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  1. 八戸市議会 2010-09-24
    平成22年 9月 港湾振興対策特別委員会−09月24日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成22年 9月 港湾振興対策特別委員会−09月24日-01号平成22年 9月 港湾振興対策特別委員会   港湾振興対策特別委員会  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  平成22年9月24日(金)午前10時01分〜午前10時33分 第3委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 議 題   1 中国との経済交流について    (1) 蘭州投資貿易商談会への参加について    (2) 八戸コンテナ定期航路交流ミッションin上海について   2 「八戸セミナー2010」の開催について   3 「八戸貿易促進セミナーin弘前開催について   4 「青森八戸港とワシントンタコマ港との経済貿易協定」の調印について   5 「重点港湾」の選定結果について   6 「八戸多目的国際物流ターミナル機能拡充」に関する青森県への要望について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)            | 欠席委員(1名)  委員長  古 舘 傳之助 君     |  副委員長 藤 川 優 里 君
     委 員  山 口 広 道 君     |   〃   下 田 保 夫 君     | 委員外議員(なし)   〃   坂 本 眞 将 君     |   〃   大 島 一 男 君     |   〃   八 嶋   隆 君     |   〃   上 田 善四郎 君     |   〃   荒 川 重 雄 君     |  ────────────────────────────────────── 出席理事者  商工労働部長           高 谷 勝 義 君  建設部長             田 中   博 君  商工労働部次長雇用支援対策課長 大 村 典 康 君  建設部理事港湾河川課長    小 岩 利 弘 君  商工労働部産業振興課長      千 葉 憲 志 君  建設部港湾河川課参事       中 村 隆 彦 君  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主査 和 田   智  ──────────────────────────────────────    午前10時01分 開会 ○古舘 委員長 おはようございます。  本日の欠席通告者は藤川副委員長でありますので、報告いたします。  ただいまから港湾振興対策特別委員会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 議 題  1 中国との経済交流について   (1) 蘭州投資貿易商談会への参加について   (2) 八戸コンテナ定期航路交流ミッションin上海について  2 「八戸セミナー2010」の開催について  3 「八戸貿易促進セミナーin弘前開催について  4 「青森八戸港とワシントンタコマ港との経済貿易協定」の調印について ○古舘 委員長 それでは、本日の議題に入ります。  中国との経済交流についてから、青森八戸港とワシントンタコマ港との経済貿易協定調印についてまでの4件を一括して説明願います。 ◎千葉 産業振興課長 おはようございます。  それでは、産業振興課にかかわる4つの案件につきまして御説明申し上げます。  資料1ページをごらんください。  1、中国との経済交流について。  当市友好都市である中華人民共和国蘭州市の投資貿易商談会への参加についてですが、蘭州市との経済交流可能性を探るため、商談会参加し、八戸市の特産品PRを行ってまいりました。  開催日程につきましては、去る7月6日から9日までの間、蘭州市内開催され、当市については、6日と7日の2日間にわたり八戸地元商社から1名と当課職員の2名が参加し、これに蘭州市外事弁公室から1名、現地で雇用したアルバイト2名の計6名でブース対応をいたしました。  この商談会は、今回が第16回目の開催となる甘粛省最大のものでございます。  期間中、約800社が出展し、国内外から延べ約40万人が来場したと蘭州市側から伺っております。  今回のブースでは、水産加工品として、サンマのショウガ煮やあぶりイカサバずし、ちくわなど7品、日本酒南部せんべい洋菓子リンゴジュースといった地場産品を提供いたしました。来場者からは、水産加工品ではサンマのショウガ煮とちくわが、それ以外では日本酒が好評でありました。  中国への農水産品等輸出につきましては、報告書に記載しておりますとおり規制がございます。  例といたしまして、農産品は、リンゴ、ナシ以外のほとんどの農産品中国への輸出が不可となっております。  水産品に関しましては輸出可能ですが、中国向け輸出のための工場登録と、輸出ごとに経費を伴う検査を受ける衛生証明書――これは発行手数料が1件につき5000円かかるとのことであります――の添付が必要となります。  