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  1. 八戸市議会 2016-09-26
    平成28年 9月 定例会-09月26日-04号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成28年 9月 定例会-09月26日-04号平成28年 9月 定例会         平成28年9月八戸市議会定例会会議録(第4号)         ────────────────────── 議事日程第4号  平成28年9月26日(月曜日)午前10時開議 第1 議案第186号 平成28年度八戸市一般会計補正予算    議案第187号 平成28年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算 第2 認定第1号 平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について    認定第2号 平成27年度八戸市公営企業会計決算の認定について 第3 議案第114号 平成28年度八戸市一般会計補正予算    議案第115号 平成28年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算    議案第116号 平成28年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計補正予算    議案第117号 平成28年度八戸市学校給食特別会計補正予算    議案第118号 平成28年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算    議案第119号 平成28年度八戸市霊園特別会計補正予算    議案第120号 平成28年度八戸市農業集落排水事業特別会計補正予算    議案第121号 平成28年度八戸市介護保険特別会計補正予算    議案第122号 平成28年度八戸市後期高齢者医療特別会計補正予算    議案第123号 平成28年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
       議案第126号 八戸市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について    議案第127号 八戸市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について    議案第128号 八戸市個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第129号 八戸市外部監査契約に基づく監査に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第130号 八戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について    議案第131号 八戸市健康と福祉のまちづくり条例の一部を改正する条例の制定について    議案第132号 八戸市民生委員定数条例の制定について    議案第133号 八戸市保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第134号 八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第135号 八戸市幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第136号 八戸市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について    議案第137号 八戸市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について    議案第138号 八戸市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第139号 八戸市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第140号 八戸市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第141号 八戸市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第142号 八戸市指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について    議案第143号 八戸市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について    議案第144号 八戸市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第145号 八戸市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第146号 八戸市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第147号 八戸市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第148号 八戸市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について    議案第149号 八戸市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について    議案第150号 八戸市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について    議案第151号 八戸市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の制定について    議案第152号 八戸市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第153号 八戸市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第154号 八戸市指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例及び八戸市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第155号 八戸市保健所条例の制定について    議案第156号 八戸市感染症診査協議会条例の制定について    議案第157号 八戸市旅館業法施行条例の制定について    議案第158号 八戸市興行場法施行条例の制定について    議案第159号 八戸市公衆浴場法施行条例の制定について    議案第160号 八戸市クリーニング業法施行条例の制定について    議案第161号 八戸市理容師法施行条例の制定について    議案第162号 八戸市美容師法施行条例の制定について    議案第163号 八戸市化製場等に関する法律施行条例の制定について    議案第164号 八戸市食品衛生法施行条例の制定について    議案第165号 八戸市と畜場法施行条例の制定について    議案第166号 八戸市医療法施行条例の制定について    議案第167号 八戸市立市民病院条例の一部を改正する条例の制定について    議案第168号 八戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第169号 八戸市浄化槽保守点検業者登録条例の制定について    議案第170号 (仮称)八戸市屋内スケート場建設事業建築工事請負契約の締結について    議案第171号 尻内雨水ポンプ場(ゲート設備)整備工事請負契約の締結について    議案第172号 尻内雨水ポンプ場(沈砂池・除塵設備)整備工事請負契約の締結について    議案第173号 尻内雨水ポンプ場(ポンプ設備)整備工事請負契約の締結について    議案第174号 尻内雨水ポンプ場(電気設備)整備工事請負契約の締結について    議案第175号 中部第10幹線下水道整備工事(五工区)請負契約の締結について    議案第176号 西地区給食センター移転増改築強電設備工事請負の一部変更契約の締結について    議案第177号 西地区給食センター移転増改築空調設備工事請負の一部変更契約の締結について    議案第178号 西地区給食センター移転増改築給排水衛生設備工事請負の一部変更契約の締結について    議案第179号 市有財産の無償譲渡について(事務所用建物)    議案第180号 市有財産の無償譲渡について(事務所用建物)    議案第181号 市有財産の無償譲渡について(工場及び倉庫用建物)    議案第182号 市有財産の無償譲渡について(工場及び事務所用建物)    議案第183号 市有財産の無償譲渡について(事務所用建物)    議案第184号 市有財産の無償譲渡について(工場用建物)    議案第185号 損害賠償の額を定めることについて 第4 議会案第4号 次期介護保険制度改正における福祉用具貸与・住宅改修の見直しに関する意見書    議会案第5号 返済不要の給付型奨学金の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書    議会案第6号 子どもの貧困対策の推進と強化を求める意見書 第5 議員派遣について  ────────────────────  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ  ──────────────────── 出席議員(31名)        1番     久保百恵 君        2番     岡田 英 君        3番     日當正男 君        4番     中村益則 君        5番     苫米地あつ子君        6番     田端文明 君        7番     冷水 保 君        8番     三浦博司 君        9番     高橋一馬 君        10番     高山元延 君        11番     工藤悠平 君        12番     夏坂 修 君        13番     伊藤圓子 君        14番     山名文世 君        15番     古舘傳之助君        17番     藤川優里 君        18番     小屋敷 孝君        19番     森園秀一 君        20番     壬生八十博君        21番     豊田美好 君        22番     立花敬之 君        23番     前澤時廣 君        24番     吉田淳一 君        25番     田名部和義君        26番     五戸定博 君        27番     八嶋 隆 君        28番     寺地則行 君
