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平成18年 9月 決算特別委員会-09月13日-目次
平成18年 9月 決算特別委員会-09月13日-01号

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  1. 八戸市議会 2006-09-13
    平成18年 9月 決算特別委員会-09月13日-01号


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    平成18年 9月 決算特別委員会-09月13日-01号平成18年 9月 決算特別委員会 決算特別委員会記録(第1日目) ─────────────────────        平成18年9月13日(水)  ──────────────────── 出席委員(26名)              石橋充志 君              下田保夫 君              畠山敬一 君              畑中哲雄 君              犾守弥千代君              石屋俊夫 君              古舘傳之助君              八嶋 隆 君              冷水 保 君              山名文世 君              大島一男 君              豊田美好 君              坂本眞将 君
                 上条幸哉 君              寺地則行 君              菊地敏明 君              藤井専一郎君              角金洋一 君              秋山恭寛 君              田名部和義君              吉田博司 君              佐々木秀男君              壬生金平 君              上田善四郎君              小笠原要七君              西野陽一 君  ──────────────────── 欠席委員(なし)  ──────────────────── 説明のため出席した理事者   収入役        西 幹雄 君   教育長        菊池 武 君   南郷区長       古舘剛浩 君   監査委員       田中秀雄 君   〃          米田勢津子君   〃          谷地先次郎君   総合政策部長     高島 司 君   防災安全推進室長   三浦輝也 君   総務部長       石橋 雄 君   財政部長       大野善弘 君   産業振興部長     馬場良夫 君   健康福祉部長     川井一輝 君   市民生活部長     石橋元生 君   環境部長       椛本隆司 君   環境部理事兼次長兼下水道事務所長              風穴義一 君   建設部長       石岡省藏 君   都市開発部長     妻神敬悦 君   教育部長       佐藤浩二 君   博物館長       柳町信廣 君   交通部長       田名部政一君   市民病院事務局長   照井憲明 君   総務部理事      木村 保 君   南郷区役所次長    笹本 教 君   総合政策部次長行政改革推進課長              松浦伸一 君   政策推進課長     大坪秀一 君   調整広報課長     前田康一 君   防災安全推進室副室長 川村岩次郎君   防災安全推進室参事  小林佳人 君   総務部次長兼総務課長 林 隆之介君   総務部次長兼人事課長 早狩博規 君   財政部次長兼財政課長 白川文男 君   財政部次長兼住民税課長              阿達福壽 君   資産税課長      獅子内善美君   産業振興部次長    高谷勝義 君   水産事務所長     工藤良弘 君   商工労政課長     工藤 朗 君   産業政策課長     池本伸也 君   観光課長       風張知子 君   農業振興課長     金谷弘毅 君   農業交流研修センター場長              岩澤 晃 君   水産振興課長     熊谷忠勝 君   健康福祉部次長健康福祉政策室長              山田 実 君   健康福祉部次長兼福祉事務所長              久保澤 恂君   健康増進課長     佐藤雅英 君   介護保険課長     古川 智 君   高等看護学院次長兼事務長              赤坂正廣 君   生活福祉課長     松原好伸 君   子ども家庭課長    河村忠治 君   高齢福祉課長     野里修朗 君   障害福祉課長     新谷宗治 君   うみねこ学園長兼いちい寮長              中山一男 君   市民生活部次長兼生活相談課長              長瀬清美 君   市民課長       宮崎光弥 君   住宅課長       岩舘幸信 君   生活相談課参事    米内山正隆君   環境部次長      高橋克雄 君   環境部次長兼清掃事務所長              中嶋幸一郎君   環境部副理事兼環境政策課長              中村政幸 君   環境部副理事兼下水道業務課長              大野晴治 君   環境部副理事兼下水道施設課長              和井田啓介君   環境保全課長     髙橋昭則 君   清掃管理課長     荒屋敷秀俊君   新エネルギー実証研究推進室長              奥寺光男 君   建設部次長兼道路建設課長              田中 博 君
      建設部副理事兼港湾河川課長              佐藤久和 君   港湾河川課参事    岩藤寿通 君   道路維持課長     赤石和夫 君   都市開発部次長兼区画整理課長              川守田博一君   都市開発部次長兼公園緑地課長              升澤正平 君   都市政策課長     石黒一之 君   教育部次長      大岡長治 君   中央公民館長     小笠原忠志君   図書館長       若宮冨久雄君   教育政策課長     東森直人 君   学校教育課長     上條秀信 君   社会教育課長     佐々木 修君   中央公民館参事    馬場利夫 君   博物館副館長     下舘重敏 君   南郷事務所長兼教育総務課長              境藤豊吉 君   議会事務局庶務課長  下舘秀敏 君   総務部参事      類家寛治 君       〃      中村政勝 君       〃      山本 博 君  ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       野坂 哲   次長         山内 隆   議事課長       工藤 哲   主幹(議事グループリーダー)              秋山直仁   主査         山本芳弘   主事         石塚俊哉   〃          白藤 渉  ────────────────────        午前10時01分 開会 ○菊地 委員長 これより決算特別委員会を開きます。  当決算特別委員会に付託になりました認定第1号平成17年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について及び認定第2号平成17年度八戸市公営企業会計決算の認定について並びに議案第143号八戸市立市民病院事業欠損金の資本剰余金による処理についてを議題といたします。  この際、お諮りいたします。  審査の方法は、認定第1号平成17年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定については、まず最初に一般会計決算の歳出から款ごとに順次審査し、その後に歳入を一括して審査いたしたいと思います。  また、各特別会計決算については各会計ごとに順次歳入歳出を一括審査いたしたいと思います。  次に、認定第2号平成17年度八戸市公営企業会計決算の認定については、自動車運送事業会計決算市民病院事業会計決算の順に収入支出を一括審査いたしたいと思います。  また、議案第143号八戸市立市民病院事業欠損金の資本剰余金による処理については、市民病院事業会計決算とあわせて審査いたしたいと思います。  なお、認定第2号及び議案第143号の審査終了後、認定第1号及び認定第2号並びに議案第143号に対する総括意見を徴した後、採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御異議なしと認めます。  よってそのように議事を進めます。  ここで議事の運営についてお願いを申し上げます。理事者の決算の説明は事業内容の説明を中心とし、また、答弁は明快にお願いいたします。  委員各位にお願いいたします。質疑は決算書等のページ、款、項を明示し、議題外にわたらないよう簡潔にお願いします。その際、質疑が複数にわたる場合は、初めにすべての項目を述べてから質疑に入るようにお願いいたします。  なお、事前通告を受けた質疑事項を中心に議事を進めてまいりますので、事前通告外の質疑については、事前通告をした方々の質疑が全部終了してからお願いいたします。  また、関連質疑については、発言委員の質疑が全項目終了してからお願いいたします。  なお、発言はすべて許可のもとに、マイクを使用して行うよう、議事運営についての御理解、御協力をお願いいたします。  それでは、これより認定第1号平成17年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定についての審査に入ります。  決算の概要について説明を求めます。 ◎西 収入役 おはようございます。  平成17年度八戸市一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算の調製者として、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。  平成17年度の地方財政計画は、極めて厳しい地方財政の現状等を踏まえ、歳出面においては、経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003等に沿って、歳出全般にわたり見直しを行うことにより、歳出総額の計画的な抑制を図る一方、当面の重要課題である教育・文化等の分野における人間力の向上・発揮、個性と工夫に満ちた魅力ある都市と地方の形成、少子高齢化対策、循環型社会の構築、地球環境問題への対応等に財源の重点的配分を図ることとして、歳入面においては、地方税負担の公平適正化、これの推進と安定的な財政運営に必要な地方交付税、地方税などの一般財源の確保を図ることを基本として策定されたものでありました。  このような状況のもと、平成17年度当市の予算は、歳入の大宗をなす市税の伸びは期待できない一方で、扶助費等の義務的経費が増嵩し、財政環境は極めて厳しい状況にある中、市税等の確保に極力努めるとともに、財政調整基金等の活用を図りながら、市民に身近な社会資本の整備、少子高齢化等に対応した福祉施策の充実に取り組むとともに、産業文化創出のための各種施策を展開することとし、特に市民生活の向上と福祉の充実を図るための施策に重点的に編成されたものでありました。  この予算の執行及び会計事務に当たりましては、法令・規則等に準拠し、厳正な審査と適正な資金管理のもとで行ってまいりました。  まず、一般会計の歳入歳出の決算状況について御説明申し上げます。  予算現額は、前年度からの繰越明許費を含め、歳入歳出とも827億4309万5891円であります。これに対して決算額は、歳入824億1089万3644円、執行率99.6%であります。歳出は810億247万3372円、執行率97.9%であります。この結果、歳入歳出差引残額は14億842万272円となりました。このうち、旧市民病院関連施設解体事業の継続費逓次繰越の繰越財源と次世代育成支援施設整備補助金、道路改良事業などの繰越明許費にかかわる繰越財源3億218万6789円を差し引いた11億623万3483円が実質収支額であります。  歳入の決算内容について申し上げますと、前年度と比較して0.5%の減であります。財源比率では、自主財源が47.8%、依存財源が52.2%となっており、前年度と比較して、自主財源が1.7ポイントの増となっております。  歳入の主なものを申し上げますと、市税は287億2635万9240円、対前年度比3.4%の増、地方交付税は160億3459万8000円、対前年度比22.9%の増、国庫支出金は102億116万1015円、対前年度比0.7%の減、県支出金は43億182万8366円、対前年度比6.1%の増、市債は65億5270万円、対前年度比43.9%の減などとなっております。  次に、歳出決算の内容でありますが、前年度と比較して0.5%の減であります。性質別では、義務的経費が構成比で48.5%、対前年度比で2.3ポイントの減となっております。投資的経費が6.9%、対前年度比で0.9ポイントの増、その他の経費が44.6%、対前年度比で1.4ポイントの増となっております。  歳出の主なものを申し上げますと、民生費は234億4330万6247円、対前年度比4.4%の増、衛生費は113億3129万2197円、対前年度比8.2%の増、土木費は113億1683万7636円、対前年度比10.6%の増、教育費は73億4217万1832円、対前年度比0.2%の増、公債費は103億50万5634円、対前年度比21.6%の減などとなっております。  以上が一般会計の決算の概要であります。  次に、国民健康保険特別会計など14特別会計の決算概要について一括して御説明申し上げます。  予算現額は、前年度からの繰越明許費を含め、14特別会計合わせて歳入歳出とも720億9837万6313円であります。これに対して決算額は、歳入705億9116万3228円、執行率97.9%であります。歳出は697億6881万2121円、執行率96.8%であります。  このうち、国民健康保険特別会計について申し上げます。  同会計の予算現額は、歳入歳出とも230億2050万5000円であります。これに対して決算額は、歳入223億6657万8340円、歳出は226億9623万1319円であります。この結果、歳入歳出差引歳入不足額が3億2965万2979円となりました。この不足額につきましては平成18年度の予算から同額を繰り上げ充用いたしております。  国保会計を除く13会計はいずれも黒字決算でございまして、歳入歳出差引残額の合計は11億5200万4086円となりました。  このうち、八戸駅西土地区画整理事業及び公共下水道管きょ等築造事業などの繰越明許費にかかわる繰越財源1億7473万5000円を差し引いた9億7726万9086円が実質収支額であります。  以上、一般会計及び各特別会計について概要のみ申し上げましたが、詳細につきましては関係職員より御説明申し上げます。  何とぞよろしく御審査を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。よろしくお願いします。 ○菊地 委員長 次に、監査委員から審査意見の概要について説明を求めます。 ◎田中 代表監査委員 監査委員を代表いたしまして、私から平成17年度八戸市一般会計及び各特別会計決算並びに基金の運用状況につきまして、審査の概要を説明申し上げます。  決算審査に当たりましては、提出されました決算報告書、歳入・歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書のほか、定期監査や例月出納検査の結果なども参考として実施いたしました。  その結果、各決算は関係法令に準拠して作成され、その計数は正確であり、また、予算の執行状況につきましても適正に行われているものと認められました。  次に、基金の運用状況についてでありますが、物品調達基金は基金目的に沿って運用されておりまして、その計数は正確であると認められました。  なお、審査意見の詳細につきましては、お手元に配付してあります別冊の審査意見書に記述してございますので、省略をさせていただきます。  以上をもちまして、決算審査の概要説明を終わります。どうぞ御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○菊地 委員長 この際、収入役及び監査委員には必要に応じて出席を求めることにいたしますので、退席されて結構でございます。  また、理事者におかれましては、決算の審査に支障のない範囲で退席されて結構でございます。御苦労さまでございました。  それでは、平成17年度八戸市一般会計歳入歳出決算の歳出から、款ごとに順次審査に入ります。  第1款議会費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 決算書の132ページをお開き願います。  第1款議会費について御説明申し上げます。  予算現額は6億7878万8000円であり、支出済額は6億7337万6413円でございます。不用額は541万1587円で、執行率は99.2%となるものでございます。  議会費は議会活動に要した経費でございますが、1節の議員の報酬、2節以下の事務局職員の人件費、物件費のほか、134ページに参りまして、19節の市議会議長会等の各種負担金及び政務調査費が主なものでございます。  以上で第1款議会費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第1款議会費の質疑を終わります。  第2款総務費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 136ページをお開き願います。  第2款総務費について御説明申し上げます。  予算現額は81億6910万54円であり、支出済額は80億6218万4232円でございます。翌年度への繰越額は繰越明許費に基づく市勢要覧作成委託料の449万4000円でございます。不用額は1億242万1822円で、執行率は98.7%となるものでございます。
     1項1目一般管理費では、三役及び一般職員合わせて186人分の人件費、物件費のほか、138ページに参りまして、11節の庁舎の光熱水費、12節の通信運搬費、13節の庁舎清掃業務等各種維持管理業務委託料、140ページに参りまして、14節の駐車場使用料、OA機器等借上料、19節の八戸地域広域市町村圏事務組合(事務局分)負担金、142ページに参りまして、職員互助会負担金が主なものでございます。同じく1目一般管理費は、平成16年度からの繰り越しとなった南郷区庁舎耐震診断業務委託料を執行したものでございます。  2目文書広報費は、8節の行政員報償費、144ページに参りまして、11節の広報はちのへの印刷製本費、13節のテレビ放送等委託料、19節の町内会振興交付金が主なものでございます。  3目財産管理費は、12節の公有財産に係る火災保険料、146ページに参りまして、25節の財政調整基金、市債管理基金、市民病院整備費償還基金、是川縄文の里整備基金の各積立金が主なものでございます。  4目企画費は、13節の総合計画策定委託料、148ページに参りまして、生活交通再編計画策定業務委託料、「e-八戸」推進計画策定支援業務等委託料コミュニティバス運行委託料、14節の八戸駅ビル入居施設賃借料、19節の地域生活交通対策費補助金移管バス区間運行維持費補助金が主なものでございます。同じく4目企画費は、平成16年度からの繰越明許費の事業ですが、県負担金減額によるものであります。  5目支所費は、次の150ページにわたりますが、八戸駅ビル内の市民サービスセンターのほか、島守支所を含む8支所の運営に要した人件費、物件などの管理経費でございます。  6目交通対策費は、152ページに参りまして、13節の違法駐車防止対策事業委託料、19節の交通安全協会等関係団体への補助金が主なものでございます。  7目交通安全教育施設費は、八戸公園にあります交通安全ふれあい広場の管理経費でございます。  154ページに参ります。  8目電算管理費は、住民記録等、市の事務の電算処理に要した経費のほか、周辺4町村、広域事務組合から受託している電算業務に要した経費でございます。  9目市民相談室費は、次の156ページにわたりますが、市民相談室の職員の人件費、物件費が主なものでございます。  10目市史編さん費は、158ページにわたりますが、市史編さん業務に要した編さん委員等の謝礼のほか、職員の人件費、物件費が主なものでございます。  11目男女共同参画社会推進費は、13節の情報誌発行業務委託料のほか、男女共同参画推進月間イベント等に要する物件費等が主なものでございます。  160ページに参ります。  12目市民活動サポートセンター費は、まちづくり活動やボランティア活動等、市民の自主自発的な活動となる総合福祉会館内にある同センターの運営費が主なものでございます。  13目ダム湖展望交流施設費は、山の楽校の管理運営業務等が主なものでございます。  2項1目課税費は、162ページにわたりますが、住民税課、資産税課、南郷区市民生活課の課税事務に要した人件費、物件費のほか、13節の税総合オンラインシステム改修委託料固定資産評価支援システム委託料、14節の税総合オンラインシステムに係るOA機器等借上料が主なものでございます。  164ページに参ります。  2目収納費は、収納課の徴収事務に要した人件費、物件費のほか、14節の税総合オンラインシステムに係るOA機器等借上料、166ページに参りまして、19節の納税貯蓄組合事務費補助金、23節の税過誤納金還付金が主なものでございます。  3項1目戸籍住民基本台帳費は、戸籍、住民基本台帳、印鑑登録証明等の事務に要した人件費、物件費が主なものでございます。  168ページに参りまして、2目模写電送装置費は、市民課と各支所等を結ぶ模写電送装置の管理経費でございます。  3目住居表示整理費は、住居表示整理事務に要した人件費、物件費のほか、13節の桔梗野工業団地の住居表示調査業務委託料が主なものでございます。  170ページに参ります。  4目外国人登録費、5目人口動態調査費、6目人口移動調査費は、それぞれの事務に要した経費でございます。  4項1目選挙管理委員会費は、172ページにわたりますが、同委員会の人件費、物件費などでございます。  