八戸市議会 > 2009-09-09 >
平成21年 9月 決算特別委員会−09月09日-01号
平成21年 9月 決算特別委員会−09月09日-目次

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  1. 八戸市議会 2009-09-09
    平成21年 9月 決算特別委員会−09月09日-01号


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    平成21年 9月 決算特別委員会−09月09日-01号平成21年 9月 決算特別委員会 決算特別委員会記録(第1日目) ─────────────────────       平成21年9月9日(水) ───────────────────── 出席委員(18名)              森園秀一 君              島脇一男 君              壬生八十博君              夏坂 修 君              三浦隆宏 君              三浦博司 君              古舘傳之助君              立花敬之 君              坂本眞将 君              山名文世 君              畑中哲雄 君              石橋充志 君              八嶋 隆 君
                 寺地則行 君              秋山恭寛 君              山口広道 君              前澤時廣 君              吉田博司 君  ──────────────────── 欠席委員(なし)  ──────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        松山隆豊 君   監査委員       大野善弘 君       〃      藤井暎也 君       〃      荒川重雄 君   南郷区役所長     沼畑龍男 君   総合政策部長     高島 司 君   防災安全推進室長   白川文男 君   総務部長       大岡長治 君   財政部長       田名部政一君   産業振興部長     高谷勝義 君   健康福祉部長     石橋元生 君   福祉事務所長     貝吹彰穗 君   市民生活部長     林隆之介 君   環境部長       中嶋幸一郎君   清掃事務所長     中村政幸 君   建設部長       田中 博 君   都市整備部長     妻神敬悦 君   市民病院事務局長   松浦伸一 君   会 計 管 理 者  柳町信廣 君   交通部長       川村岩次郎君   教育部長       芝 俊光 君   総 務 部 理 事  橋本寿夫 君   南郷区役所次長    宮崎光弥 君   市民生活課長     曽我安博 君   農林建設課長     古舘和義 君   総合政策部次長    大坪秀一 君   政策推進課長     石田慎一郎君   中心市街地活性化推進室長              風張知子 君   防災安全推進室副室長 新谷宗治 君   総務部次長兼行政改革推進課長              荒屋敷秀俊君   総務部次長兼人事課長 早狩博規 君   総務課長       松家敏夫 君   財政部次長兼財政課長 梅内昭統 君   財政部次長兼資産税課長              獅子内善美君   納税統括監兼収納課長 堺 俊昭 君   産業振興部次長兼農業振興課長              鈴木秀世 君   水産事務所長     工藤良弘 君   水産事務所副所長兼水産振興課長              熊谷忠勝 君   商工労政課長     吉田幸司 君   産業政策課長     千葉憲志 君   農業交流研修センター場長              金谷弘毅 君   健康福祉部次長兼定額給付金・子育て応援特別手当給付室長              池本伸也 君   健康福祉政策課長   佐藤浩志 君   健康増進課長     加賀仁志 君   健康増進課参事    木村亮子 君   介護保険課長     日山克之 君   生活福祉課長     川村謙一 君   子ども家庭課長    野田祐子 君   高齢福祉課長     田名部源一君   障がい福祉課長    佐京孝則 君   障がい福祉課参事   清川彦一 君   市民生活部次長兼市民課長              大村典康 君   市民生活部次長兼国保年金課長              工藤 哲 君   男女参画国際課長              村岡威伴 君   文化スポーツ振興課長              石塚勝栄 君   環 境 部 次 長              久喜正克 君   環境政策課長     大石治男 君   環境保全課長     上井邦彦 君   清掃事務所副所長   前田達興 君   下水道業務課長    鬼柳 裕 君   下水道施設課長    成田忠義 君   建設部次長兼道路建設課長              赤石和夫 君   建設部副理事兼港湾河川課長              小杉宜史 君   港湾河川課参事    佐々木松悦君   道路維持課長     松川茂則 君   道路管理事務所長   古里哲夫 君   都市政策課長     在家秀則 君   区画整理課長     石橋純二 君   公園緑地課長     笹本清一 君   建築指導課長     加藤昌克 君   教育指導課長兼総合教育センター所長              前田 稔 君   議会事務局庶務課長  岩澤昭治 君
      農業委員会事務局長  春日 勝 君   農業委員会事務局次長 山本 寧 君   選挙管理委員会事務局長              岩見 隆 君  ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長  山 内   隆   次長兼議事課長  東 森 直 人   副参事(議事グループリーダー)  秋 山 直 仁   主       査  和 田   智   主       事  白 藤   渉       〃      毛 利 誠 司  ────────────────────         午前10時01分 開会 ○前澤 委員長 これより決算特別委員会を開きます。  当委員会に付託になりました認定第1号平成20年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について並びに認定第2号平成20年度八戸市公営企業会計決算の認定についてを議題といたします。  この際、お諮りいたします。  審査の方法は、認定第1号平成20年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定については、まず最初に一般会計決算の歳出から款ごとに順次審査し、その後に歳入を一括して審査いたしたいと思います。  また、各特別会計決算については各会計ごとに順次歳入歳出を一括審査いたしたいと思います。  次に、認定第2号平成20年度八戸市公営企業会計決算の認定については、自動車運送事業会計決算市民病院事業会計決算の順に収入支出を一括審査いたしたいと思います。  なお、両企業会計決算の審査終了後、認定第1号及び認定第2号に対する総括意見を徴した後、採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御異議なしと認めます。  よってそのように議事を進めます。  ここで議事の運営についてお願いを申し上げます。理事者の決算の説明は事業内容の説明を中心とし、また、答弁は明快にお願いいたします。  委員各位にお願いいたします。質疑は決算書等のページ、款、項を明示し、議題外にわたらないよう簡潔にお願いします。その際、質疑が複数にわたる場合は、初めにすべての項目を述べてから質疑に入るようにお願いいたします。  なお、事前通告を受けた質疑事項を中心に議事を進めてまいりますので、事前通告外の質疑については、事前通告をした方々の質疑が全部終了してからお願いいたします。  また、関連質疑については、発言委員の質疑が全項目終了してからお願いいたします。  なお、発言はすべて許可のもとに、マイクを使用して行うよう、議事運営についての御理解、御協力をお願いいたします。  それでは、これより認定第1号平成20年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定についての審査に入ります。  決算の概要について説明を求めます。 ◎柳町 会計管理者 おはようございます。  平成20年度八戸市一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算の調製者として、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。  平成20年度の地方財政計画は、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入の伸びが鈍化する中で、社会保障関係経費の自然増や公債費が高い水準で推移すること等により、依然として大幅な財源不足が生ずるものと見込まれることから、定員の純減や給与構造改革等による給与関係経費の抑制や、地方単独事業費の抑制を図り、地方財政計画の規模の抑制に努める一方、喫緊の課題である地方の再生に向けた自主的、主体的な地域活性化対策の充実等に対処するため、安定的な財政運営に必要な地方交付税及び一般財源の総額を確保することを基本として策定されたものでありました。  このような状況のもと、平成20年度当市の予算は、歳入においては、その大宗をなす市税収入、地方交付税、臨時財政対策債等を合わせた一般財源の総額は減額の見通しとなる一方で、歳出においては扶助費等義務的経費の増加が見込まれ、財政環境は依然として厳しい状況にある中、第4次八戸市行財政改革大綱と集中改革プランに基づく徹底した行財政改革の推進と、第5次八戸市総合計画に定める地域活力の創出、まちの魅力創造、地域の安心確立、自治基盤の整備の4つを柱とした戦略プロジェクトを中心に、市勢進展上重要な施策に重点を置いて編成されたものでありました。  この予算の執行及び会計事務に当たりましては、法令、規則に準拠し、厳正な審査と適正な資金管理のもとで行ってまいりました。  まず、一般会計の歳入歳出の決算状況について御説明申し上げます。  予算現額は、前年度からの繰越明許費を含め、歳入歳出とも927億4853万3730円であります。これに対して決算額は、歳入895億7928万2095円、執行率96.6%であります。歳出は864億4130万1373円、執行率93.2%であります。この結果、歳入歳出差引残額は31億3798万722円となりました。このうち、定額給付金給付事業プレミアム付商品券発行事業などの繰越明許費、事故繰越及び継続費逓次繰越にかかわる繰越財源14億3752万7744円を差し引いた17億45万2978円が実質収支額であります。  歳入の決算内容について申し上げますと、前年度と比較して5.9%の増であります。財源比率では、自主財源が50.1%、依存財源が49.9%となっており、前年度と比較して、自主財源が0.9ポイントの減となっております。  歳入の主なものを申し上げますと、市税は327億977万9825円、対前年度比0.8%の減、地方交付税は131億8655万7000円、対前年度比10%の減、国庫支出金は126億6781万2200円、対前年度比16.7%の増、県支出金は47億149万8420円、対前年度比3.7%の減、市債は97億5655万円、対前年度比49.5%の増などとなっております。  次に、歳出決算の内容でありますが、前年度と比較して5.3%の増であります。性質別では、義務的経費が構成比で48.4%、対前年度比で0.5ポイントの増となっております。投資的経費が7%、対前年度比で2.2ポイントの減、その他の経費が44.6%、対前年度比で1.7ポイントの増となっております。  歳出の主なものを申し上げますと、民生費は257億2739万1086円、対前年度比4.3%の増、衛生費は127億2553万4869円、対前年度比12.6%の増、土木費は97億6097万6616円、対前年度比3.6%の減、教育費は76億3050万6312円、対前年度比20.1%の減、公債費は132億3321万9504円、対前年度比33.8%の増などとなっております。  以上が一般会計の決算の概要であります。  次に、国民健康保険特別会計など15特別会計の決算概要について一括して御説明申し上げます。  予算現額は、前年度からの繰越明許費を含め、15特別会計合わせて歳入歳出とも685億8274万5000円であります。これに対して決算額は、歳入671億4712万3332円、執行率97.9%であります。歳出は654億93万1146円、執行率95.4%であります。歳入歳出差引残額の合計は17億4619万2186円となりました。  このうち、八戸駅西土地区画整理事業及び公共下水道管きょ等築造事業などの繰越明許費にかかわる繰越財源1億749万7000円を差し引いた16億3869万5186円が実質収支額であります。  以上、一般会計及び各特別会計について概要のみを申し上げましたが、詳細につきましては関係職員より御説明申し上げます。  何とぞよろしく御審査を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○前澤 委員長 次に、監査委員から審査意見の概要について説明を求めます。 ◎大野 代表監査委員 おはようございます。  平成20年度八戸市一般会計及び各特別会計決算並びに財政健全化及び経営健全化の審査につきまして、その概要を御説明申し上げます。  決算審査に当たりましては、提出されました決算報告書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書のほか、定期監査や例月出納検査の結果なども参考として実施いたしました。  その結果、各決算は関係法令に準拠して作成され、その計数は正確であり、また、予算の執行状況につきましても適正に行われているものと認められました。  また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の施行による財政健全化及び経営健全化の審査に当たりましては、提出されました各会計の健全化判断比率、資金不足比率とその算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを主眼として実施いたしました。  その結果、各会計とも、健全化判断比率、資金不足比率とその算定の基礎となる事項を記載した書類は適正に作成されているものと認められました。  なお、審査意見の詳細につきましては、お手元に配付してあります別冊の審査意見書に記述してございますので、省略させていただきます。  以上をもちまして、決算審査の概要説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○前澤 委員長 この際、監査委員には必要に応じて出席を求めることにいたしますので、退席されて結構でございます。  また、理事者におかれましては、決算の審査に支障のない範囲で退席されて結構でございます。御苦労さまでした。  それでは、平成20年度八戸市一般会計歳入歳出決算の歳出から、款ごとに順次審査に入ります。  第1款議会費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の130ページをお開き願います。  第1款議会費について御説明申し上げます。  予算現額は5億5417万円であり、支出済額は5億4667万7846円でございます。不用額は749万2154円で執行率は98.6%となるものでございます。  議会費は議会活動に要した経費でございますが、1節の議員の報酬、2節以下の事務局職員の人件費、物件費のほか、13節の会議録作成等業務委託料、132ページに参りまして、19節の市議会議長会等関係団体への負担金及び政務調査費が主なものでございます。  以上で第1款議会費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第1款議会費の質疑を終わります。  第2款総務費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 134ページをお開き願います。  第2款総務費について御説明申し上げます。  予算現額は84億498万7000円であり、支出済額は82億3368万8246円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく東京事務所職員公舎解体事業費及び定住自立圏構想推進事業費を合わせた額の1015万7000円でございます。不用額は1億6114万1754円で、執行率は98%となるものでございます。  1項1目一般管理費は、二役及び一般職員181人分の人件費、物件費のほか、136ページに参りまして、11節の庁舎の光熱水費、12節の通信運搬費、13節の庁舎清掃業務等の庁舎維持管理のための各種委託料、138ページに参りまして、14節の駐車場使用料、OA機器等借上料、19節の事務局に係る八戸地域広域市町村圏事務組合負担金、140ページに参りまして、23節の市発注の建設工事に係る損害賠償金納付に伴う国庫補助金の返還金、24節の地方公営企業等金融機構出資金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく東京事務所職員公舎解体工事費の515万7000円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  2目文書広報費は、8節の行政員報償費、11節の広報はちのへの印刷製本費、142ページに参りまして、13節のテレビ広報放送委託料、広報配達委託料、19節のコミュニティ助成補助金町内会振興交付金が主なものでございます。  3目財産管理費は、12節の公有財産に係る火災等の各種保険料、25節の財政調整基金、144ページに参りまして、市債管理基金、退職手当基金、定住自立圏振興基金などの積立金が主なものでございます。  4目企画費は、13節の八戸駅ビル入居施設の維持管理のための各種委託料、コミュニティバス運行委託料、14節の八戸駅ビル入居施設賃借料、146ページに参りまして、八戸駅ビル入居施設共同管理費、19節の三圏域連携事業負担金等関係団体への負担金、地域生活交通対策費補助金移管バス区間運行維持費補助金地方路線バス維持費補助金、24節の青い森鉄道株式会社出資金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく定住自立圏推進事業調査支援業務委託料の500万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  5目支所費は、八戸駅市民サービスセンター及び島守支所を含む9支所の職員の人件費、物件費などの管理運営経費のほか、148ページに参りまして、15節の豊崎支所移転新築及び用地工事費が主なものでございます。  6目交通対策費は、150ページに参りまして、13節の違法駐車防止対策事業委託料、19節の交通安全協会等関係団体への負担金、補助金が主なものでございます。  7目交通安全教育施設費は、八戸公園内に設置してあります交通安全ふれあい広場の管理運営経費でございます。  8目電算管理費は、住民記録等、市の事務の電算処理に要した経費のほか、新郷村と広域事務組合から受託している電算業務に要した経費でございまして、13節のデータエントリー業務委託料、電算処理委託料、152ページに参りまして、14節のOA機器等借上料が主なものでございます。  9目市民相談室費は、市民相談室の職員の人件費、物件費などの運営経費でございます。  10目市史編さん費は、市史編さん業務に要した市史編纂嘱託職員報酬及び市史編纂室の職員の人件費、物件費のほか、154ページに参りまして、8節の原稿執筆等への謝礼、11節の八戸市史資料編などの印刷製本費が主なものでございます。  11目男女共同参画社会推進費は、156ページに参りまして、男女共同参画推進月間イベントなどに要した経費のほか、13節の情報誌発行業務委託料が主なものでございます。  12目市民活動サポートセンター費は、13節の同センターの指定管理料が主なものでございます。  13目青葉湖展望交流施設費は、158ページにわたりますが、13節の同施設の指定管理料が主なものでございます。  14目防犯対策費は、19節の八戸地区連合防犯協会等関係団体への負担金、補助金が主なものでございます。  2項1目課税費は、課税事務に要した住民税課、資産税課の職員の人件費、物件費のほか、160ページに参りまして、13節の税総合オンラインシステム改修固定資産評価支援システム固定資産税システム改修などの委託料、14節の税総合オンラインシステムに係るOA機器等借上料が主なものでございます。  2目収納費は、徴収事務に要した収納課、市民生活課の職員の人件費、物件費のほか、162ページに参りまして、19節の納税貯蓄組合事務費補助金、23節の税過誤納金還付金が主なものでございます。  164ページに参りまして、3項1目戸籍住民基本台帳費は、戸籍、住民基本台帳、印鑑登録証明などの事務に要した市民課、市民生活課の職員の人件費、物件費が主なものでございます。  166ページに参りまして、2目模写電送装置費は、市民課と各支所等を結ぶ模写電送装置の管理運営経費でございます。  3目住居表示整理費は、住居表示整理事務に要した審議会委員報酬、物件費のほか、13節の八太郎地区の住居表示調査業務委託料が主なものでございます。
     4目外国人登録費、168ページに参りまして、5目人口動態調査費、6目人口移動調査費は、それぞれの事務に要した経費でございます。  4項1目選挙管理委員会費は、170ページにわたりますが、同委員会の委員報酬及び事務局職員の人件費、物件費などでございます。  2目財産区議会議員選挙費は、島守財産区の議会議員選挙に係る経費でございまして、立候補者が定数を超えないため投票は行われませんでしたが、準備に要した経費でございます。  3目農業委員会委員選挙費は、172ページにわたりますが、第1選挙区は、立候補者が定数を超えないため投票は行われませんでしたが準備に要した経費、第2選挙区は、平成20年7月6日に執行した同選挙に要した経費でございます。  4目東部海区漁業調整委員会委員選挙費は、平成20年7月31日に執行した同選挙に要した経費でございます。  5目土地改良区総代選挙費は、下長土地改良区、奥入瀬川南岸土地改良区の総代選挙に係る経費でございまして、両改良区とも立候補者が定数を超えないため投票は行われませんでしたが、準備に要した経費でございます。  5項1目統計調査総務費は、174ページにわたりますが、各種統計調査のための職員の人件費、物件費のほか、13節の市勢要覧作成委託料が主なものでございます。  2目農林水産統計調査費、176ページに参りまして、3目商工統計調査費、4目学校教育統計調査費、5目住宅統計調査費は、それぞれの統計調査に要した経費でございます。  178ページに参りまして、6項1目監査委員費は、監査委員の報酬、代表監査委員及び事務局職員の人件費、物件費などでございます。  7項1目自衛官募集費、180ページに参りまして、2目臨時運行許可費は、それぞれの事務に要した経費でございます。  以上で第2款総務費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 2つお伺いします。  1つは146ページの支所の職員の数の問題と、それからもう1つは、交通安全協力員というのがあるようですが、これについてちょっとお伺いします。  まず最初に支所の職員数は二、三人ずつのようですが、下長は特に世帯が多く、かなり事務が多いということで、職員数が足らないのではないかという意見も出ていますが、この辺についての考え方をお知らせください。 ◎大村 市民生活部次長兼市民課長 それでは質問についてお答え申し上げます。  職員数でありますが、今のは下長支所のというふうな御質問でございました。確かに下長支所は、業務取扱件数は一番多うございます。一番少ない豊崎支所は3500件ぐらい。それに比べて下長支所は5万1000件と、もう全然違うということで、下長支所は大変だと思っております。  下長支所以外に、大館支所、館支所、市川支所が職員3名、アルバイト1名ということで、4名体制で行っております。その中でも確かに下長支所が一番忙しいということで、昔は支所長は結構後ろに引っ込んで前に出てこないというのが往々にしてありましたけれども、今は支所長も一緒になって前線に立って仕事をしている状況であります。  今の状況で職員をふやすということは、なかなか無理なのかなというふうに思っております。ただ、そういう中で臨時職員につきまして、今はどこも1名ほどでして、最長でも2年で皆さんかわるということで、支所のほうからも、仕事を覚えたばかりですぐかわってしまう、また一から教えなければいけないので、困っているという話は聞いております。  そういうことで、臨時職員につきましては、嘱託職員のほうにかえることはできないのか。そうしますと、更新して、例えば長くて最大5年ぐらい嘱託職員にいてもらえるのであれば、それは助かるのかなということで、これは人事課のほうにも話をしております。今後、そういうふうなことができるように、まず協議を進めて、支所職員の負担を少なくしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 支所長は後ろにいないでちゃんと仕事をするのは当然だと思うんですが、5万件と3000件だとやたらと差があってかなり仕事の量が違うと思うので、今言った臨時職員を含めてもうちょっと対処を考えないと。余りにも多忙過ぎるということでしたので、そこはお願いしたい。  それからもう1つ、交通安全協力員というのはどのくらいいるのか、それと私が問題視しているのは、被服というのか、ユニホームが大分古い。ぼろぼろになっているけれども、予備がないとか、そういうふうな苦情が来ているんですが、それは皆さんのところに来ていませんか。その点をちょっとお聞きしたいんです。 ◎新谷 防災安全推進室副室長 交通安全協力員の委嘱については、平成20年度は、404名の方に委嘱しております。そのうち40名の方には地区代表者ということで理事になっていただいております。  それから、ユニホームということなんですが、報酬はございませんで、その年度年度で記念品をお渡ししております。3年前にジャンパー、2年前には傘、去年はバッグを差し上げているんですが、多分そのジャンパーが古くなったのではないかなと思うんですけれども、もしそういう要望があるのであれば、どういう記念品がいいのかというのを皆さんからお聞きして、記念品を決めたいと思っています。  以上です。 ◆畑中 委員 毎朝立っている人もいるんです。大分ぼろぼろになって、服がないのかと聞いたらないと言われて、ちょっとこれではまずいのではないかということを言ってきた方がいますので、では要望があれば買うということですね。そのように伝えておきます。よろしくお願いします。  終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私のほうからは、2款2項の市税口座振替加入状況についてと2款4項の期日前投票所についてということで、2点お聞きしたいと思います。  まず1点目、報告書の51ページ、市税口座振替加入状況。各市税の加入状況ということで報告書に載っておりまして、それぞれ加入率にばらつきがありますが、この加入率のばらつきをどのように見ればいいのかなと思いまして、まず、それをお聞きしたいと思います。 ◎堺 納税統括監兼収納課長 お答えいたします。  口座振替の加入率のばらつきということでございますが、収納課で行っている口座の振替は、市県民税、固定資産税、国民健康保険税、軽自動車税と、4税目にわたって口座の振替を行っています。納税義務者の方々は、それぞれ1つの税目について申し込むことができることから、例えば4つ税目が課税されている人は4つやる方もいらっしゃいますし、場合によっては固定資産税だけとか、そういう方もいらっしゃるというようなことから、ばらつきが出ているものと受けとめております。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。これは市民の選択というふうになると思いますけれども、口座振替があるなしによって、当然徴収率にも影響してくるのかなと思うんですが、それぞれの徴収率を教えていただければと思います。 ◎堺 納税統括監兼収納課長 徴収率は、一般市税全体になりますが、平成20年度は93.14%でございます。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。  市税の減収というのがかなり見込まれているということで、景気後退などさまざまな理由があると思いますが、徴収率のアップに関しては自治体によってさまざまに工夫を凝らしたりというのがあると思うんですけれども、その中でコンビニ納税という措置をとられている自治体もあると思います。このコンビニ納税に関しての研究とか調査、例えば県内のほかの自治体の状況などを把握するとか、当市としてもその辺の調査はされているかどうかをお聞きしたいと思います。 ◎堺 納税統括監兼収納課長 お答えいたします。  コンビニ収納につきましては、社会が非常に変化してきている、社会情勢が変わっているということから、従前の納税方法だけでは収納率が上がらないということで、私どもにおきましても、ことしの2月でしたか、コンビニ収納についての調査研究のため他都市を視察してございます。  これにおきましては費用が数千万円かかるというよなことから、費用対効果というものも考えながら、時間をかけて研究をしていきたい。これから導入していかざるを得ない課題であって、要は納税者の利便性。口座振替のみでなく、そういうコンビニ収納ということも当然ながら今後考えていきたいところでございます。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 ありがとうございました。やはり市税収入が減少している中で、当然市民の方の懐ぐあいにもよるんですが、徴収する方法をさまざまな状況に応じて柔軟性を持って工夫をして、研究していただければと思います。それを要望して、この件については終わります。  次に、期日前投票についてでございます。  昨年来からこの期日前投票の充実といいますか、とにかく投票率アップということで、選挙管理委員会の方々は知恵を絞りながら進めてきていただいて、その努力のかいがありまして、先般の衆議院議員選挙で期日前投票所を今までの南郷区役所と八戸市庁の2つから、今回3つ目ということでラピアに新たに設置していただいて、ラピアでの期日前投票の数がかなり多かったということでさまざまに新聞報道されております。まず、先般の衆議院議員選挙での市内の有権者の方の期日前投票者数とその投票率、そのうちラピアでの期日前投票の投票者数と投票率をお聞きしたいと思います。 ◎岩見 選挙管理委員会事務局長 ラピアにおける期日前投票の投票率等の御質問にお答えいたします。  まず、先般行われた衆議院議員選挙と、その前に行われました平成17年9月11日執行分の期日前投票と比較しながらお話ししていきたいと思います。  平成17年9月は、市役所と南郷区役所の2カ所でございまして、1万3403人が期日前投票を行いました。期日前投票の投票率は6.75%です。  先月の8月30日の衆議院議員選挙の執行分ですが、市役所、南郷区役所、増設いたしましたラピアと、3カ所分でございますが、2万5725人、投票率にいたしますと13.06%と、6.31%の上昇でございます。比較いたしますと1万2322人の増、1.91倍の増となっております。  ちなみに全国平均は、総務省の最終結果の報告によりますと1.56倍ということですので、0.35倍ほど高い投票率でございました。  市役所の分は11日間分で1万3851人、南郷区役所は同じく11日間分で584人、ラピア分は6日分で1万1290人、トータルにいたしますと2万5725人という投票者数でございました。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。ありがとうございます。かなりの投票者数だったなと思います。  私もラピアに投票に行こうと思って行ったんですが、かなりの行列で、もうあきらめて市役所でやったわけですが、やはりあれだけの人数が来ると、2階のラピアホール前のスペースの問題があるのかなと非常に感じました。あとはやっぱりどうしても車いすの方とか障がい者の方には非常に不便だったのではないかなと思っています。その辺の結果を踏まえて、例えばラピアでも場所を変えるとか、スペースをもっと確保するための工夫といいますか、課題についてはどのように認識をしていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。 ◎岩見 選挙管理委員会事務局長 お答えいたします。  まず、ラピアのほうですが、待ち時間は委員御指摘のとおり、15分から20分ぐらいの待ち時間で行列をして投票していただいたということでございます。  ちなみに、最初は2列縦隊で列をつくったんですが、店舗部分のほうにも迷惑がかかるかもしれないということで1人ずつの列にしたんですが、最大100メートルぐらいの列ができたようです。  そういった中で、まずラピアにつきましては、どの選挙でも恒久的に使える場所ということで、イベントホールとかラピアホールとか、そういった場所につきましては1年以上前から予約が入ったりしておりまして、どうしても通路とか休憩所を利用して投票所を設営せざるを得なかったと。また、そういった狭い場所でも、工夫次第では、有権者の利便性、投票率の向上が図られるということでラピアに開設したわけでございます。  そういった中で、まず、選挙日程がある程度はっきり決まっている統一地方選挙の場合―― 県議会議員の選挙は4月の第2日曜、市議会議員の選挙は第4日曜ということになりますと、もう今からラピアホールとか広い部屋のほうを予約しておくということで相談してございます。そういった中で、車いすの方、また障がい者の方には、あの狭い場所での投票ということで、大変御不便をかけたことも承知してございます。何とかそういったことを解消しながら、場所等も何とか工夫しながら、有権者の利便性の向上に今後とも努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 ありがとうございます。  今後のことですけれども、まず当面は、10月25日の市長選がございます。それから、来年にかけて選挙がございますが、今後、例えば投票所そのものをもう1カ所ふやすとか、その辺の見通し等をお聞きしたいと思います。 ◎岩見 選挙管理委員会事務局長 投票所といいますと期日前投票所の増設ということだと思います。まず、今回ラピアに開設いたしました。経費面の話をするのもあれなんですが、セキュリティー関係、システム関係、そういったことから、現体制下では現状をそのまま維持しながら、また状況によっては考えていくという答弁でよろしくお願いしたいと思います。 ◆夏坂 委員 了解しました。おっしゃるとおりの部分はあると思います。まず、ラピアでふやした分は、ラピアでの対応を充実していただく、利便性を図っていただくほうが確かに先決であると思いますので、それをある程度落ちつかせたら、次の第一歩ということで新たな部分も少しずつ考えていただきたい。やはり非常に先行している自治体の秋田県、秋田市などはそういう部分の研究が進んでいると思いますので、その辺も御参考にしながら、ぜひ今後も有権者の利便性向上に向けて努力していただければと思います。要望を申し上げて、終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 恐縮ですが、通告しておりますので、まず謝礼の中身について、見直しの必要の有無、それから庁内における法規・契約書作成についての指導について、アルバイト賃金について、時間単価の設定等の3点であります。  謝礼の中身について、まずお知らせください。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 それではお答えいたします。  2款1項1目8節の謝礼の中身ということで、59万600円の決算額でございますが、その中身としましては、80周年記念事業の有償ボランティアの謝礼、八戸市行政検討委員会の委員の謝礼、職員の研修の謝礼、男女参画国際課のほうなんですが通訳謝礼とか翻訳謝礼、それから姉妹都市の歓迎夕食会のアトラクションの謝礼、姉妹都市関係の市内視察のガイドの謝礼、指定管理者の選定委員の謝礼という項目になっておりますが、よろしいでしょうか。 ◆坂本〔眞〕 委員 済みません、弁護士への謝礼はここには入らないんですか。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 今の135ページの謝礼の中には弁護士への謝礼は入っておりません。 ◆坂本〔眞〕 委員 では、その部分については結構であります。  では、2番目の庁内における法規・契約書作成についての指導についてどのようにされているのか、具体的にお示しください。 ◎松家 総務課長 お答え申し上げます。  契約書も多数ございますけれども、総務課といたしましては、契約書の条文、条項の技術的なサポート、いわゆる指導助言を行っております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 その助言につきましては、専門の資格者等に確認をとる云々ということはどういうふうになっているんでしょうか。 ◎松家 総務課長 契約書に関します相談につきましては、総務課の法規の担当者が解決してございまして、特段、外部の専門家にお聞きしながらというケースはないと承知しております。 ◆坂本〔眞〕 委員 それで十分だというふうに認識されていますか。 ◎松家 総務課長 お答え申し上げます。  十分かどうかにつきましては、今のところ、私どもといたしましては、十分な指導助言をいたしているというふうに感じております。 ◆坂本〔眞〕 委員 新処分施設の契約書につきまして本会議でも取り上げまして、市長のほうからは検討していくというふうな答弁だったと思いますが、違いましたか。 ◎松家 総務課長 外部の専門家からの意見を聞いてというふうな質問の内容に関してのことだと思うんですけれども、総務課といたしましては、今のところは、顧問弁護士への委託、法律相談業務の委託、これを行っているところでございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 顧問弁護士の謝礼は幾らですか。 ◎松家 総務課長 顧問弁護士に関しましては委託料という形で支出しておりまして、決算書で申しますと139ページになります。委託料の中ほどになりますが、法律相談委託料、これは年額でございますが、52万5000円となっております。 ◆坂本〔眞〕 委員 結局、御課において、庁内の契約書につきましてすべて指導しているというふうに認識してよろしいですか。 ◎松家 総務課長 すべての契約書と言いますとちょっと語弊がございますが、特殊な契約書といいますか、例えば条文の改正が必要な場合とか、そういう特に指導を求められた場合には相談に応じているということでございます。標準的な契約書で対応している部分につきましては、特段指導はしてございません。 ◆坂本〔眞〕 委員 新処分施設の契約につきましては指導しましたか、しませんでしたか。 ◎松家 総務課長 相談があったということは承知しております。 ◆坂本〔眞〕 委員 相談があって、事業が停滞しましたが、それについてはどのようにお考えですか。 ◎松家 総務課長 私ども総務課といたしましては、指導した段階におきまして、このような委員おっしゃるような停滞というふうなことが起こるとは予想しておりませんでした。 ◆坂本〔眞〕 委員 現実に起こっているわけですから、では、その点について、その指導が適正であったというふうに判断しているのか否か。 ◎松家 総務課長 新処分施設の売買契約に関する指導に関しまして、今手元に相談に応じた内容等につきましての詳細な資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきます。 ◆坂本〔眞〕 委員 後ほどということでしたけれども、通告していますので。庁内における法規・契約書作成についての指導についてと通告しているわけです。現実に予算特別委員会のときも、それから本会議でも、通告者である委員の坂本眞将は取り上げているわけですから、どの辺のことを聞こうとしているのかわかるはずでありまして、後刻というのであれば詳細に調べて報告するようにお願いします。  以上です。  次に、決算書の134ページ、アルバイトの賃金について、時間単価の設定等についてどのようにしているのか、お願いいたします。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 お答えをいたします。  アルバイトにつきましては、一般事務補助等を初めといたしまして、いろいろな業務の内容がございます。それから、その中でそれぞれの設定方法というのがございますけれども、1つ、一般事務補助につきまして申し上げますと、平成7年度でございますが、当時の高校卒の事務職の初任給、それを月の勤務日でございます21日で割りまして、10円未満の端数を切り捨てた額で算定をしているということでございます。
     以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうしますと、アルバイトについては同一の賃金ということになりますか。同一の賃金であれば、単価は幾らになっているのか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 お答えをいたします。  職種によってはすべて同じでございます。例えば一般事務補助につきましては、アルバイト、臨時職員とすれば、1日当たりの単価、日額については同じでございます。ちなみに、平成20年度の単価で申し上げますと6510円でございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうすると、これは8で割るのかな、時間単価は幾らですか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 8時間で割りまして時間当たりの単価が出ます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 6510円ですから八百幾らということになると思いますが、その単価につきまして、八戸市として適正だなというふうにお考えになっているのか、それとも安いなというふうにお考えになっているのか、お願いいたします。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 例えば今の1時間当たりの単価の多寡につきましては、私どももこれがベストだということではございません。ただ、いわゆる旧3市、青森市、弘前市、八戸市との比較で申し上げますと、八戸市は他市と比較をして高い金額になっているというふうに承知しております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 これは時間単価800円を超えていますのでおもしろくなかったんですが、これは800円を割っていると非常に聞きたいところがたくさんあったんですけれども、民主党のマニフェストには最低賃金を時間単価800円に定めると。法律で「定める」でありますから、自治体が法律に違反するわけにいきませんので、これは800円以上にしなければいけない。1000円を目標にということもうたってあります。細かい字で見づらかったんですけれども、もう少しわかりやすく、大きい字で書いてくれればよかったんですが、細かい字で書いてあります。1000円ということになったときに、我が八戸市としてどのようにお考えになるのか、ちょっと御所見をお願いいたします。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 1000円という額はいかがなものかというのは、今ここで正確なお答えはちょっと申し上げかねるんですけれども、現状と比較いたしますと、当然八戸市が突出する額になろうかなと思います。私どもは日額6510円でございますけれども、青森市はたしか6400円だったと承知しております。弘前市につきましては6000円。日額にいたしますと、そういうような状況だったと承知しております。  アルバイト賃金につきましても、根拠は、先ほど申し上げました高校卒の初任給から積算しているものでございますので、どれが正しいのか、どの方向がよろしいのかは、これから他都市の状況も比較検討する必要があるんだろうなというふうに考えてございます。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 大変苦しい御答弁をありがとうございました。青森市は日額6400円ですから、8時間としますとちょうど800円。民主党が言っている最低賃金をクリアいたします。弘前市は6000円でありますから、時給800円を切るということになりますので、これから対応が注目されるところでありますが、しかしながら、国が1000円を目標にするということを明確にうたうわけですから、その中にありまして、地方自治体としてそれに率先して取り組まなければいけないということが出てこようと思います。そうしますと、この人件費も、アルバイトにつきましては20%程度上がることになりますので、一層業務の効率化等を求められるというふうに思いますが、その辺を御要望申し上げまして、この点につきまして終わります。  以上です。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆三浦〔隆〕 委員 1つだけ通告していましたので、ちょっとお聞きします。決算書140ページ、2款1項の負担金についてです。  市のほうでは、第4次行財政改革大綱、また集中改革プランのもと、いろんな経費の節減をしながらスリム化をしていると思いますけれども、ここ何年か、この負担金のところを見ていますと、例年ほとんど変わりがないんですが、きちんと見直しをされているんでしょうか。 ◎荒屋敷 総務部次長兼行政改革推進課長 負担金の見直しについて、集中改革プランの取り組みについてお答え申し上げます。  負担金の見直しにつきましては、その目的、達成状況、負担の是非等について、行政改革の視点から、平成17年度を最初として5年間の計画で進めているところです。その内容でございますが、廃止が24件、縮小が6件と、ほとんどの取り組みについて平成20年度までに終了しているところでありまして、今年度が計画の最終年度に当たるわけですが、現在取り組みが残っているものが3件でございます。  以上でございます。 ◆三浦〔隆〕 委員 そんなに細かいところを聞くつもりじゃなかったんですが、廃止が24件、縮小が6件ということで、それは大きな部分でやっているんでしょうけれども。  141ページを見るといろんな負担金があるんですけれども、ただ、これは負担金といいながらも、一般的にいうと、先ほど申しておりました目的とか達成状況ということに関係のないようなものが負担金という形で計上されていると思うんです。ただ単に、これは何かの会費だというものもあると思いますが、その辺のところは認識しておりますでしょうか。 ◎荒屋敷 総務部次長兼行政改革推進課長 負担金は、それぞれの団体の運営にかかる経費を構成する団体がそれぞれ分担しているものであるというふうに認識しております。時代の流れの中で、その団体の存在意義が薄れてきているようなもの、そういったものについては現在の集中改革プランの中で見直しを図っている状況でございますので、現在の取り組みの中では一定の成果が出ているのではないのかなというふうに考えているところです。 ◆三浦〔隆〕 委員 取り組む姿勢はわかります。ただ、本当にこの中身を御存じなのかなというのも私はあるように感じていますので、これこれというのはちょっと申し上げませんけれども、後で提言していきたいなと思います。  本当に、この負担金というのが事業の目的に合ったものか、違うのではないかと見受けられるものがありますので、ぜひひとつその辺のところはもっと突っ込んで見直しを進めると、ますますスリム化した行政ができると思いますので、要望して終わっておきます。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 2款1項の時間外勤務手当と、非正規職員、年次有給休暇についてと、3つ目が男女共同参画社会についてということで伺いたいと思います。  まず、時間外勤務手当についてでありますけれども、委員になるたびに伺っているわけでありますが、平成19年度決算においては、選挙の年であり、県議選、市議選があったと。ところが、平成20年度は選挙がなかったわけですが、この決算を見ますと金額がほとんど同じですよね。いろいろ質問するたびに、いやいや、選挙があったからどうとかこうとかというような理由を述べられるのですけれども、そういう意味では選挙がないのに、平成19年度は7171万円ということでしたからほぼ同じですよね。これはなぜこういうふうになるのかということと、やっぱり例年、時間外勤務が100時間以上の方々を問題にしてきましたけれども、これらの方々がどれぐらいいるのか、どれぐらい改善されているのかということで聞きたいと思います。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 お答えをいたします。  確かに平成20年度につきましては選挙がございませんでしたが、時間外手当の決算額が平成19年度とほぼ同程度ということでございます。それはそのとおりでございます。その詳しい中身につきましては、ちょっと私もはっきりと承知していない状況でございます。大変申しわけございません。  それから、100時間の部分でございます。これにつきましては、延べ人数でございますけれども、平成19年度は100時間を超える人が35人月ございましたが、平成20年度につきましては12人月という状況でございました。  以上でございます。 ◆山名 委員 100時間を超えるという特に多い方については幾らか減っているというとらえ方だろうと思うけれども、その割には全体の平均が変わっていないのかなと。  それで、この間新聞に載っていましたけれども、つい最近、タイムレコーダーをつけたということでありますが、それ以前の残業の把握というのはどういう形でやったのでしょうか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 タイムレコーダーを導入してからも、それ以前も同じでございますが、時間外勤務を命ずる場合は原則的に事前命令ということで、所属長の決裁をもらった上で時間外勤務をするということにつきましては変わりございません。それぞれの所属長がその職員からの時間外勤務申請を見て、きょうは何時間ということで事前命令をして、時間外勤務をするということで考えます。  以上でございます。 ◆山名 委員 例えば3時間時間外をやりたいですということで申請を出したと。でも、チェックをしないと、3時間の残業をしたのか、1時間の残業をしたのかというのはとらえようがないと。だれかが見張っているわけでもないですし。だから、そういう点では大ざっぱな形でやられてきたということなのではないでしょうか。どうなんでしょうか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 決して大ざっぱな形でという考えは私どもは持っておりません。確かに時間外勤務を命令する所属長は、その時間外を終わるまで一緒にということはなかなか難しいことであろうと思いますが、当然同僚も一緒に時間外をやっているということだと思いますし、そのようなことで、時間外勤務命令のとおりに時間外勤務がなされているものというふうに私どもは判断しております。  以上でございます。 ◆山名 委員 同僚が同じくいればいいけれども、それぞれ時間が違うと思いますし、相手が何をやっているか一々監視しているわけではないよね。よく職場を、ちらっと見るだけですけれども、大概コンピュータとにらめっこしているというようなことで、そういう意味ではどれだけ作業がはかどっているのかということもよくわからない部分がある。そのために申請を出すのでしょうけれども、能率がいい人は2時間でやろうと思ったのが1時間で終わるというふうなこともあろうかと思います。そういう意味ではちょっと大ざっぱとしか言いようがない、誰かが監視しているわけでもないですから。  そのタイムレコーダーはすべての部署に設けられているんですか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 タイムレコーダーの設置につきましては、本庁はすべてでございます。それから、主な出先機関についても設置をしております。  以上でございます。 ◆山名 委員 ちょっと話が飛躍するかもしれないけれども、そういった点で、例えば同じ作業をやっていても残業しなければできない人とか、能率的な面がありますよね。今そういう能率給制度というのは導入しているんですか、どうなんでしょう。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 それは導入してございません。 ◆山名 委員 そうしたらタイムレコーダーだけでいいというものでもないような気がします。作業が終わってから、申請を出した3時間なら3時間、ある程度時間を見てタイムレコーダーを押せば残業をやったことになりますし、そういう意味では、やっぱりきちっと残業の中身を精査して許可するというふうなことが必要なのかなと思いますけれども、その辺は要望ということで終わりたいと思います。  次に、非正規職員につきましてですけれども、この間いただいた資料によりますと結構ばらつきがありますが、例えば総務課の中に10人いたり、健康増進課の中にアルバイトが6人、パートが7人とか、国保年金課はアルバイトが10人、パートが5人とか、こういうような形になっていますけれども、これらの方々の職種については、すべて把握できていますか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 職種についてすべて把握しているということではございません。今現在、私の手元では把握しておりません。 ◆山名 委員 そうしたら、各所管に質問していかなければならないということなのかな。例えば教育総務課に10人アルバイトがいるんだけれども、どういう仕事をしているのかみたいなことは……。わからなければわからないでいいです。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 翌年度のアルバイト、それからパート職員の配置につきましては、人事課で前年度にヒアリングをいたしまして、こういう事務があるのでこの時期に何人ということで計画書が出てまいります。そのヒアリングを私どもがいたしまして、それで査定をした結果が予算に反映されているということでございます。 ◆山名 委員 では結構ですけれども、もう1つ、ちょっとさかのぼって恐縮ですが、時間外勤務手当に100分の125と100分の135がありますよね。100分の135は休日出勤のほうですか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 たしか休日出勤だったと思っております。 ◆山名 委員 それでは、次の年次有給休暇についてに移りたいと思いますけれども、これも前に聞いていましたが、なかなか取得率が上がらないということで、いろいろ工夫しているというふうに聞いていましたけれども、いろいろ工夫した結果、このように改善されたという傾向はあるのでしょうか。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 山名委員からも、以前、東京労働局でやっているものについて御提案をいただき、それを受けまして平成20年度から取得計画というものを個人ごとにつくっていただき、取り組んでまいりました。初年度でございましたけれども、結果として、残念ながら、それほど大幅に改善されている状況ではございません。ただ、そういう状況でございますので、今年度新たに、1つは毎月第4週の金曜日でございますけれども、パーフェクトノー残業デーというものを設定いたしまして、その日につきましてはよほどのことがない限り時間外はやらないように、一斉退庁しようということで取り組んでおります。  それからもう1つは、先ほどちょっと申し上げましたけれども、職員の配置計画について全課にわたって私どもがヒアリングをしておりますが、その際に計画的な年休の取得について、それぞれの課長に目配りをお願いした経過がございます。これにつきましては時間外につきましても同様のお願いをしたところでございますが、残念ながら今のところ、飛躍的に年次有給休暇の取得が多くなったということではございません。  ちなみに、平成20年につきましては、平成19年と同じレベルということでございました。  以上でございます。 ◆山名 委員 せっかく計画的な年休を奨励しているにもかかわらず、残念ながら同じぐらいだということですと、やっぱり職員の意識の中に、年休をとると昇給に差し支えるというようなイメージがあるのかなという気がします。あるいは職員が足りなくて、自分が休めば同僚に迷惑をかけるというようなことなのかなと。だから、そういうところをやっぱり改善していかないと。では個人的に言われたから出します、年休を消化しますということにはならないのかなという気がしますので、そこら辺のところをきちんと担保することによって、もっと取得率が上がってくるのかなというふうに思います。これまでの努力は認めますけれども、今後一層の努力を要望したいということで、終わりたいと思います。  次に、男女共同参画社会についてでありますけれども、これは今スタッフは何人でやっているんでしょう。 ◎村岡 男女参画国際課長 お答えいたします。  現在、我が課におきまして職員数は10名でございまして、それぞれ主担、副担をいたしまして、ほぼ全員で行っているところでございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 いろいろな企画の中でイベント的なものをやっていられるようだけれども、前にも言いましたが、実際に庁内ではある程度そういう意識は高まっていると思うんです。ところが、例えば企業などに行くと、なかなかそうでないところは絶対にあると思うんです。そういう意味で、もっともっと企業に働きかけていく必要があるのかなと思っていますが、そちらのほうの取り組み状況について伺いたいと思います。 ◎村岡 男女参画国際課長 お答えいたします。  企業につきましては、平成18年度におきまして、約1000社の事業主を対象といたしました意識調査を行ってございました。そのときには408事業所から回答をいただきまして、42.2%の回答率でございましたが、その後、現在まで調査は行ってございません。つきましては、来年度の平成22年度にもう1度同じようなアンケート調査を行いたいと考えてございます。その結果を見ながら比較いたしまして、今後、企業のほうにも働きかけていきたいなというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 その42.2%という回答率そのものがもう低いということですので、やっぱり企業において積極的に取り組んでいるという姿勢が今のところ見えないのではないのかなという気がしました。また次年度に同じようなアンケートをやりたいということですので、アンケートだけではなくて、やっぱり会社を訪問してきちんと意識づけというものを図っていっていただきたいなという要望で終わりたいと思います。 ○前澤 委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆島脇 委員 通告してありました2款1項、海のイベント補助金についてです。  海を生かしたまちづくりを推進するために、海を普及及び啓発するイベントを企画、実施する市民団体等に対して助成金を交付するという海のイベント補助金があるんですけれども、これは申請して審査して決定を経て交付されるわけです。  それで、一昨年度、昨年度、できれば今年度の申請団体数と助成金の決定団体数がわかれば教えていただきたいんです。 ◎石田 政策推進課長 それではお答えを申し上げます。  まず一昨年度ということで、平成19年度は2団体がその交付団体となってございます。それから平成20年度は3団体、そして今年度につきましては4団体が交付団体ということでございます。  以上でございます。 ◆島脇 委員 ありがとうございます。  その助成金額は対象の経費の2分の1ということで決まっているわけですけれども、そして上限が50万円。ただし、特に効果が大きいと認められるものは100万円までとするという要綱がございますが、今までの交付団体において最高額はどれくらい出しているか、ちょっとお伺いしたいんです。 ◎石田 政策推進課長 ただいま過去の最高額というお話がございました。平成19年度の50万円が今までの最高額でございます。  以上でございます。 ◆島脇 委員 もう1つ要綱の中に、採用件数は1から3事業程度とありますけれども、平成21年度はたまたま4事業で、これは年度によって増減があるということでいいのですか。 ◎石田 政策推進課長 基本的におおむね1から3団体程度としているということでございまして、海のイベントとか海のまちづくりに関係する事業についてできるだけ広く採用していきたいというふうに考えてございます。したがいまして、おおむねということでございまして、非常に適している事業があれば、その団体数に若干の補正というのはあると考えてございます。  以上でございます。 ◆島脇 委員 それで、これはまず平成20年度の実績で100万円。例えば3団体であれば、それがトータルで100万円という意味で理解してよろしいですか。それとも、この事業に対してはこのくらい、このくらい、このくらいで、トータルでは100万円にならなかったけれども交付しているという意味でよろしいですか。 ◎石田 政策推進課長 採点につきましては、少し詳しくお伝えしますと、事前審査と公開プレゼンテーションというものを実施してございます。そしてその中で審査員がおりまして、1人10点満点ということで4つの審査基準がございまして、1人で4つの審査基準になりますから合計40点が最高ということになります。その評価点数のうち決まっていくのが、最高点数と最低点数を除いた評価点数の合計点の平均が上位の団体から助成金の交付をしているということでございまして、ただ、助成金の残額が、例えば40万円、40万円、40万円の申請で合計120万円だったとします。上位の団体が40万円、40万円で合計80万円になりますが、予算残額にすれば残り20万円ということで、そうした場合、20万円でその事業ができるかどうかという意思をその団体から確認した上で、オーケーであれば交付をしていくといった内容でございます。  以上でございます。 ◆島脇 委員 特に私、さめ浜まつりの事務局をやっているものですから、昨年は24万3000円の補助金をいただいたのですが、ことしは10万円ということで、実際に赤字を出しているんです。うちも予算を立てていろんな計画を立てていくわけですが、いろんな行事で寄附を集めてもさんざんですから、できるだけ当てにしないようにとは思いながらも、やっぱり昨年いただいたものを予算化してやっていたわけです。それがことしは10万円ということで、ですから最初からもし……。  交付が決まるのが多分開催前ぎりぎりで、7月初めごろに決定しましたと来るのですが、そうすると、その前に予算を立ててある程度動いているわけですから、本当は決定の時期が1カ月ぐらい早ければ予算の調整もできるんですけれども。そういう面もあって、まず大体どのくらいになるのかというのが本当はわかれば。審査を受けないと決まらないわけで何とも言えないんでしょうけれども。  ただ、これは毎年度ずっと継続していくものなのか。また、今まで審査を受けて補助金をいただいていた団体から、もっといいイベントの企画を出してきた団体に、くらがえと言えば変ですけれども、そっちのほうに行ってしまって、審査の段階で今までの団体が落ちるという可能性もないわけではないですね。そうするとうちのほうとすれば予算が大変なんで、時期をもうちょっと早めて出すような方向と、それから、やっぱり海のイベント、海を生かしたと言えば大体もう決まっているわけですから、その辺もちょっと考慮いただいて、増額を考えていただければということを要望して、終わります。 ○前澤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第2款総務費の質疑を終わります。  第3款民生費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 それでは、182ページをお開き願います。  第3款民生費について御説明申し上げます。  予算現額は292億20万4000円であり、支出済額は257億2739万1086円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく地域集会施設整備事業費、定額給付金給付事業費及び子育て応援特別手当支給事業費を合わせた額の31億8252万5507円でございます。不用額は2億9028万7407円で、執行率は88.1%となるものでございます。  1項1目社会福祉総務費は、健康福祉政策課の職員の人件費、物件費のほか、8節の民生委員報償費、184ページに参りまして、13節の福祉バス運営委託料、19節の地域集会所整備費補助金、民生委員児童委員協議会補助金、社会福祉協議会補助金、社会福祉事業団運営補助金、うみねこ学園・いちい寮民営化支援補助金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく地域集会施設整備費補助金の702万2018円でございますが、補助金交付先との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。
     2目障害者福祉費は、障がい福祉課などの職員の人件費、物件費のほか、186ページに参りまして、13節の職親委託料、自立支援システム改修委託料、発達障害者支援業務委託料、ジョブコーチ養成事業委託料、障害者相談支援事業委託料、19節の広域福祉事務組合負担金、地域活動支援センター事業補助金、知的障害者小規模通所授産施設運営費補助金、精神障害者小規模通所授産施設運営費補助金、20節の自立訓練サービス費、就労移行支援サービス費、就労継続支援サービス費、188ページに参りまして、重度障害者医療費助成費、特別障害者手当等給付費、生活介護サービス費、旧法施設支援サービス費、更生医療給付費のほか、各種給付費、支援サービス費が主なものでございます。  3目老人福祉費は、1節の介護指導員報酬、高齢福祉課などの職員の人件費、物件費のほか、8節の市敬老祝金、190ページに参りまして、13節の介護予防マネジメント業務委託料、生きがい活動支援通所事業委託料、生活支援ハウス運営委託料、老人いこいの家等指定管理料、19節のやくら荘に係る八戸地域広域市町村圏事務組合負担金、高齢者等バス特別乗車証負担金、地域介護・福祉空間整備補助金、地区敬老会補助金、20節の老人ホーム措置費、高齢者等鍼・灸・あんまマッサージ施術助成費が主なものでございます。  同じく3目老人福祉費は、192ページにわたりますが、平成19年度から繰り越しとなった地域介護・福祉空間整備補助金を執行したものであります。  4目遺家族等援護費は、中国残留邦人等への支援に要した経費でございますが、20節の中国残留邦人等生活支援給付金が主なものでございます。  5目行旅病人等取扱費は、行旅病人の保護等に要した経費でございます。  6目遺児対策費は、20節の遺児に対する入学・卒業祝金、弔慰金が主なものでございます。  7目障害者福祉推進費は、194ページに参りまして、20節の重度障害者タクシー料金助成費が主なものでございます。  8目特別会計整備費は、28節の国民健康保険及び介護保険特別会計に対する繰出金でございます。  9目定額給付金費は、定額給付金の給付に要した経費でございますが、19節の定額給付金給付事業交付金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく定額給付金給付事業費の30億9042万3009円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  10目子育て応援特別手当費は、196ページにわたりますが、子育て応援特別手当の支給に要した経費でございますが、19節の子育て応援特別手当支給事業交付金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく子育て応援特別手当支給事業費の8508万480円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  2項1目国民年金事務費は、同事務に係る国保年金課、市民生活課の職員の人件費、物件費が主なものでございます。  198ページに参りまして、3項1目長生園費は、13節の同施設の指定管理料、20節の介護サービス利用者負担措置費が主なものでございます。  2目市立集会場費は、13節の更上閣及び同別館の指定管理料が主なものでございます。  3目市民保養所費は、13節の洗心荘の指定管理料でございます。  4目勤労身体障害者体育館費は、同施設の運営経費でございます。  5目福祉公民館費は、13節の福祉公民館・福祉体育館の指定管理料が主なものでございます。  6目身体障害者福祉センター費は、13節の同センターの指定管理料でございます。  7目総合福祉会館費は、200ページにわたりますが、13節の同会館の指定管理料が主なものでございます。  4項1目児童福祉総務費は、1節の家庭相談員報酬、子ども家庭課などの職員の人件費、物件費のほか、8節の学童保育指導員謝礼、202ページに参りまして、13節の地域子育て支援センター事業委託料、放課後児童健全育成事業委託料、ファミリーサポートセンター業務委託料、児童館15館分の指定管理料、15節の中央児童会館改築等工事費、19節の中程度障害児保育事業費補助金、ふれあい保育事業補助金、保育所地域活動事業補助金、休日保育事業補助金、病後児保育事業補助金、延長保育事業補助金、一時保育事業補助金、20節のひとり親家庭等医療費扶助費が主なものでございます。  同じく1目児童福祉総務費は、平成19年度から繰り越しとなった次世代育成支援施設整備補助金を執行したものであります。  2目児童措置費は、204ページに参りまして、20節の私立保育所運営費、児童手当費、児童扶養手当費が主なものでございます。  5項1目母子生活支援施設費は、13節の小菊荘の指定管理料が主なものでございます。  2目児童養護施設費は、13節の浩々学園の指定管理料が主なものでございます。  3目市立保育所費は、206ページにわたりますが、市野沢、島守の2保育所の職員の人件費、物件費などの管理運営経費でございます。  6項1目生活保護総務費は、208ページにわたりますが、生活保護の事務に要した生活福祉課の職員の人件費、物件費のほか、23節の国庫補助金返還金が主なものでございます。  2目扶助費は、20節の生活保護費でございます。  7項1目災害救助費は、19節の災害援護資金貸付金利子補給補助金でございます。  以上で第3款民生費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 通告していました3点の件についてちょっとお聞きをしたいと思います。  発達障害者支援業務委託料について、そして就労移行支援事業について、高齢者デイサービス事業についてお聞きをいたしたいと思います。  まず、発達障害者支援業務委託料、この委託業務の内容についてと利用者の実績など、それとあと評価について、ちょっとお知らせいただきたいと思います。 ◎佐京 障がい福祉課長 お答え申し上げます。  発達障害者支援体制整備事業でございますが、発達障がい者の福祉の向上を図るために、平成16年12月に発達障害者支援法ができました。それで、全国で発達障がい者の支援体制を整備するということで、補助事業といたしまして発達障害者支援体制整備事業が平成17年度に創設されました。  事業目的でございますが、自閉症であるとかアスペルガー症候群等広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がいなどの発達障がいを有する障がい児者に対しまして、乳幼児期から生活の各場面におきまして対応した支援体制がとれるような整備を全国的に進めようとするものでございました。  青森県では平成17年度から同事業の支援体制整備事業に着手しておりまして、そのうち県内で支援体制を整備するモデル圏域といたしまして八戸圏域が指定されて、平成17年度から平成20年度まで、八戸市が事業主体となりまして、支援体制整備事業に取り組んできたところでございました。  事業でございますが、平成17年度から平成20年度までの4年間、委託事業として実施してまいりましたが、内容は、発達障がい支援のコーディネーターを配置いたしまして連絡調整会議を設置する。それから、障がい児者の個別の支援計画を作成する。それから、携わる関係職員の研修などを行って、発達障がい児者の支援を行ってきたところでございます。  中身的には、平成17年度から平成20年度まで、連絡調整会議を6回。平成17年度は年度中途からでございましたので1回ですが、あとの年度の平成18年度、平成19年度、平成20年度については各2回ずつ。それから、個々のケースを検討いたしますケース会議につきましては平成18年度から始めておりまして、各年度8回ずつ。それから研修会につきましては、平成17年度1回、平成18年度2回、平成19年度1回、平成20年度2回というふうに実施しております。  これまで幼稚園、保育所、あるいは小中学校等で、発達障がいという障がいを持った子どもたちに対しての指導者側のほうの認識が統一されていない部分とかがございました。この事業をやることによりまして、さまざまな個々の特性といいますか、その子どもごとにあらわす行動とか、そういうのが違うというのがわかってまいりまして、現在では各小学校、中学校に特別支援アシスタントの方であるとか、あるいは保育所におきましては、このケース会議等に参加された先生方を中心に、いろいろな連絡網ができつつあるということで、意見交換等もなされていると伺っておりまして、一応事業といたしましては平成20年度で終わりましたということでしたが、国のほうでは3カ年という計画で始まったのでございますが、1年延長していただきまして、4年間実施させていただいたところでございます。 ◆森園 委員 大変詳細にありがとうございます。利用者は大体どのくらいになっているのか。あと、潜在的な対象者というんですか、わかる範囲で結構ですけれども、簡潔にお願い申し上げます。 ◎佐京 障がい福祉課長 利用者につきましては、今詳しい資料は持ってきていないんですが、たしかケース会議は各年度8回ぐらいの予定でやっていましたけれども、1回のケースで1名ということで検討してまいりました。 ◆森園 委員 多分委託業務をされたところは夢というところだったと思うんですけれども、そこの利用者の方が大体どのくらいだったのか、そのあたりを教えていただきたいです。 ◎佐京 障がい福祉課長 今資料がないので詳しい数字はございませんけれども、たしか、60名ぐらいかなという記憶でございます。  それから、先ほどのどれぐらいというふうな御質問でございますが、正確に何人というのはございません。ただ、学校の先生方であるとか保育所の保育士たちの意見をお聞きしますと、30名から40名に1人ぐらいいるのではないかというような意見もございました。  以上でございます。 ◆森園 委員 ありがとうございました。  今委託業務を受けたところは、多分自閉症の方が中心のところだったのではないかなというふうに思っておりますけれども、今の御答弁ですとやっぱり30人から40人に1人。それで今60名ということだったんですけれども、対応する職員の方への負担がすごくかかるということですが、利用されている方にとっては大変喜ばれていた施設ではないかなと、私はそう思っているわけでございますが、これは部長にもちょっとお聞きをしたいんですけれども、これからもふえる可能性があるわけです。八戸市の障害福祉計画の中の療育の部分にこういったものをちょっと折り込んでいく必要があるのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎石橋 健康福祉部長 お答えを申し上げます。  発達障がいにつきましては、やっと世間でも認知されてきたということで、法律でも明記されるという方向でございますので、ただいまの御提案については検討をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆森園 委員 最後に、先ほど課長から、平成20年度で終わったという御報告でございました。委託料550万円のうち、ほとんどがコーディネーターの人件費だったというふうに私は記憶しているんですけれども、先ほどの連絡調整会議ですか、各保育所ですとか学校との連絡の場で、医師もたしか入っていたと思うんですが、今部長のほうから、障害福祉計画の中にこれは必要ではないかということも検討したいということでございますので、できればその会議を残すぐらいの予算を、3月議会のときもちょっと話しましたけれども、何とか再度御検討していただきたいなと、ちょっとこれは御要望させていただいて、この件は終わらせていただきたいと思います。  2点目が就労移行支援事業なんですけれども、この事業の内容について御説明をお願いしたいと思います。 ○前澤 委員長 答弁は簡潔にお願いします。 ◎佐京 障がい福祉課長 お答え申し上げます。  就労移行支援事業は、企業などへ就労を希望する65歳未満の障がいのある方で、一般の事業所に雇用されることが見込まれる方に対しまして、一定期間、就労に必要な知識や能力の向上のために訓練を行うものということになっておりまして、標準的な利用期間は2年間となってございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 では今、その就労移行支援事業に幾つの事業所が参画しているのか、終わっているところがあるのか、それとも延長しているところがあるのか。ちょっとわかりませんけれども、幾つぐらいの施設が事業所として移行できる可能性があるのか、また移行しているのか、そのあたりをお聞きしたいと思います。 ◎佐京 障がい福祉課長 お答え申し上げます。  まず、平成21年3月末現在で既に移行している事業所が8事業所ございましたが、平成21年8月末現在ではそれが12カ所になってございます。旧法、あるいはその他の事業者の中で就労移行支援事業をやりたい、あるいはできるというところを加えまして、あと10カ所ぐらいはあるのではないかということでございます。  ただ、これは県のほうの認可事業でございますので、うちのほうはとらえるのが遅くなります。ですので、今連絡が入っている部分だけでお答え申し上げました。 ◆森園 委員 ちょっと私はわかりませんけれども、八戸の数値目標というのがたしかあったと思うんです。それで、今の感じですと10カ所ぐらいが移行できていないということでしたか。 ◎佐京 障がい福祉課長 お答え申し上げます。  できるのではないかというところがあと10カ所ぐらいというふうに一応考えてございます。 ◆森園 委員 ということは、可能性とすれば22カ所ぐらいは就労移行支援ができるだろうと。これは大変すばらしいなと思います。私は就労移行支援事業に取り組む場合は、大多数の施設が移行できないのではないかと思っていたんです。そういう施設というのは今のところないんですか。 ◎佐京 障がい福祉課長 お答え申し上げます。  以前でいう授産施設であるとか小規模の作業所等であるとかはほとんどできるというふうに考えてございます。ただ、それは計画をつくって県のほうと相談をして認可がおりるというふうに聞いております。 ◆森園 委員 済みません、ちょっと私、少し認識が違ったかもしれませんので、後でまたゆっくり、このあたりを勉強させていただきたいなと思います。  3点目は高齢者のデイサービス事業についてなんですけれども、これも八戸市の高齢者福祉計画をちょっと見てみますと、やっぱり高齢者は毎年ふえているわけでございまして、高齢者はふえていますが、その事業者の推移というのはどういうような感じになっているのか、お知らせいただきたいと思います。 ◎田名部 高齢福祉課長 お答え申し上げます。  高齢福祉課のほうで担当しておりますデイサービスにつきましては、決算書の191ページのほうになりまして、生きがい活動支援通所事業委託料というところでございます。この事業につきましては、在宅の援護を必要とする介護保険対象外の高齢者を担当してございます。  それで、延べ利用件数なのですが、平成18年度は5885件、平成19年度は5099件、平成20年度は4087件と年々減少してきております。高齢福祉課は介護保険制度以外のところで担当してございますが、平成19年度より介護予防事業が開始されまして、介護保険制度の中で要支援1、2となった方々が介護予防事業でのデイサービスを利用しているということになって、減少ということになってございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 ということは、介護のサービスを受けている方はふえているということでございますね。 ◎日山 介護保険課長 そのとおりでございます。 ◆森園 委員 わかりました。  これは年々ふえているということで、施設の数というのは今のところ決まっているわけですけれども、今ある施設の中で充足度というのは当然出てくると思うんです。そうすると、やっぱりいいサービス、良質なサービスを受けられるものなのか。人数はふえているんだけれども、これは地域によっても随分違うのではないかなと思うんですが、そういったところについてはどのような感じなのか、ちょっと教えていただければと思います。 ◎日山 介護保険課長 高齢者福祉計画では、今回の第4期計画でも増設は見込んでおりません。ただ、来年度、通所もございます小規模多機能型の新設を4カ所見込んでございます。充足度も非常に高くて、高齢者の方のQOLを高めるというミッションもございまして、これはしっかり4カ所を整備したいと思っております。 ◆森園 委員 在宅で頑張っていらっしゃる方たちで例えば要介護から要支援になるとか、リハビリとかをやっているわけですから当然状態はよくなるという前提でやっているんじゃないのかなと。維持のためにやっているのもあるかもしれませんが、例えばよくなった経緯、よくなった数値というのを、もしかしてデータとしてはつかんでいないかもしれませんけれども、もしあるのであればちょっとお願いしたいんです。 ◎日山 介護保険課長 今おっしゃるとおり、介護予防に非常に力を入れております。ただ、市の特徴的なこととして、数値を持っているかといえば持っておりませんが、全国平均からいっても要支援1、2の方が少ないのです。どの程度介護予防効果があるかは把握しておりませんが、介護になるべく移らないようにしていただきたいという思いはございます。  本当に介護保険料が、要支援1、2の方が少ないということで所要額を使い切れないという部分もございまして、ここは力を入れなければならないなと思っております。元気な方が多いという意味かもわかりません。 ◆森園 委員 これは4月の認定審査のときに、ちょっとよくなったデータが出たときに、サービスを受ける方がそのサービスの量が減ったとか日数が減ったということで、八戸市の場合は前の介護度でそのままサービスをやっているとは聞いておりますけれども、基本的にはやはり高齢者はふえているわけですから、在宅でよくなってもらいたい、少しでもよくなる方がふえてもらいたいなというのがやはり一番の希望なわけでございます。  実は、ちょっとごらんになった方がいるかもわかりませんけれども、デイサービス事業で夢のみずうみ村という施設があるんです。これは山口県で最初に始めたんですが、6月から委託契約したような施設というのがたまたま鹿児島の私の実家のすぐそばにありまして、ちょっと見に行ったんですけれども、6月から事業を始めて、要支援の方がよくなったとか、要介護2ぐらいの方が要支援になったというのが、その3カ月の間に4人ぐらい出ているのです。  実はその施設の従業員の方たちが一番びっくりされているんですけれども、よく従業員の方というか施設のサービスをやる方というのは、患者さんにいろいろなサービスをして、例えば御飯を食べさせてあげるとか、いろいろなところにいろいろなサービスをするんですけれども、そういったのを逆にしないようにすることで介護度をよくしているというものだそうです。私もその現場を見るまではなかなか信じられなかったんですけれども、大変よくなっていると。  最後に何を言いたいかというと、よくなった方たちが今度は、できれば今のデイサービス事業よりももっといいところに行ける、例えば公共的な地域、そういったところを新たに開放したり、そういった知恵を働かせて、少しでも介護サービスを受ける方を減らす。減らすというのは切り捨てではなくて、要するに、もう少しいいところに行けるというか、もっと楽しいようなところに行ける、そういう場所を考えていく。優秀な職員の皆さんなんで、そういったことを今後検討していく必要があるのではないかなということで、これは要望にとどめて、終わらせていただきたいと思います。  以上です。 ○前澤 委員長 この際、暫時休憩いたします。         午前11時56分 休憩   ────────────────────         午後1時00分 再開 ○前澤 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際、第2款総務費の審査において、坂本眞将委員の質疑に対し答弁の保留がありましたので、これより理事者から答弁させます。 ◎松家 総務課長 それでは、坂本眞将委員の御質問でございました最終処分場用地買収に係る契約書等の相談経緯について御報告申し上げます。  最終処分場用地買収に係る契約書などにつきましては、これまで3回、担当課から相談を受けた記録があります。  まず1回目の相談でございますが、昨年の2月ごろ、これから用地買収するに当たって使用する契約書の内容を審査してほしいという相談内容でございました。当市で一般的に用いている契約書の書式に合わせた体裁や文言の整理などについて指導をいたしております。  2回目の相談でございますけれども、昨年の8月ごろでございました。契約を締結していただいた土地の相続人について調査不足があったということで、その後の対応についての御相談がございました。相談の内容といたしましては、用地交渉という相手方のあることなので、事業を円滑かつ迅速に進めるため、相続人の意思を尊重し、両者で相続分についての協議が調った段階で契約を締結したいが、その際の契約内容についてどうかということでございました。当事者間で相続分についての協議が調った後、それぞれの持ち分に応じた面積、金額で契約書を締結すればよいのではないかという回答をいたしております。  3回目の相談でございますけれども、ことしの4月末ごろでございます。内容でございますが、なかなか事態を打開できないので、相続人それぞれと法定相続分について契約を締結したいという相談内容でございました。この相談につきましては、当市の顧問弁護士にも相談し、法的に可能であるという回答と、登記手続についてもあらかじめ法務局に相談してはどうかという御助言をいただいております。担当課からは、その後、法務局にも相談した上で手続を進めたという報告を受けております。  最終処分場に係る契約書等の総務課への相談の内容は以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 この相談を受けました事案につきまして、担当課としてどのように責任を感じておられますでしょうか。 ◎松家 総務課長 総務課といたしましては、担当課から相談のあった内容について、当該部署の対応方針等を踏まえた指導、回答をいたしております。
