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平成22年 9月 決算特別委員会-09月17日-02号

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  1. 八戸市議会 2010-09-17
    平成22年 9月 決算特別委員会-09月17日-02号


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    平成22年 9月 決算特別委員会-09月17日-02号平成22年 9月 決算特別委員会 決算特別委員会記録(第2日目) ─────────────────────       平成22年9月17日(金) ───────────────────── 出席委員(18名)              工藤悠平 君              藤川優里 君              小屋敷孝 君              夏坂 修 君              田中 満 君              下田保夫 君              古舘傳之助君              豊田美好 君              立花敬之 君              大島一男 君              松橋 知 君              畑中哲雄 君              石橋充志 君
                 秋山恭寛 君              大館恒夫 君              伊藤圓子 君              田名部和義君              東野礼二 君 ───────────────────── 欠席委員(なし) ───────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        松山隆豊 君   南郷区役所長     沼畑龍男 君   まちづくり文化観光部長              大岡長治 君   防災安全部長     白川文男 君   財政部長       田名部政一君   商工労働部長     高谷勝義 君   農林水産部長     工藤良弘 君   福祉部長       山内 隆 君   市民健康部長     松浦伸一 君   環境部長       荒屋敷秀俊君   下水道事務所長    関川 裕 君   建設部長       田中 博 君   都市整備部長     妻神敬悦 君   教育部長       芝 俊光 君   是川縄文館開館準備室長              工藤竹久 君   総務部理事      嶋津 明 君   南郷区役所次長兼企画総務課長              根岸文隆 君   市民生活課長     曽我安博 君   農林建設課長     古舘和義 君   総合政策部次長兼政策推進課長              大坪秀一 君   まちづくり文化観光部次長兼   八戸ポータルミュージアム開設準備室長              風張知子 君   まちづくり文化推進室長              古舘光治 君   まちづくり文化推進室副室長              田湯俊行 君   観光課長       在家秀則 君   防災安全部次長兼防犯交通安全課長              田向一也 君   防災危機管理課長   田澤 修 君   財政部次長兼財政課長 石田慎一郎君   管財契約課長     磯嶋美徳 君   住民税課長      松家敏夫 君   収納課長       兼田茂人 君   商工労働部次長兼雇用支援対策課長              大村典康 君   商工政策課長     吉田幸司 君   産業振興課長     千葉憲志 君   中央卸売市場長    元沢達男 君   水産事務所長兼水産振興課長              石塚勝栄 君   中央卸売市場次長   畑崎 茂 君   福祉部次長兼生活福祉課長              川村謙一 君   市民健康部次長    工藤 哲 君   市民課長       佐京孝則 君   国保年金課長     鬼柳 裕 君   国保年金課参事    長久保恵子君   介護保険課長     日山克之 君   スポーツ健康課長   高橋信幸 君   下水道事務所副所長兼下水道業務課長              岩藤寿通 君   下水道建設課長    風穴秀幸 君   下水道施設課長    山田良一 君   建設部次長      赤石和夫 君   建設部副理事兼港湾河川課長              小岩利弘 君   港湾河川課参事    中村隆彦 君   道路建設課長     松川茂則 君   道路建設課参事    佐々木隆二君   道路維持課長     吉田孝男 君   道路管理事務所長   角 秀明 君   建築住宅課長     吹越 誠 君   都市整備部次長兼都市政策課長              石黒一之 君   区画整理課長     石橋純二 君   駅西区画整理事業所長 長谷川睦雄君   駅西区画整理事業所副所長              長根岩夫 君   駅西区画整理事業所参事              工藤康造 君   公園緑地課長     笹本清一 君   教育部次長兼教育総務課長              工藤 朗 君   教育部次長      前田 稔 君   縄文学習館長     小林和彦 君   学校教育課長     高野康一 君   教育指導課長     四戸康雄 君   是川縄文館開館準備室副室長              竹洞一則 君   総合教育センター所長 戸来忠雄 君   総務部副理事     小向洋一 君
          〃      上久保満男君   総務部参事      田中正二 君       〃      深沢栄悦 君 ───────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       宮崎光弥   次長兼議事課長    佐藤 卓   副参事(議事グループリーダー)              秋山直仁   主査         和田 智    〃         細谷地幸夫   主事         毛利誠司 ─────────────────────         午前10時01分 開議 ○立花 委員長 おはようございます。これより決算特別委員会を開きます。  昨日に引き続き、認定第1号の審査を行います。  第7款商工費の説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 おはようございます。それでは278ページをお開き願います。  第7款商工費について御説明申し上げます。  予算現額は32億2274万8000円であり、支出済額は31億4261万2614円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく水産科学館改修事業費の2000万円でございます。不用額は6013万5386円で、執行率は97.5%となるものでございます。  1項1目商工総務費は、職員の人件費、物件費のほか、13節の八戸駅前駐車場連絡通路維持管理業務委託料、17節の八戸駅前駐車場公開空地購入費が主なものでございます。  2目商工業振興費は、280ページに参りまして、13節のふるさと祭り東京三社大祭山車出展事業委託料産学官共同研究開発支援事業委託料知的所有権対策支援業務委託料、19節の中小企業特別保証制度保証料補助金、操業及び立地奨励金補助金、282ページに参りまして、経営健全化対策資金利子補給事業補助金雇用奨励金補助金高度技術振興センター補助金テレマーケティング関連産業立地促進費補助金、21節の商工組合中央金庫貸付金中小企業特別保証制度貸付金が主なものでございます。  同じく2目商工業振興費は、平成20年度から繰り越しとなった連携促進・コーディネート支援事業費、他地域連携ビジネスマッチング促進事業費を執行したものであります。  3目地域経済活性化対策費は、284ページに参りまして、13節のアントレプレナー情報ステーション事業委託料、19節の産業文化まつり事業補助金が主なものでございます。  4目観光費は、286ページに参りまして、13節のはちのへ総合観光プラザ運営業務等委託料、15節の種差海岸等の施設整備工事費、288ページに参りまして、19節のはちのへ観光誘客推進委員会等関係団体への負担金のほか、種差海岸遊覧バス運行事業負担金八戸観光コンベンション協会補助金、八戸地方えんぶり保存振興会補助金ジャズフェスティバル実行委員会補助金八戸花火大会補助金テレビドラマ等出演者三社大祭招致事業補助金が主なものでございます。  同じく4目観光費は、平成20年度から繰り越しとなった観光宣伝広告事業費北東北エリアマガジン八戸特集号発刊事業費を執行したものであります。  5目水産科学館費は、290ページにわたりますが、13節の同施設の指定管理料などの管理運営経費でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく水産科学館改修事業費の2000万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成22年度に繰り越したものであります。  6目地場産業振興センター費は、19節の財団法人八戸地域地場産業振興センターに対する運営費等補助金でございます。  7目計量費は、計量器の検査及び計量知識の普及啓発に要した経費でございますが、15節の計量検査所改修工事費が主なものでございます。  8目消費生活費は、292ページにわたりますが、消費者啓発、苦情処理、消費者相談などに要した消費生活相談員報酬、物件費などでございます。  9目新エネルギー利活用事業費は、294ページにわたりますが、新エネルギー等地域集中実証研究事業終了後の施設の利活用に要した職員の人件費、物件費などでございます。  10目ジャズの館費は、13節の同施設の指定管理料が主なものでございます。  11目特別会計整備費は、28節の中央卸売市場特別会計に対する繰出金でございます。  12目プレミアム付商品券発行費は、平成20年度から繰り越しとなったプレミアム付商品券発行事業費を執行したものであります。  以上で第7款商工費の説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私のほうからは7款1項中小企業新事業活動審議会委員報酬についてと、7款1項知的所有権対策支援業務委託料について、2点お伺いしたいと思います。  まず1点目の中小企業新事業活動審議会委員報酬についてですが、これは確認の意味でもお聞きしたいのですが、この審議会は新商品開拓者認定制度の対象事業者を認定する審議会のことでよろしいのかどうか、まず1点お聞きしたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 この審議会につきましては、委員御指摘のとおり新事業に対する助成措置の公正を期すために設置しているものでございます。 ◆夏坂 委員 この新商品開拓者認定制度というものは、たしか昨年度からスタートしているかと思いますけれども、そんなに多くはないかと思うのですが、これまで認定された事業者数と、実際に認定された事業者がどういった事業者で、どういった商品が認定されているかということをお聞きしたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 この制度の経緯からお話ししますと、平成18年4月の中小企業振興条例の改正で、それまで新製品の開発に対する助成という制度を設けておりましたが、利用者がないため、平成18年度から新事業活動に対する助成へ制度拡充したものでございます。  内容といたしましては、新事業活動に要する経費のうち必要額の2割、600万円を上限に2年間補助するというものでございます。  これまでにこの審議会を通って認定された方は、平成20年に、株式会社ノザワ、山王開発株式会社の2社、平成21年度はハード工業有限会社と計3社が認定されてございます。  以上です。 ◆夏坂 委員 事業者名、どういう事業者かはわかったのですが、これはたしか入札ではなくて随意契約で市のほうに製品が納入できるということなんですけれども、実際にこの3社から既に商品は納入されて市のほうで活用されているのか、まだこれからなのかお聞きしたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 随契で納入できるという制度につきましては、新商品開拓者認定制度というものがございまして、この中小企業新事業活動助成制度とは違うものであります。そちらのほうは地元の企業が新商品をつくりますと、その商品を審査いたしまして、基本的には、まず市役所で購入できるようなものを新商品として認定するということで、今お話しされている審議会とはまた別のほうの制度でございます。 ◆夏坂 委員 ちょっと私は最初の質問のときに、同じ制度ととらえたものですから。わかりました。その件に関してはちょっと後でまた直接詳しくお聞きしたいと思いますので、この件は以上で終わらせていただきます。  次の知的所有権対策支援業務委託料についてですが、まず支援業務の内容と、どういうところに業務委託しているかということをお聞かせいただきたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 知的所有権対策支援事業につきましては、八戸インテリジェントプラザのほうに委託しております。 ◆夏坂 委員 業務内容はどういうものですか。 ◎吉田 商工政策課長 業務内容につきましては、中小企業の知的財産権を守るために、発明等の相談とか、弁理士による指導業務とか、そういうものをやっております。 ◆夏坂 委員 県のほうの知的財産支援センターがあるかと思いますけれども、これとのかかわりはどのようになっていますでしょうか。 ◎吉田 商工政策課長 県のほうでもそういうたぐいの事業があることは存じておりますけれども、こちらは小さな相談と言いますか、知的所有権になるかならないかというような部分から、特許とか、そういう大きな話まで広い範囲で弁理士に相談できるというような制度でありまして、県のほうでは、例えばこの特許を取りたいとかいう部分について支援する制度なのですが、我々のほうはもっと小さな部分から、拾い上げる部分からやっていきたいと思ってこういう制度を設けております。 ◆夏坂 委員 その相談件数は、最近とみにふえているとか、そういう推移はおわかりになりますか。 ◎吉田 商工政策課長 この事業は平成13年度からやっていますが、最近5年間の推移で、平成17年が236件、平成18年が240件、平成19年が235件、平成20年が238件、平成21年が254件と大体250件前後で推移してございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。さまざま知的財産に対する管理と言いますか、中国の企業の、主に商標の問題もあったりしますので、今後管理とか強化もしていかなければならないと思いますし、また、青森の農林水産物の商標をどうしていくかというところも、そういった相談も今後ふえていくのではないかと思います。八戸市は八戸市でやっていただいて、県としてもそういう知的財産支援センターでかなり強化していくという流れもあると思いますので、そういった中小企業の活性化とか、経営的な支援も含めて、ぜひもっと充実させていただきたいと思いまして、御要望させていただいて終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1つだけお聞きします。同じ281ページですが、立地奨励金補助金について、これは多分土地を買ったときの補助だったようですが、この中身はどうですか。 ◎千葉 産業振興課長 委員御指摘のとおり、八戸市企業立地促進条例に基づいて、土地の購入に対して補助するものでございます。 ◆畑中 委員 この額は何社に対してで、その会社はどのくらい雇用しているのか、わかったらそこもちょっと教えてください。 ◎千葉 産業振興課長 交付先でございますが、株式会社アルバックという会社で、本社が神奈川県の茅ヶ崎市にございます。用地の購入につきましては2億3700万円で購入していただきまして、その50%を補助し、それを2カ年に分けて交付することになってございますので、今回の5948万2500円となってございます。  雇用のほうは、今現在アルバックで162名という雇用が生まれてございます。  以上です。 ◆畑中 委員 これは正規雇用なのか、臨時雇用なのか、そこまではわかりますか。 ◎千葉 産業振興課長 私どもは毎年、誘致企業の状況調査をしてございますが、これにつきましては常用雇用というふうに考えております。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 観光行政について2点ほどお伺いいたします。  12月にはいよいよ新青森駅が開業になりますけれども、実は心配なことがあって、私は八戸駅西口に毎回おりるのですが、八戸駅の開業に向けて平成14年に子どもたちがかいたボードが張ってあるんです。ちょっと古いのではないかなという話が何度もささやかれておりました。  12月4日でしたか、新青森駅の開業があるのですが、あのボードをどのように活用して― 例えば西口からイメージできる観光スポットを宣伝するとか、そういう考え方はないのかどうかについてお聞かせください。 ◎在家 観光課長 お答え申し上げます。  駅前広場そのものは都市政策課のほうで担当しておりますが、都市政策課のほうからお伺いしたところ、今委員御指摘のとおり、新幹線開業のときに駅前広場の整備とともに単独費で施工したとのことです。  その活用方法ということで観光課サイドで観光PRということもあろうかと思いますが、その辺については今後担当課のほうとも協議しながら、観光PRのみならず、いろいろな広告とかいうこともできるのか、その辺についても担当課のほうと協議しながら検討していきたいと考えております。  以上です。 ◆大島 委員 都市政策課なのか観光課なのか迷ったのですが、ぜひそのように12月の開業に向けて、よい意味で発信するというポジションをしっかりとお互いに共有してほしいという気持ちでおりました。平成14年だと、もうかいた人が20何歳とかになっていますから、できればそういう意味で、ひとつ活用できるように協議してやってください。この点はこれで終わります。  2つ目、以前にも葦毛崎展望台付近に駅をつくったらどうですかという質問をしたことがあります。未来志向でなくて、ちょっと私の夢なんですけれども、シーガルビューホテルが民営化されたとき、あそこに駅をつくったらよいのではないかと。  それで、プレイピア白浜の駅がありまして、今は使われていませんけれども、要するにあの駅が八戸線の時刻表から消えると、もう設置不可能になってしまうという話がありました。  では、今、まだ時刻表に載っているうちに、葦毛崎かシーガルビューホテルでもいいけれども― 私もこの間行ってみまして、葦毛崎のあたりがよいという気がするのですが― あの辺に簡易的な駅を設置できないのかなと。そうすると、これから新青森駅開業に向けて、いろいろな意味で三陸鉄道と八戸線のスタートが八戸駅になると思うんです。  そういう意味では、何かインパクト、アクセントになる、そんな気がしているのですけれども、もし駅の設置が不可能であれば、それを補完する意味で鮫角の灯台から葦毛崎に行く遊歩道とか、蕪島から行ける遊歩道とかをきちっとやらないと、何か寂しいなという気がします。  2款でも言ったのですが、今後どういう八戸線の将来像を描くかという心配もしているんです。そういう意味では観光を含めて、都市経営も含めて、この辺の話についてはどういうお考えなのか、ちょっとお聞かせください。 ◎在家 観光課長 大島委員、今お話しのとおり、以前にも御質問いただいております。その当時、交通政策担当は政策推進室だったと思うのですが、そちらのほうから、要するにいわゆる請願駅ということになりますので、原因者負担ということ、それが高額であろうと。それから、あとは集客が見込めるかというふうなことで、なかなか難しいというような答弁はさせていただいております。  今、委員から御提言がありましたとおり、蕪島から葦毛崎につきましては、まず今、ワンコインバスが走っております。そのほかに今年度、遊歩道の整備について調査委託をしておりまして、どのような方法がよいのか、その辺を御提案いただくということになっておりますので、しばしその状況を見守りたいと思っております。  以上でございます。 ◆大島 委員 蕪島からの遊歩道についてはわかりました。それで鮫角の灯台から、抜け出るような、ぐっとこう行けるような、つながるような感じの遊歩道を考えたらどうかなという気もしているんです。  ただ、鉄道を横断するには金がかかると前にも答弁いただいております。1億円ぐらいかかるという話もありました。ただ、やはり八戸を今、蕪島、種差海岸、大須賀海岸、みんな売るには、何かインパクトを与えないと人が寄ってこないのかなと。  行ってみればすばらしいなと言うのですけれども、行くまでのアクセスがちょっと弱い、インパクトも弱いというような感じがしていましたので、よい意味で都市政策課と相談をしながら、ひとつきちっと観光をメーンにして八戸を売ってください。このことを要望して、終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆藤川 委員 通告してありました八戸セミナー2009から水産科学館費までの5点、お時間をいただきたいと思います。  ちょっと八戸セミナー2009について後で本会議で改めて突っ込みたいことが出てきたので、きょうは割愛させていただきます。  八戸せんべい汁普及活動支援事業補助金から触れさせていただきます。今週末のあした、あさってと神奈川県の厚木市で第5回B-1グランプリが開催されて、八戸市が参加するのですけれども、その応援の意味も含めまして、ぜひ前向きな御答弁を高谷部長、吉田課長、あと田名部部長からいただけますよう、先にお願い申し上げまして質問に入らせていただきます。  先日、B-1グランプリの特別番組の取材を受けまして、滝川クリステルさんと宮根さんの番組だったのですが、事前にいただいた質問状に10問ほど質問がありまして、その中に八戸市民にとってせんべい汁はとか、B-1グランプリの勝算はとか、あと八戸市として何をバックアップしているのか、そういうことがありました。  その中でちょっと私が答えられなかった質問がありまして、B-1グランプリに出場したことで八戸市に経済効果はあったのかと。具体的に幾ら、また観光客の推移等を具体的にという質問がありました。  それで、まだ経済効果は出せていないということを耳にしていたので、ちょっと苦し紛れに、諸課題のため経済効果は算定できていませんが、3年連続シルバーグランプリ獲得によって、八戸市民がせんべい汁を郷土の味として再認識して、大切に思って自信を感じることができた、それが一番の収穫だと答えておきました。ちょっと苦しいコメントをしたのですけれども、ぜひこの経済波及効果の把握の必要性について御所見を伺いたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 当課ではブランド育成事業の補助をやっておりますので、せんべい汁もブランド商品ということでお答えさせていただきます。  このせんべい汁の経済波及効果につきましては、各市でいろいろ、例えば富士宮市、横手市とか、いろいろなところで経済効果が出されております。そしてマスコミのほうにも発表されておりますけれども、八戸市の場合、経済効果をはかるツールが現在のところなく、はっきり言いまして経済効果をはかるためには、どこから幾ら投資されているとか、原材料で幾ら使っているとか、そういう部分の各種データが必要になってきます。  我々としてもそういうデータが、どういうものが必要なのかということも、これから調査しなければなりませんし、あと、他都市の出し方と言いますか、そういうものも参考に研究させていただきながら、このB-1グランプリにおいて八戸市は大いに注目度を増しているわけですので、その経済波及効果についても非常に大事だと考えておりますので、今後その必要事項についていろいろ検討しながら、経済効果の把握については前向きに検討したいと思っております。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。大きなお店などでは、自分のところで商品が幾ら売れたとかはわかっているらしいのですが、規模の小さい、せんべい屋などでは全然把握していないだとか、居酒屋でも、せんべい汁だけの金額は出していないとか、すごく細かいところまでは難しいということは伺っていました。
     ただ、富士宮市だと10年で400~500億円の効果、あとB-1グランプリ開催地になった久留米市が、その開催地効果で2日で36億円、厚木市だと3カ月で30億円で、その後も月10億円の効果を発揮していると。横手市もB-1グランプリの開催で13億円、その後8カ月で34億円、観光客が前年比12%増と結構きちんと調べられていると。  まあ、規模が小さい分、単純なだけかもしれませんが、当市から見たらとても小さい、そして余り経済効果のなさそうな黒石市のつゆ焼きそばなどもちゃんと出しているんです。  だから、ぜひ、頑張っている方々への応援の意味も込めて、あとB-1グランプリの発祥の地でもあります。B-1グランプリでは3年連続シルバーですから、絶対1位になれない真のB級グルメだと思っていますけれども、その辺も応援していただく意味も込めて、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。  田名部部長、ちょっと御意見をいただければと。 ◎田名部 財政部長 きのうからいろいろ― きのうは諸手当の効果を検証すべきだとかいうことでしたが、あるいは今回のこのB級グルメの八戸せんべい汁は、B-1グランプリの開催で確かに、想像もつかないような部分も含めて、いろいろな効果があるのだろうと思います。  そうすれば、確かに議員おっしゃるように、これを測定することによりまして、それに取り組んでいらっしゃる方々にとっては励みにもなりましょうし、あるいは今後の展開にもいろいろ有効かもしれません。そういった意味では、担当課のほうでもいろいろ研究すると思いますので、それらの意見をもとにしながらいろいろ考えてみたいと思います。  以上です。 ◆藤川 委員 では、頼りにしています。  次がHachinohe City観光資源発掘プロジェクト事業補助金についてです。この写真集ですが、シャネルだとかディズニーシーなどからオフォーが来るような大変著名な写真家の、小林伸一郎さんの効果、また講談社での発売イベントだとかロケ地ツアーなど、当初はすごく華々しいと言いますか、メディア露出もかなりありましたし、事実大変な作品だったと思います。  でも、今となってはすっかりそれきりと言いますか、「あの人は今」のコーナーに出てきそうな、話題にも上らない。在庫もたくさん残っているようで、一部では、この話を出すこともちょっとタブーとされているような存在という印象を最近受けています。  このHachinohe City写真集作成に当たりまして、どのような効果を予想、想定していたのか。今後のさらなる活用策についてお考えを伺います。 ◎在家 観光課長 まずは、写真集を出すことによりどのような効果を予想していたかというお話でございますが、もちろん八戸市の観光PRということで、八戸市全域を撮影したこの写真集によって全国各地の皆様に八戸市のPRができればということで作成しました。その中の、印刷製本費自体を出したものではございませんが、その販売促進と物産PRというような目的で写真展を開催した、その一部と、そしてあと、そのほかにロケ地探訪ツアーとワークショップをやりましたが、こちらのイベントを対象としまして補助をしたということで、主には観光PRということでのものでございます。  あと、今後の写真集とかの使い方ということでございますが、これにつきましてはこれまでも、昨年度は市制施行80周年の記念式典でPRブースを設置しております。あとはふるさと交流フォーラムの参加者に配布しておりますし、ことし1月に東京ドームで行われましたふるさと祭りのほう、それから飛鳥Ⅱの入港時、歩行者天国等でも販売ブースは設けております。  今年度も、これから新幹線新青森駅開業等でイベントがいろいろとメジロ押しになります。こちらのほうでも販売ブースをいろいろ設けてやってまいりたいと思っております。  昨年、写真集が出た当時にも、小林さんの地方紙におけるインタビュー報道によりますと、誘客のきっかけになればというようなお話もございますので、今後ともそういう意味でいろいろPRをしていきたい、これは八戸観光コンベンション協会のほうでも発行しておりますが、一緒に相談しながら頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆藤川 委員 おっしゃるとおりだと思います。大変すばらしい作品ですし、自治体PRは大変熾烈になっている時代なので大変かと思いますが、ぜひこの写真集の魅力を骨の髄まで最大限に利活用していただけるように、これからもさらに本腰を入れて活用策を見出していただきたいと思います。  次が八戸の花火大会補助金についてです。先月22日の花火大会で新たな取り組みをなさったと伺っています。花火大会の様子をユーストリームのインターネットの動画配信を使って世界じゅうに発信して、その感想をツイッターやメールを使いながら受信し、それに対してラジオで解説したり、それ以外にも花火の解説と、そのメールやツイッターの返事をラジオで放送したと。わかりやすく言えば携帯やパソコンで映像を見て、ラジオで解説を聞いて、あけた窓から音を聞くと、そのような感じですごく好評をいただいたと思いますが、そのツイッターに書き込まれているつぶやきを見てみましたら、市内外からたくさんありました。東京、宮崎、京都など、全国各地からありまして、一番遠くはドイツからの書き込みが入っていました。  その方々からいろいろ、来年は現地で見たくなったとか、横浜から見ています、地元が懐かしい、ありがとう、そういう感じだったのですけれども、通常の誘客のみならず、海外にいる八戸にゆかりのある方等にふるさと八戸を懐かしんでいただいたりとか、地元に帰りたいと思っていただいたりと、すごくすばらしい企画だったと思っています。  その中で2つほど気になるものがあったので、ちょっと所感を伺いたいのですが、書き込みの中で少額寄附できる仕組みを考えようと。全国の八戸にゆかりがある人が支える八戸花火大会にと、資金はネットから送れないのですかと。遠方からも地元に貢献したいです、ネット配信に感謝しますとありました。  近年、不景気によって寄附金が集まらないで、花火大会が中止になる自治体もふえているやに伺っています。そちらも、当市の関係者初め、ことしも大変御苦労されていることも伺っていました。このネット送金で気軽に寄附できるシステムというものは、選挙で言う浮動票の獲得と言いますか、新たな寄附層の開拓ができると思うのですが、こちらについて所感を伺います。 ◎在家 観光課長 お答え申し上げます。  少額のネット送金ができないかというお話で、済みません、その辺についてはちょっと詳しくないのですが、寄附自体は、大会委員会のほうであります観光コンベンション協会のほうに附属するいろいろな部会がございます。その中に寄附を受ける部会もございますので、そちらのほうとも今後御相談しながら詰めていくべき課題かと考えております。  以上でございます。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。ぜひ意見を伝えていただければと思います。  あともう1つあったもので、これは大変気になったのですが、会場に連れ出せない父に自宅のリビングからネット中継を見せてあげましたと。とてもうれしそうな笑顔でした、ありがとうと書いてありました。これは恐らく体の悪いお父様にお子さんが御自宅で見せてあげたケースだと思います。  現地で見たくても、長時間の車の渋滞だとか、トイレの問題だとか、諸課題があると思うのですが、それであきらめざるを得ないケースはあると思います。このシステムを知らずにあきらめている方もいらっしゃいます。これは御自宅で見ているということでしたら、御自宅もですけれども、あと病院だとか特養老人ホーム等、そういった施設にも御協力いただいて、許されるならこちらもちょっとした寄附をいただきながら、より多くの方に楽しんでいただくように市としてバックアップしていただきたいなと。ちょっと落としどころが医療福祉のほうになってしまうのですが、ぜひこちらのほうも考えていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎在家 観光課長 今委員お話のツイッターへの書き込みにつきましては、先日、総括ということでこの花火大会のほうの関係の委員会の最終回がございまして、私らのほうにも見せていただいております。  今委員おっしゃったように高齢とか病気で出られない方にテレビ、インターネットで見せたということで、その中には、今回、配信については社会福祉協議会、高齢者福祉施設でも見ることができたという話が一部ございます。  ただ、病院は医療機器等があるので、また別なのかもしれません。なかなか病室へはパソコンを持ち込めないというような状況もあると思いますけれども、パソコンが無理であれば、例えば待合室にパソコンを持ち込めるのかどうか、その辺もございます。あとは、有線テレビは、ケーブルがすべて張りめぐらされているわけではございませんけれども、視聴できる範囲内のところで、八戸テレビと共同でということも考えられるのかなということで、その辺は大会委員会のほうにもお伝えしながら、あとはまずこういうものもやっていると、その宣伝PRを。事実Be-FMで聞けるということ自体を知らない方も結構いると思うんです。その辺の広報についてもいろいろと協議していきたいと考えております。  以上でございます。 ◆藤川 委員 より幅広い方に見ていただけるように、御高齢の方があきらめているということは大変悲しいことですし、そこはぜひケアしていただきたいなと思います。  最後、水産科学館費についてです。こちらの施設は指定管理者制度になって、さらに利用料金制を導入したというお話を伺っています。この利用料金制導入に至った経緯と効果と、その他ちょっと御意見があれば伺いたいと思います。 ◎在家 観光課長 指定管理者でございますので、いろいろありますが、こちらが利用料金制を採用したという理由については、当時担当していないのでよくわかりませんが、推測ということになりますけれども、利用料金制というものは、利用料金が当然指定管理者に入るということで、頑張れば頑張るだけ自分たちの実入りが多くなるという意味では、インセンティブが非常に働くということです。例えば駐車場を指定管理者が利用料金制でやろうとしたときに、交通政策がいろいろとバスのほうに移行したほうがよいとかいうような話になっている中で、果たしてその駐車場をどんどん利用してくれるかどうかというと、そういう時代ではなくなってきている、そういう場合はなかなか利用料金制はできませんけれども、きょうの新聞にもついておりましたが、マリエントでは今回のようないろいろな企画展をやっております。