千葉市議会 2016-03-04
平成28年予算審査特別委員会教育未来分科会 本文 開催日: 2016-03-04
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時0分開議
◯主査(岩井雅夫君) おはようございます
ただいまから
予算審査特別委員会教育未来分科会を開きます。
なお、三井委員より欠席する旨の申し出がありましたので、御了承願います。
委員席の指定
2 ◯主査(岩井雅夫君) 委員席につきましては、ただいまお座りの席を指定いたします。
本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおり、まず、
こども未来局所管の審査を行った後、
指摘要望事項の協議をお願いいたします。
こども未来局所管審査
3 ◯主査(岩井雅夫君) これより平成28年度当初予算議案の審査を行います。
それでは、
こども未来局所管について説明をお願いいたします。
なお、説明に当たっては、初めに、昨年の予算・
決算審査特別委員会における
指摘要望事項に対する措置状況について御報告いただき、続いて平成28年度当初予算議案について御説明をお願いいたします。また、時間の都合上、
指摘要望事項の読み上げは省略して結構ですので、よろしくお願いいたします。
傍聴人の方に申し上げます。分科会傍聴に当たっては、傍聴証に記載の注意事項を遵守いただきますようお願いいたします。
それでは、
こども未来局の説明をお願いいたします。
こども未来局長。
4
◯こども未来局長 おはようございます。
こども未来局でございます。どうぞよろしくお願いします。説明は座ってさせていただきます。
初めに、予算・
決算審査特別委員会における
指摘要望事項に対する措置状況について説明いたします。
お手元の
措置状況報告書、資料7ページをお開きください。よろしいですか。
まず、平成27年第1回
定例会予算審査特別委員会の、保育士及び保育の質の確保についてですが、1の保育士の確保、保育士等の処遇改善のため平均勤続年数に応じた加算率の範囲内で給与改善に要した経費を助成しております。また、潜在保育士の再
就職支援研修を実施するとともに、
保育士養成施設新卒者確保のため、出張説明会を開催いたしました。さらに、
資格取得支援、
認可外保育施設職員の
保育士資格取得、保育園及び幼稚園職員の
保育教諭資格取得のための
養成施設受講料を助成しているところでございます。
次に、2の保育の質の確保についてですが、3歳児の保育士配置を20対1から15対1としている場合の経費を給付費として支給いたしました。また、栄養管理、
食物アレルギー対応などに係る指導、支援を行うための嘱託職員を新たに配置いたしました。さらに、民間保育園及び
認可外保育施設などへの巡回指導を強化するため、巡回指導員を増員したところでございます。各事業の予算につきましては、記載のとおりでございます。
次に、資料の20ページをお開きください。よろしいでしょうか。
平成27年第3回
定例会決算審査特別委員会の、
ひとり親家庭への支援についてですが、1の周知・相談体制のさらなる充実といたしまして、離婚届提出時に
ひとり親家庭支援施策の周知が可能となるよう、各市民課窓口などで
ひとり親家庭支援施策のリーフレットを配架いたしました。また、
ひとり親家庭支援施策全般を紹介するホームページにつきまして、内容が本市の施策に限定されていましたことから、ひとり親に有用な公民の
各種相談機関のリンクなど、ホームページを充実させるとともに、母子・
父子自立支援員兼就業相談員の相談機能を強化いたしました。さらに、現在、7月に行っております
児童扶養手当現況届案内時に、本市の
ひとり親支援施策のリーフレットを同封し、送付しておりますが、平成28年度より、同様に、本市以外の支援施策の情報を提供することとしております。
指摘要望事項に対する措置状況につきましては以上でございます。
それでは続きまして、
分科会説明資料の50ページをお願いいたします。
初めに、基本的な考え方でございますが、「こどもを産み育てたい、こどもがここで育ちたいと思うまち『ちば』の実現」を基本理念に環境の整備を図ります。具体的には、
待機児童解消の継続に向けた教育・保育の量の拡充や質の確保、そして青少年の健全育成、こどもの参画推進、社会的養護の充実、要
保護児童対策などに総合的に取り組んでまいります。
続きまして、2の予算額の概要でございますが、まず、一般会計の歳出予算額は454億900万円、前年度比8億7,000万円、2%の増となっております。これは主に
民間保育園等給付・助成費の増額によるものでございます。また、歳入の主なものといたしましては、
児童手当給付費収入、
施設型給付費収入などでございます。
次に、
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計の歳出予算額は3億3,400万円、5.1%の増となっております。
次に、3以下の
重点事務事業でございますが、まず(1)こどもの参画推進、こどもの参画によるまちづくりを実現するため事業を展開するものでございます。
次ページ、51ページをお願いいたします。
(2)
子どもルーム整備・運営でございますが、新設1カ所、施設改善1カ所で行います。
次に、(3)退所
児童等アフターケアでございますが、社会的養護を必要とする児童の生活や自立を支援するため、施設などの退所前及び退所後に生活・就業支援などを県と共同実施するものでございます。
次に、(4)子どもの
貧困対策計画策定でございますが、必要な施策を総合的に推進するため、計画を策定するものでございます。
次に、(5)
ひとり親家庭の
高卒資格取得支援でございますが、
高卒認定資格試験合格のための
講座受講費用の一部を助成するものでございます。
次に、(6)児童相談所への弁護士の配置でございますが、虐待困難事例などへの対応と法的助言・指導のため新たに弁護士を配置するものでございます。
次に、(7)
DV防止対策でございますが、
配偶者暴力相談支援センターの専門相談員を増員いたします。
次に、(8)
児童扶養手当支給でございますが、第2子以降の加算額を拡充するものでございます。
52ページをお願いします。
(9)
母子家庭等就業促進給付金でございますが、
教育訓練講座受講や資格取得のため、養成機関で修業する場合の給付金の支給割合などを拡充するものでございます。
(10)里親委託の推進でございますが、NPOなどと協働し、里親登録数と里親等委託率の向上を図るとともに、
里親支援関係団体を育成するものでございます。
次に、(11)
私立幼稚園等未就園児預かり事業補助でございますが、2歳児などが集団生活を経験する機会を拡大するとともに、
専業主婦家庭などの育児負担軽減のため、未就園児預かり事業への助成をモデル的に実施するものでございます。
次に、(12)子ども・子育て支援新
制度給付対象施設の整備でございますが、私立幼稚園の
認定こども園への移行、
小規模保育事業の開設などに係る費用を助成するものでございます。
53ページをお願いします。
(13)幼保小連携・接続推進でございますが、
認定こども園、幼稚園、保育所と小学校との連携、接続を強化し、発達や学びの連続性を確保するため、関係機関による検討会議を設置するものでございます。
次に、(14)
私立幼稚園就園奨励費補助でございますが、国の制度改正に伴いまして、多子世帯、
ひとり親世帯などの
保護者負担軽減を拡充するものでございます。
次に、(15)病児・病後児保育でございますが、新設1カ所、定員増1カ所で行うものでございます。
次に、(16)
民間保育園等給付・助成でございますが、民間保育園や
認定こども園などに対して給付費を支給するとともに、施設運営費を助成するものでございます。
54ページをお願いします。
(17)保育士等の確保でございますが、
資格取得支援や潜在保育士、看護師の再就職支援を行うほか、公立施設における保育従事者の離職防止を図るため、
問題解決相談員を設置いたします。
次に、(18)保育の質の確保でございますが、保育士・栄養士資格を持つ嘱託職員に加え、看護師資格を持つ嘱託職員を配置し、巡回指導を行うとともに、医療的ケアが必要な児童への対応を試験的に実施するものでございます。
(19)多様な保育需要への対応でございますが、保育ニーズの多様化にあわせ、一時預かりなどさまざまな
保育メニューを提供いたします。
最後に、見直した事業でございますが、
民間保育園助成でございます。民間保育園に対する市単独補助を記載のとおり必要に応じ廃止、見直しを実施するところでございます。
説明は以上でございます。それでは、よろしくお願いいたします。
5 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、これから御質疑等をお願いしたいと思いますが、御発言の際には、最初に一括か、一問一答か、質問方法を述べてください。いずれも答弁並びに意見、要望を含め45分を目安とさせていただきます。なお、5分前ぐらいになりましたら、残りの時間をお知らせいたしますので、時間内で御発言等をまとめていただくよう御協力願います。
また、委員の皆様には、平成28年度の予算審査であることを十分踏まえ御発言いただくとともに、
指摘要望事項に対する措置状況への質疑や御意見等もありましたら、あわせてお願いいたします。
なお、委員外議員が質疑を希望した場合の取り扱いは、当分科会の委員の局ごとの質疑が全て終了した後に協議、決定いたしますので、御了解願います。
また、所管におかれましては、簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。
それでは、御質疑等がありましたらお願いいたします。椛澤委員。
6 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いいたしたいと思います。
まず、子ども・子育て支援新制度ということで、
認定こども園への移行を進めていくということで、施設整備いろいろ予算がついているわけでありますが、まず千葉市の現状といたしまして、
認定こども園に移行した園数、現状は何園か、それは全幼稚園を含めて割合として何%なのか、これをまずお示しいただけますでしょうか。
7 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
8
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育支援課担当課長でございます。
認定こども園の数ですが、平成27年4月時点で本市7園でございます。この中で幼稚園からの移行につきましては、平成27年4月では1園になります。なお、平成28年4月に向けまして、ここにさらに3園加わっておりまして、これらは幼稚園からの移行園となります。
以上です。
9 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
10 ◯委員(椛澤洋平君) 今の答弁で1園ということで、これから3園と。全体的に見ると数%ということになるのかなと。そういう意味では進んでいないという状況があると思うのですが、これについて、進まない状況の要因、原因はどう分析しているか、お聞きかせいただけますでしょうか。
11 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
12
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 原因ですけれども、まず多くの幼稚園が新制度1年目ということで、他園の動向を見ているということ、それから特に幼稚園からの移行園につきましては、例えばですが、土曜日の開所ですとか、今まで幼稚園ではあった夏休み等の長期休業、こういったところを職員の勤務条件が大きく異なるというようなことから判断を今、保留しているところだというふうに理解しております。
以上です。
13 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
14 ◯委員(椛澤洋平君) 私も幼稚園の関係者といろいろお話しさせていただく機会があって、いろいろ聞いてみると、夏休み、今まで幼稚園の先生はお休みをいただいているケースが多いと思うのですが、それが長期休業がなくなっていくだとか、そういう部分があると思うんです。また、時間帯もやっぱり変わってくるというところで、勤務体系が大きく変わってくるであろうと。そういう意味において、そういった時間が変わりますよという、いろんな内容がある中で、その部分に対して市として手厚くフォローしていく、支援していく、何かそういう内容というか、そういったものがあるのかどうか、お示しいただきたいと思います。
15 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
16
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 市として、改めてそういったプラスアルファの、前と勤務条件が異なるところについての支援というのはないんですが、そもそも支払われる給付費につきましては、これはそういった勤務状態も加味した上での給付費になっております。
以上です。
17 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
18 ◯委員(椛澤洋平君) もっと端的に聞くと、規模が大きい幼稚園、小さい幼稚園、いろいろあると思うんです。補助金が今よりふえるんだ。これは一体どういう規模、レベルになるのか、その辺お示しいただきたいと思います。
19 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
20
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 一般的にですけれども、小規模な園ほど財政的なメリットが大きく、大規模な園になりますと、そういった財政的なメリットは小さくなっております。
以上です。
21 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
22 ◯委員(椛澤洋平君) 多い園児を抱えている園の関係者のお話を聞くと、そういったお話もあって、そこも進まない要因の一つなのかなと私は分析しているわけでありますが、私いろいろお話ししていく中で聞いたことなんですが、幼稚園型とか、いろいろタイプがありますよね、
認定こども園。幼稚園型を望むところが私は多いんじゃないか、幼稚園から移行するに当たってはですね。ですから、今、市は
待機児童解消に向けて、
認定こども園を進めていく。そこを保育の受け皿にしていこう、こういうことだと思うんですが、余りに
待機児童解消を求める、これを性急に促して、体制が整わない。こういうことがあってはならないと思うんですが、そういう意味では園の独自性ですとか、今言った働く人の問題、そういった部分をしっかり整えていくようにやっていただきたいと思いますが、市の見解を伺います。
23 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
24
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 本市としましても、幼稚園がなるべく移行しやすい幼稚園型への移行というのは、決してとどめているのではなくて、逆に幼稚園に対しては進めているところでございまして、必ずしも全てが幼保連携型に行くというのではなくて、移行しやすい方法で移行していただきたいなというふうに考えております。
25 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
26 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ丁寧にその辺は、押しつけるようなことがないように進めていただきたい。それは要望しておきたいと思います。
幼稚園における預かり保育の推進ということで、予算も組んで推進していると思うんです。いろいろ園の方に話を聞くと、幼稚園ですから、大体は早く帰るわけでありまして、預かり保育をすると、6時ぐらいに1人ぽつんと残って、ずっと時計を見ているということなんです、1人だけ残ってね。そういうかわいそうな現実もいろいろあったりして、大変難しい問題だなと思うところもあるのですが、一方で、園側から、11時間保育すると補助金を出すというような仕組みがあると聞いたんですが、例えば幼稚園が11時間保育をするのは大変なことでありまして、今言った6時というものを7時までやらなきゃいけないとか、7月から朝あけなきゃいけない、そういう話になってくるわけで、これは大変だと思うんです。11時間保育での補助金のあり方を緩和していく、または是正していく、市が独自にフォローアップしていく、例えば8時間でも9時間でも補助していくようなことができないのか、その辺求めたいと思うのですが、いかがでしょうか。
27 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
28
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 現在、11時間と8時間というのは、保育標準時間が11時間、保育短時間というのが8時間というふうに、子供さんがどれだけの時間を使えるかというところで、法令によって11時間と8時間というのが決まっております。ですので、保育短時間認定のお子さんだけ預かる施設というのは、これは法的には可能でございまして、これについて、市として認めていくかどうか。認可の申請があった場合、基本的に原則、要件を満たしていれば、認可を認めていくということにはなるんですけれども、補助金を出して整備する施設について、8時間開所を認めていくかどうかにつきましては、これから市として検討していきたいと思います。
以上です。
29 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
30 ◯委員(椛澤洋平君) 11時間という課題は大変だと思うんです。8時間というところで、できるだけそこで支援がもう少しできるようなふうになったほうが進むんじゃないか、そう思うわけであります。
次に、私立幼稚園でいろいろ話を聞くと、知的障害だとか、
発達障害児童を受け入れている園、これはやっぱりどうしても偏りがある。そういうお子さんを持っているお母さんなんかが入れたいと言っても、そこの受け入れている園というのはキャパオーバーで断りが出ている。こんなようなことで私のところに御相談も来ているわけでありますが、市として、そういう実態を把握しているのかという点と、もっと平等に受け入れるように指導ができないものかということについて見解を伺いたいと思います。
31 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
32
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 現在、民間の私立の幼稚園、市内に91園ございますが、そのうち市からの特別支援教育事業補助というんですが、障害児を受け入れている施設に対して補助金を行っておるんですが、その補助金の対象施設が今年度で41園になる見込みです。91園中の41園になる見込みです。その41園で預かっている実際のお子さんは160人程度になっておりまして、それぞれ41園に160人のお子さんがある程度集まっているといいますか、固まっているというような各園ごとの状況というのも本市としては理解してございます。
それから、幼稚園に対して受け入れるような指導をというようなお話ですけれども、現在、幼稚園の入園につきましては、特段、市がこうしろというような意見を申し上げるようなシステムになっていないというのが現状でございます。
以上です。
33 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
34 ◯委員(椛澤洋平君) 確かに私立幼稚園のあれなんで、要は
認定こども園になっていくという中で、もう少しそういう配慮というか、指導が必要なんじゃないかということだと思うんです。私も、緑区なんかは結構そういう意味では偏りがあるなと。2園ぐらいに集中しちゃっているというところもあって、本当にかわいそうだなというところがあって、そういう部分を目配りしていただけたらなと思うところであるんです。
次に、庭がない保育所、どんどん今、千葉市はふやしているわけでありますが、緑区なんかは結構豊かな園庭がある幼稚園も多いわけでありまして、今後、
認定こども園云々じゃなくても、市内の子供がより元気に緑に触れて遊べるような環境をつくっていくことが重要だと思うんです。そういったときに園庭のない、例えば保育園の園児が幼稚園のところで相互交流を図れるような、そういう取り組みがあってもいいんじゃないかと私は提案したいんですが、その辺いかがでしょうか。
35 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
36
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 園庭のない保育所等と保育所の園庭開放につきましては、現在も実施している園というのはございます。幼稚園との連携という御指摘だと思いますが、それにつきましては今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
37 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
38 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ上から
認定こども園だ、それだけで終わるんでなくて、現場からそういう声も上がっているので、そういう交流が千葉市としてできるようなことになれば、よりいいんじゃないかなと思うわけでありますので、引き続きそういう意味では御検討いただきたいなと思うわけであります。
続きまして、ちょっとテーマを変えます。待機児童問題、保育の質の確保ということで今回も予算、指摘要望の中でいろいろ保育の質が大事だということで、市も取り組んでいるわけでありますが、まず現時点における待機児童数と入所待ち児童数はどういう状況か、お示しください。
39 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
40 ◯保育運営課長 保育運営課でございます。
現時点での待機児童数でございますけれども、待機児童数につきましては、毎年4月1日と10月1日を国のほうに報告しておりまして、現時点での待機児童数ですと、昨年の10月1日の約380人となっております。また、入所待ち児童数ですけれども、これはことしの2月1日現在ですけれども、約1,800人の入所待ち児童がおります。
以上です。
41 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
42 ◯委員(椛澤洋平君) 大変な数だと思います。380人、入所待ちも1,800人ということであります。国会でも今、保育園に落ちた保護者が、保育園落ちた、日本死ねみたいな、そんなブログが出ていて、国会でもそれが議論されていたわけでありますが、本当にそういう意味では千葉市もそういう深刻さを抱えているんだと改めて認識するわけであります。ちょっと確認したいんです。待機児童の定義と入所待ち児童の定義、改めて御説明いただきたいと思います。
43 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
44 ◯保育運営課長 待機児童の定義ですけれども、こちらは国が示しております定義がございまして、それにつきましては、まず実際に入れる保育所があるにもかかわらず、入らない場合には、待機児童とカウントしないというふうな考え方でございまして、そちらはおおむね、通常の交通機関を利用して30分以内の保育所にありまして、そこでそういった空き保育所があるにもかかわらず、入らない場合については、待機児童としないというようなことでございます。
入所待ちにつきましては、実際に保育所に入所できない者を入所待ちというふうにしております。
以上です。
45 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
46 ◯委員(椛澤洋平君) 保育所に入所できない、イコール入所待ち児童だということで、それが1,800人いるということであります。大変重く受けとめなきゃいけないだろうと思うんです。国の先ほど定義がどうだという話があったと思うんですが、市として確認しておきたいんですが、見せかけの数減らしというのがあると思うんです。今回いろいろ緩和していく中で、幼稚園の一時預かりというのは、市で入所待ち児童をカウントしているんですか。
47 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
48 ◯保育運営課長 一時預かりにつきましては特にカウントしておりません。
以上でございます。
49 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
50 ◯委員(椛澤洋平君) 国の指針が一時預かり事業まで含むみたいな定義が出ていたので、心配になって聞いたわけでありますが、千葉市は含んでいないということですね、わかりました。いずれにしても、児童福祉法第24条第1項、市町村の保育実施義務、これが明記されているわけであります。市町村は保護者に保育所入所を保障しなければならない、こうあるわけでありまして、今言った入れない児童の支援はどうなるのか、千葉市としては待機児童ゼロを目指していくんだ、この辺の見通しについて改めて伺いたいと思います。
51 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
52 ◯保育運営課長 保育運営課でございます。
待機児童の対策につきましては、まず今年度は、ことしの4月の入所の申し込みにつきましては、1月までを期限といたしまして、その後、審査いたしまして、2月の中旬に各家庭に通知を行っているところでございまして、実際に不承諾になった世帯につきましては、きめ細やかな対応ということで、可能な保育所等をあっせんしているところでございます。そういった形で、なるべく待機児童がいないように対処しているところでございます。
以上でございます。
53 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
54 ◯委員(椛澤洋平君) 現時点の見通しで待機児童、先ほど10月で380人で、現時点で入所待ち1,800人だということであります。それが4月1日の段階で、私は見通しと聞いたので、どこまで数値的にいけるんだ、この辺見解があればお示しください。
55 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
56 ◯保育運営課長 子どもプランに基づきまして、施設整備等が行われますので、そういった保育の需要を加味いたしまして、それに伴いまして、将来的には施設整備等の必要を行いまして、そういった待機児童の対策に取り組んでいきたいと考えているところでございます。
57 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
58 ◯委員(椛澤洋平君) 具体的に見通しがどうかというところは、今の答弁で不十分だと思いますが、いいです。
次に、この問題の根本的な原因の一つと言われているのは保育士不足だと思うんです。今回、予算で
