ツイート シェア
  1. 千葉市議会 2017-03-03
    平成29年予算審査特別委員会教育未来分科会 本文 開催日: 2017-03-03


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯主査(植草 毅君) ただいまから予算審査特別委員会教育未来分科会を開きます。  なお、小川委員よりおくれる旨の連絡が参っておりますので、御了承願います。  本日の審査日程については、お手元に配付のとおり、まず教育委員会所管の審査を行った後、指摘要望事項の協議をお願いいたします。  また、傍聴の皆様に申し上げます。分科会傍聴に当たっては、傍聴証に記載の注意事項を遵守いただきますようお願いいたします。                 教育委員会所管審査 2 ◯主査(植草 毅君) これより平成29年度当初予算議案の審査を行います。  それでは、教育委員会所管について、説明をお願いいたします。  なお、説明に当たっては、初めに昨年の予算・決算審査特別委員会における指摘要望事項に対する措置状況について御報告いただき、続いて平成29年度当初予算議案について御説明願います。  また、時間の都合上、指摘要望事項の読み上げは省略して結構ですので、よろしくお願いいたします。教育長。 3 ◯教育長 おはようございます。教育委員会でございます。よろしくお願いいたします。座って御説明させていただきます。  初めに、予算・決算審査特別委員会における指摘要望事項に対する措置状況報告書について御説明申し上げます。  措置状況報告書の15ページをお願いいたします。  平成28年第1回定例会予算審査特別委員会で指摘要望のございました放課後子ども教室の内容の充実と、より魅力的な放課後の居場所について御説明申し上げます。  措置状況でございますが、1の放課後子ども教室モデル事業については、教育委員会に総合コーディネーターを配置し、モデル校10校を対象とした活動支援を実施しております。  (1)の運営に係る協力者の掘り出しでございますが、12月末時点までで、市内大学、各種地域団体、「ちばぼら」におけるホームページ掲載等、延べ73件の協力の依頼を行い、登録件数41件、実際の活動につながった件数26件となっております。活動の内訳は、記載のとおりでございます。  (2)の活動日数、参加児童数の増加については、平成27年度及び12月末時点での28年度の活動日数、参加児童数は記載のとおりで、いずれも前年度実績を大幅に上回る見込みでございます。  (3)の内容の充実についてですが、総合コーディネーターによるプログラムの開発、提供等により、記載のような新たなプログラムが実施されており、内容の充実が図られております。
     (4)の児童が参加しやすい環境の整備については、各校の放課後子ども教室の活動を担う実行委員会の負担軽減を図るとともに、希望する児童が参加しやすいよう、モデル校10校のうち5校を重点校として、コーディネーターを増員し、より一層児童が参加しやすい環境の整備を図ります。  最後に、2の放課後子ども教室・子どもルーム一体型事業についてですが、希望する全ての子供たちに学びのきっかけと安全・安心な居場所を提供するため、稲浜小学校において新たなモデル事業を開始いたします。  次に、平成28年第3回定例会決算審査特別委員会で指摘要望のございました放課後子ども教室における学校と地域との連携、協働による持続可能な子供の居場所づくりの総合的推進について御説明申し上げます。  措置状況報告書、26ページをお願いいたします。  措置状況報告書の26ページでございますが、(1)の学校支援地域本部などとの連携については、学校にかかわる他の団体や活動などとの連携について、関係課と協議を進めてまいります。  (2)のボランティア人材の発掘、育成、プログラムの充実については、平成28年度から総合コーディネーターを配置し、モデル校10校を対象とした活動支援を実施しており、平成29年度には児童数が多い5校を重点校としてコーディネーターを増員するなど、活動支援を強化いたします。  (3)のコーディネーター同士の情報共有につきましては、情報共有などのため、研修会やモデル校の見学会など、記載のとおり実施しております。  最後に、(4)の子どもルームとの一体型運営の実施についてですが、一体型のモデル事業を実施し、家庭環境にかかわらず、全ての子供たちに多様な活動の体験機会を提供してまいります。  続きまして、平成29年度当初予算案の概要についての御説明をさせいただきます。  資料変わりまして、平成29年度局別当初予算案の概要の53ページをお願いいたします。  1の基本的な考え方でございますが、教育委員会では児童生徒の生きる力を育み、市民の誰もが千葉市で学んでよかった、千葉市で学ばせてよかったと思えるような学校教育を推進するとともに、県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴い、千葉市独自の教育施策を展開いたします。  また、市民の学習の成果が生きる地域づくりを進めるため、市民生活や地域社会の課題を学ぶ機会を提供し、学びを支える環境づくりを進めていくほか、新たなニーズや課題等に適切に対応するための施策を推進してまいります。  次に、2の予算額の概要でございますが、一般会計の教育費につきましては、予算額は667億1,200万円で、平成28年度と比較し383億6,200万円、135.3%の増となっております。  歳入の主なものは、県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴う教育費国庫負担金など記載のとおりでございます。  次に、特別会計でございます。  学校給食センター事業特別会計につきましては、新港学校給食センターほか2センターの運営に係るものでございます。  公共用地取得事業特別会計につきましては、取得済み用地に係る償還利子でございます。  3の重点事務事業でございますが、新規及び拡充する事業を中心に御説明させていただきます。  初めに、教育総務部の主な事業でございますが、(1)の学校教育審議会設置につきましては、学校教育に関する重要な施策などについて調査、審議するため審議会を設置するものでございます。  続きまして、54ページをお願いいたします。  54ページの(2)の学校施設の環境整備につきましては、学校施設の長寿命化を図るため、計画的な保全改修を行うとともに、時代の要求水準に合った施設環境・機能を改善するために、トイレ改修などの質的整備を行うものでございます。  次に、学校教育部の主な事業でございますが、(2)の学校支援地域本部推進につきましては、新たに小学校6校、中学校4校に学校支援地域本部を設置いたします。  次、55ページをお願いいたします。  (4)の県費負担教職員の給与負担等の移譲につきましては、平成29年度からこれまで千葉県が負担しておりました小・中・特別支援学校の教職員の給与などを千葉市が負担するもので、権限移譲にあわせ、独自の学級編制を実施するとともに、学校の実情に応じ教員を柔軟に配置するほか、より効果的、効率的に非常勤講師等を配置するものでございます。  続いて、(5)のスクールカウンセラー活用につきましては、拠点小学校に配置するスクールカウンセラーを3人増員し、教育相談体制の充実に努めるものでございます。  (6)スクールソーシャルワーカー活用につきましては、教育と福祉の両面に関して専門的な知識や技術を有するスクールソーシャルワーカーを2人増員するものでございます。  56ページ、お願いいたします。  (7)のオリンピック・パラリンピック教育推進につきましては、モデル校において障害者スポーツを授業で実践するなど、多様性理解や国際協力の力を育むための教育を推進するものでございます。  (8)の学校給食費公会計化及び公金・準公金一括徴収システム導入につきましては、学校給食費の公会計化に向け、給食費などを一括徴収管理するシステムを導入するものでございます。  (9)のスクールメディカルサポートにつきましては、医療的ケアが必要な児童に対して派遣するメディカルサポーターを1名増員するものでございます。  57ページをお願いいたします。  次に、生涯学習部の主な事業でございますが、(1)の放課後子ども教室推進につきましては、総合コーディネーターによる活動支援を実施しているモデル校において、コーディネーターの配置を増員するなど、支援体制を強化するとともに、新たに稲浜小学校において希望する全ての子供たちに対して、多様な学びの機会と居場所を提供するため、子どもルームとの一体型によるモデル事業を行うものでございます。  (2)の加曽利貝塚特別史跡化推進につきましては、加曽利貝塚の国特別史跡指定に向け、縄文体験やイベントの拡充など、集客力向上に向けた取り組みを実施するとともに、史跡整備や縄文貝塚文化の研究を進めるものでございます。  (3)の図書館管理運営につきましては、図書資料の整備に努め、身近で頼れる市民の図書館として充実したサービスを提供することに加え、読書環境の向上を図るため、平成29年3月、花見川区役所1階の一部スペースに開設いたします仮称瑞穂情報図書センターの管理運営を行うものでございます。  以上で、平成29年度当初予算案の概要説明を終わります。よろしくお願いいたします。 4 ◯主査(植草 毅君) それでは、これから御質疑等をお願いしたいと思いますが、委員の皆様には、平成29年度の予算審査であることを十分に踏まえ御発言いただくとともに、指摘要望事項等に対する措置状況へ質疑や御意見等ありましたら、あわせてお願いいたします。また、所管におかれましては、簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。  それでは、御質疑等ありましたらお願いいたします。三井委員。 5 ◯委員(三井美和香君) 学校の防犯対策についてお伺いいたします。防犯カメラについて、定期的なカメラの点検というのはどれぐらいの頻度でなされているのか、お伺いいたします。一問一答でお願いします。 6 ◯主査(植草 毅君) 学事課長。 7 ◯学事課長 学事課でございます。  防犯カメラの点検につきましては、各学校におきまして点検を行っておるところでございますが、異常があったときには、学事課に報告していただき、修繕の対応をしているところでございます。 8 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 9 ◯委員(三井美和香君) 了解しました。  また、マニュアルに基づいた防犯訓練というのは実施されているのか、お伺いいたします。 10 ◯主査(植草 毅君) 保健体育課長。 11 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。  児童生徒の防犯教育につきましては、学校安全計画に位置づけた上で、年間を通して計画的に行っているところです。  以上です。 12 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 13 ◯委員(三井美和香君) あと、地域との連携が多くの学校で行われているのか。例えば地元の警察とか、保護者とか、PTAなどと連携というのは行われているのか、お伺いいたします。 14 ◯主査(植草 毅君) 保健体育課長。 15 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。  各学校の実態に合わせて、地域の協力を得ながら、計画的に行っているところでございます。 16 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 17 ◯委員(三井美和香君) 防犯カメラを設置して、実際に不審者が捕まったなどの具体的な例があったら教えていただきたいんですけど、お願いいたします。 18 ◯主査(植草 毅君) 学事課長。 19 ◯学事課長 防犯カメラにつきましては、あくまでも予防を目的としているものでありますが、被害があったときに警察から情報の提供を求められましたらば、対応しているところです。その後について、警察が捜査して、犯人が捕まったというケースは確かにございます。今、正確に何件ということまでは申し上げられないのですが、そういうケースはございます。 20 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 21 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  そういう例があるということで、最後に学校における防犯対策について、効果的に取り組むためには地域との連携が大切なので、さらなる連携の強化に努めてほしいと思います。  続きまして、スクールソーシャルワーカーの活用についてお伺いします。本市において、スクールソーシャルワーカーによる学校外部機関との連携の補助について、具体的な事例があったらお示しください。 22 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 23 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  ソーシャルワーカーは、平成25年度から2名配置し、27年度は4名体制で行ってまいりました。いろんな機関との連携を密にしながら、いろんな事例に対して対応しているところでございます。いろんなケースになりますと個別事案になってしまいますが、おおむね福祉に関するところとか、また児童相談所と関係して子供の環境を改善する例が多く見られるところでございます。また、外国籍の家庭のところに関しても、いろんな関係機関とつないで、保護課とも連携をとりながら、家庭を改善するという取り組みもしております。  以上です。 24 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 25 ◯委員(三井美和香君) ただいまお答えいただきましたので、スクールソーシャルワーカーが構築している支援体制の具体的な状況についてわかりました。  続きまして、スクールソーシャルワーカーには、学校福祉に介入するため非常に専門的な知識と技能が必要とされると認識していますが、どのような人材がスクールソーシャルワーカーとして配置されているのかというのは、社会福祉士とか、そういう方だと思うんですけども、確認いたします。 26 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 27 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  社会福祉士、精神保健福祉士等の資格を持っている方がソーシャルワーカーになっております。 28 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 29 ◯委員(三井美和香君) 平成27年度は2名から、その後は4名になったんですけど、社会福祉士と精神保健福祉士、割合について教えていただけたらと思います。 30 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 31 ◯指導課教育支援担当課長 社会福祉士の資格は全員持っておりまして、それにあわせて精神保健福祉士の資格を持っている方が、これは少ないですが、いらっしゃいます。 32 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 33 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  また、スクールソーシャルワーカーの資質の向上に関する研修体制はどのように取り組まれていますか、お伺いいたします。 34 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 35 ◯指導課教育支援担当課長 月1回、研修を持っておりまして、統括スーパーバイザーが、これはスクールカウンセラー及びソーシャルワーカーの指導、助言に当たり、事例をもとに指導、助言して、それをファイリングしまして、情報共有しているところでございます。 36 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 37 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  最後に、スクールソーシャルワーカーの活用について意見、要望を述べさせていただきます。スクールソーシャルワーカーは、もともと福祉が専門であるため、学校に関する知識が弱いとよく言われております。学校に関する知識を習得している人材を配置するとともに、それを補うスクールソーシャルワーカーへの研修も必要と思われますので、事業に当たっては、この点を十分御配慮ください。虐待などの子供の環境問題を解決するためには、児童相談所との連携も重要と思いますので、部局を超えた連携を強化してほしいと思います。  続きまして、オリンピック・パラリンピック教育推進についてお伺いいたします。研究校での学習副読本活用とした教育や、モデル校での障害者スポーツの授業を実践とありますが、幾つの学校を指定するのか、それ以外の学校についてはどのように推進していくのか、お伺いいたします。 38 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 39 ◯指導課長 指導課でございます。  まず、研究校についてお答えしたいと思います。来年度、小学校2校、中学校1校を研究校に指定して、福祉であるとか、国際理解などの学習に取り組んでいきます。その成果を市内の各学校に広めていきたいと考えております。 40 ◯主査(植草 毅君) 保健体育課長。 41 ◯保健体育課長 保健体育課でございます。  オリパラ教育のスポーツの部分に関して申し上げます。スポーツに関しては、小中各6校でのモデル校での実践を考えております。その中に含まれるか、またプラスになるかという点は、今のところまだはっきりしていないのですが、車椅子バスケットボールについても、小中各1校でモデル校としての実践を行う予定でおります。その成果につきましては、各学校に文書、また研修会等で広げながら、全校に広めていくという予定で今のところおります。  以上です。 42 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 43 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  多様性の理解や国際理解の力を育むとありますが、具体的な指導計画、時間数、当該教育の特色についてお示しください。 44 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 45 ◯指導課長 時間数につきましては、各学校の各分野でやっていきますので、はっきりとしたものを千葉市として組んでいるわけではありませんが、例えば道徳学習の中で独自の副読本を使って、国際理解であるとか、福祉の内容を学習していきます。また、特別活動、総合的な時間の中で体験を含めた活動などを、各学校が独自の計画の中で進めていく予定としております。  以上でございます。 46 ◯主査(植草 毅君) 保健体育課長。 47 ◯保健体育課長 スポーツに関する部分です。具体的な推進計画ですが、次年度、各学校で指導するために具体的にどのように進めたらいいのかを検討するためのオリパラ教育推進検討委員会を立ち上げまして、そちらで話し合いながら、時数、また指導方法、指導計画、そういったものをはっきりさせた上で、全校のほうに広げていこうと考えております。 48 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。
    49 ◯委員(三井美和香君) 国際理解に加え、オリパラ教育には地域性も重要な要素となりますが、本市におけるオリパラ教育の地域性とはどういうものか、お伺いいたします。 50 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 51 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) 企画課でございます。  本市は、オリンピック・パラリンピック競技開催地となっています。特に車椅子スポーツについては、これまでいろんな国際大会も開かれているような実績もございますので、そういった特色を生かして、パラスポーツをぜひオリパラ教育の中の核として進めていきたい。このようなことについては、今、オリンピック・パラリンピック教育実施方針ということで、教育委員会内で取りまとめを行い、3月末に公表していきたいと考えております。  以上です。 52 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 53 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  オリパラ教育は、国、行政、スポンサー企業、教育機関、さらには地域のNPOなどの非営利団体との連携や協働が必要になりますが、特に企業やNPOとの関係はどのようになっているのか、お伺いいたします。 54 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 55 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) オリパラ教育に関しましても、企業や各種団体とぜひ協力しながら進めていきたいと考えております。市長部局のほうにオリパラ室等もございますので、そこを窓口にしながら、各種連携に努めていきたいと考えています。 56 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 57 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  最後に、意見、要望を述べさせていただきます。学校教育の場において、オリパラ教育を推進する意義は大きいと思います。教育プログラムの作成については、官民一体となった幅広い参画が必要と思われます。オリパラ教育が単なるブームに終わることなく、子供たちの心身の成長にとって意義のあるものとなるように取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、科学教育推進についてお伺いいたします。科学館の年間延べ利用数、科学フェスタの参加者数はどの程度なのか、お伺いいたします。 58 ◯主査(植草 毅君) 科学都市戦略担当課長。 59 ◯生涯学習振興課科学都市戦略担当課長 生涯学習振興課でございます。  まず、科学フェスタにつきましては、およそ2万人でございます。それから、科学館の利用者数ですけれども、昨年度40万人ちょっとということです。今年度につきましても、そのペースで推移しております。  以上です。 60 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 61 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  未来の科学者育成プログラムとは、具体的にはどのような内容になっているのか、お伺いいたします。 62 ◯主査(植草 毅君) 科学都市戦略担当課長。 63 ◯生涯学習振興課科学都市戦略担当課長 未来の科学者育成プログラムですけれども、4つのコースを設けまして、市内の大学、研究機関、それから博物館等の施設との連携を図りまして、高度なプログラムを提供することによって、興味関心を高めようということを狙いとしております。 64 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 65 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  本事業の政策的な評価は、何をもってはかるのか、お伺いいたします。 66 ◯主査(植草 毅君) 科学都市戦略担当課長。 67 ◯生涯学習振興課科学都市戦略担当課長 未来の科学者育成プログラムにつきましては、毎回の講座の後のアンケート、それから年間を通しまして最終的なアンケート等をとっております。その中で楽しかったか、またはためになったか、興味関心、また能力が高まったかといった項目について、具体的にアンケート調査等を行っております。今年度については、保護者についても簡単にアンケートをとっております。 68 ◯主査(植草 毅君) 三井委員。 69 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。  最後に、意見、要望を述べさせていただきます。科学が好きになるのは、好奇心を刺激する実践教育を継続して行うことが必要と思われます。充実した科学者育成プログラムによって、将来を担う子供たちに科学のすばらしさやおもしろさを伝え、1人でも多くの科学が好きな生徒を育てていただきたいと思います。それが社会の進歩する重要な要素であると思っています。市長が提唱している事業であると認識していますが、費用対効果や利用、参加する市民の意見等を取り入れたプログラム内容になっているか等を常に検証する姿勢で取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 70 ◯主査(植草 毅君) ほかに。椛澤委員。 71 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いいたします。  まずは、やはり今回、一般会計予算を含めて見ますと、約1割の予算が移譲された県費負担の問題であります。教職員の皆様方も今回の移譲に伴って待遇がどうなるんだと、前進するのか、後退するのかと、いろいろ懸念があるのではないかと思います。今回において前進する待遇、または後退する処遇、この辺についてどうなっているか、伺いたいと思います。 72 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 73 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  まず、給与と休暇という部分で分けてお話しさせてください。  まず、給与においては、地域手当の支給割合が県と比べると大きく変わるという部分になります。県は9%、千葉市は15%ということで、これをもってして、地域手当は全てにはね返ってまいりますので、生涯賃金において、県よりも全ての職種で上回っていくということになります。そしてあと、給与関係では、本市における減額措置、これが新たに県費移譲職員にも適用されるという部分で、ここら辺がやはりマイナス面かなと思われます。  それから、休暇制度においては、県よりもすぐれるという部分も、結婚休暇とか、多少あるんですけれども、県と大きな差異がある部分は、介護休暇、子の看護休暇、それから病気休暇、これにおいては水準のほうが下回ってしまうというような部分がございますが、病気休暇におきましては、要件によって、ばらつきがございます。  例えば一般疾病における病気休暇においては、県は90日でありますが、同じく千葉市も90日でありますが、その90日の期間が違ってまいります。県のほうは週休日を含んで90日、千葉市のほうは週休日を除いて90日でありますので、一般疾病においては、県よりおおよそ40日前後上回るというようなことになります。しかしながら、妊娠とか、それから精神にかかわる病気においては、県は180日、千葉市は週休日を除いた90日ということになります。  以上であります。 74 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 75 ◯委員(椛澤洋平君) まず、給与の件でございますが、9%から15%に上がるんだということで、また別途減額措置があると。この辺の兼ね合いというのはどう捉えたからいいのか、よくわからないのですが、大体どれぐらいの人数で給与が上がるとか、下がるとか、その辺のイメージというのはどういう捉え方をしたらいいのか、ちょっと伺いたいと思います。 76 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 77 ◯県費移譲課長 この地域手当は、全ての職員に反映しますので、移譲される職員全て9%が15%になるということで、先ほど申しましたように、全ての職種で生涯にわたる賃金においては、県より上回るというようなことになります。 78 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 79 ◯委員(椛澤洋平君) わかりました。  もう一つ、休暇制度についてでありますが、病気休暇の日数、県が180日で、市が90日だと。給与が半減するとされている日数ですか、県が180日と書いてある。市も90日、半減する、こういうことになるのですか。 80 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 81 ◯県費移譲課長 この日数というのは、具体的に条例、規則には触れておりません。今、委員がおっしゃったように給与が半減されるまでの期間がこういう期間になるということで御理解ください。