八戸市議会 2011-08-19
平成23年 8月 経済協議会-08月19日-01号
○島脇
委員長 次に、
友好都市蘭州
市商業貿易代表団の来八について
報告願います。
◎
大平 商工労働部次長兼
産業振興課長 続きまして、
友好都市蘭州
市商業貿易代表団の来八について御説明いたします。
当市と
中国蘭州市とは、昭和58年に
八戸市日中
友好協会が訪中して以来、さまざまな分野で交流を続けてきておりまして、平成10年には
友好交流議定書の締結を行っておりまして、隔年を原則に
相互訪問を行っております。
経済交流といたしましては、昨年度、蘭州
投資貿易商談会への
ブース出展を通じまして、当
地域から蘭州
地域へ
地場産品の輸出を模索したところでございます。
今年度は9月2日から4日まで、蘭州市の
経済関係者を中心といたしました
代表団が来八いたしまして、
市長表敬ですとか市内の
企業等の視察を行うものでございます。
今回の
代表団受け入れによりまして両
地域の一層の
交流促進を図ってまいりたいと、こう考えております。
以上でございます。
○島脇
委員長 ただいまの
報告については御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○島脇
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
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5
テレマーケティング関連産業立地促進費補助金及び
雇用奨励金交付要領の一部
改正(案)について
○島脇
委員長 次に、
テレマーケティング関連産業立地促進費補助金及び
雇用奨励金交付要領の一部
改正案について
報告願います。
◎
大平 商工労働部次長兼
産業振興課長 続きまして、
テレマーケティング関連産業立地促進費補助金及び
雇用奨励金交付要領の一部
改正案について御説明をいたします。
昨年度、青森県が県の
テレマーケティング関連産業立地促進費補助金交付要領を
改正しまして
雇用奨励金の
要件緩和を行いましたことから、
当市としても県の制度を最大限活用しまして、さらなる
テレマーケティング関連企業の立地を促進し、
雇用の確保を図るため要領を
改正いたしまして要件を緩和するものでございます。
改正内容につきましてですが、
新規雇用者数の要件を緩和いたしますとともに、
支給範囲の変更を行うものでございます。
現行制度では、
新規雇用者数50名以上を要件としていたものを、
新規雇用者数20名以上に引き下げますとともに、
支給範囲につきましては、現行1人目からとしていたものを11人目からに変更するものでございます。
当制度は、
賃料補助と
雇用奨励金の二本立てとなっておりますが、今回の
改正は
雇用奨励金のほうの
改正でございます。また、
改正予定期日といたしましては9月中をめどに行いたいと考えております。
今回の
改正を機にいたしまして、さらなる
関連企業の誘致に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○島脇
委員長 ただいまの
報告について質問ありませんか。
◆松田
委員 改正の概要のところで、
雇用の要件を下げるということはどういう意図なのかということが1つあります。緩和するということだから、
企業を誘致しやすいようにという意味だと思うんですけれども、誘致する目的は基本的に
雇用のこともあると思うので、その辺と若干矛盾するかなという疑問がありますので、もう少しそこをわかったら教えてください。
◎
大平 商工労働部次長兼
産業振興課長 もちろん
雇用を見出してほしいということ、あるいは立地しやすいようにということでございまして、今までそれこそ50人以上いないと
奨励金が出せなかったものを、20名以上であれば出せるというようなことでございます。
県も、50人というところから20人に下げるということもございます。
あと、弘前市あたりも20人以上の
雇用があればということで、その辺やっぱり
競争力をつけることが大事だろうということでの
改正でございます。
以上です。
○島脇
委員長 ほかに質問ありませんか。
◆三浦〔博〕
委員 私も6月
定例会で、
誘致企業の
あり方という形で一般質問させていただきまして、市長のこれまでの
企業誘致の実績というものを見させていただき、触れさせていただいた中で大変すばらしい結果と目利きのよさということは数字でもまた実感したところなんですが、例えば