           29番     秋山恭寛 君        30番     大館恒夫 君        31番     坂本美洋 君        32番     吉田博司 君   -------------------- 欠席議員(なし)   -------------------- 地方自治法第121条による出席者    市長         小林 眞 君    副市長        田名部政一君    副市長        大平 透 君    総合政策部長     千葉憲志 君    まちづくり文化スポーツ観光部長               風張知子 君    総務部長       大坪秀一 君    財政部長       原田悦雄 君    商工労働部長     中村行宏 君    農林水産部長     出河守康 君    福祉部長       加賀仁志 君    健康部長       工藤 朗 君    市民防災部長     石田慎一郎君    環境部長       後村 勉 君    建設部長       佐々木隆二君    都市整備部長     澤田美智明君    教育長        伊藤博章 君    教育部長       佐藤浩志 君    交通部長       村岡威伴 君    市民病院事務局長   小林憲博 君    監査委員       早狩博規 君    選挙管理委員会委員長 野坂 哲 君   -------------------- 出席事務局職員    事務局長       吉田幸司    次長兼庶務課長    栄田千鶴子    次長兼議事課長    池田和彦    主幹(議事グループリーダー)               鈴木 馨    主査         知野大介    主査         見附正祥    主査         林 一秀  ────────────────────   午前10時00分 開議 ○議長(吉田淳一 君)これより本日の会議を開きます。  ────────────────────   諸 報 告 ○議長(吉田淳一 君)この際、諸報告をいたします。  市長から、地方自治法の規定に基づいて議会に対し1件の報告がありました。報告書はお手元に配付してありますので、御了承願います。  ──────────────────── △日程第1 議案2件一括上程 ○議長(吉田淳一 君)日程第1、議案第186号平成28年度八戸市一般会計補正予算及び議案第187号平成28年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)ただいま上程されました議案について御説明申し上げます。  まず、議案第186号平成28年度八戸市一般会計補正予算についてでありますが、平成28年8月30日から31日にかけて発生した台風第10号による倒木や土砂流入等の被害に係る災害復旧事業費を計上いたしました。その結果、歳入歳出予算の補正額はそれぞれ1億8067万2000円の増額となり、合計いたしますと、総額は984億7496万6000円となるものであります。  これに対応する歳入といたしましては、国・県支出金、市債及び繰越金をもって措置いたしました。  次に、議案第187号平成28年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算は、台風第10号による中央卸売市場の施設被害に係る災害復旧事業費を計上いたしました。  何とぞ慎重に御審議の上、議決くださいますようお願い申し上げ、議案の説明を終わります。  〔市長小林眞君降壇〕 ○議長(吉田淳一 君)これより上程議案に対する質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております議案第186号及び議案第187号を、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  この際、委員会開催のため暫時休憩いたします。   午前10時02分 休憩   --------------------   午前10時19分 再開 ○議長(吉田淳一 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  ──────────────────── △日程第2 認定第1号及び認定第2号 ○議長(吉田淳一 君)日程第2認定第1号平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について及び認定第2号平成27年度八戸市公営企業会計決算の認定についてを一括議題といたします。  決算特別委員長から、委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。  小屋敷孝委員長  〔18番小屋敷孝君登壇〕 ◎18番(小屋敷孝 君)決算特別委員会における審査の経過と結果について報告いたします。  審査の内容については、後日、会議録として作成いたしますので、当委員会の報告は質疑を中心にその概要のみ申し上げます。御了承願います。  最初に、認定第1号平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定に対する質疑の主なる内容は、まず、一般会計歳出中、第2款総務費では、八戸国際交流協会事業、元気な八戸づくり市民奨励金、嘱託員報酬、スマートフォン、タブレット端末の普及率、ボランティア活動支援補助金、第3款民生費では、ほのぼのコミュニティ21推進事業、老人福祉費の委託料、高齢者等バス特別乗車証子育てウエブサイトはちすく、手話通訳者設置事業、第4款衛生費では、予防接種委託料、予防接種の接種率、第7款商工費では、プレミアム付商品券発行支援事業補助金、観光誘客数、体験型修学旅行来訪の状況、第8款土木費では、新井田川の河川管理、館鼻公園の整備、第9款消防費では、防災タイムライン策定、第10款教育費では、学校司書配置、小中学校施設の非構造部材の耐震化、食物アレルギー、第二白山台小学校の整備、樹木の適正管理、小中学校の修学旅行の現状内容についてであります。歳入では、市税の不納欠損、土地貸付収入についてであります。  各特別会計中、学校給食特別会計では、給食運搬委託料、給食センター業務委託介護保険特別会計では、保険料についてであります。  次に、認定第2号平成27年度八戸市公営企業会計決算の認定に対する質疑の主なる内容は、自動車運送事業会計では、市営バス広告事業の収入、東霊園への臨時バス運行についてであります。  以上が各認定に対する主な質疑であります。  続いて、認定第1号を採決に付した結果、賛成多数をもって認定することに決しました。  認定第2号については、全員異議なく認定することに決しました。  最後に、慎重なる御審議を賜りました委員の皆様並びに適切な答弁をいただきました理事者の皆様に御礼を申し上げ、報告を終わります。
     〔18番小屋敷孝君降壇〕 ○議長(吉田淳一 君)ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  久保百恵議員の発言を許します。  久保百恵議員 ◆1番(久保百恵 君)自由民主・市民クラブを代表し、意見を申し上げます。  このたび決算特別委員会に付託されました認定第1号平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について、認定第2号平成27年度八戸市公営企業会計決算の認定について賛成いたします。  さて、平成27年度の経済状況ですが、アメリカ、中国の景気失速の影響から世界経済は成長が鈍化し、全体の不透明化により、さまざまな経済的リスクを抱える状況でありました。日本国内においても、その世界経済状況の影響を受け、アメリカの利上げ、金融政策正常化に伴う金融市場の反応、債務問題の深刻化から中国の景気が大幅に鈍化するリスク、イギリスのEU離脱に伴う金融市場の混乱など、世界の金融リスクにより足踏みせざるを得ない状況もある中で、政府は急速な景気回復を図るべくさまざまな施策を打ち出した結果、日本の景気推移としては徐々に向上し、数値を伸ばしてきております。  景気向上の理由はさまざまではありますが、注目される項目の一つとしての訪日外国人者数は過去最高数値を更新し、この数値は平成27年度以降も向上することが見込まれていることなどからも、日本経済は今後も緩やかな景気回復を維持する見通しであります。  このような状況の中、当市の平成27年度一般会計における歳入歳出の決算状況によりますと、歳入では前年度比6.5%増となる1018億2151万5000円、歳出では前年度比6.3%増となる983億8906万3000円、歳入歳出差し引き残額は34億3245万2000円となり、翌年度への繰り越し財源額12億218万8000円を差し引いた実質収支額は22億3026万4000円の黒字決算となりました。  