畜産品に関しましては、牛肉、豚肉、鶏肉とも輸出不可となっております。  今後の対応といたしましては、これまでの交流の経緯からいたしますと、来年度は蘭州市側当市訪問することになります。訪問の際にはぜひ蘭州市内貿易事業者経済関係者にも同行いただき、八戸市内水産加工品製造工場等を御案内させていただきたいと考えており、現在、蘭州市側貿易事業者の来訪を働きかけているところでございます。  また、沿岸部から内陸部への物流ルートの構築に向けて、物流事業者働きかけをするとともに、次年度も開催が見込まれます同商談会への参加検討を行ってまいりたいと考えております。  参考資料といたしまして、次のページに商談会の際の写真を掲載しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  次に、資料の3ページをごらんください。  八戸コンテナ定期航路交流ミッションin上海についてですが、今回のミッションは、去る7月7日から11日までの5日間、中華人民共和国上海市を訪問いたしました。  なお、小林市長ほか4名は蘭州市訪問団から引き続き参加し、8日にミッション団と合流いたしております。  今回の訪問の主な内容でございますが、アといたしまして、八戸港にコンテナ船を就航させている船会社現地事務所等を表敬訪問し、八戸港のPR並びに当市青森県などの産業を紹介するとともに、現地貿易動向について意見交換を実施いたしました。  その際、現地事務所代理店責任者と直接意見交換を行うことにより、さらなるパートナーシップ強化を確認するとともに、今後もコンテナ集荷を図りながら、双方にとってメリットの出る関係を築いていく必要をミッション団一同で再確認したところでございます。  また、世界第2位のコンテナ取扱量を誇る上海コンテナターミナルのうち、2005年に新設され、上海コンテナ貨物の3割を取り扱う羊山深水港を視察することにより、荷役作業安全性及びコンテナ貨物取扱状況を視察するとともに、コンテナ集荷を図るための情報収集を行ってまいりました。  イといたしましては、上海市内スーパー等訪問し、現地事情調査及び地場産品商品説明と提案を行いました。  上海では、富裕層を中心に、食の安全・安心の意識のもと日本食へのニーズが高まっております。しかし昨年度に訪問いたしました香港、台湾に比べますと、まだまだ日本食認知度は低く、提案に際しては食べ方等の食文化も含めて行う必要性を感じてまいりました。  次の4ページですが、ウといたしまして、7月9日に開催いたしました八戸貿易促進セミナーにおいて、八戸港の概要を初め、当市青森県等の産業観光等を紹介したほか、八戸港に寄港する船会社並びに小口混載貨物サービスを行っている企業担当者を講師としてお招きし、八戸港を活用した各種の事業サービスを御説明いただき、出席者に対して八戸港の利便性について周知し、認知度を上げることができました。  また、情報交換会におきましては、当地域農水産品加工品を利用した料理のほか、せんべい汁日本酒などの試食試飲を行い、多くの出席者に対して当地域特産品PRを図ることができました。  今後の対応といたしましては、船会社等訪問した企業との情報交換現地バイヤーとの継続的な接触を図ってまいりたいと考えてございます。  なお、このミッションへの当市対応ですが、団長の市長ほか市長秘書事務局として商工労働部長産業振興課から私ほか3名で対応いたしました。  市の対応で要した経費につきましては、市長以下6名分の合計で218万8000円となっております。なお、これには前述いたしました蘭州訪問の旅費も含まれております。ほかの団員につきまして、それぞれの所属団体の負担となってございます。  今回の訪問で得られた情報や人的ネットワークをフル活用しながら、今後とも官民一体となって貿易振興を図ってまいりたいと考えております。  以上、中国経済交流についての報告を終わります。  次に、2番として、八戸セミナー2010開催について御報告いたします。  資料の5ページをごらんください。  八戸市、八戸国際物流拠点化推進協議会八戸企業誘致促進協議会の主催により、八戸港の利用促進及び当市立地環境優位性首都圏及び中部圏企業PRすることを目的とし、去る7月27日には名古屋市で、翌28日には東京で八戸セミナー2010を開催いたしました。  出席者数ですが、名古屋会場には85人、東京会場には394人の皆様に御出席いただきました。  セミナーでは、主催者から、八戸市や八戸港の概要を初め、企業誘致八戸港の利用促進を図るための産業振興策の紹介、八戸工業高等専門学校並びに当市事業所を開設していただいております誘致企業からの基調講演を実施いたしました。  また、後半の情報交換会の場におきましては、個別に八戸市や八戸港の紹介などを行い、さらなるPRを行ったところでございます。  各会場のセミナー概要は、お手元報告書のとおりでございます。  今後も、八戸セミナー出席いただいた皆様と連携を密にしながら、八戸港の貿易促進を初めとする地域産業活性化に努めてまいりたいと考えております。  次に、3番といたしまして、八戸貿易促進セミナーin弘前開催について御報告いたします。  お手元資料の6ページをごらんください。  