八戸市議会 2014-02-25
平成26年 3月 定例会−02月25日-01号
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△日程第4
議会運営委員の選任
○議長(
田名部和義 君)日程第4
議会運営委員の選任を行います。
議会運営委員会の委員の選任については、
委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、
議会運営委員に坂本眞将議員を指名いたします。
この際、
議会運営委員会開催のため暫時休憩いたします。
午前10時13分 休憩
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午前10時27分 再開
○議長(
田名部和義 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△
追加日程 議会案第2号の件
○議長(
田名部和義 君)お諮りいたします。
本日、議会案第2
号屋内スケート場建設特別委員会設置についてが提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、本案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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(案文は資料欄に掲載)
○議長(
田名部和義 君)お諮りいたします。
ただいま議題となっております議会案については、
提案理由の説明、
委員会付託、質疑及び討論はいずれもこれを省略し、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、
提案理由の説明、
委員会付託、質疑及び討論は省略することに決しました。
これより議会案第2号を採決いたします。
本議会案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
田名部和義 君)御着席願います。
起立総員であります。
よって、議会案第2号は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
屋内スケート場建設特別委員会の設置に伴い、
屋内スケート場建設特別委員の選任の件をこの際、日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、
屋内スケート場建設特別委員の選任の件を直ちに議題とすることに決しました。
屋内スケート場建設特別委員の選任を行います。
屋内スケート場建設特別委員の選任については、
委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、お手元に配付しております
屋内スケート場建設特別委員一覧表のとおり指名いたします。
特別委員一覧表
┌───────────────────┐
│ 屋内スケート場建設特別委員会(12人)│
├───────────────────┤
│ 西 村 吉 晴 松 田 勝 │
│ 吉 田 淳 一 前 澤 時 廣 │
│ 大 島 一 男 五 戸 定 博 │
│ 石 橋 充 志 秋 山 恭 寛 │
│ 山 口 広 道 大 館 恒 夫 │
│ 坂 本 美 洋 吉 田 博 司 │
└───────────────────┘
なお、
屋内スケート場建設特別委員は、次の休憩中に委員会を開き、正副委員長の互選を行うよう、本席から口頭をもって委員会を招集いたします。
この際、
屋内スケート場建設特別委員会開催のため暫時休憩いたします。
午前10時30分 休憩
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午前10時42分 再開
○議長(
田名部和義 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、報告いたします。
屋内スケート場建設特別委員会において正副委員長の互選を行った結果、
屋内スケート場建設特別委員長に大
館恒夫委員が、同副委員長に
五戸定博委員が当選した旨の報告がありました。
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△日程第5 議案61件一括上程
○議長(
田名部和義 君)日程第5議案第1号平成26年度八戸市
一般会計予算から議案第61号青森県新
産業都市建設事業団に委託すべき事業に関する計画の一部変更に係る協議についてまでを一括議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
市長
〔
市長小林眞君登壇〕
◎市長(小林眞 君)おはようございます。平成26年3月
八戸市議会定例会の開会に当たり、平成26年度における市政運営に当たっての基本的な考え方を述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げますとともに、ただいま上程されました議案について、その概要を説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。
先月の
定例記者会見で、ある記者から、初夢は何を見ましたかという質問があり、私は、
アイスホッケーリンクをつくる夢を見ましたと答えたところです。
なぜそのような夢を見たのかわかりませんが、昨年末、
アイスホッケー女子日本代表の
近藤陽子選手、中村亜実選手の表敬訪問を受けた際、
アイスホッケーリンクの新設を要望されたことが印象として強く残ったためなのか、あるいは
日本スケート連盟を訪問したときに、
子どもたちが最初に
スケートを習う場所として、手すりのある
アイスホッケーリンクが必要な旨言われたことを心にとめ置いていたためなのか、いずれにせよ昨年末、私の頭の中は大部分が
屋内スケート場や
アイスホッケーリンクで占められていたことは紛れもない事実であったろうと思っております。
さて、その
スケートや
アイスホッケーを初めとする4年に1度の冬のスポーツの祭典、
ソチオリンピックが、史上最多の87の国と地域の参加のもと、延べ17日間にわたり華々しく開催され、熱戦が繰り広げられたほか、美の競演もあり、世界中の多くの人々に夢と感動を与え、その余韻を残したまま一昨日幕を閉じました。
八戸出身の
近藤陽子選手、中村亜実選手が所属する
アイスホッケー女子日本代表は、初勝利こそかないませんでしたが、氷上の格闘技にふさわしいファイトあふれるプレーを見せていただきました。
オリンピックへ出場する地元出身の選手は、私たちにとりまして親しみとともに誇らしく感じられる存在であり、その活躍はいつも私たちを励まし、元気を与えてくれます。今後においても八戸から
オリンピックという最高の舞台へと出場し、活躍を見せてくれるような選手が一人でも多く誕生することを願っておりますが、それを後押しする
環境づくりは大切であり、これから整備する
屋内スケート場が少しでもその役割を担うことができればと考えているところであります。
八戸のリンクで育った
子どもたちが、将来、氷都八戸を代表して
オリンピックのひのき舞台へと羽ばたく様子に思いをはせ、私の夢のかなう日が必ず来ることを強く願っております。
先日、政府が発表した2月の
月例経済報告では、景気の基調判断を緩やかに回復しているとしており、安倍首相が推進する
経済対策、いわゆるアベノミクスにおいて放たれた矢、1本目の大胆な金融緩和と、2本目の機動的な財政出動が功を奏し、円安や株価上昇、
