八戸市議会 2019-12-12
令和 1年12月 民生常任委員会-12月12日-01号
令和 1年12月
民生常任委員会-12月12日-01号令和 1年12月 民生常任委員会
民生常任委員会記録
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開催日時及び場所
令和元年12月12日(木)午前10時00分~午後0時00分 第3委員会室
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本日の会議に付した事件
● 議案等審査順序について
● 議案審査 (注:〔 〕内は審査結果、*印は起立採決)
1 議案第136号 令和元年度八戸市
一般会計補正予算 〔原案可決〕
2 議案第138号 令和元
年度八戸市立市民病院事業会計補正予算 〔原案可決〕
3 議案第139号 令和元年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算 〔原案可決〕
4 議案第146号 令和元年度八戸市
霊園特別会計補正予算 〔原案可決〕
5 議案第148号 令和元年度八戸市
介護保険特別会計補正予算 〔原案可決〕
6 議案第149号 令和元年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算
〔原案可決〕
7 議案第150号 令和元年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算 〔原案可決〕
8 議案第159号 八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一
部を改正する条例の制定について 〔原案可決〕
9 議案第160号 八戸市
幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定め
る条例の一部を改正する条例の制定について 〔原案可決〕
10 議案第161号 八戸市
指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基
準等を定める条例の制定について 〔原案可決〕
11 議案第162号 八戸市
興行場法施行条例の一部を改正する条例の制定について
〔原案可決〕
12 議案第170号 指定管理者の指定について
(斎場) 〔原案可決〕
13 議案第171号 指定管理者の指定について
(東霊園、西霊園及び南郷中央霊園) 〔原案可決〕
● 請願提出者からの趣旨説明
1 令和元年請願第2号 日米地位協定の抜本改定を求める請願書
● 請願審査
1 令和元年請願第2号 日米地位協定の抜本改定を求める請願書 〔継続審査〕
● 陳情提出者からの趣旨説明
2 令和元年陳情第2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情
● 陳情審査
2 令和元年陳情第2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情
〔*不採択〕
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出席委員(7名)
委員長 松 橋 知 君
委 員 高 橋 正 人 君
〃 苫米地 あつ子 君
〃 藤 川 優 里 君
〃 小屋敷 孝 君
〃 冷 水 保 君
〃 山 名 文 世 君
欠席委員(1名)
副委員長 久 保 百 恵 君
委員外議員(なし)
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出席理事者
福祉部長兼福祉事務所長 豊 川 寛 一 君
健康部長 佐々木 勝 弘 君
市民防災部長 秋 山 直 仁 君
市民病院事務局長 品 田 雄 智 君
総務部理事 上 野 統 久 君
南郷事務所長 畑 内 俊 一 君
福祉部次長兼生活福祉課長 松 橋 光 宜 君
福祉部次長兼高齢福祉課長 中 里 充 孝 君
健康部次長兼国保年金課長 山 道 尚 久 君
高等看護学院次長兼教務長 中 村 有 子 君
保健所副所長兼保健総務課長 西 村 信 夫 君
保健所副所長兼
健康づくり推進課長 石 藤 フキ野 君
市民防災部次長兼市民課長 大 坪 和 広 君
市民病院事務局次長兼管理課長 工 藤 俊 憲 君
総務部副理事 田 村 勝 則 君 他
関係課長
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趣旨説明者
青森県
平和委員会代表委員 中屋敷 泰 一 君
全日本年金者組合青森県本部三八支部執行委員長 高 橋 靖 昌 君
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出席事務局職員
主査 安 藤 俊 一
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午前10時00分 開会
○松橋 委員長 本日の欠席通告者は久保副委員長でありますので、報告いたします。
ただいまから民生常任委員会を開きます。
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● 議案等審査順序について
○松橋 委員長 これより議事に入ります。
当委員会に付託になりました議案等を順次審査いたします。
お諮りいたします。
議案等の審査順序でありますが、お手元に配付しております審査順序のとおり審査いたしたいと存じます。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。
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● 議案審査
1 議案第136号 令和元年度八戸市
一般会計補正予算
○松橋 委員長 議案第136号令和元年度八戸市
一般会計補正予算中、当委員会に付託になりました第1条中の歳出予算の補正の
関係部分、第3条繰越明許費及び第4条債務負担行為の補正のそれぞれの
関係部分を議題といたします。
なお、審査の方法は、初めに第1条中の歳出予算の補正を款ごとに説明、質疑を行い、次に第3条繰越明許費、第4条債務負担行為の補正の
関係部分の順に説明、質疑を行い、最後に意見を徴したいと思います。
第2款総務費の
関係部分について理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 おはようございます。
それでは、第2款総務費のうち、当委員会に係る事項について御説明いたします。
補正予算及び説明書の88ページをお開き願います。
補正予算及び説明書には記載はございませんが、2款1項1目一般管理費14節使用料及び賃借料の補正額はゼロ円でございまして、複写機使用料から
機械器具等借り上げ料へ一部節内での予算組み替えを行うものでございます。
続きまして、89ページにわたりますが、3目財産管理費25節積立金のうち、
社会福祉基金積立金16万3000円の増額は、あおぎんオール八戸2019サマーカップ様からの寄附金15万2200円のほか、
ふるさと寄附金1件分を積み立てるものでございます。
防災対策基金積立金4万円及び
総合保健センター建設基金積立金2万円の増額は、それぞれ
ふるさと寄附金を積み立てるもの、
こども未来基金積立金44万円の増額は、在八種市会様からの寄附金10万円のほか、
ふるさと寄附金16件分を積み立てるものでございます。
5目
市民サービスセンター費は302万3000円の減額でございますが、2節給料から4節共済費のうち
共済組合負担金までは職員の人事異動、給与改定等に伴う人件費を調整するもの、4節共済費のうち保険料及び7節賃金は、臨時職員の任用に伴う経費を増額するものでございます。
6目交通対策費35万円の増額は、臨時職員の任用に伴う経費でございます。
9目市民相談室費129万2000円の減額は、職員の人事異動、給与改定等に伴う人件費を調整するものでございます。
90ページに参りまして、3項1目
戸籍住民基本台帳費は560万円の増額でございますが、2節給料から4節共済費のうち、
共済組合負担金までは職員の人事異動、給与改定等に伴う人件費を調整するものでございます。4節共済費のうち保険料及び7節賃金は臨時職員の任用に伴う経費を増額するものでございます。
91ページに参りまして、3目
中長期在留者住居地届出費9万9000円の減額は、職員の人事異動等に伴い、給料及び職員手当等を調整するものでございます。
以上で第2款総務費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
第3款民生費について理事者から説明を求めます。
◎松橋 福祉部次長兼生活福祉課長 それでは、第3款民生費について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の92ページをごらんください。
第3款民生費は4億8260万円を増額し、総額を393億5344万5000円とするものです。
1項1目社会福祉総務費4692万4000円の増額は、職員の人件費を調整するほか、23節償還金利子及び割引料において、平成30年度
生活困窮者就労準備支援事業費等補助金返還金及び平成30年度
母子家庭等対策総合支援事業費国庫補助金返還金並びに中核市への事務移譲に伴う
母子父子寡婦福祉資金貸付金の債権譲渡にかかわる県への10年間の償還金のうち、初年度分を計上するものです。
1項2目障害者福祉費1億5665万6000円の増額は、次のページにわたりますが、職員の人件費を調整するほか、12節役務費において各障がい
福祉サービス等の利用者数増加による審査手数料の増額、19節負担金補助及び交付金において、軽度・
中等度難聴児補聴器購入費助成補助金の申請者数の増加による増額、20節扶助費において、各
障害福祉サービス等の利用者数増減による所要額を計上するものです。
1項3目老人福祉費532万2000円の増額は、職員の人件費を調整するほか、13節委託料において
緊急通報装置監視業務委託料を増額し、23節償還金利子及び割引料において低
所得者保険料軽減負担金の精算に伴う返還金を計上するものです。
1項6目遺児対策費は増減がございませんが、
ふるさと寄附金の充当により財源内容を変更するものです。
1項8目
特別会計整備費171万5000円の減額は、28節繰出金において
介護保険特別会計繰出金を減額するものです。
2項1目国民年金事務費95万6000円の増額は、次のページにわたりますが、職員の人件費を調整するものです。
4項1目
児童福祉総務費1億809万円の増額は、職員の人件費を調整するほか、18節備品購入費において、建設中の三条児童館の備品購入費等を計上し、19節負担金補助及び交付金において、各事業の補助基準額の増減のほか、延長保育の実施見込み時間及び幼児教育・保育の無償化に伴う一時預かり実施見込み施設の増加に伴い、病児・病後
児保育事業補助金178万円、
延長保育事業補助金3510万円、一時預かり事業補助金6420万円を計上するものです。
4項2目児童措置費224万5000円の増額は、23節償還金利子及び割引料において、平成30年度
児童扶養手当給付費国庫負担金返還金及び平成30年度
児童入所施設措置費等国庫負担金返還金を計上するものです。
