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平成30年地方創生・オリンピック・パラリンピック調査特別委員会 名簿 開催日: 2018-10-19
平成30年地方創生・オリンピック・パラリンピック調査特別委員会 本文 開催日: 2018-10-19

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  1. 千葉市議会 2018-10-19
    平成30年地方創生・オリンピック・パラリンピック調査特別委員会 本文 開催日: 2018-10-19


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯委員長亀井琢磨君) ただいまから地方創生・オリンピック・パラリンピック調査特別委員会を開きます。  なお、蛭田委員より欠席する旨の連絡が参っておりますので、御了承願います。  また、傍聴人の方に申し上げます。委員会傍聴に当たりまして、委員会傍聴証に記載の注意事項を遵守いただきますよう、お願いいたします。    千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略改訂原案)について 2 ◯委員長亀井琢磨君) 本日は、お手元に配付の進め方のとおり、以前、改訂に係る進捗状況等を調査しました千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略改訂原案について、調査をいたします。  それでは、当局の説明をお願いいたします。総合政策局長。 3 ◯総合政策局長 おはようございます。総合政策局です。よろしくお願いします。  それでは、千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略改訂原案につきまして、総合政策部長より、御説明申し上げます。 4 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 5 ◯総合政策部長 おはようございます。総合政策部でございます。座らせていただきまして、御説明させていただきます。  前回、まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略のうち、人口ビジョン改訂状況について、我々の地方創生関連では御説明させていただいたところでございます。  そうした中で、今回、人口ビジョンのうち、まだちょっとデータとか調いませんで、再度、追加の修正があった分、あるいは抜けていた部分の補足の御説明をさせていただきますとともに、総合戦略について取りまとめを行いましたので、こちらのほうの改訂箇所について、御説明させていただきます。  まず初めに、人口ビジョンのほうから御説明させていただきます。こちらのほうは、前回の地方創生関連特別委員会後の修正箇所を中心に御説明させていただきます。  資料1とまち・ひと・しごと創生人口ビジョン改訂原案のほうを、御用意いただければと思います。  資料1の、まずページの列は改訂原案のページを指し示すものでございます。全体的には、変更点はありましたけれども、トレンドが変わっていないものについては、説明を省略させていただき、かいつまみまして御説明させていただきます。  ページ26、図表16の御説明からさせていただきます。26ページをお願いいたします。  年齢5歳階級別純移動の推移についてでございます。
     前回のデータでは何度か御説明させていただいておりますけれども、大学等、あるいは若年層の就業を我々の都市が引き寄せるという部分がありまして、20代前ぐらいにピークがあって、それは卒業、その他と同時に外に出て行く傾向があるという例の図でございます。こちら、直近のデータを前回は国勢調査ベースのデータとさせていただいておりましたけれども、今まで使っておりましたのが、国で用意しておりますRESASのデータを使っておりましたので、データの統一を図るために統一させていただきました。傾向としましては、20代で転出者が転入者を上回るという、このくぼんでいる傾向という変化はございませんので、こちらのほうは引き続き課題であるということを示した図でございます。  続きまして、54ページをお願いいたします。  こちらのほうは、テキストの記述でございます。  産業振興の視点のところ、アンダーバーを引いている部分が基本的に、この人口ビジョンについての改訂修正箇所でございますが、従前は企業立地促進法における三つの重点分野、これはITクリエイティブ産業、そして食品健康生活一次元型産業、先端素材型ものづくり関連産業、こちらを掲載させていただいたところでございますが、現在、地域未来投資促進法、こちらに定める推進分野に入れかえをさせていただいたところでございます。  例えば、4の部分、これは農林水産分野、そして6、これは観光とか、そういう部分も含めたものでございます。7がスポーツ振興、こちらを追加、反映させていただいて、記述を整えさせていただいております。  人口ビジョンの部分につきましては、90ページをお願いいたします。  90ページの部分、追加資料として、お配りをさせていただいております。90ページは、白くなっている部分に追加資料のページの挟み込みをお願いできればと考えています。別紙で追加資料としてお配りさせていただいております。  前回資料におきましても、個人市民税の概算という形で図表として示させていただいておりました。傾向としては、出生が改善された場合で悲観推計、これは転入増がなくなるというパターンですけれども、こちらのほうが最少となるというところは、特段変わりませんでしたが、実際に若干の人口推計上の上振れもあったりということで、このことは端的に申し上げれば、生産年齢人口の上振れにつながりますので、こうしたこともあって、数値的には上のほうに上振れしている図表もございます。ただ、逆に出生改善、悲観推計、こちらは非常に下に振れておりますけれども、この部分は逆に下振れをしている形になっています。これは、社会増減の影響というもの、つまり我々の都市の産業なりを目指してくる人間がいらっしゃっていただける方々が減ると、かなり市民税に影響が出るということを示す、そういうグラフとお考えいただければと考えています。  その他の図表につきまして、資料1に取りまとめた部分につきましては、若干修正を行っておりますけれども、従前に示してある資料と特段のトレンドは変わりございませんので、説明は省略させていただきます。  人口ビジョンの修正は以上でございます。  続きまして、総合戦略の改訂の部分について、御説明させていただきます。  資料2、あとは別紙としてお配りをしております総合戦略改訂原案を御参照いただきたいと存じます。  資料2に沿いまして、順に御説明させていただきます。  全般的な部分でございますが、まず1)基本目標・KPIの見直しでございますが、政策評価制度の再構築をさせていただいたということは、既に御説明させていただいているとおりでございます。その見直し内容を踏まえまして、各種指標の見直しを行っております。こちらのほう、ちょっと長くなりますので、最後に改めて御説明をさせていただきます。  では、具体的な取り組みの見直しについてでございますが、一番大きいのは第3次の実施計画事業、こちらの反映をさせていただくとともに、人口ビジョンの見直し、こちらの一番大きな部分は国勢調査を反映させたという部分でございますけれども、それ以外でもデータの反映をさせたというところで、この見直しを踏まえて、事業選択を行っております。  例えば、インバウンドMICEの状況ということで、ナイトタイムエコノミーに関する記述を追加したりするなどしております。こちらのほうは、改めてもう一度、御説明させていただきます。  3、記載内容・構成の整理につきましては、見やすさ、わかりやすさの向上のために、幾つかの整理を行わせていただいております。非常にわかりやすいところといたしましては、もともとの人口ビジョン総合戦略、現在の改訂前のものをお手元にお配りさせていただいておりますが、こちらの90ページ、91ページをお開きいただきたいと存じます。  会議用と付されているもの、こちらの90、91ページでございます。広げてしまうようで恐縮ですけれども、改訂原案のほうは102ページから104ページをごらんいただきたいと存じます。  こちら、総合戦略の1、自立したちば共創都市圏で私たちが果たす役割の追求の項目でございますが、KPIを重点戦略の最後に持ってきまして、記載を整えますとともに、具体的な事業につきましては、第3次実施計画事業を事業例として掲載して、できるだけ文章表現を簡潔なものとするように修正させていただいております。我々、行政の内部で通じるような表現とかも多くて、なかなか見づらいとか、そういう御意見もございましたので、このあたりを簡潔にするように修正を加えさせていただきました。  続きまして、改訂原案の100ページをお願いいたします。少し戻って恐縮でございます。  これまで、七つの重点戦略のみを並べて記載させていただいたものを、基本計画、あるいは実施計画など、基本協議で行っておりますけれども、施策を体系化させていただいて記述をさせていただきました。このあたり、見える化をしたという部分でございます。そうした中で、この部分で御説明させていただきますけれども、ダイバーシティ男女共同参画の推進、こちらのほうは、従前というか、現行でございますけれども、重点戦略3に位置しておりまして、重点戦略の3というのは、出産・子育ての希望をかなえ、若い魅力にあふれたまちづくりの部分でございますけれども、こちらのほうを重点施策2に位置づけを変更させていただいております。2については、都市の活力を支える産業の振興と人材の育成という部分でございます。  さらに、101ページ、これは参考という形ですけれども、重点戦略に右側のページを追加させていただいております。  このほか、国家戦略特区取り組み、あるいは国の取り組みについてというものを、今までは、現行のものについては、間に挟み込みを行う形をしておりましたけれども、こちらのほうを巻末の部分に移動させていただいております。特区の内容につきましては、特区全般をどうするのかという取り扱い、ちょっと難しいものがありますので、都市経営の3方針と七つの重点戦略の中に、それぞれ溶け込みをさせていただいて、記述させていただきました。  あわせまして、計画期間、4のその他でございますけれども、こちらの計画期間、国の総合戦略に合った形で計画期間を定めておりました、平成31年度まででございました。