賃金引き上げムードの高まりなどを背景に、
デフレ脱却へのシナリオが現実味を帯びつつあり、今後3本目の矢として放たれた各成長戦略の効果と、2020年の
東京オリンピック開催決定を契機とした本格的な景気回復への期待感とあわせ、我が国は強い
日本経済復活への道のりを歩み出そうとしております。
その一方で、この4月からの
消費税増税が回復基調にある景気へ水を差すのではといった
消費マインドへの影響も懸念されており、景気の行方は増税後の個人消費の動向次第といった見方がされております。
このような中、安倍首相は
施政方針演説の中で、
消費税増税の影響緩和のため万全の転嫁対策を講ずることに加え、
経済対策により持続的な経済成長を確保していく旨発言しており、先日、
消費税増影響緩和のための
経済対策として、約5.6兆円にも及ぶ
補正予算を成立させるなど、経済再生に強い意欲を見せております。
また、地方の活性化について権限移譲や規制緩和を進めるほか、
行政サービスの質と量を確保するため、人口20万人以上の
中枢拠点都市と
周辺市町村が柔軟に連携する新たな広域連携の制度をつくると明言しており、景気の行方とともに、今後の地方自治をめぐる動きについても政府の対応が注目されるところであります。
さて、昨年10月の
八戸市長選挙において、私は新たな政策公約、八戸新時代に向けてを掲げ、多くの皆様方の御支持をいただき、三たび市長職を務めさせていただくこととなりました。
改めて3期目として今後の4年間と向き合うとき、これまでの無我夢中で走り続けた2期8年間を振り返るとともに、一人の政治家としてどうありたいか、おのれの素直な気持ちとして思いをめぐらすときがあり、不思議と同じ立場を経験された
歴代市長の皆さんの心の内へと思いが至ったところであります。
歴代市長の皆さんは戦前戦後、
高度成長時代、バブル期、
バブル崩壊後の低成長時代など、活躍された時代は異なりますが、ひとしくあすの八戸市の発展のみを願い、それぞれのスタイルでもって八戸市をリードし、道を切り開いて来られ、輝かしい功績を残された方々であり、一人一人が
駅伝ランナーのごとくたすきをつないで八戸市の歴史を築いてこられました。
しかしながら、その輝かしい功績の陰には幾多の山や谷があったことは想像にかたくなく、それを乗り越えるべく流された多くの汗には、語られることのない苦悩と忍耐の数々が含まれていたものと推察いたしております。困難を乗り越え、たすきをつないでこられた先輩方のその胸中を推しはかるとき、たすきを引き継いだ私を戒め、私の覚悟を問うているかのようでもあり、また一筋の光となって私の道しるべを指し示しているかのようでもあります。
私は、偉大なる先輩方に及ばずとも、せめて一人の
駅伝ランナーとして、与えられた区間の中でベストを尽くし役割を全うしていきたいという思いを強くすると同時に、今の時代を担う自分の使命の重さを改めて感じずにはいられなかったところであります。
私たちが生きる今の時代は、不確実さを増しており、100年先を見通す大計をめぐらすことはもはや不可能に近く、四、五年の先さえも予測が難しい時代となっており、このような中におけるリーダーの役目は、その時々の事情に合わせ柔軟な思考を持ちながら現実的に対応していくことが重要であると考えております。
私といたしましては、事に当たり、私の責任において状況を総合的に判断しながら、最善と思う決断を下し、決断したことを着実に実行してまいることであろうと思っております。
また、難しい局面を迎えたときには、私の市長選初挑戦の初心に立ち返り、停滞することより前進することを選び、行動することで現状を打破していきたいと考えております。時に前進の決断は困難を伴うこともありますが、道を開き可能性を広げることでもあると捉え、私はこのような姿勢を基本としながら今後4年間と向き合う所存であります。
さて、私はこのたびの政策公約を掲げるに当たり、2つのことを念頭に置きました。1つ目は、不確実な時代にありながらも八戸市の将来像について大きな目標を持ち、これを市民の皆様方に示すことであります。
ただし、安易な夢物語で終わらせることがないよう、みずからの責任において努力することで到達が可能な、いわば現実的で具体的な目標にしたいと思ったところであります。
規模は大きく異なりますが、昨年9月、2020年の
オリンピック・パラリンピックの開催地として東京が決定したことに伴い、国や東京都では東京
オリンピックを成功させようという明確な目標が設定され、現在この目標のもと、あらゆることが推進されようとしております。また都民あるいは国民の間においても、今後目標達成に向け結束力が高まり、新たな活気と活力を生み出す原動力になっていくものと思っております。
私は、このように明確に目標を掲げる意義と重要性を考慮し、政策公約の中で市が目指すべき目標として、平成28年度に中核市への移行を進めることを掲げさせていただきました。
中核市に移行した場合、何がメリットになるのかという声も聞かれ、これについては中核市移行への作業の中で整理しながら、また、折に触れながら説明してまいる所存でありますが、現時点で私がイメージしている効果について述べたいと思います。
まず市の格付、いわゆるステータスが上がることによる効果があると考えております。中核市が人口や都市規模、行政権限を含めた市の実力を端的にあらわす目安となるほか、企業誘致を初め、八戸市をよく知らない相手方に与える印象などにおいてプラスに働くものと思っており、中核市となった八戸市の名は、東北有数の都市としてその存在感をますます高めていくものと確信しております。
このほか、中核市移行に伴う行政権限の拡大により、多くの分野で
行政サービスの範囲が拡大いたしますが、同時に市が創意工夫できる自由度が増す効果もあるものと考えており、簡素化や利便性を考慮しながら改善することで、より質の高い、きめ細やかな
行政サービスの提供が可能であると考えております。
私は、中核市への移行がさらなる市民サービスへの向上へとつながり、市民の皆様から大きな行財政改革だったと言われるよう取り組み、また産業、雇用においても新たな活力を生み出すという可能性を信じ、八戸市が今後ますます発展するよう努力してまいりたいと思っております。
2つ目は、政策公約には具体的数値目標を掲げず、政策を状況の変化に合わせ柔軟に実行していくことであります。
過去2期にわたり、マニフェストの中で具体的数値目標を掲げさせていただきましたが、2期目に東日本大震災を経験するなど、任期中には市内のみならず、国内外において目まぐるしく社会経済情勢が変化をしてまいります。
このような変化の中で、掲げた数値目標の達成意義が薄れる場合や実現性が困難になる場合もあり、また行政目的が達成されつつある場合においても、数値目標の達成いかんにより全体の評価が左右されるなど、違和感を覚える場面が多々ありました。
大切なのは政策を掲げ実行し、その過程がどうあるのか、結果がどうなのかであろうと思いますが、数値目標の到達の可否がわかりやすい判断である反面、本質の部分からかけ離れたところで議論されやすいといった面がございます。
このようなことから、このたびは、具体的数値目標は掲げず、社会経済情勢の変化に順応しながら、八戸市を一歩前へ、さらに前へと前進させることを第一に考え、政策を実行してまいる所存であります。
以下、私の政策公約に掲げた主な取り組み項目に対する私の考え方について、8つの政策ごとに申し上げます。
まず1、震災からの復興加速と災害に強い八戸の実現であります。
