十和田市議会 > 2018-08-27 >
08月27日-議案説明・質疑・討論・採決-01号

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  1. 十和田市議会 2018-08-27
    08月27日-議案説明・質疑・討論・採決-01号


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    平成30年  9月定例会(第3回)   平成30年8月27日(月曜日)                                        議事日程第1号 平成30年8月27日(月)午前10時開議 第1  会議録署名議員の指名 第2  会期の決定 第3  諸般の報告 第4  請願第29―9号 治安維持法犠牲者国家賠償法の制定を求める国への意見書             提出についての請願委員長報告 第5  請願第30―4号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書採択につい             ての請願委員長報告 第6  請願第30―7号 十和田湖地区公共施設十和田湖支所十和田湖公民館、             十和田湖体育館)の整備存続などに関する請願委員長報告 第7  陳情第29―2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情             の委員長報告 第8  請願第30―1号 「保育料の軽減」についての請願委員長報告 第9  請願第30―2号 「5歳児健康診査」についての請願委員長報告 第10  請願第30―3号 「老朽化に伴う保育所施設整備」についての請願委員長報             告 第11  認定第1号 平成29年度十和田一般会計歳入歳出決算認定について 第12  認定第2号 平成29年度十和田国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認           定について 第13  認定第3号 平成29年度十和田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定           について 第14  認定第4号 平成29年度十和田介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定に           ついて 第15  認定第5号 平成29年度十和田温泉事業特別会計歳入歳出決算認定につい           て 第16  認定第6号 平成29年度十和田水道事業会計決算認定について 第17  認定第7号 平成29年度十和田下水道事業会計決算認定について 第18  認定第8号 平成29年度十和田病院事業会計決算認定について 第19  報告第21号 専決処分報告について      専決第16号 自動車事故に係る和解及び損害賠償の額の決定について 第20  報告第22号 専決処分報告について      専決第17号 自動車事故に係る和解及び損害賠償の額の決定について 第21  報告第23号 継続費精算報告書について 第22  報告第24号 健全化判断比率報告について 第23  報告第25号 資金不足比率報告について 第24  報告第26号 平成29年度青森県新産業都市建設事業団の決算の報告について 第25  議案第47号 十和田監査委員に関する条例の一部を改正する条例の制定につ           いて 第26  議案第48号 十和田市営土地改良事業賦課金等徴収条例の一部を改正する条例           の制定について 第27  議案第49号 市道路線の廃止について 第28  議案第50号 市道路線認定について 第29  議案第51号 十和田市営土地改良事業災害復旧)の施行について 第30  議案第52号 平成30年度十和田一般会計補正予算(第4号) 第31  議案第53号 平成30年度十和田国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第32  議案第54号 平成30年度十和田後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第33  議案第55号 平成30年度十和田介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 第34  発議第7号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書 第35  発議第8号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書                                        本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                        出席議員(20名)    1番  櫻 田 百合子 君    2番  山 端   博 君    3番  氣 田 量 子 君    4番  斉 藤 重 美 君    5番  久 慈 年 和 君    6番  江 渡 信 貴 君    8番  舛 甚 英 文 君    9番  堰野端 展 雄 君   10番  田 中 重 光 君   11番  今 泉 勝 博 君   12番  石 橋 義 雄 君   13番  小 川 洋 平 君   14番  赤 石 継 美 君   15番  豊 川 泰 市 君   16番  畑 山 親 弘 君   17番  織 川 貴 司 君   18番  沢 目 正 俊 君   19番  戸 来   伝 君   20番  竹 島 勝 昭 君   22番  工 藤 正 廣 君                                        欠席議員(2名)    7番  小 村 初 彦 君   21番  野 月 忠 見 君                                        説明のため出席した者   市     長  小山田   久 君   副  市  長  西 村 雅 博 君   総 務 部 長  漆 舘   仁 君   企 画 財政部長  中 野 孝 則 君   民 生 部 長  福 島   