そういうことを頑張ることで入館者がふえていっぱい実入りがあり、利用料金が入るということによって、その人数をふやすというインセンティブを働かせる意味で利用料金制にしたのではないかと考えております。  効果につきましては、数字のほうでお示ししたほうがよろしいかと思いますが、まず指定管理者にいたしましたのは平成18年度からでございます。平成17年度までは市のほうで委託をしており、そのときは1年間で3万62人でございましたが、平成18年度が3万5000人弱、平成19年度が4万4000人弱、平成20年度が5万6000人、平成21年度が5万8000人ほどということで、入場者、入館者は順調にふえているということでございます。  以上でございます。 ◆藤川 委員 多分入館者だけではなくて利益も上げられているかと思うのですが、利益が上がったとなれば、次のときの指定管理料が減額になるということはあるのですか。 ◎在家 観光課長 前回の平成18年度から平成20年度までに1回指定管理者をやって、その後平成21年度から今度は5年間ということで指定管理者をまた新たに公募してやっておりますけれども、平成21年度の選定に当たって、今までのものがどのように反映されていたかについては、ちょっと今お答えできませんので、後で調べた上でお答えしたいと思います。  以上です。 ◆藤川 委員 では、後でお願いします。  この前、6月の本会議でも私がちょっとこれを取り上げさせていただいたのですが、指定管理者制度の利用料金制度の導入についてということで伺ったのですけれども、さらに施設のあり方を見ながら導入の拡大を検討していくという御答弁をいただきました。  これだけ水産科学館では結果を出していますので、この施設がある程度モデルになって他の施設を牽引していくことになっていくのだと思います。ぜひうまく、よいモデルになって引っ張っていただけるように、そこのレクチャーなどの体制も整えて、今後も続けていただきたいと思います。  以上です。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 藤川委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆豊田 委員 今、藤川委員の八戸せんべい汁のお話で、富士宮やきそばが出ていたのですが、実は私ども観光開発特別委員会は先月、富士宮市に行ってまいりまして、そのグランプリをとったという焼きそばを食べに参ったのですけれども、先ほどの話で400~500億円の経済効果ということでございましたが、あの焼きそばでどうして400~500億円という数字が出たのかなと考えておりました。  と申しますのは、私どもは焼きそばそのものを食べてまいりまして、グランプリとはどれだけのものかということだったのですが、要は先ほどの八戸の場合もそうですけれども、それによっての市民の意識度が違ってきたということでした。富士宮やきそばも決して行政のほうから仕掛けるということとかではなくて、市民である若者の中から、何で富士宮はこんなに焼きそばが多いのだというようなことから始まって、主婦が、あそこの焼きそばがおいしい、ここの焼きそばがおいしいということで、市民団体がその焼きそばを盛り上げようということになって、行政にお金を出してもらうと口も出されるから、そういうことではなくて、自分たちがこれを盛り上げようというところから始まったようでございました。  富士宮では、それをきっかけにして、自分の地元にはこういうものがある、ああいうおいしいものがあるということで、いわゆる味が、いろいろなものが集積しているということで、クリスタルバレーのようにフードバレーという構想を打ち立てて、そして売り込み、焼きそばがきっかけになって、知名度アップによって、来てくださった方に、またいろいろなものを召し上がっていただくというようなことからどんどん派生していったと。そちらの方は、八戸市はB-1グランプリの発祥の地だったものですから、もうこのB-1グランプリについては本当に八戸市なくしては多分考えられないだろうというぐらい、八戸についてすぐおわかりになってくださいました。  私が何を申し上げたいかと言うと、やはりそのものよりも、それをきっかけにして知名度アップにつながっているということです。そしてまた市民の意識のアップにもつながっているし、それから人的な交流がすごく大きいと思うんです。  そして、富士宮市はそれをきっかけにして、帯広市との共同声明に調印し、フードバレー構想の一員になってやっていると。相互間の交流がどんどんふえてきているわけです。この効果がまた非常にあると思うんです。  ですから、そんなことからも、せんべい汁にしてもイカにしてもサバにしても、どれを好まれるかわからないけれども、やはり八戸は何かあれやこれや食べ物が次々出てきて、何だかわからないけれども、すごい食べ物のまちなのだなということにもつながると思いますので、ぜひこの八戸せんべい汁研究所、この方たちにも引き続き御支援いただくことを要望いたします。  今、たまたま視察に行ってきたものですから、お話しさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で藤川委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆松橋 委員 1点でございますけれども、プレミアム付商品券の発行の問題で、3款でも定額給付金のことでお伺いしましたけれども、この定額給付金と合わせながら経済効果を出そうということで、このプレミアム付商品券に取り組んだと思います。  ただ、この予算は単費でありますし、1億円近い予算という意味では、やはりどうだったのかと。さっきから検証、検証という話が出ていますけれども、やはり事業の検証は一応してみる必要があるのではないのかということでちょっと質問させていただきたいと思います。  そこで、事業の内容等については報告書に書いてありますのでよいわけですけれども、私はいろいろ見ていると、これを実施して、大変評判がよかったと言いますか、商品券がすぐ完売したというふうなことで、それは商工会議所のほうでも、商品券が全国でもかなりトップのほうの成果を出しているということ等もあって、評価が高いのではないかと思います。  また、逆に、市民からいろいろ聞きますと、取り組みの中身として、期間が短かったとか、知ったときにはもう全部完売していたとかいう不平不満もあります。  また、あれは1人2セットまでということでしたが、ところが同じ人だけが家族で行って何セットも購入している、これはちょっとおかしいのではないかというふうなことで、その商品券が全体に行き渡っていないという不満もあります。  そこで、実施しての効果と、そのようないろいろな問題点があったのではないかと思いますけれども、聞いている部分がありましたらちょっとお伺いしたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 効果と問題点について、2点の御質問ですが、まず効果については、商品券を発売した昨年の6月に、大型店あるいはスーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア、衣料店のほうの担当者に直接電話で聞き取り調査をしてございます。  全体で19社ですけれども、お答えがあった16社中8社において商品券の効果があった、小売業界がこれほど低迷している中で10%近く売り上げが上がったということで、商品券について大変評価をされているというところがありました。  ただ、業種によっては、衣料店等では効果が余り見られなかったというお話は聞いております。  この商品券の全体の売り上げ等を見ますと、大型店で大体23.5%、スーパーで47.9%ということで、7割以上がスーパーと大型店で消費されているということで、そこの大型店及びスーパーのほうで商品券の効果がある程度見られた、売り上げもアップしたというお話を聞いておりますので、それなりの消費刺激の効果があったものと考えております。  あと、御指摘の問題点についてですが、確かに1人で何点も買われたとか、買おうとしたらもう売り切れになっていたという御指摘は受けております。  ただ、我々も実際のところ、これについては、もし売れ残ったらどうしようという話までするくらい、この2日間で売り切れるということは全く想定していなかったもので、これに対しては以前本会議でもお話ししましたけれども、もしこういうような事業を再度実施する場合に当たっては、そういう点に十分注意しながら、市民に対する周知を図りながら実施していきたいと考えております。  以上です。 ◆松橋 委員 ありがとうございました。企業にと言いますか、いろいろな調査をされて、売り上げも上がっているというふうな実績も出ていますので、私はどれだけ大きな効果であったかわかりませんけれども、少なくても経済的な効果があったのではないかと思っています。  また、市民にとりましても、数の問題とか、売り方とか、いろいろな問題はあるにしろ、批判もありますけれども、評価もしていると。1割得するわけで、これはメリットがあるわけですから、効果があるのだろうと思います。  ただ、1億円という市からの補助ですから、額は小さいものではないと思いますけれども、いろいろこの調査をして、今後において― 先ほど課長からも、これからもやる可能性があるとすればというところもありましたが、何かその辺からニュアンス的に、もしかすれば今後もあるのではないかということをちょっと直感したのですが、私は経済状況を見ながら、これはもう少ししっかりと検証して、経済効果があるのであれば、今みたいな粗っぽいやり方ではなくて、もっと効果的な方法を少し考えて、この八戸の商工会議所の商品券が全国1位で、取り組みもよいそうですから、それを利用して商業活性化の政策としてこれを実施することもあり得るのかなと、継続的にやってみる必要があるかもしれないと思うわけです。その辺は回答は難しいと思いますけれども、将来的に、近い将来とか、また継続する考え方とか、そういうものは検討してみる余地があると思いますが、その辺はちょっと意見がありましたらお願いします。 ◎吉田 商工政策課長 この場でははっきりしたお話はできないと思いますけれども、何かのタイミングで商工会議所あるいは各企業からこういう事業の要望等が出た場合には、市としてもある程度考えていかなければならないのではないかと考えております。 ◆松橋 委員 ありがとうございました。我孫子市の例ですが、ちょっとインターネットで見ましたら、やはり商品券の売れ行きがよくて好評であったと。そして今商工会議所と一緒になって検証をしているようでありますけれども、商業にどれだけ刺激があったのかを十分検証した上で、今後の継続もいろいろ判断していきたいというふうな考え方を持っているようです。  そういうところもあるわけですから、せっかく今回、取り組んでみて、取り組み状況もまあまあだったということであれば、もう少し検証して、経済状況も見ながらもう1回検討してみてもよいのかと思いますので、意見を申し上げて終わりたいと思います。 ○立花 委員長 先ほど藤川委員の水産科学館の質疑に対し答弁を保留しておりましたので、これより理事者から答弁させます。 ◎在家 観光課長 先ほど藤川委員からお話がございました、利用料金が次の指定管理者選定に当たって、収入見込額として反映されるかというお話でございますが、これにつきましては参考にして金額を設定するということになります。  ただ、前のものをそのまま反映するとなりますと、インセンティブが働かないということもございますし、いろいろな企画をすることで逆にいろいろな経費もかかる。収入を増額させるためにいろいろなお金をかけてやっていくということを考えると、一概に前年度までのものをそのまま金額の見込みとしてやることは危険ということで、それについては参考にすると。なおかつ、当然ながら、平成21年度から平成25年度まで今の指定管理者が管理をしていくわけですけれども、その年度の途中では当然金額の増減はないということでございます。  以上でございます。 ◆藤川 委員 さっき言ったとおり、多分八戸市の中で利用料金制導入のモデルとなる事例になると思うので、ぜひ慎重に進めていただきたいと思います。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆石橋 委員 通告しております7款1項八戸商工会議所事業補助金について、1つについて伺いたいと思います。  まずちょっと確認させていただきたいと思います。この補助金の目的及び補助金の内訳と、現状での補助の検証と、将来的な補助の考え方についてお伺いしたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 石橋委員にお答えします。  4点、補助の目的、内訳、検証、将来的な考え方についてということで、まず1点目の目的ですけれども、商工業の振興を図るために、商工会議所が行う商工振興策に要する経費の一部を助成するという目的のもとに商工会議所に補助金を出しております。  それから内訳ですけれども、基本的に補助対象経費を決めておりまして、地域総合振興事業、産業振興費とか調査費、これは通行量調査、あるいは広報活動費、これは商工ニュースなど市で利用するもの、これらについて。  あとは中小企業相談事業というものをやっておりまして、こちらは商工会議所の会員以外の方にも利用できるように門戸を開いていただくようにお願いしているところでありまして、こちらの事業に対して補助してございます。  補助金額は、事業費に対して3分の1ですけれども、限度額500万円ということで、平成6年からずっと500万円で来ております。  こちらの検証につきましては、毎年決算書をもらいまして、対象経費について報告書をもらっておりまして、その部分を確認いたしまして、それに基づいて補助金を支出しております。  将来的な考え方ですけれども、まず平成19年度に事業費の2分の1から3分の1にという制度改正をいたしまして、さらに今般、行財政改革大綱のほうで補助金の見直しということがございますので、商工会議所とも何度かお話をしておりますが、減額の方向でただいま検討しているところでございます。  以上です。 ◆石橋 委員 わかりました。今のところは事業として商工ニュースだとか調査をするとか、相談事業を行い、事業費の3分の1の補助をし、上限は500万円と。ただ、今後は行財政改革の中では少し減額していかなければならないのではないかという方向が出ていると。  その中でも、昨日も大島委員からもありましたが、経済常任委員会との懇談の中でも、会議所の中の議論がなかなかうまくいっていないと。要望は出したけれども、その後の回答についても、その改善とか前向きな動向、その動きが少しよくないと。ああ、私たちが思っている以上にそうなのかなと思ったりしたところです。  市としても商工会議所のポジションは大きいものだと思っています。商工業の振興に関して、団結しながらも、市で寄与する部分は大きいということは非常に理解するところであります。  ただ、やはり今後とも、今みたいな補助金のあり方、必要なときであれば出してもよいと思いますし、必要でなければ減額もするという考え方は当然あるべきだと思っています。  その中で、今、会議所の組織率はどのように推移しているのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 会議所の会員は4月1日現在で4017名でございます。  先ほど言われました各部会ですが、生活文化商業部会に始まって9部会ございます。そちらには1部会当たり約300名、建設業部会が953名と多いのですけれども、一応そういう形で各会員が各部会に分かれていると。  あと、その下に青年部、女性会がございまして、青年部は114名、女性会は68名というような形で組織されていると伺っております。 ◆石橋 委員 その4017名というのは、ここ数年間では減っているのですか、ふえているのですか、そこら辺はわかりますか。
    ◎吉田 商工政策課長 具体的な数字はここに持ち合わせておりませんが、減少傾向にあるというお話は聞いております。 ◆石橋 委員 わかりました。減っているということですけれども、市としても商工会議所に補助する、事業に対して補助するということは非常によいことだと思うんです。  ただ単にその団体等に補助をすると、何に使われているかの精査が難しい点もありますので、事業に補助することはよいことだと思っています。  その中でも、全員が入っているわけではありませんので、できれば本当は組織率も上げていくような努力に対して、市も必要であれば意見交換をしながらも、やはりそのサポートはあってよいのではないかと非常に思います。  ただ、また別な部分で商工会議所に関してはいろいろな委託事業があります。商工会議所だけでなく、例えばコンベンション協会などでもそうですけれども、先ほどもコンベンション協会に補助金を出している例も出ていました。  このような団体に委託とかで出しているものについて、ちゃんとした結果とか、その経費に見合った効果が得られているのか、費用対効果、ここら辺をきちっと踏まえた検証が必要だと思うんです。  こういう部分がないと、どうしても委託先として、いつも大きい会議所であったり市にかかわりのある団体のほうが挙がってきます。  そこに対して出したときに、その方々には、例えば商工会議所であれば商工業の事業を委託された際には、本当にやる気があって、最後まで頑張るぞと、その中で市民のためにもつながるぞというような気持ちまで持っていただければありがたいと。  ですが、うん、わかった、うん、やりましょうと簡単に受けてしまうと、補助であっても委託であっても、効果が薄いということは、会議所だけでなく、ほかの大きい団体等への委託等にあってもあろうかと思うんです。  ですから、その点を理事者各位も非常に注意して、地域経済に寄与するような補助金と事業の検証ということをきちっとやっていただきたいと思っているところであります。  その点、部長、何かあればちょっとコメントをいただきたいと思うんです。 ◎高谷 商工労働部長 商工会議所とは常に連携して事業を進めております。例えば工業の部分については、市の企業誘致促進協議会の一員となって常に情報交換してやっております。  具体的に言うと、エネオスがことし1月にポートアイランドにLNG輸入基地の立地を表明したわけですが、その建設期間が5年と長いわけで、その建設時の地元業者の活用というようなことで、会議所には市と一緒にその取りまとめに尽力をいただいています。  また、いわゆる商業の部分については中心市街地の活性化ということで、まちづくり会社をつくっていただいたり、あとまちの駅とか、空き店舗対策とか、さまざまな事業をやっています。  観光の面においても、新幹線の八戸駅開業の際に、商工会議所の方々が中心となって、はちのへ観光誘客推進委員会をつくって、現在までも、例えばBuyはちのへ運動だとか、八戸前沖さばの活用だとか、そのような形でいろいろやってございます。  時により市も一緒になってやってきていることは確かですけれども、その中で先ほど課長から会議所に対する補助金の件について答弁がありました。つまり、従来のとおりやっていくことも1つですけれども、それを検証して、その財源を新たな事業に振り向けるといった工夫を、会議所とちょうちょうはっしの議論をしながらやってございます。  ですので、お互いに前向きに、限られた財源の中で一生懸命やっていこうという議論をしております。また、今後もそういう議論をしていかなければならないと感じております。 ◆石橋 委員 わかりました。今後とも会議所と連携を深くされるということはよろしいことだと思いますし、意見交換は十分に果たしていただきたいと思っています。  やはり私が昨日から話しているとおり、事業の補助金とかの費用対効果、このようなもののあり方は非常に問われてきておりますので、慣例として事業費を支出するということは避けていかなければならないということはもう御存じのことだと思います。  その中で、地域経済にそれがどのように生かされていくかを精査することが、私たちにも非常に望まれているし、検証していかなければならないことだと思いますので、どうかそのような効果が得られるような検証の方法、そして必要な事業に対しては補助していくというようなスタンスをとって今後とも努力されることを期待して、終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 私は八戸市企業誘致促進協議会負担金について―北インター工業団地の立地の見通し、2つ目としてテレビドラマ等出演者三社大祭招致事業補助金について、3つ目は八戸ふるさと検定事業補助金について、この3つをお伺いいたします。  まず1つ目の八戸市企業誘致促進協議会負担金について― 北インター工業団地の立地の見通し― ということで、まずこの協議会の事業内容と、この北インター工業団地の見通しと言うか、どのようになっているかをちょっとお聞かせください。 ◎千葉 産業振興課長 八戸市企業誘致促進協議会の負担金について、その主な事業ですが、1番目として広報事業、これは首都圏セミナー、中部圏でのセミナーの開催、それから工業団地視察会の開催、協議会ホームページの運営、パンフレット作成等。  2番目としては情報収集事業、これは顧問との情報交換、新産業創出に関する研究。  3番目としては企業訪問事業を行っております。  北インター工業団地の今後の立地の見通しですが、まず北インター工業団地については加工組み立て型、先端技術産業等の立地を促進することにより産業構造を多様化し、あわせて雇用の安定的拡大を図るために整備した内陸型工業用地でございます。  北インター工業団地の分譲状況については、工場用地約97.5ヘクタール、そのうちの約62.6ヘクタールが分譲済みで、分譲率としては64.2%となっております。  主な立地企業はアルバック東北とか多摩川精機、最近では桜総業が立地していただいております。  議員全員協議会でも答弁してございますけれども、現在も複数の企業から引き合いが来ておりまして、そのうち1社については今年中には決まりそうだという状況でございます。  しかし、急激な円高等によって景気の先行き、見通しが非常に不安ですので、そのような景気状況も踏まえながら、企業のニーズに合った施策を展開して分譲促進に努めていきたいと思っております。  以上です。 ◆田中 委員 ありがとうございます。先ほど、今お話にあった、ことしじゅうにという企業のお話も何となく聞こえてきていますので、あえて名前等は出しませんが、成功するように頑張っていただきたいと思います。  やはり桔梗野工業団地の問題と、この北インター工業団地はこれから本当に県ともいろいろやっていかなければならない状況の中で、力を入れていかなければならない大変なところだと思いますので、御尽力されることを御要望申し上げて、この質問は終わります。  2つ目として、テレビドラマ等出演者三社大祭招致事業補助金についてですけれども、これは5年間の限定ということで、昨年度で終わったのですが、これの効果についてちょっとお聞かせいただければと思います。 ◎在家 観光課長 お答え申し上げます。  平成21年度までの、観光客の入り込み数ということで、まず平成16年度はまだ大河ドラマの出演者招致事業はございませんでした。そして平成16年度は全体で約93万人でございます。  あと、平成17年度が約108万8000人、平成18年度が約111万3000人、平成19年度が約109万3000人、平成20年度が約105万8000人で、平成21年度が約118万8000人、そして今年度、平成22年度は約103万8000人となっております。  以上でございます。 ◆田中 委員 今の入り込み数、来客数の件でもわかるように、お客様が物すごくいらっしゃっているということは数字の上でも手にとるようにわかると思うんです。  今回、もうやめてしまったということはあれですけれども、今後何かこれにかわるものを考えているのか、それともまたこれを復活させようと思っているのか、その辺のことをお伺いさせていただきたいと思います。 ◎在家 観光課長 本事業についてはこれまでも5年間やってきた中で、楽しみにしていた方もいらっしゃると思います。ただ、一応5年を区切りということでこれまで進めてきて、ある程度三社大祭の知名度もアップしたと考えております。  今後またやるかどうかの議論はいろいろ検証しながらということになると思うのですが、特にこれからは― 今年度は委員からの御質問もあったとおり、中日のこともございましたので、その辺の影響もあろうかと思います。その辺を今後三社大祭の運営委員会、そして観光コンベンション協会とも相談しながら検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆田中 委員 今のところ何か新しい施策というものはないというような感じですが、私もそうですけれども、芸能人が来ると言うと、やはりちょっと見てみたいなと、それは一般市民と言うか普通の方であれば当たり前ではないかという気もしますので、そういう意味でも八戸の三社大祭がそれによって全国的に広まったということで終わらせないで、経済効果、それに市民の方たちの楽しみというか、そういうものも非常にあってよかった事業ではないかと思いますので、新しい事業がないのであれば、再度やりませんかというような話をしていただければよいのかなというところを御要望申し上げて、この件は終わります。  3つ目の八戸ふるさと検定事業補助金についてですけれども、初級の試験がありまして、私も含め、ここにいる議員何人かが試験を受けさせていただきまして、おかげさまで合格させていただいたのですけれども、やはりこれは試験を受けるためにすごく一生懸命勉強しますし、八戸の子どもたちも含め、観光客にいろいろお話をしたりするのに、とても勉強になることですし、こういう検定をもっともっと継続して広めていったらよいのではないかと思うのですが、その辺の御意見、お考えをお聞かせください。 ◎在家 観光課長 これについては委員お話しのとおり昨年度たくさん受験していただきました。あわせて、今年度についても初級の試験を既にやっております。また、今後もうワンランクアップということで、中級の試験についても10月に予定しております。  以上でございます。 ◆田中 委員 中級の試験もあるということで、最終的には上級試験ぐらいまでで終わる予定でしょうか。 ◎在家 観光課長 ちょっとそこまで私は聞いておりませんが、中級ということは、恐らく次は上級があるだろうとは予想いたします。  以上でございます。 ◆田中 委員 本当に皆さんで勉強して、今、青森に新幹線で来た観光客に、ここはどこですかなどと聞かれて、おれ、忙しいからだめだというような、そんなのはだめだよという、観光客を大切にしようというテレビCMもやっていますので、やはり八戸でも、そういう意味で一人一人が、来た方に、ここはいいですよ、あそこはいいですよと言える、そういう意識を持つことによって、八戸がもっともっとよいまちだと言われるようになるのではないかと思いますので、しっかりと継続していただけるように御要望申し上げて終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 1点だけ、朝市について伺います。10款の教育費でもお伺いしたいと思いますけれども、まず観光という面でも、この朝市をちょっと取り上げたいと思いまして、ここで挙げさせていただきました。  片町の朝市は62年の歴史を持っていて、市民からも大変親しまれて、多くのファンを持つ朝市でありましたけれども、残念ながら移転せざるを得ないということで閉幕になり、今は長根公園でということで、長根公園は体育施設ですが、やむなくこれを受け入れて開催された。  ところが、やってみれば場所的にも、それからまた閉店に追い込まれた理由としての路上駐車とか騒音などが解消され、さらに新しいお客さんもふえてきているというようなことでも大変好評であって、もちろんそこにお店を出されている方にも、お客さんにとっても継続してほしいということが強く望まれてきていたわけですけれども、現時点でこの片町の朝市が、もう長根朝市として定着しつつあるわけですけれども、今はどういう状況かお知らせください。 ◎在家 観光課長 お答え申し上げます。  今の状況はあくまでも暫定ということで、街の朝市会が片町の朝市から独立した形で、長根公園でやっておりますけれども、また新たな、まちなかに近い、中心市街地に近い場所を探しているということで、暫定で9月30日までということで伺っております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 そうしますと、進展の兆しはまだ見られないという状況なのでしょうか。 ◎在家 観光課長 進展と言うのは、新しい場所へのということでよろしいでしょうか。 ◆伊藤 委員 要するに現在地でやっていくのか、あるいはまた移ったところでやっていくのかという新しい方向です。 ◎在家 観光課長 中心街でやりたいという思いは、いまだに朝市会のほうは変わりませんで、一度中心街のほうからも手を挙げていただいた町内会もございました。その中で、街の朝市会のほうでは、駐車場の問題とか環境等のいろいろなことを考えながら、総合的に判断して、とりあえず、もう少しよい場所がないか保留したというような経緯がございます。またそれで改めて違う場所を一生懸命探しているという状況でございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 中心市街地のほうから手を挙げていただいたということ、しかし、今中心市街地のほうも、なかなか商店をなさっている方々との交渉が難航しているということが新聞報道にもありましたけれども、何かその辺の調整役としてもうちょっと力を入れる立場の方とか行政とか、その辺のかかわり方はいかがなのでしょうか。 ◎在家 観光課長 これについてはいろいろと、あさぐるとか、朝市バスを出したりとか、行政のほうも観光という面でバックアップしていると言うか、いろいろ取り上げさせていただいておりますけれども、いかんせん、やはり個人の業者であるということもございますので、市がリーダーシップを余り発揮して、あっちでやれ、こっちでやれということもなかなかできません。その中で観光コンベンション協会に入っていただいて、商工会議所を通して中心市街地の町内会にもお話をしているということで、決定権はこちらにないというようなところも非常に歯がゆいところではございますけれども、そういうことでの協力はさせていただいております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 私も、やはり中心市街地のエリアの中にこれを存続させていく、その方向をきちんとつけていただきたいと思っているんです。  やはり私はこの62年という歴史、八戸らしさは、ああいう朝市にあると思っているんです。都会から来た人はだれもミニ都会みたいな町並みを見たいなどと思っていないんです。八戸らしさは何か、あるいはこういう東北の1つのまちの姿はどうかというところに逆に魅力を感じていらっしゃるわけです。  しかも、それが中心街で実際に行って見ることができる、買い物ができるということは非常に魅力的だと思うわけです。  これから10款でも伺いますけれども、できたらあそこに何とかして残せないかということがまず第1、残せないなら別な中心街のどこかと。  そういうことですが、これは可能かどうかは別として、よく欧米へ参りますと、特にヨーロッパに多いのですが、庁舎は大体旧市街地にあるわけで、その中心になっているわけです。その周りをいろいろな公共施設が取り囲む中に、役所前の広場があって、そこは本当に市民の憩いの場になっている。  そして、朝早くから午前中まで、そこは前の日の午後とか夕方に出かけたときの様相とは本当に一転して、市場になっているんです。もうすごいにぎわいです。  そしてお昼を過ぎると、あれは何だったのかというぐらいに、ごみ1つなくきれいに、すぱんと片づいていて、見事にまた広場に変わっているわけです。  そういうことでは、八戸の役所の前の広場がそういう朝市の場になってもよいのではないか、何かヨーロッパ形式で、とてもおしゃれで逆によいのではないかとも思ったりするんです。  でも、やはり第1候補は長根公園であり、中心街のどこかで商店街の方たちの合意も得られればそこがよいでしょう。しかし、どうしても行き場がないといったときに、この役所前の広場も1つ考えられるのではないかと。  三八城公園での朝市もあるようですけれども、お互いの相乗効果で、よい結果も生まれてくるのではないかということも、私1人の絵そらごとかもしれませんが、考えてみました。そんなこともちょっと片隅に置いて、ぜひともこの朝市の存続に向けて頑張っていただきたいということを要望して、終わります。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 多分観光のところでかかわると思うのですが、国宝も観光の目玉の1つになっていますが、この国宝の案内の方法について。もう1つは、長者山も祭りと関係があって、おとぎの桜も、JRでも宣伝していますし、かかわるのですが、これはテングス病の対策などはできないか。この2つをお聞きしたいんです。  先に国宝について、合掌土偶の案内はこれから看板が立つと思うのですが、櫛引八幡宮のよろいの案内とか、そういうものはどこかやっているところがありますか。駅前などでは余り見かけないという話ですが、案内板などはありますか。 ◎在家 観光課長 国宝のよろいかぶとの案内板自体は、特に道路等への標識としてはございません。もちろんパンフレット等では御案内していると。国宝については以上でございます。 ◆畑中 委員 パンフレットもあるようだけれども― というのは、この間、県内の弘前から観光に来た人がいまして、観光と言っても国宝を見たい、よろいを見たいと来たんです。  ところが、高速道路からおりて、はて、どっちへ行ったらいいか、どっちだったかと見たけれども、看板も何もないし、こっちのほうだということで行ったけれども、その道路のわきにも何もない。あれ、どこから入るのだろうということで非常に苦労したという人がありまして、もう少し見やすい何かがあったほうがよいのではないかと。  実際にないんです。国道104号の櫛引八幡宮に入る前にも、国宝の看板もなければ、高速道路を下がってきた道中にもないし、お菓子とかせんべいの看板はあるけれども、国宝の看板はないんです。だから、あれは何とかと。  確かに国宝は神社のものでしょうけれども、観光の目玉の1つですから、そういうものができないかどうか、ちょっとその考え方を。 ◎在家 観光課長 道路に立てる看板等につきましては道路管理者のほうが設置するということになるのでしょうけれども、当然、そちらのほうで必要性を感じなければ道路管理者もつけないということになると思います。それについて観光サイドで必要であるということであれば、またその管理者に御相談するとかいうことについては必要に応じて考えていきたいと思います。  以上でございます。 ◆畑中 委員 ほかの都市へ行くと、目玉のようなところは、駅におりると、駅の旅行案内でどことかとわかるものもあるんです。そういうのは立派なものでなくても、何かもう少し工夫したほうがよいのではないかと。八戸は観光に力を入れている割には、そういうものがちょっと不足なのかなと思って、そこをちょっと聞きました。検討できるのであればやってほしいと。県内から来た人もわからない人が― 我々は知っているからすぐわかるけれども、県内でもそういう人がいるということです。  それからもう1つ、おとぎの桜だけではなく、長者山は神社のものでしょうけれども、やはり地元の人たちは、桜があってよいところだと思っていて、テングス病で今にも死んでしまいそうな木がいっぱいあるということで非常に心配しているんです。  神社の木だから、1回頼めば30万円も金がかかるということで、その金がないのでやっていないのか、もしそれで死んでしまうと何か寂しいなと思ったものだから、補助か何かの方法がないのかと。  八戸の長者山というものは、まちの関係の人にとってはいろいろ、朝市はなくなったけれども、観光の目玉になっていると思うので、その辺の考え方として、今すぐでなくてもよいですが、そういう面でも何か補助ができないものか。 ◎在家 観光課長 委員も御理解のことと思いますが、テングス病ですので、切るのが一番と思いますが、神社の木ですので、それについて行政でお金を直接出すということはなかなか難しいとは思います。  これについては、きのう5款でも畑中委員からお話がございましたので、公園緑地課にも伺ったところ、八戸公園に緑の相談所というものがございますので、恐らく樹木医の方もいらっしゃるかと思うのですが、いろいろな手だてもあるかと思いますので、そちらに御相談いただければと考えております。  以上でございます。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆豊田 委員 通告外で申しわけございません。決算書285ページ、337万5204円、アントレプレナー情報ステーション事業委託料についてお尋ねいたします。  たしかこの事業は2年前に始まった事業ではないかと思うのですが、まちの駅の2階を拠点として行われた事業だと思いますが、このたび、まちの駅が10月1日に三春屋隣のビルに移転オープンということを承っておりました。そうしますと、この事業もそちらのビルに移転するのでしょうか。  それからまた、この事業の内容と平成21年度の実績と、指導に当たるメンバーについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎吉田 商工政策課長 豊田委員にお答え申し上げます。
