│ 1
│代表者 松島
清文│代表者 松島 清文│
│ │ 外297名│ 外750名│
└──┴─────────┴─────────┘
3 別途配付の
陳情文書表(その2)のとおり、
陳情第4号及び第5号を所管の委員会に付託
した。
───────────────
日程第1
会議録署名人選任の件
4 ◯議長(
三須和夫君) 日程第1、
会議録署名人選任の件を議題といたします。
私より指名いたします。32番・
斉藤肇議員、33番・
佐々木久昭議員の両議員にお願いをいたします。
───────────────
日程第2
大都市税財政制度・
地方分権調査
特別委員選任の件
5 ◯議長(
三須和夫君) 日程第2、
大都市税財政制度・
地方分権調査特別委員選任の件を議題といたします。
大都市税財政制度・
地方分権調査特別委員が1名欠員となっておりますので、選任についてお諮りいたします。
本件に付きましては、
向後一夫議員を選任いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6 ◯議長(
三須和夫君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
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日程第3 議案自第99号至第117号、発議第4
号、請願第2号の1、第2号の2
各
委員長報告、討論、採決
7 ◯議長(
三須和夫君) 日程第3、議題第99号から第117号まで、発議第4号、請願第2号の1及び第2号の2を議題といたします。
───────────────
8 ◯議長(
三須和夫君) 各委員長の報告をお願いいたします。
総務委員長、12番・
中島賢治議員。
〔12番・
中島賢治君 登壇、拍手〕
9 ◯12番(
中島賢治君)
総務委員長報告を申し上げます。
当委員会に付託されました議案6件につきましては、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり結論が得られておりますので、以下、審査の概要について御報告申し上げます。
初めに、議案第101号・千葉市市税条例の一部改正に係る
専決処分につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、
個人市民税均等割の
非課税限度額の見直しに関し、2年ごとの均等割の
非課税限度額見直しと
生活扶助基準額引き下げとの関係、
生活扶助基準額の
引き下げ額、改正による新たな
対象者数、影響額及び増収額、
課税世帯となることによる
福祉サービスへの影響、
納税通知書発送後の市民の反応について。また、
市たばこ税の引き上げに関し、改正による影響額と
年間税収見込み額について。さらに、
耐震改修促進税制の創設に関し、制度内容及び適用期間、市民への周知方法、市の
耐震改修助成制度との関係について。加えて、国の税制改正に対する市の見解について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、新たに課税されたことによる生活への影響を把握すべきであるとの意見。また、条例改正は、地方税法の改正によるものではあるが、
非課税限度額の
上限引き下げについては賛同しかねるとの意見が述べられる一方、
課税世帯となることによる
福祉サービスへの影響についても周知されたいとの意見。このほか、
耐震改修促進税制の市民周知に努められたいとの意見が述べられ、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第104号・特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及び千葉市
教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、条例の改正理由と上程時期、改正による影響額、他政令市との比較、現給保障の適用理由と対象範囲について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、特別職の給与の減額については理解できるとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第105号・
千葉市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、
対象者数と
適用範囲について質疑が行われた後、今後は同制度のさらなる
適用範囲の拡大を望むとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第107号・町の区域及び名称の変更につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、住民への説明方法及び合意状況、町名変更に伴う
住民負担への対策、自治会の構成について質疑が行われ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第108号・千葉市高原千葉村の用地に係る土地の取得につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、
利用者数及び稼働率の推移、
施設改善への見解と
アスベスト対策について質疑が行われ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第100号・千葉市職員の給与に関する条例の一部改正に係る
専決処分につきましては、当局の説明を了承し、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
以上で、
委員長報告を終わります。(拍手)
10 ◯議長(
三須和夫君)
保健下水委員長、20番・
近藤千鶴子議員。
〔20番・
近藤千鶴子君 登壇、拍手〕
11 ◯20番(
近藤千鶴子君)
保健下水委員長報告を申し上げます。
当委員会に付託されました発議1件、請願1件につきましては、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり結論が得られておりますので、以下、審査の概要について御報告申し上げます。
初めに、発議第4号・千葉市
障害者自立支援法による
利用者負担額の助成に関する条例の制定につきましては、まず、提出者である委員より、提案理由として、本年4月からの
障害者自立支援法施行に際し、多くの自治体で独自に
サービス利用者の
負担軽減策を実施しており、さらに、会派で行った実態調査においても
負担軽減策の実施について多くの要望が寄せられていることから、本発議を提出したものであり、助成内容については、
利用者負担額のある階層のうち、低所得1及び2については全額を、一般階層のうち
市民税所得割4万円未満の階層については2分の1を市が独自に助成するもので、年間の助成総額は約7,000万円が見込まれるとの説明がなされたのであります。
その後、委員より、本発議の
施行期日が12月である理由について質疑が行われ、提出者より、本年10月から法に基づく新たな
障害者サービスが開始されることから、その実施に沿った形で
施行期日を定めたとの答弁がなされたのであります。
次に、国が3年後に実施する
障害者自立支援法の見直しに関し、本発議に期限を定めていない理由、法の見直しにあわせ、施行後の条例を見直すことへの見解について質疑が行われ、提出者より、国は既に見直しの方針を出しており、その内容にあわせ条例の見直しを行うため、期限を定めていないとの答弁がなされたのであります。
このほか、当局に対し、国の制度における低所得者などを対象とした
利用者負担軽減措置の具体的な内容及び
対象者数、政令市における独自の
負担軽減措置の取組状況、国が3年後に実施する
障害者自立支援法の見直しを踏まえた市独自の
負担軽減策への見解。また、
社会福祉法人減免制度に関し、
障害者サービスを提供している
社会福祉法人の総数、同制度の
対象事業所が少ない現状への見解、
