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  1. 八戸市議会 2018-12-17
    平成30年12月 建設協議会-12月17日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成30年12月 建設協議会-12月17日-01号平成30年12月 建設協議会   建設協議会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  平成30年12月17日(月)午前9時30分~午前9時51分 第4委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 所管事項報告について   ・ 八戸圏域地域公共交通網形成計画及び八戸圏域地域公共交通再編実施計画作成について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)  委員長  三 浦 博 司 君  副委員長 高 橋 一 馬 君  委 員  吉 田 淳 一 君   〃   伊 藤 圓 子 君   〃   山 名 文 世 君   〃   森 園 秀 一 君   〃   立 花 敬 之 君   〃   五 戸 定 博 君
    欠席委員なし委員外議員なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事者  都市整備部長         大志民   諭 君  都市整備部次長都市政策課長 畠 山   智 君  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主査 知 野 大 介  ──────────────────────────────────────    午前9時30分 開会 ○三浦 委員長 本日は全員出席であります。  ただいまから建設協議会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 所管事項報告について ○三浦 委員長 それでは、理事者から所管事項について報告の申し出がありましたので、これを受けることにいたします。  ──────────────────────────────────────  ・ 八戸圏域地域公共交通網形成計画及び八戸圏域地域公共交通再編実施計画作成について ○三浦 委員長 八戸圏域地域公共交通網形成計画及び八戸圏域地域公共交通再編実施計画作成について報告願います。 ◎畠山 都市整備部次長都市政策課長 皆さん、おはようございます。  それでは、八戸圏域地域公共交通網形成計画及び八戸圏域地域公共交通再編実施計画作成につきまして御説明申し上げます。  お手元の資料をごらん願います。  1、計画作成の背景について御説明いたします。  まず、1)法律における両計画の位置づけでございますが、地域公共交通活性化及び再生に関する法律平成11年に改正されまして、市町村作成することができる計画がこれまでの総合連携計画から、新たな計画である地域公共交通網形成計画に改正されております。この網形成計画は、今後の人口減少や厳しい事業環境もとでの持続可能な地域公共交通網形成を目指す計画でございまして、そのビジョン事業体系を位置づけたマスタープランとなるものでございます。  また、マスタープランに位置づけました公共交通ネットワークを再構築するための事業を具体化するための実施計画は、地域公共交通網再編実施計画と位置づけられております。  八戸市単独では、マスタープランに当たります網形成計画につきまして、乗り合いバス事業者鉄道事業者タクシー事業者交通事業者などとの協議もと平成27年度に作成済みとなっております。  次に2)圏域における地域公共交通網再編必要性についてでございます。  八戸市では、平成27年度に作成いたしました網形成計画もとに、再編実施計画平成29年度に作成する予定としておりました。しかしながら、国の方針変更によりまして、これまでよりもより広域的な計画作成が求められることとなってございまして、今年度、圏域法定協議会との協議もとで、圏域マスタープランとなります圏域網形成計画作成するとともに、この計画に基づき、事業者との協議もとに、圏域再編実施計画作成して、大臣認定を受けまして、来年度から5カ年にわたり国の支援を受けながら、圏域路線再編を進めていくこととなったものでございます。  2の関連計画との関係を整理いたしますと、模式図のとおりでございますが、青森県の網形成計画や、これまで路線バス上限運賃政策を位置づけていた、圏域前身計画でございます第2次八戸圏域公共交通計画、それから八戸市、階上町の網形成計画との整合を図るとともに、連携中枢都市圏ビジョンや各市町村総合計画都市計画マスタープランなどとも連携を図るよう圏域網形成計画を策定いたしまして、それをもと圏域再編実施計画作成する体系となっております。  計画区域連携中枢都市圏の全域でございまして、計画期間平成31年度からの5カ年となります。  5の網形成計画基本理念案でございますが、自家用車に過度に依存しなくても、安心して生活を営むことができる公共交通を軸とした活発な交流により、多様な個性、特性が輝き、圏域全体が一体的に発展するとともに、圏域における定住促進に資する公共交通指向型の圏域作りを目指すとしております。  裏面に参りまして、6の網形成計画基本方針案でございます。  方針1でございます。圏域における定住促進に資する公共交通ネットワーク形成。  方針2といたしまして、圏域市町村で暮らし続ける上でのセーフティーネット構築。  方針3といたしまして、生活の基盤となる公共交通持続性向上。  方針4といたしまして、移動手段として選ばれる地域公共交通体系構築4つで整備しておりまして、この方針に対応した形で、7に掲げております目標を達成するための事業案4つ方向性で整理しております。  方向性1といたしましては、広域路線バスや、市内幹線軸などの幹線ネットワーク利便性持続性向上。  