十和田市議会 > 2021-09-10 >
09月10日-一般質問-04号

  • 国体(/)
ツイート シェア
  1. 十和田市議会 2021-09-10
    09月10日-一般質問-04号


    取得元: 十和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 3年  9月定例会(第3回)   令和3年9月10日(金曜日)                                        議事日程第4号 令和3年9月10日(金)午前10時開議 第1  市政に対する一般質問  ① 7番 山 端   博  ②11番 久 慈 年 和  ③15番 石 橋 義 雄  ④21番 戸 来   伝                                        本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                        出席議員(22名)    1番  笹 渕 峰 尚    2番  山 田 洋 子    3番  今 泉 信 明    4番  中 嶋 秀 一    5番  中 尾 利 香    6番  小笠原 良 子    7番  山 端   博    8番  櫻 田 百合子    9番  氣 田 量 子   10番  斉 藤 重 美   11番  久 慈 年 和   12番  江 渡 信 貴   13番  堰野端 展 雄   14番  工 藤 正 廣   15番  石 橋 義 雄   16番  小 川 洋 平   17番  赤 石 継 美   18番  豊 川 泰 市   19番  織 川 貴 司   20番  野 月 一 博   21番  戸 来   伝   22番  畑 山 親 弘                                        欠席議員(なし)                                        説明のため出席した者   市     長  小山田   久   副  市  長  北 舘 康 宏   総 務 部 長  田 村 和 久   企 画 財政部長  漆 舘 典 子   民 生 部 長  久保田 隆 之   健 康 福祉部長  山 田 広 美   農 林 商工部長  前川原 史 博   建 設 部 長  杉 沢 健 一   上 下 水道部長  矢 部 勝 弘   病院事業管理者  丹 野 弘 晃   病 院 事務局長  中 谷 慎 志   教  育  長  丸 井 英 子   教 育 部 長  今   辰 八   選挙管理委員会  欠 畑 茂 治   委  員  長   代 表 監査委員  久 保 光 造   農業委員会会長  杉 山 秀 明   農 業 委 員 会  横 岡 聖 一   事 務 局 長                                        職務のため出席した事務局職員   事 務 局 長  中屋敷 和 夫   次     長  鳥 谷 正 幸   主     査  岩 城 圭 祐   主     査  田 中 恒 成                           午前10時00分 開議 ○議長(畑山親弘) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、議事日程第4号をもって進めます。 △発言の取消しについて        (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) 堰野端議員 ◆13番(堰野端展雄) 私の昨日の一般質問でのパワハラ調査報告書からの引用について、この部分は委員長報告前であったので、議長において取り消していただくようお願いいたします。 ○議長(畑山親弘) ただいま13番堰野端展雄議員から発言の取消しの申出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。       (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 百条委員会を引用して、それを発言を取消しお願いしますという話なのですが、議長のところにおいて何回もそれを止めてあるわけです。それでも、なおそういうふうな発言を繰り返した。堰野端議員議会改革特別委員会の副委員長までやって、そういうふうなことの議会で守らなければいけないことを守らない議員だと、やっぱり議員としての資格がないと思うのです、私は。そういうふうなところまでちゃんと考えて、削除するなりを検討しなければいけないと思います。 ○議長(畑山親弘) 今後の課題とします。       (何事か呼ぶ者あり)  ただいまの戸来議員のことについては、後日協議をいたします。  それでは、ただいま13番堰野端展雄議員から発言の取消しの申出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。       (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) 暫時休憩します。                           午前10時02分 休憩                                                                   午前10時03分 開議 ○議長(畑山親弘) 休憩を解いて会議を開きます。       (「議長、まあいいや、そのまま進めて」と呼ぶ者あり)  ただいまの戸来議員からの発言は、本人から進めてもいいという発言がございましたので、再度ただいまの堰野端展雄議員からの発言の取消しの申出について、これを許可することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) ご異議なしと認めます。  よって、13番堰野端展雄議員からの発言の取消しの申出を許可することに決定しました。 △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(畑山親弘) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。  質問は、通告順により議長において指名します。 △山端博質問 ○議長(畑山親弘) それでは、指名します。  7番 山端博議員       (7番 山端 博 登壇) ◆7番(山端博) おはようございます。7番、市民連合クラブ、山端です。早速ですが、通告に従いまして質問してまいります。  今回は道路行政、主に市道前谷地6号線について質問いたします。  今年6月、千葉県八街市で、下校中だった小学生の列にトラックが突っ込み、5人が巻き込まれる事故が発生しました。うち2人が死亡、1人が意識不明の重体、2人が重傷を負いました。運転手の男の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出され、事故当時はアルコールの影響により居眠り状態だったことが判明しました。大変痛ましい事故であり、全国的にも大きく報道され、私ばかりではなく多くの方が心を痛めたかと思います。  その事故現場は、幅員が約7メートルで、ガードレールや路側帯がない直線道路でした。現場は、近隣の小学生が利用する通学路でしたが、歩道がない点、また交通量が多いのに信号がない点などが指摘されていたにもかかわらず、市教育委員会危険箇所と判断しておらず、行政の責任も取り沙汰されることとなりました。  この八街市の事故報道があったとき、当市においても以前から東地区での危険箇所と指摘されてきた市道前谷地6号線に関して、改めて地元住民からの指摘を受けました。  過去に氣田議員や戸来議員が、通勤時も含めて交通量の多さや幅員の狭さ、安全対策等に関して質問されています。私自身も、学生時代に通学路としてこの路線を自転車や徒歩の通学で利用していました。路線上もそうですが、特に稲生川南側の市道前谷地1号線と6号線の交わる交差点が、歩行者、自転車や車など全ての交通者にとって危険であると認識しております。安全対策を講じる上で、当該路線が客観的にどの程度危険であるか把握することも必要であると考えます。  また、市民感覚の中での安全対策において、児童生徒であれば、例えば学校や地域からの指導や連絡などを通して、通行を控えるように促せると思います。また、最近ではリスクを低減するために、この前谷地6号線を送迎コースとして通らないという福祉事業所も実際にあると聞きます。  こうした中で、令和3年6月定例会、戸来議員の同路線の整備要望に関する質問に対して、市からは「東地区の学区連合会及びコミュニティ推進協議会からも拡幅の要望を頂いており、市としても安全対策の必要性が高い路線であることは認識している。現在青森県において主要地方道三沢十和田線の整備が進められていることも踏まえ、市においても前谷地6号線の歩道設置を含めた道路整備を進めていきたいと考えている」との旨の答弁がありました。  当該地域からの要望は、今年で8年目と記憶しておりますが、この当局からの答弁に近隣住民からの期待が寄せられていることは確かです。しかしながら、整備を進めることに関して、いつ頃、どんな規模でと、その具体性について疑問を持っている市民の方もいらっしゃいます。  小学校や中学校、高校も近隣に存在し、幅員の狭さに加え交通量が多い点など、安全面ではマイナスの要因が多い前谷地6号線ですが、適切な整備がなされるように期待を込めて質問いたします。  1つ目、市道前谷地6号線の整備に関しての内容やスケジュールについて。  2つ目、当該路線の過去5年間の事故発生件数について。  3つ目、当該路線は通学路に認定されているのか。  4つ目、当該路線安全対策について。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 山端議員のご質問にお答えいたします。  市道前谷地6号線の歩道整備のご質問についてお答えします。  前谷地6号線につきましては、昨日の一般質問においても答弁いたしましたとおり、主要地方道三沢十和田線へ向かう車両の交通量が非常に多く、道路の幅員が十分でないことから、事故等も発生している状況ではございます。  また、東地区の学区連合会コミュニティ推進協議会からも拡幅の要望が出されており、安全対策の必要性が高い路線でもあることから、前谷地6号線の歩道の設置や橋梁の拡幅を含めた道路整備を進めていくこととしたところでございます。  今後のスケジュールですが、令和4年度より調査、測量、設計業務に着手し、その後用地の取得、また物件の移転補償を進め、令和7年度から道路工事に入りたいと思っております。渋滞緩和や自転車、歩行者の安全確保を図るため、安全で安心して利用できるよう道路整備を進めていきたい、そのように考えております。  その他のご質問については、担当部長から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 民生部長
    民生部長久保田隆之) 市道前谷地6号線の事故発生件数についてのご質問にお答えいたします。  十和田警察署に確認いたしましたところ、記録が残る平成28年1月1日から令和3年7月末日までのおよそ5年間の人身事故発生件数は17件となっております。  内訳といたしましては、主要地方道三沢十和田線丁字路が1件、総合衣料ヤマダ東店前交差点が16件となってございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 市道前谷地6号線について、当該路線は通学路に認定されているかのご質問にお答えします。  市道前谷地6号線は、平成27年度まで東小学校の通学路となっておりましたが、安全面に配慮して、平成28年度より通学路とせず、迂回ルートを通って登下校するよう変更しております。  また、東中学校も通学路としておりません。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 前谷地6号線と前谷地1号線の交差点の安全対策についてのご質問にお答えいたします。  議員ご質問の横断歩道の設置につきましては、公安委員会の許可が必要となりますことから、前谷地6号線と前谷地1号線の交差点への横断歩道設置につきましては、今後前谷地6号線の整備を進めていく際に、併せて公安委員会と協議してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) ご答弁ありがとうございました。昨日の工藤議員と多少重なる部分はあるとは思いますが、確認も含めて順に質問してまいりたいと思います。  まず、先ほどの答弁の中で、スケジュールとして令和4年度から調査を含めて事業として行っていくということでしたが、前谷地6号線の整備に関しての内容、例えば何メートル規模でとか、片側なのか両側とか、歩道の設置、そこら辺についてお知らせください。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまの整備の内容についてのご質問にお答えいたします。  前谷地6号線の整備につきましては、路肩1メートル、両側ですね、それから車道2.75メートル、合わせてここは5.5メートル、そして東側に2.5メートルの歩道を設置し、合わせて全幅で10メートルの道路整備を予定してございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) 分かりました。歩道整備ということで、この中にも当然拡幅ということですので、用地の両側には住宅含めて農地含めてあると思います。用地買収は当然だと思いますが、地域に住んでいる氣田議員もそうですし、工藤議員もそうですし、いろいろな地域の方から話が聞こえてくる中で、用地買収となると難しい問題もあるとは思います。これが例えば想定の話で、当然交渉等が入るわけなのですけれども、本当に両側を拡幅するものだとして、この期間中にもしもの話ですけれども、交渉、用地買収できなかったとしたら、結構懸念されている話で、極端な話ですけれども、片側だけ湾曲したような道路になるのではないかみたいな話も地域の住民から出ております。  そういった中で、思いとすれば両側というのはあるのですけれども、その期間に令和7年度までに例えば用地買収できなかったとなった場合、どういう事業化になっていくのかというのをお知らせください。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  令和6年度を目標に用地買収、それから物件移転を進めてまいりたいとは考えておりますが、どうしても相手がいらっしゃることですので、もし万が一用地買収に応じてもらえなかった場合につきましては、用地買収したところについては10メートルの幅員で整備したいとは考えております。  ただ、どうしても応じてもらえなかったところについては、そこの部分は狭くなることにはなるかと思うのですけれども、整備をしながら引き続き粘り強く用地交渉は進めていきたいとは考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) すみません、何度も申し訳ないのですけれども、現段階で考えられる想定として、さっきの話で片側だけ用地買収できたとして、歩道が先なのか、車道の拡幅が先なのか、どっちにウエートを置いて考えられているのかなということをお願いします。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 車道か歩道か、どちらのウエートが高いかということのご質問にお答えいたします。  整備する上では、どちらもウエート的には同じと考えております。ただ、通学路ではございませんけれども、小学生、中学生が通る場合もございますので、できれば歩道のほうが整備されればというふうには考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) 分かりました。学校も近いことですから、また抜け道というか、沿線上に住む生徒を含めて市民の方にとっては、私もそうですけれども、やはり危険というか、車すれすれというような体験もありますので、歩道というものにぜひとも重きを置いて考えていただければと思います。  また、先ほどの答弁の中で用地買収、交渉というのが結構重要というか、大変なところがあるとは思うのですが、設計等、計画等、時間がかかることは確かなのですけれども、今後の話で恐縮なのですが、令和4年度、来年度から予算化して調査を行って、令和7年度からですか、工事開始ということで、ある一定の事故発生、先ほども答弁であったのですけれども、事故はある程度というか、人身事故で17件、それ以外と考えればもっと多くの事故が起こっているとは思います。そういった危険箇所であることは市当局も十分認識されてこのような結果になったとは思うのですが、地域の要望とすれば、できるだけ早くしていただきたいと。