5項1目生活保護総務費1億6412万2000円の増額は、次のページにわたりますが、職員の人件費を調整するほか、13節委託料において
生活困窮者自立相談支援事業等業務委託料から弁護士委託料へ予算を組み替え、
生活保護システムの改修等委託料を増額するとともに、23節償還金利子及び割引料において、平成30年度の
生活保護費等国庫負担金、
生活困窮者自立相談支援事業費等国庫負担金及び
生活困窮者就労準備支援事業費等補助金の確定に伴う返還金を計上するものです。
以上、第3款民生費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆冷水 委員 一つだけ確認をさせていただきたいと思うんですが、95ページの弁護士の委託料なんですが、これは前からちょっと係争中になっている弁護士に対する委託料だと思うんですが、そのことだけちょっと確認をさせていただきたいと思います。
◎松橋 福祉部次長兼生活福祉課長 そのとおりでございまして、7月の民生協議会でも御報告させていただきましたけれども、生活保護の廃止決定処分に係る賠償請求事件の訴訟についての
弁護士費用着手金を予算化したものでございます。
以上でございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆苫米地 委員 2つ教えてください。
92ページの障害者福祉費のところで、軽度・
中等度難聴児補聴器購入費助成補助金、申請者数の増加によるものということでしたけれども、何人ぐらいの増加で、その内容はあくまでも補聴器の購入に対する助成なのか、そのほか何か備品についても補助があるのかどうかというところを一つ確認させてください。
それともう一つ、94ページ、児童福祉費の
児童福祉総務費の中で、区分の19のところで負担金補助及び交付金が増額になっているんですけれども、どのくらいの増加があるということを見込んでの補正なのか、そこの件数、あるいは人数がわかれば教えてください。お願いします。
◎鈴木 障がい福祉課長 今ちょっと人数のほうを確認しておりますけれども、内容は補聴器だけとなっております。人数はちょっと時間をいただきたいと思います。
◎出河 こども未来課長 3つの補助金の人数の増加についてお知らせいただきたいということだと思うんですけれども、まず一時預かり事業につきまして、こちらは実施施設がまずふえているということがございます。一般型の施設が26カ所から30カ所、幼稚園型は32カ所から58カ所になってございます。人数につきましては、当初予定していたものとの比較というのは本日お持ちしておりませんので、後ほどお答えをさせていただきたいと思っております。同じく、病児につきましても、当初の比較等は本日資料を持ってきておりませんので、こちらもあわせて後ほど御説明させていただきたいと思っております。
以上でございます。
◆苫米地 委員 わかりました。実施する施設がふえてきたことに伴えば当然ふえてくるということで、理解はしました。ありがとうございます。
◎鈴木 障がい福祉課長 先ほどの補聴器の利用人数ですけれども、4月から9月までの実績が15件ありまして、補聴器というのは両方だったり片方だったりするもんですから、台数が26台になっております。これから、10月から3月の見込みとしては10件あるものとして計上しております。
以上でございます。
◆苫米地 委員 わかりました。大体例年このぐらいの申請がある、診断によって申請する人の数は変わってくるとは思いますが、どうなんでしょう、例年並みということでしょうか。
◎鈴木 障がい福祉課長 このような障がいというのはいつ発生するかわかりませんので、人数というのは例年並みとかそういうことではないんですけれども、ほぼほぼ横ばいという感じです。
◆苫米地 委員 わかりました。ありがとうございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第4款衛生費の
関係部分について理事者から説明を求めます。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 それでは、第4款衛生費のうち、当委員会にかかわる事項につきまして御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の96ページをお開き願います。
1項1目保健衛生総務費2712万2000円の増額は、2節給料から4節共済費まで人事異動等に伴う人件費の調整が主な理由でございますが、3節職員手当のうち時間外勤務手当の増額については業務量の増大に対応するものでございます。また、13節委託料は、
乳幼児行政システムについて国の制度改正に対応するために必要な改修を行うもの、19節負担金補助及び交付金は、八戸市
公的病院等運営費補助金として救急医療の確保及び地域医療の充実を図るため、不採算医療等の機能を担う市内の公的病院等の運営に要する経費を支援するものでございます。
3目母子保健指導費631万円の減額は、2節給料から4節共済費までは人事異動等に伴う人件費を調整するもの、7節賃金は育児休業者の代替のアルバイト賃金の増額、また19節負担金補助及び交付金は
県ハイリスク妊産婦アクセス支援事業補助金を実績に基づき増額するものでございます。
5目老人保健対策費165万円の増額は、後期高齢者の人間ドックに係る経費を実績に基づき増額するものでございます。
次の97ページに参りまして、8目看護師養成所費916万7000円の減額は、2節給料から4節共済費において人事異動等に伴う人件費を調整するもの、19節負担金補助及び交付金は、看護師養成所の
専任教員資格取得に係る負担金でございます。
11目環境衛生費385万9000円の増額は、検査手数料の不足による12節役務費の増額が主なものでございます。
15目
特別会計整備費は、
後期高齢者医療特別会計への繰出金を103万7000円減額するものでございます。
説明は以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第9款消防費について理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、第9款消防費の補正予算について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の106ページをお開き願います。
第9款消防費を1006万1000円増額し、補正後の額を30億2928万3000円とするものでございます。
1項1目常備消防費1160万円の増額のうち、19節負担金補助及び交付金189万6000円の増額は、
八戸地域広域市町村圏事務組合において、職員の休日勤務の増加に伴い人件費を補正予算に計上したことなどによる同事務組合の消防費負担金を増額するものでございます。23節償還金利子及び割引料970万4000円の増額は、
普通交付税返還金のうち消防分を
八戸地域広域市町村圏事務組合へ支払うものでございます。
2目非常備消防費153万9000円の減額は、
八戸地域広域市町村圏事務組合で前年度繰越金を補正予算に計上したことなどにより、同事務組合の
消防団事務委託料を減額するものでございます。
以上で第9款消防費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第3条繰越明許費の補正について理事者から説明を求めます。
◎松橋 福祉部次長兼生活福祉課長 それでは、第3条繰越明許費のうち第3款民生費について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の10ページをごらんください。
表中、第3款1項社会福祉費の介護・
認知症予防センター備品等購入費90万円については、仮称・八戸市
総合保健センターの建築工事等の工期を令和2年4月30日までに延長したことに伴い、備品等の納品が令和2年5月になることから翌年度に繰り越すものです。
以上で、繰越明許費のうち第3款民生費の説明を終わります。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 続きまして、第4款衛生費について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の10ページをごらんください。
第3表のうち、4款1項保健衛生費の仮称・
総合保健センター備品等購入費1億7540万円は、仮称・八戸市
総合保健センター建設事業建築工事等の工期を令和2年4月30日まで延期したことに伴い、備品等の納品が令和2年5月になることから翌年度に繰り越すものでございます。
以上で繰越明許費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第4条債務負担行為の補正について各理事者から説明を求めます。
◎松橋 福祉部次長兼生活福祉課長 それでは、第4条債務負担行為の補正について福祉部に係る事項を御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の121ページをごらんください。
3款1項1目
母子父子寡婦福祉資金貸付金譲渡債権償還金は、中核市への事務移譲に伴う県への10年間の償還金のうち、今回補正予算を計上した令和元年度分を除く令和2年度から令和10年度までを限度額を1億2483万円として債務負担行為を設定するものでございます。
以上で説明を終わります。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、債務負担行為の補正のうち
市民防災部所管分につきまして御説明申し上げます。
引き続き121ページをごらんください。
4款1項10目13節斎場指定管理料は、八戸市斎場の来年度からの指定管理料につきまして債務負担行為を設定するものです。期間は令和元年度から令和6年度まで、限度額は3億5187万5000円でございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆苫米地 委員 賛成はするのですけれども、意見を述べたいと思います。
先ほど質問したところの
児童福祉総務費のところで、延長保育であるとか一時預かり事業であるとかの補助金が増額になっているというところで、幼保無償化のことがあって地方自治体の財政負担がふえていくようであればどうなのかという思いがあるわけです。国の制度として不十分な部分があると、地方自治体の役割として不十分なところを補っていくのは当然ですけれども、年度途中にこういう補正を組むということはどうなのかという思いがちょっと残るわけですけれども、そこは保護者の皆さんには大変喜ばれる事業であることからこの補正には賛成をしますけれども、国に対してきちっと意見を上げていくべきということが一つ。
そしてまた、こういう補正を組めるのであれば、本会議場のところでも、ほかの会派の方が言っていましたが、副食費のところ、保護者からもまた各園からも助成補助できないものかということが出ているということでしたので、すぐには無理でも何とか副食費のところも補助していくような方向で検討をしていただきたいという意見をつけて賛成します。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第136号は原案のとおり可決されました。