     まず、まちの駅が移転するということに伴って、一緒に移転するかどうかというお話ですが、まちの駅にはチャレンジボックスというものがございまして、創業を希望する方が試験的にそこで商品を販売したりするということ等をやっております。我々の起業家育成という部分からしても相乗効果が高いということで、まちの駅移転と一緒に移転する予定でございます。  それから、アントレプレナー情報ステーションの事業内容につきましては、まず1つ目が経営のサポート事業でございます。定期的に毎週1回、県の21あおもり産業総合支援センターのコーディネーターの方、あるいは八戸商工会議所の経営指導員の方が来て経営サポート、経営指導をしております。それからセミナー相談会、そういうものも随時開催してございます。  2つ目としましては情報発信事業で、創業希望者や創業から間もない事業者の方の事業内容についてPRするというようなことをしております。あとは先ほど申しましたとおりチャレンジボックスを用いた試作品の販売と。  あとは、3つ目としてはネットワーク事業、いわゆる情報交換会です。ステーションの利用者や、アントレプレナー情報ステーションから起業された方々との交流会などをやっております。  それから実績については、平成21年度は広告代理業、飲食業が2つ、スポーツ施設提供業の計4名の方が起業されております。  ちなみに平成20年度は2名、平成22年度は現在まで1名の方が起業されております。  以上でございます。 ◆豊田 委員 ありがとうございました。昨年度は4名ということで、今お聞きすると、本当にきめ細やかないろいろな指導をなさっているのだなということがわかりました。  ただ、会議所もそうですけれども、創業セミナーとか、女性起業セミナーとかいうセミナーの類は何度も行うのですが、その後の、いざ立ち上げて起業するまでの支援体制に、やはり行き届かないところがありまして、この事業があることによって、多分資金調達の方法とか、いろいろなことまで御相談になれると思いますので、これはぜひとも雇用創出のためにも、今後ともこの事業については市としても、委託しているからと任せるだけではなくて、何かそこに不足なことがあるかどうかを確かめて、1人でも多くの方が起業して成功なさるように、どうぞこれからも御支援のほど御要望いたします。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第7款商工費の質疑を終わります。  第8款土木費の説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは296ページをお開き願います。  第8款土木費について御説明申し上げます。  予算現額は149億6023万9203円であり、支出済額は116億974万6360円でございます。翌年度への繰越額は、継続費逓次繰越に基づく八戸ポータルミュージアム整備事業費22億6302万2000円及び繰越明許費に基づく道路改良事業費、交通安全施設整備事業費、道路改良事業費、道路維持補修事業費、橋りょう整備事業費、擁壁補修事業費、こどもの国建設事業費、八戸ポータルミュージアム整備事業費、駐車場整備事業費、排水路改修事業費を合わせた額の9億3815万1250円でございます。不用額は1億4931万9593円で、執行率は77.6%となるものでございます。  1項1目土木総務費は、港湾河川課、道路建設課、道路維持課、建築住宅課、農林建設課の職員の人件費、物件費のほか、13節の道の駅清掃業務等委託料、298ページに参りまして、19節の急傾斜地崩壊対策事業負担金のほか、八戸・久慈自動車道建設促進期成同盟会等関係団体への負担金が主なものでございます。  2項1目道路橋りょう総務費は、道路、橋梁の管理に要した道路維持課の職員の人件費、物件費のほか、300ページに参りまして、11節の街路灯の電気料金などの光熱水費、13節の道路台帳作成等委託料、19節の街路灯設置補助金が主なものでございます。  2目道路維持費は、市内全域の市道の維持管理経費でございますが、302ページに参りまして、11節の融雪剤購入などの消耗品費、13節の道路清掃、舗装補修、街路樹剪定管理作業等の市道の維持管理のための委託料、除雪業務等委託料、15節の維持補修工事費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく道路維持補修事業費の1億4000万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成22年度に繰り越したものであります。  3目道路新設改良費は、道路の新設、改良、打ちかえ、舗装、側溝の築造等に要した経費でございますが、304ページに参りまして、13節の測量等委託料、15節の道路新設改良工事費、17節の道路用地購入費、19節の私道整備補助金、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく本八戸駅沼館2号線、西十日市楢館線、泥ノ木・根子久保線、一日市矢沢2号線、十文字巻河原線、白銀湊臨港線、桔梗野地内道路改良事業費を合わせた額の1億40万3200円でございますが、用地及び補償交渉に不測の日数を要したことにより、平成22年度に繰り越したものであります。  同じく3目道路新設改良費は、平成20年度から繰り越しとなった新井田白銀線、島守根子久保線、十文字巻河原線、吹上六丁目地内及び長苗代四丁目地内道路改良事業費を執行したものであります。  4目橋りょう整備費は、13節の橋りょう点検業務等委託料、15節の橋りょう整備工事費が主なものであります。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく橋りょう整備事業費の3704万7300円でございます。  同じく4目橋りょう整備費は、306ページにわたりますが、平成20年度から繰り越しとなった同事業費を執行したものであります。  5目交通安全施設費は、歩道、区画線、防護さく等の設置及び管理に要した経費でございますが、13節の測量等委託料、区画線設置委託料、15節の道路新設改良及び交通安全施設整備工事費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく一日市矢沢2号線道路改良事業費及び六日町地区交通安全施設整備事業費を合わせた額の1億3664万1000円でございます。  同じく5目交通安全施設費は、308ページにわたりますが、平成20年度から繰り越しとなった一日市矢沢2号線道路改良事業費及び六日町地区交通安全施設整備事業費を執行したものであります。  6目西母袋子線道路改良事業費は、15節の鷹ノ巣橋橋台工事費、17節の道路用地購入費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく工事請負費等の2億995万5000円でございます。  同じく6目西母袋子線道路改良事業費は、平成20年度から繰り越しとなった同事業費を執行したものであります。  3項1目港湾費は、八戸港整備促進に係る経費でございますが、19節の港湾整備事業負担金のほか、県港湾協会等関係団体への負担金が主なものでございます。  4項1目都市計画総務費は、310ページに参りまして、都市政策課、公園緑地課、建築指導課等の職員の人件費、物件費のほか、13節の八戸駅前広場及び東西自由通路の維持管理のための委託料、まちづくり交付金事業効果分析調査業務委託料、312ページに参りまして、木造住宅耐震診断委託料、19節の都市計画事業負担金、東西自由通路電気使用料負担金が主なものでございます。  同じく1目都市計画総務費は、平成20年度から繰り越しとなった白銀駅自転車駐輪場整備工事費を執行したものであります。  2目区画整理管理費は、区画整理課、駅西区画整理事業所の職員の人件費、物件費のほか、314ページに参りまして、19節の田向土地区画整理組合事業への負担金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく擁壁補修事業費の587万9000円でございますが、補償交渉に不測の日数を要したことにより、平成22年度に繰り越したものであります。  3目都市下水路管理費は、13節の浚渫及び除草清掃委託料が主なものでございます。  4目公園費は、316ページに参りまして、市内の公園274カ所の維持管理等の経費でございますが、13節の公園清掃等委託料、都市公園樹木管理委託料等の公園の維持管理のための委託料、15節の公園整備工事費が主なものでございます。  318ページに参りまして、5目八戸公園費は、11節の大型遊戯施設の修繕料、13節の同公園の指定管理料が主なものでございます。  6目緑化事業費は、緑化事業推進に要した経費でございますが、11節の配布用草花購入の消耗品費、320ページに参りまして、19節の八戸市を緑にする会補助金が主なものでございます。  7目こどもの国建設事業費は、15節のサクラの杜ゾーンの施設整備工事費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく子ども交流館整備工事費の1億9030万円でございます。  8目都市公園事業費は、322ページに参りまして、15節の三八城公園、館鼻公園及び桔梗野公園の整備工事費が主なものであります。  同じく8目都市公園事業費は、平成20年度から繰り越しとなった豊崎やまびこ運動公園整備工事費を執行したものであります。  9目八戸新都市開発整備事業費は、19節の分譲促進広報負担金、23節の新都市土地区画整理事業負担金立替費償還金が主なものでございます。  10目市街地整備調査事業費は、売市第三地区の整備方策等を検討する経費でございます。  324ページに参りまして、11目交流施設整備費は、八戸ポータルミュージアムの建設と開館準備に係る経費でございますが、13節の地域情報通信システム開発業務委託料、17節の駐車場用地購入費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく駐車場整備工事費等の3687万9500円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成22年度に繰り越したものであります。  継続費の逓次繰越は、工事施工監理委託料及び施設整備工事費の22億4000万円でございますが、平成21年度の未執行分を平成22年度に繰り越したものでございます。  同じく11目交流施設整備費は、326ページに参りまして、平成20年度から継続費の逓次繰越となった工事施工監理委託料及び施設整備工事費を執行したものであります。  同じく11目交流施設整備費は、平成20年度から繰り越しとなった施設活用事業調査業務委託料等を執行したものであります。  12目特別会計整備費は、28節の土地区画整理事業、下水道事業及び公共用地取得事業の各特別会計に対する繰出金でございます。  5項1目3・4・8街路改良事業費は、沼館地区の改良事業でございますが、328ページに参りまして、15節の街路改良工事費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく工事請負費等の2904万6250円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成22年度に繰り越したものであります。  同じく1目3・4・8街路改良事業費は、平成20年度から繰り越しとなった同事業費を執行したものであります。  6項1目住宅管理費は、市営住宅3016戸の維持管理に要した経費でございますが、建築住宅課の職員の人件費、物件費のほか、330ページに参りまして、13節の市営住宅等指定管理料、15節の市営住宅の地上デジタル放送対応工事費等が主なものでございます。  2目住宅建設費は、332ページにわたりますが、継続して進めている白山台ヒルズ及び是川団地建てかえに係る建設費でございます。  3目特別会計整備費は、28節の住宅用地造成事業特別会計に対する繰出金でございますが、支出はなかったものであります。  7項1目河川管理費は、土橋川等の管理に要した経費でございます。  334ページに参りまして、2目排水路事業費は、市内の排水路の維持管理経費でございますが、13節の排水路浚渫等委託料、15節の排水路の築造及び補修工事費が主なものでございます。  以上で第8款土木費の説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私からは8款4項の都市公園遊戯施設定期保守点検業務委託料について1点御質問いたします。  まずこの定期点検は、公園の遊具を利用する方、特に子どもさんの安全を考えれば、本当に抜かりなしにやっていただきたいと思うのですが、まずはこれは定期保守点検なので、どれぐらいのペースで点検をやっているのかお聞きしたいと思います。 ◎笹本 公園緑地課長 この定期保守点検の業務でございますけれども、年1回業者に委託しております。 ◆夏坂 委員 それは公園の遊具でも新しいもの、古いものがあると思うのですが、新旧にかかわらず年1回全部の都市公園でやっているということでよいでしょうか。 ◎笹本 公園緑地課長 市内に都市公園は約280カ所ありますけれども、その中で遊具のある公園は約212カ所ありまして、これをまず委託しているということです。  あとつけ加えるとすれば、確かに遊具もそうですけれども、公園灯とか、そういうものもありますし、あずまやなどの腐食なども調査しているということでございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。先般、消費者庁が公園の遊具の簡単な点検方法とか、また費用を安く抑えるような安全対策をまとめた事例集を自治体に配付したと聞いたのですが、八戸市にもその事例集は届いていますでしょうか。 ◎笹本 公園緑地課長 国土交通省が策定しております都市公園における遊具の安全確保に関する指針と、それから社団法人日本公園施設業協会が策定しております遊具の安全確保に関する基準などがありまして、それに基づいて保守点検をしてもらっているということでございます。 ◆夏坂 委員 では、消費者庁からの事例集は来ていないということですか。 ◎笹本 公園緑地課長 申しわけありません、ちょっとそこまでは調べてございませんでしたけれども、まず都市公園は国土交通省の管轄ということで、こちらのほうだけに目が向いていたので、その辺はちょっと調べてみたいと思っております。 ◆夏坂 委員 確かに公園ですから、管轄はそこだと思うのですが、消費者庁がそのような事例集を出しているということだったものですから、実際に点検業務に役立ちそうなのかなと思って、ちょっと興味もあってお聞きしたのですが、あとは安全対策の費用を安く抑えられるといった部分もポイントになっているみたいですので。ただ、安く抑えると言っても、その実例が温暖地も寒冷地も共通の指標であれば、ちょっとこちらの寒冷地方では役立たないとか、コンクリートの補修方法も、寒冷地だと強度の問題なども違ってくると思うので、ちょっと興味があったのですけれども、後で調べて教えていただければと思います。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 2点だけお聞きします。1つは309ページの港湾整備事業負担金、もう1つは東西自由通路の管理業務委託料についてですが、この港湾の事業負担金は、国や県の事業のうちの一部負担ということですが、ちょっと中身を教えてください。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 平成21年度の直轄港湾事業、あと県事業の内訳ですけれども、直轄事業は第1、第2防波堤の整備と航路泊地の維持浚渫と一部拡張という内容になっております。  県事業については、八太郎大橋の耐震補強と、FRPの廃船処理場の整備と、八太郎と河原木の緑地の整備となっております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 わかりました。では、もう1つ、東西自由通路の管理業務委託はJRとの関連があると思うのですが、どうなっていますか。 ◎石黒 都市整備部次長兼都市政策課長 自由通路の管理についてはJR東日本盛岡支社に委託しております。 ◆畑中 委員 自由通路はJRと共用でしょうから、その負担の割合とかそういうものはあるのですか。 ◎石黒 都市整備部次長兼都市政策課長 今おっしゃられたとおりで、半分の南側6メートルが旅客通路、そして北側6メートルが自由通路で市の管理ということになっています。負担割合と言うよりも、維持管理の内容、内訳によって積み上げて負担金を決めております。  以上でございます。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 簡単に、道路行政2点と港湾行政2点についてお知らせください。  国道454号の豊崎地区の整備ですが、五戸町の方、それから南部町の方、新郷村の方と懇談をすると、豊崎地区はどうしたんですかという話もあるし、十和田湖への入り口として八戸駅西口から行くわけですが、やはりあそこがネックになるという話もある中で、平成21年度までどういうスタンスで進めてきて、平成22年度以降はどのようになるのか、ちょっとお知らせください。 ◎松川 道路建設課長 国道454号の豊崎地区の整備ということで、現在県事業として行われている豊崎地区周辺の事業ですが、豊崎から五戸町の豊間内地区の延長3520メートルが国道454号道路改良事業豊間内工区として平成19年度に補助事業に採択されました。  そのうち八戸市分は、豊崎地区の分を含んで670メートルがそこに入っていました。事業化しているということです。なおかつ、豊崎から尻内方面の正法寺工区の未着工部分の580メートルが正法寺2次工区として平成22年度、今年度ですけれども、新規事業採択されて、予算的には1000万円の事業費で、今年度は測量並びに詳細設計となっております。  御質問の豊崎地区は、延長は3000メートルになりますが、県からは現在施行中でありますこれらの事業の進捗状況を見て、地元の協力を得ながら整備を検討すると伺っております。  なお、豊崎地区には平成17年度から、国道454号に並行している既設水路へのふたがけをして歩道整備を進めております。延長は578メートルで、平成19年度で完了しております。  なお、市としても本路線の重要性にかんがみ、一層の事業促進が図られるよう今後とも県に強く要望してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆大島 委員 ありがとうございました。私も確認はしているのですが、現道を拡幅するという理解でいいですか、その辺がわかっていたらちょっと教えてください。 ◎松川 道路建設課長 これからの検討になろうかと思います。 ◆大島 委員 前は現道と小学校の間という話もあったけれども、現道の拡幅では支障が出てきましたよね。少し引っ込めてという話はしたのですが、できるだけ早く方向性なども出して、あと、通学路になっていますので、ひとつ進めていただきたい、頑張っていただきたいと思います。  それから2番目の市道前田小田線の歩道整備ですが、これは前にもお話をしていましたが、今八食センターに大体年間300万人ぐらい行くのかな。それからサンワドーと、それから今、ホーマックができました。あんなに広い道路なのに、どうして歩道がないかとずっと前から言われているんです。  今は、去年からずっとこの歩道を整備しています。卸団地のあたりをやっていましたが、あれは昔のNHKのほうとか小田坂のほうまで整備される可能性はどうなんですか。 ◎松川 道路建設課長 委員おっしゃるとおり、平成21年度から今年度にかけて八食センターと卸センターのほうに延長約700メートル、歩道としての用地幅は4.5メートルあるのですけれども、いわゆるぬかるみ防止対策として1.5メートルから2メートルの暫定的な舗装で人が歩きやすいようにという整備を進めてまいりました。  あと中央卸売市場の東側にあるガソリンスタンド付近から国道45号までの約600メートルの区間に、歩道形態が全くなくて、歩行者が車道のわきをすれすれに歩いている状況があるもので、平成23年度からは歩行者の安全を重視し、中央卸売市場側の車線に暫定的に幅員1.5メートルから2メートルの歩道設置を予定しております。約二、三年かかるかなと思っております。  この路線に対しては4.5メートルの歩道幅員があるのですが、最終的な、正規の完成断面どおり整備しますと、現状では側溝の流末が確保できないということで、私どもも必要性は非常に感じているのですが、やはりその辺の流末の対策を各課とも相談しながら検討してまいります。  あと、暫定的には八食センターのほうでやっている歩道の形態を延長することもちょっと考えています。  それと、交通安全施設として横断歩道等がその中にできるとすると、やはり車道と歩道を分離しなければならないというふうな目的から、局所的に歩道の形態を整備したいと思っております。  以上でございます。 ◆大島 委員 ありがとうございます。これは小瀧さんがいたときの話で、古い話ですが、要するに観光客も、道路に何で歩道がないんですかと言っているんです。それから、朝ぶろなどに行くと、歩いたり自転車で買い物に行きたいが、今は行けないという話もしょっちゅうあるんです。今は歩いて買い物に行ったり、夫婦で歩いたり、自転車で行ったりするんです。やはりそのように八食に行きたい。でも、危ないという話もありますので、距離も長いので時間もかかると思いますが、今少しずつやっているみたいなので評価をしたいと思います。ひとつ頑張ってください。  次は港湾についてですが、本会議で森園議員も言ったのですが、重点港湾に指定されると、特定重要港湾のほうの関連はどうなるのかと、ちょっと心配なので、端的にどのように考えればよいですか。
    ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 重点港湾と特定重要港湾の違いを改めて御説明させていただきますと、まず重点港湾は、今の政権の政策の一環であります国際競争力の強化の早期実現ということで、直轄港湾整備事業の選択と集中を図るということで、全国の特定重要港湾を除く重要港湾、103港ありますけれども、その中から国土交通省が選定したものでございます。  なお、重要港湾は港湾法で定義されておりまして、内容的には国際海上輸送網、国内海上輸送網の拠点となる港湾という定義づけがされております。  ですので、今般、重点港湾に選定されたわけですけれども、あれは言ってみれば来年度以降の直轄港湾事業の新規事業に今後も八戸港が選定されるということになっています。  片や特定重要港湾というものは法定上の話なので、それが実現しますと、予算の重点配分とか、あとはネームバリューが上がるとか、いろいろメリットはあると思うので、そういうことで結果的に貨物の集荷が図られるということで、今後も八戸市としても国等に要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆大島 委員 前原大臣は、スーパー中枢港湾をメーンにして、地方においては特定重要港湾はもうできないと言っているのだなと私は考えているんです。103港のものを43港にして、私はもうあとは特定重要港湾はない、これからはふえないと理解しているのですが、それは大丈夫ですか。私は前原大臣の方針でいけば、もう地方の整備は重点港湾でよい、特定重要港湾はもう必要ない、ふやす必要はない、あとはスーパー中枢港湾を整備すればよいという考えでいるのですけれども、その辺の考え、認識はどうですか。別だという理解でよいですか。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 特定重要港湾は法定上で決められている話で、敷居は結構高いということですけれども、重点港湾に選ばれたところは43港ですが、確かに国で言っていることには、重点は43港にする、あとスパ中政策というものはございます。  言ってみれば、スーパー中枢港湾というものはどっちかと言ったらコンテナ貨物中心の政策ですけれども、八戸港の場合はコンテナだけではなくて、企業がいろいろ張りついていて、原材料の輸入、輸出もしています。  そういった観点で言えば八戸港はそれなりに重要だということで選ばれたと思うのですけれども、予算の重点配分ということで選ばれているので、今後特定重要港湾の指定が一切なくなるかと言ったら、今の財政状況から言えば、すぐにはふえないのかとは思うのですけれども、今後、景気が回復すれば可能性は出てくるかなという理解をしております。  以上でございます。 ◆大島 委員 重点港湾指定はうれしいことなので。重点港湾から特定重要港湾というのは、さっき言ったようにコンテナ中心、直轄事業中心というように、やはり違うと思うんです。  ただ、私の心配は、そうならないようにお願いしたいということだと御理解いただきたいと思います。  16日の新聞によると、青森県がかなりの金をかけて補正予算をやりますよね。さっき言ったように重点港湾というものは、やはり直轄の港湾整備であって、例えばコンテナヤードとか、それからコンテナを積みおろしするところを広げるとか、それからヤードのガントリークレーンとか、そういうものは全部あくまでも県主体で、補助をいただいてやるという格好になるのか、そのことの促進は、この重点港湾とは全く関係ないという考え方でよいのか、その辺はどうですか。直轄だから関係ないのかな。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 委員御指摘のとおり、重点港湾というものはあくまでも新規の直轄事業を認められるということなので、きのうの新聞に出たようなコンテナターミナルの拡充というものは県事業になっておりますので、簡単に言えば関係ないということになります。  以上でございます。 ◆大島 委員 わかりました。でも、そのことが、また逆に予算を振り向けられるということになって、前に進むことには変わりないですよね。  それで、ちょっと心配なことは、青森県で青森港と八戸港が指定を受けました。私はこの間、苫小牧へ行ったんです。そうしたら苫小牧港の方々が室蘭港といつも綱引きをして、けんかをなさっている。これは知らなかったのですが、苫蘭戦争と言うのだそうです。その苫蘭戦争が全然とまらないと。  だから、これから心配することは、1県1港というものが青森港と八戸港の2港になったと。うれしい話なのですが、予算の分捕りで、また津軽、南部になって、けんかしないようにうまくと。  例えばこれで見ると、青森港の整備は11億何ぼで違う話、要するにフェリー埠頭をやるみたいで、八戸港は商業関係とかと書いてあるけれども、私は将来的に予算枠の話になってくると、苫蘭戦争と同じような状況が出てくるなという心配をしていますが、課長、その辺は自信を持ってやっていきますか、思いだけでも。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 苫蘭戦争というのはちょっと私も余り認識していなかったのですけれども、南部と津軽の関係があるのかもしれないですが、おっしゃるとおり予算は、多分パイは一緒なので取り合いになるかと思いますが、ぜひ八戸港に重点的に配分されるよう今後も頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆大島 委員 本当に苫蘭戦争は今でもずっと続いていて、面と向かってやるんです。私は仲間がいるんですが、おまえの港は、おれの港はと両方でやるんです。  それはそれとして要望です。答えには大変困ると思うんです。ただ、そういう苫蘭戦争を例にして、八戸港と青森港がそんなふうにしないように、やはりお互いのポジションを守って、きちっと整備されるように、重点港湾の採択を生かしていただくことを要望して終わります。 ○立花 委員長 この際、暫時休憩いたします。         午後0時08分 休憩   ────────────────────         午後1時10分 再開 ○立花 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第8款土木費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆石橋 委員 私は1点ばかり、8款2項、街路樹の剪定管理作業委託料についてでございます。街路樹剪定と言いながらも、ゆりの木通りの街路樹等もそうなんですけれども、非常に大きくなってきておりまして、本当に木と言うよりはもう大木がそこに立っているような状況があります。  そういう中で、当市としましても緑の基本計画なども設けながら、緑化と維持管理の両方を行っているわけですけれども、基本計画で、ああいうそのまま育った状態をずっと継続していてよいのかどうか、そういうところもちょっと考えていく時期に来ているのではないかと思っているのですが、何かその点の考え方をお聞きしたいと思います。 ◎吉田 道路維持課長 お答えします。  委員御指摘のとおり、ゆりの木通りの木もかなり大きくなってきまして、剪定しておるのですけれども、風が吹いたりすると葉っぱもかなり落ちたり、非常に大変な面もあります。  現在、その木をどうしていくかとかいうことにつきましてはまだ考えておりません。そういう状況でございます。 ◆石橋 委員 わかりました。これは要望だけで。私の住む根城などもそうですけれども、裁判所通りなどでは、今は少し低い木を植えていますけれども、非常に空間的にも広い感じがして、すがすがしかったり、あれはあれでまたよさがあるという感じがしております。ところが八戸は全体的に歩道が狭い中で、ああいう木が通りで市民に親しまれてきたでしょうけれども、それが今の現状に合っているのかどうかとなると、その辺はちょっと違ってきたのかなと。やはり考える時期に来たのかというようなことを感じておりますし、周りの方々からもそういう意見があります。  将来の街路樹について、質の高い緑のあり方ということをあわせて、どうかその辺はちょっと検討していただく時期に来ているのではないかと思いますので、検討を要望して終わりたいと思います。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆小屋敷 委員 私からは市道八幡坂線の整備についてお伺いしたいと思います。  その中でも道路維持と安全対策という観点からちょっとお尋ねしたいのですけれども、御案内のとおり八幡坂線は、今まさに来年オープンしようとしている是川縄文館に隣接している道路でございます。上り街道から是川団地方面におりてくる路線でございます。  私はここを通る機会が結構ございまして、いつも感じることなんですけれども、まず歩道の整備について対応が非常に悪いということを感じております。  あそこは是川団地方面におりていきますと、歩道が左手側だけについております。それで、今の時点では、あそこは町内の方とか一般市民の方で歩く方は余り多くないのでしょうけれども、これから是川縄文館がオープンすると、そのオープンに合わせて、やはりいろいろな観光客の方がお見えになると、散策をしてみたいというふうなことで、あの辺を歩く方々もいらっしゃると思うんです。  そういう視点から、歩道が大分壊れていると言うか、かけているという状況にありますので、その対策についてどのようにお考えになっているのかが1点です。  それから、同じく上り街道から是川団地方面におりていく道路は、両側から木が道路のほうに大分はみ出しているような状況にあります。  例えば観光バスとか大型バスが多く通るようになると、非常に交通の障害にもなりますし、見ばえも余りよくないという感じがしておりますけれども、それに対してどのようにお考えになって、これからどのようにしようとしているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ◎吉田 道路維持課長 お答えいたします。  仮称・是川縄文館前の市道八幡坂線は昭和59年に整備が完了しておりますが、以来かなりの年数が経過しております。特に歩道のブロックが劣化しているような状況でございます。  それから、道路わきの草木ですけれども、雑草や樹木の枝が一部道路にはみ出しているところが見受けられます。これら樹木の剪定については、道路用地内にある樹木は枝払いをするなど早目に対処していきたいと考えております。  また、個人が所有する樹木については、所有者に対して剪定していただくなど適切な管理をお願いしたいと考えております。  それから、歩道のブロックについては、現地を調査して、是川縄文館の開館に向けて、できるだけ補修してまいりたいと考えております。  