八戸市議会 > 2011-03-10 >
平成23年 3月 予算特別委員会−03月10日-04号

ツイート シェア
  1. 八戸市議会 2011-03-10
    平成23年 3月 予算特別委員会−03月10日-04号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成23年 3月 予算特別委員会−03月10日-04号平成23年 3月 予算特別委員会 予算特別委員会記録(第4日目)   ────────────────────        平成23年3月10日(木)   ──────────────────── 出席委員(34名)              工 藤 悠 平 君              藤 川 優 里 君              小屋敷   孝 君              森 園 秀 一 君              島 脇 一 男 君              夏 坂   修 君              松 田   勝 君              三 浦 隆 宏 君              田 中   満 君              下 田 保 夫 君              古 舘 傳之助 君              壬 生 八十博 君              豊 田 美 好 君
                 立 花 敬 之 君              坂 本 眞 将 君              山 名 文 世 君              大 島 一 男 君              松 橋   知 君              畑 中 哲 雄 君              石 橋 充 志 君              八 嶋   隆 君              寺 地 則 行 君              越 後 賢 司 君              吉 田 淳 一 君              秋 山 恭 寛 君              大 館 恒 夫 君              前 澤 時 廣 君              伊 藤 圓 子 君              田名部 和 義 君              吉 田 博 司 君              坂 本 美 洋 君              上 田 善四郎 君              東 野 礼 二 君              荒 川 重 雄 君   ──────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        松 山 隆 豊 君   病院事業管理者    三 浦 一 章 君   南郷区役所長     沼 畑 龍 男 君   まちづくり文化観光部長              大 岡 長 治 君   防災安全部長     白 川 文 男 君   財政部長       田名部 政 一 君   農林水産部長     工 藤 良 弘 君   福祉部長       工 藤   哲 君   市民健康部長     松 浦 伸 一 君   環境部長       荒屋敷 秀 俊 君   下水道事務所長    関 川   裕 君   建設部長       田 中   博 君   都市整備部長     妻 神 敬 悦 君   市民病院事務局長   林   隆之介 君   看護局長       中 里 志保子 君   交通部長       梅 内 昭 統 君   教育部長       芝   俊 光 君   是川縄文館開館準備室長              工 藤 竹 久 君   総務部理事      嶋 津   明 君   南郷区役所次長兼              根 岸 文 隆 君   企画総務課長農林建設課長   市民生活課長     曽 我 安 博 君   まちづくり文化観光部次長兼              古 舘 光 治 君   まちづくり文化推進室長   八戸ポータルミュージアム館長              風 張 知 子 君   まちづくり文化推進室副室長              田 湯 俊 行 君   防災安全部次長防犯交通安全課長              田 向 一 也 君   防災危機管理課長   田 澤   修 君   総務部次長兼総務情報管理室長              岩 見   隆 君   総務情報管理室参事  矢羽々   学 君   財務部次長兼財政課長 石 田 慎一郎 君   財務部次長兼資産税課長              佐 藤 浩 志 君   管財契約課長     磯 嶋 美 徳 君   住民税課長      松 家 敏 夫 君   収納課長       兼 田 茂 人 君   中央卸売市場長    元 沢 達 男 君   水産事務所長水産振興課長              石 塚 勝 栄 君   中央卸売市場次長   畑 崎   茂 君   高齢福祉課長     梅 内 洋 子 君   地域包括支援センター所長              長谷川 恭 子 君   市民課長       佐 京 孝 則 君   健康増進課長     加 賀 仁 志 君   国保年金課長     鬼 柳   裕 君   国保年金課参事    長久保 恵 子 君   介護保険課長     日 山 克 之 君   下水道事務所副所長兼下水道業務課長              岩 藤 寿 通 君   下水道建設課長    風 穴 秀 幸 君   下水道施設課長    山 田 良 一 君   建設部次長      赤 石 和 夫 君   建築住宅課長     吹 越   誠 君   都市整備部次長都市政策課長              石 黒 一 之 君   区画整理課長     石 橋 純 二 君   駅西区画整理事業所長 長谷川 睦 雄 君   駅西区画整理事業所副所長              長 根 岩 夫 君   駅西区画整理事業所参事              工 藤 康 造 君   市民病院事務局次長物流施設課長              田 村 博 美 君
      薬局長        平 賀   元 君   管理課長       松 田 哲 郎 君   医事課長       栄 田 千鶴子 君   副看護局長      林   利智子 君   運輸管理課長     山 地 信 男 君   教育部次長教育総務課長              工 藤   朗 君   教育部次長      前 田   稔 君   学校教育課長     高 野 康 一 君   教育指導課長     四 戸 康 雄 君   総合教育センター所長 戸 来 忠 雄 君   総務部副理事     小 向 洋 一 君      〃        上久保 満 男 君   総務部参事      田 中 正 二 君      〃        深 沢 栄 悦 君      〃        竹 原 秀 明 君   ──────────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       宮 崎 光 弥   次長兼議事課長    佐 藤   卓   副参事(議事グループリーダー)              秋 山 直 仁   主査         和 田   智    〃          細谷地 幸 夫   主事         毛 利 誠 司   ────────────────────────         午前10時01分 開議 ○立花 委員長 おはようございます。  これより昨日に引き続き予算特別委員会を開きます。  第10款教育費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 通告外でございますけれども、1つだけお伺いしたいことがありまして、今回、公会堂の予算に工事請負費2億6000万円とありますけれども、これの中身を教えていただければ。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 田中委員にお答えいたします。  今回の工事は、公会堂、公民館で昭和63年以来使用してまいりました音響機器の取りかえを予定しております。これまで修繕で対応してまいりましたけれども、機器のデジタル化が進んでおりまして、交換部品の調達もままならない状況になっております。そこで、音響の調整卓ですとかアンプ、スピーカーなどを今回同時期に更新するというものでございます。平成23年度の工事で施設全体の音響をデジタル化する予定になっております。  なお、工事に際しましては、利用の少ない時期に、なるべく休館の期間が短くなるように配慮をしまして、利用者への影響を最小限にしていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆田中 委員 最近、公会堂もすごくすばらしい会を催しておりますので、その部分で音響を変えるということは、よしとする思いであります。  今回この工事費についてお尋ねしたのは、実は、きのうも美術館のほうで話がありましたけれども、トイレの問題でありまして、障がい者用のトイレは現状どれぐらいありますか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 田中委員にお答えいたします。  公会堂は昭和50年5月に竣工しておりまして、その時点で1階ホワイエ奥のところに男女別に身障者用のトイレを設置しております。その後、平成12年になりますが、改修工事をしてレストラン手前のところに多目的トイレを設置しております。その後、平成20年にオストメイトに対応したトイレに改修しております。  以上でございます。 ◆田中 委員 2つあるということですね。二、三日前の会合で、市民の方から、もうちょっと障がい者用のトイレをふやしてもらえないのかなという話がありました。見に来る方にとって、ただでさえトイレがいつも込んでいるということで問題になっていると思いますけれども、障がい者用のトイレは、限られた時間で、公演の合間とかにも行きたいということがあって、本当に困っているというお話があったものですから。その辺、工事費の中にも入っているのかなとか思ったりしたものですから、ちょっとお伺いしたのですけれども、その辺も含めて、今後の課題として検討していただけるように要望して、終わります。  以上です。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 田中委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆三浦 委員 公会堂だけではないのですけれども、分煙に対して聞きたいのです。今、公共施設はみんな禁煙になっているわけですけれども、公会堂の館内は、分煙対策はどうなっているのでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 三浦委員にお答えいたします。  公会堂につきましては、館内禁煙と理解しています。 ◆三浦 委員 喫煙するところはどこになっているのですか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 ちょっとお時間をいただいて調べさせていただきたいと思います。 ◆三浦 委員 多分、玄関を出たところに今でも灰皿が置いてあるのです。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 大変申しわけありませんでした。公会堂を出た外といいますか、正面のところに灰皿を置いて、そこで喫煙していただいております。 ◆三浦 委員 出入り口の外に灰皿を置いて喫煙するようになっているみたいですけれども、公会堂だけではなくて、市の公共施設は皆禁煙にして、外で喫煙するようにしています。市役所も分煙所を設けていますけれども、各施設は、新井田のリンクにしてもどこでも、玄関口を出たところに灰皿を置いて、そこで喫煙させるわけです。館内は禁煙でしょうけれども、出入りするのにそこをみんな通るわけです。そうすると、結局、たばこの煙をみんな副流煙という形で間接的に吸って、かえって環境が悪くなっていると思うんです。  また、学校のほうも学校敷地内禁煙ということで、校門の外のところに灰皿を置いて、運動会とか何かあると皆さん吸っているわけですけれども、逆に、一斉にみんなたまってたばこを吸って、煙がますますひどいということで、あそこを歩くと子どもも大人も嫌な思いをするわけです。予算にはなかなかのっていないようなので、ぜひひとつそういう形で、各施設で分煙対策をきちんとするように要望して終わっておきますけれども、教育長、学校施設はいかがでしょうか。 ◎松山 教育長 学校は御存じのとおり全面禁煙になっておりまして、学校行事等でも放送等で保護者、地域の方々に御理解、御協力をいただいております。今お話がありましたように喫煙所を設けてあるわけですけれども、あり方について研究させていただきたいと思っております。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆坂本〔眞〕 委員 喫煙所のあり方について研究されるということですが、それは私が本会議でもう十何回もやっていることですから、どのような方向に研究されるのか、具体的にお願いいたします。 ◎松山 教育長 現在、喫煙所の設け方等が学校によってそれぞれ違うのではないかと思っておりますので、その辺の状況等も調査しながら、学校と相談しながら検討してまいりたいと思っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 相談するといっても、各学校は、最初は禁煙の方向にという指導を受けて、敷地内全面禁煙になっているわけです。敷地内全面禁煙を施設の所有者、管理者である我が八戸市が決めたわけではないのです。各学校にゆだねたはずでありまして、ゆだねられた学校が一律に全面禁煙にした。なぜか。それは自分たちの意見を言っても反映されないからであります。ということは、学校と相談するといっても学校は意見を言えないわけでありまして、上が決めない限りできないんです。そのままいこうかなと思ったんですけれども、これは過去ずっとやっている問題ですから、あいまいな答えでそのまま通すと、それでいいということになりますので、言わなければいけなくなったので申し上げております。そうしますと、何ゆえに学校が全面禁煙なのか、そのもともとのところをお示しください。 ◎松山 教育長 学校は小さな子どもたちへの教育の場でございます。子どもたちの健康への影響、そういう意味も含めまして禁煙にしたものであります。 ◆坂本〔眞〕 委員 今、健康への影響ということでした。全面禁煙になる前には、学校の校庭の片隅に教職員が車をとめて、その中で喫煙しておりました。それは煙が絶対に生徒たちには及ばない。しかし、今、全面禁煙になりまして、先ほど三浦委員が御指摘されたように、校門の外のところでみんなが吸っている。一斉に吸うものだから、近くを通る人に煙が行くというふうになると思うんです。そうすると、整合性がないと思いますが、いかがですか。煙が行くということに整合性がないでしょう。 ◎松山 教育長 先ほどの三浦委員の御指摘は、周りの人たちに影響があるということでございましたので、そういう意味で、煙が地域の方々とか保護者の方々に影響がないようにするにはどうしたらいいかということを研究していきたい、そのようなことを学校と相談していきたいという意味でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 これをなぜ私がしつこく申し上げるか。1つには労働環境の問題でありまして、教職員も労働者です。そうしますと、市の教育委員会に来ておられる方々につきましては、職場の中でも喫煙場所がある。しかし、同じ教員という立場でありながら、学校に勤務されている方々は喫煙場所がない。休憩時間が授業ごとに10分程度ある。しかしながら、敷地の外に出て吸うということになると、おのずと限界があって、吸える時間というのは本当に限られてくる。吸える機会が限られてくる。そういった負荷をかけているわけです。そういう負荷をかけるに当たって、なぜか、根底は何かということを即答で示していただかないと。それだけの負担をかけているわけですから、あいまいな答えではなくて、根底は何なのだと。  そういうことにつきまして今後さらなる検討をお願いして、終わります。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で田中委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  そのほか御質疑ございますか。 ◆松田 委員 1点だけお願いします。最近、非正規の教員が非常に多いということで、全国的には大体10万人という数字も出されておりますけれども、当市においての非正規教員の割合というのはどの程度なのか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  今の御質問の、非正規ということについては、臨時の教職員の割合ということですが、大変申しわけございません。今、データがございませんので、調べてお答え申し上げたいと思っておりますが、委員御指摘のとおり、八戸市管内におきましても、臨時の教職員は多いという現状ではございます。臨時の教職員の皆様も、正規に採用された先生方と同じように子どもたちの教育に朝から夜遅くまで熱心に当たっていただいているので、できますれば同じように採用になればという思いではおります。教員の採用につきましては、県教育委員会の所管ではございますが、我々といたしましても、先生方の日ごろの勤務の状況、頑張りにつきまして、機会あるごとに県教育委員会にお話しして、少しでも改善されるように努力していきたいと思ってございます。 ◆松田 委員 通告外ですから細かい話は別として、教育現場において、教員の非正規雇用は本当に好ましくないと私は思うんですが、これから県のほうにも要請するなり、さまざまな取り組みをしていきたいと思うんですけれども、改めて、教育長としてのこの面での考え方をお聞きして、終わりたいと思います。 ◎松山 教育長 今、松田委員から御指摘がありましたように、正確な数字は今手元にはないのですけれども、臨時講師の数がかなりの割合であるということも私どもはとらえております。継続して子どもたちと接しながら、しっかりとした研修も積み上げながら、子どもたちに指導をしていくということが非常に大事なことであると思っております。そういう意味で、いろんな機会をとらえて要望等はしておりますけれども、少子化の中で、将来子どもが減っていくことによって学級数だとかが減っていく、そういうふうなことを見越してということも県では言っているわけですが、1クラスの子どもの数を減らすだとか、いろいろ教育条件、教育環境を変えることによって、ある程度カバーもできるのではないかと私個人では思っております。講師自身の生活の問題もございます。そのような意味で、できるだけ臨時の講師を少なくしていくことが望ましいと思っており、そういう姿勢で、これからもいろんな場面でお願いするところはお願いしていきたいと考えております。  以上です。 ◆松田 委員 今のお話のとおりだと思うんですが、一般の製造業での派遣労働とか、さまざまありますけれども、やはり子どもたちを育てていく――例えば1年間とか半年とか、そういう細切れで教育するべきものではないし、本当に尊敬される、もしくは親しまれている先生が、そういう形でやめざるを得ない状況というのは、教育上は非常に好ましくないと私も思います。そういう点で、ぜひこの面については、教育の中心的な部分だと思いますので、取り組んでいただくようにお願いして、終わります。 ◎高野 学校教育課長 先ほど松田委員にお調べしてお答えいたしますと言った点につきまして御回答いたします。  育児休暇、産休、病気休暇等の代替教員を含めましてでございますけれども、小学校で約80人ということで、大体1割ほどを占めます。中学校においても同様の状況でございます。  以上でございます。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第10款教育費並びに関連議案第46号から第48号までの質疑を終わります。  第9款消防費の説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、129ページをお開き願います。  第9款消防費について御説明申し上げます。本年度の予算額は29億8477万円であり、前年度と比較いたしますと5.5%の減、1億7313万6000円の減額となるものでございます。  1項1目常備消防費は、消防本部・八戸消防署庁舎新築事業費及び化学車購入費等を含む八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金でございます。  2目非常備消防費は、消防団に係る経費でございまして、南郷区の消防団については、平成23年度から八戸市の消防団と同様、13節の消防団事務委託料で対応するものでございます。  3目水防費は水防関係に要する経費でございます。  4目災害対策費は、防災対策及び防災訓練に要する経費でございますが、次の130ページに参りまして、15節の防災無線整備等工事費、19節の県防災ヘリコプター連絡協議会負担金が主なものでございます。  5目防災コミュニティセンター費は、13節の同センターの指定管理料が主なものでございます。  以上で第9款消防費の説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 昨日の三陸沖地震、被害があったようですけれども、人命にかかわるような事故がなかったということで、これは不幸中の幸いであったと思います。また、それらにかかわられた、対応に追われました職員の皆さん方は本当に御苦労さまでございました。今後も早期の対応をよろしくお願い申し上げたいと思います。  昨日のあの地震では、先日あったニュージーランドの地震を思い浮かべた方が多かったのではないかと思います。昨日も日本人の方が事故に遭って亡くなられたという新聞記事が出ておりましたけれども、亡くなられた方に哀悼の誠をささげながら、通告しておりました3点についてお聞きをさせていただきたいと思います。
     まず最初に、9款1項の消防署の適正配置計画についてであります。消防本部がことし移転をするわけでございますが、中心街から移転した後に、分遣所もまだ計画されていないといったことで、広域全体の消防署や職員、また車両などを含めた配置について、今後の考え方を昨年の予算特別委員会でお聞きしたのですけれども、そのときの回答というのが、第三者機関に調査を委託して、その結果を踏まえて検討したいという回答でございました。本部移転まで期間的には余りなくなってしまったわけでございますけれども、どのようになっておられるのか、今まだ検討中ということでありましたら、進めるに当たっての考え方等がございましたらお願いを申し上げたいと思います。 ◎小向 総務部副理事 お答え申し上げます。  消防署の適正配置について、現在の事務の状況ですが、移転後の消防車両の出場計画の見直しをしております。これは移転したならば、どのように消防車両を出場させるかという原案でございます。これが適正配置の基礎となります。今後ですけれども、計画といいますか、スケジュールといいますか、昨年委員から、地域を一番熟知しているプロである消防職員で検討したらどうかという意見をいただいておりますので、来年度早々にも、この出場計画を基礎として、消防本部内に消防署の適正配置に関する検討委員会なるものを立ち上げ、一定の素案を作成し、その後、第三者機関に依頼し、その結果をもって構成市町村を初め関係機関と相談の上、署所、人員、消防車両の適正な配置について結論を出したいと考えております。  以上です。 ◆森園 委員 では、来年度、早期に検討委員会を立ち上げるということで理解してよろしいでしょうか。 ◎小向 総務部副理事 はい。 ◆森園 委員 クライストチャーチの今回の惨事の報道を見てみますと、初期にどうやって動いているかというのが、大きな惨事につながるかどうかの重要な点であるということと、時間帯によって人口密度が随分変わる地域、例えば中心街というのは、昼とかは人が多く、ビルの中ですと大きな被害になる可能性が高いというのが、今までもわかっていたんですけれども、今回よくわかった。今、消防車両のことをお話しされましたけれども、以前聞いたときに、時間帯については、ある程度どこの場所でも担保をとっています、大体時間はわかっていますという話だったと思うんですけれども、こういった大災害の場合ですと、どうしても車両が予定どおり入ってこられない。中心街に来られなくて、初期の対応がなかなかできないのではないか、そういう可能性が高いのではないかと私自身は思ったんですけれども、そのあたりはどうなのでしょう。それも今の検討委員会の検討課題の中に入るのでしょうけれども。 ◎小向 総務部副理事 まず、委員御指摘のとおり、大きな建物は中心街に集まっております。ただ、八戸というのは、新井田川、馬淵川の2つの川に区切られて3つの地域に分かれております。そうすると、今のところは大規模な地震で大きな橋が崩落したというのはございませんが、それらも含めて、地域性も考慮しながら配置に努めたいと思います。また、人の流れといいますと、中心市街地にいつもいつも人が集まるわけではなく、なおかつ、今の郊外型の店舗といったところにも土日であれば物すごく人が集まっております。それらも考慮しながら、この配置について検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆森園 委員 もう1回確認しますけれども、時間帯のこととかというのはどうなのでしょうか。 ◎小向 総務部副理事 時間帯で申しますと、土日の日中の時間帯、それと夜間の時間帯――中心市街地はどうしても飲食店が多うございますので、夜は人がふえてくる可能性もありますし、道路状況については、金曜日、土曜日の夜になりますと、長横町が一番込み合っております。また、金曜日、土曜日の飲みに出歩く時間帯といいますか、夕方は、市内に入ってくる道路が込み合っているのも事実でございます。それらも全部検討項目に入ると思っております。  以上です。 ◆森園 委員 これから検討委員会を立ち上げるということですが、市長も中心市街地を活性化しましょうということで、さまざまな施策を今実行している中で、安心安全とか、そのあたりをぜひ前向きに検討していただければと。そのあたりを配慮していただきますよう心よりお願いを申し上げまして、この件は終わります。  もう1点、本部が移転した場合に、旧本部は八戸市に返還されるということで、消防本部には関係なくなるのですけれども、あそこの建物については、昨日聞きましたら管財契約課のほうで最終的に持つということになるのですが、跡地についてはどのような考え方を持っていらっしゃるのか。答弁できなければできないで結構でございます。 ◎小向 総務部副理事 跡地の問題ですけれども、ここに消防署が建つ、建たないも含めて、ここは全くの白紙でございます。 ◆森園 委員 私は、あそこは建てられないものだと思っていたものですから、まちの真ん中にああいった使用できない建物がそのまま残るというのは――いろいろ予算的な問題もあるでしょうけれども、安全に十分留意して管理をしていただくようにお願いしたいなと。ここはどこが担当になるのかわかりませんけれども、よろしくお願い申し上げまして、この件については終わらせていただきます。