八戸市議会 2017-09-22
平成29年 9月 定例会-09月22日-04号
八戸市は中核市、また
連携中枢都市圏の中心市として果たすべき役割は大きく、今後、周辺町村との交流事業をさらに進め、圏域発展のために攻めの施策を展開していただきたいと思います。
このような状況の中で八戸市の平成28年度の
一般会計決算の歳入については、前年度比18億590万4000円増の1036億2741万9000円、歳出については前年度比21億1346万7000増の1005億252万9000円となりました。
歳入歳出差引額は31億2489万円となっており、翌年度に繰り越すべき財源5億7370万5000円を差し引いた
実質収支額は25億5118万4000円の黒字となりました。
特別会計決算額の14
特別会計を合わせた歳入については、前年度比27億9230万8000円増の709億9812万円、歳出は前年度比31億3703万円増の698億3495万7000円となり、
歳入歳出差引額は11億6316万5000円となりました。翌年度に繰り越すべき財源1億3591万円を差し引いた
実質収支額は10億2725万5000円の黒字となっております。
平成28年度の予算は、市民生活の向上と福祉の充実を図るための各種施策に取り組むとともに、より市民サービスの質の向上を目指すことを基本に編成されました。
復興分においては、復興計画に基づき向こう5年にわたる創造期の初年度として都市基盤の再建や防災力の強化などを挙げ、多賀多目的運動場整備事業、新大橋整備事業など災害に強いまちづくりの施策を推進しております。
次に、通常分におきましては、教育施策として
西白山台小学校建設事業、新学校給食センター整備事業などが完成されました。また、中心市街地の活性化として新美術館整備事業や更上閣にぎわい広場の整備事業、長根公園再編事業など、市民
サービス向上に向けて取り組んでおります。
なお、本委員会で議論、要望のあった災害対策の
防災ラジオの導入について、教育施策の学校トイレ洋式化についてなどへの各要望は今後の施策に反映させていただくことを重ねて要望いたします。
次に、
自動車運送事業会計についてでありますが、収益においては
事業収益全体で前年度比1億1277万3000円減の14億6611万5000円となっており、また、費用においては、事業費全体で前年度比3815万9000円減の14億2223万4000円となっております。この収支の結果、純利益が4388万1000円となっています。
経営健全化に関しては、4年連続で
資金不足比率ゼロ%を達成し、健全化計画に基づいた取り組みの成果が見られます。業務の実施状況においては、新車、中古車のノンステップバス導入や定期券発行システム機器及びバスダイヤ編成支援システム機器の更新を行い、利用者の利便性向上に努めております。
経営環境については、依然として
人口減少、少子化に伴う利用者と収益の減少が続いており、今後もその傾向は続くと考えられます。また、委員会で申し上げました利用者数が昨年より9万2000人減少している中身についても検証し、今後の施策に反映していただきたいと思います。
路線バスは市民の大切な交通インフラであり、今後も運行、収益の改善に努め、なおかつ市民ニーズに応えていただくよう要望いたします。
市民病院事業会計については、
事業収益全体で前年度比3億3254万5000円増の187億7630万6000円となり、費用においては事業費全体で前年度比4億6014万6000円増の170億162万3000円となりました。この収支の結果、純利益17億7468万4000円と8年連続で純利益を確保しています。建設改良事業においては、老朽化した病院施設や医療機器の整備に努めているほか、
緩和ケア病棟などの整備を進めております。今後も
急性期医療の中心を担う病院として、良質な医療の提供に努めていただきたいことを要望いたします。
最後に、八戸市階上町
田代小学校中学校組合会計については、効率的な
行政運営に努め、歳入については前年度比157万5000円減の3167万1000円、歳出については前年比307万9000円減の2387万5000円となっており、
歳入歳出差引額及び実質収支はともに779万6000円の黒字となっています。
人口減少や過疎化に伴い、
田代小中学校は本年3月末で閉校となったことで、八戸市と階上町の協議において、当組合の解散に関する協議書が締結されたことから、財産処分に至ったものであります。なお、処分の対象となる財産は適切に処理されるよう要望いたします。
以上で公明党の代表意見といたします。
○議長(
立花敬之 君)田端文明議員の発言を許します。
田端文明議員
◆6番(田端文明 君)日本共産党議員団を代表して意見を述べます。
認定第1号平成28年度八戸
市一般会計及び各
特別会計決算の認定については反対いたします。
認定第2号平成28年度
公営企業会計決算については意見を付して賛成いたします。認定第3号平成28年度八戸市階上町
田代小学校中学校組合会計決算の認定については賛成いたします。
