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平成23年 3月 予算特別委員会−03月09日-03号

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  1. 八戸市議会 2011-03-09
    平成23年 3月 予算特別委員会−03月09日-03号


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    平成23年 3月 予算特別委員会−03月09日-03号平成23年 3月 予算特別委員会 予算特別委員会記録(第3日目)   ────────────────────        平成23年3月9日(木)   ──────────────────── 出席委員(34名)              工 藤 悠 平 君              藤 川 優 里 君              小屋敷   孝 君              森 園 秀 一 君              島 脇 一 男 君              夏 坂   修 君              松 田   勝 君              三 浦 隆 宏 君              田 中   満 君              下 田 保 夫 君              古 舘 傳之助 君              壬 生 八十博 君              豊 田 美 好 君
                 立 花 敬 之 君              坂 本 眞 将 君              山 名 文 世 君              大 島 一 男 君              松 橋   知 君              畑 中 哲 雄 君              石 橋 充 志 君              八 嶋   隆 君              寺 地 則 行 君              越 後 賢 司 君              吉 田 淳 一 君              秋 山 恭 寛 君              大 館 恒 夫 君              前 澤 時 廣 君              伊 藤 圓 子 君              田名部 和 義 君              吉 田 博 司 君              坂 本 美 洋 君              上 田 善四郎 君              東 野 礼 二 君              荒 川 重 雄 君   ──────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        松 山 隆 豊 君   まちづくり文化観光部長              大 岡 長 治 君   市民健康部長     松 浦 伸 一 君   建設部長       田 中   博 君   都市整備部長     妻 神 敬 悦 君   教育部長       芝   俊 光 君   是川縄文館開館準備室長              工 藤 竹 久 君   まちづくり文化観光部次長兼              古 舘 光 治 君   まちづくり文化推進室長   八戸ポータルミュージアム館長              風 張 知 子 君   まちづくり文化推進室副室長              田 湯 俊 行 君   スポーツ健康課長   高 橋 信 幸 君   建設部次長      赤 石 和 夫 君   建設部副理事兼港湾河川課長              小 岩 利 弘 君   港湾河川課参事    中 村 隆 彦 君   道路建設課長     松 川 茂 則 君   道路建設課参事    佐々木 隆 二 君   道路維持課長     吉 田 孝 男 君   道路管理事務所長   角   秀 明 君   道路管理事務所副所長 佐々木 松 悦 君   建築住宅課長     吹 越   誠 君   都市整備部次長都市政策課長              石 黒 一 之 君   区画整理課長     石 橋 純 二 君   公園緑地課長     笹 本 清 一 君   建築指導課長     加 藤 昌 克 君   教育部次長兼教育総務課長              工 藤   朗 君   教育部次長      前 田   稔 君   縄文学習館長     小 林 和 彦 君   学校教育課長     高 野 康 一 君   教育指導課長     四 戸 康 雄 君   是川縄文館開館準備室副室長              竹 洞 一 則 君   総合教育センター所長 戸 来 忠 雄 君   博物館副館長     澤 田 多喜男 君   ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       宮 崎 光 弥   次長兼議事課長    佐 藤   卓   副参事(議事グループリーダー)              秋 山 直 仁   主査         和 田   智    〃          細谷地 幸 夫   主事         毛 利 誠 司   ────────────────────         午前10時00分 開議 ○立花 委員長 おはようございます。  これより昨日に引き続き予算特別委員会を開きます。  第8款土木費の質疑を続行いたします。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 昨日の森園委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆三浦 委員 おはようございます。きのうの森園委員の質疑に関連してちょっと気になった点がありましたので、関連で聞かせていただきます。  今回の2回目の土砂崩壊は、大きな土砂崩壊だと思いますけれども、前回も復旧した経緯がありますが、そのときの経緯について若干御報告をお願いしたいと思うんですが。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 お答えします。  前回、平成18年の崩壊については、再崩壊の可能性があったので下に土のうを積んで対応しております。  以上でございます。 ◆三浦 委員 市のほうで早急に復旧しなければいけないということで復旧したと思いますけれども、その原因が市にあるわけじゃなくて地権者にあると思うんですが、そういう関係でその辺の経費とかなんとかというのは、今、どういうふうな形になっているのですか。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 経費については占有者のほうに請求している状況になっております。 ◆三浦 委員 占有者に請求して、今どういうふうになっているのですか。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 経費の総額は平成18年のときは281万円ほどなんですけれども、本年2月末現在で、そのうち6万5000円ほどが納付となっております。 ◆三浦 委員 ということは、そのほかに今回、復旧に費用がかかったというわけですけれども、きのうの答弁で、弁護士に相談したら、地権者の合意が得られないから手がつけられないというような答弁があったように聞いているんですが、あそこに違法に残土を放置して、整地して土地のようにしながら活用していたこと自体に一番の問題があるわけで、地権者に一番の問題があったという部分はあると思うんですけれども、その辺のところの認識は市役所としてはどうなんですか。 ◎赤石 建設部次長 三浦委員にお答えいたします。
     今回の崩落は2回目でございます。今回の崩落は前回に比べて土砂の量が約3分の1ではありましたけれども、河川、道路等々が土砂で埋まる、あるいは道路に土砂が来るということで、その復旧に今回も250万円ほどかかっております。それで、どこに請求すればいいのかということで、河川法、道路法等々を我々もひもといていろいろ検討してみたんですけれども、なかなか判断に難しい部分があるということで、うちのほうの総務の法規担当と一緒に、顧問弁護士のほうに相談に行っていろいろ検討、あるいは助言、指導を仰いでおります。  結果的には、どこに責任があるのかというふうな話になりましたときに、所有者、いわゆる地権者に請求をする、責任を求めるのはなかなか難しい。第一義的には盛り土工事をした占有者のほうに責任があるだろうという助言をいただきまして、今回、250万円ほどですけれども、さらに前回のに加えて2月24日に請求書を渡しております。  以上です。 ◆三浦 委員 相手が相手で、なかなかしっかり請求できない状況だと思いますけれども、今、市とすれば市民の安全のために対処しなければいけないということで鋭意努力されていることはわかりますが、今後、これからあそこをどういうふうにして指導をしていくものか、また、これからそれに対してどれぐらいの経費とかどういうふうな対策を見込んでいるのか、お考えがありましたら御提示をお願いしたいのですが。 ◎赤石 建設部次長 委員にお答えいたします。  今回は2回目でございますけれども、前回は土のうを2段積みということで対応させていただきました。前回の場合は専門のコンサルに委託しまして、ボーリング、あるいは斜面の状況等の事後の調査をいたしております。その結果、2回目の崩落もあり得るだろうということで前回は2段積みの土のうを設置いたしました。結果的に効果はあったものと我々も思っております。ただ、それを乗り越えて、今回はせきとめ状態にはなりませんでしたけれども、川あるいはそのわきを通る道路に土砂が堆積して一時通行どめということになりました。  今回は、前回の結果を踏まえて、土のうを3段に積んでおります。残った土砂を見ますと、上のほうにやや、雪庇とまではいかないんですけれども、斜面が急な箇所が残っているということで、土砂量的にはそんなに大した土砂ではないというふうに我々は見込んでいるわけですけれども、通常の雨であれば多少の小崩落はあるだろうと。ただ、きのうお答えいたしましたように、集中豪雨とか長雨、あるいは大きい地震等々があれば、もう少し大きい崩落があるかもしれないとは理解しているのですけれども、今回3段積みの土のうを積んだことによって、通常の土砂崩落に対しては十分対応できるということでございます。  さらに、多少の土砂が上に残っているわけですけれども、できれば何とかそれを崩して安定勾配にできないものか。だれにやらせるかというのも含めて、今後検討していかなければならない課題であると思っております。 ◆三浦 委員 ありがとうございました。赤石次長のほうからは前向きな話だったのですが、きのうの話だと土地の所有者から理解が得られないから手をつけられないような話だったので、そんなことだと安全を守るためにきちっとした対処ができないわけですので、前向きに取り組むべきだと思います。今やっているのは仮の土のうで、3段積みでも仮なわけですから、前回もやっていたと思いますけれども、土のう袋も劣化して破れたりなんかして、機能的には落ちてくると思います。今新たにやったと思いますけれども、今後も放置すればまた何年か後に土砂崩れとか、仮の土のうの機能が弱まって、また危ない状況が起こると思いますので、ぜひひとつそういうふうな不安の除去等を。やっぱり市民の税金でやっているわけですから、責任あるところできちっと対処してもらうような形で対応するように要望して、終わっておきます。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆畑中 委員 占有者ということで、土を盛った人に請求したということなんですが、そもそも盛り土は県の許可でやったのですか、市の許可なんですか。それとも許可は要らないのですか。 ◎赤石 建設部次長 ここの土を盛るという行為について、例えば平場を設けるとか、あるいは将来、開発していくというふうなことになりますと、当然、開発許可の申請をして、市のほうの審査を経て許可が出て、その結果、市のほうの目も行き届くということになるわけですけれども、基本的に自分の土地に土を盛る、土砂を盛る――今回の場合は産廃ではございません。土を盛ったり、あるいは土どめをつくったりというのは、私権といいますか、個人の権利でできるものですから、今回のような場合は規制する、あるいは許可制でチェックするということはできないということで、我々も顧問弁護士のほうと相談しながら、そういう指導を受けております。 ◆畑中 委員 自分の土地だからということでしょうが、しかし、ここはかなり前から危険だと何回も指摘されてきたところなんです。そういうところに、今後崩落が起きそうな、見込まれるようなところをそのままにして、個人の自由だからということで見ていくということは――行政としてこういうような問題が起きてから、それこそ市民の税金を入れなければならなくなったわけだから、そういう点ではもうちょっと規制を広げてやるということが必要ではないかと。今後のこともあるので。今も大雨や地震で崩れ落ちるものがあると次長が言っているでしょう。実際にそうだと思うんです。私も1回起きて、もう起きなければいいなと思っているときに、この間の雨で簡単に起きたということだから。あのくらいの雨はこれからもあるわけですから、当然これからも起きるでしょう。だから、こういう危険なところに対しては個人の自由ではなくて、注意とか何らかの規制をかける方法で検討しなければ、これからもこういうことが起きるかもしれないです。ですから、そういう点で、県のほうだと思ったのですが、そうでないし、どこにも規制がないということであれば、これを含めて、県なのか市なのかはわかりませんが、規制をする方向を検討してやる必要があるのではないかと思いますが、その辺の考え方をお聞かせください。 ◎赤石 建設部次長 委員のおっしゃるような懸念は確かに我々も持っておりまして、繰り返しになりますけれども、今後とも法律的な問題も含め、技術的な方法も含めて、顧問弁護士等々、関係各位とよく検討しながら、あわせて、場合によっては県あるいは国とも協議しながら検討していきたいと思います。 ◆畑中 委員 これは法改正が必要であれば法改正も求めるということにしないとだめだと思います。今の段階でコンクリートにしようとしてもこれは権利を持たないということで、結局280万円ほどを請求したって全然返ってこない。今250万円を請求したってこれは返ってこないと思うんです。そういう負担になるということはもう明らかですから、法的な整備を含めて国や県に要望をしていくということもやるべきだということを申し上げて、終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆田中 委員 先ほど今回の崩落で250万円ぐらいかかったと。今まで全部でどれぐらいかかっているのですか。 ◎赤石 建設部次長 いわゆる復旧費用――土砂の撤去、あるいはガードレールの修復、あと土のうの設置の費用の中でどれをだれに請求できるのかということを弁護士とも相談いたしまして、請求できるのはいわゆる被害を受けた部分――土砂撤去であったりガードレールの手直しであったり、そういう部分ですが、前回は280万円ぐらいで、今回が250万円ぐらいです。合わせて530万円ほどになっております。そのほかに土のうについては防護的な意味合いがありますので、これにつきましては請求が難しいということで、土のうの設置が前回が150万円ほど、今回が3段積みで250万円ほどになっております。  以上です。 ◆田中 委員 今、次長のほうから請求できるものと請求できないものがあるというお話がありましたけれども、やはりこれだけかかっているわけです。本当に請求できる、できないじゃなくて、その原因があるところに請求するのは当然だと思いますし、何だかんだで1000万円ぐらいもう出ているわけです。先ほど6万5000円しか入っていないという話だったですけれども、今までで全部でまだ6万5000円しか入っていない状況ということですよね。これは普通に考えても、やっぱり何かおかしいなと。市民感覚でいったら、こういうのを請求するのが当たり前でしょうと。かかったお金はきちっと対処していくという姿勢を見せていかないと、今後もこういう感じの話がまた出てこないとも限らないわけですから、その辺の対処をきちっとしていただけるように御要望申し上げて、終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で森園委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私からは多賀台団地の市営住宅整備事業費についての1点お伺いいたします。  まず多賀台の市営住宅の現状は、大分老朽化していると思うんですけれども、市営住宅の入居状況と建物の築年数がどれぐらいたっているかをお伺いしたいと思います。 ◎吹越 建築住宅課長 夏坂委員にお答えします。  現在の入居状況ですけれども、既存住宅は100戸ございまして、現在、そのうち30戸の入居でございます。築年数ですけれども、昭和42年に50戸、昭和43年に50戸建設しております。  以上です。 ◆夏坂 委員 大分古い建物で、当然入居者も3割という状況で、住んでいる方も高齢者の方もおりますし、床が斜めになっているなど大分状況がひどいということで、前々から建てかえという話がございまして、来年度、その設計費が盛り込まれておりますけれども、来年度設計をして、次年度の着手の見込みといいますか、次年度以降のスケジュールはどのようになっているかをお伺いしたいと思います。 ◎吹越 建築住宅課長 夏坂委員にお答えします。  来年度、実施設計が終わりましたら、平成24年度の建設に向けて国のほうに補助申請をいたしまして、スケジュール的に言いますと、平成24年度から仮に着手できるといたしまして、2棟6戸を予定しております。平成28年度までに計13棟40戸を建設したいと思っております。 ◆夏坂 委員 例えば建物の改装といいますか、そういったもののイメージ、青写真みたいなものはある程度できていますか。 ◎吹越 建築住宅課長 委員にお答えします。  建物については、国の施策もありますけれども、木造を基本にと考えておりまして、現在、うちのほうで建設しています白山台ヒルズに似たような間取り、規模等で、高齢者の方もおられますので、バリアフリーとか平家を重点的に考えていきたいと思います。また、高齢者等の単身の方の要望も結構ありますので、そういう方にも合ったいろんなバリエーション、世帯のニーズに合うように考えていきたいと思っております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。国の補助制度の絡みもあるかと思いますが、なるべく早目にバリアフリーの、本当に今の高齢者に優しい、ユニバーサル社会に適応した住宅の建築に向けてぜひ今後も努力していただきたいと思います。  要望して終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 私からは、はっちの清掃業務等委託料レジデンス事業等委託料というところをちょっとお尋ねしたいんですけれども、まずはっちのポータルミュージアム費のところで委託料1億732万2000円、この中身をぱっと見たら、清掃業務等委託料レジデンス事業等委託料とありまして、この2つは全く違う話でございますので、1つずついきたいと思います。まず清掃の委託料のところからお伺いしたいんですけれども、これはどうやって清掃の業者を選定するのかという経緯をお知らせいただきたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 それでは、田中委員にお答えいたします。  まず、清掃業務等の委託料の内容でございますが、維持管理経費に関する委託料で、主なものとしては警備業務、清掃業務、受付案内業務消防設備関係業務等、全19業務があって5464万9000円となっております。このうち4375万円の警備業務、清掃業務、ごみ運搬業務受付案内業務電気保安点検業務については、平成22年度から継続業務として債務負担行為を行い、平成22年度内で契約を締結しております。それ以外の委託につきましては、4月以降、契約事務を進めてまいります。今お尋ねの清掃業務につきましては、指名競争入札を行っておりまして、その中で入札した14者の中から決めてございます。  以上でございます。 ◆田中 委員 当初、このはっちに全部でどれぐらい経費がかかるのかなという話があって、今回、全部で約2億1200万円がはっちの経費ということで見ているわけですが、ぱっと見たときに、すごくこの部分の経費が多いなというふうに見たんですけれども、警備とか掃除とかいろんなものが入ってこれだけということですので、そこは了承します。はっちは、どれぐらい経費がかかるかというのも事前に積算してのスタートだったんですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 お答えいたします。  委員のおっしゃっていることにつきましては、レジデンス事業等委託料のほうの御説明を先にさせていただきますけれども、こちらのほうの委託料につきましては、大きく3つの項目に分かれてございます。1つは、はっちでは事業の中で、集客力のある事業を企画運営する方向性を決めていくためにディレクターを3人にお願いしてございますが、そのディレクターの委託ということで797万8000円。そのほか自主事業がございますが、自主事業のうち委託料としては、例えば八戸レビュー記録の編集とか、あとは放送業務、ポスター等の制作委託がございますが、そうしたことで2656万7000円、その他OA機器の保守料とか舞台機械設備の保守、あとは臨時的な経費で来年度ははっちの案内の看板なども作成する予定でございまして、それらの委託料が1812万8000円となってございまして、計5267万3000円になってございます。  それと、おっしゃっている全体でどれくらいかかるかということにつきましては、これまでも維持管理費としては当初、受付業務を人件費のほうで見ておりましたので、1億2000万円というお話をさせていただいておりますが、受付業務を委託料のほうに組み込みましても、既に債務負担行為で契約したものもございまして、それらも含めて、現在、光熱水費のほうでは4400万円、その他通常の維持管理費を含めまして、光熱水費を含めまして1億1137万7000円が年間の維持管理費となってございます。  以上です。 ◆田中 委員 本当に言い方は悪いですけれども、せっかくできたものですから成功していただきたいなと思うところもありながらも、経費がどんどんかさんでいくのではないかなという心配がすごくありますので、その辺、今後もしっかりと推移を見ていきたいと思いますので、頑張っていただきたいということで終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 田中委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆島脇 委員 はっちの関連でお伺いします。  たまたまきょうの新聞に載っていましたが、デーリー東北の見出しでは、大半の山車が入らずとあり、るるいろんな理由等があってという記事になっていましたけれども、簡単に言って、今後これはどのような対策をとっていくのか。やっぱり山車は八戸の目玉になるものですから、入れたいと思う気持ちがあるわけですけれども、小さいのにするのか、それとも何かいい方法があるのか、今後どのように考えているのかお伺いします。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 島脇委員にお答えいたします。  山車につきましては、当初の設計の段階から入れることで進めてきておりましたが、途中で設計変更等がございましたことと、あとは消防のほうの最終検査で防火壁、防火シャッターの柱などを加えることになったために、結果として今つくられている山車が全部は入らないような状況にはなってございます。  ただ、それですべての山車が入らないということではございませんで、今現在つくられている山車の中でもはっちの中に入る山車等もございますので、その辺はこれから山車振興会のほうとも協議して、どこかの山車は中のほうに入れるようなことで検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◆島脇 委員 その辺はこれからの検討課題だと思うので、検討いただきたいと思います。  次は、実はこの間、公会堂で八戸ファンタジーというのがございまして、これは文化協会の主催なんですけれども、その打ち上げが終わって、そのときにはっちの話題で盛り上がったわけなんです。そのときいろんな意見が出ていまして、課題というか苦情というものも出ていましたので、ちょっと私なりにお聞きしたいんですけれども、例えば、文化協会ですから芸能の名前がありますね。芸名というのですか、その名前で申し込みに行ったら、身分を証明するものを出せと言われて、その日は申し込みができなかったという点がまずあったということで、その辺で申し込みの方法というのを簡単に御説明願いたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 お答えいたします。  今はっちのほうではウエブ上での申し込みも可能としておりますので、最初の登録というのが非常に重要になります。市内の方に限らず、いろんな方の申し込みがあり、全国いろんなところからどういった内容で貸し館として利用いただけるのかということもありますので、最初の登録については御不便をおかけはしていると思いますが、使用者登録が必要であり、その際に身分証明とかそういったことを確認させていただいているところでございます。  以上です。 ◆島脇 委員 多分その最初に登録したときに、はっちカードというのですか、それを渡されて、それが1枚あると、あとはパソコンからでも実際に持っていっても、それで全部登録になっているとか、使用状況がわかるとかいうシステムらしいんですけれども、例えば芸名登録はできるのかどうかというのをお伺いしたいんです。例えば仮にその場で身分証明書がなくても、実際にその中を使用するときとか、後日にもう1回、証明書なりを持っていくと本登録になるというような、仮のカードを発行する仮登録というか、受け付けをしてもらえるような方法もないのでしょうか。例えばPRが行き届いて、必ず身分証を持ってこい、何を持ってこいというのが周知されて、わかっている方はいいですけれども、わからないで行って、いや、これがないとだめですよと言われるのだと、せっかく行ってもちょっとあれなので、その辺はどうなんですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 委員おっしゃるように、柔軟に対応できればよろしいのかとは思いますけれども、現在、個人、団体のほうから212件の登録をいただいておりまして、うちのほうでも登録をする場合に、ある程度原則としてきちっとした形で受け付けをさせていただかないと、業務の中でさまざまなものを抱えているものですから、確実な登録をするためには、今は最初のルールのとおり身分証明書とかを確認させていただいているという状態でございます。  以上です。 ◆島脇 委員 登録の条件の中に必要書類というのがあって、例えば芸名の名刺を持っていく。そこには住所とか電話番号とかはついているわけです。顔写真は確かにないですけれども、そういうのではだめなんですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 今ここでいい悪いということはちょっと申し上げられませんが、現在は運転免許証、健康保険証、学生証、パスポート、そういったもので住所氏名が確認できるものということで周知のほうをさせていただいておりましたので、お一人特例を認めると、すべてにとなってくる危険性もございますので、先ほど申しましたように、今は必要書類としてお出しいただくということで進めさせていただいております。  以上です。 ◆島脇 委員 例えば最初に行って登録してはっちカードができましたと。使うのが団体であって、芸名ではなくて本名で登録になって、今度その団体が使う場合に、これはその方でなくても、例えば踊りのお弟子さんとかそういう方も使って大丈夫なんですよね。例えば2回目はパソコンから予約できるわけですよね。そうなった場合にはお弟子さんが使うとか、それからお弟子さんが書類を持っていって申請するとかというのは可能なんですか。やはり本人でないとだめなのですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 原則としてというか、使用者が団体であれば団体の方の登録になりますし、個人であれば個人の方の登録ということでお願いしたいと思います。