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  1. 八戸市議会 2016-05-20
    平成28年 5月 総務協議会-05月20日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成28年 5月 総務協議会-05月20日-01号平成28年 5月 総務協議会   総務協議会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  平成28年5月20日(金)午前10時00分~午後0時13分 第1委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 所管事項の報告について   1 定住自立圏形成協定の変更(案)について   2 八戸ブックセンター条例(案)の概要について   3 八戸ブックセンター基本計画の概要について   4 (仮称)多賀地区多目的運動場整備本棟工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について   5 (仮称)多賀地区多目的運動場整備強電設備工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について   6 (仮称)多賀地区多目的運動場整備給排水衛生設備工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について   7 (仮称)多賀地区多目的運動場整備大型映像装置工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について   8 (仮称)多賀地区多目的運動場整備土木工事(その1)請負の一部変更契約について   9 指定管理者候補者の選定について(八戸市多賀多目的運動場)   10 新美術館整備のための基本構想策定について   11 市制施行88周年記念事業について
      12 指定管理者制度導入予定施設について   13 公共施設マネジメントの推進に係る基本方針(案)について   14 平成27年度八戸市一般会計補正予算専決処分について   15 八戸市市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分について   16 八戸市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部改正(案)の概要について   17 平成28年度「日本遺産(Japan Heritage)」の認定結果について   18 史跡是川石器時代遺跡保存活用計画書の概要について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)  委員長  小屋敷   孝 君  副委員長 三 浦 博 司 君  委 員  岡 田   英 君   〃   中 村 益 則 君   〃   古 舘 傳之助 君   〃   藤 川 優 里 君   〃   寺 地 則 行 君   〃   大 館 恒 夫 君 欠席委員(なし) 委員外議員(なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事者  総合政策部長            千 葉 憲 志 君  まちづくり文化スポーツ観光部長   風 張 知 子 君  まちづくり文化スポーツ観光部理事兼 田 湯 俊 行 君  まちづくり文化推進室長  総務部長              大 坪 秀 一 君  財政部長              原 田 悦 雄 君  教育長               伊 藤 博 章 君  教育部長              佐 藤 浩 志 君  総合政策部次長市民連携推進課長  大志民   諭 君  中核市推進室長           八木田 満 彦 君  南郷事務所長            佐々木 勝 康 君  まちづくり文化スポーツ観光部次長兼 村 山 博 康 君  スポーツ振興課長  美術館長兼新美術館建設推進室長   山 田 泰 子 君  総務部次長総務課長        品 田 雄 智 君  総務部次長兼人事課長        佐々木 勝 弘 君  財政部次長契約検査課長      秋 山 直 仁 君  財政部次長資産税課長       柴 田 義 弘 君  屋内スケート場建設推進室長     河原木   実 君  教育部次長             齋 藤 信 哉 君  教育部次長教育総務課長      野 田 祐 子 君  図書館長              藤 田 俊 雄 君        他関係課長  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主査 知 野 大 介  ──────────────────────────────────────    午前10時00分 開会 ○小屋敷 委員長 おはようございます。  本日は全員出席であります。  なお、松家会計管理者兼出納室長は欠席です。  ただいまから総務協議会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 所管事項の報告について ○小屋敷 委員長 それでは、理事者から所管事項について報告の申し出がありますので、これを受けることにいたします。  ──────────────────────────────────────  1 定住自立圏形成協定の変更(案)について ○小屋敷 委員長 初めに、定住自立圏形成協定の変更案について報告願います。 ◎久保 政策推進課長 おはようございます。  それでは、定住自立圏形成協定の変更案について御説明申し上げます。  お手元の資料をごらん願います。タブレットでは2ページになります。  初めに、1の趣旨でございますが、当市を初めとした八戸圏域定住自立圏を構成する8市町村では、定住自立圏形成協定及び定住自立圏共生ビジョンに基づき、各種施策を推進しておりますが、圏域の更なる連携強化を目指し、今年度新たな連携施策に取り組むため、平成21年9月に関係町村と締結いたしました形成協定を変更するものでございます。  次に、2の変更内容でございますが、今回追加いたしますのは、生活機能の強化の視点のうち、医療の政策分野におきまして、新たに総合的な医療、健康対策の充実にかかわる施策を追加し、仮称・八戸市総合保健センター整備事業を位置づけるものでございます。  事業概要といたしましては、総合的な医療、健康対策の充実を図るため、関連する機能を集約した拠点施設として仮称・八戸市総合保健センターを整備し、圏域住民の利用に供するものでございます。  平成28年度からの連携事業とし、圏域の全市町村で連携したいと考えております。  次に、3の協定内容でございますが、囲みの中の中段、b役割分担をごらん願います。  まず、(a)甲の役割、こちらは八戸市の役割でございますが、仮称・八戸市総合保健センターを整備、運営することとし、必要な費用を負担するとともに、関係町村と連携し、圏域内における利活用を推進するものでございます。  次に、(b)乙の役割、こちらは町村の役割となるものでございますが、八戸市及び関係町村と連携し、圏域内における利活用を推進するものでございます。  ここで、資料の2枚目、A3判の資料をごらんいただきたいと思います。タブレットは次のページへお願いします。  この資料は、定住自立圏における3つの視点、政策分野、施策ごとに事業を整理し、左側に現行の23施策30事業を、右側に変更後の24施策31事業を一覧にして対比したものでございます。  ただいま御説明申し上げました仮称・八戸市総合保健センター整備事業につきましては、表の右側の上段、黄色の箇所に新たな連携事業として表記しております。  なお、水色の箇所でございますが、こちらにつきましては、既に締結している形成協定において、軽微な字句の修正を要する箇所がございましたことから、今回の形成協定の変更に合わせて文言の整理をするものです。  字句修正の内容ですが、現行の形成協定に仮称・八戸地域畜産関連産業振興ビジョンということで、仮称の文字が表記されている箇所につきまして、昨年、同ビジョンが策定されましたことから、この仮称の表記を削除するものでございます。  それでは、恐れ入りますが、再度前のページにお戻りいただきまして、4の今後の予定をごらん願います。  形成協定の変更は、市町村議会の議決事項となっておりますことから、当市議会を初め、関係町村議会の6月定例会においてそれぞれ形成協定の変更にかかわる議案を提出させていただく予定としております。その後、各市町村議会より議決が得られましたならば、6月中に関係町村変更協定を締結したいと考えております。  また、協定締結後におきまして、第2次共生ビジョンを変更する手続として7月上旬に八戸圏域定住自立圏共生ビジョン懇談会を開催し、構成員の皆様から御意見を伺いながら、変更作業を進め、関係町村との正式協議を踏まえまして、7月下旬に、変更後の共生ビジョンを公表したいと考えております。  ただいま御説明申し上げましたとおり、形成協定の変更につきましては、6月市議会定例会への議案提出を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 新たな協定を結ぶという準備段階に入っている報告をいただきました。  その中で、定住自立圏はこれから圏域として一生懸命取り組むということで理解はしていますが、協定内容について役割分担のところで、甲の役割で、八戸市の役割、それから乙の役割で、関係町村の役割がありますが、その中で明確にしておいていただきたいのが、甲の役割の部分で、財源的に保健施設等々をつくる場合に、全額八戸市が持つのか、これから運営に当たって、その経費的なものをどのように分担していくのか、八戸市が建設する際に、建設費にも分担費用が当たるものなのか、ないものなのかその辺をお答えいただきたいと思います。 ◎久保 政策推進課長 費用負担の御質問でございましたけれども、このセンターは八戸市が財源を調達して整備することとなりますので、関係町村の皆様方への分担金ということはございません。  当市の定住自立圏ビジョンに位置づけることによりまして、この圏域の基幹的施設となり、圏域住民の利用に供することができるものでございますので、その手続を踏むために、形成協定の提案をしたものでございます。  なお、複合施設となりますので、それぞれの施設、例えばこども支援センターなり、休日夜間急病なりということで、いろいろな施設がありますが、その運営、利用形態につきましては、今後ワーキング会議等を開催しながら、予算のあり方について考えていきます。 ◆寺地 委員 建設費については、今御説明があったみたいに、八戸市で負担をすると。やはり我々八戸市民として見れば、その運営上にかかわる経費については、ある程度圏域の皆様方にも御負担をいただくというのが筋でないかと思います。八戸市の負担が多分広域ですので7割近くでしょうから、その負担がだんだん大きくなっていくということが懸念をされるところでもありますので、適切な役割分担、経費の部分も含めてきちんと協議していただければと思います。  今後の日程として7月上旬に懇談会、中旬から下旬にかけてまたいろいろ会議が開かれるということですので、その辺を見守りたいと思いますが、懇談会とか、正式協議等に参画される職員の方々は、どの辺の範囲まで招集されて、協議されるのか、その内容について、今わかっているところがあったら教えていただきたいと思います。 ◎久保 政策推進課長 定住自立圏共生ビジョン懇談会での当市の関係課の参集範囲でございますけれども、これはこの施設を所管することになる総合保健センター推進室が参加することとなると思います。 ◆寺地 委員 担当する部署が参画するのはもちろん当然でしょうが、広域ということになってくると、参集する範囲がかなり広がると思うんです。例えば市の職員の中、または関係者の中で、保健施設だけの問題でないということになるので、その辺の参集の仕方、協議のあり方をもう一度お伺いします。 ◎久保 政策推進課長 定住自立圏共生ビジョン懇談会につきましては、構成員として決まった民間の方がおります。さらに、市の関係課、先ほども申し上げました総合保健センター推進室のほかにも施設の中に入るであろう関係課もございますので、その辺の関係課も含めて招集して、懇談会の場で意見交換をしたいと考えております。 ◆寺地 委員 これからいろいろ協議が行われて煮詰まっていく段階になっていくと思うので、その辺は、見きわめていきたいと思います。八戸市の議員連盟も広域で促進を図っていこうという目的で、八戸圏域定住自立圏形成促進議員連盟もつくっていますし、いろいろ意見もあろうと思うんです。ですから、皆さん方が原案をつくり協議を進めていく中で、報告をしていただくなり、協議の場を持っていただくなり、開かれたような協議になることを御要望して終わりたいと思います。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  2 八戸ブックセンター条例(案)の概要について ○小屋敷 委員長 次に、八戸ブックセンター条例案の概要について報告願います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 続きまして、八戸ブックセンター条例案の概要について御説明申し上げます。  まず、1、制定の理由でございますが、現在整備中の八戸ブックセンターについて、公の施設として設置し、その管理について必要な事項を定めるものでございます。