ただ、一部、国道340号に近い側については、国の事業であります八戸南環状道路と交差する部分がありまして、市道の付けかえ工事が予定されている箇所がございますが、その区間については応急的な補修で対応してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆小屋敷 委員 ぜひそのように適切にしていただきたいと思っております。  もう1つ関連して、あの路線は交通量が非常に多い路線で、それと同時に、地形の関係から上のほうから随分らせん状に回りながらおりてくる地形になっています。  そして下のほう、要するに是川団地側の交差点から見ますと、入り組んでいるために、歩行者からもそうですけれども、車からの死角が結構あるんです。車がいないと思っていても、一、二秒隠れると、回ったところがぽっと見えてくるような感じになっていまして、そういう中で非常に危険な部分があると思うんです。  ですから、そういう部分に対しても、例えばミラーを設置するとか、標識を設置するとか、そのような対策が必要ではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎吉田 道路維持課長 お答えいたします。  確かに是川縄文館が開館することによって交通量がふえてくることが予想されます。それからまた、先ほど申したとおり、国の事業であります八戸南環状道路に伴って、市道の付けかえなどによりまして、一部道路の形状が変わる部分がございます。  それらも見ながら、今後地元の声とか警察の意見などを聞いて、安全対策について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆小屋敷 委員 ぜひそのようにしていただきたいのですが、もう1つだけちょっと加えておきますけれども、あそこは陰になっているところが結構あるものですから、冬期間になりますと結構凍結して、スリップしたりして、朝夕の時間になると横たわっている車が結構あるんです。  まして是川団地に向かうところの、ちょうど中居の交差点のところは、そういう状況で渋滞が余計になったり、そういう部分もございますので、ぜひそういう対策を講じていただきたいと思っております。  最後に、先ほどからございますけれども、是川縄文館が開館しますと、駐車場予定地に入るには、どうしても必ずあそこの市道八幡坂線を通るわけです。ですから、歩行者の方も、そしてまた車の方も必ずあそこを利用するという格好になりますので、そういう視点からも、ぜひ適切な対応をしていただきたいということを要望して終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆工藤 委員 8款3項のシーガルブリッジライトアップについて通告しておりましたので、質問いたします。一般質問で工場夜景に関して質問させていただいたのですが、それにちょっと付随するような質問です。  ライトアップの多角的な活用方法はほかにないかという可能性の意味でちょっとお聞きしたいのですけれども、まずこのライトアップというものは、あくまで景観と言うより、航路などの安全という意味で行っているという考え方でよろしいのでしょうか。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 シーガルブリッジのライトアップの目的ですけれども、4点ほどありまして、1点目が主塔、斜材自体の夜間の保守点検用途、2点目に、夜間における自動車運転者への視線誘導、3点目が夜間における八戸港の景観に利用、4点目が夜間のランドマークということを目的にライトアップしているということであります。  以上でございます。 ◆工藤 委員 例えばこれはキャンペーンとかイベントとか広告で、よくライトの色を変えるように、ピンクリボンキャンペーンなどは有名だと思うのですけれども、こういったもののライトの色を変えるとなると、例えば経費は大体どれくらいかかるものかおわかりでしたらお願いいたします。 ◎小岩 建設部副理事兼港湾河川課長 済みません、経費についてはちょっとわからないですけれども、灯具自体1機当たり10数万円しますが、20何灯ぐらいありますし、全部取りかえるのであれば、付随した安定器なども結構しますので、数百万円単位ではないかというところでございます。  以上でございます。 ◆工藤 委員 地球温暖化対策でライトダウンキャンペーンとかをすごく推進している中で、ライトアップという質問をしたのですが、レインボーブリッジなどと比較するわけではないですけれども、3色で色使いを分けてやっていたり、釧路のほうの橋が半分だけちょっとライトアップしているとか、そういう工夫の仕方で見方もちょっと変わってくると思うので、このシーガルブリッジは、シンボルとしてすごく人気があり、見にくるという方もおられるので、今後そこら辺をちょっと考えていただければと思います。  以上で終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 私からは中心市街地まちなか住宅取得支援事業費補助金についてお伺いしたいのですけれども、これの効果と言うか、やった後の実際の状況をちょっと教えていただきたいんです。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 事業については平成21年度からスタートしてございます。昨年度の実績としますと3件の方に補助金として交付してございます。  以上でございます。 ◆田中 委員 これは3件というお話ですけれども、当初のお話ですと、1戸建て住宅に補助金をつけるという予定だったものが、マンションにもつけられるようになったということだったでしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 中心市街地活性化基本計画を策定準備したのが平成19年度からでございます。その時点ではまだ分譲マンションについては把握してございませんでした。  分譲マンションの件について把握したのが平成20年の1月でございます。その時点では既に国と事前交渉をしていたということになっております。ただし、その計画を把握いたしましたので、基本計画にその後盛り込んだという状況になってございます。  以上でございます。 ◆田中 委員 さっきの3件はマンションですか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 マンションではございませんで、新築の1戸建ての住宅ということになってございます。 ◆田中 委員 やはり市長も中心街活性化と言うか、番町の借り上げ市営住宅の件もありまして、これから中心街等にもっともっと住んでほしいということで、この助成金はとてもよいものではないかと思うのですけれども、今後もずっと継続していく予定でしょうか。 ◎田湯 まちづくり文化推進室副室長 今回の事業については平成21年度から平成23年度まで3カ年の予定でスタートしております。  ただし、今回の中心市街地活性化基本計画においては、居住人口をふやしていくという目標のもとに事業をスタートさせております。ですので、毎年フォローアップをしていくわけですが、その時点でどういう状況かを把握して、あと残された2年半の間にどういう効果が出せるのか、今後その部分については十分に検討する必要があると思っております。 ◆田中 委員 今おっしゃったとおりだと思いますので、本当に高齢化で、人がまちなかからもう大分いなくなっているという状況で、まちも寂しくなってきていますので、これからも頑張っていただきたいということを御要望申し上げて、終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 報告書の130ページ、決算書の318ページの8款4項、緑化事業について伺います。この緑化事業の総額をここ3年間、平成19年度から21年度を見てみますと、平成19年度は2129万6000円、平成21年度が1784万9000円と大変大幅に、約20%削減されている。  その中で、さらに詳しく見ていきますと、草花の苗でしょうか、その配布の事業だけ見ても平成19年度に19万本以上あったものが、平成21年度には3万4000本と激減しているわけです。平成21年度は平成19年度に比べ20%に相当するような激減であるわけです。  それで何点か伺いたいと思うのですけれども、今年度の配布先と植栽場所、それから南郷区が旧八戸市内の本数に比べて、割合とすれば多いのですが、この南郷区についても大幅に減っているわけですけれども、南郷区での配布先と植栽の場所を教えてください。 ◎笹本 公園緑地課長 配布場所ということですけれども、まずうちのほうでつかんでいる町内の数ですけれども、約400何十町内あり、そのうち旧市内で380町内、それから南郷区29町内に配布しているということでございます。  それから、先ほどの花配布事業で本数が激減しているということについてですが、当時は、一年草とか二年草を配っていたものを、ことしあたりはほとんど多年草を配布しているため、本数は減ってございます。  確かに御指摘のとおり平成19年度と平成21年度の金額も、平成19年度は約1270万円、今回は約1050万円で、約200万円ほど減ってございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 私も個人的に大変花が好きなものですから、自然ときれいに整備されていて手入れされているところなどは、もうそこを通ることが毎回楽しみで、できれば遠回りしてもそちらを回りたいと思っているぐらいなので、この整備状況を見ていると、本当に年々寂しくなると言うか悲しくなると。  そして、今おっしゃったように一年草、二年草から多年草に転換していったということで本数が減ったということはわかるのですけれども、多年草のお花を植えたとき、咲いているときはいいんですけれども、花が咲かない時期が長くて、その間の本当に寂しいことと言ったらないのです。  やはり一年草と言っても、春先に花が見事に咲くものと、秋にかけて咲き誇ってくるものといろいろあって、お金はかかるかもわからないけれども、植えかえることによって、また秋のお花を見ることができるという楽しみがあったわけです。  ですけれども、多年草というものは、もう私以上に専門でしょうから、おわかりになるように非常に味気ないと思います。これはもう目的とすれば、いかに金をかけないで、植えたという事実をそこにつくっていくということになろうかと思うんです。  中には多年草でもよいものはあります。しかし、私は大概のところを、特に歩道に置かれているポットの中をよく見て回るのですが、非常に味気ないし、そして手入れがいっていないから、もうその中に草は生えている、そして逆にポットがあることが美観を損ねているというような状況にもなっているところがあるわけです。  したがって、やはり私は多年草のほうに向けていくということは、場所とか、例えば公園の中に花壇があって、その中の一部に多年草を入れていくと言うならわかるんです。
     しかし、市内のポットを全部多年草で埋め尽くしていこうなどと言ったときには、何と味気ないまちなのだろうというふうに思います。  6月定例会で花による美しいまちづくりをしましょうという提案をいたしました。しかし、私はこういう状況が続くのであれば、これは望めないと思うわけです。今後この辺をどのようにお考えでしょうか。 ◎笹本 公園緑地課長 確かに委員の指摘のとおり、一年草から多年草にかえて、その花の咲いている時期などを考えれば、私ももうそのとおりだと思います。本当に極端な話、私も見すぼらしいなと思うときもあります。  それでも、私たちはこの限られた金の中で、ある程度町内会にも計画表を出してくれと。そしてその町内からも意見を何ぼでも吸い上げるようにして、これからも考えていかなければならないと思っております。 ◆伊藤 委員 これはここの所管の責任だけではなくて、八戸をどういうまちにしていくかと言ったときに、やはり美しいところをどうやってつくっていくかとなったら、一番お金がかからなくて目につくものは植物ではないかと思うのです。  したがって、こちらの担当とあわせて、中心街の活性化、あるいは市内全体の美観づくりをどうしていくかというあたりを一緒に検討していっていただきたいと思います。  ここには都市政策課の石黒次長もいらっしゃいますので、その辺の、連携を持って美しいまちづくりというところでの取り組みについてどのようなお考えかお聞かせいただけたらと思います。 ◎石黒 都市整備部次長兼都市政策課長 今、笹本課長も話していましたけれども、やはり行政側が一方的に花を配布して植えてくださいというようなことではなくて、地域の皆さんと話し合いをしながら、どういうまちづくりをしていくか、その中で草花を植えるということで、地域の皆さんがそれに積極的にかかわっていただけるというような形であれば、我々も仕事として非常にやりやすくなると思います。  そういう意味では都市整備部だけではなくて、総合政策部のほうでも市民連携という形で、地域の皆さんと話し合い等もいろいろしていますので、そういう場で意見交換を図りながら、これからのまちづくりについていろいろ話し合いをして進めていきたいと考えております。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。やはりこれは全庁を挙げて。私は一番投資効果のあるやり方ではないかと思っております。  これは埼玉県の条例なので、当市には当たらないかもしれませんけれども、これからの方向としてこれはすごいと思ったことは、ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例というのがあって、それを改正し、3000平米以上の大規模な建築行為を行う場合に、樹木の植栽、屋上や壁面の緑化などを行う計画書の提出を義務づけたことです。これは温暖化防止が大きいのかもしれませんけれども、こういった義務づけをしながら市内の緑化に努めていくというような方向もあるわけです。  したがって、これも含めて、やはり美観を形成していくというような政策はこれから大いにやっていき、来年度は、これより少なくなるというよりも、もとに戻していただくぐらいの予算づけをしていただきたい。そんなに大きい額ではないんですよね。  ですから、これは何とか担当の笹本課長も、どうぞ財政課のほうにも大いに声を大にして、この辺を胸を張って要求していただきたいと思います。  では、この件についてはこれで終わります。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 先ほど石橋委員から、ゆりの木通りのユリノキについてのお話がありました。私もかつてこの件について取り上げて、逆のことを申し上げたのです。  ゆりの木通りと言うのだけれども、本当に毎年、もうほとんど葉っぱがどこから生えてくるのかと言うぐらいかなり強力な剪定をして、花が咲きません。ユリノキというのはユリノキの花を見て初めてユリノキのすばらしさと言うかよさがわかるわけなんだけれども。  それで、何か図書館のあたりの何本かを余り切らないで、あそこは残しましたので、来年は花が咲きますと担当者の方が言ってくださったのですが、私はそのときのことと、また石橋委員のお話から、あの道路計画があったときには、何でこんな幅広い道路などをつくったのかと、まだまだ今日のモータリゼーションを想定できなかったときに、そんな声も聞きました。  あの広い道路をつくるときには、このぐらいの木でもよいだろうというようなことがあったのか、あるいはあちこちで植えられていて、それも生育が非常に速くて景観もつくりやすいというようなこともあったのか、その辺、何でユリノキを選んだかわかりませんけれども、やはり木の種類とか成長の過程をよくよく調べた上で植栽をしないと、こういう間違いは起こるなと。これは本当はユリノキに申しわけないんです。  だから、その辺の街路樹の選定については、私は専門家の意見を聞きながら、きちんとやっていただきたいし、植えたからにはきちんと整備していっていただきたいと思うわけで、その辺の考え方を聞かせてください。 ◎笹本 公園緑地課長 街路樹の問題ですけれども、先ほど指摘がありましたように、私たちも課内で、電線にひっかかる、木が太くなっているという話題がありまして、先ほど言いましたように、やはり街路樹は、本当は細い木でも、低木、中木あたりでもよいのではないかという考え方や、まず市内全体の街路樹の計画を立てなければならないのかなということを雑談の中でですが、話し合ったりしております。先ほどもそういう答えを出したかったのですけれども、公園緑地課で仕事を余りいっぱい抱え込むと、課員が大変だとも思いますが、やはり市内全体の街路樹について考える時期には来ているのかなという考えではおります。 ◆伊藤 委員 笹本課長の御多忙な状況はよく理解いたしました。しかし、やはり私の話をよく御理解いただいたものと思いまして、次へのステップを期待したいと思います。これは終わります。  それから、報告書の122ページの街路灯について伺います。市内も順次省エネタイプの街路灯にかえていこうとしているかと思いますけれども、現在の状況をお知らせください。 ◎吉田 道路維持課長 街路灯と言いますと、町内会への補助でやる防犯灯だと思いますけれども、毎年400万円ぐらいの予算で、300灯ぐらいの補助をしておりました。  ことしからLEDという省エネタイプの防犯灯に切りかえるように今お願いしているところですが、ことしも400万円ぐらいの予算でやっていまして、例年だと300灯ぐらいやっていたものが、今回はちょっと割高になりまして、大体250灯を今補助している状況です。  例年300灯ぐらいつけているものですから、あと50灯ぐらい、やはり町内会からもまだ要望がありまして、今回この9月補正予算で残り大体50灯分ぐらいをお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 私はちょっと専門的なことはわからないので教えていただきたいのですが、歩いていると非常に彩度の高い青い防犯灯を見かけるのですが、あれはどういうタイプなのでしょうか。 ◎吉田 道路維持課長 青色防犯灯はニュータウンとか図書館のところに、警察が1度実験的につけたものがございます。それは何か青い光で犯罪が少なくなるというふうな実験的なものでやっておりまして、LEDとはまた違うものでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 町内会で防犯灯の更新をするときにLEDにかえていただければよいのかと思っていたのですが、ある町内では、その更新をLEDにかえるという前から、やはり安全面の効果があるということを考えてのことかと思いますけれども、その青色の防犯灯に順次かえていると。したがって、今、市のほうでLEDを進めて、そのようにやっていきませんかと言われても、今この地域は青色にかえていっているところだから、そのようなLEDがよいとはわかりつつ、変更できないという町内もあるんです。  その辺はどのように把握されて、これからLEDにかえていっていただくかということの対応をお考えになるのか。 ◎吉田 道路維持課長 お答えします。  今の状況で、町内会のほうから青色防犯灯をつけたいというような声は、私はまだ聞いていないので、もしそういう町内会がございましたら、後で紹介していただければ、いろいろな意見を聞いてみたいとは思います。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 つけたいと言うか、もう既につけているんです。切れてしまって、これから新しいものを入れるときに、もうこれからは青色にかえていくということで、あちこちから始まって、それがだんだんつながってきているという町内があるわけです。  そういったところで市がLEDをというふうに奨励をしている中で、それをどのようにやっていったらよいのかと私も思っていたものですから、その辺のお考えを聞きたかったのですが、これはまた後にいたしたいと思います。  とにかく補正予算でさらに50灯ふやすということですけれども、やはりこれは少し予算を前倒しでやっていただいて、電気料金の削減あるいは環境ということに関する地域の方々の啓発にもなるわけですので、どうぞ進めていっていただきたい。  それで導入したこの状況からいくと、電気料金は何分の1ぐらいになるのでしょうか。 ◎吉田 道路維持課長 LEDの消費電力は普通のものに比べて大体2分の1から3分の1と聞いてございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 そういうことですから、こういうことをもって、やはりできるだけ早く転換していただきたいというようなことで町内会に働きかけるよう強く要望して、終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 伊藤委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆田中 委員 今の防犯灯の件で、先日、豊崎の住民の方からの防犯灯がちょっとないんですという話を課長に言ったら、すぐ調べていただいて、町内から要望がないのでということだったのですけれども、町内に、最近、防犯灯を頼んできませんけれども、大丈夫ですかみたいな話は役所のほうからしないのですか。町内のほうからつけてくださいと上がってくるものだけでなく、こっちから、最近来ませんけれども、大丈夫ですか、ちゃんとなっていますかとか、そういう話を役所のほうからしたりすることはないのですか。 ◎吉田 道路維持課長 お答えします。  役所のほうからは、どうなっていますかというようなことは特に働きかけてはいないのですが、何かしらで質問とかいろいろな問い合わせは来ますので、そのときにお答えしながら指導等はするようにしております。 ◆田中 委員 例えば今、豊崎の話が出ましたが、豊崎のほうには本当に防犯灯がないということで話が出ていて、この間、お話を持っていったのですが、やはり町内によって町内会長がそういうことに全然感覚のない人だと、地元の人たちは暗いと思っていても要望に来ないとか、そういう話もあるので、この辺はちょっと暗いのではないかという調査などをするということはないですか。 ◎吉田 道路維持課長 今そういう計画まではないのですが、この間はLEDになって補助制度も若干変わりましたので、そういったものは手紙などで各町内会に出しておりますが、こちらからあえてそのようなものは特にはしてございません。 ◆田中 委員 わかりました。本当に、ないところは全くないということもよく話を聞きますので、予算のこともありますので大変でしょうけれども、よろしくお願いします。  以上です。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で伊藤委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第8款土木費の質疑を終わります。  第9款消防費の説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは336ページをお開き願います。  第9款消防費について御説明申し上げます。  予算現額は29億4845万9000円であり、支出済額は29億3920万6134円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく全国瞬時警報システム整備事業費の302万円でございます。不用額は623万2866円で、執行率は99.7%となるものでございます。  1項1目常備消防費は、消防本部・八戸消防署庁舎新築事業費を含む19節の八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金が主なものでございます。  2目非常備消防費は、338ページにわたりますが、消防団の運営に係る経費でございまして、南郷消防団については1節の報酬のほか物件費等で、八戸消防団については13節の消防団事務委託料で対応したものであります。3目水防費は、水防関係に要した経費でございます。  4目災害対策費は、防災対策及び防災訓練に要した経費でございますが、340ページに参りまして、19節の県防災ヘリコプター連絡協議会負担金が主なものでございます。  5目防災コミュニティセンター費は、13節の同センターの指定管理料などの管理運営経費でございます。  以上で第9款消防費の説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 1点お伺いいたします。火災警報機の設置についてであります。2年前に義務化された住宅用の火災警報機の設置ですけれども、新聞報道によりますと全国の普及率は58%程度で大変低いということで報道されておりましたけれども、当市は9割近くの設置状況であるということでは、私は本当に担当の皆様方の御努力に敬意を表したいと思います。  CDをつくりながら、この防犯、防火に対する意識啓発ということに努めていただいて、この設置にも大いに寄与したのかと思いますけれども、あとわずかのところを、どのようにして100%に限りなく近づけていくかというところが課題かと思います。  ちょっとお伺いいたします。設置状況の中でひとり暮らしの高齢者、障がいを持っている方、それから災害時の要援護者に登録されている方、こういった方々のところの設置状況は、100%が一番よいわけですけれども、どんな状況でしょうか。 ◎田中 総務部参事 委員の質問にお答え申し上げます。  確かに今、八戸消防本部管内は、普及率が89.7%と言って、全国でもかなり高い数字であります。  それでちょっと私のほうから皆様に訂正させていただくことは、現に89.7%という数値は、実際に設置されているものとかけ離れているということであります。現在は4月から9月まで、消防団の協力を得まして、八戸市を含めて、広域圏内全戸の普及率ということで戸別に調査しております。  9月にその結果が出まして、10月にはその数値が出る予定になっております。ですから、ここで私のほうから訂正させていただきます。  これから普及率の向上に向けて、まずうちのほうには防災戦士ダッシュ119というものがあります。これはもう2年前に設立したのですが、それから55件で活躍しております。  そのほかに、あと家庭あんしん音頭というものがありまして、それについてもこの2年間に14回、市民を相手に普及を重ねております。  これからはっきりした数字が出ると思いますので、その数字を見て、これからその残りの数字に対してどのように、もっと設置普及活動を行っていくかを検討していきたいと思っております。  以上です。 ◆伊藤 委員 わかりました。普及率の数字と実態の乖離というものが、私もちょっとわかりませんでしたけれども、10月以降の発表を見て、またいろいろと御提言をしていきたいと思います。  その結果を見て、先ほど申し上げましたように、ひとり暮らしの高齢者の方とか、あるいは障がいをお持ちの方、災害時の要援護者に登録されている方々、この方たちにはとにかく早目に、少しでも早く100%になるぐらい、普及を図っていただくように御要望申し上げて終わります。  以上です。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第9款消防費の質疑を終わります。  第10款教育費の説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは342ページをお開き願います。  第10款教育費について御説明申し上げます。  予算現額は168億795万9750円であり、支出済額は95億6105万1139円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく教育の情報化推進事業費、小学校及び中学校の建設、営繕、用地造成事業費、公民館施設整備事業費、移動図書館車購入事業費を合わせた額の69億7193万6650円でございます。不用額は2億7497万1961円で、執行率は56.9%となるものでございます。  1項1目教育委員会費は、1節の教育委員及び学校評議員の報酬、教育総務課、学校教育課、教育指導課等の職員の人件費、物件費のほか、13節の用務員業務委託料、344ページに参りまして、19節の田代小学校中学校組合負担金、私立高等学校助成補助金、21節の奨学金貸付金、23節の田代小学校中学校組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。  同じく1目教育委員会費は、平成20年度から繰り越しとなった八戸市学生寮解体事業費を執行したものであります。  2目指導費は、1節の心の教室相談員の報酬のほか、346ページに参りまして、19節の児童・生徒文化活動促進費補助金が主なものでございます。  3目教育センター費は、同センターの管理運営に要した経費でございますが、1節の教育相談員、適応指導教室指導員の非常勤職員等に対する報酬、2節の外国語指導助手11名及び総合教育センターの職員の人件費、物件費のほか、教育情報ネットワークシステム運用のための12節の通信運搬費、348ページに参りまして、13節の教育情報ネットワークシステム運用委託料及び14節のOA機器等借上料のほか、13節に戻りまして学力調査委託料、18節の校務用パソコン購入費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく教育の情報化推進事業費1億6695万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより平成22年度に繰り越したものであります。  4目特別支援教育推進費は、1節の特別支援教育アシスタント報酬のほか、特別支援教育を推進するために要した経費でございます。  350ページに参りまして、2項1目学校管理費は、352ページにわたりますが、小学校47校の管理運営に要した職員の人件費、物件費などでございます。  2目教育振興費は、18節の教材等に係る備品購入費、20節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。
     3目学校建設費は、13節の柏崎、吹上小学校校舎改築に係る地質調査委託料、改築設計委託料、354ページに参りまして、耐震補強設計委託料、耐震診断業務委託料、15節の営繕工事費、耐震補強工事費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく小学校施設耐震化経費のほか、営繕、用地造成事業の54億7123万4500円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより平成22年度に繰り越したものであります。  同じく3目学校建設費は、平成20年度から繰り越しとなった18校分の耐震診断業務委託料等を執行したものであります。  4目学校騒音防止対策費は、根岸、高館小学校防音機能復旧に係る経費でございます。  3項1目学校管理費は、356ページにわたりますが、中学校25校の管理運営に要した職員の人件費、物件費などでございます。  2目教育振興費は、358ページに参りまして、18節の教材等に係る備品購入費、20節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、13節の耐震補強設計委託料、耐震診断業務委託料、15節の営繕工事費、用地造成等工事費、23節の白山台中学校の都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく中学校施設耐震化経費のほか、営繕、用地造成事業の13億1471万9150円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより平成22年度に繰り越したものであります。  同じく3目学校建設費は、平成20年度から繰り越しとなった5校分の耐震診断業務委託料を執行したものであります。  4項1目幼稚園費は、市立豊崎幼稚園の管理運営に要した人件費、物件費のほか、360ページに参りまして、19節の就園奨励費補助金、私立幼稚園補助金、第3子保育料軽減事業費補助金が主なものでございます。  5項1目社会教育総務費は、1節の社会教育委員、社会教育指導員の報酬、社会教育課等の職員の人件費、物件費のほか、8節の学校支援コーディネーター等に対する謝礼、362ページに参りまして、19節の文化協会補助金が主なものでございます。  2目青少年対策費は、青少年健全育成推進に要した経費でございますが、364ページに参りまして、19節の子ども会育成連合会等関係団体への負担金、補助金が主なものでございます。  3目公民館費は、市公民館、地区公民館、瑞豊館、南郷公民館の管理運営に要した経費でございますが、1節の館長及び非常勤主事の報酬、366ページに参りまして、15節の市公民館、柏崎、上長公民館の施設改修工事費、23節の白山台公民館の都市再生機構立替施行費償還金が主なものであります。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく下長公民館施設整備事業費の600万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより平成22年度に繰り越したものであります。  4目図書館費は、図書館の管理運営に要した職員の人件費、物件費のほか、368ページに参りまして、13節の南郷図書館等の指定管理料、18節の図書等購入費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく移動図書館車購入事業費の1303万3000円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより平成22年度に繰り越したものであります。  5目視聴覚センター費は、370ページに参りまして、13節の児童科学館等の指定管理料、18節の視聴覚教材等購入費、19節の青少年のための科学の祭典実行委員会負担金が主なものでございます。  6目博物館費は、372、374ページにわたりますが、博物館、縄文学習館、南郷歴史民俗資料館の管理運営に要した職員の人件費、物件費のほか、常設展、特別展の開催経費が主なものでございます。  7目南部会館費は、13節の同会館の指定管理料が主なものでございます。  8目美術館費は、376ページにわたりますが、同館の管理運営に要した職員の人件費、物件費のほか、常設展、特別展の開催経費が主なものでございます。  9目文化財保護費は、378ページに参りまして、13節の史跡保護のための委託料のほか、蕪島ウミネコ繁殖地保護監視業務委託料、出土品修理委託料、17節の史跡根城跡用地購入費が主なものでございます。  10目文化財調査費は、380ページにわたりますが、市内の遺跡の発掘調査等に要した経費でございます。  11目是川縄文の里整備事業費は、382ページに参りまして、13節の仮称・是川縄文館工事監理業務委託料、15節の建設工事費及び展示工事費、18節の企画展示用ケース等の備品購入費が主なものでございます。  同じく11目是川縄文の里整備事業費は、平成20年度から継続費の逓次繰越となった工事監理業務委託料及び建設工事費を執行したものであります。  12目八戸南部氏庭園整備事業費は、春、秋に一般開放するための経費のほか、13節の樹木剪定等委託料が主なものでございます。  13目史跡根城の広場費は、384ページに参りまして、13節の同施設の指定管理料、15節の根城跡環境整備工事費が主なものでございます。  