もちろんそのカード等を持っていれば、パソコン上でお弟子さんが代表の方に言われてやっているのかもわかりませんが、その辺はちょっとこちらのほうで把握できないところもございますけれども、今は原則どおりでお願いしたいというところでございます。 ◆島脇 委員 それでは、次に抽せんというのがあります。前の公会堂であれば、ボックスが中にあってくじを引くんですけれども、今度は機械的に、パソコン上でやるということですけれども、この辺はどういう形になるんですか。手動と違って、メリットとか何かがあるんですか。その辺、違いがあったら教えていただきたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 現在、ウエブ上で予約をするということで非常に画期的なことをやらせていただいております。抽せんにつきましても、11カ月前の月の末日に、仮予約された使用者の中から、どなたを優先するとかそういうことではなく、もう機械的に行っているということですので、それがある場合はメリットにもなりデメリットにもなることもあろうかとは思いますが、現在はそういう状況でやらせていただいております。 ◆島脇 委員 では、もう1つお聞きいたします。審査というのがありますけれども、こういうのはだめとか、この辺はいいとかという、その審査の基準というか、そういうのはどういうのがあるのでしょうか。それと、審査はどなたがやるのかというのをお聞きしたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 審査の内容につきましては後ほど御説明させていただきます。申しわけありません。 ◆島脇 委員 最後に、やっぱり先ほどの山車の関係もございまして、関係者からはもっと早い段階から入れないという状況になっていたとの苦情があったと新聞紙上では出ているみたいなんですけれども、多分はっちを利用している方々も実際、現場で使ってみて、この辺はこうしたらいいんじゃないかとか、こうだとかいう意見があるのではないかと思うんです。ですから、山車と一緒で、そういう意見がもしあったら、早い段階からどんどんそれらを吸収して改善に向かっていただきたいと思いますので、今はまだ忙しくて何も手につかないとは思いますけれども、いつかの時点で実際利用した方々にアンケートをとるとかしていただいて、どうですかという意見を聞いて改善の方向に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆壬生 委員 確認したいんですけれども、今、山車が入らないという話で、設計変更したためということなんですが、恐らく建築確認のときは許可を出していて、多分、消防署のほうへの消防設備の設置届かなんかの段階で恐らく指導かなんかがあったと思うんですけれども、その辺はどうですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 その段階で指導があったかどうか、時間的なものはちょっとわかりません。申しわけありません。ただ、現在の大きさの山車が入れるかどうかということにつきましては、実は図面上とかでシミュレーションし、あとは市職員互助会の山車を用いて番町駐車場のほうでシミュレーションをして、日通とかに相談してやった経緯はございます。ただ、安全を期したりいろんなことを考えたときには、少し小さ目の山車でなければだめだというような現状になっているというところでございます。 ◆壬生 委員 多分消防設備かなんかの設置届の段階で消防が検討して――山車は木とか紙とか燃えやすいものなわけです。そこで恐らく指導があって、防火壁をつくれだとか、そういうのが出てきたんじゃないかなと私は思うんですけれども、わかるなら答えてもらえますか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 申しわけありません、後で報告させていただきます。 ◆壬生 委員 多分私が考えるにそう思います。入らないのではしようがない、ばらして入れるとかなんとかするしかないわけで、要するに災害が起きても被害をこうむらないようなものが一番だと思いますので、よろしくお願いします。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆坂本〔眞〕 委員 何分新しい取り組みですから御苦労があるというふうには御推察申し上げるところなんですけれども、ただ御答弁を伺っておりますと、新聞報道での山車関係者の思い、そこから受ける問題の大きさとちょっとギャップがあるような感じを受けるんです。そうしますと、例えば去年の三社大祭に出た山車が何台で、その中で現状では何台は収納可能で、何台は収納不可能なのか、掌握されていますか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 現在、無理なく入れる山車は6台と聞いております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 我々は議員ですから市民の方々を代表する立場で予算とか方向性についての賛否を申し上げているわけでございまして、そうしますと、設計が変更になったときの御説明は、大きな変更はないんだ、いろんな違いは生じないんだという御説明だったと私は記憶をいたしておりますけれども、三十何台中6台しか適用になりませんという御説明はなかったように思うんですが、その辺についてはいかがですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 山車のほうにつきましては、山車が1台入れる大きさということでこれまでも進めてきておりますが、具体的にすべての山車が入れるとかそういった説明もまだしておりませんで、その辺につきましては山車振興会のほうとも御相談してこれから進めていくというところで実際とまっていたということも事実でございます。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 議会の議員の立場で申し上げておりますので大変申しわけないんですけれども、我々は御説明の中で、2台だったかな、展示できるという御説明を受けてその事業に賛成をしているのでありまして、それが対象になるのは6台ですということになりますと、その設計の変更についてそのまま賛成したかどうかということについては、若干違いが生じるんじゃないかなと思うんですけれども、議会への説明は十分だったとお考えでしょうか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 その辺につきましては、十分な説明が行き届いていなかったと思います。 ◆坂本〔眞〕 委員 十分な説明が行き届いていなかったと。これは四十何億円かけている事業でありまして、その中で山車を展示するというのは大きな意味を持っていたと思うんですけれども、その辺についてはどういうふうにお考えでしょうか。 ◎大岡 まちづくり文化観光部長 私からその件についてはお答えいたします。  確かに山車会館という思いから今のはっちが生まれたという経緯がございまして、山車は当然、中心市街地のメーンの場所に展示したい、そういう思いで今までやってまいりました。先ほど館長からも申し上げましたとおり、結論から申し上げますと、機械を使ってやれば何とか入る。それはすべての山車で適用できるということが計算上は成り立ちました。ただ、今に来て、ぎりぎりだということがまず1つありまして、そういうところの説明から今の大きさの山車はすべて入らない。ただ、今後どうするかということにつきましては、我々もあそこに山車を展示したいという気持ちは同じでございまして、山車組とのこれからの相談といいますか、どうしたら入る方法があるのだろうか、あるいは現行で入る山車でまずはお願いして工夫していただきながら展示していく、そういう形で対処していきたいと思っております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 これは質問していても水かけ論になってしまうので、要望を申し上げますけれども、設計が変更になったときに、どれぐらいの影響があるかというのは、議案を通すために大きな影響はありませんと言うような考えではなくて、これだけの問題があるんだけれどもどうかと説明する。そうすれば、工夫して設計変更しないほうがいいのではないかというような議論もあったのではないか。やはり納得の上でそれを決めるべきであって、説明が不足だったと思いますということですけれども、これは個人の思いではなくて、公費を多額に投じて中心商店街の再生のためにということで取り組んでいる事業でありまして、それが山車の関係者から今現在で大きな反発が出ている。今後検討して工夫していくということですけれども、準備の段階で、極端に大きなものは別として、現状で運行されている山車は大体入るんだというのでなければ、その時点できちっと説明があって、その上での議論の上の議決でなければならなかったのではないかと。  今進んでいる中で担当されている理事者、職員の方には大変に心苦しい発言なんですけれども、しかし、そこはみずからにもっと厳しさを持ってやらなければならなかったのではないか。我々議員も、通せばいいという流れが実際にずっと進んでいるときに、本当にいいのかとかと正直言えば言いづらい立場にあります。36人の議員がいる中で、今市が本当に取り組もうとしているときに、ここでブレーキをかける、ストップをかけるということについては非常な重い抵抗感がありますから、なかなか言いづらいという状況にもありますけれども、我々議員一人一人も反省しなければいけなかったのかなと。よく言われるんです、もう少し質問をやわらかくしなさいとか、相手のことを思いなさいとか。しかし、その場で質問をやわらかくする、相手のことを思うということではなくて、結果的に今ここに来て山車関係者からの反発を受けているという事実を考えますと、もっと慎重な議論があってよかったのではないかと御意見を申し上げまして、この件では終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆森園 委員 山車の件が出ましたので、私も1つだけ御質問させていただきますけれども、そもそもはっちの中に入る山車というのはどんな山車を想定されていたのでしょうか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 現在つくっている山車を想定しておりました。
    ◆森園 委員 私は、例えば優秀な賞をもらった山車だとか、そういったものが入るのかなと理解していたんですけれども、先ほど答弁の中で1つだけ気になったのは、入る山車があるんだと。今、坂本眞将委員も話をしていましたけれども、はっちの中に八戸市の中で一番いい山車というのですか、皆さんに見てもらいたい、そういう山車を入れていただきたいというのが――私たち議員は当然八戸三社大祭に対しての強い思いもありますので、制作者の皆さん方の考え方を考えますと、そういう山車を入れていただきたい。そういう山車を見ていただいて、三社大祭を理解していただきたいという気持ちがあると思うんですけれども、そこでぱっと、入る山車があるんだという話をされると、そもそもの山車の展示をする意味から変わってくるのかなと思ったものですから、御意見を言わせていただきましたけれども、それに対してもしあれば一言だけお願いします。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 これまでも山車の展示につきましては検討は進めてまいりました。その中では、最優秀賞の山車を入れるのが一番いいのか、あるいは輪番制で全27組を順番に入れるのか、あるいは入賞山車、最優秀賞山車とかそういったものの中から山車振興会のほうにお任せして入れるのかというふうなこととかも十分検討は重ねてきた経緯はございます。しかし、ここに来て現実に建物の中に無理なく入れる山車が――最優秀賞山車等は非常に大型化してございまして、それらがなかなか難しい状況だということでございます。  以上です。 ◆森園 委員 最後に要望だけちょっと申し上げますけれども、はっちが今、大変注目を浴びている。私たちまちなかの方もそうですけれども、いろんな報告会とか皆さんの懇談会などいろんなところに行きますと、はっちの話題というのは必ず出まして、行ってよかった、悪かった、いろんな意見もあるんですけれども、興味を持っていらっしゃるのは確かだと思うんです。そういった中でこれが少し水を差すような件にならなければいいなと。山車振興会の皆さんとも十分話をして――今、山車のほうでも軽量化も図っているわけでございます。きのうは意見の中で、あの中で山車をつくろうとかという意見もいろいろ出たとも聞いております。十分話し合って、来た方に喜んでいただける山車展示場にしていただけることを要望しまして、終わらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆豊田 委員 はっちについてはまだ開館して1カ月足らずですけれども、やはりまちのにぎわいづくりに大きく寄与していると思いますが、現時点での入館者数がおわかりになったら教えていただきたいのと、また、予想以上に喜ばしいということが館長のほうで耳に聞こえていましたら、そのいいこともお聞かせいただきたいと思っております。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 はっちの入館者数についてお答えいたします。  2月11日にオープンいたしまして、3月6日までの数字でございますが、11万5522人の入館をいただいております。こちらのほうは、規模は違いますが、まちの駅も非常ににぎわいをもたらしておりまして、まちの駅では平成21年度は年間で7万1000人の入館者。そういったことから言うと、非常にいい出だしかなとは思っております。当然、3daysということで最初の3日間はたくさんの方においでいただいておりますが、その3日間を除いた場合でも土日の平均としては6400人、それから平日でも4400人の方々においでいただいております。歩行者通行量で言いますと、これまでさくら野前が日曜日で3018人、平日で3600人という数字が出ておりましたので、そうした中では非常に多いかと思っています。  あと本会議で市長のほうの答弁でもございましたが、入館者層を見ましても平日の日中は中高年の方々がたくさんおいでになっております。それから夕方になりますと、高校生が勉強とかそういったことでたくさんおいでになっております。また、夜になりますと大分人は少なくなりますけれども、それでも若い方々がペアでいらしたり、お一人でも散策するようにおいでいただいておりますので、非常にありがたいなと思っております。  以上です。 ◆豊田 委員 ありがとうございます。予想以上の推移で、今後もまた御尽力いただきたいと思っております。何分にもはっちというのは市民にとって使い勝手のよい、そして親しみのある、喜んでもらえる施設にしていただきますように、私ども議員もそのように努力いたしますけれども、今後ともどうぞ引き続き、入館者数がよきように推移いたしますようによろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で田中委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 それでは、4点、急傾斜地崩壊対策事業について、八戸西インター建設促進事業について、八戸通り跨線橋について、港湾整備事業について伺います。  先ほど来話題になっていました件ですが、急傾斜地崩壊対策事業について、負担金800万円の中身について、どういう仕事に使うのか、ただの会議の負担金なのか、工事の負担金なのか、その辺の話を。  それから、指定から工事着工までの手順、どういう形で指定を受けて、どういう形で着工するかという手順、この2つをお知らせください。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 お答えします。  これは急傾斜地の崩壊対策という、ハード事業の負担金でございます。内訳としましては、八戸市内は、平成23年度は3カ所ありまして、日計と小峠、類家の3カ所となっております。  それと事業に至る手続の手順ということなんですけれども、まずは最初、地元の町内会の方から市のほうに、この辺はちょっと危ないんだけれどもといった話がございましたら、市のほうで現地を確認しまして、対策事業をやるのは県でございますので、それを県に報告して、協議して、県のほうで事業採択になれば着工するという流れになっております。  以上でございます。 ◆大島 委員 私は例えば航空写真などで撮って、そういうのを分析して、識者がこの辺は危ないという感じでやるのかなと、そう思っていたんです。計画図をつくって、県が地元と協議をしてやっていくという手順なのかなと思っていたのですが、今のからすると、市民からの危ないという通報で市が調査をして、県も立ち会って、それで指定するという感じの手順で行くということですね。それが、平成23年度は3カ所ということでいいですか。その場所をもう一度教えてください。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 お答えします。  平成23年度の場所をもう一度お話ししたいと思います。事業の専門的な名前になってしまうのですけれども、日計2号というところがございまして、それが河原木字八太郎山のところになります。それとあと小峠2号、これが是川字小峠地内。類家一丁目のところと、この3カ所となっております。  以上です。 ◆大島 委員 市のほうとか県のほうでそういう危険な箇所を巡回するということは段取りとしてはないのですか。例えば昭和43年の十勝沖地震のとき、豊崎からずっと山崩れがあったんです。今、地肌が出ているところも結構あるのですが、県が事業として促進してきたのはわかっています。危険箇所が減ってきたのはわかっていますが、ただ、そういう教訓から大体予想がつきますよね。今、テレビでも見ていれば、この辺が崩れるというのは大体想像がつきますけれども、そういうのを例えば県と市がお互いに共同で調査して検証して、この辺が危ないなということの計画はありませんか。そういうことをやるつもりはありませんか。 ◎赤石 建設部次長 まず危険箇所の選定ということでございますけれども、県が、旧八戸市と旧南郷村を合わせてですけれども、八戸地域の急傾斜地崩壊危険箇所ということで186カ所指定してございます。その中から急傾斜地崩壊危険区域として今度は48カ所を指定してございます。この中からさらに事業化する急傾斜地の箇所を選んでいくということで、現在48カ所のうち半分以上ですけれども、28カ所が概成ということになっております。  以上です。 ◆大島 委員 そういうふうに答弁してもらえればいいと思います。要するに、先ほどの件なんですが、残土の処理云々について県でも市でも許可をしているという形。許可でなくても、工事業者があそこに残土を置いていますよといったとき、見ているのではないかという気も私はしたものですから、そういう意味では市も県もそれなりに手を加えたのにかかわっているような気がするものですから、きちっと県も市も――県の事業ということではなくて、地元も含めて自治体として責任を持って県と協議をして進めてほしいということを要望して、終わります。  次に、西インターについて。これは大変な事業だと思っています。もう少しで20億円の事業ができるのが、それこそ頓挫をしてしまって今はこういう状況で、悔しい思いがあるのですが、いろんな方々から、元市長からもその後どうなっているのかという話も聞かれるくらい、あの地域に八戸にとっての玄関口を整備する大事な仕事だと思っています。そこで、どうなっているのでしょうか。当時、前の政権では全国で200カ所のスマートインターチェンジを整備をしていきたいという話もあったんですが、今の政権の中ではどういう状況になっているか教えてください。 ◎松川 道路建設課長 大島委員にお答え申し上げます。  現在の国の整備の状況でございますけれども、平成22年6月28日から八戸道も無料化になっていますが、その社会実験の無料化自体がネックになっておるのが実情でございます。というのも、計画書を立てるに当たっても、料金所を設定ということとか、その提出書類にはBバイCとか、またはその概要図、平面図を提出しなければならないということもあって、もし八戸道だけでも無料化になったとすれば、当然料金所のあり方の問題も出てきます。先ほど20億円という話も出ましたけれども、料金所が入ると、概算でございますけれども、約20億円ぐらいかかります。料金所が約5億5000万円ぐらいかかりますので、料金所がなければ、その分、事業縮小ということになり、BバイCにも影響してくるということで、無料化の状況が今後どのような流れになるのかということによっては、整備の段階の時期がなかなか明確にはならないと思っています。  たまたま私ども建設促進期成同盟会として、あと県、国、さらにNEXCOを入れて平成22年11月にその辺の勉強会を開きました。そのときも今後の料金所、社会実験の無料化の状況がよくつかめないということで、計画を立てるにも立てがたい、難しいという問題がありました。それと、たまたま同時期に、同じ平成22年11月なんですけれども、全国高速道路建設協議会が主催で東京のほうでスマートインターチェンジの事業推進委員会が開かれまして、そこに国土交通省の高速道路課の職員が参りましてちょっとした講演をしました。そこの場で県が、無料化の状況は今後どうなるんですか、それによって我々が検討するのに足かせ的な要素がありますということを質問したところ、その方は、高速道路の無料化がいつからどの程度の規模で実施されるか、何とも言いようがないというふうな漠然とした答えで、適当なアドバイスをいただけないでおるのが現在の状況で、なかなか地区協議会とかへ持っていく計画書をつくれる段階ではないというのが現状でございます。  以上です。 ◆大島 委員 八戸駅に新幹線が来て、新しい玄関口として開発しようという大きな展望の中であの地区は見られておりました。区画整理は遅々として進まない。国道454号についても整備はそんなに促進されていない。そして西インターを起爆剤として、あの地域に八戸の新しい玄関口をつくろうという思いがあって来て、促進協議会もできているわけですけれども、もろもろの形が――今、新幹線が全線開業して青森まで行った中で、セットであそこにインターをつくらないと、八戸は大変遅れていく。また、それこそ過疎化になっていく心配をしているんです。ですから、当時からかかわった多くの諸先輩が地域の講演会でも説明会でも自分の思いを市民に語っている。その方々から常に来るんです。八戸市はいい話をしているが、玄関口をどうするんですかと。その中で絵にかいたもちのような答弁しかない。やっぱりこれだとだめだと思うんです。  そういう意味では無料化が云々という話もあるけれども、あの地域を八戸の新しい顔としてという思いをみんな持っているわけですから、ひとつそういう意味でもう一度気を引き締めて頑張っていただきたいということを要望して、終わります。  それから、八戸通り跨線橋についてですが、これについても市長が当選をして1年目の5月に、地域で、中里元市長からつながっているこの思いを遂げたいという話をされた。それで測量に入った。だが、2年かかっても地権者の方から同意を得られないでストップしている。図面はできているはずです。私は何回も見ました。今、本会議で田名部和義議員が質問したんですが、長苗代卸団地線が平成25年に完工されるということです。前田小田線についても歩道整備についてはある程度促進をしていくと。あそこの商業地域と卸団地の問題が解決して、ではあそこを利用している方のために跨線橋をという話が出てくるわけです。その中で、平成25年に長苗代卸団地線が完工する。中央卸売市場のあたりの歩道がある程度できていく。それで跨線橋がかかっていくという思いも。用地買収について再開する気はありませんか。その辺の考え方を。 ◎松川 道路建設課長 やはり事業に当たっては地権者の理解が一番重要な点になります。よって、今後の八戸通り跨線橋のかけかえということにつきましては、一時やろうと思っていたんですけれども、その辺のことがございますので、暫定的ではありますが、交通安全の観点を視野に入れながら笹ノ沢地区の方面を――現況幅員約4メートルの車1台分から2メートルを拡幅し、車2台分にし、平成20年度から平成22年度にかけて約120メートルの区間で拡幅いたしました。  今までのああいった形の歩道整備についても、完成形の歩道整備ではないんですが、それなりにぬかるみ解消的な整備は引き続いてやっていくんですけれども、平成25年度完工の長苗代卸団地線や、それらの交通の流れの状況等を加味しながら、今後も――あくまでも地権者の理解というのが大きな要点ということでございます。そういうことも加味しながら、また今後とも検討はしてまいります。  以上でございます。 ◆大島 委員 では、ちょっと視点を変えて。河川の上を通っているわけですよね。小屋敷議員が河川の橋のランクの問題を本会議で質問しました。どうなんですか、危険度から言えば跨線橋は大丈夫ですか。その辺をちょっと。 ◎吉田 道路維持課長 お答えいたします。  現在、橋の長寿命化計画を策定している状況で、八戸通り跨線橋も点検してございます。点検につきましては、橋そのものの健全度ということではなく、各部材の健全度を今点検しております。5段階で評価してございますが、部材の健全度としては結果として大体3から4の間でおさまっております。大体中程度という感じで考えてございます。  以上でございます。 ◆大島 委員 もし何かあったりすれば、河川の上ですから。青い森鉄道が通っていますが、当時は新幹線と東北本線を2つまたぐという話を中里元市長のときに聞いていましたが、今それは変わったので、図面もかきかえて用意をして、地権者が同意すれば工事という流れがあったというのは私はわかっています。そこまで行っていないので、ひとつ市長が乗り出してほしいという要望もあるんです。市長が乗り出せば、地権者は判をつくかもしれません。そういう思いでやってほしい。いいですか。それを要望して終わります。  それから次に、港湾整備事業について。新年度のいろんな事業については、田名部議員への本会議における答弁で了としております。ところで、負担金は3億円ほどですが、実質的に新年度の港湾整備の総事業費はどのぐらいになるのか、お知らせください。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 県のほうからは総額で36億5000万円ほどを予定していると伺っております。それに伴って今回3億7000万円ほどの負担金ということで予算案に計上しております。  以上でございます。 ◆大島 委員 それでは大体1割という理解でいいですね。それで、去年の9000万円の補正の話で、今使っているコンテナヤードが傷んでいるということがあって――静穏度の問題をうちの山名委員がやりましたが、静穏度ではなくてコンテナヤードが危ないという話もあるので、どうなんですか、その辺の整理についてはどのようになっていますか。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 コンテナヤードの不陸については、管理者である県のほうで随時対応しているということを伺っていまして、現在も補修工事を行っていると伺っております。  以上でございます。 ◆大島 委員 私も何度か現場へ行ったり、見ていますけれども、仕事をしている方は危ないなという話をされていますので、事故が起きてからでは遅いんです。新しいガントリークレーンの話とかコンテナヤードをつくるというのはわかっていますけれども、現状をきちっと整備していただきたいなということも含めて、何か起きれば、県の管理といえども自治体としてはそれなりの責任があると思いますので、ひとつそこはやっていただきたい。  ただ希望を何点か。国際拠点港湾に指定されるハードルと、現在ある特定重要港湾の問題。私は国が国際拠点港湾に名称を変更したことで、ハードルがかなりきつくなるのではないかと。特定重要港湾と違って、要するに国はもっとスーパー中枢港湾をつくろうという発想の中で国際拠点港湾と名前を変えたんだけれども、私はこれからふえるという可能性は難しいなと思う。私の気持ちですからそれはそれとして。ですから、そのことはしっかり検証して、今までのとおりの力強い方向の応募をしていただきたいし、力強い運動をしてほしいということは1つ要望します。  あとLNGの問題で4年後に14万キロリットルのタンクが2つできて、そのLNGがいろんなパイプラインをつないで、要するに八戸の産業の1つのエネルギーのもとになるという話ですが、ただ、今の港湾はバルク的な部材を運んで、港湾事業者がそれなりの荷役事業をしているわけです。その中で港湾労働者を含めて心配しているのは、LNGが来るのは悪いわけではないんだけれども、その後に、では港湾の荷役の仕事が、新丸港運にしても八戸港湾にしてもなくなるのではないかという懸念を持っているんです。