こちらを、第3次実施計画事業、こちらを掲載するに合わせまして、平成32年度を計画期間末に変更いたしております。  全般的な御説明につきましては以上でございまして、続きまして、個別の部分も御説明させていただきたいと思います。  戻る形で恐縮でございますけれども、98ページをごらんいただきたいと存じます。  総合戦略の基本的な考え方として、三つの都市経営の方針というものを定めさせていただいております。  3方針自体には変更はございませんけれども、都市経営の方針2の中に、特区に関する表現を追加させていただいております。このアンダーバーの部分でございます。特段、読みませんけれども、やはりいかに民間活力を引き出していくのか、その下に投資を呼び込んでいくのかという部分は、都市経営の方針の2の部分と関連してくると考えております。そうした中で、やはり規制を改革して、国家戦略特区をいかにして活用していくか。あるいは、近未来技術を、どういうふうに生かしていくのか。これを地域活性化につなげていきたいというのを方針の中に書き込みを加えさせていただいております。  続きまして、いろいろ飛んで恐縮でございますけれども、資料2の2ページに移りまして、七つの重点戦略にぶら下がります21の施策ごと取り組みにつきまして、変更箇所をかいつまみまして、御説明させていただきます。  重点戦略の1は、特段の変更は行っておりません。重点戦略の1、ページにいたしますと102、103、104ページになりますけれども、こちらのほうは、ちば共創都市圏に関する記述でございます。内容的には、第2回定例会の補正予算でお認めいただきました新しい地域連携取り組みなども行わせていただいておりますけれども、まだその先を見据えるための基礎資料となる取り組みでございますので、こうしたものを踏まえて、さらに掲載事業に、どういった事業を加えられるのかというのが、これからの課題となってくるのかと考えています。  続きまして、105ページからの重点戦略の2をお願いいたします。  都市の活力を支える産業の振興と人材の育成の部分でございますが、こちらは改訂原案107ページのほうに修正を行っております。  施策の1、企業立地の一層の促進と競争力のある産業集積の形成の部分におきまして、先ほど申し述べました地域未来投資促進法に基づく基本計画と連動いたしまして、成長が見込まれる分野についての記載を追加いたしております。  続きまして111ページでございます。  施策の4、MICEの誘致・観光プロモーションによる世界の観光需要の取り込みの部分でございますが、人口ビジョンインバウンドMICEの状況、こちらのほうを追加させていただいたというのが、さきに御説明させていただいたとおりでございます。そうした中で、ナイトタイムエコノミー等に関する記述、これを追加いたしております。  続きまして、114ページをお開きください。  施策6、ダイバーシティ(多様性)と男女共同参画の推進の部分ですが、施策体系上の位置づけの変更、こちらを加えたことを踏まえまして、ダイバーシティの実現に向けた取り組みやLGBTに関する取り組みなどの項目の記載を追加させていただいております。アンダーバーの部分でございます。  続きまして、重点戦略の3に移らせていただきます。  116ページからでございますが、そのうち117ページ、施策1、妊娠・出産・子育てまでの切れ目ない支援におきまして、平成29年4月に設置いたしました母子健康包括支援センター、この記述を追加させていただいております。  次ページ、118ページ、充実した教育・保育の提供の部分でございますが、放課後子ども教室、あるいは一体型モデル事業ICT環境の整備、これはキャビネット部分、あるいは学習指導要領の改訂を踏まえました英語教育等の近年、充実させている、あるいはさせていかなければいけない教育分野に関する記載を追加させていただきました。  続きまして、重点戦略の4、高齢者が心豊かに暮らせるまちづくりの項目でございます。  施策2カ所に変更を行っております。少し飛びまして、125ページになります。  施策の2、健康づくりの推進による健康寿命の延伸におきまして、受動喫煙対策に関する取り組みを追加させていただいております。  また、おめくりいただきまして126ページ、こちらはアクティブシニアの活躍推進の項目でございますが、高齢者の生きがいづくり、これまでどちらかというと生きがい系のものを中心としておりましたけれども、そうしたものから、これらに加えまして、仕事、あるいは社会活動などの生産活動等に参画していただきたいという考え方から、既にこれは生涯現役応援センター取り組みを進めさせていただいておりますが、高齢者の活躍や学び直しに関する記述を追加させていただいております。  127ページからの重点戦略の5、都市資源を活用し、ひととひとがつながるまちづくりの欄ですけれども、130ページをお願いいたします。  施策の2、ネットワーク化の促進による地域の拠点づくりにおきまして、まず一つとしまして、湾岸軸の道路ネットワークを追加いたしております。こちらは、今年度から緑本、私ども市単独の重点要望に位置づけさせていただいたもので、東京方面への混雑回避をインターチェンジの設置による利便性向上を目指す取り組み、こちらのほうを記述させていただいております。  このほか、シェアサイクル、あるいはオリパラなどを踏まえましたバリアフリー整備に関する取り組みを追加しています。  続きまして、132ページをお願いいたします。  幕張新都心の競争力の向上の部分におきまして、MICE強化の選択肢として、統合型リゾートIR導入可能性の検討や特区の取り組みで、ドローン、自動運転モビリティーなどの近未来技術実装などの最新の取り組みを追加させていただいております。  おめくりいただきまして、重点戦略6、千葉を知り、そして好きになる仕組みづくりの部分につきましては、138ページでございます。  市民全員参加まちづくり、施策の2の部分におきまして、今年度から実証実験的な取り組みを進めさせていただいております地域ポイント制度に関する取り組みを追加いたしました。  続きまして、重点戦略7、142ページからとなりますが、この中では、まず143ページ、無形・有形のレガシーの未来への承継の部分におきまして、第3回定例会におきまして、地方創生推進交付金を活用しました補正予算事業として、お認めいただいておりますシェアリングエコノミーなど、来葉者の利便性向上に資する取り組み、こちらのほうを追加させていただいております。  145ページ、施策の2、パラリンピックを通じた共生社会の実現においては、オリパラ教育に関する取り組みの記載を追加させていただいております。  以上、七つの重点戦略ごとに、ちょっと飛ばしながら、御説明させていただいておりますが、実際には我々の地方創生取り組み、こちらのほうは既に新基本計画の考え方に合致するものと考えております。そうした中では、第3次実施計画を今年度からスタートさせていただいておりまして、これらを基本としながら、新たな取り組みを盛り込み、流れを整えたというのが、今回の総合戦略の改訂の概要でございます。  最後となりますが、基本目標、KPIの見直しにつきまして、別の資料を用いまして、御説明させていただきます。  資料の3-1と3-2をお願いいたします。  私どもの現行の総合戦略等の指標につきましては、基本的には政策評価、従前の政策評価と指標を用いるなどしてきているところでございます。そうした中で、政策評価制度を大きく変更させていただきましたことから、これらに伴い、指標等の改訂も行わせていただきました。  まず、指標でございますが、できるだけ客観指標、こちらのほうを積極的に採用いたしまして、客観性が向上するよう、市民生活アンケートから把握する生活実感指標客観指標に置きかえております。KPIで申し上げますと、客観指標は20から37にふやしております。生活実感指標、こちらのほうは15から7に減らしております。  また、政策の効果をより適切に把握できるように、既存の指標を改善したものは七つございます。例えば、ちばレポに関する指標におきましては、これまで登録者数としておりましたが、登録したものの活動されていない方、こういう方もいらっしゃいますので、全体的な活動量を把握できるように、レポート件数のほうに変更しております。  さらに、施策の効果をより適切に把握できるように、指標を追加したものが18ございます。  例えば、人口ビジョンで新たにインバウンド、あるいは外国人に関する分析の項目を加えましたので、これに対応しまして、外国人延べ宿泊者数を指標に加えさせていただいております。  次に、指標はそのままですけれども、状況に応じて目標値を高く、あるいは低く見直したものもございます。目標値を高く見直した指標は11ございまして、例えば、広域連携事業に関する指標となる各行政分野における連携事業の実施数、こちらは平成31年度末の目標値5に対しまして、29年度末の実績値が13ございましたので、さらに今後、広域連携取り組みというものは、国も進めようとしている中で、我々としても推進していく必要があると考えておりまして、目標値をプラスにいたしまして、15に上方修正させております。  逆に、目標値を低く見直した指標は八つございます。  例えば、国際交流ボランティアあっせん件数、こちらのほうは平成31年度末目標値925に対しまして、29年度末実績値710だったこと。あるいは、これに過去のトレンドを踏まえまして、平成32年度末目標値を780、若干、低目に設定させていただいております。  こうした細かい部分につきましては、資料の3-2、基本目標、KPI、こちらの新旧を比較しました改訂内容改訂理由等を網羅させていただいておりますけれども、こちらのほう詳細にわたりますので、説明は配付によりかえさせていただきたいと思います。  最後、資料の4、改訂のスケジュールでございますが、中ほどに本日の特別委員会改訂原案報告がございます。  きょう、御説明をさせていただき、この後、御意見をいただいたものを踏まえまして、今月中に新基本計画審議会、こちらのほうに、改めてその意見を踏まえた形で付議をさせていただきたいと考えています。そうした中で、審議をいただき、答申をいただき、さらにパブリックコメントを経て、12月下旬には改訂版の公表をいたしたいと考えております。  雑駁というか、どうしてもかいつまみながらの御説明になってしまって、わかりにくい部分があろうかと思いますけれども、説明につきましては以上でございます。 6 ◯委員長亀井琢磨君) お聞きのとおりでございます。  それでは、これより御質疑等をお願いしたいと思いますが、最初に質問方法を述べていただき、一問一答の場合は答弁を含めておおむね30分以内でお願いしたいと思います。  