だから、基本的には、県のほうはこれ以上とれるんですけれども、給与が半減されていくと、それと同じような考え方になります。 82 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 83 ◯委員(椛澤洋平君) 市も90日を超えたら半減するということなんですかね。そうであるならば、180日と90日、先ほど含め方の考え方があるという話はあったのですが、半分というのは問題ではないかと思うのと、あと介護休暇も3年が6カ月になるということであります。超高齢化社会の中で、介護離職ゼロだと言われている中で、これは著しい後退ではないかと思うわけでありますが、この辺については改善することはできないのかどうか、伺いたいと思います。 84 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 85 ◯県費移譲課長 これにつきましては、改善することというよりも、一旦移譲された段階においては、市の制度を適用していくと。職員団体との交渉においては、移譲されてから、今後の必要性を見きわめながら、お互いに研究する必要があるであろうという認識を互いに共有した部分であります。  3年から6月というお話でありますけれども、千葉市のほうは基本的には国準拠規定を適用しておりまして、おおよそどこの政令市もこの6月が規定となっております。私たちが47都道府県、20政令市を調べたところ、3年という部分は実際千葉県のみと、あとはほとんど国準拠規定の中で6月となっているところであります。しかしながら、先ほど申しましたように、互いに研究する余地はあるであろうというような話を職員団体と交わしたのは事実でございます。 86 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 87 ◯委員(椛澤洋平君) 今回初めて移譲されるという中で、今の御答弁があったとおり、今後の部分というところは、しっかりと移譲された後、改善が必要であれば、しっかり協議して、今、介護というのは、どの職場でもありますが、できるだけ介護のために教員がやめてしまうとか、こういうことがないように、ぜひ措置していただきたいなということを要望しておきたいと思います。  次に、千葉県内でこの間大きな問題となってきたのが、産休等の代替教員が来ないということでありまして、県議会でもいろいろ言われています。千葉県内123校で、133人来ない状況が生まれていた。ある学校は4カ月も先生が来ないという状況があったとも聞いております。実際千葉市は産休等の代替教員不在校は何校あったのか、伺いたいと思います。 88 ◯主査(植草 毅君) 教職員課長。 89 ◯教職員課長 教職員課でございます。  平成29年2月1日現在でございますが、産休代替教員不在校は3校でございます。そのうち2校には非常勤の講師を配置し、現在、未配置校は1校でございます。なお、病休等を含めますと、不在校は17校でございまして、7校には非常勤講師を配置し、現在、未配置校は3校を含めまして10校でございます。  以上です。 90 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 91 ◯委員(椛澤洋平君) 病休を含めると10校ということでありまして、そうなると現場で教頭先生やら、ほかの先生がフォローアップしていくという状況が10校生まれているということなんだろうと思いますが、今回、移譲されるに伴って、こういう問題について、市が、仮に今10校あるということであれば、適切に代替教員の措置をしていただくよう求めたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。 92 ◯主査(植草 毅君) 教職員課長。 93 ◯教職員課長 現在、4月の配置に向けまして、本課において、講師等も含めまして、その雇用についてやっているところでございます。また、本年度、3回の講師登録説明会を行いまして、その中で講師のほうを配置する予定でございます。  以上です。 94 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 95 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ現場のしわ寄せが軽減されるような対応を求めておきたいと思います。  次に、新しい学級編制について伺いたいと思います。小4までは35人とする中で、従前の中学校1年生が35人から38人に編制が後退するということであります。中1ギャップですか、環境が変わる、また多感な時期になる、きめ細かい指導が必要な中学校1年生において、今後35人学級とすべき、少人数学級を進めていく必要があるだろうと思いますが、その辺についてどう考えるか。あと、それに伴う、今回は38人ということでありますが、仮に35人にするとなれば、必要教員数は大体どれぐらいであって、予算がどれぐらい必要なのか、あわせて伺います。 96 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 97 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  中学校の中1が35人から38人という部分ですが、これについては、校長会とか、職員団体とか、さまざまな方からずっとこの3年間、意見聴取してきた中で、38人にさせていただきました。と申しますのは、現場からの声としては、中2で学級数が変わってしまうという部分においては、中学校の学年運営においてはやはりマイナスになる部分が多い。場合によっては、体育とか、技能教科においては、学級が2学級でやっている部分もありますので、そういう点からは学級数が同じほうがいい。それならば、少人数指導教員をもらって、きめ細かな指導をしたほうがいいというような話がございます。  同時に、あともう一つ大きな問題点としましては、小学校は、一つ学級がふえても、1人の先生で全科教員ですからできるのですが、中学校においては、30こまふえますと、その30こまを教科担任がそれぞれこなしていくという部分で、場合によっては、免許外教科が発生する可能性があるというようなことで、そういう面で学級を細かくするという部分においては、基本的には積極的ではない。  同時に、中学生、人数が1学級少なくなりますと、生徒会活動とか、委員会活動が成り立たなくなる可能性もなきにしもあらずというような面もございますので、基本的には35人から38人ということで、3年間を通した学年運営ができるような形にさせていただきました。  なお、実態でありますけれども、平成27年度においては、35人にできる学校が26校ありましたけれども、実際行っているのが8校でございます。平成28年度は33校、35人学級を行える学校があるのですが、実際行っている学校は13校というような形になっております。  そして、委員がおっしゃった最後の部分でありますが、もし35人で運営した場合、今現在の学級数で算定した部分でありますけれども、もし中1を35人で来年度4月から考えたときに、おおよそ14学級ふえる予定であります。よって、担任のほうが14人必要になる。一般的に1人800万円と想定した場合は、それに係る費用はおおよそ1億1,200万円というような形で見込んでおるところであります。  以上です。 98 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 99 ◯委員(椛澤洋平君) 現場と協議の中で進めてこられたというのは、今の答弁でわかりました。ただ、いずれにしても、世界的に見ても、少人数学級というのは求められる方向性であるわけでありますから、今いろいろ理由を述べられていたわけでありますが、少人数学級に向けて、我々としては応援していきたいと思うわけでありまして、ぜひ35人学級に向けて、今1億円程度かかるという答弁でありましたが、できる限りきめ細かい教育を進めていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。  次に、今回、移譲に伴って、メリットとして挙げていたのが、正規職員の一部を用いて、非常勤講師を配置できるということが挙げられて、書かれております。これに伴って、現状、市の正規と非正規の人数、その割合はどうなっているか。  県のほうでさまざま議論されている中で、年度当初から正規の教員はふやしていくことが大事なんだろうという声が、ずっと県の請願のほうを見ても求められている。これは子供の教育の質を高めていく上では大事だろうと思いますが、そういう意味では非常勤講師を配置できるというメリットと同時に、正規教員の増員というのが必要になるのだろうと。その辺について求めたいと思いますが、見解を伺います。 100 ◯主査(植草 毅君) 教職員課長。 101 ◯教職員課長 教職員課でございます。  最初の質問でございますが、平成29年2月1日現在ですけれども、全体に対しまして、正規職員数は3,975名、全体の94.9%でございます。非正規職員ですが、常勤講師数といたしまして212人、全体の5.1%でございます。  2点目の正規職員をふやすということでございますが、将来にわたりまして、児童生徒数の増減、雇用の安定との関係もあることから、現状では増員は難しいものと考えております。なお、平成33年度までは大量退職者がございますが、それ以降は減っていきます。そうなってくると、将来過員の可能性もございますので、それを見越してのものでございます。  以上です。 102 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 103 ◯委員(椛澤洋平君) 今の9割、94%ということで、割合としては、できる限り高い形で正規で雇っていただく、教員をふやしていただく方向で考えていただきたいということと、先ほど冒頭言った産休が足りないぞというところも含めると、こういう部分の考え方も全体的に見た中で措置していただくということで、本当に足りない、教頭先生やほかの先生がフォローアップしなければ回らないという状況をなくしていくように、県費移譲の中でぜひ進めていただきたいということを申し上げて、この件については終わります。  次に、いじめについて伺います。スクールカウンセラーの活用ということで予算が出ております。昨今、マスコミ報道でもいろいろいじめの問題が出ていまして、ちょっと気になるところでありますので、伺いたいと思います。まず、いじめの認知件数の推移について、3年ベースでどうなっているか、伺いたいと思います。 104 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 105 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  いじめ認知件数の推移についてですが、平成25年度、小学校は592件、中学校は515件、合計1,107件でございました。平成26年度は、小学校512件、中学校330件、合計842件になっております。平成27年度は、小学校471件、中学校313件、合計784件でございました。 106 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 107 ◯委員(椛澤洋平君) 推移を見ますと、3年前に比べると、300件ぐらいですか、減っているということであります。スクールカウンセラーを活用したという中で、どういう効果というか、影響があったのかどうか、その辺の見解について伺いたいと思います。 108 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 109 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  まず、千葉市のいじめ防止基本方針にも示してございますが、いじめの未然防止に関しましては、各学校で取り組むように指導、助言しているところでございます。スクールカウンセラーの研修会で人間関係づくりに対してどう取り組めばいいかというような研修もし、そのような内容も学校現場に生かせるよう管理職研修等も通しながら伝えているところでございます。  以上です。
    110 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 111 ◯委員(椛澤洋平君) 今、マスコミの報道なんかでもあります福島の原発事故に伴って避難された方がいじめに遭うということが社会的な問題になっている。そういう状況が市内においてあったのかどうか。また、いじめの重篤な部分である金品をおどし取られるような重度のいじめというのがあったのかどうか、その辺ちょっと伺いたいのと、原発避難者への対応について、国からどういう指示があったのか、これについても伺いたいと思います。 112 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 113 ◯指導課教育支援担当課長 まず、原発避難者に対するいじめの件数でございますが、平成23年度から平成28年度1月末までで指導課として調べたところ、避難したことに対するいじめの認知件数はゼロ件になっております。具体的な調べ方は、平成26年度から28年度までは、小学校、中学校、第二養護学校、養護学校の中等部から毎月実名入りでいじめの事案報告をさせておりまして、宮城、福島、岩手から転入してきた児童生徒名と照合しながら、件数を全部見たという調べ方をしております。残念ながら、平成23年度から25年度までは、そのような体制はありませんので、電話相談記録、学校相談記録等で照合した結果、該当するものはなかったということでやっております。  また、2番目の質問で金品をおどし取られたとする重度ないじめの件数でございますが、いじめの重大事態ということに関しても、その調査で入れているところでございます。小中から毎月いじめ報告を上げるときに、重大事態があるかないかも確認しているところでございます。現在のところ、いじめの重大事態の件数はゼロでございます。  最後に、原発避難いじめに対する学校への対応でございますが、文部科学省からの通知を受けまして、12月20日発で全学校長宛てに原発避難者に対する配慮事項等を通知したところでございます。具体的な内容は、日ごろからいじめの有無があるかどうかを確認すること、また避難してきた児童生徒に対しては、日ごろから格別な配慮のことを入れていくこと、つまり周囲の生徒への指導とか、そういうことも含めて、道徳教育等も含めて、そういうような差別的なことをしないような配慮をしていくこと、こういったことを通知しておりまして、また1月の管理職研修でも、管理職に対しましては、そういったことを再度確認したところでございます。  以上です。 114 ◯主査(植草 毅君) 予算審査であることを十分に踏まえ、御発言のほうをお願いいたします。椛澤委員。 115 ◯委員(椛澤洋平君) 今、横浜市の原発の対応なんかも問題になっていまして、市民としてもいろいろ不安があるのではないかというところでありまして、現場で起きていることが適切に教育委員会であれ、ちゃんと情報が伝わってくるというのが大事なんだろうと思います。ないんだろうと思いますが、伺いたいのは、例えばいじめの件数があった学校、または教員、報告があった折には、人事評価への影響等々が何かあるのかどうか、その辺について伺いたいと思います。 116 ◯主査(植草 毅君) 教職員課長。 117 ◯教職員課長 教職員課でございます。  人事考課につきまして、そういった部分も実態を把握しながら、我々のほうで確認していくところでございます。本年度から試行という部分で始まっておりますので、その辺のことも十分今後検討してまいりたいと思います。  以上です。 118 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 119 ◯委員(椛澤洋平君) やはり信頼関係が大事だろうと思いますので、何かあったとき、それが適切に教育委員会ですとか、現場と情報共有がちゃんとできるような体制の構築をぜひ求めておきたいというのと、あともう1点、昨今ふえているSNSの問題であります。昨今、皆さんはスマートフォンを持っていたりされるお子さんがふえている中で、みんなLINEで情報交換したりだとかしている。  いわゆるLINE外しだとか、そういうものもあったりしているのが、実態が報告されているわけでありますが、そういう状況がどうなのかというのと、千葉大の教育委員の方も含めて、いろいろアドバイスだったり、講演なんかを積極的に、SNSに関連した見えないいじめというんですか、それも含めた研修強化を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 120 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 121 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  まず、SNS上のいじめ、LINE外しは、毎月上がってくるいじめ事案の中にも報告が入ってくることはあります。ですので、千葉市のほうでもそういう事案があることは確認しているところでございます。また、それが長引く場合は、教育委員会のほうから各学校長に指導、助言もしているところでございます。  指導課としまして、平成26年度の生徒指導調査緊急委員会を立ち上げておりまして、そのときに報告書として、「知っていますか、ネットトラブル対応方法」というものをつくりまして、これは各学校に周知したところでございます。また、イントラネットでも、いつでも校内研修で使えるよう配信しているところでございます。また、各学校において、警察や関係団体を掌握して、児童生徒や保護者を対象とした情報モラル教室、またはスマホの使い方、または被害、こういったことを家庭と連携して、研修会を行っている学校が今ふえているところでございます。ネットいじめやトラブルの未然防止は、今後も努めていきたいと考えているところです。  以上でございます。 122 ◯主査(植草 毅君) 教育センター所長。 123 ◯教育センター所長 教育センターでございます。  教員の研修の立場から一言御報告させていただければと思います。  教育センターにおきましては、まずホームページに情報モラルコンテンツ、情報モラルカリキュラム、または情報モラル学習教材を掲載しております。それを通しまして、学校、保護者、児童生徒への情報の啓発を図っております。また、学校の要請に対しましては、私どもが学校に出向きまして、情報モラルについてのいろいろな講演等もさせていただいているところでございます。具体的には、昨年度、平成27年度は57校の学校よりリクエストがありまして、こちらのほうから情報に関する講演をさせていただいております。  最後になりますが、教員への研修につきましても、夏の研修会、具体的には情報モラル教育に関する進め方、情報セキュリティーに関する進め方、また管理職に対しては情報セキュリティー研修等を毎年実施しておりまして、必ず情報モラルについては扱うようにしております。  以上でございます。 124 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 125 ◯委員(椛澤洋平君) いじめ研修においては、教育学会、小児医師会ですとか、関係学会、あとは現場教員、またいじめ被害者というのは千葉市においてどうなのかというのはわかりませんけど、被害に遭ったというか、つらい目に遭った人の声をできるだけ反映したガイドラインを作成して、できるだけ教員の皆さんが自主的にできるような環境づくりを教育委員会にはお願いしたいというふうに思います。  次に、予算のほうで伺いたいと思います。学校の環境整備でございます。実施設計が各種組まれておりまして、あとは審議会設置のほうで新たに予算が出ております。複雑化する教育問題について、いろいろ市民に議論していただこうということだということでありますが、学校施設整備についての課題というのは、エアコンの問題がこの間の教育委員会の請願の中であったということで、速やかにエアコン設置を進めていくということが必要だというふうに思いますが、そのときに審議会の中の委員の皆様にお示しになられる情報、データというのは極めて重要になるのだろうと思います。そういう意味では、実態であるだとか、温度だとか、保健室利用者だとか、こういったものを含めて、しっかり現場の声を集めて提示されるべきと考えますが、見解を伺います。 126 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 127 ◯教育総務部長 審議会で審議するに当たっては、根拠のあるデータを示していくというのは確かに大変重要だと認識しております。しっかりした議論をしていただくために必要となる資料その他を提供したいと考えております。 128 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 129 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ客観的な部分も含めたデータを出していただきたい。その一つの要望として、光熱費負担の問題でありまして、ガス、電気、どっちを使うんだということで、光熱費、年間のコストが変わってくるのだろうと。我々も他市にさまざま行ってまいりますと、ガスに切りかえた中で、光熱費負担を軽減させているであるだとか、先日、堺市に行った折には、室外機の配線のあり方を変えて、そうすると大体30万円、40万円、1クラス当たりコストが下げられたとか、いろんな調査を現場でされているということです。  市もできれば、光熱費の部分も調査して、ガスなのか、電気なのか、こういうこともしっかりお示しして、光熱費はどうなるんだ、これを示すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 130 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 131 ◯教育総務部長 設置方法、特にガスにつきましては、各学校の状況、千葉市の場合、まだプロパンのところもありまして、具体的な試算というのは、どこの学校がガスができてということまで、現状では試算してございません。ですので、これから具体的に審議会の中で審議していく上では、当然先ほど申し上げましたように、根拠のあるデータというのが必要になると思いますので、ただ施設の状況がさまざま過ぎまして、ガスがどこまで来ているかによって、ガスの最初のコストが確かにかかってくる部分もありますので、そのあたりとの整合、ですから全体として、建設費と光熱費と全体を合わせて、できるだけ正確なデータを示したいと考えております。 132 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 133 ◯委員(椛澤洋平君) おっしゃるとおり、ただ、今この時点でこれだけかかるではなくて、他市を見てみると、ガスだとか、何かで光熱費が削減できていると言っているわけですから、そういう情報もお示ししていただくことで、市民の理解だったり、審議会の議論だって深まるのではないかと思うわけでありますから、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  もう1点は、この間、堺市に行ってみますと、直接施工で小学校、大体千葉市は110、堺市は90ぐらいで、同じぐらいのやつを2年でやると言っているんです。すごいスピードでやっている。そのために契約課の職員、いろいろ契約書が必要だ、やりとりがありますよね。そういうのを教育委員会と一緒に特別チームを編成して、書類処理に当たったりだとか、マンパワーをかけてやるんだと。例えば考え方として、中学校からやるのか、小学校からやるのか、またはこの学校をやるのか、あの区からやるのか、これは不公平感が出るんです、この問題というのは。  ですから、それをなくしていくために、スピード感を持ってやらないといけないというのがエアコンの事業だと思うわけでありまして、ぜひそういう意味では堺市を我々視察した中で、直接施工でスピード感を持ってやるというシステム、これはぜひ学んでいただきたい。直接施工で進めていく必要があるのではないかと思いますが、その辺の見解について伺いたいと思います。 134 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 135 ◯教育総務部長 施工の方法ですが、直接施工であれ、PFIであれ、基本的に金額的な差は余りないわけです。ですので、ちょっと議論が先に行っている感はありますけども、整備するとなった場合には、設置期間であったり、費用面であったり、効果的な手法その他さまざま検討した上で、さらに地元の経済波及効果なども考慮して進めていきたいと考えております。 136 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 137 ◯委員(椛澤洋平君) 今、答弁がありました地元波及、これは地元の業者さんに発注すれば、相当な経済効果になるのだろう、何十億円という話になりますから、そこはぜひ加味していく上では、PFIではなくて、直接施工になるのかなと思うわけであります。その辺について、ぜひ情報をもっともっと研究して、開示していただきたいと思います。  最後に、ことしも夏場、30度を超える暑い教室で子供たちが学ばなければならないという状況は続くわけであります。審議会を開いて決めたいんだということはわかりますが、先延ばしするのではなくて、できるだけ速やかに、新年度の補正予算、速やかにまずは調査費を計上してやっていくんだ、こういうことを求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 138 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 139 ◯教育総務部長 審議会の中で有益な御意見をいただくためには、さまざまな角度からの検証であったり、相当な工夫が必要だとこちらも考えておりますので、現時点で具体的なスケジュールというのがまだ未定でございます。なおかつ審議会につきましては、これから委員の選定ですとか、審議会を立ち上げるという時点でもございますので、現時点で補正その他について、調査費その他について、計上するということは、考えておりません。 140 ◯主査(植草 毅君) 10分前ですので、時間内でまとめていただきますようお願いいたします。椛澤委員。 141 ◯委員(椛澤洋平君) 本当にこの問題、スピード感が今求められている。審議会を開いて、これがまた何年も先延ばしになるということは絶対許されないということでありますので、重ねて言っておきたいと思います。  次に、図書館指導員についてちょっと伺いたいと思います。あらましには、具体的にどうだというのは出ていませんが、市の今年度時点における図書館指導員の配置人数、現状どうなっているか、また2校かけ持ちでいるという図書館指導員が極めて多いと伺っています。2校を分けて実施している政令市というのはどれぐらいあるのかということを伺いたいと思います。 142 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 143 ◯指導課長 指導課でございます。  まず、図書館指導員の配置でございますが、本市では小学校112校、それから特別支援学校3校に、まず小学校と特別支援学校は1校勤務、1人1校ですね、これが17名、17校になります。それから、2校兼務につきましては、49名ですから、98校ということになると思います。中学校54校については、1人1校勤務ということになっております。兼務配置の政令市につきましては11市あるということで、本年度調査しております。  以上でございます。 144 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 145 ◯委員(椛澤洋平君) 1校1人配置というのは、11校以外も進めているということでありまして、現場の方から伺うと、2校行くと、週2日とかで見ていくと。学校の子供さんたちの名前だとか、またはたった2日しかないという中で、図書の整理だとか、本のリニューアルだとか、そういういろいろな勤務に追われて、なかなか負担が大変だという声が寄せられています。1校制で、責任を持ってやってもらう制度へと変更すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 146 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 147 ◯指導課長 配置につきましては、まず2校兼務の指導員の負担軽減のために、2校の児童数等を考慮しまして、配置しております。また、今後につきましても、小学校の人数を踏まえて、1校1人の配置も工夫してまいりたいと思っております。  以上でございます。 148 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 149 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ、今49名ですか、2校のところ。