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出席委員(9名)
委員長 三 浦 隆 宏 君
副委員長 三 浦 博 司 君
委 員 藤 川 優 里 君
〃 小屋敷 孝 君
〃 前 澤 時 廣 君
〃 伊 藤 圓 子 君
〃 五 戸 定 博 君
〃 石 橋 充 志 君
〃 大 館 恒 夫 君
欠席委員(なし)
委員外議員(なし)
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出席理事者
まちづくり文化スポーツ観光部長 高 島 司 君
まちづくり文化スポーツ観光部次長 在 家 秀 則 君
まちづくり文化スポーツ観光部観光課長 田 中 一 美 君
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出席事務局職員
主幹 細谷地 幸 夫
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午前10時00分 開会
○三浦〔隆〕 委員長 おはようございます。
本日は全員出席であります。
ただいまから
観光開発特別委員会を開きます。
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● 議 題
1 各まつりの実績について
(1) 八戸三社大祭の実績について
(2)
八戸花火大会の実績について
○三浦〔隆〕 委員長 それでは、本日の議題に入ります。
初めに、各まつりの実績について御説明願います。
◎田中
観光課長 皆さん、おはようございます。よろしくお願いします。
それでは、お手元の資料に基づきまして御説明させていただきます。
資料の1ページをお開きいただきたいと思います。
1の各まつりの実績についてということで、大きな分け方で2つについて御説明申し上げます。
まず、(1)の八戸三社大祭の実績についてでございますが、今年度の入り込み数は、お
まつり広場、騎馬打毬も含めまして全部で111万2600人でございまして、昨年度と比べまして約2万人増加いたしました。7月31日が中止または中断も考慮に入れるほどの天候で大幅に減少いたしましたけれども、8月2日以降につきましては天候が回復し、特に8月3日、4日に関しましては土日と重なったこともございまして前年を上回りました。特に後夜祭につきましては22万人ということで、過去最多の入り込み数になっております。
次の②の今回の三社大祭における山車の審査結果でございますが、これは表のとおりでございます。ことしも
吹上山車組が最優秀賞を獲得いたしまして、7年連続での受賞となったところでございます。
次に、2ページをお開きいただきたいと思います。
(2)の
八戸花火大会の実績について御報告申し上げます。
ことしの第33回
八戸花火大会は、平成25年8月18日に
八戸花火大会大会委員会主催のもと、館鼻漁港において、副題を
種差海岸の
三陸復興国立公園指定記念として約5000発の花火が打ち上げられたところでございます。
入り込み数は、昨年と同じく14万人の人でにぎわったということでございます。
会場周辺につきましては、地震や津波発生時の
避難経路確保のため
車両進入禁止といたしまして、防災対策に力が入れられました。それに伴う交通規制に伴いまして、
タクシー協会の協力を得て、ラピア前の
臨時駐車場から
シャトルタクシーも運行されたところでございます。
また、その他の部分ですけれども、
メッセージ花火や、一昨年から実施された
BGMリクエスト、それから
有料指定席の販売、ユーストリームでの動画配信、また昨年から始められた
ハナビールの販売、それから大会終了後に会場内での募金活動、こういったものが実施されたところでございます。
さらに、ことしの新たな試みといたしまして、市内の小学校、9校ですけれども、この児童の協力を得まして、直径20センチの花火玉に絵を描いた
花火玉募金箱を市内約100カ所に設置したということで、その結果、募金額が約37万円ほど募られたということでございました。
以上で1の各まつりの実績についての説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ただいまの説明について何か御質問ありませんか。