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2 議案第138号 令和元
年度八戸市立市民病院事業会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第138号令和元
年度八戸市立市民病院事業会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 それでは、議案第138号令和元
年度八戸市立市民病院事業会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
まず、補正予算及び説明書の18ページをお開き願います。
それでは、18ページの第2条の収益的収入及び支出について御説明申し上げます。
まず、収入の第1款事業収益は3億円を増額し、183億6700万円とするものでございます。補正予定額の内訳は、第1項医業収益を増額するものでございます。
次に、支出の第1款事業費は4億8700万円を増額し、196億6342万6000円とするものでございます。補正予定額の内訳は、第1項医業費用を増額するものでございます。
次に、19ページをお開き願います。
第3条ですが、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として定めている職員給与費の額を2億528万4000円増額し、92億9525万9000円とするものでございます。
次に、第4条は、たな卸資産購入限度額を57億6464万5000円に増額するものでございます。
次に、143ページをお開き願います。
補正予算に関する説明書で補正の主な内容につきまして御説明を申し上げたいと思います。
まず、令和元
年度八戸市立市民病院事業会計補正予算実施計画につきまして御説明申し上げます。
収益的収入の第1款事業収益の1項2目外来収益は、診療単価の増等により外来収益を3億円増額するものでございます。
次の144ページに参りまして、収益的支出でございますが、第1款事業費の1項1目給与費は、職員の人件費調整等によりまして2億528万4000円増額するものでございます。
2目の材料費は、薬品費及び診療材料費を2億8400万円増額するものでございます。
3目の経費は、光熱水費及び手数料、賃借料などを1541万5000円増額するものでございます。
4目減価償却費は、機械備品などの減価償却費を2149万9000円減額するものでございます。
5目資産減耗費は、棚卸資産の消耗費を380万円増額するものでございます。
以上が補正予算の内容でございます。
次の145ページ以降の予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、注記につきましては、今回の補正に基づきまして計数整理をしたものでございますので、大変恐縮ではございますが、説明を省略させていただきます。
以上で議案第138号の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆山名 委員 144ページの給与費の補正なんですけれども、これは時間外の調整が入っているんでしょうか。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 含まれております。
以上です。
◆山名 委員 件数を教えてもらいたいんですが。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 現在のところ、11月末までに240名で計約3400名の時間外手当を追加で支給したところでございます。その後、まだ現在書類の提出がおくれたりとか、あと判こがないとか不備があった職員もございまして、それから加えて現在育休で休職している職員とか、あと退職者に対する支給事務を現在進めているところでございまして、240名にプラスしてあと60名から80名前後、最終的には最終支給は300人から320人程度で、支給額はデータ上から推計する数字としては4500万円程度になるのではないかと考えてございます。
以上です。
○松橋 委員長 ほかに御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第138号は原案のとおり可決されました。
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3 議案第139号 令和元年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第139号令和元年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 それでは、議案第139号令和元年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の21ページをお開き願います。
今回の補正は、第1条にありますとおり、歳入歳出それぞれ2億416万1000円を追加し、総額をそれぞれ235億5776万1000円とするもので、内容につきましては、補正予算に関する説明書で御説明申し上げます。
163ページをお開き願います。
まず、歳入でございますが、第7款繰越金の2億30万7000円は、今回の補正財源として前年度からの繰越金を計上したもの、次の164ページに参りまして、第8款諸収入385万4000円の増額は、臨時職員等に係る社会保険料等徴収金のほか、昨年度の給付費等交付金の精算に伴う追加交付額の計上が主なものでございます。
次の165ページに参りまして、歳出でございますが、第1款総務費の1項1目一般管理費462万9000円の増額は、人事異動等に伴う人件費の調整及び臨時職員等に係る任用経費のほか、3節職員手当等のうち時間外手当は業務の増大に対応するものでございます。
2項1目賦課徴収費518万5000円の増額は人事異動等に伴う人件費を調整するもの、2目納付奨励費12万6000円の減額は納税貯蓄組合事務費補助金の確定によるものでございます。
次の166ページに参りまして、第5款保健事業費9000円の増額は、非常勤職員の社会保険料の変更に伴うものでございます。
次の167ページに参りまして、第7款諸支出金1億9446万4000円の増額は、保険給付費等交付金の昨年度の精算に伴う返還金でございます。
歳出については以上でございます。
次に、21ページへお戻り願います。
第2条の債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額でございますが、今度は24ページをお開き願います。
国保高額療養費システム改修委託料は、期間を令和2年度までとし、限度額を580万1000円、市町村事務処理標準システム導入業務委託料は、期間を同じく令和2年度までとして、限度額を8255万8000円とし、債務負担行為を設定するものでございます。
説明は以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第139号は原案のとおり可決されました。
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4 議案第146号 令和元年度八戸市
霊園特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第146号令和元年度八戸市
霊園特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、議案第146号令和元年度八戸市
霊園特別会計補正予算について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の53ページをお開き願います。
まず、第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入支出それぞれ145万7000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5305万7000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、54ページ55ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
また、53ページに戻っていただきまして、第2条は地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額を56ページの第2表債務負担行為のとおり設定するものでございます。
次に、補正予算の内容について御説明申し上げます。
238ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
3款1項1目繰越金は、前年度繰越金を145万7000円増額するものでございます。
次に、239ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目霊園管理費145万7000円の増額は、3節職員手当等及び4節共済費は給与改定等に伴う人件費を調整するもの、23節償還金利子及び割引料は未使用の土地区画の返還を受けた場合、使用料の半額を返還するためのものでありますが、執行状況を勘案し不足分を増額するものでございます。
次に、244ページをお開き願います。
債務負担行為の補正について御説明申し上げます。
1款1項1目13節東霊園等指定管理料は、来年度からの指定管理料につきまして、債務負担行為を設定するものでございます。期間は令和元年度から令和6年度まで、限度額は1億4355万5000円でございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第146号は原案のとおり可決されました。
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5 議案第148号 令和元年度八戸市
介護保険特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第148号令和元年度八戸市
介護保険特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎夏坂 介護保険課長 それでは、議案第148号令和元年度八戸市
介護保険特別会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の61ページをお開き願います。
第1条は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億3740万円を追加し、予算の総額をそれぞれ215億901万4000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、62ページ及び63ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
第2条繰越明許費については64ページをごらん願います。
3款地域支援事業費2項一般介護予防事業費の介護・
認知症予防センター備品等購入費143万円は、仮称・八戸市
総合保健センターの建築工事等の工期を令和2年4月30日まで延長したことに伴い、備品等の納品が同年5月になることから翌年度に繰り越すものでございます。