それでは、御質疑等がありましたら、お願いいたします。椛澤委員。 7 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いいたします。  まず初めに、冒頭でありました年齢5歳階級別の推移ということで、データをお示しいただいているわけでありますけれども、これは前から言われている学生、社会人が、要するに千葉市から、それを機に転出してしまうという課題があると。これはずっと言われていることだったんですが、これにおける今回の重点戦略が七つあると思うんですけれども、これを定着させようと言って、具体的に盛り込んだ施策というのは何かあるのかどうか、伺います。 8 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 9 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  ただいまの御質問でございますけれども、いわゆる学生さんの卒業後の定着ということについて、重点戦略上、既に走っている事業という意味では、掲載はしてございません。ただ、先ほど部長から御説明したとおり、6月補正でお認めいただいた新たな広域連携の中での基礎調査からの検討でありますとか、あるいは、今、千葉大学さんが文科省から補助をもらいつつ、COGプラスという、県内での広域的な、そういう学生の定着等も含めた取り組みをやっています。そのあたりに、我々も今オブザーバーとしての参加を始めたところで、今現在、そこに向けた取り組みをやっているというところが実情でございます。  以上でございます。 10 ◯委員長亀井琢磨君) 椛澤委員。 11 ◯委員(椛澤洋平君) 今の答弁ですと、これからだということになろうかなと思うんですね。これは、前から言われているわけであって、それがやはり何も施策化されてないというのは、私は大変不満だし、我々としては社会人になったときに、千葉市で就業する、つまり、新卒で千葉市で働く人を、どうやってふやしていくかということを、しっかり施策化していただきたいんです。そのために、我々が提案しているのは、旧型の奨学金を受けていた学生さんが、この千葉市で5年間働いたら、その一部を返還していくとか、そういう制度というのは、ほかの自治体でもやっているんですけれども、そういう施策をやっていくとか、ぜひ検討していただきたいと、要望しておきたいと思います。  次に、114ページでございます。  ダイバーシティということで、今回、追加がもろもろされているわけでありますけれども、障害のある人が特性に合わせて社会参加をということなんですが、このほどの障害者の水増し雇用の問題もある。その辺のしっかりしたチェック体制であったり、是正していくという取り組みも、しっかり盛り込んでいく必要があるんじゃないかなと思うんです。その見解について伺います。 12 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 13 ◯政策企画課長 ただいまの御指摘、報道でもかなり広がっているところでありまして、千葉市としても、そこは適正に把握し、きちんとやっていくということで、そこのところを中心にやっていると認識しております。こちらの地方創生総合戦略という意味合いでいきますと、基本的にはまち・ひと・しごと創生、地域経済活性化に焦点を当てたというところの観点で、表にそういう形では出してございませんけれども、市としては、当然、重要性を認識してしっかり対応していきたいというところでございます。  以上でございます。 14 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 15 ◯総合政策部長 概念的な部分で追加の説明をさせていただければと思います。  やはり、障害者の皆さんが千葉市域内で就業し、そして活躍する環境というのは、我々は絶対に整えていかなければならない、これが我々パラリンピックを開催する都市として、目指すべきところだと考えております。そうした中で、今回、起こった事態というのは、非常に遺憾な部分もございますので、このあたりはまず内部的なところもしっかりやりますし、いわゆる法定雇用をどうしていくのかは、雇用分野も組織を立ち上げて走り始めていますので、県労働局などとも相談しながら、しっかりとそこは取り組んでいきたいと考えています。 16 ◯委員長亀井琢磨君) 椛澤委員。 17 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ、いろいろな企業だとか、団体に、そういった指導をしていく立場になるという、市が率先して見本を見せていただきたいと思いますし、しっかりやっていただきたいということであります。  次に、116ページでございまして、これもかねてから私ずっと言ってきたことなんですが、特殊出生率を0.03、実績値で出ていまして、東葛と比べてどうするんだ、ああするんだと書かれているわけでありますけれども、そこに書かれている狙いだとか、子育てしやすいまちにするんだということなんですけれども、私はこれをかねてから言っていますけれども、昨今、晩婚化しているだとか、そもそも出会いを模索して結婚に至らないという市民もふえているという中で、出会ったり、または結婚の支援をしていくような施策というのが、残念ながら見当たらないということなんです。その声も聞かずに、走っちゃっているというところもあって、これは全国的に、要するに人口減少、少子化解消に向けては、さまざまな施策を自治体独自で打っているんですけれども、残念ながら千葉市はそういう方向性が見えないというところでは、ちょっと残念なんですが、ぜひその辺の観点もしっかり見据えてやっていかないと、ただ子供を産んだ人だけに、子育て世代ですよと、そこで税の投入だけじゃなくて、その前の段階での施策が今重要になっていると思うんですが、その辺をもう1回、総合戦略の見解を伺いたいと思います。 18 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 19 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  出生率と婚姻との関係というところが、我々も分析等している中で、非常に難しいところでございまして、それが例えば、自治体の施策による効果なのか、あるいは面的な住宅開発があって、若い世代の方がわっと入ってきて、その結果、上がったのか。そのあたりが、まだ不透明というところがございます。我々としては、今のところ、いわゆる都市部では民間サービスもそれなりに充実しているというところで、また最近、武蔵野市などのエリアで結婚相談所よりも低廉な料金で、NPOのような形で、そういうサービスを担うような団体も出始めているというところも一部把握しておりまして、今のところ、このような状況にあるということです。また、今後とも動向を注視させていただきたいと考えております。  以上でございます。 20 ◯委員長亀井琢磨君) 椛澤委員。 21 ◯委員(椛澤洋平君) 本当に、これは大きな課題になっているというのは、もう少し認識していただいて、その上でほかの都市だからいいんだということは、決してあり得ないと思います。市民の方も、結婚したいけれども、なかなか出会いがない、そういう相談も多いわけでありますから、ぜひその辺もしっかり、行政としては、情報を発信する、または民間の、また、市民団体を支援していくだとか、いろいろなアプローチはあると思うので、ぜひ検討を進めていただきたいと思います。  次に、130ページ、ネットワーク促進におけるということで、地域の拠点づくりということなんですが、これに至っては、最後、追加の部分があったということで、障害のある方を円滑にする、連続的バリアフリーというのが追加されていると、これはこの間、私もバリアフリーが必要だとずっと言ってきて、こういうのが盛り込まれたというのは一歩前進だと思うんです。これも具体的に、どういうイメージをされているのか、御説明願いたいと思います。 22 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 23 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  連続的なバリアフリーというのは、公園も例示で書いてございますが、鉄道の駅から多くの人が行かれるような主要な施設、この経路を見た中で途切れるようなことがないようにという意味での連続性ということになります。今現在も千葉市バリアフリー基本構想によりまして、エリアを決めて整備を順次進めてきたところではございますが、今回、オリパラ会場になる幕張新都心地区ということも含めまして、改めてその辺を見据えながら、新たなバリアフリー基本構想を策定していくということで動いているところでございます。
     以上でございます。 24 ◯委員長亀井琢磨君) 椛澤委員。 25 ◯委員(椛澤洋平君) 2020年のオリパラに向けてというところのみならず、やはり全市的な、今、どこの駅だって同じわけですから、そこをしっかり進めていくという旗をぜひ振っていただきたいと思います。  そして、最後、138ページなんですけれども、私も市民の全員参加のまちづくりということで、かつて議会質問でも取り上げたポイント制度なんですけれども、今、実証実験を進めていただいているわけでありまして、ボランティア活動だとか、何かこの活動に参加したらポイントだって、その数はまず少ないなと思うし、何というのか、全国的に市民の健康増進の一番のファクターって、やはりウオーキングだったりするんですよ。それを、やはり歩数が上がったから健康増進効果が上がって、医療費削減につながったと、こういうシミュレート、どこの自治体でもやっているんだけれども、私、そこはもう1回つけ加えていくような方策を、今、保健福祉局でやっている地域の団体のやつもあるけれども、あそことも絡み合って、もう少し健康づくりにフォーカスして、ボランティアをやってください、これに参加してくださいと、それだけ言ってポイントを付与させるというのは、私はちょっと違うんじゃないかと思っていまして、ぜひそういう本当の健康づくりという点では、やはり一人一人誰でもできるウオーキングというのは大きいので、そういうのをぜひ考えていってほしいと思うんですけれども、その見解について伺います。 26 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 27 ◯総合政策部長 地域ポイント制度について、健康分野はそもそものところでターゲットにはしております。