平成31年 3月定例会(第1回) 平成31年3月12日(火曜日)
議事日程第4号 平成31年3月12日(火)午前10時開議 第1 市政に対する
一般質問 ①18番 畑 山 親 弘 君 本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(21名) 1番 山 田 洋 子 君 2番 今 泉 信 明 君 3番 中 嶋 秀 一 君 4番 中 尾 利 香 君 5番 小笠原 良 子 君 6番 山 端 博 君 7番 櫻 田 百合子 君 8番 氣 田 量 子 君 9番 斉 藤 重 美 君 10番 久 慈 年 和 君 11番 江 渡 信 貴 君 12番 堰野端 展 雄 君 13番 工 藤 正 廣 君 15番 小 川 洋 平 君 16番 赤 石 継 美 君 17番 豊 川 泰 市 君 18番 畑 山 親 弘 君 19番 織 川 貴 司 君 20番 野 月 一 博 君 21番 戸 来 伝 君 22番 竹 島 勝 昭 君
欠席議員(1名) 14番 石 橋 義 雄 君 説明のため出席した者 市 長 小山田 久 君 副 市 長 西 村 雅 博 君 総 務 部 長 漆 舘 仁 君 企 画
財政部長 中 野 孝 則 君 民 生 部 長 福 島 均 君 健 康
福祉部長 北 舘 祐 子 君 農 林 部 長 野 田 健 治 君 観 光
商工部長 本 宿 貴 一 君 建 設 部 長 甲 田 信 二 君 上 下
水道部長 森 忠 久 君 総 務 課 長 田 村 和 久 君 管 財 課 長 前川原 史 博 君 政 策
財政課長 漆 舘 典 子 君 農 林
畜産課長 小笠原 明 彦 君 観 光
推進課長 山 本 隆 一 君 商 工
労政課長 今 辰 八 君
病院事業管理者 松 野 正 紀 君 病 院
事務局長 接 待 隆 敏 君 教 育 長 丸 井 英 子 君 教 育 部 長 三 上 和 一 君
選挙管理委員会 古 舘 實 君 委 員 長
選挙管理委員会 今 泉 卓 也 君 事 務 局 長 監 査 委 員 髙 岡 和 人 君 監 査 委 員 高 坂 れい子 君 事 務 局 長
農業委員会会長 力 石 堅太郎 君 農 業 委 員 会 市 澤 新 吾 君 事 務 局 長 職務のため出席した
事務局職員 事 務 局 長 佐々木 誠 次 長 齋 藤 文 子 議 会 係 長 木 村 美穂子 主 査 野 崎 俊 介 午前10時00分 開議
○議長(
竹島勝昭君)
出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、
議事日程第4号をもって進めます。
△日程第1 市政に対する
一般質問
○議長(
竹島勝昭君) 日程第1、市政に対する
一般質問を行います。 質問は、通告順により議長において指名します。
△
畑山親弘君質問
○議長(
竹島勝昭君) それでは、指名します。 18番
畑山親弘君 (18番
畑山親弘君 登壇)
◆18番(
畑山親弘君) おはようございます。きょうは、私たった1人の質問者のために、市長初め部課長の皆さん、そして議員の皆さん、大変ありがとうございます。それでは、
一般質問させていただきます。 昨年12月16日の合併後4回目の市議選は、無競争などのうわさもあって、大変戦いにくい選挙戦でありました。投票率も最低の43.72%であったことに、私はある種の
政治責任を感じました。しかし、結果は結果として厳粛に受けとめ、初心に立ち返り、誠心誠意努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 ただ、このたびの選挙戦は、
女性議員が2人から3人ふえて5人となったことは新たな風を吹き込んでおり、大いに期待するものであります。 それでは、通告順に従い
一般質問をいたしますので、市長初め
理事者側の誠意あるご答弁をお願い申し上げます。 最初に、十和田市DMO、
一般社団法人十和田奥入
瀬観光機構とその関連についてであります。私は、この十和田市DMOの設立については大いに期待するものであります。それは、本市の中に
十和田湖、奥入瀬渓流、
八甲田山等の
国立公園を持ちながら、また
農畜産物等のすぐれた資源を持ちながらも、これら
観光資源を生かし切れないということはどういうことか。さらに言うなら、広い
三本木原台地に恵まれ、
県南内陸部の中心にありながらも伸ばし切れない、これは何が原因しているのでしょうか。新しい
都市計画の
まちゆえか、それとも
高速道路体系から見放されたためであろうか。最近までは順調に十和田市は人口も増加していたにもかかわらず、最近になって、特にこのごろは、本市も平成13年ごろから減少し始めました。 バブルがはじけたことも影響はあるでしょうが、観光客も激減し、
宿泊施設も閑古鳥が鳴いているという状態でありました。
十和田湖、奥入
瀬渓流等、
国立公園の観光客も青森口や秋田口から入り、そして
十和田市街地を素通りしていく。何とかして焼山や
十和田市街地にもふらっと立ち寄らせる方法を考えなければならない。それがこれまで行われてきた、代表的には
官庁街通りシンボルロード化、あるいは道の駅ろまんパークであり、
南部裂織匠工房、道の駅とわだであり、
馬事公苑称徳館や
現代美術館であったと思います。ですが、それ相応のお客さんがあっても一過性のもので、全体というか、永続的な
にぎわい、活路につながらず、市街地には
空き店舗や空き地が目立つようになっておりました。 2年ほど前、
