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議会報告会への
出席委員について
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出席委員(8名)
委員長 三 浦 博 司 君
副委員長 工 藤 悠 平 君
委 員 田 端 文 明 君
〃 伊 藤 圓 子 君
〃 藤 川 優 里 君
〃 松 橋 知 君
〃 田名部 和 義 君
〃 大 館 恒 夫 君
欠席委員(なし)
委員外議員(なし)
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出席理事者
まちづくり文化スポーツ観光部長 原 田 悦 雄 君
観光課長 鈴 木 伸 尚 君
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出席事務局職員
主査 林 一 秀
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午前10時00分 開会
○三浦 委員長 本日は
全員出席であります。
ただいまより
観光振興特別委員会を開きます。
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● 議 題
1 平成29年度事業の報告について
(1)
ふるさと祭り東京2018について
(2) 平成30年八戸えんぶりについて
(3)
スーパーマーケットトレードショー2018について
(4)
水産科学館マリエントの
食堂施設について
○三浦 委員長 それでは、本日の議題に入ります。
初めに、平成29年度事業の報告について説明願います。
◎鈴木
観光課長 おはようございます。
それでは、1ページをお開き願います。
平成29年度事業の報告についての(1)
ふるさと祭り東京2018について御説明申し上げます。
1の
開催概要でありますが、
ふるさと祭り東京は、全国から各地域の
伝統芸能や祭り、
ふるさとの味を新春の東京ドームに集結させ、さまざまな
ふるさとの文化をより深く、より多くの方に伝えていこうという趣旨で開催されるイベントでございます。
平成29年度は、ことしの1月12日から21日までの10日間開催されまして、42万1413人が来場いたしました。
2の八戸市及び
関係団体の
出展内容でありますが、
ブース出展につきましては、八戸市を初め、
八戸広域観光推進協議会、田子町、
久慈広域観光協議会などと連携を図り、八戸・岩手県
北エリアを構成しまして、地域の特産品の販売等を行ったほか、
八戸ブース付近には、ブースの目玉として八戸三社大祭の
ミニ山車を展示して、
観光PRを実施いたしました。
その他企業の出展として
洋菓子店アルパジョンが出展したほか、全国ご
当地どんぶり選手権で2度グランプリを受賞し殿堂入りとなった、俵屋の八戸前沖銀サバトロづけ丼が特別枠として出展しました。
また、ご
当地マラソンPRブースにも出展しまして、当市の特産品を販売したほか、八戸うみ
ねこマラソンのPRも行いました。
また、八戸の
郷土芸能として、
法霊神楽と
南部民謡が会場内のお
祭り広場や
ふるさとステージ等で演舞を披露いたしました。
今回も首都圏のたくさんの方々に八戸・岩手県
北エリアのPRができたと思っております。
ふるさと祭り東京2018については以上です。
2ページをお開き願います。
(2)平成30年八戸えんぶりについて御説明申し上げます。
1のことしのえん
ぶり期間の入り込み客数につきましてですが、
主催団体である
八戸地方えん
ぶり保存振興会の発表によりますと、ことしの期間中の入り込みは29万3000人で、昨年より5万2000人、率にして21.6%増加いたしました。初日の2月17日は、朝は雪がちょっと降りましたけれども、その後穏やかな天気となり、えんぶりのハイライトである一斉摺りに多くの観光客が訪れたことが増加の要因となったと思われます。
主な行事としては、奉納摺り、一斉摺り、御前えんぶり、かがり火えんぶり、お庭えんぶり、史跡根城えん
ぶり撮影会などがございました。
また、2、3、4についてですけれども、えん
ぶり行事と連動した取り組みとして、
八戸ポータルミュージアム・はっちにおける、えん
ぶりinはっちや、
南部会館、八食
センターなどで、えんぶりの披露が行われました。
えんぶりについては以上です。
次に、3ページをお開き願います。
(3)
スーパーマーケットトレードショー2018について御説明申し上げます。