私もそう思うんです。港湾の扱うものの体系が違ってくる。行政として、そういうこともあわせて仕事をアップしていかないと、地域には振興策にならない。雇用がふえない。逆に合理化になってしまう。そういう懸念をしていますので、この2点、しっかり腹に据えて考えてください。  以上、要望して終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆八嶋 委員 通告に従いまして、8款4項8目、当初予算の概要のところに館鼻公園整備事業6億1000万円、備考欄に休養施設工、案内板設置とありましたが、これをもっと詳しく教えてください。 ◎笹本 公園緑地課長 館鼻公園の来年度予定の事業内容でございますけれども、休養施設は約80平米ぐらいの建物でありまして、小学生とか中学生が公園に来た際に、大体30人から40人ぐらいが入れるぐらいの休養施設をつくりたいと思っております。  それから、案内板の件ですけれども、館鼻公園をこれからどんどん皆さんに使ってもらおう、館鼻公園をもう少し皆さんに知ってもらおうと。昔は、日和山と呼ばれたとか、それからあの辺に会津の墓があるとか、そういうのを少し宣伝するために看板をつけたいということでございます。 ◆八嶋 委員 課長、大変私は期待します。結構遠いんですけれども、私も館鼻公園に行ってくつろぐときがありまして、今おっしゃったのは、私が前言ったからその意見を取り入れたとは思いませんが、知る人ぞ知る女白虎隊の蒲生家のあの案内板でしょう。  それから、課長もっと聞きます。案内板というのは、街角にあるステンレスの案内プレートではなくて、でっかい案内板のことですか。その確認。 ◎笹本 公園緑地課長 説明板というのですか、そういう感じで考えております。 ◆八嶋 委員 期待しております。なかなかいい公園になったと思っています。  ところで、それに関連することで、あのグレットタワーは非常に見晴らしがいいけれども、大体どれぐらいの入場者がいるのか、そういうのは押さえていますか。あったら参考までに教えてください。 ◎笹本 公園緑地課長 グレットタワーは平成19年から開放していますけれども、年間約6万人です。これはカウントしてございます。 ◆八嶋 委員 終わります。期待しています。頑張ってください。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 八嶋委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆松田 委員 今の館鼻公園の関係で、あそこの測候所の利用について要望書を出していたと思うんですけれども、気象庁のほうから何か回答とか進展がありますか。 ◎笹本 公園緑地課長 旧八戸測候所の跡地、それから建物の問題だと思うんですけれども、跡地の売却とかそういう問題につきましては、測候所から財務局へ移管してから、その土地を売却なり払い下げなりするということだそうでございまして、現在、気象庁と受ける財務局が協議して、近いうちに移管がえになるという話は聞いてございます。うちのほうとしても近いところでありますので、その辺の話にも入っていまして、何とか地元市町村に早く話を持ってきてもらいたいと考えております。 ◆松田 委員 そうすると、ちょっと時間がかかっているような感じもするんですけれども、結局あそこは気象庁が海の安全のための測候所そのものを廃止した後の建物ですので、ですから港の地域にきちっと貢献するといいますか、それに役立つという点からいくと非常に大事な問題だと思うんです。こちらとしてはどういう要望の内容で――売却とかいろんな話がちょっと今出ていたんですけれども、私としては無償でちゃんと払い下げするということが一番ふさわしいかなと思うんですが、こちらとしての構えといいますか、要望の内容はどういうふうになっていますか。 ◎笹本 公園緑地課長 国有財産の払い下げということだと思うんですけれども、話はしていますが、買い取りをお願いしたいと。それでも国有財産については、その土地の処理については3分の1は無償貸し付け、そして3分の2は原価で買う、そういう規則になっております。 ◆松田 委員 地元の方々からは、あそこについてのさまざまな活用の要望が、こういうふうな施設として活用したほうがいいのではないかといういろんな意見と期待感も出ておりますので、今後早く活用のめどをつけていただくようにお願いして終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆大島 委員 私も暖かくなると朝市に行くもので、グレットタワーをしょっちゅう見ます。前にもしゃべりましたが、パンフレットが白黒のコピーだったんです。あれはカラーにしてちょうだいと言ったんですけれども、後でまた見に行きます。  それから、朝市をやっていますね。朝市のときの開館時間を考えたらという話もしてあったのですが、朝市で買い物をしてグレットタワーへ行くと閉まっている。私もあそこを下から通るんですが、そういう工夫をしてくださいと前にしゃべってあったのですが、ひとつその辺について。 ◎笹本 公園緑地課長 パンフレットにつきましては、検討してみたいと思います。  それから、グレットタワーの開館の時間でございますけれども、まずそういう御要望がありまして、特別に7月、8月を午前6時半から午前9時まで開館するようにしてございます。通常はグレットタワーは午前9時から開館しているんですけれども、先ほど言いましたように7月、8月は少し早く開館して、そういうものに対応しているつもりでございます。 ◆大島 委員 ありがとうございます。パンフレットはきれいなものを用意しておいてください。よろしくお願いします。終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で八嶋委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 2点について伺います。まず1点は2項の道路維持費についてと、4項の八戸ポータルミュージアム費について。  まず道路維持費の件でありますけれども、バリアフリー、あるいはユニバーサルデザインの視点からお伺いしたいと思います。道路の整備についてなんですけれども、車道、歩道を含めまして、安全を第一につくられているかと思いますけれども、いろいろな御指摘をいただいて、その現場に行ってみると、なるほどと。私も専門家じゃないので、そこをいつもいつも通ってはいたんだけれども、気がつかなかったというところもあるし、気がついていたところもあるわけです。  例えば最近、雨水等の水はけがよいような浸透していくような道路の整備をされてきているかと思いますけれども、その工事の後に、まだ終わっていないんだろうなと思っていたら、それが終わっていたと。それはなぜ思ったかというと、歩道に近いところの道路をきちんと整備した後の端っこの始末が非常に半端じゃないかと思われる節があって、それが横断歩道のところも同じような感じであったから、そこを通られる高齢者なり障がいを持った方、車いすの方を考えると、ここは横断歩道なんだけれども、考えられない工事の始末だなということがありました。その箇所だけかなと思って、今度はいろいろそれを気にして市内を歩いて注意深く見ていると、大体そんな感じなんです。  伺いますが、恐らくこういう道路を建設するとき、歩道の整備をするときは施工基準というものがあって、それに従って業者が工事をしてくださっているし、また、でき上がったときには点検をするというふうなプロセスはあるんだと思うんですけれども、その辺はどうなのかを伺いたいと思います。 ◎松川 道路建設課長 伊藤委員にお答え申し上げます。  先ほどの舗装のところと歩道のところの段差ですが、確かに委員おっしゃるとおり雨が降った場合には浸透して透水していきます。その透水していく先が地下に行くと、当然冬場は凍み上がりという現象が出ますから、その下の層のほうにある程度水を集めるパイプが入っています。そのパイプの流末が確保が難しいというところに対しては――今おっしゃったのは約4センチメートルぐらいの段差じゃないですか。そういうふうに舗装を逆に高くして、境界ブロックと、その近くにコンクリートでエプロン――L型側溝と言っていますけれども、そのコンクリートのほうに水を誘導してやるということで、当時の設計者がそのように配慮したという現場もございます。これについてはやはり段差がついているもので、4センチメートルといえどもつまずく、それから真っ平と思って歩いていくとかくんと来るというふうに、健常者もそうですけれども、身障者に優しくないというところは、今後まずその検討、解消を、ピックアップしながら随時計画的に対処していきたいと思っております。  あと歩道のすりつけの関係なんですけれども、これには平成11年9月ごろでしたか、歩道における段差とか勾配に対する国の基準が通達で出ております。これも高齢者の方々、車いすの方々、そういう方々に配慮して、余り急勾配で歩道から車道にぎゅっとすりつけるなという基準の通達が出て、これを遵守していきなさいというところです。それが平成11年ですから、その後の施工はその通達にのっとって実施しているつもりでございます。ただし、それ以前のものには、歩道と車道には約20センチメートルぐらいの段差がございます。それがずっと行って横断歩道にかかるというふうなところは、現地を見ながら今までもピックアップして解消をしてきたところですが、また再度検証しながら対処していくということでございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 平成11年より前のものは箇所も多いだろうし、なかなか大変なことだと思いますけれども、順次、危険箇所とならないようにぜひとも改善をしていただきたいと要望申し上げて、ここはこれで終わりたいと思います。  それでは、八戸ポータルミュージアム費について幾つかお伺いしたいと思います。田中委員のところでも、関連質問も含めましてさまざま出されておりましたけれども、それも含めまして伺いたいと思います。  まず第1点なんですけれども、当初予算の概要版のほうには、維持管理経費、運営事業費、自主事業費ということで分けられておりまして、こちらの予算書のほうの分け方とちょっと違ったので戸惑ったのですが、田中委員に対する御答弁で大体理解したんですけれども、先ほどレジデンス事業の中で、集客力のある企画であるとか自主事業ということでしたけれども、自主事業の概要をお知らせください。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 自主事業は、当初予算の概要のほうにありますように、総額として4480万5000円になってございます。自主事業の柱が5つございます。にぎわい創出事業、文化芸術事業、ものづくり事業、観光事業、そして情報発信事業になってございますが、にぎわい創出事業の主なものにつきましては、多様な交流機会の提供と中心市街地ににぎわいを創出することを目的として9つ事業を考えております。はっちライフカフェということで、若者と高齢者の世代間交流を目的とし、若者が高齢者をコーディネートしたファッションショーやネイルアート、また血圧測定など、はっち内で毎月開催したい。そうした事業を柱に考えております。  2つ目の文化芸術事業というのは、文化芸術の創造力を人づくりや地域づくりなどに生かすことを目的としており、11事業を実施したいと考えてございます。今、八戸レビュウという写真展を大変好評の中行っておりますが、これらの写真をもとに記録集を作成したいと考えてございます。そのほか和日カフェということで1日を日本文化に親しむ日とし、それでまちなかに和服姿の方々にたくさんおいでいただく晴れの場としてのまちを創出したいということから、そういった事業を考えてございます。  そのほか三社大祭の時期にしか見られない山車のパーツです。今いらしているディレクターの方からも、先ほど山車の話も出ておりましたが、本当にすばらしいものだということのお話をいただいておりまして、それをまた違う視点で山車ハウスということで、中心市街地の空き店舗等に再構成しようという事業でございます。そのほか八戸のうわさということで、今も町なかに吹き出しをしておりますが、デスティネーションキャンペーンのときに合わせて、それの新しいバージョン、昨年も行っておりました酔っ払いに愛をの企画なども考えてございます。  3つ目のものづくり事業につきましては、地域資源を生かした新しいものづくりを目指すことを目的として、5つの事業実施を考えてございます。はっちデザインウイークということで、プロジェクトチームにより新商品、新パッケージの展示などを実施することによって、八戸の物産品の新商品を生み出す事業を考えてございます。そのほかストリートベンチということで、市民が自分たちの手でつくったベンチをまちの中に置き、新しい形でまちにサービスを与えるような事業です。
     4つ目の観光事業は、フィールドミュージアム八戸ということで、各フィールドへ人々を送り出すことを目的としておりますが、そちらのほうでは山車の展示と、今年度も行いましたえんぶりとの連携、そうした事業を考えてございます。  5つ目は情報発信事業ということで、これらの事業等の情報を発信するために、今年度も行っておりました「はちみつ」の継続発行、チラシ、ポスター等、そういったことの事業を考えてございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 大変詳しくお話しいただいてありがとうございます。それらは新年度に実施していただくと。聞いているだけでも盛りだくさんでありますが、オープンは大変いい滑り出しをいたしましたので、それに続いてずっといい状況で行けるのかなと想像するわけですけれども、しかし、維持管理費に1億2000万円、1億2000万円と。私どもはこの建設計画が出たときに、最初の設計変更がされる前の費用と全く変わらない維持管理費が出てきて、かかるものなんだなと思ってきました。でも、それでは済まないだろうと思っていましたら、こういった運営費、自主事業の分ということで総額2億円を超える予算計上になっているわけです。今後も現状のこの体制ではっちの取り組みをしていくとなれば、平成23年度のみならず、これからも平成23年度の予算並みにこの経費の負担が継続すると考えられるんですけれども、これ以上になることはあってもこれ以下になることはないと思うんです。それで、今後この体制ではということで、NPO等による指定管理の方向に向いていくのかなとも思いますけれども、現時点でその辺の検討はどのぐらいされているのかお伺いしたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 運営の方法を考えるときに、当初から指定管理等については考えておりました。しかし、こちらのほうで施設活用計画を策定しました際に、中心市街地をにぎわせ、中心市街地のみならず、八戸市全体を活性化するための事業ということで、先ほども申しました4つの事業の柱がございます。中心市街地のにぎわい創出、ものづくり、観光振興、文化振興なんですけれども、それらをある程度、中心市街地をにぎわせるための公共施設の役割として方向性を決める必要があるだろうということで、八戸市のほうで直営してある程度の方向性を決めた上で指定管理に移行していくのが適当だろうということは、施設活用検討委員会のほうでも話がなされています。今まだオープンして1カ月弱でございますので、この後のいろんなことを試行錯誤も踏まえて事業を展開した中で、核として残していくべき事業、または毎年新しいものを取り入れていく事業、それらを整理した上で、もちろん費用対効果のことも考えながら指定管理のほうに移行していくような形では検討は進めてまいりたいと考えております。 ◆伊藤 委員 これだけの目的を持って建てられたものですから、指定管理を受ける、挑戦するということは生半可なことではできないかと思いますので、とにかく市のほうで責任を持って1つの方向を決めていただき、スムーズに移行できるようにということを要望しておきます。  それから、まだ1カ月しかたたないわけですけれども、先ほどの入館者数なども伺えばいい滑り出しと思われるわけですけれども、この場は褒めちぎる場所でもないので、いろいろと厳しい言い方にもなるかもしれませんが、よい反応もいろいろあったかと思うんですが、特に改善を要すること、あるいは苦情等が既に幾つか寄せられているかなと思うんです。そのあたりはどういうものがあって、またそれをどう対処されてきたのか、あるいは対処されていかれるのか、その辺をお聞かせください。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 建築そのもののことでお客様の中から非常に苦情の多い点では、トイレがわかりにくいとか、館内のどこに何があるのかがわかりにくいというお声はいただいております。ただ、私たちのほうではコンセプトといたしまして、はっちそのものは中心市街地の特徴である横町、路地、それらをモチーフにして、八角形の中庭を中心に、右側はすべて上りのエスカレーター、左側がすべて下りのエスカレーターというふうに人々が回遊できるような立体的なまちをイメージしているということを何度もアナウンスさせていただいております。その中で、あとはボランティアガイドの方々やものづくりスタジオ等で入居されている方々もおりますので、最小限の案内表示で――わからないところはそれは対処していかなければいけないとは思っておりますが、はっちの中ではコミュニケーションということを、アートの関係にいたしましてもコミュニケーションアートということで、人と人のつながりを一番に考えております。できる限りいろんな方々がお声をかけ合って、トイレはあそこだよとか、ちょっと迷っている方がいたらみんなでお声がけをしましょうということを、うちのスタッフだけではなく、中に入居されている方々とも連携をとっており、来た人たちにとってはっちに来て何が一番よかったかなということは、何も話をしないで見てわかることではなく、コミュニケーションを交わすことだろうということで、そういった方針はとっていきたいと思っています。  そのほか先ほど島脇委員のほうからもお話がございましたが、登録の手続等のこととかではいろんな苦情等もございますが、それはインフォメーションの方々とも連携しながら、改善できるものについては随時改善をしてまいりたいと思っています。  以上です。 ◆伊藤 委員 今言っていただいたような苦情を私も伺っておりまして、それで今伺って、その意図というのは理解できるんです。しかし、今、公共の施設のみならず、八戸らしい雰囲気をこの建物の中にも組み込んだというその意図は確かにわからないわけではないんだけれども、しかし、やっぱりわかりやすいというのもとても大事なことではないのかなと思うんです。というのは、トイレの表示なんですけれども、白い壁に黒い文字で、しかもそばに行かなければわからないような大きさで、しかも低いところに。ですから、入ってきてぱっと館内の全貌がつかめたところで、どこに何があるかがわからない。物陰になってしまって表示が全く見えないです。ですので、やはり私は、そういう感覚というか、そういう意図があれば、オープン前に直そうということはなくて、もうそれでいいんだというふうになってしまうんだろうと思うんですけれども、そのあたりは使い勝手が悪い、わかりにくいなというイメージだけで、その意図を十分に理解してくださる市民ばかりならいいんですけれども。またコミュニケーションも楽しいと思っていただける――大概そうだと思うんですけれども、なるべくそういうふうに聞かないでもすっと行けるように――特にお手洗いなんていうのは、女性が一々受付の皆様方にトイレはどこですかとそのたびに聞くというのもちょっと気恥ずかしいところがあるわけです。やっぱりそういう配慮というのはあってもいいのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 今後検討してまいります。あと今はトイレの柱のところに男性と女性のマークを3つずつ表示して、前よりは多少わりやすくなったかとは思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 それから、これはたまたまお日様がすごく出ている午後、西日が当たる時間帯に行かないとわからないことなのかなと思いますけれども、特に2階以上のところで西日が入ってくる。明るくてとてもいいんですけれども、ただし、そこの目的によっては本当にここの場所でよかったかなと思ったりもする。というのは、こどもはっちのところの乳児などのコーナーのところが西日が当たる場所になっている。これは実際当たったときどうなのだろうということですけれども、ちょっとその辺。それからまた、トイレに私も何回か入ってみました。ちょうどすごくお日様が出ていた日だったんでしょう。戸をあけた途端に強い日差しが直接目に入ってきて、一瞬目の前が真っ白になったんです。恐らくあれは透明なガラスではないのかなと思ったんですけれども、外から見たデザイン的なこともあってそうされたのかもしれませんが、実際にそういうときに入ってみないとわからないことというのが、オープンしてからいろいろと出てきているのではないかと思うんです。そういったところをもうちょっといろいろ検討していただきたい。  こういうことというのは一回つくってしまって、その後に何かを変えるというのは経費が余計かかるわけです。ですから、あらゆることを想定しながら、これがベストだというふうにつくられたものだと私どもは思うわけですけれども、こうしていろいろ自分も体験し、よその方も感じたことを聞いていると、やっぱりあちこち出てくるのかなと思うんですけれども、その辺の改修というか、あるいはどういう措置をとられていくのか、その辺の話は聞いたことはありますでしょうか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 今はいろんな方のお声なども手紙等でもいただいておりますし、先ほどもお話ししましたようにインフォメーション等において、あとはボランティアガイドの方々がいただいた苦情もみんなまとめている状況です。さまざまな御意見があるかとは思いますが、その中で安全とかそういったことについて、早急に対応しなければならないものについてはしていかなければいけないと思っておりますし、そのほかのことにつきましては、いろいろ整理した上で、対応できるものについては今後検討してまいりたいとは思います。  以上です。 ◆伊藤 委員 西日対策のほうもお日様の当たるときによくよくごらんいただければと思います。  それから、今、直接、間接的にいろんな形で声が寄せられているかと思うんですけれども、今後も市民の方々にたくさん利用していただき、あそこから多くの市民活動が活発になっていくという拠点にもなっていけばと思うわけで、いいことも悪いことも含めて声が入るかと思いますけれども、多くの市民の声を聞くための投稿ボックスのようなものが今は設置されていますでしょうか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 館長への手紙ということでボックスを設置することで準備は進めています。 ◆伊藤 委員 それであれば、ぜひそれは早目に進めていただければと思います。  それから、先ほどからたくさん出ていました山車展示のことについてなんですけれども、はっちがオープンする前から、山車を制作する方々、山車の関係の方々から、きょうの新聞報道にあった内容のことを伺っておりました。それも含めて質問しようと思いましたら、きょうの新聞にぽんと出ていたので大変驚いたわけですが、これまでの御説明でその経緯はわかったんですけれども、やっぱりこれは大きい反省点の1つかなと思います。事の進め方だと思っております。一生懸命なのはわかります。そして成功に向けて、オープンに向けて、本当に夜遅くまで皆さん一致団結してやっていたことはわかるんだけれども、いざ開いてみたときこういう問題が出て、議会の我々もわからなかったというような内容があるということは――もうできたから仕方がないから、この範囲でやれることを一生懸命考えてやっていこうと、もうこれしかないんですけれども、やはりこういう42億円という、市の出し分は少ないといっても、これだけのものですから、これを進めるときの進め方というのにはちょっと手を抜いたなと思っております。  ここのところは余り言っても仕方がないんですけれども、これから山車振興会のほうでも山車づくりの研究をしていくということですが、できたら見ばえのする今の大きさを維持しながら軽量化を図るという考え方が主流のようです。したがって、6台以上が入れるようになるかどうかというのもちょっとわからないわけです。ですから、この辺、山車振興会の方々とは、八戸の代表となるものが入れるように――というのは、オープニングのときから市民の方々から山車はどこにあるんだとか、あるいはいつから展示されるんだという話をされていたんです。だから当然、本当に見がいのある、最優秀賞をとったとか、あるいは八戸を代表する山車が入るものだと皆さん思っているわけなので、その辺の期待を裏切らない形でぜひ進めていただきたいと、これは要望しておきます。  それから、このはっちはプロポーザル方式で最初の設計が採用されたわけですけれども、途中、中国の鉄鋼の需要が多くなって資材が高騰してきたということでの設計変更というふうに第一の理由を伺いましたけれども、それも最初のプロポーザルで採用された方の設計になったわけです。こういう展示設計デザインをされた方というのは、そこの建物に思いが物すごくあってやったのだろうと思うんですけれども、ところが、そのかかわった方が途中から見えないんですけれども、その辺の経緯を伺いたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 設計のほうは針生承一建築研究所が行っていますけれども、そのまま変わらずやっております。 ◆伊藤 委員 その企画とかいろんなことに携わってきた――お名前を申し上げれば立木さんです。あの方が本当に熱を込めて、あんなのこんなのと、こういう可能性があるんだということを市民にもフォーラムを通して、あるいは個別にいろんなところに行かれてお話をされておりました。ですからオープンまで、あるいはオープンしてしばらくの間かかわっていくものかなと思っていたわけです。ですので、その辺がどうしてかかわらなくなったのか、経緯をお話しいただきたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 最初からプロポーザルの段階では、この針生承一建築研究所が選ばれたときには、建築とソフトが一体となって物を進めるべきだというお考えのもとで、それが、展示も含めてですけれども採用されたかと思っております。そのときにハードの部分の担当者、それから展示のほうの担当者、そのほかに新たに施設の中をどういうふうにという、ソフト関係のことでもあくまでも針生チームのほうに依頼をして、針生チームのほうから派遣されてきていたのが、伊藤委員がおっしゃる立木さんでございましたが、そこは施設活用の計画書をつくったことで、一たん針生承一建築研究所へのソフト事業での委託のほうは終了しております。それをもとに私たちのほうでは、ソフト計画に見合った事業を進めるために、ディレクターを3人ほどお願いして、それをきちっと遂行するための集客力のある事業をするために、そのディレクターを中心にコーディネーター等と事業を進めているというのが今の経緯でございます。 ◆伊藤 委員 そういうことなんだと思いますけれども、このチームから派遣された方については当初からいろいろと、特にこのはっちに期待をする方たちから意見を寄せられておりました。いいところもあるんだけれどもちょっと問題もあったりということでは、やっぱりなというようなことを伺っていたので、その経緯を伺ったわけです。これはここでとどめておきますけれども、そういう我々には見えないところでどういうふうなことになっているかというのは、先ほどの山車もそうですけれども、きちんとプロセスがわからないというのが疑問を深めていく原因になるのかなと思っております。これはここでとどめます。  それで御要望なんですけれども、多くの市民の方々が期待をいたしております。したがって、市民の声に本当によくよく耳を傾けていただき――反対意見に対しては結構突っぱねているんじゃないかという声も聞かれるんです。ですから、真摯に受けとめて、どうぞ本当にこれができてよかったなと思われるように、館長を初め、皆さん一丸となってやっていただきたい。期待しておりますので、これで終わります。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。         午前11時58分 休憩   ────────────────────         午後1時00分 再開 ○立花 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第8款土木費の質疑を続行いたします。