十分配慮していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。  次に、女性常備消防職員の現状と今後の考え方についてでございますけれども、今後の採用計画についてどのように考えていらっしゃるのか。テレビで現在入っていらっしゃる職員の紹介がございました。私自身も、消防団員は大変過酷な任務だということで、大丈夫かなと思っていたんですけれども、テレビで見る限りは元気にお勤めの様子で、頑張っているようでございました。消防長からも、男女の体力差というのは当然あるわけでございますし、充足率の問題もありますが、そのあたりを十分配慮して、採用の留意点として考えるようにという通達もあったと聞いておりますけれども、そのあたりの今後のことについてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。 ◎小向 総務部副理事 お答え申し上げます。  委員御存じのとおり、現在、女性の消防職員は1名で、消防本部の管理課に勤務しております。今後の採用については、毎年、性別に関係なく、採用試験の成績に基づいて採用しております。  女性の働く場所ということですけれども、全国的に15万人の消防職員がおりますが、3400人、約2%の女性消防職員が全国におります。県内を見回しても大体1%か2%の女性消防職員がおります。具体的に申し上げますと、弘前に288名中5名とか、黒石の消防本部は94名中2名とか、それくらい女性消防職員がおります。女性消防職員が働ける場所というのは、事務職はもちろんですが、彼女たちも皆、消防学校を卒業しております。災害対応職員です。火災現場にも連れていっております。経験のために、今、大規模災害現場に連れていったりしています。では、具体的にどこで働くかというと、救急隊員とか、運転手兼――ポンプを操作しますので技術が必要になりますが、全国的に見ますとポンプ車の機械員等もおります。  その中で、うちの消防本部でどれくらい採用できるかというキャパの問題で言いますと、現在、女性職員が働ける場所は消防本部しかございません。ただ、新しくできます八戸消防署には女性専用の仮眠室4名分、その中は全部個室になっています。女性用はみんな個室ですけれども、それにシャワールームとか、そういうものをつけております。女性専用のトイレもございます。そういう環境を整えなければ女性消防職員を現場に出すことはできませんので、それらの環境を整備してやっていきたいと思います。  しからば、どれくらい採用できるかという話になりますけれども、働く環境、それと全体としての男女の比率などをさまざまな角度から研究して、何名の女性消防職員が就労可能かをこれからも研究してまいりたいと思っています。  以上です。 ◆森園 委員 充足率なんかの問題もありますので、すぐ大幅にというのもなかなか難しいのもよくわかりますけれども、消防職員の仕事の範囲も大分広がってきていますし、そういったことも考慮して、今、小向副理事がおっしゃいましたけれども、女性の能力が発揮できるような環境づくりをいろいろ研究していっていただければと思います。よろしくお願いします。  次に、今度は女性消防団員についてですけれども、現状はどのようになっているのか。あわせて、全国的に消防団員が減少しているという報道等もありましたけれども、女性はふえているというのもございました。そういった全国的な動向なんかもあわせて、わかればお知らせしていただければと思います。よろしくお願いします。 ◎上久保 総務部副理事 私から女性消防団員の現状と今後の考え方についてお答えいたします。  八戸市消防団は、南郷区を含めて定員1548名に対して、実際に入団している実員は1420名おられます。すべての活動に参加する基本団員の中には、現在、女性の方はいらっしゃいません。ただ、消防団の本部、通称本団に所属し、特定の活動や大規模災害等に限定出動する、いわゆる機能別団員が22名在籍し、このうち予防広報を担当する女性団員が13名おられます。八戸市消防団条例によりますと、入団する資格として、本市に居住する志操堅固、身体強健な者で、その年齢が18歳以上という規定があるのみで、各分団、各班の定数以内であれば、男女区別なく入団資格を有することになっており、消防団長が任命権者であります。  以上です。 ◆森園 委員 全国的な流れというのはどうですか。 ◎上久保 総務部副理事 全国的な数値ですと、消防団員は88万人強おりますけれども、そのうち1万9000人、率にして約2.1%の女性が消防団員として登録されております。ちなみに、八戸市の13名というのは0.92%であります。  以上です。 ◆森園 委員 今後についてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ◎上久保 総務部副理事 消防団員は、火災を初めとする災害活動というイメージが強いと思いますが、昨今はそれら以外にも要援護者に対する現況調査、住宅用火災警報器設置状況の調査等、災害の予防活動、いわばソフト面のほうにも力を注ぎつつあります。このようなときに、相手方に対して優しさ、いたわりの言葉、安堵感を与えるという点では、女性の方が男性よりも一般的に適していると考えております。しかし、災害防御活動、特に火災現場におきましては、小型ポンプの積みおろし、水圧のかかったホースの展張、その他装備の搬送と、かなりの体力を必要とされております。このため、女性消防団員の採用については、各分団ごとに定数の余裕状況と火災の現場活動を考慮して、その中で男女の比率を見きわめて採用していくものと推察しております。  以上です。 ◆森園 委員 わかりました。実はちょっと調べたら、もう全国の自治体の半分以上が女性団員を――今、八戸市の場合は、基本団員はゼロだということだったのですけれども――採用しているというデータが出ていまして、当然さっき言ったように、女性の場合、体力的な問題もありますので、同じようにというのはなかなか難しい部分もあるかもしれませんが、どうしても消防団員が減少していったり、高齢化していますし、あと、皆さん御存じのとおりサラリーマン化しているものですから、出動率というのがどうしても少なくなってしまうのかなと私自身は思っているわけです。例えば専業主婦の方だとか家にいる方、こういった女性の方というのは、地域の情報も男性よりも比較的いろいろお持ちなのかなと。どこにだれが住んでいて、どういったところにどういった方がいらっしゃるとか、そういった情報等も男性よりは比較的いろいろお持ちなのかなと。そうすると、女性団員の加入がちょっとでもふえるということは、そういった意味では、私はプラスになるのかなと思っているわけでございます。たまたま団員になりたいという女性の方がいらっしゃいまして、私は、普通の団は難しいのかなと。本部だけしか無理なのかなと私は思っていたんですけれども、そういった広報等については今やっていらっしゃるのかどうか、皆さんにお知らせしているのかどうか、そのあたりをお聞きします。 ◎上久保 総務部副理事 先ほど消防団条例に基づいての採用資格ということをお答えしましたけれども、その中では、あえて男女を区分けしておりませんので、特別に女性団員について集中的に募集という形はとっておりません。ただ、県を通じて総務省消防庁から女性団員加入のキャンペーンポスター等が送られてきていますので、各屯所に掲示して呼びかけてはおります。  以上です。 ◆森園 委員 私は屯所でそういったものを見たことがなかったものですから、大変失礼しました。では、広報はしているというふうに理解してよろしいですね。 ◎上久保 総務部副理事 特別に力を入れているというわけではなくて、一般的に団員の募集ということで、女性の方の写真を掲示してあります。 ◆森園 委員 よくわかりました。今、私がちょっと話したのを多少なり御理解していただいて、そのほうがいいということであれば――さっき言った消防本部なんかの場合ですと女性常備消防職員でも十分対応できるように今設計していますので、対応できると思いますけれども、屯所なんかですと古い建物が多いものですから、女性団員が入ってもなかなか難しい。ただし、女性の団員が入れば、そういった環境整備も十分されていくのかなと。そのあたりは加入促進に向けて、少し環境整備をしていくという気持ちがもしあれば、一言お願いしたいと思いますけれども、どうでしょう。 ◎上久保 総務部副理事 ただいま委員から大変立派な御教示をいただきましたので、これを参考に研究して努めたいと思います。 ◆森園 委員 加入しやすい環境づくりをぜひとも要望しまして終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 きのうは大変御苦労さまでした。防災無線から注意喚起を含めて17回の放送ということですが、余り活躍しては困るんですけれども、そういうことで重要な役割をなす防災無線について、平成23年度、平成24年度にかなりの額の計画がありますが、これは更新なのか、増設もあるのか、その辺についての考え方を教えてください。 ◎田澤 防災危機管理課長 お答えします。  現在使っている防災無線は、旧八戸市は昭和60年から整備している。旧南郷村は昭和61年からと。今回やるのは、ほとんど更新です。増設もあります。現在、八戸市の場合は沿岸部に39局で、ほとんどは津波のために設置しております。今回は、候補地として、もう少し内陸部にも津波用に6カ所、江陽、小中野、沼館、八太郎、そのほか石油基地にまだカバーできていないところがあるもので、そこには1個足すと。あと内水の被害が想定される尻内地区に2カ所、新規につくります。  以上でございます。 ◆大島 委員 今聞いたら海岸部が多いわけです。実は昔、いろんな広報をしても聞こえないという話があったんです。ですから、全町内は無理としても、ある程度エリアをカバーできるような防災無線をつけたほうがいいと私は思うんです。津波だけが災害ではない。山津波やいろんなものがありますから。そういう意味で、基本的にそういう方向で防災無線について広域的に考えていくということを1つ要望しておきます。  それから今、ここの款だかどうかわからないけれども、町内で防災行政無線を設置するとき、補助はどうなっているのか。 ◎田澤 防災危機管理課長 私のほうでは、それに対しての補助というのはございません。  以上でございます。 ◆大島 委員 町内のほうでは、行政と防犯の両面を兼ねたものを、町内で出し合いながらつけていると思うんです。その辺についても調査をして、ここでなかったら連携して、補助をして、安全に対する考え方を地域で持つ。自主防災意識を持つという気持ちで指導してほしい、連絡してほしい、お互いに協議してほしいということを要望して、終わります。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1つだけ。さっきたばこの問題が出ましたので、お聞きします。消防本部は当然禁煙になっていると思うんですが、分遣所の場合は夜通し勤務することがあって、たばこを吸う人にとっては非常につらい一晩になるのではないかと思いますが、その辺はどうなっていますか。 ◎小向 総務部副理事 お答えいたします。  消防本部も喫煙所を1カ所設けております。あと、たばこを吸う者も何人かおります。24時間勤務で、それを我慢させるわけにはいきませんので、1カ所喫煙場所を設けて、そこで吸わせるようにしております。  以上です。 ◆畑中 委員 分遣所もそうなっていますか。 ◎小向 総務部副理事 消防署18カ所全部です。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 通告外で申しわけございません。きのうは大変お疲れさまでございました。まず皆様の頑張りに対し、これからもよろしくお願いしたいというところであります。  私が昨年の9月の定例会で防災について質問させていただいたところで、答弁の中に地域防災計画で想定している震度6弱の海溝型地震での避難者約1800名という話が出ていましたけれども、これはどういう積算なのか、今わかりましたらお知らせいただきたいのです。 ◎田澤 防災危機管理課長 今、地震津波防災マップというのがありまして、浸水区域が明示されています。多分避難区域の町内会の人数の合計が約1800人ということになっていると思います。  以上です。 ◆田中 委員 では、これは地震とかでどうこうではなくて、津波とか、そういうものでの避難人数ですか。 ◎田澤 防災危機管理課長 いや、津波だけではないと思います。あと土砂災害の地域とか、急傾斜地も含めての数値だと思います。 ◆田中 委員 その定例会で私の後の質問で、伊藤議員から耐震基準を満たさない住宅、満たす住宅がどれぐらいあるのかということで話がありまして、妻神部長の話として、平成20年度の住宅・土地統計で、現在のところ74.7%が耐震基準を満たしていると。ということは、逆に25.3%は満たしていないということになると思うんですけれども、今、八戸市内は10万3000世帯あって、もし地震で倒壊ということになると、約6万人近い5万9800人が被災するのではないかと思いますが、この辺はいかがでしょうか。 ◎田澤 防災危機管理課長 その件に関しましては資料がないものですから、後でお答えします。 ◆田中 委員 きのうも確かに地震があって、先日もニュージーランドで大きい地震がありました。震災というのは、本当にいつ起きるかわからないことなので、ちゃんと準備しておかなければならないのではないかと思います。今、資料がないということで、あれなんですけれども、どれぐらい被災するのかという想定が本当にきちっと準備できているのか。あと、災害に対する、いざというときの備えができているかというのが、これから非常に問われてくる時代が来るかもしれない。 いつ地震が起きるかわからないという想定のもとに動いている皆さんでございますので、その辺をきちっと検討していただいて、今後頑張っていただきたいということを御要望申し上げて、以上で終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆壬生 委員 通告外ですが、聞きたいのですが、例えば湾内に落水者があったりすると、消防の方も救助に行かれますか。 ◎上久保 総務部副理事 ほとんどの場合119番による通報がありまして、水難救助隊を出動させております。 ◆壬生 委員 私も海上安全指導員ということで海上保安部のほうから委嘱されているんですが、海上保安部とのすみ分けは――例えば防波堤がありますけれども、どの辺が救助のラインですか。 ◎上久保 総務部副理事 基本的に消防も領海までがエリアではありますけれども、実際消防が活動するのは地上隊で活動できる範囲です。例えば湾の外で水難事故があった場合は、海上保安部並びに水上警察が対応して、それを陸に引き揚げる作業については消防のほうが担当しております。また、岸壁周辺においての水難事故については、ほとんど消防が関係機関と協力しながら救助活動を行っているということです。 ◆壬生 委員 たしかPWC――パワーウオータークラフト、ジェットスキーを持っていると聞いたんですけれども、何そう持っていますか。 ◎上久保 総務部副理事 現在、消防のほうには、船外機がついたゴムボートが3そうあるのみです。 ◆壬生 委員 船外機がついたもので救助しているということですよね。 ◎上久保 総務部副理事 そのとおりです。 ◆壬生 委員 あと、潜水の設備はどのぐらいあるんですか。 ◎上久保 総務部副理事 約20セットぐらい用意して、八戸消防署と東消防署に分けて配置しております。 ◆壬生 委員 わかりました。  次に、もう1つですが、きのうからのはっちの話で、はっちの建設に当たって建築確認が出まして、あと、施工業者のほうで消防の設置届がありましたと。その段階で消防法に合致しなくて指導したとかということはありますか。 ◎田中 総務部参事 まず、建物ができますと、使用する前に消防の検査というのがあるわけですけれども、今回も当然八戸消防署のほうで、はっちの検査をしております。それで聞いたところ、建築構造にかかわる指摘はなかった。ただし、消防設備の中で標識をつけるとか、ちょっとした指摘はあって、それが全部改修されてから検査済証を出したと聞いております。  以上です。 ◆壬生 委員 建築本体では指摘はなかったと。設備でも多少の、避難の標識とか、そういう軽微な、その程度だったわけですよね。 ◎田中 総務部参事 八戸消防署から聞いているのは、どこの建物を検査しても若干の指摘事項があるわけですが、検査の結果、それがすべて軽微なものだったということで、簡単な改修で終わっていると聞いています。  以上です。 ◆壬生 委員 当然着工届を出したときに詳しく業者とやるわけですので、そういうふうにやって完成したということで、あれなんですけれども、きのうの山車が入るの入らないのという話で、私は、消防のほうから書類が出て、防火壁とかの指摘があったのかなということを考えたんですが、そういうことはなかったということですね。 ◎田中 総務部参事 はっちの山車が入るか入らないかということですが、けさほどはっち側のほうから、きのうの答弁については間違いがありましたと私は報告を受けています。  以上です。 ◆壬生 委員 わかりました。ありがとうございます。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第9款消防費の質疑を終わります。  この際、お諮りいたします。  第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査したいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○立花 委員長 御異議なしと認めます。  よって第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査いたします。  説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、153ページをお開き願います。  第11款災害復旧費の本年度予算は、科目存置のために1000円を計上するものでございます。  次の154ページに参りまして、第12款公債費でございますが、本年度の予算額は102億1493万2000円であり、前年度と比較いたしますと1.3%の増、1億3023万円の増額となるものでございます。  1項1目元金は、平成22年度までの一般会計借入金の定期償還金、2目利子は、平成22年度までの一般会計借入金に係る利子償還金並びに一時借入金の利子償還金でございます。  155ページに参りまして、第13款諸支出金でございますが、本年度の予算額は前年度と同額の10億円を計上するものでございます。  1項1目公営企業整備費は、自動車運送事業会計に対する補助金及び貸付金でございまして、それぞれ前年度と同額を計上するものでございます。  次の156ページに参りまして、第14款予備費でございますが、本年度の予算額は前年度と同額の5000万円を計上するものでございます。  以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの質疑を終わります。  以上をもって一般会計予算の歳出並びに関連議案第42号から第44号まで、第46号から第50号まで、第53号から第55号まで及び第59号から第66号までの質疑は終了いたしました。  これより一般会計予算の歳入並びに関連議案第45号を審査いたします。  説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、予算に関する説明書の5ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款市税は、本年度の予算額は291億6000万円で、前年度と比較いたしますと3%の増、8億6000万円の増額となるものでございます。  主な税目について御説明申し上げます。  1項1目個人市民税は、景気低迷による税収の落ち込みが平成22年度では想定よりも少ないことが見込まれることから、前年度と比較いたしまして1.8%の増、1億6000万円の増額を見込み計上したものでございます。  2目法人市民税は、輸出関連の一部の製造業において業績の改善が見られることから、前年度と比較いたしまして38.2%の増、8億1000万円の増額を見込み計上したものでございます。  2項1目固定資産税は、前年度と比較いたしまして0.4%の減、6850万円の減額を見込み計上したものでございます。これは、土地については地価下落による減を見込み2.9%の減とし、家屋については新増築による増を見込み1.9%の増、償却資産については企業の設備投資の減を見込み1%の減として、それぞれ計上したものでございます。  2目国有資産等所在市交付金及び納付金は、平成22年度決算見込みを参考にしまして、8.7%の減、600万円の減額を見込み計上したものでございます。  3項1目軽自動車税は、地方財政計画及び軽自動車、原動機付自転車等の登録台数の実績等をもとに0.8%の増、300万円の増額を見込み計上したものでございます。  4項1目市たばこ税は、平成22年度決算見込み及び地方財政計画を参考にしまして2.9%の減、4400万円の減額を見込み計上したものでございます。  5項1目鉱産税は、平成22年度決算見込みを参考にしまして9.1%の減、50万円の減額を見込み計上したものでございます。  次の6ページに参りまして、6項1目特別土地保有税は、過年度保有分として科目存置するものであります。  7ページに参りまして、第2款地方譲与税は、本年度の予算額は7億1000万円で、前年度と比較いたしますと1.9%の減、1400万円の減額となるものでございます。平成22年度決算見込みと地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  次の8ページに参りまして、第3款利子割交付金は、本年度の予算額は5000万円で、前年度と比較いたしますと25.4%の減、1700万円の減額となるものでございます。平成22年度決算見込みと地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  9ページに参りまして、第4款配当割交付金は、本年度の予算額は700万円で、前年度と比較いたしますと62.8%の増、270万円の増額となるものでございます。平成22年度決算見込みと地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  次の10ページに参りまして、第5款株式等譲渡所得割交付金は、本年度の予算額は100万円で、前年度と比較いたしますと25%の増、20万円の増額となるものでございます。平成22年度決算見込みと地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  11ページに参りまして、第6款地方消費税交付金は、本年度の予算額は23億3000万円で、前年度と比較いたしますと3.1%の増、7000万円の増額となるものでございます。平成22年度決算見込み及び地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  次の12ページに参りまして、第7款ゴルフ場利用税交付金は、本年度の予算額は320万円で、前年度と比較いたしますと5.9%の減、20万円の減額となるものでございます。平成22年度決算見込み及び地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  13ページに参りまして、第8款自動車取得税交付金は、本年度の予算額は1億4700万円で、前年度と比較いたしますと15.5%の減、2700万円の減額となるものでございます。平成22年度決算見込み及び地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  次の14ページに参りまして、第9款国有提供施設等所在市助成交付金は、本年度の予算額は3億6100万円で、国の予算が前年度と同額であることから前年度と同額を計上したものでございます。  15ページに参りまして、第10款地方特例交付金は、本年度の予算額は3億円で、地方財政計画を参考にしまして前年度と同額を計上したものでございます。  次の16ページに参りまして、第11款地方交付税は、本年度の予算額は150億円で、前年度と比較いたしますと2%の増、3億円の増額となるものでございます。増額となった理由でございますが、普通交付税において、現在までに判明している地方財政計画等のデータを用いた試算により計上したものでございます。  17ページに参りまして、第12款交通安全対策特別交付金は、本年度の予算額は4800万円で、前年度と比較いたしますと4%の減、200万円の減額となるものでございます。平成22年度決算見込みと地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  次の18ページに参りまして、第13款分担金及び負担金は、本年度の予算額は12億9958万6000円で、前年度と比較いたしますと59万9000円の増額となるものでございます。  1項負担金の主なものは、2目1節の老人福祉施設費用徴収金、2節の私立及び市立の保育所費用徴収金でございます。  19ページに参りまして、第14款使用料及び手数料は、本年度の予算額は12億6575万9000円で、前年度と比較いたしますと1.3%の増、1571万8000円の増額となるものでございます。  1項使用料の主なものは、2目1節の高齢者福祉施設使用料、総合福祉会館使用料、3目1節の看護師養成所授業料、5目2節の魚菜市場使用料、7目1節の道路占用料、住宅使用料、汚水処理施設使用料、住宅駐車場使用料、次の20ページに参りまして、八戸ポータルミュージアム使用料、9目2節の公民館使用料、是川縄文館使用料でございます。  2項手数料の主なものは、1目1節の税関係証明、戸籍、住民基本台帳、印鑑の各手数料、3目2節の廃棄物埋立処分手数料、廃棄物収集処理手数料、21ページに参りまして、6目1節の建築確認申請手数料でございます。  次の22ページに参りまして、第15款国庫支出金は、本年度の予算額は145億3933万9000円で、前年度と比較いたしますと11.2%の増、14億6468万円の増額となるものでございます。  1項国庫負担金の主なものは、1目1節の特別障害者手当等給付費負担金、障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、5節の児童扶養手当負担金、6節の生活保護費負担金、7節の国民健康保険基盤安定費負担金、8節の子ども手当負担金、2項国庫補助金の主なものは、1目1節の地域生活支援事業費補助金、3節の次世代育成支援対策交付金、23ページに参りまして、2目2節の新処分施設建設事業に係る循環型社会形成推進交付金、3目1節の特定防衛施設周辺整備調整交付金、2節の港湾、道路、住宅、公園の各整備事業等に係る社会資本整備総合交付金でございます。  3項委託金では、2目1節の国民年金事務費委託金、2節の子ども手当事務費委託金が主なものでございます。  25ページに参りまして、第16款県支出金は、本年度の予算額は60億1599万7000円で、前年度と比較いたしますと12.6%の増、6億7100万1000円の増額となるものでございます。  1項県負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、5節の生活保護費負担金、6節の国民健康保険基盤安定費負担金、7節の子ども手当負担金、2目2節の後期高齢者医療の保険基盤安定費負担金でございます。  