14目公会堂費は、13節の同施設の指定管理料、15節の公会堂ホールのアスベスト除去等工事費が主なものでございます。  15目文化ホール費は、南郷文化ホールの管理運営に要した経費でございます。  16目市民大学講座費は、386ページにわたりますが、市民大学講座を実施するために要した経費でございます。  6項1目保健体育総務費は、1節の学校医、学校歯科医、学校薬剤師等の報酬、2節以下の職員の人件費、物件費のほか、12節の児童生徒等の心電図検査などの手数料、388ページに参りまして、19節の日本スポーツ振興センター共済掛金、中学校及び高等学校の各種スポーツ大会補助金、20節の要・準要保護児童生徒医療給付費扶助費が主なものでございます。  2目社会体育振興費は、1節の体育指導委員報酬、19節の青森県アイスホッケー連盟事業補助金、390ページに参りまして、自転車競技場改修事業補助金のほか、各種スポーツ大会への負担金、補助金が主なものでございます。  3目体育施設管理費は、市の体育施設の管理運営経費でございますが、13節の南郷体育館等南郷区の体育施設の管理のための管理業務等委託料、八戸市体育館等旧八戸市の体育施設の管理のための体育館等指定管理料が主なものでございます。  4目学校給食管理費は、392ページにわたりますが、学校給食に係る学校教育課の職員の人件費、物件費のほか、20節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。  5目特別会計整備費は、28節の学校給食特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第10款教育費の説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1点だけです。決算書359ページの耐震補強設計委託料ですが、これは市内の業者にだったかどうか、そこだけ確認します。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それではお答えいたします。  市内の業者であるかどうかということでございますが、契約件数が全部で4件でございますが、そのうち2件は市内、もう2件は市外の業者というふうになってございます。 ◆畑中 委員 それは何か理由があって分かれたということになるのですか。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 入札のほうにつきましては管財契約課のほうでやってございますが、お話を伺いますと、市内には耐震設計、要は構造設計をやれる業者が少ないということから、市外の業者も入れて入札を行っていると伺っております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 そこはちょっと我々の認識と違うのだけれども、これはもうちょっと調べてからにしますので、そこだけでいいです。 ○立花 委員長 ほかに御質疑はありませんか。 ◆大島 委員 南部山アイスアリーナについてちょっとお聞かせください。私はあそこをしょっちゅう通るのですが、八戸のスポーツ界にすごく貢献していると思うんです。私は子どもたちがあの南部山のサッカー場で走ったりボールを使って練習したりしているところを見るのですけれども、市内外から来ているわけです。耐震はどうなのかなと心配であそこを通るのですが、そこのところを伺います。 ◎高橋 スポーツ健康課長 お答え申し上げます。  南部山アイスアリーナにつきましては平成2年の開設ということで、昭和56年から適用となった新耐震基準には適合しているものでございますので、耐震診断は特に必要ないものと考えております。 ◆大島 委員 安心しました。すごく貢献しているので期待をしているし、また頑張ってほしいと思っていました。  それで、この間、国体の会議がグランドホテルであって、ある副知事が、国体を何で八戸でやったかと言ったら、八戸で一生懸命やりたいと言うから八戸で国体をやったんだとあいさつでしゃべったんです。かなり憤慨したのですけれども、それぐらい八戸に対する県の考え方については不満を持っているんです。今のままでいくと、屋内スケート場も希望が薄いなという気もしていました。  ところで、南部山アイスアリーナはそういう意味では貢献しているのですが、私は施設の維持が大変だと思うんです。  ですから、今1400万円を出しているのですが、この際見積もりをもらって、何年間か使えるぐらいの補修費を支援するということについての考え方をちょっとお聞かせください。 ◎高橋 スポーツ健康課長 南部山アイスアリーナは建築後20年余りを経過しておりまして、老朽化のほうも大分進んできております。  大規模な修繕とか補修というお話は、運営しております青森県アイスホッケー連盟のほうからは伺ってはおりません。  それで、小規模な、あるいは急を要するような補修や修繕についてはアイスホッケー連盟のほうで適宜対応してくださっていると考えてございます。  今、現実的に大きな補修などが必要になった場合には、やはり相手が民間の事業所の所有ということですので、行政のほうで対応ということもなかなかどうなのかなと。また、現在の管理運営についての補助金を1400万円ほど交付してございますけれども、それの上乗せというものもちょっと難しいところがあるとは考えてございます。 ◆大島 委員 やはり計画を練って、いろいろな施設にどのくらいの耐用年数があるのかを調べて、これから何年ぐらいこのアイスアリーナを利用したいと、あと5年なら5年は使うのだという気持ちを含めて調査してみたらどうですか。  やはりかなりの頻度で使っている、よく利用していると思う。そういう意味では貢献しているわけですから、直接はだめだとしても、アイスホッケー連盟を通じて調査をきちっとして、使ってもらえる人たちに気持ちよくアイスアリーナを使ってもらうように指導してもらいたいなと要望して終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆石橋 委員 私は1つ、10款1項教育情報ネットワークシステム運用委託料についてお伺いしたいと思います。  改めてもう1度確認させてください。この事業の内容と進捗状況、事業効果についてをお伺いしたいと思います。 ◎戸来 総合教育センター所長 お答え申し上げます。  教育の情報化推進事業がございます。これは八戸市の教育委員会が立ち上げている事業でございますけれども、国の学習指導要領と国の教育の情報化の意図を受けまして、平成2年から進めている事業でございますけれども、その基幹になっているサーバーを当センターに配置しておりまして、専門性が高いところですので、それを業者に委託しているという事業でございます。  その成果としては、学校は長い間常に使える状況にはあるのですけれども、これまで遅延とか、環境面では、いろいろ課題がないわけではありませんけれども、それを少しずつクリアしながら、現在、滞りなく運用されている状況でございます。 ◆石橋 委員 聞いた中で、ちょっとわからないのですが、サーバーの委託と言うのですけれども、進捗状況と言いますか、内容については、ただサーバーを切りかえるというだけの業務なのか、それとも各学校がそれを使える状況にまでするという業務なのか。だとすれば、その学校に対してどのぐらいまでそれができたのか。それでどのような効果が出たのかということを聞きたいんです。 ◎戸来 総合教育センター所長 運用委託については、この教育情報ネットワークシステムそのものが、システムを導入するということからスタートするわけですけれども、システムを入れて、そのシステムが常時円滑に運用されるように管理、監視をするものでございます。  そのほかに、各学校に順当に利活用されるために技術支援を行ったり、あるいは障害が発生したときには、原因究明と復旧作業を行います。  ですから、委託の中にはそういう目的を達成するために、常にシステムエンジニア1名以上を常駐するということで進めております。 ◆石橋 委員 では、これは各小中学校が使える状況になっているのかどうか、それを聞きたいんです。まずそのシステムによって各学校がインターネット等を使える環境ができたのか、そういうことなのかどうかを確認したい。それで、つながったとすれば、各学校ではそれを生かして、その効果が生まれているのかどうか、そこを聞きたいんです。 ◎戸来 総合教育センター所長 現在、八戸市ではすべての学校に光ファイバーによるインターネットが接続されております。それによってコンピュータ室や普通教室でのコンピュータ活用が順調に進んでおります。 ◆石橋 委員 わかりました。そういう部分で言えば、各学校には光ファイバーが引かれたと。その中でそのサーバーを使って、学校でもインターネットを通じて、より専門性の高い教育に特化したところにまでも入ってきているというような効果は見られているということですね。そこのところをちょっと聞きたかったんです。  あわせて、ちょっと聞きたいことは、それだけインターネットが普及する中で、私たちは保護者という立場でもあります。そういう中で、学校などではホームページに対する温度差が非常にあります。以前にもこの委員会等でお話ししたことがあるのですが、開かれた学校という中で、各学校から出されているITを活用したホームページであったり、保護者への発信も学校との関係の中では必要性が高くなってきているだろうと。  特にこのようなネットワークが充実すればするほど、活用もより必要になってくると思いますけれども、ホームページ等では、学校の校長先生だったり一部の先生に頼ることが大きくて非常に温度差がありますけれども、何かその改善とか取り組みは行われているのか、ちょっとお伺いしたいと思っております。 ◎戸来 総合教育センター所長 現在、ホームページは市内74校すべての学校が開設しております。ホームページのほかに、最近ではブログという形で情報をタイムリーに出している学校も約3分の1見られます。その仕組みが滞りなく進むような形をセンターではとっているというところでございます。 ◆石橋 委員 わかりました。ところが、現場の先生方は、本当に教育活動の校務などの中で大変な時間を割いて、子どもたちのために一生懸命やっていかなければならない部分が主であります。なかなかその中でホームページやブログの更新ということは非常に手間になるだろうと。  ところが、保護者にとってみれば、そのような発信源は非常に大切で、先生方の負担軽減が必要ながらも、また開かれた部分で、だれかにその発信をしてもらいたいという思いがあります。  では、それはどうしたらよいのかというところは、例えば今であれば、できれば支援コーディネーターなどの方々にそこの間に入っていただいて、学校からの情報をタイムリーにとは言いませんが、適宜に発信していただければと。  保護者はPTAでも教育委員会でも、その限られた情報で、ある一部の人だけの理解で成っているものですから、やはりそこら辺を埋める意味では、ホームページなどの活用の必要性が高まってきている中で、実際の状況で言えば、小中学校のホームページは非常に低いレベルと言うか、一部の学校は一生懸命やっていますが、全体的には更新履歴を見ても、なかなか保護者には行き渡っていないと。  そういうことで、やはり保護者も働くことにきゅうきゅうとして、なかなか子どもに目が行かない中で、時間があいているときにぱっと見られる。ともすれば職場でかもしれない、いろいろなところで子どもを気をつけて見ていく環境づくりにも、力を入れるべきではないかと思うのですが、その点はどうかということをちょっとお伺いしたいと思います。 ◎戸来 総合教育センター所長 ブログというものが使えるようになりましてから、学校にはホームページとブログの使い分けをお願いしています。  ホームページは委員がおっしゃるとおり、更新に大変手間がかかり、専門性が要求されます。ですから、このホームページについては年度初めに学校の基本情報を載せるということで、最低年1回の更新を行うと。日常的な子どもたちの活動とか先生方の研究とか授業の様子などについてはブログという形で発信すると。  このブログについては、ホームページほど大変な作業ではなくて、ワープロを打って、それをアップさせるという程度のものですので、例を挙げますと、学校によっては学年単位でこれを分担してやっているとか、1人の先生にそれが負担になるというようなこともないものですので、学校のほうではそういう運用の仕方を始めております。 ◆石橋 委員 わかりました。最後に、できればちょっと教育長からも意見を聞きたいと思います。  やはり今はこのようなホームページ、ICTに詳しい方々が間に入ってやっていかないと、幾ら先生方と言っても、本当に今大変で一生懸命に頑張っています。夜遅くまで次の日の授業のため、生徒のために努力されている中で、ここでもまた時間を割かなければならないということになると大変でしょうと。  ですから、逆に言えば、サポートを用意しながらも発信をしていくことが必要だと思っています。どうかそういう部分で、その点もこのネットワークのシステム運用事業に入るかどうかはちょっとわかりませんが、その点も含めながら、ちょっと教育長の御所見をいただきたいと思います。 ◎松山 教育長 石橋委員にお答え申し上げます。  今、所長から教育情報ネットワークシステムは平成2年からという話がありましたけれども、私も平成3年に指導主事になったときからかかわらせていただいて、最初の段階でしたが、市内全校をネットワークでつないで、データベースとか情報のやりとり、学習指導要領の伝達、いろいろなことで使えるということでやってまいりました。  そして、ICTの進歩が大変すばらしいスピードで進んでおりまして、いろいろな可能性があるという意味で、ホームページの活用は大変有効であると、委員がおっしゃったとおり、私もそのように思っております。  ただ、まさに学校によって、その更新のぐあいとか内容の問題に差があることは私も見て知っております。そういう意味で、総合教育センターのほうでもホームページの作成の研修講座を開いたり、緊急雇用で情報アドバイザーを雇って巡回してもらったり、さまざまなことをやっております。  そういう意味で、これからもそういう努力をしていきたいと思いますし、さらに今、地域密着型教育ということで、地域の方々のお力もいろいろおかりするようなシステムをつくりたいというようなこともありますので、コーディネーターの方を通じて地域の方にそういう堪能な方がいれば、そういう方にもお手伝いしていただくという可能性もこれから探っていかなければならないのではないかと思っております。  そういう意味で、より充実したものにしていきたいということは私の考えでございます。  以上でございます。 ◆石橋 委員 教育長から本当に前向きな御答弁をありがとうございます。保護者として学校とつき合う際に、学習面、健康面、安全面という3つの情報等を確実に得ることができると、非常に安心した中で学校とのつき合いができる。その中で、学校、保護者、子どもの3つのきずなを深くする意味でも、このインターネットのホームページ、ブロクが大切になってきているのではないかと思いますので、どうかその点の御検討をお願いして、終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑はありませんか。 ◆小屋敷 委員 私からは縄文まつりについて、そして今後の委託業務についての2点についてお伺いいたします。  まずは縄文まつりについて、是川縄文、そして合掌土偶という響きが大変多く聞かれるようになってまいりましたけれども、私は、その一翼を担っているものが、まさに縄文まつりであると感じております。  それで、これまでの縄文まつりの成果、そしてまた、ことしも工藤室長、そして竹洞副室長も現場におられてお手伝いしているところを拝見しておりました。その場所で感じていること、要するにこれまでの成果と課題についてどのような感想を持っておられるのか、まずその点について1つお伺いします。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 お答え申し上げます。  是川縄文まつりについては八戸縄文保存協会の主催によって平成8年から毎年開催され、ことしで15回目を迎えております。地域で行われるイベントとして定着してきていると感じております。  各種縄文体験や遺跡周辺を散策することなどを通して、楽しみながら是川遺跡や縄文文化に親しめるという学習効果の高いイベントになっていると考えてございます。  次に課題ですけれども、市としても市民の方々に是川遺跡や縄文文化に関心を持っていただける機会ととらえておりまして、より多くの来場者に来ていただきたい、さらに地元の方々の御協力を得て、より地域に密着したイベントにしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆小屋敷 委員 私は今までもずっと参加してまいりましたけれども、ここ何年か前までは地元の中居町内とか田中町内とか、地元の方々が、いわゆる是川文化財愛護会の皆様方が中心ですが、そばかっけを振る舞ったり、おにぎりを振る舞ったり、そのようにしてずっとこの祭りを盛り上げてきたわけですが、ここ何年か前からは、その姿がなくなっているんです。  これは、私が今ここで理由を言わなくてもわかっていることだと思いますから、あえて言いませんけれども、私は本会議でも何回もこれを言ってきまして、地元の方々との信頼関係をきちっとつくること、そしてまた地域の生の声で情報発信をしていくということは、この事業に大変大事なことだと思っております。
     そういう意味で、やはり生の声で情報発信をできる地元の方々が、お祭りのテントから1つブースが抜けてなくなっているということは大変寂しいことだと私は思っております。  だから、そういう部分に対して、今、竹洞副室長が言いましたけれども、事務局という立場は十分わかるのですが、この是川縄文というものは小林市長の政策の大きな柱の1つでありますから、事務局ということだけではなくて、やはり全体的にこの地域のかかわりを非常に大事にするという役割を担っていくべきだと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 先ほども申しましたように、地元の祭り、地域の祭りとして定着してきていると。ただ、委員おっしゃいましたように、地元の方々だけが参加しているかと言うと、その辺は多少上下があって、今は余り参加されていないというような状況もあると思うんです。  私たち事務局としても、たくさんの方、地元の方にも参加していただきたいということで、保存協会の委員に、地元の振興会の会長、あるいは団地の連合会長などが入っておりまして、その方たちもちょっと呼びかけをしている状況です。今後、そういうことを続けていって、地元の方にも参加していただけるように進めてまいりたいと思います。 ◆小屋敷 委員 私が先ほど申し上げたことは、地元の方々と言っても、参加するという部分の中で、今までずっと、例えばカヤぶき屋根のふきかえをしたり、いろいろな部分で是川文化財愛護会の方々、地元の中居町内の方々がそれに携わってきたわけです。  それが、あることがあってから、その是川文化財愛護会の方々、中居町内の方々が全部もう抜けてしまっているということを言っているんです。  だから、そういう部分に対して、やはりきちっと関係を修復するような動きをしてもよいのではないかと思うのですけれども、それについてはいかがですか。 ◎工藤 是川縄文館開館準備室長 委員おっしゃるのは、多分中居と田中の、まさに縄文学習館に一番近い町内の方々のことだと思います。  我々も地元で今仕事を始めているわけですので、今後いろいろなイベントを展開していくということに際しては、一番近い地域の方々と相談をしながら、地元の方々が多くかかわってもらえるような進め方をこれからしていくように努力していきたいと思います。 ◆小屋敷 委員 先ほども申し上げましたけれども、やはり直接地元の事情がわかっている方々を引き入れて情報発信をしていくということを、ぜひひとつお願いをしたいと思っております。  それから、もう1つ通告してありました委託業務については、先ほども申し上げましたけれども、現在でも数年に1回、カヤぶき屋根のふきかえとか、地元の方々が委託を受けてやらせていただいているのですが、もちろんこれからもお願いしていきたいと思っておりますが、今後、是川縄文館が完成しますと、そのほかにも、例えば駐車場ができて、その周辺の草刈りとか清掃とか、そのような地元の方々ができるものは、できるだけ地元の方々にというような考え方で進めていただきたいと思っておりますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎竹洞 是川縄文館開館準備室副室長 委員お話しになりましたように、現在、竪穴住居の保守管理とか、縄文植物の植栽、栽培等については地元の文化財保護の民間団体、是川文化財愛護会の方にお願いしていると。それはその知識や経験、技術を熟知しておるということからお願いしているものであります。  この是川遺跡の整備の進捗に伴って、史跡の整備管理等にさまざまな業務が発生することが想定されますが、地元の方が有する知識とか技術を生かせる業務かどうかを判断して、発注方法を検討してまいりたいと考えてございます。 ◆小屋敷 委員 例えば今は道路の整備について連絡をとり合っておりますが、これからも右折レーンの設置であるとか、今の是川縄文館の本館から分館へ行く連絡通路のあり方とか、そういう部分についても地元の方々の協力を得られないと進んでいかないという部分がございます。そういう中で連携をきちっととっていただいて、これからも進めていただきますように要望して終わります。よろしくお願いいたします。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆松橋 委員 4点通告してあります。1つは小学校の耐震化、2つは中学校の耐震化、3つは私立幼稚園補助金について、4つ目は私立幼稚園教員研修費補助金についての4つですけれども、基本的に2つになりますので2点を質問していきたいと思います。  耐震化の問題は言うまでもないことでありますけれども、八戸は地震の多い地域であるということで、十勝沖地震もありましたし、三陸はるか沖地震も経験しております。それからこの前も地震がありました。そういうことでは、この耐震化の問題は大変重要だと。  その中で小中学校の耐震化率を見ると、今はちょっと上がっているとは思いますが、御存じのように全国最下位と言ってもよいほど耐震化率が低いという不名誉な数字になっているわけです。  そこで、この耐震化率を向上させるために、今も頑張っていますが、ぜひ努力している状況をちょっと教えていただきたいということと、これからの耐震化率向上に向けて、どのようにしていくのか教えていただきたいという意味で、ちょっと質問していきたいと思います。  まず、耐震化をするのに耐震診断、次は設計、そして工事というようなことですけれども、小中学校はどこの段階で、どれだけ進んでいるのかがよくわからないんです。  平成21年度時点でも今現在でもよいのですが、とりあえず聞きたいことは、耐震診断が全部終わっているのか、まだ残っているのか、ちょっとお聞かせください。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それではお答えいたします。  耐震診断ということですと、小学校が校舎、それから体育館を合わせますと、48校が対象となってございます。そのうちの1校を除きましてすべて診断が終了してございます。ということで47校でございます。  それから中学校につきましては校舎、それから体育館を合わせますと29校となってございます。これはすべて診断が終了してございます。  以上でございます。 ◆松橋 委員 1校残っている理由はちょっとわからないですけれども、そうしますと耐震診断は大体終わっているという印象を受けました。  それで予算の説明書を見てみると、1つ感じることは、工事は小学校のほうだけやっている、中学校のほうはまだ診断の段階だという、この違いは何なのか。  それから、多分小学校のほうが数も多いし建設も古いから、老朽化が進んでいるのだろうと思いますが、工事の内容が、耐震補強改修工事と応急耐震補強改修工事と改修工事という3つぐらいに分かれる、ここの違いは何なのでしょうか。そして、どのように違う工事をされているのか。それから、小学校は工事していますけれども、中学校がまだなのはなぜか、その辺をちょっとお伺いしたいんです。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 まず最初に、小学校が行われて中学校がまだなのはということですが、こちらについては、小学校はこの診断をする前に既に改修予定になっていたということで、早急に診断を行って、改修工事を行ったものでございます。  具体的に申し上げますと、島守小学校と桔梗野小学校でございます。これはまず小学校を先にやったという理由でございます。  それから用語の使い分けですが、報告書のほうでちょっと書いてございますが、桔梗野小学校と島守小学校が耐震補強改修工事となっております。これは、もともとある建物の外にブレースをつけたり、中に耐震壁をつくったりという工事でございます。  それから柏崎小学校が校舎応急耐震補強改修工事となってございます。実は柏崎小学校については耐震診断の結果、補強ではなく改築が必要であるという診断が出されてございます。ただ、新しく校舎を建てるまでの間、やはり児童の安全を確保したいということから早急に実施したもので、中身的には同じものでございます。  屋内運動場の応急耐震補強工事も、そのように同じものでございます。このような形で言葉を使い分けてございます。 ◆松橋 委員 それで診断のほうが100%近く終わっているわけですが、それに対する今の工事の進捗状況と言いますか、耐震化率も含めて、どの辺まで進んでいるのか、それから予算の関係が一番大きいとは思いますけれども、これからの予定、どの程度までやるのかと。  それから、市の場合には、この改修工事をする目標として、ここまでするとかいうビジョンと言いますか、耐震化改修工事計画とかいうものはあるのか、ないのか。耐震化率をどの辺まで向上させる目標があるのか、その年次計画みたいなものがあるのかどうか、ちょっとお伺いしたいんです。 ◎工藤 教育部次長兼教育総務課長 それでは、お答え申し上げます。  まず耐震化率については、比較するのであれば4月1日現在になって数値が低くなりますが、八戸市が54.4%で、委員おっしゃったとおり青森県では68.6%ですし、全国では73.3%となってございます。  ただ、その後、耐震診断で耐震化が不要という校舎等も出てございまして、8月31日現在の耐震化率ですが、62.1%ということでございます。  続いて工事の状況について小中学校別々にお知らせしたいと思います。まず小学校の校舎については30校のうち29校が耐震診断を終わりまして、そのうち4校は耐震化が不要、1校については平成21年度に耐震化が終わってございます。残りについては平成22年度中に終了予定が17校、平成23年度以降は8校を行いたいというふうになってございます。  それから小学校の体育館は対象が18校ございます。全部診断を終わってございます。そのうち耐震化が不要というものが1校ございますので、残りの17校について、1校は平成21年度までに耐震化の工事が終わってございます。平成22年度終了予定というものが6校、平成23年度以降に実施するものが10校となってございます。  それから中学校の校舎については全部で17校が対象ですが、診断の結果、そのうち6校については耐震化が不要、残りの11校については、工事が終わったものはございませんで、平成22年度に終了予定が7校、平成23年度以降が4校となってございます。  それから体育館については12校が対象ですが、こちらも工事が終わったものはございません。あと、すべて要補強となってございます。この12校のうち平成22年度に終了予定のものが3校、平成23年度以降に実施するものが9校となってございます。  それから、今後の予定について計画等はあるかということですが、こちらについては特に計画はつくってございませんが、これはやはり児童の安全確保のためには早急に進めていかなければならないということで、平成23年度以降の工事についても極力早く耐震工事を終了させたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆松橋 委員 わかりました、ありがとうございました。終わってはいないのですけれども、感じとすれば思ったより進んでいるなと。平成22年度でかなり行くのだろうと思いますし、平成23年度あたりになるとかなりのパーセンテージが上がるという印象を今持たせていただきました。  それから、要はお金がかかる話ですので、補助金の問題だと思いますけれども、国の安全・安心な学校づくり交付金を使ってやられていると思いますが、ちょうど2012年度が一番率のよい状況で補助金がもらえるからでしょうか。  ですから、ぜひとも今年度、来年度、財政のほうでも精いっぱい財源を確保して、単費もあるわけですから、補助金だけで100%やれるわけではないですから、財政的に大変だと思いますけれども、私はこれは市の施策として、もう最重点課題だと思うのです。  ですから、今年度、来年度精いっぱい頑張って、ぜひとも80%、90%台に持っていっていただきたいと。うまく行けば、このペースで行くとすれば可能ではないかと思います。期待を申し上げて、この部分については終わりたいと思います。  次に、私立幼稚園の補助金の関係ですが、私はこれを一般質問でも何回も質問させていただいていますし、我々も、ここにおられる議員の方々も関係団体から会合にしょっちゅう呼ばれて、実態、現状、それから課題等についてお話を伺ってくるわけですが、実情は、園児が減少して収入が少ない、もうやっていかれないのだという大変な状況に追い込まれているということだろうと思います。  ですから、こういう補助金だけで問題が解決するのかどうかわかりませんけれども、この補助金を見ていますと、今は私立幼稚園補助金が年間900万円と、私立幼稚園教員研修費補助金が30万円という形で、補助という状況ではないと。やはり保育所との格差を解消するくらいの、いわゆる行政の支援をぜひともお願いしたいと。  子どもにとりましては、幼稚園に入ろうが保育所に入ろうが、10年、20年前と違いまして、保育所は幼稚園に近づいている、それから幼稚園は保育所に近づいているという実態で、隔たりが余りなくなってきている現状の中で、行政のほうではどう考えているのかと。  子どもにとっては幼稚園に入ろうが保育所に入ろうが同じことではないのかと。ですから、幼稚園の今の苦しい現状を見ますと、やはり支援していくべきではないかという必死な声を聞くわけです。  まず幼稚園の現状について、どのように考えているのかお伺いしたいんです。 ◎高野 学校教育課長 松橋委員にお答え申し上げます。  まず幼児教育についての認識ですが、人格形成の基盤として幼児教育は大変重要であると認識しております。そして、とりわけ今回の幼稚園の教育要領、それから小学校の学習指導要領においても、幼稚園と小学校の連携、そして子どもたちの学びの滑らかな接続ということが重視されているところでございます。  そうしたことから、これまで私立幼稚園の教材、それから教材備品の購入等を対象に、私立幼稚園補助金について進めてまいりました。  それからもう1つは、やはり子どもたちにとっての一番の環境であります教員の資質向上という点から、幼保小連携推進事業に加えて、当課のほうとしましては幼稚園の先生方の研修費を補助するということで、この2つの柱で進めさせていただいたところでございます。  そして、今御指摘の園の状況ですが、幼稚園の園長先生方との会議の場でも、経営面について何度もお話を伺っているところでございます。  現に3歳から5歳までの幼児人口を5年前と比較しても、16%の減少ということですので、この少子化も園の経営、運営に大きな影響を与えているということを感じてございます。  そうしたことから、3年前に幼稚園補助金の―幼稚園補助金は幼稚園割と園児割の2つの柱からできていまして、幼稚園割は各幼稚園に20万円、それから園児割は園児1人当たり2000円というところで構成されているものですが、この園児割の2000円の部分について額を上げて3年目になったところでございます。  そうした少子化の中での全体の園児数の減少と、各園に在園する園児の数についても、幼稚園協会からも話を聞いているところですので、もう1つの柱でございます幼稚園割の部分については、今は一律に20万円という形ですけれども、どういう形が適当なのか、規模も勘案していくべきなのか、この点なども今後の園児の推移を見て検討していきたいと考えてございます。 ◆松橋 委員 ありがとうございます。今、予算の中身を聞こうと思ったのですが、既に説明していただきましたので、わかりましたけれども、実態としてそういう補助金が幼稚園にとってどれほど支援になっているかということになろうかと思いますが、やはり現状からしますと、園児が減少して、例えば10人になったからと言って、その先生方を0.5人というわけにはいかない、やはり1人の先生を置かなければならないというような状況なわけです。  そうしますと、人件費を含めた経費を、園児の減少する速度に合わせた形で節減できるわけではないんです。増加しているときの経営は楽ですけれども、減少したときの経営はそういう形になる。いろいろな問題もありますけれども、やはりもっと財政支援を。これは教育委員会の管轄ではないのですが、行政の立場として保育所と同等の支援をしていただけないかということが園のほうの切なる願いであるわけです。  ですから、やはりもっと根本的に私立幼稚園の助成のあり方がどうあるべきかを議論していかないと、ちょっと上げたとか見直したとか、そういうことではなかなか解決する問題ではないと。  それから設備の関係も、保育所の場合は行政である程度支援していきますけれども、幼稚園の場合は施設に対する補助はほとんどないものですから、もう建物自体の耐震化も危ぶまれておりますし、子どもたちが遊ぶ遊具についても、中にある遊具も、外にある遊具も古くなってしまって、修理代もないし、もちろんそれを買いかえるお金もないというところがほとんどの園の実態でございます。  もしそういう遊具で子どもたちがけがでもしたら大変なことになるわけで、そういう実態も含めて、やはり私は今、子どもたちを預かって、そのような経営をされている幼稚園に対する全般的な支援を検討する時期に来ているのではないかと思います。  八戸は公立幼稚園と言ったって1つしかありませんので、私立幼稚園でよいと思いますが、やはり幼稚園のあり方を基本的に協議する場をつくっていくべきではないかと思います。  他の都市ですと、そういう点については審議会などの場で問題をいろいろ議論しているということでありますけれども、そういう議論する場がないのか、議論する考えはないのかをちょっとお伺いしたいんです。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  幼児の教育に当たりましては幼稚園、そして小学校、行政が連携して子どもたちを健やかに育てていくということが非常に大事なことだと認識しております。  