社会福祉法人及び利用者が同制度を申請する場合の手続について質疑がなされたのであります。
こうした質疑応答の後、
障害者自立支援法は、生きていく権利を満たすための支援を
サービスとみなしており、疑問を感じることから、本発議に賛成であるとの意見。さらに、提出者より、国の
負担軽減措置の該当者が少ないことから、市が独自に
負担軽減措置を実施すべきであり、また、法が制定された以上、自治体にはその法の中で障害者の生活をどのように補うかが求められており、既に多くの自治体において
減免制度が設けられていることから賛同願いたいとの意見が述べられたのであります。
一方、国の制度における低所得者に対するきめ細かな
負担軽減措置は十分活用されているとの意見。本発議の趣旨は理解できるが、地域によって
利用者負担額に差異が生じることのないようにする視点も必要であり、新制度がスタートしたばかりであることから、現段階では利用者の実態を見きわめるべきであり、賛成しかねるとの意見。また、国の障害者に対する制度は非常に貧困であると言わざるを得ず、
障害者自立支援法を変えることが必要であり、条例により法を補う本発議には賛成しかねるとの意見。さらに、
障害者自立支援法は、
障害者サービスを、広くみんなで支え合う趣旨の法律であるが、その趣旨が十分に関係者の間に徹底されていないことから、当局の一層の努力を求めるとともに、10月からの
地域生活支援事業の実施に当たっては、利用者に配慮するよう努められたいとの意見。将来、
地域生活支援事業や
介護保険制度との整合を図ることが見込まれることから、今後の動向を見きわめるべきであり、本発議には賛成しかねるとの意見が述べられ、採決の結果、
賛成少数をもって否決すべきものと決しました。
次に、請願第2号の1・
障害児者への
応益負担に反対し切実なねがいの実現を求める請願につきましては、当局の参考説明を聴取した後、委員より、まず、過去に提出された類似の請願の有無について質疑が行われたほか、
重度心身障害者児医療費助成の
現物給付に関し、
全国市町村の実施率、千葉県下で実施できない理由及び県内各市町村の見解、関係団体との連携による県への要望状況について。さらに、
障害者施設の
基盤整備に関し、本市の
整備状況、入所及び通所の待機状況、本市の負担額を軽減の上、
施設整備を展開する手法について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、
応益負担に反対の立場から、本市には応能負担となる制度が必要であるとの意見。
重度心身障害者児医療費助成の
現物給付は切実な問題であることから、早期に実現するよう、他市町村とも連携の上、県に対する働きかけを積極的に行うべきであるとの意見。
施設整備における
計画目標量が障害者の実態に合わないため施設増設の要望が出ていることから、本請願を採択すべきであるとの意見が述べられたのであります。
一方、
障害者施設の増設及び
居宅支援の充実を図るべきであり、また、
重度心身障害者児医療費助成の
現物給付については、
地域間格差の発生を回避するためにも県内で統一して実施すべきことから、今後も市から県に働きかけを望むが、障害者の
サービスを広くみんなで支える
障害者自立支援法を否定する本請願には賛同しかねるとの意見。また、
障害者施設及び
居宅支援の充実に関し、
基盤整備は計画どおりなされており、当局の努力を評価するものであり、今後も一層の努力を期待するとの意見。さらに、
待機者数を減少させるには、単に施設を増設するのではなく、
施設整備に関する手法を幅広く研究すべきであることから、本請願に賛同できないとの意見が述べられ、採決の結果、
賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上で、
委員長報告を終わります。(拍手)
12 ◯議長(
三須和夫君)
環境建設委員長、39番・
中野弘議員。
〔39番・中野 弘君 登壇、拍手〕
13 ◯39番(中野 弘君)
環境建設委員長報告を申し上げます。
当委員会に付託されました議案5件につきましては、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり結論が得られておりますので、以下、審査の概要について御報告申し上げます。
初めに、議案第103号・国道126
号椿森陸橋交差点改良工事に係る
工事請負契約の議決事件の一部変更に関する
専決処分につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、
工事内容から
工期延長が予測できなかった理由、本議案と同等の期間に及ぶ
工期延長事例の有無、
工期延長に伴う
事業者負担の実態。また、本件を
専決処分とした理由、埋設物の
事前調査方法。さらに、隣接する万葉軒が所有する用地の買収面積とその費用及び
当該本社ビル移転に伴う
本市負担の有無。加えて、陸橋の
エレベーター設置工事に関し、メーカーの選定及び
保守点検の
実施計画について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、工期を設定するに当たり、十分な
事前調査の実施が必要であるとの意見。また、
工期延長により生じる
経費負担は事業者に転嫁されることのないよう留意されたいとの意見。さらに、落札率が低下傾向にある中で、さらなる
経費削減を求められている事業者にとっては、
工期延長によって伴う
人件費等の負担は大きいことから、
事業者負担に対する補償を検討すべきであるとの意見。加えて、陸橋の
エレベーター設置工事に関し、設置後、事故が発生することのないよう、
保守点検を徹底し、安全性を確保されたいとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第109号・
市民ゴルフ場仮称の用地に係る土地の取得につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、
土地開発公社からの用地買い戻しに関し、取得のための財源及び他の
最終処分場における買い戻しの状況。また、借地料に関し、平米単価、
下田最終処分場及び他の
最終処分場における
借地料値下げの状況。さらに、埋め立て後の
環境管理に関し、汚水の土壌浸透の可能性、地下水を利用している
周辺住民の有無、
周辺地域の観測井による
地下水検査体制について。加えて、
ゴルフ場開設後の
指定管理者による
管理運営に関し、委託費の範囲内で
管理運営が困難な場合の対応、収益を
借地料支払いへ充当する可能性についての検討状況、利用者への公平性を確保するための対応策について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、
最終処分場の跡地利用には多くの用途制限があることや、厳しい
財政状況下にもかかわらず、土地の買い戻しや借地料の支払いに多大な経費を要する現状を市民に十分に周知することにより、ごみ減量に向けた意識啓発を図る機会とされたいとの意見。
指定管理者制度を有効に活用するためには、管理者の創意工夫が生かされるよう、建設・造成段階から管理者が関与していくことが望ましいとの意見。
指定管理者の募集に当たっては、より多くの事業者の応募が得られ、斬新な発想による
管理運営を行う団体が選定されるよう、実績にとらわれない
採点基準項目のあり方を検討されたいとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第114号・
新港横戸町線2工区ボックス他
築造工事に係る
工事請負契約及び議案第115号・
新港横戸町線6工区
ボックス築造工事に係る
工事請負契約につきましては、一括して当局の説明を聴取した後、委員より、使用資材、工法、
安全対策について。また、
入札価格に関し、価格の妥当性、施工者における
採算見込み及び低
価格入札による
下請業者への影響、低
価格入札の
増加傾向に対する見解、低
入札価格調査の充実強化の必要性、工事の質を確保するための検査方法、不測の事態により生じる
工期延長時の対応について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、