2目農業委員会委員選挙費は、立候補者が定数を超えないため投票は行われませんでしたが、準備に要した経費であります。  174ページに参ります。  3目市長選挙費は、平成17年10月30日に執行した同選挙に要した経費であります。  4目衆議院議員選挙費は、176ページにわたりますが、平成17年9月11日に執行した同選挙に要した経費であります。  5項1目統計調査総務費は、178ページにわたりますが、各種統計調査のための人件費、物件費が主なものでございます。翌年度への繰越明許費は、総合計画等の調整に不測の日数を要したため、市勢要覧委託料を平成18年度に繰り越したものであります。  2目農林水産統計調査費、3目商工統計調査費、180ページに参りまして、4目学校教育統計調査費は、それぞれの統計調査に要した経費でございます。  5目国勢調査費は、平成17年10月1日に実施した国勢調査に要した経費でございます。  6項1目監査委員費は、182ページにわたりますが、監査委員の報酬、事務局職員の人件費、物件費が主なものでございます。  7項1目自衛官募集費、2目臨時運行許可費は、184ページにわたりますが、それぞれの事務に要した経費でございます。  以上で第2款総務費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆石橋 委員 私は1点通告しております所得証明書の発行についてということで、委員長からも手短に、簡潔にということでございますので、その旨に沿いながらやっていきたいと思います。  この所得証明書の発行に当たっての委任状についてちょっとお伺いしたいと思っております。  というのは、私の住んでいる地域の方から言われたんですが、本来であれば、代理の方が行った際には委任状を持っていかなければならない。ところが、窓口の方では、ああ、いいですよと、どうぞと、本人の名前を書いてください。発行してあげますというふうな手続があったということが伝わっていて、本当にそれでいいものかどうかという話が出ておりました。本来であれば認められないようなものなんですが、どういうことでそうなったかわかりません。  そういうふうなことが窓口においてあるのかどうか。また、こういう委任状についての取り扱い――どういう際には委任状が必要なのか。その辺の確認をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎獅子内 資産税課長 お答えいたします。  委任状の件でございますが、平成16年4月1日より資産税課が税の総合窓口の方を実施してございます。それ以前に平成14年7月より八戸市個人情報保護条例の施行に伴い、委任状の扱いを見直してございます。というのは、それまでは同一世帯の家族、夫婦であれば、委任状なしでも発行してございました。それ以後は、保護条例を施行いたしましたので、本人以外は全部委任状を提出していただいてございます。  以上でございます。 ◆石橋 委員 わかりました。その中で、そういうふうな事例はなかったのかどうかはちょっとこの後聞きたいと思っています。  それとあと、もし障害のある方、例えば目が見えないとか字が書けないとか、そういう方々に関してはどういうふうになさっているのか。  それと、さっき言いましたけれども、そういうふうな部分での窓口等で委任状がなくて、それで証明書を出したとかという事例を確認されているかどうか。その点についてちょっと聞きたいと思います。 ◎獅子内 資産税課長 お答えいたします。  委任状なしでの交付というのは、私の方でちょっと把握してございませんけれども、特例としまして、字の書けない方、遠隔地の居住者からの請求があった場合、未成年の場合、それから高齢等により委任状の意思確認ができないというような場合、御相談があれば私の方で、御老人で入院している等あれば、お医者さんの方に御連絡して、それで確認して出しているというような状態でございます。  以上でございます。 ◆石橋 委員 わかりました。これは特別に強くこうだというふうなことは申し上げません。聞いた範囲でそういうふうな事例がございますので、努めて今後とも委任状の取り扱いについては気をつけていただいて、また、窓口に行った際にも、わからないで来た方には、より努めて丁寧に対応していただけることをお願いして、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆寺地 委員 まず初めに、委員長におわびと訂正のお願いがございます。  第3款で通告してありました報告書103ページ、沿岸漁業構造改善事業については、第6款の誤りでありましたので、訂正しておわびを申し上げたいと思います。  私の方からは、通告してありました報告書30ページにあります重点事業についてお尋ねをしたいと思います。  重点事業につきましては、一般質問の中でも、県の対応やさまざまなことで議論が今沸騰しておりまして、この報告書の方を見ましても、平成17年5月31日に市議会議員に対して説明をし、平成17年6月1日、地元選出県議会議員に説明をするというふうな形で載っております。最重点要望が7件、重点要望が11件、以上18件のこの要望をしていることに対する精査といいますか、実効性といいますか、そういうふうなことがなかなかにして見えてこないような形であります。  そのことについて理事者の皆様方は、重点要望、最重点要望、八戸にとって特に必要だと思われてのことであるでしょうが、この実効性についてどのようにお考えなのかお尋ねしたいと思います。 ◎大坪 政策推進課長 それでは、寺地委員にお答え申し上げます。  御案内のとおり、当市では毎年度、翌年度の国、県に対する要望事業を取りまとめまして、重点事業要望説明会を開催して、県知事に当該事業の促進の要望を行っているところであります。その取りまとめに当たりましては、重点性、緊急性、効率性等を勘案しながら十分に精査いたしまして、最重点事業と重点事業、この2つに整理しまして要望を実施しております。  平成17年度に実施いたしました平成18年度要望につきましては、委員御指摘の最重点7事業、重点事業11事業とおっしゃられましたが、平成17年度は14事業でございます。合計21事業の要望を行っておりますが、その時々の事業の必要性を十分に精査いたしまして要望活動を実施しております。  ちなみに、これまでの要望項目がどういった形で実現がなされているかということにつきまして一例を申し上げますと、毎年度事業は精査してきておりまして、当然事業の完了のめどがつけば取りやめをしているということでございまして、例えば平成15年度の要望でありますと、新井田川の総合開発事業、世増ダムの事業でありますとか、それから平成16年度に入りますと、浅水川の改修事業、さらには平成17年度要望におきましては主要地方道の八戸野辺地線の早期完成、そういった事業について、逐次毎年度事業の進捗状況に合わせた形での要望を実施しているものと考えております。  以上でございます。 ◆寺地 委員 御答弁ありがとうございました。なかなかにして八戸市民が思うような事業――特に県の施設等で市民が不満を抱いているというふうな現状です。私たちはこのことに議員として非常に責任を感じている。一般質問での大島議員の発言もありましたが、やはり市民は大変厳しい目で議員の活動を見たり、県議会議員の方々の活動を見ている。理事者の方々の皆さんが頑張っておられるのは、逆に言えば、評価が高い。その割には議員の活動の評価が低いというのは、やはり我々にも大変責任があることだろうというふうに思っているんです。  私は重点、最重点をいつも見ていて、大変失礼ながら、かわりばえしないような同じような項目が、えてして多くある。今御説明にあった十何項目、その中で毎年同じような場所に同じような記述が載っていながら、なかなか進んでいないような気配をここ何年――下手すればずっと持っている。  そのいい例が芸術パークとか県立屋内スケートリンクの問題で、そういうふうな目に見えるものが特にそのような形になっているということは、我々も大変責任を感じています。大坪政策推進課長の方から今お話があったように、ある程度その成果がわかるように、このことについてはこういうふうなことになりました。例えば最重点の環境エネルギー産業構造特区とか、そういうふうなものについて、今回このように要望した結果、このようなことができます。このようなことに変わってきましたというふうな、目に見えるような精査の形が必要ではないかということを感じていますので、そのようなことも踏まえて検討されるように御要望して、終わりたいと思います。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 通告してあるのが2点です。1つ、窓口応対、電話応対等の教育・訓練について、それから本会議の庁内放送についての2つであります。  まず1つ目ですが、実際に来庁者に対しての応対、言葉遣いとか、それから電話に出た場合の応対等についての教育・訓練というのはどのように行われているのか。概要をお願いいたします。 ◎早狩 総務部次長兼人事課長 お答え申し上げます。  窓口、あるいは電話応対の際の職員の応対ということにつきましては、一昨日の一般質問でも畑中哲雄議員からもお話がございました。現在、私どもこれまでも再三にわたって職員に対して文書等を通じて注意を促してきたところでございますが、単なる文書の通知だけではなく、より効果を上げるために、所属長が日常的かつ継続的に職場単位で職員を指導する体制が重要であろうということを考えておりまして、そのようなことで、具体的な取り組みといたしましては、1つには、職員の市民応対等における注意事項というものを定めまして、それを職員の皆さんに周知を図っているということが1つございます。  これは、例えば電話での応対など、まず自分の所属、氏名を名乗ること、あるいは市民に対する声かけ、あいさつの徹底、それから服装については、華美な服装や奇抜な髪形、髪の色などにしないこと、そのほか応対につきましても明るく、そして言葉遣いは丁寧にということを注意事項として定めまして、それを職員に示しております。その周知の徹底を図るとともに、所属長に対しては、この注意事項を単に職員への回覧で終わらせることなく、職員の目の届く場所に掲示をしたり、あるいは朝礼の際に所属長から注意を促すなど、そういう方法を使いながら徹底を図っているということが1つございます。  そのほかに、職員の服務、あるいは接遇に関しての職場管理チェックシートというのを設けてございまして、これは、例えば先ほども申し上げましたけれども、実際に各職場において、職員が電話応対の際、課名ですとか名前を名乗っているかどうか、そのほか市民への声かけ、あいさつは徹底しているのか、それから言葉遣いは丁寧かとか、そういう15項目にわたるチェック項目を設けまして、このチェックシートを各課に示しまして、所属長にはチェックシートのそれぞれの項目を適正に評価していただいて、その評価結果を踏まえた形で職員個々に適切な指導をお願いしているということでございます。  それから、もう1つの取り組みといたしましては、私ども人事課で行っております研修でございます。この研修は、さまざまな階層ごとに研修を行っておりますけれども、それぞれ接遇という観点から接遇研修の場を設けております。例えば1つは新採用研修、これは年に2回、前期と後期に分けて行っております。前期の研修では、これは4月でございますけれども、市民への応対と題しまして、市民との応対時の心構えですとか、面接、あるいは電話応対の際の基本的なマナーについて、講義あるいは演習を通じながら学ばせているということが1つございます。  それから、ちょっと長くなりますけれども、後期研修でも、前期での研修を踏まえて、また再確認をしてもらう意味で、外部から講師を招きまして、例えばことしにつきましては、ホテルの支配人にお願いを予定しております。外部の講師にお願いをして、例えばおもてなしの心と題して、お客様への心配り、気配り、それからサービスのあり方について講義をしていただくというようなカリキュラムをつくっております。  そのほかに、採用後一、二年の主事級の職員につきましても、同じような接遇研修を行っているという状況でございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 ありがとうございました。この件につきましては若干御要望だけ申し上げたいと思います。  ホテルの支配人を講師にというのは大変にいい考えだというふうに思います。接客についての市場で、一般的にプロはどこだということになりますと、やはりホテルの人というふうに言われております。そういった意味で、ホテルの支配人に電話の対応、現場でのあいさつということでぜひ実施をしていただきたい。  ちょっと長くなりますが、実際に理事者になられておられる次長、部長、さすがに職員の時代からきちっとそういったことを守っておられて仕事をなさってきたからこそ、そこまでになっておられるというふうに思うんです。ですから、電話をしたときに、必ずご自身からお名前を、部長の何々です、次長の何々ですというのは承っております。  ただ、実際の応対の流れの中で、大変恐縮ですけれども、これは、私は嫌われながら何回も言っているのでありますが、どこどこに電話をする。では、担当にかわりますといったときに、よく、はい、かわりましたと言ってくれているんですけれども、私は、済みません、あなたはどこのだれですかとよく聞くんです。これは非常に意地が悪いなと自分は思いながらも、やはりそういう応対をしてほしいという気持ちがありますので、あなたはどこのだれ――私は言っておりますけれども、議員の坂本眞将ですよということを、基本的な話なんですが、ただ、どうしても早く答えたいというような思いがあれば、なかなかそれができない。  ついついかわりましたと言ってしまうのかもしれないんですけれども、いつも民間の話を引き合いに出して申しわけないんですが、民間企業では結構そういうことは常々、所属長から言われている。厳しくやっていることでありますから、電話が、実は困っているんですというようなことについてのまず入り口であると。市民の方からの訴えの入り口であるということをもっと認識していただきませんと、そこで、いや、もうだれにしゃべったかわからないから、そのままになってしまうということになってはいけないと思います。  それから、伝言する場合も、私は自分で民間の仕事をやって20年ですけれども、非常に感銘を受けたのは、最初どこかにかけたときに、伝言をお願いしますと言ったら、伝言についてまず確認をされました。何と何と何ですね。おたくはだれだれさんですね。はい、承りました。私はどこどこの何々です。だれだれに伝えておきますとはっきり言われたときに、おっ、できているなと、すごいなと思ったんです。そういったことにつきましても、ホテルの支配人を講師にしてということですから、今後なされていくと思いますけれども、ぜひ気がついたときに随時やっていくというふうにお願いをしたいと思います。  それから、窓口応対ということで通告しておりますから、ちょっと意地が悪いかもしれませんが、資産税課の窓口の応対についてちょっとお尋ねします。  個人情報の扱いについて、平成16年4月から変更になったということでありまして、私自身は、大変恐縮でありますが、各納税証明、その他いろいろな証明書をとりに別な仕事柄よく窓口にお邪魔しておりまして、そうしますと、本人確認として委任状が必要かどうかということは厳正にやられてきたというふうに記憶をいたしております。資産税課におきましては、そういったことについて、これまで何か問題があったというような報告を受けたことがまずあるでしょうか、ないでしょうか。 ◎獅子内 資産税課長 お答えいたします。  私は4月から資産税の担当をいたしておりまして、4月からは苦情は受けてございません。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 4月からというか、引き継ぎの中でもそういったことはなかったという御答弁と理解いたしますが、くれぐれもそういった間違いのないように、今までもないと思っておりますので、ぜひ取り組んでいただきたいのであります。  加えて申し上げたいんですけれども、自分の担当している窓口で取り扱っている証明書、それについて本人でなければだめなのか、委任状が必要なのかということは、やはり整理しておいていただきたい。  それから申請の権利やなんかで、申請をする権利があるのかないのか、ちょっと待ってくださいと、これは窓口の応対でよくあるんです。でも、そういったものはもうずっと取り扱っているものですから、この証明書については本人しか申請できないとか、いや、権利者はこういうものだとか、そういうことを列挙したものを、それからこれについては委任状が必要だ、そうでなくて同一世帯まではいいのだというようなものをきちっと整理して、マニュアル化して窓口の応対をしていただきたいということを御要望申し上げまして、この件については終わります。  次に、145ページにあります本会議の庁内放送について、一般質問で取り上げている件でありますけれども、これの取り組みについてお願いいたします。 ◎林 総務部次長兼総務課長 坂本眞将委員にお答えいたします。  9月定例会において御質問をいただいておりまして、そのときは市長の方から、職場の状況を勘案しながら方策を検討し、視聴できる環境の整備に努めたいと答弁申し上げているところでございます。  その後の対応というところでございますけれども、別館の方につきましては、今年度中に別館の各階で本会議の視聴が可能となりますよう、議会の議場から中継ケーブルを敷設する予定としてございます。その関連経費につきましても本定例会に補正として提案しておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 御答弁ありがとうございました。6月に取り上げて、もう既にそういったことについて補正の方も措置されているということでありますので、その取り組みに敬意を表したいと思います。  庁内意識を高揚するということにつきまして、やりとりをみんなに見てもらう、問題意識を共有してもらうということで非常に意義深いことであると思いますから、今後も進めていただきたいと思います。  以上です。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畠山 委員 通告してあります2款1項、報告書の35ページです。  陳情・要望・市長への手紙について、576件ということで報告書にありました。二、三年さかのぼって調べてみると、やや増加傾向にはあるということで、大ざっぱですけれども、内容をどのように分析されているか。まずお知らせいただきたいと思います。 ◎前田 調整広報課長 ただいまの御質問にお答えしたいと思います。
     平成13年からの処理でございますけれども、市長への手紙に関しましては、毎年67%の増とか22%の増という形でふえております。その主な項目ですけれども、経済部関係、健康福祉部関係、それから建設部関係、教育委員会関係の方がかなりの数といいますか、多い方の部類に入っております。その中でも、観光課とか子ども家庭課、それから教育委員会のスポーツ健康課とか、もちろん建設部の中の道路維持課とかの件数が際立って多いと思います。  以上です。 ◆畠山 委員 この報告書には、市民生活についての要望・苦情・意見をまちづくりに反映させるよう、関係部課と連絡調整し、処理にあたったと。処理に当たっているわけですけれども、苦情、要望を受けてうまく改善ができたという事例、それからどうにもならなかったという事例を1つずつ紹介してもらえませんか。 ◎前田 調整広報課長 お答えいたします。  自分のところで大変恐縮なんですけれども、ホームページのレイアウトを整備していただきたいというような要望が結構出ておりまして、本年度CMS――コンテンツ・マネジメント・システムを導入することになりまして、御要望にこたえられるようになったのではないかと思っています。  あと、どうにもならない事案でありますけれども、個人的に職員との調整が悪くなりまして、それを延々と何度も何度も市長への手紙で繰り返し要望されるといいますか、苦情を申し込まれるのは、担当課としてもちょっと苦慮しているところであります。  以上です。 ◆畠山 委員 まちのお店にも店長直行便とか、名前はいろいろありますけれども、苦情とか要望を受け付けて、こういうふうに改善しました。改善したものを写真とかそういう形でお返しをする。ですから、言ってくれた本人だけでなくて、お客様みんなに見えるところに掲示するとか、そういう仕組みをやっているところもたくさんあります。  もちろん役所の今の576件の中でも、どうにもならないものは出せないし、出す必要もない。ただ、出せるものもあるのではないかと。要望を受けて、こういうふうにちゃんと改善しましたと。データとしては、役所の中では見られるようになっていますけれども、市民には出ていない。ですから、お知らせとして出せるものがあれば出していくことによって、市政にも関心を持っていただく。声を上げたことはこういうふうに改善されていくということにもなっていくのではないかと思いますので、ぜひよい事例を公表していただくことを考えていただきたいというふうに要望して、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 2点だけ簡潔に伺います。  1つは、決算書の141ページ、地方行財政調査会負担金、この会の性格とお金の内容についてちょっとお知らせください。 ◎林 総務部次長兼総務課長 畑中哲雄委員にお答えいたします。  地方行財政調査会の負担金でございますけれども、最初に地方行財政調査会の内容について簡単に御説明いたします。  この地方行財政調査会でございますけれども、これは、地方自治体の行政、財政について専門的に調査研究し、その成果を地方自治体等に配付するとともに、研修活動などを通じまして、地方自治の発展へ寄与することを目的として、昭和51年11月、時事通信社を母体として設立された社団法人でございます。  そして、その負担金の中身ですが、254万1000円となっております。これは、1つには総務課の所管でございますけれども、各種政策課題調査関連経費の部分といたしまして138万6000円、もう1つは人事課の分でございますが、研修講師の派遣負担分といたしまして115万5000円となってございます。  以上です。 ◆畑中〔哲〕 委員 そうすると、これはほとんどの自治体が入っているというふうに見ていいですか。 ◎林 総務部次長兼総務課長 お答えいたします。  平成18年度現在の会員数でございますけれども、全国都道府県、市町村、それから中央省庁等含めまして405団体となってございます。  