一般質問で、「
現代美術館、称徳館、稲生川や旧
新渡戸記念館、
南部裂織など、点と点を結ぶような施策、有機的な連結はないのではないか」との質問に対し、
小山田市長は「開拓の歴史や美術館、
南部裂織など点と点を結ぶ方策について、これらの
観光資源を相互に結びつけることで、当市を訪れる観光客にいろいろな過ごし方を提案できることが可能となり、結果的には滞在時間や
観光消費額の増加と地域の活性化に結びつけていけるものと考えている」とも述べ、その上でまち・ひと・し
ごと創生人口ビジョン・
総合戦略で、
観光地域づくり法人、
日本版DMOの設立の考えを明らかにしておりました。この組織の
立ち上げで、多様な関係者と一体となった魅力的な
観光地域づくりと、
経営戦略に基づく一元的な
情報発信を行うことが可能となって、多くの観光客を呼び込み、観光による
地方創生に結びつけたいと表明していたのであります。 そのようなことで、このたびのDMOの
立ち上げは、並々ならぬ決意、少なくとも地域の恵まれた
観光資源を具体的に生かす手だてをつくり上げ、これからはこれら
観光資源に磨きをかけ、
市民ぐるみで
取り組み、まさにオール
ラウンドの施策であろうかと存じますが、当面する主要な
取り組みをお示しいただきたいと思います。 次に、
バスターミナルの
位置づけと
商業施設の配置の有無についてであります。これほどの
観光資源がありながら、我が市には駅がない、あるいは誰にでもわかるような拠点がない。これは珍しいことではないか。 昨年11月に示されました
中心市街地活性化基本計画案によれば、
交通拠点、
バスターミナル整備が平成31年度から平成33年度までに計画整備されるとしております。これは、
高速バスを含む
バス路線と
乗り合いタクシーや
観光案内機能も備えるとしておりますが、
循環バスも利用できると考えてよろしいでしょうか。 また、高次・
複合都市施設整備事業として、
商業施設のような建物を民間で計画しているようですが、実現可能な計画と理解してよろしいかお伺いいたします。 次に、道の駅の活用について、当市には国道4号と国道102号にそれぞれ1つずつ、2カ所の道の駅があります。一方には
南部裂織の匠工房があり、一方には
地ビールや飲む
ヨーグルトなど
地元農産物や付加価値化できる施設がありますが、これら道の駅とDMOとの連携はどのように考えているのでしょうか。具体的な計画等があればお答えいただければと存じます。 2番目の質問に入ります。自治体新電力という余り聞きなれない制度について伺います。実は
電気事業法の改正があって、数年前から段階的に電力の自由化が始まっておりましたが、2016年4月1日からは
一般家庭まで電力の自由化が始まっております。今までの電力は、水力、火力及び原子力などは資本力のある事業体が建設し、電気をつくり、送電線でそれぞれの各家庭や企業などに供給され、我々利用者は料金を支払っておりますが、最近は
科学技術の進歩により、風力、太陽光及び
バイオマスなどの地域にある資源を生かし、電力をつくり出すようになっています。 こうした
電気事業の進展によって、つまり電力の自由化や地域の資源を生かした
再生エネルギーの創出によって、新たな時代に入っているように思います。このことは世界的にも北欧やドイツなどで先進的に取り組まれ、日本においても、遅くなっているものの、具体化しつつあることだと考えます。 こうした
電気事業の改革により、国内10
電力会社から、昨年12月21日現在で、
小規模電力事業体は550社ほどの
電気事業者などが存在し、今なお増加しております。自治体においても、群馬県の
中之条パワー、静岡県の浜松新電力、とっとり
市民電力、福岡県の
みやまスマートエネルギー、岩手県の
久慈地域エネルギーの事業体が見られ、最近では石川県の加賀市で
指定管理として、この4月1日から
事業開始と聞いております。 本県は、
自然エネルギーの宝庫と言われ、とりわけ
風力発電は日本一をキープしております。
太陽光発電も多く見られる現状です。しかし、いずれも
県外資本が多く、せっかくの
地域資源の恵みは県外に持っていかれている実情であります。 そこで、これら
自然エネルギーの恵みを
発電事業で得られないとすれば、次善の策として
売電事業で得られるものと考えます。それは、
経済産業省に新
電力事業を登録することによって得られるというものであります。このことによって、つまり新電力が創設され、設置されることによって、1つは
公共施設の
使用電力費用を削減できるのではないか、2つは削減できたお金を
市民サービスに充てることができるのではないか、3つ目、地域で発電した
再生可能エネルギー電力の地産地消につながるのではないかと考えます。 なお、この新電力は、民間はもちろん、自治体も新電力を
立ち上げることができるものであります。しかし、そうはいってみても果たしてそうなのかという疑問も多いかと存じます。そこで、事業性を検討するために、青森県において、
地域エネルギー事業案件形成促進支援事業の制度がございます。この制度を活用してシミュレーションすることが可能かと思いますが、どうでしょうか。ぜひ市として県の
支援事業に名乗りを上げ、
地域資源の
有効活用につながるよう検討してみてはいかがかと思いますが、どうでしょうか。 3つ目の質問に入ります。当市の