優良企業育成の観点からも、低
価格入札に起因する工事の品質低下や人件費の削減、
下請業者への
しわ寄せ等が生じないよう、検査体制の充実を図られたいとの意見。無理な
経費削減により、強度に余裕のない
工事設計が行われ、事故の発生に結びつくことがないよう、十分留意されたいとの意見。また、議案第114号の当該地域は軟弱地盤であることから、
施工管理の状況について、十分に確認を行われたいとの意見、今後、
総合評価落札方式の導入に当たっては、労働者への対応や
安全管理、事業者の
社会的貢献等が落札結果に反映されるよう、評価項目を検討されたいとの意見。また、
周辺住民から
新港横戸町
線整備事業の必要性を疑問視する声が上がっていることから、本議案については賛成しかねるとの意見が述べられる一方、本
整備事業の実施により、道路が拡幅され、便利になったとの
周辺住民の意見も出ており、早期の完成を目指して努力されたいとの意見が述べられ、採決の結果、いずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第117号・
都市計画道路新港横戸町
線京成電鉄千葉線交差部工事に係る
工事委託契約につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、委託費に関し、
委託金額の内訳、各年度の
清算金残額及び清算時期について。また、
委託事業者が行う入札に関し、各年度における
応札業者数、
落札業者名及び落札率について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、議案第114号及び第115号に同じく、
周辺住民から
新港横戸町
線整備事業の必要性を疑問視する声が上がっていることから、本議案についても賛成しかねるとの意見が述べられる一方、本議案には賛成であるが、本工事について、契約方法を請負ではなく委託とする趣旨は理解できるものの、落札率や清算金について不透明な部分もあることから、さらなる市の
チェック体制の強化をされたい、また、
委託金額の設定に当たっては、低
価格入札が
増加傾向にある現在の社会情勢を勘案し、適正な金額となるよう努められたいとの意見が述べられ、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
委員長報告を終わります。(拍手)
14 ◯議長(
三須和夫君)
経済教育委員長、11番・
小川智之議員。
〔11番・
小川智之君 登壇、拍手〕
15 ◯11番(
小川智之君)
経済教育委員長報告を申し上げます。
当委員会に付託されました議案6件、請願1件につきましては、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり結論が得られておりますので、以下、審査の概要について御報告申し上げます。
初めに、議案第99号・平成18年度千葉市
競輪事業特別会計補正予算に係る
専決処分につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、
ナイター場外発売に関し、
年間実施日数、時間帯及び収益の見込み、
周辺自治会との協議状況、周辺への騒音等の影響について。また、他の競輪場に関し、一般会計に繰り出しを行っている競輪場とその額、赤字となった競輪場の廃止の状況、
経営改善対策の内容について。さらに、
競輪場施設の貸し出しに関し、サマースクールの内容、
市内高等学校の
自転車競技部設置状況、選手宿舎の
地域利用拡大に対する見解について。このほか、今後の
競輪事業のあり方、
記念レースの
開催状況、本年中の
特別競輪開催予定、経営改善による全体的な経費及び
サテライト鴨川の固定経費の削減見込み、新たな設備投資の予定、
大型スクリーン導入等の工夫に対する評価、今後の
競輪事業のあり方を検討する場への有識者、市民、選手会の参加に対する見解について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、
競輪事業の状況が厳しい中、今後のあり方の検討に当たっては、部外の若手職員や市民の意見を聞く必要があるとの意見。また、街灯設置及び
樹木剪定等、
競輪場周辺の
安全対策を要望するとの意見。さらに、全国の競輪場の状況について早急に調査を行い、それを踏まえて今後のあり方を検討されたいとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第110号・
いずみグリーンビレッジ事業富田地区の拠点施設の用地に係る土地の取得につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、
グリーンビレッジ推進事業に係る国の上位計画、
グリーンビレッジ推進事業の内容について質疑が行われたほか、本事業には
地域住民も参加しており、住民の活動を支援しながら、基本構想、基本計画に従い推進されたいとの意見。また、コスモスを千葉市ブランドとするなどの多様な事業により集客力を高められたいとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第111号・千葉市立仁戸名小学校の給食室に係る財産の取得について、議案第112号・千葉市立瑞穂小学校の校舎及び屋内運動場に係る財産の取得について、及び議案第113号・千葉市立大椎中学校の校舎、屋内運動場及び部室に係る財産の取得につきましては、一括して当局の説明を聴取した後、委員より、今定例会への議案上程による利息の削減額について。また、学校施設について、今回上程分を除く今年度の財産取得予定、財産取得時期の決定方法、財産取得にあわせた学校周辺道路の整備の有無について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、債務負担行為に懸念があり、市債の抑制を図るとともに、都市整備公社の今後のあり方も視野に検討されたいとの意見。また、財産取得議案は非常に理解しづらいことから、市民にわかりやすい説明に留意されたいとの意見が述べられ、採決の結果、いずれも
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第116号・千葉市立千葉高等学校改築電気設備工事に係る
工事請負契約につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、19年度発注予定である太陽光発電の導入に関し、環境問題への取り組みとして
地域住民に積極的な周知を図る考えの有無、導入に要する経費、校内の電力消費量に占める太陽光発電の割合、年間売電額の見込みについて。また、改築工事の進捗状況及び
周辺住民に対する周知方法、改築工事に伴う周辺道路の交通上の問題点、電気設備工事の具体的な内容、普通教室へのエアコン設置に対する見解、受変電設備の超高効率型トランスの概要、予定価格に対する調査基準価格の割合、工事費に占める人件費の割合、入札調書のインターネット公開に対する見解、教員用パソコンの配置数について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、事故のないように工事を進められたいとの意見。また、今後も
周辺住民の要望等に丁寧に対応されたいとの意見。さらに、普通教室へのエアコン設置にも努められたいとの意見。加えて、スーパーサイエンスハイスクールを進める本校において、教員1人1台のパソコン配置を実現していくべきとの意見が述べられたのであります。