アベノミクスが始まり4年半になります。日銀の異次元金融緩和や、3年間で4兆円もの企業減税によって大企業は3年連続で史上最高益を更新し、大株主など富裕層に巨額の富をもたらしました。政府は、景気は緩やかに回復していると何度も言っておりますが、当市の勤労者世帯の実収入を見ると、平成21年度から平成26年度にかけてマイナス8.3%と大きく落ち込んでおります。
アベノミクスで地方の経済は疲弊の度合いを深めただけです。重大なのは
アベノミクスが貧困と格差を拡大し、社会と経済の危機をさらに深刻にしたことです。第二の矢の財政出動で赤字国債を増発し、史上初の5兆円を超える軍事予算を組みました。成長戦略では、3%の成長率を達成するとのことでしたが、4年半の平均成長率は1.1%にすぎないものです。
アベノミクスは国債の大増発に依存した政策であり、1000兆円を超える政府債務は将来の税収によって返済されるもので、私たち市民の負担となるものです。
このような情勢の中で、当市の平成28年度決算ですが、津波避難路の整備、津波防災センター整備事業が行われました。市内5校の保健室にモデル的にではありますが、冷房が設置されたこと、学校図書館司書の勤務時間が拡大され、貸し出し冊数が飛躍的にふえたことなどについては評価をいたします。
しかし、社会的弱者と言われる市民に対しての施策は不十分と言わざるを得ません。除雪ですが、高齢者、障がいを持つ市民から、PTA関係者から、バス停、生活道路、通学路、歩道の除雪が繰り返し求められておりますが、改善されてきておりません。特に春先の湿った重い雪は、一晩のうちに60センチ以上も積もることがあり、高齢者の間では外に出られず買い物にいけない、通院を諦めたなど、市民生活に深刻な影響を及ぼすものです。当市の高齢化率は毎年1%ずつふえ続け、平成28年度は27.9%となっており、間もなく3人に1人が高齢者の時代を迎えることになります。安全、防災という面でも除雪計画の中に組み入れ、きめ細かな除雪を行うことを求めます。
雇用について、市では非正規職員をふやし、不安定雇用を拡大してきました。平成25年の数字ですが、当市の人口1000人当たりの市職員数は4.706人と旧3市の中で一番少なくなっております。市の雇用政策は地域の雇用政策となるものです。非正規職員の拡大はワーキングプア世帯をつくり出し、子どもの貧困を広げることになり、社会問題を一層深刻化させることになります。人口流出を抑え、市政発展の立場に立つのであれば、非正規職員の拡大はやめるべきです。
福祉事務所に不正受給暴力団対策として警察官OBが配置されておりますが、生活困窮者の相談を威圧する警察官OBの配置は今すぐやめるべきです。
国民健康保険特別会計についてですが、平成28年度の減免状況は申請、決定とも12件にとどまっております。国保加入世帯の経済状況を考えれば、減免要件を緩和し間口を広げるべきです。来年度から運営が県に移管されますが、市民の命と健康を脅かすことになる国保税の引き上げは絶対に行わないよう強く求めます。
介護保険特別会計についてですが、2000年に始まった制度です。保険料、利用料のたび重なる引き上げで入所費用が高くなり払えない、退所しなければならないなどの声が広がっています。スタート当初の介護保険の理念とはかけ離れており、これでは社会保障とは言えないものです。市として独自の軽減策をとるよう求めます。
次に、
自動車運送事業会計についてです。利用客が減るなど厳しい
経営状況の中、老朽化したバスをノンステップバスに更新しました。利用客からは、乗りおりが楽になった、よくなったなど歓迎の声が聞かれます。また、路線の新設や新幹線始発便への乗り継ぎ便を設定するなど、利便性向上のため努力されたことを評価します。しかし、運転業務の大部分を担うまでとなっている嘱託職員は賃金、休暇制度、一時金などの諸手当など、正職員とは大きな隔たりがあります。改善を求めます。
八戸市立
市民病院事業会計についてですが、経営努力で8年連続で利益を生み出し、老朽化した設備や医療機器の整備に努め、
緩和ケア病棟の整備を進めてきました。近隣町村への医師派遣や市内養護教諭を対象に食物アレルギーに対する緊急対策の研修会を行うなど、救急体制をさらに厚くする取り組みに対して敬意を評するとともに評価をいたします。今後とも地域の
中核病院として市民の命を守るとりでとしての役割を果たすよう求めます。
最後に八戸市階上町
田代小学校中学校組合会計決算についてです。1922年、大正11年に階上村島守村組合立田代尋常小学校として創設されましたが、本年3月に94年間の歴史に幕を閉じることとなりました。少子化は著しく、入学者ゼロはいかんともしがたいことです。田代の奇跡を信じ、賛成し、意見といたします。
○議長(
立花敬之 君)山名文世議員の発言を許します。
山名文世議員
◆15番(山名文世 君)社民党の山名文世です。意見を申し上げます。
認定第1号並びに認定第2号について意見、要望を付して賛成します。
2016年12月末の国の借金は、国債、借入金、政府短期証券の合計残高は1066兆円で過去最高となり、対GDP比はIMFによることし4月の推計で239%に達しています。