均 君   健 康 福祉部長  北 舘 祐 子 君   農 林 部 長  野 田 健 治 君   観 光 商工部長  本 宿 貴 一 君   建 設 部 長  甲 田 信 二 君   上 下 水道部長  森   忠 久 君   会 計 管 理 者  佐々木 優美子 君   総 務 課 長  田 村 和 久 君   政 策 財政課長  漆 舘 典 子 君   病院事業管理者  松 野 正 紀 君   病 院 事務局長  接 待 隆 敏 君   教  育  長  丸 井 英 子 君   教 育 部 長  三 上 和 一 君   選挙管理委員会  古 舘   實 君   委  員  長   選挙管理委員会  今 泉 卓 也 君   事 務 局 長   監 査 委 員  髙 岡 和 人 君   監 査 委 員  高 坂 れい子 君   事 務 局 長   農業委員会会長  力 石 堅太郎 君   農 業 委 員 会  市 澤 新 吾 君   事 務 局 長                                        職務のため出席した事務局職員   事 務 局 長  佐々木   誠   次     長  齋 藤 文 子   議 会 係 長  木 村 美穂子   主     査  野 崎 俊 介                           午前10時00分 開会 ○議長工藤正廣君) 出席議員は定足数に達していますので、定例会は成立しました。  ただいまから平成30年8月20日告示招集されました平成30年第3回十和田市議会定例会を開会します。 ○議長工藤正廣君) これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、議事日程第1号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長工藤正廣君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、1番櫻田百合子君、2番山端博君を指名します。 △日程第2 会期の決定 ○議長工藤正廣君) 日程第2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。今定例会の会期は、本日から9月14日までの19日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、会期は19日間と決定しました。 △日程第3 諸般の報告議長工藤正廣君) 日程第3、諸般の報告を行います。  議長処理事項については、お手元に配付してあります報告書のとおりですので、ご了承願います。 △日程第4 請願第29―9号 治安維持法犠牲者国家賠償法の制定を求める国への意見書提出についての請願委員長報告~日程第6 請願第30―7号 十和田湖地区公共施設十和田湖支所十和田湖公民館十和田湖体育館)の整備存続などに関する請願委員長報告議長工藤正廣君) 日程第4、請願第29―9号 治安維持法犠牲者国家賠償法の制定を求める国への意見書提出についての請願委員長報告から日程第6、請願第30―7号 十和田湖地区公共施設十和田湖支所十和田湖公民館十和田湖体育館)の整備存続などに関する請願委員長報告までの請願3件を一括議題とします。  請願に関し、委員長報告を求めます。  総務文教常任委員長 8番 舛甚英文君 △総務文教常任委員長報告        (8番 舛甚英文君 登壇) ◆8番(舛甚英文君) 最初に、平成29年12月13日の本会議において、当委員会に付託されました請願第29―9号 治安維持法犠牲者国家賠償法の制定を求める国への意見書提出についての請願につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本請願の趣旨は、治安維持法犠牲者国家賠償法を制定するよう国へ意見書を提出していただきたいというものであります。  当委員会では、請願審査のために5回にわたり委員会を開催し、請願紹介議員の出席を求め、説明を受けるなど、慎重に審査を進めてまいりました。  紹介議員からは、外国では法律により弾圧されていた国民に対し補償などが行われた例があるが、日本では行われていないこと。治安維持法で検挙され生存されている方は、青森県に10人ほどいることなどの説明を受けました。  請願審査において委員から、個人としての意見はさまざまあると思うが、国会では審議未了となっており、また全国及び県内市議会意見書提出状況を鑑みれば、願意に沿うことは難しいなどの意見が出されました。  採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。  次に、平成30年2月28日の本会議において、当委員会に付託されました請願第30―4号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書採択についての請願につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本請願の趣旨は、日本政府が速やかに禁止条約に調印することを求める意見書を提出していただきたいというものであります。  当委員会では、請願審査のために4回にわたり委員会を開催し、慎重に審査を進めてまいりました。  審査において委員から、政府が条約に参加しなかったのは、核廃絶の目標が絶対化されると核兵器保有国と非保有国の歩み寄りが困難になる可能性があるからであり、日本の役割は両者の間に立って現実的な軍縮を進めることだと思う。当市は非核・平和都市宣言の決議をしていることから、調印を求めるべきだと思う。現在の世界及び日本の状況を考えると、核兵器のない世界を国民が求めていると感じるなどの意見が出されました。  採決をした結果、賛成多数で採択すべきものとすることに決定いたしました。  これにより、さきの内容の意見書政府関係機関に提出することについても確認いたしました。  次に、平成30年2月28日の本会議において、当委員会に付託されました請願第30―7号 十和田湖地区公共施設十和田湖支所十和田湖公民館十和田湖体育館)の整備存続などに関する請願につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  当委員会では、請願審査のために4回にわたり委員会を開催し、理事者側の出席を求め、説明を受けるなど、慎重に審査を進めてまいりました。  