2項県補助金の主なものは、1目1節の重度障害者医療費補助金、自立支援特別対策事業費補助金、介護基盤緊急整備等臨時特例交付金、次の26ページに参りまして、2節の放課後児童健全育成事業費補助金、子育て支援特別対策事業費補助金、延長保育事業補助金、2目1節の乳幼児はつらつ育成事業費補助金、3目1節の緊急雇用創出事業補助金、ふるさと雇用再生特別基金事業補助金、27ページに参りまして、3項委託金では、1目2節の徴税費委託金、5節の県議会議員選挙費委託金、県知事選挙費委託金でございます。  次の28ページに参りまして、第17款財産収入は、本年度の予算額は9029万8000円で、前年度と比較いたしますと9.4%の減、934万7000円の減額となるものでございます。  1項財産運用収入の主なものは、1目1節の土地及び建物貸付収入、2目1節の各種基金利子及び配当金、2項財産売払収入の主なものは、1目1節の生産物売払収入でございます。  29ページに参りまして、第18款寄附金は、本年度の予算額は5000万円で、前年度と比較いたしますと4009万円の増額となるものでございます。  1項1目1節の総務費寄附金は、市庁舎本館1階の冷房設備整備費に対する八戸市職員互助会からの寄附でございます。  次の30ページに参りまして、第19款繰入金は、本年度の予算額は19億1405万7000円で、前年度と比較いたしますと47.8%の増、6億1886万8000円の増額となるものでございます。  1項1目は都市計画駐車場特別会計から、2目は住宅用地造成事業特別会計からの繰入金でございます。  2項1目基金繰入金は、1節財政調整基金、2節市債管理基金のほか、10節定住自立圏振興基金、11節グリーンニューディール基金、12節地域活性化公共投資基金からの繰入金が主なものでございます。  次の32ページに参りまして、第20款繰越金は、科目存置のために1000円を計上しているものでございます。  33ページに参りまして、第21款諸収入は、本年度の予算額は36億3256万3000円で、前年度と比較いたしますと20.6%の減、9億4240万9000円の減額となるものでございます。  諸収入の主なものは、1項1目1節の税滞納延滞金、3項1目貸付金元利収入のうち、1節の地域総合整備資金、次の34ページに参りまして、9節の商工組合中央金庫、11節の自動車運送事業会計、12節の八戸赤十字病院、13節の中小企業特別保証制度、15節の市民病院事業会計の各貸付金に係る元利収入、4項1目受託事業収入のうち、1節の後期高齢者医療健康診査受託事業収入、35ページに参りまして、5項3目1節雑入のうち、公害健康被害者救済拠出金、電気等使用料、乳幼児医療費高額療養費等返還金、重度心身障害者医療費高額療養費等返還金、市町村振興宝くじ収益金交付金、高齢者等バス特別乗車証負担金、次の36ページに参りまして、水産会館電気等使用料、介護予防サービス計画費収入でございます。  37ページに参りまして、第22款市債は、本年度の予算額は85億7520万円で、前年度と比較いたしますと9.4%の増、7億3810万円の増額となるものでございます。増額となった理由でございますが、消防施設整備事業負担金債、是川縄文館建設に係る社会教育施設整備事業債は減額となったものの、新処分施設建設事業が本格化することに伴い、最終処分場整備事業債が大幅な増額となったことによるものでございます。  市債の主なものは、1目1節の戸籍電子化事業債、3目1節の最終処分場整備事業債、6目1節の道路新設改良事業債、同じく道路新設改良事業債交付金分、2節の都市計画事業負担金債、3節の公営住宅建設事業債、5節の港湾整備事業負担金債、7目2節の消防施設整備事業負担金債、次の38ページに参りまして、3節の防災行政無線の更新に係る防災基盤整備事業債、9目1節の臨時財政対策債でございます。臨時財政対策債につきましては、前年度に比較し減額となっておりますが、地方財政計画を参考にしまして計上したものでございます。  以上で歳入の説明を終わります。 ◎兼田 収納課長 それでは、議案第45号特別災害による被害者に対する八戸市市税減免の特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明を申し上げます。  議案書の25ページ及び26ページをお開き願います。  提案理由でございますが、特別災害により漁業にかかわる損失を受けた方に対し、市民税及び国民健康保険税にかかわる減免措置を講ずるとともに、そのほか規定の整理を行うためのものでございます。  改正の内容でございますが、特別災害により漁業にかかわる損失を受けた場合について、農作物にかかわる損失と同様の減免措置を講ずるものであり、これまで第2条第3項及び第6条第3項により直接定めておりましたが、これを減免対象を規則に委任し、今後新たに減免すべきと判断される対象者が生じた場合、迅速な対応を可能とするものであります。  施行期日につきましては、平成23年4月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 2つお願いします。1つは市民税の傾向と、それから市債の問題について。  まず、市民税について、10年くらいを比較しての傾向を先にお知らせください。 ◎松家 住民税課長 お答え申し上げます。  当初予算の計上額ということで御説明させていただきます。平成14年度から10年分の数字を述べさせていただきます。平成14年度285億7000万円、平成15年度276億8000万円、平成16年度は旧八戸市分が276億4000万円、南郷村分が3億3531万円、合わせますと279億7531万円、平成17年度は279億5000万円、平成18年度281億1600万円、平成19年度311億円、平成20年度318億3300万円、平成21年度290億円、平成22年度283億円、平成23年度予算でございますが、291億6000万円となっております。  以上が10年分の数字の羅列でございますが、ピークは平成20年度で、当初予算で318億3300万円を計上しております。これがピークでございまして、要因といたしましては、もちろん個人市民税の伸びであるとか、法人では企業の業績の改善ということで当初予算を計上させていただいていました。  以上でございます。 ◆畑中 委員 平成14年度から見ても余り変わっていないのですが、この間に三位一体改革で税源移譲があったり、定率減税の廃止とか、配偶者控除の廃止、年金課税と、いろいろ税制の改定といいますか、よくなったのでなく、悪くなって負担がふえてきたわけであります。それでもこういうふうな状況というのは、やはり個人の所得が減っているとか、そういうことの反映なのか、その辺もあわせて、分析しているところをお話しください。 ◎松家 住民税課長 お答え申し上げます。  今、委員からお話が出ました税源移譲というのが一番大きな要素で、これが平成19年度でございましたが、このときに311億円を計上いたしました。これは所得税から住民税への移譲ということで、この分については、かなり大幅な10%強の伸びを見込んで当初予算を組んでおります。  その後でございますが、個人市民税に限って言えば、やはり景気の影響が大きく、個人所得と申しますか、それらが反映された予算を組まざるを得なかったということで、毎年増減がありますけれども、そういったことで、個人市民税の落ち込みは、給与所得の減少であったりという分析を踏まえて計上させていただいております。 ◆畑中 委員 そうすると、平成19年度から三位一体改革の税源移譲で10%ぐらいふえたので311億円と。30億円ぐらいが税源移譲でふえているはずですね。そこを確認します。 ◎松家 住民税課長 お答え申し上げます。  平成19年度の税源移譲の分の見込みでございますけれども、個人市民税につきましては、17億円ほど増で見込みました。これは税源移譲の影響額でございます。その年の法人市民税は約6億5000万円の増を見ていましたので、トータルではこのように30億円近い増になったということで、税源移譲の影響額を試算した上での予算計上ということでございます。 ◆畑中 委員 大体感じてはいたのだけれども、大分大きい税源移譲にもかかわらず、10年前とほぼ同じ額になったということについては、個人の所得が減っているというのが全国的な傾向としてあり、八戸市にも出ている。八戸市の税収は国よりははるかに優良だけれども、それでもやはり大きく減っている。国のほうは、次に言う公債、借金のほうが単年度で税収より多いわけだから、それだけを見れば八戸市は優良だと見ていいと思うんだけれども、それでもかなり厳しい。  もう1つ聞きますが、税の滞納は、これにはどういうふうに反映されていますか。滞納率が最近多くなっているような感じですが、10年くらいの比較でどうですか。 ◎兼田 収納課長 そこの部分につきましては、収納課の私から委員にお答え申し上げたいと思います。平成14年度あたりから10年分ということでございまして、確かに長いスパンでのお答えになりますが、正直言いますと、若干の右肩下がりかなというところがありますが、年度によりますと踊り場もございます。100年に一度とも言われた大不況、国内におきましての経済状況等、会社関係におきましては倒産とか破産、それらが影響しての個人所得の低迷でございます。そういったものが反映されて、確かに徴収率では私らも苦慮しているところでございましたが、一部踊り場的なところもございまして、私らにすれば、影響を最小限に抑えた滞納率で来たのかなと解釈してございます。  以上でございます。 ◆畑中 委員 個人の所得が10年ちょっとで全体として大幅に下がっている。平均でも個人の所得が60万円ぐらい下がっているそうですから、これが税収に反映されないはずはないんです。これは国の制度が悪いためにそうなっているので、八戸市の責任ではないのだけれども、こういう影響を受ける傾向になっているということで、私は、これから税収が余り伸びないし、次に言う市債の問題との関連で心配しているからお聞きしました。  では、次に市債の関係で、これは合併特例債なんかも使っていろいろやったものを含めて、これから返していく時期が重なって、これからふえるという予想がされないでしょうか。その辺だけ先にお聞きします。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、お答えを申し上げます。  まず、少し過去の残高も御紹介を申し上げたいと思うんですけれども、平成19年度が一般会計で市債残高が約933億円、平成20年度で約917億円、平成21年度で約922億円、平成22年度につきましては約946億円ということで、平成21年度に比べてふえる見込みではございます。  以上でございます。 ◆畑中 委員 これから返済のピークになっていくから、いろいろな建物を建てた事業は、合併特例債なんかも使ってやっているのもかなりあるので、それを含めて、傾向としてふえるのではないかという感じがしたから、そこを先に。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、公債費の償還見通しというところでございます。現時点での試算では、大体平成25年度ごろがピークになろうかと思ってございまして、その後、だんだん減少傾向に行くという見込みでございます。  以上でございます。 ◆畑中 委員 これは国の政策といっても、自民党の政治でやっていたのがここまで来たので、今の民主党だけに責任を負わせられないけれども、そういう経済情勢の中で、これから市の収入はさっぱりふえないで、返していく借金は多くなるということで、今のままだと財政的にはかなり厳しくなっていくのではないかと思います。
     では、我々はどうするかということでもないのですが、大体この傾向を押さえて、それこそ事業や、そういうものも含めて、それから民生費の問題もあるでしょうし、ふえていくものは必ずふえていくのだから、これを見ていかなければいけない。  これはここ10年くらいの交付税の関係を見ても、交付税は余り変わっていないんです。だから、今のままでやると国のほうはだんだん先細りになっていく。いろいろな名目で、総合とか何かでだんだん減らすようなことを考えているから、現状だと市の財政も厳しくなっていくと考えざるを得ないということを懸念したので、ここはお聞きしました。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私からは17款1項1目財産貸付収入のところで、自動販売機設置に係る貸付料収入についてお伺いしたいと思います。  以前私は本会議でも御質問をさせていただきましたけれども、現在、市の施設の中に設置して、貸付料収入としていただいている自動販売機があると思うんです。今は本庁舎が多いのかなと思うんですけれども、貸付料収入としていただいている自動販売機の設置台数と、その収入額をまず教えていただきたいと思います。 ◎磯嶋 管財契約課長 夏坂委員にお答えいたします。  現在、貸付料収入として自動販売機の収入があるのは、本庁舎の8台になっております。これにつきまして、平成21年度の実績額といたしまして、貸付料は約490万円となっております。今年度につきましても、1月分までについての状況を聞いておりますけれども、大体同じぐらいかなと見込んでおります。  そして、以前委員から定例会でお話があって、それ以降、他の施設への拡充について検討いたしまして、調べましたところ、まず拡充できるところがある、順次できるところから拡充していこうということで、財産管理を統括しております管財契約課で貸し付けの要綱を制定しております。そして、平成23年度から貸し付けるものといたしまして新たに24台、このうち2台につきましては、はっちの分でございまして、2月から貸し付けが始まっております。3年間の貸し付け契約ということになっておりまして、入札はもう既に終了しております。3年間での貸付料といたしまして、約1860万円ということになっております。これを現状の行政財産の目的外使用の許可で、使用料を取った場合で計算いたしますと、評価額によりますので年々変化はあるのですが、平成22年度の額で3年間と考えますと、単年度で22万円ですので、3年間ですと66万円程度だろうと。その差額、約1800万円が増収になると見込んでおります。  以上です。 ◆夏坂 委員 ありがとうございます。新たに拡充する施設ということで、これはたしか広報にも載せて、公募をされておったかと思うんですが、公募している自動販売機は、すべて業者が決まったということでよろしいのでしょうか。 ◎磯嶋 管財契約課長 すべて入札が終わって、業者が決まっております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。目的外使用料と比べて、差額1800万円という収入は大変大きな額だと思いますので、ぜひ今後も可能なところは拡充をしていただきたいと思うんです。市全体の施設の自動販売機が、大体50カ所ぐらいで180台ぐらいということで聞いておりましたけれども、今後の3年間の状況を見ながら検証して、今公募しているところからさらに拡充していく見通しみたいなものはございますでしょうか。 ◎磯嶋 管財契約課長 お答えいたします。  平成23年度から行います12施設、24台につきましては、公募して入札する方式を導入するのにほぼ支障がないというものでございます。残りの施設につきましては、例えば現在の貸し付けの制度とのすり合わせの問題ですとか、優先的に貸し付けしよう、あるいは貸し付けすべきところに貸し付けしようという貸し付け目的があって、競争入札するのになじまないだろうとか、そういうふうな条件がありますので、今後そういうふうなところを踏まえながら、引き続き関係課と協議してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。自販機の貸付料収入は、歳入確保の面では非常に大きな効果があると思います。ぜひ今後も自主財源の確保に向けて御努力いただきますよう御要望して、終わります。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 通告していないのですけれども、教えていただきたいと思います。予算説明書の30ページに基金繰入金の新年度の予算が書いてありますけれども、この繰り入れをした結果の、基金残高をそれぞれお教えいただけませんでしょうか。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 確認でございますが、すべての基金の残高でございますか。個別のということですか。 ◆伊藤 委員 全部聞きたかったのですが、それでは、財政調整基金と市債管理基金を伺います。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、お答えを申し上げます。  まず、財政調整基金でございます。段階を追ってお話をさせていただきたいのですが、財政調整基金は平成22年度末で13億4000万円ほどになります。そして、市債管理基金につきましては約21億円ということで、合計で34億4000万円ほどの見込みでございます。それで、平成23年度当初取り崩して、平成23年度当初の見込みでは、今12億円繰り入れをする予定となってございますので、両方合わせて22億4000万円ほどになる予定でございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 先ほど公債の償還をしていく見通しを伺いましたけれども、平成25年度あたりがピークになってくるということでありますが、平成23年度までは伺いましたけれども、平成24年度、平成25年度とどのように推移していくか、あるいはどこを維持していくかとか、その辺の見通しを伺いたいと思います。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 まず、基金の残高でございますけれども、何とかこの数年、30数億円という段階で維持をしてまいりました。さらに、財政状況を見ながら、平成25年度の公債費償還のピーク等もございますので、今後できるだけ積み増しはしていきたいというふうには考えてございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 そうしますと、そこに向けて幾らかでも基金積み立てを前年度よりも上乗せしてやっていかないと、平成25年度以降の計画というのはちょっと危ういかなと思うんですけれども、その辺の見通しというのはつけられて、やっていけるというお考えか。やっていかなければならないわけですけれども。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、お答えを申し上げます。  非常に厳しい経済環境と申しますか、財政状況の中で、毎年度、国の財政対策と申しますか、そういった動きも見ながら、予算を組んで進めてまいりました。今後さらに大変な時期が来るというのも想定されますので、そこについては、今想定し得る範囲内でいろいろと検討しながら、何とか乗り越えていけるようなことは考えているところではございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。詳しいことはまた別途伺いたいと思いますけれども、近年の財政状況というのは、国、地方ともとても大変な状況です。それでも我が市は、将来に投資をしようということで大型の公共事業をどんどん進めてきていたわけですので、それが功を奏してくることも期待いたしておりますけれども、家で言えば家計簿でありますが、これをしっかりと管理していただきたいと思います。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で一般会計予算の歳入並びに関連議案第45号の質疑を終わります。  以上をもって議案第1号平成23年度八戸市一般会計予算並びに関連議案20件の質疑は終了いたしました。  これより議案第4号から議案第17号までの各特別会計予算並びに関連議案第51号及び第56号から第58号までを順次審査いたします。  議案第4号平成23年度八戸市国民健康保険特別会計予算並びに関連議案第56号を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎鬼柳 国保年金課長 それでは、議案第4号平成23年度八戸市国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の23ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ263億2789万2000円と定めるものでございます。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、25ページから28ページまでの第1表歳入歳出予算のとおりでございます。その内容につきましては、予算に関する説明書で御説明を申し上げます。  第2条歳出予算の流用につきましては、地方自治法第220条第2項ただし書きの規定により、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合、同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができると定めるものでございます。  それでは、予算に関する説明書の237ページをお開き願います。  事項別明細書は238ページにわたりますが、歳入歳出の予算の総額は263億2789万2000円で、前年度より7億9267万5000円の増額、率にして3.1%の増となっております。  239ページをごらんください。  歳入について御説明いたします。  第1款国民健康保険税は、1項1目一般被保険者国民健康保険税及び2目退職被保険者等国民健康保険税でございますが、前年度比4.9%の減で、59億3220万9000円を計上しております。  第2款使用料及び手数料は、240ページにわたりますが、国保税の督促手数料が主なものでございます。  第3款国庫支出金は、1項の1目療養給付費等国庫負担金、2目高額医療費共同事業国庫負担金及び3目特定健康診査等負担金から成る国庫負担金と、2項の1目財政調整交付金及び3目出産育児一時金補助金の国庫補助金で、前年度比4.3%増の72億9944万9000円でございます。  第4款療養給付費等交付金は、退職被保険者等に係る療養給付費等について、国保税分を除き社会保険診療報酬支払基金より交付されるものでございます。  第5款前期高齢者交付金は、前期高齢者の偏在による負担の不均衡を調整するため、社会保険診療報酬支払基金から交付金が交付されるものでございます。  第6款県支出金は、241ページに参りまして、1項の1目高額医療費共同事業負担金、2目特定健康診査等負担金の県負担金及び2項1目の調整交付金でございます。  第7款共同事業交付金は、1件80万円を超える高額医療費を対象とする高額医療費共同事業交付金と、1件30万円を超える高額医療費を対象とする保険財政共同安定化事業交付金で、県国保連から交付されるものでございます。  第8款財産収入は、国民健康保険特別会計財政調整基金の利子収入でございます。  第9款繰入金でございますが、1項1目1節一般会計繰入金は、事務費分、財政安定化支援事業分等を、2節保険基盤安定繰入金は、保険税軽減分等を一般会計から繰り入れるものでございます。  第10款繰越金は科目存置でございます。  第11款諸収入は延滞金のほか、242ページに参りまして、第三者納付金、返納金が主なものでございます。  次に、243ページに参りまして、歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費の1項1目一般管理費は、職員15人分の人件費及び物件費のほか、県国保連合会に対する負担金が主なものでございます。  244ページに参りまして、2項1目賦課徴収費は、職員14人分の人件費及び物件費が主なものでございます。  2目納税奨励費は、納税貯蓄組合に対する事務費補助金等でございます。  245ページに参りまして、3項1目運営協議会費は、国保運営協議会委員18人分の報酬のほか、協議会の運営に要する経費でございます。  第2款保険給付費は、一般被保険者及び退職被保険者等の療養給付費、審査支払手数料、高額療養費、246ページにわたりますが、出産育児一時金、葬祭費等に要する経費でございます。  第3款後期高齢者支援金は、後期高齢者医療の医療費及び事務費に係る支援分として負担する社会保険診療報酬支払基金への拠出金でございます。  第4款前期高齢者納付金は、前期高齢者の偏在による負担の不均衡を調整するため、社会保険診療報酬支払基金へ納付するものでございます。  247ページに参りまして、第5款老人保健拠出金は、老人医療費に係る社会保険診療報酬支払基金への拠出金でございます。老人保健制度は平成19年度で終了しておりますが、平成20年3月以前の月おくれ請求分に係る医療の給付等に伴う費用を計上したものでございます。  第6款介護納付金は、介護保険第2号被保険者の保険料分の社会保険診療報酬支払基金に対する納付金でございます。  第7款共同事業拠出金は、1件80万円を超える高額医療費を対象とする高額医療費共同事業への拠出金と、1件30万円を超える高額医療費を対象とする保険財政共同安定化事業への拠出金でございます。  第8款保健事業費でございますが、1項1目特定健康診査等事業費は、248ページにわたりますが、13節の特定健康診査等委託料、2項1目疾病予防費は、訪問指導看護師に要する人件費のほか、13節の総合健診等委託料、19節の市民保養所利用負担金が主なものでございます。  第9款諸支出金は、国保税の過誤納金還付金が主なものでございます。  249ページに参りまして、第10款予備費は前年度と同額の3000万円を計上しております。  以上で議案第4号平成23年度八戸市国民健康保険特別会計予算の説明を終わります。  続きまして、議案第56号八戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  議案書の57ページをお開き願います。  改正の理由でございますが、出産育児一時金に係る支給額の暫定的な引き上げ措置を恒久的なものとするためのものでございます。  58ページをお開き願います。  改正の内容でございますが、お手元にお配りしております資料もあわせてごらんいただきたいと思います。資料の2の改正内容でございますが、現行では、附則第10項の規定により、平成23年3月31日までの間に出産したときの出産育児一時金の支給額は39万円とし、第6条第1項により、産科医療補償制度対象の出産の場合は3万円を加算して42万円としております。改正案では、第6条第1項の支給額を改正することにより、平成23年4月以降の出産についても同様の支給額とするもので、あわせて附則第10項を削除するものでございます。  また、この条例は、平成23年4月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆松田 委員 2つ通告しております。1つは、医療費の一部負担金の減免についてでございます。この問題については、昨年の12月議会でも一般質問で取り上げました。つまり、国から示された減免基準がありまして、それ以前からやっている八戸市の減免の基準とのすり合わせといいますか、そういう作業の検討に入っている段階という答弁でありましたけれども、その後、現時点までで、どの辺まで検討しているのか、それとも、もうそろそろ結論が出たのか、そのあたりをちょっと。 ◎鬼柳 国保年金課長 松田委員にお答えいたします。  12月議会で御説明したものでございますけれども、その後、検討を進めた結果、おおよその方向性は出ております。