• 2023(/)
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  1. 八戸市議会 2022-03-15
    令和 4年 3月 港湾・都市基盤整備推進特別委員会-03月15日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 3月 港湾・都市基盤整備推進特別委員会-03月15日-01号令和 4年 3月 港湾・都市基盤整備推進特別委員会   港湾・都市基盤整備推進特別委員会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  令和4年3月15日(火)午前10時00分~午前10時25分 第3委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 議 題   1 令和3年度防災対策事業の実施について   2 その他    ・青森県が実施した盛土の緊急調査について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)  委員長  久 保 百 恵 君  副委員長 高 橋 正 人 君  委 員  田名部 裕 美 君   〃   苫米地 あつ子 君   〃   小屋敷   孝 君   〃   森 園 秀 一 君
      〃   寺 地 則 行 君   〃   立 花 敬 之 君 欠席委員(なし) 委員外議員(なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事者  市民防災部長       秋 山 直 仁 君  市民防災部次長市民課長 大 坪 和 広 君  防災危機管理課長     下 村 晃 一 君  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  副参事(議事グループリーダー) 山 道 隆 央  ──────────────────────────────────────    午前10時00分 開会 ○久保〔百〕 委員長 皆様、おはようございます。  本日は全員出席であります。  ただいまから港湾・都市基盤整備推進特別委員会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 議 題  1 令和3年度防災対策事業の実績について ○久保〔百〕 委員長 それでは、令和3年度防災対策事業の実績について報告願います。 ◎下村 防災危機管理課長 おはようございます。  それでは、令和3年度防災対策事業の実績について、タブレットの資料により御説明申し上げます。  初めに、1の総合防災訓練についてでございますが、八戸地域防災計画に基づき、国県、その他の防災関係機関及び地域住民参加のもと、地震、津波災害発生時の応急対策救援物資の集積・供給の防災拠点としての運用、避難行動及び施設設備の被害への対応を迅速かつ円滑に実施できるように訓練するとともに、防災対策の強化、地域住民防災意識の高揚を図ることを目的に実施したものであります。  なお、実施に当たりましては、新型コロナウイルス感染症対策を十分に行うとともに、訓練項目及び参加人数の規模を縮小しております。  (1)の実施日時は、令和3年6月27日日曜日、午前8時から11時10分。  (2)実施場所は、根城地区で、長根屋内スケート場メイン会場長根公園内の駐車場根城小学校総合福祉会館で、(3)主催は八戸市、八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部八戸圏域水道企業団です。  (4)参加人員は、例年の訓練規模ですと参加者のみで約1850名のところ、参加者見学者を合わせても975名に規模を縮小し、根城地区連合町内会根城地区連合町内会自主防災会の皆様、根城小学校江南小学校根城中学校児童生徒の一部、そして防災関係機関、団体として、陸海空自衛隊県防災航空隊災害協定締結団体等の方々に御参加いただきました。  (5)訓練項目につきましては、①災害発生初期対応訓練として、ライフライン企業等との情報伝達訓練②地震津波避難対応訓練として、児童生徒による長根屋内スケート場での避難訓練③地域自主防災訓練として、根城小学校での避難所開設運営訓練④救援物資集積等訓練として、トラック協会等による物資搬入・集積・搬出訓練のほか、⑤自衛隊等による地震・津波被災現地災害対応訓練⑥災害協定締結団体防災関係機関による展示・体験訓練などを行いました。  なお、当日の様子は、7月24日土曜日に「命を守る備えと意識八戸総合防災訓練から」と題した報道番組として、テレビで放映されております。  