1の概要でございますが、この事業は首都圏での大
規模展示、
商談会出展を契機として、戦略的な商品の売り込みを実施し販路拡大を図るもので、
八戸圏域連携中枢都市圏事業として実施したものでございます。
そもそも
スーパーマーケットトレードショーというのは、
一般社団法人新
日本スーパーマーケット協会が主催する
国内最大級の
食品商談展示会でございまして、今回は、ことしの2月14日から16日までの3日間、千葉市の幕張メッセで開催されました。
3日間での来場者は8万8000人余りでございました。
出展は県の主導で、青森県ブースをつくり、そこに県内の事業者が多数入って、バイヤーなどと商談するという形でございます。青森県ブースの出展を構成している機関は、県、青森市、
八戸圏域8市町村、
公益財団法人21あ
おもり産業総合支援センターなどでありまして、この
実行委員会が事業者を選定いたしました。事業者は県内で34社、
うち八戸圏域からは14社出展いたしました。
2の出展の成果ですが、1社当たりの平均の数値となっております。名刺を交換するのは当たり前のことなんですけれども、後日企業を訪問することになったり、この期間中に
見積もりを相当な件数依頼されております。
また、3日間の期間中だけで1社当たり3.6件の商談が成立しておりまして、
トレードショー終了後もふえていると伺っておりますので、一定の成果があったものと考えております。
この成果は、また後日検証して、今後に役立てることとなっております。
スーパーマーケットトレードショーについては以上です。
それでは、4ページをお開き願います。
これは市の直接の事業ではございませんけれども、(4)
水産科学館マリエントの
食堂施設について御説明申し上げます。
マリエント4階の食堂につきましては、昨年、平成29年4月に、以前の
食堂施設使用者が退去し、その後、食堂内の
床面タイルの張りかえや、厨房機器の点検等を実施した後、
指定管理者によって公募が行われ、新たな
食堂施設使用者が決定いたしました。
新しい
施設使用者は、
株式会社DEICAといいまして、市内でも飲食店を経営している会社でございます。
食堂の名称は、
夕日絶景食堂イヌワラウといいまして、今月4日にオープンいたしました。
営業時間は、午前11時30分から午後5時、定休日は木曜日となっております。
主な
メニューは、新鮮な地元の魚介を使用した
磯ラーメンや海鮮丼、その他和洋中の
メニューがあると伺っております。
以上で1、平成29年度事業の報告について説明を終わります。
○三浦 委員長 ただいまの説明について御質問はありませんか。
◆伊藤 委員 聞き漏らしたのわかりませんが、3ページの出展の成果というところで、ここの数字というのは、
八戸圏域の数字なのか、それとも県全体の数字なのか、そこを教えてください。
◎鈴木
観光課長 お答えいたします。
この数字は、全体の数字でございます。青森県全体です。
◆伊藤 委員 そうしますと、
八戸圏域ではどのようになっているかわかりますか。
◎鈴木
観光課長 名刺交換数でいいますと、圏域であると104.8枚、それから、後日企業訪問は14.1件、
見積もりの依頼は30.4件、それから
商談成立は5.0件となっておりますので、
商談成立の面だけでいうと圏域のほうがちょっと高いということになります。
以上です。
◆伊藤 委員 これはここに行って、実際に対面された方たちの努力と
商品そのものが評価されたという
相乗効果だったと思いますけれども、これから具体的に成果が上がっていくことを期待しております。
それともう一つ、4ページなんですけれども、従来からちょっと思っていたことなんですが、ここの食堂についての営業時間なんですけれども、今回店名が
夕日絶景食堂と、とてもいいネーミングだと思うんですけれども、夕日はいいんですが、私はやっぱり夜も漁火を見ながらとか、夜のロケーションもとってもいいので、もう少し営業時間を長目にすれば、利用度も高くなるのではというふうに個人的に思ったりするんですが、その辺の検討とか、また、可能性というのはちょっと難しいのか、その辺をお知らせください。
◎鈴木
観光課長 こちらは
指定管理者が選定して契約と言いますか、許可を得て営業しているものですけれども、営業時間については結構弾力的に対応できるものと思っておりまして、こちらの会社も今始まったばかりで、様子がまだいまいちつかめていないということで、夕方以降のお客さんがどれくらい需要があるのかとか、あとこれから暖かくなって、もっとお客さんがふえたりすると、その辺のことは