以上です。 ◆畑中〔哲〕 委員 わかりました。405だと、数としてはまだまだ少ないということで。  もう1つ、149ページ、地域生活交通対策費補助金、この事業の内容についてちょっとお知らせください。 ◎石黒 都市政策課長 地域生活交通対策費補助金は、地域における必要な生活交通の確保を図るという観点で、バス事業者に対して、路線を維持するため、赤字分を補てんするという目的で交付しているものでございまして、国庫補助、それから県の補助、それに各市町村の負担ということになっております。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 わかりました。 ○菊地 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 1点だけ伺いたいと思います。  2款2項、164ページの収納費ということで、きょうもまさに新聞に載っていました固定資産税の過大徴収。また、以前には冷凍庫の過大徴収ということで、再三にわたって新聞をにぎわせているわけでありますけれども、課長の方からそれなりの説明を受けながら一定程度理解はいたしておりますし、これからの方向性みたいなものもお聞きをしてきたわけであります。ただ、公の場所である程度の方向づけをしていただきたいということもありまして、質問をさせていただきたいと思います。  これは税法上5年にさかのぼってお返しをするということでありますけれども、当然取られた側にすれば、それはちょっと不合理だなと、こういうふうに当然思うわけでありまして、それにつきまして、どうしても現在は規定がないというようなことで、5年分しかさかのぼってお返しできないというようなことなわけです。聞くところによりますと、他の自治体ではきちっと規定を講じて、さかのぼって返還をしているというふうなところもあると伺っていました。そういったようなところの事例はどれぐらいの自治体であるのか、また、どういうような規定を設けているのかということについて、まずお知らせいただきたいと思います。 ◎獅子内 資産税課長 他の自治体で5年以上遡及して還付するというところがどれぐらいかというふうなのは、把握はしてございません。ただ、この前の冷凍庫の段階で調べた段階では25ぐらいのうち、5つか6つぐらいが、特に北海道の方では5年以上返すというふうにインターネットでの情報を得てございます。  それから、5年以上遡及しての還付という話ですけれども、古くは平成2年、3年あたりに大阪市、神戸市、それから横浜市、これらが先立って、課税明細書、資産内訳書というふうなものを納税通知書に添付して送付した経緯がございます。その時点で課税誤りというのが判明しまして、それに対応するために、国家賠償法とか地方自治法の制度を活用して5年以上遡及還付するという制度をつくってございます。  八戸市に関しましては、平成9年度から課税明細書を送付していると。その時点でそういう制度をつくろうかという動きがありましたけれども、地方税法での賦課決定、そして修正更正、これは5年しかできないと。そして時効というのがあるということで、平成9年度の時点でそういう要綱をつくるのを見送っているという経緯がございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 そういうような部分について、税法上の規定とかで5年以上さかのぼって返還できないというような規定はあったにしても、逆に民法上から言えば、当然過ちを犯して余計に取り過ぎた部分については謝罪をする、あるいは慰謝料を払うというような制度があるわけですので、そういうことを考えますと、どうも税法上の規定だけをとらえて5年しかさかのぼって返せないのだと。あとは謝罪して済ませるというようなことになりますと、例えば一般の方々、私なんかも小さな家ですけれども、固定資産税を、例えば5000円、1万円と上乗せして取られていたとしても気がつかないわけです。  その計算式とかが一緒についてくるのであれば、自分なりに計算して、ちょっとこれはおかしいのではないかということが言えると思うんですけれども、一般的には自分が多く取られ過ぎているということはわからない。ずっと取られてきたと。5年だけしかお返しできませんということだと、どうも市の対応というところについて、課長のところでは当然規定どおりにしかやれないわけですけれども、これはもっと上の方、部長なり市長なりが考えて、そういったような制度を、きちっと規定を設けるというようなことにしていかなければならないだろうというふうに思っています。その点についてお聞きしたいと思います。 ◎獅子内 資産税課長 はっきり言って、よその方の規定を今集めている状態でございます。そこで、今回冷凍庫の問題とか、それから、きょう新聞に載りました住宅用地の問題、あれは年に10件前後出ています。そういうものにどういうふうに対応するか。それから、固定資産税だけではなく、今回は国民健康保険税は資産割というのはなくなりましたけれども、そこら辺の方まで影響しますし、あと役所内の税以外にもいろいろあると思うんです。そこら辺をひっくるめながら勉強してみなければならないのではないかという段階でございます。  以上です。 ◆山名 委員 勉強して先へ進まなければどうにもならないわけでして、勉強した結果、それをさかのぼって返還するような規定をぜひとも設けていただきたい。または、部長なり市長なりに具申をしていただきたいということで、要望にとどめて終わりたいと思います。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 山名委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆坂本〔眞〕 委員 課税額の決定は実態調査で行っているんでしょうか、本人の申し出で行っているんでしょうか。 ◎獅子内 資産税課長 お答えいたします。  固定資産税につきましては、賦課決定ということで、賦課期日は1月1日現在でございます。その所有者に対して決定して、3月末日までに課税台帳を整備して、納税通知をお送りしているということです。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうしますと、大変恐縮な言い方ですが、異議申し立ての機会というのはどういうふうになっているでしょうか。 ◎獅子内 資産税課長 お答えいたします。  納税通知書を発送いたしまして、納期後1カ月。ですから、ことしの例をとりますと、4月3日に納税通知書を発送してございます。縦覧期間が4月末日でしたけれども、日曜日でしたので5月1日。審査申し出とか異議申し立ては、それの1カ月後ですから6月2日までという状態でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 それでは、御要望申し上げたいと思います。  この課税決定について異議がある場合はという、たしか注意書きが通知書にあったというふうに記憶をいたしております。ですから、行政側としては、間違いについて申し出なさいという機会を与えているということに理屈の上ではなるわけでありますけれども、実際に一般的に素人の方が、先ほど山名委員がおっしゃったように、自分のは間違っているのかどうかということを知る機会というのは非常に少ない。一般に素人の方が縦覧できるからといって、自分のものと他に近いところと比べて、あっ、おれのは違っているなということを思うということは非常に少ないということがありますので、ぜひそういったことにつきましては今後も慎重に取り組んでいただきたいというのが1つ。  それから還付については、5年というのは、実は、これは多分――多分は公式の場では恐縮であります。これは、私が思うのは、納税者の側から取り戻せる、申請できるのが5年ということでありまして、賦課決定者につきまして更正をして還付するということは、その5年を超えてできるはずであります。納税者の側が間違ったのを取り戻すために申し立てできる期限が5年であって、賦課決定した側が、これは間違っていたから還付するというのは、税法上7年だったというふうに記憶いたしておりますので、その辺を調べまして、ぜひお取り組みをいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で山名委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 139ページの委託料のところですが、自家用電気工作物保守点検作業委託料210万円というのがありますが、これは庁舎の設備の保守点検という意味でしょうか。ちょっとそこをお聞きします。 ◎林 総務部次長兼総務課長 そのとおりでございまして、庁舎の電気工作物の保守点検作業委託料でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 この間、9月4日に大停電が起きまして、全国に有名になったんですが、これはどういう点検をやって、どこの会社が行っているんでしょうか。何年ぐらい前からこれを頼んでいるのか。同じ会社なのか。 ◎林 総務部次長兼総務課長 自家用電気工作物保守点検作業委託料につきましては、興陽電設という会社に、手持ちの資料ですと、平成13年度から平成17年度まで委託してございまして、これは8社による入札の結果でございます。  以上です。 ◆畑中〔哲〕 委員 そうすると、今回の停電になったそういうところまでは点検の義務がないんですか。 ◎林 総務部次長兼総務課長 お答えいたします。  定期点検というのは年間1回ございます。そこは業者にお願いしておりますけれども、そのほかには担当課、私どもの総務課職員が毎日配電盤、そういうところを目視いたしまして、数値等を常に記入し、異常がないかどうかを見ております。そうした中での異常の発見に努めているという状況でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 では、興陽電設がまず請け負ってと、これは会社が毎年変わっているんですか。 ◎林 総務部次長兼総務課長 先ほども申し上げましたけれども、これはずっと入札をしてございます。入札した結果、過去5年間は同じ業者がとっているという状況でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 一般的に保守点検というのは、そういう事故が起こらないようにきちんと点検していると。210万円ですから少ない金ではないんです。少なくても1カ月1回とか2回ぐらいは点検して、想定してみて、どういうところが問題なのかということを点検して、事故がないようにするのが、機械物の保守点検の契約だと私は思うんです。多分電気もそうだと思います。これは点検が不十分でなかったのかと。ちゃんと点検をやっているのかという疑問もありますので。  もう1つは、職員の方々は、もちろんこういう資格のある人がやっているんでしょうけれども、職員の方々もこれは専門ではないと思うんです。もちろん職員は、この210万円に入っていないわけだから、どういうことをやっているかわからないんですが、ちゃんとした資格を持った人で、技術がある人でちゃんと保守点検の会社と一緒になってやっているのか。職員もそういう資格がある人が見ていることになっているんでしょうけれども、その頻度といいますか、ほかの仕事がいっぱいで見る機会がないとか、そういうことにはなっていないんですか。 ◎林 総務部次長兼総務課長 総務課の庁舎管理グループの中には技術職の職員というものを配置してございまして、機械であるとか設備、電気、そういう職種で採用した職員が配置されてございます。当然毎日の目視の点検につきましては、電気の職種で入った職員に担当させております。  以上です。 ◆畑中〔哲〕 委員 ちゃんとそれはやってもらわなければならないし、仕事上はきちっと時間をとって、そういう技術を磨いて、少なくともこういうことがあってはならない。今回は昼からで、余り大した被害はないというふうに発表されていますけれども、全国で非常事態になったときに、これは大変な問題が起きてくる。そういう損害も多分出たと思うんですが、そういう職員の問題と、もう1つはその会社です。本当にきちんと信頼が置ける、これからもそういうことがないように点検できる会社なのか。再度点検してやる必要があるのではないかと私は思います。この間説明を聞いたときに、後で思ったんですが、今改めてここを見て、210万円というのは少なくない金額ですので、きちっとやってもらうと。そのための保守点検料、これは契約なんです。もし事故があれば、そっちの責任なんです。そういう点をきちっとやってほしいと要望だけ申し上げて、ここは終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 先ほどの発言で間違えましたので、ちょっと訂正させていただきます。  納税者側からの還付の請求の権利の期間は1年であります。最初7年に私はこだわりましたのは、税法の時効が7年というところからいきますと、そのところを用いてくれば、7年分について更正して還付できるのではないかというところでとどめますので、その辺のところの御研究をお願い申し上げます。  以上です。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第2款総務費の質疑を終わります。  第3款民生費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 186 ページをお開き願います。  第3款民生費について御説明申し上げます。  予算現額は236億9346万9000円であり、支出済額は234億4330万6247円でございます。翌年度への繰越額は繰越明許費に基づく次世代育成支援施設整備補助金4597万3500円でございます。不用額は2億418万9253円で、執行率は98.9%となるものでございます。  1項1目社会福祉総務費は、生活福祉課、子ども家庭課、南郷区健康福祉課の職員の人件費、物件費のほか、8節の民生委員報償費、13節の社会福祉事業団運営委託料、福祉バス運営委託料、188ページに参りまして、19節の地域集会所整備費補助金、社会福祉協議会補助金が主なものでございます。  2目身体障害者福祉費は、障害福祉課職員の人件費、物件費のほか、190ページに参りまして、13節の身体障害者デイサービス事業委託料、障害者生活支援事業委託料、19節の市営バス障害者特別乗車証負担金、広域福祉事務組合負担金、20節の重度障害者医療費助成費、特別障害者手当等給付費、身体障害者施設訓練等支援費、身体障害者居宅介護支援費のほか、各種給付、支援費が主なものでございます。  192ページに参りまして、3目知的障害者福祉費は、19節の知的障害者小規模通所授産施設運営費補助金、障害者小規模作業所運営費補助金、20節の知的障害者施設訓練等支援費、児童デイサービス支援費、知的障害者デイサービス支援費のほか、各種支援費が主なものでございます。  4目老人福祉費は、高齢福祉課職員の人件費、物件費のほか、194ページに参りまして、8節の市敬老祝金、13節の高齢者福祉施設運営委託料、在宅介護支援センター運営委託料、生きがい活動支援通所事業委託料、軽度生活援助事業委託料、19節の八戸地域広域市町村圏事務組合負担金、196ページに参りまして、市営バス高齢者特別乗車証負担金、地区敬老会補助金、20節の老人ホーム措置費等の扶助費が主なものでございます。  5目行旅病人等取扱費は、行旅病人の保護等に要した経費でございます。  6目遺児対策費は、20節の遺児に対する入学・卒業祝金、198ページに参りまして、21節の奨学金貸付金が主なものでございます。  7目障害者福祉推進費は、20節の重度障害者タクシー料金助成費が主なものでございます。  8目特別会計整備費は、国民健康保険及び介護保険特別会計への繰出金でございます。  2項1目福祉年金事務費及び2目拠出年金事務費は、200ページにわたりますが、同事務に係る職員の人件費、物件費が主なものでございます。  3項1目長生園費は、13節の社会福祉事業団への運営管理等委託料、15節の施設整備工事費が主なものでございます。  2目市立集会場費は、更上閣及び同別館の運営等委託料でございます。  3目市民保養所費は、洗心荘の管理運営の委託料でございます。  4目勤労身体障害者体育館費は、202ページにわたりますが、同館の管理運営経費でございます。  5目福祉公民館費、6目身体障害者福祉センター費は、それぞれの施設の管理運営経費でございます。  204ページに参ります。
     7目知的障害者更生施設費は、206ページにわたりますが、いちい寮の職員の人件費、物件費などの管理経費でございます。  8目総合福祉会館費は、同会館の管理運営の委託料が主なものでございます。  4項1目児童福祉総務費は、1節の家庭相談員報酬、子ども家庭課職員の人件費、物件費のほか、208ページに参りまして、13節の児童館等運営委託料、中程度障害児保育事業委託料、保育所地域活動事業委託料、地域子育て支援センター事業委託料、放課後児童健全育成事業委託料、19節の次世代育成支援施設整備補助金、延長保育事業補助金、一時保育事業補助金、210ページに参りまして、20節のひとり親家庭等医療費扶助費が主なものでございます。翌年度への繰越明許費は、工事の施工に伴う資材の調達に不測の日数を要したため、次世代育成支援施設整備補助金を平成18年度に繰り越ししたものであります。  2目児童措置費は、20節の私立保育所運営費、児童手当費、児童扶養手当費等の扶助費でございます。  5項1目母子生活支援施設費は、13節の社会福祉事業団への小菊荘の管理運営費委託料、15節の同施設の施設改修等工事費が主なものでございます。  2目児童養護施設費は、社会福祉事業団への浩々学園の管理運営費委託料でございます。  3目市立保育所費は、212ページにわたりますが、根城保育所等3保育所及び南郷区市野沢、島守保育所の人件費、物件費などの管理運営経費でございます。  214ページに参ります。  4目知的障害児施設費は、うみねこ学園の人件費、物件費などの管理運営経費のほか、216ページに参りまして、15節の同施設の施設改修等工事費が主なものでございます。  6項1目生活保護総務費は、218ページにわたりますが、生活保護の事務に要した生活福祉課職員の人件費、物件費でございます。  2目扶助費は、生活保護費でございます。  7項1目災害救助費は、平成17年8月14日の大雨による被害者に対する見舞金等でございます。  以上で第3款民生費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畠山 委員 通告してあります3款1項、報告書の56ページ、地域安心安全情報共有システム実証実験についてと、決算書の193ページ、発達障害者支援業務委託料について、この2つです。  まず、地域安心安全情報共有システム実証実験について、この内容と成果について教えていただきたいと思います。 ◎小林 防災安全推進室参事 地域安心安全情報共有システムでございますが、実証実験の参加の目的でございますけれども、財団法人地方自治情報センターから助成金を受けまして、当システムの運用をいたすことによりまして、パソコンや携帯電話を活用しまして、市、警察、消防機関などの機関と市民が防災、防犯などの情報を共有したり、地域の情報を双方向で発信したりすることにより、安心安全の確立に加え、地域コミュニティの再生、市の施策であります電子自治体に関する理解やITを活用したまちづくりへの機運を高めることを目的として実施したものでございます。  地域対象でございますが、八戸市内全域、全市民を対象といたしました。  運用管理でございますが、市の生活・交通安全課で担当したものでございます。  関係機関といたしましては、八戸警察署、それから八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部並びに八戸市でございます。市は生活・交通安全課と防災調整課、それから教育委員会の学校教育課が対応いたしました。  内容でございますけれども、警察署からは防犯情報の提供、消防本部からは火災情報の提供、それから市の生活・交通安全課は消費生活情報の提供、防災調整課からは、気象、地震情報などの提供、教育委員会からは学校の安心安全情報の提供というような内容で実施したものでございます。  実施期間は平成17年11月11日から平成18年1月31日まででございます。  運用の時間でございますが、毎週月曜日から金曜日までの午前8時30分から午後5時までということでございまして、休日を除いて実施いたしました。  以上でございます。 ◆畠山 委員 その成果はどういうふうにとらえているんですか。 ◎小林 防災安全推進室参事 まず利用状況でございますけれども、利用登録者が186人でございました。情報を実際に提供いたしましたのは18件、内容は、警察が5件、これは不審者の情報でございます。それから消防が5件、これは火災情報でございます。それから市からの情報は8件、これは、気象情報が3件、消費者生活情報が3件、その他の情報、熊の出没とかそういう状況を2件提供しております。  以上でございます。 ◆畠山 委員 この仕組みをやってみてどういうふうに評価しているかということです。大して役に立たない仕組みだということなのか、もう少し手を加えれば全部使えるというあたりの話をちょっと教えてください。 ◎小林 防災安全推進室参事 今回実証実験いたしましたけれども、同時期、平成17年10月から教育委員会でも安全情報配信システムというのが開始をされました。私の方で実証したものは、そういうところの関係の生徒の保護者とか教職員を対象といたしませんでしたので、実際には参加者が少なかったというようなことで考えております。  ただ、防災情報ですとか防犯情報等は、後でアンケートをとったときに、犯罪が多くなっているとか、災害に不安を持っているということから、やはり情報は欲しいというようなことで伺っております。したがいまして、この情報システムにつきましては、今後再構築して広げていきたいというふうに考えております。 ◆畠山 委員 6月の議会で、緊急情報のポータルサイトの話を提案しました。そのときに、教育委員会でも今やっていますけれども、本筋は防災安全推進室ができたわけだから、そっちの方でしょうと。市長の答弁も、今回の安心安全情報共有システムの成果を生かして、新しいシステムを構築していくというような趣旨の答弁があったと思います。しっかりと成果を検証して、この成果を生かしていくんだというふうな答弁でしたから、ぜひ緊急情報のポータルシステムの早期の構築を要望して、終わります。  