八戸市議会 2021-02-19
令和 3年 2月 総務協議会-02月19日-01号
まず、1のこれまでの経緯と今後の予定でございますが、令和3年2月15日付で
公益財団法人日本スポーツ協会会長から、
八戸市長及び
南部町長に対して、
2023年――令和5年になりますが、
開催予定の
特別国民体育大会冬季大会スケート競技会及び
アイスホッケー競技会の
開催依頼がございました。
今後でございますが、
公益財団法人日本スポーツ協会会長及び
文部科学大臣から、
青森県知事、青森県教育長及び
公益財団法人青森県
スポーツ協会会長に対して、
冬季大会の
開催要請があり、その後、
青森県知事から
八戸市長及び
南部町長に対して、
開催意向調査及び
内諾依頼が行われる予定と伺ってございます。
次に、2の
競技会の概要案でございますが、(1)の主催は、
公益財団法人日本スポーツ協会、
文部科学省、開催県となる青森県、
公益財団法人日本スケート連盟、
公益財団法人日本アイスホッケー連盟、
開催市町となる南部町、八戸市。
(2)の
開催期間は、
2023年――令和5年1月から2月頃を予定してございます。
(3)の
競技名でございますが、
スケート競技会として、
スピードスケート競技、
ショートトラック競技及び
フィギュア競技、そして
アイスホッケー競技会。
(4)の会場は、八戸市の
YSアリーナ八戸、テクノルアイスパーク八戸及び
フラット八戸、南部町の
福地アイスアリーナを予定してございます。
3の
特別国民体育大会の名称でございますが、2020年――令和2年になりますが、10月に鹿児島県において開催が予定されておりました第75回
国民体育大会本大会が
2023年――令和5年に延期され、
特別国民体育大会本大会として開催されることが決定しておりまして、同じ年に開催される
冬季大会も
特別国民体育大会という名称になるものでございます。
この
特別国民体育大会冬季大会が八戸市で開催されますと、昨年開催されました第75回
国民体育大会冬季大会に次いで3年ぶり14回目の開催となり、2024年――令和6年には、
国民体育大会から
国民スポーツ大会に名称変更されることが決定していることから、第1回
国民体育大会冬季大会スケート競技会を開催いたしました八戸市で最後となる
国民体育大会冬季大会スケート競技会及び
アイスホッケー競技会を開催することとなるものでございます。
市といたしまして、
国民体育大会冬季大会につきましては、
スポーツの振興だけではなく、
地域経済への効果もあるものと理解しており、また、
競技団体である青森県
スケート連盟及び青森県
アイスホッケー連盟におきましても、開催には協力できると判断していると伺っておりますことから、青森県、
競技団体及び
関係団体等と開催に向けて協議を進めてまいります。
次のページを御覧願います。
参考1として、八戸市における
冬季大会スケート競技会及び
アイスホッケー競技会開催実績を記載してございますが、これまでに
開催地として、
国内最多となる13回の
開催実績がございます。
また、参考2として、2021年――令和3年以降の
冬季大会スケート競技会及び
アイスホッケー競技会の概要について記載しており、既に終了しておりますが、令和3年は愛知県と岐阜県、令和4年は栃木県が
開催地でございます。
私からの説明は以上でございます。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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5 八戸市新
美術館について
○高山
委員長 次に、八戸市新
美術館について報告を願います。
◎高森 新
美術館建設推進室長 それでは、八戸市新
美術館について御説明申し上げます。
タブレットの資料を御覧ください。
まず、1、館名についてでございますが、旧
美術館からの
建て替え、新築という経緯を踏まえまして、当市におけるこれまでの
美術活動の継承と、八戸の未来をつくる
美術館としての役割を考慮し、名称は、八戸市
美術館、
英語表記は、HachinoheArtMuseumとしております。
シンボルマークと
ロゴデザインにつきましては、平成30年度の選考会で選定したデザイナーの
加藤賢策氏が制作し、新しい
美術館が八戸の未来を描くための大きな土台になってほしいという思いから、
シンボル上部に大きな円形の空間が現れるようにデザインされております。
次に、2、館長についてですが、八戸市
美術館の館長として、
日本大学理工学部建築学科教授の
佐藤慎也氏を選任いたしております。
佐藤氏は、建築とアートをテーマとして、
芸術文化施設の
建築計画に関する研究を御専門とされておりますが、
アートプロジェクトの
構造設計や、
まちなか演劇作品の
制作協力など、建築にとどまらず、
美術活動や
演劇制作等でも幅広く御活躍されております。
また、佐藤氏は、八戸市新
美術館運営検討委員会の委員及び
設計者選定プロポーザル審査委員会の副
委員長を務められ、新
美術館のソフト、