続きまして、補正予算の内容につきまして御説明を申し上げます。
250ページをお開き願います。
歳入について御説明を申し上げます。
第3款国庫支出金の1項1目介護給付費負担金850万円の減額は、保険給付費の組み替えに伴う財源調整でございます。
2項1目調整交付金9000円の増額、2項2目地域支援事業交付金179万3000円の減額は、地域支援事業費の増減に伴う財源調整でございます。
2項6目介護保険事業費補助金94万6000円の増額は、国庫補助金の内示に伴い、有料老人ホームやサービスつき高齢者向け住宅の入居者に対して、介護サービスを提供する事業所への指導体制強化を図ることを目的とした高齢者向け集合住宅関連事業所指導強化推進事業費補助金を計上するものでございます。
251ページに参りまして、第4款支払基金交付金5万2000円の増額、252ページに参りまして、第5款県支出金760万9000円の増額は、保険給付費の組み替え及び地域支援事業費の増減に伴う財源調整でございます。
253ページに参りまして、第7款繰入金171万5000円の減額は、職員の人件費及び
八戸地域広域市町村圏事務組合負担金の減額のほか、前年度分の低所得者保険料軽減繰入金の精算に伴い減額するものでございます。
254ページに参りまして、第8款繰越金1億4079万2000円の増額は、今回の補正財源として前年度からの繰越金を計上したものでございます。
255ページをお開き願います。
歳出について御説明を申し上げます。
第1款総務費の1項1目一般管理費196万3000円の増額は、職員の人事異動等に伴う人件費の調整及び業務量の増大による時間外勤務手当の増額が主なものでございます。
1項2目計画等策定委員会経費は、増減はございませんが、地域密着型サービス事業者選定に伴う委員への謝礼について予算を組み替えるものでございます。
3項2目介護認定審査会費271万9000円の減額は、
八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金の減額でございます。
256ページに参りまして、第2款保険給付費は、増減はございませんが、給付実績、給付見込み等に鑑みサービス間の給付費を調整したものでございます。
257ページに参りまして、第3款地域支援事業費456万2000円の減額は、職員の人事異動等に伴う人件費の調整をするものでございます。
258ページに参りまして、第5款諸支出金1億4271万8000円の増額は、国及び県に対し、前年度の介護給付費負担金及び地域支援事業交付金に係る受け入れ超過分を返還するためのものでございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第148号は原案のとおり可決されました。
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7 議案第150号 令和元年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第149号ですが、説明理事者が他の委員会に出席をいたしておりますので、後ほど説明願いたいと存じます。
それでは、議案第150号令和元年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 それでは、議案第150号令和元年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の71ページをお開き願います。
今回の補正予算は、第1条にありますとおり、歳入歳出予算それぞれ103万6000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ24億2336万4000円とするもので、内容につきましては次に御説明申し上げます。
278ページをお開き願います。
まず、歳入でございますが、第3款繰入金は、一般会計からの事務費繰入金を103万7000円減額するものでございます。
次の279ページに参りまして、第5款諸収入は、非常勤職員に係る社会保険料等徴収金を1000円増額するものでございます。
次の280ページに参りまして、歳出でございますが、第1款総務費の1項1目一般管理費103万6000円の減額は、職員及び非常勤職員に係る人件費を調整するものでございます。
説明は以上です。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第150号は原案のとおり可決されました。
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8 議案第159号 八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
○松橋 委員長 次に、議案第159号八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎出河 こども未来課長 それでは、議案第159号八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案書では45ページから46ページになりますが、タブレット端末の資料により御説明いたします。
1、改正の理由でございますが、児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備及び運営に関する基準が令和元年7月31日に一部改正されたことに伴い、当市においても八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正を行うものでございます。
次に、2、改正の内容ですが、保育所の耐火性能基準については、建築基準法による規制に加え、保育所基準により規制されておりますが、令和元年6月25日に建築基準法が一部改正され、3階建ての建物について、延べ面積200平方メートル未満の場合には耐火建築物であることが求められなくなったところでございます。
一方で、保育所の用に供する建物については、火災時の避難に時間を要する小学校就学前の子どもの安全を確保する観点から、3階以上に乳児室、匍匐室、保育室または遊戯室を設ける場合は耐火建築物とする現行の取り扱いを維持するために保育所基準が改正されたところであり、これに準じ当市の条例第34条第8号についても所要の改正を行うものでございます。
最後に、3、施行期日でございますが、公布の日からとするものでございます。
以上で議案第159号の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第159号は原案のとおり可決されました。
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9 議案第160号 八戸市
幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
○松橋 委員長 次に、議案第160号八戸市
幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎出河 こども未来課長 それでは、議案第160号八戸市
幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案書では47ページから48ページになりますが、タブレット端末の資料により御説明いたします。
1、改正理由でございますが、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づく
幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準が令和元年7月31日に一部改正されたことに伴い、当市においても
幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正を行うものでございます。
次に、2、改正の内容ですが、先ほど八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでも御説明いたしました内容と同様の改正内容でございまして、保育所の基準と同様に
幼保連携型認定こども園についても、3階以上に乳児室、匍匐室、保育室または遊戯室を設ける場合は耐火建築物とする現行の取り扱いを維持するため、第6条第3項及び第13条第1項の表について改正するものでございます。
最後に、3、施行期日でございますが、公布の日からとするものでございます。
以上で議案第160号の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第160号は原案のとおり可決されました。
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10 議案第161号 八戸市
指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について
○松橋 委員長 次に、議案第161号八戸市
指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎鈴木 障がい福祉課長 それでは、議案第161号八戸市
指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について御説明申し上げます。
議案書では49ページから90ページにかけて記載されておりますが、お配りしております資料に基づき御説明させていただきます。
まず、1の条例制定の理由でございますが、地方自治法施行令の一部改正によります中核市への権限移譲に伴い、
指定障害児通所支援事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定めるためのものでございます。
次に、2の対象となります事業は、表の左側にあります児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援の5つの事業で、各事業の支援内容はそれぞれ表の右側にあるとおりでございます。
次に、3の条例の概要でございますが、(1)
指定障害児通所支援事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の制定といたしまして、条例本文では第1章が総則、第2章が申請者に関する基準となっております。第3章以降は、各事業ごとの人員、設備、運営に関する基準等を定めるものとなっております。
資料の次のページに移りまして、(2)他の市条例の一部改正でございますが、既存の条例の一部におきまして、この新条例に相当する国の基準省令の条文を引用しているものがございますが、新条例を定めることにより、既存の条例に規定する条文につきましては、新条例の条文の内容に置きかえる必要がございます。これらの修正につきましては、新条例制定に伴う文言の整理でありますことから、新条例の附則の中で一括して改正するものでございます。改正する条例は、八戸市指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例のほか、資料に記載の4つの条例となります。
次に、4の施行期日でございますが、令和2年4月1日となります。