ジェイロック・クリエイティブという会社が今年の3月に設立したのに、翌月4月に協定を結んだと。実績のない会社が1ヶ月であっという間に公のおすみつきを得たような形の
企業体になって、誘致できたというふうな状況もまたあるわけでございます。
そういう意味の中で、こういう緩和という中にあって、
企業が本当にいいものなのかということの
説明責任とかそういう合理的な判断というものをもっともっと詰めた形でやっていただきたいなというふうに思っております。一番は
地域経済の
活性化、
雇用の創出というのが
地方自治の一丁目一番地だというふうに私も思っておりますので、より一層の
企業誘致の
あり方というものをよりよい形でしていかれるように要望という形で述べさせていただきます。
○島脇
委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○島脇
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
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6
貿易支援施設入居促進補助金について
○島脇
委員長 次に、
貿易支援施設入居促進補助金について
報告願います。
◎
大平 商工労働部次長兼
産業振興課長 貿易支援施設入居促進補助金について御説明をいたします。
当
補助金でございますが、
貿易関連事業者等の
集積育成及び
貿易貨物取扱量の拡大を図ることにより、
当市産業の
活性化に寄与するために、ポートアイランドに立地いたします
八戸港
貿易センターに
入居し、
貿易に関連する
事業等を行う
企業及び団体に対しまして、
入居に要する経費、具体的には賃料及び
共益費の4分の1を補助するものでございます。
資料にございます2社に対する
補助金につきましては、9月
補正予算に要求しているところでございます。
まず、
東日本エア・
ウォーター物流株式会社八戸営業所でございますが、本社は横浜市でございまして、
貨物自動車運送事業及び
自動車運送取扱事業、
倉庫業、
流通加工サービス業を行っているものでございまして、
八戸営業所は、
東日本大震災によりまして被災をいたしまして、
八戸港
貿易センターに
入居することとなったものでございます。
補正予算額でございますが、47万1000円となっております。
次に、
ナラサキスタックス株式会社八戸支店でございます。本社は苫小牧市でございまして、
港湾運送事業及び
倉庫業、
通関業、
海運業、
海運代理店業を行っております。
八戸支店でございますが、こちらも
東日本大震災によりまして
八戸港
貿易センターに
入居していたところでございますが、今回は
事務所の
増床分について
補正予算に要求するものでございます。
要求額でございますが、5万5000円でございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○島脇
委員長 ただいまの
報告について御質問ありませんか。
◆松田
委員 八戸港の
貿易センター、最近ちょっとお邪魔していないですけれども、
入居の状況はどうですか。例えばフロア全体の割合からいってどの程度かというのを、大体のところでいいですけれども、教えてください。
◎
大平 商工労働部次長兼
産業振興課長 貸し出しできるスペースというのが10部屋ございまして、そのうち9部屋が埋まっているところで、
入居率ということで言うと94%ということでございます。
○島脇
委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○島脇
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
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7 平成22年度
八戸市
自動車運送事業会計決算の概要について
○島脇
委員長 次に、平成22年度
八戸市
自動車運送事業会計決算の概要について
報告願います。
◎山地
交通部次長兼
運輸管理課長 それでは、平成22年度
八戸市
自動車運送事業会計決算の概要について御説明申し上げます。
お手元の資料の1ページ目をお開き願います。
まず、
事業規模でございますが、22年度実績とありますのは年度末の数値でございます。
職員数は82名。その内訳は
運転者45名、技工5名、事務32名で、前年度に比較いたしますと全体で8名、率にして8.9%減少しています。
次に、
車両数は126両で、前年度と同数でございます。
