八戸市議会 1999-03-01 平成11年 3月 定例会−03月01日-02号
ダイオキシンは、その9割がごみの焼却過程で発生すると言われております。高温燃焼で焼却する場合には、ダイオキシンの発生量は低レベルに抑えられると言われておりますが、日本にはまだまだ小規模の焼却施設が多く、野焼きも規制されず放置されたままであります。 当市においてもダイオキシンに対する市民の関心が高まっております。
ダイオキシンは、その9割がごみの焼却過程で発生すると言われております。高温燃焼で焼却する場合には、ダイオキシンの発生量は低レベルに抑えられると言われておりますが、日本にはまだまだ小規模の焼却施設が多く、野焼きも規制されず放置されたままであります。 当市においてもダイオキシンに対する市民の関心が高まっております。
ダイオキシン類は、有機塩素化合物の生産過程や廃棄物の焼却過程等で生成される化学物質でありまして、その発生源は多岐にわたっております。また、毒性が強く、その環境汚染が大きな問題となっておるところであります。ダイオキシン類の各種発生源からの排出状況は必ずしも明らかでないのでありますが、日本におけるダイオキシン類の総排出量の8割から9割が、ごみ焼却施設からの排出であると言われておるのであります。
現在知られている発生源といたしましては、ごみ焼却施設での焼却過程や製鋼所での金属精錬過程、さらには紙パルプの塩素漂白過程や自動車の排気ガスなどのほか、野焼きや家庭、事業場の小さな焼却炉からも発生していると言われております。
清掃工場の焼却過程におきまして発生すると言われるダイオキシンによる環境汚染は、住みよい生活環境維持の観点からも大変重要な課題であると考えております。八戸清掃工場における測定結果は、幸い測定数値が低く、このことは良好な運転管理がされていることによるものと考えております。今後とも厚生省が新しく示した施設運営のガイドラインを遵守し、ダイオキシンの発生防止に努めてまいりたいと考えております。