ただ、意向がなかなか難しい部分もありまして、まずは広域活動的にはボランティアに取り組ませていただきまして、何とか今年度中にその形の基盤を整えて、来年度以降、健康分野についても加味をしていきたいと考えておりますので、このあたりにつきましては、新年度予算の中でしっかり取り組ませていただきたいと考えております。 28 ◯委員長亀井琢磨君) 椛澤委員。 29 ◯委員(椛澤洋平君) あと、全市的なイオンで、イオンでというか、システム上しようがないのかもしれないんだけれども、できるだけ地域の商店街だとか、地域で使えるような仕組みもやはり検討していってほしいと。地域をエンパワーメントしていかないとだめだろうと思いますので、ぜひその辺も検討していただきたいとお願いしたいと思います。  以上です。 30 ◯委員長亀井琢磨君) ほかにございますか。麻生委員。 31 ◯委員(麻生紀雄君) 一問一答でお願いいたしたいと思います。  まずは、これだけ多岐にわたる分野を目標設定して、こうやって管理していくというのは、本当に大変なことだと思いますので、まず、その御尽力には敬意を表したいと思います。  その中で、幾つかちょっと質問なのか、指摘になるのかになるんですけれども、もともとこの目標値設定には、いろいろ課題があるかなというところで取り組まれてきた中で、今回の改訂でも、どうしてもその数値にあらわれてこないところが幾つかある中で、その部分について確認したいんですけれども、例えば、最初のところであります交流人口の増というところで、これまで数字が上がってきている中では、目標値としては増を目指すとなっておりまして、その下の交流人口の増、その下のJR千葉駅の乗車人口、そういったのが微増であっても、こういった数字が上がっているというところ、そういったところが幾つも目につくんですね。例えば、都市活力を支える産業振興のところの市内事業者数は、これ現状維持とか、実際は増になっていますね、3万1,220事業所。その下は、増を目指すとなっていたり、どうしても自信がないから増を目指すとしているのか、その辺ちょっと意図的なものなのか、その辺の考え方をもう一度教えていただきたいと思います。 32 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 33 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  資料の3-2で具体的に御指摘をいただいたと思っております。  交流人口の増、これは1)、2)でいろいろやっていますが、JRの千葉駅につきましては、ある程度、ベースとなる設置範囲の中で、トレンドで数値化したところでございます。幕張新都心となると地区全体ということもありまして、いわゆる積み上げていくことが難しいところはあろうかと思います。ただ、基本的には増だということで、そのような具体的な数値を示さずに書かせていただいていると考えてございます。  新設の事業所数も、実はこれも実際にトレンドを見ますと平成26年末で7,033事業所から、減少しているところでございますけれども、こちらにつきましては、こういう厳しい関係にあっても、これを回復させていくというところで入れさせていただきましたが、ただ具体的に、定量的になかなか数値が示せないという限界はございまして、このような表記にさせていただいております。  以上でございます。 34 ◯委員長亀井琢磨君) 麻生委員。 35 ◯委員(麻生紀雄君) そうはいっても、こうやって見せられると、要は今の企業社数、その上は、例えば、現状維持とすると右に書いていて、実際は微増しているじゃないですか。現状維持じゃない数字が書いてありますよね、事業所数。今回、この総合戦略にやっていく中では、地域の活性化を目的とするんであれば、こういった事業所数は当然ふやさなきゃいけない中で、数字を書き切れないところ、そこは変えて評価するほうが見ているほうとしてはいいかなと思っております。これは、意見として言わせていただきたいと思います。  あと、先ほど削除というところで気になったちばレポの登録者数のところを、投稿数を入れていて、今回、登録者数は削除しますと言われても、もともとスタート時はあったわけじゃないですか。どれだけ参画しているかは、登録でも参加だと思うんですけれども、それをあえて削除してしまうというのは、正直どうかなと思うんですけれども、そこはどうでしょうか。 36 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 37 ◯政策企画課長 同じちばレポに関する指標の観点を変えて、二つ並べるというのが、どうかなということで、どちらかというと、どちらが適切に実際の、アクティブなものを示しているかということで、今回は活動量をとらせていただいたということであります。登録者数がよくないということではないんですけれども、よりベターな選択ではないかと考えております。 38 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 39 ◯総合政策部長 若干、補足をさせていただきます。  登録者数を数値管理していかないというわけでは我々もございません。ただ、今、課長が申し上げましたように、一つの項目について二つの目標値を掲げるわけにはまいりませんでしたので、そうすると活動量のほうが望ましいだろうと考えて、このような形にさせていただいています。ただ、登録者数は、確かに広がりを見る上では、必要なものだと思っておりますので、これはちゃんと所管として、しっかりと数値管理する考え方は変わっておりません。 40 ◯委員長亀井琢磨君) 麻生委員。 41 ◯委員(麻生紀雄君) これに関しては、議場でも今まで、要は数というのは、登録者数での答弁をいただいている中で、それまでも投稿件数での答弁でいただいていない中で、急にここで変わるというのは、それがどうだというのはあれかなとは思いますけれども、その辺が僕ら側から見ると、別に両方あってもいいんじゃないのというところではあるんですけれども、これは意見として言わせていただきたいと思います。  あとは、ドローンのところなんですけれども、方針の中で、国家戦略特区ということで、98ページのほうにもドローンが書かれていて、実際、これが取り組まれている内容がドローン宅配、いわゆる薬のだけを書かれているんですけれども、実際にはドローン自体は千葉市で1機持っていて、災害時にそれを活用するということになっている中で、もっとそれはふやせと私たちは言ってはいるんですけれども、そういった活用方法についてを考えると、このドローン特区の中での限られた中での表記というのも、ほかの分野でも書いてもいいのかなと思うんですけれども、そこはどうでしょうか。 42 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 43 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  今、御指摘いただいたようなところを、実は先日の審議会でも、同様の御意見がございまして、やはり千葉市がせっかく認定されている中で、もっと積極的に、ここでも位置づけていくべきだと、より幅広にということで、今後、ここの原案を最終案にしていく段階で、その上でもう1回見直していこうと考えております。ありがとうございます。 44 ◯委員長亀井琢磨君) 麻生委員。 45 ◯委員(麻生紀雄君) ありがとうございます。ぜひ、積極的なというところで、多岐にわたる分野での取り組みも期待したいと思います。  それと、加曽利貝塚なんですけれども、今回、目標値が10万人となって、本当にことしもたしか8万人超えて、過去最高に登録できそうだと言われているんですけれども、私、これ慌てて10万人にされてしまうと、逆に今行って1回で終わっちゃうのが一番ショックなんですよ。まだ、環境ができていない中で、加曽利貝塚ってこんなものだったのというリピーターがいなくなっちゃう可能性は今正直言ってありますよね、まだ環境が整っていないというところで。そういったところで、この数値を高めていく取り組みと、所管とうまく連携しながら、そうならないことも意識していただきたい。この数字だけ見ると、当然、ふえていって、今度、一気に落ちるときが、環境ができ上がる前に落ちちゃう可能性が十分あるので、その辺の考え方はどうですかね。 46 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 47 ◯総合政策部長 加曽利貝塚はようやくおかげさまで、あのような形になりました。特別史跡にもなりまして、そうした部分を生かしながら、今の段階では平成32年までのスパンの中では、まさに認知度をもっともっと高める取り組みをやりながら、この数値目標を目指していきたいと思っております。ただ、おっしゃられるように、1回来て終わりという形でいいのかというところが、非常に強く意識しておりまして、このあたりは加曽利貝塚全体を、どういう形でアレンジしていくのか。これは、博物館を含めてのお話だと思いますけれども、それを考える中で、恐らく、時期的には総合戦略の後の段階になってまいると思いますので、そうした中で取り組みつつ、この人数をもっともっとふやせるようにやっていきたいと、我々アイデンティティーの部門を持っていますので、加曽利貝塚と話しながらやらせていただいているところでございます。 48 ◯委員長亀井琢磨君) 麻生委員。 49 ◯委員(麻生紀雄君) たまたま、この委員会には4人、若葉区の議員がおりますので、加曽利貝塚が、ぜひ一瞬で終わるものじゃなくて、継続的に長く本当に人気のある場所に、スポットにしていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、そもそも今回こういったまち・ひと・しごと創生人口ビジョン取り組みの中では、市長の、冒頭のところを見ると、人口減少の克服と地域の活性化の取り組みを一層加速させるための取り組みでありますので、ぜひこの結果が2020年度、またさらにそれ以降に見えてくる形で、しっかりと所管のほうに対しても、こちらの部署のほうから、きっちりとこの目標値を克服しながら、活性化が進んでいくように取り組んでいただきたいと思いますので、これからもよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 50 ◯委員長亀井琢磨君) ほかにございますか。近藤委員。 51 ◯委員(近藤千鶴子君) それでは、一括でお願いいたします。  今回の改正については、人口ビジョンの見直しの状況を踏まえたり、あるいは記載の内容に見やすさ、わかりやすさを加えられたということについては、一定の評価をしたいと思っております。  