大震災のあの日から間もなく3年の月日を数えようとしておりますが、八戸市においては、国や県の御尽力もあり、昨年7月の八太郎北防波堤の完成をもって、他の被災地に先駆け、ハード面の復旧に一応の区切りがついた形となりました。
しかしながら、被災された皆さんの生活再建を初めダメージが大きかった企業の経営再建など、まだまだ課題が残されているものと認識しており、本当の一区切りはもう少し先となりますが、今後、創造的復興を進める中で、これら課題の一つ一つの解決に向け取り組むとともに、災害に強いまちづくりを加速的に進めてまいりたいと考えております。
さきの大震災は、地震と津波の恐ろしさをまざまざと私たちの記憶に植えつけ、大きな被害の爪跡を残していきましたが、その一方で、悲惨な現実と向き合う中で、私たちが今後なすべきことが見え、学ぶことも多かったように思っております。私は再びあのような大震災が起こることは決して望みませんが、起こり得ることを前提とした備えをする重要性を大震災からの教訓として学ばなければならないと考えております。
そこで、ハード整備として、地域活動の拠点となる公民館と児童館の耐震化と津波避難施設や津波避難道路の整備を掲げております。
まず児童館については、昭和56年度耐震基準改正以前に建築された鉄筋コンクリートづくりの豊崎、湊、小中野の3つの児童館について、平成26年度において耐震診断を行う予定としており、公民館については、耐震基準改正以前の12施設が耐震診断を終えており、このうち耐震性の低かった江陽、館、是川、根城の4施設について、順次改修や建てかえ等を進めてまいりますが、新年度は江陽、館の両公民館の建てかえ事業に着手してまいります。
津波避難施設は、多賀地区津波避難タワーについて、現在、用地測量、用地買収を行っており、平成27年度末の竣工を目指し、今後、設計業務、建設工事と事業を進めてまいるほか、沼館地区津波避難ビルについては、引き続き建設候補地の選定を初め事業計画について検討を行ってまいります。
また、現在蓮沼八太郎線を初め各津波避難道路の整備を進めておりますが、現在改訂中の津波避難計画の中で、適切な避難路や避難所の追加指定を検討しており、加えて新年度からは誘導標識等の整備も進め、万全の対策を講じてまいります。
このほか、大震災の折、地域の人々の結びつきと有事の際にともに助け合うことの大切さが再認識されたところでありますが、このことを踏まえ、各地区の自主防災組織の組織率の向上を図り、これら自主防災組織へ平成27年度までに資機材の完全配備を進めるとともに、地区防災訓練を促進してまいります。
また、児童生徒が自然災害からみずからの命を守ることができるよう育成するため、防災教育副読本を平成27年度に市内小中学校の全児童生徒へ配付できるよう準備を進める一方で、市民の防災意識の高揚を図るための防災に関する市民研修会の開催に向けた検討を進めております。
2、子育て・教育の充実したまちの実現であります。
八戸市の平成24年度合計特殊出生率は1.45で、全国平均1.41、県平均1.36より高く、平成21年度以降年々増加しており、回復傾向にあります。八戸で生まれ、八戸で育ち、八戸の将来を担う
子どもたちは八戸の宝であり、私は
子どもたちの健全育成を願うとともに、子育て支援や
子どもたちの教育の充実に向け、可能な限り市の特色ある取り組みを行っていきたいと考えております。
この中で子育て情報の充実は、12月定例会でも申し上げましたが、子育て環境の変化や情報技術の発展とともに、子育て世代がインターネットの利用を通じて気軽に情報を入手できるよう、情報発信方法の見直しが急務であるとの認識に立ち、取り組み項目として掲げさせていただいたところであります。今後さらに見やすく親しみやすい内容となるよう、子育て情報サイトの開設やメルマガの配信の実施について検討を進め、子育て世代が安心して子育てができる情報を提供してまいります。
また、子育て環境については、新年度において市内保育園の施設改修事業の対象園数を1カ所から2カ所へ拡充しており、
子どもたちの健やかな成長に大きな役割を担う保育園の環境整備を支援し、その充実にも努めてまいります。
次に、
子どもたちに読書の大切さを教える、本のまち八戸に向けての取り組みであります。
読書は、知識習得や教養を深めるだけではなく、時には考えさせられたり、勇気づけられたりと、1冊の本との出会いが後の人生観を変えてしまうこともあり、自分に合った良書にめぐり合うことは、人生の師や友人を得るのに等しい場合もあろうかと思っております。
また、幼少期から本に親しむことは、思考力や想像力を高めるとともに、子どもの豊かな心を育み、人格の形成において欠かせない要素の一つであると思っております。
このようなことから、私は
子どもたちに読書の大切さを教えるため、本を求め、読書を習慣づけること、また
子どもたちが成長し大人になったときは、良書にめぐり合えるような環境を整えることを市の取り組みとして実施できないか、以前から考え、長年温めてきたところであります。
そこで、赤ちゃんと絵本の出会いの一歩として、赤ちゃんと保護者を対象に絵本を配布するブックスタート事業をことし7月から実施し、親子が絵本を介して心触れ合う機会を創出するとともに、5月には全小学生を対象にしたブッククーポンを配布し、親と子どもが一緒になって本を選ぶことで親子の触れ合いを深め、読書への関心が高まるきっかけづくりも始めてまいります。
子どもたちがやがて自分の考えで本を選び、読書を通じて心豊かに、一人の人間としてたくましく成長できるよう、読書を心の教育の一つとして継続していきたいと考えております。
また、八戸ブックセンターについては、新年度において委員会を立ち上げ、市内書店等の関係者と検討しながら実現の方向性を探ってまいります。
このほか、未婚のひとり親家庭を支援するため掲げさせていただいた寡婦(夫)控除のみなし適用による市営住宅の家賃軽減について、この4月から家賃の減免という形で実施するとともに、保育料の減免についても4月から実施してまいります。
学校教育では、平成20年度からスタートした地域密着型教育推進事業は、今年度で市内全小中学校を対象に実施しておりますが、これまでを検証しながら、先進的に取り組んでいる事例を紹介しながら一層の充実を図ってまいります。
また、子どもセンターは現在、保健、福祉、医療の関係者と協議を重ねておりますが、児童生徒の適切な指導と支援を第一に考え、相談窓口の一本化に向け、保護者が相談しやすいシステムが構築できるよう検討を進めてまいります。
3、安心して暮らせる共生社会の実現であります。
八戸市の総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合、いわゆる高齢化率は全国平均、県平均より下回っておりますが、御多分に漏れず年々増加傾向にあり、医療や介護、認知症対策など高齢化社会への対応が喫緊の課題となっております。
また、高齢の方々や障がいをお持ちの方々などが社会の一員として生きがいを持ち、健康で安心して暮らせる社会の実現が求められているものと認識いたしております。
このような中で、私は社会保障関係について、全国共通の課題は国へ、県内共通の課題は県にそれぞれ役割を果たすよう求めていく姿勢を基本としており、市は地域の実情に照らし、地域が持つ特性を生かして特色ある取り組みを行ってまいる所存であります。
まず医療関係では、がんは県内の死亡原因1位となっていることから、がん医療の充実は県の医療分野における最優先課題であると考え、その拠点となる県立がんセンターの整備を昨年から県に対し強く要望しているところであります。