     2、条例の主な内容についてでございますが、(1)名称は八戸ブックセンター、位置は八戸市大字六日町16番地2でございます。  次に、(2)事業内容でございますが、1つ目に、本と出会う新たな機会の創出に関する事業、2つ目に、本を通した市民交流の推進に関する事業、3つ目に、本を通したまちづくりの推進に関する事業、4つ目に、この3つの事業の情報発信及び関係機関との連携に関する事業、5つ目に、その他ブックセンターの設置目的を達成するために必要な事業としております。  次に、(3)使用等の手続に関する事項でございますが、①使用の許可及び条件、②使用制限③使用条件の変更などを定めております。  次に、(4)使用料についてでございますが、飲料提供の設備であるドリンクスタンドの使用料につきましては、他施設の料金を参考にしながら設定し、その他の読書会ルーム、執筆をするカンヅメブースの使用料は無料とするものでございます。  (5)その他の管理に関する事項につきましては、使用料の還付、目的外使用の禁止、使用者の原状回復義務、秩序保持、損害賠償等について定めるものでございます。  3、その他でございますが、本施設は、本年10月から11月にかけての供用開始を目指し、現在内装工事発注の準備を進めているところでございますが、工事の契約前であること、供用前の準備期間も必要であることから、条例の施行日につきましては後に定める施行規則の定める日とし、これを附則に定めることとしております。  なお、この条例案につきましては、6月市議会定例会に御提案させていただく予定ですので、よろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 いよいよブックセンターも始まろうということで、条例を制定してというようなものは、皆さん方の立場として当然の進め方だと認識はいたします。  事業内容については、これまでもいろいろ議論してきましたし、私たちもある程度その事業を見ながら、きちんと精査しながら評価するという立場で見守るということにしております。  事業内容について、5項目書かれていますが、仮にこの目的を達せられないような場合、またはどの目標が達するということになるのか、その辺の見解についてお伺いしたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 目的を達成という部分についてでございますけれども、これから事業を展開していくわけです。ですから、その事業につきましても後ほど次の基本計画書のほうでその事業内容については御説明をすることになりますけれども、それも初年度につきましては、約半年弱ぐらいの期間でしかございませんので、どれくらいの事業をやれるのかという部分もございます。これは数年にわたりまして、私どものほうでは今その事業の進め方、事業内容についても現在検討をしておりますので、それを徐々にとなるかもしれませんが、その事業の効果というものが発揮できるように頑張っていきたいと考えております。 ◆寺地 委員 確かに、手探りの状況なので、多分今の時点では例えば本の売り上げにしろ、利用者の数にしろ、それから中心商店街に対しての貢献度、経済の波及効果、いろいろな項目が分かれると思うんです。それをどのように精査し、取りまとめていくかということは、まだ事業が始まる前ですから、確かになかなか難しいと思うんです。ただ、その中において、ある程度の目標、ある程度の数値というものがないと、実行する上ではまずいと思うんです。市としても1億円を超える投資をして、年間の経費が6000万円を超える予算を組んでいるということに対しての責任があると思うんです。そしてまた、我々に対しても、市民に対しても説明責任があると思うんです。  昨年の6月に私が一般質問をしたときに、市長は、とんとんになるだろうということを申しておりました。皆さんも聞いていると思うんですが、とんとんということは、我々の感覚からすれば、売り上げと経費が同等に見込めることをとんとんと、私はいうと思うんです。ということは最低でも6000万円の売り上げがなければならない。6000万円の経費をかけるんですから。一応初期投資の1億円については、これは初期投資ですから、やむを得ないというか、見込み、そう考えた場合でも6000万円の収入がなければならない。そして公共事業ですので、市民の方々の半分ぐらいは利用してもらわないとならない。八戸市の人口が23万人でありますので、半分ということになると、約11万人を超えるぐらいの方々が利用するということの目標を立てなければならないと思うんです。そうすれば、売り上げ的には6000万円以上、またはそれに近いもの、使用する人間は偏らないで、平均的に半数以上ということが公共事業として当然掲げられる目標だと思うんです。その辺についての目算、考え方はどのようになっているか、お伺いしたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 まずは、とんとんになるというところにつきましては、たしか3月の協議会……、済みません、ちょっと月は忘れましたが……、(「6月だったと思います」の声あり)ごく最近、そのときにも御説明申し上げましたが、今回のブックセンターの整備に当たりましては、地元の書店さんにその販売業務を委託するということにしております。そこの部分のかかる経費といわゆる本の売り上げ、それから雑貨などの販売もいたしますので、そこでの収支ということを念頭に置いているというのは、以前、この協議会でも御説明したとおりでございます。ですから、前回のそのほかに係る経費という6000万円という数字ではございませんので、我々は今そういう設定の仕方をしております。  それから、市民の半分が利用してもらわなければという議員のお考えですけれども、10万人の本屋さんになればいいと思いますけれども、なかなかそういう数字というのはここの利用だけでははかり切れないもの。といいますのは、ここのブックセンターに来ていただくということは非常に市民の方にもいいブックセンターの環境を提供できると思っておりますけれども、それが波及して多少なりとも市内の本屋さんの本の購買がふえるとか、買わなくても本屋さんに足を運ぶ人がふえる。そういったところでの公共的な役割というのがこのブックセンターが担っている部分だと思っておりますし、さまざま本に関する事業ということもこのブックセンターで開催してまいりますので、いろいろな意味で市民の皆様の満足度がふえると。満足度が達成されていくというところが1つ公共として担っている部分と理解しておりますので、確かに数字として目標を設定するべきではないかというのは、そのとおりだと思いますけれども、一方では、はかり切れない、数字であらわせない満足度ということもこのブックセンターの担っている事業の中にはございますので、そういう御理解をいただきたいと思っております。  以上でございます。 ◆寺地 委員 なかなか苦しい御答弁だと思うんです。目標をつくればつくったでそれが評価の基準になってしまうし、それをつくらないで、何とか皆さん方はかわそうという考え方かもしれないですけれども、ただ、それだけの多額のお金を投資して、それだけの実効的な効果が生まれないということは、大変厳しいことになると思うんです。極端なことを言えば、現在ある図書館にしても、非常に利用者がふえている。これはやはり高齢化の原因もあったり、また、余り余暇の時間にお金をかけられないという現状もあるかもしれません。また、図書、文学、そういう本に対して興味が湧いてきているということもあるかもしれません。いろいろな要因はあると思うんです。  ただ、学生を中心に、行ってみれば本当に混んでいます。座る場所がないくらい。もう土日は特に。きょうも移動販売をされている方が市役所の前に車をとめていましたので、その状況をお伺いしたら、年々やはり利用者がふえているし、その期待が高まっているということをお話ししていました。大変いい方向に向かっているわけです。その中でも経費をなるべく削減しながら、効率的にということで努力されながらやっている最中に、年間6000万円、下手すればもっと職員が入れば、もっと経費がかかっているという状況を考えた場合には、ある程度効果があるんだというだけの話では通らないと私は思います。  さっき言ったみたいに、人数の分析や、利用者の分析やさまざまなことはぜひ今後のためにもデータをとるべきだと思います。全国で注目されているという話もあります。その中で、注目されているという要因の中には、どうしてそういう事業を市役所がするんだろうという疑問も半分あるわけです。よくやったと言われるのか、何でやったんだと言われるのか。その拮抗した数が私は注目度だと思っているんです。  ですから、目標を掲げながら実際の運営に当たっていただきたいということは御要望申し上げたいと思います。  ところで、今現在の八戸市の本の売れ行きや売れ筋やその内容については、調査されているんですか。その辺をお聞きしたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 人数の分析ですとか、利用者の分析につきましては、今後の課題ということで、しっかりと受けとめたいと考えております。  それから、現在の書店の状況ということは、一書店さんのことはお伺いしておりましたけれども、なかなかそこまで把握できていないと。調査していないと言ったほうが正確かもしれませんが、一書店さんからは参考までということでどういう売れ筋とか、そういうデータはいただいておりましたけれども、全体的に見るとされていないといったほうが適切だと思います。  以上です。 ◆寺地 委員 これだけの大きい事業をするのに、まず最初に市場調査をしなければならないと思うんです。それを調査していないということになると、今後、仮に本が売れるようになったのか、市民が読書ということに対して興味が湧いてきているのか調べようがないと思うんです。現在の時点でどれくらいの本が売れて、どういう分野のものに興味があって、どういう現状なのかということを、まず最初に知らないと、今後やったときに比べようがないんです。その辺、もう一度お願いいたします。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 済みません。説明不足がございました。  この件につきましては、平成26年度に、市内全書店、ヒアリングをしております。ただ、先ほど私、申し上げたのは、数字として幾らの売り上げとか、踏み込んだもののデータについては先ほど申し上げたとおりでなかなか各書店さんも、出しにくいものもございますので、どういったものが売れ筋、その書店の特色もございます。ここの書店はこういうものを主に置いている。その辺も全部ヒアリングしながら、県内の陳列されている本の傾向も調べて、その上で、競合しないようにということでやっておりますので、先ほどは具体的な金額とか、そういった部分とか、何冊売れたとかという部分までは把握していないという意味で御理解いただきたいと思いますし、ただ、傾向とすると、それはしっかりと平成26年度に調査したので、今現在の計画になっているということでございます。 ◆寺地 委員 平成26年度にヒアリングをしたという話ですけれども、そのヒアリングをした内容については、こういう内容だったというのは公表できないんですか。その辺、まず。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 当然、調査した結果でございますので、それは公表できる内容でございます。 ◆寺地 委員 それであれば、後で総務常任委員会のほうにその資料を出していただきたいということを委員長を通じてお願いをしたいと思います。いろいろな課題は多いと思うんです。ブックセンターが持つ機能として、本に対する興味を抱かせる。またその本を読んでもらう。その人生を変えるような本との出会いとか、そういうことを推奨しながら、そしてまた、それが今度中心商店街の活性化につながる。そして八戸の経済なり、または教育なりにそれだけの効果があるんだということになれば、そういうもろもろのものについての効用、そしてこうなっていくということを全部出してもらわなければならないのです。それだけ大きい事業なわけです。ですから、そういうところをぜひ精査していただきながら、詰めていただくということを要望しておきますので、先ほどのデータのことも含めて、御要望申し上げて、今のところは終わります。ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。 ◆大館 委員 今、訪れる利用者の人数とか、金額の話が出ていたんですが、そもそもこのブックセンターを訪れて、本に親しんでそれを読むことによって心が豊かになって、ひいてはそれが八戸のためになる。こういうところは数字では出てこないと思います。ですから、私は大いにこのブックセンターを推奨して、市民に1冊でも多く本を読んでいただいて、心豊かになって、将来の八戸を背負っていく人間に育っていけばいいと、そういう思いでおりますので、大いに進めていただきたいと、その辺を要望して終わります。  以上。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  3 八戸ブックセンター基本計画の概要について ○小屋敷 委員長 次に、八戸ブックセンター基本計画の概要について報告願います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 続きまして、八戸ブックセンター基本計画の概要について御説明申し上げます。  八戸ブックセンターにつきましては、先ほども御説明いたしましたとおり内装工事及び開設に向けた準備を進め、10月から11月にかけて開設することとしておりますが、このたび、今後の施設運営、管理の基本とする基本計画書を策定いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。  資料の1、施設のコンセプト、2、施設の位置づけ、3、施設運営の基本方針、4、施設の構成――フロアイメージ――につきましては、資料に記載のとおりで、これまで本協議会などで御説明してまいりました内容になっておりますので、説明は省略させていただきます。  資料として添付しております基本計画書の7ページをごらんいただきたいと思います。  当施設で実施する事業について御説明いたします。  本を読む人をふやす。本を書く人をふやす。本でまちを盛り上げるという3つの基本方針に基づき、市民の方々や関係団体の方々と連携を図りながら、実施できる事業を検討、企画し、段階的に実施していくこととしております。  具体的な内容といたしましては、資料の7ページから8ページに記載のとおり、企画事業として10の事業を予定しております。  また、9ページに記載のとおり、情報発信として、本でまちを盛り上げるための事業の一環として、さまざまな媒体を活用して、当施設のほか、市内書店のイベント情報なども発信することとしております。  次に基本計画書の10ページをごらんいただきたいと思います。  セレクト・ブックストアにおきましては、市民が本に親しむ環境づくりの一助となるよう、市民の本に関する興味関心を高め、本との偶然の出会いによる知的好奇心の向上に寄与するような選書を行うこととしておりますことから、資料の10ページから12ページに記載しておりますが、それぞれの棚にテーマを決めて選書を行ってまいります。選書に当たりましては、八戸市図書館資料収集要綱に準じて、選書基準要綱を制定することとしており、それぞれのテーマ棚ごとに基準を設けることにより、公共性を担保することとしております。  以上が八戸ブックセンター基本計画書の概要となっております。先ほど御説明いたしましたとおり、現在は内装工事の発注準備を行っており、10月から11月にかけての開設を予定しておりますが、詳細が決定した際は、改めて御報告いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について、御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 先ほどの話の続きになるかもしれませんが、事業内容ということで10項目、ここに書いてあるようです。例えば本のまち読書会という話とか、ブックセンター・ギャラリーとか、さまざま載っています。それからあと目新しいものとすれば、ドリンクコーナーというか、そういうもの。果たして、あの場所で、あれぐらいの面積で、これが賄えるのかと大変危惧しているんです。  例えば、読書会を仮に開催したとしたら、何人入れる予定でしょうか。その辺をお聞きします。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 読書会ルームにつきましては、大体15名から20名ぐらいが座ってその読書会を開催できるスペースを確保しております。部屋の中には椅子とテーブルということの設定をしております。読書会ルームの使い方については、さまざまな使い方もできるように考えておりまして、テーブルを搬出して、椅子をびっしり並べたということにしますと、大体40名ぐらい、30名から40名ぐらいの方がその部屋の中でトークイベントですとか、その他のイベントについても参加できるようには今現在考えてございます。  以上でございます。 ◆寺地 委員 人数が多いか少ないかはこれはいろいろな考え方があるので、大きい部屋があって、いっぱい入るほうがいいという考え方もあるでしょうし、少人数のほうがやはり効果が高いし、読み聞かせとか、いろいろな読書会には向いているということもあるでしょうし、ただ、20名から30名ぐらいが入るんだということになると、開催する形が限定されるのではないかと。どういう企画になるのかはちょっと定かではないんですけれども、例えば小学校の1クラスでも30人か何ぼあるということを想定すれば、少ないんでないかと感じます。極端に言えば、50人とか、それぐらい入るような状況であれば、そういう読書会もあるのかと考えますけれども、狭さがあるのではないかと。  それと前からお話が出ていましたけれども、アルコールも出せるんだと。それから飲食もできるんだという話になったときに、例えば子どもさん方の読書会のときに、雰囲気がなじむのかどうかです、一般の方々と。ちょっと特殊というか、お酒も飲めるようなところでそういう読書会をやるということの目的と相容れないところもあるのではないかと危惧するんです。  前の2階でつくられるというときには、ちょっとした模型をつくられて、こういう雰囲気ということで我々にも説明があったんですけれども、今回の場合はそういう説明がないものですから、何か雰囲気的にレイアウトがこんな感じですと出ているだけですので、イメージが湧かないんです。どういう雰囲気になったり、どういう状況なのかというのがちょっとわかりづらい。それについては、何かこれ以上に詳しい、内装的にはこんな感じですとかは示していただけるんですか、それともないままですか。その辺について。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 まず第1点目の人数が多い場合ですけれども、これはイベントの内容によって集客、市民の方の関心が高い事業ということも当然開催する予定としておりますので、その場合はブックセンターの中では無理だと思っております。ですから、はっちを利用して、そちらに会場を移しながら、ブックセンターの企画事業を展開する。もしくは隣にこれから建設されます、マチニワの中の空間において、そういう事業を展開するということで、その企画の中身によってその場所については柔軟に対応したいと今現在考えております。  それから、先ほど飲食のお話が委員から出ましたけれども、食べ物はこの中では食べることはできませんので、飲み物だけに限定すると。飲み物も持って歩くと非常に不便ですので、一時的に置くホルダーなども設置しながらということで対応したいと思っております。  それから、恐らく委員は子ども向けの読書会ということをイメージされたのかも知れませんが、今我々が考えているのは一般の方々の読書会ということと、一般向けの大人を対象とした各種イベントということで考えております。中には子どもさんを連れていらっしゃる方もいるかもしれませんが、その辺は十分に対処していきたいと考えております。  それから、大変申しわけありませんでした。きょうは模型のほうを実は持ってこようと思ったんですが、間に合わなかったものですから、次回ブックセンターについての御説明の際に、その辺はまた改めてお見せしたいと思っておりますので、今回間に合いませんでした。大変失礼いたしました。 ◆寺地 委員 いろいろ努力されている感じは受けますし、要望が出たり、いろいろな考え方が出てくると思いますので、それは今おっしゃったように、臨機応変に対応していただくということも大事だろうと思います。  極端に言えば、これだけの面積でいろいろなことをされたいというのもわかるんですが、前にも言ったみたいに、いらっしゃった方々が固定されて、同じ人しか来ないとか、それからそれ以外の人が入りづらいとか、使いづらいとか、いろいろなことが起こる可能性もあると思っているんです。ですから、そういう状態状態に合わせて、考え方を柔軟に持っていくなり、いろいろな本屋さんの情報を集めるなり、民間の本屋さんに販売も委託すると言っていますけれども、そういう連携がどうなるのかとか、その本の売り上げをどうするのか。市で収入が全く入らないという話でやるような雰囲気もないわけでないので、何かちょっとイメージがはっきりと湧かないところもあるんです。  ですから、先ほど申し上げたように、確かに公共事業として、この事業が合うか合わないかということは大変大きい問題だと思っています。もし仮にそぐわないようであれば、それはそれで考え方を変えていかなければならないでしょうし、議会の中には第2図書館を要望したり、それから文学館的な要素で、八戸出身の方々の文学館的なものを建てたらどうだという話もあったり、その決着がつかないうちに、今、美術館の構想がまた持ち上がって、今度は美術館をつくるという話になったり、それから、前のまつりんぐ広場の芸術パークも中途半端というか、そのままになっていたり、いろいろなものが中途半端になっている状況もあるんです。ですから、そういうものも含めて進めるということですので、先ほど申し上げたみたいに、反対はしませんけれども、その辺をきちんと見守りながら、先ほど大館委員も意見を述べて、ぜひ推進してくれという話をしていましたけれども、私たちはもろ手を挙げて賛成する気はありませんので、きちんと精査しながら、そういう数字も、人数もきちんと見つめた上で、評価していきますので、その辺をどうぞ心して実行していただきたいと要望して終わります。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。 ◆三浦 副委員長 私もこのブックセンターにおいて、B&Bの内沼さんのところに行って、本人からざっくばらんなお話を伺ったりしていく中で、思うところもありながら、ただ、こうして市長の公約を実行しようと、担当部署が本当に一生懸命にやられていることにつきましては、高く評価はしております。  ただ、委員がるる話をしていたところで、私はこうしたほうがいいんじゃないかというのがありまして、この基本計画が全てじゃないのかどうか、これから基本ではない計画がまた出てくるのかわかりませんが、その6000万円を使わせてくださいという議決権を持つ議会に提案する計画書としては、寺地委員が言われたような検証と評価の仕組みというものも後段にあるべきなんじゃないのかと。それは大館委員が言われたような定数評価も十分大事だと。公益性というものは幅が広い、公には枠がないと私も思っていますので、ただ、そこにおいて、なぜ本のまちで、ブックセンターで、大人向けのことをやるのかというところもそういう公益性、公益部門における定数評価という部分、もちろん定量評価ということもあるんでしょうけれども、ただ、まだ収益の部分、要は公益部門と収益部門と大きくあるんだろうという中にあって、収益部門におかれましては、とんとんじゃなくてもプラスであればプラスであったほうがいいんでしょうけれども、定量評価にそぐうものに対しては、ある程度の定量評価を盛り込んでいくという中で、PDCAサイクルをどう回していくのかとか、あとB/Cという言葉もありますけれども、ベネフィットというものが上がるというものは、コストを下げれば上がるのか、コストを上げてもベネフィットはもっと上がっていくんだと。