ちょっと、基本的なことになるかと思いますけれども、総合戦略の施策の抽出の方法については、どのような取り組みをされてこられたのか、お聞かせ願えますでしょうか。 52 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 53 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  今回、総合戦略の中で第3次実施計画事業を反映したと申し上げました。こちら、第3次実施計画自体は新基本計画の施策体系に基づいて、全市的に新企画事業をのせたものでございます。そこから総合戦略に持ってきたものというのは、やはり地域経済活性化に焦点を当てたもの。例えば、いわゆる環境保全に関する取り組みというのは、実施計画では一つの施策の大きな柱になっているわけですけれども、ここでは環境がよくなったときに、地域経済の影響がゼロかというと、実際にはそうではないのかもしれませんが、そこは光の当て方の中で、バランスをとらせていただいたというところでございます。  ただ、きょうお示ししている原案の中で、抽出をしてみましたら、少し狭かったかなという反省もございまして、今、事務局のほうで再度この施策、どこまで盛り込むかというのは、検証している最中でございます。  以上でございます。 54 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 55 ◯総合政策部長 課長が申し上げましたのは、総合戦略というか、地方創生取り組み全般について、やはり経済という部分を重視しております。ただ、加えまして人口が減少していく中で、どういうふうにソフトランディングさせていくのか。これは、国のほうでも積極戦略経済部分と調整戦略という、これは人口減少にどう対応するかというところがありますので、我々の都市、もうちょっと先まで何とかなっていくだろうと考えております。とは言いながらも、調整戦略的な部分、人口減少と高齢化部分に対応するため、種をしっかりとまかなければいけないというところで、そうしたところを配慮しながらバランスをとって、この位置づけは行わせていただいています。 56 ◯委員長亀井琢磨君) 近藤委員。 57 ◯委員(近藤千鶴子君) そうであるならば、例えば、千葉市としての特徴を、どこに持ってきたのかというのを1点、お聞かせいただきたいのと、3回しか聞けないので、第3次実施計画をもとにして、追加しましたというような発言もありましたけれども、実施計画とそもそもこの総合戦略との関係というのは、どういうふうに捉えられているのか。  また、さまざまな施策を行う所管がありますよね。今、いろいろな委員から質問がありましたけれども、それぞれ持っている所管があるわけですよね。そこから出してきてもらったものなのか、皆さんたちが重要だと思われたものなのか、そこら辺の関連づけというのは、全体としては、どういうふうな形になっているのか。いろいろ細かいことを、ここで聞いたとしても、それぞれの所管がやっていることですから、それを今ここで一つひとつ莫大な量を聞いても、私は余り意味がないかなと思うので、その関連性というのを、どんな形で捉えて協議を行っているのかを、お聞かせ願えますか。 58 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 59 ◯総合政策部長 まず、特徴をどう捉えたのかという部分でございますが、まず今回、これは今の戦略もそうでございますけれども、共創都市圏という言い方をすると、何か非常にハードルが高そうですけれども、我々の都市、千葉というものが半島性の中で、どういう位置づけにあるのかという部分、これを踏まえながら、我々が東京だけに依存しているのではない。周りの都市から来ていただいて、それらの都市と一緒に生きていくんだという、そういう感覚を持ったというのが、今回の大きな特徴です。そうした中で、やはり今、例えば、後ろのほうになりますけれども、千葉市が持っているもの、加曽利貝塚であるとか、いろいろなアイデンティティーとして、我々が推していこうとしているようなもの、これは我々の貴重な資源だと思っておりまして、これを生かし、またオリンピック・パラリンピックという時間軸の中で特徴的なものを生かしながら、これを産業、あるいはそういう契機として子育てや、あるいは高齢者対応、障害者対応、そうしたものに結びつけていくというのが特徴的な取り組みになっているんだろうなというふうに考えております。  あとは、所管との関係でございます。  確かに、所管もそれぞれ計画を持っております。それは、やはり所管の考え方の中で、方針の中で行っているものでございますので、所管の計画から我々のほうで拾い出しを行わせていただきながら、あるいは所管と一緒に話し合いをしながら、この中の位置づけをさせていただいております。ただ、どうしても見方が違ってくるのは確かでございますので、そうした中では我々の意図はどうしても入り込んでくる部分はあろうかと思っております。 60 ◯委員長亀井琢磨君) 近藤委員。 61 ◯委員(近藤千鶴子君) わかりました。そういった千葉市の都市圏との中の位置づけとか、あるいはオリパラを生かしたような、そうした取り組みを千葉市の特徴として上げられているということですけれども、問題は私は進捗管理だと思います。ですから、どんなにすばらしいビジョンを立てたとしても、各局、各所管が、それに対して、どういった取り組みを皆さんたちだけでやるわけにもいかないわけですから、非常に多岐にわたる取り組みになるかと思いますので、ぜひそこら辺の進捗管理を、目標とか、あるいは全体のシナリオは非常に漠然とした形で目標も立てられていますよね。ですから、それを具体的に所管に落として、所管がどこまでそれを持ち上げて、取り組みを具体化していくのか。それを、どうやって皆さんたちが進行管理をされていくのかというのは、非常に重要だと思いますので、ぜひそういった計画を、どうやって実行していくのかということにも力を入れて取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 62 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 63 ◯総合政策部長 ありがとうございます。  まさに、御指摘のとおりだと思っておりまして、そうした中で今回の政策評価制度の見直しをさせていただきました。その政策評価と、この総合戦略の計画管理も、ある程度連動させるような形で取り組んでおりますので、このあたり、うまく連動させて全庁的に、コントロールというわけではなくて、こちらのほうを向いてもらいたいものは向いてもらいたいですし、しっかり示しながら、話し合いをしながら進めてまいりたいと考えております。  ありがとうございます。 64 ◯委員長亀井琢磨君) ほかにございますか。石川委員。 65 ◯委員(石川 弘君) 何点かだけですけれども、まず観光とか、そういうので誘致をしているとか、それからあとナイトクルージングだとか、いろいろ多岐なプログラムをつくられて、本当に最近も流行といいますか、そういうものを取り入れているんですけれども、港のにぎわいだとか、そういう中で観光船だとか、ナイトクルージングだとか、いろいろ企画されている中で、やはり少したっているので、船なんかも老朽化しているというか、所管との兼ね合いもあるのかもしれませんし、本当に皆さん、初めて乗ったときに、この船なんかも相当古い、もう何十年もたっているような観光船を使っているとか、そういうのだとせっかくいい政策のアイデアがあっても、もうちょっと考えてやっていかれたほうがいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 66 ◯委員長亀井琢磨君) 一問一答で。総合政策部長。 67 ◯総合政策部長 夜景クルーズなどにしましても、ようやく我々の海辺のエリアが観光にも十分対応できるというのがわかってきているのかなと思っています。とは言いながらも、なかなかそこの港の部分で航路がうまくいかない、簡単にはいかないというような状況も承知しています。ただ、観光船に果たして、我々が補助、あるいは投資をしていくのかというよりは、我々とすると、まず魅力を高めて、その中で人が来ていただけるようなスポットをつくっていくことが、よい事業者、あるいはよい観光船を呼び込んでいく呼び水になると思いますので、まずはそうしたところに取り組んでいく必要があるかなと考えております。 68 ◯委員長亀井琢磨君) 石川委員。 69 ◯委員(石川 弘君) まず、一環の中でも、よりよく少しずつやっていく中で、何十年も老朽化している船なんですけれども、そういう船なんかも、もうちょっと工夫されて、もう昔からのままの状態じゃなくて、いろいろ取り組みにジャズだとか、そういうのをやったりされている中で、もうちょっと変えて新しい近代風に変えていくという、そういう業者というか、そういうのをうまく取り組んでいったほうがいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 70 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 71 ◯総合政策部長 やはり、事業者がその事業に対して投資できる環境を、いかにつくっていくのかなんだろうと思っております。本当に夜景観光、あるいは日本サービスさんにお願いしたプロジェクションマッピングなども、それなりに見ていておもしろいものにはなってまいりますので、こうしたことに加えて、さまざまな発信を行うことによって、事業者が投資をできる環境、もしかするとそこに必要があるのであれば、我々行政が若干介入できるのかと考えておりますので、そのあたりをまずは取り組んでいかなければいけないのかと思っています。 72 ◯委員長亀井琢磨君) 石川委員。 73 ◯委員(石川 弘君) ありがとうございます。やはり、事業者ももう少し何年かたってきましたので、そういうところを、ある程度見きわめて、いかに観光客というか、それをふやせるように努力していってもらいたいと思います。  