なお、当市における市債残高は年々増加傾向にあり、2016年度は過去最大の1062億円のうち、赤字地方債とされる
臨時財政対策債は市債全体の37%に増加し、人口1人当たりの債務残高は類似都市を上回っています。
また、
経常収支比率は県内10市平均と同水準ですが、臨財債を経常一般財源等から除くと97%にはね上がり、財政構造の弾力性は端的に悪化します。
今後、市が保有する公共施設の57%が大規模改修の目安を超え、インフラ設備では市道総延長1498キロメートル、橋梁316橋、公園296カ所に及ぶことから、より一層の財政健全化が求められます。
以下、
決算特別委員会での発言要旨です。真摯に検討いただくよう切望します。
女性活躍推進法が2年前に成立したものの、当市に係る課長級以上の女性職員は、本年4月1日現在で11名の8.9%、部長級は1名でしかなく、女性管理職向上への対策が求められます。
ポータルミュージアム事業では、一般管理事務経費にアルバイト及び嘱託職員の人件費を含むものの、正規職員10名とほか1名の人件費が除かれた過少計上なので、純粋な事務経費の決算を求めます。
また、はっちの入館者数は、職員、事業者、貨物等配送者、イベント及び各種事業関係者などを含んだ架空カウントのため、善処が求められます。
南郷図書館の指定管理料は2014年度から2年連続赤字で、2016年度は指定管理料の引き上げによって黒字化されたもので、適切な措置が求められます。
また、年1回の蔵書点検の結果、不明な本が19点あったとされますが、運営状況の評価では、注意義務を果たしても発生し得る事例と考えられ、備品管理は適切であるとの表現は適切を欠くもので善処を求めます。
さらに、南郷図書館と図書情報センターの入館者数、貸し出し者数、貸し出し点数は過去3年間の前年比で、よくて前年並み、またはマイナス年度が多く見られ、指定管理者の効果が欠落していることから、市直営に戻すよう提言します。
下水道事業では、東部終末処理場、ポンプ場の包括的民間委託に係る制限つき一般競争入札の応札結果では、2009年に3社が入札、2013年は1社が入札、1社辞退で、公平性や競争性の確保が失われていること、また、政策の指針において、総合評価一般競争入札、または公募式プロポーザル方式が基本とされているので、入札方式の再考を求めます。下水道管の老朽化対策では、下水管の中で作業中に硫化水素中毒死や酸欠などの事故が発生しており、安全性や作業能率の向上とコスト削減のため、管口カメラの改善を要望します。
介護保険料は、全国的に普通徴収の滞納者がふえ、差し押さえや罰則などのペナルティーが問題となっており、低所得者の負担軽減のため、保険料率の改善を強く求めます。
次に、
自動車運送事業会計では、バス車両の更新やデジタル映像広告再生装置の購入及び定期券発行システムなどの更新が行われ、利用者への利便性が図られてきました。今後とも市民の足が守られるよう切望します。
最後に、
市民病院事業会計では、8年連続で純利益を生じ、当年度未処理欠損金は、前年度の約63億円から2016年度は約45億円にまで縮小された努力に敬意を表します。今後とも地域に必要な
医療提供体制の確立と、安定経営かつ高度な先進医療の提供を望みます。
以上、意見とします。
○議長(
立花敬之 君)伊藤圓子議員の発言を許します。
伊藤圓子議員
◆14番(伊藤圓子 君)無所属の伊藤圓子です。無所属は発言時間を5分と制限されており、やむなく紋切り型の表現で討論いたします。
認定第1号、第2号、第3号に対し意見要望を付して賛成する。
認定第1号について、
一般会計及び
特別会計合わせて
実質収支額約35億7800万円の
黒字決算で、実質収支比率は5.1%となり、ほぼ適正な財政運営である。しかし、財政構造の弾力性を示す
経常収支比率は90.6%、前年度比2.9%増と財政の硬直化が進んだ。中長期を見据えた今後の財政環境は、
人口減少、
少子高齢化等の背景を受け、市税収の不透明、扶助費の増大等々厳しさを増すと考えられる。
財政力指数の低い本市の財政は国頼みだが、1000兆円を優に超えた世界一の借金大国の我が国の財政に未来永劫の保障は期待できない。ますます財政規律の遵守が肝要。公共施設等の総合管理を推進する中で、新設、改築に当たり優先順位を見誤らず整備することを求める。ソフト事業においても同様である。
決算特別委員会で各款ごと多岐にわたり質問、提言をしたが、以下6点については特段の推進を願う。
1つ、子どもの医療費無料化の拡充、2つ、八戸三社大祭山車小屋設置場所の確保、3つ、地域包括支援センター体制、機能の構築、4つ、がん患者の相談、支援体制の強化、5つ、受動喫煙防止条例の策定、6つ、全小中学校保健室の空調設備の早期設置。
認定第2号公営企業会計、八戸市
自動車運送事業会計について、依然として厳しい
経営環境にあるものの、快適で利便性の高い市民の足として事業に取り組んでおられることに敬意を評するとともに、以下の事業を高く評価する。1つ、平成28年度決算を黒字とし、
資金不足比率ゼロ%を4年連続達成した
経営健全化への努力、2つ、ユニバーサルデザインのノンステップバスの集中的導入の推進、3つ、ダイヤ編成、系統新設等を適宜に実施。
