• 立木祥一郎(/)
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  1. 八戸市議会 2008-11-21
    平成20年11月 中心市街地活性化推進特別委員会−11月21日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成20年11月 中心市街地活性化推進特別委員会−11月21日-01号平成20年11月 中心市街地活性化推進特別委員会   中心市街地活性化推進特別委員会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  平成20年11月21日(金)午前11時33分〜午後0時24分 第4委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件 ● 議 題  1 (仮称八戸中心市街地地域観光交流施設について   (1) 修正設計について   (2) 施設活用検討委員会について  2 八戸中心市街地活性化協議会タウンマネージャーについて  3 その他   ・ 立木祥一郎氏の活用について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)            | 欠席委員なし)  委員長  豊 田 美 好 君     | 委員外議員なし)  副委員長 八 嶋   隆 君     |  委 員  小屋敷   孝 君     |
      〃   立 花 敬 之 君     |   〃   松 橋   知 君     |   〃   畑 中 哲 雄 君      |   〃   寺 地 則 行 君      |   〃   前 澤 時 廣 君     |  ────────────────────────────────────── 出席理事者  総合政策部次長           石 黒 一 之 君  産業振興部次長商工労政課長    東 森 直 人 君  総合政策部中心市街地活性化推進室長 風 張 知 子 君  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主幹(議事グループリーダー) 秋 山 直 仁  ──────────────────────────────────────    午前11時33分 開会 ○豊田 委員長 本日は全員出席であります。  なお、高島総合政策部長公務出張のため欠席であります。  ただいまより中心市街地活性化推進特別委員会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 議 題  1 (仮称八戸中心市街地地域観光交流施設について   (1) 修正設計について ○豊田 委員長 それでは、本日の議題に入ります。  初めに、仮称八戸中心市街地地域観光交流施設についてのうち、修正設計について報告をお願いいたします。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 このたび、修正設計平面プランができましたので御報告申し上げます。  図面もとに御説明をさせていただきますが、その前に、皆様のお手元のほうに、前設計からの主な変更点について整理しましたものがございますので、そちらのほうをごらんいただきたいと思います。  まず、階数でございますが、これまでは地上5階地下1階でございましたが、今度の修正設計では地上5階になってございます。  面積でございますが、約7500平方メートルが約6200平方メートルになってございます。これは以前にもお話しさせていただいておりますが、スキップフロアを取りやめしたことによりまして有効活用可能な空間が縮小したためでございますので、機能性については修正前と同様の内容を満たすよう考慮してございます。  次に、主要構造でございますが、鉄骨造から鉄筋コンクリート造になりました。鋼材価格高騰を受けまして、比較的影響の少ないコンクリートに主要構造を変更したものでございます。  高さでございますが、約29メートルから、修正設計では約24メートルになりました。  回遊性についての考え方でございますが、これまで吹き抜けスキップフロア回遊性を考えてございましたが、修正設計のほうでは、エスカレーター2基と真ん中に中庭をセットしてございます。中庭を核といたしまして、内部の各空間配置工夫上下エスカレーターの組み合わせにより、小路をめぐるような感覚を醸し出しながらスムーズな回遊を目指すものでございます。  なお、これまでと同様、免震構造を採用し、耐震性能の向上を図ることといたしております。  それでは、図面のほうをごらんいただきたいと思います。  