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  1. 八戸市議会 2016-10-21
    平成28年10月 経済協議会−10月21日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成28年10月 経済協議会−10月21日-01号平成28年10月 経済協議会   経済協議会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  平成28年10月21日(金)午前10時01分〜午前10時35分 第2委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 所管事項報告について   1 荷さばき所D棟に係る計画変更について   2 荷さばき所A棟電子入札システムについて   3 その他    ・ 炭素繊維について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)  委員長  工 藤 悠 平 君  副委員長 八 嶋   隆 君  委 員  久 保 百 恵 君   〃   田 端 文 明 君   〃   森 園 秀 一 君
      〃   立 花 敬 之 君   〃   前 澤 時 廣 君   〃   田名部 和 義 君 欠席委員なし委員外議員なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事者  商工労働部長       中 村 行 宏 君  農林水産部長       出 河 守 康 君  交通部長         村 岡 威 伴 君  商工労働部次長商工課長 船 田 泰 寛 君  農業経営振興センター所長 大久保 聡一郎 君  水産事務所長       磯 嶋 美 徳 君  交通部次長運輸管理課長 石 亀 純 悦 君             他関係課長  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主幹(議事グループリーダー) 鈴 木   馨  ──────────────────────────────────────    午前10時01分 開会 ○工藤 委員長 おはようございます。  本日は全員出席であります。  ただいまから経済協議会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 所管事項報告について ○工藤 委員長 それでは、理事者から所管事項について報告の申し出がありますので、これを受けることにいたします。  ──────────────────────────────────────  1 荷さばき所D棟に係る計画変更について ○工藤 委員長 荷さばき所D棟に係る計画変更について報告願います。 ◎中里 水産事務所所長 それでは、荷さばき所D棟に係る計画変更について御説明申し上げます。  資料をごらんいただきたいと思います。  まず、1の変更内容についてですが、八戸漁港における施設整備につきましては、国が策定する高度衛生管理基本計画及び特定漁港漁場整備事業計画2つ計画に基づいて行われますが、国がこの計画におけるD棟建設地を、高度衛生管理基本計画では平成28年9月2日付で、特定漁港漁場整備事業計画では昨日10月20日付で、館鼻地区から小中野地区変更する内容変更計画を策定しました。  これにより、D棟建設地が正式に小中野地区に決定となりました。  また、当初の計画では、平成28年度までであった事業期間が、それぞれ平成30年度までに変更されました。  なお、国が策定します高度衛生管理基本計画及び特定漁港漁場整備事業計画につきまして、下に注釈をつけておりますので、ごらんいただきたいと思います。  続きまして、2の変更理由についてですが、東日本大震災被災経験を踏まえ、震災時における水産業を早期再開するため、また、防災・減災対策を強化するため、最適な荷さばき所の配置を検討した結果、荷さばき所の位置の変更が必要となったものであります。  次の3の今後のスケジュールについてですが、今月の下旬に国へ補助金交付申請を行い、12月から調査設計に着手し、設計内容及び工期に関して、関係者との合意形成を図ってまいります。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆田名部 委員 今、るる変更理由等について説明いただいた中で、今後のスケジュールのことでありますが、設計の段で、おおむねいつごろの完成めどにして、これから事業推移がつくられていくのか、その辺をお伺いさせていただきます。 ◎中里 水産事務所所長 お答えいたします。  