その中身としまして、国の基準と八戸市の要綱とで違いのある部分、資格要件ですけれども、国保税の減免をされていることという八戸市の要綱に対して、国のほうでは減免は要綱に入れないということになっておりまして、これは八戸市でも外す方向で今考えております。  それと、対象医療費についてですけれども、国の基準では入院のみという表現になっておりますが、八戸市の現在の要綱では入院及び外来も対象とするということになっておりまして、これはそのまま入院、外来ともに対象にしたいと考えております。  もう1つ、国保税の滞納をしている方についてということでございますけれども、国のほうの考えでは、国保税を滞納していても、この要件に該当させなさいという基準ですが、これに関しては、やはり滞納している方の状況がそれぞれ違う。確かに困って滞納している方はたくさんございます。それとまた別に、初めから払う気がないという方も当然いらっしゃいます。うちとしては、こういう方が申請に来た場合には納税相談に応じてくださいと。要は幾らかでも入れられるような環境をつくりたいということで、納税相談していただければ外すことはしませんという形で考えております。ですから、そういうことで、文面としては、国保税を滞納している者についても減免することができるという形にしたいと思っております。ただし、納税相談に応じてくれるということを要件として置きたいと思っております。  これからのスケジュールとしては、およそのものがまとまりましたので、来週になると思いますけれども、起案を上げ、決裁をいただきたいと思っております。  以上です。 ◆松田 委員 それでは、減免の額といいますか、全額減免だとか、その辺の割合については、今の八戸市のものをそのまま使っていくということでしょうか。 ◎鬼柳 国保年金課長 現在の八戸市の基準でございますと、生活保護基準の1.1倍以下であれば全額減免、1.1倍から1.2倍の間の場合は2分の1、1.3倍までの間であれば徴収を猶予するという形になっておりますが、これはこのまま継続したいと思っています。 ◆松田 委員 おおむね全体としてはいいかと思うんです。ただ、ちょっと気になるのは滞納者の扱いの問題で、国のほうと若干ニュアンスが違う。基本的には国の路線なのでしょうけれども。つまり、納税相談をしているかどうかというところまでは果たしてどうなのかというのは、私もちょっと疑問が残るところはありますけれども、国の言わんとするところの趣旨がどうなのかというところは、もう少し検討していただきたいと思います。  というのは、納税相談の場合でもいろんなケースがあると思うんです。ですから、私たちもでき得る限り納税相談のほうにお出かけくださいということは推奨しますけれども、これは人間の作業ですから、そこから漏れる方もどうしてもいるかと思いますし、収納課のほうでも一生懸命足を運んでも会えない方もいらっしゃる。これは国保の保険証、資格証の問題とも関連するんですけれども、果たしてどの辺まで自己責任とするかという問題は非常に微妙なところで、私としては、これは別個に切り離して行うべきだと。あくまでも納税相談は納税相談としてこれまで以上に行うし、市民の方々にもそういう意味での意識は高めてもらいたいということがあるにしても、しかし、これはやっぱり制度的な問題と切り離してやるべきではないのかなというのが私の意見でございますが、その辺のところをもう少し御検討いただいて進めていただきたいと御要望して、これは終わります。  2つ目の問題は、広域化の問題ですが、最初に、去年の段階ですと、県のほうでは広域化に向けての支援方針ということで、さまざま取り組みをしていく段階とのお話でしたが、1月あたりには国からの方針が提示されるのではないかという予測もありましたし、その間にパブリックコメントその他もあるということでしたけれども、県の支援方針については、もう国に対して示されたのでしょうか。その辺はどうですか。 ◎鬼柳 国保年金課長 お尋ねの青森県で策定するということになっております広域化等支援方針でございますが、昨年の12月28日に公表されて、国のほうへも同時に提示をされております。 ◆松田 委員 これを進めるに当たって、支援方針の中で1つ私が問題点として考えているのは、これの前に国のほうから通達された、一般会計からの繰り入れの問題。国保財政そのものが非常に厳しいというのは、国民健康保険を設立した時点から、低所得者なりを相手にする保険でございますので、最初から国としては財政的な負担は想定してといいますか、計画に盛り込んでやっている制度なんです。
     しかし、今回の通達の中では、市町村の一般会計からの繰り入れをやめて、国保税の引き上げなり、その他で解消しなさいと。つまり、広域化に当たってそういう内容が県のほうにも示されているし、市町村にも示されているということで、ちょっと聞きたいのですけれども、八戸市の一般会計からの繰り入れというものは、予算に関する説明書の237ページに繰入金というところがありますけれども、ここを指すわけですか。そこを確認します。 ◎鬼柳 国保年金課長 予算書に示してございます一般会計の繰入金は、法で定められたものでございまして、今、松田委員がおっしゃいました、国が繰入金を減らせと通達したというのは法定外の繰入金で赤字を埋めている場合のものでございます。八戸市の場合は、現在のところ法定内の繰り入れだけでどうにかなっております。  以上です。 ◆松田 委員 わかりました。そうしますと、八戸市の場合はそういう状況だと。しかし、県内全体で考えていくと、それぞれの市町村の段階ではこういう問題が起こって、国保税を上げなければならないとか、厳しい財政状況で、そういう決断を迫られていくということが言われております。そういう点では、これからも納税者の負担にならないようにしていかなければならないと思うんです。  私は、今回の広域化の理由が財政基盤を安定させるという国の方針で、県単位の広域化にしていくということですけれども、県内のいろんなところを見ると、それぞれ国保会計は非常に厳しい状況で、一般会計からの繰り入れを行って何とかやりくりしているという自治体が非常に多いのではないかなと。それが全体として集まっていくと――八戸市は何とかやりくりしているのだけれども、納税者のほうに負担がかかっていくのではないかという心配があります。根本的には国の財源措置が非常に少ない中で、市町村にやりくりを迫っているというところ、そして今回、非常に大変なところを寄せ集めて、県単位でやりなさいというのは、私としては、広域化の理由づけに合わない、財政基盤が強化されないという点で非常に疑問を持ちますので、平成25年度まで段階的に進んでいくかと思いますけれども、検討していく必要がある問題だろうと思っておりますので、そこは意見として申し上げて、終わります。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第4号平成23年度八戸市国民健康保険特別会計予算並びに関連議案第56号の質疑を終わります。  議案第5号平成23年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算並びに関連議案第51号を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎石塚 水産事務所長水産振興課長 議案第5号平成23年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算について御説明を申し上げます。  予算書の29ページをお開き願います。  第1条第1項は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億6810万7000円と定めるものでございます。  第2項の歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額は、31ページから32ページの第1表のとおりでございます。その詳細につきましては、予算に関する説明書で御説明を申し上げます。  予算に関する説明書の259ページをお開き願います。  事項別明細書は260ページにわたりますが、歳入歳出予算の総額は、それぞれ2億6810万7000円で、前年度より1127万円の増となっております。  次に、261ページに参りまして、歳入について御説明を申し上げます。  第1款使用料及び手数料のうち1項使用料は、魚介類の水揚げ金額に係る市場使用料及び貸し事務室等の付属施設使用料でございます。  2項手数料は、入場者、入場車両並びに買い受け人等の魚市場入場に係る許可手数料でございます。  第2款財産収入は、魚市場特別会計基金から生ずる預金利子が主なものでございます。  第3款繰入金は一般会計からの繰入金でございます。  第4款繰越金は科目存置のためのものでございます。  第5款諸収入は、262ページにわたりますが、電気、水道の使用料及び清掃料等の負担金のほか、荷さばき所A棟において取引された鮮魚を船から加工場まで搬送する際の温度管理の徹底を目的とした出荷用、漁業用の冷却材に係る供給料収入でございます。  次に、263ページに参りまして、歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費のうち1項1目一般管理費は、魚市場の維持管理に従事する職員9人分の人件費及び物件費のほか、夜間、休日の魚市場監視業務や荷さばき所A棟における対EU輸出水産物施設への登録に要するHACCPプラン策定に係る支援業務等委託料、荷さばき所A棟及びB棟増築分に係る施設用備品購入費等が主なものでございます。  264ページに参りまして、2目運営審議会費は、八戸市魚市場運営審議会に要する経費でございます。  第2款公債費は、魚市場施設整備に要した起債借入金に対する元金及び利子の償還金でございます。  273ページをお開き願います。  地方債の前々年度末における現在高並びに前年度末及び当該年度末における残高の見込みに関する調書ですが、当該年度中元金償還見込額を2620万7000円とし、当該年度末現在高見込額を1億4140万9000円とするものでございます。  以上で平成23年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算の説明を終わります。  引き続き、関連議案として提出しております条例改正について御説明を申し上げます。  提出議案書の45ページをお開き願います。議案第51号地方卸売市場八戸市魚市場条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、地方卸売市場八戸市魚市場条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものであります。  改正の理由でございますが、第三魚市場荷さばき所A棟及びB棟増築分整備事業の完了に伴い、同市場の敷地及び卸売場の面積を変更し、その他所要の改正をするためのものであります。  46ページをお開き願います。  改正の内容については、第三魚市場の敷地及び卸売場の面積を、それぞれ荷さばき所A棟及びB棟増築分を含めた面積に改めるものでございます。  この改正条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。  以上で議案第51号の説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第5号平成23年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算並びに関連議案第51号の質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。         午後0時00分 休憩   ────────────────────────         午後1時00分 再開 ○石橋 副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  議案第6号平成23年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎石橋 区画整理課長 それでは、議案第6号平成23年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算について御説明申し上げます。  予算に関する説明書の275ページをお開き願います。  歳入歳出予算事項別明細書につきましては、276ページにわたりますが、歳入歳出予算の合計額は、それぞれ10億6523万1000円で、前年度と比較し2750万9000円、率にして約2.6%の減となるものでございます。  277ページに参りまして、歳入の内訳について御説明申し上げます。  1款1項手数料は仮換地証明手数料でございます。  2款1項国庫補助金2億2290万円は、八戸駅西地区に対する社会資本整備総合交付金でございます。  3款1項保留地処分金は科目存置、4款1項他会計繰入金は一般会計からの繰入金で、5款1項繰越金は科目存置でございます。  6款1項雑入は、売市第一土地区画整理事業清算徴収金でございます。  278ページに参りまして、7款1項市債は、八戸駅西地区についての土地区画整理事業債でございます。  279ページに参りまして、歳出の内訳について御説明申し上げます。  1款1項1目売市第一土地区画整理事業費は清算金徴収に係る事務経費で、2目売市第二土地区画整理事業費は審議会委員及び評価員報酬のほか、13節の設計等委託料、22節の整地等補償費が主なものでございます。  2款1項1目八戸駅西土地区画整理事業費9億4000万円は、281ページにわたりますが、職員の人件費、物件費のほか、13節の地質調査業務等委託料、事業再評価業務等委託料、15節の街路築造等工事費、19節の水道管布設工事負担金、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。  3款1項公債費は元金及び利子償還金でございます。  次に、291ページをお開き願います。  地方債の現在高の見込みについて御説明申し上げます。  調書中ほどでございますが、当該年度中起債見込額を3億550万円、元金償還見込額を8732万4000円とし、年度末現在高見込額を32億1646万1000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第6号平成23年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算の質疑を終わります。  議案第7号平成23年度八戸市学校給食特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎高野 学校教育課長 それでは、議案第7号平成23年度八戸市学校給食特別会計予算について御説明申し上げます。  説明書の293ページをお開き願います。  次のページにわたりますが、歳入歳出予算の総額は、それぞれ18億1668万5000円であり、前年度当初と比較し、金額で6773万4000円、率では3.6%の減となるものでございます。  次に、歳入歳出について御説明申し上げます。  295ページに参ります。  まず、歳入でございますが、1款1項1目給食費負担金は、児童生徒の保護者が納入いたします給食費負担金と、八戸市階上町田代小学校中学校学校組合が負担する南郷地区給食センターの管理費負担金でございます。  2款1項1目一般会計繰入金は、給食センターの管理運営に要する人件費、物件費のほか、市債の償還費用を一般会計から繰り入れするものでございます。  3款1項1目繰越金1000円は科目存置のためのものでございます。  4款1項1目雑入は社会保険料等徴収金が主なものでございます。  以上、歳入合計を18億1668万5000円とするものでございます。  次に、歳出でございますが、297ページをお開き願います。  1款1項1目給食センター管理費は、2節給料から4節共済費の共済組合負担金までは4地区給食センター職員の人件費、7節賃金はアルバイト、パート雇用の調理員、配ぜん員の賃金、11節需用費は食器洗浄用洗剤や温食器等更新のための消耗品費、ボイラー用A重油購入のための燃料費、調理作業等のための光熱水費、施設設備等補修のための修繕料が主なものでございます。  12節役務費はボイラー性能検査等のための手数料、13節委託料は給食運搬その他業務の委託料、298ページに参りまして、18節備品購入費は西地区給食センターの食缶洗浄機、南郷地区給食センターの蒸気回転がまの更新が主なものでございます。  2款1項1目給食費は給食用物資を購入するための賄材料費でございます。  3款1項1目元金は給食センター施設整備に要した借入金の元金償還金、3款1項2目利子は同借入金の利子償還金でございます。  以上、歳出合計を18億1668万5000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 済みません。通告をしていなかったのですけれども、伺います。  給食費負担金が減額になっておりますけれども、これは生徒数が少なくなっているという根拠での数字なのでしょうか。  それから未納者は、八戸地域では都会ほどないと伺っていましたけれども、子ども手当が支給されることによって給食費を納付できるようになったとか、そういった何か状況の変化はなかったでしょうか。まず、その2点について伺います。 ◎高野 学校教育課長 まず、初めの御質問にお答え申し上げます。  今御指摘のように、年々児童生徒数が減少してきておりまして、平成28年度までで3000人ほど減少する見込みでございます。したがいまして、年500人ほど、学校規模で言いますと、根城中学校の生徒数分が毎年減少していくというふうに、こちらのほうでは見込んでおります。  それから、2つ目の滞納状況についてでございますが、平成19年度におきましては、滞納額で申し上げますと全体の0.13%でございまして、平成21年度ですと0.17%、今年度、2月25日現在でございますが、0.14%ということでございまして、確かに経済的に非常に苦しい状況が続いているところでございますが、学校でも保護者の方々と給食費等の御相談もして、昨年度に比べて、滞納額については、改善の方向に向かってきていると今のところ認識しておるところでございます。今後も、入学前の保護者説明会とか、入学してからも納めている状況を見まして、学校とともに保護者の方々と相談をしながら御支援していきたいと思ってございます。
     以上でございます。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。  さらに1点ですが、前に質問をした経緯もあって伺います。学校給食から出る残渣、生ごみの処分について、できたら学校給食センターに生ごみ処理機を導入して、処理したものを学校菜園であるとか花壇とかに還元していくことで、資源が循環するとか、物を無駄にしないとか、そういったことの学校教育の中での取り組みとして考えれば、お金は多少かかりますけれども、非常に有効と考えまして御提案申し上げたわけです。その後、この辺の御検討はどのようにされたかを伺いたいと思います。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  今、4学校給食センターを含めて、総合的な八戸市の学校給食センターのあり方ということを研究しておりまして、本会議でも申し上げましたけれども、2月の学校給食審議会で御説明して御意見をいただくとともに、年度が明けました5月にも1回目の学校給食審議会を開催して学校給食基本計画を諮問し、答申いただくという予定で進めております。その中でも今の残渣のことにつきましては、前に大島委員からも御指導がございましたので、そのことも含めて検討しているところでございます。  そして、こちらの研究の部分でございますけれども、現在、関係課と連携をとりまして進めているところでございます。処理する業者が市内にございますが、運搬に係る経費もございまして、先ほど申し上げましたように、学校給食基本計画の中で、今の給食から出ます残渣の問題を解決して、それだけではなくて、学校教育の中で、食育、環境教育ということを含めまして、さらに一歩前進するように努力していきたいというところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ありがとうございます。これからの取り組みについて大いに期待をいたしたいと思います。  今、いろんな方式がありまして、今後さらにまたいい方法も出てくるのかとも思いますけれども、現時点の事例として、私は日立市を見てまいりました。前にもお伝えしたかと思いますけれども、機械そのものも腐食しにくく、だからメンテナンス費用が余りかからない。それから資材を新たに投入しなくても、それが半永久的に回っていって、経費が他の方式よりもかからないという結果も出ているようです。いろんな技術革新がこれからあるかとは思いますけれども、それらも含めまして、どうぞ前進するように御期待申し上げます。  以上です。 ○石橋 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第7号平成23年度八戸市学校給食特別会計予算の質疑を終わります。  議案第8号平成23年度八戸市都市計画下水道事業特別会計予算並びに関連議案第58号を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎岩藤 下水道事務所副所長兼下水道業務課長 それでは、議案第8号平成23年度八戸市都市計画下水道事業特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の43ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ111億9276万5000円と定めるものでございます。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、45、46ページの第1表歳入歳出予算のとおりでございます。内容につきましては、後ほど予算に関する説明書で御説明申し上げます。  第2条、地方自治法第230条第1項の規定による地方債は、47ページの第2表地方債のとおりとするもので、下水道事業について起債の借入限度額を35億8730万円、利率を5%以内とするものでございます。起債の方法及び償還の方法は記載のとおりでございます。  43ページへお戻りいただきまして、第3条は、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は55億円と定めるものでございます。  次に、予算に関する説明書の309ページをお開き願います。  事項別明細書は310ページにわたりますが、歳入歳出予算の総額は111億9276万5000円で、前年度より3億2850万円の増額、率にして3%の増となっております。  311ページをごらん願います。  歳入について御説明申し上げます。  1款1項負担金は、下水道の排水区域内で下水道を使用できる土地所有者等から建設費用などの一部とするために徴収する下水道受益者負担金でございます。  1款2項分担金は、下水道の排水区域外で許可を受け下水道に接続する土地所有者等から徴収する下水道受益者分担金でございます。  2款1項使用料は、下水道の使用者から維持管理費用等に充てるため徴収する公共下水道使用料が主なものでございます。  2項手数料は、排水設備工事完成検査等に伴い徴収する公共下水道手数料が主なものでございます。  第3款国庫支出金は、下水道施設の建設に伴う下水道事業補助金でございます。  第4款繰入金は、下水道事業に対する一般会計からの繰入金でございます。  312ページをお開き願います。  第5款繰越金は科目存置のためのものでございます。  第6款諸収入は、2項1目雑入の消費税還付金が主なものでございます。  第7款市債は、下水道施設の建設に伴う下水道事業債でございます。  313ページをごらん願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費でございますが、主なものは、1項1目一般管理費は、下水道事務所長を含む下水道業務課職員19人分の人件費のほか、13節の使用料収納等委託料及び新都市開発整備事業関連公共下水道事業委託料、19節負担金補助及び交付金、314ページに参りまして、馬淵川流域下水道維持管理負担金が主なものでございます。  2項1目団地管理費は、是川団地汚水処理場の維持管理経費で、下水道施設課職員1人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、13節の処理場運転業務等委託料、15節の管きょ布設替等工事費が主なものでございます。  315ページに参りまして、3項1目東部処理場管理費は東部終末処理場の維持管理経費で、下水道施設課職員8人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、13節の処理場維持管理等委託料が主なものでございます。  4項1目管きょ管理費は、下水道管渠の維持管理経費で、施設課職員9人分の人件費のほか、316ページに参りまして、11節の修繕料、13節の管きょ清掃等委託料、15節の管きょ布設替等工事費、16節の原材料費が主なものでございます。  5項1目ポンプ場管理費は、317ページにわたりますが、沼館ほか4カ所の雨水排水ポンプ場及び新都市第一ほか3カ所の汚水中継ポンプ場等の維持管理経費で、施設課職員1人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、13節の維持管理等委託料が主なものでございます。  2款1項建設費は、下水道事業の計画、工事設計施工等に係る経費で、下水道建設課職員32人分の人件費のほか、318ページに参りまして、13節の調査設計等委託料、15節の管きょ等整備工事費、17節の雨水ポンプ場等用地購入費、19節の馬淵川流域下水道事業負担金、22節の地下埋設物移設等補償費が主なものでございます。  第3款公債費は、1目23節の元金償還金及び2目23節の利子償還金が主なものでございます。  次に、329ページをお開き願います。  地方債の現在高の見込みでございますが、当該年度中起債見込額を35億8730万円、当該年度中元金償還見込額を40億8695万3000円、当該年度末現在高見込額を655億4363万円とするものでございます。  引き続きまして、関連議案として提出しております条例改正について御説明申し上げます。  議案第58号八戸市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  議案書の63ページをお開き願います。  提案理由でございますが、公共下水道の使用料の体系及び額を改定するとともに、汚水区分の変更に係る使用者の届け出義務等を定め、そのほか所要の改正をするためのものでございます。  64ページをお開き願います。66ページにわたって改正の内容を載せてございますが、これについては、お手元にお配りしました資料により御説明させていただきます。  改正の主な内容の1点目は、第12条第2項の次に第3項を加えて、汚水区分に変更があった場合の使用者の届け出義務を規定するものでございます。これにつきましては、現在、水道の用途区分に変更があった場合は、使用者がその旨、八戸圏域水道企業団に届け出をすれば、その情報が自動的に下水道使用料の汚水区分の変更にも反映されることとなっております。しかし、今般、八戸圏域水道企業団において水道料金制度の見直しがなされた結果、汚水区分に係る情報は下水道事務所が独自に管理することとなりました。