十和田市議会 > 2020-12-09 >
12月09日-一般質問-04号

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  1. 十和田市議会 2020-12-09
    12月09日-一般質問-04号


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    令和 2年 12月定例会(第4回)   令和2年12月9日(水曜日)                                        議事日程第4号 令和2年12月9日(水)午前10時開議 第1  市政に対する一般質問  ①10番 久 慈 年 和  ②19番 野 月 一 博                                        本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                        出席議員(21名)    1番  山 田 洋 子    2番  今 泉 信 明    3番  中 嶋 秀 一    4番  中 尾 利 香    5番  小笠原 良 子    6番  山 端   博    7番  櫻 田 百合子    8番  氣 田 量 子    9番  斉 藤 重 美   10番  久 慈 年 和   11番  江 渡 信 貴   12番  堰野端 展 雄   13番  工 藤 正 廣   14番  石 橋 義 雄   15番  小 川 洋 平   16番  赤 石 継 美   17番  豊 川 泰 市   18番  織 川 貴 司   19番  野 月 一 博   20番  戸 来   伝   22番  畑 山 親 弘                                        欠席議員(なし)                                        欠  員(1名)                                        説明のため出席した者   市     長  小山田   久   副  市  長  西 村 雅 博   総 務 部 長  中 野 孝 則   企 画 財政部長  漆 舘 典 子   民 生 部 長  小 林 秀 記   健 康 福祉部長  佐々木   操   農 林 商工部長  田 村 和 久   建 設 部 長  杉 沢 健 一   上 下 水道部長  森   忠 久   病院事業管理者  丹 野 弘 晃   病 院 事務局長  中 谷 慎 志   教  育  長  丸 井 英 子   教 育 部 長  中 野 寿 彦   選挙管理委員会  古 舘   實   委  員  長   代 表 監査委員  髙 岡 和 人   農業委員会会長  杉 山 秀 明                                        職務のため出席した事務局職員   事 務 局 長  福 島   均   議 会 係 長  木 村 美穂子   主     査  村 中 健 大   主     査  岩 城 圭 祐                           午前10時00分 開議 ○議長(畑山親弘) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、議事日程第4号をもって進めます。 △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(畑山親弘) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。  質問は、通告順により議長において指名します。 △久慈年和質問 ○議長(畑山親弘) それでは、指名します。  10番 久慈年和議員       (10番 久慈年和 登壇) ◆10番(久慈年和) おはようございます。市民連合クラブ、社会民主党の久慈です。  今回は、3点について質問したいと思います。  東京都の小池知事は、8日、昨日の都議会で2030年までに都内で販売される新車全てをハイブリッド車電気自動車などの電動車に切り替えることを発表しました。菅総理大臣も、2050年までに温室効果ガス温暖化ガスを実質ゼロにする目標達成を後押しするために、脱炭素に向けた研究、開発を支援する2兆円の基金を創設することを表明しました。ヨーロッパ各国と比較すれば目標が遅いような気がしますが、目標を表明したことを私は評価したいと思います。地球温暖化防止の政策、対策が進みつつあります。  しかし、地球温暖化防止の政策に大きく貢献している、森林の有する地球温暖化防止に対する予算の措置があまりにも少ない額になっているような気がします。森林の災害防止、国土保全、水源涵養などの公益機能は、国民に広く恩恵を与えるものですし、適切な森林の整備などを進めていくことは、我が国の国土や国民の命を守ることにもつながっていると思います。そのための森林環境税は、国税として1人から年額1,000円を徴収するもので、納税者は全国で約6,000万人いますので、総額は600億円になります。国が基金設立する2兆円からすれば、森林環境税は600億円と、僅かな予算にすぎないと思っています。  県は、昨年2月に青森県森林・林業基本方針を5か年計画で策定しました。「青森県の森林・林業」には、県内の森林や林業は、六戸町の大型木材加工工場や平川市などの木質バイオマス発電施設などが順調に稼働しており、戦後に植栽された杉などの利用期を迎えている県内の豊かな森林資源が今後ますます活用されていくものと考えられますとあります。一方で、伐採後に再造林されず放置された森林の増加、松くい虫被害やナラ枯れ被害の発生、ニホンジカの侵入に加えて、林業労働者は減少するとともに、高齢化率は高くなりつつあります。これまでの林業を支えてきた世代が一斉にリタイアする時期を迎え、労働力不足の深刻化が懸念されているなど、新たな課題も多く生じています。  そのような中、森林環境税及び森林環境譲与税が創設されました。  質問は、森林環境譲与税の制度と目的について、どのような制度なのか。  2つ目の質問は、今年度の森林環境譲与税の使途について答弁を求めます。  次に、森林整備事業については2点質問します。  十和田市も今年3月に十和田市森林整備計画を樹立し、令和2年4月1日から令和12年3月31日までの10年間の整備計画を策定しました。