県からは、実現には医師確保など大きな課題があると言われておりますが、今後も県民が充実したがん医療を受けられるよう粘り強く要望を続けてまいります。
その一方で、緩和ケア病棟については、その必要性から市民病院へ整備してまいりますが、12月定例会でも申し上げたとおり、新年度早々に委員会とワーキンググループを設置し、建設場所、スケジュール、設備、運営など整備に向けた検討を行ってまいります。
次に、保健と医療を一体的に推進する拠点施設として、総合保健センターの建設を推進してまいりますが、施設として、現在の総合健診センター、市町村保健センターの保健施設や休日夜間急病診療所、休日歯科診療所の医療施設、さらには中核市移行に伴い保健所を併設する予定としているところです。
これに加え、政策公約で掲げさせていただいた介護・認知症予防センター、子どもセンターについても併設が可能かどうかを検討してまいりたいと考えており、平成26年度においては各関係団体との協議を進め、総合保健センターの基本構想策定に向け作業を進めてまいります。
また、認知症などにより徘回する高齢の方々などの見守り強化と公共施設の適切な維持管理を目的とした地域の安心・安全見守り推進事業については、市内宅配業者など関係事業者等が持つ地域のネットワークを活用したいと考えており、平成26年度内の協定締結を目指し、関係事業者等との協議を進めてまいります。
4、市民と地域に元気をもたらす観光・文化・スポーツの振興であります。
八戸市は近年、観光やスポーツの分野で明るい話題が続いております。観光では、昨年5月に当市が誇る自然景勝地である種差海岸が三陸復興国立公園の指定を受けて以降、9月には当海岸を含む三陸ジオパークが日本ジオパークに認定され、さらに11月には、蕪島を起点としたみちのく潮風トレイルが一部開通するなど、種差海岸の多様な魅力が評価された一年でありました。
私は、この追い風に乗り、種差海岸のさらなる魅力を高め、三陸復興国立公園の北の玄関口にふさわしい空間となるよう整備を進めてまいりたいと考えております。
平成26年度は、蕪島エントランス整備事業の推進を盛り込んだ八戸市復興計画・三陸復興国立公園プロジェクトを踏まえ、休憩所兼観光案内施設及び歩行者用道路等の工事に着手する予定であります。
一方、スポーツの分野でも、一昨年のロンドン
オリンピックでの伊調選手、小原選手の金メダルを初めとして、八戸学院光星高校の甲子園3季連続準優勝、昨年は
アイスホッケー東北フリーブレイズのアジアリーグでの優勝、ヴァンラーレ八戸のJFL昇格があり、今年に入り
ソチオリンピック女子
アイスホッケーの近藤選手、中村選手の活躍、八戸学院光星高校の春の選抜甲子園出場と八戸出身の選手や八戸をホームタウンとするスポーツチームの活躍が目覚ましく、八戸市民に楽しみと元気を与えていただいております。
私は、地元選手や地元チームを応援する心がスポーツへの興味や理解を深めるとともに郷土愛を深めていくものであり、八戸に生まれ、八戸で育ったことに対し誇りを持つことになると認識いたしており、このような人々が多くなっていくことで、まち全体が元気になっていくものだと思っております。
このようなことから、
アイスホッケーやサッカーを初めとする地域スポーツの活性化と応援体制の強化を図ってまいりますが、新年度については、まず関連予算を拡充したいと考えております。
また、スポーツ施設の整備も重要であり、昨年末、市立施設として整備していくことを決断いたした
屋内スケート場について、市民から愛される施設となるよう、早期着工と早期完成に向け全力で取り組んでまいりますが、まずは施設の基本設計とこれに関連する地形測量や地質調査を進めてまいります。
このほか、以前から要望されており、政策公約にも掲げさせていただいた長根公園野球場の電光掲示板の整備についても新年度に実施してまいります。
また、文化では、芸術やアートを生かしたまちづくりを進めたいと考えており、新年度ではその基本構想となる文化のまちづくりビジョンを策定するほか、写真のまち八戸を目指し、アートフォトイベント・八戸フォトシリーズについても実施に向けた検討を行う予定としております。
5、6次産業化による農・水産業の活性化であります。
今、我が国の農林水産業は、農林水産物の生産だけにとどまらず、それを原材料とした加工食品の製造販売や地域資源を生かしたサービスの提供など、農林水産物の付加価値を高めること、いわゆる6次産業化を進めることが所得向上や雇用創出へとつながり、1次産業の振興や地域活性化を図る方策であると考えられており、八戸市においてもこの考え方に基づき、現在取り組みを行っているところであります。
このような中で、農業では、これまで八戸野菜フォーラムの開催による八戸野菜の魅力発信や農産物ブランド戦略会議の設置による八戸農産物のブランド力の創出等、発信型農業の推進に努めてまいりましたが、今後、イチゴやブルーベリーなど八戸の特産フルーツの魅力についても全国へ向け発信をいたしたいと考えております。
新年度では、八戸菓子商工業組合と連携しながら、八戸イチゴを題材に八戸スイーツコンテストの開催を予定しており、新たな需要の掘り起こしを促進するとともに、南郷区における地域特性を踏まえた新規作物の導入に向けた研究も行いながら、当市の農業が魅力ある産業として活性化が図られるよう取り組んでまいります。
水産業では、水揚げの減少や消費者の魚離れ、さらには福島の原発事故による風評被害など、八戸の水産業を取り巻く環境は大変厳しいものがありますが、昨年3月、はちのへ水産復興会議において策定された水産業復興ビジョンに基づき、漁港機能の再編、漁業生産基盤の充実、流通・加工戦略の強化を図るため鋭意取り組んでいるところであります。
昨年末には、漁港機能の再編の一つとして中小型イカ釣り漁船の水揚げに対応する第三魚市場荷さばき所B棟改築棟が竣工し、岸壁工事完了後の7月から供用開始の予定となっており、大型・中型イカ釣り漁船に対応するC棟につきましても、平成27年度中の完成に向け整備を進めてまいります。
今後においても、魚市場を初めとする生産流通の効率化や品質、衛生管理の高度化を着実に進めるとともに、イカやサバなど八戸で水揚げされる水産物のブランド化にも一層取り組んでまいります。
畜産業については、先月、畜産業関係者との意見交換をする機会がありましたが、八戸が家畜に適した夏季冷涼な気候や飼料コンビナートの立地の優位性に加え、関係者の熱意などから、当市の畜産業はもとより、八戸地域の一大産業として大いなる可能性と将来性を感じてきたところであります。
今後、八戸地域の畜産業の将来を探るべく、また国内一大基地化となることを目指して、新たに畜産関連産業振興ビジョンの策定を平成27年度を目途に行う予定でありますが、県や八戸圏域定住自立圏の関係町村とも意見交換を行い、地域一体での畜産振興が図られるよう進めてまいります。
6、多様な企業集積と雇用の創出であります。
地域の活性化と安定的な雇用の確保を図るため、地元経済団体とともに一体となって企業誘致を促進してきたところでありますが、今年度は5件の立地をいただき、震災以降合計16件に上り、被災した中においても八戸の魅力と将来性を見越してきていただける企業の皆様方には、いつもながら感謝しているところであります。
各自治体とも企業誘致に力を入れ、自治体間競争が激化している中、最後の決め手となるのは熱意と誠意をもって信頼関係を構築しながら、いかに有利な条件を提示できるかということに尽きると思っております。
そこで、今般、
企業立地促進条例を改正し、工場等の新設に伴う設備投資に対する奨励金を新設するほか、従業員の八戸への転居費用を負担する企業を支援するための奨励金を新設するなど、他都市と比較して競争力があり、魅力ある優遇制度に整備をいたし、今後さらなる企業誘致を展開してまいります。
