青森市議会 2017-10-03 平成29年第3回定例会(第7号) 本文 2017-10-03
長崎の原爆で背中一面大やけどをし、真っ赤な背中の写真を見せ、国連で核廃絶を訴え続けた谷口稜曄さんが8月30日、亡くなりました。谷口さんは、私の姿を見てしまったあなたたちは、どうか目をそらさないで、もう一度見てほしいと各国政府代表を前に自分の写真を掲げ、演説をし続けてこられた方であります。
長崎の原爆で背中一面大やけどをし、真っ赤な背中の写真を見せ、国連で核廃絶を訴え続けた谷口稜曄さんが8月30日、亡くなりました。谷口さんは、私の姿を見てしまったあなたたちは、どうか目をそらさないで、もう一度見てほしいと各国政府代表を前に自分の写真を掲げ、演説をし続けてこられた方であります。
8月30日に、谷口稜曄さんという方が──新聞報道されていますから皆さん御存じですけれども、長崎で背中で被爆を訴えた方という新聞報道がありましたけれども、真っ赤な背中の写真、あれは資料館に飾ってあります。本当に目を背けたくなるような写真です。ですから、子どもたちはそこを見てくるんですよ。釜石は青森と同じようなものなんです。違うんですよ。
原爆投下から70年、8月9日の長崎平和記念式典で平和の誓いを述べた被爆者の代表である86歳の谷口稜曄さんは、「平和を願う多くの人々が積み上げてきた核廃絶の運動、思いを根底から覆そうとするもので、許すことができません」と、参議院で審議中の新たな安全保障関連法案に強く異議を訴えました。広島、長崎の平和式典に参列した安倍首相に被爆地の視線は大変厳しいものでした。