指定管理者と相談した上で、私どものほうに報告とか、相談があって、延ばすのであれば、それを許可するというふうな感じで、状況に応じて変えられるものと思っております。
以上です。
◆伊藤 委員 わかりました。特に夏場の期間中などは、もう少し時間を延長した形でやっていただき、市民に絶景を、あるいは観光の方たちにもそちらに行っていただくということもいいのかと思いますので、この推移を見ていきたいと思います。
○三浦 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦 委員長 ないようですので、ただいまの説明については終わります。
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2 平成30年度の事業について
(1) 八戸三社大祭の
振興事業について
(2)
蕪島エントランス整備事業(
物産販売施設)について
(3)
外国人観光客受入推進事業について
(4) (仮称)はちのへDMOについて
○三浦 委員長 次に、平成30年度の事業について説明願います。
◎鈴木
観光課長 それでは、5ページをお開き願います。
平成30年度事業についての(1)八戸三社大祭の
振興事業について御説明いたします。
八戸三社大祭の
振興事業については3点ございます。
まず、
①ユートリー1階
山車展示の改装について御説明申し上げます。
御案内のとおり、
ユートリー1階にありました山車につきましては、先日、
解体作業に入りまして、現在は何もない状態となっております。
ここに三社大祭のさらなるPRや
認知度向上、誘客の促進を図るため、新たな展示をするものでございます。
概要ですが、正式名称はまだ決まっておりませんが、展示の開始は平成30年7月中を予定しております。
使用面積、事業費につきましては、記載のとおりでございます。
今回の展示では、空間を大きく5つに分けて展示をする予定でございます。
まず、
ミニ山車展示ゾーンですが、現在
市役所本館1階にあります
ミニ山車と同規模の
ミニ山車を展示いたします。市役所のものとの違いは、引き子の長さが長くて、奥行きが8.5メートルほどとなること。また、30分ごとにお囃子の音色に合わせて山車が一旦閉じてからせり上がり、山車の仕掛けを再現するものになっているということでございます。
次の三社
大祭情報ゾーンでは、大型画面で三社
大祭PR動画を放映いたします。この画面はタッチ式にして、多言語に対応した
PR動画を選んで見られるようにいたします。
次の三社大祭を知ろうゾーンでは、パネルなどで三社大祭の歴史、
ユネスコ登録の説明、三社大祭の行列で演じられる
郷土芸能などを紹介いたします。こちらも多言語に対応したものにする予定です。
三社大祭を探ろうゾーンでは、実際の
山車パーツの展示、それから最新の27台の山車の紹介、歴史的な資料を、画面を通して知ることができる
デジタルアーカイブの展示をいたします。
山車組ゾーンでは、
八戸山車振興会の協力によりまして、実物大の人形を使用した
ハーフカットの山車――奥行きの短い山車の一部分というイメージですけれども――の展示を行います。
最後の
回廊壁展示ですが、この場所を取り巻く2階部分がバルコニーのようになっておりますので、ここに
祭り行列や
郷土芸能の
タペストリー等を展示する予定となっております。
ユートリー1階の
山車展示については以上です。
6ページをお開き願います。
旧
柏崎小学校跡地広場整備事業について御説明申し上げます。
まず、1の概要でございますが、旧
柏崎小学校跡地に
山車小屋等を整備し、
東部終末処理場を使用している4つの山車組を平成32年度中に移転することとして、平成30年度から
柏崎地区町内会や、
山車組等関係者の意見を伺いながら、
基本設計等に着手するものでございます。
この
活用方針の決定までの経緯でございますが、
柏崎小学校が
青葉地区の
学校用地に新設されたことに伴い、
当該用地を使用していた4つの山車組が平成22年5月から
東部終末処理場において
山車製作を行っておりました。
目的外使用の期限が平成29年度末になっており、新たな移転先を早急に検討するよう国から指摘されているところでありました。
一方、跡地の活用につきましては、旧
柏崎小学校活用関係団体連絡会議、
市立学校跡地活用庁内検討委員会等において検討を行ってきておりまして、旧
柏崎小学校跡地の活用を考える会や
柏崎連合町内会、はちのへ