このため、使用者の汚水区分の変更届け出義務の規定を追加し、主に公衆浴場汚水から一般汚水への区分の移動を把握できるようにいたします。  2点目といたしまして、第14条、第14条の3関係の別表を改め、公共下水道の使用料体系を改定するものでございます。改定の内容でございますが、まず、従来の家庭汚水、事業所汚水という用途区分を廃止いたしまして、これらを一般汚水として統合いたします。  なお、公衆浴場汚水の区分に関しては従来どおり存続となります。  次に、現行の基本水量10立米を5立米へ引き下げるものでございます。  さらに、基本水量を引き下げたことから、基本使用料を改定します。また、超過水量については、従来よりも細かな水量区分を採用し、節水努力が使用料に反映されるよう改定してございます。  なお、資料裏面に参考として使用料改定についての新旧対照表を載せてございます。  最後に、条例の施行期日でございますが、この条例は、平成23年10月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第8号平成23年度八戸市都市計画下水道事業特別会計予算並びに関連議案第58号の質疑を終わります。  議案第9号平成23年度八戸市公共用地取得事業特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎吹越 建築住宅課長 それでは、議案第9号平成23年度八戸市公共用地取得事業特別会計予算を御説明いたします。  一般会計各特別会計予算に関する説明書の331ページをお開きください。  歳入歳出予算事項別明細書については335ページにわたっておりますが、平成23年度の歳入歳出予算の合計額は、歳入歳出それぞれ7294万8000円とするものでございます。  333ページに参りまして、歳入の内訳について御説明いたします。  1款1項1目不動産売払収入は、一般会計の白山台ヒルズ用地買い戻しで、2款1項1目は一般会計繰入金でございます。  335ページに参りまして、歳出について御説明いたします。  1款1項公債費1目元金及び2目利子は、白山台ヒルズ用地取得事業借入金の元金、利子を償還するものでございます。  次に、337ページをお開き願います。地方債につきまして御説明いたします。  調書中ほど、当該年度中元金償還見込額を7000万円、当該年度末現在高見込額を1億3775万円とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第9号平成23年度八戸市公共用地取得事業特別会計予算の質疑を終わります。  議案第10号平成23年度八戸市都市計画駐車場特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎石黒 都市整備部次長都市政策課長 それでは、議案第10号平成23年度八戸市都市計画駐車場特別会計予算について御説明いたします。  予算に関する説明書339ページをお開きください。  340ページにわたりますが、歳入歳出の合計額は、それぞれ前年度比50万円減の1億1150万3000円とするものでございます。  歳入について御説明いたします。  341ページをごらんください。  1款1項1目駐車場使用料は、中央駐車場、別館前駐車場、八戸駅西口駐車場及び八戸駅東口駐車場の使用料でございます。  2目総務使用料は、中央駐車場の施設等使用料でございますが、指定管理者が中央駐車場5階に飲み物の自動販売機を設置している場所の行政財産使用料でございます。  2項1目総務手数料は定期券再発行の手数料でございます。  2款1項1目繰越金は前年度からの繰越金でございます。  続いて、歳出について御説明いたします。  343ページをごらんください。  344ページにわたりますが、1款1項1目中央・別館前駐車場管理費は、中央駐車場及び別館前駐車場の管理運営に要する費用で、11節需用費の修繕料、13節委託料の中央・市庁別館前駐車場指定管理料が主なものでございます。  2目八戸駅東西口駐車場管理費は、八戸駅東口駐車場及び八戸駅西口駐車場の管理運営に要する費用で、13節委託料の八戸駅東西口広場駐車場指定管理料が主なものでございます。  2款1項1目元金は、中央駐車場災害復旧事業債及び別館前駐車場事業債の借入金の元金を計画に従って償還するためのものでございます。  2款1項2目利子は、中央駐車場災害復旧事業債、中央駐車場改修事業債及び別館前駐車場事業債の借入金の利子を計画に従って償還するためのものでございます。  3款1項1目繰出金は一般会計への繰出金でございます。
     345ページをごらんください。  債務負担行為の調書でございますが、中央・市庁別館前駐車場指定管理料は限度額1億6013万5000円で、期間は平成20年度から平成25年度まででございます。前年度末までの支出見込額は6398万6000円で、当該年度以降の支出予定額は9614万9000円でございます。  八戸駅東西口広場駐車場指定管理料は限度額9352万8000円で、期間は平成20年度から平成25年度まででございます。前年度末までの支出見込額は3771万円で、当該年度以降の支出予定額は5581万8000円でございます。  347ページをごらんください。  地方債の現在高の見込みに関する調書でございますが、当該年度中元金償還見込額は342万7000円、当該年度末現在高見込額は1億7385万3000円でございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第10号平成23年度八戸市都市計画駐車場特別会計予算の質疑を終わります。  議案第11号平成23年度八戸市中央卸売市場特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎畑崎 中央卸売市場次長 それでは、議案第11号平成23年度八戸市中央卸売市場特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の57ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億8377万1000円と定めるものでございます。  また、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、59、60ページの第1表のとおりでございます。その詳細につきましては、予算に関する説明書で御説明申し上げます。  57ページに戻りまして、第2条の地方債でございますが、61ページの第2表のとおり、中央卸売市場整備事業についての借入限度額を1460万円、利率を5%以内とするものでございます。  それでは、予算に関する説明書の349ページをお開き願います。  事項別明細書は次の350ページにわたりますが、歳入歳出予算の総額は2億8377万1000円で、前年度に比べ446万8000円、率にして1.6%の減となっております。  では、351ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料のうち、1項1目卸売市場使用料は、卸売業者から取扱高に応じて徴収する市場使用料及び卸売場や事務所など、その使用面積に応じて徴収する付属施設等使用料でございます。  2項手数料は科目を存置するためのものでございます。  第2款繰入金は一般会計からの繰入金でございます。  第3款繰越金は科目を存置するためのものでございます。  第4款諸収入は、市場施設使用者から徴収する電気使用料や水道使用料などの経費負担分がその主なものでございます。  第5款市債は、市場の施設改修等に係る中央卸売市場整備事業債でございます。  次に、353ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、354ページにわたりますが、市場運営や施設管理に要する市場長以下職員10名の人件費及び管理費でございます。 そのうち11節需用費は、電気、水道などの光熱水費や施設の修繕に要する費用が主なものでございます。  13節委託料は、市場施設維持管理に係る委託料で、警備、清掃、廃棄物運搬及び設備保守点検などでございます。  354ページに参りまして、15節工事請負費は、卸売場の床面が地盤沈下により各所に起伏が生じてきていることから、床面舗装改修を行うものでございます。  19節負担金補助及び交付金は、全国中央卸売市場協会等に対する負担金でございます。  27節公課費は、市場使用料及び諸収入に賦課される消費税等でございます。  2目運営協議会費は、市場運営協議会及び市場取引委員会の委員報酬及び食糧費でございます。  第2款公債費は、市場整備事業費借り入れの元金及び利子の償還金でございます。  続いて、363ページをお開き願います。  地方債の現在高の見込みに関する調書ですが、当該年度中起債見込額を1460万円、当該年度中元金償還見込額を6823万円、当該年度末現在高見込額を4億2361万3000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第11号平成23年度八戸市中央卸売市場特別会計予算の質疑を終わります。  議案第12号平成23年度八戸市霊園特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎佐京 市民課長 それでは、議案第12号平成23年度八戸市霊園特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の63ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5499万4000円とするもので、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、65ページ、66ページの第1表歳入歳出予算のとおりとするものでございます。  第2条は、地方自治法第230条第1項の規定による地方債は第2表地方債のとおりとするもので、67ページをごらん願います。霊園施設整備事業についての起債の借入限度額を950万円、利率を5%以内とするものでございます。起債の方法、償還の方法は、記載のとおりでございます。  次に、予算の内容について御説明申し上げます。  予算に関する説明書の367ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料の主なものは、1項1目霊園使用料3562万9000円で、東霊園、西霊園及び南郷中央霊園の永代使用料、維持管理料、葬祭場使用料でございます。  2款1項1目一般会計繰入金982万3000円は、霊園管理運営に要する経費並びに起債の償還費用に充てるため、一般会計からの繰入金を計上するものでございます。  3款1項1目繰越金1000円は科目存置のためのものでございます。  4款1項1目雑入1万円は、さい銭を計上したものでございます。  5款1項1目霊園整備事業債950万円は、東霊園整備事業に要する経費を計上したものでございます。  次に、369ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目霊園管理費4348万5000円は霊園の管理運営に要する費用で、職員1名の人件費及び11節需用費、13節東霊園等指定管理料、15節工事請負費の東霊園管理事務所屋根改修等工事に要する経費、23節の墓地使用料返還金が主なものでございます。  370ページに参りまして、2款公債費1150万9000円は、西霊園整備事業などの借入金の元利償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第12号平成23年度八戸市霊園特別会計予算の質疑を終わります。  議案第13号平成23年度八戸市農業集落排水事業特別会計予算並びに関連議案第57号を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎岩藤 下水道事務所副所長兼下水道業務課長 それでは、議案第13号平成23年度八戸市農業集落排水事業特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の69ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億1193万3000円と定めるものでございます。  第2条は、地方自治法第230条第1項の規定による地方債は73ページの第2表地方債のとおりとするもので、農業集落排水事業について、起債の借入限度額を7110万円、利率を5%以内とし、起債の方法及び償還の方法は記載のとおりでございます。  予算に関する説明書の381ページをお開き願います。  事項別明細書は382ページにわたりますが、歳入歳出予算の総額は3億1193万3000円で、前年度より85万8000円の減額、率にして0.3%の減となっております。  383ページをごらん願います。  歳入について御説明申し上げます。  1款1項分担金は、農業集落排水施設を使用できる区域の土地所有者等から建設費用などの一部とするために徴収する農業集落排水受益者分担金でございます。  2款1項使用料は、農業集落排水施設の使用者から維持管理費用等に充てるため徴収する農業集落排水使用料が主なものでございます。  2項手数料は、排水設備工事完成検査に伴い徴収する排水設備検査手数料が主なものでございます。  第3款繰入金は、農業集落排水事業に対する一般会計からの繰入金でございます。  第4款繰越金及び第5款諸収入は科目存置のためのものでございます。  第6款市債は農業集落排水事業債で、資本費平準化債を借り入れするものでございます。  385ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、13節の使用料収納等委託料が主なものでございます。  2項1目処理場管理費は、一日市、豊崎、市野沢及び島守地区の農業集落排水処理場の維持管理経費で、11節の光熱水費、13節の処理場維持管理等委託料が主なものでございます。  3項1目管きょ管理費は、布設済みの管渠等の維持管理経費で、386ページにわたりまして、13節の管路清掃等委託料、15節の汚水桝移設等工事費が主なものでございます。  2款1項建設費は、汚水ます設置のための15節管路施設等工事費でございます。  3款1項公債費は、元金償還金及び利子償還金でございます。  次に、391ページをお開き願います。  地方債の現在高の見込みでございますが、当該年度中起債見込額を7110万円、当該年度中元金償還見込額を1億8644万7000円、当該年度末現在高見込額を28億7116万円とするものでございます。  引き続きまして、関連議案として提出しております条例改正について御説明申し上げます。  議案第57号八戸市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  議案書の59ページをお開き願います。  提案理由でございますが、農業集落排水処理施設の使用料の体系及び額を改定するとともに、汚水区分の変更に係る使用者の届け出義務を定め、その他所要の改正をするためのものでございます。  60ページをお開き願います。61ページにわたって改正の内容を載せてございますが、これについては、お手元にお配りしました資料により御説明させていただきます。  改正の主な内容の1点目は、第13条第2項の次に第3項を加えて、汚水区分に変更があった場合の使用者の届け出義務を規定するものです。これにつきましては、現在、水道の用途区分に変更があった場合は、使用者がその旨、八戸圏域水道企業団に届け出をすれば、その情報が自動的に農業集落排水処理施設使用料の汚水区分の変更にも反映されることとなっております。しかし、今般、八戸圏域水道企業団において水道料金制度の見直しがなされた結果、汚水区分に係る情報は私どもで独自に管理することとなりました。このため、使用者の汚水区分の変更届け出義務の規定を追加し、主に公衆浴場汚水から一般汚水への区分の移動を把握できるようにいたします。  2点目といたしまして、第14条、第16条関係の別表第2を改め、農業集落排水処理施設の使用料体系を改定するものでございます。
     改定の内容でございますが、まず、従来の家庭汚水、事業所汚水という用途区分を廃止し、これらを一般汚水として統合いたします。  なお、公衆浴場汚水の区分に関しては従来どおり存続となります。  次に、現行の基本水量10立米を5立米へ引き下げます。  さらに、基本水量を引き下げたことから、基本使用料を改定いたします。また、超過水量については、従来よりも細かな水量区分を採用し、節水努力が使用料に反映されるよう改定してございます。  なお、資料裏面に参考として使用料改定についての新旧対照表を載せてございます。  最後に、条例の施行期日でございますが、この条例は、平成23年10月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第13号平成23年度八戸市農業集落排水事業特別会計予算並びに関連議案第57号の質疑を終わります。  議案第14号平成23年度八戸市介護保険特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎日山 介護保険課長 議案第14号平成23年度八戸市介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の75ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ169億5678万2000円と定めるものであります。  第2条は、地方自治法の規定により、歳出予算の項の間で金額を流用することができる場合の定めであります。  それでは、予算説明書の395ページをお開き願います。  歳入について御説明いたします。  1款1項1目第1号被保険者保険料は、65歳以上の被保険者の保険料であります。  2款1項2目督促手数料は、保険料徴収督促手数料であります。  3款1項1目介護給付費負担金は国庫負担金、2項1目調整交付金は、保険料水準の格差を是正するための国の交付金、2項2目地域支援事業交付金は、地域支援事業に係る国の交付金であります。  4款1項1目介護給付費交付金は、第2号被保険者の負担分の交付金であります。  396ページに参りまして、1項2目地域支援事業交付金は、介護予防事業に係る第2号被保険者の負担分であります。  5款1項1目介護給付費負担金は県負担金、2項1目地域支援事業交付金は地域支援事業に係る県の交付金であります。  6款1項1目利子及び配当金は、財政調整基金等の預金利息であります。  7款1項1目一般会計繰入金は、介護給付費等に対する市の負担分と人件費等の繰入金、2項1目基金繰入金は、保険料上昇を抑制するための財政調整基金からの繰入金であります。  397ページに参りまして、8款1項1目繰越金は科目存置であります。  9款1項2目雑入は、非常勤職員等の社会保険料等徴収金が主なものであります。  続いて歳出について御説明申し上げます。  399ページをお開き願います。  1款1項1目一般管理費は、人件費等が主なものであります。  400ページに参りまして、1項2目計画等策定委員会経費は、介護・高齢福祉部会の委員報酬等であります。  2項1目賦課徴収費は、被保険者証等に係る通信運搬費が主なものであります。  3項1目認定調査費は、介護支援専門員報酬、主治医意見書作成手数料、要介護認定訪問調査委託料が主なものであります。  401ページに参りまして、3項2目介護認定審査会費は、介護判定をしている広域事務組合への負担金であります。  第2款保険給付費は、164億3500万円を計上しております。これは前年度と比較して9億600万円、5.8%の増であります。  1項1目から6目までの介護サービス給付費等については、要介護者のサービス利用に係る給付であります。  記載は402ページにわたりますが、2項1目から5目までの介護予防サービス給付費等は、要支援者のサービス利用に係る給付であります。  3項1目審査支払手数料は、国保連に対する審査支払いに係る手数料であります。  4項1目高額介護サービス費等は、利用者の負担額が基準額を超えた場合にそれぞれ給付されるものであります。  5項1目高額医療合算介護サービス費等は、介護保険と医療保険の負担額の合計が基準額を超えた場合にそれぞれ給付されるものであります。  6項1目特定入所者介護サービス費等は、低所得者が施設を利用したときの負担額が限度額を超えたときに給付するものであります。  403ページに参りまして、第3款地域支援事業費は、高齢者が要支援状態にならないよう予防を推進する事業等を行うものであります。  2項1目包括的支援事業費は、404ページにわたりますが、地域包括支援センター職員の人件費及び在宅介護支援センターへの委託料が主なもの、405ページに参りまして、2項2目任意事業費は、寝たきり高齢者等介護者慰労金が主なものであります。  4款1項1目財政調整基金積立金等は、それぞれの預金利息を積み立てるものであります。  5款1項1目第1号被保険者保険料還付金は、死亡等により保険料を還付するものであります。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆松田 委員 私からは1点。グループホームのスプリンクラー設置についてということです。  昨年の3月に札幌市で火災事故がございまして、皆さんも御承知だと思うんですが、その後、厚生労働省、消防庁、国土交通省が一緒になってグループホームへの調査を行ったと聞いております。その中でいろいろ改善点についても指摘されてということがあるのですが、市内でこの調査がどのように行われて、その結果がどうなっているかということをまず先にお聞きします。 ◎日山 介護保険課長 今、松田委員おっしゃったとおり、総務省消防庁、国土交通省、厚生労働省それぞれが30あるグループホームすべてに入っております。その結果、建築基準法上問題があるところの改善、それからスプリンクラーも、消防法では275平米未満は設置義務対象外だったのですけれども、それも厚生労働省が275平米以上のグループホームと同等の平米9000円の補助金を出しまして、すべてのグループホームで設置ができるようになりました。それで、今年度7施設、来年度14施設にスプリンクラーが設置されます。これですべてのグループホームに設置が完了となります。  あわせまして、自動火災報知設備が来年度1施設、消防機関へ通報する火災報知設備が今年度3施設、来年度5施設設置されまして、30施設すべてでそういう防火設備の設置が完了することになりました。  以上です。 ◆松田 委員 火災の事故が起きた場合の対策ということでしょうけれども、このスプリンクラーだとかの設置費用については、大体どれくらい費用がかかって、さっき介護保険課長から国のほうの支援といいますか、そういう話もありましたけれども、その辺をもうちょっと。そして、事業者の自己負担がどの程度か。さまざまケースによって違うかと思うんですけれども、大まかなところでいいです。 ◎日山 介護保険課長 先ほどちょっと触れましたけれども、平米9000円の補助が出ます。これでほぼ自己負担なしで設置できる見込みとなっております。グループホームの広さによっては差がありますけれども、そういうことになっております。  それから、自動火災報知機でございますが、高くても100万円前後で設置できることになっております。これは補助金が1施設100万円になっております。それから、消防機関へ通報する火災報知設備ですが、これは補助金が1施設30万円となっておりまして、国から全額市に入って、補助することになっております。  以上です。 ◆松田 委員 そうしますと、スプリンクラーも火災報知機についても、ほとんど事業者の負担がないと考えてよろしいですか。  そのほかにも建築基準法その他で指摘を受けて、家屋の間仕切りだとか、そういう構造的なものもあったのでしょうか。 ◎日山 介護保険課長 先ほどの件につけ足しますが、持ち出しは、多いところでほぼ100万円で火災関係の設備は整います。  それと、建築基準法上の指摘に関しては今のところ補助金がございません。グループホームが設置されたのは介護保険制度が始まって間もなくのころで、基準が結構甘かったこともございまして、これはほぼ自己負担になります。ですので、いつまでに完了するというロードマップを出していただいておりまして、それに基づいて設備を改善していただくようにはしております。  以上です。 ◆松田 委員 あいまいでわかりにくいところもあるのですけれども、とにかくスプリンクラーだとか、そういうふうなところについては100万円程度、それから建築基準法に抵触するところについては、ほとんど自己負担だというお話ですよね。施設によって金額は、それぞれ違いはあるかと思うんですけれども。  先ほど市内の30の事業所については、来年度中にはそういう安全対策が全部完了する予定だと伺っていますけれども、ちょっと心配なのは、自己負担の部分だとかが経済的な負担でおくれると、やっぱりこれはうまくないかなと。もしおくれた場合に、認可の取り消しとか、そういったものはありますでしょうか。 ◎日山 介護保険課長 例えばグループホームが始まったころは、要介護度2あたりの軽い方が入所されておりまして、車いすの利用がなかった関係もございまして、廊下が狭くても大丈夫でした。ただ、その後、入所者の要介護度が上がりまして、車いすの設備が必要になったりとか、そういったことも含めまして、自己負担で設備を改善することが次の利用者への対策ともなるというふうなロードマップになっております。  それから、補助の繰り越しという制度もございまして、平成23年度末までに完了しない場合は、その後の対応も一応できることにはなっておりますので、取り消しというのは多分されないとは思います。  ただ、来年度第5期介護保険事業計画を策定いたしますが、その中でグループホームの増床、1ユニットのところを2ユニットにして夜勤者を2人にするとか、そういうふうに複数の職員が夜勤対応できるような仕組みとか――地域密着型サービスの施設整備の場合は国の補助金が出ますので、その辺も踏まえながら改善に向かっていただければと思っております。  以上です。 ◆松田 委員 一足先に改善の方向性についてのお話が出ていますが、さっきの認可の問題ですけれども、結局、こういう火災事故が起きて、やおら国土交通省なり厚生労働省なりが乗り出して違反を指摘する。そして、改善しなさい、それをいついつまでにやりなさいと。確かにスプリンクラーそのものについてはかなり補助があって、自己負担がほとんどないようだけれども、その他のところでは結構あるみたいだと。大きい建物、そして複雑な建物になると、金額的には少し張っていくようだと想像ができるのですけれども、最初にグループホームを認可する時点で、違反的なところも含めて、安全対策をきちっととらせるということが行われないと、認可されてから、こういう事故が起きたから全部いついつまでにやりなさいと。さっき介護保険課長は、認可の取り消しその他はないだろうということを言っていましたので一安心ですけれども、そういう意味での国の行政のあり方が、私はちょっとおかしい部分があるなと。特に人の安全と命がかかわっている問題ですから、そこのところは最初の段階で厳しくやるべきだという意見を私は持っているのです。  