ここをぜひ減らしていっていただきたいというふうに思います。  もう1点、図書が古いということが言われています。確かに引っ越しされてきた学校図書のボランティアなんかをやられている方の話を聞くと、千葉市の図書は本当に古いということを言っております。年に1校当たり何冊購入していいのか、予算は幾らかということと、図書購入予算をふやして、もう1点は、従来新規注文するとなると、提携箇所でやらざるを得ないのだろうと思います。昨今、古本流通なんかもふえていまして、こういった部分も今後検討して、古本であっても、良質のものがあれば、そのほうがコストがかからずに調達できるのではないかという点を踏まえると、新たな予算をふやすことと、古本なんかも裁量で選択していくような仕組みにして、もっともっと子供たちにとっていい図書を提供していくということが必要なのではないかということで求めておきたいと思いますが、いかがでしょうか。 150 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 151 ◯指導課長 まず、図書の更新についてですけれども、学校では、学校図書館の図書標準、これは学級数に応じて備えるべき蔵書数を示したものですが、この標準ですとか、蔵書率を考慮しながら、適正な廃棄と更新を行うように努めてまいります。図書の購入につきましては、学校の児童数に応じて、図書費を配分しておりますので、その配分に応じて、学校で児童生徒の要望等を踏まえて、図書購入を進めております。  また、購入の業者につきましては、本市入札の参加資格者名簿に登録されている市内の業者への発注を原則としておりますので、地元の企業保護の観点からすると、名簿登録の業者からの図書購入が望ましいと考えております。また、児童生徒の読書意欲向上を図るために、地域からさまざまな寄贈本もありまして、それは積極的に受け入れているところでございます。  以上でございます。 152 ◯主査(植草 毅君) 5分前ですので、まとめていただくようお願いします。椛澤委員。 153 ◯委員(椛澤洋平君) わかりました。  では、時間がありません。就学援助について伺いたいと思います。今回、準要保護入学準備費用が国に準じて、およそ倍になるということで、これは我々日本共産党国会議員、国で求めてきたものが前進したということで、大変うれしいわけでありますが、ただ現実に支給されるのは7月なんだということなんです。制服を買う、かばんを買うとお金が必要なときに、お金が工面できない。お金を誰かから借りる、消費者金融から借りる、そういう状況が生まれているわけであります。速やかに3月に支給していくということが、国からも今言われているわけでありますから、市として対応すべきだということで求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 154 ◯主査(植草 毅君) 学事課長。 155 ◯学事課長 入学準備金を入学前に支給するためには、遅くとも1月までに申請を受け付ける必要がございます。本市では、所得審査を行う場合、源泉徴収票、確定申告書の写し等に基づき総所得額を把握しておりますが、それぞれの書類は発行時期が異なることから、支給に不公平が生じる可能性がございます。このほかにも、申請受け付けから支給までの事務処理に通常3カ月を要すること、就学援助システムの改修が必要であること、3月の支給後に転出した場合の対応等の課題があることから、7月に支給しているところでございます。 156 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 157 ◯委員(椛澤洋平君) 新潟市は小学校6年生の方の所得を見て、それで支給していくというシステムに変えて、3月に出しているわけであります。そういう自治体も今、福岡市も含めてふえていると。そういうやり方に変えればできるという点でいえば、今、支給後の転出という話もありました。これも福岡市みたいに返還を求めればいいというものになろうかと思います。その辺のやり方を詰めていっていただいて、速やかに3月にしていただくということを求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 158 ◯主査(植草 毅君) 学事課長。 159 ◯学事課長 入学準備金の支給時期につきましては、現在、政令指定都市等においてもさまざまな制度が混在している状況でございます。国では、各自治体の実施状況の調査を開始したことから、今後、国や他の政令指定都市等の動向に注視しながら、情報収集に努め、検討してまいりたいと思っております。 160 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 161 ◯委員(椛澤洋平君) あともう1点、申請書が今回変わってくるということで、教育委員会も努力していただいたのはわかりました。1点だけ、大分県のほうで、入学する世帯に郵送してという形で、認定率が倍に上がった。要は学校に出すというのが恥ずかしいだとか、知られたくないだとか、親御さんのお気持ちを考えると、返信用封筒を入れて、郵送して、バックしてもらう。これで倍に引き上がった、こういう取り組みがあります。これを例えば市が新入学児童生徒1万6,000人分に郵送したら幾らかかるんだと。こういうことをぜひ検討していただけないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 162 ◯主査(植草 毅君) 学事課長。 163 ◯学事課長 新入学児童生徒に郵送して、また返送していただくような取り組みをした場合に、1万6,000人分として考えますと、郵送料ということで262万4,000円必要になってまいります。 164 ◯主査(植草 毅君) 椛澤委員。 165 ◯委員(椛澤洋平君) 相当な金額ではあるなと思うわけでありますが、ただこれを申請していただくことで、こういう制度があるというのをしっかり理解して、申請できる、またプライバシーにも配慮できる、そういういろんなプラス面があるということで、結果が出ているシステムであります。ですから、こういう部分もしっかり研究して、今回、こども未来応援プランということで、貧困調査を実施して、就学支援というのを市も盛り込んでいるわけでありまして、就学援助の支援拡充なくして、子供の貧困対策は前に進まないというふうに思いますので、ぜひここに力を入れて、改善に取り組んでいただきたいということを申し上げまして、終わります。 166 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 167 ◯委員(渡辺 忍君) 一問一答でお願いします。  最初に、県費負担教職員の給与負担等の移譲の中で、権限移譲した非常勤講師の活用の内容について少し伺いたいと思います。音楽教育充実については、保護者からの強い要望もあったということで、そこへ導入できることはすごいよかったなと思っておりますけれども、さらに運営充実と経営充実のこちらの業務の内容、またそれぞれどのような勤務体系だったり、雇用する人材としてはどのような方を想定しているのか、また処遇などはどんなイメージなのか、教えていただけますでしょうか。 168 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 169 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  まず、学校運営充実のための非常勤講師でありますけれども、これは原則、生徒指導対応とか、それから基礎学力の定着のために免許を持っている方、すなわち講師を配置していくというような事業になります。これにおいては、免許取得者でありますので、免許を持っていれば、どなたでも構わないというような部分で、もちろん面接という選考過程は行いますけれども、その中で配置していくというような部分で、勤務形態のほうは週29時間、月額おおよそ17万7,000円というような、これは給料というか、賃金はこのようになっておるところであります。  それから、学校経営支援非常勤職員配置、これは今、学校現場はさまざまな要因により、学校経営が困難になるような状況が時として見受けられます。そういう部分を解決するために、校長OB等を含めまして、中学校に2名、それから小学校に4名配置して、解決をともに学校と図っていくというような部分でございます。この方々は、基本的には免許があるなしにかかわりませんが、基本的には経験をよく積まれた方ということで配置のほうをしていきたいと思っております。この方たちは、学校経営支援のための非常勤職員は、週3日の千葉市の嘱託非常勤職員という部分で、おおよそ10万3,000円の報酬を用意しておるところでございます。  そしてあと、音楽教育の部分でありますけれども、これは今、小学校12学級以下には、御存じのとおり、増置が1名しかおりません。その増置は、おおよそ教務主任として配置されているわけでありますけれども、その12学級以下の小学校に音楽の専門家を配置していく。これはさまざまな団体とか、今おっしゃったように地域の方々、保護者からもかなり要望が多かったということで、この方々は基本的には免許を持っておる方を配置していきたいと思っております。週29時間、これも先ほどの講師と同じように、おおよそ17万7,000円ということで考えておるところであります。  そして、理数教育充実という部分がありますけれども、これは実は小学校5、6年生に、理数教育においては教科担任制を設けていくというような部分で、しかしながら、そこに全ての学校に教科担任として、正規教員を配置することができませんので、それを補完するための非常勤講師等の配置になっております。この方々は、時給換算でおおよそ時給1,220円ということで、週何時間というような扱いの中で、今、指導課のほうが具体的な運用を検討しておるところでございます。  以上です。 170 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 171 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  市の裁量によって、さまざま検討ができることになり、期待も大きいところだと思います。現場の職員の方たち、また保護者のすごく望む形にできるように、いろいろ検討された結果だと思います。私たちとしては、ぱっと見たときに、学校経営支援というのが余りイメージが湧かなくて、人数が少なかったので、今回6名だったと思うんですけれども、これでどのような感じで全校を見て回るのかとか、あるいは先ほど言った限定校だけに配置されるのかといったあたりが、ちょっとイメージが湧かないので、もう少し詳しくお聞きしてもよろしいですか。 172 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 173 ◯指導課教育支援担当課長 学校経営支援員の計画を今立てているところでございます。先ほど小学校4名、中学校2名ということでしたが、それぞれ28校を受け持っていくこと、それから学校訪問を中心に行うこと等を今検討しておりまして、少なくても今の段階では28校に対して10回程度は訪問し、お子さんの様子を見て、管理職にアドバイスするということを中心に今計画しているところでございます。  以上です。 174 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 175 ◯委員(渡辺 忍君) どうもありがとうございます。
     年間20回は1校に1人の方が同じ視点で見ていくということになるので、状況がちょっと好転しているとか、いろいろ見れたりもするのかなと思いました。いろんな人員をふやしてほしい中で、私たちはスクールソーシャルワーカーとかの増員を要望しているのもあり、そういったところの効果と、こちらの今回新たに取り入れられる非常勤職員配置というところでの学校経営支援の効果なども今後検証が必要なのかなと思いました。注意して、こちらもいろいろお話を伺っていきたいなと思います。  引き続いて、スクールカウンセラースクールソーシャルワーカーについてお伺いいたします。スクールカウンセラーの拠点校が今回3から6ということで、今までとどのような形で、何か体系が変わるとかあれば、お示しいただきたいと思います。 176 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 177 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  スクールカウンセラーについて御説明します。平成28年度、本年度は3名、小学校配置を行っておりまして、1人のスクールカウンセラーが拠点校2校を受け持ちました。それぞれの拠点校に巡回校を各2校決めておりますので、1人のスクールカウンセラーは拠点校2つを受け持ち、巡回校4校を受け持ったという形になっております。したがいまして、合わせて3名でございますので、18校に対してそのような取り組みをしたという形になります。  来年度の計画でございますけれども、小学校は6人、スクールカウンセラーを配置し、それぞれが一つの拠点校を受け持つという形を考えております。拠点校1に対して巡回校を5校置く。これは行政区ごとにそのようにしていく予定でございます。なお、拠点校は、ライトポートのある小学校に位置づけるという形を考えております。したがいまして、合計で拠点校は6、巡回校が30になりますので、合計で36校に配置する計画でございます。  以上です。 178 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 179 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  かなり区単位でもなるし、拠点校がライトポートということで、すごく連携もとりやすくなるのかなと考えました。スクールカウンセラーが中学校に全校配置になって以降、導入当初はいろいろなられる方によって、差があったりとかいうことをお聞きしていましたけれども、今すごく順調に各中学校で活用が充実してきているということを聞いていますので、小学校に対しても手厚くなるということをすごく歓迎したいと思っています。  引き続いて、スクールソーシャルワーカーのほうなんですけれども、こちらも増員2名いただきまして、どんどん計画どおりふえていっている状況だと感じています。今回、拠点配置については、また同じようになんですけれども、どのような活用方法になるのか、体制についてお伺いしたいと思います。 180 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 181 ◯指導課教育支援担当課長 まず、平成28年度のスクールソーシャルワーカーは、指導課、教育センター、養護教育センターに配置しまして、学校の要請を受けて、派遣していくというやり方をとっておりました。来年度の計画は6名で、指導課、教育センター、養護教育センターに2名ずつ置くという形をまず考えております。理由は、経験者と一緒に、初めて千葉市でスクールソーシャルワーカーをやられる新規の方がいらっしゃいますので、育成を図るということがまず一つあります。  それから、スクールソーシャルワーカーは、各行政区一つを受け持つ。行政区の担当を決めるということから、行政区と関係機関の連携を密にするということも、また民生児童委員さんとの連携も密にするということも考えております。そのような配置を今計画しているところです。 182 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 183 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  導入されて、平成25年から徐々にステップアップしていっている状態だと考えますけれども、私たちはどうしてもずっと要求してきた学校配置についての検証もしていただきたいと考えておりますけれども、時期を見て、ぜひ拡充が図られて、育成も、各校への認知度も高まってきたときには、ぜひ学校配置についても他県などで先行して入れているところからは、学校配置がよいという方向性が出ていたり、中学校区1人ずつというような国の審議会なんかの話も出ておりますので、ぜひモデル校からの導入でも構わないと思いますので、一旦検証を今後要望していきたいなと思うので、ぜひちょっと検討してみてください。  そして次に、オリパラ教育の道徳教材について伺いたいんですけれども、今回、先ほどの質問の中でも独自の教材を使って、授業を行って、各校の裁量で行っていくということだったのですが、予算も今回とられていると思います道徳教育用教材の内容についてお伺いしたいと思います。 184 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 185 ◯指導課長 指導課でございます。  先ほど道徳教材につきまして申し上げましたけれども、その内容について、国際理解の内容ですとか、福祉の内容ですとか、多様性を扱うような教材を盛り込んだものを作成しております。例えば来年度低学年で使うものにつきましては、外国から来た小学生にどのような対応をするのかというような内容で学習できるような教材を作成して、次年度扱う予定でございます。年ごとに上の学年のものを段階的に作成していく予定でございます。 186 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 187 ◯委員(渡辺 忍君) わかりました。  今回は低学年向けを予算化したということで伺えばいいのかなと思いますけれども、多様性の中でオリンピックの憲章の中にも入っているLGBTなどの関連の項目については、記載はありますでしょうか。 188 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 189 ◯指導課長 指導課でございます。  今回、低学年のもので1・2年生ですので、LGBTについての内容はそこには含まれてございません。ただ、高学年、それから中学生というふうに考えたときには、内容を検討する必要もあるかと認識しております。  以上でございます。 190 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 191 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  どこの年齢からというのは、またいろんな御意見もあると思いますので、ぜひ今後作成されるときには、そのあたりも検討いただきたいなと思います。  次のところで、学校給食の公会計化及び公金・準公金一括徴収システム導入についてのところなんですけれども、今回すごく、先生たちの日常業務の負荷が少しでも低減されるということで、システム構築をして、公会計化されることはすごくよいかなと感じております。  一つだけちょっと気になったのが、現在、生活保護家庭などにおいて、就学援助、給食費を校長のほうに納めるということを行っていますけれども、今後、公会計化されると、どのような手順になって、連絡などはシステム上で来てしまうのかなと思ったので、ちょっと気になったので、伺います。 192 ◯主査(植草 毅君) 学校給食担当課長。 193 ◯保健体育課学校給食担当課長 保健体育課学校給食担当課長でございます。よろしくお願いします。  現在の生活保護世帯の給食費については、各区の社会援護課から各小中学校の校長口座に直接支払われておりますが、今後、公会計になりますと、学校は通さないということになりますので、各区の社会援護課から保健体育課のシステムに給食費が、公金振替というんですけれども、そういう形で入ってくることになります。  御質問のありました各学校のほうに保護世帯の部分がというところはありますけれども、実際にシステムに入りますので、システムでは見られますので、あとそこら辺についてはどういうふうに各学校が把握するかということは、また平成29年度の中で細かく検討して、関係する課もいろいろあると思いますので、そこら辺は検討していく必要があると考えております。 194 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 195 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  各地域の社会援護課の口座から直接公金振替になるということで、今までの学校長の口座へのいろいろ手続上で連絡をとり合っていた部分がなくなるのかなということで懸念があったので、今後、ぜひ検討していく中で、連携については、よく子供たちの様子も伝えつつ、お金の処理というのは今までしていたと思いますので、そのあたり気を使っていただけたらと思います。  次に、スクールメディカルサポートについてお伺いします。今回増員の背景について伺いたいんですけれども、対象児童がふえたのか、そのあたりお伺いしたいと思います。 196 ◯主査(植草 毅君) 養護教育センター所長。 197 ◯養護教育センター所長 養護教育センターです。  今年度、医療的ケアが必要なお子さんに対して、保護者が全面的に協力できない場合、あるいは子供が自己対応できない場合に看護師を派遣するというのが前提になりますが、7名に看護師を今年度は派遣しました。そのうち3名が、1人は転校、1人は入院、1人は保護者がみずからやるということで、最終的には4名派遣という状況になっているわけですが、来年度、2名、新1年生がまた医療的ケアが必要なお子さんが入ってきます。また、入院しているお子さんが来年度戻るという前提で、人数的には7名と同じなのですが、それぞれ医療的ケアの内容が違いましたり、また派遣の回数や日時をふやすために、今回看護師を1人ふやしていただいたということになります。 198 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 199 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  そうなると、前年度よりもさらに充実した医療ケアができるようになる体制になるということがわかりました。今、全国的にも医療ケアができる学校をふやしていくということで進んでいると思っていますので、ぜひ保護者の負担を軽減しつつ、こういった現場でのサポートをしていただける体制をすごく評価いたします。  一つだけちょっと気になっている点がありまして、メディカルサポーターの方からのお話で、行った学校において、いろいろと対応が違うということで、自分がメディカルサポーターとして学校に来ているということをわかっていらっしゃるのかしら、いないのかしらみたいな学校があって、障害児のケアを、現場でも担任の先生とかはもちろんわかっていらっしゃるんでしょうけれども、全校先生の中での医療ケアをされるメディカルサポーターが来ていることに関しても、余り理解されていない部分があったり、ちょっと言葉がけのところで心配な部分があるということを意見として受けましたので、校長先生を中心になって、学校で受け入れているんだということに関して、先生方の認識を統一して、ちょっとこういった方向で障害児のケアをしていくんだということを進めていることに対しての認識を統一して持っていただけたらというふうに思いました。  次に進めさせていただきます。放課後子ども教室について伺います。今回、さまざまな充実のための対策を計画されておりますけれども、モデル校になっている部分であっても、実際に各校のコーディネーターとしてのやり手がいないという状況がありそうだということで、プログラムが多くなって、開催日数が倍増しているような学校もありますけれども、これがモデルなので、コーディネーターからのサポートがあって開催はするのですが、やはり子供が多い学校なんかでは、保護者をかなり多くつけなくてはいけなかったり、それの人員の手配などをコーディネーターがかなり苦慮してやっている実情があり、本当に仕事としてやっているぐらいハードだという声があります。  その中で来年度のコーディネーターが本当に今見つからなくて、開催の危機だというような声も実際に聞いておりますので、モデル校でやっていてすら、そういった現状が地域で生まれていることに関していかがお考えかということと、プログラムの拡大が今回ちょっと荷が重かったのではないかという学校もあるんですけれども、そのあたりについてどのようにお考えでしょうか。 200 ◯主査(植草 毅君) 放課後子ども対策担当課長。 201 ◯生涯学習振興課放課後子ども対策担当課長 生涯学習振興課です。  担い手不足というのは、10校だけでなくて、ほかの学校もそうなのですが、そういった課題を解消するためにも、今年度モデル事業として活動の支援を行っているところです。人員の手配がなかなか大変ということなんですけれども、それも含めて、総合コーディネーターが人員の掘り起こし等も行っているところでございます。  それから、プログラムを多くして、それが負担になっているということですけれども、それも踏まえて、平成29年度におきましては、重点校5校に人員を増員しまして、総合コーディネーターの補助者、サブコーディネーターを増員いたしまして、事業を実施してまいりたい、活動支援を強化してまいりたいと考えております。 202 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 203 ◯委員(渡辺 忍君) わかりました。  プログラムを開催するために、先生などのいろいろな連携をつくってきているので、そちらの講師とか、プログラムを行うための人員というのは手配がされるんですけれども、参加している子供の数が多いと、どうしてもグループにして分けて、それに保護者を全部つけてということになるので、おもしろいのは子供たちのためにもなりますし、月に何回とか、楽しみとしてやるというのはいいかなと思うんですけれども、毎回プログラムだと、保護者のほうが結構義務感として、参加しているからには行かなければいけないということでの配置になってきてしまうので、そのあたりバランスを考えて、今後、例えば居場所としているだけの自由遊びみたいな時間を少し多目に設けていくなど、そうするとグループ分けして、何かゲームをやるのとは違うので、あっち行っちゃったり、こっち行っちゃったりする子を押さえて、結構保護者の方も大変な思いをしていますので、自由遊びをしていたら危険がないかなといったところの視点で見守るだけになって、少し人員削減もできるのかなと思いましたので、この運営の仕方については、各校に任されているところが大きいので、そういった道もあるよというような働きかけなんかもしていただけたら、コーディネーターの手が挙がらないというような状況にはならないのかなと感じました。  次のモデルのもう一つのルームとの一体型の運営のほうでお聞きしますが、募集状況は結局今のところどれぐらいになっておりますでしょうか。 204 ◯主査(植草 毅君) 放課後子ども対策担当課長。 205 ◯生涯学習振興課放課後子ども対策担当課長 申し込みの数は、現時点で61名でございます。 206 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 207 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  たしか100ちょっとだったので、かなりの半数以上の方が申し込みをされて、今回始まるに当たっても、平日の昼間の毎日の放課後子ども教室開校ということで、ある程度人数は集まってきているのかなと思います。参加人数が多ければ多いほどいいというわけでもないと思いますので、利用したいなと思う方がふえるような運営、自由遊びもあり、プログラムもありといった居場所については、本人たちが選べるということをケアしていただいて、保護者がどうしてもプログラムに入れたがるような向きもあると思うのですが、子供たちの声を、様子を見ながら聞くようなことを、委託者には気にしていただきながら運営していただけたらと、ぜひ充実した放課後の子供の居場所になるといいなと私のほうも考えておりますので、モデル校として、1校目はすごく大事な位置づけなので、丁寧に見ていただけたらなと思います。  次に、加曽利貝塚の特別遺跡化推進のところで幾つかお伺いします。今回、予算がかなり大きくつけられておりますけれども、新規で行われています集客プロモーションのところについてお伺いします。集客するためのプロモーションなので、各課との連携など、交通だったりとか、モノレールだったりとか、そういった町全体のプロモーションなのか、そのあたりお伺いしてもよろしいでしょうか。 208 ◯主査(植草 毅君) 特別史跡推進担当課長。 209 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 文化財課です。  お尋ねのとおり、集客プロモーションでございますけれども、どのようにしたら多くの方々がお集まりいただけるのか、訪れていただけるのか、そういうためのまずグランドデザインみたいなものをつくっていく必要があろうと。今まで博物館のほうでいろいろと考えて事業を行っておりましたけれど、もうそういう段階ではない。特にまちづくりというような中の拠点化するということであれば、まず全体像を見て、地域の持っている特性ですとか、そういうものも必要になってくるということで、そういうグランドデザインの策定をやっていこうということでございます。