ハード両面で計画当初から関わっていただいており、
美術館のコンセプトや、建物の特徴を熟知されている方でございます。
佐藤氏の顔写真とプロフィールにつきましては、次のページに掲載しておりますので、御参照いただきたいと思います。
任用形態につきましては、
特別職非常勤職員とし、
館長就任年月日は、令和3年4月1日を予定しているところでございます。
次に、3、
グランドオープンの時期についてでございますが、これまで令和3年秋頃の
オープンを予定していたところでございますが、今後、
美術館前広場の整備と館内の
空気環境を整える作業を進め、令和3年11月頃の
オープンを目指してまいります。
なお、
グランドオープンに先立ち、令和3年夏頃から館内の一部を一般開放し、
プレ事業を実施することも検討しております。
最後に4、
オープニングプロジェクトについてでございますが、ローカルな
創造活動によって循環するギフトに着目し、八戸を代表する祭りである八戸三社大祭を切り口に、浮世絵や
現代アートなどの
作品展示や、地域とつながる
アートプロジェクトを実施いたします。
会期は、令和3年11月頃から令和4年1月頃までを考えておりますが、一部この会期より前に実施する
プロジェクトも予定してございます。
また、
オープニングプロジェクトでは、全館を使用するため、一般の方の貸館利用は、令和4年2月頃からの開始を予定しております。
オープニングプロジェクトディレクターとして、
アートプロデューサーの
吉川由美氏、
空間デザイン、
会場構成は、
美術館の設計者である
西澤徹夫氏、
浅子佳英氏、森純平氏に依頼する予定でございます。
オープニングプロジェクトを通して、この
地域ならではのギフトを100年後の八戸を創造するための種として見出し、多くの方々と共にその種をまき、育んでいくことで新しい
美術館の特徴を打ち出してまいりたいと考えております。
以上で説明を終わります。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
◆伊藤 委員 新
美術館の館長につきましては、これまでも早く決定して、そして
オープニングに向けて最初から関わっていただくとか、そういうことを要望してまいりましたけれども、
新聞報道が先行して、私たちも具体的なお名前、お顔を知ることになったわけですけれども、今の御説明で伺うと、最初の
プロポーザルの
選定委員のところから始まりまして、ずっとこれまでの
美術館の建設に当たっても推移をよくよく御存じであり、
検討委員会の中でもいろいろな御意見をされてきたということでは、ふさわしい方というふうに理解いたしますけれども、一応館長というお立場をいただくまでに当たっては、どのような経緯をもって当たってこられたのか、その辺の
決定プロセスをお話しください。
◎高森 新
美術館建設推進室長 お答え申し上げます。
館長にふさわしい方ということでは、本当に市内外からいろいろな方からこのような方がいいのではないかと御推薦もいただきましたけれども、基本的には
運営検討委員会の中で、館長はどういう方がふさわしいかということは、お話をさせていただきました。その中で、いわゆる名誉職的な館長というよりは、現場のスタッフと一緒に活動できる若い館長さんがいいのではないかということを委員からも言われまして、それを踏まえて、
事務局内でどのような方がよいかということを検討したときに、やはりこれまでも建築の整備当初からの経緯をよく理解された方がいいのではないかという御意見もいただきましたので、その中では
運営検討委員会の中の委員ではありますけれども、両方、
プロポーザルと共に兼ね備えた館長がいいのではないかということで、事務局の中で検討いたしまして、それをまた
運営検討委員会の中でお諮りして、了承していただいたという経緯でございます。
◆伊藤 委員 おおよそ分かったのですけれども、具体的に館長ということで、御指名、こちらから上げて、検討いただいたということですが、それはいつ頃からそういう検討をされたのでしょうか。
◎高森 新
美術館建設推進室長 昨年中から検討は進めておりました。
◆伊藤 委員 最後に、そういう経緯の中で、市民もまだまだこれから新
美術館がどういうことをしていく
美術館なのかということが十分理解されていない段階だというふうに思います。そして、これから
プレイベントについて、館長を中心として準備されていくかと思いますけれども、やはり最初の
プレイベントをはじめ、それから
オープニングの事業について、大変期待しているとともに、やはりこれが市民にどう映るか、期待も大きいだけに非常に難しいこともあるかというふうに思うのですけれども、これからの長い新
美術館の方向性を示す大事な
オープニングの事業になるかと思いますので、よくそのことを意識しながら、頑張ってやっていただきたいと期待を申し上げて終わります。
○高山
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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6 八戸市