まず、外側でございますが、以前は菱刺しフレームカーテンウォールというもので外回りのほうをやっておりましたが、今後はスクリーンと壁面緑化ということになっております。中のほうは全部ガラス張りになりますが、外側のほうには防雪板というもので、白かシルバーになると思いますが、そういったものが壁面のほうになります。そしてグリーンの線が入っておりますが、こちらのほうは環境に配慮いたしまして、緑化ということで、ツタかアサガオ、そういったもので季節感を出して、そこに60センチ間隔でずっと生えるようになってございます。これが外観でございます。  それから、全体図ですけれども、以前から御説明していましたように回りのほうには1.5メートルぐらいの緑の壁をつくることになってございます。こちらも八戸市の気候を考慮して、今後どういった植物にするかは検討していくところでございます。  順次、1階から御説明をさせていただきます。  先ほどお話ししました回遊性ということで、吹き抜け中庭がありまして、ここには屋根がかかりません。4カ所に扉がつくようになって出入りが自由になります。例えば使い方ですが、ふだんは自由に中に行ったり来たりもできますが、活用イメージとしては中でえんぶりなどを披露するといったことも考えられるのかなと思っております。前からありましたカフェはそのままでございますが、外側のところにオープンカフェを、あとバスを待つ人たちもその辺で日なたぼっことかができるかなというふうにイメージしています。ギャラリーパークですが、3階までの吹き抜けになってございますので、ふだんは山車展示ができるスペースですが、山車を置いていないときなどはイベントとかも開催できるのかなというふうに考えております。  それから、奥のほうには、いすはついていますが基本的にはフリースペースになってございまして、展示といったことにも利用できるかなというふうに思っております。それとエスカレーターですが、右側は上り専門エスカレーターで、左側は下り専門エスカレーターになります。この壁が15メートルほどございますので、壁などを利用していろいろな展示も可能かというふうに考えてございます。以前お話しさせていただいておりますが、例えば八幡の流鏑馬といったものを瞬時に同じような速度で映し出すとか、そういったことも可能かなというふうに考えてございます。あと回遊性ということなんですが、東西南北、すべてのところに行き来ができるように、全面に扉がついてございます。  次に、2階でございますが、シアターは音響とか防音に配慮したものになっております。それから、ギャラリーは2階のほか3階のほうにもございます。展示イメージは前にも説明しておりますが、展示の中にも回遊性を持たせたいというふうに考えております。ブラウジングでございますけれども、これも2階、3階、4階にございます。日当たりのよいところに設置してございますので、本当に気軽にお立ち寄りいただいて、市民皆さんがくつろげるような空間で、図書機能も充実させたいというふうに考えております。それから、プロジェクトスタジオですが、いろいろ物づくりとかそういったものができる場になってございます。あと、今回、ここの2階のところにテラスを設けました。これは三社大祭、えんぶりを見ることもできますし、通常、出入りしたり、あとは例えば伊調姉妹がこの間パレードしましたが、ここに出て市民がそこからお祝いをする、そういったことも考えられるかというふうに思います。  次に、3階になりますが、和室については、基本的には4面のふすまが全部外せるようになってございます。外してステージにした場合には、展示スペース側からでもステージを鑑賞したりでき、もちろん必要に応じてふすまを閉じて、中でお茶とかお花とか、いろいろなことへの利用が可能かというふうに思います。それから、録音スタジオがございます。さっき言い忘れましたが、シアターのほうは3階まで吹き抜けになってございますので、広い空間として、ステージとしてだけではなく、何か大きな作品などを飾ったりすることも可能かというふうに思います。  次に、4階でございますが、こちらはほとんど変わっておりません。小さい子どもたちが親子で一緒に過ごすところであります子育つどいの広場と、もう少し大き目の子どもたちが遊んだりするプレイスペースがございますが、ブラウジングのところから親御さんもゆっくりくつろぎながら見守っていられるというふうなことになっております。それから、ところどころにワークステーションがあるんですが、この4階では、今のところ施設職員の事務所を想定しております。あえて部屋というふうにはしていなくて、今私たち仕事をするときはカウンターの中で仕事をしているわけですが、そういった執務作業展示の1つということで、オープンな空間を目指してワークステーションといったものをつくり上げていきたいというふうに考えております。  