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  1. 千葉市議会 2016-09-27
    平成28年第3回定例会(第7日目) 本文 開催日: 2016-09-27


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯議長(向後保雄君) これより会議を開きます。  出席議員は48名、会議は成立いたしております。          ──────────────────────────  日程第1 会議録署名人選任の件 2 ◯議長(向後保雄君) 日程第1、会議録署名人選任の件を議題といたします。  私より指名いたします。13番・石川弘議員、14番・植草毅議員の両議員にお願いいたします。          ──────────────────────────  日程第2 市政に関する一般質問 3 ◯議長(向後保雄君) 日程第2、市政に関する一般質問を行います。  通告順に従いお願いいたします。13番・石川弘議員。              〔13番・石川 弘君 登壇、拍手〕 4 ◯13番(石川 弘君) 皆さん、おはようございます。自由民主党千葉市議会議員団の石川弘でございます。  私は、地元幕張で生まれ、地元で育ち、地元の皆様とともに地域の活動を行っています。そこで、簡単ですが、地元幕張の特色から説明させていただきます。私が子供のころ、ここは半農半漁の町で、夏はアサリとり、冬は浅草ノリの本場で、漁師と、またサツマイモの栽培で有名な青木昆陽先生がサツマイモを試作し、ここで成功した種芋が日本全国に広まり、食糧難だった飢餓を救ったとされ、地元には青木昆陽先生を祭った昆陽神社があります。また、千葉県の無形民俗文化財になった下総三山の七年祭の磯出式の会場でもあります。  ただいま、プロジェクターのほうにパワーポイントでいきます。こちらの今画面に映っているのが七年祭の磯出式の会場でございます。また、こちらの2枚目のこの写真ですが、これは磯出式の一番のクライマックスといいますか、りょうとめのハマグリの貝の交換式と言いまして、この儀式が皆さん、なかなか見られない儀式で貴重な写真ですので、きょう、この写真をこちらのほうにさせていただきました。それから、これが最後のクライマックスで、旧14号、国道14号での畑の子安神社のおみこしさんと船橋市の二宮神社のおみこしさんのペアリングをして、また6年後に行くということです。長くなりました。ありがとうございます。この七年祭は、八千代市、船橋市、習志野市、千葉市と4市にまたがり、560年もの歴史のある祭でもあります。  私が小学校に入った55年ぐらい前に、千葉県の事業である第1次埋立工事が始まり、その後、中学、高校になった昭和45年ごろには、第2次埋立工事が終わりました。当然ながら、地元の漁師は漁業補償という形で廃業し、やむなく転業しておりますが、今では、新しい町、幕張新都心がスタートし始めているところでございます。今回は、私の生まれ育った幕張地域に関して、二つのテーマで質問させていただきます。  初めに、花見川区の活性化と総武線の快速停車についてです。  私が中学、高校に通学しているころは、現在の幕張本郷駅はなく、冬になると通学の電車内から富士山の眺めがきれいで、また、春は菜の花畑が一面に広がっていました。その後、昭和56年に津田沼・幕張間に新駅、幕張本郷駅が誕生しました。当時、幕張・津田沼間は距離が長く、幕張本郷駅の開設に伴い区画されたまちづくりが行われました。今より12年前に、あかずの踏切で有名な幕張駅脇の木下踏切が地下道化し、昆陽地下道が開通しました。京葉道路武石インターより新都心に結ぶ直線道路ができ、交通の立体化により渋滞が緩和され、千葉市北西部の交通アクセスが非常に便利になったところであります。  さて、総武線の快速列車は、昭和47年の東京駅から錦糸町駅間の新線と錦糸町駅から津田沼駅間の複々線化の完成と同時に運転が開始され、昭和56年には、複々線化の千葉駅までの延伸により、現在の運行形態が築かれております。総武線の快速停車駅は、市川市には市川駅、船橋市には船橋駅、習志野市には津田沼駅、稲毛区には稲毛駅、中央区には千葉駅などがありますが、花見川区には、幕張本郷駅、幕張駅、新検見川駅と3駅あるにもかかわらず、一つとも快速列車の停車駅がない状況です。また、幕張駅は、総武線の駅では幕張新都心からの最寄り駅であるにもかかわらず、総武線の玄関口を幕張本郷駅に奪われている状況であります。平成25年には、幕張中学校町内自治会連絡協議会、通称、11地区連の会長を筆頭とした町内会長の方々とJR幕張駅に総武線快速列車停車を求める要望書を市に提出するとともに、JR東日本千葉支社を訪問し要望書を提出しております。さらに、快速列車の停車については、地域住民の機運の醸成や駅周辺の基盤整備状況などが要件になると思われます。幕張駅の駅前広場が完成し、快速列車が停車すれば、花見川区北部の方々など、今まで幕張駅を利用されていなかった方々も新たに利用されるようになり、各駅停車を利用されている方々に加え、快速列車を利用する方が幕張駅周辺に集まることで、幕張駅を中心とした地元経済の発展や地域周辺の活性化が期待できるものであります。  そこでお伺いいたします。
     JR幕張駅に快速列車を停車させることについて、当局の御見解をお聞かせください。  続きまして、防犯についてです。  平成26年度に実施された市民1万人のまちづくりアンケートでは、市内の治安はよいとの回答の割合が3年前と比較し10ポイント近く増加の52.5%を占めており、地域の防犯パトロール隊による活動が体感治安の改善に大きく貢献していることが感じられます。また、犯罪発生件数との関係においても、防犯活動の活性化が犯罪件数の減少と強く結びついており、自分たちの町は自分たちで守るという考えに立ち、地域で自主的に活動する防犯団体に対する支援を行うことが行政の役割として求められております。  そこで、2点お伺いします。  1点目は、市内の犯罪発生件数の推移とその特徴について。  2点目は、地域で防犯活動を行う団体に対する支援についてお伺いいたします。  以上で、1回目の質問を終わります。当局におかれましては、明快なる御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。  2回目からは、自席にて質問させていただきます。ありがとうございました。(拍手) 5 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。都市局長。 6 ◯都市局長(服部卓也君) 花見川区の活性化と総武線の快速停車についてお答えをいたします。  JR幕張駅に快速列車を停車させることについてですが、JR総武線の快速列車は、稲毛駅に停車後は津田沼駅までは停車せず、その間に新検見川駅、幕張駅、幕張本郷駅の3駅があり、幕張駅は3駅の中間に位置していることから、位置的には望ましいと考えております。  現在、快速停車について、千葉県及び関係市町村で構成する千葉県JR線複線化等促進期成同盟を通じJR東日本に要望しており、引き続き要望をしてまいります。  以上でございます。 7 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 8 ◯市民局長(小池浩和君) 防犯についてお答えします。  まず、市内の犯罪発生件数の推移とその特徴についてですが、本市の犯罪発生件数は、平成12年の3万1,421件をピークに15年連続で減少しており、平成27年は近年で最も少なく、ピーク時に比べて6割以上減少の1万1,476件となっています。平成27年の犯罪発生件数のうち、全体の約4分の3が窃盗犯であり、中でも乗り物である自転車、自動車、オートバイの盗難が4割以上を占めています。また、おれおれ詐欺、還付金詐欺などの電話de詐欺の被害は社会問題となっているほか、平成28年には自動車の盗難が大幅に増加しており、市政だよりやホームページ、ちばし安全・安心メールなどを通じ注意喚起を図っているところであります。  次に、地域で防犯活動を行う団体に対する支援についてですが、平成16年度より防犯パトロール隊に対し、たすき、腕章、帽子などのパトロール物品を新規団体には2万円相当、2回目の団体には1万円相当を配付しているほか、自動車による青色防犯パトロール活動の証明書の交付を受けた団体に対しては、平成22年9月から着脱式青色回転灯及び表示用マグネットの配付を開始し、平成28年8月末時点で38団体へ配付を行ったところです。  防犯パトロール隊は、平成28年3月末時点で725団体が結成されており、団体相互の連携や隊員の意識高揚を図るため、毎年、防犯パトロール隊交流会を開催し、この中で積極的に防犯パトロール活動に取り組んでいる団体を表彰するなど、防犯活動のさらなる活性化を図っております。  以上でございます。 9 ◯議長(向後保雄君) 石川弘議員。 10 ◯13番(石川 弘君) 御答弁ありがとうございました。2回目の質問を行います。  初めに、花見川区の活性化と総武線の快速停車についてです。  先ほど、稲毛駅と津田沼駅の間に快速列車を停車させることについて、位置的には望ましいとの御答弁をいただきました。花見川団地など花見川北部地域の方々は、現在、京成本線の八千代台駅や実籾駅などを利用しており、総武線を利用しようとした場合には、バスで新検見川駅を、また、こてはし台団地などの方々は、稲毛駅、新検見川駅への利用となっております。稲毛駅は快速列車が停車することもあり、稲毛区のさまざまな住宅団地などからバスが乗り入れており、大変混雑しております。現状では、花見川区の一部の地域の方がバスを利用して幕張駅を利用している状況です。現在、幕張駅北側では、東幕張土地区画整理事業により駅前広場を整備しており、市では、平成29年度までに暫定駅前広場を、最終的には平成30年代半ばに駅前広場を完成させる予定と聞いております。  そこでお伺いします。  幕張駅北口の駅前広場の完成時には、新たなバスルートがどのようになるのか、お伺いします。  次に、防犯についてです。  御答弁により、市の支援内容については理解できました。私は、昨年、福岡市を視察しました。福岡市では、地域における防犯パトロール活動の促進を図るため、市の公用車であった庁用軽自動車防犯パトロール車として使用する団体へ無償譲渡やこれらの防犯パトロール車両に対するガソリン代、車検代及び保険料代費用等の助成を行っております。  そこで、これらの取り組みに対する見解について、2点お伺いします。  1点目は、防犯活動を要件として、市の使用済み公用車防犯パトロールを行っている団体へ無償譲渡することについて。  2点目は、これらの防犯活動に要するパトロール車両へのガソリン代、車検代及び保険料代等を助成することについてお伺いします。  以上で、2回目を終わります。 11 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。都市局長。 12 ◯都市局長(服部卓也君) 幕張駅北口駅前広場完成時の新たなバスルートについての御質問にお答えをいたします。  現在、JR幕張駅北口に乗り入れているバス路線は、バス事業者が確保している営業所を拠点として、長作町や花島町、花見川区役所、臨海部の幕張新都心などへのルートとなっております。施行中の土地区画整理事業により、平成29年度末にオープンする暫定駅前広場でのバス路線は現状のままでございますが、30年代半ばの駅前広場がフルオープンする際には、バス停がふえる予定であるため、現在のバス路線に加え、花見川団地犢橋団地周辺花見川北部地域などへのバス路線の新設のほか、幕張新都心方面への路線の強化などが考えられると考えております。  以上でございます。 13 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 14 ◯市民局長(小池浩和君) 福岡市の取り組みに対する見解についてお答えします。  まず、防犯活動を要件として、市の使用済み公用車防犯パトロールを行っている団体へ無償譲渡することについてですが、福岡市の事例は、使用期間が満了し廃車予定の公用車を地域からの申し出により、車検整備後に無償譲渡するというものであります。  本市において実施する場合には、市内725団体の自主防犯パトロール隊の活動方法やパトロール車両に対するニーズの把握、また、譲渡車両の残存価格に対する考え方も整理することが必要であることから、今後、他都市の事例等を含め、調査研究してまいります。  次に、防犯活動に要するパトロール車両へのガソリン代、車検代及び保険料代等を助成することについてですが、車両による防犯パトロールを実施する団体に対しては、活動が犯罪減少に寄与していること等を鑑み、千葉県警からの証明書の交付等を要件に着脱式青色回転灯パトロール実施中を表示するマグネットを配付しています。  また、防犯パトロール隊への支援については、できるだけ多くの地域において防犯活動を行っていただくことを基本に考えており、特定団体を対象としたガソリン代や車検代、保険料代等への助成については、現在のところ考えておりません。  以上でございます。 15 ◯議長(向後保雄君) 石川弘議員。 16 ◯13番(石川 弘君) 御答弁、ありがとうございました。  3回目は、幾つか花見川区の活性化と交通アクセスまちづくりについての要望を申し上げさせていただきます。  まず、花見川区の活性化と総武線の快速停車についてです。  幕張駅北口に新たな駅前広場が整備された場合には、花見川北部地域などからの新たなバス路線や幕張新都心方面への路線の強化などが見込めるとの御答弁でした。  これに加え、快速列車の停車は、立地的にも交通ネットワーク的にも必要であり、また、幕張新都心の発展、向上や駅周辺の活性化などにつながるものと考えております。まずは、快速列車を停車させるには、幕張駅周辺の整備が必要不可欠であり、現在施行中の東幕張土地区画整理事業の早期完了は当然ながら、区画整理事業の未施行地区についても早期着手を強く要望いたします。  また、これは提案ですが、初めに申し上げましたとおり、総武線の駅から幕張新都心に最も近い駅は幕張駅でございます。快速列車が停車し、幕張新都心の総武線からの玄関口として駅周辺を活性化させるためには、南北に駅前広場が必要と考えます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。JR幕張駅の南口に市有地があると伺っておりますが、京成幕張駅の駅前広場のような大きさでも結構ですから、これを活用し南口の駅前広場を整備し、幕張新都心から小型のバスが乗り入れることを提案します。  次に、防犯についてです。  本市においても、今後、庁用車両を防犯活動を行う町内自治会等に無償譲渡を考えていただき、地域の防犯活動の促進に助成をしていただきたいと思います。また、防犯だけでなく、災害時にも町内自治会が広く活動できるよう、庁用車両の防犯パトロールへの活用を強く要望するものであります。  以上で、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) 17 ◯議長(向後保雄君) 石川弘議員の一般質問を終わります。  一般質問を続けます。9番・吉田直義議員。              〔9番・吉田直義君 登壇、拍手〕 18 ◯9番(吉田直義君) 日本共産党千葉市議会議員団の吉田直義です。通告に従い、一般質問を行います。  一つ目は、若者の雇用についてです。  労働者全体でも非正規雇用が約4割、若者の2人に1人が非正規雇用、その多くが年収200万円以下のワーキングプア、働く貧困層と言われる層になっています。前回の一般質問でも、非正規は正規と比べ、雇用が不安定、賃金が低い、能力開発の機会が乏しいなど課題を抱えていると答弁されています。特に収入の違いは深刻です。年収200万円ということは、月収で言いますと月17万円から16万円ということになります。この収入から国保、年金、市民税などの支払いをするとなれば、日々の生活でいっぱいの状況です。結婚どころか、ひとり暮らしもできない実態があります。とある会計事務所に就職した若者は、面接の際、有給なしで構わないなら採用を検討すると言われたと、こういうように語られています。就職活動をする若者に対して、会社の都合に従わせる、こうした異常な実態もあります。就職をした翌月から別の会社の会計事務をするよう上司から指示があり、別の会社で半年間勤務をしたということです。社会保険に加入があっても月16万円の収入。時給で勤務をしているため、お盆や年末年始、勤務日数が減るために月11万円になると言います。また、この方は奨学金を借りているため、月々の返済のために別のバイトもして返済をやっているということです。  憲法では、25条に生存権、27条に働く権利を定めていますが、こうした状況で働く若者たちは保障されていると言えるでしょうか。行政として若者の生存権、働く権利を守っていく責任があると思います。また、日本の非正規雇用は時給が低すぎると言われています。我が党は、さきに行われた参議院選挙の政策の中で、一つに、最低賃金を今すぐどこでも時給1,000円に引き上げ、さらに1,500円を目指す。二つ目に、社会保険料の減免や賃金助成など、中小企業の賃上げを本格的に行う支援を行う。最低賃金の地方間格差を是正し、全国一律の最低賃金制に踏み出す。こういった三つの提案を行いました。こうした改革が今求められていると考えています。  最低賃金を引き上げるべきと言っているのは、我が党だけではありません。静岡県湖西市の三上市長は、昨年の10月、静岡県の地方最賃審議会が中央の賃審の目安どおり18円の引き上げを答申した際に、市長という使用者の立場で異議申し立てを行い、横並びではなく、大幅な引き上げをと要請する文書を静岡労働局長宛てに送られています。静岡県は最賃は783円で、隣の愛知県は820円と格差があります。さらに、静岡県では10代、20代の人口流出が深刻です。2014年の県外への転出超過は全国ワースト2位。逆に、愛知県では転入超過が全国5位となっています。三上市長は、パートなどで働きたい人は、職場が近いことが条件になります。最賃が高い隣の愛知県に引っ越しをして、夫は湖西市へ通勤をする、こういった選択をする人も出てきかねない。一刻も早く地域間の最賃格差をなくし、1,000円以上にすべきと話をしています。若者の雇用に対して、積極的に取り組まれているほかの自治体もある中、千葉市の取り組みも求められています。  そこで伺います。  一つに、日本国憲法に保障されている生存権と働く権利について、千葉市はどのように考えていますか。  二つに、非正規雇用が今後も拡大することが懸念されています。千葉市はどのように考えていますか。今後、市独自の対策についてお示しください。  三つに、非正規雇用で働く多くの若者が苦しんでいる中、生活をしています。こうした実態を改善するために、さきの参議院選挙で日本共産党が行った三つの提案に対する千葉市の見解をお示しください。  四つに、若者の深刻な労働実態を把握し、改善していくためにも、千葉市独自の相談窓口や支援センターが必要だと考えないのですか。また、設置するための課題は何か、お示しください。  五つに、湖西市の市長は、最賃の引き上げのために動かれています。千葉県も東京都と賃金格差が生じていることを考えれば他人事だとは言えないと思います。地域格差について、千葉市の考えについてお答えください。また、最賃の引き上げの要請は行わないのですか、お答えください。  次に、二つ目、稲毛東の納骨堂建設問題についてです。  前回の質問でも取り上げ、計画について現在も慎重な審査がされていることと思います。一方、地域の住民の方からは、不安に感じている、そういった声が寄せられています。私のところにも、今後どうなるのでしょうか、こういった声が寄せられています。  ほかの自治体でも、納骨堂建設をめぐるトラブルが起こっています。流山市では、6月中旬に納骨堂及び葬儀場の建設問題が浮上しました。納骨堂予定地は、住宅地と商店街があり、周辺には、学童保育所、医療施設などがある地域であります。墓地、埋葬等に関する法律の第1条から考えても問題だと捉え、商店街や住民の方々が中心になって会が結成され、署名行動や市への陳情提出などに取り組まれたということでした。  このことを踏まえて伺います。  一つに、事前手続、経営主体、施設基準、永続性、非営利性及び必要性について、地域の住民からは問題があるのではないかと、こういうように言われています。墓地、埋葬等に関する法律の第1条、この法律は、墓地、納骨堂又は火葬場の管理及び埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、かつ公衆衛生そのほかの公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的とする、こういうふうに書かれています。問題があると考えますが、千葉市はどのように考えていますか。  二つに、審査結果が出たとき、地域住民の方への対応はどのようにされるのでしょうか。  三つに、先ほど流山市の事例を紹介しましたが、納骨堂建設に関して地域住民とのトラブルがふえている中、対策の検討が必要だと考えます。千葉市はどのように考えていますか。  三つ目は、稲毛東再開発についてです。  JR稲毛駅は、1日約5万人が利用する駅であり、東口、西口ともに朝夕の時間帯は電車、バスの利用者で混雑をしています。  スライドをごらんください。  これは稲毛駅の利用状態です。これは日中のものなんですけれども、1枚目と2枚目、両方とも日中のものですけれども、かなりのバス利用がこちらであることがわかると思います。そして、これは3枚目なんですけれども、手前のところに障害者の方々が利用するスペースがあります。日中はこちらにも車がとめられてしまい、こちらに車がとまってしまいますと、そちら2車線とも埋まっている状況、こういった状況になってしまい、バスが動けなくなる。こういった状況が発生をしています。  東口では、一般車両がとめるスペースがないことなどから、平成7年に改修工事が行われましたが、依然としてこういった状況がまだ起こっています。利用者の方からも、バスが動けなくなるときは本当に困る、混雑していて、いつ事故が起こるか不安、何とかしてほしい。こういった要望も寄せられています。  こういったことを踏まえて、質問をいたします。  一つに、平成17年度の改修工事はどのような流れで実現をしたのか、経過についてお答えください。  二つに、旧日本たばこ跡地の買い取りをしたイオンへの要請状況、また、同跡地の整備についてどのようになっていますか。  三つに、稲毛駅東口の現状について、千葉市はどのように認識をされていますか。  四つに、今後どのような対策を講じていくのか、お答えください。  1回目の最後の質問です。防災対策について伺います。  千葉市では、現在、避難所運営委員会を設置し、災害時の避難所開設から管理運営までを担ってもらうことを目的に取り組んでいます。現在、約8割の避難所で設置をされています。しかし、委員会ごとに開催や取り組みなど差が出ているというふうに聞いています。  先日、緑町小での体育館で行われた黒砂防災会議の防災訓練を見学しました。避難所の実際の受け入れ人数、災害に備えて何が必要なのかの講義や防災用品の紹介・展示、避難所の資材の展示や非常食の試食会など、こういったことが行われていました。訓練後、役員の方にお話をお聞きしましたところ、自分たちで交渉などのやりとりをしたということでした。また、実際に見て触れることが大事と語られ、非常によい取り組みだと感じました。防災の用意をと言われても、どこで何がどのぐらい必要なのか、すぐに用意できる方は少ないと思います。また、いざ災害が起こったとき、用意したものを持ち出せるか、こういった課題もあります。こうした市民の不安や疑問を解消しつつ、防災意識を高める取り組みが求められています。  このことを踏まえて伺います。  一つに、千葉市の避難所運営委員会の設置、活動支援について、現在どのような支援が行われていますか。  二つに、災害が発生し避難が必要になった際、千葉市の自助、共助、公助について、どのような役割を持たれていますか。また、それぞれの役割を発揮していくために行っている対策についてもお示しください。  三つに、防災意識を図っていくために、避難所運営委員会など防災に関心を持っている方に集まってもらっての交流会や学習会に取り組むことを提案しますが、どう考えますか。  四つに、先ほど紹介した防災訓練で行われていた防災用品の展示や非常食の紹介、試食、こうした展示会などは非常によい取り組みだと思っています。千葉市でも取り組むことを提案しますが、見解をお示しください。  以上で、1回目とさせていただきます。(拍手) 19 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。経済農政局長。 20 ◯経済農政局長(鎌田 栄君) 若者の雇用についてお答えいたします。  まず、日本国憲法により保障されている生存権と勤労の権利についてですが、生存権は、人間が人間らしく生きるために、全ての国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有することを定めたものであり、勤労の権利については、生存権の保障を具体化するため、国民に勤労の機会を提供するよう努力することが国の責任であることを定めたものであると認識しております。  次に、非正規雇用の今後の拡大懸念に対する市独自策についてですが、国が非正規雇用労働者の正社員転換や待遇改善に取り組む企業に対し、平成26年度に制度化したキャリアアップ助成制度について広く市内企業に情報提供するなど、引き続き、労働局と連携し利用促進に努めてまいります。  また、雇用のミスマッチにより正規雇用から離職した結果、非正規雇用労働者となる方も少なくないことから、本市が若者の雇用ミスマッチ解消策として取り組んでいる合同企業説明会や企業見学バスツアーなどを充実させることで、非正規雇用の拡大防止につなげてまいります。  次に、参議院議員選挙における日本共産党の三つの提案に対する見解についてですが、市内企業が直面する深刻な人手不足に対応するためにも、生産性の向上を図り、最低賃金を引き上げることは重要であると考えております。現在、国では、未来の投資を実現する経済対策において、最低賃金引き上げの環境整備として、経営力強化、生産性向上に向けて、中小企業、小規模事業者への支援措置を推進、拡充するとして、業務改善助成金を初め、各種支援策の拡充に着手していることから、国の動向を注視し、適切に対応してまいりたいと考えております。  次に、市独自の相談窓口等の必要性と設置に向けた課題についてですが、本市では、若年者を初め、さまざまな求職者に対する就労相談や職業紹介等を行うふるさとハローワークを稲毛区及び緑区に設置しているほか、雇用や労働に関する専門的な相談を受け付ける労働相談室を蘇我コミュニティセンターに設置し、国等と連携しながら各種相談に対応しております。  また、市内には、国のハローワークちばに、大学等新卒者やおおむね卒業後3年以内の既卒者の就職を支援する専門の窓口として千葉新卒応援ハローワークが設置されているほか、国、県が協力して設置している再就職に向けたさまざまな支援をワンストップで行うジョブサポートセンター、さらに、働くことに悩みを抱えている若者とその家族を対象に相談支援を行うちば地域若者サポートステーションが県により設置されており、若者の就労に関する相談支援体制としては、一定程度、充足されているものと考えております。
