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平成29年 3月 予算特別委員会-03月08日-03号

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    平成29年 3月 予算特別委員会-03月08日-03号


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    平成29年 3月 予算特別委員会-03月08日-03号平成29年 3月 予算特別委員会 予算特別委員会記録(第3日目)   ────────────────────        平成29年3月8日(水)   ──────────────────── 出席委員(29名)   委員長        小屋敷   孝 君   副委員長       三 浦 博 司 君   委員         久 保 百 恵 君   〃          岡 田   英 君   〃          日 當 正 男 君   〃          中 村 益 則 君   〃          苫米地 あつ子 君   〃          田 端 文 明 君   〃          冷 水   保 君   〃          高 橋 一 馬 君   〃          高 山 元 延 君   〃          工 藤 悠 平 君   〃          夏 坂   修 君
      〃          伊 藤 圓 子 君   〃          山 名 文 世 君   〃          藤 川 優 里 君   〃          森 園 秀 一 君   〃          壬 生 八十博 君   〃          豊 田 美 好 君   〃          立 花 敬 之 君   〃          前 澤 時 廣 君   〃          田名部 和 義 君   〃          五 戸 定 博 君   〃          八 嶋   隆 君   〃          寺 地 則 行 君   〃          秋 山 恭 寛 君   〃          大 館 恒 夫 君   〃          坂 本 美 洋 君   〃          吉 田 博 司 君   ──────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────── 説明のため出席した理事者   まちづくり文化スポーツ観光部長              風 張 知 子 君   まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長              田 湯 俊 行 君   財政部長       原 田 悦 雄 君   商工労働部長     中 村 行 宏 君   市民防災部長     石 田 慎一郎 君   建設部長       佐々木 隆 二 君   都市整備部長     澤 田 美智明 君   総務部理事      細 越 敬一郎 君   観光課長       大 坪 和 広 君   八戸ポータルミュージアム館長              佐々木 結 子 君   財政部次長兼契約検査課長              秋 山 直 仁 君   財政課長       前 田   晃 君   商工労働部次長兼商工課長              船 田 泰 寛 君   商工課参事      齋 藤 友 彦 君   産業労政課長     田 中 一 美 君   東京事務所長     鈴 木 伸 尚 君   市民防災部次長兼防災危機管理課長              阿 部 寿 一 君   建設部次長兼道路建設課長              竹 洞 一 則 君   建設部次長兼建築住宅課長              上 野 直 美 君   建設部副理事兼港湾河川課長              鈴 木 善 一 君   港湾河川課参事    木 村   勇 君   道路維持課長     磯 島 崇 男 君   道路管理事務所長   片   範 孝 君   都市整備部次長兼都市政策課長              大 南 博 義 君   都市整備部次長兼公園緑地課長              丸 山 光 則 君   建築指導課長     柳 町 和 雄 君   総務部副理事     大 橋 俊 直 君   総務部副理事     上 野 統 久 君   総務部参事      下 舘   壽 君   総務部参事      笠 原 孝 志 君   総務部参事      宮 木   久 君   ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       吉 田 幸 司   次長兼庶務課長    栄 田 千鶴子   次長兼議事課長    池 田 和 彦   主幹(議事グループリーダー)              鈴 木   馨   主査         知 野 大 介   〃          見 附 正 祥   〃          林   一 秀   ────────────────────         午前10時00分 開議 ○小屋敷 委員長 おはようございます。  これより昨日に引き続き予算特別委員会を開きます。  第7款商工費並びに関連議案第48号、第57号及び第75号の説明を求めます。 ◎前田 財政課長 おはようございます。それでは、予算に関する説明書102ページをごらん願います。  第7款商工費について御説明申し上げます。  平成29年度の予算額は31億802万8000円であり、平成28年度と比較いたしますと0.4%の減、1282万9000円の減額となるものでございます。  1項1目商工総務費は、商工課、産業労政課、観光課、八戸ポータルミュージアム、くらし交通安全課の職員の人件費のほか、八戸駅前駐車場連絡通路に係る13節の維持管理業務等委託料、19節の電気使用料負担金が主なものでございます。  2目商工業振興費は、103ページに参りまして、9節の企業誘致のための企業訪問、天津、上海等でのポートセールス、アメリカ等での海外販路拡大事業に係る旅費、13節の新産業団地開発整備基本計画策定等委託料、19節では中小企業災害復旧枠利子補給事業負担金桔梗野工業用地造成事業会計経営健全化支援金、八戸港国際物流拠点化推進協議会負担金、ベトナムにおけるジャパン青森フードフェアに係る実行委員会負担金、104ページに参りまして、エネルギーシステム転換支援事業補助金、新たに補助対象企業を連携中枢都市圏域に拡大する成長産業立地等支援事業補助金、雇用奨励金の対象者を圏域住民に拡大するテレマーケティング関連産業立地促進事業補助金、工業団地等へ新たに立地する企業などへの立地奨励金補助金、海外販路拡大支援補助金、中小企業特別保証制度保証料補助金、105ページに参りまして、中小企業向け融資制度に係る金融機関への預託金である21節の商工組合中央金庫及び中小企業特別保証制度の貸付金が主なものでございます。  3目地域経済活性化対策費は、サポート対象を連携中枢都市圏域に拡大する、はちのへ創業・事業承継サポートセンター事業等委託料、19節の南郷地区で実施する産業文化まつり事業補助金が主なものでございます。  4目観光費は、観光資源の開発、環境整備、誘客宣伝などに要する物件費のほか、106ページに参りまして、13節のはちのへ総合観光プラザ運営業務などの観光施設の維持管理のための委託料、八戸三社大祭や種差海岸、南郷などの観光振興のための観光宣伝広告等委託料、ユートリーの山車展示改装及びミニ山車制作等の委託料、15節の館鼻漁港公衆トイレ整備等工事費、19節の三陸ジオパーク推進協議会負担金などの関係団体への負担金のほか、種差海岸遊覧バス運行事業負担金、新たに連携中枢都市圏域の観光マーケティング調査を行う八戸広域観光推進協議会特別負担金種差海岸インフォメーションセンター運営協議会負担金、新たに民間事業者による外国人受け入れのための環境整備を促進するためのインバウンド受入環境整備促進事業費補助金ジャズフェスティバル実行委員会補助金八戸観光コンベンション協会補助金、大型客船誘致事業補助金、八戸花火大会補助金などが主なものでございます。  107ページをごらん願います。5目水産科学館費は13節の同科学館の指定管理料が主なものでございます。  6目計量費は、計量器の検査及び計量知識の普及啓発に要する物件費のほか、13節の特定計量器定期検査業務等委託料が主なものでございます。  7目消費生活費は、消費者啓発、消費者相談などに要する経費でございますが、1節の消費生活相談員報酬、108ページに参りまして13節の消費者啓発活動等委託料、21節の債務整理貸付金などの制度融資に係る金融機関への預託金である生活再建相談事業貸付金が主なものでございます。  8目ジャズの館費は、13節の同施設の指定管理料が主なものでございます。  9目八戸ポータルミュージアム費は、平成28年度の当初予算において自主事業に係る予算を、平成27年度の国の補正予算――地方創生加速化交付金――を活用し、平成27年度3月補正予算で計上したことに伴い、対前年度比で約6000万円の増となっておりますが、実質的な昨年度予算は約2億3300万円であり、約1400万円の増となるものであります。  1節の嘱託員報酬、13節の警備業務や受付案内業務等委託料など、館運営のための物件費のほか、自主事業として実施する八戸三社大祭をテーマとしたアートプログラム、八戸立体絵巻プロジェクトなどを実施するためのレジデンス事業等委託料、19節のはっち市実行委員会負担金、横丁アートプロジェクト負担金が主なものでございます。  109ページをごらん願います。10目特別会計整備費は、中央卸売市場特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第7款商工費の説明を終わります。 ◎船田 商工労働部次長兼商工課長 おはようございます。それでは、まず初めに、議案第48号国際観光ホテルの整備に伴う八戸市市税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  議案書では53ページから55ページにかけて掲載しておりますが、お手元の資料によりまして御説明申し上げます。
     当条例は、国際観光ホテル整備法の規定により登録を受けたホテル業の用に供する建物を所有する者について、建物に係る固定資産税を3カ年度不均一課税するものであり、国際観光の振興に寄与するものでございます。  まず、改正の理由でございますが、国際観光ホテル整備法の規定により登録を受けた登録旅館業の用に供する建物を不均一課税の対象とするとともに、不均一課税の適用期間及び適用除外に係る規定の整備をし、その他所要の改正を行うものです。  次に、改正内容でございますが、1点目は業種の拡充でございます。これまでホテル業の用に供する建物のみを不均一課税の対象としておりましたが、旅館業の用に供する建物も対象に加えます。国際観光ホテル整備法では、ホテル業のほか、旅館業の用に供する建物についても登録制度を設けていることから、法に対応するため改正するものでございます。  2点目は、対象となるケースの整理でございます。これまでは新規登録の場合のみを明記しており、建てかえによる新築、増改築については明確に規定されていなかったことから、新規登録のほか、建てかえによる新築の場合も対象とするほか、増改築により評価額が増加した場合は、増加した部分のみを不均一課税の対象とするよう明記するものでございます。  3点目は、不均一課税の適用期間についての規定の整備です。これまでは登録を受けた日の属する年の4月1日が属する年度以降3年間の適用としておりましたが、登録を受けた日の属する年の翌年の4月1日が属する年度以降3年間といたします。また、建てかえによる新築の場合は、新築に係る建物に最初に固定資産税を課することとなった年度以降3年間、増改築により評価額が増加した場合は、増加した部分に最初に固定資産税を課することになった年度以降3年間とするものでございます。  4点目は、適用条件の追加です。不均一課税の適用を受ける条件として、市税の滞納がないことを新たに加えるものです。その他、これらの改正にあわせて法改正による条項ずれを解消し、経過措置を設けております。  最後に、施行期日は平成29年4月1日とするものでございます。  なお、参考までに、裏面に国際観光ホテル整備法の概要、その次のページからは新旧対照表をおつけしておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  引き続き、議案第57号市有財産の無償譲渡について御説明申し上げます。  議案書の83ページをごらんください。  当該財産は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が、東日本大震災後、被災事業者から要望を受けた当市の要請に基づき、早期に事業を再開できるよう事務所を整備し、同機構から当市に無償譲渡されたものです。現在、当市では、当該財産を無償で貸与しておりますが、さらに市から入居事業者に無償譲渡するものでございます。  84ページに参りまして、譲渡する財産は八戸市江陽四丁目18番地44に所在する建物で、構造は軽量鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき平家建てで、面積は157.41平方メートルとなっております。  譲渡の相手は有限会社蕪島髙速運輸で、譲渡期日は平成29年5月26日でございます。  以上で説明を終わります。 ◎田中 産業労政課長 それでは、議案第75号青森県新産業都市建設事業団に委託すべき事業に関する計画の一部変更に係る協議について御説明申し上げます。  議案書の163ページをごらん願います。  提案の理由でございますが、青森県新産業都市建設事業団の平成29年度における一般管理費の設置団体の負担額を定めるため、事業計画の一部変更について、青森県ほか3市5町の設置団体と協議するものでございます。  次に、164ページをごらん願います。  協議の内容につきましては、昭和39年3月19日提出議案第59号をもって議決を経た事業計画のうち、第一の4の一般管理費を定めた条項である(54)の次に、記載のとおり(55)を加えるものであります。その具体的な内容につきましては、平成29年度の負担総額674万8000円のうち2分の1を青森県が、残りの2分の1を基準財政需要額割や委託事業費等に応じて八戸市ほか2市5町で負担するもので、当市の負担額は192万4000円となるものでございます。また、事業団運営に要する一般管理費の主なものは、消耗品費、光熱水費等の需用費、監事報酬、職員旅費、理事会等会場借上料などでございます。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 おはようございます。それでは、私からは7款1項ユートリーに展示の山車についての1点だけでございますが、御質問させていただきます。  ユートリーに展示の山車につきましては、展示されてから今現在の山車がもう25年近くなるということで、これまで決算特別委員会であったり、また、一般質問でももう更新をするべきであるというお話を要望させていただきました。ちょうどユネスコの無形文化遺産登録の契機にあわせまして、来年度、先ほども御説明ありましたユートリーの山車については展示スペースの改装設計、また、展示用ミニ山車制作等ということで概略はちょっと御説明いただいたんですが、ユートリーの山車についての更新ということかと思いますけれども、もう少し詳細を御説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ◎大坪 観光課長 それでは、夏坂議員にお答え申し上げます。  今、委員からもお話しがございましたけれども、ユートリーの山車、開館以来ということでおよそ25年経過します。これはその間、結構な老朽化をしまして、更新しなければならないだろうということで既に何年か前からお話しになっていました。今回、ユネスコ登録もございまして、それを契機に更新しましょうということで、ミニ山車を主体といたしました展示にしたいと考えております。  というのは、まず、考え方といたしましては、今は本物の山車といいますか、大きいものが展示されているんですけれども、それをまた新たに展示するとなりますと、実は今の山車も、ユートリーの中に置いている中ではせり上がりといいますか、それから、ぱたんと上がっていく部分も天井にかかっていて、なかなか厳しい、窮屈な感じになっています。  もう1つは、単に山車を置いて観光客の方に見ていただいて、こういう山車があるんですとPRするのもいいのかとは思うんですが、私どもの考えといたしましては、それよりも小さいながらもミニ山車に仕掛けをつけまして、動きをつける。また、そのミニ山車だけではなく、それにプラスアルファで、例えばユネスコ登録というのは三社大祭の山車だけではなく、そのほかにかかわってくる人々、メディア全体を指しているものなので、三社大祭の解説といいますか、案内、紹介とか各山車組などの紹介なども考えられるのかな。それと、モニターなどを設置して、そこで動画などもやったりとか、全体として継続するのはミニ山車とその展示改装の部分なんですけれども、それにどういったものを加えていけるかもあわせて、山車の更新ということで考えております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。今、課長がおっしゃったように、もともとユートリーの1階のホールは山車を展示するためにつくったわけではなくて、後からスペースを利用して展示を入れている。確かに天井の高さがそんなにないものですから、本来であれば山車の魅力のせり上がりの部分を広げて全体的に見せられればいいんですけれども、それがかなわないということで、それでも25年にわたって観光客の目を引きつけて、山車の魅力の情報発信をしてきた大変重要な場所であるかと思います。その意味ではミニ山車、確かに道の駅くじやませ土風館のように毎年実際に使った山車を展示できればそれにこしたことはないんですが、スペース的な問題もございましてかなわないのであれば、別な形でミニ山車等で、もちろん山車だけではなくて、祭りそのものの全体の行列であったりとかを発信できるような魅力あるものに変えていくべきであろうと思っております。  そうすると、今現在の山車を当然撤去、片づけるとか、具体的な作業が必要になってくると思うんですけれども、実際に山車を撤去して、もちろん改装設計もあるとは思うんですけれども、ミニ山車をつくって、実際にそのミニ山車を展示して、市民の方、また、観光客に新しい展示としてお披露目ができる時期、スケジュール的なものはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎大坪 観光課長 委員からスケジュールということでしたので、それについてお答え申し上げます。  まず、改装といいますか、山車の解体は、お祭りの本番が7月30日から8月4日ということですので、それ以降と考えております。したがって、当初予算には計上していませんけれども、これは9月補正なり、しかるべき時期に補正予算で計上して解体したいと思っています。大体の見込みといたしましては、11月、12月とか、あるいは1月、それぐらいの時期になるのかと思っております。その間に、当初予算で計上させていただいておりますミニ山車の制作に取りかかるのが1つ。それから、その部分の改装をどのようにやっていくかという改装の設計委託を計上していますので、それについても進めるということでございます。  また、最終的には展示の改装業務というのも発生してくるんですけれども、それもまた、当初ではなく、今後予算を計上するお願いをしていくということになります。形といたしましては年度内ということですので、年度末までにはと考えております。あとは、将来的な話ですけれども、今ミニ山車を主体としていますけれども、必要に応じてそれにまた何か加えてやっていきたいと考えております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。そうすると、ちょっと確認ですけれども、今の山車の解体、撤去、改装設計をやって、ミニ山車をつくって、来年度、平成29年度末には第1段階として新たな形で展示できるということでよろしいんでしょうか。確認をお願いします。 ◎大坪 観光課長 そのとおりでございます。あとそれに何か足していけるようなものがあれば、改めて、平成30年度以降に考えていきたいと思っています。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。ユートリーに関しては駅と隣接して、観光客も月平均でも1万人ぐらい訪れる、やはり重要な施設だと思います。唯一今、三社大祭の山車を常設でずっと年中通しで見られるところでございますから、その利点をうまく活用しながら、ぜひ魅力ある展示ができるような更新を考えていただければと思っております。  そうすると、当然今の展示スペースも改装ということになろうかと思いますが、スペース的には、今の山車を展示しているスペースをそのまま使うような形になるんでしょうか、それも縮小されるような感じになるんでしょうか。 ◎大坪 観光課長 スペースですけれども、基本的には、場所といたしましては今の場所、今ある山車を撤去してそこにやるということです。  ただ、その広さにつきましては、これから展示改装の設計をしていく中で考えていきたいと思っています。少なくとも、今の山車で結構な面積ですので、あれよりふえることはないということでございます。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。ありがとうございます。  そうしますと、スペース的なものとかは今のスペースを利用してということかと思いますが、もう1つ、山車スペースの賃貸借料につきましては、以前、中村委員が決算特別委員会でも取り上げて、ちょっと賃貸借料が高いんじゃないかというような指摘もございました。平成27年度までは賃貸借料が1000万円近い数字で推移をしてきて、今年度は少し見直されたのかと思うんですが、今まではずっとこの山車、実物大のものを置いてきて、ミニ山車ということで更新して、実物の山車はなくなる。そういう意味では、展示そのもののプレミアム感がなくなる部分があると思うんです。そういう意味では、賃貸借料については、例えば今後見直していくような計画はどのように考えていらっしゃいますか。変わらないものなのか、そこをお聞かせいただければと思います。 ◎大坪 観光課長 賃貸借料につきましては毎年、契約に当たっては見直しを念頭に置いて、相手先、契約先の方と協議しているということになります。新たな改装ということで、そこでまた、その賃借料が変わるのかどうかというのは今は何とも言えません。というのは、何であっても借りているということに関してはそのまま変わりがございませんので、あと単価もあれなんですけれども、占有面積によって額が変わってくるので、その辺は考えていきたいと思っております。  いずれにしても、プレミアム感といいますか、その場所といたしましては八戸の魅力を発信していくスペースということで、いろいろ協力いただけるところはいただくものとして、必要以上に高くならないようには考えていきたいと思っています。  以上です。 ◆夏坂 委員 これはその算出方法がなかなか見えない部分があると思いますけれども、やはり公金をしっかりと有効に活用するという面では、市として払う賃貸借料については、もちろんユートリーへの市としての経営的支援の要素も多分にあるとは思いますけれども、対外的に理解されるような適正な価格でその辺は運用していくことが必要だと思っております。そこもきちんと検討していただきながら、かつ、展示に関しては魅力あるような、そしてまたユネスコ、何といっても、やっぱりユネスコの無形文化遺産登録になりましたので、それをきちんと発信できるような、駅に隣接しているという場所の利点を生かしながら、今後もしっかりと取り組んでいただきますことを要望して、終わりたいと思います。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆中村 委員 私からは次の2項目、観光宣伝広告料等委託料とミニ山車制作等委託料に関してです。  最初に、観光宣伝広告等委託料について伺います。  今現在、三社大祭の広告はどういう範囲で外に向けてやられているのか、この範囲を教えていただければと思います。 ◎大坪 観光課長 三社大祭の宣伝広告の範囲ということでしたけれども、三社大祭に限らず、市では宣伝広告のターゲットとするエリアといたしまして、首都圏、新幹線沿いの東北をメーンと考えております。というのは、従来から首都圏の誘客に取り組んでいまして、また、平成14年の東北新幹線の八戸駅開業からつながってきたということで、観光振興の取り組みも本格化してきてまいりまして、新幹線で来八することを想定して東北新幹線の沿線都市へのPRということで考えております。また、そのほかには、昨年の北海道新幹線開業もありますので、北海道、主に道南地域などもPRの対象ということで考えています。  あとは、参考といたしますと、平成26年度に市で観光プロモーション基礎調査を実施していますけれども、その中でも八戸市の来訪者というのは約6割が東北、約3割が関東からというような結果が出ております。したがいまして、最初に戻りますけれども、首都圏、東北をターゲットとしてやっているということでございます。 ◆中村 委員 ありがとうございます。先ほど来、話に出ていますけれども、ユネスコの登録ということで、全国に30以上の山・鉾・屋台行事を含めて大きな範囲で指定になったということで、ユネスコ登録を受けて宣伝のあり方というんですか。例えば全国的に同じく登録になったところと交流を結びながらさまざま広げていくとか、登録を受けた後の宣伝の仕方の工夫というんですか、変化というんですか、今後そういった考え方はないのかどうか、お聞きしたいと思います。 ◎大坪 観光課長 今回のユネスコ登録、確かに全国33カ所ということで、西のほうまで広がっております。その宣伝広告事業といたしましては、やはりメーンは首都圏、東北なのかと考えていますけれども、昨年12月のユネスコ登録を受け、新たに岐阜県大垣市で観光ネットワークを立ち上げましょうといったお話が参りまして、八戸もそれに参加する予定でございます。そういったネットワークをまずは活用して、三社大祭の宣伝につなげていきたいと思っております。  以上です。 ◆中村 委員 ありがとうございます。それでは、ユネスコの登録を受けて、今後の三社大祭のあり方とか、何か変化があるのか。今検討中とか、運行とか、さまざま全体を含めてお祭りのあり方というので、何か検討されていることがあれば伺いたいと思います。 ◎大坪 観光課長 これはユネスコ登録を機にというのもありますけれども、それ以前からも、皆さん御存じのとおりいろいろ課題はありました。現在はユネスコ登録を機に、ことしに入りまして三社大祭運営委員会の下に企画推進部会が立ち上がったところです。そこで、その課題の解決に向けてやっていきましょうと。その中では今、最優先の事項といたしましては制作場所の確保という話になっていまして、それについてはもちろん市も関与すべきところは関与していきますし、あとは関係者の皆さんと協力していきたい、相談していきたいと思っております。  以上です。 ◆中村 委員 ありがとうございます。せっかくのチャンスなので、まず、観光誘客という部分でまだまだ見込めるときが来ているんじゃないかと思います。例えば観光客の参加型を積極的に導入するとか、今の感じだとやっている側と見ている側が分かれているような感じで、例えば県外から来ているお客さんがその場で参加できるような参加型とか、その辺もさまざま検討されたほうがいいのかと思っております。人材不足とか、さっき課長が言われた場所の問題も今後いろいろ検討しなければならないさまざまな問題があると思いますけれども、しっかりユネスコに登録したのをきっかけに、まだまだ発展させるさまざまなことを考えていかなければならないと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。  次のミニ山車のほうは先ほどの夏坂委員の趣旨とほとんど同じ内容になっていますので、1点だけ。例えば山車でなくて、一部検討されていたと思うんですけれども、スクリーンで場所をとらないで音を出したり、さまざまそういうのもいいんじゃないかと一部報道で言われていたんですけれども、そういった検討は出なかったんですか。 ◎大坪 観光課長 これにつきましてはいろいろなやり方があるのかと。我々も関係者に聞いた中では、スクリーンはどうかわからなかったんですけれども、極端な話をすると、あえて三社大祭じゃなくてもいいんじゃないかという話もあったり、三社大祭につきましても、本物の山車なのか、ミニ山車なのか、あるいは本当の展示ブースみたいな空間を1つつくって何かやれないのかとか、そういういろいろなアイデアはあるかと思うんですけれども、その中で私どもとしてはミニ山車がいいんじゃないかという結論に至ったということでございます。 ◎風張 まちづくり文化スポーツ観光部長 先ほどのユネスコを機に市のほうで何をしているかという話で、今課長が答弁いたしましたようにユネスコに登録されたことで本当に大事なのは、保存ということ、今後どう継承されていくかということが物すごく重要だと思うんです。観光の立場はそれをどう振興していくかということになるわけなんですけれども、その中でさまざまな問題があるものの一つが制作場所。あとは資金集めということで、門づけで山車制作者の方々は本当につくるまでも大変ですし、つくった後もお祭り当日にも門づけをしております。これもなかなか昔とは違って思うように、経済状況に左右される状況がございまして、市といたしましては今度ふるさと寄附金の中にユネスコの三社大祭という項目を設けさせていただきまして、門づけとの差別化ということで、市内は従来どおり門づけをするにしても、県外のお客様には山車関係者の人たち一丸となってふるさと寄附金をいただけるようなことを告知するということも考えまして、そちらでの資金調達に苦労している部分を何らかの形で対処ができればということで4月から入る予定としております。  また、ミニ山車のことにつきましては、実は仕掛けというのは時間ごとに仕掛けをすることを考えておりまして、はっちでもからくり時計、2時間で音が鳴ることに伴ってたくさんの人たちがそれを当てにして見に来ています。今ユートリーに設置しようとしているミニ山車についても、少なくとも市庁前にあるような大きさ以上にはなるかと思いますけれども、山車によって時間になったら仕掛けができないかということも今検討していただいているところです。