理事者側からは、平成25年度に実施した耐震診断では3施設とも倒壊等危険性があるとの結果から、解体撤去する計画となっていること。市役所新庁舎の完成に伴い、十和田湖支所は廃止となるが、証明書発行業務の一部をふるさと皆館で行うことを検討していること。ふるさと皆館へ公民館機能を移転するための改修に当たっては、地域住民関係団体等から意見聴取し、地域コミュニティー機能の維持、増進に配慮するとともに、地域の拠点施設となるよう改修計画を検討していること。スポーツ施設については、統合や複合化広域利用が可能な施設共同利用に努めることとしていることなどの説明を受けました。  また、質疑応答の中で、平成31年度から公民館機能を移転するため、改修内容が決定すれば年度内の改修工事を考えていること。意見聴取は、法奥コミュニティー公民館利用団体から行っていることを確認しました。  審査において委員から、細かい部分まで意見聴取してほしい。地域住民の気持ちは理解できるが、予算が可決されていること、また公共施設等総合管理計画に基づき計画的に取り組んでいることを踏まえると、願意に沿うことは難しいなどの意見が出されました。  採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。  以上、当委員会に付託となりました請願審査の経過と結果についてご報告申し上げましたが、当委員会決定どおり議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長工藤正廣君) 最初に、請願第29―9号 治安維持法犠牲者国家賠償法の制定を求める国への意見書提出についての請願委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  本請願起立により採決します。  お諮りします。本請願委員長報告は不採択とすべきものであります。本請願採択することに賛成の方の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長工藤正廣君) 起立少数です。  よって、請願第29―9号は不採択とすることに決定しました。  請願第30―4号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書採択についての請願委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  本請願起立により採決します。  お諮りします。本請願委員長報告採択すべきものであります。本請願委員長報告のとおり採択することに賛成の方の起立を求めます。       (賛成者起立
    議長工藤正廣君) 起立多数です。  よって、請願第30―4号は委員長報告のとおり採択されました。  請願第30―7号 十和田湖地区公共施設十和田湖支所十和田湖公民館十和田湖体育館)の整備存続などに関する請願委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  本請願起立により採決します。  お諮りします。本請願委員長報告は不採択とすべきものであります。本請願採択することに賛成の方の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長工藤正廣君) 起立少数です。  よって、請願第30―7号は不採択とすることに決定しました。 △日程第7 陳情第29―2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情の委員長報告~日程第10 請願第30―3号 「老朽化に伴う保育所施設整備」についての請願委員長報告議長工藤正廣君) 日程第7、陳情第29―2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情の委員長報告から日程第10、請願第30―3号 「老朽化に伴う保育所施設整備」についての請願委員長報告までの陳情1件、請願3件を一括議題とします。  陳情及び請願に関し、委員長報告を求めます。  民生福祉常任委員長 12番 石橋義雄君 △民生福祉常任委員長報告        (12番 石橋義雄君 登壇) ◆12番(石橋義雄君) まず初めに、平成29年12月13日の本会議において、当委員会に付託されました陳情第29―2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本陳情の趣旨は、マクロ経済スライドを廃止し、年金カット法年金額改定新ルールは実施しないこと。全額国庫負担による最低保障年金制度を早急に実現すること。年金支給開始年齢の引き上げをやめること。年金隔月支給を毎月支給に改善すること。以上の内容の意見書を国に提出していただきたいというものであります。  当委員会では、5回にわたり委員会を開催し、理事者側から現行の年金制度について説明を受けるなど、慎重に審査を行いました。  当委員会で協議した結果、国として既に実施されているものは認めるが、これから新しい制度に移行するもの、改善するものについては、国民はおおむね同じような考えを持っているだろうとの意見が出され、採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。  これにより、さきの内容の意見書政府関係機関に提出することについても確認いたしました。  次に、平成30年2月28日の本会議において、当委員会に付託されました請願第30―1号 「保育料の軽減」についての請願について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本請願の趣旨は、若年人口減少少子化対策の一つとして保育料の軽減をしていただきたいというものであります。  当委員会では、4回にわたり委員会を開催し、理事者側から説明を受けるなど、慎重に審査を行いました。  理事者側からは、保育料入所児童の世帯の所得階層区分に応じて定められた国の徴収基準額を上限とし、保育を実施する市町村財政状況などを考慮して設定するものであること。当市では、国から示された8階層の徴収基準額をもとに、保育料を独自に16階層に細分化するとともに、第3子以降の保育料について、国の制度の対象とならない世帯及び県の事業の軽減割合が低い世帯に対して、独自に軽減を図っていること。平成31年10月からは、国では3歳未満の住民税非課税世帯の子供及び3歳から5歳までの全ての子供を対象とした幼児教育、保育の無償化を実施する方向となっており、市としても国の制度に沿った保育料を設定する予定であることなどの説明を受けました。  