また、特別会計決算額につきましては、歳入では前年度比7.4%増となる682億581万3000円、歳出では前年度比7.2%増となる666億9792万6000円、歳入歳出差し引き残額は15億788万7000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源2億7006万5000円を差し引いた実質収支額は合わせて12億3782万2000円の黒字を計上し、一般会計、特別会計の実質収支額は合わせて34億6808万6000円の黒字であります。  平成27年度の通常収支分における歳入においては、一般財源総額について前年度を上回る水準を確保することができ、歳出においては、合併特例債を充当しての地域振興基金の創設、平成26年度より引き続き実施した市独自の事業、また、平成27年度からは子育て支援策などの予算を計上し、また、学校教育の充実策、中心市街地の活性化策など、各施策推進に取り組まれ、市勢のさらなる発展を図っておられる市長の市政運営を評価いたします。  また、経常的経費の削減を図りつつも、市民サービスの向上に努めるなど、市長並びに市職員の皆様の日々の働きに感謝いたします。  あわせて、今後とも市民のために御尽力いただき、当市のさらなる飛躍、八戸新時代に向けて着実に歩みを進めていかれますよう御期待申し上げます。  なお、本決算特別委員会におきまして、我が会派各委員からありました意見、要望は次のとおりです。当市における国際交流活動のますますの推進、利用者の満足度を最優先したメールマガジン配信事業のさらなる活性化、当市においての八戸型防災タイムラインの策定、夜間における避難訓練実施への協力支援及びマニュアル作成、急傾斜地の崩壊対策における危険地域の現状把握と整備対策の強化、学校司書のさらなる拡充、教育特別支援アシスタントの時間延長のための予算措置、学習用タブレットの効果的活用とネットワーク環境の整備強化、観光面における当市への体験型修学旅行誘致による魅力発信、並びに、教育、観光、両面からの修学旅行に関する観光教育会議なる相互連携への取り組み、以上につきまして、ぜひとも御検討いただき、今後の施策に反映していただけますようにお願い申し上げ、要望といたします。  次に、八戸市自動車運送事業会計について意見、要望を述べます。  平成21年度から市営バス事業における経営健全化、資金不足等の解消に取り組まれてきた結果、本年度の決算において累積欠損金の全額解消を果たされましたこと、また、経営状況の健全度を示す資金不足比率は本年度を含めて3年連続で0.0%を維持し、利用者の利便性向上への見直しや取り組みにおいても引き続き努めてこられましたことに高く評価いたします。  少子化による通学者数の減少などにより、今後も経営環境は厳しさが続くと思われますが、引き続き持続可能な経営を維持しながら、市民生活を支える公共交通機関として、より一層のサービス向上を図り、お子様からお年寄りまで幅広く市民全体に愛される市営バス運営に御尽力いただけますことを願い、要望といたします。  次に、八戸市立市民病院事業会計についてであります。  地域の中核病院として、住民の命と健康のため、幅広い医療を提供しておられる市民病院ですが、平成27年6月には、地域医療への長年の貢献と安定した経営状況が認められ、自治体立優良病院として表彰を受けられたことに敬意を表します。また、平成27年度においては、病院機能の強化、充実に加え、利用者側の利便性向上への取り組みにも努められたほか、職員が働きながら安心して子育てできる職場環境として、院内保育いちょうの樹開園など、病院機能、利用者、医療従事者の各面において配慮した対応をし、より質の高い中核病院としての環境整備に努められたことを高く評価いたします。  このような取り組みにより医師や医療技術者の人材が維持、確保され、安定した安心できる医療を今後ますます地域住民に提供いただけますよう切に願っております。  経営環境に関しましては、7期連続の黒字決算を維持する中、公立病院としてのさまざまな課題があり、今後も厳しい状況は続くことが見込まれております。市民病院の役割はますます重要になることが考えられていることからも、より一層の経営効率化を図りながら、引き続き地域医療の質の向上に真摯に努めていかれますことを要望いたしまして、自由民主・市民クラブを代表しての意見とさせていただきます。 ○議長(吉田淳一 君)三浦博司議員の発言を許します。  三浦博司議員 ◆8番(三浦博司 君)きずなクラブを代表して意見を申し上げます。  決算特別委員会において慎重に審議してまいりましたが、委員会で議論しました事業評価の内容や意見、要望に対して引き続き精査を行い、今後の予算編成及び行政運営に生かしていただきますようお願い申し上げます。  主なものとしては、母子保健事業の充実、人工内耳の買いかえ等への助成、スクールソーシャルワーカーの体制充実、市体育施設設置研修検討委員会での方向性の検討について、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるレスリング競技の事前合宿誘致の実現に配慮すること、西霊園への臨時バス運行を早期に実施することなどの意見、要望がありました。  次に、自動車運送事業会計決算についてであります。  平成21年度から経営健全化計画並びに資金不足等解消計画に基づき、経営健全化に取り組み、平成27年度決算において純利益を計上し、累積欠損金を全額解消したことを高く評価します。しかし、依然として経営環境は少子化や人口減少など厳しい状況にあり、また、市一般会計からの補助金の営業外収益に支えられているということをより一層認識され、民業圧迫にならないような最適なバス事業を通じて、公共交通を担っていくという公共サービスの充実に努める姿勢が今後より一層求められます。  次に、市民病院事業会計決算についてであります。  市民病院は、地域医療の中核病院、支援病院として地域医療の充実、向上に努め、かつ安定した健全な経営状況を継続して維持している姿勢を高く評価します。また、駐車場の拡張など利用者の利便性を図り、院内保育園を開園し、職場環境の改善に努めている姿勢も高く評価します。  青森県地域医療構想を踏まえ、在宅医療体制を含めた八戸地域医療の最適化を図りながら、今後とも中核病院としての責務を果たし、質の高い医療を提供するため、健全な経営状況を維持し、必要な医療機能の充実強化に努めていくよう期待します。  以上、認定第1号平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について、認定第2号平成27年度八戸市公営企業会計決算の認定について、意見と要望を付して賛成いたします。  結びに、折り返しを迎えた復興計画における創造的復興の推進に努めながら、一方で、行財政改革大綱に沿って総合計画を着実に実施し、市民福祉の向上を図るという両輪での行政運営は厳しさや難しさがありますが、それでも依然として行財政運営の環境は予断を許さない状況にあります。その中で、一般会計では22億3026万4000円、特別会計で12億3782万2000円、合計34億6808万6000円の実質収支の黒字決算となっています。何に備えて、何のために数十億円規模の黒字決算を続けているのか。災害など不測の事態に対応するという理由だけでは説明できない累計額に対して、今後、行財政改革の成果の陰に隠れている反作用的な市政運営について議論していく必要性が高まっています。  以上、市政全般にわたり、効率的かつ効果的で実効性の高い健全な行財政運営のもと、市民との協働を進め、市民福祉の向上、市勢発展に御尽力されることを期待し、きずなクラブとしての意見といたします。 ○議長(吉田淳一 君)中村益則議員の発言を許します。  中村益則議員 ◆4番(中村益則 君)公明党を代表いたしまして意見を申し上げます。  認定第1号平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について、並びに認定第2号平成27年度八戸市公営企業会計決算の認定についての各議案に対して賛成をいたします。  さて、日本経済は着実に回復に向かっており、完全失業率、有効求人倍率、企業倒産件数など成果としてはあらわれておりますが、まだ道半ばであり、ようやく見え始めた希望を、地方や中小企業、小規模事業者、個人、家計へと確実に広げなければなりません。その意味でも、公明党が最重要課題で取り組む経済再生と社会保障の充実に向けて、成長と分配の好循環を加速させ、成長の成果を適切に分配し、全国に行き渡らせていかなければなりません。第3次安倍政権のもとで8月2日に政府から示された基本方針、復興の加速化、一億総活躍社会の実現、世界の中心で輝く日本、この方針に向けて安定した政権のもとで着実にこれらの政策を前進させていくことが経済対策の柱となります。  一方、我が八戸地域における経済状況は、業種、業態によっては一部に景気回復の兆しが見えるものの、円安や仕入れ価格の上昇、若年層の労働力不足、さらには急激に進行しつつある人口減少に伴う社会、経済全般にわたる衰退への懸念など、地域の中小企業を取り巻く経営環境は依然として厳しく、不透明感が強まっているとの報告もあります。また、地方へのローカルアベノミクスの展開や地域活力回復に向けた地方創生が進んでいる中、地域雇用を支えている小規模企業を応援する小規模企業振興基本法が施行され、国とともに地方公共団体の責務も規定され、小規模企業の振興に取り組むことが求められております。  このような国内、また八戸地域の経済状況の中で、八戸市の平成27年度の一般会計決算の歳入については、前年度比6.5%増の1018億2151万5000円、歳出は前年度比6.3%増の983億8906万3000円となりました。歳入歳出差し引き額は34億3245万3000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源12億218万8000円を差し引いた実質収支額は22億3026万4000円の黒字となりました。  特別会計決算額の13特別会計を合わせた歳入については、前年度比7.4%増の682億581万2000円、歳出については、前年度比7.2%増の666億9792万7000円となっています。