営業走行キロメートルは387万9000キロメートルで、前年度に比較して4.8%に当たる19万5000キロメートル減少しております。
年間乗客数につきましては657万9000人で、前年度と比較して6.3%に当たる44万人減少しております。
次に、
事業収支について御説明申し上げますが、
決算額はすべて
消費税抜きでございます。
まず、
事業収益の
決算額は16億3101万2000円で、前年度に比較して2.9%に当たる4825万7000円減少しております。
その内訳でございますが、中ほどの
増減額の欄をごらん願います。
(1)
営業収益の
運送収益は5898万3000円、率にしますと4.7%減少しております。その内訳は、右側の前年度
対比増減内訳の欄をごらんください。
内訳の「車内」と表記されている項目でございますが、これは
車内収入のことでございます。この
車内収入が2542万6000円減収、「
福祉乗車証」と表記されている
高齢者等特別乗車証負担金が2400万円減収となったことなどが主なものであります。
次に、(2)
営業外収益は1112万5000円、率にしますと2.7%増加しています。
その内訳でございますが、
一般会計補助金が前年度に比較して892万3000円増加しておりますが、これは
子ども手当に要する経費として繰り入れられたものでございます。
その他につきましては、
雑収益の増加などにより前年度に比較して220万2000円、率にしますと16.1%の増となったものであります。
続きまして、
事業費の
決算額は15億8158万8000円で、前年度に比較して4.7%に当たる7721万3000円減少しております。
その内訳でございますが、中ほどの
増減額の欄をごらん願います。
(1)営業費用の人件費は2382万4000円、率にして2.4%減少しております。これは右側の増減内訳の欄のとおり、本庁への出向や退職者不補充などにより正職員の人件費が減少したことが主なものであります。
次に、物件費は1164万7000円、率にして3.2%増加しています。これは右側の増減内訳の欄のとおり、バス乗降調査の委託料及び原油価格上昇に伴い軽油費が増加したことなどによるものでございます。
その他経費につきましては3721万7000円、率にして64.1%減少しております。これはバスロケーションシステムの導入に伴いまして、平成21年度に旧バス運行総合管理システムの資産除却費を計上いたしましたが、平成22年度は大口の除却がなかったことなどによるものでございます。
次に、(2)営業外費用は2795万円、率にしますと18.4%減少しております。これは退職給与金の繰延償却額が減少したことなどによるものであります。
このように
事業費全般にわたり経費節減に努めました結果、
運送収益の落ち込みがあったものの、
運転者の出向などによる人件費の削減及び資産除却費、退職給与金の繰延償却費等の減少により、下から2行目の純損益は4942万4000円の利益を計上いたしました。その結果、累積損失が減少いたしまして2億5560万9000円となったものであります。
続きまして、2ページの決算状況の推移をごらん願います。
平成17年度から平成22年度の決算状況を掲載しておりますので、項目順に御説明申し上げます。
まず、1の
事業収益、2の
事業費でございますが、ともに毎年減少しており、平成17年度を100とした指数では、
事業収益が74.0、
事業費が71.9となっています。
次に、3の純損益では、平成17年度から6年連続して黒字となったものの、4の累積損益としては2億5560万9000円の赤字となっております。
5の
一般会計補助金は、前年度比892万3000円の増となっておりますが、先ほど御説明したとおり
子ども手当に要する経費として繰り入れがあったことから増となったものであります。
次に、
資金不足比率について御説明いたします。
これは表の欄外の下のほうに説明がございますとおり、公営
企業の資金不足を公営
企業の
事業規模である料金収入の規模と比較して指標化し、経営状況の健全度を示すものであり、数値が低いほど経営状況が健全であると判断されるものでございます。
資金不足比率は、表の7の不良債務を6の
営業収益で割り算して算出されます。
6の
営業収益は、平成17年度を100とした指数では81.2と減少しておりますが、7の不良債務は54.8と、より減少しているため改善傾向にあります。したがいまして、7の
資金不足比率は、平成21年度の55.1%に対し平成22年度は50.5%と、昨年度に比較して4.6ポイント改善したものであります。
以上で
報告を終わります。
