八戸市議会 > 2018-09-14 >
平成30年 9月 決算特別委員会−09月14日-付録
平成30年 9月 決算特別委員会-09月14日-03号

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  1. 八戸市議会 2018-09-14
    平成30年 9月 決算特別委員会-09月14日-03号


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    平成30年 9月 決算特別委員会-09月14日-03号平成30年 9月 決算特別委員会 決算特別委員会記録(第3日目) ─────────────────────        平成30年9月14日(金)  ──────────────────── 出席委員(16名)  委員長         藤川優里 君  副委員長        寺地則行 君  委員          岡田 英 君  〃           中村益則 君  〃           苫米地あつ子君  〃           冷水 保 君  〃           高橋一馬 君  〃           夏坂 修 君  〃           伊藤圓子 君  〃           古舘傅之助君  〃           壬生八十博君  〃           豊田美好 君  〃           松橋 知 君
     〃           立花敬之 君  〃           大館恒夫 君  〃           吉田博司 君  ──────────────────── 欠席委員(なし)  ──────────────────── 説明のため出席した理事者   病院事業管理者    三浦一章 君   市民病院長      今 明秀 君   市民病院副院長兼看護局長              川野恵智子君   市民病院事務局長   品田雄智 君   交通部長       村岡威伴 君   市民病院事務局次長管理課長              工藤俊憲 君   物流施設課長     田中 稔 君   医事課長       藤丸 崇 君   薬局長        田村健悦 君   副看護局長      千葉葉子 君   交通部次長運輸管理課長              小橋和志 君  ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       石亀純悦   次長兼議事課長    池田和彦   副参事(議事グループリーダー)              山道隆央   主査         知野大介   〃          見附正祥   〃          林 一秀  ────────────────────        午前10時00分 開議 ○藤川 委員長 おはようございます。これより決算特別委員会を開きます。  認定第2号平成29年度八戸市公営企業会計決算の認定についての審査に入ります。  これより平成29年度八戸市自動車運送事業会計決算の審査に入ります。  理事者から説明を求めます。 ◎村岡 交通部長 おはようございます。それでは、平成29年度八戸市自動車運送事業会計決算の審査に当たりまして、決算の概要を御説明申し上げます。  市営バスは、市民生活を支える重要な公共交通機関として、安全安心そして、快適な輸送サービスの提供に努めております。  平成29年度におきましては、前年度に引き続き資金不足比率ゼロ%を達成するとともに、純利益を計上することができました。しかしながら、今後、人口減少による運送収益減少、老朽化したバス車両の更新など、引き続き厳しい経営環境が続くことが見込まれることから、さらなる経営の合理化に努め、持続可能な経営体質を維持できるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、決算の概要につきまして御説明申し上げます。  お手元に配付しております資料の表面、平成29年度八戸市自動車運送事業会計決算の概要をごらんください。  まず、下側の表、事業収支――税抜――にあります事業収益の(1)営業収益運送収益についてでございますが、平成29年度決算額は10億9066万1283円で、前年度比0.5%の減少となっております。これに運送雑収益営業外収益を加えました事業収益は15億4207万1578円で、前年度比5.2%の増加となりました。  次に、事業費の(1)営業費用は14億8683万6826円で、前年度比8.2%増加しております。これに営業外費用を加えました事業費の合計は14億9595万9292円で、前年度比5.2%の増加となりました。この結果、純損益は4611万2286円の純利益となりました。  なお、昨年度は、新車中型ノンステップバス10両及び中古大型ノンステップバス5両の更新を図りましたが、新車10両につきましては、納車が年度末に間に合わなかったため、平成30年度に予算を繰り越しております。  以上が平成29年度決算の概要でございますが、詳細につきましては小橋次長運輸管理課長に説明をさせますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、概要の説明を終わります。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 それでは、認定第2号平成29年度八戸市自動車運送事業会計決算について説明いたします。  決算書自動車運送事業部分の5ページをごらん願います。  まず、決算報告書について説明いたします。  決算報告書消費税込み予算額及び決算額となっており、備考欄消費税額を内書きしております。  (1)収益的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款事業収益決算額は15億9646万4027円、予算額に対しまして48万2973円の減となりました。  事業収益の内訳でございますが、第1項の営業収益は、乗合収入のほか、広告料などの運送雑収益で、決算額は11億6198万1456円でございます。  第2項の営業外収益は、一般会計からの補助金などで、決算額は4億3448万2571円でございます。  次に、支出でございます。  第1款事業費決算額は15億4743万2286円、不用額は7353万3714円となり、執行率は95.5%でございます。  事業費の内訳でございますが、第1項の営業費用は、人件費物件費減価償却費が主なもので、決算額は15億935万4420円でございます。  第2項の営業外費用は、支払利息納付消費税が主なもので、決算額は3807万7866円でございます。  