美術館条例(案)の概要について
○高山
委員長 次に、八戸市
美術館条例案の概要について報告を願います。
◎高森 新
美術館建設推進室長 それでは、八戸市
美術館条例案の概要について御説明申し上げます。
タブレットの資料を御覧ください。
まず、1、
制定理由でございますが、旧
美術館からの
建て替え新築として、これまで整備を進めてまいりました新
美術館の建物が完成したことに伴い、新たに
美術館を設置し、その管理について、必要な事項を定めるためのものでございます。
次に、2、
条例案の主な内容でございますが、(1)趣旨は、美術品及び美術その他芸術に関する資料の収集、保管及び展示並びに美術その他芸術に関する
調査研究及び
普及活動を行うことにより、市民の文化及び芸術の振興に資するとともに、
文化芸術活動を通じた様々な出会い、学び及び交流の機会を提供し、もって新たな文化の創造と八戸市全体の活性化を図るものでございます。
(2)
美術館の名称は、八戸市
美術館、位置は、八戸市大字番町10番地4でございます。
(3)事業は、
対象分野を美術その他芸術とし、
美術館としての基本的な事業のほか、美術その他芸術を通じた教育・学習、
まちづくり及び
市民交流の推進に関する事業等を行うものでございます。
(4)観覧料は、
美術館が収蔵する
美術品等を活用して日常的に行う展示の
コレクションラボ展示は無料とし、
美術館が特別に行う展示である
企画展示及び
コレクション特別展示は、1人2000円を超えない範囲でその都度定めるものでございます。
(5)使用等の手続及び
使用料は、使用の許可及び条件、
使用制限を定めるもので、
使用料は、
市内文化施設や
市外類似施設の料金を参考にしながら設定するものでございます。
(6)
協議会・
委員会は、
美術館運営協議会及び
美術品等収集委員会を設置するものでございます。
(7)その他は、旧八戸市
美術館条例を廃止するほか、その他所要の改正を行うものでございます。
最後に
施行期日でございますが、本施設の
オープンについて、今年11月頃を予定しており、
オープン前の
準備行為も必要なことから、一部規定を除き、後に定める
施行規則で定める日とするものでございます。
なお、本
条例案につきましては、3月
市議会定例会に提案させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
◆伊藤 委員 ここに提出されました案の中身直接ではないのですけれども、新
美術館の運営に当たりまして、
管理運営費等のことについても検討されてきていると思いますが、その辺のことから
使用料というのは、全国的に
使用料、あるいはこれまでの市の
美術館ということの
使用料の経緯も含めていろいろ御検討されたかと思いますけれども、やはり
維持管理費と合わせたことも検討しなきゃいけないと思いますので、その辺は、今算定が確実なことは分からないまでも、おおよそついているかと思いますけれども、その辺、いかがでしょうか。
◎高森 新
美術館建設推進室長 お答え申し上げます。
光熱水費ですとか、各種委託料につきましては、次の議会でも当初予算案として御提案させていただきますけれども、おおむね見込んでいる維持管理経費から受益者負担という考えに基づきまして、一般の使用で貸し出せる部屋の面積、あと時間で案分いたしまして、平米当たりの単価を算出して、そこから
使用料を設定してございます。ただ、あまりにも高額な料金になりますと、利用者の方から利用しにくいということもありますので、昨年6月に、市民意見交換会を開催させていただきまして、そこで市民団体からいろいろ御意見をいただいた上で、参考といたしまして、おおむね旧
美術館の約1.2倍の料金設定になるようにさせていただいております。
以上でございます。
◆伊藤 委員 新
美術館の視察をさせていただいて、本当にすばらしいという言葉ももちろん表現の仕方としてはあるんですけれども、一方では、これを維持管理するのが大変だという思いもいたしました。特にジャイアントルームについて冬場の暖房、それから夏場の冷房、それに関してどっちにしても、あの空間の適正な温度管理をするのは本当に大変だというふうに思いました。私どもが視察させていただいたあの時期、今もそうでしょうけれども、床暖房ですよね。あのあたりからすると、相当な光熱費がかかっていくのではないのか、これまでの
美術館と比較しても仕方ないですけれども、相当かかるんじゃないかと。それから、夏場もかなり採光されている設計ですので、効果的な冷房ができるのかとか、いろいろなことを考えるのですけれども、その辺の維持管理については、いろいろ課題もあるかと思いますけれども、現在のところどんなふうに考えているんでしょうか。
◎高森 新
美術館建設推進室長 お答え申し上げます。