保育士資格取得支援、こういうことで明記いただいていると思うんです。この事業について詳しく御説明いただきたいと思います。
59 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
60 ◯保育運営課職員担当課長 保育運営課でございます。
今回予算化しております
資格取得支援ですけれども、その内容につきましては、各保育施設で働いている職員さんで無資格の方が、例えば保育士資格養成施設に通ったりだとか、あるいは国家試験で資格を取得するという場合に、かかる費用の2分の1を補助するという内容でございます。
61 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
62 ◯委員(椛澤洋平君) 国の新年度予算案の中に、保育の資格を持たない人の話が今あったと思うのですが、もう少し専門学校に行くだとか、就学支援的な補助金というか、そういったものが予算に出ております。いわゆる貸付事業みたいなやつ。あれというのは、千葉市として実施しているのか、する考えがあるのか、お示しください。
63 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
64 ◯保育運営課職員担当課長 今回、国の予算の中で保育士の修学資金貸し付けというような制度が盛り込まれてございます。これにつきましては、実施主体が都道府県と政令指定都市ということになっておりまして、千葉県の場合ですと、千葉市は千葉市、それ以外については千葉県が実施するとすれば主体になるということなんですけれども、双方で内容にそごがあってはまずいことになりますので、現在、千葉県と具体的な協議を進めておりまして、これが調い次第、予算化等についても検討したいというふうに思っております。
65 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
66 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ支援策を進めていただきたいなと思うわけであります。同時に、私、保育士の方といろいろ話しまして、専門学校、資格を取るのに300万円、奨学金借りた。いざ働いてみたら、手取り10数万円で返済できない。そんなような苦しいお声をいただいています。そういう意味で考えると、従来、資格を取ったんだけど、保育士離脱しているというような方に対するフォローアップも重要な施策だろう。そういうところに対する支援策、どういうのを検討しているか、お示しいただきたいと思います。
67 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
68 ◯保育運営課職員担当課長 資格を持っていながら、保育現場で働いていない潜在保育士に対する対応ですけれども、千葉市では一昨年度から潜在保育士に対する再
就職支援研修というのを行っておりまして、まだ大きな成果ということではないんですけれども、その中から実際に民間保育園に再就職していただけるという方も、実績も上がってきております。もう一つ、これは千葉市独自の施策なんですけれども、潜在保育士の方が改めて保育施設に就職する場合に、そのお子さんを保育所に預けるという場合については最優先の取り扱いとさせていただいております。
69 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
70 ◯委員(椛澤洋平君) その取り組みはぜひ前向きなものだと思いますので、進めていただきたい。もう一つ、今、潜在保育士の話がありまして、これも国の新しい予算で、潜在保育士再就職事業ということで、例えば引っ越して就業に必要な準備資金20万円程度貸し付けますよみたいなこともあります。今、本当に他市を調べてみたら、船橋市とか、大変手厚い内容になっております。詳しくはこの後に中村委員がやりますけど、本当に働く人の住まいの、家賃補助だとか含めて、いろんな支援があります。ぜひ潜在保育士再就職事業、これを千葉市で実施していく必要があるんじゃないかと私は思うんですが、いかがでしょうか。
71 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
72 ◯保育運営課職員担当課長 この再就職支援につきましても、準備金ということなんですけれども、これにつきましては先ほどの修学資金と同様に今、千葉県と協議しておりまして、これについても調い次第、予算化について検討したいというふうに思っております。
73 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
74 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ前に進めていただきたいなと思います。あと最後、いろいろ見てみますと、離職防止に相談員を入れるということでありますが、保育士不足解消の本質は、低過ぎる、全産業から比べて9万円、10万円低い、低賃金だということだと思います。朝から晩までお子さんとハードなお仕事だと思います。一方で、でも実入りが少ない。だから、やめちゃうんだと。潜在保育士もどんどんたまっていくんだ。こういうことだと思うんです。私も、
待機児童解消と保育士不足解消、本質的に保育士の給与をダイレクトに支援していく、これが必要だと思うんです。さらなる処遇改善を求めますが、いかがでしょうか。
75 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
76 ◯保育運営課職員担当課長 保育士の処遇改善につきましては大きな課題であるというふうに認識しております。ただ、これも市の単独で上乗せ補助等を行うことについては、多大な財政負担が生じるということから、これについても今度の4月1日の待機児童の状況等を見ながら検討してまいりたいというふうに思っております。
77 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
78 ◯委員(椛澤洋平君) 先ほど申し上げました船橋市とか、東葛とか、手厚くなっている中で、千葉市がおくれているとなれば、語弊はありますけど、取り合いみたいになっているわけであります。千葉市の人もどんどんそっちのほうに行くみたいなことになりかねないということで、さっき言った1,800人も入所待ち児童になっているということになるわけですから、保育士不足を解消していく、本質はそこだと思うので、ぜひ引き続き前向きに検討していただきたい。重ねて要望いたしておきます。
では、次のテーマに移らせていただきます。母子父子寡婦福祉資金貸付についてでございます。平成27年度、何名に貸し付けをしているのか。平均的に貸し付けしている額、これをお示しいただきたいと思います。
79 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
80 ◯こども家庭支援課長 平成27年度の支出見込みで言いますと、貸付件数は500件となっておりまして、貸付総額3億3,500万円を見込んでおりまして、1件当たりの平均額は約63万円となっております。
以上でございます。
81 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
82 ◯委員(椛澤洋平君) 1人当たり平均63万円、思ったより多いんだなという印象でございます。貸付資金の需要としていろいろあると思うんです。生活資金、住宅資金、または修学資金、いろいろある。その中で大学だとか、高校も含めるのかな、修学資金の割合、全体の何%ぐらいあるのか、お示しいただきたい。
83 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
84 ◯こども家庭支援課長 平成27年度の支出見込みの中で申しますと、修学資金が件数的には約7割となっております。それから、入学金等に使う就学支度資金は約20%で、この二つで約9割を超えております。
以上でございます。
85 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
86 ◯委員(椛澤洋平君) 9割ということなので、
ひとり親家庭がお子さんを進学させたいという中で、経済的に苦しいよと。この資金を頼るということだと思うんです。そういうのが浮き彫りになるので、貧困対策の新たに計画を策定するということでございました。このデータから見れば、明らかに
ひとり親家庭の進学に係る資金需要というのが高いわけであります。ですから、要望として、貧困対策の中に
ひとり親家庭で進学する、そこを貸し付けでなくて給付していくようなものをつくれないかどうか。そういう計画を盛り込んでいく必要があるだろうと思うのですが、いかがでしょうか。
87 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
88 ◯こども家庭支援課長 貸し付けではなくて給付型ということなんですけども、こちらの主な資金については国の制度になっておりまして、利子補給することはすぐにはできないんですけども、教育委員会と、修学資金のことがございますので、こちらのほうとも協議してまいりたいと思います。
89 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
90 ◯委員(椛澤洋平君) 貧困対策の計画をしていくときに、ここは手厚くしなきゃだめだろうということだと思うんです。そう思うと、この資金が無利子と金利1.5%で貸し付けるという制度だと思うんです。実際、無利子と金利1.5%で利用している割合と、仮に金利1.5%を無利子にするための事業費、これは幾らぐらいになるのか、お示しいただきたいと思います。
91 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
92 ◯こども家庭支援課長 無利子の貸し付けが母子父子寡婦福祉資金貸付の中では、12種類のうち7種類が、保証人が立てられなければ1.5%になるような制度になっておりまして、平成27年の決定ベースで申しますと、貸し付け決定152件のうち、有利子で借りたものが12件でございます。約7.9%が有利子で貸し付けをしております。
以上でございます。
93 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
94 ◯委員(椛澤洋平君) ごめんなさい。もう一回聞きますけど、金利1.5%の実際収入額と、無利子にした場合の事業予算、それをお示しください。
95 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
96 ◯こども家庭支援課長 申しわけございません。これを無利子にした場合というのは、償還のときに利子を補給するというような考え方がまず例えばとしてあると思いますけども、平成27年の収入で受けている利子が約50万円となっておりますので、50万円ほどの事業費が必要になると考えております。年間50万円の事業費でございます。
97 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
98 ◯委員(椛澤洋平君) 本当に
ひとり親家庭の相対的貧困率54%という中で、つながりがどうしても乏しいんだろうと思うんです。当然パートナーがいないという中で、保証人をお願いする。いろんなつてを当たる。家族を含めて当たるんでしょうけど、返済できなかったら保証人に行くという話になるだろうし、そうしたときに
ひとり親家庭の人の関係が崩れていくという、そういう懸念があるわけであります。そうしたところで
ひとり親家庭をさらに追い詰めてしまうということがないように、今、50万円だということで、事業費の予算を聞きましたけど、ぜひ、
ひとり親家庭を支援していく本質的な中身でいえば、保証人を立てられなくても金利を無利子にしていくこと、これは必要じゃないか、そう思うわけでありますが、いかがでしょうか。
99 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
100 ◯こども家庭支援課長 無利子にする事業費、平成27年度で見れば50万円なんですけども、これから資金需要もふえていきまして、年々、今、貸し付け決定した人が返すときに幾らになるかというのも不透明なので、今後その辺は基本計画の中で検討していきたいと思います。
101 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
102 ◯委員(椛澤洋平君) 貧困対策の計画を立てるという中で、この辺もぜひ検討していただきたい。本当に
ひとり親家庭にしっかりフォローアップしていく、そうした千葉市にしていけたらと私自身もそう思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。
次に、テーマ移りまして、里親の委託についてでございます。まず、近年、日本における里親委託率の状況をお示しいただきたいと思います。
103 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
104 ◯児童相談所長 児童相談所長です。
平成26年度末で日本の里親等委託率は16.5%となっております。
105 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
106 ◯委員(椛澤洋平君) アメリカ、ヨーロッパなんかを見れば、6割、7割とか、全然委託率が違うということが問題だということは思うわけでありますが、なぜアメリカ、ヨーロッパに比べて委託率が低い状況なのか、その辺まず基本的にどう分析しているか、お示しいただけますか。
107 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
108 ◯児童相談所長 日本における里親の制度が進んでいない状況としましては、里親制度自体の認識というものが、広がりが進んでいないというところと、あと実親さんのほうで里親に預けるよりも施設に預けたい、そういった意向をお持ちになられる実親さんが多いという、その2点が先進国と比べて日本の里親制度がおくれている点だと思います。
109 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
110 ◯委員(椛澤洋平君) 千葉市においても平成26年度で19%ですか、日本の平均よりはちょっと上なのかなというところでありますが、依然として低いということでございます。今回新たな予算をつけて、里親関係団体をふやしていくということでありますが、団体の設置目標値というのはどの辺に置いているのか、お示しいただきたいと思います。
111 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
112 ◯児童相談所長 団体は、子供関係の団体とか経済関係の団体とかでおおむね15団体を想定しております。
113 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
114 ◯委員(椛澤洋平君) 団体をふやして、つながりを広げていく、これも大事なことだと思います。一つ提案として、できる限り里親を体験してもらう環境づくりというのが必要なんじゃないかと思うんです。ある自治体でやっている週末、例えば夏休みの短期のお預け、体験的受け入れ、ショート・ルフラン事業ということがあると思うんです。これを推進していく必要があるんじゃないかと思うんですが、その辺いかがでしょうか。
115 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
116 ◯児童相談所長 現在、里親会と市内の児童養護施設の覚書によりまして、夏休みとか年末年始、そういったときに帰省先のない施設のお子さんを家庭生活が体験できるような形で、里親登録されて、まだ委託を受けていない方のところに預ける機会は設けております。
117 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
118 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひその辺も積極的に周知していただいて、そういったものがあるんだということもほとんど知られていないというのが現状じゃないかと思うんです。全体的に認知度が低いということも問題だと先ほど提起があったわけでありますが、さらなる周知啓発に向けて、提案として、例えばショッピングセンター、商業施設なんかで周知啓発イベントを展開することなんかを求めたいと思いますが、いかがでしょうか。
119 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
120 ◯児童相談所長 広報、周知を図っていく上で有効な手段を検討いたしまして、今後実施していきたいというふうに考えております。
121 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
122 ◯委員(椛澤洋平君) 新潟なんかは、新聞広告にも展開したなんていうこともありまして、要はいかに情報を届けていくかというところで言えば、例えばそういう広告だって一つの手段だと思いますし、さらにいえば、里親の属性を見てみると、子供を持つ家庭というのは大体28%ぐらい、持たない家庭72%、お子さんがいらっしゃらない方が大半なわけであります。
そう考えると、私が提案したいのは、例えば不妊治療なんかをされている医療機関なんかに情報を周知していくということが大事だと思う。厚労省はこういう「里親になりませんか」というパンフレットをつくっている。こういうのも置かせていただくですとか、こういうことは検討できないかと思うんですが、いかがでしょうか。
123 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
124 ◯児童相談所長 今後検討していきたいと思います。
125 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
126
◯こども未来局長 不妊治療を専門にしているのは市内で4カ所の産婦人科があるんですけれど、非常にナーバスな問題で、実はどうしても子供を欲しくて、大変な不妊治療に通っている方々に対して、そういうパンフレット等をお見せしてやることがいいことかどうかというのがあります。いろいろ私がお医者さん方に聞いていくと、それは無理があるという話が大多数でした。それで、全国で新聞でちらっと見たら、どこか1カ所でやっているところがあったんです。私どもとしては、不妊治療専門の医療機関に配架するというのは考えておりません。ただ、小児科ですとか、産婦人科については、既にパンフレットを置かせていただいて(後にまだやっていないと訂正)、これは医師会の協力を得まして、置かせていただくことになっております。非常に母親、あるいは父親になるべく人たちがナーバスになっているところで、はいどうですかというのはなかなか難しいと思いますので、他の医療機関にお願いして、昨年から始めました。
127 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
128 ◯委員(椛澤洋平君) 大変ナーバスな問題だというのは十分わかっておりますので、ただ今の私たちも実際里親のお母さん、お父さんのところに行ってきました、中村委員と、いろいろ話を聞いてきました。やっぱりお子さんがいない世帯で、でも家庭の中で触れ合っているお子さんたちの関係を見ると、できる限りそういう人たちに担っていただく、現状としてそういう割合もあるわけでしたから、そういうのが適切かどうか、今の議論があったので、わかりませんけど、いずれにしてもどう周知していくか、適切なところを引き続き検討していただきたいなと、そういうことを求めておきたいと思います。
次に、テーマが移りまして、子どもルームの問題で要点を絞って伺いたいと思います。子どもルーム、今、拡充して、予算もつけているわけでありますが、待機児童数の見込み、今どういう状況であるか、お示しいただきたいと思います。
129 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
130 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 健全育成課でございます。
新年度に向けての待機児童ということでございましょうか、それとも現在、現在でよろしいですね。現状ですが、最新の待機児童数でいきますと、1月現在、146人でございます。
131 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
132 ◯委員(椛澤洋平君) 大変多い数になるのかなと認識しております。実際いろいろ入れないという相談を私のところにもいただくものでして、一つポイントを絞りたいと思います。障害児について、どういう扱いで、優先的に入れるとか、加算するとか、その辺どういうやり方をやっているのか、お示しいただきたいと思います。
133 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
134 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 障害を有する児童につきましては、現在も多数受け入れているところでございます。障害を有する児童につきましては、入所審査に当たりまして、障害の状況に応じて加点という配慮をしております。
135 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
136 ◯委員(椛澤洋平君) 加点という配慮で、通常よりは入りやすいということですね。ところが、先日、地元の市民から、従来障害児を預けていた方がことしは子どもルームに入れないということで連絡を受けたということで、仕事をやめなくてはならない、大変困った状況であると。障害児の母親は働くなということなのかみたいな相談もいただいたわけであります。そう思うと、なぜこうしたことが起きるのか、その実態だとか、どういう認識なのか、伺いたいと思います。
137 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
138 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 先ほど申しましたように、加点の配慮をしておるんですが、障害の程度によりましても加点の点数の配分が違いますが、加点しました上でも、保護者の就労状況、これが例えば就労時間、あるは帰宅時刻が早かったり、あるいは就労日数が少なかったりという、いろんなそういう状況によりまして、審査の際の合計点数の関係でどうしても入所待ちとなるケースもございます。
139 ◯主査(岩井雅夫君) 残り5分です。時間内でまとめていただけるようお願いいたします。椛澤委員。
140 ◯委員(椛澤洋平君) 実際先ほど146人という待機児童の中に障害児の方というのは含まれているのでしょうか、その辺お示しいただきたい。
141 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
142 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 含まれております。
143 ◯主査(岩井雅夫君) 椛澤委員。
144 ◯委員(椛澤洋平君) 仕事をやめなきゃいけないとかとなると大変な問題でありまして、できるだけ加点もある、いろんな施設需要もある、先ほどの働く時間の長短もある、それはわかるのですが、できる限り配慮していただいて、実態調査を含めて、指導というか、改善することを求めておきたいと思います。
私からは以上でございます。
145 ◯主査(岩井雅夫君) ほかに。
こども未来局長。
146
◯こども未来局長 先ほど、里親の周知について、小児科や産婦人科等へのパンフレットの配架を既に始めておると私は発言しましたけれど、今、事務方から訂正が来まして、まだやっていないということでしたので、私としては実はやっているつもりでおりましたので、後できちっと指導します。
147 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
148 ◯委員(三瓶輝枝君) よろしくお願いします。一問一答でお願いしたいと思います。
まず初めに、今の子どもルームと保育所、同時に聞きたいんですけれども、資格要件と申しましょうか、その違いと、それから途中で親御さんの状態というんですか、仕事をしなくなったとか、仕事を持っていたんだけど、やめたとか、そういった状況の中で子供の預かり、子どもルームと保育所がどういうふうに変化してくるのか、お尋ねしたいと思います。
149 ◯主査(岩井雅夫君) 答弁をお願いします。
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
150
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育支援課担当課長でございます。
保育所につきましては、これは保護者が保育ができない状況にあるというのが入所の要件でございまして、一般的には就労等になっております。仮にですけれども、就労をおやめになって、家庭での保育ができるようになるということになりますと、これは原則退所ということになります。
以上です。
151 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
152 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 健全育成課でございます。
子どもルームのほうでございますが、入所要件ですね。就労等により昼間家庭に保護者のいない原則1年生から4年生まで、来年度からは5年生まで拡大ですけども、その児童を対象にということでお預かりしております。途中、就労の状況が変わった場合には、その都度報告してということになっております。
153 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
154 ◯委員(三瓶輝枝君) 御答弁ありがとうございました。
保育所のほうは、そうなのだろうなというふうに思うんですが、子どもルームの場合、保護者の方から伺うところによりますと、一度入れちゃうとそのままじゃないかというようなことがあって、自分たちは働こうと思っているのに入れない状況があるというふうな声があるんですけど、その実態把握などはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。
155 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
156 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 途中就労状況が変わっても入れないというのは、新規にということでございますか。
157 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