整備計画の主なものは、1、伐採、造林、保育その他森林の整備に関する基本的な事項、2、森林の整備に関する事項、3、森林の保護に関する事項、4、森林の保健機能の増進に関する事項、5、その他森林の整備のために必要な事項ですが、質問はまず市内の森林と林業の現状認識について答弁を求めます。  2年前の平成30年度予算で、森林整備事業として林地台帳などを整備する事業が提案されました。森林法に基づき、森林の集約及び間伐などの適切な森林整備の推進に向け、所在地及び面積などの森林に関する情報を記載した林地台帳を作成、公表するため、台帳の整備及び管理システムの構築を行うというものでした。  質問は、その事業によって市内の林地の面積や所有者の把握はできたのか、答弁を求めます。  また、木材価格の低迷、森林所有者の世代交代により、森林経営意欲が低下している中で、森林所有者の所在が不明な森林、林地の境界が不明な森林や林地が全国に増加しており、森林組合や林業事業体などが森林整備を進めるため、所有者などを特定する作業に多大な時間とコストがかかっている状況にあるようです。平成28年5月の森林法の改正で、市町村が統一的な基準に基づき、森林の土地の所有者や林地の境界に関する情報などを整備、公表する林地台帳制度が創設されました。  質問は、市の林地台帳及び地図の整備状況について答弁を求めます。  ICT化教育は、次の2点について質問します。  分かる授業の実践を目指した授業改善を推進し、児童の学力向上を図るために学校のICT環境が今進められてきました。来年3月に教育用コンピューターが小学校に2,951台、中学校に1,299台、合わせて4,250台のコンピューターが納入されます。納入総額が2億3,468万5,000円にもなっており、いよいよICT教育の始まりです。  そこで、学校の照明は、児童生徒が見る対象物を見やすくするのを助け、近視の予防、学習効果の向上などを図る上で大切なものです。児童生徒からは、成長期の生徒の視力を守るため、目の疲労が少なく、快適な雰囲気の中で気分を集中して学習できること、先生からは、授業がしやすい環境の中で生徒の反応がよく分かり、教育効果の確認ができることなどの要求を満足させる照明設備とするために、照度、グレア(まぶしさ)、影などを十分検討することが大切で、一般教室の照明は快適に、効果的に学習ができる環境をつくることが大切です。  教育のICT化に向けた教室の環境整備について、一般教室の照明の照度についての基準はあるのか質問します。  そして、児童生徒の視力低下、姿勢などに対する対策はあるのかについて質問します。  ICT化に向けて、少人数学級の編制については、教育のICT化での教師の指導体制について質問します。  質問は、1教室30人以上の児童生徒に対するICTの教育指導は十分なのか。  そして、1教室の児童生徒を少人数、例えば20人から25人にする学級にして指導できないか質問します。  最後に、合葬墓の建設について。  設置の方針について質問します。  今年の3月議会で、昨年12月に合葬墓建設についてアンケート調査を行ったこと、そして9月議会では10月に合葬墓の設置方針について検討していくことの答弁がありました。  今すぐにも合葬墓の設置をお願いしたいとの市民からの話も聞いています。独り暮らしの方は、身内の死後に不安を感じて合葬墓の設置を直ちに求めています。また、先祖代々墓はあるが、跡継ぎが地元にいないため、田畑とともに先祖代々の墓の始末、整理を考えている市民もいます。また、経済的理由などから合葬墓の早期設置を求める声も届いています。  9月議会で、10月に合葬墓の設置方針について検討するという答弁がありました。検討した結果をお聞きします。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 久慈議員のご質問にお答えいたします。  私からは、合葬墓設置の方針についてお答えいたします。  近年の核家族化や単独世帯の進行、人口流出、地縁・血縁の希薄化などの社会情勢の変化に伴い、墓の管理問題や経済的理由により墓を持てないなど、自身の死後に不安を覚える市民が増えております。また、価値観の多様化に伴い、お墓に求められる役割も変化しているように思っております。令和元年度に行った市民アンケートにおいても、市が合葬墓を整備する必要がある、または検討する必要があるとの回答が約8割もあったことから、市では検討を重ねた結果、合葬墓を設置することとして10月に基本方針を策定したところでございます。  設置に当たっては、市民誰もが利用でき、将来的に多くの市民が眠る場所として、気軽に訪れ、親族のほか先人や祖先を敬い、憩いと安らぎを感じられるような十和田市民のお墓であること。利便性を優先し、緑豊かな十和田市の景観と調和を大切に、長きにわたって愛される地域の特色を生かした施設であること。維持管理や施設の在り方については、将来に負担をかけない施設と管理方法を基本方針として整備してまいりたいと考えております。  その他のご質問につきましては、教育長等から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 教育長 ◎教育長(丸井英子) 教育のICT化に向けた環境整備についてのご質問にお答えします。  まず初めに、学校内の照明の照度基準についてです。文部科学省で定められている教室内の照度の下限値は300ルクスですが、市内全小中学校の教室内の照度は300ルクス以上あります。あわせて、テレビやコンピューター等の画面の垂直面照度は100から500ルクスが望ましいとされており、その範囲内にあります。  次に、児童生徒の視力低下、姿勢などに対する注意点として、パソコンや電子黒板等を長時間集中して見続けないこと、正しい姿勢でICT機器を使用すること、ICT機器との距離や向きに気をつけること、ICT機器を使用するときの部屋の明るさに気をつけることなどがあり、各校において学習活動等、具体的な場面を通して、児童生徒に指導しております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長企画財政部長漆舘典子) 森林環境譲与税の制度と目的についてお答えいたします。  森林の有する機能は、地球温暖化防止のみならず、国土の保全や水源の涵養など、国民に広く恩恵を与えるものである一方、所有者や境界が分からない森林の増加、過疎化、高齢化等による手入れを行う担い手の不足等が大きな課題となっております。  