十和田市議会 > 2014-09-10 >
09月10日-一般質問-02号

  • 佐井村(/)
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  1. 十和田市議会 2014-09-10
    09月10日-一般質問-02号


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    平成26年  9月定例会(第3回)   平成26年9月10日(水曜日)                                        議事日程第2号 平成26年9月10日(水)午前10時開議 第1  市政に対する一般質問  ①16番 野 月 一 博 君  ②15番 織 川 貴 司 君  ③21番 野 月 忠 見 君  ④ 2番 小  初 彦 君  ⑤ 6番 工 藤 正 廣 君  ⑥ 9番 今 泉 勝 博 君                                        本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                        出席議員(20名)    1番  江 渡 信 貴 君    2番  小  初 彦 君    3番  舛 甚 英 文 君    4番  堰野端 展 雄 君    5番  桜 田 博 幸 君    6番  工 藤 正 廣 君    7番  田 中 重 光 君    8番  野 月 一 正 君    9番  今 泉 勝 博 君   10番  石 橋 義 雄 君   11番  東   秀 夫 君   13番  豊 川 泰 市 君   14番  畑 山 親 弘 君   15番  織 川 貴 司 君   16番  野 月 一 博 君   17番  沢 目 正 俊 君   18番  杉 山 道 夫 君   20番  竹 島 勝 昭 君   21番  野 月 忠 見 君   22番  小 川 洋 平 君                                        欠席議員(2名)   12番  赤 石 継 美 君   19番  戸 来   伝 君                                        説明のため出席した者   市     長  小山田   久 君   副  市  長  西  雅 博 君   総 務 部 長  北 舘 康 宏 君   企 画 財政部長  苫米地 正 樹 君   民 生 部 長  久保田 博 衛 君   健 康 福祉部長  田 上 守 男 君   農 林 部 長  高 橋   智 君   観 光 商工部長  横 道   彰 君   建 設 部 長  石 橋 清 光 君   上 下 水道部長  平 舘   弥 君   総 務 課 長  沖 澤   篤 君   政 策 財政課長  中 野 孝 則 君   ま ち づ く り  岡 山 新 一 君   支 援 課 長   農 林 畜産課長  白 山 享 三 君   土 木 課 長  和 田 好 暁 君   都 市 整 備  野 月 洋 明 君   建 築 課 長   病院事業管理者  松 野 正 紀 君   病 院 事務局長  中 居 雅 俊 君   教 育 委 員 会  小野寺   功 君   委  員  長   教  育  長  米 田 省 三 君   教 育 部 長  母良田 篤 夫 君   選挙管理委員会  古 舘   實 君   委  員  長   選挙管理委員会  竹ケ原 松 生 君   事 務 局 長   監 査 委 員  髙 野 洋 三 君   監 査 委 員  平     勉 君   事 務 局 長   農業委員会会長  中 野   均 君   農 業 委 員 会  野 田 健 治 君   事 務 局 長                                        職務のため出席した事務局職員   事 務 局 長  熊 谷 羊 二   総 括 参 事  石川原 定 子   次     長  小山田 亮 二   主 任 主 査  佐々木 晴 彦                           午前10時00分 開議 ○議長(小川洋平君) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、議事日程第2号をもって進めます。 △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(小川洋平君) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。  質問は、通告順により議長において指名します。 △野月一博君質問 ○議長(小川洋平君) それでは、指名します。  16番 野月一博君       (16番 野月一博君 登壇) ◆16番(野月一博君) ことしの十和田市秋まつりの3日間はよい天気に恵まれまして、市民の皆さんも非常に満足した顔でありました。特に東京ディズニーミッキーマウスを見たとき、こんなに人が集まったのかと、非常に私も今まで秋まつりに出席しまして、これだけの市民の皆さんがご参集くださいましたことは初めてであります。  まず、私も今任期はあと3年……       (「あと3年もあるってか」と呼ぶ者あり)  3カ月余りでございます。やっぱりまだまだ頑張りたいという意欲がそうさせております。先輩の生きがいを、頑張れという言葉で、感謝申し上げたいと思います。  自由民主党、沢目正俊3代目高志会会長の会員であります野月一博であります。まずは、2区選出の江渡聡徳前防衛副大臣が防衛大臣兼安全保障法制担当大臣の就任、まことにおめでとうございます。十和田市から日本をしっかりと動かしていく大臣が誕生したことは、本当にすばらしいことであります。江渡大臣には、大いに期待をするところであります。  それでは、早速であります、一般質問に入らせていただきます。  昨今世間を騒がせた報道の中で、とりわけ衝撃であったのが2040年(平成52年)には、全国の896の市町村が消滅の危機に直面するという日本創成会議の試算発表であります。本県では、40市町村のうち35市町村で、2040年までの間に20歳から39歳の女性人口が半分以下に減少するとされまして、こうした子供を産む世代の減少によりまして、人口減少が加速し、将来消滅する市町村も出てくるというショッキングな発表であります。これは、市町村だけではなく、国の将来にとっても極めて重要な問題であることは申し上げるまでもありません。  このような中、定住自立圏に関する取り組みは、平成26年5月1日現在、全国79圏域、373市町村となり、平成25年3月に比較いたしまして、7圏域、49市町村増加しております。中心市と周辺市町村が相互に役割を分担し、連携、協力することによりまして、圏域全体として必要な生活機能等を確保し、地方圏における定住の受け皿を形成するという定住自立圏構想の基本的な考え方が今後ますます重要となりまして、取り組みも拡大していくものと考えております。  そこで、定住自立圏構想の推進についてお尋ねいたします。日本創成会議の将来予測を踏まえ、中心市として定住自立圏の今後の役割をどのように認識しているのか、お答えください。  次に、公共施設整備についてであります。市の公共施設耐震診断の結果を踏まえまして、公共施設白書が公表されました。また、各施設の整備方針が示されております。耐震診断の結果につきましては、例えば市役所本館などは危険性が高いだろうと想定はいたしておりましたが、あの立派な十和田湖公民館や支所など、思いもしなかった施設が倒壊の危険があるということを、正直申し上げて非常に驚いているところであります。一方で、施設の有益性を考えますと、今後の整備については財源も含め、長期的かつ重要な課題であります。  そこでお尋ねいたします。市内屋内グラウンド及び南屋内グラウンドは、建てかえまで引き続き利用すると思いますが、利用者等に対する安全対策はどのようになっているのか、お答えください。  次に、狭隘道路の整備についてであります。この狭隘道路に対しまして、何回となく質問させていただきました。本年3月に十和田市協働による狭あい道路の拡幅整備の推進に関する条例が制定され、本年10月1日から施行されることになっております。これに先立ち、市民説明会が開催されまして、施行に向け着々と準備が進められているものと思います。  そこで、市民説明会の開催状況についてお尋ねいたします。市民説明会はどのように実施されたのでありましょうか。場所、回数、対象者、参加者数、市民からの意見などをお答えください。  最後は、セーフコミュニティの再認証への取り組みについてであります。十和田市は、平成21年8月、国内2番目のWHOセーフコミュニティの認証を受けております。これまでのセーフコミュニティとわだをすすめる会を初めとする関係者の活動に改めて敬意を表するものであります。平成26年度にセーフコミュニティ再認証に向け、去る5月24日から25日にかけまして事前審査が実施されたとのことでありますが、ぜひとも再認証を受け、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりを推進してほしいと考えております。  そこで、再認証に向けた事前審査の状況及び…… ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午前10時10分 休憩                                                                   午前10時11分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。 ◆16番(野月一博君) そこで、再認証に向けた事前審査の状況及びその後の対応についてお尋ねいたします。再認証に向けた事前審査では、何が審査され、どのような指導や意見があったのか、またその指導に対し市ではどのように対応しているのか、お答えください。  私は、そういう意味で、小山田市長の市政運営に対しましては、非常に賢明なる対応の仕方をしていらっしゃると思っております。よく言われますが、故きを温ねて新しきを知るということわざがありますけれども、小山田市長の市政は古いものはやっぱりあると知っておいて、そして時代の流れを、動きをよく見きわめて、それに乗っていくというのも時には大事なことでなかろうかなということをよく言っておりまして、人口が減少する中にあっても交流人口をふやしたいというその考え方、私はそれに対しまして賛同するものであります。  以上、市長を初め理事者の誠意あるご答弁をお願いいたしまして、壇上からの質問とさせていただきます。ご清聴まことにありがとうございました。 ○議長(小川洋平君) 市長       (市長 小山田 久君 登壇) ◎市長(小山田久君) おはようございます。野月議員のご質問にお答えいたします。  私からは、日本創成会議の将来予測を踏まえた、中心市として定住自立圏の今後の進め方についてお答えいたします。先般日本創成会議が公表した急速な人口減少予測につきましては、全国的にも、また当市にとっても、例外なく深刻な問題であることを改めて認識させられたところであります。  一方、定住自立圏構想は、中心市と関係市町村が連携、協力することにより、圏域として必要な生活機能を確保し、地方圏における定住の受け皿を形成していくものであり、人口減少の対策の一つであるとも認識しております。  今後も、上十三・十和田湖広域定住自立圏の中心市としてリーダーシップをとりながら、圏域関係市町村との連携を密にし、現在ビジョンに掲げた30事業についての取り組みを着実に進めていくとともに、今後もさらに充実してまいりたい、そのように考えております。  その他のご質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(小川洋平君) 教育部長教育部長母良田篤夫君) 耐震性に問題のあった市民屋内グラウンド南屋内グラウンドの利用者の安全対策についてお答えいたします。  「広報とわだ」8月号で教育施設の利用に関するお知らせとして、屋内グラウンド利用制限等についてお知らせしたところであります。利用制限の内容につきましては、両施設とも施設の内側に防球ネットが張られており、緊急時の避難に時間を要することが考えられることから、1回の利用人数を35人以内に制限するとともに、利用団体には地震が発生した場合に速やかに避難対応していただくよう、避難責任者の配置をお願いしているところであります。  今後は、冬期に向け、屋根への積雪加重により危険性が高まることや、降雪時の避難口の確保が難しくなるなど、利用者の安全対策が困難となることが予想されることから、ことし12月1日を目途に市民屋内グラウンド南屋内グラウンドの施設の使用を禁止する予定としております。ただし、南屋内グラウンドにつきましては、南地区コミュニティーの活動における必要不可欠な場所となっておりますことから、南地区コミュニティーの行事に限り、避難誘導マニュアルを定め、使用を認めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 建設部長建設部長(石橋清光君) 市民説明会開催状況等についてのご質問にお答えいたします。  説明会は、平成26年7月14日から7月31日までの期間に太素塚集会所を初めといたしまして、10カ所の市内集会所等で開催いたしました。対象者数は約2,900世帯、6,500人でありましたが、参加者は延べ80人となってございます。参加者の多いところは西十四番町会館で23名、少ないところは初田会館で1名と、地域によってばらつきが見られました。説明会で多く出されました質問は、自分の土地が狭隘道路に面している対象路線になっているかどうかということや、また費用負担に関する質問等がございました。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) 再認証に向けた事前審査及びその後の状況についてお答えいたします。  本年5月24日から26日にかけて、セーフコミュニティ公認認証審査員である韓国のチョ・ジュンピル氏、台湾のパイ・ル氏による事前審査を受けております。この中で、外傷サーベイランス懇談会における市民の病気以外の死因や、外傷データを収集する仕組み、そして8つのセーフコミュニティ領域別対策部会のうち、自殺予防、子供の安全対策、暴力・虐待予防、防災対策、高齢者の安全対策交通事故予防の6つの対策部会のこれまでの取り組みについて審査していただきました。  また、深持地区のまるく保育園幼年消防クラブ三本木小学校パトロール隊等、子供たちや市民ボランティアによる安全、安心な地域づくりの活動状況を視察していただいております。  この事前審査の結果、当市では市民活動が盛んに行われていることや、交通事故の発生件数が年々減少していることなどが高く評価されておりますが、一方で前回の認証申請時に示した取り組みを振り返り、この5年間でのセーフコミュニティによる変化について明確に示してほしいなどのご指摘をいただいております。このことから、現在8つの領域別対策部会を中心に、前回の認証時における課題と取り組み、実績を整理し、セーフコミュニティによる変化を検証しているところでございます。市といたしましては、年末に予定している本審査である現地審査に向けて、審査員からの指摘事項を一つ一つ確認しながら、再認証取得に向けての準備を着々と進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) それでは、ただいまの答弁に対しまして何点か再質問させていただきます。  まず、定住自立圏構想の推進でありますが、定住自立圏の特徴的な取り組みの一つであります県境を越えた小坂町との簡易水道共同利用について、研究、検討はどのようになっているのでしょうか、お答えください。
