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12月08日-03号

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  1. 銚子市議会 2017-12-08
    12月08日-03号


    取得元: 銚子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    平成29年 12月 定例会            平成29年12月銚子市議会定例会    議 事 日 程 (第3号)               平成29年12月8日(金)                                午前10時開議日程第1 一般質問                                            〇本日の会議に付した事件 議事日程のとおり                                            〇出席議員(18名)   1番   田  中     努  君      2番   笠  原  幸  子  君   3番   池  田  健  一  君      4番   石  上  友  寛  君   5番   加  瀬  栄  子  君      6番   桜  井     隆  君   7番   工  藤  忠  男  君      8番   鎌  倉     金  君   9番   宮  内  和  宏  君     10番   加  瀬  庫  藏  君  11番   大  野  正  義  君     12番   尾  辻     廣  君  14番   広  野  恭  代  君     15番   岩  井  文  男  君  16番   根  本     茂  君     17番   地  下  誠  幸  君  18番   石  上  允  康  君     19番   宮  内  昭  三  君                                            〇欠席議員(1名)  13番   釜  谷  藤  男  君                                            〇説明のための出席者  市  長  越  川  信  一  君     副 市 長  島  田  重  信  君  教 育 長  石  川  善  昭  君     理  事  飯  田  正  信  君  政策企画  宮  澤  英  雄  君     総務市民  長  島     潔  君  部  長                    部  長  健康福祉  石  井  倫  宏  君     産業観光  笹  本  博  史  君  部  長                    部  長  都市環境  椎  名     寛  君     消 防 長  菅  澤  信  博  君  部  長  教育部長  山  口  重  幸  君     会  計  城 之 内  一  道  君                          管 理 者  水道課長  野  口     寿  君     秘書広報  安  藤     隆  君                          課  長  財政課長  宮  内  伸  光  君     選挙管理  山  口     学  君                          委 員 会                          事務局長                                            〇事務局職員出席者  事務局長  原     孝  一        書  記  石  毛  秀  明  書  記  林     友  見          午前10時00分  開 議 ○議長(桜井隆君) これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(桜井隆君) この際、諸般の報告をいたします。  最初に、地方自治法第121条第1項の規定による出席者に選挙管理委員会事務局長、山口学君を本日の会議に追加しましたので、ご報告いたします。 △一般質問 ○議長(桜井隆君) 日程第1、一般質問を行います。  お手元に配付の一般質問表の順序に従いまして、順次質問を許します。  最初に、宮内和宏議員。          〔宮内和宏君登壇〕 ◆宮内和宏君 おはようございます。久々のトップバッターでございます。それでは、通告に従いまして質問をしてまいります。  最初に、市道の保全についてであります。市道の定義は、言うまでもなく市の区域内に存在します道路で、市長が議会の議決を経てその路線を認定したものをいいます。当然それは、結果として市の施設になりますから、市が責任を持って管理することになります。これは、全て道路法に規定されたものであります。市道は、地域住民の日常生活、そして生産活動等にとって欠くことのできない重要なものであります。しかし、実態は多岐にわたるものがありますが、現在では市道の路線数は合計で2,887路線であります。総延長を申し上げますと約803キロメートルでございます。  それでは、ここで質問をいたします。1つ、現在市では、道路の幅員等を維持、保全するために日常どのような現場業務を行っているのか、具体的に伺います。  1つ、現場業務の現在は一元化しております。一元化された以降、土木関係の業務処理に係る自己評価はいかほどのものか、自分で自分を評価するのは難しいでしょうが、よろしくお願いいたします。  1つ、市道を管理している上での課題にどのようなものがあるのか伺います。  1つ、道路予算でありますが、この10年、平成19年度から5年間、平成24年度まで、それと29年度との決算ベースでの割合の比較を伺います。  次に、境界確定に係る経費の負担についてであります。境界確定等に要する経費については、原因者が当然負担することは承知しております。市道の境界確定の場合、その原因者が市の場合には何ら問題がありませんが、原因者がなくそのままの道路状態に放置されたとき、それがまた継続するとき、市道の相当数はその境界が曖昧になり、その結果、通行面で支障を来しているのではないかなどの心配があります。  ここで、質問をいたします。1つ、現在の市道の保全を徹底する場合、市道との隣接民有地地権者の動きをただ待つことでいいのかどうか、その見解を伺います。  1つ、1つの境界確定業務に係る諸経費ですが、ケースによって異なることは承知しております。しかし、一般的に平均どのくらいかかるのか、その経費を伺います。  1つ、境界確定業務の徹底を図る場合、現有の職員の体制で無理なくできるのかどうか伺います。  続いて、廃校の学校閉鎖、学校廃校後の利活用についてであります。既に旧八中は、芸術村と地域の集会施設等に生まれ変わるため、行政アドバイザーが先頭に立ち、市内を駆けめぐり材木などの原材料をかき集めて、いろいろな使用目的に向け制作、奮闘しているようであります。最近では、施設の見学に訪れる人もあるようで、認知度もそれなりに徐々に高まっているとのことでございます。旧西高については、校舎の解体撤去も時間の問題であり、スポーツ合宿施設の4月オープンに向け、着々と進んでいるようであります。昨日私も市の職員に案内していただいて、見てまいりました。私は、きのう見た感じでは、後ほど申し述べますが、いろいろ感じたものがございます。現在校舎の解体撤去作業が行われておりますが、真ん中に建つ食堂の建設と、合宿施設、これは部室に使っていたところの転用だそうでございます。大改修が進んで、大詰めを迎えている様子がうかがえました。校舎解体後のスペースは、かなり広いようでありますが、他のスペースとあわせどのような有効的な利用計画があるのか伺います。  そして、スポーツタウンの施設整備については、とやかく言うつもりはありませんが、施設を囲む自然環境の整備について一言申し上げるならば、よそから来た人でも気軽に入っていけるような自然環境にするため、少しでも手を加えてほしいと思いますが、将来的にはどのようにしたいのか、なるのか伺います。  それから、旧猿田小学校でありますが、3月閉校になるずっと以前から、学校の美化等で奉仕されている地元の卒業生を中心とした愛好会なるボランティア団体があります。その団体から、学校の廃校の状況等について話を伺うことがありました。その話の中で、銚子出身のレコーディングエンジニアとして活躍している山崎進さんという人が録音スタジオとして使うとの話がありました。現在では、お試しではありますが、既に使っているとのことで、12月広報にも載りました。地元の人々にとっては、廃校で寂しくなった校舎などに再び人けが戻ったことの喜びがうかがえました。このお試しがぜひとも定着、発展することを祈るばかりであります。  そこで、まず現在の状況を伺い、また今後の予定、計画されていることがあれば、あわせて伺いたいと思います。  次に、その廃校予定、あるいは計画の現在行うべきことについてであります。西部地区中学校の統廃合は、ここまで来る間には、立場、立場で相応の労力を費やし、尽くされてまいりましたことは十分周知しております。今議会にも条例案が提案されているように、統廃合はもはや佳境を迎えております。眼前の課題には、よりよい形での解決に向け、引き続き努力をお願いするものであります。今回3校が1校になるわけでありますので、2校については当然のごとく閉校になり、この2つの閉校、廃校については当分使える建物でありますので、何らかの形で利活用していかなければなりません。  そこで伺います。1つ、地域に存在し、地域とともに生きてきた学校であります。地域の住民にとりましてはそれなりの存在でありますので、廃校後の利活用を考えるならば、廃校になってから考えるのではなく、少しでも早い時期に考える主体、グループ等の固まりをつくることが私は必要で、先決ではないかというふうに思いますが、その見解を伺います。  1つ、廃校の利活用を考え検討していく主体をつくるとした場合、その主体はどのような構成にしたらよいと思うか、感じ方をお伺いいたします。  1つ、2校のいずれかに市役所の行政組織の一部等の移転は考えられるのかどうか、まだ時期は早いかもしれませんが、述べられるようでありましたら、よろしくその見解をお伺いいたします。  それでは、登壇での最後の質問になりますが、3つ目として文化財の保護と環境整備についてであります。最初は、余山貝塚美化の会が結成されて5年を過ぎます。その余山貝塚の史跡指定区域等についてでありますが、昭和31年に発刊された銚子市史の刊行の辞に、我が銚子半島の地は西に本邦黎明期にいち早くその究明を見た余山貝塚があり、また東方には近年学術的発掘による調査を完了した粟島台貝塚があって、人類文化の発祥云々とあります。また、後段の部分にはこうあります。正確な郷土史を知ることによって一層深まる郷土愛と、それに基づいて輝くあすを創造していくとあります。この言葉は、かつて長期にわたり銚子市長を務められた嶋田隆氏の言葉であります。このように、刊行の辞の冒頭に余山貝塚が記されることは、もはや個人的な関心の域を超えた評価が十分にうかがえ、史跡自体が持つ文化的価値のあることの証左ではないかというふうに私は思っております。  いずれにしましても、余山貝塚は日本考古学史上、東京の大森貝塚と並んで最も古くから注目されていた遺跡であることは間違いありません。このような名誉ある遺跡が7年近く前までは惨たんたる状況、環境の中で、ごみの下で休眠をしていたのであります。現在では、多くの人の努力によりよみがえりました。  そこで、伺います。1つ、この3か年に余山貝塚南北の区域の試掘、試し掘りをしましたが、その経過と結果について伺います。  1つ、今後さらに試掘の予定、あるいは計画があるのか伺います。  続いて、まちなかの景観向上についてであります。まちを美しくしようと思ってまちが美しくなれば、そこに文化という付加価値がつき、まちのイメージは必ず上がります。人々から美しく個性と魅力があると思われるまちには、多くの人々が訪れてくるし、また住んでいる人にとっても自慢できるまちになるはずであります。結果的に、必ずや観光的な意味での人が多くなるまちにもなることは必至であります。  我がまちは、周囲を川と海とに囲まれ、海岸線も多様で、浜あり崖あり複雑で、比較的緑にも恵まれております。このように銚子を形容する修辞は、これまでも多くの人から、また多くの機会に使われてきました。人口の減少、高齢化で、まちはいかにも元気がないように見えます。寂しさも感じます。それではいけないと、何とかしなくてはと、多方面で志高き人たちが先頭に立ち、銚子の再生、活性化に果敢に取り組んでおられます。期待をいたしております。美しいまちには、美しい心が育つと言われます。そのまちは、人の営みによって変わります。美しくするのも醜くくするのも、最終的にはその責任はそこに住む市民、住民にあると私は思います。美しい景観は、待っていれば与えられるものではありません。一定の行動を起こして、初めて確保されるものであると思います。  そこで、伺ってまいります。1つ、まちの景観を貧しく見せているのは、電線、電柱と言われております。本市の現状から、景観向上にはどのようなことが必要でしょうか。その見解を伺います。  1つ、最近では、社会問題化しつつあります空き家についてでありますが、まちなかの景観を著しく損ねているところが散見されますが、市ではどのような対策、対応をとっているのか伺います。  1つ、まちなかには植え込み、花壇等があります。そこは、いつもきれいに花が咲き、整頓されているとは限りません。隣の神栖市は、平均して花壇がきれいに整っているように思いますが、本市でも継続的な美化管理ができないものでしょうか。これまで手がけたことがある活動もあわせ、その見解を伺います。  以上で登壇での質問を終わります。 ○議長(桜井隆君) 市長。          〔市長 越川信一君登壇〕 ◎市長(越川信一君) 宮内和宏議員の質問にお答えをさせていただきます。  猿田小学校の利活用についてでございますけれども、ことし11月から来年の4月までの半年間でありますが、猿田小の職員室、校長室、資料室をレコーディングスタジオとしてお試し利用を行っていただいております。先ほど宮内議員からもお話がありましたように、このレコーディングスタジオは今年度のお試しサテライトオフィス事業、これを利用されました株式会社和エンタープライズの山崎進さんからの提案を受けてスタートさせたものであります。11月3日には、公開レコーディングを行いました。近隣町内会や猿田小学校愛好会の皆様にもご参加いただいたところでございます。山崎進さんから、活用計画の説明がありました。また、公開レコーディングにはバンドの「私ノカレハパイロット」、ボーカルの尾池月奈さんが参加をいたしました。山崎進さんの華麗なレコーディング技術を披露していただいたところであります。山崎さんは、銚子商業高校の出身で、海鹿島町に在住、レコーディングエンジニアとして国内の第一線で活躍をされてこられました。福山雅治、井上陽水、安全地帯、久保田利伸、アンパンマンなどのレコーディングを担当されてきました。日本工学院専門学校の講師も務めておられます。さまざまなミュージシャンの録音を環境のいい猿田の地で行いたいとのことであります。また、山崎さんと親交のあるアニメの制作者も猿田小の活用に注目されておられます。今後につきましては、お試し利用の状況を十分に検証しながら、活用計画を具体化させ、本格運用を目指していきたいと思っております。いずれにしても、地域の皆さんに受け入れられるものにしていくことが大変重要だというふうに考えております。  また、11月の27日には、千葉県主催の大学生による空き公共施設等活用方策提言会が開催されました。千葉大学と千葉工業大学の学生、大学院生から音楽、アニメ、アートなどクリエーティブ事業の拠点、農園と野菜マーケット、宿泊施設やサテライトオフィスといった大変興味深い提案も伺いました。今後、利活用を検討していく上で参考にさせていただきたいと思っております。 ○議長(桜井隆君) 副市長。 ◎副市長(島田重信君) それでは、私のほうから六中、七中、その廃校後の利活用、この点について、2点ご答弁をいたします。  まず1点目ですけども、廃校後の利活用を検討していく主体は、どのような構成を考えているかというお話でございますけども、平成27年6月に策定をしました銚子市市有財産利活用基本方針では、用途廃止を予定または決定している財産は、廃止後の利活用方法などについて市の内部組織で、私が委員長をしておりますけども、各部長で構成する市有財産利活用検討委員会で検討することとしております。利活用検討委員会の中では、施設の老朽化の状況、用途廃止の時期、事務手続に必要な時期などを十分に踏まえた上で、行政目的で転用するか、あるいは売却、貸し付けなどの方向性を検討することとなっております。  なお、利活用の検討は市内部の検討だけではなく、地元地域の方のご意見を伺いながら、スピード感を持って丁寧に進めていかなければならないというふうに思っております。  それから、もう一点でございますけども、その2校について市役所の移転というか、そういう考えはあるのかというお話ですけども、廃校後、利活用の一つの案として、市役所の一部機能を移転ということも、一つの考え方ということで検討しておるところではあります。 ○議長(桜井隆君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(宮澤英雄君) それでは、私のほうから2点答弁させていただきます。  まず1点目ですが、旧西高校の建物を解体した後どのように跡地利用をするのかというご質問ですが、校舎の解体後の跡地利用については、当面は簡易なサブグラウンドとして活用する予定と伺っております。ただ、今後株式会社銚子スポーツタウンとしての資金繰りの見通しが立てば、きちんと整備を進めていきたいと伺っております。  2点目ですが、旧西高校の周辺環境、自然環境をどのように整備していくのかというご質問ですが、現在旧西高校は本市をスポーツのまちとして活性化を図るための中核施設として、株式会社スポーツタウンが整備を進めているところですが、まずはスポーツ関連の施設利用者の満足度が高まるように、体育館やグラウンドの整備を行っております。今後は、スポーツ以外の利活用の広がりを図るために施設利用者のアンケートの結果や、地元の方々の意向などを踏まえた上で、周辺環境をどう整備していくかを考えていきたいと思っております。 ○議長(桜井隆君) 都市環境部長。 ◎都市環境部長(椎名寛君) 私からは、市道の保全について7点、まちなかの景観向上について4点答弁いたします。  1点目、道路の幅員等の維持、保全に関するお尋ねです。道路パトロールなどで、道路敷地と思われる区域に畑の土砂がかぶるなど、道路幅員が狭くなっている場所を確認した場合、土地所有者に対して土砂の撤去、土のうや土どめの設置などを要請しております。台風などの大雨により畑などの土砂が道路へ流出した場合には、道路機能の維持や交通の安全を図るため、速やかに土砂の撤去を実施しております。また、道路の管理に関するお願いとして、広報ちょうし市ホームページに道路への土砂の流出防止や樹木の張り出し防止のために、伐採などの対応を掲載し、注意喚起しております。  2点目、市道を管理している上での課題とは何かとのお尋ねです。道路を適切に管理するためには、道路境界が確定し道路管理者と隣接する土地所有者との管理区分が明確になり、それぞれが責任を持って管理すべきであると考えます。しかし、道路との境界が確定しない場合も多く、過去には道路境界が確定できず当初の計画どおり道路改良工事が進まなかった事例もあり、市道の整備計画に支障を来す場合もありました。  3点目、道路予算についてのお尋ねです。平成19年度、平成24年度及び平成29年度との決算ベースでの割合比較についてのお尋ねです。本市の土木費のうち道路の除草や穴埋めについての維持管理費と、道路整備のための工事費の決算額の推移でありますが、平成19年度の決算額は3億7,743万9,000円、平成24年度の決算額は2億6,406万8,000円、本年度は9月補正後の予算額で3億8,782万6,000円という推移になっております。  4点目、市道の保全を徹底する場合、市道と隣接民有地所有者の動きをただ待つことでよいのかとのお尋ねです。道路の保全を徹底するためには、道路境界が未確定な箇所について境界確定の作業を進めるべきであると考えますが、境界確定のため測量を実施する際に、道路部分だけではなく隣接する土地も測量する必要があることから、これまで以上の経費の増加と測量を実施するための事務量が増加し、現在の担当職員2名での体制では対応が難しい状況にあります。しかしながら、道路舗装の老朽化が進む中で、道路の適切な保全を確保していくことが年々難しくなっていくため、市道の維持管理上、支障ある箇所については市が主体となって境界確定を実施するなど、必要な事務を進めてまいります。  5点目、境界確定に係る経費についてのお尋ねです。市では、境界立ち会いの代行業務について公益社団法人千葉公共嘱託登記土地家屋調査士協会と単価契約を結んでおります。委託料は、境界の確定あるいは不確定の結果にかかわらず、業務の出来高で支払っており、登記資料収集から立ち会いの日程調整、境界案の審査、現地での境界立ち会い、境界確定図の審査、報告書の作成に至るまでの業務の内容を細分化して単価を設定しております。1件当たりの委託料は、申請地ごとの立ち会い距離などの条件や、再立ち会いの有無などにより金額が異なりますが、平成28年度と29年度の実績では5万円から5万5,000円程度となっております。また、市が行う道路改良工事などに伴う境界確定のための測量経費としては、確定しようとする道路境界の延長や隣接する土地の面積など諸条件により異なることから、単純に金額を示すことはできませんが、今年度災害復旧にかかった測量業務では道路延長66メートルで契約額は47万5,200円であり、これを50メートル当たりに換算すると36万円となります。  続きまして、現場作業の一元化移行による自己評価についてでございますが、この一元化により土木業務に関しましては、迅速性が多少損なわれた面があると思っております。  続きまして、現業職は今の人員体制で足りるのかとのお尋ねですが、現在9名で対応していただいております。