またあわせて、民間の力も入れて、キャンペーンもしていく必要があろう、そういうふうに考えております。  モノレール等々の交通機関との関係でございますけれども、なるべく早いうちに桜木駅を加曽利貝塚の最寄り駅であるというようなディスプレーもしていく必要があろうというふうに考えております。実例といたしますと、千葉公園のほうで「ちはなちゃん」が実はモノレール駅のところに随分とペインティングされていたりということで、ここにおりると「ちはなちゃん」のハスが見られるんだというようなのがわかるようになっておりますので、そういうのを先行事例を利用しまして、加曽利貝塚のほうも桜木駅をディスプレーして、最寄り駅だとわかるような形にしてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 210 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 211 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  グランドデザインがすごく楽しみではあるんですけれども、教育委員会が中心になって策定されて、いろんな部局と交えてつくるようなイメージなのでしょうか。それは集客プロモーションとはまた別の予算でやられているということになるのか、集客プロモーションの予算の位置づけというのがわからなかったので、もう一度お聞きしてもよろしいでしょうか。 212 ◯主査(植草 毅君) 文化財課長。 213 ◯文化財課長 文化財課でございます。  庁内検討会は、職員同士での協議でございますので、予算化しておりませんが、実際には公園緑地部ですとか、それから道路の部隊ですとか、都市局、河川を含んでいるところ、集客観光をやっている経済農政局等々、庁内の検討で予算は特に組んでございませんが、進めているところでございます。今回の集客プロモーションにつきましては、そういった庁内の意見をまとめて、外部で専門家にプロモーションをつくっていただくというための予算でございます。  以上です。 214 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 215 ◯委員(渡辺 忍君) わかりました。  グランドデザインをつくるときは、大体予算をかけて、何か大きな絵を描くための計画みたいなものを立てるのかなという印象だったので、庁内連携において、まだそこのグランドデザインをつくるというところではなく、集客プロモーションをまず先に考えていくということなのでしょうか、済みません、理解が悪くて。 216 ◯主査(植草 毅君) 文化財課長。 217 ◯文化財課長 グランドデザインというのは、今、保存活用計画で10年先の姿を見据えておりますので、将来的にどういうふうに史跡と史跡周辺にある緑地を使って、多くの方に訪れていただいて、縄文の景観もよく今までより教育普及のために使っていただくのですが、それだけではなくて、楽しんでいただくという視点であそこのまちづくりをしていくということで、集客プロモーションというのは、そうは言いつつも、既にお客様が多く訪れていますので、がっかりされないようにするためにはどうしたらいいのかということで、まず短期的に取り組むものというものを含んでいるということでございます。 218 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 219 ◯委員(渡辺 忍君) わかりました。  イベントを行うための予算が今回はついていて、グランドデザインとは言いつつも、庁内でいろんなイメージを持ちつつ、先を見て進めていますということで理解いたしました。まちづくりの観点は外せないので、ぜひ庁内で連携していただいて、遺跡を活用しての推進、楽しみにしているところですので、よろしくお願いします。  次に、公民館の管理運営についてお伺いいたします。今回、予算も少しふえていると思うんですけれども、これは何に対しての予算がアップになっているのでしょうか。 220 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 221 ◯生涯学習振興課長 生涯学習振興課でございます。  大きなものが二つほどございまして、非常勤の方の人件費の単価がアップしておりまして、代表的なところでいうと870円が900円になっております。人工的には100人工ということで、これが約1,200万円ほどございまして、あとは犢橋公民館、今、改築しておりますが、こちらのオープン、予定では平成30年4月ということになっておりますが、少し工事のほうが早く終わりそうで、リースでやってまいりますので、その分を少し見込んでおります。これが1,500万円ほどございます。  以上でございます。 222 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 223 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  非常勤職員さんの賃金が上がっているのはすごく評価したいと思うんですけれども、この中でちょっと気になるのが、今までずっと陳情などで対応してきた指定管理者導入になると、また予算は変わって、削減されるのかなというふうになりますけども、12月に陳情のほうが採択となった以降、今後どのようなスケジュールで進めていくのか、慎重な議論をしていくような陳情だったと思いますので、そのあたりどのように行っていくのかについてお伺いさせていただきます。 224 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 225 ◯生涯学習振興課長 これまでも丁寧な説明をしてきたところでございますけども、今後も必要に応じて説明会を開いたり、あとは公民館等で館長が利用者から聞かれれば説明する。その都度対応していきたいと思っております。 226 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 227 ◯委員(渡辺 忍君) 1月にも各区で説明会があったのをいろんなところで質問、代表質疑のほうでもありましたし、その中での様子というのは、私の聞いているところでは、反対の意見のほうが多かったというふうに社教委員会のほうでも報告があったところだと思うんですけれども、先日の代表質疑の御答弁では、おおむね理解されたというふうに判断しという御答弁がちょっと食い違っていないかなと私は考えておりますけど、見解を伺います。 228 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習部長。 229 ◯生涯学習部長 これまでの公民館に関する説明会は、基本的には公民館に関する現状と課題、そして公民館の今後の方向性について、我々のほうから説明させていただき、そして公民館に指定管理者制度の導入が必要であるということをお話をするということで理解をお願いしてきたという経過で、昨年6月から11月末まで、基本的には1,500人以上の方々に説明会に出席いただいて、その中でおおむね導入の必要性については御理解をいただいたものというふうに認識しております。  ただ、1月21日に各区で説明会を開催したときには、当然同じような説明をさせていただきましたが、導入に賛成だという方もいらっしゃいましたし、一方では、直営で管理してほしいというお話もありましたし、公民館の議論がされているけども、中学校区にせっかく公民館があるのだから、これからも公民館という施設は残してほしいというような意見もあったりということで、直接説明会の中で賛否を問うているわけではございませんので、それぞれの区によって、若干事情は違うと思いますけども、反対の意見もあったというところの意見も私も報告を受けていますので、基本的にはこれまでの6月から11月までという説明会も踏まえて、一定の理解を得られたのかなという認識で私はおります。 230 ◯主査(植草 毅君) 10分前です。時間内でまとめていただくようお願いします。渡辺委員。
    231 ◯委員(渡辺 忍君) この1年近くの間にかなり説明会をされてきたというところで、指定管理者導入が必要であるというふうな説明会だったかと今おっしゃっておりましたけども、こういった手段が有効かと教育委員会は考えるということで、必要かどうかは、公民館をどうよくしていくかということを検討した上で、指定管理者制度が本当に必要なのかというところを判断してもらうのは、市民の声だと思うんですけれども、このあたりはまだ皆さんそういう手法があるんだなということを理解して、一通り全公民館で利用者はまだ聞いていないところもいっぱいありますけれども、やっと少しそういった方法で変わるかもしれないんだという段階だと考えております。  なので、これからどういった議論をしていくのかがまた大事だと私たちは考えておりますので、公民館を考える会などでさまざまな事例を研究されてきたり、今までの市民の方たちと公民館と一緒になって、さまざまなこれからの公民館をどういうふうな位置づけでやっていくかというふうに考えているところなので、ぜひさらなる深まる議論の中で、職員の皆様もぜひ公民館の職員の方たちがどういうふうに考えているのかも声を聞きながら、今後の方針についてはまとめていっていただきたいと考えます。これについては終わります。  最後に、市立高校での特色ある教育の推進ということで、あらましのほうにしか載ってないんですけれども、今回、予算は少しだけふえています。昨年度同様、さまざまな探究活動とか、フィールドワークで特に拡充というわけではない状況なので、参加人数とか、想定を変えられたのでしょうか。 232 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 233 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) 市立高校での特色ある教育の推進についての増額については、市立稲毛高校での探究活動、課題研究が今年度は1年生のみだったところ、1・2年生と学年進行でする関係から、予算はふえているものです。 234 ◯主査(植草 毅君) 渡辺委員。 235 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。そうなると、少し拡充にはなっているのかなと。2年間連続でいくと、どうなっていくのかといったような研究も含まれているのかなというふうに理解いたしました。  市民ネットワークでもずっと気にして見ていて、というのは費用が各生徒1人当たり三、四十万円の負担がある。例えば中学校から持ち上がりクラスは全員、理数科とか、国際教養科は、科としては全員、あと希望者も行けるということでしたけれども、全員参加の海外研修などがあるということに関して、各家庭にはちょっと負担があるのかなというところで、せめてもう少し均衡にして、そういった少し低所得層の家庭でもこういったところに行けるのかといったところを考慮していただくのはどうかなという方向だとか、自然の中でのフィールドワークは、例えば国内でやって、発表は英語だとしても、そのあたりについて配慮ができないのかというのを感じているのですが、いかがでしょうか。 236 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 237 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) 市立高校としまして、どのような経済状況にある家庭のお子さんにも学習環境を提供するということは非常に重要なことだと考えております。特に海外研修については、費用がかかるというところで、海外研修の費用を少しでも抑えるような、同じような効果を出しつつ、費用を抑えるような方法はないか、学校とともに検討しているところですし、また国内でのフィールドワークというところでは、現在例えば市立千葉高校でありましたら、大島でのサイエンスキャンプですとか、あと市立稲毛高校であれば福島のイングリッシュビレッジというところを活用した英語のキャンプですとか、そういうふうに国内でやれることについても工夫を進めているところです。引き続きどういう支援ができるか計画してまいりたいと考えております。  以上です。 238 ◯主査(植草 毅君) 5分前ですので、まとめてください。渡辺委員。 239 ◯委員(渡辺 忍君) 公立を選択する子供たちというのは、おうちのいろんな事情があって、家庭事情でうちは私立は無理よとか言われた中で選んで行ってみた、ある程度の学力のある子供たちが今、市立は特に来ていると思いますけれども、そんな中でクラスの全員が行くのに、無理だなというような状況にならないように、全員参加の研修を、親に金額を出してもらえないなみたいな子がいないようなプログラムの金額のかかる部分については配慮が必要かなと考えております。  公立学校のあり方が、私たちから見ると、どうしてもエリートを育てているような、学校が2校ともが同じカラーで、英語と理数というのはありますけれども、どちらかといえば学力向上を目指している中で、公立高校としてのあり方はどうなのかということを今後検討していっていただけたらなと思います。全ての子供たちが学力をつけていくのはとても大事なことだと思いますので、この市立高校でのあり方、ぜひ検討を進めていただきたいと思います。  以上で、終わります。 240 ◯主査(植草 毅君) 休憩をとりたいと思いますが、質問者はあと何名いらっしゃいますでしょうか、4名。それでは、審査の都合により、暫時休憩いたします。なお、再開は午後1時とさせていただきます。                  午前11時57分休憩                  午後1時0分開議 241 ◯主査(植草 毅君) 休憩前に引き続き分科会を開きます。残り4人いらっしゃると思いますが、お願いいたします。中村委員。 242 ◯委員(中村公江君) では、始めます。一問一答でお願いいたします。  先ほどの放課後子ども教室については、一定のやりとりがあったので、少し省略したいと思うんですけれども、10校をモデルでやられた中身で、先日伺ったら、サッカー教室、レゴ、スポーツチャンバラなどやられていて、でもなかなか5校に絞って、体制を強化するという話ですけれども、こういうプログラムを組んで、目新しいことをやるというのは、教育委員会がやることかなとちょっと思ったりするわけなんですけれども、今、本当に子供や親が望んでいる学習支援にもう少しシフトを置いたような取り組みというのが必要なのではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 243 ◯主査(植草 毅君) 放課後子ども対策担当課長。 244 ◯生涯学習振興課放課後子ども対策担当課長 生涯学習振興課です。  まず、学習支援にシフトした形でということでしたが、放課後の基本的な方針といたしましては、まず安心・安全な居場所と学びのきっかけを提供するということで大綱のほうにも定めておりますので、学習支援とはちょっと違うものと捉えております。  以上でございます。 245 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 246 ◯委員(中村公江君) 先日、椛澤委員と私は松戸市の個人でやっている寺子屋に行ってきたんです。もう7年ぐらいやっていて、十数人、お子さんが最初の前半は小学校の部、後半から中学校の部、自宅の2階の部屋、何部屋もあるんですけど、そこを全部開放して、それで子供たちにほぼマンツーマンで教えていました。ここでは退職した教員の方々がほぼボランティアをされていて、それで子供たちに勉強を教えていたんです。おやつ代を2,000円ほど徴収はしていたけれども、中にはいろんな事情があるお子さんがいて、徴収ができないようなお子さんには、もらったお金も含めた中からやりくりして、むしろ交通費を手渡すという形で学習支援を個人的に、本当に頭の下がる思いなんですけれども、こういうことがやられていたんです。  本当にだべることもなく、子供が夢中になって勉強している姿に胸を打たれたし、必要なんだなということをすごく痛感したんです。小学校の子供たちは、宿題が終わると、おやつをちょっと上げて、その場所でずっとやっていますから、終わった夕方6時過ぎぐらいになると、今度は中学生が来て、部活が終わって帰ってきますから、おなかが減っているということで、おにぎりとか、パンとか、そういうのを上げて、その後、勉強を始めるということで、おなかも満たした中で勉強に集中できるということで、非常に充実したことをやっているなと。  そこで、毎週火曜日にこれを実施していることで、本当に点数が1桁か、二、三十点ぐらいしかとっていない子が80点だ、100点だじゃないけれども、成績も上がって、そこでずっとかかわってきたお子さんが今度はサポート側になって、小中学生の面倒を見ているということで、これもすごいなと。なおかつ、口コミで個人的に始めた事業で参加者が広がっていて、お子さんの居場所にも非常につながっていたんです。  すごく大事だなと思うのは、イベントで何か目新しく事業をしてやりました、それはあくまでも行政側の自己満足であって、子供がここに来て、確実に学ぶ、そしてそれを理解して、次に意欲を得られる場所になっているということがすごいなと思うんですけど、今言った取り組みについて何か教育委員会として御感想があれば、お示しください。 247 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習部長。 248 ◯生涯学習部長 放課後子ども教室の充実につきましては、昨年から活動支援型のモデル事業を開始し、そしてこの4月からは一体型というものを導入して、放課後子ども教室のさらに充実化をしていきたいと考えております。その上で多様なプログラムも通じて、学ぶ機会の提供をしていきたいと思っていますし、もちろん自由遊びも含めた、子供たちが勉強ばかりするということではなくて、スポーツも含めて、多様なプログラムをその場で実施していきたいと考えておりますので、今後、両モデル事業の検証をきちっとした上で、今後、放課後子ども教室でどのようなものが必要なのかというところもあわせて検討していきたいと考えております。 249 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 250 ◯委員(中村公江君) お子さんたちが本当はお金があれば、塾に通わせて、勉強できるようにしたいということがあるわけですけれども、なかなかそれができないということで、個人的にこういう手だてがされているんです。継続的にかかわることで、お子さんと先生方との信頼関係が得られる中で、子供さんたちが悩みを打ち明けてくれて、中にはネグレクトも含めて、つらい思いをしている子供たちをそのまま握って離さず、そして寄り添う支援というのが本当に真摯にやられているんです。  本来は、そういうたくさん集めて、人数がこれだけだったとか、そういう事業のあり方ではなくて、本当に子供一人一人にきめ細かく行き届いた教育を、個人的にやるのではなくて、教育機関である教育委員会が主になって、もう少し放課後子ども教室ということに限らず、やる必要性があるのではないかと思うんですけど、どうですか。 251 ◯主査(植草 毅君) 答弁願います。教育次長。 252 ◯教育次長 今おっしゃるとおりだと我々も思っております。ただ、通常の授業と放課後子ども教室は性質を異にするものですので、いろいろな場面場面に応じた、個に応じた必要な教育、個別の教育は丁寧にやっていくべきであろうと。それに向けての取り組みも放課後子ども教室も含めてやっていこうかと思っています。 253 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 254 ◯委員(中村公江君) 学校の先生をリタイアした方々が学校の授業のあり方も含めて、こういうマンツーマンで教える中での教え方も含めた反省をしながら、こういうふうに教育の上で教えていかれると、子供がこういうふうに伸びていくんだということもおっしゃっていたんです。やっぱりよりきめ細かく対応することで、本当にできる可能性があるし、こういう集団だけでなくて、実は別の曜日にも不登校になっちゃうお子さんたちに対して、また別に二、三人集めて、2人の先生が、またこれも別にやっているんです。そういう集団で来られないようなお子さんに対しても学習支援をしているということで、これは個人的にやっていることではあるけれども、非常に長年やっている蓄積をぜひ学びに行ってもらいたいなという思いがあるので、参考にしていただきたいなと思います。  実際、市内の母子家庭のお母さんからも、塾に行かせるお金がない。何か無料塾とかも含めてないかと聞かれていたんです。でも、なかなか思った機会を私なんかも持てずにいたんです。そうしたら、先日、塾に行かせるようになった。10点以下だったテストが80点まで上がったという話でした。確かに塾に行かせることで、子供の成績が伸びた。だけれども、毎月塾代が3万円、冬期講習に10万円かかるそうです。母子家庭でやっと生活しているお母さんが、このお金の工面をするのにどれだけ苦労しているか。  聞いていても、本当に食費を切り詰めて、豆腐やもやししか食べてないなんていう話をしながら、地域に帰って、いろんな事情を察している人から差し入れをもらいながら、どうにかしのいでいるという話なんですけれども、本来経済的に本当は塾に行かせたいけど、行かせられない。それで、こういうふうに無理して行かせているという現状を千葉市ではどうにかしたいとか、どうにかしなくてはと思えないですか。 255 ◯主査(植草 毅君) 教育次長。 256 ◯教育次長 教育委員会側からすれば、通常の授業の中で、先ほどの県費負担移譲も含めて、非常勤講師の配置ですとか、柔軟な教員配置の中で、授業の中でしっかり勉強を教えていくというのが第一義的に考えるべきことだと思います。貧困問題というのは、課題として持っていますけれども、それは市全体のいろんな施策の中でフォローアップができていくのかなというふうに考えておりますので、教育委員会としても、できる範囲の中では、そういう取り組みを推進していければなというふうに考えています。 257 ◯主査(植草 毅君) 平成29年度の予算審査であることを十分に踏まえ御発言をお願いします。中村委員。 258 ◯委員(中村公江君) 塾に通わせるお金がなくて困っている家庭も本当に少なくないし、おっしゃるように本来は少人数学級で理解ができるような教育のあり方をもっともっと追究していかなければいけないのではないかということはすごく思います。ずっと昔ですけれど、私は犬山市のほうに行かせていただいて、あのときは教育のあり方、学校の先生同士が刺激し合い、学び合って、そして高めていく授業をしていく中で、学力テストに甘んじないで、教育活動を展開されていて、非常に学ぶものがあったなと思いますし、つまずいたときに、そこに手をかけられるには、人材がもっといなければならないので、今みたいに30人学級以下で実際にやられているというのは、よほど少人数の学級以外のところはないわけですから、子供たちは当然実際には勉強についていけないまま今日に至っているという状況があるので、それに対策を講じていかなければならないと思います。  堺市や神戸市にも、この間、居場所とか、子ども食堂も含めた学習支援のあり方を学んできたわけなんですけれども、大学生や教員のOBで、それなりに学習支援だったら協力したいという声というのは、手も含めて、かなり挙がるというような手応えがあるという話を実践として聞いてきたんですけれども、千葉市でこうした方、今でもいろいろ対応、授業の学習支援で生活保護も含めた方々への支援ということではやられていると承知しているんですけれども、もっとさらに対象を広げていく必要性があると感じるわけですけれど、いかがですか。 259 ◯主査(植草 毅君) 答弁願います。教育長。 260 ◯教育長 教育委員会の質問としては限界だと思います。今のお話を聞いたときに、もちろん大事なことだと思いますけども、教育委員会に任されている仕事というのは、やっぱり基本的には学校の中でそういう子供さんたちを減らしていくということで、それは私どももそういうお子さんがいることは反省していますから、先生方の力をつけなければいけないと思いますし、そのための努力をしたいと思いますし、放課後子ども教室も当初文科省で始められたときの意図と大分変わってきていますから、そのことについて今、千葉市として、一体型を模索しているところですけども、今の子供の貧困その他については、教育未来委員会の中で議論されても限界があるのではないかと私自身は思っています。  確かにそういうお子さんを教員のOBがやっている話も聞いていますけども、それはあくまでも私的なものであって、教育委員会という公的な部分でやれるものの限界というものは、私はあると思います。その中で一生懸命やらなければいけないと思いますけども、問題は、社会の中でどうやってそういう子供さんたちを見守っていくかという地域なりの教育力というものをもう一度高めていくこと、国民としてというか、市民として考えていく時代になっているのではないかというのは、教育長としてよりも、市民個人として、そういう思いはあります。  教育委員会にこの話を言われても、私は教育委員会でやれることの限界があるのではないかということは感じていますし、そう答えざるを得ないと思います。大変申しわけありませんけども、そんな思いです。 261 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 262 ◯委員(中村公江君) 教育委員会だけに何か押しつけて、こうしてくれというつもりはさらさらないんです。堺市とかも含めて、実際にやられている状況と、おっしゃるように地域でそういう人材がいらっしゃる。そこにちゃんとノウハウをすれば、場所も含めて、地域で立ち上がって、コミュニティーをつくる中で子供の助け合いができるというような可能性について学んできたので、別に教育委員会にということだけで私たちは言うつもりはないし、自分たち自身も親は親なりに、自分の子供だけの勉強でなくて、もう少し手伝いたいというお母さんもいますから、そういうところに手をかけて、組織的に図っていくこと、これから取り組んでいきたいと思っています。  そういう意味で対応はしていくんだけれども、ただ現実に例えば塾代の捻出も本当に厳しいという、そして塾に頼らずに学校も含めたフォローがもうちょっと例えばあったら、そういうことをしなくても済んだのかなと思ったりすると非常に残念でならないという思いがあって、こども未来局はこども未来局としても、もちろん取り組んでいますけれども、全体を通して、行政だけでないところも含めて、総合的に取り上げてやっていかなければいけないなという思いでありますので、そこはそういうふうに御理解いただきたいと思います。  次に、科学館についてなんですけれども、指定管理者制度が先日導入されまして、雇用について少し伺いたいんですけれども、採用試験の実態とか、状況について、雇用の状況も継続されたのか、お示しください。 263 ◯主査(植草 毅君) 科学都市戦略担当課長。 264 ◯生涯学習振興課科学都市戦略担当課長 生涯学習振興課でございます。  まず、雇用の継続の部分に関しまして、雇用の継続を希望した職員につきましては、100%継続雇用が内定している状態になっております。それから、科学館の職員、54名を予定しているわけなんですけれども、継続職員は44名の予定ですので、8割方、職員としては今の職員が残る形になります。  それから、採用試験に関してでございますけれども、プラネタリウム担当のほうは東急コミュニティーのほうで、それからその他の部分についてはコングレのほうで採用ということで、会社の籍としてはそのようになっておりまして、採用試験についても一応別に行っております。  試験の概要ですけども、試験の時間につきましては、1時間30分の筆記試験、内容につきましては一般教養、それから適性検査、それから計算問題等について少しやったということだそうです。それから、面接の部分ですけれども、面接の部分は、1人コングレのほうが20分、東急コミュニティーのほうは30分、内容につきましては現在の業務、それから今後の抱負とか、希望、雇用条件等の確認ということでございます。  以上です。 265 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 266 ◯委員(中村公江君) 何か性格診断も含めて、かなり長く面接も含めてやられたという話をちょっと聞いたりしたんです。それと、希望した方が100%ということそのものについてはよかったと思うんですけれども、ただ会社が変わることで、事実上、前の会社の責任者である事務局長は、会社の手前、手は挙げられない立場ですよね。それで、結果的には、自分から手を挙げることはなく過ぎていた。別に私は事務局長さんから何か言われたわけではないですよ。その立場と状況が指定管理で会社が変わるということは、結果的にトップになるような人たちというのは、手を挙げることすら実際には厳しいんだなというような現実を見たような感じがしたんです。  それと、プレゼンでの評価で、前に委託されていた業者のところで手だてをして、何ら問題がない、むしろ評価も高まって、いろんな改善もしてきた中で、プレゼンの中身で結果的にこれを変えてしまう、そして社会教育施設として指定管理を進めていくということについては、本来なじまないのではないかという声も上がっているんですけれども、どうですか。 