このほか、公正な入札のため、一般市民のチェックが働くよう、入札調書のインターネット公開を実施されたいとの意見。また、入札調書について、平米単価等の記載など、何らかの形で、落札率以外でも比較が行えるよう改善を進められたいとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、請願第2号の2・障害児の切実なねがいである教育条件の整備に関する請願につきましては、当局の参考説明を聴取した後、委員より、特殊学級を廃止する方針の有無、LD、ADHD、高機能自閉症等の判定方法、障害児の相談及び受け入れ態勢、本市障害児教育で改善を必要とする点、本市が作成したサポートプログラムの内容について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、特別支援教育は新しい概念であり、本請願はその条件整備を求めるもので、子供たちや保護者の願いにこたえて多様な施策を推進されたいとの意見。また、本請願は、子供の権利として適切に教育を受けられるようにすることを求めたものであるとの意見。さらに、障害を持つ子供たちの多様なニーズに応じて教育条件を整備することは自治体の役目であり、保護者への選択肢の提供が重要と考えることから、本請願に賛成するとの意見が述べられたのであります。
一方、当局の取り組みは理解するが、現場の教員が理解を深められるよう、一層の取り組みを求めるとともに、千葉市における特別支援教育のあり方に関する検討会議の専門部会において、高等養護学校の設置について検討されるよう要望するとの意見。
また、設備面については、養護学校が劣悪な環境であるとは思えず、市立小中学校も限られた財源の中で運営しているとの意見。さらに、養護教育センターの体制という観点でも、専門家の配置に当局は努力していることから、本請願には賛同しかねるとの意見が述べられ、採決の結果、
賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上で、
委員長報告を終わります。(拍手)
16 ◯議長(
三須和夫君)
都市消防委員長、32番・
斉藤肇議員。
〔32番・斉藤 肇君 登壇、拍手〕
17 ◯32番(斉藤 肇君)
都市消防委員長報告を申し上げます。
当委員会に付託されました、議案2件、請願1件のうち、結論の得られました案件につきましては、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありますので、以下、審査の概要について、御報告申し上げます。
初めに、議案第102号・千葉市消防団員等公務災害補償条例の一部改正に係る
専決処分につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、本条例による損害補償の支給件数と適用事例、損害補償額の引き下げによる消防団員数への影響、介護補償の適用要件と事例の有無について質疑が行われたほか、本条例改正は、消防団員数の減少が憂慮される中での補償額の引き下げであることから、消防団員の理解が十分に得られるよう適切な対応を望むとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第106号・千葉市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正につきましては、当局の説明を聴取した後、委員より、消防団員に関し、階級別の団員数、平均年齢、平均勤続年数、定年の有無、及び増員に向けた具体的な取り組みについて。また、消防団に関し、現在の団体数及び千葉市国民保護計画の策定等に伴い必要と見込まれる団体数について。さらに、退職報償金に関し、支給総額の今後の見通し及び本制度に係る基金の有無について質疑が行われたのであります。
こうした質疑の後、消防団員の退職に当たっては、長期にわたり活躍した団員の知識や技術が、若い団員に円滑に継承されていくよう、効果的な対策を講じられたいとの意見が述べられ、採決の結果、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
委員長報告を終わります。(拍手)
18 ◯議長(
三須和夫君) お聞きのとおりでございます。
討論の通告が参っておりますので、お願いいたします。13番・中村公江議員。
〔13番・中村公江君 登壇、拍手〕
19 ◯13番(中村公江君) 日本共産党の中村公江です。
会派を代表して、議案第101号、第114号、第115号、第117号について反対し、請願第2号の1、第2号の2が不採択となったことへの討論を行います。
まず、議案第101号・
専決処分について、千葉市市税条例の一部改正についてです。
これは、国の税制改正によって、個人市民税の均等割の
非課税限度額が22万円から21万円に引き下げられるということです。それに伴って、約380人の方に影響があり、増収見込みは約35万円ですが、今まで市民税非課税だった方が課税者となれば、保健福祉局所管だけでも受けられない事業が3つ、自己負担が増える
サービスが42件にも及んでいます。6月以降、税制改悪によって老年者控除の廃止、公的年金控除の見直し、定率減税の縮減、65歳以上の非課税措置の廃止など、住民の方から苦情が殺到しています。国の改正とはいえ、これ以上の市民負担増には賛成しかねます。
次に、議案第114号・
工事請負契約について、
新港横戸町線2工区ボックス他
築造工事、議案第115号、同じく6工区
ボックス築造工事についてです。
党市議団は、
新港横戸町線については、環境面での負荷や多額の資金を投入しての費用対効果など、問題が多く、反対をしております。
今年度から千葉市では、低
入札価格制度の対象が、これまでの24億円以上から3,000万円以上と価格が変更され、多くの案件が対象となりました。今議会で、落札率は、114号が51.59%、115号が65.10%となるなど、低
入札価格調査対象となっています。これを実施している自治体では、過度な安値受注、いわゆるダンピング受注による手抜き工事などの品質低下、下請・資材業者へのしわ寄せ、労働条件の悪化、
安全対策の不徹底などの問題があると指摘しています。
また、117号では、京成電鉄との委託契約で95%と、高すぎることを指摘しておきます。
次に、発議第4号・千葉市
障害者自立支援法による
利用者負担額の助成に関する条例についてです。
障害者自立支援法が今年4月から施行され、障害者とその家族に大幅な負担増を強い、障害が重く、制度利用の多い人ほど負担が大きくなるという
応益負担が導入されました。千葉市では、
サービス利用者の約40%の方が無料でしたが、1割負担になりました。そのため、障害の重い人や所得の低い人が、利用料の負担によって、必要な
サービスを制限し、家に閉じこもりがちになる。家事援助
サービス時間を削る、貯金を取り崩さないと生活できないなど、多くの利用者、家族が悲鳴の声を上げています。
こうした大きな負担を軽減するために、各地の自治体では、制度開始時点から軽減策を始めています。都道府県、政令市、市、区の849自治体のうち、127が既に減免を実施しており、東京都では、都とともに自治体の3分の1以上が独自策を実施しています。いかに、この自立支援法には問題が多いかを示しています。同時に、障害者の暮らしを守るためには、自治体独自の救済措置が不可欠であることも明確になっています。日本共産党市議団が提案したのは、在宅での必要な
サービスをお金の心配をせず利用できるよう、市民税非課税者は無料に、
市民税所得割4万円未満の方は利用料を5%と半額補助し、千葉市独自の対策を求めるものです。
自民党は、国の軽減策があるからと反対されました。国の軽減策では対象が限られ、家計に与える影響が極めて大きく、わずかな軽減にしかなりません。新政五月会と公明党は、自治体が独自にやるのはふさわしくないと反対しましたが、国が社会的弱者に負担を押しつけてきたときには、その防波堤となって福祉や暮らしを守るのが自治体の役割であり、真の地方分権ではないでしょうか。障害者が人として生きるために最低限必要な
サービスを受けることを応益とするこの法律は、根本的に間違っています。
国に対して応能負担に戻すよう求めるとともに、自治体が限りなく応能負担に近づけていくことが必要であることを強調したいと思います。
請願第2号の1の
障害児者への
応益負担に反対し、切実な願いの実現を求める請願では、自立支援法に伴っての
応益負担をやめ、所得に応じた応能負担となるように求め、医療費助成の
現物給付化、施設の入所、通所の待機者の解消を図ることなど改善を求めたものです。障害者、家族が、1割負担の導入で自己負担が増えています。また、現在の医療費助成制度では、手元にお金がないと受診できず、重症化を招いてしまいます。