このような状況の中、国民一人一人がひとしく負担を分かち合って森林を支える仕組みとして、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が平成31年4月に施行されました。このうち、森林環境譲与税は、間伐や路網といった森林整備森林整備を推進するための人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発などに充てる一般財源として、令和元年度より国から自治体へ譲与されているものでございます。  次に、今年度の森林環境譲与税の使途についてお答えいたします。  今年度の森林環境譲与税歳入予算額は4,900万5,000円を見込んでおり、主な使途といたしましては、林業振興に関する事業として、林地台帳システムの更新や森林整備に係る補助金、林道の維持補修費用等としております。これらのほか、今後の森林整備事業のための財源として、財政調整基金へ積立てし、活用してまいりたいと考えております。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長(田村和久) 市内の森林、林業の現状認識についてのご質問にお答えいたします。  当市における林業、木材産業を取り巻く情勢は、全国の市町村と同様に、木材価格の低迷による採算性の悪化、担い手の減少及び林業従事者の高齢化などを原因として、整備不足の森林、放置される森林が増加しており、水源涵養機能など、森林が本来持っている多面的機能の維持、発揮が懸念される状況にあります。  こうした状況の中、平成27年に本格稼働した六戸町の大型木材加工施設や当市の木製サッシ工場、そして八戸市の木質バイオマス発電施設などを活用することにより、今後は主に県南を中心に木材需要の増加が見込まれるものではないかと考えております。  議員ご指摘の森林の利用期に関する認識につきましては、当市における民有林、人工林の面積が1万2,142ヘクタールであり、このうちの約7割が国の示す標準伐期齢の45歳以上となっております。市内の森林の多くが利用期を迎えていることから、計画的な伐採、さらには植栽による森林整備が重要となってくるものと考えております。このため、市では適正な管理に向け、今年度深持地区において、個人の森林所有者を対象とした森林経営に関する意向調査を実施し、また令和3年度は深持地区以外の市内全域における意向調査を計画しております。その結果を踏まえて、今後の森林管理の在り方を検討してまいりたいと考えております。  次に、市内の林地の面積や所有者の把握についてのご質問にお答えいたします。  市では、平成28年5月の森林法改正に伴い、林地の面積や所有者を把握するため、県、法務局、市税務課より、森林に関する登記情報等を収集し、それらの情報を基に平成30年度に林地台帳システムを構築したところです。その後の所有者の異動につきましては、新たに所有者となった方が森林法に基づき、市に届出をする義務がありますことから、この届出により随時加除を行っております。  次に、林地台帳及び地図の整備状況についてのご質問にお答えいたします。  当市では、平成30年度に林地台帳及び地図を網羅した林地台帳システムを整備しておりますが、当市の国有林を除く森林面積1万9,472ヘクタール全てについて整備をしております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) 教育のICT化に向けて、少人数指導を行う考え、そして少人数学級を編制する考えについてのご質問にお答えいたします。  ICT機器を使用しての教育指導方法につきましては、市教育委員会において各小中学校教員に対し、研修会等の実施及び学校訪問により教員の指導体制確立のための支援を行っております。  また、学習支援ソフトを使うことで、授業中の個々の思考や児童生徒同士の交流の状況を一元管理し、把握することができることから、ICT機器を活用した30人以上の教育指導は十分できると認識しております。  なお、少人数指導について、各校ではこれまでも主に算数、数学、英語において、指導形態の一つとして、必要に応じて行っております。今後ICT機器を活用する授業においても、指導形態としての少人数指導が実施できることから、各校において少人数指導を適宜取り入れてまいりたいと思います。  なお、ICT化に向けた少人数学級の編制については考えておりません。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) それでは、順次質問したいと思います。  森林環境譲与税の使途については、今説明されましたけれども、私はもう少し森林環境譲与税の使途について詳しく説明してほしかったなということで再質問したいと思います。  森林環境譲与税は、国に一旦集められた税の全額を、間伐などを実施する、林道整備などを実施する市町村や、それを支援する都道府県に客観的な基準で譲与、配分されるという制度であります。現在市町村と都道府県の譲与税の譲与割合は9対1になっていますけれども、制度発足初期は市町村の支援を行う都道府県の役割が大きいことから、経過措置として市町村が8割で、都道府県が2割の配分になっているようですが、現在配分は8対2でよろしいのかどうか質問します。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長
    企画財政部長漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  議員がご説明されたとおり、森林環境譲与税譲与割合は、全体を100とした場合、市町村が90、都道府県が10でございます。制度創設当初は、市町村の支援等を行う都道府県の役割が大きいということで、初年度である令和元年度は市町村が80、都道府県が20となっております。その後の割合は、令和2年度と令和3年度は市町村が85、都道府県が15、令和4年度と令和5年度は市町村が88、都道府県が12と段階的に移行し、森林環境税個人住民税と併せて課税される令和6年度以降は、本来の譲与割合である市町村が90、都道府県が10となります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) ということは、現在8割5分、85%の割合ですから、4,900万円、これが今現在85%で交付されているということで理解してよろしいですか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長企画財政部長漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  議員がおっしゃるとおり、今年度の森林環境譲与税譲与割合は市町村が85、都道府県が15となることから、今年度の譲与税額を4,900万5,000円と見込んでおります。