そうなりますと、今はたまたまそこに来た人が見て写真を撮っていく場になっているんですけれども、わざわざそれを見に来る人たちもふえる。そのことがひいては観光のPRにもなりますし、八戸の場合は、はっちにも、種差にもからくり時計がありまして、からくりということでのものづくりのすばらしいまちだということで、市全体としてのPRにもつながるのではないかということで、そういった仕掛けを施したミニ山車ということを検討しているところでございます。  以上です。 ◆中村 委員 詳しく説明いただきましてありがとうございました。ことしは市制施行88周年ということで、さまざまな節目の年でもありますので、本当に契機にして、お祭りがしっかり発展していくように私たちも協力してまいりますので、よろしくお願いします。  以上で質問を終わります。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆高橋 委員 私は、通告しております68番から71番まで質問させていただきたいと思います。  まず、中心街活性化事業につきまして、第2期中心市街地活性化基本計画につきましてお伺いしたいんですけれども、歩行者通行量を中活基本計画の目標指標の三本柱に位置づけておりますが、歩行者通行量のここ5年の推移をお聞かせいただきたいと思います。また、その調査方法はどのように行っているかも伺います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 それではお答えいたします。  まず、測定地点は、三日町、十三日町、全部で8カ所を測定しております。それぞれ街区の道路を挟んで両側といいますか、交差点に近いところをそれぞれ4カ所ずつ、計8カ所の測定をしております。総通行量の推移ですけれども、その8地点の総通行量ですが、平成24年は5万8041人、平成25年は5万4032人、平成26年は5万8682人、平成27年は5万1956人、平成28年は4万7511人という、一旦平成26年ではふえておりますが、ここ2年ほどは減少傾向にあるといった状況でございます。  以上です。 ◆高橋 委員 ありがとうございます。8カ所の地点で調査しているということなんですけれども、日数はどれぐらいかけて調査しておりますか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 日にちは10月の第1日曜日と翌月曜日の2日間で測定しております。ですから、その年度によって日にちは違いますけれども、第1日曜日と翌月曜日ということで測定しております。 ◆高橋 委員 ありがとうございます。平成26年度の測定で一時期通行量が増加していると話されていましたが、この要因というものをどのように分析しているか。また、この調査に関しまして2日間のみという日数の中で、分析する上でこの数字にどのようなものが影響を及ぼしているかをお聞かせください。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 まず、平成26年度の測定結果ですが、これは八日町の旧長崎屋のビルの解体工事に伴いまして、一時期バス停留所が分散した時期がございました。それがまた戻ったという要因が1つと、2日目の月曜日は台風の影響があり測定ができなかったということで、日にちを改めまして10月16日に測定したということで、年金支給日と重なったという要因が客観的に見て大きかったのかと。もう1つ、大型店の特売日ということで、中心街に人が来たという要因が平成26年度では見られたという報告になっております。 ◆高橋 委員 ちなみに、調査に関しまして経費などは把握しておりますか。また、市独自で行っているかもお伺いしたいんですが。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 歩行者通行量につきましては、八戸商工会議所が調査をしております。ちょっと数字ははっきり覚えておりませんが、90万円前後だったのかと記憶しております。  以上でございます。 ◆高橋 委員 ありがとうございました。歩行者通行量に関しましては、私が調べた情報でありますと、平成26年度の日曜日あたりには市の広場でイベントがあったり、また、理事がおっしゃられていたように年金受給日と重なったり、そういったもので、調査日が少ない中で年度の比較はできるとしても、年間平均した通行量の目安という指標にするのはちょっと難しいのかという感じがします。調査に関しましては商工会議所が自主財源で行っている部分でありますので、これに関しては大変感謝申し上げますが、私も別な民間のもので調べてみますと、30カ所前後で90万円という予算も出ているようで、これを8カ所で割ると20万円前後でできる予算だと感じています。単純計算で試算し、そういったことを考えると、もう少し日数をふやして調査してもいいのではないかと感じます。  富山市や名古屋市でも、調査日をふやして、今話したとおりの理由で日数の不安定さ、また、天候によってもいろいろ通行量が変動するという分析も他都市にはありました。そういう理由で日数をふやしている部分もありますので、中活の大きな目標指標としている中でこの数字のあり方、基本となる測定のあり方を見直すということも必要ではないかと感じております。  また、他都市では、まちなかにどれぐらいの時間、滞在しているか、そして立ち寄った箇所など、歩行者にアンケートをとったりしているケースもふえてきているようです。当市ではブックセンターを開設し、マチニワも近々完成するわけなので、歩行者の回遊性の変化であったり、また、実態を的確に捉える測定方法の検討が必要だと考えます。中活計画目標指標の三本柱と定めている重要な数字でありますので、先ほど申したとおり、データ測定方法の見直しを検討していくべきではないかと提言させていただきます。  最後に、第2期中心市街地活性化基本計画は来年度3月で終了するわけです。最後の年としてしっかり取り組んでいただきたいと思うんですけれども、第2期中活をこの後延長していくのか、また、第3期を目指していくのか、そういった部分も見据えていかなくてはいけないと思います。第2期以降をどのように進めていこうと考えていらっしゃるか、方向性がもしかわかっていたら教えていただきたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 お答えいたします。  今現在、内閣府と協議をしているところでございます。来年度が最終年度の5年目を迎えるということで、今後、八戸市をどうする予定でしょうかということを今始めたばかりです。その中では計画の5年目で終了するというパターンといいますか、計画どおり終える。さらには、何かしらで事業の進捗にふぐあいがあって、事業期間を1年延長するという方法も他都市の例では見られております。市としますと、今、一番3つの指標に絡んでおります八日町の再開発といいますか、重点事業がいまだにスタートしていないということが非常に指標に大きな影響を与えているということは事実なんですが、これが動き出すとすると、どうなのかというところの見きわめが必要かと思っているのがまず1つです。  それから、平成29年度、三日町はマチニワの整備が行われます。また、更上閣別館跡地の整備も平成29年度で終了いたします。ということは、2つの拠点整備が来年度で完成するということになりますので、回遊性を向上させるという意味からは非常に効果的な拠点の整備になると思っております。事実ブックセンターのオープンに伴いまして、花小路近辺、みろく横丁のあたりの通行量が40%以上増加したということも調査の時点で出ております。  ただ、時期のずれがちょっとございますので、そこは何とも言えませんけれども、花小路が開通したことによってそういう新しい人の流れが生まれているということも数字として出ております。  3期目については、国からは条件が厳しいですということを現時点で言われております。  まず、第1期、第2期のフォローアップをしっかりしてください。その上で、その指標に対してどういう効果といいますか、達成できたのかということがまず問われることだと思っております。さらには、3期目を計画するに当たりまして、新規の事業が実際中心市街地の中であるのかどうか、そして、その事業をもって効果を発揮させることができるのかどうかということを今後考えなければなりません。まず当面は、現在の第2期中活計画を平成29年度で終了させるか、もしくは1年延長させるか、今そこの部分で我々は検討しているところでございます。これは内閣府の最終的な承認が得られなければ1年延長することもできませんので、幾ら市が頑張って、あと1年延長をお願いしたいと言っても、それは国、内閣府とのやりとりがまずあるということです。さらには、その1期と2期の中活計画を踏まえて、それをしっかりと検証していかなければならないということが平成30年、平成31年にかけてそういうことをした上で、3期についての整理をしなければならない、3期を目指すかどうかということについて整理しなければならない。現在そういった状況でございます。  以上です。 ◆高橋 委員 最終年、そして3期目に向けて、もしくは延長していくかという部分に向けて非常に大切な年になるんだということがとてもよくわかりました。来年度におきましてはマチニワ、そして更上閣といった拠点が整備される中で、本来であれば八日町の再開発がしっかり建設されていれば、今までの指標としては目標値なども大いに影響があったのではないかということを考えると、今非常に難しい局面を迎えている部分ではありますけれども、そういった影響も多大にあったんだと感じております。目標指標の中で市街地の居住人口、そして空き店舗に関しましてはほぼ目標値を達成していたり、近い結果を出しているんですけれども、歩行者通行量に関しましては残念ながら設定した6万5000人の目標値を達成していないという結果に終わっています。ぜひとも来年度、最終年度に向けて、理事おっしゃられていたようにしっかりとフォローアップをしながら、また、国にしっかりとビジョンを示せるようにアプローチしていっていただきたいと要望して、この質問は終わります。  続きまして、種差海岸インフォメーションセンターにつきましては、アプローチしていた部分で改善していただいたので、これは質問いたしません。  続きまして、館鼻漁港公衆トイレ整備事業に対しては、予算の説明のときにも質問があったんですけれども、私からもこれを伺いたいと思います。  土地の部分に関しては県だと思うんですけれども、財源の内訳を伺いたいと思います。また、館鼻漁港公衆トイレの予算計上の経緯と規模をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎大坪 観光課長 それでは、高橋委員にお答えいたします。  まず1つ目、財源の内訳でございます。これについては、まず土地の部分は県から占用許可ということで借りることになります。使用料につきましては減免される見込みでございます。あと建設費については市で今、工事費といたしまして4800万円を予算に計上しております。その他、手数料ですとか構造設計、地質調査の委託料なども若干ございます。工事費といたしまして、財源としてむつ小川原地域・産業振興財団の原子力施設立地振興対策事業助成金2100万円を活用したいと考えております。残りについては起債での対応ということになります。  次、2つ目の経緯でございます。これについては館鼻漁港は国内でも最大規模の大規模な朝市ということで、当市においても重要な観光資源の一つとしてPRしているところでございますけれども、朝市の主催者でございます湊日曜朝市会が今現在、来場者用に仮設のトイレを10基設置しているほか、また、県でも公衆トイレが1カ所ございますけれども、手洗い場所が足りない、また現在、高齢者の方ですとか、外国人の方とか、いろいろあるのですが、バリアフリーに対応したトイレもない、今のところ全て和式といったところで、新たな公衆トイレの整備を求める要望があったということでございます。市といたしましても、観光資源の一つとして位置づけてPRしている中で公衆トイレが不足しているのではないか、また、高齢者、障がい者の方、今後増加が見込まれる外国人旅行者への対応、これらをあわせて洋式トイレ、バリアフリーのトイレが整備された公衆トイレが必要ではないかということで、今回計上させていただいているというものでございます。
     最後に、トイレの規模でございます。これは、構造は鉄筋コンクリート造、面積にいたしまして約42平方メートルで、現在、蕪島の駐車場に公衆トイレがございますけれども、あれと同規模でございます。設備の概要といたしましては、男子トイレは小便器が3基、個室は洋式トイレを2基、女子トイレは洋式トイレ4基、そのほかに多目的トイレを1カ所。これらについて便座は全て温水洗浄便座を想定しております。  以上でございます。 ◆高橋 委員 詳細なる御答弁ありがとうございました。42平米の中で4800万円と伺うとちょっと高いというイメージがあります。また、県の土地に関して、立場としては使用させていただくというスタンスなのかもしれないんですけれども、私の感情からすると、県が整備してくれなかったのかという思いもあります。そういった中で、許可を得て進めていくということですので、しっかり進めていただきたいと思いますし、漁業の方も使うという部分が本来であればあるんだと思うんですけれども、八戸の中で朝市での需要も高かったということで、私の経験もそうですし、友人などが観光に来たときに、やはり簡易トイレなどを使用すると、せっかく朝市で買ったりしたものをどこかに置いたり、1人で観光していると外に置くか、中に置くかしてトイレを済まさなければいけないということで、トイレの中に物を置く場所というものにも配慮していただきたいと思います。そのような部分も含めまして、工期どおりにしっかり整備を進めていただきたいと要望して、この質問は終わります。ありがとうございました。  最後に、ロボフェスタはちのへについてお伺いしたいと思います。  今でも開催されていると思うんですけれども、今までどのように開催されてきたか、また、来年度に向けてどのような事業内容を考えているか、お伺いします。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 それでは、高橋委員にお答えいたします。  ロボフェスタはちのへについて、経緯と今年度予定されていることについてお答えいたします。  まず、ロボフェスタ、前身となるものは市ロボコン大会ですけれども、平成24年度にはっちのアート事業として、はっち流騎馬打毬ロボコン大会というものを2012年に開催しておりました。それがベースになりまして、そのときに参加された市民の中からこういうものはおもしろいからまたやりたいということで、実行委員会が立ち上がりました。その次の年からは実行委員の皆様の手で市民ロボコン大会というのを開催してきておりまして、平成29年度は第5回大会を迎えるものとなるものでございます。  平成29年度は市制施行88周年という年でもございまして、市民提案制度協働事業としても提案をいただきました。その中で記念大会、ロボフェスタとして実行したいという計画になってございます。今のところ計画している中としては、これまでの第1回大会からやってきた大会の映像のアーカイブスですとか、毎回毎回ルールも違って、違うロボットを設計することになるんですけれども、そういうロボットを展示させていただいたり、市民の方々、試合に参加する人だけではなくて、当日いらっしゃった方もロボットを操作して一緒に遊んでみたりする、体験することができるようなものを含めた、当然試合も行うという形でちょっと大きくロボフェスタということで開催させていただきたいというふうに計画しているものでございます。  以上です。 ◆高橋 委員 第5回目に向けていろいろと飛び入りで参加できる内容であったり、また、アーカイブスをつくるということなので、ぜひともたくさんの方が参加して、ロボットに興味を持つ大会になっていただきたいと思うんです。これは平成24年度から開催されておりますけれども、もともとロボコンを立ち上げた下山大先生の影響があると思うんです。  御承知のとおり、残念ながら下山大先生は昨年亡くなられてしまったんですけれども、創設者である下山先生の遺志を代々継承していかなくてはいけないと私は強く感じています。そのためにも、市民の方々が立ち上げた実行委員会ということで、その方たちの意向もあると思いますし、また、御遺族の方の意向もあると思うんですけれども、ぜひとも実行委員会とも相談して、この大会の名前に下山先生の名前を入れる、もしくは下山先生の功績が伝わるような企画にもしていただきたいと感じています。ぜひこの大会を継続して、ユニークな大会を提案し続け、地方の中学生こそ高い技術力と表現力が必要という下山先生の理念を引き継いで、技術力を高め、柔軟な発想を持った生徒が育つようなイベントにしていただきたいと思います。これを要望させていただきます。  あと、これははっちの事業ではないと思うんですけれども、ロボコンに対して全国大会もあります。それに関しますと、やはり下山先生が立ち上げたのが影響しているというのを各地で話されているわけですけれども、八戸市としましても、もちろん遺族の方に配慮して要望、意向を確認しなくてはいけないと思うんですけれども、こういうロボコンを立ち上げたのは下山先生であるということをしっかり全国の各大会にも伝えていったり、残念ながら亡くなられたという部分を大会を通して伝えたり、こういう理念があって広がっているんだということを八戸から発信していくことが必要だと思うんです。B-1グランプリであったり、南部せんべいだったり、八戸が考えてもほかのものにとられたり、伝わらなかったり、PR不足とかもいろいろありますので、そういうものを含めて、教育委員会なのか、総合政策部なのかという部分もあると思うんですけれども、課を超えて連携して他市町村、また、ほかの大会にも連携していっていただきたいと要望して、私の質問を終わります。  ありがとうございました。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○小屋敷 委員長 高橋委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆森園 委員 風張部長、田湯理事は最後の委員会になりますので、せっかくですから。寺地委員からもそういう話がございましたけれども、今、高橋委員の質問の中で中心市街地活性化事業のお話がるるございました。今回の一般質問の中で前澤委員からも質問、中活の中心である八日町プロジェクトの話が出ましたけれども、この事業については場面場面でいろいろな説明を受けております。現在どのような形で進んでいらっしゃるのか、そのあたりをお伺いさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 お答えいたします。  お答えになるかどうかわからないんですけれども、八日町プロジェクトについては資金計画の見直しということがまず大命題でございまして、それについて少しというか、大分時間がかかり過ぎているということもございます。これについては私から今の3月中にしっかりと方向をづけしましょう、期限を切りますという話をさせていただいております。  ただ、内容につきましては、やはり民間の方の開発ということもございまして、社内稟議を通らないと公表できないということもございますので、私からは具体的なことは申し上げられないので大変申しわけございません。ただ、市として、相談を受けているということは事実でございますので、しっかりと今、推移を見守っている。時間はないんですけれども、それは事前に打ち合わせをして、3月中に方向づけをしっかりやらないと今後に大変な影響が出てくるということですので、具体的なことにつきましては大変申しわけございませんが、随時連絡をとり合ってやっておりますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。  以上です。 ◆森園 委員 ありがとうございます。今、随時連絡をというのは多分八日町プロジェクトの代表に値する方たちとの話だと思います。  実は私、昨年の記事を持ってきたんですけれども、地元紙で11月12日ですけれども、大手開発業者が事業主体で八戸八日町の複合ビル建設ということで、この中にちょっと文章があります。これは民間の新聞ですが、今、田湯理事もおっしゃっていましたけれども、資本調達に関する交渉が不調に終わるなどしたために、大手資本に委ねる形となるということで出ていました。私たちも説明の中で大手開発業者という会社の名前は出てきませんでしたけれども、そういう話がちょっと出てきて、そういったところと進めるのであれば実現性もあるかということで期待はしていたんですけれども、そのあたりについてはいかがか。そのまま進んでいるのであればそれで結構でございますけれども、お願いします。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 大手開発業者というところからいきますと進んでいるという認識をしております。  ただ、社名については当然言えませんので、そういう意味ではしっかりと我々も打ち合わせをしているということは事実でございます。 ◆森園 委員 わかりました。これは地元でもいろいろなお話もございまして、ここで社名を言うのは私自身もちょっとはばかられるんですけれども、今、日本で一番売上高が高い会社と聞いております。そちらの会社とは不調に終わったという話も聞いたものですから確認をさせていただいたんですけれども、そういうことであれば、今開発業者と一緒に進めているのであれば、3月には国土交通省にも行くんだと思うんですけれども、そのあたりはしっかり進めて、私たちも反対するつもりは一切ございませんし、中心市街地でございますので、この事業をしっかり進めていただくように要望させていただきたいと思います。最後にもし何か田湯理事からございましたら、どうぞお願いします。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 お答えいたします。  去る定例会でも市長の答弁がございましたが、さらには今、大手開発業者と新たな手法について検討しているということでございまして、市長の答弁がそのままということになります。ですので、従来は限定したということでいたわけですけれども、今またいろいろ模索をしているという状況にございます。  ただ、その中身につきましても随時連絡をとり合っている状況でございますので、ご理解していただきたいと思っています。 ◆森園 委員 民間事業のことですから、私たちが口を挟むことではないかもしれませんけれども、公金も出ております。これは事業者も計画を何回も公表されて、そのたびに私たちも期待していたのがどんどん延びてきている、内容も議会の場で説明があるわけではなく、いろいろな記事だとかに出る。私たちもいろいろな説明の中で、大手開発業者とこれまでは複合ビルという話で進んでいるものだと思っていましたので、これが今変わったのか、変わる方向でやっていらっしゃるのかというのが今初めてわかりました。ぜひ中心市街地活性化のために後輩の皆さんを御指導のもと、継続的な事業をやっていただきたいということを要望させていただきまして、終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 ほかに関連質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小屋敷 委員長 ないようですので、以上で高橋委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 続きまして、7款1項2目、新産業団地開発整備基本計画策定等委託料についてお伺いをさせていただきたいと思います。  これは我が会派の幹事長から一般質問でも質問させていただいております。この中で開発予定地の選定結果と開発スケジュールについての答弁もあったわけでございますけれども、市の単独の産業団地というのは多分初めてでありますので、多少不安があるところもございますので、内容について改めて少しお聞かせいただきたい。ちょっとダブるところもあるかもしれませんけれども、よろしくお願い申し上げます。  この委託料ですけれども、9180万円ですか。基本設計料の積算の内容等について、わかる範囲で結構でございますのでお知らせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎田中 産業労政課長 お答え申し上げます。  予算書に載っている9180万円という数字は、そこに新産業団地開発整備基本計画策定等ということで、等が入っているとおり、当初新産業団地開発整備基本計画の策定のみではなくて、商工業振興費でほかに盛られている委託料その他もろもろ含めて9180万円ということでございまして、実際に新産業団地開発整備基本計画の策定業務委託料として盛られている金額は5600万円でございます。そのうち、基本計画の策定に係る予算につきましては2600万円、測量業務等を行う委託料が約3000万円という内訳になっております。  以上でございます。 ◆森園 委員 その基本設計というのは、主には造成のほうの基本設計。測量だということだったので、造成等になるんでしょうか。 ◎田中 産業労政課長 基本計画の策定内容でございますけれども、基本計画では地形、土地利用等の計画条件をまず把握、検討した上で、土地利用の計画、規模であったり、境界を決めたり、あるいはどのようなレイアウトにするか、造成計画、あと交通の計画とか排水の計画、さらに概算工事費の算出等々を行う予定でございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 今いろいろ入っているんだと。交通も入っているということになると、例えばこれは都市計画の部分もちょっと入っているんでしょうか。 ◎田中 産業労政課長 都市計画ということではなくて、団地の中でどのような形で道路を通すかということでございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 では、用途のこととかを最後にお聞きしたいと思っていたんですけれども、先に聞きます。今、八戸の北インター工業団地は多分工業専用の工業団地だと思うんです。工業団地ですとか、例えば準工ですとか、いろいろございますけれども、今いろいろ国で働き方の工夫だとか、今までは工業団地というと、どちらかというと男性の方が多く仕事をしていて、工場みたいなイメージが結構あると思うんです。産業のあり方というか、会社のあり方というのも少しずつ変わってきていまして、例えば八戸ですとインターネット関係、今3000人ぐらい職員がいらっしゃると。この方たちは中心市街地のほうが中心になっています。そもそもの計画は本当は別なところにそういう団地をつくろうという話だったんですけれども、周りに飲食店がなかったりだとか、食べ物を食べに行ったりですとか、そういう娯楽をする場所がないので、多分中心市街地でそういった会社を誘致ですとか、そういったところを希望して企業がまちなかに来たんじゃないかと思うんです。準工まで変えてしまうと、もう大分考え方は変わってくるんですけれども、例えば工業地とかですと、よく託児所の問題とかもあると。それがもしできないのであれば、例えば一部だけ、少し場所場所で、ここは工業地帯です、ここは工業専用地帯ですとか、そういうものというのも……。都市計画の方がいないのでここでは話すべきではないのかと思うんですけれども、そういったことも、できれば私たち議員とすればいろいろ提案する場が欲しいと私は思っているんですけれども、そういったところはどうなんでしょうか。 ◎田中 産業労政課長 今現在は市街化調整区域という地域に入っていますので、これを進めるに当たっては当然都市計画区域の中で地域指定というんでしょうか、工業専用地域なりの指定をしていくような形になろうかと思います。その辺につきましては今後、都市計画サイドと協議していきたいと思っております。  以上でございます。 ◆森園 委員 新しい新産業団地の用途等についてはまた、これからいろいろ提案もさせていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。  今、八戸市の桔梗野工業団地の問題、市長も過去の清算ということで大変苦渋の選択をされまして進んできたわけでございますけれども、北インター工業団地、ちょっと調べてみましたら、始まったのが平成2年なんです。バブルの本当に最後のあたりに団地ができたということで、多分心配している部分もあったのかと思うんですけれども、今、北インター工業団地について収支とか、そういった内容。私たちも書類はいただいていますけれども、そのあたりはどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 ◎田中 産業労政課長 今、北インター工業団地の収支ということですけれども、北インター工業団地の会計につきましては現在負債はございません。平成27年度で借り入れを全て償還しまして、平成27年度末決算で剰余金は約3億円発生しているという状況になっております。  今後は、今年度また、3.9ヘクタールほど売れておりますので、年度内、今年度末には約8億5000万円ほどの剰余金が見込まれる予定となっております。さらに申せば、北インター工業団地の貸借対照表上では、産業団地を全部売り切れば28億9000万円ほどの剰余金が発生するような予定になっています。  以上でございます。 ◆森園 委員 今のお話ですと、純利益も3億5000万円ぐらい出ている、今後見込まれるのもかなりの額。だけれども、これは新産事業団ですから県のほうに入るわけです。市に入るわけではございませんので、ちょっと残念ですけれども、今回、造成から誘致、販売まで今後市でやっていくということでございます。そういった中で、今のは大変いい例だと思うんですけれども、今後始めていく中でのメリットですとかデメリット、考えられるものについてどのように考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。 ◎田中 産業労政課長 委員おっしゃるとおり、今まで当市では直接開発した事例というのはございませんけれども、仮にデメリットと申しますか、考えられることとすれば、分譲が長期に進まなかったことにより土地を長い間管理しなければならないような状況が続きますと、維持管理費が当然かさむことも想定されるのではないかと思っております。しかしながら、これにつきましては市でも企業誘致推進グループという直の誘致推進のグループを設けて今現在もやっていますので、ここで培ったノウハウ等で分譲に努め、長い間、売れないという状況をつくらないようにしていきたいと思います。  