全体の価値、公共性が高くなっていくんだというような考え方もあろうかと思うんです。  また、中心市街地に立地するというところにあって、ほかへの波及効果、産業連関分析とかさまざまあるんでしょうけれども、そういう部分で、もう少し最後の部分に厚みを持たせた計画書であれば、寺地委員が言われたような市民への説明責任というものが落ちていくのかと。そして短期、中期、長期という形で本当に本の拠点として、市内全域に広がっていくという形で図書館にもいい効果があるし、学校図書館にもいい効果があるし、民間書店にも影響、効果があると。そして本が好きな、喫茶店で本棚を置いているような喫茶店の店主たちも目を輝かせていくとか、本が大好きな人たちが目を輝かせていくとか、そういうあるべき姿に向かって、そこまでにどのようなアプローチをして、段階を踏んでやっていくのか。絶えず評価をしていくという仕組みが目に見えるような形で生まれていけばいいと感じておりますので、その点を頑張っていただけたらと思っております。その点についてはどうでしょうか。その評価の部分です。検証と評価の仕組みというところに関して、その部分をやるかどうか。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 先ほども申し上げましたが、現時点で具体的なことというのは持っておりませんでしたので、今後その検証する方法につきましては、お示しできる部分はかなり限定的になるのかもしれないんですけれども、少し検討させていただきたいと思っております。これに関しては少しお時間をいただきたいと考えております。  以上でございます。 ◆三浦 副委員長 ぜひ前向きに捉えていただいて、なかなか市内でも例のない取り組みというところで、フロントランナーであることは間違いないわけです。この難しさは当然あろうと思っておりますので、よろしくお願いします。  私としては、やはり市立図書館の機能を高めてほしい。公文書館機能という展示スペースを知の拠点と、歴史文化の拠点という形で展示スペースを広げてほしいという思いもあったり、そこで展示物の古文書がしっかりと見られるような形の中で、学校の学習だったり、大学生、高校生が触れて学習したり、生涯学習の機会をつくったりするような図書館の公共性というところにもつながっていってほしいという気持ちもありますので、ぜひ頑張ってください。  以上です。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  4 (仮称)多賀地区多目的運動場整備本棟工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について  5 (仮称)多賀地区多目的運動場整備強電設備工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について  6 (仮称)多賀地区多目的運動場整備給排水衛生設備工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について  7 (仮称)多賀地区多目的運動場整備大型映像装置工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について ○小屋敷 委員長 次に、仮称・多賀地区多目的運動場整備本棟工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分についてから仮称・多賀地区多目的運動場整備大型映像装置工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分についてまでの4件の案件は関連がありますので、一括して報告願います。 ◎村山 まちづくり文化スポーツ観光部次長スポーツ振興課長 それでは、仮称・多賀地区多目的運動場整備の工事請負の一部変更契約の締結をすることの専決処分について、案件4から7まで一括して御説明申し上げます。  資料にお示ししております4つの工事につきましては、平成27年6月26日から工事を実施しているものでございます。  それでは、資料に沿って御説明いたします。  まず、今回一部変更契約を行ないました仮称・多賀地区多目的運動場整備にかかわる4本の工事名称及び契約者名ですが、①の本棟工事は、高橋・小幡特定建設工事共同企業体、②の強電設備工事は、京谷・久保田・和井田特定建設工事共同企業体、③の給排水衛生設備工事は、北奥・青葉特定建設工事共同企業体、④の大型映像装置工事は、三和電業株式会社となっております。  この4本の専決処分の理由といたしましては、工事請負期間に変更が生じたため、地方自治法第180条第1項に基づき専決処分を行ったものでございます。  請負期間の変更理由は、仮称・多賀地区多目的運動場土木工事の工期である平成28年9月15日に対し、このたび専決処分を行なう4本の工事は、平成28年7月15日までとしておりましたが、各工事の外構仕上げや、屋外配管の施工を土木工事の施工後に行う事情が生じたことから、工期を延長することになったものです。  これにより変更前の工事期間、契約締結の翌日から390日間としていたものを58日間延長し、契約締結の翌日から平成28年9月15日までといたしました。  なお、工期延長に伴う供用開始のおくれはなく、予定通り平成28年10月1日に供用開始する予定となっています。  最後に、処分年月日ですが、平成28年4月28日でございます。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について、御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 工事が少し延びているということの変更みたいなんですけれども、58日間延長する根拠はどうなっているか。なぜ58日間なのか、お聞きしたいと思います。 ◎村山 まちづくり文化スポーツ観光部次長スポーツ振興課長 本棟工事のほかに先ほど申し上げた工事、それから土木工事が一斉にできるものではなくて、それぞれの工事で必ずどこか完成して、ここをやるかという形になりますので、土木工事のほうが9月15日引き渡し予定ということで、他の工事のほうも9月15日に合わせて引き渡しを受けるという形で設定いたしました。  理由といたしましては、その本棟工事、土木工事の兼ね合いがございまして、すぐ手をつけられない部分があるので、土木工事のほうが完了してから最後の仕上げをするということになります。
     以上です。 ◆寺地 委員 工事の順序とすれば今、御説明があったとおりで、いろいろなものが終わってこないと、次の工事に入れないということだと思うんですが、延びていくということになれば、例えば使用する方々にいろいろまた説明なり、延びますということで伝達しなければならないと思うんですが、極端に言えば、例えば施設が完成して、何かイベント、こけら落としみたいな、何かそういうものを計画する上で、支障になるようなこととか、何か変更になることというのは、このことによって起こるかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ◎村山 まちづくり文化スポーツ観光部次長スポーツ振興課長 現在、供用開始が10月1日というのは、これはもともとの計画でございまして、10月2日にこけら落とし及び午後からはJFLのヴァンラーレ八戸の試合を計画しております。この工事の引き渡しは9月15日ですので、心配はないかと考えております。  以上です。 ◆寺地 委員 わかりました。延びることによって、何かそのイベントなりに支障があるとなると、大きい問題になると思いますので、今後これ以上延びないように期待をしたいと思いますし、専決処分の中で、我々も一番いつも懸念するのは予算にしても、ある程度実行していて、専決処分で増額する、専決処分で延ばす、専決処分で何かをということで附帯的にやられると、我々としても意見の言いようがない。ですから、例えば見積もりや、内容や、それから工期というものは当初からきちんとつくられて、それが守られなければならないという原則があると思うんです。それを途中で契約の変更、計画の変更や施設の変更、日程の変更が出るということは、ある程度その計画がよかったかどうかというもとに返って、査証なり考え方を問わなければならないということが発生する可能性もあるわけです。  ですから、基本的には契約を発注したら、その発注のもとできちんと行われるのが一番理想的だと思っていますので、その辺を今回はひとつ苦言として申し上げて終わりたいと思います。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  8 (仮称)多賀地区多目的運動場整備土木工事(その1)請負の一部変更契約について ○小屋敷 委員長 次に、仮称・多賀地区多目的運動場整備土木工事――その1――請負の一部変更契約について報告願います。 ◎村山 まちづくり文化スポーツ観光部次長スポーツ振興課長 次に、仮称・多賀地区多目的運動場整備土木工事――その1――請負の一部変更契約について御説明申し上げます。  こちらの土木工事――その1――につきましては、先ほど御説明の工事と同様に、平成27年6月26日から工事を実施しているものでございます。本工事の工事請負額に変更が生じたために、工事請負の一部変更契約を6月定例会に提案させていただくものでございます。  それでは、資料に沿って御説明いたします。  まず、工事名称は、仮称・多賀地区多目的運動場整備土木工事――その1――でございます。  契約者は、日本道路・地代所・曽我特定建設工事共同企業体でございます。  本工事における変更契約の内容は、変更前10億2844万7280円だった契約額を1億3833万5040円増額し、変更後11億6678万2320円となります。  この増額に関する主な変更理由といたしましては、(1)防じん処理工の増工による増額、(2)保水性インターロッキング舗装工を6040平米増工することによる増額、(3)天然芝球技場の芝を特殊植生シートによる育成から寒冷地ロール芝の敷設に変更することによる増額、(4)その他、現場精査による数量の増減を行ったことによる増額でございます。  (1)は本工事により工事区域に隣接する住民から強風時における土ぼこりの低減に努めるようにとの要望がございましたので、対応するものでございます。  (2)は雨水排水計画を変更したことにより、増額したものでございます。  (3)につきましては、当初設計において天然芝競技場の芝を、植生シートによって種子から育成させる方法を想定しておりましたが、多賀地区の気候条件が影響し、10月の供用開始に向けて芝生の育成が競技に耐え得る状態にならない可能性が出てきたために、寒冷地ロール芝の敷設に変更することで供用開始に万全を期することにより増額となったものでございます。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 先ほどの件に関連して、契約金額がこのように変更になる。10億円ぐらいのやつが11億3000万円、1億3000万円ぐらいふえているので、こうなってくると、軽微な増額というわけにはいかないと思うんです。そうしてくると、最初の設計の時点である程度わからなかったのかというか、当初から計画されなかったのかという疑念が出てくるわけです。最初からそのようなことでやっていれば、この1億3000万円の金額がもっと少なくなる可能性があるわけです。一旦10億円で契約したものを実行している最中、最後のところで変更するんだとなれば、今、用意したものやその人件費を含め工事代が無駄になると。そうすると、最初からやったほうが1億3000万円の増額でなくて、5000万円ぐらいの変更でできたかもしれない。ということになれば、そこに5000万円なり、6000万円なり、そのマイナス分が出るわけです。無駄な経費というか。  ですから、先ほど申し上げたように、工事を初めからやるときに、ある程度きちんとした目算、計画、設計、そして費用ということをきちんと精査すべきだというのがこういうところにも出てくると思うんです。それについて、コメントをいただきたいと思います。 ◎村山 まちづくり文化スポーツ観光部次長スポーツ振興課長 委員のおっしゃったとおり、基本設計、実施設計において、大まかな金額を出すために、いろいろな工事の中身を精査してきて、積み上げた金額で予算が決まったと。