今後一層の利便性を高めるためにバスロケーションシステムの増設を要望し、人と環境に優しい市営バスとして利用者増となることを期待する。
八戸市立
市民病院事業会計について、全国に誇れる
救急救命医療を初め周産期医療の提供や、がん診療連携拠点病院として
緩和ケア病棟――平成31年度内に開設――を備え、機能強化を測ったことに敬意を評するとともに、以下の事業を高く評価する。1つ、平成28年度決算において、診療単価が増加したことでの増収ではあったが、結果、8年連続の純利益を上げた経営努力、2つ、院内保育の取り組みは就労継続を促し、7対1の看護体制整備とあわせて手厚い医療、看護サービスを提供する。
高度先進医療はもとより、不採算医療の提供も公立病院が担う重要な役割である。今後とも新改革プランに即して安定した健全経営に努めることにあわせて、アレルギー拠点病院の指定を目指し取り組むことを要望する。
以上をもって総括意見とする。
○議長(
立花敬之 君)以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)これにて討論を終結いたします。
これより認定第1号を採決いたします。
本決算の
委員長報告は認定であります。
本決算を
委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
立花敬之 君)御着席願います。
起立多数であります。
よって、本決算は
委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、認定第2号及び認定第3号を一括して採決いたします。
以上の決算を
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御異議なしと認めます。
よって、以上の決算は
委員長報告のとおり認定することに決しました。
────────────────────
△日程第3 議案19件
△日程第4 請願1件
○議長(
立花敬之 君)日程第3議案第115号平成29年度八戸市
一般会計補正予算から議案第122号平成29年度八戸市
介護保険特別会計補正予算まで、議案第125号八戸市
地方活力向上地域における
固定資産税の
特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第131号市道路線の廃止及び認定についてまで及び本日上程いたしました議案第132号八戸市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第135
号八戸駅西地区駅前広場整備工事――その3――
請負契約の締結についてまで並びに日程第4請願1件を一括議題といたします。
各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。
総務常任委員長の報告を求めます。
豊田美好委員長
〔21番豊田美好君登壇〕
◎21番(豊田美好 君)総務
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第115号平成29年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2
款総務費では、徴税費において、税過誤納金還付金を増額するものであります。
第7
款商工費では、商工費において、ユートリーの山車展示改装に係る委託料を増額するものであります。
第8
款土木費では、都市計画費において、屋外広告物監視員の雇用形態の変更に伴い、報酬を減額するものであります。
第10
款教育費では、社会教育費において、新美術館の実施設計に係る委託料を増額するものであります。
一方、歳入予算の主なる内容は、前年度繰越金を増額するものであります。
第2条地方債の補正では、庁舎施設整備事業ほか5事業の限度額を変更するものであります。
審査の過程において委員から、就学援助による学用品費等の増額の補正予算への計上について質疑があり、理事者から、12月補正予算で計上を予定しているとの答弁があったのであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第119号平成29年度八戸市
学校給食特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では電気使用料に伴う高熱水費を、歳入では前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。
第2条地方債の補正では、給食施設整備事業について起債の限度額を変更するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、平成29年請願第3号就学援助制度拡充を求める請願については、平成29年9月4日付で請願者より取り下げの申し出があり、全会一致で取り下げを承認することに決しました。
次に、本日付託になりました議案第132号は、
地方公務員の