基幹産業は農業ということであります。市長も平成21年の市長選のときの公約というか、スローガンは「農業を元気にして十和田市の元気を取り戻す」ということであったと思います。 最近の
農業政策、特に米政策については大きな転換がありました。そのころからの
農村地域は、徐々にではあるが、
少子高齢化が進み、離農が始まったように思います。そして、
後継者不足の中で過疎化が進み、農家、空き家が点在するようになりました。大
規模農家や
企業的農業は、
大型トラクターや労働力も確保でき、
根菜類等も栽培できるなど、仕事はきつい状態ながら一定の収入も見込まれます。3町歩以下の農家や
兼業農家は、工夫している農家はともかく、既存型の農業であれば厳しい経営かと思われます。
安倍総理になってからは、特に
成長産業としての農業、その
位置づけの中で、大規模や担い手でなければ支援策もないという現状です。こうした国の農政により、
本市農業の傾向はどのようになっているのでしょうか。
農林業センサスにより、平成2年の調査と平成27年のデータから、次の点についてお答えいただきたいと思います。 1つは、
農家世帯数、
農業就業者数並びに
農地面積の増減の状況。 2つには、農村部の主な
地域ごとの
地域人口をお知らせいただきたいと思います。 ところで、
農村人口の減少は、恐らく著しいものがあるかと思います。このまま放置すると、やがては
限界集落になりかねません。
農林畜産業は、昨年暮れにスタートしたTPPなどに影響され、さらに
農林畜産物が値崩れしかねません。既に種子法も廃止させられ、
食料自給率も38%を切ったと言われており、農業の将来は厳しいものがございます。このままの状態では、豊かな
農村づくりは難しいものがあるのではないでしょうか。当市ではどのように進めようと考えているのか、お答えいただければと思っております。 以上で壇上からの質問といたします。
○議長(
竹島勝昭君) 市長 (市長 小山田 久君 登壇)
◎市長(
小山田久君) おはようございます。
畑山議員のご質問にお答えいたします。
畑山議員からは、先ほど当市の
基幹産業である農業についての現状、そして果たしてこれから
基幹産業の農業がどう元気をつけていくのか、そういった内容でのご質問だったと思います。そこで、私からはこれからの豊かな農村と申しますか、そういったことについてお答えいたします。
農村地域においては、大
規模農家への
農地集積が進む一方で、
人口減少が急激に進展をしており、
生産基盤、そしてまた
生活空間と申しますか、農村の維持が課題であると、そのように認識しております。国連においては、昨年12月に小農と農村で働く人びとの権利に関する
国連宣言が採択され、小規模、
家族農業が食料の安定的な供給、持続可能な農業の実現という観点から、最も効率的であるとの評価がされているところでございます。 市といたしましては、こうした背景をも含め、これまで農村の持つ
多面的機能を維持するため、
新規就農者への
機械支援事業を実施するとともに、人・
農地プランを策定し、将来にわたり地域の農地の受け手として
集落機能を維持していくための
担い手確保に努めているところでございます。何よりも、これから当市の農業を引き継いでいく、そういった人材を育てていかなければならない、そういう思いからであります。 また、中
山間地域等直接
支払制度及び
多面的機能支払制度の活用を通じて、
農道だとか水路等の
農業用施設の
維持管理を支援しており、
中小規模農家に対しては市単独の事業により
農業用機械等導入支援事業をこの5年間実施し、
生産性向上といった
取り組みを行っているところであります。 先ほど議員ご指摘のように、この先の農業について、先般のTPPだとか、そういったような影響が出てくるのではないのかと、そういったことが当然あると思いますが、こうした
取り組みを通じて農家の
経営基盤の強化を図りながら、将来にわたって十和田市の農業が元気になるように、ではそのためにどういうことが必要なのか等といった
集落座談会と申しますか、そういったことで農業者の
意見交換をし、意向を聞きながら、と申しますのは、やはりその地域の農業者が一体この先何を考えているのか、どうしようとしているのか、そういったことを踏まえて、これからの施策の参考にしていきたいなと、そのように思っております。 その他のご質問につきましては、
担当部長から答弁をさせます。 以上、壇上からの答弁といたします。
○議長(
竹島勝昭君)
観光商工部長
◎
観光商工部長(
本宿貴一君) 十和田市DMOの当面の
取り組みについてのご質問にお答えいたします。 十和田市のDMOであります
十和田奥入
瀬観光機構は、さまざまな事業者が持つ多様な資源を観光に生かし、観光を軸に
地域経済によい循環をもたらすことを目指しております。
観光地域づくりを推進するための
かじ取り役となる組織として
位置づけられ、その実現のために幅広く課題を捉え取り組んでまいりますので、議員がお話しされたオール
ラウンドの
推進事業体とも言えると考えております。 そして、
十和田奥入
瀬観光機構が活動するに当たっては、データに基づく明確なコンセプトや目標値、
ターゲットごとの対策などを示す十和田市の
観光戦略を立て、それに基づいて進めていくことが求められます。この
観光戦略は、来年度、市と同機構が主体となり、国、県、
商工会議所、商工会など
関係機関を交えた(仮称)十和田市
観光戦略会議において策定する予定です。 同機構は、策定された