それから、キッチンスタジオも以前からあるものでございましたが、こういったキッチンスタジオの中では子どもたちとかがいろいろ新しい料理の開発などもできますし、また、この辺はガラス張りになっておりますので、キッチンでの調理作業を鑑賞できるような工夫もされております。工房でございますが、工房の中では館内でのイベントとか、あとは三日町やその辺を挙げてのイベントがあるときのいろいろな道具などもこの辺でつくれるようなことを想定してつくられております。  最後に、5階になりますが、以前からありましたレジデンスですが、名前が誤解を招くんですが、宿泊可能な打ち合わせ室といいますか作成室といいますか、そうしたことで御理解をいただければいいと思っております。24畳ぐらいございまして、ここは全部ガラス張りになっておりますので、いろいろな会議にしても作業にしてもオープンなイメージの中でできるかと思います。また、共同スタジオ兼スクールとの連携も可能かと思っております。レジデンス1は少し特別な部屋で、応接室利用ができるようにと考えております。  以上で、平面プラン報告を終わります。 ○豊田 委員長 ただいまの報告について質問ありませんでしょうか。 ◆寺地 委員 地域観光交流施設修正設計ができたということで、説明がありましたが、もともと鋼材の値上がりがあったりさまざまなコストがかかるということで修正設計したわけですけれども、幸か不幸か、今現在、鉄の値段がもとに戻っている、もしかすれば前より安いんではないかと言われる状況になったんです。そうしますと、以前は36億円程度のものであったというふうに伺っていたんですが、そうすると地下部分をなくする、面積が減ってきているというようなことを加えればかなりコストダウンになるんでないかと思っておりますが、その辺はいかが考えておりますか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 まずは、最終的に実施設計が上がってきたときの状況を見ないと何とも言えないところでございます。ただ、鋼材等価格が今安くなっていることは十分承知してございます。まだ商品というんですか、鋼材そのものとしては高騰前の水準までは下がっていないということで状況を確認してはいるんですが、あとは今回の設計修正前と比べまして機能性は全く劣ってございませんし、いろいろと考えて魅力的な建物にプランニングされていることもございまして、この修正設計もとに、あとはもちろん安く上がればそれにこしたことはないだろうというふうに考えております。  以上でございます。 ◆寺地 委員 地下部分がなくなったというだけでもかなりコストが下がると思うんです。それとあと、構造的な問題も大分変更したというようなこともあれば、建築のコストが非常に下がるんでないかなと思うんです。逆に言えばそっちのほうが好ましいのではないかなというふうには思うんですけれども、そういうふうなことを精査していただいて、なるべく建設コストも下げられるのであれば、下げるのにこしたことはないというふうに思ってはいます。  それから、今、御説明があった中で、いろいろな機能もあり、そしてまた、活用度合い検討委員会をつくるなり、さまざま検討していくだろうというふうには思うんですが、私たちが一番気になっているのは、やはり経費的にどれぐらいかかるかです。大分前から何回聞いても、検討しているということでなかなかお答え願えなくて、ようやく1億2000万円ぐらいのランニングコストがかかるんではないかと。そのほかに人件費であったりさまざまな催しやイベントでいろいろかかるんだというふうなことであったんですが、その後、経費的な要因についてどのような形で今お話が進んでいるか、その辺がわかりましたらお聞きしたいと思います。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 今、修正設計するに当たりましては、設計者のほうにはとにかくランニングコストとかそういった部分については配慮するようにという指示はしておりまして、何分、実施設計とかが出てこないと何とも言えないところもあるんですが、その辺のところは十分相手方のほうにも話はさせていただいております。  あと人件費等についても、まだこういう状況で申しわけございませんが、施設活用のほうの計画をつくっていく段階で、どういったお金のかからない方法があるのかということも検討していくことになります。  以上です。 ◆寺地 委員 ほかのところでもボランティア利用するとか、それから商店街の有志の方にお願いするとかというような話もあるんですけれども、なかなかにして、今は無償のボランティアとかそういうふうな地域方々の協力だけでは難しい面もあろうと思うんです。ですから支払わなければならない人件費やそういうふうなものを余りに省くことによって、この施設自体の意味がなくなるということも逆に言えばあるわけですし、逆にコストをかけ過ぎてもいいのかと言えば、市民感情から言っても、何億というような負担であればこれもまた困るでしょうし、という悩ましい問題がありますので、そこらは十分検討していかなければならないというふうに思うんです。  