また、メリットにつきましては、工業団地を新たに整備することによって、今、企業が進出するに当たっては、よっぽどのことがなければ5年、10年先の立地のために調査するということではなくて、やはりここ一、二年の間に立地したいと考えている企業は非常に多くございます。そういったことでございますので、その企業の立地スピードに合わせた形で、即対応できるような形にできるということがまず1点でございます。それから、団地ができて、進出ということであれば、投資なり取引といった経済効果もございますし、雇用の場の確保ということで税収の効果もあります。そういったさまざまな波及効果が見込めることがメリットになろうかと思います。  以上でございます。 ◆森園 委員 デメリットは土地が売れなければ困るということ、それが長く残ると困るということでした。今ちょっとその話の中で企業誘致推進グループで持っているノウハウを生かしてやっていくんだという話だったんですけれども、では、今後もそういった組織でやられる予定なんでしょうか。 ◎田中 産業労政課長 今申し上げましたのはあくまでも企業誘致を推進するグループがあるということで、立地促進のためのグループということでございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 事業を進めるに当たっての組織というを何か考えておられるのかお聞きしたかったんです。済みません。 ◎田中 産業労政課長 失礼申し上げました。工業団地の開発ということになりますと、今現在、当課、産業労政課は事務職しかおりませんので、当然専門の技術系の職員が必要だろうということで人事当局のほうにも要望しております。担当部署の設置につきましては現在人事課のほうで検討していると伺っております。  以上でございます。 ◆森園 委員 法の改正ですとか、さまざま専門的なことが大分入ってきまして、あとは土地の所有者との交渉はかなり厳しいものが今後も予想されますので、やっぱり早くやっていかないとなかなか6年後の供用というのは間に合わないのかと思っています。ぜひそのあたりは頑張っていただきたいと思っています。  最後に1つだけ、今の分譲が売れなければ心配だという話にちょっとかかわるかもしれませんけれども、この間、市長が私たちに新産業団地の開発についての説明の中で、できるだけ分譲するところを一部工事をしながら、この間の言葉ですと、売れるところを分譲しながら少しずつ進めていくような話をされていたんですけれども、私、それがどういう意味なのか、ちょっとよくわからなかったものですから。普通、私たちが思うのは、今、工業団地は50ヘクタールぐらいの予定になっていると思うんですけれども、あそこにつくる準備をしながら、外観を全部つくって売っていくというのがやっぱりいいのかと思っているんですけれども、この間の説明ですと少しずつつくって、造成をしながらやっていくような説明と私は受けたんですけれども、そのあたりはどうなんでしょうか。 ◎田中 産業労政課長 お答え申し上げます。そういうことではなくて、今考えているのは団地を整備した上で分譲を進めていくということでございます。造成しながらということではなくて、多分スケジュールの中では道路、造成工事をして、その後、分譲というような流れの説明をしたので、ニュアンスがうまく伝わらなかったのかと思いますが、あくまでも造成した上で分譲したいと思っております。  ただ、造成している最中でも、もう造成完了が見えていますので、それに向けて販売というか、買っていただくためのPR、周知、広告というんでしょうか、そういったものは造成する前から進めていくということでございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 規模が北インターの大体半分ぐらいになるんじゃないかと思うんですけれども、前回、北インター工業団地というのは183億円ぐらいかかっているわけです。今回どのぐらいになるのか、ちょっとわかりませんけれども、私たちは雇用の確保ですとか、新しい産業が八戸に来て、八戸を活性化してもらいたいという思いでございますので、そのあたりは十分留意しながら進めていっていただくよう要望させていただいて、終わります。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆豊田 委員 それでは、私から73番、7款1項のレジデンス事業等委託料についてと、74番、7款1項、はっち運営事業の2点について御質問させていただきます。  まず最初に、レジデンス事業等委託料の内容と本体のはちのへポータルミュージアム、以後、はっちと言わせていただきますけれども、こちらの6年間の入館者数の推移をお知らせいただきたいと思います。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 では、豊田委員にお答え申し上げます。  まず、最初のレジデンス事業等委託料について回答いたします。  こちらですけれども、レジテンス事業等委託料とここにも等が入ってございますが、レジデンス事業、それこそアートプロジェクトを実施するための委託料もございますし、ここの中にはそのほかにはっちがやっておりますイベントの、例えばポスターですとかチラシとかを作成する委託料ですとか、はっちのホームページを作成管理していただく委託料ですとか、さまざまなものがこちらの中には入っております。メーンとしては、レジデンス事業、アートプロジェクトを実施するための委託料でございまして、そちらのほうは大体1500万円ほどの金額をこちらに計上している。そのほかもろもろのものがここに入っているというものでございます。  入館者数の推移でございますけれども、年度別に整理してございます。6年間ということですけれども、順番に申し上げます。平成23年2月11日にオープンいたしまして、このときは2月11日のオープンから3月末までの2カ月弱で16万1377人からスタートしまして、平成23年度は年間で85万539人、平成24年度88万8130人、平成25年度96万3247人、平成26年度98万3165人、平成27年度94万5403人、平成28年度、今年度2月末現在の数字ですけれども、86万7056人となってございます。  以上です。 ◆豊田 委員 恐れ入ります。計何人でしょうか。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 開館以来の累計で申し上げます。2月末現在で565万8917名となってございます。 ◆豊田 委員 ありがとうございます。レジデンス事業等でしたので、レジデンスそのものに活用したというのは2500万円ということでございますね。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 1500万円です。 ◆豊田 委員 わかりました。はっちにつきましては、御案内のとおり昨年度、平成28年度に地域創造大賞、これは総務大臣賞ですけれども、こちらの受賞施設に選定されました。これらは今のはっちの入館者数を数えても、こちらにいらっしゃる初代風張館長、現部長でございますけれども、そして現在に至る佐々木館長、職員の皆様、そして関係者の本当に尽力のたまものであろう、その結果がこのように高く評価されたのだと思っております。私どもも非常に喜んでおります。  そしてまた、レジデンスの活用についてもいろいろなことで活用されたのであろうと思います。そのようなことで、はっちは当初、中心街の起爆剤として、観光、交流、創造拠点として八戸の魅力を掘り起こして発信する企画力あふれる催しを展開して今日に至っております。これも本当にはっちがこれまでに発展してきたことを、中心街に暮らす者として心よりうれしく思っております。また、はっちでの空間がこれからも八戸文化振興のために大いに役立っていただきますことを強く願いまして、こちらにつきましては開館から今日までの御努力、御尽力に対しまして感謝申し上げる次第でございます。レジデンス事業等委託料につきましては以上で質問を終わらせていただきます。  次のはっち運営事業に当たりましては、何といっても企画力ありきと思うんですけれども、館内のみならず、館外での企画事業もたくさん組み込まれておりました。あれほどの事業をどのように組み立てられていらっしゃるのかと常日ごろ感じておりまして、まずスタッフだけで行っていることだとは思うんですけれども、やはりそこには館長の裁量によるところが多かったんでしょうか。それからまた、その中でどのようにしてあの企画力が発揮されたのか、そのあたりのところをお尋ねいたしたいと思います。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 豊田委員にお答え申し上げます。  はっちが行っている事業、いわゆる自主事業のことかと思いますけれども、こちらに関しましては私たち館内のスタッフのみで企画しているものではございませんで、文化創造事業アドバイザーという形で吉川さんという方にお願いしておりますけれども、こちらの方からアドバイスを頂戴しながら、アートプロジェクト等を組み立ててやっております。こちらの方からアドバイスを頂戴する館内のスタッフ、私たちとコーディネーターたちと議論しながら、あと、そこに市民の方にも参加していただきながらということで事業を組み立てております。  はっちの中では自主事業も行っておりますけれども、市民の方にそれこそ貸し館という形で使っていただいているそこの部分の事業も結構多くございますので、はっちでは常にやっているというふうに見てくださるものの、自主事業も半分ぐらい、あと半分ぐらいは市民の方がやってくださるイベントという形で捉えております。  以上でございます。 ◆豊田 委員 今お聞きいたしまして、あれほどの事業を運営するにそれだけの方たちがかかわって頑張っていらしたことが功を奏していることを認識いたしました。また、いろいろ私も拝見させていただきますけれども、正直言って事業の中にはどれほどのお金が使われて、どれほどの効果あるのだろうと思うこともなきにしもあらずでございます。でも、これはたくさんの事業を行っているわけですから、いたし方ないと思うこともございますけれども、やはりこれからも、文化施設ですので、収益性を問うものでは決してありませんけれども、費用対効果なども当然考慮して、これからいろいろな企画をお願いしたいと思っておりまして、そのあたりの考え方についてお尋ねいたしたいのですが。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 委員にお答え申し上げます。  当然市の施設として事業を行っているわけですので、委員御指摘のとおり、費用対効果と申しますか、やはり外に対してどのように還元するのかというところかと思います。それは入館者、当然多くの方に見ていただくという形での数字、効果として御説明させていただく部分でもあります。  ただ、数字だけにあらわれない部分もやはりあるかと思っております。というのは、その辺がプロジェクトなんですけれども、例えば先日までやらせていただいたスケートアートプロジェクト、堤に戻るというものでは、古いスケートの歴史をやらせていただいて旧柏崎小学校跡地で事業を行いました。その結果報告もはっちの中で展示したというところを地域の人にも見ていただきました。そういたしまして、地域、近隣住民の方々、町内会の方々にも大変喜んでいただけましたし、はっちの展示ははっちにいらしていただく多くの市民の方々に見ていただいて、御高齢の方々にも自分たちが若いころはああだった、こうだったというお話を大変懐かしくしていただく姿が多く見られまして、人々の心に残るような事業をやっているというところが一つの効果なのかと思っておりますので、数字だけではない部分も私たちがやっている事業の一つの意義と捉えてございます。 ◆豊田 委員 今、館長からお伺いいたしまして、そのような考えで当たっているということは了解いたしました。おおむね本当にすばらしい事業を行っておりますので、私も事業のたびに楽しみにいたしております。また、はっちは、当初建ちましたとき、東日本大震災の年でしたので、本当に私たちの中では忘れることのできないオープンだったと思います。6年を迎えますと、定着事業もかなり落ちついてふえてまいりましたし、はっちの存在感そのものも確かなものになってきております。館内全体もにぎわい空間になって、本当に落ちついてきたという気がいたしておりますけれども、特に1階、2階、4階につきましてはこどもはっちの部分もかなりにぎわっております。  ただ、そんな中でちょっと気になりますのが4階のものづくりスタジオのところでございます。ここは館内でも固定された場所でありますし、市民が唯一ものづくり発信として固定されている大事な場所だと思っております。ですから、ここにいま一度スポットを当てて、館内全体が活気づいていることがはっちの元気だと思いますので、そのあたりがちょっと気になることでございましたので、この件についても御検討いただきたいと思っておりますけれども、4階があいていたりするのはそれなりの呼びかけをしていると思うんですが、ここしばらく空室になっていると思いますので、4階についてのお考えをお尋ねいたします。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 お答え申し上げます。  委員御指摘の4階の部分ですけれども、こちらはものづくりスタジオということでブースを、ものづくり、クリエーターの方々に安いお値段でお貸しして、チャレンジしていただくというスペースでございます。今あいている部分もあるんですけれども、こちらにお入りいただくクリエーターの方には一応3年間を上限として入っていただくことになっておりまして、ほとんどの方がちょうど今年度末をもって期限を迎えるということで、現在、新年度から新しくお入りになる方々を募集中でございますので、年度が改まりましたときにはまた、新しいクリエーターの方々にお入りいただいて、新たなにぎわいを創出していけるのかと思っておりますし、私たちもそのように努めたいと考えております。 ◆豊田 委員 ぜひ4階まで足を延ばしたいという魅力的な空間であっていただきたいと思っておりますので、再度そのことをお願い申し上げます。  それと、館内で大事な場所というのは、はっちに入ったとき、一番最初に直面いたしますのは受付の場所でございますから、受付の案内業務につきましては多分委託だと思いますけれども、やはりあそこのスタッフの教育というんですか、あそこの雰囲気がとても大事だろうと思います。ですから、そちらにつきましても十二分に配慮していただいて、まず最初に皆さんに接する、どうぞそこの部分につきましても、今が悪いというわけでは決してございません。ただ、人によっては対応がいかがかと思ったりすることもあります。
     以前、気になりましたときよりも、皆さんかなり感じがよくなってきていますけれども、あそこが大事だということを再三皆様にお伝えして、それは館内全体だと思います。お掃除の方たちも非常にいい御挨拶を下さったり、はっちの中では私は気持ちのいい空間はトイレだと思っています。はっちの鏡は多分高いものをお使いになっているんだと思うんですけれども、あの鏡で見ると顔が若干きれいに見えるんです。ですから私は、あそこがはっちの中のお勧めコーナーだと思っておりました。とてもいい空間だと思っております。そんなことで館内全体が、それぞれがそれぞれの部署で、それぞれの役割を果たしているということで全体が盛り上がっているんだと思います。そして、何よりも建物が生かすわけではありませんので、その建物をどう生かしていくかという皆さんの力量だと思いますので、これからもよろしくお願いいたしたいと思います。  はっちは最初、こちらにいらっしゃる風張前館長のときに中心市街地の起爆剤として位置づけられておりましたけれども、今では中心街だけじゃなくて、八戸市を文化都市とする起爆剤になったと思っております。そのようなことですごく功績ある建物だと思っておりますし、それをそのようにしたのが皆さんだと思って、改めて本当に感謝申し上げます。この地はもともと縄文時代に高い文化があったところです。民度が高いところだったので、八戸市民にそれだけの文化に対する心、魂というものもありますので、それを本当に呼び起こしてくださって、そのことに対しても感謝申し上げます。  最後、そのときの思いがある風張前館長に何かはっちに対する思いをお伝えいただければと思います。 ◎風張 まちづくり文化スポーツ観光部長 ありがとうございます。  はっちは最初につくるときは、先ほど高橋委員からもお話がございましたが、平成元年の通行量は実は13万人ぐらいあったんですけれども、平成22年には2万5000人という通行量だったんです。郊外にョッピングセンターができたこととか、市民病院が移設したということが大きな原因だったようですけれども、そういったことで、商店街の力だけでは頑張れないということがあります。しかし、中心市街地は八戸市の顔だということで、その再生をかけてつくられたものでございました。その方法とすると、これまでに類のない地域活性化の施設ということでスタートしたわけですけれども、先ほど豊田委員がおっしゃったように八戸には物すごくすばらしい文化が根づいております。そうしたことから、実は八戸の人たちは、観光の面でもそうなんですけれども、自分のまちには何もいいところがないと思っている方々が結構いらしたことがあり、はっちの中ではシビックプライドということを重点にさまざまな中の展示にしても、事業にしても、とにかく地元のものにこだわるんだということでスタートして、今なおそのまま事業についても全く新しいものをやるのではなくて、ロボコンというものがここにあるから、それにスポットを当てよう、スケートを大事にしようとか、騎馬打毬を大事にしようといった事業にも取りかかっておりますし、中の展示についても本当に市民作家の方々のものづくり作品が展示されているという、そういった意味では、よそから来る観光客の方々も自分たちのまちにこんな施設があったらいいという方が物すごく多いんです。市民の方々も自分のまちがこんなにすばらしかったというのをもっと早く知っておけばよかったとおっしゃる方がすごく多くおります。  そんなことで、自分のまちがこんなにいいということを再認識し、そこから自分のまちが好きになって、また、自分たちのまちのために何かしようという市民が多く育っていく。そういったことを目指している施設でもございますので、議員の皆さんたちのいろいろな御協力もございまして今ここまでこうやってやってきていることに改めて感謝を申し上げ、今後ともどうぞよろしく見守っていただきたいと思っております。  ありがとうございました。 ◆豊田 委員 こちらからも感謝申し上げます。ありがとうございます。また今後、はっちの皆様方にも斬新な企画力で頑張っていただきますことを御期待いたしまして、この質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆高山 委員 通告外でございますので、失礼の段、お許しください。  第2款で私は八戸市の市民の魚制定について質問させていただきました。ここで質問するのは、そこを水産都市八戸の観光面からどのように考えるかということでお伺いしたいと思います。  私は、函館の事例を申し上げました。函館市は、鳥とか、木とか、花の制定は昭和50年なんです。その後に平成元年、15年後にわざわざ市民の魚イカというふうに制定したんです。私は一市民として、私自身も湊、小中野で生まれて、現在もいますから、函館に負けたくないんです。どうやっても、市民の魚を観光面からも制定してもらいたいと思うんです。あちらはイカしかないんですから、こちらはイカとサバです。2本立てでいきましょう。そのように思っていますけれども、八戸市の市民の魚としての観光面からはどのように考えるか。非常に答弁が難しいと思いますので、部長から所感という形でお願いします。 ◎風張 まちづくり文化スポーツ観光部長 委員おっしゃるとおりかと思っております。またさっきのはっちの話になりますけれども、はっちの展示をする際にも地元の資源ということで、さまざま私たちも調べさせていただきましたが、そのときに、2階には市民の花、鳥、木というのはあるんですけれども、実際魚がなくて、私もそのときに水産のまちなのに何でないんだろうと思ったことを覚えています。厳密に言うとイカは魚でないからなのかと思ったこともございましたけれども、そういう意味では、はっちの中では、2階にはイカちょうちんを100個、サバの大きな写真を展示として掲げているのが現状でございます。  また、2年ほど前にはっちの事業で魚ラボというのをやったことがあるんです。そのときには、八戸の魚というのは実はスーパーで売っている魚も、東京の一流割烹で食べる魚に匹敵するというのを地元の人たちが認識していないんだと。そういうことで、魚ということにスポットを当てようというはっちの事業だったんですけれども、その事業のプロジェクトの中で実はケチャというのをやったんです。インドネシアでチャチャチャチャというふうにやるような芸能なんですけれども、それをサバ対イカという対決で東高校の高校生たちがサバ派とイカ派になって踊って、そこには八戸の花である菊の花をつけたり、サバの女王と書いた女王もダンスで登場したりということで、最終的にはイカとサバを具にした鍋をつくるというふうなところでうまくまとめた事業でしたけれども、そういうことで、実際甲乙つけられないのが八戸の二大魚かと私も思っております。ですから、観光の立場で申し上げますと、単純によそのまちは市民の魚というのは1個だけなのに、八戸はそういった対決も含めて2つあるぞみたいなことをやっていくのもいいのかと思います。  ただ、前回、第2款で次長がお答え申していますように、制定となると、それだけではなく、またいろいろな手順も踏まなければならないこともあるかと思いますので、そちらはそちらとして、また何がふさわしいのかということは改めて検討していく必要があるのかと思っております。  以上でございます。 ◆高山 委員 風張部長からは観光面からの視点ということで、非常におもしろい。ああ、なるほど、サバの女王って、何かどこかで聞いたという感じがありました。そういうのがありませんでしたでしょうか。そのようにいろいろな企画ということで、例えば今、市民の花、鳥云々というと、実は市単独で考えるのではなくて、結構公募して云々という事例がたくさんありますので、そういう点もいろいろと考えてみればいいかと思います。  あと2つほど聞きたいことがあるんです。何かというと、ネーミングの問題です。大分県では関サバ、関アジという簡略化している呼称があります。というようなことで、すごく高いんです。東京で関サバ、関アジのばってらみたいなおすしとかであると、ううんと思いますけれども、ああ、なるほどと思う。でも、八戸は八戸前沖さばと長いし、ちょっと呼びづらい。それが確かに定着化しているんですけれども、その辺もいろいろと考えてみたらどうかと思います。八サバ、八イカという短い呼称、略称でもいいですけれども、そのような感じで呼べないかというような思いがあります。  そういうことで、きのう前澤委員が冷凍サバというような話もありました。そのようなことも含めて、八サバ、八イカというネーミングについて、これもお答えしづらいと思いますけれども、済みません、観光面からお願いします。 ◎風張 まちづくり文化スポーツ観光部長 確かにおっしゃるとおり、私も大分に行ったときに、半身でたしか3800円する関サバだったと思いますけれども、せっかく大分まで来たからということで食べた経験がありました。大変おいしかったんですけれども、その後に鮫でお店の人がもらったサバの刺し身だからと、船で凍結させて解凍したようなサバを食べたら、関サバに負けないおいしさで、すごいな。しかも、こっちはただだみたいなことをふと思い出していたんですけれども、観光客というのはネーミングとかブランドについては、わざわざ行ったから、そこで食べなきゃ損をするということで、半身で3800円もするようなものを食べる心境にかられるということがあるかと思っております。そういった意味では、イカについても同様ですけれども、函館ではもうイカ、イカということで売り出していて、一番イカの水揚げの多い八戸では観光資源としてなかなかうまく発信できていないということもあり、八サバ、八イカですか。そういった呼びやすい名前で定着して、ブランド化になれば、稼ぐ観光ということに主眼を置いて私たちも頑張っておりますので、そういったことの一翼を担っていくのかと観光のほうの立場ではそう思っております。 ◆高山 委員 では、もう1点だけ。きょうは3月8日ですからサバの日なんです。ですので、私はきょう朝御飯に、ふだんは私は別なもう1つの職業上、余り肉とか魚は食べないんですけれども、きょうは寺地委員にも怒られると思って陸奥湊にわざわざ行って、焼きサバを買ってきたんです。それを食べて、さっき温かいミルクコーヒーを飲んだんだけれども、サバとミルクコーヒーがブレンドされて、さっきからゲフゲフとさっきから上がってきていて非常に大変なんですけれども、それはおいておいて。  ということで、3月8日、サバの日、8月10日は八戸の10本の云々というのでイカの日です。こういう日にみんなで市民こぞってサバを食べましょうとか、土用のうしの日にはみんなでウナギのかば焼きとかを食べます。ああいうふうにして八戸の皆さん、3月8日はサバを食べましょうと。いろいろな料理の仕方があると思います。煮るから、焼くから、揚げるから、いろいろとあると思います。そういうことを家庭でも、あるいはまた、居酒屋、飲食店、あるいはホテルが3月8日はもうサバづくしだということで、朝御飯からそのようなものを出すという全市挙げての観光面からそういうサバの日、イカの日というものを活用するということに対してどう思うかというところをまたお願いします。 ◎風張 まちづくり文化スポーツ観光部長 それも大変おもしろいアイデアかと思います。  ただ、役所でこの日はサバの日ですと決めてやりましょうということよりは、観光の中でも商工会議所が事務局を担っております観光創造委員会というのがございます。そこには本当に市内の観光事業者とか、もちろん飲食店の方とか、ホテルの方とか、そういった方々が集まって、観光創造委員会ですので、その中でさまざま観光に対すること。それは先ほども申し上げましたように稼ぐ観光という視点で、経済界が商工会議所を中心に頑張らなければだめだという意識も持って臨んでおる会議でございますので、ぜひそちらのほうに高山委員からこういう御提案がありましたということは伝えながら、一緒に検討できればおもしろいのかとは思います。 ◆高山 委員 どうもいろいろとありがとうございました。やっぱりいろいろと仕掛けということが大切だと思いました。さっき中村委員と風張部長のやりとりの中でからくり時計の話が出てきまして、思いついたことがあったんです。サバのからくり時計をつくってみないかと思っているんです。例えばそのようなからくり時計をこれからできるだろうというD棟、あるいは六日町の隣に肴町というのがありますから、そういうところでやるとか、そのようなことを考えてみていただければ。そういうサバのまち、あるいはイカのまちというものを観光面で生かすということもこれから検討というよりも、考えていただければという1つのことをお話しして、終わります。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 通告外ですが、2点ほど質問いたします。  103ページに桔梗野工業用地造成事業会計経営健全化支援金とありますが、こちらの内容についてお聞かせください。  2点目ですけれども、104ページの下のほうに中小企業特別保証制度保証料補助金920万円の世界黒にんにくサミットin八戸2017開催を挟んで、同じく中小企業特別保証制度保証料補助金6000万円となっていますが、こちらの内容について2点質問します。 ◎田中 産業労政課長 私からは、桔梗野工業用地造成事業会計経営健全化支援金について御説明申し上げます。  桔梗野工業用地造成事業は新産事業団に委託して、昭和48年から開発したものでございますけれども、こちらの工業団地を開発した用地の中に軟弱地盤地がございまして、昭和60年ごろ、そこに立地した企業からそのような話がございまして買い戻しをした。それから移転補償を行った。これが相当な金額で、これを全部銀行から一括して借り入れたという経緯がございます。これに対する利息が年々膨らんできていて、平成になってから平成21年の財政健全化法に基づきまして、資金不足収支比率が20%を超えたら経営健全化計画をつくりなさいということになっています。当時の資金不足比率は453.8%ございまして、経営健全化計画を策定して経営健全化に取り組んでいるということでございます。  その中で、経営健全化のためにどのように取り組むかということで、1つは、さらにどんどん発生していく金利の抑制策といたしまして、事業団のもう終了した事業の会計から余剰金を充当し、さらに残りについては県が無利子で事業団に貸し付けして、新たな金利が発生しないようにするという、これが1点でございます。  もう1点が負債の解消策ということでございまして、こちらにつきましては事業団の余剰金から相当のお金を入れながら、それから、まだ売れていない用地分譲した部分も入れて、残りの金額について八戸市が負担していく。平成22年度から35年間にわたって負担していくということで、平成22年度から計上しているものでございます。そういった経緯で、負債を解消するために事業団に支援している負担金だということでございます。 ◎船田 商工労働部次長兼商工課長 お答え申し上げます。  いわゆる特別保証金の補助金ということで、同じ項目で2つ予算計上しておりますが、1つにつきましては市独自の特別保証の補助金で、この中については、小口、小口零細、いろいろな資金融資制度の中において市独自でやっております保証制度の補助金です。もう1つの920万円については市独自ではなく、青森県と連携した中で資金融資制度を設けておりまして、それにかかわる920万円となります。  以上で説明を終わります。 ◆田端 委員 終わります。ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 この際、暫時休憩いたします。         午前11時58分 休憩    ────────────────────         午後1時00分 再開 ○三浦 副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第7款商工費の質疑を続行いたします。  それでは、ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 1点だけ、通告外ですけれども、伺わせていただきます。  これは第8款の花小路のほうで伺おうと思いましたら、特に私が長年、何度もここで取り上げてきました花と緑による美しいまちづくり。