十和田市議会 > 2006-11-13 >
11月13日-一般質問-02号

ツイート シェア
  1. 十和田市議会 2006-11-13
    11月13日-一般質問-02号


    取得元: 十和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    平成18年 12月定例会(第4回)   平成18年11月13日(月曜日)                                議事日程第2号 平成18年11月13日(月)午前10時開議 第1 市政に対する一般質問  ①28番 野 月 一 博 君  ②13番 岩 城 康一郎 君  ③ 6番 桜 田 博 幸 君  ④ 7番 工 藤 正 廣 君  ⑤31番 杉 山 道 夫 君  ⑥27番 小笠原   光 君                                本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                出席議員(36名)                   1番  堰野端 展 雄 君                   2番  紺 野 忠 明 君                   3番  鳥 越 正 美 君                   4番  張 摩 博 子 君                   6番  桜 田 博 幸 君                   7番  工 藤 正 廣 君                   9番  田 中 重 光 君                  10番  川 村 慎 一 君                  11番  野 月 一 正 君                  12番  下 山 明 雄 君                  13番  岩 城 康一郎 君                  14番  今 泉 勝 博 君                  15番  相 馬 真 子 君                  16番  漆 畑 善次郎 君                  17番  石 橋 義 雄 君                  18番  小 川 洋 平 君                  19番  東   秀 夫 君                  20番  市 澤 善 一 君                  21番  野 月   誠 君                  22番  赤 石 継 美 君                  23番  畑 山 親 弘 君                  24番  米 田 由太郎 君                  25番  折 田 俊 介 君                  26番  織 川 貴 司 君                  27番  小笠原   光 君                  28番  野 月 一 博 君                  29番  赤 坂 孝 悦 君                  30番  沢 目 正 俊 君                  31番  杉 山 道 夫 君                  32番  江 渡 龍 博 君                  33番  山 本 富 雄 君                  34番  角   瑞 世 君                  35番  戸 来   伝 君                  36番  竹 島 勝 昭 君                  37番  野 月 忠 見 君                  38番  豊 川 泰 市 君                                欠席議員(1名)                   5番  下川原 鉄 男 君                                欠  員(1名)                                説明のため出席した者              市     長  中野渡 春 雄 君              助     役  気 田 武 夫 君              収  入  役  大 川   晃 君              総 務 部 長  村 山 誠 一 君             (選挙管理委員会              事務局長併任)              企 画 財政部長  中野渡   崇 君              民 生 部 長  藤 島 一 榮 君              健 康 福祉部長  太 田 信 仁 君              経 済 部 長  斗 沢   清 君              観 光 交流部長  太 田   毅 君              建 設 部 長  苫米地 俊 廣 君              十和田湖支所長  生 出 隆 雄 君              上 下 水道部長  中野渡   實 君              病 院 事務局長  佐々木 隆一郎 君              出 納 室 長  太 田 明 良 君              総 務 課 長  梅 津 敏 明 君              企 画 調整課長  鈴 木 史 郎 君              財 政 課 長  中野渡 不二男 君              病  院  長  蘆 野 吉 和 君              選挙管理委員会  古 舘   實 君              委  員  長              監 査 委 員  髙 野 洋 三 君              監 査 委 員  立 崎 健 二 君              事 務 局 長                         農業委員会会長  松 田 信 一 君              農 業 委 員 会  前川原 新 悦 君              事 務 局 長                         教 育 委 員 会  小野寺   功 君              委  員  長                         教  育  長  稲 垣 道 博 君              教 育 部 長  奥   義 男 君                                職務のため出席した事務局職員              事 務 局 長  成 田 秀 男                総 括 参 事  宮 崎 秀 美                次     長  石川原 定 子                主     査  中 村 淳 一                    午前10時零分 開議 ○議長(豊川泰市君) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、議事日程第2号をもって進めます。 △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(豊川泰市君) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。  質問は、通告順により議長において指名します。  なお、あらかじめ申し添えておきますが、再質問は会議規則第64条の規定により2回までとしますので、ご協力願います。 △野月一博君質問 ○議長(豊川泰市君) それでは指名します。  28番 野月一博君       (28番 野月一博君 登壇) ◆28番(野月一博君) いよいよ私たち議員も合併して最後の定例会になりました。最後の定例会となりますと、何か寂しい思いがいたしますが、合併した議員が全員もう一回当選いたしまして、この場で一緒になりたいものだと、こう思いながらも、夢か幻かわかりませんが、26名の定員しか議員として合併後の議会活動ができないというのは、非常に残念でなりません。  私は、議員としての使命は何か、職責の違いがあれども、ふるさとを愛し、ふるさとに無限の可能性があるという愛郷無限、そのような気持ちで、職責の違いがあってもお互いにふるさとのために頑張ってきた市当局と市議会議員の皆さんではなかろうかなと、こういうふうに思っております。トップバッターということでございますが、トップとか、あるいは最後とかということはございません。早い、遅いは別にいたしまして、議員の皆さんはそれぞれの立場で使命を果たしてきたものと、我が同志の皆さんに心から感謝申し上げたいと、こう思っております。この平成18年第4回定例会は、私たち議員の2年という在任特例期間における最後の議会であります。この2年間を振り返り、万感こもごも至る思いであります。私は、江渡会長率いる与党会派、高志会の幹事長として、中野渡市長を支援してまいりましたが、中野渡市長初め市の幹部職員、市職員の皆さんの合併後のまちづくりへの真摯な態度に敬意をあらわしたいのであります。ありがとうございました。  今改めて両市町の合併までの道のり、そしてこの2年間を顧みて私の素直な思いは、合併効果というものは短期的にあらわれるものもあるでしょうが、やはり10年、20年後に必ず大輪の花となってあらわれるであろうということであります。そして、常に次の世代のためにという気持ちを忘れず物事を考えていかなければならないと思う日々であります。やがて議員定数は26名となるのでありますが、この2年間一緒に頑張った37名を感慨深く心に刻んでいるところであります。私は、この2年間の一般質問において、大局的な視点に立ってまちづくりについてぶれることなく信念を持って質問してまいりました。また、行政運営の根幹にかかわる課題についても触れてまいりましたが、議員の任期もあとわずかであります。今回の質問に当たっても理事者側の市政に対する基本的な考え方をお伺いし、ふるさと十和田市の発展につなげていきたいと考えているところであります。よく言われることは、学問に王道なしであります。私は、まちづくりにも王道はないと思うのであります。市政に対して百家争鳴、いろいろな意見や主張があるでしょう。そして、答えは必ずしも1つではないはずであります。しかし、数ある考え方の中心に今の市民だけではなく、後世の市民に対してもしっかりとした形でこの新十和田市を手渡していくという覚悟がなければなりません。その場限りの議論に終始してはならないのであります。  そして、中央病院の経営等の課題についても病院経営に対峙した見方、考え方ではなく、私たちの共通、共有の問題として、同じテーブルで病院健全化計画の推進を支援しながら、よい方向性を見出す知恵を出していかなければならないと思うのであります。議会のチェック機能は大切であります。それは議会の使命でもあります。しかし、一歩踏み込んで地方分権を標榜するこれからの議会は、真に政策を議論する場とならなければならないと思うのであります。理事者、行政執行者においても行政のプロ、プランナーとしてしっかりとしたまちづくりの理念を持ちながら、その施策を行う一貫した姿勢がなければならないと思うのであります。今、声が大きい人たちに対して受けがいいような施策をしがちであると言われますが、今の市民に居心地がいい施策を行い、そのツケを後世に負わすのは簡単であります。なぜなら、それは後世の市民は口を持たず、声を出せないからであります。だからこそ、私たちはみずからを思慮深く省み、後世の信託者として行動をとる必要があると思うのであります。  中野渡市長の市政運営にこうした安易な施策が見当たらないことに、私は十和田市の輝かしい将来を感じるのであります。「イソップ物語」の中に、だれでも知っている「アリとキリギリス」の話があります。夏の間アリたちは冬の間の食糧をとるために一生懸命に働き続け、一方のキリギリスは遊んで働かない。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、アリたちに頼んで食べ物を分けてもらおうとするというものであります。このアリとキリギリスの2者を分けたのは、冬の備えという長期的な展望を持っていたからであります。この寓話に限らず、目先の利害にとらわれることを戒め、長期的な視野で物事を考えることの大切さは、昔から教えられてきたものであります。しかし、このところ限りなく短期的な目標ばかりを追い求めているのではないかという感もあります。例えば毎日の株価に一喜一憂し、四半期ごとの状況に戦々恐々としているのであります。一方では、キリギリスのように化粧をして華々しくみずからをアピールすることがもてはやされてきているようでもあります。中野渡市長は時折、米百俵の精神を引用して、1年の計は麦を植えるにあり、10年の計は木を植えるにあり、100年の計は人を植えるにあり、国が栄えるのも滅びるのもことごとく人にあると言われます。私も同じ考えであります。特に少子高齢化の到来や社会のグローバル化が進む中で、次世代を担う子供たちの教育は極めて重要であります。1人の子供を育てるには1つの村が要る、これはアメリカのことわざであります。子供は自分1人で生きていくことはできません。子供は、自分たちを幸せにしてくれる多くの人たちを必要としているのであります。子供たちは皆宝であります。子供たちから学ぶことも多いのであります。  さて、平成19年4月から県立三本木高校では、中学生と高校生が同じ校舎で学ぶ、いわゆる併設型の中高一貫教育が始まるようであります。この公立の中高一貫教育は、教育改革の前途に大きな意味を持つのではないかと言われております。私は、生徒定員が2クラス、80人でスタートするこの県内初の附属中学校の開校は、十和田市の小中学校教育にいろいろの意味で影響を与えるのではないかと見ております。開校の表向きはともかくといたしまして、いわゆる進学を目的とした中高一貫教育は、結果を重視した教育に陥るのではないかという指摘もあるようであります。こうした状況の中で、市内の小学生4,000余名、中学生2,000余名の教育方針などがどう変わるのか、変わらないのか、この地域の父母たちは少なからず心配し、また関心が高いのであります。  そこで、この三本木高校附属中学校の開校を受けて、市の教育委員会小中学校教育の基本的なスタンスがどうなるのかについて、その考えをお聞かせください。  私は、さきの第2回定例会の一般質問の中で農業の振興なしに十和田市の安定した発展は望めないという考えの中で、十和田市の農産物を生かした観光振興などについて質問しておりますが、ぜひご答弁されたとおり頑張っていただきたいのであります。ところで、国の農業政策の一つとして、19年度から品目横断的経営安定対策という新しい政策が実施されることになり、この市議会においてもいろいろ議論があったところであります。この新しい政策について、なかなか理解が広がらない中で、市や農協が中心としていろいろな議論が起きているようであります。しかし、私はこれが本来あるべき姿の一つではないかと思うのであります。日本の農政は、米づくりを中心として紆余曲折を経てきたのでありますから、この政策に対してもいろいろの考えはあるでしょう。しかし、私は品目横断的経営安定対策は、米、麦、大豆などの土地利用型農業の活性化を図るためにつくられた政策と理解しているのであります。  かいつまんで言えば、4ヘクタール以上の個別経営者に対し、その耕作面積に応じた支援額が支払われるというものであります。日本の農業は弱いと言われるのでありますが、それは1件当たりの面積が少ないからであります。しかも、土地を広く使う米、麦、大豆などでなかなか利益が上がらない。そんな中ですべての米づくり農家の面倒を見る政策を何十年もやってきたのであります。今、日本の米づくり危機的状況にあるわけであります。特に専業農家が先に厳しくなったのであります。私は、今度の施策は専業農家が救われる政策との理解に立っているのであります。  次に、その他の野菜などを扱っている農家は、従来どおりやっていけるのであります。また、兼業農家も多いでしょう。この人たちもやめなければいけないのだろうかなどと考える必要はないのであります。ただ、今後米や大豆といった値段のつけ方が難しい作物が乱高下したときに、そうした品目を扱う大規模農家を安定させるための基金を国が設けたのでありますが、小規模農家やそれ以外の農作物を扱う農家は、その対象から外れるというものであると理解しております。私に誤解があれば指摘いただきたいのであります。  実は、私は先月23日の日本農業新聞の1面トップ記事を見て驚いたのであります。記事の内容は、現在十和田市農協管内の20の営農組合のうち一挙に19集団が品目横断的な経営安定対策の交付金など対象となる特定農業団体へ移行したというものであります。それは、青森県内では初めてで、全国でも珍しいとしております。私は、ここまでこぎつけた十和田市の経済部及び主体となる十和田市農協に対し深く敬意をあらわすとともに、大変でしょうが十和田市の発展のために引き続き頑張っていただきたいのであります。  そこで、十和田市の品目横断的経営安定対策事業に対する取り組み状況について、今後の見通しを含め具体的に知らせてください。  新安倍首相は、所信表明演説の中で「美しい国、日本」と表現いたしております。実は、中野渡市長は3月定例会の所信の中で「美しい郷土、十和田市」と述べていましたので、中野渡市長の先見性に感心しているところであります。私たち旧市民も旧町民もそれぞれの立派な伝統と文化に誇りを受け継ぎながら、この地域の中で先祖を敬い、家族を持ち、子供を育ててきたのであります。私の原点は、このすばらしい伝統と文化を持つ郷土、新十和田市にあります。私たちが自分の郷土に誇りと自信を持てないようでは、郷土は発展しないと思うのであります。これは、私の信念であります。  最後になりますが、私はきょうまで軽々に責任という言葉を発してきたことはないのであります。それは、発言する側の責任の重さも大きいと考えるからであります。批判は簡単でありますが、実は注意深く考えて、批判、批評することはみずからを研さんしなければならず、なかなか難しいと考えるからであります。