特にこの地域観光交流施設については収益性が余り見込めないのではないか。要するに例えば商工会議所等が要望しているように物産を売る場所がないとか、または貸して家賃なり利用料を取れるというふうな場所が少ないように思うんです。本来であれば家賃収入なり利用料が入り、ある程度市の持ち出しが減っていくということも長い目で見れば必要なことだろうと思うんですが、その辺の収入についてはどのように見込んでいるかお聞きしたいと思います。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 今の段階では詳しいことはお答えできないんですけれども、例えば図書館であれば本を貸して市民皆さんたちに喜んでもらう施設でありますし、基本的にここは場所を貸して市民皆様に喜んでいただく施設だというふうに理解しております。  そういった中で、例えば商業スペースとして、あり得ないとは思うんですが、東京のH&Mのような、すごい人気のお店を仮に入れたとして、そこから家賃をということになると、もともと周り商店街のほうに回遊させることでにぎわいを出すということを目的にしている施設でございますので、なかなかその辺が難しいものだというふうには考えております。とにかくこの施設は、公益ということを考えますと、ここでの収入というよりは、本当にたくさんの人たち中心市街地におけるよりどころとなって、その方々周りのほうにどんどんお金を落としていく、そういうシステムを商店街人たちと連携しながらつくっていければ最終的には市の利益につながるのかなというふうにも考えてございます。  もちろん、そう大きいものではないにしても、ギャラリーとかそういったものもございますし、自主事業の中では有料の展示とかそういったことを展開していくことも可能かというふうには考えております。  以上です。 ◆寺地 委員 当然そのような議論があって、お金を取ることがいいかどうかという問題、それから正反対ですけれどもコストをどうするかという問題もあろうと思うんです。  私は、博物館にしろマリエントにしろ、市民が勉強などで利用するものについては無料化していくべきだと思っていますので、決して料金を取ったりどうのこうのがいいとは一概には言えないのは重々わかっています。ただ、そういうふうな中にあっても、かなりランニングコストがかかって人件費がかかってということになれば、受益者負担的な要素のものをどうするかというのは議論があるところでありますので、その辺は少し検討を要するのではないかなというふうに思っています。  それから、この施設の最大の欠点になるかもしれませんが、利用者駐車場の問題が出てくると思うんです。当初1年ぐらいは当然珍しさもあり、利用度合いも高まると思うんです。ところがこれが恒久的に続くというふうなことや、恒久的に商店街のために、または文化交流のためにつながるということになれば、利用する方々駐車場の問題、それから交通利便性の問題というのが必ず出てくると思うんです。そういうふうなことについてはまだ検討はしていないんでしょうか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 現段階では具体的な検討はしておりません。ただ、今、商工会議所でやっておりますまちの駅、さくら野百貨店の隣のところにございますが、そちらのほうに日中においでになる方は高齢者の方とか、あとはチーノのほうには高校生とか若い人たちが来ているんですけれども、公共交通利用していらっしゃる方が多くて、バス利用とか、あわせて駐車場のことも今後は検討していかなければいけないとは思っているんですが、今の段階では具体的にはまだです。 ◆寺地 委員 それから、今のことにも関連するんですけれども、やはりここのところがポータルミュージアム的な要素で、八戸全体が博物館的な構想でというようなことで進んでいると思うんですが、例えばここから種差に行ってみたいなとか、是川の縄文時代の遺跡に行ってみたいなとか、もしくは八幡の国宝を見たいんだというふうな話になったときに、そこからどのようにしてバスに乗ったらいいかとかの観光案内所的なものなり、もしくはそういうふうなことを進めることも重要だと思うんです。今の時点ではどこにそういう機能があるのかは定かではないんですけれども――前々から私は、できれば中心商店街まちなかにはバスターミナルがあって、交通の便が非常にいいんだというようなことで整合性を持たせるべきだとは思っていたんですが、これがこのようにでき上がるということになってくれば、八戸交通体系ポータルミュージアムのところから次のところに移るんだ、商店街だけでなくて全体に回遊性を持つんだとなったときに、必ずそこのところがネックになるんでないかと思うんです。