それから、次に子育て支援なんですけれども、いろいろ皆さん努力なさって、この住みよいまちづくりというか、このまちに住んでよかったと、他市なんかでは、例えば、このまちに来て子育てしているときに、アシストサイクルに補助が出るとか、そういうようなことをやると、子育てしているお母さん方は、東京なんかでもあるみたいなんですけれども、この区はアシスト自転車に対して補助が2分の1出るとか、そういうふうなものを考えていったりとか、あとそれは子育て支援の一つのこととして、お金の出るものの面をサポートしてあげるとか、あと、ほかにはまちづくりの中でも、先ほど他の委員がおっしゃっていましたけれども、所管のほうとの関係があると思いますけれども、このまちに住んでよかったと、新しいまちの中は結局それなりのまちになっているんだけれども、そのまちと隣のまちに行くアクセスのインフラがよくなかったりすると、やはり交通渋滞を招いたりだとか、全然まちとまちとの間がきちっとできないとかで、そういう所管のほうとも連携して、そういうところを考えていったほうがいいんじゃないかと思いますけれども、そういう点はいかがお考えでしょうか。 74 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 75 ◯総合政策部長 今、例示的に子育てのお話をいただいておりますけれども、子育て世帯に対する支援の形が、総体的にどういうものがいいのかという話になってまいろうかと考えております。そのアシスト自転車がいいのか、我々がやっているような子供医療費の助成プラス、例えば、一体型子どもルームの形で、そういった部分がいいのか、個人に本当に資する助成制度がいいのか。それとも、社会として、それを仕組みとして、どうつくっていくのがいいのかというのは、総体的に子供部門がしっかり考えなければいけないと思っておりますので、今お話しいただいた部分は、お伝えさせていただきながら、全体として考えさせていただきたいと思います。 76 ◯委員長亀井琢磨君) 石川委員。 77 ◯委員(石川 弘君) 今、自転車のことになったんですけれども、あとシェアサイクルがありますよね。以前、大手が新都心あたりでシェアサイクルやっていたんですけれども、中にはマナーの悪い方が東京まで乗っていって、捨ててしまったりだとか、海外でも某国なんかでも、何かそれが放置自転車が多くて山積みされているとか、そういうふうなデメリットもあると思いますけれども、当局に関しては、どのようにその点のメリット、デメリットを考えていますでしょうか。 78 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 79 ◯総合政策部長 シェアサイクルにつきましては、従前、マックルの形でやりまして、いろいろと失敗も含めた経験を積ませていただいたというのは、今回の取り組みで生きているんだろうと思っております。そうした中で、我々が用意したステーションのみならず、事業者が自分で開拓していったステーションが、特に幕張新都心、あるいは千葉駅周辺を中心にでき上がりつつありますので、そうした中ではもう少し状況を見なければいけませんけれども、短時間、あるいは短距離の移動については、かなり利用も進んできているやに思います。そうした中で、これを公共交通システムに、どうつなげていくのかというのは、これからの課題だと考えておりまして、さらに公共交通システムにつなげていく段階では、面的な広がりを、どのレベルまでつくるのか。このあたり、今回の実証実験の中で取り組もうというふうに考えております。 80 ◯委員長亀井琢磨君) 石川委員。 81 ◯委員(石川 弘君) このレンタルサイクルなんかも、環境づくりなんかも非常に大切なんじゃないかと思いますので、そういう点も考慮して考えていってもらいたいと思います。  最後に、ポイント制度なんですけれども、高齢者の健康増進ということで、ポイント制度を設けて、いろいろ体操やったりだとか、いろいろなウオーキングをやったりだとか、いろいろ、団体の皆さんにもポイント制度を設けているようなんですけれども、やはり私、何回か一般質問で言いましたように、毎朝のセーフティウオッチャーをやっている人たち、なり手が本当にかなり減ってきているということで、お母さん方だとか、お父さん方、御父兄の方たちも、今度ポイント制度だとか、そういうのを付与してあげると、何か興味を持ってやっていただけるんじゃないかと思っているんですけれども、その点、いかがお考えでしょうか。 82 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 83 ◯総合政策部長 今、御指摘のありましたセーフティウオッチャー含め、行政アシスト型、行政サポート型のボランティアというものは、非常に我々としてはありがたく感じているところでございまして、そういうものもいかにしてポイント制度に取り組むのか、次のステップで、これは今年度中なのか、来年度になってしまうのかわかりませんけれども、取り組みを進めていきたいと考えております。 84 ◯委員長亀井琢磨君) 石川委員。 85 ◯委員(石川 弘君) 高齢者の方で、今、活動されている方が結構多いんですよね。それで、その一つのメリットとしては、毎朝定期的に、朝起きて、時間的に規則正しい生活ができるというので、健康にもプラスになると思いますし、それから、あと意外と放課後の子供さんたちの下校時の見守りというのは、結構大変な、2時間、3時間もやっているのは、非常に大変な活動なんですね。ですから、そういう方たちにも配慮して、できる限りポイント制度を導入していただきたいと考えていますので、その点だけよろしくお願いして終わりにいたします。 86 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 87 ◯委員(秋葉忠雄君) 一問一答でお願いします。  特区についてなんですけれども、今、ドローンとか、民泊特区がありますよね。これよりもふやすつもりであるのか、どうなんですか。 88 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 89 ◯総合政策部長 特区メニューについてはかなり示されておりますので、可能なものについては、取り組んでまいりたいと考えております。  例えば、旧の保育園を活用した特区の推進など、活用なども我々全国で初めて行わせていただいておりますので、今、特区メニューにある取り組み、あるいは今後何か出てまいった際には、特区として指定されているメリットを生かしまして、取り組んでまいりたいと考えております。 90 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 91 ◯委員(秋葉忠雄君) ただ、民泊の特区というのは成功しそうな気がしないんですけれども、大丈夫なんですか。 92 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 93 ◯総合政策部長 民泊につきまして、1軒というところが非常に御指摘として厳しいのは承知しておりますが、ただ活用につきましては、かなりうまく使っていただいている状況はございます。やはり、特区民泊、あるいは民泊事業なんですけれども、一般の方々が、まだどんなものかわからないような状況もございます。そうした中で、今回、うまくいっているところを、いかに外に広げていくのか。あるいは、今回の補正予算でお認めいただければ、シェアリングエコノミー関係での民泊関連の部分を、いかにして外向きに発信していくのかを、そのあたりをうまくやりながら広げていきたいと、十分、可能性はあると考えております。
    94 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 95 ◯委員(秋葉忠雄君) 本当に、道路の環境が悪いから。特に若葉区、緑区は。例えば、加曽利貝塚に行こうとしても、道路幅が狭かったりとか、いろいろあるから、その辺、総合で考えてほしいと思います。  次に、MICEなんですけれども、例えば、国際会議の推移になっていて、2020年にはかなりふえる、65件という形になっていますよね、111ページで。これ、こんなにもらえるのか。オリンピックのとき、あそこの会場、みんな使っちゃうでしょう、オリンピック関係が。そのときに、国際会議、こんなにもらえるのか。これは、難しいと思うんだけれども、数値がこうやってなっているけれども、その辺、あれが使えなくなると、ほかの国際会議場に持って行かれたときに、相当苦労して取り戻さないといけないと思うんだけれども、その辺はどう考えているんですか。 96 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 97 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  国際会議の開催件数、KPIのことだと思うんですが、2014年度で28件だったものが、直近の実績値で63件、これに対して、今は2件増というような目標設定でございます。本来であれば、さらに積極的なというところではございましたが、今、委員がおっしゃられましたとおり、ある程度の期間、あそこを閉めなければいけないということがございます。そういった意味合いを含めて、これはほぼ現状維持ということで、目標をつけたという認識でございます。  以上でございます。 98 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 99 ◯委員(秋葉忠雄君) 本当に、これ頑張ってもらわないと、1回、国際会議をほかの市が、今、長崎にしても、いろいろないい施設つくっちゃっているから、持って行かれたら取り戻すのは、相当きついと思うから、そういう意味でも一生懸命に、これは取り組んでほしい案件だと思うから、本当に頑張ってほしいと思います。その辺、大丈夫かしら。 100 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 101 ◯総合政策部長 メッセを中心に、閉まるという部分は我々としても、非常に危惧していまして、これは特に県知事を通じて、オリンピック委員会のほうにも、しっかりと時期を定めて、できるだけ短くしてほしいという話もさせていただいているところでございます。ただ、どうしても閉まる期間が出てしまうというのは、これはもう決まってしまっておりますので、そうした中で、株式会社幕張メッセ、あるいは県がやってきたコンベンションビューロー、あるいは県としっかり連携を図りながら、仮に外に1回行ったとしても、取り戻せるような形、そうした部分も含めて、取り組みを進めなければいけないということで、危機感を持って進めていきたいと考えております。 102 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 103 ◯委員(秋葉忠雄君) ぜひお願いします。じゃないと、東京モーターショーのように、東京に持って行ったまま、もう戻ってこないとか、そういうのがないように、本当に努力してほしいと思います。  