    ○議長(小川洋平君) 企画財政部長企画財政部長苫米地正樹君) 定住自立圏構想における簡易水道共同利用の研究、検討の状況についてお答えいたします。  水道施設の効果的かつ効率的な運営を図るために、昨年7月から当市と小坂町との事業担当課において、十和田湖畔地区簡易水道と小坂町休平地区簡易水道を連絡管で接続し、十和田市側から小坂町休平地区へ常時水道水を送水することを想定し、必要な手続の確認や費用等の調査を行ってまいりました。このように、定住自立圏の形成を足がかりとして、県境を越え、簡易水道施設共同利用に向けて取り組むことは、全国初の事例であるものと認識しております。このため、事業化に至るまでには多くの課題がございますが、当市及び小坂町の双方の水道事業経営にとって大変有益なものであると考えておりますので、国、県、関係機関のご指導も仰ぎながら、早期事業化に向けて事務を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) ただいまの答弁をいただきまして、全国初の事例であるものと認識しているということですから、非常に大事なことでございまして、国や県の関係機関の指導を仰ぎながら、早期事業化に向けて事業を進めたいという、その意気込みが、それをどうか実践していただきたいと思っております。  また、消費生活センターの広域利用を進めるため、定住自立圏として取り組むようでありますが、具体的にどのような形で設置運営されるのか、お答えください。 ○議長(小川洋平君) 企画財政部長企画財政部長苫米地正樹君) 消費生活相談事務に係るご質問にお答えいたします。  当圏域における生活機能のさらなる強化を図るため、圏域関係市町村との協議により、新たに消費生活相談事務定住自立圏の事業として位置づけ、取り組みを進めてまいりたいと考えております。具体的には、年々相談件数も増加傾向にあり、複雑多様化する消費生活相談に対応するため、消費生活相談事務を中心市である十和田市及び三沢市の消費生活センターに集約するものでございます。こうしたことから、来年度当初からサービスを提供できるよう、今議会において定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結について、議案として上程させていただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) 来年度当初からサービスを提供できるように事務を進めていくという答弁でございますけれども、これはぜひとも進めていただきたいと思います。非常に大事なことであります。  一つ一つまたお伺いしたいことありますけれども、一生懸命事務当局はやっているみたいでございますので、継続してやるのが一番大事だと、そういうふうに思っております。  最後は要望でありますが、規定の30項目について着実に推進し、圏域の住民メリットが感じられるよう、ぜひともご努力いただきたいと思います。新たな取り組みについても、積極的に挑戦していただくことを改めて要望し、定住自立圏の質問を終わらせていただきます。  次に、公共施設の整備に関して、何点か再質問させていただきます。当市では、相当数の施設の建て直しや耐震工事が必要となっておりますが、一体その優先順位はどのようになるのでありましょうか。具体的に優先順位が示せない場合は、優先順位に対する基本的なお考えを下さい。このように厚い形で公共施設白書がありますけれども、一々一つずつ言うと時間がありませんので、私は今の質問したのに対しまして答弁いただきたいと思います。 ○議長(小川洋平君) 総務部長総務部長(北舘康宏君) 建てかえや耐震工事が必要な施設の優先順位はどのようになるかについてお答えいたします。  現在庁内に公共施設再編整備に係るプロジェクトチームを設置し、合併特例債を活用して今後5年間に優先的に整備する施設等の検討作業を進めております。また、合併特例債を活用しないで整備する施設につきましては、来年度以降にインフラ整備等も網羅した長期的な公共施設等総合管理計画を策定する予定としてございます。その管理計画の中で、耐震診断の結果や各施設の耐用年数、利用率等を総合的に判断しながら、整備する施設の優先順位を決めてまいりたいと、そのように考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) ただいまの答弁では、公共施設再編整備に係るプロジェクトチームを設置するということでございますので、今後5年間優先的に整備する施設の検討作業を進めるということですから、これは本当に大事なことであります。一歩、二歩先へ進むということで、私は大事なプロジェクトチームだろうと、こう思っております。ある意味では、合併特例債を活用しないで整備する施設につきましても、ある程度策定を予定しているみたいでございますので、インフラ整備そのものでありますけれども、これについてもどうかさらに努力していただきたいと、こう思っております。  要するにこの問題は、財政的な問題がたくさんございますので大変なことでありますけれども、建てかえとなれば多額の費用がかかるわけでありますが、限られた予算の中で単年度どの程度の額を施設整備に充てられるのでありましょうか。概算で結構ですが、試算されているのであればお答えください。 ○議長(小川洋平君) 総務部長総務部長(北舘康宏君) 単年度当たりどの程度の額を施設整備に充てられるのかについてお答えいたします。  公共施設等総合管理計画の策定に当たりましては、施設整備に要する各施設の事業費と全体事業費を把握し、市の財政状況を勘案しながら、また事業費の平準化にも配慮し、各年度に整備する施設の事業費を明らかにしてまいりたいと、そのように考えてございます。いずれにいたしましても市民の安全、安心の確保のため、緊急性の高い施設を優先的かつ計画的に整備してまいりたい、そのように考えております。現段階では、具体的な事業費等々は示せない状況にございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) 非常に多額の財政の裏づけがなければできないことありますけれども、しかしながらやらなければならないことはやらなければなりません。市の財政状況を勘案しながらと、それはもちろんでありますけれども、私は具体的に見える形というのはどういうことかといったときに、やっぱりそういうのを具体化した物の考え方で対応していただきたいなと、こう思っておりますので、各年度に整備する施設の事業費を明らかにするということですから、今度はそれなりに明らかにしながら、市民の皆さん、我々議員も納得するような形で対応していただければありがたいことだろうと思います。  皆さんもご承知のように、公共施設はかけがえのないものであります。市民の安全、安心、そして快適な生活のために財政的な面にも配慮され、計画的に整備を進めていきたいと、そういうわけでございますので、今ここで答弁とかそういうものは要らないと思いますので、要望にさせていただきたいと思います。  次に、協働による狭隘道路の整備に関しまして何点か質問させていただきます。これも前に、私はこの問題につきまして、消防車とか救急車とかが入れないような道路であっていいのか、何か問題あったときには、これは何とか解決していただきたいということで質問させていただきました。その後、いろいろなことを立ち上げてやらせていただいているような気がいたすのですが、私はこの協働による狭隘道路の整備に関しまして、土地所有者への説明も重要となっておりますけれども、建設会社や不動産業者、設計会社へも周知徹底すべきと考えますが、それらの対応はどのようになっているのでありましょうか。それについてお答えください。 ○議長(小川洋平君) 建設部長建設部長(石橋清光君) 建設会社や不動産業者、そして設計会社等に周知するための対応につきましてはのご質問にお答えいたします。  事業者等への周知につきましては、昨年11月に意見交換会を実施したところでございますが、ことし9月中旬に説明会を開催することといたしております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) 9月中旬に説明会を開催するということでございますので、どうかそれなりに説明していただきたいと思います。  実際には、境界に塀や植木があったりと、個々によって用地の状況が異なると思いますが、万が一場当たり的な判断で個々に対応が異なったりすると市民が不信感を持つことになります。そこで、そのような観点から想定される費用負担や対応、具体的にルール化し、公表しておくべきと思います。どのようなお考えでしょうか、お答えください。 ○議長(小川洋平君) 建設部長建設部長(石橋清光君) 個々の用地の状況の中での費用負担や対応の具体的なルール化及びその公表についてのご質問にお答えいたします。  費用負担につきましては、ことし3月20日に制定いたしました十和田市協働による狭あい道路の拡幅整備の推進に関する条例に定めておりまして、具体的な手続につきましては、去る8月5日に制定した十和田市協働による狭あい道路の拡幅整備の推進に関する条例施行規則の中で定めてございます。今後は、市民への公平な条例施行を図るため、具体的な問題等を想定し、業務マニュアルの作成によりまして適切なルールづくりを進め、広報等の活用や市ホームページへの掲載により公表していきたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) 非常に公平な条例施行を図るために、適切なルールをつくり、そして進めていくということでございますので、それが一番透明感のある大事なことだろうと思います。この問題は、一朝一夕にしてできる問題ではございません。ですから、我々も長期的な取り組みになろうかと思いますが、市民の理解を得ながら狭隘道路の整備を着実に進めてほしいと思います。これにつきましても要望とさせていただきます。  最後に、セーフコミュニティの再認証に関して何点か再質問させていただきます。セーフコミュニティは、関係者が一生懸命取り組んでいると思いますが、一方で市民に対する周知がまだまだ不足しているのではないかという気がしております。市民に向けた取り組みやPRはどのようになっているのかお答えください。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) セーフコミュニティの周知、再認証のための市民に向けた取り組みやPRについてお答えいたします。  平成19年度から平成25年度までの間に「広報とわだ」を活用し、41回にわたりセーフコミュニティ取り組みについて紹介してまいりました。  そのほかにも、平成22年度から平成25年度までの間に、町内会や老人クラブなどの市民団体からの要望により、市とセーフコミュニティとわだをすすめる会が連携して70回の出前講座を開催し、2,000人を超える市民の方々にPRをしてまいりました。  また、平成24年度からは、セーフコミュニティの認証を受けた8月を十和田市いのちを守る運動月間として位置づけ、自殺や事故死の予防をテーマとした総決起大会を開催しております。  さらには、セーフコミュニティ認証都市を周知するために、市内各所に懸垂幕や横断幕、商店街には中学生が事故やけが予防を呼びかけるメッセージ入りのアーケードフラッグを掲げるなど、市民を初め、当市に訪れる方々へのPRにも力を入れております。  また、「広報とわだ」9月1日号には、セーフコミュニティをテーマとした4ページの特集を掲載しておりますが、今後とも市民へのPRに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 16番 ◆16番(野月一博君) 今の答弁は、私はよく理解しておりますけれども、やはり日本で2番目のセーフコミュニティの認証をいただきましたから、これによってほかの市からも結構調査、研修に来ているのが見受けられました。やっぱりこれは、我々十和田市においてセーフコミュニティというのは、安心、安全ということです。市民の皆さんに対し、サービスということよりも、市民の皆さんを生かして頑張らせてあげたいという意味で大事な問題であろうと思っております。そういう意味で、これからもどうか頑張っていただきたいなと、そういうふうに思っております。私自身は、このセーフコミュニティに関しましてはよくやってくれたなと思いますけれども、我々としても最初のセーフコミュニティは1カ所にあってどこへ行ってもすぐ入りまして、そこはセーフコミュニティでしょうとわかっていただきましたけれども、一般市民はどこまでわかっているのかなというようなこと、ちょっと危惧いたしましたので、やはりその辺をわかりやすいようにしていたほうが、これは誇りの持てるセーフコミュニティではなかろうかなと、こう思っていますけれども、どこにありますかといったってわからなければ、ある程度、せっかく日本で2番目ですから、そういう意味でこれはやっぱり生かすべきだと、こう思って私再度質問させていただきました。再認証に向けた関係者の積極的な取り組みを期待しておりまして、多分やってくれるだろうと、私はそう思っています。このことを要望し、私の質問を終わらせていただきたいと思います。  小山田市長は偏見なく、公正、公平な策を見る目がある市長だなと、こう思っておりますが、本当に公平に、誰からもよくやっているという声が聞こえてきております。我々あと、先ほど大先輩、野月忠見議員があと3年やるのかというわけでないけれども、あと3カ月とちょっとでありますけれども、次の方も頑張っていただけるように、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小川洋平君) 以上で野月一博君の質問を終わります。 △織川貴司君質問 ○議長(小川洋平君) 次に、15番 織川貴司君       (15番 織川貴司君 登壇) ◆15番(織川貴司君) 皆さん、おはようございます。十和田市議会、15番議員、高志会の織川貴司でございます。  まずもって、十和田市でも去る8月22日の豪雨による避難所の開設や土砂崩れによる奥入瀬渓流の通行どめなどが発生いたしましたが、記録的な大雨、平成26年8月豪雨によって被害を受けられました地域の方々に心より哀悼の意を表します。  それでは、通告に従い、質問に入らせていただきます。  十和田市の将来、十和田市の未来に向けて、十和田市が活力あるまちとして発展するための施策について何点かご提案をさせていただきますが、小山田市政において私の初めての一般質問でありますので、市長には夢と希望、そして誠意あるご答弁をご期待申し上げます。  初めに、官庁街通りの十和田済誠会病院から西側への拡幅整備等についてお伺いいたします。県内外から十和田市を訪れたことのある多くの方々は、官庁街通りがすばらしい、桜と松の並木がすばらしい、歩道がゆったりしている、馬にこだわったモニュメントが多数置かれているなどと、十和田市の印象深い場所として官庁街通りを第1に挙げています。  また、散歩やジョギングなどに利用している多くの市民も口々に、官庁街通りを歩けばさっぱりとして晴れ晴れした気分になる、元気と健康をもらえるような気がするなどと、大変喜んでいます。  官庁街通りは、道路と歩道の広さに加え、市役所、中央病院、国や県の合同庁舎の建物が道路部分から少し離れ、奥まっていることによって広い空間を生み出し、そこに水辺の景観も加わり、市民にとっては快く歩くことができる憩いの場所となっています。そして、十和田市現代美術館には多くの観光客が訪れており、官庁街通りを散策している姿も多数見受けられ、今や十和田市の顔と言っても過言ではありません。  新渡戸傳、十次郎父子の三本木原開拓と都市計画が始まり、昭和30年の十和田市市制施行(初代市長水野陳好氏)を機に、都市計画道路として整備され、その後野外芸術文化ゾーンとして進化した現在の官庁街通りからは、歴代の首長を初めとする多くの先人たちの着想と先見性とともに、まちづくりに対する熱い思いや強い意志が伝わってくるようであります。開拓のまち、我が十和田市の貴重な財産であり、誇りであります。  しかし、このような中で課題も見受けられます。現在の官庁街通りは、十和田おいらせ農協のところで終わり、その後西側に向かってクランク状の危険な交差点となっており、十和田済誠会病院からのところからは一方通行の道路となっています。以前、十和田おいらせ農協と十和田済誠会病院の間のクランク状の交差点では、病院側に設置しているフェンスに官庁街通りから走行してきた自動車が衝突するという痛ましい事故も発生しています。市内のタクシーの運転手は、この交差点は十和田市内でも通行しにくい交差点の一つであり、道路事情のわからない遠方から来た方々にとっては非常に危険な場所になっているのではないかと言っていました。さらに、沿線の近くで暮らす方々の中には、一方通行は非常に生活に不便を来していると言っている方もおりました。  これらのことを踏まえ、私は現在の官庁街通りを十和田済誠会病院から西側のスーパーカケモ前の交差点までの区間を拡幅整備することを提案いたします。現在の官庁街通りの36メートルの幅員を確保することによって、クランク状の交差点、一方通行を解消できるとともに、さらに一層十和田市のシンボルロードとしての機能の拡充が図られ、未来の十和田市の活力あるまちづくりにつながると考えております。地域住民の理解と協力、そして多額の財政負担が必要となります。