それから次です。発達障害者支援業務委託料について、内容と利用状況について教えてください。 ◎新谷 障害福祉課長 お答え申し上げます。  発達障害者支援体制整備モデル事業、この事業の目的は、平成17年4月1日施行の発達障害者支援法に基づくものでございます。事業の目的は、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害等の発達障害を有する障害児・者について、乳幼児期から青年期までの各ライフステージに対応した一貫した支援体制の整備を図り、もって障害児・者の福祉の向上を図るとするものでございます。  現在全国60カ所でこのモデル事業が実施されております。実施主体は八戸市です。八戸市では、自閉症・発達障害者サポートセンター・ゆめに委託しております。  モデル事業の事業内容でございますが、平成18年1月1日から平成20年3月31日までの3カ年のモデル事業でございます。平成17年は1月から3月までの3カ月間でございました。  事業内容としては、連絡調整会議の設置、個別支援計画の作成、関係者の研修、発達障害者支援センターとの連携となっております。平成17年度は連絡調整会議を1回開催しております。平成18年度でございますが、連絡調整会議は2回ほどの開催を予定しております。個別支援計画、ケース検討会議でございますが、年8回、研修は年5回を予定しております。  委託先の概要でございますが、NPO法人夢でございます。設立の目的は、自閉症という障害を持つ方々とその家族に対して何らかのお手伝いができないかと考える人たちが、自閉症特化型の支援を構築しようと発足した団体でございます。場所は小中野五丁目でございます。職員は現在10名です。利用者の状況でございますが、34名、内訳は、市内が28名、市外が6名、それから電話相談等は月平均約30件と伺っております。  以上です。 ◆畠山 委員 発達障害児ということで、前にも一般質問で取り上げて、国では小学生で6%とか、一般質問の答弁では、小学校で3.8%とかという数字も出ていました。そうすると、八戸市で1学年二千二、三百人が毎年入学しますので、6%だと百二、三十人、3.8%でも五、六十人ですか、そういうくらいの割合で発達障害の子どもたちが各学年にいる。それくらいのボリュームがあるということだと思うんです。身体とか、知的とか、精神とは違って、その障害への一般の方の理解も進んでいないということもありまして、結果、2次障害ということで引きこもりとかで学校へ行けないとか、そういうことも言われています。  これは児童生徒だけではなくて、乳幼児にも当然あるし、大人にも当然あるということで、大事な問題だと。幸い八戸で、今お話がありましたとおり、モデル事業ということで、そういう相談とかいう事業をされているということですので、ぜひこの成果をこれからの発達障害の障害児、障害者への支援の体制の整備につながっていくように要望して、終わります。ありがとうございました。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 畠山委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆上条 委員 手短に1点だけ。畠山委員から今話がありました発達障害者支援業務委託料についてなんです。  これも、全然光が当たらないときに、私もある親御さんたちから相談を受けて、理解をする会という名称で立ち上げて、継続して今も活動しているんですけれども、こういうせっかくモデル事業にNPO法人夢の方でなっているということなんですが、小中学校に対する周知であるとか、小中学校現場の教職員等々との連携という意味で、少しそのあたりがこちらの――決算書では、これは民生費に入っているわけなんですけれども、実際の現場は小中学校ということで教育サイドの方になるわけなんです。その辺との連携がどんなふうに図られているのか。ちょっとそのあたりを教えていただければと思います。 ◎新谷 障害福祉課長 お答え申し上げます。  連絡調整会議というものを設けているんですが、その構成メンバーとして、児童相談所、保育所の方の代表者、それから学校教育課、八戸市特別支援教育研究会、そういう学校関係の先生方並びに関係機関の方々からも参加していただいて、この連絡調整会議並びに検討委員会を実施しております。  以上です。 ◆上条 委員 わかりました。当然そのメンバーに入っているのは、私も存じているんですけれども、いま少し周知が足りないかなという気がいたします。現場で本当にそういう子を抱える親が困ったなといったときに、こういったモデル事業があって、ここを訪ねればいいんだと。そこまでなかなかつながらない。あるいは、この5年ぐらいの間に、畠山委員からの質問も幾度も出ていますし、私なんかも含めて幾度となく取り上げられる中で、全国的にも非常に今光が当たってきておりまして、大分環境が変わってきていると。5年前にやったときは、本当にだれも知らなくて、LDとかAD/HDとは何のことだというところから始めたわけなんですけれども、環境が今大分変わってきているなという気がいたします。  その割には、実際、現場の小中学校の教職員の先生方が、例えば親がそういう相談をすると、軽度発達障害と、この障害という名前のつくことによって、何か非常に特殊なことのように受けとめて、いやいや、大丈夫ですよ、あなたのお子さんはというふうに言われる。大丈夫とか大丈夫ではないとかではなくて、通常の学級に通えるというふうに分類されている子どもたちの中にそういう子たちがいるわけですので、非常に身近で、なかなか判別のしにくい難しさを内包している問題ですので、できるだけ現場の先生方にも情報を投げかけて、また、現場の先生からもっともっと、代表者だけが行って、情報交換会を年に1回、2回するということだけではなしに、せっかくこういうお金をいただいてやれる事業があるわけですので、この機会をいま一歩踏み込んで取り組んでいっていただければと思います。お願いをして、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で畠山委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 通告させていただいております6項生活保護費扶助費の補正額について、ページ数を間違えまして、216と書いておりますけれども、218ページであります。  当初予算額48億円に対しまして5億400万円、10.5%の補正額でありますが、率直に言って、10.5%という高い割合のこの補正についてどのようにとらえておられるか。所感をお願いいたします。 ◎松原 生活福祉課長 お答え申し上げます。  生活保護費につきましては、前年度の予算現計でもって当初予算を編成しております。その後、生活保護動向とか制度改正等に伴う影響などを考慮しながら、9月までの実績とその後の状況を見ながら12月で補正をしております。  そういうことで、保護の動向ですが、平成16年度は月当たり2174世帯、平成17年度は2360世帯、月当たり186世帯の伸びとなっております。そういうことで、12月に4億3900万円補正しております。あとは、南郷区の合併による生活保護世帯が県から市に移管になりましたので、この影響も7300万円前後ございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 御答弁ありがとうございます。いろいろ御苦労をおかけしておりますが、1点要望にして申し上げたいと思います。  きのうの本会議でもこれに関連したことを取り上げております。平成7年の決算額から見て、平成17年は180%、10年で80%も伸びている。そうしますと、担当する職員の方は、その伸びについて非常に不安を持つであろうと。それが市の行政にかかわっている人の一般的な感覚かもしれないわけでありまして、その方ももしかすれば、担当職員の方は、財政の部署にいた人もそちらの方に行くことがあるでありましょうし、庁内いろいろな部署から回っているわけですから、全体的なバランス云々というような、そういう中で問題意識を持ってしまう。  ただ、きのうも申し上げておりますけれども、本来の生活保護の目的ということからいきますと、法の目的からいけば、こういう要件に合っている人については生活困窮者だから、行政として扶助しようというのが法の目的でありますから、申請の仕方が悪いとか書類の書き方が悪いとか、くれぐれもそういったものではねられるということがあってはならないわけでありまして、逆にこちらの側から申請を待つのではなくて、あなたは該当する可能性がありますけれども、一度来所して相談したらいかがですかというところまで、本来は持っていかなければいけない。  しかし、10年で180%になってしまっているもの、そういう業務について積極的に働きかけられるかというと、これはまたいろいろな葛藤があろうかと思います。きのうの本会議でそういったことについて現場職員の不安がなくなるように、トップとしての意識をきちっと持っていただきたい。明確に指示していただきたいということは市長に提言しているところでありますけれども、現場におかれましても、そういったことをもう一度振り返っていただきまして、法の目的はくれぐれも困っている方、要件の合っている方に行政が支出するんだということの再確認をお願い申し上げまして、終わります。  以上です。 ○菊地 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 3款1項の197ページです。市営バス高齢者特別乗車証負担金、もう1つは家族介護慰労金の2点についてお伺いしたいと思います。  きのう本会議で松田議員の方から質問が出ました。配偶者特別控除がなくなったということで、要するに、所得基準が変わったから乗車券が支給されなかったと、こういうような理由だったというふうに思っていますけれども、これについて、きのうの本会議での答弁は、3100人ぐらいの対象者であるというふうな答弁でした。そこをまず確認いたします。 ◎野里 高齢福祉課長 今の高齢者特別乗車証ということで、きのう答弁がありましたように、影響を受けた分は各課関連課の中にも相当数あります。我が方は、税制改正があるまでは通常であれば1200人程度で、税制改正の影響があった分は1300人と、トータルで2500人ということで答弁申し上げております。実質平成18年度影響があった方については、今言った理由でもって1300人程度ということになっております。 ◆山名 委員 トータルで2500人のバス乗車証が給付されなくなったわけですから、その分市営バス事業の方にも影響が大きいと思いますけれども、これらの総額についてどの程度か。ちょっとお知らせいただきたいと思います。 ◎野里 高齢福祉課長 影響分ということで、全体でしょうか。 ◆山名 委員 はい。 ◎野里 高齢福祉課長 全体であれば、交付者数が一万六千何がしで、予算的には全体で3億9000万円ということになっております。  以上です。 ◆山名 委員 いやいや、影響を受けた部分について。 ◎野里 高齢福祉課長 2400円掛ける1300人ということで出しますと、ここに計算機がないものですからちょっとはじき出せないんですが、1300人掛ける2400円ということになります。 ◆山名 委員 そうすれば結構な額だというふうには思いますけれども、私も、特別乗車証をもらっていた方に、いやいや、去年まで来ていたんだけれども、急に来なくなったんだよと。どういうわけだと聞かれたものだから、課長にちょっと様子を聞きに伺ったというところなんです。高齢者の活動をさせるために、閉じこもらないで活動させるために非常に役立っている。私の知り合いはボランティアをしていまして、種差海岸とかにごみ拾いに行っている。乗車証が非常にありがたいと。今までは実費で行っていたんだということで、そういうような弊害も起きている。  それと、税制改正によって基準が上がったために支給がされなくなったということですが、所得がふえているわけではないんです。税金は持っていかれる、バスの乗車証は給付されなくなってしまった。ダブルパンチになってしまっているんですが、そこら辺を考えますと、市が基準を下げて対応する。今までの人は給付できるような形にするというような対応がとれないものかどうかということで伺いたいんです。 ◎野里 高齢福祉課長 先ほどの金額を訂正したいと思います。  先ほど影響がどの程度あったかという部分について、単純に1300人になりましたと。2400円ということで言っていましたが、実質市営バスに払う金額そのものが1人当たり2万3660円掛ける2500人ということで、全体で5915万円ということの影響が出ております。失礼しました。 ◆山名 委員 所得がふえたわけではない。税制改正のために基準が上がってしまったものだからということで、税金は持っていかれるし、バスの乗車証は給付されないということでダブルパンチになってしまっているということですので、そこのところを市も基準をつじつまが合うような形で、今まで給付していた方々について対応できませんか、こういうことです。 ◎野里 高齢福祉課長 失礼しました。ことしは今言われたような形で影響が出ているわけです。では、来年度以降どうするかという対応が当然出てくるということで、現在、交通部並びに関係課を含めて、このバス事業の無料乗車券について検討しているところです。その結果は当然来年度の予算に影響してくる部分もあるかとは思いますが、今検討中でございまして、まだ方向性が出ていません。今年度2回関係する会議を開きまして、また今後も必要な回数を開催しまして、その対応をしていきたいというふうに考えています。 ◆山名 委員 予算に影響する部分を考えるのではなくて、利用者の方を考えていただいて、ぜひともいい方向で処理をしていただきたい。要望にしておきたいと思います。  もう1つ、家族介護慰労金につきましては、菊地議員が一般質問で必要だ、ぜひつくれという経緯がありまして、私はその後にこれは反対だというようなことがあったわけですが、利用者が非常に少ないということもあります。特に介護度が4から5の方で、非課税世帯に対して適用になるということでありまして、重度の方ですよね。要するに、所得が低いものですから、何とか介護を使わないで辛抱して10万円だけもらおう。こういうことだろうと思いますが、きのう老老介護の質問をしましたように、家族が介護をして負担がかかるということで介護保険制度ができたわけですので、何とかこういうような方々が不幸な事態にならないことを願っているわけです。  そこで、なくしなさいとは言いませんが、どうなんでしょうか。家族介護をしている方はどういった方がいるのか。今までゼロとか1人とか、ごく少ない人数だと思っていました。やはり非常に苦労が多いのではないのかなと思っていますので、民生委員なり市当局が対応するに当たって、介護保険制度をぜひとも利用してくださいというようなことに向けていかないと、非常に負担が大きいのではないのかという気がしています。そこら辺、どういったような対応をしているのか伺いたいと思います。 ◎野里 高齢福祉課長 先に年度における今までの件数を言いますと、平成13年度は1件、平成15年度は2件、平成16年度は3件、平成17年度は1件ということで、平成17年度は1人ということで、介護慰労金は10万円ということになっております。これは平成13年度から出ておりますが、対象者とすれば、今お話にあったように要介護4または5と認定された方で、1年間介護保険サービスを利用していない方ということで、在宅で介護をしているという方が対象になるということになっています。  この実態は、私らは在宅介護支援センターの方々とか居宅事業所の方々、また、民生委員の方々を通じて出てくる部分もありますので、市自体で特別に調査しているということではないんです。情報をもってすれば、今のようなところから上がってくる情報、または、介護保険課から保険サービスを利用していないという情報を得ながら、事務的には進めているという格好にはなっています。  以上です。 ◆山名 委員 市独自で対応していないということで、ちょっと不安な部分もあるんですが、なかなか人の手にかけたくないという人も中にはあろうかと思いますけれども、いずれにしても、なかなか大変だと思います。重度の方を1人の方で介護して、介護疲れになってしまってというようなことから、先ほども言いましたように、いろいろな事件が起きているということも含めて、よりよい方向で対応していただきたいということで、終わりたいと思います。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 山名委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆坂本〔眞〕 委員 恐縮でありますが、無料パスのその費用を負担した支払い先、本市が支払う先はどちらでありましょうか。 ◎野里 高齢福祉課長 市営バスが主です。それと、市営バスが走っていないところは、南部バスに乗って、市営バスの停留所とつながりができる部分までは南部バスの回数券ということですが、市営バスの無料乗車券自体は市営バスです。 ◆坂本〔眞〕 委員 では、要望申し上げたいと思いますが、以前は全部市営バスだったものが、交通部の事業見直しということで、採算の関係から一部移管しておりまして南部バスのところがあるのですが、全体的にはほぼ市営バスということになっていると思います。  市交通部の側が無料パスを使う利用者がふえたからといって、新しく何か支出するかというふうに考えますと、別段今バスに乗る人が少なくて、人が乗っていなくてもバスを走らせていると、乗務している人間がいるという現実でありまして、いや、もっと人が来ると新たに支出が発生するんだというのであれば、ここでやはり考えなければいけないかもしれないんですけれども、もっと乗ってほしいんだということを言っている中で、何ゆえにパスの支給を厳しくしなければいけないのか。  大変恐縮でありますけれども、ここは行政のかたさが出てしまったのではないかというふうに私はとらえております。独立採算でありますから、ほとんど別個に考えなければいけないかもしれませんけれども、でも、市の交通部があって、そちらに支出するわけですから、実質的に痛みがあるわけではない。交通部が利用者に対応するために新しい支出が発生するわけではないというところからいきますと、仮に乗務している方も、人が乗っていない車を走らせるよりも、無料パスであっても、おれたちは役に立っているなという思いというのは絶対あるというふうに考えます。
     以前、もう10年も前になりますが、この無料パスについて若干自分の思うところを申し上げたことに、所得が高い人については支給しないというところもあるんです。しかし、一方でいろいろな扶助を受けている老齢者の方、そういう方にパスが支給される。しかし、また一方で、ある程度の年齢を超えても仕事をして、さらに税金を納めている方。そういった方は、おれは税金を納めているのに、あいつらは税金を納めていないんだぞと、おれはまだ納めているのに、おれに市からパスは来ないというようなことも考えますと、いろいろな意味で行政のかたい部分をもう少しやわらかく発想を変えていただきまして、縮小ではなくて、パスについてはやるんであれば、どんどん範囲を広げてやっていくことの方が市民には当然歓迎されることでありますし、交通行政の面からも士気の高揚にもつながることでありますので御検討いただきたい。市長がおっしゃっておりましたが、心の通う温かい行政というような趣旨のことをきのうの本会議でもおっしゃっておられます。そのことにかんがみましても、ぜひ御検討をお願い申し上げまして、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で山名委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 報告書の56ページです。婦人相談ですが、年度別に推移がわかれば教えてください。それと同時に1つ、この相談の中で警察と連絡をとり合った件数があるかどうか。 ◎河村 子ども家庭課長 お答えいたします。  婦人相談は、八戸市では2名の婦人相談員兼父子家庭相談員というのがおりますけれども、件数は平成15年度からということで御了承願いたいと思います。  平成15年度は749件、平成16年度は661件、平成17年度は809件ということで、前年度比約22.4%増加しております。  警察との連携ということですが、警察の生活安全課と連携いたしまして、連絡を受けた方は2名ということです。  以上です。 ◆大島 委員 テレビでいろいろな問題が起きていますので、この辺はきちっと警察と早目に手を打つように要望して、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第3款民生費の質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。        午後0時00分休憩   ────────────────────        午後1時00分再開 ○菊地 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第4款衛生費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 220ページをお開き願います。  第4款衛生費について御説明申し上げます。  予算現額は115億689万4000円であり、支出済額は113億3129万2197円でございます。不用額は1億7560万1803円で、執行率は98.5%となるものでございます。  1項1目保健衛生総務費は、健康増進課、南郷区健康福祉課等の職員の人件費、物件費のほか、13節の在宅当番医制運営事業委託料、222ページに参りまして、19節の八戸圏域水道企業団負担金、救命救急センター運営費負担金、島守・不習地区簡易水道負担金、病院群輪番制運営費補助金、精神障害者地域生活援助事業補助金、八戸赤十字病院改築事業等整備費補助金、病院群輪番制病院設備整備費補助金、21節の八戸赤十字病院改築事業等整備費貸付金、24節の八戸圏域水道企業団出資金が主なものでございます。  2目予防費は、11節の医薬材料費、224ページに参りまして、13節の三種混合予防接種、インフルエンザ予防接種など、各種疾病予防のための委託料が主なものでございます。  3目環境衛生費は、狂犬病予防、害虫の駆除、環境美化等に要した経費が主なものでございます。  226ページに参りまして、4目斎場費は、職員の人件費、物件費など、斎場の管理運営経費でございます。  