今まで八戸市では幼保小連携推進事業というものを進めまして、この点は幼児の教育指導のところに軸を置いて進めてまいりました。  今後、今御指摘がございました運営面、特に園長先生等々のそういう情報を共有する場になるかと思いますけれども、この点については、先ほど申し上げました八戸市で行っております幼稚園補助金、それから教員研修の補助金のあり方を検証する意味でも、そういった場を既存の会合の中で設定できないかどうかなども含めて、私立幼稚園協会とも話を進めながら検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ◆松橋 委員 ぜひそういうことでよろしくお願いします。終わります。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 私からは10款6項、決算書の391ページ、体育館等指定管理料の件で、これは昨年度の話ではないのですけれども、今年度から朝市が長根公園のところを使っていますが、賃貸料というか、その辺の状況がわかっていたら、ちょっと教えていただきたいんです。 ◎高橋 スポーツ健康課長 お答え申し上げます。  体育館等の指定管理につきましては、長根公園、新井田公園、東運動公園、屋内トレーニングセンター、南部山公園にございます各体育施設を利用料金制のもとでエスプロモ株式会社に指定管理者として管理させているものでございます。  御質問の朝市の賃借料については、都市公園条例第8条第1項及び規則の第14条に基づく利用料金で、指定管理者と締結しております包括協定第32条に基づいて指定管理者が受け取るべき利用料金の扱いとなります。この利用料金については通常の体育施設の利用料金と同様のものという理解でございます。  以上でございます。 ◆田中 委員 6月から朝市を長根公園でやっていると思うのですけれども、今現在も支払われているものなのか、そのあたりはちょっとわかりますでしょうか。 ◎高橋 スポーツ健康課長 利用状況と言いますか、現在までの状況でございます。最初が6月5日でした。それから、一番新しい資料として9月15日現在までの合計102日の中で4979件、これは出店数という解釈でよろしいかと思います。1日平均約50件の出店となっております。 ◆田中 委員 今4979件でしたか、それが1件1件料金を支払っているという形になっているということですか。 ◎高橋 スポーツ健康課長 条例、規則に基づきまして1日1件315円を徴収してございます。  以上です。 ◆田中 委員 315円の約5000件ということは、もうこれは150万円ぐらいのお金が入っていると。先ほど午前中も、水産科学館マリエントの話で、指定管理料との兼ね合いの話が出ていましたけれども、やはり今後継続して朝市をあそこで続けた場合、そういうものも加味されてくることになるのでしょうか。 ◎高橋 スポーツ健康課長 今、継続でというお話がございましたけれども、現在、長根公園で朝市を開いているのは、片町の朝市が閉鎖されまして、出店されている方々の救済措置ということで、次の移転先が見つかるまで特例で認めているということでございます。  ですから、まだ今現在、次の移転先を探していらっしゃる途中ですので、今の段階ではそちらに移るものと考えてございまして、継続での開催ということはないものと考えております。  以上です。 ◆田中 委員 ありがとうございました。今回の場合は救済措置でやっていただいているということで、それはそれでとてもありがたいことですけれども、やはり今後その場所の問題もあって、長引く可能性もあるかと思いますので、その辺はちょっと注意して見ていきたいと思います。  以上です。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 田中委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆伊藤 委員 朝市についての関連でお願いいたします。今の田中委員とダブるのですが、先ほど7款でも尋ねたときには、あくまでも暫定的な救済措置であるというお話で、今の答えと一緒だったわけです。  ただ、なかなか中心街、そのほかの中心街に近いエリアの中で場所が定まらないという意味では、朝市を出されている方々、あるいはそこを利用されている方々にとってみたら、どうなるのだろうというような不安の日々があるかと思います。  そこで、やはり私も、できれば長根朝市という名称が、かなりもう響きがよく定着してきていると思うので、これからの公園整備という大枠で見たときの、朝市の継続というものの展望は描けないものかと思っているのですが、全く描けないものでしょうか。 ◎高橋 スポーツ健康課長 大分大きい話になっておりますけれども、スポーツ健康課としては、長根公園はあくまでも運動公園です、主に運動の用に供するための公園です、駐車場もそれを利用する方々のための駐車場という理解ですので、長根公園に朝市はなじまないのではないかなというふうな考えは持ってございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 まちづくりというものは、そこにどういう市民の要望があって、しかも時代の流れとともに何が必要かという考え方から、大変大きい話ということになりますでしょうけれども、やはりそういった観点も含めて検討の余地ありという部分に入れていただきたいと。私は、ほかにもいろいろ御要望などをしていきますけれども、まずこちらの市民の要望を加味した長根運動公園の利用方法もあるだろうということをお願いしていきたいと思います。  その辺の可能性として、今お答えになった域を超えないかと思いますけれども、部長はをどのように考えておりますでしょうか。
    ◎松浦 市民健康部長 片町の朝市の経過につきましては、観光コンベンション協会等も含めて、どのようにすればよいか大変苦慮しているということで、市の公共施設の中のどこかで暫定的にやれないか、長根公園は使えないかということについて、当面我々は受け身の形で検討してまいりました。そのときも簡単にはいきませんで、甲論乙駁の状態で、本当に貸してよいのか、朝市だけ特例で貸してよいのか、他の団体、他の業種から借りたいと言ったときに断れるのか、それから長根公園だけでなくて新井田公園とかいろいろな施設があるということまでいろいろやったわけです。  ただ、片町の朝市の場合はいろいろな条件等がありますので、移転先が決まるまでの暫定だということで、長根公園側はまず了解をしたわけでございます。  その後、今もいろいろと別な場所を選定していると我々は伺っておりますので、我々の立場として、長根公園にずっとということは今は考えておりません。ただ、今後どのような形になるかについては、当然我々も関係機関と協議していかなければならないと思っております。 ◆伊藤 委員 今のお答え、まさしくそのとおりだなと、今はそういう状況だと思います。こうしていろいろな多方面からの御努力をいただいて、長根公園でない適切な場所があれば、それにこしたことはない、早くそのようになってほしいという思いでいるわけです。  しかし、その上でも、どうしても行き場がないと言ったときには、やはり長根公園かなと思うので、少しでも展望があるのであれば、そのことを私は強くお願いしておきたいと思いましたけれども、今の御回答を一応受けておきます。ありがとうございました。 ○立花 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 ないようですので、以上で田中委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ございませんか。 ◆伊藤 委員 学校給食とスクールカウンセラーについての2点についてお伺いいたします。  まず学校給食ですけれども、今回のネズミの問題についての不適切な対応は、もう十分に反省され、次へのステップとして生かしていただければと思います。  そこで、八戸市は学校給食をいち早くセンター方式に切りかえていき、学校給食の充実を大変図ってきたということでは、学校給食の先進地という名が全国に非常にとどろいたときもあったかと思います。  ただ、私はそのときから大変疑問に思っていたことは、子どもたちのお昼の食事が本当にそういう方向に向かってよいのかという思いが個人的にありました。  戦時中あるいは戦後の食料難の時代に、やはり子どもたちに栄養をつけさせて、体力をつけさせて、学校生活を充実させていくという面での給食のあり方は、それは非常になくてはならなかったと思うのですけれども、今日のように食料も非常に充実してきたところで、学校給食のあり方というものはどうかと言ったときに、どんどんセンター方式、つまり集約していって自校方式がもう皆無になりまして、さらにはこの業務も委託していくという方向と。  それで、これはやはり今回も一般質問にありましたように、行政改革を推進していくとか、集中改革プランの中にということで、教育委員会も例外ではないということでの転換かなと思うわけです。  私は基本的に、教育の部分でこういった集中改革プランに載ってよいものと、ならないものがある。特に教育部門は、何かやはり費用、費用というような、削減、削減の方向に向いてはいけないところなのではないかと思うわけです。  昨今、食育という問題が取り上げられていて、学校給食の中でも食育をどうするかということは、栄養士の先生など、あるいは学級の中でも取り入れられていると思いますけれども、この業者委託という形は、私は一方では食育と逆行しているところもあるのではないかと思うのです。  まず、市が今向かおうとしている方向は別としても、学校給食と言うか、子どもたちの昼食のあり方は、まずこういう状況だったら、もう親の手弁当が一番よいわけだけれども、これも本当は理由にならないけれども、親も大変でつくれない状況にあると。  私はこれは本当は理由にならないと思うんです。もう子育ての中できちんとやるべきだと思うわけです。でも、現実にやれない状況にあるから学校給食に、しかも1日の栄養摂取量のほとんどをそこにゆだねているなどという状況は非常に危惧されるところでありますけれども、それは現実です。  その中で、やはり少しでもそういう環境に近いものは自校方式ではないかと思っています。今の流れと反対ですし、経費もかかることであるけれども、やはり教育委員会としての理想的な学校給食というものはどういう形なのかと。  今向かう方向とは別に、やはり理想的な形は何かということをどのように認識されているかをちょっとお伺いしたいんです。 ○立花 委員長 伊藤委員に申し上げます。給食に関しては学校給食特別会計のほうでお願いできますでしょうか。 ◆伊藤 委員 それもよいのですけれども、ここで私は学校給食のビジョンという部分では、学校給食の事業だけではなく、やはり考え方を聞きたいわけです。やはりそちらでしょうか。 ◎高野 学校教育課長 伊藤委員にお答え申し上げます。  学校における給食ですけれども、給食が小学校等の義務教育に導入されたころと現在を比べまして、御存じのように食事を提供するということから、いわゆる食育として進んでいるわけでございます。私自身も自校給食を2度経験いたしました。そのよさも体で十分認識しているところでございます。  八戸市において自校方式からセンター方式に統合した理由をまずお話しさせていただければ、1つ目としては栄養職員についての国の配置基準がございまして、単独校の場合は、児童生徒数が550人以上の学校に対して1名配置ということになります。したがいまして、それ未満の学校には、その学校に常駐して栄養職員が勤務に当たることができないということもございます。  もう1つは調理員についてで、調理員は児童生徒数301人から500人ですと3人の配置となってございまして、その当時3人の調理員で500名の食事を賄っていくということは、やはり労働的に非常に過重であるということ、また休暇等も取りにくいという状況がございました。  それから3点目として施設設備の問題ですけれども、やはり修繕等の維持費がかかるということがございました。  また、4つ目として1食当たりの給食をつくるための光熱費等の経費単価を比較しますと、八戸市の全部の学校がセンター方式に変わったのは平成12年で、その前の平成11年度の数字しかなく、申しわけありませんが、自校方式で当時290円で、センター方式でそれよりは100円ほど低い値で済んでいるという状況でございます。  主に4つ挙げさせていただきました。こうしたことを踏まえて総合的に判断して、センター方式で進んできたわけですが、一番最初に申し上げましたように、食育の推進ということで位置づけておりますので、八戸市としては献立を初め食育指導に関しては市で責任を持って力を入れていきたいと考えております。 ◆伊藤 委員 自校の給食も御経験されて、よさもわかっているということで、私は前にもお伝えしたように、高知県の南国市を訪ねたときに、あちらはもう全部自校方式なんです。  そしてお昼になると、本当に家庭で使うぐらいのサイズの電気がまで御飯を炊いている。そうすると、それが一番おいしいと。子どもたちの食べ残しがない方法はないかということをいろいろ実験をし研究した結果がそれだったと。  そうすると、お昼時になってくると本当に湯気が立って、ああ、御飯だなということが家庭にいるかのごとく漂ってくる。そして子どもたちは給食を楽しみに、そして食欲をそそるというようなことで、食べ残しが本当に皆無であるというような状況を見ると、やはり自校方式はすばらしいと。私は、逆にこういう時代であるからこそ、そういう方向にと。  私はセンター方式に行かざるを得なかったという言い方のほうがよいと思うのです。結局、調理員であるとか栄養職員といった方々を配置する基準を、国でこうやってきたということは、国がそういう方向に向けてきた、効率的に効率的にという方向に向いてきた結果だと思います。  やはり心の教育は食の教育からも始まるとも言われているわけで、このセンター方式、そして業務委託をしても、食育には力を注ぐという御答弁でありましたけれども、しかし、どういった方が食育をするにしても、口頭で、あるいは絵を見せながらとか、そういった食育よりも、本当に目の前にして、においをかぎながら行う実践的な食育のほうがよく、自校方式が理想的だなというふうに私は思います。本当にここでは理想論を述べさせていただきました。  それで、現実的にこの業務委託になったときに、やはり生産者とか調理者の顔が見える給食からほど遠くなっていくわけですけれども、つくり手の顔ということでは、どのようにしてその辺を補っていこうと考えておられるでしょうか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  食育推進ということでは、関係する教科としては保健体育とか家庭科、特別活動などもございますけれども、各学校には数年前から食育の全体計画を立てていただきまして、各教科、それから総合的な学習において、各学校の実態に応じた食育の計画を立て、実践していただいているところです。  そして、生産者の顔が見えるということであれば、例えば社会科の見学とか、総合的な学習の調べ学習など、またはその中で子どもたちの栽培活動等も行われておりますので、そういった教科での学習を関連づけ、さらに今年度からは市内に栄養教諭を1名多く配置させていただきましたので、3名体制で、それに加えて栄養士の力もかりて、各学校の食育の充実に向けて指導していただいているところです。  学校へは、実感の伴った理解ということで、体験活動を十分大切にして進めていただくようお願いしているところですので、今後も引き続きそういう面から支援してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 やはり生産者あるいは調理をしてくださる方の顔が見えるということによって、食事をいただくときに、感謝していただく心が本当に自然に生まれるわけであります。  したがって、そういう経費節減のために業者委託をして、全く顔の見えないような状況にますますなっていく方向は非常に危惧しているわけですけれども、それを補うために、今まで以上の御努力をお願いしたいと思って、ここは終わりにいたします。ありがとうございました。  それからもう1つ、スクールカウンセラーについて伺います。報告書の138ページにスクールカウンセラー活用調査研究事業というものがありまして、この辺の実態の把握とカウンセリングの充実を図るということになっていましたけれども、この事業の成果はどんなものだったでしょうか。 ◎四戸 教育指導課長 お答え申し上げます。  昨年度、本市に派遣されておりますスクールカウンセラーは11人ありまして、学校は22校の小中学校に出かけてカウンセリングを行っております。派遣回数は延べ520回でございました。全部の派遣時間は2310時間となっております。  成果になりますけれども、これは児童生徒へのカウンセリング、面談ばかりではなくて、保護者へも対応しておりますし、子どもの指導についての先生方の相談等も受けておりまして、大変効果のある事業であったととらえております。 ◆伊藤 委員 こういうスクールカウンセラーの制度が設けられて、今回の調査においても大変有効な制度であり、それが子どものみならず保護者にも大いに効果があったということは大変よかったと思うわけです。  そこで、このカウンセリングをなさるカウンセラーの方々ですが、教員の経験者の方々も相当いらっしゃいます。その経験を生かし、先生の中でも生徒の人望が非常に厚かったり熱心であったというような方々がつかれているかと思います。  その中に臨床心理士の方が入っておられました。その方がこのカウンセラーとしてカウンセリングをしていただくということは、市民病院からおいでになる前から、私はカウンセラーには本当に専門性が求められるのだろうと思っていたので、早く導入していただきたいと思っていたところ、市民病院からの派遣でカウンセリングをしていただいていたという経緯があるかと思います。  そこで、この臨床心理士のスクールカウンセラーの方のカウンセリングの有効性についてどのように評価されておりますでしょうか。 ◎四戸 教育指導課長 このスクールカウンセラーの配置事業は、青森県が実施主体ですが、スクールカウンセラーの採用、委嘱については青森県教育委員会が公募し、財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定に係る臨床心理士などをスクールカウンセラー設置要綱に基づいて委嘱しておるものでございます。  ただし、臨床心理士などをとありますように、臨床心理士の資格を持つ方の絶対数が不足しておりますので、ただいまお話がありましたように元教員の方とか、そういう相談業務に経験のある方なども委嘱されているということでございます。  本来であれば臨床心理士の資格をお持ちの方が専門性を生かして、全員がそういう方になればよいのかもしれないですが、絶対数の不足ということで、このような現状になってございます。 ◆伊藤 委員 やはりカウンセリングの専門性というものは違うと思いますし、またこのカウンセラーの方々に臨床心理士の方が入っていることによって、カウンセリングの手法などを一緒に勉強しながら、その効果を高めていくということができるかと思うわけで、本当によかったなと喜んでいたところでありました。  今般、市民病院の臨床心理士の事件、それもスクールカウンセラーもなさっていた方ということで、私は非常にショックであり、残念でならないわけです。  せっかく数少ない臨床心理士の方であるわけだけれども、そこに入られて、ここまで成果を上げてこられたにもかかわらずというところがあって、事件そのものは決してあってはならないことですし、ましてや学校現場に出向くスクールカウンセラーとしては、もう絶対にあってはならない事件であったと思っております。  そこで、実際にこの事件がわかるまでの間に、学校に出向かれたということですけれども、その間、この臨床心理士の方が担当されていたところはどのような状況なのでしょうか。 ◎四戸 教育指導課長 先ほども申し上げましたけれども、この事業は青森県の事業で、今般、市民病院に勤務する臨床心理士が事件を起こしたわけですけれども、例えば新聞報道等に、今回の被害者の方が県内在住の女子生徒と報道されておりますように、私どもとしても、今回逮捕されたスクールカウンセラーは県内各市町村に派遣されておりますけれども、どの市町村に派遣されていたとかいう、そういう内容に関することについてはコメントは控えさせていただきたいと思います。 ◆伊藤 委員 それはわかりました。八戸市の教育委員会の管轄内ではなかったらよいのですが― だからよいという問題ではないと思いますけれども、やはり私は、今回、市民病院の対応が重大な過ちを犯したということは、こういったところでも大きな影響があるし、またそれを受けていた児童生徒の方々の、もともと心の問題に触れるカウンセラーですから、やはりそこは非常に大きい問題だと思います。  市内にあったかどうかも、今ここでコメントできないということですけれども、いずれにしても、私は直接かかわっていた方だけではなくて、そこの小学校、中学校の生徒たちも、やはりショックではないかと思いますので、この辺のことについて市の教育委員会としては、児童生徒あるいは保護者に対して何か触れられておりますでしょうか。 ◎四戸 教育指導課長 このたびの事件を受けて、市教育委員会としては、このような事件はどこの地区でも起こり得るという前提に立ちまして、次のような対応をしております。  1点目は、スクールカウンセラーが配置されております22校に対して、これまでカウンセリング活動を行う中で不都合や苦情等がなかったかを確認いたしました。その結果、不都合や苦情等があったという報告は現在上がっておりません。  2点目で、これもスクールカウンセラーが配置されている22校に対してですが、スクールカウンセラーによる相談活動の充実について、服務監督も含めて確認とお願いをいたしております。  3点目は、市内の全小中学校に対して、このたびの事件に関して児童生徒の様子等で気になる状況がある場合には、八戸市総合教育センターも相談窓口として対応できる旨を通知いたしました。こちらのほうも現在のところ相談は上がっていないということでございます。 ◆伊藤 委員 今回のネズミのこともそうですし、またこの臨床心理士の事件についてもそうですが、やはり真実と言うか、起こった事実を的確に、できる範囲で公表して、そして事実を明らかにした上でどう対処していくかということがとても大事であると思いました。  また、これは先ほどから県の事業、県の事業と言われますけれども、八戸市の子どもたちにも直接かかわることだということで、今回のこの3つの対応について語ってくださいましたけれども、これは県の事業と思っていないで、やはり八戸の子どもたちに直接かかわってくださっているカウンセラーの皆様方のことであるということを強く認識しながら進めていただきたいと思います。  私はこの臨床心理士の大変残念な事件は別として、スクールカウンセラーになってくださっている方々は本当に献身的に、よくやってくださっていると認識いたしております、敬意を表しております。  したがって、その先生方がこの臨床心理士の方の担当のところを、また補ってやらなければならない場面もあるかと思いますけれども、これまで以上に頑張ってやっていただきたいとエールを送りながら終わりたいと思います。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第10款教育費の質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。         午後3時30分 休憩   ────────────────────         午後3時45分 再開 ○立花 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際お諮りいたします。  第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御異議なしと認めます。  よって、第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査いたします。  説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは394ページをお開き願います。  第11款災害復旧費について御説明申し上げます。  平成21年度の災害復旧費は、平成21年10月8日から9日にかけての台風18号による現年災害に係る経費でございます。  予算現額は384万2000円であり、支出済額は336万3700円でございます。不用額は47万8300円で、執行率は87.6%となるものでございます。  396ページをお開き願います。  第12款公債費について御説明申し上げます。  予算現額は104億5100万1000円であり、支出済額は104億4004万4876円でございます。不用額は1095万6124円で、執行率は99.9%となるものでございます。  続きまして398ページをお開き願います。  第13款諸支出金の予算現額は10億円であり、支出済額は同額でございます。  続きまして400ページをお開き願います。  第14款予備費でございますが、当初予算額は5000万円で、このうち4905万円を年度途中の緊急の支払いに充てたものでございます。  3款7項1目への充当は、平成22年2月27日のチリ中部沿岸地震に伴う大津波警報により設置した避難所に係る経費でございます。  8款2項2目への充当は、除雪業務委託料でございます。  11款1項1目から6目への充当は、平成21年10月8日から9日にかけての台風18号による災害被害に係る復旧費でございます。  以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの説明を終わります。
    ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの質疑を終わります。  以上をもって、一般会計歳入歳出決算のうち歳出の質疑は終了いたしました。  これより八戸市一般会計歳入歳出決算の歳入を一括審査いたします。  説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の52ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款市税の予算現額は293億2541万円、調定額は325億3943万2815円で、収入済額は301億9061万6109円でございます。不納欠損額は1億3096万6587円で、収入未済額は22億2623万659円でございます。調定額に対する収納率は92.8%となるものでございます。収入済額を前年度と比較いたしますと7.7%、25億1916万3716円の減収となるものでございます。  主な税目について御説明申し上げます。  1項市民税のうち1目個人市民税は、長引く景気の低迷による個人所得の減少により、前年度と比較いたしますと1.6%、1億6287万9307円の減収、2目法人市民税は、景気後退による企業収益の悪化、特に製造業での大幅な落ち込みにより、前年度と比較いたしますと41.9%、18億2395万5635円の減収となったものでございます。  2項固定資産税は、54ページにわたりますが、土地は地価下落の影響により、家屋は評価がえの影響により、償却資産は新規設備投資の減少等により、前年度と比較いたしますと3%、4億8152万1968円の減収となったものでございます。  3項軽自動車税は、前年度と比較いたしますと3.3%、1217万6203円の増収、4項市たばこ税は、前年度と比較いたしますと3.7%、6203万7209円の減収、5項鉱産税は、前年度と比較いたしますと13.6%、94万5800円の減収となったものでございます。  6項特別土地保有税は、収入がなかったものでございます。  56ページに参りまして、第2款地方譲与税は、予算現額は8億400万円で、調定額、収入済額とも8億1434万6245円でございます。前年度と比較いたしますと5.9%、5089万3644円の減収となったものでございます。  58ページに参りまして、第3款利子割交付金は、予算現額は1億2800万円で、調定額、収入済額とも9951万円でございます。前年度と比較いたしますと12%、1352万円の減収となったものでございます。  60ページに参りまして、第4款配当割交付金は、予算現額は2000万円で、調定額、収入済額とも1657万9000円でございます。前年度と比較いたしますと22.4%、479万6000円の減収となったものでございます。  62ページに参りまして、第5款株式等譲渡所得割交付金は、予算現額は300万円で、調定額、収入済額とも726万5000円でございます。前年度と比較いたしますと29.8%、166万7000円の増収となったものでございます。  64ページに参りまして、第6款地方消費税交付金は、予算現額は24億3130万8000円で、調定額、収入済額とも24億3130万8000円でございます。前年度と比較いたしますと2.8%、6615万7000円の増収となったものでございます。  66ページに参りまして、第7款ゴルフ場利用税交付金は、予算現額は330万円で、調定額、収入済額とも352万8000円でございます。前年度と比較いたしますと2.9%、9万8560円の増収となったものでございます。  68ページに参りまして、第8款自動車取得税交付金は、予算現額は1億6100万円で、調定額、収入済額とも2億10万9000円でございます。前年度と比較いたしますと25.5%、6840万7000円の減収となったものでございます。  70ページに参りまして、第9款国有提供施設等所在市助成交付金は、予算現額は3億6000万円で、調定額、収入済額とも3億6188万8000円でございます。前年度と比較いたしますと0.3%、125万7000円の増収となったものでございます。  72ページに参りまして、第10款地方特例交付金は、予算現額は3億1646万4000円で、調定額、収入済額とも3億1646万4000円でございます。前年度と比較いたしますと6.3%、2132万2000円の減収となったものでございます。  74ページに参りまして、第11款地方交付税は、予算現額、調定額、収入済額とも144億1446万6000円でございます。前年度と比較いたしますと9.3%、12億2790万9000円の増収となったものでございます。  増収の主な要因は、普通交付税において基準財政需要額が約3億4000万円、0.9%の減、基準財政収入額は約15億円、5.5%の減となったことによるものでございます。  76ページに参りまして、第12款交通安全対策特別交付金は、予算現額は5000万円で、調定額、収入済額とも4928万4000円でございます。前年度と比較いたしますと0.2%、10万8000円の増収となったものでございます。  78ページに参りまして、第13款分担金及び負担金は、予算現額は12億9947万円、調定額は13億8727万7804円で、収入済額は13億1269万3415円でございます。不納欠損額は472万5000円で、収入未済額は6985万9389円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと1.9%、2498万9061円の減収となったものでございます。  1項負担金の主なものは、1目1節の老人福祉施設費用徴収金、2節の私立保育所費用徴収金、市立保育所費用徴収金でございます。  80ページに参りまして、第14款使用料及び手数料は、予算現額は12億3786万1000円、調定額は13億1455万9409円で、収入済額は12億6575万66円でございます。不納欠損額は1418万8868円で、収入未済額は3462万475円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと3.6%、4762万659円の減収となったものでございます。  1項使用料の主なものは、2目1節の高齢者福祉施設使用料、総合福祉会館使用料、3目1節の斎場使用料、看護師養成所の授業料及び入学金、5目2節の魚菜市場使用料、82ページに参りまして、7目1節の道路占用料、住宅使用料、汚水処理施設使用料、住宅駐車場使用料、84ページに参りまして、9目2節の公民館等社会教育施設の使用料、3節の南郷温水プール等体育施設の使用料でございます。  2項手数料の主なものは、1目1節の税関係証明手数料、戸籍、住民基本台帳、印鑑手数料、3目2節の廃棄物埋立処分手数料、廃棄物収集処理手数料、86ページに参りまして、6目1節の建築確認申請手数料でございます。  88ページをお開き願います。  第15款国庫支出金は、予算現額は238億8986万6000円、調定額は237億3718万40円で、収入済額は174億5635万7051円でございます。収入未済額は62億8082万2989円となっておりますが、これは平成22年度に繰り越した継続費逓次繰越及び繰越明許費の特定財源となるものでございます。収入済額を前年度と比較いたしますと37.8%、47億8854万4851円の増収となったものでございます。  1項国庫負担金の主なものは、1目1節の特別障害者手当等給付費負担金、障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、3節の被用者・非被用者児童手当負担金、5節の被用者・非被用者小学校修了前特例給付負担金、6節の児童扶養手当負担金、7節の生活保護費負担金、8節の国民健康保険基盤安定費負担金、2目1節の中学校施設整備費負担金、90ページに参りまして、2項国庫補助金の主なものは、1目1節の地域生活支援事業費補助金、地域介護・福祉空間整備交付金、3節の次世代育成支援対策交付金、同じく1目は、平成20年度から繰り越しとなった繰越明許費の特定財源として1節の定額給付金給付事務費・事業費補助金、子育て応援特別手当支給事業費交付金、2目1節の疾病予防対策事業費補助金、3目1節の公園緑地等事業費補助金、まちづくり交付金、2節の公営住宅建設事業費補助金、3節の特定防衛施設周辺整備調整交付金、92ページに参りまして、8節の地域活力基盤創造交付金、同じく3目は平成20年度から繰り越しとなった継続費逓次繰越の特定財源として、1節のまちづくり交付金、同じく3目は平成20年度から繰り越しとなった繰越明許費の特定財源として、4節の緊急地方道路整備交付金、5節の交通安全施設整備事業費補助金、4目1節の安全・安心な学校づくり交付金、学校情報通信技術環境整備事業費補助金、94ページに参りまして、3節の就園奨励費補助金、4節の史跡根城跡土地取得事業費補助金、埋蔵文化財保存活用整備事業費補助金、5目1節の水産物流通機能高度化対策事業費補助金、6目1節の地域活性化・経済危機対策臨時交付金、地域活性化・公共投資臨時交付金、地域環境保全対策費補助金、同じく6目は平成20年度から繰り越しとなった繰越明許費の特定財源として、1節の地域活性化・生活対策臨時交付金、7目1節の住宅手当緊急特別措置事業補助金でございます。  96ページに参りまして、3項委託金の主なものは、2目1節の国民年金事務費委託金、4目2節の先進的地域情報通信システム開発事業費委託金でございます。  98ページをお開き願います。  