観光戦略の
実行組織として活動することとなります。その中身としましては、旅行者の需要や動向、十和田市の観光の現状を把握するための
マーケティング調査を行い、そのデータに基づき、
旅行会社から派遣される予定の
外部人材の知見を生かし、機構の会員である
地元事業者が
業種ごとの部会や
テーマ別のワークショップなどを通じて、
アイデア出しや話し合いを重ねて、旅行者の十和田市での過ごし方の選択肢となる
観光メニューを数多くつくっていくほか、つくった
観光メニューの情報が
ターゲットとしている相手にしっかりと届くような戦略的なプロモーションも同機構が担っていくこととしております。 続きまして、
バスターミナルの
位置づけと
商業施設の配置の有無についてのご質問にお答えいたします。
バスターミナルは、現在国の認定に向けた事務を進めております十和田市
中心市街地活性化基本計画の事業の一つであり、
高速バスを含む
路線バス、
乗り合いタクシー、
循環バスなど、さまざまな
交通機関が集まる
交通結節点として、
亀屋跡地周辺の
民間所有地の一部を取得し、
バスレーン等の
交通拠点の整備に取り組むものです。 また、高次・
複合都市施設につきましては、同じく
中心市街地活性化基本計画の事業の一つとして、
交通拠点の隣接地におきまして、商業、医療、福祉、居住などの
複合的機能を有する施設を
民間事業者が整備するものであります。 あくまでも
民間事業でありますことから、市の思いだけで事業を進めることは難しい面もございますが、この
民間施設には市民や観光客が立ち寄り、快適に利用できる、
観光案内を含めた
待合環境を市として整備することも予定しておりますことから、市といたしましては事業の確実な実施に向けた支援に努め、
中心市街地の新たな
にぎわいを創出できるよう、今後も
官民一体となった
取り組みを進めてまいりたいと考えております。 続きまして、DMOの道の駅の活用に関するご質問についてお答えいたします。 道の駅は、
道路利用者に対する
休憩機能や
情報発信機能の提供のほか、地域の農産物や
地場産品を活用した加工品などを販売する拠点であり、
地域振興のための重要な施設であるとともに、観光客にとっても魅力のある
観光スポットとなり得る施設であると認識しております。 道の駅奥入瀬では
十和田ガーリックポークを使った料理や
地ビール、飲む
ヨーグルトなど地域の食の提供、道の駅とわだでは多様な農産物の販売のほか、
南部裂織体験、きみ
がらスリッパ製作体験など
体験メニューの提供を行っており、それぞれが十和田市ならではの特徴を打ち出し、魅力をPRしておりますが、観光客の利用についてはまだ伸ばしていく余地は十分あると考えております。
十和田奥入
瀬観光機構が担う
取り組みにおいても、例えば
観光メニューをつくる際に、道の駅での食や体験を絡めたプランを作成したり、
団体旅行のコースに立ち寄り場所として道の駅を組み込んでもらえるよう
旅行会社に働きかけるなどして、より一層道の駅の活用を図っていくものと考えております。 以上でございます。
○議長(
竹島勝昭君)
企画財政部長
◎
企画財政部長(中野孝則君)
地域エネルギー事業案件形成促進支援事業の
調査研究についてのご質問にお答えいたします。 県が実施する
地域エネルギー事業案件形成促進支援事業につきましては、地域の
エネルギー資源を地域が主体となって
有効活用する案件の形成や
人材育成を目的として、県内の大学などと
民間事業者、団体、または市町村との連携による
調査研究テーマを県が公募し、すぐれたテーマについて
調査研究を委託するものでございます。 平成30年度は、コミュニティを基盤とした
木質バイオマス資源サプライチェーン構築のための
調査研究や、自治体新電力が設立する
最小規模を探る
調査研究など、5つのテーマが採択されており、それぞれ
地域エネルギー資源や
地域課題など、地域の実情に即したものとなっております。 当市におきまして、
地域エネルギー事業案件形成促進支援事業の
調査研究テーマを提案する際には、平成30年度における
当該事業の調査結果を踏まえつつ、まずは大学などの
研究機関、
民間事業者、また団体等との連携の可能性についての検討が必要であると考えております。 次に、
地域資源の
有効活用についてのご質問にお答えいたします。 議員ご提案のとおり、当市は水力、風力、太陽光、地熱、
バイオマスなどの
地域資源やその立地においては、比較的優位性があると認識しております。今後ますます電力の自由化により、従来以上に電力の安定的な供給が求められることから、
地域資源エネルギーの活用による
電力事業を進める場合には、同時同量の
電力供給体制や災害時の
電力供給対策、
既存電力との連携、活用など、さまざまな視点から総合的に検討していかなければならない事項であると考えております。 このため、議員からご紹介ありました先進事例の
久慈地域エネルギー事業体などにおける
エネルギーの地産地消に係る理念や
取り組み等も参考としながら、当市における
地域エネルギー資源の
有効活用方策について、
調査研究を進めてまいりたいと考えております。 次に、農村部の
人口動態についてのご質問にお答えいたします。 主な農村部として9の地区の状況について、平成2年と平成27年の3月末時点の
人口推移と減少数を
住民基本台帳人口でお答えさせていただきます。まずは