228ページに参りまして、5目保健指導費は、市民の保健指導に要した保健師など職員の人件費、物件費のほか、13節の妊婦健康診査委託料、乳児一般健康診査委託料、230ページに参りまして、20節の乳幼児医療費扶助費が主なものでございます。  6目公害対策費は、公害防止のための調査、測定、監視、指導等の事務に要した人件費、物件費のほか、13節の公共用水域水質分析委託料、232ページに参りまして、特定事業場排水等分析委託料等の各種委託料が主なものでございます。  7目公害健康被害対策費は、20節の公害健康被害者救済制度に基づく医療費等給付費扶助費が主なものでございます。  8目看護師養成所費は、234ページにわたりますが、市立高等看護学院の人件費、物件費などの管理運営経費でございます。  9目老人保健対策費は、1節の訪問保健指導員の報酬、236ページに参りまして、13節の基本健康診査、胃がん、大腸がん等の各種検診委託料が主なものでございます。  238ページに参りまして、10目合併処理浄化槽設置整備費は、職員の人件費、物件費のほか、19節の合併処理浄化槽設置整備費補助金が主なものでございます。 11目休日夜間急病診療所費は、13節の同施設の管理運営委託料でございます。  12目保健及び母子健康センター費は、240ページにわたりますが、南郷保健センターの管理運営経費でございます。  13目特別会計整備費は、市民病院事業会計に対する負担金、出資金及び老人保健、霊園、南郷診療所の各特別会計に対する繰出金でございます。  2項1目清掃総務費は、ごみ収集運搬及び減量対策などに要した清掃事務所の職員の人件費、物件費のほか、242ページに参りまして、13節の一般廃棄物収集運搬委託料、ごみ処理手数料徴収委託料、19節のし尿処理及びごみ処理に係る八戸地域広域市町村圏事務組合負担金、244ページに参りまして、23節の広域事務組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。  2目塵芥処理費は、清掃管理課職員の人件費、物件費のほか、最終処分場、動物死体焼却場の管理運営経費、13節の最終処分場環境対策調査等委託料、15節の最終処分場雨水排水路整備工事費が主なものでございます。  以上で第4款衛生費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 4款2項の240ページになりますが、清掃費について、一般家庭系ごみと事業系ごみの区分と扱いについてなんですけれども、収集を委託しているわけですが、事業系のごみを収集するということになると、法律的に何か弊害があるんでしょうか。 ◎荒屋敷 清掃管理課長 お答え申し上げます。  ごみ収集につきましては、委託、それから直営、両方でやっております。委託で60%ぐらいを収集しております。事業系ごみの収集でございますが、事業系ごみといいますものは、廃棄物処理法によりまして事業者みずからが責任を持って処理しなければならないというふうになっておりますので、事業系のごみにつきましては、一般の集積所には出せないというふうになっております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 みずからがという規定があるのは今わかりました。ただ、実際には事業系のごみと事業系でないもののごみの区分というのは非常に難しいと思うんですが、その辺についてはどのようになさっているんでしょうか。 ◎荒屋敷 清掃管理課長 お答え申し上げます。  実際、ごみ集積所に黄色い有料の袋で出された場合、なかなか区別ができないというのも実際でございます。住居と一緒になっているような小規模な事業所、事務所、サービス業が多いわけですが、そういったところは、家庭系のごみというものと区別ができないというものがありますので、非常に困難でありますが、事業系と思われるごみにつきましては、注意ステッカーを張りまして、そこにそのまま置いて収集をしないということにしております。ごみの中身等から排出先が特定できるような場合については、直接私どもの方が指導をしているところでございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 では、要望申し上げたいんですが、実際に市民の生活を、事業者も含めまして、安定、円滑にさせるために、ごみの収集というのは非常に必要なものだと、当然に必要なものだと思います。そうしましたときに、1つの法律でみずからが処理しなければならないというふうになっている。読み方を変えまして、もっと拡大しますと、みずからがその集積所に持っていっても、みずからが処理したことになるというふうに私は思うのであります。  ただ、一般の家庭系ごみと事業系を区分しなければいけないというところで考えたときに、今でも一般の方も、あれは20円か何十円かする有料のごみ袋に入れて出しているわけですけれども、事業系のごみをやりますと、もしかすると、産廃処理の方には非常に迷惑かもしれませんが、事業系の方には、例えば1枚100円でもいいんです。  今あいまいになっている事業所と家庭が一体になっているところ、例えば弁護士事務所とかで自宅にお客さんが来て、補助の職員が1人、2人いてやっているところというのは、正直言えば、ほぼ家庭系のごみと一緒になっているのが実態でありまして、そうしますと、あいまいな中で進めるのではなくて、そういったある程度の規模の方につきましては、申請をすれば、それを認めるというような新たな取り組みをしていただきまして、ただし、黄色ではなくて、青でもいいんです。通常の市民の方が20円だったら100円でもいいと思うんですけれども、そういった形で、そういう小規模のところは、わざわざ持っていくほどでもないんだけれども、でも、区分すれば事業系だというごみがあるわけですから、そういった方について便宜を図るということもやっていいのではないか。市民サービスの1つだと思うんです。  ですから、整理して申し上げますが、同じにできないのであれば、まずビニール袋の色を区分して、有料――負担する金額が一般が20円であれば、その5倍でも10倍でもいいと思いますから、そういったことでもう少し円滑にごみ収集ができるような取り組みを御要望申し上げまして、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 坂本眞将委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆石橋 委員 ちょっと関連して、一般質問でも取り上げたんですけれども、坂本眞将委員に全く同感する部分でのお話でございます。  というのは、たしかほかの自治体でも事業系の分の処分料を上乗せして、事業系のごみ袋というふうなことをやっている自治体があるというのを、私も調べたことがあります。そういう部分に対しての取り組み、また、プラスしてあわせ産廃というふうな部分でのいろいろな部分での取り組みも考えていかなければいけないときに、赤ちゃんとかの紙おむつ、そういうものを出すに当たっては、そういうふうな汚物は取って、それはただで、ピンクの袋に入れて出してくださいとか、そういうふうな部分での取り組み。まさしく事業系であれば、例えば色を青に変えてやることによって、事業所の人たちはちゃんと事業主で出しているんだなと。黄色であれば、個人で集積所に出すというふうな部分があるかと思うんですけれども、そこら辺についての検討とか、そういうふうなことをされたことがあるのか、またどうなのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎中村 副理事兼環境政策課長 お答えいたします。  委員の事業系ごみにつきまして袋に入れて出してはという御質問です。これは基本的な話になりますが、事業系のごみにつきましての自己処理ということにつきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃棄物処理法、この中で企業活動に伴って生じた事業のごみは自己処理をしなさいというふうにうたっております。当市の条例におきましても、国の法律に基づきまして、事業系ごみにつきましては自己処理ということで規定されています。  委員御指摘の事業系ごみの袋制度について、まだ具体的に検討したことはございませんが、他都市の動向、状況をこれから調査して、その辺を検討してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ◆石橋 委員 前向きに検討していただけるようによろしくお願いしたいと思っています。  事業系のごみ、この中でも、例えば紙類の中で確かに段ボールの話もしました。しかし、八戸では魚とかそういうのを扱った際の段ボールとなると、中に冷凍用の何かを処理されているので段ボールとしてだめだったとか、いろいろな事情もあります。ほかの事業系のごみの中でも、段ボールであったり、今みたいなごみであったり、あとOA用のペーパーのリサイクル、そういうふうなのも出てくると思います。OAについては、OA独自のペーパーの部分での収集の体制も必要になるかもしれません。そういうふうな部分で、それをどうするかということによって、だんだん物が細分化されて少なくなるだろうと。  そういうふうな部分での事業系に対しての取り組みもあるかと思いますし、あとは、一般の家庭ごみですけれども、それに当たっては、例えば極端な話をすれば、費用がかかっても、本当に個別に個人の家で出してもらう責任のもとでと、そうすると量が減っていく。それはなかなか難しいと思いますけれども、極端な話をすると、そういうふうな部分にまた戻ってやらなければいけないというところもあるみたいですから、よりその部分での必要なのは啓発であったり、そういうふうな部分で何が一番効果があるのかというのは、今後とも皆さんで議論に努めて、頑張って取り組んでいただけることを要望して、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で坂本眞将委員の質疑に関する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 2点お願いします。  237ページの健診率向上対策ですけれども、集団健診を含めて、大分健診率が上がっているのかわからないんですが、大体同じぐらいの横ばいなのかと思っていましたが、これはどうですか。 ◎佐藤 健康増進課長 お答え申し上げます。  当市では、基本健康診査を初めとして、胃がん検診、子宮がん検診、肺がん検診、大腸がん検診など、各種検診を行っております。まず今受診率のお話でございましたけれども、基本健診の例をとって説明いたします。  基本健診の場合、平成15年度の受診率は37.0%です。平成16年度は37.2%、平成17年度は39.8%となっております。そういうことで、若干ですが、上向きの傾向にございます。しかし、他市と比べるとまだ低い状況にあります。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 若干上がっているのはいいんですが、ただ、保健指導はちゃんとして――もう健診しなくても、私は病気にならないというので行かないのであれば、それはいいんだけれども、自分でそう思っている方が、健診で調べてもらうと、どこか悪いと大体言われるんです。私も毎年行っています。だから、私は大分長生きするのではないかと思っていますけれども、診てもらった方がいいんです。  逆に行かないでいて、行けば、どうせあそこが悪いと言われるから、もう行きたくないという人も、私が聞くといるようです。そういう人たちにちゃんと行ってもらわなければならないので、もう少し命を大事にしてもらうという点でも、PRをいろいろ工夫してやる必要があるのではないかと。例えば行って診てもらって、そこで助かったとか、助かったとかはあれだけれども、そこで健康になったとか、そういうのを含めてやるとか、いろいろPR、体験談を紹介するとか、そういうことももう少し検討して、この率を上げるような工夫はないのかどうか。何か検討しているのがあればちょっとお聞かせください。 ◎佐藤 健康増進課長 確かに畑中哲雄委員おっしゃるとおり、基本健康診査の例ですと、受診者2万3388人のうち、要精検者――検査を必要とする方が1万5892人ということで、68%の方が健診で要精検というデータが出ております。  ですから、早期発見、早期治療のためには、こういう健診を受けることがまず第一なわけです。そういうことで、健診の受診率の向上対策として今やっておりますのは、保健推進員が680人おりますけれども、この方による町内での受診勧奨、未受診者に対して個別に郵送で通知、それから地区別に1回だけではなくて2次募集を行っているほかに、今おっしゃった市民に対する周知方法としては、全世帯に健康カレンダーを配布しております。そのほかに広報でも当然お知らせいたしております。また、さらに今後健診率の向上を図るために、受診率の低い地区なり町内でアンケート調査をして、なぜ受診しないのか、それらを分析しながら対策を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 もう1つ、次の239ページの合併処理浄化槽の問題ですが、これはどれくらいの申し込みがあって、そして大体申し込みどおりになっているのか。最近の状況をちょっとお知らせください。 ◎大野 副理事兼下水道業務課長 お答え申し上げます。  今年度の補助基数は82基でございます。これは要望を全部満たしております。  以上でございます。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 畑中哲雄委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆犾守 委員 南郷区の方の健診のことなんですけれども、今八戸の方に半分ぐらい来ていると思うんですが、今後南郷区の健診はどうなるのかを聞きたいんです。 ◎佐藤 健康増進課長 確かに南郷区では、今までは健診車を出向かせて健診を実施していたと思いますけれども、合併したことによって、八戸市に健診センターがあることから、送迎バスに乗っていただいて、健診センターで主に健診を行っております。そのほかに、65歳以上の方は医療機関でも受診できるんですけれども、既に6月に1次健診は終わっております。今後南郷区の方につきましては、健診センターまで距離的にも遠くて、なかなか行きにくいという方もございましたので、10月に健診車をそちらに出向かせて2次健診を行うということで今検討しているところでございます。  以上です。 ◆犾守 委員 私が聞くところによりますと、70、80歳の高齢者がバスに乗って行きたくないなというので、行かない方が多くなったというのを聞いておるんですが、そういうのはどうお考えになりますでしょうか。 ◎佐藤 健康増進課長 確かに70歳、80歳の方が、健診センターまでバスで行くという形は大変だと思います。ただ、御理解いただきたいのは、南郷区だけでなくて、ほかの地区、例えば南浜地区とか市川地区、ここも健診センターから遠い地区でございますけれども、この地区の方もこれまでバスを利用して来てもらっていますので、できるだけバスで来られる方は来てもらうと。あとは医療機関でも65歳以上の方は受診できますので、できましたら健診センターまでバスで行くのが不便であれば、近くの医療機関で受診してもらうと。あとは近くに行けないという方は、御家族の方の協力を得ながら健診を受けてほしいということで考えております。  以上でございます。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で畑中哲雄委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第4款衛生費の質疑を終わります。
     第5款労働費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 248ページをお開き願います。  第5款労働費について御説明申し上げます。  予算現額は1億4371万5000円であり、支出済額は1億3920万2130円でございます。不用額は451万2870円で、執行率は96.9%となるものでございます。  1項1目勤労青少年ホーム費は、同ホームの管理運営経費でございます。  2目労働諸費は、商工労政課職員の人件費、物件費のほか、250ページに参りまして、13節の出稼ぎ労働者の健康診断委託料、19節の障害者・高年齢者等雇用奨励金、シルバー人材センター補助金、フロンティア八戸職業訓練助成金、21節の労働金庫貸付金が主なものでございます。  252ページに参りまして、3目職業訓練センター費は、同センターの管理運営に要した経費でございます。  以上で第5款労働費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第5款労働費の質疑を終わります。  第6款農林水産業費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 254ページをお開き願います。  第6款農林水産業費について御説明申し上げます。  予算現額は18億5857万6000円であり、支出済額は18億1787万4624円でございます。翌年度への繰越額は種差漁港整備事業の2831万2000円でございます。不用額は1238万9376円で、執行率は97.8%となるものでございます。  1項1目農業委員会費は、1節の農業委員の報酬のほか、事務局職員の人件費、物件費などでございます。  256ページに参りまして、2目農業総務費は、農業振興課、南郷区農林課の職員の人件費、物件費のほか、13節の地籍集成図作成委託料、258ページに参りまして、19節の県営五戸川3期地区防災ダム整備事業負担金が主なものでございます。  3目農業振興費は、15節の農業用水路・道路等工事費、16節の農道補修のための原材料購入費、260ページに参りまして、19節の下長管理用排水路工事費借入金元利償還金補助金、農協経営体質強化対策事業補助金、特産そば産地形成奨励金補助金、中山間地域等直接支払交付金、あおもり「冬の農業」施設整備対策事業補助金、21節の農協経営基盤強化総合対策資金貸付金が主なものでございます。  4目農業交流研修センター費は、262ページにわたりますが、同センターの職員の人件費、物件費等管理運営経費が主なものでございます。  5目畜産業費は、畜産振興のための物件費のほか、264ページに参りまして、18節の肉用牛購入費、19節のバイオマス利活用事業補助金が主なものでございます。  6目水田農業経営確立対策費は、同事務に要する物件費、266ページに参りまして、19節の水田営農確立転作助成金が主なものでございます。  7目地籍調査事業費は、268ページにわたりますが、地籍調査に要した人件費、物件費などでございます。  8目農用地開発費は、19節の八戸平原総合開発促進協議会負担金、八戸平原地区国営土地改良事業負担金が主なものでございます。  9目農村環境改善センター費は、瑞豊館の管理運営経費でございます。  270ページに参りまして、10目農道整備事業費は、向谷地前地区の農道整備に要した経費でございます。  11目そば振興センター管理運営費、12目南郷朝もやの里管理運営費は、それぞれ同施設の管理運営経費でございます。  272ページに参りまして、13目田園空間整備事業費は、19節の田園空間博物館南郷朝もやの里整備事業に係る県事業負担金が主なものでございます。  14目特別会計整備費は、農業集落排水事業特別会計への繰出金でございます。  2項1目林業振興費は、274ページに参りまして、19節の林業振興のための各種負担金のほか、森林整備地域活動支援交付金が主なものでございます。  2目市民の森管理費は、不習岳の管理経費でございます。  3目林道整備事業費は、15節の南郷区の林道整備工事費が主なものでございます。  276ページに参りまして、3項1目水産業総務費は、水産課の職員の人件費、物件費などでございます。  2目水産業振興費は、278ページに参りまして、13節のバイオマス等未活用エネルギー事業調査等委託料、19節の漁業振興のための各種負担金のほか、漁業用海岸局事業補助金、21節の県漁業信用基金協会、県信用漁業協同組合連合会等への貸付金が主なものでございます。  3目魚菜市場費は、280ページにわたりますが、同市場の管理運営経費でございます。  4目漁港費は、282ページに参りまして、15節の一種漁港整備工事費のほか、19節の八戸漁港広域漁港整備事業負担金が主なものでございます。繰越明許費は、種差漁港整備事業につきまして悪天候のため施工に不測の日数を要したため、平成18年度に繰り越ししたものであります。同じく4目漁港費は、平成16年度からの繰り越しとなった種差漁港整備事業費の繰越事業費を執行したものであります。  5目特別会計整備費は、魚市場特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第6款農林水産業費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 恐れ入ります。第6款の通告についても私でございまして、林業振興の現在の問題と今後の取り組みについて、貸付金の今後の取り扱いについて、魚市場の統合・改善について。  まず1点目、林業振興の現在の問題と今後の取り組みについて、そのままストレートにお答えをいただければと思います。 ◎金谷 農業振興課長 森林整備の課題と今後の方針ということでございますが、八戸の土地面積3万517ヘクタールのうち、森林面積は1万219ヘクタールでございます。全体の33.5%に当たりまして、すべて民有林でございます。その中で、森林の機能に応じて区分すれば、1つ目、水源涵養、土砂流出防止に機能を重視した森林区域、2つ目としまして、林業生産活動が積極的に実施されるべき人工林地域でございます。3つ目としまして、広葉樹が生育する天然自然林、レクリエーション等の総合的な地域に区分されます。  この中で区別別の課題でございますが、1番目のものにつきましては、集水区域における一層の拡大造林に努めなければならない。適正な育成、作業をする必要がございます。2番目の人工林に関しましては、適正な間伐等に努め、木材への有効利用を図りつつ、林業生産活動を通じました適正な森林整備をする必要があると思われます。3番目の森林と人との共生林につきましては、不良木の除去、修景に努めるとともに、自然との触れ合いの場として活用が期待される市民の森などの整備、これらの施設を図りまして、一体的な森林の整備を図るというふうな課題があろうかと思います。  