市内多くに、いろいろな危険箇所があるのは把握しておりますが、壇上でも申し上げたのですが、地域の要望として8年目というのも、しばらく長い思いでここを何とかしてくれという地域の要望もあるので、できるだけここを来年からですと6年ぐらいですか、6年後の完成目安ということで、なかなか長いなと個人的には思っていますので、頑張っていただきたいと思います。  実際話は進んで、令和7年度から工事に入るということでありますが、ここは朝夕含めて県道の主要地方道三沢十和田線に渡るルートを含めて非常に渋滞が発生するという地域というか、箇所でもあります。その工事が始まった際に、例えば朝夕……夕はあれですけれども、朝出勤時に、狭い路線ですので、工事しているといった場合、工事施工中の通行規制であったり安全対策についてお知らせください。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 工事施工中の通行規制安全対策についてのご質問にお答えいたします。  工事につきましては、当該路線にかかわらず、一般的な公共工事と同様に、工事期間中は交通誘導員仮設信号機による車両の交互通行や歩行者の誘導、また規制看板やバリケード等、保安施設を設置することにより、通行する車両及び歩行者の安全確保に努めることになっております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) 分かりました。実際市道前谷地6号線、通勤時通った方は分かると思うのですが、一般の規制していない段階でも相当ヤマダ衣料側へ含めて、あの箇所というのは渋滞があるので、できるだけ工事中のことを想定して適切に対応していただきたいと思います。  続きまして、ここの路線について、以前からも学区連合会含め地域コミュニティーからの要望として、現在は押しボタン式、昨日工藤議員も言いましたが、県道に出る際、停車して、車の運転手が一回降りて押しボタンをという現状で、渋滞等含めてあるというふうに認識しておりますが、地域から出された要望の中で県道交差点への感応式の信号機設置についてあったと思いますが、ここの進捗状況含めて市の考え方としてお聞かせください。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 交差点の感応式信号機設置についてのご質問にお答えいたします。  当該交差点は、東地区の学区連合会などからの設置要望もあり、平成30年度に市と警察、地元住民、関係機関と現地立会いを行っておりますが、現状の交差点形状では設置は難しいとの回答でございました。  今後は、交通量調査及び交通解析を実施し、感応式信号機の設置が可能かどうかについて、警察及び公安委員会等関係機関と協議してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) 先ほどの答弁の中で、まずは交通量調査ということで、これは市の事業なのか、県の事業なのか、そしてまたいつから行う予定であるのか等、情報があったらお聞かせください。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  交通量調査が県の事業かということでございますが、来年度市の予算に調査費のほうを計上していただいて、交通量調査を行って、交差点の解析等を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) 分かりました。交通量の多い箇所であるというのは、地域住民を含めて市民の方も恐らく認識されていると思います。来年度から、ぜひともよりよい結果になることを望んでおります。  続きまして、先ほど通学路として市道前谷地6号線は認定されていないということでありました。前谷地6号線含めて県道へ北上していく場合に、稲生川沿いの南側に市道前谷地1号線という非常に長い市道があるわけですが、ここに関しても地域住民、私も含めてなのですが、小学生、中学生、高校生問わず、一般の市民も多く通行しているように思います。その中で市道前谷地1号線、ここの路線については通学路に認定されているのかお願いします。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  稲生川沿いの南側に位置する市道前谷地1号線については、東小学校が一部を除いて通学路としておりますが、東中学校では通学路としておりません。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) 私も見たことがあるので、多分通学路としてというか、通らざるを得ないというか、前谷地6号線にかかるところとして大変な危険な箇所ではあると思うのですが、通学路として使わざるを得ないという実情もあると思います。  市道前谷地1号線を見た際に、交差点にかかるところもそうであるし、近隣に保育所もあるというのも含めて昔から思っていたのですが、先ほどの千葉県の八街市の事故現場と同じような箇所なのかなと個人的には思っております。というのも、直線道路でスピードも出しやすい、信号機もなくて、見晴らしもよい、歩道がない、路側帯がない箇所もあります。という中で、非常に危険な部分であると思います。ここも前谷地6号線を整備する上で、全部とは言いませんが、東小学校の通学路として現在も認定されているということで、どうなのでしょうか、本当に一部路肩もないところもある非常に危険なところであると思うので、前谷地1号線のどの程度までかちょっと分かりませんが、ここも歩道設置として考えられないものなのでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 前谷地1号線の歩道設置についてのご質問にお答えいたします。  先ほども答弁いたしましたように、現在前谷地6号線のほうの整備を進めておりますので、そちらのほうを優先的に整備を進めてから前谷地1号線については歩道の設置について必要性とかの交通量等を調査しながら、状況のほうを調査してみたいとは考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 山端議員 ◆7番(山端博) まずは、昨日市長も重点的に前谷地6号線の整備を進めていくという答弁でありましたが、歩道に限らず大人も直近、過去二、三年前に地区の行事の後にあそこで大の大人が路側帯、歩道がないという状況でぶつけられた、事故に遭ったというケースが大人でもありますので、なかなか地域としてはここも危険だなという認識でおります。  まずは、前谷地6号線をしっかりと地域の希望というか交通体系として安全対策を取りながら、前谷地6号線に付随する通学路として前谷地1号線の整備も併せて考えていただきたく要望して質問を終わります。 ○議長(畑山親弘) 以上で山端博議員の質問を終わります。  換気のため、暫時休憩します。                           午前10時32分 休憩                                                                   午前10時40分 開議 ○議長(畑山親弘) 休憩を解いて会議を開きます。 △久慈年和質問 ○議長(畑山親弘) 次に、11番 久慈年和議員       (11番 久慈年和 登壇) ◆11番(久慈年和) 市民連合クラブ立憲民主党の久慈です。今回は、次の3点について質問します。  1つ目は、防災行政について。  1点目は、土砂災害対策について質問します。  静岡県熱海市で大規模な土石流が起き、多数の住民が死亡し、まだ1名の方の行方が分からなくなっているようです。今回土石流が発生した現場は、静岡県が土砂災害防止法に基づき土砂災害警戒区域に指定されていました。土砂災害警戒区域は、自治体が住民にハザードマップを配布するなどして危険を周知し、避難体制を整備することが求められています。より危険度が高い場合は、特別警戒区域に指定し、住宅移転を勧告することもできます。  今年は、いや、ここ数年間は、熱海市だけでなく多くの地域で記録的な大雨などによる土砂災害が起きています。十和田市は災害が少ないまちと思っていましたが、意外にも多くの地域が土砂災害防止対策に関する法律によって、土砂災害警戒区域などとして土石流や急傾斜地の崩落、地滑りなど、地域によって指定されています。  質問は、1つ目は、土砂災害警戒区域等の選定は県土整備部河川砂防課ですが、土砂災害警戒区域等に対する市の役割は何か、答弁を求めます。  2つ目は、土砂災害警戒区域等に指定されている地区に表示すべき看板などは十分なのか、またそのことが地域住民に十分周知されているのか質問します。  2点目は、盛土された危険区域について質問します。  熱海市の災害は、土石流上部に予定以上の盛土がされた人災だという指摘があります。熱海市の土石流災害の要因のような盛土されて心配される危険区域が市内であるのか質問します。  次に、十和田火山の災害対策について質問します。  十和田火山は、日本の歴史上最大の噴火をした火山と言われています。気象庁では、国内に50ある常時観測火山の一つとして、24時間体制で監視、観測を行っているようです。今は静かに見えますが、十和田火山は将来必ず噴火すると言います。  質問の1点目は、平成29年度(2017年度)に十和田火山防災協議会が開催されていますが、その後に協議会が開催されているのか質問します。  2点目は、2017年度に開催された協議会以降、十和田火山の災害対策について検討がされた十和田火山防災について市の対応を聞きたいと思います。  次は、合葬墓の建設について質問します。  合葬墓については、承継を前提としない墓地を設置運営する自治体が増えています。弘前市では2018年8月から、青森市では2020年、昨年6月から供用が開始されています。また、八戸市では2021年、今年から合葬墓の供用が始まるようです。  質問の1つ目は、昨年10月に十和田市合葬墓整備方針を策定し、合葬墓整備のための検討委員会を庁内に設置するとありましたが、いつ開催されたのか。  そして、合葬墓整備方針には、設置場所は三本木霊園内と記載されていますが、三本木霊園内の設置場所でよいのか質問します。  2つ目は、合葬墓整備方針には、今年度は基本構想と基本計画及び測量となっていますが、合葬墓整備事業の今後の計画について質問します。  最後に、教育行政について。  1つ目は、男女混合名簿の導入について質問します。  3月8日は、国連が決めた国際女性デーです。女性への差別をなくしていくことを目的に決められています。国際的な記念日ですので、この日は世界各地のあちこちで関連のイベントで盛り上がります。  ジェンダーによる男女格差をなくして、一人一人の実力が生かされ、安全で安心して暮らせる世の中をつくっていくことは、全世界の課題です。男女の違いにより生じる格差(ジェンダーギャップ)の是正は、世界各地において重要な課題であり、日本も例外ではありません。  例えば保健全体では、出生時の男女比、健康寿命の男女比、そして教育分野の識字率の格差、基礎教育在学率、中等教育在学率などの分野では、世界144か国中で日本は1位で、学力の男女格差は世界トップレベルまで縮めることに成功しています。  一方で、その他、経済、政治などの男女差を示すデータの数々は、日本のジェンダーギャップが根強く潜在している事実を示しています。2017年に世界経済フォーラム(WEF)が発表した報告書によると、日本の順位は前年の111位から順位を下げ、144か国中114位になりました。  私が在学していたかつての学校の名簿といえば、やはり男女別名簿で、今と同じ男が先、女が後という名簿でした。義務教育と高等学校の12年間は、この序列につかれば、男が主、女が従、男は正、女が副という序列が自然に身にしみてしまうのではないでしょうか。また、男女の優劣、上下関係が無意識に疑う余地もなく形づくられていくのではないでしょうか。心配です。  今全国の小中学校や高等学校では、状況が随分変わりました。男女平等、そして人権の観点から推奨されてきた学校の男女混合名簿、性別によらない名簿、例えば女子、男子に関わりなく、生まれ順や五十音順に並べる名簿を近年使用する学校が全国的に増えています。  岩手県では、男女混合名簿の導入は、昨年度までの小学校で87.4%、中学校で74.7%と高い導入率になっていますし、高校では100%になっているようです。どうして青森県は男女混合名簿の導入が少ないのか不思議です。  3年前の2018年の第4回定例会で、男女混合名簿の導入について私は質問しました。当時の教育部長から、「男女混合名簿の導入については、校長の判断となりますが、教育委員会といたしましては、男女混合名簿の導入について検討する予定はございません」と答弁がありました。  そこで、質問します。  1つ目は、県内他市の小中学校で男女混合名簿の導入の状況について質問します。  2つ目は、教育委員会が主導して混合名簿を導入する考えはないか質問します。  次は、児童生徒のコロナ対策について質問します。  新型コロナウイルス感染症でインド型由来の感染力が強いデルタ株の流行以来、10代以下の感染者数が増加傾向にあるとして、国立感染症研究所は、保育所や小学校などでの感染症防止対策を徹底するよう、先月25日に提言しました。櫻田議員や笹渕議員、そして野月議員の質問と重なると思いますが、次の質問をします。  1つ目は、教職員のワクチン接種状況について質問します。  2つ目は、市の児童生徒のコロナ対策について質問します。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 久慈議員のご質問にお答えいたします。  私からは、合葬墓整備事業の今後の計画についてお答えいたします。  昨年10月に策定いたしました十和田市合葬墓整備方針のスケジュールに基づきまして、今年度は基本構想、測量調査、基本計画の策定を行うこととしております。  進捗状況ですが、先月8月には十和田市合葬墓整備基本構想を策定し、測量調査と基本計画の策定を年度内に完了するよう進めているところでございます。  なお、来年度以降でございますが、当初の予定どおり令和4年度に設計、令和5年度に工事着手、完成を経て、令和6年度の供用開始を目指して整備を進めてまいりたいと考えております。  その他のご質問については、教育長等から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 教育委員会が主導して男女混合名簿を導入する考えについてのご質問にお答えします。  男女混合名簿、男女別名簿の使用については、各学校が自校の実態を十分に検討した上で、主体的に判断するべきものであると考えております。また、これからは、教育活動の場面に応じて、柔軟に名簿を使い分ける発想も必要であると考えております。  学校現場では、児童生徒の呼名について、男女ともに「さん」呼びにしたり、男女の区別なく指導したりするなど、教育活動全般を通して適宜男女平等を意識した教育活動を展開しております。  また、道徳の授業では、各学年において計画的に相互理解について考えを深めることにより、それぞれの個性や立場を尊重する心を育んでおります。  教育委員会では、今後もジェンダーフリーの視点を大切にした教育活動を推進していくよう、各校に指導、助言をしてまいります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(田村和久) 土砂災害警戒区域における市の役割についてのご質問にお答えいたします。  土砂災害防止対策につきましては、いわゆる土砂災害防止法が制定されており、この中において市の役割としては、地域防災計画において土砂災害に関する情報の収集や伝達、訓練、避難施設や避難場所に関することを定めるなどの警戒避難体制の整備、土砂災害地域を記したハザードマップの配布等がございます。  このことから、当市では、県が選定した土砂災害警戒区域、指定避難所等を記載した十和田市防災ハザードマップを令和2年2月に「広報とわだ」とともに全世帯に配布しております。  また、令和3年度から本格的に運用している同報系防災行政無線の放送を聞くことができる戸別受信機を土砂災害警戒区域に住んでいる世帯に対して貸与しており、市民が事前に災害から身を守ることができる情報発信、受信体制を整えております。  次に、土砂災害警戒区域等に表示すべき看板などは十分なのか、また地域住民への周知に関するご質問にお答えいたします。  十和田市内には、県が指定した土砂災害警戒区域が233か所あり、県では令和2年度から新規事業として電柱に巻き付けて土砂災害警戒区域を表示する看板の設置を進めており、昨年度は33か所の土砂災害警戒区域の電柱68本に表示看板を設置し、今後も順次設置していく旨を伺っております。  次に、地域住民に対する看板の表示の周知につきましては、地域の皆様は道路沿いの電柱に設置されておりますことから、表示に気づいていらっしゃる方も多いかと思いますが、市といたしましては、広報などを通して改めて地域の住民の方に土砂災害警戒区域について周知してまいりたいと考えております。  