その中で、いろいろ理由がございまして、一つ一つこうしたらよくなるんじゃないかという提案がございまして、先ほどの芝生の件も本来であれば、種からやったほうが根つきがよくなるとか、金額的に抑えられる形になったんですが、諸事情がございまして、間に合わなければ大変なことになるということで、今はロール芝のほうに変更、ただし、金額については、最初の実施設計自体の金額の予算内におさまるということで御理解いただければと思います。よろしくお願いします。 ◆寺地 委員 皆さん方の御努力もわかりますので、これ以上は申し上げませんが、前もっての計画や準備というものが大事だろうという事を申し上げて終わります。  ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  9 指定管理者候補者の選定について(八戸市多賀多目的運動場) ○小屋敷 委員長 次に、指定管理者候補者の選定について――八戸市多賀多目的運動場――を報告願います。 ◎村山 まちづくり文化スポーツ観光部次長スポーツ振興課長 次に、指定管理者候補者の選定について御報告申し上げます。  お手元の資料をごらんください。  まず、本指定管理の対象となる施設は、平成28年10月1日供用開始予定である八戸市多賀多目的運動場でございます。  本施設の指定管理に係る公募を行った結果、2団体から応募があり、外部委員3名、庁内委員3名で構成する八戸市指定管理者選定委員会での審査を経て、株式会社ヴァンラーレ八戸を代表とし、特定非営利活動法人八戸市サッカー協会、テルウェル東日本株式会社の3者で構成した八戸スポーツ・地域振興グループを指定管理者候補者として選定したものであります。  指定の期間は、平成28年10月1日から平成31年3月31日までの2年6カ月となっており、指定管理料の提案額は、2年6カ月分の総額で1億5144万円でございます。  公募、選定の概要につきましては、選定までの経過、平成28年3月1日の応募要項の公表以下、記載のとおりでございます。  選定結果でございますが、選定委員会において別紙1による選定基準に基づく書類審査及び応募者からのヒアリング、質疑応答による審査を行った結果、八戸スポーツ・地域振興グループが総合的にすぐれた内容であり、良好な施設運営が期待できると評価されたため、指定管理者候補者として選定したものであります。  指定管理者候補者の選定評価及び評価内容につきましては、別紙2をごらんください。  八戸スポーツ・地域振興グループの評価点数は、600点満点中507点となっております。  報告は以上でございます。  なお、指定管理者の指定につきましては、6月市議会定例会に提案させていただきますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 多賀の指定管理者ということで、今、限定して出ていますので、私たちは前々から指定管理者を指定する場合にはある程度地元に貢献できる、またはその指定管理する施設に合った業者ということは一番大事だろうと思っていたんです。今回はそういう意味では非常にいい選定だったとは思うんですが、その中で、地域に対する貢献なり、それから八戸では三社大祭やえんぶり、そういう郷土芸能にも参加する形を推奨しながら、そういうお祭りやボランティアに参加する方、または消防団等の地域に対しての貢献をする方々がいる団体には、ある程度加点をしてもいいのではないかと考えたりしていたんです。今、この選定基準を見たばっかりですので、ちょっとわからないんですが、地域貢献や、スポーツに対する貢献や、その施設に対する貢献ということで、特別なプラスの点数があったかないか。そういうことを考慮したかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ◎村山 まちづくり文化スポーツ観光部次長スポーツ振興課長 プレゼンテーションの中にも地域貢献の提案もございましたし、また、選定委員の中に連合町内会の会長さんも入って、質疑応答の際に、各応募団体のほうに質問をして、受け答えをしてという形で、地域の方々とのコミュニケーションもとるような形もとりますと。また協力いたしますということで、応募された団体もございました。  以上です。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  10 新美術館整備のための基本構想策定について ○小屋敷 委員長 次に、新美術館整備のための基本構想策定について報告願います。 ◎山田 美術館長兼新美術館建設推進室長 それでは、新美術館整備のための基本構想策定について御説明いたします。  新美術館整備については、平成31年度末までの完成を目指し、準備を進めているところですが、現在、新美術館整備に向けた基本的な考え方を示す基本構想を、本年7月末までに策定する予定で作業を進めております。  基本構想の策定に当たりましては、事務局案をもとに、国内外の美術の情報や美術館運営のあり方、先進事例等に精通した専門家による有識者会議を始め、市民や教育関係者、文化芸術関係者などから意見聴取の場や会議を随時開催し、幅広い観点から御意見、御助言をいただき、それらを反映しながら策定してまいりたいと考えております。  専門家による有識者会議ですが、八戸市の文化情勢に精通している、美術館の運営や事業に精通している、教育普及プログラムに精通している、アートマネジメントに精通している、などの観点から、次の皆様にお願いすることとなりました。  お渡ししている資料の3番目のところにそのメンバーを記載しておりました。東京藝術大学特任准教授で、東京都美術館内において、美術館活動をサポートする人材の育成や、アートプログラムをマネジメントしている伊藤達矢氏、東京藝術大学教授で、八戸市の地域文化コーディネーターを務めている熊倉純子氏、八戸工業大学感性デザイン学部長で、現在八戸市美術館の運営協議会会長を務めている坂本禎智氏、東北文化学園大学特任教授で、はっちアドバイザリーボード委員を務めている志賀野桂一氏、東京藝術大学美術学部長で、現在岐阜県美術館館長を務め、自身もアーティストとして活躍している日比野克彦氏、武蔵野美術大学教授で、美術館等教育のプログラムの策定や普及に努めている三澤一実氏、有限会社ダ・ハプランニング・ワーク代表取締役で、はっち文化創造事業アドバイザーの吉川由美氏、以上の7名にお願いすることとなります。  策定までのスケジュールにつきましては、資料の4、基本構想策定までのスケジュール案のとおりですが、第1回の有識者会議を5月21日土曜日に開催する予定となっております。  なお、基本構想策定後につきましては、本年9月ごろに管理運営基本計画策定の検討委員会を新たに設置する予定としておりまして、このメンバーに加えて、建築に係る専門家などを加え、準備する予定としております。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 そうそうたるメンバーを招集されて、有識者会議を開かれるということで、多分いろいろな御意見や、我々が想像できないようなことも案として上がってくるのではないかということで、期待をしていきたいと思います。  この基本構想のスケジュールを見ますと、4月から5月上旬、まさに今ですけれども、庁内でいろいろと基本構想の骨子案の作成をなさっていることだろうと思うんです。ある程度その基本案をもとにして、有識者の方々を集めて、その上でいろいろ御意見を賜るという形だと思うんですが、新美術館の基本構想を練るときに、面積、どの土地を使うのか、例えば今の美術館だけではないと思うんです。多分市の職員互助会が持っておられる土地とか、前の消防の跡地とか、さまざまあると思うんですが、その辺の大枠の用地についてはどのように考えているか、お聞きしたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 お答えいたします。  新美術館の整備に当たりましては、市有地といたしまして、旧消防庁舎のところ、交番の右隣にあります内丸小公園、現在の美術館の用地、それからグランドホテル側にあります番町の公用車の駐車場、この4カ所を統合したのがまず市の敷地として1つでございます。  それから、現在、青森銀行とはいろいろ相談はしております。ただ、これは青森銀行のほうからの発表ということがなければ、我々のほうも踏み込んだ発言はできないので、これは時期が来れば、そのような銀行のほうからの発表があるということでございます。相談をしているのは事実でございますので、現在そういった状況でございます。 ◆寺地 委員 構想の中にどの辺が入るのかによっては、建物の形や構想の基本をなしていくのが土地の場所の選定等々になると思うんです。皆さん方もこれからまだまだ時間がかかると思うんです、ある程度構想を練るまでに。今、市役所の隣の駐車場、これも解体をして、新たな駐車場をつくるということでかかると思うんですが、できれば消防署とか、あの辺の使っていない建物があるわけです。前の警察の免許センターでしたか、ああいうもの。市民の便宜を図るためにもあれを早く撤去して駐車場として利用したりとか、先倒しをして整備できないかと思うんですが、そのことについては、皆さん方は全く触れていないのかどうか。その辺をお聞きしたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化スポーツ観光部理事まちづくり文化推進室長 お答えいたします。  この件につきましては、国の補助を導入しながらということになっております。現在、非常に国の予算の配分が厳しい状況ということもございまして、その辺は、一応スケジュール的には当然解体していかなければならないというスケジュールの中に入っているんですが、先倒しできるかどうかという部分につきましては、国の補助の加減を見ながら、検討するということになると思っておりますので、それでも中央駐車場の整備につきましては、平成30年度に入って完成と伺っておりますので、これは今後新美術館を整備するに当たって、ちょうどいいタイミング、それまで新美術館としてもいろいろ準備することがございますので、その辺は密に連絡をとりながら、やっていきたいと考えております。 ◆寺地 委員 そのような便宜が図られれば、非常にいいのではないかと思っていました。新美術館については、我が会派でももちろん賛成を表明していますし、税務署が前に使っていたあの建物が八戸市の美術館としてふさわしいかどうかと言えば、おのずと答えは出ているので、やはりきちんとした形で整備をしてもらいたいと思うんですが、先ほど言ったみたいに、過去には芸術パークの話もあったり、整備のほうは県との兼ね合いでおくれている状況で、それで八戸市が今度中心商店街活性化、中心街の整備も含めて美術館をつくっていくんだという構想には非常に賛同できるところがあるわけです。  過去において、中里市長時代に、インナーリング道路をつくるという話があって、今の商工会議所のところからグランドホテルのところに抜けていく道路がインナーリング道路だったんですが、そのときは、私は個人的には反対したんです。道路をつくる費用対効果の問題や、道路をつくるための莫大な経費をかけることがまちづくりをする上で有効かどうかという問題があろうと思って、いろいろ御意見は申し述べてきました。今回は美術館ということで、青森銀行を含めたあの一角が生まれ変わるということになれば、非常に効果は大きいと思います。過去にはあそこの場所にバスターミナルをつくったらどうだという案も私は発言したときがあるんですが、中心街に人を集め、中心街の活性化ということになってくると、文化的なものは有意義だろうと思います。  中には、復興国立公園が種差のほうになった関係で、国立公園を活用する意味でも、風光明媚なところに離したほうがいいのではないかという御意見もあったと思うんです。ただ、八戸市とすれば、やはり中心商店街活性化ということになると、国からの補助金なり、さまざまなものがついてくると思うので、多分こちらのほうに舵を切っていったという経緯があると思うんです。そうしてくると、構想や準備やさまざまなものは大変だろうと思うんですが、形あるものを、きちんとしたものをぜひつくり上げて、市民が活用する上では一等地の場所ですので、いろいろ公的な施設もあるものですから、そういう役割分担も踏まえて、きちんと考えていただくということは大変望ましいと思っていますので、ぜひ御努力するように御要望申し上げて終わります。