先ほど申し上げましたとおり、作業の迅速性が多少損なわれているという面はございますが、その辺に関しては足りていると考えております。  続きまして、まちなかの景観向上についてお答えいたします。初めに、道路整備に係る面からお答えいたします。まちの景観を貧しく見せているのは電線、電柱と言われている。本市の現状から、どのようなことが必要かとのお尋ねです。道路の幅員が狭く、電柱などが車両の通行に支障を来している場所が存在します。特に危険がある場所については、市から東電やNTTなど、電柱設置事業者に要請して民有地へ移設を行った事例や、道路整備工事に伴いこれまで道路上にあった電柱などを民有地へ移設した事例もございます。電柱などの道路占用申請があった場合、市で現地調査を行った上、車両の交通に著しく支障を来すおそれのあるものについては、民有地への設置を再検討するよう設置事業者に要請してまいります。  続きまして、都市計画上の問題としまして、電柱を地中化することで景観の向上が図られ、かつ歩道の有効幅員が広がることや、大規模災害時に電柱倒壊のおそれがないことなど、安全性の確保につながるものと考えております。しかしながら、電柱を地中化するには事業主体だけではなく、電柱設置事業者にも整備費用が生じることとなります。銚子市内で電柱を地中化している場所ですが、銚子駅前シンボルロード、本通りマイロード、銚子銀座通りココロードです。なお、現在千葉県において、平成28年度から西芝町の銚子駅前交差点から馬場町の交差点までの県道外川港線の電柱の地中化事業が進められております。今後も他の幹線道路での電柱の地中化につきまして、銚子土木事務所と協議してまいります。  3点目、市内の空き家のうち著しく景観を損ねているものが散見されるが、市ではどのような対策、対応をとっているのかとのお尋ねです。市では、水道の閉栓情報などをもとに昨年度から進めてきた空き家調査を先月11月に終了しました。その結果、外見上空き家と思われる物件は、著しく景観を損ねているものを含め1,466件あり、今後も引き続き新たに寄せられる情報などに基づいて調査を進めてまいります。  現在は、空き家の所有者を特定するための作業を進めており、特定後は空き家の所有者に対し、今後の空き家の管理や利活用についての意向を確認するアンケート調査を実施する予定です。平成29年2月から、これまでにホーム、不動産、建築などの専門家で構成される空家等対策協議会を3回開催し、空き家の適切な管理の促進による周辺の生活環境の保全や、利活用による地域の活性化を目的とする空家等対策計画案について承認をいただき、現在検討を進めております空家条例を含め、今年度内に制定する予定となっております。  著しく景観を損ねている空き家については、空家対策特別措置法の規定に基づき、初めに所有者を特定した上で適切な管理を行うことを求めるとともに、所有者に対して維持管理や除却などに関する情報の提供を行ってまいります。  また、空家条例制定後、周辺の生活環境に防災、衛生面で著しい悪影響を及ぼす空き家については、空家対策協議会での協議検討を経て特定空き家に認定した後、空家対策特別措置法に基づき助言、指導、勧告、命令、行政代執行などの必要な措置を講じてまいります。  最後に、まちなかの花壇について継続的な美化管理ができないかとのお尋ねです。平成26年度までは、緑の募金運動での私のまちづくり事業を活用して、末広町広場や末広交通広場の花壇に花の栽培をしておりました。ボランティアの皆さんが維持管理を行ってきましたが、平成27年度に事業内容を変更したため、現在花の植栽は行っておりません。議員にご指摘をいただいたとおりであると思います。まちなかに少しの潤いをもたらすため、スポンサー花壇の導入など新たな仕組みをつくり、その体制を検討してまいりたいと思います。 ○議長(桜井隆君) 教育部長。 ◎教育部長(山口重幸君) 統合後の中学校の跡地活用と余山貝塚について答弁いたします。  閉校後の六中、七中の跡地活用について、早急に地元と話し合いを進めていくことが必要ではないかという質問です。先ほど副市長から、廃校後の利活用の検討主体について答弁がありましたが、教育委員会としても平成33年度統合に向けて統合準備を進めるとともに、廃校後の利活用も市長部局と連携をとりながら進めていきます。  続いて、余山貝塚の3か年にわたる貝塚南北区域の試掘をしたが、その結果についてという質問です。市指定史跡の余山貝塚の発掘調査は、平成26年度から開始し、平成31年度までの6か年で実施する計画としております。本年度で事業4年目となりますが、試掘は平成26年度と平成27年度に実施いたしました。平成26年度の調査は、線路北側にある貝塚の遺存状況と線路南側の指定地周辺の状況を確認することを目的として実施したところです。平成27年度の調査は、余山貝塚全体にどのように縄文時代の集落が広がっているかを把握するための調査を実施いたしました。その結果、旧高田川に沿ってチョウセンハマグリを主体とする貝層が良好な状態であること、指定地周辺に縄文時代の建物跡などの遺構が残っていることが確認できました。また、縄文時代以外の成果として、古墳時代の住居跡や古墳時代のシジミの貝殻が中心の新たな貝層などを確認することができました。  続いて、今後さらに試掘の予定はあるのかという質問です。市指定史跡の指定範囲を拡張するためには、余山貝塚の縄文時代の集落の範囲を確認することが大切であります。2回の試掘の結果を踏まえて、縄文時代の集落の範囲を絞り込む必要があるので、来年度さらに試掘をする予定でいます。本年度中に、来年度の調査地点や内容について、文化庁及び千葉県教育委員会と協議を予定しております。 ○議長(桜井隆君) 宮内議員。 ◆宮内和宏君 道路の保全なんですけども、現有勢力、職員ではなかなか思うように進まない、進めたいけども進まないというような趣旨の答弁だったというふうに私は受けとめております。  現状を見ますとね、私2日、3日前に、東から西まで主なところを車で走ってみました。特に気がついたところは、市民センターから西海鹿島、通称笠上団地といいますね。あそこまで行く道路、昔は農道だけだったんでしょうけども、今は頻繁に南北の交通としてね、道路としてかなり使われているようであります。その中間、両方耕作地なんですけども、そこがね、隘路になっているんですよ、本当にすごいんです。自分の土地ここまでだという主張が物すごく、両脇にね、余り声で言うと農家に直接伝わるといろいろありますから。それはともかく、それが一番いい例の、私から言わせたら放置状態。管理がしたいけどもできないのか、そのように働きかけをしようとしているのかどうか、今の状況はわかりませんけども、一例をとったら、もっといっぱいありますよ。そこに限って今お話をさせていただきますと、すごいですよ、結構議員でも通った方が多いと思いますよ。私もね、30年、子どもがちっちゃいころあそこを通ったら、ちょっと脇へ落ちたことがあるんですけども、今のような柵はやってなかった。そういうことがありますので、人が足りない、金がないというふうにね、私は言っている場合じゃないんです。必要なところは、必要な人も手当てする、お金も手当てする。そうでなければ、このようになっちゃうんです。あのようになっちゃうんです。それでいいのかと、市の財産というのは市民の財産ですから、市民が日常生活を送るのに余り支障があっては困るんですね。事故があっても困る。それをなく、少しでも生活を楽しく向上させるために、福祉の向上ということで公務員があるわけですから、我々もしかり。お金と人、必要なんです。その点について、お金の面でいうと財政担当の部長いかがですか、見解。 ○議長(桜井隆君) 政策企画部長
    政策企画部長(宮澤英雄君) 先ほど都市環境部長から10年間の道路予算の説明がありましたけども、確かに10年前と比較しますと、道路予算が予算措置できていない状況が続いているかと思います。それは、借金をした場合の交付税措置が、あるときからなくなったことによって道路予算が削られてきておりますけども、必要最低限の議員がおっしゃるような維持管理費については、当然予算措置が必要かと思いますので、それは担当課と予算措置の範囲の中でどのような維持管理ができるのかというのは、十分協議しなくてはならないかと思います。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 そういうことでよろしくお願いします。  それと人の面で、人事担当部長、よろしくお願いします。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) ただいま土木部門のほうからの、職員配置が少なくてという話がありましたが、実際上各部からの人員要望につきましては、中間で何度か要望書を上げていただいておりますところですが、たしか40名ほど増が必要だという要望書が各部課等から出ております。  このため、議員の皆様もご承知でしょうが、銚子市では来年度から部制から課制へ移行という中で、何名かの職員を管理部門から実務部門への対応もできてくると思いますし、課の統合等によって、どの部門が今忙しいのかというところで、効率的な人員配置体制もできるのではないかとも考えております。ただし、職員数にも一定の限度がございますので、その点組織再編と含めて各部等の要望等も勘案しながら、人員配置についてはより効率的な配置に努めていきたいというふうには考えています。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 総括として、市長か副市長、よろしくお願いします。 ○議長(桜井隆君) 市長。 ◎市長(越川信一君) 人員の問題、それからアウトソーシング、外注にどの部分を出すのか、それから今後、今の計画でいきますと平成32年度をもって清掃センターなどは広域に伴って廃止になるという部分がございますので、自前でやる部分、それから外注に出す部分、今後施設の廃止によりまして、技能労務職の職員が出てくる部分、そういったものを総合的に判断をしながら、きちんと年度、年度のシミュレーションを描いて人員的なものについては対処したいと思いますし、また予算の確保については政策企画部長が申し上げたとおり安全にかかわることでありますので、少なくとも危険な箇所については、きちんと手当てをしていきたいなというふうに考えております。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 よろしくお願いします。先ほど出した例は、もうここ二、三年じゃありませんからね、10年、15年、あるいはそれよりずっと前です。私が車を落としたのは30年前ですから。直接境界とはかかわりはないかと思いますけども、道路保守とか、そういうことで一元化の問題、これ関連してちょっと質問させていただきます。  現場の業務に携わっている方々は毎日大変だろうと思いますけども、作業効率、そういうスピードが前よりは、一元管理になったということで少し遅くなった、迅速化が鈍くなった、迅速性が。それは、どこに原因があるのかわかりますか、それ原因が言えなかったら、原因をいろいろ究明していただいて、一元化がまずかったら早速4月からね、原状に回復するとか、それこそ迅速性です。その辺の考え方はいかがでしょうか。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 現在技能労務職の一元化は、総務課の施設管理班というところで管理を行っております。  先ほど都市環境部長が即効性といいますか、実務の面では土木課の依頼を総務課の施設管理班を仲介することとなりますので、その点について、土木課で所管していたときと比較した場合には、ワンクッション入りますので、その点は迅速性に欠ける面がややあるのかなとは感じております。その辺については、この一元化についても課題も見えてまいりましたので、いろいろな課題を整理していきたいなというふうには考えております。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 市民が依頼するわけですから、迅速性とかそういうものをね、迅速にできなかった場合には、すぐ対応ができなかった場合にはそれなりの理由を告げてあけると、連絡してあげると、そういうことがやっぱり徹底されれば、市民もなるほどなと、そうかということで理解してくれるというふうに思いますので、その辺のところはよろしくお願いします。市会議員に頼まなければやってくんないだとよというような声が聞こえますので、我々もそういう、それも役割かどうかわかりませんけども、頼まれれば行ったり話ししたりしますよ。だけれども、それも数が多いとちょっと問題化しないわけでもないし、問題というのは自分の生活の中で。どこまでが仕事だかどうかわかりませんけども、それをもう満遍なく公平に、特定の人の利益を代弁していろいろやっていってもしようがないわけですから、我々も常々気をつけているつもりですけども、そういう偏ることなくやっていきたいというふうに思いますので、執行部のほうもよろしくお願いしたいと思います。  それでは、スポーツタウンのところなんですけども、自然環境、私も見てきて、前からもちろんあの周辺は知っておりますけども、改めて感じたことは、やっぱり自然豊かなところだけども、よそから来た場合、特に都会のほうから来た場合に、裏のほうの山、やや斜面になっていたりいろいろ起伏があります。結構おもしろいところだと思いますよ。だけども、あのままでは探検家じゃあるまいし、ああいうところへ運動靴とか草履とかで行くということはなかなかできません。スポーツやった後、ちょっと何か気分転換に散歩でも、散策でもしようかなという場合に、裏のほうへ行って、ああ、いいなという感じに思えるような自然環境の整備、それをぜひやってほしいなと。これは、お金なければできませんけども、宿泊客をよそから招くわけですから、呼ぶわけですから、来たお客さんというのは、初回と2回目、最初が肝心なんですよ。床屋の1年、2年行かないような頭みたいな森と、そういうところではなかなか人は寄りませんよ。ですから、その辺を最初が肝心だということ。校舎の解体もそうでありましたよね、最初はそういう計画あるのかないのかわけもわかんなかった。だけども、幸いながら壊し始めています。本当にいいことだと思います。あそこがきれいさっぱりしたら、お化け屋敷にもならなくて済んだし、そういうやっぱり最初が肝心ですから、いいイメージを与えて、いいお客さんをどんどん来てもらうと、最初が肝心なんです。お金がないから小出しにぴいぴい、ぴいぴいやっていっては、来る人も来なくなっちゃう。やっぱりその辺のところ、思い切ってやるところはやってください。本当に元気が、まるっきりこれ起死回生、このままいったら死んだままになっちゃいますよ。ですから肝心なときに、ここにも池田議員が一生懸命やっています、いろんなところで。そういうお手本もありますので、肝心なときに肝心なものをどんと出すような感じでやってください。よろしくお願いします。これお願いです。  それと道路の電柱、これは電柱、ただ車両だけじゃなく、特に気がつくのは長塚町旧道、あの辺私はほとんど毎日通りますけども、道路にかなり出ているところがあるんです。よく電柱を見ると、車両のこすった跡、すった跡よくあります。本当に板金屋さんは喜ぶでしょうけども、そういうわけじゃなく、もっと事故になったら大変なことですので、やっぱり片せるもの、民地のほうに余裕のスペースがあった場合には、そこへ極力何回でも足を運んでお願いすると、あとは東電が片づけるわけですから。そういうことの作業を大変でもやってほしいなと。狭い歩道、1メートルちょっとか場所によっても違いますけども、歩道があります。その歩道の上に立っているところもあります。それが立っていると、例えば車椅子で行った人が通れないんだよね、実際あるんです。通れないんです。あれ本当に健常者は何ともなく、ただ多少障害物あったほうが楽しんで通れるよというような感じで通っていますけども、ハンディを持った人は容易なもんじゃないです。私も一緒に通らせていただきました。やっぱり車椅子は通れません。そういうところが何か所もあります。そういうところは、ぜひ早目にお願いします。こういうことあります。景観の問題もあります。地中化というのは、今すぐ言っても東電だっていろいろな諸般の事情がありますし、いろいろあります。だけども、まず景観も大切だけども、通行上妨げになっているところは迅速にお願いしたいと思いますけども、いかがですか。 ○議長(桜井隆君) 都市環境部長。 ◎都市環境部長(椎名寛君) 議員おっしゃるとおりこの占用にかかりまして、東電やNTTから占用申請というものがございます。それを受けまして、担当職員が現地調査の上、占用の許可を出しているというのが流れでございます。このときに、やはりチェックを確実なものにしまして、電柱が少なくとも歩道上にあるとか、道路通れないような電柱の入れ方というのも多々あるのは承知しております。そのような電柱につきましては、道路工事、または一般的に道路パトロールをやっておりますので、見つけ次第やはり東電やNTTとの協議をさせていただくように努めてまいります。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 今までは、見回りをやるのは、もちろんこれは下仕事として絶対必要なんですけども、見回りをして、ただ数字を表の上に並べて、それで一つの仕事を終えたというのが今までのような感じがするのね。これは、やっぱり観光面にも影響してくるんですよ。産業観光部長いかがですか、今の聞いていて。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) もちろん観光形成上、観光地をつくっていくときに電柱がないのはいいと思いますけれども、既存の観光地をどうやって変えていくかというときに、電線の地中化というのは非常に都市環境部長が答弁したとおりコストがかかると思います。そういった意味でも、電柱をなくしていくという方針をつくっていくということについては、産業産業観光の面でも資すると思われますので、そういったものをバックアップしていくということは必要かと思います。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 私は、ちょっと興奮ぎみでお話ししているように受け取られがちですけれども、今これ置かれた銚子市を考えると、でれっとはしてらんないんですよ、本当に。私は思いますよ、芦崎は芦崎で一生懸命やっております、十分じゃないけども。それが、各地域が同じように歩んでいると思いますけども、はかばかしく進まない、はかばかしく見えないというのが私の正直なところなんです。一つ道路、市道を見ても何を見ても、はかばかしく進まない。何か人が足りない、お金が足りない、これでは済まないんだよね。ですから、そういう覚悟を持ってやってくださいというふうに私は言いたいですね、その覚悟。みんな覚悟を持ってやっていますよ、きのうも白石ダムも行ってきました。そうしたら、やっぱりこれ用途廃止になった後、これ荒れちゃいけないということで白石町の方々中心に、それからある業者がユンボを2台持ってきました。2台持ってきて、オペレーターも一緒。丸一日ですよ、それを一生懸命やっていました。竹やぶの竹をひん抜いて、それを車で運ぶのは白石町のボランティアの方々です。ボランティアがもちろん率先してやります。やりますけども、それをやっているからっていいことにしないで、できることは何でもやっぱり市が、市有地ですから、まず。そこをボランティアの方々が見るに見かねて、それから将来を危ぶんで、それで立ち上がっているわけですから、その辺に気持ちを向けていただいて、やっぱりみんながやってくれる、また継続してやっていただくためには、またやる気をもっと出していただくためには、市もできる限りのことを応援しなければならないなということ、これは当然だというふうに思います。今も来ていただいていますけども、いただいている以上のものでありません。もっともっと褒めたいけども、私ちょっと正直言ったらそれ以上の言葉が出ません。その辺のところはいかがでしょうか、市長。 ○議長(桜井隆君) 市長。 ◎市長(越川信一君) 今回の総合計画の中でも、本当に行政がやるべきこと、それから民間、市民にできること、協働で行うべきこと、協働でできることという3つの区分に区分けをしながら、新しい平成31年度から40年度までの総合計画を今策定しているところでございます。  白石ダム、高田川と共生する会、あるいは余山貝塚美化の会など大変地域のことを、自分たちで竹やぶを伐採したり、美化活動をしたり、遊歩道を整備したりということをボランティアの皆さんに行っていただいているということは、大変ありがたいということでございますけれども、行政としてもボランティア頼みにしない、やはり行政も責任を持って協働していくという姿勢が大事だと思いますので、これまで以上の連携をしていきたいなと思います。  また、電線、電柱、電話柱の問題については、民間地の民地の協力というものをどこがするのかという問題が多分あると思うんですけれども、これまでは東電やNTTにお任せ的な形で、積極的に民地の協力を余り求めてこなかったという実態があるかと思います。その辺もNTTや東電と話し合いをしながら、ここの場所についてはぜひ民地の協力をお願いしたいという場所については、市としても連携をしていきたいなというふうに考えております。 ○議長(桜井隆君) この際、10分間休憩いたします。          午前11時02分  休 憩                                                      午前11時12分  再 開 ○議長(桜井隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 まちなかの景観、美観を向上させるためには、方法、方策いろいろありますけども、身近なところで手をつけるということになると、今までも途中途切れてもまた始めて、それをできる限り継続させるということで、私はぜひまちなかの植え込み、花壇、そういうところをやっぱり間断なくやっていただきたいなというふうに思います。隣の神栖はどういうふうなシステム、方法をとっているかわかりませんけども、そういうところをまねしていただいて、それもお金と人というのがあるかもしれませんけども、ネックに。