    ◆坂本〔眞〕 委員 答弁になっていないんですけれども、だから、その責任についてどのようにお考えかと尋ねています。 ◎松家 総務課長 相談結果等を踏まえて、実際の対応方針等についてはそれぞれの担当課の判断によることもあると考えております。  総務課としては以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 結果としてこの事業が延びているわけですけれども、それにつきましては、結局その契約書がもっと良好になっていればそういうふうにならなかったのではないかと私は判断しております。その辺についての反省等はありませんか。 ◎松家 総務課長 委員に対する繰り返しになるようですけれども、総務課といたしましては、担当課から相談のあった内容につきまして、当該部署の対応方針等を踏まえた指導、回答をいたしたと、このように認識しております。 ◆坂本〔眞〕 委員 では、指導は十分だったのかな。 ◎松家 総務課長 担当課から相談を受けた内容につきましての指導は十分だったと考えております。 ◆坂本〔眞〕 委員 では、法規グループの存在意義は何ですか。 ◎松家 総務課長 法規グループの事務分掌は、条例、規則等の手続に関することとか法律相談に関することでございまして、それらの業務を行っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 庁内にあって唯一法規についての指導をしているのが法規グループというふうに認識しておりますが、間違いありませんか。 ◎松家 総務課長 庁内におきましては総務課の法規グループがその役を担っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 各部各課において法律的に詰まったから相談をしているわけですよね。各部各課は弁護士とは直接的に契約をしておりません。総務課が窓口になって弁護士と契約をしております。ということは、八戸市がやっている事業全部について法律的に問題があったときは、総務課がそれに当たる、法規グループがそれに当たるのだと。法律的なことの最終とりでは、八戸市においては総務課法規グループというふうに私は認識しておりましたが、違っていますか。 ◎松家 総務課長 また繰り返しになるようでございますが、法律解釈はもちろんのことですけれども、担当課からの個々の相談内容に応じまして、総務課といたしましては、その担当課の考えを踏まえて相談に乗っているということでございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 大変な部署においででございまして、心情をお察しするところでありますけれども、しかし、八戸市の行政の中で法律的に問題が生じたときに、それに対するのは法規グループであるというのは、ずうっと組織図を見ていってもそうなのであります。その法規グループに契約書について相談をした。その契約が延びた。なぜ延びたか。文言が不備だったからです。何々の土地について承諾する、何々について契約するという文言だったけれども、自分の権利分、または相続分についてそれを承諾するというふうに書けばそれは通って、事業が進んでいたはずなんですね。それを法規グループは指導しているわけですから、そのことについて、では個別にどのように責任をお感じになるのか。また、問題点をどのように感じておられるのか。 ◎松家 総務課長 最初の答弁の内容に戻りますけれども、1回目の相談、これは昨年の2月ごろでございました。内容ですけれども、これから用地買収を進めるに当たって使用する契約書の内容を審査してほしいということでございましたので、総務課といたしましては、当市で一般的に用いている契約書の書式に合わせた体裁や文言の整理についての指導をいたしております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 だから、結果的にそれは不十分だったということを言っているんであって、その不十分だった結果を踏まえてどう思うんだということを聞いています。 ◎松家 総務課長 総務課の役割、持ち分といたしましては、不十分だとは思っておりません。 ◆坂本〔眞〕 委員 この件についての説明をいただいているわけですから、この件についての部長がおいでになるかなと思っておりましたらおいでになりませんけれども、どういったことかな。これについて部長の意見は聞けないんでしょうか。 ◎大岡 総務部長 お答えいたします。  先ほど来、総務課長が答弁申し上げていますけれども、総務課の法規グループは、確かに委員がおっしゃるように、庁内における法規、法律的な最後のとりでと言われればそのとおりでございます。ただし、これはあくまでも原課、あるいは所管課からいろんな事案で相談を受け、その内容について、法規グループはそれに対する結論を出していくということです。なお、それで足りない場合においては、顧問弁護士等との相談もあわせながら、それぞれの関係課に答えを出しているということでございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 やはり総務課の法規グループが窓口になっていますから、一般的な答えということをずっとおっしゃっていますけれども、別に教科書を見て何かやっているわけじゃなくて、現場で仕事をやっているんです。現場でやっているということは、現場で通るか通らないかということなんです。一字一句違っても登記はならない。そういった中で、一般的な指導をしましたというのはどういう意味なのか。学生に対して、また司法について勉強している人に対して法手続を指導をしているのであれば一般論でいいんです。でも、現場でやっている人たちに、これは通るか通らないかを判断するときに、一般的な指導というのは当たらないのではないかと思いますけれども、どういう判断でしょうか。 ◎大岡 総務部長 先ほど来、総務課長もお話ししているし、また、私の見解もそうですけれども、最初の契約の様式につきましては通常行われている契約に基づいて中身を審査するということでございます。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 言葉じりをとるようですけれども、通常とおっしゃいましたが、それは役所の感覚の通常であって、不動産取引にあっては通常どうするか。契約の日または交渉の日に謄本を確認するといったことは通常やっていることでありますから、それに伴ってどういう文言が必要なのかと。それが通常なんですよ、そう思ったからこうしたというのは通常じゃないんです。判断が違っていると思いますが、どうですか。 ◎大岡 総務部長 私の言い方がもし間違っているのであれば、これは訂正させていただきます。一般的に行われる契約の内容、それに伴う契約書の審査ということでございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 通常も一般も大体同じなのでそれでよしとしますが、ただ、限界があるということを承知していらっしゃるはずなんです。また、承知しなければいけないんです。現実に法規グループに相談した事案が延びたわけですから。どこが悪かったか。やっぱり指導が悪かったんです。そうすると、自分たちで指導することの限界というのをもっと承知するべきじゃないかなと私は考えます。ですから、自分が言ったことを持ち出して何ですけれども、本会議でも言っています。そういった専門家にスムーズに相談できるような体制を築くべきではないかと。  先ほど時給の話をしましたが、最低の人で八百何十円なのですけれども、課長級になると相当な時給になると思うんです。皆さんが2人3人寄って何時間考えても思いつかないことを、ずっとやっている専門職というのは5分10分でぱっと答えるわけです。今回のこの事案も、専門職であればまず見逃さなかっただろうと。  その土地の権利については必ず相続云々で系図をずっと書いていきます。その人が生きているのかどうか、死んだとすれば権利者はほかにいないのかとずうっと書いていくわけです。それをやらないで、自分たちの思い込みで1人の相続人のところへ行って、1人の相続人が漏れていて、結局、判こをもらった書類が無効になっているわけです。もう答弁を求めても無理かもしれませんのでいいです。そういったことについて限界があるんです。  法規グループの方々は、私たちは一生懸命やっていると。やっていることについては私も敬意を表します。しかし、例えばプロの連中はどうやっているか。プロの連中は、自分がやっているものが、同じものでも珍しい、なかなかない事案であれば、おたくはどうですかと他に確認しています。司法書士もそうです。おたくでこういうことをやったことがあるかと。私は個人的には税理士ですけれども、税理士でもそうです。先生のところでこういう事案をやったことはありますかと。書いているとおりは読めないんですよ、実際にどういうふうに運用されているかというのを探っていかなきゃいけないので。いろいろな資料を読み込んでできるはずだと、本当に現場でやっているわけですからそういったことは必要になるので。一般的な答えだ、ではなく、これが通るか通らないかなんです。真剣勝負なわけですから。  そうしますと、予算をつけていただかなきゃいけなくなりますので、大変恐縮ですけれども、まず総務課の法規グループの中で、我々が前面に立っているけれども、必ずそういったことについては専門家に聞かなきゃいけないんだという認識を持っていただいて、庁内にそういったことを啓発していく、そしてそういうことがやりやすいようにするということを構築していかないと、こういう問題は起きると思います。これは後のほうでこれに伴って幾ら損失があったかという質問を通告していますけれども、大きな損失なので、そういったことにつきまして御検討いただきますことを御要望申し上げまして、この件は終わります。  以上です。 ○前澤 委員長 以上で坂本眞将委員の質疑に対しての保留部分の説明を終わります。  それでは、第3款民生費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私からは、3款4項の放課後児童健全育成事業についてでございます。  仲良しクラブなんですけれども、以前私も一般質問で、仲良しクラブが開設されていないところ、空白地区の対応ということでお聞きしたことがありました。城下小学校学区とか、あと多賀台小学校区、多賀小学校学区など、ほかにもあると思うんですが、特に多賀台小学校学区、多賀小学校学区の対応分については、例えば学校であったりとか保護者、地域の方々からもそういう要望というか声とか、また、それに対しての働きかけとか、何らかの動きがないかどうか、これまでの経過についてちょっとお聞きしたいと思います。 ◎野田 子ども家庭課長 お答え申し上げます。  現在のところ、轟木、多賀、多賀台地区の住民の方々からの要望等については、今のところいただいたことはございません。また、今のところ、要望等がないということで、こちらからお尋ねということもしてはおりません。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。そうですね、さまざまな方がさまざまなところに個人的に声を発している部分はあると思うので、それがまとまって伝わっていない部分もあると思いますが、児童生徒が学校が終わった後の体制、受け入れるところは、やはり市内の地域で公平性がなければかわいそうな部分があると思いますので、そこら辺は継続して、何とか地域の声を少しでも反映できるように、もうちょっと推進を見守りながら、何らかの手だてを今後も引き続き努力していただきたいと思います。  この件は以上で終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 3款1項のうみねこ学園・いちい寮民営化支援補助金について、老人福祉費の前年度比減の理由、もう1つは地域介護・福祉空間整備補助金の内容、不用額の理由についてということで、初めのうみねこ学園・いちい寮民営化支援補助金について伺いたいと思います。  予算のときにもいろいろお聞きしまして、再度同じような質問になりますけれども、まず、この公営事業についての役割とか任務ということについて、どういうふうに考えているか伺いたいと思います。 ◎佐京 障がい福祉課長 お答え申し上げます。  うみねこ学園、いちい寮につきましては、平成18年2月に策定されました第4次八戸市行財政改革大綱、八戸市集中改革プランによりまして、平成20年度から公募による指定管理者制度を導入する計画でございました。しかしながら、管理運営主体が数年ごとにかわる可能性がある指定管理者制度は、このうみねこ学園、いちい寮の運営にはなじまないのではないか、利用者の安心感を損なうのではないかということから民間移譲の方向で検討することになったということで、この民間移譲につきましては、健康福祉審議会に諮問いたしまして答申を踏まえたこと、それから施設利用者の保護者で組織いたします親の会の意向を尊重したこと、それから移譲後の施設運営に市の意向が反映できること等から、社会福祉法人八戸市社会福祉事業団に移譲することが決定されまして、平成20年4月から当事業団に移譲されたものでございます。 ◆山名 委員 ちょっと質問の内容と答えが違っているんだけれども、そもそもこういったような知的障がい者の方々の学園であるとか寮ということについて、我々とすれば直営が本来望ましいのだと。しかしながら、皆さんのほうでは指定管理者にしてしまった。したがって、管理する方々がころころかわるというのは自分たちが選んだ方法ですよね。我々は、そうではなくて、むしろ経費がかかっても直営でやるべきなんだということを言っているわけですので、そこについて、公営事業を直営でやる意義、役割とか任務をどのように考えているんですかという質問です。 ◎石橋 健康福祉部長 福祉施設に限らず公の施設については、もともとは直営でやってきた経緯がございます。そういう中で、行政改革ですとか財政が厳しいというようないろんな状況がありまして、外部委託をするようになってまいりました。その中で指定管理者制度というのも新たに始まったということでございます。  施設によっていろいろ性格がございますので一概には言えないと思いますけれども、もし外部にお願いしてできるものであれば、市としては極力お願いしてスリム化を図るとか、そういう考え方のもとで、これまで進んできたというふうに考えております。 ◆山名 委員 部長の言いたいことは、要は国の方針によって、経費等の面を考えたらやらざるを得なかったんだと、簡単に言えばそういうことだろうなと思うのですが、例えば保育所でも、やはりお金がかかっても直営で運営することによって民間よりは安心感もあるだろうし、またサービスも行き届くというようなことで、経費だけの面を考えるのではなくて、さまざまな面を考えて、直営すべきであったものを指定管理者に移しましたと。  先ほど答弁にあったようなことがいろいろと懸念され、運営主体が3年なり5年たてばかわらざるを得ない場合もありますので、そういうことで不安だということで、今度は民営化となったわけです。だから、民営化にしてしまうことによってさまざまな弊害もまた出てくるわけですけれども、何ゆえに民営化するに当たって支援補助金を、しかも1億9000万円近く拠出しなければならないのかということなんです。  恐らくは受け手がいなかったということになるんだろうと思うけれども、そういうことに当たっては、果たして公募をやったんですか、あるいは県のほうに相談したんですかと。県のほうにあげてもいいわけですよね。そうすれば支援補助金なるものはかからないわけですから。それを社会福祉事業団にお願いする形をとって支援補助金をつけたと。しかも、建物、土地つきでということですので、これは一般論から考えてどうも解せないなとなるわけですけれども、やはりそこら辺の理由というものをもうちょっと明らかにしていただきたい。 ◎石橋 健康福祉部長 直営を堅持していただきたいというお気持ちはわかりますけれども、そこについてはもうどこまで行っても平行線でございますので、お答えはあえて申し上げませんけれども、外部にお願いするときに、今回のうみねこ学園、いちい寮に関しましては親の会の意向というものもございまして、急激な変化を求めないので、できるだけ今いる職員がなだらかな状況で引き継ぎができるようにしてほしいということで、その事業団のほうに現在のうみねこ学園、いちい寮の職員を派遣して、その人数を5年かけてだんだん減らしていって、最後はお任せしましょうというような形をとったものでございまして、それに伴って必要な補助金であるというふうに理解をいたしております。 ◆山名 委員 かなりの部分で意見がすれ違うところがあるんですけれども、やっぱり前にも言ったように、社会福祉事業団なるものは臨時職員が半分以上いるということで、決してすばらしい福祉事業団ではないということが1つあります。親の方々も市のほうから相談されれば、いや、それはなれているほうがいいじゃないかということになろうかと思うけれども、やっぱり本来の気持ちというのは、市が直営してくれればと、それがかなわないからやむを得ずということなんだろうなというふうに思います。  支援補助金を渡すということは、そこでその社会福祉事業団が移譲を受けるだけの力がないということですよね。だから、受けるだけの力のない団体になぜ預けちゃうのかと。例えばもう1期、指定管理者として3年なり5年なり、再度やっている間に力をつけさせるとか、もう自力で力をつけてもらうしかないわけです。普通は民間の会社に直接補助金なり支援金なりというのはあり得ない話ですから。保育所だって今までに補助金をつけてやったところなんてないわけでしょう。それが1億9000万円もつけて、土地も全部つけてということでやるのはいかがなものなんですかということで、何回言っても平行線をたどるのはわかっていますから、この辺につきましては我々とすれば反対だという意見を申し上げて、この部分は終わりたいと思います。  もう1つが老人福祉費の前年度比減の理由ということで、どの辺が減ったのか、ちょっとお知らせいただきたいと思います。 ◎田名部 高齢福祉課長 お答えいたします。  質問の内容が老人福祉費の前年度比減の理由ということでございましたが、決算額で見てみますと、平成20年度の決算額は8億4179万1774円、平成19年度の決算額は8億290万7781円となっておりまして、決算額で比較いたしますと増ということになってございます。 ◆山名 委員 そうすれば、私の見間違いだろうなというふうに思いますので、結構です。単純な質問で済みません。  では、もう1つ、地域介護・福祉空間整備補助金の内容と不用額の理由ということで聞きたいんですが、これにつきましては何か1500万円ぐらい不用額が出たということなんですが、それの理由についてお知らせいただきたいと思います。 ◎日山 介護保険課長 地域介護・福祉空間整備補助金でございますが、内容といたしましては、平成18年度に創設されました地域密着型サービス、例えば認知症のグループホームとか、それから小規模多機能型居宅介護事業などを進めるもので、この施設整備に係る補助金でございます。  不用額でございますが、平成18年度に公募、選定いたしました小規模多機能型居宅介護3法人のうち1法人が平成20年5月に施設整備を辞退いたしました。それによって生じた不用額でございます。 ○前澤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 済みません、通告外で恐縮でございます。定額給付金と子育て応援特別手当の件でございます。  たしか9月いっぱいで申請の受け付けが終了だったと思いますが、間近になりまして、申請状況、支給状況は今何%ぐらいになっているのか、お聞きしたいと思います。 ◎池本 健康福祉部次長兼定額給付金・子育て応援特別手当給付室長 申請は9月24日までとなっております。支給はここのところずっとやってきておりまして、9月は11日が支給予定になっております。その9月11日に支給見込みの方々を含めましたものをお答え申し上げたいと思います。  定額給付金のほうは支給対象が10万3000件という数値でやってきておりましたが、支給件数といたしましては10万282件になる予定でございまして、それを率に直しますと97.36%という数字になります。  子育て応援特別手当のほうでございますが、支給対象を3150件というふうにとらえておりまして、これに対しまして3067件の支給予定になっておりまして、率にいたしますと97.37%となるものでございます。  以上でございます。 ◆夏坂 委員 ありがとうございます。本当に努力され、かなりの事務作業で大変な苦労をされて今ここまで達成してきたかと思うんですが、今の数字を聞きますと、定額給付金にしても残り2700件ちょっとあるということです。子育て応援特別手当もまだ何十件かあるということで、これは申請書が届いていないケースであったり、届いていても何らかの理由で申請できないという理由があると思うんですが、そういう理由と、その方々への申請の働きかけ、また給付のやり方といいますか、どのような状況かということをお聞きしたいと思います。 ◎池本 健康福祉部次長兼定額給付金・子育て応援特別手当給付室長 全般的な流れでいきまして、委員お話しのとおり、定額給付金は残り2700件弱、子育て応援特別手当のほうも数十件というふうな数字まで来ておりました。先月、3000件弱の方々全戸に、再度、定額給付金等の申請締め切りが近づいていますということでお手紙を出しました。  すべての方々にお手紙を出しましたが、返戻で戻ってきた件数が180件ぐらいございまして、入院したとか介護施設に入ったという方々もいらっしゃいまして、この方々につきましては、各課の応援をいただきまして、可能なところは探し出しまして配送いたしました。  そういうことをやってもまだ音さたがないところは、給付室のほうで職員を何チームかに分けまして数回実態調査をしましたが、いらっしゃらず、近所の方々に聞いても数年前からもういらっしゃらないという方々がほとんどでございました。そういった対応をしながら、今のところに行き着いたという状況でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。  あともう1つ、DV被害者の方々への給付でどういう対応をとられているか、もう1回確認します。 ◎池本 健康福祉部次長兼定額給付金・子育て応援特別手当給付室長 新たにDV被害者の方々に対しましても、定額給付金、あるいは子育て応援特別手当と同額の支給をしたいということで予算のほうも計上させていただきました。これにつきましては、市の相談窓口、それから警察署、それから県のDVの相談支援センター、この3つが被害者を把握しているところでございまして、そちらのほうに出向いて説明いたしまして、こういう制度を市がつくりましたということをお話しして、それぞれから御協力いただいて情報を提供していただき、現時点で4件の方々に対して給付している状況でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。さまざまなケース、さまざまな事情に応じての柔軟な対応、大変ありがとうございます。この定額給付金に関して、効果であったり、議論はさまざまあると思います。また、事務作業を通じての課題であったり、さまざまな部分があったと思いますが、残りの方の対応も、残り少ない期間ですがしっかり抜かりなく行っていただきますよう要望して、終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第3款民生費の質疑を終わります。  第4款衛生費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 それでは、210ページをお開き願います。  第4款衛生費について御説明申し上げます。  予算現額は129億1148万7000円であり、支出済額は127億2553万4869円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく妊婦健康診査事業費、新処分施設建設事業費を合わせた額の1292万9688円及び事故繰越による病院群輪番制病院施設整備費補助金の3833万4000円でございます。不用額は1億3468万8443円で、執行率は98.6%となるものでございます。  1項1目保健衛生総務費は、健康増進課などの職員の人件費、物件費のほか、13節の在宅当番医制運営事業委託料、212ページに参りまして、15節のヘリポート等整備工事費、19節の八戸圏域水道企業団負担金、救命救急センター運営費負担金、同じく設備整備費負担金、病院群輪番制運営費補助金、八戸赤十字病院改築事業等整備費補助金、21節の八戸赤十字病院改築事業等整備費貸付金、24節の八戸圏域水道企業団出資金が主なものでございます。  同じく1目保健衛生総務費は、平成19年度から繰り越しとなった病院群輪番制病院施設整備費補助金3833万4000円でございますが、国際的な鋼材不足等のため建設資材の納入がおくれ、平成20年度内の完成ができなかったため、平成21年度に事故繰り越ししたものであります。  2目予防費は、11節の三種混合やインフルエンザなど各種予防接種のための医薬材料費、214ページに参りまして、13節の予防接種委託料が主なものでございます。  3目環境衛生費は、狂犬病予防、害虫の駆除、環境美化等に要した経費でございますが、19節の八戸市環境美化協議会等関係団体への補助金、負担金が主なものでございます。  216ページに参りまして、4目斎場費は、13節の同施設の指定管理料が主なものでございます。  5目保健指導費は、市民の保健指導に要した健康増進課の職員の人件費、物件費のほか、13節の妊婦健康診査委託料、218ページに参りまして、乳児一般健康診査委託料、20節の乳幼児医療費扶助費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく妊婦健康診査事業費の1091万9000円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  6目公害対策費は、公害防止のための調査、測定、監視、指導等の事務に要した環境政策課、環境保全課の職員の人件費、物件費のほか、220ページに参りまして、13節の公共用水域水質分析委託料、特定事業場排水等分析委託料が主なものでございます。  7目公害健康被害対策費は、公害健康被害者認定審査会に係る経費のほか、20節の公害健康被害者救済制度に基づく医療費等給付費扶助費が主なものでございます。  8目看護師養成所費は、222ページにわたりますが、市立高等看護学院の職員の人件費、物件費などの管理運営経費でございます。  9目老人保健対策費は、後期高齢者医療及び老人保健制度に係る経費でございますが、224ページに参りまして、13節の後期高齢者医療健康診査委託料、19節の後期高齢者医療療養給付費負担金が主なものでございます。  10目合併処理浄化槽設置整備費は、職員の人件費、物件費のほか、19節の合併処理浄化槽設置整備費補助金が主なものでございます。  11目休日夜間急病診療所費は、226ページにわたりますが、13節の同施設の指定管理料が主なものでございます。