以上が収益的収入及び支出の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど8ページの損益計算書のところで説明いたします。  次に、6ページをごらん願います。  (2)資本的収入及び支出について説明いたします。  まず、収入でございますが、第1款資本的収入決算額は2250万円で、予算額に対しまして2億2457万7000円の減となりました。  内訳でございますが、第1項の企業債は、中古バスの購入に伴う起債で、決算額は2250万円、繰越額は2240万円でございます。  第2項の補助金は、新車乗合バス購入のための一般会計補助金で、決算額はゼロ円、繰越額は2億217万6000円でございます。  なお、繰越額につきましては、平成29年度に購入予定であった新車バスの納車が平成30年度に繰り越したことによるものでございます。  第3項の投資返還受入金は、バス車両売却に伴う自動車リサイクル券預託金返還受入金で、決算額はゼロ円でございます。  次に、支出でございます。  第1款資本的支出決算額は1億3247万127円、繰越額は2億2913万3000円、不用額は257万5873円となり、執行率は36.4%でございます。  内訳でございますが、第1項の建設改良費は、中古乗合バス5台等の購入などに要した費用で、決算額は3695万5398円でございます。  第2項の企業債償還金は、償還金のうち元金の償還分で、決算額は9523万7499円でございます。  第3項の投資は、バス車両購入に係る自動車リサイクル料金で、決算額は27万7230円でございます。  以上が資本的収入及び支出の概要でございます。  続きまして、8ページにあります損益計算書でございますが、内容につきましては、お手元に配付しております資料に基づきまして説明いたします。  それでは、資料表面、資料1の1、平成29年度八戸市自動車運送事業会計決算の概要をごらんいただきたいと思います。  まず、事業規模でございますが、平成29年度末の実績で、職員数は66名、内訳は、乗務員31名、整備5名、事務30名で、前年度と比較しまして、乗務員3名増、整備1名減、事務1名増となっております。  次に、車両数は118両で、前年度と変更ございません。  走行営業キロメートルは377万816.8キロメートルで、前年度と比較して、距離では1万4289.3キロメートルの減、率では0.4%の減となっております。  年間乗客数につきましては、684万3175人で、前年度と比較して、人数では4万5079人の減、率では0.7%の減となっております。  次に、事業収支について説明いたしますが、決算額は全て消費税抜きでございます。  まず、事業収益決算額は15億4207万1578円で、前年度と比較して、金額では7595万6403円の増、率では5.2%の増となっております。  内訳でございますが、営業収益運送収益は、車内現金収入減少等により520万8388円の減、運送雑収益につきましては、広告料収入増加等により151万575円の増となっております。  次に、(2)営業外収益一般会計補助金は4000万円の増となっております。  長期前受金戻入につきましては、補助金により取得した資産の減価償却見合い分の増加などにより、4032万8483円の増となっております。  営業外収益のその他につきましては、事故保険金減少などにより67万4267円の減となっております。  続きまして、事業費決算額は14億9595万9292円で、前年度と比較して、金額では7372万5478円の増、率では5.2%の増となっております。  内訳でございますが、(1)営業費用人件費は、正職員3名採用、嘱託職員待遇改善対策に伴う一時金の支給等により5824万8601円の増、次に、物件費は、軽油費タイヤチューブ費増加等により829万3670円の増、減価償却費は、車両減価償却費増加等により4723万361円の増、その他経費につきましては、固定資産除却費減少等により156万7562円の減となっております。  次に、(2)営業外費用は、雑支出等減少により1675万560円の減、(3)の特別損失につきましては、2172万9032円の皆減となっております。  以上により、下から2行目の純損益は4611万2286円の純利益を計上いたしました。また、一番下の行の累積損益は1億6639万2520円の利益を計上いたしました。  以上で平成29年度決算の概要の説明を終わります。  続きまして、資料裏面決算状況の推移をごらん願います。  平成24年度から平成29年度までの決算状況の推移を掲載しております。項目順説明いたします。  まず、1の事業収益は毎年減少傾向にあるものの、平成29年度は対前年度比5.2%の増、平成24年度を100とした指数で、95.8ポイント、2の事業費も同じく、おおむね減少傾向にあるものの、平成29年度は対前年度比5.2%の増、平成24年度を100とした指数で、100.9ポイントとなっております。  3の純損益では4611万2286円の利益を計上いたしました。  5の累積損益は、平成29年度は1億6639万2520円の利益を計上いたしました。
     6の一般会計補助金は、前年度と比べ4000万円の増となっております。  次に、少し飛びまして9の資金不足比率について説明いたします。これは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に規定される公営企業経営状況健全度を示す指標で、欄外にありますとおり、営業収益に対する資金の不足額の割合であらわされ、値が小さいほど健全であることを示しております。資金の不足額は、流動負債から流動資産を引いたものになりますが、平成29年度においても引き続き資金不足比率ゼロ%を維持することができました。  これで資料の説明を終わりまして、決算書に戻りますが、自動車運送事業部分の9ページの剰余金計算書から31ページの注記につきましては、まことに恐縮でございますが、説明を省略させていただきます。  以上で説明を終わります。 ○藤川 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆苫米地 委員 通告してあります運転職員充足率等について、バス路線ダイヤ編成見直しについて、大型二種免許取得費用助成実施状況についての3点、質問いたします。  まず、充足率等についてですけれども、先ほど説明いただいた資料を見ると、平成29年度、職員数66名ということで3名増員、その3名の方々は運転手というか、運転業務にかかわる方だということで、よかったと思っているんですけれども、この増員になった3名の方が嘱託職員なのか正規の方なのかという点を1つ。