続きまして、市内に盛土による危険区域があるのかとのご質問にお答えいたします。  県では、本年7月3日に静岡県熱海市において発生した土石流に関し、盛土が行われたことが原因の一つと報道されたことから、県内市町村に対して土砂災害警戒区域等における盛土に関する照会を行っております。当市では、庁内の関係各課に土砂災害警戒区域等における盛土に関する聞き取り調査を行いまして、その結果盛土は把握されなかったという旨を県に報告しております。  県においては、盛土に係る情報をこうした市町村からの情報のほか、航空写真等を用いて収集し、緊急調査をした結果、先般当市を含む県内には著しい危険性がある盛土はなかったという旨の公表をいたしております。  次に、十和田火山防災協議会の開催状況についてのご質問にお答えいたします。  十和田火山防災協議会は、活動火山特別措置法に基づき、平成28年3月30日に設置され、構成員は現在北東北の3県、当市をはじめとする関係市町村及び関係機関の69団体となっており、平常時から噴火時の総合的な避難対策を検討し、火山災害に対する防災体制の構築に向けた協議を行っております。  事務局は青森県が担っており、設置以来、年1回程度の協議会、年数回の検討部会及び専門家会議が開催され、これまで噴火シナリオ、火山ハザードマップの作成を行い、現在は検討部会等で噴火警戒レベルとそれに応じた具体的な防災対応について検討を行っているところであります。  次に、十和田火山の災害対策に係る市の対応についてのご質問にお答えいたします。  十和田火山の災害対策については、現在十和田火山防災協議会において検討しておりますので、協議が整った段階でその内容を市民の皆様に周知してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 民生部長民生部長久保田隆之) 合葬墓の設置場所についてのご質問にお答えいたします。  まず、昨年10月に策定した十和田市合葬墓整備方針において、合葬墓の建設場所を三本木霊園の敷地内といたしました。その理由といたしましては、合葬墓のために新たな用地取得の必要がなく、敷地内に建設可能な土地があること、整備後の維持管理が容易であること、市内からのアクセスがよいことなどの理由からでございます。  今年5月には、庁内の関係課長などによる合葬墓整備事業庁内検討委員会を設置し、三本木霊園内での整備場所の候補地3か所の現地視察を行いました。その後、7月に整備の優位性、周辺地域への影響などの視点で検討し、8月に霊園内の墓地エリア南側の緑地を合葬墓の整備場所とする十和田市合葬墓整備基本構想を策定したところであります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 県内他市の男女混合名簿の導入状況についてのご質問にお答えいたします。  青森市は導入が進んでおり、小学校、中学校ともに100%となっており、八戸市では小学校での導入率が52.4%ですが、中学校ではゼロ%となっております。  十和田市では、小学校16校中3校、中学校9校中1校が混合名簿を導入しており、導入率では小学校が18.8%で、青森市、八戸市に続く3番目、中学校は11.1%で、青森市に続く2番目となっております。  その他の市における導入率は低く、小学校では青森市と八戸市及び本市を除く7市の平均では8.4%です。中学校は、青森市及び本市以外の他市において混合名簿を導入している学校がないのが県内他市の状況です。  次に、児童生徒へのコロナ対策についてのご質問にお答えいたします。  8月の本県及び上十三保健所管内における感染状況を受け、新学期に向けて8月23日に臨時校長会議を招集し、これまで以上の感染拡大防止対策を徹底することをお願いしました。さらに、30日の市の感染症対策本部調整会議の決定を受け、31日に再度臨時校長会議を招集し、9月中は県の緊急対策に準じた対応とすることを指示しております。  具体的には、本人はもちろん同居する家族に風邪症状がある場合も登校を控えさせることや、授業等で長い時間他者と接触する活動は控えること、学校行事等は原則中止または延期すること、部活動についても全ての活動を禁止することとしております。  また、学校において新型コロナウイルスによる感染が確認された場合には、学級や学年単位の閉鎖や臨時休業の措置を取ることも想定しております。  今後も日々の健康観察や相談体制を充実させて、児童生徒の安心、安全に努めるよう学校への指導、助言を行ってまいります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 健康福祉部長 ◎健康福祉部長(山田広美) 教職員のワクチン接種状況についてのご質問にお答えいたします。  市では、施設内クラスターを未然に防ぎ、子供たちの健康を守るという観点から、小中学校の教職員をはじめ、保育士、幼稚園教諭、仲よし会従事者等を優先接種の対象とし、ワクチン接種を行っております。9月6日時点におきまして、教職員で接種を希望された方の98.2%が2回目の接種を終了しており、十和田市内に勤務する市外在住の教職員に対しても同様に実施してございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) ありがとうございます。  それでは、防災行政についてから再質問したいと思います。  土石流危険渓流の中にⅠ、Ⅱ、Ⅲという区分がありますけれども、そのⅠ、Ⅱ、Ⅲという区分は何なのか教えてください。  また、それぞれⅠ、Ⅱ、Ⅲの箇所は何か所あるのか教えてください。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(田村和久) ただいまのご質問にお答えいたします。  土石流の危険渓流Ⅰの定義としては、人家5戸以上または公共的建物を有する渓流という内容で市内には37か所、同じく土石流危険渓流Ⅱは、人家1から4戸を有する渓流で18か所、土石流危険渓流Ⅲは、人家等はないが、今後新規の住宅立地等が見込まれる渓流で9か所となっております。  なお、土石流危険渓流区域については、対象区域、避難場所などを航空写真に記載した土砂災害ハザードマップを市のホームページに掲載しておりますので、ご活用いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 市で土砂災害警戒区域内で、これまで災害が起こったのかどうかお聞きしたいのですが。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(田村和久) ただいまのご質問にお答えいたします。  過去において土砂災害があったかどうかといった整理をしたデータがないという状況で、現在不明といった状況でございます。今後そういった整理もしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 表示、看板の件なのですが、これは県によって更新されているというふうに答弁がありましたけれども、それは住民にとって……スマホで見せてもらいました。確かに電柱にかぶせているような状況なのですけれども、それが見やすい状況になっているというふうな答弁らしいのですけれども、本当にそうなのか、ちょっとお聞きしたいなと思っています。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(田村和久) ただいまのご質問にお答えいたします。  先ほども答弁いたしましたとおり、看板の設置については県が担っております。そこで、市としては昨年度設置した68本の電柱全てを確認しているという状況ではございません。しかしながら、県の判断で、住民から見やすい場所等に設置しているというふうには認識しております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) これから更新するわけですけれども、更新される前、例えばこれまで鉄製の看板等で渓流流域等の表示がされた看板が今までもあったかと思いますけれども、そういったものが更新してもまだ残っていると思うのですけれども、さび具合とか傷み具合とか、そういったものの観察等はしているのでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(田村和久) ただいまのご質問にお答えいたします。  昨年度から行っている電柱に巻き付けている看板は、県の新規事業として行っております。先ほどご質問頂いた既存の看板については、過去において設置したものと認識しておりますが、これにつきましても県で設置したものでございます。したがいまして、その状況、撤去も含めてどういうふうな管理になるのかというところは、県のほうの判断で行われるものと認識しております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 分かりました。  最後に、当然だというふうに私は思っていますけれども、土砂災害警戒区域内では樹木の伐採は行われていないということで理解してよろしいですか。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(田村和久) ただいまのご質問にお答えいたします。  土砂災害警戒区域内の樹木については、法令上は特に伐採を禁止しているというふうには認識しておりませんが、ただそれぞれの地域によって関係する法令の中で、許認可、そういったものは生じていると思います。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 私もハザードマップで災害の地区を何か所か見せてもらいました。大体全て樹木に覆われた地域が該当しているようです。今後保全等含めて対策をしていただきたいということで、次の質問に入ります。  実は、合葬墓の建設については市民の関心が強いように思っていました。そして、合葬墓建設についてもいろいろ意見や要望があるというふうに私も伺っています。そこで私は、検討委員会は市民を入れた中での委員会になるだろうというふうに勝手に思っていましたが、庁内の職員で検討委員会を立ち上げたようですが、市民の意見を聞く場というのがあったのでしょうか。また、あるのでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 民生部長民生部長久保田隆之) 市民の意見を聞く場があったのかという質問にお答えします。  市では、今回の基本構想を進める段階で、先進事例に取り組んでおります青森市、弘前市、八戸市を参考にいたしまして、庁内の関係課長で構成いたします検討委員会で意見集約したところでありまして、市民の意見を伺う場は設けてございません。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) もう一回聞きますが、今後とも聞く場はないということでよろしいのですね。 ○議長(畑山親弘) 民生部長民生部長久保田隆之) ただいまのご質問にお答えします。  今後につきましては、市民の皆様の意見を伺う機会として今年度策定いたします基本計画に対するパブリックコメントの実施と、今後石材店や葬祭事業者等への説明会の開催を予定しているところでございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) できれば、設置は決まったのですけれども、市民から様々な意見があるようですので、もし意見が届きましたら参考にしていただきたいということで終わりたいと思います。  次、教育行政について質問しますけれども、先ほど混合名簿について青森市100%という数字の報告がありました。八戸市も小学校は大体50%ということですけれども、青森市で100%になった導入の経緯というのは分かりますか。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) ただいまのご質問にお答えします。  経緯については把握しておりませんが、青森市の出席簿については小中学校とも100%になったのは平成28年度からと回答を頂いております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 先ほど、こういった混合名簿等の導入については校長の判断だというふうな話ですけれども、青森市では100%ということは、私は教育委員会が主導して導入したのではないかというふうに思うのですけれども、その辺はいかがですか。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 繰り返しになりますが、その辺の状況については把握しておりません。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 分かりました。各校長の判断で100%ということは、私はあり得ないのではないかなというふうに個人的に考えていますので。  それで、今十和田市の場合は小学校で3校、中学校で1校導入しているということですけれども、いつから導入しているか、ちょっとお聞きしたいのですが。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  男女混合名簿を使用している市内4校については、各校が保管している資料から調べた結果、それぞれの導入年度は平成7年度、平成11年度、平成18年度、令和3年度となってございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 大分古くから導入していたようですけれども、その経緯というのですか、なぜ導入したのか、その辺は分かりませんか。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) ご質問にお答えします。  導入した学校につきましては、小規模校でございまして、男女のバランスに大きな差がございます。そういうことから、男女別の名簿というよりは混合名簿のほうがふさわしいのではないかと、その当時の校長の判断だと考えております。  以上でございます。
    ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) では、ジェンダーギャップとかそういったものを関係なくして、児童生徒の数によって、男女比によって混合名簿にしたということで理解させてもらいますけれども、どうなのですか、導入した結果。私が求めるのは、ジェンダーギャップに基づいて混合名簿にすべきだというふうな認識は持っていますけれども、実際小規模校で導入した結果、どんな状況になっているか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 小規模校の場合は、やはり人数が少ないですので、男女に分かれて様々な活動をしなければいけないとき、または混合で活動できるとき、その場合の場合分けが簡単でございます。ですから、小規模校の場合は導入しやすかったと考えております。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 県内の小中学校、中学校も含めて大規模だと思いますけれども、その他の小学校については校長の判断だということですけれども、教育委員会で教育長の判断とか教育委員会の判断で導入しようという考えは、先ほども伺いましたけれども、もう一回聞きますけれども、ないですか。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 教育活動及び名簿等につきましては、校長に判断が委ねられておりますので、まずはそこを尊重し、さらにジェンダーフリーも併せて今後の様々な未来への志向として教育委員会としては情報提供及び助言、指導してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 分かりました。  ただ、私心配しているのは、例えば校長が替わった場合、混合名簿をしていた学校がそうではない男女別の名簿にしたというような形は今後あり得るかどうか、ちょっとお聞きをしたいのですが。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 校長が異動する場合も申し送りをしていきますので、それについての学校における重要性についてはしっかりと次の校長に引き継がれるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 分かりました。ぜひ私は今後やっぱり男女格差をなくすという視点で、意味で、混合名簿を導入してほしいなということをまず要望しておきます。  次に、名前を呼ぶときに「さん」づけしている学校もあるというふうな答弁でしたけれども、大体どの程度の学校で「さん」づけしているかお聞きしたいのですが。