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平成27年都市建設委員会 本文 開催日: 2015-10-26
平成27年都市建設委員会 名簿 開催日: 2015-10-26

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  1. 千葉市議会 2015-10-26
    平成27年都市建設委員会 本文 開催日: 2015-10-26


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午後1時30分開議 ◯委員長秋葉忠雄君) ただいまから都市建設委員会を開きます。  なお、橋本委員からは欠席する旨の連絡が参っておりますので、御了承願います。  また、傍聴の皆様に申し上げます。委員会傍聴に当たっては、委員会傍聴証に記載の注意事項を遵守いただきますようお願いをいたします。  本日の進め方でございますが、お手元に配付のとおり、初めに都市計画マスタープランについて、次に海辺のグランドデザインについて、最後に千葉駅周辺の活性化グランドデザインについて、それぞれ調査を行います。  なお、本日は一括での調査ではなく、1案件ごとに順次調査を行いたいと存じますが、いずれの計画も市民意見募集の最中、あるいは近日中に入る予定と伺っておりますので、各計画の作成に向けて、忌憚のない御意見をいただければと思います。  また、事前に通知しましたとおり、委員会終了後におきまして、国道357号湾岸千葉地区改良事業に係る現地視察を予定しております。このことから、おおむね午後4時を目安に視察に移っていきたいと思いますので、効率的な委員会運営に御協力のほど、よろしくお願いいたします。1時間、工事をとめて視察をさせてくれるということですので、4時ぐらいには何とか。         旭化成建材(株)の杭工事に係る千葉市の対応について 2 ◯委員長秋葉忠雄君) なお、進め方に記載はございませんが、案件調査に入る前に、旭化成建材株式会社のくい工事に係る千葉市の対応について、都市局より報告したい旨の申し出が参っておりますので、お聞き取り願います。都市局長。 3 ◯都市局長 都市局でございます。  初めに、旭化成建材株式会社のくい工事に係る千葉市の対応につきまして、所管部長より説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 4 ◯委員長秋葉忠雄君) 建築部長。 5 ◯建築部長 建築部長でございます。座って説明させていただきます。  お手元に配付いたしました旭化成建材株式会社のくい工事に係る千葉市の対応について御報告申し上げます。  1、現状等の(1)公共建築物につきましては、千葉市が所有する公共建築物約4,100棟のうち、本市の工事履歴データ旭化成建材株式会社がくい工事の元請として受注した工事が11件あることを確認いたしました。  また、元請として受注したもの以外に、下請として旭化成建材がくい工事を行った可能性がございますので、工事書類等をもとに過去10年分の工事における旭化成建材の関与について調査いたします。  なお、これまで建物の傾きなどのふぐあいの報告はなく、データ改ざんの有無が不明である現時点では、関与が確認できた施設名につきましては、公表はいたしません。  (2)の民間建築物でございますが、民間建築物のくい工事につきましては、国や旭化成建材からの情報提供がなければ、旭化成建材の関与を把握することは困難でございます。また、市民から、特にマンションの住民からの相談は、事件発覚から現在までございません。
     2の今後の対応でございます。  (1)、公共建築物です。  旭化成建材がくい工事にかかわったことが確認できた施設につきましては、建築部職員が現地に赴き、今回の横浜のマンションで確認されたエキスパンションジョイントのずれや壁や柱のひびなどの現象があるかを黙視で確認する調査を、今月末の完了を目途に実施しております。その後につきましては、国等の動向を見ながら再検討いたします。  次に、(2)民間建築物でございます。  市民からの相談や情報提供に適切に対応するため、建築指導課建築相談室を相談窓口といたします。  なお、資料にはございませんが、先週の金曜日、10月23日に、国から旭化成建材に対しまして、2点、指示がございました。  1点は、過去10年に旭化成建材が施工いたしました3,040件の工事につきまして、対象物件の元請建設業者を通じ、建築主、または所有者に、本日、10月26日までに連絡をすること。  2点目といたしまして、施工データの流用等を行ったことが明らかとなった工事につきましては、11月13日までに国に報告することという指示でございました。  御報告は以上でございます。 6 ◯委員長秋葉忠雄君) お聞きのとおりでございます。  本件に関しましては、基本的には今後の調査検討を待ちたいと思います。  なお、この場では確認程度であれば質疑を認めたいと思いますので、何かございますでしょうか。盛田委員。 7 ◯委員(盛田眞弓君) まだ、細かいことはこれからということだと思うんですが、過去10年分の工事という、その期間の根拠、国からそういう指示があったということでは、それまでなんですが、なぜ10年というふうにしたのかと、それから、こうやって広げると調査対象って、推定として何件ぐらいになるのか。  あと、公共の建築物と違って、民間から、もしわかったという場合は、市のほうから何か特別なものがあるのかどうか、伺いたいと思います。 8 ◯委員長秋葉忠雄君) 建築管理課長。 9 ◯建築管理課長 建築管理課長でございます。  まず、過去10年ということでございますが、議員各位も御案内のように、国及び旭化成建材から公表されているデータが、まず10年でございます。これは、恐らく製品等の訴訟担保等も含めて、まずは10年ということが示されたのではと推測されますが、詳しい説明は今のところございませんので、とりあえず10年に関して、私どもも同様に調べるということにしてございます。  それから、二つ目の私どもの独自のとりあえず調査を行う対象件数ということでよろしゅうございますか。大体153件が、過去に、この間に発注されたであろう工事でございます。その中から、1個、1個、書類をめくりまして調査をしております。  最後に、民間からの情報云々のことでございますが、今、私ども独自に何かをするということはございません。国の状況をまず情報収集して適正な対応をとろうとは思いますが、先ほど申し上げましたように、建築指導課建築相談室というところがございます。市民からの相談の窓口を一応そこに決めて、そこが情報収集と相談の窓口になろうかと考えてございます。  以上でございます。 10 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 11 ◯委員(盛田眞弓君) これらのものについて、公共建築物について公表しないということですし、それから民間のほうも発見がされるかどうかというのはこれからだと思いますが、当事者にしてみれば、非常に不安を抱えている問題だと思いますので、丁寧な対応というか、細かいことでも、ぜひ対応していただきたいと思います。  以上です。 12 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかになければ、以上で報告を終わります。  建築部の方、御退室をお願いします。御苦労さまでした。                  [建築部退室]            都市計画マスタープラン(原案)について 13 ◯委員長秋葉忠雄君) それでは、案件調査に入ります。  初めに、都市計画マスタープラン(原案)についてを議題といたします。  当局の説明をお願いします。都市局長。 14 ◯都市局長 都市局でございます。  それでは、都市計画マスタープラン(原案)につきまして、所管部長より説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 15 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 16 ◯都市部長 都市部長の谷津でございます。座って説明させていただきます。  それでは、都市計画マスタープランの見直しについて、5月の所管事務事業調査において御説明した内容から検討を進め、原案を作成しましたので御説明いたします。  資料1、千葉市都市計画マスタープラン(原案)の概要をごらんください。  本マスタープランは、序章から第4章までで構成されておりますので、この章立てに従い、御説明いたします。  まず、序章では、都市計画マスタープランとは、どういうものであるか、位置づけ、マスタープランの改定について、そして対象区域は千葉市全域、目標年次は平成37年度としております。  続きまして、第1章、都市づくりの展望について御説明いたします。  初めに、千葉市を取り巻く社会情勢として、5点を述べております。  人口減少、少子・超高齢化社会の到来については、右のグラフをごらんください。  3区分別人口構成と高齢者の割合を示しており、棒グラフの部分が人口で、本市は平成32年度をピークに人口減少が始まると推計されております。折れ線グラフは、65歳以上の高齢者の割合で、増加が続く見通しを示しております。  社会情勢につきましては、このほか地球環境問題への対処、自立した都市経営、安全・安心な都市づくりの要請、国際化、情報化の進展でございます。  続きまして、本市の都市づくりに求められる視点として、5点を述べております。  本市の広域的な役割、交流人口増加による活性化、産業活動の促進、自然環境の継承、安心で快適な暮らしの実現でございます。  続いて、重要性を増す集約型都市構造の実現についてでございます。  集約型都市構造を目指す理由としましては、人口減少、超高齢化により、以下のことが懸念されるためでございます。  1点目は、一部地域での公共交通やコミュニティーの維持についてでございます。  2点目は、空き家や空き店舗の増加によって、中心市街地が衰退することでございます。  3点目は、人口密度が低い地域ではインフラ整備が非効率的になっていくことでございます。  そこで、コンパクトな市街地の形成により、地域の人口密度を維持し、過度に自動車に依存しない低炭素型社会を実現しようというものでございます。  次に、本市の目指す集約型都市構造は、市民生活に必要な諸機能を、駅などを中心とした徒歩圏内に集約し、このような拠点同士を公共交通ネットワークで結ぶものでございます。こうして、町なかの利便性を高めて、郊外部からの住みかえを緩やかに促進いたします。一方で、自然と共生できる郊外部で暮らすこともできることとしております。  続きまして、第2章、将来の都市像に移ります。  都市づくりの理念は、海、里の持つ美しさと活気ある町の魅力を支える都市づくり、副題を平日も休日も人を引きつける魅力の創造としております。  都市づくりの目標は二つでございます。  一つ目は、周辺都市を牽引する自立した都市、千葉市として、就業面や経済面で周辺都市と連携、協力しながら、本市を中心とした一つの都市圏として発展していくことを目指します。  二つ目は、多様な年齢層が暮らしやすい町、千葉市として、この町で育ち、シニア生活を送るまで長く住み続けられる暮らしやすい都市を目指します。  次に、目標を施策へと移すため、都市づくりの柱を六つ置いており、一つ目、県都、都市圏の中核としての3都心、重要地域拠点の形成。二つ目、日常生活の拠点の形成、確立と、広がりのコンパクトにした都市づくり。三つ目、活力ある産業集積、農業振興。四つ目、自然と町の魅力充実、ブランド化と積極的な情報発信。