そういうふうなトータル的な対策は、まだ話し合われていないんですか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 こちらのほうもまだ具体的には話し合われておりません。今年度、施設活用基本計画をつくることに取りかかっておりまして、その中では今、委員おっしゃったようなことは、ポータルミュージアムということで名を売っておりますので、心してその辺に臨みたいというふうに考えております。  以上です。 ◆寺地 委員 いろいろこれから課題が多いので、今の時点でどうのこうのと決定的なことは言えないんですけれども、どちらにしても注目をされ、我々は反対もしたり、ある程度意見も述べてきた立場ですので、これについては大変重要な案件だと思っているんです。ですから決して私たちは失敗しないだろうとか、また活用度合いがどうだろうとかと今の時点では言えない部分もあるんですが、他都市を見たりいろいろ見ていると中心市街地活性化という問題は大変難しい。  商店街方々がみずから何をなさるのか、お客さんに来ていただくためにどのような努力をしているのか、もしくは文化性を高めるためにどのようなまちづくりをしているのかとかさまざまな要因が相まって結論が出てくるんです。ところが、今もお話にあったように、余りそういうふうな議論がなされないまま、八戸市がやるんだ、行政がやるべきだというような声に後押しされてこのポータルミュージアムもスタートしてきている。大変厳しい言い方をしますが、商店街方々の中には、商工会議所の中にもそうですが、どちらかといえば、とにかく市を巻き込んで市にやらせればいいんだと。我々は痛まないし、やるだけやってくれればいいんだというふうな、少し投げやりな声もないわけではないんです。果たしてそのような思いで商店街活性化中心街活性化になるのかなというふうな疑問があるんです。  そのことを今さら申し上げてもいたし方ないんですが、ただ商店街が魅力ある商店街として、または八戸全体の中で中心商店街というのはどういう機能のものなのか、私はもっと議論を煮詰めなければならないと思うんです。そういうふうな議論が高まらないと、大変失礼な言い方かもしれませんが、この事業も失敗するというふうなことになりかねない。これだけの多くの金をかけ、国にも申請をしてというふうなことからも大変厳しいことには変わりないと思うんです。ですから私は、総合的な計画や、点だけではなくて面的な、それから要するに中心商店街の役割とかさまざまなことをトータルで盛り上げていき、検討していき、そしてそれが促進につながるようにならなければ、大変厳しい問題だという認識を持っていますので、そのことを指摘しながら、皆さん方努力は重々わかりますので、検討検討を重ねるように要望申し上げて終わりたいと思います。 ○豊田 委員長 そのほかに質問はございませんでしょうか。 ◆畑中 委員 今、物販はないということで、周辺の店に行ってもらうんだということですが、ここに来ればこういうのがあって、ほかにはないものがあるということをやったほうが、五所川原の立佞武多の館みたいな、ああいうものが必要ではないかと思うんですが、それは検討されませんでしたか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 物販は全くないのではなくて、委員がおっしゃるように、ここならではのものについてはショップとしては用いたいというふうに考えております。周り商店のほうと競合しないものということで今検討しているところでございます。  以上です。 ◆畑中 委員 競合しないものをと。それはそれで結構ですが、毎日の生活に必要なものについては、やっぱりいいものがあれば来るわけですから、それにかこつけて来るわけですので、そういうものを取り入れる必要があるんではないかと。周りのほうに気兼ねしていると何もできないことになるんで――ユートリーだって評判がいいんです。だからああいうようなものも含めて検討しないと、せっかく来たのに買い物は別のほうに行ってくださいというのでは、来た人たちが、また来ようかということにならない。そういう点も、これはスペースもないようだけれども、それがちょっと足りないなという感じがするのですが、きょうはこれで終わっておきます。 ○豊田 委員長 その他ございませんか。 ◆前澤 委員 要望だけここでしゃべるのはあれなんですけれども、先ほどるる寺地委員からもお話ございましたが、とにかく経費節減ということをよく言われますけれども、それで考え方が萎縮しないように。ここで金もうけをしようという建物でないことはみんなわかっていますから、室長がおっしゃったように、ここを起点としてまち回遊するとか市内を回遊するというHPMなわけですから、その部分でかかるものはきちっと精査してですけれども、経費面でとにかく萎縮した考え方にならないように要望したいと、このように思います。  