今後私に市政にかかわる機会があれば、常に教わる気持ちを忘れず、新十和田市の着実な発展を願っていきたいと考えながら、私の質問を終わります。  最後に、真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を壊さず、人を殺さざるべしと言ったのは田中正造であります。この十和田市の歴史においても、そうあるべきと願うものであります。まことにありがとうございました。  私は、議長、副議長、そして多くの同志の議員の皆さんに心から感謝するとともに、十和田市監査委員事務局長初め監査委員の皆さんにも心から感謝いたしまして、この場からの一般質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(豊川泰市君) 市長       (市長 中野渡春雄君 登壇) ◎市長(中野渡春雄君) 野月議員のご質問にお答えいたします。  私からは、品目横断的経営安定対策に関するご質問にお答えいたします。平成19年度から導入される本対策は、我が国農業の生産構造が農業従事者の減少、それから急速な高齢化などから脆弱化が進んでおり、今後農業を担っていく意欲と能力のある農業者を積極的に育成していくことがねらいであると認識しておるものでございます。このため、これまですべての農業者を対象に品目ごとに講じてきた価格政策を見直して、農業の担い手に対象を限定し、その経営安定を図るために交付措置を講ずる施策に転換するものであります。このため、農家の方々も大きな戸惑いを感じていることと思いますが、国際化する経済社会のもとで自立できる農業経営者の育成、それから確保が不可欠であることから、今後とも本対策の啓発に努めてまいりたいと、このように考えております。  品目横断的経営安定対策取り組み状況の詳細及びその他の質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(豊川泰市君) 教育長 ◎教育長(稲垣道博君) 三本木高校附属中学校の開校を受けての市教育委員会小中学校教育にかかわる基本的な考え方についてお答えいたします。  当教育委員会は、これまで知、徳、体の調和のとれた子供の育成を図るため、各学校に対して授業の充実、生徒指導の充実、進路指導の充実の3点を重点課題に掲げ、その推進、充実を図るよう指導してまいりました。このことは、附属中学校の開校によっても何ら変わるものではありません。とりわけ授業の充実については、確かな学力をはぐくむための重点指導事項に掲げ、学校訪問等での指導、助言、教育研修センター事業の推進等を行ってまいりました。教育委員会としましても附属中学校の開校をよき刺激材料として受けとめ、これまで取り組んでまいりました教育施策を一層推進、充実してまいりたい、こう考えております。 ○議長(豊川泰市君) 経済部長経済部長(斗沢清君) 担い手の育成状況と、今後の取り組みに関するご質問についてお答えいたします。  昨年10月に品目横断的経営安定対策基本的骨格が示されましたことから、市、それから農協、農業委員会等で構成する十和田市地域担い手育成総合支援協議会が中心となりまして、市内209集落において説明会を開催するなど、担い手の育成に取り組んでまいりました。とりわけ十和田市農協では、いち早く集落営農支援室を設置し、集落営農組織の設立に至るまでの事務的な援助や合意形成の支援など積極的に進めてきた結果、県内初となる19の特定農業団体の誕生に結びついたものと考えております。  また、個別経営の育成につきましては、本対策の周知が図られた結果、現時点におきまして認定農業者が398名となり、本年度の目標でありました384人を既に上回る結果となっております。しかしながら、農林業センサスにおける農家数は市内約3,500戸で、このうち集落営農に参画している農家と認定農業者を合わせた数は約800戸となっており、本対策の支援対象者となる担い手の割合は約23%とまだ低い状況であります。このため、これから来年春までの農閑期を利用いたしまして再度集落説明会を開催し、集落営農組織認定農業者の育成を図るほか、担い手への土地利用集積を進め、本対策の対象となるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(豊川泰市君) 以上で野月一博君の質問を終わります。 △岩城康一郎君質問 ○議長(豊川泰市君) 次に、13番 岩城康一郎君       (13番 岩城康一郎君 登壇) ◆13番(岩城康一郎君) おはようございます。私も早く終わりそうな気がします。1番の野月一博議員の前段の論評に賛意を表しながら質問します。  祖国日本を愛し、郷土十和田市を市民とともに愛市の心を強く、正義、うそのない政治を唱え、きょうで市議2期目最後の質問、初当選から連続30回目の一般質問を13番岩城康一郎が行います。  まず、最近でのこと、十和田市では決めようとされたことにあっちだ、こっちだと言い合いをするのが常套になっている。中央病院建築は、そのいい見本だ。今建築のつち音が聞こえてくる。現在地支持といえば現在地での支持者、ぜひにも移転を唱えた移転支持といえば移転支持者、これも市長選においてそれぞれこのことを公約に掲げての戦いを展開、現在地支持の現中野渡市長の勝利で決着。今度は、教育福祉総合プラザが建築であっちだ、こっちだと展開、市長さん、早くどっちだかを決めてください。野外芸術文化ゾーン通称アートセンター建築でも賛成、不賛成の応酬の繰り返し。他から見れば、十和田市劇場はよく言えば議論が好きだとか、議論の絶えざることなく、何かかんか問題提起が多いまちですねと酒のさかなに言われたりします。そう言われれば、そうなのかなと思う気もします。今度は市議選での決着にでもなるのでしょうか。  ただ、残念なことに今現在では選手交代が1人のようで、新人で市議選への立候補予定者が見えないようで、今までとは違う妙な現象が起きているような気がしてなりません。さきの国会議員の選挙では、小泉チルドレンと言われる者のたくさんの誕生があったのに、当市には新人とか新風は吹くことはないものでしょうか。政治における一抹の寂しさを感じませんか。何かがありますね。私は、このような現象は決して歓迎されるものではないと思うので、これからはといっても次の次かなと思うが、市議選へ新人が立候補できる土壌をつくっていくことに心していきたいものと思っております。  さて、本題に入ります。1、秋祭りのトイレ状況についてですが、平成13年第3回定例会で通称児童公園と呼ばれている稲生公園における整備されていない状況についてですが、公園内のトイレはいまだにくみ取り方式で、夏にはウジ虫がうようよで、ハエが飛び交い、不衛生きわまりないこと、秋祭りでは長蛇の列のときもあり、亀屋、松木屋が廃業され、トイレ利用に不便を来たし、大変なことを訴え、少なくとも商店街のどこかに2カ所ぐらいの公衆トイレ設置を求めてきました。  今はなくなった稲生公園のトイレは、女性の利用を十分考えた上での設置も求めてまいりました。そのときの回答では、神社側とは無償賃借契約で契約内容は現状に合わず、管理は市直営でトイレは水洗化もされておらず、十分神社側とも協議して利用形態等をも考慮し、規模を考え、下水道区域内で水洗化されていない公園は稲生公園だけとの回答を得た経緯がございます。そして、特にお祭りのときとか元朝参りもあり、着物を着た若い女性たちのことを考慮に入れることを強く求めた記憶がございます。平成14年第4回の定例会では、市独自の祭りのことと、市及び観光協会は時間をかけて相談したいとの回答も得ており、平成15年第2回定例会では将来統一した市独自の太鼓車を中心とした秋祭りをとの回答を得、私は太鼓車だけで果たしていいものか、観光協会で決めたからではなく、市ももう少し口を挟んでもいいのではと言った経緯もありましたが、秋祭りは豊年豊作を稲荷神社へ祈願することのように聞いております。  祭りには、私ども年輩の者にとってはサーカスが来たり、見せ物小屋が建ったり夜店が建ち並び、仮設の土俵では草相撲大会ありで、朝早くにはサーカスでブランコを飛んでいたかわいい姉さんたちが神社の井戸端へ来て顔を洗っている姿を見ては、少年の心の中では、うわあ、きれいな姉さんたちだなと、あこがれを持って、少し離れたところから見ていたものです。私は、神社裏の豆腐屋のせがれでした。秋祭りといえば、市最大のイベントとして映っていたのです。そんなあこがれていた祭りも神社内での行事も全く寂れ、郷愁も何もなくなっていく感がして、一抹の寂しさを感じます。このような宝物のようなイベントを行ってきたところです。もっともっと大切に大事に扱っていきたいものです。問題一つ一つ、何か方法はないものでしょうか。話し合う、理解をいただく、どうしようもない、だからだめだとあきらめが先だと、どんどん衰退していきます。市観光協会、神社の総代方、さらには市民ともども胸襟をあけることが必要に思います。  そこで、①、稲荷神社より消えたトイレの市民の反応を聞く。②、祭りの中の仮設トイレの利用状況を聞く。③、消えたトイレ跡の設置にかかわる今後の対応方針を聞く。以上、3点についてお伺いします。  次に、2、道路行政についてですが、十和田市と旧十和田湖町が合併して2年、国立公園十和田湖となって70周年、十和田八幡平国立公園となって50周年の節目を迎え、天下の湖と秀麗なる八甲田連峰を抱く十和田市は、このような財産を最大限生かす工夫をしようではありませんか。そのためには、できることから一つ一つ解決への道を導いていくことにあると思います。課題はたくさんございます。国道102号に明かりと携帯電話のこと、湖畔に立つ「乙女の像」へのライトアップのこと、展望台前の道路の除雪量が多くてトイレへ立ち寄れないこと、奥入瀬川渓流には11月いっぱい水を流してほしいこと、湖畔地区に街路灯設置の要望、湖の水質汚濁のこと、湖面の県境問題、これなどは言葉では言い切れない深い深い事情もあるようなので、私自身も今後このことを掘り下げていかなければとの思いがあります。そして、宇樽部バイパス開通後の環境のこと、有事の際への対応、何が起こるのかはよくわかりませんが、備えあれば憂いなしともいうが、頭に入れておきたいものです。でも、この中にはすぐにでも解決できそうなこともあるようです。  そういう中での2、道路行政についての①、国道103号沿いの遊歩道についてのア、渓流茶屋前遊歩道設置の理由及び事情を聞く、イ、外国からの観光客の半端で終わっている遊歩道への反応、ウ、今後のことになるが、十和田橋までの間をどのように考え対応、対策をとるのか等についてお伺いします。  次に、3、電源立地地域対策交付金にかかわる事業等についてですが、以下は交付金と省略して言わせていただきます。この交付金にかかわる事業のことで、随分と一部で話題にされているようですが、この事業にかかわって市が段取りを間違って事業を採択したわけでもないだろうし、1度決まったことに対し、何回も何回も繰り返しブーイングの音が聞かれますが、一体全体市に瑕疵があってのことなのか、それとも説明責任を怠ってうやむやの中で事業を進めてきたものなのか、私には釈然としないし、理解できない。強い強いアメリカでの民主主義は、50%プラス1人で決まったことであっても国民が一丸となって後押しをし、外に対しては立ち向かうイズムがあります。十和田市では、どうなっているでしょうか。  この交付金は、対象となる市町村の住民や企業等に対して電気料金の割引のための給付金として直接交付できること、対象市町村の行う公共事業に充てることのできる交付金であると私は理解してきました。当市の場合は、最初から一貫して住民への直接給付方法はとらず、市のまちづくりに関する公共事業などに充ててきたものと理解しております。そして、この交付金は長期間にわたって交付されるもので、この制度が変わらない限り今後も期待できるものと思っております。  また、この交付金で市が行う公共的事業等に投資する場合は、交付金の事業計画が長期的な視点に立ちながら、しっかりしたビジョンを持って運用することが大事なことではないでしょうか。単に場当たり的に何々事業の財源が足りないからとか、経営努力も的はずれで赤字だからだとか、そのようなことに使うものではないと考えております。ただ、私は1度決まったことを覆すことに疑義を持っているだけで、今後計画終了後への事業投資については、市は市民の声に耳を澄ましながら、何に使えばよいのかしっかりと見定め、市民への説明責任を怠ることなく進まれることを希望します。  もっと簡単に言えば、交付金の使い方として各家庭へ電気代金として還元することは平等といえば平等で理にかなっているかもしれません。しかし、私が言う一度決まったことの覆しは感心できません。今まで理解してきた交付金の運用については、原子力発電施設と地域社会が共存共栄する目的であったと思うので、立地地域発展のために公共的事業への投資は重要施策の一つであると考えるし、市はこのような考えに沿って国との協議を進めてきたものと思っているところです。また、交付金での対象事業の範囲拡大がなされていることも少しは耳にしているつもりで、合併後の交付金の使途についても今までの考えを確認しながら計画を進めるべきと思っております。そして、交付金での事業計画は財源制度の趣旨及び目的をしっかり確認して進むべきで、その都度別な方向に流されないようにし、年間約6億円の交付金はルールに基づき違う議論の道具にされないようしっかりしてもらいたいのです。  そこで、交付金財源をどのようにとらえているかは重要なことですし、何点かお伺いします。①、電源立地地域対策交付金の趣旨及び変遷経緯を聞く。②、この交付金の活用使途理由及び県内市町村における使途の状況を聞く。③、この交付による事業実績を聞く。④、この交付金にかかわる事業と市長の公約及び政治姿勢また今後への取り組みについての考えを聞く。  以上ですが、私の思いと重複する部分があったとしても十分なる答弁を期待して終わります。 ○議長(豊川泰市君) 市長       (市長 中野渡春雄君 登壇) ◎市長(中野渡春雄君) 岩城議員のご質問にお答えいたします。  私からは、電源立地地域対策交付金に係る今後の取り組みについてお答えいたします。市としては、これまで一貫してこの交付金の通常の補助事業や一般財源では難しいが、将来を見越したまちづくりの中において、ぜひとも必要と思われる事業に重点を置き活用してきました。私といたしましても基本的にはこの考えに変わりはなく、高森山周辺観光開発整備事業は、観光名所がなかった旧市において新しい市民の憩いの場となっているほか、野外芸術文化ゾーン整備事業も十和田市の知名度を増し、地域の活性化を図り官庁街の景観を維持するために実施するものでございます。  今後の交付金事業につきましては、これまでどおりまちづくり事業や市の発展に不可欠な事業に向けて、議員の皆さんからもご意見を聞きながら進める考えであります。  その他の質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(豊川泰市君) 経済部長
    経済部長(斗沢清君) 稲荷神社のトイレ撤去に伴うご質問についてお答えいたします。  稲荷神社内にありました稲生公園の廃止に伴うトイレ撤去を受け、十和田市観光協会では旧佐川スタンド跡地に秋祭り期間中大小1台ずつの仮設トイレを設置いたしました。この場所でのトイレの利用に関しましては、特別不便があったとの声は聞かれませんでしたが、西裏通りの山車待機場所における仮設トイレの数が少なく、行列ができることもあったと伺っております。  次に、秋祭り時の仮設トイレの利用状況につきましては、山車待機場所での利用者が多かったことから、祭り参加者から増設の要望が出されております。ことしは昨年と比較し、旧佐川スタンド跡地において新設した分が増加し、祭り全体では6カ所で14台が設置されております。参加者の要望を受け、十和田市観光協会では来年度新たに6台の仮設トイレを設置する方向で検討していると伺っております。  次に、トイレの今後の対応でございますが、秋祭りにおいては仮設トイレの設置である程度対応できるものと考えておりますが、中心市街地の日常的な利便性、これらを考慮しますと公衆用トイレの設置の必要性があるものと認識しております。このことから、中心市街地の活性化という観点から、今後公衆トイレを含め協議してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(豊川泰市君) 観光交流部長 ◎観光交流部長(太田毅君) 岩城議員のご質問にお答えいたします。  道路行政ということでありましたけれども、観光サイドからお聞きしたいということですので、私の方からお答えいたします。  議員ご質問の十和田橋から蔦温泉へ向かう103号沿いの遊歩道は、平成13年に青森県が歩行者の安全空間を確保するために交通安全施設整備工事として延長120メートル、総工事費3,200万円で整備し、県が管理しております。  次に、外国からの観光客の遊歩道への反応についてお答えいたします。当該遊歩道の利用者にあっては、特に外国人からのアンケートや聞き取りの調査実績はありませんが、国内外の観光客にとって遊歩道は歩行者専用の散策路として、その安全性と快適性において大きく寄与しているものと考えられます。歩道が途切れた後、十和田橋までの約500メートルは道路幅も狭く、観光客の安全の確保のための施設整備が必要と考えております。  次に、3つ目の質問でございます。途切れている歩道についてでございます。当該遊歩道から十和田橋までの間は歩道が整備されておらず、観光客は車道を歩行している現状であります。観光地づくりの視点において安全性と快適性は重要なことと考えており、議員のご意見を参考にし、道路の管理者である県に歩行者の安全を確保するために歩道等の整備を働きかけてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(豊川泰市君) 企画財政部長 ◎企画財政部長(中野渡崇君) 電源立地地域対策交付金の変遷経緯についてお答えいたします。  