歳入歳出差し引き額は15億788万5000円となり、翌年度に繰り越すべき財源2億7006万5000円を差し引いた実質収支額は12億3782万1000円の黒字となりました。  平成27年度の予算は市民生活の向上と福祉の充実を図るための取り組みと市民サービスの質の向上を目指すことを基本に編成されました。その主な施策は、復興分においては、八戸市復興計画に掲げた4つの基本方針に基づき事業を推進し、多賀多目的運動場整備事業、小中学校非構造部材耐震化事業など、災害に強いまちづくりの施策を推進しております。  次に、通常分においては、地域活力の創出、まちの魅力創造、地域の安心確立、自治力の向上の4つを柱とし、創造性豊かな産業と文化が息づく活力ある北の中核都市の実現に向けて取り組んできました。  主な事業として、西白山台小学校建設事業、新学校給食センター整備事業、中心市街地にぎわい形成事業などに取り組み、市勢のさらなる進展に尽くしてきました。その中で、当市の財政環境は、人口減少や高齢化に伴い、義務的経費である扶養費、国民健康、介護保険制度への負担増が見込まれ、依然厳しい状況にあります。これらの課題に対応するため、第6次八戸市総合計画を中心とした復興計画の事業を力強く推進し、さらに効率的な行財政運営に努めていかなければなりません。そのためにも、小林市長のリーダーシップのもとで着実に各事業に取り組んでいただきたいことを要望するものであります。  なお、本委員会で議論、要望のあった内容については今後の施策に反映させていただくことを重ねて要望いたします。  次に、自動車運送事業会計についてでありますが、事業収益全体で前年比1%増の15億7888万8000円、費用においては、事業費全体で前年比15.9%減の14億6039万3000円となり、この収支の結果、純利益は1億1849万5000円となっており、累積欠損金4209万6000円は当年度で全額解消されております。  経営健全化に関しては、平成25年度より3年連続で資金不足比率ゼロ%を達成しており、一定の成果が認められます。経営環境については、今後も人口減少に伴い、利用者数及び収益の減少が避けられない中、車両の更新や人材の確保などの課題もあり、依然厳しい状況に置かれています。今年度より新たな取り組みとして、7年計画の八戸市地域公共交通網形成計画については、安定した収益、市民サービスの向上につながるものと期待をするところであります。  高齢化が進む中で移動手段としての需要はふえ、これまで以上に路線バスの重要性が増すことから、今後も市民ニーズに応え、よりよいサービスを提供していくことを要望いたします。  最後に、市民病院事業会計についてですが、平成27年度の経営状況は、収益においては事業全体で184億4376万1000円で、前年比0.8%減となり、費用においては事業費全体で165億4147万7000円で、前年比9.4%減となっております。その結果、収支は純利益19億228万5000円と、7年連続黒字となっております。平成27年度においての取り組みとして、医療機器の増設、老朽化した設備の改修など、病院機能の強化、充実に努め、診療費のクレジットカード払いの導入や駐車場の拡張により利用者の利便性を図ってまいりました。救命救急医療では、ドクターヘリやドクターカーの出動は年々増加傾向にあり、多くの救命に貢献し、今後さらにドクターカーV3の活躍にも期待をするところであります。今後も、地域医療の中核を担う大きな役割として、より一層の良質な医療の提供と経営の効率化を要望し、公明党の代表意見といたします。 ○議長(吉田淳一 君)苫米地あつ子議員の発言を許します。  苫米地あつ子議員 ◆5番(苫米地あつ子 君)日本共産党議員団を代表して意見を述べます。  認定第1号平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定については反対いたします。  認定第2号平成27年度公営企業会計決算の認定については、意見を付して賛成いたします。  第3次安倍政権が発表したニッポン一億総活躍プランは、経済成長の隘路の根本には少子高齢化という構造的な問題があるとし、労働力不足克服のための新3本の矢を打ち出しました。しかし、保育園落ちたのブログが国会論戦を巻き起こし、待機児童問題が大きな社会問題としてクローズアップされました。結婚したくても、非正規、低賃金ではままならず、子育ても介護も困難が増す中で活躍などできないと批判の声が上がっています。  政府は、参院選後、事業規模で28兆円を上回るこれまでにない経済対策を打ち出しましたが、実態は深刻なアベノミクス不況であることを証明するものにほかなりません。アベノミクスでつくられたのは途方もない貧困と格差の拡大です。一部の大企業は史上最高の利益を上げ、大株主には巨額の利益がもたらされました。日本の富裕層上位40人の総資産総額はこの4年間で7兆2000億円から15兆4000億円と倍以上に膨れ上がる一方で、中間層の疲弊と貧困の新たな広がりは深刻なものです。消費税が8%に増税されて以来、経済の6割を占めている家計消費はマイナスが続き、深刻な増税不況がつくり出されました。この3年間で貯蓄ゼロ世帯は1890万世帯と過去最高、全世帯の実に3分の1以上が貯蓄ゼロ世帯です。国民の多くが、何かあれば、突然貧困に陥る危険と隣り合わせで暮らしているということです。  このような情勢の中で、当市平成27年度決算における歳入でも、法人市民税が、制度の変更と合わせ、主に飲食業やサービス業などの景気低迷により、前年度比1億7569万1000円の減となりました。アベノミクス不況が地域経済にも深刻な影響を与えているものと考えます。  そのような中ですが、多賀地区津波避難タワーの整備や津波避難路整備事業など、防災対策が強化された点については評価いたします。しかし、市民生活、サービスの向上という点では十分ではなかったと考えます。  まず、介護保険制度は、2000年の制度開始以来、利用料1割負担だったものが、昨年8月の制度変更により、収入によっては2割負担となりました。さらに補足給付の減額によりサービス利用に変更が生じたり、保険料の大幅な値上げで滞納し、サービスが制限されるなど、その目的達成とは逆行するものとなっています。利用者の負担軽減を図り、安心してサービスを受けられるよう、市として独自の軽減策や緩和措置をとることを強く求めます。  雇用政策、特に市職員の非正規雇用について、当市の定員管理適正度は以前から人口1000人当たり5.25人と、全国の8人、県内の7.82人と比べて低くなっており、類似都市の中でも当市の非正規率は突出しています。不安定な雇用に耐え、市民の暮らしと行政を支える重要な役割を担っているにもかかわらず、雇用期間は限られ、一時金等の諸手当もありません。官製ワーキングプアを生み出すような雇用政策は改めるべきです。同一労働同一賃金は社会的な問題となっています。非正規職員の待遇改善を求めます。  乳幼児医療費無料化について、所得制限の廃止や中学、高校まで通院も含めた無料化の実施が求められています。経済的な負担軽減に効果が期待され、少子化対策にも有効であることから、財源の確保とさらなる拡充を求めます。  除雪について、抜本的な見直しをし、迅速な除雪、排雪体制をとり、特に通学路とバス停の除雪については万全の体制で臨むこと、奨学金制度のさらなる拡充、障がい児・者のプール、体育施設利用料無料化の実現など、市民福祉の向上に向けて取り組むことを求めます。  国民健康保険特別会計についてですが、加入世帯の約80%が年収200万円以下という厳しい状況のもと、保険料滞納世帯が全体の約2割以上、差し押さえもされているという事態は、市民の負担は限界に近いことを示しています。国に対して大幅な国庫負担増を求めることはもちろん、保険料のさらなる引き上げは行わないこと、市独自の軽減策をとることを求めます。  次に、自動車運送事業会計については、ドライブレコーダー搭載の推進や、ニュータウンからの系統の新設、増便、大学構内への乗り入れ、ワンステップ中型バスやノンステップ大型バス購入により、老朽化した車両の更新を行うなど、安全対策や利便性を高める取り組みは評価いたします。しかし、運転業務の大部分を嘱託職員が担うまでになっています。市民の足として利用者に喜ばれ、その安全を守る役割は大きくなっているにもかかわらず、労働条件は不十分なものです。嘱託運転職員の処遇改善を求めるとともに、4億円にとどまっている補助金を増額すべきとの意見を申し上げます。  市民病院事業会計については、急性期医療や高度で専門的な医療の提供による救命率の向上や利用者の利便性向上につながる駐車場の拡張を図りながら、7年連続で純利益を生じ、未処理欠損金も減少している点は評価いたします。さらに、職員用の院内保育園開園により24時間安心して働ける職場環境が整備されたことは歓迎いたしますが、いまだ定員には満たず、市の補助金頼みの部分もあることから、今後、医師や医療技術者の安定した人材確保とも結び、利用者をふやしていくよう求めます。  市民からは、窓口で何時間も待たされたが、何の説明もなく不安が募った、救命救急処置後の対応が不十分ではないかとの意見も寄せられていることから、患者中心の思いやりのある医療を提供するという八戸市立市民病院の理念、基本方針を忘れることなく、最良の医療を提供し、市民の命と健康を守る役割を果たしていくよう求めます。  当市が中核市に移行したからといって、自動的に市民福祉やサービスの向上が図られるのではありません。行政の意識的な取り組みが必要であり、市民が今現在一番困っている点に力を注いでいくことを求めて意見といたします。 ○議長(吉田淳一 君)山名文世議員の発言を許します。  山名文世議員 ◆14番(山名文世 君)社民党の山名文世です。意見を申し上げます。  認定第1号平成27年度八戸市一般会計及び各特別会計決算並びに認定第2号平成27年度公営企業会計決算の認定について、意見、要望を付して賛成します。  当市における市債残高は年々増加傾向が顕著です。直近では2014年度の941億円から2015年度は984億円にまで増嵩し、臨時財政対策債が市債残高全体の38.6%を占めるなど、相対的な財政力の弱さがうかがえます。今後、箱物建設等の元金返済や施設の建てかえ、大型建設事業などがめじろ押しとなっており、より一層の財政健全化が求められます。  