第16款県支出金は、予算現額は61億47万8000円、調定額は59億2454万9916円で、収入済額は53億3329万1916円でございます。収入未済額は5億9125万8000円となっておりますが、これは平成22年度に繰り越した繰越明許費の特定財源となるものでございます。収入済額を前年度と比較いたしますと13.4%、6億3179万3496円の増収となったものでございます。  1項県負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、3節の被用者・非被用者児童手当負担金、4節の被用者・非被用者小学校修了前特例給付負担金、5節の生活保護費負担金、6節の国民健康保険基盤安定費負担金、2目2節の後期高齢者医療の保険基盤安定費負担金、2項県補助金の主なものは、1目1節の市町村合併支援特別交付金、青森県公立小・中学校施設耐震化緊急対策費補助金、2目1節の重度障害者医療費補助金、100ページに参りまして、自立支援特別対策事業費補助金、2節のひとり親家庭等医療給付事業費補助金、3目1節の乳幼児はつらつ育成事業費補助金、妊婦健康診査特別対策事業交付金、次に104ページに参りまして、9目1節の緊急雇用創出事業補助金、ふるさと雇用再生特別基金事業補助金でございます。  3項委託金の主なものは、1目2節の徴税費委託金、5節の衆議院議員選挙費委託金でございます。  108ページをお開き願います。  第17款財産収入は、予算現額は4億5310万5000円、調定額は4億6014万119円で、収入済額は4億5876万73円、収入未済額は137万3046円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと139.2%、2億6700万6829円の増収となったものでございます。  1項財産運用収入の主なものは、1目1節の土地及び建物貸付収入、2目1節の市債管理基金等の利子、2項財産売払収入の主なものは、110ページに参りまして、3目1節の市有不動産売払収入、5目1節の青森県住宅供給公社残余財産分配金でございます。  112ページをお開き願います。  第18款寄附金は、予算現額は9577万円で、調定額、収入済額とも1億937万8087円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと233.6%、7658万9267円の増収となったものでございます。  寄附金の主なものは、1目1節の是川縄文の里整備基金寄附金、ふるさと納税寄付金、3目1節の文化事業費寄附金、スポーツ振興費寄附金でございます。  114ページをお開き願います。  第19款繰入金は、予算現額は23億8316万8000円で、調定額、収入済額とも23億8054万6552円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと5.5%、1億2320万1953円の増収となったものでございます。  1項特別会計繰入金の主なものは、1目1節の都市計画駐車場特別会計繰入金、3節の老人保健特別会計繰入金でございます。  2項基金繰入金の主なものは、1目1節の財政調整基金繰入金、2節の市債管理基金繰入金、10節の退職手当基金繰入金、116ページに参りまして、14節の学校施設耐震化基金繰入金でございます。  118ページをお開き願います。  第20款繰越金は、予算現額は31億3797万9744円で、調定額、収入済額とも31億3798万722円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと24.2%、6億1071万3925円の増収となったものでございます。このうち継続費逓次繰越、繰越明許費、事故繰越分につきましては、平成20年度からの繰り越し事業への充当財源でございます。  120ページをお開き願います。  第21款諸収入は、予算現額は53億7917万8404円、調定額は55億6040万5791円で、収入済額は54億3227万3192円でございます。不納欠損額は345万8791円で、収入未済額は1億2467万3808円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと20.5%、9億2533万4532円の増収となったものでございます。  諸収入の主なものは、1項1目1節の税滞納延滞金、3項1目貸付金元利収入のうち、1節の地域総合整備資金、122ページに参りまして、9節の商工組合中央金庫、11節の自動車運送事業会計、12節の八戸赤十字病院、13節の中小企業特別保証制度、16節の市民病院事業会計への各貸付金元利収入、2目1節の奨学金貸与元利収入、4項1目1節の受託事業収入は、田向土地区画整理関係発掘調査受託事業収入、後期高齢者医療健康診査受託事業収入、124ページに参りまして、5項3目1節の雑入は、生活保護費返還金、重度心身障害者医療費高額療養費返還金、126ページに参りまして、高齢者等バス特別乗車証負担金、社会保険料等徴収金でございます。  次に130ページをお開き願います。  第22款市債は、予算現額は155億7925万円で、調定額、収入済額とも93億6085万円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと4.1%、3億9570万円の減収となったものでございます。  市債の主なものは、1目1節の八戸圏域水道企業団出資債、同じく公的資金借換分、4目1節の道路新設改良事業債、2節の公園緑地等事業債、都市計画事業負担金債、3節の公営住宅建設事業債、同じく公的資金借換分、132ページに参りまして、5節の港湾整備事業負担金債、同じく4目は平成20年度から繰り越しとなった継続費逓次繰越の特定財源として、2節の地域観光交流施設整備事業債、同じく4目は平成20年度から繰り越しとなった繰越明許費の特定財源として、1節の道路新設改良事業債、5目2節の消防施設整備事業負担金債、6目1節の小学校用地造成事業債公的資金借換分です。  2節の中学校施設整備債、同じく公的資金借換分、3節の社会教育施設整備事業債、7目1節の臨時財政対策債、134ページに参りまして、11目1節の減収補てん債でございます。  以上で歳入の説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 7つばかりですが、1つは決算書53ページの市税収入未済額について、それから83ページのまつりんぐ広場使用料について、それから道路占用料について、109ページの配当金について、報告書16ページの生活保護費返還金について、報告書17ページの社会教育整備債について、それから決算書814ページの財産に関する調書、出資金と出捐金について、項目は多いのですが、簡潔に聞きますので、簡潔にお答えいただくようにお願いします。  まずこの市税の未済額が随分多いのですが、これの内容、傾向などがわかりましたら教えてください。 ◎兼田 収納課長 お答え申し上げます。  収入未済額の件数と金額でございますが、市民税は個人、法人を合わせまして、件数では7978件、金額は6億8554万1646円となっております。固定資産税につきましては件数で3629件、金額におきましては15億581万3094円、軽自動車税は件数では2426件、金額では3487万5919円、合計で22億2623万659円の収入未済額となっております。これは昨年度に比較いたしまして2億529万8166円の増加となっております。  それで、増加になりました理由の1つに考えておりますのは、やはり景気の低迷、長引く不況というふうなことから、一部企業等の収益悪化だとか倒産、破産、そういったことによる失業者の増加等々が個人所得の減収につながっており、この滞納額のほうに反映されているものかと考えております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 固定資産税の15億円というのもかなり多いのですが、これは例えば地域的に偏っているところとか、まとめてその辺が納めていないとか、そういう傾向はあるのですか。 ◎兼田 収納課長 お答え申し上げます。  正直言いまして、市内全域の統計をとっているのではないので、ちょっとここではっきりしたお答えを申し上げられないところがあるのですが、確かに企業で言えば、固定資産税のところが一番圧迫されているのかなというふうには感じております。 ◆畑中 委員 中心街の固定資産税を払えないという方が結構いるようですので、これはやはり若干軽減してやったほうが、賃料にも影響するし、起業家にとっては、安ければまた仕事をできる人もあるかもしれないから、その辺も含めて検討したほうがよいのかなということです。大体ここはわかりました。  それから、まつりんぐ広場の使用料は、主なものはどういうところからですか。今は余り貸しているふうもないのですが、主にどのようなところから入っているのでしょうか。 ◎笹本 公園緑地課長 それでは、まつりんぐ広場の使用料ですけれども、多目的ホールが約44万円、作業室が約33万円、倉庫が5万5000円ぐらいです。これは山車組3組が入っていまして、1組当たり約30万円ほどもらってございます。  それから、今、八戸夕暮れ市をやっていますけれども、週末の金、土曜日の年間74日間で約47万円ほどもらっております。  それから、八戸朝市会からですけれども、169日やっていまして、これが1社または2社で6万2000円と、それから自動販売機ですけれども、3台設置してございまして、これが年間通して25万3000円ということでございます。  ほかに電柱が2本ほど立っておりまして、これの使用料が3万3000円となっています。 ◆畑中 委員 ありがとうございました。では、次に道路占用料ですが、これに基準などはあるのですか。ちょっとその基準だけお願いします。 ◎吉田 道路維持課長 お答えいたします。  基準は、市が定めております八戸市道路占用料徴収条例に基づいて占用料をいただいてございます。  以上でございます。 ◆畑中 委員 では、次の生活保護のこの返還金というものは、仕事を見つけたということでの返還ですか、内容はどういうものですか。 ◎川村 福祉部次長兼生活福祉課長 畑中委員質問の返還金と徴収金があるわけですが、返還金は、資産― 土地とか車とか保険などを持っていても生活費がないということで、それを売った場合に返すこと、それから生命保険金が入ったときに返すという当初からの約束によって返還すること、それから通常の、今回収入がこのようにふえましたとか、年金がふえましたとかいうものです。  それから、下のほうの徴収金ですけれども、これは要するに詐欺行為とか、うちのほうに黙って働いていたにもかかわらず申告しないという場合の徴収金でございます。 ◆畑中 委員 わかりました。  では、次に社会教育整備債についてですが、他の借金はほとんど財務省のほうからが多いのですが、ここが市中銀行からだけになっているようだけれども、市中銀行からということには何かわけがあるのですか。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 今回の社会教育整備債の内訳でございます。是川縄文館の建設事業が14億8300万円ほど、それから白山台公民館の建設事業としての1億7300万円ほどが主なものでございます。  この起債の種類ですが、是川縄文館建設事業債が合併特例債と、それから公民館の建設事業が一般単独債という内容で、これは民間から借り入れているという状況でございます。これは民間資金で借りるという制度で、そういうことで民間から借りている経費でございます。 ◆畑中 委員 財務省ではなくて民間資金という限定でそういうふうになったということで、わかりました。  決算書109ページの配当金です。これは配当を出している会社もあれば、ない会社もあるのですが、八戸ガスからは最近まで500万円ぐらい入っていたのが、最近なくなったのは、何か経営上の問題なのでしょうか、ちょっとそこだけ1点お聞きします。 ◎磯嶋 管財契約課長 畑中委員にお答え申し上げます。  八戸ガスにつきましては平成14年まで配当がございました。そしてその後、平成17年に記念配当ということでございましたが、平成15年以降はないという状態になっております。これらにつきましては都市ガスの高カロリー化、ガス熱量の変更が必要になりまして、そのための引当金を計上したことによって配当金がなくなったものと理解しております。  以上です。 ◆畑中 委員 景気がよくなれば、また500万円ぐらい入ってくるのだろうという見込みを持って見ていきたいと思います。  では最後に出資金と出捐金の違いと言いますか、出資金はもうかれば、配当のある会社も幾らかあるけれども、出捐金というのは役所で面倒を見なければいけない会社だからということで分けているのですか、そこの分けた理由についてだけ1点お願いします。 ◎磯嶋 管財契約課長 出資金、出捐金につきましては、まずそれぞれの所管課におきまして目的を持って行っているわけですけれども、出捐金については、いわゆる寄附的性格が強いものとなっておりますが、まずその団体の設立などに必要なものということで、その目的をもって出捐したものと理解しております。 ◆畑中 委員 出資金のほうも、何か出捐金に近いような団体も随分あるなというふうにちょっと見ていましたので、大体そうなのかなと思っていたのですが、その分けたところの理由が、今言ったようなことであれば。一応確認のために質問しました。  私のほうは以上です。 ○立花 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
    ◆石橋 委員 私は1点、市民税についてお伺いしたいと思います。  これも畑中委員からもあったように、収入未済額について関係することですが、昨年来から三八地域県民局の応援を受けながら、市県民税の徴収に際しても一緒に努力していこうかというような動きも出ております。現行で収納窓口の拡充についての取り組みなどを行っているのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ◎兼田 収納課長 委員にお答え申し上げます。  特に拡充ということは― 新しいものは、ことし7月に行政サービスの制限というようなことを新たに取り入れました。ほかのものについては従来どおりですが、滞納整理については、私らが努力するべく、日々仕事に従事しているところでございます。  以上でございます。 ◆石橋 委員 あとは意見だけで終わりたいと思います。収入未済額はできるだけ減らしていかなければならないと。今後、本格的な税源移譲というような形の中で行政運営も行われていくという中にあって、このような財源は、強固な財政基盤を確立する上では非常に大切になろうかと思います。  また、幾ら厳しい財政状況の中でも、市民に一定のサービスを提供していく中で公平感を持った観点からしても、やはりきちっと取り組みをしていかなければならないだろうと思います。  御存じのとおり、他の自治体では拡充に向けてコンビニエンスストアでの収納、クレジットでの収納、コールセンターを設けたり、いろいろなものがあります。  ただ、やるとまた費用がかかるということもありますから、むげにそれをしなさいとは言いません。八戸市なりの、青森県全体の中で県と一緒に連携してやれるものを入れながら、やはり徴収率をきっちりと上げていくと。  できれば目標をきちっと定めながら、それに向かってやるぐらいのことをやっていかなければならない時期に来ているかと思いますので、その点の御努力を希望して、終わります。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で一般会計歳入歳出決算の歳入の質疑を終わります。  これをもって、平成21年度八戸市一般会計歳入歳出決算の質疑は終了いたしました。  これより平成21年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  それでは、平成21年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の審査をいたします。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎鬼柳 国保年金課長 それでは、平成21年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。  決算書の404ページをお開き願います。  予算額決算額総括表ですが、歳入決算額の合計は265億5358万6786円で、予算執行率は102.6%でございます。405ページに参りまして、歳出決算額の合計は251億9072万2786円で、予算執行率は97.3%となっております。その結果、歳入歳出差引残額は13億6286万4000円で、これは翌年度へ繰り越すものでございます。  406ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款国民健康保険税は、予算現額62億8551万8000円、調定額は96億9747万437円、収入済額は62億3463万7574円でございます。還付未済額を除いた収納率は、一般被保険者現年課税分85.33%、退職被保険者現年課税分95.08%、合計で86.14%でございます。また、滞納繰越分は13.66%でございます。  410ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、国民健康保険税の督促手数料が主なものでございます。  412ページに参りまして、第3款国庫支出金ですが、1項1目療養給付費等国庫負担金は、保険給付費、老人保健拠出金、介護給付費納付金及び後期高齢者支援金に対する34%の国庫負担金でございます。  2目高額医療費共同事業国庫負担金は、歳出の高額医療費共同事業拠出金に対する4分の1の国庫負担金、3目特定健康診査等負担金は、特定健康診査及び特定保健指導の経費の3分の1の国庫負担金でございます。  2項1目財政調整交付金は、市町村間の財政力の不均衡を調整するために交付される普通調整交付金と、特別の事情等に対する特別調整交付金でございます。  2目高齢者医療制度円滑運営事業費補助金は、高齢者医療制度の円滑かつ健全な運営を図るために交付される国庫補助金で、高齢受給者証再交付に係る経費が対象となっております。  3目介護従事者処遇改善臨時特例交付金は、介護報酬改定に伴う介護保険料の急激な上昇の抑制を行うために交付されるもので、平成21年度と平成22年度のみの制度でございます。  4目は出産育児一時金補助金ですが、平成23年3月出生分までの暫定措置として出産育児一時金を引き上げており、その引き上げ分の2分の1が国庫補助されるものでございます。  414ページに参りまして、第4款療養給付費等交付金は、退職被保険者等の療養給付費等に対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金でございます。  416ページに参りまして、第5款前期高齢者交付金は、各保険者間における前期高齢者の偏在による負担の不均衡を調整するため、社会保険診療報酬支払基金から交付金が交付されるものでございます。  418ページに参りまして、第6款県支出金でございますが、1項1目高額医療費共同事業負担金は、歳出の高額医療費共同事業拠出金に対する4分の1の県負担金、2目特定健康診査等負担金は、特定健康診査及び特定保健指導の経費の3分の1の県負担金でございます。  2項1目調整交付金は、都道府県が市町村の国保財政を調整するために交付する県補助金でございます。  420ページに参りまして、第7款共同事業交付金でございますが、1項1目高額医療費共同事業交付金は、1件80万円を超える高額な医療費を対象とし、2目保険財政共同安定化事業交付金は、1件30万円を超える医療費を対象に、一定の割合で青森県国民健康保険団体連合会から交付されるものでございます。  422ページに参りまして、第8款繰入金でございますが、1項1目1節一般会計繰入金は、地方交付税で措置された事務費、出産育児一時金及び財政安定化支援事業分の繰入金、2節保険基盤安定繰入金は、低所得者に対する国保税の軽減相当分及び保険者支援分の繰入金でございます。  424ページに参りまして、第9款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  426ページに参りまして、第10款諸収入は、国保税の延滞金、交通事故等に係る第三者行為医療費の納付金、国保資格のなかった者に対し支給した保険給付費の返納金が主なものでございます。  430ページをお開き願います。  歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員15人分の人件費、物件費のほか、19節の青森県国民健康保険団体連合会負担金、25節の財政調整基金積立金が主なものでございます。  2項1目賦課徴収費は、432ページにわたりまして、職員14人分の人件費及び物件費が主なものでございます。  2目納税奨励費は、納税貯蓄組合連合会及び納税貯蓄組合に対する補助金のうち国保税に係る分でございます。  3項運営協議会費は、436ページにわたりますが、国民健康保険運営協議会委員18人分の報酬のほか、協議会運営に係る経費でございます。  第2款保険給付費でございますが、1項1目一般被保険者療養給付費及び2目退職被保険者等療養給付費は、入院、通院等の療養給付費、3目一般被保険者療養費及び4目退職被保険者等療養費は、整骨院やコルセット代などの給付費でございます。  5目審査支払手数料は、診療報酬請求明細書の審査、支払事務に要した費用を青森県国民健康保険団体連合会に支出したものでございます。  そのほか、2項高額療養費、438ページに参りまして、3項移送費、4項、出産育児一時金、5項、葬祭費に係る経費でございます。  440ページに参りまして、第3款後期高齢者支援金は、後期高齢者医療費への現役世代の支援分を社会保険診療報酬支払基金へ拠出しているものでございます。  442ページに参りまして、第4款前期高齢者納付金は、歳入の前期高齢者交付金に関連する納付金でございますが、前期高齢者納付金の額が著しく過大となる保険者の負担軽減のために、加入者数に応じて全保険者に再案分されるものでございます。  444ページに参りまして、第5款老人保健拠出金は、老人医療費及び事務費に係る拠出金でございます。老人保健制度は平成19年度で終了しておりますが、前々年度、平成19年度の精算分でございます。  446ページに参りまして、第6款介護納付金は、介護保険第2号被保険者の国民健康保険税分の社会保険診療報酬支払基金に対する納付金でございます。  448ページに参りまして、第7款共同事業拠出金でございます。1項1目、1件80万円を超える高額な医療費について県単位で費用調整する高額医療費共同事業に対する拠出金、2目、同じく1件30万円を超える医療費について、保険財政共同安定化事業に対する拠出金が主なものでございます。  450ページに参りまして、第8款保健事業費でございますが、1項1目特定健康診査等事業費は、特定健康診査及び特定保健指導に係る経費、2項1目疾病予防費は、訪問指導看護師及び栄養士の人件費及び物件費、総合健診委託料、医療費通知委託料が主なものでございます。  454ページに参りまして、第9款諸支出金でございますが、1項1目保険税還付金は、国民健康保険税の過誤納金還付金、3目償還金は、過年度に交付された国庫支出金及び県支出金の確定による返還金でございます。  456ページに参りまして、第10款予備費は、支出ゼロでございました。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 この国民健康保険税の未済額は市税の未済額とは性格がちょっと違うのではないかと思ったのですが、内容についてお知らせください。 ◎兼田 収納課長 お答え申し上げます。  御質問の一般市税の未済額のほうは先ほどお答え申し上げました。今の国民健康保険税の収入未済額についてお答え申し上げます。  件数では9566件、金額におきましては31億6556万7551円となっております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 市税と比べて随分多いですね。本当にそれぐらいあるのでしょうけれども、これはどういうわけですか。さっき市税は22億円だったけれども、これは1年分ですか。 ◎兼田 収納課長 お答え申し上げます。  市県民税のほうとも同じような理由にはなってくるのですが、国保税においても長引く景気低迷等が一番の原因で、やはり正規職員がパートに切りかえられるとか、パートとか臨時職員が職を失ってしまう。その原因は会社等々の破産であるとか倒産なども原因にはなっておりますが、そういったものが一番の大きな原因なのかと思っております。  もう1つは、平成20年度に制度改正による後期高齢者医療制度の施行によって、収納率の高い層が国保から抜けたこと、それから地方税法の改正によって介護分の課税限度額が引き上げになる影響等で収納率が低下したり、そういったことで未済額が多くなったものかと思われます。  以上でございます。 ◆畑中 委員 いや、ちょっと今見て、同じ未済額で、そういう意味であったら、収入済みが62億円で、未済額が31億円、こういう状況だと国保会計は成り立たなくなります。そこが心配で、解決策はなかなか今すぐは出てこないでしょうけれども、これだけ多いということは、ちょっとびっくりしました。  それで収納率が86%ということになっているわけですが、そういう状況で納めていない人がいるということは、これはちょっと大問題です。国保会計が成り立たなくなるような状況が出てくるのかなと思っていました。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎石塚 水産事務所長兼水産振興課長 それでは、平成21年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。  決算書の460ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は2億5364万7077円で、予算執行率は99.9%でございます。  次のページに移りまして、歳出の合計額は2億5174万940円で、予算執行率は99.1%でございます。歳入歳出差引残額190万6137円は翌年度へ繰り越しいたしました。  次に462ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料は、卸売業者からの魚介類取り扱いに係る市場使用料が主なものでございます。  464ページをお開き願います。  第2款財産収入は、魚市場特別会計基金の利子でございます。  466ページをお開き願います。  第3款繰入金は、市場整備公債費等の不足補てんのため、一般会計から繰り入れをしたものでございます。  468ページをお開き願います。  第4款繰越金は、前年度繰越金でございます。  470ページをお開き願います。  第5款諸収入は、市場施設使用者からの電気、水道料金等負担分の収入が主なものでございます。  472ページをお開き願います。  歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費のうち1項1目一般管理費は、第一、第二、第三魚市場及び卸売場の管理に要する職員9人分の人件費及び物件費でございます。  このうち11節需用費は、各市場の光熱水費及び施設の修繕等に要した費用が主なものでございます。  13節委託料は、各市場の夜間及び休日の監視業務、清掃業務及び施設管理等の委託が主なものでございます。  474ページに参りまして、2目運営審議会費は、八戸市魚市場運営審議会委員14人分の報酬と、審議会の運営に要した経費でございます。
     3目水産会館管理費は、会館の管理運営に要した経費で、その主なものは、11節の光熱水費と13節の指定管理料でございます。  次に476ページをお開き願います。  第2款公債費は、水産会館及び卸売場並びに災害復旧事業費、市場衛生高度化事業費、魚市場施設整備事業費の元金及び利子の償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎石橋 区画整理課長 それでは、平成21年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の480ページをお開き願います。  決算額は、歳入合計12億7655万9151円、執行率74%、歳出合計11億5141万6004円、執行率66.7%で、差引残額1億2514万3147円は翌年度へ繰り越しいたしました。  482ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料は、事業中に発行します仮換地証明等の手数料でございます。  484ページに参りまして、2款1項国庫補助金は、八戸駅西地区への補助金、交付金で、1目緊急地方道路整備事業補助金は、補助金名称等の改正に伴い、下段の3目地域活力基盤創造交付金に移行したため、予算、収入ともなしとなったものでございます。  次の同じく緊急地方道路整備事業補助金は、平成20年度の繰越明許費分でございます。  2目土地区画整理事業国庫補助金は、現年度及び平成20年度の繰越明許費分でございます。  3目地域活力基盤創造交付金は、先ほどの1目を引き継いだ形の交付金でございます。  486ページに参りまして、3款1項1目土地区画整理事業保留地処分金は、八戸駅西地区の保留地売却収入でございます。  2項1目財産貸付収入は、売市第一地区の保留地貸付収入でございます。  488ページに参りまして、第4款繰入金は、一般会計繰入金で、市施行の区画整理事業に対する一般会計からの繰入金でございます。  490ページに参りまして、第5款繰越金は、前年度繰越金と繰越明許費財源充当額でございます。  492ページに参りまして、6款1項雑入は、売市第一地区の清算徴収金のほか、八戸駅西地区において新たに建設しました橋梁へ管路等を添架する者から徴収する橋りょう添架負担金等でございます。  494ページに参りまして、第7款市債は、八戸駅西地区についての土地区画整理事業債でございます。  496ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目売市第一土地区画整理事業費は、清算金徴収等に係る事務経費、2目売市第二土地区画整理事業費は、事業に係る審議会委員報酬のほか事務経費でございます。  498ページに参りまして、2款1項1目八戸駅西土地区画整理事業費は、500ページにわたりますが、予算現額11億930万円に対しまして支出済額5億3665万3812円で、差引残額のうち5億6446万4000円を翌年度へ繰り越しいたしました。これは関係権利者との移転交渉に不測の日数を要したことにより、街路築造等工事費、建物移転等補償費などを明許繰り越ししたものでございます。  支出の主なものは、職員の人件費、物件費のほか、13節の家屋調査業務等委託料及び橋りょう設計委託料、500ページに参りまして、15節の街路築造等工事費及び整地等工事、19節の水道管布設工事負担金、22節の建物移転等補償費でございます。  次の同じく八戸駅西土地区画整理事業費は、平成20年度の繰り越しを執行したもので、15節の街路築造等工事費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。  502ページに参りまして、第3款公債費は、土地区画整理事業に係る借入金の元金償還金、利子償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎高野 学校教育課長 それでは、平成21年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の506ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入決算額の合計は19億2146万7941円で、予算執行率は100%でございます。  507ページに移りまして、歳出決算額は19億1322万73円で、予算執行率は99.6%でございます。その結果、歳入歳出差引残額824万7868円は翌年度へ繰り越しいたしました。  508ページをお開き願います。  歳入について御説明いたします。  1款1項1目給食費負担金は、児童生徒の保護者が納入した給食費と、南郷地区給食センター管理経費のうち、田代小中学校分を田代小学校中学校組合が負担納入したものでございます。  510ページに参りまして、2款1項1目一般会計繰入金は、4地区給食センターの管理運営に要する事務費及び人件費のほか、市債の償還費用を一般会計から繰り入れしたものでございます。  512ページに参りまして、3款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  514ページに参りまして、4款1項1目雑入は、廃品等売払収入が主なものでございます。  516ページをお開き願います。  歳出について御説明いたします。  1款1項1目給食センター管理費の主なものは、4地区給食センター職員72人分の人件費のほか、7節賃金は、小中学校の配ぜん作業員及び給食センターのパート調理員の賃金、11節需用費は、食器類及び洗剤等購入の消耗品費、ボイラー用重油購入の燃料費、給食調理等センター運営に伴う光熱水費並びに施設設備の修繕料でございます。  12節役務費は、4給食センター電話料の通信運搬費、ボイラー性能検査等の手数料が主なものでございます。  13節委託料は、519ページにわたりますが、給食廃棄物収集運搬、廃水処理施設維持管理、給食運搬等のほか、南郷地区給食センター業務委託に要した経費でございます。  14節使用料及び賃借料は、給食センターのOA機器等借上料など、16節原材料費は、設備機器類の部品等の購入経費、18節備品購入費は、北地区給食センターと東地区給食センターの揚げ物機の更新に要した経費が主なものでございます。  520ページに参りまして、2款1項1目給食費は、学校給食用賄材料購入経費でございます。  522ページに参りまして、3款1項公債費は、給食センター施設整備のための借入金の元金及び利子償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 2点通告しておりました。小学校の学習発表会に行ったときに、子どもたちが1週間ぐらいの給食メニューを、1年生は何を残した、2年生を何を残した、どのぐらい残したと劇でいろいろ体験発表をしていたんです。それを見て、子どもたちが給食にすごく興味を持っているなと思っていました。  ところで、そういう子どもたちの声が給食メニューにどのように反映されているか、ちょっとお聞かせください。 ◎高野 学校教育課長 大島委員にお答え申し上げます。  給食メニューへの子どもの声ですが、まず昨年度は新型インフルエンザの流行もあって実施できませんでしたが、平成20年度に児童生徒へアンケートを実施してございます。そしてその結果を平成21年度の献立へ反映したところでございます。  それから2つ目としまして、日々子どもたちへの給食の提供がどうだったのかを各センターで検証しております。