○島脇
委員長 ただいまの
報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○島脇
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
──────────────────────────────────────
8
八戸市
自動車運送事業欠損金の
資本剰余金による処理について
○島脇
委員長 次に、
八戸市
自動車運送事業欠損金の
資本剰余金による処理について
報告願います。
◎山地
交通部次長兼
運輸管理課長 それでは、
八戸市
自動車運送事業欠損金の
資本剰余金による処理について御説明いたします。
お手元の資料をごらんください。
1の処理の理由でございますが、地方公営
企業法施行令第24条の3第2項の規定によりまして、県の補助
事業により取得した財産のうち既に除却した財産分について、当該分の
資本剰余金を取り崩して欠損金を処理するものでございます。
2の処理の内容でございますが、平成22年度
八戸市
自動車運送事業欠損金処理計算書案にございますとおり、当該年度未処理欠損金2億5560万9503円に対し欠損金処理額として
資本剰余金繰入金247万円を補てんし、その結果、翌年度繰越欠損金を2億5313万9503円とするものでございます。
なお、
資本剰余金繰入金の内訳でございますが、中央の米印の欠損金処理額内訳にございますとおり、平成22年度に撤去いたしましたバス停留所上屋2カ所に係る県の
補助金247万円でございます。
3番の処理の根拠でございますが、地方公営
企業法及び施行令に定められておりまして、まず(1)としては、初めに前年度からの繰越利益をもって埋める。
(2)としては、なお欠損金に残額がある場合には、利益積立金をもって埋める。
(3)の①としましては、さらに欠損金があるときは、翌
事業年度へ繰り越す。
②といたしましては、任意積立金を積み立てている場合は、議会の議決を経て埋める。
③といたしましては、さらになお欠損金に残額がある場合には議会の議決を経て
資本剰余金をもって埋めることができるとされております。
交通部の場合、利益積立金、任意積立金のいずれもないことから、先ほどの(3)の③にございますとおり、議会の議決を経て
資本剰余金をもって欠損金を補てんするものでございます。
なお、平成19年度、21年度におきましても同様に、議会の議決を経て、
資本剰余金をもって欠損金の補てん処理をいたしております。
なお、資料の裏面には、参考といたしまして平成22年度
八戸市自動車運送
事業貸借対照表を載せてございますので、後ほど御参照いただきたいと思います。
なお、本件につきましては9月
定例会に提案する予定でございますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○島脇
委員長 ただいまの
報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○島脇
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
──────────────────────────────────────
9
八戸市営バス事業経営健全化計画の
実施状況及び
資金不足比率について
○島脇
委員長 次に、
八戸市営バス事業経営健全化計画の
実施状況及び
資金不足比率について
報告願います。
◎山地
交通部次長兼
運輸管理課長 それでは、
八戸市営バス事業経営健全化計画の
実施状況及び
資金不足比率について御説明申し上げます。
お手元の資料をごらんください。
1の経営健全化計画
実施状況の
報告についてでございますが、平成22年3月に策定いたしました
八戸市営バス事業経営健全化計画について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第24条の準用規定に基づく第6条第1項により、平成22年度の経営健全化計画の
実施状況を
報告するものでございます。
2の
実施状況でございますが、まず(1)組織、定員及び給与に関する事項につきましては、正職員退職者への正職員不補充並びに不足する乗務員の臨時職員による補充を実施しております。
その結果、表に示してございますとおり、正
職員数は計画の83名に対し実績は82名でございました。これは早期退職者1名があったことでございます。なお、この82名という
職員数は年度当初の数字でございます。