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) 分かりました。  では次に、市町村などの森林環境譲与税の使途を公表しなければならないということとされていますけれども、今後も使途については公表するということでよろしいでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長企画財政部長漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  森林環境譲与税の使途につきましては、インターネット等を利用して公表することとなってございます。本市では、市のホームページで令和元年度の使途状況を公表しております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) 分かりました。  では次に、市内の林業の現状について質問したいと思います。  計画的な伐採、さらには植栽による森林整備が必要だという答弁でしたけれども、現状伐採はするけれども、植栽、再造林は行わないという林地が増えているように私は思っていますけれども、市の伐採後の植栽に対する現状認識をまず伺っておきたいと思います。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長(田村和久) ただいまのご質問にお答えいたします。  当市の令和元年度末時点での伐採後の人工造林率は17.6%となっており、県平均の24.3%を下回っている状況にあることから、人工造林はあまり進んでいないものと認識しております。  しかしながら、今年度は民有林野造林補助事業を活用して、人工造林に取り組む林業経営者が2者から4者に増加しております。こうしたことから、今後は人工造林を行う林地が増加していくものと期待しております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) では、そういうことで、今後森林整備、植栽について指導していくということで、分かりました。  次に、市内の林地の面積、所有者が把握できたのかどうかについてですけれども、答弁書のとおり了解しておきたいと思います。  以上で森林関係については終わります。  次に、ICT化教育環境整備についてお伺いします。  一般教室の照明の照度、明るさについての基準はあるのかどうか、あるというふうなことですけれども、これについては答弁があったとおり、300ルクスぐらいということでしたけれども、教育のICT化に対する教室の照明の基準、これはあるのかどうか質問したいのですが。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまのご質問にお答えいたします。  教育のICT化に対する教室などの照明について、先ほどの答弁のとおり、テレビやコンピューター等の画面の垂直面照度は100から500ルクスが望ましいといった推奨はありますが、いわゆる基準というのは特に設けられておりません。  しかしながら、ICT機器を使用する上で、プロジェクターを投影する黒板への映り込みを防止するため、カーテンを閉める、または周辺の黒板灯を消す、タブレットの画面に照明が反射しないよう画面の角度を調整するなど、使いやすさへの配慮が必要であるというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) そこで、学校の照明器具はLED化に全てなっているかどうかお聞きしたいのですが。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまの質問にお答えします。  全てLEDになっているということではございません。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) できれば、そういった設備を整えてほしいなというふうに思います。  次に、学級の編制について伺いますけれども、前回の定例会で少人数学級、そして1クラス20人学級の方針を求めたわけですけれども、教育部長からは、学級編制はあくまでも国の編制基準、県でもある程度弾力的な学級編制を行っているというふうな答弁がありました。市でも非常に莫大な費用が必要という答弁もありました。  私は、一律に1クラス20人というクラス編制を求めているわけではないのですけれども、学級編制はそれぞれ画一的にはいかないものだと、人数によって画一的にいくものではないというふうに思っていますけれども、例えばちとせ小学校の2年生と3年生は、児童生徒が50人で、それぞれ2クラスになっています。1クラスが25人ぐらいですので、私が求める少人数学級に近づいている編制になっているなというふうに思っています。  そこで、三本木小学校北園小学校、南小学校、東小学校、ちとせ小学校、5つの学校で空き教室があるのかどうかお聞きしたいのですが。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまのご質問にお答えいたします。  市内小中学校において、児童生徒数の減少により使用されなくなった教室は、例えばスタディ教室などの名称で活用しており、いわゆる空き教室はありませんが、これらを含めて、必要に応じて少人数指導や様々な授業で活用することができる特別活動室、児童会室、総合学習室、生活科室などの教室は、ただいまご質問の小学校にも一定数ございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) そういった教室は、例えば学級、普通教室に整備というか、移行できるものですか。例えば特別活動室とかありますけれども、それは教室にまた変えることができるのですか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまの質問にお答えいたします。  一度特別活動室というような名称をつけた教室も、元の普通教室というふうに、年度を替えるときに変えるということは可能でございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) では、三本木小学校の1年生は73名で2つのクラスに分かれています。