     最後に、最低賃金の格差についての見解と引き上げの要請についてですが、地域別最低賃金は、その地域の労働者の生計費、賃金などを総合的に勘案して定めるものとされていることから、地域によって最低賃金に差が生じるものと認識しており、その引き上げの要請につきましては、東京都周辺の他都市の状況等を見きわめつつ、対応してまいります。  以上でございます。 21 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局次長。 22 ◯保健福祉局次長(竹川幸夫君) 稲毛東の納骨堂建設問題についてお答えします。  まず、本件は、墓地、埋葬等に関する法律第1条から問題があるのではないかとのことですが、事前手続、経営主体等の基準は、法の趣旨を踏まえ、千葉市墓地等の経営の許可等に関する条例で具体的に規定したものであり、本市はその基準に基づき審査をしているところであります。  次に、審査結果が出た後の地域住民への対応についてですが、千葉市墓地等の経営の許可等に関する条例施行規則においては、経営予定者に協議結果を通知することとなっております。なお、地域住民等から協議結果について問い合わせがあった場合には、経営予定者の同意を得た上でお答えすることは可能と考えております。  最後に、トラブルへの対策についてですが、本市では、墓地や納骨堂の建設をめぐる近隣住民とのトラブル等を踏まえて、平成25年度から条例を改正し、経営予定者は事前協議前に周辺住民等に対して必要な事項を説明し、意見があった場合は協議を行うよう義務づけたところでございます。  以上でございます。 23 ◯議長(向後保雄君) 都市局次長。 24 ◯都市局次長(小早川雄司君) JR稲毛駅東口の再開発についてお答えします。  まず、平成17年度の改修工事の経過についてですが、稲毛駅東口駅前広場は、バス、タクシーが多い上、一般車が入り込んで混雑していることが課題となっておりました。  そこで、現状の駅前広場の広さの中で課題を解決することを目的として、平成13年から稲毛駅東口駅前広場の交通混雑緩和について検討を初め、その後、警察やバス、タクシーなどの交通関係者、地元自治会の皆様などと協議を進めながら、平成17年度に公共交通機関と一般車を分流させるための一般車乗降場の設置や一部バス停留所位置の変更と経路変更、バス停留所前の歩道拡幅などの整備を行っております。  次に、旧日本たばこ産業跡地を買い取りしたイオンへの要請の状況と同跡地の整備についてですが、跡地を取得したイオンモール株式会社へは、周辺交通の円滑化のための幹線道路につながる道路の整備や生活機能拠点としての機能強化、にぎわい創出のための商業的土地利用をお願いしているほか、混雑している東口駅前広場を補完する機能の検討、整備をお願いしております。現在、イオンモールからは、既存建物の除却工事を実施中であると聞いておりますが、跡地の具体的な整備計画は示されておりません。  次に、稲毛駅東口の現状の認識についてですが、平成17年度に一般車乗降場を設置したことなどにより、バスとの分流の促進など一定の効果を得ております。しかしながら、当該駅前は多くのバス路線の結節点であり、JRとの乗りかえによる利用者が多く、車と歩行者の動線がふくそうしているとともに、バスやタクシー、一般車が混在していることから、利便性や安全性に課題があると認識しております。  最後に、今後の対策についてですが、駅前広場自体を広げることが混雑解消には有効ではありますが、既に多くのビルなどが立ち並んでいるなど、現状のままでの広場の面積拡大は非常に難しい状況であります。そこで、現在進められている旧日本たばこ産業跡地開発に合わせた駅前広場機能の補完などに関し、イオンモールと協議を進めていくほか、駅前地権者などの動向を注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 25 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 26 ◯総務局長(志村 隆君) 防災対策についてお答えします。  まず、避難所運営委員会の設立、活動には、どのような支援が行われているのかについてですが、避難所運営委員会の設立に向けた準備会議において、必要性の説明や先行事例の紹介を行っているほか、規約や組織づくりの助言などの支援をしております。  また、設立後には、会議や訓練の際に避難所担当職員を派遣するとともに、避難所開設・運営マニュアルの作成例を示し、適宜、開設、運営に関する助言を行っているほか、マンホールトイレの取り扱い説明会の開催などの支援を行っております。なお、避難所運営の際に使用する事務用品や腕章、メガホンなどの物品につきましては、昨年度までに全避難所に配備しております。  次に、避難について、自助、共助、公助の役割と対策についてですが、自助につきましては、大規模災害時に備え、市民一人一人が日ごろから自分でできる防災対策を講じておくことが重要な役割であると考えており、市政だよりや市ホームページ、防災マップなどを通じて、家具の転倒防止策や最低3日分、できれば1週間分程度の食料や生活必需品の用意、自宅の近くの避難場所、避難所の確認、家族の安否確認方法などについて啓発を行っているところでございます。  共助につきましては、大規模災害時には、自助及び公助には限界があることから、地域において、お互いに助け合う協力体制をつくることが重要な役割と考えており、初期消火や避難誘導を行う自主防災組織の結成、避難所の開設、運営を行う避難所運営委員会の設立、避難行動要支援者の支援体制の構築など、地域による共助の取り組みを支援しているところでございます。  公助につきましては、市民の生命、身体、財産を災害から守るため、基礎的自治体の役割として、避難所となる学校や公共施設などの建築物を初め、道路、橋梁、下水道等の耐震化を図るほか、災害時に市民が安心して避難生活を送っていただくため、食料等物資の備蓄や調達体制の整備を進めるとともに、自助、共助の取り組みを推進するため、市民の皆様へ防災意識の普及啓発などを進めております。  次に、避難所運営委員会など防災に関心を持つ方の交流会や学習会の開催についてですが、現在、全市的に新任の委員向けの避難所開設、運営に係る基礎的な研修会を行っているとともに、緑区、美浜区においては、区内の避難所運営委員会を対象に独自に研修会を行っております。また、防災に関心を持つ方などを対象として、防災ライセンス講座や防災リーダー研修会を実施しております。今後も、避難所運営委員会の活動が活性化するよう、区と連携し防災意識の向上を図ってまいります。  最後に、防災用品や非常食の展示会についてですが、九都県市合同防災訓練の千葉市会場において、展示・体験コーナーを設けており、民間の協力団体が防災用品の展示や非常食の紹介、試食などを行っております。また、自然災害に備えた家庭での備蓄を推進するため、日ごろから自宅で利用している食料や日用品を少し多めに買い置きし、消費した分を補充する、いわゆるローリングストックは、家庭でも取り組みしやすいため、九都県市共同で啓発に取り組んでいるところでございます。今後も、市民が災害に備えた自助、共助の取り組みがしやすいよう、効果的な啓発に取り組んでまいります。  以上でございます。 27 ◯議長(向後保雄君) 吉田直義議員。 28 ◯9番(吉田直義君) 2回目は、順番を変えて行います。  まず、稲毛駅東口再開発についてです。  課題等、認識は示されましたので、地域住民や駅の利用者の意見を踏まえながら対策を講じていただきますよう求めておきます。  次に、若者の雇用についてです。  7月末、若者の雇用に積極的に取り組まれている川崎市を佐々木議員、椛澤議員と視察してまいりました。  スライドをごらんください。  労働契約、就業規則、退職、雇用に至るまで、働く方々にとって大切な法律知識や労働問題などの連絡先など、情報を掲載した働くためのガイドブック、こういったものを作成しています。毎年3,000部を作成し、区役所などの公共施設、市内の大学、高校などに配布をされています。働くための基礎知識、労働問題の未然防止として、学校などでは授業などでも活用されていると聞いています。  また、神奈川県では、県の労働センターと連携をし、賃金未払いや労働条件、パートや派遣労働のトラブルなど、無料の街頭労働相談を年5回から7回行っています。これが労働相談のチラシです。事前に配布をしているそうなんですけれども、こういうふうに、街頭労働相談会をやりますよということで周知をしているということです。さらに、就労支援で就職が決まった若者に対して、半年後をめどに実態や様子を聞き取るアンケートなどが書かれた往復はがきを郵送し、返信率は75%と聞いています。こういうふうに、往復はがきにこういったことを記載したアンケートを送って皆さんに意見をもらうという形で、すごいわかりやすいシンプルな内容になっています。若者の実態把握や就労支援には、こうした取り組みが必要ではないでしょうか。  こういったことを踏まえて伺います。  一つに、川崎市の支援について伺います。  一、働くためのガイドブックというパンフレットを市独自に作成し、市内の大学や高校に配布するなど活用されています。市内でもこうしたパンフレットを作成し、労働関係法令の周知に取り組むべきではありませんか。  二つに、川崎市では、県の労働センターと共同で街頭労働相談を行っています。若者の実態を知るため、若者に行政を知ってもらう機会にもなります。市独自でも実施をしていくべきではありませんか。  三つに、就労支援で就職が決まった若者への後追い調査、アンケートも行われています。千葉市では企業説明会などに参加をしてくれた若者や学生とつながっていくためにも、ぜひとも実施をすべきではないかと考えますが、見解をお示しください。  働くルールを知ってもらう取り組みについて、市内の学生向けの労働関係法令の学習会を早期に実施をすべきではありませんか。  大学や高校の就職担当者と相談窓口など関係機関と連携をして、相談の情報の収集、対策などの実施を検討していくべきではありませんか。  次に、稲毛東の納骨堂建設問題についてです。  流山市の事例を紹介する前に、納骨堂建設をめぐってトラブルが起こっているとお話をしましたが、千葉市以外にも条例改正で対応している市もあります。横浜市では、平成23年2月に条例の改正が行われ、永続性の確保のため、墓地設置の費用の一部、一定割合の自己資金を有すること、費用の一部を借り入れする場合は、借り入れ先を銀行法に定める銀行などに限定をしています。また、経営主体の安定性をあらかじめ審査することを目的に、墓地の設置等予定者に対して、手続開始時に財務状況の報告書を提出することを義務づけています。野田市では、現条例では、必要以上に墓地や納骨堂がつくられることは避けられず、他市、他県民のための墓地整備になりかねない状況と、平成27年3月に条例改正が行われ、納骨堂建設について住宅等との距離要件などが設けられています。  こうした他市の条例改正を踏まえて伺います。  一つに、横浜市では、永続性の確保のため一定割合の自己資金を有すること。経営主体の安定性を審査するため財務状況の報告書等の提出が行われています。永続性の確保、経営主体の安定性についてどのように審査をされていますか。  二つ、野田市では、納骨堂の建設について住宅等との距離は100メートル以上と、要件を設けています。住環境への配慮について、千葉市ではどのような基準を定め、審査をされていますか。  三つ、野田市の改正趣旨では、現条例では必要以上に墓地や納骨堂がつくられることになり、他市、他県民のための墓地整備になりかねない状況となっていますとされています。今後、不要な墓地整備が進められないよう、条例改正等、対策を講じていくべきではありませんか。  最後に、防災対応について伺います。  東京都では、地震、風水害、火山など自然災害だけではなく、大規模事故、災害など、首都直下地震に直面する危機に備えて、イラストと写真を交えて解説をしている東京都防災ガイドブック、こういったものを作成しています。今後、あらゆる災害に備えて、行政として公助の役割を果たすこと。その上で、市民の防災意識の向上、避難所運営委員会への支援も欠かせないと考えます。また、災害時、野菜などを食べることができず、口内炎や血圧の上昇、不眠など、さまざまな症状が発生したということも報告されています。こうしたことから、クラッカーなど保存食だけでなく、備蓄食品には、実際に使うことも考えて、住民が喜ぶ備蓄食品、災害弱者のための備蓄食品なども必要だと考えます。  こうしたことを踏まえて伺います。  一つに、避難所運営委員会の活動に対する補助に差が生じています。活動への補助は、地域住民からの要望であり、市として一律にすべきと考えます。早急に活動への補助を実施すべきではありませんか。  二つに、実際に使うことを考え、住民が喜ぶ備蓄食品、弱者のための備蓄、分散備蓄、救援物資の分配など、地域住民の意見や要望、ニーズに応えた備蓄をしていくべきではありませんか。  三つ、今後、震災に限らず、あらゆる災害に対応していかなければなりません。あらゆる災害に対応していくための市民向けの学習会を早期に実施をしていくべきではありませんか。  以上、2回目です。 29 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。経済農政局長。 30 ◯経済農政局長(鎌田 栄君) 2回目の御質問にお答えします。  若者の雇用についてお答えいたします。  まず、働くためのガイドブックのようなパンフレットを作成し、労働関係法令の周知に取り組むべきではないかとのことですが、若者を含む市民に向けた労働関係法令の周知啓発につきましては、千葉労働局において、国が作成した冊子やリーフレットを管内の大学、高校等に配布しておりますが、本市といたしましても合同企業説明会や企業見学バスツアー等の機会を活用し、同冊子等を配布するなど、労働関係法令のさらなる周知に取り組んでまいります。  次に、神奈川県のかながわ労働センターと共同で実施している街頭労働相談のように、市独自で相談を実施すべきではないかとのことですが、本市における雇用、労働に関する相談、支援につきましては、蘇我コミュニティセンターに設置している労働相談室のほか、千葉労働局の総合労働相談コーナーや県の労働相談センター等において実施しているところであります。今後は、雇用対策協定を締結した千葉労働局を初めとする関係機関と連携し、出張、街頭等による相談機会の充実につきましても検討してまいります。  次に、就労支援実施対象の若者への後追いの調査、アンケートを実施すべきではないかとのことですが、ハローワーク千葉においては、新卒応援窓口利用者に対する定着支援の一環として電話アンケートを実施しているほか、労働法令の講座や相談先の紹介などを行うフォローアップセミナーを実施しております。本市においては、合同企業説明会や企業見学バスツアーへの参加者に対してアンケートを実施しておりますが、その中で、雇用・労働関係情報の提供などに対するニーズを把握し、その結果を踏まえ、フォローアップの手法などについて検討してまいります。  次に、市内の学生向けの労働関係法令の学習会などを早急に実施すべきではないかとのことですが、千葉労働局においては、大学、高校等からの希望に基づき人員を派遣し、労働関係法令についての出張講座を実施しております。本市といたしましては、同出張講座の周知とその活用の促進を図るなど、労働局と連携した取り組みを進めてまいります。  最後に、大学、高校の就職担当や関係機関と連携して相談の情報を収集し、対策を実施していくべきではないかとのことですが、大学、高校の就職担当を含む雇用、労働に関する関係機関等とは、日ごろの業務を通じ情報交換を行っているほか、大学等の教育機関や市内企業、産業団体等で組織するインターンシップ推進委員会やキャリア教育推進連携会議等を通じ、課題などの情報共有を図っているところでございます。今後は、これら既存の会議体等を活用し、相談内容などについて情報共有に努め、取り組みの検討を行ってまいります。  以上でございます。 31 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局次長。 32 ◯保健福祉局次長(竹川幸夫君) 稲毛東の納骨堂建設問題についてお答えします。  まず、永続性の確保及び経営主体の安定性の審査についてですが、納骨堂を経営するために十分な財産その他の経済的基礎を有しているかについて、経営計画書、納骨堂資金計画書、法人収支決算書、財産目録等の書類の提出を求め、確認しております。なお、本市では、納骨堂の設置等の費用は原則自己資金とし、借り入れの場合は、横浜市と同様、銀行等に限定をしております。  次に、住環境への配慮についての審査ですが、条例では、周辺環境との調和を踏まえて、墓地、納骨堂には障壁や一定規模の緑地等の設置基準を定めており、これに基づき審査をしております。  最後に、不要な墓地整備への対策についてですが、本市では、墓地等の過剰供給の抑制や経営の適正化を図るため、平成19年度には、宗教法人による墓地等の経営は、市内宗教法人が宗教活動の一環として行う場合に限定し、さらに、平成25年度からは、宗教法人の事務所設置年数を市内5年以上に限定するよう、条例の改正を行ってきたところであります。なお、経営計画書、使用予定者名簿、法人登記事項証明書等により、これらを確認しております。  以上でございます。 33 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 34 ◯総務局長(志村 隆君) 防災対策についてお答えします。  まず、避難所運営委員会の活動への補助は、市として一律にすべきではないかについてですが、避難所運営委員会の活動への補助は、現在、一部の区で自主企画事業として実施しておりますが、避難所運営委員会の設立が進んでいることから、今後、全市における実施を検討してまいります。  次に、備蓄食品等を住民の意見や要望をもとに対応していくべきではないかについてですが、現在、想定避難者数約19万5,000人に対し、発災から3日間に必要となる食料、飲料水、トイレ、生活物資等の備蓄を平成26年度より5カ年計画で段階的に増強しているほか、要配慮者用の備蓄品としておかゆや紙おむつ、床マットなどを各避難所に配備しており、今後も住民のニーズに応じて適切に対応してまいります。  最後に、震災に限らず、あらゆる災害に対応していくための学習会の実施についてですが、防災ライセンス講座では、自助、共助による地域の防災力の向上を図るため、震災のほか、風水害などの災害に関する講座を開催しております。また、防災リーダー研修会では、年1回、防災に関する専門家により、さまざまなテーマに基づく講演を行っております。引き続き、市民の防災意識の向上を図るため、さまざまな災害を想定し、災害の新たな様相や変化に応じられるよう講座や研修会などを開催してまいります。  以上でございます。 35 ◯議長(向後保雄君) 吉田直義議員。 36 ◯9番(吉田直義君) 3回目の質問を行います。  まず、若者の雇用についてです。  若者の雇用で深刻なのは、1回目も申しましたが、望んでいても正規雇用で働くことのできない、そういった状況にあります。問題を解決していくためには、実態の把握が何よりも必要です。学生向けの対策の実施とともに、既卒者向け、若者全体を対象とした対策の実施をあわせて検討していただくよう求めておきます。  次に、稲毛東の納骨堂建設問題についてです。  他市の条例改正を踏まえて審査をされているということですけれども、千葉市の条例では、審査はされますが、野田市のように住宅等から100メートル、こういった明確な規定がないわけであります。市民の生活を今後も守っていくためにも、明確な規定を定めた条例改正が必要だと考えます。千葉市も他市の条例等を学び検討していくよう求めておきます。  最後に、防災対応について伺います。  避難所運営委員会の補助について再度伺います。  活動への補助に差が出ていることは問題であります。安心・安全、市民の命にかかわることについて、市一律で速やかに制度化を図るべきではありませんか。お答えください。  以上で、私の一般質問を終わります。 37 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。総務局長。 38 ◯総務局長(志村 隆君) 防災対策についての3回目の御質問にお答えします。  避難所運営委員会への補助を市一律で速やかに制度化することについてですが、避難所運営委員会の設立がかなり進んできていることもあり、早急に全市一律での補助の制度化について検討してまいります。  以上でございます。 39 ◯議長(向後保雄君) 吉田直義議員の一般質問を終わります。一般質問を続けます。22番・佐々木友樹議員。             〔22番・佐々木友樹君 登壇、拍手〕 40 ◯22番(佐々木友樹君) 日本共産党千葉市議会議員団の佐々木友樹です。一般質問を行います。  初めに、平和行政についてです。  アジア・太平洋戦争での日本の敗戦から71年を迎えました。戦後生まれの世代が圧倒的多数となり、戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和への決意を新たにしなければなりません。アジア・太平洋の国々への深刻な被害、日本各地での空襲、地上戦が繰り広げられた沖縄の甚大な被害、アメリカによる原爆投下、戦後の国民の生活難など、時間はたっても決して消えるものではありません。千葉市においても、1945年6月10日と7月7日の2度の空襲によって、中心市街地約330ヘクタールの約7割にも及ぶ231ヘクタールが焼け野原となり、死傷者1,595人、被災戸数8,904戸、被災者4万1,212人にも及びました。空襲被害者も被爆者も平均年齢は80歳を超え、今後語り継ぐことが困難になります。  憲法の前文には、日本国民は、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、この憲法を確定すると記されているように、憲法を生かした平和行政の取り組みが求められております。  千葉空襲の戦災遺品は、戦争の記憶を後世に伝えるために募集して、市民から寄贈されています。遺品110点が土気市民センターに保管され、また、貸出実績については、今年度、教育委員会からの依頼の3件となっています。昨年9月議会で我が会派の吉田議員が行った質問も踏まえ、今回、平和行政について質問をいたします。  そこで伺います。  一つに、昨年度と今年度の8月末時点での平和啓発事業の取り組みの内容と学校教育における平和教育に関する取組状況について伺います。  二つに、戦災遺品の貸し出しについて、一般貸し出しは行っていないとのことですが、市または教育委員会が後援する団体に対し、貸し出しの働きかけもしてはどうか、戦災遺品の具体的な活用方法について見解を伺います。