山車振興会から提出された要望書も踏まえながら、これまで
地元町内会等と協議を進めてきたところでございます。
3の
整備内容でございますが、
山車小屋を4棟、広場、駐車場、トイレ、公園を整備することとしております。
4の
スケジュールですけれども、来年度、平成30年度に
校舎解体工事が始まる予定となっておりますが、それと並行して、測量、
地質調査、
基本設計を行いまして、平成31年度に
実施設計、平成32年度に
山車製作場所を整備、完成後に4山車組に移転していただく予定となっております。
5のその他につきましてですが、今御説明した
スケジュールを示し、
東部終末処理場の
山車製作場所としての
使用期間を平成32年度まで延長するよう手続をしたところでございます。
今後も
地元町内会などの意見を聞きながら整備を進めてまいりたいと思います。
旧
柏崎小学校跡地広場整備事業については以上です。
7ページをお開き願います。
八戸三社大祭の
振興事業についての
③ふるさと祭り東京2019への
山車出展について御説明申し上げます。
概要でございますが、毎年40万人以上が訪れる
ふるさと祭りにおきまして、八戸三社大祭の本物の山車を出展し、
ユネスコ無形文化遺産に登録された八戸三社大祭の
知名度向上と当市への誘客促進を図るものでございまして、来年、平成31年1月に開催される
ふるさと祭り東京2019に山車を出展するものでございます。
なお、
ふるさと祭りでは、過去に、2010年、平成21年度、それから2014年、平成25年度に、2回山車を出展しております。
今後詳細については、関係者と協議していくものであります。
ふるさと祭りへの
山車出展については以上です。
8ページをお開き願います。
(2)
蕪島エントランス整備事業――
物産販売施設――について御説明申し上げます。
まず、1の
整備目的ですが、
東日本大震災によって被災した
蕪島地区の整備を図るとともに、
三陸復興国立公園の北の玄関口としてふさわしい魅力的な空間を創出するため、
蕪島地区での滞在時間の延長、地域のにぎわいの創出及び
地域経済の振興を目的として、
物産販売施設を整備するものでございます。
2の
基本計画ですが、施設の
整備内容を検討するための
意見交換会を
地元関係団体と3回開催しまして、その際の意見を踏まえて、ことしの2月に
基本計画を策定いたしました。
施設の概要ですが、
基本コンセプトは、蕪島の
にぎわい創出拠点となること。
蕪島地区を訪れた
観光客等の滞在時間の延長。
蕪島地区の活性化に寄与することであります。
建設場所は、市の土地である
蕪島駐車場敷地内で、規模は
木造平屋建て、
建築面積は200平方メートル程度を想定しております。
導入する機能としては、物販、飲食の
提供スペース、休憩所などとしております。
運営方法ですけれども、公募による
テナント貸しを想定しております。
3の今後の
スケジュール案ですけれども、来年度は基本・
実施設計と
地質調査を行い、平成31年度に施設を建設、並行して
運営事業者を選定、平成32年4月のオープンを目指しております。
こちらも
地元関係団体の意見を伺いながら整備を進めていきたいと考えております。
蕪島エントランス整備事業については以上です。
それでは、9ページをお開き願います。
(3)
外国人観光客受入推進事業について御説明申し上げます。
1の目的でございますが、平成29年度は、4月に、青森と中国の天津便が定期便として就航、また11月には青森と台湾便が
定期チャーター便として就航、さらに青森と
ソウル便が週3便から5便に増便となるなど、国際便が充実し、その結果、青森県内の
外国人宿泊者数は宮城県を抜いて東北1位になりました。
また、当市におきましても、平成29年の
外国人宿泊者数は昨年度に引き続き過去最高を更新して、1万4948人となりました。
今後も
外国人旅行客の増加が予想されるため、平成30年度も引き続き、県や県内の自治体などと連携して
プロモーション等を行うことで、
外国人旅行客の誘客を図るというのが目的でございます。
2の
事業内容でございますが、まず、(1)の青森市、弘前市、八戸市、函館市の青函圏4市で連携した
プロモーション強化事業でございます。
内容としましては、韓国や中国のブロガー、台湾の
旅行会社などを招請し、当市の
観光素材を体験した後、
情報発信をしてもらう業務のほか、北海道の
テレビ局制作の
海外向け番組のコーナーで当市を紹介してもらうという
情報発信番組制作業務などを実施し、海外での