方向性の2といたしまして、市町村内路線効率性向上を目指します市町村内の移動利便性の確保、維持。  方向性の3といたしまして、交通結節点機能強化公共交通相互接続性強化を目指します公共交通が円滑に接続する拠点の形成。  方向性の4といたしまして、公共交通利用環境改善や、総合的な利用促進策の展開、維持改善を目指します、公共交通の利用しやすさ、わかりやすさ向上としております。  次に、再編事業実施でございますが、交通事業者等実施する具体の再編事業を国の支援を受けながら推進するため、乗り合いバス鉄道タクシーなどの関係する特定旅客事業者等の同意を得て、年内再編実施計画を取りまとめ、その後、大臣認定申請を行う予定としております。  事業実施につきましては、来年度から実施できるものを1次再編南部本庁舎庁舎移転や、五戸高校の統廃合などの前提条件が整った時点で実施するものを2次再編及び3次再編といたしまして、翌年度以降に実施することを予定しております。  具体的に再編予定している事業は、別添A3の資料といたしまして、一覧表と図面で整理しております。  一覧表をごらん願います。  来年度実施する一次再編路線は、①の階上町方面では、階上コミュニティバス再編見直し。⑧の中居林幹線周辺では、是川団地新井田線本格運行と、運行本数見直し。⑨の八太郎多賀台幹線軸周辺では、来年度から通行止めとなる新大橋を通行している路線沼館大橋に迂回するなどのルート変更を行う八太郎幹線軸再編、お買物ライナー見直しピアドゥ・ラピア線見直し八戸駅・フェリーターミナル線本格運行、それから⑪番ニュータウン幹線軸周辺では、八戸駅・ニュータウン線見直し是川縄文館線見直し予定しております。  事業者及び町村との調整により提案されている2次再編、3次再編検討予定路線は、一覧表のとおりでございまして、後ほどごらんいただければと思います。  説明資料にお戻りいただきまして、9の計画策定によるメリットでございますが、再編事業により見直しを行う路線利用促進等に要する費用につきまして、5年間、国から2分の1補助の支援が受けられること、その他の支援策が想定されております。  最後に、10、スケジュールでございます。  去る11月27日に、交通事業者利用者代表道路管理者交通管理者などの利害関係者で構成されます圏域法定協議会の第1回目の会議を開催いたしまして、協議会設立目的計画作成の進め方などについて説明を行っております。  本日の午後になりますが、市町村担当者交通事業所担当者出席で、ワーキング会議を開催いたしまして、計画最終チェックを行っていただき、あす12月18日に、第2回目の法定協議会を開催いたしまして、圏域網形成計画協議圏域再編実施計画の概要につきまして、意見聴取を行う予定としております。  その後、圏域網形成計画を国に送付いたしまして、年内圏域再編実施計画大臣認定申請を行いまして、年度内の大臣認定をいただく予定としております。  以上で説明を終わります。 ○三浦 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆山名 委員 これは報告というような形で、我々の意見というのは全然反映されないということなんでしょうか。 ◎畠山 都市整備部次長都市政策課長 この網形成計画につきましては、法律上、利害関係者協議会との協議作成するということになっておりまして、実は、1月になりますと、パブリックコメントを一応予定しておりまして、その際に御意見をいただければと考えております。議員皆様にもパブリックコメントの前に、意見を募集する案につきましては、お渡しするようにしたいと考えてございます。 ◆山名 委員 その法定協議会の中で決まるということであれば、ほとんどことしはもう決まってしまうということになろうかと思うんだよね。パブリックコメントなるものは、全体の意見を聞きましたよという、アリバイづくりに終わってしまうんじゃなかろうかという気がしていました。  というのも八太郎幹線軸を見直すというようなことで、本会議質問をしても、全く見直しは、これ以上はできませんというような答弁なわけだから、あらかじめもう縛りのかかった中での我々議員への説明なり、報告なりということであれば、全然意味がないのではないのかと思っているんですけれども、どうなんでしょうか。 ◎畠山 都市整備部次長都市政策課長 御存じのように、公共交通につきましては、特に路線バスが主となるわけですけれども、7割が赤字路線ということでございまして、この計画を作る前の素案段階につきましては、事業者ができる範囲での計画と。事業者がそれぞれ経営主体となりまして、交通事業を運営しているわけでございますが、私どもはそれを事業者事業性も確保しつつ、利便性の高いものになるように近づけるということで、例えば、それぞれ複数事業者が運行している路線につきましては、利用者が利用しやすいように等間隔にするとか、それぞれが調整して、余り同じ時間に重なって走らないように、そういうところで最適化を目指すということでございまして、やはり事業者がどこまでできるのかというのを十分聞いた上での案をつくっているということで、その中で、我々は利用者目線ということを大事にして利用者が使いやすいようにしているということでございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 だから、繰り返しになるけれども、我々が意見を言っても、全然通らないと。例えば、議会質問があれば、それを踏まえて協議会にかけるとかということでないと、全然我々はつんぼ桟敷、ただ報告を受けたのだけ、はい、決まりました。見てください。みたいな感じであれば、議会役割というのは何なのかということだよね。そこのところをやっぱり重視していただかなければならないし、利便性を図るという意味からも、やっぱり市の役割としても、協議会の中にこういうような意見がありますというようなことを出してもんだというので、なおかつだめだったというのであれば納得はするんだけれども、それすらも何もないと。