     三つに、私どもは、郷土博物館以外にも常設展示を求めています。市は、昨年、展示スペースの確保については、対応可能な施設の調査等の必要があることから、展示期間、方法等について調査し検討していくとしていますが、その後、具体的な調査は行ったのか、伺います。また、戦跡への案内板設置についてもあわせて伺います。  四つに、作草部の旧気球連隊第二格納庫など民有地にある戦跡について、将来にわたり保存されるよう保存計画を持つよう提案しますが、お答えください。  五つに、今年度は稲毛区のワンズモールで千葉空襲写真パネル展が開催されていますが、若い世代が訪れるイオンモール幕張新都心店などに協力を要請してはどうですか。  六つに、平和啓発パンフレット「考えよう平和の大切さ」及び千葉空襲写真パネル展で、憲法の前文を掲載するよう求めてきましたが、今年度のパンフレットにもパネル展にも掲載はありませんでした。掲載できない理由はないと考えますが、次年度から掲載するよう求めます。お答えください。  七つに、戦争体験を語り継ぐ交流会の具体化と空襲体験の語り部を養成するなどの取り組みを求めます。  八つに、原爆被害者は平均年齢80歳を超えており、実相を語ることができなくなります。県内被爆者団体とも相談し、2013年、長崎市と共催した長崎原爆・千葉空襲展のように、原爆の実相を伝える展示や講話会を広島市や長崎市、新聞社などと共催で取り組むべきではないですか。  九つに、市川市で取り組まれている被爆体験講話DVD貸し出しのように、作成、貸し出しを行い、実相を伝える取り組みを進めるよう求めますが、お答えください。  次に、若葉住宅地区の開発についてです。  6月議会で、千葉市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正で、幕張新都心若葉住宅地区地区計画について、面積約21.5ヘクタールについての建築制限が示されました。若葉住宅地区は、総供給戸数4,515戸、事業期間15年、総事業費約1,860億円であります。事業主体は三井不動産レジデンシャル株式会社を代表に7社で構成された幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ。まちづくりのコンセプトとして、全米で住みたいまちナンバーワン、ポートランド市の開発局と連携し、地域のルールづくりや住民目線のまちづくりを実施としていますが、その関係については明確な内容が見えてきません。さらに保育所の整備、小中学校への通学、自然災害等への対応など課題が残されたままです。  当初の事業計画では、現在整備されている若葉3丁目公園の北側には、板状の18階建てのマンション、南側には46階建てのタワーマンションとなる計画でしたが、46階建て4棟、37階建て2棟のタワーマンションへと変更されました。この計画について、市は6月議会で建物を分棟化し、道路から壁面後退、建物の配置によってできた空間はオープンスペースや緑の空間を形成するなど、周辺環境に配慮した計画となっているとしています。  そこで伺います。  一つに、改めてお聞きしますが、なぜポートランド市の開発局との連携なのか。  二つに、事業計画の変更に関連して、選定委員からどのような意見が出されたのか。  三つに、住民目線のまちづくりの実施としながら、タワーマンション建設が先に進められていますが、市民参加がどう保障されているのか。また、市が若葉住宅地区の開発に対して、意見交換する場を早急につくることを求めるが、どうか。  四つに、保育所整備、小中学校への通学、地震などの災害、火災、風害などにどのように対応しようとしているのか。人口増における公共交通機関への影響についてもあわせてお答えください。  五つに、若葉住宅地区がついの住みかとなり得るのか、将来にわたるまちづくりをどのように千葉市は考えているのか、伺います。  次に、美浜区の諸問題について。  幸町地区学校跡施設の利活用についてです。  6月議会では、私から方針案の押しつけではなく、自治会や住民の意向に沿った協議を求めましたが、庁内で検討を行い、最終的な利用方針を策定するとのことでした。それ以前にも、地元との協議を進めていくべきではないかとの問いに対し、必要な場合にとどまっています。  その後、利用方針案に対する意見募集では、市の財政難との理由で拙速な結論を求めすぎているものではないか、住民スポーツ広場が必要であり整備をお願いしたい、避難場所の整備、地元代表、千葉市、URの3者による協議の場の設定などの意見、要望が出されています。地元は、両校の体育館と校庭、校舎の一部について地元が利用できるよう求めています。  そこで伺います。  一つに、跡施設に対する意見募集の結果について市はどのように捉えているのか。また、利用方針案にどのように反映していくのか、伺います。  二つに、意見募集を踏まえた市の考えについて、いつ示すのか、地元や議会に対して今後の具体的なスケジュールを示すべきではないですか。  三つに、再度求めますが、利用方針を決定する前に地元と協議を行い、地元が求める3者協議の場を設定していくことが必要ではないですか。  次に、幸老人センターの今後についてです。  6月11日の幸町地区の学校跡施設の利活用についての市の説明の前段に、幸老人センターの代替施設の提案がありました。この施設を廃止し、隣接している幸町第一中学校内の木工室及び準備室、昇降口を改修することで代替施設とするものです。現在のセンターは、床面積307.02平方メートルから代替施設は約189平方メートル、諸室面積は135平方メートルとなります。説明会で出されていた自治会や住民の中学校への出入り、夜間、休日の利用などの課題があります。代替施設の整備に当たり、地域運営拠点支援事業を活用した場合は、地域運営委員会の設立が必要、自治会が行う定例会議などの活動はUR集会所を使用、サークル活動は原則としてUR集会所、公民館の使用を前提条件としています。さらに、関係者から出された耐震補強工事、建てかえについてはできないことが示されています。  そこで伺います。  一つに、6月11日の説明の際に出された課題について、どのように検討し、解決しようと考えているのか。  二つに、代替施設の整備の前提条件のうち、地域運営委員会設立は前提条件とはせず、代替施設の整備に特化したものとして地元と協議すべきではないですか。  三つに、これまでも、現センターの耐震補強工事や建てかえを求める意見がありましたが、この結論に至った背景、理由についてお示しください。  四つに、8月28日に幸老人センター耐震診断の結果についての地元説明会がありましたが、地元から出された意見や要望に対し今後も協議をしていくのか、お答えください。  以上で、1回目です。(拍手) 41 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。市民局長。 42 ◯市民局長(小池浩和君) 平和行政についてお答えします。  まず、昨年度と今年度8月末時点での平和啓発事業の取組内容と学校教育における平和教育に関する取組状況についてですが、平和啓発事業の取組内容については、平成27年度は、千葉空襲写真パネル展をきぼーる、生涯学習センター、各区役所など10会場で、各1週間程度実施したほか、平和啓発パンフレットの配布、市内の戦跡に詳しい講師の方による解説を交えての戦跡をめぐる戦跡めぐりウオーキング、平和の願いを込めた折り鶴12万羽の広島市、長崎市への送呈、平和アニメの上映と千葉空襲体験者の方による講話会を開催しました。  今年度も平成27年度と同様に実施しましたが、千葉空襲写真パネル展については、会場を昨年の長沼コミュニティセンターにかえワンズモールとしたほか、パンフレットやパネル展に、現在の世界の紛争の様子を伝える写真を盛り込むなど、戦争を知らない若い世代の方にも戦争の悲惨さや平和のとうとさについて、より理解を深めてもらえるよう工夫をいたしました。  また、学校教育における平和教育に関する取組状況については、社会科や総合的な学習の時間の中で、本市独自に作成した社会科資料を活用するとともに、空襲や被爆の様子などについて、戦争を体験された方からお話を伺うことを通して戦争の悲惨さや平和の大切さについて学習をしております。  次に、戦災遺品について、後援する団体に対する貸し出しの働きかけや具体的な活用方法についてですが、戦災遺品は破損しやすいものが多くあることから、現在、市の後援する行事の主催団体も含め、一般の方などへの貸し出しは行っていませんが、今後、啓発活動を行っている団体などの御意見を聞きながら、貸し出しについて検討してまいります。  具体的な活用方法については、現在、その一部を郷土博物館の戦前、戦中、戦後のコーナーで常設展示しているほか、千葉空襲写真パネル展の一部の会場でもガラス展示ケースに入れて展示するなど、貴重な戦災遺品を破損することのないよう丁寧な展示を心がけるとともに、市民の皆様にごらんいただくことにより、戦争の悲惨さや平和のとうとさを考えていただけるよう活用しております。  次に、常設展示のスペースの具体的な調査は行ったのか、また、戦跡への案内看板設置についてですが、常設展示のスペースについては、現在のところ、適当な候補は見つかっておりません。また、戦跡への案内看板の設置については、本市において管理しているもののほか、企業などが戦跡自体を活用しているものや有志の方が設置した跡碑など、さまざまな状況にあることから、施設の管理者などとの調整や具体的な看板の設置方法などについて、引き続き検討してまいります。  次に、民有地にある戦跡の保存計画を持つようにとのことですが、旧気球連隊第二格納庫などの戦跡となっている戦時中の建物は、企業などが所有し使用しているものであり、市が計画を立てて、その保存等に関与することは考えておりません。今後とも、所有者の御協力をいただきながら、本市の平和啓発事業に活用してまいります。  次に、千葉空襲写真パネル展について、若い世代が訪れるイオンモール幕張新都心店などに協力要請してはどうかについてですが、千葉空襲写真パネル展は、例年、きぼーる、生涯学習センター、千葉そごう及び各区役所のほか、平成26年度から、さらにもう1カ所の会場をお借りして開催しております。  来年度以降についても、イオンモール幕張新都心店も含め、なるべく多くの方に来場していただける開催場所の確保に努めてまいります。  次に、平和啓発パンフレット及び千葉空襲写真パネル展での憲法前文の掲載についてですが、本市の平和啓発パンフレットと千葉空襲写真パネル展は、本市における戦時中の暮らしの様子、千葉空襲、市内各地に残る戦跡などのほか、若い世代の方もリアリティーを感じることができるよう、現在の世界の紛争や難民の写真を使用することにより、限られたページと展示スペースの中で、戦争の悲惨さと平和のとうとさをなるべくわかりやすく伝えることを主眼としており、日本国憲法前文を平和啓発パンフレット等に掲載することは考えておりません。  次に、戦争体験を語り継ぐ交流会の具体化と空襲体験の語り部を養成するなどの取り組みについてですが、戦争や空襲の話を正確に後の時代に伝えていくことは大事なことと考えており、本市では、平成17年に千葉空襲や戦争の体験談を語っていただいたビデオを作成し、ホームページで視聴できるようにしているほか、DVDの貸し出しも行っております。今後とも、空襲体験の講話をされている方々の意見を伺いながら、さまざまな世代の方に対する効果的な平和啓発の手法について研究してまいります。  次に、原爆の実相を伝える展示や講和会を広島市や長崎市、新聞社などと共催で取り組むべきではないかについてですが、本市では、原爆などの核兵器や戦争の悲惨さを伝えるため、平成12年度に広島市との共催によりヒロシマ・チバ平和展を開催したほか、平成25年度には、長崎市との共催により長崎原爆・千葉空襲展を開催いたしました。また、長崎市との共催を契機に、広島と長崎に投下された原爆による被害の実相を多くの市民の方々に見ていただけるよう、被爆者団体から、新しく広島、長崎の原爆パネルを購入し、平成26年度から千葉空襲写真パネル展において展示しているほか、平和団体や教育委員会などへパネルの貸し出しを行っています。  広島市や長崎市が共催する展示会は、未開催の都市において順次実施されているところであり、本市において再度開催することは当面難しいものと考えております。  最後に、市川市で取り組まれている被爆者体験講話DVD貸し出しのように、作成、貸し出しを行い、実相を伝える取り組みを進めるよう求めるとのことですが、原爆における甚大な被害や被爆した方の悲惨な状況は、数多くの出版物や映像作品などにより表現されているほか、広島市や長崎市のホームページでは、被爆者の証言を記録したビデオが視聴できるようになっていることから、改めて本市が作成することは考えておりません。  なお、本市のホームページに両市へのリンクを設け、市民の皆様が被爆者の証言をより視聴しやすくなるようにしたいというふうに考えております。  以上でございます。 43 ◯議長(向後保雄君) 総合政策局長。 44 ◯総合政策局長(金親芳彦君) 若葉住宅地区の開発についてお答えします。  まず、ポートランド市開発局との連携についてですが、開発事業者は、国際性、多世代、ヒューマンをキーワードとしたまちづくりと全米で住みたい町ナンバーワンのポートランド市開発局と連携し、地域のルールづくりや住民目線のまちづくりの二つをまちづくりの特徴として提案をしており、周辺の教育機関と連携、国際性を育むコンテンツを導入するとともに、多世代が町の中で心地よく過ごすことができる環境を創出し、ベイエリアの振興と幕張新都心まちづくりのさらなる進化を目指すことを事業計画のコンセプトとしております。  ポートランド市開発局との連携につきましては、事業者のこれまでのまちづくりの経験を踏まえ、若葉住宅地区において取り組むものと聞いております。  次に、事業計画変更への選定委員からの意見についてですが、街区内により多くの空地を創出し、にぎわいのある歩行者空間や緑地を確保するため、若葉3丁目公園の北側街区の板状の住棟をタワー棟に変更したものでありますが、千葉県企業土地管理局からは、選定委員への説明に際し、委員から特段の意見はなかったと伺っております。  次に、まちづくりへの市民参加についてですが、平成26年度の事業者募集では、良好な都市環境の形成とその持続性の確保などを目的に、居住者みずからがまちづくりに参加する地区管理システムの提案を必須条件としており、開発事業者の提案では、地区内に活動拠点となる幕張アーバンデザインセンターを設置し、継続的なデザインコントロールや町の維持管理を行うエリアマネジメントを導入する予定となっております。なお、住民のかかわり方など具体的な仕組みにつきましては、事業者において検討中とのことであります。  また、市が若葉住宅地区の開発に対して、意見を交換する場を早急につくることについてですが、若葉住宅地区につきましては、千葉県企業庁への事業提案を踏まえ、都市計画法の手続の中で、説明会、案の縦覧など、市民が意見を提出する機会を設けながら、地区計画を定めたところであります。なお、一定の高さを超える建築物を建築する場合につきましては、千葉市中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例におきまして、建築主に対し近隣住民等への建築計画の事前説明を義務づけており、建築によって直接的な影響を受ける近隣住民等から意見を聞く機会を設けております。  次に、市民生活等への影響に対する対応についてですが、若葉住宅地区は約1万人が住む大規模な開発であり、関係法令等に基づく協議はもとより、さまざまな検討課題もあることから、安全・安心なまちづくりに向け、開発事業者と的確に協議を進め、対応をしてまいります。  最後に、将来にわたるまちづくりへの考え方についてですが、本市といたしましては、幕張ベイタウンとは違った形で、これからのライフスタイルを提示する先導的な住宅地区を期待しております。本市からは、最先端のICTを活用した住民サービスの提供などを提案しており、他都市にない先進的な取り組みによるまちづくりを目指し、開発事業期間が15年を予定していることも踏まえ、開発事業者と継続的に協議をしてまいります。  以上でございます。 45 ◯議長(向後保雄君) 財政局長。 46 ◯財政局長(金親芳彦君) 幸町地区の学校跡施設の利活用についてお答えします。  まず、跡施設に対する意見募集の結果について市はどのように捉えているのか、また、利用方針案にどのように反映させていくのかについてですが、本年6月の地元説明会の後、引き続き実施した地元意見募集では、3団体、2名の方から御意見をいただきました。主な意見といたしましては、避難所・避難場所の整備、地元代表、千葉市、URの3者による協議の場の設定などのほか、公園や広場としての整備を求めるものもありました。現在、寄せられた御意見について、関係部局を含め検討を行っているところでございます。  次に、意見募集を踏まえた市の考え方について、いつ示すのか、地元や議会に対して今後の具体的なスケジュールを示すべきではないのかとのことですが、現在、いただいた御意見について、庁内の関係部局で対応を検討しているところですが、決定次第、市としての考え方を地元や議会にお示ししたいと考えております。  最後に、利用方針を決定する前に地元と協議を行い、地元が求める3者協議の場を設定していくことが必要ではないかとのことですが、そのような地元意見についてURに伝えるとともに、その対応について検討してまいります。  以上でございます。 47 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局次長。 48 ◯保健福祉局次長(竹川幸夫君) 幸老人センターの今後についてお答えします。  まず、6月11日の説明の際に地元から出された課題をどのように検討し、解決しようとしているのかとのことですが、いただいた御意見などについては、現在、関係機関と協議を行っており、その内容については、引き続き、地元へ丁寧な説明を行い、理解を求めてまいります。  次に、地域運営委員会の設立を代替施設整備の条件とせずに地元と協議すべきではないかとのことですが、代替施設は利用を高齢者に限らず、地域の方々の幅広い活動の拠点とすることが望ましいと考えており、地域運営拠点支援事業の利用条件である地域運営委員会の設立をお願いするものです。  次に、耐震補強工事や建てかえを求める意見があった中、今回の結論に至った背景や理由についてですが、本市としては、施設の老朽化が著しく、補強や建てかえには多額な費用がかかることから、平成29年度末に施設を廃止することとしております。しかしながら、防犯や防災活動など地域にとって有意義な活動が行われていることに配慮し、中学校の教室を有効活用した代替施設を整備する方針としたところであります。  最後に、8月28日の説明の際に地元から出された意見や要望に対し、今後も協議していくのかとのことですが、代替施設は広さや使い方に制限があることから、現施設について10年ほどもつ補強を行い、その間によい方法を考えればよいなどの御意見をいただきましたが、現施設は築43年のため柱のさびや腐食がかなり進んでおり、施設の簡易的な補強は困難であることから、引き続き、早期に代替施設への移転について地元の理解が得られるよう十分に協議してまいります。  以上でございます。 49 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。 50 ◯22番(佐々木友樹君) 2回目を行います。  まず、平和行政について。  平和教育については、独自に作成した社会科資料を活用して戦争を体験された方からお話を伺うということなどの取り組みをされているとのことです。広島市でも、被爆や戦争の記憶が薄れる中で、やはり子供たちの平和意識の低下が懸念されるということで、次世代へ語り継ぐ役割を担うこういった子供たちへの継続的な、また計画的な指導を行うとして、広島市ではこどもピースサミットが毎年実施されて、次世代へ語り継ぐための取り組みが重視されております。  千葉空襲を語り継ぐ取り組みを重視する平和教育の位置づけを求めますが、お答えください。 51 ◯議長(向後保雄君) 教育次長。 52 ◯教育次長(森 雅彦君) 本市では、小学校社会科6年及び中学校社会科歴史的分野の学習において、戦時下の人々の暮らしの様子についての学びを取り扱うこととしており、戦争を体験された方からのお話やさまざまな資料等の活用を通して、千葉空襲を含め戦争の悲惨さや平和のとうとさについて計画的、継続的に指導をしております。 53 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。 54 ◯22番(佐々木友樹君) これまでも、空襲も含め原爆の問題についても、私どもは市内の小中学校の子供たちを広島や長崎の平和式典に派遣するよう、また、現地での交流を求めております。船橋市や流山市でも、平和記念式典に小学校の子供たちを出席させ、そして報告会や作文集をつくる、そういった取り組みがされておりますが、千葉市ではいまだ取り組まれておりません。子供たちに被爆の実相を知ってもらって、平和への思いを共有できる取り組みが必要ではないでしょうか。広島市と長崎市に平和大使として派遣することを重ねて求めます。お答えください。 55 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 56 ◯市民局長(小池浩和君) 子供たちが被爆地である広島や長崎を訪れ、原爆の実相を学ぶことは有意義であると考えております。現在のところ、本市では平和大使の派遣について実施の予定はありませんが、子供たちや若い世代の方々にも戦争の悲惨さや平和の大切さについて考えていただけるよう、引き続き、各種平和啓発事業を実施してまいります。 57 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。 58 ◯22番(佐々木友樹君) 引き続き現状の取り組みをしていくということなんですが、では、現状の取り組みはどうかというと、平和啓発事業の実績が先ほど示されましたが、戦後70年の実績を除けば、ほぼ毎年、各事業への来場者、参加者は横ばいとなっております。