難しいということは重々承知しているところでありますが、十和田市の未来を見据えた百年の大計であり、まちづくりへの高い目標と強い意志が必要になると思います。十和田市がさらなる開拓のまちとして大きく飛躍するための展望を持てるかどうかであると考えております。このことについての市長のお考えをお聞かせください。  次に、国道102号沿いの昭和ドレスから西小学校付近までの緑地並びに桜並木の整備についてお伺いいたします。国道102号沿いの西小学校付近から青森銀行十和田西出張所付近までの区間には、稲生川土地改良区の用水路と歩道が整備されています。そして、この区間の昭和ドレスから青森銀行十和田西出張所までは桜の古木が立ち並び、春には十和田市の花、桜が満開に咲き誇っています。  歩道沿いには花壇がつくられていて、稲生川土地改良区と近隣の町内会、県や市もかかわってせせらぎ委員会なるものを組織し、花壇の整備、管理に当たっているということを聞いております。花壇の花は、稲生川土地改良区で提供し、花の植えつけや除草は町内会がボランティアで行っているということであります。  歩道は、ゆったりとしたすばらしい遊歩道で、地域住民の散歩道となっており、最近では遠方からの市民も歩いているそうであります。また、北園小学校や西小学校の児童の通学にも利用されているようであります。  しかし、このような環境に比べて、昭和ドレスから西小学校付近までの区間は、用水路と歩道だけで、花壇や緑地などは全くなく、景観などもよくない状況となっています。これは、国道102号と用水路の間には既に民家や小屋などが点在して建っていることから、整備が難しいということではないかと思われます。  そこで、十和田市の発展と活力あるまちづくりのために、私なりに考えてみました。十和田市の花は桜であります。青森銀行十和田西出張所付近からつながる国道102号沿いの桜並木、桜街道としての景観を整えることによって、市街地から十和田湖への玄関口としての役割を果たし、将来の観光資源としての活用など、市の活性化に結びつくものと思います。  また、この区間を緑地として遊歩道や木々の植栽、花壇などを整備することによって、稲生川沿いの遊歩道とも連結して回遊できるようになり、地域住民のみならず、多くの市民がより快適な散策を楽しめるようになると思います。  当然このような事業を進めるためには、民家や小屋などの持ち主の方々のご理解とご協力を得ることが必要不可欠なことであり、そして地域住民はもちろんのこと、国、県、土地改良区などとの連携が大変重要なことになると思います。  これらのことを踏まえ、私は国道102号沿いの昭和ドレスから西小学校付近までの緑地並びに並木の整備を提案いたします。市民の方々には、十和田市のまちづくり、とりわけ開拓のまちづくりであることをご理解いただきながら取り組んでいただくことが重要と考えております。このことについての市長のお考えをお聞かせください。市長には、ぜひ住みたいまち、住みよいまちづくり、十和田市らしいまちづくりに前進されることを強く願っております。  以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(小川洋平君) 市長       (市長 小山田 久君 登壇) ◎市長(小山田久君) 織川議員の道路整備に係るご質問にお答えいたします。  まずもって、私からは道路など公共施設の整備に関して総括的なことでお答えしたいと思います。ご案内のとおり、当市の道路整備は昭和40年ごろから、市民生活の向上と経済の健全な発展を目指し道路網を構築するため、道路、橋梁などインフラ整備を本格的に進めてきたところであります。こうした施設の中には、50年を超える施設もあるなど、老朽化対策が喫緊の課題となっております。こういった状況は全国的にも見られていると、こういったこともありまして、今年度総務大臣から公共施設等総合管理計画を策定するようにと、そういう通知がございました。このため、当市におきましても、道路、学校施設など公共施設の全体の状況を把握した上で、長期的な視点で更新、あるいは統廃合、長寿命化等について計画を策定いたしまして、公共施設の適正な管理をしていくこととしております。十和田市の将来を見据えて、道路だとかまちづくりを進めていく大変重要なことだと思っておりますが、まずもって既存の道路につきましては、この計画の中で検討してまいりたい、そのように考えております。  具体的な事項につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(小川洋平君) 建設部長建設部長(石橋清光君) 官庁街通りの十和田済誠会病院から西側への拡幅整備等についてのご質問にお答えいたします。ご質問の道路は、都市計画道路3・4・8官庁街通り線でございまして、昭和35年に十和田都市計画決定を受けまして、昭和63年度から平成11年度まで都市計画街路事業によりまして整備を実施した路線でございます。  近年、人口減少や少子高齢化に伴いまして、交通車両が減少すると予想されることと、この区間は既に整備済みの区間でありますことから、全面的な拡幅整備は難しいものと考えてございます。  しかし、議員ご指摘のとおり、官庁街通り線の十和田済誠会病院前の交差点を挟んで急激に幅員が狭くなっておりまして、交差点の通行車線がわかりにくい状態にありますことから、当面は通行帯を明確にする区画線や路面着色などの路面標示を実施いたしまして、適切な交通誘導を図りまして、交通安全の確保に努めてまいりたいと考えてございます。  次に、国道102号沿いの昭和ドレスから西小学校までの緑地並びに桜並木の整備についてお答え申し上げます。この区間は、通称せせらぎ水路と呼ばれてございますが、旧切田用水路を周辺住環境の景観及び親水に配慮した水路整備を目的といたしまして、地域用水機能増進事業の一環として、東北農政局と稲生川土地改良区が平成10年度から平成19年度にかけて、八郷地区から青森銀行西出張所付近の西二十二番町までの区間に水路と遊歩道の整備を行ったところでございます。  この整備区間のうち、西二十二番町部分は景観性、親水性の配慮区間といたしまして、国道102号の拡幅用地である市の所有地を利用いたしまして、広い幅で整備したことから、既存の桜並木や沿線住民の花植えによりまして、散歩コースとして親しまれているところでございます。  ご提案の昭和ドレスから西小学校までの区間につきましては、水路と国道102号の間に多くの住宅が建ち並んでおりますことから、桜並木や花壇の整備につきましては、用地の取得や建物移転補償に多額の費用を要するため、財政状況や費用対効果の観点から整備は難しいものと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 以上で織川貴司君の質問を終わります。 △野月忠見君質問 ○議長(小川洋平君) 次に、21番 野月忠見君       (21番 野月忠見君 登壇) ◆21番(野月忠見君) おはようございます。ことしの稲作は、穂ばらみ期から出穂期までが天候がよくて、ほとんど米は大丈夫だろうと思っていましたが、出穂が終わると雨の量が多くて、いつもの2倍だそうですね、雨量が。その関係で登熟がおくれています。大豊作とはならないのではないかなと私は思っています。私は農業一筋に生きてきたものですから。  きょうも3番目ですから午後に一般質問当たるだろうと思っていたら、議会のほうから「忠見さん、何か午前中に当たるよんたよ」という話がありましたから、原稿も何もきちんと準備しないで飛んできました。案の定2人終わりましたので、かいつまんで私の考え方を述べたいと思います。  一博議員もお祭りのことを申し上げましたが、私も近年は散策をしないで町なかで見るようになったのです。というのは、うちの家内のことをしゃべるとおかしいのですけれども、認知症でとても歩くのもできないし、どういう関係か、ことしのお祭りは見たいと言ったのです、前の日。ミッキーマウスのことも話は聞いていたと思うのですが、ああ、見たいのであればと思って、車椅子を押しながら、人に冷やかされながら町なかに連れてきました。  そして、ことしの祭りの特徴は、皆さんもご存じのとおり、私は議会でも全員協議会でも稲荷神社のことをしゃべってきましたね。そうしたらその声が届いたのか、初日と最終日、稲荷神社の宮司が出たのです、車に乗って胸張って。あれは米の祭りだから、稲荷は。だから、相当効果があったのかなとも思っています。  それから、もう一点、通告していないで、質問は要りませんから議長に了解を得てもう一点しゃべりますけれども、大深内中学校の駒踊りの件です。市長の配慮だと思うのですが、ことし東京十和田会にお招きをいただいたのです、大深内中学校の駒踊りが。喜んで、喜んで、すごいのです。1つは、観衆の声ですよ、生の声。駒踊りは、中体連の関係で前年度は休んだのです。ことしはちょっと日程を調整して、ことし駒踊りをお願いしたのですけれども、駒踊りはなかなか歴史が古くて、しゃべりにくいところもいっぱいあるのですけれども、三方行進というのがあるのです、馬3頭、赤、白、黒。もっと前の話でいうと、栗毛とかなんとかと言うのだそうだけれども、今の子供たちに栗毛の毛と言ったってよくわからないでしょう。だから、その三方行進をもっと回数を多くしてくれないかというのが市民の声なのです、理事者の皆さん。今回はミッキーマウスの関係が、人によってはさまざまな意見が出ていましたよ。たったあれだけであのぶっつの金出したのかなと私もよく言われましたけれども、私はあれは効果はよかったと思うのです、あの短時間の中で。子供の数、ミッキーマウスの後の子供の数の行列、交通法違反でしょう、あれ。警察があれをとめるために大変苦労したのです。そっちゃ行くな、そっちゃ行くなと言ったって、子供たちは言うことを聞かないでしょう。大型バスの天井に乗ってジャガジャガ、ジャガジャガやったの、子供たちがあれでもう満足なのです。子供が来れば親が来るのです、祭りというのは。だから、あれも今後の課題として、金がどうのということもあるだろうけれども、もうちょっと配慮したほうが今後の十和田市のお祭りの祭典は相当有効にいくのではないかなと思っています。お願いします。ちょっとそれました。  それでは、通告していましたの、2点ですか、2点を。  1番は、観光行政でございます。猛暑と言われたことしの夏も、実りの秋を迎えようとしております。ことしの夏は全国的に典型的な異常気象だったのではないかと思っております。気温35度を超える猛暑の日が続き、また各地での局地的な集中豪雨の発生や竜巻の発生、大きなひょうが降るなど、これまで余りなかったような気象現象が多発をしております。地球温暖化の影響とも言われているようですが、何事もなく秋の収穫を迎えることを心から願うものであります。  それでは、観光行政についてお聞きいたします。十和田湖観光は、3.11の東日本大震災によって風評被害などにより観光客が激減をしております。その結果、十和田湖、特に休屋の旅館や商店の閉店や廃業が相次ぎ、客足はまだまだ回復していない状況にあります。また、遊覧船を合同運航していた十和田湖観光汽船が破綻するなど、十和田湖観光の中心地である休屋の衰退は、十和田湖観光そのもののイメージダウンを招いていると感じております。  十和田湖に遊覧船がなくなるのではないかと心配される中、4月16日には十和田観光電鉄が1社体制で休屋発着便の運航を開始しました。また、4月20日には、環境省のビジターセンターがオープンして、休屋にも久々に明るい話題となっております。  また、市では、破綻した十和田湖観光汽船から取得した旧遊覧船ターミナルを秋の観光シーズンに向け、十和田湖観光交流センターとして開館するとのことであります。これは、この前各議員に配送されましたね、十和田湖観光交流センターの落成式ですか。承っております。環境省のビジターセンターに続き、新たにオープンする市の観光施設にも大きく期待をするところであります。  さらに、国、県、市、休屋地区の方々で休屋観光の課題を共通認識して作成した十和田湖観光再生計画が動き出し、それぞれの活性化に向けた取り組みにも大きな期待を寄せるところであります。  そして、先般8月16日には、十和田湖観光汽船の従業員の方々が設立した十和田湖遊覧船企業組合が休屋―子ノ口の間での遊覧船運航を再開したところであります。子ノ口に遊覧船の姿が戻ってきたことに、私どもは心からうれしく思うところでございます。  そこで、まずお聞きしますけれども、休屋と子ノ口を結ぶ遊覧船が復活したことについて、市長の率直な感想をお聞かせください。  次に、奥入瀬渓流の土砂崩れについてお尋ねいたします。広島市では、大規模な土砂災害が発生し、多くの方々が犠牲となりました。甚大な被害が発生しました。一日も早い復興を願うところであります。当市では、先般8月22日の豪雨により、奥入瀬渓流において土砂崩れが発生いたしました。通行どめとなりました。幸い人的な被害はありませんでしたが、週末であったことから、宿泊のキャンセルを初め、多くの観光客に影響があったと聞いております。  また、この道路は、地域の方々の生活道路となっていることから、観光と生活の両面で重要な路線であります。  そこでまず、8月22日の奥入瀬渓流での土砂崩れの箇所数や規模などの発生状況をわかっている範囲でお知らせ願います。  以上、壇上からの質問です。あと、細かいことは二、三また自席のほうで質問します。 ○議長(小川洋平君) 市長       (市長 小山田 久君 登壇) ◎市長(小山田久君) 野月議員のご質問にお答えいたします。  私からは、休屋と子ノ口を結ぶ遊覧船が復活したことに対する感想についてお答えいたします。申し上げるまでもなく、十和田湖の遊覧船は、十和田湖観光の重要な要素であり、特に湖上から見る十和田湖の紅葉は、多くの観光客を魅了しております。こうした中、昨年11月に十和田湖観光汽船が経営破綻し、ことし春からは十和田観光電鉄株式会社の1社で、しかも休屋発着という航路での運航となっておりました。  先ほど野月議員のご質問にもありましたが、このたび十和田湖遊覧船企業組合が設立され、本年8月から子ノ口と休屋を結ぶ定期航路の運航を開始したことにより、奥入瀬渓流から子ノ口、そして休屋へと連続した人の流れが復活いたしました。  また、子ノ口に遊覧船が発着するという風景が戻ってきたことにより、子ノ口に活気が戻ってきたことは、十和田湖観光全体にとっても大きなプラスになるものと歓迎しております。  いまだ休屋を訪れる観光客は、東日本大震災前の水準に回復していない状況ではありますが、これを一つの契機といたしまして、十和田湖に以前のようなにぎわいが戻ってほしい、そういうことを期待するものであります。  その他のご質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(小川洋平君) 総務部長総務部長(北舘康宏君) 8月22日の大雨による奥入瀬渓流での土砂崩れの箇所数、規模など、土砂災害の発生状況についてお答えいたします。  上北地域県民局地域整備部から確認いたしましたところ、奥入瀬渓流での土砂災害の状況は、土砂流入が4カ所、土砂崩れが3カ所、のり面崩落が1カ所の計8カ所であり、その被災規模は総延長で480メートルとなってございます。  この土砂災害によりまして、国道102号が8月22日午後10時45分から8月24日午後3時まで通行どめになったところでございます。  以上ございます。 ○議長(小川洋平君) 21番 ◆21番(野月忠見君) 壇上からも申し上げましたが、現在休屋では2つの会社がそれぞれ別々の場所で乗船券を販売しているようですね。観光客の利便性を考えれば、販売窓口は一つで、その場でコースを選んで乗船券を購入できるようにできればなと思うのですが、私は素人勘定ですけれども、その辺どうなのですか。あそこで混雑をしているという話もあるけれども、いや、そうでもないよという話もあるのですが、私はまだ行っていないのですけれども、この辺は担当部長のほうがいいのかな、体験していると思うのですけれども、これに対しての考えはどうなのですか。問題はありませんか。摩擦はありませんか。お尋ねします。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) お尋ねの乗船券の売り場についてお答えいたします。  現在あそこの休屋の広場を挟んで、対面した形というのですか、地形的に説明ちょっと難しいのですけれども、湖畔の近くに十和田観光電鉄の販売所があって、その東側になるのですか、JRのバスターミナルの東側のほうに十和田湖遊覧船企業組合の事務所を設置して販売しているというような状況になっております。