今後の方針としましては、森林整備に当たりまして、森林は多機能を持ちますが、総合的に発揮させるために、各機能の充実と適正な森林施業の実施により健全な維持増進に努めるため、国、県の補助事業等を積極的に活用しながら投資も進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 金谷課長には詳細に御答弁いただきましてありがとうございます。  勉強不足の私が御質問申し上げるのは大変恐縮でありますが、まず林業から見て、今特に中国産の住宅材が入ってきている。海外のものが非常に安いので、国内においてはもう林業は成り立たないという状況になっている。結局、建材のための木を育てるというふうになっていても、実際にはもうその維持管理ができない状況になりまして間引きすらできなくて、そこが林業の山ではなくて、ただ雑種林というんでしょうか、そういうふうな状況になっている。  それから、割りばしを使うのが悪いというような間違った認識まで全国的に広がっていて、割りばしもそれなりに間引いた木を一部建設材に使って、余ったところを割りばしにしてということで、長く循環して成り立ってきた林業が崩れている。  しかし、林業は、30年先、50年先のために新しい苗を植えていくという非常にスパンの長い産業でありますから、今市場において、海外のものが安いから日本の林業が衰退していく、林が荒れていくという状況については、やはり行政としてある程度何か手を差し伸べる必要があるのではないかというふうに思います。  国全体がそうでありますから、我が八戸市だけで何か取り組めというのは非常に難しい話と思いますけれども、そういったことを踏まえまして、ぜひ地元の林業の育成に力を注いでいただきたい。  それから、水産業都市八戸でありますから、山が枯れると、魚もいなくなるということで、今その反省からあちこちで山に木を植えているというようなこともあるわけでありまして、そういったものの先進都市として、我が八戸市でそういった林業の育成に積極的に取り組んでいただきたいという御要望だけ申し上げたいと思います。ありがとうございます。  次に、貸付金の取り扱いについて、大変に意地の悪いような質問で申しわけありません。  279ページ、21節、貸付金1億500万円。これはもう何年も前から県漁業信用基金協会貸付金5000万円、県信用漁業協同組合連合会貸付金5000万円、そして八戸信用金庫貸付金500万円であります。これは何年前からこの金額で推移しているか、今手元に資料がありますでしょうか。承知していなければ、それで結構ですが。 ◎熊谷 水産振興課長 平成10年からの資料しか今持ち合わせておりません。 ◆坂本〔眞〕 委員 平成10年以降1億500万円がずっと年度末に回収されて、年度の初めにまた貸し付けられるということがずっと繰り返されております。基幹産業であります水産業、漁業にかかわる貸付金でありますから、その必要性については、私もそのように考えるのでありますが、ただ、自治体の決算会計として、それを繰り返していくことがいかがなものか。そういう手当てが必要で、これはもう回収の見込みがないというのであれば、ある意味で、年度末に回収して、年度の初めに貸し付けるというようなことを5年を超えてもしやっているとすれば、ちょっと適正なやり方を欠いているようにも思います。もう少し実態に即した方向に改められますように、難しい問題でありますが、御要望申し上げたいというふうに思います。そこでこれはやめますので、申しわけございません。  それから、魚市場の統合・改善につきまして、いろいろ新聞で発表されておりますし、経済常任委員会にも報告がされているところでありますけれども、大変恐縮でありますが、他の委員会に所属している議員が決算の委員として参加しておりますので、概要で結構でありますから、ちょっと確認の意味でお願いしたいと思います。 ◎熊谷 水産振興課長 まず、先ほどの質問に対して私は間違えて答えましたので、訂正をさせていただきたいと思います。  貸付年度につきましては昭和45年からでありまして、5000万円になったのは昭和57年度からずっとでございます。済みませんでした。  次に、魚市場機能の統合を踏まえた質問でございましたけれども、今定例会におきまして、五戸議員の一般質問に答弁させていただきましたが、水産関係者のほか、国、県も入っていただきまして、八戸漁港検討会議を立ち上げております。水産業の再生を目指しまして6つの柱を検討しております。  この中では、現在魚市場機能の衛生高度化及び効率化について議論をしているところでありますが、漁船漁業の再生については、遠洋沖合漁業振興協議会の協議を、また、水産加工業の振興については八戸の水産を考える会の協議を踏まえて、今後検討することとしております。最終的にはグランドデザインということになりますが、これらのことを踏まえて描きたいというふうなことで現在進めておりまして、今後とも漁港会議の内容、協議を踏まえていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 まず、貸付金について訂正がありましたので、もう一度申し上げます。  昭和57年に今の金額になったということであれば、20年を超えてこれが繰り返されていると。それなりの事情があって、貸し付け、回収、貸し付けということが行われているというふうに理解はいたします。ただ、20年以上そういう決算を繰り返してきたことについて、今後も繰り返していくのかというところになれば、いずれ改めなければならない。20年間やってきたものを今いる方に求めるのは大変恐縮でありますが、ぜひ新たな気持ちでその辺のところへの取り組みを御要望申し上げたいと思います。  それから、魚市場の統合・改善につきまして今御説明をいただきました。昨年の11月の新市長誕生、そこから今10カ月でありますが、新聞を見て本当に驚きました。衛生面で世界的なレベルでの取り組みということでございまして、今まさに漁業が分岐点に来ている。このままでいけば、もう歯どめがかからない状況になってくるだろうというふうに思われる中で、新たな取り組み、今財政的に非常に苦しいということを承知していながら、あえて取り組まれるということに敬意を表しまして、今後の御検討を御要望申し上げまして、終わります。  以上です。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆寺地 委員 1点お伺いしたいと思います。報告書の103ページ、沿岸漁業構造改善事業についてをお伺いしたいと思います。  報告書の方を見ると、未利用漁場に自然石を投入し、アワビ、ウニの漁業の拡大を図る、とあるんですが、近年八戸沖の海域が非常に漁場として荒れているという漁業者の報告を聞いております。昔であれば、数十メートルに及ぶ海域でさまざまな魚介類、珍しい魚もとれたが、今は全くとれないというふうな話があります。  沿岸漁業が特に注目を浴びて、比較的漁船漁業というふうなことで、そちらの方が注目されているわけでありますけれども、私は、やはり原点に立ち返って沿岸漁業の振興というのは今後大変重要になってくる。それは油の高騰もあったり、それから地産地消という意味合いから、地場のものを地元の方々が食するというふうな健康面からも考えた意味も含めてであります。ですから、さまざまな意味で沿岸漁業というもの、沿岸の漁業の資源というものの活用というものは大変重要になろうと思うんです。  そういうふうな意味で、こういうふうな取り組みをされていることには大変敬意を表するわけであります。989万円ほどですが、とりあえずこの事業の内容について御説明をお願いしたいと思います。 ◎熊谷 水産振興課長 お答えを申し上げます。  沿岸漁業構造改善事業につきましては、沿岸漁業者が使用するための施設、あるいは漁場等を整備する事業でありまして、平成17年度につきましては、事業実施場所は大久喜地区になります。約1トンの自然石を2200平米、おおむね1100個投入してございます。先ほども委員申し上げたように、ウニ、アワビの漁場拡大を図るためになされた事業で、未利用漁場に自然石を投入するというふうなことでございます。  以上です。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。ウニ、アワビに関して言いますと、養殖をある程度したもの、または自然に繁殖したものが、大人になって産卵をするというふうな大きさになるまでに7年ぐらいかかるというふうなお話で伺っています。八戸のウニ、アワビもそうですけれども、ウニ、アワビ等は5年ぐらいから6年ぐらいたつと、大体規格に合うというふうなことがあってとり始める。産卵する直前にとるらしいというふうなお話を伺っています。これは当然に養殖事業で、ある程度放流事業もしていますので、自然に若干ふえるものとあわせて足りているだろうとは思うんですが、私は、今の漁業のあり方ではだめだろうと思うんです。  極端に言えば、ある程度の海区を決める。ある程度の海区ということは、7年サイクルで産むわけですので、10海区は最低必要だということです。ですから、ことし放流したものは10年とらないという海区を設けるとすれば、八戸の海区を10個に分けなければいけない。1年目にやったものは10年後にならないととれないという海区をつくったとすれば、放流した事業のものと自然にふえるものが3年ふえるということになると、安定した養殖事業的な要素のものが確立できる。そういうふうな海区的な考え方は今現在あるかどうかちょっとお伺いします。 ◎熊谷 水産振興課長 例えば南浜漁港においても各部会がございますので、その辺の協議も必要なことと思っていますし、今そういう海区があるということについては聞いておりません。 ◆寺地 委員 多分ないと思うんです。ですから、私が言うみたいに、今の現状であると、どなたかがある程度のウニ、アワビのとれる時期にとってしまうと、値段も違いますので、いいものをとりたいものですから、7年とか8年とかいい大きさのものは優先的にとる。それで足りなければ5年物もとってしまう。要するに、子どもをなさないうちにとってしまうということは、幾ら放流事業をしてもふえないということなんです。  ですから私は、海区というものが漁業に必要でないかと。そういう観点から、自然にふえるもの、子どもを産むような形を促進する上で、禁漁期は8月1日から10月5日の間まで持っていますけれども、ある程度そういうふうなとらない海域もつくりながら、そういうふうなことを順次繰り返すというふうな経営的戦略の養殖事業も必要でないかと思うんです。これは難しいです。確かに今おっしゃるように、各漁業組合――家の前の海でとれないというふうな話になると、不満もあったりしますので、大変難しいと思うんですが、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。  それから、先ほど言ったように、ウニ、アワビのみならず、さまざまな魚介類には沿岸漁業を整備をすればきちっととれるものがたくさんある。その中で、沿岸漁業の最大の危機は小型トロールなんです。この小型トロールが沿岸に入ることによって、海底の岩礁を引くなり、海底のそういうふうな漁場を壊していくというふうな話があるんですが、そういうふうなことは認識されていますでしょうかお伺いしたいと思います。 ◎熊谷 水産振興課長 現実的な問題としては、私は承知しておりませんが、沿岸とトロールの境目といいますか、それはかなり厳しいものがあるなという認識はいたしております。  以上です。 ◆寺地 委員 最後に要望ですが、沿岸漁業を守るという意味では、魚が生息する区域または産卵するような漁場、そういうふうな海の環境というものが大変大事だろうと思うんです。ですから、そういうふうな海の生態系をきちっと考えた上での漁業振興や養殖事業や、または沿岸漁業の振興にぜひ当たっていただきたいということを御要望申し上げて、終わります。 ○菊地 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第6款農林水産業費の質疑を終わります。  第7款商工費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 284ページをお開き願います。  第7款商工費について御説明申し上げます。  予算現額は25億458万9000円であり、支出済額は24億4739万5348円でございます。不用額は5719万3652円で、執行率は97.7%となるものでございます。  1項1目商工総務費は、商工労政課及び観光課等の職員の人件費、物件費のほか、13節の八戸駅前駐車場連絡通路維持管理業務委託料、19節の八戸駅前駐車場連絡通路電気使用料負担金が主なものでございます。  2目商工業振興費は、286ページに参りまして、13節の八戸港貿易促進・情報発信事業委託料、19節の八戸港国際物流拠点化推進協議会負担金、テクノフロンティア入居企業支援事業補助金、商工会議所補助金、八戸市物産協会補助金、中小企業振興補助金、288ページに参りまして、各種特別保証制度保証料補助金、操業奨励金補助金、中心商店街活性化拠点整備事業補助金、高度技術振興センター補助金、21節の商工組合中央金庫貸付金、中小企業特別保証制度貸付金が主なものでございます。  3目地域経済活性化対策費は、13節の起業家育成事業委託料、290ページに参りまして、19節の八戸コンベンションビューロー補助金、地域間交流推進モデル事業補助金が主なものでございます。  4目観光費は、観光資源の開発、環境整備、誘客宣伝などに要した物件費のほか、13節のはちのへ総合観光プラザ運営委託料、観光宣伝広告委託料、292ページに参りまして、15節の水産科学館シアター映像機器改修等工事費、19節の各種協議会等への負担金のほか、はちのへ観光誘客推進委員会負担金、種差海岸遊覧バス運行事業負担金、八戸観光協会補助金、ジャズフェスティバル実行委員会補助金が主なものでございます。294 ページに参りまして、同じく4目観光費は平成16年度からの繰り越しとなったミニ山車製作委託料の繰越事業費を執行したものであります。  5目水産科学館管理運営費は、同科学館の管理運営経費でございます。  6目地場産業振興センター費は、財団法人八戸地域地場産業振興センターに対する運営費補助金等でございます。  7目計量費は、296ページにわたりますが、計量器の検査及び計量意識の高揚に要した物件費などの経費でございます。
     8目消費生活費は、消費者啓発、苦情処理、消費者相談などに要した人件費、物件費などでございます。  298ページに参りまして、9目新エネルギー実証研究事業費は、新エネルギー・産業技術総合開発機構――NEDO――からの受託により、東部終末処理場から発生するバイオガス燃料による発電等々の実証実験の経費であり、職員の人件費、物件費のほか、15節の自営線設置工事費が主なものでございます。  300ページに参りまして、10目ジャズの館管理運営費は、同施設の管理経費でございます。  11目特別会計整備費は、中央卸売市場特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第7款商工費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 通告申し上げておりますものがかなりありまして、まず三社大祭参加山車組の山車小屋土地確保への支援・援助について、次にジャズフェスティバルについて8つになっておりますが、実際には、これはもうジャズフェスティバルについてでありまして、細かく幾つか書きましたのは、お答えをいただくときに、準備していただくのにやりやすいようにということでこういうふうに書かさせていただいておりますから、ジャズフェスティバルについてということでお尋ねをいたします。  ただ、実行委員会会長の所見について、これは私の書き方が間違っておりまして、複合的開催について実行委員会を所管する南郷区長としてその所見、次の全市的取り組みについての実行委員会会長の所見も、実行委員会を所管する南郷区長としてというふうに改めさせていただきたいと思います。  そして、サーフィンの場所の確保とトイレの整備についてでありますが、順番を変えまして、まずサーフィンの場所の確保とトイレの整備についてですが、具体的に何か今取り組みがなされているか、予定があるか、その辺についてご準備できていますか。よろしくお願いいたします。 ◎風張 観光課長 お答えいたします。  具体的には取り組みはしておりません。と申しますのは、サーフィンの場所の特定というのは非常に難しい問題がございまして、海岸というのは国民だれもが自由に使える自由使用の原則ということで、法律には規制できないことにはなっておりますが、一般の遊泳禁止という部分で、一般的に地元自治体や救命救急活動を行う消防署等が、人命を守るために水難の多いところには看板等を立てて注意を促しているところでございます。  サーフィンなんですけれども、市内のサーフィン友の会の方々にもお聞きしてみたところ、八戸でもサーフィンの場所というのは、市としては遊泳禁止ということで看板なんかを設置しております大須賀海岸、そういったところを使用されておりまして、そういったところで、市がサーフィンの場所というふうに特定するのは非常に難しいことなのかというふうに思っております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 ありがとうございます。観光についてお尋ねするのは大変恐縮でありますが、御要望だけ申し上げます。  まず、サーフィンを行う方々は波を求めておりますので、一般に遊泳禁止のところに行ってしまうという事実があります。波がどうも年ごとに変わっておりまして、今は大須賀海岸ではなくて、三沢の方と、それから種市の方に良好な波があるということで、今そちらの方に人が行っているというふうには確認をいたしております。  ただ、いっとき大須賀海岸のあたりでたくさんのサーファーがいろいろやっていたときに、トイレがなくて非常に不自由をしておりました。海に向かっております八戸でありますから、今利用者が少ないとはいえ、このまま黙って放置していいのかというような気持ちがあります。  サーファーが海岸を非常に散らかしている、汚しているというような声も一時あったのでありますけれども、実際に確認いたしますと、そうではなくて、サーファーは、そういうふうな誤解の声があるので、みずからが潮の前後に清掃作業をしているというのも事実でありますし、また、相当回数の人命救助に貢献してきたというのも事実であります。  種市といいましたが、今は洋野町ですか、あちらの方で今サーフィン愛好の人たちが講習会を開いたり、いろいろやっております。それは観光についても非常にいい資源になっているという事実がありますから、今すぐに何というふうなことを申し上げられないのでありますけれども、そういったことも念頭に置いていただきたいというところにとどめたいと思います。  サーフィンについては以上であります。  次に、三社大祭参加山車組の山車小屋土地確保への支援・補助についてでありますが、きのう本会議で取り上げておりますが、そちらに御答弁の用意があればお願いいたします。 ◎風張 観光課長 御質問の趣旨は一般質問の関係と同じでよろしいんでしょうか。  一般質問の方で市長答弁もございましたように、現在市職員互助会の山車を除きまして、吉田産業も入っておりますが、26組が参加しております。その中で、実際に自分たちの町内の中に山車小屋を持っているところが11、そうでないところが12、その他は青山会、共作連といった地区がないところが3つございます。  市長の答弁と重複いたしますけれども、実際に今まで280年の伝統といいますものは、その地区で子どもたちが大人のつくる山車制作、そういったものを小さいころから見て継承してきた。そういった伝統がある中で、やはり地域に根づいた山車制作、お祭りということを考えていかなければいけない時期だとは思いますけれども、町内の場所確保となると、非常に難しいものがございますので、今後は山車制作場所のみならず、引き子の問題とか、そういったいろいろな総括的なことを考えながら、山車振興会、八戸三社大祭実行委員会等と協議していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 風張課長には御答弁まことにありがとうございました。  きのう申し上げておりますが、本当に転換期に来ている。ですから、本会議で取り上げまして、またここで取り上げているのでありますけれども、おのおのの部署で何かできることについては、もしかしたら今は限界かもしれないなと思っております。これはもうトップの決断が必要であろうというふうに思います。  山車なくして三社大祭はなし、山車小屋なくして三社大祭はならずでありまして、山車小屋を中心にお祭りが展開してきた。山車小屋で大人が山車をつくっている。それを見た子どもたちが、学校の帰りにそこを通って見たりしながら、自分がそれにかかわっていく。自然に後継者が育つというふうであったものが、今町内からうるさいというような声があったりなんかして、山車をつくるという作業そのものがうるさい。人が集まるのがうるさいといったような中で追いやられてきている。それから、土地の確保が難しいということであります。  ここからはもう御要望ですから聞きとめていただきたいのでありますけれども、学校予定地に今8つの山車組が入っております。しかし、これも予定地でありまして、本来の使用目的からいきますと、仮設しか許されないという状況で、先行きが非常に不透明。それから、公園につきましても仮設でしかやっていけないと。大がかりな山車小屋になりますと、組み立てに数十万円、その解体にまた数十万円、年間に70万円、80万円が組み立てと解体のためだけにかかってしまうことになります。そうしますと、どうぞおいでくださいといっても、果たしてそこに行けるのかという経済的な負担の問題があります。  公園だから仮設しかできないのでありまして、公園でなくなればいいわけでありますから、ぜひともこれはトップの方に上申していただいて英断をもらうしかないのでありますけれども、きのう本会議で申し上げております、まべち公園、面積的にはもう十二分でありまして、あの部分がなければ防災上問題かというふうなことを考えますと、そういったものには当てはまらない。であれば、端の部分を切って公園ではなくしてしまうというような、行政の中ではなかなか持ちづらい発想でありましょうけれども、そういったことについて今取り組まなければならないのではないかと。  それから、公園というのは、あちこちにうまいぐあいに法律によって点在しているわけでありますから、ただ、その広さが防災等の問題で規定があるのか。