今回のセミナーは、津軽地域及び秋田県北の荷主企業に対して、八戸港のコンテナサービスPRし、利用拡大を図ることを目的に、去る9月1日に弘前市内において開催し、73名が出席いたしました。  セミナーでは、八戸国際物流拠点化推進協議会の会長である小林市長のあいさつの後、港湾管理者である青森県の担当者から八戸港の概要について説明申し上げ、続いて、インターネットで企業間の商取引事業を実施している企業並びに海外、特に台湾の食に関する事情に精通した企業からそれぞれご講演をいただきました。  また、後半の情報交換会の場におきましては、参加した企業様同士の情報交換が行われ、活発な意見が交わされました。  セミナー概要につきましては、お手元報告書のとおりでございます。  なお、出席者の方々からは「八戸港の利用を検討したい」「八戸港を実際に利用している人の話を聞きたい」「セミナーの内容はレベルが高かった」など、セミナーの内容を評価する声をいただいたほか、「さらに踏み込んだ実務的な内容が聞きたい」「課題に対する制度上の詳細な説明が聞きたい」など、今後のセミナーの参考となる御意見もいただいたところでございます。  今回のセミナーを通じまして、八戸港の利用について、津軽地域の荷主の企業の方々に一層の関心を持っていただけるものと思っております。  今後ともセミナーでいただいた御意見、御要望を生かして八戸港の貿易促進につなげてまいりたいと考えてございます。  次に、4番といたしまして、青森八戸港とワシントンタコマ港との経済貿易協定調印について御説明申し上げます。  資料の7ページをごらんください。  北米地域との貿易拡大経済交流促進を目的に、去る8月3日、八戸グランドホテルにおいて、青森八戸港とワシントンタコマ港との経済貿易協定を締結いたしました。この協定は、1995年に初めて締結したものでございますが、5年ごとの見直しを行っており、2000年、2005年に続き今回が4回目の協定締結でありました。  タコマ港側からは、タコマ港湾局アジア代表多々良彰様に御出席をいただき、八戸港側からは青山青森県副知事、小林八戸市長出席、そして山口八戸市議会議長橋本商工会議所会頭大矢八戸振興協会会長に立ち会いをいただき、調印を行ったところでございます。  現在、北米航路は、輸入パルプ需要減少の理由により休止状態にありますが、将来の景気動向をにらみ、両港の経済交流活性化を期待するものとして同協定を継続すべきとの両港の判断から今回の協定の再締結となったものでございます。  今後とも両港及び両地域経済交流を推進すべく努力していきたいと考えてございます。  以上で当課からの御報告4件についての説明を終わります。 ○古舘 委員長 ただいまの報告について御質問等ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 千葉課長から4件続けて御説明いただきましたが、私のほうからは1項目ずつ区切って御質問申し上げますので、御答弁をお願いいたします。  まず、1の中国との経済交流についての報告がございました。大変御苦労さまでございましたが、市のほうからは6名で218万何千円と。前々から私が求めておりましたが、公的に参加される人員の費用につきまして、報告されるべきではないかということをお酌み取りいただきまして、自発的に御報告いただいて大変ありがたく思うんですけれども、市からの6名はわかりましたが、この意味合いからいくと総勢ではどれぐらいで、どういった人たちが行ったのかお伺いします。 ◎千葉 産業振興課長 総勢で20名弱でございます。最初に蘭州のほうに市長以下が訪問し、その後、先ほど御説明申し上げましたとおり、8日に上海で合流して行いました。  参加された方々につきましては、地元商社、さらには港湾関係者の方々などで、20名弱の方が参加してございます。  あと、民間の方で、中国に興味があって貿易をしたいという方も1名参加してございます。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 それで、当市ブースで提供した地場産品水産加工品並びに云々とありますが、これについてはどういった方が御説明なさったんでしょうか。 ◎千葉 産業振興課長 主に私ども担当職員2人が説明いたしました。と申しますのは、このミッションに行く前に、地元の企業出席していただいて、いろいろな商品についての試食をしてございます。中国の方に合うように、さらには学校給食でも使えないかということで教育委員会のほうにも参加いただきながら、合った食材を持っていこうということで、一度、試食を庁舎内でやって勉強していましたので、そのままを中国蘭州の商談会に持って行き、試食試飲をしていただいていたということでございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 水産加工品7品は具体的に何ですか。  それから日本酒、銘柄を言って差しさわりがあるんであれば、地元の何銘柄ぐらいをお持ちになったのか。  南部せんべいはわかりましたが、洋菓子は具体的にどういったものをお持ちになったのか。