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  どの程度というような統計的な数字は手元にはございませんが、児童生徒の呼名の仕方については教職員の適切な指導により一人一人の人権に配慮しまして、社会的な差別、偏見がなく公平さが保たれていることを前提に、強制的に統一している学校はないと認識してございます。同じ学校内でも、児童生徒同士でも「さん」や「君」をつけて呼んだり、男子、女子ともに「さん」をつけて呼んだりすることが混在しているのが現状という認識でございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) やはり男女共同参画というのもあります。それを基に混合名簿を作ったというふうな東京都の例もありますので、それを参考にしながらぜひ混合名簿にしていただきたい。そして、男の子は「君」、女の子は「さん」というふうな形でなくて、全て「さん」づけで呼ぶような形にしていただきたいということを要望しておきたいと思います。  次に、子供や職員の体調確認ですけれども、コロナ対策ですけれども、風邪気味の児童には登校を見合わせてもらうというような答弁、この話題昨日からもありましたけれども、実際休む生徒や生徒を見守る両親、例えば家族がいない場合は無理してでも学校にやるというふうなことが考えられると思いますけれども、そういう場合の考え。私の場合は、保育園の話ですけれども、そういったお子さんを保育園に連れてくるというような話もありますので、そういったことが実際あるのかどうか、そしてその対策はどうなのか、ちょっとお聞きしたいのですが。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  議員ご指摘のように、無理に登校させたことによる集団感染のケースも含め、学校に新型コロナウイルスが持ち込まれる可能性を極力低減するために、本人だけではなく同居する家族にも発熱等の風邪症状が見られる場合は、登校させないことを各家庭に強くお願いしているところであります。  また、各校の玄関には、昨年度から非接触型体温計が設置してあり、登校時に児童生徒が検温することや、教育委員会が示した健康観察表を活用することで、児童生徒や家族の健康状態を毎朝確認しております。異常が見られる児童生徒については、その時点で保護者へ早退を依頼し、迎えが来るまでほかの児童生徒と接触しないような配慮をしながら、安静な状態で待機させております。  今後も各家庭のご理解とご協力を賜りながら、学校における感染症対策を徹底してまいります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) 今聞こうと思ったのですが、これまで以上の対応をするという答弁がありますけれども、今の答弁はそういったことも含まれている答弁ですか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまのご質問にお答えいたします。  さっきの答弁にあった「これまで以上の対策」ということでございますが、これは8月30日に開催された市の感染症対策本部調整会議の決定を受け、9月末までの県の緊急対策に準じた対応とすることを、8月31日の臨時校長会議で指示したものでございます。  その内容は、「本人に風邪症状がある場合は登校を控えさせること」を、「本人はもちろん同居する家族に風邪症状がある場合も登校を控えさせること」に変更し、また「授業等で長い時間他者と接触する活動は1か月間特に控えること」に加え、不特定多数と接触する「学校行事等は原則中止または延期すること」、さらに部活動は週3日の練習や大会参加というところを取りやめて、「全ての活動を禁止すること」といたしました。  学校においては、教育活動に様々な制限が加えられ、児童生徒だけではなく保護者におかれましても心配な状況が続いておりますが、青森県の危機に十和田市も力を合わせて協力し、児童生徒の安全を最優先にして、今後も適切な感染症対策に努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) ぜひ児童生徒の安全、安心のために頑張っていただきたい、そう思います。  最後にですけれども、通学バス内での換気の対策は十分なのかお聞きしたいと思います。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 通学バス内というところでお答えさせていただきます。  市内を運行しているスクールバスには、委託と市直営がございます。委託によるスクールバスについては、車内の消毒や換気などの感染防止対策に取り組んでおり、バスの空調等により5分程度で車内の空気は全て入れ替わる旨を事業者から確認しております。  また、市直営によるスクールバスについては、窓開けによる換気のほか、感染症拡大防止の対策として本年7月に市所有のスクールバス3台に対し、抗ウイルス・抗菌を目的としてコーティング加工を施しております。  なお、乗車する児童生徒については、マスク着用や車内での会話を控えるなど、基本的な感染防止対策について学校から指導を行っております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆11番(久慈年和) これまで夏の間ですけれども、これから冬期間になるということで、ますます自転車で通学していた子がバスを利用するという傾向が多くなると思いますので、そういった感染にならないような対策をぜひ今後取っていただきたいということを要望して終わります。  以上で終わります。 ○議長(畑山親弘) 以上で久慈年和議員の質問を終わります。  昼食のため、暫時休憩します。                           午前11時31分 休憩                                                                   午後 1時15分 開議 ○議長(畑山親弘) 休憩を解いて会議を開きます。 △石橋義雄質問 ○議長(畑山親弘) 午前中に引き続き、15番 石橋義雄議員       (15番 石橋義雄 登壇) ◆15番(石橋義雄) 15番議員の自民公明クラブの石橋義雄です。  全国的に新型コロナ感染者が拡大し、政府もその対応、対策に苦慮している状況にあり、いまだにこれだという解決策は見いだせずにいます。我が十和田市も例外ではなく、市長はじめ職員の皆さんが新型コロナ感染対策に日夜頑張っていることに、改めてそのご労苦に感謝と敬意を申し上げたいと思います。  幾ら政府や自治体が様々な自粛をお願いしたとしても、そのこと自体に歯止めがかからない状態を考えれば、今の拡大現象は我々にも責任の一端があることを自覚しなければ、感染拡大を阻止し、収束に向かうことは不可能であり、我々国民がこの難局を乗り越えるには、ワクチン接種の早期完了はもとより、治療薬の開発、投与体制の確立など、今なすべきことを考えるべきであります。一日も早く平時の暮らしを取り戻し、経済の再生に向かう社会の構築に国家を挙げて取り組むべきであると考えます。  新型コロナ感染拡大は、誰かの責任にできる話でも、誰かが責任を取れば解決する話でもない。世界中に蔓延し、世界中の政治家や医学者、学識経験者の皆さんが知恵を出しても収束できない進化を続ける新型コロナ感染の現状を、菅総理が悪いだの、自民党政権が悪いだのと言っている今の政治の状況を考えれば、私は国会そのものが機能していないと考えざるを得ません。誰かの責任にするのではなく、自分たちの責任として考え、この難局を乗り越える知恵を見いだしてほしいと願い、一般質問に入ります。  今、定例議会が終われば、役所は来年度の予算編成に向けての編成方針を決めることになると思いますが、予算規模や事業内容等についての方針はどのようにして決めるのか。正直言って、今まで予算編成について、それほど関心は持っていませんでしたが、今回の百条調査特別委員会での調査の中で幾つかの疑問を感じたので、何点かお伺いしたいと思います。  まず、予算規模の方向性を決定するのはいつなのか。各課の予算要求はいつ頃までに上げるのか。要求はどのような過程を経て提出されるのか。提出、要求された各課の予算要求は、どのようにして予算内示に至るのか。予算要求の担当課の聞き取りは誰がするのか。全体的なヒアリングは誰がするのか。出来上がった予算は誰が査定をするのか。この時点までに市長、副市長の関与はあるのか。内示後の復活要求は、どのような経緯、経過を経て決定されるのか。当初予算に盛り込まれていない予算が復活予算に盛り込まれる場合は、どのような場合か。当初予算に盛り込まれないから、復活で要求、要望する、これが復活要求、復活予算だと私は思っていましたが、当局の見解をお聞かせください。  また、行政は、市民の皆さんがそれぞれの立場や分野で社会参加や経済活動をすることが十和田市の活力あるまちをつくることに貢献できると判断した場合には、その団体もしくは組織に補助金、交付金という形で支援することもあると思いますが、その違いをお伺いします。どういう場合に補助金、交付金とに分類されるのかお伺いをします。  次に、土木行政、とりわけ道路行政についてお伺いをします。  私は、今までにこの壇上から何回となく高規格道路、高速道路の必要性を訴えてきました。我が十和田市は、高速交通体系から外れ、観光産業や経済活動、さらには十和田市のあるべき姿である将来展望に大きな支障や影響を与えていることを訴え続けてきました。  私が地方自治への参画を志した理由の一つに、この十和田市に高速道路が欲しいというその思いであり、「政治とは事を為すこと」、田中角栄元総理の名言でありますが、この思いにはせて、この道を志したものであります。議員生活も23年が過ぎ、地方議員の存在意義や、政治とは、改めて自問自答することもあります。自分の未熟さを置いて、ただ十和田市に高速道路が欲しい、高規格道路が欲しい、十和田市の未来に思いをはせ、質問をさせていただきます。  私は、各市町村と連携し、私たちの思いや熱意を国に届けるためには、陳情や決起大会等の開催が必要であり、その行動を起こそうと提案をしてきました。そして、4年前の12月1日に、八戸・十和田・小坂間、地域高規格道路整備促進総決起大会の開催が実現しました。多くの関係者が参加し、気勢を上げてからはや4年になろうとしています。月日の流れと道のりの険しさを考えるときに、実現の可能性に悲観的な思いを抱くこともしばしばありました。  しかし、何としても高速道路が欲しい、必要である、そう思うことへの気持ちが強くなってきています。上北自動車道や下北半島縦貫道路の整備が着々と進んでいる現実を見るときに、十和田市はこれでいいのかと、未来に引き継ぐ者として、しかも地方自治に参画する者の一人として、今できることは、しなければならないことは何なのか、私たち市議会に整備促進議員連盟を立ち上げ、強力にその運動を展開しようとしたその矢先に、新型コロナ感染という異常事態に突入をしました。  しかし、活動を止めるわけにはいきません。実現に向かって取組を続けるためには、今どういう状況にあるのか、その実態、実情を知る必要があります。今の進捗状況をお知らせください。  次に、市道及び都市計画道路等道路整備における市の考え方についてお伺いをします。  十和田市には、以前に着工もしくは途中まで整備されながら中断している都市計画道路が何か所かありますが、都市計画道路はその各名称のとおり、都市計画に係る様々な問題の解消、例えば交通量の問題、交通の利便性、さらには都市基盤の整備、歩行空間、都市環境の整備等、魅力ある都市の形成を目的として、都市計画法に基づく都市計画決定によるものであり、何十年という長期的視野を持って広域にわたる都市像を描く中で計画された道路だと認識をしております。  だとすれば、整備が途中で中断された理由は何なのか。道路整備の持つ意味、さらには計画策定の経緯等を再検討し、十和田市の道路整備の在り方はどうあるべきか考える時期に来ていると思いますが、当局の考えをお聞かせください。  次に、農振除外の考え方についてお伺いします。  市街地近郊の農業振興地域内で幹線道路や都市計画道路を整備した場合、その利用性、利便性、立地条件を考慮し、農業振興地域から除外し、農地転用を容易にし、農地利用、土地利用の促進を図るべきと思います。確かに食料生産の観点から、将来にわたって農地を確保するには農地転用、農地利用の規制も必要なことは理解できないわけではありません。  しかし、これだけ人口が減り、しかも農産物輸入が自由化の現象にある中で、いつまで農家は自分の土地に規制を受けるのか、地域振興の観点から見る農地と農業振興から見る農地では、評価に大きな乖離が生じると思いますが、当局の考えをお聞かせください。  最後に、相撲場の進捗状況についてお伺いをします。  この質問については、過去の議会においても多くの議員が質問をしておりますし、当局の答弁、説明も頂いております。一昨日の櫻田議員の質問に対しての答弁で大筋の内容は理解しましたので、私からは建設費の充当財源と建設場所及び規模等についてお伺いします。  全国的に誇れる特徴ある立派な相撲場の建設を期待し、壇上からの質問を終わります。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 石橋議員のご質問にお答えいたします。  私からは、地域高規格道路実現に向けての取組状況等についてお答えいたします。  議員ご質問の八戸・十和田・小坂間、地域高規格道路につきましては、広域的な物流、経済の活性化、交流人口の増加、地方創生の結びつき、災害発生時において迅速な救助、救援活動、救援物資輸送等の緊急輸送道路としての役割を果たす道路でもございます。  このことから、市といたしましては、整備実現のために平成28年7月に整備促進期成同盟会を設立し、毎年国や青森県に対して要望活動を行ってまいりました。  また、議員ご承知のとおり、市議会におかれましても、高速交通網整備促進十和田市議会議員連盟を結成し、要望活動を行っていただいております。  こうした要望活動の結果、今年6月に策定されました青森県新広域道路交通計画において、構想路線の一つとして計画に掲載されたところであります。まだまだ先の長い、ハードルの高い、そういうのでございますが、私は一歩前進したのではないかなと思っております。  今後は、広域道路として整備実現のため、要望活動を引き続き行ってまいりたい、そのように考えております。  その他のご質問につきましては、教育長等から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 相撲場建設時の充当財源、建設場所及び規模等についてのご質問にお答えします。  まず、財源につきましては、対象経費の5割が交付される国土交通省の社会資本整備総合交付金を活用したいと考えております。この交付金につきましては、国民スポーツ大会の競技会場の整備に対して有利な財源となってございます。  次に、建設場所については、9月1日に開催した意見交換会では、歴史ある相撲場での大会開催を望む声が多く、現在地が妥当であるとされました。  また、規模等については、屋根の大きさや形などについて、様々なご意見を頂いております。  今後は、あと2回程度の意見交換会で協議を深めた後、10月末までに基本構想案を作成し、令和4年3月末までに基本計画を策定していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) 予算についてのご質問について、予算編成の流れに合わせ、順を追ってお答えいたします。  予算規模の方向性ですが、10月中旬に開催する庁議において定める予算編成方針の中で示しております。それに基づき各課が当初予算案を作成、11月中旬に政策財政課に予算要求書を提出することになります。  12月中旬には、担当部課長が副市長や企画財政部長に対し主な要求内容を説明いたします全体ヒアリングを実施し、その後企画財政部長、政策財政課で事業の必要性や有益性等について精査いたします。  査定内容は、副市長、市長への概要説明を経て、1月下旬に企画財政部長内示を行います。各部では、当該内示を受けまして、その調整事項ですとか、市長から事業化を指示された事項、国の制度等による新たな事業などを調整要求書として政策財政課へ提出いたします。これがいわゆる復活要求と言われるものとなります。その後、要求内容により、必要に応じて市長ヒアリングを実施、調整した結果を市長内示いたします。2月上旬の庁議を経て、最終的な予算案として決定することになります。  予算編成の主な流れは、今お示ししたとおりとなりますが、予算要求から査定まで約2か月の期間があり、その間様々な事情が生じる場合もあることから、要求締切り後におきましても柔軟に対応しているところでございます。  次に、交付金と補助金の違いについてお答えいたします。  補助金は、市が公益上必要と認めた場合に支出するものであり、内容によって運営費補助と事業費補助に分けられます。