場所が違うということで、戸惑われる方がいらっしゃるということは我々もお聞きしております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午前11時15分 休憩                                                                   午前11時15分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。 ◆21番(野月忠見君) 議長に注意されると、次聞くのちょっと戸惑ってしまう。       (何事か呼ぶ者あり)  石橋議員がいいんでないかって、いいけれども、1つだけ、1回残っていますから。 ○議長(小川洋平君) 21番 ◆21番(野月忠見君) 客引きの関係で、ちょっといざこざがある。窓口2つでしょう、乗船券売るの。2つだそうですよね。だから、どっちも我田引水というか、やっぱりこれから成長していくためには何ぼでも私のほうさ、私のほうさと思う気持ちはわかるのですが、よく考えればいいのですが、後でむしり合いが出ないように、そこうまく調整をしないと禍根を残すと思いますので、その辺は十分留意しながら、今後の推移を見守ってください。  以上で終わります。 ○議長(小川洋平君) 以上で野月忠見君の質問を終わります。  暫時休憩します。                           午前11時17分 休憩                                                                   午後 1時15分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。 △小村初彦君質問 ○議長(小川洋平君) 次に、2番 小村初彦君       (2番 小村初彦君 登壇) ◆2番(小村初彦君) 本日午後1番目の登壇となりました2番、公明党の小村初彦でございます。それでは、よろしくお願いいたします。  ことしの夏は、全国的に豪雨に見舞われ、中でも広島県では土砂災害の被害が甚大で、死者72名と報道がされておりました。本市におきましても、大雨の影響で奥入瀬渓流では7カ所土砂崩れが発生し、通行どめがありました。年々地球温暖化の色を濃くしている気がしております。  さて、話は変わりますが、旧十和田湖町と合併して当市は10年目を迎えたわけであります。合併10周年を記念し、さまざまな催しが行われておりました。中でも、先週の十和田市秋まつりでは、9月6日、中日では、駒の里時代絵巻パレードが官庁街にて行われ、20頭の馬がひづめの音を響かせながら闊歩。当市の歴史をアピールしておりました。お祭り最終日には、子供たちに大人気のディズニーパレードが行われ、多くの市民でにぎわっておりました。  一方で、少子高齢化、人口減少という問題を抱えた昨今、政府では人口、地方対策として、2015年度予算の一般会計の要求総額は過去最大となる101兆7,000億円程度に膨らみ、人口減少を防ぎ、50年後も1億人を維持するとの政府目標とのことで、8月29日の記者会見で麻生財務相は「地方創生は、アベノミクスでは抜けている部分で、丁寧に対応していく必要がある」と述べておりました。最近の報道では、失業率も2カ月連続で悪化傾向であると掲載しておりましたし、若者の雇用創出や経済等にも疲弊を感じる事態であるからこそ、新たな取り組みを生み出し、時代に即した価値観を創造していかなければならないと、そう思います。  それでは、通告に従い一般質問に入らせていただきます。  初めに、一般行政についてお尋ねいたします。都市部の若者らを過疎地の自治体が募集し、地域活動に従事してもらう、地域おこし協力隊制度が全国に広がっております。隊員数も年々ふえ、スタートした2009年度は全国で89人であったそうですが、昨年度では約1,000人まで拡大したそうであります。安倍首相は、6月、隊員数を今後3年間で3,000人にふやす方針を打ち出しております。  この制度の活動内容は、地域によって異なりますが、伝統芸能や祭りの復活、地域ブランドの開発、販売、空き店舗を活用した商店街の活性化、耕作放棄地の再生など多岐にわたります。総務省がことし発表したアンケート結果によれば、昨年6月末までに任期を終えた隊員のうち、約6割が活動していた市町村か、または近隣地域に定住をしているそうであります。  この点を踏まえ、地域活性化と若者の定住促進のため、総務省で推進している地域おこし協力隊事業を導入し、過疎地域等の対策を練るお考えはあるのかお聞きします。  次に、観光行政について何点かお尋ねいたします。初めに、総務省では、5年くらい前に定住自立圏構想を全国に提唱し、推進してきたわけであり、当市におきましても早く導入した経緯がございました。平成24年10月には、野辺地町、横浜町との定住自立圏の形成にかかわる協定を締結しております。その中で、産業振興、広域観光の推進での取り組みについて、圏域内に存在する観光資源の魅力を生かした広域的な観光ルートの設定を行うとともに情報発信等を行うとあり、当市の役割は観光産業にかかわる民間及び関係団体と連携して、圏域内に存在するさまざまな観光資源の魅力を生かした広域的な観光ルートの設定を行うとともに情報発信を行うとなっておりますが、現段階で野辺地町や横浜町との観光面での取り組みについてどのような展開をしているのかお聞かせください。  次に、十和田湖観光活性化についてお尋ねいたします。十和田市十和田湖観光交流センターの愛称が平成26年8月25日に選考委員会が開催され、応募作品121件の中から決定いたしました。愛称は「ぷらっと」というそうで、愛称の意味は十和田市民や観光客が気軽に立ち寄れるような施設になってほしい。また、英語のプラットホームの意味と同じに出発、到着の駅のホームのようにと、十和田湖観光の起点となることを願って命名されたそうであります。  愛称については、大変よい愛称で好感が持てます。十和田湖観光の目玉は、何といっても大自然がつくり出したすばらしい自然環境が一番だと誰もが思いますが、ただそれだけでは誘客には結びつきません。自然と、そこに住む人間との調和が大切になります。十和田湖観光交流センターにしても、普通の案内所程度の施設では物足りなさがうかがわれますし、やはり体感できる何かがあればと思います。  そこでお尋ねしますが、十和田湖観光交流センター近くにお年寄りから女性、あるいは小さなお子様までも楽しめる釣り堀をつくるお考えはございますか、お聞かせください。  次に、十和田湖観光について、以前国境祭やひめますマラソン大会等があり、多くの観光客でにぎわっておりましたが、何が原因かはわかりませんが、現在はなくなり、観光人口減にも結びついているように思います。市内では、駒街道マラソンが好評で、毎回たくさんのランナーがエントリーをして、十和田市観光の一部を担っているわけであります。現在湖畔では、7月に湖一周ウオークが開催されておりますが、主催は八戸市の方々によるもので、なぜに地元が主催し開催できないものかと不思議に思うわけでございます。  そこでお尋ねしますが、地元休屋地域が中核となり、休屋―子ノ口間において、(仮称)ひめますマラソンを開催するお考えはあるのかお聞きします。  次に、十和田湖休屋地域では、ゆるキャラとして南祖坊のゆるキャラがございます。確かに十和田湖には昔からの伝説があり、特に竜と南祖坊が有名でございます。この点については何も申し上げるまでもないのですが、ただ観光客に対して十和田湖を連想させるには、いま一つインパクトが薄いのではないかと思います。目線を湖水に移すと、豊かな自然資源に心が躍ります。最近では、十和田湖と言えばヒメマスと答える観光客は非常に多いと思います。この点を踏まえ、今後波及効果を高めるためにもヒメマスを活用したゆるキャラをつくるお考えはあるのか、お答え願います。  最後に、来年第10回B―1グランプリ全国大会が当市にて開催されます。北海道・東北B―1グランプリの際は、延べ18万人にも及ぶ人でごった返し、大盛況であったことは周知の事実でございます。18万人ともなれば、誰でも波及効果を期待したのではないかと思いますが、残念なことに商店街及び夜のまちに対しての波及効果はいま一つといった結果で終わったようであります。このことを踏まえ、波及効果、経済効果を高めるため、当市では別な場所で物産展等のイベントを企画し、物産展コーナーを設けてはいかがかと思いますが、この点についての答弁をお願いいたします。  皆さんもご存じのように、当市からは2人目となる待望の大臣が誕生いたしました。合併10年目を迎えた今、大臣が誕生したことは大変に誉れであると、ある意味党派は別として、私はかように思います。古い殻から脱却し、血が通う新たな政治主導を期待してやみません。  さて、本年12月には、十和田市市議会議員選挙で改選となります。前段でも触れましたが、少子高齢化、人口減少が問題視されている昨今、また旧十和田湖町と合併して10年を迎えた今だからこそ、地域、市民、行政が強固に一体となり、私どものふるさとの地域発展のため尽力していかなければならないと思います。そのためにも、財政の健全化、子ども・子育て支援、福祉、教育の充実を図り、子供たちが将来ここ十和田市を深く愛し、育んでいけるような、安全で安心して、明るく豊かで住みやすいまちづくりを目指し、取り組んでまいる決意でございます。  以上、壇上からの質問を終わります。小山田市長を初め、理事者の皆様からの真摯なるご答弁のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(小川洋平君) 市長       (市長 小山田 久君 登壇) ◎市長(小山田久君) 小村議員の地域おこし協力隊の件についてのご質問にお答えいたします。  人口減少問題は、我が国の将来を左右する重要な課題であります。結婚や出産、子育て支援、移住促進、雇用の創出など、取り組む課題は多岐にわたっているものと思っております。このため、国では、50年後も人口1億人との人口目標を設定し、地域創生に向けた具体策を練る、まち・ひと・しごと創生本部を発足させ、人口減少や少子高齢化に対応することとしております。  当市におきましても、特に過疎地域における生活機能の低下や交通手段の不足などは大きな問題となっており、また今後さらなる高齢化の進展により一層深刻化するおそれもあるものと思っております。こうしたことから、今後当市における過疎地域の課題を把握するとともに、先進地域での取り組みの事例を参考としながら、先ほどご提案ありました地域おこし協力隊を含めて、過疎地域対策を研究してまいりたいと考えております。  その他のご質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(小川洋平君) 企画財政部長企画財政部長苫米地正樹君) 定住自立圏構想における野辺地町及び横浜町との観光面での取り組みの考え方についてお答えいたします。  上十三・十和田湖広域定住自立圏では、広域観光の推進に係る協定を構成全市町村が締結しております。その内容につきましては、観光産業にかかわる民間企業及び関係団体と連携して、圏域内に存在するさまざまな観光資源の魅力を生かした広域的な観光ルートの設定や情報発信等が挙げられております。  現在は、十和田エイト・ライン観光協議会を発展的に解散し、定住自立圏を構成する市町村等による広域の新組織を来年度設立することとしており、その中で圏域の主要な観光資源を生かした観光振興施策の展開を図ることとしております。このため、野辺地町及び横浜町の主要な産業、観光資源を生かした観光振興施策の展開につきましても、新組織の中で検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) まず、十和田湖観光交流センター近くに釣り堀をつくる考えはあるかというご質問にお答えいたします。十和田湖が通過型の観光地となりつつあり、観光客の減少に歯どめがかからない要因の一つとして、体験メニューが少ないことが指摘されております。昨今の観光の形態が団体旅行から個人旅行へ変化している中で、滞在型の観光地に移行し、観光客をふやすためには個人向けの体験メニューを充実させる必要があるものと考えております。  議員からご提案のございました釣り堀の整備についてですが、最近は釣りがブームとなり、特に女性の釣り愛好家がふえていることは認識しております。しかしながら、行政の役割として、市がみずから休屋に釣り堀をつくることが十和田湖の観光振興にふさわしいのか、慎重に検討する必要があるものと考えております。  次に、ヒメマスのキャラクターをつくる考えはあるかというご質問にお答えいたします。現在十和田湖のイメージキャラクターといたしましては、議員ご指摘のような南そボーヤがございます。小坂町との連携により十和田湖の昔話、南祖坊の伝説から生まれたものでございます。十和田湖でのイベントを初め、いろいろな場面で活躍し、十和田湖観光のPRに努めているところでございます。そのほかにも、当市では駒松くんや駒桜ちゃんを初め、十和田ファミリーズといったイメージキャラクターを作成し、活用しているところでございます。したがいまして、既に活用しているキャラクターの中で、当面は十和田湖のイメージキャラクターといたしましては、南そボーヤの認知度拡大を図ってまいりたいと考えております。  なお、議員ご指摘のとおり、ヒメマスは十和田湖を象徴する重要な資源であることは認識しておりますので、現在整備中の十和田湖観光交流センターに生きたヒメマスを展示する水槽を設置することとしており、観光客に実際の魚を見ていただき、ヒメマスのPRと消費拡大を図ってまいりたいと考えております。  次に、B―1グランプリで波及効果を高めるため、物産展等のコーナーを設けてはどうかというご質問にお答えいたします。まず、昨年の東北・北海道B―1グランプリについてですが、入場者数は18万1,000人、十和田市内での経済波及効果は6億5,000万円でありました。  次に、来年のB―1グランプリでの物産展等のコーナーの設置についてですが、東北・北海道B―1グランプリにおいても、まるごと十和田マーケットを同時開催し、好評でありました。つきましては、B―1グランプリにおいても併催行事として物産展や観光PRのコーナーを設置したいと考えており、実行委員会の中で今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 教育部長教育部長母良田篤夫君) (仮称)ひめますマラソンを開催する考えについてのご質問にお答えいたします。  十和田湖周辺でのスポーツ関連イベントとしては、ことしの7月で37回目となった八戸の団体が主催する十和田湖一周ウオークがあります。これは、徒歩による大会であり、交通規制の必要がない大会となっております。また、平成23年度まで、十和田湖畔、秋田県側滝ノ沢峠―和井内間で開催されていた小坂町主催の十和田湖ひめますマラソンは、平成元年から毎年開催されてきましたが、警察からの指摘のあった迂回路の確保ができないことや、宿泊が必要となる県外参加者の多くは、キャンプ場や車での宿泊が多く、地元の宿泊施設を使用しないため、経済効果が期待できないことなどから、マラソン大会を継続できなくなったと小坂町の担当者からは伺っております。  いずれにいたしましても、十和田湖畔でのマラソン大会を開催するためには、走路の確保に国道103号の通行どめが必要となることや、開催場所が国立公園内であることから、多くの参加者の待機場所、緊急時の避難場所の確保等多くの課題があり、現在のところ休屋―子ノ口間での開催は難しいものと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) 答弁ありがとうございました。それでは、順番に再質問させていただきます。  まず、一般行政についてさせていただきます。実際に導入した例はどのくらいあるのか、現状をお聞かせください。 ○議長(小川洋平君) 企画財政部長企画財政部長苫米地正樹君) 地域おこし協力隊に取り組んでいる地域の状況、導入例等についてのご質問にお答えいたします。  地域おこし協力隊は、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を地域おこし協力隊として委嘱し、定住を図ることで住民のニーズに応えながら、地域力の維持、強化を図っていく取り組みでございます。  平成25年度には、全国318自治体において978名の隊員が活躍しており、県内におきましては、深浦町と佐井村がそれぞれ2名、野辺地町と南部町がそれぞれ1名の隊員を委嘱し、特産品の開発、販売、グリーンツーリズムの企画や住民の生活支援などに関する活動をしております。  