12月補正予算のときに、光熱水費等を要求させていただきました。そのときには3か月で1000万円という見込みでスタートしておりますが、現在入っている機械が非常に高効率で、もともと電気だけで床暖房が入っているのですけれども、それで不足のときにはガスでボイラーをたくというような予定になっていましたが、今のところガスを全く使っておらず、電気だけで賄ってございます。また、1月分の実績値を見ても、予算要求時の額よりは大分安く抑えられた金額になっております。2月の1日から我々、事務室に本格的に移動して執務をしていますので、1月よりは若干上がる可能性はありますけれども、今のところは12月補正予算でおっしゃっていただいた中でやり繰りはできるものだと思ってございます。まずはこれが本格的に
グランドオープンした段階でどのようになるかということは今後の推移を見守る必要はありますけれども、
維持管理費もさることながら、やっぱりたくさんの方に利用していただくということがまず大事だと思いますので、その辺のバランスも考えながら、運営を図ってまいりたいと思います。
◆田名部 委員 私も昨日十和田市の
美術館のほうに行ってまいりまして、10年ほど前に1回見に行って、そのときにたくさんの展示物があって、すごく感激をしたのですけれども、久しぶりにまた行ったのですけれども、やっぱり新しいことがないと、何の感動も与えられないというのを感じまして、十和田市の場合は1200円で全部の展示物と、あと企画展もちょうどやっていらっしゃって、それを一気に見ることができたのですけれども、弘前のれんが倉庫
美術館でしたっけ、そちらの状況とか、県内の
美術館で観覧料を取っているとか、そういう状況をちょっと教えていただけますか。
◎高森 新
美術館建設推進室長 お答え申し上げます。
弘前の
美術館の
グランドオープンの際に私も見させていただきましたが、基本的には企画展をメインでやっておられて、入館料はたしか1300円ほどだったと思いますが、おおむね青森県立
美術館とかの企画展に合わせて料金を設定されておりますけれども、おおむね1300円とか、1500円とか、そういう料金設定でやっておられると思います。
一方で、常設展示室というのもありまして、コレクション展につきましても、青森県立
美術館でも行っておられますけれども、大概セット料金みたいなものをセットして、企画展と併せて見ると2000円以下で収まるとか、そのような料金設定でやっておられるところが多いと思っております。
八戸市の
美術館の場合は、先ほど
条例案で御説明しましたが、コレクションラボというほかの施設でいうと常設展に当たる部分は原則無料と考えておりますし、また、そもそも入館、ジャイアントルームに入ってきた、そこの時点でも無料で、基本的にはホワイトキューブを中心に行う企画展を有料にしたいと思っておりましたので、どなたでも御利用いただけるような施設になるかと思ってございます。
○高山
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
7
包括外部監査契約の締結について
○高山
委員長 次に、
包括外部監査契約の締結について報告を願います。
◎夏坂 行政管理課長 それでは、
包括外部監査契約の締結につきまして、資料に基づき御説明を申し上げます。
まず、契約の目的でございますが、
包括外部監査契約に基づく監査及び監査の結果に関する報告を受けるためのものであり、契約の始期が令和3年4月1日とするものであります。
続いて、契約者でございますが、令和元年度及び令和2年度の包括外部監査人として監査を実施していただいた公認会計士の荒谷祐介氏について、当市での監査の経験を生かし、次年度の監査が適正に実施されることが期待されるとともに、八戸市監査委員へ意見照会をした結果、異議がない旨の回答を得ましたことから、同氏を契約者とするものでございます。
なお、荒谷氏の住所は、宮城県仙台市となっておりますが、市内に事務所を構えておりまして、これまで青森県や青森市等において包括外部監査に関する実績をお持ちの方でございます。
最後に、今後の予定でございますが、市議会3月定例会へ議案を提出いたしまして、議決をいただきましたら、4月1日の契約締結及び告示を経て、監査を実施し、来年2月に監査結果の報告を受けるというスケジュールで進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、地方自治法の関係条文を参考としておつけしておりますので、後ほど御覧いただければと思います。
以上で説明を終わります。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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8 市長等の
損害賠償責任の一部免責に関する条例(案)の概要について
○高山
委員長 次に、市長等の
損害賠償責任の一部免責に関する
条例案の概要についてを報告願います。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 それでは、市長等の
損害賠償責任の一部免責に関する
条例案の概要につきまして、資料に基づき御説明申し上げます。
まず、1の制定の理由でございますが、地方自治法の一部改正により、普通地方公共団体の長等の