五つ目、自然と共生した生活環境の確保。六つ目、安全・安心で持続可能な都市でございます。  続きまして、目指すべき都市構造について御説明いたします。  初めに、都心、拠点ですが、首都圏の主要な拠点都市として、また県都として広域的なネットワークの拠点形成や、諸機能のバランスのとれた多心型の都市構造を構築するため、都心、重要地域拠点地域拠点による体系的な拠点の育成、整備を図ることとしております。  図の赤い丸が都心、オレンジの丸が重要地域拠点、黄色の丸が地域拠点でございます。  また、市内産業の持続的な成長、発展を支えるため、図の青い丸ですが、産業拠点の維持、形成を図ることとしております。  次に、裏面をごらんください。  ゾーンにつきましては、都市の形成において期待される役割や土地利用などの特性に応じ、市域を図中の赤い部分、都市機能集積ゾーン、青い部分、臨海ゾーン、黄色い部分、生活・環境調和ゾーン、緑の部分、自然共生ゾーンの四つに区分しております。  また、黄色い部分の生活・環境調和ゾーンの少し濃い黄色の部分を駅周辺、幹線道路沿道のC-1に、薄い黄色の部分を郊外部のC-2に分けております。  以上の区分に基づきまして、農業や自然環境との調和と保全を図りながら、集約型都市構造の実現を目指すものでございます。  続きまして、軸についてですが、広域的に人、物、情報が行き交う拠点として交流を促進し、市民の円滑な都市活動や県内の産業活動を支えるため、基幹的な道路交通網や鉄道網から成る放射環状の交流軸を形成いたします。  図の赤い矢印でございます。  海上では、物流を介して国際的な交流、連携を促進するとともに、中央港地区旅客船発着による人々の交流を促進いたします。図の青い矢印でございます。  次に、資料の右側に移りまして、第3章、都市づくり基本方針について御説明いたします。  都市づくりの目標や目指すべき都市構造の実現を図るため、六つの観点から都市づくり基本方針を掲げ、本市における都市づくりを総合的に推進いたします。  1点目は、魅力と個性を高める都市づくりでございます。  魅力ある拠点の形成では、3都心及び幕張、稲毛などの重要地域拠点において魅力の向上を図ります。ベイエリアブランド化では、海辺のグランドデザインに基づく活性化などを推進いたします。  2点目は、活力を高める都市づくりでございます。  地域産業の活性化では、インターチェンジ周辺への産業立地の誘導などを推進し、また地域商業の活性化では空きテナント対策などを推進いたします。農業、林業の振興では、農産物のブランド化農家レストラン可能性検討などを進めてまいります。  3点目は、緑と水辺の都市づくりでございます。  緑と水辺の質の向上と保全では、水辺の再生と保全などを推進いたします。緑と水辺の利活用では、町なかの緑化や大規模公園の整備などを推進いたします。  4点目は、環境と共生する都市づくりでございます。  エネルギーの有効活用と地球温暖化防止では、CO2排出削減などを推進し、また資源の効率的、循環的な利用では、3用地2清掃工場体制の運用などを進めてまいります。良好な生活環境の確保では、公共下水道合併処理浄化槽などによる水質改善などを推進いたします。  5点目は、快適に暮らせる都市づくりでございます。  質の高い市街地環境の形成では、区画整理や住宅ストックの有効利用などを推進し、また高齢者や障害者が安心して暮らせる環境整備では、バリアフリー化などを進めてまいります。交通ネットワークの整備では、公共交通乗り継ぎ改善や道路網の整備などを進めてまいります。  6点目は、安全な都市づくりでございます。  地震に備えるまちづくりでは、道路網の整備や液状化対策などを推進し、また河川、公共下水道などの整備では、河川改修などを推進いたします。災害発生時の被害の軽減では、ライフラインの液状化対策などを推進いたします。  続きまして、第4章、まちづくりの推進に向けてについて御説明いたします。  まちづくりの推進体制としましては、多様化、複雑化する市民ニーズに的確に対応したまちづくりを進めていくため、地域社会を構成する市民、事業者、市の協働した取り組みが必要であることを説明しております。そのため、まちづくり活動に対する支援としまして、市民が主体的にまちづくり活動に取り組めるよう、まちづくりを行う上で必要な情報提供を行う出前講座やアドバイザー派遣まちづくり活動に対する助成を実施してまいります。市民主体で練り上げる地域別構想では、市民にとってより身近なまちづくり方針である地域別構想を、市民が主体となってつくることにより、まちづくりの実現性が高まるとともに、その後の市民の自主的な取り組みに展開していく利点を説明しております。  続きまして、本マスタープランの特徴ですが、下の枠に示すように、主に4点でございます。  幕張、稲毛、都賀、鎌取の各駅周辺を都心機能を補完し、市民生活に必要な幅広いサービスを提供する重要地域拠点に位置づけたこと。  千葉北インターチェンジなど、高速道路とインターチェンジ周辺で産業振興を推進すること。  市域を四つにゾーンに区分し、ゾーンごとに10年後の暮らしの姿を描写したこと。  都市づくり基本方針を従前の都市計画分野別から都市活動から見た分類に変えたことでございます。  以上が、都市計画マスタープラン(原案)の概要でございます。  最後に、今後のスケジュールについてお知らせいたします。  本年11月に市民意見の募集、来年2月の都市計画審議会を経まして、3月に策定、公表する予定でございます。  説明は以上でございます。 17 ◯委員長秋葉忠雄君) ありがとうございました。  これより質疑に入りますが、御発言の際は最初に一括か一問一答か、質問方法を述べてください。一問一答の場合は、答弁を含めおおむね30分以内でお願いいたします。  なお、質問方法について、特に御発言がなければ一括質問として扱いますので、御了承願います。  それでは、質疑等がありましたら、お願いいたします。盛田委員。 18 ◯委員(盛田眞弓君) よろしくお願いします。
     パブリックコメントを11月からということでスケジュールをお示しされたので、これから市民意見が出されるということだと思いますが、都市計画マスタープランというのが非常に大きな捉え方で、実際に具体的なということでいえば、なかなか意見をもらいづらいかなという感想は持ちます。  さっき、幾つか御説明をいただいたところで、おおむね目標年次は平成37年ということなので、あと10年ぐらいでこのプランをつくっていこうということだと思うんですが、人口減少は平成32年がピークで、だんだんと減少していくということですけれども、表を見ても急激に下がっていくということではないかなとも感じていますので、10年間でどれぐらいの変化を見込んで、どのぐらいの準備をしていって、四つのゾーンに分かれていますけれども、10年後に具体的な姿がなかなか浮かばないなというのが、感想としてはあります。  それから、コンパクトな市街地の形成ということでしたので、今、96万の人口がいますけれども、そんなに急激な人口の変化というのは起こらないということでいえば、今のところに住んでいただいていて、ずっと住みよい環境を維持するということも大事でないかなと思うんですが、このマスタープランと住み続けるということと、どう整合性をとるのか。コンパクトといった場合には、例えば車を使わないように、都市部にいらしてくださいというふうなことを積極的に進めるのか、そこを一つ伺いたいと思います。一問一答で。 19 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 20 ◯都市部長 まず、人口については、御指摘のとおり平成32年がピークで、それから徐々に下がっていくということでございます。  まず、目標が平成37年ということで、10年後なんですけれども、当然、10年後だけを見ていればいいわけではなくて、グラフにもずっと先まで出ていますけれども、遠い先、20年、30年先にどうなっていくかということを見越しながら、10年後をまずは目標として、どういう姿になっていくかということを考えている計画です。  よりコンパクトにということで、最終的にというか、遠い先には、当然、人口がどんどん減っていくと、平均的に人口密度が全体に今の状態で下がっていくと、やはり全ての基盤、例えば鉄道ですとか、バスですとか、千葉市の場合、モノレールですとか、そういった交通機関が例えば人口が1割減少すれば、1割利用者が減る。そうすると、全てのそういう交通機関から、お店なんかでもそうですし、公共施設もそうですし、全体に1割減になってしまうというような状態よりは、ここは守りたいというようなものを、効率的に守っていく必要がやはりあるのかなというふうには思っています。  ただ、それが10年後に、この辺の郊外のほうは皆さん、町なかに集まってくださいと言っても、正直そう簡単に住みかえというのは進むとは思っていませんので、今後例えば外から千葉市に入ってくるような人については、今まで人口が増加しているときは外に外にと市街地は広がっていったんですが、これからは、入ってくるなら、なるべく町なかに来てもらうという格好で、徐々に長い目で見て駅の近くに人を集めていくような形、あえて市内で住みかえをどんどんしてくださいと、そういうことまではちょっと考えていないということです。  ですから、長い目で見れば、最終的にはどこも人口は減っていってしまうということですので、モノレール沿線ですとか、幹線道路のバス便をなくさないために、そういうところの人口だけは減らないように何とか食いとめたいと、そういう計画でございます。 21 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 22 ◯委員(盛田眞弓君) 長いスパンでということですが、長いスパンにしても大体拠点と言われたところと、拠点にならないところと、どうしても出てくるので、そういう意味でいえば、私の住んでいるところなんかは拠点にならないほうの地域ですので、複雑な思いではあります。先ほど全体として1割人口が減れば、いろいろなものの利用者も押しなべて1割減るよりは集中をさせてということなのかもしれませんが、微妙な感じはいたします。  あと、それから、幾つか四つのゾーンに分けてということですので、特徴づけも含めて、具体的なものが出されていくのだろうと思うんですが、人や物の動きということでいえば、裏面に軸というふうにお示しをいただいてあるところの基幹的な道路交通網、鉄道網というふうな整備の重点的に、今、印をつけていただいているところは、今後も人口が張りついていただけるところとして整備をしていくんだと思いますが、海上の物流ということでいえば、今のところ、港の整備もしていますが、具体的には港は特に市民生活に関するものが運ばれているような感じはしないんですが、この辺もちょっと詳しく具体的なことがわかれば、あるいは見通しというか、お願いします。 23 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 24 ◯都市部長 軸の考え方ですけれども、これは単に人の交流だけではなくて、物流も含めた交流の軸ということで、方向性を描いているものでございます。海上交流軸というのは、やはり千葉港というのを抱えて、物流に関しては国内だけではなく、海外ともいろいろ交流が広がっているということで、まず軸にしておりますけれども、中央港ができることによって、最初のうちはなかなか定期便とかは難しいのかもしれないですけれども、いずれは東京湾だけの内外、重立ったところと旅客船を通して、そういった交流もできればいいかなということで、ここに位置づけております。 