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 2点だけ伺います。1つは市営住宅の市町村民税滞納者への制裁という問題と、あと1つはニュータウン、新都市の関係について。  まず議案第59号にかかわって、こういうのを出してきた背景はどういうようなところから来ているのでしょうか。 ◎吹越 建築住宅課長 説明の中で申し上げましたように市税の滞納者が多いということで、そういう方は市民サービスを制限すべきではないかということで、全庁的にそういう方向で対応しましょうと。一般市民の方にとってもなかなかそういうことは受け入れられがたいということで進めてまいりました。 ◆畑中 委員 もちろん滞納するのはよくないことなんですが、これは国の総務省あたりからの指示なんですか。どうなんですか。八戸市が独自に考えたことですか。 ◎吹越 建築住宅課長 特にそういう指示はありません。 ◆畑中 委員 指示がなくても市町村民税とあるから。八戸市で出すならば市税となるはずなんだけれども、これは上から来たのでしょう。それはどこから来てもいいのですが、こういうことをやると――今滞納している入居者はどのくらいありますか。 ◎吹越 建築住宅課長 済みません、今手元に資料がなくて、後ほどお答えいたします。 ◆畑中 委員 まず滞納者がたくさんあってということなんですが、入居している人が滞納しているとなれば、その方々はこれが通れば今度はだめだから出ていけというふうになるのですか。 ◎吹越 建築住宅課長 今回の条例はあくまでも入居する時点での資格ということで、要は市町村民税を滞納している方は入居を制限するということで、入居した後についても退去させるという条例ではございません。 ◆畑中 委員 民間の家賃の高い住宅から少しでも安いところに入りたいという人が結構あるんです。仕事の関係で収入が減ったとか、それこそ失業したとかいろいろあるわけです。そうした場合に、申し込んできたとしても、あなたは1カ月滞納しているとか、1回分滞納している、去年分を滞納しているということで、もうだめですということになるわけだ。幾らかでも安い住宅へ入って、何とかそこで生きていきたいという、そういう人たちをそこから排除することになるでしょう。これは生存権の問題としてやはり問題じゃないかと思うんです。国がちゃんと憲法で保障した権利ですから。確かに払わないのはよくないです。払わないのを奨励するために言っているんじゃないです。しかし、そういう方もあるんじゃないかと。本当に厳しい経済情勢ですから、幾らかでも安い、2万円のところを1万円ぐらいで入れるところがあれば入りたいという人が来るんです。市営住宅は安いから。そういう場合も、頭からこれでだめですと。ちょっと待ってくれとコンピュータで調べて、あなたはだめです、1回分滞納していた、資格はありませんと、こうなるんですかということです。 ◎吹越 建築住宅課長 滞納しても、入居申し込みの時点までに納税してもらえれば入居資格が得られますので、そういう滞納者においても十分その辺は配慮しているかと思います。 ◆畑中 委員 いや、払えればいいんです。でも、払えないながらも、中には安いところへ入って、そこから少しでも払っていこうかという人もあるかもしれないです。何しろ食べるだけで精いっぱいという方だっていっぱいいるんです。だからそういう方々の生存権まで脅かすことになるのではないか。滞納があっても、安いところへ入ってもらい、納税相談に応じて、払える分でとにかく幾らかでも払ってくれという指導をやるべきじゃないですか。頭から滞納しているからだめだとなると、これは本当に――ではそういう方はどこへ行くのですか。民間のほうを追い出されて来ているのであれば、安いところを追い出されたら次の日からホームレスです。そういうことを市役所は奨励するのですか。 ◎吹越 建築住宅課長 市営住宅を建てる場合は、市民の血税も入っているわけですから、ほかの納税している方も当然その辺は――なぜ滞納している方が自分たちが税金を払って建てている住宅に入れるのか、何も制限なく入れるのかということを考えれば、納税者に対してもそういうことでは理解が得られないのではないかということで、市といたしましても、市営住宅だけでなく、ほかの住民サービスについて制限しましょうと。これは市税を滞納している方も多いということも現状としてありますので、少なからずそういうことで納税を推進するという意味もあるかと思います。 ◆畑中 委員 税金は能力がある人が払うというのが原則なんです。ですから、払えない人はそれだけ納税相談なんかに応じて、払えるような、そういう指導もきちんとやるべきだと思うんです。住宅だけでそういうふうにやるというのは問題だと思うんですが、これは全国的にあちこちで起きていて問題になっているんです。それで所によっては、北海道などでは業者を仕事の入札に参加させないとか、そういうこともあったし、そういうことがあちこちで起きていて、中小企業の業者団体が要請したことがあるんです。これは生存権の問題として、強権的な徴収が問題だということでやったら、滞納者への行き過ぎた制裁はすべきでないということを総務省では昨年の12月に回答しています。ですから、これは行き過ぎた制裁の部類に当たるのではないか。滞納しているのはよくないです。よくないけれども、そういうふうに少しずつでも納税してもらえるようなことを指導してやるというのが基本で、これだと本来受けるべき行政サービスが、払っていないということで受けられなくなるということになって、これは生存権の問題として大問題だと私らは考えます。これは税金を徴収するために国のほうでそういうことの音頭をとったのかどうかわからないけれども、この文面を見ると、市税ではなくて市町村民税となっているから、上から来たのではないかと思いますが、これは検討すべきだと私は思います。  次に、ニュータウンのことでお伺いします。  まず、これは今どのくらいの分譲率になっていますか。 ◎石橋 区画整理課長 分譲戸数は全体で1800戸でございまして、平成21年度末でございますが、63%ぐらい分譲したと聞いております。 ◆畑中 委員 大分進んでいると見られますけれども、今後の見通しはどうなのでしょうか。 ◎石橋 区画整理課長 平成23年度の分はまだ聞いておりませんが、平成22年度は40戸を目標にしていると聞いております。 ◆畑中 委員 これからそのくらいのペースでやって、これはあと何年ぐらいで大体完売というふうな見通しなんですか。 ◎石橋 区画整理課長 見通しにつきましてはよく承知しておらないと言うとあれですが、毎年20戸ないし40戸を目標に進めていると。ただ、このような時世だということで、なかなか厳しいというふうには伺っております。 ◆畑中 委員 うちを建てたけれども払えないでいなくなったという人も結構あるようで、空き家もあるというふうに私も見ているのですが、最終的にもし売れないで――6割だといいほうかもしれませんが、でもかなりの面積ですから金もかかっている。そういうことで、もし売れないで借金が残ったとなった場合は、桔梗野工業団地みたいに最終的には市の負債になるのですか。そこだけお聞きします。 ◎石橋 区画整理課長 あくまでこれはUR――当時は地域振興整備公団でございましたが、現在は都市再生機構、我々はURと呼んでおりますが、URの責任でやっていると理解しております。 ◆畑中 委員 そうすると、これは最終的には自治体の負担になることはないということですか。第三セクターみたいに、あんなふうになって借金が残った場合は、今の桔梗野みたいに自治体の負担になるのかということです。 ◎石橋 区画整理課長 市のほうに負担を求められるということは考えておりません。 ◆畑中 委員 負担を求められることは考えていないということですが、もし残った場合というのは、これは仮定だからあれですけれども、第三セクターみたいに、最終的に自治体の負担になるのかどうかということです。求められないと思うというんだけれども、最終的に残った場合ということです。借金が残って――にっちもさっちもいかない――今、田向は29%だそうですけれども、これは63%だからまあいいほうで、売れているんだけれども、最終的に残ってもう進まないということになったらどうなるんですかということ。自治体の負担じゃないのか。責任が問われないのかということです。 ◎石黒 都市整備部次長都市政策課長 これはURの事業でございますので、基本的にはURが最終的に責任を持つということになるかと思います。畑中委員がおっしゃられたのは、もしそういう事態が生じたときに市に負担を求められないかという御心配かと思いますけれども、現時点ではそういうことは私どもは考えていない。URに全部その辺を処理してもらうと思っています。 ◆畑中 委員 それは現時点ではなくて、最終的にそれが残ってもう売れないとなった場合は、自治体の責任になるんじゃないか。第三セクターの場合は全部そうでしょう。失敗すれば最終的に自治体の負担になるでしょう。現時点ではなくて、そこのところを聞いているんです。 ◎石黒 都市整備部次長都市政策課長 先ほども申しましたけれども、URの事業でございまして、URが最後まで責任を持って事業を進める、終わらせるというものでございますので、第三セクターとはまた別でございます。 ◆畑中 委員 わかりました。そこだけ聞ければよかったんです。最初からそこを教えてもらえれば長くならなかったのです。これは終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 8款4項1目都市計画総務費の中の空き家対策についてであります。  空き家につきまして、今、危険その他で対策が急がれるというふうに承知しておられるのは市内に何軒ぐらいあるでしょうか。 ◎加藤 建築指導課長 戸数や苦情の内容につきましては昨日お答えいたしましたけれども、住宅・土地統計調査や過去の通報事例、パトロールなどを通しまして、道路沿いや小学校、幼稚園、保育園周辺の廃屋などで道路への倒壊や外壁材の落下、また屋根トタン材等の飛散等、市民のどなたがごらんになっても明らかに危険な、当市としても看過できない建物で把握していないものは恐らく数軒以下ではないかと考えております。それは通常、市民からの通報がございまして、そういったたぐいの危険な建物については、おおむね市のほうに通報があるものと考えております。しかし、危険の程度はそれほどではないものの、原野等に放置されているもの、屋根トタン等が飛散しているもの、また、今後危険の度合いが増加しそうな廃屋予備軍も含めまして、そういったものを予測すれば、恐らく数百軒単位であるのではないかと考えております。 ◆坂本〔眞〕 委員 ありがとうございました。要望だけ申し上げます。  私が発言の中で、担当部署は必死でやっているが素人だというような発言をしたんですけれども、弁護士はすべての法律に対処しているわけですけれども、金を貸したけれども取れないとか、売り掛けを取れないとか、傷害事件だとか、頻繁に起こる種類の事件であれば対応がすぐできるかと思いますけれども、空き家ということになると非常に特異な事例ということになろうかと思います。相談に行く側が事前に調査をした上で、その中でこういったことの問題について指導してほしいと言ったほうが効率的かなと思いますので、今後もそういう方向で、ぜひ御自分たちの部署の中だけでとどまらないで――例えば文書を出して交渉したというような御説明もいただきましたけれども、しかし、これが市の名前で出されるものと、委託を受けた弁護士から、権利者であるということは、いわゆる責任を伴った者であって、今非常に危険な状態にあって、このことに起因して何か起きた場合は損害賠償等の請求を受ける対象になる可能性が高いですよというような文言で、弁護士の名前で向こうに通知されるのとでは、また向こうの対応も違ってくると思いますので、その辺につきましては綿密に弁護士と協議、相談しながら進めていただきたいということを御要望申し上げます。これが1点であります。  次に、大変恐縮でありますが、土橋川のことですが、長根公園のほうに入るところの手前、東北電力側のところなんですけれども、本会議でちょっと申し上げましたけれども、だっと下がって、ぽこっとふたがかかっていないところまで行くのですが、ことしは雪が少ないのでそんなに危険は感じないんですけれども、もし雪が相当積もっていれば、雪の積もっている中にぽこっと穴があるというような状態になろうかと思うんです。その危険な状態につきまして、土橋川全体にふたをかけるというのはなかなか難しいことだと思うんですが、そういう特に危険なところにつきまして、県のほうに要望していくというところについてのお取り組みをお答えいただければと思うのでありますが。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 お答え申し上げます。  前回の議会でも委員から御指摘いただいていますけれども、危険箇所については市としても確認して、管理者は県でありますので、県のほうにお願いして早急に直していただくように要望しておるところです。県としても、すぐ対応してくれるような反応ではありました。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 ありがとうございます。土橋川は一級河川ということで、改めてまた見てみましたけれども、これが一級河川かなと、用水路じゃないのかなというような形状でございまして、なかなか問題意識が高まらないところでありますけれども、しかし、現実に事故が起きてしまってからでは遅いので、ぜひその辺の取り組みを御要望申し上げておきます。  次に、八戸ポータルミュージアム・はっちにつきまして質問させていただきますが、ディレクターにつきましてはどのようにして選んでお決めになられたのか、御説明をお願いいたします。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 ディレクターにつきましては、先ほど来申し上げていますように、施設活用基本計画の中で定めております事業を集客力のある事業にするために方向性を導いていただく方ということで、文化創造ディレクター、地域創造ディクター、情報創造ディレクターという3人を任用いたしました。これまでいろいろ文化にかかわっていただいているアサヒビール芸術文化財団の加藤さんとか、仙台の大学の先生とか、施設活用の委員の皆様とか、そういった方々にいろいろお聞きして、八戸市の事業に適当な方々を御推薦いただいた中で決めさせていただいております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうしますと、本会議でも取り上げておるんですけれども、そのディレクターは、3人が立場は同列ということですが、本会議で申し上げましたように日々の運営そのものが企画運営である、映画づくりと非常に近いのではないか、そういったたぐいと近いのではないかということを申し上げておりました。映画をつくるのに同列の監督が3人要るのかといえば、それぞれ確かに専門のいろんな人たちがいるわけですけれども、その中で監督が1人であるからこそ詳細な部分につきましても気が回って、ある程度の指導力で引っ張っていくのではないかということを申し上げたのですけれども、今後も3人同列というような形を変更するお考えはないのかどうかお願いいたします。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 本会議のほうでも議員のほうから御指摘をされておりまして、3人がこのまま同列がいいのか、またはだれかリーダーシップをとるような形で持っていくのがいいのかは今後検討してまいりたいとは思っております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 これは本会議で申し上げておりますので、清涼飲料メーカーの広告室の話もしましたけれども、広告部長は、もしかしたらじゃなくて確実に、現場でコマーシャルをつくっている人よりも多くの場面、場面を見ている。現場でつくる人が、もしかして月に10本つくるとすれば、広告部長は20本ぐらいの現場にかかわっているわけでありまして、しかも自分がつくっているのではない、いろんな人につくらせているというところからいくと、いろんな種類のものを幅広く見ている。しかし、その依頼者でありましても、現場に対して物を言うときは監督を通して物を言う。それが、そういうものをつくり上げるところの原則的なことではないかと思います。もうちょっと言おうかなと思いましたが、そこはやめておきます。  それから次に、除雪につきまして、大変恐縮なんですが、ことしは業者が除雪に出たのは半日とか1日というぐらいのものじゃないかと思うんですけれども、現状で今、何日出た、3日も出たとか10日出たとかいう情報が入っていますか、入っていませんか。 ◎吉田 道路維持課長 お答えいたします。  除雪の日数は、今シーズンは11月、12月は結構出て、1月ぐらいまでは結構出たのですが、それ以降は雪は少なかったという状況でございます。ただ、南郷区のほうが結構雪が降りまして、南郷区のほうは除雪がかなり出ております。 ◆坂本〔眞〕 委員 ここから本会議で取り上げました機械維持費五百数十万円が全体に払われる。しかしながら、減価償却費を見ましてもその数倍というところからいきまして、1つは金額の問題。もう1つは入札制度をやっていて、入札というのは感情が絡まない要件と金額だけの世界。しかしながら、一方で随意契約である除雪については手を挙げる業者がないから、やってくれないかというようなことを促して、みずから入札制度をちょっと危うくさせているのではないかということを突っ込んで申し上げたんですけれども、今後の八戸市を思って、建設部長におかれましては、いや、本当はこんなのだよというようなところがあれば、お話をいただければありがたいと思います。 ◎田中 建設部長 除雪の経費ということですけれども、大きく3つに分かれております。委員御指摘のとおり機械の維持経費、それと時間当たりの運転経費と待機料、この3本立てになっております。その中でどうしてもいじれないものは時間当たりの運転経費、これは積算方法等が決められております。それと待機料というのは工夫をしてつくった待機料ですので、これも妥当な線かなと思っております。ただ、もう1つ、機械の維持経費についてはある程度フレキシブルに対応できると思いますので、この辺のところを平成23年度には検討していきたいと思っております。  また、入札の問題ですけれども、確かに委員言われるとおり、こちらのほうからお願いしているような状況で、必ずしも好ましい状況ではないと思います。ただ今、公共事業が縮小されているような状況にあって、非常に建設業者が仕事がないような状況であります。以前であれば除雪以外のところで大分利益もあったのでしょうけれども、最近はそういうこともないということで、業者も大変困っているような状況での除雪ということです。この辺のところは、私らもいろいろ悩んでおるんですけれども、なかなか妙案がないというところですが、いろいろ考えられるものについては検討していきたいと思っております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 部長におかれましては、依頼者の立場とそれから業者の実態を知っている中で、板挟みの中で大変に苦しい御発言であったと思いますが、大変にありがとうございました。そういった苦しい実態につきまして、ぜひ財政のほうから今後――市の二役もお出になるのではないかなと思っているんですけれども――そういったことを御理解いただきまして、我が八戸市が八戸市の業者を圧迫することがないように、そういったことを御高配いただくように御要望申し上げまして、この質問を終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 先ほど私の質疑の関連のところで大分はっちの山車の件がありまして、私もいっぱい言いたいことはあったんですけれども、関連で言えなかったので今質問させていただきたいんです。今回、新聞報道に大半の山車入らずと大きく出ていまして、私も見たんですけれども、これは、いつの時点で大きい山車が入らないというのがわかったのでしょうか。その辺の経緯、そこをまずお願いします。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 先ほどもお話しいたしましたように、シミュレーションと図面上では山車が入ることを想定してつくっていたものです。ただし、実際その高さとか防火壁とかそういった問題が出て、最終的なものとして調査したところ、スムーズに入れる山車はこの6台に限るのかなということで、私もその事実を知ったのは最近のことでございました。 ◆田中 委員 今、最近のことというお話がありましたけれども、そこを具体的に時系列で、いつそれを館長がわかったのか、それが部長のところにいつ上がったのか、市長がわかったのがいつなのか、そのほかの関係団体に御連絡が行ったのがいつなのか、そこの御説明をお願いしたいのですが。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 入れる山車がこれに限られるということは、実は昨日知りました。  以上です。 ◆田中 委員 もし本当に今の御答弁が間違いないということであれば、事前に山車の大きさとかそういうのを本当に精査して――先ほど大岡部長もお話しされていましたけれども、町なかに山車を飾るんだというのがはっちのスタートだったように私は思うんですけれども、そういうところで山車振興会とちゃんと協議ができていたのか、どういう話で進んでいったのかというのが本当に疑問でならないんです。
     しかもきのうの時点でわかったという話ですけれども、先ほど伊藤委員のほうからは山車の関係者から事前に聞いていましたというような話も聞こえてきていましたし、どれが本当なのかというのを明確にお示ししていただきたいと思います。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 山車のことにつきましては、数年前から、山車を1台入れるのにどういった山車が一番適当なのかというのを山車振興会のほうにも御相談しまして、先ほど申し上げましたように最優秀賞の山車がいいのか、輪番制がいいのか、そうしたことでの検討は重ねてきてございます。ただ、実際歩道に段差があったり、そうしたさまざまな状況の中で、山車の高さがありますので、それが安全に入れるものがそういうことだったということを聞きまして、山車は観光コンベンション協会のほうにも相談はさせていただいていたところでしたけれども、その中で適当な山車というのが6台に限られるのではないかということでの説明をきのうしたと伺っております。 ◆田中 委員 今、観光コンベンション協会の話が出ましたけれども、それに伝えたのもきのうなんですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 いいえ、観光コンベンション協会のほうともずっと協議は重ねてきております。6台というのは、はっちに入る適当な山車はこれくらいに限られるのではないかということを観光コンベンション協会のほうから言われたのでございます。 ◆田中 委員 答弁の整合性がちょっと微妙なんですけれども、きのうわかって、きのうコンベンション協会のほうから6台しか入りませんよという話があったということですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 昨日、山車振興会の役員会があるということで、そこで山車の話をしてほしいという要請がありました。そのときに、うちのほうの企画とかそういったことを事前にお話しした中で、安全に入れる山車というのは、昨年の実際の山車の幅とかを考えたときに、入れるのはこの6台が適当なのではないかということをコンベンション協会のほうから御回答いただいたということです。 ◆田中 委員 すごくこの問題というのはすりかえられているような感じがしてならないんですけれども、本来、山車を飾ろうというスタンスで、先ほども先輩委員が大分質問した中で、最優秀賞を飾りたいとか。平成20年8月に資材高騰で建設費を変える、設計変更するというときに、そういう話はもう既にわかっていたのではないのかとちょっと疑うところもあるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎大岡 まちづくり文化観光部長 私からお答えさせていただきます。  先ほど坂本眞将委員にもお答え申し上げましたけれども、当初は入るものとして考えておりました。先ほど館長からも話はしたんですけれども、昨年の段階でもまだ入るものと我々は思っていました。ただ、可能性はあるという状態でございまして、狭いというのを認識しておりました。入り口もぎりぎりだし、高さもぎりぎりだろうというのは山車振興会等からも一部そういう話が寄せられたこともありまして、それでもまだ回転させながらだと入る、計算上、理論上は入るということでずっと進めてまいりましたが、きのうそういうことで役員会に正式に説明しに行きましたら、やっぱりそれは無理ではないかという話が出ました。経緯については、先ほどのとおり、今の段階では、平成20年度に出た山車の大きさだと6台が入る状況かなということになりました。  以上です。 ◆田中 委員 今の部長の話を聞いていても、やっぱりおかしいなと思うところがあって、途中で資材高騰で設計変更があった時点でも、山車が入るのかどうかをちゃんと確認してつくっていくべきではないのかなと思います。本当にこれは設計ミスという以外の何物でもないような――山車が入らないからどうこうという話ではなくて、逆に今回はっちをつくった責任というか、そっちに話が進んでいくような大きい話になるのではないかと私は思うんですけれども、いかがですか。 ◎大岡 まちづくり文化観光部長 何度もお答えしてあれですけれども、理論上は入るという計算でやっていました。 ◆田中 委員 理論上入るといっても、入らないのであればどうするんですかという言い方は変ですけれども、どうしたいのか。本当に山車振興会の方々も、何でもっと早く言わないのか、何で設計の時点で話をもうちょっとできなかったのかと、そこは不満がいっぱいで、本当にお祭りをどう考えているのか。まちなかに山車展示場をつくるという壮大な計画のもとにはっちをつくったという経緯、このこと自体がおかしい話になってきているのではないかと思いますけれども、その辺はいかがお考えですか。 ◎大岡 まちづくり文化観光部長 それにつきましては、先ほど坂本眞将委員にもお答え申し上げましたとおりなんですが、中心市街地の活性化を図るという意味合い、もう1つは、山車会館が要望されていたということで、山車の展示を中心市街地にということは当然当初から考えていたことでありますし、今もそれは変わっておりません。したがいまして、入るような工夫を今後、山車振興会等ともしていきたいということで、先ほど申し上げたとおりでございます。 ◆田中 委員 これは何回言っても同じような答弁だと思いますので、これ以上突っ込むあれじゃないのかもしれませんけれども、本当にこのところこういうケースが非常に多いと思うんです。やってみてだめだったからこうやってくださいとか、はっちのことに関しても、計画はこうでした、でも実際にやってみたらできませんでした、お金が足りません、そんなケースが多々続出しているように本当に思うわけです。今回ははっちの件で山車振興会と本当に話ができていたのか。  もともと私が聞いているところでは、山車振興会からはそんなところに展示しなくてもいいんだ、それよりお祭りのことをもっと考えてくれというような話まで事前に出ていたという話も聞いています。こういうことが今回の不手際というか、打ち合わせがちゃんとできていないというところにつながっていて、本当にこれは責任問題というか、今後ちっちゃい山車をつくればいいとか、それに合う山車をつくればいいとか――きのう、山車振興会の会長からも、展示用の山車を新造することも含め、今後の対応を検討してほしいと注文したと東奥日報にも出ています。こんな話で本来のお祭りの意味しているところがちょっと曲がってきているのではないか。市の考えにお祭りが誘導されている、何かそういう感じがありまして、山車振興会とちゃんと協力できているのか。お祭りのことを真剣に考えているのかというところも含めて、今後すごく責任問題に発展する話だと私は思っております。今の時点で市長のほうに話が上がっていると当然思いますけれども、だれがどう対処するのか、今後も引き続き見ていきたいと思いますので、その辺御要望申し上げて終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 さっき関連でやっておけばよかったんですけれども、畑中委員の質問の市営住宅への入居制限の件です。市税滞納者の件なんですけれども、ちょっとはっきり確認させていただきたいんですけれども、2009年度の市税滞納は未済額22億円ということで巨額なんですが、それを一緒くたにとらえての議論だとやっぱりおかしなところがあるのです。