◆伊藤〔圓〕 委員 心配されたお天気も本当に花火大会にふさわしいお天気で、大成功のもとで終われてよかったと思います。
それで、
シャトルタクシーの往復を導入したことで混雑も解消されたかなと思うんですけれども、特に帰りの皆様、かつて車で行った方たちは大変な混雑で、相当な時間がかかったというんですが、これはどのぐらい解消されているのかという、おおよそで結構でございますが、お知らせください。
◎田中
観光課長 済みません、混雑がどれぐらい解消されているかというのは、
実行委員会の事務局のほうからも聞いていないので、今わからないというのが実情です。済みません。
以上です。
◆伊藤〔圓〕 委員 その辺、ちょっと調べていただいて、さらに解消をするための方法なんかも考えていただきたい。
今回は防災ということも考慮されてのいろいろなお気遣いもあったかと思うんですけれども、人の混雑ということが、やはり何かあったときにはそれ以上のパニックの中で大変混乱を来すような状況が生まれてきますので、その辺のことをちょっと心配したものですから伺いました。
よろしくその辺は対応いただきたいというふうに要望して終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦〔隆〕 委員長 ないようですので、ただいまの説明については終わります。
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2
種差海岸関連事業について
(1)
種差海岸インフォメーションセンター・休憩所の整備について
(2)
みちのく潮風トレイルについて
(3)
種差海岸三陸復興国立公園指定記念「
三陸復興朝市まつり」開催について
(4)
種差海岸三陸復興国立公園指定記念チケット「たね知ケ」について
○三浦〔隆〕 委員長 次に、
種差海岸関連事業について御説明願います。
◎田中
観光課長 それでは、3ページをお開きいただきたいと思います。
2の
種差海岸関連事業について御説明申し上げます。
まず、(1)
種差海岸インフォメーションセンター及び休憩所の整備について御説明申し上げます。
①の
種差海岸インフォメーションセンターでございますが、
種差海岸インフォメーションセンターは、環境省が種差の
天然芝生地周辺を、
三陸復興国立公園に指定された
種差海岸、階上海岸及び階上岳の利用拠点として位置づけ、整備を進めるもので、
三陸復興国立公園や
種差海岸等の概要展示や利用案内、
みちのく潮風トレイルに関する情報提供、それから自然の恵みを生かした
地域ならではの文化や自然の脅威を学ぶ場として整備をするものでございます。
施設の建設場所につきましては、
種差天然芝生地前の、現在噴水公園あるいは駐車場となっている場所でございます。
一番下の
計画平面図、こちらでは中央部分の
ロータリーというところがありますけれども、その左側に、ちょっと見にくいんですけれども、濃い青色の部分がございまして、ここの部分が
インフォメーションセンターになります。その陸側、図面では上側の乗用車の駐車場、それから
ロータリーを挟みまして、右側には大型バスの駐車場を整備するという計画となっております。
それから、施設の概要につきましては、敷地面積が約9100平米、建物は
木造平家建てで、建築面積は約400平米と伺っております。
施設の機能につきましては、資料中ほど左側の平面図にありますとおり、常設展示や企画展示を行う展示室、それから工作体験あるいは
自然観察体験の
レクチャーをするような
レクチャールーム、それから中庭、サケとばづくりとか、種差でとれたもので調理体験ができるような中庭を設け、あとはトイレ、それから事務室等となっております。
施設の外観につきましては、資料中ほど右側のパースの図面にありますとおり、右側の大きな建物、こちらが
インフォメーションセンターとなります。左側の小さな建物が次の②で御説明いたします
種差海岸休憩所となっております。
今後の予定につきましては、現在の状況で申しますと、平成25年10月から平成26年3月までの工期となっておりまして、施設のオープンにつきましては、当初の予定よりも若干ずれ込んでおりますが、平成26年7月ごろを予定していると、このように伺っております。
次に、4ページをお開きいただきたいと思います。
②の
種差海岸休憩所についてでございます。この休憩所は、