常設展示の調査については、現在、適当な候補は見つかっていないとのことであります。先ほどの答弁で、空襲体験者から戦争体験を後の世代の人々に語り継いでいくことができる交流会の実施に向けて体験者の方々と話し合っていくと、昨年の答弁でもありましたけれども、展示方法や展示スペースについても、確保についてもそういった方たちとの話し合いをしていくことも必要ではないですか。 59 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 60 ◯市民局長(小池浩和君) 戦災遺品の常設展示については、展示に適した施設にスペースを確保した上で、展示の方法や遺品の劣化の防止策など、さまざまな要素を考慮する必要があると考えており、今後とも郷土博物館での展示のあり方を含め、引き続き検討してまいります。 61 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。 62 ◯22番(佐々木友樹君) あと、空襲体験者から、東京大空襲、そして広島、長崎の原爆被害の実相、新聞社が保有している記事や写真などを活用して、千葉空襲写真パネル展の充実を求める声があります。こうした取り組みを大胆に実施して、市民に周知して参加を広げることが必要ではないでしょうか。 63 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 64 ◯市民局長(小池浩和君) 広島、長崎の原爆の様子や当時の新聞記事については、写真パネル展として、千葉空襲写真パネル展において展示しているほか、今年度は新たに現在の世界の紛争や難民などの写真の展示を行ったところです。今後とも、展示内容を工夫するとともに、より多くの方々に足を運んでいただけるよう、周知に努めてまいります。 65 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。 66 ◯22番(佐々木友樹君) 周知をしていただくということとあわせて、工夫をさらにしていただきたいということを述べておきたいと思います。また、平和啓発パンフレットや千葉空襲写真パネル展での憲法前文を掲載するよう求めましたが、限られたページやスペースの関係で掲載はできないということですけれども、展示方法を工夫すればできることであります。  ことし5月に、南相馬市で市外避難者を含む全戸に配布をされた日本国憲法の小冊子というものを議会事務局に取り寄せていただきました。それは実物がこれぐらいなんですけれども、これなんですけれども、憲法の全て条項が書かれております。その中に市長の挨拶が掲載されておりまして、私たち南相馬市民は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故によって大きな苦難に直面しましたと。その中で、5年たった今でも、憲法で保障された健康で文化的な生活がかなえられていない市民が数多くいます。このような中、政治を担う人たちから憲法改正を積極的に呼びかける動きが出てきました。しかしながら、東日本大震災によって人権の大切さを改めて痛感させられ、加えて、恒久平和の必要性を考えさせられています。子供たちの未来のため、幸せのため、私たちはどのような憲法を伝えていくべきなのでしょうかと。こういうことで趣旨があり、この冊子を発行したということであります。日本国憲法の大切さを市民みずから学び生かすことにつなげていくためには、こうした小冊子を作成することは有意義だと思います。  この南相馬市の取り組みについての評価と千葉空襲写真パネル展を通じた憲法の前文を配布するよう求めますが、お答えください。 67 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 68 ◯市民局長(小池浩和君) 南相馬市の取り組みについては、現在の同市の状況を踏まえて必要と判断したものと考えております。  本市における平和啓発事業は、千葉空襲や現在の紛争などにかかわる写真を中心に展示を行うことで、戦争の悲惨さと平和のとうとさをわかりやすく伝えていきたいと考えており、今後も、多くの市民の皆様に見ていただき、平和啓発の効果が高まる内容となるよう創意工夫を重ねてまいります。 69 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。
    70 ◯22番(佐々木友樹君) 今現在の同市の状況を踏まえて必要と判断したということを言われましたが、ほかの自治体のこととしないで、憲法が日々の生活の中で生かされているのか、また、市民みずからのものにしていくためには、こうした取り組みは必要であるということを述べておきたいと思います。戦前の歴史とともに千葉空襲の実相を語り継いでいくことに力を入れなければなりません。戦争を体験された方はいずれ語ることができなくなるわけであります。日本国民が手にしたこの憲法をしっかりと平和行政、戦争の悲惨さ、平和のとうとさを語り継いでいくために、こうしたものを生かしていくよう求めておきたいと思います。  次に、若葉住宅地区については、これまで、美浜区は計画的なまちづくりによって整備がされてきましたが、超高層のタワーマンションが整備をされて、そして、他の地域とは違ったライフスタイルとする住宅地区となるということでは、住民主体のまちづくりとは言えないのではないでしょうか。他の地域との一体性を持つまちづくりが必要ではないのか、伺います。 71 ◯議長(向後保雄君) 総合政策局長。 72 ◯総合政策局長(金親芳彦君) 幕張新都心は、職、住、学、遊の複合機能が集積をした未来型の国際業務都市の形成を目指し発展してきており、まちづくりの基本コンセプトの一つに新しい時代の社会的なニーズやライフスタイルに対応した快適な居住環境の実現を掲げております。この基本コンセプトのもと、平成7年に入居が開始された幕張ベイタウンでは、中庭を配置した沿道型住宅や電線類地中化など、当時の時代をリードする特色ある住宅地が形成をされております。  若葉住宅地区におきましても、この基本コンセプトを踏まえ、本市からの最先端のICTを活用した住民サービスの提供などの提案を含め、幕張ベイタウンとは異なる他都市にない先進的な取り組みによるまちづくりを期待しております。 73 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。 74 ◯22番(佐々木友樹君) 計画人口が1万人という大規模な開発事業が、他の地域、まちづくりに影響を与えないはずはありません。事業計画に沿うのではなく、周辺住民、周辺環境との一体性を持つまちづくりが必要であることを述べておきたいと思います。  次に、幸町地区の学校跡施設の利活用についてですけれども、6月の答弁では、幸町団地は高齢化が進む中で、地域医療福祉拠点の形成に向けた取り組みが進められているということで、モデルケースになるということを答えられております。  こうした中で、最終的な方針を決定次第、地元や議会に示すことは結論の押しつけと言わざるを得ません。こうした中で、地元から出されている3者協議の場の設定、これを改めてお聞きしたいと思いますが、どうでしょうか。 75 ◯議長(向後保雄君) 財政局長。 76 ◯財政局長(宍倉輝雄君) 3者協議の場を設定することを求める地元意見があることにつきましてURにお伝えするとともに、その対応についてURとともに検討してまいります。 77 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員。 78 ◯22番(佐々木友樹君) 地元の自治会や住民の皆さんは、6月の説明以降も、今回出されている方針案については納得をされておりません。幸町団地のまちづくりを今後どう進めていくのか、3者による協議を実施するよう強く求めておきたいと思います。  幸老人センターの今後についてなんですが、現センターというのは地域の拠点でありまして、住民にとって必要な施設となっております。代替施設に移ることによって地元の住民、地元の自治会が不利益を得るようなことになってはなりません。  この問題については、引き続き、地元と協議を行って、しっかりと話し合いが行われるよう求めて、私の一般質問を終わります。(拍手) 79 ◯議長(向後保雄君) 佐々木友樹議員の一般質問を終わります。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                  午前11時35分休憩          ──────────────────────────                  午後1時0分開議 80 ◯議長(向後保雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。28番・川村博章議員。              〔28番・川村博章君 登壇、拍手〕 81 ◯28番(川村博章君) 自由民主党千葉市議会議員団の川村博章でございます。  早いもので9月の27日、もう、ことしもそろそろ4分の3が終わろうかというようなところまでまいりました。暑さ寒さも彼岸までという言い方がありますけれども、大分何か、彼岸が過ぎても蒸しているかなというような気がします。  きょうは、日本時間だと10時、現地時間だと26日、きのうですけれども、いよいよ、アメリカ大統領選のほうも、クリントン氏とトランプ氏のテレビ討論が、直接の討論会が始まったということで、あと、きょうを含め3回あるということですが、いよいよアメリカも熱い選挙の夏というか、未来を決めると、そういうような時期が来たかなというように思っています。  こうした中で、ちょっとインターネットを見てみると、きょうの東洋経済のオンラインによると、全20の政令市の幸福度ランキングというのが発表されておりました。その中で、我が千葉市は銅メダル、3位の位置づけになっているというところであります。トップはさいたま市、千葉市のほうは3位ということで、基本指標としては、千葉市は全体の中で9番目ということなんですけれども、基本指標と5分野全てにおいて10位以内に位置している唯一の市というところで、幸福度としては銅メダルというところで、非常に、千葉市というと政令市の中で下からというような話題が多い中で、銅メダルというのは非常にいい話題かなと感じた次第であります。  それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず、初めに、オリンピック・パラリンピックについてであります。  南米で初めて開催されたリオデジャネイロ・オリンピックは、8月5日に開幕し、21日に閉幕しました。このリオデジャネイロ・オリンピックは、17日間の開催で、史上最多の206の国と地域が参加し、国際オリンピック委員会が今大会で初めて設けた難民選手団も出場した大会となりました。また、28競技、306種目が行われ、日本選手団は史上最多の金メダル12個を含む41個のメダルを獲得しました。  また、パラリンピックは、9月7日から18日の12日間の開催で、159の国と地域、初の難民選手団が参加した大会となりました。また、22競技、528種目が行われ、日本選手団はメダルの数では24個と前回のロンドン大会から8個ふやしたものの、金メダルの獲得はかなわず、急激に上昇した世界のレベルに少しおくれをとった感がありました。  いずれにいたしましても、2020年に東京で開催される東京2020オリンピック・パラリンピックへ向けて、日本選手団がますます飛躍していくことを願っております。また、今回のリオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピックは、治安やジカ熱、大統領弾劾や財政難などの政治不安から、運営面で不安がもたれ、開催を危ぶむ声もささやかれましたが、始まってみると、連日の熱戦から大いに盛り上がり、心配されたテロや暴動等もなく、成功だったと言えるのではないでしょうか。また、チケットの販売はおおむね順調で、オリンピックが480万枚以上、パラリンピックが210万枚と、前回のロンドン大会ほどではなかったものの、パラリンピックは前々回の北京オリンピックよりも40万枚も多くさばくことができたそうです。  今回、私は、8月18日に日本を出発し、リオデジャネイロ・オリンピックのレスリングと閉会式を視察してまいりました。そのときの模様を写真におさめてまいりましたので、御紹介させていただきます。枚数が多いので6枚ずつお見せします。それでは、画面をごらんください。  最初の写真は、バーラ地区にあるレスリングや柔道、テニスなどの競技会場になったオリンピックパークです。ちょうどBRTからおりて会場へ向かうところです。ちなみに、BRTは、幕張本郷駅とメッセを結んでいる2両の連結バスで、道路は専用レーンを走っておりました。白いテントは入場ゲートで、チケットの検査のテントを通ってからセキュリティー検査のテントに向かい、入場しました。  次の写真は、会場の敷地内のものです。左下の写真はレスリング会場の屋台で、日本食、焼きそばや牛丼を売っておりました。  次の写真、上段のものから3枚は、レスリングの予選の模様です。1番のところは練習場ですけど。会場にはコートが3面あり、それぞれで試合が行われておりました。テレビでごらんになられた方も多いと思いますが。そして、下段中央からは会場から引き揚げていく帰り道の写真です。  次の写真は、ジャパンハウスで、東京2020大会へ向け東京都が出店したもので、地域の方々が大勢利用するバスターミナルであるアルボラーダ・ターミナルや大型ショッピングモールであるバッハ・ショッピングのそばにありました。事前に東京都から連絡を入れておいてくれましたので、担当の方が案内をしてくれました。ちょうど、入場ゲートをくぐると東京2020大会エンブレムがありまして、下段に行きまして、メイン会場である新国立競技場の模型がありました。  次は、日本を紹介するコーナーで、8Kのスーパーハイビジョン。ラグビーワールドカップ2019のPRパネル。下段の中央は、各都道府県のPRボックスで、ほとんどの県のチラシがなくなっております。このボードの左上段に日本地図があり、拡大したのが下段右の写真です。  次は、日本地図の左側にある東京2020大会会場の写真があり、幕張メッセのもありました。ちょうど、上段の中央部分ですね。それから、また47都道県それぞれのPRパネルと伝統的な郷土の一品が展示をされておりました。千葉は、ちょうど下段の左側のところで、房州うちわなんかが置いてあるものですね。  次は、上段の右から、今リオデジャネイロ・オリンピックの日本選手団一人一人の顔写真で、特に上段の中央、テーブルテニス、卓球選手団の一人一人の顔写真があります。水谷隼選手の写真もありますけれども、蛭田浩文選手の写真は残念ながら発見ができませんでした。  上段の右からは、ジャパンハウスのステージの写真であります。これは、ちょうど、今回は地元のブラジルの音楽家のコンサートがやられていた模様ですが、このステージで、毎朝、前日にメダルを受賞した選手のインタビューが行われていたということで、テレビとかを見ると、ここの会場が出ていたというような形で、ここでインタビューが行われていたそうです。ジャパンハウスは連日大にぎわいで、約8万2,000人の方が訪れたそうです。  次からは、先ほどまでは20日の写真だったんですが、21日の写真で、この日は雨が降っていて寒い日でした。まずは、バーラ地区の会場へ向かうBRTからの写真。そして、会場の写真と続きます。  そして、次は、続いて、下段は会場内の写真で、特に下段のところはブラジルの応援団の写真になります。  そして、ここの中では、次の上段の左と中央は、パラリンピックのマスコットキャラクターのトムの写真です。リオデジャネイロ・オリンピックのマスコットキャラクターは、ヴィニシウスという、ちょうどここにありますけれども、ヴィニシウスというのがマスコットキャラクターで、モチーフは、黄色い猫科の動物。猫、猿、鳥など、ブラジル全土の動物のミックスから生まれたということです。ブラジルの豊かな動物を象徴し、猿のような跳躍力を持ち、ブラジルの代表の色である黄色をメインカラーに、青や緑があしらわれています。ただ、これ、特にオリンピックのときに、レスリング会場の中では、これをコートに投げる場面がありまして、私も最初、何だかわからなかったんですが、日本へ帰ってきて議事課の方に聞きましたら、ルールでチャレンジというのがあって、ビデオ判定のときに、何かちょっとこう異議があるときは、これをコートに投げ入れてそれをあらわすという、本来はスポンジとかを入れるようなんですが、リオのオリンピックでは、このヴィニシウス君を使っていたというような形になります。  ちょっと脱線しましたが、それで、一方、ここに出ておりますパラリンピックのマスコットキャラクターのトムのほうのモチーフは植物です。青と緑を基調とし、頭は葉で覆われて、南米初開催となる五輪ということを踏まえ、南米の豊かな植物を象徴するキャラクターだそうです。それぞれの名前の由来は、ブラジル音楽の巨匠であるヴィニシウス・ヂ・モライス氏とトム・ジョビンの愛称でもあるアントニオ・カルロス・ジョビン氏で、ボサノヴァを初めとしたブラジルの近代音楽に大きな影響を与えた人物で、1962年にヴィニシウス・ヂ・モライス氏が作詞し、トム・ジョビン氏が作曲の「イパネマの娘」は世界的なヒット曲となりました。会場内には、出ていますが、日産自動車のブースがあり、各国のマスコミが取材しておりました。  そして、このあとは、ぱっぱっぱと行きますけど、レスリングの模様だったりとか、これはちょうどモンゴルの選手がやったようなやつですね。それから、この次が、この辺が閉会式というような形で、ここはもう最後のところまで行きましたので、安倍マリオは撮りました。  それでは、質問に戻り、2点お尋ねします。  1点目は、リオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピック開催中に本市が行った取り組みについて、お聞かせください。  2点目は、来月、熊谷市長はスイス・モントルー市との姉妹都市提携20周年記念行事出席後の10月11日から14日までの3泊4日で、イギリス・ロンドン市を訪れ、2012年のロンドン・パラリンピック関連施設などを視察されると伺っておりますが、その内容についてお聞かせください。  次に、国際交流についてであります。  私は、8月22日から25日の日程で、本市の姉妹友好都市の一つであるパラグアイ共和国のアスンシオン市を訪問してまいりました。パラグアイは、ことし、日本人移住80周年を迎えた日本と深い縁がある国であり、今月9月9日に現地で行われました日本人移住80周年記念式典には、秋篠宮家の御長女眞子様も御出席されたと聞いております。私が訪問した際には、マリオ・フェレイロ市長やウーゴ・ラミレス議長にもお会いすることができ、パラグアイやアスンシオン市の社会経済情勢などについて意見交換を行ってまいりました。また、アスンシオン市の文化や風土がわかる貴重な図書を託され、先般、無事当局へお渡ししました。帰国後、アスンシオン市のホームページで、私の訪問について公開され、微力ながら両市の交流促進の一助になれたのではと、ほっと安堵しているところであります。  今回の訪問で、市長や議長との意見交換や市内での視察などから、パラグアイは政情が安定しており、経済的にも今後大きな発展が見込める国であり、例えるなら南米のミャンマーと、これからの発展が大いに期待できる国だと感じました。アスンシオン市は、まさにこの国の首都でありますので、大いなる発展が期待できる都市だと言えましょう。  ここで、そのときの模様を写真におさめてきましたので御紹介させていただきます。枚数が多いので6枚ずつお見せいたします。それでは画面をごらんください。  最初の写真は、ウーゴ・ラミレス議長を初めとしたアスンシオン市議会訪問の写真で、特にプレゼント交換の写真です。ちょうど、そこでいただいてきましたのを持参いたしましたので、皆様にごらんいただきますと、これがちょうどアスンシオン市からいただいてきた記念の、議長さんからいただいたお皿というか、ちょうどアスンシオンのここに市のマークが入っている、そういうお皿をいただいてまいりました。それから、あと個人的に、個人的にというか、議長さんからあともらったのが、これがマテ茶を飲むときのコップとストローみたいなやつですね。それをもらってきた。  それから、あと、ネクタイももらってまいりました。そして、先ほど宇留間議員からも言われていましたが、ネクタイをかえて話をしたほうがいいというところですので、ちょっとネクタイをアスンシオンのネクタイに切りかえて質問を続けさせていただこうと思いますけれども、ちょうど、これは何かちょっとあれなんですよね。少しかたい生地というか、ちょっとおもしろい日本にはないような生地ですけれども。  それでは写真です。次の上段の写真は、ウーゴ・ラミレス氏だとか、これがウーゴ・ラミレス氏とのツーショット、以下、市議会議員たちとの写真であります  次に、マリオ・フェレイロ市長を訪問したときの写真です。マリオ・フェレイロ市長は、昨年11月に初当選され、それまではテレビ番組のニュースキャスターをされていた方で、大変流暢な英語を話す方でした。市長とは、さまざまな話をさせていただきましたが、市長から、現在アスンシオン市にとって交通と環境が大きな問題だということで、千葉市の都市モノレールや清掃工場について尋ねられ、千葉市の状況を答えさせていただきました。  赤い服を着た女性は、笠松・エミリア・ユミ氏で、日系2世の方で、日本の叙勲を受けられており、現在、香川県の観光大使も務めているそうです。マリオ・フェレイロ市長は、大変歓待してくださり、市長のプライベートルームまで御案内いただきました。それは、ちようど上段左の写真です。上段の右は、アスンシオン市に最初のスペイン人が入植したときの模様を描いた絵画の説明を受けているときの写真です。下段の中央と右は、アスンシオン市のホームページのコピーで、今回の訪問について記載されております。  次は、アスンシオン市内を視察したときのものです。  次は、日本大使館で上田善久大使御夫妻といつも千葉市とアスンシオン市の交流のかけ橋を務めていただいているニルダ・フェデロッソ氏との写真。上段の右は、アスンシオン市内での活動。下段中央は、今回通訳を務めていただいたナオミ・サナブリアさんと御家族との写真。そして、下段の右が千葉市が2002年に姉妹友好都市締結30周年を記念して贈呈した灯籠の写真です。  本市からの公式訪問団は、1995年に松井市長を団長とする訪問団が訪れて以来、派遣されていないということで、今回の私の訪問は、本市から21年ぶりとなる訪問ということで大変歓待してくださいました。  そこで、3点お尋ねします。  1点目は、アスンシオン市との姉妹都市提携のきっかけについてお聞かせください。  2点目は、これまでの交流経緯と平成7年の訪問時の交流についてお聞かせください。  3点目は、これまでの交流の成果について、当局の御見解をお聞かせください。  次に、高齢者福祉についてであります。  毎回、私が冒頭で紹介しております本市の高齢化の状況ですが、8月末時点の高齢化率を1年前と比較して申し上げたいと思います。  まず、各区の状況ですが、中央区は、0.33ポイント増の22.62%、花見川区は、0.67ポイント増の26.48%、稲毛区は、0.63ポイント増の24.80%、若葉区は、0.71ポイント増の29.42%、緑区は、0.69ポイント増の20.67%、美浜区は、0.89ポイント増の24.60%であり、依然として、高齢化率は若葉区がトップ、伸び率では美浜区がトップとなっております。また、市全体の高齢化率は24.79%で、0.63ポイント増加し、人口で見ますと、この1年間に6,383人がふえたことになります。さらに、人口500人以上の町丁別では、30%を超えている町丁は、本年6月末時点で145カ所と、1年前の132カ所から13カ所ふえており、急速に高齢化が進む美浜区の高浜6丁目が53.18%と、前回に続いて一番高齢化率の高い町丁となっております。