     12目保健及び母子健康センター費は、南郷保健センター及び南郷母子保健センターの管理運営経費でございます。  13目健康増進対策費は、健康増進法に基づく訪問指導、各種健康診査等に要する訪問保健指導員の報酬、物件費のほか、228ページに参りまして、13節の胃がん、大腸がんなどの各種健康診査委託料が主なものでございます。  14目特別会計整備費は、市民病院事業会計に対する19節の負担金、21節の貸付金、24節の出資金、28節の老人保健、霊園、230ページに参りまして、後期高齢者医療の各特別会計に対する繰出金でございます。  2項1目清掃総務費は、ごみ収集運搬及びごみ減量対策などに要した清掃事務所、環境政策課の職員の人件費、物件費のほか、11節の指定ごみ袋購入などの消耗品費、13節の一般廃棄物収集運搬委託料、ごみ処理手数料徴収委託料、232ページに参りまして、18節の塵芥収集車購入費、19節のし尿処理及びごみ処理に係る八戸地域広域市町村圏事務組合負担金、23節の広域市町村圏事務組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。  2目塵芥処理費は、最終処分場、動物死体焼却場の管理運営に要した清掃事務所の職員の人件費、物件費のほか、234ページに参りまして、13節の最終処分場管理業務委託料が主なものでございます。  3目新処分施設建設事業費は、13節の実施設計委託料、環境影響評価業務委託料、17節の用地購入費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく用地購入費等の201万688円でございますが、用地交渉に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  以上で第4款衛生費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1つだけ。保健指導というのか、健康増進なのか、どっちでもいいんですが、たばこの害のPRについてです。というのは、先月でしたか、県内の医療団体、お医者さん方との勉強会でたばこの害について改めて勉強させられまして、たばこを吸わない人のほうにも非常に害が大きいということがわかりました。私は吸わないんだけれども、そばにいるものですから。  それだけじゃなくて、最近、雨が降っているときに、小学生を乗せた親が車の中でたばこをぶかぶかやって、もうもうとなっているのを見たんです。これはちょっとまずいのではないかなと思いまして、もうちょっとこういう害についてPRしていかないと。たばこ税の収入よりも健康を損なったときの経費のほうが莫大ということが資料で出されまして、これは本人の健康のためと同時に、やっぱり市全体の、我々の健康のために、医療費などと比べて検討しなければ。  やっぱり、たばこの害についてのPRをもう少し工夫してやる必要があるんではないかと思っていますが、これについては今どのようにPRなどをしていますか。市として何かできることをやっているんでしょうか。その辺をお聞きしたいと思います。 ◎加賀 健康増進課長 たばこの害のPRのほうはどのように行っているかということですが、たばこの煙には、ニコチン、一酸化炭素、種々の発がん性物質など多くの有害物質が含まれております。そのため、肺がんを初めとする種々のがんや心臓病のほか、妊婦が喫煙した場合は低出生体重児や早産になる危険性が高まるなど多くの健康への影響があり、喫煙者のみならず周りの人にも害を及ぼすと言われております。  それで、当市の健康増進計画である健康はちのへ21計画においてもたばこについて取り上げ、妊婦及び未成年者の喫煙は0%、成年の喫煙割合は、男性25%以下、女性5%以下、公共施設の受動喫煙防止対策実施数の増加などの目標値を設定して取り組んでおります。具体的な中身ですけれども、母子健康手帳交付時のマタニティ健康相談及び両親学級において、妊婦とその夫に対し、やに検という唾液でたばこのタール量をチェックする検査薬などを用いて指導しております。また、赤ちゃん健康相談、よちよち健康相談や成人対象の健康教室等において、生活習慣病の予防やがんの予防等のテーマで、たばこの害と禁煙についても講演しております。ほかには、特定保健指導の対象者で喫煙している方や禁煙を希望している方にも指導いたしております。以上のような方法で、平成20年度は、延べ267回、2684人に対して普及啓発をいたしております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 人数とかそういうのはもちろんなんですが、やっぱり一般的に市民全体に知らせるようなことも検討しなければいけないのではないかと思います。日本はたばこについては後進国だと言われていまして、ちょっとショックを受けたんですが、そういう点で、これから日本が短命国になるかもしれないということもあるので、健康と保健、財政上の観点も含めて、市内の全部にわたるようなPRを工夫していただきたいということを申し上げて、また後でやりますが、それだけお願いして、終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 畑中委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆三浦〔隆〕 委員 済みません、ちょっと思い出したので関連質疑をさせてもらいます。  私は、以前に一般質問で路上禁煙条例について環境を絡めて質問しまして、答弁では一応検討してみますということだったんですけれども、その後どのようになっているか、ちょっとお知らせいただければと思います。 ◎加賀 健康増進課長 今手持ちにある資料でお答えいたしますと、受動喫煙防止対策実施施設でございますが、市の施設が231施設で94.3%、また青森県の空気クリーン施設の登録は現在127施設と増加してきております。 ◆三浦〔隆〕 委員 済みません、突然で。多分何もやっていないのではないかと思って今聞いたんですけれども。中心街の区域に限って、まちなかで歩行喫煙等をしないようにということで一般質問しました。それはやっぱり副流煙のこともあるし、子どもたちとか通行人の危険もあるということと、あとは環境の問題もあるということで聞いていましたので、今の副流煙の絡みとかそういう関係で、ぜひひとつ検討を進めていただくように要望して、終わっておきます。 ○前澤 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 ないようですので、以上で畑中委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 4款1項、AEDマップ作成委託料についてでございます。  昨年の3月に、私は一般質問で市内の各施設のAEDをホームページ上で検索できるシステムをつくってはどうかと提案をさせていただいて、恐らくそれでこのAEDのマップをつくっていただいたというふうに理解をしているんですが、実際、ホームページ上のAEDマップはいつぐらいにアップされたのかをまずお聞きしたいと思います。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 お答え申し上げます。  本年3月末にホームページ上にアップしております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。  市内の各所、各施設で今AEDがかなりふえまして、かなりの数になっていると思うんですが、実際、マップ上に示されているのはその一部という形になっているんですけれども、全部載せるのはやっぱり難しかったのか、一部になっている理由というか、経緯をちょっとお聞きしたいと思います。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 お答え申し上げます。  このAEDマップ作成委託料の内訳といいますか、内容でございますけれども、これは従来のホームページ上には施設一覧ということで、設置してある施設の名称と大まかな住所だけが載っておりました。八戸市で設置している施設については全部把握していたんですけれども、民間の事業者とか医療機関で設置してあるAEDについて、その施設のどこにAEDを置いてあるのか、それを実態調査してみようという事業でございます。  これは八戸市と市民ボランティアサークル、いのちの輪が協働で行った事業でございます。その訪問調査、実態調査の部分を委託しております。92の施設を実態調査していただいたわけなんですけれども、今マップ上に載っております施設は、この実態調査を行った92施設分のみでございます。  あと、八戸市の施設の小中学校ですとか支所、公民館については一応すべての施設に設置されております。これにつきましても、ちょっと作業がおくれておりますけれども、順次ホームページ上に載せていきたいと考えております。  以上です。 ◆夏坂 委員 了解いたしました。場所と施設と、どこに設置されているかという部分もきちんと載っていまして、なかなかよかったなと思っていますので、このマップも有効に使えるように、ぜひまたさまざま工夫、改良をしていただければと思います。要望して終わります。  以上です。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 通告させていただいておりますが、234ページになります。新処分施設建設事業費について、1、事業のおくれの原因について、2、事業のおくれによる当市の経済的損失について、3、事業遂行の上での反省点について、4、反省を踏まえた今後の取り組みについて。それから210ページに戻りますが、今夏坂委員も質問されておりましたが、AEDマップ作成委託料について、マップの詳細についてです。  まず、新処分施設建設事業費についての1から4につきまして、一括でお願いいたします。 ◎大石 環境政策課長 まず、事業のおくれについて御説明いたします。  事業のおくれの原因につきましては、平成20年度内に予定していた用地買収が完了しなかったことが原因であります。交渉が難航した理由は、用地交渉の際、市の相続人の調査が不十分であったため、当該相続人と一度は構築できた信頼関係を損ない、その後、誠心誠意交渉を続けてまいりましたが、それを回復できなかったことが原因と考えております。  続きまして、事業のおくれによる当市の経済的損失でございますが、用地交渉が難航して事業計画どおりに進まないことがあるのは議員も御理解いただけるものと思っておりますけれども、順調に進んでいれば必要がなかった費用、そのことを経済的損失といたしますと、平成20年9月から平成21年8月までの職員の用地交渉にかかった時間外手当、あと特殊勤務手当、旅費等でございますけれども、合計で48万4017円と算出しております。ただ、議員が3月の予算特別委員会の際に指摘されました、職員給与も含まれるのではという点を加味いたしますと、給与分としましては、正確には算出できないんですけれども、およそ通常業務の2割程度が相当するとしますと、約280万円程度となります。  次に、事業遂行上での反省点でございますが、当該事業に係る用地買収において、相続人の調査などについて職員の調査不足がありました。このことについては、判明した時点で地権者には心からおわび申し上げるとともに、十分説明し御理解いただいておりますが、その後、相続人間の協議が調わなかった原因の1つとなったことから、大いに反省しているところであります。また、私どもとしては誠心誠意対応したつもりでしたけれども、結果として契約に至らなかったということもございますので、交渉に当たってはもう少し地権者の気持ちを考慮して、もっと配慮が必要だったと反省しております。  反省を踏まえた今後の取り組みでございますけれども、相続に関するような専門的知識を必要とする事項については、市役所の内部のチェック機能を十分に働かせながら、業務の遂行に万全を期すというのはもちろんでございますけれども、今回の場合は、議員の御指摘を受けた後は、弁護士とか関係官庁であります法務局などとも十分に相談してやってきております。  ただ、今後でございますけれども、議員御指摘の民間の専門資格者、例えば司法書士等に相談するなどの方法は、全庁的な問題として、関係部局であります総務課などと協議してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 大変踏み込んだ御答弁をいただきまして、ありがとうございました。そうしますと、私からは要望でとどめることにいたしたいと思います。  先ほど総務部とのやりとりの中で、法規グループはどのような指導をしたのかと。全庁の中にあって、法的な最後のとりでは法規グループというふうに認識しているがというところで質問したんでありますが、通常一般的な指導をしているという返答でありました。私は、通常一般的なというのはどういうことを言うのかと。勉強しているわけじゃないですからと、その項目を研究しているわけでもない、真剣勝負で今現実に取り組んでいるものについて、通常一般だろうが、非常に特殊なものであろうが、とにかく乗り切らなければいけないわけですからと、そういったやりとりをしましたが、平行線でありました。平行線であったというふうにこれは断言せざるを得ないと思います。しかし今、環境部にあって、今後は専門職の意見を徴したいということで、非常に踏み込んだ答弁でありました。  一応そのことについて大きく評価させていただきますが、まず一番最初に、登記簿に掲載されている氏名と交渉の相手が違っているというところは大きな問題でありまして、それはもう初歩的な問題なわけです。登記簿にはまさしく権利者が載っているわけです。それが変更になったというからには、相続がもめたり云云と、いろんな事情で登記していない場合がありますから、そうすると漏れなくその権利者を探していかなければいけない。ばあっと系図をつくっていくわけです。それはもう司法書士であれば当然やっている業務でありますが、それがなされなかった。  これは正直言って通常一般的な作業なんです。それは業界にあっては通常一般的であっても、市にあっては普通に考えてみれば通常一般的でないというようなことが現実にあったわけですから、今後そういったことにつきまして、専門職の意見を徴していただきたいということの要望にとどめて、新処分施設建設事業費については終わります。  AEDマップの作成委託料の詳細につきまして、これは件数とかはわかっているんでしょうか。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 現在マップに載せておりますのは92施設でございます。これは八戸市等の公共機関を除いた民間の事業所ですとか医療機関等に設置されている台数でございます。現在、私どもで把握しております市内全体の台数は301台となっております。  この作成委託料の内訳でございますけれども、市民ボランティアサークル、いのちの輪との協働の事業でございます。八戸市の役割分担としましては、その事業所の訪問調査に先立ちまして、事業所に対する案内を送っております。これからこういう訪問調査員がおたくの事業所に伺いますので、調査に御協力くださいという文書を送っております。その後で、いのちの輪の調査員が電話等でアポイントをとって事業所に訪問する。それで設置台数とか利用時間とか具体的な設置場所について教えていただく。その調査結果の報告を今度は私どものほうで地図上に入力しましてホームページにアップする、こういった内容でございます。  それから、マップの詳細でございますけれども、八戸市のホームページのトップページから入りますと、サービス・手続、それから健康・福祉、自動体外式除細動器、八戸市AEDマップと順番に入っていけるんですけれども、この地図のデータにつきましては、国土地理院が提供しています電子国土というシステムを利用しております。地図上の設置施設に赤丸が表示されておりますけれども、その赤丸の上にカーソルを重ねますと、施設名、住所、電話番号、設置場所が表示されるようになっております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 夏坂委員の後で恐縮でありますが、AEDにつきましては、AEDって何だっけと言われる時代から私は質問させていただいておりますので、重ねて申し上げるんですが、これはホームページ上でということだったんですけれども、プリントにはされていないんでしょうか。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 必要に応じて「地図を印刷する」というボタンをクリックしていただくと、御家庭のパソコンのプリンターから印刷できるような仕組みになっております。 ◆坂本〔眞〕 委員 去年かな、本会議で確認していまして、インターネット人口はどれぐらいかということに対して何%と市長が答弁されていますけれども、そういったことにかんがみますと、最終的な作業を一般市民にゆだねるところに大きな問題を感じますけれども、いかがですか。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 まず、確かにパソコンを利用できない方がいるのは間違いございません。ただし、御自宅にパソコンがなくても、いろいろな公共施設ですとか、友達の方とか、お持ちになっている方はいらっしゃると思いますので、どうしてもプリントしてごらんになりたい場合は、そういった方法を利用していただければよろしいかと思います。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 八戸市は地方自治体というふうに私は認識いたしております。その地方自治体である八戸市がやっている事業につきまして、友達とかだれかにやってもらって見てくれというのはいかがなものかなと。やはり公平に、特にそういうのを見られない人たちは老人などが多いわけですから、そういった人への手当てをしないで、やれるのではないですかと言って、それで完璧と言えますか。それから、行政の姿勢としてどのようにお考えですか。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 確かに100%の市民の方がごらんになることはできないと思いますけれども、ただし、このマップを、例えば地域での防災安全、まちづくりのマップとか、そういったものをつくる際に活用していただくと。できればそういう支援をしていただける方が活用していただければ、非常に有効に利用されるのではないかなと考えております。 ◆坂本〔眞〕 委員 別のところから聞きますが、これは夜間にそこに入っていけるかどうか、夜間に使えるかどうかというふうなことも掲載されていますか。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 このマップは、本当に緊急時に必要になったときにパソコンを開けて見るというのではなくて、知識としてあらかじめ知っておくと。あと、その設置施設につきましては、例えば119番に電話するときに救急隊のほうに近くの場所を教えてもらうとか、そういったことのほうが現実的かと考えております。 ◆坂本〔眞〕 委員 私とすれば非常に不満が残るような取り組みだなと思います。まず、行政としてやっているわけですから、皆さんに滞りなくサービスが行き渡るような手当てというのをしていただくように要望申し上げたいと思います。  それから、そこにあることを紹介しているだけだということですけれども、しかし、やはりせっかく金をかけてやっているわけですから、そこにあるというのは普通、24時間使えるものがあるというふうに考えてしまいますけれども、ここは夜間閉鎖されますというふうなことぐらいは、つけるのに、別にそんなに手間も費用もかかる問題ではないと思います。  それから、プリントするのは近所の人とか友達のということではなくて、せっかく広報をやっているわけで、回覧板を回しているわけですから、その地区だけでもいいので、1回プリントしたものをその地区には配布するというようなことを含めまして、もっと行き渡るような行政のサービスを御要望申し上げまして、この件につきましては終わります。  以上です。 ○前澤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆島脇 委員 通告外で、しかも勉強不足の感があるんですけれども、マタニティマークというのが導入なされているかと思うんですけれども、その辺をちょっとお聞きしたいんです。 ◎木村 健康増進課参事 マタニティマークは、妊婦であることをそっと皆さんにわかっていただいて、安心して出産を迎えられるようにとできたマークなんです。私たちのほうで妊娠届け出をされたときに、シールがあるんですけれども、それを差し上げるようにしておりました。また、交通部、あと南部バスのほうにもポスターの掲示をお願いしまして、車内に掲示をしてPRしていただく形をとっております。  あと、厚生労働省のほうから昨年は小学校、中学校のほうにもポスターを掲示するようにという依頼がありまして、それも学校のほうにお願いして掲示をさせていただいております。  以上でございます。 ◆島脇 委員 ありがとうございました。この間のデーリー東北の新聞紙上でちょっとこの内容を初めて見たんですけれども、なかなか使わない方もいるということで、今も一生懸命やっているようですけれども、もうちょっと何かの形で普及させていただければと思いますので、要望いたします。  終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第4款衛生費の質疑を終わります。  第5款労働費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 それでは、236ページをお開き願います。  第5款労働費について御説明申し上げます。  予算現額は1億3916万2000円であり、支出済額は1億3355万5550円でございます。不用額は560万6450円で、執行率は96.0%となるものでございます。  1項1目勤労青少年ホーム費は、同ホームの管理運営経費でございます。  2目労働諸費は、商工労政課の職員の人件費、物件費のほか、238ページに参りまして、13節の緊急短期職業訓練委託料、19節の障害者・高年齢者等雇用奨励金、シルバー人材センター補助金、中小企業勤労者福祉サービスセンター事業補助金、高齢者生活援助サービス事業補助金、フロンティア八戸職業訓練助成金、21節の労働金庫貸付金が主なものでございます。  3目職業訓練センター費は、240ページに参りまして、13節の同センターの管理運営委託料が主なものでございます。  以上で第5款労働費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1つだけ通告していましたが、239ページ、緊急短期職業訓練委託料の内容はどういうものか、ちょっとわからないので教えてください。 ◎吉田 商工労政課長 それでは、緊急短期職業訓練委託料について御説明申し上げます。  緊急短期職業訓練委託料につきましては、ことしの1月14日の第2回緊急経済・雇用対策本部会議において、市独自の緊急雇用対策といたしまして、失業者の就業を支援するため、八戸職業能力開発校を活用して、求職者のスキルアップを目的に実施したものでございます。  訓練内容につきましては、1つは木造建築、2つ目が建築塗装、3つ目が建築板金の3コースで、各コース5名ずつ、10日間の訓練期間を設けてございました。訓練実績につきましては、木造建築コースが2名、建築塗装コースが5名、建築板金コースが2名それぞれ訓練を受け、全員無事訓練は終了しております。 ◆畑中 委員 わかりました。  それで、これとは直接関係ないかもしれませんが、今、国のほうでは2次補正で組んだものを凍結とか、そういったことが出されているんですが、今年度の予算になりますが、この関係で八戸市には問題ありませんか。
    ◎吉田 商工労政課長 ただいまの緊急短期職業訓練委託料につきましては、これは市独自の施策といたしまして、市単独で行ったものでございます。  それから、委員指摘の補正でついた雇用対策、例えば緊急雇用創出とか、ふるさと雇用再生とか、その分につきましては、まだ国のほうから凍結とかそういうお話はございませんので、それぞれの事業は着実に進められていると思っております。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 238ページ、シルバー人材センター補助金、フロンティア八戸職業訓練助成金の目的と具体的内容についてお願いします。 ◎吉田 商工労政課長 それではまず、シルバー人材センター補助金について御説明申し上げます。  シルバー人材センターというのは、国の法律で、自主、自立、協働、共助という言葉で端的にあらわされておりますけれども、我が国の急速な人口高齢化の中で発想された新しいシステムでございます。本格的な高齢化社会を迎えるに当たって、我が国を豊かで活力に満ちた社会として維持し、発展させていくためには、高年齢者が長年にわたって培ってきた知識、経験を生かして生き生きと活動できることが不可欠であり、その雇用機会や就業の機会を確保することは極めて重要な課題となっているということで、シルバー人材センターが設立されたものでございます。  補助金につきましては、1つはシルバー人材センターの運営補助金ということで、1270万円を補助しております。もう1つ、高齢者生活援助サービス事業補助金ということで市のほうから250万円を拠出しております。ただ、補助金につきましては、法律でも、地方公共団体が補助した場合は同じ額を国が補助するということになっておりますので、同じ額が国から補助されてございます。  続きまして、フロンティア八戸職業訓練助成金について、その目的についてお答えいたします。  フロンティア八戸職業訓練助成金については、平成16年度から制度を設立いたしまして、未就職新規高卒者並びに若年未就職者の主体的な職業能力の開発を支援し、その早期就職を促進するために、市独自の施策として実施したものでございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 簡潔に行きたいと思います。  そうしますと、大変恐縮でございますが、新規高卒者、若年者、この方々のためにフロンティア八戸職業訓練助成金を助成していますが、この方々が就職するときにどれぐらいの給料を得ていらっしゃるのか。  それから、シルバー人材センターに補助をしていますが、シルバー人材センターの事業内容に立ち入りますけれども、彼らは幾らもらっているんでしょうか。補助をしていますので、その辺はわかっていますか。 ◎吉田 商工労政課長 フロンティア八戸職業訓練助成金につきましては、この訓練を終わって就職したかどうかについては一応アンケートをとっておりますけれども、給料を幾らいただいているのかというところまでは、ちょっと調べておりません。  それから、シルバー人材センターのほうの給与でございますけれども、平成20年度におきましては、8名の職員で2200万円ということになっております。ただ、シルバー人材センターの各会員は、役務の提供に対して1人当たり年間大体35万円を得ているというふうに把握しております。 ◆坂本〔眞〕 委員 概算で結構ですが、時間給で幾らぐらいになるか承知していますか。 ◎吉田 商工労政課長 職種にもよりますが、1時間1000円というお話を聞いたことがありますけれども、実際幾らいただいているかというのは、私のほうでは把握しておりません。済みません。 ◆坂本〔眞〕 委員 突っ込もうかと思いましたが、ちょっと突っ込めなくなりましたので結構です。今後また、こういった助成金、補助金が有効に使われますように、その事業内容もぜひある程度踏み込んでいただいて、指導できる関係を維持していただきたいということを御要望申し上げまして、終わります。 ○前澤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 雇用奨励金ということで伺いたいんですが、ざっと見ても大した雇用奨励金がついていないし、国のほうの対策においてもそれほどの雇用奨励金というのはないような感じがしました。  それで1つには、高年齢者雇用安定法では65歳まで、年金をもらうまで段階的に雇ってくださいというようなことで、ほとんどが継続雇用という形をとっているんですが、継続雇用には労使が協定を結ばなければいけませんよ、結べない場合には就業規則でいいよと。