ボランティア団体、結構ございますよね、それと町内会、ああいうところにも働きかけて、そういう仕掛けづくり、システムづくり、ちょっと言葉は適切ではないかもしれませんけども、そういう仕組みをつくるというのも役所の仕事として私は必要じゃないか、大切じゃないかなというふうに思うんです。それには、種代とか出す、苗代とか上げる、あとは皆さんお願いしますということで労働力は提供していただくと、それで自分たちのまちをきれいにしようよというふうな、これかなりそういうところに労力を費やして実現しているまちづくりの例があるんですよ。本見ると成功例しか書いてありませんけども、今度失敗例の本も買ってこようかと思っているんですけども、そういうところも多々ありますので、また一段と努力を重ねていただきたいなというふうに思います。私らもそれに応えていきますよ。ということで、その辺は誰が所管、担当なのかわかりませんけども、都市環境のほうと、あとよそから来る観光客のためにも、市民のためにもということでは、やっぱり産業観光部長、よろしくお願いします。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) 何度かこの議会の場でご紹介をさせていただきましたけれども、愛宕山の展望館の前の地球の丸く見える丘のふれあい広場、こちらのほうの今維持管理は、ボランティア団体の方々が熱心にやっていただいたおかげで、見違えるようにきれいになりました。いろいろ要望もございますので、市のほうも応えるようにはしております。そういった形で、一緒に向き合って美化のために努力をするということは大切なことだと思っておりまして、この取り組みがもっともっと観光地のところに広がって、きれいなまちを形成して多くの観光客の方がおいでいただいたときに、感動いただけるような景観をつくりたいというふうに願っておりますので、そういった努力はしていきたいと思いますし、またボランティアの団体の皆さんがたくさん出てくださるような、そういった環境づくりに、議員おっしゃるような仕組みづくりも含めて考えていければなというふうに思っているところです。 ○議長(桜井隆君) 市長。 ◎市長(越川信一君) 今部長からお話ありましたけれども、高田川の遊歩道の整備だとか、あるいはもう少し小さな花壇というところでいきますと、たむら記念病院の前の花壇を青少年相談員の皆さんのOBの方が花植をしていただいていたりですね、それから駅前のプランターなどは銚子ロータリークラブの皆さんがお金も労力も提供していただいて管理をしていただいているという、いろんなケースがございます。  先ほどスポンサー花壇というようなお話もありましたけれども、例えばお金につきましてはネーミングライツのように企業から寄附を募って、そのかわり何々株式会社提供というような看板をつけたりという資金集めの工夫もあると思いますし、管理については志を持ったボランティアの皆さんにお願いするといった形態もありますので、かといって市が全くお金も何も出さずにいて、それに甘えるということであってはいけないと思いますので、その辺を考えながら具体的にこの場所はどうしよう、この場所はどうしようというようなことを考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 あと空き家なんですけども、空き家も大きく分ければ2通りございますよね、まだ使える、誰かに住んでいただくというものと、もうとてもじゃないが使用にたえない、住めないというようなものも市内に多く見られます。清川町にもあります。清川町は、今にも道路に崩れ落ちそうなところでございますけども、この辺の話というのはどのようになっているのか、ちょっとわかれば聞かせていただきたいなというふうに思います。固有名詞はともかく。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 具体的には申し上げにくいところもあるんですが、議員ご指摘のところは手元に資料はございませんが、差し押さえした市町村が、銚子市へその処分ができないかという意向の打診があったということは承知しております。ただ、これは以前にも議会等で問題になりましたが、権利関係がかなり複雑になっている案件で、なかなか市も対応できないところであったというのがこれまでの状況です。  結論については、手元に資料がございませんので、後でお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 わかりました。よろしくお願いします。  それから、今度は違う問題に移りますけども、旧猿田小、あの小学校、山崎さんという方が今お試しでなされていますけども、グラウンドについてはこういう話を聞いたんですけども、どこまで信憑性があるのかどうかわかりませんけど、あのグラウンドを畑にして云々というようなことがありましたけども、そういう話というのはどうなっているのかということなんですけど、よろしくお願いします。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) せんだって千葉県の主催の、企業誘致の観点から、千葉大学と、それから千葉工業大学が、あそこの利活用についてプレゼンテーションを行いました。その千葉工業大学のほうの提案として、グラウンドを畑にして、いわゆるファーマーズマーケットのようなものをつくったらどうかという提案だったんです。いろいろ質疑がありましたので、私からはわざわざグラウンドを農地にする必要があるのかねという質問をさせていただきまして、学生に対して厳しい質問でしたけれども、そういったやりとりがありました。千葉工業大学の一つの提案と受けとめていただければよろしいかと思いまして、具体的な提案があったわけではありません。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 わかりました。私もこれ提案になるかどうかわかりませんけども、こういうことを考えたんです、その話を聞いてから。あの辺はほとんど農地ですよね、周辺が。農地ということは、農家の方です。ですから、校内のグラウンドとかそういうところにとどまっていないで、外の体験農業、そういうものとの交わりを持ちながら、そういう農業をしていくという、それで楽しんでお帰りになるという、そういうことは考えているのかどうかということなんですけども、そういう農家との連携、農業者との連携、いかがでしょうか。あの辺には、もうたっぷりと農家がありますから。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) 現時点で、山崎氏を含む周辺の方が、農業の体験施設として使うという考え方は持っていないように存じます。千葉工業大学の提案を、どこかの企業なりが実現したいというようなことにしたときには、私自身もグラウンドをわざわざ農地にする必要はないわけで、体験交流だとか、そういったのには広い広大な農地、それから畜産いろいろありますので、そういったものを活用するといった考え方は十分にあろうかと思います。 ○議長(桜井隆君) 宮内和宏議員。 ◆宮内和宏君 これで私の質問を一応閉じますけども、もとに返りまして市道の維持管理、その辺のところはやっぱりよろしくお願いいたします。市民が不自由を感じないような、危険を感じないような道路のいろいろ補修等に、人手の足りない、お金のないところを難しいでしょうけども、何らかの方法とか、そういう方策を探っていただいて努めていただきたいなという、これは要望でございますけども、よろしくお願いします。  それと廃校、六中と七中いろいろありますけども、廃校までの間生徒さん、親も直接かかわるわけなんですけども、登下校、それ以外のこともあるでしょうけども、万全を期していただいて、我々できれば廃校の形がこういう形になってほしいなということはあったんですけども、こういう時期も迎えているし、できる限り現在の進んでいる状況の中でよりよい形を整えていただきたいなというふうに、これも要望なんですけども、よろしくお願いしたいと思います。それについては、また機会を捉えて全協等で説明なりなんなりをしていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。  それと、観光というよりも景観の向上、私は議員になってから一貫して主張させていただいているんですけども、人が住んでいる、今市民が。住んでいる我々もそうなんですけども、よそから来る人、やっぱり人というのはきれいなところに住みたいですよね。それは、ごく自然でもあるし、欲求でもあります。そういうものをやっぱり忘れがち、軽視されがちなんで、目先のものにとらわれて何をしようかかにをしようか、そういう目まぐるしいものに惑わされたり、眩暈というのかな、そういうものがあるような気がいたします。もう一回立ちどまって、やっぱり何が必要なのかな、基本的に人間が生きる以上ということ、そこから出発すれば、私は本当に銚子市もっともっといい銚子市になると思います。自慢できるような銚子市に。ぜひ今も自慢できるものがいっぱいありますけど、もっともっと自慢できるような銚子市に我々としていこうではありませんかということを訴えさせていただいて、私の質問とさせていただきます。 ○議長(桜井隆君) 次に、田中努議員。          〔田中 努君登壇〕 ◆田中努君 日本共産党の田中努です。通告に従って一般質問を行ってまいります。  初めに、安心して暮らせるまちづくりについて伺います。まず、子育て支援についてですが、子どもは未来の主人公であり、社会の希望であり、誰もが子どもたちの健やかな成長を願い、安心して子育てできる社会の実現を願っています。しかし、我が国では子どもや子育てへの社会的なサポートが先進諸国の中で際立って弱く、働くことと子どもを産み育てることとの矛盾が広がり、内閣府の結婚、子育てについての意識調査で、希望する人数まで子どもをふやしたいかという質問に、4割以上がふやさない、ふやせないと回答しているなど、出産、子育てが困難な国になっています。安心して子育てできる人間らしい働き方と暮らしを実現するとともに、子どもたちが大切にされ、健やかな成長を保障できる希望ある社会をつくることが必要ではないでしょうか。  そこで、今回は子ども医療費助成について伺います。子どもが病気やけがをしたとき、医療機関を受診するとかかった医療費の3割、小学校入学前は2割を家族、患者が支払います。この負担が、病気にかかりやすい乳幼児、アトピー性皮膚炎やぜんそくなど、慢性疾患で継続的な治療が必要な子どものいる家庭に、ずしりと重くのしかかっています。急に高熱が出たのに、手元にお金がなくて病院に行けない事態は、病状が急変しやすい幼い子どもたちにとって命にかかわる問題です。  そこで、お金がなくても子どもが医者にかかれるようにと、医療費無料化を求める運動が各地で巻き起こり、自治体独自の助成制度を導入する動きが広がりました。現在では、就学前の子どもの医療費助成が全ての市区町村で行われるようになっており、自治体の努力により年々その対象も拡充されてきています。厚生労働省の調査では、2016年4月1日現在で通院に係る医療費では、小学校入学前までが202自治体、小学校卒業までが152、中学校を卒業するまで対象にしている自治体が105、高校卒業までが379、所得制限が309あるなど、年齢、所得制限など助成の内容は都道府県、市区町村でまちまちではあるものの、子育て世代を応援する医療費助成は、少子化や地方の人口減少に歯どめをかける重要な制度であるだけでなく、慶応大学などの調査において低所得地域での入院患者を減らす効果があることが指摘されるなど、子どもの貧困が広がる中での子育て支援としていよいよ緊急課題になっています。越川市政では、子ども医療費助成を県内他市町村に先駆けて、対象を小学校3年生から中学校3年生までに拡大しましたが、2期目となるに当たり高校3年生までの拡大を公約としています。  そこで伺います。1つ、銚子市の子ども医療費助成制度について、所得制限や自己負担などの現状。  1つ、対象者を高校3年生まで拡大することについての進捗状況。  以上、2点について回答をお願いします。  次に、文書等の表記について伺います。私のところに市民から、広報ちょうしにおいて障害者と記載する際の害の字について、漢字の害、害するという字ですね、それを使って表記されているが、障害を持つ方々の心情を考えると、平仮名表記にすべきではないかと声が届いています。確かに害という漢字には、損なう、殺す、災いなどの意味があります。障害のある人のほとんどは、障害が本人の意思でない生来のもの、病気、事故などに起因するものであることから、その人をあらわすときに少しでも不快感を与えないよう、また人権尊重の観点からも、漢字の害の字が入っているのは好ましくないとして、近年地方公共団体を中心に障害者、障害児、障害者手帳などの表記の際、平仮名表記に変更する動きが広がっているのも当然だと思います。  一方、障害者が置かれている実情から目を背けているだけであるなどの否定意見もあり、障害者の表記、表現の変更に関する議論について賛否両論があるのも承知しています。私は、平仮名表記にした大分県の「表記をこのように変えることについては、賛否両論がありますが、「差別感や不快感を感じる人が少しでもいるのであれば」という理由からも改めることとしました」というスタンスに共感を感じますし、また銚子市社会福祉協議会などでは既に平仮名表記を採用していることからも、銚子市としても平仮名表記を採用すべきと考えます。  そこで伺います。障害者などの表記について、害という字を平仮名表記に変更することについての見解をお聞かせください。  次に、公共交通について伺います。国土交通省の地域公共交通の利用促進のためのハンドブックには、近年急速な少子高齢化の進展や自動車に頼った生活へのシフトなどの要因もあり、公共交通の利用者が減少し、地域公共交通の維持が困難になってきている。しかし、地域公共交通の必要性が低下しているわけではない。自動車を運転できない方たちを初め、誰もが公共交通を利用して外出できるまち、人々が生き生きと活動できるまち、環境に優しい移動手段が確保されたまちをつくることの重要性は、これまで以上に増しているとし、地域公共交通を維持、活性化するためには、地域公共交通を地域のニーズに合致したものにしていくことが必要であるとしています。私もそのとおりだと思います。  そこで、今回はバス路線について伺います。1つ、銚子市におけるバス路線の数。  1つ、赤字路線について、各路線ごとの過去3年分の補てん額。  1つ、赤字削減のための取り組み状況。  以上、3点についてお聞かせください。  また、9月議会における同僚議員の質問にもありましたが、市立病院へのバスの乗り入れの検討状況をお聞かせください。  登壇質問の2番目として、税及び保険料について伺っていきます。まず、市県民税の申告についてですが、マイナンバーの記載について伺います。以前の質問で、銚子市の窓口でマイナンバーを必要とする手続について、マイナンバーの記載がなくても受け付けられ、不利益は与えられないということを確認しました。  そこで伺います。年が明けると市県民税の申告が始まりますが、それらの申告書などの税務書類においてもマイナンバーの記載がなくても受け付けられ、不利益は与えられないということでよろしいでしょうか、回答をお願いします。  市県民税の申告についての2番目に、障害者控除対象者人数について伺います。市県民税の納める税額の計算は、1月1日から12月31日までの所得総額から基礎控除、配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除、損害保険料控除などをまず差し引きます。差し引かれて残った金額に一定の率を掛けて、さらに一定の税額を控除して、納める税金が決まります。この差し引く所得控除の一つに障害者控除があります。障害者控除は、本人や配偶者、扶養家族が3級から6級までの障害者手帳を持っている方は普通障害者控除、1級、2級の障害者手帳を持っている方は特別障害者控除を受けることになります。この障害者控除の取得には、そのほかに本人、配偶者、扶養親族が65歳以上で介護保険の介護認定を受けている場合にも、障害者控除を取得できる場合があります。この税法上の65歳以上の要介護認定者の障害者控除対象者の認定は、市町村が行うわけですが、そこで伺います。障害者控除対象者認定について、対象となる市民に対し申告に間に合うように認定書を送付することについて、見解をお聞かせください。  次に、減免及び執行停止について伺います。市県民税や国保の保険料は、前年の所得で決まります。そのため、病気やけが、休廃業、不況の影響等で所得が減った等の場合、前年基準の税、保険料はかなり負担になります。もしそのような状況で、税及び保険料の支払いが困難になった場合のために保険料を安くすることのできる減免制度や、どうしても払えない場合には執行停止の制度があります。  そこで伺います。1つ、税及び保険料について過去3年間の減免の実績。  1つ、税及び保険料について過去3年間の執行停止の実績。  以上、2点について回答をお願いします。  登壇での最後に、教育行政について伺います。まず、教師の負担軽減についてですが、ことし4月に文部科学省から教員勤務実態調査、平成28年度の集計速報値についてが公表されました。これは、文科省が10年ぶりに行ったもので、小学校教諭8,951人、中学校教諭1万687人を対象にして行われた勤務時間等に関する調査ですが、調査結果によると教師の平日の勤務時間の平均は、小学校が11時間15分で前回より43分、中学校が11時間32分で前回より32分、いずれも増加しています。また、土日の勤務時間は小学校が1時間7分で前回より49分の増加、中学校は3時間22分と前回より1時間49分と大幅にふえています。小学校では33.5%、中学校では57.6%の教師が、国が示す過労死ラインに相当する週60時間以上勤務し、20時間以上残業していました。それぞれ最もふえた業務は、平日は小中学校ともに授業時間、土日は小学校が授業の準備でした。文科省は、脱ゆとりにかじを切った2008年の学習指導要領改訂で小中学校の授業時間をふやしており、その影響と見られます。中学校では、土日の部活動、クラブ活動が前回の1時間6分から2時間10分に、ほぼ倍増しています。管理職の勤務時間もふえ、小中ともに平日の勤務が最も長いのは副校長、教頭で、小学校は12時間12分で前回より49分、中学校は12時間6分で前回より21分増加しています。今回の調査により、教師の時間外勤務は法律などで限定されているが、有名無実化しており、問題視されていた過重労働の深刻さが改めて浮き彫りになりました。  そこで伺います。1つ、教師の負担軽減の取り組みの現状。  1つ、タイムカード導入の現状。  1つ、部活動指導員導入の現状。  以上、3点についての回答をお願いします。  次に、平和事業について伺います。登壇では、広島への中学生派遣事業についてお聞きします。銚子市では、平成25年から中学生男女2名ずつの4名を広島へ派遣しています。ことしも4名の中学生が原爆ドームの見学や平和記念式典への参列、原爆養護ホームを訪問し、被爆者の体験談を聞くなどの貴重な経験を積んでいます。ことしまでで、20名の当時の中学生を広島へ派遣しているわけですが、私は貴重な経験を積んできた中学生、当然現在は中学生ではない派遣生徒もいるわけですが、彼らに自分たちの体験談をより多くの人たちに話してもらえないものかと感じています。研修内容をまとめた冊子を市内中学校へ配付するとともに、市ホームページで掲載をしたり、参加した生徒の多くが自校の文化祭等の機会に研究成果の発表を行ったり、ことしに関しては11月の銚子市戦没者追悼式において報告を行ったということは存じていますが、派遣事業継続のために新たな寄附を呼びかけるために、事業の重要性を周知することは必要ですし、原爆被害の悲惨さと平和のとうとさを感じてもらい、地域や次世代に広めてもらうという事業の目的、何より感想文を読むと感じられる伝えていきたいという派遣生徒の思いをかなえるためにも、市民の皆さんに直接話を聞いてもらう機会をつくるべきと考えます。しかし、派遣生徒たちに負担をかけることになるのも確かですので、派遣生徒の出身母校である小学校で、後輩を相手に話をしてもらうことを提案したいと思います。  そこで、派遣生徒に広島での自分たちの経験を多くの市民に知らせる機会をつくること、特に派遣生徒の出身母校である小学校で話す機会をつくることについての見解をお聞かせください。  以上で登壇での質問を終わり、残りは自席で質問させていただきます。 ○議長(桜井隆君) 市長。          〔市長 越川信一君登壇〕 ◎市長(越川信一君) 田中努議員の質問にお答えをさせていただきます。  子ども医療費の助成についての質問でございます。この子ども医療費助成につきましては、私の市長選での公約で述べましたように、来年の4月から助成制度を拡充いたします。現在の助成制度は、助成の対象が入院、通院とも中学3年生まででありますが、4月の拡充後は入院、通院とも高校3年生の年齢帯まで対象を拡大いたします。高校3年生の年齢帯というのは、その年度に18歳となる方、子どもであります。ただし、結婚している方、就職して保護者の扶養を外れた方は対象とはなりません。また、高校生であってもその年度に19歳や20歳になるなど、その年度に高校3年生の年齢帯を超える方も対象にはなりません。例えば留年して高校3年生となった方などは、対象とならないということであります。所得制限は、現在はございますが、4月の拡充後は所得制限を撤廃いたします。自己負担は現在は300円、市民税の所得割が非課税の世帯は自己負担は無料であります。拡充後も変更はありません。また、高校生の年齢帯の対象者も同様の取り扱いとなります。  助成方法は、中学3年生までは現物給付、医療機関で300円を支払うという方式であります。高校生の年齢帯の対象者については、償還払いとなります。償還払いは、医療機関で一旦保険給付を除く個人負担分全額を支払い、市役所に申請をして支払った額のうち300円を除く部分を返してもらうという方法であります。高校生の年齢帯について償還払いとした理由は、保健医療費の支払いを行う国保連、また診療報酬支払基金との契約が銚子市単独では困難なためであります。現在子ども医療費助成の拡充制度のスタートに向けた、コンピューターのシステム改修の契約準備を進めております。これまで所得制限の対象だった世帯、あるいは高校生の年齢帯の世帯など、新たに対象となる世帯に手続の方法などを2月にお知らせいたします。また、医療機関に対してもお知らせいたします。