267 ◯主査(植草 毅君) 科学都市戦略担当課長。 268 ◯生涯学習振興課科学都市戦略担当課長 プレゼンの中身ということですけれども、指定管理者を選定する上で、公平性、新たにいろんな業者の方に入っていただくというような部分を担保するという意味で、プレゼンをしていただいて、そういったことをもとにして評価するというのは、選定の上では要素の一つかなと思っております。 269 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 270 ◯委員(中村公江君) とりあえず今後こういう社会教育施設に対しての指定管理のあり方については、もう少しいろんな検討をしていかなければいけないのではないかということは指摘しておきたいと思います。  次に、公民館についてなんですけれども、予算のあらましで、昨年度と今年度と公民館の管理運営の文言が全く同じなんですけれども、なぜこれだけ1年間、公民館の問題について審議していながら、全く同じ文言で今度の新年度もいくということなのかどうか、そのあたりの御説明をお願いいたします。 271 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 272 ◯生涯学習振興課長 予算といたしましては、管理運営という形でやっておりますので、今年度と来年度で特に変わった状況はございませんので、同じという形になると思います。 273 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 274 ◯委員(中村公江君) 雨漏りとか、給湯器も含めて、せっかく修繕も含めて改善するということが入っているのだったら、せめてちょっとつけ加えてでも、変化も含めて、例えばハード面、もしくは運営の上で社会教育主事をもっとふやすとか、何かしらもう少し変化があったことや、努力をしていくという中身が、もう少しここの文言の中でもあってもいいのではないかと思ったわけです。それはどうですか。 275 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 276 ◯生涯学習振興課長 生涯学習振興課でございます。  実際には、トイレの修繕をプラスしてありますし、説明会をする中で、トイレの使い勝手等も意見が出ておりますが、そういった点は改善する予算となっております。 277 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 278 ◯委員(中村公江君) そうであるならば、もう少し文言も含めて、この前、指定管理の評価のときに、全く同じ文言だということをうちの会派で言って、主体性も含めて、中身を本当に検討されたのかということに疑義があるというような話も出ていますから、こういうマンネリというか、そういうような書き方については、いま一度もう少しやっていただきたいということは申し上げたいと思います。  それと、施設の修繕の問題なんですけれども、先日、幕張本郷の公民館に立ち寄ったら、事務室の電気が幾つもついてないんです。ブラインドもありますけれども、幾つも故障しています。使えるのが2つぐらいしかなかった。日中、暗い中で、故障しているから、明かりがとれないです。それで、電気をつけたい。だけども、パソコンの上の電気が消えているわけです。だから、明かりがとれないということで、サークルのほうから電球を借りてきて、そこで宛てがって使っているという実態があったことを、たまたま行って、目の当たりにしたんですけれども、こんな状況というのは市は把握していましたか。 279 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 280 ◯生涯学習振興課長 生涯学習振興課長でございます。  それぞれの館でよく聞くのは、電球がなかなか取りかえられないとかとありますけども、幕張本郷については、特に報告はなかったということでございますが、場合によっては、省エネという形で少し間引いたりというところもございますので、その辺も含めて、ちょっと調べてみないとわからないと思います。 281 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 282 ◯委員(中村公江君) 業務に支障がないような最低限の電気はつける保障はしていただきたいなと思いますので、お願いしたいと思います。  それと、雨漏りについて、千城台と高浜公民館のほうに行ってまいりました。千城台では、ホールの天井から雨漏りをしていて、根本的に直さないと、部分的に修繕した跡が天井に幾つかあったんですけれども、対策を講じることが必要ではないかと思いますけど、いかがですか。 283 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 284 ◯生涯学習振興課長 千城台公民館と高浜公民館につきましては、屋根等、雨漏りしておりますので、建築部の予算で平成29年度に対応するということになっております。 285 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 286 ◯委員(中村公江君) 高浜公民館は、雨漏りしている場所が調理室なんです。それで、これが調理室の窓の上のところが水がしみ出してくるといって、バケツを置いて、壁を伝っているところに三角の受け皿で雨漏りするのを防いでいるような状況があるんです。それに結局上の天井から雨漏りするからと壁紙も住民の方が張りかえても、すぐ雨漏りしちゃうから、奥のほうなんかは腐っていますよね、こういう実態。  そして、私はあきれたのは、これなんですけど、これは現場を責めているわけではないですから、言っておきますけど。現場では、結局天井から雨漏りするから、それを受け皿にするためにバケツを置いておかないと、バケツを置かなかったときに、雨漏りで調理室が1センチか2センチぐらいの床上浸水というんですか、それになってしまって、だからバケツを置いてから、そうならなくなったということで置いているんだという説明を受けましたが、冷蔵庫の上だと思うんですけど、調理室の場所の上にバケツを置いているのを常時やっている、こういう状況で、それをずっと前からこういうふうに予算で要望していても、かなわなかったという現状をどう思いますか。 287 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 288 ◯生涯学習振興課長 いろいろ利用者の方には御不便をおかけしている状況ではございますが、その中でも優先順位をつけながら、限られた予算の中で対応していきたいと考えております。 289 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 290 ◯委員(中村公江君) 調理室というのは、衛生面で配慮しなくてはいけないような場所なんですから、ここは直ちにやるべきではないんですか。 291 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 292 ◯生涯学習振興課長 高浜公民館につきましては、来年度の予算で対応していくということになっております。 293 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 294 ◯委員(中村公江君) 調理室ですよ。そして冷蔵庫の上ですよ。食べ物を扱うところが、こんな雨漏りしているような状況で、しかも雨漏りがひどかったときには、だから床全部がぬれてしまって、下の和室の上のところまでしみ出すぐらい、そんな状況になっていたそうです。やっぱりこんな状況で、これからまた4月なんかも雨がすごく降るわけですし、直ちにやっていただきたいということを申し添えたいと思います。
     続いて、加曽利貝塚の件なんですけれども、この間の取り組みと利用者の推移と特別史跡に対しての見通しを伺います。 295 ◯主査(植草 毅君) 特別史跡推進担当課長。 296 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 文化財課でございます。  これまでの取り組みでございますけれども、平成24年度から整理を始めまして、そして平成27年には史跡保存整備委員会を立ち上げまして、専門家の意見を聞きながら、国及び県をオブザーバーに入れまして、史跡の総括報告書をつくってきたところでございます。あわせまして、平成27年度から保存活用計画書を作成いたしまして、本年、2冊がまとまったところでございます。1月に教育長、部長をお連れして、文化庁に提出してきたところでございます。今後でございますけれども、十分特別遺跡はもらっていけるものだと考えているところでございます。  あわせまして、人数の推移でございますが、平成25年度まではおおむね1万7,000人から1万6,000人で推移しておりましたけれども、平成27年度からは2万6,000人に上がりまして、本年度につきましては、今現在で約4万1,000人ほどの入館者数になっております。また、今後の見通しでございますが、来年度予算を見ていただけますとおり増額していただきましたので、なるべく史跡の整備及び多くの方々が来られるような工夫をしていく予定でございます。  以上でございます。 297 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 298 ◯委員(中村公江君) 私も前に1回行かせてもらったんですけれども、駐車場が狭いのと、例えばたくさん来たときに、こちらにと誘導する場所も含めたスペースが相当ないと、駅からも少し歩きますし、本当に住宅街なので、そこの整備をもう少しということは野本議員からも言われていると思うんですけれども、やっていただきたい。  たまたまほかの方が行ったときに、説明員の方がいらっしゃらなかったようで、あそこは説明される方がいないと、ただ漫然と見ると、ちょっとわからないというか、あることはわかるんですけど、その貴重さと必要性とこれがいかに大事かというところは、なかなか伝わらない部分もあるという話を伺いましたし、あと生涯学習センターのアトリウムガーデンというんですか、入り口のところで加曽利貝塚の、この前もちょっと行ったら展示がされてあって、私は結構生涯学習センターに行くので、行ったときに展示されているのを何度か見るんですけれども、そこに人がいなくて、展示はされていて、前に一回、ボランティアの方がいらっしゃったときは、声をかけていただきながら、ああでもない、こうでもない、いろんなお話もしていただくし、生き字引のようにいろんなお話もしていただけるので、非常に理解が深まるんですけれども、展示がただそのまま置いてあるだけでは素通りしてしまうし、人がそこに寄ってない部分は非常にもったいないなという感じがしたので、そこはいろいろ公民館とかにも展示をこの間もされているのは承知しているんですけれども、もっと工夫もしていただければいいかなと思いますし、そもそも特別史跡にするには、余りにも展示の仕方と、あと地震があったときに、細い針金みたいのでやってあるだけで、あれで果たして保存は大丈夫なのかと思う面もありますので、もう少し施設の環境整備もしていただければと思いますけど、どうですか。 299 ◯主査(植草 毅君) 特別史跡推進担当課長。 300 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 おっしゃるとおりでございまして、さきの関東への影響がありました東北の震災でも、建物から展示品につきましては多少破損して、休館するということになっておりますので、そういうことが今後はないようにしたいということで、なるべく展示につきましては、テグスといって、釣り糸で使うものでございますけれど、あれでなるべく補強する。  ただし、震度の大変大きいものにつきましては、免震台といいまして、地震が来ても倒れないという台が実はつくられているんですけれども、それでももたないということがわかりまして、今、適切に文化財を展示する上で、壊れないような展示をするというのはなかなか難しい状況であることは事実ですけれども、なるべく我々は、でき得る限りでやっていきたいということと、あと御案内の件でございますけれども、今回、ボランティアさんがいなくて、説明がなくて、なかなかということでございます。こういう声もたまたま聞きますけれども、ここのところも新年度につきましては、ボランティアさん募集も含めて、手厚く説明できるようにしていきませんと、ただ見て帰ったのでは、何が何だかわからないようなところがございます。そういうことがないような展示を含めて、解説も含めて、新年度から手厚く御案内できるような方法を考えていきたいと思っているところでございます。  あと、駐車場でございますけれども、新年度につきましては、近隣に臨時駐車場を借りることにしております。今現在、やっぱり催し物があると大変多くの車が来るので、それにつきましてはロータリーといって、加曽利貝塚の碑があるところになるべく誘導して、路上に駐車することがないように図っているところでございます。新年度からは臨時駐車場を近隣に設けます。  以上でございます。 301 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 302 ◯委員(中村公江君) それでは、図書館についてなんですけれども、瑞穂に3月末に地区の図書館ができますけれども、業者選定に至った経緯と職員の確保と市内の雇用の有無について、また運営に当たっての市民と図書館について、花見川区にもう一つ図書館をつくる会とかも含めた連携についてどうだったか、お示しください。 303 ◯主査(植草 毅君) 読書環境整備担当課長。 304 ◯中央図書館読書環境整備担当課長 中央図書館管理課担当課長の太田です。  まず最初に、業者選定はどのように行ったかについてですけれども、業者の選定方法につきましては、公募型のプロポーザル方式により実施いたしました。この結果、大学や他の自治体等で図書館運営の実績のある4事業者の方から参加がございまして、各事業者から提案されました企画内容等について審査を行い、最も評価の高かった事業者を選定いたしました。  次に、市内の雇用の有無についてですけれども、こちらにつきましては受託事業者からは地域にお住まいの方からその雇用を図りたいというふうに伺っており、今回新たに雇用したスタッフにつきましては、ほとんどの方が千葉市内に在住の方であると伺っております。  最後に、花見川区にもう一つ図書館をつくる会との連携についてなんですけども、まずこちらの仮称瑞穂情報図書センターの整備に当たりまして、花見川区に図書館をつくるために活動されております、花見川区にもう一つ図書館をつくる会と、あと読み聞かせなどのボランティア活動を行っております、としょかんふれんず千葉市、こちらの両団体を中心にコンセプトづくり等で連携してまいりました。具体的には、十数回にわたる話し合いのほか、区の地域活性化支援事業の補助事業であります、花見川区にもう一つ図書館をつくる会が主催しました意見交換会へ参加させていただくなど行っております。  以上です。 305 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 306 ◯委員(中村公江君) 民間委託については、本当は私たちは認められる話ではないんですけれども、ただ地域の方から大変期待もされている部分があるので、ぜひ運営も含めて、開かれた図書館になっていただきたいと思います。  もう1点、図書館について、若葉の図書館、私は花見川区ですけれども、たまたま千城台の雨漏りの件があって、その隣に若葉の図書館に行って、こんな外壁だったんですね。ちょっとびっくりして、本当は行く予定ではなかったんですけど、何で外壁がこんなにぼろぼろで、しかも予算がないから、補修の仕方も非常に見てくれも悪くて、文化センターとコミュニティセンターと公民館と図書館と4つありますけれど、公民館も古くて、暗くて、汚かったけど、図書館が特にひどかったんです。  それと、それ以外にも、外の外壁が割れていたりとか、中も壁がしみ出していたりとか、いろいろ老朽化がひどいなという状況がありまして、こういうことに対して、こちらがちょっと指摘をしてこなかったかもしれないけれども、でもちょっとひど過ぎるのではないかという、公共の施設としては、これを見て、このままで十分だというふうに思えますか。もう少し改善したほうがいいのではないかと思うんですけど、どうですか。 307 ◯主査(植草 毅君) 読書環境整備担当課長。 308 ◯中央図書館読書環境整備担当課長 御指摘いただいた件でございますけれども、外壁が見苦しい状態になっているということについては大変申しわけないと思っています。ただ、限られた予算の中で、安全性というようなことを優先して、そこまでということになっているということがございます。ですから、それでもういいよと思っているわけではございませんので、引き続き予算を確保し、修繕に努めていきたいと考えております。  以上です。 309 ◯主査(植草 毅君) 残り10分です。時間内でまとめていただきますようお願いいたします。中村委員。 310 ◯委員(中村公江君) 中は明るい雰囲気になっているのに、もったいないなと。外観だけで、もう少しきれいにしてあげてほしいなと思ったので、お願いいたします。  それと、教育委員会の新しい制度が変わるということで、これから教育長と教育委員長、それぞれ今まで役割があった部分が、今度の法改正によって、役割が一本化して、権限が明確化してきたと思うんですけれども、その中で教育委員会としてはどう変わって、どう考えについて思っていらっしゃるか。  それと、この間、大綱とか、総合教育会議とか、話し合いもやられていると思いますけれども、例えば協議とか、調整とか、そういう規定というのを使って、何か行われたようなことがあったのかどうか、そのあたりをお示しいただけますか。 311 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 312 ◯教育総務部長 今の御案内のとおり、一本化されまして、一義的な責任という部分では明確化になったということでございますが、教育委員会の行政機関としての部分では、合議体というところは変わっておりませんので、そこについての変化はないものと考えております。  大綱についてですけども、総合教育会議の中で、今回の法改正の中で協議と調整という言葉が使われておりまして、調整すべきものとしては、それぞれが検討しながら、いろんな意見を交わして、さまざまな合意形成をしていくということで調整という言葉で使われておりますし、協議という言葉は、この中ではそれぞれがある意味言いたいことを言うということになっております。総合教育会議の中で昨年度につきましては、放課後の関係ですとか、オリパラの関係ですとか、そういったものを検討しているところでございます。 313 ◯主査(植草 毅君) 総務課長。 314 ◯総務課長 総務課でございます。  本年度の総合教育会議の中で成果という形でありますと、先ほども申し上げましたけども、放課後の充実の部分ですとか、都市アイデンティティの取り組みにおいては、郷土教育などで連携してきたというところもございます。追加となりますけども、以上のように考えております。  以上でございます。 315 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 316 ◯委員(中村公江君) 千葉市で協議とか、調整を実際に会議の中で行ったことは特になかったんですかと聞いたんですけど。 317 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 318 ◯教育総務部長 調整という意味では、先ほど双方が対等な立場で議論しながらやっていくということで、今言った項目について調整して、総合教育会議の中で行っております。協議ということでは、具体的に行っておりません。 319 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 320 ◯委員(中村公江君) 総合教育会議の中で教育の根幹にかかわるような例えば教科書とか、人事とか、そういうことが本来やられないと、NGだというふうな理解をしていますけど、それはどうですか。 321 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 322 ◯教育総務部長 おっしゃるとおり、総合教育会議の中では、教科書の採択の関係ですとか、そういったものは扱わないということになっております。 323 ◯主査(植草 毅君) 5分前ですので、まとめてください。中村委員。 324 ◯委員(中村公江君) 教育長の任期が4年から3年に減らされたという中で、危惧されているのは、首長の意向に沿うように、新しい教育長が働くことにならないか。万が一そうなったら、今度は首をすげかえるという、期間として、首長は4年だけれども、教育長は3年ということで、そういう作用が働かないかなということを若干危惧するんですけど、それについてはどうですか。 325 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 326 ◯教育総務部長 教育長の任期が変わった経緯ですけども、長の在任中1回は任命できるようにということと、教育長の権限、責任の一義的なものがふえたということで、あと教育委員のチェック、これは教育委員会側のチェックということで評価するということと、ある一定の計画性を行ってやるためには3年ぐらいが適当だろうということで、3年となったわけですが、総合教育会議を含めて、先ほど申し上げましたが、それぞれが対等な立場で協議、調整していくということになっておりますので、そういった意味で市長の権限が強くなるということはございません。そのあたりにつきましては、文科省のほうで通知を出しているわけですけども、その中で相当そこの部分には気を使って、その通知も書かれておりますので、長の権限が強くなるということではないと認識しております。 327 ◯主査(植草 毅君) 中村委員。 328 ◯委員(中村公江君) 今はいろいろと御努力されていると思うんですけれども、直接住民の声を聞く教育委員会にということでは、現時点では何をされて、今後は例えば何か新たに、より声を聞く機会がふえるとか、充実させるということにつながっていくのかどうか、そのあたりをお示しいただけますか。 329 ◯主査(植草 毅君) 教育長。 330 ◯教育長 まず、総合教育会議の千葉市のこれまでの経緯ですけども、先ほどお話があったように、教育委員会が所管しています人事権とか、教科書採択その他のものについては、一切議題にはなっておりません。あくまでも私どもと市長部局、特に市長さんとの対等な話し合いが進められていることだと私自身は評価しています。  基本的には、私ども教育委員会が所管しております人づくりと市長部局が所管しておりますまちづくりが、両方が車の両輪になるということで、まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくりというスタンスでずっとこの間協議がなされてきたことにつきましては、少なくとも今の段階までは、私どもは教育委員会の仕事を所管しているものについては、きちんと教育委員会の中で対応するようにしております。そうした面では何ら問題はないと考えております。  これからもそういった意味では、新しい教育長は議会で最終的には承認するという形になりますから、より議会での責任も重たくなってくるものなのではないかと私自身は思っておりますけれども、少なくとも今回、私どもが御提案しています学校教育審議会という新しい諮問機関をつくらせていただいたのは、市民の方々も含めて、いろんな方々から学校教育に対する意見を伺うこと、それによって、それを教育委員会会議のところに上げていくという形で、教育委員会の独自性を守っていくという意味では、大変大事な会が今回提案されてきているのだと思います。それについても議員の皆様方が、成長といいますか、審議会の育成というものをしっかりと見守っていただくことが、今、中村委員が御心配されていることについてもきちんと保障されていくことになっていくのだろうと、私はそう考えております。  以上でございます。 331 ◯主査(植草 毅君) 時間となりますので、意見を含め、まとめてください。中村委員。 332 ◯委員(中村公江君) 今、教育長さんのお話はわかったんですけれども、私が聞きたかったのは、本当は教育委員会として、より住民の声を聞く、それをより充実させる上では、どんな取り組みをこれからしていかれるんですかということをお聞きしたので、できればそういうことで回答があれば、お示しいただければと思います。  それと、教育委員会としては、ほかの自治体の中では、先ほどちょっと述べたような貧困や家庭が崩壊されているようなお子さん、それの一人一人の情報をちゃんと交換して、具体的な支援を行うための教育や社会保障の垣根を超えた話し合いの場を持って、立ち上げているというような教育委員会も中にはありますので、そういうふうに発展していかれると、非常にこれから豊かな方向になっていくのではないかと思いますので、ぜひそういう方向でお願いできればと思います。 333 ◯主査(植草 毅君) 続きまして、川合委員。 334 ◯委員(川合隆史君) お疲れさまでございます。一問一答で質問させていただきます。質問、意見を言わせていただきます。  まず最初に、県費負担教職員の給与負担等の移譲についてになります。これは足かけ3年で、担当の職員の皆さんは本当に御苦労があったと思われますし、非常にここまで来るまで、たくさんの御苦労があって、本当にいい制度ができてきたなと実感しております。そういう形で非常に評価はするんですけれども、片や現場のほうの先生方の形としては、なかなか県から給料が出ていることから、市から給料が出ることの移譲というのがどういうふうに具体的に行われていくかというところがまずは見えていない部分、説明不足の部分があるのかなということと、私たち市民にとっては、県費から市費になって、市の教育がすごくよくなるんだなというイメージを、ビジョンとしてもしっかりとあらわされていますし、千葉市の教育はよくなっていくのではないか。きっと教育委員会の皆さんもそれに向けて相当のいろんな形で力を込めていただいた。  ただ、現場の先生たちというのが、市の職員になることによって、これからどのような形で、千葉市の教育とは何だというところも含めて、これから現場の先生たちというのがどういうふうになっていくかというところに関しての考え方について、まず一番最初にお聞きいたします。 335 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 336 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  県費移譲に伴って、現場の教職員が今後千葉市の教育はどうなるのかと、そういう考え方でありますか。現場の方々が県費移譲を機に果たして千葉市の教育をどうしていこうかというような捉えにおいては、私どもから発信する部分においては、教育環境をいかに整えるかという部分でこの間やってきた次第であります。  それに伴って、その趣旨を現場の教職員に理解してもらい、千葉市においては新たな学級編制とか、柔軟な教職員の配置、ここら辺に視点に置きながら、学習環境を整えていくという部分を理解させつつ、現場の教職員の方々も千葉市の職員として一体となって、非常に抽象的な言い方しかできないで恐縮なんですけれども、要は新たな学級編制と柔軟な教職員の配置という部分、これは基本的には現場にとってもかなり反応はいいですので、そういう意味合いで給与等も含めて、モチベーションを高められるような策を講じ、それが理解していただければ、おのずと教育力の向上につながってくるのだろうと。今後、千葉市の教育をという部分まではちょっと、次長が手を挙げていますので、よろしいでしょうか、済みません。 337 ◯主査(植草 毅君) 教育次長。 338 ◯教育次長 まず、県費負担の教職員の移譲というのは、手段でありまして、どこを目指すのかというところは、ことしから学校教育推進計画という6カ年計画、平成28年から33年までの計画をつくりました。これは毎年更新していくかと思うのですが、その計画目標と施策を実現していくための手段であって、その手段といいますのが、給料はどこから払われるというのはささいな問題でありまして、権限がどう移ってくるかというところが、計画の実現に向けての大きなかなめだと思います。  そこで、学級編制権ですとか、教員の配置の権限が千葉市に移ってきたことが一番大きな成果であろうと考えています。そのために、千葉市独自の学級編制だとか、柔軟な教員配置を行うというところで、この成果というのは、残念ながら、これから始めますので、これから2年なり、3年なりを見守っていただいて、うちのほうもしっかりとそれを検証して、生涯学習推進計画の計画目標が達成できるのかどうなのかというところを判断していただければと思っています。 339 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 340 ◯委員(川合隆史君) ありがとうございます。  