以下は特別委員会での発言の要旨ですが、真摯に検討いただき、市勢進展に供されるよう期待します。  まず、生活困窮世帯の子どもの学習支援事業については、学習場所や利用者の写真がネットに流れており、いじめなどの未然防止のため、早急な対処を求めたところ、担当者から適切な処理を要請したとの報告があり、事なきを得ています。また、学習支援の事業形態は、参加者の増加とプライバシー配慮の観点から、積極的に訪問型への移行を要望します。  教育行政に係る学校司書の配置及び配本システムのネットワークの構築では、児童生徒の読書意欲や興味関心を引き出し、蔵書貸し出し冊数の増加と教育増進が図られるための検討を求めます。  老人福祉費の委託業務に係る寝具洗濯乾燥消毒サービスは、対象者5047人のうち、利用者はわずか34人の0.7%にすぎず、広報活動や対象世帯への訪問等を通じて事業の周知に努められたい。  また、高齢者等バス特別乗車証負担金は、事業者の乗車比率に見合った負担金への是正を図るとともに、事業総額そのものの再検討を要請します。  新井田川の河川改修では、市民の安全安心の観点から、浸水等の豪雨対策を求めたところ、数日後に現地調査を終え、当面の措置に関する腹案が示されるとともに、対県要請も行うとの素早い対応が見られました。今後の動向に期待します。  学校給食の食物アレルギー対策は、その対応方針やマニュアル等を徹底され、調理業者には市が責任を持って指導されたい。また、西地区給食センターの調理等業務の委託については、地域振興を考慮して地元業者への優先を提言します。  なお、本特別会計の質疑で当局より、まずおわびしたい、今回の委託業務については、当市にとって大変大きな事業でありながら、議会に十分な説明を尽くせなかったという反省がある、不快感を与えたとの教育者ならではの誠実かつ謙虚な姿勢が示されました。今後の事業等に生かされるものと期待いたします。  介護保険特別会計に係る保険料については、生活困窮者の滞納が多いと思われることから慎重な対処を求めるとともに、介護サービス利用者への地域密着型サービスの充実が図られるよう期待します。  次に、自動車運送事業会計は、2年ぶりの黒字達成及び26年ぶりの累積赤字解消に努められた尽力に敬意を表します。今後とも、労使協調で交通政策基本法の理念に基づき、市民の足を守るよう熱望します。  最後に、市民病院事業会計では、周産期センターの装備、特殊医療などの診療機能の充実を図り、地域の中核病院として医療の質の向上に取り組まれてきました。今後とも、医療サービスの向上と経営健全化に取り組まれるよう要望して、意見といたします。  以上です。 ○議長(吉田淳一 君)以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)これにて討論を終結いたします。  これより認定第1号を採決いたします。  本決算の委員長報告は認定であります。  本決算を委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(吉田淳一 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本決算は委員長報告のとおり認定することに決しました。
     次に、認定第2号を採決いたします。  本決算を委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御異議なしと認めます。  よって、本決算は委員長報告のとおり認定することに決しました。  ──────────────────── △日程第3 議案72件一括上程 ○議長(吉田淳一 君)日程第3議案第114号平成28年度八戸市一般会計補正予算から議案第123号平成28年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算まで、議案第126号八戸市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第185号損害賠償の額を定めることについてまで、及び本日上程いたしました議案第186号平成28年度八戸市一般会計補正予算並びに議案第187号平成28年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算を一括議題といたします。  各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について順次報告を求めます。  総務常任委員長の報告を求めます。  小屋敷孝委員長  〔18番小屋敷孝君登壇〕 ◎18番(小屋敷孝 君)総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第114号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、徴税費において、税過誤納金還付金を増額するものであります。  第7款商工費では、ふるさと祭り東京2017での観光PRに係る旅費を増額するものであります。  第8款土木費では、都市計画費において、仮称・三日町にぎわい拠点、通称マチニワの修正設計業務の委託料を増額するものであります。  第10款教育費では、小学校費において、西白山台小学校開校時に必要な一般備品並びに教材備品を購入するための備品購入費を増額するものであります。  審査の過程において委員から、社会教育総務費の委託料について質疑があり、理事者から、新美術館建築の基本設計のための委託料であるとの答弁があったのであります。  一方、歳入予算の主なる内容は、地域総合整備資金貸付事業債を増額するものであります。  第2条地方債の補正では、地域総合整備資金貸付事業を追加し、税総合システム開発事業ほか5事業の限度額を変更するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第117号平成28年度八戸市学校給食特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では修繕料を、歳入では前年度繰越金をそれぞれ増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第126号は、中核市への移行に伴い、屋外広告物法の規定に基づき屋外広告業の登録に係る規定を定めるとともに、その他所要の改正をするためのものであります。  議案第127号は、新美術館運営検討委員会及び小児慢性特定疾病審査会を設置するためのものであります。  議案第128号は、中核市への移行により青森県から移譲される個人番号を利用する事務等の処理に関し、市長が保有する特定個人情報の利用に係る規定の整備をするためのものであります。  議案第129号は、中核市への移行に伴い、包括外部監査契約に基づく監査について規定の整理をするための ものであります。  議案第130号は、中核市への移行により青森県から移譲される事務に係る許可申請手数料等の額を定めるとともに、その他所要の改正をするためのものであります。  議案第170号は、仮称・八戸市屋内スケート場建設事業建築工事の請負契約を締結するためのものであります。  審査の過程において委員から、資材単価などが現在から著しく変わる場合の契約内容について質疑があり、理事者から、規定の手続に基づき契約内容を変更する場合があるとの答弁があったのであります。  議案第176号から議案第178号までの3件の議案は、さきに請負契約を締結した西地区給食センター移転増改築強電設備工事及び空調設備工事並びに給排水衛生設備工事について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。  審査の過程において委員から、設計変更をした理由について質疑があり、理事者から、西地区給食センターは、市民や子どもたちが現場を見ながら研修ができる施設であるため、当初設置を想定していなかった場所へも空調設備を設置し、また、アレルギー食を調理するため、窓を締め切った状態で調理をすることから、空調設備を増工したことに伴い、強電設備も増工することとなったこと、県内初のLNGを熱源として使用する給食センターであり、より安全安心な施設とするため、配管等を見直し、給排水衛生設備も増工することとなったとの答弁があったのであります。  以上9件の議案は全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、本日付託になりました議案第186号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第11款災害復旧費では、台風第10号により、倒木等の被害が発生したことに伴い、撤去等委託料を増額するものであります。  一方、歳入予算の主なる内容は、前年度繰越金を増額するものであります。  第2条地方債の補正では、社会福祉施設災害復旧事業ほか3事業を追加するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。 以上で報告を終わります。  〔18番小屋敷孝君降壇〕 ○議長(吉田淳一 君)経済常任委員長の報告を求めます。  工藤悠平委員長  〔11番工藤悠平君登壇〕 ◎11番(工藤悠平 君)経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第114号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、株式会社共同物流サービスが北インター工業団地に新物流センターを建設した事業に対して、地域総合整備資金を地方債を財源として貸し付けするため、貸付金を増額するものであります。  第6款農林水産業費では、水産業費において、荷さばき所D棟整備に係る設計等委託料を計上するものであります。  