当委員会で協議した結果、少子化対策として、少しでも保育料を安くして保護者の負担を軽減するべきであるとの意見が出され、採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。  次に、平成30年2月28日の本会議において、当委員会に付託されました請願第30―2号 「5歳児健康診査」についての請願について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本請願の趣旨は、5歳児健康診査を実施していただきたいというものであります。  当委員会では、4回にわたり委員会を開催し、理事者側から説明を受けるなど、慎重に審査を行いました。  理事者側からは、市では平成29年度から、保護者が子供の成長発達に気づくことができるように、5歳児セルフチェック対象者全員に個別配付しており、気になる場合は、保護者保育士心理判定員が一緒に子供の発達状況を確認することができる5歳児相談につなげていること。5歳児チェックリストを活用した5歳児相談のメリットとして、チェックリストをもとに保護者が気づき、相談への動機づけがしっかりできる点などがあり、デメリットとして、親の関心が低ければセルフチェックをしない点が挙げられること。5歳児健康診査メリットとして、受診者全員に面接できる点があり、デメリットとして、一人の子に対して面接する時間が非常に限られるので、集団生活社会性を確認することが難しくなる点などがあることなどの説明を受けました。  質疑において、県内で5歳児健康診査を行っている市町村はあるかとの委員の質問に対し、理事者側からは、弘前市では現在、当市が行っているものと同様のものを5歳児健康診査として行っているとの答弁がありました。  また、保健師保育園や幼稚園に出向くことは考えられないかとの委員の質問に対し、理事者側からは、保健師や医師、従事者の確保の問題など、体制を想定できるかどうかを考えなければならないとの答弁がありました。  また、5歳児健康診査を実施する場合、心理判定員保健師の数はかなり足りないのかとの委員の質問に対し、理事者側からは、現在の健康診査の体制では対応できないとの答弁がありました。  当委員会で協議した結果、医師の確保や保育園側人員配置など、検討しなければならないことはあるが、保護者保育士とも気づきを得ることができるので、5歳児健康診査は行ったほうがよいとの意見が出され、採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。  次に、平成30年2月28日の本会議において、当委員会に付託されました請願第30―3号 「老朽化に伴う保育所施設整備」についての請願について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本請願の趣旨は、老朽化した施設整備を推進していただきたいというものであります。  当委員会では、4回にわたり委員会を開催し、理事者側から説明を受けるなど、慎重に審査を行いました。  理事者側からは、子育て支援特別対策事業安心子ども基金)を活用し、平成23年度から平成25年度に施設整備を補助した際の市の負担割合は4分の1だったが、平成26年度から平成27年度に施設整備を補助した際は補助割合が異なり、市の負担割合は12分の1と低かったため、当初より多くの施設整備を支援できたこと。今後の既存施設の改築、改修については、老朽化が著しい施設で、緊急性必要性の高い施設に対して整備に係る支援を検討したいと考えていること。しかし、子ども医療費所得制限額の緩和や、幼児教育、保育の無償化により、市の財政負担の増加が見込まれることから、財政状況を考慮して方針の策定に向けて取り組みたいということ。今のところ、ソフト的な部分で子育て支援策を講じているため、何年度に何施設整備するというような整備計画の策定は困難と考えていることなどの説明を受けました。  質疑において、今施設整備をする場合、負担割合はどうなるかとの委員の質問に対し、理事者側からは、整備年度の4月1日現在の待機児童が10人以上あり、かつ当該年度保育拡大量が90人以上の市町村は、子育て安心プランを策定することになり、その場合、市の負担割合は12分の1となるが、当市は該当しないため、市の負担割合通常どおり4分の1となるとの答弁がありました。  また、事業者が今補助を申請しても、市は支援できないのかとの委員の質問に対し、理事者側からは、市の財政状況を考慮して支援の時期を決めていくことになるので、現状は支援する体制が整っていないとの答弁がありました。  当委員会で協議した結果、建築から四、五十年たっている古い施設の中にいる子供たちは危険な状況にあるので、市は整備計画を立てて環境をよくしていくべきであるとの意見が出され、採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。  以上、当委員会に付託となりました陳情及び請願審査の経過と結果についてご報告申し上げましたが、当委員会決定どおり議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長工藤正廣君) 最初に、陳情第29―2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情の委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  お諮りします。本陳情は委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、陳情第29―2号は委員長報告のとおり採択することに決定しました。  請願第30―1号 「保育料の軽減」についての請願委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  お諮りします。本請願委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第30―1号は委員長報告のとおり採択することに決定しました。  請願第30―2号 「5歳児健康診査」についての請願委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  お諮りします。