実は何でこんな質問をしたかというと、非常に抽象的で答えづらい話を一番最初にしたというのは、教育は成果だとか、すぐに出てくるわけでもないですし、どういうところなのかなというところで聞いたんですけれども、実は制度はまだ始まっていませんし、これから始まっていく中で、千葉市の教育をこれからつくっていくというときに、どういう考えかなと。始まったから、ある程度でき上がってしまうと、これで終わってしまうというのではないですけど、ある程度の達成感というのが出てきてしまうんですけれども、これから本当に千葉市独自の教育というのをつくり上げていく中で、できれば毎年毎年、ブラッシュアップしていっていただきたい。今言った千葉市独自の部分に関しては、そういうところを期待したいというところを含めまして、こういう質問をさせていただきました。  実際には、いろいろな委員から給与の問題ですとか、人事の待遇の問題という話がある中で、そうなると千葉県と千葉市の競争みたいな、条件をよくしてというような話で、いい人材は条件がいいところに来るんだというような話になってしまうことのほうが、どちらかというと、教育というものに関しては余りそぐわない。ただ、そうはいっても、千葉市の教育環境というのをしっかりと整えていく中で、千葉県よりもクイックに対応できる規模の組織であると思いますので、そういう意味で千葉市がより教育に関しては先進的に千葉県をリードしていけるような、クイックな判断をしていただいて、教育現場が変わっていっていただけるようなことをお願いして、今回の県費のことに関しての一番最初のことについては終わりにしたいと思います。  具体的に幾つかわからなかったところがあったので、聞かせていただきたいのですが、まず音楽の専科の先生、小規模校に配置されなくて、専科の先生がいないことで、不公平感があるなということを感じたものであるとか、理数教育の充実ということで、教科担任制をとっていくということで、非常に専門的な先生が小学校で子供たちに教えていただけるという環境をより整えられるということは非常にすばらしいなと。  それはすばらしいなと思うんですけど、1点、学校運営充実非常勤講師配置なんですけど、先ほど生徒指導についての先生だということだったので、これは中学校に65名配置する予定なのか、配置の予定とどういうところ、もう一度、どのような職務の先生なのか、お聞きいたします。 341 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 342 ◯県費移譲課長 これは中学校を主体として確かに配置していく予定でありますが、小学校も配置していく予定であります。具体的にいうならば、配置の要件としまして、生徒指導の充実とか、いじめ対応の充実、それから学校マネジメント機能の強化、特別な支援を要する子が学級にいて、対応が大変だとか、そういう部分における対応とか、あとは先ほど申しましたように、中学校が急遽学級増になったとき、教科担任が足らなくなってしまったと、そういう部分に対する対応という形になっております。 343 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 344 ◯委員(川合隆史君) ありがとうございます。  この委員会の中でも学力のことが大分話題になって、いろいろな方からもお話があったと思います。点数が何点上がったとか、そういうことというのは、一つは、わかりやすい評価ではあるんですけれども、親の立場からして、学校に求めるものというのを考えると、抽象的な表現ではあるんですけれども、子供の成長というのが感じられれば、学校に対しても感謝というのが起こるというのが、当然僕らも経験からしてそうなんですけれども、成長というのは学力の部分だけではなくて、どちらかというと、子供が人間として成長していくことというのは、挨拶ができていたりとか、例えばお手伝いをお願いしたときに何も言わずにお手伝いをやってくれるとか、他人を思う気持ちであったりとか、人間の素養の成長というところを、家庭は学校にも今の時代というのは求めてしまう部分がある中で、先ほど言ったように生徒指導というのは、そういう部分でどうやって子供のそういう学力でない部分、教科でない部分の成長を促していくかというところでは、非常に大きな期待をするところでもありますし、逆にいうと大きな課題でもありますので、家庭教育というところの課題もありますけれども、学校の中でもそういうところにかかわっていただくというところで、そういうところはしっかりとやっていただくような配置をしていただけるということは非常に安心いたしますし、ありがたいなと思います。  それで、もう一つ、中高一貫というか、市立高校という形で、市立高校の特色ある教育の推進ということで、ことしも予算に載っていますし、昨年ではグローバル教育の推進ということで、グローバルハイスクール化推進ということで、高校に対して予算がつけられて、市立高校の運営に関しても非常に力を入れていただいているということは理解しているんですけれども、一つ、前にも数年前から管理職の方とは市立高校、もう少し、学力のことというのは当然理解できるんだけれども、文武両道でスポーツの部分に関しても、しっかりと力を入れていってほしいですねという中で、世間話の中では、そういうところも力を入れていかなければいけないということで、話はしていると思います。  千葉市も、本来であれば、他の市立高校に見られるようなスポーツに対して力を入れていってほしいという父兄の意見も当然あるかとは思うんですけれども、そのことに関しての市立高校の考え方みたいなものがあったら、一つお聞かせ願いたいんですけれども。 345 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 346 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) 企画課でございます。  市立高校2校のあり方でございますが、先日も教育未来委員会のほうで高校の視察をしていただきました。そこでまとめた行動計画にあるとおり、市立千葉高校は理数系、そして稲毛のほうは国際人の養成ということで、特色ある教育を展開していきたいと考えております。もちろん部活動につきましても、学校生活の重要な一つと考えておりまして、教育委員会のほうでも部活動の補助金をつくったり、支援を進めてきているところであります。どちらにしろ、高校生15歳から18歳の子供たちが心身ともに成長できるような、そういう公立高校として役割を果たしていきたいと考えております。  以上です。 347 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 348 ◯委員(川合隆史君) 例えば社会においても、スポーツを通した人間関係の育成であるとか、かかわりというのは非常に評価されておりますし、今、企業なんかのマネジメントをする方にいろいろ伺うと、スポーツをやってきた人間というのは、非常に優秀な人間が多いというようなことも聞いておりますので、当然社会に求められる人間を育てていく中でも、部活動であり、文武両道の武の部分のスポーツに対しては、これから期待していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それを踏まえて、今回、県費移譲ということで、小中学校の教員の権限が移譲されて、高校は今までも市のほうでそういう形で支払いをしていたというのは存じ上げているんですけれども、実は僕らも市立高校の先生とかと交流がある中で、特にそういう生徒指導であるとか、部活動を頑張っている先生から、実は市立高校の場合は、退職するに当たって、市立高校で退職することができないと聞いております。  これは制度上、仕方がないことで、退職金の問題であるとか、いろんなことがかかわっているので、それはわかるんですけれども、実は子供にかかわって活動していると、この学校で最後まで一生懸命燃え尽きたいという先生たちもいるというのは事実あるんですけれども、今回県費が移譲されて、小中高、千葉市の職員の先生がやっているということなんですけれども、高校の先生に関しても、千葉市で退職することが今後可能になるのかどうか、そこに関しての考え方等あれば、一言いただければと思います。 349 ◯主査(植草 毅君) 人事・労務担当課長。 350 ◯総務課人事・労務担当課長 総務課人事・労務担当です。  これまで市立高校の教員というのは、県が125校ほどあるのに対しまして、千葉市は2校しかないということで、なかなか高校教諭の独自採用が難しいということで、高校教員につきましては県のほうから基本的には交流でもらうような形で配置しておるところです。御指摘のございましたとおり、これまでは退職前に県に帰っていただくような、そういう人事交流を行っていたんですけれども、今後につきましては、本人の希望とかも踏まえて、将来的には最後まで市立高校に残っていただいて、市立高校で退職するという教員の方も出すようなことを、県の教育委員会とも協議して、今後進めていきたいと考えております。 351 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 352 ◯委員(川合隆史君) ありがとうございます。  現場のほうでも、なかなか難しい話ではあるとは思うんですけれども、退職後3年ぐらい頑張りたいと思うときに異動しなければいけないという現実があると、そこにモチベーションというのも、特に体育の先生なんかは、人生をかけて、そういう形で子供たちを指導してきている先生も多いですので、そういう意味では、そういうふうになれば、逆にいうと、よりいい指導者もこちらの市立千葉高校、市立稲毛高校のほうにも来てくれることも考えられますので、そこはしっかりと進めていただきたいと思います。
     次に、今回、中高一貫校である例えば市立稲毛中学校、高校は、当然スーパーグローバルハイスクールとして、国際的に活躍できるグローバルリーダーを育成していくために、いろいろな形で教科のほうも、ほかの中学校ではないようなネーティブスピーカーを入れたりとか、英語教育に関しては相当力を入れてやっていただいていると思うんですけれども、2020年、小学校の英語の教科化ということが今いろいろな形で議論されている部分があると思うんですけれども、当然千葉市は非常に英語教育を一生懸命やられているということではありますし、小学校でも今はALTを入れて、ネーティブな環境で英語教育をやられている。  これから3年生、4年生、5年生、6年生という形で英語教育の推進が図られている中で、そういう市立中学校なんかで蓄積したノウハウというのを今後、小学校の教育とか、中学校の教育に生かしていこうという考え方みたいなものはあるのかどうか、そこの考え方を教えていただけますか。 353 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 354 ◯指導課長 指導課でございます。  小学校の英語の時間数拡大に向けては、小学校の先生方の指導力の向上が必要となってくると思います。そのために千葉市でも英語教育の推進リーダーの研修、それから研修を積んだ先生方が各学校で広く研修した知識や技術を広げていくというシステムをとっております。そういう中に、市立稲毛高校、中学校での指導方法等についても十分取り入れながらやっていくことは考えられるかと思いますので、今後、そこでの指導方法などについてもどのようなものが有効かということを検討していくことは必要かと思っております。  以上でございます。 355 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 356 ◯委員(川合隆史君) まだまだ議論が国のほうでも決まってない部分もありますので、一概に言えることではないんですけれども、現場の先生等も、そういう国のほうで協議されているということを考えれば、英語が苦手な先生も小学校の先生でたくさんおりますし、その中で今、推進しようとしているのは、しゃべれる英語をしていきましょうと。当然これはいろいろなたくさんの課題があるというのは事実です。大学の入試の状況が変わってこなければ、なかなか今の教育のカリキュラムも変わってこないですし、学習指導要領も変わってこないというのは事実ですから、そこら辺の大きな話というのはあるのですが、現場の子供たちも含めて、英語に対して、これから非常に力をつけていかなければ、今後のグローバル化した世の中で生きていく中では、非常に求められる能力になって、コミュニケーションツールとしても求められる能力になってくると思いますので、これからもまだまだ議論は最初ですけれども、しっかりと皆さんで英語教育に関しては議論していただいて、ネーティブスピーカーとか、ALTの活用というのは、しっかりと皆さんでも検討していただいて、また制度設計をしていただければと思います。  次に、全体的な部分では、教員の多忙化というのは、現文部大臣も就任当初にすぐにそういう形で学校の先生が忙し過ぎるんだということで、業務の効率化とか、待遇面、当然その中でいろいろなことというのを国のほうからも制度としてやっていただけるとは思うんですけれども、千葉市においても、ずっとそれは課題になっていた。  今回、校務の効率化等も含めて、ICT化については、昨年度、たしかICT化のモデルカリキュラム策定かなんかで新規で予算がついていたと思うんですけれども、ICT化を活用した指導力の向上やICT化を活用した学びの実施体制の構築を図るためのモデルカリキュラムを策定するということで、今年度、国費でついていたものについて、どのような形でカリキュラム策定、この事業に対してどういうふうになったか、それを踏まえて、来年度、ICT化についてはどのような形で考えられていらっしゃるかということをお聞かせ願えますか、お願いします。 357 ◯主査(植草 毅君) 教育センター所長。 358 ◯教育センター所長 教育センターの増澤でございます。いつもお世話になっております。  文科省からの委託事業を受けまして、ICTのモデル事業のカリキュラム、モデルカリキュラムの作成につきましては、2年間の研究を踏まえまして、間もなく終わるところでございます。今現在、うちの教育センターのほうでは、担当者が2年間の研究の成果を報告書としてまとめている最中でございまして、間もなく国のほうに報告する予定でございます。  それにつきましては、今後の来年度の活用につきましても、ICTデジタル教材であったりとか、大型画面であったりとか、パソコンを使ってのさまざまな学びについて、2年間研究してまいりましたので、来年度、それは教育センターのホームページにきちんと公開いたしまして、広く市民の方たちにも御理解いただきつつ、現場の先生方には、来年度さまざまなところで研修の場を生かしまして、それを周知していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それを通しまして、先生方の多忙化の要因となっているものが、授業を通してもこういうような活用をすることによって、今まで多忙だったものが改善できるというようなものの蓄積もこれから考えていきたいと思いますので、その節はまた御協力をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。 359 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 360 ◯委員(川合隆史君) ありがとうございます。本当にいつもお世話になっています。  今回、ICT化、今、子供たちに対してというのは当然よく理解できますし、そういうところで研究をしっかりしていただいているなと思いますけれども、昨年もいろんな議員からも教員のパソコンであるとか、教員の業務に対するICT化に対してのいろいろな御意見があったかと思うんですけれども、なかなか予算化されてない部分があるのですが、今後、今回はあらましの中にはないですけれども、今、教職員の業務のICT化について、どのような形で考えられているか、お聞かせください。 361 ◯主査(植草 毅君) 教育センター所長。 362 ◯教育センター所長 今の進捗状況でございますが、校務系のCabinetのシステムにつきましては6年たっておりまして、更新の時期を過ぎている状況でございまして、今現在、市長部局の業務改革推進課、また情報システム課と協議を詰めておりまして、できるだけ同時の形で更新を進めていこうではないかということで今話が進んでおります。そういう状況でございます。よろしくお願いいたします。 363 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 364 ◯委員(川合隆史君) 引き続き横の連携で、業務改革推進課、情報システム課は専門家で、千葉市の職員にもなりましたし、当然そういう形ではネットワークシステムのチェインズというものを構築したのはそこの部署の皆さんですし、どちらかというと、Cabinetというのは、表現でいうと業務システムに近いのかなと。ほかのいろいろな形でやられている業務システムに近いですので、当然庁内ネットワークの部分と業務の部分が、教員の皆さんの業務の効率にしっかりと資するべきようなことで協議のほうを進めていただきたいと思います。  あと、学校給食費の問題も、特に教頭先生、学校の先生たちの業務の部分では、非常にありがたいなというシステムだと思うのですが、このシステムの内容というのは、小学校、中学校を含めて、どのようなシステムになるのか、もうちょっと具体的に教えていただけますか。 365 ◯主査(植草 毅君) 学校給食担当課長。 366 ◯保健体育課学校給食担当課長 保健体育課学校給食担当課長でございます。  まず、現状の給食費の徴収からお話をしますと、小学校のほうは、各学校長が保護者から給食費を徴収して、管理して、学校の中で栄養士が給食をつくっているという、食材の購入も各学校が行っている、いわゆる私会計というもので行っています。  一方、中学校のほうは、一旦保護者から学校長が集めますけれども、それを学校給食センターのほうに納めます。学校給食センター事業特別会計の中の給食費収入がこれに当たります。ですから、完全ではありませんけれども、中学校の給食は公会計ということになっております。  これを公会計化するということでございますが、小学校の私会計の歳入歳出を全て千葉市が一旦見るということで、保護者から直接千葉市が給食費を受け取る。学校は一切介さないという形です。具体的には、保護者が今まで学校長の口座に給食費を振りかえていたんですけれども、それを各保護者が今使っている普通の公金と同じように、各御家庭で使っている口座のほうから引き落としをいたします。中学校のほうは、全て各学校を通さないで直接市の債権ということになります。  こちらの一括徴収制度なんですけれども、学校のほうで現金を扱わない、給食費が市のほうの債権になるということで、現金を扱いませんけれども、一方で、学校現場では、教材費などの学校徴収金が現場では扱っております。こちらは学校現場での負担がありますので、こちらを何とかしないと、給食費だけ公会計化しても、なかなか効果が上がらないということで、一旦学校徴収金は準公金扱いになりますので、また学校に戻さなくてはいけないのですけれども、一旦保護者から給食費と学校徴収金を一括で徴収しまして、その徴収した後に給食費を会計管理者の口座、学校徴収金を各学校のほうにという形で使うということでございます。 367 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 368 ◯委員(川合隆史君) ありがとうございます。非常によくわかりました。  そういう意味では、ようやくそういうような形ができるようになって、学校教育現場としてはよかったなと思います。学校の先生がなかなか取り立てをするという行為は、教育者として厳しい仕事だなと思っておりましたので、これができるということは非常によかったなと。  また、徴収率によって、給食の問題というのは、非常に難しい問題があったというのも聞いておりますし、そういう形では学校の先生たちが業務に集中できる環境というのが整うということは非常にありがたいことですので、しっかりとシステム構築のほうをしていただいて、今想定されること以上に、構築している中でいい効果があれば、そういう形もしっかりと反映していただいて、平成30年度の4月からシステム運用が開始できるようお願いしたいと思います。  あと、スクールソーシャルワーカーについて、1点お聞きいたします。教育現場にいろいろな形で人を入れていくということで、今までは特別支援教育支援員、今、これもずっと増員、増員という形で要望はしているんですけれども、まだ足らないということは当然理解しておりますが、35名の規模になった。これはもっともっと教育現場のほうではですね……済みません、6人ですか、スクールソーシャルワーカーは6人ですね。特別支援教育支援員は35名ということで、もっともっと当然それはふやしていっていただきたいなというところは要望いたすところなんですけれども、先ほどスクールソーシャルワーカーの社会福祉士とか、精神保健福祉士の免許を持った方ということだったと思うんですけども、逆にスクールソーシャルワーカーで教員の免許を持った方というのは、今、採用に関してはどういうふうになって、今の4名ですか、今後、両方持っている方とかを採用していこうという考え方とか、そういう方というのは通常いるのかどうか、わかったら教えてほしいんですけれども。 369 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 370 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  まず、御指摘のとおり、社会福祉士、精神保健福祉士の福祉に関する専門的な資格を持つことは第一でございます。あと、学校現場の経験があるかどうかということもお尋ねしているのですが、中には教員免許は持っていても、教師の経験はないという方はいらっしゃいます。  以上です。 371 ◯主査(植草 毅君) 川合委員。 372 ◯委員(川合隆史君) そういう意味ではスクールソーシャルワーカーが学校に入ってきてもらって、先ほど言っていたように、これから育てて、その方に学校現場で経験を積んでいただいて、そのような形というのも当然必要ですし、そういう形で努力いただけるということは聞いていたんですけれども、学校現場の経験があるということであれば即戦力でありますし、これは採用に関しても、いろいろ形態もあると思いますけれども、そういうところもしっかりと考えていただいて、ことしようやく6名になりましたけれども、今の現段階、そういう形で養護が必要であるとか、養護が必要である手前の方たちもたくさんいて、そういう方が入ってくることで、子供も親も学校の現場の方にとっても非常にいいことであると思いますので、そこら辺の充実に関しては、今後もしっかりと検討していただきたいと思います。  以上、お聞きしてきました。教育委員会の皆さんは学校教育の現場、また社会教育の現場でしっかりと構築していただいて、いろいろな厳しいことを言ってしまうことも当然あるかと思うんですけれども、社会にとって非常に求められている仕事でもありますので、皆様のしっかりとした御活躍を御祈念いたしまして、私からの意見とさせていただきます。ありがとうございました。 373 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 374 ◯委員(小川智之君) 一問一答でお願いいたします。  まず、教育活動の推進なんですが、これは当たり前のことなんですけれども、ことしは昨年度に比べて1,200万円ほど減額されていますけど、その要因というのは何なのか、お伺いします。 375 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 376 ◯教育総務部長 学校配付予算ということであれば、子供の数が7万4,000人から7万3,300人ということで907人ほど減っておりますので、それが要因となっております。 377 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 378 ◯委員(小川智之君) 基本的に予算が減ったのは、あくまで生徒数が減ったというところで、学校で使える予算を減らしてこいとか、そういうわけではないということですね。 379 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 380 ◯教育総務部長 おっしゃるとおりでございまして、1人当たりに換算しますと1万5,000円ということで、昨年もことしも変わっておりません。 381 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 382 ◯委員(小川智之君) 了解しました。  学校の現場で予算を削るというのは逆行しているなというふうに感じましたので、そこら辺は、だんだんふやすというのはなかなか難しいですけども、現状、必要なところに応じて必要な予算を配分するというのは当然のことでありますので、これからも引き続き予算の確保には努めていただければなと思います。  続きまして、学校教育審議会の設置についてなんですが、これはたしか104万円というのは費用弁償だと思うのですが、実施回数と人数をもう一回教えてください。 383 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 384 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) あくまでも予算上というところでございますが、審議会を3回、15名の委員で、部会を7回開くことを予定しているものでございます。 385 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 386 ◯委員(小川智之君) ありがとうございます。  これは今回、先ほど答弁にもありましたように、エアコン設置に関しての諮問をしてという話があって、多分分科会を開かれるということなのですが、そうするとエアコンに対してある程度の結論が出て、その後、例えば審議会のあり方というのは、基本的に附属機関というのは、諮問があって、答申するという形態をとっていて、結構何か終わってしまうと、設置はしてあるけど、活動しません的な審議会というのは往々にして出てきてしまって、これは常設ということで、常に社会教育審議会のような活動をしていくという理解でよろしいのでしょうか。 387 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 388 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) まず、今年度の議題としましては、エアコン以外にも適正配置ですとか、先ほどから議論になっています高校のことですとかを議論していきたいと予定しております。また、今、第2次学校教育推進計画が平成28年度からスタートしておりますので、その進捗管理なども適宜こういう場面を使って審議していただきたいと考えております。 389 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 390 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  今回、答弁にあったように、エアコンの件に関しましては、例えばここで結論として、すぐに設置しましょうというような結論が出た場合は、すぐに設置をされるみたいな感じになるのか、それとも審議会の意見というのは、あくまでも参考意見みたいな感じにしか受けとめられないのか、その辺の答申の効果というのはどういうふうになっているのでしょうか。 391 ◯主査(植草 毅君) 教育総務部長。 392 ◯教育総務部長 審議会につきましては、先ほども小川委員からのお話もありまして、これから審議会にどういうふうにかけていくか、さまざまな角度から、よほど工夫した形で審議をお願いしないと、有益な答申を出すというのもなかなか難しいと考えております。ですので、タイミング等含めて、まだ具体的なスケジュールというのは未定でございますが、答申の中身というか、委員さんたちの意見がどういう形でまとまるか次第だと思っておりますが、繰り返しになってしまいますけど、具体的なところはまだ決まっておりません。 393 ◯主査(植草 毅君) 教育次長。 394 ◯教育次長 補足で、済みません。答申をどの程度尊重されるのかというお話なのですが、答申ですので法的拘束力はないのですが、有識者ですとか市民の方も入っていますので、その内容は最大限尊重したいと思っています。 395 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 396 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  ようやくこれまでなかなか議会として求めてきたエアコン設置に関して、少しでも前向きにという部分で捉えていいのか、それともやらないよという言いわけをするのに、もしかしたら答申が活用されるのかどうかわかりませんけれども、そこはしっかり、我々はやってほしいという意見があるので、資料の提供の仕方によって、答申の結果というのは結構変わってくることが往々にしてあります。  