あと、市営バスの安全で円滑な運行に必要な運転手の数は大体何人ぐらいであると見込んでいるのか、そこに対する充足率はどのくらいかということをお願いします。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 3名採用した正職員嘱託職員の中から採用してございます。  安全も含めて、職員の休みとか事故等に対応するための予備人員を含めますと、当部における必要な人員は175名と、うちのほうでは見てございます。それに対して9月現在ですと、正職員嘱託職員、それから臨時職員を合わせまして171名と、4名ほど不足している状態でございますが、充足率としては97.7%ということになってございます。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。充足率が97.7%、100%を目指して努力をしていただきたいと申し上げますが、この方々の平均年齢とか、どの年代が多いのかということを、もしわかりましたらお願いします。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 乗務員年齢構成でいきますと、正職員は平均で51歳8カ月、嘱託、臨時は56歳ということになります。平均年齢のとおり、正職員、それから嘱託とも50代が多いということになってございます。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。嘱託の方の平均年齢が大体56歳ということで、運転業務に当たられる方は嘱託の方が多いと聞いています。56歳だとそれほど体力が落ちているとはならないのかもわからないんですけれども、平均ですので、中にはちょっと年齢を召した方もいるのかと思うんですけれども、ほかの県の例でいうと、過労による健康の心配だとか、また、過労によって事故につながるということも起こっていると聞きます。当市ではそういうことがないとは思っていますけれども、運転手充足率97.7%ということであれば、どこかに負担がいっていないのか、シフトを回すために無理がいっていないのかというところを心配するわけですけれども、休日が少なくなるとか、長時間勤務になっているというような現状がないのかどうか、心配はないのかどうか、そこを1点お願いします。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  現在の状況でございますと、過度な負担をかけるという状況にはなってございません。確かに、若い人もたくさんおりますし、特に年齢がいっている方については時々の健康診断、それから3年に1回ですけれども脳ドックとか、それから毎月、保健師による健康相談だとかもやっておりまして、その中で把握に努めながらやっておりまして、人数的には過度な負担を強いるような状況にはなっていないと考えてございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。安心しました。脳ドックも3年に1回だけれどもやっているということですので、そこはぜひ継続していただきたいと思います。要望しておきます。  次の、バス路線ダイヤ編成見直しについてというところなんですけれども、当市の高齢者等特別乗車証ですか、あれは大変喜ばれていると思います。対象年齢の拡充など、さらに広げていってほしいというところは望むんですけれども、高齢者でなくても、あるいは障がいがない方でも、買い物が困難な地域に住んでいるという方が一般質問の中でも話になっていたんですけれども、そういう人たちにとってバスは本当に大事だと思っています。生活の足だということでありますけれども、以前、ほかのバス会社なんですけれども、るるっぷという、是川のほうをぐるっと右回り、左回りで回るバスがあったんですけれども、その路線が廃止になって不便だという声が私たちのところには聞こえてきているんですが、市営バス営業所とか、そちらのほうにはそういう声が届いているかどうか、そこを1点、お願いします。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 お答えいたします。  るるっぷの廃止につきましては、確かになくなったことに伴って多少不便であるということで、市営バスの路線で何とかカバーできないかというお話は何件か来てございます。ただ、るるっぷを廃止したさまざまな事情、それから乗客数とかがございまして、当部としましても、今の人口が縮小する時代の中で、やはり全地域をフルカバーできる状況にはないということで、市民の足を運行するサービス提供する者として非常に難しいところはあるんですけれども、どうしてもそこに経営というものが入ってきまして、やむを得ず廃止したり、るるっぷに関しても、採算に合うような乗客を見込めないとなかなか対応できないという状況にあります。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。声も届いているけれども経営上厳しいというような話かと思うんです。似たようなルート運行をする市営バスはあるんだけれども、通学の時間帯といわゆる買い物に利用する時間帯、そのバランスというところがどうなのかと思っているんです。お店の名前を出してあれなんですけれども、類家のコープとかユニバースとかがありますけれども、あの辺のお店とか、あの周りに病院が結構あるんです。そこに買い物、あるいは通院で行きたいという方々がちょっと不便だという声で、通学の時間帯は結構通っているようなんですけれども、時間帯によってダイヤ編成見直してほしいということを言われています。確かに、暑い中でバス停に立って待っているという姿を私も何回か見ていますので、そこのところを、もう少し利用者の方の声を丁寧に拾って、どの時間帯にどのようなルートをふやせばいいのか見直していただくわけにはいかないでしょうか。そこのところをお願いします。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  バスの運行に当たっては仕業という言い方をしますが、車庫を出て戻ってくるまでの1つの単位を仕業と言いますが、それに対して職員の労働時間の制限とか、そういうのを組み合わせていくと、なかなか難しい調整になります。その中でも、そういった要望等を取り入れて、何とか対応できるのであれば対応したいと。そういう形でお願いしたいと思います。 ◆苫米地 委員 わかりました。ぜひ、利用する方がどのくらいいるか、そういう採算がとれるかどうかという点もあるかと思いますけれども、特に是川のお店が閉まったりして大変な状況にあると思うので、丁寧に声を拾っていただいて対応をしていただきたいと、ここは要望を申し上げます。  