑えたとありますが、必要最小限の見直しに抑えるに当たり、どのような点に配慮したのか、またその結果はどうだったのか伺います。 3点目、公債費が前年度に比べ増額となりまして、その要因は臨時財政対策債に係る元利償還金の増によるものとの説明がございましたが、近年の臨時財政対策債の推移はどうなっていますでしょうか。また、市債の現在高は減少しているということでしたが、その推移についても改めてお伺いいたします。 最後に、令和元年秋の台風などの被害、また令和元年度の終盤、今年の初め1月から3月ぐらいに感染が広がった
新型コロナウイルス感染症の令和元年度決算に与えた影響はどうだったのか、こちらについてお伺いいたします。
○議長(
岩井文男君) 企画財政課長。
◎企画財政課長(安藤隆君) まず、1点目、施設の休止などを含めて総合的な経費の削減ということでございますけども、大規模改修が必要であった青少年文化会館を休止したことで、使用料収入は減収となったものの、事業費は一般財源ベースで573万円削減となっております。また、人件費につきましても一般財源ベースで1,382万円削減となっているところです。このほかにも、西部支所や豊岡農村婦人の家、西部地区と高神地区のコミュニティセンターなども休廃止しまして、経費の削減を図っているところです。 続きまして、子育て世代の流出などを招かない子育て支援事業などについての必要最小限の見直し、そういった配慮とその結果ということでございますけども、子育て支援事業や教育の充実に関する事業につきましても、実際には費用対効果を踏まえまして見直しを行わせていただいているところです。ただし、厳しい財政状況の中にあっても子育て世帯の流出を防ぐため、高校3年生までの子ども医療費や季節性インフルエンザ予防接種の助成など、多くの子どもたちが利用し、効果が見込まれる事業については継続をさせていただいているところです。 しかしながら、限りある財源の中で効果的な事業を継続させるために、夜間小児急病診療関係経費については、利用する子どもの数が1日当たり数人で、実際には一人も利用のない日があったということから、費用対効果の観点から、廃止前には代替となる県の子ども急病電話相談などの周知を十分に図った上で事業を廃止させていただいております。この効果は、この事業費で約1,130万円の削減が図られているところです。 次に、公債費の関係で、臨時財政対策債の推移と、あと市債の現在高の減少、この推移ということでございますけれども、臨時財政対策債は地方公共団体の一般財源の不足に対処するために発行される地方債で、地方交付税の振替といったような性格を持つものですが、これまでの借入額の推移といたしましては、比較として、平成24年度で12億1,000万円、25年度で12億7,000万円、ここから減少に転じておりまして、令和元年度では約7億4,000万円となっています。 また、臨時財政対策債に対する元利償還金の推移ということで、こちらのほうは、平成24年度は4億5,000万円、25年度が約5億1,000万円、その後増加傾向にありまして、令和元年度は約9億4,000万円というふうになっています。借入額は減少傾向にあるものの、償還期間が3年の据置きと、実際にはあと20年の償還になっておりますので、20年償還ということで積み上がっていくということで、元利償還金のほうはまだ年々増加の傾向にあるということです。なお、令和元年度末の臨時財政対策債の未償還元金は約119億3,230万円というふうになっています。 次に、市債全体の現在高の推移ということで、一般質問でも市長のほうから答弁させていただきましたけれども、平成24年度末の約320億円から令和元年度末では約270億円ということで、7年間で50億円減少した、そういった答弁をさせていただいておりますけども、実は先ほど説明しましたこのうち臨時財政対策債の額が平成24年度末では約94億円でした。先ほど説明させていただきましたとおり、これが令和元年度末には119億円ということで、7年間で25億円、逆に増加しているということです。 議案説明の中でも申し上げましたとおり、臨時財政対策債については、元利償還金については制度上、その相当額の全額が地方交付税の基準財政需要額に算入されるという形となっておりますので、臨時財政対策債を除いた市債の現在高で比較させていただきますと、平成24年度末は約226億円で、令和元年度末は約151億円ということで、7年間で差引き50億円だったのが75億円減少しているということになります。 最後に、令和元年度の台風などの被害と、あと
新型コロナウイルス感染症の関係の影響ということですけれども、令和元年秋の台風などの被害による影響ですけれども、被災した公共施設などの復旧に係る経費として11款災害復旧費で約7,300万円を支出しています。また、このほか災害ごみの処理に係る経費として約263万円、被災住宅修繕緊急支援事業補助金として29件、418万円などを支出しているところです。そのほか、被災した漁業者、農業者や住宅に被害を受けた被災者が施設の復旧などのために借り入れた資金に対する利子補給や債務保証料に対する補助といったものも債務負担行為を設定しておりまして、現在もこの部分を支出しているところでございます。 また、
新型コロナウイルス感染症の影響ですけども、体育施設、体育館、野球場、スポーツコミュニティセンター、また文化施設、
市民センターや地区コミュニティセンターなどの使用料収入が前年度に比べて約128万円減少しております。これは、コロナの感染拡大に伴いまして、年度後半各施設で利用の自粛や休館などの措置を取ったことによる影響が大きいものと考えております。 なお、市税や地方消費税交付金などの落ち込みなど歳入面で本格的な影響を受けるのは令和2年度以降、本年度以降になるというふうに思われます。また一方、歳出面では、国の補助金を活用いたしまして、公立、私立の保育所、
放課後児童クラブでのコロナ対策経費として合計で約201万円の支出をしているところです。
○議長(
岩井文男君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております各議案については、決算委員会に付託の上、閉会中の継続審査としたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 続いて、発議案が提出されておりますので、先例に倣い、全員協議会室において議員協議会を開催いたします。 この際、暫時休憩いたします。 午後 零時40分 休 憩 午後 零時44分 再 開
○議長(
岩井文男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△発議案第1号の上程、説明、採決
○議長(
岩井文男君) 日程第4、発議案第1号を議題といたします。 発議案を職員に朗読させます。 〔職員朗読〕 発議案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源 の確保を求める意見書について 令和2年9月25日提出 提出者 銚子
市議会議員 石 上 友 寛 賛成者 同 地 下 誠 幸 同 同 野 平 仁 人 同 同 石 神 嘉 明 同 同 桜 井 隆 同 同 釜 谷 藤 男 同 同 加 瀬 庫 藏
○議長(
岩井文男君) 提案理由の説明を求めます。
石上友寛議員。 〔石上友寛君登壇〕
◆石上友寛君 提出いたしました発議案第1号について、提案理由の説明をいたします。 この発議案につきましては、お手元の案文のとおりでございますので、案件の朗読をもって説明に代えさせていただきます。 発議案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について なお、この発議案につきましては、
地方自治法第99条の規定により関係機関へ提出いたしたいため提案したものでございます。 以上のとおりでありますので、議員各位におかれましては、よろしくご賛同くださるようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(
岩井文男君) 以上で説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第1号については、正規の手続を省略し、直ちに採決をしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
岩井文男君) ご異議なしと認めます。 よって直ちに採決をいたします。 お諮りいたします。発議案第1号について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
岩井文男君) 起立全員であります。 よって、さよう決しました。
△閉会の宣告
○議長(
岩井文男君) 以上をもって今期定例会に
付議されました
事件は全て議了いたしました。 これにて令和2年9月
銚子市議会定例会を閉会といたします。 慎重審議、ご苦労さまでした。 午後 零時48分 閉 会...