種差天然芝生地や
インフォメーションセンターを訪れた利用者が休憩し、地元のものを飲食し、また土産品を購入できるようなにぎわいを提供して利用者の利便向上を図るため、当市が
種差海岸インフォメーションセンターの機能を補完する施設として整備するものでございます。
当該施設は、同センターの機能を補完する施設として同センターの隣に整備するものであるため、同センターと一体的なデザイン、仕上がりとなるような景観上の統一を図ったところでございます。
施設の建設場所は、先ほど申しましたけれども、
インフォメーションセンターの隣を予定しておりまして、施設規模は約130平米。施設の機能といたしましては、図面にございますとおり、大まかに右側が
利用者ゾーン、こちらのほうに
休憩スペース、売店、それから
情報展示コーナーを配置し、
管理ゾーン、左側の緑の部分にかかっている点線から左側の部分ですけれども、こちらについては厨房、事務室、倉庫等を備えております。
休憩スペースに関しましては、平面図では矢印で「至
種差天然芝生地」とありますけれども、こちらが海側になります。海岸の眺望を満喫できるように海側に
休憩スペースを設け、
情報展示コーナーは、入ってきてすぐ、さまざまな情報を入手できるように玄関付近に配置しております。売店、厨房等に関しましては、眺望を阻害しないよう陸側に設けたところでございます。
基本・実施設計は既に終了いたしまして、本補正予算に建設費を計上したところでございます。
今後の予定といたしましては、平成25年10月ごろ発注して、平成26年3月の完成を目指してまいりたいと思っております。
また、施設のオープンにつきましては、
インフォメーションセンターと同じ平成26年7月の
同時オープンを目指してまいりたいと思っております。
次に、5ページをお開きいただきたいと思います。
(2)
みちのく潮風トレイルについて御説明申し上げます。
みちのく潮風トレイルは、三陸地域を南北につなぎ、交流を深める道として、環境省が指定する当市の蕪島から福島県相馬市松川浦、
県立自然公園ですけれども、こちらまでの約700キロメートルの
長距離自然歩道でございまして、里の道や林道など、既にある道を路線として活用していくこととしております。
①の今後のスケジュールでございますが、本年秋ごろ、当市から久慈市間の約100キロメートルを先行開通させまして、平成27年度末までに相馬市までの全線の路線を決定するとされております。
また、②の
ワークショップの開催状況ですけれども、環境省では、八戸市の路線決定に当たりまして、これまで3回の
ワークショップを開催し、市民の意見を聞きながら現地調査も実施したところでございます。
次に、③の
みちのく潮風トレイル開通に向けたイベントといたしましては、(ア)になりますが、
開通記念プレイベントとして
環境省主催で、平成25年8月24日に八戸市
公民館ホールにおきまして、国内及び海外の
ロングトレイルを歩いて旅するバックパッカーである
シェルパ斉藤氏の基調講演や、
みちのく潮風トレイルの今後を考えるといった
パネルディスカッションが行われ、約160名の参加者があったところでございます。
また、翌日の8月25日には、(イ)になりますけれども、
開通記念ウォークイベントといたしまして、八戸市、階上町、洋野町、久慈市においてそれぞれルート案の一部を歩くイベントが開催されたところでございます。
各コースの主な経由地、距離、参加者数は、表に記載のとおりでございます。
次に、④の当市のルート案について御説明いたします。
当市のルート案は8月20日の
ワークショップにおいて環境省から発表されましたが、蕪島から金浜までの海岸沿いの約15キロメートルとなっております。
6ページにルート案がありますので、6ページをお開きいただきたいと思います。
多少見にくいですけれども、御説明申し上げますと、蕪島の前をスタートいたしまして、
蕪島海浜公園、それから
マリエント前の歩道を通って
恵比須浜漁港を通りまして、海岸沿いに釣り人が歩いたような踏み分け道がありますので、その道をそのまま、県道の下の部分ですけれども、ずっと
葦毛崎展望台方面に進んでまいります。そして
八戸シーガルビューに曲がる道路を、ちょっと行ったところに食事処、小舟渡がありますけれども、こちらを過ぎたあたりで、ちょっと見にくいんですが、
イタコマイマイ石という、