25 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 26 ◯委員(盛田眞弓君) 一番大きなところでいえば、マスタープランって、どこにも引っかかってくること、千葉市全体のまちづくりにかかわってくることだと思いますので、例えば災害の面だとか、経済の面だとか、他の部局ともいろいろな意見交換をしながら進めなくちゃいけないと思っているんですが、体制とすれば都市局だけでこのマスタープランという形なのか、それとも今後、場所を限ってとか、分野に限ってという形で、庁内での意見のやりとりというか、その辺はどんなことになるのか、伺います。 27 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 28 ◯都市部長 この計画をつくる過程でも、何度も関係課というか、庁内でいろいろ協議をしております。先ほど、委員が御心配になりましたいわゆる拠点とならないような場所というか、そういうところについては、ただただ指をくわえて人口が減っていくのを見ているだけではなくて、例えば農業とか、観光とか、そういった分野で外から人を引きつけるような、そういったまちづくりができないかということで、これは農政サイドですとか、経済部ですとかといろいろ協議をしています。今後のそういった郊外部の生活のあり方、千葉市ならではのそういった生活スタイルというのを十分検討して、それを一つの千葉市の魅力として、人をよそから、市外から市内に来たいと思うようなまちづくりをしていきたい、そういった形でいろいろな分野と調整しているところでございます。 29 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 30 ◯委員(盛田眞弓君) 11月からの市民意見をもらってというふうに思いますが、やはり魅力を高めて人口が減らないようにするということが、行く行くはどうしても人口減少ということになると思いますが、若い人たちが千葉市に魅力あって来てくれて、そこで子供を産んでずっと暮らし続けられるようなというのが一番ベストだと思いますので、大きく取り組みをされているマスタープランについて、時々見直しはするのかなと思うんですが、その辺のスケジュールについてはどうでしょうか。 31 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 32 ◯都市部長 10年計画ということですので、中間の5年後ぐらいには、ちょうどそのころが人口のピークになると思いますので、そのころに評価をして、この計画を見直すべきところがあれば見直していくような、そういった形で考えていきたいと思っています。 33 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 34 ◯委員(盛田眞弓君) ありがとうございました。 35 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかに、石橋委員。 36 ◯委員(石橋 毅君) 2点ばかり、ちょっと聞かせてください。  これは、今、大都市財政の関係で地方創生ということでやっているんですけれども、そのところとの打ち合わせをしながらやっているか。これを見ますと、大分ダブっているのがあるわけなんですけれども、その中で何点かお聞きしますけれども、本市の広域的な役割ということで、大きな課題になっていますけれども、今までの例から見ますと、千葉市というのは近隣都市との交流というのが、非常に欠落というか、手を伸べていなかったと。こういう時代になって、初めて近隣都市との広域性を増していこうというようなことになっているわけですけれども、この辺のところを、こういうふうにうたっているのを1点、お聞かせください。どういうようなものをもってやるのか。  それから、もう一つは千葉北とか、ああいうのは、もう二十何年前から拠点、交流ということでやっているんですけれども、それに対してどういう結果でこうなったというような、あれがないんですよね。ただ前へ前へと行っているだけで、その反省点というか、だめになった要因、我々が議員になったときは7都市といろいろなことがありましたけれども、完成したのは残念ながらどこもないというようなことであるんですけれども。また、これが10年計画という簡単な言葉で言いますけれども、実際の問題として、どれがどのような感じになっていくのか。我々は、次世代の人たちの責任を持つものを決定していくと。  それで、もう一つは自然環境、農業と都市というようなことで、今、千葉市におきましては、非常にこれが分離しやすい言葉だと思うんですよ。仮に、国道16号、この357号を、またうちのほうに行けば農村部、この辺をどういうように利活用しながら、そして今言ったように都市から来る人たちを、そこに移住をさせていくかということで、それの拠点が強いて言うならば、農政センターがあるんだけれども、その辺の魅力づくりを都市計画のほうから農政部のほうに言っているということなんですけれども、どうも目に見えるものが出てきていないというふうに私は感じるんですけれども、この課題の中に入れてきているということですから、それを今後どのような形で実態としてやっていくのか。ややもしますと、農政センターがなくなっちゃって、農村との交流の場をどういうふうな格好で千葉市が持っていくのか、その点をお聞かせ願いたい。  それから、もう一つ、農業の6次産業化ということが非常にうたわれてきているわけだけれども、6次産業化で大きなものはいいけれども、今、我々の直接買い物をするということになると、今の農家の人たちがやっていただいているから、我々が安価で安全な物が食卓に上るというふうに感じているんですけれども、その辺のところを皆さん方が話をしていますと言うんじゃなくて、実際はそういう部局から上がってきたものをここにのせてきていただいていると思うけれども。  それと、なぜパブリックコメントの前に我々にこれを説明したのかと、これは答えは要りません。  それから、この総事業費というのは想定をしているのか、していないのか。10年間で、そういうある程度のスパンのものを持った中で、これをやっているのか。予算を持たないで、ただ政策的なもので、ここに打ち上げてきているのか、その4点ぐらいお答えを願います。 37 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 38 ◯都市部長 まず、地方創生の関係で近隣との交流のようなことが今まで余りなかったのが、ここに出てきているということで、総合政策局のほうでやっております地方創生の関係と、今、連携、連動して、この内容については書いてあります。今まで、東京の影響が非常に大きくて、人口増加というのが東京の影響がずっと出て、千葉都民とかいう言葉もありましたように、どうしても東京との連携というのが今まで強かったのかなと思いますが、結局、東京のひとり勝ちみたいなところにくっついていっていてもしようがないということで、やはり千葉市というのは、後背の都市、千葉県内の都市と一緒に、この先どうやって生き残っていくかというのを一緒になって考えていかなければいけない。それは、例えば千葉駅周辺の商圏が、やはりどうしても房総のほうが商圏という格好になっていますので、そちらのほうがやはり一緒に伸びていってくれないと、千葉市としてもなかなか生き残っていけない。そういうようなことで、周辺の都市と連携、交流しながら、これから千葉市を何とか発展させていこうということでございます。  それと、二つ目ですが、千葉北インターの関係ですか。(発言する者あり)千葉北インター周辺とか、バブルのころだったと思いますが、いろいろな計画がありました。それで、今、経済情勢とか、社会情勢とか、落ちついた中で今後の産業というのが、どちらかというと高速道路を中心とした物流とか、そういった機能が今後ふえていくということで、千葉北周辺を物流の関係で、今回、産業拠点として位置づけたところでございます。今までは、行政のほうが大きなプロジェクトをやろうということで、いろいろな開発計画というのを立ててきましたけれども、行政のほうが広く大きな開発というのを主導していくというのは非常に難しい状況になっていますので、今は民間のそういうポテンシャルをうまく、どうやって受けたら、それをまちづくりに生かしていけるかというところを主に計画を立てているところでございます。そういう意味で、インター周辺には、いろいろな物流とか産業の集まってくるような素地がありますので、そういったところを民間の力をかりながら、一緒にそういう拠点をつくっていこうという計画でございます。  それから、農業の6次産業化ということですけれども、農業については、今やはり住宅と同じように、なかなか農業生産が上がっていかない、後継者が少なくて農業の維持が大変だということで、今後どうしていこうかということを農政サイドでもいろいろ検討しているところです。私どもも、特に都市の周辺部において、農業を今後ともどうやって維持していくか。そのためには、農業生産品をどうやって供給するかということも大事ですし、農家の方が今後、農業を続けながら、そこにいられるような環境をつくってあげる。それは、都市側でも同じことだと思いますので、例えばただ農作物を生産する、そして出荷するというだけだと今までと同じなんですけれども、そこに観光農園的なものを例えば入れるとか、そこで生産された農作物を地産地消ということでレストランとかで提供する。都市に近いという環境もありますので、都市のほうの住民の方が、そういうところに行って農家レストランですとか、観光農園、そういったことを体験できるようにすると、お互いにウイン・ウインの関係になるのかなというようなことで、まちづくりという意味と農業的なものの維持ということを踏まえて、今、農政サイドと一緒に検討、研究しているところです。実際に、ここに書きましたけれども、農家レストラン可能性検討とか、農産物のブランド化、そういったものについて、一緒に取り組んでいこうということでございます。  それから、4点目ですけれども、総事業費については申しわけありませんが、今回想定しておりません。なかなか事業費というのは、積み上げるのが非常に難しいということと、余りにも幅が広くて、この10年間でどれだけというのが、行政だけではなくて民間とともにやっていこうということで、あえて事業費というところまでは、今回出しておりません。  以上でございます。 39 ◯委員長秋葉忠雄君) もう一つ私からいいですか。パブリックコメントの前になぜ委員会でということだったんですけれども、委員会として都市マスの内容を把握するとともに、当局に対し意見を述べるため、案件として取り上げましたので、よろしくお願いします。石橋委員。 40 ◯委員(石橋 毅君) ありがとうございました。それは大変失礼いたしました。  わかりました。何はともあれ、今、行政のほうでは、そういうボリューム的なもの、数字的なものは持っていないということでございますので、千葉市の商工会議所等、関連企業体とよく打ち合わせをしながら、千葉市がよりよい、10年後に輝く市になるように、皆さん方の御努力を御期待申し上げながら終わります。 41 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかに、岩崎委員。 42 ◯委員(岩崎明子君) 一括で、ちょっと1点だけお願いします。  今、平成27年までのマスタープランのところで、やってみようよ、まちづくり支援制度というのがあったと思うんですけれども、それと同じような感じで第4章のまちづくりの推進に向けてというところが考えられているような感じがするんですけれども、前のマスタープランのときに、やってみようよ、まちづくり支援制度が、どのような実績があったのかということと、もし余り思わしくないような状態だったとしたら、それに変わって今度のマスタープランでは、どういったふうに考えていらっしゃるのかということを、お聞きしたいんですけれども。 