絶対とは言いませんけれども、当然市民の方がいらっしゃるので、議論の推移というのは見守らなければいけませんけれども、事務局の意向というのは、どうしても審議会というのは強くなってしまう嫌いがありますので、そこら辺は我々として求めるべきところはぜひですね、特に今はエアコン設置ばかりになっちゃいますけど、いろんな議題がありますけれども、エアコン設置に関しては、やっぱりそういう時代に入ってきているので、ぜひ強力に推進をお願いしたいなと思っております。  続きまして、学校施設の環境整備についてですが、ここには載っていないんですけれども、エレベーター設置もたしか小学校で2校、中学校で1校が計上されていると思います。そこで、これで何校ぐらい千葉市内にはエレベーターの設置されている学校があるのか、お伺いします。 397 ◯主査(植草 毅君) 学校施設課長。 398 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。  エレベーター設置校でございますが、平成28年度末現在で65校に設置という状況でございます。 399 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 400 ◯委員(小川智之君) ありがとうございます。  これは障害を持たれた児童生徒が入校されたときにつくられるということなので、当然いなくなられると思うんですけど、65校中、今現在どういう使われ方をされているのでしょうか。 401 ◯主査(植草 毅君) 学校施設課長。 402 ◯学校施設課長 申しわけございません。現在、学校に障害を持つエレベーターを利用するお子さんがいるかどうか、そこのところの調査はしておりませんので、その状況を把握してございません。 403 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 404 ◯委員(小川智之君) 基本的には、いなくなったら使わない方向だという話を以前から伺ってはいるんですけれども、実際はそこら辺の使い方、それからランニングコストはどれぐらいかかるのか、お伺いします。 405 ◯主査(植草 毅君) 学校施設課長。 406 ◯学校施設課長 まず、法定点検が毎年ございますので、1校当たり、1基当たりということでございますが、約15万円ほどかかっております。  それと、もし使う児童生徒がいなくなった後の使用状況ですけれども、エレベーターそのものは、どうしても使わない期間が長いと、逆にふぐあい等が発生しますので、例えば何か荷物などを運ぶような状況とか、なるべく学校側には使っていただきたいということは申しております。また、今年度から教室開放事業というものを私どものほうで始めておりまして、まだ実施している学校数はそう多くないのですが、今後、比較的児童生徒、あるいは教員だけではなくて、地域の方も利用になるという場面も想定できますので、そういった場面でも利用していただければと考えております。  以上です。 407 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 408 ◯委員(小川智之君) 今、学校施設課長がおっしゃられたとおり、これから学校開放が進んでいく上で、エレベーター設置というのも非常に必要な条件になってくるのかなと思っています。エアコン設置の件もありましたけれども、別に批判しているのではなくて、恐らくちょうどそういう生徒が来ると国の補助金がつくので、そういったことに合わせて順次設置できればいいなというのが多分市の方針で、市単でつけていくというのはなかなか厳しいところがあるので、そういうのに合わせて順次つけていくということになると思いますけれども、65校というと、大分ついてきたと思いますので、順次エレベーター設置というのも、ある程度学校の環境整備という部分において、必要性というものをしっかり精査していただいて、順次つけていただけるようにしていただければありがたいなと思っています。  続きまして、学校支援地域本部推進ということで、今回、10校ふえて16校つくるということでありますが、これまで6校実施してきた中での課題だとか、よかった点だとか、その所感をお伺いしたいと思います。 409 ◯主査(植草 毅君) 学事課長。 410 ◯学事課長 まず、成果についてですが、子供たちの学習支援、学校の環境整備支援、見守り支援が充実したこと、児童生徒だけでなく、教職員にとっても新たな発見や刺激がもたらされたこと、支援活動参加者のやりがいを生み、地域コミュニティーの活性化が図られたことなどが成果として挙げられます。  課題としましては、中学校区での地域人材の共有及び情報交換の活性化を図り、一層の連携の強化を目指すとともに、地域から学校への支援に加えて、自治会活動や地域活動への児童生徒の参加など、学校と地域、双方向の良好な支援体制を継続していくこと、コーディネーターの人材確保や育成、地域運営委員会との連携などが課題として捉えております。 411 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 412 ◯委員(小川智之君) ありがとうございます。  先ほど実は中村委員がおっしゃっていた、いろんな学校教育外の本来的支えるべき場所は、ここではないかと思うんです。だから、ここがもう少し活動をふやしていければいいなと思う一方、先ほど来出ているんですけど、放課後子ども教室なんかは、逆にいうとコーディネーターさんのなり手がいないだとか、地域人材の確保というのが一方で大きな課題だと思うんです。  先ほど答弁でもあったとおり、地域運営委員会との連携ということで話があったのですが、もちろん市民ができれば、市民でやっていこうという世の中の流れの中で、すごくこれがこれからの自治を考える上で一番大事な視点だなと思うんですけど、一方で、急にそっちのほうに振れたもので、そうはいっても、地域人材がなかなかいなくて、今、できる人にその辺の負担が一気に過度に集中してしまって、その人たちができないやみたいなモチベーションの落ちぎみな方も中には見受けられてきていますので、そこら辺は徐々にとはなりますけど、これは教育委員会に言う話かどうか、なかなか難しいところなのですが、少しでも負担は減るように、でもやっぱり学校のことをみんなで考えてもらえるようにという、うまいぐあいで今度の放課後子ども総合プランを合わせて、学校支援地域推進本部の使い方というものをしっかり議論を教育委員会でしていただいて、最終的にはコミュニティ・スクールという形状がいいんだろうなとは思っていますけれども、ぜひ学校支援地域推進本部をしっかり御活用いただければなと思っています。  それから、まず学校適正配置についてお伺いします。ずっと議論になっている千城台地区、かなり議論が白熱しておりまして、どうにもならない状況になっているのは多分教育委員会も把握していると思いますけども、今年度どうしていくのか、お伺いします。 413 ◯主査(植草 毅君) 教育次長。 414 ◯教育次長 千城台の小学校4校ございまして、それぞれ2校ずつ統合するというお話で、今、協議を大分地元協議会と進めているんですけども、一方の地区については、ある程度目星がついてきたかなというような方向が見えてきたのですが、もう一方は、依然として2校間のPTAさんなりで検討している状況なので、まだ少し時間がかかるかなというような状況です。
    415 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 416 ◯委員(小川智之君) 実は大体皆さん議論が白熱して、まとまりかけては壊れてのを繰り返しだったので、そろそろえい、やぁで力わざが必要なのではないかという意見も出ていますので、そこら辺はしっかり御検討いただいて、教育委員会が主導しろというのはなかなか言いにくい部分ではありますけれども、もちろん地元意向というのが最大限尊重されるべきなのですが、これ以上時間をかけると、みんな疲弊してきているのも、また一方でそういうのが実情としてあるので、ぜひそこら辺は御配慮いただければなと思います。  適正配置という観点の中で、もう一方で課題となってきているのが、小規模校の対応ということであります。議案研究のときも申し上げましたけど、千城小が来年の入学数がゼロ、全校生徒が27名になってしまうという現状。千城小に限らず、坂月小も入学者数が、対象者数の割には入学してこないという現状。小規模校は、親としては望ましくないから、なるべくそこからは出ていきたい。  それをどう対応していくかというのが、今回県費の教職員の給与の負担等の移譲ということで、権限を移譲されて、ある程度、学校の実情に応じ、なんてここに書いてありますけれども、いろんな部分でまた独自の小規模校対策というのができていくのではないかというふうに思っているんですけれども、市として、小規模校対策をどのように考えているのか、お伺いいたします。 417 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 418 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) 小規模校対策につきましては、これまで学校適正配置ということで、第2次方針に従ってやってきておりますが、これが10年たちまして、今回、学校教育審議会の議題にも上げさせていただいたように、第3次に向けて、次の段階をどうしていくかということをまさに教育委員会内で検討しております。検討したものをもとに、また審議会でいろんな方の御意見を聞きながら、千葉市独自の対応も含めまして、考えていきたいと思っております。 419 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 420 ◯委員(小川智之君) 御対応いただけるのはありがたいんですけど、多分待っている間に千城小はなくなってしまうのではないかという不安もありまして、140年以上を誇る地元の大切な学校で、卒業生も多くて、みんなもすごく心配しておりますので、ぜひそこら辺の対応もしっかり教育委員会のほうでも考えていただければなと思います。  続きまして、先ほどICT教育全体という話があったのですが、ことしの予算の中で、千葉工業大学との包括連携の協定によって、タブレットの配付をし、市立千葉高校と市立稲毛高校と通級指導教室で活動しますと、これの内容をお伺いします。 421 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 422 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) まず、高校との連携でございますが、実はことし配付がかなっておりませんで、まだ具体的な中身について、高校のほうは、これから検討するという段階でございます。 423 ◯主査(植草 毅君) 養護教育センター所長。 424 ◯養護教育センター所長 養護教育センターです。  通級指導教室につきましては、小学校6校、中学校2校に現在通級指導教室があります。そちらのほうに千葉工大からいただきましたタブレットを、通級指導の教員が子供に対して、特別な支援が必要な子供さんですので、タブレットを使って、書字とか、読字に関してのアプリを使いながら学習を進めるということを実験的、研究的にとりあえず進めるということで、今、検討しております。 425 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 426 ◯委員(小川智之君) わかりました。とりあえず実験的ということでございますので、その成果内容によっては、いろいろ活動は変わっていくと思うんですけども、せっかくこういう千葉工業大学さんと包括連携できた中でのICT教育というのを、これだけに限らず、またいろんな部分で展開していって、発展的にいろんな部分でICT教育先進的な千葉市だよという形に持ってこれると非常にいいと思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただければなと思います。  先ほど来、学校の教員の負担軽減というところが、多分話が上がってきているんですけども、療養休暇をとられている学校の先生が非常に多いのですが、これまでの3カ年ぐらいの推移を教えてください。 427 ◯主査(植草 毅君) 教職員課長。 428 ◯教職員課長 申しわけありません。ちょっと今、資料が手元にございませんので、後ほど資料提供したいと思います。よろしいでしょうか。 429 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 430 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  これは別に数字を聞いて、どうこうというのではなくて、ふえてきているのは実感として、皆さんも多分御理解いただけていると思うんですけど、教員を県と市で争うとかという、引っ張り合いをするわけではないですけども、よりよい労働環境をつくってあげるという部分において、いろんなきっかけで休暇をとらざるを得ないというのはあるんですけども、そのきっかけをつくらないような労働環境の整備というのは非常に大事だと思うんです。  ですから、そこら辺はしっかりケアしていただきまして、スクールメディカルサポートというのが、児童の対応というのがありますけども、今、スクールカウンセラーもいますので、スクールカウンセラーをしっかり活用していただきながら、学校の先生方のそういった部分の負担軽減という、そういう精神面での負担軽減というのもしっかりケアしていただければと思います。  それから、都市アイデンティティについて、新年度、学校でいろいろ取り入れていくということでございますけど、それぞれの内容についてお伺いいたします。 431 ◯主査(植草 毅君) 答弁をお願いします。指導課長。 432 ◯指導課長 指導課でございます。  社会科、それから総合的な学習の時間などで、ことし千葉市の内容を取り扱ったこともありますので、引き続きそれにつきましては、同じように学習を継続してやっていきたいと思っています。また、小中学校の社会科の副読本につきましても、郷土の学習の部分については、毎年少しずつリニューアルしておりますので、それを使いながら、指導課としては郷土教育に関する学習について充実させていきたいと思っています。  以上でございます。 433 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 434 ◯委員(小川智之君) ありがとうございます。  新聞によると、新年度は4つの資源を紹介する子供向けの絵本を市内の幼稚園や小学校など、約400カ所に配付。市立高校では、千葉市に詳しいガイド講師を招いた授業を行う。将来を見据え、子供たちを中心に啓発に力を入れるというふうに書いてあるんですけど、そういう答弁がなかったのがすごく不思議なんですけど。 435 ◯主査(植草 毅君) 教育次長。 436 ◯教育次長 今、平成29年度に実施する取り組みについては、予算措置したものもあれば、予算措置がなくできるものもあって、検討している最中なんですけども、今おっしゃられた学校教育における郷土教育の充実ということで、郷土教育推進の大きな柱になっています。その中で例えば市立小・中・特別支援学校に加えて、市立高校2校における千葉開府の日についての校内放送の説明ですとか、市立高校2校で千葉市や鎌倉時代に関する日本史特別授業を実施するですとか、下敷きも千葉市の自慢というのをつくって、小学校3年生に配付するですとか、千葉市の魅力を紹介する絵本の配付、これは小学校、保育園、幼稚園、それと学校給食で千葉市ゆかりの都市の郷土料理を実施するという施策といいますか、事業の取り組みを行っていこうと今考えている最中です。 437 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 438 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  郷土教育を推進していくということは、非常に重要なことでありまして、その中でちょっと気になったのが、なぜこれを聞いたかというと、千葉市と例えば加曽利貝塚は学校教育で扱いやすいんですけど、海辺とオオガハスをどうやって学校で扱うのかなというのは、どうやってやるのかなというのがちょっと気になったものですから、そこら辺がどうなっているのか、ちょっと聞きたいなと思っただけです。  いずれにしても、千葉の魅力という部分で、切り口で、社会科みたいな感じの中でやっていけば、もちろんその中の千葉市の魅力の一つとして、そこは説明する部分だと思いますので、その内容は理解いたしたところであります。ぜひ子供たちがこのままずっと千葉に住み続けたいと思えるような郷土教育をしっかりしていただければなと思います。  最後に、加曽利貝塚なのですが、今回一応当初の予定で聞いていたのが収蔵庫の撤去、小倉浄化センター跡地の周辺土壌の調査というのがあるのですが、ここには載ってないんですけど、今回9,400万円かけるそれぞれの予算の内訳というのを教えていただければと思います。 439 ◯主査(植草 毅君) 特別史跡推進担当課長。 440 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 内訳の前に、全体で伸びていますところをまず3つほど御案内させていただきます。発掘調査と見学会で865万円、そして史跡整備のほうで3,140万円、シンポジウムで600万円という金額がありまして、これが伸びているところでございます。  そして、内訳でございますけれども、シンポジウムのほかに集客プロモーション、これが1,635万円でございます。これ自体は、先ほど御案内申し上げました加曽利貝塚の集客に基づきますグランドデザインの策定とキャンペーン等でございます。  次に、史跡整備でございますけれども、こちらのほうで3,140万円でございますが、この中では史跡の整備基本計画の策定で500万円、収蔵庫等の移転解体で1,100万円、史跡の境界確定が600万円、合併浄化槽の改修が200万円、臨時駐車場の貸し上げが440万円、博物館移転候補の土壌等の調査が300万円、そして出土資料の移転、これ自体が468万8,000円でございます。そして、今回、新たに文化庁の許可を得てからでございますけれども、発掘及びその見学会、こちらのほうで865万円を計上しているものでございます。そして、縄文貝塚研究、これが2,715万3,000円。これが内訳でございます。  以上でございます。 441 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 442 ◯委員(小川智之君) いっぱいあり過ぎて、ちょっとわからないので、後で資料でください。  そうすると、ちょっと気になるところが、大須賀邸をどうするのかなというのがすごい気になるところなんですけども、それはどうされていく予定なのでしょうか。 443 ◯主査(植草 毅君) 特別史跡推進担当課長。 444 ◯文化財課特別史跡推進担当課長 大須賀邸なんですけれども、移転先をまず決めませんと動かない。ただ、国はすぐに出て行かないとだめだと言っているわけではなくて、江戸時代中期の非常に貴重な歴史のある文化財でございますので、軽々に扱うのではなくて、今のところは大切に使いながら、MICEのほうからは、あれを新年度から会場貸しというのも試行してみろと言われて、そのまま置いておくというよりは、利用があるものにつきましては利用していくということで、行く行くは解体して、どこかに移築する、これを一応考えております。何しろ縄文中期、後期の遺跡に江戸時代中期の民家があるというのは、景観上はよろしくございませんので、行く行くはしますけれども、余りじゃけんにしないで、できるだけ大切に使いながら撤去していくということで、これから計画をつくってまいります。  以上でございます。 445 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 446 ◯委員(小川智之君) 了解しました。  今回、グランドデザインという話が出た中で、史跡だけではない広範囲のグランドデザインという部分も多分意図されていると思うのですが、そうなってくると、以前あった縄文の森構想との違いというか、兼ね合いというか、その辺の関係はどういうふうになっているのでしょうか。 447 ◯主査(植草 毅君) 文化財課長。 448 ◯文化財課長 文化財課でございます。  縄文の森構想は、かつて公園緑地部がつくった、かなり広大なエリアを総合公園としてかなり整備する事業でございましたけども、現在それは非常に整備が難しいということで、特別緑地保全地区に対岸のエリアは緑地を残すということで、計画を変更している経緯がございますので、これから描くものにつきましては、その辺をなるべく経費をかけない形でつくっていくということで、もう一度つくり直すという形になるかと思います。  また、今度は交通の便を、先ほどから非常に道路が狭い、駐車場が少ないとか、そういうこともお話が出ておりますように、どういうふうに交通アクセスをつくることが、多くの方に来ていただくのに便利かということも考えなければいけないということで、基本的には縄文の森構想のエリアとはダブるかもしれませんけど、構想としてはつくり直しというふうに考えていただければよろしいと思います。 449 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 450 ◯委員(小川智之君) そうなってくると、想定エリアとしてちょっと気になるところが、桜木園との関係というのはどうなっていくのかというところが少しあるんですけど、そこは想定エリア外というふうに見るのか。 451 ◯主査(植草 毅君) 文化財課長。 452 ◯文化財課長 現在のところ、想定エリア外としております。これは保健福祉局と一旦協議しましたけれども、すぐに別の場所に重度心身障害児の方を受け入れる施設を移築することは、今、千葉市の中で考えることはできないということですので、今回の中では想定外にしてございます。 453 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 454 ◯委員(小川智之君) 大変申しわけないんですけど、非常に気になるところでありまして、実はこれから多くのお客様がお見えになられる。そういった中で桜木園というところに、子供たちのストレスというのがかかってしまうおそれというのをちょっと危惧しているのです。できれば、あの施設は新しい施設で、しかも坂月川が見えるように結構開放的につくられている施設でありまして、利用の仕方によっては、非常にワークショップをやるには適しているとか、そういった施設になりそうだなという部分は実は感じております。なので、これはなかなか予算の兼ね合いもありますし、今言った移転先というのは見つからないんですけれども、あれも一つの施設として位置づければ、有効活用できるのではないかと思っています。 455 ◯主査(植草 毅君) 教育次長。 456 ◯教育次長 確かに現在、あそこのエリア、桜木園は外にしていますけども、当初はあそこの施設を有効活用できないのかということで、資産経営ですとか、福祉とも大分協議をしたのですが、なかなか難しいということで今外していますが、加曽利貝塚がこれから本格的に動き出して、グランドデザインでどうしてもあそこの場所が、施設が必要だということになれば、いろいろ再度検討して、現在いる方はおりますので、どうするかも含めて、よく協議をして、取り扱っていこうかなと考えています。 457 ◯主査(植草 毅君) 小川委員。 458 ◯委員(小川智之君) 子供たちの過度なストレスにならない配慮をぜひそういった中でよろしくお願いできればなと思っています。  以上で、私の質問は終わります。ありがとうございました。 459 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 460 ◯副主査(森山和博君) 一問一答でお願いします。  まず、予算のあらましにも、予算の概要にも載っていないんですけれども、気になったことからまず、教職員の方々が個人情報の管理、例えば外部に学校帰りに置き忘れてしまったりとか、そういう不祥事というか、ミスがありました。そういう報告を受けて、こういうものを何とか防ぐ方法はないかということで、万全にしてまいりますという報告を毎回いただきます。  例えばそういう教員の方が使われるIT関係のシステムは、Cabinetと言われるもので、それが実際更新がまだ進まないことから、使い勝手がよくなくて、外に持ち出すこともできないような状態にあるのか、どういうことで情報が外にぽろっと漏れてしまうのか、この辺の情報対策に対して来年度、例えば対策をとっていきますということで、どういう対策を毎回予算化されながら対応されていますか、まずこれから伺いたいと思います。 461 ◯主査(植草 毅君) 学校教育部長。 462 ◯学校教育部長 今年度も不祥事がありまして、大変申しわけないことをいたしました。教員の情報管理につきましては、基本的にはCabinet、あるいはチェインズ上でしっかりと管理するということになっているんですけども、今回発生しましたのは、個人情報をUSB等の携帯のそういうものには保存しないというところの徹底がなされていなかった。ですので、環境というよりも、個人の意識をどうやって高めていくかというところが非常に大きな課題だと考えております。 463 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 464 ◯副主査(森山和博君) これだけ情報化の時代で、学校にどんどんICT化していこうという中で、ITに関するリテラシーが低いということや、情報の管理の仕方が十分でないというのはちょっと心配するところでもありますので、この辺の教育に関しては、先ほど少し教育センターのほうからもお話がありましたが、もう少し詳しくお聞かせいただけませんでしょうか。 465 ◯主査(植草 毅君) 教育センター所長。 466 ◯教育センター所長 教育センターでございます。  情報の管理につきまして、現在の教育資源の中で、できる最大限のことということで、教員研修を強化しているところでございます。それにつきましては、学事課のほうと協議しながら、こういう形でやっていくというようなこと、相互理解を深めながら、教員研修のほうをやっているということがまず第一義でございます。  二つ目なのですが、今後のICTの整備のことにもかかわることにはなりますが、先ほどもお話をさせていただきましたが、現在、市長部局の関係各課と協議を、相当なスピードということは申し上げられないのですが、今詰めておりまして、チェインズの更新が間もなく行われるということで、それに教育委員会もCabinetの更新をしていきたいというようなことで今、話が具体化されつつあります。  以上でございます。 467 ◯主査(植草 毅君) 教育次長。 468 ◯教育次長 補足しますと、Cabinetは、教員にパソコンが1人1台ではないんです。1人1台割り当てられているわけではないということで、みんな教員がUSBを使ったりして、自宅に持ち帰って仕事をしたりして、1人1台化していないがゆえに、非常に勤務時間が長くなっているという状況があって、そこで何件か起こったUSBの紛失という事態が起こっております。  次回、Cabinetの更新をする際には、できれば1人1台化したいとは思っているのですが、これは予算の関係とか、報酬とかいろいろございますので、これはこれから意思決定するにしても、そういう方向で根本的に機械の取り扱いを考えていかなければいけないということで今検討中ということでございます。 469 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 470 ◯副主査(森山和博君) チェインズの更新とCabinet更新の時期を見てやられるのだろうということで、これは根本的に教員の方が作業するのに1人1台ずつCabinetのパソコンがないことで、そういう一回ワンクッション置くことで、置き忘れとか、外で置いていかれることが可能性としてふえてしまいますので、基本的に情報管理するときに、リスクを1個ずつ消していただくような取り組みを求めるところでありますし、ミスをするという前提でそういう仕組みができますことをお願いしておきたいと思います。  次に移りたいと思います。スクールカウンセラースクールソーシャルワーカーの配置に関してでございますが、さまざま学校、子供たちを取り巻く課題、貧困、虐待、ひきこもり、いじめ、不登校、さまざまな社会問題があります。そういう中で、こういう人材を配置されてきているところであると認識しておりますけれども、来年度も実際拡充されておりますし、ふやしていこうということは大事であります。  学校にこういう方々がいらっしゃるということが、学校現場で発せられるシグナルをキャッチする非常に大事な人材だと認識しているところなのですが、実態は、過不足なく、そういう取り組みに対して、さまざまな課題をキャッチするために過不足なく配置が今足りているでしょうか、さまざまこれからまだふやしていかなければいけない、そういう考えがあるのかどうか、お聞かせいただけませんでしょうか。 471 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 472 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  まず、スクールカウンセラーでございますけれども、平成27年度に関しまして、相談件数が約2万7,000件にもなっております、小中合わせてでございます。中学校がそのうち約2万件なのですが、小学校の相談件数が年々ふえてきている現状がございます。特に拠点方式、巡回方式を使ったときには、昨年度、1,928件でございました。学区の中学校を使った累計のほうは1,371件でございまして、約93校で1,371件に対して、巡回、拠点校方式だと、ずっと18校プラス、これは統合小学校も入っているので、19校になるのですが、19校で1,928件。今、小学校のほうでは、不登校の低年齢化とか、いろんな問題が起こっておりまして、今後、小学校のスクールカウンセラーの配置拡充は必要だと捉えているところでございます。  また、ソーシャルワーカーに関しましても、家庭状況が非常にいろいろ複雑な家庭が多くなっておりまして、まだ全部に対して対応し切れてないのではないかとこちらは捉えているところでございます。来年度は行政区に1人配置し、今後そういった御家庭に対して、子供を取り巻く環境の改善を図っていきたいと考えているところでございます。  以上です。 473 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 474 ◯副主査(森山和博君) スクールカウンセラー、またスクールソーシャルワーカー、それぞれが全力で対応していただいている中でも、まだ十分でないということ、またさまざまな案件がふえていって、それに関連して、どんどん必要な方々の連携がふえていくのかなという、そういうことでなかなか一つずつが解決にいくのが非常に困難になっているのかなという感想を持ちました。ぜひ実態に合わせた増員を引き続き求めてまいりたいと考えております。  こういう困難な事案もある、また学校の中でさまざまな状況に置かれている児童生徒がいらっしゃる、こういうことに関して、教職員の意識改革も必要なところではないか。もちろん専門的なことに関しては、専門家の方々に応援していただかなければいけないんですけれども、日々一番近く教職員の方が子供たちの表情から、またそういう状況を確認しなければいけないというような意識改革も必要だと思いますが、この点について見解がありましたらお聞かせください。 475 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 476 ◯指導課教育支援担当課長 指導課でございます。  まず、本市では、生徒指導の課題と方策の中にもスクールカウンセラースクールソーシャルワーカーの状況をお伝えしているところでございまして、これはCabinet配信もしておるところでございます。あわせて、スクールカウンセラー連絡会議のほうでは、教頭先生に来ていただくとか、また管理職研修ではスクールカウンセラースクールソーシャルワーカーについて一層活用すること、また事例等も紹介しているところでございます。  今後、スクールカウンセラースクールソーシャルワーカーで解決した事案等も今、指導課のほうで取りまとめているところでございますが、具体的な事例等も管理職の先生方にいろいろ情報提供する中で、学校におかれて困っているお子さんに対して積極的にもっと充実させるような取り組みも今後やっていく予定でございます。 477 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。