特に中心街は八戸の顔でもあるし、美しい景観づくりに大きく寄与する花と緑によって形成していただきたいと取り上げてきたところでありますが、特にフラワーバスケット等に関しては第7款ということですので、通告外ですけれども、よろしくお願いいたします。  今申し上げましたように、市長が美しいまちづくりと挙げましたものですから、これはよかったと思いまして、その後もいろいろ御提言申し上げてきましたが、いろいろ先進地に視察も行っていただきまして直接見ていただいた中で、八戸にとってはどれが一番いいのかということを御検討いただいていたかと思いますけれども、八戸の美観形成はまずは中心街からということで、いろいろとやっているところや、フラワーバスケットにいろいろな工夫をしてまちなかに統一感を持たせ美しさを、そして、四季折々の花を入れかえてということで市民の目を、そしてまた、訪れたお客様たちの目も潤わせていただけるという取り組みだったと思いますけれども、ぜひこれを新年度から大きく一歩踏み出していっていただきたいという願いを込めて、何点かお伺いいたします。  これまで挙げてまいりましたけれども、新年度としましては、このことに関して事業にどう取り組んでいかれるのかをまずお伺いします。 ◎船田 商工労働部次長兼商工課長 お答え申し上げます。  伊藤委員におかれましては、12月議会で同じような御質問をされて、再質問という形で市長から御答弁申し上げており、まずは花小路から進めていくということで進めておりますので、当課としては、まちづくり文化推進室と連携しながら、まずは花小路を進めていくことで、とりあえず平成29年度以降については予算も何も計上してはおりません。  以上です。 ◆伊藤 委員 やっぱり中心街を活性化しようというときに、どういったまちづくりをして市民の方々に、いや、中心街は変わったということを感じていただける一番目につくところだと思いまして、私はもっとスピード感を持って取り組んでいただくことを願っていたわけですけれども、花小路ということで多少の予算がつき、恐らく計画づくりのほうに回るんだろうと思うんですけれども、そういった中で手をこまねいていていいのかと個人的に思います。  本会議のときにも発言させていただいたんですが、やっぱりそちらの担当のところだけではなくて、公園緑地課であるとか、今言ったようにまちづくり文化推進室とか、もっと連携を持ってどうしていくかということを詰めていかないと進まないと私は感じているんですが、その辺の考え方はどうでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 伊藤委員にお答えいたします。  花小路のほうで準備していた経緯もございますけれども、市長答弁にもございましたとおり、花小路からスタートさせるということがまず第1点ございます。花小路につきましては市と地元協議会、今、八戸工業大学の生徒がまちづくりということで一緒に、いわゆる官民学という形が昨年整いました。その中でも花小路の整備につきましては、暗いというイメージがつきまとっているということで、緑なりで花小路を飾るというような工業大学の生徒からの提言もございます。新年度、基本計画の作成に入ってまいりますので、その中で具体的な整備の仕方ですとか、どういったものがいいのかとか、そういったことをいわゆる地元の皆さんと協議しながら進めていかなければならないと我々は思っております。  ただ、フラワーバスケット自体の予算ということは、先ほど船田次長からもお話しがありましたけれども、そこの部分の予算措置はされておりません。ただ、持続的に事業を継続させていく、官民連携をとりながら、この事業をスタートさせていかなければならないだろうということで我々も認識しておりますので、まずはその事業の組み立てをしっかりとつくり上げていきたいと考えております。  以上です。 ◆伊藤 委員 そうだと思います。花小路からということですけれども、私は国内外、いろいろなまちを訪れて、すてきだと思うのは、やっぱりそういうところがちゃんとしているところ。それがちゃんとしているところは、やっぱりお店にしても、まち全体の雰囲気としても、すてきだと思うんです。ぜひそうなるように、最初に花小路というお名前をつけたのは岩岡市長だったという話を聞いておりますけれども、この名にふさわしい通りをつくり、そして表通りのほう、三日町通りの延長線上、六日町の延長線上のところにもやはり波及させていただきたいと願っております。  いろいろな方たちがここに加わって、持続的な事業にしていく。生き物ですから、やっぱりそこは維持管理もしていくし、また、季節ごとにいろいろと変えていくとなるとお金も手間もかかるわけです。そういったこともあって、ここに大学の学生ということでは市民なんでしょうけれども、どちらかというと工業大学の方々は測量であるとか、専門的なことからいえばそういった方面ですから、やっぱり植栽。希望されたかわかりませんけれども、具体的なことになれば、もっとここに関しても専門家に入っていただく必要があるだろう。やはりフラワーデザイナーとか、あるいはグリーンを使ったデザインをきちんとお持ちの方とか、あるいは市民でも専門家顔負けの知識と技術を持った方がおられますので、そういった方も巻き込んで、それをつくるときから加わっていただき、その持続のためにも御協力いただいていくということで、もちろんそこにはボランティアも形成して花小路を、あるいはまた、広くなっていったときにも、自分たちが一緒になって美しいまちづくりにかかわっていくという体制にしていっていただければと思います。  ちなみに、盛岡では市主催でフラワーバスケットの講習会などをやっていて、それで学んだ市民たちが協力をするということもあるし、そういう通りだけでなくて、自分の自宅だとか、町内会だとか、そういったところにもいい効果が出てくると言われていますので、産官学ということですけれども、ぜひとももっと多様な市民をそこに入れて、一緒に進めていくという体制をぜひ整えていただきたいと思いますが、その辺のお考えはどうでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 お答えいたします。  まさしくそのとおりだと思います。多種多様な方がまちづくりにかかわるというのは非常に大切なことだと思っておりますので、今御提言いただきました植栽の専門家の方のアドバイスですとか、一般の方ですとか、さまざまな方がいろいろかかわる事業というのは、やはりそれだけ魅力的だと思っておりますので、ぜひそういう方向で考えていきたいと思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 そのフラワーバスケットなどに自分もちょっとかかわったとなると、そこを通りたくなるし、気になるんです。そうすると、花殻があったり、枯れていると思ったりしたときに気になるから、自分でそっととったりとか、そのようにみずから自然とそういうしぐさが出てくると思います。そういう意味では、ぜひお願いしたいと思います。  美しい中心街をつくるという意味ではっちにお願いしたいことがございます。はっちは、大変すばらしい事業を展開しながら、たくさんの市内外の方たちが訪れて、文化発信の拠点になっているというのはもう揺るぎのない事実になってきているわけですが、残念ながら私がいつも思うのは、正面玄関の両脇に大きなポットが置いてありますが、あそこが冬場はどうしてもお花がない時期ですから仕方ないといっても、だからといって造花を突っ込んでおくというのはちょっといただけないと。これは個人的趣味を超えて、それも一冬やっておくと薄汚れていて、もうダサいというか、興ざめというか、こんな言葉はふさわしくないかと思いますけれども、やった方は少しでも彩りを添えたいと思ってやったかと思いますが、それならばむしろ全部引っこ抜いたほうがいいし、あるいは冬にふさわしいものがあるはずです。  今なら、まだビオラなど出てこないかもしれませんが、その前のクリスマスローズは今我が家では花盛りなんですが、それは今からだったら外で十分に寒さにも耐えてお花を春先、ずっと彩ってくれると思いますので、そういったことを専門家に聞きながら、ぜひ八戸の顔ですから、中心街の顔ですから、そこら辺をちょっと御検討いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 委員の御指摘のとおりでございまして、はっちの正面のところ、多くの方にごらんいただいているポイントでございます。フラワーポットがございますけれども、冬場はグリーンばかりというか、ちょっと寂しいところにちょっと足してもらったりしたんですけれども、やはりお見苦しいというより、恥ずかしい設計になりますので、今後そういうことのないように気をつけてまいりたいと思います。 ◆伊藤 委員 やっぱりセンスあるまちだというイメージを常に持ちながら、ここはこれでいいのかというところを中心街全部でそう考えていただきたい。もちろん商店の方たちもそうですし、行政もそうですし、また、はっちなどもそこの先頭に立って、美しい景観づくりというところではお手本を示していただければと要望申し上げて、ここではこれで終わります。 ○三浦 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆八嶋 委員 通告外で恐縮ですが、佐々木館長、先ほどはっちの入館者は聞きましたが、突然ですが、視察団の数字があったら、ここ二、三年でもいいですから教えてください。 ◎佐々木 八戸ポータルミュージアム館長 八嶋委員の質問にお答えいたします。  一般の入館ではなくて、視察、見学の受け入れということでございますけれども、例えば平成27年度、昨年度1年間で申しますと、視察、見学等112件、人数にいたしますと1905名の方を受け入れてございます。今年度、平成28年度2月末までとなりますけれども、150件、2451名の方々の視察、見学等を受け入れてございます。  ただ、この数字は、事務局とかに申し込みがあってということで整理した数字でございまして、あえて申し込みをせずに、それこそ普通にインフォメーションにいらっしゃって、きょう見たいんだけれどもとか、御自身で案内をつけないで自由にごらんになる方々の数字はこちらに入っておりませんが、申し込みがあった数字ではこのような数字になってございます。 ○三浦 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○三浦 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第7款商工費並びに関連議案第48号、第57号及び第75号の質疑を終わります。  第8款土木費並びに関連議案第54号及び第55号の説明を求めます。 ◎前田 財政課長 それでは、予算に関する説明書の110ページをごらん願います。  第8款土木費について御説明申し上げます。  平成29年度の予算額は148億6039万4000円であり、平成28年度と比較いたしますと0.01%の減、181万2000円の減額となるものでございます。  1項1目土木総務費は、港湾河川課、道路建設課、道路維持課、建築住宅課などの職員の人件費、物件費のほか、111ページに参りまして、19節の県事業である急傾斜地崩壊対策に係る事業負担金のほか、各種期成同盟会などの関係団体への負担金が主なものでございます。  2項1目道路橋りょう総務費は、道路、橋梁の維持管理に要する道路維持課の職員の人件費、物件費のほか、112ページに参りまして、11節の街路灯、防犯灯の電気料金などの光熱水費、13節の道路台帳等の作成委託料、15節の道の駅なんごうの屋外トイレ改修等工事費、19節の防犯灯設置等事業補助金が主なものでございます。  2目道路維持費は、市内全域の市道の維持管理経費でございますが、13節の市道の穴埋めや道路清掃、街路樹維持等に係る舗装補修等委託料、15節の側溝補修などの構造物修繕等工事費、16節の道路補修のための原材料費、18節の大型グレーダー1台のほか、町内会等への貸し出し用の小型除雪機3台分の機械等購入費が主なものでございます。  3目道路新設改良費は、道路の新設、改良、打ちかえ、舗装、側溝の築造等に要する経費であり、くらしのみちゾーン整備事業費、長根公園周辺道路等整備事業費、八戸西スマートインターチェンジ整備事業費、主要道路緊急修繕工事費などが含まれますが、113ページに参りまして、13節の測量等委託料、八戸西スマートインターチェンジに係る工事等委託料、15節の道路新設改良工事費、19節の私道整備補助金、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。  4目橋りょう整備費は前年度比較で約7億7700万円の減となっておりますが、これは主に新大橋整備に係る添架物移転等補償費の減によるものでございます。  予算の主なものは、114ページにわたりますが、橋梁長寿命化修繕計画に基づき実施する13節の沢里橋補強設計のほか、橋りょう定期点検等委託料、15節の根城大橋、沢里橋などの補修のほか、新大橋整備に係る交通安全施設設置等工事費、22節の新大橋整備に係る建物移転等補償費が主なものでございます。  5目交通安全施設費は、13節の区画線設置等委託料、15節のガードレールや街路灯などの交通安全施設整備等工事費が主なものでございます。  3項1目港湾費は、19節の八太郎、河原木地区の航路泊地しゅんせつ、中央第2防波堤整備などの国及び県が実施する港湾整備事業に対する負担金のほか、各種港湾関係団体への負担金が主なものでございます。  4項1目都市計画総務費は、115ページに参りまして、1節の屋外広告物監視員、市街地再開発嘱託員に係る報酬のほか、2節以降の都市政策課、公園緑地課、建築指導課などの職員の人件費、物件費のほか、116ページに参りまして、13節の八戸駅東西自由通路、駅前広場の保守点検等委託や、市場を核とした湊・小中野地区まちづくり調査業務などの測量等委託料、15節の仮称・三日町にぎわい拠点整備等工事費、19節の県営事業の3・3・8街路尻内工区及び3・5・1街路沼館三日町線に係る都市計画事業負担金、番町、堀端町地区及び田向地区の民間開発に対する優良建築物等整備事業費補助金が主なものでございます。  2目区画整理管理費は117ページにわたりますが、区画整理課、駅西区画整理事業所の職員の人件費、物件費など区画整理事務に要する経費でございます。  3目都市下水路管理費は、13節の浚渫清掃等委託料、15節の都市下水路整備等工事費が主なものでございます。  4目公園費は、公園の維持管理経費でございますが、118ページに参りまして、11節の公園内施設に係る光熱水費、修繕料、13節の維持管理等委託料、長根公園稲荷町口園路整備に係る測量調査設計等委託料、15節の長根公園西口園路改築等の公園整備等工事費が主なものでございます。  5目八戸公園費は、八戸公園の維持管理経費でございますが、11節の遊技施設の修繕料、13節のこどもの国等指定管理料、18節のゴーカートなどの機械等購入費、19節の市制施行88周年記念事業に係る特別割引回数券収入負担金が主なものでございます。  6目緑化事業費は、緑化事業推進に係る経費でございますが、119ページに参りまして、11節の配布用草花購入等の消耗品費、13節の緑化まつり、菊まつりの会場設営等委託料が主なものでございます。  7目都市公園事業費は、館鼻公園旧測候所である仮称・みなと体験学習施設に係る13節の展示業務等委託料、15節の外構整備等工事費が主なものでございます。  8目八戸新都市開発整備事業費は、23節の土地区画整理事業負担金立替費償還金でございます。  9目市街地整備調査事業費は120ページにわたりますが、売市区画整理地内の市有地の管理等に要する経費でございます。
     10目屋内スケート場建設事業費は、継続費に基づく15節の施設整備等工事費が主なものでございます。  11目特別会計整備費は、土地区画整理事業、下水道事業、公共用地取得事業の各特別会計に対する繰出金でございます。  5項1目住宅管理費は、市営住宅の維持管理に要する経費及び東日本大震災被災者住宅支援に係る経費でございますが、1節の住宅管理人報酬、2節以下の市営住宅管理に係る建築住宅課の職員の人件費、物件費のほか、121ページに参りまして、13節の市営住宅等指定管理料、19節の被災者住宅再建支援事業補助金、被災者定着促進事業住宅再建補助金が主なものでございます。  2目住宅整備費は、14節の借り上げ市営住宅に係る借上料、市営住宅の長寿命化事業として実施する13節の火災報知機等設備更新業務委託料、15節の屋根、外壁等の改修工事費でございます。  6項1目河川管理費は122ページにわたりますが、13節の新井田川水辺の楽校の清掃等委託料、15節の準用河川土橋川の護岸に係る河川整備等工事費が主なものでございます。  2目排水路管理費は、市内の排水路の維持管理に要する経費でございますが、13節の浚渫等委託料、15節の排水路築造、補修に係る整備工事費が主なものでございます。  以上で第8款土木費の説明を終わります。 ◎上野 建設部次長兼建築住宅課長 それでは、関連議案として提出しております議案第54号八戸市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  提出議案書では71ページから72ページに記載しておりますが、本日はお手元の資料に基づき説明させていただきます。  まず、改正理由でございますが、松野団地市営住宅建てかえに係る規定の整備をするためのものでございます。  次に、改正内容の概要でございますが、松野集会所の廃止、駐車場設置とその使用料を定め、汚水処理費を徴収するものでございます。参考までに、整備の概要を資料の下部に記載しております。  最後に、施行期日は平成29年4月1日を予定してございます。  以上で説明を終わります。 ◎柳町 建築指導課長 それでは、議案第55号八戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  議案書の73ページをお開き願います。  まず、改正の理由でございますが、建築物エネルギー消費性能確保計画適合性判定手数料等の額を定めるとともに、その他所要の改正をするためのものでございます。  それでは、別にお手元にお配りしております資料をごらん願います。  2の改正内容でございますが、八戸市手数料条例別表第6土木関係手数料中、①6-1の項、建築物エネルギー消費性能確保計画適合性判定手数料について、表1の手数料の額を、②6-2の項、建築物エネルギー消費性能確保計画変更適合性判定手数料及び③6-6の項、軽微変更該当証明書交付申請手数料について、表2の手数料の額を定めるものでございます。  施行期日は、平成29年4月1日からでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○三浦 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私からは、8款2項、主要幹線道路の路面下空洞調査についてから8款5項、市営住宅における単身入居者死亡後の残置物への対応についての3点お伺いいたします。  まず1点目、路面下空洞調査でございますけれども、昨年11月にJR博多駅前で起きた大規模な陥没事故は記憶に新しいところかと思います。幅30メートル、深さ15メートルというかなり大規模な陥没が起きて、それも非常に衝撃的だったんですが、それを1週間で全部復旧させたという日本の技術力も大変びっくりして、これは海外でも報道されたということだったんですが、博多駅の陥没というのは地下鉄工事でちょっと特殊な工事での陥没だったんです。地下鉄がないところでも今、下水道であったり、水道、そういった管が老朽化して、それに大規模な雨の洪水であったりとか、また、地震とかの自然災害でさまざまな要因が複合的に絡んで道路の下に空洞化が起きて、それが陥没するという事故も全国でも散見されておりますが、そういったところも鑑みて、当市においても主要幹線道路の路面下の空洞調査をしていくべきだということを一般質問でも要望させていただきました。  それで今年度、実際当市でも緊急輸送道路の路面下の空洞調査を実施したと伺っておりますが、まず、どの路線をどのように調査して、その調査結果がどうだったのかについてお伺いしたいと思います。 ◎磯島 道路維持課長 それではお答え申し上げます。  調査の対象道路ですが、緊急輸送道路で柳町根城線を含め26路線、路線延長としては19.2キロメートル、調査延長は60.8キロメートルでございます。  調査の方法でございますけれども、調査は最初に機材を搭載、積載しました車両走行による1次調査を行いまして、空洞の可能性のある箇所についてさらにより精巧な機器による2次調査を実施します。その空洞の有無をそのとき確認いたします。そういう方法でございます。  調査の結果でございますけれども、空洞は全部で5カ所確認されております。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。総延長約61キロの路線の中で空洞箇所が5カ所見つかったということでございます。実際空洞のあった5カ所の具体的な路線と空洞の規模といいますか、大きさ、また、それをどのように修繕していくのか、また、されたのかについてお伺いしたいと思います。 ◎磯島 道路維持課長 空洞が確認された路線としては、前田小田線、八食センターの通りでございますが、ここが2カ所、あと日東通り線、東部終末処理場がある通りでございますが、ここが1カ所、あと沼館城下線、八戸郵便局からピアドゥに向かう通りでございますが、ここが2カ所、計5カ所でございます。  空洞の確認された5カ所につきましては、委託業者からの報告によりますと、空洞部の数値は小さい、さらに、舗装面についても沈下等の異変は見られないという観点から、特に緊急性はないとの報告を受けております。しかし、市では車両通行の安全を確保するために必要に応じてセメントミルクなどの注入を実施する予定でございます。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。5カ所見つかったものの、その一つ一つの空洞はそんなに大きくはなくて、緊急性が高いものはなかったということでございます。この61キロの中で5カ所というのが多いのか少ないのか、また、空洞の箇所というのが大きいのか、小さいのか、何とも判断がつきかねる点はありますけれども、全国的に他都市も県、また、市レベルで、これは県側の交付金を使って空洞調査をやっているかと思います。これも今後継続的に、計画的にやっていく必要があると思うんですが、今回、まず、最優先ということで緊急輸送道路ということでございました。そのほかにも市内には主要の幹線道路がさらにあると思いますので、その辺の今後の計画的な調査の考え方についてお伺いしたいと思います。 ◎磯島 道路維持課長 今後の調査予定につきましては、幹線道路のうち大型といいますか、大きいといいますか、地下埋設管等の敷設されている道路につきましては今後調査を実施していきたいと考えております。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。空洞、また陥没も、どんな小さなものであろうとも、やはり人命にかかわる重大事故につながっていく可能性があると思いますから、そこを本当に注視して、先ほどの福岡の例じゃないですけれども、埋め戻しのコンクリートのさまざまな溶剤等の技術力も当然ある日本でございます。また、道路の中をCTスキャンみたいなもので見られるような技術力を持っている国でございますから、そういうものをうまく活用しながら、今後またAIとか、そういったものが進んでいって、またよりそういう高度な調査技術というのも発達していくと思いますから、その辺もうまく採用、活用しながら、市民の安全安心のために努めていただきますよう要望して、この質問は終わりたいと思います。  次に、道路の無電柱化についてでございます。  今さまざま、以前であれば電線の地中化という、電柱、電線をなるべく地中に埋めて町並みをきれいにするであったりとか、あとは災害対策といいますか、減災につなげる意味でも道路への電線の地中化というのが以前から重要視されてきたと思います。今いろいろと新聞報道とか、また、国のさまざまな取り組みを見ますと、無電柱化という言葉を多く使っているかと思いますが、特に今、小池知事が東京都知事になってから、当然オリンピックも控えていて、日本国内では東京都が一番無電柱化は進んでいるんですけれども、その進んでいる東京都でも7%しか無電柱化になっていないという現状を見て、小池知事も何とか東京都はもう電柱をなくすんだという意気込みで取り組んでおります。  国においても、昨年の12月に無電柱化推進法という法律が議員立法で成立をいたしまして、いよいよ国においても本格的に無電柱化の取り組みが進んでいくことかと思います。当市を見た場合は、もちろん今までも無電柱化、電線の地中化工事はやられておるかと思います。特に中心街を中心に無電柱化はやられておると思いますが、くらしの道ゾーンという整備の中で計画的に無電柱化の工事を進めていらっしゃると思いますが、まず現在の進捗状況についてお伺いしたいと思います。 ◎竹洞 建設部次長兼道路建設課長 お答え申し上げます。  市では中心市街地の30ヘクタールにつきまして、平成16年度にくらしの道ゾーン基本計画を策定し、無電柱化、バリアフリー化を進めている状況でございます。平成16年度から工事に着手しまして、上組町湊線、裏通りですけれども、こちらの十一日町、朔日町、六日町、十六日町の約七百メートルについてと、鷹匠小路線約250メートル、合計約950メートルの工事を完了してございます。現在ですけれども、停車場上線及び鳥屋部町線、通称ハナミズキ通りと言っておりますけれども、こちらの約350メートルについて無電柱化の工事を実施しており、平成32年度の完成を予定しているところでございます。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。ありがとうございます。実際無電柱化の整備方式、先ほど平成16年からだと。そんなに古くはないと思うんですが、結構昔であればキャブシステムのやり方が多かったと思うんです。その後、電線共同溝方式になってきて、それが今は主流だと思うんですが、今、市でやっている無電柱化の方式はどのような方式なんでしょうか。 ◎竹洞 建設部次長兼道路建設課長 お答え申し上げます。  委員おっしゃったとおり、以前はキャブシステムということで、コンクリート製の大きな水路みたいなものを地下に埋め込んで、そこにいろいろなケーブルを棚を設置するという方式が主流でしたけれども、現在は電線共同溝、CCボックスと言っておりますけれども、電気や通信等の複数の事業者のケーブルを通す管を共同で歩道の下等に直接埋設する方式が主流となっておりまして、市ではこの電線共同溝方式、CCボックスにて整備を進めている状況でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。ありがとうございます。いろいろ日進月歩で方式、技術もいろいろ進展はしていると思うんですが、無電柱化の場合は工事費が相当高くついて、それがなかなか進まない原因なのかと思うんですが、実際国のほうで示している費用は1キロメートル当たり大体五、六億円という試算もあるんです。実際市で今進めている無電柱化の工事もキロ五、六億円とか、メートルであればメートル50万円とか、場合によっては100万円ぐらいするとか、その辺の費用は実際かかっているものでしょうか。 ◎竹洞 建設部次長兼道路建設課長 実績で申しますと、委員おっしゃったとおり、国では1キロメートル約5億円とか6億円という数字を挙げておりますけれども、市の場合、上組町湊線の場合、1メートル当たり180万円ぐらいということで、国で言っている単価よりは大分高くなっていると思います。  ただ、これは、場所場所によってどういう整備の仕方をするのか、歩道の美装化とか、そういうものがあって異なると思いますけれども、市としてはそういう状況でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。ありがとうございます。実際掘ってみないと何とも言えない、何が出てくるのかとか、そういう部分もあるかと思いますけれども、そういう費用的な面もあって、先ほどの計画の中でのハナミズキ通りの整備も平成32年までかかるというところがあると思います。これはぜひとも、中心街だけでなくて、とにかく市の顔となる部分であったりとか、また、玄関口である部分は、やはり無電柱化というのを可能な限りやっていく必要があろうかと思います。先ほど東京都のお話をしましたけれども、日本は世界有数の無電柱後進国というようなレッテルも張られておりまして、オリンピックが開かれたロンドンではほとんど電柱がないというふうなところもございまして、実際東日本大震災のときも5万6000本ほど津波、地震によって電柱が倒れて倒壊をしている。それで結局は電線が被害を受けて、停電とかになっている。それが、同じ津波をかぶったエリアでも、地中化されているところはほとんど被害がなかったという部分を考えれば、これは町並みの見てくれの問題だけじゃなくて、災害対策、減災に通じるためにも無電柱化は必要かと思います。  先ほど整備方式のお話も出ました。国も法律を整備したということもあって、より費用が安く済む方法、さまざまな技術の開発に向けて今、なるべく深く掘らなくてもいいように、浅い層のところでケーブルを配置できるような新たな技術を開発するような動きもあるかと思います。そういったところも見ながら、また今後、国の動向を見据えながら、当然予算との絡みもあると思いますけれども、なるべく当市においても無電柱化を計画的に進めていただけますようお願いしたいと思います。その辺の今後の計画について少しお話ししていただければと思います。 ◎竹洞 建設部次長兼道路建設課長 委員おっしゃったように、無電柱化、歩行者の安全、快適性の向上、景観形成、防災上の観点から今後も進めていくべき事業であると考えてございます。  ただ、委員おっしゃったとおり、無電柱化の推進には事業の低コスト化が課題となっておりまして、今、国が主導して低コスト手法の導入を進めるとしております。また、昨年12月に成立しました無電柱化推進に係る法律では、国土交通大臣が無電柱化推進計画を定めることとなってございます。これらを参考にしまして、市の今後の整備について検討してまいりたいと思っておりました。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 ありがとうございます。自治体ごとにさまざまな考え方があると思いますけれども、ちなみに茨城県つくば市が地方自治体で初めて無電柱化条例というのを昨年の9月に施行しております。つくば市はつくばエクスプレスが走っていまして、つくばエクスプレスの駅周辺を何とか無電柱化していこうと。その周辺を無電柱化していこうという条例をつくば市は昨年9月に制定しております。