43 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 44 ◯都市部長 やってみようよ、まちづくりというのは、一つの事業名でございます。今もありますし、今後も予算としては、微々たるものですけれども、あります。  実績としましては、どちらかというと、例えば自治会ぐらいのレベルの中で、例えば低層住宅地の中に、すぐ近くにマンションが建ちそうになったといううわさを聞きつけて、それを皆さんで、何とかできないようにするにはどうしたらいいかとか、そういうような相談があって、それに対して、市のほうからいろいろ支援したり、アドバイザーを派遣したりして、まちづくりを考えていく制度でございます。  最近は、ちょっと少なくなっているんですが、毎年何回か、済みません、ちょっと数字を今持ってないんですけれども、複数回アドバイザーの派遣ですとか、出前講座ですとか、あとはそういった自治会レベルの活動に対して、少しですけれども、市のほうで助成金を出すとか、そういったことをやっています。それが、どのように反映されてくるかといったら、例えば地区計画とか、そういったものにつながっていくような活動でございます。  同じような、そういった制度的なものはございますし、ここで言っているのは、もうちょっと同じような内容なんですけれども、今後、市民の方々が自分たちのまちづくりを考える上で、市としても積極的にアドバイスなり、何らかの支援というのをやっていこうというところが、ここに書いてあるということです。 45 ◯委員長秋葉忠雄君) 岩崎委員。 46 ◯委員(岩崎明子君) ありがとうございました。以上です。 47 ◯委員長秋葉忠雄君) 蛭田委員。 48 ◯委員(蛭田浩文君) 一括で1点。  目指すべき都市構造ということで、都心、拠点ということで、これまで千葉都心、幕張副都心、蘇我副都心と三つあったわけですけれども、特に蘇我はまだこれからという、完結していないんですが、そういう中で、今回の本マスタープランの特徴ということで、幕張、稲毛、都賀、鎌取と各駅周辺を重要地域拠点と位置づけたとあるんですけれども、これは今までの3都心に新たに今後加えてのことなんですかね。新しい都市づくりに入ってきたということかどうかということを確認させていただければと思います。 49 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 50 ◯都市部長 今までの3都心については、これは位置づけは全然変わりません。今まで、三つの都心が目立っていて、その下のレベルというか、その次の拠点というのが、JRの駅、全て同じようなところできていたんですけれども、やはり今後、集約型ということで、駅の周辺になるべく皆さん住みましょうというようなこともありますけれども、特に同じようにではなくて、3都心を支えるというか、そういったほかの駅周辺の中では、この四つがやはり少し中心性を持っている。というのは、後背地がバスとか何かで、後背地が非常に広いとか、抱えている人口が多いということで、やはりそれぞれ例えば若葉区の中心が都賀であり、緑区の中心が鎌取というようなところもありますし、幕張なんかも今いろいろ駅前広場整備に向けて区画整理をやっていて、例えば花見川のほうからもずっと来られるようになりやすいとか、そういった拠点性を高めるため、この四つについて、ちょっとほかの駅周辺とは別な、ワンランク上の認識でいこうということでございます。 51 ◯委員長秋葉忠雄君) 蛭田委員。 52 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございました。  この第1章で都市づくりの展望で人口減少とか、少子・高齢化という社会を迎えていく中で、今の人口の位置づけが変わってくるということだと思うんですね。要するに、今、人が多いところは少なくなるかもしれないし、鎌取とか、ああいう緑区はまだ若いところですから、人がふえていくという、そういうまちづくりというか、人の流れが変わってくるということもあるので、ここに書いてあるようなコンパクトな市街地の形成ということで、いろいろな観点を含みながら、やはり公共交通に近いもの、それから病院とか、学校とか、生活していく上で住みよい環境、そういうことにおいて、ぜひとも取り組んでいただければなと思います。  終わります。 53 ◯委員長秋葉忠雄君) 桜井委員。 54 ◯委員(桜井秀夫君) 一括でお願いいたします。1個だけ簡単なことでございます。  もともと第1章のほうで問題提起をされています人口密度が低くなり、インフラ整備の非効率化が見られるというのは、全くごもっともな話で、この委員会でも私のほうで以前、例えば人口が少ないところにも水道を引かなきゃいけない、どこまでも水道を引いていかないといけないというのが、明らかに非効率だとわかっていても、現制度のもとではやらなければいけない事業ということで、なかなか市の思惑だけではコントロールできない面があって、当然、人口の流入の一つをとっても、そういったことなんだろうと思いますけれども、結果的にコンパクトにしていくという、コンパクトでやっていきましょうという発想自体は間違ってはいないと思うんですけれども、その一方で、やはり地域格差を生み出すというのは、これはある意味、覚悟が求められている面があるのかなと。そうさせない、格差にさせないために、格差ではなくて個性にするために、このゾーンですか、2章の四つのゾーンというところで設定していただいて、四つか五つか設定していただいたところで、これが今回のマスタープランの一つの特徴なんですということが、最後に説明されているんだなと理解しているんですけれども、その一方で、それを格差にせずに個性にするというのは、そうできればいいなと思うんです。  その上で、何か具体的に、先ほど来から話し出ていましたように、道路でそういうことをやっていこうと思っているのか。公共の交通機関で、そういうふうな誘因していこうというふうに考えていらっしゃるのか。1個だけではないにしろ、例えば医療体制にしてもそうですし、住宅政策にしてもそうですけれども、何かもうちょっと特化した形でないと難しいのかなという気がしています。というのも、それ具体的には第3章のところに書いているんですよと言われているような気もするんですが、先ほど石橋委員からもお話しありましたように、何かこれ幾らかかるのかなという、これだけやっていこうとすれば、そういったものがちょっと無尽蔵な感じがしなくてもなくて、もうちょっと何かこのプランに絞った形で、市としてできる範囲のことは限られていると思いますので、そういったことを絞っていかなきゃいけないんじゃないかなと。  最後に言いますけれども、要はこういうゾーンを差異化していくということを考えた上で、どういったことで、特に誘因していこうというか、こういう流れをつくっていこうと考えられているのか、もしも説明していただけるんだったら、お願いしたいと思います。 55 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 56 ◯都市部長 御指摘のとおり、なかなか交通ですとか、福祉施設、病院、学校なども含めて、これから人口が減っていけば、当然、学校なんかは今統廃合やっていますけれども、そういった形にいずれならざるを得ない。そういうときに、どこに集まるかというのが、鉄道沿線ですとか、モノレール沿線で、駅周辺の中でも、先ほど蛭田委員から出ていた今回四つの重要地域拠点としたところは、やはりその中でも核になっていくだろうと思われるところでございます。そういうところに、徐々に都市機能が集まってくると、お年寄りなんかで車にだんだん乗れなくなったので、郊外だと非常に暮らしにくいという方は、やはりそういう駅の周辺に住みかえていただくしかないのかなと。それで、徒歩で暮らせるような、そういう生活になっていくのかなというふうには思っています。  その一方で、そうすると郊外が全然いなくなってしまうということで、逆に自然環境が好きだとか、例えば週末、家庭菜園をやりながら暮らしていたいとか、セカンドハウスなんかもありだと思うんですけれども、そういった若い方で郊外でもいいよ、車でもいいよというような方については、そういうところに住んでもらうために、今、農政のほうと協力して、郊外部の新しい住まい方、こういうところで、こういう生活ができますということも提案していきたいと思っていますし、その辺で何とか千葉市の魅力、駅の周辺と郊外部の魅力というのをそれぞれ打ち出して、なるべく人口が減らないような格好にしていきたいというふうに考えているところでございます。  市のほうが、人口増加のときみたいに、区画整理をどんどんやるとか、道路を新しくつくるとか、そういったものは、これからは非常にできにくいのかなと思いますので、なるべくハードの施設を整備しない、今の基盤の中でやっていけるようなまちづくりをしていきたいと思っております。 57 ◯委員長秋葉忠雄君) 桜井委員。 58 ◯委員(桜井秀夫君) ありがとうございました。  おっしゃるとおり、ハードはなかなか難しいので、やはり一つはサービスというところでいろいろ考えていかなきゃいけないのかなと思います。その上では、これから全て各区平等という考え方では、もうないのかなという気がします。議会に来て、まだ2回しか参加していませんけれども、議会のほうもちょっとそういった何か発信が多いというか、もうちょっとそういった段階ではないのかなと。そういった意味では、思い切ったリーダーシップが求められるプランなのかなと思いました。  以上でございます。 59 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかに御意見がなければ、以上で都市計画マスタープラン(原案)についての調査を終わります。            海辺のグランドデザイン(素案)について 60 ◯委員長秋葉忠雄君) 次に、海辺のグランドデザイン(素案)についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。都市局次長。 61 ◯都市局次長 都市局次長、小早川でございます。座って説明させていただきます。  それでは、海辺のグランドデザイン(素案)につきまして御説明いたします。  資料2をごらんいただけますでしょうか。  初めに、1の策定の趣旨でございますが、本市の臨海部には総延長4.3キロメートルの日本一の長さを誇りますいなげの浜、検見川の浜、幕張の浜という三つの人工海浜がございます。全国的に見ましても、これほどの延長の人工海浜を有する大都市というのはまれでございまして、隣接します稲毛海浜公園と幕張海浜公園の二つの公園を含めた一体のエリアを本市固有の地域資源として活用しまして、都市の魅力向上や市民生活の充実、地域経済の活性化などを目的としてグランドデザインを策定いたしまして、海辺の活性化に取り組んでいくこととしたものでございます。  このグランドデザインは、活性化に向けた取り組みにつきまして、20年から30年先の将来を見据えた長期的な視点に立って、本市の考える取り組みの方向性を示すことによりまして、市民、企業等と共有しつつ、自主的な取り組みや事業提案をいただきながら取り組んでいくこととしております。  次に、2の策定の方法ですが、平成25年度に千葉大学との共同研究によって基礎調査を行い、海辺エリアのゾーニングや将来像のほか、魅力を高める施設の提案などを受けております。また、平成26年度には市民等によるワークショップを行いますとともに、アンケートなどによって海辺エリアに対する利用ニーズの把握に努めながら、将来像や具体的な方策の検討を行い、素案として取りまとめたものでございます。  