その1つの目安として、残念ながら残食として給食センターへ返ってくる給食の残食量を見ながら献立の分量を調節したり、味つけを再検討したり、そのようなこととして残食量を子どもの声として受けとめてございます。  そのほか、栄養教諭、それから栄養士が学校へ行って食育の授業をしたり、それから給食中の子どもたちの様子を見て給食指導などをしてございます。したがいまして、その現場へ行って直接子どもの声を聞くということもしてございます。  さらに、子どもの声は、子どもたちの給食に対する感想などが家庭で話題になりますので、八戸市では学校の先生方が子どもたちの声を受けとめ、それから保護者の方々がお子様の声を受けとめて、それが給食の献立に反映するように、年6回、教職員の代表の方、保護者の代表の方に出席していただいて献立検討委員会というものを開催しておりまして、そこで子どもたちの声を吸い上げるということをしてございます。  以上でございます。 ◆大島 委員 立派に対応されていることに心から敬意を表したいと思っています。  ところで、私にも孫がいるので聞くのですが、1年生、2年生あたりの子どもへの食べ方といった指導はしていますか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  子どもたちは保育園、それから幼稚園でも給食ということを経験してございます。そうしたことから給食の食事の仕方については、保育園、幼稚園から小学校にわたって大分滑らかにはなっているかと思いますが、小学校に上がりますと、やはり食事の量もふえたり、それから準備の仕方なども違いますので、そういう給食の準備から後片づけまでを含めて、小学校においても入門期の指導として各学校で指導しているところでございます。 ◆大島 委員 食事は最高の楽しみだと思っていますので、ひとつこれからも頑張ってほしいと思っています。  ところで、残滓ですけれども、子どもの人数も減っていますが、二、三年でいいので、年度ごとにどのぐらい出ていますか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  ここ3年の、いわゆる可燃ごみと生ごみを合わせた量になりますけれども、市内のセンターを合計した数でお答えさせていただきます。平成19年度では年間で402トン余り、平成20年度になって400トンを切りまして383トン、昨年度は363トンと減少傾向を示しております。 ◆大島 委員 これはやはり生徒数の減でしょうか、どう考えていますか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  大島委員御指摘の児童生徒数の減少は、やはり大きな原因の1つだと思います。  それからもう1つは、先ほども申し上げましたが、子どもたちの声、それから給食の残食量等を見まして、やはり栄養士が献立を工夫して、苦手なものでも少しでも食べやすくというようなことを工夫していること、そうした努力が2点目に挙げられるかと思います。  それから3点目としては、栄養士等の指導力を活用して各学校で食育を推進して、やはり苦手なものでも自分の体をつくっていくものであるからというようなことで、現場の担任の先生方と協力して指導している、そういう成果も出てきているのかと思います。  以上でございます。 ◆大島 委員 ところで、その400何トンは焼却処分だけですか、再利用ということは可能なのですか、その辺の考え方はどうですか。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  やはり子どもたちの教育という点からも、いわゆるリサイクルしていくということは非常に重要なことだと考えてございます。数年前はそういう業者があったわけですが、ここ3年間は、そういう業者が市内にいないということでしたので、残念ながらここ3年間は焼却という形をとっていますが、現在、環境政策課に御相談しまして、このリサイクル処理について今検討しているところでございます。これから環境政策課の力もかりながら、この点を検討していきたいと考えてございます。 ◆大島 委員 子どもたちの学習発表会の劇を見ていて、そういうところまでやっていましたので、ひとつその辺も考えて研究してください。よろしくお願いします。  それから希望なのですが、今の給食センターは、例えば議員が希望して見たいと言えば視察可能なのかということと、試食してみたいと言ったら可能なのか、その辺についてお願いします。 ◎高野 学校教育課長 お答え申し上げます。  給食センターの調理場には、衛生面から、入れるのは限られた期間だけかと思いますけれども、給食センターの2階と言いますか、上から調理しているところはごらんいただけます。  この点については子どもたちのいわゆる社会科見学など、それから保護者の皆様の給食への理解のためなどから、これまでも実績がございます。  それから試食につきましても、3日前までだったと思いますが、小学校用、中学校用がございますので、選んでいただいて試食ということも可能でございます。 ◆大島 委員 私は団塊の世代で、食べたことがありませんので、もし議員の方々で希望があれば、有志を募って申し込みたいと思っています。  以上で終わります。頑張ってください。 ○立花 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。
     以上で平成21年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎岩藤 下水道事務所副所長兼下水道業務課長 それでは、平成21年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の526ページをお開き願います。  予算額決算額総括表についてですが、歳入の決算額合計は148億1135万4642円で、執行率は94.1%でございます。  527ページに参りまして、歳出の決算額合計は147億479万6471円で、執行率は93.4%でございます。歳入歳出差引残額1億655万8171円は平成22年度へ繰り越しいたしました。  528ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  1款1項負担金は、下水道の排水区域内で下水道を使用できる土地所有者等から建設費用の一部として徴収した下水道受益者負担金でございます。  2項分担金は、下水道の排水区域外で下水道を使用する土地所有者等から徴収した下水道受益者分担金でございます。  530ページをお開き願います。  2款1項使用料は、下水道の使用者から施設等の維持管理費用等に充てるため徴収した公共下水道使用料が主なものでございます。  2項手数料は、次の532ページにわたりますが、排水設備工事完成検査に伴う公共下水道手数料が主なものでございます。  534ページに参りまして、第3款国庫支出金は、下水道施設の建設に伴う下水道事業国庫補助金でございます。収入未済額の3億5470万円は、繰越明許費特定財源として平成22年度へ繰り越ししております。  536ページをお開き願います。  第4款繰入金は、下水道事業に対する一般会計からの繰入金、538ページに参りまして、第5款繰越金は、前年度からの繰越金と繰越明許費に対する財源充当額でございます。  540ページをお開き願います。  第6款諸収入は、2項1目1節の馬淵川流域下水道維持管理負担金還付金及び消費税還付金が主なものでございます。  542ページに参りまして、第7款市債は、下水道施設の建設に伴う下水道事業債及び公的資金借換分が主なものでございます。  544ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目一般管理費は、業務課職員20人分の人件費のほか、13節の使用料収納委託料、新都市開発整備事業関連公共下水道事業委託料、次の546ページに参りまして、19節の馬淵川流域下水道維持管理負担金が主なものでございます。  2項1目団地管理費は、旭ヶ丘、是川、2団地の処理場の維持管理経費で、施設課職員2人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、13節の処理場運転業務委託料、15節の管きょ布設替等工事費が主なものでございます。  548ページをお開き願います。  3項1目東部処理場管理費は、東部終末処理場の維持管理経費で、施設課職員7人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、13節の処理場維持管理委託料及び脱水ケーキ等処理業務委託料が主なものでございます。  550ページをお開き願います。  4項1目管きょ管理費は、布設済みの管渠等の維持管理経費で、施設課職員8人分の人件費のほか、11節の修繕料、13節の管きょ清掃委託料、15節の管きょ布設替等工事費が主なものでございます。  552ページをお開き願います。  また、平成20年度からの繰越明許費分は、15節の管きょ布設替等工事費でございます。  5項1目ポンプ場管理費は、沼館、小中野、類家、類家南の雨水ポンプ場4カ所、新都市第一、第二、第三及び館鼻の汚水中継ポンプ場4カ所の維持管理経費で、施設課職員1人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、13節の維持管理委託料が主なものでございます。  556ページをお開き願います。  2款1項1目建設費は、建設課32人分の人件費のほか、13節の調査設計委託料、558ページにわたりますが、15節の管きょ等整備工事費、ポンプ場処理場改築工事費、19節の馬淵川流域下水道事業負担金が主なものでございます。  また、平成20年度からの繰越明許費分は、15節の管きょ等整備工事費でございます。  560ページをお開き願います。  第3款公債費は、下水道事業債の元金、利子及び一時借入金の利子償還金でございます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎吹越 建築住宅課長 それでは、平成21年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の564ページをお開き願います。  歳入決算額の合計は5557万9859円、歳出決算額の合計は同じく5557万9859円、予算執行率はともに100%でございます。  566ページをお開き願います。  歳入について御説明いたします。  1款1項1目一般会計繰入金は、元金、利子償還分の一般会計からの繰入金で3157万9859円でございます。  568ページに参りまして、2款1項1目公共用地取得事業債は、市営住宅白山台ヒルズの用地取得事業に係る市債2400万円でございます。  570ページをお開き願います。  歳出について御説明いたします。  1款1項1目白山台ヒルズ用地取得事業費は、八戸ニュータウン内の市営住宅白山台ヒルズの用地購入費でございます。  572ページに参りまして、2款1項公債費の1目元金、2目利子は、市営住宅白山台ヒルズ用地取得事業借入金の元金、利子を償還したものでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎石黒 都市整備部次長兼都市政策課長 それでは、都市計画駐車場特別会計につきまして御説明申し上げます。  決算書576ページをお開き願います。  577ページにわたりますが、歳入決算額の合計は2億2436万5674円、歳出決算額の合計は2億1805万6349円で、差し引き630万9325円は翌年度に繰り越しいたしました。  578ページに参りまして、歳入でございますが、1款1項1目駐車場使用料は、中央駐車場、別館前駐車場、八戸駅西口駐車場及び八戸駅東口駐車場の使用料でございます。  2目総務使用料は、中央駐車場の施設等使用料でございますが、指定管理者が中央駐車場5階に飲み物の自動販売機を設置している場所の行政財産使用料でございます。  580ページに参りまして、2款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  582ページに参りまして、3款1項1目駐車場整備事業債は、中央駐車場改修工事に係るものでございます。  584ページに参りまして、歳出でございますが、1款1項1目中央・別館前駐車場管理費は、中央駐車場及び別館前駐車場の管理運営に要した費用でございます。その主なものは、11節需用費の修繕料、13節委託料の指定管理料、14節使用料及び賃借料の駐車券発行機等借上料、15節工事請負費の施設改修等工事費でございます。  なお、15節工事請負費の繰越明許費は、自動精算機等の機器の入れかえ工事に際して、その製作に時間を要することから次年度に繰り越ししたものでございます。  2目八戸駅東西口駐車場管理費は、八戸駅東口駐車場及び八戸駅西口駐車場の管理運営に要した費用でございます。その主なものは、13節委託料の指定管理料でございます。  586ページに参りまして、2款1項公債費は、中央駐車場災害復旧事業債及び別館前駐車場事業債の借入金の元金、利子を計画に従って償還したものでございます。  588ページに参りまして、3款1項1目繰出金は、一般会計へ繰り出ししたものでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎畑崎 中央卸売市場次長 それでは、平成21年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の592ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は2億7116万2309円で、予算執行率は98.9%でございます。  次のページに参りまして、歳出の決算額合計は2億6498万9828円で、予算執行率は96.7%でございます。歳入歳出差引残額617万2481円は翌年度へ繰り越しいたしました。  594ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料は、卸売業者等からの市場使用料、付属施設使用料が主なものでございます。  596ページに参りまして、第2款財産収入の1項1目物品売払収入は、科目存置しましたが、収入はありませんでした。  598ページに参りまして、第3款繰入金は、市場整備公債費等の不足補てんのため一般会計から繰り入れをしたものでございます。  600ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度繰越金でございます。  602ページに参りまして、第5款諸収入は、市場施設使用者からの電気、水道使用料等の経費負担分の収入が主なものでございます。  604ページに参りまして、第6款市債は、市場整備事業に充当したものでございます。  606ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費のうち1項1目一般管理費は、608ページにわたりますが、市場運営、施設管理に係る市場長以下職員8人分の人件費及び管理費でございます。このうち11節需用費は、光熱水費や施設の修繕等に要した費用が主なものでございます。  13節委託料は、市場施設維持管理に係る委託料で、清掃業務、廃棄物運搬業務、警備業務などの委託が主なものでございます。  608ページに参りまして、15節工事請負費は、敷地内外灯4基の改修工事に要した費用でございます。
     19節負担金補助及び交付金は、全国中央卸売市場協会等の負担金でございます。  27節公課費は、市場使用料及び諸収入に賦課された消費税でございます。  次の1款1項2目運営協議会費は、市場運営協議会及び市場取引委員会委員報酬等、その運営に要した経費でございます。  610ページをお開き願います。  第2款公債費は、市場整備事業費借入の元金及び利子の償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市老人保健特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎鬼柳 国保年金課長 それでは、平成21年度八戸市老人保健特別会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。  老人保健制度は平成19年度で終了しておりますが、過年度分に係る事務処理のため平成22年度まで引き続き特別会計を設置しているものでございます。  決算書の614ページをお開き願います。  予算額決算額総括表ですが、歳入決算額の合計は8463万8120円で、予算執行率は102.5%でございます。  615ページに参りまして、歳出決算額の合計は8103万4795円で、予算執行率は98.1%でございます。その結果、歳入歳出差引残額360万3325円は翌年度へ繰り越すものでございます。  歳入について御説明申し上げます。  再度614ページをごらん願います。  第1款支払基金交付金から第4款繰入金まで、予算額決算額ともゼロとなってございますが、これらは現年度分の老人医療費負担金については概算交付方式ではなく、翌年度の精算交付方式となったこと、また、過年度分につきましては交付の予定がないということから、3月の補正において全額を減額したものでございます。  624ページをお開き願います。  第5款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  626ページに参りまして、第6款諸収入は、1項1目の交通事故等に係る第三者行為医療費の納付金、2目の医療費の過誤分に係る返納金が主なものでございます。  628ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款医療諸費でございますが、1項1目医療給付費は、入院、通院等の医療費を支出したもの、1項2目医療費支給費は、整骨院等の施術費やコルセット代及び高額医療費などの費用を支出したものでございます。  1項3目審査支払手数料は、レセプトの審査及び支払事務に要した費用について社会保険診療報酬支払基金及び青森県国民健康保険団体連合会に対し支出したものでございます。  630ページに参りまして、第2款諸支出金でございますが、1項1目償還金は、過年度に交付された国庫補助金の精算による返還金、2項1目繰出金は、前年度までの当会計繰越金を一括して一般会計へ繰り出ししたものでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市老人保健特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎佐京 市民課長 それでは、平成21年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の634ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入決算額の合計は5300万5911円で、予算執行率は106.1%でございます。  635ページに移りまして、歳出決算額の合計は4930万4629円で、予算執行率は98.7%、歳入歳出差引残額370万1282円は翌年度へ繰り越ししたものでございます。  次に、歳入歳出決算の概要を御説明申し上げます。  636ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料は、返還されました東霊園、西霊園の墓地及び南郷中央霊園の墓地を新たに使用許可した25件分の永代使用料と年間の維持管理料が主なものでございます。  638ページをお開き願います。  第2款繰入金は、霊園の管理運営に要する経費につきまして一般会計から繰り入れしたものでございます。  640ページをお開き願います。  第3款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  642ページをお開き願います。  第4款諸収入は、東霊園に設置されております無縁塔に供えられたさい銭及び地方公務員災害補償基金還付金でございます。  644ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目霊園管理費は、東霊園、西霊園及び南郷中央霊園の管理運営にかかわる経費で、職員1人分の人件費のほか、東霊園、西霊園の指定管理料などの運営費が主なものでございます。  646ページをお開き願います。  2款1項公債費は、西霊園整備事業のために借り入れした借入金の元金とその利子及び東霊園施設整備のために借り入れした借入金の元金とその利子を償還したものでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎岩藤 下水道事務所副所長兼下水道業務課長 それでは、平成21年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の650ページをお開き願います。  予算額決算額総括表についてですが、歳入の決算額合計は3億1718万9125円で、執行率は99.9%でございます。  651ページに参りまして、歳出の決算額合計は3億1362万5240円で、執行率は98.8%でございます。歳入歳出差引残額356万3885円は平成22年度へ繰り越しいたしました。  652ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款分担金及び負担金は、農業集落排水施設を使用できる区域の土地所有者等から建設費用の一部として徴収した農業集落排水受益者分担金でございます。  654ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、農業集落排水施設の使用者から施設等の維持管理費用等に充てるため徴収した農業集落排水使用料が主なものでございます。  656ページをお開き願います。  第3款繰入金は、農業集落排水事業に対する一般会計からの繰入金でございます。  658ページをお開き願います。  第4款繰越金は、前年度からの繰越金、662ページになりますが、第6款市債は、農業集落排水事業債でございます。  664ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目一般管理費は、13節の使用料収納委託料が主なものでございます。  2項1目処理場管理費は、農業集落排水処理場の維持管理経費で、11節の光熱水費、修繕料、12節の通信運搬費、13節の処理場維持管理委託料が主なものでございます。  666ページに参りまして、3項1目管きょ管理費は、布設済みの管渠等の維持管理経費で、13節の管路清掃委託料、15節の汚水桝等移設工事費が主なものでございます。  668ページをお開き願います。  2款1項1目建設費は、農業集落排水施設の建設費で、15節の管路施設工事費でございます。  670ページになりますが、第3款公債費は、農業集落排水事業債の元金及び利子の償還金でございます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎日山 介護保険課長 平成21年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の674ページをお開き願います。  歳入決算額合計は156億2925万7811円で、執行率は99.3%であります。  次のページに参りまして、歳出決算額合計は152億3267万4312円で、執行率は96.8%、差引残額3億9658万3499円は翌年度へ繰り越したものであります。  676ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款保険料は、第1号被保険者の保険料であります。収入済額は30億8531万4324円であります。収納率は97.8%となっております。  678ページをお開き願います。
     第2款使用料及び手数料は、督促手数料であります。  680ページをお開き願います。  第3款国庫支出金のうち介護給付費負担金は給付費に対する国庫負担金であります。調整交付金は、標準給付費の5%を基準に交付割合が算定されるものでありますが、交付割合は4.95%となっております。  682ページをお開き願います。  第4款支払基金交付金は、第2号被保険者の負担分であります。介護給付費交付金及び地域支援事業交付金は、社会保険診療報酬支払基金からの交付金であります。  684ページをお開き願います。  第5款県支出金のうち介護給付費負担金は、保険給付費に対する県負担金であります。地域支援事業交付金は、県補助金であります。  686ページをお開き願います。  第6款財産収入は、基金から生じた利息収入であります。  688ページをお開き願います。  第7款繰入金のうち一般会計繰入金は、介護給付費等に対する市の負担分のほか、人件費等についての繰入金であります。基金繰入金は、保険料の軽減措置等の経費に対する基金積立金からの繰入金であります。  690ページをお開き願います。  第8款繰越金は、前年度からの繰越金であります。  692ページをお開き願います。  第9款諸収入のうち雑入は、社会保険料等徴収金のほか、第1号被保険者延滞金が主なものであります。  694ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款一般管理費は、人件費及び物件費が主なものであります。  696ページに参りまして、計画等策定委員会経費は、介護・高齢福祉部会に係る経費であります。  賦課徴収費は、保険料賦課徴収に係る物件費であります。  認定調査費は、介護支援専門員の報酬のほか、主治医意見書作成手数料等が主なものであります。  698ページをお開き願います。  介護認定審査会費は、審査会に係る負担金であります。  700ページをお開き願います。  第2款保険給付費は、サービス提供に係る給付費で、支出済額は143億2110万7914円であり、会計歳出総額の94%を占めるものであります。  ホームヘルプ等の居宅サービス、グループホーム等の地域密着型サービス、特養等の施設サービス等への給付費であります。  702ページに参りまして、介護予防サービス計画等給付費は、ケアプラン作成に係る給付費であります。  審査支払手数料は、国保連に支払う手数料であります。  高額介護サービス費は、利用者負担が一定上限額を超えたときに、超えた額を払い戻したものであります。  高額医療合算介護サービス費は、介護保険と医療保健の両方の利用者負担が一定上限額を超えたときに、超えた額を支給したものであります。  特定入所者介護サービス費は、食費、居住費の自己負担分について、負担限度額と基準費用との差額分を給付したものであります。  706ページをお開き願います。  第3款地域支援事業費は、介護予防、包括的支援事業等を行うものでございます。  介護予防特定高齢者施策事業費及び介護予防一般高齢者施策事業費は、訪問保健指導員の人件費のほか、在宅介護支援センター推進事業委託料が主なものであります。  708ページをお開き願います。  包括的支援事業費は、地域包括支援センター職員の人件費のほか、710ページに参りまして、在宅介護支援センター推進事業委託料が主なものであります。  任意事業費は、寝たきり高齢者等介護者慰労金、介護用品助成費が主なものであります。  712ページをお開き願います。  第4款基金積立金のうち財源調整基金積立金は、後年度の財源調整を図るため、剰余金である前年度繰越金の残額等を基金積立金に積み立てるものであります。  介護保険臨時特例基金積立金は、介護従事者の処遇改善のための基金の利息を積み立てるものであります。  714ページをお開き願います。  第5款諸支出金のうち、第1号被保険者保険料還付金は、死亡等の理由による還付金であります。  償還金は、国県等からの介護給付費負担金の平成20年度受入超過分をそれぞれ返還したものであります。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  平成21年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎曽我 南郷区役所市民生活課長 それでは、平成21年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の718ページをお開き願います。  予算額決算額総括表についてですが、歳入決算額の合計は1億7215万8327円で、予算執行率は98.5%でございます。  719ページに参りまして、歳出決算額の合計は1億6743万1019円で、予算執行率は95.8%でございます。その結果、歳入歳出差引残額472万7308円は翌年度へ繰り越しいたしました。  720ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款診療収入は、内科及び歯科の外来診療収入や健康診断等の諸検査収入でございます。  722ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、診断書等文書証明手数料が主なものでございます。  724ページに参りまして、第3款繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。  726ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  728ページに参りまして、第5款諸収入は、各種予防接種や健康診断等の受託事業収入、予防接種の個人負担金の収入及び歯ブラシ等の物品販売収入が主なものでございます。  730ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費は、732ページにわたりますが、1項1目一般管理費は、職員8人分の人件費及び物件費が主なものでございます。  734ページに参りまして、第2款医業費でございますが、1項1目医療用機械器具費は、医療事務コンピュータ、超音波診断装置、在宅酸素ボンベ等の借上料が主なものでございます。  1項2目医療用消耗器材費は、内科及び歯科医療用消耗器材の購入費及び医科諸検査等委託料、歯科義歯技工の委託料でございます。  1項3目医療用衛生材料費は、医薬品や注射液等の医薬材料の購入費でございます。  736ページに参りまして、第3款公債費は、診療所建設等に係る起債の元利償還金でございます。  738ページに参りまして、第4款予備費は、支出ゼロでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算の質疑を終了いたします。  平成21年度八戸市住宅用地造成事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎吹越 建築住宅課長 平成21年度八戸市住宅用地造成事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の742ページをお開き願います。  歳入決算額の合計額は897万1106円、歳出決算額の合計は同じく897万1106円、予算執行率はともに100%でございます。  これは、南郷グリーンタウン分譲地2区画の宅地用地が売却できたものでございます。  以上で説明を終わります。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市住宅用地造成事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終了いたします。  平成21年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎鬼柳 国保年金課長 それでは、平成21年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。  決算書の752ページをお開き願います。  予算額決算額総括表ですが、歳入決算額の合計は18億6128万7052円で、予算執行率は100.6%でございます。  753ページに参りまして、歳出決算額の合計は17億9557万210円で、予算執行率は97.1%でございます。その結果、歳入歳出差引残額6571万6842円は翌年度へ繰り越すものでございます。  754ページをお開き願います。  歳入について御説明を申し上げます。  第1款後期高齢者医療保険料は、被保険者が納付した保険料ですが、徴収した保険料に占める特別徴収の割合は63.1%となっております。  756ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、保険料の徴収に係る督促手数料でございます。  758ページに参りまして、第3款繰入金は、後期高齢者医療制度事務執行に係る事務費及び被保険者の保険料軽減分に係る市負担分を一般会計から繰り入れるものでございます。  760ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
     762ページに参りまして、第5款諸収入ですが、1項1目延滞金は、滞納保険料に係る延滞金、2項1目保険料還付金は、過年度の保険料の過誤納金に係る広域連合からの還付金でございます。3項1目雑入は、臨時職員の社会保険料等徴収金及び後期高齢者医療制度の周知対策のため、広域連合から受けた特別対策補助金であります。  次に764ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費は、767ページにわたりますが、1項1目一般管理費は、職員7人分の人件費及び物件費、2項1目徴収費は、保険料の徴収に係る物件費等でございます。  768ページに参りまして、第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料等負担金及び広域連合運営経費に係る市町村負担金でございます。  770ページをお開きください。  第3款諸支出金でございますが、1項1目保険料還付金は、後期高齢者医療保険料の過誤納金還付金、1項2目償還金は、過年度に交付された国庫補助金の確定に伴う返還金でございます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○立花 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○立花 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で平成21年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  これをもって平成21年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  以上で認定第1号平成21年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定についてに対する質疑は全部終了いたしました。  本日はこれにて終了いたします。  21日火曜日も午前10時から開きます。長時間にわたり御苦労さまでございました。         午後5時45分 散会...