損害賠償責任の一部免責に関する規定が設けられたことを踏まえ、当市におきましても、市長等の市に対する
損害賠償責任の一部免責に関し、必要な事項を定めるためのものであります。
次に、2の法改正の概要についてですが、(1)の
損害賠償責任の一部免責の新設については、地方公共団体の長等の当該地方公共団体に対する損害を賠償する責任について、善意でかつ重大な過失がないときは、賠償責任を負う額から職責、その他の事情を考慮して政令で定める基準を参酌して、政令で定める額以上で条例で定める額を控除した額を免責させる旨を定めることを可能としたものであります。
今の説明を図にいたしますと、下図のような形になります。
次に、
損害賠償責任の一部免責の基準等でございますが、①政令で定める額は、基準給与年額であり、これは一部手当を除いた一会計年度に支給される給与に相当する額であり、また、②の政令で定める基準は基準給与年額に長等の区分に応じ、それぞれ次に定める数を乗じて得た額となっております。
これらを踏まえまして、3の条例の内容でございますが、政令で定める基準等を参酌し、市長等が
損害賠償責任を負う額から基準給与年額に市長の場合は6、副市長、教育
委員会の教育長もしくは委員、選挙管理
委員会の委員または監査委員の場合は4、農業
委員会の委員、固定資産評価審査
委員会の委員または公営企業管理者の場合は2、さきに掲げた以外の市職員の場合は1を乗じて得た額を控除した額について免責させる旨を定めるものであります。
最後に、
施行期日は、条例公布の日から施行するものでございます。
この条例制定案につきましては、来る3月議会定例会に提案させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
9 八戸市職員の
特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例に係る
専決処分について
○高山
委員長 次に、八戸市職員の
特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例に係る
専決処分について報告を願います。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 それでは、八戸市職員の
特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例に係る
専決処分について、資料に基づき御説明申し上げます。
まず、改正の理由でございますが、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の廃止に伴い、規定の整理をするため、地方自治法第180条第1項の規定により
専決処分したものであります。
次に、改正の内容でございますが、八戸市職員の
特殊勤務手当支給条例において、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令を引用し規定している新型コロナウイルス感染症の定義を表のとおり改正したものでございます。
なお、国等においても同様の改正が行われているものでございます。
次に、条例の
施行期日につきましては、令和3年2月13日であり、
専決処分年月日につきましては、令和3年2月9日でございます。
なお本件につきましては、3月
市議会定例会で報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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10 令和2年度八戸市
職員採用試験の
実施状況について
○高山
委員長 次に、令和2年度八戸市
職員採用試験の
実施状況について報告願います。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 それでは、令和2年度八戸市
職員採用試験の
実施状況について、資料に基づき御説明申し上げます。
初めに、(1)の大学卒業程度、短大卒業程度――技術職につきましては、第一次試験を令和2年6月28日に、第二次試験を8月4日から6日にそれぞれ実施し、8月26日に合格発表を行ったところであります。
実施状況につきましては、表のとおり、大学行政から短大化学まで9つの職種について試験を行い、合格者数を右から2列目の二次合格者数の欄に記載しておりますとおり、合計で内定者は21名、名簿登載者4名といたしました。
なお、名簿登載とは、採用の内定ではなく、内定者の辞退等により欠員が生じ、新たに採用が必要と判断した場合に内定者とするものでございます。
次に、(2)の獣医師、薬剤師につきましては、採用試験を7月5日に実施し、7月13日に合格者の発表を行いました。表にありますとおり、獣医師2名、薬剤師1名を内定者としたものでございます。
次に、2ページを御覧願います。