運営費補助は、公益上必要と認めた活動を行う団体のうち、自主財源が乏しい等の理由で運営が困難な団体の事務費に対するもので、事業費補助は、市が公益上必要な事業に対するものであり、補助対象経費に対する補助率を示す場合が一般的でございます。  一方、交付金は、補助率ではなく交付上限額を示し、対象となる案件に支出するものでございます。具体的には、特別定額給付金のように対象となる方へ定められた額を支給する場合や、生活道路除雪パートナーシップ事業のように計画に基づき事業を実施した方へ交付対象経費内で支出する場合がございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 市道や都市計画道路等の道路整備における考え方についてお答えいたします。  都市計画道路は、都市の骨格となり、良好な市街地を形成する基幹となる道路でございますが、高度経済成長期における都市の拡大を前提に長期的視点から計画決定されており、この観点から市では平成23年度まで都市計画道路の整備を行ってまいりました。  しかしながら、整備には多額の事業費と期間が必要となることから、近年の人口減少や少子高齢化など急速な社会経済情勢の変化により、現在の整備状況となってございます。  このため、社会状況の変化などに応じて都市計画道路の見直しが望ましいことから、平成24年度に都市計画道路の見直しを行っており、今後も現状に即した計画の見直しを進めていかなければならないものと考えております。  また、都市計画道路には県が管理計画している路線も含まれていることから、県との協議、調整を行いながら、未整備区間の都市計画道路について、その必要性を再度検証し、計画の継続、変更、廃止なども考慮し、併せて財政状況を見ながら今後の整備について判断してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長 ◎農林商工部長(前川原史博) 道路整備用地に係る農振除外の考え方のご質問についてお答えいたします。  農地に市道を整備する際には、農業振興地域の農用地区域であっても、農振法第10条第4項に規定する土地に該当するため、整備は可能であり、農振除外は不要となります。  ただし、道路の沿線の農地に一般住宅や店舗などを建てようとする場合は、建設希望地が農業振興地域の農用地区域である場合は、農振除外の申出が必要となります。  なお、農用地区域からの除外については、県や農業委員会から個別に内容を審査してもらい、協議を経て決定されることになっております。  農業振興地域の農用地区域は、優良農地として将来的にも農業の振興のため利用すべき土地として市が設定した区域であり、10ヘクタール以上の集団的農用地などの基準を鑑みて定めております。  市といたしましては、これまでどおり統制の取れない農地の安易な乱開発を防ぐという農振法の趣旨にのっとり、業務を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) 答弁ありがとうございました。  それでは、通告に従って再質問をしてまいります。  予算編成の経緯というのですか、これから作成していくまでに当たっての経緯は説明を受けました。  そこで、予算編成というのはやっぱりまちづくり、将来十和田市がどうあるべきか、そのためにどういう事業をして、どういうことをしていかなければならないかという一つの基準があってやることだろうと思うのですが、今までここ数年、老朽化した建物を更新しなければならないということで、多額な予算を投入してきました。今まで十和田市の財政規模というのは、大体300億円前後だったように私は記憶しています。それがここ数年370億円だとか、350億円だという金額で推移してきています。当然この先を考えたときに、やはり健全な予算というのですか、それはどうあるべきかということはもちろん当局は議論していると思うのですが、例えば来年度、箱物もそんなにない状況の中で、予算規模というのはどれぐらいになるものでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  現在、令和4年度に向けて予算編成方針の作成に取り組んでいるところでございます。平成28年度以降、議員がおっしゃられたとおりに、公共施設等総合管理計画に基づきます大規模建設事業の実施により予算規模が増加しております。令和2年度当初予算は、過去最高の357億3,000万円となっております。  しかしながら、庁舎建設事業など、計画に基づく各事業が終了に向かっております。そのことによりまして、令和3年度の当初予算は337億3,000万円と減少しております。さらに、令和3年度中に(仮称)公共交通拠点整備事業ですとか、新志道館の本体工事、また公共施設の解体等が終了することになります。そのため、令和4年度の当初予算規模は、今年度に比べさらに下回るものと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) 分かりました。金額はまだ想定していないということなので、では視点を変えて、今現在財政調整基金、減債基金、目的基金のこの3つを合わせた金額はどれぐらいありますか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) ただいまのご質問にお答えします。  一般会計17基金ございます。その基金の今年度末の残高見込みは、約169億円となっております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) いや、私が聞きたいのは、貯金であるとか、そういう調整基金と減債とで例えば箱物を建てるという一つの目的があって積み立てる目的基金というのですか、その3つを合わせた金額はどれぐらいかということです。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  今年度末の残高見込みといたしまして、財政調整基金は約45億円、減債基金は約33億円となっております。また、公共施設等整備基金ですけれども、こちらは約32億円となっております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) ありがとうございました。各自治体、経済というのですか、大変な中で、どこの自治体も非常に財政が逼迫してきているという報道がなされている中で、十和田市が多いのか少ないのか私は分かりませんが、私なりに考えるには78億円、あるいは建物目的の32億円を合わせると、この金額は十分いろいろな意味で苦労しながらというのですか、よくやっているなと、よくこれだけの基金をためているなという思いがしています。  そこで、来年の予算の編成に向けて、私の思いというのですか、例えばさっきも言ったように老朽化したものをどんどん建ててきましたよね。その中で町内会の要望とかそういうものに行けば、道路を整備してほしいとか、ここを直してほしい、舗装にしてくれという要望が、道路要望が一番多いと聞いています。そこで、今度そういう建物という箱物をあまりしなくてもよくなったという状況の中で、やっぱり住民要望の多い道路というものにも幾らか予算を振り分ける必要があると私は思います、非常に地域の要望が多いので。そういう中で、当局はどのようにそのことについては考えていますか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  現在令和4年度の当初予算編成方針の作成に取り組んでいるところです。議員ご提案の道路事業をはじめ各種事業につきまして、その必要性ですとか緊急性等の検証を踏まえて予算を編成してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) 分かりました。  ただ、十和田市は非常に建設業の多いまちということで、かつてそういう評価を受けました。現在もそういう意味では、多くの方々がその企業に行って働いているという状況を考えれば、私はやっぱり行政としての企業の育成というものもひとつ考える必要がある。  なぜこんなことを言うかというと、昔は例えば何か災害があったり、あるいは農作物の被害があって農家の収入が少ないときには、救農土木という形で建設業の方々から非常に世話になったというのですか、力を借りた時期があったのです。今そういう建設業で働いている人も少なくなっています。それは仕事がなくなっているから、当然雇用というものも控える。控えることによって、働く職場に若い人がいなくなる。さあ、大変だというときに雇用を求めても人が集まってこない。ふだんからそこそこの企業として維持していけるようにするためには、そこにはどうしても仕事というものがなければならないと思うので、災害のときとか、いろいろ非常時のことを考えれば、ふだんからそういう行政でできることというものもしておくことで、手当てと言えば失礼ですが、そういう仕事の中で市民の生活向上とか利便性とかというのを考える中で、やっぱり一つのギブ・アンド・テークというのですか、助け合っていくという方向性も必要かなと私は思っている。これは私の意見ですよ。  そういうことで、これだけ結局350億円と言ったか、そして今三百三十何億円という予算、大きな建物など必要なくなってきたとすれば、仮に何億円かでも道路整備に回していってほしいなという希望を申し上げて、この件については終わります。  そこで、今度は先ほど壇上からも質問しましたが、昨日も堰野端議員が質問しました。畜産組合の機械そのものに対する補助というのが交付金という形でついています。先ほどもちょっと説明、答弁頂きましたが、交付金、例えば補助金という決定的に違う部分というのはどういうことなのですか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  先ほどもまず補助金と交付金の違いということでお話ししたのですけれども、補助金につきましては、市がまず公益上必要と認めた場合、また公益上必要な事業に対するものでございまして、補助対象経費に対して補助率を示す場合が一般的となっております。  交付金は補助率ではなくて、交付上限額を示しまして、対象となる案件に支出をするものでございます。交付金につきましては、その事業を実施することによって、交付上限額を超えない範囲で、その事業にかかった分を交付するというような考え方になるかと思います。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) ということは、上限600万円で、例えばその600万円がかかるという交付要望というのですか、申請というのですか、そういうのがあったということですか、額を決定したということは。上限600万円というのだけれども、それはどういう経緯で600万円というのか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長 ◎農林商工部長(前川原史博) ただいまのご質問にお答えいたします。  600万円につきましては、当時要望に来ました組合長のほうから、六百数十万円かかるというふうなお話も頂いておったところで、上限額として600万円を定めたものであります。実際今度交付というのですか、事業のほうに入るときには、計画書等を頂いて中身のほうを精査した上で、ですからそれが精査した結果が600万円以上かかるものなのか、500万円で収まるものかちょっと分からないのですけれども、それに合わせた額の交付というふうな感じになっていきます。あくまでも上限額を定めた分でございます。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) 今の説明では、まだこれから幾らかかるか分からないということなのか。 ○議長(畑山親弘) 質問ですか。答弁させますか。 ◆15番(石橋義雄) いや、まだちょっと。ということは、例えば普通、私の勉強不足かも分かりませんよ、交付をお願いする、補助金をお願いするというときには、やっぱりちゃんとした、これこれこういうことで、こういうことに使いますよと、その金額はこれこれですよと、そのうち例えば今の場合は畜協ですが、私たちの自己資金はこれこれですよと、これこれ足りないので、何とか……補助だと私は思っているのですが、交付でもいいのだけれども、交付をお願いしたいというのが普通だと私は思うのですが、その辺はどうなのですか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長 ◎農林商工部長(前川原史博) ただいまのご質問にお答えいたします。  もちろん今議員おっしゃったとおり、交付要綱、事業の要綱等を定めた時点で畜産組合のほうから事業の計画書のほうを改めて上げてもらいます。その中でどういうふうな事業の、セリシステムの中の一部ということでお話は聞いておりますけれども、やります。その中の今度は金額のほうは、私どものほうでもう一度精査するというふうな感じになりますので、幾らかかろうか、それは畜産組合のほうでもそれなりの見積りとか何をもらった上での根拠資料としては持ってくるかと思いますけれども、うちのほうで精査する金額につきましては、中身のほうを精査した上で、幾ら600万円かかりましたと言っても、うちのほうで精査した結果、対象になる部分は500万円でしたということになるかもしれませんし、そこの精査は必ず入っていきます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) どうも納得いかないのだよね。交付要綱だかなんとかと、よく私分からないのだけれども、普通予算つけるときに、だから例えばもっとかみ砕いて、農林畜産課で政策財政課に畜協から交付要望というのですか、来ていましたと、精査した結果、これこれかかるそうですので、これを予算をつけてくださいというものがあったのか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長 ◎農林商工部長(前川原史博) お答えいたします。  あくまでも畜産組合様からの要望の時点では、一応当時の見積書は組合長のほうでお持ちになって、そのうちのということで600万円と上げておりますけれども、実際予算を取った以上、4月以降にその事業を実施する改めての要綱等を策定ということになります。例えば期間を決めるとか、様々な部分で定めた上での実施計画書を上げてもらって承認というふうな感じになっていきますので、そこから進んでいくことになります。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) 今計画書を上げてもらうって何。私はいつも言っていますよ。議員として、例えば地域の要望だとか、今言ったような組織の要望だとか、そういうものは議員として酌み取り、そして吸い上げて行政に届けて、それを形にしてやると、それも我々議員の仕事だと思っています。だから、今やったことも決して悪いことだとは思っていません。悪いことだとは思っていないのだけれども、手順として畜協からそういう要望が出て、そしてその要望を受けて農林畜産課が精査をして、そして財政当局に上がって、政策財政課で、先ほどシミュレーションを聞いたのだけれども、そこでちゃんとシミュレーション、ヒアリングをして、やっぱり必要だよねということでついた予算だったらもろ手を挙げて畜産振興と市長も言っているように、畜産振興上あるいは畜産農家のために必要でしょう、私もそう思います。  ただ、その手順がいいのかという話よ。昨日も出たよね。私は議員と言いますよ、立場は畜産組合の組合長だかもしれないけれども、立派な十和田市の市議会議員ですから。市議会議員だから、当然市長にアポ取って、市長に会えて、市長にお願いできて、前副市長にもお願いできたと私は思っています。  市長から聞きたいのだけれども、戸来議員が例えばあなたに会うときに、畜産組合の組合長ですと、それだけで会っているというのだか、それをあなたはそういう思いで会ったのですか。やっぱり議員だと思って会ったと私は思うのですけれども。 ○議長(畑山親弘) 市長 ◎市長(小山田久) お答えいたします。  私は、会いたいという直接な要望は聞いておりません。それは、秘書課のほうを通して来ます。秘書課のほうから、いついつ、いついつ、誰々さんが来られるそうですということのメモというのですか、予定表、行事表に入っている、それを見ているだけです。そのときに戸来さんの名前は書いてあったから、畜協の組合長ですが、私は議員だなと思って会っているつもりです。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) そこで、市長、まず1つ聞きたいのだけれども、あなたは昨日の答弁で、戸来議員が来ましたと、前副市長はあなたが「うん」と言わない限り駄目だと言ったので、私も畜産の振興上必要だよと思ったから判断したと、それはそれでいいと思います。  