私は、質問のたびに高齢化率を紹介していますが、これにより本市の高齢化があらゆる地域で進んでいるということが皆さんにもおわかりいただけることと思います。  それでは、まず介護保険の新総合事業についてお尋ねします。  本市の将来推計によると、いわゆる団塊の世代が75歳以上となる2025年、平成37年には、本市の総人口に占める高齢者の割合は30%近くにまで上昇すると予想されております。単身高齢者、高齢者夫妻のみの世帯、認知症高齢者の増加も見込まれており、介護が必要となっても、住みなれた地域で安心して暮らし続けられるようにするため、地域包括ケアシステムの構築が急務となっていることは論をまちません。  こうした中、平成26年の介護保険法の改正により、新たに介護予防・日常生活支援総合事業が創設され、本市においては、来年度から実施することとされております。これは、全国一律の制度である介護予防訪問介護・通所介護を市町村事業として実施するなどにより、要介護支援者の多様なニーズに対して多様なサービスを充実することにより、地域の支え合いの体制づくりを推進するものであります。  そこでお尋ねします。  この新しい総合事業を来年度から実施することについて、まず、その基本的な考え方について当局の御見解をお聞かせください。  次に、高齢者の入浴事業についてお尋ねします。  高齢者の健康づくりや生きがいづくりの場として、公衆浴場に出向いてお風呂に入るということは、地域に住む元気な高齢者にとって大きな楽しみの一つであります。幸いにも、本市には一般公衆浴場が多数残っており、その貴重な資源を活用して高齢者の外出促進を図るとともに、あわせて小学生以下の入浴を無料にすることで、高齢者世代と小学生らの交流を図ることも目的に地域のつどい・ふれあい入浴事業が実施されております。  また、高齢者が健康で生きがいのある生活が送れるよう、市が設置しているいきいきプラザ6カ所のうち、4カ所に浴場設備があり、いずれも多くの高齢者が利用していると聞いております。  そこでお尋ねします。  本市における高齢者の入浴事業の利用状況についてお聞かせください。  最後に、オオガハスについてであります。  本市では、市の花オオガハスを都市アイデンティティーの地域資源の一つとして位置づけ、千葉市らしさの確立に向けさまざまな事業を推進しております。  こうした状況のもと、去る6月18日から26日まで、千葉公園において大賀ハスまつりが開催されました。昨年までの1日開催から地元の協力などにより9日間の開催に変わり、来場しやすい環境をつくり上げたことから、本年は1万3,000人を超えるにぎわいが創出されたことは記憶に新しいところであります。また、祭りの主催団体である花びと会ちばが自主作製したちはなちゃんグッズが祭りの期間中に販売され好評であったことは、オオガハスの啓発だけではなく、愛着にもつながる効果のある試みであったと考えます。  市民が今まで以上にオオガハスに親しみを持ち身近に感じてもらえるよう、大賀ハスまつりを今後も継続して開催し、地域と一体となったイベントにするなど、引き続きオオガハスの普及啓発を推進していくべきと考えます。  また、あわせて、貴重なオオガハスの伝統文化を守るため、検見川の地元有志が平成24年に大賀ハスのふるさとの会を立ち上げ、以前から続いていた観蓮会を花園ハス祭り観蓮会と改組して、東京大学旧緑地植物実験地構内で開催しております。ことしも、7月16日に4,800人もの来場者を迎え、盛大に開催されるなど、オオガハス発祥の地として誇りのある会として地元に定着しております。こうしたオオガハスにまつわる行事が市内各地で催され、大勢の市民が集まるのは、オオガハスが市の花として定着し、貴重な千葉市の地域資源として市民の皆様に認められているあらわれだと思います。  そこで、3点お尋ねします。  1点目は、オオガハスの普及啓発に当たり、今後、市の花のイベントである大賀ハスまつりにどのように取り組んでいくのか、当局の御見解をお聞かせください。  2点目は、オオガハスの啓発を目的に製作されたちはなちゃんグッズの内容と成果についてお聞かせください。  3点目は、本市は、オオガハスの普及啓発などで大賀ハスのふるさとの会とどのような連携を図れるのか、当局の御見解をお聞かせください。  以上で、私の1回目の質問を終わります。当局におかれましては、明快なる御答弁のほど、よろしくお願い申し上げます。(拍手) 82 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。総合政策局長。 83 ◯総合政策局長(金親芳彦君) オリンピック・パラリンピックについてお答えします。  まず、リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック開催中に本市が行った取り組みについてですが、本市では、パラリンピックの魅力を知ってもらうために、パラリンピック競技の体験会の開催などにより、できるだけ多くの市民が直接見て触れることができる機会を積極的に提供する取り組みを進め、パラリンピックの競技を理解し楽しんでいただけるよう、広く市民への普及啓発に取り組む必要があると考えております。  そのため、リオパラリンピック開催前の9月3日には、パラリンピック競技を体感できるパラスポーツフェスタを千葉ポートアリーナにおいて実施をし、約860人の参加があったほか、また、リオパラリンピックは、市民に競技の魅力を知っていただく絶好の機会であることから、JR海浜幕張駅北口を中心に市内の複数箇所でのパブリックビューイング、さらに、9月17日から19日までのパラスポーツ普及イベントにおいて、オリンピックやパラリンピック経験者と来場者がともに交流し、車椅子バスケットボールや車椅子フェンシング、テコンドーなどのパラリンピック競技を体験する機会を提供いたしました。  今後の4年間にあっては、車椅子スポーツを初めとする障害者スポーツのすばらしさや意義についての普及啓発に取り組み、2020年には、パラリンピック競技会場へ多くの市民が観戦に訪れ、競技会場が観客で満たされるよう努めてまいります。  次に、2012年のロンドン・パラリンピック関連施設等の視察内容についてですが、本年10月11日から15日の5日間の日程で、特にパラリンピック競技大会として最も成功したと言われる2012年ロンドン大会でのオリンピック・パラリンピック会場やその周辺のインフラ整備を初め、障害者スポーツの普及啓発やパラリンピックを契機とした共生社会への実現に向けた取り組みなどを中心に視察する予定で、当時の大会関係者などから最も効果があった取り組みや課題などについて直接聞くため、英国パラリンピック委員会やオリンピックパークなどの訪問先について、現在調整をしているところです。  以上でございます。 84 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 85 ◯総務局長(志村 隆君) 国際交流についてお答えします。  まず、アスンシオン市との姉妹都市提携のきっかけについてですが、1960年代後半に在日パラグアイ共和国名誉領事から提携についての働きかけがあり、昭和43年8月のパラグアイ大統領就任式に千葉県選出の代議士が日本の特派大使として同国を訪問したことなどを契機に、両市間に提携の気運が高まり、昭和45年1月1日、千葉市政施行50周年を記念し提携に至ったものであります。  次に、これまでの交流経緯と平成7年の訪問時の交流についてですが、アスンシオン市とは、公式訪問団の相互派遣、動物の受贈、専門分野での本市職員の派遣、研修員の受け入れ、救急車、消防車など車両の寄贈、アルパコンクールの開催、千葉市国際文化フェスティバルでの文化使節団の公演、フットサルを通した交流などを行ってきたところであります。  また、平成7年の訪問時には、パラグアイ大統領への表敬訪問、日本文化習得のために日本政府の無償資金協力により建設された施設の視察や救急車の寄贈、さらに来訪を記念して市内の街路の一つを千葉市通りと名づける命名式への参加などを行いました。
     最後に、これまでの交流の成果ですが、本市から遠く離れた南米の都市と姉妹都市関係を結んだことにより、アジアでも欧米でもない文化に触れる機会を得るとともに、さまざまな交流を通して相互理解と友好親善を深めてまいりました。  また、JICA、国際協力機構などを通じた各種研修員の受け入れや職員の派遣など、アスンシオン市発展のための国際協力活動を通じて両市間の信頼関係を構築し、本市の国際化の推進に寄与してきたものと考えております。  以上でございます。 86 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局長。 87 ◯保健福祉局長(田辺裕雄君) 初めに、介護保険の新総合事業についてお答えします。  新しい総合事業の実施における基本的な考え方についてですが、来年度から始まる新しい総合事業では、要支援者に対する予防給付のうち、訪問介護、通所介護について、現行と同等のサービスを継続して実施するとともに、必ずしも介護専門職による支援を要さないサービスを創設するほか、社会福祉協議会地区部会、NPO、ボランティアなど、地域の多様な主体による多様なサービスが提供される体制の整備を進めてまいります。  次に、高齢者の入浴事業についてお答えします。  本市における利用状況についてですが、地域のつどい・ふれあい入浴事業は、市内13カ所の公衆浴場において毎週日曜日に実施しており、過去3年間の利用人数は、平成25年度は6万3,305人、26年度は6万5,046人、27年度は6万4,352人となっております。  次に、いきいきプラザ4カ所の浴場の利用人数は、平成25年度は8万8,109人、26年度は9万231人、27年度は8万5,662人となっております。  以上でございます。 88 ◯議長(向後保雄君) 都市局次長。 89 ◯都市局次長(小早川雄司君) オオガハスについてお答えします。  まず、今後、大賀ハスまつりにどのように取り組んでいくのかについてですが、オオガハスを広く知ってもらうため、大賀ハスまつりの開催に当たっては、千葉都市モノレール全駅及び車両内へのポスター掲示やJR東日本が企画する駅からハイキングとの連携により、会場への集客を図るとともに、千葉公園通り商店街など地元の参画を得ながら充実に努めております。  今後は、より多くの市民に参加していただくため、千葉公園通り商店街などと連携の強化を図り、千葉駅から千葉公園までの通りにも、祭りを拡大してまいりたいと考えております。  次に、ちはなちゃんグッズの内容と成果についてですが、花のあふれるまちづくりにかかわる活動の企画及び実践を担う花びと会ちばの自主事業として、ちはなちゃんをモチーフとしたピンバッチ、ストラップ、キーホルダーが製作されております。  当初、ピンバッチ1,000個、ストラップとキーホルダーが各500個つくられましたが、既にピンバッチは完売し、ストラップ及びキーホルダーも残りわずかな状態であります。大賀ハスまつり期間中も600個を超える販売実績があり、オオガハスの普及啓発に大いに貢献したものと考えております。また、グッズの売り上げの一部は緑と水辺の基金に寄附していただき、花のあふれるまちづくり事業にも貢献していただいております。  最後に、大賀ハスのふるさとの会との連携についてですが、大賀ハスまつりの会場施設である蓮華亭内に大賀ハスのふるさとの会が開催する花園ハス祭り観蓮会のポスターを掲示するなど、来場者への周知を図っております。また、観蓮会にちはなちゃんが出演することにより、地元と力を合わせてオオガハスの普及啓発に努めております。  今後は、オオガハス発祥の地である検見川と系統保存の地である千葉公園との連携を図るとともに、オオガハスを初めとするハスの名所づくりに努めてまいります。  以上でございます。 90 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 91 ◯28番(川村博章君) 2回目の質問を行います。これからは一問一答でテンポよく行いますのでよろしくお願いします。  初めに、オリンピック・パラリンピックについてお尋ねします。  私は8月18日に日本を出発し、リオデジャネイロ・オリンピックのレスリングと閉会式を視察してまいりましたことは先ほど述べましたが、オリンピック・パラリンピックがかくも人々を熱狂させ、魅了し、スポーツの感動で会場全てを沸かせるとは思いませんでした。オリンピック・パラリンピックのすばらしさを感じるとともに、改めてスポーツのだいご味を感じた次第であります。  そこでお尋ねしますが、東京2020大会を契機としたスポーツ推進の考え方について当局の御見解をお聞かせください。 92 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 93 ◯市民局長(小池浩和君) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は、本市スポーツをさらに振興、発展させる大きなチャンスであると考えております。  そこで、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた千葉市行動計画改訂版において、スポーツ文化を普及し発展させることを施策の方向性の一つの柱として掲げたところであり、具体的な取り組みとして、全国・国際規模のスポーツ大会やイベントの誘致及び開催支援を積極的に行い、市民がスポーツに触れ合う機会をより多く提供するとともに、障害の有無や世代などにかかわらず、広く市民が交流し、ともに楽しめるスポーツイベントの開催、支援を行うこととしております。  また、地元有望選手について市民へ積極的な広報活動を展開し、市民が地元アスリートを継続的に応援していく気運の醸成を図るとともに、子供たちとオリンピアン・パラリンピアンやトップスポーツチームとの交流事業を実施することでアスリートたちの技術を学んだり、体感する機会を提供してまいります。  また、障害者スポーツの普及活動として、本市で開催されるパラリンピック競技や車椅子スポーツを市民が体験できるイベントを開催するほか、新たな全国レベルの大会等の誘致活動を鋭意展開してまいります。なお、本年7月に国のスポーツ庁から、千葉ポートアリーナが車椅子バスケットボールの強化拠点施設であるナショナルトレーニングセンターに指定されたことから、車椅子スポーツの聖地に向けた取り組みを一層強化してまいりたいと考えております。  こうした取り組みを着実に実施するとともに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会以降も継続的に行っていくことで、スポーツ都市千葉を実現したいと考えております。 94 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 95 ◯28番(川村博章君) リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックでは、東京都はジャパンハウスを設け、東京2020大会の舞台である東京及び日本の文化や魅力などを紹介し、好評を博しておりました。日本からも、神奈川県の黒岩知事を初め、多くの地方自治体関係者が視察に訪れ、東京2020大会でどう自分たちの自治体をPRしていこうか、そのためには何が必要で何をしなければならないのか調べに来ておりました。東京2020大会は、本市をPRする絶好の機会です。オリンピック・パラリンピックで、計7種目もの競技が行われる都市はほかにはありません。  そこで、千葉市としては、東京2020大会の開催期間中及び事前のシティプロモーションをどう推進していくのか、当局の御見解をお聞かせください。 96 ◯議長(向後保雄君) 経済農政局長。 97 ◯経済農政局長(鎌田 栄君) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は、本市の魅力をPRする絶好の契機と考えており、オリンピック・パラリンピックに向けた千葉市行動計画改訂版の中で、千葉市の魅力の発掘と発信を取組項目の一つに掲げ、千葉市都市アイデンティティ戦略プランに基づく千葉氏や加曽利貝塚、オオガハス、海辺など、本市のルーツや魅力となる地域資源を内外へ広く発信し、本市の知名度向上を図ってまいります。具体的には、今後、四つの地域資源等に親しみ千葉市らしさの魅力に関する認知度を高めることを目的とした体験プラン入り観光ガイドの作成等に取り組むほか、本市の魅力を効果的に発信する手法を検討してまいります。  また、開催期間中のシティプロモーションを積極的に推進するため、本市の魅力を広めていく情報発信拠点のあり方について、リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックの状況等を調査研究してまいります。 98 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 99 ◯28番(川村博章君) 今回のリオデジャネイロ・オリンピックを視察し、改めてオリンピックのだいご味を感じました。そして、それと同時に、4年後の東京2020大会に向け、本市も競技会場となる幕張メッセを初め、その周辺施設、周辺地区の整備を推し進めていかなければならないのではないかと強く感じました。  オリンピック・パラリンピックの会場には大勢の方々が訪れます。当然、公共交通機関が来場者の足となります。果たして、今のJR海浜幕張駅の改札口、駅前ロータリー、幕張メッセのバスターミナルで大丈夫なのでしょうか。ロンドン大会でレスリングなどの会場となったエクセル・ロンドンでは、来場者の動線をワンウエイとしてさばいたことは前回も報告をいたしましたが、リオデジャネイロ大会も同じで、広い歩道をバリケードで区切って片側通行にしていましたし、バスターミナルはおり口と乗り口を完全に分けておりました。幕張メッセ周辺の道路は片側2車線ですが、一般車両や観光バス等はどうするのでしょうか。早急に対策を練るべきです。  次に、東京2020大会開催に向けた人的資源の養成や組織としての対応の準備です。今回のリオデジャネイロ大会へは、東京都を初め、千葉県、横浜市などから多くの自治体職員が視察に訪れておりました。特に東京都からは、警視庁や東京消防庁の職員、千葉県からも県警職員が派遣されておりました。会場や会場周辺の警備や事故対策などの視察だったそうです。  もし、東京2020大会のレスリング会場で観客の一人が心臓発作を起こしたら、駆けつけるのは東京消防庁の職員ではなく、千葉市消防職員です。本来であれば、本市も消防職員をリオデジャネイロ大会に派遣すべきであったと思いますが、今となっては仕方ありません。ただ、東京2020大会に向け準備をしなければなりません。本市も、総務局危機管理課のように、オリンピック・パラリンピック推進室に消防職員を配置すべきだと考えます。  さらに、本市PRのためのブースを幕張メッセ周辺に出店することも必要です。そのためには経済部局の応援が必要でしょう。また、東京2020大会の都市ボランティアを養成していくことも必要です。ロンドン大会、リオ大会でも、都市ボランティアが来訪者などに対して空港や駅などで交通や観光案内などを行っておりました。その他、大会会場から出るごみ処理などもあります。  次に、東京2020大会の事前活動への準備です。  オリンピック・パラリンピックは、大会期間だけではありません。東京2020大会の各国のキャンプ地誘致は進んでいるのでしょうか。県内は、千葉県が音頭を取り大分進んでいるようですが、本市はどうするのでしょうか。  アスンシオン市を初めとした姉妹友好都市のある国々の選手団を受け入れるのもよいと思いますし、これを御縁に新たな姉妹友好都市を結ぶためのきっかけとなるような国や地域を受け入れるのもよいと思います。まだまだ、ほかにもやらなければならないことがたくさんあると思いますが、東京都や東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、千葉県などと連携しながら、さまざまなことを遅滞なく速やかに進めていただくよう強く要望します。  次に、国際交流についてお尋ねします。  先ほどの御答弁で、さまざまな交流が行われてきたことがわかりましたが、アスンシオン市との交流の今後の展望について、当局の御見解をお聞かせください。 100 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 101 ◯総務局長(志村 隆君) アスンシオン市とは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に姉妹都市提携50周年を迎えることから、これまで培ってきた信頼関係を礎として、文化やスポーツはもとより、双方にメリットのある交流へと深化させていきたいと考えております。 102 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 103 ◯28番(川村博章君) 今回の訪問の際、何人かのアスンシオン市の市議会議員から、ぜひ、2020年の東京オリンピックで千葉市に招待してくれと頼まれました。ちょうど2020年には、両市の姉妹都市提携50周年に当たることから御検討いただければと思います。  次に、姉妹友好都市との交流を発展させていくには、双方の信頼関係が大変重要だと思います。今後も、国際化の推進のため、多くの都市と有益な交流を行っていく必要があると思いますが、今年度の姉妹友好都市との交流実績と今後の予定についてお聞かせください。 104 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 105 ◯総務局長(志村 隆君) 今年度は、中国・天津市と友好都市提携30周年、蘇州市呉江区と友好都市提携20周年、スイス・モントルー市と姉妹都市提携20周年を迎えることから、6月には天津市の公式訪問団を受け入れ、7月には天津市の伝統芸術である楊柳青木版年画展を本市で開催したところであります。また、ノースバンクーバー市、ヒューストン市、モントルー市とは、中学生から青少年の派遣と受け入れを行う青少年交流事業を実施しております。今後、蘇州市呉江区からは、公式訪問団の受け入れ、モントルー市へは公式訪問団の派遣を行う予定であります。 106 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 107 ◯28番(川村博章君) 国際交流は、相互の多くの市民や関係者により支えられ、培われてきました。長い都市では提携45周年、短い都市でも提携20周年を迎えております。今後も交流を続け、相互理解と友好親善を深めるとともに、より発展的で深化した交流になるよう努めていっていただければと思います。  次に、高齢者福祉についてお尋ねします。  まずは、介護保険の新総合事業についてです。  先ほどの御答弁では、現行と同等のサービスを継続した上で新たなサービスを創設するとのことでしたが、この新たに創設されるサービスの具体的な事業内容はどのようなものか、お聞かせください。 108 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局長。 109 ◯保健福祉局長(田辺裕雄君) 訪問サービスに当たっては、掃除やごみ出しなど家事援助のサービスを行い、通所サービスに当たっては、高齢者の集いの場であるミニデイサービスなど、集いの場の運営等を市が指定した事業所が実施をいたします。これらのサービスは、必ずしも介護ヘルパーなどの専門職によらなくても提供が可能であることから、市が実施する研修の修了者等でも従事が可能となるよう、事業所の指定基準を緩和して実施いたします。 110 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 111 ◯28番(川村博章君) さらに、地域の多様な主体による多様なサービスが提供される体制の整備も推し進めていくとのことですが、どのように取り組んでいくのか、お聞かせください。 112 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局長。 