4月号の広報ちょうしでも、子ども医療費助成の制度についてお知らせを掲載いたします。  次に、障害者の「害」の字の表記の問題でございますけれども、田中議員おっしゃいましたように、賛否両論あるというのが今実態だというふうに思っております。非常に差別用語であるという考え方の方もいるし、あるいは逆に障害者の方であっても、害の字だけを平仮名にされても根本的な解決にはならない、逆に逆差別になるといったご意見をお持ちの障害者の方もいらっしゃるというのが実情だと思います。  大分県で方針に掲げたように、不快感を感じる人が少しでも減ればということで踏み切ったということも、大いに参考になることではないかなというふうに思いますので、今後検討していきたいと思います。ただ、根本的には多分障害者という言葉自体を変えなければ、私は根本的な解決にはならないというふうに思っております。この障害者という言葉をどういう言葉に置きかえるのかというのが、なかなか答えが見つからず、例えばハンディキャップという言葉に置きかえても、やっぱりハンディというのが差別用語だという考え方もございますので、なかなか障害者にかわる言葉が見つからない。そういった中で、根本的にはやはり障害者、障害という言葉を何らか新しい言葉に置きかえる、新しい言葉を発見していくという作業が必要だと、もちろんこれは銚子に限ったことではありませんが、そういった共通認識を日本全体として生み出していくという努力が必要だというふうに思っております。 ○議長(桜井隆君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(宮澤英雄君) それでは、私のほうから路線バスについて4点ほど答弁させていただきます。  まず、市内の路線バスの路線数はというご質問ですが、長崎線、豊里ニュータウン線、千葉科学大学線、旭・銚子線、川口線、海鹿島線、外川線、春日台線の合計で8路線となります。収支不足が生じ赤字補てんを行っている路線は、このうち外川線と春日台線を除く6路線です。  2点目ですが、赤字路線の過去3年の赤字補てん額は幾らかというご質問ですが、まず長崎線ですが、26年度が712万7,000円、27年度が725万8,000円、28年度が735万9,000円です。豊里ニュータウン線が26年度が643万3,000円、27年度が665万3,000円、28年度が675万6,000円です。旭・銚子線ですが、26年度が121万7,000円、27年度が110万1,000円、28年度が155万9,000円です。千葉科学大学線ですが、26年度が181万1,000円、27年度が51万7,000円、28年度は黒字のため収支補てんの赤字補てんは行っておりません。川口線は26年度が333万3,000円、27年度分は補助の支出の調整をしましたので支出をしておりませんで、28年度に合わせて支出をしております。28年度分が494万3,000円です。海鹿島線が26年度が102万9,000円、こちらも27年度は支出していませんで、28年度に合わせて支出しましたが額が、28年度として318万4,000円となっております。  3点目ですが、赤字減少のための対策はというご質問ですが、赤字削減に向けた協議をバス事業者と市で行っております。具体的には、ダイヤの改正であるとか延伸が可能かどうかということであるとか、あるいは停留所の変更が可能かどうかというような協議を進めていくほか、今年度は福祉パスの導入についてバス事業者と何回か協議を進めております。  4点目です。市立病院への路線バスの乗り入れの検討状況はというご質問ですが、市立病院へのバスの乗り入れは、千葉交通が運行しております豊里ニュータウン線の路線を延伸する方法を検討してまいりました。しかしながら、関係部署との協議を通しまして、前宿町公園内を路線バスが走行することが困難である可能性が高いと認識しているところです。今後は、別の方法により市立病院への路線バスの乗り入れができないか検討していきたいと考えております。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 私からも3点お答えさせていただきたいと思います。  まず1点目、マイナンバー制度の実施に伴い、市県民税申告書では個人番号の記載を求めているが、未記載の場合の受領の有無、罰則規定、不利益処分はというお尋ねです。市県民税申告書は、マイナンバーの記載を必要としておりまして、記載がない場合は窓口で記載するように説明しております。市県民税申告書にマイナンバーが記載されていないことを理由に、受け付けや受理を拒否することはありません。また、マイナンバーが記載されていないことを理由とした罰則や不利益な処分はございません。  2点目、市税、国保料の過去3か年の減免と執行停止の件数と内容についてというお尋ねです。減免の状況から申し上げます。市税ですが、市税の減免の根拠規定は市税条例第51条、71条、89条、90条によるものでございます。過去3年間の市税の減免について申し上げます。市民税、市税条例第51条、当該年において公益のためのもの、所得が皆無となった者などでございますが、平成26年度は15件、金額は84万3,500円、平成27年度は同じく15件、金額は83万2,200円、平成28年度も件数は同じく15件でございまして、金額は89万5,000円でございます。  続いて、固定資産税、都市計画税、市税条例第71条、生活保護受給者、公益のためのものなどの件数でございますが、平成26年度は91件、金額は377万5,500円、平成27年度は92件、金額は374万6,900円、平成28年度は97件、金額は381万800円という状況です。  続いて、軽自動車税の公益のためのもの、身体に障害がある者のなどの減免した件数について申し上げます。平成26年度は300件、金額は199万6,700円、平成27年度は310件で金額は209万7,500円、平成28年度は318件で金額は237万8,900円でございます。合計いたしますと、税の減免の状況は平成26年度406件、金額は661万5,700円、平成27年度は件数が417件、金額は667万6,600円、平成28年度は件数が430件で金額は708万4,700円でございます。  続いて、国民健康保険料に関して申し上げます。国民健康保険料の減免は、同じく条例第26条、施行規則第14条で規定しております。まず、刑事施設などに拘留された場合の拘留減免、これが平成26年度25件、金額は62万5,300円、平成27年度は16件で金額は32万4,000円、平成28年度は30件で金額は59万7,900円でございます。  続いて、生活困窮による減免でございますが、平成26年度は14件、金額は137万3,500円、平成27年度は2件で10万7,900円、平成28年度は4件で金額は48万3,900円です。  続いて、社会保険などの被保険者本人が後期高齢者医療制度へ移行することにより、65歳以上の被扶養者が国保被保険者となった場合の旧被扶養者減免について申し上げます。平成26年度が件数31件で金額が134万2,800円、平成27年度が28件で金額が73万9,300円、平成28年度が件数28件で金額は75万2,800円でございます。合計いたしますと、国民健康保険料については平成26年度が70件、金額は334万1,600円、平成27年度は件数が46件で金額は117万1,200円、平成28年度は62件で金額は183万4,600円という状況になっております。  続いて、執行停止の状況について申し上げます。まず市税ですが、市税の執行停止の根拠規定は地方税法第15条の7によるもので、過去3年間の市税の執行停止は無財産によるもの、これは法の第15条の7第1項第1号の規定によるものですが、平成26年度は13件、金額が827万4,175円、平成27年度が5件、金額は164万412円、平成28年度が1件で46万9,000円、第2号規定、これは生活困窮によるものでございます。平成26年度が25件、金額は419万4,900円、平成27年度は26件、金額は1,314万42円でございます。平成28年度は件数25件、金額は647万5,417円、次に3号規定による、所在及び財産不明によるものの執行停止でございますが、平成26年度は11件で41万4,900円、平成27年度は17件で193万132円、平成28年度は4件で49万4,900円でございます。  続いて、即時消滅したもの、これは法の第15条の7の第5項に基づくものですが、平成26年度は51件で8,592万2,606円、平成27年度は33件で2,016万3,852円、平成28年度は91件で2,148万4,970円です。合計いたしますと、税のほうでは平成26年度、件数として100件、金額として9,880万6,581円、平成27年度は件数が81件で3,687万4,438円、平成28年度は件数が121件で金額は2,892万4,287円という状況になっております。  国民健康保険料について続いて申し上げます。執行停止の国保の根拠規定は、地方税法同じく15条の7によるものですが、無財産によるものでお答えしますと、平成26年度が1件、金額が2万300円、平成27年度が3件、金額が133万3,800円、平成28年度が1件で金額が4,300円、合計5件で金額は135万8,400円といった状況になっております。  最後に、広島への中学生派遣事業の子どもたちを小学校においても、話す機会を設けることはできないかと、議員から一部提案も含めてのお尋ねでございます。これは、議員もおっしゃっておりましたが、研修後の成果報告として市長への報告会の様子は報道の取材もありまして、新聞などに取り上げられるなど、市民の皆様の目にも触れていると思っております。また、研修内容をまとめた冊子の市内中学校への配付と、市ホームページへの掲載を行っております。そのほか参加した生徒の多くは、学校の文化祭等の機会に研修成果の発表を行っているというふうにも聞いております。さらに、議員もおっしゃっておりましたが、今年度は11月25日に開催された銚子市戦没者追悼式におきましても、広島派遣研修の報告を行ったところでございます。  派遣された中学生は、実際に被爆した地を訪れ、被爆者の言葉を直接聞いたことはとても貴重な体験だと口をそろえて語っており、この中学生が将来にわたって、周囲の人々に研修で感じた原爆被害の悲惨さや平和のとうとさを伝えてくれるものとして期待はしております。しかしながら、これも同じく議員がおっしゃっていましたように、今以上に派遣された中学生に報告する機会を設けることは、やはり生徒たちの負担にもなりかねないため、慎重な検討が必要であると考えております。ご提案の小学校において話す機会ということですが、これも関係、小学校とか子どもたちの意見も考えて検討はしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(桜井隆君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石井倫宏君) それでは、私から要介護認定を受けている方の障害者控除対象者認定書の事前送付についての見解についてお答えいたします。  介護認定調査と主治医意見書の判定結果によりまして、障害者控除の対象となった方には、個別に税の控除を受けることができる旨のお知らせを認定結果通知に同封しております。障害者控除対象者の中には非課税の方もおりまして、この場合は税の控除を受けられないことになりますので、対象者全員に事前に認定書を送付した場合には、かえって混乱を招く可能性もありますので、現時点では事前に送付することは考えておりません。 ○議長(桜井隆君) 教育長。 ◎教育長(石川善昭君) 私のほうからは、教職員の長時間勤務への対応について3点ご答弁申し上げます。  まず、1点目ですが、銚子市の教職員に対する負担軽減の取り組みについてであります。子どもたちへのきめ細かな支援、教職員の負担軽減のために、本市においては特別支援補助員、外国語活動補助員、ALT、図書館司書、学習支援員を市独自に配置をしているところでございます。  本年度は、特別支援補助員、小学校へ16名、中学校へ5名、計21名配置しております。なお、今年度から2名増員をしております。また、小学校へ外国語活動補助員として3名、中学校へALTとして4名配置しております。ALT4名については、今年度から1名増員しております。さらに、小学校へは図書館司書2名、これは本年度新たに新規事業として配置しております。また、豊岡小学校へは複式学級の解消への学習支援員1名、これも本年度新規の事業です。これをそれぞれ配置しているところでございます。  また、業務の電子化による効率化を図るために、市内の小中学校に共通の校務支援ソフト、デジタル職員室を導入しております。さらに、平成26年度からは給食費集金業務を、学校業務から学校給食センターが直接行う業務へと移行したところです。夏季休業期間におきましては、一定の期間、例年8月13、14、15の3日間、先生方が一斉に休める日と設定し、行っているところです。また、県民の日、6月15日も先生方が一斉に休める日としているところです。学校訪問や校長会議、教頭会議などで各校の出退勤時刻の状況を伝え、教職員の超過勤務時間削減の意識化に取り組んでいるところでございます。  部活動につきましては、土日のいずれか1日は部活動のない日として休養しているところです。また、部活動の適切な運営につきましては、平日のうち1日を休養日とすることについて、現在校長会、小中体連と協議をしているところでございます。  2点目、銚子市におけるタイムカードの導入の状況についてです。現在市内小中学校19校のうち、11校でタイムレコーダーを導入しております。また、1校はICカードによる管理、2校はパソコンによる管理を行っております。残り5校につきましては、記録簿などの紙媒体による管理を実施しているところです。  3点目、銚子市における部活動指導員の現状についてです。本市におきましては、部活動指導員につきましては現在配置をしておりません。なお、学校独自で依頼をし、教員でない方が部活動指導に当たっている状況は何校かでございます。 ○議長(桜井隆君) この際、休憩いたします。午後1時15分再開いたします。          午後 零時11分  休 憩                                                      午後 1時15分  再 開 ○議長(桜井隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  田中努議員。 ◆田中努君 それでは、自席での質問を行ってまいります。  初めに、安心して暮らせるまちづくりについて伺います。子ども医療費助成についてですが、高校3年生までの拡大についてはよろしくお願いします。  子ども医療費助成について、国からの補助金を減らすペナルティーがあると思うのですが、その現状をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 自治体独自の子ども医療費助成による国保事業、私からは国からの交付金等の減額措置の現状はということでお答えします。  平成28年度、療養給付費等負担金で527万8,975円の減額、財政調整交付金で1,689万5,000円の減額、合計で2,217万3,975円の減額でございます。  なお、平成29年度につきましては交付額が確定していないため、まだ算出することができません。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 それでは、2018年度から未就学児までについてはペナルティーがなくなる予定ですが、その効果額を教えてください。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 平成28年度が緩和された場合、未就学児の人数が528人、療養給付費等負担金が256万2,016円、財政調整交付金が840万6,000円、合計で1,096万8,016円の緩和となります。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 未就学児までのペナルティーがなくなるわけで、その1,069万円程度が緩和されるわけなんですが、そういったわけなので、未就学児までの自己負担をなくすことはできないのかと考えますが、その点についての見解をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石井倫宏君) 厚生労働省が、この国民健康保険の減額調整措置の見直しに際しまして通知を発しておりまして、その中では見直しにより生じた財源については、妊娠期から子育て期までの切れ目のない子育て支援体制の拡充や多様な保育の受け皿の整備及び人材の確保等、少子化対策に関する事業等を実施するよう求めるということで、その一方でさらなる医療費助成の拡大には使わないようにというような通知がございますので、現時点ではそういった未就学児までの自己負担金をなくすというようなことは考えておりません。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 その点についての現状については了解しました。ただ、私は子ども医療費助成について、所得制限が今回なくなるということについては評価すべきことだと思いますが、自己負担もなくすべきだと考えていますので、ぜひともその点について検討をお願いしたいと思います。  次に、文書等の表記についてですが、障害の「害」という字を平仮名表記にすることについて市長の考えは理解しましたし、私も根本的には表記の変更だけでは解決できないと思います。しかしながら、その取っかかりとするためにも、登壇でも述べましたが、大分県の表記をこのように変えることについては、賛否両論あるが、差別感や不快感を感じる人が少しでもいるのであればという理由からも改めることにしましたというスタンスで、ぜひとも前向きな検討をお願いしたいと思います。  次に、いわゆるお役所言葉について伺います。行政の仕事は、市民にとって身近でわかりやすく、親しみやすいものでなくてはならないと私は考えます。行政と市民を結ぶものは、伝達手段としての言葉です。ですから、行政の使う言葉は、優しくわかりやすいものであるべきだと考えます。今までの、いわゆるお役所言葉は、多くの人にわかりにくいと受け取られています。その原因はいろいろ考えられますが、まず読む側の立場に立って、相手に応じた言葉遣いを工夫することが大切なのではないでしょうか。  そこで伺います。銚子市でもお役所言葉の改善に取り組んでいますが、その取り組み状況をお答えください。 ○議長(桜井隆君) 市長。 ◎市長(越川信一君) 田中議員おっしゃるように、言葉というのは伝わらなければ意味がないものだというふうに私も思います。このお役所言葉からの脱却につきましては、第7次の行財政改革大綱にも明確に定めました。ことし6月、お役所言葉改善プロジェクトチームを銚子市役所に設置いたしました。メンバーは、若手職員を含む6名の職員であります。プロジェクトチームでは、市の文書、広報、ポスターなど、市が作成する文書や応接、話し言葉も含めて見直し、わかりやすい文書、わかりやすい話し言葉になるよう改善のための手引きの素案を作成したところでございます。  内容は、お役所言葉の具体例と改善例、わかりやすい文書の書き方、お役所言葉の言いかえ表などであります。10月には、この手引きに市の職員の意見を取り入れるため意見募集を実施しました。結果を取りまとめました。今年度内には、お役所言葉改善の手引きを完成させ、職員に周知をさせたいというふうに思っております。  なお、市議会の一般質問の答弁もできるだけわかりやすいように、議員だけではなく一般市民の傍聴者にもわかりやすくということで、市長として指示を出しました。答弁の際には、専門的な行政用語は極力減らすか説明を加える。質問した議員だけでなく、傍聴者にも理解できるようわかりやすい答弁に心がける。1つのセンテンスを短くして、自然な話し言葉になるように意識をする。抽象的な表現ではなく、具体例や数値を上げて説明をし、説得力のある答弁に心がける。法令用語、専門用語はわかりやすい言葉に言いかえる。片仮名語を使うときは、言いかえるか説明をつける。言いかえの例として、例えば何々等という言葉をついつい口にしてしまいますけれども、使わなくてもいい場合は等を省く、使う場合にはなどに置きかえるといったことも必要だというふうに指示をしたところでございます。また、遺憾という言葉は残念、整合性を図るというのは矛盾が生じないようにするなど、それぞれ一般市民に普通にわかる言葉をなるべく議会の答弁でも使おうじゃないかということを指示したところでございます。全ての職員全員がお役所言葉改善の意識、意欲を持って取り組むようにしてまいります。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 私も何々等というのはよく使ってしまうので、反省したいと思います。  お役所言葉の改善については、ぜひとも市民にとってお役所言葉がわかりすいものになるようよろしくお願いします。  次に、公共機関についてですが、市立病院へのバスの乗り入れについて豊里ニュータウン線の路線の延伸についてですが、公園の園路走行が困難である可能性が高いということで、今後は別の方法により市立病院への路線バスの乗り入れができないか検討するとのことですが、現在市立病院への乗り入れをしているバス路線はないのでしょうか。 ○議長(桜井隆君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(宮澤英雄君) 現在市立病院への路線バスの乗り入れは、長崎線が銚子駅発が6便中3便、それから国民宿舎発が5便中3便、合わせて上下で6便が市立病院へ裏側から回って乗り入れを行っております。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 現在病院の裏側を走行することで長崎線が市立病院へ乗り入れているということで、銚子駅からも出ているということですよね。そこで考えたのですが、長崎線は運行系統図で見ると途中からですが、銚子観音バス停から円福寺前、文化会館入り口、市立病院入り口、前宿町東の各バス停を経由して市立病院へ乗り入れています。