158 ◯委員(三瓶輝枝君) ほかのお子さんは一度入ったんだけれども、そのお母さんが就労形態が変わってきたと、つまりやめたと。自分たちは預けられないから、なかなか仕事が見つけようにも見つけられない、それから仕事につきたくてもつけない。その辺の違いがあって、なかなか自分たちの生活もゆとりあるといいますか、子供を預かっていただければ、外に心配なく働きにいけるのにというような、まだ働いていないということもあったり、あるいは働いたのに、既にお子さんが満杯で入っているので、後から入りたいと思っているお子さんが入れないでいる状況があると。その辺何かおかしいんじゃないかという声があるものですから。相手あってのことなんですけれども、つまり一度入っちゃうとそのままずっと入られているんじゃないかと。それは自分が今まで入っていなかったけども、勤められるようになったのに自分の子供は相変わらず入れないで、心配なんだというお声があるんですけど、それに対する御見解と、どのように考えていらっしゃるのか、また対策があるのかどうか、お伺いします。
159 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
160 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 一旦入ってしまった家庭の保護者の方が途中で就労が変わったり、やめてしまったりしてもということでございます。これについては、厳正に現況届というものを出していただいて、その都度確実に出してくださいということを促してということで対策というか、手だてをとっておるところでございます。何分それは今おっしゃったように相手のあることですが、それをしっかりと出していただくことをお願いするという形でしか。
161 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
162 ◯委員(三瓶輝枝君) そうしますと、就労届とか、あるいは源泉徴収票といったらいいんでしょうか、いろんな書類を出してもらう機会はあると思うんですけど、大体いつまでにそれを出してもらって、いつまでに判断していくのかというのも含めて、促していくというふうに今伺ったんですけども、出さない人もいるということなんですか。これは保護者のほうから随分言われているものですから、その辺はきっちりとやっていただきたいなと思いまして、このような質問をさせていただいております。答弁をお願いします。
163 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
164 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 出さない人がいるということについて、実数とか、そういうことにつきましては、こちらとしては把握しておりませんが、今後、窓口のほうに対しましても、そのようなことのないように会議等でしっかりと確認していきたいと思っております。
165 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
166
◯こども未来局長 4月に子どもルームにお入りになられて、それで例えば保護者の方が6月とか、7月に仕事をやめて、今、家にいますよというような苦情が多分あるんだと思います。これについては、現在も年度の途中で現況届を配布いたしまして、調査はしているということですが、その辺はもうちょっときちっとやれるような体制を区役所と相談しながら組んでいきたいというふうに思います。これはごもっともな話ですから、それが例えば年に3回も4回もやれと言われると、なかなか現場としても難しいところがあるかと思いますが、どういう時期でやったら一番いい答えが出るかというのも含めまして、区役所、あるいは社会福祉協議会と相談させていただきたいと思います。
167 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
168 ◯委員(三瓶輝枝君) 今の御答弁を伺っておりますと、実態はそういうお母さん方、実際勤めているのに入れないお子さんがいらっしゃるし、お勤めをやめたのにそのままずっと続けて入っているお子さんも恐らくもっとほかにもいらっしゃるんだなというようなことが今の御答弁でもわかりました。そうしますと、子どもルームの本来の趣旨から外れてしまうところもあると思いますので、今の御答弁でしっかりとやると言っていただきましたので、お母さん方の情報というのは物すごい入っていますので、千葉市はどうなっているんだと言われてしまいますと、それはいけないと思いますので、今の局長さんの答弁できちんとやっていただくということを切にお願いしたいと思います。わかりました。
もう一つなんですが、次に移らせていただきます。
先ほど待機児童が1,800人というふうなお示しをいただいて、御答弁で施設のほうを今後やっていくというふうに伺ったんですが、1,800人が施設をつくったから全員じゃなくて、4月の切りかえで、例えば今は年長者さんが出ていくから入れるとか、そういったものの中でクリアされていくのかなと思うんですけども、実際には4月には、先ほどの違う委員の御答弁を聞いておりますと、10月1日現在で380人、2月1日現在で1,800人と聞いたんですが、その差の原因と今後4月から、4月と言ってもいいんでしょうか、その辺の待機児童の変化、今、千葉市は待機児童ゼロということで伺っておりますので、その辺はっきりともう一度お伺いしたいと思います。
169 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
170 ◯保育運営課長 保育運営課でございます。
待機児童の件でございますけれども、先ほど申しました待機児童数につきましては、昨年10月1日で約380人ということで、入所待ちにつきましては約1,100人でございまして、それで待機児童と入所待ち児童は差がございまして、先ほど申し上げましたとおり、国で定めます待機児童の定義に当たるか当たらないかということでございます。実際に入所待ちのお子さんが3月現在で約1,800人ということでございまして、新年度の4月からにつきましては、入所の申し込みがあって、それで実際に不承諾が出ておりまして、その方々に対してきめ細かな対応で実際に空き施設等を案内しながら、なるべく待機児童ゼロに向けて検討しているところでございます。
以上でございます。
171 ◯主査(岩井雅夫君) こども未来部長。
172 ◯こども未来部長 補足をさせていただきます。4月の新規の申し込みをされた方に対して、2月12日に内定と不承諾のお知らせをさせていただきましたけれども、実際に不承諾を受け取られたお子さんは874人という状況でございます。入所待ち1,800人いらっしゃったんですけれども、そのうちの874人というふうに考えております。平成27年から28年度に向けまして、定員の受け入れの枠も738人ほどふやして、施設の定員の拡充ですとか、新しい施設をつくりまして、定員の拡大を図っております。ですので、これから最後まで一人でも多くの方が施設に入所できるようにきめ細かなあっせんを行ってまいりたいと思っております。
173 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
174 ◯委員(三瓶輝枝君) きめ細かい御答弁いただきましてありがとうございました。
不承諾が874人だけれども、そのうち738人が今増園などによって、これが解消を図られていくかなという、全てじゃないと思うんですけどね。でも、数字の上からいきますと、大体あと140人ぐらいですか、そういうふうに考えていいんでしょうか、その辺の数字をもう一度お願いします。
175 ◯主査(岩井雅夫君) こども未来部長。
176 ◯こども未来部長 説明が拙くて申しわけございません。738人といいますのが、平成27年度から28年度の定員の増が738人ということでございます。
177 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
178 ◯委員(三瓶輝枝君) 不承諾が874人というふうに御答弁いただいて、その次に738人の定員増というふうに、平成27年から28年の定員増と伺いますと、874人がそのうち738人は大丈夫じゃないかと聞こえちゃうわけですよ。その辺の答弁、もう一度答弁いただくと、全然違うような状況で、確かにやっていただいていることはわかりますけども、きちんと区切って言っていただかないと、聞いているほうもわけわからなくなっちゃいます。そういうことですと、市民に対しても大変失礼なんじゃないかと思うんですけど、今の見通しとして、現在、待機児童はゼロというふうに伺っているんですけども、実際には30分以内に行けるといっても、仕事の都合でどうしてもそこには連れていけないとか、やっぱりもっと10分以内で行けるほうがいいとか、いろいろあると思うんです。また逆に、通勤ルートの途中だから、家から遠くても預けることもできるしという方もいろいろだと思うんですけども、その中で実際に入っていなかった、つまり待機はしてないんだけど、実際に申し込みもしているんだけれども、保育所を利用できなかったお子さんというのは、平成27年の決算においてはどのぐらいいらっしゃったんでしょうか、その辺をお伺いしたいと思います。
179 ◯主査(岩井雅夫君) こども未来部長。
180 ◯こども未来部長 平成27年4月1日の入所待ちのお子さんにつきましては342人いらっしゃいました。
181 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
182 ◯委員(三瓶輝枝君) 入所待ちというのは、確実に入れる要素はあるんだけれども、自分の入れたい場所じゃないから入れないという方たちが342人いらっしゃったということで理解してもよろしいんでしょうか、その辺もう一度。
183 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
184 ◯保育運営課長 保育運営課でございます。
入所待ちの児童の内訳ですけれども、例えば保育ルームを使っていたりとか、あと先取りプロジェクト認定保育施設を使っていたりとか、そういった施設を利用している方が待機児童の定義から外れますので、それが入所待ちというふうなことになるものでございます。
以上です。
185 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
186 ◯委員(三瓶輝枝君) 今の御答弁からすると、保育ルームなり、認定保育園なり、そういうところに入って、本当は保育ルームは入れたくないんだけども、いっときそっちに入っていましょうよということで入っているお子さんもいらっしゃって、それでその上で実際にはどこも預けてない方が342人いるのか、それともここはゼロに近いのか、もう一度その辺の答弁をお願いします。
187 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
188 ◯保育運営課長 保育運営課でございます。
入所申し込み者がおりまして、それで実際に入所できている方がおります。実際に入所待ちになっているというふうなことでございますけれども、そういった入所待ちになっている方の中でも、例えば保育ルームを利用していたりとか、先取りプロジェクト認定保育施設を利用したり、そういったものが含まれているということでございます。(三瓶委員「それはさっき答弁しているじゃないですか。質問に答えてください。どこにも入れていない人がどれだけいるのかと聞いているんですよ。ゼロならゼロ、何人なら何人とはっきり言ってください」と呼ぶ)済みません。実際に施設を利用していないというふうなことで、特定の保育所を希望していた方ということで、そういった方が実際には250人でございます。
189 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
190 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。
そういう意味では、30分が本当に妥当なのかどうかというのはありますし、それからいろいろ柔軟な対応とかしていただいているのは十分にわかるんですけれども、これによって、実際には働きたくても働けなくて困っている、あるいは働いているんだけれども、実際にいろんな諸条件が御家庭で整わなくて、預けることができなくて、これによって、子供たちが逆に家の中に置き去りにされて、大変な事故に、例えば冬なんか寒くて、ストーブをつけて、ひっくり返しちゃったとか、そういう事態にもなりかねないわけですよ。ですから、そういったお子さんへの対策ですね、もっと考えていただいて、近いところで柔軟に対応できるような対策を切に、これは強力なお願いを私はしたいと思いますが、何か御答弁があれば、ぜひ伺いたいと思います。
191 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
192
◯こども未来局長 この4月に738人ふやして、平成29年4月には約1,100人ぐらい定員をふやす予定で今整備を進めているところでございます。ただ、今、イタチごっこになっちゃっているという状況、これは事実なんですけれど、我々としては、ポイントを探しまして、この地区にこの規模の保育所、保育園を新設、あるいは認可外の認可化をして定員をふやす、事業所内保育所の拡充をしていただくとか、そういう手法で一生懸命やっているという事実は、職員のみんなはやってくれております。
ただ、平成31年を前後にして、子供たちが減っていくという現状も見ながら、我々は整備を進めていかなくちゃいけないということがありますので、これは先ほども御質問にありました
認定こども園の関係も含めまして、幼稚園の御協力も得ながら、ちょっと言葉は悪いですけど、うまく子供たちを振り分けられるようにして、保護者の皆様方の働ける環境をつくっていければなというふうに思っております。非常に難しいことだと思いますが、私たちとしては一歩一歩やっていきたいなというふうに思っています。
193 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
194 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。
現実なかなかそうはいっても、私がそうはいっても、今、局長さんがおっしゃっていただいた、先を見越した取り組みもしていかなきゃいけないんだなというふうに、一方は私たちも理解しなきゃいけないわけですけども、現実この時間帯ですね、本当にお困りの方もいらっしゃいますので、そういったことを解決に向けて、またまた他市の状況なども含めて、他市でこんなふうにやっているんだけど、千葉市ではまだやってないというようなことがあれば、何か把握されていることがあれば、ぜひお示しいただけないかなと思うんですが、いかがなものでしょうか。
195 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
196
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育支援課担当課長でございます。
基本的に他市でやっている内容につきましては、本市でもやっているものがほとんどであると考えております。ただ、例えば新聞紙上とかで出ている、千葉県内の流山市においてやっている送迎サービスですね、送迎ステーション。こういったものにつきましては、まだ千葉市ではやっていないとか、そういったものもございますが、一つ一つ送迎サービスが果たしていいのかとか、未満児であれば、なかなか送迎はできないと。以上児はさほど今現在まだ待機の数は多くないとか、いろんな状況を考えて、市に合ったものをやっていこうというふうに考えております。
以上です。
197 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
198 ◯委員(三瓶輝枝君) 各保育所で、ちょっと私もわからないで言ってしまうんですが、送迎バスなんかで今言っていただいたので、そういえば幼稚園なんか、いろんなところの幼稚園のバスがそこらじゅう走っていて、入り乱れているなというふうに思うわけです。子供たちをとり合っているな、とり合っているというのはおかしな言い方なんですが、幼稚園が気に入って、指導方法などが気に入って、送迎バスに、ちょっと離れているんだけど、自分のそばの幼稚園じゃなくて、そういった迎えにも来てくれるし、その取り組みも非常に共感を持てるという思いの中で通わせている保護者の方もいるように私は見ております。
そういった中で今いみじくも言っていたことが、もし一つの園で持つのは非常に厳しいと思うんです、保育所なりで。ですから、3歳未満はなんていうふうなお話ですけども、中には難しいかもしれませんけども、例えばおうちだって、子供さんと一緒に外に出かけるときに、車に乗って出かけるというようなこともございます、はっきり言って。子供用のチャイルドシートなんかをやっていくというようなことも考えますと、送迎バス、どこからどこまでというのは、緑区の端から花見川区の端からというと、これまた大変なことになってしまいますけど、ある一定のエリアを決めて、千葉市が補完的なことをやっていただいてもいいのかなと。
じゃないと、先ほど伺った250人の保護者の方、あるいはお子さんたちが路頭に迷ってしまうと。極端な言い方をすれば、そんなこともあるのかなと思いますので、ぜひ対応策を検討していっていただきたいと思います。これは強く要望させていただきたいと思います。他市のいいところをどんどん取り入れていくのもいいんじゃないかと思います。よろしくお願いします。
それでは、次に移らせていただきます。
説明書きの50ページなんですけれども、
DV防止対策ということで、こうしたことをやっていただいて、本当にありがたいなと思います。
それで、けさ、たまたまテレビを見ておりましたら、これは虐待の話だったんですけども、相談ということで電話を入れても、すぐに電話に出なくて、電話の状況がどうなっているか、伺いたいんですけど、例えば日中でしたらば職員の方はいらっしゃるんでしょうけれども、夜間とか、休日とか、祭日、そういったときには1回で出る。1回というのは、コール1回というよりも、呼び出しで、テレビを見ておりましたら、2分も3分もガイダンスであっち押して、こっち押してと多分なっていると思うんですけども、そんなのやっていると、結局緊急を要している方たちが困ってしまうというようなテレビ報道がございましたが、千葉市の実態はどうなのか、お伺いしたいと思います。
199 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
200 ◯こども家庭支援課長 こども家庭支援課です。
DVに関する相談先としましては、
配偶者暴力相談支援センターがございまして、こちらは9時から4時までの平日となっておるんですけども、緊急を要する場合には、警察のサポートセンターに電話するようなガイダンスをしております。
以上でございます。
201 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
202 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
それでは、警察の緊急サポートということで、イメージ的に結構おかたいのかなと。千葉市でやっていただいている9時から4時までの場合、非常に多くの案件を扱っていただいておりますし、対応も優しくソフトにきちんとそれなりの対応をしていただいているんだろうと思います。もちろん警察がだめだと言っているわけじゃなくて、そういう意味でその場合、もう一度かけ直さなきゃいけないというのが何なんだろうと思っちゃうわけです、相談者としては。結果的にそちらのほうに転送するといいますか、出られない時間帯は転送して、速やかに相談に乗れるような体制、もう一度かけ直すというのはどうなのか。警察にかけて、例えば9時から4時までの時間帯は完全にガイダンスではなくて、受けられるような状況にもなっているのかというのを改めてお伺いしたいと思います。
203 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
204 ◯こども家庭支援課長 本市の
配偶者暴力相談支援センターは、9時から4時までの間は専門の電話相談員がおりますので、いつでも受けられるようになっておりまして、それ以外の土曜日、日曜日、それ以降の時間は、こちらのほうに電話してくださいという案内をしているところでございます。
205 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
206 ◯委員(三瓶輝枝君) 私、別な質問をしたんですけども、またさっきと、1回目と同じ答弁になっちゃったような気がするんですけど、要するに相談者というのは、1回で電話して、即答えが欲しいと、急いでいるんだと。また、あっちからこっちにかけるとなりますと、それこそ本庁舎のたらい回しじゃなくて、電話のたらい回し的な、それはたらい回しじゃなくて、自分がかけなきゃいけないということも含めますと、相談者として、気持ちがなえて、自分の気持ちを抑えて我慢しちゃおうかというようなことになりますと、事件に発展しかねないのかなと。一人でも救済をしてほしいという気持ちも含めて、何かしらの対応策が求められるところなんではないかと思うんです。電話一本、たかが一本ですけども、されど一本。すぐ出られるような取り組みというのはできないものなんですか。ぜひ検討していただきたいと思うんですが、御答弁をもう一度お願いしたいと思います。
207 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
208 ◯こども家庭支援課長 DVの電話相談は、思い切って電話してくれるときがチャンスなわけでございますけども、そのときの内容がさまざまでありまして、本当に身の危険を感じているような場合は、うちのほうの電話相談では対応ができませんので、内容にもよるんですけども、たらい回しにならないような方策というのは、状況を見ていきたいと思います。
209 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
210 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございます。
いろんな機関と連携してやっていかなきゃいけないということは十分に私もわかります。それは今おっしゃっていただいたような場合には、それこそ警察に行ってくださいというようなことになろうかと思うんですけども、その辺の私が聞いているのは、9時から4時までの辺じゃなくて、それ以外のお話を質問しておりまして、その辺の対応策が、もう一度警察にかけてくださいじゃですね、警察というと敷居が高くなっちゃうんじゃないかなと思って、今のような質問をさせていただいたわけですけども、対応策というのは、それ以外にとれないものなのか。
例えば転送して、それは職員の方にも御苦労をかけちゃいけませんけど、私も電話を転送して、寝ているときはとれないかもしれませんけども、いつも携帯をそばに置いてありますので、電話がかかってくれば、夜中でも出るという体制はあるわけなんですけど、職員の方にそれを求めるのは非常に心苦しいんですけども、そういったものがあってもいいのかなと思いまして。職員の方はいろんな事例を把握されていて、振り分けもきちんとやっていただけるでしょうし、ともに考えていただけることも、スペシャリストがそろっておりますので、できたら私は24時間体制、いろんなところとやっていくことも必要だと思うんですが、そういえば他市に研修に行ったときにも、そういうのがあったかなと思うんですが、その辺の対応策を今後求めておきたいと思います。これは強く要望させていただきます。
それでは、次に移らせていただきます。
先ほど委員の質問の中に保育士の奨学金ということがございました。保育士が、質問で出ていたかもしれませんけれども、公立にしろ、民間にしろ、それから保育ルームにしろ、どの程度保育士さんが不足しているのかという認識をお持ちなのか、お伺いしたいと思います。
211 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
212 ◯保育運営課職員担当課長 まず、保育所の状況から申し上げますと、具体的に今現在、何人不足しているかというようなことは把握しておりません。ただ、将来的に何人不足するかということについては、私どもで策定しております千葉市の子どもプランの中の最終目標年次が平成31年ということになっております。そのときに入ってくるであろう児童数と今の児童数を比較して、何人これから必要になってくるかということになりますと、ざっくりとした推計ですけれども、630人ほど必要になってくるというふうに推計しております。
213 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
214 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
平成31年と伺って、少し時間があるようですけど、保育士さんも勉強して、何年間、2年ですか、お勉強して、すぐなれるわけじゃないですから、時間もかかってくると思います。そこで、確かに今はまだ把握していないというようなこともありました。把握していないということは、不足していないということなのかどうか、この辺の認識を少し伺いたいと思います。
215 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
216 ◯保育運営課職員担当課長 先ほどからの待機児童という面からいうと、2年連続でゼロということで、それについての不足はないという認識でございます。ただ、年度途中どんどん入所待ちというのがふえてくるに当たって、そのうちの要因として、保育士不足なのか、あるいは面積上入れないのかということについては、算出していないということで、把握していないということでございます。
217 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
218 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。今後は、せっかく保育士が今後足りなくなるという想定もされているし、それから一方では、把握しなければならない現状ですね、その辺はきっちりやっていただきたいなと思います。
それから、もう一つ、確実に保育士さんをふやしていく際に、これは病院のほうで持ち出すのは大変恐縮なんですけども、青葉病院、海浜病院、看護師さんが足りないということで、奨学金制度をつくりました。今までのあったものとはがらりと変わって、変わったものは皆さんも御案内のとおりでございます。そういった荒わざというんですか、財政的には非常に厳しくなるかもしれませんけれども、例えば千葉市内に10年勤めていただければ、奨学金の返済はなしにしますよとか、他市に行っちゃったときには、それは大変厳しくて、御苦労かけるかもしれませんが、先ほどのお話ですと、確実にお勤めになる方もいらっしゃって、返済が大変だというのであれば、何かしらの対策も必要だと思うんです。これについては、今後の私も病院と同じような対策が必要じゃないかと思うんですが、御見解を伺いたいと思います。
219 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
220 ◯保育運営課職員担当課長 今お話に出ました奨学金の関係なんですけれども、これについても先ほど申し上げたとおり、国のほうで新規に予算化しておりまして、千葉市についても実施を今検討しているところなんですけれども、その内容も、実際に資格を取って、卒業して、5年間施設で働いた場合については、返済が要らないということになっておりますので、これについても、導入については検討してまいりたいというふうに思っております。
221 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