切田地区で、1,537人から897
人となり640人の減少。次に
深持地区で、2,198人から1,572
人となり626人の減少。
洞内地区で、2,716人から2,271
人となり445人の減少。
米田地区で、1,430人から908
人となり522人の減少。
大不動地区で、491人から341
人となり150人の減少。
滝沢地区で、758人から417
人となり341人の減少。
沢田地区で、2,338人から1,587
人となり751人の減少。
奥瀬地区で、2,832人から1,866
人となり966人の減少。最後に、
法量地区で、1,751人から1,064
人となり687人の減少となっております。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君)
農林部長
◎
農林部長(野田健治君)
農林業センサスに見る
本市農業の傾向と実態についてのご質問にお答えいたします。 平成2年度と平成27年度の
農林業センサスの結果から、
農家戸数、
農業就業者、
経営耕地面積を対比いたしますと、
農家戸数は4,584戸から2,729戸となり40.5%の減少、
農業就業者は7,723人から3,824
人となり50.5%の減少となっております。 一方、
経営耕地面積は1万250ヘクタールから9,755ヘクタール、率にして4.8%でございますが、若干の減少となっているものの、平均
経営耕地面積は2.32ヘクタールから4.26ヘクタールへと増加しております。 このことから、高齢化や後継者がいないことなどによる労働力の小さい農家の離農が進み、認定農業者や中心経営体などへの
農地集積が進んでいることが推測されます。 以上でございます。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) ご答弁いただきありがとうございました。 最初に、DMOについて再質問させていただきます。まさに今回のDMOは、
十和田湖・奥入瀬観光と
十和田市街地を結ぶといいますか、そういう点で私は本当にすぐれた計画であるなというふうに感じております。これからの十和田観光といいますか、十和田市の活性化も含んで、そういう意味で希望を持っております。 そこで、何点かお伺いしたいのですけれども、例えば今まで
十和田市街地のほうの元気なところといいますと官庁街通りかと思いますが、これは松と桜の並木道とですか、それから最近では
現代美術館ができたり、あるいは草間彌生さんの作品があったり、秋には秋まつりというような形で展開されているのですが、こういった今まで市民の皆さんに喜んできていただいているものはそのままの形で、またこのDMOでは、それらはどのような捉え方といいますか、進め方になるのか、その辺はどうなのでしょうか。
○議長(
竹島勝昭君)
観光商工部長
◎
観光商工部長(
本宿貴一君) ご質問にお答えいたします。 秋まつりも含めまして、中心部でのイベント、観光の部分ですけれども、現在主なイベントとしては春の祭り、また夏の花火大会、そして秋まつりというのがございます。そこのイベントにつきましては、これまで従来観光協会、また
商工会議所、そして市と3者でやってきたものになります。そこにつきましては、観光協会が今のDMOのほうにかわるということになりますので、その3者の体制は変わらなく継続していきますので、その3者の役割の中でDMOが役割を担っていくことになります。 また一方で、新たなDMOとしての見方が入ってきますので、例えば市外、県外の方を呼び込むにはどうしたらいいかというのもいろいろ検討しながら、イベントなり市街地の観光をより盛り上げていくような方策を考えていくということになるかと思います。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) 今の官庁街通りの活用のあり方は、非常に市民からも喜ばれている場所なのですけれども、いま一つこれまで整備してもなかなか観光客が来ない、人の出入りが悪いというその一つに称徳館の問題があります。ああいった施設といいますか、これは十和田市の歴史と深くかかわっている施設でもありますけれども、ああいう活用について、例えばDMOではどのような分析をして、
マーケティング調査をしてというのですか、どのような活用のことを考えているのでしょうか。
○議長(
竹島勝昭君)
観光商工部長
◎
観光商工部長(
本宿貴一君) お答えいたします。 称徳館は、十和田市の歴史、特に馬の文化、歴史を特に集中して展示しているというところになりますけれども、DMOの
マーケティング調査の中ではさまざまな人の趣味趣向なども調査していて、どういう人が十和田市の資源に興味があるかとか、そういうところも調べていく予定としております。 そういう中で、これまではなかなか外の人が称徳館なり、そういったところはまだ少なかったかと思いますけれども、そういうテーマ性がはっきりしたものというのは非常に深く、旅行客にとっては、数は少ないものの満足度が高くなるというところもありますので、歴史、文化、またそういうテーマの限られた分野の観光のPRについては、そういった興味がある人にしっかり届くような、そういう
情報発信をして、今まで来なかった人にもその情報が届くようにして、県外、市外の人が既存の施設のほうに訪れるような、そんな仕掛けをしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君)