それを私は調べておりませんので、それを狭くできるかどうかということはちょっと今わからないのでありますけれども、もし公園を狭くして、そこを切り離して山車小屋の土地として確保できるのであれば、非常に有効であろうと、それも1つの考えだというふうに思います。  それから、市保有地が幾つかあるわけでありまして、そういった保有地につきましても、市が率先して、まず自分が持っているところで山車小屋に提供できるところがないかということを積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。  最悪、それもないということになれば、今度は大変恐縮でありますが、学校の施設と。学校は少子化によりまして教室がかなりあいている。教室の中で制作をするということになりますと、そこに入る側もかなりいろいろ制約を受けなければ――野放しにはできない。子どもたちがいる教育現場でありますから、そのまま一般の場所のように、施設のように貸し与えることはできないでありましょうけれども、もしいろいろやっていっても、どこにもないということになったら、それもまた選択肢の1つであろうというふうに考えております。学校の教室を山車の組み立て、台座を置くことはできないのでありますが、そういった作業をするために貸し付ける。  その前にまず公園、持っている保有地、それから水道の関係で、ある程度のスペースがあって、その地下で何かやっているというふうなところもあるわけでありますから、そうすると、地上は使える。それから、東北電力が市内幾つかに持っている、変電のための場所かなんかわからないのでありますけれども、そういったところについても、普通の民間から借り受けるよりも、市が率先してそういったところと10年、20年の借用の契約をすれば、安定的に山車組は将来に不安なく、期限がありますが、10年後、20年後までできるということになりますので、そういった取り組みをぜひこの転換期にやっていただきたいということを御要望申し上げたいと思います。  そして、ジャズフェスティバルについてお尋ねをいたします。  まず、ことしのジャズフェスティバルが7月22日に開催されておりますが、それ以降実行委員会の開催がなされているか承知しておりますか。それから、今後の開催日程について承知しておられれば南郷区長から御答弁をお願いいたします。 ◎古舘 南郷区長 私からお答え申し上げます。  本年7月22日以降の実行委員会の開催と、今後の開催日程についてということでございますけれども、実行委員会は今月の下旬に予定しております。そして、今までは年に1回か2回でございましたけれども、議員の方々にいろいろ御意見をいただいておりますので、本年度中に3回ほど予定をしております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 古舘区長の議会におけます御答弁を見ますと、もう年度末には来年の出演者についても検討しなければいけないと。それから、議員の提言も受けながらと、強化の方向でというような御答弁をされていらっしゃるのでありまして、それが7月22日の開催から――あれだけ前回の6月議会で、山名委員も御出席でありますが、山名議員と私が議会本会議で質問いたしておりますが、それが9月下旬でなければ開かれないと。年3回の予定だというところをお聞きしますと、ちょっと議会の答弁と取り組みの姿勢について大きな開きがあるのではないかというふうに私は感じます。これは私の感じでありますので、ほかの方がどういうふうに思うかわかりませんが、一言その点について申し上げておきます。  それから、今後取り入れようとする議員の意見については、実際にはどの部分を取り入れようとしておられるのか。また、今後議員の意見をどのようにして聴取しようとしているのか。その辺について御答弁をお願いいたします。 ◎古舘 南郷区長 今後取り入れようとする議員の意見についてどのように取り入れようとするのかというようなことでございます。山名議員への答弁も含めてでございますけれども、出演者の選定方法について、実行委員会補助金交付に際しての透明性の確保について、そして実行委員会の組織改革について、また、フェスティバルの複合的な開催について、フェスティバルの一層の発展を目指した全市的な取り組みについてということについて、実行委員会の中で協議して取り組んでいかなければならないものと理解しております。 ◆坂本〔眞〕 委員 透明性ということをおっしゃっておられますが、6月議会の山名議員に対する御答弁で、本来赤字を出さないように運営体制をとるべきものでありますというふうに言っておられます。その赤字というのはどの部分を指しておっしゃっておられますか。収支プラスマイナスは、どれがプラス・マイナス・ゼロというふうに認識しておられますか。 ◎古舘 南郷区長 予算編成当初から補助金も含めた予算を編成しております。入場料収入等々の収入と、そしていろいろな形の中での支出、合計収支の中でプラスマイナス赤字にならないようにという意味で申し上げたつもりでございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 確認いたしますが、そうしますと、収支プラス・マイナス・ゼロということであれば、補助金なしで成り立てていくことが本来の姿だと、そのように認識しておられるということでしょうか。 ◎古舘 南郷区長 先ほど申し上げましたのは、補助金、入場者収入、あるいは広告収入等も含めたトータルの収入、そして出演者の出演料等々の中で、それらをトータルして収入の合計、支出の合計の中でプラスマイナス――赤字、黒字が判断されるものというふうに理解しております。その中で、できることであれば、補助金なしで開催できるのが好ましいものとは思っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 大変に苦しい御答弁のような感じがいたしますが、これは本会議で私が申し上げました。本来は入場料を取っている有料のコンサートでありますから、ある意味では有料のコンサートに1200万円の補助をすると。しなければならない運営というところに私は問題があるのではないかというふうに感じております。  決して安くない入場料でございまして、当日5500円、前売り4500円でありまして、それが1200万円の補助をしなければ運営できない。そういった状況の中で、では、安くするために、支出を抑えるためにどういう努力をしなければならないのか。どういう努力をしてきたのかということになるのであります。区長の御答弁でありますが、まず一括の舞台装置、照明等包括的契約について、それも舞台と密接に関係あるから、その方が有効性があるんだというような御答弁を議会でなさっておられますけれども、そうしますと、一括でやるものとおのおの別に発注するものと、見積もりをとったりして何か比べたというような事実がありますか、ありませんか。 ◎古舘 南郷区長 今までの私の記憶の中では、そういう比較をした記憶はございません。 ◆坂本〔眞〕 委員 ちょっとおかしいと思うのであります。本来有料のコンサートでありまして、補助金なしで賄えるようにしなければいけないものに1000万円以上の補助をずっと続けてきた中で、それは過去、南郷村――別な自治体の問題でありますが、それを受け継いでことしのジャズフェスティバル、昨年もであります。ここに1200万円の補助をしている。当然切り詰めなければならない。  そういった中で大きな支出は何であったか。出演料と舞台装置費であります。それが何と比べてその方が利点があるというふうにお考えになって、包括的契約の方が利があるのだと。見積もりもとらないで、前のやり方を踏襲して包括的な一括の契約をしたのか。そのことについて御自身は問題をお感じになりませんか、なりますか。 ◎古舘 南郷区長 このジャズフェスティバルでございますけれども、17回を数えたということの重みというものに私は強い思いを持っております。そして、私は第8回から村長としてかかわってまいりましたけれども、こういうイベントは大きな流れを大事にしなければならない。そういうイベントだというふうに思っております。  岩木山で行われるジャズフェスティバル、蔵王で行われるジャズフェスティバル、富士山で行われるジャズフェスティバル、ともに同じころに始められたわけですけれども、既にその3つともジャズフェスティバルは行われなくなっております。そういうことを見るにつけて、大きな流れというものを大事にしながら、南郷のジャズフェスティバルは続けていかなければならないというふうな思いで取り組んでまいりました。  以前からやっていたいろいろな経費等よりも大きくなるようなことのないようにという部分については十分注意してきたつもりでございます。そこにかかわる人たちも、ボランティアも含めて、できるだけ急激な変化のない、あるいはみんなで力を合わせて積み上げていきたい。そういう思いで取り組んできた次第でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 流れを大事にしたい。もし経費の垂れ流しが続いてきたのであれば、それも流れであるから、経費の垂れ流しを続けていかれるというふうにお考えでありましょうか。  1200万円の公費を投じております。流れを大事にすると。今までずっと赤字だったのだと。御本人が今おっしゃっておられますが、本来補助金なしで収支とんとんが望ましいということをさきの御答弁でおっしゃっておられます。であれば、それに向けて取り組まなければならない。しかし、一方で一括の契約、包括的な契約が望ましいからということで、何も手をつけずにそのまま続けてこられた。  第8回からですと、南郷村長時代を含めまして、8回でしょうか、9回でしょうか。それは私が追求できるところではありません。しかし、八戸市の支出が去年とことし2回行われておりまして、それを十分に精査して、まさしく支出しなければならないものであったというのであれば納得できますが、今、決算特別委員会でありますから、市の支出の一つ一つ、私は過去に1万円以下のものについても質問したことがありますけれども、これは1200万円であります。  そうしますと、分解してお話ししますが、大きな変化があってはならないということでした。では、今これは包括的に契約しているのは株式会社エフエム青森でしょうか。そうしますと、エフエム青森と契約をして持ってくる機材と、地元のいずれかのそういう音響を扱っている会社と契約して持ってくる機材と違いがあると思いますか、どうですか。 ◎古舘 南郷区長 そのことについて、私の記憶の中では比較した記憶はございません。事務的に比較してきたのかどうかはちょっと今ここでわかりませんけれども、私の記憶の中で、そのことについて比較した記憶はございませんので、そういうお答えをさせていただきます。 ◆坂本〔眞〕 委員 各自治体が業者を選定するに当たって入札制度をとっている。なぜか。公金を支出するに当たって、より効率的に事業を行いたい。だから、一定基準以上で事業ができるというところに対しては、入札をかけてより安いところに発注するというのが原則的に行われてきたやり方でありまして、それがこの南郷ジャズフェスティバルにつきましては、そういった細かいことは知らないと。それで通ってしまえば、我が八戸市の1200万円の支出につきまして、我々決算特別委員全員が、議会議員全員が責任を持てていないということになってしまいますから、あえて御質問します。  エフエム青森の下請で入っている音響業者、これは八戸市の業者です。エフエム青森を通さなければ、その業者が来ないか。私は来ると思います。どこという固有名詞は言いませんが、私は来ると思います。そうすると、そのときに支出に違いがないか。何割もの割合で大きくあると思います。  であれば、当然に包括的な契約ではなくて、分けてこの音響部分についてはどこ、照明についてはどこ、それによって幾ら幾ら浮くというような1つの試算をしてみる。しかし、一方で、いや、それでは、いろいろな変化が起きてしまって現場が混乱するかもしれない。マイナスな面があるかもしれない。だから、では、包括的なやり方がいいのか。まず比較をした上で選んだというのであれば納得できますが、比較もしていない中で、ただ過去を踏襲してそこに発注してきた。私企業1社でありますが、そこに発注してきたということについて問題をお感じになりませんか、なりますか。 ◎古舘 南郷区長 この1社で契約することについては、その都度事務的には適当な金額だろうということで随意契約してきたものと思っております。その中で、そういう御指摘も踏まえながら、来年度以降については、実行委員会の中で入札等も視野に入れて協議していかなければならないというふうに理解しております。 ◆坂本〔眞〕 委員 私は意地悪く申し上げているのでありません。多額の予算を投じているわけでありますから聞いて当然だと。それが議員、委員の職責だと思ってお尋ねしますが、今、過去について適当な金額であったというふうに思ったのでやってきたという御答弁でした。間違いありませんか。 ◎古舘 南郷区長 見積もりを徴収して、それを実行委員会として適当な金額というふうにとらえて契約を結んでやってきたものと思っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 適当の根拠は何でありますか。どこかと比べましたか。適当と思った根拠を言ってください。 ◎古舘 南郷区長 ジャズにかかわる中で、いろいろな事務的な中で、そういう金額が適当だろうというふうに、委員会の事務的な形の中でそういうふうに理解したものでございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 先ほど他で行われておりましたジャズフェスティバルについて引き合いに出しておられましたが、規模とかそういうものについて比べて、この支出は適当というふうに判断なさりましたか。対比をしていますか、していませんか、いずれですか。 ◎古舘 南郷区長 他のジャズフェスティバル等との比較は、私の就任して以降はないものと思っております。その以前はちょっとわかりません。 ◆坂本〔眞〕 委員 言葉は正確に言っていただきたいのでありますが、適当、適している、当然当たり前だというのが適当でありまして、フリーハンドでやったものは適当と言いませんから。比較も何もなしで適当と思ったというのは、それはいいかげんでありまして、私は適切だと判断したというのは間違っていると思います。適当ではないと思います。まさにこの金額がいいのか。何に幾らかかっている。やはりほかでは幾らかというのを資料をとって調べた上でやるのが適当。  それともう1つ申し上げたいのでありますが、包括的なものがいいんだと。だから、細かくやらないで、私が責任を持って契約しますと。もし包括的にやって、自分がそれを押し切るというのであれば、それなりの覚悟。だめだった場合は全責任をとりますよと。しかし、私を信頼して任せなさいというぐらいの覚悟がなければ、包括的な契約というのは、私はできないというふうに思うんですけれども、そういったことについてはどのようにお考えですか。 ◎古舘 南郷区長 包括的な契約ということにつきましては、エフエム青森とか鳴海さんたちとの契約のことだろうと思いますけれども、ジャズフェスティバルが始まった当初、それぞれいろいろな形の中でその計画、あるいはプロポーザル的なこと等がエフエム青森にしてもあったものと思っております。そういうことを踏まえた中で、その見積もり等を精査した中で契約してきているものというふうに理解しておりますので、包括的な契約をしてきたことについては、それはその中で適正に行われてきたものと思っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 出たものについて精査したと今おっしゃいましたね。精査というのは何をやったんですか。数字を眺めたんですか、それともほかでやっているものと比較したんですか。原価がどれぐらいかというのを計算してみた。精査というのを何をもって今精査したというふうにおっしゃっていますか。 ◎古舘 南郷区長 見積もりを徴収しまして、その見積もりを事務的にチェックして、この金額は契約するに適当であろうというふうなことで契約に至ってきたものと思っております。 ◆坂本〔眞〕 委員 大変恐縮でありますが、財政の方にちょっとお尋ねしたいのでありますが、本当に申しわけありません。  我が八戸市では見積もりが出てきたものについて精査をする、適正かどうかをチェックするというのは、数字をただ眺めるだけということでありましょうか、それとも過去のもの、他のものに比較をして、まさに適正であるかというふうな判断をするのでありましょうか。財政担当の方から一言いただければありがたいと思います。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 お答え申し上げます。  一般的には、例えば、私どもでやっております委託料に関しまして、随意契約というのはまれで、ある理由がなければ随契できないケースがほとんどでございますけれども、それ以外に関しましては、入札なり見積もり合わせ等をやって、現実には委託契約をしているのが実情でございます。したがいまして、例えば1社からの見積もりをとった場合、それが適正であるかどうかという判断をする場合においては、原課におかれまして何らかの資料等があるはずです。例えばどういうふうなのがあるのか、単価表とかそういうものを見まして、その金額が適正であるかどうかを判断して、予定価格を立てまして、契約をするといった形ではやっております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 突然に振りまして失礼をいたしました。ありがとうございました。  まさに我が八戸市の支出でありますから、チェックをする、調査をするというのは、適正かどうかを判断するというのは、今財政部次長がおっしゃったように、過去のものとか他のものとか、いろいろ比較をして行うのであって、出されたものを見て、数字を眺めて、調査した結果、適正であると判断をしたとおっしゃる南郷区長の御答弁、いささか我が八戸市の行政のあり方からは大きく逸脱しているというふうに私は考えます。これ以上やってもかみ合わない答弁がくるでありましょうから、私の方から幾らか御要望申し上げまして、終わりたいと思います。  フェスティバルについて、今後取り入れようとする議員の意見について十分に御配慮をいただきたい。  複合的開催につきましては市長から取り組むということで、本会議で御答弁をいただいておりますので、ぜひ実際の面でもそのように取り組んでいただきたい。  全市的取り組みについても、南郷区の方からもっと積極的に本庁関係部署に足を運んで、全市的取り組みが実践されるようにやっていただきたい。  出演者の一括契約の功罪について、これは山名議員が本会議で取り上げておりまして、伺うところによれば、出演者、アーティストはみんな指し値があるわけですから、その指し値から見ても、契約金額が大幅に高かったという指摘をしておられました。そういったことについてもう一度お考えをいただきたい。  それから、舞台装置等の包括的契約の功罪について、当然に八戸の業者ですから、ほかの業者が入ればそこから言葉は悪いのでありますが、上はねが入るわけでありまして、実際にやっているのは、東北でも有名な、よくあの青森県八戸市にあれだけの機材を持っている会社があるねと言われるところが実際に会場に行ってやっているわけでありますから、わざわざ他の業者を迂回してやる必要はないということは断言しておきますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  本当は意地の悪い質問で、天候による入場者数への影響の実態についてというのを用意したのでありますけれども、影響は天候等があったのでという答弁を本会議でされておられますから、そう言ったということは、普通であれば、天気がよければ、このアーティストでこの状況だとこれぐらいだったものが、雨が降ったからこれぐらいで、これぐらいの影響があったと予想されるという計算をされているのではないかと思いましたけれども、先ほどの見積書を見て適正と思ったという御答弁をいただいている中では、そこまでは計算されていないでありましょうから結構であります。  以上、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 坂本眞将委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆山名 委員 先ほどの区長の答弁の中で、出演者の選定方法であるとか、補助金の透明性、組織改革に取り組んでいきたいということで、おおむね納得はするんですが、これからの中身の問題はありますので、そういう点についての改革について望んでおります。  1つ、前回本会議で質問した中で納得がいかない部分で、それは補助金に対する条件を付するという部分について、むしろこれは市長側が答えるべき問題だと思うんです。補助金を出す方が附帯条件をつけて、情報公開をきちっとするのだということをすべきものを、区長の方から実行委員会が判断するものだということを答弁しています。補助金を受け取る方が――その補助金に附帯条件をつけるかどうかは実行委員会が判断するんだというその考え方そのものがおかしいのではないかというふうに私は思っているんですが、その点についてお答えいただきたいと思います。 ◎笹本 南郷区役所次長 補助金の支出に当たって、交付条件をつけるということにつきましては、それは実行委員会が判断するという趣旨で答弁したものとは若干違うと思います。それは支出のそれぞれの透明性を高めるためにどうするかというのは、それは実行委員会の中で判断していくと。補助金の交付に当たって、情報公開を義務づけるような条件をつけるのは、これは確かに交付する側、市の判断ということになります。  実際にそういう条件を付すことができるかどうかということで、現在法律的な観点から詰めております。いろいろ他都市の状況とか、あるいは国の判断等々を見ますと、やはりなかなか難しい面があるだろうとは思っております。確かに八戸市の場合は情報公開条例もございますので、それにのっとった形で我々も判断していかなければならないと思っておりますけれども、個々のアーティストの出演料といいますか、具体的な金額まで公表することができるかどうか。まだ最終判断でございませんけれども、これは現在検討しておりますけれども、直接にそれを条件とするのはなかなか難しい面があるのかなと。  そうしますと、逆にそれを支出の透明性、特に補助金の交付内容の相手団体の透明性を深めるにはどうすればいいかということを、現在実行委員会の中でも、八戸市も実行委員会の中の大きなメンバーでございますので、その中でいろいろと検討しているところではございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 そっちの方に踏み込んでいかれるのであれば、そっちの方でちょっと議論をしたいと思います。プロダクション側から、電話帳ぐらい厚いものがありまして、その中に、例えば日野皓正であれば200万円ですよとか、プロダクションによって若干は違いますけれども、220万円であるとかというような資料が出てきているんです。それを、先ほど坂本眞将委員が言ったように、高いか安いかというふうな比較材料に使えばいいわけですけれども、実際にはそれはやられていない。しかも、法律の観点云々といいますけれども、業者側が公表しているのに、それを実行委員会が公表できないというのはおかしいと思いませんか。  犯人探しはやめてもらいたいけれども、私は前に実行委員会に携わっていた職員の方にもお話を聞いているんです。出演料が高過ぎるとか、いろいろ値引きできるものとか、経費を安く上げられるものとかについて具申をしたときがあると。ただ、一括でけられてしまったというようなこともしゃべっていました。  そういう意味では、実行委員会というものはある特別の人が取り仕切っていて、外部のいろいろな人の意見が反映されないような状態にあったんだろうなと。非常に閉鎖的な中で行われていて、しかも、独断と偏見を持って、先ほど区長が言っていましたから、私も言いますけれども、青森の鳴海さんに一括で委託をしている。あるいは、照明機材にしてもどこどこに一括で随契でやっているというようなことがやられていたということになると、全然情報公開なんていうものはできないのではないんですか。それを法律的なもので逃れるというのは、我々に対してきちっとした答弁になっていませんよ。どうなんですか。