また、市内にはテレマーケティング関連誘致企業が10社あり、雇用総数も1000人を超えておりますが、テレマーケティングの将来性と集積力を生かすことを目的とした八戸IT・テレマーケティング未来創造協議会を先日、立ち上げたところであり、この分野における新たな雇用創出と活性化にも努めてまいります。
港へ目を向けますと、震災により被災した港の中で、八戸港は他に先駆けて復旧工事が完了し、臨海工業地帯の製造業などが操業を回復させたことを背景として、八戸港の貿易額が震災前の水準に戻り、国際貿易港として完全復活を遂げるとともに、北東北における物流拠点港として存在を高め、ますます重要性が高まっているものと認識いたしております。
この八戸港の持つ拠点性と将来性、そして大震災から復活した力強さを海外に向け広くPRしていきたいと考えており、新年度においては新規航路開設に向けたポートセールスを積極的に展開するとともに、香港など東南アジア方面における県産品の販路拡大に努めてまいります。
このほか、八戸LNGターミナルの建設が平成27年供用開始に向けて進められておりますが、このような中で先般、八戸火力発電所5号機がガスタービンの排熱で蒸気タービンを回すコンバインドサイクル――複合型発電方式――化の工事がほぼ完成し、平成27年7月からは燃料が軽油からLNGへ切りかわる予定となっております。
八戸LNGターミナルの完成は、燃料基地としての役割だけではなく、市内産業界における新たなビジネスチャンスや雇用創出へとつながる可能性があり、八戸のさらなる飛躍の一大転機になるものと認識いたしております。
このようなことから、八戸LNGターミナルの完成を踏まえ、より一層LNGが利活用されるよう、PRのほか、市として可能な限りの支援をしていきたいと考えております。
7、魅力とうるおいに満ちた求心力のあるまちづくりの推進であります。
先日、はっちが開館3周年を迎え、この間270万人を超える来館者を数えるなど、地域の資源を大事に思いながら、まちの新しい魅力をつくり出すことをコンセプトに、さまざまな事業展開を図ってまいりましたが、市民が主役となった地域づくりの仕組みが全国的にも注目を集め、高い評価を得ているところであり、また、八戸の魅力ある施設として市民の中に広く浸透してきているところであります。
はっちは、市民の皆様の参加のもと、市民の皆様の手で育まれ、その一つ一つの積み重ねが魅力を形づくり、愛される施設へと成長してきたものでありますが、誰でもまちの活性化の担い手になれるという、私が理想とするまちづくりの形が一足先に、はっちの中で花開いたようであります。
そのはっちが、中心市街地のにぎわい創出の拠点施設として話題づくりと集客効果を高め、まちの再生を演出する中で、現在、八日町地区や三日町、六日町地区において民間開発が本格的に動き出しており、新たなにぎわいの拠点となることが期待されております。
市では、このような新たなにぎわい空間の創出と回遊性の向上が中心市街地の魅力アップに不可欠であると考え、昨年3月、第2期中心市街地活性化基本計画を策定し、民間開発への支援策を盛り込んだところであり、これらの民間開発が呼び水となって中心市街地の再生に弾みがつくよう支援をしてまいります。
このほか、都市計画道路3・5・1号沼館三日町線の早期完成を目指すとともに、本八戸駅通りの整備など、中心市街地の玄関口としてこれにふさわしい整備を進めてまいるほか、中心商店街を初め市内各商店街が花と緑であふれるまちとなるようフラワーバスケットの設置を検討するなど、環境の美化にも努めてまいります。
また、これまで、はっちや南郷区を舞台に、アートの手法を用いて八戸固有のさまざまな魅力を発信してきたアートプロジェクトについては、今後ともアート空間の創出やアートイベントの開催といった事業を引き続き実施しながら、八戸の多様なまちの魅力を表現し発信するアートのまちづくりを進めてまいります。
8、さらなる行財政改革の推進と住民参画の促進であります。
政府においては、人口減少下にあっても経済を持続可能なものとし、国民が全国で安心して快適な暮らしを営んでいけるような地域づくりが必要になっていることから、第30次地方制度調査会や総務省所管の基礎自治体による
行政サービス提供に関する研究会の報告を踏まえて、人々の暮らしを支え経済を牽引していくのにふさわしい都市やその圏域の形成を目指して、市町村間の広域連携を一層進めることとしております。
当市が進めてきた定住自立圏などの八戸圏域の連携や岩手県北の久慈、二戸地域との三圏域連携などは時宜に合ったものとして、ますます必要性と重要性が高まっていくものと考えております。
広域連携の推進においては、広域生活圏における暮らしの向上という共通の行政目的の達成に向け関係市町村との信頼関係と相互理解を深め、さらには良好な協力関係を構築していくことが大切であります。
そこで、今後においても関係市町村との連携施策の充実に努めるとともに、住民レベルでの交流へと深めながら、これまで培ってきた広域連携の深化を図ってまいりたいと考えております。
次に、住民参画の促進でありますが、私が理想とするまちづくりは、市民が参加し、市民と協働していくまちづくりであり、そのためには可能な限り行政が一人の地域住民として日ごろから町内会活動へ参加するとともに、市民が行政に参画しやすい環境を整え、市民参加を促進しながら行政と地域の距離感を縮めていくことにあると考えております。
このようなことから、私は行政と町内会との結びつきを密にするため地域担当職員制度を創設し、職員が地域へ溶け込み、地域が抱える課題や要望について速やかに行政にフィードバックできる体制を整えるとともに、住民自治推進懇談会の開催や市の附属機関への公募市民の積極的登用、さらには市主催の行事へ積極的な市民参加を促すなど、市民が行政に参画しやすい
環境づくりを進めてまいりました。
また、元気な八戸づくり市民奨励金制度に基づく市民活動や地域活動を支援し、地域の活性化を図ってまいりました。
今後もこのような取り組みを継続し、住民参画が当たり前になるような協働のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
次に行財政改革でありますが、市はこれまで創意工夫を凝らし行政の効率化と市民サービスの向上を図るとともに、経費削減等により財政健全化に努め、大きな成果を上げてきたところであります。
今後は中核市移行を視野に入れた第6次行財政改革大綱の策定に着手し、市民の皆様から中核市移行が最大の行財政改革であったと言われるよう、さらなる行政の効率化と市民サービスの向上に取り組んでまいります。
以上、私の政策公約の主な取り組みについて考え方を述べさせていただきましたが、私の政策公約には写真のまち、本のまち、アートのまち、花と緑のまち、スポーツのまちなど、八戸の多様な魅力を探るべく言葉をちりばめております。それは、まちづくりのほんの一部のキーワードにしか過ぎませんが、その後の展開次第では将来の八戸を形容する言葉として育っていく可能性もあるものと思っており、私は八戸が持つさまざまなポテンシャルや多様性を、まちづくりを進める中で掘り起こしをしていきたいと考えております。
もとより、まちづくりは市民の皆様が主役であります。その市民の皆様の価値観は時代の移り変わりとともに変化し、多種多様になっていくものでありますが、このような中で時の首長がまちづくりの一面のみを大きく取り上げ、リーダーシップを発揮しようとも、市民の皆様の共感を得られず、心に根づかなければ、その取り組みは一過性のものとなり終わってしまいます。