最後に、5のその他といたしまして、条例の制定に際しての補足説明となります。ただいまの条例に関連する障害児通所支援事業の指定及び指導監査事務に係る権限移譲につきましては、第7次地方分権改革の一環で行われたものでありまして、移譲は第7次地方分権一括法等に基づき、本年の4月1日から実施されたところであります。しかし、国の地方自治法施行令の改正作業がおくれましたことから、それに対応する中核市の条例制定が4月に間に合わず、各中核市における条例の制定につきましては1年間の猶予期間が設けられ、その間に制定することとされたところであります。
なお、中核市の条例が制定されるまでの間は、当該中核市の属する都道府県が定めた条例による基準等を当該中核市の基準とみなすこととされていたところであります。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆苫米地 委員 確認ですけれども、今回の条例の制定に伴って、人員に関する基準であるとか、設備、運営に関する基準のところの数字は変更ないということの理解でよろしいでしょうか。
◎鈴木 障がい福祉課長 これまで県が扱っていました基準と変わりございません。
以上でございます。
◆苫米地 委員 わかりました。ありがとうございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆苫米地 委員 特に異論を唱えるということではないんですけれども、先ほど確認したように、基準の人数とかはそのまま変えることなく今回定めるということで、そこはそれで大きく変更はないということでいいと思うんですが、せっかく中核市になって自分たちで条例を定めることができるようになったのだから、今の定員であるとか人員配置であるとかが十分なのかどうか見直して、必要であれば変えるという方向もこれから必要になってくるのではないかと思いますので、そこも日々意識して取り組んでいただきたいと意見を述べて終わります。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第161号は原案のとおり可決されました。
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11 議案第162号 八戸市
興行場法施行条例の一部を改正する条例の制定について
○松橋 委員長 次に、議案第162号八戸市
興行場法施行条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎石井 保健所副理事兼衛生課長 それでは、議案第162号八戸市
興行場法施行条例の一部を改正する条例の制定について、議案書では91ページから92ページでございます。
では、お手元の資料により御説明いたします。
まず、1、改正の理由でございます。興行場は映画、演劇等を公衆に見せ、聞かせる営業施設であります。昨年7月健康増進法の一部が改正され、望まない受動喫煙の防止を図るため、多数の者が利用する施設等における喫煙の禁止等が定められたことに伴い、興行場の喫煙場所に係る構造設備及び衛生措置の基準を廃止するものでございます。
次に、2、改正の主な内容でございます。
(1)構造設備の基準でございますが、改正後の健康増進法において、施設等の類型に応じて喫煙の禁止等が定められたため、興行場の構造設備に係る公衆衛生上必要な基準から、喫煙場所の設置に関する規定を削除するものでございます。
次に、(2)衛生措置の基準でございますが、同じく健康増進法において、喫煙専用室等を設置する場合の掲示義務等が定められたため、興行場の入場者の衛生に必要な措置の基準から、喫煙場所の表示及び喫煙の制限に関する規定を削除するものでございます。
最後に、3、施行期日は、令和2年4月1日でございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第162号は原案のとおり可決されました。
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12 議案第170号 指定管理者の指定について
(斎場)
13 議案第171号 指定管理者の指定について
(東霊園、西霊園及び南郷中央霊園)
○松橋 委員長 次に、議案第170号指定管理者候補者の指定について――斎場――及び議案第171号指定管理者候補者の指定について――東霊園、西霊園及び南郷中央霊園――の2件の議案は、いずれも市民課の所管施設の管理を行う指定管理者を指定するためのものでありますので、一括して審査したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議ありませんので、議案第170号及び議案第171号の2件の議案を一括して審査いたします。
理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、議案書の107ページをお開き願います。
議案第170号指定管理者の指定について御説明申し上げます。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、斎場の指定管理者を指定するためのものであります。
108ページをお開き願います。
指定管理者として、三八五流通株式会社を指定するものであります。
指定の期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。
続きまして、議案書の109ページをお開き願います。
議案第171号指定管理者の指定について御説明申し上げます。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、東霊園、西霊園及び南郷中央霊園の指定管理者を指定するためのものであります。
110ページをお開き願います。
指定管理者として、公益社団法人八戸市シルバー人材センターを指定するものであります。
指定の期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
以上の議案2件を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第170号及び議案第171号は原案のとおり可決されました。
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6 議案第149号 令和元年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、先ほど保留いたしておりました議案第149号令和元年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎畑内 南郷事務所長 それでは、議案第149号令和元年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の66ページをお開き願います。
第1条は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ219万2000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億6920万8000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、67ページ及び68ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
その内容につきましては、補正予算に関する説明書で御説明申し上げます。
66ページに戻りまして、第2条地方債の補正につきましては、69ページの第2表地方債補正のとおり変更するもので、南郷診療所整備事業に係る借入限度額をゼロとするものでございます。
266ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第5款繰越金は130万8000円の増額で、前年度からの繰越金でございます。
267ページに参りまして、第7款市債は医療用備品購入に係る南郷診療所整備事業債を350万円減額するものでございます。
268ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費139万1000円の増額は、2節給料から4節共済費までは職員の異動等に伴う人件費の調整、12節役務費は支出科目の変更による増額でございます。
269ページに参りまして、第2款医業費でございますが、1項1目医療用機械器具費358万3000円の減額は、13節委託料については支出科目の変更による減額、18節備品購入費については歯科用エックス線画像システムの仕様を見直すことにより今年度の購入を取りやめたことによる減額でございます。
次に、274ページをお開き願います。
地方債の現在高の見込みでございますが、当該年度中の起債見込み額を350万円減額し、補正後の額をゼロとし、当該年度中の元金償還見込み額を103万4000円とすることで、当該年度末現在高の見込み額は3875万3000円となるものでございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第149号は原案のとおり可決されました。
次に、請願・陳情審査に入りますので、審査に
関係のない理事者の方々は退席されて結構です。
御苦労さまでした。
〔理事者一部退席〕
──────────────────────────────────────
● 請願提出者からの趣旨説明
1 令和元年請願第2号 日米地位協定の抜本改定を求める請願書
○松橋 委員長 それでは、令和元年請願第2号日米地位協定の抜本改定を求める請願書の審査に入ります。
お諮りいたします。
令和元年請願第2号について、趣旨説明の申し出がありましたので、まず請願の趣旨説明等を行い、終了後に審査に移りたいと存じます。
審査の手順については、まず、事務局が請願文を朗読し、次に、趣旨説明者が3分以内で趣旨説明を行い、その後、説明者へ質疑を行います。質疑終了後、説明者席から退席していただきますが、今回は、趣旨説明者より傍聴許可申請が提出されておりますので、傍聴席へ移動していただくことといたします。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議ありませんので、そのように進めてまいりたいと思います。
令和元年請願第2号日米地位協定の抜本改定を求める請願書について趣旨説明を行っていただきます。
趣旨説明の方は説明席へお願いいたします。
〔趣旨説明者、説明席へ移動〕
○松橋 委員長 趣旨説明者に申し上げます。
審査の手順について説明をいたします。
最初に、事務局が請願文を朗読いたします。次に、趣旨説明者には3分以内で趣旨説明を行っていただき、その後、委員から説明者に対する質疑を行います。
質疑が終了しましたら、説明席から傍聴席に移動していただきます。
なお、申し出のあった趣旨の範囲を超えた発言、個人情報に関する発言や公序良俗に反する発言、特定の個人、団体等への非難、中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。
また、委員への質疑はできませんので、申し添えておきます。
それでは、事務局から請願の趣旨について朗読させます。
◎担当書記 では、朗読いたします。
番号、令和元年請願第2号。
受理年月日、令和元年11月22日。