知名度向上につなげるものであります。
また、(2)ですけれども、青森県と青森市、弘前市、八戸市、五所川原市、十和田市の5市が連携して、台湾の
人気バラエティ番組を誘致する
プロモーション強化事業も予定されております。
また、(3)も
新規事業でございますが、青森県と連携して、
アイスホッケー・ツーリズム誘致事業を実施する予定としております。この事業は、当市の強みを生かして、
アイスホッケーチームの合宿を誘致して、
中国富裕層の家庭が長期滞在することによる宿泊、飲食、
ショッピング等の
経済効果の獲得を目指す事業となっております。
実施の予定といたしましては、平成30年9月ごろに北京を訪問しまして、
少年アイスホッケーチームや
旅行会社、
日本政府関係機関などを訪問して、PRを行う予定です。
これは、昨年北京のチームが八戸においでになったということから、北京を訪ねるものでございますが、これによって、当市に合宿にいらっしゃった場合にはお出迎えや
歓迎レセプション等を実施する予定としております。
以上で
外国人観光客受入推進事業については、終了いたします。
最後に、10ページをお開き願います。
仮称・はちのへDMOについて御説明申し上げます。
一般質問とか、
予算特別委員会とかで多数答弁していた内容ではございますけれども、1の設立に向けた
検討状況でございます。現在
組織設立に向けて、
八戸地域地場産業振興センター、
八戸観光コンベンション協会、八戸市
物産協会と協議を進めているところであります。
具体的な
検討内容でございますが、現在は、団体の統合、統合に向けた組織、
運営体制、
事業内容、
事務室設置場所などについて協議を進めております。
今後は、平成30年度中の
DMO候補法人登録申請を初め、
DMO組織設立に向けて検討を要する事項について進めてまいります。
2の組織の方向性についてでございますが、
旅行商品販売を初めとする誘客のみならず、
物産販売などの
地域商社機能をあわせ持ち、かつ安定した
運営基盤を有する組織として、圏域8市町村を対象とする
地域連携DMOを目指しているものでございます。
3の運用開始の時期については、平成31年4月を目指しております。
4に、イメージ図を掲載しております。
八戸エリア広域観光戦略の将来目標達成に向け、当圏域の
観光振興の
かじ取り役として、圏域の市町村、
観光協会、商工会、
関係事業者などと強固に連携を図りながら、稼ぐ力を引き出し、
観光振興による
地域活力を創出できる組織になるように取り組んでまいります。
以上で平成30年度の事業についての説明を終わります。
○三浦 委員長 ただいまの説明について御質問ありませんか。
◆伊藤 委員 6ページの三社大祭の
山車小屋の整備について、
山車小屋の建築物なんですけれども、まだこれから
基本設計、それから
実施設計の中でいろいろと検討されるかと思いますけれども、今あるまつりんぐ広場の
山車小屋について検証し、それを参考にしながら、どうやっていくかということをやっていただければと思うんです。というのは、大変立派にでき過ぎちゃったというのは語弊があるかと思いますが、
シャッターが3つの山車をいっぺんに開くような大変すごい
シャッターなんです。あれは大変高価なもので、しかも開け閉めがなかなか大変だということで、ちょっと開けていただいて、遠方からおいでになった方に山車を見ていただこうかと、あそこを訪れても、なかなか開けるのに大変な思いをするということを伺っておりました。したがって、3つ、4つ並べてもいいんですが、1個1個
シャッターが開くようにとか、いろいろと今あるものを十分検証していただいた上で、いいものをつくっていただきたいというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◎鈴木
観光課長 確かにおっしゃるように、まつりんぐ広場のものは、結構豪華といいますか、いいものなんですけれども、大きさも大きいんですけれども、今、旧
柏崎小学校のほうで想定しているのは、やはり
山車製作場所を確保するという大きな目標がありますので、それを最低限クリアするような大きさということで、恐らく1個1個のものになって、大きさも若干まつりんぐ広場よりは小ぶりになるのではないかと思います。高さもそれほど必要ないと思われますので、その辺はおっしゃるとおりこれから詰めていくんですけれども、あれほど豪華になるという想定はしておりません。
以上です。