組織、定員、給与に関するその他の計画につきましては、平成23年度以降実施する予定でございます。
続きまして、(2)の投資に関する事項でございます。
バス車両の更新は、計画どおり中型のノンステップバス1台、中型のワンステップバス1台の計2台の新車を導入しております。
次の(3)の料金その他の収入に関する事項でございますが、
1つ目の新たな運賃制度の検討につきましては、
八戸市
地域公共交通会議におきまして利用者にわかりやすい運賃体系について検討してまいりまして、平成23年10月から市内路線バス300円上限運賃化の実証実験をスタートすることとなったものでございます。
2つ目のその他、新たな広告媒体の検討及び広告収入の増収対策についてでございますが、広告収入の増収対策につきましては、回数券の表紙の部分に
企業広告を掲載いただけるようお願いいたしまして、それは実現しております。
3つ目の新たな企画乗車券の販売につきましては、学校の春休み、夏休み、冬休みの期間中に使用できる1日乗車券として、中学生対象のジュニアハイスクールのJでJエコパスポート及び小学校と保護者対象の親子で探検エコパスポートの販売を開始いたしました。
次の一般会計からの繰入金及び増資に関する事項でございます。
表にございますとおり、計画どおり一般会計から4億円を繰り入れるとともに、繰出基準に定められた経費に要する額として、
子ども手当分に相当する額を合わせて繰り入れるものです。
資料の裏面をごらん願います。
(5)の経営基盤の強化に関する事項でございます。
1つ目の路線再編、等間隔ダイヤにつきましては、まず、路線の再編につきましては、日計線の河原木団地南口を起終点とする系統を廃止いたしました。これは南部バス株式会社と路線が重複する系統でございましたので、市営バスの系統を廃止し、南部バス株式会社が運行を担う形としたものでございます。そのほか市内循環線の運行経路を一部変更しております。
一部路線の等間隔ダイヤについてでございますが、八太郎と中心街とを結ぶ区間で、南部バス株式会社と共同で等間隔運行及び共通定期券の販売を実施いたしました。
次に、中心街のバス停留所5カ所の改善につきましては、従来の「三日町さくら野前」というバス停の名称を「
八戸中心街ターミナル(三日町)1番乗り場」として乗り場番号をつけましたように、中心街5カ所のバス停を1つのターミナルと見立て、利用者の方にわかりやすいように「中心街ターミナル」と名称を変更し、1番乗り場から5番乗り場までの乗り場番号にし、あわせてバス停留所の標識を更新したものでございます。
3つ目といたしまして、行き先表示に方面別記号を追加いたしました。これはバスの前面上部に設置しておりますLEDの行き先表示機に行き先方面ごとにアルファベットを追加し、表示させるようにしたものでございます。
具体的な例を申し上げますと、旭ヶ丘方面はA、そしてまた湊・鮫方面はMというように行き先の頭文字のアルファベットをつけ加えたものでございます。
その他の計画につきましては、平成23年度以降、順次進んでいる予定でございます。
続きまして、6番目の資金管理、調達に関する事項でございます。
従来から効率的な資金管理、資金調達に努めてまいりましたが、支払い事務の都度、資金計画を精査し、必要最小限の借入額となるようより一層の効率的な資金調達に努めるとともに、一般会計からの繰り入れ等について協議いたしました。
その結果、一般会計からの繰り入れにつきましては、平成21年度までは4月と12月の2回に分けて繰り入れした
補助金で、昨年度、平成22年度は4月に一括して繰り入れしたものでございます。これによりまして資金繰りが好転し、安定した経営ができたものと考えています。
次の(7)の情報公開に関する事項でございますが、
八戸市交通部のホームページで健全化計画並びに
実施状況を掲載するなど、情報公開を実施しております。
続きまして、3番目の資金不足額及び
資金不足比率の状況でございます。
表中の太線で囲んだところが平成22年度の数値でございます。
資金不足額につきましては、健全化計画策定時に試算いたしました7億857万4000円から決算に基づく実績額6億943万4000円と、資金不足額の解消が計画よりもさらに約9000万円進んでおります。
また、
資金不足比率につきましては、先ほど御
報告いたしました決算の概要の中でも触れておりますが、経営健全化計画策定時の59.4%から決算に基づく実績値の50.5%へと8.9ポイント改善が進んでおります。この資金不足額の解消と
資金不足比率の改善の主な要因は、正職員不補充等による人件費の圧縮と効率的な資金調達等により資金繰りが好転したためでございます。