その反対に、行政の関与がなくとも市民の皆様が大切に思い、守り育ててきたことは、どんな小さな取り組みでも、やがて大きな花を咲かせることがあります。最近では種差の環境保全の長年にわたる地域活動が約80年の時を経て復興国立公園指定という形で大輪を咲かせることにつながり、また郷土料理のせんべい汁が、その普及への思いと地域おこしを夢見た人々の手によってB−1グランプリ日本一の栄冠に輝いたところであります。
これらは特別なことではなく、自然な形で好きな活動に参加し続けていたことが、結果としてまちの活性化につながっていたという例であります。
私は、一人でも多くの人々がいろいろな活動を通じて生き生きとし、輝いているまちこそが、活気にあふれ魅力に富むまちであると思っており、このようなまちづくりを進めていきたいと考えております。
私の政策公約に掲げる取り組みが市民の皆様の共感を得られ、心動かされ、さまざまな活動を始めるきっかけとなり、ひいては、まちの活気が創出されるようであれば、これにまさる喜びはありません。
私は冒頭で述べたとおり、強い覚悟を持って市長職の本分を全うしてまいりますが、同時に誰もがなれるまちの活性化の担い手の一人という存在でありたいと思っているところであります。
さて、平成26年度の国の予算は、経済再生、
デフレ脱却と財政健全化をあわせて目指すとともに、社会保障・税一体改革を実現する最初の予算として、消費税増収分を活用した社会保障の充実、インフラ老朽化対策を加速するための公共事業予算の重点化、税収増を反映した地方の一般財源総額の確保などの方針に基づき編成されました。
その結果、平成26年度の
一般会計予算案は95兆8823億円となり、前年度と比較して3.5%の増となっております。
一方、平成26年度の地方財政については、平成25年度に引き続き通常収支分と東日本大震災分を区分して整理することとし、通常収支分については、地方が地域経済の活性化に取り組みつつ安定的に財政運営を行うことができるよう、一般財源の総額について、社会保障の充実分等を含め、平成25年度の水準を相当程度上回る額を確保することを基本としております。
また東日本大震災分については、被災地の復興の加速を最優先として、きめ細やかな復興施策を実施するため、震災復興特別交付税、全国防災事業がそれぞれ確保されております。
通常収支分と東日本大震災分を合わせた規模は約85兆5800億円となり、前年度に比較して1.3%の増となっております。
このような国の予算及び地方財政対策の動向を踏まえ、当市におきましては、現下の厳しい財政状況と経済環境を踏まえ市財政の健全性に配意する一方、第5次八戸市総合計画後期推進計画及び第5次八戸市行財政改革大綱に基づき、市民生活の向上と福祉の充実を図るための各種施策に取り組み、行政の効率化と市民サービスの質の向上を目指すことを基本として平成26年度予算を編成するとともに、八戸市復興計画が目指す、より強い、より元気な、より美しい八戸の実現に向け、復興を加速させるための地域再生の基礎づくりに資する復興施策を推進することといたしました。
また、平成26年度予算は、引き続き震災からの復興に係る予算と通常の事務事業に係る予算の2つの内容を持つ予算とし、復興分においては震災復興特別交付税や震災復興基金などの財源を活用して、復興計画に掲げた、被災者の生活再建、地域経済の再興、都市基盤の再建、防災力の強化の4つの基本方向に基づき、被災者の住宅再建支援策、緊急雇用創出事業、三陸復興国立公園の北の玄関口となる蕪島エントランス整備事業や多賀地区津波避難タワー整備事業など、災害に強いまちづくりのための施策等を推進することといたしました。
通常分においては、地方交付税や臨時財政対策債の減額が見込まれるものの、市税等の増収により一般財源総額は平成25年度とほぼ同水準を確保できる見込みでありますが、歳出面では、少子高齢化対策等義務的経費である扶助費の増嵩や介護保険及び後期高齢者医療制度への負担増が見込まれていることから、財政環境は依然として厳しい状況にあります。
このため、引き続き経常的な管理経費や行政経費の節減に努めながら、事務事業の選択に当たっては、第5次八戸市総合計画後期推進計画に定める地域活力の創出、まちの魅力創造、地域の安心確立、自治力の向上の4つを柱とした戦略プロジェクトを中心に、市勢進展上重要な施策について重点的に取り上げることといたしました。
また、政策公約に掲げた8つの施策と新たな取り組み項目についても取り上げるとともに、道路や排水路等のインフラについて重点的に整備、補修するための道路・排水路等重点改良事業費を計上することといたしました。
このような基本方針のもとに編成した平成26年度の予算の規模は、一般会計で873億5000万円、特別会計で634億8411万9000円、合わせて1508億3411万9000円となりました。
これを前年度と比較いたしますと、一般会計で2.3%の増、特別会計で1%の増、合わせて1.7%の増となるものであります。
なお、復興分については35億4866万9000円を計上いたしました。
以下、一般会計からその主なるものについて順次説明申し上げます。
まず歳入でありますが、市税298億3500万円、地方交付税157億3000万円、市債69億1990万円、地方消費税交付金25億9200万円、地方譲与税6億8400万円を計上したほか、国・県支出金等は歳出との関連において計上いたしました。
また、繰入金は39億7332万8000円を計上いたしました。そのうち、財政調整基金から7億5000万円、市債管理基金から7億5000万円をそれぞれ繰り入れすることといたしました。
次に歳出でありますが、先ほどの政策公約のところで述べた以外の通常の事務事業分について、第5次八戸市総合計画に基づく体系に沿って説明申し上げます。
第1の人かがやくまちづくりについては、市民一人一人が生涯を通じて豊かな人間性を育むことができる社会を目指し、学校教育及び社会教育の充実、郷土文化の継承や個性ある文化の創造、スポーツを楽しめる環境の充実、国際化・男女共同参画の推進に要する経費を計上いたしました。
まず参加と連携による生涯学習社会の形成については、博物館特別展開催経費、市民大学講座開催経費を計上いたしました。
学校教育及び社会教育の充実については、新たに仮称・第二白山台小学校建設事業費を計上したほか、校舎等の営繕・用地造成事業費、新学校給食センター整備事業費を計上いたしました。
文化の継承と創造及びスポーツの振興については、新たにジュニアサッカー強化事業補助金、東運動公園整備事業費を計上いたしました。
国際化及び男女共同参画の推進については、国際理解教育・英語教育推進事業費のほか、引き続き男女平等意識の啓発と人材育成推進のための女性チャレンジ講座開催経費を計上いたしました。
第2の活力あるまちづくりについては、農林業、水産業、工業、商業、観光など多様な産業が集積する地域特性を最大限に活用した産業の振興を図るため、産学官民の連携による技術革新、地域資源を活用した八戸ブランドの開発、新産業の創出及び地域の産業基盤の強化を推進するとともに、雇用環境の創出に要する経費を計上いたしました。
まず産業力の強化及び工業の振興については、中小企業特別保証制度に係る保証料補助金のほか、新たに次世代型産業立地基盤整備事業費を計上いたしました。
農林業及び水産業の振興については、市民の森不習岳の改修経費として、展望台の改修事業費を計上いたしました。