222 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございます。これから導入についての検討をしていただけるということで非常に前向きだなと思いました。これによって、何らかの事情があってやめざるを得ない方、年齢の面も含めて、そういった方が今後ふえていくということも含めますと、この辺の導入の検討を早期にしていただいて、いつにするか、検討は早目にしていただいて、導入をいつにするか、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。ありがとうございました。
次に、会派の代表質問でさせていただいている病後児保育のことについてなんですけれども、予約したにもかかわらず、預けに来ないで、結果的に予約しているから、ほかのお子さんを預かろうにもいっぱいになっちゃったから預かることはできませんと、そう言っているにもかかわらず、予約したお子さんを連れてこないとなりますと、病院には全然手数料といいますか、そういうのは入ってこないシステムになっているんでしょうか。その辺をお伺いしたいと思います。
223 ◯主査(岩井雅夫君) 保育支援課長。
224 ◯保育支援課長 保育支援課でございます。
予約したにもかかわらず、来ない場合につきましてでございますけれども、この部分につきましては、要綱上につきましてはキャンセル料を取ることができるという形になっておりますけれども、実態としては、各事業者につきましては、キャンセル料は取っていないというのが実情でございます。
以上でございます。
225 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
226 ◯委員(三瓶輝枝君) ありがとうございました。
そうしますと、予約した親御さんにしてみれば、それは助かる話ですけれども、そもそも千葉市で統一した考え方を持っていかないと、病後児保育の真に欲している方たちが大迷惑なわけなんです。そういう意味で今後どうしていくお考えをお持ちなのか、お伺いしたいと思います。
227 ◯主査(岩井雅夫君) 保育支援課長。
228 ◯保育支援課長 保育支援課でございます。
今後の対応でございますけれども、キャンセルにつきましては、年間を通して8施設で1,800件あるということでございます。そのようなこともございまして、そういった方が適正に利用していただかないと、本来利用したい方の機会を奪ってしまうといいますか、そういったケースもございます。この部分につきましては、パンフレット等でもキャンセルする場合につきましては、きちっと施設のほうに連絡するなど、その部分については周知を徹底していただきたい、またそのような形で我々も啓蒙といいますか、形でとっていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
229 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
230 ◯委員(三瓶輝枝君) キャンセルをきちんとしていただきたいというふうに、それは当然のことだと思うんですけれども、私が伺っているのは、千葉市内統一した考え方をしませんと、親御さんもお子さんを保育所に預けているというぐらいですから、もともとは。ですから、仕事をしているわけですから、しょっちゅう対応が保護者の方も恐らくなかなかできづらい。ですけれども、キャンセル料がかかってくると、必死になるんです、お金がかかりますと。例えば何時間前にしていただいたら幾らにするとか、ここは私の考えをすぐ述べるというのはなかなか難しいと思うんですけど、皆さんからも。しかしながら、このまま放っておいたら、1,800件もあるというんじゃ、病院のほうも本当に受け入れたい人が目の前にいるのに、1分過ぎなきゃわかんないというようなことでは、保護者の方も連れていくに行けないわけじゃないですか、利用者が。これは大問題だと思うんです。年間利用者件数というのは何件なんですか、そもそも。
231 ◯主査(岩井雅夫君) 保育支援課長。
232 ◯保育支援課長 保育支援課でございます。
利用者数でございますけれども、平成26年度ですけれども、5,048人でございます。
以上でございます。
233 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
234 ◯委員(三瓶輝枝君) そうしますと、20%近くですよね、これは申しわけないんですけど、
こども未来局として、大課題に一つ挙げてもらわなきゃいけないんじゃないですか。ひど過ぎといっては何ですけれども、これだけ認識されておいて、否定しているわけじゃないんですけども、一生懸命いろんなことをやらなきゃいけなくて、大変なことは私も十分わかっています、はっきりいって。こればかりに取っかかっているわけじゃないし、大変なことはわかっているんです、私たちだって。ですけれども、2割近くもこんな状況では、病院も悲鳴を上げるのは当然ですよ、はっきり言って。
235 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
236
◯こども未来局長 実は要綱は私どもがつくりまして、お金を取ってくださいという形でやっているわけです。キャンセル料を取ってくださいとやっているんです。ただ、現実は病児・病後児保育をしていただいているクリニックのほうが、現場での混乱といいますか、取りにくいと、これが現状なんです。ですから、私どもとしては、キャンセル料を取ってくださいという指導はお願いしているんです。これが事実です。ただ、現場の考え方が、先生方の考え方がありますので、恐らく良好な患者との関係ですとか、親御さんの関係とか、いろいろあるんだと思います。
ただ、私どもは毎年キャンセル料についてもお願いいたしますという形で年に2回、病児・病後児保育の先生方と会議を持つのですけれど、お願いはしているという現状はあるのです。ただ、現場は現場で何らかの不都合があるのだと思いますので、その辺をもうちょっと先生方とお話を聞いて、私もおっしゃるとおり、5,000幾つのうちの1,800なんていうのは非常に高い数字ですから、その辺はもうちょっと時間をいただいて、先生方とお話をさらに進めさせていただきたいなというふうに思っています。
237 ◯主査(岩井雅夫君) 三瓶委員。
238 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました。
千葉市としてもやっていただいている、指導していただいている、お願いしていただいている体制は、100%受け入れさせていただきつつも、今、局長さんがお答えいただいたように、早急に対策が講じられるように、委員の中からも取りにくいよと言われたんですけども、先ほども言いましたけど、払っていただかなきゃいけない方においては、払わないで済むにこしたことないです。でも、ほかに大迷惑をおかけする方がいらっしゃるわけです。
実際に要綱では幾ら取るようになっているのか、キャンセルのときですね。それからもう一つは、実際にその間にキャンセル待ちといったら変ですけども、電話がかかってきても、受けたいんだけど、受けられなかった人数、それはどういうふうに把握されているのか、病院からそういうやりとりはあるのか、お伺いしたいと思います。
239 ◯主査(岩井雅夫君) 保育支援課長。
240 ◯保育支援課長 保育支援課でございます。
まず、キャンセル料でございますけれども、要綱上につきましては、金額という形は示しておりません。要綱上のことを申し上げますと、実施施設は、予約をしたにもかかわらず、利用の取り消しがあった場合、保護者から取り消し料を徴収することができるという形で規定しているところでございます。
また、お断りしたことによりまして、実際に施設側のほうで本来受け入れられるべき人が受けられなかった人数につきましては、平成26年度の実績で申し上げますけれども、断り人数が637人でございます。先ほど申し上げましたが、利用者数は5,048人でございまして、キャンセル人数がおよそ1,800人、1,794人でございます。断った人数は637人、これは平成26年度の実績でございます。
以上でございます。
241 ◯主査(岩井雅夫君) 残り5分です。時間内でまとめていただくようお願いいたします。三瓶委員。
242 ◯委員(三瓶輝枝君) わかりました、ありがとうございます、主査。
そうしましたら、これが実施要綱ですと、取り消し料を取ることができる。じゃあ取らなくてもいいのかと勘違いしやすいような言葉でもあると思うんです。金額も決まっていないみたいですし、それは取れないですよね。取りづらいというか、それは当たり前かなと思います。その間に預けたいと思っているのに預けられなくて、断ってしまったのが637人で、これは問題としてしっかりと、しっかりとって、いつもしっかりやっていただいているんですが、この数字を重く受けとめていただいて、お取り組みいただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
243 ◯主査(岩井雅夫君) そのほかに。あと22分で正午となりますが、20分ぐらいで終われる質問かどうかを。終わりますか、宇留間委員。
244 ◯委員(宇留間又衛門君) ここにある子どもの貧困対策で、高校に行くということで、テレビ等で30万円くれて、民間がやっていますけども、そういう高校じゃないでしょう。高校に行かせる対策で市がお金を、出ていますので、今テレビで、どこだったか、三重かな、三重県でやっていますけども、そういう高校じゃないでしょう、これは。市立とか、公立のところのお金をやってるということでしょう。
245 ◯主査(岩井雅夫君) 質問方法は。
246 ◯委員(宇留間又衛門君) 一問一答。
ひとり親家庭の
高卒資格取得支援って書いてあるでしょう。新規でやっているんでしょう、49ページのところで。
247 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
248 ◯こども家庭支援課長 こども家庭支援課です。
ひとり親家庭の
高卒資格取得支援でございますが、これは最終学歴が中卒とか、高校を中退された方のひとり親の子供と親が、高卒の資格認定試験を受けるために、講座をとったり、通信制の学校に行ったりするときの費用を助成するものであって、委員がおっしゃられたような、高校に入学するためのものではございません。
249 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
250 ◯委員(宇留間又衛門君) 同じじゃないの。そういうことで、中卒の人たちもやってあげたいと私は思っておりますけども、それから待機児童、待機児童といいますけども、ゼロ歳から6歳ですか、おりますけど、どの部分が一番多いの、これ。例えばゼロ歳が多いのか、2歳が多いのか、3歳が多いのかということで、どの辺が多いの、これ。
251 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課長。
252 ◯保育運営課長 保育運営課でございます。
待機児童といいますか、入所待ちの状況でございますけれども、やはり3歳未満児が比較的多いという状況でございます。
253 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
254 ◯委員(宇留間又衛門君) やっぱり3歳未満か。もっともそうですよね、ゼロ歳から上がれば、ずっと上へ上がっていきますので、これは無理だとわかりますのでね。だから、それこそ今、子供が少ないんだから。じゃあ聞きますけども、家庭で見ているお子さんはどのぐらいいますか。保育所に行かないで、家庭で子育てしている家庭。ここじゃないかな、これ。
だから、私たち言いたいことは、そういう保育所に入れないという方には現金で支給したらどうですか。お子さん、本当に厳しいということで、家庭で見ている人も相当おりますので、そうすれば保育所に行かなくても済むんじゃないかと私は思いますよ。そういうことで、そういう政策もしないと、ただ本当に働いているか、働いていないかわからないです。私たちもよく頼まれるんですけども、全然やはりね、よく調べないと、本当に待機児童、待機児童といいますけど、本当にやっているのかなと思うことがいっぱいあるんですよね。その辺も私たちも調べなきゃならない。あなたたちに本当に待機児童、待機児童って申しわけないんだけども、じゃあ全部入れるには保育園どのぐらい必要なんですか。
255 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
256
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育支援課担当課長でございます。
まず、今現在、保育所を利用している子供の割合、御質問では保育所を利用していない子供の数ということでしたけれども、保育所を利用している子供の割合はおおむね31%でございます。これが平成27年4月ですので、逆に利用していないお子さんは、この逆ですので、69%程度ということになります。
それから、御家庭で子供さんの保育をしている御家庭に給付金なり、お金なりというような御意見があったと思いますが、それにつきましては、今現在、働き手が少なくなっているというような状況の中で、どの御家庭、どの方でも働けるような環境を整えることが、我々の責務といいますか、やっていくべき施策であろうというふうに考えております。
それから、あとどれぐらいつくるかということでございますが、平成31年度を目安としまして、今、子どもプランというのをつくっておるんですけれども、これでは最終的に、先ほど31%程度と申し上げましたが、この保育所を使う比率を最終的には、ニーズ調査を行った結果なんですけれども、43%というふうに捉えておりまして、この43%に持っていくためには、平成27年度も含めてなんですけれども、平成27、28、29、30年度の4年間でおおむね4,000人、毎年1,000人程度は保育の枠をふやさなければいけないというふうに推計しております。
以上です。
257 ◯主査(岩井雅夫君) 宇留間委員。
258 ◯委員(宇留間又衛門君) それまで大変ですよ。だから、何とかふやす対策をしていただかないと、今は財政苦しいから、早くつくれというのは無理ですから、その辺をどう考えているか。平成32年以降はずっと人口減っていきますので、つくってもいいか、それはわかりませんけども、そういう対策もしていただかなければならないと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
259 ◯主査(岩井雅夫君) 三須委員。
260 ◯委員(三須和夫君) 今、宇留間委員のほうから、子供が減ってくるという話がありましたけども、本当にあと30年ぐらいすると、我々がこの世から卒業するころになると人口が3割ぐらい減ってしまうというような話も出ておりますけども、実際どうかわかりませんけどもね。私がね、皆さんがいろいろ予算をつくっていることをよく見ていて、とにかく今、少ない子供をいかに育てるかということに徹しているんだけども、もう少し子供のパイを広げていかなければ、人口はどんどん減ってくるわけだね。今、結婚しない人とか、いろいろいるわけだけども、市のほうも子供を産める人にそういう補助金なりなんなり出して、産んでもらおうと、ふやしてもらおうというのが基本なんだろうと思うんです。
最近、テレビで、山の僻地みたいなところで、子育て支援というか、若い人たちを集めて、あれは町かな、町で町住宅、市営住宅、そういうものをアパートをつくって、そこに若い人に来てもらって、子供の教育費はほとんどただみたいな感じでやっているようなところもテレビで放映しておりましたけども、そこに行くと、みんな3人、4人、子供がいるんだけど、そういう環境をまたつくらないと、今の皆さんの考え方だけでは、子供は減る一方で、若い人だって結婚しない人は結構いるし、そういうものも本当に皆さん真剣に考えていかないと、子供はふえないよね。少ない子供をいかに優秀な子供に育てるかというか、そういう方向でしか話が進まないみたいだけども、もう少しパイを広げることをどう考えているのか、聞きたいんだけども、お願いします。
261 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
262
◯こども未来局長 一つ、私ども
こども未来局としては、千葉市に新しい方がどんどん入っていただいて、子供を産み育てやすいまちづくりをしているんですけれど、全体を考えると、千葉県、あるいは国で考えますと、よそから来てくださいという形でやっているんです。来て、子供を産んでください、育ててください。そうすると、日本全体を見ると、人数は変わらないわけです。だから、そういう意味でも今、委員がおっしゃったとおり、それでは1人しか産まない方に2人目、3人目、4人目を産んでいただくというような施策に、やり方を、施策を変えていかないと、非常に無理があると思います。人数というのは変わらないんですから。
その辺も含めまして、今、貴重なお話をいただきましたので、今後、我々千葉市としましては、今回、多子世帯について、多少軽減措置等を国の制度で導入したんですけど、そこの制度も含めまして、2人目、3人目、4人目が産みやすい町というふうに考え方をちょっと拡大していく必要があるのかなと。ただ、現在、おまえそれどういう施策でやるのと言われても、すぐに答える施策というのは見つからないんですけれど、いずれ山村の先ほどの例と同じような形で、どうにかたくさんの子供を産み育てられるような風土にしていかなければいけないのかなと。申しわけありませんが、施策については今ここでどういうものということはお答えできません。
以上でございます。
263 ◯主査(岩井雅夫君) 三須委員。
264 ◯委員(三須和夫君) さっきテレビでの話をしたんだけども、これも果たしてそこで生まれた子供さんたちが大きくなって、その町に残ってくれるかどうか、それもまた大きな疑問なんです。それはそれとして、ありますけども、ただ日本全体的に考えると、人口が、あと我々がこの世にさよならするときは3分の1ぐらいになるぞという中で、もう少し考え方を変えなきゃいけないよと。今、児童手当というのは、例えば3人目から幾ら出ているのか、私はちょっと年代が違ってわからないんですけども、その辺ちょっと教えてもらえますか。
265 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
266 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
児童手当でございますが、18歳までの中で、小学校修了前の第3子目以降につきましては1万5,000円を支給しております。
以上でございます。
267 ◯主査(岩井雅夫君) 三須委員。
268 ◯委員(三須和夫君) 私も実は孫がね、娘がね、今は4人いるんですよ、子供が。結構みんなにぎやかで、わいわい楽しくやっていますけども、やっぱりそういうみんな4人ぐらい産んでくれると、かなり人口もふえるんじゃないかと思うけども。要は私が言いたいのは、そういう子供を産みたくても産めないと、それは何ですといったら、そういう教育費やなんかにお金がかかるとか、そういうことも若い人の話を聞くとあるわけだね。我々も、今皆さんが子育てっていろいろある、幅が広いんだけども、もう少し、さっきから言っているように、パイを広げるためにお金を投資すると、言葉は悪いけども。そういうところに皆さんが知恵を絞ってもらえないかなと。3人目からは、幼稚園からみんな無料だとか、何かそういうものを、金はかかるけども、パイが広がるようなところにお金をかけるような方向というのも大事じゃないかと思うんです。ひとつ時間もあれですから、この辺でやめておきますけども、とにかく一番基本はそれだと思うんです。ひとつよろしくお願いします。
269 ◯主査(岩井雅夫君) 審査の都合により、暫時休憩いたします。なお、再開は13時よりで、午後何人ぐらい御質疑ありますか、3人。順番で、中村委員、阿部委員、伊藤副主査と。
それでは、暫時休憩いたします。
午前11時51分休憩
午後1時0分開議
270 ◯主査(岩井雅夫君) 休憩前に引き続き分科会を開きます。
質疑をお願いいたします。中村委員。
271 ◯委員(中村公江君) 一問一答でお願いいたします。
まず、保育の問題です。この5年間で保育所、保育園などはどのぐらいふえてきたのか、よければ推移をお示しいただけますでしょうか。
272 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
273
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育所数で申し上げますと、5年間で、平成22年度に105カ所であったのが、平成23年度109カ所、平成24年度116カ所、平成25年度123カ所、平成26年度131カ所で、平成27年度は166カ所でございます。
274 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
275 ◯委員(中村公江君) これから先も、先ほどのお話だと1,000人ずつ、4,000人ですか、ふやしていくということで、非常に大変だなというふうに思います。待機が出ていないから、充足状況云々のことは把握されていないということでしたけれども、市としての保育士確保についてはどう取り組んできたのかどうか、お示しください。
276 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
277 ◯保育運営課職員担当課長 これまでの保育士確保に関しての取組状況ですけれども、一昨年から、例えば潜在保育士さんを活用するということで、再
就職支援研修を行って、その中で何割かの方には再就職につながっているということでございます。あわせて、先ほど申し上げたのですけれども、無資格者の方の資格取得のための支援等々行っているところでございます。
以上でございます。
278 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
279 ◯委員(中村公江君) 先ほど潜在保育士の研修を確かにこの間重ねて来られている実績や効果もあるかと思いますけれども、これをこれからまた続けたところで、どれだけそこで掘り起こせるかというのは課題かなということは、現場も含めた話としては伺ったりしているので、そう簡単ではないのかなというふうに思います。
それと、民間保育園で例えば保育士さんを2人募集しても、1人ぐらいしか来ないと。人を選んでいられないという状況もあるということを、市としてそういう実態についてはどう認識されているのか、お示しください。
280 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
281 ◯保育運営課職員担当課長 特に民間保育園につきましては、なかなか募集が厳しいという話は聞いておりますし、認識もしております。特に今回、1月の時点で民間保育園協議会というところに、実際に職員の配置状況等を調査したんですけれども、そのうち3割ぐらいはなかなか厳しい状況であるというふうに答えておりまして、厳しい状況であるということは認識しております。
282 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
283 ◯委員(中村公江君) 保育士を確保していく上で、国の補助金を活用していくことも重要ですけれども、市独自での対策をもっと講じなければならないんじゃないかと思いますけど、どうでしょうか。
284 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
285 ◯保育運営課職員担当課長 特に先ほどにもお話があったんですけれども、今、都市間の保育士のとり合いというような状況も生じております。これにつきましては、今度の4月の待機児童の状況等を踏まえながら、市独自の取り組みについては検討してまいりたいというふうに考えております。
286 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
287 ◯委員(中村公江君) 先ほど椛澤委員からも指摘があった船橋市ですけれども、修学資金の貸し付けを毎月3万円、2カ年例えば保育の学校に行っている間、年間にして36万円、2カ年で72万円ですか、それを就学した勤務以上勤務すると、貸付金の返還が全額免除される制度があるということで、先ほど伺いましたら4月から20名募集のところ33名に貸すというような実績があるという話でしたし、あと市内の市立保育園、
認定こども園に勤務すると、給与に上乗せして、月額2万4,950円、期末手当も6万6,500円出すということを、昭和の終わりのころからやっているということで、それは随分すごいことを続けているんだなということは感じたんですけれども、こういうことをやられて、さらに保育園や事業所が、勤務する保育士のためにアパートを借り上げた場合に、1戸当たり月額8万2,000円まで家賃補助するということで、これについても問い合わせがあって、今年度からということで、これの募集を出しても、次に新しく住まいを確保する人という意味では、今度の4月以降にそれが適用されるということにつながるかなということで、問い合わせが幾つかあるという話なんです。
そういう具体的に船橋市は船橋市で、ここで学んで、そのまま定着する。住まいの確保もして、賃金の待遇もよくして、手だてができるとなると、単に賃金が安いだけじゃなくて、家賃の補助までされれば、生活費が助かるわけですから、自宅に通っている保育士さんだけじゃない、いわゆるどこかからでも来た保育士さんが定着するという可能性として非常に高いなという意味では効果的なんじゃないかなというふうに思うわけですけども、本市でもこうした検討はどうかなと思いますが、いかがですか。
288 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
289 ◯保育運営課職員担当課長 今お話にもあったように、例えば船橋市ですと、家賃の借り上げだとか、あと奨学金もそうですし、実施をしておるところです。あわせて、船橋市の場合は、単費で実際に給与の上乗せというのを今おっしゃったとおりやっております。これにつきましては、奨学金については、今回、国のほうの制度でも予算を見るということですので、これについては検討したいところなんですけれども、例えば特に一番問題になっている職員の処遇の関係で賃金に上乗せをするかどうかということにつきましては、多大な財政負担が生じますことから、実際やることについては今後検討ということとしております。
290 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
291 ◯委員(中村公江君) ただ、こういう保育士を確保するというのが非常に困難だというときに、自治体として、それをどうやって対策を講じるのかという意味では、市はそういった財政をなげうってというか、そういうことを続けて投入しているということには学ぶべきなんじゃないかなというふうに思いますし、今、保育士の学校に行っても、半分ぐらいしか保育士さんとして働かないと。そういう現状がある中で、急ピッチでふやしても、確保がなかなか間に合わない。その中で、人が集まらない。質の面でも危ぶまれているという状況が懸念されているんじゃないかなというふうに思うわけですけど、どうですか。
292 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