全国的な事例では、協力隊に応募する若者は意欲的であり、田舎暮らしが気に入り、そのまま定住を始めた隊員などの成功例を聞く一方で、職種をめぐる自治体と隊員の意識の相違や、地域の理解不足などの問題から、任期途中で隊員をやめるケースもあると伺ってございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) それでは、今度は、当市におきましても、モデル地区を設定して取り組んでいくといった、この考えはあるのかお聞かせください。 ○議長(小川洋平君) 企画財政部長企画財政部長苫米地正樹君) モデル地区を設定して取り組んでいく考えはないかとのご質問にお答えいたします。  地域おこし協力隊の導入に当たっては、受け入れる前に地域と十分に話し合い、地域の問題や課題、ニーズ等を把握した上で目的意識を持って取り組む必要があるものと考えてございます。こうしたことから、全国または県内の導入事例、活動状況及び成果などの情報収集に努めながら、当市に適した取り組み方法を研究してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) ありがとうございます。  これにつきましては、安倍総理も地方創生のために地域おこし協力隊の推進には力を入れていく、このようであります。できれば十和田湖休屋周辺、もしくは四和地域での観光資源や地産地消を生かした商品のブランド化や販売促進、また商品開発やPRにも従事したい若者を導入する方向でぜひとも検討していただきたいと、これは要望しておきます。  次に、観光行政についてお聞きします。協定書にある基本方針第3条の中には、結びつきやネットワークの強化に係る政策分野、圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野と記載しておりますが、この点につきまして当局ではどのように受けとめているのか、お聞かせください。       (「暫時休憩をお願いします」と呼ぶ者あり) ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午後 1時41分 休憩                                                                   午後 1時42分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。  観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) お答えいたします。  協定書の第3条の中に3つの項目として、生活機能の強化に係る政策分野、結びつきやネットワークの強化に係る政策分野、圏域マネジメントの連携、協力及び経費負担に関するということで、3つ掲げられております。それぞれは、協定書の中の別表の中にある程度の具体的な内容等が書かれている状況でございます。その大きな3つの枠組みの中で、観光行政という分野であれば、お互いの資源を活用した、連携して事業を実施する。あるいは事業でもさまざまPRとか、実際の大きなイベントを開く等、あと情報共有、情報の発信等、さまざまな連携強化が考えられると思います。これに伴って、具体的な事業としてさまざま今も取り組んでいる部分もございますし、相談を進めているというようなこともございます。今後連携を深めながら引き続き地域の観光振興を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) ありがとうございます。  せっかく協定を締結したわけですから、発展的な展望に立って、例えばですが、釣りを一つの文化に位置づけて、旅行会社と連携し、2泊3日のパックで、十和田湖では連絡船を1日貸し切り、船上からの釣りを楽しんでいただき、次の日には陸奥湾での海釣りを楽しんでいただくような企画等を考えませんか。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) お答えいたします。  十和田湖のヒメマス釣りを含めて、2泊3日程度で釣り旅行パックと申しましょうか、そういう企画を考えてはどうかというご質問でございます。  十和田湖のヒメマスの漁獲量につきましては、1983年が66トンというピークでございましたが、その後大幅に減少しまして、2000年から2002年はわずか数トンになったと。その後、十和田湖増殖漁業協同組合や研究機関等の努力によって、ここ数年は10トンから15トンの間で推移しているという状況にございます。  そのほかに、議員からご提案のございました釣りの旅行企画等につきましては、ヒメマス釣りが十和田湖観光の一つの柱としてなり得るものなのか、まずはヒメマスの保護に取り組んでいる十和田湖増殖漁業協同組合や関係者と協議してみたいと考えております。  なお、釣りなどの特定の愛好者を対象としたイベントにつきましては、その関係者が主体となって企画立案し、それを行政がサポートしていくということが、将来的にそのイベントが定着し、発展していくものであると考えているところでございます。  以上です。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) ぜひとも前向きに検討していただきたいと、これも要望しておきます。  次に、先ほど釣り堀について難しいということもございましたけれども、例えばこれは情報というか、こちらの要望にはつながっていくのですが、外での釣り堀は無理だとしても、例えば中でプールを設置して、約4トンぐらいのプールを設置してやれば、費用も大体15万円くらいで済むようなことを伺っておりますので、これも含めて、やはり観光客の人が来たときには心が和むような、そういう部分もできれば欲しいなと思いますので、これもちょっと要望しておきます。  次に、ひめますマラソンについてお伺いいたします。例えばひめますマラソン大会を当市で開催した場合ですが、費用はどのくらいかかるものですか。 ○議長(小川洋平君) 教育部長教育部長母良田篤夫君) 平成23年まで小坂町で開催していたひめますマラソンの経費については資料がございませんが、当市で昨年開催し、1,600人の方に参加いただいたとわだ駒街道マラソン大会、これの費用でお答えさせていただきます。とわだ駒街道マラソン大会の支出の内訳は、賞品等が約190万円、着順判定システムなど運営費で190万円、保険料、パンフレット、ポスターなどの事務局費で100万円、合計480万円ほどかかっております。1人当たり約3,000円の費用となっております。  以上です。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) 詳しく回答していただいてありがとうございました。  それで、先ほど、もし開催した場合ですけれども、いろいろな問題があると、そのようにおっしゃっておりましたが、詳しくもっと、どのような実際問題点があるのでしょうか。それをちょっとお知らせしていただければと思います。 ○議長(小川洋平君) 教育部長教育部長母良田篤夫君) 以前小坂町で開催していたマラソン大会の参加者人数を伺ったところ、約1,000名ほどが参加していたと伺っております。今回、もし開催した場合に1,000名ほどの方が参加した場合には、国道を閉鎖して大会を実施しなければならない。片側通行とかではなく、国道を閉鎖してマラソン大会を実施しなくてはならなくなるために、2時間から3時間の国道の閉鎖が必要になります。当地は、迂回路がないために難しいということです。また、多くの人数が途中待機する場所等の確保が難しいということから開催が難しいと考えております。  以上です。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) 迂回路とかそういう部分があって難しいということですが、私が今言っているのは、子ノ口間、そして休屋間なのですけれども、今一周ウオークは朝早くからやっているわけで、余り車が通らないのです。そういう時間帯でございますので、その辺も今後検討していただければなと思いますけれども。  プロ、アマを問わず、全国的にマラソン人口がふえてきている現状でございます。十和田湖では夏に大きなイベントがない以上、十和田湖での開催は地元の方々に非常に喜ばれると思います。十和田商工会議所青年部や十和田湖商工会青年部の若い世代を中心に、休屋周辺地域住民や旅館組合の方々に対してもご協力を仰いで、ぜひとも開催に向け、前向きに検討していただければと思いますので、これも要望しておきます。  次に、ゆるキャラについてお尋ねいたしますが、やはり話題性に事欠けば休屋周辺には余り人が来ない状況だと思います。私も二、三日前に行ってきましたけれども、奥入瀬渓流では物すごく人が歩いておりましたが、休屋では本当にまばらな状態でございました。これが現状だなと、そのように思いましたけれども。それでも、女性や子供たちから喜んでいただけるようなゆるキャラを一回募集してみてはいかがかと思いますけれども、この点についてどうでしょうか。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) ご提案のキャラクターを募集してみてはどうかということでございますが、先ほどもご答弁申し上げましたとおり、まず南そボーヤのほう、現在十和田湖のPRで活用しているほうをまずは普及させて、周知していきたいということで、あとは十和田湖等の動き等が何かの時点で変わってくる場合、あるいは状況がいろいろと変化してきたところを踏まえて、新たなキャラクターという、タイミングとしてはそのあたりがいかがかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) わかりました。  関連なのですが、例えばゆるキャラつくるに当たってどのくらいの予算がかかるものなのですか。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) お答えいたします。  キャラクターもさまざま、つくり、材質、形、色等で金額変わってきますが、現在十和田湖で使っております、先ほど申し上げました南そボーヤの着ぐるみ、1体ですが、1体で約90万円の金額がかかっております。先ほどのように、仕様によっては上下動くということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(小川洋平君) 2番
    ◆2番(小村初彦君) ありがとうございます。90万円というと、私もびっくりしましたけれども、結構かかるのですね。  十和田湖活性化については、先ほど述べましたが、十和田商工会議所青年部や十和田湖商工会青年部の若い世代の方々、また休屋周辺地域の方々のぜひとも知恵をかりて、真剣に取り組んでいただければ活性化に結びつくのではないかと思いますので、ぜひとも、これも要望しておきます。  次に、前回行われた北海道・東北B―1グランプリ大会におきましては、6億5,000万円ほどの経済効果が発生したとのご答弁でございました。例えば前回物産展、そういうのを設けておりましたけれども、これの経済効果というのはどのぐらいあったのでしょうか。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) お答えいたします。  トータルでの波及効果は押さえておりますけれども、物産展単独での経済効果という形では押さえておりません。申しわけございませんが。 ○議長(小川洋平君) 2番 ◆2番(小村初彦君) わかりました。  十和田産品販売促進のためにも、商店街や、やる気のある若者の賛同を得て、また十分に議論した上で今後そのような部分も検討していただきたいと要望して、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小川洋平君) 以上で小村初彦君の質問を終わります。 △工藤正廣君質問 ○議長(小川洋平君) 次に、6番 工藤正廣君       (6番 工藤正廣君 登壇) ◆6番(工藤正廣君) けさほど1番に、トップに野月一博議員が我々の改選のお話をいたしました。正式に言うと、残り3カ月と20日と、我々の命も12月14日に委ねられたと、こういう感じでございます。私の情報であれば、ここにおられる22名の議員が全員立候補し、さらに公明党から女性の方が立候補されると、こんな話も聞いておりました。まさに少数激戦の選挙になるだろうと、こんな思いでおります。  実は、この間、これにつきまして、私ども議会運営委員会で議会改革で群馬県の富岡市を視察しました。議会基本条例とかいろいろ学んでまいりました。たまたまそのとき、議会の内容、資料を出してもらって見ました。人口が5万1,000人の市なのです。そして、議員の定数が20名、そして中の1期、2期、3期、経歴の内容を見ましたら、ことし4月に立候補して当選された議員が10名なのだそうです、20名のうち。2期目の議員が6名、そして3期目の議員が4名という、こういう構成の中で、4期以上の議員はいないと、こんなことを聞いてきました。我が十和田市と比べて何が違うのだろうなと、こんな思いで帰ってきました。特にことし1期生の議員の方なんか、12名ほど立候補されて10名が当選したと、20代の議員もいると、こんな話でありました。我が十和田市の議会の平均年齢は何ぼだかよくわかりませんけれども、本当にそういうのもあるのだなと思ってまいりました。これは余談になりますけれども。  それでは、早速一般質問に入りたいと思います。6番、明政一心会、工藤正廣です。我が会派の会長は豊川泰市であります。  地球温暖化は、人類が生存するために便利社会をつくることが幸せであると錯覚し、常に工業化を発展させていることが原因であると思う。北里大学名誉教授の小林先生がこのことを強く持論している一人で、私も同感であります。国際的グローバルにその対策を議論しているが、まだまだ前進しません。1997年12月に京都国際会館で地球温暖化防止法会議がありました。COP3であります。55カ国の国が二酸化炭素排出量の規制に約束を締結いたしました。それが京都議定書であります。しかし、アメリカ、ロシア、中国が拒否をしました。経済を発展させるには二酸化炭素の排出量を規制するのが難しいと。本来であれば先進国がリーダーとなり、みずから抑制するべきと思うが、そうでなければ議論が前進しません。特に中国は野放し状態で今後どのようになっていくのか不安であります。  地球上至るところで、地震、台風、竜巻、干ばつ等、かつてなかった気象変動が起きて、人類を痛めつけております。九州に雪が降る、夏の東京にひょうが降る、北海道の気温が40度近くになるなど、地球が壊れて、人類滅亡の危機が到来しているような気がいたします。大げさでありますけれども。とりあえず100年後の地球がどうなっているのか、映画のミステリー世界であります。まさに天変地異であり、仏教界では末法思想の考えであります。  人類は、自然と調和しなければ、地球上に生存する動物と共生することができなくなります。つまり動物は生きる場所がなくなり、里に下り、作物を食べ荒らし、人に危害を加えることになります。これらは、人間の欲が招いた不幸と言わざるを得ません。これからどうしたら人間は生き物、動物と共生できるか、今からでももっともっと考えるべきと思います。  前段はこれぐらいにして、本題に入りたいと思います。  人の生活スタイルが変わりました。昔の動物と言えば、牛、馬と大動物であり、生活のために大事な動物でありました。人間と同じか、それ以上に大切にされ、神扱いの信仰をされました。生きるための手段でありました。また、家族構成は一家に3世代、4世代まで一緒の生活があり、そこには常にルールがあり、自分のいる位置等、序列を守り、乱さず生活をしてまいりました。今は、生活スタイル、家族構成が一変、核家族社会が形成され、1家族、人数も1人、2人、3人暮らしが圧倒的に多くなりました。その中に家族のメンバーとして住むようになったのが小動物、犬、猫であります。  先般、北里大学名誉教授の小林先生が主催する八甲田自然塾、エコヘルスの講座でありますが、日本獣医生命科学大学の入交真巳教授を招いて講座をやりました。テーマは、「犬と人の癒やし」で、人間はイヌの気持ちを理解して意思の疎通を図り、ペットとしてつき合うことが大事であり、犬の性質、気持ちを感じ取り、向き合うことが基本である、この話でありました。それを人間の都合だけで犬と接するのは虐待と同じことで、犬は優性と劣性があり、不安の状態だと劣性で、何されるか心配で、かみつくおそれがあり、それをだめな犬とすることはかわいそうであり、感性は人間と同じであるという話でありました。  