(3)の短大・高校卒業程度及び各資格職等の採用試験につきましては、第一次試験を障がい者は9月20日に行い、それ以外の職種については、9月27日に行いました。そして第二次試験を11月11日から13日に実施し、11月27日に合格発表を行ったところであります。
実施状況につきましては、表のとおり合計で内定者16名、名簿登載者4名を合格といたしました。
次に、(4)の獣医師、薬剤師の2回目の採用試験につきましては、試験を9月20日に予定しておりましたが、申込者がなかったものでございます。
次に、(5)の社会人対象の機械、化学、学芸員の採用につきましては、第一次試験を11月29日に、第二次試験を令和3年1月10日に、それぞれ実施し、1月19日に合格発表を行ったところでございます。
実施状況につきましては、表のとおり合計で内定者2名を合格としたものでございます。
次に3ページを御覧願います。
最後に、(6)の獣医師、薬剤師の随時募集につきましては、採用試験を1月10日に実施し、1月19日に合格発表を行いました。表にありますとおり、薬剤師1名を内定者として合格させたものでございます。
なお、下段に昨年度の
実施状況を記載しておりますので、後ほど御覧いただければと存じます。
以上で説明を終わります。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
◆伊藤 委員 考古学のところ、1人程度ということでしたけれども、申込みが1人あったけれども採用には至っていなかったみたいなのですが、こちらはそれで何か支障がないのでしょうか。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 9月の試験では実際の受験者がなくて採用もございませんでした。そのため、(5)の社会人対象の部分で学芸員の考古を募集いたしまして、現在1名の内定となって確保してございます。(5)の表の一番下に社会人対象学芸員考古という欄がございまして、こちらで1名内定させていただいておりますので、以上でございます。
◆伊藤 委員 ありがとうございます。
○高山
委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。
◆山之内 委員 障がい者の方が1名内定しておりますが、種別がもし分かれば教えていただきたいと思います。障がいの種別です。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 障がい者の種別ということですけれども、こちらの場合は身体の障がい者ということになってございます。
以上でございます。
◆伊藤 委員 ただいまの山之内委員に関連して障がい者のところなんですけれども、これは初めから1人程度なんですが、そうしますと来年時の当初障がい者の雇用率というのはどんなふうになるんでしょうか。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 正職員としては1名程度でございますが、会計年度任用職員としての採用も同じく進めておりまして、今年度新たに4名会計年度任用職員を採用してございます。会計年度職員なので3月で一旦切れますけれども、本人が希望するのであれば引き続き来年度もということになりまして、来年は人数では5名、カウント数でももう少し重度の方は2人ということでカウントすることになっておりますので、そういう意味では少し上がります。そこにつきましては、実は正職員と全体の母数の関係なんですけれども、職員数が会計年度任用職員も含むものですから、そこが来年の6月1日時点で増えているか、今のままなのかによって達成の状況がちょっと微妙になるというところはありますけれども、今年度の今のままであれば、ちょっと何とも言いにくいところですけれども、明らかに今年度よりは障がい者の雇用率は上がるということになってございました。来年の6月時点の会計年度任用職員の状況によっては、達成ができるかどうかというのがちょっと微妙なところだと思ってございます。
以上でございます。
◆伊藤 委員 これはやはり国が定めた法律の雇用率ですけれども、これを達成するのはやはり大変大事なことだというふうに思いますので、6月にかけて達成できる方向に障がい者の雇用を促進していただきたいというふうに……。
それであと今任用されている方々の障がいの種類を教えてください。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 現在採用されている職員の障がいの種別で、全職員の中での種別ということでしょうか。
◆伊藤 委員 今任用されている方たちの障がいの種類です。今の障がい者のほうで採用されている……。
◎田中
総務部次長兼
人事課長 会計年度任用職員の種別ということでよろしいでしょうか。
失礼しました。4名の方の障がいの種別は、1名が身体障がい者、あと3名が精神障がい者ということになってございます。
以上でございます。
○高山
委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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11 八戸市基金の設置及び管理に関する条例の一部改正(案)の概要について