葦毛崎展望台のちょっと手前にありますが、このあたりの手前で一旦県道に上ります。県道に合流して、そのまま県道を
葦毛崎展望台まで進みます。
葦毛崎展望台からは、中須賀、大須賀、白浜、深久保漁港、それから淀の松原を通って、現在敷設されております遊歩道をそのまま種差の芝生地まで進みます。
その芝生地の先は、今度は海沿いを種差漁港を経由して、
高岩展望台、法師浜を通って、
南浜中学校付近で、その先はまだ進めないので、一旦県道に出て、そこをしばらく進んだ後また再び海側に向かって
大久喜漁港のほうに至ります。大久喜の砂浜を越えたあたりからはまた県道を階上町まで進むというルートになってございます。
それでは、次に7ページをお開きいただきたいと思います。
次に、(3)
種差海岸三陸復興国立公園指定記念の
三陸復興朝市まつり開催について御説明申し上げます。
三陸復興国立公園は、
東日本大震災を胸に刻む鎮魂の祈りと、あすに向かって歩き出す希望の象徴として設立されたものであり、訪れた人と地元との心の結びつきで地域が活性化し、復興に貢献することが期待されております。
当市ではこのたび、被災地である
三陸復興国立公園エリアの復興市や
復興商店街で、復興に向けて頑張っている方々を
館鼻岸壁朝市に招き、復興市や
復興商店街をPRしていただくことで被災地に足を運ぶきっかけをつくり、これまで以上に三陸が連携して復興を目指す震災復興の一助とすることを目的に、湊日曜朝市会の協力を得て
三陸復興朝市まつりを開催することといたしました。
期間につきましては、平成25年10月5日の土曜日、6日日曜日の2日間。会場は館鼻岸壁となります。
まつりの概要といたしましては、
館鼻岸壁朝市の時間を、夜明けからとなりますが、14時まで延長して開催のほか、三陸地域の6市町村から10店舗の出店、それから市内や被災地の郷土芸能の披露や語り部による被災地の紹介等の
ステージイベント、それから復旧した館鼻漁港を空から眺める
熱気球搭乗体験を実施することとしており、多くの市民や観光客でにぎわうことを期待しております。
お手元にこのチラシを配付してございますので、当日はぜひ足を運んでいただければと存じます。
それでは、次に8ページをお開きいただきたいと思います。
(4)
種差海岸三陸復興国立公園指定記念チケット、たね知ケについて御説明いたします。
まず、発行の目的でございますが、去る5月24日に
種差海岸が
三陸復興国立公園に指定されまして、本年度は市民の長年の念願がかなった記念すべき年であり、また県内外から種差や八戸が注目を集める非常に重要な年でもございます。
このような年に、多くの観光客が種差を訪れる誘客の動機づけにするとともに、訪れた観光客に、種差を育んできた八戸の文化・歴史・風土を知り、八戸の魅力を深く知ってもらう機会を創出することを目的に、
市教育委員会や各施設の協力のもと、市の
観光文化施設の入館料等が減免となる
種差海岸三陸復興国立公園指定記念チケット、通称たね知ケを発行することとしたものでございます。
チケットによる減免期間につきましては、平成25年9月1日から12月31日まで。
対象施設につきましては、八戸の歴史・文化・風土を知ることができる施設として、表に記載の6施設を対象とするものでございます。
減免の内容につきましては、①から⑤の施設につきましては入館料等の全額を、また⑥の
水産科学館マリエントにつきましては、
利用料金制度を導入していることから
指定管理者と協議し、観覧料の5割を減免することとしたところでございます。
なお、本チケットにつきましては、1枚につき1グループ5名までの使用を可能とするものでございます。
お手元にチケットの実物、こちらでございますが、配付しております。チケットの内容、使用方法につきましては、A4判両面の
パンフレットとし、表面はチケットの概要と施設の情報、裏面には八戸の地図と各施設の位置を記載しております。下部に
チケット部分を設けておりまして、その
チケット部分を切り取って各施設に提出して使用するものでございます。
チケットの発行部数は、全部で3万枚となっております。
チケットの設置場所、配布につきましては、実ははちのへ
観光復興委員会が
種差海岸の
国立公園指定と
八戸自動車道の開通25周年を記念して9月1日から10月31日まで、現在実施中でございます「おんでやぁんせ!!