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  11 市制施行88周年記念事業について ○小屋敷 委員長 次に、市制施行88周年記念事業について報告願います。 ◎品田 総務部次長総務課長 それでは、市制施行88周年記念事業について申し上げます。  資料をごらんいただきたいと思います。  まず、趣旨について申し上げます。  来年の平成29年は、当市が中核市に移行する記念の年となります。また、5月1日には市制施行88周年を迎える年でもございます。8は縁起がよいとされる数字でございまして、当市と深いかかわりがある数字であることから、88周年を祝うとともに、また、これを契機として当市のさらなる発展を目指し、市民とともにまちづくりの機運を高めるため、記念事業を企画、実施するものでございます。  記念事業の内容は、記念ロゴマークの作成のほか、趣旨に沿った事業ということで、次の3つのタイプの事業を想定してございます。  まず、1つ目は、市が主体となって実施する市主催事業、2つ目は、市民、事業者等からの提案に基づき、市との協働により実施する市民提案協働事業、これは市民提案制度にのっとり実施するものでございます。そして、3つ目は、市民、事業者等が実施する事業のうち、市がメーン後援等をする協賛事業でございます。  記念事業の実施期間は、平成29年1月1日から平成30年3月31日までとします。  各事業のスケジュールでございますが、市主催事業は今月下旬から各部での検討を開始いたします。  市民提案協働事業は、市民連携推進課を窓口とし、来月中旬から7月末まで提案事業の募集を行い、その後審査等を経て、協働事業の候補を選定してまいります。  協賛事業は、6月以降、総務課で随時受け付けを行い、内容については、関係部署と協議し、後援等を決定してまいりたいと考えております。  なお、記念ロゴマークについては、年内に作成の予定でございます。  説明は以上でございます。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 88周年ということで、大変記念になると思います。八戸ですので、88というのは特に縁起もいいでしょうし、大きく期待をしたいと思うものであります。  記念のロゴマークを作成するとか、記念事業を実施される。来年の1月1日から平成30年の3月31日までということですので、時間的には少し経過しながらも、いろいろなものを取り入れて事業をするという内容だと思うんですが、そういう計画の中で、どれくらい予算化して実行されるおつもりなのか、予算面についてお聞きしたいと思います。 ◎品田 総務部次長総務課長 予算については、現在、想定している数字等はございません。実際にこれから各部のほうで事業を検討して、それで予算要求なりしていくという形になりますので、ただ、実際には余りお金をかけないようにという市長の考えもございますので、そのように進めてまいる予定でございます。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。
     やはりおっしゃっていただいたように、ある程度の予算は当然必要でしょうし、それが皆さんのところから上がってくるいろいろな計画のもとで、作成されるということはそのとおりだと思います。あとはぜひ市民も巻き込んで、88周年、そういう節目をいいぐあいに中核市にもなっているでしょうし、いろいろなものが重なると思うんです。ですから、ぜひ市民を巻き込んだ盛り上げをお願いして終わります。ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  12 指定管理者制度導入予定施設について ○小屋敷 委員長 次に、指定管理者制度導入予定施設について報告願います。 ◎佐々木 行政管理課長 それでは、指定管理者制度導入予定施設につきまして、お手元の資料に基づき御説明申し上げます。  本案件は、指定管理者制度の導入方針に基づき、平成29年3月31日に指定期間が終了する2施設につきまして、継続して指定管理者制度を導入するものでございます。  1の導入施設にございますとおり、総合教育センター所管の児童科学館及び視聴覚ライブラリーについては、一括で公募を行うこととしております。  なお、来年4月からの導入に係る募集は、市全体でこの1件のみとなっております。  2の指定期間につきましては、平成29年4月1日からの5年間としております。  3の管理運営開始までのスケジュールでございますが、下の表にありますとおり、まず7月から10月にかけて候補者の募集及び審査を行うこととしており、その結果につきましては、11月の定例協議会で所管課より御報告申し上げます。  その後、12月定例会で指定議案並びに指定管理料の債務負担行為の設定を提案し、議決をいただきました後に、正式に指定管理者を決定するとともに、包括協定を締結し、4月からの管理運営開始に向けて事務を進めてまいりたいと考えております。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 指定管理については、過去にも御意見を申し上げたり、いろいろしてきましたので、特段これについてとかということではないんですが、実は、5月15日の日曜日だったんですが、八戸市議会の議会報告会が行われました。その席で、ある一般の方から、指定管理について御意見が出たんです。場所は差し控えますが、その指定管理をしている方のいろいろな噂や、雇用状況や、さまざまなことが耳に入ると。そのことを議員たちはどう思っているんだという御指摘があって、大分答弁にも苦慮した案件が発生しています。ですから、先ほど多賀のほうでは適切な、八戸市に貢献するような業者が受けていただくということはいいことだとお話をしたように、それぞれに得意、不得意があったり、さまざまあると思うんですが、指定管理者にふさわしい選定のあり方、少し厳しく言えば、その内容自体もいろいろ検討しなければならない時期に入っていると思うんです。要するに指定管理も2回り目になるとか、3回り目になるということですので、今までやってきたんだから、そのままいいだろうということにはなかなかならないと認識していますので、来年はこれ1件だという話ですが、ぜひその間にいろいろなデータを集めて、情報を収集して、市の指定管理という意味での大きい目的を達成していただくように御要望して終わります。  ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  13 公共施設マネジメントの推進に係る基本方針(案)について ○小屋敷 委員長 次に、公共施設マネジメントの推進に係る基本方針案について報告願います。 ◎佐々木 行政管理課長 それでは、公共施設マネジメントの推進に係る基本方針案につきまして、お手元に冊子をお配りしておりますが、本日は概要資料に基づき御説明させていただきます。  まず、前文に目的を記しておりますが、市が所有する公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点をもって、更新、統廃合及び長寿命化等を計画的に行い、財政負担の軽減、平準化と施設の最適な配置を行うため、総務省から策定要請をされている公共施設等総合管理計画として、別添のとおり基本方針案を決定したものであります。  初めに、1の対象範囲でございますが、当市が所有する庁舎や学校などの公共施設と道路、橋梁などのインフラ施設が該当いたします。  次の当市の人口推計では、計画の前提となる国立社会保障・人口問題研究所と八戸市人口ビジョンにおける平成72年までの推計結果を整理しております。  続いて、3の財政の見通しでございますが、過去の推移や国の動向を踏まえながら、全国的な傾向である少子高齢化の進展といった社会情勢の変化に伴い、今後も扶助費等の財政負担の増加が予想されることから、公共サービスの無駄の排除や質の向上等の改革に取り組みつつ、限られた財源を有効に活用していくことが求められるとまとめております。  4の公共施設等の状況の(1)は、平成27年3月末現在の整備状況となりますが、①の公共施設では、学校の延べ床面積が約4割と最も多く、次いで市営住宅、スポーツ施設、公民館等の順となっております。  なお、建設年度で見た場合には、大規模改修の目安とされる建設後30年を経過した施設が全体の57%を占めることから、相対的に改修に係る財政需要が今後高まると予想されます。  また、②のインフラ施設につきましては、施設類型ごとにそれぞれの延長や面積等の整備状況を整理しております。  次のページに参りまして、(2)の将来更新費用の推計でございますが、平成27年度から40年間の更新及び大規模改修に要する費用を総務省の試算ソフトを活用して推計しておりまして、総額では6873.2億円、年平均で171.8億円となり、過去5年間の投資的経費、こちらは公共施設は実績が突出した東日本大震災後の2年間を除いたものとなりますが、年平均で142.5億円という試算になっております。  続きまして、5の公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本方針と取り組みでございますが、(1)の計画期間につきましては、長期的な視点を持ちながら段階的に取り組む必要があることから、平成28年度から平成37年度までの10年間としており、(2)の公共施設等を取り巻く現状と課題においては、人口減少及び少子高齢化への対応、公共施設の老朽化への対応、公共施設の更新等が集中する時期への対応の3つを挙げた上で、(3)の公共施設等の管理に関する基本方針として、1つ目の安全性の確保では、危険性が高いと認められる施設への迅速かつ適切な改修、保全等を、2つ目の予防保全の実施と長寿命化では、ライフサイクルコスト縮減に向けた予防保全の視点での適切な維持管理、3つ目の有効活用と総量の適正化では、人口減少や市民ニーズの多様化などに対応した施設のあり方の検討を。そして、最後の効率的な管理運営と更新費用の平準化では、効率化による運営コスト縮減と更新時期の分散による財政負担の軽減をそれぞれ行う経費と定め、適切な管理を推進することとしております。  これらを踏まえ、(4)の基本方針に基づく取り組みにおいて、点検、診断の徹底のほか、維持管理の適正化、長寿命化の推進、耐震化の推進、既存施設等の統廃合、除却の推進という6つの取り組みを掲げております。  なお、最後の除却の推進に関しまして、この計画をつくることにより、解体事業に係る地方債を活用できることとなっておりまして、今年度行われる鮫の旧清掃工場の解体事業での活用を考えているところであります。  続いて、6の施設ごとの管理に関する基本方針でございますが、これまで施設ごとに進めてきた長寿命化の取り組みを踏まえ、延べ床面積や施設数が多く財政的な影響が大きい施設について定めるもので、学校を初めとする9つの施設類型について記載しております。  7の計画の推進に向けてでは、全庁的な取り組み体制の構築を初め、市民や議会との情報共有など5項目を掲げております。  最後に8、今後の予定でございますが、まず、当案に関するパブリックコメントを本日より6月20日までの間で実施し、出された意見を踏まえながら、内容を精査いたしまして、8月に決定、公表する運びで考えております。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について、御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 これから大変な財政負担が見込まれていくというお話でありましたが、確かにつくるときにはある程度国の予算とかでどんどんつくっていくと。それに対して補修するなり、メンテナンスしていくというのは、非常に経費もかかるし、目に見えない大きい金額が動いていくような気がしているんです。それに合わせて八戸市も人口が減っていく、景気はこれからどうなるか、現状維持、横ばいが精いっぱいだと仮に想定するならば、そういうさまざまな経費をどうしていくのがいいだろうということになっていくと思うんです。特に公共施設としての学校や市営住宅や、目に見えるものはわかりやすいというか、やりやすいところもあると思うんですが、現実に、例えば八戸市の市道に関して、極端なことを言えば、農道とか、過去に国が管理していたような細部にわたるような道路も全部今、市のほうで管理する状況になっていますので、今一番市民の不満が多いのは、市道の整備、2メートルから3メートルぐらい、4メートルに満たない道路の整備等が一番不満が多いんです。現状、市の道路を整備する、または個人が持っている私道を八戸市に寄附したいというものも、なかなか市のほうでも受けられない。