平成18年6月時点で、
身体障害者療護施設の待機者は72人、最長で8年、入所授産施設は2人で3年待ちです。知的障害者の入所更生施設の待機者は36人、入所授産施設は4人、通所更生施設は6人、通所授産施設は3人となったままという深刻な状況です。これらを一日も早く改善することが、障害のある方が千葉市で暮らしていくために必要です。新政五月会からの、この請願を採択したところで、市の施策が進むとは思えないとの発言は、議会の機能を自ら否定するものであり、市民の請願権を否定することになり、到底認められません。不採択となったことは遺憾です。
最後に、請願第2号の2の障害児の切実な願いである教育条件の整備に関する請願についてです。障害児学級の廃止をやめ、LD、ADHD、高機能自閉症等の障害を持つ子供たちにふさわしい教育条件を求め、市立養護学校の児童数が増加し、学校の教育条件整備を求めたものです。
現在、児童数が増加し、プレハブの校舎で対応し、老朽化も深刻です。公明党の委員は、千葉市は現状では精一杯しているので不採択とし、新政五月会の委員は市立養護学校だけ劣悪だと思わないと、現場を理解していない発言は、大変遺憾です。
以上で、反対討論を終わります。(拍手)
20 ◯議長(
三須和夫君) 54番・松戸敏雄議員。
〔54番・松戸敏雄君 登壇、拍手〕
21 ◯54番(松戸敏雄君) 自由民主党
千葉市議会議員団幹事の松戸敏雄であります。
会派を代表いたしまして、本定例会に提案されておりますすべての案件につきまして、各
委員長報告に賛成の立場を表明し、そのうち、議案第101号・千葉市市税条例の一部改正に係る
専決処分、議案第114号及び議案第115号・
新港横戸町線に係る
工事請負契約、並びに議案第117号・
新港横戸町
線京成電鉄千葉線交差部工事に係る
工事委託契約について、討論を行います。
初めに、議案第101号・市税条例の一部改正に係る
専決処分は、税制改正による地方税法等の一部改正に伴う所要の規定の整備及び文言の整理を行ったものであります。
いずれの改正も、現下の経済・財政状況を踏まえ、経済社会の持続的な活性化を実現するためのあるべき税制の構築に向け、国政の場において十分に議論され、実施されたものでありますので、その趣旨を十分理解し、議案に賛意をあらわすものであります。
次に、
新港横戸町線に係る議案第114号及び議案第115号の
工事請負契約についてであります。
都市計画道路は、都市の骨格となる重要な基盤施設であり、円滑な都市活動と市民生活に欠くことのできない、最も基幹的な都市施設であります。
中でも、
新港横戸町線は、臨海部と内陸部の連絡を強化し、都心部の交通の渋滞緩和を目的とした、重要な幹線道路であります。
また、道路構造は、
周辺自治会の代表者で構成する道づくり協議会などの要望も反映し、地域のつながりや環境に配慮した設計となっており、平成8年度の着手以来、平成21年度末の完成を目指して、各所で工事が進められているところであります。
こうした中、本議案の内容は、沿道の方々の地域分断に配慮したボックス構造やU型擁壁を築造するもので、本議案工事が、最も技術力を要する施工場所と伺っております。
新港横戸町線の完成は、市民だけでなく、国民もまた強く望んでおり、一日も早い完成をお願いするものであります。
工事に当たりましては、
周辺住民への影響を極力少なくするよう、十分留意しながら進めていただくよう要望し、両議案に賛意をあらわすものであります。
最後に、議案第117号・
新港横戸町
線京成電鉄千葉線交差部工事その5は、同じく
新港横戸町線に係る工事委託であります。
本議案は、京成電鉄千葉線との立体交差部の工事委託であり、鉄道輸送の保安に留意し、鉄道事業者に委託するもので、軌道部に影響を与えることなく、軌道直下に道路構造物を構築する、最新の技術を用いた工法であると伺っております。
工期は長期にわたるものの、鉄道輸送の安全が第一でありますので、十分な監督指揮のもと、
周辺住民の生活環境に配慮しながら、一日も早い完成をお願いして、議案に賛意をあらわすものであります。
以上で、自由民主党
千葉市議会議員団を代表いたしましての賛成討論を終わります。
議員の皆様方の御賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
22 ◯議長(
三須和夫君) 以上で、討論を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案、発議及び請願のうち、議案第99号、第100号、第102号から第113号まで、及び第116号の15議案を各
委員長報告どおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23 ◯議長(
三須和夫君) 御異議ないものと認め、各
委員長報告どおり決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第101号、第114号、第115及び第117号の4議案を両
委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
24 ◯議長(
三須和夫君) 起立多数、よって、両
委員長報告どおり決しました。
次に、発議第4号についての
委員長報告は原案否決であります。したがって、原案について採決いたします。
お諮りいたします。発議第4号を原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
25 ◯議長(
三須和夫君)
賛成少数、よって、発議第4号は否決されました。
次に、請願について採決いたします。
請願第2号の1及び第2号の2についての両
委員長報告は不採択であります。したがって、採択送付することについて採決いたします。
お諮りいたします。請願第2号の1及び第2号の2を採択送付することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26 ◯議長(
三須和夫君) 起立少数、よって、請願第2号の1及び第2号の2は不採択と決しました。
───────────────
日程第4 閉会中継続審査の件
27 ◯議長(
三須和夫君) 日程第4、閉会中継続審査の件を議題といたします。
保健下水委員長及び
都市消防委員長から、委員会で審査中の請願及び陳情について、お手元に配付の申出書のとおり閉会中継続審査の申し出が参っております。
───────────────
28 ◯議長(
三須和夫君) お諮りいたします。両委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
29 ◯議長(
三須和夫君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
───────────────
日程第5 議案自第120号至第131号審議
30 ◯議長(
三須和夫君) 日程第5、議案第120号から第131号までを議題といたします。
市長より提出されました議案第120号から第131号までの12議案については、お手元に配付のとおりでございます。
───────────────
31 ◯議長(
三須和夫君) 提案理由の説明をお願いいたします。鶴岡市長。
〔市長 鶴岡啓一君 登壇〕
32 ◯市長(鶴岡啓一君) 人事案件について御説明申し上げます。
議案第120号は、千葉市助役に小島一彦氏を再び選任するもので、議案第121号は、千葉市助役に林孝二郎氏を再び選任するもので、議案第122号は、千葉市収入役に星野忠雄氏を再び選任するもので、議案第123号は、千葉市監査委員に小川清氏を再び選任するもので、議案第124号から第131号までは、いずれも人権擁護委員に手塚佳代氏、島村チヨ氏を再び推薦するとともに、西村正司氏、鈴木勲氏、三石治氏、喜多村幸子氏、福武公子氏、中溝明子氏を新たに推薦するものであります。
以上です。何とぞよろしくお願い申し上げます。
33 ◯議長(
三須和夫君) お聞きのとおりでございます。
議事の都合により暫時休憩いたします。