第7款商工費では、一般財団法人地域総合整備財団による平成28年度ふるさとものづくり支援事業に市内のアイカーボン株式会社が採択されたことから、同財団から市を経由して交付する補助金を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第116号平成28年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では、市場施設に係る不測の修繕が発生したことにより修繕料を、歳入では、前年度からの繰越金を、それぞれ増額するものであります。  審査の過程において委員から、修繕料の内訳について質疑があり、理事者から、第一魚市場の変圧器の修繕料が約350万円、A棟の魚体搬送設備コンベア等の修繕料が約236万円、A棟のトラックヤードのフォークリフト用ストッパー取り付けが約81万円が主なものであるとの答弁があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第179号は、市有建物を事務所用として、八戸港湾運送株式会社に、議案第180号は、市有建物を事務所用として、八戸通運株式会社に、議案第181号は、市有建物を工場及び倉庫用として、新北菱林産株式会社に、議案第182号は、市有建物を工場及び事務所用として、八菱興業株式会社に、議案第183号は、市有建物を事務所用として、株式会社竹林紙管に、議案第184号は、市有建物を工場用として、兵庫クレー株式会社に、それぞれ無償譲渡するためのものであります。  審査の過程において委員から、土地の取り扱い及び諸経費の流れについて質疑があり、理事者から、八戸港湾運送株式会社に譲渡する建物部分は県有地で、賃貸料は八戸港湾運送株式会社が負担しており、ほか5件については、三菱製紙株式会社の協力企業が、三菱製紙株式会社から同意を得て建てている建物であり、管理運営に関する経費については、それぞれ譲渡先の会社が負担しているとの答弁があったのであります。  議案第185号は、平成28年2月8日に、第三魚市場荷さばき所A棟において発生した工事用照明機器の破損事故について、損害賠償の額を定めるためのものであります。  審査の過程において委員から、賠償金は保険で充当されるかについて質疑があり、理事者から、全国市長会市民総合賠償保険から支払われるものであるとの答弁があったのであります。  以上7件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、本日付託になりました議案第186号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第11款災害復旧費では、水路及び農地の災害復旧工事費を計上するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第187号平成28年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算の内容は、歳出では、台風第10号により被害を受けた場内の台車置き場の災害復旧のため、修繕料を計上し、歳入では、前年度繰越金を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔11番工藤悠平君降壇〕 ○議長(吉田淳一 君)民生常任委員長の報告を求めます。  夏坂修委員長  〔12番夏坂修君登壇〕 ◎12番(夏坂修 君)民生常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  本委員会に付託された議案の大半が中核市移行に伴う条例案であったことから、その関係議案である議案第131号から議案第137号及び議案第139号から議案第166号は一括して審査いたしました。  議案第114号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、個人番号カード関連事務交付金を増額するものであります。  第3款民生費では、中核市への移行に伴い、委員報酬、職員の人件費及び障がい者福祉システムの改修に係る経費を増額するものであります。  第4款衛生費では、保健衛生費において、人事異動に伴う職員の人件費の調整及び特定感染症検査業務等の委託料を増額するものであります。  第7款商工費では、消費生活センター業務の増大に伴い職員の人件費を増額するものであります。  第9款消防費では、災害対策費において、沼館地区津波避難ビルへの災害用備蓄品に要する消耗品費及び会議用テーブル等の備品購入費を増額するものであります。  本案に対して意見を徴したところ、苫米地委員より、第3款民生費の母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計への繰出金について、事業自体は母子、父子、寡婦に対して大変重要なもので必要ではあるが、県の事務を市へ移行することで市職員の事務負担や経費の増加が発生することからも、今後とも県と十分な協議をしていくこと、また、運用事業費の縮小に努めていくべきであるとの意見を付して賛成するとの発言があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第115号平成28年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では退職者医療療養給付費等交付金を、歳入では前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。  議案第119号平成28年度八戸市霊園特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では人事異動に伴う職員の人件費を、歳入では前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。  議案第121号平成28年度八戸市介護保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では、中核市移行に伴う事務経費及び前年度の社会保険診療報酬支払基金交付金に係る受け入れ超過分を返還するための償還金を、歳入では、地域支援事業費、社会保障・税番号制度システムのための介護保険システム改修費補助金の国庫支出金及び前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。  議案第122号平成28年度八戸市後期高齢者医療特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では臨時職員の人件費等を、歳入では前年度繰越金及びマイナンバー制度への対応に係る後期高齢者医療システムの改修に要する経費に対する国庫補助金を、それぞれ増額するものであります。  議案第123号平成28年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算の主なる内容は、歳出では、当該事務に係る運用事務費、電算システムの賃借料等及び母子父子寡婦福祉資金貸付費を、歳入では一般会計繰入金及び貸付金元利収入を、それぞれ計上するものであります。  審査の過程において、運用事務費の使用料及び賃借料について質疑があり、理事者から、貸し付けに当たり新規に導入する電算システムの賃借料と保守点検料であり、その保守については毎年かかる経費であるとの答弁があったのであります。  本案に対して意見を徴したところ、苫米地委員より、本来県が行う事業であり、回収されていない負債をそのまま引き継がなければならないことから、県の責務が果たされていないと考えられるが、母子、父子、寡婦の方々には本当に大切で必要な事業であるため滞ってはならないとも考えられることから、今後とも県と十分な協議をしていくこと、また、事務経費の縮小に努めていくべきであるとの意見を付して賛成するとの発言があったのであります。  以上の各特別会計は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第138号は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員の資格要件に義務教育学校の教諭となる資格を有する者を加えるためのものであります。  議案第167号は、保険医療機関及び保険医療養担当規則の一部改正に伴い、再診加算料の算定の対象となる再診について規定の整備をするとともに、その他所要の改正をするためのものであります。  以上2件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第131号は、中核市への移行に伴い、健康福祉審議会の職務に社会福祉法第7条第1項の規定による調査審議に関する事項を追加するとともに、その調査審議に係る体制の充実のため委員の定員をふやすものであります。  議案第132号は、中核市への移行に伴い、民生委員の定数を定めるためのものであります。  議案第133号は、中核市への移行に伴い、保護施設の設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第134号は、中核市への移行に伴い、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第135号は、中核市への移行に伴い、幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第136号は、中核市への移行に伴い、子ども・子育て会議に児童福祉法等の規定による調査審議に関する事項を追加するとともに、その調査審議に係る体制の充実のため委員の定数をふやすものであります。  議案第137号は、中核市への移行に伴い、母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計を設置するためのものであります。  議案第139号は、中核市への移行に伴い、養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第140号は、中核市への移行に伴い、特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第141号は、中核市への移行に伴い、軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第142号は、中核市への移行に伴い、指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定めるためのものであります。  議案第143号は、中核市への移行に伴い、指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定めるためのものであります。  議案第144号は、中核市への移行に伴い、障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。