293 ◯保育運営課職員担当課長 確かにそれぞれ自治体の政策によって大きく差が出てくるわけなんですけれども、我々としては、まずは地道なといいますか、先ほどから申し上げているんですけれども、潜在保育士の再就職支援であるとか、あるいは我々が各養成校、短大等に直接伺って、学生さんに千葉市に来てくださいと、就職してくださいという取り組みをやっております。これも大きな人数ではないんですけれども、毎年着実にその中から市のほうに採用になっている方もいらっしゃいますので、まずはそういったところに力を入れていきたいというふうに思っております。
294 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
295
◯こども未来局長 給与面での上乗せというのは、今、課長からお話がありましたとおり、これはすごい人数なので、民間も含めまして、すぐに給与面での待遇を船橋市がやっているように云々というのは非常に難しい状況にあります。ただ、私どもも実は特区を利用して、地域限定保育士というのが、成田市で初めて導入したんですけれど、千葉市につきましても特区を認められましたので、その中の一つの事業として、地域限定保育士、つまり今は年1回の保育士の試験をもう1回千葉市でやることができるという制度に手を挙げたんです。それで、千葉市で限定して3年間はいていただきますよという試験を取り入れる予定でおったんですけれど、千葉県が千葉県全体として年2回目の保育士試験を取り入れるという方向を出しましたので、そうすると同じところで2回までが限度ということなので、平成28年度については千葉市限定保育士の試験というのはできないんです。
ただ、今後、それについては千葉県がずっと2回でやれば、それに乗っていくんですけれど、千葉県が1回に戻したときには、千葉市は特区を利用して千葉市限定保育士の試験をやっていきたいと。ですから、当初は本当は成田市に続いて2番目でやろうと思っていたんですけど、県が千葉県全体の保育士不足に目を向けましたので、千葉県が2回目をやるというふうにほぼ決まったみたいなので、来年度は実はできないんですけれど、再来年度以降、チャンスがあれば、やっていきたいというふうに思っています。
296 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
297 ◯委員(中村公江君) 試験を何度もやれば、それだけ採用できる、もしくは就職できることにつながることもあると思うんですけれども、そもそも保育士の資格を持っている人が働こうという職場になっているのかということがすごく大事で、結構私も子育て世代を見ても、保育士さんの資格を持っているという人は結構いるんですけど、その人が何人かは再就職し直していますけど、やっぱりそこに行き着こうというところにまで至っていない部分を、そういう就職できるように持っていかれるような進め方も含めて、親の働きたいことと求めている側の労働条件が相当違う部分をどうやってカバーするかということも含めてが課題だなというふうに思いますし、だけどもこれだけ子供の需要が高い中で、そうそうこれから就職する人、毎年出る保育士の学校の人ばかりに頼っていたって、とても確保し切れないという状況もあると思うので、そこの兼ね合いをですね、先ほどは例えば子供を持つ親が保育所に行けば、優先的に入所できて、保育料も半額貸し付けるという国の制度があるという話を先ほど指摘されていたり、修学資金云々の話もありましたけれども、シングルマザーのお母さんとかで実際本当は働きたいと思っていても、費用的に工面ができない。看護師なんかも結構多いんですよね。
だから、シングルマザーの人が看護師の学校、お子さんを育てながら、これから働こう、もしくは働きたいといって試験を受けるという人は結構多いんですけども、それと同じような条件があるならば、せっかく働きたい親御さんの両方の意味での支えになるので、より市独自での追給と国の補助の活用と県との連携も含めて、ぜひ積極的にやっていただきたいなということを求めておきたいというふうに思います。
それと、庭のない保育園ですけれども、千葉市では今、庭のない保育園というのは幾つあるのでしょうか。
298 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
299
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育支援課担当課長でございます。
庭のない保育所の数ですが、定員59人以下の保育所が、平成28年4月に立ち上がる分も含めてですけれども、全部で49カ所になる予定です。そのうち園庭なしが35カ所になります。
以上です。
300 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
301 ◯委員(中村公江君) 庭がないことで、近隣の公園に行っているというふうに代表質疑でも答弁されていますけれども、実態としては必ずそういった公園を利用しているということが担保できているのでしょうか。
302 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
303
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 実際に巡回指導等でそういったことについては確認しているというところです。
304 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
305 ◯委員(中村公江君) 私は、幕張の地域で歩いていたときに、園庭がない保育園が幾つかあります。それで、公民館にお子さんを連れて、立ち寄って、散歩している姿を見かけたりとか、あと道路の歩道、車が走っている脇の歩道が少し三角地帯みたいになっていて、そこにポールが幾つか立っていて、ガードレールで全部区切られているわけじゃない、そこにお子さんを座らせて、保育士さんがお話ししている姿を見かけたわけです。
公園は、もう少し行けば近くにあるのに、そこで座らせて話をしているんです。お子さんはみんなおとなしく言うことを聞くお子さんばかりでしたから、すぐぱっと出ちゃうということではないですけれども、でもいた保育士さんはたしか2人ぐらいで、お子さんは五、六人はいたはずなんです。
万が一お子さんが走り出したら、隣は車道なわけです。そうしたら、そういうお子さんが出歩いちゃったら、保護者が見たら非常に悲しくなるんじゃないかなというふうに私は見てとったわけなんです。
そういうことが日常的にやられているのかどうか、その場でただしたりまではしませんでしたけれども、でも必ずしも公園に行っているばかりではない、そういう実態を見てしまうと、園庭がないと限界があるんじゃないかなというふうに思うわけですけど、そういうことについてはどう思いますか。
306 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
307
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 まず、公民館利用の話ですけれども、園庭にかわるべき近隣の公園というのは、これは認可の際に指定して、ここであればということでやっているんですけれども、必ずそこに行かなければいけないということではなくて、これは通常の園庭のある保育所、通常のという言い方はおかしいですかね、園庭のある保育所でもそうなんですけれども、必ずしも遊ぶ場所は園庭だけではなくて、近隣の散歩等で公園に行ったりとかというのもありますので、絶対にそこの公園かというと、そうではなくて、ほかのところですね、公民館も含めてですが、お散歩等々で行くということは実際に現実にございます。
それと、先ほどの道路の歩道の話ですけれども、これはお聞きする限り、全くもって不適切としか言いようがないようなふうにお聞きしましたけれども、これにつきましては、実際にどこの保育園で、あるいは認可外だったのか、認可だったのか等々ございますが、いずれにしてもそれはいい保育とは決して言えないというふうに思います。
以上です。
308 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
309 ◯委員(中村公江君) 園庭がない現場では、外遊びに連れていくのに、1人で保育士さんは行きませんよね。大概2人以上で行きます。そして、中は中で全くがらんどうにしているわけにいかない。例えばちょっとぐあいが悪いとか、小さくてそこにも行かれないというお子さんを守らなきゃいけない保安としての保育士さんもいる。そういう意味で園庭があれば、まだ一緒くたにその場で一定対応ができるのに、実際には人員がより多く必要になってしまうという現場からの苦情というのもあったりして、園庭そのものをきちんと確保すべきなんじゃないかという声が上がっているわけなんです。
もちろん全て庭つきの場所を便利な場所につくれといったって、物理的に難しいことは確かで、すぐ目の前が公園とか、そういう場合だったら、まだ許されるかなというふうに思うわけですけど、余りにもそういう場所に行くまでに、道路を挟んで結構遠くまで行かなきゃいけないという、そういう園庭がふえていってしまうと、子供の成長、発達にとっても、保育士の配置の面でも、問題になってこないかなというふうに思うわけですけど、どうですか。
310 ◯主査(岩井雅夫君)
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
311
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育士の配置につきましては、実際の認可、あるいは通常の巡回指導等におきましても、公園のどこに配置するか、あるいは公園までの行き来のときに、危険箇所はどこで、どういうところに気をつけて行き来するか、そういったようなことも全てチェックはしておるんですが、委員御指摘のとおり、そのためにすぐ目の前に園庭があるよりも、保育士が余計に数といいますか、保育士の手間というか、そういったものがふえるんじゃないかということに関しては、そういった部分もあるかと思います。
こういった保育所がふえていってしまうというお話ですけれども、基本的に我々今現在は新しく保育所をつくる場合、これは将来的な少子化も見越して、新しい保育所の整備というのは極力抑えていくつもりではございますが、もしそういった駅の近くで需要もあって、かつ園庭も含めた土地が見つかるというような条件があれば、決してあえて園庭をつくらないというようなことを方針としているわけではございません。
以上です。
312 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
313 ◯委員(中村公江君) 子供さんにとっても、保育士さんにとっても、保護者にとっても、庭のある保育所の整備というのが本来はあるべきだなというふうに思いますので、それを重ねて求めておきたいと思います。中で、庭のないところで何人もの子供がずっといるというのは、非常にお互いにストレスだと。だから、外に出て、別に私は公民館を否定しているわけじゃないんですよ。公民館も結構草花がきれいで、小さいお子さんをちょっとだっこしていく分には、本当に近くですから、そのものは別に否定はしていない。
ただ、道路の脇でやっているというのにちょっとあきれてしまったので、そういうことがないような手だてと、そのための都市局との整備というんですか、本当はもうちょっとすぐ近くに昔、たんぽぽ広場って私たち整備したんですけど、それがへたな高校生が入ったり、治安上悪いからって閉めちゃって、広場的に公的に使われるような、公園として本来は使えそうな場所もあったのに、閉めちゃうような状況のもとで、結局道端で遊ばせているような状況になって、本末転倒だなという思いもあって、具体的にはまたお伝えしますけれども、できればそういうあるものを活用してでも、ちゃんとお子さんが安心して、道路上のことも含めて、引率も含めて、対応していただければというふうに思います。
子どもルームの問題について伺いたいと思います。まず、指導員の状況ですけれども、新年度から5年生以上の高学年も子どもルームに受け入れるということですけれども、指導員の確保がされているのか、伺います。
314 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
315 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 健全育成課でございます。
これまでも指導員の確保につきましては、さまざまな手だてをとりまして、募集をかけてきたところでございますが、また高学年ルームのほうも拡大していくということで、今年度新たにとった募集の手だてとしまして、退職、あるいは退職予定の保育士さん宛てにダイレクトメールを送付しております。またさらに、教職員の再雇用説明会というものがございますが、そちらに直接出向きまして、詳しく御案内等をいたしております。
316 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
317 ◯委員(中村公江君) 指導員は、年齢的には何歳まで採用されますか。
318 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
319 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 65歳でございます。
320 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
321 ◯委員(中村公江君) 聞くところによると、65歳以上の方も再任用しているように伺ったんですけれども、それは事実でないんですか。
322 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
323 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 済みません、65歳以上の再任用の方につきましては把握しておりません。
324 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
325
◯こども未来局長 65歳以上の方も実際おります。それは千葉市の非常勤等の規定もそうなんですけれど、原則上限65歳というふうになっているんですけれど、現実問題として、高齢になっても、きちっとお仕事ができる方がたくさん今はおいでになりますので、一人一人面接した上で、これは人事課の許可も得ておりますけれど、そういう形で千葉市全体やっております。ですから、社協の先生方についても、お話をさせていただいた上で、全員が66歳、67歳いけるということじゃないんですけれど、一人一人個別に対応させてもらっておりますので、現実問題としてはいらっしゃると思います。
326 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
327 ◯委員(中村公江君) 聞くところによると、65歳以上の方の再任用が58名、新規採用が17人ほどだというようなことも伺いました。実態としては、そういうことで間違いないですか。
328 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
329 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 正確な数については、申しわけございません、把握しておりません。
330 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
331 ◯委員(中村公江君) そういうことで伺っていたので、要はいかに指導員の確保が大変か、そして退職したといった人にも頼って、確保しなければならないという状況だということは把握しているつもりなんです。それで、高学年ルームについては、本来はマザールームと高学年ルームでは、専任体制で、高学年ルームなら高学年ルームに専任で指導員の体制があるべきではないかと思いますけれども、それはあったのかどうか、これからもあるようになるのか、伺います。
332 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
333 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 それぞれの子どもルームの運用につきましては、委託業者に任せているところでございますが、現場の運営が円滑に行われることが第一でありまして、その辺につきましても委託業者に対し、そのような意見が上がっていることも伝えてまいります。
334 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
335 ◯委員(中村公江君) 社協に委託したとしても、運営の責任は市ですから、そこは委託にただ言えばいいという話じゃないんですよ。それで、専任体制で高学年ルームの運営がされているところが少ないと。そして、マザールームのところでやっている指導員の先生が派遣されて日がわりで、それで運営されているという状況もあるというふうに伺いました。それは結局お子さんとの信頼関係を築いていく上では、指導員はそこで安定した同じ指導員が子供の変化もちゃんと見て、信頼関係も築いて、その中で本当は培っていくのに、これが日がわりでやられることによって、子供たちがやめてしまうというようなことにもつながりかねない。だから、そういう意味では本来は専任体制の対応をするように図っていくことが市の責任じゃないんですか、どうですか。
336 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
337 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 同じ目で見ていくというのも一つ確かに育成上の大きな効果はあると認識しております。ただし、一方では、多くの目で、多様な見方でその児童について理解しながら、育成していくというのも一つメリットがあるとは思います。
338 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
339 ◯委員(中村公江君) 別にずっと同じ人ということじゃなくて、多くのというのは、補助指導員もいますから、別にそれはどうにだってなると思うんです。専任でないがために、結果として、高学年ルームを運営したものの、子供たちが次々とやめて、ルームとして成り立たなくなったところもあるというふうに伺いましたけど、どうですか。
340 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
341 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 専任でないがためにやめていったという報告は上がっておりません。
342 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
343 ◯委員(中村公江君) 専任じゃなくて、高学年ルームをやめたところは幾つかあるか、御存じですか。
344 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
345 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 実数は把握しておりませんが、高学年はやはり自立に向けて、済みません、ただいまの質問の確認をさせてください。高学年ルームを廃止したところ……(中村委員「だから、やめちゃったという」と呼ぶ)ルーム自体をやめちゃったということですか。(中村委員「高学年ルームの運営をやめたところは」と呼ぶ)済みません、勘違いしておりました、申しわけございません。高学年ルームを平成28年度に向けて運営を廃止したところということでよろしいですね。(中村委員「今年度中にやめちゃったところ」と呼ぶ)今年度中に廃止したところはございません。
346 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
347 ◯委員(中村公江君) 聞くところによると、3カ所ほど結局子供がどんどんやめていっちゃって、高学年のルームをやめたところがあるように伺ったんですが、それは事実じゃないんですか、そこを確認させてください。
348 ◯主査(岩井雅夫君) こども未来部長。
349 ◯こども未来部長 先ほど健全育成課長が年度途中にというふうに申しましたけれども、平成27年度に開設いたしまして、28年度は休止をするという高学年ルームが3カ所ございます。それは高学年の子がやめてしまったというよりは、低学年ルームでもお子さんをお預かりすることが可能であるという状況になりましたので、休止をするということにしたものでございます。
350 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
351 ◯委員(中村公江君) わかりました。ただ、今、高学年ルームは、夏の間は結局図書室が冷房がきいているからということで移動して、特別教室とジプシーのように移動するわけです。そこで働く図書館指導員さんとの関係は、そう簡単ではないということも思われていて、図書館指導員さんからすれば、図書室は本来、本を読む場所で、そこで働く人とルームの子供たちが一緒にいること自身は、本当はふさわしい環境とは言えないと。特別教室にどうしたらエアコンの設置をできるのか。文科省との交渉の中では、補助金の活用をして、設置すればいいというアドバイスも受けていたのに、結局専用施設じゃないからということで、この前の代表質疑では無理だという話だけだったんですけども、でもルームとして利用するという扱いになれば、空き教室もエアコンを使っているところもあるじゃないですか。だから、どうしたらそれがつけられるかという発想で、本来は教育委員会にアプローチしてでも設置するという方向で求めるということが必要じゃないかなというふうに思うわけですけど、どうですか。
352 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
353 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 高学年ルームの夏場対策につきましては、これまでもいろいろな配慮をしてきたところでございます。教育委員会ともさまざまな協議を重ねてまいりました中で、夏場、今年度の夏もそうだったんですけども、図書室を100%使用させていただく形を、エアコンのついている教室を100%使わせていただくことができました。また、次年度に向けて、これも協議を重ねてまいったところでございますが、これまでエアコンのない特別教室で高学年ルームを実施していた学校につきましても、なるべく協力いただいて、図書室へと変更を願って、実現に向けて今動いているところでございます。
以上です。
354 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
355 ◯委員(中村公江君) 夏場100%使わせてくれたと言っていましたけども、この前、椛澤委員と一緒に美浜区の小学校に行きましたよ。そうしたら、図書の指導員さんが使うから、翌日は使わせないでくれというふうに言われたりとか、実際にはトラブっています、いろんなところで。結局図書室で食事ができなくて、廊下でお昼かなんかを食べさせたりしたのを保護者が見かけて、苦情を市のほうに言ったという話も伺っているわけです。実態としては、残念ながら、図書室でいろいろやろうとすることでの限界というのがあるわけで、私は別に子どもルームの話だけじゃなくて、図書の指導員さんの立場もわからないわけじゃないわけです。だから、そこにしわ寄せが来る子供がかわいそう。結局廊下で子供に食べさせている、親が見たら本当に悲しくなるような話を、現実問題はそういうふうにはざまに入って、やらせられていたということが問題じゃないかなというふうに思うわけです。
だから、こういった移動させて、ただ100%使えたという状況に実態としてはなり切れていないということが現場で起こっているわけですから、これを回避するには、特別教室にエアコンさえ設置されていれば、こういう問題は回避できるわけですから、そうすべきなんじゃないですか。
356 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
357 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 ただいま委員がおっしゃった廊下で昼食を食べていたということにつきましては、大変遺憾でございます。もってのほかだと思います。今後そのようなことがないように徹底してまいりたいと思っております。
学校図書館指導員さんとの兼ね合いとか、確かに夏休みになりますと、一緒にいる時間が多くなりますので、その辺のことにつきましては、これも予測された課題だったものですから、教育委員会のほうとも調整いたしまして、この日はどうしてもということで事前に連絡をし合って、使用していこうという話にはなっております。ただ、その際にも一日中、図書室以外のところ、夏場についてですね、一日中、図書室以外というのは、これは過酷な環境で過ごすことになりますので、そのようなことのないように時間を限定して、移動するというような配慮をしていただいております。
358 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
359 ◯委員(中村公江君) 私は、図書室にというんじゃなくて、特別教室にエアコンをつけるようにすれば、全て解決するんじゃないんですかと聞いたんです。だから、ただ図書室にずっといられるという話じゃないというのは、議論としてはすりかえだと思うんですよ。本来はそういったエアコンつきの特別教室にすれば、図書館指導員さんともこういったあつれきなく、スムーズにいくわけです。だから、そういう意味でちゃんと手だてができるようになぜ市が努力しないのかということが問われているんじゃないですか。
360 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
361 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 普通教室とか、余裕教室にエアコンをつけていくというようなことに関しましては、教育委員会とも深くかかわりのあることでございますので、教育委員会の施策との兼ね合いも加味しながら、今後協議していく必要はあると思います。
以上です。
362 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
363 ◯委員(中村公江君) それはまた月曜日に
予算審査特別委員会教育未来分科会で教育委員会に私のほうからぜひ後押ししてもらえるように求めたいというふうに思います。
指導員のことですけれども、非常勤の方は扶養の範囲内で働く場合も多くて、年度末が近づくと働けなくなってしまって、対応としては困っていたりとか、あと本来指導員が3人いなくちゃいけないところを2人で、1人欠員のままで、ほかから補充しながら1年間過ごしてきた子どもルームもあるというような話も伺っております。市としてはそういう実態についてどう把握しているんでしょうか。
364 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
365 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 一時的に指導員の人数が都合により不足するということがあった場合に、可能な限り、他の子どもルームから入って補充するということもあり得るものと考えております。
366 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