この交付金は、昭和56年度に発電用施設設置の円滑化に資することを目的に原子力発電施設等周辺地域交付金として創設され、給付金の交付または企業導入及び産業近代化のための措置に充てるというものでありました。その後平成12年度には一部の交付金を統合し、電源立地地域特別交付金を創設し、対象に福祉対策事業を加えました。そして、平成15年度には諸交付金を統合し、電源立地地域対策交付金となっております。現在の交付金が発電用施設の設置に係る地元の理解促進等を図ることを目的に発電用施設の立地地域と周辺地域に交付され、給付金の交付のほかに公共用施設の整備や住民福祉の向上等に資する事業が対象となっております。  次に、当該交付金の使途の理由及び県内市町村における状況についてお答えをいたします。市では、当該交付金を将来のまちづくりや地域の活性化を図るとの考えから、電気料金の割引である給付金交付事業としてではなく、観光や産業振興のための諸事業に活用しております。県内の市町村における使途についてですが、交付金の一部を給付金として交付し、残りを事業に活用している市町村は三沢市、六ケ所村、平内町、野辺地町、七戸町、おいらせ町、六戸町、東北町、東通村の9市町村であり、給付金のすべてを事業に活用している市町村は十和田市、むつ市、横浜町の3市町であります。  次に、これまで当該交付金で実施した事業の実績についてお答えをいたします。まず、1つ目として、平成元年度から平成10年度までと平成14年度から16年度までの2回にわたり事業費約22億円で実施した官庁街周辺観光開発整備事業があります。この事業は、官庁街及びその周辺の車道、歩道等の整備を行ったもので、官庁街通りはご承知のように日本の道100選に選ばれ、また松と桜並木も有名になり、観光客も立ち寄るほどの名の知られる通りとなっているほか、市民の憩いの場ともなっております。  2つ目としては、平成5年度から平成16年度まで事業費約48億円の高森山周辺観光開発事業があります。この事業は、称徳館、駒っこランド、交流館等の整備を行い、十和田市内外からの来客数もふえ、夏場では大変なにぎわいを見せております。  3つ目は、平成12年度から14年度まで事業費約16億円で実施した伝法寺周辺産業振興施設整備事業があります。この事業は、道の駅とわだや匠工房及び周辺の公園等を整備し、オープン以来多くの来客者が訪れ、地場産品の販売等も産業振興に大変貢献しております。  以上でございます。 ○議長(豊川泰市君) 13番 ◆13番(岩城康一郎君) それでは、トイレ、稲生公園のことからお聞きします。  先ほど部長さんの答弁の中で6カ所14台の仮設のトイレがなされた。十分ではない。十分ではないがために来年度はさらに6台を新たに設置したい、こういう回答をいただきました。それは、当然のことといえば当然のことです。ただ、私が本当に言いたいことは、あの稲荷神社の中からトイレが消えた。私が市にかわって折衝した時期もございます。その時点では、神社側は建築してもよいとの回答を得たけれども、その後何の関係かよくわかりませんが、その設置がだめになった。あげくの果てに都市公園である通称稲生公園、この廃止にもつながった。あの稲生町の中で公園として機能していたのは、設備はほとんど壊れてなかったけれども、稲生公園だけかなという気がしております。  あそこの住民の方々は、私はあそこに少年のときまでおったもので、私によく声をかけてくるわけです。どうしてもあそこにトイレがあるとないとでは違う、散歩に行くにもそのことを気にしながら散歩しなければならない。今まであったものがなくなる。このトイレは、私が今こうして言うのは、あそこに絶対必要だと思って言っているわけです。公園だからとか、公衆トイレとかということではなく、稲荷神社は十和田市のシンボル、神様のことを言えば怒られるかもしれませんが、町におる方々は皆さん稲荷神社を参拝してきたと思います。そういう稲荷神社をもう少しきれいに、少なくとも訪れる人には気持ちよく参拝できるようにトイレをつくってほしいということで今言っているのです。別当が何とかと言ったらだめだ、だからだめだ、それだからだめだ、だめなことだけを並べ立てられて、だめだそうですと言われても私は納得しがたい。できぬではなく、できる、やる、その精神を強く持って神社の別当様にも当たっていけば、必ずやオーケーの答えを得れるものと思います。  私が今言っていることは、来年許可をもらって建ててくれと言っていません。道のりは長くてもいいです。一たんあの人はいいと言ったのです、何かの関係でだめだとなった。あそこにトイレが必要なことは、彼も重々自覚しているはずです。この十和田市発祥のときからある稲荷神社かなと思っております。本当の神社は、元町の方にあるかもしれないけれども、町中にあの神社を汚くしないで、入って左側の小さな神社のわきに、池なのか、どぶなのかわからないけれども、汚らしくなっているところもあります。これなどもやっぱり総代の方たちというか、いろいろ言いたい、相談もしたい、決めていきたい、きれいにしたい、そういう心を持っている人がいながらできずにいる。これは、やっぱり市が乗り出さなければできません。  私一人で行ってもできないと言いません、やるとなれば命がけでやりますから。ただ、私が市のために一市会議員が命がけであそこに向かっていった、あれはばかだ、ドン・キホーテだと言われてもばかくさいから、この辺で私自身は抑えて行政の方々に年数も時間もかかってもいいから、何とかあそこを落としてほしい。うら若き女性たちが着物を着て、汚らしいところへ行って、さあ今度詰まった、どこに出すか、立ち小便もできません。あの前の民宿だか旅館だかある。お祭りのたびにトイレも貸していました。今シャットアウトです、貸しません。ずっとここ何年か貸していません。町の人も貸しません。当然人がいっぱい利用すれば、そのトイレは汚れます。掃除が大変、1銭にもならないから、ぴしゃっと閉めて終わり、これは当然のことです。これは、祭りのたびにその方に私は迷惑がかかっていると思います、トイレも貸さないでと。それはなぜ、そこにたまたまその人が行ってトイレを貸さないがためによく思われない、これは本当は行政の責任につながるような気がします。何とかこの稲荷神社に心地よく使えるトイレの設置を強く強く望みますが、そのことに関して挑む決意のほどをいま一度お聞かせください。  それから、道路行政ということでお聞きしました。答える方もゆるくないよなという気がします。これは、3けた国道といえば管理は県ですね、国道だけれども。県も渓流茶屋前、120メートルばかりの工事をやってお茶を濁した。私が一生懸命応援してきた三村申吾知事ですけれども、やらないことはだめなのです、私は言います。県の方にも言います、私も言います。これやっぱり危険なのです。周辺の人から聞いています。道路幅が狭い、あそこまで来ると、120メートル来るとぷっつん、かたん。やっぱり道路から外れた、こっちから行けば左側の方に歩道を設置していけば、あそこを回遊できます。杉本行雄さんがそっちの方を回遊できるようにしましたが、十和田橋の方まで、特に韓国とか台湾とかそちらの方から来ている観光客が日本語わからないもので、何言っているかわからないのだけれども、相当困った表情、言葉でもって騒ぐそうです。危ない、危険だ。外国人に交通事故で傷を負わせたら、これまたまた国際問題。北朝鮮の拉致事件ではないけれども、やはりそういうふうな方に発展しかねない、そう思うので、120メートルで3,200万だったか、あと500メートルですか、かかるね、三五、十五。これも一つの手なのです。事業を起こせば十和田市の方が仕事をする。わずかもうかったら税金払う、これ還元しますよ。一生懸命仕事をとってください。県にも国にもハッパかけてください。県には知事、国には自民党の江渡聡徳国会議員がいます。みんなでこぞって国会議員をあおりましょうよ、やってくれと、頼みます。選挙のときだけ応援しても、やっぱり物をやってもらわなければ困ります。私は選挙も押します、口も出します、そういう形でやっていきたい。部長さん、何とかあと500メートル、本気に構えて県、国にぶっかかっていくかどうか、これまた決意のほどを聞きたい。私は、部長に言っていますけれども、市長にも聞こえているはずですから、そこのところ部長さん、しっかり大将の心をしっかり見取って、私にきちっとお答えいただければ幸いに思います。  次に、これは電源立地地域対策交付金、余り長過ぎて私忘れるのです。交付金といいます。これは、給付というのは電気料金でもって皆さんに一人一人、家庭家庭に返せば返せるお金なわけです。何か1人1万円ぐらいと聞いていましたけれども、この額についてはちょっとわかりませんが、旧十和田市、旧十和田湖町、こうあります。これは、旧十和田市に迷惑かかっているから旧十和田市だけのことなのでしょうか、それとも旧十和田湖町は対象外だったのかどうか。これは、いい悪いではないですよ。合併した十和田市ですから、対象になろうとなるまいと、これから入ってくるお金は大きい十和田市の中で使っていくのが本来の形であり、またそのように考えていると思います。その辺のところをちょこっとお聞きしたい。  今までこの交付金でもってやってきた事業、これは3つ大きく分ければあるわけです、16億円、22億円、48億円。そして、今度アートセンターと称するものですか、これに32億円を投下してやっていきたい、こういうふうに余り深くなく理解しております。私は、我が会派でも石川県金沢市に21世紀美術館だかなんだか、そこへ行ってきました。見た感想を若干述べます。あれ、白い建物だ。あの加賀100万石の金沢市にあって、何かそぐわないなという印象を受けました。中に入ったら案内を受けて歩きましたけれども、さっぱり今度はどっちに向かうのかわからない、迷路みたいな感じ。そうしたら、それがまたいいのだそうです。子供たちにはすごくよい。当初発想したときよりも見物客がたくさん殺到して大変だ、大変だ、こういうふうに言っていました。  私は、あと32年で100歳になりますが、やっぱり古い部類に入ります。ちょっと物足りなく感じてきました。粘土でつくったオオカミがごろっと転がっていて、その上にこんな小さい何だかあったと思ったら、「あれ何だべ」と聞いたら、ネズミだと。そういうのもありました。私にはぴんとはきませんでした。現代というか、近代というか。だが、子供たちがあれを見てすごく感動するそうです。発想の転換というか、よくわかりませんが、年代が違えばとらえ方が違うのです。金沢では、あの美術館があってよかったと。  青森県立美術館も2度行ってきました。そこも外見は似ている感じ、中身は私は青森県立美術館の方がすごくよかった。何か15億円の「アレコ」というのがあったけれども、あれがあるからいいではなく、個々の中身がよかった。青森県立美術館も新聞によれば、当初11万人ほど予定したのが19万人超えたと、こういうふうな反応、反響があっています。  今度は中野渡市長、市長になったばかりのころだったか、私はこの官庁街通りを一つのアートにしたいというようなことを言ったのを聞いたような気がします。これはすごいことだな、私は感心して聞きました。やっぱり自分たち、ここにいる人たちの判断だけでなく、子供たちのことも考えて発想していかなければだめだと思います。私たちがわけのわからないことを子供たちがわかっています。私もたった2人の孫がいますけれども、孫たちの言うことはわかりません、何のことだか。だけれども、うすら返事して、あちこち返事して、ああ、ほんだ、ほんだと言っていますけれども、私らが何にも考えていないことを考えます。何も考えていない人たちに考えを与えていく、ヒントを与えるということは大変重要なことだと思います。その辺のところをただただ市は黙っていないで、思いがあったらばっちり言ってください。  ヨーロッパの国々のことをしゃべって悪いけれども、イギリス、あそこは古色蒼然たるまちだそうです。歴史、文化、伝統、芸術、これがしっかりしていると。これがしっかりしているがために、そこに芽生える、見る人はまず伝統、文化です。名所、旧跡、これは少年のころ、子供のころから、わけのわからないころからそういうことに接していけば、そこに育った人の中に物すごい学者が誕生するそうです。生まれたときから伝統、文化、歴史のあるところに立派な人が生まれてくるそうです。  インドの国のあの広いところにラマヌジャンだかというところがあるそうです、40平方キロメートルぐらい。あのインドにすごい学者がいっぱい出ているそうです。やっぱり人口多いところは学者が出るのだなと思ってインドに行ったら、インドのまちは汚らしくて汚らしくて、うんちのまちだったと。そこらここらにあって、これはうそだと思ったけれども、1回そのラマヌジャンに行ったら、小さいところに古色蒼然とした寺院がたくさんあったそうです。もうそこのまち、そこだけはきれいで、物すごくきれいで、そして古い歴史がある。そこから世界の学者が相当生まれているそうです。やはり文化、芸術、それがあるところに立派な方々の誕生があるのだそうです。  私どもは歴史の浅い十和田市、百四十数年、だが先祖をたどれば弥生、縄文まである、その歴史を生かさなければならない。赤沼にもちゃんと遺跡もあるし、そういうものに心しながら、やっぱり何としても私は市長のこの官庁街通りをきれいな道にしたい、まちにしたいという考えに賛同を示すものでございます。このことを役所が住民に対して説明足らない、何かしり切れトンボで終わっては困る。きっちり説明してください。説明が足らない、私はそう思います。広報に書いた。難しいのです。私もよくわからない、読んでも。もっとわかりやすく説明責任を果たしていただければ、もっと違う方向にいくのではないかと思います。  それから、この官庁街通りには中央病院には佐藤忠良という世界的な彫刻家の彫像がございます。中央病院の前の裸婦と、保健所前の馬に乗った少年。佐藤忠良先生が中央病院に講演を依頼して来たときに、こういうことを言っていました。必要むだということ、必要むだがなければなりません。絵画を見ても腹いっぱいになりません、彫刻を見ても腹がすいたのがおさまるわけではありません。だけれども、そういうものはこのまちになければだめだと。必要むだ。必要むだというから、要らないかといったら要らないのではなく、要るのです。そういうこと等にやはり心していくまちにしていかなければいけない。少年よ大志を抱けと言葉だけでしゃべっても通じない。やっぱり大人が実践していいものを見せていく。このまちはこれからもっともっと発展するまちだというイズムを与えるような行政運営をしていただきたいことを強く願って、あと32年頑張りますので、よろしくお願いします。 ○議長(豊川泰市君) 市長 ◎市長(中野渡春雄君) 私からは、稲荷神社のトイレについてお答えいたします。  稲荷神社のトイレ、全体的な公園のことにつきましては、これまでいろいろ交渉してきたわけですが、交渉の過程において交渉が調わない面があったわけで、そういうことから断念したわけでございます。理由はここでは言えないわけですけれども、今後、市民の意向が強いようでございますので、再度相手の考え方を聞く機会をつくってみたいと思っております。 ○議長(豊川泰市君) 観光交流部長 ◎観光交流部長(太田毅君) 先ほども答弁いたしましたが、歩道が途切れた後の十和田橋までの500メートルは道路幅も非常に狭く、観光客の安全確保のための施設整備が必要と考えておりますので、市関係各課等と十分協議しながら交通安全施設整備を働きかけてまいりたいと考えております。 ○議長(豊川泰市君) 企画財政部長 ◎企画財政部長(中野渡崇君) 電源立地地域対策交付金の交付に当たって旧市、旧町の扱いはどうかということでございますけれども、この交付金の対象に当たりましては合併前の市町村の枠組みというふうな中で交付されてございまして、残念ながら旧町につきましては対象地域に含まれておりません。ただ、活用につきましては新市の中で活用ができるということになってございます。 ○議長(豊川泰市君) 13番 ◆13番(岩城康一郎君) トイレのことですけれども、市長から答弁いただきました。いろいろるる異論があることでしょう。けれども、あそこにはトイレというものがたくさんの方々が利用できるようにあった方が本当によいことだと思うので、設置することに強い気持ちを持って対処、対応されたい、これは希望しておきます。  それから、道路というよりも十和田湖の渓流茶屋、あそこまでの十和田橋からの道路、何とか強い気持ちを持って設置に向けた行動をとっていただきたいと思います。これは要望です。  それから、電源交付金のことですけれども、今部長さんの含まれているか含まれない、そういう話ではなく、これからのことも含め、今のことも含めて、やっぱり市民への理解を深めること、説明責任を果たしていくこと。これは現在進行形ですよね。戻ることはまずできますか、取り消すことはできますか、やめることはできますか。裁判だと一事不再理ということもございます。殺人であっても裁判で一度決まったことは戻ることはできないと聞いています。その辺のところ、いろいろこちらの方で聞こえますけれども、あなた方の考えをきっちり言ってください。お願いします。 ○議長(豊川泰市君) 企画財政部長 ◎企画財政部長(中野渡崇君) 戻れるかということでございますけれども、これまで事業を行うにはるる手続をとった中で実施してきてございますので、現時点では現実的な考えですけれども、やったものについては戻ることはできないというふうに考えてございます。       (「了解」と呼ぶ者あり) ○議長(豊川泰市君) 以上で岩城康一郎君の質問を終わります。 △桜田博幸君質問 ○議長(豊川泰市君) 次に、6番 桜田博幸君       (6番 桜田博幸君 登壇) ◆6番(桜田博幸君) おはようございます。ただいまは、明政会岩城会長による迫力ある一般質問の後でございまして、私も圧倒されておりますが、議員各位におかれましては何かとお忙しい日々を過ごし、お疲れのことであろうかと思いますが、一般質問初日3番目の登壇の機会をいただきました6番議員、明政会の桜田博幸でございます。  早速でありますが、通告順に従いまして質問いたします。市長並びに理事者の明快なご答弁をお願いいたします。一般行政についてでございます。岐阜県庁裏金問題は、岐阜県において県職員や組合、県教育委員会が積極的に裏金を集め、使われていた問題であります。