次に、2のその他ですが、資料は次のページにわたりまして、(1)自衛隊との協定に基づく現地確認についてですが、八戸市内で大規模な地震、津波災害が発生し、または大津波警報等が発表された際に、住民等の一時的な緊急避難場所を確保することにより、人的被害の軽減及び生活の安全確保を図ることを目的に、陸上自衛隊八戸駐屯地海上自衛隊第2航空群と当市の3者で、令和2年11月30日に締結した大規模災害時における緊急避難場所等に関する協定書に基づき、地域住民及び臨海部工業地帯事業所等従業員を対象に、実際に自衛隊敷地内の避難経路や一時避難場所等現地確認をすることを企画し、その前段階として、当該協定に関する説明会を令和3年10月27日水曜日に津波防災センターにおいて参加者31名で開催いたしました。  なお、実際の現地確認は、11月と2月に企画いたしましたが、雨天及び新型コロナウイルス感染拡大により中止し、新年度に入り開催できるよう現在調整中でございます。  最後に、(2)RethinkPROJECT×防災教育プログラムin八戸市ですが、組立て式ジオラマを活用した実践的な防災教育の普及に取り組んでおられる一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワーク日本たばこ産業株式会社が共催し、当市が後援の下、令和3年12月16日木曜日、津波防災センターにおいて、自主防災組織の方々や八戸学院大学の学生約30名に参加していただき、地形の高低差が分かる段ボールジオラマを組み立てて地形を体感し、避難所を確認するなど、段ボールジオラマを活用した防災授業避難所設置運営ワークショップを行いました。  なお、翌日17日には八戸市長を表敬訪問していただき、当プログラムで使用した段ボールジオラマ段ボールベット及びパーティション各2セットを市へ寄贈していただきました。  なお、資料の3ページ目には、当日の訓練の様子を掲載しております。  以上で説明を終わります。 ○久保〔百〕 委員長 ありがとうございます。  ただいまの報告について、御質問ありませんか。 ◆苫米地 委員 総合防災訓練のところで、訓練項目6つ挙げられているんですが、福祉避難所の開設とか移送の訓練は、今回は行ったのかどうか、ちょっと確認をしたいんですが。 ◎下村 防災危機管理課長 苫米地委員にお答え申し上げます。  開設訓練総合福祉会館のほうで実施いたしましたが、輸送のほうは行っておりません。 ◆苫米地 委員 分かりました。じゃあそこに以前は障がい者の方が実際に参加して、聞き取りとかの訓練もしたことがあるかと思うんですが、今年はそれはやらなかったということでしょうか。 ◎下村 防災危機管理課長 委員の御指摘のとおりでございます。 ◆苫米地 委員 分かりました。まず、障がい者の方は体力的にも虚弱というか、弱い方もいらっしゃると思うので、コロナ感染等々を考えればやむを得ないかというふうに思います。  ただ、関係団体との意見交換というのは、定期的に続けていただきたいと思います。いざというときに、やっぱり遠慮して避難してこられない方とかもいらっしゃるという話もありますし、実際に保護者の方々は心配事をたくさん抱えていらっしゃると思いますので、実際に対面はなかったとしても、定期的な意見交換会、あるいは交流のような訓練をぜひお願いしますということで、この点については終わります。  それともう一つ。YSアリーナの水のことなんですけども、もし、分かれば教えてほしいんですが、以前、トイレの水に鉄分が含まれていてということで、それは今改善されているんだけれども、地下水だったか何だかを使うということで、それを使うことによって非常時も断水になっても十分その水、少なくともトイレに関しては使えるというふうなことで導入されていたのではないかと思っているんですが、今回あそこの水がきれいになったということは、いざ災害が発生したときに、地下水のようなものは使用できるようになっているのでしょうか。この前、田端議員が聞いたときに、生活用水――きれいな水と地下水タンクがあって、断水になったときもこのきれいなほうのタンクの水で飲料水などは賄えるということは確認をしたんですけども、トイレ水は同時に使えるものかというのが、もし分かれば教えてください。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  地下水利用等につきましては、私も田端委員の御質問等は聞いておりましたが、いざ災害発生時のときの地下水利用等につきましては、私もここでちょっと情報をまだ得ておりませんので、確認して後ほどお答えしたいと思います。 ◆苫米地 委員 分かりました。もし分かったら後でもよろしいので教えてください。  終わります。 ○久保〔百〕 委員長 ほかにございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保〔百〕 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  2 その他   ・青森県が実施した盛土の緊急調査について ○久保〔百〕 委員長 次に、その他でございますが、事前に森園委員から、青森県が実施した盛土の緊急調査について質疑の通告がございましたので、これを認めます。 ◆森園 委員 先ほど総合防災訓練の昨年の実施内容等のお話しがございました。本当に多くの機関の皆さん方が参加していただいて、コロナ禍であったんですけれども、大変有意義な会だったと、そう思っています。