もう1点だけ、最後ですけれども、この外国人観光客数というのは日帰りのカウントなんですか、それとも泊まった人のカウントでやっているのかどうか、ちょっと教えてくれますか。 104 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 105 ◯総合政策部長 111ページの外国人の延べ宿泊客数は、これはもう宿泊のみでございまして、観光入れ込み数というのは、来訪者の形になります。こちらのほうは、ちょっと外国人と区別しようがありませんので、この部分は今データが外国人と分けて考えることはしておりません。 106 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 107 ◯委員(秋葉忠雄君) これは、日本人も全部含んだ数という意味ね。これは、例えばメッセとか、千葉駅とか、そういうところのカウントの仕方で出すわけ。来日じゃない、観光客数と入っていますよね。それは、どういうふうに出しているの。 108 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 109 ◯政策企画課長 この観光入り込み客数につきましては、県のほうで、その施設の指定がございます。ですので、千葉市が深くかかわっている施設以外にも、例えば、京葉道路の新しくできたパーキングですとか、ああいったものも入ったりと、当然、動物公園が入ったり、観光農園とか、多岐のものが入っております。そういうものの観光客数の積み上げということでございます。  以上でございます。 110 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 111 ◯委員(秋葉忠雄君) 保健消防委員会で沖縄に行ってきたんですけれども、沖縄は観光船がすごく、韓国の船なんか入ってきて、大体2時か3時に入ってきて、夜の10時ぐらいに出航していっちゃうんですね。宿泊というか、停泊のお金が高いからと言って、そうすると千葉市も欲しいんだけれども、何か来週あたりに木更津に国土交通省の人たちと、長崎市と横浜市が視察に来て、ここに2020のときに、あそこにクルーズ船を置いて、それで観光できるとか、千葉市もそういうものを少し取り組んでほしいと思うんだけれども、そういうのは企画には入ってないですよね、無理ですよね。 112 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 113 ◯総合政策部長 千葉市が持っている港湾部分で、やはりキャパの問題として、いわゆる水深とか、そういう部分も含めてですけれども、なかなか大型のものを着ける余裕がないというのは確かなところでございます。ただ、クルーズ船等については、我々とすると誘致をしたいという考えはございます。県が港湾計画を持っている中、いろいろ整備をする中では考えを持っておりますので、観光部門、あるいは港湾を海辺の部分、このあたりで検討は調整させていただいているところでございます。 114 ◯委員長亀井琢磨君) 秋葉委員。 115 ◯委員(秋葉忠雄君) 頑張ってほしいと思います。終わります。 116 ◯委員長亀井琢磨君) ほかに、野本委員。 117 ◯委員(野本信正君) 今回、我々が委員会で審査するということで呼ばれた理由は、改訂があったということなんですけれども、その背景って、そこは資料1で説明されて、1がデータの更新、2が政策評価制度の再構築、3が第3次実施計画とありますが、2のところで政策評価制度については、そもそもの制度設計に問題があったためと。制度設計ということは、初めから、つくった時点から問題があったということになるんですけれども、その辺はどうなんですか。一問一答で。 118 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 119 ◯総合政策部長 第1次実施計画が終わった段階で、初めての今回の基本計画に基づく政策評価を行わせていただきました。その際に、指標の取り方、その他の部分で、かなり施策の達成状況と意識の状況とかを、どう反映させるかの部分で課題があるのがわかりましたので、そうした部分を政策評価制度の改訂の中で直したというところでございます。 120 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 121 ◯委員(野本信正君) そうすると、政策評価制度の説明のときには、もうそのことについて、きちっと説明し、訂正しますということで、ちゃんと明らかにしたんですか、議会にも。 122 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 123 ◯総合政策部長 政策評価の改訂につきましては、これは改訂の済んだ段階で、議会の皆様に御説明に上がらせていただいたところでございます。 124 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 125 ◯委員(野本信正君) そもそも、最初から問題があったんで済みませんでしたという話は聞いたことなかったな。  次に、人口ビジョンですけれども、千葉市の人口推計ですけれども、国立社会保障・人口問題研究所が示した数値と、現時点で改訂の考え方の中にある人口推計地域分析、地域経済分析が最新の状況を反映すると。最新の状況というのは、最初示された推計と、どのくらい違いがあるんですか。 126 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 127 ◯総合政策部長 一番わかりやすいもので申し上げますと、前回の人口ビジョン等をつくったベースとなりますのは、平成22年度の国勢調査でございました。今回のものについては、平成27年度の国勢調査を用いておりまして、この部分が一番大きな違いとなってまいろうかと思っております。加えまして、国の基幹統計等が、この間、複数行われておりますので、そうしたものに基づいて、さまざまなデータの修正等を行わせていただいたところでございます。 128 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 129 ◯委員(野本信正君) わかりやすく説明いただきたいんですけれども、国立社会保障・人口問題研究所が示したときの数値でいうと、2040年には何万人になる予定だったのが、その後いろいろな変化があって、何万人になったんだという数字はどうなんですか。 130 ◯委員長亀井琢磨君) 政策企画課長。 131 ◯政策企画課長 今、国立社会保障・人口問題研究所の直近の数字が手元にないんですが、前回の私どものビジョン上の市の推計との差異ではないということでしょうか。現人口ビジョンと、新しい人口推計、これは先ほど部長が申し上げましたとおり、発射台を平成22年国勢調査から平成27年の国勢調査にしたところを踏まえまして、例えば、2040年でありますと、総人口ベースでいうと、今回のほうが3万6,000人ほどプラス、2060年ですと9万6,000人ほどプラスというような状況になってございます。  以上でございます。 132 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 133 ◯委員(野本信正君) 初めから、それだけ答えたらいい。そうすると3万6,000人とか、6万人とか、当初よりはふえているんだということでありますから、それなりのものがあったんだと。それは、国勢調査とか、そういうことであって、千葉市がいろいろな事業をやった結果、人口減少が食いとめることができたとか、そういうことではないんですか。 134 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 135 ◯総合政策部長 我々の千葉市だけの行政の取り組みの介入結果が、直接あらわれたとは考えておりませんが、我々のさまざまな取り組みによって、千葉市のポテンシャル自体は他と比較しても、さほど落ちていかないんだろうと、そういうふうになっていることを願っております。 136 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 137 ◯委員(野本信正君) もっと自信を持って答えてほしいんですけれども、千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略、これは人口がこれだけ減っちゃうから大変なんだよという、ある意味、示唆があって、私から言えば、かなり脅かしがあって、そういう中で、しかし地方が頑張って地方の反乱と言われるぐらい、地方が頑張らなきゃいけないんだと言われて、地方創生というのができたわけだから、その中で一連の努力の中で、人口減少を食いとめるというようなことについて、どんな努力があって、その結果が、こういうことだと胸を張って言えるようなところまでは、まだ行ってないと。 138 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 139 ◯総合政策部長 胸を張って、そうなっていますと言い切りたいところではありますけれども、さまざまな経済情勢の変化等もございますので、そうした中での結果だと思うんです。ただ、我々の取り組みが効果がなかったというと、そんなことは全然ないと思います。やはり、産業をどういうふうに起こしていくのか。あるいは、子育て支援をしていくのか、高齢者世代にどういうふうに取り組んでいくのかというのは、我々は他の都市に比べましても、しっかりと取り組んでいると考えておりまして、貢献はしていると考えております。 140 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 141 ◯委員(野本信正君) わかりました。その点は、せっかくこれだけの人口ビジョンとか、総合戦略をつくって、手間暇かけてやっているわけですから、実際に最初これだけ減ると言われた人口を、ここまで食いとめて、こういう努力があったのが、ほぼ反映していると言えるんじゃないかと言えるように頑張ってもらいたいと思います。  それから、総合戦略のほうなんですけれども、私、この総合戦略は基本構想、基本計画にのっとって、その枝としてあるわけなんですけれども、地方創生という国の政策が出て、その中で多少、金も出すよということで出てきていると。このままでは、地方がだめになっちゃうから、地方が頑張らなきゃいけないんだと、地方創生が出てきたんだと思うんだけれども、基本構想というのは全体を理念的に縛りますよね。