育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、
非常勤職員に関する
育児休業期間の延長が可能な場合を追加するとともに、育児休業の再度の取得等をすることができる特別の事業に係る規定の整備をするものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔21番豊田美好君降壇〕
○議長(
立花敬之 君)経済常任委員長の報告を求めます。
壬生八十博委員長
〔20番
壬生八十博君登壇〕
◎20番(
壬生八十博 君)経済
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第115号平成29年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第6
款農林水産業費では、農業振興費において、農業経営法人化等支援事業補助金及び環境保全型農業直接支払交付金を増額するものであります。
第7
款商工費では、商工業振興費において、テクノフロンティア八戸に新たに2社入居することに伴い、テクノフロンティア入居企業支援事業補助金を増額するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第118号平成29年度
地方卸売市場八戸市
魚市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では市場施設に係る不測の修繕が発生したことにより修繕料を、歳入では前年度からの繰越金を、それぞれ増額するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第125号は、地域再生法第17条の6の地方公共団体等を定める省令の一部改正に伴い、
固定資産税の不均一課税の対象となる家屋等の範囲を拡大するためのものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔20番
壬生八十博君降壇〕
○議長(
立花敬之 君)民生常任委員長の報告を求めます。
工藤悠平委員長
〔11番
工藤悠平君登壇〕
◎11番(
工藤悠平 君)民生
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第115号平成29年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2
款総務費では、戸籍住民基本台帳費において、今後予定されている住民基本台帳法の改正に備え、住民基本台帳システム等の改修及び証明書コンビニ交付システムのテストサーバーを構築するため委託料を増額するものであります。
第3
款民生費では、社会福祉費においては障害者自立支援給付費等の、児童福祉費においては児童手当の支給実績額の確定に伴い返還金を、それぞれ増額するものであります。
審査の過程において委員から、中国残留邦人の人数について質疑があり、理事者から、現在は3世帯4名で、全て高齢者であるとの答弁があったのであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第116号平成29年度
八戸市立市民病院事業会計補正予算の主なる内容は、収益的収入のうち、
連携中枢都市圏事業として実施している医師派遣事業に係る
一般会計からの負担金を増額するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第117号平成29年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では退職者医療に係る療養給付費等交付金の確定に伴う返還金を、歳入では前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。
議案第122号平成29年度八戸市
介護保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では社会保険診療報酬支払基金交付金の受け入れ超過分の返還金を、歳入では前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。
第2条債務負担行為では、地域包括支援センター運営業務委託料について債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。
以上の各
特別会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第126号は、ひとり親家庭等及び乳幼児等の医療費の給付に係る
医療機関への支払い方法を変更するとともに、その他所要の改正をするためのものであります。
審査の過程において委員から、支払い方法の変更に至った経緯について質疑があり、理事者から、これまでの支払い方法は、受給者が
医療機関で医療を受けると、医療費を市と保険者にそれぞれ別請求となり、診療件数の多い
