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  1. 八戸市議会 2011-12-16
    平成23年12月 港湾振興・震災対策特別委員会−12月16日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成23年12月 港湾振興震災対策特別委員会−12月16日-01号平成23年12月 港湾振興震災対策特別委員会   港湾振興震災対策特別委員会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  平成23年12月16日(金)午前10時00分〜午前10時19分 第3委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 議 題   1 八戸定期航路就航状況について   2 八戸港のコンテナ取扱実績について   3 八戸港の復旧状況について   4 館鼻地区荷捌き所A棟及びB棟増築分)の復旧について   5 その他    (1) 第一魚市場改修について    (2) 館鼻岸壁街路灯について  ● 今年度の特別委員会視察について  ────────────────────────────────────── 出席委員(9名)  委員長  藤 川 優 里 君
     副委員長 田 中   満 君  委 員  三 浦 隆 宏 君   〃   松 田   勝 君   〃   立 花 敬 之 君   〃   前 澤 時 廣 君   〃   伊 藤 圓 子 君   〃   五 戸 定 博 君   〃   大 館 恒 夫 君 欠席委員なし委員外議員なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事者  商工労働部長         沼 畑 龍 男 君  農林水産部長         工 藤 良 弘 君  建設部長           岩 藤 寿 通 君  商工労働部次長産業振興課長 大 平   透 君  農林水産部水産事務所長    石 塚 勝 栄 君  建設部理事港湾河川課長  小 岩 利 弘 君  農林水産部水産振興課長    磯 嶋 美 徳 君  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  副参事(議事グループリーダー) 秋 山 直 仁  ──────────────────────────────────────    午前10時00分 開会 ○藤川 委員長 本日は全員出席であります。  ただいまから港湾振興震災対策特別委員会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 議 題  1 八戸定期航路就航状況について  2 八戸港のコンテナ取扱実績について ○藤川 委員長 それでは、本日の議題に入ります。  初めに、八戸定期航路就航状況について及び八戸港のコンテナ取扱実績について一括して報告願います。 ◎大平 商工労働部次長産業振興課長 それでは、まず1の八戸定期航路就航状況について御説明を申し上げます。  資料1をごらんいただきたいと思います。  前回、あるいは前々回の委員会におきまして、東日本大震災影響によりまして運航が中止されておりました八戸港の定期航路再開状況について御報告いたしましたところですが、本日はその後の就航状況について御説明をさせていただきます。  まず、コンテナ定期航路につきましては、2の中国韓国航路運航しております南星海運株式会社様が本日より寄港を週2回に戻したことによりまして、震災前の便数に戻ったところでございます。  また、9月から同航路コンテナ取扱量がふえておりますことから、さきに寄港を再開しておりました水曜日の便につきましても、最大積載量710TEUから962TEU船舶に変更になっております。  なお、震災前に内航フィーダー航路運航しておりました株式会社横浜コンテナライン、鈴与海運株式会社の各航路につきましては随時寄港をしておりますが、定期運航が可能な集荷が整い次第、再開される見通しであると伺っております。  次に、本州と北海道の物流を担います重要な航路でございます4のフェリー航路、また5のローロー船につきましては、震災前と同様の運航となっております。  なお、新聞等でも既に報道されておりますが、フェリー航路につきましては、来年4月より現在のフェリーはちのへから新造船のシルバープリンセスに交代される予定と伺っております。就航の折には当委員会におきまして御報告をさせていただきたいと思っております。  続きまして、2011年10月時点での八戸港のコンテナ取扱実績につきまして、その概要を御説明いたします。  資料2をごらんいただきたいと思います。  まずは上段のグラフ、八戸港におきますコンテナ取扱量推移に関する表でございます。1994年の航路開設以来、これまで順調に推移してきておりましたが、このたびの震災影響を受けまして、本年10月時点での空コンテナ込みでの本数でございますが、2万4475TEUとなっております。  次に、資料3でございますが、実入りの実績でございます。  それぞれ航路別の主な貨物を申し上げますと、外貿航路では鉄鋼、これはフェロニッケルでございます。それから動植物性の飼肥料、これは牧草をさいころ状にしたヘイキューブ、あるいは大豆フレーク等が主でございます。また、内航航路につきましては文房具のトナーカートリッジが主な荷物となっております。  