八戸スペシャル」の企画と連動し、同委員会が発行する
パンフレットに挟み込む形で東北地方の高速道路の
サービスエリアに設置、配布するとともに、市内の
観光案内所、
種差海岸の民宿や市内のホテル等の宿泊施設や県外における
イベント等で配布しているところでございます。
長くなりましたが、以上で2の
種差海岸関連事業についての説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ただいまの説明について何か御質問ありませんか。
◆伊藤〔圓〕 委員 幾つか。
まず一つは、
インフォメーションセンターの総工費がどのぐらいになるのかということ。
それから2つ目は、
ワークショップが開催されました。思ったより人数が少なかったかなと思うんですが、関係者あるいは相当関心の高い方たちだと思うので、こちらから出た意見、先ほど現地調査をなさったということでしたが、どんな意見が出て、どういう現地調査をされ、それをどのようにこれからの
トレイル事業に生かしていくかというあたりをお聞かせください。まずそこをお願いいたします。
◎田中
観光課長 総工費につきましては、ちょっと環境省のほうから聞いていませんでしたので、はっきりわかりません。
それから、
ワークショップにつきましては、会議の中での主な意見は、どういうルートがいいかというのを、まず図面上で歩けそうなところなどを見た上で、現地調査について実際歩いてみると、ここの部分がちょっと危険じゃないかとか、ここの部分については植物とかがあるので少し迂回しようかとか、そういうことで
現地調査等がなされたというようなことを伺っております。
以上でございます。
◆伊藤〔圓〕 委員 国立公園になったということでは、本当にいろいろな宣伝をこれまでしてきたわけだけれども、これだけのすばらしい自然景観のところが思ったほどではなかったと。しかし国立公園になってから、非常に県外からおいでになる方たちが見て取れるようにふえたというお話を伺っていましたので、本当に宣伝効果というのはすごいものだなというふうに思いましたが、実際に、一番直近では市外からお越しの方々の人数というか、おおよそつかめておられますでしょうか。
◎田中
観光課長 まだ詳しく調査しているわけではございませんけれども、幾つか聞いた限りのお話を申しますと、閉館した種差のレストハウスにつきましては、昨年に比べまして4月から8月までの入り込み客数は約50%増、それから種差のガイドの増加につきましても約40%増。それから
マリエントにつきましても、ちょっとここは少ないんですけれども、昨年に比べて4.2%ふえていると。それから
種差海岸の遊覧バスにつきましても昨年に比べて17.5%、約18%ほどふえているという状況になっています。
あと、食堂、それから民宿等につきましては、伺った際には、ふえているようだけれども、人数の
カウント等はしていないということでございまして、詳しい状況はわかっておりません。
以上でございます。
◆伊藤〔圓〕 委員 明らかにふえているということはおおよそわかったわけですけれども、トレイルというのは、
おもてなしとあわせて、お越しいただいた皆様方にリピートもかなりしていただけるようなそういう取り組みだというふうに思うんですけれども、今回の実際に実施した中で、どのような
おもてなしがされたか、あるいはその中から今後の
おもてなしのあり方ということについてはどのようにお考えになっておられますでしょうか。
◎田中
観光課長 ウォークイベントにおける
おもてなしにつきましては、参加する各市町村、我々八戸市では八戸市の観光課、あるいは
種差海岸の遊歩道に興味のある方がそれぞれ今回はガイドの班長というふうな形でつかせていただいて、ところどころのポイントを説明したという形になっています。
あと、トレイル全体につきましては、環境省におきまして
トレイルサポーターという形で、トレイルを歩く人たちをサポートする形の民間の企業だったり人だったり、そういったのを募って、トレイルは700キロと長期に及ぶものですから、そういった人たちを側面から支援する。例えば訪れた人はいつでも自由に水をどうぞ、あるいはうちのトイレは開放していますとか、そういった形で協力してもらえるところで