今後のスケジュールにつきましてですけれども、これから調査設計に着手して、設計等に1年ぐらいかかる予定でございます。その中で、関係者とも連携を図っていくということで、その後、解体、建設ということになるわけですけれども、その合意形成等にどれくらい期間がかかるか、その設計の中身もまだ決まっていませんので、工期もどれくらいかかるかまだわからないわけでありますが、ただ、国の計画上では平成30年度末の完成ということになっております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 当然、今の場所ですよね。今の上屋が建っている場所を想定しておりますよね。ですと、当然解体しながらで、2階にいわゆるたな子さんが入っていますよね。そういったことも一緒に含めながら、これからの合意形成ということの理解でよろしいですか。それがおおむね平成30年をめどにして、これから進めるということで確認を。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  貸事務所等につきましても、これから検討することで考えております。それも含めて、委員お話しのとおり、平成30年度末の完成ということで国のほうでも予定しております。  以上でございます。 ○工藤 委員長 他に御質問ありませんか。 ◆前澤 委員 関連するんですけれども、今の話だと、現第二魚市場と同じところにつくるという話で承ったんですけれども、その隣、奥のほう、県が行政代執行して、上屋を取り壊したところ等があります。民地もあると思うんだけれども、あのあたりはどのように、私はまたあそこをすっかり壊して、こっち側から建てていって、徐々に壊すのかと思っていたんです。少し奥のほうに魚市場をずらして、だから、行政代執行も速やかにやって、壊したのかと、当然民間のものがあるのも存じてはいるんですけれども、そのあたりはどういうふうに考えているのか。12月から調査設計に着手するということですから、大体方向性というのは決まっていると思うんですけれども、私の認識が間違っているのかどうか、そのあたりお願いします。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  D棟建設場所につきましては、今の第二魚市場があるところ建設ということで予定しております。  今、お話がありました民地ところであったり、県が代執行をしているところにつきましては、D棟場所としてはまだ考えておりません。  以上でございます。 ◆前澤 委員 そうすると、総合的に建物ばかりではないですから、魚市場ばかりではなくて、そのあたりの構想というのは何かあるんでしょうか、どういうふうに整備するとか、あのまま空き地があって、建物があって、そのようなままでそっちは置いて、D棟を今の新しい荷さばき所をつくるという考えなのでしょうか、そのまま置くかどうかということです。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  今、お話にあった県の代執行等につきましては、今のところどうこうするというような話はまだ具体的な計画案とかはない状況でございます。ただ、これからの話し合いとか、そういった中で、もしかしたら利用することも出てくる可能性もあるんですけれども、今のところどういった形でという具体的な案とかはまだ出ていない状況でございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 わかりました。  さまざまな御意見が出ているわけです、議会の中でも。その大船渡のようなものとか、要望が出されていると思います。私が小学校のときですから、私、江陽の出身であの向かいで生まれたものですから。もう50年以上、あの建物八戸の顔として、第三魚市場なんかよりずっと早いわけですから、鮫ができて、小中野ができてということで、やはり海から開けたこの八戸ということを十分勘案して、その周辺のところも含めた計画を当然予算の問題があるのは存じておりますけれども、どうせやるわけですから、あの辺のまた活性化という意味も含めて、十分検討されて、すばらしいD棟建設していただけるようにしていただきたいと思います。もともとは、あそこに集約して、A棟からD棟まで館鼻に建てるということが、大震災があって、五戸議員が何回もリスク分散ということを話して、市も確かにそうだということで、こういう計画になっているわけですから、それにまた付加価値をつけるような建物をぜひ皆さん検討していただいて、後でまた物笑いの種にならないように十分精査しながら、建設を進めていくことを要望して終わります。 ○工藤 委員長 他に御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○工藤 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  2 荷さばき所A棟電子入札システムについて ○工藤 委員長 次に、荷さばき所A棟電子入札システムについて報告願います。 ◎中里 水産事務所所長 荷さばき所A棟電子入札システムについて御説明いたします。  資料はございませんが、まず、この件につきましては、一部報道がなされ、委員の皆様には、大変御心配をおかけしていることをおわび申し上げます。  当該入札システムにつきましては、国の補助を受けて整備しておりますので、会計検査院検査を受けております。会計検査院検査結果につきましては、11月上旬に国会に1年分まとめて報告されるのが通例となっており、その中に本件が含まれることも予想されております。  入札システムにつきましては、A棟水揚げ実績から供用開始後一度も利用されていないのが現状であり、今後の対応につきましては、補助金の扱いも含めて、関係者を交えて協議検討しているところであり、来月の協議会で御報告させていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆田名部 委員 今、簡単に御説明いただいたんですが、当然、国庫補助が入っている事業ですので、会計検査、普通当たり前なことと理解するんですが、これはいつの会計検査が、実は我々そのテレビ報道で初めて知り得たことが後に新聞報道に載っていましたんですが、何ら議会にこの状況が知らされないままにテレビの画面で知り得るということは、いささか議会に対して、いろいろ諸事情があることは十分理解するんですが、議会軽視とも言わざるを得ないような状況下にあるのかというのを若干感じておりますが、一連の会計検査流れをちょっとお知らせいただきたいと思います。  加えて、1回にしゃべりますが、水揚げがないから入札制度にチェックが入ったというふうなこと、いわゆる使われていない。本棟そのもの水揚げがないから末端のほうだけを会計検査指摘するというのは、いささか腑に落ちない。いわゆる本棟が初めであって、ケツのほうで魚体電子入札制度がたまたまたつくられていっているわけですから、ここの部分はどうなんですか。本棟そのもののことが会計検査の中ではやり取りがあったかないか、ここ2つだけお知らせいただきたいと思います。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  会計検査の日程でございますが、昨年10月に八戸市におきまして、実地検査を受けております。また、ことし3月に事情聴取ということで会計検査院のほうに赴いて、お話をしております。  そして、ことし4月に指導、聴取ということで、また会計検査院のほうで八戸市においでになられましたのがこれまでの流れでございます。  本棟についてということでございますが、お話の中で、A棟稼働率が低いということは御指摘は受けております。ただ、それについてどういった趣旨、特別どうこうということについては言われておりません。会計検査院のほうから稼働率が低いということで指摘を受けておりまして、その点に関しては、稼働率を上げるために今いろいろ取り組んでいるところですというところを御説明いたしました。  以上でございます。 ◆田名部 委員 そうしますと、使い勝手が悪いその入札制度になっているということも考えられるんですか。いわゆる問屋さん、入札に入る人たちが指でやるほうが手っ取り早いから、こっちを使わなくてもいいということの理解なんですか。いろいろ指導すれば、十分使い勝手がよくなるとかというものの性格でもないんでしょうか。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  入札システムが使われていないという理由でございますけれども、八戸漁港水揚げされるサバのほとんどが第一魚市場水揚げされております。A棟水揚げされるサバ入札を今の電子入札システムを使ってA棟で実施した場合、卸売業者、買い受け人にとって、人員確保とか、移動等の面も含めて負担となることから、A棟水揚げされたものにつきましては、第一魚市場サンプルをもって第一魚市場入札を行っているのが現状でございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 だとすれば、もうそもそも論までは私、さかのぼるつもりはないんですが、今後も使い勝手が悪いから結果的にタモですくったものを現物を見て入札するということが一般的に流れとしてあり得るということになるんですか、今の説明だと。