113 ◯保健福祉局長(田辺裕雄君) 現在も、社会福祉協議会地区部会などが主体となり、地域の高齢者の身近な困りごとを地域で支援する取り組みが始まっておりますが、このような取り組みが市内全体に広がるよう、また、既に実施している運営主体に対しましては、規模の拡大や運営の安定化が図れるよう情報提供や助言などを行うほか、助成制度の創設などについても検討してまいります。 114 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 115 ◯28番(川村博章君) 新たな事業を開始するに当たり、不安や混乱を招かないためにも、関係者に対する十分な周知が必要でありますが、事業者や利用者に対してはどのように周知していくのか、お聞かせください。 116 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局長。 117 ◯保健福祉局長(田辺裕雄君) まず、事業者に対しましては、来月に事業所説明会を実施する予定であり、そこでは、通所・訪問サービス事業所のほか、あんしんケアセンターなどに対して事業の指定基準などについて説明を行うこととしております。  一方、利用者に対しましては、市政だより等による広報を行うほか、認定更新の案内を郵送する際に新しい総合事業に関する説明文を同封するなど個別の周知を行うとともに、利用者の相談先となっているあんしんケアセンターに対しましても周知を依頼するなどして、十分な周知に努めてまいります。 118 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 119 ◯28番(川村博章君) これから超高齢社会を迎えるに当たり、多様なニーズに応えていくためには、現在行われているサービスに加え、多様なサービスが設けられていることにより、利用者にとって利用の選択肢がふえるとともに、身近な場所での支援内容が充実していくことが必要です。引き続き、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らせるような地域づくりを加速させていくよう要望します。  次に、高齢者の入浴事業についてです。  先ほどの御答弁において、多くの高齢者が入浴事業を利用しているということが明らかになりました。この事業は入浴を通じて介護予防としても必要な事業と思われます。  そこで、地域のつどい・ふれあい入浴事業の効果について、当局はどのように捉えているのか、また、この事業における一般公衆浴場の取り組みについてどのように評価しているのか、当局の御見解をお聞かせください。 120 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局長。 121 ◯保健福祉局長(田辺裕雄君) ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯が増加する中、高齢者の外出を促進し、ひきこもりを防止するとともに、人と交流することによる認知症予防など健康維持を図れる効果があると考えております。  また、地域の高齢者が地域の一般公衆浴場を利用することで、同世代はもちろんのこと、地域の多様な世代との新たな交流が生まれることで地域社会のきずなを深める効果が期待できるものと考えております。  一般公衆浴場は、地域の幅広い年齢層の人々との交流を育んでいるほか、ひとり暮らしの高齢者にとっては心のよりどころとなっているといった声も聞いております。また、一般公衆浴場は、この事業におきまして、市とともに費用を負担しており、社会貢献に尽力しているものと認識しております。 122 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 123 ◯28番(川村博章君) 当局の御答弁から、地域のつどい・ふれあい入浴事業を行っている一般公衆浴場は、地域における憩いの場や交流の場となるよう自主的な努力を行っているとともに、この事業において、市とともに費用負担を行っていて、地域社会に対して多大なる貢献をしているということがわかりました。  改めて申しますが、地域に住む高齢者に対して地域の貴重な資源の一つである一般公衆浴場で入浴を促すことは、地域に住む高齢者の健康づくりや生きがいづくりを創出するばかりでなく、地域のつながりが薄くなりつつあるという昨今の社会情勢の中で、一般公衆浴場が果たす役割は重要であると考えます。こうしたことから、ますます、地域のつどい・ふれあい入浴事業を継続、発展させる必要があるかと考えますが、この事業の今後の取り組みについて、当局の御見解をお聞かせください。 124 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局長。 125 ◯保健福祉局長(田辺裕雄君) 今後、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみ世帯の増加が見込まれる中、この事業が高齢者の外出を促進し、ひきこもりを防止するほか、健康づくりや生きがいづくりにどのような影響をもたらしているのか、さらに利用者の意見や要望についても把握するため、アンケート調査を行い、高齢者にとってより有意義な事業となるよう検討してまいります。 126 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 127 ◯28番(川村博章君) 多くの高齢者が利用している地域のつどい・ふれあい入浴事業といきいきプラザの浴場は、高齢者の外出を促進し、健康維持に役立つ、介護予防の観点からも今後とも必要な事業と考えます。  当局におかれましては、利用者や事業者へのアンケート調査などをぜひとも実施していただき、高齢者にとって有意義な事業内容にしていただくとともに、地域交流の拠点として一般公衆浴場の重要性を生かしたさまざまな施策展開を行っていくよう要望します。  最後に、オオガハスについてお尋ねします。  先ほどの御答弁では、大賀ハスまつりを今後地元商店街などと連携を図り、千葉駅から千葉公園までの通りまで祭りを拡大していくとのことでした。祭りの拡大に当たっては、花びと会ちばとの連携、協働が必須と考えますが、当局の御見解をお聞かせください。 128 ◯議長(向後保雄君) 都市局次長。 129 ◯都市局次長(小早川雄司君) 市民主体による花のあふれるまちづくりの展開に向けて、市民、企業、生産者など花の関係者がつながりを高めるため、平成20年4月に設立された花びと会ちばは、設立当初から大賀ハスまつりを主催し、本年で9回目の開催を担っております。その間、会の活動に賛同する団体もふえ、祭りの充実にも努めております。祭りの拡大に当たっては、道路管理者を初めとする他部局との庁内調整や千葉公園通り商店街との協力体制の強化などが必要となることから、花びと会ちばとともに祭りの拡大に向けた取り組みを進めてまいります。 130 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 131 ◯28番(川村博章君) 次に、本市はオオガハスの妖精としてつくられ、花のあふれるまちづくりのシンボルキャラクターであるちはなちゃんをどう活用しているのか、また、今後の課題は何か、お聞かせください。 132 ◯議長(向後保雄君) 都市局次長。 133 ◯都市局次長(小早川雄司君) 本市では、平成18年からちはなちゃん着ぐるみを市や本市関係団体などの催しに貸し出し、花のあふれるまちづくりの広報に積極的に活用してまいりました。そのほかにも、ちはなちゃんを題材とした大小ののぼりや名刺をつくり、さまざまな行事でPRしております。  今回の大賀ハスまつりにおきましても、モノレール千葉公園駅のホームにちはなちゃん装飾シートを設置することで、祭りのイメージアップを図っております。  課題としましては、ちはなちゃん着ぐるみが製作から10年が経過し、経年劣化による損傷が著しいことや夏季仕様がないことであり、今後、更新に向けた検討を進めてまいります。 134 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 135 ◯28番(川村博章君) 最後に、検見川を中心に活動している大賀ハスのふるさとの会の活動について、本市はどの程度把握されているのか、お聞かせください。 136 ◯議長(向後保雄君) 都市局次長。
    137 ◯都市局次長(小早川雄司君) 大賀ハスのふるさとの会は、金子会長以下、登録スタッフ80名のボランティアにより、東大緑地植物実験地構内でオオガハスを初め100種を超える花ハスの維持管理を行うとともに、地域の小学校のハス池の栽培管理や花ハス栽培講習会の実施など、花ハスの普及にも尽力していると認識しております。  また、会の顧問であり蓮文化研究会会長でもある南定雄氏の献身的な指導もハス圃場の維持には欠かせないものと考えております。南氏においては、本市で行うオオガハスの系統保存の技術講師としても御協力をいただいているところであります。 138 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員。 139 ◯28番(川村博章君) 大賀ハスまつりの開催は、初夏における花の一大イベントであり、市内外からの来場者にとっては、太古の眠りから覚めたハスを鑑賞する場として欠くことのできないものとなっております。  今後も、地域の活性化を進める催しとしてさらなる向上を図るとともに、オオガハスの普及啓発とオオガハスが本市の都市アイデンティティーの地域資源の一つとして、大勢の市民に理解されるように取り組んでいっていただきたいと思います。また、花びと会ちばや大賀ハスのふるさとの会との連携を強化し、大賀ハスまつりや花園ハス祭り観蓮会が今以上に活気のある祭りとなるよう支援をしていっていただければと思います。  最後に、私は、日ごろから、市の花であるオオガハスは国際交流の重要なツールになり得ると考えております。平成26年4月に、小川議員、阿部議員とともにアメリカ・ヒューストン市を訪れ、オオガハスを寄贈したときは、歓待を受け、大勢の方々に大変喜んでいただきました。アスンシオン市には、平成24年に日本パラグアイ交流協会の依頼により寄贈されたようですが、今回の訪問で私が確認したところ、枯れてしまっているようでした。ぜひ、アスンシオン市に再度オオガハスを寄贈すべく準備をしていただければと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。長時間にわたり御清聴ありがとうございました。(拍手) 140 ◯議長(向後保雄君) 川村博章議員の一般質問を終わります。  一般質問を続けます。26番・小松崎文嘉議員。             〔26番・小松崎文嘉君 登壇、拍手〕 141 ◯26番(小松崎文嘉君) 皆さん、こんにちは。安心してください。これ以上前置きは使いません。画面は使いますけれども、質問に直結する画像でございますので御容赦いただきたいと思います。  それでは、本日の質問になりますけれども、主に期日前投票について、一問一答ですので、ちょっと流れがわからなくなってしまうと難しいことになりますので御説明させていただきたいと思います。二つ目に交通安全について、これは主に生活道についての交通安全。それから、三つ目として、地域運営委員会の成り立ちとそれからの流れについて。また、集客観光、これは動物公園や稲毛海浜プール、そして、こてはし温水プールについての流れ、また、5番目に、地元企業の育成についてお伺いします。それから外郭団体について最後にお聞きさせていただきたいと思いますので、御清聴のほど、よろしくお願い申し上げます。  1問目でございますけれども、選挙について、期日前投票というのは非常に重要でございます。期日前投票をすることによって、土曜日、日曜日が忙しいという方は、平日に投票することができます。それらに向けて、この期日前投票の取り組みをお聞きしたいと思います。  期日前投票の取り組みはどのように行っているか、お聞きしたいと思います。  そして、2番目に交通安全についてお伺いをさせていただきたいと思います。平成28年第1回定例会の代表質問で、私も取り上げさせていただきましたけれども、生活道における歩行者などの安全確保は喫緊の課題だと私は考えております。  本年8月、国土交通省は、生産性革命プロジェクトの一環として生活道路の安全対策が必要なエリアとして、全国233地区をホームページで公表しています。県内では、千葉市、鎌ケ谷市、船橋市の3地区であり、本市は稲毛区山王町の山王小学校周辺が対策エリアとなっているとのことです。  この中で、ちょっと御説明をさせていただきますけれども、画面の左、我が国の事故の発生状況がグラフとして書いてあります。そして、30万人当たりの死者数が、右のほうのグラフに出ています。  次のところに行かせていただきます。日本と欧米の市街地の住宅地の比較、それから道路種類別の死傷者の発生事故率が出ています。とにかく、大きな幹線道路よりも、この図を見ていただくとわかるんですけれども、生活道路で非常に多くの事故が起きておりまして、また、生活道路ということによりまして、歩行者が多い、それから自転車の方が多いということで、重症につながる事故が多いという結果が出ております。(「そうだ」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。  それでは、施策の概要と対策エリアの抽出条件についてお伺いをさせていただきたいと思います。  地域運営委員会についてお伺いいたします。  地域運営委員会をやることによって、主要5団体、それから必要に応じて数団体が加わるようですけれども、これらによりまして、これらの合意がとれれば補助金が多くいただけると、10%アップになるんでしょうかね、連協、それから社協、育成、スポーツ振興になるんでしょうか。あと民生ですね。それらの5団体が全て最初から同意を持ってしっかりと同じ歩調で進めていければいいんですが、そうならなかった場合のことについても、ちょっと改めてお伺いをさせていただきたいと思います。  補助金は、非常にアップするということはいいことなんですけれども、結成までにどのような合意形成を経て、この地域運営委員会というのが形成されるのか、お伺いさせていただきたいと思います。  続きまして、集客観光についてお伺いをさせていただきたいと思います。  東京オリンピック・パラリンピックでは、高温多湿な日本特有の暑さを知らない多くの外国人が訪れることが予想されます。国は、大会が暑い時期に開催されることから、観客等が過ごしやすい環境を整備するため、暑さ対策として、道路空間の温度上昇抑制対策を進めるとしています。先日も新聞記事において、路面温度の上昇を抑制する遮熱性舗装について、元五輪ランナーがその効果を確認したとの記事がありました。本市においても、受け入れ環境の充実を図るために、暑さ対策として歩道の遮熱性舗装は必要だと考えております。  そこで、お伺いをさせていただきたいと思います。  東京オリンピック・パラリンピック会場予定地周辺における歩道の遮熱性舗装についてどのように考えているか。これは、道路については十分あれだと思うんですけれども、車道ではなくて歩道について、まず、お伺いをさせていただきたいと思います。  続きまして、5番目、地域企業の育成についてお伺いさせていただきたいと思います。  本市の契約の中で、千葉市に本社がある事業者というのがあります。これらの中で、契約件数及び契約金額とその全体の契約に対する割合はどのくらいか、また、外郭団体についても、その割合、金額等をお知らせいただきたいと思います。  最後の質問ですけれども、外郭団体についてお伺いします。  今後、縮小、統合される外郭団体についてお伺いしたいと思います。最近におきましては、いろいろな団体が整理統合されております。これらについて、このあとお伺いをさせていただきたいと思います。  残りは、自席のほうに戻りまして質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手) 142 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。選挙管理委員会事務局長。 143 ◯選挙管理委員会事務局長(深山博司君) 選挙についてお答えします。  期日前投票所はどのように取り組んでいるのかについてですが、各区2カ所の設置を基本とし、公職選挙法で設置が義務づけられている期日前投票所は区役所などの公共施設に、また、増設分については選挙人の利便性や費用対効果などを勘案し、駅前の商業施設などに設置しております。  以上でございます。 144 ◯議長(向後保雄君) 建設局長。 145 ◯建設局長(永名淳悟君) 初めに、交通安全についてお答えいたします。  施策の概要と対策エリアの抽出条件についてですが、生活道路の安全対策を図るエリアにおいて、国から提供される自動車の通行に関するビッグデータを活用することで、速度超過、急ブレーキ多発、抜け道などの危険箇所を事前に特定し、効果的な速度抑制策を実施するものであります。なお、実施に当たりましては、地域との共同による推進体制を構築することとしております。また、対策エリアの抽出条件につきましては、生活道路における事故死傷率が高いこと、住居系の用途地域であること、小学校があり、区画が整理されていること、さらに、周辺幹線道路から生活道路内に通過車両が流入する可能性があることなどを条件としております。  次に、集客観光についてお答えします。  東京オリンピック・パラリンピック会場予定地周辺における歩道の遮熱性舗装についてですが、遮熱性舗装は、太陽光の一部を反射させる特殊な材料を舗装の表面に塗り、路面温度の上昇を抑えるもので、現在はアスファルト舗装を対象に実施されています。海浜幕張地区の歩道は、主にインターロッキングブロックや平板ブロックで整備されており、これらにこの材料を塗った場合の効果が現時点で確認できていないことや施工費が高額となることから、実施は難しいものと考えておりますが、今後も、東京都など他開催都市の動向を注視してまいります。  以上でございます。 146 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 147 ◯市民局長(小池浩和君) 地域運営委員会についてお答えします。  結成の意思表明の基準についてですが、結成に当たっては、既にどの地域にも存在し、必須となる5団体である地区連協、社協地区部会、地区民児協、青少年育成委員会及びスポーツ振興会とその他必要に応じて地域の実情により構成団体に加わる学校、PTA、あんしんケアセンターなど、地域で活動するさまざまな団体が将来にわたって地域コミュニティーを良好なものにし、地域の課題は地域で解決できるよう、住民の助け合い、支え合いによる地域運営を行い、現場から町をよくするといった地域運営の意義を十分に理解した上で協議し、地域の総意のもと設立をお願いしております。  以上でございます。 148 ◯議長(向後保雄君) 財政局長。 149 ◯財政局長(宍倉輝雄君) 地元企業の育成についてのうち、所管についてお答えします。  千葉市に本社のある事業者と本市との契約件数、契約金額ですが、直近の平成27年度では、件数は6万1,939件、金額は357億9,800万円となっております。また、全体の契約に対するその割合は、件数で86.7%、金額で65.6%となっております。  以上でございます。 150 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 151 ◯総務局長(志村 隆君) 初めに、地元企業の育成についてのうち、所管についてお答えします。  外郭団体について、千葉市に本社のある事業者との契約件数及び契約金額とその全体の契約に対する割合についてですが、外郭団体も市に準じて市内事業者の育成に配慮した発注を行っているものと認識しておりますが、具体的な件数等については把握しておりません。  次に、外郭団体についてお答えします。  今後、整理、縮小、統合される外郭団体についてですが、千葉市外郭団体の組織運営等のあり方の指針に基づいて検討を進めており、現時点では、みどりの協会について、事業規模の縮小が見込まれることから、当該団体と解散を含めた協議を進めることとしているほか、都市整備公社については、平成32年度の既整備施設の買い戻しの完了をめどとして当該団体の廃止に向けた準備を進めることとしております。  以上でございます。 152 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 153 ◯26番(小松崎文嘉君) 答弁ありがとうございました。  初めに選挙についてお話があったんですけれども、2カ所が基本ということでございますので、公共施設、それから駅前ということが今基本になっているんですけれども、なかなか、最近郊外にないんですね。特に私の稲毛区で言うと長沼コミュニティーにあったんですが、やっぱり、ちょっと長沼コミュニティーってバスの便が悪かったり、そういったものがありまして駅の前に移ったんですけれども、今後、2カ所というのが基本ではあるんですけれども、臨時、1日、例えば土曜日だけでも結構ですし、そういった形で少し郊外の商業施設でも、例えばワンズモールなんかもあると思うんですけれども、そういうようなところで、もしできれば今後つくっていただきたいと思います。  それから、御答弁いただきました交通安全についてで、ビッグデータを活用するということになるんですけれども、この生活道に幹線道路から流入する車が多いというこの辺のところが一番危険性があります。ここに、ポインターで示しますけれども、このゾーン30と書いてあるところで、実は、これは私は国土交通省にも行って確認してきたんですけれども、この千葉市内、全国を、500メートル四方で全部区切って、その中で事故とかが多いところで、今留意点があった生活道で死傷率が高いこと、区画整理がされているということで、この山王地区を選ばれたそうなんですけれど、大体、これはみんなどこでも同じだと思うんですが、3.6メートルの道幅なんですね。そうすると、皆さん、家を建て直しでもしない限り、なかなか4メートルまで下がっていただけないので、いつまでたっても道が狭いままだと。すれ違いが3.6メートルではできないということで危険な状況になっております。これらについて聞いていきたいと思います。  それから、結成意思については、地域運営委員会についてはわかりました。  それから、遮熱性舗装については、現行は、車道に関しては、先ほど新聞の記事でもありましたけれども、マラソン選手、それから沿道の方も暑いというのが遮熱性舗装にすることによって大分効果があるというのはあったんですけれども、幕張の場合は、まだ、コンクリートブロックとかが多いんですね。ただし、あそこでは、競技を見るというのは、どちらかというとなくて、信号を待ったり、それから恐らく会場がメッセになると思うんですけれども、あのあたりが大混雑、大渋滞になると思いますので、そこに並ばれる方がすごく多くなると思うんですね。そういった対策なんですが、インターロックやブロックについては、まだできないということなので、技術の発展とか、今後の他都市の状況を見ながらやっていただきたいと思います。  それから、地元企業については、おおむね86%ぐらいのものが地元でということで、よくわかりました。今後もそのまま進めてもらいたいと思います。  外郭団体については、このまま続けて質問させていただきたいと思います。  続きまして、生活道路に話は戻りますが、2問目、生活道路の新仕様について、速度抑制の物理対策についてはどう考えているのか、お聞かせください。 154 ◯議長(向後保雄君) 建設局長。 155 ◯建設局長(永名淳悟君) 警察が面的な速度規制を行うゾーン30と合わせ、速度抑制効果の高い車道面を部分的に盛り上げるハンプや車道幅員を部分的に狭くする狭窄部の設置などについて検討してまいります。また、ドライバーへの注意喚起と視認性向上のため、信号のない交差点については交差点内部のカラー化を、通学路については路肩のカラー化をあわせて検討することで、歩行者などの通行の安全確保に努めてまいります。 