トレイルサポーターというのを募って、トレイルを歩く人をサポートしていきたいというふうに考えているということで伺っておりました。
以上でございます。(「ありがとうございました」の声あり)
○三浦〔隆〕 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦〔隆〕 委員長 ないようですので、ただいまの説明について終わります。
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3
観光PR事業について
(1) イベントについて
(2) その他PR事業
○三浦〔隆〕 委員長 次に、
観光PR事業について御説明願います。
◎田中
観光課長 それでは、9ページをお開きいただきたいと思います。
まず、(1)イベントについて御説明申し上げます。
①のあおもり10市大祭典in八戸について御説明申し上げます。
まず、あおもり10市大祭典は、
東日本大震災からの復興をPRし、さらには落ち込んだ県内の観光需要を喚起するため、県内10市が連携し、県内10市の祭りや伝統芸能、食等の特産品、観光情報などを一堂に集めたイベントを開催することで県内外からの誘客を図るとともに、来場者に対し青森10市の魅力を強力にアピールすることで、今後の県内各市への回遊性向上と滞在型誘客を促進することを目的に開催されるものでございます。
開催期間につきましては、今週末の平成25年9月21日土曜日から23日月曜日、祝日までの予定でございまして、21日は18時半から前夜祭という位置づけで実施されることになっております。
会場につきましては、イベント広場が市庁前市民広場、現在、山車等が入る山車小屋等が建設されている最中でございます。それからパレード会場が三日町から十三日町、サブ会場として八戸ポータルミュージアム・はっちが利用される予定となっております。
先ほど申しましたが、このイベントの主催につきましては、青森県市長会を基礎とした
実行委員会組織でございまして、県内10市の観光振興担当部課長で構成いたします青森県都市共同観光振興特別対策事業
実行委員会となっております。
開催の概要でございますが、イベントの内容につきましては、①の前夜祭は山車の火入れ、照明点灯とお囃子の実演となっており、また、②のお祭ステージは10市の市長とゆるキャラの共演によるオープニングセレモニーで始まりまして、各市の郷土芸能が披露される予定となっております。
③の10市屋台村・青森お土産市場では、八戸せんべい汁のほか、味噌カレー牛乳ラーメン、黒石つゆやきそば、十和田バラ焼き、大湊海軍コロッケ等のご当地グルメのほか、各市の特産品が勢ぞろいする予定となっております。
以上、③までは市庁前市民広場のイベント会場での開催になります。
④の祭パレードは、パレード会場での開催となりますが、当市の八戸三社大祭のほか、青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原立佞武多、黒石よされ、むつ市のおしまこ流し踊り、それから、つがる市馬市まつり馬ねぶた、この馬ねぶたに関しては23日のみですけれども、あとは22日と23日と2日間運行することになっております。
⑤の観光PRコーナーでは、はっちにて各市の観光スポットや物産、特産品、イベント情報等の各市の魅力を紹介するほか、むつ市の田名部まつりのミニ山車の展示も行われる予定となっております。
なお、当市からの出演、出展内容につきましては、お祭ステージにおいて法霊神楽、南部民謡・手踊り、八戸えんぶりが、また、10市屋台村・青森お土産市場では、八戸せんべい汁研究所による八戸せんべい汁の販売のほか、サバ寿司、しめサバ等のサバ製品の販売が行われることになっております。
お手元にチラシを配付しておりますので、ぜひ御来場いただきたいと思います。
今現在、これよりも詳しい当日配布いたします資料も作成中でございまして、でき上がり次第、皆様にもお届けしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、10ページをお開きいただきたいと思います。
②の三圏域連携懇談会、北のコナモン博覧会開催について御説明申し上げます。
来る平成25年11月1日から平成26年1月31日までの日程で、三圏域連携懇談会が主催し、第5回北のコナモン博覧会を開催することとしております。