それは6月27日だったんですけれども、実はその1週間後、熱海市のほうで土石流の災害が発生し、多くの被害者が出まして、これは本当に御冥福をお祈りしたいと思うんですけれども、その後、県によりまして県内のそういった災害警戒区域の上流のほうに、いわゆる盛土されたそういった場所についての調査があったということでございましたけれども、その調査された場所とか、その調査結果、そういったものについて報道もされているかもしれませんが、その辺りの詳細を教えていただければと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 森園委員にお答え申し上げます。  委員、今おっしゃっていただいたとおり、県では昨年7月に、県内における土砂災害警戒区域の上流に位置する盛土について、熱海市の土石流災害を踏まえまして、まず緊急的に安全の確認ということをしております。その結果につきましては、報道等はございましたが、まず県内で独自の危険な箇所を抽出、1157か所あったということでございます。その中で盛土が行われた可能性があるというところは8か所で、現地調査を行った結果、その8か所につきましては著しい危険性があるとは言えない状況という判断が出ております。そのうち、当市の2か所については継続的な監視を行ったほうがいいという専門家の助言をいただいております。  なお、その具体の場所等につきましては、県のほうでも青森市、八戸市、東通村という自治体名は発表しているんですが、具体の場所等については公表しておりません。  以上でございます。 ◆森園 委員 県内に8か所そういった危険箇所があって、そのうち複数の箇所が八戸にあるということは報告されたと。場所についてはまだ実際どの場所だというのはやっていないということでございました。その調査の内容がどういうふうな調査をされたのか、そこだけ先に聞きます。どのくらいの調査をされたのか。 ◎下村 防災危機管理課長 まず、一度県内の各自治体から上がってきた調書を基に8か所をピックアップしたと。それは、航空写真等での確認をした上で、現地確認はそれぞれの自治体担当者――八戸市の場合は当課も同席させていただきましたが、それと県職員あと専門家の方によって現地に直接行って、目視等と図面との突合などを行っております。  以上です。 ◆森園 委員 目視等ということでございました。当然、長い間盛土をしている危険性はないということなんですけれども、ある意味言うと山を崩して住宅を建てているわけですから、そうしますとやっぱりちょっと年数がたって、これまで多くの地震だとか雨といったものもあって、地形も少しずつ変わっている場合もあるわけでございますよね。青森県の場合は今、目視で専門家の方が見ていただいたということでございましたけれども、他の自治体では何かそれ以外の方法で調査をしたかという内容はあるんでしょうか。 ◎下村 防災危機管理課長 盛土対策となりますと、ハード対策ソフト対策があるわけで、今、委員のほうでは調査についてという御質問かと思うんですが、これは実際には都道府県調査なり対策を講じていくということになるんですが、全体的な取組方は私どもとして網羅して把握してるわけではございませんが、県によっては都市災害防止に関するマニュアル基礎調査マニュアル、こういった調査をしていきます、またこういった対処が必要ですというようなことをまとめて、ホームページ等にオープンにしている自治体――これは岩手県でございますが、もありますし、また、土砂災害防止法に基づく調査内容、実際には測量機器等などで地形の確認をしますと。また現地確認に立ち入ることもありますが、そういった取組も、先ほどの岩手県のようにホームページ等々で明らかにして、県民の方々に公表している自治体もございます。  以上です。 ◆森園 委員 分かりました。この八戸市というのは、比較的奥羽山脈の北の外れということで、ずっとこの中心部以外の周りに山があって、そこの山をある意味では切り崩しながら住宅地が建ってきた。特に多分、戦後人口が増えたときにそういった地域というのは大変多いところだと思うんです。八戸市内でも何か所か散見されるわけでございます。  ちなみに、私が今現在住んでいる長者地区も皆さん見に行きますと、340号線を上がっていくと、一番上のほうに長者中学校があって、随分住宅が下のほうにずっと見える。普通に、あれは危ないとみんな大体思うわけです。ちなみにハザードマップ、これはソフト事業防災危機管理課のほうでいろいろつくっていただいたやつだと思いますけれども、こういったのを見ますと、急傾斜地の崩壊箇所というのが、あの地域だけでも、周りでかなりの複数箇所が崩壊をしているという現実があるわけでございます。かなり崩れているということでございます。やっぱり先ほども課長のほうからもありましたけれども、地域安全性、これは先ほど総合防災訓練の中で、根城地区では、自主防災組織をきちっとつくって、地域によってはそれを中心に地域住民同士で危険を共有し合いながら、行政と協力し合っていろいろ対応していこうということでやってるところもあるんですけれども、今回の防災訓練も大地震で新たに想定された津波対策防災訓練というのが中心だったわけでございます。