でも、私に言わせれば、副市長があなたが言わなければと言ったこと自体、私にすればですよ、何か副市長の名前をかたってと言えばおかしいのだけれども、前副市長がいいと言っていたというふうに私は理解している。もしくは、あなたが前副市長を信頼して、戸来議員が前副市長があなたがいいと言えばいいと言ったのであれば、私は前副市長を全面的に信頼しているので、いいでしょうと理解したと。私はどっちかだと思うのですが、いずれにしても戸来議員が組合長として行ったのか、それは分からぬけれども、あの安倍総理の何夫人だったか、総理の夫人だということで忖度だとかいろいろ話題になりましたよね。それと同じで、私は戸来議員が行ったからこの予算が生まれたと、ついたと。行かなければこういう予算は絶対、内示のときにのっていない予算がつくはずないでしょうと私は思う。その辺はどうですか。 ○議長(畑山親弘) 市長 ◎市長(小山田久) お答えいたします。  今議員のご質問のとおり、当初要求にはないというのは私も分かっていました。したがって、その後においても、仮にその日来られなければ、それはもう要求なしということになったと思います。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) こういう問題は、あまり聞く気もないのだけれども、ただ私は今もって思っています。我々議員は、住民の、あるいは支持者の負託を受けて議員になっています。その人たちにお願いをされれば、当然その思いを行政には届けなければならぬと、そしてその思いに応えるように頑張らなければならぬと、私はそう思っていますよ、今も。だから、決して悪いとは言っていませんが、ただ今回百条委員会で議員が行ったと、それが他意はなくてももうパワハラだという話があったので、私は今、では議員が別の案件であろうが何か市長ならいい、副市長ならよくて、職員なら悪いのではなくて、議員の立場として市民にちゃんと説明できるそういう行動を、これが本当に駄目だというのなら我々議員活動に制約を受けてくると思うので、その辺の確認をしたくて。  市長も何も問題がないと、いいと思ってつけたと言うのだったら、それもそうでしょう。私も戸来議員のやったのは駄目だとは言っていませんよ、行ったのは。ただ、ルールが、交付要綱も出していない、あるいは要望も出していないという中で、例えば内示があったのについたというから、これはどういう経緯でついたのですかと、では交付とは、あるいは補助という形と違うのは何なのですかということを私は今聞いているの。だから、そういう意味で、市長も問題がないと言っているし、畜産振興上ということで。ただ、今説明があったように、これから交付の要綱だとか、600万円を上限にしてどういうふうなものを導入してどうするかというのはちゃんと精査をして、その中できちっと金額というものをやる。私は自己資金というのも必要だと思います、事業をするには。市民の税金をお願いするに当たっては、我々はこれこれかかるのだけれども、これしかないのだよと、だからこの分を補助してくれというのなら分かるのだけれども、その辺のところもどういう要求になっているか分からないから、何も言えないのだけれども、皆さんがそれをちゃんと精査をして、そして交付要綱にきちっと合致しているかというものをチェックしながら、今度は要らぬ来年度の決算だとかいろいろな場でいろいろなことをぶり返さないように、ちゃんと対応してくださいということを1つ要望しておきます。  次に、土木行政に戻るけれども、さっき高規格道路は県の何にのったとかという話ありましたよね。長い時間がかかって、十和田市のルートなのか、まずそこから聞きたい。先ほど県の高規格道路のルートがどうのこうのと言ったでしょう。では、十和田市を通るのか、通らないのか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  県の新広域道路交通計画に示された構想路線につきましては、大きな丸で示してあります。はっきりしたルートが決まっているわけではございませんので、今まではこの丸で示されたルートというか、位置には全然道路の構想というか、計画もございませんでしたので、その構想路線として、実際はこれからになりますが、どのルートになるか、それは今後調査決定の上進んでいくことになると思うのですけれども、まずは構想路線として示されたことが、市長がおっしゃったように一歩前進ではないかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) 確かに私ら議員もそういう願いを持って促進の議員連盟をつくったり、あるいはいろいろな人脈を通して県議会議員だとか国会議員にお願いをしてきました。何としても高速道路、この十和田市は欲しいということで私も今まで活動をしてきましたが、今までの答弁では県の高規格道路を何とか整備路線にのらない限りは駄目だよというふうな答弁を頂いてきましたが、それが1つ線を引かさったということは大きな、捉え方だけれども、前進かなと。問題はこれからどういう運動を展開して、何としても十和田市にという路線を確保するかに我々議会も、あるいは行政側も、あるいは近隣の市町村と連携をしながら十和田市の思いを伝えて十和田市にということで熱意というものを伝えながら、それを実現していくように頑張っていかなければならぬと思っていますので、当局、特に建設部の皆さん方には頑張っていただきたいということを要望しておきます。  次に、さっき農振除外とかと私言いましたよね。これはやっぱり私が今まで例えばバイパスでも大きい道路、幅何メートルと言えばいいか分からないのだけれども、広い道路が通ったところというのはどこも栄えていっているのです、うちが建ったり、お店が建ったりしていく中で。十和田市はそれがないなという感じを受けています。いろいろ事情があるでしょう。例えば国道4号バイパスなんか見ても、何十年たっても全然開けないし、ただ多くの人から言われるのは、あそこは規制があって、規制をはいでくれれば、もっと運送会社だとか、あるいは建設会社の事務所でも置場でも、いろいろなものが建つのだけれどもなという言い方をされます。  そういう意味で、都市計画道路を通すにしても、あるいは今のような道路にしても、やっぱりそこの周辺の農地に関わる規制というのですか、それをちょっと緩めてもらう。確かに第1種農地とかといって、10町歩以上とかと書いているのだけれども、農業委員会は農地を守る法の番人と言えばおかしいのだけれども、それに基づいてまずいろいろ調べたり許可を出したりしているのだけれども、持っている側からいえば、何でここがって、もっと使いやすいようにしてくれればいいのになと、許可が下りるようにしてくれればいいなと。私前にも質問したことがあったでしょう。10町歩あったと、例えば第1種農地だと、ところが袋小路になって住宅が建っている周りももう1種だよと、要は網かけられているという。こういう状況になっていれば、その地域がどんな例えば住宅圏域あるいは学校を中心とした住宅エリアにしようとしてもできないわけよ。確かに今コンパクトシティだとかと、いろいろな考え方でやっているのは分かるのだけれども、そういう制限というのだか、権限というのだかよく分からないのだけれども、やっぱり見直しをしていくことができないのかなと。この間おいらせ町で何か八戸市から分離してどうのこうのとなったではないですか、あのイオンの辺りが。そういうことも含めて検討してほしいなと、できないかなということで発言していましたので、一応検討の対象にしておいてもらえればありがたいなと思います。  時間もなくなりましたので、最後に相撲場に行きます。  これは、一昨日櫻田議員も質問して大体分かりました。相撲場、今あるところというのは都市公園と言ったか、ということは規制があるのか。これ以上のものは建てられない、こういう形のものは建てられない、例えば防災というのを兼ねたトイレだとかシャワー室だとか、そういうのを造りたいとかといったときにいろいろ規制がかかるのですか。そこを。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  相撲場がある場所につきましては、市の俗に言う中央公園と言われておりますが、総合公園になっておりまして、その中に施設を建設する場合は全体の2分の1、50%という規制がまずございます。  それと、あと用途地域の指定もございますので、そちらのほうの規制もかかってくることになります。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員 ◆15番(石橋義雄) では、もっと簡単に。相撲場の前の屋根がありますよね。柱を立てて、西側のほうが屋根かかって東のほうはかかっていないという、来賓席というのだか、そこに屋根がかかっていました。例えば周りを全部囲むといった場合には、そういうのも駄目だとか、あるいは前のものよりも少しでも大きく建てたいと、これも駄目だとかということになるのですか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) ただいまの質問にお答えいたします。  先ほど建設部長も申しましたが、都市公園ということで制限がかかっている区域内ですので、そこら辺の制限についてどの程度の例えばパーセンテージまでいけるのか、周りを囲うとどうなるのかというところも今やっている会議の中で資料を提示しながら進めていきたいと思いますので、現段階で正確な数字はまだ持っていないのですが、次の会議には委員の皆さんにそれを説明しながら行いたいと思いますが、基本的には割合としてはもうぎりぎりのもの、現状の古い建物の状態でぎりぎりだというふうな情報は確定ではありませんが、得ておりますので、さらに規模を拡大というところはなかなか現実的ではないのかなというふうに今のところは考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 石橋議員
    ◆15番(石橋義雄) せっかく国体を見据えて造るわけですから、それなりの盛り上がり方もあるし、今相撲もまた三農がちょっと元気を出してきたので、また盛り上がってくるのではないかなと私は思っています。そういう中にあって、やっぱり十和田市は相撲だよなと、相撲場は立派だよなと、あの相撲場は全国に誇れると言えばなんだけれども、まず自慢できるよなという相撲場であっても私はいいと思うのです。高校、今までは大学だったけれども、もしそういうものが完成すれば、相撲関係者の人はもっといろいろな大会もやりたいかもしれないし、また開催できるかも分かりませんので、そういう意味でせっかく今現代美術館だ、図書館だ、あるいは市民交流プラザだと、それこそ今のみちのく銀行旧稲生町支店跡地でも、日本でも世界に誇るその人たちが造った建物がいっぱい建ってきている中で、相撲場だけは規制があって駄目ですではなくて、今言ったように使い道だとか、多目的と言えばおかしいのだけれども、もっと使い道を考えたり、景観というのだか、そういうものを考えたりして、やっぱりすばらしいものを造ってほしいなと、その努力、検討をお願いをして、私の質問を終わります。 ○議長(畑山親弘) 以上で石橋義雄議員の質問を終わります。  換気のため、暫時休憩します。                           午後 2時13分 休憩                                                                   午後 2時20分 開議 ○議長(畑山親弘) 休憩を解いて会議を開きます。 △戸来伝質問 ○議長(畑山親弘) 次に、21番 戸来伝議員       (21番 戸来 伝 登壇) ◆21番(戸来伝) 一般質問16人目、市民連合クラブ、戸来伝です。  新型コロナウイルス感染症に揺さぶられ、世界中が右往左往する中で、オリンピック・パラリンピックを強行し、経済を混乱させ、生活を疲れさせてきた我が国の政治が今激しく動いております。かじ取りが難しいこの時代にあって、我が十和田市は優れたリーダーと優秀な市職員の勤勉によって立派な行政運営を続けており、昨年度は21億5,286万円の黒字を達成しました。  ちなみに、弘前市の黒字は4億円強です。一般家庭の貯金に当たる財政調整基金は、58億8,121万円を確保しました。弘前市は26億円弱です。弘前市は、十和田市の2倍の財政規模ですから、十和田市の健全さは飛び抜けております。  市長たち行政部門の仕事ぶりを市民に成り代わって見守り、市民の声を届け、意見するのが私たち議員の役目です。9月議会では、私を含め16人の議員が一般質問を行いました。十和田市議会では、毎回多くの議員が立ちますが、16人は飛び抜けています。  ちなみに、お隣の三沢市は6人ですから、十和田市の議員の積極さが際立っております。これは市民に誇ってもよいと思います。  とはいうものの、十和田市には少子化と高齢化という難題があり、1年また1年とその恐怖が迫っております。その辺りを見据え、今日は3つの課題を取り上げますので、よろしくお願いをいたします。  1点目は、市立中央病院の経営についてです。小山田氏が市長選に立候補したとき、中央病院は毎年10億円の赤字を出し、市の財政は基金が底をつく状態でした。そこで、病院経営の立て直しを掲げた小山田市政が誕生しました。市長は、直ちに長隆さんら病院経営の専門家を全国から集め、経営改革に取り組みました。専門家たちは、中央病院を分析して、赤字体質は根が深い、立ち直りは困難だ、独立行政法人化を考えよとの考えでしたが、土壇場で労働組合がそれまでの働き方を反省し、協力するから、頑張るからと決意表明をしたことに心を動かされ、地方公営企業法の全部適用でしばらく様子を見ることにしたのです。  あれから12年が経過をいたしました。昨年度の決算では、累積欠損金が132億円と発表になりました。累積欠損金と言われても分かりにくいものです。家庭に例えれば、どういう性格なのでしょうか。単なる借金の積み重ねとは違うのでしょうか。返さなくても何とかなるのでしょうか。返さなければいけないものだとしたら、どうやって返していくのでしょうか。  そこで、お聞きをいたします。  1つ、平成21年度以降の累積欠損金について、年度別に推移をお示しください。  1つ、根本的な原因を教えてください。  1つ、小山田市政になってからの12年間の市長による成果についてもお話しください。  1つ、今後の見通しについて教えてください。  病院経営の鍵は、医師の存在にかかっています。中央病院は長い間医師不足に苦しんでいます。この医師の確保については、小山田市長も最大の課題として取り組んできたと思います。なかなか結果が出にくいことではありますが、ここで総括することも大切です。  そこで、お聞きをいたします。  1つ、平成21年度以降の常勤の医師について、年度別に人数の推移をお示しください。  1つ、改善されない根本的な原因を教えてください。  1つ、小山田市政になってからの12年間の市長による成果についてもお話しください。  1つ、特に最初の4年間の具体的な医師確保作戦についてご披露ください。  1つ、今後の見通しについて教えてください。  以上が中央病院関係です。  2点目は、一般行政についてです。  3月議会で今年度の予算を審議しました。予算書は国の指導がありますので、どの自治体も似たような表現ですが、サブとなる資料は様々です。十和田市の場合は、なかなか親切です。そのシンボルが重点項目説明資料です。数百億円、数百ページに及ぶ予算案の中から、特にアピールしたいことを抜き出し、別冊の解説書にしてくれています。新型コロナ対策、移住定住対策、デジタル化、大規模建設と重点施策を説明し、ほかに市の総合計画に沿って8つの基本計画に分類をして解説しています。この79ページの冊子を読めば、小山田市長が今年何に力を入れているかが分かります。議員にとっても有力な参考書になります。  そこで、この重点項目についてお聞きをします。  新年度が始まり、5か月が過ぎました。重点項目に掲げた事業はどのように進んでいるのでしょうか。順調に推移している事業はさておき、進み具合がよくない事業について、その理由や見通しについて解説してください。  一般行政の2つ目は、公文書の取扱いについてです。  市役所には、毎日大勢の市民が訪れます。市長に用がある人、部長や課長に用がある人、そのほかに窓口を訪れる人は様々です。市長にせよ、部課長にせよ、役職名での応対は組織としての公務です。上への報告と相談、下への連絡や通知が、あるいは横との情報共有などが必ず伴うものではないでしょうか。特に市長を訪ねる場合、いわゆる表敬的な訪問は、にこやかに歓談をし、写真に収まって終わります。  しかし、団体が目的や課題を持って出向く場合、会談したやり取りや意見を交わした結果がとても重要になります。受け止めた市長としては、そのやり取りをどう判断して行動するのか、部課長との調整が重要になります。訪問した側と受け止めた側とで食い違いが生じてはいけないのです。  そこで、お聞きをいたします。  1つ、市長が訪問を受ける件数は何件でしょうか。  1つ、それはどのように記録をしていますか。  