市民病院等から非常に煩雑であると意見があり強く要請されていた。請求が支払基金や国保連などから一本化されると、
医療機関への負担や市の事務の効率化につながるが、システム改修のタイミングもあり、今のタイミングで変更することになったとの答弁があったのであります。
議案第129号及び議案第130号は、住居表示の実施に伴い、
地方自治法第260条第1項の規定により、字の区域及びその名称を変更するためのものであります。
以上3件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔11番
工藤悠平君降壇〕
○議長(
立花敬之 君)建設常任委員長の報告を求めます。
三浦博司委員長
〔8番
三浦博司君登壇〕
◎8番(
三浦博司 君)建設
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第115号平成29年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2
款総務費では、総務管理費において、市へ寄附された寄附金を都市緑化基金積立金へ積み立てるものであります。
第4
款衛生費では、保健衛生費において、中核市移行に伴う事務のため、必要経費としてダイオキシン類分析業務等委託料を増額するものであります。
第8
款土木費では、道路橋りょう費において、除雪業務等委託料を増額するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第120号平成29年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計補正予算の主なる内容は、第1条の債務負担行為の補正において、東部終末処理場及びポンプ場の維持管理業務委託料の期間及び限度額を設定するものであります。
議案第121号平成29年度八戸市
都市計画駐車場特別会計補正予算の主なる内容は、歳入予算の財源を組み替えるもので、社会資本整備総合交付金を減額し、駐車場整備事業債を増額するものであります。
第2条地方債の補正では、起債の限度額を変更するものであります。
以上の各
特別会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第127号は、八戸駅西口広場駐車場の位置を変更するためのものであります。
議案第128号は、清算金の分割納付の申し出に係る規定の整備をするためのものであります。
議案第131号は、道路法第8条第2項及び同法第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により、田向土地区画整理事業の実施、豊崎地区における道路の移管及び櫛引地区等における道路整備に伴う市道路線の廃止及び認定をするためのものであります。
以上3件の議案は全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、本日付託になりました議案第133号は、
東部終末処理場水処理施設増築――土木――
整備工事の、議案第134号は、中部第10
幹線下水道整備工事――六工区――の、議案第135号は、
八戸駅西地区駅前広場整備工事――その3――の、それぞれの
請負契約を締結するためのものであります。
以上3件の議案は全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔8番
三浦博司君降壇〕
○議長(
立花敬之 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)討論なしと認めます。
これより議案第115号から議案第122号まで、議案第125号から議案第135号までの議案19件を一括して採決いたします。
以上の議案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御異議なしと認めます。
よって、以上の議案は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、平成29年請願第3号を採決いたします。
本請願は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御異議なしと認めます。
よって、本請願は
委員長報告のとおり決定いたしました。
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△日程第5 閉会中の継続審査について
○議長(
立花敬之 君)日程第5閉会中の継続審査についてを議題といたします。
経済常任委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
経済常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御異議なしと認めます。
よって、経済常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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△日程第6 議会案1件上程