次に、3のグランドデザインの特徴でございますけれども、3点ほど挙げております。  1点目は、海辺エリアを五つのゾーンに区分し、現在の施設を活用しつつ新たな機能を導入して、ゾーンごとに特徴を出していくための各種方策を導入していくことでございます。  2点目は、海辺エリアの中だけでなく、幕張新都心など隣接する市街地を含めた全体の回遊性創出のための方策を導入しようとしていることでございます。  3点目は、施設の整備や運営を行う場合には、民間活力の導入や市民参画による活性化の取り組みを促進していくことの方向性を位置づけていることでございます。  次に、4の活性化のコンセプトですが、コンセプトを定めるに当たって、活性化に向けた海辺エリアなどの六つの課題を抽出、整理した上で、これらの課題に対応しながら海辺の活性化を進めていくための六つの取り組みの方向性をお示ししております。  この取り組みの方向性から、将来の稲毛から幕張までの海辺エリアで展開されていく各種方策が進められますことで、海辺エリアを舞台にさまざまなライフスタイルを生み出され、海辺を生かした生活文化が築かれていく姿をイメージして、海辺と町が調和するアーバンビーチをコンセプトとしております。  このコンセプトを受けて、それぞれのゾーンで進められていく活性化の方向性につきまして、5の稲毛・幕張海浜エリアの活性化フレームにおいてお示ししております。  初めに、(1)の海辺のゾーニングについてですが、海辺エリアは五つのゾーンに区分しております。区分に当たりましては、現在の施設の配置状況や周辺市街地の土地利用等を勘案して行っております。それぞれのゾーンにつきましては、現在の施設を活用しつつ新たな機能を導入して、ゾーンごとに特徴を出していくための各種方策を導入していくこととしております。  図をごらんいただけますでしょうか。  1)のボールパークの海辺ゾーンでございますが、こちら県立幕張海浜公園と幕張の浜が含まれておりまして、QVCマリンフィールドや日本サッカー協会により建設予定でございます仮称ナショナルフットボールセンター、これらを核として、複合的なスポーツ・レクリエーションサービスを提供するとともに、海辺の眺望を楽しめるゾーンとしております。  これらの活性化の方策のイメージにつきましては、その下段の(2)の活性化方策のイメージのところに記載してございます。  1)のボールパークの海辺ゾーンでは、市街地から砂浜まで連続した歩行空間であるなぎさプロムナードを形成して、海を見通しやすくするとともに、沿道には商業・サービス機能を有するにぎわい施設を導入していくことや、既存の道路から車で砂浜の近くまで乗り入れることができる車路を公園内に設けることなどの方策をお示ししております。  上段のゾーニングのほうにお戻りいただいて、2)のプロムナードの海辺ゾーンでございます。  このゾーンは、人工海浜や海浜公園を一体的に利活用されるよう、空間的な連続性を演出して回遊性を創出していくことを役割としております。  イメージのところの2)をごらんください。  このゾーンの活性化方策のイメージにつきましては、稲毛から幕張までの人工海浜を一つなぎにするボードウオークであるビーチウオーク、美浜大橋などからのすぐれた眺望を生かした展望駐車場と「シーサイドカフェ」の導入、そして海釣りができる環境整備などの方策をお示ししております。
     なお、展望駐車場につきましては、本年5月に供用開始しており、現在、多くの方々に利用されておるところでございます。  次に、(1)のゾーニングの3)のマリンスポーツの海辺ゾーンをごらんください。  このゾーンは、既存のヨットハーバーを中心としたエリアをマリンスポーツの拠点として活用し、新たな種目の導入を進めながら、マリンスポーツを通じて海に親しみ、海を楽しめるゾーンとしております。  下の(2)イメージの3)をごらんください。  こちらのイメージでございますが、新たなマリンスポーツの導入に対応したヨットハーバーの機能拡張や、マリンスポーツのほか、さまざまなスポーツを楽しむ利用者の支援を行うスポーツ支援施設の導入、そして海辺のロケーションを生かしてマリンスポーツの風景を楽しみながら食事ができ、特別なイベントにも活用可能なレストラン、ホールなどの方策をお示ししております。  なお、レストラン、ホールにつきましては、本年4月に着工いたしまして、来年の3月にオープンを予定しております。  次に、(1)ゾーニングの4)の歴史の海辺ゾーンでございます。  このゾーンは、かつての稲毛海岸の自然や歴史文化を感じられ、ビーチと一体となった広大なオープンスペースのあるゾーンとして位置づけております。  (2)のイメージの4)をごらんください。  このゾーンの活性化方策のイメージにつきましては、東京湾を一望できる築山、富士見の丘を初め、かつての稲毛海岸にあった別荘風旅館である海氣館をモチーフとした日本建築の導入や、海の中にある歴史的モニュメントの設置検討、三陽メディアフラワーミュージアムの機能を活用した市民ガーデンの導入などの方策をお示ししております。  次に、ゾーニングの5)ファミリーレジャーとスポーツの海辺ゾーンをごらんください。  このゾーンは、レジャープールや各種スポーツ施設が立地し、ファミリーを中心にスポーツ、レクリエーションが楽しめるゾーンとしております。  イメージの5)のところでございますが、このゾーンの方策のイメージにつきましては、レジャープールの屋内施設をフットサルなどニーズの高いスポーツ施設に転用する屋内プールの転用、砂浜を活用したビーチスポーツ場の導入、将来、地方卸売市場に常設の一般向け施設が整備された場合に相互利用を促進するためのスカイブリッジの整備のほか、既存のレジャープールの有効活用を目的としたプールの通年利用などの方策をお示ししております。  最後になりますが、(2)のイメージの海辺へのアプローチ空間をごらんください。これら海辺エリアへのアクセス向上を図るための方策を幾つかお示ししております。  車でのアクセスの利便性を高めるビーチラインや、駅などから海辺エリアの各施設へのアクセスを向上するレンタサイクルシステムの構築、活性化の進捗状況や必要性に応じて導入を検討していきますBRT、LRT等の新交通や水上バスの導入検討などのほか、海辺エリアへのアプローチ空間となる道路沿道ににぎわいを創出するオープンカフェの導入をお示ししております。  こうした活性化方策につきましては、グランドデザイン策定後に、その実現性や期待される効果、社会情勢の変化、利用者のニーズ、民間事業者の意向などを勘案しながら、実現に向けて検討を進めていくこととしております。  特に、千葉県が管理しております幕張海浜公園や幕張の浜、検見川の浜での活性化方策の具体化などに際しましては、千葉県との協議が前提となりますが、その際には、このグランドデザインの示す方向性に基づいて、協議を進めていきたいと考えております。  グランドデザインの概要は以上でございますが、最後に今後のスケジュールにつきまして、現在、素案に対しまして、10月1日から31日までの間、市民意見募集を行っております。その意見等を踏まえまして、11月末を目途に案を取りまとめまして、年内に公表を行うという予定で進めております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 62 ◯委員長秋葉忠雄君) ありがとうございました。  それでは、御質疑等がありましたら、お願いいたします。小松崎委員。 63 ◯委員(小松崎文嘉君) このボールパークについては、県のほうがナショナルフットボールセンターをやるということになっているんですが、現在、協議はどういうことになっているのか、お知らせください。一問一答です。 64 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市局次長。 65 ◯都市局次長 ナショナルフットボールセンターに関する協議でございますが、先日、県と日本サッカー協会で基本協定を締結いたしまして、その際に大仁会長が千葉市のほうに挨拶にいらして、今後、地元の千葉市も含めて、建設に当たっての協議を進めていくということで、ただ先日、実際にその計画を立てる事業者が決定したということで、具体的な調整、協議等は、これからということになってくるかと思います。具体的な話というのは、今の段階ではまだ入っておりません。 66 ◯委員長秋葉忠雄君) 小松崎委員。 67 ◯委員(小松崎文嘉君) 私も一般質問等で取り上げたことがあったんですが、もちろんこの海岸沿いの通りから海側の話だと思うんですけれども、含めて駐車場が反対側にもあったりいたしますので、その辺のことも考慮してやっていかなければならないと思うんですね。これについて、市場等については何か考えはあるんですか。 68 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市局次長。 69 ◯都市局次長 今の千葉市地方卸売市場のことですが、そこにつきましては、具体的には経済農政局との話になってまいりますけれども、こちらの海側の海浜公園の部分で、将来的に市場の整備が何らかの形で進められるときに対応できるようなということで、スカイブリッジ等の提案というか、そういったものを今お示しさせていただいているような状況でございます。 70 ◯委員長秋葉忠雄君) 小松崎委員。 71 ◯委員(小松崎文嘉君) 何でそういうことを言うかというと、今後、先ほども駐車場の話を結構したんですけれども、人のにぎわいが出てくると、現状そんなに駐車場、ただ出るときは結構きついんですよね。これ、すごく精算に戸惑いまして、これはメッセの駐車場にも言えることなんですけれども、出る時間が非常に並んでしまうと厳しいことになりますので、この駐車場対策というのは、しっかりやっていかなければならないのかなと。  今、想定しているこのエリアの中では、駐車場はどの辺が一番厳しくなると見ていますか。 72 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市局次長。 73 ◯都市局次長 厳しくなっていくと考えられますのは、今後ナショナルフットボールセンター等もつくりますので、幕張とか、あと稲毛海浜公園のほうにつきましては、今後、具体的にできる施設によっても、場合によっては、かなり車等の交通もふえてくるというふうには考えられると思っております。  あと、実際に海際をというか、走る車路という、道路でなく園内の車路でアクセスというか、そういったものも工夫はできればと。あと、駐車場も含めて、海際の駐車場とか、そういったものも可能性としては、ちょっと考えていきたいと思っております。 74 ◯委員長秋葉忠雄君) 小松崎委員。 75 ◯委員(小松崎文嘉君) 今、駐車場に特化して言ったんですけれども、どうしてもここまで来るバスというのが非常に少ないものですから、そういうことを対応していっていただきたいと思います。  あとは、何度か言っていましたけれども、いずれもうまく民間の資本を使って、なるべく千葉市が金を直接出すことがないように進めていただければと思います。  以上です。 76 ◯委員長秋葉忠雄君) ありがとうございます。  ほかに、石橋委員。 77 ◯委員(石橋 毅君) 海辺が、まだ千葉市と県がそれぞれ持っているエリアがあるんですが、これの移管の問題は、要するにもうベイエリアは千葉市に移管するよというような話だね、建物、その他は。当初、これも一括で千葉市にという話があったような記憶もあるんだけれども、20年、30年というスパンで考えている中で、千葉市として移管交渉を県としていくのか、いかないのか。