馬事公苑称徳館といいますか、これは先ほど部長がおっしゃったように、十和田市の歴史にちなんで、あるいは馬の文化、そういったものも一緒なのですけれども、こういった今どちらかというと余り入館していない施設に対して、何か物語性といいますか、ストーリーといいますか、そういったものがなければなかなか入館してもらえないのかなと。ただ、その手前にある、その後にできた駒っこ広場、最近あそこにはそれ相応の子供たちと親子連れといいますか、そういったものが結構来ているなと思って見ているのですけれども、なかなか称徳館には入ってもらえない。それは、やっぱりそういう物語性が不足しているのかなと。そういったことについてDMOで何らかの、そういったことに対しても何かの取っかかりをつけてくれるものなのでしょうか。
○議長(
竹島勝昭君)
観光商工部長
◎
観光商工部長(
本宿貴一君) お答えします。 先ほどお答えしましたけれども、テーマ性のある施設なり観光の素材というのは、やはりそういった物語、ストーリー性というのが背景にあることをしっかりと外の人に伝えていくというのが重要になるかと思います。 一方で、今の駒っこランドの、いわゆる家族連れがたくさん来ているという部分と、称徳館のほうになかなか人が行かないという部分につきましては、それぞれの客層が少し違うのではないかというところもありますので、そういったどの客層がどの施設にニーズがあるのかというのもDMOでしっかりと調べていきますので、そういった意味ではそれぞれの施設なり観光の素材が持っている潜在力というか、どういうお客さんに喜ばれるかというのをしっかり調べて、そこに対してしっかりとPRしていくというのがDMOの働きかけになるかと思います。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) そのことはひとつよろしくお願いします。 それから、十和田市は開拓でできたまちとよく言われています。稲生川の掘削技術、そういった部分、土木技術といいますか、あるいは開田をしていく過程というのは、かなり厳しい状況がある。例えば途中水不足があって、その水不足に対して初代市長の水野さんが、何とかしてこの水対策をしなければならない、こういうことで、379回に及ぶ陳情をしながら国営幹線水路をつくり上げていると。そういったこと等について、それも何かストーリー性があって、そこに行ってみようという雰囲気になるような稲生川の開拓の、そういったものを宣伝できるようなものがあればいいかなと。何かまだ物足りないのかなと。一般の方々、十和田市以外の方々に来てもらえるようなものになっていないと思うのですけれども、その辺に対してはどのようにお考えでしょうか。
○議長(
竹島勝昭君)
観光商工部長
◎
観光商工部長(
本宿貴一君) お答えいたします。 少し重なる部分もありますが、今の部分も、すごく歴史、文化のテーマ性の高い分野になります。そういったところに対しては、関心がある人、また趣味が合う人にとっては非常に高い満足度が得られる観光素材ということになりますので、DMOでも、市としても、地域のより深い情報の収集、そしてそれを発信して届けていくというのが一つの、お客さんがまずそういうことを知っているという、今知らない状態だと思いますので、そういう方々にきちんとそういう深い情報、地域のより深い情報を拾って伝えていくところがDMOの一つの仕事になるかと思いますので、そういった
マーケティング調査を踏まえたいろいろな
ターゲットに向けて、地域のより深い情報をどういった形で届けていったらいいのかというのをしっかりと検討して届けていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) 先ほど十和田市にはいろいろな
観光資源がたくさんあると、私もそういうふうに述べてきたのですけれども、例えば
南部裂織でも、あるいはきみがらスリッパでも、あるいは飲むほうに関しても、例えば
地ビールだとかお酒もあるし、飲む
ヨーグルトもあるということなのですけれども、そういった例えば
南部裂織だとか、きみがらスリッパ、自分たちが、関心のある方々といいますか、興味のある方々がそれをつくったり、あるいは滞在をして体験するとか、そういうことの喜びもまた今の観光客の中には新しいものとしてあるのではないかと思いますが、そういった仕組みづくりというのはどうなのですか。
○議長(
竹島勝昭君)
観光商工部長
◎
観光商工部長(
本宿貴一君) お答えいたします。 今の
南部裂織、きみがらスリッパにつきましては、まさに本市の気候、風土ですとか、生活に根差した地域のストーリーが込められたものだと思っております。観光庁の調査では、欧米、特にイギリスですとか、ドイツ、フランスなどについては、非常に伝統や環境に対する関心が高いということで、訪日外国人の中でも非常にそういう伝統とか環境に対しての関心が強く、日本に来て購入した商品の中でも和服や民芸品というのが一番満足したという結果も出ております。そういう意味では、工芸品というのが非常に訴求力の高い
観光資源だというふうに捉えております。 今後ですけれども、市内での展示や販売の強化、また実演、体験などの機会の創出など、観光による経済波及効果につなげていけるように、市と
十和田奥入
瀬観光機構のほうで連携して