○高山
委員長 次に、八戸市基金の設置及び管理に関する条例の一部改正案の概要について報告を願います。
◎保坂
財政部次長兼
財政課長 それでは、八戸市基金の設置及び管理に関する条例の一部改正案の概要につきまして、お手元の資料に基づき御説明申し上げます。
まず、改正の理由でございますが成人病対策基金を健康づくり推進基金に変更するとともに、教育振興基金の設置目的を変更するためのものでございます。
次に改正内容でございますが、1点目は、糖尿病患者教育事業への活用を設置目的としております成人病対策基金につきまして、より幅広い健康づくり推進事業への活用を設置目的とする健康づくり推進基金に改めるものでございます。
2点目といたしましては、教員の海外研修制度を廃止することに伴い、当該基金の設置目的を教員の国内、海外研修資金から、国内の研修資金のみに改めるものでございます。
施行期日は、いずれも令和3年4月1日でございます。
また、本
条例案につきましては、3月定例会に提案させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
最後に成人病対策基金の変更につきましては、本日事業を担当する健康部から、所管の民生
協議会におきまして御説明しておりますことを申し添えます。
説明は以上でございます。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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12 八戸市
手数料条例の一部改正(案)の概要について
○高山
委員長 次に、八戸市
手数料条例の一部改正案の概要について報告を願います。
◎保坂
財政部次長兼
財政課長 それでは、八戸市
手数料条例の一部改正案の概要につきまして、お手元の資料に基づき御説明申し上げます。
今回の改正は、大きく2つの法律に関係するもので、1つ目は、食品衛生法関係でございます。
改正の理由といたしましては、食品衛生法等の一部改正による営業許可業種の見直しに伴い、申請手数料等の改正を行うものでございます。
次に改正の内容でございますが、1点目は、申請手数料につきまして、食品衛生法施行令に規定される営業許可業種が現行の34業種から32業種に見直しされることに伴い改正するもので、手数料の額につきましては、青森県と同額に設定するものでございます。
2点目は、行商登録申請手数料等につきまして、青森県魚介類行商及びアイスクリーム類行商に関する条例が廃止されることに伴い、当該事務手数料の規定を削除するものでございます。
いずれも
施行期日は、令和3年6月1日でございます。
次に、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係でございますが、改正の理由は、いわゆる建築物省エネ法の一部改正に伴い、適合性判定手数料等の区分を変更するとともに、その他所要の改正を行うものでございます。
主な改正内容でございますが、省エネ基準適合義務制度の対象要件であります非住宅建築物の延べ床面積が2000平方メートル以上から300平方メートル以上に拡大されることにより、手数料の床面積区分を改正するもので、改正する手数料は、資料に記載の適合性判定手数料から軽微変更証明書交付手数料までの6種類でございます。
参考として、資料下段に適合性判定手数料の表を記載しておりますが、現行の2000平方メートル未満を下線部分のとおり、1000平方メートル以上2000平方メートル未満に改め、新たに300平方メートル以上1000平方メートル未満の区分を追加し、手数料の額を設定するもので、金額は青森県などと同額としております。
施行期日は、令和3年4月1日でございますが、一部建築基準法
施行規則の改正に伴う部分については、条例の公布日とするものでございます。
また、本
条例案につきましては、3月定例会に提案させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
最後に、本日それぞれの手数料事務の担当部局から所管の
協議会におきまして改正の内容を御説明しておりますことを申し添えます。
説明は以上でございます。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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13 八戸市
奨学金条例の一部改正(案)の概要について
○高山
委員長 次に、八戸市
奨学金条例の一部改正案の概要について報告を願います。
◎大館 学校教育課長 それでは、八戸市
奨学金条例の一部改正案の概要について、お手元の資料により御説明いたします。
まず、改正の理由でございますが、一般奨学金の償還開始時期について見直しをするとともに、志願資格等に係る規定の整備をするためのものでございます。