豊里ニュータウン線の延伸についても、長崎線と同様に文化会館入り口から、公園を通らず市立病院入り口、前宿町東を経由して市立病院へ乗り入れるという形をとれば、公園の園路を通るという問題なしに豊里ニュータウン線の市立病院への乗り入れが可能だと思うのですが、この点について見解をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(宮澤英雄君) 現在市立病院に乗り入れております長崎線は、主に小型の車両で運行されております。逆に豊里ニュータウン線は主に大型の車両で運行されている状況で、バス事業者に確認しましたところ大型の車両で運行する場合、長崎線の路線では道路幅員が狭く、特に前宿町の交差点から前宿町南交差点の区間の道路幅員が狭いため、運行に支障があるとの回答をいただいております。ただし、今後車両の入れかえの際には小型の車両を導入いただけるよう事業者に働きかけをし、導入が実現した場合には、今回提案をいただいた方法で延伸が可能かどうかはバス事業者と協議したいかと思います。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 市立病院への路線バスの乗り入れは市長の公約ですし、また豊里ニュータウン線においては西部地域において福祉パスの有用性を高めるという点からも、ぜひとも実現したいじゃないですか。ということで、もし大型バスでは難しいということならば、小型バスにかえていただくように積極的に働きかけをしていただくなどの前向きな検討をお願いしたいと思います。  次に、市県民税の申告についてですが、マイナンバーが未記載の場合についての申告書などの税務書類の取り扱いについては了解しました。職員の皆さんに対する周知をよろしくお願いします。  また、障害者控除対象者認定についてなんですが、基礎的なところに戻るんですが、市として対象となる市民は把握しているのでしょうか。把握している場合、対象者は何名で認定を受けているのは何名でしょうか、お答えください。 ○議長(桜井隆君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石井倫宏君) 障害者控除の対象になるかどうかは、認定調査の結果と主治医意見書の判定から判断するために、障害者控除の対象者を前もって把握することは残念ながらできません。  実際に、過去にこの認定書を交付した件数について申し上げますと、26年度は318件、27年度は340件、28年度は287件、今年度は11月30日までで40件となっております。今年度が少なく感じられるかもしれませんが、これはこれから税の申告が始まりますので、今後認定申請がふえて例年どおりの300件前後のカウントになるのではないかというふうに考えております。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 それでは、障害者控除対象者認定の制度の周知の取り組みはどうなっていますでしょうか、回答をお願いします。 ○議長(桜井隆君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石井倫宏君) 障害者控除対象者の対象認定者の周知ということですが、先ほども申し上げましたが、障害者控除の対象となった方には個別に、税の控除を受けることができる旨のお知らせを認定結果の通知書に同封しております。また、広報に、税の申告の時期に認定書についての周知を図っているところですが、細かい内容といいますか、ちょっと大まかな内容になっているのが今のところの現状です。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 広報での周知記事については、2月の広報ちょうしで掲載があったことは私も存じていますが、その記事では一定の要件に該当し身体障害者に準ずる方には、申請により障害者控除対象者認定書を交付するとなっていますが、交付対象は身体障害者だけではなく認知症の方、知的障害の方も対象となるはずですが、そういう見解でよろしいでしょうか。 ○議長(桜井隆君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石井倫宏君) 一定の要件に該当すれば、認知症の方も該当になる場合があります。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 それならば、身体障害者のみの記載は誤解を招きますので、訂正すべきと考えますが、見解をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石井倫宏君) 今後広報の担当者と協議しまして、内容の改善については考えていきたいと思います。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。
    ◆田中努君 わかりました。よろしくお願いします。  次に、税及び保険料の減免についてですが、減免の申請の際は資産調査はあるのでしょうか。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 減免の際の資産調査をしているかというご質問ですが、国民健康保険におきまして金融機関に預貯金調査を行っております。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 税及び保険料については、所得をもとに決められるものなので、減免の可否についても所得のみを判断基準にすべきと考えますが、その点についての見解をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 現在本市では、減免申請提出時だけの所得で減免は決定しておりません。最近3か月の収入や資産、必要経費を考慮して減免できるかを決定しております。減免申請基準は、失業や事業廃止などで当該世帯の生活が著しく逼迫、窮迫したため、保険料の負担能力を喪失し、かつ6か月以上の長期にわたり回復が見込まれない場合に限り適用しているところです。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 では、執行停止についてですが、3月の参院予算委員会において、国税庁が執行停止処分の基準モデルケースを示しながら明確に答弁しています。6月の参院予算委員会では、厚生労働大臣が滞納処分の執行停止ができる具体的な金額も含めて市町村に周知したい旨の回答もしています。  そこで伺います。税及び保険料の執行停止は滞納者の申請によるものではなく、市長の職権で行うものです。銚子市において、そのモデルケースに該当すると思われる滞納者を調査し、行政の責任において執行停止の扱いをすべきと考えますが、見解をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 議員ご指摘の資料に基づいて、私どもも若干経過、少し見させていただきましたが、執行停止は滞納処分を執行することができる財産がないとき、滞納処分によってその生活を著しく窮迫させるおそれがあるとき、滞納者の所在及び処分のできる財産がともに不明であるときに適用されます。  執行停止の要件について国税徴収法基本通達では、生活の窮迫状態の金額的な判断基準として、国税徴収法施行令で定める金額を具体的な基準の一つとしております。これが議員がご指摘のところだと思います。ただし、滞納整理に当たっては収入だけではなく財産調査などを実施し、滞納者の生活状況を総合的に考慮して、執行停止の判断をしているところでございます。  なお、議員のご指摘を受けまして、平成29年参議院予算委員会での執行停止、私も見ましたが、今回のご質問を受けて12月1日ですね、県に国のほうのたしか回答では、周知についてという考え方がありましたが、現在の時点では県にも通知がなされていない状況となっていることを申し添えたいと思います。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 状況は了解しました。  では、次に教師の負担軽減についてですが、タイムカードの導入は各校によって違うとのことでした。業務改善を進めていく基礎として、タイムカードを教育委員会で全校に導入し、管理職も含めた勤務時間の把握をしていくべきと考えますが、見解をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 教育長。 ◎教育長(石川善昭君) 先ほど答弁申し上げましたが、19校中11校既にタイムカードが導入されております。そういう状況でありますので、改めて教育委員会として一律に導入については考えておりません。  また、ICカードやパソコンでの管理もございます。19校中14校が既にタイムカード、それからパソコン等での管理をし、時間管理ができております。残りの5校については、他校の情報を交換していただき、客観的に勤務時間を集計、把握できるような形をとっていただくよう指導してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 石川県の野々市市では、今春から市内の小中学校全校にタイムカードを導入したそうです。そのきっかけは、市内の小学校に勤務する当時51歳の女性教諭が昨年2月、会議中に校内で亡くなり、野々市市の教育委員会の報告書において、死因となったクモ膜下出血と学校業務との因果関係を認める余地はあると指摘したことでした。事件を受けて、教員の勤務時間を管理する必要があると判断した野々市市の教育委員会が昨年度、自己申告で時間外勤務の報告を求めたのに続き、今春からは市内の小中学校全校にタイムカードを導入したということです。  この例のように、事件が起きてからでは遅いと思います。ですので、事件が起きる前に業務改善を進めていく基礎として、教育委員会としてタイムカードを導入することを検討していただきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いします。  次に、部活動指導員についてですが、文部科学省が教員にかわって部活動や大会への引率に当たる部活動指導員について、公立中学校への配置を支援しようと経費の一部を補助する方針を固めて、2018年度の予算概算要求に約15億円を盛り込む方向で調整しているとの新聞報道がありました。  銚子市では、部活動指導員の制度はなく、地域のボランティアの方に頼っているということでしたが、この点についても教師の負担軽減として、教育委員会が制度として部活動指導員をつくっていく必要があると考えますが、見解をお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 教育長。 ◎教育長(石川善昭君) 部活動の指導に関しましては、技術指導だけではなくて生徒指導など、さまざまな教育効果を伴っており、非常に教育的効果が高いものと認識しております。このような活動を、教員から部活動指導員に直ちに引き継ぐことは難しいと考えております。しかし、今後導入ができるよう、部活動指導員にかかわる規則などを整備する必要はあるというふうには考えております。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 わかりました。ぜひ制度の整備をよろしくお願いします。  次に、平和事業についてですが、広島・長崎原爆被災写真展で使用した写真パネルの展示の取り組み状況、小学校での展示の取り組み状況をお教えください。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 小中学校に対する広島・長崎原爆被災写真パネルの貸し出しについてですが、これは平成25年度から実施しております。  貸し出し実績について申し上げます。平成25年度が1校、これは豊里小学校です。平成27年度が1校、これは第三中学校です。平成29年度、これまでに2校、これは海上、双葉小学校の2校となっております。  なお、パネルの貸し出しにつきましては、年度当初に各小中学校長に写真パネルの貸し出しについては通知させていただいているところとなっております。 ○議長(桜井隆君) 田中議員。 ◆田中努君 この取り組みは大事な取り組みで、もっと広げるべきだと私は考えます。  最後に、これは要望ですが、広島への派遣生徒の出身母校である小学校での話とセットで、写真パネルの展示を行えればいいなと私は考えます。ぜひそのような取り組みをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(桜井隆君) 次に、加瀬栄子議員。          〔加瀬栄子君登壇〕 ◆加瀬栄子君 公明党の加瀬栄子です。通告に従い一般質問をいたします。  安心して暮らせるまちとはどのようなまちでしょうか。そのまちに生まれて育ってよかった、住んでよかったと感じることができるところではないでしょうか。福祉や医療、教育の充実も大事と思います。市民福祉の向上を目指して、何よりも安心して暮らせるまち、安全に暮らせるまちづくりが重要だと思っております。それでは、順次質問してまいります。  まず、マイナンバー制度について質問いたします。平成27年10月に施行されたマイナンバー制度は、行政の効率化、国民の利便性の向上、さらに公平、公正な社会を実現していくための制度と聞いています。本市においてのマイナンバーカードの申請数と交付枚数を伺います。  マイナンバーカード取得のメリットについて伺います。  マイナポータルのサービスについて伺います。  次に、防災について質問します。10月に台風21号による暴風や大雨が銚子を襲い、土砂崩れが発生しました。農作物の被害も大きいと聞きました。台風が去った後、市民の方から自分たちはどう逃げたらいいのかわからないとの言葉を聞きました。よく聞いてみると、家の前は急傾斜地で避難するには車が1台しか通れない一本道を行くしかない。でも、上を見上げると大木がずれ落ちてきそうで怖い、昔は奥の畑の脇から道を抜けられたけれど、今は雑草が樹木のように育って通れなくなってしまった。家の後ろの川も、昔は地域の人が散歩する遊歩道のようだったのに、雑草で川が見えなくなっている。だから、いつも怖くて避難しないとのことでした。  そこで、提案なのですが、町内会と防災士との連携しての避難訓練の実施を各町内会に呼びかけてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。各地域の避難経路の安全性なども確認でき、市民の防災意識も向上するようになると思いますが、どのように思われているのか、見解を伺います。  次に、教育行政について質問します。小中学校でのいじめについての平成27年度から現在まで、年度ごとの認知件数を伺います。  また、いじめを認知したらどのように対応されているのか伺います。  不登校もあると思います。不登校の現状についても、平成27年度から現在までの年度ごとの人数を伺います。不登校の理由についても伺います。  また、不登校になった場合は、どのように対応されているのかを伺います。  土曜教室についてですが、土曜教室の現状について伺います。  最後に、学校施設の整備について質問します。学校施設は、避難所としても使用されますが、学校施設のバリアフリー化についてどのように考えているのか伺います。  市内小中学校の洋式トイレの設置率と今後の整備について、どのように考えているのかを伺います。  以上で登壇での質問を終わります。あとは自席で質問させていただきます。 ○議長(桜井隆君) 市長。          〔市長 越川信一君登壇〕 ◎市長(越川信一君) 加瀬栄子議員の質問にお答えをさせていただきます。  避難路の確認、避難訓練などについてのご質問でございました。今具体的に避難訓練を行っている町内としては、名洗の町内会がございます。名洗では、6年前の東日本大震災でも小畑川を津波が遡上し、大きな被害を受けた町内であります。毎年2回、不動尊からホテルサンセットまでの避難路を使って、町内を上げての避難訓練を実施しています。避難路の除草なども行っていただき、私もできるだけこの訓練に参加をするようにしております。ことしは、11月5日の津波防災の日、世界津波の日に合わせて、銚子市と千葉県の共催で津波避難訓練も実施いたしました。訓練には、440名の市民が参加いたしました。地域の皆さんに避難所、避難路を確認していただきました。今後も、避難所、避難路を地域の皆さんに把握をしていただけるように呼びかけてまいります。  また、この訓練では車椅子を使って、災害発生時に支援が必要な方への訓練を行った町内会もございました。町内の方との意見交換では、高台へ避難する道が1本、2本しかない町内があるということ、先ほど加瀬議員もおっしゃいましたけれども、避難路としてふさわしくない道もあるなど課題も出されたところでございます。  災害時の町内の連携力を強化するために、銚子市では町内会などが中心となった自主防災組織の設置をお願いしているところでございます。この自主防災組織は、自助、共助の考え方に基づいて、自分たちの力で自分たちを守る、そのための組織であります。東日本大震災でも東北の被災地では、住民の手でいち早く住民の安否確認を行ったり避難誘導を進め、避難所を開設した地域もございました。拡声器を使って安否確認を実施したり、避難所へ誘導した事例もありました。日ごろからこうした訓練を町内で行っていた、その成果でありました。また、無事ということを示すために、無事という黄色い安全旗を家の軒先などに掲げる、そういったルールをあらかじめ町内で定めておくといった町内もあったそうでございます。自主防災組織も、あらかじめ災害情報の伝え方、安否確認の方向を決めておくなど、無理をせずできることからスタートする組織であります。  また、自主防災組織のリーダーになっていただけるように、防災士の養成講座も銚子市では行っております。先般の台風21号の際にも、白石町の町内会では川の近くに住む方が危険を感じて町内の役員に相談をされました。町内会では、青年館を避難所として使い、その方を受け入れました。こういったことも自主防災の一つの例であります。現在、栄町1丁目から4丁目までの栄町連合町内会が、自主防災組織として栄町防災委員会を立ち上げました。名洗町でも、自主防災組織の立ち上げに向けた検討を行っております。こうした自主防災組織結成の取り組みを今後も促していきたいと思っております。  また、自主防災組織のリーダーとなる防災士の養成、スキルアップにもしっかりと取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(桜井隆君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(宮澤英雄君) それでは、私のほうからマイナンバーカードについて2点答弁させていただきます。  まず、マイナンバーカードの取得によるメリットはというご質問ですが、マイナンバーカードには顔写真のほか氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーが記載されておりますので、運転免許証と同様に顔写真入りの身分証明書として利用することができるほか、国や自治体、勤務先、金融機関、年金事務所などでの社会保険や税金などの手続の際にマイナンバーの提供が必要となりますが、その際に提供したマイナンバーに誤りがないか確認されるために、通知カードにより確認される場合は、通知カードのほかに身分証明書も別に必要となりますが、マイナンバーカードがあればこのカード1枚を提示するだけで済み、効率的となるということがメリットかと思います。  また、マイナンバーカードには電子証明書としての機能が搭載されておりますので、電子証明書によります国税のオンライン申請なども利用できるようおります。なお、マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアなどで住民票や印鑑証明書、あるいは戸籍の証明書などが取得できるサービスを実施している自治体もありますが、現在本市ではまだ実施をしておりませんので、サービス実施の可能性については、今後検討してまいりたいと思います。  次に、2点目ですが、マイナポータルとはどのようなものかというご質問ですが、マイナポータルとは政府が運営する電子サービスのことでありまして、主にマイナンバーに関連した個人情報をみずから確認することができます。このサービスを利用するには、マイナンバーカードが必要となります。利用者は、インターネット上で自分のマイナンバーにかかわる情報を把握したり、あるいは行政機関が自分のマイナンバーにかかわる情報をどのように扱ったかなどを確認することができます。  そのほかのサービスとしましては、行政機関からのお知らせや参考情報をパソコンやスマホから受け取れるサービスがあります。ほかにも、ネットバンキングやクレジットカードで公金決済ができるサービスや、本人にかわって代理人がマイナポータルを利用できるサービスなどがあります。ほかにも、子育てワンストップサービスとしてぴったりサービスという名称で提供されております子育てに関するサービスの検索や、電子申請ができるサービスがありますが、本市ではこのサービスについてもサービスの検索と申請書のダウンロードはできますが、電子申請についてはまだできるようにはなっておりませんので、今後本市における子育て世帯のマイナンバーカードの普及率を見ながら、こちらも実施に向けて検討していく予定です。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) 私からは、マイナンバーカードの申請数、交付数、交付率というお尋ねがありましたので、その点についてお答えいたします。  平成29年10月31日現在になりますが、本市の人口6万3,181人に対しまして申請数は8,313件、交付済み数が7,168件、申請率は13.2%、交付率は11.3%という状況になります。参考までに、県平均が交付率になりますが、11.2%、近隣市で申し上げますと旭市の交付率が7.9%、匝瑳市が8.7%、香取市が9.6%、東庄町が7%といった状況となっております。 ○議長(桜井隆君) 教育長。 ◎教育長(石川善昭君) 私のほうからは、いじめ、不登校にかかわるご質問5点と土曜教室について、計6点答弁をいたします。  1点目ですが、市内の小中高等学校における平成27、28、29年度のいじめの認知件数についてであります。平成27年度いじめの認知件数は小学校で42件、中学校で7件、市立高校で2件、計51件でありました。