それから、北園小学校の1年生は74人で3つの学級に分かれ、南小学校の3年生は75人で3つの学級に分かれています。僅か1人か2人多いのに学級が増えるのはなぜなのか教えてください。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまのご質問にお答えします。  議員ご指摘の三本木小学校の1年生、北園小学校の1年生、南小学校の3年生の人数には、特別支援学級在籍児童の人数が含まれたものとなっております。特別支援学級在籍児童数を除いた各人数は、令和2年5月1日現在で、三本木小学校は6名少ない67名、北園小学校は2名少ない72名、南小学校は1名少ない74名というふうになっております。  学級の数、学級編制につきましては、前年度の3月5日時点の入学予定、または進級予定の児童生徒数で決定することになっており、また小学校1年生から4年生までは1クラス33人編制となっていることから、その時点では三本木小学校の1年生の通常学級への入学予定者は66名でしたので2クラス、北園小学校1年生は72名で3クラス、南小学校の3年生の通常学級への進学予定者は74名で3クラスの編制というふうになり、現在に至っております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) 3月5日時点での学級編制が行われているということでしたけれども、それ以降に、例えば4月の異動で入学する児童生徒もいると思いますけれども、そういう数は結構多いものですか。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまの質問にお答えします。  全くいないというわけではありませんが、たまに数名いることがあります。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) 分かりました。  では、次の質問に移ります。  これまでも算数、数学、英語において、指導体制として少人数指導を行ってきたという答弁でしたけれども、ICT化に向けて学級編制は無理だと、これによって学級の編制したものは無理だという話でしたので、例えば少人数の指導をICT化の中で行う機会があるのかどうか、そこをお聞きします。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまのご質問にお答えします。  学級の編制というのはできませんが、そのように適宜、その授業、授業での教材によっては、題材によっては少人数指導を行うことは可能でございます。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) では、次です。  実は、今年の第1回定例会でも、経済的な理由でタブレットを家庭で持っている児童生徒と持っていない児童生徒で、そして昨日も話がありましたけれども、Wi―Fiがないなどで、私は教育について格差が広がっているなというふうに感じているのです。そこで、家庭ごとにパソコンやタブレットのあるなしによって、児童生徒の格差は、前の教育長は少ないという答弁でした。私は、質問の仕方が悪かったと思いますが、現在も教育委員会では家庭のタブレットのあるなしによって、児童生徒の格差は小さいと思っているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまのご質問にお答えします。  市では、GIGAスクール構想を加速するため、今年度中に市立小中学校全ての児童生徒にパソコンを配備します。これにより、児童生徒一人一人が学校の授業においてパソコンを使用する機会、そして時間が増えることで、児童生徒一人一人のパソコン活用スキルの向上が一律に図られると考えます。このことから、家庭ごとのパソコンの有無による児童生徒間の活用スキルの格差は小さくなっていくものというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) やはり今日のニュースで、政府は所得が少ない家庭の高校生に対して端末を貸し出すという話がありました。総額約500億円だそうです。ということで、今就学援助費などを使って児童生徒に援助をしているわけですけれども、これはやはり私は教育に格差がある、そういう前提での対応だというふうに考えています。  ということで、これから家庭でタブレットやパソコンを持つ児童生徒と持てない児童生徒では、ICT教育をこれから進めていくわけですけれども、私は格差が生まれてくるなというふうに思っていますので、質問ではないですけれども、そういうことを最後に意見を述べさせていただきたいというふうに思います。  次に、令和2年第1回定例会で、タブレットの保管に充電用電源キャビネットを令和2年度中に配備するという答弁でしたけれども、充電用電源キャビネットは整備されてきたのかどうかお聞きします。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長中野寿彦) ただいまの質問にお答えいたします。  充電用電源キャビネットにつきましては、本年9月に工事契約したネットワーク環境整備工事、これにおいて設置を行っており、令和2年度末までに完了する予定となっております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) では、合葬墓の質問に入ります。  合葬墓を設置することの表明がありました。憩いと安らぎを感じられる十和田市民の墓ができることを私は期待しています。  そこで、合葬墓設置の今後のスケジュールについてお聞きしたいと思います。 ○議長(畑山親弘) 民生部長 ◎民生部長(小林秀記) ただいまのご質問についてお答えいたします。  今後の予定といたしましては、来年度に検討委員会を開催し、基本構想と基本計画の策定、建設地の測量を行い、令和4年度の基本設計と実施設計、令和5年度の工事着工を経て、令和6年度の供用開始を目指して進めてまいりたいと考えております。また、検討委員会の中では、設置場所や規模などの詳細を検討していく予定となっております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 久慈議員 ◆10番(久慈年和) 前向きな答弁をしていただきまして、ありがとうございます。