100年に1回とか、想定外とか、ゲリラ豪雨とか、こういったことがいつ起こるか分からないこの現代、いろんな地域で私もたまたま以前、広島県に視察に行ったときに大雨で大変なことがあって、新幹線も止まって帰れるか帰れないか。その後の被害も出てもう大変な被害。やっぱり住宅、要するに住民が住んでいる、これまでずっと暮らしてきていて、そういった地域について危険地域ということで指定はしているんですけれども、なかなか対応する法律がなかったということで、そのままにしてきているという現実があるわけでございます。  私どもとしましては、今回はその盛土があるっていうのが条件になっていますけれども、危険土砂災害警戒区域について、さっき言ったように八戸市の場合は山あいに張りついている住宅街が多い地域でございますので、これらについて全部一時期にやるといっても、これは県の仕事でございますのでなかなか難しいんですけれども、市としてできれば、そういった地域をいろいろ見ながら、進行管理をしながら、随時県のほうに示して、やっぱりちょっと危ないですと、何とかしてほしいと、調査してくれないかというようなことを出していくべきだとは思うんですけれども、そのあたりについていかがでしょうか。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  まさに委員御指摘のとおり、自然災害甚大化、頻発化している中において、今おっしゃっていただいたように土砂災害ハザードマップ地域によって警戒区域とか、特別警戒区域が指定されております。このハザードマップにつきましては、県のほうでは5年に一度見直し作業をするというようなことになっております。また土地の利用等も道路の改善等にも関連していますので、このハザードマップに関しては、改めて県が、委員御指摘のとおり行うことであるんだけれども、県のほうにそういった声を上げていくべきじゃないかということにつきましては、今報道等にもございますが、熱海市の土石流被害を踏まえまして、国のほうでは、盛土規制法案なるものを閣議決定したという報道が今月もございました。報道等によりますと、土地の利用に関しましては、農地だとか森林とかそういう用途にかかわらず、もう適用して対策を講じていかなければいけないんだと。そして見ましたら、国のほうでは2023年度までに必要な調査や手続を自治体向けガイドラインとして作成すると。そして都道府県規制区域を指定して、進行管理といいますか、現在の状況を管理していくというような抜本的な改正だそうです。こういった法の動きは国のほうでもありつつも、また災害警戒区域等のみならず実際の生活の中で、盛土、切土等の土地の形状によって、いろいろと被害といいますか、そういったことを受けている地区もお聞きしておりますので、やはりそこは市役所内の港湾河川課環境保全課等々の関係課と連携を取りながら、今後の法の動きを踏まえ、また今課題となっている論点を整理して、要望など必要な取組をしていきたいと考えております。  以上です。 ◆森園 委員 ありがとうございます。よく分かりました。私としましては、地域によってはなかなか対応がなければ、地域皆さん方啓蒙活動、例えば自主防災組織をつくって訓練をしましょうとか、市と一緒に訓練をしながらやっていこうという機運がなかなか出てこない。危険だっていうのは分かっているわけです。何かあったら多分崩落している。例えば、先ほど長者中学校の話をしましたが、あそこは避難場所になっているんですけれども、大雨が降ったりすると土石流のおそれがあると逃げられない場所になってます。周りも一部崩落をしていた時期もございます。民家にかかったときもあったようでございます。  できれば、八戸市のほうで先ほど課長がおっしゃったように、危険地域については進行管理をいつでもこの県のほうにも出せるような形でしていただいて、できれば、ちょっと難しいかもしれませんが、県のほうに重点要望がありますけれども、その中の津波災害の中に――当然地震が起きるとほかの地殻変動が起きる場合もあるといったふうに考えて、ちょっと文言についてはあれですけれども、今のいわゆる土砂災害危険区域といったことの対応についても、一文句どこかに入れられないものなのかというふうに要望させていただきたいと思ってます。  それと併せて、今いろいろ関係課、いわゆるソフト防災危機管理課なんでしょうが、ハードの部分はいろいろな課が対応しなくてはいけないわけでございます。将来的にはそういったところを1つで対応できるような課を設けていただくことを要望させていただいて終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○久保〔百〕 委員長 それでは、この件については終わります。  以上で本日予定しておりました議題は全て終了いたしました。  ────────────────────────────────────── ○久保〔百〕 委員長 これにて港湾・都市基盤整備推進特別委員会を閉じます。  お疲れさまでした。    午前10時25分 閉会...