平成28年度ですが、いじめの認知件数、小学校で46件、中学校で14件、市立高校はゼロ件でした。合計60件でありました。平成29年度、この10月末現在ですが、いじめの認知件数は小学校で37件、中学校で14件、市立高校4件、計55件であります。  いじめの内容についてでありますが、小学校では冷やかしやからかい、悪口、仲間外れ、たたかれるなどであります。中学校では、小学校のそれらに加えましてパソコンや携帯電話等での誹謗中傷が多くなってまいりました。高等学校では、中学校と同じようにパソコンや携帯電話等での誹謗中傷が多くなってきております。本市におきましても、認知件数につきましては増加をしておりますが、これは各学校において小さなトラブルもいじめと認知をし、対応してきた結果のあらわれであると考えられます。今後も小さなトラブルを見逃さず、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に努めてまいります。  2点目ですが、認知したいじめの対応についてであります。いじめの発見、通報を受けた場合につきましては、被害の児童生徒の心身の保護を最優先に考え、速やかに組織的に対応いたします。まず、当該児童生徒などにかかわるいじめの事実の有無の確認を行い、いじめがあったことが確認された場合には、直ちにいじめをやめさせ再発を防止いたします。複数の教職員によってスクールカウンセラーの協力を得つつ、いじめを受けた児童生徒、またはその保護者に対する支援を継続的に行い、いじめを行った児童生徒への指導、またはその保護者に対する助言も継続的に行うところであります。当該校だけでの対応が難しいときには、市教育委員会、指導センター、場合によっては児童相談所などとの連携のもとで取り組む状況であります。  3点目ですが、銚子市の不登校の小中学校の児童生徒数についてであります。小中学校別の30日以上の不登校児童生徒数の割合ですが、平成27年度は小学校は14人で0.57%、中学校で35人、2.27%、合計49人で1.21%であります。平成28年度ですが、小学校は17人で0.70%、中学校34人で2.35%、合計51人で1.32%であります。今年度10月末現在ですが、小学校は9人で0.39%、中学校32人で2.30%、合計41人で1.10%であります。ここ数年間の銚子市の不登校児童生徒の割合ですが、全国同様に増加傾向にあります。  4点目、その不登校の理由でありますが、小中学校別に3つ挙げさせていただきます。小学校におきましては、1つ目はいじめを除く友人関係の問題、2つ目は家庭の生活環境の変化、3つ目は進級時の不適応であります。中学校におきましては、1つ目は小学校と同じようにいじめを除く友人関係の問題、2つ目は親子関係をめぐる問題、3つ目は学業不振、進級時の不適応などであります。  5点目、不登校の児童生徒への対応についてでありますが、まず学校の取り組みとして、不登校に至らない児童生徒への対応策としまして、早期発見を学校全体で心がけております。特に不登校の初期に見られやすい遅刻、早退の状況を学級担任や関係職員できめ細かく見詰め、早期に対応を行っております。また、連続3日間欠席をした場合は、必ず家庭訪問や電話連絡を学級担任や関係職員で行っているところです。児童生徒の様子についての情報交換や指導方針につきましては、週に1回程度空き時間や放課後に打ち合わせを行っております。また、教育相談週間としまして、児童生徒からの悩み相談の機会を学期に1回程度実施しております。  不登校になった児童生徒への対応としまして、学級担任、関係職員などは家庭訪問、電話連絡などにより家庭との連携に努め、方針を決めた上で対応しております。登校できる児童生徒は、別室登校や放課後に登校し、学習を行ったり担任や関係職員とかかわりを持っております。なかなか登校できない児童生徒に対しましては、家庭訪問を行い学校からの学校だより等、さらには学習プリントを配付しております。また、必要に応じて銚子市教育支援センターしおさい学級への通級を勧めているところです。  市としての取り組みですが、毎月月例の長欠調査を実施し、児童生徒一人一人の家庭環境、欠席の状況を把握し、問題の本質をつかみ学校と連携し対応を考えているところです。年に5回、長欠対策協議会を開催し、児童相談所や子育て支援課、訪問相談担当員、これは県の配置事業であります。現在小見川東小学校に配置をされております。訪問相談担当教員やスクールソーシャルワーカー、このスクールソーシャルワーカーにつきましても県の配置でありまして、小見川東小学校に配置をされております。さらには、青少年指導センターと連携し、より具体的な指導方法や支援策について協議をし、各学校を支援しているところでございます。銚子市教育支援センターしおさい学級を開設しており、学校へ登校できない児童生徒への学習支援や心のケアを行い、学校復帰に着実な成果を上げているところであります。  続きまして、土曜教室の現状についてです。本市の教育課題の一つとして学力向上があります。そこで、学習の習慣づけ及び生活困窮家庭の子どもたちへの教育支援を目的としまして、昨年度から土曜教室を開催しているところです。本年度は、小学校2年生から5年生を対象にし、毎月第3土曜日の午後、実施をしております。平成28年度は12回実施いたしました。毎月実施をいたしました。参加児童総数ですが、697名でありました。また、指導ボランティアとしまして延べ226名の先生方、それから高校生などに協力をいただきました。平成29年度、今年度ですが、11月までに毎月計8回実施をしました。参加児童数は総数で513名、指導ボランティアとしまして現職の教員、退職教員、加えまして市立高校、県立銚子高校、さらには千葉科学大学生に協力をいただき、延べ264名参加をいただいたところです。 ○議長(桜井隆君) 教育部長。 ◎教育部長(山口重幸君) 私から、学校施設の整備について答弁いたします。  1つ目です。学校施設のバリアフリー化についてどのように考えているかという質問です。国は、学校教育を進める上で必要な施設機能を確保するために、学校施設の計画、設計における配慮すべき事項を学校施設整備指針の中で示しています。この整備指針では、新たに学校施設を整備する際には、障害のある児童や教職員が安全かつ円滑に学校生活を送ることができるように、障害の状態や特性、ニーズに応じた計画とすることが重要で、その際スロープや手すり、トイレ、出入り口、エレベーターなどの計画に配慮することとされております。  また、今ある学校施設のバリアフリー化についても、障害のある児童生徒の在籍状況などを踏まえて、計画的にバリアフリー化を進めることが重要としています。市内全ての学校を今すぐにバリアフリー化することは難しいんですが、障害のある児童生徒が入学する際には、保護者と事前によく協議を行い、児童生徒の学校生活における負担を少しでも軽減できるよう施設の改修に努めていきます。  2つ目です。小中学校のトイレの洋式化率の質問です。平成29年10月末現在で、小学校におけるトイレの洋式化率は47.2%、中学校は32.2%で、合計で41.1%です。本年度、春日小のトイレ棟を改修したため、小学校のトイレの洋式化率は平成28年度末現在の洋式化率41.3%から5.9ポイント向上したところです。  3つ目の質問です。トイレの洋式化率についてどのように考えているかと。現在ほとんどの家庭がトイレは洋式という中、学校のトイレは改修に多額の費用が必要なこともあって、本市でもトイレの洋式化はなかなか進まないという現状にあります。本年度、春日小学校の3階トイレ棟を改修しましたが、和便器24基を洋便器24基に交換し、あわせて内装や照明器具、トイレブースなどを直した費用は総額で4,400万円になりました。平日の日中、多くの時間を学校で過ごす子どもたちにとって、学校のトイレが広々として明るく清潔感があることは理想であり、また災害時に学校施設は地域の避難所にもなり、避難されてきた高齢者や小さなお子さん、女性、障害者のトイレ利用を考えた場合、洋式化は必要と考えております。トイレの洋式化への改修については、国の補助金を有効に活用するとともに、学校施設の老朽化に伴う改修工事とあわせて行うなど、改修費用の削減に努めながら随時実施してまいりたいと考えております。 ○議長(桜井隆君) この際、10分間休憩いたします。          午後 2時12分  休 憩                                                      午後 2時22分  再 開 ○議長(桜井隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △会議時間の延長 ○議長(桜井隆君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 △一般質問続行 ○議長(桜井隆君) 加瀬栄子議員。 ◆加瀬栄子君 まず、マイナンバーカードについてですけれども、全国的にまだ10%台というような、そういう普及率だというふうに聞いております。銚子市も5月の時点から比べたらすごく伸びている、1.1%伸びているというふうに思いました。  それで、ほかの自治体でなんですけれども、私もよく聞くんですけれども、個人情報は本当に安全なのかというふうに心配する方とかまだいらっしゃるんですけれども、私がよく聞くのは、申請書の文字が小さくて、また書き入れづらいとか、そういうような話を聞いて、また写真をふだん撮らないのに撮りに行かなきゃならないから面倒くさいという、そういうような声もあります。  それで、ほかの自治体でなんですけれども、全国の区、市の中で、都城市が制度の開始当初からタブレットを利用して無料写真撮影サービスをして、オンラインでの申請の補助を実施したことで随分申請数をふやしたということがありました。また、住民に役所に出向いていただいて対話しながら行っているので、マイナンバーカードについての不安というか、そういうものを払拭することもできるということで、大変有効な取り組みだというふうに評価されているということです。それで、我が銚子市としても、やはり自分ではなかなか申請しづらいとか、どうしたらいいかわからないという方もいらっしゃいますし、できれば窓口でタブレットを使って写真を撮ってあげて、申請の補助をするような取り組みはできないのかどうか、要望というか、お伺いしたいと思うんですけれども。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) マイナンバーカードの申請につきましては、交付申請書による郵送申請と、今議員がご指摘した電子申請がございます。いずれにつきましても、申請に際し不明点のある方につきましては記入方法や手順の案内、交付を受ける際の注意点などを職員は説明させてはいただいております。本市の窓口で申請できる、端末を使ってのサービスは現在提供しておりません。このサービス提供のためには、専用端末などが必要となります。マイナンバーカードの普及、市民サービスの拡充のためにも、議員が今おっしゃった先進市の取り組みを研究し、情報安全上の問題などを解決した上で、導入について検討していきたいというふうには考えております。 ○議長(桜井隆君) 加瀬栄子議員。 ◆加瀬栄子君 ぜひ考えていっていただきたいと思います。都城市では、大体申請される方は50代以上の高齢者のほうが人数が多いということで、身分証明書を持っていないというか、運転免許を返還してしまって身分証明書がないという、そういう方々も随分申請されるそうなんです。ですが、就労している年代の方々の申請がそこまで追いついていないということで、各企業を回って説明をしたり、そういう普及活動もしているということでしたので、一応お伝えしておきます。ぜひ窓口で申請補助をしていただけるようになるように、お願いしたいと思います。  では、次は防災についてですけれども、本当に先日市役所での防災避難訓練に参加して、避難経路を確認すること、それがすごく大事だなということを改めて思いました。ですから、小学校でも毎年やっていたりとか、学校でやっているというのは、物すごい有意義なことだなというふうに感じましたので、まだ機会がありましたら、私も町内のほうとかもやるようでしたら参加したいなというふうに思いましたので、各町内会にも実施するように、ぜひ進めていっていただきたいなと思います、せっかく防災士さんを育てていらっしゃいますので。そこで、お聞きしたいと思います。  本市では、防災士の資格取得を全額助成されていますけれども、本年度の助成者は何名いるのか、またどのような方が申し込まれているのか、また防災士のスキルアップについての取り組みについてあればお聞きしたいと思います。 ○議長(桜井隆君) 総務市民部長。 ◎総務市民部長(長島潔君) まず、防災士資格取得養成講座、今年度の助成者はというお尋ねですが、今年度は35名です。  どのような方が申し込まれたのかというお尋ねですが、町内会から推薦された方が26名、福祉関係の事業所から推薦された方が8名、学校関係から推薦された方が1名です。  続いて、防災士のスキルアップについてのお尋ねがございました。市では、これまでも防災士のスキルアップに役立つ防災講演会や研修会の情報提供を行っております。また、防災士から講演会の情報が提供され、それをほかの防災士の方に情報提供することもございます。これらの情報提供により、11月5日の津波避難訓練の見学や同時に開催した、防災講演会の聴講のほか、11月9日に千葉市内で開催された地域学校防災教育セミナーに参加された方もいらっしゃいます。また、昨年度は平成25年度及び平成26年度に資格を取得した防災士を対象に、改めて普通救命講習を実施いたしました。市では、今年度千葉科学大学と共催で、防災士フォローアップ講座を現在計画しておりまして、この講座が有意義な講座となるよう各防災士の意向を現在調査しているところでございます。 ○議長(桜井隆君) 加瀬栄子議員。 ◆加瀬栄子君 本年度も35名が助成を受けて防災士の資格取得に励まれるということで、防災士さんせっかくいるのですから、訓練でも現場でぜひ力をつけていっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  では、次にいじめについてですが、6月の議会でも質問しましたが、匿名で通報相談できるいじめの相談アプリがあるんですけれども、本年柏市が国内で初めて導入して、それで柏は5月下旬から約4か月間で計63件の通報や相談があったということなんです。それで、取手市は2015年に中学3年生の女の子が日記にいじめられたくないなどと書き残して自殺したということを重く受けて、このスマホのアプリを導入するということに決めたそうです。  それで、このアプリというのは、普通は中学校へのスマホの持ち込みを禁止していますので、自宅での使用を想定しているということです。実際に誰かが通報したんじゃないかとか、告げ口したんじゃないかとみんなから見られるよりも、家に帰ってから相談ができるようになっているということです。そして、このアプリは生徒から相談があったら、匿名で教育相談センターと市の教育委員の指導課が把握できるように設定されているということですので、本当に速やかに早期解決に取り組めるというものがあるということでした。このアプリはストップイットというアプリなんだそうですけれども、年間324円税込みでかかるそうなんです。取手市は、市立中6校の全生徒2,300人が利用できるようにということで、全員が無料でできるようにということで、市のほうは予算を組んでやるようにしたということですけれども、やはり生徒を自殺させてしまったということに教育委員会でも大変重く受けとめているということで、銚子市でも何回か質問しているうちに、本当に細かく市でやっていらっしゃるなというのをすごく感じていますが、もし導入できるものであるならば、そういうアプリの導入も考えていただきたいなと思います。いかがでしょうか。 ○議長(桜井隆君) 教育長。 ◎教育長(石川善昭君) 議員のお話にありますように、柏市での導入につきましては経過等については承知をしております。いじめが発生した時点、周りの子のいじめに気づいたとき、すぐに相談できる窓口、体制をつくっていくことは非常に大事だなというふうに考えております。  銚子市としましては、現在電話やメールによる相談窓口を開設しております。今のところ銚子市の判断としましては、それらが非常に機能しているというふうに考えております。今のところ相談アプリの導入は考えていないところであります。 ○議長(桜井隆君) 加瀬栄子議員。 ◆加瀬栄子君 じゃ、また今後の変化があるようでしたらお考えいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  それともう一点、土曜教室やっていらっしゃって、参加者も大分いますけれども、何か成果のようなものが見えてきたら教えていただきたいなと思います。子どもたちは、学校で勉強して、それでも宿題とかいろいろプリント持ってきてやっているというお話なんですけれども、やはり自分の得意な分野を見つけるとか、教えてくださるボランティアの方々に感動して、自分もそういう人になりたいとか、いろんな変化が見えてくるんじゃないかなと思います。何か成果がありましたらお聞かせください。 ○議長(桜井隆君) 教育長。 ◎教育長(石川善昭君) 今のところ数値的な成果ということは、把握は非常に難しいとは捉えております。ただ、文化会館に入ってくる子どもたちの様子を見てみますと、非常に土曜教室を楽しみにしているなというふうな児童が多くいるのは確かでございます。  学校の時間割で考えますと、約2こま分の時間となります。高学年の児童はしっかりと集中して取り組んでおります。また、低学年の児童もボランティアの先生から指導や助言を受けながら、大変意欲的に取り組んでいる様子が見受けられます。子どもたちは、基本的にボランティア、場合によってはマンツーマン的な指導になります。大変充実した個別指導が受けられており、土曜教室に非常に満足感を得ていると思います。さらには、学習の習慣づけや学習の意欲の向上というところで、大変成果が出ているのではないかなというふうに考えております。 ○議長(桜井隆君) 加瀬栄子議員。 ◆加瀬栄子君 大変子どもさんたちが楽しみにして来ているんじゃないかなというふうに感じられました。やはり家庭の中だけでいると、そこから精神的にも出ていかない部分があるんですが、ほかの人と、またほかの自分より年齢の大きい方と接すると、すごく考え方とかいろいろ影響を受けて、よい方向に向かっていくんじゃないかというふうに思いますので、ぜひもっとよくなっていくように、また頑張っていただけたらなというふうに思います。  最後に、歩行に障害のある児童生徒さんが入学された場合には、今後どのように対応していくのかということをお聞きしたかったんですが、順次そのような方が入学されると対応していくというお話が先ほどありましたので、納得いたしました。やはり地域のみんなと一緒に学びたいという、そういう心を思いやって、お互いに助け合っていくという、そういう環境も大切だと思いますので、ぜひみんなが伸び伸びと勉強ができる場をつくっていっていただきたいなと思います。  私のほうからは以上です。 ○議長(桜井隆君) 次に、池田健一議員。          〔池田健一君登壇〕 ◆池田健一君 海風の会の池田健一でございます。諸先輩に敬意を表し上げ、通告に従い、順次質問いたします。  市民サービスの充実について幾つか質問いたします。まず、高齢者の買い物難民についてです。昨年、平成28年11月1日時点での銚子市の人口は6万4,497人、平成29年度11月1日現在の銚子市の人口は6万3,181人と1,318人の減少となり、毎月110人ほどの人口が減少し続けている状況です。そのうち、全体の人口に当たる約20%の1万1,637人が75歳以上の後期高齢者に当たります。約5人に1人が後期高齢者になるわけであります。ここ最近のニュースなどでも、高齢者の方の交通事故の増加が取り上げられております。そのため、政府が認知症対策を強化し、改正道路交通法を本年2017年の3月12日に改正いたしました。また、高齢ドライバーの事故を防ぐ試みとして、運転免許証の自主返納に向けて積極的に独自に取り組む自治体も出てきました。少し前の記事になりますが、富山県富山市では、高齢者運転免許自主返納支援事業を2006年の4月1日より導入されました。運転免許を自主返納した65歳以上の市民に、車にかわる公共交通機関の1年間分の乗車券約2万円相当を支給するというもので、それまで年間40人前後だった自主返納者が2006年度で507人にまで増加したそうです。また、2007年度も380人程度の高齢者が運転免許証の自主返納をする見込みとのことでした。福井県越前市でも、2007年10月の1日から高齢ドライバーの運転免許の自主返納者に対し、運転免許有効期限まで市民バスを無料で利用できる乗車券を交付するなど、積極的な自治体の取り組みも必要とされてきております。また、銚子市でも越川市長が掲げる福祉パスの導入を2018年4月の実施に向けて準備を進めていると聞いております。  先日、市内在住の要介護認定を受けていない70歳以上の方2,000人を対象に行った福祉パスニーズ調査のアンケート結果ですが、自動車運転免許証はお持ちですか、の問いに対して、あると答えた方は635人、ないと答えた方は556人、既に返納済みと答えた方は91人となっており、自動車運転免許証を持っていない方が半数を超えていることがわかります。  まず、福祉パスが導入された場合、利用されますか、という問いに対して、すると答えた方は953人、しないと答えた方は312人となっており、福祉パスを利用すると答えた方が3倍以上に上回っていることがわかります。  次に、福祉パスを利用するとしたらどの交通機関を使いますか、という問いに対して、路線バスを使うと答えた方が556名、路線バスと銚子電鉄の両方を利用すると答えた方が477人、利用しないと答えた方が171人、利用しないと答えた人の6倍に当たる方が公共交通機関の使用を考えているという結果です。  最後に、路線バスや電車を利用する場合の主な目的は何ですか、の答えの上位2つが、買い物と通院が挙げられております。近年、近場にあったスーパーも人口減少に伴い閉店を余儀なくされ、以前のように歩いて行ける距離にスーパーがなくなったという市民の声をよく耳にします。こうした公共交通機関の利用頻度を上げる施策とともに、バスの停留所などの配置も再度見直す必要性があるのではないでしょうか。10年前には、銚子市役所前にもバス停がありました。