件名、日米地位協定の抜本改定を求める請願書。
提出者、青森市大野字若宮165-19、青森県平和委員会、代表、阿部喜美子。
紹介議員、田端文明。
要旨、日米地位協定は、1960年に結ばれましたが、国会の中で十分に審議されることなく、今日まで一度も改正されていません。事故や事件は繰り返され、国民の命と暮らしが脅かされ、地位協定を抜本的に見直すことが強く求められています。
全国知事会は昨年7月27日、札幌市で開いた会議で日米地位協定の抜本的見直しを含む、米軍基地負担に関する提言を三村知事を含めて全会一致で採択しました。
三沢基地所属のF16戦闘機は、1985年に50機が配備され、これまで13機が墜落し、燃料タンクの投棄は19回、模擬弾の投棄事故はこの11月6日の落下事故を含め12回を数え、墜落や事故が繰り返され、青森県の上空で激しい飛行訓練によって、三沢市四川目地区等は、墜落の不安や騒音被害で立ち退きを余儀なくされました。
昨年2月に起きたF16戦闘機の燃料タンク投棄の事故は、小川原湖漁民や関係者への多大な被害をもたらし、4月には、岩手県上空を飛行していたF16戦闘機が、風力発電のそばを航空法の高度基準に反する超低空飛行し国民の怒りを買いました。
また昨年は、7月から横田基地の米空軍CV22オスプレイが、三沢基地への飛来を繰り返しています。しかし、三沢市民や県民には突然のことで全く知らされず、その後も飛来しています。騒音被害や事故に対する県民の不安は広がっています。米軍機の深夜、未明の飛行の自由、騒音の無規制、日本の管制権の制限などを規定している日米地位協定の見直しは喫緊の課題となっています。
全国知事会は、米軍基地負担に関する提言で、航空機の安全航行を目的にした航空法を初め日本の国内法を米軍にも原則適用することや、事件、事故時の自治体職員の迅速、円滑な立ち入りの保障などを明記するよう求めています。
沖縄県のドイツ、イタリアの地位協定の現地調査報告書では、両国の地位協定と日米地位協定を比較し、(1)国内法の適用が明記されている、(2)基地の管理権や緊急時の立ち入り権を有している、(3)訓練の実施に関与するなどの違いを指摘しています。ドイツでは、1993年の大幅改定後、米軍機の低空飛行が減少し、イタリアも米軍の低空飛行の高度制限や時間制限を強化しています。
貴議会におかれましては、以下の項目について国に対して提出していただくよう請願します。
・日米地位協定の抜本改定を求めること。
以上でございます。
○松橋 委員長 次に、請願の趣旨説明をお願いいたします。
それでは、中屋敷さん、住所、氏名を述べていただいた上で趣旨説明を始めてくださるようお願いします。
◎中屋敷 趣旨説明者 おはようございます。
八戸市諏訪2丁目8-18、青森県平和委員会の中屋敷と申します。
今回の請願は、在日米軍に対する日米地位協定が余りにも米軍を優遇しているため、地位協定の見直しを求める意見書の採択を求めるものです。
全国には、県内の三沢基地、そして八戸にも燃料タンクがあるわけですけれども、全国130カ所以上の米軍基地があり、日本に駐留する米軍の多くに特権が働いています。まず、米軍機の配備については、一方的な通知でいつでもどこでも可能で、墜落の多い欠陥機オスプレイの配備も強行されてきました。2つ目は、米兵の犯罪の多くは日本の裁判で裁かれない、日本の警察捜査が及ばないということです。3つ目は、いつでもどの空港や港でも自由に使用できるということ、4つ目には、首都東京の空を初め日本の空を独占していること、5つ目には、日本のどこにでも基地を置けるということです。また、この地位協定は多くの問題を抱えながら、これまで一度も改定されていないということです。
先月、六ヶ所村の訓練場外に小中学校も近くもある場所に米軍F16戦闘機が模擬爆弾を落下させた事件があり、昨年2月にも燃料タンクを小川原湖に落下させるという事件を起こしています。一歩間違えれば重大な事故に結びつくものでした。また、ユーチューブでは三沢のF16戦闘機が航空法無視の低空飛行をしている映像が流れています。
六ヶ所村議会では、この意見書が採択になったときのうの報道で知りました。また、全国知事会においても、地位協定の見直しを求める提言が昨年7月に全会一致で採択されています。さらには、沖縄県ではヨーロッパにおける米軍地位協定の運用実態について調査されていますが、ヨーロッパでは原則国内法は適用とされており、日本だけが国内法を守らなくてもよいというものでした。また、米軍自体も米国内では大変厳しい制約がされていると聞いています。米軍にも国内法を守らせることが本来の姿ではないでしょうか。最近、八戸の上空も戦闘機の爆音が響くようになり、墜落や誤投下など、国民への危険性も強まっています。
ぜひ、委員の皆様には国に対しての意見書を採択されるようお願いいたします。
○松橋 委員長 趣旨説明が終わりました。ありがとうございました。
この請願に対し、趣旨説明者の方に対する質疑があれば受けたいと思います。質疑ありませんか。
◆苫米地 委員 先ほど、このような請願が県内でも採択をされて、六ヶ所の村議会でも国に対してこういう意見書を上げるということが採択されたというお話がありましたけれども、そのほかに県内の自治体で採択をしているところが、もしあれば、もしまたわかれば教えていただければと思いますが。
◎中屋敷 趣旨説明者 済みません、自治体についてはちょっと今資料がないのであれですけれども、何カ所かどこかの町村で、議会で採択されているところはあります。
◆苫米地 委員 わかりました。県内でも採択をしているところがあるということですね。ありがとうございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で趣旨説明者の方に対する質疑を終わります。
それでは、趣旨説明者の方は傍聴席のほうへ御移動願います。
〔趣旨説明者、傍聴席へ移動〕
○松橋 委員長 以上で趣旨説明は終了いたしました。
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● 請願審査
1 令和元年請願第2号 日米地位協定の抜本改定を求める請願書
○松橋 委員長 それでは、令和元年請願第2号日米地位協定の抜本改定を求める請願についてを議題といたします。
本請願の審査の参考に資するため、理事者から概要等について説明願います。
◎榊原 防災危機管理課長 それでは、令和元年請願第2号日米地位協定の抜本改定を求める意見書採択の請願に関し、日米地位協定の概要等につきまして、お手元の資料により御説明申し上げます。
まず、日米地位協定の概要でございますが、外務省のホームページによりますと、日米地位協定は、日米安全保障条約の目的達成のために我が国に駐留する米軍との円滑な行動を確保するため、米軍による我が国における施設、区域の使用と我が国における米軍の地位について規定したものであり、日米安全保障体制にとって極めて重要なものであるとなっております。
次に、日米地位協定改定に関する質問に対する国会答弁書についてでございますが、衆議院のホームページによりますと、平成27年10月2日の日米地位協定に関する質問について、答弁の概要といたしましては、日米地位協定は、日米地位協定の改正に関する規定を有するが、政府としては、日米地位協定については、手当てすべき事項の性格に応じて、日米地位協定第25条1に基づいて設置された日米合同委員会を通じた取り組みなどにより、不断の改善を図ってきており、引き続き、一つ一つの問題を解決すべく最大限努力していく考えであるとなっており、また平成28年6月7日の日米地位協定を改定するか否かの政府見解に関する質問については、日米地位協定は、合意議事録等を含んだ大きな法的な枠組みであり、政府としては、同協定について、これまで、手当てすべき事項の性格に応じて、効果的かつ機敏に対応できる最も適切な取り組みを通じ、一つ一つの具体的な問題に対応してきているところであり、引き続き、そのような取り組みを積み上げることにより、同協定のあるべき姿を不断に追求していく考えであるとなっております。
最後に、全国自治会の動きでございますが、全国知事会では、毎年度、国の施策並びに予算に関する提案、要望を取りまとめ、国へ提出しております。
日米地位協定の抜本的な見直しについては、平成29年度以前においても含まれているものの、基地周辺及び演習に際しての住民の安全確保、環境保全対策を推進することなどを内容としておりました。
沖縄県からの提案により、平成28年7月に、沖縄を初めとする在日米軍基地に係る負担の状況を広く理解し、共通理解を深めることを目的として、全国知事会米軍基地負担に関する研究会が設置されました。この研究会における報告をもとに、平成30年7月の全国知事会において米軍基地負担に関する提言が決議され、同年8月に提言に係る国への要請活動を行うとともに、国の施策並びに予算に関する提案、要望を提出しております。この提言の中に日米地位協定を抜本的に見直し、航空法や環境法令などの国内法を原則として米軍にも適用させることや、事件、事故時の自治体職員の迅速かつ円滑な立ち入りの保障などを明記することが含まれております。
今年度については、昨年度の提言内容を国の施策並びに予算に関する提案、要望に盛り込んで国へ提出しております。
御説明は以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆小屋敷 委員 それでは、自由民主・市民クラブの意見を申し上げます。
次の陳情の方もいらっしゃるということなので、専門的な用語、数字が入ってきますので、申しわけないですが紙を読ませていただきますので御了解いただきたいと思います。
まず、我が国の安全保障の柱は日米安全保障条約であり、日米地位協定はそのことに基づくもので安全保障上極めて重要な協定であります。日本政府はこれまでも日米合同委員会を通じ、絶えず運用の改善、協定の補則に努め、それぞれの課題解決に対処しており、我が会派ではこれまでの取り組みを支持するものであります。
同様の趣旨に係る請願、陳情の取り扱いについて、他市の状況を調査いたしましたところ、青森市、弘前市は不採択、黒石市、十和田市は調査中とのことでありますが、全国知事会におきまして米軍基地負担に関する提言が決議され、国に対し抜本的見直しを求めていること、一方では、当市が加入している防衛施設周辺整備全国協議会において、長崎県佐世保市や山口県岩国市、神奈川県座間市等の個別要望におきまして、地位協定の定める条項の運用の改善や手続の迅速化を要望する動きもあることからも、今後の動向を注視し調査検討の必要性があるものと考えております。
以上のことから、今回は継続審査でお願いいたしたいと思います。
以上でございます。
○松橋 委員長 ほかに御意見ありませんか。
◆冷水 委員 きずなクラブの冷水と申します。
最近は新聞報道されるような悲惨な事件も若干減ってきている。ただ、小さい事件につきましては沖縄でもかなり発生しているのではないかと思いますが、運用面ではかなり改定されてきているのかという思いがありまして、再び事件が起きれば、その当事者ばかりではなくて家族も含めて人生がめちゃめちゃにされるということについては非常に大きな憂慮を持っておりますけれども、ただ一会派、公明党からもお話がありましたように、今日本の安全は日米安保条約という一つの枠の中でアメリカに依存しているという大きな要素がございますので、その辺も踏まえながら今回はもう少し研究をしてみたいという思いから、私どもも継続審査をお願いしたいと思っております。