今後は、検討委員会を開催して詳細を検討することになると思いますが、私は4年後の令和6年度の供用開始を目指すのであれば、三本木霊園の一画に合葬墓を設置してもらうことを要望しまして、全ての質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(畑山親弘) 以上で久慈年和議員の質問を終わります。  換気のため、暫時休憩します。                           午前10時47分 休憩                                                                   午前10時55分 開議 ○議長(畑山親弘) 休憩を解いて会議を開きます。 △野月一博質問 ○議長(畑山親弘) 次に、19番 野月一博議員       (19番 野月一博 登壇) ◆19番(野月一博) 年4回の定例会、最後の第4回定例会になりました。今年1年を考えてみますと、いろいろなことがございました。  この間、ちょっとした本屋で本を読ませていただきました。皆さんご存じのように「鬼滅の刃」ということでありますが、この本は非常に売れておりまして、いろいろな方が、子供たちがよく読んでいらっしゃるそうでございまして、なかなかいい本だな、人間の心を打つ本だなと、こう思いました。ある意味では、心から人の命を大事にする、子供を守らなければならないというのがワンフレーズでございまして、これは今の時代には合っているのではなかろうかな、考えさせてくれる「鬼滅の刃」ではなかったかなと、そういうふうに思っております。  1月には、新成人に贈る言葉というのがある成人式がございまして、それに出まして、そしてそこには市長の贈る言葉が載っておりまして、「夢を追う勇気」、市長の言う言葉、多分市長もよく分かっていらっしゃる成人式に贈る言葉だろうと思います。それが私非常に心の中に響いておりまして、「人は小さい頃から夢を持っている」と、皆さんもそうでしょう。「大きくなるにつれて変化しながらも夢はある。ところが現実の生活に追われ始めると、その夢を忘れてしまう。大切なのは、夢を追う勇気を持つことである」と、小山田十和田市長の言葉であります。私は、やっぱりいつまでたっても若さと行動力と、そういうことがなければ市長は務まらないのかなと非常に感じた次第であります。  そうしているうちに、コロナの時代になりまして、いろいろと問題がありますよね。命を大事にする。成人式でございますから、そのときに一つの言葉、「命」という言葉があるのです。「命」という言葉には、いろいろな意味が含まれているのではないでしょうか。何でも命を粗末にしては駄目だということを言っているわけです。「誰でもこの世に生まれてきたのには意味がある。たった一つしかない命、たった一度だけの人生。その道は山あり谷ありで時に投げ出したくなるだろうが、生きている限り必ずチャンスはある。あなたの命は世界で唯一の宝」だと、こういうふうな言葉があるわけであります。なぜ私がこんなことを申し上げるかというと、司法、行政、立法という三権の中に、教育というのはいつの時代も大事だろうなと、こう思っております。この一つの言葉は、教育委員会の丸井英子教育長が述べているわけであります。市長の言葉、教育長の言葉、これは今でも私は忘れることはできないこの1年であります。  令和2年も20日余りになりました。新型コロナウイルス禍の中、仕事はできない、大変だ、生活は大変だろうという声を皆さんも聞くだろうと思います。私も聞いております。今の社会、価値観は多様化しているのが現実であります。人により千差万別でもあります。  新年を迎えても、引き続き新しい生活様式を継続する必要があるものと考えるものであります。人類の長い歴史の中では、ペスト、コレラ、天然痘、インフルエンザ、SARS、新型コロナ、幾多の感染と立ち向かい、乗り越えてきた実績があります。  私は、いつも思うのです。人生は一寸先闇だ、その一寸先は光だ。令和無心会、野月一博であります。  それでは、通告に従い一般質問に入らせていただきます。  市長の政治姿勢についてお尋ねします。  市長は、3期12年間、覚悟を持って市政の指揮を執ってまいりました。市民の感覚を大事に、現場の声に耳を傾けてきたわけであります。将来の都市像、「~わたしたちが創る~希望と活力あふれる 十和田」の実現に向けまして、市民との協働により、持続可能なまちづくりを進めていると私は思っております。ここまで来るには、決して平たんではなかったと思います。  秋田県出身で、東京都で非常に政治家として活躍している方があるわけであります。「意志あれば道あり」、菅義偉総理大臣の掲げるフレーズであります。  私は、いつも思うのです。市長の立場は、ある意味では孤独との闘いを余儀なくされていると思います。市長の信念、志、原点はどこにあるのでしょうか、お伺いします。  次に、コロナ禍における令和3年度当初予算編成方針についてお尋ねします。  今後の財政見通しは、歳入においては新型コロナウイルス感染症の影響による市税の減収が複数年続くことが見込まれ、一般財源の確保は厳しい状況となることに加え、国税の減収に伴い、地方交付税等の減額が見込まれると思われます。  一方、歳出では、十和田市公共施設等総合管理計画等に基づく大規模建設事業の実施、幼児教育・保育の無償化分をはじめとする社会保障関連経費の増加に加え、新型コロナウイルス感染症に伴う新たな対応など、今後も財政を取り巻く環境は、引き続き厳しい状況で推移をすることが見込まれると思います。  コロナ禍における令和3年度当初予算編成方針についてお伺いします。  次に、中央病院と三沢市立三沢病院が設立する地域医療連携推進法人の概要と市民への影響についてお尋ねします。  丹野病院事業管理者は、この法人設立について、「連携以上、統合未満」という言葉を用いていますが、「連携以上、統合未満」という、これにはいろいろな意味があると思っておりまして、単なる言葉ではないというふうに私は考えております。効率的な経営のため、避けては通れない道だとも語っておりますが、この上十三まるごとネット設立に向けた意気込みをお伺いします。  次に、女性の管理職への登用の促進についてお尋ねいたします。  政府は、2025年に達成を目指す女性登用の数値の目標、男女共同参画基本計画に向けて、具体的な目標を挙げました。女性登用3割は、非常に遠いな、難しいなというふうに感じているわけであります。  小山田市政となって以降、年々女性職員の幹部職登用が図られておりますが、現在女性幹部職が占める割合はどれくらいでしょうか、お伺いします。