また、犬、猫は人間の癒やしのパートナーであり、家の中だけでなく、外も散歩したいのは当然であり、それを理解してあげることも肝要であると思う。特にひとり暮らしの世帯の人は、犬、猫は自分の生活に欠かせないパートナーであり、ペットが人の命を救った話もあります。ひとり暮らしが多くなった現在、ペットについてもっと考えてみる必要があると思います。ただ、規制するだけではなく、共存することを議論すべきと思う。  しかし、その管理は、飼い主に責任があることは明白であり、非飼い主と理解することが肝要である。ただ自分の都合だけの動物愛護だけでなく、ルール、マナーを守り、お互いに安心、信頼を基本とすることが肝要であると思います。  そこで質問いたします。  1つ、ペット愛護者のマナー指導についてお知らせください。  2つ、ペット愛護者のコミュニティー施設の設置についてお知らせください。  次に、一般行政について伺います。まずは、小さな市役所の改革についてですが、現在団塊世代700万人が65歳の高齢化に突入しました。十和田市でも、老人化率が27%を超え、社会保障費がふえ続けています。厚生労働省の年金、医療費など、社会保障費が30兆円を超え、これからも毎年1兆円規模でふえると報道されております。日本経済の発展に頑張って働いてきた団塊世代がようやく仕事を終えて年金に入ろうとしたら、少子高齢化の加速とデフレ経済に入り、不景気と税収が伸びず、地方交付金が減額、各自治体は自分でやりくりしなさいと通達。その結果、給与の削減などで消費が伸びず、企業は倒産に追い込まれる始末であります。  ようやく自民党政権が民主党から政権を奪還、アベノミクスで経済が上昇しました。しかし、これは一部大企業で、地方の中小零細企業はその感覚がありません。ふえる社会保障費を補うため、8%の消費税アップ、そして来年は10%にする方針。果たして結果はどうなるのか。社会保障費の目的税と説明しているが、別に使われそうな話もあり、何か問題が残りそうな消費税と考えます。  先般6月25日に、総務省から日本人の人口動態が発表されました。24万人減り、死者最増、出生微増と発表されました。その中で、65歳以上が最も多い3,158万2,754人と、さらに14歳以下は最少の1,648万9,385人と、少子高齢化が続いていることを発表いたしました。  また、日本創成会議の発表では、今後30年間で、本県でありますが、20歳から39歳の女性減少率が57%になると、極めてショッキングな報道がされました。また、十和田市も2040年には人口4万5,000人になるという話であるが、これは果たしてどうなのか、疑問だと思います。  私は、これについて、もっともっとこの少子高齢化対策に対して具体的な政策をするべきと思う。その中で、おいらせ町、六戸町は人口が増加しております。ですから、少子化とか人口が減っていても、十和田市はとてもすばらしい、十和田市に来て住みなさい、十和田市に来るとこんないいことがあるよとか、ぜひ住みたいと思うようなまちづくりをしてPRするべきと思います。  1つの方法として、前段に申しましたペットと共存できるまち、さらには十和田市以外から来てくれた方には、例えば5年間固定資産税を減免するとか、何か策を打つべきと思います。人口が減らないということは、納税する市民も減らないということになります。つまり今の行政規模とトータルの総務費を維持するためには、どんなことをしても人口を減らさない、ふやす政策をするべきと考えます。  そこで質問いたします。  1つ、20年後の納税人口は何人かお知らせください。  2つ、20年後の納税額はどのぐらいかお知らせください。  3つ、20年後の市職員数は何人ぐらいが適正なのかお知らせください。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(小川洋平君) 市長       (市長 小山田 久君 登壇) ◎市長(小山田久君) 工藤議員のご質問にお答えいたします。  私からは、20年後の市職員数についてお答えいたします。20年後の市職員の人数についてでありますが、ご承知のように、人口減少の割合に応じて実施してきた業務が減るということでもなく、また職員数も同様に一律減らすということは大変難しいものがあります。ただし、将来の推計人口におきましては、生産年齢人口は大きく減少し、高齢者は大きく増加することが想定され、現状のままでは税収が大きなマイナスとなるなど、これまでの行政サービスを維持していくことは厳しくなることから、予算規模に見合った人員の配置が求められることになるものと考えております。また一方で、必要な業務に対する職員数は確保していかなければならないものでありまして、それを現時点でどれくらいの人数が適正かということを今述べることは大変難しいものがございます。  人口減少社会の中、基本的には職員の人員は減らしていかなければならないものであるということは必然ではありますが、限られた予算の中で安定した行政運営を行うため、業務の改善、あるいはまた広域的な連携などの行政改革を推し進め、組織の合理化と活性化を図り、長期的な視点に立った組織規模の適正化に努めてまいりたい、そのように考えております。  その他のご質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) ペット愛護者へのマナー指導についてお答えいたします。マナーの指導につきましては、犬に対しての取り組みについてご報告させていただきます。  当市では、平成26年8月1日現在で4,388頭の飼い犬が登録されております。しかしながら、一方で犬の公害に関する苦情がふえておりまして、飼い主のマナーの違反は市民の健康で安全かつ快適な生活を送る権利を脅かす大きな課題となっております。市では、現在「広報とわだ」や市のホームページ、注意看板の設置、苦情事案での戸別指導などの啓発活動を通じて、飼い主のマナーの向上に取り組んでいるところでございます。  市としましては、今後マナー向上のための啓発活動の強化策として、青森県獣医師会上十三支部と連携して、飼い主のマナーを喚起するチラシを作成し、まずは接種率が94%に達している狂犬病予防注射接種の機会を活用し、飼い主に直接配布してお願いするとともに、動物病院やペット愛護者が多く集まる場所での配布に取り組んでまいりたいと考えております。  そして次に、ペット愛護者のためのコミュニティー施設の設置についてでございますが、市といたしましてもこの観点でいろいろとまだ調査したことがございませんでしたので、今の時点ではこのことについての考えはないということでご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 企画財政部長企画財政部長苫米地正樹君) 20年後の納税人口は何人くらいかのご質問にお答えいたします。納税人口を推計するに当たり、当市には統計資料がないことから、国立社会保障・人口問題研究所で公表しております日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)をもとに、平成25年度納税ベースで推計した数値でお答えいたします。  当市の個人市民税の納税義務者数は、平成26年1月1日現在、行政区域内人口6万4,708人に対しまして3万871人で、その割合は47.7%になります。20年後の平成47年の行政区域人口は約5万1,000人と推計され、納税義務者数の割合を乗じて試算しますと、納税義務者数は約2万4,300人となり、約6,500人減少になると予想されます。  次に、20年後の納税額についてのご質問にお答えいたします。納税額につきましては、個人市民税の制度が現行のままで変わらないことを前提に、平成25年度の納税義務者1人当たりの平均負担額をもとに推計した数値でお答えいたします。  平成25年度の納税義務者1人当たりの平均負担額は7万5,978円となりまして、それに20年後の平成47年の推定納税義務者数を乗じた額は約18億4,900万円となりまして、平成25年度個人市民税の約23億4,500万円に対しまして、約4億9,600万円の減収になると予想されます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 6番 ◆6番(工藤正廣君) まず、それでは、ペットの愛護についてお尋ねします。  動物の愛護及び管理に関する法律がありまして、この第1条ですか、この法律は、動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱いその他動物の健康及び安全の保持等々とあり、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、動物の管理に関する云々と法律にあります。そして、もう一つが行政としてやらなければならない普及啓発というのが3条にありまして、国及び地方公共団体は、動物の愛護と適正な飼養に関し、前条の趣旨にのっとり、相互に連携を図りつつ、学校、地域、家庭等における教育活動、広報活動等を通じて普及啓発を図るように努めなければならないと、一応法律にうたわれているのです。それぞれの立場、ペット愛護者、そうでない方のそれぞれの持ち分が法律に規定されております。  それで、まずはペットの愛護者のマナー指導であります。これは、今現在登録されているのが4,388頭と答弁がありました。ひょっとしたら登録していないのもあるのではないのかなと、こんな思いであります。そこで、まず第1点は、当然この愛護者は予防注射、これは当然ほとんどのものがしていると思うのです。ただ、無届けのものはどうしているかわからないけれども、それはいいのです。ところが、散歩しているときに、例えば危険な状態で相手にかみつく、特に公園内においては小さな子供たちが来る、そういう状況の中で、非常に犬は危険であると、そういう思いの中で十和田市は条例として公園には入れないと、こういう定めがあるのですけれども、それぞれ言い分があると思うのです。ペット愛護者の人から話を聞くと、いや、私たちもただ道路だけを歩いていなくて、やっぱり公園も散歩したいと、こういう思いがあるのです、ペットと一緒に。その背景は、壇上で申しましたけれども、やっぱり犬は、ペットは自分の家族、こんな思いで接していると思うのです。ただ、そこにおいてどうしても愛護者のマナーが悪いためにこういう規制になったと思うのです。これは、さっきの法律にあるように、これを何とかするように行政として手を打つべきだなと、こう思います。ただだめだめではなく、やっぱりちゃんとした愛護者についてのマナー指導、これをやるべきと思うのですけれども、とりあえずこのマナーについてもう少し周知徹底を図ったらいいのではないかなと思うのですけれども、この点についていかがですか。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) 重複になります。先ほども、今やっている現状から一歩踏み出して、マナーの向上を図る、そこに強化策としてやりたいということで、青森県獣医師会上十三支部と連携して、飼い主のマナーを喚起するチラシを作成すると、これは新たな取り組みでございまして、これを先ほどご説明いたしました現在接種率94%に達している狂犬病予防注射接種の機会、これらを活用して飼い主の方々に啓発していくと。また、動物病院やペット愛護者が多く集まる場所、これを何とかいろいろな機会を探しまして、配布に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 6番 ◆6番(工藤正廣君) わかりました。それも今までない指導として大変すばらしいことだと思う。ただ、私的には、本当からいくと登録するとき、例えばちゃんとした講習義務とか、それからある程度専門家を招いた講習を受けさせるとか、そういったことでなければ何か、認可か何かわからないけれども、そういう届け出義務の強化策か何かあったら、もう少しちゃんとやってくれるのかなと思うのですけれども、とりあえず今答弁ありました。とりあえずやってみてください。かなりこのものを、これだけの頭数を周知徹底、マナーを指導するのは大変だと思いますけれども、とりあえず進めてほしいと思います。  次に、このマナーの中でもう一つ取り上げたいと思う。ふんの処理です。これは、記憶だともう10年ぐらい前かな、岩城議員がおられたときに、ここの官庁街通りの散歩に対するふんの処理について質問した例が議事録にあると思います。これも、やっぱりマナーが悪いために、ペットのふんをとる道具を腰にぶら下げて、ショベルを持って歩いているのですけれども、格好だけだと。実際に行けばとらないで、とったふりして帰っていくのだと、こういう話なのです。こういったところも含めて、実はあるところですばらしい、とてもキャラになりそうな、こういう感じなのです。結構あるのです。これも写真撮ってまいりました。すばらしい絵ですよ。これ見てください。こういうのがありまして、実は市内いろいろな公園を見て歩きました。ところが、なかなか張られていないところもあるのです。ただ大きな看板が1枚、書かれてあると思うのです。  その中において、1つ、実は私ども東の地区にビオトープがございます。ほとんど朝、物すごい犬の散歩でにぎわっているところなのですけれども、ところがあそこの町内会長、ボランティアで草刈りに行くのです。全然だめ。俺も行ってみた。誰もでないけれども、恐らくほとんどとっていない状況だろう。やっぱり朝ビオトープに連れていけば、大した気分がいいのです、夕方も歩いていると思うけれども。その状況が全くマナーが守られていないという話がありまして、これはぜひ訴えてほしいと、そういうようなことで、これは後でまたこの看板の設置とかその辺のところを、終わってからご相談に上がりたいと思うのですけれども、やっぱりとりあえずマナーを守らせるために、私は例えば抜き打ちで、警察みたいなことをすればだめだけれども、何かそういった行きそうなところで、そこの町内会長でも誰でもいいですよ、そういった方に注意をしてもいいよと、そういったところで、せっかく皆さんが憩いの場所に行っているわけですから、お互いに言って、あんただめでしょうとか、こういったことを習慣づける。これは、一気に全部やろうと思っても無理ですから、やっぱりお互いが個々に話しかけるという、こういう習慣を少しずつさせていくことが大事なことだろうと思いますから、あとこれ以上申しません。とりあえず考えてみてください。  次に、私はペット愛護者のコミュニティー施設についてお話をしました。先般堰野端展雄議員がドッグランの話をしました。これは難しい話ですよね、ドッグランは。ちょっと出ましたけれども、なかなか。イギリスのほうにだか、すばらしいロンドンのテムズに犬を放す場所があって、その場所のことをドッグランというような話で、それが私たちが通常犬を自由に散策させる、放す、こういうところをドッグランと言うのですけれども、日本では栃木県の那須でやられていると。ただし、十和田市では、これはやるといっても無理だと思う。現実難しいと思う。それは無理しなくてもいいのですけれども、ただ1つぐらい、例えば規制をかけた公園、公園の中に試験的に1つぐらい、やっぱり公園に入ってもいいよと、ただしマナーとかそういったものをきちっと確立をして、そしてそういったことも試してみてはどうかなと思うのだけれども、これはどうかな、部長。いかがですか。余り難しく聞かない。これどっちでもいいよ。 ○議長(小川洋平君) 建設部長建設部長(石橋清光君) お答えいたします。  市内には、街区公園、そしてこの地区には中央公園等ございますけれども、これらの公園等緑地につきましては、大分マナーにつきましては向上しておりますけれども、ただ一部残念なことに悪い例もございます。これらの公園は、いろいろな方が利用するわけでありまして、先ほどおっしゃいましたが、ふんについては大分よくなっています。ただ、1つの問題として、拾うことのできない、いわゆる尿の処理につきまして、その部分が私らはまだ大きな問題があるなということをまず考えてございます。先ほど言われましたドッグランとかそういう部分につきましては、その整備そのものはまだ非常に遠い先のことかなというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 6番 ◆6番(工藤正廣君) わかりました。でも、ペット愛護者の人は、俺らはちゃんとやっているのだと、公園に入れたいと言うけれども、あんたたちの仲間の中でそういうだめな、ルールを守らない人がいるのだよということもやっぱり自覚してもらわないと、そういう人たちがいるために、せっかく一生懸命やっている方にも規制がかかるのだということもやっぱりどこかで教えていかなければならない、こんな思いでおりますから、私はどっちも味方する思いで言っているのです。