取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) いずれにしても、
十和田湖、奥入瀬の観光地と市街地が好循環をもたらすようなことを考えているようですから、ひとつその辺を含めて十二分に検討して、本当にこのDMOがやがてはやってよかったということになるように私は心から期待をしております。 次に、自治体新電力についてお尋ねをします。先ほど部長から丁寧な答弁をいただいたのですけれども、まず本事業については、先ほど言ったように県の調査事業がある、これは環境省にもあるのですけれども、やっぱり申し込んでみてはいかがかなと思うのです。結構十和田市でも、
風力発電はないけれども、
太陽光発電がある。そういう状況からいくと、これはやがて、地元の電気を創出しているところから、地元のものであれば地元の電気を使おうという空気がだんだんと高まってくるのではないか。
電気事業法がそのように改正されていますから、私はそういう意味でまず公共団体から、
公共施設からそれを使ってみる考えはいかがなのかなと。そういう意味で、この県の事業をできれば申し込んでいただいて、一応シミュレーションをしてみて、プラスになるのか、マイナスになるのか、その辺を検討してみてはいかがでしょうか。どうですか。
○議長(
竹島勝昭君)
企画財政部長
◎
企画財政部長(中野孝則君) ご質問にお答えいたします。 県の
支援事業につきましては、議員ご承知のとおり、
人材育成の視点や大学などとの連携が重要な要件となってございます。このため、市が
支援事業を活用するに当たりましては、まずは北里大学との連携の可能性や、アイデア段階で終わることなく、次のステップの
調査研究につながる新
電力事業のテーマについて十分検討し、提案することが重要であると認識しております。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) 北里大学と具体的に検討してみる考えなのですか。
○議長(
竹島勝昭君)
企画財政部長
◎
企画財政部長(中野孝則君) お答えします。
地域資源エネルギーの活用による
電力事業につきましては、例えば
バイオマス発電につきましては、燃料確保の上で林業や畜産との連携による地産地消の新
電力事業が展開されることとなり、地域の経済循環や活性化につながり、電力の供給以外の付加価値が期待できるものと考えてございます。 北里大学につきましては、十和田市の特徴的な一つの
地域資源とも捉えてございます。まず、このことから地産地消の視点を踏まえた
地域資源エネルギーの活用とあわせて、北里大学と連携可能となる新電力のテーマ等につきまして
調査研究してまいりたいなと考えてございます。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) 私、今北里大学の話をしましたけれども、実際は電力の自由化というのは、そこに特別な会社がなくてもできるというのは、例えば一つの団体があって、そこの団体が積極的にそのことを市民の皆さんに呼びかけて、そして
経済産業省に届け出することによって
電力事業体になれるという制度もあるわけです。ですから、そういったことから言わせれば、そこまで研究しなくても、ではその新電力を使ってみようかという考え方でも私はできるものだと思っておりますので、今後その辺についてご検討いただきたいと思います。 次に、農業のことですが、農村のことであります。先ほど市長から答弁いただきましたけれども、かなり農家人口が減ってきている。この状態というのは、私は放置できない段階になってきたのかなと。先ほど市長は、各地域に入って、座談会等で地域の声を聞きながらというお話だったと思います。具体的にどのような計画をお考えなのかなという感じがしました。どうですか。
○議長(
竹島勝昭君)
農林部長
◎
農林部長(野田健治君) お答えいたします。 現在さまざまハード面、またソフト面での事業を展開しているところでございます。具体的には、議員もご承知のとおり、中
山間地域等直接支払事業であったりとか、
多面的機能支払交付金の事業であったりとかございます。また、機械導入につきましても、個別の農家との聞き取り等の中で、その地域の実態を把握しながら進めているところでございます。 特に計画ということでございますけれども、そうしたそれぞれの計画の中で集落等の聞き取りを行いながら進めているという状況でございます。 以上でございます。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) 恐らく今部長が話ししたような中身では、農家人口といいますか、農村というのは人口はふえていかないと思うのです。やっぱりその地域にあって、この農作物をつくっていくことによって一定の収入が得られて、そして地域の皆さんとコミュニケーションを図りながら推進していくというソフト的な部分も必要なのです。ですから、そういった計画がないままに、ただ単に
新規就農者とか新
農地プランに沿ってとか、あるいは集落、
多面的機能云々ということだけでは、今の農村状態は人口が減少するだけの、あるいは離農をとめるだけのものにはならないのだと私は思うのですけれども、どう考えていますか。
○議長(
竹島勝昭君)
農林部長
◎
農林部長(野田健治君) お答えいたします。 先ほど
多面的機能支払交付金とか中
山間地域等直接