要するに整備ができないという状況だと思うんです。そういうものは、現実としてきていると思うんです。ですから、皆さん方が今御推進するこの基本計画、さまざまなものに及ぶと思うんです。  多分これを精査し、いろいろ取りまとめるとなると、かなりの労力というか、さまざまなデータが必要になってくるということで、大変だろうと考えております。この推進に向けて、市民の協力なり、または建設業界なり、いろいろなところから情報を集めると思うんですが、そういう情報の集め方、それから将来にわたってかかる経費の算定については、どのように進めていかれるおつもりでいるか。その予算の概要、将来的なものについての考え方をお聞かせいただければと思います。 ◎佐々木 行政管理課長 ただいまの御質問に対してでございますけれども、まず、具体に事業の内容の精査という部分につきましては、まさにこれからこの方針に基づきながら、それぞれの計画を持っているような部署であれば、その計画を踏まえつつ中身の精査をやっていくというような形になりますし、まだそういったものがない部分については、基本的な方針に基づくいろいろな内容の精査をしていくというようなことをこれから始めていくと。その中で金額的な部分も見えてくるところはあろうかと考えております。  2点目の意見の吸い上げという部分でございますけれども、これまでもさまざま御要望をいただいているようなものがそれぞれ出てきている部分もあろうかと思いますが、今までの吸い上げ方でいいのかどうかも含めて、よりそういった声を集約しながらその内容を精査しながら、よりよい取り組みになるような形で進められればと考えております。  以上でございます。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。  大変な作業だと思います。そしてまた、そういうデータが出てきたときに、それを標準的に適正に修理するなり、マネジメントするということもまた大変だと思いますので、計画がある程度進むごとに、できれば報告もいただきながら、皆さんの御活躍を御要望して終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  14 平成27年度八戸市一般会計補正予算専決処分について ○小屋敷 委員長 次に、平成27年度八戸市一般会計補正予算専決処分について報告願います。 ◎前田 財政課長 それでは、平成27年度八戸市一般会計補正予算専決処分の内容につきまして、お手元の資料に基づき御説明を申し上げます。  処分年月日は、平成28年3月31日でございます。  補正予算の内容ですが、歳入歳出それぞれ9億3000万円を増額するものでございます。  まず、歳入についてでございますが、(1)の市税は、決算見込み額により増額をするものでございます。  (2)の譲与税、(3)の地方消費税交付金、(4)のその他交付金は、交付額の決定により増額するものでございます。  (5)の地方交付税は、特別交付税及び震災復興特別交付税となりますが、それぞれ交付額の決定により増額するものでございます。  (6)の市債は、事業費の確定などにより減額するものでございます。  次に、歳出についてでございますが、(1)の職員の退職手当は、3月補正後に生じました退職手当を増額するものでございます。  (2)の財政調整基金積立金、(3)の市債管理基金積立金、(4)の退職手当基金積立金は、市税、地方交付税などの歳入の増額により積み立てるものでございます。  以上が平成27年度八戸市一般会計補正予算専決処分の概要でございますが、この専決処分につきましては、6月定例会で御報告申し上げ、御承認をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  以上で説明を終ります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について、御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  15 八戸市市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分について ○小屋敷 委員長 次に、八戸市市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分について報告願います。 ◎柴田 財政部次長資産税課長 それでは、八戸市市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分について御説明いたします。  お手元の資料をごらんください。  この条例改正の理由でございますが、去る3月29日に、地方税法の一部を改正する法律が成立したことに伴い、平成28年3月31日に専決処分をしているものでございます。  改正の主な内容でございますが、再生可能エネルギー発電設備に関する固定資産税について、課税標準の軽減の程度を地方税法で定める上限、下限の範囲内において条例で定めることができる、わがまち特例の特例率を表に記載のとおり、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス発電設備について、それぞれ定めるものでございます。  施行期日を平成28年4月1日としているものでございます。  この市税条例の一部改正に係る専決処分につきましては、6月定例会で御報告申し上げ、御承認いただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  16 八戸市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部改正(案)の概要について ○小屋敷 委員長 次に、八戸市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部改正案の概要について報告願います。 ◎小笠原 学校教育課長 それでは、八戸市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部改正案について、お手元の資料により御説明を申し上げます。  1の改正の理由でございますが、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、市立学校の学校医等の公務上の災害に対する介護補償の額及び補償基礎額並びに傷病補償年金及び休業補償と他の法令による給付との調整率を引き上げるためのものでございます。  2の改正の主な内容は、市立学校の学校医等の公務上の災害に対する介護補償の額を表の太線部分のとおり引き上げ、附則第3条第1項の表傷病補償年金の項及び同条第3項の表障害厚生年金等の項中0.86を0.88に改めるものでございます。  3の施行時期につきましては、公布の日から施行することとし、上記2の改正については、平成28年4月1日以降に支給すべき事由の生じた補償等について適用し、平成28年4月1日前に支給する事由が生じた補償については、従前のとおり適用するものでございます。  なお、この条例の一部改正につきましては、6月議会に提案を予定しておりますので、よろしくお願い申し上げます。  以上で説明を終わります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 よくこういう改定は毎年行なわれていると感じています。この政令を改定する、ですから、皆さん方も改定するということになっていると思うんですが、その政令自体を毎年見直すようなシステムになっているのか。どういうことでこの政令によって基準が改定されているのか、その辺の内容についてお聞きしたいと思います。 ◎小笠原 学校教育課長 お答え申し上げます。  その政令を毎年見直すことになっているのかどうかにつきましては、大変申しわけありませんが、よくわかっていないところがあります。これまでのところは、例年その政令が改正されてきておりますので、それに伴って行っているものです。 ◆寺地 委員 人事院勧告とか、さまざまなシステムで国のほうも賃金が適正に払われているということを監視しながらやられていると思うんです。いろいろなものに影響していると思います。きちんと学校医の方や御協力いただく方に適用していただくというのは、これは当たり前のことですが、聞きたかったのは、もともとどういうシステムでそういうことが動いてくるかということをちょっと私も調べていなかったので、お聞きした次第です。  ありがとうございました。終わります。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────
     17 平成28年度「日本遺産(Japan Heritage)」の認定結果について ○小屋敷 委員長 次に、平成28年度日本遺産――Japan Heritage――の認定結果について報告願います。 ◎田中 社会教育課長 それでは、平成28年度日本遺産――Japan Heritage――の認定結果について御説明いたします。  右上に社会教育課と記載した資料をごらん願います。  本年2月に八戸市と階上町の共同で、ヤマセと馬が生んだ風俗と景観を日本遺産に申請いたしました。平成28年4月25日付で文化庁において審査結果が公表され、残念ながら本件は認定されませんでした。  改めて日本遺産について申し上げますと、1に記載しているとおり、ストーリー性を持たせ、文化財を面として活用、発信することで地域の活性化、観光振興を図ることを目的としたものであり、昨年4月に第1弾として18件が認定されています。また、この制度は、クールジャパン戦略の一環で、2020年までに100件の認定を目指すとしております。  2の認定基準ですが、主なものは記載している3つの項目ですが、魅力を十分伝えるストーリーであること、また、地域活性化の推進が可能な体制の整備などが挙げられております。  支援内容としては、記載している4つの項目への整備に対し補助金が交付されるものであります。  3にございますように、申請案件の概要としては、タイトルをヤマセと馬が生んだ風俗と景観とし、ストーリーの概要は、豊かな海から恵みを受ける一方で、厳しい自然と共に暮らし、対峙することなく共存してきたことによるこの地方ならではの粉食文化、民俗芸能、海岸風景など、ヤマセと馬にまつわる文化が今も脈々と息づいているとしたものでありました。  4に記載したとおり、申請67件中19件が認定されております。  5の今後の取り組みについてですが、ストーリーの内容の整理、改良を進め、関係機関との連携を深め、戦略的協力体制を構築したいと考えております。  以上で説明を終ります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 結果とすれば残念な結果と思うんですが、そもそもなぜ階上町と共同で、ヤマセと馬が生んだ風俗と景観という題にストーリーを絞ったのか。その辺の経緯についてお聞きしたいと思います。 ◎田中 社会教育課長 日本遺産を申請するに当たっては、いろいろと経緯があったんですけれども、当初、合掌土偶であるとか、ストーリーも考えつつ、県と文化庁と相談しながらやっておりました。その中で、やはり土偶よりは、種差海岸をメーンとした、その風土的なものを訴えていったほうがいいのかということがありまして、ストーリーをつくり直して申請したんですけれども、申請の中には、地域活性化計画というものがございまして、これを活用してどういうふうにしていきたいんだというものの書類の提出がございます。申請の締め切りの期限の関係からして、もっと広く連携してやるところまで手が及びませんでしたので、まずは、期限に間に合わせたいということで、階上町と共同で、これは計画等を盛っていないものですから、市単独ではできないということがございますので、階上町にお願いして、まずは2つで申請したものでございます。  以上です。 ◆寺地 委員 昨年の会派の視察で私たちは九州の人吉市に行ってきました。人口が3万足らずのところでしたが、そこの日本遺産の指定を受けたということで、注目をして視察に行ってきたんですが、その内容については、ここにおります三浦副委員長が一般質問でも述べたように、詳細については省きますが、ストーリーの内容や考え方によっては、日本遺産というネーミングをいただけるということは非常に大きい効果があると思うんです。人吉市も3万人足らずですが、指定を受けてから多くの人が来るようになったそうです。その対応ができない、宿がない。