午後1時57分休憩
───────────────
午後2時27分開議
34 ◯議長(
三須和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第120号から第131号までについては、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35 ◯議長(
三須和夫君) 御異議ないものと認め、さよう取り計らいます。
お諮りいたします。まず、議案第120号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
36 ◯議長(
三須和夫君) 起立多数、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第121号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
37 ◯議長(
三須和夫君) 起立多数、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第122号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
38 ◯議長(
三須和夫君) 起立多数、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第123号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
39 ◯議長(
三須和夫君) 起立多数、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第124号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
40 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第125号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
41 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第126号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
42 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第127号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
43 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第128号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
44 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第129号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
45 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第130号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
46 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
続いて、お諮りいたします。議案第131号について、同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
47 ◯議長(
三須和夫君) 起立全員、よって、同意することに決しました。
───────────────
助役・収入役・監査委員選任あいさつ
48 ◯議長(
三須和夫君) なお、ただいま助役の選任に同意いたしました小島一彦氏、林孝二郎氏より、また、収入役の選任に同意いたしました星野忠雄氏より、さらに、監査委員の選任に同意いたしました小川清氏より、あいさつしたい旨の申し出が参っておりますので、お聞き取りを願います。
まず、小島一彦氏よりお願いいたします。
〔助役 小島一彦君 入場、登壇〕
49 ◯助役(小島一彦君) 議長さんのお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。
市長さんの御推挙をいただき、また、ただいまは議会の御同意を賜り、再び助役に選任していただけましたこと光栄に存じますとともに、助役としての責務の重大さを痛感し、身の引き締まる思いでございます。
もとより浅学非才の身でありますが、誠心誠意努力いたしまして、本年度からスタートいたしました第2次5か年計画を着実に推進してまいります。
千葉市らしさの確立や協働のまちづくり、あるいは少子化への取り組みなど、12のまちづくりの大切な視点を踏まえまして、市民福祉の一層の向上と市域の均衡ある発展を目指し、お子さんから高齢者の方々まで、92万市民お一人お一人が千葉市に夢と誇りを持ち、安全で安心して生き生きと暮らせるまちづくりに、鶴岡市長さんを補佐して全力で取り組んでまいる決意でございます。
どうか、議員の皆様方には、引き続き格別な御指導、御鞭撻を賜りますよう衷心よりお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
50 ◯議長(
三須和夫君) 次に、林孝二郎氏よりお願いいたします。
〔助役 林 孝二郎君 入場、登壇〕
51 ◯助役(林 孝二郎君) 議長さんのお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。鶴岡市長さんの御推挙をいただき、また、ただいま議会の同意を賜りまして、再び千葉市政の一翼を担わせていただくことになりました。大変光栄に存じております。また、地方分権が進められる中、地方自治体の自主性、また、自立性が求められてまいりますので、この重責に身の引き締まる思いでございます。
微力ではございますが、引き続き決意を新たにいたしまして、鶴岡市長を補佐し、千葉市政の発展に尽くしてまいる所存でございますので、議会の皆様、引き続きまして御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼のごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございます。(拍手)
52 ◯議長(
三須和夫君) 次に、星野忠雄氏よりお願いいたします。
〔収入役 星野忠雄君 入場、登壇〕
53 ◯収入役(星野忠雄君) 議長さんのお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま、鶴岡市長の御推挙と、議員の皆様方の再度の御同意を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。微力ではございますが、これまで同様、市民のため、市政発展のために一生懸命頑張ってまいる所存でございます。
皆様方におかれましては、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。(拍手)
54 ◯議長(
三須和夫君) 次に、小川清氏よりお願いいたします。
〔代表監査委員 小川 清君 入場〕
55 ◯代表監査委員(小川 清君) 議長さんのお許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
鶴岡市長から再び指名を受けまして、監査委員として御指名を受けたわけですが、ただいまさっそく議会の皆様、多くの方々より御賛同いただきましたこと、まことにありがたく、厚く御礼申し上げます。
引き続き、監査委員の職務であります公正、不偏を旨とし、事務局職員共々精一杯頑張ってまいりたいと思いますので、議員の皆様方には、何かにつけまして御助言、御支援のほどを賜りますようお願い申し上げ、甚だ簡単でございますが、お礼のごあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)(「議長」と呼ぶ者あり)