2006年7月に発覚し、第三者による検討委員会は1992年度からの12年間で約17億円の裏金が集まったと報告し、監査をする側の監査委員事務局からも裏金が見つかり、自治体としては過去に例のない規模の処分が行われ、裏金問題としては初めて懲戒免職の処分が行われました。  日本において裏金をつくることは珍しいことではなく、各地で日常的に行われていると考えられており、中央官庁、警察、地方自治体、教育委員会など全国で裏金の存在が明らかになっていて、1995年に官官接待やカラ出張が各地で問題となり、全国的な裏金問題が明るみになっていた1998年8月に全国市民オンブズマン連絡協議会が実施した調査では、自主調査を行った28都道府県のうち25都道府県で約436億6,000万円の不正支出があったと報告、ちなみに岐阜県は裏金問題は調査せずと回答していたそうです。各課で集められていた裏金の一部は、官官接待費用、親睦会費、せんべつ費、予算外の備品などに使われ、岐阜県職員組合に移された一部は他の労働組合との交流費として約6,000万円が使われ、県が主催するイベントのチケットや協賛金などに充てられていたそうで、その処理に困った裏金が焼却されたり廃棄されたりしたケースがあったことがわかり、全国に波紋を広げました。これらの報道を岐阜県民はどのように思ったことでしょう。もし当市において、このような不正行為があったならば、市民はどのように思うことでしょう。考えただけで背筋が凍りつきます。  また、全国各地で公務員の汚職事件が後を絶たず、新聞紙上をにぎわせています。奈良市の男性職員が病気を理由に休暇や休職を繰り返し、過去5年間で8日しか勤務していないにもかかわらず、約2,700万円の給与を受け取っていたケースや、東京都大田区職員が大麻所持による大麻取締法違反で現行犯逮捕、千葉県鴨川市職員は覚醒剤所持による覚醒剤取締法違反で現行犯逮捕、青森県八戸市職員は児童買春ポルノ禁止法違反容疑で逮捕され、市民に対し信用と信頼を失墜させたとして臨時庁議を開き、綱紀粛正と服務規律の保持を徹底するよう職員に指示したとの報道がなされ、公務員としての自覚が問われております。  また、福岡市で8月、飲酒運転の市職員が幼児3人を死亡させる事故を起こして以降、飲酒運転が社会問題化しております。警視庁は9月19日、全国で9月14日から15日の夜間に実施した飲酒運転一斉取り締まりの結果、酒酔い運転と酒気帯び運転で計1,126件を摘発、昨年9月の1日平均の摘発393件に比べ3倍近い数字で飲酒運転が潜在的に多く、ドライバーの意識が甘い実態が浮き彫りになった形となりました。ちなみに、青森県警交通指導課は9月12日から18日の飲酒運転取り締まり強化週間の実施結果をまとめ、期間中の県内摘発件数は67件で前年同期27件の約2.5倍に達したと発表、飲酒運転が社会的大問題になっているにもかかわらず、県内で減少する傾向がないことから、県民がモラルをさらに向上させ、飲酒運転の撲滅に努めてほしいと呼びかけています。  また、東京大学名誉教授宇沢弘文教授は、「飲酒運転で人を傷つけるのは最悪の罪。違反者には可能な限り厳しい罪を与えるべきだ。ただ、歩道もない狭い道を自動車が走り回っている日本の道路事情にも問題がある」とも言っております。都道府県と政令指定都市の6割以上が福岡での幼児3人死亡事故後、飲酒運転をした職員の処分の厳罰化に踏み切ったことがこのほど判明し、事故の衝撃の大きさを改めて浮き彫りにしております。民間では、キリンビールが福岡の事故前から社員が飲酒運転をした場合は解雇するという就業規則を設け、サントリーも全社員を対象に公私を問わず飲酒運転をしたら諭旨退職か解雇としております。ヤマト運輸も数年前から原則解雇を設け、車を使っている会社として、たとえプライベートでも飲酒運転は許されないとの理由だそうであります。公務員の厳罰化をめぐっては賛否もあるようですが、決して公務員だけが厳しいというわけでなく、民間企業も前述のように厳罰化が進んでいるのが現状でありましょう。  むつ市では、飲酒運転をした職員に対する懲戒処分の基準を厳罰化し、酒酔い運転は原則として免職とする方針を固め、年内にも新たな基準を適用し、新たな規程では職員が酒酔い運転をした場合、それによる事故を起こした、起こさないにかかわらず、原則として免職の懲戒処分、また酒気帯び運転は停職または免職となるとしています。杉山むつ市長は、飲酒運転に対する法律も世間の見方も一層厳しくなっているので、昨年から規程改正の検討を進めてきたとしております。以上のことなどから質問いたします。  市職員の綱紀粛正等についてでございます。①、当市職員の綱紀粛正についての考え方と取り組みは。②、当市での飲酒運転の厳罰化の考えは。③、交通事故防衛策として通学路における危険地域の確認、把握の状況及び通学路における無歩道の整備予定についてお伺いいたします。  2つ目に、福祉行政でございます。厚生労働省は、このほど2005年度の生活保護の受給対象世帯が月平均で前年比4.3%増の104万1,508世帯となり過去最高を更新したと発表いたしました。保護世帯は1993年度以降13年連続で増加しており、51年度の調査開始以来初めて100万世帯を突破いたしました。生活保護制度は、国が生活困窮者に最低限の生活を保障する制度であり、社会保障の最後の安全網、セーフティーネットと言われております。生活扶助、教育扶助など8種類あり、生活保護費は国が4分の3、地方自治体が4分の1を負担している制度であります。不況による生活困窮などを反映し年々増加していて、特に1995年以降は国内景気の低迷、雇用構造の変化、所得水準の伸び悩みなどを背景に一段と増勢を強めていて、本県の生活保護世帯数は1万6,322世帯、被保険者数は2万2,000人余りで生活保護率は全国第6位、東北では他県を大きく上回り、なおかつ年々増加傾向にあります。  本県の生活保護世帯数は、雇用情勢、所得環境の厳しさから今後も増加することが安易に予想され、さらに高齢化の影響による高齢者単身の被保護世帯増加も気がかりであり、経済格差、所得格差が拡大する方向の中で被保護世帯数がふえ、地方の保護費負担が重くなることは必至の情勢であり、景気の回復や雇用状況のプラス改善、所得水準のプラス改善などが待ち望まれますが、以上のことから質問いたします。①、当市における生活保護受給率の推移状況を5カ年分お願いいたします。②、当市における生活保護費の推移状況5カ年分。③、財政負担がふえ続ける生活保護費の対策についてお伺いいたします。  3つ目でございます。建設行政についてでございます。旧十和田市高森山総合整備促進特別委員会では、高森山総合運動公園基本計画基本設計の概要版説明を平成16年3月の委員会で受けました。その中では、運動施設の基本方針は、競技スポーツについては公式試合が可能な規模と水準を確保し、またできるだけ幅広い利用者層への対応、初心者から上級者、利用期間などが可能な内容とすることを目指すとしておりました。殊に当市においても競技人口の多さでは群を抜いているサッカー競技は、高森山総合運動公園に整備されるサッカー競技場を待ち望んでいるのではないでしょうか。現在市内においては、主に各学校グラウンドや陸上競技場内のフィールド、若葉競技場、緑地公園などを使用しているようですが、満足なスペースがとれない現状であると伺っております。市内リーグ戦が開催される若葉競技場においては、ナイター設備はあるものの駐車場問題、また住宅街にあるために土ぼこりが舞い、周辺住民からは苦情が出ている状況と伺っております。高森山総合運動公園整備事業は、平成15年度から34年度の20年、3期分割整備を予定し、第1期計画では防災調整池、サッカー場、多目的広場、またパークゴルフ場は整備が開始されております。  そこで、高森山総合運動公園についてお伺いいたします。①、今後整備予定のサッカー競技場、多目的広場整備計画は予定どおり進捗するのか。②、サッカー場整備の水準は地区大会レベルを開催目標とするとあるが、関係者とは協議がされているのでしょうか。  以上で壇上からの質問を終わります。ご答弁方よろしくお願いいたします。 ○議長(豊川泰市君) 市長       (市長 中野渡春雄君 登壇) ◎市長(中野渡春雄君) 桜田議員のご質問にお答えいたします。  私からは、市職員の綱紀粛正の考え方とその取り組みについてお答えをいたします。市職員に対しては、常日ごろから市民の公僕であるという自覚と再認識と万難を排して職務を行うという責任感を強く持つように指導しております。また、不祥事等により市民の不信の念を与えないように、さらには服務規律の確保について機会あるごとに注意を促してきているところでございます。今後とも引き続き市民の信頼を裏切ることのないように職員の指導、そして監督に細心の注意を払いながら、組織全体として、また職員一人一人の自覚を促しながら、より一層職員の綱紀粛正に努めてまいりたいと考えております。  その他の質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(豊川泰市君) 総務部長 ◎総務部長(村山誠一君) 私からは、飲酒運転の厳罰化に関するご質問にお答えいたします。  当然のことながら法令を遵守する義務を持っている公務員の飲酒運転に対する世間の目は、一層厳しいところに至っているものと認識いたします。当市におきましても機会あるごとに職員の自覚並びに飲酒運転防止の指導を強化しておりますが、さらに飲酒運転の徹底、排除の観点から、飲酒運転等をした職員に対する懲戒処分の基準を酒酔い運転の場合には原則として免職、酒気帯び運転の場合は免職も含め停職や減給とするなどのこれまでよりも重い処分基準の見直しについて、来年4月1日施行に向け、その具体的な検討に入っております。 ○議長(豊川泰市君) 教育部長 ◎教育部長(奥義男君) 通学路における危険地域の確認と把握状況についてお答えいたします。  教育委員会では、毎年4月に実施しております通学路及び通学路周辺危険箇所の調査により、市内小中学校の通学路における危険地域を把握しております。また、各学校においては危険地帯を安全マップにまとめ、児童生徒、保護者、地域住民に周知しております。なお、その調査によりますと、すべての学校において児童生徒が通学のため通常使用する通学路の無歩道地区に交通事故防止のために歩道を設置してほしいという要望がありました。各学校の要望につきましては、今後の道路整備の参考にしていただきたいということで関係課に情報を提供しております。しかしながら、歩道の設置に当たりましては、道路の幅員や通行量等の諸条件がそろわないと整備が難しいという状況にあります。  以上でございます。 ○議長(豊川泰市君) 健康福祉部長 ◎健康福祉部長(太田信仁君) 生活保護に関するご質問にお答えいたします。  初めに、当市における生活保護受給率の推移状況についてお答えいたします。当市における生活保護率、人口1,000人当たり何人保護を受けているかの率ですが、平成13年度8.46人、14年度8.64人、15年度8.88人、16年度9.17人、17年度9.24人となっており、13年度に比較しまして0.78人ということで全国及び県平均同様増加傾向にあります。  次に、生活保護費の推移状況についてでありますが、平成13年度9億8,700万円、14年度9億5,600万円、15年度9億8,400万円、16年度には10億3,500万円、17年度11億2,900万円となっております。このように生活保護世帯が増加している要因としては、ひとり暮らしの高齢者、傷病者及び障害世帯などがふえていることが原因と考えられます。その背景には、長引く地方経済の低迷による就労の機会が少ないことや非正規雇用の若年層の増加などのほか、高齢者や核家族化など社会や家庭の変貌という構造的な問題が考えられることなどから、引き続き増加していくものと懸念されているところであります。  次に、財政負担がふえ続ける生活保護費対策についてですが、適正な調査と就労が可能と判断されたものに対するハローワーク等の活用による就労指導の徹底、各種年金受給資格の有無を調査し、有資格者に対する申請手続の指導、保護費の5割以上を占める医療扶助対策として受診回数や重複受診について適切な指導を行うとともに、診療報酬明細書の点検による誤請求のチェックなどを行い、今後とも生活保護制度の適正実施に努めてまいります。  以上です。 ○議長(豊川泰市君) 建設部長 ◎建設部長(苫米地俊廣君) 高森山総合運動公園整備のサッカー競技施設等の進捗に対するご質問にお答えいたします。  サッカー競技等が開催できる芝グラウンドの多目的広場は、平成21年度の供用に向け昨年度から工事着手し、計画どおりに整備が進んでおります。また、サッカー場及び関連施設につきましては、平成19年度に工事着手の予定であり、現在実施設計の作業中であります。なお、工事は平成24年の供用に向け進めていく考えであります。  次に、サッカー競技施設の整備水準についてのご質問にお答えいたします。サッカー競技のグラウンドは規格が定められており、グラウンド面やフィールドスペースは県大会レベルの試合が可能なものであります。これに対する施設につきましては、使用頻度や経済性を考慮し、余り過度な施設にならないように考えておるところでございます。  また、サッカー競技施設の計画につきましては基本計画策定段階に関係団体と競技をいたしておりますが、今回の実施設計の育成に際しても十分協議を重ね、意見を取り入れながら整備を進めてまいります。  以上です。 ○議長(豊川泰市君) 6番 ◆6番(桜田博幸君) 市長初め担当部署の皆様のご答弁をいただきました。ありがとうございました。  再質問ということなのですけれども、今回はすべて要望にとどめておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。まず、市職員の綱紀粛正について、先ほど市長から答弁いただきました。私もそのとおりだと思っているところでありますけれども、やはり個々がしっかりと自覚と責任を持って職責を全うする以外にはないものではないのかなと、こう思っております。また、こういった時代であるからこそ公務員への風当たりも強くなっているのは当たり前のことであろうかと思います。部長の言葉をかりるわけではないですけれども、市民の役に立つところ、市役所の職員という気持ちを忘れることなく職責を全うされるということを要望いたします。  また、飲酒運転のことにつきましては、先ほど厳罰化ということで4月の要綱改正に向けてというお話でございました。やはりそういった意味で風当たりの強いことはもう全国的な流れでありますので、そういった本当に職員個々の自覚、そういったものをしっかりと持っていただくようにご指導していただきたいと思います。  また、通学路関連のことでございますけれども、先ほど部長から答弁いただきました。各所からそういった無歩道地帯の歩道化であるとか、安全面の確保ということは多分いろんなところから要望等々出ていることと思います。先ほどの答弁でもありましたけれども、大変難しい問題であろうかと思いますが、少子化、そして学区再編という大きな問題を今後抱えるというふうに思っております。  先ほど壇上からも申し上げましたけれども、歩道のない狭い道を自動車が走り回っている日本の道路事情にも問題があると、こういった意見を持っている方もあるわけです。信号もない、標識もない、農業用道路などを通学道として学校に通う児童生徒もあるわけでございます。すぐにはそういった意味では改良はできないかもしれませんけれども、そういった地域からの要望等々が出た場合には説明責任というものを果たしていただいて、しっかりと考え方の説明をしていただけるようにこの場より要望しておきたいなと思います。  生活保護関連でございますが、生活保護率、そして生活保護費の推移状況も年々微増であるけれども、上がっているということでございました。その中で、先ほど原因の一つとして挙げられておりましたひとり暮らしの高齢者の増加ということでございます。これは、やはり今後ますます増加するのではないかなということが予測されます。それは、何といいましても雇用の状況、現状というのが非常に厳しさを増しているということでございまして、就職、職を求めて市外、県外という形で人が流れていくという結果、ひとり暮らしがふえていくのではないのかなというこういった図式ができ上がってきそうな、そういった状況であると思っております。  先ごろは十鉄の駅ビルの撤退、三沢店の閉店、閉鎖、ヤマヨさんの三沢店の閉鎖というような情報も駆けめぐりました。流れゆく地方経済の衰退、こういったものを立て直さなければこの生活保護に関しては年々財政負担が多くなっていくのかなと、こういった構図が繰り返されていくのかなと思っております。この問題に関しましては、やはり健康福祉部だけの問題ではなく、全庁的にそういった経済の回復とか、そういった問題もかかわってくる問題と思います。全庁的に全庁を挙げて取り組むべき問題の一つかなと思っておりますので、その辺も要望しておきたいなと思います。  また、高森山総合運動公園整備事業についてでございます。きのうも私通りましたら、陸上競技場のフィールド内でサッカー大会が開かれていたようです。遠目でしたので、小学生か一般の人かちょっとわからなかったのですが、あそこもフィールド内はピッチの規格をとればぎりぎりな状態で、コーナーキックもままならないというようなことも聞いております。当市において、ちびっ子から社会人、熟年層までという幅広い競技人口がサッカーにおいてはあると認識しております。そういう環境にありながら、他市町村に比べ、その競技施設というのはともにレベルの低い現状であると関係者からも伺っております。  先ほどの答弁では、高森山の公園内に芝グラウンド、多目的広場は21年度の供用に向けて計画どおりに整備が進んでいるということであります。19年度からは実施設計をするという、実施設計の作業中ということでございました。しっかりとこのサッカー場また多目的広場におきましては、関係者また実際その施設を使用されるプレーヤーといいますか、使用者からしっかり話を伺って、そういった綿密な打ち合わせのもとに皆さんから喜ばれる競技場というものの整備、これを要望して終えたいと思います。  