払えるのに払わない人と、どうしても払えない人は申請して分割するなり免除されるなりするわけですけれども、その方々も同じくとらえて制限されるということなんですか。 ◎吹越 建築住宅課長 その辺については、分割で払っている方についてどういうふうにするかというのは、今初めてそういう質問が出てあれですけれども、滞納というよりは誠意を見せて分割で納付しているわけですから、その辺は場合によってはちょっと柔軟に考える必要性もあるのかなと思います。 ◆山名 委員 それを据え置いて提案するというのはむちゃがあるんじゃないですか。そこのところがはっきりしないと、賛成しようにも賛成できないという面もあるので、その辺はっきりさせてもらいたいところです。はっきりさせないで提案なさるのですか。 ◎吹越 建築住宅課長 現時点ではっきりしろというのであれば、全納してもらわないと入居は難しいかと思います。 ◆山名 委員 全納してもらわないとと言うと、分割して一生懸命払っている人もだめだということなんでしょう。 ◎吹越 建築住宅課長 そういうことになります。 ◆山名 委員 わかりました。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 8款2項の私道整備補助金の件です。  これは1500万円という金額ですけれども、これはちょっと確認の意味なのですが、私道の状態で地権者の方々で整備する、それに対して市が補助するのと、市に寄附されて、寄附した以降に市が整備するのを含めてなのか、それとも別なのか、確認の意味で。 ◎吉田 道路維持課長 お答えいたします。  私道整備補助金1500万円ですが、整備のほうとはまた別で、補助金の予算でございます。 ◆夏坂 委員 そうすると、市のほうに寄附されてからの整備の費用はどれぐらい見ていらっしゃいますか。 ◎吉田 道路維持課長 およそ年間4000万円を、一応予算に計上してございます。 ◆夏坂 委員 平成23年度は件数的には大体何件ぐらいの見込みですか。 ◎吉田 道路維持課長 およそ9件予定してございます。 ◆夏坂 委員 今、寄附した以降の整備の件数が結構順番待ちになっていると思うんですけれども、現在どれぐらいの件数がありますか。 ◎吉田 道路維持課長 お答えいたします。  現在、整備を待っている件数は35件ほどございます。  以上です。 ◆夏坂 委員 35件というと結構な数で、年間9件ぐらいのペースでいくと、本当に5年とか6年ぐらいの待ちだと思いますけれども、何とか少しでも予算をかさ上げして、少しでも前倒しできるような工夫をぜひお願いしたいと思っております。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆三浦 委員 また山車、はっちの件なんですけれども、先ほど入らない理由が防火壁、防火シャッターだと御説明がありましたけれども、そのほかに先ほど大岡部長から歩道の段差とかという話がありましたけれども、6台しか入らない理由が本当に何なのかを教えていただきたいのですが。 ◎大岡 まちづくり文化観光部長 私がけさ確認したところは、今言った2つ。1つは入り口の部分です。壁の部分と歩道乗り上げの段差の部分。それともう1つはシャッター。ちょうどはっちひろばへ正面から入りますと、左側に防火シャッターの柱が中間に四、五本立っております。そこの角のところに少し触るのかなという部分があります。  以上です。 ◆三浦 委員 わかりました。問題点を何とか解決すれば、もう少し入るような要素があるのかなと思ったので、確認のため聞かせていただきました。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  先ほど島脇委員のはっちの質疑に対し答弁を保留しておりましたので、これより理事者から答弁させます。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 島脇委員にお答えします。  貸し館の使用申し込みの際の審査の件でございますけれども、審査につきましては、申請後にこれまでの使用歴及び使用内容について館長の決裁で行っております。と申しますのは、内容によっては営業行為に当たるものとか、有料催事等につきましては使用料金が積算で変わってきますので、それを審査した上での許可をしているところです。また、使用内容の中では、例えば飲食ができない部分等もございますので、貸し出し施設等で飲食の伴う催し物等を考えている場合には使用許可ができない場合もございますので、そういったことを審査するということでございます。  それともう1点、団体で登録をされた場合に、違う方がいらしたときに申し込みができるのかという御質問があったかと思いますけれども、それにつきましては、IDカードを持っていらっしゃれば構成員として認めて登録はできるようになってございます。  以上です。 ◆島脇 委員 ちょっと今わからなかったのは、場所によって違うんですけれども、営業をした場合に料金が何百%とかになるという趣旨がちょっとわからないのですが、例えば音楽関係であればJASRACなどへ登録する場合は、料金とか何とかという、その収益の分があって支払い金額が決まるんですけれども、はっちの場合の、営業の関係で割り増し料金になるというのはどういう趣旨ですか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 他の公共施設等もいろいろ参考にして料金設定のほうはさせていただいておりますが、その中では今回、公民館とほぼ同じような額での設定をしております。最初から営業を目的にやるようなものであれば、場所によっては最高2倍、はっちひろばについては3倍ということで規則の中で、使用料の設定の中で決めてございます。 ◆島脇 委員 わかりました。 ○立花 委員長 先ほど畑中委員の市営住宅の質疑に対し答弁を保留しておりましたので、これより理事者から答弁させます。 ◎吹越 建築住宅課長 畑中委員の御質問についてお答えいたします。  入居者のうちで市税を滞納している方のデータなんですけれども、先ほど私のほうで条例の中身について御説明したとおり、入居後に滞納した方については特段制限するとか退去させるとかという条例でございませんので、特段そういう調査もしておりません。今後の調査の必要性においても、約3000人、4000人ぐらいの入居者の納税者がおりますし、その方を調べるというのも、個人的なそういうものを調べるのもどうなのかということもあるし、先ほど担当課のほうから聞きましたら、単なる数字的なものであれば調べるのは可能だということだったんですけれども、入居後に滞納した方については特段退去ということも考えておりませんので、改めてその辺のデータが必要なのかどうかと。必要でなければ、こういうことで御了承いただければ特段調べるつもりはないのですが。 ◆畑中 委員 それは入居後の人に対してはということなんだけれども、提案する理由として、滞納者がいっぱいいるからこれをやるんだと言ったから、ではそういう状況が今あるのかということで聞いたのです。私のほうから皆さんのほうへ質問するというより、本来はそんなものは調べておかなければならないと思います。何にも根拠がないでこういうのを出してきて、ただこれから税金を取りますと。しかもさっきの山名委員への答弁では、今、相談して分納している人までだめだ、全部払わなければ入れないと。こういうことになれば、生存権の問題としてゆゆしき問題だと思うので意見だけ申し上げます。 ○立花 委員長 以上で第8款土木費並びに関連議案第59号から第63号までの質疑を終わります。  この際、第9款消防費の審査を明日行うこととし、第10款教育費並びに関連議案第46号から第48号までを審査いたします。説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、131ページをお開き願います。  第10款教育費について御説明申し上げます。  本年度の予算額は69億3492万7000円であり、前年度と比較いたしますと1.8%の減、1億2459万5000円の減額となるものでございます。  1項1目教育委員会費は、1節の教育委員の報酬、教育総務課、学校教育課、教育指導課等の職員の人件費、物件費、8節の地域密着型教育推進事業に係るコーディネーター謝礼のほか、次の132ページに参りまして、13節の用務員業務等委託料、15節の教員住宅解体撤去等工事費、19節の田代小学校中学校組合負担金、私立高等学校助成補助金、国有資産等所在市町村交付金、21節の奨学金貸付金、23節の田代小学校中学校組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。  2目指導費は、1節の心の教室相談員に対する報酬、133ページに参りまして、19節の児童・生徒文化活動促進費補助金が主なものでございます。  3目教育センター費は、同センターの管理運営経費でございますが、1節の臨床心理士、教育相談員、適応指導教室指導員及び教育相談アドバイザーの非常勤職員などの報酬、2節の外国語指導助手9人及び職員の人件費、11節の学校図書館用の図書購入のための消耗品費、教育の情報化推進に係る12節の通信運搬費、次の134ページにまいりまして、13節の学力調査等委託料、教育の情報化推進に係る14節のOA機器等借上料が主なものでございます。  4目特別支援教育推進費は、1節の特別支援教育アシスタント25人分の報酬でございます。  2項1目学校管理費は、135ページにわたりますが、小学校46校の管理運営に要する職員の人件費、物件費でございます。  2目教育振興費は、18節の教材等購入費、20節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、15節の柏崎小学校の外構工事、城下小学校のキュービクル改修、鮫小学校の擁壁改修等の工事費、次の136ページに参りまして、23節の白山台小学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目学校騒音防止対策費は、13節の根岸小学校の防音機能復旧工事の実施設計委託料が主なものでございます。  3項1目学校管理費は、137ページにわたりますが、中学校25校の管理運営に要する職員の人件費、物件費でございます。  2目教育振興費は、18節の教材等購入費、20節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、15節の第三中学校のプール改修、鮫中学校の内外壁改修、江陽中学校の校庭整備等の工事費、23節の白山台中学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目学校騒音防止対策費は、13節の市川中学校の防音機能復旧事業に係る現況調査等委託料が主なものでございます。  4項1目幼稚園費は、豊崎幼稚園の管理運営に要する職員の人件費、物件費のほか、次の138ページに参りまして、19節の就園奨励費補助金、私立幼稚園補助金、第3子保育料軽減事業費補助金が主なものでございます。  5項1目社会教育総務費は、1節の社会教育委員、社会教育指導員等の報酬、職員の人件費、物件費のほか、139ページに参りまして、13節のアートプロジェクト等委託料、19節の八戸小唄80周年記念事業負担金、三浦哲郎文学顕彰事業負担金、文化協会補助金が主なものでございます。  2目青少年対策費は、青少年健全育成のための少年相談センター非常勤職員等の報酬、物件費のほか、次の140ページに参りまして、13節の青少年海外派遣事業等委託料、19節の子ども会育成連合会など関係団体への負担金、補助金が主なものでございます。  3目公民館費は、地区公民館、瑞豊館、南郷公民館の館長、非常勤主事の報酬及び市公民館を含む物件費などの管理運営経費のほか、8節の開催講座の講師謝礼、141ページに参りまして、15節の白山台公民館の太陽光発電システム設置等工事費、23節の白山台公民館建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目図書館費は、市立図書館、南郷図書館、図書情報センターの管理運営のための職員の人件費、物件費のほか、次の142ページに参りまして、13節の市立図書館の清掃業務等委託料、南郷図書館、図書情報センターの指定管理料、18節の図書類等購入費が主なものでございます。  5目視聴覚センター費は、児童科学館の管理運営経費でございますが、13節の同施設の指定管理料、143ページに参りまして、18節の視聴覚教材等購入費、19節の青少年のための科学の祭典実行委員会負担金が主なものでございます。  6目博物館費は、博物館及び南郷歴史民俗資料館の職員の人件費、物件費などの管理運営経費及び特別展、常設展の開催経費のほか、次の144ページに参りまして、15節の施設改修等工事費が主なものでございます。  7目南部会館費は、13節の同会館の指定管理料が主なものでございます。  8目美術館費は、145ページにわたりますが、同館の職員の人件費、物件費などの管理運営経費及び特別展、常設展の開催経費でございます。  9目文化財保護費は、次の146ページに参りまして、13節の出土品修理等委託料、17節の史跡根城跡地の用地購入費が主なものでございます。  10目文化財調査費は、147ページにわたりますが、林ノ前、田面木、長七谷地、市子林等市内の遺跡の発掘調査に要する経費でございます。  11目是川縄文の里事業費は、ことし7月開館予定の是川縄文館及び縄文学習館の管理運営経費、特別展の開催経費でございますが、13節の警備業務等委託料、資料運搬等委託料、15節の連絡通路新設等工事費が主なものでございます。  次の148ページに参りまして、12目八戸南部氏庭園整備事業費は、春、秋に一般開放するための経費のほか、13節の樹木剪定等委託料が主なものでございます。  13目史跡根城の広場費は、13節の同広場の指定管理料、15節の根城跡環境整備等工事費が主なものでございます。  14目公会堂費は、13節の公会堂、市公民館及び南郷文化ホールの指定管理料、15節の公会堂、市公民館の音響設備改修等工事費が主なものでございます。  15目文化ホール費は、南郷文化ホールの運営経費でございますが、13節の南郷名画座事業等委託料が主なものでございます。  16目市民大学講座費は、149ページにわたりますが、市民大学講座20講座を実施するための経費でございます。  6項1目保健体育総務費は、1節の学校医、学校歯科医、学校薬剤師等の報酬、スポーツ健康課の職員の人件費、物件費のほか、12節の児童生徒等の心電図検査などの手数料、次の150ページに参りまして、19節の日本スポーツ振興センター共済掛金、中学校体育大会派遣補助金、全国高総体八戸市実行委員会運営事業補助金、20節の要・準要保護児童生徒医療給付費扶助費が主なものでございます。  2目社会体育振興費は、体育指導委員報酬、学校体育施設開放事業関係経費のほか、151ページに参りまして、19節の東北・北海道フィギュアスケート選手権大会などの各種スポーツ大会への補助金、青森県アイスホッケー連盟事業補助金が主なものでございます。  3目体育施設管理費は、市の体育施設の管理運営経費でございますが、13節の八戸市体育館等及び南郷区体育施設等の指定管理料が主なものでございます。  4目学校給食管理費は、学校給食に係る職員の人件費、物件費のほか、次の152ページに参りまして、20節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。  5目特別会計整備費は学校給食特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第10款教育費の説明を終わります。 ◎高野 学校教育課長 それでは、議案第46号八戸市奨学金貸与条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明申し上げます。
     議案書では27ページから30ページにかけて記載しておりますが、お手元の資料に基づいて御説明申し上げます。  まず資料の1の改正の理由でございますが、奨学金の貸与の対象を拡大するとともに、償還免除型の特別奨学金を創設し、その他所要の改正をするためのものでございます。  2の改正の主な内容でございますが、3点ございます。  1点目は、高等学校、高等専門学校、短期大学、大学のいずれかに在学していることを志願資格としておりましたが、進学支援の強化を図るため、入学前にも志願できるように予約採用を導入するものでございます。  2点目は、従来の奨学金の区分に、新たに専門課程の専修学校、いわゆる専門学校を対象として加えるものであります。短期大学、大学以外の進学支援も推進するため、入学前の志願資格としております。貸与月額につきましては、短期大学、大学と同じく4万円以内にするものであります。  3点目は、大学の奨学金として償還免除型の特別奨学金の創設でございます。入学前、ただし現役で大学に進学しようとする高等学校または高等専門学校の3年生を志願資格とし、貸与月額は10万円以内としており、この金額は独立行政法人日本学生支援機構の調査による大学生の家庭からの給付額、いわゆる仕送り額の平均額を参考としているものであります。なお、入学前に志願できる予約採用についてですが、平成23年度は申し込み受付、審査、内定までとなり、貸与開始は入学しました平成24年度からとなります。  次に、3の志願資格でございますが、一般奨学生の場合は、学費の支弁が困難で、高等学校、高等専門学校、短期大学、大学に在学する者、またはこれらの学校に翌年度から進学しようとする者でございます。専修学校は翌年度から進学しようとする者でございます。  次に、特別奨学生の場合は、生活保護法の規定による保護を受けている世帯、またはこれに準ずる世帯に属している者のうち、特に学術が優秀であり、現役で大学に進学しようとする高等学校または高等専門学校の3年生となります。  4の採用人数でございますが、毎年度の予算の範囲内において一次審査と二次審査により採用を決定してまいります。平成23年度の予約採用予定は、一般奨学金のうち高校などが18人程度、大学などが30人程度、専修学校が23人程度を予定しております。また、特別奨学金については、大学の予約採用2人程度を予定しているところでございます。  次に、特別奨学金の償還免除条件でございますが、在学期間中、教育長に対して年2回状況報告書を提出すること、そして年1回市内の中学校で講話などの奉仕活動をすること、この2つの条件をいずれも満たした場合に全額免除いたします。しかし、償還免除条件に該当しなくなったときには、教育委員会が定めるときから20年以内の期間に、一般奨学金と同様に、月賦、半年賦、または年賦でその全額を償還していただきます。  この改正条例の施行につきましては、平成23年4月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 それでは、議案第47号八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館条例の制定について御説明申し上げます。  お手元の議案書31ページをお開き願います。  提案理由でございますが、埋蔵文化財センターを設置し、その管理について必要な事項を定めるためのものでございます。  32ページをごらんいただきたいと思います。条例の概要について御説明いたします。  第1条は条例の趣旨であります。  第2条は、埋蔵文化財センターの名称及び位置で、名称は八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館、位置は八戸市大字是川字横山1番地でございます。  第3条は事業でございます。(1)の埋蔵文化財の調査及び研究に関すること以下5つの事業を定めてございます。  第4条から第6条までは33ページにわたりますが、観覧料、観覧料の還付、観覧料の減免を定めておりまして、観覧料につきましては33ページの別表のとおりでございます。  第7条は入館の拒否等、第8条は損害賠償でございます。  第9条は、この条例の施行に必要な事項の定めを教育委員会に委任することを規定しております。  最後に、附則でありますが、施行期日は開館日の平成23年7月10日と定めております。そのほか、現在、博物館の分館である縄文学習館が平成23年7月10日から是川縄文館の附属施設になることに伴いまして、八戸市博物館条例の一部を改正し、縄文学習館に関する記載を削除するものでございます。  以上で説明を終わります。 ◎澤田 博物館副館長 それでは、議案第48号八戸市美術館条例の制定について御説明申し上げます。  お手元の議案書35ページをお開き願います。  提案理由でございますが、博物館の分館である美術館を独立した施設として位置づけ、及び同館の所管を市長事務部局に移すためのものでございます。  36ページをごらんいただきたいと思います。条例の概要について御説明いたします。  第1条は条例の趣旨でございます。  第2条は美術館の名称及び位置で、名称は八戸市美術館、位置は八戸市大字番町10番地4でございます。  第3条は事業でございます。  第4条から第9条までは、37ページにわたりますが、観覧料等、観覧料等の還付、観覧料等の減免、使用の許可及び条件、使用制限、使用条件の変更等を定めておりまして、観覧料及び使用料につきましては39ページの別表のとおりでございます。  なお、料金につきましては現在と同額でございます。  37ページに戻りまして、第10条は、38ページにわたりますが、利用の拒否等、第11条は損害賠償、第12条は美術館運営協議会について定めております。  第13条は、この条例の施行について必要な事項の定めを市長に委任することを規定しております。  最後に、附則でございますが、施行期日は平成23年4月1日と定めております。また、この条例において美術館運営協議会を設置することに伴い、八戸市特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正し、美術館運営協議会の委員を加えるとともに、現在、博物館の分館である美術館が市長事務部局に移ることに伴い、八戸市博物館条例の一部を改正し、美術館に関する記載を削除するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆松田 委員 私のほうからは柏崎小学校の建てかえ問題について、それとの関連で幾つか質問します。  最初に、工期の延期の問題についてです。先日の総務協議会のほうでもおくれの理由について御説明がありました。例えば昨年の夏の猛暑だとか、それから鉄筋工がなかなか集めにくい情勢だとかというふうなお話もありました。実際にこの2カ月のおくれの影響が今後どのようになっていくのかちょっと心配がありますけれども、2学期からの開校、子どもたちへのそういったものがきちんと行われるかどうかということもありますので、今回の工期のおくれの影響が具体的にこれからの学校開設に向けてどの程度あるのか、どういう点で影響があるのかないのか、その辺、先にお願いします。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。  工期の延期について、今後の開校等にどのような影響があるかということでございますが、まず工期が当初は3月25日を予定してございました。これが5月20日までになるということでございます。校舎自体は5月20日に完成いたします。あと体育館につきましては予定どおり3月25日に完成ということになってございます。  開校への影響という部分では、実は外構工事を実施してございます。その外構工事につきましては、2月に契約をいたしまして、3月から着工するということになってございます。その場合、本体工事の部分での仮設の事務所とかがある中で、また外構工事、校庭の造成とかという部分が発生してくるわけですが、その部分につきましては、本棟工事をやっている業者と外構工事をやっている業者のそれぞれで話し合っていただきまして、極力影響がないようにしたいと考えてございます。この本棟工事をやっている業者は3社のJVなのですが、幸いなことに、外構工事を受けた業者と同一の業者であるということから、仮設の事務所とかは共有ができますし、意思疎通もできますので、そういった部分でうまく連携がとれるものと思っております。外構工事も7月の末を目標に、できるだけやるように努力したい。そうすれば、その後すぐ、夏休みの期間中ですが、今の柏崎にある校舎から青葉のほうに移る運搬作業というのが出てきます。それで、8月20日ごろになると思うんですけれども、2学期からは何とか対応できるのではないかと考えてございます。 ◆松田 委員 そうしますと、さっき言ったような問題もありますけれども、学校のほうのスケジュールといいますか、これに備えての学校のほうのさまざまな準備だとか、学校側に対するしわ寄せというのは今のところ出てこないというか、本当の最小限というか、影響がないような状況だということですか、その辺ちょっとお知らせください。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 工事の施工に当たっては、業者と学校、それから建築担当、当課と入って、それぞれ2週間に1回とかの協議をしております。その中ですり合わせをしながらやってございますので、その辺の影響というのは最小限に抑えるような形で協議を進めていけるかなと考えてございます。 ◆松田 委員 何とか間に合うようになればいいかと思うんですけれども、最初は、さきの総務協議会でおくれの理由を聞いたときに、特に鉄筋工だとかを集められないとか、それから猛暑で工事がおくれるとかというのは何となくわかったような気もしたんですけれども、施工業者の能力なり力の問題もあるのかなというちょっとした不信感が出たんです。夏から秋にかけてそういう意味ではおくれが出てきたなということをそちらのほうでも察知したと思いますし、現時点でもそういう説明がなされておりますけれども、教育委員会としての施工業者との関係です。今までのおくれがわかってきた時点での皆さんのほうの対処の仕方と、これからきちんと間に合うようにやってもらうための教育委員会の対応としては、どういうことを気をつけてやろうと考えていますか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 おくれが出たことについての対応等につきましては、今までも私ども、それから建築担当が入りまして施工業者とは密に連絡をとってございましたが、その辺さらに密に連絡をとりながら細かく工程をチェックして、今後このようなことがないようにやりたいと考えてございます。 ◆松田 委員 実際に建設するのは業者なんですけれども、やはり最終的な責任は教育委員会にあるわけです。ですから、向こうのほうの事情だけにこれを矮小化してとらえてはいけないということが一番大事な点だろうと思いますので、その辺のところをこれからもきちっと責任を果たす仕事をしていただきたいと御要望しておきたいと思います。  それから次に、建設との関連で跡地の利用の問題があります。跡地の利用についてはさまざまな御意見もありますし、実際に関係者の方々にもアンケートをとっており、さっき山車の話も出ていましたが、建物が一部残りますので、そこのところの利用の問題とかが意見としてはさまざま出ていますし、地域住民の方々の中でも大きな話題として今、どうなっていくのだろうということで議論もされているところなんです。この跡地の利用についての一応の結論、方向性がいつの時点ではっきりしてくるのか、その辺の見通しと、それからどういうふうに住民の意見をまとめ上げていくのか、その辺のところを2点お願いします。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。まず跡地の利用につきましては、基本的な進め方という部分では、全部で19課ございますが、庁内関係課の課長と検討委員会というものをつくりまして、その中でまず基本的な考え方をもんでいく。実は去る2月14日にこの会議は開催してございます。大まかな話だけしかまだされてございませんが、そういう状況でございます。この検討委員会の中でいろいろ詰めていって、さらに住民の意見とかいろんな意見がございますので、そういったものも取り込まなければならないということから、例えば柏崎であればPTAの方々とか地域の団体の方々とか、地域の団体というのは具体的に言えば例えば町内会とか、そういった方々を取り込みながら、さらにその中に関係課も入れて連絡会議みたいなものをつくりまして、その中でさらにもんでいくということで方向性を出したいと考えてございます。ただ、いつそれが結論が出るのかという具体的な部分につきましては、今、2月に検討委員会を1回立ち上げたばかりでございますので、大変申しわけないのですが、まだ時間がかかるかなと考えてございました。 ◆松田 委員 跡地の利用の問題も学校建設と密接な関連がありますので、今までも地域の方々と一緒に歩んできた、そういう経過も非常に教訓的なものがありますので、じっくりとこの辺は、納得のいく形で進めていただきたいという要望にとどめておきます。  