367 ◯委員(中村公江君) 一時的にじゃないんですよ。1年間続いたというんですよ。だから、それは一時的じゃないじゃないですか。慢性的にじゃないですか。そういう状況が現状としてあって、ほかからとにかく回しながら、応援して、現場をこなしてきたという事実をどう受けとめていますか。
368 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
369 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 こちらのほうとしましては、不足して運営しているという情報は上がってきておりません。必要とする人数は配置して、運用が図られていると認識しております。
370 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
371 ◯委員(中村公江君) それは全然認識の乖離があるんじゃないですかね。さっき言ったように65歳以上の再任用がこれだけある。そして、実際には大変な状況で、集まらないという実態があるわけです。船橋市では、今年度、月に2万円ほど指導員の賃金の上乗せがあったと。指導員の確保は困難だから、そういった職種については待遇の改善をしているんだそうです。千葉市はいつまでも近隣と遜色ないと言っている場合じゃなくて、どんどんそうやってほかの自治体が努力している間に千葉市に集まらなくなっちゃいますよ、そんなことしていると。
それで、今、集まっても質の低下も懸念されて、本来は働く資質があるのか疑問視されるような方も中にはいるということも含めて、非常に心配されているという状況があるというふうに伺っています。そういう中で待遇の改善をしなければ、安かろう、悪かろうで、ちゃんとした指導員が集まらないということにつながるんじゃないですか。そこは市が責任を持って待遇の改善をしていかなければ、慢性的な不足と質の低下が悪化する一方じゃないかと思いますけど、どうですか。
372 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
373 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 処遇の改善につきましては、これは委員からも繰り返し言われているところでございますが、こちらといたしましては、今年度もこれについては近隣市、あるいは政令市の賃金水準を具体的に調査したところでございますけれども、その結果としまして、やはり同種事業との比較におきましては一定の水準にあることは確認できましたことから、今後も雇用環境、賃金水準を注視していきながら、必要に応じて、必要と判断された場合には、それも考慮していきたいと考えております。質の低下についての言及がございました。指導員の資質につきましては、なるべく維持、向上を図れるように研修の充実を図ってまいりたいと思います。
374 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
375 ◯委員(中村公江君) 済みません、研修をすればどうにかなるというレベルかどうかということも含めて、かなり深刻な実態になっているということをもう少し市として認識を深めないと、非常に厳しい状況だということをもう少し改めていただきたいということを申し上げておきます。
それと、ちょっと時間がなくなってきたので、今年の4月から高学年ルームにもおやつの提供ができるということなんですけれども、それが実費で徴収するようです。その際に払うかどうかを保護者に選択を任せているということですが、現場が困惑しております。保育料が軽減されているのに、おやつ代を支払うのも大変な家庭に選択を迫るというのは、食べられない子供たちのことを考えたことがあるのか。提供する子、提供されない子がいるもとで保育をする指導員のつらさを考えた上で、こういうことをしようとしているのか、お示しください。
376 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
377 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 高学年ルームですね、食べられる子、食べられない子が同じルームの中で、同じ時間の中で存在する状況というのは、確かに余り好ましい状況とは言えないと思います。しかしながら、高学年ルームにつきましても、低学年ルームと同様、おやつを提供していくという基本方針のもと、平成28年4月から提供できるようにということで、いろいろと課題等予測しながら、いろいろと今、協議、検討しているところでございまして、選択につきましても、おやつ代の徴収は強制ではございませんけども、なるべくそういうかわいそうな状況にならないように、できるだけ全員で食べられるような状況を保護者の方にも促しているところでございます。
378 ◯主査(岩井雅夫君) 残り5分ですので、時間内でまとめていただけるよう、よろしくお願いいたします。中村委員。
379 ◯委員(中村公江君) 済みません、私が聞いているのは、とにかく実費負担ですよね。私は、自分が保護者のときは、ただ保育料を普通に払って、おやつ代も払っていましたよ。ただ、保育料をそもそも無料で軽減されている世帯がありますね。夏休みの段階で私は椛澤委員とも行ったときに、おやつを出さないという家庭もある、出す家庭もあるというか、持ってくるおうちもあるし、持っていかないと決めたおうちもあるという話も伺ったことがあります。結局指導員は大変じゃないですか。上げる子と上げない子といた。それで、子供にとってみれば、おやつはすごい楽しい時間でしょう。それを実費で払わない保護者がいたら、そうしたら子供は食べられないわけですよ。そのときにおやつの時間だといったら、保育をね、部屋は一つしかないわけですよ。子供、こっちは食べている、こっちは食べさせない、外で遊ばせているんですか。指導員もそうだし、子供もそうだし、保護者も含めて、そもそもお金が本当に厳しくて、減免しているところに、せめておやつ全体に提供するというんだったら、その分の実費負担ぐらいは市が持ったって幾らでもないじゃないですか。そこはちゃんと手だてしたらどうですか。
380 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
381 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 おやつ費用につきましては、これまでも低学年ルームにおきましては、全員、毎月おやつ代ということで2,000円ずつ一律で徴収してまいったものでございます。高学年ルームにつきましても、本来低学年ルームと同じように、同じような時間に同じように一緒に楽しい時間を過ごさせたいという思いはございましたが、保護者のほうから実は、高学年なんだから、別におやつなんか食べなくてもいいですと、だからおやつ代は払いたくないですというような申し出が一部にございましたことから、その辺の配慮、もちろんそうしますとこういうような、みんなが食べているときに食べられないことが発生しますよというような御説明もしているのですが、それでもなおかつというような御意見もございますので、現状として、そのような形をとっておりますが、なるべく全員食べられるようにおやつ代のほうも集められたらいいなとは考えております。
382 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
383
◯こども未来局長 今、話を聞いていて、私も了解、理解していないようなところが幾つか出てきていますので。基本的には高学年ルームができる前の低学年ルームについては、これは生活保護世帯の方とかは基本的なルーム料はないんですけれど、おやつ代については全員、これが基本でございます。ですから、高学年ルームもそのまま基本は全員に月2,000円かな、お支払いいただくと、これが基本です。今、課長が答えて、イレギュラーな話が出ているみたいなので、ここはもう一回私のほうで調べさせてください。
384 ◯主査(岩井雅夫君) 中村委員。
385 ◯委員(中村公江君) 親がそう思っていたって、子供はその場でみんなが食べていたら、食べたくなると思いますよ。それと、現実私は全部把握しているわけじゃないけれども、例えば父母会があるところなんかは、父母会がお金を出して、おやつをより豊かなものを出すようにして、幕張西小学校に行ったときなんか、ちゃんと菓子パンかなんかを、マザールームも高学年もちゃんと同じように全部提供されていて、やっぱりはたから見ていて、みんなに全部に提供されている姿と、それを楽しんでいる子供たちの笑顔を見ていると、これが親の思いだけで、子供が犠牲になっちゃうようなことはあってはならないと思うので、そこは例えば食べなくていいと言っている背景に、お金がなくて払えないということなのか、払いたくないということで、本当にそれで例えばどうかということをよくよく確認していただきたいし、でも親がそう言っちゃうと、子供は親に従うんですよね。子供は我慢しちゃうということもないわけじゃないなという思いもすると、非常につらいなということもあるので、そこは全ての子供がちゃんと補給できるような手だてをしてあげないと、指導員はいたたまれないですよ、その間に入って。なので、そこを何とかね、もし万が一経済的なことでというんだったら、何とか減免も含めた手当も含めて、何らかの対策を講じるように求めて、本当はもっといっぱいあるんですけれども、終わります。
386 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
387 ◯委員(阿部 智君) 一問一答でお願いします。
このまま、また子どもルーム、かわいそうだなと思いながら、私は優しくやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。そんなことないです、大変失礼しました。
ちょうどおやつの話が出ていたので、お聞きしたいと思います。高学年ルームでは、私が今持っている資料、子どもルームですね、保護者に、私、上の娘が高学年ルーム対象者になりますので、いただいているんですけど、やっぱりおやつにつきましては提供を希望しない方につきましては、3月12日までにルームの指導員にお申しつけくださいというような資料がありますので、そういうことなのかなと思っています。私は、ずっとおやつは全員出ているものなのかなと思っていたんですけど、これを見ると、そういうことではないないということだと思います。先ほども中村委員から御指摘あったように、これが食べたいからなのか、食べたくないなのか、親の方針なのか、貧困から来るものなのか、精査は必要じゃないのかなと思います。子供が親の言うことをきちっと聞くと言っていましたけど、うちは聞かないんで、立派なお子さんなんだなと思いますけど、そこはきちっと見て、ルームの中で子供がひもじいじゃないですけど、かわいそうな思いにならないような配慮はしていただきたいかなと思いました。
では、おやつの件でちょっと伺いますが、まずおやつが高学年ルーム、来年度から実施されるということで、現場の指導員の先生がきちっと提供する体制ですね、あした提供するなんて言ってもなかなか無理ですから、準備が必要だと思うんです。現場の指導員の先生には、来年度からおやつが提供されるので、準備をしてくださいという指示がいつ、どこからあったのか、お聞かせください。
388 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
389 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 現場の指導員に対しましてという前に、まず社会福祉協議会のほうにこのような形でということで打診というか、前ぶれというか、そのような形でお話はしてまいったところでございます。その後、正式な決定を見てから、具体的な提供の仕方、あるいは提供内容等、細かな点につきまして、協議、詰めを社協の中でも行っていただいた上で、間もなく正式な提供の仕方についての説明がある予定でございます。
390 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
391 ◯委員(阿部 智君) ということは、社協さんの中で現場の職員に対して、1カ月切った来年度、来月4月のおやつの提供に対して、何ら指導が行っていないということですか。
392 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
393 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 全く行ってないというわけではございませんで、実はこれまでも学校のほうに対しましても、実はおやつの提供について平成28年度からこのような形で、教育委員会とも協議して、おやつの提供のルールとか、定めてきたところなんですけれども、このような形で提供したいと考えておりますというような通知文を学校のほうにも出しております。それの中にも触れておりますが、細かな学校ごとのこういうところに気をつけてほしいんだけどというようなこともございますので、それについては現場の指導員さんとも確認し合う中で、取り組んでくださいというような話は行っております。
394 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
395 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
今、私、ルームに預けている保護者として、いろいろ接している中で、4月から高学年ルームでおやつを提供するといううわさは、指導員のところに入ってきているようですけど、社協さんから正式に、4月からやるので、やってくれという指示が来ていないということなんです。それぞれ私もかかわっているルームさん、高学年ルームがあるところが幾つかあって、全てが全てというわけではないんですけど、現場の指導員の先生は勝手に動けないわけです。雇われている社協さんからきちっと連絡があって、そして動かないと、勝手な行動をしてしまうことになって、指揮系統が乱れてしまうということ。しかし、4月から始めていかなきゃいけない。非常に困惑されているようですので、これは私も実際に幾つかのルームさんに行って、社協さんから連絡がないんですということですので、ここで時間軸でいろいろ見てということでないんですけど、往々にして、社協さんはこういうことが多いなと私は感じております。ですので、ここはしっかり社協さんに外部委託というか、ルームの運営等をお願いしているわけでございますので、ぜひきちっと現場の方々が提供できるような環境を市のほうで整えていただきたいと要望しておきます。
もう一つ確認なんですが、現場の先生が現場の学校ときちっと綿密に連絡をとっていきながら、高学年ルームを運営していかなきゃいけないと思うんですが、これのやりとりは、私の理解が正しいかどうか、後で御指摘いただけたらいいんですけど、教育委員会さんから聞いたときには、余り現場でやりとりすると、指揮系統が乱れるので、もし何かリクエスト、学校でこういうふうにしてほしい、ああいうふうにしてほしいとあれば、現場の指導員さんは社協を通じて、市を通じて、教育委員会を通じて、リクエストしろというように、これはきつく指導員の先生方には伝えましたと教育委員会さんが言っていたんですけど、これは私の理解なんですね。これは正しいんでしょうか、教えてください。
396 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
397 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 同じお子さんを学校と子どもルームが預かっているというか、指導しているわけですので、児童を育成する上でのいろいろな共通理解事項とか、そういう情報交換等は密に行っておるところでございます。ただ、いろいろ運営上で時々確認したいこと、あるいはこうしてほしいんだけどとか、要望とか、それぞれにお互いにあると思います。それらの軽微なものにつきましては、現場でのやりとりの中でできると考えておりますが、課題となったものですね、やりとりの中でなかなかうまくいかないんですけどというようなものにつきましては、今のような系統での解決を図るというようなことに、そういう体制としております。
398 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
399 ◯委員(阿部 智君) わかりました。全てが全て細かい鉛筆がどうだとか、そんなことまで全部こういうルートでなくて、そういう軽微なものは現場で対応できるということですね、わかりました。全てそんなしゃくし定規にやるのかなと思って、大変な話だなと思ったんですけど、少し安心しました。
ですが、子どもルームと学校の現場とのいろいろ意識の差はあるんじゃないかなというのは非常に痛感していますので、双方、学校の先生は学校のほうできちっと学校を安全に管理していかなきゃいけないのもよく理解できますし、一方で、子どもルームを運営していく上できちっとやっていきたいという指導員の先生方の立場もあると思いますので、そこも双方がうまいことできるように教育委員会さんとしっかり密に連絡をとっていただきたいかなと思います。
そういう中で、高学年ルームでおやつを提供する。それは非常にいいことで、前進したと思うんですが、相当指導員の方に負担がかかるわけです。たかがおやつを提供するだけで、私もただおやつを上げるんでしょうと思っていたのですが、おやつを提供するということになれば、1カ月のおやつのリストを考えて、栄養のことを考えて、それを持ってきたりだとか、保管したりだとか、相当な負担があるんですが、その負担が高学年ルームを持っているマザールームの先生方には非常に負担がかかる。そうでないところは、それがないということなんですけど、そこの負担ですね、指導員間の不公平ということはないですけど、業務量の違いについて、どういうふうにお考えになっているか、お聞かせください。
400 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
401 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 高学年ルームを有するルームと有さないルームということでの違いということでよろしいですか。高学年ルームを有するルームにつきましては、もちろん高学年ルームの指導員というのが2名配置されておりますので、もちろんマザールームのほうはマザールームのほうとして、おやつについて提供の準備等をするということになりますけれども、高学年ルームの職員を中心に高学年のおやつについての業務を行うと。場合によっては、それを双方で協力して行うというようなことができると考えておりますので、決して高学年ルームがないところとの差が大きくなるというようなことはないと認識しております。
402 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
403 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
そこは課長と私、認識が違うところでございまして、一度行かれたほうがいいと思います。高学年ルームでおやつをこうやって、私、ちょうど委員会もありますし、いろいろ自分の質問もあるので、いろいろ行きましたけど、生協の車が来て、1カ月分のおやつをぼんと持ってきて、あれやこれや、やっていましたよ。大変だなと思って見ていましたね。これを今度の高学年ルームのおやつに関しては、学校の施設に保管することはできないそうです。わざわざマザールームから持ち込んでということのようですので、私はおやつ一つとっても非常に大変な負担になると思いますので、そこはきちっと理解していただいて、たかがおやつをあげるだけでしょうというような理解は絶対だめだと思います。しっかりこの部分について、負担を軽減する、もしくは分散する、その負担になった分を給与等、待遇等で何かするか、いろんな方法があると思いますが、おやつを提供すると決められたことは高く評価しますが、それに対しての負担ということもきちっとあわせて考えていただきたいかなと思います。
次でございますが、そういうことで先ほどちょっと言いましたが、高学年ルーム、今年度の4月から始まりましたが、最初いろいろ混乱があったと思います。現場の状況をしっかり把握して、そしてそれを改善していく姿勢が必要だと思いますが、ルームを運用しているというか、社協さんが現場をきちっと視察しているのか、把握しているのか、それをどういうふうになっているか、わかる範囲で教えていただきたいと思います。
404 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
405 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 高学年ルームは、今年度より始まったものですので、もちろん初めて取り組んだ事業でもございますので、さまざまなマイナートラブルというのもおかしな話ですけども、課題も運営しながら見えてくるところもあるところかという認識はこちらとしましてもございます。今年度につきましても、夏休みの課題であったり、おやつの課題であったり、食事の提供の課題であったりといろいろなものがございました。
現場の高学年ルームを見ているのかということでございますけれども、運営相談員という以前に御説明したことがございますが、運営相談員というのがございまして、これが定期的に全てのルームを巡回しておりまして、高学年ルームも例外なく現場を見るような形をとっておりまして、また必要に応じて出向いていって、課題は何なのかとか、そのようなところにつきましても定期的に見ているところでございます。
406 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
407 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
現場の指導員の先生方から高学年ルーム、社協の人が一回も見にきてくれないと。でも、これはどうかは確認してほしいんですね。そういう不満じゃないですけど、あったと。実際にあったかもしれませんので、それは一方の立場からお話を聞いて、それの是非を言うのは間違っていますので、そう思われているというのは事実だと思いますので、確認していただきたいかなと思います。
先ほどおっしゃったように巡回の指導員の方は皆さん回られているんだと思いますので、もしかすると社協さんの立場からすると、巡回の指導員が回ることによって、現場を見ているという認識なのかもしれませんが、そこでいろんなトラブルとか、困り事があるはずですので、それを指導員さんが指導するだけでなくて、それをしっかり持って、社協さんに上に上げて、改善にどうするかというふうなものが、しているのかもしれませんが見えてこないというのは事実なんだと思いますので、そこは見ていただきたいと思います。
私が聞いた話ですと、2月2日に高学年ルームを担当している指導員の方を集めた意見交換会というものが実施されて、この1年間どういうことがあったかという事情聴取じゃないですけど、いろんなことを聞いているようです。この中でいろんなものが上がっているようですので、いろいろ改善してほしいというところもあるようですから、これも社協さんがやられて、集めたデータですけど、しかしそれもきちっと市とも共有していただいて、これが現場の声であるということで、しっかり改善のほうに向かって、社協さん、そして市、そして教育委員会というふうに一緒にやっていただきたいかなと思っております。
あと一つ教えてください。冷暖房の件がありましたが、一つ確認なんですが、高学年ルームは冷暖房がある部屋が設置条件という理解でよろしいでしょうか。
408 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
409 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 高学年ルームでよろしいですね。(阿部委員「はい」と呼ぶ)設置条件とはなっておりませんが、基本的には夏場の暑さ対策ということを想定しての現状として理想的な環境である図書室を極力、できる限り図書室、あるいはエアコンのついている普通教室というのも実は学校にはございまして、そういうところを使用するような形を進めております。
410 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
411 ◯委員(阿部 智君) ということは、冷暖房がきかないお部屋を利用している高学年ルームもあるということですか。
412 ◯主査(岩井雅夫君) 健全育成課長。
413 ◯健全育成課長兼少年自然の家所長 通常、4月、5月、そういうときは多目的室だったり、図工室だったりというところを使用しているところも数カ所あります。大半、ことし実は教育委員会や学校さんとの協議の中で、かなりの学校で図書室への移動ということを実現できましたので、かなりの率で図書室、あるいはエアコンのある部屋への移動ができておりますが、夏場につきましては、そのようなエアコンのない特別教室を使っている高学年ルームにつきましても、必ずエアコンのある部屋を使用するということで学校さんにも協力いただくことになっております。
414 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
415 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
今年度の4月からスタートして、最初はいろいろ混乱あるなと思って見て、でもそれは最初スタートしたときは本当に大変なときだと思ったので、私としては余り言ってこなかったんですけど、私が言わなくても、さまざまな委員の方から御指摘がありました。おおむね私も立場は違っても、おっしゃっていることは自分でも共感するようなところがございましたので、ほかの委員の方の御指摘もきちっと踏まえて、いい環境にしていただきたいかなと思います。
ちなみにこういうごたごたを私は見ておりますのでということでもないんですが、来年度、高学年ルーム、私の娘は入れないことに決めました。いろいろ考えたんですが、これが一つの私は消費者というか、サービスを受ける側として、提供されるサービスを見て、これじゃ厳しいな。指導員の先生がいい悪いじゃないです。指導員の先生は一生懸命されていらっしゃるんですけど、連携ですね、市、社協、それから教育委員会の連携が全然できていなくて、大変な状況になっているということですので、本当はうちの娘にも行ってもらって、状況を確認して、ここで現場の声を保護者の代表として届けたいなと思ったんですけど、娘も行きたくないと言いますし、妻ともそういう話になっていましたので、非常に残念ではありますが、それが現実だと思ってください。非常に残念なんですが、そういうことです。次の2番目の娘が高学年ルームに行きたいなと思うような環境をぜひつくっていただきたいかなと切に感じているところです。
高学年ルームは終わりまして、次は千葉市外国人学校地域交流補助事業について質問させていただきます。これはこちらの資料にはないんですが、来年度の予算できちっと入れられているということでお話しさせていただきますが、まず補助金の対象の学校で、千葉市の税金で賄う補助金ということでありますので、千葉市にお住まいの方がどれだけいるか、その割合を教えてください。
416 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
417 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