会場は八戸市、久慈市、二戸市及び周辺町村のコナモン料理を取り扱う飲食店及び販売店でございまして、今年度は102店舗が参加する予定となっております。
概要につきましては、北緯40°ナニャトヤラ連邦、これは八戸・久慈・二戸地域で組織する三圏域連携懇談会の愛称でありますが、この連邦を一つの博覧会会場に見立て、コナモン料理を取り扱う店を、ガイドブックを持ってスタンプラリー形式でめぐるものでございます。スタンプラリーによりビンゴが完成いたしますと、完成した参加者の中から抽せんですてきなプレゼントを贈呈することとなっております。
この北のコナモン博覧会のガイドブックには、各飲食店や販売店に関する情報のほか、地域内の観光情報や体験メニュー、物産情報等も掲載しており、食の楽しさ、地域の奥深さを知っていただける内容となっております。
なお、ガイドブックは現在編集中でありますが、でき次第、各参加店のほか、各市内
観光案内所や市役所等で配布することとしております。後日、皆様にもガイドブックができ次第、お届けいたしますので、御活用いただければと思います。
続きまして、11ページをお開きいただきたいと思います。
③の南郷トレッキングについて御説明申し上げます。
このイベントは、南郷区の魅力発信にふさわしい著名人を招聘し、市民及び観光客とともに田園空間博物館等をトレッキングすることにより南郷区の魅力を発信し、新たな魅力を再発見してもらうとともに、南郷区の知名度向上を図ることを目的として実施するものでございまして、来月10月13日に開催する予定でございます。
今回のゲストは、芸能界きってのアウトドア派、スローライフの実践者として自然体験イベントや講演活動を展開している清水国明さんであります。
また、トレッキングのコースといたしましては記載のとおりでございまして、トレッキングの延長は約4.5キロとなっております。
今回は清水国明さんと一緒のトレッキングはもちろんのこと、昼食会場の山の楽校でミニトークショーや観光農園でのリンゴ狩り体験等も実施することとしております。
お手元にこのようなトレッキングのチラシを配付しておりますので、もし御都合がつけば、ぜひ御参加いただければと思います。
次に、12ページをお開きいただきたいと思います。
(2)その他PR事業について御説明申し上げます。
①小説「ライアの祈り」映画化事業について御説明申し上げます。
小説「ライアの祈り」は、作家の森沢明夫さんが「津軽百年食堂」、「青森ドロップキッカーズ」に続く青森三部作シリーズの完結編として執筆した小説で、八戸を舞台にした小説でございます。
その内容は、平成に生きる女性と縄文時代に生きる少女ライアの物語が交互に展開し、全く違う時代に生きる2人の物語が時代を超えて一つとなり、感動のクライマックスへと読者を導いていく内容となっておりまして、場面には、是川遺跡や
種差海岸、横丁や朝市など、八戸の情景がふんだんに盛り込まれております。
この小説を映画化することは、映画全編にわたって八戸の景色が織り込まれ、当市の多彩な魅力を効果的にPRすることになり、また、撮影後には、撮影スポットをめぐる観光コースを創設するなど、映画化の効果を生かして、当市の観光振興につなげることを目的としております。
映画制作につきましては、映画「津軽百年食堂」を制作した会社等で組織する製作委員会が実施いたしますが、地元の支援体制につきましては、八戸市、それから八戸商工会議所、八戸観光コンベンション協会、八戸市物産協会、八戸青年会議所、デーリー東北新聞社で組織する仮称・映画「ライアの祈り」製作支援
実行委員会を立ち上げ、協賛金の募集やロケスタッフの受け入れ、ロケの同行支援、エキストラの手配、各種許認可手続の支援、それからロケ地マップやロケ地看板の製作設置等を実施して映画制作を支援してPRにつなげてまいりたいと思っております。
なお、同支援
実行委員会につきましては、現在、設立準備会を開催し、設立に向け協議しているところであり、来月以降、設立したいと考えております。
支援
実行委員会の経費につきましては、収入を、市負担金2000万円、民間協賛金等500万円の2500万円、支出の部でございますが、制作支援金を2000万円、PR、撮影支援、ロケ地マップ等作成費用等に500万円の収支合わせて2500万円を予定しております。