ただ、大企業についてはことしの4月で期限切れですよということなんですが、これが切れていてもなかなか労使協定が進まない、うまくいかないというようなところもありまして、高年齢者に対する雇用奨励金というのは非常に必要なのではないかなというふうに思っていました。  職業訓練も大事でしょうけれども、雇うところがなければ、せっかく訓練を受けても働くところがないことになるわけです。事業者にとっても、在庫が余っていたりということで、人をなかなか雇えないというふうなことになると、やっぱりある程度の奨励金をつけて雇っていただくような対策をとらないと、なかなか回転していかないということになります。  どうなんでしょう、この市の雇用奨励金は、まず対象になっている人数はどれぐらいなのか。月幾らぐらいの奨励金になっているのか。ちょっとそこら辺を教えていただきたいと思います。 ◎吉田 商工労政課長 ただいまの高年齢者への雇用奨励金交付の対象に対する人数なんですけれども、この制度は昭和56年度から始まっておりまして、平成20年度までで2945名、約3000名の方に交付されてございます。ただ、平成16年度は110名、平成17年度は109名、平成18年度は62名、平成19年度は7名、平成20年は1名と、この不況のあおりといいますか、会社のほうもなかなか雇うのは難しくなってきているのかなというのは感じております。  金額といたしましては、制度創設から通算しまして9100万円ほど交付してございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 延べで言われても何ですけれども、最近のこの不況に当たっての雇用奨励金の必要性、あるいは年金制度が変わってからの必要性ということで伺っているわけなんですけれども、要するに、年金をもらうまで仕事がないわけですから大変だと、こうなるわけです。  そのために、私もハローワークに行っていろいろ聞いて、高齢者を雇いどめしておいて、新規採用して奨励金をもらっているのではないかというような質問をぶつけたこともあるんだけれども、必ずしもそれほどの奨励金もないんですよと、こういう答えなわけです。そうすると、今のような時代に、この雇用奨励金に対する取り組みというのはかなりおくれているのではないかなと。  今最も必要な部分はそこではないかと思うんだけれども、やっぱり国、県がなければ市がある程度奨励金のところに力を入れていかなければならないことになるわけですが、いつ見ても相変わらず労働費というのは全体構成比のわずか0.2%でしかないということで、ほんの微々たる部門ですよね。お歴々の顔を見ても3人しか来ていないわけだから、いかに寂しい所管かと、こういうことがわかるわけですが、やっぱりここのところにもっと力を入れてもらわなければどうもならないですよ。  財政当局とのいろいろな絡みもあるんでしょうけれども、もっと強力に力を入れて、雇用対策が今大事なんだと、そこら辺の箱ものをばかばか建てるぐらいなら、こっちへがばっと金を寄せろという交渉が必要だと思いますが、部長、どうでしょう。 ◎高谷 産業振興部長 この障害者・高年齢者等雇用奨励金ですけれども、常用労働者として雇い入れた事業者に対して月額1万円というふうな、ごくわずかでございますけれども、これをきっかけとして障がい者と高年齢者の方を雇い入れしてくださいというふうな制度でございます。  それが年金とどういう絡みかというと、ちょっと我が奨励金制度は年金とは合致していないと思いますけれども、そういうふうな状況でございまして、我々とすれば、この制度を十二分に使っていただくよう、各事業者に対してはPRしているつもりでございますので、今後ともそういうPRに努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆山名 委員 月1万円あげますので雇ってくださいと言っても、なかなか事業主はそれどころではない、とてもではないけれども雇えないとなるわけですから、やっぱりもう少し雇用奨励金のところへ力を入れるのだという力強いスタイルが見たいけれども、何だか気が抜けて、全然そういうスタイルも見えないし、これからもさっぱりこっちのほうに力が入らないのかなという気がいたしております。ちょっと意気込みだけでも聞かせてください。 ◎高谷 産業振興部長 私どもは、本会議で市長も御答弁申し上げているとおり、まず企業が安定した会社運営ができるようにというふうなことで、それが継続していけば、いずれは雇用も吸収できるのではないかというふうな考え方でおりまして、それで中小企業へのさまざまな制度資金をお願いしているわけでございまして、そういったことにこれからも予算をつぎ込んでいかなければならないというふうに思ってございます。  そういうことで、八戸は、旧3市におきましても、事業所の数が多い割には企業の倒産が少のうございまして、そういった資金繰り対策が功を奏しているのではないかというふうに私どもは感じております。したがいまして、これからも私どもとすれば、中小企業の資金繰りが円滑になって、それがひいては雇用に結びつくような形で事業を推進してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ◆山名 委員 苦しいのはわかりますし、大体、企業に対しての奨励金となれば所管が違うわけですから、そっちへ振り向ければ部長は楽なのかもしれないけれども、やっぱり自分たちの部署で雇用を何とかしたいのだということをもう少し頑張っていただきたいなと。  要望で終わりますけれども、財政部のほうもやっぱり今、一番肝心な部分で力が抜けているなと言わざるを得ません。返事を聞かなくても大体わかりますから返事はいいけれども、要望にとどめて終わりたいと思います。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第5款労働費の質疑を終わります。  第6款農林水産業費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 それでは、242ページをお開き願います。  第6款農林水産業費について御説明申し上げます。  予算現額は16億8503万8300円であり、支出済額は16億6983万3261円でございます。不用額は1520万5039円で、執行率は99.1%となるものでございます。  1項1目農業委員会費は、244ページにわたりますが、1節の農業委員報酬及び事務局職員の人件費、物件費が主なものでございます。  2目農業総務費は、農業振興課、農林建設課の職員の人件費、物件費のほか、13節の地籍集成図作成委託料、南郷農村婦人の家、鳩田農業研修センター、南郷第八区研修センターの指定管理料、246ページに参りまして、19節の県土地改良事業団体連合会など関係団体への負担金が主なものでございます。  3目農業振興費は、15節の農業用水路及び道路工事費、248ページに参りまして、16節の農道補修のための原材料購入費、19節の農協経営体質強化対策事業補助金、特産そば産地形成奨励金補助金、「夏秋いちご」日本一飛躍産地育成事業補助金、中山間地域等直接支払交付金、農地・水・農村環境保全向上活動支援交付金、21節の農協経営基盤強化総合対策資金貸付金が主なものでございます。  4目農業交流研修センター費は、250ページにわたりますが、同センターの職員の人件費、物件費などの管理運営経費でございます。  5目畜産業費は、畜産振興のための物件費などのほか、252ページに参りまして、18節の肉用繁殖牛購入費、19節の畜産振興事業補助金が主なものでございます。  6目水田農業構造改革対策費は、同事務に要する物件費のほか、19節の新需給調整円滑化推進事業補助金が主なものでございます。  7目地籍調査事業費は、254ページに参りまして、地籍調査に要した職員の人件費、物件費のほか、13節の測量委託料、地籍調査未送付処理業務委託料が主なものでございます。  8目農用地開発費は、八戸平原に係る経費でございますが、256ページに参りまして、19節の八戸平原総合開発促進協議会負担金、八戸平原地区国営土地改良事業負担金が主なものでございます。  9目農村環境改善センター費は、瑞豊館の管理運営経費でございます。  10目農道整備事業費は、258ページにわたりますが、福田地地区の農道整備に要した経費でございます。  同じく10目農道整備事業費は、平成19年度から繰り越しとなった福田地地区農道整備事業費を執行したものであります。  11目そば振興センター費は、13節の同センターの指定管理料が主なものでございます。  12目南郷朝もやの里費は、13節の南郷朝もやの館総合情報館等及び島守田園空間博物館施設の指定管理料が主なものでございます。  13目特別会計整備費は、28節の農業集落排水事業特別会計に対する繰出金でございます。  2項1目林業振興費は、260ページに参りまして、19節の林業振興のための関係団体への負担金のほか、間伐実施事業補助金、森林整備地域活動支援交付金が主なものでございます。  2目市民の森費は、13節の市民の森不習岳の指定管理料のほか、15節の施設改修等工事費が主なものでございます。  3目林道整備事業費は、15節の林道整備工事費が主なものでございます。  3項1目水産業総務費は、262ページにわたりますが、水産振興課の職員の人件費、物件費などでございます。  2目水産業振興費は、13節のハサップ対応型魚市場の基本設計等の委託料、19節の漁業振興のための関係団体への負担金のほか、264ページに参りまして、漁業用海岸局事業補助金、21節の県漁業信用基金協会、県信用漁業協同組合連合会等への貸付金が主なものでございます。  3目魚菜市場費は、同市場の管理運営経費でございます。  4目漁港費は、266ページに参りまして、15節の一種漁港施設整備工事費、19節の八戸漁港広域漁港整備事業負担金が主なものでございます。  5目特別会計整備費は、28節の魚市場特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第6款農林水産業費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 3つ通告してありますのでお聞きします。  1つは農村公園の草刈等委託料についてと、それから257ページの八戸平原地区国営土地改良事業負担金、同じく八戸平原総合開発促進協議会負担金、この2つについて聞きますが、まず、農村公園の草刈り等ということは、農村公園は今何カ所あるんでしょうか。 ◎古舘 農林建設課長 農村公園の草刈等委託料でございますけれども、青葉湖左岸農村公園と右岸農村公園の草刈り作業を委託しているものです。委託の内容でございますが、青葉湖左岸農村公園のほうは9384平米、右岸農村公園は2306平米、合計で1万1690平米の草刈りを年3回実施するものでございます。委託期間につきましては4月21日から9月30日まで、八戸市森林組合と71万4000円で契約しております。  以上です。 ◆畑中 委員 ちょっと私、勘違いしていまして、八幡にも農村公園というのがあるんだけれども、あれは農村公園の中に今は入っていないわけですか。 ◎笹本 公園緑地課長 農村公園の数でございますけれども、旧八戸市に4カ所、それから南郷区に9カ所ございます。  以上です。 ◆畑中 委員 今のこの草刈等委託料は南郷の青葉湖の2カ所だけということでいいですね。ここはわかりました。あとのほうはボランティアで草刈りをやっていることになると。そうでしょう。いいです、ボランティアはいいことですから。  農村公園のほうは終わりまして、では次に八戸平原のこの事業そのものは、そもそもまだ続いているんですか。 ◎鈴木 産業振興部次長兼農業振興課長 国営八戸平原総合農地開発事業というのは国の事業でありまして、事業は平成15年度に終わっております。 ◆畑中 委員 終わっていてもこの協議会の負担金、事業の負担金は、あと何十年とかずっとまだ続くということでいいですか。何年ごろまで続くのか、ちょっと確認を。 ◎鈴木 産業振興部次長兼農業振興課長 初めの土地改良事業負担金と申しますのは、事業が平成15年度に終わっておりますけれども、それの償還金でございます。これは翌平成16年度から平成30年度まで15年の予定で償還しておりますので、その償還金のことでございます。ですから御質問については、平成30年度まで償還金が必要だということでございます。 ◆畑中 委員 では両方ですか。協議会負担金も事業負担金も、同じく平成30年度までということですか。 ◎鈴木 産業振興部次長兼農業振興課長 開発促進協議会負担金と申しますのは、これは協議会がございまして、協議会の事業の中身でございますが、八戸平原地域の営農推進に関する事業及び国営造成施設の維持管理支援に関する事業を行っておりまして、施設の維持管理はずっと続きますので、これについては今後も毎年必要な経費でございます。  以上です。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 264ページの貸付金、県漁業信用基金協会貸付金5000万円、県信用漁業協同組合連合会貸付金5000万円、八戸信用金庫貸付金500万円でありますが、この経緯と今後の見込み、現況の判断について御所見をお願いいたします。 ◎熊谷 水産事務所副所長兼水産振興課長 御説明を申し上げます。  県漁業信用基金協会と県信用漁業協同組合連合会への貸し付けにつきましては、水産関係者に対する低利融資、あるいは債務保証等を円滑に行うために、それぞれの団体からの要請により、市の財政が厳しい状況ではありますが、単年度での貸し付けを昭和40年代から継続してまいりました。  この貸付金につきましては、昨年9月の決算特別委員会においても、坂本眞将委員から貸付方法等についての御指摘をいただいております。このことから、昨年10月に、奈良岡副市長、あるいは私ども水産事務所として2回両団体を伺いまして、団体の運営状況を踏まえた今後の貸し付けのあり方について協議を行いました。その結果、両団体からは、従来の水産関係者のニーズに加えて、一昨年から昨年まで続いた燃油価格高騰、また深刻な経済不況の影響もあり、今後ますますふえることが予想されるそのニーズにこたえていくためにも、継続した支援を要請されております。  しかしながら、当市においては、現在着手している魚市場の整備を進めていくなど、財政面で厳しい状況になると思われますので、今後とも両団体とは運営状況を踏まえた協議を重ね、貸付内容の見直しを継続して検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 詳細な御答弁をいただきまして、ありがとうございました。このように詳細に御答弁いただきますと突っ込めなくなりまして、大変申しわけないんでありますが、一応この件についてそのままやり過ごしてしまいますと、問題なしというふうなことの議員としての意思表示にもなってしまいますので、押さえで質問させていただいております。大変恐縮であります。  ただ、今の御説明の中でも、貸し付けは単年であると。4月1日に貸し付け、3月31日に回収というのは過去にも御答弁いただいておりまして、それが約40年継続されている。その趣旨というか、貸し付けは単年であると言いながら、両団体にも行ったところ、継続して支援してほしいという話があったと。向こうは継続と言っているんですね。継続ということは単年じゃないわけでありまして、継続して支援するものについて単年で組むということ自体、もう既にそこに不合理が生じております。  坂本は会計屋だべというふうに思われると大変恐縮でありますけれども、もうやはり現実を見据えて、5年間なら5年間、10年間なら10年間というふうにやったほうが、うそのないというか、非常にわかりやすい決算、わかりやすい経理であるというふうに私は考えます。4月1日に貸し付け、3月31日に回収を40年繰り返すことについて、それを通常どおりだとか正常だというふうに言ってしまえば、そこにまた問題が生じるというふうに思います。  御答弁は求めませんので要望で終わりますが、その辺につきまして、財務ともあわせて御検討いただきたいということを御要望申し上げまして、終わります。 ○前澤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。
     (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第6款農林水産業費の質疑を終わります。  第7款商工費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 268ページをお開き願います。  第7款商工費について御説明申し上げます。  予算現額は27億5103万2000円であり、支出済額は26億158万2291円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく連携促進・コーディネート支援事業費、他地域連携ビジネスマッチング促進事業費、エネルギー起源二酸化炭素排出抑制支援事業費、観光宣伝の広告事業費、北東北エリアマガジン八戸特集号発刊事業費、プレミアム付商品券発行事業費を合わせた額の1億2297万4000円でございます。不用額は2647万5709円で、執行率は94.6%となるものでございます。  1項1目商工総務費は、商工労政課、産業政策課、観光課、生活相談課の職員の人件費、物件費のほか、13節の八戸駅前駐車場連絡通路維持管理業務委託料、17節の八戸駅前駐車場公開空地購入費が主なものでございます。  2目商工業振興費は、270ページに参りまして、13節の産学官共同研究開発支援事業委託料、知的所有権対策支援業務委託料、19節のテクノフロンティア入居企業支援事業補助金、八戸商工会議所事業補助金、八戸市物産協会補助金、まちづくり推進事業補助金、中小企業振興補助金、中小企業特別保証制度保証料補助金、272ページに参りまして、操業及び立地奨励金補助金、高度技術振興センター補助金、テレマーケティング関連産業立地促進費補助金、21節の商工組合中央金庫貸付金、中小企業特別保証制度貸付金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく連携促進・コーディネート支援事業費、他地域連携ビジネスマッチング促進事業費、エネルギー起源二酸化炭素排出抑制支援事業費の1213万8000円でございますが、いずれも関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  3目地域経済活性化対策費は、13節のアントレプレナー情報ステーション事業委託料、274ページに参りまして、19節の産業文化まつり事業補助金が主なものでございます。  4目観光費は、観光資源の開発、環境整備、誘客宣伝などに要した経費でございますが、13節のはちのへ総合観光プラザ運営業務等委託料、観光宣伝広告委託料、276ページに参りまして、15節の種差海岸等の施設整備工事費、19節のはちのへ観光誘客推進委員会など関係団体への負担金のほか、種差海岸遊覧バス運行事業負担金、八戸観光コンベンション協会補助金、八戸地方えんぶり保存振興会補助金、ジャズフェスティバル実行委員会補助金、大河ドラマ出演者三社大祭招致事業補助金、八戸広域観光推進協議会特別負担金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく観光宣伝広告事業費、北東北エリアマガジン八戸特集号発刊事業費を合わせた額の1250万円でございますが、いずれも関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  5目水産科学館費は、278ページに参りまして、13節の同施設の指定管理料などの管理運営経費でございます。  6目地場産業振興センター費は、19節の財団法人八戸地域地場産業振興センターに対する運営費等補助金でございます。  7目計量費は、計量器の検査及び計量思想普及に要した経費でございます。  280ページに参りまして、8目消費生活費は、消費者啓発、苦情処理、消費者相談などに要した消費生活相談員報酬、物件費などでございます。  9目新エネルギー利活用事業費は、282ページにわたりますが、新エネルギー等地域集中実証研究事業終了後の施設の利活用に要した職員の人件費、物件費などでございます。  10目ジャズの館費は、同館の管理運営経費でございます。  11目特別会計整備費は、28節の中央卸売市場特別会計に対する繰出金でございます。  12目プレミアム付商品券発行費は、プレミアム付商品券発行事業費の9833万6000円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、繰越明許費に基づき、平成21年度に全額繰り越したものであります。  以上で第7款商工費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1つだけです。新エネルギーの利活用事業費とありますけれども、利活用の状況、これは新しい政府が25%の温室効果ガス削減ということを言い出しまして非常に注目されているんですが、それとの関連でも位置づけについてちょっとここのところの説明をお願いしたいと思います。 ◎成田 下水道施設課長 お答えいたします。現在の状況ということでお答えいたします。  新エネルギー実証研究を平成15年7月から平成19年度まで、5年間という形で実施しました。残った施設を現在は非常にシンプルな形で動かしておりまして、具体的には、ガスエンジンという設備、それから自営線、それからソーラーパネル、この3つを現在残しております。ガスエンジンについては、東部終末処理場で発電した電気を市庁舎のほうに自営線を経由して送っております。それから、ソーラーパネルからの電気については、東部終末処理場でそのまま取り込んで、自家消費している状況でございます。生み出した電気とかかった費用がほぼ同じぐらいで、効率的な運転ということで動いております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 せっかく実験してやったので、これをもう少し広げるという観点での方向づけ、そういうのはうまくいきませんか。 ◎成田 下水道施設課長 現在、ガスエンジンの発電量というのは実は下水道の汚泥の量で決まっておりまして、現状の設備ではそのガスの発生量が限界でございます。将来的には、下水道の普及を前提に、その消化槽というガスを発生させる設備を増設していきまして、より多くのガスを発生させて発電量を上げていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆畑中 委員 まだまだ研究課題で、国の25%削減の目標からいくと、いろいろ市でも工夫しなければならないことが出てくると思いますので、皆さんのところで研究して、積極的にそういうのを提案しながら、探求していただきたいということを要望して、終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 7款1項、報告書117ページにあります物産事業について、特にアンテナショップの件なんですけれども、私が知る範囲では、青森県の物産を扱うアンテナショップというのは、東京の飯田橋にあるあおもり北彩館の1軒しかわからないんですが、青森の特産品を扱ったアンテナショップというのはそのほかにもありますでしょうか。ちょっとそこをお聞きしたいと思います。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 青森県の物産館については、委員御指摘の飯田橋にある北彩館がございますけれども、そのほかにももう1カ所、青森県特産品センター、これは八丁堀のあたりのようなんですけれども、社団法人青森県ふるさと食品振興協会というところが出店しているところが1カ所ございます。青森県としてはその2カ所だけでございます。 ◆夏坂 委員 そうすると、先ほどのあおもり北彩館というのは県の直営という形になるんでしょうか。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 北彩館につきましては、社団法人青森県物産協会が行っております。 ◆夏坂 委員 そこの物産店、アンテナショップには八戸市の特産品もあると思うんですが、当市としての財政負担なり、また、人的な支援みたいなものはどのようになっていますでしょうか。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 今の北彩館、青森県物産協会のほうについては、負担金としての支出は特にしておりません。ただ、取り扱い品目としては県南地方のものも扱っていただいており、その辺で私どもも日常的なつながりを持っておりますので、できるだけ販路のほうに乗せていただくことをお願いしているということはやっております。 ◆夏坂 委員 今、アンテナショップは、売り上げも結構全国的に伸びていると聞いておりまして、できるだけ八戸市の物産を他県でも多く販売できるようなことが、とにかくやっぱり地域活性化のためにも必要かなと思っているんですけれども、大体ほかの県も県での出店がほとんどで、市なり町の出店というのが余りないとは思うんです。これは当然、都内に出店するとなると、かなり家賃とかが高いというのもあると思うんですけれども、なるべく八戸市の特産品を扱えるような、さまざまなイベントもあると思うんですが、継続的に扱えるような取り組みをと。当市としても独自のアンテナショップを開設というのはなかなか難しいとは思いますけれども、ぜひともそういったところも工夫しながら、他の市や町でやっているアンテナショップの情報なんかもぜひ仕入れていただいて、その辺の方向性も模索していただければと思いまして、要望して終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 では、通告しておりましたマイルポストについてちょっとお聞きをしたいと思います。  このマイルポストの存在については、昨年、市民の方から御指摘をされまして、さまざまな新聞とかに出ているんですけれども、これのつくられた目的ですとか、それを管理しているところはどこになるのか、ちょっとお知らせいただければと思います。もしわからなければいいです。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 名勝種差海岸指定地域の中にあります通称三石と言われる場所に建っているマイルポストのことでございますが、現在のところ、実は所有者というか管理者が明確ではございません。ただ、マイルポストなるものは、帆船から汽船に切りかわった時点で、全国各地につくられたようでございます。1マイルを走るのに何分を要したかで船の速度をはかるのが目的のようでございまして、実際、あの三石に建てられたところ、これは関連するポールが今のシーガルビューホテルの側にもう1本あったようでございますし、それから1マイル先ということで鮫のまちのほうにもともとあったようですが、現在それは失われている状況です。ただ、これがいつ建てられたかとか、そういったものについては地元のほうでも記録がないので、できるだけそうしたものが見つかってほしいということを願っているところでございます。 ◆森園 委員 ありがとうございます。このマイルポストの役割というのは、正直言うと今の時代では終わってしまったのかなというふうに思いますけれども、ほかの自治体の例を見ますと、明治30年にできたものだとか昭和にできたものもありますが、壊しているのもあります。  ただ、今マイルポストがあるところは大変風光明媚なところで、私もちょっと見てきたんですけれども、見方によるんですが、そこの石が陰陽石と言われているんですかね。それで、あそこは県の遊歩道になっています。あそこは車をとめられるところもございまして、結構観光客の方が多いんです。  見るとマイルポスト自体は大分浸食が始まっていまして、正直言うと、見方によってはいつ倒れてもおかしくないだろうというような建物になっていまして、今管理者がなかなかわからないということだったんですけれども、遺物として、もう目的は終わったんだから壊すんだとしても、所有者がわからないとなかなかそういったこともできない。  何でこの話をするかというと、実は民間の方で、あの建物は八戸に残すものとしてせっかくいいものじゃないか、手を加えたいんだけれども管理者がわからないと手も加えられないということを言う方がいて、次長のほうには前にも話したんですけれども、この管理者がもしわからないようであれば、これはどうなるんでしょう。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 私のほうでは、マイルポストの所有者等について、これまで調査ということは行っておりませんが、まずその辺が必要かなと思います。