以上です。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆高橋〔正〕 委員 意見を申し上げます。
これまでも、日本政府は地位協定のあり方について検討を重ねてきているところでございます。そうした状況下にあって、政府と全国知事会の考え方に乖離が見られることから、今後の動向を注視し、他市の状況も踏まえつつ慎重に判断する必要があるため、継続審査でお願いしたいと思います。
以上です。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆山名 委員 新緑・無所属の会に所属しています社民党の山名でございます。
継続審査について異議はないんですけれども、一言意見ということで述べさせていただきます。
まず、日本の刑事裁判権、これはアメリカ軍人あるいはその家族などに及ばない場合があるということで、不公平だという指摘が前々からありました。日米安全保障条約の第6条は全土基地方式と呼ばれていまして、アメリカ軍は日本全国どこにでも基地を置くことが可能だとなっています。また、経済的に日本が思いやり予算ということで、平成5年度から平成20年度までは2000億円を超える金額を負担しておるということ、平成30年度は1968億円となっていました。
さまざまな事件が特に沖縄で起きておりますけれども、特に米海兵隊員が女子小学生を拉致して集団暴行を加えたと。ところが、実行犯が日本に引き渡されなかったという事例。また沖縄国際大学にヘリが墜落しました。この事故のときも現場は米軍の管理ということで取り扱われて、日本の警察が全然タッチできなかったということがありました。また、米軍の整備兵が窃盗事件で逮捕された事案についても、急使という身分証明書を持っていたために、これが公務中の事件だということで容疑者が釈放をされたという、さまざま不合理な事案が多いということで、私たちとしましても当然、日米地位協定の抜本改定を求めることに賛成だということの意見で終わりたいと思います。
以上です。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆苫米地 委員 日本共産党議員団の苫米地です。
私たちもこの請願者が述べたように、意見書を国に上げることをぜひと思っていますが、他会派の方々が十分調査をしたい、そのために継続審査をしたいということでありますので、そこは継続して調べていただくために今回は継続審査でもよろしいかと思います。
ただ、私も今回ちょっと請願が上がるということで調べてきましたので紹介したいと思うんですが、日米地位協定について、アメリカはほかの国とも地位協定を結んでいるんですけれども、趣旨にもあるように外国と日本とは大きく違っている。また、改定についても韓国、アメリカ、この間の協定はこれまで2回改定されていますけれども、日米ということでは1回も見直しが行われていません。ここが大きな違いであろうかと思います。
全国知事会の提言を受けて、10月現在、全国では170余りの都道府県市町村で意見書が採択されているということで、やはり住民の安全安心を守るその地方自治体の役割ということを見れば、当然なのかと思います。また、7月に参議院議員選挙があったわけですが、市民と5野党、会派で合意された共通政策というのがありました。その中でも日米地位協定の改定が盛り込まれています。アメリカ兵による、先ほど紹介がありましたような犯罪とか、墜落事故、騒音被害などが全国で後を絶たないということを受けて、こういう状況を受けてのことかと思います。
請願者もおっしゃっていたように、ここのところ八戸でも朝晩、戦闘機の飛行による騒音がひどいという声も上がっています。やっぱり、青森県、また三沢基地がある県南地域の危険な状況については改善していかなければならないと思いますし、市民も含め県民の安全な暮らしを守るためにはやはり地位協定を見直していくことが必要かとは考えています。あと、先ほど六ヶ所村議会では採択になった、そういう例もありますし、またほかの市では不採択のところもあるということですので、そこは十分どういう経過をたどっているのかということを私たちの会派も研究していきたいと思いますので、今回は継続審査でお願いしたいと思います。
○松橋 委員長 そのほかありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 ただいま、小屋敷委員、冷水委員、高橋(正)委員、山名委員、苫米地委員それぞれから御意見があったとおり、令和元年請願第2号を調査検討の要ありとして、継続審査することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。よって、本請願は継続審査と決しました。
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● 陳情の趣旨説明
2 令和元年陳情第2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情
○松橋 委員長 次に、令和元年陳情第2号若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情の審査に入ります。
お諮りいたします。
令和元年陳情第2号について、趣旨説明の申し出がありましたので、まず陳情の趣旨説明等を行い、終了後に審査に移りたいと存じます。
審査の手順については、まず、事務局が陳情文を朗読し、次に、趣旨説明者が3分以内で趣旨説明を行い、その後、説明者へ質疑を行います。終了後、説明者席から退席していただきますが、今回は、趣旨説明者より傍聴許可申請が提出されておりますので、傍聴席へ移動していただくことといたします。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議ありませんので、そのように進めてまいります。
令和元年陳情第2号若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情について趣旨説明を行っていただきます。
趣旨説明者の方は説明席へお願いいたします。
〔趣旨説明者、説明席へ移動〕
○松橋 委員長 趣旨説明者に申し上げます。
審査の手順について説明をいたします。
最初に、事務局が陳情文を朗読します。次に、趣旨説明者には3分以内で趣旨説明を行っていただき、その後、委員から説明者に対する質疑を行います。
質疑が終了しましたら、説明席から傍聴席に移動していただきます。
なお、申し出のあった趣旨の範囲を超えた発言、個人情報に関する発言や公序良俗に反する発言、特定の個人、団体等への非難、中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。
また、委員への質疑はできませんので、申し添えておきます。
それでは、事務局から陳情の趣旨について朗読させます。
◎担当書記 朗読いたします。
番号、令和元年陳情第2号。
受理年月日、令和元年11月15日。
件名、若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情。
提出者、青森市中央2丁目6-6東青労連内、
全日本年金者組合青森県本部、執行委員長千代谷邦弘。
要旨、消費税の増税や食料品などの値上げ、アベノミクスによる賃金の停滞などによって、庶民の暮らしは苦しさを増しています。法人税の減税、大企業、金持ちの優遇税制によって大企業の過去最高の内部留保のため込み、高額所得者が増大する一方、年金や医療、介護、生活保護などの社会保障の改悪によって貧困と格差はますます広がっています。
青森県は、国の失政によって第1次産業が衰退、少子高齢化の進行、低賃金と全国最低レベルの最低賃金によって青年の都市への集中などで、
人口は減少の一途をたどっています。
金融庁の老後2000万円不足問題が報道され、喧伝された100年安心の年金制度の危うさが明らかになりました。8月末には厚労省の5年に一度の公的年金の財政検証によって、所得代替率50%台でも基礎年金が約30%減、代替率40%台では約40%減となり年金が限りなく削減されることが公表されました。
貴議会におかれましては、表記の意見書を国に対して提出していただくよう陳情します。
1 年金引き下げはやめること。際限のない年金引き下げの仕組みであるマクロ経済スライドは廃止すること。
2 65歳の年金支給開始年齢をこれ以上引き上げないこと。
3 年金は隔月支給ではなく、国際標準の毎月支給にすること。
4 全額国庫負担による最低保障年金制度を早急に実現すること。
当面、基礎年金の国庫負担分月3.3万円を全ての高齢者に支給すること。
5 年金積立金の株式運用をやめ、年金保険料の軽減や年金給付の充実など被保険者、受給者のために運用すること。
以上でございます。
○松橋 委員長 次に、陳情者の趣旨説明をお願いいたします。
それでは、高橋さん、住所、氏名を述べていただいた上で趣旨説明をお願いいたします。
◎高橋 趣旨説明者 委員長、わかりました。
その前に、きょうは同席者がおりますので、この場で席についたままでよろしいかどうか御確認したいと思います。
○松橋 委員長 結構です。
◎高橋 趣旨説明者 趣旨説明します。
私は、八戸市根城7丁目7-19に住んでおります高橋靖昌と申します。
本日の陳情は、
全日本年金者組合青森県本部執行委員長、千代谷邦弘の代理人として、同組合三八支部執行委員長の私から説明させていただきます。
なお、先ほど言いましたように、同支部書記長の兼田正が同席いたします。
本日は、市議会議員の皆様には貴重な時間をとっていただきまして、ありがとうございます。
先ほど、事務局の方から陳情文が朗読されましたので、陳情の趣旨と陳情事項はそのとおりであります。
私からは、年金者組合という陳情団体の若干の説明と、本日陳情する年金制度の現状についての思いを説明させていただきます。
私たち年金者組合は、全ての都道府県に組織がありますが、全国でもここ八戸市でもちょうど30年前に結成されました高齢者の団体であります。その目的は、高齢者が安心して暮らせる年金制度をつくり、社会保障の充実のためにと結成されました。具体的には、このたびの陳情事項にも入っております最低保障年金制度を実現したいと国会への請願署名や地方議会への請願、陳情、そして国連にも日本の高齢者の置かれている状況を訴えることなど、運動しております。
しかし、現在、私たちの住む八戸市を見ましても、65歳以上の高齢者が八戸市全体の約3分の1の7万人、この数字は八戸市における国民年金の受給者数とほぼ同数ではないかなと思われますが、このように高齢の人が多くなっておりますけれども、高齢者の暮らしを支える年金は年々切り下げられて、これから30年以上にわたって切り下げられ続け、2割目減りするということがことし8月、厚労省の財政検証でも明らかになりました。
年金はほとんどの高齢者の唯一の収入であり、これから高齢期を迎える若い人々にとっても関心の強いところだと思います。さらに、現在物価が少しずつ上がり始め、この10月からの消費税が10%に上がったときに、高齢者の年金支給額が逆に引き下げられ続けてきていることで、日々の暮らしを支えていくことの不安を感じているのは、特に低い国民年金だけで暮らすなどの高齢者の現状ではないでしょうか。