現在は、利用者が少ないという理由から、銚子市役所の前からバス停は姿を消しました。しかし、10年たち買い物難民の高齢者の現状から考えると、市役所前のバス停は必要なものではないかと考えます。市役所への書類の申請や窓口での相談、また目の前には高齢者の利用頻度が高い郵便局、歩いて行けるところに大型スーパーもあります。これらは一例ではありますが、バス停の場所に関しては福祉パスの検討と同じく、見直しの必要があるのではないかと思います。  ここで、2点お伺いいたします。1つ、高齢者の買い物難民に向けて市としての今後の対策、または市に寄せられた要望などありますでしょうか。  2つ、市役所前のバス停についてどのように考えますか。また、バスの停留所について再考の余地があるかどうか、ぜひ市長のお考えをお聞かせください。  次に、公共施設の利活用について質問いたします。本年の7月に、秋田県の鹿角市、文化の杜交流館コモッセへ子育て包括支援の取り組み、また今後の展開についてお話をお伺いに行きました。施設の印象ですが、施設内にあるこもれび広場では、暑い中、涼を求め子どもたちが宿題をしたり、また談笑している姿が印象的でした。場所も市内の商店街に隣接し、子どもたちが学校帰りに立ち寄れる場所にあるのも、市民や子どもたちが利用しやすい立地であると感じました。また、民間の図書館を誘致、図書館運営を民間に委託し、図書館単体での「よるとしょ」という市民参加型イベントを企画したり、また文化ホールでは19時シネマというイベントで夜間に映画を上映するなど、市民との交流を積極的に図られていました。  ここで、1点お伺いいたします。すこやかなまなびの城エントランスホールを活用し、高齢者や子どもたちが集えるような場所として有効活用することは可能でしょうか。現在のすこやかなまなびの城はどこか閑散としていて、テーブルや椅子を設置し、市民の憩いの場として利用してもいいのではないでしょうか。お年寄りからお子さんまでが幅広く利用し交流を深める、そういった場所にできないか。また、ほかの利用方法など検討していらっしゃるのか、市長にお伺いします。  次に、産業振興について質問いたします。水産業の今後の取り組みについてです。11月より本格的に銚子港でも一艘まき船によるサバとイワシの水揚げが開始されました。ことしも昨年に続く豊漁で、12月に入っても漁獲量は高い水準のまま推移しております。八戸漁港から銚子漁港までの14ある港で1日約1万2,000トンが水揚げされておりますが、銚子港にはそのうちの7割近い約6,500トンが水揚げされております。この数字を見ても、銚子漁港が6年連続水揚げ量で日本一になれたのがわかると思います。これは、銚子漁港にさまざまな買受人が入札参加していることが大切な要素であると言えるでしょう。築地に出荷する鮮魚専門の買受人から海外への輸出を主とする買受人、これだけの多種多様な複数の業者が出入りする銚子港ですから、1日に処理できる魚の量も、他港をはるかにしのぐ量の水揚げができます。そこで重要なのが、水揚げ量が連日続く中でも、比較的魚価も下がらずに安定した価格で魚が売り買いできるということです。結果、銚子港に多くの船が入港することにつながっております。しかし、ことしのサンマの水揚げの不漁があったように、自然が相手の商売は、いつ魚がとれなくなり経済的影響を受けるかはわかりません。今後は、自然がもたらす漁獲量とは別に、官民による漁獲量、漁獲高への積極的な取り組みが必要になると考えます。黒生漁港7.5メートルの岸壁の早期の整備、サバ、イワシ、サンマの大衆魚、青魚を利用したブランド化、これらが必要だと考えております。  ここで、2点お伺いいたします。1つ、銚子漁港の整備計画は平成39年度までに終える計画で進んでいると承知しておりますが、黒生漁港7.5メートル岸壁の整備計画はいつごろまでに完成する予定で進められていますか。また、これらの早期完成を目指すべく、市から県へ、または市から国への陳情などするお考えはありますでしょうか。  2つ、6月の一般質問でも質問させていただきました、大衆魚のブランド化でございますが、その後の取り組みや進捗状況などございましたらお教えください。  次に、11月から2月までの観光業についてです。海や川に面している銚子市での観光のハイシーズンというのは、夏であると思います。11月から2月に何を取り組んでいくのかは、市内観光業の大きな課題だと思います。観光業というのは、ただ一過性のものだけで盛り上がるとは、私自身はないと考えております。1度のイベントでは、その日限りのお客様しか誘致できない、観光のテーマとして、これだというもので盛り上げていくことが必要だと思っております。  先日、11月26日に行われた鯖サミットでありますが、市内各所でほかイベントも同日開催されたこともあり、市内はたくさんの観光客で盛り上がりました。鯖サミットの入り込み客数は3万人だったそうです。銚子市は、農業、漁業、畜産業があり、1次産業が盛んなまちでもあります。近隣市を見ても、これだけ盛んなまちはありません。鯖サミットにしても1度きりのイベントで終わらせるのではなく、サバのまち銚子として売り出すのも、サバのブランド化にもつながると思います。  ここで、2点お伺いします。1つ、銚子市で考える市内観光の方針をお聞かせください。  2つ、11月から2月、市内を盛り上げる仕組みなど何かございますでしょうか。  続いて、補助金事業の進捗について。NPO法人ちょうしがよくなるくらぶのヘルスツーリズムの進捗状況に関して3点お伺いいたします。  1つ、顧客管理システム構築費に350万円とありますが、こちらの11月現在の顧客登録人数と、どういった機能を持ち合わせているのかお伺いいたします。  2つ、健康管理アプリ開発費に128万円とあります。昨年の12月からスタートしたヘルスツーリズムですが、1年経過し、いまだにどのような健康管理のアプリなのか仕様も出ておりません。残り1年4か月には実働しなければなりません。現在のダウンロード数と、数ある無償の健康アプリが存在する中でどういった特徴がある仕様なのか、そちらをお教えください。  3つ、通販、ツアー申し込み管理システムに518万円とありますが、現在までの通販とツアー申し込みでのそれぞれの収益をお教えください。  次に、総務省の地域サテライトオフィス事業が終了したと思いますが、今後の市の取り組みについてお聞かせください。  次に、今後の選挙について質問いたします。選挙投票率の向上についてです。先月行われました衆議院議員選挙の投票率44.59%、前回の衆議院議員選挙の投票率47.75%、ことしの4月に行われました銚子市長選挙並びに銚子市議会議員補欠選挙の投票率52.57%、前回の銚子市長選挙の投票率47.76%、知事選を除き今回の衆議院議員選挙の投票率は、ここ最近の選挙では投票率が低い結果になっております。今回の衆議院議員選挙では天候が悪く、期日前投票に訪れた方が多かったように思います。その一方で、期日前投票に訪れた方々から、余りにも並んでいたので投票せずに帰ってしまったや、何であんなに混むのなどといった市民の方からの声をいただきました。  衆議院議員選挙の期間に秋田に行く機会があったのですが、秋田駅改札脇の階段の横に期日前投票所を設置しておりました。近隣市では、旭市では4か所、神栖市、匝瑳市ともに2か所、銚子市は1か所と、近隣市に比べても期日前投票所が少ないのが現状です。また、本年3月には総務省のウエブから、投票環境向上に向けた取り組み事例集というものも閲覧できるようになっております。各自治体による投票率向上に向けた事例として、商業施設や大学、高校、病院での投票所設置の紹介がされております。9月定例会で、加瀬庫藏議員からも一般質問がございましたが、イオンでの投票所の設置、また西部地区は西部支所、東は市民センターへの期日前投票所の設置に向け、銚子市内での投票率の向上に善処していただきたいと考えております。また、銚子市役所内の投票所は2階に上がらなければならないなど、お年寄りからは1階に投票所を設置していただきたいというお声も耳にしました。市民サービス向上に向け、2階から1階へのフロア移動をし、市民ホールやすこやかなまなびの城での期日前投票所の設置も視野に入れていただきたいと考えております。  また、ほかにも銚子青年会議所が7月に行った「政治や選挙について学ぼう!~若い力が未来を拓く~」では、県立銚子高校と市立銚子高校の生徒に、政治や選挙に関する知識を深めてもらうということを目的とした例会が行われたりといった取り組みも見受けられます。18歳にターゲットを絞るのではなく、小さいころからの選挙に対する知見を深める取り組みも今後必要になってくると思います。  ここで、2点お伺いします。1つ、イオンや西部支所、市民センターなど投票所を1か所ふやすとした際のコストはどれだけかかりますでしょうか。  2つ、若年層に向けた選挙の告知や周知活動はされていらっしゃいますでしょうか。また、されているとしたらどういった活動をしていらっしゃいますでしょうか。  以上で登壇での質問を終了し、引き続き自席にて質問いたします。 ○議長(桜井隆君) 市長。          〔市長 越川信一君登壇〕 ◎市長(越川信一君) 池田健一議員の質問にお答えをさせていただきます。  初めに、高齢者買い物難民などについてのご質問でございましたけれども、来年の4月から半年間ではありますけれども、福祉パスの実証実験を行わせていただきます。これは、障害者、高齢者の活動の促進、移動支援を目的としたものでございますけれども、もちろん高齢者で運転免許証を返してしまった方の移動支援、それから積極的に免許証を返納することによって高齢者の交通事故を防止するという意味合いもありますし、また買い物支援、買い物難民の発生を防ぐというさまざまな意味合い、効果を狙ったものでございます。  その中で、市役所前へのバス停の設置でございますけれども、まずこの市役所前のバス停は平成13年に1度設置をいたしましたが、利用者が大変少なかったことから、平成20年の4月に廃止をされたという経過がございます。ただ、その後状況の変化もございますし、今回福祉パスを導入するということによってどの程度利用者が、このバス停の設置のニーズが高まるのかということを判断する必要があると思っておりますので、実証実験の中でアンケート調査を行うなど、市役所前へのバス停の設置のニーズを調査して、その結果利用者がかなり見込まれるということであれば、バス会社に要望するなどの方策をとっていきたいと思っております。いずれにいたしましても、まず半年間を実証実験の中で、そのニーズを把握していきたいというふうに考えております。  次に、保健福祉センターすこやかなまなびの城のエントランスホールをもっと活用してはどうかというお話がございましたけれども、現在市としては具体的な活用方法としては、毎月のまちかどコンサートなどに活用しておりますけれども、大変吹き抜けの開放的な、魅力的な空間でありますので、できればまちかどコンサート以外にも活用していきたいなというふうに考えております。現在も食事はちょっとできないんですけれども、自動販売機を1階に奥のほうに設置をいたしまして、あわせて丸テーブルと椅子を設置して、自由に休憩をしていただくというようなスペースにはなっております。ただし、8月から3月まで特になんですけれども、がん検診などを行っておりまして、その間は大変あそこに列ができて並んでいるということもございまして、そのような場合には休憩をご遠慮いただいているというような状況がございます。今後は、検診の事業とも調整を図りながら、使わないときはできるだけ休憩に使っていただく、あるいはまちかどコンサートと同じように、何かイベント的に利用するということもありだというふうに思いますので、その辺は池田議員からのご意見、議員の皆さんからのご意見も伺いながら検討していきたいというふうに考えております。  次に、銚子漁港の整備についてのお尋ねでございましたけれども、現在の特定漁港漁場整備事業計画が今年度で終了いたしまして、来年度、2018年度から2027年度までの、新たに10年間の次期の整備計画がスタートすることになります。現在は、漁港管理者であります千葉県が計画案を作成いたしまして、国との調整を最終的に図っているという段階だと伺っています。黒生地区には、ことし1月に水深7.5メートルの岸壁、バースが使用できるようになりました。新しい計画案では、さらに5隻分の同じような水深7.5メートルの岸壁、バースを整備する計画であります。この7.5メートルバースの整備については、2018年度に設計、19年度に施工、20年度に供用開始の計画だというふうに伺っております。あわせて、この黒生地区から第三市場にかけての海底しゅんせつ、土砂を取り除くというしゅんせつを行いながら、新しい岸壁の水深をしっかりと確保していくということが重要だと思っております。砂で埋まってしまっては大型漁船が入れませんので、常に大型のまき網船が入れるように、しゅんせつをしっかりしていただくということも要望をしていきたいと思います。  また、波がまだまだ入ってくるという状態で、あびき対策も重要でございます。港内への波の侵入を防ぐ防波堤の整備も計画されておりますけれども、これもしっかりやっていただきたいということを要望してまいります。  また、第三市場については9月議会でお話がありましたように、高度衛生管理型の施設に改修する計画でございます。今、東北地方でも、東日本大震災の被害を受けた漁港が次々と大型漁港、特に石巻などは大変長い大きな漁港になりましたけれども、復興してきておりまして、漁港間の競争も大変激化しているという状況にありますので、銚子漁港も大型のまき網船に対応した港にしっかり整備していくということが、この水揚げ日本一を保つ大きな要素になるというふうに私も思っております。9月20日には、廻船誘致検討会が開催されました。銚子漁協、廻船問屋の皆さん、仲買人の皆さんにもご出席をいただきました。要望として、大型漁船が安全に入港できる漁港対応・整備を急いでほしいという要望がその場でありました。私もそのように伺っております。こうした要望を千葉県の水産部局に伝えましたが、今後も銚子市として整備の迅速化、スピード化を県に要望してまいりたいというふうに考えております。  次に、青魚、大衆魚のブランド化についてのご質問でございましたけれども、まずサバのブランド化につきましては、これは鯖サミットでもお話ありましたけれども、銚子漁港の水揚げ27万5,000トンの約6割をサバが占めているという大変な主力魚でございます。池田議員お話がありましたように、11月26日の鯖サミットは約3万人の来場者で、大変なにぎわいとなりました。銚子の銚子極上さば寿司、あるいは銚子三中生がラベルを製作いたしましたサバの缶詰、石巻の金華サバのハンバーグなど約50店が出店いたしまして、またノルウェーの大使館の方も出店をされまして、大変なにぎわいを見せたところでございます。銚子としても、この鯖サミットを一過性のものとして終わらせるということではなく、今後もあれだけの全国のサバの産地があるわけでありますので、その交流、連携を強化しながら新たな銚子の商品開発、ブランド化につながればというふうに考えております。  ブランドサバとしては、代表的なものとして関サバ、あるいは金華サバなどが挙げられますけれども、いずれも特定の漁場、海域でとれたサバをブランド化しているという側面がございます。銚子市では、特定の漁場ということではなく、むしろ金華サバなどと漁場が重なってしまうということがありますので、どういった考え方、手法でブランド化をしていくということに工夫が求められると思います。今回の鯖サミットを主催いたしました銚子うめぇもん研究会では、毎年11月から1月にかけて銚子極上さば料理祭を開催しております。これは、大型のマサバ700グラムとか900グラムという大きなマサバを厳選いたしまして、熟成塩だれにつけて7店の飲食店が共通メニューとして、極上さば料理コースを提供しております。こうしたように、大型のサバだけをブランド化していくという手法も一つはありなのかなというふうに考えています。銚子漁協でも、何とか銚子のサバをブランド化したいという検討を行っていると伺っておりますので、今後も漁協、水産加工関係、あるいは料理店の皆さんとも連携をしながら、どういった戦略で銚子のサバをブランド化していくのか、話し合いながらブランド化を進めていきたいと、付加価値を高めていきたいというふうに考えております。  また、イワシのブランド化については、同じように銚子うめぇもん研究会が毎年、入梅いわしまつりを開催して取り組んでいます。また、ブランド化と言えるかどうかはわかりませんが、イワシを使ったまちおこしについては、銚子ぽるとがる友好協会の皆さんが積極的に取り組んでおられるところでございます。今市内にかなり出回るようになってまいりましたけれども、イワシ絵のランチョンマットがございます。この絵は、平成26年10月に銚子1万匹いわし絵コンクールというものをぽるとがる友好協会の皆さんが開催し、411点の応募が寄せられました。その秀作をアレンジしたものでございます。また、イワシというのは銚子市の市の魚にも平成15年に指定をされておりますし、また大漁節や大漁旗、そういったものの代表がイワシであるというふうに思いますし、また栄養価も非常に高い、また文化面では銚子川柳会によります銚子発いわし川柳誌上大会も毎年開催されているところでございます。今後も市の魚でありますイワシをモチーフにしたまちおこしのムーブメントをさらに高めて、連携をしながらイワシの文化、イワシの物語を銚子から発信をしていきたいというふうに考えているところでございます。  また、サンマのブランド化につきましては、11月19日に行われました今まで銚子半島ハーフマラソンというふうに名前を呼んでおりましたけれども、これを銚子さんまマラソンというふうに名前を変えまして、銚子青年会議所を中心とした皆さんによりまして焼きサンマを振る舞っていただく、またサンマのつかみ取りをしていただくということをしていただきました。  次に、市内観光の方針でございますけれども、私はこれまでも申し上げてまいりましたが、銚子の観光の基本というのは、生活観光都市だというふうに思っております。銚子市民の生活、ありのままの普段どおりの銚子の営み、産業や市民生活が輝いていて、それを見せることが観光客を引きつける、感動を呼ぶというのが一番の資源ではないかなというふうに考えております。  銚子市民がおいしいというものを観光客の皆さんにも食べていただく、銚子市民が行って楽しいところ、おいしいお店に観光客の皆さんにも行っていただく、あるいは銚子の漁業や農業や水産加工業や醸造業を見ていただく、特別な演出をするということではなく、市民がいいというものを観光客の皆さんにも味わっていただくということが、この銚子の生活観光都市の基本だというふうに思っております。  市内観光の一つは、やはり日本一の水揚げを誇る銚子の漁港の魅力、銚子の魚の魅力をアピールすることが第一ではないかと思います。特にこの銚子漁港の第一魚市場も新しく新設されましたし、高度衛生管理型の市場として勇壮な生のマグロの水揚げも見学できます。市場周りには食堂や料理店も建ち並んでおりますし、この第一魚市場を中心としたまち歩きというものも魅力的でございます。東銀座商店街の石上酒造には、明治期に建てられた酒蔵や醸造用の古いタンクもございます。伝統的な工法による酒づくりが見学できますし、文化財の登録を現在目指しているところでございます。また、飯沼観音の境内には五重塔、リンドの水準原標石、登録有形文化財に登録されました磯角商店などもありますし、最近では飯沼観音、円福寺のお宝を積極的に一般公開していただいております。また、もとの信用金庫浜町支店、アートバンクギャラリーも芸術活動に活用されておりますので、ぜひこういった第一市場を中心としたエリアを、本当に歩いて楽しいまち歩きの観光の拠点にしていきたいなというふうに考えております。あわせて、今回台湾を訪問させていただきましたけれども、インバウンドのお客様を積極的に呼び込む、そういった施策も大変重要であるというふうに考えております。 ○議長(桜井隆君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石井倫宏君) それでは、私のほうから高齢者の要望とその対応ということについて答弁をさせていただきます。  昨年10月から地域包括支援センターを民間委託によりまして、東部、中央、西部の3か所に増設したことはご存じのとおりかと思います。この委託型地域包括支援センターの活動をする中で、さまざまな相談や要望が寄せられております。その中には、買い物や移動支援に関する相談や要望、あるいは活動意欲が高い高齢者の方からは、交流の場をふやしてほしいと、こういったような要望も寄せられております。  この対応としまして、1つは先ほど市長からも答弁がありましたように、福祉パスの実証実験ということで、平成30年4月から開始できるように事務を進めているところです。また、高齢者の買い物などの生活支援につきましては、社会福祉法人や民生委員、シルバー人材センター、NPO法人などをメンバーとします地域支え合い推進会議という会議体を組織しまして、協議をしております。会議の中心的役割を担う生活支援コーディネーターという職員を中心に、さまざまな高齢者を取り巻く実情ですとか、地域の状況などを話し合って、その中から課題を見つけて協議していくといったようなことを進めておりますが、この会議の中では高齢者の生活を支援する商店やサービスが一覧になった情報誌があれば、高齢者の困り事を解決できる部分もあるのではないかといったような意見が出されました。これをもとにしまして、高齢者に優しい銚子市内の商店などを掲載したちょーぴーの優しさ便利帳といったものを作成することになりました。この便利帳の掲載内容につきましては、市民や関係者にアンケート調査を実施しまして、食料品の配達や移動販売をしているお店、ごみ出しや部屋の片づけを協力してくれるもの、それから訪問してくれる理髪店やクリーニング店、同年代で交流する場、こういった10項目を今予定しております。現在この該当する商店などに、生活支援コーディネーターの職員が直接出向いて掲載依頼や内容の確認を行っているところです。今年度中に内容を取りまとめまして、平成30年度にできれば発行したいと、このように考えております。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) それでは、私から産業振興について5点答弁します。  