    478 ◯副主査(森山和博君) ぜひそういう情報をまとめて、先生たちに活用いただくようにお願いするところであります。  こういういじめ、不登校というのは、未然に防止していきたいと感じるところでありますが、いじめについて知ること、また学ぶ時間、これは千葉市の学校教育においてはどのような時間で、また特別な時間割をお持ちなのか、お聞かせいただけけますでしょうか。 479 ◯主査(植草 毅君) 教育支援担当課長。 480 ◯指導課教育支援担当課長 まず、いじめに関しましては、千葉市のいじめ防止基本方針、これは平成28年3月に策定しまして、それを踏まえまして、各学校で学校いじめ防止基本方針を立てております。その中にいじめ防止指導計画、年間の指導計画を立てておりまして、そこには必ず全児童生徒を対象にしたアンケートを実施すること、また全児童生徒を対象にした教育相談活動を実施すること等を年間に定めております。そのほかに、各校によっては、児童会、生徒会等でのいじめの撲滅の推進とか、または行事等を通しての人権の尊重とか、そういうことを各学校で取り決め、これは全学校のホームページにアップしているところでございます。教科のほうでも、いじめのことに関しては扱っているところでございます。 481 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 482 ◯指導課長 各学校では、いじめについては、どの子にも、どの学校にも起こるという意識を絶対忘れないように、さらに絶対にいじめを許してはいけないという基本方針のもとに、全教育活動の中でいじめを許さない学校づくりというのを推進しております。道徳や特別活動の中で思いやりの気持ちを育てる体験活動を充実させるとか、あるいは地域の方との触れ合いを通して、地域を通して、そういう思いやりの心を育てるような活動を充実させていっているところでございます。  以上でございます。 483 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 484 ◯副主査(森山和博君) そういう思いやりの心とか、アンケート調査、そういうのはわかります。でも、直接的にいじめについて学ぶような時間はありますか。 485 ◯主査(植草 毅君) 指導課長。 486 ◯指導課長 いじめについてというようなことで、教科として確立したものはないんですけれども、例えば先ほど申し上げましたが、道徳の中でのもの、あるいは生徒会活動の中で、学校によっては、いじめ撲滅キャンペーンというような活動をしたりとか、生徒を主体とした活動などが報告されていますので、各学校で工夫したいじめ未然防止、あるいは撲滅の活動をしているということは把握しております。 487 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 488 ◯副主査(森山和博君) いじめはあってはならないことなので、未然に防止する、またいろんな新聞報道でも、いじめの報道があるというのは、薄々子供たちも感じています。それをだめなんだよというような時間はしっかり持っていただきたいなと感じております。社会から排除するような差別につながってしまったりとかしますので、しっかりそういういじめに対してきちっと向き合う時間をどこかしらできちっと持つように要望したいと考えております。  次に、オリパラ教育に移りたいと思いますが、これは会派としても要望させていただきまして、取り組みは評価するところでありますし、代表質疑においても事業の実施の背景とか、また事業の狙い、方向性、現時点での内容、進め方を伺ったところでありますけれども、これまで答弁を伺いますと、3年後に本大会が迫っている中で、このスピード感でモデル校がこの程度で大丈夫なのかという心配もありますので、ここは早急にさまざまなプログラムを推進していかなければいけないと考えますが、いかがでしょうか。 489 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 490 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) まさに委員おっしゃるとおり、2020年までにやらなければならないこと、やるべきことというのはしっかり進めていきたいと思います。また、今度3月に出す実施方針でも、そのことは書いているのですが、2020年で終わる取り組みではなく、もう少し中長期的な、ただ単にオリンピックが終わったから終了するというものではないような取り組みを進めていきたいと思いますので、それについては、そういう長く続けられる取り組みという面でもしっかり検討していきたいと思っております。  以上です。 491 ◯主査(植草 毅君) 学校教育部長。 492 ◯学校教育部長 オリンピック・パラリンピック教育推進につきましては、私どもも積極的に進めざるを得ないというか、進めなければいけない取り組みだと考えております。ただ、今、学習指導要領の改訂等によって、いろいろ学校に大きな負担がかかっているということは御理解いただきたいと思います。そういった中で検討委員会等での検討をしながら進めていく。今、企画課長から話がありましたけども、より末永く取り組んでいける形にしていかないと、学校教育としては適切ではないと考えていますので、その辺も含めて考えていきたいというふうに思います。 493 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 494 ◯副主査(森山和博君) より多くの市民、また小中高の皆さんに携わっていただきたい。広め方もまだ検討中のようですし、最終形というか、オリンピック後の形態がどういうふうになっているのか、ちょっと見えづらい部分がありますので、随時確認させていただきたいと思います。今後、こういうオリンピックを契機に、さまざまな地域共生社会をつくっていこうというような取り組みもありますので、しっかりこういうオリパラ教育を介して、多様性とか、そういうものを学んでいく機会でありますので、内容の充実を図っていただきますよう要望申し上げます。  続いて、生涯学習の分野でありますが、社会教育の話になりますが、これも代表質疑のほうで触れさせていただきまして、社会教育主事を中心とする人材の確保、育成の必要性についての答弁もありました。そういうことで、千葉市の社会教育主事の実態、例えば他の都市と比べてどうなんでしょうかというのをまずお聞かせいただけますでしょうか。 495 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習振興課長。 496 ◯生涯学習振興課長 済みません、比較する資料を持ち合わせていないんですけども、本市におきましては、基本的には生涯学習振興課のほうに1人配置するという方針のもとにおります。今現在といたしましては、公民館に5人の社会教育主事を配置しているところでございます。今年度、1人職員を国の機関のほうに派遣いたしまして、1人取得させたところでございます。 497 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 498 ◯副主査(森山和博君) できたら千葉市職員ということでいくと、生涯学習、公民館に今5名を配置して、プラスアルファで1名が資格を取得する。一方、市長部局のほうにも、そういう方々はいらっしゃらないのかな。そういうふうに他都市と、例えば社会教育主事という存在が、これから社会教育においてどういう役割があるのか、中心となるのだろうなというふうには伺っておるんですけれども、採用、育成に関するこれから、例えば今は1名なんですけど、ふやしていかれるのか、それは少し伺ったこともありますが、他の千葉市でないところでふやしていこうとされているのか、お聞かせいただけますでしょうか。 499 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習部長。 500 ◯生涯学習部長 社会教育主事の育成に関してでございますけども、現状、本市は生涯学習振興課に今、既に取得者が1名と、先日研修から戻ってきまして1名ということで、2名が取得する形になっています。それ以外に公民館に5人いるということでございます。なかなか社会教育主事というのが、これから多分地域活動を支える意味での地域のコーディネート機能を発揮するためには必要な人材だと思っていますので、これからも基本的には教育委員会の中で社会教育主事の資格を取得するための研修に職員を派遣することを考えていきたいというふうに考えております。  一方で、教育振興財団には、既に18名の社会教育主事、要するに資格取得者がおります。その財団も合わせて、社会教育主事の研修機関のほうに職員を派遣したり、また大学のほうのスクールに入って、資格をしているというふうに聞いていますので、両方、教育振興財団、そして教育委員会含めて、社会教育主事の育成、そして確保に努めてまいりたいと考えております。 501 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 502 ◯副主査(森山和博君) 伺うところによりますと、社会教育主事を取得するための過程というか、教育課程というか、訓練過程というんですか、非常にカリキュラムは多種にわたっているということで、時間がかかるということも伺っておりまして、そういう中でも国では社会教育主事を取得するために、講習の時短、短くしていこうというような動きもあるようでありますので、人材育成に力を入れていただくよう要望したいと思います。  また、先ほど部長のほうからありましたけれども、公民館でいろいろな催し、また公民館が地域にいろんな課題を見つけに行くに当たっては、公民館を管理される側がコーディネーションを持って、地域をまとめていっていただくことが一番大事だと思いますので、資格の有無にかかわらず、そういう社会教育の充実には、公民館などにおける職員のコーディネートの向上が必要と考えますが、そうした取り組み、簡単で結構ですが、どのようにお考えでしょうか。 503 ◯主査(植草 毅君) 生涯学習部長。 504 ◯生涯学習部長 これまで公民館に勤務している職員が、基本的には自主的に研修に励んでいただいているということも当然ございますし、公民館の職員は当然ながら主事部会というものを設けていまして、その中で公民館が今求められる役割としましては、地域と地域をつなぐ、そして学ぶ、そして多世代の交流拠点として、基本的に今後運営管理していかなければいけないという認識はございますので、引き続きそういう意味で社会教育主事の資格の取得はもちろんですけども、地域の人と基本的に寄り添った公民館運営ができるように、職員の研修を引き続き強化していきたいと考えております。 505 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 506 ◯副主査(森山和博君) しっかり職員のコーディネーションの能力を向上させる取り組みを要望いたしますので、取り組みの強化をお願いいたします。  それと、学校教育審議会設置です。これは設置に関する費用で、今までの御説明の中で内容は理解したところであります。さまざま課題があります。千葉市の課題、どういう優先順位をつけられるのか、これも非常に悩ましいところだと考えるところであります。直ちに審議会を立ち上げて、どういうふうな運営を千葉市として求められるのか、まずここだけ簡単で結構なので、お答えいただけますでしょうか。 507 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 508 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) 今回、学校教育審議会を設置しましたのは、さまざまな方から多様な意見を吸い上げるというところを目的としておりますが、これによって、いろんな教育施策が遅滞するようなことになっては意味がないと考えておりますので、そこはしっかり丁寧な議論を進めながら、かついろんなことを迅速に行えるような、ちょっと相矛盾するようなことではございますが、しっかりやっていきたいと考えております。  以上です。 509 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 510 ◯副主査(森山和博君) さまざまな意見をきちっと有効に活用いただいて、出された答申をしっかり千葉市も参考にしながら、施策をきちっと優先順位を決めてやっていただきたいと考えますし、部会も細かく持たれるということも伺っておりますので、しっかり対応いただきたいと思っています。  市立高校の活性化の取り組みやエアコンの話、適正配置などなど、さまざま課題があります。これは時事的な情報で、適正配置で小規模校というのも課題なんです。直近で伺ったのは弥生小学校ですか、どうしていかれるのかというのが非常に早く決めなければいけないんでしょう。少ない児童で教育を受けられていますから、それを嫌って、離れていかれる方もいらっしゃいますので、そういうところもきちっと対応していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  市立高校での特色ある教育の推進の中で、先般、現場を見せていただきまして、非常に参考になりましたし、生徒の皆さんが千葉市のことも考えて、町の課題をこういうふうに解決していくのはいいなと思っておりました。そんな中、これは総合政策のうちで、例えばまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、RESASを使って、データを集めて、いろいろなことを目に見えるようにしているような仕組みがあるじゃないですか。そういうものを使って、学校の現場でも、教育界でも、そういうものに興味を示されている学校がありますけれども、こういうものを活用する方法は御検討にありますか、来年度。 511 ◯主査(植草 毅君) 企画課長。 512 ◯教育総務部参事(企画課長事務取扱) 課題研究の中でというところでしょうか。まさにせっかく市立ですので、今回も実はことし、各市長部局から出前講座ということで、生徒が関心を持った福祉ですとか、経済ですとか、いろんなことを市の職員の方に高校に出向いていただいて、まさにまち・ひと・しごとのようなところで実際に市の持っているデータを子供たちに見せて、子供たちに考えてもらうというようなことで授業をして、非常に子供たちの関心も、我々市の職員の仕事の中身も知っていただけたような、いろんな効果があったと考えています。高校生ならではの意見も出てきているところですので、行く行くはそういう生徒が考えたことを、また我々も勉強するような相乗効果で進めていければと考えております。  以上です。 513 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 514 ◯副主査(森山和博君) ぜひ特徴的な取り組みだと思いますので、子供たちが、もちろん勉強するのは大事なんですけど、自分たちの町を知る一つの手段にもなりますので、しっかり活用いただければと思います。  最後に、県費負担教職員の給与負担等の移譲ということで、これはこれまでしっかり準備をなさってきて、いよいよスタートするという体制が整ったということです。この体制が整った中で、これからまだ実際動かさなければいけませんので、実際に足らない教員の配置をして、検証しながら、またそれをブラッシュアップされていくのだろうというふうに想定するところでありますけれども、ここでほっとしないでいただきたいというのが感想でありまして、国はどんどん次期学習指導要領とかを練っているような状態で、時間割はもしかしたら英語が入ってきますとか、プログラム教育が入ってきます、その教え方はアクティブラーニングにしてくださいとか、さまざまな条件をつけてこられています。  そういうことに関して、直ちに来年度、1年間きちっと検証をとられて、国が次の学習指導要領を定めている中で、取り組みを進めていかなければいけないと思いますので、この辺の展望をきちっと持っていらっしゃるのか、確認しておきたいと考えます。お答えください。 515 ◯主査(植草 毅君) 県費移譲課長。 516 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  今、委員おっしゃったように、実際教職員の配置が終わって、それがどう機能的に効果が出るかという部分においては、4月以降、効果検証という部分も含めてやっていかなくてはいけないだろうと思っております。それにつきましては、先ほど来お話ししていたように、校長OB等による学校経営支援事業、校長OBが1校について10回ぐらい学校訪問する。そういう中でどれだけの効果があるのかという部分も含めて、次年度の配置の参考になるというような資料収集も加えていきたいと思っております。  あとは、学習指導要領の改訂とともに、小学校がかなり膨らんでくるという実態がございます。教職員というのは、ある面、私は水を入れた風船のような気がするんですけれども、破裂するまで気づかない。そういう部分で先ほど来、療養休暇というお話もあったんでありますけれども、そういう場面が出ないように、今度、一番いいのは、千葉市が独自に学級編制やら、非常勤講師を配置できるという部分でありますので、来年度、配置した中で、今度は具体的に小学校にはどのような配置で、どのような人が必要なのか、今いる人間で全部対応していくという部分が是か非なのかも含めまして、来年度、1年度の中での今回の配置を検証してまいりたいと思います。  まさに課題となるのは英語だと思いますけれども、それを今の正規の教員に全て任すことがいいのかどうか、そういう部分も含めまして考えてまいりたい。要するに非常勤講師の配置等も含めて、また拡大的に配置することも可能ではないだろうか。まだ実際配置が終わっていませんので、これは今、課長の話というよりも、若干私見になってしまうかもしれませんが、そういう部分は必要であろうというような感はございます。  以上です。 517 ◯主査(植草 毅君) 森山副主査。 518 ◯副主査(森山和博君) 実際、権限を県から移譲して、千葉市ならではができるのだろう、そういう期待とともに、教職員の方がやらなければいけないことがどんどんふえてきていますから、それをどうサポートできるかというのを考えていきたいというふうに考えています。IT化もそうですし、専門家でしっかり教員がやるべき以外のことをサポートしながら、しっかり千葉市の子供たちがすくすくと、また先生も伸び伸びと教職に携わっていただけるよう期待するところであります。 519 ◯主査(植草 毅君) 教育長。 520 ◯教育長 はっきりいって、4月21日に給料が払えるかどうか。県費職員から市の職員になるのですから、もっといえば、そのぐらいのところから心配はあります。システムをつくって、今のところは大丈夫だと、テストも済んでいますけども、仮にもし4月21日に給料が滞ったり、何かあったらば、教育課程とか、中身以前の問題として、私たちは一番その部分のところが心配、そんなところから始まっています。  内容以前の問題として、身分が変わるというところは、そういうところまできちんと押さえていかなければ、この一つの仕事が進まないということだと思っています。恐らく今、担当が一番苦労しているのは、本当に4月21日に給料が払えるのだろうか、手当その他のものについても大丈夫だろうか、そのところがすごく実は心配なところにあると思います。  それからスタートが始まるんですけども、ちょうど政令市になったときに、私も指導主事をやっておりまして、それまで指導主事というのは、県の指導主事から話を聞くことがあっても、文部科学省の調査官から話を聞くことは一切ありませんでした。必ず県を通ってきた。ですから、必ず又聞きだったんです。それでも政令市になったときに、直接文部科学省の方から話を聞けるというので、これだけすごく自分たちはレベルアップしたんだなと思ったのを今思っています。  今回は、直接先生方の人事を文科省でやりとりができるという、これはとにかく一番大きなことだと思います。それで、今回いろいろな部分で非常勤の方から今まで以上に手厚く充てることができるようになった。これも全て市に移譲されたから、つまりようやく本物の政令市になるのが平成29年4月ではないかと私は思っています。  そのためには、その後にいろいろな学習指導要領の改訂、その他が出てくることはあろうかと思いますけども、つまり先生方が市の職員として、しっかりプライドを持って働けることができるようになるということが何よりも大きいことだと思いますから、どうか委員の皆様方もそういった意味で先生をバックアップしていただいて、千葉市の教育が日本一になるために、今ようやく環境が整ったということで、どうか応援していただければと思います。よろしくお願いいたします。 521 ◯主査(植草 毅君) ほかに御質疑等なければ、以上で、教育委員会所管の審査を終わりにします。  教育委員会の方々は御退室願います。御苦労さまでした。                 [教育委員会退室]                 指摘要望事項の協議 522 ◯主査(植草 毅君) それでは、教育委員会所管について、指摘要望事項の有無、またある場合、その項目について意見がありましたらお願いします。なお、一昨日の分科会において御説明しておりますが、1分科会当たり提案件数は原則2件までとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。また、仮に発言がお一人であっても、内容がふさわしく、反対する意見がなければ、指摘要望事項の候補とすることは可能といたしますので、このことを御了承の上、御協議いただきますようお願いいたします。  それでは、御意見がありましたらお願いいたします。中村委員。 523 ◯委員(中村公江君) エアコンの設置についてをぜひ、先ほど小川委員からは強力に推進をというふうに言っていましたし、私たちも審議会のほうでは、ぜひ審議会を待たずしてというのも含めて、それを進めてほしいというのは、多分教育未来常任委員の皆さん全ての総意かなと思うので、そこを強調していただけないかと思いました。  それと、いじめの問題ですけれども、教育委員会はああいうふうに言っているけど、実際結構どろどろいろんなことが起こっているので、やっぱり理想どおりになかなかいかないという実態もありますし、こういう問題についても、取り組みと具体化、もっと具体的にすとんと下に落ちてやっていかないと厳しいなという思いはあります。  あと、個人的には、いろいろ思いとしては、私も言ってきたので、あるんですけれども、やっぱり地域も含めて、子供をどうやって支えていくかというか、学習の支援も本当に必要な子供に対して、真に必要な子への支援策を、別に教育委員会任せにするというふうに思っていないので、そこを本当にどうやってこれから取り組んでいくかということは必要なのかなというふうに、皆さんの意見も聞いて、そう思いましたので、何か正副主査で取り計らっていただければと思います。  以上です。 524 ◯主査(植草 毅君) ほかに。川合委員。 525 ◯委員(川合隆史君) 先ほど教育長から話もありましたけれども、県費負担教職員の権限移譲というのは、今回の大きな議案でもありますし、予算の中でも非常に大きいもので、今回、これが制度化されたということは、当然いろいろな形で政令市としてありがたい話ですし、今後これをどういうふうにしていくかということが非常に考えていかなければならないので、そこをしっかりと考えていただいて、指摘要望事項に反映していただければと思います。そうはいっても、そこは正副主査にお任せしたいと思いますので、正副主査に一任したいと思います。  以上です。 526 ◯主査(植草 毅君) 酒井委員。 527 ◯委員(酒井伸二君) 私も基本的に正副主査にお任せするのが一番いいのではないかと思いました。非常に多岐にわたった議論だったなと思います。一委員として、どれがとなると、今、川合委員が言っていましたけど、県費負担の問題というのは非常に多かったですし、千葉市としても初めてここで、最後の教育長の話ではないですけど、スタートしていくお話でございますので、本当にしっかり取り組んでもらいたいというのがありました。  それ以外のテーマでというところでいくと、あえてですけど、私なりに聞いていて思ったのは、子供たちをめぐるさまざま諸問題というのが、いじめの話から、家庭環境の中でいろいろ苦しんでいる。さっきのソーシャルワーカーの人の出動状況とか、スクールカウンセラーの相談件数とか、こんなにあるのかというぐらい、多分現場では大変で、教員の方もすごく多分大変な思いをされているという意味であって、このあたりの取り組みをしっかり我々としてもバックアップしていかないといけないのかなというのを非常に感じましたので、スクールカウンセラーとか、スクールソーシャルワーカーとか、このあたりは非常に重要なテーマではないかというのを感じましたが、正副主査に一任というのが基本です。 528 ◯主査(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 529 ◯主査(植草 毅君) それでは、ただいまの御意見を踏まえ、正副主査にて教育委員会所管指摘要望事項の案文を作成させていただき、3月8日水曜日の本会議散会後に開催される分科会におきまして御検討をお願いいたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  次回は、8日水曜日の本会議散会後に教育未来分科会を開きます。  本日は、これをもって散会といたします。御苦労さまでした。                  午後3時39分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...