基本計画は、その部分では全体を縛るけれども、計画については、各所管がそれぞれそれを発揮するんだけれども、総合戦略というのは、どうも地方創生から来る独自の施策というのは、どことどこにあるんだか。見ていると、各所管のいろいろな政策がばらまかれているのが多いんだけれども、地方創生総合戦略独自でやっている仕事というのは、やはり整理して、そういうのはこうですよというやつを示す必要があるんじゃないか。今、示せと言いませんよ。また、長い話は聞きたくないから、どうですか。 142 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 143 ◯総合政策部長 総合戦略はちょっとほかの計画とは趣が違っているのかなと考えております。そうした中で、我々とすると、こういう方向にしっかりと進んでいくんだという,指し示す方向を示すのが、この総合戦略の役割だと考えておりまして、そうした中でぶら下がってくる事業というのは、例えば、実施計画に位置づけられている各所管の事業を的確に位置づけて、その方向に合っているかどうかを確かめていくための役割を果たしていくものであると考えておりまして、ただそうした中でも戦略の1に掲げております地域連携の話というのは、これは他にはない、あるいは他の計画にはない独自のものであると考えております。 144 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 145 ◯委員(野本信正君) やっとわかりました。合っているかどうか、確かめていくと、そういう仕事なんだということで、さっきからいろいろな個別の事業について、いろいろ注文がついたけれども、それについて、特別権限を持っているわけじゃないんだよね。そういうことです。だから、そういう議論を本当にして、もういいんだけれども、聞いたことは、ちゃんと伝えてくださいよ、各所管に。市議会議員が、ちゃんと住民の意思に対して、発言していることですから、それでわかりましたけれども、私はそれを合っているかどうか確かめていくということもいいんですが、地方創生という中で、やはり独自の事業がこういう事業で、こういう成果を上げたということが、きちっと報告していけるように頑張ってもらいたいと思います。  それから、もう一つだけ、他の自治体はどうやっているのかなと思って、私は余り知らなかったんですけれども、総務委員会の視察で弘前市に行ってきたんですけれども、そこで総合ビジョンのことをいろいろ説明を受けてきたんですけれども、大体同じようなことをやっているんですけれども、ちょっと特徴的に思ったのは、やはり弘前市はリンゴがあるから、農業のこともそうなんだけれども、弘前大学の医療分野の研究とあわせて、ライフイノベーションということで、健康医療分野の産業振興をしていくということで、これはかなり目玉にしていましたね。だから、千葉市も千葉大学もあるから何とかと、いろいろあるけれども、何かそういう中で目玉になるようなものを発信していくようなことの努力というのはどうなんですか。 146 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 147 ◯総合政策部長 御指摘の弘前市が、そのような取り組みを実施しているのは承知しているところでございます。我々も大学もありますし、あと研究機関もございますので、そうした連携は、取り組みは強めているところではございますけれども、なかなかそこまでのものを今は打ち出すには至っておりません。やはり、発信力を高めていくためには、そうした取り組みが必要であるという認識はしておりますので、これは大学との連携に限らず、さまざまな部分でしかるべき、適切に対応したいと思っています。 148 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 149 ◯委員(野本信正君) 弘前市も弘前大学を初め、大学や何かがいっぱいあるんですね。学生がいっぱい来て、昼間人口というか、4年間いてくれる人口、それがかなり経済的効果を発揮して、それをいかに食いとめようかと努力しているということは聞いてきました。そういう中で、ちょっと気になったのは、子育て支援とか、若い世代ということで、例えば、多子家族学校給食支援事業ということで、第3子を無料にするとか、多子家族上下水道料金2,000円補助するとか、多子家族の問題で努力しているとか。あるいは、高齢者ふれあい事業に対する補助金を支給しているとか、いろいろな具体的な努力を総合戦略の中でやっているんです、目に見えるんですね。そういう点では、千葉市の場合は何か難しい話はいっぱいあるんだけれども、具体的な話が余り見えないのは、ちょっと残念なんですが、いかがでしょうか。 150 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 151 ◯総合政策部長 個別の事業につきましては、やはり各都市の特性に応じて、各都市がお考えになられて進めていらっしゃるんだろうと思っております。ただ、我々の事業の中でも個別の第3次実施計画掲載事業まで広げてみますと、それなりに他にはない特徴的な部分は取り組んでおるかと考えています。しっかりと発信はしていかなければいけないと思っています。 152 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 153 ◯委員(野本信正君) 弘前市は千葉市ほど分厚い資料じゃなくて、あちこちページが飛ばないできれいに報告してくれたから、よくわかったんですけれども、それと最後に共創都市圏の問題なんですけれども、大網とか、茂原とか、東金とか、この辺を意識しているようですけれども、やはり千葉市の昼間人口が千葉市経済を支えるということは大きいですよね。今、何万人だか知りませんけれども、そういう点で、千葉市で共創都市圏の人たちが、仕事も学校もできるだけ千葉市で賄ってくれるというか、そういう方向というのが必要だと、東京まで行かなくてもいいんだと。そういう点で、お互いに努力していくということになっていくんじゃないかと思うんですが、その辺の見通しというか、構想というか、どういうふうに思いますか。 154 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 155 ◯総合政策部長 御指摘のとおり、一定の圏域の中で職住近接の中で就業し、あるいは居住生活を送っていくということは、非常に重要だと考えております。東京に行かずともという部分で、やはり我々の都市が内房線、外房線、あるいは総武本線のラインで、やはりストップをかけられる都市なんだろうと考えております。何とか、我々の経済をしっかりとつくりながら、そうした状況をつくり出していきたいという考え方が、この共創都市圏の中にもありますので、今回、6月の補正でお認めいただきました新しい地域連携の形でも、その中で、例えば産業人材、どういうふうに一緒になって育成していこうかとか、そのあたりについても検討を行うことを考えております。 156 ◯委員長亀井琢磨君) 野本委員。 157 ◯委員(野本信正君) わかりました。自治体だけじゃ無理で、経済界や、いろいろなところで協力していく必要はもちろんあるんだろうと思います。ただ、共創都市圏の中で一つだけ気になるのは、千葉市はやはり県都だし、大都市だし、いろいろな機構もあるし、産業もあるし、大学もあるけれども、共創圏の中の自治体というのは、そういうことを千葉市に依存するとか、千葉市と共創圏になっていくというけれども、千葉市だけメリットがあって、共創圏の自治体には、どんなメリットが還元されるのかということを、きちっと押さえていかないと、千葉市だけにメリットがあるところに協力したくないよなんていうことになっちゃうとまずいから、その辺はよく考えていく必要があると思うんですけれども、その辺はいかがなんですか。 158 ◯委員長亀井琢磨君) 総合政策部長。 159 ◯総合政策部長 例えばの話で恐縮でございますが、千葉市でお勤めいただいて、他都市でお住まいいただくと。この際には、千葉市での就業に対して、給料が払われて所得がやはり他都市に還元されていく形になります。逆に、他都市に工場が新しくできて、我々の市から働きに行っていただくパターンも十分あり得ると思いますので、そのあたりを連携しながら、都市間連携をしながら、取り組んでいきたい、そのように考えております。 160 ◯委員長亀井琢磨君) よろしいですか。ほかにございますか。                [「なし」と呼ぶ者あり] 161 ◯委員長亀井琢磨君) 御発言がほかになければ、以上で千葉市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略改訂原案についての調査を終わります。  それでは、説明員の方は御退室を願います。大変お疲れさまでございました。                 [総合政策局退室]                 次回開催日について 162 ◯委員長亀井琢磨君) それでは、最後に次回の委員会開催について、御連絡を申し上げます。  次回の委員会では、オリンピック・パラリンピックに関する重点取組項目のうち、オリンピック・パラリンピック教育の推進に関して、実際に学校現場における取組状況などについて、現地視察を行いたいと存じます。  開催日時についてですが、委員の皆様の御予定を踏まえ、所管と調整させていただきました結果、11月19日、月曜日に実施したいと存じますので、御参加のほど、よろしくお願いいたします。  なお、当日の予定についてですが、まず視察先については、中央区の松ヶ丘小学校になります。時間ですが、午前10時から20分程度、所管から説明を聴取し、10時30分から授業の様子を視察した後、質疑応答を行い、終了は11時過ぎを予定しております。  なお、集合時間と集合場所についてですが、現在、松ヶ丘小学校が大規模改修工事中のため、駐車場の確保が困難ということになっておりますので、大変恐縮ではございますが、委員の皆様におかれましては、当日9時30分までに、一度、議会棟に御参集いただき、公用車2台で向かう形としたいと存じますので、御理解、御協力のほど、よろしくお願いしたいと思います。  後日、改めて通知文等をお送りさせていただきますので、御確認のほど、よろしくお願い申し上げたいと思います。  以上で、地方創生・オリンピック・パラリンピック調査特別委員会を終了いたします。御苦労さまでした。                  午前11時33分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...