商業及び観光の振興については、青森市、弘前市、函館市との連携による広域的な誘客活動を行うための青函圏観光都市連携推進事業費、中心商店街空き店舗・空き床解消事業補助金、ジャズフェスティバル実行委員会補助金、はっちを活用した各種イベント・運営費としての八戸ポータルミュージアム事業費を計上いたしました。
貿易の振興については、八戸港国際物流拠点化推進協議会負担金のほか、地場産品の海外販路を拡大するため、香港、マレーシアでの展示会出展経費を計上いたしました。
雇用対策の推進については、障がい者・高年齢者等雇用奨励金、緊急雇用奨励金、新規高等学校卒業者雇用奨励金、フロンティア八戸職業訓練助成金を引き続き計上いたしました。
第3の健康・福祉のまちづくりについては、少子高齢化が進む中、保健、医療、福祉、介護の各種サービスの充実を図るとともに、地域住民等の多様な主体が参画可能なサポート体制の確立に要する経費を計上いたしました。
まず健康づくりの推進及び地域福祉の充実については、新たに救急医療情報キット配付事業費、風しん予防接種等事業費を計上したほか、子宮頸がん予防ワクチンなどの各種予防接種費、ドクターカー運行事業費、地域集会所整備費補助金、福祉公民館などの施設改修経費、救命救急センター運営費を含む市民病院事業会計負担金等を計上いたしました。
介護・高齢者支援及び障がい者自立支援の充実については、新たに老人いこいの家の耐震診断経費を計上したほか、高齢者等バス特別乗車証支給事業費、介護保険給付費、障がい者自立支援サービス事業費、地域生活支援事業費を計上いたしました。
子育て支援の充実については、
消費税増税による子育て世帯への影響の緩和のための子育て世帯臨時特例給付金給付事業費を新たに計上したほか、放課後児童健全育成事業費、乳幼児等医療費扶助費、私立保育所運営費、延長保育事業等の特別保育事業費、児童手当支給事業費を計上いたしました。
社会保障の充実については、
消費税増税による低所得者等への影響の緩和のための簡素な給付措置である臨時福祉給付金給付事業費、高等技能訓練促進等補助金、生活保護者就労意欲喚起等支援事業費を新たに計上したほか、誰もが安心して生活を送ることができるよう国民健康保険や介護保険特別会計への繰出金を計上いたしました。
第4の環境にやさしいまちづくりについては、良好な生活環境の確保と経済発展の両立を基本とし、市民、事業者、行政が一体となって持続可能な循環型社会の実現を目指すための環境意識の醸成、環境の保全と創出、資源リサイクル及びエネルギーの地産地消に要する経費を計上いたしました。
まず環境意識の醸成及び環境の保全と創出については、環境教育推進事業費、環境展開催事業費のほか、引き続き大気、水質、土壌等の生活環境が良好に保たれるよう各種観測・調査を行うとともに、蕪島海水浴場流木等撤去業務委託料を計上いたしました。
資源リサイクルの推進については、リサイクルプラザの管理運営経費を計上したほか、エネルギーの地産地消については、LNG利用促進フォーラム開催事業費、エネルギーシステム転換支援事業費を計上いたしました。
第5の安全・安心なまちづくりについては、誰もが安全安心で快適に生活できる
環境づくりを目指して、市民、地域コミュニティ、事業者、行政、その他の関係機関が連携しながら、防災体制の整備や防犯対策の充実などにより暮らしの安全を確保するとともに、快適で良質な居住環境の整備や利便性の高い交通環境の整備に要する経費を計上いたしました。
まず安全・安心なコミュニティの形成及び暮らしの安全確保については、新たに八戸圏域消費生活相談事業費を計上したほか、安全・安心情報発信事業費、生活再建相談事業費、防犯灯設置補助金を計上いたしました。
防災体制の整備については、八戸地域広域市町村圏事務組合消防費負担金、消防団事務委託料を計上いたしました。
居住環境の整備については、新たに松野市営住宅建替事業費を計上したほか、中心市街地まちなか住宅取得支援事業補助金、六日町、堤町地区の電線地中化を進めるためのくらしのみちゾーン整備事業費、市営住宅白山台ヒルズ建設事業費を計上いたしました。
交通環境の整備については、新たに定住自立圏八戸圏域公共交通計画推進事業費、八戸駅前広場整備事業費を計上したほか、仮称・八戸西インターチェンジ建設促進事業費、本年10月に当市での開催を予定しているリアス・ハイウェイ早期実現八戸大会開催経費を計上いたしました。
また、市民生活を支える生活道路の新設改良工事費及び舗装打換事業費、継続して進めている八戸福地線、八幡坂線、島守堤森線等の整備事業費、私道整備補助金のほか、根城大橋、柳橋の塗装工事費を計上いたしました。
以上の第5次八戸市総合計画の体系に含まれる事業のほか、第6次八戸市総合計画策定経費、仮称・地域力向上フォーラム開催経費、税総合システム開発経費を計上いたしました。
次に企業会計及び特別会計の主なるものについて、その概要を御説明申し上げます。
八戸市
自動車運送事業会計予算においては、乗合バス購入費、バスロケーションシステム整備費等を計上いたしました。
八戸市立市民病院事業会計予算においては、医療機器購入費、院内保育所建設工事費等を計上いたしました。
八戸市
国民健康保険特別会計予算においては、保険給付費、後期高齢者支援金、介護納付金等を計上いたしました。
八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計予算においては、八戸駅西地区の建物移転補償費、街路築造工事費等を計上いたしました。
八戸市
学校給食特別会計予算においては、新学校給食センターの建築工事費等を計上いたしました。
八戸市
都市計画下水道事業特別会計予算においては、新井田、田向、市川、桜ケ丘地区等の管きょ等整備工事費、雨水対策として、尻内排水ポンプ場の整備工事費等を計上いたしました。
八戸市
中央卸売市場特別会計予算においては、水道管改修工事費等を計上いたしました。
八戸市
介護保険特別会計予算においては、保険給付費、地域支援事業費等を計上いたしました。
八戸市
後期高齢者医療特別会計予算においては、広域連合に対する保険料納付金等を計上いたしました。
次に、議案第17号から議案第32号までの平成25年度八戸市
一般会計補正予算及び各特別会計
補正予算の主なるものについて御説明申し上げます。
まず、議案第17号八戸市
一般会計補正予算についてでありますが、指定ごみ袋の早期発注のため、債務負担行為を設定するものであります。
議案第18号八戸市
一般会計補正予算は、歳入歳出予算の補正額は歳入歳出それぞれ15億4212万1000円を増額するものであり、既決予算と合計いたしますと、総額は915億4319万8000円となるものであります。
歳出
補正予算の主な内容は、地域の元気臨時交付金基金を含む基金積立金、私立保育所運営費扶助費、市民病院事業会計負担金等、八戸圏域水道企業団負担金、中小企業特別保証制度保証料補助金のほか、新たに仮称・第二白山台小学校用地購入費を計上するとともに、事務事業の執行に伴う計数整理をいたしました。
歳出
補正予算に対応する歳入といたしましては、国・県支出金、繰越金等をもって措置いたしました。
次に、条例案等の主なものについて御説明申し上げます。
議案第33号は、地域の元気臨時交付金基金を設置するためのものであります。
議案第36号は、種差海岸休憩所を設置し、その管理について必要な事項を定めるためのものであります。
議案第38号は、南郷新規作物研究会議等を設置するとともに、多賀地区多目的運動場整備基本構想策定委員会を廃止するためのものであります。
議案第39号は、市長等の給料を減額する期間を延長するためのものであります。