所有者なり管理者を絞り込んだ上で相談するということも、まず必要だろうと考えております。 ◆森園 委員 以前あそこに海洋学院がありましたけれども、学校のほうで実際使ったというのも私はちょっと聞いていましたが、私は、多分これは所有者がわからないのではないかと思うんです。その場合はどうなるんでしょう。もし倒れたり、そういう危険がある場合には……(「壊したら」と呼ぶ者あり)壊したらということもありましたけれども、大変もったいないものだなと私はちょっと思っているんですが、ちょっとそのあたりをお願いします。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 いずれにしても、マイルポストの設置者、管理者については、私どものほうもこれまで調査に入っておりませんので、その辺を進めた上で、その後、例えば保存なのか、それとも取り壊しなのか、そういったことも含めて判断していくことになろうかと考えます。 ◆森園 委員 わかりました。ではひとつ倒れる前によろしくお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いします。 ○前澤 委員長 この際、暫時休憩いたします。         午後2時59分 休憩   ────────────────────         午後3時16分 再開 ○前澤 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第7款商工費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆島脇 委員 それでは、海水浴場の管理についてお伺いいたします。  ことしは蕪島の海水浴場が再開になったわけなんですけれども、その名称の件なんです。今までは海浜公園という名前が一般的に使われていて、海水浴場という名前が出ていなかった。それが海水浴場が再開になったので、私も鮫のいろんな団体とかかわりを持っていて、いろんなところに案内を出す場合に、いや、海水浴場で出したらいいのか、海浜公園で出したらいいのかというのでちょっと困っています。海浜公園の中の海水浴場と、もう1つの多目的広場みたいな感じで出していいのか、その辺をちょっとお伺いしたいんです。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 名称につきましては今の委員のお考えと同じでございまして、場所として特定して考える場合は海浜公園なり、そういう形になりますが、一応海水浴場開設中の、さまざまな方面への周知などに関しては海水浴場という名称を使っている状況でございます。 ◆島脇 委員 わかりました。  ではもう1つ、海水浴場の管理は、蕪島海水浴場運営委員会で事実上管理すると。多目的広場の管理というのは、今は多分鮫の観光協会で管理しているような形なんですけれども、ことしは緊急雇用対策の方々に、来ていただいたと言うと変ですけれども、観光協会への委託事業ということですごく助かったわけなんです。というのは、ことしはかなり荒波があって、昆布がかなり揚がって、海水浴ができるような状態ではないということだったんですけれども、その方たちに一生懸命頑張っていただいて、とてもきれいな海水浴場になったんです。  それでもう1つ問題なのが、海水浴場のほうにあずまやがあるんですけれども、あそこでバーベキューをやったり、海水浴場の芝生地にテントを張ったりということが実際行われていて、なかなか夕方とか夜の管理ができていない状態です。今、多目的広場の場合でも、まだ私もはっきりわかりませんけれども、今年度最初の話し合いで、確かにたくさんの人が来て車が混雑するので、あそこも駐車場にしましょうと。ただ、駐車場ばかりでは多目的広場という名称にしてはちょっとまずいだろうということで、キャンプはだめだとも言っていないし、すべて駐車場とも言っていないわけです。ですからその辺をどのように理解していけばいいのかということをちょっとお伺いします。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 蕪島海水浴場として使っている部分の多目的広場を含む海浜公園、それから周辺一帯も含めてでございますけれども、本当に7年ぶりの海水浴場ということで、我々もその中でどの程度利用者があるのか、それからどういった事態が以前と違った形で起きてくるのかが予想できませんでしたので、ある意味、ことしは試験的な年であるという受けとめ方をしています。  したがって、例えば多目的広場については、かつてはキャンプ場として利用した時期もありましたので、当然そういう形で使いたいなと思っている方がおいでになることもあるだろうし、地元の人たちとその辺は相談しながら、特にことしは車が多いだろうから、駐車場として使おうということも考えましたが、やはり天気がよければ、とめた車のわきでテントを張る方もいらっしゃいました。ことしの反省点についてまだ地元の人たちと本格的に話し合いをしておりませんので、来年度の開設までの間にもう少しその辺の話し合いをしながら、来年度につなげていきたいというふうに考えております。 ◆島脇 委員 わかりました。やっぱり地元の方々と話し合っていただくのと、それから、いつも管理の面では、キャンプした後のごみとか花火の残骸の後始末といった清掃ばかりに追われていまして、ここではキャンプはだめですよとか、事前の指導の方法もお話し合いいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆三浦〔隆〕 委員 通告していましたので1点だけ聞かせてもらいます。7款1項、観光コンベンション協会補助金についてです。  これの中にはいろんなものがあると思います。その中で三社大祭について補助金が出ていると思うんですけれども、その内容をちょっとお知らせいただきたいんです。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 決算書のほうでは277ページに八戸観光コンベンション協会補助金となっておりまして、7741万円の決算額が出ておりますけれども、このうち、いわゆる三社大祭に関連いたしましては、3890万1000円の経費が観光コンベンション協会のほうに出ておりまして、山車組が27あるうち、市の互助会などは別ですが、各山車組に100万円の補助と、それから、新幹線開業後に始まりました後夜祭に対して40万円を上乗せした形で、ですから一般的な組においては140万円の補助になるような形で、協会のほうから各山車組に出ております。それがまず経費としては一番大きなところでございます。  あと120万円ほど、各神社で行列に使う道具などの補修が必要ですので、そういった経費に補助しております。そういったところが大きなところかと思います。 ◆三浦〔隆〕 委員 そうですか。では、山車のほうは140万円を26組に、あと120万円は神社のほうに直接行っているということでいいんですか。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 140万円の補助については、いわゆる企業とか、そういった部分には出ておりませんけれども、ただ、新幹線開業に合わせて始まった後夜祭関連では、企業のほうに対しても40万円が出ております。  それから120万円については、各神社への修理費として直接出ております。 ◆三浦〔隆〕 委員 私が今聞きたかったのは神社のほうの話なんですけれども、一応三社大祭は国の重要無形文化財となったわけですけれども、これは山車だけではなくて、神社の行列があっての文化財指定なんです。神社のほうで120万円が多いか少ないかはちょっと私も判断できないんですけれども、各神社にとって、祭りの運行が経費的に負担が大きくて、大変だという話を聞くので、神社のほうの実態を把握して、この120万円のほかにもう少し補助できないかどうかを検討していただくように要望して終わりますので、よろしくお願いいたします。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆古舘 委員 済みません、通告外なんですけれども、新エネルギー利活用事業費について、自営線の点検とありますが、これはいつまで自営線を使用するのか、その辺をちょっとお聞きしたい。 ◎成田 下水道施設課長 お答えいたします。  先ほど御説明したように、現在、自営線で本庁のほうに電気を送っていますけれども、将来的には、やはり下水道の東部終末処理場での電力のほうに切りかえたほうがコスト的に有利なものですから、方向的にはそういう形で、目標としては平成25年までに。そこまでは現状の形で使いたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆古舘 委員 ありがとうございました。やっぱり耐用年数とか点検委託料等を考えれば、いつまでも自営線を利用するのは無駄になるのかなという気もしてございますので、ちょっと聞いてみたわけです。ありがとうございました。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 273ページの中心市街地活性化協議会運営補助金の内容についてまずお聞きしたいということ。  もう1つは、沼館地区のドックの跡地に大型店舗ができて、当初、それぞれの特質を生かしながら、お互いにうまくやっていくみたいな発想を述べておったわけですけれども、かなり人の流れとかが変わっているんではないかというふうに思っていますが、そこら辺の調査があればお知らせいただきたいと思います。 ◎吉田 商工労政課長 私からは、沼館地区の問題ですが、商業施設ができて人の流れが変わったというお話ですが、私どものほうで実際に人の流れの調査はまだ実施しておりませんので、ここではちょっと回答ができない状況であります。  以上です。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 中心市街地活性化協議会運営補助金のほうは、中心市街地活性化の推進を図るために、八戸市中心市街地活性化協議会に対し、その運営に対する経費について交付するものでございます。 ◆山名 委員 中身を聞いたんですけれども。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 補助金の中身は、中心市街地活性化協議会のほうの、会議費、あとは事業費、事務費、そういったものの中から今回はタウンマネジャー等にかかる経費に対して補助しております。  以上です。 ◆山名 委員 何かをここで取り組んでいるということでしょう。活性化をするために事業をやるわけですから、協議されたりするわけですから、何かをやっているわけですよね。何もやらないところに補助金を出していないと思うんだけれども、その事業の中身が知りたいということです。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 事業の中身につきましては、協議会のほうでは今計画を策定いたしまして、その策定した計画に基づいて、それを推進するための会議等を開催しているわけでございますが、今は、先ほど申し上げましたように、タウンマネジャーに関しての経費等になります。 ◆山名 委員 そうしたら、ここは単に計画をつくるだけということで認識していいんですか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 いえ、計画の中身は、今は空き店舗の空き床対策検討部会とか、あと交通アクセス検討部会等を立ち上げまして、その中で中心市街地の活性化に資する事業等を検討しているところでございます。 ◆山名 委員 大体わかったようなわからないような、了としておきますけれども、ただ、前々から中心商店街に人を集めるためのいろいろな企画というのが必要だということで、前に、アーケードをつくれないかという質問をしました。  あそこ全体にアーケードをかけちゃうと、三社大祭とかの山車の上がつかえたりというようなことがあるんですが、ただ、よその都市を見てみると、歩道上のところに余り高くないアーケードをずうっとつなげているところを見て、あっ、これはいいなというふうに思ったことがあるんです。そういうところに取り組む商店の方と取り組まないところとあろうかと思いますけれども、例えばそういったところに補助金をつけて進めていくような発想が必要なのではないかなと。
     やっぱり雨が降ったときに荷物を提げて雨をしのぐというようなことがなければ、なかなか中心街の一体性というのは生まれてこないのではないかと常々思っていましたけれども、そういったような発想についてどういうふうな考え方をしているか、聞きたいと思います。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 委員おっしゃるとおり、それについては、やはりアーケードをつくる、屋根をかけることによって、雨が降ってもまちなかを楽しめるというふうな考え方の方もいらっしゃいますし、また一方では、アーケードをとったときに八戸のまちは明るいんだなというふうな印象を持ったという方もおいでになりまして、その辺はやはり協議会の中でも賛否がございまして、それらも含めて今後は検討してまいりたいというふうには思っております。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。 ◎古舘 産業振興部次長兼観光課長 先ほど三浦隆宏委員に答えた神社の修理費でございますが、120万円というのは今年度でございまして、平成20年度まで100万円でございました。今年度増額しておりました。失礼いたしました。 ○前澤 委員長 以上で第7款商工費の質疑を終わります。  第8款土木費の説明を求めます。 ◎梅内 財政部次長兼財政課長 それでは、284ページをお開き願います。  第8款土木費について御説明申し上げます。  予算現額は115億8098万430円であり、支出済額は97億6097万6616円でございます。翌年度への繰越額は、継続費逓次繰り越しに基づく仮称・中心市街地地域観光交流施設整備事業費11億円及び繰越明許費に基づく道路改良事業費、橋りょう整備事業費、交通安全施設整備事業、駐輪場整備事業費、都市公園整備事業費、仮称・中心市街地地域観光交流施設整備事業費、街路改良事業費を合わせた額の4億6798万3203円でございます。不用額は2億5202万611円で、執行率は84.3%となるものでございます。  1項1目土木総務費は、港湾河川課、道路建設課、道路維持課、建築住宅課、農林建設課の職員の人件費、物件費のほか、13節の道の駅清掃業務等委託料、286ページに参りまして、19節の急傾斜地崩壊対策事業負担金のほか、八戸・久慈自動車道建設促進期成同盟会など関係団体への負担金が主なものでございます。  2項1目道路橋りょう総務費は、道路、橋梁の管理に要した職員の人件費、物件費のほか、288ページに参りまして、11節の街路灯の電気料金などの光熱水費、13節の道路台帳作成等委託料、19節の街路灯設置補助金が主なものでございます。  2目道路維持費は、市内全域の市道の維持管理経費でございますが、11節の融雪剤購入などの消耗品費、290ページに参りまして、13節の道路清掃、舗装補修、街路樹剪定管理作業などの市道の維持管理のための委託料、除雪業務等委託料、15節の維持補修工事費が主なものでございます。  3目道路新設改良費は、道路の新設、改良、打ちかえ、舗装、側溝の築造などに要した経費でございますが、13節の測量等委託料、292ページに参りまして、15節の道路新設改良工事費、17節の道路用地購入費、19節の私道整備補助金、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく新井田白銀線、島守根子久保線、十文字巻河原線、吹上六丁目地内及び長苗代四丁目地内道路改良事業費を合わせた額の7719万円でございますが、用地及び補償交渉に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  同じく3目道路新設改良費は、平成19年度から繰り越しとなった新井田白銀線、長苗代卸団地線及び島守根子久保線道路改良事業を執行したものであります。  4目橋りょう整備費は、13節の橋りょう補修設計委託料、橋りょう点検業務等委託料、15節の橋梁整備工事費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく橋りょう整備工事費の2255万5050円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  5目交通安全施設費は、294ページに参りまして、歩道、区画線、防護さく等の設置及び管理に要した経費でございますが、13節の区画線設置委託料、15節の道路新設改良及び交通安全施設整備工事費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく一日市矢沢2号線道路改良事業費及び六日町地区交通安全施設整備事業費を合わせた額の1億2226万5703円でございますが、いずれも関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  同じく5目交通安全施設費は、平成19年度から繰り越しとなった一日市矢沢2号線道路改良事業費及び六日町地区交通安全施設整備事業を執行したものであります。  6目西母袋子線道路改良事業費は、296ページに参りまして、17節の道路用地購入費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく工事請負費等の8539万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  同じく6目西母袋子線道路改良事業費は、平成19年度から繰り越しとなった同事業費を執行したものであります。  3項1目港湾費は、八戸港整備促進に係る経費でございますが、19節の港湾整備事業負担金のほか、八戸港振興協会など関係団体への負担金が主なものでございます。  4項1目都市計画総務費は、298ページに参りまして、中心市街地活性化推進室、都市政策課、公園緑地課、建築指導課の職員の人件費、物件費のほか、13節の八戸駅前広場及び東西自由通路の維持管理のための委託料、300ページに参りまして、本八戸駅通りまちづくり調査業務委託料、木造住宅耐震診断委託料、17節の白銀駅自転車駐輪場整備のための用地購入費、19節の都市計画事業負担金、東西自由通路電気使用料負担金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく白銀駅自転車駐輪場整備工事費710万7450円でございますが、用地交渉に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  同じく1目都市計画総務費は、平成19年度から繰り越しとなった中心市街地活性化基本計画策定業務委託料を執行したものであります。  2目区画整理管理費は、区画整理課、駅西区画整理事業所の職員の人件費、物件費のほか、302ページに参りまして、19節の田向土地区画整理組合事業への負担金が主なものでございます。  3目都市下水路管理費は、13節の浚渫及び除草清掃委託料が主なものでございます。  同じく3目都市下水路管理費は、平成19年度から繰り越しとなった松山都市下水路改良工事費を執行したものであります。  304ページに参りまして、4目公園費は、市内の公園274カ所の維持管理等の経費でございますが、13節の公園清掃等委託料、都市公園樹木管理委託料などの公園の維持管理のための委託料、15節の公園整備工事費が主なものでございます。  306ページに参りまして、5目八戸公園費は、13節の同公園の指定管理料、15節のこどもの国キュービクル改修工事費が主なものでございます。  6目緑化事業費は、緑化事業推進に要した経費でございますが、11節の配布用草花購入の消耗品費、308ページに参りまして、19節の八戸市を緑にする会補助金が主なものでございます。  7目こどもの国建設事業費は、15節のさくらの杜ゾーンの施設整備工事費が主なものでございます。  310ページに参りまして、8目都市公園事業費は、13節の館鼻公園実施設計委託料、15節の館鼻公園及び桔梗野公園の整備工事費、17節の館鼻公園駐車場用地購入費、19節の田向土地区画整理事業公共施設管理者負担金が主なものであります。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく仮称・豊崎公園整備事業費の1800万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  9目八戸新都市開発整備事業費は、19節の分譲促進広報負担金、312ページに参りまして、23節の新都市土地区画整理事業負担金立替費償還金が主なものでございます。  10目市街地整備調査事業費は、売市第三地区の整備方策等を検討する経費であります。  11目交流施設整備費は、仮称・中心市街地地域観光交流施設の建設と開館準備に係る経費でございますが、13節の実施設計の修正委託料、一部平成21年度に繰り越した施設活用事業調査等業務委託料が主なものでございます。繰越明許費に基づく繰越額は、施設活用事業調査等業務委託料などの2119万5000円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  継続費の逓次繰り越しは、工事監理業務委託料及び、314ページに参りまして、工事請負費の11億円でございますが、平成20年度の未執行分を全額、平成21年度に繰り越したものでございます。  同じく11目交流施設整備費は、平成19年度から繰り越しとなった実施設計等委託料及び建物等解体工事撤去工事費を執行したものであります。  12目特別会計整備費は、28節の土地区画整理事業、下水道事業及び公共用地取得事業の各特別会計に対する繰出金でございます。  5項1目3・4・8街路改良事業費は、沼館地区の改良事業でございますが、15節の街路改良工事費、316ページに参りまして、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく工事請負費等の1億1428万円でございますが、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成21年度に繰り越したものであります。  同じく1目3・4・8街路改良事業費は、平成19年度から繰り越しとなった3・4・8街路改良事業費を執行したものであります。  6項1目住宅管理費は、市営住宅3035戸の維持管理に要した経費でございますが、建築住宅課の職員の人件費、物件費のほか、318ページに参りまして、13節の市営住宅等指定管理料、15節の市営住宅の火災警報器設置及び地上デジタル放送対応工事費が主なものでございます。  2目住宅建設費は、320ページにわたりますが、継続して進めている白山台ヒルズ及び是川団地建てかえに係る建設費でございます。  3目特別会計整備費は、28節の住宅用地造成事業特別会計に対する繰出金でございますが、支出はなかったものであります。  7項1目河川管理費は、322ページにわたりますが、土橋川などの管理に要した経費でございます。  2目排水路事業費は、市内の排水路の維持管理経費でございますが、13節の排水路浚渫等委託料、15節の排水路の築造及び補修工事費が主なものでございます。  以上で第8款土木費の説明を終わります。 ○前澤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1つは、橋梁点検業務等委託料というのがありますが、これはどういうふうな形でやっているんでしょうか。もちろんプロがやっているんでしょうけれども、この内容をちょっとお聞きしたいんです。  それからもう1つは、西母袋子線の道路改良事業についての概要と、いつぐらいにできそうなのかというのを含めてちょっと、2つお願いします。 ◎松川 道路維持課長 私からは、橋梁の点検業務ということについてお答え申し上げます。  これは平成19年度に国から橋の長寿命化計画を策定しなさいということの命令を受けまして、平成20年度から橋梁の点検を、約3カ年かけてやる予定ですけれども、全体で101橋ある中で、49橋分を平成20年度に実施しました。  この点検というのは、橋梁が重症になってからメンテナンスをする、もしくは橋をかけかえるというのが今まででした。ところが、そうすると莫大な費用がかかるということもあって、国は、ちょっと悪いところを早期に診断して、いわゆる健康診断をして、速やかに直していく計画を策定しなさいと。そういうことによって橋梁の整備維持費が節約できるのではないかという計画策定に向けた点検業務でございます。  以上です。 ◆畑中 委員 では、まずこれは3カ年計画で全部やることになるわけですね。 ◎松川 道路維持課長 点検業務は、平成20年、21年、22年と3カ年かけて橋梁の診断をしてまいります。よって平成23年には、その診断に基づく対処方法、いわゆるどういうふうな手術をしていくかというふうな計画書を策定いたします。  ところが、今、国では、点検業務は今まで単独事業だったんですけれども、全国的に点検が進んでいないということもあって、平成21年度より点検に対しては補助事業ということになりました。補助事業になると点検に対する市の予算措置がしやすくなりますので、ひょっとしたら平成22年度に、どういうふうに措置していくかという計画書を策定できる可能性も十分ございます。いずれにしても平成23年度までには策定したいということでございます。 ◆畑中 委員 これは大変いいことだと思うんですが、何しろ大丈夫だと思っている水道にああいうふうな事故もあるわけで、耐用年数の半分もたずにだめになりますから。橋のほうは水が流れていますからいろいろな要素で違ってくる。大丈夫だと思っても悪くなるところもあるので、よく点検してやるべきで、事故があってからでは遅いので、これはそれで終わります。  あと西母袋子線の関係をちょっと教えてください。 ◎赤石 建設部次長兼道路建設課長 それではお答えいたします。  西母袋子線の進捗状況をまずお知らせしたいと思います。  当事業は平成17年度からスタートしております。完成年度は平成25年度を目標に今やっているところでございます。平成20年度末の事業費ベースでの進捗率でございますけれども、総事業費が約23億円ほどでございますが、事業費ベースの進捗率で22%ほどとなってございます。  ただ、決算とは関係ないんですけれども、今年度の状況も加味してちょっとお知らせいたしますと、今般の9月の議会で補正をお願いしている西母袋子線に関する分は8億円程度ございます。これはプラントの補償とか、そういったものがほとんどでございますけれども、それらも入れた事業費ベースでの進捗率は、平成21年度末では61%になる予定でございます。  今年度の工事は、取水口―― 水をとるところのとり口があるんですけれども、その取水口の工事と、河川の掘削、河川工事、あとは橋の工事に手をかけます。あと道路工事につきましては、是川の起点側といいますか、下流側といいますか、県道とのタッチの部分の道路工事について200メートルほどを実施する予定となっております。平成22年度以降は、道路改良2500メートルほど、あとは残りの橋梁工事に本格的に着手してまいりたいと考えております。  以上です。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私のほうからは、8款2項の除草委託料についてと、8款4項、建築確認申請について、2点お聞きします。  まず、ちょっと初歩的な質問で恐縮なんですが、決算書に除草委託料と、あと下に歩行者専用道路草刈作業等委託料とありまして、除草と草刈りは同じ意味合いととらえてよろしいんでしょうか。 ◎松川 道路維持課長 同じ意味ということで御理解願います。 ◆夏坂 委員 わかりました。  この市道の草は毎年ひどい状況でありまして、実は私も初めてことし、春先の花粉じゃなくて6月に花粉症になりました。病院に行って調べたらアレルギー反応が出まして、カモガヤとブタクサの反応が出て、そんなに重症ではなかったんですが、それまでカモガヤというのは余りよくわからなかったんですけれども、道路にいっぱい生えている雑草ということがわかりました。これは見た目もよくないですし、当然花粉症の原因にもなるということで、この除草について、特に道路の中央分離帯とか非常に目立つところはどうなんでしょうか。当然草が生い茂っている道路はわかっていると思うんで、それをどの程度把握して、いつからいつまでやるとか、そういう計画というのはどのようになっているんでしょうか。 ◎古里 道路管理事務所長 お答えします。  今2本立てで言われたんですが、路肩整備ということで、うちのほうでは、市内の中心部に対しては、植樹升等があるところを1つ発注しております。  