まず、補助対象でございますけども、各種学校たる外国人学校ということで、現在、朝鮮学園のみとなっております。在籍児童生徒でございますが、今、児童生徒は80名在籍しておりまして、うち44名が千葉市の在住者となっております。
以上でございます。
418 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
419 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
80名いる中で44名ということで、広域のところから来る学校につきましては、市とかではなくて、県とか、そういう大きな広域の部分でやる事業ではないかなと思いますので、その点は指摘させていただきます。
次に、私もずっと再三言っておりますが、補助対象が今の条件設定につきましては1校に限られております。私は、この地域の人たちと外国人学校の生徒児童が地域の人たちと交流するという本市の補助金の趣旨には大変賛同するところでございます。ですが、例えば1950年は朝鮮・韓国籍の方が千葉市には91%を占めていました、外国人の中で。しかし、今、時代が大きく変わりまして、今最も多いのは中国籍の方が半分弱を占めていると。朝鮮・韓国籍の方はその次で23.6%ですね、2015年のデータでそういうことになっています。外国人と地域の方の交流と、そのための補助金ということを考えますと、朝鮮・韓国籍の方が学ばれる学校だけに結果的に限定された補助金では少し問題があります。そのほかにもグローバリゼーションの進展に伴って、いろんな国籍の方、外国の方が来ていますので、そういう方も利用できるような補助金にするべきであると再三主張しておりますが、それについて市の見解はいかがでしょうか、教えてください。
420 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
421 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
全国には、インターナショナルスクールであったり、中華、それからブラジル学校など、さまざまな外国人学校が設置されておりますが、本市におきまして、また新たにそういった外国人学校が設置された場合には、補助対象として検討させていただきます。
以上でございます。
422 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
423 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
幕張にはインターナショナルスクールもありますし、それから千葉市内全体におきましては、専門学校等でネパールとか、スリランカとかの学生が9割とか占めているような学校もあるわけです。この補助金の制度をそういう学校の方に説明すると、ぜひ我々も利用したいという人が実際にいます。ですので、ぜひこれは非常にいい制度だと思いますので、こっちのほうまで広げていただきたいかなと思います。
ちなみに恐らく今年度この補助金を使って申請するであろう行事を先週見てきました。美浜の文化ホールで、3年ぐらい毎年私は行って見ています。議員さんも何人か来られて見ていらっしゃったようですけど、大変今までの私も地元の朝鮮学校の子たちと地元の子たちがいつもけんかしているような状況を昔は見ていた中で、地元の花園中学校のお子さんたちが参加して、一緒になって、手をとって歌っているという姿を見ると、非常に隔世の感はたえなかったです。ぜひここだけではなく、何度も言っていますが、外国人の方は非常に多様になってきていますので、その多様性に対応できる補助金にしていただきたいと思います。
この補助金について最後です。北朝鮮が長距離核弾頭ミサイルを発射しまして、その制裁措置に絡みまして、自民党側が自治体による朝鮮学校への補助金支出の中止を求めております。自民党は、昨年6月の北朝鮮による制裁に関する提言で、支出している自治体に対して全面停止を強く指導、助言することを政府に求めています。自治体による朝鮮学校への補助金支出をめぐりましては、2月17日に開かれました自民党の拉致問題対策本部の会合で廃止を求める声が上がりまして、そして文部科学大臣は2月19日の閣議後の会見で、制裁とは別に補助金の公益性やその適正な執行という観点から、通知の発出も含めて、必要な対応を検討していると述べられています。現在は検討段階ということでございますが、もし文部科学省のほうから同様の指示があった場合、補助金の運用をどうするのか、本市の見解を教えていただきたいと思います。
424 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
425 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
現在のところ国からの通知が到達しておりませんので、到達したときに内容をよく精査させていただいて、検討させていただければと思っております。
以上でございます。
426 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
427 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
この補助金につきましては、賛否さまざまな御意見があるところでございますので、きちっといろいろと御意見を伺って、いろいろと運用していただきたいと思います。
この補助金については以上でございます。
次に、細かいところで一つずつ教えてください。
51ページ、当初予算の概要のほうですね、あらましではなくて、もう一個のほうです。51ページ、児童相談所への弁護士の配置と書いております。とてもいい、必要な措置ではないのかなと思いましたので、質問させていただきます。
この弁護士さんなんですが、選定方法ですね、数ある弁護士の中でどういう基準で弁護士さんを選んで配置されるか、教えていただきたいと思います。
428 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
429 ◯児童相談所長 児童相談所です。
弁護士の選定方法なんですが、子供の権利や児童虐待等に精通している弁護士を千葉県弁護士会に推薦依頼を出しまして選定していきたいというふうに考えております。
430 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
431 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
私は歯科医師で国家資格を持ったら、そのまま自由にできるんですけど、弁護士さんは恐らく弁護士会に所属していないと、いろいろできないんですよね、活動が。県の弁護士会にお願いするということですけど、公募みたいな形にはできないんですか、こういう条件の弁護士さんを求めますと、ひいては手挙げで来てくださいというふうにできないのか、教えてください。
432 ◯主査(岩井雅夫君) 児童相談所長。
433 ◯児童相談所長 公募による選定も可能かと思いますが、まず千葉県弁護士会に一回打診いたしまして、適当な方がいないということであれば、公募も含めた選定をまた考えていくのかなというふうに考えております。
434 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
435 ◯委員(阿部 智君) 私、弁護士の友達が何人かいますが、この案件は私やってみたいなとか、私は得意だ、なぜこの弁護士が選ばれるのかわからないと、この人はこの仕事なんて全然専門でもないし、やったことないしというようなことをよく聞くんです。本当に弁護士会さんが適正な方を推薦されていらっしゃるのかというのは、私は甚だ疑問に思っております。ですので、私は、一つの特定の団体にお願いして、それを全てお願いしますというのは問題あると思います。弁護士会さんには、手挙げの方式で公募して、そのときの選定委員の一部になっていただいて、そして適切な助言をもらうというような形にしたほうが私はいいと思っております。ぜひここのあたり御検討いただきたいと思っています。
次でございます。
指摘要望事項の7ページの保育の質の確保の(3)巡回指導員の強化というところで、4人から6人に上げていただきました。本当にありがたいと思っております。こちらの指導員につきまして、校長先生上がりの方と指導員上がりの方の二通りあると聞いておりますが、どういう方が増員になったか、バッググラウンドですね、教えてください。
436 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課保育所指導担当課長。
437 ◯保育運営課保育所指導担当課長 保育運営課でございます。
巡回指導員については、今、校長先生ではなく、保育所長を経験した指導員、それから栄養士、それから来年度につきましては看護師の所長職の方を入れるということで考えております。
438 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
439 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございます。
これもいろいろ現場の指導員の先生方のお話を聞きますと、指導員の方々は大変頼りにされていらっしゃるそうです。来ていただいて、毎日いろんな問題が起きますので、あれ困った、これ困ったというときに、指導員の方に来ていただいて相談すると、適切な指導をいただいて助かったということらしいんです。ですので、より適切な方、特に現場に精通した方にぜひなっていただきたいかなと思っていますので、そこは言っておきます。
次です。もう少しで終わりますが、病児・病後児保育の件につきましては、民主党さんの代表質問で御指摘されて、珍しくといってはあれですね、非常にいい御指摘をされたなと、大変失礼しました。大変賛同するところでございました。未来民主ちばの会派の代表質疑で指摘されたところはきちっと対応していただきたいかなと思います。
ここでちょっと教えてください。先ほどの御説明で利用者が5,480件あって、断り案件が630件ぐらいあったということですけど、断り案件は、電話がかかってきて、きょうは断りました、きちっと数字をとった上でのデータなんですか。思ったより、私はもっと多いのではないかなと。真ん中の子のときは利用させていただかなかったんですけど、上の子のときは結構利用させていただいて、そして結構お断りもされたこともありまして、こんな数でないなと思ったんですが、どういうデータのとり方をされたか、教えてください。
440 ◯主査(岩井雅夫君) 保育支援課長。
441 ◯保育支援課長 保育支援課でございます。
病児・病後児保育の断り人数はもうちょっと多いのではないかと、そんなお話でございます。これは毎月、事業者のほうから実績の報告をいただいております。その中を積み上げた数字でございます。
以上でございます。
442 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
443 ◯委員(阿部 智君) ですので、これは事業者さんベースで断り案件だと言われたら、それまでということですね。わかりました。データは結構大切だと思いますので、少し基準を設けていただいて、断った案件も、これが事実かもしれませんし、私の実感だともっと多いんじゃないかなと思いますので、電話があって、お断りしたのかな。私がお願いしたところは、留守電がいつもかかるんですけど、留守電だけで3分とか4分ぐらいかかるんです、説明でずっと。その時点でやめてしまうとかという人が結構多かったようですけど、そこも含めてもう少し断り案件、どれぐらいあるかの基準を、数字をもう少しそろえていただきたいかなと思います。ニーズの把握というところであります。キャンセルが1,800件ぐらいあるというのは本当に遺憾なことですので、ここをわかれば教えてください。現場の病児保育を預けるに当たって、1人当たりの一日の単価ですね、これが大体どれぐらいになるか、わからなければ結構です。わかれば教えてください。
444 ◯主査(岩井雅夫君) 保育支援課長。
445 ◯保育支援課長 保育支援課でございます。
今の御質問は、利用料金ということではなくて、1人を預かることに大体どれくらい金額がかかりますかと、そのようなニュアンスでございましょうか。
446 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
447 ◯委員(阿部 智君) 事業者さんの負担がどれぐらいあるかという観点でございます。なぜこんなことを聞いているかといいますと、事業者さんも赤字、本当に半分ボランティアみたいなところでやってくださっていると思うんです。ですので、ここの1人当たり何ぼ単価がかかるかというのをきちっと把握して、キャンセル料金もそれに準じたものをしっかりやっていただかないと私はいけないと思っています。データとしては、もしかしたら出づらいということだったら結構でございますので、そこをしっかり単価計算して、利用者側、そしてサービスを提供する側がボランティアで疲弊しては絶対だめですので、これはきちっと持続的に提供できる体制にできる環境をしっかり整えていただきたいかなと思います。先ほどの質問は、また個別で教えていただけたらと思います。
それとですね、もうちょっとで終わります。母子就業促進給付金の件で、先ほど宇留間委員から御質問があった件ですが、もう一回確認しますが、通信制の高校にはこのお金は使えないということで、再度の確認ですが教えてください。
448 ◯主査(岩井雅夫君) こども家庭支援課長。
449 ◯こども家庭支援課長 こども家庭支援課です。
質問は9番のほうでよろしいでしょうか。52ページの9番のほうでしょうか、それとも5番のひとり親の高卒認定のほうでしょうか。ひとり親の高卒認定のほうは、高卒認定試験の合格のための講座を受講して補助するものであるので、普通に単位をとるために通信制の高校に通うのは対象外となっております。9番のほうの母子家庭の就業促進給付金のほうは、アのほうは、就業するための資格を取るのに、これも講座を受講して補助するものでございます。イのほうは、資格を取るために養成校に通った場合に生活費を補填するものでございますので、通信制の高校は余り関係がございません。
450 ◯主査(岩井雅夫君) 阿部委員。
451 ◯委員(阿部 智君) わかりました。通信制の高校につきましては、先ほども、今回は余り関係ないかもしれませんけど、宇留間委員からも御指摘のあったように、いろいろな問題のある高校もあるということですので、利用される学校につきましてもちょっと把握していただいて、問題があるようなところ、そこまで指導というか、拘束するのは難しいかもしれませんが、そこにも目を光らせていただきたいかなと思いました。
あと、もう一つです。里親についての施策について意見を述べさせていただきます。こういうことに力を入れてくださっている件につきましては高く評価したいと思っていますが、先ほどほかの委員からありましたように、不妊治療の医療機関へのリーフレット配布ということにつきましては、私は改めて慎重になったほうがいいということを、私は委員として意見を述べさせていただきます。
きょうはちょうど同じ会派の同僚議員とお昼御飯を食べながら、こういう意見が出たということを話ししまして、たまたま彼は、私は経験ないですけど、彼は不妊治療をしたということでしたので、経験者として教えてくださいということを聞きましたけど、大変ナイーブな問題であるということは言っていましたので、これは議員本人から確認をとっていますので、この委員会で言っていいですかと言って、どうぞ言ってくださいということでしたので、言っております。私は経験がないので、よくわからないところですが、経験された私の同僚はそういうふうに言っておりました。不妊治療、医療機関にこのものを置くというのは、いろいろな意見がありますので、配慮していただきたいと思います。今回、局長が即座に意見を言っていただいたことに対しては、私は非常に高く評価させていただきたいかなと思っております。
そして、あと園庭につきまして教えていただきたいと思います。園庭のない保育所が35カ所あるということでございます。これもいろんな問題があると思いますが、私の、前も言ったかもしれませんけど、視察でイタリアのレッジョ・エミリアというところ、これはアメリカのタイム誌が世界で一番の保育環境だというところで特集したようなところですけど、そこへ行って一番びっくりしたのは、園庭がないんです、自前で園庭がない。
園庭がないことで、結構うちの行政は騒いでいるよという話を聞くと、公園があるだろうと、公園を自由に使うんだと、使って何が悪いんだと、公園は行政が整備する話であって、保育園も行政で整備すると。それを一緒に利用していくことについて何が問題あるんだというふうに指摘されまして、なるほどなと思ったんですが、でも一概に隣にあったり、ちょっと離れたりとか、離れ過ぎだったり、いろんなことがありますので、一概にどれがいいとは言えないんですが、一応そういう意見もあるということはお伝えしたいと思います。
あと、最後になります。保育所の駅前送迎システム、送迎保育ステーション、流山市さんとか、横浜市さん、あとほかのところでいろいろやっているようです。これもいい点、悪い点、いろいろあると思うんですが、これだけ駅前需要というんですか、保育の駅前需要、駅前でお願いして、そのまま都内に働きに行くという需要が非常に高い現状を考えると、これも一つの私はすごい大きな選択肢の一つだと考えますが、今この点について本市の現状、もう一度どうなっているか、教えていただきたいと思います。
452 ◯主査(岩井雅夫君) 答弁で時間になっちゃうんで、よろしいですか。答弁をお願いします。
保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長。
453
◯保育支援課幼児教育・
保育政策担当課長 保育支援課担当課長でございます。
現在の駅前ステーション、本市の検討状況なんですけれども、実際に平成22年度、ちょっと前の話ですけれども、流山市に視察等も行っておりますし、市民へのアンケート調査、これは地域子育て支援センターの利用者等に、実際にあったら使いますかというような調査をしたこともございます。ただ、現在、先ほども申し上げましたが、送迎ができる年齢というのは、ゼロ、1、2、3歳未満児ですね、これについてはいかがなものかなと。きょう保育所で何があったよというふうに自分でお話しできないようなお子さんにつきましては、これは保育士がきっちり引き継いで、きょう一日何があったと、家にかわって、保育所でどういうふうに保育をしたのか、この引き継ぎというのが非常に大切だと思っております。
先ほど来、1,800人入所待ちがいるというふうに申し上げてきましたが、実は3歳以上児の入所待ちは、現在1,800人のうち129人だけなんです。ということを考えますと、確かに一定の需要は出てくるかもしれませんけれども、今すぐにこれを本市がやるべきかどうかというのは、もうちょっと議論が必要かなというふうに考えておるところでございます。
以上です。
454 ◯主査(岩井雅夫君) よろしいですか。
455 ◯委員(阿部 智君) ありがとうございました。
456 ◯主査(岩井雅夫君) では、伊藤副主査。
457 ◯副主査(伊藤康平君) それでは、よろしくお願いいたします。これまで各委員の皆様からさまざま御質問があり、その内容を確認させていただきましたので、私のほうからはまず全体的な大きな部分と、あと予算編成の中にある項目の幾つか、確認をさせていただければというふうに思います。一問一答でお願いします。
最初に、新年度予算編成の中で増額として8億7,300万円と前年度より約2%かな、増額されているんですけれども、また来年度の取組内容を見せていただいても、新規のものが約11件あって、拡充事業が7件あると。今年度、平成27年度と来年度、新年度の平成28年度、事業の大きな取り組みの違いというか、今年度と来年度の取り組みについて、違いについて最初にお聞かせいただければと思います。
458 ◯主査(岩井雅夫君) こども未来部長。
459 ◯こども未来部長 まず、平成27年度までは、子ども・子育て支援新制度への準備というところで、特に施設整備等に力を注いでまいりました。平成28年度につきましても、引き続き施設の整備、保育の受け皿の拡充、あと質の確保というものには両輪で取り組んでいるところなんですけれども、28年度は例えば子供の貧困対策でありますとか、里親制度の推進、あと退所児童のアフターケア等、社会的養護が必要なお子さんへの対策というものにも力を注いでいるというところでございます。
460 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
461 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
決算のときにも局長のほうからお話がありましたが、先ほど部長のほうからあった新制度を迎えて、これまでの取り組みはある意味ホップ・ステップ・ジャンプでいえばホップの時期なんですということで、いよいよきょうも各委員の皆さんからさまざま現実的なことと、あと本当に整備の必要とするものとさまざま意見があったわけですが、来年度、私個人とすれば、ホップ・ステップ・ジャンブでいえば、ステップしていく年なのかなというふうに思います。だから、これだけ大きな、多く新規事業があるかと思うんですけども、その中でこれまでも話がございました保育室の保育士不足という部分でちょっと確認させていただければと思うんですが、当然全国的に保育士の課題というのは、本市だけが困っているわけではなくて、どういうふうに決められた場合、また新たに育成されるであろう保育士を我が自治体に呼び寄せてくるのかというのは大きな課題かと思います。
御存じのとおり、政府は一億総活躍社会ということで、今、さまざま子育て支援も含めて取り組んでいるわけでございますけども、そんな中、横浜市さんの中で、その中で大阪府で潜在保育士に対する調査という内容が載っておりました。これは平成25年5月に大阪の労働局が潜在保育士に対して行った調査というものがあるんですけれども、その中で保育士への就業を希望しない理由として複数あるんですが、多いものとして挙げられるのが、他業種への興味があるというのが一つ、そして責任の重さとか事故への不安が一つ、自身の健康とか体力の不安がありますよと。また、休暇が少ないとか休暇がとりにくい。あと最後に挙がっているのが、賃金が希望と合わないというのが挙げられているそうです。これまで何度も言っていますけども、皆さんからお話があった保育士の処遇の改善というのは、すごく大きな意味を示してくるんだというふうに思います。
そんな中、国のほうでは、保育士の賃金は、全産業の労働者の平均賃金に比べて大体10万円近く低くなっているという認識をされているそうで、また国家資格である保育士の給料は、人事院勧告を受けて1.9%、年額約7万円ぐらいを増額する補正予算を組んでいるような話も聞いているんですけれども、これまでのお話の中では、県との調整というお話がありましたが、国が今考えられているものと、先ほど来言われている県と市の調整というところにどういった違いがあるのか、それとも違いはないんだけれども、これから具体的に示していかなきゃいけないものがあるのか、その辺をお示しいただければと思います。
462 ◯主査(岩井雅夫君) こども未来部長。
463 ◯こども未来部長 今回、国の補正予算の中で保育士の修学資金貸し付けですとか、再就職支援の事業ということで、補正予算のメニューが示されているところでございます。この仕組みを使いまして、千葉県と共同で平成28年度には実施していきたいというふうに検討している最中でございます。
464 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
465 ◯副主査(伊藤康平君) 国が言っている年間7万円は上がるというもので考えていいんですか、お示しください。
466 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
467 ◯保育運営課職員担当課長 今のお話の国が上げるという部分については、保育施設に対して国から給付金が出るんですけれども、それの中で反映させるということです。
468 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
469 ◯副主査(伊藤康平君) わかりました、ありがとうございます。
続いて、決算のときにもお話があった今3歳児保育の保育士配置基準として、20対1から15対1に改善するというふうなお話がございました。実際15対1というものが達成できたのかどうなのか、お示しいただければと思います。
470 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
471 ◯保育運営課職員担当課長 今回、新制度の中で15対1に改善するということで制度としては変わったわけでございます。民間施設が全て15対1になっているかどうか、今、手元に資料がなくて、お答えできないんですけれども、公立の施設につきましては、今年度、全部ではないんですけれども、10カ所、15対1を行っております。今後、3年から4年かけて、順次15対1に引き上げていくということとしております。
472 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
473 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。今までの部分については了解いたしました。さまざま御意見いただきましたので、とにかく保育士の確保という部分について、現場の意見も取り入れていきながら、そして当然先ほど御紹介させていただいた、なかなか保育士を希望しない理由の中でも、賃金等も含めて、休暇も含めて、さまざまなりたくない理由もあるようですので、実態をしっかりと押さえていきながら、他都市におくれをとらない取り組みをしていただければというふうに思います。
次に話を移ります。保育の質の確保ということで、医療的ケアを必要とするお子さんへの対応が今回新しく盛り込まれました。今回の取り組みにつきましては、私個人としましては大きく評価しているわけでございます。でも、一方、医療的ケアをしていくまでに、個人的には物すごく時間がかかったのかなというふうに思っております。
実際いろいろ私もお話をいただいた中では、すごくレアケースなのかもしれませんけれども、保育所に通うお子さんがいて、そして御両親がいたんだけども、通っている間にお母さんが亡くなられて、父子家庭になられると。障害で導尿を必要とするお子さんがいて、お父さんは会社から協力を得て、保育所に通って、導尿をしていくお子さんがいらっしゃったわけですけども、そのときに強く要望させてもらったのが、医療的ケアができる体制をしっかり整えてもらいたいということをお願いしました。結局それは父子家庭においては、母子家庭も一緒でしょうけども、働き手が出てくることによって、会社からの信頼、信用というのを損なっていく可能性も出てくるということと、それによって、ますます生計が大変な状況に陥るということも考えるので、早く手を打ってもらいたいということでお願いしてきたわけでございます。
その中、これまでもいろいろお話を伺った中で、今現状、保育所には約8割近く、看護師免許を持った方が従事されているということも伺っております。そういった状況の中、なぜなかなかそういった医療的ケアが進まなかったのか、すごく私は疑問に思っております。このことについてお聞かせいただければと思います。
474 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課職員担当課長。