あともう1点、最後なんですが、大型二種免許取得費用助成の制度について、何人ぐらいに対して行っているのか、どのくらいの金額を助成しているのかという点についてお知らせください。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  大型二種免許の助成制度平成29年度から始めました。この制度を利用して2名の申し込みがありましたが、採用された方は1名でございまして、今、支給を受けているのは1名でございます。大型二種免許の取得費用として40万円程度の金額がかかるということで、そのうち30万円を助成しますということですが、取得して採用試験に受かりましてから、年間5万円を上限として、最高6年間30万円までを支給する形になります。年間5万円は2万5000円ずつ、6月と12月の給与支給時に支給するという形になってございます。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。1回にぱんと支給するのではなくて、何年かに分けてということです。そうすると、これを利用して免許を取得すれば、手取りというか、給料に反映されると捉えてよろしいでしょうか。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 年2回の6月、12月についてはその分が2万5000円ずつ加算されるということになります。30万円の上限ですので、普通にいくと6年間ということになります。ただ、途中で退職されますと、そこで支給はとまるという形になります。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。給料に反映されるわけではないというのを今理解しました。あくまでもかかった費用を助成するということです。  充足率のところともかかわるんですけれども、運転手たち嘱託の方々、一時金は支給をされることになったけれども厳しいということはそうそう変わっていないと思いますので、いろいろ、給料の面であるとか、労働条件の面であるとか、きちんと保障されてこそ市民の安全を守る運転ができると思いますので、そこのところは嘱託であっても正規の職員の方であっても差がないような、意欲を持って働けるようなことを今後も考えていっていただくようにとお願いをして終わります。 ○藤川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 通告してあります、ユニバーサルデザイン公共交通の推進についてということで何点か伺わせていただきます。  昨年度、大型の低床バス、ノンステップバスの納入がおくれてということですが、平成29年、きょうの御説明ですと118両ということですけれども、まず、現在は何台でしょうか。そして今、保有されている車両の種類、特にツーステップワンステップ、ノンステップというあたりでの内訳をお願いいたします。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  現在は納車が済みまして、118両の台数は変わりないんですけれども、その中でワンステップバスは、昔からあるバリアフリー未対応のバスが8両、ワンステップバスバリアフリー対応が35両、ノンステップバス、これは当然バリアフリー対応ですけれども、これが36両、合わせてバリアフリー対応の低床バスというのは79両あります。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 済みません。メモがとれなかったんですけれども、もう1回確認いたします。従来の一番古い形、ツーステップになっていて……。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 ツーステップバスは39両になります。 ◆伊藤 委員 そのツーステップバスは、現在入っているのをさらに更新していくということになると、最終的にはノンステップバスは何台――最終的というか、最終的には全部ノンステップバスにすべきかと思うんですけれども、今の計画でいくとどのぐらいの導入になりますでしょうか。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 これはことしまでの財政状況、うちの経営状況等を見ながらですけれども、とりあえず、ノンステップバスは82台ぐらいはそろえたいと考えてございます。ただ、これはそのように思っているだけで、そういくかどうかはあれですけれども、82台ぐらいはそろえたいつもりでございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 大変申しわけありません。現在の、今導入したばかりのあのタイプのものというのは、先ほどのお話だと8両と聞こえたんですけれども、それでよろしいんですか。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 ノンステップバスは、今、36両になります。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。ノンステップバスがこのごろ、随分乗る確率が高くなったと思っております。けさも、きのう帰るときも、朝も、ここ数日、ノンステップバスに当たっていました。そのバスの正面のところに車椅子とかベビーカーの表示があるので、これはそれが可能なんだ、ユニバーサルデザインの表示だと思いました。  実際に、車椅子とかベビーカーの方々の乗車状況というのは把握されていますでしょうか。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  車椅子利用の方は三、四年前まではございましたんですが、今は利用はない状況です。  ベビーカーは、1年ぐらい前までは利用があったそうですが、現在は利用されているのかはちょっと把握していないということでございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 そうなんですね。私も本当によく利用しているんですけれども、このバスになってから見かけていないんです。もっともっと、逆にふえてきてもいいのかとも思ったんですけれども、これまでが本当にユニバーサルデザインではなかったということがあって、利用できないからそのほかの手段をとっておられて、バスという手段を利用しやすいとはお考えになっていないので、なかなかノンステップバスの周知というものができていないのかというところもあるかと思います。どんどんこれを周知していただきたいということがあります。  