支払制度のお話をしましたけれども、具体的にはこうしたところでの計画が即その地域集落の営農計画にも結びついているという実態がございます。ですので、例えば市内全域の集落を網羅するというような計画ではないわけですけれども、その単一の集落ごとに個別の状況を把握したような形での計画という部分では、それぞれで計画としてあるものでございます。 以上でございます。
○議長(
竹島勝昭君) 18番
◆18番(
畑山親弘君) 結構いろいろお話ししていますけれども、何をやるのかなというのが私には見えなくて、やっぱりそこの地域の特色もあると思います。ここの地域では、例えばこういう野菜をつくってこの村の再生を図ろうという、地域の集落のコミュニティーでいろいろ話し合って、そしてお互いに結束をしながら、この農村を維持していこうと、私たちで豊かな農村をつくろうとかという意思統一がなければならないのではないかと思うのです。そういった仕掛けが私はとても大切だと思っています。 今の状態というのは、先ほどおっしゃったとおり、半分以上も人口が減っていますよね。これは大変な状態だと思うのです。せっかく
農道をつくった、市道を整備したといっても、そういう
限界集落に近いような状態、農家の空き家も大変ふえてきたということからすれば、もう少し具体的に進めるべきだと。だから、市長は先ほど座談会をやると言っていましたので、私はその座談会がいい方向に向いていくのかなと。きっちりと農家、農村の声を聞いて、ここの地域では何をやりたいのだな、こういうことを手がけてほしいのだなという話が出てくると思いますから、そういったやっぱり農村の声を聞くことにあるのではないかなと思っていますが、いかがですか。
○議長(
竹島勝昭君) 市長
◎市長(
小山田久君) お答えいたします。 これからの農村の維持ということに関連すると思いますが、先ほど申し上げましたとおり、国連の採択の件はともかくとして、まず現実を踏まえていかなければならないと思います。やはり理想は確かに私もありますが、現実をしっかりと捉えていかなければなかなか難しいのではないかなと。 そういうことで、今でも人・
農地プラン等でこの地域で、では今後どなたが、どういう方がこの地域で中核的な、中心的な立場で農業を営んでいくのか、またこの人はどうするのか、そういったような話し合いはもちろんやっております。したがって、私はそれはそれとして、やはり行政で幾ら話をしても、実際やっていくのは地域の方なのです。地域の方たちがその気にならなければ恐らくやらないのと同じだと思っております。そういう意味で、県内の地域を見ても、やはり地域である意味では話し合って、競争しながら、協力しながら、お酒を酌み交わしながら、そういったような地域はしっかりとやっている地域もあるのです。ああいった地域が今後ほかの地域でも出てくるようであれば、形はともかく、あるいはまた規模はともかくとして、まず農業を継続していく。例えば我々はほかのほうでやっていないような新しい西洋野菜とか、新しいものをやっていこうではないか、では私は今度、例えば生産量は自分では少ないけれども、AさんとBさんと一緒になってつくって、そして販売は一緒にやっていこうではないか、そういうような姿が少しずつでも出てくれば、規模の大小にかかわらず農業に携わる、そういったことになるのではないか。そういう中で、やはりどうしてもこれから自分で経営するのはだめだ、難しいという方もいらっしゃると思います。そういう方は、ではその場合はどの方にどこに農地を集積して営むか、そのときの料金はどうするのか等々、いろいろな話し合いができますので、単なる事業での地元の話し合いというよりも、そういったような内容で、今いつどこで何という計画はありませんが、来年度でもそういった形を示してやっていきたいなと、そのように思っております。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 18番、間もなく時間となりますので、簡潔に願います。 18番
◆18番(
畑山親弘君) 今の農村の状態というのは、本当に厳しい状態でございます。ですから、今市長が話しした中身でも結構ですが、やっぱり具体的に計画を立てて、その地域でやる課題、その
地域ごとにみんな違うと思いますので、そういった課題に沿って地域が、農村がまとまってやっていくということで、村が活性化するのではないかなと。現実に地域の中学校も小学校も統廃合しなければならないような状態になっていて、そういう状態なのです。ですから、ますますこの地域の、そのまま放置しているよりは有効だとされるということからして、私は急ぐべき課題だというふうに思っていますので、よろしくお願い申し上げます。 以上です。
○議長(
竹島勝昭君) 以上で
畑山親弘君の質問を終わります。
△休会の件
○議長(
竹島勝昭君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。明13日から18日までの6日間は議事整理及び予算審査特別委員会のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
竹島勝昭君) ご異議なしと認めます。 よって、3月13日から18日までの6日間は休会することに決定しました。
△散会
○議長(
竹島勝昭君) 来る19日は午前10時から本会議を開き、各議案の審議を行います。 本日はこれにて散会します。 大変ご苦労さまでした。 午前10時57分 散会...