本請願委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第30―2号は委員長報告のとおり採択することに決定しました。  請願第30―3号 「老朽化に伴う保育所施設整備」についての請願委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  お諮りします。本請願委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、請願第30―3号は委員長報告のとおり採択することに決定しました。 △日程第11 認定第1号 平成29年度十和田一般会計歳入歳出決算認定について~日程第33 議案第55号 平成30年度十和田介護保険事業特別会計補正予算(第1号) ○議長工藤正廣君) 日程第11、認定第1号 平成29年度十和田一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第33、議案第55号 平成30年度十和田介護保険事業特別会計補正予算第1号までの認定8件、報告6件、議案9件を一括上程します。  この際、理事者から提案理由の説明を求めます。  市長       (市長 小山田 久君 登壇) ◎市長(小山田久君) おはようございます。平成30年第3回定例会の開会に当たり、提案いたしました議案について、その概要をご説明申し上げます。  認定第1号の平成29年度十和田一般会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入歳出予算現額336億8,108万4,000円に対し、歳入決算額322億9,977万3,807円、歳出決算額310億9,838万7,437円で、歳入歳出差引額は12億138万6,370円となりました。また、継続費に係る繰越財源が1億1,443万9,463円、繰越明許費に係る繰越財源が44万8,000円あることから、これらを差し引いた額10億8,649万8,907円が実質収支額となりました。実質収支額のうち、地方自治法第233条の2の規定により財政調整基金に5億円、地域振興基金に3億円の計8億円を積み立てし、残額の2億8,649万8,907円は翌年度へ繰り越すことになりました。  認定第2号の平成29年度十和田国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入歳出予算現額83億9,918万7000円に対し、歳入決算額80億5,603万6,292円、歳出決算額77億4,554万809円で、歳入歳出差引額は3億1,049万5,483円となりました。歳入歳出差引額のうち、地方自治法第233条の2の規定により国民健康保険事業基金に1億5,600万円を積み立てし、残額の1億5,449万5,483円は翌年度へ繰り越すことになりました。  認定第3号の平成29年度十和田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入歳出予算現額6億3,508万6,000円に対し、歳入決算額6億2,781万6,287円、歳出決算額6億1,481万502円で、歳入歳出差引額の1,300万5,785円は翌年度へ繰り越すことになりました。  認定第4号の平成29年度十和田介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入歳出予算現額69億3,014万2,000円に対し、歳入決算額68億9,478万123円、歳出決算額66億2,087万7,091円で、歳入歳出差引額は2億7,390万3,032円となりました。歳入歳出差引額のうち、地方自治法第233条の2の規定により介護保険事業基金に1億3,700万円を積み立てし、残額の1億3,690万3,032円は翌年度へ繰り越すことになりました。  認定第5号の平成29年度十和田温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。  歳入歳出予算現額2,646万4,000円に対し、歳入決算額2,449万9,356円、歳出決算額2,446万3,432円で、歳入歳出差引額は3万5,924円となりました。歳入歳出差引額のうち、地方自治法第233条の2の規定により温泉事業財政調整基金に3万4,000円を積み立てし、残額の1,924円は翌年度へ繰り越すことになりました。  認定第6号の平成29年度十和田水道事業会計決算認定について申し上げます。  初めに、収益的収入及び支出については、収入の決算額15億7,194万4,421円に対し、支出の決算額は14億5,023万1,075円で、収支差し引き1億2,171万3,346円の純利益となりました。  次に、資本的収入及び支出については、収入の決算額2億3,628万1,000円に対し、支出の決算額は10億9,597万1,104円となりました。  資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに損益勘定留保資金等で補填いたしました。  認定第7号の平成29年度十和田下水道事業会計決算認定について申し上げます。  初めに、収益的収入及び支出については、収入の決算額24億4,621万6,713円に対し、支出の決算額は23億9,089万3,866円で、収支差し引き5,532万2,847円の純利益となりました。  次に、資本的収入及び支出については、収入の決算額14億1,705万9,190円に対し、支出の決算額は23億5,540万116円となりました。  資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに損益勘定留保資金等で補填いたしました。  認定第8号の平成29年度十和田病院事業会計決算認定について申し上げます。  初めに、収益的収入及び支出については、収入の決算額80億9,165万3,438円に対し、支出の決算額は85億7,019万5,913円で、収支差し引き4億7,854万2,475円の純損失となりました。  次に、資本的収入及び支出については、収入の決算額7億6,751万6,000円に対し、支出の決算額は9億4,634万7,188円となりました。  資本的収入額が資本的支出額に不足する額は、消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに損益勘定留保資金等で補填いたしました。  