これは、非常に先を見る目がある市長だなと、私はこれに対して大きな評価をしております。  人はそれぞれ、ここにいる議員も、我々も、職員も同じですが、縁があって、絆があって、一人では何もできません。支え合って何事もできるわけであります。畑山議長がよくお話ししていらっしゃいました。「私も孤独なんだよ、時には」と、こういうことを言うのです。だから、一生懸命何かに集中してやる。田んぼに行って、いろいろな人とのつながりを持ちながらも集中すると何かほっとするのだよと。そういう畑山議長もやっぱり人間なのだなと、こう思いまして、私は来年、令和2年度定年退職する皆さんに、心からこの十和田市のために働いてくれたことに感謝したいと思います。  まず、議会事務局長、福島均さん。ご苦労さんでございました。総務部長、中野孝則さん。民生部長、小林秀記さん。健康福祉部長、佐々木操さん。上下水道部長、森忠久さん。消防長、高森仁史さん。       (何事か呼ぶ者あり)  今のうちに僕は感謝しているわけで、こうして言っております。課長級は、こども支援課長の平舘雅子さん。収納課長、宮崎久仁彦さん。大変お世話になりました。高齢介護課長、下川原銀也さん。市民課長、佐々木多鶴子さん。農業委員会事務局長、今泉卓也さん。病院医事課長、小山石佐津子さん。広域事務組合事務局次長、端康広さん。十和田奥入瀬観光機構事務局長、山本隆一さん。十和田消防署長、森一仁さん。  部課長の皆さんには、これまでご指導いただいて、お世話になりました。今こうして議員活動できるのも皆さんのおかげだと思いまして、畑山議長も市役所の職員でありましたが、特にお礼をしなければならない立場にあると思います。  令和2年度定年退職者の皆さんに感謝を申し上げまして、以上、市長をはじめ理事者の誠意あるご答弁をお願いいたしまして、壇上からの質問とさせていただきます。ご清聴、誠にありがとうございました。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 野月議員のご質問にお答えいたします。  私からは、政治姿勢の件についてお答えいたします。  ちょうど私が就任した頃は、我が国もデフレの真っただ中にありまして、地域経済、そしてまた当市の求人倍率も大変低調にありました。こういったことから、この十和田市を、このまちを何とか元気にしなければならない、そういう思いで当市の得意な分野でもあります農業だとか、観光振興のための施策、そしてまずまちの中も元気にならなければならない、そういう思いで、ちょうど第1期中心市街地活性化基本計画、これに取り組んでまいりました。  その中で、特にこれからのまちづくりは市民参画、いわゆる市民と協働で進める必要がある、そういう思いでまちづくり基本条例を制定したり、市民活動への支援事業、広域コミュニティーの形成、そして自主防災組織の設立などに取り組んできたところでございます。こうしたことは、私の姿勢であります「行政だけではなく市民の力を結集して、市民が主役となるまちづくり」に基づきまして、市民の皆さんと連携しながら取り組んできたところでございます。  私の任期は、来年1月で終わるわけでございますが、そのため現在、ちょうど時期的に来年度の予算編成の作業を進めている段階でございます。この中で、これからもこの十和田市が豊かさを実感して活躍できるようなまちでなければならない。また住んでみたい、子供たちもこのまちに住みたい、そう思えるようなまちでなければならない。そして、誰もが本当に将来も不安なく安心して暮らせる、そういうまちでなければならない。そして、この十和田市に、いわゆる市外の方、県外の方も何とか十和田市に行ってみたい、そして選ばれるようなまちでなければならない。そういうような、言わば元気のあるまちづくりに向け、現在予算もそうですし、取り組んでいるところでございます。  その他のご質問につきましては、病院事業管理者等から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 病院事業管理者病院事業管理者(丹野弘晃) 当院と三沢市立三沢病院が設立する地域医療連携推進法人の概要と市民の皆さんへの影響についてお答えいたします。  当院と三沢市立三沢病院が共同で設立する予定の地域医療連携推進法人、上十三まるごとネットというふうな名称でございますが、人口減少等を背景とした急性期病床の余剰や回復期病床の不足及び患者数の減少等の課題により、今後おのおのの病院単位での事業継続や地域医療の維持が難しくなるとの危機感を共有した両病院が、業務連携と機能分担等を推進し、病院事業の継続及び地域医療の課題に柔軟に対応できる協力体制の構築をしようとするものであります。  議員ご指摘の「連携以上、統合未満」というフレーズ、これに込めた思いは、今まで連携ということはかなりやってきました。やり尽くしたとは言いませんが、かなりやってきたという思いがあって、それをステップアップしたさらにその上の段階に入りたいという、そういう私の意思を込めたことでございます。  市民の皆さんへの影響につきましては、法人設立後においても経営や診療体制等は今までと大きく変わることはありませんので、安心して受診していただくことができます。  また、法人が取り組む内容といたしましては、専門医療の連携、協力による高度な検査及び治療等の効率的な提供、そして地域における後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品の促進等によって医療費の抑制効果等もありまして、市民の皆さんへの最適な医療の提供にも貢献することができると考えております。  今後上十三地域において、病院間の垣根を越えた連携をさらに広めることにより、地域完結型の医療の提供や質の向上等に寄与してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長企画財政部長漆舘典子) コロナ禍における令和3年度当初予算編成方針についてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、本市では4月以降、市の財政調整基金のほか、国や県の交付金、補助金を活用し、経済支援対策事業や感染防止対策事業、新たな生活様式への対応事業など、総額約19億2,000万円の新型コロナ感染症対策事業を実施してまいりました。しかしながら、現在も全国的な感染拡大が止まらず、国内各地をはじめ当市においても経済の停滞が続いていると感じております。令和3年度は、市の歳入の根幹である地方交付税の減額と市税の減収が見込まれております。  