◆伊藤 委員 数年でだめになってしまうようなのでは困るんですけれども、ちょっとしっかりしたものをつくっていただきたいんですけれども、ああいう大型な
シャッターを使うような構造ということではどうかというふうに、一つ一つの
山車小屋がそれぞれの
スケジュールでやれるような、そういった小屋のほうが適当なのではないかと思ったものですから伺いました。
それから、8ページなんですけれども、この整備も本当に楽しみにいたしておるんですが、1つ確認を。津波の最大の予測、それに対して、この地域というのは、きちんとそれをカバーできる場所だったかどうか、まず確認です。
◎鈴木
観光課長 津波が来ると、ここは本当に被ってしまう場所ではあると思うんですけれども、誘導路が裏のほうにつながるように誘導標識もありますし、ルートも設定されておりますので、いざとなれば、そちらを使うというふうになると思います。
以上です。
◆伊藤 委員 本当に震源地が八戸沖あたりにあれば、避難を非常に短い時間の中でやり遂げなくてはいけない。しかも、ここは観光客が訪れることも想定した施設でありますので、このあたりの地形のことについて十分に承知していない方たちが、そういう事態になったときに速やかにと、これは地元の者は割とわかるんですけれども、そういったときに本当に速やかにということを十分考えていないと、なぜここにつくったのかというようなことに、後になってから思うようなことになってはいけないと思いますので、その辺、今の避難経路ができているからということもありますけれども、そのほかにどういうことを考えて、ここの場所に整備されるようになったのか。それをちょっと伺いたいと思います。
◎鈴木
観光課長 震災後に
蕪島地区を再生させる、整備するということでいろいろな事業をやって、蕪島の前に休憩所を置いたりとか、あと
マリエントとの間のプロムナード公園とかを今整備をしているんですけれども、その計画の中に、にぎわいを創出したり、もっと蕪島に長くいてほしいということで、
物産販売施設というのも計画されました。当初は
マリエントとの間につなぐ、今プロムナード公園のところに最初は予定をされていたんですけれども、あそこは崖がありまして、JRが上を通っているその崖があって、何か起こると崩れやすいところであるということで、あそこには建築物は建てないことにしようということで、今は公園のようになっております。トイレはありますけれども。それで、物販施設だけが最後まで残ったといいますか、どうしようかというのはずっと検討してきましたけれども、近くの民地を借りたりするのもやっぱり時間がかかることでもありますし、今、駐車場を市が2つ持っているわけですけれども、それを今は使って、そこに物販施設を建てようというふうに計画されたものです。
今委員がおっしゃったみたいに、公募するんですけれども、避難計画、そういう体制もちゃんとできるところを選ぶ観点の中の一つにして選んでいこうと思います。
以上です。
◆伊藤 委員 蕪島の当初の計画のあった場所だと、まだよかったのかと。そういうJRの線路の下ということで、崖っ縁であるということ、そのこともちょっと懸念はあるんだけれども、でも初めから津波がかかってくる場所というよりはまだいいのかと、その辺の補強もやればあちらのほうが現実的にはいいのかと、安全対策の上ではいいのかというふうに思っておりました。今の場所をもう一段高いところになるとまたもうちょっと違ってくるのかとも思ったんですけれども、整備がここまで進みましたので、本当にそのことを常に念頭に置きながら、進めていただきたいと思います。ちょっと今のところはここまでしか言えないんですけれども、後々ここにあってはならなかったというようなことのないような、そういう対策も一方では講じながら進めていただければと思います。
以上で終わります。
○三浦 委員長 ほかにありませんか。
◆田端 委員 同じく6ページの旧
柏崎小学校の跡地のことで何件か質問をしてまいります。
まず、こちらでは4つの山車組、
山車小屋は4棟ということですけれども、
予算特別委員会で、類家山車組とかがいろいろと出て、8つの山車組というお話も出たように記憶をしているんですが、この点についてどうでしょうか。山車組は4棟となっていますけれども、これからもふえる可能性もあるのか。それから、
山車振興会のほうからは、どのような意見、要望が出ているのか。
◎鈴木
観光課長 今のこの計画では、
東部終末処理場にいる4つの山車組の安心して製作できる場所を確保するというのが大目標で計画しております。