報告第21号の自動車事故に係る和解及び損害賠償の額の決定についての専決処分は、平成30年2月23日に発生した自動車事故に係る和解及び損害賠償の額の決定をしたものであります。  報告第22号の自動車事故に係る和解及び損害賠償の額の決定についての専決処分は、平成30年5月18日に発生した自動車事故に係る和解及び損害賠償の額の決定をしたものであります。  報告第23号の継続費精算報告書については、平成27年度十和田市水道事業会計予算の継続費について、継続費精算報告書をもって報告するためのものであります。  報告第24号の健全化判断比率報告については、平成29年度十和田市の健全化判断比率報告するためのものであります。  報告第25号の資金不足比率報告については、平成29年度十和田市の各特別会計の資金不足比率報告するためのものであります。  報告第26号の平成29年度青森県新産業都市建設事業団の決算の報告については、同事業団から平成29年度の決算の提出を受けたので報告するためのものであります。  議案第47号の十和田監査委員に関する条例の一部を改正する条例の制定については、監査制度の独立性及び専門性の強化を図るため、市議会議員からの選任にかえて、識見を有する者から監査委員を選任することとするためのものであります。  議案第48号の十和田市営土地改良事業賦課金等徴収条例の一部を改正する条例の制定については、土地改良法の一部改正に伴い、引用条文の整理をするためのものであります。  議案第49号の市道路線の廃止については、市道西二十二番町22号線を廃止するためのものであります。  議案第50号の市道路線認定については、市道路線として西二十二番町22号線を認定するためのものであります。  議案第51号の十和田市営土地改良事業災害復旧)の施行については、平成30年5月18日から19日発生豪雨により被害を受けた農地及び農業用施設災害復旧を市営土地改良事業として施行するためのものであります。  議案第52号の平成30年度十和田一般会計補正予算第4号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億9,333万7,000円を追加いたしました。この結果、歳入歳出予算それぞれの総額は325億181万6,000円となりました。  歳出の主なものについては、総務費として旧伝法寺小学校及び旧南屋内グラウンドのアスベスト除去に要する経費並びに寄附による地域振興基金、育英基金及び子ども夢チャレンジ基金の積立金、民生費として社会福祉費、児童福祉費及び生活保護費における扶助費等の前年度実績報告に伴う国、県支出金の精算による返還金、衛生費として母子保健事業の前年度実績報告に伴う国庫支出金の精算による返還金、農林水産業費として林道の橋梁点検に要する経費、商工費として青森県、青森市及び弘前市と連携して実施する中国向けの誘客プロモーション事業に要する経費、教育費として寄附による備品及び図書の購入に要する経費、災害復旧費として平成30年5月の豪雨による農林災害の復旧に要する経費の追加であります。  次に、歳入の主なものについては、前年度からの繰越金2億3,649万8,000円及び特別会計からの繰入金7,460万5,000円を追加いたしました。また、基金繰入金を1億8,784万9,000円減額いたしました。  地方債の補正については、見込み額を計上いたしました。  議案第53号の平成30年度十和田国民健康保険事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億5,449万4,000円を追加いたしました。この結果、歳入歳出予算それぞれの総額は66億3,386万2,000円となりました。  議案第54号の平成30年度十和田後期高齢者医療特別会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,300万4,000円を追加いたしました。この結果、歳入歳出予算それぞれの総額は6億3,764万2,000円となりました。  議案第55号の平成30年度十和田介護保険事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ2億4,552万7,000円を追加いたしました。この結果、歳入歳出予算それぞれの総額は71億4,003万8,000円となりました。  以上、本議会に提案いたしました議案の概要について申し述べましたが、詳細につきましてはその都度ご説明申し上げますので、ご審議の上ご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長工藤正廣君) 次に、認定第1号から認定第8号まで監査委員より審査の説明を求めます。  髙岡監査委員       (監査委員 髙岡和人君 登壇) ◎監査委員(髙岡和人君) 平成29年度決算審査意見報告認定第1号から認定第5号までの平成29年度十和田市一般会計、特別会計歳入歳出決算に係る審査意見をご報告申し上げます。  審査は、平成30年7月5日から平成30年8月8日まで実施いたしました。  この審査に当たっては、各会計歳入歳出決算書、決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金の運用状況を示す書類につきまして、関係法令に準拠して作成されているか、予算が適正かつ効率的に執行されているか、財産の管理及び基金の運用は適正であるか等に主眼を置いて実施いたしました。  その結果、審査に付された決算書等は、関係法令に準拠して作成されており、その計数は関係帳簿及び証拠書類と照合した結果、誤りのないものと認められました。また、基金の運用状況につきましても計数に誤りはなく、適正に運用されているものと認められました。  決算に係る総括的意見につきましては、4ページに記載しておりますが、その概要及び意見をご報告申し上げます。  平成29年度一般会計の決算額は、歳入が322億9,977万3,807円、歳出は310億9,838万7,437円で、前年度に比べ歳入は7.5%、歳出では10.2%とそれぞれ増加しております。  全特別会計の決算額の合計は、歳入が156億313万2,058円、歳出は150億569万1,834円となり、前年度に比べ歳入は0.1%増加し、歳出では0.7%減少しております。  実質収支額について見ますと、一般会計では10億8,649万8,907円、全特別会計では5億9,744万224円の黒字となり、全会計では16億8,393万9,131円の黒字となっております。  