そういう先進的な地域もございますので、そういったところも参考にしながらぜひ今後とも進めていただきますよう要望して、この質問は終わりたいと思います。  最後、3点目に市営住宅における単身入居者死亡後の残置物への対応についてでございます。  市営住宅への入居者は、高齢化に伴って高齢の単身入居者というのもふえているんじゃないかと思うんですが、そこでまず、市営住宅に入居されている方で65歳以上の単身入居者の数、状況がわかれば教えていただければと思います。 ◎上野 建設部次長兼建築住宅課長 それでは、委員にお答え申し上げます。  大変申しわけございません。今65歳以上の単身入居者と言いましたけれども、今現在は手元に資料等がございません。  ただ、今現在、昨今問題になっている単身入居者の事例、入居者の死亡後の残置物への対応につきましては、八戸市市営住宅の場合、亡くなった後に相続人に処分の対応をしてもらっております。現在相続人が判明しないといった事例はございませんで、そういった形で対応ができております。  なお、今申された中で単身入居者の死亡件数だけお答えさせていただきたいと思います。今年度は実は7件の方がございました。また、昨年度、平成27年度におきましては13件、平成26年度は12件という単身入居者の方で亡くなられた事案がございました。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。一番聞きたかった核心のところを先に答えられてしまったので、要は入居者の方が亡くなられたときに、その家財とかが残って、自治体によってはその処分に困ってしまって、なかなか次の入居を進められないというところがあったものですから、市の現状はどうなのかということで先にお答えいただきました。  ここ二、三年の死亡件数の数字をいただきましたが、いずれも、これは亡くなられて、その残置物といいますか、残された家財はきちんと相続人の方が処分をされているので、ずっと放置されることはないということでよろしいでしょうか。確認だけ。 ◎上野 建設部次長兼建築住宅課長 当市の場合は確かに10件以上の件数が実はございますけれども、どれも相続人の方々にその部分は対応してもらって、今、委員がおっしゃいましたように他市においてはなかなか相続人が決まらずに、住宅の中に亡くなった方の遺物が残されている事案等も結構あるようなことが昨今問題になっておりますけれども、そういう事案は当市では今現在はございません。  ただ、これらの問題はやがて当市でも具体的に対応等を考えていかなければならないと思いますので、先般、国土交通省より公営住宅における単身入居者死亡後の残置物への対応方針の策定についてという通知がございましたが、この通知等を参考にしながら今後対応していきたいと思っております。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。また今お話ししようと思ったことを先にお話しされてしまって、先手、先見性がある。国でそういう方針の、今お話しあったように通知があったということでございます。今までそういう方針がなかったので、自治体で判断して、残った残置物の対応に困っていたというのがあって、それを解消するために国でそういう方針が出たということでございます。今まではそういう問題はなかったんだけれども、今後も単身入居者もふえていく中で家財が残されてなかなか処分が進まないという場合でも国からの指針で対応しやすくなったと思いますので、今後も状況を見ながら適切に対応していただきますことを要望して終わりたいと思います。  ありがとうございます。 ○三浦 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 78番の新大橋かけかえについてと79番の親水公園についての2つを質問したいと思います。  新大橋のかけかえについては一般質問でも出されていましたけれども、改めてまたここで取り上げて深めていきたいという思いで質問します。  10年間と、仮橋もかけかえないで通行どめにして工事をするということでしたけれども、改めてまた、検討内容をお聞かせいただきたいと思いますが、お願いします。 ◎竹洞 建設部次長兼道路建設課長 お答えいたします。  新大橋のかけかえですけれども、新大橋がかかっている馬淵川は国土交通省が管理する一級河川となっておりまして、河川区域内に構造物を設置する場合、建設する場合、管理者の許可が必要であることから、現在この許可を得るための協議を国と行っております。この協議の中で橋の構造とか工事の工程などが決定するもので、現時点の工程としましては、平成30年着工、平成39年度の供用開始を予定してございます。  工事期間、先ほど委員からお話しされました10年ということで、その理由なんですけれども、治水上の観点から集中豪雨や台風等が発生する洪水の時期、国では出水期と言っているんですけれども、毎年6月から10月がその時期に当たります。この時期には原則河川区域内の工事はできないことになってございます。したがいまして、1年のうち工事期間、非出水期の11月から翌年6月までの7カ月間ということになりますので、通年施工の場合に比べて工事期間が長くなります。またさらに、新設橋と違いまして、現在の橋をまず撤去することが必要だということで、この撤去にも数年、3年ぐらいかかるということで工事期間10年ということでございます。  仮橋の設置ということでしたけれども、仮橋の設置についても検討いたしました。ただ、新大橋の周辺なんですけれども、仮橋を設置するとなると、建設するほうからすると建設に支障となるような障害物、例えば沼館側であれば八戸ガスのタンクとか、八太郎側に高圧の送電線があったり、あとは臨海鉄道があったり、そのほか事業所とか住宅がたくさんあって、これらの物件を移転する、あるいはこれらを避けての施工は非常に難しいという判断から仮橋を設けないで、通行どめとするということに決定したものです。  以上でございます。 ◆田端 委員 6月から10月までの出水期でここは工事できないということでしたけれども、今まで市内の橋で通行どめをせずに橋をかけた例では尻内橋と櫛引橋がありますけれども、そうすれば、こちらも6月、10月の出水期は工事はされなかったということですか。 ◎竹洞 建設部次長兼道路建設課長 その辺、ちょっと確認はしていないんですけれども、うちのほうで許可を受けるための事前協議をしているんですけれども、そちらの審査のほうが東北地方整備局、仙台のほうで審査になります。同じ一級河川馬淵川で国直轄管理の川であれば、確認はしていないんですけれども、同じような状況の中での工事だったと推測されます。  以上でございます。 ◆田端 委員 そうすれば、住民説明会というんですか、地域の皆さんにこちら側のこのような理由で10年間は通行どめにします、さまざまな対策はとっていきますという説明会はこれからということになりますか。 ◎竹洞 建設部次長兼道路建設課長 今、新大橋のかけかえに伴って前後の道路のつけかえとか、一部出てくるものですから、そちらの直接の関係者の方にはこれまで2回ほど説明会を開催しております。  ただ、それ以外の地域住民の方々等については、その地域の方を対象にした説明会を開催したいと思っております。  以上でございます。 ◆田端 委員 わかりました。地域の住民の皆さんの意見ですけれども、何としても10年間の通行どめは避けてほしい、できるのであれば仮橋をかけてほしい、下流側にでもかけられないかというような意見、話が出されています。現在の新大橋がかかる以前は少し上流側に橋があったという、通りの方のことですけれども。私が一番思うのは、さまざまな事情や障害物のお話もありましたけれども、あそこの橋が通行どめになることによる大変な朝夕の渋滞。今でも5時から6時半ぐらいまでのラッシュと言われる時間は、市内を越えるだけで1時間以上の時間がかかります。さらに渋滞が深刻化するのではないかと。というのは、市民の暮らしや経済、特に物流とかということでは、これはお金に換算できることではないとは思いますけれども、とても容易なことではないように思います。先ほどの住宅地や高圧線、さまざまなことがありましたけれども、こちらのことを乗り越えて仮橋をつくるということで経済効果というんですか、住民の皆さんの思いや意識というんでしょうか。住民の皆さんは10年間の通行どめに対してはとても強い、何とかしてほしいという思いがあるものですから、これからの計画や住民説明会、仙台での審査ということがあるようですので、ここは住民の皆さんから、または事業を営んでいる方も多数いると思いますけれども、十分に話をして、意見が反映されるような形で進めていただきたいという意見を申し上げて、終わります。  続きまして、親水公園についてですが、ピアドゥのところで工事が始まってどれぐらいになるかと思っているところですけれども、こちらの工事の概要について説明をお願いします。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 田端委員にお答え申し上げます。  第一工業港の一番端に位置しております沼館緑地の件でございます。この緑地は八戸港みなとの賑わい・交流づくり支援事業の一環で、青森県が主体で行ってございます。目的は駅や市中心街に近い沼館地区に緑地を整備することにより、大型商業施設群と一体的な親水空間を創出する。平成21年から当初計画は平成25年までの予定で事業が進んでまいりましたけれども、途中に大震災がありまして、平成28年度で完了することで進められておりました。  ところが、現状はピアドゥ側の一部埋め立てがありまして、その埋め立てが完了し、あと残り、本当の公園としての機能を有する通路とか駐車場の舗装、インターロッキング舗装、芝生の植栽、転落防止柵などの設置がまだ残っておるということで、来年度、平成29年度をもって、その残った作業を完了していきたいと伺っております。  以上です。 ◆田端 委員 県で進めている事業ということですが、こちらは意見を申し上げていきたいということで取り上げましたけれども、県での親水公園は、三沢のせせらぎ公園、七戸の和田ダム親水公園、大鰐の平川、この辺ではみろくの滝の親水公園というのがありますけれども、ほとんどが陸地で、公園の中または河川を使ったところですけれども、海を使っての親水公園というのは他県にはあるかもしれませんが、県内では初めてのことではないかと思っています。  それで私が特に思っているのは、先ほど3・11のことが出されましたけれども、あの辺も津波で大きな被害を受けたところですけれども、防災対策というんですか、安全対策というんですか、この辺はどのような対策がとられているのかをお聞かせいただきたいと思います。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 率直に申し上げますと、防災対策等の施設に関しての情報は得ておりません。  ただ、個人的な思いなんですけれども、同じ沼館の近くに津波避難ビルがございますので、あそこまで健常者であれば10分はかからずに避難することは可能ではないかとは思います。平成25年に出されておりました配置計画の事業計画からすると、防災に対応するようなものは見当たらないです。  以上です。 ◆田端 委員 また、安全上のことで、市民であれば誰でも知っていることですけれども、あそこは元漁連のドックの跡地で船を陸揚げして整備をしたり、塗装をしたりしていたところで、鉛や、または水銀、重金属その他有害物質が地中にあるのではないかとうわさされていたところですけれども、今、東京の築地市場、豊洲に移転するかしないかでヒ素やベンゼン、基準を超えるものが出ているということで大問題になっていましたけれども、親水公園を計画してこのようにしてつくるに当たっては、このようなことの調査とか検討はされてきたのか、質問します。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 申しわけありません。そちらについても、私、存じ上げてございません。ですので、県に確認いたしまして、御回答するような形でよろしいでしょうか。 ◆田端 委員 わかりました。親水公園といえば、まだ小学校に入る前の子どもや親子、また、家族で親しむところだと思いますので、ここは安全対策とか、十分とっていただくよう要望して、終わります。
    ○三浦 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 通告してございます2点、急傾斜地崩壊対策と道路維持管理費について質問させていただきます。  先に道路維持管理費から質問させていただきたいと思います。  今回の予算書を見ますと8億5660万円ですね。これは一般質問の中でも、いろいろな管理道路が大変増加しているんだとか、全国的な問題ですけれども、道路が老朽化していると。そういったものが進む中で、今後の道路維持管理について予算が大変高くなるだろうといった課題もございます。八戸市のほうでそういったものに含めて、今後道路維持管理についての八戸市の考え方についてどのように考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 ◎磯島 道路維持課長 お答え申し上げます。  現在、維持管理の一つとして、民間への道路包括管理業務委託というのを検討しております。  以上でございます。 ◆森園 委員 一部、そういうところで試験的にやっているようなのをお伺いしていますけれども、その道路包括維持管理は具体的にどういう内容なのか、お伺いしたいんですが。 ◎磯島 道路維持課長 例えば、市内を幾つかの区域に分けまして、区域ごとに民間事業者に道路に関する複数の業務、側溝工事とか、穴埋め工事とか、あとは木の剪定とか、そういうものの業務や施設を包括的に委託するものでございまして、各委託業者の持つ創意工夫、あるいはノウハウの活用により、また、地域の住民との連携により効率的に効果的に運営というんですか、維持管理を行うものでございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 ということは、ある意味で言うと、事業者の裁量に任せて委託をするということでございますね。これは大変先進的な取り組みであると私も思います。市ではその取り組みに向けまして幾つか事務的な問題がいろいろあると思うんですけれども、どのように進めておられるのか、進行形でも結構でございますのでお答えください。 ◎磯島 道路維持課長 昨年の1月において、現在試行中である東京都府中市の視察を行っております。また、8月以降には地元の関係する団体、例えば建設業協会とか、造園業協会とか、そういう団体等との意見交換を行っております。現在委託の内容とか委託の規模について、あとはそれぞれの課題等も見えてきている段階でございまして、今それらについて整理を行っております。今後については事業の実施に向け、庁内の関係部署との協議を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆森園 委員 先進地も視察をしているということで、了解いたしました。ありがとうございます。私もお伺いしていますけれども、関係団体と昨年から意見交換会をしていると。もちろん中には、先ほどの規模の問題ですとか裁量の問題もございますし、課題もいろいろあるものですから、全部が全部賛成というわけではないでしょうけれども、全体的には前向きな意見が多いとお伺いをいたしております。この道路包括管理委託事業を実施することになりました場合、道路維持課としてどういったことを今後期待できるのか、このあたりをお伺いしたいと思います。 ◎磯島 道路維持課長 まずは民間事業者の効率的な運営ができることとか、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、創意工夫によるコストの縮減というか、効率というんですか、あと市民サービスの向上や地元の意見を聞きながらすぐ対応できるというところが期待できるものと考えております。また、市としては、破損箇所の早期発見、早期対応による事故の減少につながるものと考えております。  以上でございます。 ◆森園 委員 ありがとうございました。実はもう数年前から大変対応も早くて、以前に比べますと努力されているのはよくわかります。本当に地域の安心安全のために活動していただいていることに大変感謝を申し上げたいと思います。今、課長がおっしゃったこの事業を実施するには幾つかの課題があるんだということでしたけれども、ある意味で言うと、包括的に管理している業者というか、事業者等は、多分地域の皆さんにとりましてはなじみになると頼みやすいですし、いろいろな意味で地域の活性化にもつながると私も思っております。  また、大変事故も多くて、市道に穴があいて訴えられたりする場合も、私たちもいろいろな報告書で見るわけでございますけれども、そういった市民の安心安全ですとか、早期発見ですとか早期対応をすることによって事故が少なくなる。そしてまた、市民サービスの向上になるということでありますので、大いに期待をしたいと思っております。事業を進めるに当たっては予算の問題もございますけれども、モデル事業みたいなものも少し考えながらやっていただく。できれば早期に八戸方式というものをぜひつくり上げていただきたいということを御要望させていただきまして、この件については終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。  2点目、急傾斜地崩壊対策事業負担金についてでございますけれども、この負担金の事業内容についてお伺いをしたいと思います。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 森園委員にお答えいたします。  まずは八戸市の急傾斜地崩壊対策事業としまして、現在その事業の対象地は66カ所、平成27年度末の段階で整備中を含めまして44カ所完了と実施中がございます。今後も継続していくわけですけれども、平成29年度におきましては館鼻地区に2カ所、林ノ前地区で1カ所、平成29年度から初めて実施されます豊崎の桜沢地区で1カ所、計4カ所、実施する予定でございます。事業としては県の業務となりまして、全体事業費が7000万円、そのうち市の負担金としては1400万円を予定してございます。  以上です。 ◆森園 委員 先ほどの親水公園と一緒で、県の事業ということで、これでいくと2割ぐらいの負担になるわけでございますが、4カ所ほどやるということでございます。これは前も中村委員でしたか、質問をされたことがございましたけれども、当市には244カ所の土砂災害の警戒区域が指定されているんだと。そのうち特別警戒区域が187カ所、それらの場所や避難などに関する情報はハザードマップ等で周知されているというような内容の答弁もあったと記憶をいたしております。最近はゲリラ豪雨が大変多くなりまして、数年前の広島の土砂災害は大変記憶に残っているわけでございますけれども、そういったものを防ぐための対策としての今の八戸市の負担金1400万円だと思います。  これはメーンが県ですから、ここで話をしてもなかなか予算化になるわけではないんですけれども、対策工事の工法の一つとして事業費の大幅な縮減と、別の課になりますけれども、障がい者の経済的自立支援につながる無水掘り工法というものがあると私は伺っております。無水掘り工法と障がい者支援の関係でありますけれども、この工法の知的財産権を有しているNPO法人と障がい者施設が連携をしまして、無水掘り工法が採用された際の知的財産権収入が障がい者施設に分配をされまして、障がい者の雇用創出や収入増につながる、経済的自立につながる仕組みと聞いております。  そこでまず、障がい者というよりも、この工法は技術的に有効なのか、また、なおかつ工事費の縮減につながるのか、この点を踏まえまして所見をお聞かせいただきたいと思います。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 一般的にですけれども、まず急傾斜地の保護対策として頻繁に使われているものがありまして、その御紹介をいたします。  まず1つに、のり枠工といって格子型にコンクリートで斜面に張りつけていく方法と、同じようなんですけれども、全面的にコンクリートを張りつける工法、重力式の擁壁で斜面の土圧に耐えるもの。今お話がありました無水掘り工法に関しましてはアンカーつき格子状擁壁工というものに採用されるような工法でございます。  今お話がありましたように、無水掘り工法は私自身もまだ一度も経験のあるものではございませんが、少し調べてみましたところ、水を使わずにドリル等圧搾空気で鋼材を入れるための穴を掘っていく工法でございまして、水を使わなかったり、掘っていく機械が非常にコンパクトなものになってございます。これまでの工法では、水をためるタンクがなければいけなかったりとかしたときに、急傾斜地の高いところにそういう設備を置かなければいけない、足場的な仮設材が必要になってまいります。ところが、この無水掘り工法に関しましては、そういった設備が要らないことによって、その足場自身もコンパクトなものにできる。結果的にそういったもろもろの状況を踏まえて、従来工法に比べると約2割ほどのコスト縮減になっているというので、これまで九州とか近畿での施工事例が約120件ほどございまして、そのような比較の内容になってございます。  そして、今おっしゃいましたコスト縮減の認識というか、見解は、今お話ししましたとおり、現場サイドからすればコスト縮減に努められる非常によい工法だと思います。さらに、そういう仮設材から何からの作業の一連的な要素からしますと、工期も非常に短くて施工が進むという利点がありますことと、もう1点の売りが、水を使うということは潤滑剤の要素がありますものですから、掘っている地盤の変化点を気づきづらい。要はオペレーターの感触で、あっ、この辺からかたくなったとか、ここが岩盤ですというような定着する場所がダイレクトにわかるということで無駄な作業もなくなる、または、当初予定していたところよりもまだ弱くて、もっともっと深いところに打っていかなければいけないという施工の確実性があるということからしまして、この工法はとてもよい工法のように私は思います。そういった工法ですので、これは広く有効に使える可能性の高いものだと思われます。  以上です。 ◆森園 委員 技術的なことはわからないんですけれども、これは大変いいものである、そしてまた、お金も安くなるということで大変いい工法だということでよく勉強していただきましてありがとうございます。  最後、これは国土交通省が整備をいたしましたNETISを私もちょっとネットで見てみたんですけれども、新技術情報提供システムというところでこの工法が示されていますけれども、つまり国からお墨つきをいただいた工法であるということでございます。今おっしゃったように九州ですとか近畿ではかなり広くこの工法が使われておりまして、あわせて今、工事費2割と言いましたけれども、高いところですと3割ぐらい安くなる、縮減されている。それにあわせまして、障がい者施設に入る。これはこの課には関係ないんですけれども、そういう三方全部が得をするような工法だと思っておりました。  ただし、この工事の発注者は県ということでございます。ぜひともここらについては八戸市にかかわる工事。先ほど平成29年度は4件あるんだという話でしたけれども、私も実は県に問い合わせをしたりとかしたんです。鈴木副理事のように勉強していただく、前向きな方がなかなかいなくて。ただし、工法については理解をしていただいていました。市からもぜひこういった工法があるんだということを投げかけるとともに、先ほどの防災、また、建設ですとか福祉なんかとあわせて、少し時間はかかるかもしれませんけれども、勉強会なりしていただくように、これも強く要望させていただきまして、終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○三浦 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆高山 委員 私は1問、82番、マチニワとはっちの間の県道横断歩道についてということです。  県道といいましても、あそこは国道だそうでして、県が管轄しているということですが、先ほども第7款の観光の部門でいろいろと中心市街地の活性化、あるいはそこに集客云々というようなことが打ち出されておりまして、多くのにぎわい、まちづくりを目指しているわけです。  それとともにやっぱり考えなければならないのは、人がたくさん来れば来るほど、そこに来る市民の方々あるいは観光客の方々の安全安心なるまちづくり、あるいは防犯的な意味、セキュリティーの問題、いろいろなものを複合的に考えていかなければならないことは至極当然のことであります。ということになると、はっちが開館して、先ほどトータルで約465万人の方々が訪れているということになると、さあ、今度は向かい側に、平成29年から工事着手して、約1年がかりでマチニワができます。そうすると、そこに来た人たちが多くなればなるほどいろいろな面で考えていかなければならないということを痛感いたしました。  というのは、ガーデンテラスがオープンし、先般ブックセンターが開店した日、そのときにはっちのほうで市長と内沼晋太郎さんのディスカッション、トークショーみたいなことが行われました。そのときには私も行って、そのときの皆さんのいろいろな市民の方々の通行量、あるいは時折あの地点を訪れたときに市民の方々がどのような行動をとるのか、見ていました。  そうすると、どちら側からも、マチニワ側からも、はっち側からも、三日町側の横断歩道、十三日町側の信号のあるほうまで行って、コの字型に来る人は余りいないんです。横断する人たちはみんな目の前を通り過ぎるんです、直前横断なんです。これはいろいろな意味でまちのにぎわいをきちんと考えなければならないと思いました。特にマチニワができたならばどうするんだろうということですので、まず最初に、道路行政側として、そこに横断歩道をつくり、要するにボタン式の信号機を設置したりすることは可能なのか。あそこの特性は一方通行ですので、マチニワから見ると、十三日町側の片側だけ見ればいいんです。あるいははっち側から見たら十三日町側、右側の話です。そういうことで、片方だけ注意すればいいんです。両側を見なくていいんです。というようなことで質問いたします。道路行政側からよろしくお願いします。 ◎磯島 道路維持課長 お答え申し上げます。  横断歩道の設置につきましては公安委員会の管轄となります。設置の要望等があった場合、道路管理者と、先ほど道路管理者が県管理の国道ということで委員がおっしゃったとおりでございますけれども、管理者は県でございます。管理者と公安委員会とが協議を行います。内容としては、横断歩行者の数とか、交通量とか、あるいは周辺の信号、横断歩道の有無、状況などを総合的に判断した上で、最終的には公安委員会が決定することとなっております。  以上でございます。 ◆高山 委員 公安委員会と一緒に協議していくのは当たり前のことだと思いますけれども、そこはやはり状況判断ということがいろいろと必要だと思います。例えば、私はいつも交番の後ろのほうの駐車場を使います。そうすると、ちょうどロータリーのところに横断歩道があります。そこは信号機もありませんし、交差点でもありません。あそこを通るときにいつも戸惑うことがあるんです。そうすると、とまってくれる車もあるんです、厚意的な車は。あるいはびゅうっと通り過ぎていって、こちらがちゅうちょしたりするときが何回もあります。そういう意味で、あそこは交通量も多くなってくる、まして今みたいに人の往来が多くなるということになると、やはりそこを見定めて、まちのにぎわいが多くなればなるほどきちんと考えてあげなければならないと思います。ここで道路維持課云々という問題ではないと思いますけれども、そこを十分に考えていただければと思います。  ということで、それを今度は観光面のほうから、まちづくりという観点、視点からお伺いいたします。そういうことで、どうせつくるんだったら、横断歩道もつくってもらいたいという前提で話します。交差点にあるようなあれぐらいの幅の横断歩道ではなくして、私ははっちと同じぐらいの幅、マチニワと同じぐらいの幅、巨大な横断歩道。そうすると、みんなが1カ所に固まらなくていいんです。信号機をつけることによって一斉に出入り。同じ横断歩道でも、おもしろいまちづくりを考えたような横断歩道というのもあってもいいんじゃないかということもありますので、その辺も含めて、では、田湯理事からよろしくお願いします。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 それでは、高山委員にお答え申し上げます。  まず、昨年の12月4日、私も同じくはっち広場におりまして、市長と内沼さんの対談を聞いておりました。ちょうど国道を正面に見ていましたので、数多くの市民の方が安全を確認した上で渡っているというのは目の当たりにいたしました。すごい数でした。そういうこともあっての御質問だと思います。先ほどの公安委員会、道路管理者の協議の件ももちろんそうだと思います。さらには、市民の方の要望がどうなのかという部分も気になるところでございます。それから、中心商店街の方々がまたどう思っているのかということも気になる部分でして、マチニワがこれから整備されることになりますので、そういった視点で私からはお答えしたいと思っております。  まずは、にぎわいにつながることの取り組みは、積極的に取り組まなければならないと思っております。そのにぎわいにつながるという視点で考えた場合、現在第2期中心市街地活性化基本計画では、さまざまな拠点を整備して、それをめぐってもらうということをまず大きな目標として位置づけしております。今回、既にはっちがございますし、ブックセンターもオープンした。その間にマチニワができますので、そこの連携ということだけで考えれば何ら問題はなさそうに思うんですが、中心街に立地して、はっちから、もしくはマチニワからでもいいんですが、近くに大小さまざま商業施設があるわけです。そことうまく連携といいますか、めぐっていただくようなまちづくりということを一方で我々は考えなければならないんじゃないのか。  申しわけございませんが、行きたいからと、余りにもぱっぱっと行って帰る。自分自身もそうですが、買い物に来て、指定の駐車場にとめて、買い物をして帰る。これは私がやっちゃいけないんですけれども、そういった利便性が余り高くなると、我々が目指しているまちをめぐってもらうというところにちょっと反してくるのかという部分が非常に気になるところでございます。  あとは巨大な横断歩道ということでしたが、マチニワの整備をする中で、はっち側にもございますが、歩道の切り下げの予定をしております。これはあくまでも建物の維持管理、例えば中でイベントをする際の荷物の搬出入ということで、どうしても歩道の切り下げが必要になってまいります。