また、在任特例期間の定例会の一般質問も私も最後となります。議員各位、市長そして理事者の皆様には大変お世話になりました。また、この議場でお会いできるように一生懸命頑張ってまいる所存でございますので、どうかよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(豊川泰市君) 以上で桜田博幸君の質問を終わります。  昼食のため暫時休憩します。                  午前11時49分 休憩                                                  午後1時31分 開議 ○副議長(赤石継美君) 休憩を解いて会議を開きます。 △工藤正廣君質問 ○副議長(赤石継美君) 午前中に引き続き、7番 工藤正廣君       (7番 工藤正廣君 登壇) ◆7番(工藤正廣君) 7番、明政会、工藤正廣です。午後1番手短に終わりたいと思います。実は今回の一般質問で、たまたま我が明政会の桜田博幸議員と全く同じ質問内容がありまして、通告するときに削除いたしました。ですから、きょうは短く手短にまとめて質問申し上げていきたいと思います。  それでは、早速質問いたします。前総理の号令により平成の大合併が実施され、全国3,200余の市町村が1,820市町村に統合されました。それぞれ新しいまちづくりに前進したのであります。これにより我が青森県も67市町村が40市町村となったのは、皆様周知のとおりであります。それぞれに思惑があり、合併するに当たっては紆余曲折がありました。ただ、今現在でも尾を引いている市町村もあります。当然のことでしょう。長い間の習慣が変わるわけですから、市民は戸惑いを感じるのは無理もありません。今回の合併法は、何回も申してきました、あめとむちの手法に乗せられた合併ということになるでしょう。期限づきで合併しないと交付金を減らすとか、合併したら交付金は市町村に従来どおり減額しないで配分するなどと、そんな言葉に乗せられて、我が十和田市は平成17年1月1日に新十和田市として誕生したのであります。このとき十和田市か十和田湖市かの激論を交わしたのもつい先日のことのような気がいたします。あっという間に2年が経過しようとしております。そして、今一番の試練は我が同僚議員37名が26名と定数が削減されることであります。残念なことには、赤石花男議員がご存命なら当然立候補して当選の栄誉をかち取ったことでしょう、残念でなりません。来る12月17日ですべてが決定いたします。今回の合併は、単なる議員、首長、職員の削減、つまりリストラの合併と言っても過言ではないでしょう。しかしながら、私も最善の努力をし、3期に挑戦して市民のために尽力したいと思っている一人であります。よろしくお願いいたします。  さて、前段はこれぐらいにして本題に入りたいと思います。バブル崩壊後、平成のデフレに突入いたしました。この不景気を打破しようと前小泉総理は地方分権、三位一体改革を導入いたしました。しかし、その結果、格差社会が生じたのであります。大都市圏だけが豊かになり、地方はさらに窮地の思いをしているのが実態であります。現在の十和田市は、農業を基盤とする1次産業と建設業の低迷が市民を暗くしており、夜の繁華街も閑古鳥が鳴いている状態であります。また、求人倍率も伸びるどころか、失業者の増加、そしてフリーターに転じてしまっているようであります。これは、市だけの問題ではありません。地方自治体も同じ環境に置かれていることでしょう。今後この格差は、一層地方は増すのではないでしょうか。ある意味においては、その結果、犯罪、自殺、そして企業の倒産など多数引き起こしてしまうのです。  今、日本社会は大変革をしています。社会のシステムが大変変わってまいりました。特に今回の通告にあります本題であります生活保護世帯が増大しているのも事実であります。日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とすると定めております。しかし、三位一体改革により保護費の国庫負担率を引き下げ、そのことにより保護費受給者はつらい思いをしているのも事実であります。今生活保護世帯は、全国で100万世帯を超えると言われております。そして、聞きなれない言葉でありますが、ワーキングプア、この人口は1,000万をはるかに超えているようであります。これも構造改革による弊害、つまり市場原理の副産物かもしれません。失礼な言い方だと思いますが、お許しをいただきたいと思います。  さて、我が十和田市はどうでしょう。生活保護者は、平均8万円程度の金額が保障されますが、生活保護を受けない国民年金で暮らしている受給者は月6万6,000円ぐらいでやりくりをしなければなりません。その中で年金を支払う矛盾のところをどうとらえるべきでしょうか。また、パートで働いても10万円のお金を得るのに必死であります。その中から税金、国保税を支払うと8万円残りません。それでも頑張って働いている市民もかなりあります。それであれば働かないで生活保護を受給した方がよいなど、そんな市民の声も聞かれます。また、生活保護を受けている者がパチンコをやっているというふうな、そんな声も何度か聞いたことがあります。本当かどうか私は確かめたわけではありませんが、何か一生懸命働く者にとっては不満が残ります。  ここで改めて生活保護基準を確かめてみるべきではないでしょうか。本当に働く意志があるのかどうか。働こうとしても心身に異常があって働けない人や、身寄りのない人であれば救済しなければなりません。しかし、生活保護を受けずに働いても生活水準まで達しないワーキングプアの増加も指摘されているのも事実で、最近のNHKでも報道されたところであります。日本の国は、この10年で大変変わりましたが、負の遺産をたくさんつくってしまいました。構造的に、抜本的に社会システムを変えていかなければならないと、こう思います。今後、新安倍総理に期待したいところであります。  そこで、質問に入りたいと思います。1つ、生活保護受給資格の基準についてお知らせください。1つ、生活保護を受けている人の管理、監査についてお知らせください。  それでは次に、一般行政について質問いたします。一般廃棄物については、この壇上より何度か質問してまいりましたが、生活レベルの向上によってごみの排出量が増加の一途をたどっており、その処分に莫大な税金が投入されているのは周知のとおりであります。ご存じのとおり、二戸、田子県境の不法投棄のごみ処理には430億円もかかると言われております。これもすべて県民の税金なのであります。最近全国の自治体は、この一般ごみの減量に取り組んでおります。特に最終処分場の能力は、年々追いつかない状況であります。先般民生福祉常任委員会で北海道留萌市を訪問いたしました。市と民間企業が契約を結び、バイオマスによる肥料化を促進させるようにして、できるだけ最終処分場には持っていかないように延命化を図る努力をしておりました。我が十和田市は、広域事業として焼却に依存しておりますが、その焼却灰は最終処分場に投棄されております。やがて満杯となる時期が来ることは、だれしもわかり得ることであります。そのために、早く次のステップの準備段階に入らなければなりません。この事業は環境アセス問題、特に地域住民の感情が第一であり、そのエリアにならない場所に設置するのが肝要かと思います。人間が存在する間は、このごみとの問題は永遠の課題といえましょう。動物の世界は、排せつ物、死骸などは自然界に還元され、そのエネルギーで自然がまた復活するというサイクルを繰り返しておりますが、人間社会においては進歩によって処理が難しい物質が多く生み出され、続けられております。それを捨てるのではなく使い切るという資源活用は、我々人間の義務といえましょう。最終処分場設置認可を得るまでは、5年から8年の期間がかかると言われております。その意味からも、早急にゴーサインを出さなければならないでしょう。我が十和田市ももう遅いくらいと感じるところであります。そして、市民にはごみを買わない、出さない、こういう運動でも起こすべきではないでしょうか。私は、ごみの有料化を実施すべきと考える一人であります。  そこで、質問いたします。1つ、最終処分場の残存能力はどの程度かお知らせください。1つ、最終処分場の新設を実施する考えはないかお知らせください。1つ、資源として活用する事業を起こす考えはないかお知らせください。  以上、壇上からの質問を終わります。 ○副議長(赤石継美君) 市長       (市長 中野渡春雄君 登壇) ◎市長(中野渡春雄君) 工藤議員のご質問にお答えいたします。  私からは、最終処分場の新設に関してお答えをいたします。十和田地域広域事務組合では、今年度中に一般廃棄物の処理に関する基本的な事項を定めるごみ処理基本計画を策定する予定でおり、この中には最終処分場の新設などの処理施設の整備に関する事項についても検討することになっております。また、市といたしましても廃棄物の処理及び清掃に関する法律や、それから循環型社会形成推進基本法などによる循環型社会の構築のために、市町村の責務としてごみの減量化と、それから資源化を推進してまいりたいと考えております。  その他の質問につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○副議長(赤石継美君) 健康福祉部長 ◎健康福祉部長(太田信仁君) 生活保護についてのご質問についてお答えいたします。  初めに、生活保護受給資格基準についてのご質問についてお答えいたします。生活保護は、生活に困窮する世帯の収入と国で定める最低生活費の額を比較し、国の基準を下回る場合に初めて生活保護が行われます。そのために生活保護の申請があった場合は、不動産、預貯金の所有の実態、年金などの収入状況及び扶養関係などについて十分な調査を行い、生活保護を開始することが適正であるかどうか慎重に審査することになります。土地、家などの資産の保有については、その保有が現に最低限度の生活維持のためにというふうな聞き取りがありましたが、ここの部分は質問になかったので……。  次に、生活保護を受けている人の管理、監査についてのご質問にお答えいたします。生活保護を受けている方は、生活保護法の規定により常に能力に応じて勤労に励み、支出の節約を図り、その他生活の維持、向上に努めなければならない義務が課せられており、また収入、支出その他生計の状況に変動があったときは速やかに福祉事務所に届け出ることとされております。そこで、仮に生活保護受給者が日中の生活について苦言を受けるような情報を寄せられた場合は、直ちに本人に市役所に来てもらうか、または本人宅を訪問し事実確認の上、指導またはそうでなかった場合は誤解を招く行動をとらないよう指導しております。  以上です。 ○副議長(赤石継美君) 民生部長 ◎民生部長(藤島一榮君) 十和田地域広域事務組合の最終処分場の残存能力はどの程度かということでございますが、十和田地域広域事務組合から確認したところによりますと、現在使用している十和田最終処分場と、それから五戸第2最終処分場、この2つを合わせた場合、平成18年3月末現在で残余年数、残余能力があと数十年可能だということを伺っております。       (「市長の話と合わない」と呼ぶ者あり)  この前聞いたところ13年という数字を確認しました。残り13年という事務組合の方からの確認……       (「十数年の話でしょう」と呼ぶ者あり)  十数年ということです。10年ちょっとということです。訂正いたします。表現をちょっと間違えて、10年とちょっとという形でございます。  それから、次の資源として活用する事業を起こす考えはないかということでございますが、ごみを焼却した後に出る残渣である焼却灰、これは先ほど言いましたように最終処分場に埋め立てしておりますが、焼却灰をリサイクルすることは資源の有効活用並びに最終処分場の延命策の一つであると認識しております。したがって、焼却灰の処理方法について他市の状況等を調査しながら、最終処分量を減らすための取り組みなどについても十和田地域広域事務組合に提案してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(赤石継美君) 7番 ◆7番(工藤正廣君) 何か部長の答弁と市長の答弁と、ちょっとニュアンスが違う。私は、市長の答弁で大体いいなと思って聞いていましたけれども、ほとんど私の今回の質問は市長の答弁で大体もう質問しないと、こういうような気分になっておったけれども、ちょっと今部長の説明で。  まず1つは、この件については私広域事務組合の議員の時代から、向こうでも質問してまいりました。そして、どの程度の能力があるのか実際に調査費をつけて、そのときの答弁は10年ないということだったのです。今部長から十数年、数年、これが問題だ、19年なのか11年なのか。ただ、いずれにしても私も行って、話を確認した中では、もうほとんど10年は難しいだろうと、こういう感じの思いで聞いてきたのですけれども、だから10年でもいいのです。ただ、いずれにしてもこのことについてはもういずれか、8年か、10年か、十数年でなくなるわけです。これは、やっぱり今やるべきことは最終処分場をもう既にスタートさせなければいけないと。これは市長の答弁で、これからそれに向かってやっていくということですからいいのですけれども、これは今他の地区に依存しているものが、もうお金を払えば処理して受けてくれるという時代ではないのです。みんな各地区の地域事情、行政の事情がありまして、もう外のごみは受けたくないと、これが各地域住民の本心だろうと、こう思うのです。  ここでやっとせっかく今我が市の最終処分場がありますけれども、まずこの延命化を図る、こういうことも必要なのですけれども、いずれにしてももう恐らく、ここはどうかわからないけれども、皆さんがほとんどいない時代までかかって次の世代の者がこの事業を継続してやっぱり進めていかなければ最終処分場の設置は不可能だろうと。そのためには、今改めてこのことをスタートさせなければならないと、こういうことでして、これはもうはっきり言って何回も言いません。これやってください、絶対必要です、これは。やってください、このことは。だから、もう何年とかとは今問いません、いずれにしても必要なことですから。そして、最大限今あるものの延命措置を図るために、先ほど留萌市の話、バイオマスによる肥料化、それから燃料化、これをやってる。ここはこういう仕組みなのです。やっぱり行政の手法ではなかなか難しいと、予算のこともある。これを民間と契約をして、そして民間にやらせて国のいろんな補助の制度があります。こういったことをもっと研究して活用するべきだろうと、こう思います。この点については、私はここでもごみの議員と言われるぐらい言ってきました。でも、はっきり言って少し遅いような感じがする。やっぱりいろんな制度資金がありますから、できるだけ十和田市にとって財政の負担にならないような、そういう制度資金をやっぱり見つけてきてやるべきだろうと。ただし、決定権はこれは広域事務組合の議会で決定することだろうと思います。ここに事務組合の石橋議長がおりますから、十分聞いていると思いますけれども、管理者もおりますけれども、これはやるべきだろうと。そして、十和田市がやっぱりリーダーシップをとってこれを進めていくべきだろうと、こう思います。この辺についてもあれこれ申しません。答弁よろしいです、内容はわかっていると思いますから。  それから、1つ、壇上で話しした中にごみを買わないようにと、何か市民にやる運動を展開すべきだろうと。聞き取りのときもちょっと言いましたけれども、焼却であってもこれはすべて市民の税金なのです。それがたまたま税金に取られてそっちから使うのですけれども、私はある意味では直接金を払うという、同じ税なのです。市民の感情とすれば、やっぱりそういうことによって何とか努力しようと。これは、行政の力でただ燃やせばいいということではないわけです。市民が一丸となってごみを出さない、そういうような啓蒙をしていかなければならない、こう思うのです。ですから、私はごみの有料化、直接もうよそでもやっています。三沢でも一部開始しました。チケットを買って、前もちょっと言ったことがあるけれども、外国の話なのです。今ごみを収集するに、町内会単位でごみを収集していますよね。ところが、勝手によその町内会へごみを持っていって入れたりするのです、名前も書かないで。その処理で非常に苦慮していると。今外国の方では、やっぱりごみは個人の責任でもって処理をすると、直接ですね。こういう例があったのです。これたしかカナダのちょっとテレビを見たことがあったのだけれども、各個人にいわゆる分別のポリバケツの色分けがあるのです。そのポリバケツの色分けに分別する絵がかいてある。それを置いて実際に子供たちにもわかる、そういうような状況の中で、そのポリバケツがいっぱいになると、その地域のエリアで区分して配達業者がおりまして、そこで自然に市民からチケットを買ってもらって満杯になったら、いっぱいで例えば処理料が500円なら500円のチケットを払うと。そうしたら、この制度を入れたら、一気に3割から4割、5割ごみが減ったのです。だから、やっぱりいろいろ考えればやれる方法はあると思うのです。ですから、これは一例です。ただ、個人でアパートに入っているとか、いろんな問題が出てくる、これは。ただ、こういうアイデアを持って何とか市民に訴えて、それに金かけない努力をしてほしいと。部長、よろしく頼みます。答弁は要りません。ごみのことでは冒頭に市長からも本当にいい答弁をいただきました。最終処分場もこのことを含めて前向きに検討していただきたいということで、最終処分場のことについては関連ありますから、そういうことで理解してほしいと思います。  次に、生活保護者のところで前段に桜田議員から5カ年の金額の推移を聞きました。13年に比べてもう今現在で1億五、六千万ふえていると。ただ、その実態がやっぱり社会のいろんなそういうような格差の状況がこういう生活保護者が大分ふえてきたと、なるほどそうでしょう。このことはいいのです。実際にまず生活保護者になるために、いろいろ資料をとって見てみました、法律も見てみました。