次に、改正の主な内容でございますが、1点目は、奨学生の志願資格について、現行の運用上、既に適用していない要件、具体的には身体の強健な者という規定を削るほか、現在対象とする学校から通信教育、大学院、各種大学校及び海外の学校等を除いており、その旨は奨学生の募集要項に記載して、応募者には周知しておりますが、現行規定には定められていないため、これらを明確化するものでございます。
2点目は、一般奨学金の償還開始時期につきまして、奨学生の決定を取り消された場合において、償還を開始する時期を変更するものでございます。
現行規定では、退学・貸与の辞退または奨学生の決定取消しの各事由の発生日の属する年度の翌年度の4月からとなっており、例えば3月に学校を退学した場合、規定では翌年度の4月、つまり翌月の4月から償還開始となるものですが、実務においては、事由発生から償還開始までの手続にある程度の期間が必要であることから、改正後の案といたしましては、償還開始時期を教育
委員会が定めるときとし、具体的な時期は
施行規則に定める予定でございます。
現在の償還方法は、月賦、半年賦及び年賦に対応しておりますが、例えば月賦の場合は取消し決定の通知日の属する年度の翌年度の4月からとする予定でございます。
最後に、
施行期日は、公布の日といたしております。
説明は以上でございます。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
◆伊藤 委員 大いにこういう奨学金を利用して、今、本当に経済的に困難を来している御家庭、そういうお子さんたちが望むような教育を受けられるようにしっかりとこの制度を活用していただければというふうに思うのですけれども、特にこの1年のコロナ禍にありまして、なかなかそれを償還していくということでも困難を来しているということで、この条例の中に定めている償還の規定以外で、やはりこういう特別事態ということでの特に今年度のその辺の償還に関する緩和であるとか、対策、その辺どのように考えていらっしゃるでしょうか。
◎大館 学校教育課長 それでは、お答えいたします。
今、委員からお話があったように、今年度はコロナ禍ということで、奨学金の返済に苦慮している学生がいるのではないかということで、教育
委員会といたしましては、今年度はコロナ禍において返還が困難であるという状況がある学生については、1年間償還を猶予するという措置を取って、広報等を通じて周知徹底を図って対応をしてまいりました。次年度以降についてはまた今後の推移を見ながら検討してまいりたいと思っております。
以上です。
◆伊藤 委員 1年間の猶予ということですけれども、また、個人個人でさらにその困難度合いというのが違ってくるかと思いますので、その方々に寄り添うような返還の方法というものを考えていっていただきたいと思います。要望して終わります。
○高山
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
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14 令和3年度八戸市
青少年海外派遣交流事業について
○高山
委員長 次に、令和3年度八戸市
青少年海外派遣交流事業についてを報告願います。
◎南舘 教育指導課長 教育指導課から、令和3年度八戸市
青少年海外派遣交流事業について、お手元の資料により御説明申し上げます。
市教育
委員会では、毎年青少年の国際協力の精神を養うために、市内の中学2年生を海外に派遣する
青少年海外派遣交流事業を実施しておりますが、今年度は新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、事業の実施を見送ったところであります。
来年度――令和3年度は、今年度見送りとなった中国への派遣を想定し、準備を行ってまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、国内外においていまだ予断を許さない状況であることから、令和3年度内においても、安全安心に事業を実施することが難しいと判断し、中止することといたしました。
生徒のことを考えると、大変心苦しい限りではありますが、生徒の安全を最優先に検討を進めた結果の判断となりますことを御理解くださるようお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○高山
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○高山
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
以上で、本日予定をしておりました理事者からの
報告案件は全て終了いたしました。
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○高山
委員長 これにて
総務協議会を閉じます。
皆様御苦労さまでした。
午前10時50分 閉会...