きょうあたりの新聞にも、建設予定地の向かいのところを再開発という記事が載って、それなりに動きもあるんだろうと思います。ホテルもできますし。だからあと、これは本当に難しい話だろうけれども、しつこいようですが隣の再開発を何とか、民間だからということだけじゃなくてもう少し何らかの形で促進できるような形にならないものか。ぜひこれは、行政としての限界というのがあるかもしれませんけれども、努力をしていただきたいと、このように思います。  今、物販の話もございましたけれども、民間がそのようにやるのが一番いいと私は思っていますので、魅力的なものができればそれに呼応していく人もありますので、あとちょっと呼び水を何とかという状況なんだろうと思います。世の中厳しいですけれども、努力をより一層重ねて、具体的なものはまだこれからだと思いますので、適宜出していただいて、私たちに諮っていただければと要望して終わります。 ○豊田 委員長 他にございませんですか。 ◆松橋 委員 建物の免震のことで、先ほどちょっと免震構造だということでの説明がありましたけれども、そこはどうなんでしょうか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 地震対策につきましては、以前と同様に免震構造にすることにいたしました。 ◆松橋 委員 それであればいいんですけれども、免震構造について、最初は免震じゃなくて、意見を言ったら免震になって、また鋼材が上がったら免震じゃないと、こういうふうに行ったり来たりしているところがあるんですけれども、幸いにして今原油も下がって、鋼材も下がったという状況であります。予算に余裕があるのかないのかわかりませんけれども、これだけの規模の公共施設になるわけですから、こうしたものはやはり絶対に免震構造で建設していくべきだろうと思いますので、その辺をしっかりとやっていただきたいなと。たまたま今、予算の関係も余裕が出てきたのかなというふうな気がしますので、その辺を要望しておきたいと思います。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 今の御要望でございましたが、ちょっと説明させていただきますと、前の構造は免震を採用しないといろいろな許可がおりないということでの免震採用でございました。今の構造の部分を見直ししまして、鉄筋コンクリート造にしたときに、免震でなくても耐震構造、この市庁舎の本館がそうなんですが、こちらと同じでも十分に地震には対応できるということで、基準値は満たしていることで耐震でも可能だったわけです。実際、35億6000万円という予算の中でいろいろ考えていった場合に、最後は免震でできるというふうになりましたので、今回、免震を採用させていただいたということです。 ○豊田 委員長 他にございませんですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ──────────────────────────────────────   (2) 施設活用検討委員会について ○豊田 委員長 次に、施設活用検討委員会について報告をお願いいたします。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 それでは、次の資料ですが、施設活用検討委員会のほうをごらんいただきたいと思います。  新聞等でも御案内等かと思いますが、去る11月18日、地域観光交流施設活用検討委員会を設置いたしました。資料1のほうに要綱が載ってございます。施設活用検討に関して意見を述べ、または助言を行うことを目的として設置したものでございます。職務につきましては、交流施設活用に係る各種計画等の策定に関すること、交流施設活用に関すること、交流施設の維持管理、運営に関することなどに対し意見、助言をいただくものとしてございます。今年度は基本計画を策定することにしてございますので、そちらのほうを中心に意見、助言をもらうこととしております。  組織でございますが、委員13人で組織されております。委員は、学識経験者、市民活動経験者、商業関係者、各種団体関係者及び公募に応じた方となります。  それで、次の資料2のほうをごらんいただきたいと思います。  この流れについては以前にも御説明させていただいておりますが、真ん中に受託者という枠組みがございます。今年度、施設活用基本計画等の策定業務を委託しているわけで、こちらのほうと下のほうにある市民組織でありますワーキング、専門部会とやりとりしたものを施設活用委員会のほうに上げまして、そちらのほうで意見、助言をもらいながら、最終的にはこの施設にとって一番いい基本計画を策定したいというふうに考えてございます。  先ほど寺地委員のほうから商業、周り商店街人たちというお話がございました。