     議案第145号は、中核市への移行に伴い、障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第146号は、中核市への移行に伴い、地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第147号は、中核市への移行に伴い、福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第148号は、中核市への移行に伴い、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定めるためのものであります。  議案第149号は、中核市への移行に伴い、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定めるためのものであります。  議案第150号は、中核市への移行に伴い、指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定めるためのものであります。  議案第151号は、中核市への移行に伴い、指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定めるためのものであります。  議案第152号は、中核市への移行に伴い、介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第153号は、中核市への移行に伴い、指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  議案第154号は、中核市への移行に伴う八戸市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の制定に合わせ、指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等について所要の改正をするためのものであります。  議案第155号は、中核市への移行に伴い、保健所を設置するとともに、地域保健法第11条に規定する運営協議会として地域保健医療対策協議会を置くためのものであります。  議案第156号は、中核市への移行に伴い、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第24条第6項の規定に基づき、感染症診査協議会の組織及び運営に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第157号は、中核市への移行に伴い、旅館業法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第158号は、中核市への移行に伴い、興行場法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第159号は、中核市への移行に伴い、公衆浴場法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第160号は、中核市への移行に伴い、クリーニング業法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第161号は、中核市への移行に伴い、理容師法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第162号は、中核市への移行に伴い、美容師法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第163号は、中核市への移行に伴い、化製場等に関する法律の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第164号は、中核市への移行に伴い、食品衛生法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第165号は、中核市への移行に伴い、と畜場法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  議案第166号は中核市への移行に伴い、医療法の施行に関し必要な事項を定めるためのものであります。  以上の議案に対してそれぞれ意見を徴したところ、苫米地委員より、議案第131号から議案第137号まで及び議案第139号から議案第166号までは反対であるとの意見があったもので、これら議案は中核市移行に伴い、国県の条例をそのまま市の条例として制定し直すものであるが、中核市へ移行することにより自動的に市や地域が発展し、福祉の充実が図られるわけではないと考えられ、また、条例の制定や運用に当たっては、十分な検討や見直しが必要であり、職員配置の基準や設備及び運用に関する基準をそのまま市に当てはめただけでは、市民サービスの向上につながるとは言えないと考えられる。その中でも、議案第131号は、委員の選定要件の追加や定員増員の変更がなされ、議案第134号は児童福祉施設と非常災害に係る条文について市独自の規定として地域の特性に応じて地震、津波等による自然災害に係る対策を含めなければならないとの規定の追加がなされており、これらは一見改正されるように思われるが、現行の審議会に新たな職務を追加しただけであったり、配置すべき職員数については現行の基準を維持しただけであったりと、実際の運用場面において市民サービスの向上に十分であるのか心配が残るものである。  また、議案第132号は、現在でも民生委員を引き受けてくれる方がなかなかおらず、委員の高齢化などが指摘されるなど十分な体制ではないにもかかわらず、その状況改善の対策もなされずに定数を定めており、また、議案第133号は、全国どの地域にある施設でも同程度の設備及びサービスでの運営が求められるということであれば、本来は国が責任を持って行うべきであると考えられる。  また、議案第155号から議案第166号は、中核市移行に伴う保健所に関連し必要な事項を定めるためのものであるが、中核市への移行が本当に市民のために必要なものであるならば、保健所が入る予定の仮称・八戸市総合保健センターの完成を待ってから移行するほうが、市民の戸惑いや不便な状況が少ないと考えられ、中核市への移行そのものの背景には、国のやるべきことを地方自治体の責任とする姿勢があり容認できるものではなく、さらに、移行によって自動的に市民サービスの向上や福祉の充実が図られるわけではないと考えられることからも、これにかかわる議案については反対であるとの意見があったことから、議案第131号から議案第137号及び議案第139号から議案第166号を一括採決に付した結果、以上35件の議案は賛成多数をもって原案のとおり可決されました。  次に、本日付託になりました議案第186号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第11款災害復旧費では、台風第10号により被害を受けた八戸市更上閣ののり面付近の陥没等を復旧させる工事費等を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔12番夏坂修君降壇〕 ○議長(吉田淳一 君)建設常任委員長の報告を求めます。  冷水保委員長  〔7番冷水保君登壇〕 ◎7番(冷水保 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第114号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第4款衛生費では、保健衛生費において、中核市移行に伴う事務のための必要経費として委託料を増額するものであります。  第8款土木費では、道路橋りょう費において、融雪剤の所要経費及び除雪業務等委託料を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第118号平成28年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では、ポンプ場管理費において修繕料を、歳入では前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。  議案第120号平成28年度八戸市農業集落排水事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では、処理場管理費において修繕料を、歳入では前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。  以上の各特別会計予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第168号は、中核市への移行に伴い、産業廃棄物収集運搬業許可申請手数料等の額を定めるとともに、その他所要の改正をするためのものであります。  議案第169号は、中核市への移行に伴い、浄化槽法第48条第1項の規定に基づき、浄化槽保守点検業を営む者について登録制度を設けるためのものであります。  議案第171号から議案第174号は、尻内雨水ポンプ場――ゲート設備、沈砂池・除じん設備、ポンプ設備、電気設備――整備工事の請負契約を締結するためのものであります。  議案第175号は、中部第10幹線下水道整備工事――五工区――の請負契約を締結するためのものであります。  