それから次の問題は、実際に開校が近づいてまいりますと、出てくるのは通学路の安全の問題だろうと思うんです。これについても、例えば今まで十一日町とか大工町の方々は国道45号を通らないで学校に通っておったんですけれども、これが国道45号を超えていくとか、下組町のほうから青葉に行くということで、ゆりの木通りを通るとか、さまざま交通安全の問題だとかがあります。第三中学校から青葉のほうに行くにしても、あそこの道路も結構激しい交通量がありますので、信号機の問題その他いろいろ問題点は出されているかと思うんですけれども、これに対してもどういう方向性を持っているのか、お知らせいただきたいと思います。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。  通学路の安全対策という部分でございますが、実はこの部分につきましては、PTAの方々、それから同窓会の方々、さらに町内会の方々、それに学校関係者で地域代表者会議というものを組織してございまして、その中で議論してございます。その中で委員おっしゃったとおり信号機とか横断歩道の設置とかそういった部分が必要ではないかということで、具体的にその辺をチェックいたしまして、警察署のほうに要望書を出してございました。それにつきまして、今どの部分に横断歩道とかそういうものを設置するかということについては警察署のほうで精査中ということで、近々回答が出ると伺ってございます。そういう形でやってございました。 ◆松田 委員 これについても直接的には現地の地域の方々が一番わかっていらっしゃるだろうし、学校の先生方を初め、切実な思いでそこらを点検するだろうと思いますので、ぜひその辺できちっとやっていただきたいということにしておきます。  最後に、学区の問題です。今までとは違って、青葉二丁目のほうに来ますので、その周辺の方々、ゆりの木通りから類家方面、青葉二丁目、三丁目とか、諏訪二丁目のあたりの方々では、今現在、小中野小学校に通っている方もいらっしゃるようですが、私が単純に考えると、ゆりの木通りから青葉のほうの方々は新しい学校と目と鼻の先で、学校を背にしながら小中野小学校に行くみたいな感じで、父兄の中からもこの辺について何か不合理だなという声も上がっております。その辺を検討していただけないのかという要望が上がっていますが、その辺についてはどう考えたらいいのか。 ◎高野 学校教育課長 松田委員にお答え申し上げます。  学区の問題でございますが、今お話がありましたとおり、現在、建設中のところ、校庭のすぐ前のところの町内の、小中野地区の小中野小学校が指定校であるところの保護者の方、住民の方から御相談も受けてございます。今、適正配置についての方針を検討しているところでございますが、新年度に入りましてからも、地域の方々、保護者の方々の声に十分耳を傾けて、必要であれば出向いて御説明申し上げたり相談に乗ったりというふうにして丁寧に対応していきたいなとは思っております。  以上でございます。 ◆松田 委員 この辺は本当に具体的な、まさに切実な問題です。これから1年生に入る子の御父兄の方々も、何で目の前に学校があるのにあっちへ行かなければならないんだというふうな、これは私から見ても――いろいろな理屈、町内会活動とかさまざまな地域活動、それから6年生は今、小中野小学校へ行っているわけですから、そういう問題はさまざまあるにしても、目の前に学校があるのにあっちに行くというのは、どう考えてもまだ十分に理解を得ていないと思いますので、説明会とか御意見を聞く会をぜひやっていただいて、十分に対話をしていただきたいと思います。  終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 松田委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆前澤 委員 今の松田委員の質疑の関連で学区の再編のところですけれども、私のほうにまで相談が来ておりまして、実際今1年生として小中野小学校にこの辺から行く子どもたち、影響のある子どもたちの数とかというのは皆さん掌握していらっしゃるのですか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  各町内の児童については、こちらのほうで掌握してはございます。実際に小中野小学校が指定校なのですが、新しい柏崎小学校に通うという子どもの数についてはお聞きすることができませんので、その部分の調査はしてはございませんが、各町内の新しく入学して小学校1年生になる、人数ということは掌握してございます。 ◆前澤 委員 この辺は絶対小中野小学校ということなんでしょうか。近隣の、どっちでも選べるところというのがありますよね。今、柏崎小学校に行く子もいるのですか。それこそ学校のすぐ横の子どもたちとかは、本来であれば小中野小学校だというんだけれども、親が柏崎小学校を選択できるのですか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  原則は各町内ごとに指定校というのが決まってございます。今回の柏崎小学校に限らず、例えば親が共働きで、1年生ですと学校が終わって夕方まで、おじいちゃん、おばあちゃんのところで面倒を見てもらわなければいけないというようなことがあった場合については、学区外通学基準がございますので、それに当てはまる場合については学区外通学許可ということで、これは柏崎小学校に限らず出してございます。 ◆前澤 委員 私からも同じような要望になりますけれども、しっかり皆さんの声に耳を傾けて、少なくとも学校の隣にいて小中野小学校に通わなければならないというような事態が起きないように、教育委員会としてもしっかり、特に父兄、町内の声を聞いて、人数の配置というものはあるのでしょうけれども、そのあたりを柔軟に対応していただくことを要望して終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で松田委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 学校、市教委の文書管理について、もう1つは135ページ、市立柏崎小学校移転増改築工事の工期延期について、147ページ、是川縄文の里ということで3点です。  最初に、学校、市教委の文書管理について伺いたいと思いますけれども、これは地元紙の社説でちょっと気になったものですから確認という意味で伺いたいと思います。県の情報公開・個人情報保護審査会の答申によって、学校のずさんな文書管理や行政の不適切な文書管理の実態が相次いで指摘されているというタイトルであります。したがって、学校等での文書の作成であるとか保存、廃棄、利用等に関する取り扱いについて伺いたいと思います。 ◎高野 学校教育課長 それでは、お答え申し上げます。  各学校には県教育委員会、それから市教育委員会はもちろんのこと、八戸市役所の各課、その他関係機関からたくさんの文書が送られているところでございますし、各学校では提出を求められている文書については作成して関係部署に提出しております。そこで、各学校における文書管理ということで原則的なところを申し上げたいと思ってございます。  まず、学校管理規則の下部規程としまして、八戸市に限らず、学校文書取扱規程というものを整備して、文書の一元的な管理をしているところでございます。八戸市では文書取扱要領として、市立小中学校における文書の取り扱いについて定めてございます。この要領では文書の取り扱いの原則というものを定めております。学校における文書は全職員の理解と協力のもとに正確かつ迅速に取り扱い、常にその処理状況を明らかにしておかなければならないという原則を定めるとともに、文書管理者と文書取扱責任者を校長が選任しております。主に文書管理者には教頭を、そして文書取扱責任者には事務職員を選任しております。そして、その職務、それから文書取り扱いの簿冊、文書番号、文書の収受及び配付、先ほどございました文書の処理、起案と発送、文書発送者名、公印の押印の有無、文書の管理、編集、保存、そして廃棄まで細かに規定しているところでございます。各学校では校長の命を受けて、文書管理者であります教頭と文書取扱責任者の事務職員が連携し、所属の職員に指導、助言しながら先ほどの業務に当たっているところでございます。  以上、原則について申し上げました。  以上でございます。 ◆山名 委員 ありがとうございます。しっかりやっているだろうなというのは想像にかたくないところでありますけれども、それでは文書の保存期間について、どれぐらいをめどに廃棄するのでしょうか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  文書の保存については、国で定めておりますものは例えば学籍に関するもの、それから指導に関するものもありますし、それ以外のものが多うございますが、これについては文書分類表に、それぞれの文書の保存年限というのを細かに示してございます。長いものですと20年のもの、それから5年のもの、3年のものという形で一つ一つについてしっかりと保存年限を決めておりまして、保存期間が過ぎて廃棄した場合は、廃棄したことをしっかり記述して、ちゃんと校長の決裁を受けて廃棄するものですから、このような形できちんと記録に残して保管しているところでございます。 ◆山名 委員 ひとつ気になっていたのが、これは八戸の工業高校の問題で、高校生が自殺をしたということについて、御両親がいじめが原因の疑いがあるということで、学校が行ったアンケートの開示を求めた。しかしながら、聞き取り内容を記録していなかったというようなこと、あるいは校長がメモを作成していたにもかかわらず廃棄していたというような問題があったようです。さらには、教頭の文書が県教委内で担当職員の手元にとどまっていたということも判明したということなんですけれども、こういったようにいろいろアンケート調査をしたり聞き取り調査をしたりというようなことがあろうかと思いますけれども、その点の文書管理というのはどういうふうになっているのでしょうか。どういったところまで記録するとかという定めみたいなものはあるのでしょうか。 ◎高野 学校教育課長 それでは、お答えいたします。  学校事故等の報告ということでお答えします。まず八戸市の場合でございますが、八戸市立小学校及び中学校の管理に関する規則ということで、先ほどの文書取扱要領の上部の規程になるわけですけれども、ここでは、校長は、職員または児童生徒に、教育に著しく影響があると認められる非行、事故による死亡または重大な傷害、集団食中毒その他これに類する事故が発生した場合には、速やかに教育委員会に報告しなければならないと定めてございます。報告書には事故の程度、関係者、発生の日時場所、概要、応急処置、特に考えられる原因、動機、事故の発生による校内外の動静、今後の対策、そして校長の所見、これらを記載するということになってございまして、この報告書は学校が市教育委員会を通じて県教育委員会に提出することになってございます。したがいまして、先ほどありましたようなこの資料を作成するに当たってのメモについても、報告書をつくる際に重要な資料でございまして、その資料に間違いがないかどうかを精査して報告書を作成することとしております。この報告書は各学校においての保存が5年でございます。それから市教育委員会においては10年ということになってございます。申しわけございません、県のほうについては今資料がございませんのでお答えできませんが、しっかりと年限を定めてございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 安心しましたけれども、知る権利と個人情報保護という問題がありますが、そこら辺の情報開示についてどの程度まで認めているかというような規定はあるのでしょうか。 ◎四戸 教育指導課長 事故報告につきましての開示請求というものが実際にあったわけですが、そのときには部分開示ということで対応いたしました。開示については、個人の特定につながるような情報の部分は開示できないということで対応をいたしているところでございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 わかりました。開かれた学校ということをよく言われておりますので、そういう意味ではできる限りの情報開示をひとつお願いしたいということで終わりたいと思います。  次に、柏崎小学校の工事の工期延期ということで、松田委員のほうと質問が重なれば申しわけありませんけれども、猛暑の影響で、型枠大工、鉄筋工を熱中症対策のために休憩させながらやった。したがって、おくれたと。もう1つは、三八地区における鉄筋工の人数不足によって基礎コンクリート工事が1カ月ぐらいおくれたと。もう1つが、住宅エコポイントの影響でペアの強化ガラスが品薄状態になって、これまた1カ月おくれたと。工期が9カ月半だったわけですけれども、この9カ月半に対して2カ月おくれたわけです。ここは結構大きな問題があると思うんですけれども、まずこういう例が今まであったのかどうかということを聞きたいと思います。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 9カ月半に対して2カ月というのは本当に大きい割合ではあると私も認識してございますが、このような例があったかどうかというのはちょっと定かではございません。ただ、本当に割合とすれば大きい部分があるのかなとは感じてございます。 ◆山名 委員 そこで、ちょっと不審な点が何点かあるんですけれども、まずペアの強化ガラスの品薄状態というのは市でも確認はしているのでしょうか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 これにつきましては、昨年来の新聞報道にもあったんですけれども、住宅エコポイントでうちがどんどん建ちまして、ペアの強化ガラスが不足しているというのがニュースで出たということでは把握してございますし、また、実際にペアガラスの業者のほうに発注してございましたが、そちらのほうからもなかなか品薄で難しいという文書もいただいてございます。そういうことでまず私どもは新聞報道、それからそういった書類をいただいて把握しているというものでございます。 ◆山名 委員 こういう材料とかそういうものは設計段階で本来わかるのではないのか、あるいは工期の途中でもわかるのではないのかという気がします。  もう1つは猛暑の影響ということなんですけれども、1カ月作業員を休ませたから1カ月おくれたというのならわかりますけれども、休み休みやったのに1カ月おくれましたというのは、どう考えても納得いかない。恐らくは元請が下請に投げて、下請のほうで人数が集まらないでこういう事態になったのだろうなと思うんですけれども、そこで作業員が集まらないということになると、ある程度数社に投げて人を集めるとかというような工夫が必要だったのではないのかなと思いますけれども、その辺はどうなのでしょうか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 この作業員の部分につきまして、ほかの業者と融通しながらやれればどうだったのかということでございますが、その辺、私は業者としては努力したのではないかと感じてございます。ただ、総務協議会のほうでも申し上げましたとおり、三八地域で大規模な工事がかなりございまして、そういった部分では三八地域全体としてそういった作業員が不足していたと考えてございますので、やはり業者は努力したのですが、実際難しかった部分があるのかなと考えてございます。
     また、休ませながらという部分につきましては、私も熱中症対策の解説を見たんですけれども、31度を超えますと、鉄筋工みたいなかなりハードな作業というのはかなり休ませながら、水分をとらせながらやっていかなければならないと解説されてございますので、そういった部分ではことしはやむを得ないのではないのかなと感じてございます。 ◆山名 委員 当然熱中症対策は大事だと思うけれども、1カ月猛暑が続いたわけではないわけですから、休み休みやったのが1カ月おくれてしまったということは、果たしてどうなのか、まともな理由なのかなと素人考えでも思うわけです。だから、そこには何となく施工体制の不備であるとか管理上の問題があるのだろうなと。次長は非常に業者をかばって、それはそれでいいのかもしれないけれども、果たして本当にそうなのかなと。  もう1つは、建設業法の中に天変その他不可抗力による工期の変更というのは可能だとなっていますけれども、これらは天変にはまず当たらないと思うんだけれども、果たして不可抗力に該当するのかなと。これらは想像するに低い落札の影響があるのではないのかなと多分に考えられるわけですけれども、この工事の予定価格に対する落札率というのはどれぐらいなんですか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 今、手持ちに落札率の資料はないのですが、ただ、入札したときに低入札ということで審査をしてございますので、その審査の段階では十分対応できるのではないかという判断でもって契約したと理解してございます。 ◆山名 委員 市はそのように判断したから業者をかばわざるを得ないと、こうなるんだろうなと思いますけれども、当たり前と言ってはおかしいけれども、適正な人件費なり経費なりを見積もった上での落札でないと、ただ低ければいいということになると、こういうふうに人夫も集められないということになってきたのではないかと思います。  契約の方法ですけれども、通常、民間では工期が1日おくれればペナルティーとして全体の費用の中の何%を損害賠償してくださいということで契約するんだと思いますけれども、市の公共事業の契約はどういうふうになっているのですか。2カ月もおくれて、全然損害がないから賠償金を請求しませんというのは非常に甘いなと思うのですが。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 おくれた場合に損害金等はどうなのかということだと思うんですが、契約の約款の中で、委員おっしゃるとおり――ちょっと読ませていただきますと、乙の責に帰すべき事由により工期内に工事を完成することができない場合においては、甲は損害金の支払いを乙に請求することができるというふうには書いてございます。ただ、こちらが乙の責に帰すべき事由かということでは、私どもとしては、猛暑であったり人手不足であったりという部分では、その辺は不可抗力ではないかと理解しており、損害金はちょっと難しいのではないかと理解してございます。 ◆山名 委員 ですから、損害金となると損害を証明しなければならないということになりますが、契約の仕方で、いついつまでに納めていただかなければ、1日につき幾ら幾らの延滞金が発生しますというような契約であれば、別に損害がなくても延滞金というのは請求できるわけですので、そこは契約書そのものをもう1回見直す必要があるのではないですか。どうなんでしょうか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 ちょっと伝える部分が足りなかったのですが、約款の第2項のほうで、遅延日数に応じて、年3.3%の割合で計算した額とするという部分が確かにございます。ただ、先ほど来申し上げていますけれども、乙の責に帰すべき事由かどうかという部分でちょっと判断が難しいかなと思ってございます。実は私もそこら辺はちょっと難しい部分かなと思いまして、その部分につきましては再度、法規の担当課のほうにも相談したいなとは考えてございます。 ◆山名 委員 別途そういう契約があるのであれば、別に考えなくてもまともに請求できます。損害を証明しなくてもいいわけですので。1週間とか10日おくれたというのなら、まだ話はわかります。それは猛暑の影響もあるしやむを得ないなと。しかし、2カ月もおくれて何もさたがない、指名停止もないということであれば、業者にとって非常にありがたいし、ぬるいし、果たしてそれでいいのかなという気がしています。そこらはもう少し一考を要するのではないかということで、まあ終わっておきましょう。  もう1つは、是川縄文の里といいますか、縄文館についてちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、ボランティアの件です。現在30人を募集しているということですけれども、これまでにも五、六十人いたんじゃないですか。そこら辺を確認したいと思います。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 済みません、今、確認いたしますので少々お待ちいただきたいです。 ◆山名 委員 ボランティアに行っている人が苦言を呈しているわけです。私は1月の末あたりに聞いたわけですから、その間に対応なさっているかどうかわかりませんけれども、今間もなく是川縄文館が開館されようとしているのに、ボランティアのほうに全く相談がない。自分たちはどういう位置づけなのかもわからないし、旧館の今ある考古館との役割をどういうふうに位置づけていくのかということの説明が全然ないし、非常に不満を持っているんだと、こういう苦言なんですけれども、そこらはどうなんですか。今、公募しているボランティアの方々については、新たに講習をして活用していくということなんですか。これは別に考えているのでしょうか。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 お答えいたします。  まずボランティアの現在の数なんですけれども、54名おるということです。その方たちに対して今後、是川縄文館開館に向けて説明がないということでしたけれども、確かに7月10日までにそういうものはもちろんやらせていただきたいと思っておりまして、一度ボランティア養成講座で館の仕事の主な部分については説明しておりました。今後はさらに、これから展示とかの工事も完成してまいりますし、またボランティアにどういう役割をしていただくのか、あるいは既存の館がどういう役割になるのか、ここら辺についてはこれからじっくりと御説明して7月10日に備えたいと思っております。 ◆山名 委員 これからというのは、言われたからこれからと、こうなっているのかもしれないけれども、せっかくボランティアでやってくださっている方々のほうがやきもきしているわけです。間もなく新しいのができるのに、今まで一生懸命奉仕してきたのに全く何ら説明がないんだと、我々をどう考えているんだと、こういうことです。ひとつそこのところをしっかり踏まえて対応していただきたいということです。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 確かにボランティアの支援なくしては館の運営も立ち行かないと思いますので、その辺については十分注意して、これからも協力体制をとって開館に向けていきたいと思っております。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 山名委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆豊田 委員 埋蔵文化財センター是川縄文館について関連質問させていただきます。  はっちのほうは建設完了までに市民にとってよくも悪くも物すごく関心を高めたと思うんですが、その逆に縄文館につきましては、建物が建っているにもかかわらず、いまだに市民に対しての認知度が低い。さっきのお話では、運営についてもこれからじっくり当たっていくと。それで、私もそのことはこの前の話し合いのときに感じさせていただきましたが、本当に間に合うのかな、余りじっくりしているときではないのになということで帰ってまいりました。そのことは先ほどじっくりと言ったんですけれども、じっくりとやる期間もないと思いますので、少しピッチを上げていただきたいなと思うのと、それから感じましたのは、担当の部署の方だけでいろんなことを考えていくのではなくて、これは教育委員会全体、それから庁内全体でどうしてこれを活用していくかということをもう少し真剣にお考えいただいて、守り立てていかないと、庁内が盛り上がらないのに市民なんかは絶対盛り上がらないと思います。そこら辺をとても今、感じておるところでございます。  それから、あの中に飲食をするカフェコーナーみたいなものがございます。その運営ついては、その後お決まりになっていることは何かございますか。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 施設の中なんですけれども、来館者の満足度を高めるために、施設内にショップと喫茶コーナーを設けるということで現在進めております。ただ、類似施設を見ても運営状況は非常に厳しい。入館者が例えば3万人、5万人と想定したところ、かなりその収支は厳しいという認識をしております。  現在なんですけれども、豊田委員も参画されております八戸縄文保存協会などと相談しながら、収益面よりも館活動への協力という面からショップや喫茶をやっていただける方を今選定中でございます。 ◆豊田 委員 それにつきましても、地域の中で是川を愛する人たち、それから応援隊とか保存会のメンバー、この中にはあそこをとても愛する人がいらっしゃるんです。ですから、そういう人たちに、あそこに何かオリジナルなちょっとした食するものがあったり、飲み物についても縄文にイメージが合うような飲み物とか、あそこまで行きますと、ほっとするというようなところも欲しいと思うんです。ですから、そこら辺のところも無理だろうという発想ではなくて、こういうふうにしたら喜んでいただけるという仕掛けをやはり考えていかなければならないと思いますので、そこら辺の御検討もお願いしたいと思います。  そのようなことで、私も縄文保存協会の一員として、またこれからもいろんな意見を申し上げたいと思いますけれども、何度も言うようですが、もう少しいろんなことの運営についても速度をちょっと速めていただかないと、盛り上がりまで行かないなと懸念をしておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で山名委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 通告してありますけれども、学校跡地利用の考え方から南部氏庭園まで3点お聞きしたいと思います。  まず学校跡地利用についてですけれども、昨年、一般質問でも跡地利用についての基本的な考え方ですとか進め方を聞かせていただきました。現在、柏崎小学校の跡地ができるわけでございますけれども、松田委員の答弁のほうにもございましたが、庁内の検討委員会を今立ち上げたばかりだということでございました。進め方とか考え方の中にたしか、地域の意見を十分留意してというのがあったんですけれども、アンケートを昨年、柏崎地区ではとっていますが、これは進める上での大きな要素になるのかどうか、お聞きをさせていただきたいと思います。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。  柏崎地区ではアンケートをとったということで、これは柏崎地区のある程度まとまった総意というふうに受けとめてございます。そういった意味では、地域の意見として重く受けとめて、それらも考慮しながら検討していかなければならないと考えているものでございます。 ◆森園 委員 わかりました。貴重な中心街の土地であるという視点から、皆さんからの意見も十分留意して活用していただければなと要望したいと思います。  それと柏崎小学校で一部、使えない施設もあるというのを聞いておりますけれども、ここらについて、中心街にあるものですから、安全の確保という面では何か今から考えている点があるのかどうかお聞きをさせていただきます。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 お答え申し上げます。  安全な部分というのはほんの一角でございまして、道路側の一番東側に寄っている校舎でございますが、その他の校舎、それから体育館につきましてはIs値がまだ低いということで、使えるかどうかという部分では非常に難しいと理解してございます。ただ、その部分につきまして、今後どのようにしていくかということも検討の課題にはなっていくのかなと考えてございます。 ◆森園 委員 十分事故がないように留意して考えていっていただければと思います。  次に、10款2項の番屋小学校跡地についてですけれども、実は今月20日に番屋小学校の閉校式典、思い出を語る会がとり行われるわけでございます。卒業生はもちろんですけれども、地域の皆さんも大変断腸の思いというのですか、残念な思いを持っていらっしゃるのではないかと思いますけれども、昨年、一般質問でもこの点を質問させていただきました。早急にその活用方針については検討していくんだ、地元住民の要望を踏まえながら考えていくんだというような答弁だったんですけれども、現在どういうような形になっているかお聞きをしておきます。