そうしたときに、先ほど委員おっしゃられたはっち、マチニワいっぱいの横断歩道となると、その中に車両が出入りする切り下げ部分が含まれてくる。これは御存じなかったからやむを得ないことなんですが、そういったことからいくと、横断歩道の中に切り下げがある。横断歩道という目的で切り下げする分には問題はないんですが、はっちもそうですが、一時的に車両の出入りが生じるところが出てくるのがちょっと課題かと思っておりまして、車両の出入りするところに横断歩道というのは基本的にはなじまないだろうと思っております。ですが、関係法令をきちんと読み解きまして、関係法令を遵守した上で、まずは安全の確保ができるのかどうか。  あとはバス停留所もございます。そことの関係がどうなのかということもまず、今、御提案いただいた部分についてはさまざまな課題を整理した上で、それぞれの課題解決のためのハードルがどのくらいなのかということはこれから検討させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ◆高山 委員 多くの課題があることはわかりました。しかしながら、もう1つの回遊性に対する反語を言います。流動性です。回遊性というのはめぐりめぐってです。もう1つは人の流動性ということです。流動というのは流れ動くなんです。こういうこともやはり視点として考えなければならないと思いました。  あそこの中で一番恐れるのは、さっき言ったように交通面でのいろいろな事故です。多くなればなるほどその危険性が高まるということは至極当然のことですので、その辺のこともきちんと考えてあげなければならないと思います。どうしても回遊性重視とかであれば他の商店街の方々の云々、それは十分わかるんです。みんなが交通法規を守って、十三日町のそれぞれの信号機があるところまで行くのか、横断歩道があるあの四つ角のほうまで行くのかという、その辺のところも考えてみていたんです。先ほど田湯理事がおっしゃったように直前横断というのをあのとき目の当たりにしたと思いますので、その辺のことも十分勘案して、大きな課題であると思いますけれども、よろしく検討していただきたいと思って、それを要望して終わります。 ○三浦 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆前澤 委員 83番から86番まで、時間が押してきているのか、ちょっとわかりませんけれども、少し早目に協力をしたいとは思っております。  まず、本八戸駅通りの整備についてですけれども、やっとこれから何らかの形で見えてくるのかというところまで来た、多分長い道のりだと思います。今は八戸駅になりましたけれども、尻内駅のときからおりれば左遷させられたみたいだというようなことも言われた時代もありました。本八戸駅からおりても、来ると、役所に向かう途中の町並みを見ればクエスチョンマークがつきながら歩いてきているという、私自身もそういう思いでこれまで来た部分が正直あります。これが中心街の駅前の通りかと思いながら、正直理事者の皆さんもそのようにお思いの方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども、今、新しく県道の工事が始まりまして、まだ完成時期は決まっていないようですけれども、それに伴って本八戸駅の従来の通りをどのようにするのかということで、けんけんがくがくやっているみたいですけれども、新年度予算がついております。  まず、新年度の工事内容についてお知らせください。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 前澤委員にお答え申し上げます。  新年度は今年度に引き続きと申しますか、現在の道路から三八城公園のほうに向かう細い道路といいますか、生活道路がございますが、そこの田兼商店の向かいのほうから入っていく部分を70メートルほどの予定で整備する予定にしております。もう少し市役所寄りのほうはもう既に一部今年度も工事しておりますが、新年度は、今度はもう一方の入り口から整備することになっております。新年度につきましては、工事につきましては一応そういう予定が入っております。  以上でございます。 ◆前澤 委員 キャブ化の計画あるみたいですけれども、そこも同じく県道と、新しくできるほうに合わせて全て、先ほどの夏坂委員の話でいけば無電柱化にする予定になっているわけですか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 前澤委員にお答えいたします。  3・5・1号線は県で整備するわけですけれども、こちらからおりていくと、ちょうどおがみ神社のあたりから右のほうに入っていくといいますか、現道が完成後は市に移管されるということになります。それに伴いまして電線共同溝の予備設計というか、詳細設計を平成29年度、予定しております。これはいわゆるキャブといいますか、地下に共同溝をつくりまして、そこにどこどこが使うのかという協議をしながら設計に入ってまいります。その設計をしておかないと、3・5・1号線ができたときにその下からつくってこなければなりませんので、平成29年度には一応そういう準備に入るという設計の業務委託をする予定はしております。  以上です。 ◆前澤 委員 ちょっとわからないところもあるんですけれども、県道のほうは、新しい県道がいわゆるキャブシステム化になるので、その影響があるからやるということですか。私が聞いているのは、余り難しく言わないで、あの通りの電柱をなくして、ちゃんとやるのかということを聞きたいだけの話なんです。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 済みません、そのとおりです。人が歩いて楽しいまちづくりということもあるので、極力電柱をまず避けるということと、車も走行はできますけれども、コミュニティ道路という位置づけをしておりますので、直線ではなくて、蛇行させる。そうすると、やっぱり電柱というのは非常に邪魔になりますので、地下に埋めて、人にとっても、車を運転しても、そういう視認性を高めることに配慮するということでキャブ化を推進していくということになります。 ◆前澤 委員 ありがとうございます。  あとは、そこへ行きますと、地元の協議会というんですか、絵に描いて、このようにしたいというのは見ているんですけれども、そのあたりは当然市もかかわってこういう町並みにしようということで地元の地権者なり、協議会なりの方たちと話がついてあれは張ってあるんですか。それともこうしたいという八日町はまだ張られているけれども、いつできるかどうかわからない。そうじゃなくて、しっかりしたものですか、あれは。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 お答えいたします。  あれは以前に本八戸駅通りのまちづくりで計画したイメージパースを地元の協議会の方々が大きく伸ばして、あそこに張り出したということですので、そもそものパースにつきましては、絵柄につきましては市で以前に地元と協議して策定したということになっております。  以上です。 ◆前澤 委員 セットバックしたり、新しくやっているところももう既にあるわけですけれども、当然民間の方たちの土地ですから、役所がやるのは公共用地というか、道路とか、そういうところしかできないわけですから、どうせやるんだったらパースを見ていると、さまざま視察に行くと景観地区とか、美観地区とか、武家屋敷を保存するので、そういう指定をして、余り手を入れないようにということであります。あそこも何らかの形で通りの建物の色を統一したり、建物をどうこうというところまで踏み込んだ議論というのはあるわけですか。それともまず、役所は公共部門の道路とか、そのような部分だけはやって、あとはお任せということになるのか、そのあたりの考え方はどうなんでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 前澤委員にお答えいたします。  平成23年に内丸地区街なみ環境整備事業計画というものをつくりました。現在はその計画に基づいて、それぞれの地権者の皆さんが建物を改修する、建てるといったときは、その計画にのっとって整備をするということになっています。その中で主なものは、まず、本八戸駅通りを出てすぐ玄関口という意味合いがございまして、おもてなしの心を第一にしようということで、できるだけ建物の前にはベンチを置くとか、坂だから置くというわけではないんですけれども、まずそういったおもてなしをベンチなどで表現しましょう、あとは緑を配置しましょうといった、建物の色まで踏み込んだとか、建物の形まで踏み込んだということは、イメージパースとするとつくってはおりますけれども、そこまでは限定はしていないと。ただ、おもてなしの心は大事にしようというところで今進めているところでございます。  以上です。 ◆前澤 委員 時が来て、それぞれ建てかえるときには、ある程度の規制があるということで理解をしておきたいと思います。JR本八戸駅は一応新しくして、去年だか、おととし、また改装しました。JRの駅前あたりも今は上のほうに上がってくる役所に来る道路のこちら側ですけれども、本八駅前の100メートルぐらいの長さ、あのあたりはもう全くこの計画外の話で含まれない、何も計画がないということですか。今、私が言ったキャブ化とかも含めて、道路の。多分ここの道路というのはインターロッキングか何かの形でこのようになるんだろうと思うんですけれども、その駅に正対したほうの道路はどのようにするのか。裏はもう区画できちんとなっているんですけれども。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 前澤委員にお答えいたします。  あそこは、こちらから向かって左側のほうは多分交通広場の位置づけがあったと思っております。車を駐停車させたりとかという。柿の木があるあたりから右側が多分JRの土地でなかったかと思っていまして、そこは今回の本八戸駅通りの整備の中には含まれておりません。それから、横方向の道路についても、そこは、取りつけに関して若干の整備をしなきゃならないという場合を除いては全体的には整備をする予定には、我々の計画では入っておりません。  以上です。 ◆前澤 委員 ぜひそのあたりもどうせやるわけですから、1カ所だけぱっと華やかになっていて、周りは旧態依然とした景観じゃないほうが誰でも望むものだし、そこはやっぱり話し合いだと思います。財源の問題も同時に出てくるんでしょうけれども、できましたらそのような展望でやっていただければと思います。  最後に、この事業のスケジュールといいますか、県道のほうの3・5・1号線の完成見込みというのもまだたしか聞いていなかったと思うんですけれども、これに合わせて、その後に今の市に移管になるほうの道路の具体的な通りの事業が始まってくるという認識なんでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 前澤委員にお答えいたします。  県の事業ですけれども、最終年度というのは我々もまだはっきりとわかりません。平成29年度は用地交渉を主体的にしたいという話は、先日うちの担当の者が県の担当の方から聞いてまいりました。ここはバスが通っている関係もございますし、一般車両も多いということもございますので、県が先行して3・5・1号線をつくって供用開始をしなければ、市に移管される旧道についての電線地中化工事から始まりますけれども、その工事も着手できないということになります。ですから、状況によって、すぱっとできてから供用開始するのか、一部車道ができた部分から供用開始するのかという部分すらも現時点ではわかりませんけれども、その辺からいくと、県のほうが先行してできた後でないと、市のほうの工事には入れないという状況になると思っております。  以上です。 ◆前澤 委員 できれば、先に美術館ができないようにしてもらいたい。道路のほうが先に。そうでなくても、少なくても同じ時期に。新たな美術館が開館するときに、まだ道路がそのままだったとかということがないように市としても県と十分、私が言うような話ではないと思うけれども、皆さんのほうでは県をきちんと引っ張っていかなければいけないと思います。そのようになると、この辺の言葉で言えばめぐさいです。やっぱり新しい美術館、すばらしいものが多分できると思うので、そのとき道路はそのままで、電線がいっぱいぶら下がっているとかということがないように、財源を含めてしっかりと県とも話し合いをやっていただきたい。これは要望しておきたいと思います。  次に、八戸駅東口に障がい者用の乗降場をつくるということで480万円ばかり盛られております。これはたしか基本計画に沿ってやっていらっしゃると思うんですけれども、どのように整備されていくのか、お知らせいただきたいと思います。 ◎大南 都市整備部次長兼都市政策課長 お答え申し上げます。  ただいま委員がおっしゃいましたとおり、平成27年3月に策定いたしました八戸駅前広場整備基本計画にのっとって整備するものでございまして、現在の東口広場のタクシープールの入り口部分から真っすぐ直進部分に3カ所ほど降車場がございます。そのうちの一番駅舎に近い部分1台分を身障者用の乗降場として整備するものでございます。現在縁石15センチぐらいの段差がございますので、そこをスロープにいたしまして、段差がなく、車椅子が利用しやすい形状に改造するものでございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 そうすると、ロードヒーティングとか、駅に向かって屋根がかかるとか、これはそのようなことまで含まれるんでしょうか。 ◎大南 都市整備部次長兼都市政策課長 ここの場所は現在、シェルター、屋根がかかっている部分でございます。そして、ロードヒーティングにつきましては上の部分を修繕、改良しますので、1度撤去して、再びロードヒーティングのつけかえを行います。  以上でございます。 ◆前澤 委員 済みません、もう1点だけ。これはいつごろやって、いつごろできるんですか。 ◎大南 都市整備部次長兼都市政策課長 工事につきましては、あと少しJRとの協議がございますが、三社大祭ですとかお盆などの繁忙期は避けたいと思っておりますので、その後に着手して、年度内、なるべく早い時期には終了したいと思っております。また、日中は利用者の方がたくさんいらっしゃいますので、夜間の工事になると思っております。夜間の工事で利用者の方には不便のないように進めていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆前澤 委員 直接工事とは関係ないんですけれども、やっぱり障がい者用といっても、一般の方がそこを使って占有するとかいうことがないように、これまでもさまざまな事例がありますので、十分そのあたりも配慮されたものに、どうせつくるわけですから、考えてやっていただきたいと思います。ここはそういう体のハンディキャップと言えばいいのか、別に障がい者ばかりでなくて、高齢者の方でも何でも使えるけれども、一般の方が余りそこだけ利用することのないように。タクシープールのほうですから、そうそう一般の車両が入ってはいかないとは思うんですけれども、そのあたりも考えていただきたいと思います。  次に、長根公園周辺道路整備について、もう何回も聞いていますので非常に迷惑だろうと思いながらしゃべっているんですけれども、特に私から要望としてだけ言っておきます。  桜木町の交差点、何回も私はこの件で皆さんに話はしているんですけれども、あそこの整備、話を聞けば少しはよくなるような工事の話なんですけれども、何とか工夫をして、もう少しあそこで詰まらないように検討していただきたいと思います。それこそ警察ともいろいろ話し合わなければならないし、つくっている図面は当然そちらと話し合いをしながらいっている道路なんだろうと思いますけれども、もう1回少し考えていただきたいと思います。2.5メートルの歩道がずっとできるということで、すばらしくはなるんだろうと思いますけれども、その後に桜木町の交差点と、イベントがあったとき。これから屋内スケートリンクができるわけですから、どれぐらいの方が車で来るのか、駐車場はもう決まった数しか入れない中で運営方法というか、あの辺の渋滞緩和策というのは人員も出ながらやっていかなければならないのかとは思っているんですけれども、もうあそこしかないわけですから、しっかりと考えながら、大きいイベントがあるときに際しての交通渋滞緩和策。新しく道路でもつくって、4車線ぐらいにしたレーンをもう1本つくらない限りはあそこはどうにもならない状況なのは間違いないですから、あとはイベントがあったときに知恵を出して、渋滞がどうすれば起きないのかということをしっかり考えて、数年先に備えていただきたい。これは要望して、終わりたいと思います。  次に、雨水対策についてですけれども、まず、新年度予算で白銀一丁目の雨水対策について財源が盛られております。白銀駅から下がったあたりなのかとは思うんですけれども、この事業計画についてお知らせください。
    ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 前澤委員にお答え申し上げます。  白銀一丁目につきましては、これまでたびたび大雨のときに県道八戸階上線の道路が冠水し、付近の住宅で床下浸水などの被害が発生したところでありまして、県より流末の排水能力不足が指摘され、排水路整備について要望がなされているところでございます。既設の流末排水路は市道に布設され、さらに建物が密集されている地域でもあり、部分的な改修など対応が不十分であるということから、平成29年度は業務委託費をいただきまして、まず、冠水の原因や現況排水能力を把握しまして、排水に必要な断面や排水ルートなどを検討し、その後、その検討案をもって関係の深い青森県、八戸市道路維持課、下水道建設課等関係部署と協議の上、対策工法案を決定するような委託を実施してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆前澤 委員 そうすると、まだどのような工法でやるかというのも全く白紙ということで、どこにそれを最終的に流していくかというのも全く決まっていない状況だということですか。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 御指摘のとおりでございまして、現在の排水路への流入経路にふぐあいがあるような形で、ダイレクトに館鼻の漁港のほうに水が流れるような配置計画になっていない。ですから、そういったふぐあいだとかも含めて調査から始まっていくということでございます。 ◆前澤 委員 去年も台風第10号が8月の末にあって、あちこち冠水したところがあります。今の話のところも一緒なものですから、しょっちゅうなるんです。水がはねて。特にそこに住んでいる方はもっと大変だろうと思いますので、とにかくしっかり原因を探って、そんなに長いスパンで計画せねばならないのかという感じはするんですけれども、しっかり根本のところを解決して、早目に工事を進めて、地域住民が安心して暮らせるようにしていただきたいと要望しておきたいと思います。  次に、江陽一丁目の冠水対策についてでございますが、八戸線の高架下の道路から用水路がある。ずっと用水路でない、排水路と言えばいいのか、それこそ第二魚市場まで続いている排水路があるんです。昔は、我々が子どものころは何もかぶさっていなかったから、あれだけれども、今は全部かぶさっているから、あるのかないのか。有馬動熱工業所の向かいのあたりのちょっとまだふたがされていないところを除けば全部ふたになっているんですけれども、江陽一丁目地内のところが、かつて大雨が降って、床上浸水等があって、今でも降ればやっぱり。大分部分的に改修して、少しはよくはなってきていますけれども、役所でも真剣にこれまで取り組んで計画図とかをつくって、このようにしたいとかということでやってきた経緯がございます。  当然全て、100%そういう災害のないまちづくりというのが理想ですけれども、なかなかそうはいかない。財源の問題もあって、多分あの計画でいけば相当なお金がかかるんだろうと。これは日の目を見るものなのかと思っていたんです。わざわざ皆さんにはつくっていただいて、本当にありがたい話なんですけれども、東日本大震災から間もなく6年になります。あの被害を受けて、L1対応、L2対応ということで、もう全く違うわけです。L1でやるのか、L2でやるのかというのと同じで、雨水対策も完璧を期すのか、余りに大きい被害であればそこまではちょっとあれだけれども、通常の被害は防げるという工法でやるのかによって全然違うんだろうと思います。そこにいる地域住民の方は当然100%自分たちの被害がなくなるような工事をしてもらいたいというのはもう人情で、わかりますけれども、なかなか全てが全てそうはいかない。これは正直願っていても、現実はそうはなっていないわけですから、ここの地域について、もういつだか忘れました。20年近く前か、かつて大雨で床上浸水までなって、大変なときがあったんですけれども、まず同地区の最近における雨水被害というのは皆さんほうで把握していますか。ここ5年とか10年とかというスパンでは。場所がわからないわけじゃないでしょう。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 これまでの冠水の現状ということで、申しわけありません。これも私、把握してございませんので、過去に何かがあるようであればお調べしてお話しするしかないです。私、昨年度からこの職につきまして、確かに昨年8月の段階では何度か冠水しているという報告は受けていますが、それより以前は、申しわけありません、今の状況では存じ上げていないです。済みません。 ◆前澤 委員 わからないくらい、多分そんなに被害がなかったということでいいと思いますので、余り責任は感じなくてもいいです。ただ、そのままにしておけないので冠水対策、周辺地域、江陽一丁目地内の浸水地域の改修についての取り組み、それからまた、もし取り組みがあればスケジュールについてお知らせいただけますか。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 改修計画、これまでの取り組みとか、今後のスケジュールということでお答え申し上げます。  まず、前澤委員がおっしゃる、これまでやはり同じように大雨等で冠水があった事実は確認されてございまして、その原因としましては近隣にありますJR八戸線を挟んだ柏崎地区からの雨水流入面積が広くて、それが流れ込んでくることによって、その下流側にあります江陽地区の道路に水があふれるということがある程度想定されてございました。こちらの水路に関しましても、やはり水路断面が不足するということと、江陽地区においては急激に勾配が緩くなるということから流下能力が不足する。さらに、曲がりとか、そういった水路系統になっており、流れが阻害されて、結果的に水があふれ出ていくような現象がわかってございます。  これに対しまして、関係部署で対策を検討しておりまして、下水道事業が主体となりまして、雨水管設備設置のための調査と設計業務を平成27年、平成28年と2カ年である程度のめどを立てて進んでおりました。ところが、その結果、雨水管の配備にほかの地下埋設物の移設とか道路の開削など、そういった作業をするのにかなり膨大な費用がかかる、時間もかかるということで、財政のほうといろいろ相談しながら、また、ほかに代替案がないのかどうかというような相談が実は港湾河川課には平成29年の1月、2カ月前にありました。私もその会議には出させていただきましたが、下水道のほうでの先ほど言いました平成27年、平成28年で検討した具体的な費用は概算でおおむね2億円かかると。既存の水路からショートカットしたような形でやれば、下水道のほうの試算によれば1400万円ぐらいでいけるだろうという試算がなされておりまして、結局2億円かけるのか、1400万円かけるのかといいますと、やはり経済的な方法でやればいいんじゃないのかという判断になりそうなんですが、これもまた、具体的な詳細な勾配ですとか流入、受け入れ側のやつまで全部を検討した上で1400万円というお金でできるかどうかをやったものではございませんので、果たして下水道でやるのか、または港湾河川課のほうで担当して水路でやるのかというところが今後の検討を行った上で取り組んでいくことになろうかと思います。  以上です。 ◆前澤 委員 この件を一番最初に取り上げてから、もう10年以上はたっているんです。簡単に言えば、結局検討してきた時間が10年以上たっている。今の話を聞いていると、また検討するということで、あと10年だと言っていますけれども、こういうのももうきちんとやらないと地元住民の皆さん、たまたまかつてのような大被害がここ10年以上なくて、多くても床下浸水ぐらいで済んでいるのでこうなっていますけれども、皆さんのほうでどのような形で記録をとっているかわからないけれども、1回そういう大きい被害があったところは間違いないわけです。  かつてここにおりました苅田先生の苅田会館の向かいのほうの一帯の地域です。あのあたり、私も何時間かいて、降っている最中に床上になったうちの方のところに行って、あそこで水かきをしたんです。自分でいつだったかというのはこのごろしっかり記憶にとどめられなくなってきているから、自分でも情けないんだけれども、10年以上はたっています。20年はたっていない。それぐらいの中で結局何も進んでいないということです。やっぱり怠慢だと思います。どこかで何かをしないとこれは解決しないと思いますので、あの当時を見れば、排水路に流れていくところに翌日になったらすごい木がたまっていて、これが塞がって、水が排水路に流れなくて、あふれたのだという説明を受けたんです。だから、そういう流木なりがそこにたどり着かないような、方法は、私はプロじゃないからわからないけれども、何とかすれば、そんなにお金をかけなくてもできるんじゃないか、自分の頭ではそう思ってはいたんですけれども、今、2億円か、1400万円かということ。L1対応か、L2対応かという比べられないけれども、それでできるのであればやったほうがいいんじゃないかと思います。まず、現状では承っておきますけれども、もう1回副理事の決意をお聞きしたいと思います。 ◎鈴木 建設部副理事兼港湾河川課長 下水道からの提案がまさにその金額等で妥当なのかどうかも含めた検証も行いまして、また、白銀の方法と同じように流路系統とか排水能力、そういったものがどこかに弊害を起きないかどうかの検証をするための委託をまず出しまして、まさに今2割イコールぐらいの費用でいけるのであれば、またこれは財政のほうにかけ合って、2億円よりは安いので、では、水路のほうでやりますという形で働きかけたいと思います。  以上です。 ◆前澤 委員 私はこうやれと言っているわけじゃありませんので、あくまでも検討して、どういう工法でやるかというのは皆さんにお任せをします。  ただ、いつまでもこういう懸案を残したままいかないで、やっていただきたいと思っております。これは要望をしておきたいと思いますので、適宜状況をこれからお聞きしたいと思います。時々ですね。  最後に要望なんですけれども、今、私が言いました排水路の話。ずっとまず、第二魚市場の下を通って、どっと抜けているんです、あれは。江陽中学、八戸工業のほうからずっと来て、一番もとはどこだったか、私はちょっとわからないんだけれども、ふたをあけてみなければどういう状況になっているのか。昔は本当にきれいな川というか、排水路だったんです。私が子どものころは。今はどのようになっているんだかわからないんだけれども、そこにさまざまなものが堆積したりしていれば、容量も狭くなっているんだろうし、1回どういう状況なのか。多分皆さんのほうではやっていらっしゃると思うけれども、ふたをすれば見えないですから、もう何キロメートルとふたをされているから中がわからないわけです。ラピア、江陽小学校の近くのところにはふたがないところが100メートルか、200メートルぐらいありますから、そこを見ているのかどうかわかりませんけれども、しっかりと、まずはいざというときに流れなかったということがないように中を、今ふたをした下の排水路がどういう状況になっているのか、点検をしていただくことを要望して、終わります。  ありがとうございました。 ○三浦 副委員長 暫時休憩いたします。         午後3時20分 休憩    ────────────────────         午後3時35分 再開 ○小屋敷 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第8款土木費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 通告してあります1点につきまして伺います。  花小路の整備等についてということで、新年度は花小路整備支援事業費として59万4000円が計上されております。  そこで、説明のところで基本設計等に対する助成等となっておりますので、この中身についてお知らせください。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 伊藤委員にお答えいたします。  この費用の中には、基本設計費として、補助率2分の1に相当する部分で30万円の花小路分に向けての予算計上をしております。  以上です。 ◆伊藤 委員 そうしますと、あとの残りの部分はどういった……。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 済みません。残りの部分でございますが、平成29年度のまちづくり協議会のための活動費10万円、それで40万円になるわけですが、この中に本八戸駅通り地区まちづくり協議会に対する活動費も予算の関係で一緒に組み入れまして、合計50万円となっております。  以上です。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。ようやく今年度、全面開通という花小路になりまして、いよいよ整備が進むのかと楽しみにいたしている一人でありますけれども、これは特に花小路に面した商店街の方たちも長年の懸案であり、これからの地域の活性化、また、中心街の活性化としての一つの場所として、その進展についてちょっと窓が開けたかという感じがしているという期待感があるようです。それで、今年度基本計画づくりをされるわけですけれども、こちらはどういった体制で計画がつくられていくのでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 今年度、八戸工業大学の皆さんの御協力を得て、設計の基礎となる平面図、縦断図、横断図といった基礎的な資料をつくっていただきました。さらには、現在の課題となる部分。先ほどもちょっと申し上げましたが、暗いですとか、あと統一感を持たせたほうがいいとか、学生らしい視点での、提言まではいっておりませんが、そういうまとめまで来ております。