議案第41号は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による社会教育法の一部改正に伴い、
社会教育委員の委嘱の基準を定めるとともに、その他所要の改正をするためのものであります。
議案第42号は、史跡是川石器時代遺跡保存管理計画策定委員会を設置するためのものであります。
議案第43号は、助成の対象となる共同施設設置事業の範囲を拡大するとともに、助成金の額の引き上げその他所要の改正をするためのものであります。
議案第44号は、設備投資奨励金制度及び転居費用の補助による雇用奨励金の加算制度の創設をするとともに、従業員の範囲の拡大その他所要の改正をするためのものであります。
議案第46号は、訪問介護サービスに係る費用の負担方法の見直しに伴い、当該サービスに係る手数料を廃止するためのものであります。
議案第47号は、手数料の徴収対象及び額の明確化を図るため、手数料に係る規定の整備をするものであります。
議案第51号は、
地方自治法第244条の2第3項の規定により、
新井田川水防センター及び
馬淵川水防センターの管理を行う
指定管理者を指定するためのものであります。
議案第52号は、公有水面埋立法第42条第3項において準用する同法第3条第4項の規定により、国土交通省東北地方整備局が公有水面を埋め立てることについて、当市としては異議がない旨の意見を述べるためのものであります。
議案第53号は、地域自治区である南郷区の設置期間の満了に伴い、
地方自治法第260条第1項の規定により、町の名称をつけるためのものであります。
議案第54号から議案第60号までの7件は、八戸市議会の議決すべき事件を定める条例第2条の規定により、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村、おいらせ町の各町村との間において締結した
定住自立圏形成協定について、連携する取り組みの見直しその他所要の変更をするためのものであります。
議案第61号は、青森県新
産業都市建設事業団の平成26年度における一般管理費の設置団体の負担額を定めるため、事業計画の一部変更について協議するものであります。
以上をもちまして上程されました議案の主なものについてその概要を説明申し上げましたが、細部につきましては、議事の進行に伴い、詳細に説明申し上げます。
なお、ただいま説明申し上げました議案のうち、議案第17号につきましては、本日御審議くださるようお願い申し上げます。
何とぞ全議案とも原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げ、議案の説明を終わります。
〔
市長小林眞君降壇〕
○議長(
田名部和義 君)この際、お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案のうち、議案第17号平成25年度八戸市
一般会計補正予算を本日審議いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、議案第17号平成25年度八戸市
一般会計補正予算を本日審議することに決しました。
次に、議案第17号を審議いたします。
これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御質疑なしと認めます。
ただいま議題となっております議案第17号を建設常任委員会に付託いたします。
この際、委員会開催のため暫時休憩いたします。
午前11時50分 休憩
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
午後0時03分 再開
○議長(
田名部和義 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、議案第17号平成25年度八戸市
一般会計補正予算を議題といたします。
建設常任委員長から委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。
古舘傳之助委員長
〔19番古舘傳之助君登壇〕
◎19番(古舘傳之助 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第17号平成25年度八戸市
一般会計補正予算の内容は、第1条債務負担行為の補正において、指定ごみ袋購入費について債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔19番古舘傳之助君降壇〕
○議長(
田名部和義 君)以上をもって建設常任委員長の報告は終わりました。
ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)討論なしと認めます。
これより議案第17号を採決いたします。
本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
────────────────────
△
追加日程 議会案第3号の件
○議長(
田名部和義 君)お諮りいたします。
本日、議会案第3号
手話言語法制定を求める意見書が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、本議会案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
提出者から
提案理由の説明を求めます。
21番
壬生八十博議員
〔21番
壬生八十博君登壇〕
◎21番(
壬生八十博 君)
提案理由の説明をいたします。
議会案第3号
手話言語法制定を求める意見書は、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない
子どもたちが手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備を目的とした手話言語法の制定を国に強く要望するものであります。
なお、案文については、お手元に配付のとおりであります。
以上で説明を終わります。
〔21番
壬生八十博君降壇〕
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(案文は資料欄に掲載)
○議長(
田名部和義 君)お諮りいたします。
ただいま議題となっております議会案については、
委員会付託、質疑及び討論はいずれもこれを省略し、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、
委員会付託、質疑及び討論は省略することに決しました。
これより議会案第3号を採決いたします。
本議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
田名部和義 君)御着席願います。
起立総員であります。
よって、議会案第3号は原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
────────────────────
休会の件
○議長(
田名部和義 君)この際、お諮りいたします。
議案調査のため、明日から2月28日までの3日間は休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
田名部和義 君)御異議なしと認めます。
よって、3日間は休会することに決しました。
次回本会議は、3月3日午前10時に開きます。
────────────────────
散 会
○議長(
田名部和義 君)本日はこれにて散会いたします。
午後0時08分 散会...