次に、資料4をごらんいただきたいと思います。  こちらは昨年10月時点と比較いたしましたコンテナ数量推移でございます。全体では、先ほど御説明しましたとおり2万4475TEUと、前年比で64.2%となっております。  航路別内訳でございますが、東南アジア航路が6046TEU、前年比で58.2%。中国韓国航路が1万2236TEUでございまして、前年比で69.1%。内航フィーダー航路が6193TEUで前年比61.7%という状況でございます。  本年のコンテナ取扱量は、震災影響によりまして、過去最高を記録しました昨年に比べますと大幅な取扱量の減少となる見込みでございますが、9月、10月の取扱量に関しましては昨年を上回っておりますし、特に10月につきましては、新聞等でも報道されておりますが、1カ月当たりのコンテナ取扱量といたしましては最大の4760TEUということで、こういった流れもありまして、先ほど御説明いたしました南星海運さんの増便にもつながっているということでございます。  今後とも港湾管理者である県を初め、船会社など関係各機関と協力をしましてさらなる集荷を図り、八戸港の貿易振興につなげてまいりたいと考えております。  以上です。 ○藤川 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤川 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  3 八戸港の復旧状況について ○藤川 委員長 次に、八戸港の復旧状況について報告願います。 ◎小岩 建設部理事港湾河川課長 それでは、現在、国・県において進められております八戸港の復旧状況について御説明いたします。  資料の1ページをお開きください。  初めに、八太郎北防波堤についてですが、5月に国による災害査定を終え、6月下旬には下記のように復旧工事がスタートしております。  現在、防波堤中央部では崩れた消波ブロック移設、据えつけによる応急復旧工事が完了し、倒壊したケーソンの撤去や新たに設置するケーソン製作が行われております。  また、ハネ部においても崩れた消波ブロック移設による応急復旧工事が進められております。防波堤全体は平成25年度内の復旧を目指しております。  次に、航路泊地についてですが、津波により流出した自動車、小型船コンテナ等海底支障物は6月までに撤去され、ほぼ所要水深が確保されておりますが、広範囲に土砂が堆積しているため、一部の船舶では入出港時に喫水調整を強いられております。  現在、国・県において所要水深の確保に向けてしゅんせつ工事が一部発注されておりますけれども、これから順次工事が発注されることとなります。  国は、河原木地区八太郎地区暫定水深12メーターから14メーター航路泊地しゅんせつをして、平成24年度内の復旧を目指しており、県は八太郎地区グレーンターミナル桟橋河原木地区石油基地桟橋などの前面の泊地しゅんせつを行い、他港から多くの漁船が来航する前の平成24年7月までの復旧を目指しております。  また、中央第1防波堤中央第2防波堤の間や白銀北防波堤白銀西防波堤の間などでは津波により航路泊地が大きく洗掘され、ケーソンが倒壊する被害が発生しております。国・県は、しゅんせつ土砂を活用して洗掘があった部分の埋め戻しを同時に行い、効率よい事業を行うと伺っております。  次に、コンテナターミナルですが、4月23日にガントリークレーン2号機の応急復旧が完了し、内航フィーダー定期航路が再開しております。  ガントリークレーン1号機の応急復旧工事平成24年1月までに終え、応急復旧しました2号機については平成24年3月に本格復旧する予定となっております。  津波により設備電気系統が損傷したため、仮設の受電設備を整備し、ガントリークレーン、リーファープラグ、照明灯の一部を稼働しております。  また、現在、ターミナル先端陥没部分復旧をすることとなっております。  今後は、受変電設備管理棟検査棟などの復旧工事予定されております。  最後に、埠頭用地復旧について説明いたします。  今回の震災により、八太郎号埠頭のD、E岸壁河原木号埠頭A岸壁などの岸壁背後野積み場が6月ごろから15カ所程度陥没する被害が発生しました。  これらについて、すぐに舗装面をはがして影響のある範囲を1メーター近く掘り返し、新たな路床、路盤で入れかえを行って、重機で行う港湾荷役作業支障のないようにしております。  同時に、港内を3工区に分けて、8月から公共埠頭空洞化調査を実施しており、その結果を受けて、今後、岸壁埠頭野積み場等復旧工事予定していることとなっております。  また、現在、河原木A岸壁排水処理施設復旧工事を進めており、今年度内の復旧を目指していると聞いております。  以上で八戸港の復旧状況について説明を終わります。 ○藤川 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤川 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  4 館鼻地区荷捌き所A棟及びB棟増築分)の復旧について ○藤川 委員長 次に、館鼻地区荷捌き所A棟及びB棟――増築分――の復旧について報告願います。 ◎磯嶋 水産振興課長 それでは、館鼻地区荷捌き所A棟及びB棟――増築分――の復旧について御説明申し上げます。  荷捌き所A棟及びB棟――増築分――は、本年3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震を原因とする津波により、完成検査を目前として被災いたしました。  