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 お答え申し上げます。  番屋小学校の跡地の利用につきましてということでは、先ほど申し上げましたとおり、2月に庁内の検討委員会を開いたと。その中で柏崎小学校と番屋小学校についてを議題にしていろいろ議論してございます。ちょっと遅くはなってございますが、番屋小学校につきましても、先ほど申し上げたとおり、例えば地域の方々とか関係者とか、それに庁内の関係課を含めまして連絡会議なるものを組織しまして、その中で議論していきたいと考えてございます。 ◆森園 委員 あそこあたりは地域の皆さんが一緒につくり上げてきた学校であって、今現在も緊急避難場所とかそういった形で使われています。人がいなくなると建物というのはすぐ使えない建物になってしまいますし、多分4月以降に、そういった集まりとか、地域でいろいろ考えたりとかはするみたいなんですけれども、まだ何も連絡がないものですから、地域の皆さんもまだ動けないというようなこともございました。できれば20日に向けまして何かしら指針みたいなものでもし話せるようなことがありましたら、ひとつお願いします。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。  確かに委員おっしゃるとおり、番屋小学校というのはあの地域の拠点でありシンボル的な存在だと私も理解してございます。さらには、あの周辺には公民館とか生活館みたいなコミュニティ施設等もないということですので、本当に地域の中心になるものと考えてございますので、その辺は十分考えながらやっていきたいと思っております。 ◆森園 委員 わかりました。旧南郷村と八戸市を結ぶちょうど中心地で、いろいろ使いたいという方も来ていらっしゃるとも聞いておりますので、まずはよろしくお願い申し上げたい。地域の発展のために使っていただくことを要望したいと思います。よろしくお願いします。  最後に、10款5項の南部氏庭園について。これは市制施行70周年記念で整備されたということで、何人かの議員の方もこれまで質問されていますけれども、これまでの整備されてこられた経緯とか、八戸市の観光資源としての位置づけとか、そして現在までの来園者状況などがもしわかるようでしたら、お願い申し上げます。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 森園委員にお答えいたします。  これまでの経緯でございますが、平成10年に南部氏から八戸市土地開発公社が用地を取得してございます。その後、平成11年から平成12年の2カ年計画で八戸市が八戸市土地開発公社から用地を購入しております。その後、平成17年から現在行われております春、秋それぞれの年2回の開園を行っております。平成17年からの開園状況でございますが、平成17年は春、秋合わせまして1万人を超える方が入場しております。以下、平成18年は6500名、平成19年は4900名、平成20年は2200名、平成21年は3800名、平成22年は3900名ということで、ここ2年ほどは4000名弱で推移しております。  それから、観光資源ということの御質問でございましたが、昨年10月30日にJR東日本主催で、駅からハイキングということで、本八戸駅から南部氏庭園までハイキングといいますか、市内をめぐって歩くコースの中の1つに入っております。その後、更上閣で昼食をとられて、南宗寺、新羅神社、三八城神社、そして本八戸駅ということで市内をめぐっていただくコースの中の1つに組み入れられたという事例がございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 貴重な観光資源だと思うんですけれども、ちょうど開催時期が天候の変わり目というか、季節の変わり目ということで、雨が降っている日が比較的多いんです。平成17年当時はたしか1日2000人以上来園者があったということで大変盛り上がったのですが、最近はなかなか少ないのかなと。本当にボランティアガイドの方たちは皆さん大変献身的に仕事をされていまして、ありがたいなと思っているんですけれども、何となくちょっとしりすぼみといいますか、ガイドの方たちは一生懸命やっていますけれども、観光資源としての扱いが少し弱くなってきているような気がするのは、私だけなのかもしれません。実は私も九州の鹿児島出身でございまして、ここで鹿児島県の方、同郷の方などとよくお会いするんですけれども、九州新幹線も3月に全線開通いたしますし、篤姫ブームが終わって――若干ふえているような説明でしたけれども、私からすると大分減っているなと。着物を着たお茶の方たちも今はたしか一般の学生になっているのですかね。もうあの方たちも、去年行ったときには来ていただいていなかったような気がいたします。もう一度これを観光資源という視点で見ていただいて、もう少し活用できないものだろうかなと思いますけれども、所見を述べていただければ。 ◎古舘 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 南部氏庭園の利用者、観光資源としての位置づけを高めていただきたいという趣旨かと思いますが、それにつきまして私のほうからお答えいたします。  確かに入園者数においては、初めは、春だけで8000人と非常に人数の来たときがありますが、それから少し減ってまいりました。平成20年が底を打った形になりまして、その後少しまた盛り返してきております。当初より茶道の関係者によるお茶のサービスをしておりましたけれども、非常に天候に左右されやすいこととかもありまして、昨年からはお茶のサービスはやめまして、ただ軽くだんごとかそういったものを提供できるような形で開催しております。1つは、どうしても期間的には春と秋で、そこが春のゴールデンウイークに重なるとかという時期とはちょっとずれます。そこの開園の時期については花の咲くころ、秋であればもみじのころというのを想定して設定しています。そういった、短期ではありますけれども、旅行会社の方にアピールできる部分があれば進めていきたいというところがございます。  それからもう1つは、通年という問題もあるのかと思います。現在は、春と秋だけでございまして、予算的なことで言いますと、実は庭園管理だけで300万円ほどかかっており、ほぼ大体そちらが予算を持っているような状況でございます。そういった経費的なことを考えると、通年で維持するというのも難しいところではあるかなとは思っています。ただ、短い開園期間の中で、市民だけではなくて、旅行関係の方々にも何らかの形でPRしていきたい。そういうことで、薩摩から来た殿様を広く市民の人にも知っていただきたいし、そういった場所として今後さらに、現在のような管理人もいないような状況のままで行っていいのかどうか、この辺はこれから先、さまざまな方の意見を聞いてまとめながら進めていきたいとは考えております。 ◆森園 委員 わかりました。 ○立花 委員長 この際、暫時休憩いたします。         午後3時08分 休憩   ────────────────────         午後3時26分 再開 ○立花 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第10款教育費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆壬生 委員 通告しておりました139ページ、アートプロジェクト等委託料の内容についてお知らせください。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 お答え申し上げます。  アートプロジェクト等委託料でございますが、社会教育総務費の委託料691万3000円のうち当室にかかわりますアートプロジェクト等委託が2つございますので御説明いたします。  まず1つ目の委託といたしまして、南郷区におけるアートプロジェクトとして470万円、2つ目といたしまして、昨年お亡くなりになりました三浦哲郎氏の特別展を企画しておりまして、これに120万円、合計590万円を計上しております。その他といたしまして、社会教育課が101万3000円という内訳になってございます。  それでは、1つ目のアートプロジェクトの内容につきまして御説明させていただきます。  南郷で取り組むことになった経緯でございますが、平成22年度に財団法人地域創造の地域文化コーディネーター派遣モデル事業を活用いたしまして、東京芸大の熊倉教授を派遣していただきました。当市が進めておりますアートのまちづくりについての助言をいただきました。その中で中心街の空き店舗などを活用した文化団体の活動・リノベーション、臨海部の工業地帯でのアートプロジェクト、南郷アートプロジェクトの3つの御提案をいただきました。来年度におきましてさまざまな事業が予定されておりまして、相乗効果も見込まれる南郷アートプロジェクトについて先行して取り組むことになったものでございます。南郷区には、アートを活用したまちづくりを推進するに当たり、地域の中核となる南郷文化ホールがございます。地域資源の豊富な南郷地域におきまして、コンテンポラリーダンスを活用した取り組みを文化ホールの指定管理者である株式会社アート&コミュニティに委託して実施したいと考えております。  具体的にどういうことをやるのかということでございますが、将来的にはアーチストが夏場に地域に住み込みまして農業の手伝い、もしくは観光ガイドなどを行い、幾らかの収入を得て生活し、地域の人々とかかわりながら創作活動を行い、秋の収穫期には公演して、冬場はその作品を持って東京などの公演活動をしていただく。いわゆる半農半芸的な取り組みを南郷でできればと考えております。平成23年度はそのプレ事業として、アーチスト、ダンサーの方を予定しておりますが、南郷に1カ月程度滞在していただきまして、地域住民の方や文化団体と一緒に創作活動を行い、最後に南郷文化ホールで公演を行うところまで実施したいと考えております。ジャズフェスティバルのように公演で集客するということが目的ではなく、公演そのものよりも、むしろ地域の人々とアーチストとの交流によりまして地域に変化をもたらしていく、公演の前段階の部分に重きを置いた事業にしたい、そのように考えてございます。  2つ目の、三浦哲郎氏の特別展でございますが、事業の実施時期としては、本年の10月から11月ぐらいに実施したいと考えております。御存じのとおり日本芸術院会員でございますし、八戸市名誉市民、芥川賞作家であった三浦哲郎氏が昨年の8月29日に御逝去されました。ことしの春には三浦氏の芥川賞受賞50周年、さらに生誕80周年を迎えるということでございまして、三浦哲郎氏をしのび、これまでの三浦氏の業績を振り返るとともに、三浦文学のすばらしさをより多くの方々に知っていただく機会としたいと考えております。そこで来年度、特別展を企画したものでございます。会場としては八戸ポータルミュージアム・はっちを予定しております。展示内容でございますが、三浦氏執筆用の机、これは本物をお借りするということで御了解をいただいております。書斎のイメージを再現するということで考えております。現段階では、ここの部分をたたき台としまして、今後さらに詰めていきたいと考えております。  以上で説明を終わります。 ◆壬生 委員 いろいろ細かく説明していただいてありがとうございました。期待申し上げて終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 それでは、通告しておりました第三中学校のプールの改修予算についてと、八戸市体育館の指定管理料について、この2点についてお伺いいたします。  まず第三中学校のプールの改修予算についての金額を教えていただければと思います。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。  第三中学校のプールの改修経費ということでございますが、平成23年度はシート防水を行うということで、約2300万円程度と考えてございます。 ◆田中 委員 昨年もこの予算特別委員会で私は第三中学校のプールの件で質問したんですけれども、昨年の答弁でもおよそ3000万円という予算だったと思うんですけれども、これの一部ということですか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答えいたします。  まず平成22年度につきましては、当初はプールの本体、それからプールサイド、こういった部分の防水工事をするということで、たしか約2600万円程度だと思いますけれども、そういう形で予算要求してございます。その部分につきまして、それで工事を進めようということで進めてまいったわけでございますが、実は昨年9月にプールサイドの一部に陥没している部分が見つかりまして、その基礎部分もまた工事しなければならないということになりましたので、平成22年度の予算でもってその基礎部分、それから配管の部分の工事をとりあえずする。それで、新年度で約2300万円程度でございますが、これはシート防水を行うためのもので、合わせての予算額ではなくて、この陥没した部分の配管工事とか基礎工事の部分はもう入札してございまして、それが約1700万円ですので、合わせると約4000万円での工事ということになります。 ◆田中 委員 私、この件に関して3000万円ぐらいじゃ絶対直らないよということを去年もこの場で言わせていただいたと思うんです。一回調査して、本当にそれが適正な金額かどうかということをお話ししたら、いや、3000万円ぐらいで直りますというような答弁だったと思うんですけれども、実際4000万円になっている。ここのところ、こういうものがすごく多いと思うんです。その辺はどう考えているんですか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 私も答弁を見た限りでは昨年はたしか2600万円ということでお話ししていたと思います。実は今年度の予算、平成22年度の予算ですけれども、その部分を積算するに当たっては、当課の職員、それから建築住宅課の職員が実際にプールサイドを歩いてチェックして、それで積算したわけでございまして、その時点ではそういったことだったと思います。ただ、現実的には今年度、新たに壊れた部分が見えてきたということでございまして、その辺やはり精査が少し足りなかった部分もあろうかというふうには反省してございます。 ◆田中 委員 きょう何回も責任問題という話をさせてもらっていますけれども、こういうことが続くというのはよくないと思うんです。予算は少な目で通して、足りなければ何ぼでも追加しますというような、こういうことは、普通の市民感情からすると、何で、どういうことだという話になると思うんです。こういうことを重ねているうちは、市としての信頼を失いかねない話で、これは担当の教育委員会だけの問題ではないのかもしれませんけれども、体質が本当にこういうふうになっているのかなと。皆さん、市役所に対する見方としてそういうふうに見られているということを自覚していただいて、今回の件はせっかく手をつけたものはちゃんと直して使えるようにしなければならないというのはもっともでありますので、そこは百歩譲りますけれども、今後こういうことのないようにきちっと事前に予算を組んでいただいて対応していただきたいということを御要望申し上げて、この件は終わります。  もう1つ、次の八戸市体育館の指定管理料の件でございますけれども、これは決算特別委員会のときもお話しさせてもらった、朝市の収入が指定管理しているところに入るということですが、朝市のほうから現在どれぐらい金額が入っているかというのはわかりますでしょうか。 ◎高橋 スポーツ健康課長 お答え申し上げます。  昨年6月から12月いっぱいまでの朝市の使用料でございますが、延べにしまして店舗数が8353店舗掛ける315円ということで、総額263万1195円となっております。  以上でございます。 ◆田中 委員 去年の決算特別委員会のときの話では、始まったばかりで、移転先はどこになるかもまだちょっとはっきり決まっていないということでしたけれども、今は、移転先というのは決まりましたか。 ◎高橋 スポーツ健康課長 現在は街の朝市会のほうで移転したいと思う場所の方々と交渉中と伺っております。  以上でございます。 ◆田中 委員 今後の話として、街の朝市会も一生懸命頑張っていらっしゃるので一生懸命応援したいと思いますけれども、指定管理料に街の朝市会からのお金が、今までなかったのがプラスされる、263万円ぐらい入るということですけれども、指定管理料は次の更新のときにでも割り引くとか、逆に今、少し入った分を戻してもらうとか、そういう話はないのでしょうか。 ◎高橋 スポーツ健康課長 現在、指定管理につきましては利用料金制度をとっておりまして、収入についてはすべて指定管理者に入る。それは当初から予定していた、していないにかかわらず、すべてという認識でございます。  以上です。 ◆田中 委員 多分そうだろうなと思っていたんですけれども、実際、指定管理の次の更新の時期に、その辺も加味して更新するのかどうかというのも検討の範囲に入ってくるのではないか。263万円は結構な金額ですし、今後、街の朝市会が動くかどうかで、これが違ってくると思いますので、その辺、もう少しきちんと考えていただいて対応していただければと思います。よろしくお願いします。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 通告してある2点について。学校と民生・児童委員との連携強化についてと、学校適正配置に関する方針と代表者会議について。  子どもたちについては、虐待とか非行、引きこもり、いろんな課題が提示をされておりますが、民生・児童委員と学校と八戸市では連携していろんな議論をしたことがありますか。 ◎四戸 教育指導課長 お答え申し上げます。
     現在、市では地域密着型教育を推進中でございますが、今年度の推進校は16校でございましたけれども、そのうちの6校で、地域学校連携協議会の委員に民生・児童委員の方をお迎えしております。そういう中での議論はできていると思います。また、地域密着型教育をまだ行っていない学校におきましても、青少年問題協議会の集まりとか町内会の会合とかに校長等が出席いたしまして、その場での情報交換等はできているものととらえております。 ◆大島 委員 それで6校で効果については分析をされておりますか。 ◎四戸 教育指導課長 意見交換はしているということですけれども、どのような御意見を伺っているとかいうところまではとらえてございません。 ◆大島 委員 あるもので読んだら、民生・児童委員と学校のいろんな協力関係が一番大事だという話が提示をされているわけです。ただ、一般の人は、民生委員は生活救護者のような感じ、児童委員は権能とすれば情報を伝えるという役目でしか理解していない。私、初めて知ったのですが、児童委員にならないと民生委員になれないと。私はびっくりしたのですが、そういう中で、主任児童委員というのもあるみたいなんですけれども、そういう意味では、民生・児童委員の役割を地域の人たちは知らない、そんな気がするんです。その権能をしっかりと見きわめて、学校と協力関係を築いてほしいというのが私の希望なんです。そのことが引きこもりとか虐待とかいろんなことの防止につながっているという話が出ていましたので、ひとつそのことについて、今は6校ですが、これから全校でやるような方向で。基本的な考え方について教えてください。 ◎四戸 教育指導課長 お答え申し上げます。  虐待や非行の防止、撲滅には早期発見、早期対応が大事だと思います。早期発見のためには当然アンテナを高くしながら、さまざまなところからの情報を得るということが必要であり、そこは学校の先生方の目だけでは十分ではなく、地域や保護者の協力が重要であります。そのような視点からも、ただいま御指摘がありましたように、地域の民生・児童委員の方々から情報を提供いただくということは大きな力になるものと考えております。日常の協力連携はもちろんですが、今後、地域密着型教育を進めていく中でも地域の情報提供をしていただくことは大変意義のあることであると考えます。今後、地域密着型教育を推進していく中でも、民生・児童委員の方々との連携協力を大事にしていくように助言してまいります。 ◆大島 委員 財政のほうにお願いがあるのですが、民生・児童委員の報酬が年間4万4000円ぐらいかな。ですが、かなりの重労働なんです。いろんな会議に出ているんです。民生・児童委員は2つの仕事を1人で兼務しているわけですから。そういう意味で、4万4000円というのでは、いろんな会議に自腹を切って出ているのではないのかという気が私はするんです。ですから、ひとつ民生・児童委員に対する手当についても――県のほうに入ってくる国の金は6万円を超えるという話もちらっと聞いていますが、そうすると県のほうが事務費を取って、少なく自治体のほうに渡しているのかという気もしないわけではないんです。ですから、そのまま来るような感じで。やっぱりそれぐらいやらないと民生・児童委員は大変だと思います。  あと1つ要望は、主任児童委員に対して学校のほうがいろんな情報を余り開示しないという話もあるので、ひとつ主任児童委員に対する考え方もきちっと持って、さらには民生・児童委員にも情報提供するように、そしてお互いに協力して子どもたちを守っていくという姿勢をさらに持ってください。ひとつよろしくお願いいたします。それが地域密着型だと私は理解しております。  2つ目は、学校適正配置に関する考え方なんですが、市長はかなりの時間を割いて、この問題について提案理由で説明しておりました。それで基本方針と検討課題の2本立てで今年度内にその方向性を決定したいという話がありましたが、これついては大体年度内にできるのですか。その辺。 ◎高野 学校教育課長 大島委員にお答え申し上げます。  昨年11月22日に八戸市学校適正配置検討委員会から提言をいただいた後、この提言、そして25地区の地域意見交換会での御意見を踏まえ、これを重く受けとめまして、現在はもちろんでございますが、これから学校に通う子どもたちの教育環境を第一に考えまして、教育委員会の中で慎重に検討を重ねているところでございます。これまで教育委員による検討会を4回開催しておりまして、来週にもさらに5回目を開催する予定でございます。そして、今月の後半に方針を公表する予定で今進めているところでございます。 ◆大島 委員 市長は代表者会議では十分な議論によって合意形成を目指すという話で、押しつけないという話を何度も強調されていました。それで、議会にその方針が明らかにされるのはどのあたりになるのですか。 ◎高野 学校教育課長 この方針につきましても、公表に際しては、議員の皆様にお知らせをしていく考えでございます。それから、先ほどの地域の意見を踏まえてということでございますけれども、方針を出しましたら、平成23年度は代表者会議――このメンバーは、保護者の代表、地域の方の代表、学校関係者、そして教育委員会ということで構成してまいりますが、この代表者を組織するに当たりましても、各学校や地域によってやはり実情が異なるかと思いますので、地域の方々と十分相談して、この代表者会議を発足させていきたいと思っております。  そして、今回の方針でございますが、2本立てで考えてございます。1つが基本方針でございまして、適正配置に関する全体的な考え方、進め方ということでございます。そして、もう一方が検討課題ということで、先ほども申し上げましたが、現在及び将来の子どもたちのことを第一に考えましたときに、私たち大人の責務として解決しなければならないことを検討課題としてまとめていく予定でございます。そして、この検討課題について十分話し合いをしまして、その際もこちらから一方的に統合等の方針を伝える説明会にするのではなく、議論を重ねまして、そして合意形成されて初めてこの地区の方針が決定するという形で、合意形成されたものについて実施計画を立てて手続に移っていくということにしたいと思います。したがいまして、全く合意が得られなかった分については強引に進めていくという考え方ではおりません。  以上でございます。 ◆大島 委員 適正配置に関する基本方針をいつごろ議会に出すのか。私は、大変な問題だと思うんです。地域に行く前に議会に提示になるのかどうか、そこを確認します。 ◎高野 学校教育課長 きょう中学校の卒業式が行われておりましたけれども、めどとしましては、小中の子どもたちの心情、保護者の皆様の心情を考えたときには、卒業式が終了したあたり、今月の後半というところで、公表に当たりましては議員の皆様にお伝えし、そして各学校、それから保護者の代表の方々にも十分説明していく考えでございます。我々としましても、この議会で御指導いただきたかったところではございますけれども、地域の皆様からいただいた御意見、それから検討委員会からの提言を踏まえて、大事な地域の学校でございますので何度も何度も議論を重ねているところでございます。  以上でございます。 ◆大島 委員 今日までのところは敬意を表するんです。ただ我々も、地域の代表として聞かれたときに即答できないと、寂しい思いをすると、何を考えていると言われることになるんです。そういうのはやっぱり議会にある程度提示をして、総務常任委員会の中で議論をしながらやってほしい。後先を間違えないでほしいなという気がする。ひとつそれは要望にしておきます。  最後は私の思いなんですが、番屋小学校が3月20日で閉校式ということで、卒業式で最後になるのですが、このことが引き金になって、今の適正配置の問題が加速、スピードアップされてはならんという気がしているんです。やっぱり慎重にやってほしいなという気がするんです。私は番屋小には思いがあって、平成3年に水道が欲しいということで引いて、子どもたちに拍手されて校庭に水をまいたという記憶があるんです。そのとき子どもたちにインタビューもされました。緊張しましたけれども、そういう思い出があって、地域の核がなくなるということはすごく寂しいことだと思います。そういう意味では、ひとつ適正配置に関しては、地域のいろんな方々の御意見をしっかり丁寧に聞いて、同時に議員に対しても配慮してしっかりと前に進んでください。要望して終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆古舘 委員 第10款のアートプロジェクトなんですけれども、今、壬生委員の質問のほうで詳しく説明をいただきましたけれども、これは私、自分なりに中館のような外でやるのかなという感じを持っていたんですけれども、南郷文化ホールを利用するということは大変いいことだなと思っております。それで、これは単年度で終わるものか、また継続的に続けていくものか、その辺、1点だけお聞きしたいと思います。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 古舘委員にお答え申し上げます。  先ほど南郷文化ホールを中心にということで申し上げましたが、島守地区にも島守ふれあい公園の中のステージですとか、ひまわり広場のところのステージですとか、さまざま地域の資源がございますので、有効的に活用していきたいと思っております。  それから、来年度はあくまでもプレ事業という位置づけをしておりますので、平成24年度からできるだけ本格的に、南郷を中心とした、先ほど御説明したアートプロジェクトが軌道に乗る方向で続けていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆古舘 委員 ありがとうございました。これは継続的にやることがいろんな集客にもつながる、また地域の活性化にもつながると思いますので、よろしくお願いいたします。  終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 古舘委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆三浦 委員 今の件の関連で、三浦哲郎文学顕彰事業がありますけれども、これはことし初めてやるのでしょうけれども、この後の予定はどうなっているのでしょうか。 ◎古舘 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 先ほど副室長のほうからもお話ししましたけれども、平成23年度は三浦先生が生誕して80周年で、芥川賞を受賞して50周年という記念の年です。本当はそこの場に三浦先生にいてほしかったということで、実は民間の団体であります三浦哲郎文学顕彰協議会の皆様が企画を進めてまいりました。三浦哲郎文学顕彰協議会のほうはそういうことで記念事業としてバスツアー、それから秋ごろには有名な文学者を呼んでの講演、三浦先生に関連する演劇とかのステージイベント、三浦先生を顕彰するしおりの作成という3つを予定していまして、これには私どものほうからも一応補助金を出します。  