それから、周辺の広域農道と言われる郊外の部分を市とすればやっておりますが、南郷区でも1件発注しておりまして、主に山間部と聞いております。  そして時期的には、中心部はお祭り前に1回、それから9月中旬に1回ということで対応しておりますが、市内は2回、郊外は1回ということにしております。 ◆夏坂 委員 草ですから当然植物ですので、刈ればまた生い茂るということで、イタチごっこの部分はあると思うんですが、これは予算の関係もあると思うんですけれども、とにかく市内の市道全域になるべく対応できるように。確かに中心街を中心にというのはあると思いますが、やはりどの道路に毎年いっぱい生えているというところはぜひ把握していただいて、計画的な形で対応できればなと思っております。  夢の大橋なんかも、あれは橋ですけれども、刈り取りされないまま、見た目も悪い状態で残っていますから、その辺の対応をぜひ検討していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  では次に、建築確認申請についてです。  これは報告書に建築確認申請の数値が書いてありますが、確認の件数が255件、検査済証交付が208件ということで、これは47件、検査済証の交付が少ないんですけれども、これは完了検査を受けていないためにそうなっているということでしょうか。 ◎加藤 建築指導課長 お答え申し上げます。  この差は、建築確認をとったものの取りやめをしたものとか、それから着工がまだのもの、まだ工事中のもの、完成はしたものの検査を受けていないものももちろん含まれますけれども、いろんなものがございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。  確認をとっても完了検査を受けていない物件の対応というのはどのようにしているんでしょうか。 ◎加藤 建築指導課長 確認検査を受けていない物件につきましては、市で受けたもの、それから民間確認検査機関で受けたものも含めて、半年に一遍ほど、完成時期を見計らって物件のリストを出していただきまして、その管理者の方に、確認検査を受けるようにというふうな指導をしてございます。 ◆夏坂 委員 指導をした後、相手先といいますか、施工主の対応は、そのまま従うのか、例えば無視している方もいらっしゃるのか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎加藤 建築指導課長 つい先月にもそういった調査、管理者の方に検査を受けてくれるようにということをやったんですけれども、中にはやはりナシのつぶての方もございます。その方については、半年に一遍とか、違反建築物のパトロール週間とか、そういった機会をとらえて個別に伺って指導はするのですけれども、それでもなかなか対応していただけない方もおられるのは事実でございます。 ◆夏坂 委員 わかりました。  あとは、それこそ違法建築という部分になってくると思うんですけれども、例えば幅員が4メートル未満の道路であれば、どうしても道路の中心から2メートルの後退が必要だと。最初、家だけ建てておいて、後から外構工事で塀を回すという場合もあって、やはり何年か後に塀を回す場合に、道路セットバックを守らないで、道路後退線内に塀を建てるというケースも結構あるのではないかなと思っているんですけれども、その物件に対する対応というのは何かとられていますでしょうか。 ◎加藤 建築指導課長 道路後退線の問題は以前からずっとある問題でございますけれども、昨年から、道路後退線部分に確認物件が出てきた際に、後退線の部分に境界ぐいを自費で、500円ぐらいの境界ぐい―― コンクリートとかプラスチックのくいになりますけれども、それを2項道路といいますか、細い道路のところに確認申請を出してこられた方に打っていただく。強制的ということではなく、建築基準法上の完了検査のときにそれがなければどうこうということではないんですが、自主的に打っていただくように、今のところ確認をする際にパンフレットをお渡ししましてお願いをしている状況です。 ◆夏坂 委員 あと、例えば何年か前にそういうふうな状況で家を建てた後、後退線を守らないで塀を建てて、周りの近所の方が通報したりとか、そういうのもあるのではないかなと思うんですけれども、そういったどなたかから通報された場合に、例えば指導されるとか、そういう対応はどのようにされているんでしょうか。 ◎加藤 建築指導課長 その通報は結構ございます。その都度そこにお伺いしまして指導するわけですけれども、それに連なる隣の方とか一連の建物がなかなか引っ込んでいないような状況です。その方が新築するようなケースであればもちろん強力に指導するわけですが、従前から建っているものの増築とか軽易な建築の際にそういった通報が間々あるわけですけれども、その都度粘り強くお願いをしていくというふうな立場で指導しております。 ◆夏坂 委員 わかりました。そういった部分も大変苦慮されていると思います。きちんと法律を守って建てていただくのが一番だと思うんですけれども、とにかく新築の方にはその辺の徹底をと。先ほどくいの話を聞きましたので、そういう部分の対応をこれからもしっかりしていただければと思います。  先ほどの雑草の件も含めて、いいまちづくりといいますか、きれいな景観づくりのために、さまざまな規制もやむを得ないという部分はあると思いますが、あとはやっぱりかけるところはお金をかけていただいて、しっかりとしたきれいな景観のまちづくりを今後も一層進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 恐縮です。292ページにあります公有財産購入費につきまして、用地購入の円滑化の取り組みについてどのようにお考えか、お願いいたします。 ◎赤石 建設部次長兼道路建設課長 お答えいたします。  この292ページには公有財産購入費の項目が2つございますけれども、いずれも道路建設課の仕事といいますか、担当になってございます。その中で用地購入の円滑化の取り組みということでございますけれども、当課では、まず関係地権者を調べて、その後、説明会等、あるいは用地幅ぐい設置、あるいは用地測量等々を経まして、用地交渉に入らせていただいております。あと金額につきましては、当課の例ですとほとんどが土地鑑定評価に基づく金額。例えば平米2万円とか、鑑定評価に基づく金額を提示して用地交渉に当たるというふうなシステムで今までずっとやってきておりまして、用地交渉に関しては相手があるものでございますから、金額を提示した段階で金額が折り合わないとか、そういうことはございますけれども、ほかの部分に関しましては、取り立ててトラブルがあったとか不都合があったというふうなことは、当課に関しては、私が在籍している間、あるいは前任者から聞いている期間においてはございません。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 ありがとうございました。ちょっと要望だけ申し上げます。
     トラブルがなかったということですので、なかったところに申し上げても何でございますが、一応頻繁に起こる課ということになれば、どうしても道路関係ということになるのではないかなと思ったのでここで申し上げたんです。次の12月のときかいつかに本会議でも取り上げようかなと思ったんですけれども、用地を購入するについての交渉といっても、結局もう価格は決まっている。そこからいくともうお願いしかないわけで、皆さんがお百度踏んで、大変な御苦労の中でそういうのを進めてこられているということで、その御労苦に敬意を表するところなんですけれども、私がずっとしつこくやっている件で、たまたま1人が応じなかったということで延びたやつがあるんです。  これは道路ではないんですけれども、なぜ延びるのかなというふうに考えましたときに、相手は法律的なことを理解していない。法律的には結局、最終的には収用がかかるんだというところからいくと、もう事業がスタートしてしまったら、よほどのことがない限りは抵抗できないわけです。そうすると、性格的な問題もあって、いや、思いっきり困らせてやろうというような人もいるかもしれないんですけれども、ただ、多くの場合、自分の法律的な権利とか立場を理解していない人がいるんじゃないかなというふうに感じたんです。  ちょっとずれるかもしれませんが、昔、ある弁護士が、相手が弁護士を頼んでくれることはありがたいと言ったことがあるんです。何でかというと、片方は弁護士を頼む、片方は全く法律についてど素人で、余り理解がないということになると、話がかみ合わないわけです。もし相手の方が自分が依頼した弁護士から答えを得ていれば、それについては非常に心強く思うわけですし、信頼するんではないかなと思いますので、そうしますと、市が何かやろうとしたときに、相手方は今度、通常のことであれば、市に相談の窓口があるわけですけれども、用地交渉に入りますと相手は市なわけです。そうすると、自分のところに交渉に来ているところに相談するというのはなかなか感情的にうまくいかないだろうというふうに思うんです。  そうしましたら、1つの方策なんですけれども、今、用地を購入しなければいけない、交渉しなければいけないとなったら、弁護士費用をある程度持っていただいて、相手方が相談に行く分について、地元の弁護士会と話をして、おおむね1件1万円ぐらいで見てくれないかという話になれば、一応交渉になったときに相手方に弁護士の名簿を見せて、ここに行って相談する分について、1万円分までは市が負担しますよ、どうぞおいでになってくださいというような形をとれば、結果的には非常にスムーズにいって、費用が安く済むのではないかなと思うところがあるんです。  だから、そういうシステムを今ここにいらっしゃる課に対して申し上げても進むことではないのではないかなと、ちょっと複雑なところがありますが、その辺を御理解いただきまして、頭に入れておいてほしいんです。私、本会議でこれをやりますから。  そういった形を構築すると、八戸市が何かで用地を購入します、はい、説明会に来ました。おいでになった地権者の方、もし不安がありましたらこちらの弁護士事務所にどうぞ相談してくださいと。1万円を超える分については、恐縮ですけれども自己負担してくださいと。おおむね通常のことについては1万円の中で皆さんは聞くことができますよというシステムは非常に有効じゃないかなというふうに考えましたので、一応そのことを御検討いただきますことを御要望申し上げまして、終わります。  ありがとうございます。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 通告してありました1点、土砂災害危険区域についてなんですけれども、この基準と、八戸市内にはどのくらいこういった場所があるのか、ちょっとお知らせいただけますか。 ◎小杉 副理事兼港湾河川課長 お答えいたします。  最初の基準についてでございます。急傾斜地崩壊危険区域の場合、傾斜度が30度以上で高さが5メートル以上。例えばあと土石流というのがあるんですが、それについては、土石流の発生のおそれのある渓流において、扇頂部から下流で勾配が2度以上というふうな基準があります。  八戸には現在、急傾斜地崩壊危険区域が186カ所ございます。ちなみに、県内では約4000カ所あります。  以上でございます。 ◆森園 委員 ありがとうございました。  これは地域でいうと、全国的には青森県は少ないほうなんですけれども、八戸は県内ではかなり多いほうだというふうに私は認識していたんですが、この市民への周知なんかはどういう形でやっていらっしゃるんでしょうか。 ◎小杉 副理事兼港湾河川課長 市民に対してですが、平成18年度に、災害危険区域のある町内に対して住民説明会を行っております。公共事業についてはなかなか莫大な費用と時間がかかるものですから、それらとあわせてソフト対策ということで、避難経路とか避難場所を示した地図等を作成して住民に配るとか、そういうことを考えております。 ◆森園 委員 市内にはそういった場所、看板がかかっているところだとか、いろいろあるんですけれども、私はなぜこれを聞いたかというと、もうそろそろ台風のシーズンですし、この間、山口県では土石流で死亡された方が随分出たと。  それで、八戸も実は亜熱帯化が少し進んでいるらしくて、やっぱり少しずつ変わってきている山もあるというふうに私はちょっと聞いております。今、森林組合なんかでは林道の整備なんかをいろいろ計画をされているわけです。ああいったところとちょっと打ち合わせしながら、打ち合わせというよりも情報交換しながら、この186カ所の中には、多分県が管理しているところもあると思うんですけれども、やっぱり危険だなと思われるようなところはもう1度チェックをしておいたほうがいいのではないのかと。  また、新たな危険区域の指定についても県がたしかやっているとは思うんですけれども、やっぱり地元住民の方からちょっと声を聞いていただいたりとか、森林組合なんかにちょっと聞いていただいて、そういった場所について再度確認する必要もあるんじゃないかなということで、そのあたりを要望させていだたいて、終わらせていただきます。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆三浦〔隆〕 委員 通告しておりました8款4項、交流施設整備費についてお伺いしたいと思います。  今回の設計が一応決算という形で載ってきましたけれども、この施設は順調に進んで早くできればいいなとは思っておりますが、設計者の問題で完成がおくれております。その原因は工事費の高騰ということだったんですけれども、その時点と、今の発注時点と、工事費が大分変わっていると思うんです。その辺のところは、設計者が設計した時点ではなくて、今の現状の工事費の提示をしてもらうお考えはないでしょうか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 工事費自体では、今そういうことは考えておりません。これはまちづくり交付金でやっている事業でございまして、期限がございました。今年度が最終年度でございましたが、昨年6月の時点では、予想もしない世界的な不況の影響がございまして、資材の高騰がございました。その時点で、鋼材について今後どういった高騰があるか予想できなかったものですから、鋼材価格の影響を受けない形での設計に変更してございます。現在、工事価格ということよりも、鋼材そのものにつきましては、発注したときよりは当然大分安くはなってございますけれども、変更する時点では鋼材価格に影響を受けないような形での設計に見直ししたものでございますので、その時点でそのまま進めていこうというふうに考えてございます。  以上です。 ◆三浦〔隆〕 委員 室長は鋼材のことしかわかっていないみたいですけれども、建設費というのは鋼材だけじゃないんです。今の工事なんかにしても、コンクリートから鉄筋から何から、建設資材というのはかなり幅広くあるわけで、それが急激に下がったわけですよね。その辺のところをやっぱりきちんと把握しないと、何でも鋼材だ鋼材だと言いますけれども、私も一般質問でも話をしましたが、今資料がないので詳しくは言えませんけれども、建設費全体のうち鋼材価格というのは何割にも満たない金額だと思いますけれども、どのように考えていますか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 ちょっとその辺については勉強不足で、申しわけございません。 ◆三浦〔隆〕 委員 やっぱりこれは設計事務所の責任というのはかなりあると思います。資材の高等に対して、設計変更したから設計費用を払うというよりも、逆に市としては、損害賠償じゃありませんけれども、やっぱりその辺の対処をするような考えでいかないと。  また新聞紙上からは、入札は正規に行われたんでしょうけれども、工期に関しても半年おくれとか9カ月おくれという話もありますが、そういう話も設計業者がこの工期でできるからというので発注しているのであれば、その工期を守らせるのが普通であって、逆に行政が心配して、間に合わないんじゃないかなということで業者に何か内示をするような、そういうふうな不適正な発注事業の進め方というのはおかしいと思いますので、その辺のところを今後気をつけて、事業推進に当たっていただきたいと思います。  終わります。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆寺地 委員 通告外ですが、2点ほど聞きたいと思います。  まず、決算書の303ページの区画整理事業の件が1点、それから決算報告書の130ページの観光交流施設の開館準備事業についてお伺いしたいと思います。  まず、区画整理のほうの303ページ、ここに売市第三地区土地区画整理事業推進協議会補助金として4万円の経費が盛られております。前々から私は、売市第三地区については、実行するのかしないのか、ある程度はっきりするべきではないかというふうな意見を申し述べてきました。ただただ都市計画に区画整理事業ということでのっけておるということは、住民の方々にその縛りを与えて、地域の発展もないし、さまざまな弊害があるという観点から、やるのかやらないのか。やれるのであれば推進すべきであるし、やれないということであれば、やはり住民の方々に説明会なりを開くべきではないかということで、いろいろ市のほうとしても検討してきたと。また、地域の方々からも声を聞いているというふうなことは伺っておりますが、その辺について、売市第三地区についての御所見を賜りたいと思います。 ◎石橋 区画整理課長 お答えを申し上げます。  売市第三地区土地区画整理事業につきましては、昭和47年に都市計画決定をされまして、面積が約26.6ヘクタールとなっております。平成15年時点では家屋が924棟、それから年月はたっていますのでもう少しふえているかと思いますが、1000棟近い、人口も約二千数百人住んでいらっしゃるというふうに思っております。  平成19年度にアンケートを行いましたところ、約2割の方が区画整理事業そのものに反対。これは減歩があることが主な要因かとは思います。ただ、何%の減歩になるかということについて細かく示したわけではないので、その割合が高まればもっと高くなるだろうというふうに思っております。また逆に、その一方では、区画整理をぜひやってほしい、何年かかってもいいのでやってほしいという方もいらっしゃいます。あと半分の方は、内容によりますということでございました。このようなことから、平成19年の12月議会では、区画整理事業にこだわらずに、何か市街地整備の方法はないかということで、検討してまいりたいというふうに答弁をしてまいりました。  委員おっしゃられるように、では都市計画決定そのものをはぐといいますか、廃止するといったことでございますが、こういったケースがあるのかどうかということをいろいろ調べてみましたところ、全国でまだ一、二例あるかないかということで、また、国のほうでも、従来の区画整理で住宅地を供給するという方針から、最近では市街地のストックの質的向上というほうに軸足を移してきているという方針も出ております。いずれにしろ、従来型の区画整理はなかなか難しいけれども、地元にとって痛みの少ない、例えば減歩が非常に小さい、そのかわり道路も今までのような、広い道路でなくてもいいよといったようなことが今後出てくれば―― 最近になりまして国のほうでも、平成20年度にそういう方針といいますか、いろんな方向を打ち出してきておりまして、そういうところを見据えて、県とも、あるいは国とも協議を進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◆寺地 委員 皆さん方の意向も十分わかります。住民の意向もわかります。やはり皆さん方は、行政として、昭和47年のあたりから、もう40年近く前にそういうふうな約束をされて、都市計画決定をしてきているというふうな重大な責任があるわけです。前に聞いたときも、もしここで区画整理をやらないというふうな話になれば、住民から損害賠償を受けるかもしれないというふうな話もあったり、さまざまなお話が出ているわけです。しかしながら、どういうふうな方向であろうとも、やはりある程度の時期が来ていますので、私は決断を迫られていると思うんです。  それはやるやらないはもちろんそうですし、今お話があったように、違う形であの周辺を整備していくんだというふうなことが決定されれば、住民の方々は何も反対しないし、かなり協力もしてくれると思うんです。それをやはり区画整理もしない、そういうふうな方策も打たない、どういうふうにするかも決めないということになると、これからさらに、下手をすれば5年10年の歳月が流れるということになるわけです。  あの辺では、もう最近は水害が少なくなりましたけれども、過去には水害もあったり、さまざまな例がある。水路なんかも、城下の高架線の下あたりなんかでは大分そういうふうな水害も起きているわけです。ですからそういうふうな実態がそこに迫ってきているし、住民の方々の思いも、するのかしないのか、また、どういうふうに整備するのかということに今目が向いていると思うんです。  あと極端に言えば、中心市街地、市役所のすぐ下のあたりです。もうまちのど真ん中です。その場所が何十年もの間、何も手をつけられていないという実態は、やっぱり私は行政として考えていかなければいけないのではないかというふうに思うんですが、部長はいかが考えますか。ちょっとコメントがあったら部長のお話を聞きたいところです。 ◎妻神 都市整備部長 先ほど課長からも申し上げましたけれども、今寺地委員もおっしゃったとおり、中心市街地に非常に近いところで、整備の必要性は絶対あると思っておりまして、今まで地元の方々の意見を聞きながらいろいろ検討してきた中で、今寺地委員のほうから、市として方針を決めれば地元では余り文句を言わないでやってもらえるんじゃないかという心強いお言葉をいただきました。我々としても、やはりそういうことで、早期に結論を出すべく検討を急いでまいりたいと思います。 ◆寺地 委員 そういうことですので、やっぱり私は、いつまでもたなざらしにしておくのはよくないというふうに思っています。売市第三地区に都市計画で網をかぶせているわけですから、例えばマンションを建てたいと言っても、いや、建てられませんと言われる。何かやりたいと言っても、いや、そこは新築の家を建てれば、区画整理が始まったら壊すので判こを押してくれなんて言われますので、やはりかなりの縛りがあることは事実ですので、今部長が御答弁されたように、ぜひ前向きに、やはり市のほうでもこういうふうにしていきたいとか、こういう方策はどうですかということで住民の方々の御意見を吸い上げて、ぜひそういうふうに進むように御要望しておきたいと思います。  それから2点目の、報告書のほうの130ページ、先ほどちょっと言いました地域観光交流施設開館準備事業ということで、施設活用基本計画等策定業務委託とか、そのほか事務費等ということで1957万8000円かかっているわけですが、この内容と、それからあと、この財源を見ますと一般財源になっています。ほかの事業は国、県からのお金が財源にかなりなっているんですが、これについては一般財源であるということの御説明をお願いしたいと思います。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 それでは、まず内訳についてお答え申し上げます。  こちらのほうは施設活用の基本設計を策定ということで、昨年度分で899万円、そのほか交流施設の開館準備嘱託職員が3人ほどおりまして、その方々の人件費、旅費等になってございます。そのほか施設活用検討委員会を設けておりまして、現在、委員13人で構成しておりますが、そちらの方々に対する謝礼等が含まれてございます。  以上でございます。 ◆寺地 委員 済みません、あと自主財源になった理由をちょっとお聞きしたいんです。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 まちづくり交付金の対象になっているものについてはそちらのほうを適用させていただいておりますが、なっていないものについては一般財源ということになってございます。 ◆寺地 委員 なっていないものは仕方ないんですけれども、何となく一般財源からすべてが出ているような雰囲気だったものですから、その辺をちょっと聞きたかったんです。前々から、この観光交流施設については、経費が幾らかかるのか、また、どういうやり方でやっていくのか、それからあと、中心街にとっての経済的効果、または八戸にとって効果があるのかということを再三尋ねてきたんですが、なかなか内容がわからない、実態がわからない。どのような経費をかけ、どういうふうなやり方をするのかというのがわからないんですが、施設活用基本計画策定に係る費用がこういうふうに予算で盛られて決算のほうに出ているということは、その辺はわかったんでしょうか。それともまだ公表する段階ではないんでしょうか。その辺はいかがでしょうか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 この施設は、プロポーザルで決定されたときから、やはり建築するだけではなく、ソフトのほうがあってこそ活性化すると言われてきた施設でございました。そのため、設計をする段階におきまして、市民の方々といろんな形で施設の活用について考えてきたところでございますので、この施設をどのように活用していくかということにつきまして委託をして、今その内容を固めているところでございます。  事業等につきましては、再三申し上げておりますとおり、大変遅くなっていて申しわけないんですけれども、今、運営経費、それからまず、事業としてどんなことをしていくかということをまず最初に固めていかなければなりません。その中では、この施設というものは中心市街地ににぎわいをもたらして、観光の振興、地域文化の再生と創造の場としての役割を担うこととして、中心市街地の活性化、さらには八戸市全体の活性化を目指すという目的のためにやっているものでございます。  その中でもちょっと内容の御説明をさせていただきますと、1つには、会所場づくりということで、どなたでも来て楽しめるような空間を今つくっております。2つ目には、貸し館事業ということで、市民の方々にいろんな形で利用していただいて発表できる場ということを考えております。そして3つ目が自主事業ということで、どういったことをこの中で行っていったらたくさんの人に喜んでいただけて、また、にぎわいを取り戻すことができるかということに非常に重点を置いているものでございます。  その中での経費については、委員のほうから再三御質問をいただいているわけなんですけれども、何もしないというか、貸し館と、それから来る方々に楽しんでいただくだけであれば、それこそ何もしないで、経費も抑えることもできますが、この施設の本来の目的からいって、先ほど申し上げましたように、中心市街地のにぎわいを創設していこうという趣旨であれば、魅力的な自主事業をいろいろ考えていかなければならないということに、今非常に時間を要しておるところでございます。  それで、その事業がある程度固まりましたら、これにつきましては先ほどお話ししました施設活用検討委員会の皆様方にも提示して、これが本当に活性化するために必要な事業かどうかということもお諮りしながら今進めているわけでございます。維持管理費については約1億2000万円ということでお話ししてございますが、そのほかに事業がどれほどのものになるかによりまして、人件費、あるいは開館時間につきましても、市民の皆様にこたえるためには―― 極端な言い方をしますと、ほかの施設では24時間やっているところもございます、年中無休でやっているところもございます。そういったところが適当なものは何かということもお諮りしながら今検討しているところでございますので、事業が確定した後に、さらには維持費等について確定させていきたいと思っておりますので、もうしばらくお待ちいただければと思います。 ◆寺地 委員 室長から言われると、大分待たねばならないなと思いながら、心静かに待っていますので、ぜひ決まりましたらお知らせいただきたいと思います。  ただ、一応レジデンス等があって、やっぱり芸術家を呼ぶとなれば、館長になる方というのは大変な重責で、責任が大きいというふうなことが思われます。その芸術家を探して、マネジメント、さまざまな組み立てをされるとなると大変だろうなというふうな思いはしていますので、ぜひ頑張っていただくように御要望申し上げて、終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○前澤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○前澤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第8款土木費の質疑を終わります。  本日はこれにて終了いたします。  明日も午前10時から開きます。御苦労さまでした。         午後4時36分 散会...