新年度の予定といたしますと、基本設計ということで、地元の協議会と連携を図りながら、どういった整備をしたらいいでしょうという、具体的には段差の解消ですとか、統一感を持った表層の整備ですとか、そういったことを地元の協議会の皆様と工業大学の生徒が協議をしながら、実際の事業費まで設計に上げるというところが平成29年度の予定となっております。  以上です。 ◆伊藤 委員 そうしますと、これは具体的に実施計画というものも同じ体制でつくられていくんでしょうか。その辺は、今後の事業の進め方、そしてまた、スケジュール、それを進めていくときの整備体制をお知らせください。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 伊藤委員にお答えいたします。  平成29年度は学生が基本設計を行うということで、下半期からの予定になっております。下半期で地元と協議して取りまとめまでという予定になっております。その後、平成30年度に入りまして、実施設計といいますけれども、具体的な設計を行い、早ければ平成30年度後半から現地の花小路の整備に入りたいという予定で地元の協議会とは話し合いをしております。  以上です。 ◆伊藤 委員 そうすると、実施設計は、基本設計をつくるときと同じような体制で進めるということでしょうか。もう1回確認。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 学生がどこまで可能かという部分もございますが、地元のコンサルの方からアドバイスをいただくということで基本的に進めておりますので、できれば、その学生がやれるところまでやっていただきたい。そのことがまた、学生の自信にもなりますし、経験にもつながると思っております。  ただ、どこまで可能かという部分についてはこれからの協議になりますので、そこのところは、現時点では、まだはっきりと決まっていないと申し上げるしかないと思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 先ほどの第7款で緑と花の植栽ということでの花小路の進め方、そこからまずスタートしていくということでしたけれども、そういったあたりでの考えをこの中に入れていくんだとすると、やはり今言っていただいた体制の中にそういう関係者の方も入れていただいたりとか、あるいは意見を募って、その中に盛り込んでいくとか、そういうあたりをしっかりやっていただかないと、もちろん緑があったらいいという御意見も出ていたから、そこは期待するんですけれども、やはり専門的な、そちらのほうの専門性を持った方にぜひお入りいただいて、御助言をいただきながらいいものをつくっていただきたいと思いますが、その辺、いかがでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 来年度行う基本設計の中でそこは具体的に検討しなければならないし、ある程度の方向性、具体性を持った基本設計ということにしていかないと、次の実績には結びつかないものですから、来年度、できるだけそこの部分は具体的な積み上げをしなければならないと思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 具体的な積み上げをするために、ぜひ専門性を持った方を入れていただければと、これは強く要望しておきます。  いよいよ予算の部分も、事業費の部分も見えてくるとなったときに整備が始まるわけですけれども、この事業費についての考え方はどのようになっているんでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 伊藤委員にお答えいたします。  ここには将来的には、平成30年度の実施設計からは国の補助金を導入したいと思っております。ですから、実施設計にかかる費用、整備にかかる費用には補助金を入れたいと思っております。  ただ、国の補助金が満額来ていない状況ですので、その辺のやりくりは出てくるのかと思っております。それから、地元の負担というのも当然出てまいりますので、余り立派な整備となると地元の負担も多くなるということもございますので、来年度行う基本設計の中で積算をある程度、概算設計をするわけですけれども、その中で地元としても負担できる範囲を十分に協議していかなければならないと思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 国の補助金、地元負担が多くないようにいただければいいと思うんですけれども、その地元負担につきましては、私もいろいろ関係する方々から御意見をいただきました。複数の地権者の方々がおられて、なかなかその辺の考え方が統一的ではないという現状があるわけです。それはなぜかというと、これまで六日町をいかに活性化させていくか。もちろん中心街の活性化ということでも、特に六日町の商店街の皆様方というのは非常に頑張り屋というか、自前でいろいろなイベントを仕掛けて、そして活性化を図るという自助努力を相当してきているんです。いろいろやっていて、これ以上もう無理だというところまで費用的な負担について非常に悲観的というか、もう限界だという地権者の方もおられるようです。  そこで、全体の整備事業費という額はどの程度がいいのかということはこれからの検討になるかと思いますけれども、もう一方では、やはり市として、あそこは何道になるんですか。公道になるんですか、それとも私道でしょうか、そこを明らかにしてください。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 伊藤委員にお答えいたします。  私道になります。ですが、24時間、市民の人が使っているという紛れもない事実がございますので、公道とは言えませんが、実際使われている状況を見ると、もうほぼそういう状況になっているということは、やはり誰しもそう思っていることだと思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 そうなんです。やっぱり私もとても便利に、そこの横丁が好きなものですから、しょっちゅう通っているんですけれども、そういう意味では、私道とはいいながらも、公道的というか、本当に公に近い道路であり、しかも、マチニワとガーデンテラスをくっつける接着のような通路にもなるわけです。そういう意味では公道としてという、準公道的な扱い方をしながら整備に関する市の持ち分というものを考慮していただきたいと、これは強くお願い申し上げます。ここではまた、どうもお答えいただけないところかと思いますけれども、ここはお含みおきいただきまして、何とか整備がうまくいくように。そしてまた、地元負担ということが全面に出てしまうと、では、負担できる金額はということで逆算していって、事業の中身が非常に貧弱になるということでは、どうせやるからにはきちんとやってほしいと思う立場からすれば、半端にならないようにということを懸念するわけなので、ぜひともそこは、そのことを第一義的に、全面的にということではなく、やっぱりどうあったらいいのかというところを全面に出しながら整備の方向を決めていただければというお願いをしておきたいと思います。  これからマチニワが整備されていくかと思いますけれども、私はマチニワの整備と一体化させてやっていただきたいと思いますので、つなぎの部分で違和感のない整備というか、基本計画の中にもそういうことをうたいながらやっていただきたいと思うんですけれども、ガーデンテラスとマチニワとをつなぐ花小路としてはどのように整備のあり方というものをお考えになっていらっしゃいますか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 伊藤委員にお答えいたします。  現在、ガーデンテラスでは花小路部分、江陽閣の部分の敷地については整備が終わっております。先ほども申し上げましたが、花小路自体の統一感を持たせるということは、やはり後発で出ますマチニワの工事におきましても、ガーデンテラスで整備したものとやはり統一感を持たせなければならない。材料を一緒にするか、色ぐあいで統一感を出すのかという部分にはなってくると思いますけれども、そこは十分に、極端に違うものとならないように、できれば同じもので整備したいと考えております。  以上です。 ◆伊藤 委員 ありがとうございます。  そうすると、もう1つ、花小路のところにちょうど十字路になるみろく横丁があります。あそこの通路の整備にはちょっとこだわりがあって、できるだけ環境に優しい素材を使ってやってきておりますが、その辺のみろく横丁の関係の方々との協議もとても大事なところになるのかと思うんですが、その辺の考え方はどうでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 伊藤委員にお答えいたします。  今お話しのありましたみろく横丁の舗装に対するといいますか、あそこのコンセプトはというと、環境に配慮したということがございます。  ただ、花小路全体で見ますと既にコンクリートのたたきを打っているところもございます。30センチ角の歩道板を並べているところもございます。といったところで、全体的に環境に配慮した整備ということは今現在、話の場では出ていなかったと思っております。ですが、やはり全体的に統一感を持った整備の仕方をしましょう。しかも、段差を極力なくしましょうということを大きな柱として今後進むんだろうと思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 これからの整備ですので、できれば基本計画の中に環境に配慮したというのはやっぱり入れていただきたい。それもまた、呼び水になると思うんです。今のみろく横丁で使っているもの以外でも、環境に配慮した路面の資材というものはいろいろあります。そして、カラー的なものでも、素材だけではなくて、さまざまにできるようなものもありますので、その辺は研究していただいて、ぜひ使うものについては環境配慮ということも考えていただき、この基本計画の中にもそれをうたえるような方向を持っていただけたらという御要望をしたいと思うんですが、ぜひよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○小屋敷 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆寺地 委員 通告外ですけれども、さきに一般質問した湊地区と小中野地区のまちづくり調査費が計上されておりますので、若干そこに触れてみたいと思います。  116ページの委託料の測量等委託料の中に入っていると先ほど伺いましたので、その中で湊の魚菜市場を中心とするまちづくりに対する調査、小中野のD棟の市場周辺に関する調査ということで、2本立てのものが1つになっているような感じですが、その2500万円の内訳といいますか、どのように調査を配分するなり、実施をするに当たってどのような形で実施するのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 寺地委員にお答えいたします。  場所的には陸奥湊駅の周辺とD棟付近ということですが、いずれも特徴的なものの整備といいますか、ソフト的なものを打ち出していかなければならない中で、連携中枢都市圏をにらんだ周辺の町村まで調査対象とするということは、陸奥湊駅にとっても大事な部分でもございますし、D棟の観光施設ということをにらんだときでも、それは両方に共通しているものと思っておりますので、2500万円の中で、例えば100万円がこちらとか、200万円はこちらとか、そういうことではなくて、あくまでも一緒の調査の中でそこをうまく調査結果の中で振り分けしたいと考えております。  以上でございます。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。我々は一般質問の中でも申し上げてきましたけれども、どちらかというと、これまで中心商店街にさまざまな計画や中心商店街のまちづくりということで重点的に進めてこられていましたので、小中野、湊地区、古い市街の中にあっては、やはり高齢化や都市としてのさまざまな問題があったわけでありまして、その辺に目を向けていただけるということは大変ありがたいことで、この調査の内容をしっかりと見詰めながら、地元地域としましてもその調査に協力をしながらまちづくりを考えていきたいと思っていますので、ぜひ実りある調査となりますよう推進していただくように御要望して、終わります。  ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 今の寺地委員の質問にも関連することと思いますけれども、第6款で魚菜市場のことと、湊町の活性化ということで取り上げて質問してあったんですけれども、魚菜市場も含む柳町通りというんでしょうか、本町通りというんでしょうか、こちらのほうのこれからの計画、活性化ということでどのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思っています。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事兼まちづくり文化推進室長 今回は陸奥湊駅前地区周辺とD棟付近ということで調査をいたしますが、以前に湊地区まちづくり事業基本計画を策定しております。その際には新井田川河口両側を含め、湊本町、陸奥湊駅前、さらには館鼻公園まで一体的な整備ということを計画の中で位置づけしております。その中で拠点整備をするところは館鼻公園、陸奥湊といったところがございます。まちづくりということですので、それらを観光客の方にめぐっていただけるような整備をしましょうということがその基本計画の中でうたわれておりまして、その計画に沿って現在は進めていると我々は認識しております。  ただ、それぞれのスピード感がございまして、まだ手がつけられていないというところもございますけれども、一応その計画に沿って進めていると思っております。  以上です。 ◆田端 委員 意見を申し上げます。  柳町通りの商店街と河口はとてもにぎわったところで、人通りが多かったんですが、最近はシャッターが閉まったり、廃業するところも出てきたのか、一時期からは後退したように思ってきました。それで今回は湊体験学習施設ですか。もとの測候所の跡地。これに6600万円ほど盛られていますけれども、地元の皆さんは館鼻公園を含めた、ただいまの答弁にありましたように観光と一体になった視野で進めていただきたいということ。  私は、湊や陸奥湊というところは特別な風情があるまちだと。中学生が心に残るような俳句、短歌ですか、「みなと 魚のにおいと 人の声」というのが一言であらわしているところだと思っていました。また、景観というのもそのまちの歴史、顔となるものかと思っています。今回の計画は地元の皆さん、関係者が本当に待っていたことだったと思いますので、地元の皆さんの要望に沿った方向で進めていただきたい。意見要望を申し上げて、終わります。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小屋敷 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第8款土木費並びに関連議案第54号及び第55号の質疑を終わります。  第9款消防費並びに関連議案第50号の説明を求めます。 ◎前田 財政課長 それでは、123ページをごらん願います。  第9款消防費について御説明申し上げます。
     平成29年度の予算額は30億903万円であり、平成28年度と比較いたしますと13.6%の減、4億7490万7000円の減額となるものでございます。減となる主な理由は、沼館地区津波避難ビル整備費の減によるものであります。  1項1目常備消防費は、19節の八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金などでございます。  2目非常備消防費は、消防団事務委託料でございます。  3目水防費は、13節の水防計画書作成等委託料、新井田川、馬淵川の水防センター指定管理料が主なものでございます。  4目災害対策費は、防災対策及び防災訓練に要する経費でございますが、1節報酬は、沼館地区津波避難ビルの館長及び非常勤主事の報酬を新たに計上するほか、11節需用費は、災害用備蓄品である毛布購入に係る消耗品費、124ページにわたりますが、津波避難ビルの光熱水費、防災行政無線に係る修繕料、13節の老朽化した標識を全国的に標準化された表示に更新する避難所標識設置等委託料、19節の県防災ヘリコプター連絡協議会負担金、自主防災組織の資機材購入への助成である自主防災組織育成助成補助金、活動費に対し新たに支援することとした自主防災組織活動支援助成金が主なものでございます。  以上で第9款消防費の説明を終わります。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 それでは、議案第50号八戸市津波防災センター条例の制定について御説明申し上げます。  議案書では61ページになりますが、お手元にお配りした資料により御説明させていただきます。  まず1、制定の理由でございますが、現在、沼館地区に整備中の津波避難ビルについて、公の施設として設置し、平常時の機能及びその管理について必要な事項を定めるためのものでございます。  2、条例の主な内容について申し上げます。  (1)名称及び位置でございますが、名称は八戸市津波防災センター、位置は八戸市沼館四丁目6番19号でございます。  (2)使用等の手続きに関する事項では、①使用の許可及び条件、②使用の制限、③使用条件の変更等の項目を定めまして、施設の使用に関して適切な貸し出し事務が図られるようにいたします。  (3)使用料でございますが、市内の公民館や水防センターなど集会等に供する公の施設の使用料を参考といたしまして、同等の使用料額で表に記載の額で設定いたします。  (4)その他の管理に関する事項といたしましては、使用料の還付、減免、目的外使用等の禁止、秩序保持、入館の拒否等、使用者の原状回復義務、損害賠償等について定めることといたします。  3、施行期日は平成29年5月1日とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆冷水 委員 私から、88番、自主防災組織育成及び活動支援等についてお伺いをいたしたいと思います。  自主防災組織に対する防災資機材の支援事業は平成27年度で終了しているわけでございますが、その事業終了後も自主防災組織等が設立されているのではないかと思っております。事業年度までに設立された自主防災組織数を改めてお聞きいたしたいと思いますし、平成28年度に設立されました自主防災組織数が幾らあるのか、それらを含めて組織率が今の段階で幾らになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 冷水委員にお答え申し上げます。  自主防災組織でございますけれども、平成29年2月末現在、婦人消防クラブを含めまして、組織数は77団体、組織率は83.1%となっております。平成28年度に設立した団体は、本鍛冶町自主防災会と金浜地区自主防災会の2団体ございます。  なお、平成28年4月1日現在、参考までに平均の組織率、全国は81.7%、青森県の平均が46.5%となっております。  以上で説明を終わります。 ◆冷水 委員 当市の組織率は83.1%ということですから、全国平均よりも上回っておりますし、きょうの新聞報道では県の組織率が今お話しされましたように46.5%ということで、東日本大震災等の被災地域でもございまして、そうした自主防災組織の設立に関する意識は非常に高いものだということがよくあらわれているのではないかと思います。  ただ、私が一番懸念しているのは、ややもすると資機材を整備したことによって大体目的が達せられたというふうな感じ方をされているとすれば、やはりこれはかなり問題があることではないのか。資機材そのものが私たちの災害を防いでくれるわけではなくて、一旦災害が起きたときには、それらを活用して地域住民の安心を守ることですから、やはりふだんからの活動なり、災害に対する意識啓発が非常に大切だと思っております。  そこでお聞きをいたしたいんですけれども、77団体あるというお話でございましたが、設立されている防災組織はどういう活動をしているのか、あるいは全く活動をしていない、資機材を購入しただけでもう終わっている組織もあるのかどうか、その辺について、把握している限りで結構でございますが、お知らせください。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 この77団体の自主防災会、婦人消防クラブも含んでおりますけれども、自主防災育成助成補助金をいただいて資機材を整備している団体数は、対象団体は56団体がこの資機材の対象団体となっております。その中で、平成28年度までにこの補助金を活用して資機材を整備した団体は39団体となっております。  活動状況でございますけれども、自主防災組織では防災訓練や研修会、また、地域での図上訓練等の活動をしておりまして、平成28年度でございますけれども、2月末現在で33団体が防災訓練等の活動を累計で42件ほど実施しております。参加している地域の住民は約6000名でございます。訓練の内容につきましては、自主防災活動が活動する地域を管轄する消防署と相談しながら進めておりまして、避難誘導訓練のほか、津波浸水想定区域では主に津波避難訓練を、住宅密集地域では主にバケツリレーによる消火訓練や倒壊家屋救出訓練などをそれぞれ地域の特性に合わせて訓練を計画して実施しているところであります。  なお、自主防災組織の活動は、平日におきましては、防災訓練の実施、防災知識の啓発、防災巡視、資機材等の共同購入等、災害時は消火、住民等の避難誘導などを活動として行っているところでございます。  以上でございます。 ◆冷水 委員 資機材の支援事業を受けている団体が56団体あると。その中で平成28年は33団体が研修会なり、防災訓練なりという活動をしていると。そうすると、約20団体強が資機材購入をしただけで活動していないという考え方でいいのか。もしそうだとすれば、やはりそういった啓発活動なり防災訓練なりにどういう形で誘導していくのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。  東日本大震災でも非常に甚大な被害が宮城とか岩手のほうで発生したわけですけれども、あのような大きな被害が起きたということは、ちょっとたとえが悪いのかもしれませんが、オオカミ少年の話があります。いわゆるなれがあって、大したことないんだろうという意識があったことがその後の検証結果でも言われておるわけです。ですから、まさしく風化させないということはそういうことで、常に意識の中で何があってもこうしようという心構えがあれば、かなりそういった災害を防ぐことができるんだと私は思っております。ですから、そういう意味では活動の誘導等も必要だと思うんですが、その辺についてお考えがありましたらお聞かせください。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 お答え申し上げます。  まず、先ほど私が説明した中で再度補足で説明させていただきますけれども、56団体というのは補助対象となる自主防災会ということでして、実際に整備している団体は39団体でございました。ですので、現在まだ資機材の整備を受けていない団体となると17団体ということになります。先ほど今年度2月末までには33団体がやっているということでお話ししたんですけれども、今月に入って今週末には3・11ということで、この日に合わせて今年度また、いろいろと訓練等を計画したり、その後、研修会を予定している団体もございますので、若干ふえるかとは思いますけれども、一応この56団体につきましては、ことしはやらなくても、日ごろから自主防災に関する活動はやっていただいていると理解しているところでございます。  この56団体が中心となりまして、実は八戸市自主防災会連絡協議会というのを設立しております。この協議会ですけれども、平成27年3月に設立したところでございますけれども、自主防災会相互の連携を密にしまして相互の連絡調整を図ることにより、地域の防災体制の充実強化に寄与することを目的にして設立しております。この組織においては年に1回総会、また、役員会とかを通じていろいろ活動して、自主防災だよりの発行や自主防災会で保有する資機材の情報の共有とか、隣接する地区での合同訓練の実施、研修会の実施などということで連携してやっているところもありますので、こういう会議を通じまして、八戸市全体として防災力の強化につなげていきたいと考えているところでございます。 ◆冷水 委員 ちょっと私の理解の仕方が悪くて、39団体のうち33団体が研修会をやっているということであれば、かなり率的には高いのかという理解をいたしました。  それから、連絡協議会ができたということは私も聞いておりまして、大変いいことだと思います。やはり自分たちで経験することはそんなにできないので、その人たち、その団体から聞いたいろいろな経験を生かしていくということも大事なことだと思いますので、それはそれで大変結構なことだと思います。  ただ、私が今まで補助事業等で、これは防災だけでなくて、いろいろな資材を買っているところを見ているんですけれども、割と粗末に使っているというんですか、備品台帳とかが整備されないまま、何年かたつと、あれっ、どこへ行ったということで、借りていったものが返ってこなかったりとか、そのようなことが非常に旧南郷村時代からあります。恐らく旧八戸市の中でもそういう側面があるのではないかと推察されるわけですので、行政できちんと管理しろと言うことまでできるかどうかは別にして、一旦買ってしまえば、当然その組織で管理していくのが当たり前なわけです。  ただ、せっかく税金なりを投入して買ったものが粗末に扱われたり、あるいはどこに行ったかわからないということになれば非常に困るわけですから、できればそういう部分についても指導と言えばいいのか、どういう表現をすればいいのか、ちょっとわからないんですが、やっぱりそういうこともいろいろな情報交換という中でどういう管理をしているんですかと。いい管理をしている組織があったら、そういったところを連絡会等で講評したりとかいうふうなことをやっていければいいということで、ここは答弁は結構です。ぜひそういう方向で進んでもらえればありがたいと思っております。  56団体が組織されている中で、39団体だけしか資機材の支援事業をやっていないということで、そうすると、ことし新たに自主防災組織を対象とした活動助成金のほかに、自主防災組織に対する資機材整備、防災活動に対する助成ということで、いわゆる資機材を導入していなかった組織に対して資機材整備を応援しようという意識だと思うんですが、その辺についてもう少し詳しく、それから、活動支援助成金というのはどういった活動に対して支援されるのか、もうちょっと具体的にお知らせいただきたいと思います。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 まず、自主防災組織の資機材等の購入に対して助成する補助金につきましては、平成29年度も引き続き事業として継続してまいりますので、残っている団体で整備していただければと思っているところでございます。  続きまして、新たに設置します自主防災組織活動支援助成金は、自主防災組織が行う訓練等の活動を補助し、自主防災組織の強化を図るため、規約、防災計画、組織図等により、平常時及び災害時における活動を明確にして新設立の届け出を行った自主防災組織の活動に要する経費の一部を支援する制度であります。この助成金の補助率は対象とする事業経費の100%とし、助成金額は1団体5万円を上限としております。この対象として、今お話しした規約、防災計画、組織図等により、平常時の活動を明確にして、設立の届けを行った団体というのは先ほどの補助団体と同じで、現在は56団体が該当になると想定しております。  以上でございます ◆冷水 委員 では、最後に1つだけお伺いしたいと思うんですが、この活動助成に対する要請は防災組織のほうから、このような助成があればいいという要望があったのか、あるいは少し活動に対するてこ入れをしたいという行政側からの発想なのか、そのことだけ教えていただいて、私の質問を終わりたいと思います。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 この制度のきっかけとなった要望があったかということでございますけれども、自主防災組織が実施する防災活動は、年々防災訓練や防災研修会、あと地域では防災マップ等も作成しているところであります。これが年々増加しているということもありまして、自主防災組織の活動に要する経費の一部を支援して、防災活動を継続的にやっていただいて、地域の防災力の向上を図りたいということをまず考えたのが1点と、先ほど冷水委員からもお話がありましたが、自主防災組織が実施する防災活動に対してこれまで助成してきました、元気な八戸づくり市民奨励金の災害に強い地域づくり応援コースが平成27年度で廃止となりました。こういうことから、それにかわる助成制度を求める声が各自主防災組織からありましたので、こういう声も踏まえて、今回の制度を実施することとしたものであります。  以上でございます。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 では、89番の野場屯所の建てかえについて質問いたします。  まず、長野県の防災ヘリが墜落して、9人全員が死亡するという大事故がありました。八戸からも関係される方がいると聞いておりますが、お見舞いを申し上げます。青森県の自主防災ヘリも今回の事故を起こしたヘリと全く同型と聞いておりますけれども、このような事故が起こらないことをまずこれからも願っていきたいと思っています。  野場屯所のことですけれども、地元から、関係者から要望が出されております。ことしは市川の尻引の屯所が建てかえ移転になるという3360万円ほどが計上されていますけれども、今後の市内屯所の建てかえの予定ということで計画されているところがあればお聞きしたいと思います。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 田端委員にお答え申し上げます。  今後の屯所の建てかえ計画があるかということでございますけれども、先ほど委員からもお話があったとおり、今年度につきましては市川分団の尻引屯所の建てかえを予定しているところでございます。