そして、介護保険課長がさっきおっしゃっていましたけれども、単に施設的なものだとか構造的なものだけに限らずに、火災を未然に防ぐといいますか、起こさないような対策としては、人的配置の問題も含めてやるべきだというところを質問する予定でしたけれども、先におっしゃったから聞きませんが、そういう全体としての問題も考えていくと、介護保険制度の根幹にかかわってくるような問題に触れてくるので、ぜひその点はこれからも十分気をつけてやっていただきたいと要望して、終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 松田委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆田中 委員 今、松田委員の御質問で、答弁の中にロードマップをつくってというお話が出ていましたけれども、最長どれぐらいの期間を見ているのですか。 ◎日山 介護保険課長 最初にグループホームをつくったあたりは、空き家を利用したケースが結構ございまして、そういうところが自己負担も多くて、改造点も多いです。ですので、理想的には平成23年度末でございますが、場合によっては、それを超えても待たなければならないかなと思っています。でも、とりあえずはスプリンクラーとか火災報知機が設置されますので、その辺の安全は、少しは担保されるかなと思っています。  また、札幌市の認知症高齢者グループホームみらいとんでんの火災の場合、ストーブのそばに洗濯物を干していた、そういう人的な部分が火災を誘発したと思っております。その辺は市が直接指導にも入りますので、運営のソフトの部分も見きわめていきたいとは思っております。  以上です。 ◆田中 委員 費用の面は、個々の施設によって大変だというのも当然ありますけれども、ある程度の目安というか、期限がないと、いつまでも改善されない。スプリンクラーは来年度で何とかなるということであれば、安全面ではそうでもないのかもしれませんけれども、やっぱり基準というものを大事にしていただいて、先ほど認可の取り消しはないというお話でしたが、それでずっと改善されないということであれば、それもちょっとどうかなと思いますので、その辺もこれから御検討いただいて、お願いできればと思います。  以上です。 ○石橋 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 ないようですので、以上で松田委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありますか。 ◆山名 委員 要介護認定について伺いたいと思います。  一昨年の4月に認定方法が変わったということで、自立が倍になったり、3割ぐらいの方の認定が軽くなったということが起きたようで、当市においても30.2%の方が軽くなったという統計があります。その後に関係団体から国のほうにかなり苦情が行ったということで、経過措置がとられた。申請によってだと思いますけれども、下がった人たちは前のサービスが受けられる。その経過措置も2009年9月までで終わったということですけれども、その後、1年半ぐらいたつわけですが、いろいろな混乱状態があったということの中で、その後の経過について伺いたいと思います。 ◎日山 介護保険課長 今、山名委員おっしゃったとおり、経過措置をとりまして、前の要介護度でサービスを利用してもらう方法をとりました。これは多分県内では八戸市だけがやったと思います。その辺は一応スムーズにはいきました。その後、厚生労働省の基準が、前のままとはなりませんが、ほぼ前のままのような状態になりまして、介護認定に関しては安定的に運用しております。  また、この制度改正には関係なく、要介護の方が要支援になるとか、そういうケースは結構ございます。その場合は変更申請などで対応しておりまして、大きな混乱はございません。  以上です。 ◆山名 委員 大きな混乱がないということで、一安心はしています。ただ、認知症の方とか、あるいは精神を病んでいる方々は、認定を受けたときにそのような症状が出れば判定がしやすいのでしょうけれども、昼と夜で違ったり、その時々によって状況は違うということがあるわけですが、そこらの判定についてはどのような基準があるのでしょうか。 ◎日山 介護保険課長 おっしゃるとおり、体が元気で認知症がある、あるいは精神を病んでいる方の判定は非常に難しいです。その場合、ケアマネジャーが伺いまして、御本人がいないところで、御家族に本当の状態をお聞きしています。というのは、どうしても介護を受けるときには本人が頑張ってしまうのです。頑張って普通に会話したりするので、その辺を見きわめ切れません。そこは特記事項というところに詳しく書くことになっております。それと、主治医意見書もお医者さんに詳しく書いていただいて、メンタルなところもきちっと判定していただくように対応しております。  私もケアマネジャーの試験に受かりまして、何件か伺いました。本人の裏の部分を吟味している場面を何回か見させていただいて、非常に勉強になっております。一応そういうデリカシーがある介護認定はしているということを報告させていただきます。 ◆山名 委員 そこらが正確に把握できればいいのでしょうけれども、前にも言ったかもしれませんが、うちの女房の親が、昼間は全く普通ですけれども、時々いろいろ騒ぎを起こすようです。だから、そういう面では、ふだん我々が行っても全然わからないという状況もありますし、判定が難しいのだろうということで、家族の方々の意向もよく聞くようにして、ひとつ判定のほうをよろしくお願いしたいと思います。  もう1つは、介護を受けてからの制度について聞きたいのです。というのは、簡単に言えばローカルルールという地方独自のルールがあるやに聞いていました。国は一応一律の制限は禁じますという通達を出しているようですけれども、そうはいっても、例えば同居家族がいるから、このサービスはだめですとか、あるいは散歩とか受診についての付き添いはだめですというような、いろいろ細かいルールがそこここで決められていると聞いていました。八戸市はどのような対応をとっているかということと、その同居家族がいるからだめだというサービスは、どういうサービスが該当するかということを伺いたいと思います。 ◎日山 介護保険課長 八戸市はローカルルールを持っておりません。新聞なんかを読みますと、家族がやってあげたらいいのではないですかというルールもあるみたいですけれども、八戸市は持っておりません。例えば私が見たケースですと、息子さんが、ふろ掃除をしないからヘルパーを頼みたいという介護の申請もあったのです。こういう場合は、息子さんが元気な方ですので、おふろはよろしくお願いしますと一声かけて、それとは別のヘルパーのほうを認めることになるのですけれども。家族として、親とのつき合いの中で、インフォーマルと言ったらいいのかわかりませんけれども、家族内で解決できるようなものもありますので、その辺はルールではありませんが、ケアマネジャーの声がけで超えられる障害もあるということです。申し上げたとおり、国のルールのとおりやっております。 ◆山名 委員 もう1つ、散歩について。 ◎日山 介護保険課長 生活援助のほうで、それは可能でございます。よく私も買い物なんかにヘルパーがついていっているのを見ますけれども、そういうことは大丈夫です。いわゆる知的障がいの方とか精神障がいの方が使うガイドヘルプとは使い方は違いますけれども、生活援助のほうで対応しております。  以上です。 ◆山名 委員 それで若干安心しました。
     最後に、低所得者の方々について伺いたいのですけれども、全日本民医連というところの統計によりますと、収入が低いほど要介護状態になりやすいという統計があるようです。また、収入が低い人は、保険料は取られますけれども、お金がないがために介護を受けられない、あるいはセーブしてしまうという点があろうかと思いますが、当市の現状と、あと軽減措置を独自にとっているような部分はありますか。 ◎日山 介護保険課長 軽減措置は保険料のところと、それから施設入所の場合にあります。おっしゃるとおり、例えばスポーツに行ったりとか、女性の方だとカーブスへ行って若返りのトレーニングとかをするのですけれども、低所得者の方はそういうスポーツの機会にも恵まれませんので、自発的な予防介護ができていない部分は確かに私もあるとは思います。ただ、それを市が音頭をとって対応しているということはございません。  以上です。 ◆山名 委員 ございませんと終わられればあれなんですけれども、やっぱりそこを何とか市のほうで独自の対策を講じてもらえれば、これまたありがたい話ですが、今後検討していくとかいう考えはないですか。 ◎日山 介護保険課長 私は市長ではないので、マニフェストとして申し上げるわけにいかないのですけれども、それも当然、異動するかわかりませんので、課長引き継ぎででも検討させていただきたいと思います。  あわせて、さっきちょっと答弁し損なったのですけれども、社会福祉法人が経営する入所施設では、低所得者に対して利用者負担額の軽減をやっております。補助も出しております。そういうことはやっております。前向きに考えさせていただきます。 ◆山名 委員 わかりました。この問題だけは前向きにとらえていただかなければ、私もやめるにやめられないという事情がありますので、ひとつよろしくお願いして、終わりたいと思います。 ○石橋 副委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 済みません、通告外で。山名委員との関連もあるのですけれども、要介護認定の調査の件ですが、要介護認定の申請をすると訪問調査があると思うんです。この予算書では要介護認定訪問調査委託料ということで盛られているのですが、今、認定調査で訪問される方は市の介護支援専門員の方もいらっしゃれば、いろいろな施設のケアマネジャーの方もいらっしゃると思うんですけれども、どれぐらいの人数で、また資格等も含めた内訳みたいなものはわかりますでしょうか。 ◎日山 介護保険課長 今、細かい人数はわかりませんけれども、ケアマネジャーは非常に忙しいです。それで、今のところケアマネジャーが調査に行くのに早ければ2日ぐらいで行っています。長ければ1週間ぐらいかかっております。今後、来年度に向けてケアマネジャーをもう少し働きやすくしようということで、今までは法人格のあるところに委託しておりましたが、個人でケアマネジャーの資格を持っていて、御家庭にいる方にも委託するように要領を改正いたしまして、間もなくその公募をしようと思っております。御承知のとおり、ケアマネジャーは非常に足りない状態です。あと、主治医意見書もなかなか出ないということがあって、その2本をうまくやらないと認定がうまくいきませんので、その辺は骨を折りたいと思っております。 ◆夏坂 委員 わかりました。例えば最初に要介護認定を申請して、初回の訪問調査があって、認定された後にまた見直しというか、再調査がありますよね。そうすると、最初に訪問された調査員と2回目は違う方になるケースがある。そうすると、うまく最初の方と2回目の方の引き継ぎがされていないせいか、2回目に来た方にまた同じような状況を説明しなければならない。本人は認知症であればなかなか説明できないと思うんですけれども、家族の方は、また一から状況を説明しなければならないという手間というか、面倒くささというのがあるのです。これは人数が少ないということで、同じ方がずっとその調査に訪れるということは難しいのかもしれませんけれども、その辺の引き継ぎがされていない場合、家族の方が再度同じことを説明しなければならないとか、その辺の現状なり、またふぐあいの声みたいなものは入っていませんでしょうか。 ◎日山 介護保険課長 ケアマネジャーがかわった場合、連絡票を使って対応するようにはしております。それと、そういう同じことを聞かれるというのは確かにあります。介護度の平準化というのですか、だれが見ても同じような介護度が出るという仕組みで、私も介護の聞き取りをやりましたが、うんざりするぐらい同じなのです。ですので、家族の方も、頭がしっかりしている方は、名前だとか生年月日だとか、同じことを聞かれるので嫌なのです。不愉快という御意見は、私も伺っておりますが、ただ、同じことを聞かないと前との関連がわからない、それをやらないと平準化ができないという部分がございますので、御理解いただければと思います。 ◆夏坂 委員 わかりました。多分そうではないかなと。調査員の方々の新たな視点といいますか、確かに平準化ということではあると思いますけれども。今後、介護をされる方、介護が必要になる方もどんどんふえていくと思いますし、それと同時並行で、先ほどのケアマネジャーの方とかの体制といいますか、それもぜひ整備していただくことを要望して、終わりたいと思います。  以上です。 ○石橋 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第14号平成23年度八戸市介護保険特別会計予算の質疑を終わります。  議案第15号平成23年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎曽我 南郷区役所市民生活課長 それでは、議案第15号平成23年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の79ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億6816万1000円と定めるものでございます。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、81ページ及び82ページの第1表歳入歳出予算のとおりでございます。その内容につきましては、予算に関する説明書で御説明申し上げます。  それでは、予算に関する説明書の415ページをお開き願います。  事項別明細書は416ページにわたりますが、歳入歳出予算の総額は1億6816万1000円で、前年度より1105万1000円の減額、率にいたしまして6.2%の減となっております。  417ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。  第1款診療収入の予算額は、1億3691万円を計上いたしました。  1項外来収入1目国民健康保険診療報酬収入は3090万円でございます。  2目社会保険診療報酬収入は1910万円でございます。  3目後期高齢者診療報酬収入は4960万円でございます。  4目一部負担金は2280万円でございます。  5目その他の診療報酬収入は230万円でございます。  2項1目諸検査等収入1221万円は、健康診断、レントゲン等諸検査の収入でございます。  第2款使用料及び手数料29万1000円は、診断書等の文書証明手数料が主なものでございます。  第3款財産収入は、自動販売機設置に係る行政財産の建物貸付収入としての科目存置でございます。  第4款繰入金2527万2000円は、一般会計からの繰入金でございます。  418ページに参りまして、第5款繰越金は科目存置でございます。  第6款諸収入568万6000円は、予防接種や健康診断等の受託事業収入と物品等販売収入等の雑収入が主なものでございます。  419ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費は1億2120万8000円を計上いたしました。  1項1目一般管理費は、次の420ページにわたりますが、職員7人分の人件費及び物件費のほか、医事業務等委託料が主なものでございます。  第2款医業費は3579万1000円を計上いたしました。  1項1目医療用機械器具費1119万1000円は、フルデジタル電子内視鏡、医療事務コンピュータ等の借上料と内科の超音波診断装置用プローブの購入費等が主なものでございます。  2目医療用消耗器材費1960万円は、注射器等の購入費や臨床検査、歯科義歯技工等の委託料でございます。  3目医療用衛生材料費500万円は、注射液や処置等に使用する薬剤の購入費でございます。  第3款公債費1066万2000円は、建物、レントゲン機器等の起債にかかわる元金及び利子の償還金でございます。  第4款予備費50万円は、前年度と同額を計上いたしました。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第15号平成23年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算の質疑を終わります。  議案第16号平成23年度八戸市住宅用地造成事業特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎吹越 建築住宅課長 それでは、議案第16号平成23年度八戸市住宅用地造成事業特別会計予算を御説明いたします。  一般会計各特別会計予算に関する説明書の431ページをお開きください。  歳入歳出予算事項別明細書につきましては、435ページにわたっておりますが、平成23年度の歳入歳出予算の合計額は、歳入歳出それぞれ902万1000円とするものでございます。  433ページに参りまして、歳入の内訳につきまして御説明いたします。  1款1項1目土地売払収入は、南郷グリーンタウン土地分譲予定2区画分の売払収入でございます。  2款1項1目一般会計繰入金は科目存置でございます。  435ページに参りまして、歳出の内訳について御説明いたします。  1款1項1目一般管理費は、土地の売払収入を一般会計への繰出金とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第16号平成23年度八戸市住宅用地造成事業特別会計予算の質疑を終わります。  議案第17号平成23年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎鬼柳 国保年金課長 それでは、議案第17号平成23年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の87ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ19億2158万3000円と定めるものでございます。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、89、90ページの第1表歳入歳出予算のとおりでございます。内容につきましては、予算に関する説明書で御説明申し上げます。  予算に関する説明書の437ページをお開き願います。  事項別明細書は438ページにわたりますが、歳入歳出の予算の総額は19億2158万3000円で、前年度より3245万4000円の減額、率にして1.7%の減となっております。  439ページをごらん願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款後期高齢者医療保険料は、1項1目特別徴収保険料及び2目普通徴収保険料で、合わせて13億6841万9000円でございます。  なお、保険料に占める特別徴収の割合は69.5%となっております。  第2款使用料及び手数料でございますが、1項1目証明手数料は科目存置でございます。  2目督促手数料は、保険料滞納者への督促に係る手数料でございます。  第3款繰入金は、1節の事務費繰入金、2節の保険基盤安定繰入金を一般会計から繰り入れるもので、5億4674万5000円でございます。  第4款繰越金は科目存置でございます。  第5款諸収入でございますが、1項1目延滞金は科目存置でございまして、2項1目保険料還付金、440ページに参りまして、2目還付加算金及び3項1目の社会保険料等徴収金を合わせまして、632万7000円を計上しております。  441ページに参りまして、歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費の1項1目一般管理費は、職員7人分及びアルバイト2人分の人件費、物件費等でございます。  2項1目徴収費は、442ページにわたりますが、保険料の徴収に係る物件費等でございます。  第2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金は、19節の負担金補助及び交付金でございますが、広域連合へ納付する保険料等負担金及び事務費負担金、合わせて18億5334万6000円でございます。  第3款諸支出金は、過年度分保険料に係る過誤納金還付金でございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第17号平成23年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算の質疑を終わります。  以上で議案第4号から議案第17号までの各特別会計予算並びに関連議案4件の質疑は終了いたしました。
     これをもって議題となりました議案第1号平成23年度八戸市一般会計予算、議案第4号から議案第17号までの各特別会計予算並びに議案第42号から議案第51号まで及び議案第53号から議案第66号までの関連議案24件の質疑は全部終了いたしました。  議案第2号平成23年度八戸市自動車運送事業会計予算及び議案第3号平成23年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連議案第52号を一括議題といたします。  これより議題のうち、議案第2号平成23年度八戸市自動車運送事業会計予算並びに関連議案第52号を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎梅内 交通部長 それでは、議案第2号平成23年度八戸市自動車運送事業会計予算の概要につきまして御説明申し上げます。  当市のバス事業は、公共交通機関として都市機能の重要な役割を担っておりますが、自家用自動車の普及、少子化の進展などを背景に利用者の減少、ひいては乗合収入の減収が続いており、非常に厳しい状況に置かれております。  このような中、平成17年度から着手いたしました経営改革により、平成17年度から平成21年度までの決算において5年連続で単年度収支の黒字化を達成いたしましたが、今後も乗合収入の減少が見込まれる一方、燃油価格の動向による経費増加も考えられるなど、バス事業を取り巻く状況は厳しさを増す一方であります。  このように厳しい状況ではありますが、より一層の経営健全化に向け、平成22年3月に策定いたしました八戸市営バス事業経営健全化計画に基づき、さらなる経費節減、増収対策を進めることはもちろんのこと、遊休資産の売却代金によって資金不足の圧縮に努めてまいります。  また、適正な運行ダイヤ編成などにより利便性の向上を図り、市民の足の確保、とりわけ高齢者や学生など、いわゆる交通弱者の移動手段を確保するとともに、安全で安心な運行の確保に努め、市民の皆様に愛され、親しまれ、日々利用していただける市営バスを目指してまいります。  それでは、予算書の15ページをお開き願います。  第2条の業務の予定量につきまして御説明いたします。  平成23年度におけるダイヤ規模は16路線、93系統での運行を予定しております。  (1)の年度末在籍車両数につきましては、平成22年度末と同数の126両の予定でございます。  (2)の年間走行キロメートルにつきましては423万3000キロメートル、前年度比1.0%の減となっております。  (3)の年間輸送人員につきましては、前年度比4.6%減の638万4000人、(4)の一日平均輸送人員につきましては1万7443人を見込んでおります。  (5)の主要な建設改良事業につきましては、乗合バス並びに洗車機購入のために4317万2000円を予定しております。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  続きまして16ページをお開き願います。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第5条は、企業債の目的、限度額などについて定めるものでございます。  第6条は一時借入金の限度額、17ページに参りまして、第7条は流用できる経費、第8条は議会の議決を経なければ流用できない経費、第9条は一般会計からの補助金の額、第10条は、たな卸資産の購入限度額をそれぞれ定めるものでございます。  以上が予算の概要でございますが、詳細につきましては運輸管理課長が説明いたしますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ◎山地 運輸管理課長 それでは、詳細につきまして御説明申し上げます。予算に関する説明書の186ページをお開き願います。  予算実施計画から御説明申し上げます。  なお、説明の中で前年度比と申し上げる部分がございますが、これは平成22年度の3月補正後の予算との対比という意味でございますので、あらかじめ御了承願います。  それでは、収益的収入及び支出のうち、収入から御説明いたします。  第1款事業収益は、予定額16億3928万6000円、前年度比1.2%の減少でございます。  そのうち1項営業収益につきましては、予定額11億9837万2000円、前年度比3.1%の減少でございます。その内訳といたしまして、1目運送収益は11億8105万7000円、前年度比3.0%の減少、2目運送雑収益は1731万5000円、前年度比12.9%の減少でございます。  次の2項営業外収益につきましては、予定額4億1005万2000円、前年度比3.0%の減少でございます。その主なものは、2目他会計補助金は4億円、前年度比2.2%の減少、4目雑収益は779万7000円、前年度比25.9%の減少でございます。  次の3項特別利益1目固定資産売却益につきましては、予定額3086万2000円でございます。これは八戸市営バス事業経営健全化計画に基づき売却する土地の売却額が帳簿原価を上回る分の利益でございます。  続きまして、187ページの支出につきまして御説明いたします。  第1款事業費は予定額16億9297万3000円、前年度比2.1%の増加でございます。  そのうち1項営業費用につきましては、予定額15億3513万7000円、前年度比1.6%の増加でございます。その主なものは、1目運転費はバス運行に係る直接的な費用で9億953万円、前年度比0.4%の増加、2目車両修繕費は車両の維持管理に要する費用で1億5420万円、前年度比6.8%の増加、3目その他修繕費は施設、備品の維持管理に要する費用で687万5000円、前年度比73.9%の増加、4目減価償却費はバスを初め建物、備品など有形固定資産に係る減価償却に要する費用で8375万6000円、前年度比3.6%の減少、5目資産減耗費は固定資産の除却、撤去に係る費用で777万3000円、前年度比187.6%の増加、6目施設損害保険料は車両及び建物の損害保険料で1569万2000円、前年度比52.6%の増加、9目運輸管理費はバスの運行管理や営業活動などに要する費用で2億2366万5000円、前年度比4.5%の減少、10目一般管理費は管理部門に係る費用で1億2819万2000円、前年度比10.3%の増加でございます。  次の2項営業外費用につきましては予定額1億4836万8000円、前年度比0.8%の増加でございます。その主なものは、1目支払利息及び企業債取扱諸費は一時借入金や企業債の償還に係る支払利息で448万1000円、前年度比18.4%の増加、2目繰延勘定償却は退職給与金などに係る償却費用で1億1651万2000円、前年度比1.7%の増加でございます。  次の3項特別損失1目資産売却損につきましては、予定額946万8000円でございます。これは八戸市営バス事業経営健全化計画に基づき売却する土地のうち、売却予定額が帳簿原価を下回る分の損失でございます。  続きまして、188ページをお開き願います。  