そうすると、一般的に我々の感覚はもう何もないと、すべて、収入がゼロと。そうすると、申請すれば生活保護を受けられるよということなのですけれども、ただこの状況を見ていると例えば生活扶助だとか医療扶助だとか、いろんな扶助基準があるみたいですね。ただ、それが本当に正しいのかどうか。  ここで1つ私お尋ねしたいのは、禁治産者、例えば破産宣告したそういう方、通常これは健康体です。そういった方が申し入れした場合はどうなるか。普通からいけばこれは働けるのではないのかなと、こう思う方、そういう場合はどうなのか、ちょっとこれひとつお知らせください。  それから、例えば収入がない、不自由だ、たまたまうちはあるのです。この2点だけにしますけれども、昔からいたうちにいて例えば家族がいないと。ひとり暮らしの状況、でもうちとかはあるのですけれども、こういった場合についてはこれはもう一度聞きますけれども、可能かどうか。生活保護を受けるためのいろんな分類があるようですけれども、この辺についてこれ2点ほどお聞きしたいと思います。  次に、受給されている方が壇上で、ほんの冗談かもわからないけれども、いい車に乗ってパチンコを打っている、あれ本当に生活保護者かという、何度も聞きました。ただ、この方についての管理、追及、それは申し入れがあったり、例えば市の方に行政に通報があれば、それは行政の方で行って調べて、その基準に合うかどうか調査をするという答弁だったのだけれども、やっぱり通常において一定のそういった何か管理監督指導的な要素というか、そういうことをやられているかどうか、この辺のところはどうなのか、ここをお尋ねします。 ○副議長(赤石継美君) 健康福祉部長 ◎健康福祉部長(太田信仁君) 1点目、禁治産者につきましても最低生活が維持できないということになれば、生活保護の適用ということになります。  次、2点目ですけれども、土地、家などの資産の保有は、その保有が現に最低限度の生活維持のために活用しているなど、一定の条件を満たしている場合に限り認められております。それで、先般国では来年、平成19年4月1日から一定の資産価値以上の居住用不動産を所有する高齢者世帯については、生活保護を適用する前に当該不動産を担保として生活資金を貸し出しし、死亡時に清算する長期生活支援資金制度を創設することとしております。  先ほど高級車に乗って云々というふうなことでございますけれども、生活保護を受けている方々には必要最小限の生活をしていただくためにというふうなことも含めまして、実際の申請に当たっての状況とその後の生活態度等について一般的には3カ月に1回、特に就労指導とか、あるいはアルコール依存症の方に対する禁酒指導など具体的な指導を要するケースの場合には毎月訪問しております。また、先ほどそのような身分にふさわしくないというのか、あるいはそういうふうな高級車に乗っているような苦言をいただいた場合には、やはり調査して実態がそうなのか、あるいは誤解を招くような行動がないように指導しているということであります。 ○副議長(赤石継美君) 7番 ◆7番(工藤正廣君) 大体わかりました。それで、別に私は生活保護者の金額減らせとかそういうことではなく、やっぱり正しい、本当に生活保護を受けなければだめなようで、ちょっとさっきも触れたけれども、例えばまずうちがあって実際に身障者だ、働こうとしても働ける状態でないと。しかし、その資産そのものについては今現在は生産性がないわけです。そうすると、それを売却して、年金がゼロになって、そして初めて受けれると言うけれども、現実には毎日生活があるわけです。実はこれ私言われたのです。うちはあるのだけれども、働けないと、だれもいないよと。こういうことで、その辺のところの対応が何となく今の話だとはっきり言ってそれがなくならないとだめだということなのだけれども、逆を言うとあるうちは受けられないのかなと、こういうような感じで思ったわけですけれども、それはやっぱり本人とすれば働きたいけれども、できないと、ここのところをもう1回。  あと、私思うに不正に受給していると言えばこれは言い方が悪いけれども、やっぱり何となく今こういう社会が非常に格差があって、何か見ているとよく不満言うわけです。10万円働いても全部年金払って、税金払ってやれば生活保護より低くなると。我々はそれで頑張っているのだけれども、生活保護受けた方が大したいいものだと、やっぱりそういうような流れ、感覚に市民がなったら、これは大変なことだなと、こう思うからあえて言っているのですけれども。  いずれにしてもこれはいっぱいある、これはまた後で部長の方へ聞きに行きますから、そういうところを特に働ける人がやるのであれば徹底して働いてもらう。さっきワーキングプアの話をしました。絶対生活保護を受けたくないと、頑張って働くと、それが8万円にならない。夜働いて、また泊まって、また別のところにバイトに行って、特に今社会構造はやっぱりそういうような簡単な時間給において使い切って、そのときだけ要らなければ休ませると、こういうようなのを結構企業とすれば今やっているのです、現実に。企業のコストを下げるために、経費を下げるために。そういったことは、非常にワーキングプアもふえていますので、このことについては十分部長、ちゃんと見て指導なりその対応、管理監督をしていただきたいと。  あと詳しいことにつきましては、後で改めて勉強に参りますから、そういうことで工藤正廣君の質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(赤石継美君) 以上で工藤正廣君の質問を終わります。 △杉山道夫君質問 ○副議長(赤石継美君) 次に、31番 杉山道夫君       (31番 杉山道夫君 登壇) ◆31番(杉山道夫君) 若干質問の順序が変わるやもしれません、原稿の順序でいきますので、お許しください。  最初に、商店街活性化策について、前にもしゃべったことがあるのですが、店屋の横に穴あけろという、正式にそれを壇上から質問いたしたいと思います。当市の商店街を見ると久しくシャッターがおりたままの商店が多く、開店の動きは見えません。また、郊外には大型店があちこちに開店し、客の多くはこちらに流れているようであります。売り上げが伸びなければ、店の改修や近代化に回す資金も容易には準備できず、そのことがさらに客足を遠のかせ、経営は悪循環に陥っているように見えます。こうなれば、後を継ぐ後継者も将来に展望が開けず、親もまた積極的に継承を働きかけられず、結果的に経営意欲を喪失し、商店街は衰退の一途をたどっているように見えてなりません。  今の消費者は商店街に何を求めているのでしょうか。遠くても郊外の大型店に出かけるのはなぜでしょうか。こういう根本的な原因については、関係者間ではこれまで多くの議論が当然あっただろうと思います。大型店ゆえの豊富な品ぞろえ、郊外店だからできる大型駐車場、全国的チェーン店だからできる専門教育や商売のノウハウ、大量仕入れによる価格の低廉化、大資本ゆえの大胆なテナント募集などが魅力を与えているのでありましょうか。広い店舗だから、消費者であるお客は買う前に店内で遊び気分で見て回れるなど、顧客の求める現代感覚に訴える対策がきめ細かく施されているように思われるのです。  さて、このような条件がそろっているから郊外店に出向くのであれば、そのうちの一つでも中心商店街で取り入れることができれば、今よりはもっとお客が集まるのではないでしょうか。一店舗での豊富な品揃えは当然無理ですが、商店街の各店舗が専門店化し、その各店が商品数を充実できれば、結構大型店と肩を並べることができるのではないでしょうか。また、駐車場については商店継続を断念した方の土地を借り上げるなど、あるいはまた公設の中規模程度の駐車場を数カ所確保すること、当然トイレとか休憩場所なども大事になってくると思います。経営者教育や店員教育は、商店街連合会や商工会議所が進める計画に基づいて具体化していくことがいいでしょう。大量仕入れによる低廉化には、仕入れの共同化などで対抗しなければかなわないだろうと思います。  最大の問題は、消費者やお客がゆったりした気分で店内を見て回るような感覚にさせられるかどうかだと思います。旧来の店舗のままでは、この点は解決できないでしょう。広さや長さがどうしても郊外の大型店にはかなわないからです。これを解決できる方法はただ一つ、商店街を連結することだと思います。各店舗の、乱暴な言い方ですが、横壁に穴をあけて各店舗はその横穴を必要なときにシャッターで仕切ることもできる方式にすればどうでしょうか。そうすると、店の独立性も保てますし、共同化するけれども、各店の経営はそれぞれが責任を持つことになります。店舗と店舗の間は、雨よけ程度の屋根と雪や風を避ける簡単な壁面も必要になるでしょう。しかし、これだと難しい不動産問題も起こらないし、店舗や土地の所有権は現状のままで何ら変更する必要がありません。そうなれば、長い通路で続く各店舗を楽しく見て歩き、ゆったりと品定めをしながらショッピングを楽しめるのではないでしょうか。  そして、これが私は一番のポイントだと思うのです。もちろんそうなれば、各店舗も売り場の配置とか店内の照明、装飾は必然的に変えなければならなくなると思います。そういう状況に追い込むことが結果的に各経営者の商売に欠けるやる気を呼び起こすことにつながると思うからです。商店街が今のまま変わらないのであれば、市長が幾ら野外芸術文化ゾーン計画を実現しても商店街は活性化しないと私には思えてならないのです。この発想を実現するためには、第1に商店街を形成している各店の同意と協力が絶対に必要であります。成功のためには、財源保障が大きいでしょう。私はその財源を、きょうも出てきましたが、次の電源三法交付金、できれば野外芸術文化ゾーン後期を回してもいいと思っているのですが、なかなか変えたくないようですから、時間的に見ても次の電源三法交付金を充てることもできると思います。市長が政治力を発揮すれば、国のモデル事業も夢ではないでしょう。あるいはやり方次第では、先日の全協でも説明がありました地域再生計画にのせることも可能ではないでしょうか。  今、日本国じゅうで同じような商店街の悩みが現出しています。その解決策として十和田市で試験的に実施してみたい、国よ県よ支援してくれということが実現できれば、市の持ち出しはゼロであります。市長、やってみる気はありませんか。やってみようとなっても現実としては消防法の適用問題だとか、個人資産に対する補助のあり方、市の直営とするか補助方式とするか、難問もいろいろあるだろうと思います。しかし、やる気があれば解決できない問題ではないと思います。  そこで、1つお聞きします。市長は、このような各店舗を連結する方法でこれまでと違う商店街を形成し、まちの活性化を図る考えはないでしょうか。杉山の提言を受ける心の広さはあるでしょうか。そのお答えをお聞きしたいと思います。  2番目は、活性化に関連する地域通貨、商店スタンプなどによる納税公共料金支払い代替制度について伺います。当市の商店街でも加盟店から商品を購入した場合、一定の割合でスタンプを発行しております。このことで商品の利益の一部を消費者に還元するという実質的値引きを行うとともに、一定数のスタンプをそろえると商品と交換ができるということから、購買意欲を喚起し、また地域での継続購買を進め、結果的に商店街の活性化を願っております。今このような地域通貨は、それぞれの地域の活性化を願って、日本国じゅうで手をかえ品をかえ、いろいろと取り組まれております。  その中で、合併しない町宣言で全国に名をはせた福島県矢祭町で、異色の地域通貨取り組み、すなわちスタンプの活用に取り組んでおります。それは、通常スタンプをそろえて商品を交換するというオーソドックスな取り組みにとどまらず、何と公共料金や税金の納入にも利用できるというものであります。ここのスタンプも他の地域で行っているスタンプ制度と余り変わりがないのですが、現金交換ができるというところがみそであり、特色となっております。現金に交換して公共料金や税金の納入にも利用できるということでありますが、その交換の業務も行政が行うというサービスが、先ほど言ったようにスタンプで公共料金や納税もできると宣伝され、町民に何か得になるような気分を与えて、より活用を促そうとしているようであります。この方法は、行政というよりスタンプを発行、商品交換をするスタンプ会が中心になることでありますが、現金化は全国的にも珍しい方法だと思います。矢祭町の場合は、町スタンプ会が商店街活性化策として行政側に要請して、行政側がいろいろ検討した結果実現の運びに至ったようであります。  そこで、お聞きします。当市においても商工会議所や商店街連合会、スタンプ会などと協議をして、公共料金や納税にも活用できるような制度にする、そういう地域通貨制度を確立する、あるいは行政においては交換のサービスもするというような事業に持っていく考えはないでしょうか。  2つ目、現在当市で行われているスタンプ、地域通貨の現状はどのようなものでしょうか。  3番目は、小坂町との境界問題についてであります。先般11月議会の議案説明を受けたとき、市長応接室の市内全域を示した航空写真が目に入りました。一目見て十和田湖の形が何か変わったなと感じ、もう一度よく注意して見ましたら、問題になっている境界と思われるところで切ってあることに気づきました。ああ、これは市長の腹で何かを決めたのかと思いつつ、そのことをちょっと市長に話しましたら、いろいろ動いているということがありました。そういうこともありましたので、今回ぜひ聞いてみようと思って、あえて取り上げた次第です。  旧十和田湖町と小坂町との間で何とか合併前に解決したいとの思いがあって、両議会とも特別委員会を設置して協議を重ねた結果、議会としての妥協案決定までこぎつけましたが、これをもとにした両町長同士の話し合いでは、残念ながら合意に至らず今日に至っております。この種の問題は、それぞれ歴史があり、時間的経過が長く、町民感情も大事ですし、真実を知る者はだれもおりません。なかなか難しいことはそのとおりであります。したがって、安易に答えを出してはならないですが、だからといっていつまでもそのままでよいというものでもありません。明治の廃藩置県から130年来の課題であることを考えれば、そろそろ現在の責任者が勇気と決断を持って解決すべきときではないかと思うのです。両町の主張は、歴史的経過を持った主張であり、この解決策は譲り合いと納得、同意が基本でなければなりません。しかし、その解決案が一方だけの主張を受けた案では、相手が受け入れないでしょう。ここにこそ譲り合いの精神を生かすべきだと思うのです。  さて、中野渡市長が就任以来、はや2年が経過しようとしております。この境界問題について、表面上は現地の視察調査を行ったとの報道を聞きましたが、その後の動きは私には見えません。解決のために何か考えがあってじっとしているのか、解決しようとの意欲がないのか、きょうはその辺をお聞きしたいと思います。  1つ、市長就任以来この2年間、境界問題解決のためにどのような動きをしてきたのでしょうか。  2点目、境界については、旧十和田湖町主張のA点、小坂町主張のB点、両議会が合意したA、Bの中間のC点、そのほかの何かあればD案と考えてもいいでしょうが、十和田市あるいは市長は交渉の場合どの点、どの案を主張する考えでしょうか。  3つ目、さてこれから解決のためにどのような動きが必要なのか、どう動こうとしているのか、その辺の方針をお聞きしたいと思います。  4番目は、グラウンドゴルフ場の設置またはプレー場所の確保についてお伺いいたします。グラウンドゴルフは、高齢者のスポーツとして今や大変な人気であります。どちらかというと軽スポーツに分類されるでしょうか。運動量も手ごろで、遊ぶだけなら最初からだれでも参加できるということで、市内でも各町内会や職場関係者、友達同士など、退職者を中心にいろいろなグループがあり、これらが統合して十和田市グラウンドゴルフ協会を結成し、その登録会員数は約200名ほどと聞いております。会員に登録していないが、時々楽しんでいるプレーヤーも含めると優に五、六百名に上るのではないかということであります。この方々が定期的に週2回のペースで練習試合を行っており、夏と秋には協会長杯の大会、このほかにも市長杯や他市へ出かけての対外試合など、多い人は年に25回前後の試合があるということであります。退職者は時間に余裕があるのか、健康維持に力を入れているのか、大変まじめに参加している様子があります。この方々が他の市町村の試合会場を見たときに、十和田市にもこのようなグラウンドゴルフ専用の会場ができないものかと思うということです。  グラウンドゴルフとパークゴルフはもちろん違うスポーツですが、プレーは大変似ていると思います。最後のホールが違うだけで、共通点も大変多いのです。しかし、技量が向上すると実は大変違うということであります。私のような素人には、プレーする場所と最後のゴールが穴か囲いかの違いだけで、とても共通して見えるのですが、多くやっている皆さんはそうでないと主張しております。グラウンドゴルフ場がなくともこのように活発に行われているわけですから、要らないのではないかという意見もありそうです。でも、プレーをしている皆さんは、実はかなり我慢をして使える場所を探してプレーをしているということであります。その辺のことを十分ご理解し、介護の世話にならないためにも、病院の世話にならないためにも、またさらに健康維持向上のためにもグラウンドゴルフ場を建設してはどうでしょうか。パークゴルフ場は、これからのプレー人口がふえるだろうということで、焼山に立派な施設があるのに、さらに高森山総合運動公園にも今建設中であります。両競技を比べると、両方楽しむ高齢者も多いようですが、パークゴルフ場だけというのは片手落ちのような気がしてなりません。  そこで、今述べたような実情から、グラウンドゴルフ場を建設する考えはないか、あるいはまた現実にプレーしている高齢者のために遊ぶ場所やプレー場所の確保はどのようにしているでしょうか。その点についてお聞かせください。  以上です。 ○副議長(赤石継美君) 市長       (市長 中野渡春雄君 登壇) ◎市長(中野渡春雄君) 杉山議員のご質問にお答えいたします。  