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  サバ水揚げ、販売時間ですけれども、第一魚市場A棟で同じ時間で今第一魚市場のほうにサバのほとんどが水揚げされている状況ですので、卸売業者も買い受け人もみんなやっぱり多いところに行くという状況で、その中でまたA棟に来てというところが難しいと。サンプル入札等を行うわけですけれども、やはり第一魚市場で上がったサバA棟で上がったサバ、まず全体を見て、金額を皆さんつけるというところで、1カ所に持ってきたほうが効率的というところもあって、今現状卸売業者も買い受け人も、全て第一魚市場のほうで販売しているという状況でございます。  ただ、このままでいいとは思っていませんので、入札システムを有効に使いたいという気持ちはありますので、その点につきまして、今、関係業者と話し合って、どういうふうにしたらこの入札システムを有効に使えるのかということを検討中でございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 どうぞ有効に使っていただくように、荷役業者努力をしていただきたいと思います。  踏み込んだお話が今なかったんですが、ただ、新聞報道で、あわや補助金返還命令云々の話が記事に載っていましたが、仮に命令が出たとすれば、仮定の話です。わかりませんけれども、仮に出たとすれば、どこからそのお金が出てくるんですか。あるお金はないと思いますけれども、どこかから流用したり、いわば補正を組んで、原資をつくるとかという、それはどういうふうになるものなんですか。誰のお金を払うんですか。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  もしそういう命令が出た場合、関係機関と相談の上、対応については協議するわけでございますけれども、3分の1の国の交付金が入っておりますので、その点につきましては、一般財源等対応するということで調整する、協議する予定でございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 そのほかの委員もいろいろ質疑したいと思っておりますので、私はこの辺でやめさせていただきますが、もうつくってしまった施設でありますので、どうぞ、誰をどういうふうにすれば、その入札制度、ただ現状を見ると、特三漁港性格からいって、東部まき網船団ですか、ほとんどが、いわゆる中積み船タモ水揚げするわけです。なかなか、どうぞどうぞと言っても、高度の船が数少ないわけですので、なかなかにして期待をしようとしても、とにかくサバの量が見えていれば、もうわたわたと荷揚げして、タモですくってあげて、次の魚場に走っていくわけですから、たらたらと時間をかけてまでやる性格水揚げでないというふうな私、理解をしておりますので、ただ、もうできてしまった。我々も議会も認めてつくった施設でありますので、大いにサバがとれて、有効に使っていただくことを要望して終わります。 ○工藤 委員長 他に御質問ありませんか。 ◆田端 委員 私もA棟利活用については、各団体、また市が中心になって利活用を格段に上げていくべきだという思いできていましたけれども、報道では、今、ちょうどブランドサバが揚がり始めたということが伝えられていましたけれども、今までも水産事務所のほうでは、さまざまな努力をされてきていると話は聞いていましたけれども、利活用拡大取り組みと、それからことしの今までは報道では3%から1600トン余りということが言われていましたけれども、ことしの見通し、そこを2つ質問します。 ◎中里 水産事務所所長 お答え申し上げます。  A棟稼働率向上につきましては、これまで業界等を含めて、A棟稼働率向上検討会とか、その下部組織である実行委員会等でいろいろ議論してまいりました。その中で、A棟稼働率が上がらないという理由として、大きく3つ挙げられております。  まず1つ目は、A棟で揚げる漁船が少ないというところです。これにつきましては、今まではフィッシュポンプを使うことで、氷で冷やしてきている漁船は氷と魚がぶつかり合って、魚体が崩れることによってちょっと不向きであるということで、対象にしては来なかったわけですけれども、やはりA棟稼働率を上げるためには、幾らでもA棟で揚げられる漁船を考えていかなければならないということで、今、新聞等でも報道されておりますけれども、実証実験ということで、小型船ではありますけれども、実際その氷を使った船を水揚げしております。この結果につきましては、特に大きな損傷はなかったというところが出ておりますので、これについてもこれからどんどん検証していきたいと思っておりました。  2つ目ですが、先ほど田名部委員からのお話もありましたとおり時間がかかるというところがありまして、これにつきましても、今年度スカイタンクを300個購入いたしまして、スカイタンクを利用して、時間の短縮に努めております。これも盛漁期になりますと、ほとんどのサバが第一魚市場のほうに揚がりますので、トラックがもうほとんど第一魚市場に行って、その後A棟に来るということで、トラック待ちということでかなり時間がかかっているわけです。でも、これにつきまして、スカイタンクを買ったことによりまして、スカイタンクでどんどん出荷することによって船を早く帰せるということを今やっております。