平成29年度決算における主な財政指標等を普通会計ベースで見ますと、地方債現在高は前年度から0.4%減少し278億4,006万6,000円となっております。公債費負担比率は1.1ポイント減少し14.9%、実質公債費比率は0.9ポイント減少し10.2%となっております。  財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、前年度より0.2ポイント増加し90.1%となり、財政硬直化要注意ラインの85%を超えているため、総じて厳しい財政状況にあります。  人口減少や少子高齢化が進行していく中において、税収の伸びは期待できない状況にある一方、高齢化による社会保障関連経費の負担がますます増加していくものと思われます。また、公共施設等総合管理計画に基づく老朽化が進んでいる公共施設の再編整備といった大きな課題を抱えていることに加え、合併算定替の終了等による地方交付税の減少が見込まれるなど、今後の財政運営は依然として予断を許さない状況にあると認識しております。  このことを踏まえ、最少の経費で最大の効果を上げるという行財政運営の基本にのっとり、これまで以上に健全な行財政運営を進めるとともに、市民との協働を基本としながら将来につながる施策の展開を図り、市民が住み続けたいと思える魅力に満ちたまちづくりに向け、努力されるよう望むものであります。  次に、認定第6号から認定第8号までの平成29年度十和田市公営企業会計決算につきまして審査意見をご報告申し上げます。  審査は、平成30年6月12日から平成30年8月8日まで実施いたしました。  この審査に当たっては、提出された決算報告書、財務諸表、その他附属書類が関係法令に準拠して作成され、かつ各事業の経営成績及び財政状態が適正に表示されているか否かを確認するため、諸帳簿及び証書類との照合や担当職員の説明を聴取するなどの審査を実施いたしました。  その結果、審査に付された決算報告書等は、関係法令に準拠して作成されており、各事業の当年度の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。  決算に係る審査意見につきましては、それぞれ記載しておりますが、その概要及び意見をご報告申し上げます。  最初に、水道事業についてご報告申し上げます。水道の10ページをお開きください。平成29年度の経営状況は、前年度に引き続き収益的収支において、上水道事業では1億7,597万8,412円の純利益、簡易水道事業では5,426万5,066円の純損失を生じ、合わせて1億2,171万3,346円の純利益となっております。これに前年度繰越利益剰余金22億7,072万6,475円を加えた当年度未処分利益剰余金は23億9,243万9,821円となり、減債積立金に700万円積み立てた結果、翌年度繰越利益剰余金は23億8,543万9,821円となっております。  平成29年度末における給水戸数は、上水道3万3,662戸、簡易水道863戸、給水人口は上水道5万9,631人、簡易水道1,271人となり、合わせて給水戸数は3万4,525戸、給水人口は6万902人で、普及率は98.7%となっております。  水道事業の経営は、累増した企業債の償還や急速な人口の減少並びに地方経済の回復基調が見られない中、企業の経営合理化や大口利用者の減少、さらには市民の節水意識の高揚などにより水需要が低下し、水道料金の増収は期待できない状況となっております。  また、これまでの拡張事業等による施設の維持管理費用や老朽施設の更新費用等の増加が見込まれる中、焼山地区統合簡易水道事業等が実施されており、経営状況は一段と厳しさを増すものと予想されるところであります。  このため、今後の事業の取り組みについては、十和田市水道事業経営戦略に掲げる各事業を計画的に進めるとともに、効率的な事業運営を行い、引き続き経営の安定化を図りながら、常に安全で良質なおいしい水を安定的に供給できるよう望むものであります。  次に、下水道事業についてご報告申し上げます。下水道の14ページをお開きください。平成29年度の経営状況は、収益的収支において公共下水道事業では8,834万243円、農業集落排水事業では84万9,967円、浄化槽整備事業では135万6,450円の純利益を計上したのに対し、小規模集合排水処理事業では140万4,773円、特定環境保全公共下水道事業では3,381万9,040円と前年度に引き続きそれぞれ純損失を計上しているが、下水道事業全体では5,532万2,847円の純利益となっております。これに前年度繰越欠損金26億544万448円を差し引いた当年度未処理欠損金は25億5,011万7,601円となっております。  平成29年度末における市全体の普及率は、行政区域内人口6万1,857人に対して、個別処理浄化槽分を含めた処理区域内人口が5万4,307人となり、汚水処理人口普及率は前年度末より0.9ポイント上昇し、87.8%となっております。  下水道事業の経営は、近年の急速な人口の減少と市民の節水意識の傾向を見ますと、下水道使用料は横ばい、または減少傾向で推移すると想定され、累増した企業債の償還などとあわせ、厳しい経営状況が続くと予想されるところであります。  さらに、維持管理費用の増加を初め、施設や管路の老朽化に伴う更新や耐震化等の機能向上も考慮した長寿命化対策など、これらの事業を永続的に実施していかなければならず、引き続き多額の費用が必要とされるところであります。  今後の事業の取り組みについては、十和田市下水道事業経営戦略に掲げる各事業を計画的に進めるとともに、さらなる経費節減に努め、今後も未接続者への促進強化を図りながら、環境に配慮した循環型社会の構築を目指し、下水道サービスを持続的、安定的に提供するよう望むものであります。  最後に、病院事業についてご報告申し上げます。病院の8ページをお開きください。平成29年度の経営状況を見ますと、総収益は前年度に比べ7億274万7,111円増加し、80億9,165万3,438円となっております。一方、総費用は、前年度に比べ2億8,198万8,541円増加し85億7,019万5,913円となり、その結果4億7,854万2,475円の当年度純損失となっておりますが、前年度に比べ4億2,075万8,570円減少しております。これに前年度繰越欠損金116億1,738万3,822円を加えた当年度未処理欠損金は120億9,592万6,297円、累積欠損金比率は166.1%となったことから、依然として累積した欠損金を繰り越す厳しい経営状況となりました。  