1つ、記録は相手と共有していますか。  1つ、公文書として取り扱っていますか。  この質問は、部課長の応対についても同様にお答えください。  今日の3つ目は、道路行政についてです。  道路ができれば便利になりますから、要望はひっきりなしですが、厳しい財源の中では選択と集中が欠かせません。どこを優先し、どこを見送るか、市長も建設部長も頭が痛いことでしょうが、道路を造らない場合、その理由を市民に理解してもらうことはとても重要です。議員は市民の声を受け止めて行動しますから、市民と行政のはざまで苦労をします。私は、ほぼ毎回道路問題を取り上げてきました。日頃から市民の声に耳を傾け、なるほど、そうだなと思うことを言っています。今回は2つの案件ですので、真剣に受け止めてください。  道路行政の1つ目は、市道相坂折茂線の整備についてです。  ここは、奥入瀬川の北側を通っています。太子食品の交差点から東に延び、六戸町に至る道路です。国道4号が頭の上を横切り交差していますが、直接は行き来できない構造です。市街地を避けて移動するのに好都合なため、交通量が増えている道路です。下水の一次処理センターやバイオガスエネルギーとわだができて、市民生活のインフラを支える道路です。北に上がればイオンがあり、十和田青果があり、十和田食肉センターなどにつながる重要な道路であります。  そこでお聞きをいたします。  1つ、下水処理施設への道路が曲がっていますが、真っすぐにする考えはありませんか。  1つ、六戸町までの直進工事を進めていただけませんか。  1つ、イオンに向かう道路を早く整備していただけませんか。  道路行政の2つ目は、通学路の安全確保です。  これは、教育行政にも大きく関わる問題です。今回の一般質問では、既に複数の議員が類似した質問をしています。重複する部分があるかと思いますが、それだけ市民の関心が高い案件なのだと思います。  そこで、単刀直入にお聞きをいたします。教育委員会と建設部の答弁をお願いいたします。  1つ、いわゆる危険な通学路について、教育委員会はどのように把握をしていますか。市内に何か所かありますが、その場所は市民と共有していますか。事故はどのように発生していますか。  1つ、前谷地6号線の改良について、これまで市民や議員などからどのような働きかけがありましたか。  1つ、藤坂小学校の西南の角は危険です。この場所が放置されています。これまでの経緯をお聞かせください。この先どのように解決をしますか。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 戸来議員のご質問にお答えいたします。  私からは、医師の確保についてお答えいたします。  これまで病院事業管理者、病院長等と連携し、関連大学の医局に対する働きかけを行うとともに、東北市長会や県への重点要望にも取り上げ、地域固有の課題ではなく、広く取り組むべき課題として働きかけを行ってまいりました。  県においては、「良医」を育むグランドデザインを策定し、また弘前大学医学生を対象とした地域枠の設定、臨床研修医への説明会の開催や支援などを行っており、臨床研修医の採用が増加するなどの成果が上がっていると認識しております。  当市の中央病院においても、臨床研修指定病院として初期研修医の安定的な確保が進んでおり、初期研修修了後の専門研修プログラムにより、常勤医として在籍する医師も増えてきております。医師の確保につきましては、地域の医療を守るために必要となる根本的な課題でもありますので、引き続き病院事業管理者、院長等と連携し、取り組んでまいりたいと考えております。  医師の確保に関する具体的な質問、その他のご質問につきましては、教育長等から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 危険な通学路の実情と情報の共有についてのご質問にお答えします。  通学路の安全確保については、学校、家庭、地域社会がそれぞれの状況を勘案し、適切な役割分担の下で協力して取り組むことが求められております。市では、教育委員会を事務局として十和田市通学路安全推進会議を設置し、交通安全プログラムを策定して、毎年学校による危険箇所の抽出、教育委員会による取りまとめ、道路管理者、警察、市関係課、教育委員会、学校関係者による合同点検及び対策の検討、実施を継続してきております。  次に、危険な通学路の実情についてです。  通学路における事故は、児童生徒が原因となるもの、また児童生徒、乗用車両者によることが原因となるもの、また乗用車が原因となるものなどございます。様々な交通事故に対しては、学校では登下校時の安全確保に向け、特に道路横断時や自転車利用時について交通ルールやマナーを遵守するよう指導を行っております。  また、様々な機関の方のご協力を得て、春の交通安全週間等では見守りを頂いておりますし、また各学校では交通安全のサポーターの皆さんにご活躍を頂いております。  通学路についての改善が難しい箇所については、危険箇所の回避や状況に注意して通行することなど、児童生徒への安全指導や、家庭、地域への情報提供などを通じて安全確保に努めております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 病院事務局長 ◎病院事務局長(中谷慎志) 平成21年度以降の累積欠損金についてお答えいたします。  収益的収支では、毎年度純損失を計上しており、新病院がグランドオープンした平成21年度では15億1,816万円、翌22年度は11億2,288万円、新会計基準が適用された平成26年度は退職手当の引き当て、戻入益と通算して18億8,449万円の損金もあり、25億1,934万円の純損失、それ以外の年も約3億円から9億円のマイナスであり、令和2年度も2億3,059万円の純損失を計上しました。これにより、繰越欠損金は平成21年度の46億5,418万円から令和2年度では132億4,198万円へと85億8,780万円増加しております。  次に、純損失を計上している根本原因についてですが、新病院建設、医療機器の購入に伴う減価償却費の負担が大きく、建物、構造物では12年間の合計で69億6,674万円、年平均約5億8,000万円、器械備品は12年間の合計で33億8,550万円、年平均約2億8,000万円、合わせて103億5,224万円、年平均約8億6,000万円となっております。  建物も医療機器も地域医療を守るためには必要な設備投資であり、回収できていないことはそのとおりではありますが、地域の中核病院としては必要であるものと考えております。そのこともあり、地方公営企業繰出基準により企業債償還金の2分の1、建物についてはさらに上乗せしていただいておりますが、この出資金につきましては、収益的収支ではなく資本的収支に計上しているところであり、令和2年度ではその額は5億1,297万円となっております。  一方、医業収益につきましては、平成21年度の55億5,370万円から令和2年度では72億4,283万円となりました。近年までの患者数の伸びに加え、地域がん診療病院、臨床研修指定病院、病院機能評価、地域医療支援病院など、病院機能の向上、診療報酬の積算など、病院一丸となった取組の成果と考えているところです。  また、収益的収支と別に単年度資金収支、いわゆる現金ベースですが、令和2年度は2億3,553万円の黒字となっております。貸借対照表での資本合計を見ましても、平成28年度のマイナス39億円から令和2年度ではまだ31億円のマイナスではありますが、約8億円の改善がなされてきております。財政健全化法に基づく資金不足につきましても、5年ぶりに解消となりました。当院といたしましても、引き続き収益的収支の黒字化に向け、医業収益の確保と経費の圧縮に一層取り組んでまいりますし、併せて実質的な資金収支では改善してきていることにつきましてもご理解をいただければと思います。  次に、平成21年度以降の常勤医の数の推移についてお答えいたします。  平成21年度の常勤医の人数は28人でしたが、令和3年度は39人となっております。平成30年度からは2人ずつの増員となるなど、ここ数年は改善傾向にあります。  しかしながら、全国的に地域病院における医師不足が問題となっており、上十三地域の中核病院である当院においても同様の状況にあります。先ほど述べましたとおり、当院では改善傾向にありますが、関連大学等から応援医師を派遣していただいている状況でもあり、安定的に病院を運営していくためにも、医師の確保につきましては、継続して取り組んでいかなければならないと考えております。  今後の見通しにつきましては、現時点で言及できる状況にはございません。地道ではありますが、関連大学との良好な関係を維持しつつ、常勤医師の派遣について働きかけを継続していくことが肝要であると考えているところです。  また、先ほど市長からの答弁にありましたとおり、当院は臨床研修指定病院として、2年間の初期研修医を受け入れております。これまで安定的な確保は難しかった初期研修医につきましては、平成30年度から安定的に確保できております。初期研修修了後に当院の専門研修プログラムを選択し、常勤医として在籍してもらえるような教育研修に努めながら、研修病院としての機能を関連大学にPRすることにより、常勤医の確保につなげていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長 ◎企画財政部長(漆舘典子) 令和3年度重点項目の進捗状況についてお答えいたします。  市では、当初予算及び各補正予算編成時に、新規事業や主要な事業について、事業概要等を説明するために重点項目説明資料を作成しております。  年度当初には、各部において重点目標を掲げ、重点項目説明資料に掲載した事業などから目標の達成に向けた取組項目を設定し、庁内において四半期ごとに進捗状況を確認しております。  また、そのほかの事業につきましても、各担当部課におきまして年間スケジュール等に従い進捗管理しているところでございます。  本年度の各事業につきましては、おおむね予定どおり進められているものと認識しておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により、今後事業の進行が遅れる場合もあるものと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(田村和久) 市長及び部課長の応対の記録についてお答えいたします。  初めに、市長の応対件数についてですが、令和2年度を集計したところ、会議や行事等への出席を除く応対は235件ほどになっております。  市長の応対記録につきましては、全てのものを記録しているわけではありませんが、記録しているものとしては、要望や陳情の行事であり、この場合は担当課に処理経過を求め、公文書として保管しております。また、その他の行事につきましては、基本的に日時、来客者名、行事及び案件名を記録しております。  一方、部課長についてですが、部課長が職員以外の方と応対した際、必要に応じてその内容を文書等に記録する場合がございますが、全ての応対について逐一記録しているものではありません。また、全庁的に必ず記録しなければならないといったようなルールや取扱いは明確に定めていない状況となっております。  したがいまして、ご質問のありました部課長の1年間の応対件数についてはお答えすることができないことをご理解いただきたいと思います。  また、市長及び部課長の応対の内容について記録している場合であっても、どのように記録をしているのか、あるいはこれを相手方と共有しているのかどうかについても全庁的には把握はしていない状況となっております。  なお、市長及び部課長の応対の内容を文書等に記録し、個人的なメモではなく組織的に用いている場合、その文書等は十和田市情報公開条例に規定する公文書に該当することとなります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 下水処理施設への道路の曲線部を直線化することができないかのご質問にお答えいたします。  当該路線は、市道十和田市下水処理場2号線で、下水道工事の残土運搬及び下水処理場へ資機材等を運搬する大型車両の通行のため、平成16年度から下水道課において測量、用地取得、道路整備を行っております。その後、平成30年度には当該路線の整備がおおむね完了したことから、土木課へ道路の移管手続がなされ、その後市道認定を行っております。  議員ご指摘の入り口箇所の曲線部につきましては、道路と下水処理場敷地の高低差が大きいことから、大型車両が下水処理場へ進入する際の道路勾配を緩やかにし、円滑に通行するために曲線で整備されたことから、現在のところ直線化をする予定はございません。  次に、市道相坂折茂線の未整備区間の整備についてのご質問にお答えいたします。  市道相坂折茂線の周辺には、十和田下水処理場、バイオガス発電施設及び今年4月からし尿等前処理施設が稼働したことから、周辺自治体や民間企業などの運搬車両が増加していることは認識しております。このため、当該路線と国道45号羽立線の交差点から東側の未整備区間約2キロメートルと、橋梁架け替えを含む六戸町に直結する区間の道路整備による事業効果は期待されるものとは考えられますが、整備には多額の事業費と相当の期間を要することが見込まれます。  一方、市内の各地域には多くの道路整備要望があり、まだまだ道路整備が進んでいない地域が数多くあることから、今後交通量の動向などを考慮した上で優先度を定め、市全体計画の中で調整してまいりたいと考えております。  次に、イオンに向かう道路整備についてのご質問にお答えいたします。  当該路線は、市道儀兵平大和線であり、令和3年3月の第1回定例会でも答弁いたしておりますが、現在のところ周辺には公共施設、学校等の施設がない状態であることから、新たに道路を整備する予定は考えてございません。  しかしながら、周辺の施設等の立地状況が変わってきた場合には、歩道等の設置も含めた道路整備について改めて検討してまいりたいと考えております。  次に、危険な通学路の実情についてのご質問にお答えいたします。  教育委員会では、各小中学校から報告された通学路の危険な箇所について、毎年教育委員会主催により道路管理者、警察署、関係機関による通学路安全推進会議を開催しており、その結果各機関においてそれぞれの役割に応じた対策に取り組んでいるところでございます。  その中で、道路施設に関係する箇所につきましては、優先順位を定め整備を行っており、今後も引き続き通学路における登下校時の安全確保に努めてまいりたいと考えております。  次に、前谷地6号線の整備についてのご質問にお答えいたします。  午前中の山端議員のご質問に対する答弁と同様となりますが、前谷地6号線につきましては、道路幅員が十分でないことから事故等も発生している状況であり、また東地区の学区連合会及びコミュニティ推進協議会からも拡幅の要望が出されている安全対策の必要性が高い路線であることから、当該路線歩道設置や稲生川に架かる橋梁の拡幅を含めた道路整備を進めてまいりたいと考えております。  最後に、藤坂小学校西南角の交差点へ歩道を設置する考えはないかについてのご質問にお答えいたします。  当該交差点につきましては、道路用地が狭いことから一部歩道が設置されていない状況となっており、歩行者にとって危険な状況にあることは認識してございます。  しかしながら、歩道設置の用地を確保するためには、地権者の協力が不可欠であることから、まずは地権者の意向確認を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 通学路の危険箇所を市民に周知しているかについてお答えいたします。  こちらにつきましては、十和田市通学路交通安全プログラムとして通学路交通安全対策箇所一覧表と通学路交通安全対策箇所図を市ホームページに掲載しており、こちらは毎年更新しております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 病院の関係ですが、累積赤字が132億円でしたよね。今いろいろ説明を頂きました。小山田市長になってからも大分増えておりますよね。これは、管理者としては先ほど事務局長が言いましたが、いろいろ努力をして売上げも上げているのだけれども、結果的にはこういうふうになっていると。これは、今後もそのまま増えていくという予想ですか。 ○議長(畑山親弘) 病院事業管理者病院事業管理者(丹野弘晃) お答えいたします。  累積欠損金というのは、私たちの理解では貸借対照表の中の資本の部分のところに計上されておりまして、ですので資本金のほうも増えておりまして、かつ累積欠損金のほうも増えていくという状況なので、その差の部分、つまり資本合計の部分が重要だというふうに考えておりまして、実はこの5年間でマイナス39億円から一応マイナス31億円まで、そのマイナス部分は減って、つまり8億円その分は改善されているというふうに考えておりますので、本当に亀のごとく、牛歩のごとく、ゆっくりではあるのですが、少しずつ改善していると、徐々にそれを減らしていきたいというふうな考えでおります。  