475 ◯保育運営課職員担当課長 今お話があった看護師につきましては、確かに各保育所に乳児がいる保育所については、看護師、正規の職員を配置しております。ただ、なぜ職員にやらせることができないのかということなんですけれども、内部的な事情で恐縮ではございますけれども、保育所の看護師は、当初から保育要員として雇用しておりまして、もともと医療的行為というのは勤務内容に入っていなかったわけなんです。これをやらせるということになると、そもそも給与体系自体を変えなければいけないということ、また勤務条件の変更になりますので、労使協議等も必要になってくるということで、すぐには着手ができなかったということがあります。ただ、今後ずっとやらないということではなくて、今年度、試行的に医療的ケアというのを実施いたしますので、その中で課題等を踏まえながら、今後、正規についても実施するような方向で検討していきたいというふうに思っております。
476 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
477 ◯副主査(伊藤康平君) 今回、新たに看護師さんを1人計上されているわけですけども、今、千葉市の現状を見ても、病院は病院、そして学校は学校、そして皆さんの所管、教育未来が所管するところも含めて、全体として、看護師さんというのが非常に不足しているという現状は皆さんも御承知のとおりだと思うんです。それが同じ千葉市の中にいて、それぞれ病院は病院、そして学校は学校、そして
こども未来局は
こども未来局で、同じ千葉市の中においても看護師さんをどう確保していくのかという同じことを取り組んでいるというのは、正直すごく効率が悪いというか、非常に無駄な取り組みというか、されているんじゃないかなと思うんです。しっかり連携を図っていきながら、職員として働いていただいている皆さんというのは、市にとって大きな財産でもあって、そして持っているスキルを存分に発揮できる環境を整えていくということも大事な要素だというふうに私は思っているんです。
そんな中、約8割近く、看護師資格を持っている方がいらっしゃって、今お話があったさまざまな課題はあるかとは思いますけども、そういった皆さんに新たにしっかりと自分の持っているスキルを発揮できる環境をどう整えていって、そして千葉市の中で共通の課題として挙げられている看護師不足というものに対して、どういうふうに取り組んでいくべきなのかということを、しっかり連携を図って協議していかないと、いつまでたっても、うちはいません、告知は足りています、うちはこういう条件なので、看護師としての他の局にうちの雇用している看護師さんをお手伝いに行かせることはできないとか、そういった縦割りが延々と続いていくというのは非常にもったいないことだなというふうに思うんです。
ですから、今お話ありましたけども、局長のほうからお話いただきたいのは、こういった課題を千葉市全体としてどうクリアしていけばいいのかというのを、局長の立場で御意見をいただきたいなと思っています。
478 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
479
◯こども未来局長 それでは、まず一つ、病院は横に置いておきまして、看護師についてなんですけど、先ほど課長から話がありましたとおり、私どもの保育所にいる看護師というのは、行政職給料表を使っています。それで、通常の医療行為をする看護師につきましては医療職三表というのを使って、給与体系がそれぞれ異なっているところです。それで、病院は置いておきますけれど、我々としては、何年か前から、医療的ケアについては御指摘を受けてきたところでございます。なかなか踏み込めなかったという理由は、いろいろ看護師を保育専門として雇用していた状況というのがあったんですけれど、中にはちゃんと簡単な医療的行為はやりますよと言ってくれる保育所の看護師さんもいるのは事実なんです。ただ、いろいろ条件を、例えば医療事故があっても困りますし、いろいろ条件設定、条件をきちっとした中でやっていかなきゃいけないということで、
こども未来局としても多分二の足を踏んでいたところはあるんではないか、これは私が思っているところです。
それで、連携という面では、今回、保育所から小学校に上がるわけですけど、そこの連携を密にしようということで、教育委員会と連携させていただいて、教育委員会にも巡回の看護師3名の雇用を新年度にしてもらいます。今度、子どもルームとの連携もありますので、子どもルームについても教育委員会が雇用した3名の看護師が同じ学校で責任を持って面倒を見てくれるということで、現時点では私の考えとしては、幼稚園、小学校、子どもルームという形で一応は形が整っていると思っています。
ただ、委員御指摘のとおり、我々は財産として、各保育所に看護師を持っているわけですから、これは今後一つ一つ課題をクリアしていきながら、私は将来的にはどこの保育所にお子さんが入所されても、それはそこできちっと面倒を見ることができるんだよという体制をつくっていかなければいけないということを、これは公の場でも話しておりますので、これはやっていきたいと思います。
それで、今度、もう一つは、例えば保育所の看護師さんが教育委員会、小学校に行ってという頭も多分委員はあるんじゃないかと思うんですけど、そこは物すごくクリアする段階が高いハードルがありますので、そこはそこでまた一段階我々の保育所の案件が済んでからかなという気は正直思っています。それと、病院との連携なんですけど、病院についても慢性的な看護師不足になっております。それで、これは看護師の方に大変失礼かもしれませんけれど、病院勤務は嫌なんだと。保育現場のほうがいいんだという考え方も一部に確かにあるんです。
これは古い話で申しわけないんですけど、昔、私どもの組織の中で健康増進センターというところがあって、そこにも看護師がいました。病院にもいました。そこの内部でさえ異動を嫌がるというような状況が、異動させることができないという状況があった中で、今は健康増進センターはなくなりましたけれど、病院の看護師と保育所の看護師の交流、これもかなりハードルが高いというふうに思っています。
ですから、私としては、まず第一段階として、保育所に勤務している看護師の方のフル活用といいますか、その方々と調整していくのがまず第一だと。このハードルはかなりあると思います。ですから、これは来年だ、再来年だということではないんですけれど、将来的には、同じ千葉市の職員でありますから、給料体系もきちっと直した上で、やれる道はゼロではないかと思いますけど、ハードルはかなり高いというふうに私は考えています。
480 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
481 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございました。よくわかりました。
ただ、できないと言ってしまえば、当然できないですし、局長はできないとはおっしゃっていませんけども、非常にハードルが高いというお話でしたが、いずれにしても貴重な財産というか、人的要員をいかに生かしていくのかということは大きな課題かと思いますので、引き続き取組強化に努めていただければというふうに思います。
最後に、我が会派が常に申し上げているというか、お話をさせていただいている子供の参画について、最後これだけ確認させていただいて、終わりにしたいなというふうに思います。来年度予算の中でこどもの参画推進ということでまた取り上げられておりますけども、新たにこども・若者日本サミットですか、新規事業として行われます。もう一度この内容についてお示しいただければと思います。
482 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
483 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
これまで本市では、子供の社会参画を促すための各種事業を展開してまいりました。さらなる推進を図るために、本市と同様の取り組みを行っています先進的な子供の社会参画に取り組んでいる他自治体をお招きしまして、情報を共有、交換しまして、子供・若者参画の取り組みを全国に発信することで、本市のみならず、日本全国で子供の参画の取り組みが促進されることを目的として開催させていただければと考えております。
以上でございます。
484 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
485 ◯副主査(伊藤康平君) 非常に早口でよくわからない部分がありましたが、ありがとうございます。ちょっと嫌みではないですけども、取り組み自体を反対するものでもなく、否定するわけでもないんですけども、これまで一貫して我々が言ってきたのは、子供の社会参加は当然大事なことだということは認識していますけども、全体の子供のパイからすると、実際こどもの参画推進、今それぞれ取り組んでいる、これからまたサミットも行われますけども、全体として、ここにかかわっていく子供たちというのは非常にパイが少ないというふうに思うんです。
実態を教えてもらいたいんですけども、実際それぞれ今こどもの参画推進に参加できる子供の対象として、大体年間どれぐらいのお子さんたちがこの事業にかかわってきているのかということと、この事業を始めて、トータルで何名の方がこの事業の子供の参画にかかわってきたのか、この数字をお示しいただければと思います。
486 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
487 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
まず、さまざまな事業を行っておりますけども、こどものまちCBTにおきましては、今回大人を含めまして合計260名ほどの子供たちが参加していただいております。あと、ほかのワークショップにつきましては、本当に少ない人数で、実際8名とか、15名の参加があります。そのほかにも、昨年度からこども・若者選挙ということで、これまで小学生から中学生までを対象としていた事業を、高校生を的に絞った事業も展開しておりまして、こちらにつきましては昨年度が市立2校で実施しまして、本年度は新たに私立高校を含めて実施させていただいた中で、実際のワークショップについては14名の生徒が参加していただいておりますけども、こちらにつきましては今年度、植草高校で実施させていただいたんですが、600名全ての生徒が参加して、投票を行っております。今後とも、これにつきましては新たに拡充しながら展開してまいりたいと考えております。
以上でございます。
488 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
489 ◯副主査(伊藤康平君) 最後に新たに拡充という言葉で、さらにまた来年度以降も拡充していく取り組みが確認できたわけでございますけれども、実質的に全体のお子さんの数、そして先ほども言われていましたけども、CBTについては大人も含めて200名ということで、実際に子供がどれぐらい参加しているのかということを要は掌握されていないということなのかなというふうに、お示ししていただいてないので、そういうふうに認識しておりますけれども、そこに集う子供たちを、逆に子供たちは実際にどういうスタンスというか、どういう形で人選されて、ここに集ってくるのかということをもう一つ教えてもらっていいですか。
490 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
491 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
まず、先ほどのこどものまちCBTでございますけども、参加した児童数は平成27年度1,392人でございます。各種事業につきましては、学校を通じて公募をかけて参加を募っている状況でございます。
以上でございます。
492 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
493 ◯副主査(伊藤康平君) ありがとうございます。
子供の参画という部分でいくと、私が認識しているのは、子供の参画自体をそもそも推奨されている外国の方がいらっしゃって、その方の本を読むと、取り組みについては大きく分けて8段階があって、最終的な目標というのは、子供が自主的に取り組んだところに大人がどういう形で入ってくるのか、そして子供と大人が社会、今自分が住んでいる地域だとか、社会について、しっかりといろんな取り組みをやっていこうみたいなふうに思っているんですけども、子供を育てていく環境というのは、当然親でもあるし、一番直近にあるのは、住んでいる地域の皆さんが自分たちの地域の子供をどういうふうに育んでいくのかということがまず大事なんじゃないかなというふうに思うんです。
ですから、大きい取り組みとして、公募をかけて、人選して、来ていただくのは、それはそれでいいですけども、それもやりつつ、各地域の中で皆さんが考えている子供の参画というものをどういうふうに浸透させていくのかということも取り組んでいかないといけないんじゃないかなというふうに思うんです、同じ進めていくのであるならばですよ。そして、千葉市の取り組みをほかの自治体にもアピールしていくんだというようなことですから、そういったところまでしっかりと形づけた取り組みをしていく必要があるというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
494 ◯主査(岩井雅夫君) こども企画課長。
495 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。
まず、先ほどの人材の育成という観点でいきますと、毎年うちのほうで公開講座を開催させていただいています。ことしは座学に加えて、子どもたちの森等の現場の実習も含めた講座を開設して、そういった大人の方の養成ということで展開させていただいています。また、市として、各区でも今、地域活性化推進事業というのを展開していまして、その中でも多くの地域の取り組みが提案されておりますので、そういったところの事例集を今後まとめたものをつくっていければと考えております。
以上でございます。
496 ◯主査(岩井雅夫君)
こども未来局長。
497
◯こども未来局長 こどもの参画事業については、あした、あさって、すぐ目に見えて、何かできるということを我々は目的としているわけではなくて、あくまでもこどもの参画事業に参加して、経験してくれた子供たちが、将来千葉市のまちづくりを担ってくれるというところが一つの大きな目的だと思っています。
それで、先ほど地域の関係が出たんですけれど、これは私ども
こども未来局でやっていますけど、6区それぞれ子供の参画という自主事業の中で、少しずつですけど、やっているところがありますので、これは地域の子供たちが徐々に育っていって、自分たちの地域をよくしていこう、自分たちの町をよくしていこう、こっちのこどもの参画事業に目を向けた子供たちは、大きく千葉市を見ていこうというような子供に育っていただきたいというのが私の考えですので、これは
こども未来局だけ、本庁だけやっていてもだめだと思います。
おっしゃるとおり地域で区役所とも連携しながら、やっていくべき事業だと思っておりますし、実際各区とも連携させていただいて、いろいろなアイデアをいただきながら、
こども未来局としても進めているところですので、将来を見据えた事業と言ってしまえば、そうなんですけれど、冒頭言いましたけれど、千葉市の町をつくってくれる子供たちを育てていきたいという観点で行っている事業です。
498 ◯主査(岩井雅夫君) 伊藤副主査。
499 ◯副主査(伊藤康平君) わかりました。最後、局長からお話しいただきましたので、事例集をまとめるというのは違うんじゃないかなと思っていたんですけども、最後しっかりお話しいただきましたので、わかりました。
何度も言うとおり、否定するものではないので、当然取り組み自体は大事だと思っていますし、ただ目的として、それがどういう目的を持って、そしてこの事業がどれだけ多くのお子さんたちが参加できるのかというものがないと、きつい言葉で言ってしまうと、その時点で子供の中で大きな子供社会における中で格差が生まれてくると思うんです。そういったことに積極的に参加できる子と、気持ち的にそこに行きたいけども、行けない。結局は参加しないで、そういった取り組みも知らないで成長していく。そういった小さな部分の格差なのかもしれないけれども、こういった格差を埋めていく取り組みをしていかなければ、せっかくお金をかけて進めているものが、何か自分たちの自己満足感で終わってしまうように思うんです。ですから、せっかくやるのであれば、大きく裾野を広げていくために、どういう形をつくっていけばいいのかということを具体的に示していきながら、取り組みをしていただければというふうに思います。
私からは以上です。
500 ◯主査(岩井雅夫君) 予定された委員さんの質疑は終わりましたので、先ほど渡辺議員より委員外議員発言申出書が提出されました。発言申し出の内容といたしましては、保育所等におけるアレルギー対応について、対応が変更された経緯と今後のあり方について確認したいためとのことであります。なお、会議規則第106条第2項には、委員会は、委員でない議員から発言の申し出があったときは、その許否を決めるとあり、分科会においてはこれを準用する形となろうかと存じます。
つきましては、当分科会として発言の許可、不許可を決めるに当たり、委員の皆様から御意見をいただきたいと思いますが、今回の発言申し出に関してはいかがでしょうか。何か御意見がある方。中村委員。
501 ◯委員(中村公江君) 渡辺議員は、この中に市民ネットワークの方がいらっしゃらないので、どうしてもということであれば、ぜひ尊重してあげればどうかなというふうに思います。
502 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、大方の意見が許可してよいとのことでありますので、このたびの発言申し出につきましては、当分科会として許可することと決定いたします。
それでは、御発言をいただきたいと思いますが、質疑等に当たっては、答弁を含め10分以内で簡潔明瞭にお願いいたします。渡辺議員。
503 ◯委員外議員(渡辺 忍君) 発言の機会をいただき、どうもありがとうございます。
1点、今、申し入れいたしました保育所におけるアレルギー対応について変更がなされると聞きましたので、その変更内容について、まず詳しく聞かせていただきたいと思います。どういった具体的な変更なのか、お示しいただけますでしょうか。
504 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課保育所指導担当課長。
505 ◯保育運営課保育所指導担当課長 保育運営課でございます。
平成28年度から千葉市の保育所の方針といたしまして、完全除去という方針を出させていただきました。これは教育委員会と連携して、一緒に話し合いを進め、検討してきた結果、平成28年度から完全除去対応ということを明確に提示させていただいたものでございます。完全除去と申しましても、アレルギーをお持ちのお子さんに給食の提供をしないということではございません。基本的には、どの子供さんにも給食を提供するという原則のもとで、安全性を最優先とするということでございます。ですので、具体的な対応といたしましては、通常の給食をつくるのと同時にアレルゲンを除いたアレルギー対応食、この2種類をつくって、提供していくというものでございます。
近年、アレルギーを持つお子さんは非常に多くふえてまいりまして、多い保育所では14人という多くのアレルギーをお持ちのお子さんをお預かりしている現状がございます。その中で多段階の対応というような形で、今まで保育所では行ってきたわけですが、非常にアレルゲンの種類もさまざまとなり、現場では厳しい状況が現実的にはございます。
その中で、平成26年、昨年度は13件の誤食の報告がありました。そして、今年度におきましては、きょう時点で16件、誤食の報告ということを受けております。その中で救急搬送が必要なアナフィラキシーショックを起こしてしまうような案件が昨年度は1件ございましたが、今年度につきましては4件ということで、その中でも非常に命にかかわるような重篤な事例もことしに入ってございました。
そういったことも含めまして、嘱託医の先生からも安全性第一ということの御助言をいただいた中で、嘱託医の先生、それから教育委員会との連携を図る中で、来年度から完全除去対応ということで実施させていただくということになったということです。
506 ◯主査(岩井雅夫君) 渡辺議員。
507 ◯委員外議員(渡辺 忍君) ありがとうございます。
聞こうと思っていたことをほとんど答えていただいて、いろいろ経緯など、あとなぜこのタイミングとか、いろいろ聞こうと思っていたんですけども、アレルギー対応を必要としている児童数、1カ所で14名いる保育所もあるということでした。
あと、もう1点、全体像としては、保育園児の中にどれだけいらっしゃるのでしょうか。
508 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課保育所指導担当課長。
509 ◯保育運営課保育所指導担当課長 入所児童の中で公立、民間合わせまして645名、アレルギーをお持ちのお子さんが今いるという形になっております。
510 ◯主査(岩井雅夫君) 渡辺議員。
511 ◯委員外議員(渡辺 忍君) ありがとうございます。
対応されている現場は大変な状況だったとは思うんですけれども、一方、働いている共働きの両親にとっては、大変実は助かっていた部分があり、アレルギーは徐々に段階を経て解除していくという療法をとっているので、1食が完全除去となることについては、一歩後退な部分も、アレルギー対処、治療の中としては、ふだんの家庭の中だけで負荷をかけていく作業をしていくということになりますので、実際に保護者の方からの苦情も多少出ているのではないかなと予想されるのですが、そのあたりはどうでしょうか。
512 ◯主査(岩井雅夫君) 保育運営課保育所指導担当課長。
513 ◯保育運営課保育所指導担当課長 今現在、直接保育運営課のほうにそういった困るという声はまだ聞いていないところです。あと、つけ加えさせていただきますが、公立の保育所の栄養士がアレルゲンがない食材でおいしい給食をつくるということで、非常に今年度研究を重ねております。次年度以降もそういった給食献立の取り組みということは熱心に積極的に行っていって、みんなが安心しておいしいものが食べられる給食、そういったものを目指していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
514 ◯主査(岩井雅夫君) 渡辺議員。
515 ◯委員外議員(渡辺 忍君) 子供の安全が一番であることは間違いないと思いますので、共働きの御夫婦の負担がふえるということは、でも間違いないわけで、先ほど話があった完全除去ということで、アレルギーのアレルゲンが多い方は、どうしても食べられない部分が出てきて、つけ足しで代替食を持っていかなきゃいけない部分が出るというふうに聞いていますので、そのあたりの負担増に関して、保護者の方々にきちんと状況を説明して、実際にリスクがかなり高くて、こういった救急搬送のケースなども事例があるということで理解していただくような丁寧な説明をしていただけたらというふうに思います。
また、最近は夫のほうも大分協力的になってきていますけれども、食事のことに関しては、まだまだ母親が任を負っている部分が大きくて、追加の補助食を持っていくことに関して、どうしても理解が、パートナーシップが崩れるというか、結構こういったアレルギーに関しての意見が夫婦の中で合わないということもよく聞く話ですので、温度差が出ないような、夫婦そろってアレルギー対応が変わったということをきちんと理解できるような資料などを用意するなり、説明を先生のほうから御両親にしていただくなり、パートナーの方が代替食をつくれるような指導をしろとは言わないので、状況、母親側、特にこういった食事についてのケアをするほうがきちんと対応できる、その大変さを理解できるような伝え方をしていただけたらというふうに思います。
今回はこれで質問は、意見をさせていただいて、終わりにします。どうもありがとうございます。
516 ◯主査(岩井雅夫君) 以上で……(三瓶委員「委員長、ちょっと発言があるのですが、お許しいただけますでしょうか」と呼ぶ)許可します。三瓶委員。
517 ◯委員(三瓶輝枝君) 先ほど阿部委員のほうから、民主党としては珍しく病後児保育のいい質問をされたというふうな不適切な発言があったように私は感じております。我々は、代表質疑をさせていただき、答弁をいただき、そしてそれをもとに予算審査の中で、また不十分さはあるかもしれませんが、真摯な思いで取り組みをさせていただいております。そういった中で先ほどの発言の内容を精査していただき、しかるべき対応を阿部委員のほうにしていただきたいと思いますが、お願いして、私の発言とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
518 ◯主査(岩井雅夫君) ただいまの発言につきましては、後ほど正副主査で記録を精査し、しかるべき対応を図りたいと存じますが、よろしいですか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
519 ◯主査(岩井雅夫君) 以上で、
こども未来局所管の審査を終わります。
こども未来局の方々は御退室願います。御苦労さまでございました。
[
こども未来局退室]
指摘要望事項の協議
520 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、
こども未来局所管について、
指摘要望事項の有無、またある場合はその項目について御意見がありましたらお願いします。なお、1分科会当たりの提案件数は原則2件までとなっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。本分科会は、1局1個ずつというような形で行いたいと思いますので。また仮に発言がお一人であっても、内容がふさわしく、反対する意見がなければ、
指摘要望事項の候補とすることは可能といたしますので、そのことを御了解の上、御協議いただけますようお願いします。それでは、いかがでしょうか。中村委員。
521 ◯委員(中村公江君) 複数の委員さんからもお話が出ていたように、保育士、そして子どもルームの指導員の待遇改善をした上での質の向上というんですか、それが必要かなというふうに思うのと、あと子どもルームについては、高学年ルーム移行に当たっての質の確保というんですか、そこら辺、おやつの提供もそうですけれども、そこら辺は大事かなというふうに思うので、私としてはそのあたりを希望して、あとは正副主査にお任せします。
以上です。
522 ◯主査(岩井雅夫君) そのほか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
523 ◯主査(岩井雅夫君) それでは、ただいまの御意見を踏まえ、正副主査において、
こども未来局所管の
指摘要望事項の案文を作成させていただき、10日木曜日の本会議散会後に開催される分科会におきまして、御検討をお願いいたします。
それでは、以上で、本日の日程は終了いたしました。
次回は、7日月曜日午前10時より教育未来分科会を開きます。
本日は、これをもって散会といたします。
御苦労さまでございました。
午後3時16分散会
Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...