医業収益は、入院外来を合わせた延べ患者数が前年度に比べ1万4,907人増加し25万2,803人となったことなどから、6億4,366万9,797円増加し72億8,055万4,840円となっております。  医業費用については、前年度に比べ3億391万1,064円増加し80億6,950万2,793円となっております。これは、前年度に比べ、給与費で1億9,191万4,729円、材料費で5,826万1,224円、経費で4,510万9,331円などが増加したことによるものです。  平成29年度においては、医師が増員となったことにより前年度に比べ入院収益及び外来収益ともに増収となっております。さらに、累積した赤字を解消するため、医師を初めとする病院職員が危機感を持って経営形態の見直しや経費の削減に努めたことにより、目標とした単年度資金収支の黒字化を達成することができました。  しかしながら、全国的な医師不足や老朽化した医療機器の更新など、病院経営を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況となっております。対象期間が平成28年度から平成32年度となっている十和田市立中央病院新改革プランに基づき、引き続き医師等の確保に努めるとともに、職員一丸となって力を合わせ、累積赤字の削減を図ることで健全な経営改善を確かなものとしていくことが肝要であります。  また、地域にふさわしい医療機関の連携強化と情報共有を図りながら、上十三地域医療圏における中核病院として、より質の高い安心、安全な医療サービスの確保を目指し、地域の医療を支え、患者に寄り添いながら、持続可能な病院経営に努められるよう望むものであります。  以上、平成29年度十和田市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算審査意見をご報告申し上げます。 △日程第11 認定第1号 平成29年度十和田一般会計歳入歳出決算認定について~日程第18 認定第8号 平成29年度十和田病院事業会計決算認定について ○議長工藤正廣君) この際、日程第11、認定第1号 平成29年度十和田一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第18、認定第8号 平成29年度十和田病院事業会計決算認定についてまでの平成29年度十和田市各会計決算8件について総括質疑を行います。  質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  お諮りします。認定第1号から認定第8号までの平成29年度十和田市各会計決算8件については、議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、認定第1号から認定第8号までの平成29年度十和田市各会計決算8件については、議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。 △日程第34 発議第7号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書議長工藤正廣君) 日程第34、発議第7号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書を議題とします。  お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、発議第7号については提案理由の説明を省略することに決定しました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  本案は起立により採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長工藤正廣君) 起立少数です。  よって、発議第7号は原案のとおり……       (何事か呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) 暫時休憩します。                           午前11時04分 休憩                                                                   午前11時07分 開議 ○議長工藤正廣君) 休憩を解いて会議を開きます。  お諮りします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長工藤正廣君) 起立多数です。  よって、発議第7号は原案のとおり可決されました。 △日程第35 発議第8号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書議長工藤正廣君) 日程第35、発議第8号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書を議題とします。  お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、発議第8号については提案理由の説明を省略することに決定しました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) なしと認めます。  これより採決を行います。  お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、発議第8号は原案のとおり可決されました。 △休会の件 ○議長工藤正廣君) 以上で本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。明8月28日から9月3日までの7日間は、常任委員会審査及び議案熟考等のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長工藤正廣君) ご異議なしと認めます。  よって、明8月28日から9月3日までの7日間は、休会することに決定しました。 △散会 ○議長工藤正廣君) 来る9月4日は、午前10時から本会議を開き、市政に対する一般質問を行います。  本日はこれにて散会します。  大変ご苦労さまでした。                           午前11時10分 散会...