私からは、小坂町との境界問題についてお答えいたします。小坂町長とは、これまで数回にわたり本市との境界につきまして交渉してまいりました。交渉に当たっての基本的なスタンスとしては、合併前に十和田湖町と小坂町の両町議会の十和田湖境界に関する特別委員会合同会議において協議、合意された内容を尊重し、これらに沿った形で交渉を進めております。今後とも今までのスタンスを変えることなく、早期解決に向け慎重に交渉してまいる所存であります。  その他の質問等につきましては、担当部長から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○副議長(赤石継美君) 経済部長経済部長(斗沢清君) 最初に、地域通貨に関するご質問にお答えいたします。  全国でもユニークな取り組み事例といたしまして、福島県矢祭町で商業スタンプ等による納税が行われていると聞いており、ことし8月から3カ月間で25件、約25万が収納されたと伺っております。矢祭町では、商工会が商業スタンプを即時に現金化する体制をとっていること、また現金化の際には役場職員が商工会に出向いて1件ずつ処理しているわけですが、役場と商工会が非常に近い場所にあることから可能となっているとの状況があると伺っております。十和田市においても同様の取り組みを行うには、幾つかの問題点がございますが、納税等に限らず地域通貨や商業スタンプを利用した地域の商業者の活性化策については、ご質問のアイデアを商工会議所や商工会、それから十和田スタンプ会等に情報提供し、その意向を聞いてまいりたいと考えております。  次に、現在の地域通貨の取り組み状況ということでございますが、それぞれの小売店でスタンプ等の取り組みを行っているわけですが、ことしの春から十和田市中央商店街振興組合でもダズということで、1ダズ100円相当で6ダズを500円で販売し、それをストリートフェスタ等で買い物ができる仕組みを行っていると伺っております。  次に、商店の横壁貫通に関するご質問についてお答えいたします。商店街の活性化のためには、いろいろなアイデアが試され、いろいろな取り組みが行われなければならないと考えております。その基本は、商業者の意欲に基づく自主性と創造性にあるものと考えております。今回のご提案の商店相互の横壁貫通による通路も、活性化の一つの取り組みとして商工会議所や商店街振興組合等に伝え、事業者のニーズを把握してまいりたいと、このように考えております。また、中心市街地活性化の中でも検討事項としてみたいというふうに考えてございます。  以上です。 ○副議長(赤石継美君) 教育部長 ◎教育部長(奥義男君) グラウンドゴルフ場についてのご質問についてお答えいたします。  まず、グラウンドゴルフの特徴といたしましては、場所等の状況に応じて距離やゴールポストの数やコースを自由に設定することができると、どこでもプレーできる、つまり場所を選ばないということから、規格されたコースは必要としておりません。このことから、グラウンドゴルフをできる場所は市内小中学校グラウンドを初め、陸上競技場、中央公園緑地、それから奥入瀬ロマンパーク広場、東公民館広場等あります。また、雨天時や冬期間においては市民屋内グラウンド、それから南屋内グラウンド、おらんドームの屋内施設においても利用ができます。このように、市内にはグラウンドゴルフができるところがたくさんあります。そして、現在グラウンドゴルフもできる高森山総合運動公園多目的広場も工事中でありますので、新たにグラウンドゴルフ専用の施設をつくるという考えは持っておりません。  以上でございます。 ○副議長(赤石継美君) 31番 ◆31番(杉山道夫君) 市長に1つ注文つけておきたいのは、何かこのごろ市長答弁が省資源というか、エネルギーを使わないというか、何か担当項目1つなのです。これだと市長ではなくて、統合部長でしょう。やっぱり全般にわたっての方針部分、特に新しいものについては考えを私はきちっと出してほしいと。さらに、その下の細かいのを言うのは部長でもいいのだけれども、何かずっとどれ見ても項目を割り当てしてやっていて、これは私は余り好ましいことではないと思うのです。方針に関するのは出して、別に長くなくてもいいわけですから、その次に部課長になるように要望しておきます。  聞いた順で、1つ目は商店街の活性化の横に穴をあけるという、大変乱暴のような話をしました。これは、前のどこかの委員会のときにも私は話したことがあった。要はさっきも述べましたが、今の店は昔風で、買うときでなければ入りにくい。その点、同じ大きさでもこのごろのコンビニは、極端に言えば買わないときでもすっと中を通り抜けても、そんなに店番している人に変に思われないのです。やっぱり昔は、何か必要があって買うときだけお店に行ったけれども、今はもうちょっと遊ぶなり見るなりして必要なときに買うという方向になっているのかなと私には思えるのです。そういう形でいくと、多分商店街の店というのは、もちろんちょっと広さを持ってそういうことが可能な店もあると思うのですが、ちょっとそういうことも私はかなり消費者を遠のかせているのではないかなと。  そこを変えるにどうすればいいか、これは確かに商店一人一人が自分の店ですから、自分が責任を持ってやれという言い方もできると思います。ただ、市長も活性化、活性化といろんなのをしゃべります。紙に書いて、いろんな計画張っている。今の野外芸術ももちろん市民に対する、芸術ということに対する位置づけもありますが、新幹線ができて十和田湖へ行く、2日目はここでやっぱりおりて、物を買ったり見たりして活性化を図りたいと、そういうことも話されています。そうなれば、余り全国にないことだからこそ私はやってみる価値があるのではないかなと。アートセンターに来て、ここの商店街は何か変わっているそうだよと、こういうことがあれば珍しい、行ってみようかなと。せめて、買うか買わないかはわからないけれども、行く気ぐらいは起こすのではないかなと思うのです。  これから話して、確かに最後は一人一人が協力しなければできません。人の店の横に穴をあけるなんていうのは、これは本人一人一人がその気にならないととてもできることではないのですが、当然そうなるのですが、やっぱりそういうふうなリードを市長がする気があるかないかということを私は聞いているのです。商店街のことは商店街に任せるから、あんたたちどうだと、そういうことがあるでしょうが、活性化したいというのであれば、やっぱりそういうことが必要ではないかなと、そうなれば必然的に各店は中を変えざるを得ないのです。もちろん配置を変えなければならないし、人が通るようになればほこりの商品は置かれなくなるし、やっぱり変えていくだろうと、そういう呼び水のような形になるのではないかなということを私は言いたいのです。そうなれば、かなり私は野外芸術よりもとずっとしゃべってきていますが、今の勢いならできるでしょう、できたのを私も壊す気はありませんから。そういうつながりがやっぱりあった方がいいのではないかなと。  実は私、金のことも計算した。これまでも1軒500万かかっても100軒で5億になるとしゃべったことがありますが、設計士に頼んで設計見てもらいました。木造という条件つけて、両方に電動のちゃんと必要なのをつくるためには、ちょっと回りにも何か細工必要なそうですが、そうしたら90万でできると言われました。ただ、つなぐ屋根は入っていません、つなぐ屋根は入っていないです、店だけ。店の両側に電動シャッター、これは9尺に9尺、いろいろあるのですが、そのときの設計は9尺に9尺。私はもっとかかるかと思ったら、実際はやる気になればもっと安いでしょうと言っていました。きちんとここにもあるのです、何が何ぼ、何人働く、ごみ片づけるとかというのまでやって90万と言われました。これは実際やってみればもうちょっと私はかかるだろうなという気がするのですが、そうすると100戸、極端に言えば鉄筋コンクリートもありますし、事務所もありますから、私が言うようにすぐではないですよ。現実には、細かくなればもうきちっと一つ一つ見ていかなければならないわけですが、1億あれば単純に言うと100軒分です。青銀、みち銀のあそこの十字路、例えば両側にずっと25軒ぐらいずつ、あるかないかわかりませんが、つなぐとか。そこでも随分変わるのではないかなと、金額的にも思ったよりも多くないなと。ただ、余りつなぐのも丈夫につなぐと、きちっと壁を持ってつなぐと1フロアになる、こうなると俄然消防法だとかなんとか、いろんなのがあって難しいそうです。だから、建物は離れているが、雨風をしのぐような横に何か必要でしょう、当然足場も必要でしょう。私はもっといい案があれば、もちろんそんなのもやっていいのですが、十分検討に値するのではないかなという気がしているのです。しゃべるのは乱暴だけれども、どこにもないし、やるのはそれなりのおもしろさがあるのではないかなという気がするのです。これは市長、気持ちでいいです。気持ち同士のやりとりで、あとは細かくなったら担当者間できちっともっと詳しく調べなければならないと思うのですけれども、そのアイデアについてどうなのか。  それから、地域通貨はしゃべってみてください。別に大して違わないのですよね、現金化するかしないか。ただ、現金化は、商品は例えば7割、8割仕入れですから細かく言うとその差もあるわけですから、そこら辺は若干高目でも他と違わない形で、やっぱり現金化。そうすれば、あと交換とかなんとかというのは、やり方、工夫あるでしょう。例えば市民生協も店ですから、あそこでその業務、例えば業務は無理かもわからないけれども、なれるとほとんど市民が来てすぐできるみたいな形になりますから、これはしゃべっていろいろ協議してみて。何となく訴え方はいいでしょう、公共料金、税金でも使えるなんていうと、ただ商品取りかえるよりも、そういうたったそこだけの話ですので、それはひとつ検討してみてください。  小坂町との境界、これはちょっと私の感想も含めて、市長の今後のために。当然市長の今の立場でいくと、特別なことがない限りはそういう格好なわけですが、少し見せるためにコピーを大きくしてきました。これは現在の境です。こっちは湖ですよ、こういう形でずっと進んでくる。ここからの先が決まっていないのです、ここからの先。十和田湖町の主張はここです、こういう主張です。私の感想です。自然に見れば、境界なんていうのはこういきそうな気がするの、実は。これまではずっと高い山のてっぺんを来ているのです。ここの山のてっぺん行けばこうなっているのです。山のてっぺんをずっと走ってきて、谷に来ればこうなるわけです。昔々、大分昔ですよ、こんなのないとも絶対言えませんが、非常に自然、素直に見れば、そしてこれに合わせて早く林班をつくる調査というのは行われているのです。もちろんいろいろあるけれども。私も見て、大変素直だなと感じを実はしているのです。  聞きたいのは、私もいろいろ調べたのだけれども、ここを主張した根拠が何なのか、いまいちはっきりしないのです。動きとしてはいろいろ聞いているし、あるのだけれども、その根拠。1つは、両議会が合意したという、この辺ですよ。当初それはここなわけです。ここを主張した根拠を聞きたいのです、私は。あるにはあるけれども、何か余り説得力がない、何か今まで両町議会なんかで一生懸命やったのをノーみたいな言い方だけれども。私は、市長にある意味では幅広い、こだわり過ぎれば解決できないので、幅広いところで動いてもいいという気を私は持っているのです、解決のためには。ここで聞きたいのは、実態はわかっているのです。その先の根拠が何なのか。  そして、これはおよそこの図面からは正確には2.2キロ、ここをやると幅は全部で1平方キロ強です。幅は、場合によってはここは譲って湖面で、面積で、面積は残念ながらどこも何もないのです。わかるでしょう、こんなの何もないのだから、湖の上というのは。どっちにも書くものは何ものもないのです。おら方はここを主張した、ここを主張したというのは、湖面の上にはないのです。したがって、これはこれからの人が決めるわけです。両町の声は6対4、うちの方が面積が6で相手が4なのです。ただ、ここでうちの主張、議会の合意、小坂の主張、ここは2キロ動いてこの線でこれを分けるというのは水にも影響するのです、湖面にも当然。ここのところは六対四だけで、あとは何もないのです。その根拠も私は知らないのです。  そこで、私はいろいろ考えてきました、外国との境はどうだか。これに近いときには、真ん中なのです。そうですね、中国でも韓国でも、近いところは真ん中なのです。それをどうするかと、実はこの御倉半島、中山半島が大変役割するのです、そういうたぐいに立てば。真っすぐいけば、こうなってしまうのです。もちろん真っすぐは決して合理的だと私は申しません。例えば神田川の方から出発して、間をずっとこっちに来て、ここは御倉とどこかの間をとってみるとおよそこんな感じであります。ここはどうするのかわかりません。この湖面の方を私は、湖面の面積の分け方というのは両町は合意しやすいだろうと。でも、交付金の計算するのは陸もここも同じです。したがって、陸を譲ったら湖面で少し譲ってもらうとか、どっちも話つけやすい、ここにこだわっているともう一たん煮えてしまっていますから、なかなか譲りにくい。この湖面の中で解決する方が私は現実的でないかなと思うのだけれども。市長、この根拠と。湖面の中は印がない、面積の数字だけです。そういう考えに対してどう思うのか、考えをお聞きしたいと思います。  あとグラウンドゴルフ、確かに遊ぶ人もあって割合制限なく遊べるが、やっぱり正規の、結構十和田は技術もよくて強いらしいのです。でも、なかなか正式の試合をここは呼べない。遊ぶ場所は確かにある、正式に呼んで十和田でも試合できる、やっぱり何100人って集まるそうですから、これも結構活性化になるのではないかと。ご承知のように土地さえあれば、芝生にすれば管理に結構かかるかもわからないけれども、立派なものを建てるとか何もないです。割合いろんな施設からいくと建てやすいのでないかな、つくりやすいのでないかな。部長、二、三年すれば、あなたも大した遊ぶようになるのだよ。もう一度。 ○副議長(赤石継美君) 市長 ◎市長(中野渡春雄君) まず、杉山議員の市街地活性化のアイデアについて、確かに大変参考にはなった意見と私は受けとめました。  この市街地活性化については、中心市街地活性化法に基づくことでこれまでやってきたわけです。TMOも立ち上げてやろうということまで、これまでやってきたわけですけれども、まちづくりというものはそれに熱心にやる方がいなければ、成功した例を見ますとやはり本当に真剣に取り組んでいる方がいるのです、その市街地に。そういう人がやっぱりいなければ、これはうまくいきません。そういったことから、今後は市が主導的にまちづくり三法がございますけれども、そういう形で進めていかなければならないと。いろいろやはり皆さんの意見も聞かなければならないし、きょう杉山議員の言った意見も一つの方法だと思いますし、それらも総合してやはり今後計画をつくっていきたい、このように思っております。  それから、境界線の件でございます。私は、頑固な市長と言われております。どこかきょうの新聞にも、うわさによるとどうのこうのと何か書いているようでございますけれども、この線を引いた根拠ですけれども、これは私も町長に会って聞いてみましたけれども、いろいろやっぱりあるのです、こちらはこちらの。そのためにこういった特別委員会合同会議が定められて、その中で私に言わせればこれも、こっちだそっちだというのは一つの紛争だと思うのです。これをいかに解決するかということ。これからも経過においては何もぎくしゃくした関係でございませんし、今後とも十和田湖を中心として開発、振興しなければならない大きな要素を持っているわけでございます。そういう中で、こういった問題はやはりスムーズに解決していかなければならないということですので、私としてもこれにはもう慎重に、お互いにそれらの今後の行政の進め方等も踏まえて、この問題についての問題解決に向けて頑張っていきたいな、このように思っています。 ○副議長(赤石継美君) 教育部長 ◎教育部長(奥義男君) グラウンドゴルフ場の建設の関係でございますけれども、先ほど言いましたようにグラウンドゴルフの特徴ということで、どこでもできるとか、あるいは準備が簡単、あるいはルールが簡単ということでまず場所を選ばないということで、ほとんど陸上競技場、あるいは奥入瀬のロマンパーク、そういうところを使って競技はやっているようでございます。ただ、今言ったみたいに東北大会をやるということになりますと、恐らく500名、600名の人数が集まるでしょうと。あとは、ではどういう場所でできますかということを考えますと、まず私がもし主催して大会を運営するという立場であれば十和田湖の総合運動公園、あと近くに林業者等健康増進用広場、あるいは第一中学校グラウンド、あるいは野球場というところがありますので、あそこに一つの大会を持ってくれば少しぐらい、500名、600名の参加者があっても利用できるぐらいの大会規模は開催できるのではないかなというふうに思っております。  あとは、公認のコースということも県内では3カ所ございます。五所川原と、今五戸町になりましたけれども、小渡平公園、それから東北町の総合運動公園と3カ所ありますけれども、実際来年の全国のスポーツ・レクリエーション大会、これもグラウンドゴルフという競技があります。どこでやるかということですと、鯵ケ沢の方のそういう広場でもってやるというようなのも聞いておりますので、あえてコースつくらなくても、そういう場所があればできるスポーツだということでございます。  以上でございます。 ○副議長(赤石継美君) 十和田湖支所長十和田湖支所長(生出隆雄君) 十和田湖の境界の旧十和田湖町で主張した線についてお答えをいたします。  十和田湖の境界線については、確たるものがないために歴代の町村長がそれぞれに主張してきております。中身については、発言を控えさせていただきますけれども、その中の一つだという認識をいたしております。  それから、湖の分割方法は6つ、7つございます。先ほど杉山議員が言いましたように、等距離線主義、あるいは陸見通し線主義、あるいは陸と平行していくようなそういう平行線主義とか、6つか7つございます。