それから、車両を見ていますと、乗車口は広いんだけれども降車口は狭いです。そうすると、車椅子でも、それからベビーカーでも、乗るところからおりるということが原則だと思うんですけれども、そういうときに、例えば料金を支払うところがなかったりと、どうするんでしょう。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 車椅子は、どうしてもスロープがついているのが乗り口しかないものですから、そこからおりていただくんですが、まず料金を払っていただいて、それは乗務員が車をとめておりて、乗りおりを手伝います。介助がいない場合ですけれども。そのために、料金は乗務員にいただいて、おりるときも乗ったところからおりるという形になります。どうしても入り口が狭いのは、今バリアフリー法の関係でつくられる車の規格が低床になって、燃料タンクを置く場所がなくなったものですから、前の狭いところの左側が燃料タンクになっております。そうした構造上の問題もあって狭くなっているということでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 あれは何かと思って、荷物置き場ではないし、何だろうと思っていたんですけれども、燃料タンクなんですね。ですから、普通のものも荷物を持っておりるときに大変な思いをしたことが何度か私も経験があるんですが、ほかの方もそうだと思うんです。構造上仕方ないかと思いますけれども、これはちょっと今言っても仕方ないんですが、20年前、ヨーロッパ、そのほかも何回か行っていても、やはり低床バス、本当に国の規格というか、また、製造するところの設計というものが非常に理想的になっていると思いました。低床といっても、日本で使っている低床よりもっと低いんです。歩道の高さとほとんどフラットになるんです。それからあと、乗るところもおりるところも、それこそきちんとできるような、それは構造上どのようになっているのかと私も不思議に思うんです。  そこで、ノンステップバス、これは私どもはいいんです。私があと10年、20年先に生きているかどうかわからないんですけれども、ちょっと不自由になったときに今のノンステップバスがどうかと思うのは、けさもでした。きのうの夕方は特にでしたけれども、混雑するときにお年寄りとか体の不自由な方とお見受けした方は、ノンステップバスの低床の部分に両サイド1列ずつしかない、座席数が本当に少ないんです。そこに座ります。そして、座るところがないなと見回すと、乗車口の右手の後部座席、そこはツーステップの階段を上がらないと座れないんです。だから、ちゅうちょする人もいて、もたもたとしてしまってなかなかバスが発車できないと。お座りくださいと言っても、杖をついた方なんて、ちょっとそこの段がきついと。そういう方には近くにいた方が手をかしながら導いてさしあげたりとできることもあるんですが、そうではないときもあったりするときにどうするんだろうと思って。  だから、このノンステップバスの現状の構造というのは問題なのではないかと思っていて、これは国のほうでノンステップバスユニバーサルデザインと一生懸命推奨しているんですけれども、なかなか製造的には、一番最後で触れますけれども、今、東京都が導入しようとしているフルフラットのバス、そういったこともあるので、ちょっとこれは急がないほうがいいのかと、逆に。私は早く進めてほしいとこれまではずっとお願いしてきていたんですけれども、それを思うと、これを一旦進めてしまったら、それを更新していくのにまた長い時間がかかってしまうかと思うんですけれども、このノンステップバスの構造上のことで、皆様どのようにお考えになっていらっしゃるか、お聞かせください。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  今の国内で生産されているノンステップバスというのは、構造上どうしてもエンジンとか駆動系、ギアの関係の部分が後ろにあって、どうしても段差ができてございます。委員おっしゃられたように、東京都は11月にフルフラットの路線バスを、11億円をかけて29台購入するということでございます。これはスウェーデンのスカニアというメーカーのもので、バスに関してはヨーロッパのほうが技術的に進んでいるということだそうです。ただ、1台当たり3700万円ということで、通常のバスよりも1000万円以上高価になります。  東京都では11月、秋に導入して、今年中に運行して、走行性能、それから利用者の意見を検証して、今後ふやしていくかどうかを検討するというお話でございました。  当部としても、まず国内メーカーではないというのが1つで、どうしても整備の部分とかがどうなるのかという心配があるのと、一番の問題は値段でございます。1000万円高いとなると、なかなか買えない。ただ、東京都自体は路線バスを1500台所有してございますので、もしそれが広がっていって、全国的に広がっていけば、もしかしたら値段が下がる可能性があるのかとは思ってございます。  確かに委員おっしゃったとおり、今のバスだと、どうしても乗った乗降口から前のほうに滞留してしまうということが非常にございます。後ろがあいていても前が混雑する、真ん中から前が混雑するということになるんですが、このまま進んでいけばそこは解消されるのかと思っていますが、ちょっと様子を見なければならないと思っています。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 国産のこういったフラットなバスの製造を本当に早くしてほしいなと。国土交通省なんかも、特に東北はバリアフリーバスがないということで、一生懸命力を入れて補助金をやるから導入せいとやっている割には、本当の意味でのユニバーサルデザインは何なのかと。導入したはいいけれども、こういった危険があったり不便があったりということが現実にあるということをどう捉えているのかと、乗る身とすれば考えてしまうんです。おっしゃったように早く国産でつくっていただければ値段ももう少し低いだろうし、整備の問題もないということもあるので、本当にちょっとこれは考えていかなければいけないと思っております。  それで、やはり言いましたように、2段の段差は狭い、結構段差の段もきついんです。ですから、本当に危険のないように、一旦、頑張ってそこに乗って座りました。おりるときに運転手も、とまってから立ってくださいと言うのは今は徹底しています。それで、ゆっくりゆっくりと皆さんおりるんですが、でも、やはり急いでいる人、バスに乗って急いでいる人は早く発車してくれないかと思いながら、いらいらしているということも聞きました。したがって、やはりこういう構造上のところから、乗ったり、特におりたりするときに時間がかかるということは、運行上どうなのかということが心配であります。