非常に皆さん困って、どうしたらいいんだろうということであわてるような状況が続いているという話で、うらやましいと思ったんですが、選定されなかったということは、皆さん方が想定しておられたそのストーリー、地域のあり方、そういうものが弱かったのかという残念な結果だったと思います。  私は八戸市は、国宝としての縄文の土器、合掌土偶があったり、それから八幡に鎧が2点国宝としてある。皆さん方はあんまり注目していないかもしれませんが、私は、個人的には丹後平にある古墳が非常に重要だと思っているんです。なぜ重要かと言えば、あそこから出る獅噛式三塁環頭の刀の柄、あれは日本でも八戸にしか出ていないんです。ほとんどの刀の柄は、丸い形をした鳳凰が書いてある。それは新羅産で、百済の文化と奈良の大和朝廷が政策的にも外交的にも協力の体制にあったので、ほとんどの剣が、鳳凰の龍の剣なんです。それが八戸だけには、獅噛式三塁環頭ということで、トラの顔をした剣が出てくると。この剣は新羅でつくられている。新羅の古墳でも王族が使った古墳の中から1つ発見されて、八戸のものと同じでないかと言われているぐらいのものがあるんです。それを考えると、その当時、奈良の大和朝廷は、新羅と国交を結びながら協力体制にあった。そうじゃない新羅の文化、そういうものと友好関係にあった八戸の豪族がいたということは、非常に大きい意義を持つ。それが将来の南部藩につながり、八戸の中世の根城につながっていくという歴史を考えれば、縄文から中世に至るまで、八戸にそういう歴史や文化やさまざまなものがあったというストーリーが浮かんでくると思うんです。  ですから、人吉市のほうも青井阿蘇神社という国宝の神社があって、やっぱりそれをメーンにした組み立てをしながら、その地域の活性化やその風俗をうたっているということを考えれば、題材にするべき要素が今回は認められなかったということですので、もう少し違う考え方と発想で取り組むべきではないかと思うんです。残念ながら、結果として認められなかったので、2020年ですから、あと何回かチャンスがあると思うので、ぜひそういうストーリーを描くという、八戸のあり方というものの歴史と文化、そして、考え方をぜひ転換しながら持っていってもらいたいと思うんですが、今後、そのストーリーのつくり方やその申請の仕方や、日本遺産に対して、どのように取り組まれるおつもりなのか、お伺いをしたいと思います。 ◎田中 社会教育課長 まず、今回の申請に当たっては、今、御指摘あった丹後平の古墳もストーリーの中の1つとしては取り入れておりました。文化庁の指導もありまして、詳細はちょっとお伝えできない部分もあるんですが、これからは実質認定から漏れたことに関して、文化庁、具体的には記念物課ですが、そこの課長からもいろいろアドバイスをいただいてきておりましたので、それをもとに、やはり私らが考えるもののストーリーが外からどういうふうにわかりやすいのか、それに魅力づけをしながら、アドバイスをいただきながら、練り直していきたいと考えております。  以上です。 ◆寺地 委員 今回の平成28年の結果については、ここに書いてあるように、宮城県と山形県、福島県が2つということですので、まだまだ可能性はあると思うんです。今回の決定が何件だったのか、前のときは、去年は18件決定しているんです。ことしが何件決定して、仮に100のうちあと枠、候補になれる可能性があるのは、どれくらい残っているのか、その辺の数字をお聞かせください。 ◎田中 社会教育課長 第1弾として認定されたのは18件、今回は19件、全体で67件中19件が認定されております。100件前後ということですので、まだまだ枠はあるかと思います。  以上です。 ◆寺地 委員 そうすれば、37件しか決まっていないということは、まだまだ可能性としてもありますし、ぜひそのストーリー、構想を練っていただいて、皆さん方がもちろん中心になっていただくんでしょうし、もしくはまたいろいろな方の御協力もいただきながらということになるかもしれませんが、日本遺産に認定されるのとされないのとでは、八戸市の知名度、または観光や今後の展開に大きく関わってくると思うんです。ですから、ぜひそれを実現していただくように、皆さん方の御努力に期待するしかないんですけれども、何かそういう話、ストーリーを一般から公募するのは適切なのか、適切でないのかわからないんですが、知恵を拝借できるような方策について、何か考えていることがあればお聞きしたいと思いますが、もしくは今やっていることを少し直しながら、延長線上でいくということなのか、新たな考え方を導入するという考え方なのか、その考え方についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎田中 社会教育課長 ストーリーをつくるに当たっては、いろいろな民間であるとか、あと事務方の御協力を得なければ、文化財としても進められませんので、それを御協力をお願いするに当たっては、いろいろ御意見を聞いたりしておりました。それをもとに、また先ほど言ったように、文化庁の指導を仰ぎながら、いろいろな意見等について、わかりやすいストーリーづくりに努めていきたいと考えております。  以上です。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。  ぜひそういう取り組みをしていただき、認められるとかなり有利な財源が来るということも伺っていましたので、そのことが地域に及ぼすPR活動やさまざまなことに生きてくると思うんです。ですから、ぜひそういう大きい目的に鑑みて、ぜひ実行していただきたいと思います。  以上で、日本遺産については終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  18 史跡是川石器時代遺跡保存活用計画書の概要について ○小屋敷 委員長 次に、史跡是川石器時代遺跡保存活用計画書の概要について報告願います。 ◎清川 是川縄文館副館長 それでは、3月に策定しました史跡是川石器時代遺跡保存活用計画書の概要について、資料に基づき御説明いたします。  計画策定の目的ですが、史跡是川石器時代遺跡の保存管理、活用の基本方針や手法、現状変更の取り扱いや整備の方向性等を定め、本史跡を適切に保存、管理し、後世に継承するとともに、広く活用していくために策定したものでございます。  経過についてですが、平成26年度に、史跡是川石器時代遺跡保存管理計画策定委員会を組織し、平成27年度に同委員会、青森県及び文化庁からの意見を踏まえ、計画書を刊行しております。  計画の概要についてですが、史跡の本質的価値を明確にするとともに、保存管理、活用、整備、運営、体制の整備についての現状と課題を整理し、史跡の望ましい将来像達成のため、4つの基本方針を示しております。  次ページをごらん願います。  史跡の本質的価値、現状と課題、基本方針、施策の実施計画について整理しております。  本史跡の本質的価値は、4つの説明から、東北地方の縄文文化を考える上で重要な遺跡であるとしております。  下の表にまいりまして、史跡の保存管理、活用、整備、運営、体制の整備に関する現状と課題を記載しております。  基本方針としては、諸課題を解決し、本史跡の本質的価値を保存、継承するため、またわかりやすく継続的に伝えていくため、適切な保存及び経過観察の実施、周辺環境を含めた適切な保存と活用、整備、継承の推進、そして保存管理体制の整備と運営の4つを定めました。  実施計画では、基本方針をもとにした施策を記載しております。  前ページに戻りまして、世界遺産に係る取り扱いについてですが、保存活用計画の定義として、北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産としての関係事項を記載しております。  今後の取り組み、整備の方向性についてですが、今年度に史跡是川石器時代遺跡整備検討委員会を組織し、課題や整備に向けた意見交換を行い、平成29年度に整備に関する基本的な計画を策定する予定としております。  以上で説明を終ります。 ○小屋敷 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆寺地 委員 是川の遺跡については、世界中が認めて、さまざまな意味で非常に貴重だということはもう皆様方御承知のとおりでありまして、何とかこれを保存はもちろんですが、活用をしていかなければならないという状況だと思うんです。ですから、こういう保存、活用計画ということが言われるようになってきているということは、大変いいことだと思うんです。  その中で、史跡を守るということの中で、今お話があった、ほとんどのところが民有地であるという問題、それをある程度公有化していく、またはそれを整備する上でも保存を優先に考えると、何らかの手立てをしていかなくちゃいけない。民間だけに頼るということは、なかなか難しい面も出てくると思いますし、かつての泉山御兄弟がなさったような、そういう奇特な方がこれからも出るとはなかなか限らないものですから、やはり公有化というのが大事ではないかと思うんです。  それからあと、八戸市の遺跡の地図を見ると、かなりの部分が遺跡に入っている。そういう状況を皆さん方が全部発掘しているわけではないでしょうし、これから発掘もしなければならないということもあるでしょうが、今後その公有化の問題、それから発掘調査の問題、そういうものについてどのように考えているか、お伺いしたいと思います。 ◎清川 是川縄文館副館長 まず、史跡の公有化に関しては、平成37年度まで買い上げを予定しておりまして、これも地権者の意向を尊重しながら順次公有化を進めてまいりたいと考えています。  あと史跡の発掘調査ですが、史跡に関しては、なかなか調査は認められないものですから、ただ、今年度一王寺遺跡について、確認調査ということで行う予定としております。  あと、市内の遺跡の調査ということであれば、市内489カ所ほどあるんですけれども、現状変更というのですか、開発の申請が上がれば、うちのほうで試掘、あるいは本調査とかを実施していくこととしております。  以上です。 ◆寺地 委員 今一王寺の話も出ましたが、一王寺のあたりは非常に是川の縄文の中でも古い年代にも当たりますし、ちょっとした碑みたいな何かできたりして、非常にあの辺が古い時代から人々が住んだという形跡がうかがわれる有効な場所だと思うんです。ですから、公有化の問題はやはりできるだけ進めていただきたいし、保存も有効にやっていただきたいと思うんです。  今まさに青森県と北海道が中心となってこの縄文の遺跡を世界遺産にということで動きがある中で、八戸の是川の遺跡は、いろいろな意味で重要性があると思うんです。さっき日本遺産のところでも申し述べたように、縄文時代から中世、そして現代までとなると、多分八戸が原住民的な要素のものを持っているすごく有効な八戸市民だと思うんです。ですから、過去に私は、八戸の人のDNAを全員調べるべきだと言ったときがあるんです。そうすれば、八戸人がどこから来て、どういう混血をして、原住民はどんな顔をしているのか、わかるのではないかと思うところがあるんです。  ですから、学術的にも非常に有効な調査にもつながるような気がして、八戸の生い立ち、成り立ち、それがこの縄文遺跡に詰まっているわけですので、ぜひそれを生かしながら、やっていただければと思います。  今後の活用計画書ということですので、それができ上がって、どういう方策や指針が示されるか、私たちも非常に興味深く見詰めていこうと思っています。平成28年の3月1日に計画書を刊行すると載っていますが、これはもう刊行されたんですか。その辺をお聞きします。 ◎清川 是川縄文館副館長 3月末に策定して、冊子のほうも印刷しております。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。  じゃあ細部にわたってはまたいろいろ御意見を申し上げたいと思いますので、きょうはこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○小屋敷 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小屋敷 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  以上で、本日予定しておりました理事者からの報告案件は終了いたしました。  その他で何かございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ────────────────────────────────────── ○小屋敷 委員長 ないようですので、以上で総務協議会を閉じます。  御苦労さまでした。    午後0時13分 閉会...