この決まりは、どの方法で分けるかというのは両市町で決めれば、もう速やかに事務は進むものと思います。  以上です。 ○副議長(赤石継美君) 31番 ◆31番(杉山道夫君) 商店街の活性化、市長は商店街の皆さん自身が意欲がなければなかなか進まない、そのとおりです。学校の先生が勉強する意欲のない子供がいっぱいなので、おまえたちが意欲がないとそうなれば教育が成り立たない。意欲ないやつをどう意欲を持たせるかというところからやるのです。意欲ある、ない、持たせるのは学校なのです。意欲ないな、そうか、それで終わりですよ。やっぱり意欲がないと、どうすれば意欲を持つか、商店街の皆さんが言うようにいろんな理由があって意欲がないと私も思います。でも、先にいい光を見せれば、大抵意欲持つものです。暗いイメージで意欲を持てと言っても、あるいは何も変えないで意欲を持て、これ意欲なんか出てこない。何かよくなる、だから私はその一つの方法で例えばと、こう言っているのです。皆さんは、活性化三法モデルを持つ人はいっぱいいるけれども、多分なかなか光に見えていないでしょう。そういうのを市長は活性化したいと言うから、やっぱり意欲がなければ意欲が持てるようなものを示して、引っ張っていく。そして、同意を受けたらつくっていく、こう私なってほしいと思うのだけれども、そう思いませんか。それを聞きます。  それから、小坂町との境界の問題、これは答弁どなたでもいいのですが、総務部長なのか支所長なのかわからないのですが、支所の方もこれまでいろいろあって準備してきていると思うのです。今6案だか7案あると言っているけれども、やっぱりそういうことをきちっと計算して例えば1キロ平米譲っても、水面で湖面の割合で少しでも有利になれば結果的には同じなわけですから、そういうのの準備ができているかどうか。いろんなことに対応して反論できる資料をきちっとそろえているかどうかが1つ。そろえていないのであれば、やっぱりそういう準備をきちっとして市長に進言しなければ、市長は例えば両議会の言っているのを尊重するのはいいです。でも、その尊重でも決まらないわけです。何か決まりそうな自信持てますか、ありますか。今いろいろやって、何とかいけそうだという感触でもあるのですか。なければ、やっぱり残念ながら方法を変えなければならない。人を変えるか方法変えるかですよ、これは。私が変えるわけでないから、そうすればやっぱり合意できるように方法を変えなければならないわけです。その準備が十分いいのか、市長がどうだと聞いたら、事務局はこうこうこれではおら方が有利だと、こうこうこうすればこっちがあれとサポートできるような準備がちゃんとできているのかどうか、そこを……       (「頑固ならどうにもならない」と呼ぶ者あり)  いやいや、十分ですというなら私はもう安心ですが、そこを事務局側から聞きたい。  それから、教育部長、遊ぶのも簡単、どこでもできるのも簡単、だからつくるのも簡単と私は言うかと思ったら、そこは簡単でないのですね。あとは皆簡単なのに、つくるのも簡単ではないですか。ほかに比べて何も面倒くさくないですよ。これは、簡単だべ。32億に比べたら簡単なものではないの。どこが問題ですか、遊ぶところがいっぱいるのはわかった、遊べているのもわかった。私は、必要だけれども、つくれないのではないかなと思っているのだけれども、ここら辺はどうですか。 ○副議長(赤石継美君) 市長 ◎市長(中野渡春雄君) 杉山議員にお答えします。  私は、商店会に意欲がないとかなんとか言っていません。そういう経過で今まで成功した例はそういうことだということを指摘したかったわけでございます。ご承知のとおり、今駅前商店街ができました。そして、また遠くに大きな大店舗ができました。土日曜日になると、やはりこれを中心として展開しているのです。ですから、それをいかに中央商店街がとらえるかということも一つの大きな目玉にはなると思うのです。そういったことで、またまちづくり三法ができますので、それを踏まえて今後の計画はつくっていきたいなと、このように思っております。  それから、境界の問題ですけれども、これは1つ方法とかいろいろ考えなければならないかどうかということはやはりやっていく中で、お互いの信頼関係でこれはやっていかなければならないわけですから、粘り強くやっていくしかないです。 ○副議長(赤石継美君) 十和田湖支所長十和田湖支所長(生出隆雄君) 十和田湖の境界の事務局の体制ですけれども、これについては十分調査もしているし、対応できるような体制はとっております。調べていることを申し上げてございます。ただ、今市長さん申し上げましたように、非常に相手もあるし、歴史的なものもあるし、今杉山議員さんのご発言ですんなりいけば、事務局は十分これに対応できるような形にはしております。  以上です。 ○副議長(赤石継美君) 教育部長 ◎教育部長(奥義男君) まず、どこでもやれるものでありますので、あえてつくる必要がないというふうに考えております。 ○副議長(赤石継美君) 以上で杉山道夫君の質問を終わります。  暫時休憩します。                  午後3時零分 休憩                                                  午後3時16分 開議 ○議長(豊川泰市君) 休憩を解いて会議を開きます。 △小笠原光君質問 ○議長(豊川泰市君) 次に、27番 小笠原光君       (27番 小笠原 光君 登壇) ◆27番(小笠原光君) 親切にされて、幸せ者です。27番、小笠原光です。1日目の最後でお疲れでしょうが、時間をちょうだいいたします。20年間のこれまでの議員活動の中で、私は全市民のための議員として活動する精神でまいりました。従来の資本主義や社会主義といったイデオロギーにとらわれることなく、党利党略でもなく、よいものはよい、悪いものは悪いと是々非々を貫くあり方を通し、市民の幸福と平和を基本にして全市民の幸せという観点から、議員活動最後の一般質問をさせていただきます。  子供がいじめを苦に自殺するなど、私が育ったころには考えられなかったことです。1980年代には、大きな社会問題となり、中学生のいじめの自殺は9件も起きた年もあり、その後いじめは減少傾向にあるとされていました。文部科学省の調査によると、昨年度は小中高のいじめ発生は約2万件で10年前の3分の1に減ったとし、いじめによる自殺件数はゼロとされていました。しかし、実際にはいじめがあったことは認めても、いじめが原因の自殺とは言い切れないとして報告しないケースもあったのです。事態を重く見た文部科学省は、全国の小中高校を対象としていじめについての緊急調査に乗り出しましたが、実態がどこまで数字としてあらわれるのか、少し心配しております。苦しんでいる子供のサインにいち早く気づき、どうしたら自殺を食いとめられるのか、方策を真剣に話し合っていかなければなりません。なぜいじめるのか、みんながやっているから、悪気がなかったからといっても決して決して許されるものではありません。いじめは暴力だけでなく、言葉やしぐさによるもの、何気なく言った一言のつもりでも知らない間に相手を深く傷つけることもあるのです。傷つけて、しまったと気づいたら、まず「ごめんね」と言える心の強さを育てることが大事だと考えます。たくましい子とよく言いますが、一体どういうことなのか、何を指すのでしょうか。頭、体、心を鍛え、たくましい子になるといいます。この中で何を重視するかといえば、私は心のたくましさが一番大事だと考えます。では、どうしたら心が育つのかですが、私なりに思いを申し述べ、市長並びに教育委員会の考えをお伺いいたします。  まず、人のぬくもりや温かみに触れることが大事で、それは人それぞれに違いがあるので、家族、友達、地域の人たちなど、できるだけ多くの人たちと触れ合うことがいいと思います。その触れ合いの中で他人とのかかわりに関することや集団生活の社会とのかかわりに関することなど、道徳の指導要領にあるさまざまなことが自然に学ぶことができると思います。昔から比べ、今は子供が友達と元気で自由に外で遊ぶことが減っているのではないでしょうか。子供は、野外での遊びの中で自然に触れ、さまざまな人とかかわって育ちます。遊びは、大人にとって時にはうるさく、汚く、危なっかしい遊びですが、子供にとってそれこそが魅力的で五感を十分に発揮し、興味に応じて自分のペースで創意工夫し、チャレンジし、失敗をも含むたくさんの実体験を重ね、人間として成長していくと私は考えます。冒険心を養わないような教育では、子供の積極性や意欲は育ちません。冒険は危険を冒すことであり、冒険心はそれによって養われるのですから、危険に直面させる状況を子供にも与えなければなりません。  そこで、本当に危険な行為はさせないようにするということが問題になりますが、万一のとき飛び出していくことのできる指導員やボランティアを配置して見守り、子供に危険だと思うことがあっても、それに立ち向かって、それを乗り越える力を養ってあげる必要があると思います。現在市内の公園は、きちんと遊具が整備され、穴掘りや基地づくりなどを自由に行える場所ではないように感じますが、公園で子供たちはどのように遊んでいるのでしょうか。事故が起きないように、けが人が出ないように規制することも大事で大切なことですが、遊びによるすり傷やたんこぶは人の痛みを知る上で必要なことと考えます。遊びを通して社会性や協調性を養うことができ、体力をつけ、ストレス解消もできます。友達と仲よくなったり、ささいなことでけんかをしたりしながら、人間関係修復能力を身につけることができると考えます。この友達との関係は、とても大事なことと思います。私は、遊びの中から道徳の心を学ぶことが一番身につくと考えるところから、次の事項について質問いたします。  1つ、市内の小中学校におけるいじめの現状と対策はどうなのかお知らせください。  1つ、いじめの根本原因は何だと考えているのかお知らせください。  1つ、道徳教育は現在どのように行われているのかお知らせください。  1つ、子供が自分の責任で自由に基地づくりや木登り、穴掘りなどをできる公園を整備して、子供の心を育てることに役立ててはどうかと考えるが、市の考えはどうでしょうかお知らせください。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(豊川泰市君) 市長       (市長 中野渡春雄君 登壇) ◎市長(中野渡春雄君) 小笠原議員のご質問にお答えいたします。  私からは、子供の遊び場についてのご質問にお答えいたします。遊びは、子供たちに自然との触れ合い、それから人とのかかわりを通じまして社会性、それから自主性を高めるということと、それから感情を豊かにし、心身の健やかな発達を促す上で重要な役割を担っているものと考えております。自然に恵まれた十和田市内には、至るところに議員ご指摘のような子供の好奇心や冒険心などを満たす小川、森、それから山などがたくさんあります。この自然を利用して遊びや体験を通して、子供たちが自由な発想や創造力を養い、豊かな心をはぐくんでいただきたいと思っております。  その他の質問につきましては、担当部長等から答弁させます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(豊川泰市君) 教育長 ◎教育長(稲垣道博君) 市内小中学校におけるいじめの対策についてお答えします。  いじめへの対応としましては、いじめはどの子供にも、どの学校においても起こり得るものであることを十分認識し、適切な対応に努めているところであります。具体的には、児童生徒の豊かな人間性をはぐくむため道徳教育を充実させるとともに、いじめの未然防止に向けて組織や体制を整備し、教育相談、アンケート調査の実施などにより、早期発見に努めております。さらに、いじめの発生時においては事実確認と早期対応を行い、事後指導を含めた再発防止に取り組んでおります。教育委員会としましては、各校のいじめへの対応の取り組みを引き続き指導し、かつ支援してまいりたいと、こう考えております。  次に、いじめの根本原因は何かという点についてお答えします。今日のいじめ問題には、家庭、社会、学校などの要因、そしてまた子供自身が好ましい人間関係を確立できないなどの要因が複合的に絡んでいるため、根本原因と一口で特定することは大変難しいものと、こう考えております。  次に、道徳教育の現状について申し上げます。学校は、児童生徒の豊かな人間性を経験する場であり、その実現には道徳教育を充実させるということが重要であると考えております。したがいまして、市内各小中学校におきましては、週1時間実施されております道徳の時間をかなめの時間として生命尊重や他人を思いやる心などの育成に努めております。また、その他学校生活のあらゆる場面において、それぞれの教育活動の特質において道徳教育と関連づけ、適切な指導が行われております。  以上です。 ○議長(豊川泰市君) 教育部長 ◎教育部長(奥義男君) 市内小中学校におけるいじめの現状についてお答えいたします。  各校から毎学期提出していただいております児童生徒指導状況報告書によりますと、平成17年度におけるいじめの件数は小学校が7件、中学校が11件でありました。また、今年度につきましては、北海道や福岡県等でのいじめによる児童生徒の自殺報道があったことから、10月下旬に各校に対するいじめの取り組み状況を把握し、今後の問題行動等への対応のより一層の充実を図るために、教育委員会独自によるいじめに関する調査を実施いたしました。それによりますと、10月20日まででいじめの件数、小学校4校で7件、中学校6校で14件となっております。  以上でございます。 ○議長(豊川泰市君) 27番 ◆27番(小笠原光君) 教育委員会も学校もいじめ対策に一生懸命取り組んでいることはよくわかりました。ただいまのこの件数に対しての今後の指導を本当に心からお願いいたします。  今学校や教育委員会が努力しても、その成果はすぐにはあらわれないと思いますが、地道に続けることこそが大事で、保護者を巻き込み、地域の人を巻き込み、社会全体で子供を育てていかなければなりません。いじめる子、いじめグループから抜けられない子、見て見ぬふりをする子、それぞれ心が寂しく、心が弱い子だと思います。この十和田市の市民が1人一言だけでもいいのです。自分の知らない子供であっても、悪いことをしていたら「だめですよ」と子供に声をかけてあげたらどうでしょうか。また、よいことをしていたら「よくできましたね」とか、「ありがとう」と声をかけてあげたらどうでしょうか。まず、大人から行動を始めることで、未来の十和田市を担う子供たちを育てていきましょう。人の心を打つのは、話術の巧みさではなく、美辞麗句でもなく、君よ立て、立てとの生命から、命からほとばしる必死の思いが友の心に、子供らの心を打つ働きかけだと思われます。炎の一念がもたらす魂の触発なのであると確信する一人です。  次に、子供の遊び場ですが、行政ですから手順もあるでしょうから、なかなかすぐには整備しましょうとはいかないと思います。でも、それほど経費もかからないでしょうから、何とか近い将来には1カ所でもよいのです。そんなに広い面積でなくてもいいですから、実現していただきたいのです。段ボールや古材で子供たちが基地をつくって遊んでいる姿を想像してみてください。みんな生き生きと瞳を輝かせて遊んでいるのが目に浮かびませんか。団塊の世代の退職がもうすぐです。きっとこの方たちは、自分の子供を育てるときは仕事仕事で余り子供と遊んだ経験が少ないのではないでしょうか。この方たちにもう一度子育てをしていただき、公園の見守りをお願いしてもいいのではないでしょうか。いろいろな方法が考えられると思います。ぜひ子供のことを一番に考えて、子供の遊び場を実現していただきたいと思います。  ちょっと自然も本当豊かですけれども、ぜひ一部の整備できればお願いしたいのですが、一言お願いします。市長さんにお願いします。 ○議長(豊川泰市君) 市長 ◎市長(中野渡春雄君) ご意見は十分お伺いしました。今高森山には遊具なんかあるわけでございます。また、広い土地も有しております。やはり思う存分自然に解け合って遊べる場も必要と思います。そういうことから、一つの検討材料になろうかなと思っています。 ○議長(豊川泰市君) 27番 ◆27番(小笠原光君) どうもありがとうございました。私も一応創価学会やっているということで、母子とも、学校からもちょっと変な目で見られたことがあります。そのとき、日ごろ私の心に語りかけている言葉を紹介いたします。悩みは乗り越えるためにある、苦労は強くなるためにある、信心は勝利のためにある、偉い人はみんないじめられてきています。人をいじめて偉くなった人はいないと思います。  これまでの議員活動の中で、同僚議員はもとより職員の方々にはいろいろとお世話になりました。合併後はどうしようもない不安で心配していましたが、中野渡市長さん初め執行部の方々、また十和田市の議員の方々には快く迎え入れていただき、楽しく、緊張感の中にも快い日々の活動ができました。合併後2年の間で、中野渡市政は農、畜、林、観、教育、福祉、いずれも一生懸命の取り組みで行政の課題に職員一丸となって取り組む姿勢を確認できたことはすばらしいことです。その一つとして、観光再生計画や水道整備の計画が実施に向け着々と進んでいることです。やっぱり約束は実行してくださるのだと確信を持つことができました。今後も十和田湖地区はもとより、新十和田市の限りない幸せと発展のために全力で市政を担っていただきますよう心からお祈りいたしまして、質問を終わります。  いま一度、中野渡市長さん初め執行部の皆様お一人お一人に、また議員の方々に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 ○議長(豊川泰市君) 以上で小笠原光君の質問を終わります。 △散会 ○議長(豊川泰市君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  明日は午前10時から本会議を開き、市政に対する一般質問を続行します。  本日はこれにて散会します。  ご苦労さまでした。                  午後3時41分 散会...