○議長(
立花敬之 君)日程第6議会案第3号
全国森林環境税の創設に関する意見書を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
18番小屋敷孝議員
〔18番小屋敷孝君登壇〕
◎18番(小屋敷孝 君)議会案第3号
全国森林環境税の創設に関する意見書は、我が国における地球温暖化防止の取り組みの中で最も有効な手段である森林吸収源対策の推進の恒久的、安定的な財源として
全国森林環境税の創設を国に求めるものであります。
なお、案文につきましてはお手元に配付のとおりであります。
以上で説明を終わります。
〔18番小屋敷孝君降壇〕
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(案文は資料欄に掲載)
○議長(
立花敬之 君)お諮りいたします。
ただいま議題となっております議会案については、委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御異議なしと認めます。
よって、委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)討論なしと認めます。
〔5番
苫米地あつ子君、6番田端文明君退席〕
○議長(
立花敬之 君)これより議会案第3号を採決いたします。
本議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
立花敬之 君)御着席願います。
起立総員であります。
よって、本議会案は原案のとおり可決されました。
〔5番
苫米地あつ子君、6番田端文明君着席〕
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△日程第7 議員派遣について
○議長(
立花敬之 君)日程第7議員派遣についてを議題といたします。
お手元に配付いたしました議員派遣一覧表のとおり議員派遣の申し出があります。
お諮りいたします。
議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御異議なしと認めます。
よって、会議規則第167条の規定により、議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議決されました議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
立花敬之 君)御異議なしと認めます。
よって、議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
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市長挨拶
○議長(
立花敬之 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長
◎市長(小林眞 君)平成29年9月八戸市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、去る9月5日から本日までの18日間にわたり、本議会に提案しました平成29年度八戸市
一般会計補正予算など議案21件、認定3件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。
議決をいただきました各議案の執行に当たりましては万全を期してまいりますとともに、本議会において議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営に当たり十分配慮してまいりたいと存じます。
さて、本議会は私にとりまして任期内における最後の定例会でありました。本会議においても申し上げましたが、私はこの4年間、議員各位の御理解と御協力のもと、当市が未来にわたって活力を持ち続け、市民の皆様がこれまで以上に安心安全に生活することができるよう、力の限り取り組んでまいりました。
今後も郷土八戸の発展のため最後の最後まで力を尽くしてまいる所存であり、これまで議員の皆様から多くの御指導や御支援を賜りましたことに対し、ここに改めて感謝と御礼を申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。
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閉 会
○議長(
立花敬之 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。
これにて平成29年9月八戸市議会定例会を閉会いたします。
午前11時29分 閉会
署 名
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成29年9月22日
八 戸 市 議 会
議 長 立 花 敬 之
副議長 冷 水 保
議 員 伊 藤 圓 子
議 員 森 園 秀 一...