映画の制作概要につきましては、総制作費1億5000万円。全国公開は、主要都市の映画館約60館を予定。映画の企画・制作は、映画「津軽百年食堂」を制作した会社等で組織いたします映画の製作委員会が実施するものでございます。
今後の制作スケジュールといたしましては、本年秋ごろ、遅くとも年内にはキャスト決定、そして制作発表をし、来年4月から6月ごろにはロケのクランクインとなりまして、11月ごろには初号試写が行われ、12月から平成27年2月ごろにかけて国際映画祭に出品、そして平成27年春ごろ劇場公開を予定し、平成27年秋ごろにはDVD発売、平成27年冬以降にテレビ放送を予定していると伺っております。
今後の事業の実施に当たりましては、当市の観光PRに資するよう、また十分な効果が得られるように取り組んでまいりたいと考えております。
次に、13ページをお開きいただきたいと思います。
②の青函圏観光都市会議「青函めぐりで恵みのキャンペーン!」について御説明申し上げます。
各市それぞれが魅力的な観光資源を持ち、個性も異なる、青森と道南の中核となる4市、青森市、弘前市、函館市と八戸市が連携して広域観光エリアを形成し、その観光の魅力の増進により国際競争力を高め、内外からの観光客の来訪と滞在を促進することを目的に、本年3月30日に青函圏観光都市会議を、事務局は函館市観光コンベンション部の観光振興課になりますけれども、設立いたしましたが、この青函圏観光都市会議の事業の一環として4市への滞在日数、それから来訪機会の増加を図るため、滞在&リピーター促進キャンペーンを実施することになりました。
お手元にこちらのようなチラシを配付しておりますが、キャンペーンの期間は平成25年9月14日、先週の土曜日から平成26年2月28日まで。対象エリアは先ほどの4市でございます。
キャンペーンの概要につきましては、キャンペーン期間中に4市の各市で宿泊された方がその宿泊先から発行された領収書をキャンペーン参加施設、チラシの中のほうにキャンペーン施設が、八戸市のは後ろですけれども、この参加施設で提出いたしますと、割引サービスや特典が受けられるとともに、4市の宿泊施設のレシート及びキャンペーン参加施設の利用レシートを集めて応募いたしますと、応募金額によって4市の恵みが当たるというものでございます。
当市のキャンペーン参加施設は、記載の10施設であります。
当市の特典内容につきましては、このチラシの一番後ろに記載してあるとおりでございます。
以上で3の
観光PR事業についての説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ただいまの説明について、何か御質問ありませんか。
◆五戸 委員
観光PR事業についてですが、
観光PR事業の支援金2000万円については、さきにも話したとおり、配役も決まっていない中でのことで少し疑問が残るわけですけれども、「津軽百年食堂」の興業収入というのがもしわかっていたら知らせていただきたいと思います。
◎田中
観光課長 「津軽百年食堂」の興業収入については1億1000万円と伺っております。
ちなみに、制作費のほうは1億5000万円と伺っております。
以上でございます。
◆五戸 委員 結局4000万円の赤字だということですね、「津軽百年食堂」の映画については。
◎田中
観光課長 興業収入から見ますとマイナスとなっておりますけれども、そこの部分につきましては、映画制作に当たりまして、映画制作を企画した企業や団体等の協賛金等でもって充てられたというふうに思っておるところでございます。
以上でございます。
◆五戸 委員 この興業収入は4000万円ぐらいのマイナスなんですけれども、私の考えでも、1億1000万円ぐらいの収入があったのであればそれなりの宣伝効果があったのだろうなと、そのようには理解をしているんですけれども、何せ映画のことですから、途中で制作費が集まらなかったら制作中止になるんだとか、そういうようなことも考えられますので、ぜひとも出す以上は何とか成功してもらわなければ困りますので、そういった面をしっかりとサポートして、八戸市がPRできるように御要望申し上げて終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