56 ◯議長(
三須和夫君) 湯浅美和子議員。
57 ◯3番(湯浅美和子君) 動議の提案をいたします。市民ネットワークの湯浅美和子でございます。
今議会へ千葉市から提出されました滞納繰越額の差異に関する調査報告書は、その結論として、収納率の維持を目的に滞納繰越額の操作が行われていたものと推認するとの判断にとどまり、滞納繰越額差異等の発生の経緯を明らかにすることはできませんでした。にもかかわらず、市は調査の打ち切りを表明しており、これを看過することは到底できません。
よって、真相を解明するため、地方自治法第100条に規定される調査権が付与された調査特別委員会の設置を求める動議を提出いたします。よろしくお願いいたします。
58 ◯議長(
三須和夫君) ただいま、湯浅美和子議員から、滞納繰越額の差異等に関する調査特別委員会設置に関する動議が提出されましたが、賛成者はありますか。
〔賛成者挙手〕
59 ◯議長(
三須和夫君) 所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
午後2時38分休憩
───────────────
午後4時15分開議
60 ◯議長(
三須和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────────────
滞納繰越額の差異等に関する調査特別委員会
設置に関する動議の件
61 ◯議長(
三須和夫君) お諮りいたします。先ほど湯浅美和子議員から提出された滞納繰越額の差異等に関する調査特別委員会設置に関する動議を日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
62 ◯議長(
三須和夫君) 御異議ないものと認め、本動議を日程に追加し、直ちに議題といたします。
提案理由の説明をお願いいたします。3番・湯浅美和子議員。
〔3番・湯浅美和子君 登壇、拍手〕
63 ◯3番(湯浅美和子君) 市民ネットワークの湯浅美和子でございます。
滞納税繰越額の差異等に関する調査特別委員会設置に関する動議についての提案理由の説明をさせていただきます。
平成16年1月、花沢元県議に対しての税の不正免除が内部告発で発覚し、千葉市独自の不適正な特別処分の存在が明らかになりました。市の内部調査が行われたものの、特別処分が、いつ、だれの手によって行われるようになったのかという導入経緯も明らかにされず、また責任のありかも示されませんでした。
このような市の対応に対して、市民の不信と怒りが、全国でも初めてという直接請求による事務監査請求へと結びつきました。直接請求に必要な有権者の50分の1を超える2万2,091の署名を集め、監査委員は監査を市議会に付議し、平成17年2月の臨時議会において
全会一致で実施することが可決されたのです。そして、1年という長い時間をかけ、多くの専門家により監査が実施されてまいりました。
その結果、千葉市が公表している市税滞納繰越額が過少に公表されていたことを初め、監査人をして驚くべきひどいシステムとの感想を漏らすほど、市の新たな不正実態が明らかになりました。決裁書が破棄されていたり、滞納繰越額のデータの保存が極めて不十分という状況の中での監査であったにもかかわらず、ずさんな徴税事務を暴き出した今回の個別外部監査報告を評価いたしたいと思います。
この監査で指摘されたことに対し、徹底的な解明をすることが市の責務であり、また、市民からの個別外部監査請求を
全会一致で可決した私たち議会にも課せられていると思います。
監査結果報告を受けて開催された4月26日の総務委員会において、市より今後の対応について、改善を指摘された33項目に関しては、今後、外部監査結果検討委員会において検討し、1年後、監査委員へ報告をする。また、外部監査によって新たに発覚した税務統計と滞納オンラインシステムの滞納繰越額の差異と税務統計上の滞納繰越額の年度間不一致については、6月議会において報告するとの説明がなされました。
しかし、今議会中に開催された6月15日の総務委員会で示された滞納繰越額の差異に関する調査報告書の結論である、収納率の維持を目的に滞納繰越額の操作が行われていたものと推認するとした調査結果は、全く納得のいかないものであったと言わざるを得ません。
税務統計上における年度間不一致が最高で9億円もあること、そして、税務統計と滞納オンラインシステムの滞納繰越額に70億円から80億円もの差異があることに対しての、その経緯、要因、責任の所在が全く明らかになっていません。
前回、特別処分の内部調査の結果報告に対しても指摘されたことでしたが、身内が身内を調査するという内部調査の限界が今回も露呈されていると言えると思います。その結果、たった1人の証言である、収納率を維持するために操作したと記憶しているという証言から、先ほどの市の推認が導かれています。また同時に、指示をされたという者はいたが、指示をしたという者はいないという、明らかに偽証の可能性を示唆する公表をしているのです。
市長及び助役、局長、そして平成11年度以前の職員に対しての聞き取り調査もなされてはいません。組織的関与をも疑われる中、このような調査とその結果では、全く市民への説明責任を果たしたとは言えません。ますます疑惑は深まるばかりです。
さらに、今議会での審議の中で、平成10年度以前にも税務統計における滞納繰越額の多額の年度間の不一致が存在するという新たな改ざんも明らかになりました。調査の範囲を広げて再調査をすることが求められます。
9月に開会となる18年第3回定例議会においては、17年度決算の審査を行っていきます。決算審査に当たっては、まず前年度決算との間の不一致がないかが検討されなければなりません。いまだ、この乖離について十分なる解明がなされていないまま、17年度決算に臨むことは到底できません。決算書など公文書の虚偽の記載は、法に抵触する可能性もあります。
長年にわたり、市民、議会、国に対してうその数値に基づいての決算報告がなされてきたこと、そして議会はそれを見抜けなかったことを重く受けとめ、責任の所在を明確にする必要があります。
4月29日付千葉日報では、過少公表に関して、市長は、どう見てもかなり前からやられていたこと。いつごろから、何がきっかけで起こったのか、1人でもいいから、過去にさかのぼって可能な限り調査をと指示したと発言されています。また、今議会での市民ネットワークの長谷川議員の質問に対して、すべての責任は市長である自分にあると答えておられます。市民の信頼を著しく傷つけた責任は大変重く、責任を取られる上でも、この改ざんが、いつから、だれの指示でどのようにして行われたのか、組織的に行われてきたのかどうか、まず、それが明らかにされねばなりません。
これだけの問題を持ちながら、市はこれ以上の調査はしないとの態度を変えていません。今議会においても、これら問題点を指摘する市民ネットワーク、また他会派の議員への質問に対しても、かたくなに、さらなる調査を拒んできました。
我々議会が、今ここで、市が調査を打ち切るのを見過ごすことは、多くの市民によって開かれた個別外部監査と、そして個別外部監査人が暴き出した真相を隠ぺいし、この問題の幕引きに手を貸すことになります。市民よりの付託を受けた議員として、それは許されない行為ではないかと思います。
正当な理由なく議会への証言を拒んだ場合は刑罰も適用されるという強制力を持つ、地方自治法第100条に基づく調査権を発揮しない議会は、怠慢であるばかりか、長年不正を覆い隠してきた市の隠ぺい体質を助長し、自浄作用のなさを認めることになり、市民の批判は免れ得ません。
個別外部監査を実施するに当たって予算化された、2,000万円という多大な費用が、これもまた市民の負担によってなされていたということをいま一度肝に銘じるべきです。
問題の全容解明と責任の追及のため、地方自治法第100条第1項に定める特別委員会、滞納繰越額の差異などに関する調査特別委員会の設置が不可欠であることを申し上げ、提案説明といたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