私たちは、このような現状から、私たちの住んでいる八戸市議会での年金引き下げをやめること、年金引き下げの仕組みである……。
○松橋 委員長 時間となりましたので、趣旨説明者は説明を終了してください。
趣旨説明が終わりました。
この陳情に対し、趣旨説明者の方に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で趣旨説明者の方に対する質疑を終わります。
それでは、趣旨説明者の方は傍聴席のほうへ御移動願います。
〔趣旨説明者、傍聴席へ移動〕
○松橋 委員長 以上で趣旨説明は終了いたしました。
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● 陳情審査
2 令和元年陳情第2号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情
○松橋 委員長 それでは、令和元年陳情第2号若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情を議題といたします。
本陳情の審査の参考に資するため、理事者から概要等について説明願います。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 それでは、令和元年陳情第2号若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書採択の陳情に関し、これまでの年金制度の改正内容及び財政検証の概要について御説明いたします。
お手元の資料をごらんいただきたいと思います。
まず、1番目でございますが、平成16年の年金制度改正でございます。国民年金法の改正でございます。
公的年金制度でございますが、主に現役世代が納めた保険料がそのときの年金受給者への支払いに充てられておりますが、少子高齢化による影響を鑑み、年金制度の長期的な安定や将来世代の給付水準確保のために、平成16年に年金財政の枠組みが改正されております。また、少なくとも5年ごとに年金財政の健全性を検証する財政検証を行うことになり、5年後の次期財政検証までに現役男子の平均手取り収入額に対する年金額の比率を示す所得代替率が50%を下回ると見込まれる場合は、給付水準調整を終了し、給付と費用負担のあり方について検討を行うことになっております。
平成16年年金制度改正の内容でございますが、4つ上げております。
①として、上限を固定した上での保険料の引き上げ、②として基礎年金国庫負担の2分の1への引き上げ、③積立金の活用、④財源の範囲内で給付水準を自動調整するマクロ経済スライドの導入となっております。
次に、令和元年度の財政検証の概要でございますが、厚生労働省は、新しい将来推計
人口と経済設定に基づいたケースⅠからⅥやオプション試算のAとBを実施し、8月27日に令和元年の財政検証結果を公表いたしました。
年金制度の将来にわたる給付水準について、経済成長や労働参加が進むケースⅠからⅢでは、マクロ経済スライドによる給付水準調整を行っても所得代替率の50%は維持され、将来にわたり持続可能となる見通しとなっております。一方で、経済成長や労働参加が一定程度進む、または進まないケースⅣからⅥについては、将来的に所得代替率が50%を下回る見込みとなっております。
令和元年度の所得代替率は61.7%ですが、ケースⅠからⅥのどれもが5年後の所得代替率は60.9から60.0%の見込みで、次期財政検証までに所得代替率50%を下回っておらず、法律の見直し規定には該当しないものとなっております。
さらに、制度改正等を仮定しましたオプション試算については、オプションAとして、短期間労働者について雇用者保険のさらなる適用拡大を想定し、3パターンの規模で影響を試算したところ、いずれのパターンも所得代替率や基礎年金の水準確保に効果があることが確認されております。
また、オプションBは、基礎年金拠出期間の延長や65歳以上の在職老齢年金の見直し、厚生年金の加入年齢の上限引き上げ、就労延長と受給開始時期の選択肢の拡大などを行った際、所得代替率がどのように変化するか等を試算しており、年金額の水準確保に効果があることが示されております。
このほか、オプションAとBを組み合わせた場合も試算しており、いずれの制度改正も年金給付水準を確保する上で有効であるとされております。
次に、3番目、今後の制度改正でございますが、令和元年財政検証と、先ほど説明いたしましたオプション試算を踏まえ、国では制度改正に向けた議論を進めており、年末までに年金改革の具体案をまとめ、来年の通常国会での法改正を目指しているところでございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆小屋敷 委員 それでは、意見を申し上げます。
まず、陳情要旨に関する我が会派の認識を申し上げ、後段の項目について所見を申し上げたいと思います。
アベノミクスの着実な推進が日本経済を10%以上成長させ、国、地方の税収は28兆円以上増加し、公債発行額も縮減がしっかりとあらわれております。そのことに鑑み、今世紀最高水準の賃上げや雇用の正規化が進展しており、特に女性や高齢者の就労が大きく推進されておりますことも、まさにアベノミクスの成果のあらわれと認識するものであります。
また、要旨の後段にございます所得代替率50%台で基礎年金が約30%削減、代替率40%台で約40%減となり、限りなく削減されることが公表されたとの記載がございましたけれども、厚労省のデータをベースに試算をいたしますと、基礎年金部分における令和元年との比較をすると、実質経済成長率をゼロ%としたケースⅤの場合におきましても、所得代替率が50%となる令和25年でマイナス9.5ポイント、所得代替率を44.5%とした令和40年でマイナス14.5ポイントとなるものであり、陳情の要旨との隔たりがあるようでございます。
さらに、配付資料のとおり、2019年度の所得代替率は61.7%、5年後は60.9%から60%の見込みであり、いずれのケースにおきましても次期財政検証までに50%を下回らない見込みであります。法律の見直し規定に該当しないものであり、仮に50%を下回る場合には制度そのものを改正することが定められておることを加えさせていただきます。
以下、項目につきましてですが、少子高齢化が進展する中、国民皆年金制度を維持するためには、マクロ経済スライド並びに直近の累計収支におきまして、66兆円の収益を計上し順調に運用されている積立金の継続的運用も必要であると考えます。
2の年金支給開始年齢につきましては、既に本年6月に閣議決定されたものであります。
さらに4につきましては、拠出制が原則の年金制度でありますが、法的免除、申請免除の仕組みの活用により、国庫負担分約3万3000円を受給できる制度があることや税の公平性を鑑みますと、この項目につきましては容認できないものであります。
以上のことから、自由民主・市民クラブといたしましては、本陳情につきましては不採択とお願いしたいと思います。
以上でございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆冷水 委員 アベノミクスの効果は全国津々浦々に届いていないということについては、私どもも同じ考えで共有しておりますが、ただ厚生労働省で発表している数字と皆さんが陳情した数字とは若干の乖離があるということで、あとなおかつ、通常国会でこの問題については検討されるということが決まっておりますので、その結果を見てからでもということで、今回は私どもも不採択でお願いをしたいと思っております。通常国会の審議状況を見ながら、また再度検討をしていきたいと思っております。
以上です。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆高橋〔正〕 委員 意見を申し上げます。
現在運用状況は現行制度の中で安定的に推移しており、所得代替率も60%台を維持しておりますことから、年金制度自体の持続性は十分に確保されておりますので、不採択でお願いしたいと思います。
以上です。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆山名 委員 意見として申し上げます。
まず、陳情の趣旨については賛同いたします。ただ、1の「年金引き下げはやめること」ということ、その次の「際限のない」まで、ここはカットしてもよろしいのではないかと。要するに、安心できる年金を求める意見書なわけですので、ここの部分は特別必要なくて、「マクロ経済スライドは廃止すること」ということのほうが受けがいいのかということと、4番目の2行目「当面、基礎年金の国庫負担分3.3万円を全ての高齢者に支給すること」ということは、ちょっと誤解を与えかねないということを感じていました。ということは、基礎年金から引くわけですので、現金だけ3万3000円やったからこっちの基礎年金は引きますよという形にも受け取られかねないし、3万3000円が果たして妥当なのか、5万円がいいのかという議論もあると思いますので、この2行目は削除したほうがいいのかということで、賛成という意見にいたします。
以上です。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆苫米地 委員 私たちの会派は、やはり採択して国に意見書を提出するようにと意見を述べます。
アベノミクスによって経済が上向いているということ、さまざまなデータがありますけれども、八戸市民の実感とはかけ離れているのではないか、かけ離れた部分があるのではないかと感じています。
実際、私たちもまちでいろいろな署名をやったり、街頭での宣伝などをしていると、年金は下がっているのに消費税が上がって大変だと、特に年金が少なくて生活が大変だという声が高齢のひとり暮らしの女性の方々からは特に切実な問題として寄せられてきているわけです。厚労省の言うような方向ではなかなか安心した暮らしということは厳しいと思いますし、若い方々、将来に希望が持てるのかというところは本当に感じるところです。
陳情者の思いも受けとめて、八戸市民の将来の暮らし、不安を抱いているという陳情者の思い、そしてまた先日の地元紙にも将来の見通しがどうかという報道もあったと思います。見通しが暗いみたいなところも若い方々が感じているというのもこれも事実でありますので、市民の思いを受けとめて国にしっかりとこういう意見があるということを届けていく必要があると考えますので、採択していただくようにと意見を述べて終わります。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
それでは、採択、不採択との御意見がありますので、令和元年陳情第2号を採決いたします。
本陳情を採択することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立:賛成2、反対4〕
○松橋 委員長 御着席願います。
起立少数であります。
よって、本陳情は不採択とすることに決しました。
以上で当委員会に付託されました議案等の審査は全て終了いたしました。
なお、報告内容については委員長に一任願います。
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○松橋 委員長 以上で民生常任委員会を閉じます。
午後0時00分 閉会...