その主な被災状況でございますが、A棟B棟――増築分――とも1階部分の建具や電気設備器具などのほとんどが破損し、外壁や建物内部敷居壁などが一部損壊しております。特にA棟につきましては、魚体搬送設備のフィッシュポンプが全損したほか、搬送コンベヤー類のほとんどが部品内に流入した土砂により作動しない状況となっております。  また、流動海水氷製造供給設備についても、モーターや操作盤などの電気機器類が塩害により破損しております。  両荷捌き所復旧費用でございますが、A棟につきましては10億5110万円で、その内訳は、工事監理業務委託料及び建物に附属する電気設備機械設備を含む本体復旧工事費等として2億2910万円、魚体搬送設備及び流動海水氷製造供給設備復旧工事費が8億2200万円となっております。  また、B棟――増築分――につきましては、1億3290万円となっております。  なお、この復旧費用につきましては、補正予算を本市議会に提案させていただいております。  次に、復旧予定についてでございます。  A棟につきましては、水揚げ対象としておりますサバの漁期がおおむね7月から12月でございますことから、これを目標に復旧作業を行ってまいりました。  しかしながら、魚体搬送設備は大部分が破損しており、さらに海外メーカーの製品であることから、現地での製作から、輸送、設置工事完成まで約8カ月を要すると見込んでおります。このため、漁期後半とはなりますが、来年10月の復旧を目指し、2月には復旧工事に着手したいと考えております。  B棟――増築分――につきましても同時期に着手し、6月には復旧工事を完了させたいと考えております。  以上で館鼻地区荷捌き所A棟及びB棟――増築分――の復旧についての説明を終わります。 ○藤川 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤川 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
     以上で本日予定しておりました議題はすべて終了いたしました。  ──────────────────────────────────────  5 その他   (1) 第一魚市場改修について ○藤川 委員長 そのほかに御質問等ありませんか。 ◆五戸 委員 鮫の第一魚市場の今後の進め方をお伺いしたいんですけれども、もう屋根等を取り壊すことが決まって、今工事に入っています。ただ、ことしは漁期が延びた関係で荷揚げするときに電気等が全部とまってしまって、仕事するのに全く不便だったということも伺っておりますし、来年度も恐らくあれを使用するものだとは思っているんですけれども、そういったときに今の屋根を取り払って電気設備等がほとんどないわけですけれども、そういうものをどういう考えで進めるのかお伺いしたいんですけれども。 ◎磯嶋 水産振興課長 鮫の第一魚市場につきましては、国の補助事業補助をいただくという関係から、今年度中に上屋を撤去し終わって、入札するときの見本台部分、約90メーターテント上屋を建てる計画になっております。それで、今委員おっしゃいました電気等につきましても今後電柱を立てまして、電気設備を整備する計画としております。  以上です。  ──────────────────────────────────────   (2) 館鼻岸壁街路灯について ○藤川 委員長 そのほかに御質問等ありませんか。 ◆大館 委員 館鼻岸壁街路灯がいまだにつかないんですが、予定がおわかりだったら教えていただきたいんです。皆さんのほうでわかりますか。 ◎磯嶋 水産振興課長 県の管理部分になると思うんですが、県のほうでは災害復旧ですとかそういうことで、できるだけ早く復旧を進めているというふうに伺っております。どういう状況かというところまでは把握しておりませんけれども、遅くならない時期のうちに復旧されるものと思っております。 ◆大館 委員 これから正月を迎えるわけで、イカ釣り船がいたときは明るくて非常によかったんですが、いなくなったら真っ暗で非常に治安的にも危険でありますので、県のほうに働きかけていただいて、一日も早く復旧するようにお願いしたいと思います。 ○藤川 委員長 そのほかに御質問等ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤川 委員長 ないようですので、理事者の方々は退席されて結構です。  〔理事者退席〕  ────────────────────────────────────── ● 今年度の特別委員会視察について ○藤川 委員長 それでは、今年度の当特別委員会視察の実施についてお諮りいたします。  この件について、11月28日に4つの特別委員会の正副委員長が集まりまして、今年度の特別委員会視察について意見交換をしました。  他の各委員会状況を伺ったところ、現時点で今年度の視察予定している委員会はないとのことでした。  常任委員会視察震災影響で秋になってしまいまして、今年度も残り3カ月となってしまいましたので、今年度は見送って、来年度実施してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○藤川 委員長 それでは、そのようにすることといたします。  ────────────────────────────────────── ○藤川 委員長 以上で港湾振興震災対策特別委員会を閉じます。  御苦労さまでした。    午前10時19分 閉会...