そこら辺、これを導入したということでありますので、これからどういった配慮をしていかなくてはいけないと思っておられるでしょうか。 ◎小橋 交通部次長運輸管理課長 非常に難しいところでございますが、ヨーロッパのフルフラットのノンステップバスがどれだけ値段が下がるかという時間的な問題と、現在ある古いツーステップバスが大体25年とか、走行距離で言いますと90万キロから100万キロ走っていますけれども、そういった更新も当然事故を防ぐためにやらなくてはならないという中で安全性をとっていくとなると、やはり今の更新を進めていかざるを得ないのかと、そのように考えてございます。  確かに、委員御指摘のとおり、ゆっくり乗るんだけれども、いらいらする方はいらっしゃるんです。これは、なかなかどうしようもないところでございまして、年齢を重ねると自然とそういう動きが当然遅くなってきます。また特に、車椅子の場合の乗車になると、乗りおり、それぞれ10分ぐらい時間がかかります。運転手が車をとめて、安全のために車どめをつけて、それからスロープを出してとなると、乗るとき10分、おりるとき10分ぐらいかかります。そういったことに対しても、周りのほうで優しく見守っていただけるような状況になればと思ってございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 いらいらというのは個人的なことであれなんですけれども、本当に安全に気持ちよく、快適に乗っていただくというバスの中でなければならないと思っておりますので、運転手の皆様方には本当に安全走行を、そして、その段差のところでの注意をよく喚起していただきたいと思っております。  それではあと少し、フルフラットのバスの導入ということを念頭に置きながら、これからユニバーサルデザインバスを導入していくというあたりで御検討いただければと思っております。  以上です。 ○藤川 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成29年度八戸市自動車運送事業会計決算の質疑を終了いたします。  これより平成29年度八戸市立市民病院事業会計決算の審査に入ります。  理事者から説明を求めます。 ◎三浦 病院事業管理者 市民病院事業会計決算について、調製者であります私から、その概要を御説明申し上げます。  当院は、地域の中核病院として、救命救急、周産期などの急性期医療や高度で専門的な医療などを提供し、地域住民の健康の保持増進に努めております。  さて、人生100年時代と言われる超高齢社会が到来する一方で、我が国の医療は人口減少の中での地域医療の確保、充実や少子化への対応といった課題に直面しております。  こうした状況の中、当院では臨床研修医の育成や医師、看護師等の医療スタッフの確保に力を入れて取り組んでおりますが、大都市への偏在傾向が強まり、近年は人材が集まりにくくなったと実感しております。  将来にわたって当地域に質の高い医療を提供していくためには、医療人材の確保が必要不可欠でありますので、国の動向や社会の変化を的確に捉え、さらなる工夫をしながら当院の医療提供体制の向上に努めてまいりたいと考えております。  それでは、平成29年度決算の概要を御説明いたします。  平成29年度は、施設の改修や医療機器の更新に取り組んだほか、平成31年度中の完成を目指している緩和ケア病棟の基本設計ができ上がり、実施設計を進めてまいりました。  平成29年度の診療実績でありますが、延べ患者数は、入院19万1175人、外来24万2832人で、病床利用率は全体で86.1%、一般病床のみでは90.6%と、引き続き高い水準を維持しております。  次に、損益計算書の収益及び費用についてでありますが、事業収益は191億3467万6712円、事業費は178億7016万1064円であります。この結果、12億6451万5648円の純利益を計上いたしました。  次に、資本的収支でありますが、資本的収入は14億8410万4092円、資本的支出は27億6917万3589円であります。  以上が決算の概要でございますが、詳細は後ほど次長兼管理課長より説明させます。  今後も、当院の基本方針にある、良質な医療は健全な経営の上に成り立つという自覚を持って病院経営を行い、地域中核病院として引き続き医療の質の向上に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上で概要の説明を終わります。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 それでは、続きまして、認定第2号平成29年度八戸市立市民病院事業会計決算の詳細につきまして御説明申し上げます。  決算書の35ページをお開き願います。  この決算報告書は次の36ページにわたりますが、消費税込み予算額及び決算額となっておりまして、備考欄消費税額を内書きしてございます。  (1)収益的収入及び支出のうち、まず収入でございます。第1款事業収益決算額は191億7390万2366円で、予算額に対しまして6億1524万5366円の増収、収入率は103.3%となってございます。  その内訳でございますが、第1項医業収益は入院及び外来収益などで、決算額は170億3777万1160円、第2項医業外収益は地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金などで、決算額は18億490万8944円、第3項特別利益の決算額は3億3122万2262円でございます。
     次に、支出でございます。第1款事業費決算額は178億4949万4188円で、不用額は3億8490万3812円、執行率は97.9%となってございます。  その内訳でございますが、第1項医業費用は給与費や材料費などで、決算額は173億2492万1680円、第2項医業外費用企業債の利子償還金などで、決算額は3億8807万2508円、第3項特別損失決算額は1億3650万円でございます。  以上が収益的収支の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど損益計算書で御説明申し上げます。  次に、36ページをお開き願います。  こちらは(2)資本的収入及び支出でございます。まず収入でございますが、第1款資本的収入決算額は14億8410万4092円で、予算額に対し9285万6908円の減、収入率は94.1%でございます。  その内訳でございますが、第1項企業債決算額は6億620万円で、医療機器等の購入に伴う借入金でございます。予算額に対し、9180万円の減となっておりますが、これは緩和ケア病棟整備実施設計業務の繰り越し等によるものでございます。