    千葉 産業振興課長 出展品でございますが、サンマのショウガ煮、あぶりイカ、それからしめサバ、焼きしめサバサバずし、それからサバの冷燻、焼きちくわ、いかまんまでございます。  日本酒の銘柄は、八仙、八鶴、鳳瑞と、八戸にある企業の、それぞれ代表する銘柄をお持ちいたしました。  洋菓子は、朝の八甲田です。 ◆坂本〔眞〕 委員 それは八戸の産品ですか。 ◎千葉 産業振興課長 八戸市に本社がある会社がつくってございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 それから、水産品輸出規制について、輸出は可能だが、工場登録輸出ごとに経費を伴う検査を受ける衛生証明書の添付が必要とあるんですけれども、八戸市は今、ハサップ対応を目指しているわけですが、そうするとハサップの中での鮮魚については別枠で取り扱える可能性があるのかないのかをお願いいたします。 ◎千葉 産業振興課長 ハサップ対応の前に、現在どういうふうな状況で中国輸出できるかということでございますが、ジェトロにこういうものを持っていっても大丈夫でしょうかということを問い合わせして、ジェトロではデータに基づいていい悪いを判断するんですけれども、最終的には中国の税関の判断によるということですので、今のハサップの中での鮮魚につきましても中国での判断になるというふうに思っています。 ◆坂本〔眞〕 委員 その件について、ひとつ要望申し上げますが、まず全国に先駆けて我が八戸市がハサップ対応をやるというところからいきますと、せっかく金をかけてやるわけですから、ハサップというのがどういうものかというのを国に認知していただくと。我々が中国の蘭州市を見ているように、全国から中国の蘭州市を見ている都市がたくさんあるわけで、そういった中で差別化を図って競争力をつけていくということになりますと、せっかく金をかけてやるハサップですから、やっぱり前面に出さなければいけないと。そのときが来てからということではなく、今からそういった取り組みをぜひお願いしたいという御要望でございます。  次にセミナーでございますが、八戸セミナー名古屋会場東京会場開催と。名古屋会場来場者が70名、東京会場が350名で、非常に意義深いかなというふうに思うんでありますけれども、それと一緒に弘前でのものも申し上げますけれども、市長が一生懸命いろいろなことの御説明をされると。それから各専門家八戸振興協会の会長もお話しされているという中で、市長とすれば市の代表ですから、言える範囲というのはある程度限られます。議員というのはおのおの36名いますから、言える範囲というのは幅広いわけです。そうすると理解度を高めさせるというところからいくと、議員もやはり有効ではないかなというふうに思うんですけれども、こういった中に当委員会委員長と副委員長が入っていないということが非常に不満なんですけれども、部長、そういったことを検討される余地はありますか。 ◎高谷 商工労働部長 お答え申し上げます。  昨年の八戸セミナー2009の際には、当特別委員会の正副委員長にも御出席、御参加いただいた経緯がございまして、昨年からそういうふうな取り組みをして、議会と連携して活動を起こしたいというふうなことでございます。  ことしは要請はいたしましたけれども、たまたま議会活動日程が重なりまして、セミナーのほうには御参加いただけなかったといういきさつがありました。 ◆坂本〔眞〕 委員 要請いただいたということで大変ありがとうございます。  これからもぜひ御要請いただきたいと思いますが、その際、要望申し上げますと、議会日程等もございますので、市長云々日程とある程度近いランクで委員長、副委員長には日程の確認をした上で対処していただきたいということを御要望申し上げます。  その件につきましては以上です。  4番の青森八戸港云々ですけれども、細かいことを聞いて恐縮です。調印者タコマ港側は、タコマアジア代表多々良彰という方になっていますけれども、これは現地法人代表者なんですか。日本人ぽいのですが。 ◎千葉 産業振興課長 日本人でございますけれども、タコマ港湾局の方でございます。協定の原文をお送りしまして、サインをしていただいた上で多々良様に御出席いただいて調印式を行ったという経緯がございます。 ○古舘 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○古舘 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  5 「重点港湾」の選定結果について  6 「八戸多目的国際物流ターミナル機能拡充」に関する青森県への要望について ○古舘 委員長 次に、重点港湾選定結果について及び八戸多目的国際物流ターミナル機能拡充に関する青森県への要望についてを一括して御説明願います。 ◎小岩 建設部理事港湾河川課長 それでは、1点目の重点港湾選定結果について御報告いたします。  お手元資料1ページをごらんください。  去る8月3日、前原国土交通大臣から、直轄港湾整備事業の選択と集中を図るため、重要港湾103港のうち、新規の直轄港湾整備事業着手対象とする港湾として――いわゆる重点港湾ですが――原則この表にあります43港にするという発表がございました。  青森県からは八戸港と青森港の2港が選定され、東北6県では、大船渡港、秋田港、酒田港、小名浜港と合わせて6港が選定されております。  