最後に、4番目の今後のスケジュールについてでございますが、当
経済協議会におきましては、内容の関連性が高いことから、健全化計画の
実施状況及び
資金不足比率についてと題しまして2つの案件を1つにして
報告いたしましたが、9月の市議会
定例会におきましては地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づいて、
八戸市営バス事業経営健全化計画の
実施状況と
資金不足比率についての2つの
報告事件として
報告する予定でございます。
なお、
定例会において
報告いたしました後に県知事へ
報告するものでございます。さらには広報はちのへ、交通部のホームページに掲載し、住民へ公表してまいります。
以上で説明を終わります。
○島脇
委員長 ただいまの
報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○島脇
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
──────────────────────────────────────
10
交通部営業所の統廃合について
○島脇
委員長 次に、
交通部営業所の統廃合について
報告願います。
◎山地
交通部次長兼
運輸管理課長 それでは、
交通部営業所の統廃合について御説明いたします。お手元の資料をごらんください。
まず、目的でございますが、
八戸市営バス事業経営健全化計画を踏まえ、大杉平営業所を廃止し、旭ヶ丘営業所へ統合することにより効率的な人員配置、管理運営を行い、経営の合理化を図るものでございます。
統廃合の主な内容といたしまして、(1)営業所の体制でございますが、統廃合前は旭ヶ丘営業所と大杉平営業所の2営業所体制でございますが、大杉平営業所を廃止し、旭ヶ丘営業所へ統合することにより、旭ヶ丘営業所のみの1営業所体制とするものでございます。
廃止後の大杉平営業所の活用についてでございますが、バス利用者、お客様の待合室や乗務員休憩所、バスの待機場所、回転地としての機能を持ったバスプールとして活用いたします。
なお、現在の管理棟、待合室等は当分の間、現状のままで活用いたします。
次の定期券・回数券販売等の窓口業務は、回数券のみを販売することとし、定期券の販売は廃止いたします。
なお、定期券の販売廃止に当たりましては、在学生の4分の1が通学定期券を購入しております県立
八戸高校には、従来から実施しております年度当初の1年通学定期券の出張販売に加えまして、新たに3カ月ごとの定期券交換の際も職員が学校に出向いて交換する予定でございます。
そのほか、その他の通勤・通学定期券の購入者にはご不便をおかけいたしますが、中心街のはっち並びに
八戸駅の
八戸観光プラザを含めた他の5カ所の定期券販売所を御利用いただきますようPRに努めているものです。
3つ目として、バスプールを除いた跡地を売却する予定でございますが、現在、バスプール用地の形状、規模等について部内で検討を進めているところでございます。
それから、次の統廃合後のダイヤ編成についてでございますが、大杉平営業所を廃止し、バスプール化いたしますと、すべてのバス車両が旭ヶ丘営業所へ配置されることになりますので、旭ヶ丘営業所から仮称・大杉平バスプールへバスを回して、その後、バスプールを起点として各方面へ運行するなど、バス利用者の利便性をできるだけ損なわないようダイヤ編成の作業等を進めてまいります。
最後に、統廃合の月日でございますが、平成24年3月31日土曜日の営業終了をもちまして大杉平営業所を廃止し、翌4月1日日曜日に旭ヶ丘営業所へ統合する予定でございます。
なお、資料の裏面には参考といたしまして、平成22年3月に策定いたしました健全化計画の営業所の統廃合に係る箇所を抜粋して載せておりますので、後ほど御参照いただきたいと思います。
以上で説明を終わります。
○島脇
委員長 ただいまの
報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○島脇
委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
以上で本日予定しておりました
理事者からの
報告案件は終了いたしました。
この際、その他で何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○島脇
委員長 ないようですので、これにて
経済協議会を閉じます。
御苦労さまでございました。
午前10時52分 閉会...