ただ、県の同意ということになると、県が同意しないと、この素案も大幅に狂ってくると思うんだけれども、要するに移管の問題と今後のそういうものに対して、どういうようなことをしていくのか。ただ、使用契約だけで県とずっとやっていくのか。その辺のところを、ちょっと2点ばかり教えてくれますか。 78 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市局次長。 79 ◯都市局次長 県立幕張海浜公園のエリアにつきましては、ナショナルフットボールセンターの建設の話がございますので、その中でもにぎわいの施設等もこのエリアに計画をしていきたいというふうに考えておりますので、その中で千葉市が移管を受けて、そういう民間活力を活用したそういう施設とか、そういうものも考えられますので、そういったことはあるかと思います。  ですから、このエリアでそういうにぎわい施設とか、そういうものを導入するような動きになっていきましたら、具体的に県との移管協議とか、そういったものも具体的に進めていくことになるかと思います。 80 ◯委員長秋葉忠雄君) 石橋委員。 81 ◯委員(石橋 毅君) ただ、物事にはやはりチャンスというものがあろうかと思いますので、一部は移管を受けました。住宅部分の、ああいう空中のごみだとか、ああいうものもついていきますよ。今度は、千葉市の魅力あるものについては、その結果後において移管だよと、交渉するよということじゃなくて、こういうものをお金かけて、せっかくつくったものがあるときに、なぜ県ともっと強力に、海辺はこれだけありますと言ったって、千葉市の管理している海辺じゃないわけだよね、一部は。半分ぐらいは県が管理しているわけだよ。そうなってくると、県共同のものになるのか、県が首を縦に振らなきゃ、この事業はだめになるのか。その辺はもう少し強くやってもらわないと、我々これ幾ら議論したって、パブコメが来ても、県のほうで同意を得られなければ、それもだめになるんだろうから、その辺のところは前もって、もう話がついているのかと思った、ある程度。ついてないわけですね。だから、使用貸借のような感じでやるというようなことになるのかな。 82 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市局次長。 83 ◯都市局次長 協議ということでは、話がついているということではございませんので、これから具体的に進めていく中で話を進めさせていただきたいと考えております。(石橋委員「よろしくお願いいたします」と呼ぶ) 84 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかに、盛田委員。 85 ◯委員(盛田眞弓君) 非常に長い距離というか、広い範囲ということで、海辺のグランドデザインということで打ち出しをされているんですが、20年から30年先を見据えてということなので、これもまたすごく長期のことになるかと思うんですけれども、大枠がちょっとわからなくて、この間の市の主催したシンポジウムに参加させていただきましたが、やはり全体的になかなかよくわからなかったというのが感想なんですが、確かにパネリストの皆さんからは、それぞれの思いが語られて、自治会の方だとか、それから奈良県のお住まいで海がないので、海に非常に期待もしているということで、海パスタの団体の方もお話をされていましたけれども、活性化ということでいえば、非常に参考になるものでしたが、ただこの長い距離を横につなぐのか、縦につなぐのかというようなことを、講義をなさった先生も言っていましたが、ここだけではなくて、ここを活用するために、まだもっとたくさんやらなくてはいけないことも出てくるのかなと感じたんですが、海辺のグランドデザインの具体的な進め方というか、これからパブリックコメントが31日までにもらえて、その後、発表が年内になるかと思うんですけれども、海辺を生かしたということでいえば、計画とすれば実現するのには、非常に難しいこともあるんじゃないかなということも感じました。  先ほど、石橋委員がおっしゃったように、県と市ということで、それぞれの分担というか、所管が違うところが一番ネックになるのかなということで、御意見をいただいたものが、そのまま千葉市として独断でできるということでないことも、今ちょっと明らかになったかなということを思います。  それで、20年、30年ということですので、今後の計画見直しも含めて、どのぐらいで計画の見直しを進めていくのかということを、まず最初に伺いたいと思います。一問一答です。 86 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市局次長。 87 ◯都市局次長 計画の見直しでございますが、具体的に何年に1回とかいうことでは考えておりませんで、ただ幕張地区のJFAのナショナルフットボールセンター、これに関しましては、やはり今、具体的にこちらの部分、当初これまでの昨年までの素案では、いろいろイベント広場とか、そういったものも考えておったんですが、ナショナルフットボールセンターという話が浮上してまいりましたので、こういった部分に関しましては、今後JFAと協議を進めていく中で、向こうの計画が明らかになった後に、あそこのグランドデザインのほうにも、具体的な方策というものを反映させていく必要があると思っておりますので、その都度、その都度、ある程度大きな動きがあった段階で見直しというものは必要かと考えております。 88 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 89 ◯委員(盛田眞弓君) 一つ一つの計画がまだ具体的になっていないので、多分、今回のナショナルフットボールセンターのほうの話が出たので、それについて具体的に進め方を、今後、このエリアごとにしていくのかなということは感じました。  一つ、ちょっとこの計画の大もとで検討されているかどうかわからないんですが、海ということなので、海辺ということでいえば、災害時のことなどについて、このグランドデザインの全体として何か打ち出されているものがあれば、伺いたいと思います。 90 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市局次長。 91 ◯都市局次長 災害時ということでは、具体的に打ち出しているというところではございません。 92 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 93 ◯委員(盛田眞弓君) 海で地震が起きて津波というのは、まだ記憶に新しいところで、外海ということではないですけれども、いろいろな施設を計画していく際には、やはり何かあったときの不測の事態を予想して計画をされないと、せっかく意見をいただいて計画どおり進めていたんだけれどもということがないようにしなきゃいけないなというのは、一つ大事な点だと思いますので、今、災害時を想定してということでないということですから、これはやはりちょっと一つ立ちどまるというと語弊があるかもしれませんが、一つ大きな視点としては欠かさないで計画の中に、また今後盛り込んでいっていただきたいと思います。  以上です。 94 ◯委員長秋葉忠雄君) ありがとうございます。  ほかに御発言がなければ、以上で海辺のグランドデザイン(素案)についての調査を終わります。         千葉駅周辺の活性化グランドデザイン(素案)について 95 ◯委員長秋葉忠雄君) 最後に、千葉駅周辺の活性化グランドデザイン(素案)についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。都市部長。 96 ◯都市部長 都市部でございます。  それでは、千葉駅周辺の活性化グランドデザイン(素案)について御説明いたします。  なお、今回お示しする資料は、まだ庁内調整などが完了していない段階ですので、御了承いただきたいと思います。  それでは、資料3をごらんください。  まず、1、初めにでございます。  近年、千葉都心では建築物の建てかえが進まず、町に変化が乏しかったことなどから、千葉駅周辺の求心力の低下が懸念されておりました。しかし、JR千葉駅の駅舎、駅ビルの建てかえ、西口や東口で実施、計画されている再開発事業など、駅周辺でリニューアルの動きが出てきていることから、これを契機と捉え、町全体のリニューアルによって魅力を高めていく必要があると考えております。  そのために、千葉都心全体の将来像や取り組みの方向性を明確化する必要があるとして、千葉駅周辺の活性化グランドデザインを策定することといたしました。  なお、策定に当たっては、50年先の未来をイメージして、おおむね20年先の将来像を描くこととしております。また、将来像実現のため、優先順位をつけた整備プログラムなども合わせて整理することとしております。  次に、2、活性化のための課題、対応、具体的提案でございます。  船橋や成田、木更津などの県内他都市の商圏の拡大や、東日本大震災によって減少傾向にあった市内観光客の回復基調、また人口減少社会の到来などの現状を踏まえ、課題などを商業、観光、都心居住の三つに分類して整理しております。  まず、商業関連に関してですが、拡大傾向にある他の商圏に対抗し、商圏と商圏人口を維持確保するため、具体的提案として、商業コアの形成やにぎわい軸の形成を挙げております。  次に、観光関連に関してですが、駅周辺の観光施設との連携や県の玄関口としてのアンテナ機能の発揮、外国人観光客対応の強化などにより、一層の観光客の誘致を考えており、具体的提案としては、市のアイデンティティーとつながりのある地域資源でもある海辺、オオガハスのある千葉公園、千葉氏などの歴史・文化施設との連携強化などを考えております。  次に、都心居住関連に関してですが、これは集約型都市構造の実現や商業活性化に資する足元商圏の確保などの面からも、積極的な推進が必要と感じております。  内容としては、生活支援機能の整備や住み心地のよい環境づくりのため、具体的な提案として、建てかえ促進のための支援策、規制緩和策の検討などを挙げております。  次に、3、エリアごとの考慮すべき特性でございます。  グランドデザインでは、千葉都心全体の方向性のほか、千葉駅の東口、西口、北口と、三つのエリアごとの特性を踏まえ、方向性を整理しております。  まず、東エリアの特性ですが、千葉駅周辺における業務、商業の集積地として、特色ある商店街、歴史、文化、観光資源などを備えたエリアであると考えております。  次に、西エリアの特性ですが、臨海部などの海辺への玄関口であることや、JR千葉駅の駅舎、駅ビルの開業や西口再開発事業などにより、生活支援機能の充実や回遊性の向上が見込まれるエリアであると考えております。  次に、北エリアの特性ですが、公共施設等が充実した閑静で住みよい居住環境と、駅にほど近く、四季の自然や水辺と触れ合える観光要素を持つ総合公園を備えたエリアであると考えております。  次に、4、全体の方向性でございます。  箱枠の中に記載のとおり、千葉駅周辺全体の方向として三つ挙げております。  まず、千葉県内での求心力のある町として、東京まで行かずとも千葉駅周辺で楽しめる、賄える町にする必要があると考えております。  次に、働く人、学ぶ人、住む人、観光客など多様な人々が集まりにぎわう町として、交流人口と居住人口、両方の拡大で活力やにぎわいのある町にする人があると考えております。  最後に、エリア間における機能分担・連携による多様な魅力のある町として、エリアごとに違う色を出すことで、多様な魅力を創出する必要があると考えております。  次に、エリア別の方向性についてですが、図面の右上に東エリアの方向性を整理しております。  文字が小さくて非常に恐縮ですが、多様な人が集い、にぎわうまちづくりとして、駅至近区域に駅前業務・商業コアを形成することで、恒常的なにぎわいを創出する必要があると考えております。あわせて、歴史、文化などを感じさせるまちづくりや、にぎわいを波及する広場機能の導入、商店街通りの有効活用などにより、来街者を中心市街地に誘因し、回遊を促していきたいと考えております。  また、都心居住推進のために、商業施設の中高層部に居住機能を導入した複合居住施設の導入を促進させていく必要があると考えております。  次に、西エリアについてですが、図面の左下に方向性を整理しております。  安心の生活を支援するまちづくりとして、市役所周辺の新たな企業立地や土地活用の動きなども念頭に、臨港プロムナード沿いににぎわいを誘導するとともに、臨海部との連携を強化し、臨海部と駅周辺との移動を活発化させていく必要があると考えております。  また、駅前においては西口再開発事業などで高度利用するとともに、医療、健康づくり、保育などの機能の導入によって、質の高い居住機能の導入が必要と考えております。  さらに、その周辺地域においては、駅や市役所、商業コアなどからのほどよい距離感を生かした多様な住まい方が選択できることから、戸建てから共同住宅への更新なども含めた居住機能の導入が必要であると考えております。  次に、北エリアについてですが、図面の左上に方向性を整理しております。