このような厳しい状況下ですが、令和3年度当初予算編成方針においては、これまで掲げてきた第2次十和田市総合計画の実現、大規模建設事業の着実な実施を確実に進めることとし、このことに加え、新たな日常、働き方に対応したまちづくりを推進していくことといたしました。  令和3年度の当初予算では、これまで以上に成果や評価、必要性や有益性に基づいた事業の選択と集中を行うことはもちろんのこと、将来にわたって持続可能なまちづくりを推進することを念頭に、デジタル化の推進や教育環境の整備など、今後求められる質の高いまちづくりのため、市の魅力をさらに高める独自性、創造性のある事業について取り組むこととし、その中にあっても、将来を見据えた健全な財政運営となるよう予算編成してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 総務部長 ◎総務部長(中野孝則) 女性の管理職への登用に関するご質問にお答えいたします。  令和2年4月1日時点での市職員数は416人であり、そのうち女性職員は145人となっており、全体の34.9%を占めております。管理職に占める女性の割合は、係長級で20人、29%、課長補佐級で8人、22.2%、本来管理職とカウントされる課長級で11人、35.5%、部長級で2人、20%となっており、課長級以上の管理職の割合は、前年度の22%と比較し、31.7%と大きく増となっております。  管理職には、部下とのコミュニケーション能力、現状把握能力、メンタル面をケアできる能力がますます求められてくるものと認識しており、これらの能力が認められる女性職員を管理職に登用することは、優秀な人材の確保、女性活躍の場につながることとなります。  つきましては、今後とも仕事と家庭が両立できる環境を整えながら、男性、女性のバランスを考慮しつつ、女性の管理職への登用について考えてまいります。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 野月議員 ◆19番(野月一博) ただいまの市長の政治姿勢については、大変分かりました。その後、今述べられたように、次世代の十和田市のあるべき姿を、さらにそれを進めていただきたいなと私は思います。市長の今の答弁には、若さを感じられます。誠実さを感じられます。それが一番大事なことなのです。ですから、市長には頑張っていただきたいし、先ほど申し上げましたように、女性の管理職そのものも先を見る目があるなと、こう思いました。国が何ぼ頑張っても3割未満だと、行かないと言っている。青森県内の10市の中で31.7%、女性の登用をしているわけなのです。そうすると、ほかの9市はどうですか、比較してみてください。ここで私が言ってもいいのですが、言う必要もないことなのですけれども、30%以上を超えているのは十和田市だけで、あとの9市は20%も行かない、10%も行きません。極端に言えば5%ぐらいなものなのだ。あれだけの青森市、八戸市でもそうです。大きいのに、優秀な女性の方がいるのに、なぜそういう立場で使いこなせないのか、また登用しないのか、私にはその辺分かりません。そういう意味で、市長にこの先を見る目があるなと、こう思いまして、私はできるなら今後6・4ぐらいにしてほしいと。ある人は5・5にしなさいと、そういうわけにはいかないから、6・4ぐらいの気持ちで使いこなしていけば、人口も増えるのではないでしょうかと思っていまして、できたら優秀な人を今総務部長が答弁したように、そういう中で考えていただきたいなと、こう思っております。  コロナ禍における予算編成なのですが、先ほど答弁していただきました。ありがとうございました。予算編成というのは、どういう方がどういう立場になっても生きていくという、その中で生活しているわけなのです。歌や踊りや芸術文化というのは、あれは生産活動ではないじゃない、あるのです。今回の朝ドラの「エール」見て、応援されて、ああ、いいなと、ああいうのだって芸術文化なのだ。ああいう人たちに対しても気配りをして、対応してあげるのが大事ではないでしょうか。市長は、その点は気配りの市長だから、ちゃんとやってくれています。私たちは見ていますから。ああ、なるほどな、歌や踊りをやる人にも気配りをしてやる予算編成は必要だなという形でやっていただけたらありがたいなと、いい予算編成ができるのではなかろうかなと、こう思います。これも要望ですから。  それから、病院行政について、病院事業管理者が先ほど言ったように、あの言葉の持つ意味は、単なる言葉ではないのです。私は、病院事業管理者を見ると、中央病院に命を預けたなと見ています。命を預けた病院事業管理者だと、だからあの言葉はそのとおりだなと思っていますので、どうかよろしくお願いします。金だけではありません。命を生かして、命もらった人がいろいろな活躍して、十和田市のためになっていくのなら、さらに価値あるものになるではないですか。金だけではないでしょう。命を預けた人は頑張るのだ、地域社会の皆さんで。これも価値あるのだ。我々はそういう意味で、物の捉え方というのも時には大事だなと思っています。よろしく、これも要望です。  先ほど職員人事の関係に関しましては十分お伺いしましたから、これはもう、これからもよろしくお願いしたいなと思っています。  今世界の地球全体を見れば、ドイツの首相も女性だし、東京都の知事、小池さんも女性ですよね。いろいろな女性の市長とか首長、結構いるではないですか。そういう意味で、女性の能力というより人間としての女性の能力も生かす、そういう十和田市であってほしいなと、私は市長にそういうことをまた申し上げて、生かしていただきまして頑張っていただきたいということで、私の第4回定例会の一般質問をここで終了させていただきます。本当にありがとうございました。 ○議長(畑山親弘) 以上で野月一博議員の質問を終わります。 △休会の件 ○議長(畑山親弘) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りします。明12月10日は、議事整理のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) ご異議なしと認めます。  よって、12月10日は休会することに決定しました。 △散会 ○議長(畑山親弘) 来る11日は午前10時から本会議を開き、各議案の審議を行います。  本日はこれにて散会します。  大変ご苦労さまでした。                           午前11時29分 散会...