もちろん累積欠損金が増えていくのは、これは当然許されないことではありますが、ただその分資本のほうも増えていて、差の分はだんだん、だんだん少なくなっているというふうな状況で見ていただいて、いずれ必ずそこの部分はゼロにしていきたいというふうには考えておりまして、その流れが見えてきているのではないかと。これはやはり医師数が、じわじわですが、増えてきているというのも大きな一因なのではないかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 建物とか器械とかでやっぱり150億円ぐらいなのです。これは、要は病院事業管理者に言わせれば、黒字を続けていけば減っていくという解釈でいいのか。そのためには医師も充足されて、そういう最終的な考えはそこへ行くのですか。 ○議長(畑山親弘) 病院事業管理者病院事業管理者(丹野弘晃) お答えいたします。  今実は中長期計画を策定中でございます。これからの五、六年の部分なのですが、そのときの数値目標をどこに置くかというようなところを院内では今検討中でございます。その中でやはり重要視するのは、いわゆる単年度資金収支、この部分を必ず黒字にすると。その部分も、いわゆる繰入金という形で頂いている基準外の部分以上の黒字を何とか達成していけば、徐々にそれは減っていくのではないかというふうに基本的には考えております。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 今話を聞けば、徐々に減っていくのではないかと、こういう答弁なのですが、小山田市長、この132億円という累積欠損金は、返さなければならないということですか、返さなくてもいいということですか。見通しはどうでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 市長 ◎市長(小山田久) お答えいたします。  これはやはり企業会計から出る、計算上に出る値でして、これを現金でどこかに返していかなければならない、そういう類いの額ではありません。企業会計ですから、例えば病院が今後古くなって更新をしなければならない、そのときのために普通であれば減価償却みたいなものですけれども、そういうものをプールしておかなければならない。そういったもののほかもありますが、そういう意味でどこかに、第三者に返すとか、そういう額ではないことを、私もあまり詳しくないのですが、大体そういう状況です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 市長になってからもう大分増えているのだから、将来的には、あるいは将来的ではない、今でもやっぱりちゃんとけじめをつけてなくするのかなということで今聞いたのです。先ほど病院事業管理者から聞いたら、徐々にでも返していけるような話なのですが、先般の新聞で八戸市が累積赤字を返したと、返済が終わったと出ているでしょう。あれはどういうテクニックなのですか、では。 ○議長(畑山親弘) 病院事業管理者病院事業管理者(丹野弘晃) お答えいたします。  私もその辺はちょっとあまり詳しくはないのですが、基本的には、要は資金収支を黒字にして、今までの減価償却分ももう見越して、とんとんにできたということなのだろうと思います。そういうことだと私は理解しています。と言っても、あまりよく分かっていません。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 例えば八戸市でもそういうふうな実例があるとすれば、十和田市の中央病院もそういうふうな方向に向かって、医師の確保なり医療の充実なりを手がけて、早い機会に、毎回毎回決算時期に病院の累積赤字が100億円を超えるようなのであれば、私はやっぱり考え物だと思うのです。  市長は、そこの認識は私らに示していたものの、企業会計だからどうのこうのということではないというふうな判断ですが、それはそれとして大体了としますが。  次に、医師の確保なのですが、平成21年度当初は28人が平成30年度から2人ずつ増えて今39人ぐらいいると。これが例えば来年度以降ももう少し増える、専門医療の人が来る、医者が来るとか、そういうふうな考えもありますか。 ○議長(畑山親弘) 病院事業管理者病院事業管理者(丹野弘晃) お答えいたします。  常勤医の確保に関しては、基本的には明確な確定している人数というのはちょっと今申し上げることはできないと思っています。初期研修医の先生方がうちにマッチングという形で来てくださるのですが、その状況も非常に重要でございまして、今年度もやはり当院は6人募集しておりますが、これは言ってもいいと思うのですけれども、18人ほどうちを受けてくださっている方がおりますので、何とかフルマッチといって6人確保できれば、実は医師の数としては研修医の先生たちも今含めると54名ほど医師はおりまして、若手が一応増えるということは指導医にとっても大変ありがたい、そして今後の働き方改革にとってもありがたいことですので、その辺は非常に若手の医師が集まってくる病院になってきたということはいい傾向であると。その辺が常勤医にもつながっていくであろうというふうには考えておりますが、現時点では来年度からまた増えるみたいなところは、ちょっと今は正直不透明でございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 若手の研修医ほか先生が増える見通しもあるという話なのですが、いかんせん中央病院には産婦人科の先生が、お産ができる状態ではない状況なのです。これの見通しはどうですか。 ○議長(畑山親弘) 病院事業管理者病院事業管理者(丹野弘晃) 産婦人科医に関しましては、実はこの4月から1名増えまして、今現在2名という形になっておりますが、昨年度まで常勤で働いてくださっていた先生がある意味定年という形で、ただ、今も会計年度といいますか、きちっと常勤と同じような形で働いてくださっていますので、現在2名になったのです。ですから、産婦人科の先生は1名、形として増えたという形になっていますが、やはり大学等の関係などもあって、お産を開始するには少なくとも3名以上、できれば四、五名の医師がいないと、まさにまた働き方改革の話をしてしまいますけれども、そのことも考えれば、お産の開始という意味ではまだまだ足りないということがありまして、産婦人科の医師の派遣に関しましては一応大学と連携しながらお願いしているというところでございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 大学側と協議をして今に至っているということなのですが、管理者が言う3人ないし4人から5人という産婦人科の先生がいなければ、お産の体制を組めない、そういうのがもう大分年月がたっているのですよね。十和田市民は、方々に行っています。そういうふうな実情が少子化につながる原因だと思うのです。だから、早い機会にやっぱり私は努力すべきだなと思います。その辺はちょっと要望して終わります。  市長、市長は当時の12年ちょっと前の政治公約には、北里大学から産婦人科の先生を誘致してもやぶさかでないということを掲げたこともありますが、そういうふうな経過、経緯というのは今はありますか。 ○議長(畑山親弘) 市長 ◎市長(小山田久) お答えいたします。  確かに当初12年前の公約には、そういうことを掲げました。当時特に病院の年間の赤字、不良債務が10億円だったと、そういうこともありまして、早急に改善するにはまず医師確保が最も大事だろうということで、そういうことを掲げて実際に大学病院のほうにも行きましたし、大学にも行きました。  しかしながら、やはり派遣をする、派遣というか、こちらのほうの常勤医として送るということになれば、いろいろ都合があるとは思いますが、なかなか実現はしなかったという経緯がございます。その反面東北大学だとか、あるいはまた弘大のほうに当時の院長先生、管理者と一緒に出向いて、そしていろいろやった結果、今のように医師が増えてきたということで、今後もこれでいいと。ただ、これからの病院は医師の数が増えれば病院がもうかるというわけではないのです。やはり患者にしっかり来てもらわなければならない。したがって、そういう意味で医師を増やしていくのも大事ですが、要するに病院経営というか、それが大事だなと、そういうふうに思っておりますので、そういったことを今後とも病院とよく協議しながら、ちょうどいい方向に動いていますので、これをなお拡大する、なおいい方向にということで協議を進めていければいいと思っております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 優れた医者もいなければ、患者も来ないですよね。だから、患者に恵まれれば病院が黒字になるということでは私はないと思うのですが。  市長、今私が言いました北里大学であったり、市長は東北大学、弘大の話をしましたが、市長は就任間もない頃、病院の先生の誘致のためにいろいろ働きかけとか動いたりしたことはありますか。 ○議長(畑山親弘) 市長 ◎市長(小山田久) お答えいたします。  やはり私のほうの病院は、管理者というか、院長が当時東北大学から派遣をしてもらっておりました。したがって、東北大学のほうには本当に毎年のように当時は行きました。  それから、当時は人数からすれば弘大のほうが若干多かったのです。そういう意味で弘前大学医学部だとか、大学病院のほうにも行ってお願いしたと。もちろんこれは私単独ではなくて、病院と一緒にでございます。そうしたことも少しはあったかと思っておりますが、増えてきているということ。それから、今のように研修医の指定病院になっただとか、いろいろな要因があるとは思いますが、そういったことはこれからも続ける必要があるのかなと思っています。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) ちょっと私冒頭に北里大学とか東北大学とか弘大と言いましたけれども、それ以外の東京都周辺の医師の派遣といいますか、医師を十和田市に招聘するために中に入ったり、いわゆるそういう行為をしたことはありますか。 ○議長(畑山親弘) 市長 ◎市長(小山田久) お答えいたします。  はっきり言って、私はそういう以外の東京都周辺のところに働きかけしたという事実はございません。  ただ、医師を募集ということで、ネットで公募しております。そういったところ、先般も1名の方からあったのですが、やはりいろいろ条件だとかやり取りしているうちに辞退されたということで、具体的には行っておりません。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) そういうのをしたことはないという答弁ですので、分かりました。  一般行政のほうを話ししたら、ちょっと時間がなくなるから、道路のことなのですが、部長の答弁はいつも歯切れがいいというのは、やらないということにばかり聞こえるのね。それだと私はやっぱり市民の負託に応える立場からすれば、なかなか容易に理解に苦しむのです。  工藤議員の質問にも、山端議員の質問にも、レストランペリカンのところをさておいて、前谷地6号線を重点的にやりたいと市長も言っているのです。しかし、完成が令和9年では、重点的のうちに入らないのです。私が要望したいのは、もうみんながいろいろな立場で質問しているわけです。去年質問して今回質問しても、まだ予算とか設計費とか、そういうふうなのがつかないこと自体が私は怠慢ではないかなと思うのだけれども、部長いかがでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  いろいろな要望があることは承知しておりますけれども、やはり道路の拡幅等になりますと地権者等の相手方もいることですので、まずはそちらのほうの方々の承諾を得るということも必要になってきますので、それから様々測量なり設計なりの準備に入っていきますので、どうしても時間、期間がかかることをご了解願いたいと思います。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) あとちょっとで退職するから、責めても仕方がないと思うのですけれども、やっぱり道路行政を預かる部長としては速やかに市長あるいは副市長のところに予算の要求をして住民の要望に応えるというのが私は望ましいと思うのです。1回か2回市長とか副市長に怒られても、予算をつけてその地域の人のためになれば、いや、大した部長だったと褒められるわけだから、そういうふうに頑張っていただきたいと思います。  私は、下水処理施設のところの道路を真っすぐにせいと言ったら、そういうふうなことで造られてできないと言っているのだけれども、その先の舗装はもうやりました。誰に言われたか分からないけれども、そそくさと道路を舗装しました。あそこにある十和田下水一次処理センターというのは何ですか、あれは。 ○議長(畑山親弘) 上下水道部長 ◎上下水道部長(矢部勝弘) ただいまの質問にお答えします。  多分戸来議員がおっしゃっているのは、下水一次処理センターの話だと思いますので、それにつきましては広域事務組合で行っているし尿処理、前処理施設のこととなっております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 部長、分かって聞いているのだけれども、あれは下水道の予算が一つもついていない建物なのでしょう。環整、清掃の予算で建てたものなのでしょう。なぜこの戒名が十和田下水一次処理センターなのか、私は理解に苦しむの。六戸町から持ってきてあそこへ建てたら、やっぱり建てた金も出たところの名前を戒名つけるべきではないですかと思うのだけれども、市長、どうでしょう。向こうの管理者でもあったのですが。 ○議長(畑山親弘) 上下水道部長 ◎上下水道部長(矢部勝弘) ただいまのご質問にお答えいたします。  下水一次処理センターという名称が、実を言うと役所の上下水道部でつけたものではなく、広域事務組合のほうでつけたものなので、今お答えはちょっとできないです。なぜつけたかというのは私たちも特に伺っておりませんので、ちょっとお答えできません。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 分かりました。苦しめるために質問しているのではありません。  それでは、イオンに向かう大和のところで、冬に死亡事故がありましたよね。私はそれを取り上げて歩道なり、バスの停留所を下げて、冬はそこも除雪して車の事故に遭わないようにするというのがやっぱり道路担当の仕事だと思うのです。  もう一つは、相坂白上の水路のところで、年行った人が自転車に乗って水路に入って溺れて亡くなったでしょう。あの片側も最初横断歩道橋のところに歩道をつけたのですよね。あれからの延長は、まだ一つも手をつけていないのです。手をつけていない割に、ああいう事故があって亡くなったでしょう。自転車を運転している人の何かだと思うのだけれども、でも道路を管理している十和田市はやっぱりそういうふうな事故がないようにしなければいけないと思うのですが、その辺のところはどうでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  議員おっしゃっている箇所に限らず、通学路にしてもそうですが、一般的に道路の危険箇所等を発見した場合には早急に対応したいとは考えておりますけれども、全ての危険箇所をすぐに対応できるわけではないので、優先順位というか、本当に危険な箇所から順番に順次整備のほうは進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 全ての危険箇所と私は言っていないです。死亡事故があったところだけでも担当の部長としてはやっぱり対策を考える、そういうふうなことをしなければいけないと思っての提案なのです。  それ以上聞いてもどうもならないぐらいの時間になりました。そういうことで、私本当はいっぱい聞きたかったのですけれども、これで終わります。 ○議長(畑山親弘) 以上で戸来伝議員の質問を終わります。 △休会の件 ○議長(畑山親弘) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りします。明11日から16日までの6日間は、決算審査特別委員会及び議事整理のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) ご異議なしと認めます。  よって、11日から16日までの6日間は休会することに決定しました。 △散会 ○議長(畑山親弘) 来る17日は午前10時から本会議を開き、各議案の審議を行います。  本日はこれにて散会します。  大変ご苦労さまでした。                           午後 3時18分 散会...