     公園や文教施設を生かしたまちづくりとして、千葉公園の再整備などに関連した公共施設などの再編、再配置に伴って、点在する個性的な店舗などをめぐる回遊ルートなどを設置することで、公園周辺の回遊性を強化する必要があると考えております。  また、駅前においては、高度利用を促進し、生活利便施設や居住施設及びこれらの複合施設などを集積することによって、その周辺地域においても現在の良好な環境を保ちつつ、より便利に住みやすくすることで、居住機能の集積を進めていきたいと考えております。  次に、2ページをごらんください。  5、エリアごとの方向性、東エリアでございます。  これは、エリアごとの方向性の詳細を図面にて整理したものです。  なお、3ページと4ページには、それぞれ西エリア、北エリアの図面も添付しておりますが、時間の関係上、本日は東エリアのみ御説明いたします。西エリア、北エリアについては、後ほどごらんいただければと思います。  それでは、東エリアの図面について御説明いたします。  図面左上の茶色の囲みが駅前業務・商業コアとして想定しているおおむねの範囲です。  その中でも、特に赤の破線で囲んだ西銀座周辺においては、図面左下にコメントを記載しておりますとおり、建物更新に合わせたビルの共同化によって、業務・商業機能を強化するとともに、にぎわいの核となる広場を整備することで、駅ビルからの人の流れを引き込み、恒常的なにぎわいを創出していきたいと考えております。  また、歩車分離による歩行者中心の空間とすることや、図面の左上から中央に描いた青色の矢印のように、にぎわい軸を形成することで、駅前業務・商業コアと中央公園や、その周辺の商店街などをつないで来街者を町に誘因し、中心市街地や商店街などにもにぎわいを波及させる必要があると考えております。  次に、図面中央から右へ伸びる緑色の囲みですが、これは中央公園、通町公園の連結強化とにぎわいの創出として想定しているおおむねの範囲で、千葉神社、千葉氏を感じさせるリレーデザインや、伝統を感じさせる景観の誘導、歴史・文化施設との連携などにより、中央公園、千葉神社を一体的に捉えて、歴史的空間あるいは緑の回廊としての活用を考えております。  次に、図面中央、中央公園を含むように描いたオレンジ色の破線の囲みですが、これは中央公園を中心としたにぎわい拠点の形成として想定しているおおむねの範囲で、商店街、文化・公共公益施設等の多機能が集約している特性を生かし、多世代が訪れるにぎわいの核を形成するとともに、特色あるテーマ性を持った商業、サービス等の複合的な土地利用を誘導していきたいと考えております。  また、図面下部中央にコメントを記載しておりますとおり、エリア内に広く都心居住の推進として、都市型住宅の整備や居住サポート施設の充実が必要と考えております。  最後に、図面右上に記載しておりますとおり、駅からの動線改善等として、駅からタクシー乗り場へのアクセス性の改善や、モノレールを一つの魅力と捉えた上で、モノレール駅舎や周辺建築物などの空間の利活用のほか、モノレール自体の利活用を活性化の一つの手段として考えております。  以上が、千葉駅周辺の活性化グランドデザイン(素案)の概要でございます。  最後に、今後のスケジュールについてですが、冒頭に申し上げましたとおり、今後、庁内調整を進めて案を確定した後、本年12月ごろに市民意見の募集を行い、来年3月には策定、公表する予定でございます。  以上でございます。 97 ◯委員長秋葉忠雄君) ありがとうございました。  それでは、御質疑等がありましたら、お願いいたします。小松崎委員。 98 ◯委員(小松崎文嘉君) 一問一答で。  多分、みんな耳にしていると思いますが、裏チバって、これはどこが使っている言葉なのか。これ、地元の商店街が言っているということだったらいいと思うんですけれども、その辺、これ新田町のあたりの反対側だと思うんですけれども、それについて、ちょっと教えてください。 99 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 100 ◯都市部長 最近一般的によく使われているので、ちーバルなんかでも裏チバという言い方をしていまして、千葉駅の裏というんですか、新町から新宿のほうにかけて、割と小じゃれた雑貨店ですとか、飲食店だとかがふえているエリアのことでございます。通称かなと思いますけれども。 101 ◯委員長秋葉忠雄君) 小松崎委員。 102 ◯委員(小松崎文嘉君) 千葉のちーバルでしたっけ、何かそういうのでも扱われているのはいいんですけれども、裏チバがいいのか悪いのか、ナンパ通りとかも俗称だと思うんですけれども、この辺、公的文書なので、よく考えて使われたほうがいいんじゃないかなと。使っても、地元が使っていて、こういうほうがいいなというんだったら、すごくいいことだと思うので、その辺でちょっと心配なのと、あともう一点は、このシーワン沿い、2ページになりますね。シーワンの千葉ショッピングセンター、ここは、雨が降ってもみんな行くんですよね。ところどころに入り口があるんです。ここの周りをうまく活用するとか、何かこういうことを考えたほうがいいんじゃないかなと、渡りやすくするとか。そういうことを若干、別に文句をつけているわけではなく、そういうことも考えていただきたいなと思います。晴れているときは、どこでも行けると思うんです。雨のときに、どういう人の動線を考えるかということを、ちょっと考えていただきたい。  裏チバについては、確認がとれればいいんだと思うんですけれども。 103 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 104 ◯都市部長 裏チバについては、いろいろ商工会議所等と使い方について検討したいと思います。  あと、シーワンについては、千葉駅のほうから富士見商店街のほうには青い動線を引っ張っていますけれども、千葉中央駅のほうには動線的には余り引っ張ってないというのは、やはり中央公園を中心としたところに、まずは人を千葉駅から持っていこうという意図が非常に強くて、そちらのほうを重点的に矢印を引いたということで、確かに雨にぬれない買い物というのは非常にいいことだと思いますし、西銀座についても、今、地元のほうと、これからどういった町にするか、歩きやすさとか、雨でも来やすい、そういった仕掛けをいろいろ考えていきたいと思います。 105 ◯委員長秋葉忠雄君) 小松崎委員。 106 ◯委員(小松崎文嘉君) 仕掛けというか、どちらかというと、多分、今この辺で一番お客さんが来るのがヨドバシカメラのあたりだと思うんです。パチンコ屋さんみたいなのがあったりとか、だから例えばそごうのコリドーパーキングからおりてきて、シーワンの中に入ってどこかに移動するというときに、晴れていれば当然わかるし、あとちょっとわかりづらいというのがあるので、もうちょっとわかりやすく、今度はどっち方面なんていうのがあるとベストかなとも思いますし、もちろんお金をかけない方法でいうと、1カ所か2カ所、ちょっと屋根をつけてあげると行きやすいかなと、その程度のことです。 107 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかに、盛田委員。 108 ◯委員(盛田眞弓君) 一問一答で。  1枚目のところで、西エリアというふうにあるところ、読んでいただいたんだけれども、具体的にちょっとわからなかったところで、安心の生活を支援するまちづくりということなので、多様な住まい方の選択と戸建てから共同住宅への更新という言い方が、何かちょっと理解できなかったので、もう少し詳しい説明をしていただいていいでしょうか。 109 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 110 ◯都市部長 西口エリアについては、まず駅前、西口の再開発のB棟というところ、B工区について総合病院が来るということで、今、再開発の計画を立てているところです。そのほかに、コミュニティセンターの隣に千葉県医師会館ができるとか、そういう医療系のところもいろいろ出てきたということで、そういった施設がそろってくると、やはり先ほどの集約型というか、コンパクトシティーでもそうですけれども、多様な世代の人たちが住まいやすい、健康づくりなどを中心としたまちづくりということで、ただ、お年寄りだけではなくて若い人、保育所なんかも充実したところで、多様な人がいろいろ住めるところ、割とまだ戸建て住宅が残っているエリアもありますけれども、だんだんこの辺について基盤整備が進んでくると、駅に近いという利便性を生かして、徐々に中高層に変わっていくのかなということもありますので、割と駅に近い、いろいろな生活施設が充実した、そういったまちづくりをこれからしていこうということで、ここに書き込んであります。 111 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 112 ◯委員(盛田眞弓君) 西口というか、B棟ができることによって、再開発ということでいえば、今、戸建ての住宅のところを、例えば高層にしてということで、この更新ということの使い方だったのかなと思うんですが、それでいいんですかね。住みかえというか、要は西口のエリアについては、住み方自体も今の戸建てではなくて、例えば中高層にしていって、まちづくり的にも今まで打ち出されているものに少しつけ加えるような形とか、もうちょっと発展というふうに言っていいのかどうか、変わった形でのまちづくりを予定しているということでいいでしょうか。 113 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 114 ◯都市部長 市のほうが積極的に、何か高層化するとか、そういう考えは特にありません。今の用途地域の中では、やはり道路がしっかり整備されてないところは、もともとそういう高い建物が建つような基盤になっていませんので、そこについては用途地域は厳しいままになっています。戸建てのエリアは戸建てのエリアなんですが、ある程度商業系の用途地域のところも結構あります。もう区画整理でしっかり道路ができているところもありますので、そういったところについては、徐々に中高層が建ってくるのかなとは思っていまして、駅に近いということ、それから先ほど言いましたいろいろな都市基盤施設が整っているということであれば、徐々に人口をふやすためにも転換していくのは、市としても期待はしています。