予算特別委員会のときにもお話があったんですけれども、このほかにも柏崎地区には4つの山車組がありまして、そちらも楽ではないという御意見もありまして、地元の町内会の方たちからもできればそういうことも想定して、これからやってほしいということを言われておりますので、最初の段階では4つの山車を移転するというのが大命題なんですけれども、これから先の話し合い等によっては、残りの4つもふえる可能性も含んでおります。なので、これ以上絶対ふやさないとか、そういうことは考えないで、柔軟に対応していくという感じになります。
それから、
山車振興会からの要望は、
山車製作展示場、三社大祭ミュージアム的なものをつくってほしいみたいな要望書は過去に上がってきておりますけれども、今のこの4つの山車組を移転することに対しては、非常に喜んで、受け取っていただいて、非常に助かるというお話をいただいております。
以上です。
◆田端 委員 あと2点質問します。
スケジュールでは、平成32年度に
山車小屋の建築工事が始まるということでいいですか。
それで、あと1年、2年とかはすぐのことですけれども、財源はどのように考えているのかが、まず1つです。
もう一つは、ここは旧
柏崎小学校で場所的にはとてもいいところですけれども、しかし、周囲の道路事情が余り簡単ではないと思っていました。ゆりの木通りからは一方通行で、直接入れないというようなこともありますけれども、ここら辺の検討しているところがあればお聞かせいただきたいと思います。
◎鈴木
観光課長 平成32年中に工事をして、その年度でつくって移ろうと計画しているわけですけれども、財源については今検討中としかお答えできないです。
あと、道路の出入りについてですけれども、もちろんゆりの木通りに直接出ることはできないので、恐らく今の校舎に入っていく通路であるとか、もしかすると、今解体工事をして、周りが大分きれいになりますので、その辺の出入り口なんかもこれから検討して、それによっては小屋の場所も変わってくると思いますので、その辺はこれからの検討ということになります。
以上です。
○三浦 委員長 ほかにありませんか。
◆大館 委員
ユートリーのことで、三社大祭
ミニ山車展示で、一新をするわけですが、回廊壁の展示で、祭り風景、
郷土芸能のタペストリー展示って、これはどういう、祭りはどの程度の
郷土芸能の数が入るのか。
◎鈴木
観光課長 あそこの場所は御存じかと思いますけれども、上が透明なガラスで、腰までの高さがあるバルコニーみたいな壁になってるんですけれども、そこを使わないのはもったいないということで、そこに貼ろうと思うんですけれども、今ちょっと想定しているのは、よく新聞なんかで行列の横にずらっと並んでいる絵があるんですけれども、三神社の。それをずっと並べたらいいのではないかという構想を持っています。その中に、全部の行列なので、虎舞だとか、そういうものも入れた感じで、回廊なので、ずっと行列があったほうが楽しいといいますか、見栄えがあるのではないかということで考えています。
以上です。
◆大館 委員 せっかく三社大祭を展示するので、えんぶりもひとつコーナー的なものを考えられないのかどうか、例えば映像で見せる、大型スクリーンで見せる部分も必要なのかと。夏の祭りは三社大祭、冬の祭りはえんぶりというような、夏も冬もお祭りがありますということで、ぜひえんぶりのコーナーを設けてほしいという、今からでは遅いのかどうかわかりませんが、やっぱり国の指定を受けたお祭りが八戸に2つあるわけです。ですから、三社大祭は今ユネスコの登録で脚光を浴びているわけですが、えんぶりもぜひ一斉摺りの風景とか、そういうのを映像で流す場面が必要なのかという思いがしておりますので、御再考のあれがあったらお願いをしたいと思います。
これ以上は言いません。
○三浦 委員長 ほかにございませんか。
◎鈴木
観光課長 資料が間違っておりまして、訂正いたします。
7ページの
ふるさと祭り東京2019の会期が平成30年1月となっておりますが、平成31年の間違いでございました。訂正でございます。
○三浦 委員長 承りました。ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦 委員長 ないようですので、ただいまの説明については終わります。
以上で本日予定しておりました議題は全て終了いたしました。
そのほか御質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦 委員長 ないようですので、ここで理事者の皆様は退席されて結構でございます。
御苦労さまでした。