第2項の出資金3億6663万4873円及び第3項の負担金5億1126万9219円は、地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金でございます。  次に、支出でございます。第1款資本的支出決算額は27億6917万3589円で、翌年度繰越額は緩和ケア病棟整備実施設計業務に係る5940万円、不用額は705万411円で、執行率は97.7%となってございます。  その内訳でございますが、第1項建設改良費9億3052万4022円は、医療機器等の購入費、第2項企業債償還金18億3864万8066円は病院建設等に係る企業債の元金償還金、第3項投資1501円は基金の利息分を積み立てしたものでございます。  以上、資本的収支の差引不足額12億8506万9497円は、減価償却費などの損益勘定留保資金等で補填してございます。  次に、財務諸表について御説明申し上げます。財務諸表は実質的な経営成績及び財政状況を表示するため、消費税抜きの処理を行い作成してございます。  それでは、38ページの損益計算書につきまして、お手元にお配りしております資料1で御説明させていただきたいと存じます。  この資料は、損益計算書をベースに患者数等の業務内容を加え、前年度比較をした資料でございます。  まず1の医業収益でございますが、決算額は170億1388万5611円で、前年度比3.0%の増となってございます。  その内訳でございますが、(1)入院収益は120億3006万2764円で、年間の延べ入院患者数は19万1175人でございました。  次に、(2)外来収益でございますが、39億6377万4060円で、年間の延べ外来患者数は24万2832人でございました。  次に、(3)その他医業収益でございますが、7億1216万7156円で、室料差額、妊婦検診、分娩料、文書料などがその内容でございます。  次の(4)他会計負担金3億788万1631円は、救命救急センターの運営費等に対して一般会計から繰り入れしたものでございます。  次に、2の医業費用でございますが、決算額は167億4995万3730円で、前年度比4.7%の増となってございます。  その内訳の主なものでございますが、(1)給与費は83億2242万1940円で、職員の増員などにより2.2%の増、(2)材料費は45億7735万2621円で、高額な薬剤などの使用などにより12.4%の増、(3)経費につきましては26億4160万1050円で、燃料費や委託料などの増により3.9%の増となってございます。  以上、1の医業収益から2の医業費用を差し引いた医業利益でございますが、資料1の表の一番下にございますA欄にありますとおり、2億6393万1881円となってございます。  次のページをごらん願います。  表の上、3の医業外収益でございますが、決算額17億8956万8839円で、前年度比2.8%の増でございます。  その内訳の主なものでございますが、(2)他会計負担金12億2374万2310円は、病院建設に係る企業債の利子償還金等に対して一般会計から繰り入れしたものでございます。  次に、4の医業外費用でございますが、決算額は9億8370万7334円で、前年度比1.8%の減となってございます。  以上、3の医業外収益から4の医業外費用を差し引いた額に、前ページA欄の医業収益を加えました経常利益は、表の中ほどのB欄にありますとおり、10億6979万3386円となってございます。この経常利益に5の特別利益3億3122万2262円を加え、6の特別損失1億3650万円を差し引いた当年度の純利益でございますが、C欄にございますとおり、12億6451万5648円となってございます。  これらの結果、平成29年度末の未処理欠損金は、前年度繰越欠損金45億4622万6723円から、平成29年度の純利益分が減となってございまして、表の下段E欄にございますとおり、32億8171万1075円となっているものでございます。  参考までに、下段に平成20年度以降の累積欠損金の状況をグラフでお示ししてございます。平成20年度には累積欠損金が135億円となってございますが、平成29年度末には33億円程度まで減少という形になってございます。  最後に、次のページの資料2をごらんいただきたいと存じます。この資料は、過去5カ年の入院及び外来患者数等の状況をお示ししたものでございまして、上段のグラフが入院、それから下段が外来の状況となってございまして、また右側のグラフにつきましては、それぞれ1日当たりの患者数を棒グラフ、患者1人1日当たりの診療収入、いわゆる診療単価を折れ線グラフでお示ししております。平成29年度の1日当たりの患者数は、入院が524人、外来が995人と、入院、外来ともに前年度よりも減少いたしました。診療単価は、入院が6万2927円、外来が1万6323円で、こちらは逆に入院、外来とも前年度を上回っております。患者数は減少しましたが、診療単価が増加したことで、結果として入院、外来収益とも前年度以上の収益を確保できたものと考えてございます。  資料の説明は以上でございますが、決算書39ページの剰余金計算書以降につきましては、大変恐縮ではございますが、説明を省略させていただきたいと存じます。  最後になりますが、病院経営に関しましては、今後とも収益の確保と運営の効率化による経費節減に努めながら、累積欠損金の早期解消を目指し、より一層安定した経営基盤を築いてまいりたいと考えておりますので、引き続き御支援のほどよろしくお願い申し上げます。  説明は以上でございます。 ○藤川 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 通告をしておりませんでしたので大変恐縮ですが、1点伺わせていただきます。  本当に今の御説明どおり、患者数は減ったけれども診療単価が上がったということでは、いい結果が出たと思っております。  それと質問の前に、本当にさすがだと思ったのは、最近のことですけれども、私の本当に近いところにお住まいの高齢者の方で、自宅の中で骨折をしてしまった。骨粗しょう症とか、もろくなっていたというのがありまして、ちょっとした自分の体重の重みでさえも、骨折していました。救急車を呼びました。来てくれまして、どこの病院をということで一生懸命交渉してくれました。市民病院の先生が担当のようだけれども、今、病室もあいていなくて大変だと、なので受け入れられないということを言われたので、その苦しんでいる本人を私は目の前にして、何とか、とにかくどこでもいいから受けてくれないかと。でも、いろいろと本部のほうに問い合わせをして待っているんですが、その待ち時間の長いこと。