     3つ目としましては、付加価値ということで、せっかく消費者が一番要望しています安全安心なというところで、A棟高度衛生管理を使った出荷であるにもかかわらず、付加価値がつかないということで、ここにつきましてもPRをどんどんしていこうと。これは我々だけではなくて、業界も一体となってPRをしていきましょうということで、流れています。これが大きな主な取り組みでございます。  あと、サバ状況でございますけれども、新聞等でいろいろ報道されております。過去10年で最低とか、毎度言われております。ただ、7月から9月までは確かに水揚げが減少しておりますけれども、10月からはだんだん上向いておりまして、昨年もこのころから上向きに転換しております。ということで、ことしも同様に、これからどんどん上がっていく事を期待しているところでございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 田名部委員のほうからもさまざまなお話がありましたので、業界から、市民の皆さんも一番気にかけているところだとは思っていましたので、利活用拡大と、また八戸サバブランドとして、全国に認知されて、それこそ業界全体が上向く、そういうことを望んでいますので、ひとつこれからも推移を見守っていきたいと思っています。 ○工藤 委員長 他に御質問ありませんか。 ◆前澤 委員 きょうの議題が電子入札システムについてということで報告がございました。先ほど皆さんからお話があったように、私たちテレビで、そしてまた新聞報道で知ったということで、驚いていたところでございます。このことについては、さまざま関連しているということで、11月に入ってからの結果をしっかり待ちたいと思いますけれども、反省すべきはしっかりして、これからの糧にしていただきたいと、このように思います。  今、A棟について話がございました。前々から私も言っておりますけれども、魚種をいかにふやしていくかということを皆さん、もう苦労しながら津波があって、また、建て直すくらいのお金がかかって、その中で努力をしながらきていらっしゃるのを私も見ておりますけれども、現実現実としてしっかりと受けとめて、今答弁があった迅速な水揚げと同時に、その魚種拡大ということもしっかりと検討をしていただきたい。検討はしていきているとは思うんですけれども、どっちにしてもサバ中心で、それにイカが混ざったりという形で、それは附随的なものですから、この魚もこれで使えるというようなもの、八戸に全ての魚が入ってきているわけではないんですけれども、その中においても、魚種拡大を図っていかなければやっぱりどうしても費用対効果ということを言われると、下を向いてしまうというような第1号のハサップの建物ですので、これからもしっかりと、これからまた一つのこれまでの出来事をしっかりと、そしゃくして、見詰めて、次に向かって進んでいっていただきたいと、このように思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○工藤 委員長 他に御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○工藤 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  3 その他   ・ 炭素繊維について ○工藤 委員長 以上で本日予定しておりました理事者からの報告案件は終了いたしました。  この際、その他で何かございますか。 ◆八嶋 副委員長 余り副委員長はしゃべるものではないかもしれませんが、委員も減ったものですから。  先週の新聞報道で見た方は多いと思いますが、ざっくりな話、炭素繊維の話、東奥日報にも、デーリー東北にも書いていました。その中で、東奥日報のほうの記事、最後のほうに我が地元の国立八戸高専杉山教授云々という話もありまして、非常に業界にとってはいわゆる俗にいう自動車産業でも航空機産業でも非常にインパクトのあるそういう今しゃべるべきものでありましょうけれども、田中課長、この件について何か、これ非常にいいニュースだと思いますから、もう少し市のほうでどう捉えているのか突然でありありますが、何かあったらお願いします。 ◎田中 産業労政課長 今ありました炭素繊維リサイクル関係ですけれども、炭素繊維、カーボンが軽量で強いということで航空機なんかにも使われておりますけれども、それで出た炭素繊維リサイクルが以前から問題になっていたということで、さまざまなリサイクル方法があるわけですけれども、その中で八戸高専杉山教授が開発した電気分解方法であれば、割と簡単にリサイクルが可能だというので開発して、それが八戸高専のそういう特許財産を管理するところで今管理しているわけですけれども、その方法を用いて、利用して、今、八戸市内に1社、この間新聞に載っていたアイカーボンという会社と三沢のほうの会社中屋敷建設がやっているものでそちらもそういうリサイクルしたものにペット樹脂を混ぜて、何か別製品にして使うというものなんですけれども、アイカーボンでやっているのはそういうリサイクルにした炭素繊維をまた新たな材料としていろいろな炭素を使ってものをつくるところに出していこうというふうな形で進めているところでございます。アイカーボンは八戸で起業した企業というということで、我々もテクノフロンティア八戸のほうに入居していただいて、そこで事業拡大していただきたいということで、応援しているというような状況になっております。  以上でございます。 ◆八嶋 副委員長 この不景気な世の中に、今おっしゃった中屋敷社長ともいろいろ情報を聞きに行きました。杉山教授は、これマニアックな話でありますが、中里市長時代に、こういういわゆる先端技術、炭素繊維云々の基礎研究をやられているということで、当時の中里市長はすごくアンテナが鋭かったと、私は敬意を表するんですが、早速職員なんかも派遣したりして、そういう人事交流があったみたいで、その流れで、皆さん釈迦に説法ですが、自動車のいわゆるボディーですが、あれがスクラップにただ潰して云々というのは、世界のトヨタの愛知県に行くとわかりますが、業界のほうではもうあれは余って余ってしょうもないものだから、もっと効率のいいということでこの発想で、この電気分解ということで杉山教授が研究を進めたというのが今から十何年前です。  そういうことで、中里市長がそれにすぐくっつけて、いろいろ産業化して、地場産業育成、いわゆる雇用の拡大ということで、取り組んだ経緯があるそうです。その担当が余談ですが、退職した市民病院の池本局長が商工労働部であるときに行ったそうですから、大変時代に着眼したいい事業にすぐ行政がくっついたということは、これは最高のビジネスチャンスでありますから、ぜひとも黙って指をくわえて見ているのではなくて、杉山教授は、そういいながらも割と八戸のほうで余りそういう姿勢はあったけれども、余りぱっとしないということで、三沢のいわゆる東芝がちょっとだめになりました。三沢のほうで東芝が相当事業を縮小して、サムスンにやられたものだから、その空き地云々で県ともいろいろ抱えながら、三沢に基礎研究所をつくったそうですが、三沢まで行くことないのではないかと、もったいないということで、ぜひ八戸のほうでももう少しやってくださいということで、私なりにやったつもりですが、まだまだ、私云々じゃないけれども、課長、ぜひトヨタにも人事交流で行っているわけですから、天下のトヨタとか、日産とか、ホンダとか、自動車産業。  それかから話が飛びますが、工藤委員長は、本会議場で航空機産業云々でちょっと触れたこともありますが、そういう発想で、そういうファンダメンタルズというのは八戸にあるわけですから、産業都市八戸というのは古い言い方だけれども、そういうことで起死回生の産業化の発展のためにもぜひともこの炭素繊維を利用しながら、各社に働きかけて、企業が来ればすごくいいことでありますから……。  それと余談ですが、秋田県は、秋田北空港が空いたものですから、すぐトヨタに行って、何とかそういうジャンルをこっちに持ってこいということで、秋田県庁もいわゆる産学金で、もう一生懸命秋田のほうに話は飛んで、秋田北空港が空いたものだから、あそこにパイロットの訓練校を宮古島とか、あっちのほうから引っ張っているみたいな話は飛びますけれども、そういうふうないわゆるビジネスチャンスをいろいろ行政のほうでもやっていますので、我が青森県庁、悪口ではないけれども、どうも他都市の云々ということでまだまだ足が鈍いような感じがしますから、八戸市の担当部署に期待していますので、もう少しフットワークをよくして、雇用チャンスがふえるような仕事をしてください。  以上、変な話になったけれども、御奮闘を願いながら質問を終わります。 ○工藤 委員長 ほかに何かございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ────────────────────────────────────── ○工藤 委員長 ないようですので、以上で経済協議会を閉じます。  御苦労さまでした。    午前10時35分 閉会...