156 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 157 ◯26番(小松崎文嘉君) ハンプについては、部分的なハンプ、これはやっぱりガタッとなるところがあって、非常に問題が今まであったんですけれども、国土交通省に行ってお話を聞いてきたところ、今、移動式のハンプというのがあるそうです。前みたいにガタッとなるよりは、なだらかになっていて、移動して試しに置いてみて、また、それを取り外したりすることができるというのがあるそうですので、こういったことも検討はしていただいて、地区の同意が得られれば、もちろん、やってもいいのかなと。  また、私が一番着目しておりますのは、やっぱり狭窄だと思います。もともと広い道を、先ほどの話で言えば、道を広くしたほうがいいという安全なものもあるんですが、逆に信号が全くなくて、300メートルぐらい、何ていうんでしょうか、暗渠の横なんかだと、あるんです。そこだと七、八十キロで車が過ぎているということもございますので、そういうところについては、逆に狭窄をして道を狭くすることによって視覚的に、車の速度を落とさせると、こういうことも必要だと思います。  また、交差点のカラー化や路肩のカラー化、これはすごくいいと思うんですけれども、交差点内部のカラー化は、私が以前指摘しましたとおり、真っ赤っかに塗るよりも、もうちょっと朱色に近い色で模様で描いたほうが安く上がるそうですから、そのパターンでやっていただければと思います。  また、路肩のカラー化につきましては、非常にいいことなんですけれども、まず、それ以前に、今、千葉市内の至る所の車線が消えちゃっているんですね。歩道線、停止線、みんななくなっちゃっています。ですから、こちらのほうを、自転車レーンとかでお金を使うのもすごくいいことだし、それは一段進めばいいんですけれども、まず、基本的に停止線がない、止まれと書いてあるやつが薄くなっている。それから中央線がないとなるほうが危ないと思いますので、こちらを進めていただくことを要望しておきます。  続きまして、地域協働による推進体制をどのように考えているか、お伺いします。 158 ◯議長(向後保雄君) 建設局長。 159 ◯建設局長(永名淳悟君) 地元自治会や警察、学校関係者などと危険箇所について合同点検を実施するとともに、地元住民と意見交換を行いながら効果的な安全対策について検討してまいります。 160 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 161 ◯26番(小松崎文嘉君) これから始まることでございますので、地域を巻き込んでうまくやっていただければと思います。  地域運営委員会についてなんですけれども、先ほどお話がございました市連協、区連協も出ておりましたけれども、それらの意思決定とこの地域運営委員会の意思の異なる場合というのもあるかもしれません。こういった場合、どのように整合性を取り扱うのか、お聞かせください。 162 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 163 ◯市民局長(小池浩和君) 地域運営委員会は、小学校区から中学校区単位の既存のコミュニティーエリアで設立しており、地区連協の代表を構成メンバーとしていることから、結成に当たっては、市連協、区連協には設立の意思を確認しておりません。しかしながら、市連協及び区連協は、地区連協の上部組織であるため、各地域の課題などについては状況を報告し、情報の共有を図っております。 164 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 165 ◯26番(小松崎文嘉君) 今、答弁で上部組織ということが確認取れましたので、いいです。これは、地域運営委員会の中で、例えば、これはこれはこうだというのが出て、市連協、区連協等で統一された意見が出るにもかかわらずどっちが優先されるのかと。私もこれはちょっと質問ではなかったんですが、お聞きしたところ、地域運営委員会連合会なんていうのをつくらないでくださいねと言ったら、そういうのはつくる予定はございませんというのを聞きましたので安心しました。そういう複雑化することがなければ、いいんじゃないかと思います。  それから、3番目といたしまして、結成後、意見集約が困難になった場合、どうしていくのか、お聞かせください。 166 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 167 ◯市民局長(小池浩和君) 意見集約が困難になった場合は、必要に応じて市民自治推進課や各区地域づくり支援室の職員によるアドバイスや情報提供などの支援により、協議を深めていただき、委員会としての意見集約につなげていただきたいと考えております。 168 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 169 ◯26番(小松崎文嘉君) この地域運営委員会について、そういった意見集約が困難になった場合に、市のほうでアドバイスしていただき協議を深めるというのはすごくいいんですけれども、それでも通らなかった場合、ちょっと質問したんですけれども、どちらかというと、回答に余り来なかったんですけれども、その場合、解消するということもあり得るということをお聞きしたので、そうなった場合、どこの地区でも、こう活発になっているところは違うと思うんですね。区によっても特性が違いまして、自治会が盛んにやっているところもあれば、マンションなんかが中心のところは、管理組合がやっていたり、また、コミュニティー懇談会なんかが中心にやっている地区もありますので、その地域による特性があるので、その場合、意見集約が困難になった場合は、基本的には上部団体である自治会を中心として、その後、地域運営委員会として意思決定をなるべく図っていく、これが非常に重要なことだと思います。  それから、集客観光については、先ほどもありましたけれども、技術的な問題というのが解決されればいいんですけれども、あとはミストとか打ち水なんていうのも工夫としてありますので、真夏の場合、また、オリンピックが近づいたときは、そういうこともやってもらえばいいし、市のお金が足りない場合は、民間にやってみてはどうですかということで促していくのもいいと思います。  それから、次に、来場者の混雑が予想されます。公共交通機関についてどのように考えているのか、お聞かせください。 170 ◯議長(向後保雄君) 都市局長。 171 ◯都市局長(服部卓也君) 現在、JR海浜幕張駅及びその周辺は、拡大地区も含めた幕張新都心全体の玄関口として、鉄道やバスなどの交通機能が集中しており、多くの方々が利用をしております。今後、若葉住宅地区の開発が開始されるとともに、幕張メッセが2020年の東京オリンピック・パラリンピックの競技会場となっていることなどから、さらなる利用者の増加が見込まれるため、幕張新都心全体の発展に合わせた交通機能の強化や利用者の分散化を図る上で、海浜幕張駅及びその周辺の機能強化や拡大地区におけるJR京葉線新駅設置の実現が極めて重要であると考えてございます。 172 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 173 ◯26番(小松崎文嘉君) 新駅、すごく大事なことです。これは美浜区の市議会議員さんを中心に、地元の方も大いに期待しておりますので、ぜひ早期に実現していただきたいと思うんですけれども、もちろん、駅はできなければ大変なことになるんですが、駅ができてから、バス路線も整備しなければならないので、できればオリンピックの前の年ぐらいまでに形ができてこないとバスのほうも追いついてこない。それから、歩行、どういった形で人を誘導していくか、こういう動線の問題もございますので、一生懸命、当局としても、我々も働きかけてまいりますので、新駅については大きな期待を寄せていきたいと思っております。  続きまして、動物公園、海浜プール、こてはし温水プール等の集約施設で、駐車場というのは、以前から私も結構取り上げてきたんですけれども、これらの駐車場対策というのはどのようになっているか、お聞かせください。 174 ◯議長(向後保雄君) 都市局長。 175 ◯都市局長(服部卓也君) 動物公園、稲毛海浜公園プールの駐車場対策についてお答え申し上げます。  動物公園では、敷地内に1,700台分の駐車場を設けてありますが、今年度のゴールデンウイークは展示のリニューアルオープンと重なり、満車状態が続くことが想定されたため、千葉都市モノレールと共同で、動物公園入園券とモノレール乗車券がセットになった割安チケットを販売し、マイカーから公共交通機関への乗りかえを促す取り組みを行いました。  チケットは、リニューアルオープンと同じ4月28日から販売を開始し、5月10日までの約2週間で8,159枚の利用があり、この期間中、周辺道路の渋滞はほとんど見られませんでした。稲毛海浜公園プールでは、公園内に1,000台分の駐車場を設けてあり、混雑状況によっては、地方卸売市場、またはアクアリンクちば隣接地を臨時駐車場とするとともに、公園入り口や周辺交差点に交通誘導員を配置し、道路交通の安全確保などに努めております。 176 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 177 ◯市民局長(小池浩和君) こてはし温水プールの駐車場対策ですが、敷地内に140台分、子和清水地区に100台分の無料駐車場を設けているほか、7月から9月の繁忙期間には、臨時駐車場として、隣接する北清掃工場の敷地に30台分を確保しております。また、入場待ちの車両が周辺の道路交通に支障を来さないよう、北清掃工場のロータリーを待機車両ゾーンとして利用するとともに、常時警備員を配置し誘導等を行うなど、混雑の解消に努めております。  なお、子和清水地区の臨時駐車場については、本年10月に開始する千葉北パーク&バスライド社会実験の終了後、約40台分増設する予定としております。
    178 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 179 ◯26番(小松崎文嘉君) まず、動物公園につきましては、昨年、代表質疑でも言いましたけれども、公共交通機関とのセットチケット、これは本当にやっていただいてよかったなと。しかも、私も通ったんですけれども、以前のゴールデンウイークに比べると渋滞が本当に少なかったと思います。あそこの前をよく通過するんですが、今回はスムーズに通過できたので非常に感謝します。  あと、今後は、モノレールの諸駅に結構駐車場があるんですね。しかも、モノレールの駅の駐車場の近くって比較的安いので、その案内、今度時間制が結構上限が幾らとかっていうのもあったりするので、そういう案内をしていただければ、もっとこう、モノレールで行くことによって駐車場の混雑も減りますし、スムーズに行けるんじゃないかと思います。  また、稲毛海浜公園プールにつきましては、その他の駐車場がたくさんあるんですけれども、市場やそれから臨時のところから入り口がぐるっと回り込む形になるんですよね。今後、ここにつきましては、臨時通路、どのみち警備員を配置するのであれば臨時通路を置くとか、市場のところからスケート場側になるんですが、あそこを渡れるようにするとか、何らかの工夫をしていくと、夏、今22万人ぐらい使っているんですけれども、もっとたくさんの方が利用しやすくなるんじゃないかなと思います。今だと、ちょっと混んでいるから行きたくないという方もいらっしゃると思いますので、それが若干心配な点です。  こてはし温水プールにつきましては40台分増設する予定と、これはよかったんですが、先ほど高速バスの駐車場を見ましたら15台と書いてあったので、ちょっと15台で足りるのかなという心配もありますので、まあ足りればいいんですけれども、足りなかった場合については増設するなども検討していただければいいなと。その後は、社会実験後、便利ということであれば、どこかに任すとか、そういう形で常設していただけると。やっぱり臨時だと、定期券を切りかえるとか、そういうところまでいかないので、なかなか利用が難しいという利用者からの声も届いています。  今回、稲毛区からは、国道16号を経由しないで、16号というか、千葉北警察署の前の渋滞を通行しないで、20分ぐらい早く千葉北インターに乗ることができるようになったので、ダイヤ改正についてもありがたいなと思います。  それから、次の質問にいきますが、3施設の来場者の再来につながるような、皆さんが喜んでまた来ようかなというような取り組みについて、お伺いをさせていただきたいと思います。 180 ◯議長(向後保雄君) 都市局長。 181 ◯都市局長(服部卓也君) 動物公園、稲毛海浜公園プールの来場者の再来につながる取り組みについてお答えを申し上げます。  動物公園では、飼育員による動物ガイドなど各種イベントを開催するほか、今年度より民間事業者が管理運営するふれあい動物の里において、アルパカ、ウサギ、馬などへの餌やりや小動物と触れ合いながら記念撮影、手ぶらで楽しめるバーベキューなどを取り入れたところでございます。  また、稲毛海浜公園プールでは、子供たちがビニール製の巨大風船に入り、水上を転がるアトラクションなど、水上でのアスレチックを平成26年度より導入をしております。今後も企画や施設の充実を図り、リピーターの確保に努めてまいります。 182 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 183 ◯市民局長(小池浩和君) こてはし温水プールでは、本年4月から子供向け水泳教室の開催回数をふやすとともに、トレーニング室の機器を全面更新し、さらに、1回当たりの利用時間を2時間から3時間に延長したほか、スポーツ用具の無料貸し出しや売店の販売品目の充実を図るなど、利用者の満足度向上のための取り組みを行っております。 184 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 185 ◯26番(小松崎文嘉君) 動物公園につきましては、今までの遊園地ゾーンのところが新たに動物ふれあいゾーン、それから遊具なんかもいろいろ置いてあるんですね。このあと、恐らくポケモンショーとか、ああいったものもやったりするんじゃないかと思うんですけれども、いろいろな臨時のもので、メーンのところで入場料をこれ以上上げるということは難しいと思いますので、オプションで、皆さんがお金を払っていただく分には構わないと思うので、売店、それから食べるところの充実、それから、こういうオプションの充実に努めていただいて、収益を少しずつ上げていただければと思います。  それから、稲毛海浜公園プールについても同様で、やはり水上アスレチック、ああいったものもオプションでお金が有料でできると思います。それから、今後、休憩所というものに焦点を当てていただきたいと思います。最近、日焼けを気にされるお母さんとか結構多いんですよね。そうすると、休憩所がないと、なかなか日に焼けてしまいますと。だから、日が当たらないような区画をつくる。本当はパラソルなんかを貸せばいいんでしょうけど、何か持って帰っちゃったりするような人がいるので難しいということなので、そういった休憩所をまあ有料でも構いませんから、ちょっとずつ、そういう区画をやっていただければいいんじゃないかなと思います。  また、こてはし温水プールにつきましては、2時間から3時間になったということで喜んでいる方が多いというのは、私もお聞きしました。  それから、地元企業の育成について、お伺いをさせていただきたいと思います。  入札に参加できない割合は統計がないようですけれども、今後、調査研究していただきたいと思います。今回の場合は、入札に受注した会社ということになっております。外郭団体のほうにつきましては、市内企業優先というのは理解したんですけれども、市内企業の割合についても調査をしていただきたいと思います。  それで、二つ目の質問、市内に本社のある事業者との契約について、どのように考え取り組んでいるのか、お聞かせください。 186 ◯議長(向後保雄君) 財政局長。 187 ◯財政局長(宍倉輝雄君) 本市においては、地元企業者育成の観点から、可能な限り市内業者に発注を行うこととしており、その旨を毎年発出している「適正な入札・契約の執行について」の通知の中で、全庁に周知しております。発注に当たっては、公正性、競争性などを確保しながら、地域要件を付すほか、過度な資格要件を求めないことや参加しやすい発注時期とすることなどにより、市内事業者が受注しやすくなるよう努めているところであります。 188 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 189 ◯26番(小松崎文嘉君) 続きまして、外郭団体についてお伺いします。  ここ5年で整理、縮小、統合された外郭団体職員の現在について、お聞かせ願いたいと思います。 190 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 191 ◯総務局長(志村 隆君) 外郭団体の業務縮小や廃止により過員となった当該団体の職員につきましては、退職や業務増等により職員の採用を必要としていた他の外郭団体への再就職を紹介してまいりました。過去5年間において、業務縮小に伴い、観光協会職員1名、スポーツ振興財団職員1名、みどりの協会職員3名、また、動物公園協会の廃止により5名の計10名が過員となったものですが、いずれも他の外郭団体に再就職しております。 192 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 193 ◯26番(小松崎文嘉君) また、今後、整理、縮小、統合される外郭団体職員への対応をどのように考えているのか、お聞かせください。 194 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 195 ◯総務局長(志村 隆君) 外郭団体の職員につきましては、原則として外郭団体みずからが具体的な対応を決定し取り組むべきものですが、引き続き、設置者として他団体への再就職を紹介するなど、可能な限りの支援を行ってまいりたいと考えております。 196 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員。 197 ◯26番(小松崎文嘉君) スポーツ施設、それから市内企業、それから外郭団体について、最後の4番、5番、6番というのは結構お聞きさせていただいたんですけれども、今後、外郭団体、今回残念ながらテルウェルさんのほうはスポーツ施設から脱退してしまったんですけれども、そうすると、今度NASさんが全部1社でこうやっていることになるんですね。そうすると、比重として、1社ばかりでやっていると、例えば、その社内の中の状況で、ちょっとこう変わったとなると、なかなか大変なところもあります。  以前のところもあったように、分割してなるべく発注をしていただければ、いろいろなところが、地元企業も出てくる可能性もありますし、そういった意味で、今後の発注の仕方というのはしっかりと考えて、1社ばかりに行かないように、しっかりとした体制で臨んでいただきたいと思います。  以上をもちまして、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 198 ◯議長(向後保雄君) 小松崎文嘉議員の一般質問を終わります。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                  午後2時34分休憩          ──────────────────────────                  午後3時0分開議 199 ◯議長(向後保雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。14番・植草毅議員。              〔14番・植草 毅君 登壇、拍手〕 200 ◯14番(植草 毅君) 自由民主党千葉市議会議員団の植草毅でございます。本日最後となりました。もう少しおつき合いのほど、よろしくお願いいたします。  まず初めに、今回の熊本地震で被害に遭われた方々、また、たび重なる台風にて被害に遭われた皆様方にお見舞いを申し上げるとともに、東日本大震災より5年半、各地で復興に努められている方々へエールを送り、今後とも復興へのさらなるお手伝いを続けさせていただきます。  そして、このたび、復興支援のベース基地として使わせていただいておりました南三陸清水寺の御住職が御逝去されました。震災後、ボランティアでお寺の掃除をお手伝いしたことがきっかけでボランティアに伺う際に幾度となく本堂を宿としてお借りしたりと非常にお世話になりました。この場をおかりしましてお悔やみを申し上げます。  それでは、通告に従い一般質問を始めます。  群馬県新治村に設置しました千葉村が昭和48年7月にキャンプ場が開設されて以来43年がたちました。昨年も一般質問でお話ししましたが、毎年、学区の子供たちを連れて伺っております。本年は、千葉市での管理が最後になってしまうのではと多くの方々に心配されつつ伺わせていただきました。  そこで、改めてお伺いしたいのですが、千葉村の開設の経緯、また、開設に当たり、議会はどのように関与したのかをお聞かせください。  続きまして、避難所開設についてです。  今月初めに9都県市合同防災訓練が行われましたが、防災訓練というのは、いつ来るかわからない災害について備える訓練だと認識しております。であれば、突然、今日防災訓練を行うといったことも考えたほうがよいのではと思います。さすがに突然といかなければ、事前にこの週に行いますと言って行うのも考えてみてはいかがと思います。  さて、本題に入りますが、千葉市のホームページには、避難所の収容人数が出ております。どう考えても、それだけの人数が入ってしまったら動きがとれないというより、立っているだけでやっとではないかと思われる人数なんですが、何を根拠として算出しているのか、お示しください。  3番目の質問のバリアフリーについてです。  リオオリンピック・パラリンピックも終わり、多くのメダルを日本にもたらしたのも記憶に新しいことと思います。川村議員の質問にもありましたけれども、次回の東京オリンピック・パラリンピックに関しては、千葉市も幾つかの競技会場になっているとお聞きしております。今回の質問としては取り下げさせていただきますが、千葉市も会場となるのであれば、それに合わせて、少なくとも公共交通機関、また、公共の建物についてはバリアフリーを進めていただくよう、工事また事業者に強く指導していただきますようお願いして、2問目以降は自席より行います。答弁のほどよろしくお願いいたします。(拍手) 201 ◯議長(向後保雄君) 答弁願います。市民局長。 202 ◯市民局長(小池浩和君) 高原千葉村についてお答えします。  千葉村開設の経緯、また、開設に当たり議会はどのように関与したのかについてですが、高原千葉村は、開設当時の記録などによりますと、昭和46年ころから施設建設の検討を始め、新潟県の妙高高原などとともに現地調査を実施した上で、交通の便、自然環境、地元の協力体制などから、当時の新治村を本市の方針に最もふさわしい土地として選定をいたしました。  その後、昭和48年1月に全体的な構想をまとめ、それから約半年の間に地元との調整、用地の取得、開発のための手続、バンガローの整備などを行い、7月に林間キャンプ場をオープンしたとされています。また、オープンと同時期に千葉村建設基本計画を策定し、この計画に基づいて、昭和50年に青少年自然の家、53年に市民ロッジを順次整備したところです。  開設に当たっての市議会の関与については、建設する場所を最終的に決定する際に代表の議員による現地視察を実施したほか、所管する総務委員会において経過等を説明して協議いただき、また、用地の取得、設置管理条例及び予算の各議案を可決いただいております。  