ただただ歯どめ役になって、業者が路線を決めますと。だから、採算性のいいところだけ選ぶよね。だから、それじゃあやっぱり市全体の利便性向上にならないから、こういうような意見はどうですかというようなことも諮りながら決めていくというふうな形に変えていかないと、私は全然意味がないと思っているんだけれども議会は何の役割をするんでしょうかということで、繰り返しになると思いますので、要望というか、意見とさせていただきます。きちんと事前に協議会に、協議会と並行に議会にも意見を求めてもらいたいという意見で終わりたいと思います。  以上です。 ○三浦 委員長 委員会での提言あと検討するということですね。検討はしっかり持ち帰って、議会での提言というものは。 ◎畠山 都市整備部次長都市政策課長 もちろん議会から出た意見につきましては、今後も路線見直しの参考にはさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○三浦 委員長 ほかにございませんか。 ◆伊藤 委員 山名委員のおっしゃったことと通じると思うんですけれども複数事業者主体となって、その路線を決めていくということ、これは経営者側としては、やはり有利な決め方になっていくのかと思いますし、この網形成のために、利用者利便性をという視点はどのくらい検討があったのかということをまず伺いたいと思います。 ◎畠山 都市整備部次長都市政策課長 お答えいたします。  実は協議会には、利用者代表者も入ってございまして、圏域であれば高校校長会代表者であるとか、老人クラブ代表者、それから商工会議所代表者とか、福祉協議会代表者とか、そういった方々が入っております。  それから、市の協議会では、その他公募委員も2名入っております。そういった方々利害関係者交通事業者だけではなくて、利害関係者も入った協議会で、利用者目線というのをまず確保しているということと、私どもがみんなで改善箱というネットでの意見募集を常日ごろからしておりまして、それについては事業者にこういう意見があったので、そちらにつきましては回答をネットで公表しているというようなこともやっておりますし、それから、利用者の声を聞くという意味では、公共交通アテンダントのはちことか、観光プラザの人が常に普段から意見を聞いておりますので、その方との改善会議というのを年に数回開催して意見反映に努めることにしております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 そういうことであれば、例えば利用者の立場からして、今回のこの網形成計画の中に、どの部分が、特に反映されているかというあたりはどうでしょうか。 ◎畠山 都市整備部次長都市政策課長 路線設定等につきましては、やはり事業者の声が大きくなるのかとは思いますけれどもわかりやすさ、利用しやすさということでよく意見が出てくるのが上屋屋根がないですとか、あとは低床車両をふやしてほしいという声がほとんどでございます。  それから、利用しやすさといたしますと、上限運賃制度につきましては、まさに利用しやすいように50円刻みの運賃をやってきたということですけれども、今後につきましては、ICカード導入をできるだけ進められるようにと考えております。  ちょっと戻りますが、低床バスにつきましては、交通部が今、年間10台以上の計画導入していますし、南部バスにつきましては、みちのくホールディング経営支援するようになってから導入が図られておりまして、かなり導入率が高まってきております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 上屋屋根なしというところも反映されたと。反映させていくという方向だということですか、それは。 ◎畠山 都市整備部次長都市政策課長 一応検討というものをつけまして、できるだけやっていきたいんですがということで、歩道に設置することになりますので、道路管理者の制約が、なかなか狭いところには設置できないとかございまして、なかなか厳しいんでございますが、一応計画のほうには入れるようにはしております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 私もたまたま通る道なんですけれども毘沙門のところが屋根つきの停留所に今改修しているんです。それを見たら、表示毘沙門と漢字で書いてあるだけなんですよ。ここは毘沙門という感じで……。だから今はインバウンドであるとか、共生社会と言うのであれば、その表示あたりも、どこまで検討、せっかく新しくやるときに、検討がちゃんと行き届いていないかなとか、そういうあたり従前と変わっていないというところがあったりしているので、これはちょっとここですることじゃないかもしれませんけれども、大きい意味では、幾らものをつくったとしても、それぞれのその案内がきちんとしていなければ、これは利便性を高めるということにはならないと思うので、この辺をちょっととどめておきたい。  それから、やはり山名委員のおっしゃったように、検討委員会方々が市民を代表する方々、全部網羅していると言っても、その御本人たち老人クラブとか、実際大変に利用している方ではあるかもしれないけれども、じゃあそれが全部利用者の代弁をできているかというと、そうではないわけだから、できるだけ広く声を集めようという、特に議会の中での声というのもやはりきちんとこの計画に反映できるような形でそのプロセスを考えていただきたいと、これを強く要望して、以上で終わります。 ○三浦 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○三浦 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  以上で本日予定しておりました理事者からの報告案件は終了しました。  ────────────────────────────────────── ○三浦 委員長 以上で建設協議会を閉じます。  御苦労さまでした。    午前9時51分 閉会...