それから、先ほど申し上げましたはっちでの展示につきましては、今年度はとりあえずその50周年、80周年に関連しての市の主催事業としてのものでございます。  ここで、さらにその後には、八戸市は三浦文学とどうかかわっていくのか、どう盛り上げていくのかという部分をさらに進めなければなりません。そういったことについては、この記念の年のさまざまな動きの中でいろんな方の意見を聞きながら、さらにその先どうするのかという議論もあわせて進めたいと考えております。  以上です。 ◆三浦 委員 大変前向きな答弁をいただき、ありがとうございました。私も去年の6月の一般質問で、八戸の財産である三浦哲郎先生の生前だったんですけれども、ぜひひとつ資料館とか、八戸の宝を大事にして、これからも継続的に協力していただきながら八戸を宣伝できればということで質問していましたので、今回こういうふうにずっと何年か続けて、これを八戸の財産として守っていくということですので、ぜひひとつ頑張っていただきたいと思います。  以上、終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆八嶋 委員 端的に聞きます。三浦哲郎さんの「忍ぶ川」の映画鑑賞会は何人ぐらいの観客動員だったのでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 お答え申し上げます。  2日間とも、約300名の方がおいでになったということになっております。  以上でございます。 ◆八嶋 委員 わかりました。  それから、田湯副室長はさっき早口でおっしゃったけれども、アートプロジェクトの中のコンテンポラリーダンスという話がありましたね。これは早い話、コンテンポラリーだから現代版の踊り子という意味ですか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 お答えいたします。  決まったスタイル、形、ステップなどがない自由な踊りということで、演じる人によってすべて形が違うということだそうです。 ◆八嶋 委員 ヒップホップじゃないわけですね。つまり、おしろいを塗って、何かわけがわからないアバンギャルドなダンスですか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 お答えいたします。  塗るかどうかというのはちょっとよくわからないんですけれども、ヒップホップとは違うと思います。 ◆八嶋 委員 田湯副室長、ここで私から提言じゃないが、さっきのはっちの話もあったけれども、沢上りんかちゃんの踊り、あれは感激しました。よって、前にも工藤悠平委員も触れていたけれども、役所の前のガラス張りのところで夜、若い連中が、あれはヒップホップ系だけれども踊っているのを、張り紙してローラースケートはだめだとかダンスはやめろとかなんとかと言うのでなくて、自然発生的にやっているでしょう。ああいう若者文化、ヒップホップもローラースケートもそうだけれども、そして沢上りんかさんもそうだけれども、私の言いたいのは、八戸にはそういうダンス文化、その底辺は白銀の沖揚音頭の――これはこじつけかもしれないけれども、ナニャドヤラから始まって、八戸にはダンス文化の底辺、ベースがあるんです。ですから、そういう蓄積があって、八戸には意外に、非常に前衛的なものを含めて、醸成されつつあるダンス、舞踊の文化、ファンダメンタルズがある。私はそういう文化は非常に誇るべきものだと思うから、そのピークがあの日産の自動車のコマーシャルに出た、今の沢上りんかちゃんだと思うわけです。ですからそういうのは、文化のわからない議員もいっぱいいらっしゃるかもしれませんが、これは我が八戸市の若き文化を担う青年たちがいっぱいいるということですので、どんどんこういうことは推進していただきたいし、いろんな意味で批判を恐れないで、どんどん金をかけていってほしい。  それからもう1つ、三浦哲郎さんということもありましたが、それはそのとおりです。我が八戸の名誉市民でありますから。と同時に、いろいろあったけれども、ついに村次郎さんの本が出されます。これはいろんな苦労があったと思います。この村次郎さんもまだマイナーだけれども、メジャーじゃないけれども、文学的にはこの人はすごい人なんです。数年前に西野さんに私はちょっと、おまえ、村次郎の文学なんかわかるのかと冷やかされたけれども、この人には非常に文学的価値が三浦哲郎さん以上にあると私は思うんです。ですから、図書館の事業になるかわかりませんが、これからも村さんを顕彰するとか、埋もれた我が八戸の風土の文化を顕彰する意味においても、村次郎さんも頭の片隅に入れて、これから予算はどうなるかわかりませんが、1つのムーブメントとしてこれは考えておいてください。これを提言申し上げまして終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で古舘委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆三浦 委員 それでは、通告しておりました10款2項の各小学校への予算配分についてお聞きします。  各学校にいろんな目的で予算を配分していると思いますけれども、その内容を明示していただきたいんです。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答えいたします。  各学校への配分予算の内容ということでございますと、全部で7つの科目について学校に配分してございますが、述べさせていただきますと、消耗品費、それから食糧費、印刷製本費、修繕料、手数料、原材料購入費、庁用備品等購入費の以上の7科目でございます。 ◆三浦 委員 これは基準があるのですか。人数割とかどういうふうな形ですか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 基準ということでは、それぞれございます。例えば学校割ということで1校当たり幾ら。それから学級割は、学級数掛ける幾ら。さらに、児童数掛ける幾らということで、学校割、学級割、児童割の3本立てで積算してございます。 ◆三浦 委員 これは割り振りしてから、その予算の使い方はある程度学校に任せてあるのですか、それともある程度の目的が明示してあって配分してあるのですか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 割り振りした予算につきましては、各学校に例えば消耗品費幾ら、食糧費幾らということで配分します。それについて、中身については学校の自由に任せてございます。例えば消耗品費100万円という形であれば、その中で学校で必要なものを買っていただくということで、その辺は学校のほうの裁量に任せてございます。 ◆三浦 委員 わかりました。これは予算なので、後でまた決算かなんかで聞くようになるかもしれませんが、以上で終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 2点について伺います。3項の中学校武道必修化について、それから5項の美術館費について伺います。  まず、中学校の武道についてですけれども、これは平成24年度から完全実施ということになるわけですが、武道といったときには体育館では余りよくないということで、それで武道場が必要かなということで、これは文部科学省のほうでも安全・安心な学校づくり交付金でどんどん建設を奨励していたわけでございますけれども、当市でのこの武道館の整備状況というのはどのようになっていますでしょうか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答えいたします。  武道館の整備状況ということで、中学校でございますが、全部で25校ございます。そのうち14校につきまして柔剣道場を設置してございます。 ◆伊藤 委員 そうしますと、残りの11校については今後どのようにお考えになっていくのでしょうか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。  残りの11校ということでございますが、現在の状況を先にお知らせ申し上げます。11校のうち9校につきましては柔道用の畳を整備していまして、使うときにはその畳を敷いて使うということになってございます。残り2校につきましては、まだそういう畳も準備してございませんので、今後そういった部分では整備が必要と考えてございます。ただ、武道場の整備につきましては多額の経費を要するものですから、今はまず耐震化のほうをメーンでやってございますので、その後、どのように整備していくかということにつきましては、これからまた検討していかなければならないものだと理解してございます。 ◆伊藤 委員 そうしますと、安全・安心な学校づくり交付金は耐震化のほうにかなり使って振り分けてきたということでしょうか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 交付金は物をつくる際にいただくわけでございますが、当市の当面の課題というのは、やはり児童の本当の安全安心、この部分が重要だと考えてございますので、耐震化のほうをメーンにやっているということでございます。 ◆伊藤 委員 そうすると、耐震化のほうもだんだんめどがついてくると思うので、その後の考え方としては、畳を準備した学校であるとか、残りの2校についてはこれから考えていかなければならないということでありますけれども、畳だけではない形で整備がされている学校の生徒たちというのは幸せだなと思うわけです。同じような環境を子どもたちにつくってあげたいと思えば、安全・安心な学校づくり交付金、あるいは地域活性化のための交付金もあって、合わせてやると大変有利ですというようなこともあって、大分全国では進んできているし、また、文部科学省のほうでも進めてもらいたいという方針のようですけれども、今後の考え方はどうでしょうか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 お答え申し上げます。  今後の考え方ということでございますが、現状では耐震化ということで、それが一段落した段階で、どのような形で進めていけばいいかというのは今後研究していかなければならない。というのは、柔剣道場のこともございますけれども、校舎も大分古くなってございます。さらには、体育館等も老朽化しているものもございます。そういったことを総合的に判断して、どう整備していくかということを今後考えていかなければならないと考えてございます。 ◆伊藤 委員 本当にそうなんです。みんな何かやってほしいんですけれども、その中でも何を優先させていくかというあたりでは、教育委員会の皆様方も頭を悩ませているところだと思いますけれども、御努力をいただきたいというところでとどめておきたいと思います。  そこで、平成24年度からの実施ということで、これには指導者が必要ということになりますが、特殊なものですから、各中学校にうまいぐあいに柔剣道を身につけられた先生方が配置されるということも難しいと思いますので、それぞれボランティアを含めた専門家の方たちにお願いをしていかなければならないと思いますけれども、その辺の体制についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎四戸 教育指導課長 お答え申し上げます。  指導者のことにつきましては、中学校の保健体育科の教員は大学で免許を取得する際にいろいろな領域のものを学んでいるわけですが、その際に武道につきましても、剣道、柔道、相撲の、3つ全部ではありませんが、そのうちのいずれかを修得しているということがございます。そして、県の教育委員会では平成21年度から平成23年度までの3年間に県内の保健体育の教員全員を対象にして、安全、円滑な授業づくりのための講習会を開催しております。八戸市内の状況でいきますと、まず半数以上の先生方が平成21年度、平成22年度のうちにこの講習を受講しておるというところであります。平成23年度に残りの方々が受講して、平成24年度の全面実施に備えるということになっております。  それと、体育の教員が1人で指導するよりも、柔道なり剣道なりの経験のある方にボランティア等でお手伝いいただくというようなことがあれば、1人で見ているよりも複数の目で見たほうが安全に対しての配慮もなされるわけでございまして、そういうことも可能なように、県のほうから学校のほうに、制度といいましょうか、そういうことができますよという通知は出ております。  今年度は白山台中学校におきまして、中学校武道必修化に向けた地域連携指導実践校という指定を行いまして、ボランティア等の活用に向けた研修、研究も行ったところでございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 確かに保健体育の先生は必修科目の中でそういうものを修得されていると思いますけれども、個人的に柔剣道にかなり力を入れてやってきた先生と、陸上だとか水泳だとか別な競技のほうにウエートを置いてきた先生方とは随分温度差があると思うんです。したがって、今おっしゃったようなボランティアの方々に。本格的に取り組んでいらっしゃる方は市内にも相当いらっしゃると思うんです。ですから、そういう方々を十分に活用していただいて、子どもたちにわざだけではなく精神も十分に伝えることができればいいなと思います。  これは以上にします。  次に、美術館です。新年度から教育委員会からまちづくり文化観光部への移管ということになりまして、教育委員会から市長事務部局のほうに移るわけですけれども、今後の美術館というのは、このように移管されることによりましてどう変わっていくのかということを伺いたいと思います。 ◎古舘 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 美術館の今後のことについての御質問にお答えいたします。  今回、新年度から美術館を教育委員会からまちづくり文化観光部に移した理由といたしましては、まずまちづくり文化観光部のほうが文化行政を担当しておるという部分、それともう1つ、美術館が立地場所としては中心市街地にありまして、現在、中心市街地活性化の事業にさまざま取り組んでおりますけれども、そこの中に文化施設としての美術館をさらに生かしていきたいということを考えたところでございます。したがって、これまで教育委員会の中で学校教育なり、それから社会教育としての部分が主でございましたけれども、そこに私どものほうの文化の担当者、それから中心市街地の担当者とも一緒になって、中心市街地と連携をとった上での新たな美術の普及に努めてまいりたいというところが、美術館を市長部局、まちづくり文化観光部のほうに移管した際の考え方でございます。そういうことで、ことし例えば夏などには赤塚不二夫の特別展が開かれますけれども、そういったところに対して中心市街地の事業者の皆さんとも連携しながら、より市民にアピールするような形をつくっていきたいと考えております。  以上です。 ◆伊藤 委員 そういう立地場所を大いに生かして、中心街の活性化のみならず、八戸市民の美術に対する関心をもっともっと高めていただく、そういう場になっていただきたいと思います。  次の質問なんですけれども、さらにはっちなどを中心として、また地域のこういう施設が連携して一緒のテーマでやっていくということは大変相乗効果があって、いい考え方だなと思うんですけれども、そうなると市民のみならず、観光客の方々も、ぐるっとめぐっていただく時にはどうぞ八戸市の美術館に行ってくださいと言ったときに、八戸市民はある意味恥ずかしいと言うんです。それはもう私が理由を言わなくても皆様方も十分にわかることであります。一気に美術館を新しくせいというのは難しいことだとすれば――私も芸術パーク構想のときは本当に大きく期待して、寸前まで行ったときに喜び勇んでいたわけでけれども、すっかりそれは姿を消してしまった。ですから、その構想があったときにはぐっと我慢してきたことがいっぱいあるわけです。その筆頭がトイレなんです。御存じのように、そこを利用したいと思っても、どなたでも今のトイレに入るのにちゅうちょされる。初めからそのことがわかっている人は我慢して行かない。だけども、わからないで行って入って、あらっと思う方もいるわけです。したがいまして、大きな改修は難しいにしても、もう少し音が外に出ないような、もうちょっと何か、今のところで大きい改修じゃなくてもできることで何とか改善していただけないかと思うわけですけれども、まちづくり文化観光部となったわけですので、ぜひともそれに取り組んでいただきたい。そのお考えを聞きたいと思います。 ◎古舘 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 美術館のトイレの改修の話でございますけれども、まず確かに委員おっしゃるとおり小さく、なおかつ築後40年という建物でございます。したがって、その辺の部分も加味しながら、この施設をどうしていくのかという考え方の方向性をまず決めなければならぬという問題もあるのかなと思います。当然、市民の間にはもっと新しい美術館をというふうなお話もあるんだろうと思います。そうした部分は、これからまた多くの皆様の意見を聞いて詰めていかなければならないし、何よりも美術館という施設になると規模が大きくなります。市の単独の予算でできるようなものでもありません。そういった部分も含めて、さまざま研究していかなければならないと思っておりますが、今の改修のことについては、築後40年という部分も含めながら、利用者にとって使いやすいトイレなり、さまざまな部分を検討していきたいと考えます。  以上です。 ◎山田 美術館副館長 今の御質問でトイレの改修についてお答えいたします。  現在、今年度の予算で、2階のトイレ部分でございますけれども、展示室からトイレが丸見えの状態のところに扉を1枚設置するということで、きょうから改修が一部入っております。ただ、一気に全部は予算的に非常に厳しい状況でございますので、できる範囲で、この建物を使っている限りは少しずつ手をかけながら改修して、皆様が気持ちよく見ていただけるような工夫はしてまいりたいと思います。 ◆伊藤 委員 ありがとうございます。ドアを1つというのだったら、できたら防音になるような、そういう施工をしていただくと少しは違うのかなと。あるいはトイレの設備の中で余り音のしない、あるいは節水型のとか、そういったものも考えられるかなと思いますが、今後ともよろしくどうぞお願いしたいと思います。  それから、最後にもう1点ですけれども、これまでと違ってまちづくり文化観光部への移管ということで、もっともっと積極的に市民に働きかけていく、中心街の活性化にも寄与していくという、そういう施設になっていくという意味では、私は学芸員の方々の役割とかボランティアの方々の役割というのが大きく問われていくというか、期待されるところだと思うわけです。それで、私はこれまで以上に学芸員の方々がせっかくお持ちの知識をもっともっと発揮していただいて、同じ絵でも、あるいは美術品でも、市民の方々に解説をいただくとぐっと親しみというか理解が深まって、次への関心に結びついていくんです。ですから、これを機にもっともっと事務所から展示室のほうに、あるいは展示室から外に出てきていただいて、そして市民の文化のレベルアップに寄与していただきたいと思うんですが、その辺のお考えを伺います。 ◎山田 美術館副館長 お答えいたします。  おっしゃるとおり学芸員はただ事務所にこもっていれば仕事になるわけではございませんので、現在も学校の子どもたちが見に来たときには、作品の前に立っていろいろ会話をしながら作品の鑑賞の手助けをしたりとか、もし御要望があればそういう形でこたえておりますけれども、今後もそういうものを引き続き積極的に進めるとともに、今度はまちづくりのほうと一緒になって、中心街という1つの広がりを見せていくことになりますので、その活動の場所を美術館からさらに外に広げていければ、学芸員としてその知識が役に立つのであれば、大いに頑張って協力していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
    ◆伊藤 委員 ただいまの御答弁を聞いて大変頼もしく思いました。大いに期待いたしておりますので、よろしくお願いします。  終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 伊藤委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆田中 委員 今の伊藤委員の関連で、美術館の件で質問をさせていただきたいんですけれども、先ほどお金がないので建てる予定はないという話でしたけれども、そのとおりですか。 ◎古舘 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 建てる予定はないということではなくて、そういった部分も含めて、これから研究していかなければならないと考えます。先ほども申し上げたとおり、築40年の建物、しかも税務署として建てられた建物を活用している状況があります。そうすれば、やはりもう少しというふうな美術館に対する要求も大いにあると思いますし、その辺は美術館の担当なども日ごろ感じていることではあります。ただ、いずれにしても有利に建てられる方法も含めながら美術館を考えていきたいというところであります。  なお、今回まちづくり文化観光部のほうに移ったわけでございますが、先ほど中心市街地のお話もしました。中心市街地の事業については少しずつ先へ進めてはおります。今度は本八戸駅前通りのほうも動きます。この辺のまちが少しずつ動いている状況があります。したがって、ここは江戸時代からの岩手県北、青森県南地域の中心地でもありますので、一番時間がたまってきた場所ですから、これからその動きの中でさらに文化というものを上乗せしていくんだ、その場合に美術館というのが大きな要素になっていくだろうということを考えれば、将来的には新築とかそういったことも研究していかないといけないだろうと考えております。ただ、今ここでそれについて即答できるものは何も持ち合わせてはございません。そういった研究をしていきたいという現状でございます。 ◆田中 委員 何でこの話を聞いたかということですけれども、今回、条例で市長部局のほうに移るということで、これはうわさの段階ですけれども、はっちの隣に美術館ができるよといううわさを聞いたものですから、今回条例をつくって、協議会をつくって、美術館は必要なんだ、すぐ建てましょうというような話になるんじゃないかなと思って一応くぎを刺すつもりで聞いたんです。まだそういう話が出ているということではないのですか。 ◎古舘 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 お答えします。  そういう具体的な話は一切ございません。むしろ今持っているソフトをどのように広げていくのか。美術館がそうした取り組みを文化担当と一緒に進めることが、さらにその先の新しい美術館に対する考え方につながっていくことでもあると思っています。今、はっちの隣にというお話がありましたけれども、私どもは一切それは考えたことはございません。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。 ◆坂本〔眞〕 委員 先ほど美術館副館長から、学芸員がお役に立つのであればというような控え目な御発言だったんですけれども、八戸市に学芸員は何人お見えでしょうか。 ◎山田 美術館副館長 美術館に配置されている学芸員の数は、今、私を含めてあと1名で、2名で活動しております。 ◆坂本〔眞〕 委員 以前に本会議で学芸員の提言について取り上げたことがあるんですけれども、数少ない専門の方々でいらっしゃいますから、実は八戸ポータルミュージアム・はっちのほうでもディレクターの意見をもう少し取り入れるような体制をというのを申し上げているんですけれども、もっと自信を持って積極的に意見発信していただきたいと思います。専門職は専門職でいらっしゃるので、私たちにわからない、それから一般の理事者、職員にわからないことについて、もっと機会あるごとに意見発信していただければ、議員のほうも、また理事者のほうもそれを理解してそれを生かす方向に取り組めると思いますので、自信を持って発信いただきますように御要望申し上げまして、終わります。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で伊藤委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆島脇 委員 簡単に御回答を願いたいんですけれども、実は大久喜の浜小屋の件でかなり博物館副館長にお手伝いいただいて、市長のほうに要望書を出したところですが、来年度以降の浜小屋のカヤぶき屋根とか、その下の郡司大尉の記念碑があるところの整備などのスケジュールについて、大ざっぱでいいんですけれども、それが想定されているのか全然想定されていないのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ◎澤田 博物館副館長 では、浜小屋の関係でお答えを申し上げます。  記念碑のあたりの整備の予算の関係では、今回は要求をしたんですけれども、いろいろ他に要求がございまして、今回は残念ながらということでした。あそこは浜小屋と収蔵庫の2つがございまして、今後は補助金をつけて直していきたいということで、来年は申請をしていきたいと思っておりました。それは国のほうに申請するので、はっきりとどうだとは言えないのですけれども、傷んだところを直しながら、カヤぶき屋根も含めまして申請をしていきたいなと思っていました。よろしくどうぞお願い申します。 ◆島脇 委員 わかりました。これは住民の悲願で、大分前から要望が出ておりますので、ぜひその辺よろしくお願いしたいと思います。  次に、八戸小唄80周年記念の事業がどのような形でいつごろやられるのかというのをお聞きします。 ◎古舘 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 来年、平成24年が八戸小唄80周年になるということで、予算のほうも負担金として盛らせていただいております。1つの基本的な考えとして、多くの市民に八戸小唄に接する、踊る、そういうふうな場をつくっていきたいということで、現在、湊橋と鮫、蕪島のほうでできないかということで、地元の方々と協議を進めております。そういった形でまず場をつくって、まずできるだけ多くの人に八戸小唄に親しんでいただきたい。さらに、それを市外の人たちに広めていただきたいという形の中で、80周年を盛り上げていきたいと考えております。  以上です。 ◆島脇 委員 ちょっとしたうわさと言えば変ですけれども、7月の第4週あたりにやろうかなという話も出ておりまして、湊橋でという話もありますけれども、それはそれとして、橋を使うということはかなり危険等も考えられますので、その辺、十分検討いただきたいと思います。これはこれで終わります。  もう1つ、実は子ども会育成連合会の補助金が102万円ほど盛られていますけれども、どのような使われ方をしているのか、それから子ども会の現状を把握しているのか、子ども会の活動の意義をどのように認識しているのか、簡単に要点だけをお願いします。 ◎四戸 教育指導課長 お答え申し上げます。  子ども会につきましては、補助金102万円を計上しておりますけれども、50万円は連合会全体の活動のほうに、52万円につきましては、26の各地区の子ども会に2万円ずつ活動費として補助してございます。子ども会の意義と申しますと、地域の子どもは地域ではぐくむということがまず言われておりますけれども、年齢の差を超えて、小さい子どもから、それを世話する少し大きな子どもたちまで一緒に活動していく中で、人間関係を構築する等、自然体験なども含めまして、そういうことでの意義があるものととらえております。 ◆島脇 委員 わかりました。私は昔ずっと子ども会をやっていまして、そのときの大先輩から、学校は勉強を教えるところなんだ、家庭はしつけをやるところなんだ、地域では子どもの社会性を身につけるものだということを聞いておりました。ところが最近、家庭でのしつけというのをどうも学校のほうに押しつけたり、地域的に見れば子どもの人口が少なくなっていて私の鮫地区の町内を見ると、どこでもそうでしょうけれども、ある子ども会ではもうやめているところがあるんです。その反面、高齢者の方が多くなってきていて、私のところにこの間、子ども会の育成委員をやる方がいないので参加くださいというような回覧板が回ってきましたけれども、ですから高齢者と子どもたちを融合させたような――子ども会ではないでしょうけれども、そういう仕組みづくりを何か考えていけば、人間の交流の場となったり社会性が身につくのかなと思っておりますので、その辺を要望して終わらせていただきます。 ○立花 委員長 本日はこれにて終了いたします。  明日も午前10時から開きます。御苦労さまでございました。         午後4時33分 散会...