そして、ここもだめ、あそこもだめと言われている中で、本当に最後までどこもだめなら、受けてくれないのであれば、今回の決算のところでお願いしようかと思っていたんですが、さすが、最終的に市民病院が受けてくれました。そこで本当に、当事者、家族の方々が感謝しておられました。そうやって、市内に病院がたくさんありますけれども、救急のときの受け入れというのがなかなか困難であるという事態のときに、最終的にやはり市民病院が助けを、市民の立場になって受け入れてくれたということを本当にありがたいと思っております。  そこで、昨今、女性のお医者さんの件に関していろいろと取り沙汰されております。文部科学省の職員が不正入試でもってお子さんを上げたという、そういったことから発しまして、他の医大でもやはりその傾向があって、女性の合格というところにちょっと手かげんを加えていたというところがある。そういう中で、やはり現場で女性のお医者さんが働きやすい環境をつくっていかないと、またそうやって上がってきた方々もなかなか働き続けられないということもあるし、また、病院で採用するときに、非常に厳しいところは女性のお医者さんではないほうがいいという採用の仕方というのもあるのかと思うんですけれども、現在、女性の医者は何人いらしていて、そして、今どこの科を担当されているか、まずそこをお知らせください。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 伊藤委員にお答え申し上げます。  今現在、性別までの職員状況、ここに資料を持ってきていないので、後ほどお調べしてお答えしたいと思います。よろしくお願いします。 ◆伊藤 委員 数字的なことは後でまた。  近年の推移というか、かつては、全国的にもそうだと思うんですけれども、歯科医とかはかなり女性のお医者さんが多いんですけれども、市民病院という大きい病院になったりすると、なかなか女性のお医者さんがいなかったと思うんですが、近年の推移は、数字的なことは結構ですので、傾向を教えてください。 ◎三浦 病院事業管理者 数字がわからなくて申しわけないんですけれども、近年は女性のドクターは市民病院でもふえております。特に、研修医の方は、この前の新聞報道にもありましたように、弘前大学なんかは女性の学生のほうの割合が多いということで、市民病院でも研修医に関しましては、女性の研修医はふえております。  ドクターにつきましては、特に女性が多くなったという感じはしていないんですけれども、例えば、小児科とか、産婦人科とか、その辺ですね。外科系ではなかなか女性のドクターは少ないんですけれども、そういう感じで、今言ったような科に何人かドクターはいますけれども、意外とうちの病院では内科とかそういうところには女性のドクターは少ない。特に何か制限しているわけではございません。 ◆伊藤 委員 外科のほうは、これはどこにもその傾向がある、それは先ほど言ったように大学でもやはり女性の合格というところで手かげんしているのかというところもあってなかなか、そしてまた外科の現場というのが女性の方にとっては厳しいだろうとか、あるいは若い方であれば結婚、出産、子育てというところからなかなか、特に出産、育児というあたりでの欠員になったときの補充というのがまた大変だというような、いろいろな事情があろうかと思いますけれども、それでも、やはり志を持ってお医者さんになった方々が、女性であろうと男性であろうと、そういう志を実現させるための職場であってほしいと思うわけです。  したがって、既に実施してくださっている院内保育などもその1つかと思いますけれども、そのほか、そのようなことでどうしてもお休みをせざるを得ないというときには、きちんとシフトができるような体制、そういうこともこれからしっかりやっていただかないと女性の医者が継続してお勤めできるということは難しくなるかと思いますので、今後の考え方として、女医がとにかく最後まで勤められるような市民病院というためにこれから御努力をいただきたいと思いますけれども、その辺のお考えをお願いいたします。 ◎三浦 病院事業管理者 これから女性のドクターがふえてくれば、そのような考え方にだんだん対応していかなければならないのかとは思いますけれども、現時点でどのような対応を考えているかと言われますと、申しわけありませんが、特に現状では、将来的に女性のドクターがふえてくるだろうことに関して対応をこうしようかとか何とかという具体的な案は持ち合わせておりません。申しわけありません。 ◆伊藤 委員 現時点ではそういったことだと思いますけれども、やはり、研修医の女性の方がふえてきているということでは、これから、何か本当に医師不足のところをカバーしていくのは私は女性かと思ったりしているんです。したがって、その辺を念頭に置きながら病院経営をしていただきたいとお願いをして終わります。ありがとうございました。 ○藤川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成29年度八戸市立市民病院事業会計決算の質疑を終了いたします。  理事者の方々は退席されて結構です。  以上をもちまして認定第2号についての質疑は全部終了いたしました。  これをもって認定第1号平成29年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について並びに認定第2号平成29年度八戸市公営企業会計決算の認定についてに対する質疑は全部終了いたしました。  これより認定第1号を採決いたします。  本決算を認定することに賛成の方々の起立を求めます。  (賛成者起立) ○藤川 委員長 御着席願います。  起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  次に、認定第2号を採決いたします。  本決算を認定することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 御異議なしと認めます。  よって、以上の決算は認定することに決しました。  これをもって、当決算特別委員会に付託になりました認定第1号及び認定第2号の審査は全部終了いたしました。  なお、報告内容については委員長に一任願います。  また、議会報告会の出席委員につきましては、正副委員長のいずれかが出席することとなっておりますので、正副委員長で協議の上、出席者を議長に報告することとしてよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 では、そのようにさせていただきます。  以上をもちまして決算特別委員会を閉じます。御苦労さまでした。        午前11時15分 閉会...