以上7件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、本日付託になりました議案第186号平成28年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第11款災害復旧費において、台風第10号による河川、水路等の被害箇所の復旧や堆積土砂のしゅんせつ、倒木処理に係る委託料、公共土木施設災害復旧測量設計委託料及び公共土木施設災害復旧工事費の所要分として、委託料及び工事請負費を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔7番冷水保君降壇〕 ○議長(吉田淳一 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、田端文明議員の発言を許します。  田端文明議員 ◆6番(田端文明 君)総務常任委員会で採択されました議案第126号八戸市屋外広告物条例の一部を改正する条例についてから、議案第130号八戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてまでの5議案に対して、建設常任委員会で採択されました議案第168号八戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第169号八戸市浄化槽保守点検業者登録条例の制定についての2議案に対して反対し、討論を行います。  市長は、中核市へ移行する理由として、都市のステータスや知名度が上がると述べてきております。しかし、県でやるべきこと、現在県が行っている事務と権限が市に移るだけのことで、市民生活にとっては大きなメリットはないものです。中核市に移行した多くの都市では、移行後も人口の流出や地域経済の縮小など事態は何も変わらず、職員の負担だけがふえたというのが実情です。中核市になっても決して地域が自動的に発展するわけではありません。今、市で取り組むべきことは、格差の解消、人口減少対策など、市民生活向上のために全力を上げることです。  議案第128号八戸市個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定については、マイナンバー制度にかかわることですが、この制度は国民総背番号制と言われ、国民の間から根強い反対があり、これまで実施されてこなかった経緯がありますが、安倍政権が財界の強い要請を受けて強行したものです。総務省では、行政の効率化や利便性を高め、公平公正な社会を実現する社会基盤ですとして、1月からマイナンバーカードの申請、交付が行われてきております。しかし、当市での交付は現在のところ6%ほどにとどまっております。転出などで所在不明で通知が届いていない人も一定数あるとのことです。この制度については、成り済ましや情報漏えいなど懸念は絶えないもので、政府、総務省の言う社会基盤とはなり得ないものです。  以上、中核市とマイナンバー制度に関連する7つの議案に反対し、討論を終わります。 ○議長(吉田淳一 君)以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)これにて討論を終結いたします。  これより議題のうち、議案第126号から議案第137号まで、議案第139号から議案第166号まで及び議案第168号並びに議案第169号の議案42件を一括して採決いたします。  以上の議案の委員長報告は可決であります。  以上の議案を、委員長報告のとおり決することに、賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(吉田淳一 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、ただいま議決されました議案を除く議案第114号から議案第123号まで、議案第138号及び議案第167号並びに議案第170号から議案第187号までの議案30件を一括して採決いたします。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  ──────────────────── △日程第4 議会案3件一括上程 ○議長(吉田淳一 君)日程第4議会案第4号次期介護保険制度改正における福祉用具貸与・住宅改修の見直しに関する意見書から、議会案第6号子どもの貧困対策の推進と強化を求める意見書までを一括議題といたします。   --------------------              (案文は資料編に掲載) ○議長(吉田淳一 君)提出者から提案理由の説明を求めます。  19番森園秀一議員  〔19番森園秀一君登壇〕 ◎19番(森園秀一 君)提案理由の説明をいたします。  議会案第4号次期介護保険制度改正における福祉用具貸与・住宅改修の見直しに関する意見書は、2015年6月30日に閣議決定された骨太の方針の中で、介護保険制度の利用者負担や要介護軽度者に対する給付の見直しを検討する方針が出されているところでありますが、現行の介護保険制度による福祉用具等の介護サービスは、転倒、骨折の予防、自立した生活の継続やひとり暮らしの高齢者の閉じこもりの防止など、介護環境の改善に寄与していることから、国が十分に財政措置を講じ、介護が必要な方の生活を支えるという視点から要介護軽度者への給付を継続することを強く求めるものであります。  議会案第5号返済不要の給付型奨学金の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書は、現行の奨学金制度の利用者が増加傾向にある一方、就職難や非正規雇用などによって卒業後の収入が安定せず、過酷な債権回収に悩まされるなど、深刻な状況にあることから、子どもの将来がその生まれ育った家庭の経済状況に左右されることなく、教育の機会均等が保障され、安心して勉学に励める環境をつくるため、返済不要の給付型奨学金の創設や無利子奨学金の拡充に取り組むことを国に強く要望するものであります。  議会案第6号子どもの貧困対策の推進と強化を求める意見書は、日本の子どもの相対的貧困率は16.3%で、6人に1人が貧困状態にあり、特にひとり親世帯の相対的貧困率は54.6%で、2人に1人強が貧困状態にあり、先進国で最悪の水準となっており、このような経済的貧困は生活資源の不足にとどまらず、子どもの健康、成長、発達、学力、進学、家族関係、人間関係、精神保健など、さまざまに影響を及ぼし、子どもの将来のみならず、社会の安定にも深くかかわってくることから、子どもの貧困対策の推進と強化に早急に取り組むことを国に強く要望するものであります。  なお、案文についてはお手元に配付のとおりであります。  以上で説明を終わります。  〔19番森園秀一君降壇〕 ○議長(吉田淳一 君)お諮りいたします。  ただいま議題となっております議会案については、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。
     これより議会案第4号から議会案第6号までを一括して採決いたします。  以上の議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(吉田淳一 君)御着席願います。  起立総員であります。  よって、以上の議会案は原案のとおり可決されました。  ──────────────────── △日程第5 議員派遣について ○議長(吉田淳一 君)日程第5議員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付いたしました議員派遣一覧表のとおり議員派遣の申し出があります。  お諮りいたします。  議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御異議なしと認めます。  よって、会議規則第167条の規定により、議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。  お諮りいたします。  ただいま議決されました議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉田淳一 君)御異議なしと認めます。  よって、議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  ────────────────────   市長挨拶 ○議長(吉田淳一 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)平成28年9月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、去る9月6日から本日までの21日間にわたり、本議会に提案しました平成28年度八戸市一般会計補正予算など、議案74件、認定2件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。  議決いただきました各議案の執行に当たりましては、万全を期してまいりますとともに、本議会において議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営に当たり十分に配慮してまいりたいと存じます。  何とぞ今後とも一層の御指導と御支援を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。  〔市長小林眞君降壇〕  ────────────────────   閉 会 ○議長(吉田淳一 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。  これにて平成28年9月八戸市議会定例会を閉会いたします。   午前11時43分 閉会    署  名  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    平成28年9月26日       八 戸 市 議 会                 議 長  吉 田 淳 一                 副議長  古 舘 傳之助                 議 員  三 浦 博 司                 議 員  田名部 和 義...