壇上で言いましたけれども、ペットは今ひとり暮らしとか、家族にとっては非常に大事な大事なパートナーとなっていますから、これは何かやっぱり対策をしてあげるべきだなということは、今の規則の中にもありますから、それは一つ対応をしてみてください。そうすると、ペットの愛護について終わります。  次に、小さな市役所についての提案であります。市長も冒頭に話をされました。とにかく私は、今すぐどうのこうのということではないのです。現実にもう少子高齢化が来ているのです。やっぱりこれから10年、20年後の体系の中に十和田市をどうするのだという。それは、今は定住自立圏構想の中にも入っていますよね。でも、やっぱり十和田市として、単純に今部長からの答弁の中に、例えば平成25年度の1人当たりの市民税の納税負担額が7万5,978円と答弁されました。黙って2万人ぐらい減れば、恐らくこの倍、倍までいかなくても、1人当たりの負担率が十五、六万円。私は、単純に言って、ことしの市民税を今の人口で割ってみたのです。単純にやり方わからないから。実際に64億2,350万円ぐらいあるのです。これを単純に言うと6万4,187人で割ると、約10万円ぐらいなのです。これから20年後に人口がどの程度になるか難しいと思うのですけれども、この10万円の負担率、1人当たり恐らく13万円とか14万円とか、その率になると思うのです。そうすると、その分、市民に対する市民サービスがどこかで欠けてくるというような感じがするのです。ただ、そうならないように、人口減にならないように努力は必要ですけれども、ですから今の現状からいくと、今現状の規模での行政スタンスはちょっと大きいのではないのと。ただし、今市長の答弁にありました。ただ人口が減ったから全部人を減らすかといえば、そういうこともできないのです、これは。やっぱりどんなことをしても人を入れてもやらなければならない行政サービスがあります。  ここで、総括的に……私10年ぐらい前にも言っているのですけれども、志木市、埼玉県の志木市というところがあるのです。いつも例にしてる。人口7万3,000人ぐらいの市なのです。ここの市長は、とにかく小さな市役所をやるということで、実際に志木市の職員の人数見ると、総務一般で313人、公営企業で121人、434人で賄っていると。ただし、中の仕組みはわかりません。極論を言えば、十和田市の半分なのです。大体八百四、五十人いるのかな、恐らく十和田市は。イメージ的にスタッフが。部長、そうだよね。あると思うのですけれども、ただこれは極端だなと思うのです。私は、ここで何を言いたいかというと、やっぱり行政の仕組みそのものを変えていくべきだなということは、前も質問したときに地域自治、これをもっともっと復活させて、やっぱり十和田市は行政だけではなく市民も参画をして、自分たちでできることは自分たちでやるという、この仕組みをつくっていかないと、単なる限られた税収、当然今見ればかなり納税人口は減るという予測ですよね。所得上がっていれば余計入るかもわからないけれども。だから、そういったことを今これからさらにスタートをさせて、これから10年、20年と言えば大体いなくなると思うけれども、でも次に後を継いでくれるトップの方、市の職員も、その目標に向かって改善して、安定した十和田市を経営してほしいと、こういう思いなのです。ですから、特に埼玉県の話だとこういうのをやっているのです。地域担当制職員の導入と。これ見たら、その地区、地区で、恐らく町内会が主になると思うのです。私前に小さい町内会の合併の話も提案いたしました。一定の規模にして、そこに担当の職員に張りついてもらって、そこでいろいろなことをさせると。市から自治会に交付金を上げて、年間100万円なら100万円、そしてやっぱりその地域で自分たちでできるものは、それは草刈りとか、公園の整備とか、簡単な道路、道路はパートナーシップありますよね。ああいったことをもっともっとやっていくべきだと思うのです。ですから、これがこれからの十和田市を健全に運営していくために必要なのだろうと。単なる公債費比率だけ、12.7ですか、ぐらいですけれども、今は大変すばらしいと思うのです。ただ、これだけに頼らないで、やっぱり全体の仕組みを変えるべきだなと、こういうことできょうは提案いたしました。  そこで、最後になりますけれども、ちょっと市長、総括でどうでしょうか、この意見、いかがですか。 ○議長(小川洋平君) 市長 ◎市長(小山田久君) お答えいたします。  将来の人口減少に対応した行政のあり方ということでございますが、当然のことながら、現在でも行政について最小限の投資で最大限の効果を上げるということで、今までもいろいろな形で行政改革を進めたりして、それなりの効果は出てきております。したがいまして、来年度以降、では3次の改革に取り組もうということで今進めております。その中で、特に行政で全てをやることではなくて、やはり民間の多彩な知恵と申しますか、あるいはまた創造性、そういうことを生かしながら、行政の新サービスというか、そういうことを進めていきたい。  また、一方では、今回各市内の町内会との懇談会で、私もやはりこれからは地域のことは地域で守っていかなければならない。なぜならば、地域の状況、例えば高齢者にしても、子供のことにしても、一番地域の方がわかっているのです。よってもって、そういうことをこれからますます重要になりますよということで、いろいろお願いして回っていました。  先ほど職員の担当制のお話がありましたが、実はことしから十和田市もそういった町内会を各課長以上の職員に担当してもらっています。まだ始めたばかりで、当初のような形にはまだなっていないのですが、地域には非常に地域コミュニティーのすぐれている箇所があります。そういった箇所が市内のほうにどんどん出てきてくれれば、やはりもっと地域コミュニティーというか、自治が発展していくのではないかと、そういう思いで、市と町内会のかけ橋というか、そういうことを担っていただきたい、そういうことになってほしいという思いでやったのです。したがって、これからもそういう思いで進めることになりますが、金目と申しますか、そういったことについては、これからいろいろ検討してまいりたい、そのように思っております。まさにこれからは、工藤議員のご提案のとおりだと思っております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 以上で工藤正廣君の質問を終わります。  休息のため暫時休憩します。                           午後 2時37分 休憩                                                                   午後 2時56分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。 △今泉勝博君質問 ○議長(小川洋平君) 次に、9番 今泉勝博君       (9番 今泉勝博君 登壇) ◆9番(今泉勝博君) 今議会第3回定例会一般質問の9番の今泉勝博です。よろしくお願いいたします。  また、天高く馬肥ゆる秋の季節となりました。また、十和田市秋まつり、3日間、天候に非常に恵まれ、去年の決算審査特別委員会では、市長、あれほどに大雨が降ったなら中止すべきでなかったのかというのに対して、市長は私のものではないと、これは祭り実行委員会のほうで判断したのですからと。なるほど、私の頭の悪さと勉強不足を痛感した。  ところで、私はその晩、3日間、どうかお祭りだけは天候に恵まれるようにとお祈りしていましたならば、天の神様が、今泉、祭りは天気3日間よくやりますと。朝起きたら大雨が降っていて、これはどうも天の神様嘘つきだなと思ったら、10時ごろになったらばっと晴れて、あのような3日間のよい天気のお祭りになりましたと。  3日間のうちで、野月一博議員も壇上で先ほど言っておりましたけれども、あれほどお祭りに人が出たのを見たことがないと、このようなことを壇上で言っていましたけれども、私ももう30年ぐらい祭りには出ておりますけれども、あれほど人が出たのを見たことないと、私もそう思いました。  秋まつり、3日間、天候に恵まれ、市長初め関係者の皆さんも、やれやれと思っていることと思います。俳人松尾芭蕉の旅路をつづった「奥の細道」の中に、「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人」に見立ててつくったものです。さて、この句に倣って、ことしの日本の旅路をたどってみますと、特徴的なのは異常気象により多くの災害が発生していることです。台風や豪雨による洪水や土砂災害は後を絶たず、全国各地で多くの人命が失われています。科学万能と称される現代は、技術革新が日進月歩のごとく進み、防災にもその高度な技術が生かされているものと思われます。しかしながら、ことしのような甚大な災害を見ますと、改めて自然のエネルギーのすごさと人間の微力さを感ぜずにはいられません。我々人間は、自然の恵みを受け、生活を維持しているわけですが、時としてその自然から痛ましい災害を与えられる運命にあります。  十和田市は、地形的に恵まれ、自然災害の少ないところと思われています。しかし、天変地異はいつどこで起こるかわかりません。備えあれば憂いなしです。私たちは、今全国各地で起きている災害を対岸の火事とすることなく、防災の教訓として生かすべきです。ことしも十和田市は、幸いなことに基幹産業である農業は今のところ順調に進んでいます。出来秋が生産者に潤いをもたらし、市の活性化が図られるよう心から願っているきょうこのごろです。  それでは、通告に従って質問させていただきます。  平成26年7月26日発生した小林川への汚水流出事故についてお尋ねいたします。なぜこのような事故が発生したのかお尋ねいたします。  次に、公害防止協定に基づく立入調査についてお尋ねいたします。立入調査は、市の職員何名で行っているのかお尋ねいたします。また、どのような立入調査を行っているのかお尋ねいたします。  次に、日本蘚苔類学会により、奥入瀬渓流が日本の貴重なコケの森に認定され、観光客の増加が予想されるが、仙ノ沢開拓地域に養豚場が建設された場合、悪臭等の影響はないのかお尋ねいたします。  簡単ですが、壇上より質問を終わりますが、答えだけは明確にお願いいたします。 ○議長(小川洋平君) 市長       (市長 小山田 久君 登壇) ◎市長(小山田久君) 今泉議員のご質問にお答えいたします。  私からは、7月26日に発生した小林川への汚水流出事故の件についてお答えいたします。事故の概要につきましては、同日未明に米田字平中にある農場施設において、豚舎内の給水管が破損したことから、大量の漏水が発生し、汚水となって農場敷地内の雨水溝から敷地外の市道側溝を通って小林川へ流れ出たものであります。  市といたしましては、当日の早朝、直ちに現地に担当職員が調査に入り、状況の確認を行いましたが、既に施設からの汚水の流出は停止していたものであります。そこで、業者からは事故の原因、対処状況等の聞き取りを行い、速やかな側溝内の残存汚水の除去、消毒の実施並びに事故報告書及び事故再発防止策の提出、さらには地域住民との信頼関係が大切なことから、事業者に地元町内会長への状況説明と謝罪等について指導し、あわせて県への通報などを行ったところであります。その結果、8月1日には、事業者からは豚舎前ののり面付近に堤防を設置する事故再発防止策が提出され、8月26日には堤防の設置工事の完了を確認し、再度設備等の維持管理体制の強化を図り、事故防止に努めるよう指導したところであります。  また、今般の事故を受け、市では公害防止協定を締結している全ての事業者に対しまして、文書をもって施設管理の徹底についての通知をいたしました。  私といたしましては、今回の事故を踏まえ、改めて再発防止に万全を期するよう、担当部署に指示したところであります。  その他のご質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) まず、公害防止協定に基づく立入調査の実施ということで、どのような調査を行っているかについてお答えいたします。この立入調査につきましては、公害防止協定に基づいて協定の施行に必要な限度において、適正な施設管理や公害防止協定の遵守を確認し、公害を予防することを目的として行っているものでありますが、内容につきましては協定に基づく報告書の確認、そして記載等の指導、そして農場からの排水の水質を測定している場所の確認、届け出されているふん尿の処理状況の確認、そして協定の遵守の徹底のお願い等をしているものでございます。  そして、何人で行ったのかにつきましては、より正確な状況調査等を行う観点から、通常2名体制で行っております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) 養豚場の悪臭が奥入瀬渓流を訪れる観光客に影響を及ぼさないかというご質問についてお答えいたします。養豚場を建設する場合は、法令に基づく各種届け出が必要とされており、監督官庁等の適切な指導等のもと事業に取り組むものと認識しております。したがいまして、現在計画されております養豚場では、奥入瀬渓流を訪れる観光客に影響を及ぼすようなにおいは発生しないものと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 再度聞きます、部長。       (「どっちの」と呼ぶ者あり)  民生部長から。この立入調査については、何名、2名と言っている。これで間違いありませんね。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) 先ほどは公害防止協定に基づいての通常の立入調査の実施ということでお尋ねがあったと思って、そのようにお答えいたしました。それでは、昨年度9月27日、28日に行った立入調査、これは昨年度行っておりますが、そこではきちっと2名ずつということで行っております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) この立入調査について、市の職員が行かなければならないようになっておりますね。期間業務職員も職員のうちだと言えばそうなりますけれども、なぜこれ正職員が行かないで期間業務職員が行っているのですか。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) まずは、期間業務職員が立ち入りできるかということかと思いますが、環境衛生係の期間業務職員は公害排除業務を担当しております。ということは、これを目的の一つとして採用しております。そういうことから、立入調査は本来の業務の一つであると考えておりますことから、期間業務職員の立ち入りはできないというものではなくて、妥当なものと考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) それで、先ほども私は再度聞いたのですが、2名行っていると。たったこれ1名しか行っていませんね。この養豚業者は、なぜあなた方が、正職員が来なくて期間業務職員が来るのですかと、このようなことを言っているのです。そのようなことは報告になっていないですか。       (「暫時休憩をお願いします」と呼ぶ者あり) ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午後 3時10分 休憩                                                                   午後 3時12分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。  民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) 議員が開示請求でお持ちになられている書類かと思いますが、そこでの9月25日という書類につきましては、これは立入調査をしたいがよろしいかということの決裁をとった月日でありまして、そして実際的に行われた日につきましては、9月27日から28日、30日の3日間によって行われています。その3日間とも、立ち入りのための調査員は2名で行っております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) わかりました。立入調査、身分証明書と、こういう風体にあって、民生部まちづくり支援課環境衛生係と、この人の名前で期間業務職員が行っておりますね。これ何のために立入調査という風体にこれはなっているのですか。