この屯所の建てかえですけれども、建築から60年以上経過し、老朽化が著しいことに加えて、隣接する市川公民館用地の一部に立地しており、同公民館の駐車スペースを圧迫していたことから、同屯所を建てかえることとしたものでございます。  これまでの消防団の屯所の建てかえにつきましては、公的な市道の改良事業で支障となるとか、県道改良事業により屯所として使用していた生活館が支障となったためとか、そのような理由で建てかえをしてきていることから、現在消防団屯所の建てかえ計画というものはございません。他の公共事業等により支障となった屯所についてのみ、これまでは建てかえを行ってきたのが現状でございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 まず、屯所といっても、真新しいところもあれば、いつ建てられたのかという屯所もあるように見てきましたけれども、築60年以上というのが一つの基準になると。また、公共事業がかかった場合ということですけれども、野場屯所は建築から60年以上が経過しているということを聞いていました。あと敷地がとても狭くて、もう余裕がないと。  それから、ここは、どのような関係かわかりませんけれども、2階を生活館として使ってきた経緯があります。それで消防の屯所としてはとても狭くて、消防車が入るだけで、あとは余裕がないというところと、トイレがないと言うんです。あと給排水がとても不便で、2階の生活館のほうを使っていると。また、電源も屯所にはなくて、こちらも生活館から電源を引いて使っていると聞いていましたので、こちらの調査もしていただいて、建てかえの検討をしていただきたいという意見要望を申し上げておきます。  また、市内には多数の屯所がありますけれども、こちらは、築年数とか、機能とか、そういうさまざまな意見があると思いますけれども、調査は行われているんですか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 お答え申し上げます。  屯所の経過年数でございますが、個々の屯所について足を運んで実態調査というのは行っておりませんけれども、経過年数等については把握しておりまして、現在50年以上経過している屯所数は24、40年から50年が16、30年から40年が22、20年から30年が16、10年から20年が9、10年未満が3というのが現在の屯所の状況でございます。 ◆田端 委員 野場屯所に限ってのことですけれども、地域の防災、火の用心、町内を見回るとか活発に活動しているようです。地元からの、また関係者からの要望ですので、調査をして、建てかえの方向で検討していただきたいとお願いして、終わります。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆苫米地 委員 私から、90番と91番、123ページ、9款1項の津波避難施設の役割等ともう1点、自主防災組織育成助成補助金の対象についての2点をお願いいたします。  まず、1点目の津波避難施設なんですけれども、123ページに津波避難施設館長報酬、そして、その下に非常勤主事報酬と計上されています。この津波避難ビル、地域の方々も待っていたということで、さっきニュースに流れていたので、ああ、よかったと思っていますけれども、館長、主事の勤務時間だとか勤務体制についてどのように考えているのか、お聞かせください。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 お答え申し上げます。  まず、条例案も提出しておりましたけれども、八戸市津波防災センターの施設の概要を含めて御説明申し上げたいと思います。  まず、八戸市津波防災センターでございますけれども、施設機能としては、津波避難施設の機能と平常時の機能という大きく分けて2つの機能を持って運用することになります。  津波避難施設機能といたしましては、これは建設した目的でございますけれども、大津波警報発表時に沼館地区の避難困難地域内からの逃げおくれ等のため、避難対象地域外に避難することができない方が緊急かつ一時的に避難し、被災から逃れるための施設で、2階の居室及び屋上を避難スペースとして877名を収容することと計画しております。  平時の機能といたしましては、施設の有効活用を図るため、平常時は防災活動の場として防災に係る研修等に使用するほか、一般の貸し館としても貸し出しをいたします。  施設の概要でございますけれども、居室、避難スペースを設置する2階の床面高さは、最大クラスの津波想定の浸水深がこの場所は6.96メートルとなっておりますので、これに余裕高4.0メートルを加えた10.96メートルに設定し、津波からの安全性を確保しております。また、照明、採暖等、避難時の最低限の電力を確保するため、屋上に非常用発電機を設置いたしております。  主な部屋ですけれども、研修室AとBということで2部屋、大きな2室を準備しておりまして、そのほかに調理室や備蓄庫、管理人室と避難所となりますので、避難のときには授乳施設や幼児室に使えるような小さい部屋を準備しております。駐車場は89台でございます。エレベーターは15人乗りで設置しております。  運営方針といたしましては、一応予定といたしましては休館日は毎週月曜日と年末年始を考えておりまして、開館時間は午前9時から午後9時までと考えております。この開館時間に合わせまして、交代制で御質問のありました館長と非常勤主事の方3名を交代で時間をずらして勤務していただくことで考えております。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。非常時はもちろん避難ビルとして、平常時は公民館のようなイメージで使えるということだと思います。そうすると、非常時、平常時の館長、主事の役割というのはどうなっていますか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 平常時は普通の貸し館と防災活動の場としても利用していただくということですので、そういう防災活動とか何かがあったときにはいろいろと防災面での助言とかができる、するということも考えて、その館の運用というのもしていただくことにしております。  津波避難施設としては、避難時は震度5弱で夜間でも鍵をあけて入れるようなドアにしておりまして、多賀の避難タワーではドアをけって、あけて入るという形になっておりますけれども、沼館のこの避難ビルについては、震度5弱以上であれば自動的に鍵のボックスがあきますので、それをとっていただいて、最初に着いた方が鍵をあけて中に入っていただいて避難するという形となります。  あとは、時間外であったり、通常の大津波警報ではない必要があったときには、日中の時間帯は職員がおりますけれども、夜間等については今のところ地域の方にも、多賀でもそうですけれども、代表する方に鍵をお貸しして、あけるというのも考えておりますし、当然職員も駆けつけてあけるということを想定しております。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。ありがとうございます。非常時はどうするのか心配だったので、職員の方も駆けつけるということで安心しました。そうすると、主事とか館長はすぐ駆けつけられる近所の方を想定しているということでしょうか。そこを1つだけ。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 お一人の方はそういう方で考えております。 ◆苫米地 委員 わかりました。よろしくお願いします。  意見だけ言います。防災センターの設置の趣旨を見れば防災教育の場として提供する、そしてまた、大きな災害のときに対する市民の防災意識の高揚を日常から図っていくために設置するということだと思いますので、市民の方々には非常時の役割はもちろんですけれども、平常時の役割、意識の高揚、できるんだ、そういう研修に使えるんだ、また、館長はそういうときには助言などもするということをぜひきちんと知らせていってほしいと思います。同時に、館長、主事たちの力量というんですか、防災のこともきちんと研修をして、常に対応できるようなことでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。そこは要望だけ申し上げておきます。  もう1つの自主防災組織育成助成補助金のことを聞きたいと思います。  この補助金、昨年に比べると減額になっていますけれども、何か理由があって減らしたのかどうか、教えてください。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 先ほど冷水委員のときにもちょっとお答え申し上げましたけれども、56団体の中で現在整備したのが39団体ということで、残りの団体が17団体と少なくなってきたということも1つの要因としてあります。あと1つは、新たに自主防災活動組織支援助成金という、また別な補助としてソフト的な事業に助成金を設けたことから金額は、資機材のほうについては減ったという状況でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。大体資機材は自主防災組織に行き渡ったというか、整備されてきたという理由もあるというのがわかりました。  自主防災組織活動支援助成金が設けられたんですけれども、去年まであった防災士育成補助金がなくなりました。防災士育成補助金は平成28年度までの事業だったということで、予定どおりなくなったということだと思うんですが、防災士の育成という目的を果たしたと捉えていいのでしょうか。十分だったので終了したと捉えてよろしいでしょうか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 防災士の活動は、平常時の防災意識の啓発や防災組織の防災訓練等へ参加して、地域の防災力の向上に寄与するということでのリーダーとしての役割があるということで、3年計画でやってきたところでございます。実は、防災士育成事業により設置した団体数は36団体で、46%となっているのが現状でございます。  ただし、新規に防災士を育成したいと手を挙げる団体が実は減って、平成28年度は5団体でございました。防災士をとるのはなかなか難しいということもあるのか、新しい団体から手挙げするところが減ってきている状況があって、偏った形で複数、36団体のほうで防災士に手挙げするところがあるというのも見えましたので、この育成事業について今後必要だというのは十分認識しているところではございますけれども、今回は計上に至らなかったものであります。  かわって、先ほどこの質問でありました活動支援助成金5万円を助成することにしておりますけれども、この中で防災士の育成にかかわった団体から申請が上がったときには助成する、対応すると考えているところです。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 わかりました。防災士の育成事業に手を挙げる方々が少なくなってきたということだったんですけれども、やっぱり防災士は大事だと思うんです。いざというときは、避難所の運営でも、自分が防災士かどうかというので、そのかかわり方、意識が随分変わってくると思うので、特に女性の視点だとか、障がいを持っている方、災害弱者と言われる方々の視点を生かした避難所の運営というところでは、そういう立場の方々に近い方が防災士の資格をとって活動してくださればいい、より避難所の運営がスムーズになるのではないかと思っています。  心配していたのは防災士の資格をとりたいんだと手を挙げたときに使える補助がないとまた、その取得率が下がるのではないかと思っていましたけれども、今、新しいほうの活動支援助成金を防災士のほうでも使えるということがわかりましたので、そこもぜひ広く知らせて、大いに育成してほしいと要望申し上げて、終わります。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 通告してあります2点につきまして、92番と93番です。  まず、消防団人員確保等についてお伺いいたします。  まず、このたび長野県の消防防災ヘリの事故が発生し、大変将来有望だというか、あるいは消防士として大変有能で、正義感に満ち、消防魂をお持ちだという方々がとうとい命をなくされて、何とも言えない気持ちになっておりました。御冥福を祈りつつ、また、当圏域におきましては人々の命と財産を守るために、鋭意皆さん御任務に当たっていただいておられますが、皆様は特にその現場をよく知っているだけに、さぞ身につまされたことと拝察いたしております。どうぞ事故防止には万全を期して任務に当たっていただくようお願い申し上げます。  それではまず、消防団の団員数の現状についてお伺いいたします。  平成27年は1356人ということでしたけれども、こちらの充足率と平成28年度、また、平成29年度はどのぐらいに考えているかというあたりがわかりましたら教えてください。 ◎笠原 総務部参事 伊藤委員にお答え申し上げます。
     平成28年10月1日現在、八戸市消防団の条例定数1548名に対しまして、実団員1364名となっておりまして、充足率は88.1%となっております。平成27年10月1日から平成28年10月1日までの1年間を見ますと、団員数は現在10名の増加となっております。平成29年度につきましては3月31日付での退団、4月1日付での入団ということになっておりますので、今、入退団の届け出を提出させて整理している最中ですので、4月以降にお答えしたいと思います。 ◆伊藤 委員 実際に充足率も高まってきたということでは、かなり御努力をされたかと思いますが、できるだけこれを100%に近い形まで持っていっていただきたいということで、幾つかほかのほうも調べてみましたら、いろいろな工夫をされているんです。やはりどこの消防団でも消防団員になる方々がなかなかいらっしゃらないという課題は同じで、さまざま試みておられます。  例えば大垣市なんですけれども、学生の消防団員に奨学金を月1万円給付すると。もちろん消防団員としての給付もあって、さらにということであります。減少対策の中でここに至ったというのは、若い方たちの力もいただきたい。もう1つは、若いときにこういう消防団活動をすることによって地域に定着するのではないかということ、あるいは将来にわたってずっと消防団員になっていただけるという期待を持ってこの制度をつくって、充足していると聞いていました。  それから、消防団に市職員が援軍として加わるという、足りない分を市の職員が援軍となって応援するという取り組みは新聞紙上で皆様ごらんになったかと思いますが、鯵ヶ沢です。これは県内初であるし、全国の町村では初めてだということで、役場職員で構成する機能別の分団、役場消防部というのを役場内に設置して、消火活動の後方支援をしたり、あるいは交通整理等の仕事をするとか、あるいは消火用水の確保をしたりとか、そういった充足していない部分を町役場の職員によって補完するということで、今その団員は、定員10名を募集したところ9名が入団してくださっているという、消防団にとりましても大変心強い支援のあり方ではないのかということで、これは消防庁のほうもとてもいい取り組みだということで、消防団加入促進支援事業として採択されたと伺っておりましたけれども、この辺ももうちょっと考えてみたらどうかと。  それから、近ごろ六戸では条例の改正案で消防団員の定年を引き上げて、任務に当たっていただくという、本当に皆さんのところではいろいろと四苦八苦、さまざま取り組んでいらっしゃいます。今、幾つか例を申し上げましたけれども、市として、退団、入団で最終的に充足率が100%になれば問題ないんですが、そこに至らなかったときに、さらに団員確保のためにどのような策を考えていかれるか、その辺の考え方をお知らせください。 ◎笠原 総務部参事 お答え申し上げます。  八戸市消防団では、団員確保と加入促進を図るため、平成19年から役割や活動を特定して参加できる機能別団員制度を採用しておりまして、団員の総数が減少傾向にあるのに対し、機能別団員は毎年増加の傾向にあることから、平成26年度に要綱を改正し、機能別団員の定数を増員するとともに、活動内容を有効かつ実効性のあるものにするため見直しをいたしました。  また、平成27年度から総務省消防庁が実施する女性や若者を初めとする消防団加入促進事業を活用し、八戸市消防団員が出演した消防団加入促進のラジオ番組とラジオCMを制作し放送したほか、ホームページの充実、ポスター、リーフレットを公民館等の公共施設へ掲示してもらい、さらに、八戸市営バス15台、南部バス20台のバスの後ろに消防団員募集中の広告を掲示するなど加入促進に努めております。地方公務員、国家公務員は、現在43名が団員として入団しているところであります。機能別消防団員の中には、支援団員、災害予防・広報団員、事業所分団員となっておりまして、災害予防・広報団員の中に学生――大学生ですけれども――も含まれておる制度であります。  以上です。 ○小屋敷 委員長 この際、委員各位にお願い申し上げます。本日の審査は、第9款まで行いたいと思いますので、議事進行に御協力をお願いいたします。  なお、あらかじめ会議時間を延長いたします。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。平成19年から本当にさまざまな取り組みをしていただきまして、ここまで来たのかと。しかし、やはり人口減少、若者がなかなか定着しないという当市におきましても、これからの大幅な充足率はそう期待できないかと。やはりこれまで以上の取り組みが求められるかと思います。その大学生につきまして、災害的なところでの機能別団員として加わっているというのは大変心強いと思います。そういう意味では、市内の大学などにそういった募集なども強力にかけて、ぜひとも地域貢献をしていただき、そこでまた、社会人としての意識も高まるし、将来の消防団としてつながってくると思いますので、その辺の促進もよろしくお願いいたします。  それでは次に、もう1つの避難所運営マニュアル――避難所名簿等――についてです。  災害があったときに皆様方、指定のというか、最寄りの避難所に避難されるわけですけれども、そこでまず、受付というか、運営する側、管理する側もどういった方々がお入りになっておられ、そして、この名簿作成の一番の目的は、やはり要配慮者、配慮の必要な人がどういう配慮で、どのぐらいいらっしゃるか、どなたなのかということをまず把握するためと捉えて最初は書いていただくわけです。そういうことで、障がいのある方とか要介護の方、要介護認定があるか、ないかとか、妊婦さんであるかどうか、乳幼児を連れている方なのか、あるいはけがか、病気か、アレルギーか、そういった個別のいろいろ支援が必要なことなどを書いていただいて、チェックしていく。そして、その方々に適した対応を即座にできるようにということだと思うんですが、まず八戸市避難所運営マニュアルの中で、避難所に駆けつけたとき、まず皆さんに最初に書いていただく名簿につきましてはマニュアルがあるわけですけれども、最新のものはいつごろ作成されたものでしょうか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 お答え申し上げます。  現在使っております避難所運営マニュアルは、平成22年の2月に策定したものでございます。様式を定めて名簿に書いてもらう内容を簡単に御説明しますけれども、避難者名簿は世帯単位で書いてもらうことにしておりまして、大きな被害も想定しまして、とりあえずは入ってきた月日、あと避難した方の氏名、住所、電話番号や家屋の被害状況、親族などの連絡先、避難情報ということで、例えば同居している家族が全員避難していますかとか、まだ残っている人はいませんかというのに丸をつけていただくこととか、安否情報ということで、あなたの家族は全員に連絡がとれていますか、あとは特別な配慮ということで、伊藤委員よりもお話がありましたけれども、避難者の受け付け時に病気などで特別な配慮が必要な場合は自由に記述できる欄を設けておりまして、それで要配慮を把握できる体制を整えているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ちなみに伺いますが、この様式は八戸独自のものでしょうか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 他都市の様式を把握しておりませんので、現時点ではわからないんですけれども、国等が示すおおむね標準的なマニュアルで策定してきております。先ほどいつごろ策定したかという御質問がございましたけれども、平成22年2月に策定したものでございますので、この避難所運営マニュアルにつきましては現在そういう改訂した国のマニュアルとか標準的なものに合わせて変更していくことで作業を進めたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 実は3・11のときに避難所の運営を預かっていた方々からの御指摘で、いろいろ書く欄、特に名前を書く欄とかが非常に狭くて、皆さん気持ちも落ちついていない状況で狭いところに字を書くというのはとても、特に高齢者であれば眼鏡を持たないで来た方もいるかもしれないし、そういう準備があっても万全じゃない。したがって、今いろいろなところでこの名簿作成についての様式、どういう書き方をしてもらったらいいのかということを検討しているところが多くあるんです。しかも、それ1回で済ませるというのではなくて、まずは避難所に来られたときの簡易版といいまして、まず発生直後の混乱期には本当に要配慮者ということをいかに把握するかというところに観点を絞って名簿をつくってもらうと。そして、少し落ちついてきたときにさらにそれぞれにお配りして、今ある名簿のような内容を細かく記載していただくという2段構えでやろうという自治体も出ております。私はやはりこれがいいのかと思っております。  平成22年度に、全国のこういうマニュアルに沿って、平均的なところで大体おつくりになっていらっしゃると思いますので、そのような声も反映して、少しでも実際に当たっている方々にとっても、記載される方々にとってもいい、そして確実に把握しやすいものを検討していただきたいと御要望申し上げたいと思います。その辺のお考えはいかがでしょうか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 ただいま伊藤委員からありました意見、また、他都市の状況等も調査研究しまして、新たな受け付け名簿の作成に努めていきたいと思います。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 よろしくお願いいたします。  先ほどから出ていた自主防災訓練のときですけれども、少しでもやってきたときに、かなり個別の計画も立てられているということでは、これまでの場合よりはスムーズにいくのかと思いますけれども、自主防災訓練のときにそれぞれのところで要支援者の方々、名簿登録されている方々がどのぐらい参加しているか、その状況はわかりますでしょうか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 大変申しわけありません。その辺の状況はちょっと今、手元に資料がないので把握できておりません。 ◆伊藤 委員 訓練されたところにはちょっとお調べいただきまして把握していただき、やはりそういう人たちこそ、一度でも経験していると要領がつかめるというか、そういうことをして、なるほどとわかったものが地域で出てくると、まだ登録していない人たちも登録しようかと向いてくるかもしれませんので、どうぞその辺はよろしくお願いしたいと思います。  もう1つは、2月の頭あたりに、これは東白山台の町内会で市内初だということで大変すばらしい取り組みだと思い、私、すぐに新聞を切り抜いてしまったんですけれども、安全安心メールの配信サービスで災害が起こったときに少しでも早く情報をお届けしよう。そして、住民の安全安心につなげていきたいということで、独自にこのようなメールを使って緊急をお知らせする。本当にすばらしいと思うんです。しかも、これを進めるに当たってのプロセスも、個人情報云々というところがいろいろ取り沙汰されますけれども、これはふだんからのコミュニティがうまくいっているのかとも思うんですけれども、370世帯ある中で、人数ですけれども、300件ぐらい登録されているというのはすごいことだ。できたら、100%まで持っていきたいという会長のお話です。  この導入に当たって住民アンケートをとったら、導入に賛成だという方が大多数を占めて、そしてまた、業者に支払う利用料金は自主防災活動費から捻出しているということなんです。私はこれは本当にやれるものなら、それぞれの地域でもこうなればいいと。それを受け取ったというだけでもう安否確認ができるというメリットがあるわけですので、この取り組みについてはどのような所感を持っておられますでしょうか。 ◎阿部 市民防災部次長兼防災危機管理課長 東白山台の例については、私、今、初めて把握したんですけれども、当市においては御存じのとおりほっとスルメールをやっておりまして、私たちとしてはこれを市民に周知して、できれば携帯電話を持っている方全員に登録していただきたいと考えているところでございます。それをやっていただくと、地域でやらなくても、まず同じ情報がありますので、当市といたしましては、まずはほっとスルメールの普及啓発に努めていきたいと思っているところでございます。 ◆伊藤 委員 まずは、もちろんそれは皆さんに100%受けていただけるような環境整備をしていただければと思いますが、どうぞ東白山台の町内会のほうもお調べいただいて、そしてこれは、地域の皆様方の地域でもって地域を守るんだという、そこにつながってきていると思うんです。だからこそ、これができたと思うので、その辺で有効性を考えていただいて、今後、では、どうするかというあたりも御検討いただければと御要望申し上げて、終わります。  ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 済みません、通告外ですが、1点だけ。消防団の装備品についてなんですが、本会議で中村議員が、せんだっての糸魚川の大規模火災で十数名の消防団員がけがをし、そのほとんどが風、煙とか火の粉で目をやられたというので、ゴーグルがあれば防げたんじゃないかというのが国会でも取り上げられたんですけれども、当圏域内での消防団の装備品の中でゴーグルというのは整備されているものでしょうか。 ◎笠原 総務部参事 お答え申し上げます。  消防団員にはゴーグルは貸与してございません。3・11以降、ライフジャケットは全団員分を装備しまして、昨年度と今年度の予算で雨がっぱを装備しまして、大きな災害とかがあれば装備品のほうも予算要求、要望いたしまして、皆さん賛同していただいて、整備が徐々に進んでいくという傾向が見られますので、今年度はもう終わりですけれども、来年度からでもまた、装備品を充実させるために予算要求を粘り強く頑張っていきたいと思っています。 ◆夏坂 委員 ぜひお願いします。やっぱり糸魚川の例は大きな教訓になったと思います。ああいう強風の中で消防団員の方がある意味命がけで、まあ、命を落とさなかっただけでも本当に不幸中の幸いだと思うんです。  ただ、けが、目を強風による火の粉でやられているということを考えれば、当然強風の中での消火作業はこれからも当圏域内でもあると思いますから、そういう意味でゴーグルというのももう標準装備で整備していく必要があると思いますから、ぜひその辺も、消防長、最後のお仕事としてよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 通告しているところとまた別にもう1つ。消防団員の方に対することなんですが、消防団員の方々の防寒具について以前取り上げたことがあって、皆さん、気合いで頑張っているのかと。ことしも大変穏やかな日にはなったんだけれども、その日の朝はすごく冷え込みまして、それが終わった後に消防団員の方々から聞きましたら、もうあちこちにホッカイロのようなものを全身に張りつけたり、肌着などもヒートテックのようなものを着込んでいる。だけれども、着込んだにしても限界がある。そしてまた、長時間、早朝から出ているということで、芯まで冷えるということで、ことしのようにインフルエンザがはやっている時分には本当にそういうことも心配されました。  いろいろ聞いたら、防寒着については各分団ごとにつくっているところもあるという話です。その辺の状況はどのように把握されていますでしょうか。 ◎笠原 総務部参事 お答え申し上げます。  外套、防寒着につきましても装備品の一部になっておりますが、優先順位といいますか、災害発生時に必要なものからまず整備、更新をしていきまして、委員御指摘の行事は出初め式だと思います。市民の方々もたくさん見ておられる中で、寒さの中で、例えば短時間の動きということで消防団の意気込みを見せて、市民から理解を得るという意味も含めておりますので、何とぞ御理解をいただきたいと思います。外套につきましても順次整備の方向で進めたいと思います。 ◆伊藤 委員 その意気込みはよくわかるし、市民の方々も見ていて大変だと思いながら、日ごろの活動に対しては本当に敬意を表し、そういう姿にりりしさを感じながら頑張っていただきたいと市民は全部応援しているわけです。しかし、やっぱり限界というものがあるかと思います。実際指揮をとっている方が、そばで見ているとがたがたと震えているんです。あの状況を見たときに、こういう言葉が適切かどうかわからないけれども、ある意味虐待ではないかと思うぐらい、本当に見ている側が気の毒に思ってしまう。これは何とかしていただきたいと。前にも挙げたけれども、またしつこいかと思いながらさせていただきました。  そういう優先順位、先ほどのゴーグルなどは生命にかかわることですから、早期に整備していただくということはもちろんなんですけれども、やはり消防団員の健康ということも考慮しまして、順次でもいいので。そうやって、団独自にやっているところもあるというんだったら、どうせなら統一したものを、一気でなくてもいいから、少しずつ順次統一させていけばいいんじゃないかと思ったりいたしておりましたので、今後ともどうぞよろしく、装備の一部に入っているということでありますので、実現に向けて御努力いただければと。これも予算要求、どうぞ果敢になさっていただきますようによろしくお願いいたします。  終わります。 ○小屋敷 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○小屋敷 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第9款消防費並びに関連議案第50号の質疑を終わります。  本日はこれにて終了いたします。あすも午前10時から会議を開きます。御苦労さまでした。         午後5時10分 散会...