資本的収入及び支出のうち、収入から御説明いたします。  第1款資本的収入は予定額6589万4000円、前年度比66.6%の増加でございます。その主なものは、1項1目企業債は乗合バスの購入などに充当する財源で4310万円、前年度比37.7%の増加でございます。  2項2目資産売却代金は、八戸市営バス事業経営健全化計画に基づき売却する土地の帳簿原価より売却額が帳簿原価を下回る分の損失額を除いた額2279万3000円でございます。  続きまして、189ページの支出につきまして御説明いたします。  第1款資本的支出は予定額1億5719万5000円、前年度比25.0%の減少でございます。その主なものは、1項建設改良費1目施設費は乗合バスの購入などに係る建設改良費で4317万2000円、前年度比1.2%の増加、2項1目企業債償還金は平成18年度から平成21年度までの建設改良債に係る元金償還金で8890万6000円、前年度比10.6%の増加、3項1目退職給与金は平成23年度の定年退職者に係る退職金で2498万7000円、前年度比69.3%の減少。  以上が平成23年度八戸市自動車運送事業会計予算の詳細でございますが、次の190ページから207ページまでの資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表などにつきましては、恐縮でございますが、説明を省略させていただきたいと思います。  以上で議案第2号の説明を終わります。  続きまして、議案第52号八戸市交通部企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  議案書の47ページをお開き願います。  改正の理由でございますが、特殊勤務手当を廃止するためのものでございます。  改正の内容は、交通部で唯一、乗務員に支給されております特殊勤務手当――中休手当を廃止するものでございます。  なお、中休手当とは、バスの乗務員が変則的なダイヤに乗務したときに支給される手当で、1日のバス運転業務におきまして、前半と後半の勤務の間が3時間以上あいた場合に、1時間当たり120円を支給しているものでございます。  なお、施行期日につきましては、平成23年4月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○石橋 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 通告では三日町・八日町中央通りバス停についてと書いていますが、これは中心街ターミナルの中央通りバス停の件でございます。  昨年の3月の予算特別委員会でも私が質問させていただきました中央通りバス停、旧長崎屋の建物の前で、ちょうどモビリティセンターの向かいのところでございます。あの待合のスペースの問題ということで御質問させていただきましたら、確かに待合のスペースが必要だということで、管理している土木業者と検討はしているのだけれども、あそこの所有者のアルデプロの私的整理の問題があってペンディングになっているというお話で、ただ、スペースを設けたとしても保守の問題があり、慎重に検討していかなければならないという昨年の答弁でございました。  1年たってまだ同じような状況が続いていまして、昨年の夏は猛暑で、あの炎天下の中、バス停で待っている方は非常に大変な思いをされ、また、ずっとあそこで行列をつくって待っていると、歩道をふさいでしまいますから通行人が道路を歩かなければならないという問題もございました。同じような状況が1年たっても続いていますので、その後、あそこを管理している土木会社――田名部組になっていますけれども――とのその辺の検討というのは進んでいないかどうか、お聞きしたいと思います。 ◎山地 運輸管理課長 御指摘がございました中央通りバス停でございますけれども、市営バスの乗りおりのお客様だけで平日は1日1000人ぐらいの方々が御利用されているバス停でございます。確かに歩道も狭いという状況がございまして、昨年の予算特別委員会におきまして、私どものほうで南部バス株式会社、民間バスの事業者と共同で費用を出して、そこを改修しようというお話をしたのですが、先ほどお話がありましたように所有者が私的整理の申請をされて、それが受理されたという状況もございまして、改修できない状況のまま今日に至っているわけでございます。現在の所有者も売却を進めているような話は伺っておりますが、まだ実際売却には至っていないという状況でございます。具体的にそれが進展した場合は、市の関係機関と、また民間のバス事業者で共同で、スペースというか、停留所の安全確保というか、改善のために事業者に対して交渉なり協議してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 今のビルの売却が決まらないうちは手をつけられないような状況なのでしょうか。 ◎山地 運輸管理課長 確かに歩道が狭いという状況がございますが、今もし交通部なり南部バスが共同でそのような改修をしたとしても、購入された会社のほうでどのようなものに利用するかによって、取り壊しとか、再度つくり直しということも発生するかと考えられますので、現在の段階では、購入する方が決定してから、対応を関係者と一緒に協議して進めていきたいと考えてございます。 ◆夏坂 委員 そうすると、売却決定がいつになるかわからない状況で、それまではずっと今のような状態が続くとなると、安全管理の問題が出てくるかと思います。その対策ということで、スペースが確保できないのであれば、費用はかかりますけれども、何らかの人員を確保して、例えば誘導であったりとか、そういったところも検討していくべきではないかと思います。本当に危険性がありますから、事故が起きてからだと大変だと思います。後の祭りになりますので、その辺の誘導なり整理なり、そういった人員の確保の部分も含めて、何らかの安全対策をぜひ御検討いただきたいと思います。要望して終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 夏坂委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆田中 委員 済みません。今の夏坂委員の質問で、私も同じ気持ちでありまして、あのバス停をどこかに動かすという話はないのですか。 ◎山地 運輸管理課長 中央通りバス停は、本八戸駅、市役所、中央通り、吹上を通って、是川のほうに、もしくは市民病院のほうに行く縦のラインの路線の中に位置する停留所でございます。その前後は、手前が市役所、南部会館のところの市庁前バス停、次が中央通り、次が長横町となるわけですが、あの通りの部分ですと、なかなかバス停としての適切な用地がないという状況でございます。先ほど夏坂委員から人的なというお話がございましたが、今、向かいのところにモビリティセンターという施設がございまして、そこで乗降の支援をしているという状況でございます。 ◆田中 委員 だれが見ても危ないと思いますし、ビルがこれから先どうなるかわからないという状況で、何年も何年もあのまま放置されると本当に大変だなと思って見ておりました。用地がないというお話でしたけれども、少し手前、カネイリの向かいあたりに持ってくるとか、何かしらルート的に分けられないものかなと思って前から見ていたんですが、まだそういう検討もしたことはないという感じですか。それとも、1回やったけれども、結果的に無理だったということですか。 ◎山地 運輸管理課長 停留所の候補地として適切な場所がないかということですが、例えば中心街の三日町の交差点から市役所側のほうでは、左側でいくと、歩道がないのでスペース的にないという問題がございます。また、長横町側の裏通りを過ぎてゆりの木通りに向かうほうでは、今まで例えば長横町のバス停がポストコアビルの近辺にございましたが、地権者の関係もございまして、ゆりの木通り側のほうに動いたという経緯がございます。道路に歩道があるとか、店舗の協力面とか、そういうものを踏まえて検討したのですが、適切な候補地が見つけられなかったという状況でございます。  以上でございます。 ◆田中 委員 バス停のところは自動車運送事業だけではなくて、都市計画とか、そっちのほうにもかかわってくる問題で、ちょうど今モビリティーでまちなかの停留所のルートをいろいろ変えたり、場所を変えたりして、そっち方面で頑張っていると思いますので、その辺も少し相談してやっていただければと御要望を申し上げて、終わります。 ○石橋 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 ないようですので、以上で夏坂委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。         午後3時01分 休憩   ────────────────────────         午後3時16分 再開 ○立花 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  自動車運送事業会計予算の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆豊田 委員 通告してございました八戸駅バス停留場の暴風対策についてと、視力障がい者に対するバス停留所での行き先アナウンスについて、3点目がバス内はっちへの停留所アナウンスについて、4点目がはっち前停留所の検討についてということで御質問させていただきます。  おかげさまでバス交通におきましては、交通政策上の取り組み、そして交通部の業務努力によりまして、段階を追って待合室とか案内板とか、いろいろ整備されまして、利便性の高いものとなっておりまして、実は私は、この4年間、バス交通利用者でおりますので、その立場からも非常に喜ばしいことと認識いたしております。きょうの質問は、そのように4年間利用しまして、そのことからお尋ねしたい4点でございます。  1点目につきましては、もしかしたらこれは都市政策のほうで質問しなければいけなかったことかもわかりません。ただ、関連して交通部のほうにも御質問したかったものですから、ここで取り上げさせていただいたことを、まず先におわび申し上げます。  それでは、1点目ですけれども、新幹線乗降駅のバスの起点となっております八戸駅前バス停留所が、新幹線の乗降駅の停留所としては余りにも簡易過ぎると思うんです。といいますのは、皆さん御存じのとおり、あの場所というのは周りに風をさえぎるところがないものですから、非常に風当たりが強くて、夏でも夕方を過ぎると風が冷たいですし、特に冬場のあの寒さは、私ども地元の者でも本当につらいものがあるのです。多分よそから来た人は、八戸がこんなに寒いと思っていなくて、意外と薄着で来ているんです。その方たちがバス停で待っているのを見ますときに、やはり市民とかお客様への配慮が必要であろうと。できましたら、あそこに待合室をつくるべきだとは考えておりますけれども、それは予算的に無理なのであれば、とりあえずあそこに風よけの塀みたいなものを回す工夫等が必要かと考えますが、その点につきまして御所見をお聞かせいただければと思います。 ◎山地 運輸管理課長 八戸駅は冬場、ビル風と申しましょうか、結構風が強い場所ではございます。先ほど委員御指摘のとおり、あそこのバスターミナルの管理は都市政策課になるわけですけれども、都市政策課がバスの利用者、またバスの事業者、行政担当が委員となった組織を担当してございますので、八戸駅の暴風対策について、その会議の中で検討していきたいと考えています。  また、市営バスの事業者としましては、八戸駅から中心街のほうには、南部バスと市営バスとで10分間隔で運行してございますが、市営バスの場合は、出発の5分前には1番乗り場に車を横づけしております。夏の暑い時期もございます。冬の寒いときもございます。現在も5分前から御利用される方々が乗車できるようにしていますし、それまでの間、事業者としてはそのような対応をとらせていただきたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆豊田 委員 都市政策課のほうともよく御検討いただきたいと思っております。ただ、10分と言いますけれども、寒いときに待つ10分というのは本当にすごくつらいものがございます。新幹線の乗降駅になっているバス停で、待合室的なものがないというところも少ないのではないかなと。私もそこまでは調べておりませんけれども。そんな意味もあって、せめて足元に風が入らないようふさがっていればいいなということで御質問させていただきました。多分あそこは風よけの塀があるだけでも、待っている間かなり違うと思います。あそこは結局、風が強いために――確かに新幹線の駅をおりてきて、エレベーターの下あたりで待機はしているのです。ただ、それにしても、あそこもすごく風が舞い上がる場所なものですから、できましたら、そんなに立派なものを建ててほしいとも思いませんけれども、せめてその配慮があってほしいということでお願いいたしました。  2点目でございますけれども、現在、視力障がい者に対するタクシー料金助成金が1カ月に2280円、ですから、年間2万7360円を助成されているのですが、1カ月2280円というのは、中心街から八戸駅まで行きますと2000円ですから、1回ぐらいで終わってしまいます。私も二、三人の方にタクシー代をどれぐらい使っていますかとお尋ねしたら、優に月に2万円以上使っているということだったのです。かなりの負担になっていることは周知の事実でございます。  そこで、視力障がい者の方がバスを利用するのですけれども、目が見えないということで、もちろん来るバスが見えるわけでもございませんし、音だけが頼りです。そうしますと、バスが到着したときに、外部行き先案内アナウンスというのですか、これが非常に聞きづらいと。特に中心街とか、いろいろ音が入り乱れているところにおいては非常に聞き取りづらいと。御自分たちが立っている場所が悪いと本当に聞きづらいのだそうです。私も三日町の交差点に立って目をつぶって、そこで音を聞いてみました。そうしますと、目をあけているときよりはいろんな音が聞こえてきます。これは事実です。そんなことで非常に聞き取りづらいということでございましたので、この辺のところの対応はなさっているかと思うんですが、そこのところもお聞かせいただけますでしょうか。 ◎山地 運輸管理課長 今の件につきましては、昨年の11月に八戸市視力障害者福祉会からも御要望がございました。その後、バスで通学している方々、養護学校の生徒も営業所においでになったことがございまして、そのとき役員の方からもそのような話は承っておりました。それも踏まえまして、年明けに音量を実際どの程度にすればいいかというテストを繰り返しまして、あと音量のシステム変更が必要になってきますもので、ボリュームを上げてのシステムを開始しまして、2月下旬からは音量を高目に放送するようにはしております。  ただ、一部バス停の近くにお住まいの方々から、音が大きくなるとうるさいんですよというお話もございますので、朝方の6時台までと、19時以降の夜の時間帯は低目にはなっていますが、2月下旬から日中は音量設定は高目にしているところでございます。  以上でございます。 ◆豊田 委員 2月下旬から実施しているということであれば、私がお聞きした二、三人がたまたままだわからなかったのかもわかりません。では、そのようなことで対応していただいたということで、ありがとうございます。  次に、3点目でございますけれども、私も八戸駅から中心街までは再三利用するのですが、はっちが2月11日にオープンいたしましたが、バス内ではっちについての停留所案内のアナウンスがないのです。先日、テレビを見て、はっちをぜひ見学したいという青森からの女性の方が五、六人、バスに乗られました。そのバスの中で、どこでおりればいいんだろうね、そういえば慌てて乗ってしまって聞いてくるのを忘れたね、とにかく中心街に行けばいいと聞いてきたけれども、どこでおりればいいかわからないとかとお話ししていたものですから、私が、少しそこから歩きますけれども、十三日町のバス停でおりてくださいというお話を申し上げました。もし私の一言がなければどういうふうにしていたのかなと。運転手に聞いていたかどうかわかりませんけれども、やはりその案内は必要なのではないかと思っておりますので、その点についてもお伺いいたします。 ◎山地 運輸管理課長 バスの車内放送の更新というのは、毎年ダイヤ改正の時期に合わせて実施しております。それが4月1日ということで、はっちオープンのときには、そういう放送は流れない状態だったのですが、来月4月1日のダイヤ改正におきましては、中心街の3カ所、三日町ですと八戸中心街ターミナル1番乗り場、八日町は2番、中央通りは3番ですが、その1つ手前の停留所を出たときに放送として、例えば三日町であれば手前のバス停を過ぎたところで「次は中心街ターミナル1番乗り場、三日町、三日町、はっち前でございます」という内容の放送が流れるということになります。  あと、遠方からの方がおられる場合、放送以外にも、例えば八戸駅から乗られる場合でも、どこどこに行きたい場合はどこでおりればいいかとか、もしそういうお問い合わせがあった場合は、乗務員に聞けば教えていただけますよとお話ししていただければ助かります。よろしくお願いいたします。 ◆豊田 委員 それを聞いて安心いたしました。では、4月からですね。ただ、乗務員に聞いてくださいと言うのですけれども、走っているときにちょっと立てばどなられるのです。多分気が弱い方だったら、座ったままの状態で、はっちはどこでしょうかとは聞けないと思うんです。そんなこともありまして、今御質問したような次第でございますけれども、4月から入るようであれば安心いたしました。はっちについて、庁内でいろいろ連携をしてやっていないのかなと思って心配だったものですから。では、この件についてもそれで了解いたしました。  4点目になりますけれども、先ほどの青森から来たお客様に私がなぜはっちまで御案内したかといいますと、十三日町でおりてくださいと言ったものの、十三日町の停留所でおりて、そこではっちはどこですかと市民に聞いたときに、皆さんがはっちという建物をわかっていれば答えられるのですけれども、いや、そんなところは知りませんとか、わからない方が多いのかなと。それを懸念したわけです。もしそうだとすると、おりた方たちにとっても、八戸の人は不親切だとなりますし、おりればわかるはずなのがわからないということであると、せっかく遠くからお越しいただいた人に大変な思いをさせてしまうわけです。そのようなことで、私は御一緒して、はっちまで御案内してまいりました。  はっちの停留所に近いのは、今の十三日町の三春屋の前よりも、さくら野百貨店の手前の停留所が近いんです。斜め向かいのほうで、そこであればいやが応でもわかる範囲内ですけれども、八戸駅から来た路線で、停留所をずらして、そちらでおりるということは無理でございますか。 ◎山地 運輸管理課長 現在、例えば中心街であれば、バス停ごとに行き先の方面を分けております。例えば、今、三日町では、さくら野百貨店前というか、はっち前を取り扱う路線は、本八戸駅とか沼館、多賀台に行く方面で、ここで南部バスも含めて1日に230台ほどを取り扱っています。そして、小中野、鮫方面、旭ヶ丘方面は十三日町、八日町、どちらでも扱っているのですが、ちなみに八日町だと1日420台ぐらい運行しています。ですので、例えば鮫とか旭ヶ丘へ行くのも、はっち前でとまるとなると1日600台を超えるような台数となります。  それと、交差点から交差点までは200メートル前後です。吹上、鍛冶町、大工町、寺横町と上ってくるバスも1日100台は超えています。バスも寺横町を過ぎますと表通りに入ってきますので、あそこの裏通りと表通りは距離が約50メートルぐらいで、交通渋滞を避けるために現在のように方面別に分けているわけですけれども、そういう事情がまずございます。
     あと、先ほどちょっと地域公共交通会議というお話もしましたが、中心街の1つのバス停であちこちに行くのではなくて、5カ所のバス停を中心街のターミナルという位置づけとして名称も1番から5番と変え、標識も新しいデザインにしたわけですが、そこからまた中心街を散策というのですか、回遊してもらうという意味もあると思っております。ですので、はっちに行きながらデパートに行くとか、そのような回遊の方法もあるのかなということも考えてございます。  あと、交通の状況からすると、先ほど言いましたように全便、600台を超えるような台数を取り扱うことになると、他の車両にも渋滞を招くことになるかと思っております。  以上でございます。 ◆豊田 委員 それはかえって交通渋滞を起こすだろう、無理かなとは思っていたんですが、停留所を変えるということは、そんな簡単なことではないということも了解いたしました。  次に、ソフト面関連でお尋ねしたいのですが、運転手の接遇についてです。東北新幹線八戸駅開業に向けて、市内のタクシー業者は、接遇、おもてなしの心ということで、かなり研修を重ねました。それを境にして、タクシーの運転手の接客術、マナーがかなり向上したのです。これは多分皆さんもお感じになることだと思うんですけれども。そのとき、バスのほうはそういうふうな研修があったかどうか。さかのぼりますので、おわかりにならないかと思うので、その件についてはよろしいのですけれども、現在、交通部内で接遇というのですか、接客の研修みたいなものは行っておりますでしょうか。そこをお聞かせいただけますか。 ◎山地 運輸管理課長 バスの乗務員の接遇研修に関しては、バス協会という外部の団体での接遇研修もございまして、それに参加するのは当然ですが、また交通部内としましても、乗務員が年4回必ずグループで研修するのですが、そういう中での研修――交通部は当然安全安心をモットーにしておりますけれども、その中に、特に最近は安全安心プラス思いやりという言葉も加えて、お客様に対する思いやりのある運転プラス接遇ということで、そういう研修を進めております。  たまたまきょうの新聞のこだま欄にも2件載りましたけれども、昨今はお褒め――きょうもお褒めの言葉と、悪いという言葉の両方が載ってございましたが、電話とか、いろんな面でおしかりの言葉もいただいております。お褒めもあるときはあるのですが、そのようなおしかりの意見を受けとめて、またさらに接遇向上に向けて努力してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆豊田 委員 私も、きょうのデーリー東北のこだま欄をうれしく拝見して、今そのお話をしようかなとは思ったのです。ただ、私もよく見かける光景ですけれども、高齢者の方々が無料のバス定期券みたいなものを持っていますね。それを見せながら、お客様のほうが深々と「ありがとうございました」とあいさつしているのです。それに対して運転者は、一言「ありがとうございました」もなく、一礼もなく、ぶすっとした態度でいる方がやっぱり見受けられます。それは、私など商売していました者からしてみると異常な光景なのです。お客様が深々と頭を下げて、お金をいただく方がぶすっとしているということがあったものですから、これはいかがなものかなと思いました。でも、私が乗っていて非常に感じのいい方もいらっしゃって、そのときはおりた後もさわやかなのです。  それで、きょうのこだま欄にも、忘れた手袋を後を追って届けてくれたと。それが非常にうれしくて、こだま欄にも投書するのです。ということは、市民はそのことぐらいでもうれしいわけです。  ですから、そこら辺のことを考えますと、運転手とは、接客によっていかに一市民の心をそのように和やかにして、喜びに変えているかという職業だと思うんです。ですから、接客向上を目指すということは、これが八戸市民への行政サービスの向上にももちろんつながっていますし、また外来者にとっても、タクシーもそうですけれども、運転手たちのレベルというか、それによってかなり印象が違ってくると思うんです。ですから、八戸の印象アップにつながりますので、それだけ自分たちの仕事というのは、八戸市の行政サービスにおいて非常に大切な部分を担っているという、責任と誇りある仕事であることを自覚していただきたいということを御要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 通告しておりませんが、多分もう資料が配付されている中で、その内容をまたお尋ねするというのは恐縮ですけれども、現在何路線で、何路線が黒字、何路線が赤字でしょうか。 ◎山地 運輸管理課長 平成21年度決算で申し上げますと、16路線のうち黒字は3路線でございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 16路線中3路線だけ黒字、あとは赤字の中で、5年連続で単年度収支を黒字になさっているということにつきまして、心から敬意を表したいと思います。実は平成8年、平成9年、平成10年ごろから交通部の収支について何度か取り上げておりまして、そういった中で、あのころどうであったかと振り返りますと、交通部が黒字になるということは夢また夢のような扱いでありました。しかし、それを長年ずっと積み重ねてこられまして、きょうも先ほど議案が説明されましたけれども、特殊勤務手当の廃止と。中身を見ますと、現場の運転者の方の待遇がどんどん改善ではなくて改悪されている中で、待遇がどんどん悪くなっている。当時も組合との交渉によりハンドル時間数を云々ということが再三交通部から説明されましたけれども、そういったことに耐えながら今日に至りましたことに敬意と感謝を申し上げたいと思います。  そして、先ほど豊田委員の質問の中で、風よけが欲しいということにつきまして、5分前には入るようにしていると。なるほど、すごい気遣いではないかなと思いましたけれども、10分間隔だそうでありますので、できれば8分ぐらい前に入って、もう少し快適性を引き延ばしていただければと。  ただ、苦言を申し上げれば、先ほどはっちの件がありましたが、はっちにつきましては、小林眞市長があちらこちらで機会あるごとに大分前から、市内でもみずから広告塔になってオープンするとしゃべってきておりますので、私は、厳密には、はっちをやっている側から交通部に対して、今度こうなるから、オープンから案内をしてくれとか、オープン前から流してくれということを働きかけるべきであっただろうと思います。しかし、また、行政でございますので、あっちの担当、こっちの担当というよりは、はっちのほうはどうだろう、早目にアナウンスするか、という気遣いもあってしかるべきであったかと。ずっと御努力を続けてきた中にそういう苦言は非常に心苦しいのでありますが、一言申し上げまして、今後の御検討を御期待申し上げまして終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第2号平成23年度八戸市自動車運送事業会計予算並びに関連議案第52号の質疑を終わります。  議案第3号平成23年度八戸市立市民病院事業会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎林 市民病院事務局長 それでは、議案第3号平成23年度八戸市立市民病院事業会計予算の大要につきまして御説明申し上げます。  市民病院は、青森県南及び岩手県北地域の中核病院として、地域住民の命と健康を守るため、一般医療から救命救急医療、周産期医療、そして高度で専門的な医療まで幅広い医療を提供しております。また、地域医療支援病院として、他の医療機関との機能分担による地域完結型の医療体制づくりに努めているところでございます。  