64 ◯議長(
三須和夫君) お聞きのとおりでございます。
討論の通告が参っておりますので、お願いいたします。42番・福永洋議員。
〔42番・福永 洋君 登壇、拍手〕
65 ◯42番(福永 洋君) さきに提出された動議に対して、賛成の立場から討論を行います。
事務監査請求に係る個別外部監査請求の結果報告書や滞納繰越額の差異に関する調査報告書を踏まえて、今議会での一般質問でも真相究明を求めましたが、市の答弁、説明ではますます疑惑が深まるばかりであります。
一つに、滞納税額過少公表問題は、自治体の粉飾決算であり、関係者は厳しく責任が問われるものです。私どもは第三者機関の設置で真相究明を要求してきましたが、財政局でできる限りの調査をしたので考えてはいないとの答弁でした。組織的に長期にわたる収納率の改ざんが行われていたのであり、自浄作用が期待できない中、100条委員会を設置して、議会の責任として市民に真相を明らかにすべきです。また、市民から見れば、チェック機能を果たさなかった議会の責任も問われるのであり、この点でも、設置をすることを私どもも求めたいと思います。
二つに、鶴岡市長に対し、収納率改ざんの責任を問いただしましたが、最初は責任問題を棚上げにする姿勢でした。やっと、責任は自分にあると答弁しましたが、この全容を明らかにする構えは全くありません。100条委員会の設置により、納税問題の専門家である鶴岡市長の対応、責任も改めて問われるものであります。
三つに、今回の問題は、花沢元県議に関する巨額滞納税不正免除事件から端を発したものであります。滞納税不正免除は、組織的かつ構造的な問題です。その原因とされる不法、不正な処理の特別処分についても真相は闇の中です。特別処分の背景を明らかにすべきではないでしょうか。
四つに、税務行政では、制度、執行、使途の適正かつ公平性が厳しく問われます。自治体の基礎的な税の数値を改ざんしたことは絶対にあってはならないことです。市民の信頼を取り戻すためにも、関係する税制課、財政課、収入役、監査委員事務局など、税務資料の流れを明らかにして、実態と責任を明らかにすべきではないでしょうか。
以上、申し上げまして、賛成討論といたします。(拍手)
66 ◯議長(
三須和夫君) 45番・布施貴良議員。
〔45番・布施貴良君 登壇、拍手〕
67 ◯45番(布施貴良君) 新政五月会の布施でございます。
ただいま動議が上程されたわけでございますが、私はこの問題については、議会として責任をもって解明をしていくべき責務があると、このように思っているわけでございます。しかしながら、そのために100条委員会が果たして適切かどうか、そのことによって可能かどうか、大変危惧をするものでございます。
幾つか理由を申し上げたいわけでございますけれども、まず、私が一番危惧をするのは、来年の4月に選挙を私どもは控えているということでございます。提案の理由にございますとおり、この問題を解明するためには、まず、平成3年度から16年度、場合によっては17年度までの市の幹部、退職した方を含めて事情聴取をしていくということでございますが、膨大な人数になるであろうというふうに考えるわけでございます。
なおかつ、その間の10年以上にわたる税務関係の膨大な保存文書、保存されていないものもあるわけでございますが、それを調査をする。果たしてそのようなことが、まして、このように極めて重要な問題を含む中身を持つわけでございますから、それが実質的に半年程度で終わるかどうか、私は非常に危惧を持つわけでございます。
実際上、もし結論が来年の3月まで出されないとするならば、あいまいな形で審議未了、100条委員会は解散ということになるわけでございまして、これは結果としては、市民に対する説明責任を十分果たすということにはならないのではないかと、このように思うわけでございます。
既に、今までの今議会の議論の中でも、この滞納繰越税の問題については、市長自らがこれは最終的には自分に責任があると、明確にしているわけでございます。
その中で、例えば、少なくとも平成11年度から16年度までの決算については、市議会にそのいわば改ざんをされた内容で議会の認定に付したと。で、これについては、当然のこととして訂正をしなければいけない。これも、市長が責任を認めた以上は、市長の責任をもって、この訂正を議会に提案をしなければいけないということになるわけでございます。もちろん、そのことについての責任も、これは明確にしなければいけない。こういうことになるわけでございます。
いま一つは、国への報告、これも結果としては改ざんされた中身になっていたわけでございます。決算カード、これは明確にこの収納率が記載をされているわけでございますが、これについては、やはり改ざんされた結果の92%、こういった数字が記載をされておりまして、報告をされたと。国に対する報告もこのように虚偽であったわけでございます。実質は88%程度に、この千葉市のこの間の税金の収納率がとどまっていたということでございます。
この点については、私が一般質問の中でも明確に指摘をいたしましたとおり、そのような実態を放置することによって、あるいは隠すことによって、千葉市の税務行政のさまざまな改革すべき点を覆い隠したと、おろそかにしたということでございます。
また、当該税務職員をいたしまして、この収納率を向上するためのさまざまな意欲、努力、こういったものも、結果としてはおろそかにしてしまった。こういったこと等々を含めれば、市長の責任は極めて大きいというふうに申し上げざるを得ないわけでございます。
市長は、たしか、千葉市の助役として参りましたのは、平成6年ころであったかと私は記憶をいたしておりますけれども、それまでは経歴として、旧自治省の固定資産税指導課でしたでしょうか、課長補佐、幹部を歴任をされております。税金のプロだと、こういうお話もどこかでされたということを聞いているわけでございまして、その当時の助役、そして今の市長が、そのもとでこのような、いわば税金の不祥事を生ずるということは、私は非常に大きな責任があるのではないかと。
しかも、古巣である総務省に対しまして、改ざんした収納率、これをもって、結果としては地方交付税、普通交付税のいわば加算、上乗せを、プレミアをいただいていたということでございます。
恐らく、その返還額は2,800万円になるでございましょう。なおかつ、それに対しては、いわばペナルティーとしての加算金がつくわけでございまして、300万円という計算が成り立つかと思うわけでございます。しかし、この加算額について、今もって市長が、これは私の何らかの責任で返します、市民の負担にはいたしませんと、このようなお答えはいただいておりません。
こういった決算額の訂正あるいは国に対する報告、その結果としてのペナルティーの負担、あるいはまた、これからの市民に対する説明責任を果たしていくこと等々については、今回のこの100条委員会の調査の中では、必ずしも市当局に義務づけることになっていないわけであります。
そういう点からいたしますと、私は、100条委員会そのものは、決して不適切とか、あるいは必要ないとか、必ずしもそのように思っているわけではございません。それはそれで意義を持つものということは認めますけれども、先ほど申し上げたとおり、まず、期間の問題、審議未了に終わるということは、結果的に議会として市民に対する説明責任を果たすことにならない。
二つ目には、単に滞納繰越額が改ざんをされていた。このことについて、だれが、いつ、このようなことを行ったのか。その責任を明確にしたところで、これはその担当者に対する責任をどういう形で追及するのか。元に戻るということももちろんないわけでございます。そういう点からいたしますと、市長が認めた以上は、市長の責任において、先ほど申し上げましたさまざまな、個別外部監査人が指摘をしたオンラインシステムの問題、あるいは滞納事務のさまざまな改善点、特にその中では、先ほど指摘をいたしましたとおり、決算書の是正の問題、あるいは国への報告とそれに対する対応の問題。そして、それらを含めた形で、市が、市長が責任を持って対応する。このことが一番重要なことではないかと。