書類届けるのだったら、書類という風体になるでしょう。立入調査とちゃんと出ているでしょう、これ。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) 今議員のお手元にある立入調査書の中に、環境職員という方の分のことかと思いますが、これも先ほど来お話ししているように、市の職員を立ち入らせるための身分証明書、これについての決裁をしたのが9月25日でございます。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 私が聞いているのは、何のためにこのように主幹とかなんとかとこういう人たちが行っているのにもかかわらず、期間業務職員が何のために行っているかと。養豚場へ行きましたなら、あなたは市の職員ではありませんね、期間業務職員、何しに正規な職員が来ないのですかと、こういうことを言われているというのです。だから、私は聞いているのですよ、これ。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) 先ほどもお答えいたしましたが、期間業務職員であっても市の職員として立入調査をさせているところでございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) まちづくり支援課では、それほど忙しいというのであったなら、公害に詳しい職員を採用していたらどうですかと、私はこういうことを言いたいのです。それほど忙しいのだったら、部長も課長ももう要らないということになるでしょう、期間業務職員の安い人をどんどん、どんどん使ったほういいのではないですか、これ。       (「それもひどい話なんだ」と呼ぶ者あり)  ひどいったって、誰これ……       (「そったら話はねんだじゃ」と呼ぶ者あり)  懲罰さかけるのなら、かけろ。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) まちづくり支援課の環境衛生係の体制のことかと思いますが、議員おっしゃることは非常に望ましいことかと思います。しかしながら、私どもは現体制の中で業務をこなすということで頑張っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。       (「それでいいんだよ」と呼ぶ者あり) ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 最初からそういう風体に答えたらいいのではないですか。なぜそれをこう。       (「しゃべったらいいへな」と呼ぶ者あり)  次は、今のこの事故の起きたところは、「今回の事故発生豚舎は高台部分にあり、流出した汚水が一気に傾斜を駆けおり、場外へ流出しました。これを防止するため、別紙のとおり堤防を設置します」と、このようになって、市長も先ほど壇上で申しておりましたね。堤防を設置して、今後このようなことのないようにしますと。それから、今汚れたのに対しては、清掃してやりますだなんて、これは全部書類は書いて出してあります。私は、まさしくそのとおりではないかなと、こう思っております。  次に、十和田市に事業者から出している書類と、県に出している書類と、同じものでなければならないだろうなと、私はこのように感じておりますけれども、市のほうはこれどういう風体に判断していますか。       (「何の書類だ」と呼ぶ者あり) ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午後 3時18分 休憩                                                                   午後 3時19分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。  9番 ◆9番(今泉勝博君) ここのところに、市に出している書類で6ページ。 ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午後 3時19分 休憩                                                                   午後 3時20分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。 ◆9番(今泉勝博君) ここのところで、農業経営の強化と安定を図るため繁殖農場としますと、このようにありますね。ところが、こちらの県のほうへ出している申請書類では、同じ書類でありながら、農業経営の強化と安定のため大規模な繁殖農場としますと、この大規模という字が1つふえているのです、県に出しているのが。これはなぜこういう風体になっているのかと。 ○議長(小川洋平君) 農林部長 ◎農林部長(高橋智君) お答えいたします。  県に提出されています事業計画概要書と市に提出された農業振興地域整備計画に添付されています事業計画書の違いについてのご質問にお答えいたします。  事業計画概要書につきましては、あくまでも事業者が作成し、申請した書類であることから、市といたしましては具体的な内容につきましてはお答えすることができないことをご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) それでは、この大規模という字句が何を意味するものかということ、お答えできないと言うからわからないですけれども。  では、次に聞きますけれども、この事業者は1,000頭母豚を置いて繁殖をすると、この書類の中に書いておりますね。そして、年間2万頭を生産すると。2万頭も生産するということになれば、大規模養豚経営になりませんか、これ。 ○議長(小川洋平君) 農林部長 ◎農林部長(高橋智君) お答えいたします。  飼養衛生管理基準によりますと、大規模という定義が記載されております。大規模農場とは、豚の場合、3,000頭以上の飼育の場合を大規模農場と定義しております。なお、今回の事業計画書でどのような経緯で、先ほども答弁いたしましたけれども、具体的な内容については答弁は差し控えさせていただきたいということをご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午後 3時23分 休憩                                                                   午後 3時24分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。  9番 ◆9番(今泉勝博君) それでは、市からいただいた書類の7ページ。この書類と、それから県に出している書類が全然違うのです。これも私たちは県のほうはわかりませんから、違うのはお答えできませんと答えると思うのですけれども、何のために県に出している書類と市に出している書類と違うのか。それもまず恐らく答えられないと、そういうことになると思います。  それでは、今仙ノ沢のことを聞きますけれども、この書類上では、あそこの仙ノ沢は高台にあるという風体なことを文書でうたっているのです。今小林川であのような事故がありましたと。それで、ここの事業者は、結果として片淵川支流へ弊社からの排水はないと、こういう文書をつくってあるのです。果たしてこのような、今小林川であったような事故があった場合にも、これは全然排水のないような施設をつくるということですかな、これは。 ○議長(小川洋平君) 農林部長 ◎農林部長(高橋智君) お答えいたします。  昨年の8月に養豚業者が地域住民に対して説明したところによりますと、その席上でふんは場内に設置する発酵処理施設で堆肥化し、場外へ運び出し、製品として販売することとしたいということをおっしゃっております。また、汚水につきましては、場内に設置する汚水処理施設で処理されたものを液肥として農地還元をすると伺っております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 私が今聞いているのは、今小林川でこのような事故があったと。高台にあってこの事業者は3月から12月まで農地還元をすると、このようにこの書類に書いているのです。となるというと、1年間に3月から12月までというと、2カ月、冬の期間、2カ月間だけこれが農地には散布しないということになりますね。そうなりますというと、春先の雪が降って、そして雪解け水が来たとき、この水を保有する力が、いつでも水分がいるから、これに耐え得るのかと、こういうことなのです。 ○議長(小川洋平君) 農林部長 ◎農林部長(高橋智君) 事業計画概要書にはそのような記載がないものですから、仮定の形での答弁は差し控えさせていただきたい。言及することはできないことをご理解いただきたいと思います。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) それでは、去年の11月12日に参考人として民生福祉常任委員会にこの事業者が呼ばれて、みんなから聞かれているのです。このとき、県、市の指導を仰ぎながら、法を遵守し進めていきたいと考えております。公害防止協定については、市及び県の指導のもと結びたいと考えておりますと、このようなことを言っているのです。それで、打ち合わせのとき話をしましたら、まだしっかりできると決まったわけではないから、そこのところは何とも言えないと言っておりましたけれども、もしも本当にできて、公害防止協定を結ぶときは、今までは市と事業者とだったのですが、これは事業者が言っておりますけれども、県が本当に入って公害防止協定を結ぶと、市はこのように考えていますか。       (「指導を受けてなんで」と呼ぶ者あり)  だって、県と市ととちゃんとついてらのさ。 ○議長(小川洋平君) 暫時休憩します。                           午後 3時29分 休憩                                                                   午後 3時30分 開議 ○議長(小川洋平君) 休憩を解いて会議を開きます。  民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) 公害防止協定は、公害の発生を未然に防ぐという、十和田市としては大事なものですので、今のお話の部分、事業者のほうからございましたら、また事業が将来展開するのであれば、私どものほうで事業者のほうにお願いしに参りたいと思います。  また、県との関係では、県と一緒に協定にかかわるというものではなくて、県からの指導、助言を得ながらということで事業者はお考えのことかなと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 先ほども言いましたけれども、私の言っているのは、今こちらで事故が起きたと、ここは高台にあるからというのを認めてこの文書化しておりますから、これについて市はこのようなことが絶対ないようなことを、警察が泥棒捕まえてから縄なっていると同じようなことをこれなっているのです。だから、そういうことのないようなことを市がきっちりやれると、こういうことを断言できますか。 ○議長(小川洋平君) 民生部長 ◎民生部長(久保田博衛君) ただいまのお話の養豚場のみにかかわらず、いろいろな形の公害が発生する可能性があるということを踏まえまして、常に事故の発生を未然に防止をするために、必要であれば担当部署としては公害防止協定を結んでいただくように事業者の方たちに働きかけていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 今この仙ノ沢地区につくるというのは、十和田市の約6万5,000人の市民が命の源として飲んでいる水の、直線にして3キロか何ぼの頭のところで、このような事故が起きたり、また雨が降ってあふれたりして流れたとき、水道水に影響がないかと前にも聞いたとき、それは影響ないと思っているという風体に答弁してありましたけれども、イメージ的には私はよくないと、このように思っておりますから、絶対ここは排水はしないと、こういう風体に文書化して書いておりますから、このような施設をつくるのですかと、指導するのですかということなのです。 ○議長(小川洋平君) 農林部長 ◎農林部長(高橋智君) お答えいたします。  つくることの指導は市では行っておりません。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番
    ◆9番(今泉勝博君) それでは、先ほども言ったとおり、排水はない、このようになっておりますけれども、この事業者は県に出している書類で、汚水は浄化処理後に活性水として農地に還元します。雨水排水は放流先の奥入瀬地区漁業協同組合協議会と協議協力協定書を結んでいます。国有林を使用して排水を行うことについては、三八上北森林管理署長から許可を得ていますと。こちらでは、排水はないと言いながら、こちらでは許可を得ていると。       (「それ流すときのものでないのか」と呼ぶ者あり) ○議長(小川洋平君) 農林部長 ◎農林部長(高橋智君) お答えいたします。  雨水と汚水は違うということで、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) まず、私としては、先ほども言ったとおり、十和田市民の約6万5,000人の市民の命の源、水の頭へつくるということですから、市はしっかりした指導をしていただきたいと。もしもできるときはですよ。どうなるかまだわかりませんけれども。       (「わかった」と呼ぶ者あり)  こういうことでございます。なかなかわかったと力強い、何があってこういう風体な答弁するんだか、事務局のほうが答弁しないうちにわかったと言ったら。  次は、蘚苔、コケのことです。青森県で1番に認定されたと、このように新聞等にはついておりますけれども、確かにあそこはコケが繁殖するに本当によい場所。先ほど工藤議員も質問していましたね、観光さまざま。それから、野月議員も質問していましたけれども。非常にこれについて、私もこういうのが好きな人ですから、このコケというのについて観光客が本当にこれは来るなと、そう思っておりましたけれども、この豚の施設が本当に来た場合には、きょうのような雨が降って、むっと暑くなるときは、私はにおいが発生すると、このように思っておりますけれども、その点についてはにおいはないと、これ断言できるのですか。 ○議長(小川洋平君) 観光商工部長 ◎観光商工部長(横道彰君) 最初のご質問にもお答えしましたが、あくまでも渓流を訪れる観光客にとって影響を及ぼすようなにおいはないということで回答いたしました。ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 私の聞いているのは、においがないということを断定できる市の職員がおりますかということを聞いているのです。       (何事か呼ぶ者あり) ○議長(小川洋平君) 農林部長 ◎農林部長(高橋智君) お答えいたします。  先ほども答弁いたしましたとおり、ふん尿についてはそれぞれの処理施設において処理されるものですから、奥入瀬渓流を訪れる観光客等に対して、そのにおいに関しては影響がないものと私どもは考えているところであります。  以上でございます。 ○議長(小川洋平君) 9番 ◆9番(今泉勝博君) 私の聞き方悪いので非常に答弁に苦労していると思います。このことについては、私は何回も申すとおり、十和田市の水道、命の源に関係することでありますから、市もきっちり肝に銘じたような対応をしていただきたいと、このようなことから質問しているのですから、ひとつ市長、最後にコメントを一つお願いします。 ○議長(小川洋平君) 市長 ◎市長(小山田久君) お答えいたします。  当然のことながら、市といたしましても例えば法令がいろいろありますので、その法令の遵守と申しますか、法令の遵守を逸脱しないような、そういう経営をまず、やるとすれば経営してもらいたいし、そういう意味では法令に基づいた指導はしっかりやっていきたいと思っております。 ○議長(小川洋平君) 以上で今泉勝博君の質問を終わります。 △散会 ○議長(小川洋平君) 以上で本日の日程は全部終了しました。  明日は午前10時から本会議を開き、市政に対する一般質問を続行します。  本日はこれにて散会します。  ご苦労さまでございました。                           午後 3時39分 散会...