こちらのワーキングのほうも既に5回ほど行わせていただいておりますが、そのときに毎回大体30から40人ほどの方々が集まってくださいまして、その中に商店街人たちも入ってくださっています。そこの中では、どうすればいいのかではなくて、自分たちはその中で何をするのかということにポイントを置いて議論していただいておりますので申し添えておきます。  それと、次のページ、資料3のほうをごらんいただきたいと思います。こちらのほうも前々からお話ししておりますが、施設の目的は、中心市街地ににぎわいを取り戻し、さらにはそこでの活動を八戸市全体の活性化につなげることを目的とする。そして施設機能についても、これまでお話しさせていただいておりますが、人と人との交流の場、新たな魅力の創造の場、活きた情報の発信の場ということで、つながり、うみだし、ひろげる、これらのことをちゃんと満たすような基本計画であるようにということで検討委員会のほうでは検討していただくことにしてございます。  それから、資料4のほうをごらんいただきたいと思います。こちらのほうには今回の委員の名簿をつけてございます。委員長には奈良岡副市長、それから副委員長には内海隆氏がなってございます。2カ月に1回ほどの開催を予定してございます。  以上でございます。 ○豊田 委員長 ただいまの御報告について御質問ございませんでしょうか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ──────────────────────────────────────
     2 八戸中心市街地活性化協議会タウンマネージャーについて ○豊田 委員長 引き続きまして、八戸中心市街地活性化協議会タウンマネジャーについて御報告をお願いいたします。 ◎東森 産業振興部次長商工労政課長 それでは、お手元に資料をお渡ししてございますので、ごらんいただきたいと思います。  八戸中心市街地活性化協議会タウンマネジャーについて御報告申し上げます。  八戸中心市街地活性化基本計画掲載事業の推進に当たりましては、八戸中心市街地活性化協議会事務局に専門的知識と経験を有するタウンマネジャーを設置し、総体的に協議調整を行っていくこととしております。  協議会事務局である八戸商工会議所におきまして人選を行いましたが、平成20年11月1日付をもちまして、仙台市のファッションビル館長でございます小林隆一氏がタウンマネジャーとして就任いたしました。  今後、協議会の非常勤職員としまして毎月10日前後、当市に通いまして、専門知識を生かされた地元まちづくり関係者の育成やテナントミックス等に対する助言等を行っていただくことになります。  設置期間は平成20年11月から平成21年3月まででございまして、4月以降につきましては来年3月までにまた結論を出すということでございます。  小林隆一氏の略歴ですけれども、61歳、仙台市出身の方でございます。  経歴は、昭和45年からネッスル日本株式会社に勤務、昭和52年からは仙台ターミナルビル株式会社勤務、昭和58年からはジャスコ株式会社勤務、平成10年からはイオンモール株式会社に勤務してございまして、平成19年からは仙台市のファッションビルでございます株式会社一・四・一の取締役館長でございまして、この職につきましては今月中に退職の予定となってございます。  以上で報告を終わります。 ○豊田 委員長 ただいまの報告について、何か御質問ございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○豊田 委員長 以上で、本日予定しておりました議題はすべて終了いたしました。  ──────────────────────────────────────  3 その他   ・ 立木祥一郎氏の活用について ○豊田 委員長 そのほかに御質問等ございませんか。 ◆八嶋 委員 単純に聞きます。いろいろな意味で、当初からかかわってきた立木祥一郎さん、あの方はどうなったんですか。 ◎風張 中心市街地活性化推進室長 立木さんは、今こちらの施設活用基本計画策定業務委託、そちらのほうの受託者は針生承一建築研究所ほかの設計共同体ですが、そちらの中に入って今でも中心になってやっていただいています。 ◆八嶋 委員 じゃ、もう縁が切れたわけじゃなくて、まだコネクションもあるわけですから、ぜひあの方の知恵をこれからも利用しながらやっていただきたいと思います。  最後に、非常にあいまいな言い方かもしれませんが、前澤委員があえておっしゃいました。確かに経費のことはさまざまありますけれども、寺地委員をカバーするわけじゃありませんが、確かにこれは思い切ってやらなきゃいけないでしょう。そういう意味では成功するためにせこいことを言っちゃいけない。  そういうことで、余談ですが、この委員会で高松市に行ってきました。