以上でございます。 203 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 204 ◯総務局長(志村 隆君) 避難所開設についてお答えします。  避難所の収容人数はどのように算出しているのかについてですが、原則として、各施設の体育館や災害時に使用可能な教室等の面積から、通路などの共有スペースを差し引いたものを有効面積とし、その中で1人2平方メートルを使用することとして収容人数を算出しております。  なお、発災後しばらくして、被害や避難の状況などが判明した後には、なるべく1人当たりのスペースをふやしていけるよう努めてまいります。  以上でございます。 205 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 206 ◯14番(植草 毅君) 答弁ありがとうございます。開設の経緯、議会の関与については、おおむね了解いたしました。引き続きまして、昨年、平成27年第3回定例会以降、みなかみ町との協議はどのように進んでいるのか、お教えください。 207 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 208 ◯市民局長(小池浩和君) みなかみ町から平成27年10月に無償譲渡に係る条件として、運営を継続するに当たり、施設改修費を本市が負担すること、また、宿泊料金を増額改定することなどの要望がありました。これらの要望について、妥当性などを検討した結果、中学校自然教室で優先的に施設を使用できることは、本市にとって公益性があるものの、施設を無償譲渡した上に施設改修費を負担することは、その公益を超える負担となり適当でないとの結論に至りました。  そこで、本年8月にみなかみ町に対し要望に応えることは困難であることを回答し、今後は、自然教室での利用を前提とせず、民間のノウハウによって土地を有効活用する方法、あるいは、みなかみ町の事業用地として活用していただくことについて検討したい旨を申し入れたところであり、本市とみなかみ町の双方で検討している状況です。 209 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 210 ◯14番(植草 毅君) 回答ありがとうございます。何か、最後のほうに自然教室での利用を前提とせずと聞こえたのですが、開設している間は、学校利用をぜひお願いいたします。  先ほどの質問で、開設の際には議会が関与しているとのことでしたが、今回譲渡する際に議会に説明という形で何度かお話はいただいておりますが、こんな大切なことなのに議会での審議はまだしておりません。譲渡する際には議会の関与は必要ないのか、お教えください。 211 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 212 ◯市民局長(小池浩和君) 現在は、今後の高原千葉村のあり方について、民間など他の方法による活用も含め、みなかみ町と譲渡に関する協議を続けている状況であり、今後、議会の御意見等も伺いながら最も適切な活用方法を選択し、必要な議案を提案したいと考えております。 213 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 214 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。議会での審議が必要とのことです。では、まず譲渡について審議をしなければいけないと思います。また、改めて、今後はどのように進めていくのか、お聞きします。 215 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 216 ◯市民局長(小池浩和君) 今後とも、本市とみなかみ町にとって有益であり、かつ、40年以上にわたり運営を続けてきた施設を廃止することによる地元への影響を最小限に抑えることができる活用方法について十分に協議、検討を重ねるとともに、市民の皆様や議員の方々に対する適切な情報の提供に努めてまいります。 217 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 218 ◯14番(植草 毅君) 余りかわりばえのない答弁ですが、私の聞き方がちょっと悪かったかもしれません。  最後に、現在、みなかみ町との協議を行っているようですが、協議中は、千葉村の運営はどうするのか、運営を継続するのか、教えてください。 219 ◯議長(向後保雄君) 市民局長。 220 ◯市民局長(小池浩和君) みなかみ町との協議、検討を続けている間は、運営を継続したいと考えておりますが、公の施設としての必要性が希薄となっていること、建物や設備の老朽化、毎年の運営経費などを考慮しますと、できるだけ早く廃止したいと考えております。 221 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 222 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。建物や施設の老朽化、毎年の運営費はわからなくもないんですが、公共施設の必要性が希薄になっているとは思いません。現在も、千葉市内の中学2年生が使っております。ぜひ運営を継続いただきますよう要望いたします。  次に、避難所開設についてです。  先ほど、避難所収容人数についてですが、1人2平方メートルを使用することとして算出しているとの答弁をいただきました。訓練で実際にブルーシートを使い、行いましたが、2平方メートルのスペースを確保しても、ある程度の人数が入った場合、かなり窮屈であると感じます。各避難所にそれだけの人数を収容するとは思いませんが、何か問題が起こる前にもう少し実体的な数字を出されたほうがよいかと思います。  続きまして、その避難所なのですが、今から5年半前の東日本大震災の際、JRや京成電鉄が止まってしまい、駅周辺の避難所に帰宅困難者が多く誘導されてきました。当時は、たまたま家屋の被害が少なかったので、避難されてくる地元地域の住民が少なかったので何とか対応できたのですが、今後何かあった場合は、住民が開設する避難所に帰宅困難者も収容するのか、お示しください。 223 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 224 ◯総務局長(志村 隆君) 帰宅困難者は、駅周辺等の限られた場所に大量に発生し、比較的短期間の滞在場所が必要となりますが、地域の避難者は、家屋の倒壊等により長期間の避難が必要となることが想定されるため、それぞれの避難施設は分けることが必要であると考えております。そのため、帰宅困難者を収容する施設として避難所以外の公共施設や民間施設の10カ所を帰宅困難者一時滞在施設に指定しているところであります。 225 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 226 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。一応、分けることは必要と考えているようですが、千葉市全体で10カ所、これはかなり少ないように感じます。では、帰宅困難者一時滞在施設の絶対数が少ないと思いますが、今後ふやす予定はあるのでしょうか、お尋ねいたします。 227 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 228 ◯総務局長(志村 隆君) 今後は、民間施設を中心に一時滞在施設の確保を図ってまいりたいと考えており、現在も複数の施設と指定に向けた協議を進めているところであります。引き続き、施設側の合意が得られるよう、必要性等を丁寧に説明し、できる限り多くの施設を指定できるよう努めてまいります。 229 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 230 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。協議を進めているとのことですが、悠長なことは言っていられません。地域住民が避難所を開設しているところでは、帰宅困難者が助けてほしいと言われて来てしまえば帰すわけにもいかないと思います。主要駅、乗降客の多い駅付近には、より多くの施設の同意を得られるよう進めていただき、また、近隣の企業には、社屋が安全である場合は社内にとどまるよう指導していただくようお願いいたします。  少し視点を変えて質問させていただきます。多くの議員が質問されているかとは思いますが、現在、避難所運営委員会が設置されているのは何カ所で、未設置は何カ所か、お示しください。 231 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 232 ◯総務局長(志村 隆君) 避難所運営委員会は、本年9月1日現在で、避難所276カ所中218カ所で設立されており、未設立は58カ所となっております。
    233 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 234 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。まだ未設置のところが58カ所あるとのことですが、なぜ設立しないのか、何か問題または理由があるのかと思います。今後どのように進めていくのか、お示しいただけたらと思います。 235 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 236 ◯総務局長(志村 隆君) 未設立の避難所に対しましては、実際に災害を経験した被災地での成功事例を紹介するなど、避難所運営委員会の必要性を説明し、できるだけ早期に全ての避難所で設立できるよう積極的に支援してまいります。 237 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 238 ◯14番(植草 毅君) 避難所はないよりあったほうがよいと思います。ただ開設しても混乱を招くだけだと思います。現在開設されている避難所では、何かあった際に開設する初動体制はできているのか、お示しください。 239 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 240 ◯総務局長(志村 隆君) 避難所運営委員会の設立後、施設の鍵のあけ方について施設管理者と協議し、鍵をキーボックスに保管する方法や運営委員に貸与する方法などで、避難所運営委員会でも開設することができるよう、初動体制の強化を進めております。 241 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 242 ◯14番(植草 毅君) ちょっと聞き方が悪かったのかもわかりませんが、避難所の鍵のあけ方を聞いたわけではなかったのです。もちろん鍵をあけなければ始まりませんが、体制のことを聞きたかったわけです。  では、質問を変えます。体制ができていると仮定いたしまして、避難所運営委員会の委員が交代してしまったときなど、それまでの成果の積み上げはどうなるのか、お示しください。 243 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 244 ◯総務局長(志村 隆君) 避難所運営委員会の委員が交代する時期には、新旧の委員合同で会議を開催し、それまでの成果などを引き継いでいただくこととしているほか、新任の委員を対象に避難所開設運営に係る基礎的な研修会を開催するなど、委員の交代で活動が停滞しないよう支援しているところでございます。 245 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 246 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。基礎的な研修会を開催して委員の交代で活動が停滞しないように支援しているとの答弁がありました。稲毛区では、ボックスを使い、役員の誰が避難所に来ても初動体制が取れる画期的なシステムがあり、稲毛区の各避難所において導入されつつあるとお聞きしております。ぜひ、そのシステムについて研修会を開催していただき、実際に行ってみて、初動体制の確立、避難所開設してすぐに混乱を極力少なく軌道に乗せられるよう、体制をつくれるよう、要望いたします。  次に、冒頭でもお話ししましたが、9月4日、九都県市合同防災訓練が行われました。私も重点訓練会場には何度か伺ったことはありますが、学校を初めとするコミュニティセンターや公民館など、各避難所ではどのような訓練を行っているのか、お示しください。 247 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 248 ◯総務局長(志村 隆君) 各避難所では、市職員、施設管理者、避難所運営委員会により避難所建物の安全確認、備蓄品及び資機材の確認、災害情報共有システムを使用した情報伝達等の避難所開設訓練を実施しました。また、市内7カ所の避難所を重点訓練会場として、非常用井戸の運用、簡易トイレの製作、救援物資の受け入れ、配布等、より実践的な訓練を実施いたしました。 249 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 250 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。平成28年6月10日発表の地震調査研究推進本部地震調査委員会での数字で、千葉市は昨年に引き続き、30年間に85%の確率で震度6弱の地震が起こるとされております。訓練に際しては、そのことを十分に踏まえ、今後もより実践的で体験できる訓練をしていただけるようお願いいたします。  ちなみに、公民館ですが、現在、指定管理制度の導入について、議論また説明が行われております。公民館に指定管理制度が導入された場合、これまでどおり対応していただけるのか、お示しください。 251 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 252 ◯総務局長(志村 隆君) 指定管理者と本市で締結する基本協定で、指定管理者は管理施設が避難所に指定されることを十分に認識し、平時は避難所運営委員会の会議や訓練に参加するとともに、災害が発生した場合は、避難所の運営に協力をする義務を負うこととなっており、これまでと同様の対応が可能と考えております。 253 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 254 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。これまでどおり対応いただけるとのことです。指定管理になった途端に手の裏を返すようなことはないとは思いますが、気がついたら保管をお願いしていた資機材がどこかに片されて使えなかったとか、保管料を払わなければいけなくなった等のことがないよう要望いたします。  続いて、避難所の備蓄についてお聞きいたします。  東日本大震災の当時、地元小学校の避難所には、備蓄品は置いていなく、市役所、消防本部へとりに行かなければなりませんでした。もちろん、食料の備蓄はありませんでしたが、震災当日は、まだスーパーやコンビニも開いていたので、インスタント麺やお茶、水などを買うことができました。電気、水道も使えましたので、温かいお茶の提供をすることもできました。そこで、現在、避難所に備蓄品はどれぐらいあるのか、また、東日本大震災当時と比べふえているのか、お示しください。 255 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 256 ◯総務局長(志村 隆君) 東日本大震災以前は、中学校区ごとに1カ所の小学校に分散備蓄として備蓄品を配備して、それ以外の避難所への備蓄品の配備はしておりませんでしたが、東日本大震災の教訓を踏まえ、平成24年度には初動対応用の食料及び飲料水を、平成25年度には発電機や間仕切りなどの資機材を全ての避難所に配備しました。また、避難所の備蓄量は収容可能人数によって異なりますが、収容可能人数の多い避難所では、現在、食料970食、ペットボトルの飲料水760本などを備蓄しており、今後も平成30年度までに段階的に食料や飲料水、生活物資の備蓄の増強を図ってまいります。 257 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 258 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。現在は、多くの資機材、飲料水が確保されているとのことです。また、今後も平成30年までに備蓄品の増強を図っていただけるとのことでした。備蓄については、政府は各家庭にて3日から1週間の備蓄を推奨しております。しかし、避難所に来るということは、被災して着のみ着のままで来ているということですから、安心のためにも食料の備蓄はある程度お願いいたします。  備蓄についてお聞きしましたので、応援物資についてお聞きいたします。  東日本大震災の際、ボランティアで伺った旭市、南三陸町においても、各地から応援物資が届いており、ボランティアセンターに数多く積まれておりましたのを目にしました。千葉市では、応援物資が届いた場合、どこに集積し、誰がどのように避難所へ配布するのか、お示しください。 259 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 260 ◯総務局長(志村 隆君) 平成28年3月に策定した災害時受援計画では、応援物資等を優先的に集積する場所を蘇我スポーツ公園に定めており、また、迅速に物資を避難者に供給するために、可能な限り集積場所から避難所へ直接輸送することとしております。集積場所の運営や輸送業務につきましては、災害時応援協定を締結している千葉県倉庫協会、一般社団法人千葉県トラック協会及び赤帽首都圏軽自動車運送協同組合千葉県支部から、物流の専門家の支援を受けて円滑な物資供給を図ってまいりたいと考えております。 261 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 262 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。物資は、蘇我スポーツ公園に集積するとのことです。また、物流は専門家の支援を受けて行うとのことです。災害は何が起こるかわからないので、できることでしたら予備プランもお考えいただければと思います。  次に、福祉避難所についてお聞きいたします。  先日、敬老会にお伺いした際、多くの元気な先輩たちにお会いすることができました。敬老会に出席できるのは元気な方が多いのですが、いざ、災害時には元気な方ばかり被災するわけではありません。  そこで、千葉市では、拠点的福祉避難所は各区に何カ所あり、全体では何カ所あるのか、また、今後の予定をお示しください。 263 ◯議長(向後保雄君) 保健福祉局長。 264 ◯保健福祉局長(田辺裕雄君) 拠点的福祉避難所として協定を締結している高齢者施設及び障害者施設は、市内に131カ所あり、区別では、中央区19カ所、花見川区21カ所、稲毛区18カ所、若葉区34カ所、緑区27カ所、美浜区12カ所となっております。今後は、市内で協定を締結していない介護つき有料老人ホームなどの施設もあることから、対応可能な施設を見きわめるとともに、新たに高齢者施設等の整備を行う法人や大学、特別支援学校に対して拠点的福祉避難所としての協力を働きかけてまいります。 265 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 266 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。ある程度の数はあるようで安心しましたが、各学校区にばらばらにあるのではないかと思われます。これからは、空白地域を埋めるような形で施設に相互協力をお願いしていただきたく要望いたします。  このことに関してなのですが、民生委員の避難行動要支援者の安否確認結果の報告先はどのようになっているのか、お示しください。 267 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 268 ◯総務局長(志村 隆君) 大規模災害時に民生委員が避難行動要支援者の安否確認を行った際には、結果を区災害対策本部に報告することとしております。 269 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 270 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。区対策本部への報告とのことでした。もちろん、確認には町内の役員さんたちも行うとは思いますが、何かあった場合に備え、情報の共有ができないといけないと思います。福祉避難所もそうですが、どこが指定されているのかを地域にもお知らせし、万が一の際に地域においてもすぐ対応できる体制が必要だと考えます。  最後に、市民への防災意識の啓発はどのように行っているのかをお示しください。 271 ◯議長(向後保雄君) 総務局長。 272 ◯総務局長(志村 隆君) 防災に関する情報を市政だよりやホームページに掲載するとともに、避難所の位置や日常の備えなどを掲載した防災マップを配布しているほか、市民出前講座を実施するなど、防災意識の啓発に努めております。 273 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員。 274 ◯14番(植草 毅君) ありがとうございます。市政だより、ホームページに掲載とのことでしたが、新聞をとっていない方は、市政だよりを見る機会は少ない、ホームページといっても、あえて千葉市のホームページを見にいく機会もないと思います。個人的には、千葉市防災ポータルサイトだけでもブックマークしていただきたいのですが、そうもいかないと思います。一番よいのは、これから30年間のうちに85%の確率で震度6弱の地震が起こると言われているのですから、30年後、しっかりと生きている子供たち、小学校の授業の中で行うのがよいのではと考えます。学校で子供が教わり、その子供が親に教えることによって、親も認識する機会ができると考えますが、いかがでしょうか。  避難所につきましては、多くの場所が学校、公民館となっております。いわば、教育施設です。平成29年度より、千葉市立小・中・特別支援学校の教職員の給与を千葉市が支給することになりますし、教員数は質の確保と適正配置のために市が直接文部科学省に要求することになります。それに伴い、今後は教育委員会と防災がともに防災に取り組まなければいけませんし、今まで取り組んでこなかったわけではないのですから、一層協力体制の強化を要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。御清聴、ありがとうございました。(拍手) 275 ◯議長(向後保雄君) 植草毅議員の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  明日は、午後1時から会議を開きます。  本日は、これをもって散会といたします。御苦労さまでした。                  午後3時27分散会          ──────────────────────────            地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              千葉市議会議長   向 後 保 雄              千葉市議会議員   石 川   弘              千葉市議会議員   植 草   毅 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...