当院の経営状況でございますが、平成20年度に公立病院特例債の発行による資金不足の解消、平成21年度は新市民病院建設後初めての黒字決算、平成22年度は10年ぶりの診療報酬プラス改定を受けた医業収益の拡大などの明るい材料はございますが、平成23年度から病院特例債の償還が本格化すること、病院建設後13年を経過し、高額な医療機器や設備が更新時期を迎えてきていること、これから定年退職者のピークを迎えること、さらに医療機能を充実させ、安定した経営を実現するためには医師等の確保が必要となることなどの費用面での課題もあることから、依然として厳しい経営を余儀なくされるものと考えております。このため、今後も八戸市立市民病院改革プランに沿って、これまで以上に健全な経営に努めてまいりたいと考えております。  以上のことを踏まえまして、平成23年度当初予算は、病院改革プランの目標値を基本に、これまでの実績を勘案しつつ、引き続き単年度の資金収支の均衡を図ることを目指して編成いたしました。  それでは、予算書の19ページをお開き願います。  第2条は、業務の予定量でございます。病床数は、一般病床、精神病床、感染症病床合わせまして584床、年間患者数は、入院が19万320人、外来が22万7896人、1日平均にいたしますと、それぞれ520人、934人を予定してございます。  主要な建設改良費は、病院設備整備事業として医療機器の更新に4億5000万円を予定しております。  第3条は収益的収入及び支出、20ページに参りまして、第4条は資本的収入及び支出の予定額を定めるものであります。  第5条は、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を表のとおり定めるものであります。  第6条は、一時借入金の限度額を65億円と定めるものであります。  第7条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費を職員給与費及び交際費とするものであります。  第8条は、たな卸資産購入限度額を35億9300万円と定めるものであります。  第9条は、重要な資産の取得について、予算で定めるものでありますが、頭腹部血管造影撮影装置、ガンマカメラシステム、一般エックス線撮影システム及び脳神経外科ナビゲーションシステムなどの取得を予定しております。  以上で平成23年度予算案の概要説明を終わりますが、詳細につきましては管理課長から説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎松田 管理課長 それでは、議案第3号平成23年度八戸市立市民病院事業会計予算について御説明申し上げます。  予算に関する説明書の210ページをお開き願います。  平成23年度八戸市立市民病院事業会計予算実施計画の収益的収入及び支出でございます。  前年度当初予算との比較につきましては、お配りしております資料で御説明申し上げます。  資料1−1をごらん願います。まず、収益的収支の収入でございます。  第1款事業収益の予定額は141億4224万4000円で、前年度と比較しまして10億8531万7000円、8.3%の増でございます。  1項医業収益は133億7820万8000円で、前年度と比較しまして11億3610万円、9.3%の増でございます。  内訳ですが、1目入院収益は、診療単価の増により102億円を見込んでおります。  2目外来収益は26億1000万円を見込んでおります。  3目その他医業収益は、室料差額収益、集団検診料などの公衆衛生活動収益、人間ドックなどの医療相談収益、分娩料、文書料などで5億1510万円でございます。  4目他会計負担金は、検診のための医師などの派遣経費及び救命救急センター運営費に対して一般会計から繰り入れるもので、前年度と同額の5310万8000円でございます。  2項医業外収益は7億6403万6000円で、前年度と比較しまして5078万3000円、6.2%の減でございます。  内訳ですが、1目受取利息配当金は預金利息で1万円でございます。  2目他会計負担金は、不採算部門運営に要する費用、企業債利子償還金、共済組合追加費用及びドクターカー運行経費などに対して一般会計から繰り入れるもので、5億1709万6000円でございます。  3目補助金は、臨床研修費補助金、感染症指定医療機関運営費補助金などで、4950万円でございます。  4目その他医業外収益は、行政財産使用料、駐車場使用料などで、1億9743万円でございます。  次に、支出でございますが、第1款事業費の予定額は148億1099万6000円で、前年度と比較しまして5億533万4000円、3.5%の増でございます。  1項医業費用は141億6784万6000円で、前年度と比較しまして5億6677万3000円、4.2%の増でございます。  内訳ですが、1目給与費は職員の給与及び臨時職員の賃金等で、69億5459万円でございます。  2目材料費は、薬品費、診療材料費等で、34億3700万円でございます。  3目経費は、光熱水費、燃料費、賃借料、委託料などで、22億9045万2000円でございます。  4目減価償却費は、建物及び医療機器などの減価償却費を計上したもので、13億9889万9000円でございます。  5目資産減耗費は、固定資産の除却費及びたな卸資産減耗費で、1830万円でございます。  6目研究研修費は、医師等の研究及び研修のための旅費や図書費などで、6860万5000円でございます。  2項医業外費用は6億3715万円で、前年度と比較しまして3643万9000円、5.4%の減でございます。  内訳ですが、1目支払利息及び企業債取扱諸費は、企業債及び一時借入金に対する支払利息で、5億9000万円でございます。  2目繰延勘定償却は、平成6年度から平成8年度までの新病院建設に係る控除対象外消費税額を20年間で償却するもので、3415万円でございます。  3目消費税及び地方消費税は1300万円でございます。  3項特別損失は過年度損益修正損で、平成18年度の未収金不納欠損処分の予定額600万円でございます。  収益的収支の差し引きはマイナスの6億6875万2000円で、前年度と比較しまして5億7998万3000円の収支改善でございます。  次に、予算に関する説明書の212ページの資本的収入及び支出に参りますが、前年度当初予算との比較につきましては、お配りしております資料1−2で御説明申し上げます。  初めに、収入でございますが、第1款資本的収入の予定額は7億6000万円で、前年度と比較しまして1億4000万円の減でございます。  内訳ですが、1項企業債は医療機器等の購入に充てるもので、4億5000万円でございます。  2項出資金及び3項負担金は、企業債の元金償還に充てるため繰入基準に基づき一般会計から繰り入れるもので、出資金は1億5000万円、負担金は1億6000万円でございます。  次に、支出でございますが、第1款資本的支出の予定額は21億4540万7000円で、前年度と比較しまして1億9228万3000円の増でございます。  内訳ですが、1項建設改良費は医療機器等の購入費で、4億5000万円でございます。  2項企業債償還金は企業債の元金償還金で、16億8540万7000円でございます。  3項投資は八戸市広域医療連携基金積立金で、1000万円でございます。  資本的収支の差し引きはマイナスの13億8540万7000円で、前年度と比較しまして3億3228万3000円の収支悪化でございます。  次に、予算に関する説明書214ページの資金計画から235ページの貸借対照表までは、恐縮ですが、説明を省略させていただきます。  次に、お手元にお配りしております資料について御説明させていただきます。  資料2−1をごらん願います。平成23年1月までの入院患者の利用状況でございます。  上段の一覧表のところですが、左端の各項目は、1行目から1カ月平均の入院延べ患者数、1日平均の入院延べ患者数、1カ月平均の新規入院患者数、病床利用率、入院診療単価、平均在院日数、入院医業日数、病床数の順となっており、各項目の平成17年度から平成22年度までの年度別推移、平成22年度の月別の推移をそれぞれ記載しております。  2行目の1日平均の入院延べ患者数の欄ですが、平成22年度は527人となり、前年度並みの患者数で推移をしております。  次に、3行下がりまして入院診療単価のところですが、平成22年度は5万4263円でございまして、前年度と比較して大幅に上昇しております。  下段のグラフは、1日平均の延べ患者数と診療単価の推移で、棒グラフが患者数を、折れ線グラフが診療単価を示しております。左側のグラフは平成17年度からの年度別の推移を、右側のグラフは平成22年度の月別の推移を示しております。年度別の推移をごらんいただきますと、折れ線グラフの診療単価が大きく伸びてきていることがおわかりいただけると思います。  次に、資料2−2をごらん願います。平成23年1月までの外来患者の利用状況でございます。  上段の一覧表では、左端の各項目は、上から1カ月平均の外来患者数、1日平均の外来患者数、外来診療単価、外来医業日数の順となっております。各項目については、年度別の推移、平成22年度月別の推移をそれぞれ記載しております。  2行目の1日平均の外来患者数のところで、平成22年度は942人となり、前年度に比較して大幅に増加しております。  次の行、外来診療単価のところで、平成22年度は1万1795円となり、ほぼ前年度並みで推移しております。  下段のグラフは、1日平均の患者数と診療単価の推移で、棒グラフが患者数を、折れ線グラフが診療単価を示しております。左側が年度別の推移、右側が平成22年度月別の推移でございます。左側の年度別推移をごらんいただきますと、平成20年度以降は診療単価はほぼ横ばいでございますが、患者数が伸びてきていることがおわかりいただけると思います。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 医師の確保という観点から伺わせていただきます。まず、女性の医師の方は現在何人いらっしゃるか、そして、ここ数年の、女性の先生方の人数の推移をお知らせください。 ◎松田 管理課長 女性医師の人数の推移ということでございますけれども、平成22年度は正職員、臨時職員を含めまして女性の医師は22名、医師全体では132名でございます。平成21年度は女性医師が19名、医師全体では126名、平成20年度は女性医師が17名、医師全体では120名でございまして、医師全体の人数も徐々にふえてきていますが、それに伴いまして女性医師の人数も少しずつふえてきております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 医師を目指す女性の医学部への入学率というのが、自分が学生だった時分は10%足らず。ところが、現在、それから40年もたちますけれども、30%に及んでいる。その当時の3倍に当たる方たちが医学部で学んでいらっしゃる。そういう意味では、これからの病院経営の中に女性の医師をどのように入れていくかということも、医師を確保する上で大変重要なことではないかと思っているわけです。  それで、現在22名という女性の先生ですけれども、その22名の皆様方は、市民病院に勤務されてからずっと続けておられるのか。22名の方々全員ではなくても、傾向としてで結構でございますが、例えば結婚されたとか、何かの事情でおやめにならなければならないとか、出産ということで一時お休みになる、あるいはやめるとか、そういった女性には男性より厳しい就業でぶつかる壁というのがありまして、特にお医者様というのは男性、女性関係なく、非常にハードだと思うんです。それで、どういった就業の状況なのかということを伺いたいと思います。 ◎松田 管理課長 女性医師がどれぐらいの期間従事しているかということでございますが、これは御本人の都合、大学医局の意向などがございまして、在職期間はまちまちでございます。ただ、今、各診療科の部長――以前ですと科長でございますけれども――部長職を務めていただいている先生方は、かなり長い期間在職しておられます。若い先生方は、やはり医局の人事などで異動されることが多いのが現実でございます。  あと女性医師の場合は、ライフサイクルの中で出産、育児という大きなことがございますけれども、過去の統計を見ますと、平成15年度以降でございますが、女性医師の2人の方が育児休業を取得しております。そして、来年度にもう1人育児休業を取得する予定になってございます。最近ですと出産、育児を理由におやめになったということは記憶にございません。
     以上でございます。 ◆伊藤 委員 その理由でおやめになったことはないということは、続けたいという意思があるのであれば、育休などを利用しながら十分にやっていける環境にあるということでありますね。それは大変結構なことだと思います。  これからは女性だから、男性だからではなく――それは採用する側の医師の確保の1つの基準というものがあって、その結果だと思うんですけれども、それでも女性の人数がふえてきている傾向というのは、女性の学ぶ方が多いということもあるし、人の命にかかわる仕事を本当にやりたいという意思を持っておいでになる女性もふえているということになろうかと思います。  医局から派遣された方がまた戻ってくるなり、そのまま継続して八戸市立市民病院でずっと働きたいと思わせるような環境づくりをもっと進めていただきたいと思うんですけれども、先ほどおやめになることはないということでしたが、他の自治体病院の中でも育児環境、あるいは女性の医師の働く環境というのはいいとお感じになっているのでしょうか。あるいはこれからどういうところを取り組んでいけば、もっともっといい環境になっていくとお考えでしょうか。 ◎松田 管理課長 まず、委員がおっしゃるとおり、最近の医師国家試験の合格者の推移を見ましても、女性医師の合格率が上がってきておりまして、近い将来、男性医師と女性医師が半々ぐらいになるだろうと予想されております。その中で、やはり病院としましても、女性医師が働きやすい環境、体制を整えていかなければならないと考えてございます。  最近取り組んだ事例といたしますと、平成20年3月でございますけれども、女性医師専用の休憩室を設置いたしました。面積で49平米ということで、仮眠用のベッドなども備えた、休憩、仮眠などをとれる部屋を用意いたしまして大変喜んでいただいております。  あと、今後考えられます対策としますと、院内保育所の設置などが考えられます。そのほかよその病院で言いますと、ベビーシッター制度を実行されている病院もございますし、あとは勤務条件の変更を希望される女性の先生方の相談窓口の設置ということもあろうかと考えてございます。これらの対策を検討しながら、より勤務しやすい、あるいは来ていただきやすい病院の体制を考えてまいりたいと考えてございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 ありがとうございます。現在22名いらっしゃるということですので、その先生方にいろいろ御意見をいただきながら取り組めるところから取り組んで、いい環境づくりをしていただきたいと思います。  以上です。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 大変恐縮です。資料2−1の入院診療単価が平成21年度までは四万七、八千円で、平成22年度が約5万4000円と一気に上がるわけですけれども、この要因は何かが1つ。  それから平均在院日数は、平成17年度の15.5日からずっと下がって平成22年度は12.9日、これはどういう取り組みか。  それから入院医業日数が306日ということの、今までとの違いは何かの3点についてお願いいたします。 ◎松田 管理課長 まず、1点目の入院診療単価の伸びでございますけれども、これはやはり平成22年度の診療報酬改定が大きく影響していると思います。特に今回の改定は、当院のような急性期医療を担う比較的規模の大きい病院にとって非常に有利な改定でございました。それとあわせて、病院としても新たな施設基準の取得など増収対策に取り組んだ結果でございますけれども、大きな理由は診療報酬改定だと考えてございます。  それから、平均在院日数の短縮でございますけれども、これは平成20年7月からですか、従来の診療報酬の請求、出来高払いの報酬からDPCに移行してございます。その関係で、全国の他の病院との比較をしながら、適切な入院期間に落ちついてきたと考えてございます。  もう1点、入院医業日数の関係でございますけれども、平成22年度1月までの日数になってございます。その他の年度は365日となっております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 平均在院日数でございますが、大変聞きづらいことで申しわけないのですけれども、これは医業の現場で純粋に診療した結果、退院を促しているのか、それとも、経営戦略上どうしても在院日数が短いほうが医療点数が上がるわけですから、そういったことを加味しながら、各ドクターに対してそういう要望というか、希望を申し上げるというか、指示というか、そういったものがなされているのか、いかがでしょうか。 ◎松田 管理課長 平均在院日数についての御質問でございますけれども、まず1点は、地域内での医療連携ということがございます。市民病院は入院患者数が最近非常にふえてきておりますけれども、ベッド数は限られておりますので、急性期を脱した患者さんは他の医療機関に移っていただいて、回復というのですか、そういうふうな流れで医療連携をずっと進めてきております。その関係で、病院のベッドの回転を早めるという意味もございまして、平均在院日数が短縮してきていると考えてございます。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうしますと、救命救急を担っているわけですから退院を促すわけですね。高度医療で、それだけの設備、スタッフを備えてやっているわけですから、ベッド数が限られている中で、その状態を脱した方につきましては市内の別な病院にということになると思うんですけれども、その連携につきまして、転院をしていただく場合に、何らかの便宜を図るとか、紹介をするとか、そういうふうなことは具体的にはどうなのでしょうか。 ◎栄田 医事課長 病院の中に医療連携室というものを設置してございます。こちらでは患者様、御家族の御相談に応じまして、相手側の病院、診療所と連絡をとりながら、その患者様に一番ふさわしい病院を御紹介しております。すべてに患者様の御希望が通るわけではございませんけれども、少しでも患者様が快適に療養していただくために、いろいろと便宜を図っております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 そういったことにつきましての患者の満足度を推しはかったときに、どれぐらいだと予測されるでしょうか。 ◎栄田 医事課長 医療連携についての満足度を患者様から確認したことは正式にはございません。ただ、医療連携室を通して御相談いただいた患者様たちには、こちらも誠心誠意御相談に乗っておりまして、皆様に満足していただいていると自負しております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 大変聞きづらいことを聞いております。しかし、痛みというのは本人が感じるものであって、それは周りがなかなか理解しづらいだろうと。苦しい事情も周りは理解しづらいだろうと思います。そういった中で、大変申しわけないのですけれども、転院等につきまして病院側から要請を受けながら、戸惑っている患者さんが行き場がなくて、いろんなところに相談しているという実態は、自分のところにも来ておりますので、あったと思うんです。  ただ、公立病院、企業会計という中で、赤字になってはならないという原則。しかし、一方で救命救急、高度医療をやりながら――一番いいのは薬をつければ治る、ちょっとこれを飲んでもらえば治るという患者をどんどん回すのが一番収益が上がるはずでありますが、それをあえて高度医療、救命救急に取り組んでいるという八戸市立市民病院の中で、ぶっちゃけた話、いろんなことをしゃべられるのだけれども、本音はこうだ、もう少しわかってくれということがありましたら、ぜひぶつけていただければありがたいですが、いや、抑えますというならそれで結構ですし、いかがでしょうか。 ◎三浦 病院事業管理者 今、医事課長からの説明もありましたように、救命救急だけではなくて急性期の医療を担っていますと、委員御存じのように、どうしても現段階では各医療機関は、いろんな診療所でも患者さんを置かないような状況になっています。それで、市民病院で救命救急なり急性期の医療を担うというふうになれば、どうしてもやはり周辺の病院と協力しながら、医療の質は落とさないで――先ほどDPCの話、あるいは平均在院日数の問題も出ましたけれども、我々の病院と同じような機能を備えている全国の病院と比べて、平均在院日数がどうかと言いますと、我々の病院がまだ1日ぐらい長いのです。  そういうことで、特に市民病院で短くしようという経営戦略で平均在院日数の短縮を図っているのではなくて、例えば、片仮名語ですけれども、クリニカルパスといって、こういう病気に関してはこういう日数で、第1日目はこういう治療で、第2日目はこういう治療でというパスができていまして、それにのっとってやるということで、少しずつ平均在院日数が短くなっているということでございます。ただ、そういうパスに乗らない患者さんも出てきますが、例えば退院してはまずいのではないかという患者さんを、うちの病院ではない、よその病院に紹介するという方針は一切とっておりません。医療の質を維持しつつ、地域の医療機関と連携しながらやっていきたいと思います。  委員が言われたように、満足度がどうかといいますと、多分多くの患者さんは、市民病院のようなアメニティー、環境のいい場所に、それこそ痛いところが全くなくなるまでいたいのではないかと思いますけれども、命にかかわるような急性期の状況を脱して、ある程度安定した状況で、よその医療機関と連携しなければ、次の救命救急、次の急性期の患者さんをこの地域の中核病院として引き受けることができないということも現実であります。これからも医療連携をきちんとして、その辺のところを理解していただくか、理解していただかないかということによっても、患者さんとか家族の方の満足度が違ってくるのかなと思いますので、そういう医療連携の本質を患者さん、家族の方、地域の方に理解していただきながら医療連携を進めていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆坂本〔眞〕 委員 ぶっちゃけまでいきませんが、半分ぐらいお話しになったと思います。御要望申し上げます。急性期医療を担う、救命救急をやっている八戸市立市民病院、その医療スタッフと、他の医療機関のスタッフと意識がどうか、患者さんの命を救うことについての取り組みの意識はどうかといえば、胸を張って我が八戸市立市民病院は意識が高いと私も感じております。  しかしながら、そういった中で、負荷が現場にどんどんかかっているだろうと思います。それで、大変恐縮です。前に言うなと言われながら言ったことがありますが、県内公立病院が30幾つある中で、給与待遇が下から3番目というところにつきましては、まだ改善されておりません。今の病院長、上の人たちを見て、医師が、あの人たちがこれぐらいやって我慢しているのだから、私たちも我慢しようというところで我慢して病院経営が成り立つのではなくて、5年後、10年後には、これだけの待遇をしている、だから全国から来てくださいというところまでいかないと、八戸は陸の孤島になりかねないと再三申し上げているのですけれども、そういったことについてもっと強い意識を持って、財政部に対しての予算要求など、事あるごとにそういうことを訴えていって、理事者、議員から理解を得るということが大事だと思います。  それから医療連携につきましては、医業というよりは政治だと思うんです。医師会に働きかける、いろんな協力を得る、市民団体から協力を得るというのは、やはり1つの政治だと思いますから、そういった審議会にもっと予算をつけて、もっと幅広くして、市民病院側から意見発信する機会をふやすという取り組みを御要望申し上げまして、終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第3号平成23年度八戸市立市民病院事業会計予算の質疑を終わります。  以上をもって議題となりました議案第2号及び議案第3号並びに関連議案1件の質疑は全部終了いたしました。  この際、昨日の第8款土木費のはっちに関する答弁で一部訂正がありますので、これより理事者から答弁させます。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 まず、昨日の答弁の中で間違いがございましたので、訂正をさせていただきます。  山車をはっち内に入れることについての御質問の中で、消防の検査で防火シャッターの柱や防火壁を加えたとのお答えをいたしましたが、これらは建築確認の際の建築基準法によるものであり、また、このことで山車が入ることに影響はないものでございます。訂正し、おわび申し上げます。  なお、今回、山車の問題では、私の説明不足により誤解を招いてしまい、委員の皆様方に御心配をおかけいたしました。現在の山車の規格の中では、はっち広場に山車を入れることについては可能となっております。これまで道路構造令による高さ制限と山車の幅を考慮し、設計を進めてまいりました。その上で運送業者とも協議し、実際に山車を入れることができるかどうかについてのシミュレーションも行ってきたところです。昨日も申し上げましたが、番町駐車場で互助会の山車でのシミュレーションを行い、また、本日、皆様にお配りしております図面もごらんになっていただきたいと思いますが、先般の山車振興会役員会において、自力で山車を入れることは難しいとの御意見をいただいておりますが、機械や人の手をかりて入れることは可能となっております。  はっちでは、八戸の観光資源を市民作家や学芸員により展示作品として展示しております。観光資源の誇りと、それをつくった市民を誇りとして、来館者の皆様にお伝えし、喜ばれているところですが、その中でも山車は、まさに市民作家によるすばらしい作品の1つと考えており、はっち内での山車の展示は欠かせないものと考えてきたところです。  そうしたことで、これまで山車が入ることで進めてまいりましたので、山車振興会や山車関係者の方々には、三社大祭終了後、一月程度山車を展示するための一番いい方法について御相談をしてきたところでした。既にまつりんぐ広場やユートリーにもあるので、山車を飾る必要がないとおっしゃる方、数年置くべきだとおっしゃる方、また波山車、岩山車等4つの基本の山車のミニ山車を置くべきなど、さまざまな御意見をいただきましたが、1カ月程度展示することで方針を決めて進めてきております。今後は山車関係者の皆様とより綿密な連携の上、一番いい展示の方法を考えてまいります。皆様には、私の説明不足もあり、誤解を招いてしまいましたし、また、こうしたことははっちの開館前に決めておくべきことであったと大変申しわけなく思っております。  以上でございます。 ○立花 委員長 ただいまの訂正については御了承願います。  以上で付託議案の質疑は全部終了いたしました。  この際、暫時休憩いたします。         午後4時22分 休憩   ────────────────────────         午後4時23分 再開 ○立花 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  本日はこれにて終了いたします。  明日は午後1時から開きます。御苦労さまでした。         午後4時24分 散会...