我々はこの間、このことをおもんばかって、寺地委員も一緒に行政視察で、再度高松市に行ってきました。また、余談でありますが丸亀市にも行ってきました。全くだめでした。ここでしゃべってもしようがないかもしれませんが、いわゆる小泉改革の一連の流れで、地方と中央との格差で全然ゴーストタウンでした。ですから逆に気合を入れて、豊田委員長の取り計らいで特別に行った高松市の丸亀町の組合を参考にしながらと。この間は、古川理事長はいらっしゃいませんでしたが、副理事長の明石さんという人に会ってきました。結論から言いますと、いい参考意見がありました。役所を相手にしてもだめだよということ。寺地委員、前澤委員がおっしゃったと思います。商店やら地元の若い方々がいかに本気で取り組むかという精神が大事であるから、余り行政だとかなんとかにおんぶにだっこはだめなんだから。そういう発想自体捨てないとこの事業は失敗なんだから、そこを八戸さんも頑張ってくださいということで逆に激励されてきました。そういうことで、いろいろはしょりましたが、勇断をもってかけるところには金かけてと。  そしてもっと言うならば、この決定した13人に文句をつけるわけじゃないですけれども、若者が少ない。言葉は悪いけれども、若者、ばか者、よそ者というのがまちを変えるフロンティアでありますから、音楽も演劇ももっともっと一生懸命やっている人がいると思うんです。肩書はそんなにエクゼクティブでなくても――なくてもいいと言ったらこれまた誤解を招くかもしれませんが、もっとファナティックなやる気のある若者です。個人名を挙げますと例えば演劇でも木村さんとかいろいろいるでしょう、音楽も芝居も。皆さん行ったかどうかわかりませんが、委員長は行っていたが、塚原さんが一生懸命やった、田中勉さんたち役所の人たちもフォローした鮫の踊りに行こうぜ、あれはすばらしかったと思います。期間も予算もなくて、あれぐらいのいろいろな意味で芸術性の高いもの――成功かどうかわかりませんが、あれはすごくこの1つのヒントとして私はポテンシャルを感じましたから、あえてそういう意味で役所の方々もいっぱい入って、かんで、ポジティブ思考でやっていただきたいと思う。  最後に1つ、皆さん、我が同士の工藤雄剛さんの遺言じゃありませんが、この会合でちょっとしたことを言っていました。細かいことだけれども、メモしてあると思います。たばこのみは、やっぱり禁煙はだめだ。分煙でもいいから、格好いい感じで、受動喫煙者に余り影響のないようにたばこを吸うところをちゃんとつくってくださいと言ったはずですから、故人の遺言じゃありませんが、そういう我が同士の工藤雄剛さんの意見もちゃんと取り入れて、喫煙所をつくれというわけじゃないでしょうけど、それなりのことはできると思いますから、それをあえて申し添えまして終わります。 ○豊田 委員長 ありがとうございました。  副委員長が意見を申し上げたから、私からもというわけではないんですけれども、個人的にお話しさせていただきます。  実は今、中心市街地活性化推進室ができまして、施設活用検討市民組織のワーキングが先ほど5回と、私はこのうちの3回ぐらい、その場に参加させていただきましたんですけれども、商店街の方ということではなくて、若い世代の方が、本当にいろいろな職種の方がいらしているんです。それで活発な意見をおっしゃって――それはやはり室長初め室のメンバーが中心になっていろいろな仕掛けをしています。それで先ほどの踊りに行こうぜというのも鮫だからどうだというのじゃなくて、この施設ができたときにいろいろなことをやりたい。今その仕掛けを、でき上がる前の段階で全体でやっていきたいという思いがあって、施設でできないことをじゃどちらに行ってそういうことを機能的に果たそうかということでなされているということを私もそのワーキングに行きまして感じました。そこでどんどん意見が出されて、とりあえずやれるものはやっていこうということで、本当にびっくりしました。そんなことで、室長初め室の方々は本当に一生懸命になってやっているなということを思いまして、これは何としても成功させたいし、成功できるだろうと思っているし、だめだろうという発想からじゃなくて、そうじゃないんだと。みんながこれをどう生かそうかということに向かっていけば、いろいろな人も張りつけられると思いますし、また、私たちも特別委員会ができているわけで、特別委員会の役割もこれからもきっちりと果たして、これからも市民にとって本当に生かされる建物になるように、また周りのほうを見ながら、それによって活性化されるようにしていきたい委員会だと思っておりました。そのときに参加して感じたことを皆様に御報告させていただきたいと思います。  以上でございます。  ────────────────────────────────────── ○豊田 委員長 以上で中心市街地活性化推進特別委員会を閉じます。  御苦労さまでございました。    午後0時24分 閉会...