ただ、強制的に何か市のほうで促すということは、特に考えてはおりません。 115 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 116 ◯委員(盛田眞弓君) きょうは時間の関係ということで、東口というか、東エリアのお話だけでしたので、余り細かいことは言えないんですが、全体として千葉駅が完成をしたときに、それぞれ影響を受けてくる部分はあるかなということは感じます。特に、東口のほうは、もちろん正面の役割ということになると思いますので、人の流れというものは一定期待をするし、期待に応えられるようなものを準備しなくてはということもあるんですが、西口と、それから北口というふうになると、その周辺の人の動きということでいえば、東から比べれば少ない、流れは東口が主ということになるかなということも、ちょっと感じるところはあります。いろいろな都市部の駅はありますけれども、千葉駅として住みながら便利で、なおかつ人に来てもらえるようなという、何か欲張りな案かなということは思います。具体的には、これから庁内で検討をされてまとめたものを12月のパブコメということですので、パブコメというのは一般的に全市民に説明をされることだと思いますので、この周辺地域に限っての何かもう少し細かい意見聴取だとか、当然、千葉市の大きな駅ですので、どなたも利用するんですが、やはり駅が変わって周辺の環境が変わるということで、関心があって希望というか、要望をたくさん持っていらっしゃるのは、やはり地元の方だと思いますので、説明の機会というか、地元の皆さん、それから商店の皆さん含めて、充実をさせていくというか、加えていただくような、そういうものは一旦計画ができた後も必要かなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 117 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 118 ◯都市部長 今回のは、あくまでもこうしなさいということではなくて、だんだん人口が減ってくるとか、商圏が競争が激しくて、なかなか千葉のもともとの中心市街地と言われているところが、大分地盤沈下してきたと。そういったことに対して、今後、さらに千葉市内でも、この地域でも駅周辺のほうに人が集まってきてしまうというか、商業施設が集まってきて、パルコが撤退ということもありますけれども、中心部のほうが徐々に人がいなくなってくる。そういうことに対して、ただ流れに任せるだけではなくて、今回、市のほうである程度指針として、この辺はこういうふうにしたらどうですかというようなことをまとめているのが、今回のグランドデザインだと思っています。  ですから、例えば2ページの東口のほうでも、何とか通り商店街って結構ありますけれども、こういうところについても、我々ここまで来る間に、担当のほうで何回もそういう商店街の方たちと意見交換しています。それぞれ、ある程度、市のほうはこうしなさいとまで言わないけれども、こんなのどうですかというようなことで提示して、そこから先については、地元の方が自分たちで、そこをさらにどうやっていくかということを考えていってもらうような形にしていきたいと思います。  今回、一応これをつくる上で、商工会議所を含め、いろいろな商店街の方とも相当意見交換しながらやっていますので、ある程度こんな方向性でどうでしょうかというところを、今回ここに書き込んでいきたいと思っているところです。 119 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 120 ◯委員(盛田眞弓君) 要は、やはり住みながらということが中心だと思いますので、もちろんほかのところから来ていただくことは含めて考えるんですけれども、今の居住環境が余り大きく変わるということを、地元の方が望めば別ですけれども、そこはちょっと慎重にしていただくことが必要かなということは思います。  あと、それからこの間、パルコは東エリアのところの千葉公園周辺のあそこを真ん中のところになるので、その後、何か変わったことがあるとか、ないとかというのがあれば、それだけちょっと伺いたいと思います。 121 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 122 ◯都市部長 まず、撤退という話があって、市の経済部のほうが中心ですけれども、商工会議所などと連名で何とか残してほしいという文書を出しています。また、今、同様に今後、千葉市のまちづくりについて、こういうグランドデザインをつくっていますので、それに従ってというか、こういうのを考慮に入れて、跡地というか、その後の利用について、要は単なるマンションとか、そういうふうにならないような形で、今ある商業施設をなるべく残すというか、特に地下の西友ですとか、上の飲食店はそれなりに周りの方も利用されていますので、できるだけそういったものを残しながら、継続というか、建てかえにしていってもらうような形で要望書を出そうということで、今、経済部のほうが中心になってまとめているところでございます。 123 ◯委員長秋葉忠雄君) 盛田委員。 124 ◯委員(盛田眞弓君) ありがとうございました。 125 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかに、石橋委員。 126 ◯委員(石橋 毅君) お願いですけれども、非常にいい案ができてきたんですけれども、千葉駅が完成することによって、人の流れが下手すると駅から外に出ないんじゃないかということが、非常に危惧されるよと。乗りかえだとか、そういうのにしても、駅の中で全部それが処理されるということになると、乗りかえで外に出てこないと。ですから、外に出るような仕掛けを、今この中の言葉にはありますけれども、やっていただきたいと。そうしませんと、せっかくこれつくりましても、人が出てこない限り、今あそこに歩いて通学、通勤する人というのは、そういないわけですから、その辺のところを、よく駅ビルの完成と同時に、再度、外に出すような仕掛けをしていただけるように、また、千葉駅側にもお願いをしていただきたいと。これは、商工会議所の会頭にもお願いしているんですけれども、そうしませんとせっかくのいろいろな案も案で潰れちゃいますので、それからテナントさんにしてみれば、高い家賃を払っているので、そこまで拘束されないと駅のお店の人たちは言うかもわかりませんけれども、その辺は千葉市として強く商工会議所とともに、外に出ていく、また出ていただけるようなことを、駅のほうにもお願いをしていっていただきたいということによって、このグランドデザイン素案が、より一層生きたものになるのかなというふうに思っておりますので、今のところ、まだ志半ばですから、西口に行きましても、弁天口のほうに行きましても、そういう人通りがないということでございますので、それをここにうたって、それで1点、ちょっとこれから離れるけれども、京成の後ろのプロムナードがありますよね、体育館のところに出る。あれの工事が、いまだにあの状態で、もう何年たつかわからないけれども、これに関係しないんだけれども、ちょっと状況というのはどうなっているかわかる。  本当に言わせていただければ、ああいうのこそ無駄遣いをしていると。人が利用するんじゃなくて、利用できるものをいつまでも放置しているのが、あれもやはりまちづくりの大きな観点になると思いますので、京成の駅から体育館までを歩道を歩きながら、人を誘導していきながら、町の活性化を図ろうという意味合いでやっているんだけれども、あれが完成してから最近は動きが全然見えないんだよね。わからなきゃいいですよ、後で教えていただければ。 127 ◯委員長秋葉忠雄君) わかりますか。都市部長。 128 ◯都市部長 ちょっと済みません、今の国道の体育館の反対側ですよね、途中でとまっているのは承知していますが、どういう状況なのか。所管も含めて、ちょっと調べまして御報告いたします。 129 ◯委員長秋葉忠雄君) 後で、石橋委員のほうによろしいですか。 130 ◯都市部長 御報告いたします。 131 ◯委員長秋葉忠雄君) 桜井委員。 132 ◯委員(桜井秀夫君) 一括でお願いいたします。  簡単な問題を2点のみ。毎度、議会で話題になっているので、もう言わずもがなかもしれません。競輪場廃止の話がございまして、議会ではまだ見通しがないというお話でございました。その影響もあってか、若干、北エリアのほうですかね、そこがちょっと具体的にもなかなか書けない状況もあるのかなという気もしているんですけれども、その中でもニーズの高い体育館を先に整備してくださいというお話も以前させていただいたところでございますけれども、その後の状況というか、情報等ございましたら、また体育館の先行的な整備、耐震性の問題もございますので、そういったことの考えをお聞かせ願いたいというのが一つ目でございます。  二つ目なんですが、こちらの地域から、あと西千葉駅も経由して最後は稲毛駅までたどり着いちゃうんですけれども、今言った北エリアは、文教地域であることを生かしたいということが書いてあるんですけれども、まさにそのとおりで、そこからこの隣接している地域として、千葉経済大学があって、その横にまた千葉大学があって、さらに敬愛大学があって、そしてもう稲毛駅まで行ってしまうというような、それがずっと数珠つなぎで文教地域というふうになっている。また、高校も千葉東高校があったりとか、本当にそういった意味では特化的な地域なのかなという気がしております。ですので、例えば学校関係者の方から特段、話を聞いてもいいのかなと思っております。と申しますのも、そういった文教性を求めて住んでいらっしゃる方も多いんですけれども、学術学会とか、研究会でも、かなりの方がいつも来られているなという印象も持っております。そういった方々の利便性なんかも含めて、千葉駅周辺という観点からすると、ちょっと周辺的な形になっちゃいますけれども、西千葉、稲毛とつながる地域一帯としては、そういった観点もあっていいのかなと思います。  以上です。 133 ◯委員長秋葉忠雄君) 都市部長。 134 ◯都市部長 最初の千葉競輪場の跡地なんですが、4ページのところに確かにお話は競輪場廃止という話と、その後どうなるというのが、ちょっとここに図面として入れるのが形として、どういうふうになるのかわからない中で難しかったので、右上のところに公共施設の再編、再配置を含んだ千葉公園の再整備という形で、文字としては入れてあります。今、市民局が中心となってスポーツ施設の再配置ということを検討していますので、その辺と連携して、今後、具体的な絵を描いていくようになるかと思います。  それと、もう一点、文教地区ということで、その辺も今のすぐ下に千葉公園、文教施設等との連携ということで、この千葉駅から千葉公園の間には、植草学園とか、あと中央図書館ですとか、そういった教育施設、文化施設がございますので、そういったものを生かしたまちづくり、当然これは委員おっしゃられたように、西千葉から稲毛にかけて、この一帯というのはそういった施設が集まっているので、そういったところと今後具体的にどんなことができるかというのを、いろいろ一緒に検討していきたいと思っております。 135 ◯委員長秋葉忠雄君) ほかに御発言がなければ、以上で千葉駅周辺の活性化グランドデザイン(素案)についての調査を終わります。  以上で、都市建設委員会を終わります。御苦労さまでした。                  午後3時22分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...