1つ目が、11月から2月にかけてどのようなイベントがあって、その仕掛けはということであります。11月は銚子さんまマラソン、そして黒潮よさこい祭り、議員から紹介がありました鯖サミットなどがありまして、大変市内がにぎわいました。そういう意味では、11月は来客が大勢あったのではないかなというふうに考えております。  そのほかにも、たくさんのイベントがあります。12月は、海と月のグリーンマーケットが行われ、そしてJRの銚子駅前に訪れる方をおもてなしするために、銚子商工会議所青年部が駅前イルミネーション点灯式、毎年ですけれども、やっていただいております。これも、非常に年末年始を盛り上げていただく大変いいイベントだというふうに思っております。  次の1月には、初日の出に合わせた年末年始イベントを民間の皆さんがご協力をいただいて、仕掛けをしてくださっています。こちらのほうも本当に感謝をしております。また、中学校の対抗駅伝が次の週にございますので、大勢の人が1月も大勢訪れるというふうに思っております。下旬には、銚子セレクトの市場大感謝祭というのがありまして、空き地カフェと並行して行いますので、1月も大変大きなイベントが連続してあるというふうに把握をしております。  2月には、ポートタワーとウオッセを拠点とした市民マラソン、あるいは円福寺とか浄国寺におきまして、いわゆるお宝めぐりが予定されております。菅原大神の例祭もございますので、いろいろ趣向の違ったイベントがたくさん銚子の市内でも行われますので、そういったイベントを銚子市としてはやはり情報発信が大事だというふうに考えておりますので、その情報発信に意を用いていきたいと思っております。  新たな企画としましては、JRの千葉支社がサイクルトレインというのを運行します。1月に20日、21日、2月にも土日に両国から銚子駅、各1日1往復する、自転車でそのまま入って自転車でそのまま出られると、サイクリストにとっては本当に魅力的なイベント列車が運行されることになっております。これらについても大変期待をしているところであります。  次に、ヘルスツーリズム関連の質問であります。まず、顧客管理システムでありますけれども、この顧客管理システムの機能は、会員番号の発行、会員情報の管理、また会員の購買履歴の蓄積と、そしてポイントを発行するというシステムをつくっております。ただし、28年度にできた顧客管理システムなんですけれども、ちょくらが開店をして、お客様への運営に追われましてまだ募集ができていないので、今準備を進めているということと伺っております。  次に、健康アプリケーションシステムであります。この健康アプリケーションシステムは、ちょくらのほうが開発しているのは姿勢やバランスを測定管理するシステムだそうで、ちょくらのほうで今店舗内で測定をしているそうであります。利用者は、11月末現在で106名と伺っておりまして、若干低調ではないかなというふうに評価をしております。  それから、通販とツアー申し込みで収益がどのくらい上がっているかということでありますけれども、こちらのほうもまだ開発途中でありますが、11月の8か月の間、通販による収益が2万円、ツアーによる収益が25万円という数値を伺っております。  そして、サテライトオフィスのモデル事業についてであります。総務省のほうのモデル事業は9月末で終了いたしましたけれども、今年度内に総務省から、いわゆるマッチングの調査をした結果、131社の企業が銚子に関心があると示されているということは、せんだっての議会でもご報告をさせていただきました。これらのところに、ぜひアプローチをするという必要があることから、30年の3月まで、とりあえず年度末まで暫定活用ということで、旧小児言語センターの2階の1部屋をオフィスとして活用することを進めております。若干現在、例えばドアが壊れているとか、あるいは中をもう少しきれいにする必要があるというような準備を進めておりますけれども、それが終了し次第、各企業にアプローチをして、お試しサテライトオフィス事業を再開したいと考えております。 ○議長(桜井隆君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(山口学君) 私からは、選挙関連2点お答えさせていただきます。  まず1点目、期日前投票所を増設する場合にコスト、費用はどれくらいかかるのかというお尋ねです。まず、衆議院議員総選挙で想定させていただきます。といいますのは、選挙によって告示期間が変わりますので、イコール期日前投票ができる日数が変わりますので、12日間の告示期間である衆議院議員選挙、この場合11日間期日前投票ができますが、その場合の想定でお答えをさせていただきます。期日前投票システムのネットワーク構築のための経費ですとか、投票管理者、投票立会人の報酬、それから事務従事者の職員人件費など、導入時においては概算で約420万円程度が見込まれます。これに対しまして、執行経費交付金収入としまして約200万円程度が見込まれます。ただし、市長選挙ですとか市議会議員選挙の場合は、こういった地元選挙の場合は交付金収入がありませんので、全てを一般財源で賄うこととなります。  2点目、若年層に対する広報、啓発の取り組みはというお尋ねです。まず、平常時、選挙がない日ごろの啓発事業としまして、市選挙管理委員会では昨年の18歳選挙権の導入に際まして、市内の各高校と連携し出前授業をこれまで4回実施しております。出前授業では、選挙権年齢引き下げの背景や投票の具体的方法などの講義、それから生徒代表者による模擬投票を行いまして、制度の周知を図っております。  学校現場に対する取り組みとしまして、国・県の事業で小中学生・高校生を含めた事業としまして、例年明るい選挙啓発ポスターと、それから選挙啓発標語、この作品の募集を行っております。市選挙管理委員会の独自の啓発事業としましては、毎年小学校3年生以上を対象に、明るい選挙推進市民書道展を開催しております。この入選作品は、イオン銚子内のしおさいプラザに展示をしております。現在今年度の入賞作品、昨日12月の2日からあさって12月の10日まで展示をさせていただいております。また、小中学校のうち希望があった学校に対しましては、投票箱、記載台など選挙資材の貸し出しを行っております。学校では、これを生徒会の選挙などの際に使用しており、実際の選挙で使用する本物の資材に触れることで、選挙に対する興味も高まっているのではないかと考えております。  これに加えまして、選挙時啓発、選挙が行われる際の啓発としまして、ことし3月執行の千葉県知事選挙の際には、市内高校3校の3年生に対し、各校を通じて投票の呼びかけチラシを配布したほか、18歳、19歳の有権者宛てに投票呼びかけチラシと啓発小冊子、パンフレットですね、これを個別に郵送して投票率の向上を図ったところです。 ○議長(桜井隆君) この際、10分間休憩いたします。          午後 3時26分  休 憩                                                      午後 3時36分  再 開 ○議長(桜井隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市長。 ◎市長(越川信一君) 先ほどの答弁の中で、保健福祉センターすこやかなまなびの城のがん検診の期間についてちょっと誤ってしまいました。がん検診を行っている期間が8月から3月というふうに申し上げましたけれども、反対でございまして、がん検診の期間が4月から7月、逆にあいているのが、自由に使えるのが8月から3月ということで、申しわけありませんが、訂正をさせていただきます。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 アンケート結果からも、福祉パスへの高齢者の関心は高いものだということがわかると思います。実現に向けて、最後まで調整のほうよろしくお願いしたいと思います。  もう一点、バスの停留所をふやした場合なんですが、これもどれだけの費用がかかるかというのがわかりましたら教えていただきたいんですが。 ○議長(桜井隆君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(宮澤英雄君) 前回停留所を設置してあった路線が、春日台から陣屋町へ行く路線で、現在その路線は黒字路線なので、赤字補てんはしてありませんが、もしバス停を設置する場合どの路線が市役所前に来るような設置をするかによって、赤字路線であれば多分距離を延長することによって、さらに赤字補てんが発生する可能性がありますし、黒字路線であってもそこの経費が黒字幅を圧縮してしまうようであれば、ひょっとしたら赤字補てんが発生するかもしれませんので、どの路線を選ぶか、あとそれがどのような収支状況かを見て、バス事業者と協議を進めなければならないかと思います。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 バスの停留所をふやす、そういった形で自分が声聞いているのが、笠上や小畑とか、あちらのほうの畑が多いところですかね、あちらのほうでよく聞かれたのが現実です。どこがいいかというのは、この場ではよくわからないと思いますので、今後の課題として、せっかく福祉パスを導入されるということであれば、同時に停留所の見直しというかですね、一番効果的な場所に停留所を置くというのを検討していただきたいなと思います。  次に、すこやかなまなびの城に関してなんですが、市内で学童保育もあるとは思いますが、そのほかにも児童が集まれる場所があってもいいんじゃないかなというところから、今回すこやかなまなびの城のところを出させていただきました。今後の、今すぐ答えが出るものではないと思いますので、箱物行政にならないように自助努力を続けていただいて、ぜひともちょっと前向きに、やはり自分も何度か足を運んでいますが、余り市民の利用が、自分が行っているときだけかもしれませんが、目的がある方しか今余り利用されていないと思いますが、子どもたちや、またお年寄りがちょっとジュース飲んで、先ほどもお年寄りが憩いの場を求めているという話もあったと思いますが、そういった場所に活用していただけたらいいのかなと。ただただあそこの広い空間が遊んでいるというのは、やはりちょっともったいないなと思いましたので、そちらのほう検討していただきたいなと思いました。  次に、銚子漁港の先ほどの質問の件なんですが、平成39年度までに終える計画というのはわかっているんですけども、こちらの7.5メートルの岸壁、こちらに関してはやはり本船の入港だったり、また運搬船の水揚げが予定されていると思います。今実際船の係船場所がなく、待機船となって水揚げできずに待っている船もあります。この辺で、完成時期を早くしていただけたらなというのが市場関係者からも上がっている声でありますので、こちらの黒生漁港の7.5メートルの岸壁がいつぐらいに建設、完成する予定なのか、わかりましたらちょっと教えていただきたいんですが。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) 先ほど市長が答弁を申し上げましたけれども、現在千葉県が次期の漁港整備計画を策定中で、国の承認を求める、そして国が策定をすることになっております。30から39年度までの漠然とした枠の中で、今国の承認事項になっておりますので、千葉県としても非常に大型のまき網船の寄港というのが課題だという認識はあるんですけれども、個々具体的な年次を今明示することはできない状況にあります。もうしばらく情報を我々も待ちたいと思います。早期の受け入れをやはり要望していくというスタンスは欠いておりません。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 銚子市を支える重要な産業である漁業、その漁業を支えている魚を運んでくる運搬船や本船、これらが係船できるように港を整備するというのは、行政の一つの力であるかなと考えております。管轄が市でなく県であれば、県へお願いに、また国の承認が必要なのであれば、やはり国へお願いしに行くと、地元の銚子市のお願いとして、そういったところに陳情はせ参ずるということも、ひとつ市としての役目なのかなと私は思うところでございます。当事者意識というのを再度持っていただいて、黒生漁港の早期整備に向けて努力していただけたらなと考えております。そちらを強く要望させていただきます。  次に、観光のほうですね、この時期に、夏が終わって11月から2月という時期に、どういったことを取り組んでいくかと、観光に取り組んでいくかということが、やはり夏に向けての観光客の誘致につながると思っています。さらに、夏に銚子の観光が盛り上がるために、善処していただきたいなと思っております。また、年明けには銚子の駅前に、1度お話ししたかもしれませんが、タイの乗り物でトゥクトゥクを利用して市内を観光してもらおうという形の、トゥクトゥクのレンタカー、新規事業を起こす起業家がいらっしゃいます。そういった方も、そういった民間の力というのも追い風になると思いますので、さらなる観光客、今年度の夏の観光客減少してしまいましたが、来年度の観光客を呼び込む方法の一つとして検討していただいて、来年1年間の来客数がさらに増加するように頑張っていただけたらなと思っております。こちらもひとつ要望でございます。  次に、顧客管理システム構築費350万円、こちらに関しては、いまだ1年経過して実用に至っていないと。若干遅い、若干というか遅いなという印象があります。この辺の1年経過し、残りあと1年4か月で一体いつ運用にこぎつけるのかなというところ、もし日付わかりましたら教えてください。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) 先ほど私が答弁いたしましたとおり、顧客管理システムをつくっても、それを運用する顧客だとかと結びついていないという実態が明らかになりましたので、私としても代表者、あるいはちょうしがよくなるくらぶの皆さんから事情をよく伺った上で対処したいと思います。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 後で総括させて、申し上げさせていただきます。  続きまして、健康アプリですね、この健康アプリの存在なんですが、私知ったのは最近になって、そのアプリがもう実際出ていると、予算の計上は知っていましたが、出ていることを知ったのはつい最近でございます。この健康アプリがどういったところで宣伝されているのか、いまだに私目にはしていないので、その辺今どういった形での広報をされているのかというところをお伺いしたいのですが。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) 私も健康アプリケーションシステムの開発が完了して、それが実用化されているというのを知ったのが、たしか10月の台風のときのイベントで、健康ワークショップを保健福祉センターでやったんですけども、そのときに実用化をしてお話をさせてもらって、その会員というか、アプリケーションシステムの利用を呼びかけたというふうに伺っております。まだまだ、答弁でも申し上げましたけれども、実用がなされていないという顧客管理システムと同じ状況だと思いますので、引き続き事情を聞き、対応方針について事情を聞いてみたいと思っています。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 こちらも、後で総括させていただきたいと思います。  3つ目の通販、ツアー申し込み管理システム、こちらの518万円でありますが、現在通販の売り上げが2万円、ツアーの申し込みのほうで25万円という形で、まだまだ到底518万円の回収には至らないのかなというのが正直感じるところでございます。これが今1年たって27万円というのは、どうしても少な過ぎるなというふうに感じます。実際この後ですね、518万円を回収する必要はないのかもしれませんが、これにやはり届くような売り上げを上げていくべきところではないのかなと考えておりますが、この後のツアーの開発状況や通販のほうの売り上げ向上のために、どういった取り組みをされているのかというのをお伺いします。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) まず、通販のほうはふるさと納税とリンクをさせて伸ばしていきたいというお話を伺っておりますので、ふるさと納税自身ももっと進めなければならない取り組みですから、そちらのほうでどのような形で振興していくか事情を伺い、市のほうでアドバイスできることがあればしたいなと思っております。  それから、ツアーのほうなんですけれども、確かに今このシステムの活用というのはできていないんですけれども、JRから駅からハイキングというのを実施しております。これ多分収益にはなっていないとは思うんですけれども、本来ヘルスツーリズムの目指すところは、例えば銚子の魅力あるポイントを歩く、歩くときにガイドさんとか運動士の方がいて、ご一緒に歩いて風を感じながら、海を見ながら、そういったツアーを商品化しようという役割ですので、まだそういったことができていないというふうに思っておりますので、ここは主力商品ですので、ぜひ開発をしたものを有効活用できるような取り組みをしてほしいということを一層呼びかけていきたいなというふうに思います。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 3つとも総括させていただくと、以前から私一般質問でさせていただいておりますが、やはりこういった補助金事業に関する透明性というのが、市民の皆さんから問われていると思います。再度私が一般質問した場において明らかになるということではなく、やはりこういったことに積極的に、表に出るような形で市からの発信をしていただきたいと。また情報発信ですね、健康アプリ、開発したアプリがもう出ているということであれば、積極的に市民にアピールする必要があるのではないかなというふうに思うところでございます。  次に、サテライトオフィス事業で、実際に市内を利用された企業数と、またその後市内で事業を展開された会社が何社かわかれば教えてください。 ○議長(桜井隆君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹本博史君) お試しサテライトオフィスの利用件数は48社、そのうちサテライトオフィスに結びついたと思われるというのも言い方が変ですけれども、2社。1社は、かっぱハウスを事務所として活用しているミストソリューション、もう一社が今猿田の小学校のスタジオをサテライトスタジオとして活用を始めた和エンタープライズ、この2社であります。48社の実績は、総務省のモデル事業の10団体のうち上位にランクをされているところであります。実績としては、よかったのかなというふうに思っております。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 サテライトオフィス事業自体、総務省からの提案ということなんですが、こちらは終わった後も、今後も市内で取り組まれていくということで、前向きに頑張ってくださいというか、よろしくお願いします。  同時に、私の考え方ではありますが、外からの誘致というのも非常に重要なことだとは思いますけれども、市内で起業する、そういった起業しやすい環境をつくるということも一つだと思っております。現在サテライトオフィス事業に関しては、総務省の事業からは離れたと思いますけれども、ぜひ市内のそういった利用したいという業者に対しても開放するとか、そういった形で市内の起業家というのをふやしていくのも一つ手ではないかなと、やはり外から呼ぶというのはそれなりにハードルが高いことだと思います。ただ、それが一旦市内に向けると、市内でやはり起業したい、起業するきっかけをつくりたいけれども、事務所を借りるお金がないだったりとか、そういった方はたくさんいらっしゃると思います。そういった方に、ぜひ市内でこれからやられるサテライトオフィスのほうを開放するというのも検討していただけないかなと、一つこれは提案でございます。  次に、投票所の件なんですけれども、投票所をやはり複数箇所設置するというのは、金額的にかなりの金額がかかるのかなというところで、今現在すぐに4か所というのは難しいのかなという気はしたんですが、例えばこういったことを勉強したりとか、それを学習するのが必要というふうにおっしゃっていたんですけども、それを一どきにたくさんの職員の方が勉強すれば、次はもうそういった勉強というか、そういったものは必要ないんでしょうか。 ○議長(桜井隆君) 選挙管理委員会事務局長
    選挙管理委員会事務局長(山口学君) 従事者の勉強といいますか、従事者自体は通常の投票日に投票所で投票事務をしておりますから、そこの勉強といいますか、学習というのはそれほど、その事務自体の勉強については負担にはならないかと思います。ただし、市役所の職員数が減っている中で増設した場合に従事者をふやすといった場合に、例えば臨時職員を考えた場合には、その場合には専門の方ではありませんので、そういった方に対しての研修とかというのは必要になってくるかと思います。 ○議長(桜井隆君) 池田議員。 ◆池田健一君 今現在他市、他県において、そのような期日前投票の投票所の数をふやすという取り組みは続いております。銚子市でも取り組んでいただいているというか、検討していただいているとは思うんですけれども、そういった市民サービス向上に向けて、ただの検討に終わらずに、ぜひとも1つずつ期日前投票所がふやせるように、そういった取り組みをしていただきたいと思います。  以上で自席での質問を終わらせていただきます。 △休会について ○議長(桜井隆君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。議事の都合により12月9日から12月10日までは休会にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井隆君) ご異議なしと認めます。 △次会日程の報告 ○議長(桜井隆君) 次会は12月11日定刻より会議を開きます。 △散会の宣告 ○議長(桜井隆君) 本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。          午後 3時57分  散 会...