大臣の説明によりますと、重点港湾43港選定のポイントは、基本的には1県に1港は拠点港をつくるということ。それと貨物取扱量実績国際国内海上輸送網拠点としての機能、地域からの提案、あるいは産業経済を支える地域としての拠点、民の視点など総合的に勘案して選定したとのことです。  八戸港の選定に向けた市の取り組みとして、これまで地元選出国会議員働きかけや、6月2日の長安政務官、7月23日の三日月副大臣など、政府を初めとする関係機関に対して強く要望してまいりました。  八戸港が選定されたことは、これら積極的な要望活動の成果でありまして、その結果、国土交通省から正当な評価をいただいたものと思っております。  今後は、港湾整備の一層の促進が図られることにより、八戸市を中心とした北東北地域経済発展はもとより、我が国の国際協力強化に寄与するものと考えております。  お手元資料2ページになりますが、港湾法第2条第2項により分類されております重要港湾特定重要港湾位置図でありますので、参考にしていただければと思います。  以上、重点港湾選定結果についての報告を終わります。  引き続きまして、2番目の八戸多目的国際物流ターミナル機能拡充に関する青森県への要望について御報告いたします。  お手元資料3ページをごらんください。  八戸多目的国際物流ターミナルコンテナ貨物取扱量は、平成13年の供用開始以来、順調な伸びを示しております。  平成21年実績は過去最高の4万161TEUを記録しているということは、御案内のとおりです。  平成22年に入ってからは、フェロニッケルやトナーカートリッジなどの輸出が引き続き順調に伸びておりまして、上半期、1月から6月の速報値ですけれども、前年同期比で13.5%増の2万3057TEUの取り扱いとなっております。このままのペースで推移すれば、平成22年の年間取扱貨物量は4万5000TEUを超え、記録を更新するものと見込んでおります。  ターミナル年間取扱能力は、およそ5万TEUと言われておりますけれども、港湾運送事業者によりますと、既に作業効率の低下が発生しているということです。このまま対策を講じないでコンテナ貨物の増加に対応できないとなれば、船会社に敬遠される事態となることへの危機感から、8月24日に青森県知事あて要望書を提出してきたところです。  要望事項については資料4ページをごらんください。  第1に、既存施設機能強化、第2に港湾計画に位置づけられています南側埠頭用地1.9ヘクタールの整備、第3にガントリークレーン1号機の更新の3点でございます。  竹内県土整備部長からは、コンテナの増加に対応するため、市などと協力して国からの支援を要望していきたいとの回答がありまして、お互い協力して対応していくという意思確認ができたと思っております。  また、県は、9月補正予算案に9000万円を計上しておりまして、今年度中にコンテナ置き場わきの道路部分と未舗装地の部分を整備し、拡張したいと考えているとのことです。  以上、八戸多目的国際物流ターミナル機能拡充に関する県への要望について報告を終わります。  最後ですけれども、お手元に、八戸港の計画図2010年版をお配りしております。昨年11月に港湾計画が改定された内容が反映されておりますので、御活用いただければと思います。  以上でございます。 ○古舘 委員長 ただいまの報告について御質問等ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 要望されております事項が3つありますが、それぞれの必要経費がどのぐらいかを大体見積もられているのでしょうか。 ◎小岩 建設部理事港湾河川課長 トータルで幾らかというのはうちのほうでは把握してございません。先ほども御説明しました、未舗装部分の整備で9000万円という部分しか把握しておりません。 ◆坂本〔眞〕 委員 話は飛びますが、桔梗野工業用地の件で、八戸市は相当譲歩することになるわけですけれども、そういったことも含めまして、常に事業規模がどれぐらいか、必要経費はどれぐらいかということを十分に承知されて要望していかないと説得力に欠けてしまうんではないかと。言葉に出さなくても、今うちはこれを持つんだぞという部分もあります。新聞にはいろいろ書かれていますけれども、本来、県や事業団が負担するべきものについて八戸市が譲歩してここまで持つんだぞというところが常にあるわけですから、そうしますと今回の事業規模は幾らだろう、早くやりたいというぐらいの――ただ「やってください」じゃなくて、これぐらいの事業規模なんだから、それを今やっているんだから、早くやってくれというぐらいの押し方をしていただきたいという御要望を申し上げまして終わります。  以上です。 ○古舘 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○古舘 委員長 御質問なしと認めます。  以上で予定しておりました議題はすべて終了いたしました。  その他で何かございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ────────────────────────────────────── ○古舘 委員長 ないようですので、これで港湾振興対策特別委員会を閉じます。  御苦労さまでした。    午前10時33分 閉会...