    ◎笹本 南郷区役所次長 確かに出演者の金額等々については、社団法人、正式な名前はちょっと忘れましたけれども、そこの団体で公表といいますか、出版しているものがございます。私もその本を買いまして、当たれるところは大体当たってみました。  なかなか金額といいますのは、団体によって、同じアーティストによっても、あるいは条件によってもさまざまなものがあるようでございます。したがって、それ自体につきまして、今直ちに云々ということはございませんけれども、ただ、実際に委託契約をしているプロモーターの方、さらにその先の出演者個々のアーティストの出演料、それを確認するということは、その方々のすべての了解といいますか、そちらも取り付けながら進めていかなければならないと思っております。  したがいまして、実務的には事前にそういう条件でも出演していただけますかとか、そういうことも含めて交渉を、あるいはプロポーザルであれば、そういう条件でお願いするということをとっていかなければならないと思います。したがいまして、そういう点も含めまして現在検討を進めているというふうな状況でございますので、御理解いただきたいと思います。 ◆山名 委員 結局、プロダクション側が出している出演料の目安というのは、これが最低ということではなくて、一通りの目安なんです。ですから、交渉によってそこから何ぼでも下がるんです。だから、実際にいろいろプロモーターをやってきた人たちは高過ぎると。外国のプレーヤーを呼んだときにも、業界誌が出しているのを見ても高過ぎますよと。これは公会堂でいろいろそういったようなことに携わっている人たちも、山名議員が言っているのは恐らく実勢価格だと思いますと。  だって、出演したいというグループというか、バンドはたくさんいるのだと。むしろ出させてくれというそういう人たちが引き合いなしに来るんだと。日野皓正ぐらいのプレーヤーになると、バンドはただでついてくる。やりたくて、ただです。だから、当たり前に出しているバンドが20名ですよとかというのを含めた200万円よりも、実勢価格というのははるかに安くなってしまうんです。だから、高過ぎるのだということを言っているわけです。  それを1人の人に頼んでしまうと、幅の広がりようがないんではないですか。だから、本来であれば、実行委員会なりが公募すればいいんです。何月何日にプレーしたい方々といえば、物すごいいろいろな多様なバンドが集まると思います。しかも超安く。そういう中から選んでいけばいいわけで、そもそもやり方そのものが不透明だと。だから、情報公開しなさいと言っているわけですから、何ら不思議なことはないと思います。何かそれを拒もうとしているんです。  だから、きちっと情報公開をして、1人のプロモーターに限ることはないんではないですか。いろいろなところからこういうようなものがありましたと。だから、プロポーザル方式でこれからやっていきたいというんだけれども、そこにいく前にさまざまな不信を持たれるようなことがありましたよと。そういう中で、補助金要綱の1つの条件にしても、きちっと市の側から附帯条件をつけた方がいいなと。きちっと情報公開しましょうと。積極的でないですよね。そこらのところはどうなんですか。 ◎笹本 南郷区役所次長 情報公開ですが、透明性を高めるということについては、議員の方々が言われるとおりだと思っております。現在それを具体的な方法としてどういうとり方があるかということを詰めている状況でございます。直接交付要綱に条件をつけるかどうか。それはまた別にしまして、御発言の真意というものは十分理解しているつもりでございますので、それの透明性、支出の正当性というものを皆様の御意見にたえられるような形で進めていきたいと思っておりますので、具体的なやり方についてはもう少し勉強させていただきたいと思っています。 ◆山名 委員 余りソフトにこられれば、どうもかかっていきにくくなるんだけれども、総じて前向きに改革をしていきたいということだろうと思いますので、ひとつしっかりやっていただきたいと思います。また注視していきたいと思っています。よろしく。  以上です。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。 ◆角金 委員 大分時間がかかっていますので、手短にしたいと思います。  平成17年度の1200万円の補助金、平成17年度の実績報告、入場料を含めた収支をお聞かせ願いたいと思います。それが1点。  それから、南郷村当時は日野皓正が名誉村民になっていたように記憶しておりますが、その取り扱いは今現在どうなっているのか。2点お伺いします。 ◎笹本 南郷区役所次長 平成17年度実績ということにつきまして御報告いたします。  入場者、チケット売り上げ枚数ということで2597枚となっております。チケットを買ってもいらっしゃらない方がいますから、実際に入ってきていただいた方は、二千五、六百人ということだと思っております。  それから収支ということでございますけれども、平成17年度収入が2633万6747円、支出につきましては2535万5336円、収支差引金額が98万1411円ということになっております。 ◎古舘 南郷区長 日野皓正につきましては、そばの名誉会員ということではなかろうかと思います。新そばがとれた暮れに今も送っております。 ◆角金 委員 大変失礼しました。日野皓正さんはそばの名誉会員ですか、わかりました。  収支を今お聞きしました。補助金が入ってぎりぎりといいますか、あわせたような格好だと思うんですが、お聞きすると、ことしまた2000人ちょっとぐらいの入場者のようにお聞きしました。  固有名詞が出ましたので、鳴海さんについては、当時の南郷村の議会においても、予算、決算を含めて与野党から問題があるのではないかという御指摘をしてまいった経緯があります。そのとき幾らか聞き入れていれば、きょうがなかったのかなという気もしますけれども、このようにジャズの南郷区のことを思い、各委員の方々からの御発言でございますので、積極的にやっていただかないと、前途が大変厳しい状況のように思えてなりません。  平成2年だと思いますけれども、最初350万円の予算だったと思います。提案があったときには、私自身も、いや、ジャズに何でということを当時の村長に発言をさせていただいた記憶がございます。しかし、今までの回数を重ねるたびに、南郷村の知名度といいますか、また、村民、区民に大変な力強さを与えてくれたのも事実だと思います。  ここに来て、大変入場者も少ない厳しい状況になっていることは、区民の方々も心配もしているところと思いますので、今、坂本眞将委員、山名委員からもありましたように、透明性をぜひ確保していただいて、そしてこの危機的という表現がいかがかとも思いますけれども、ぜひとも来年からは入場者数、そしてジャズフェスティバルそのものについても、より盛況になるようにより一層の御努力を、区長におかれましては、立場がその時々でいろいろあるわけですけれども、いろいろな角度から最大限の御協力、そして成功となるように要望を申し述べさせていただいて、終わらせていただきます。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。 ◆犾守 委員 要望です。  私も昔、実行委員長をやっておりましたが、最近見ていると、また行政型に戻ってきたのではないかと思います。ボランティアスタッフという強い味方がいるので、一生懸命そっちの方を活用していただいて、地元の若い人たちももっともっと使ってほしいと要望して、終わりたいと思います。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で坂本眞将委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆八嶋 委員 通告しておりました、私は301ページのジャズの館管理運営費について。  簡単に伺います。ジャズの館は年間何人ぐらいの人が入っていますか。アバウトでいいです。 ◎笹本 南郷区役所次長 ジャズの館で行われていましたイベント、催し物、その実績でございますけれども、平成17年度3057名の動員数という形にはなってございます。 ◆八嶋 委員 3000人は立派だと思います。私も何回となく行ってあそこで暇をつぶしますが、言っては悪いけれども、あの場所で、あのシチュエーションでそんなに音響もいいとは言いませんが、3000人は立派だと思いますから、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  私はこれも通告しました。平成17年度の決算書には直接関係ありませんけれども、今までだんだんのお話を聞きながら、ぜひ私も言っておかなければならない。議事録に載せなければならないという意味合いもありまして、ちょっと古い話になりますが、イベントの関係でキッス・イン・ザ・オーシャンというのがありました。  私ごとで恐縮ですが、我が同士、山名委員も名前を出して恐縮ですが、私が観光開発特別委員長、山名委員が副委員長、越後賢司議員が前観光開発特別委員長、そして上条委員、この同僚議員と新幹線が来たから何かやろうということで一生懸命熱くなりまして、ポートアイランドでのイベントです。もう忘れた方もいらっしゃると思いますが、あの総括をしていなかった。  簡単に言いますと、あのときは5000万円の赤字を出しまして、それ以後泣かず飛ばずで終わってしまったというのが実態でありまして、当時、我々は一生懸命あおった責任もありまして、赤字を出しても八嶋は何もしゃべらないというのも無責任ではないかという意味合いもあって私は聞くんですが、簡単に言います。  あの当時は大岡課長が観光課長でした。新幹線も来たから、海洋立市、教育立市というコンセプトにも合わせまして、商工会議所に一生懸命かけ合ったりして2日間やりました。当時、天気がよかったんですけれども、1万4000人集まりまして、当時、課長にいろいろお願いして、市からも1000万円から2000万円の負担金という名前の助成金ですが、それをいただきました。決算は、2日間で1万4000人集まったけれども、結果的にはアバウトで5000万円の赤だという結果に相なりまして、我々もあおった関係上、非常にじくじたるものを感じておりました。私のいわんとするのは、その5000万円の赤字だったけれども、数字では赤字であったけれども、それに明示をしがたいプラスもあったということを言いたいんです。  役所の方々も、券は売らなかったけれども、いろいろな意味で有形無形でこのイベント成功のために動いていただいたし、そして商工会議所の方では実行委員会をつくって、各会社の――JCのOBだとかいろいろ集まりまして、何回も会議をやりながら、会場設営、リヤカーでいすを運んだり、駐車場をつくったり、切符切りをしたり、いまだかつてなかったオーナー社長たちが集まりましてあのイベントを行ったというところにキッス・イン・ザ・オーシャンの、新幹線にちなんだ八戸の経済界並びに商工会議所、そして行政も一致協力し合ったということが有形無形の財産だったと思うんですが、風張観光課長に聞いてもいいかな。このキッス・イン・ザ・オーシャンのちょっとしたコメント、総括をしていただければと思うんです。――決算特別委員会だから無理だな。そういうことで、それを言いたい。  だんだんの話がありまして、山名委員も坂本眞将委員も別段区長をいじめているのではなくて、南郷ジャズフェスティバルをやめろということではないんです。あの人は税理士だから非常に数字に厳しくて、そういう意味で言っているのでありまして、私はそれにめげることなくいろいろ精査して、このプロダクションということもいろいろあると思うんですけれども、それにめげることなく、これからもポジティブにやっていただきたい。積極的にやっていただきたいということをあえて言いたいんです。  以上、申し上げまして、終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 八嶋委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆冷水 委員 ジャズの館を建設するときに、当時の南郷村長、現古舘南郷区長ですが、イベントのときだけしか南郷のジャズのイメージがどうしても高まらないというふうなことで、1年を通じてジャズに親しめる場所をつくるんだというふうな当時の関連議案のときの答弁があったことを記憶しております。  先般、たまたま千葉から私の親戚の関係で人が訪ねてまいりまして、ジャズの館を見たいというふうなことで案内いたしました。非常にジャズに造詣の深い方だったようでございますが、建物は別にして、ジャズのレコードをいただいた中平さんのこともよく知っておりまして、そういうふうなレコードも聞けるのかなというふうなことで期待してきたんですがと。  入ったら、打ちっ放しのコンクリートの建物の中にジャズの音楽もかかっていないというふうなことで、期待してくる方々の期待を裏切って――これは関連して、ジャズの館だけではなくて、特に青森県なりイベントを開催している地域に総じて言えることだと思うんですが、せっかくできた施設を通年的に利用する方法を考えないと、お客さんが来ても、三社大祭しかりでございますが、すべての施設がそうなんです。青森県は特にそういうふうな売りの広報が下手くそだというふうに私自身思っております。  答弁は結構でございますが、八戸にも全国的に、いわゆるメジャーな施設はないんですけれども、でも、何とか来てもらえるような施設はありますから、その辺を最大限に活用する方法をまず考えていったらいかがでしょうか。これはジャズの館だけではなくて、八戸全体の施設の中で考えてほしい。そういうふうなことを考えなければ、地域観光交流施設等をつくっても、結局、つくって終わってしまうんです。そうすると、投資効果は何もないというお話になりますから、そのことについては十分考えて、先々のことを考えた上で物に取り組んでほしいというふうなことです。要望として申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で八嶋委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。        午後3時01分休憩   ────────────────────        午後3時16分再開 ○菊地 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第7款商工費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆寺地 委員 通告を1点しておりました。報告書の113ページ、新エネルギー等地域集中実証研究についてをお伺いしたいと思います。  NEDOの委託事業で、八戸市、三菱総合研究所、三菱電機等の研究が行われて、5年間というふうなことで、あとわずか残っているわけですけれども、とりあえずこの実証実験の今までの経緯といいますか、行われてきたことについてお知らせいただきたいと思います。 ◎奥寺 新エネルギー実証研究推進室長 お答えいたします。  平成15年7月に採択を受けまして、それから11月からデータをとったり、そして平成16年3月には、太陽光、風力発電装置を設置しました。そして、平成16年7月から自営線の設置工事を行いました。そして、10月からは東部終末処理場内の発電設備工事を行いました。そして、平成17年、昨年の7月にはこれらのハード的な施設は全部完了しました。そして試運転を続けまして、9月に電力を送って、電力会社と連系をしました。そして、10月17日には正式に研究を開始するということで稼働式を行いまして、現在まで運転を続けてきております。  発電電力量ですけれども、7月末現在、約95万キロワットアワーを各所に送り出しております。現在市役所も停電してしまったことが原因でとめてあります。ですから、ちょっと申しわけないんですけれども、今は全面停止ということです。  それから、ちょっとデータはないんですけれども、昨年は3000人の視察者がありました。ことしも相当来ております。10月はいっぱい来ています。もう少したちましたら集計しまして、視察者数を集計する予定になっています。今の段階はこういう感じでございます。 ◆寺地 委員 今までの流れが大分わかりました。前にも質問したときに、現在は東部終末処理場の方からバイオマスのエネルギーが市庁まで来ていますというふうなことでした。市庁の風力発電がいつもとまっていることに疑問を持って発言したら、そういうふうな答弁だったんですけれども、なぜこんなに風が気持ちよく吹く場所で風力発電がとまっているのか不思議でしょうがないというふうにいつも思っていました。風が強過ぎると回らないというふうな話で、ややもすると、実証実験にならないのではないかというふうな危惧も持っていましたけれども、風力を活用するというふうなことになれば、市役所のあたりは常に風が吹いていますので、もう少し立派なプロペラをつければ、もっと電気代が浮くのではないかというふうにも思ったりしています。  この間の市庁内の停電が、この切りかえのせいなのか、そうでないのか、定かではないんですけれども、せっかく何千人も来訪者があって、その実証実験の視察をしているというふうな実績があるときに、役所が停電をしたというふうな話になると、笑い話にしかならないような気もしますが、この実験の可能性は大変大きいものがあると思うんです。皆さん方も最重点でも県の方にも要望しているみたいですし、国やそちらにも要望していると思いますので、新しいエネルギー、それもある程度地域を限定した集中的なものというふうなもので、太陽光や風力は得意な分野だと思うんです。  場所が離れていれば、当然にロスも出るし、ある程度ためておく施設もお金がかかるというふうなことですから、風力で回ってできた電気をすぐその場で使えればロスはないのでありまして、自転車で電気をつけるようなもので――人力でも電気がつきますので、あれと同じように、ロスがなければすぐに電気になりますから、そういうふうなことを考えれば、つくったらすぐ近くで消費するというふうなのは、これは一番いいことで、あとは安定性があるかないかということで、皆さん方が悩んでいると思うんです。  その辺は、それはそれで研究しなければいけないし、ある程度の足りない分については、普通の電力を補うなりすれば、ある程度足りるとは思うんです。さらに火力発電所をつくるというわけにもいかないでしょうから、ある程度そういうふうな研究が大事だと思うんです。その大事だと思うやさきに、こういうふうな庁舎内の停電なり、もしくは十分に風力発電が活用されていないとかということになると、大変に危惧されますので、ぜひそういうふうな実証実験がうまく運ぶように御要望申し上げて、終わりたいと思います。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 簡潔に伺いますが、4点です。  決算書の287ページ、八戸港国際物流拠点化推進協議会負担金について、この組織状況、どういう方々でやっているのか。また、活動内容についてお知らせください。 ◎池本 産業政策課長 お答え申し上げます。  こちらの協議会でございますが、会長は八戸市長でございます。構成団体の方は14団体ございまして、青森県、当市並びに八戸商工会議所、そして八戸港振興協会、こちらの方は商工会議所の方に事務局がございます。そのほか金融機関3つ、青森銀行、みちのく銀行、八戸信用金庫、それと地元の八戸通運、八戸港湾運送を初めとした港湾の集荷業者の方々、トータル14団体で構成しております。  事業費の方は、それぞれの負担金でもってこれを運営しておりまして、トータル1350万円の負担金、それから前年度の繰り越し等でもって事業をやっておりまして、中身といたしましては、海外へのポートセールスをやっておりまして、ことしも11月に中国の天津、それから大連、こちらの方に行く予定で内容を進めておりました。  それから、国内のポートセールスということで、毎年東京で八戸セミナーという形で、お客様をお呼びいたしまして八戸港のポートセールスを行っております。また、北東北でもって盛岡でやったり、弘前地区でやったり、こちらの方も荷物を出してくださる方々に対して、八戸港のPRというものを中心にやっております。  そのほか、貿易の促進ということで、各種の補助金を制度として持ちまして、それを差し上げている。それから、八戸港の情報誌というものをつくりまして、こちらは年3回発行しております。毎回1500部ほどつくりまして、商社とか貿易関係の方々、それから船会社、そのほか荷主の方々にこちらの方をお送りしております。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 わかりました。  次に、291ページの観光宣伝広告委託料、これについてですが、これはどういう広告の内容、宣伝をやっているのか、この内容についてお伺いします。 ◎風張 観光課長 では、お答えいたします。  平成16年度は、実は広告料ということで計上させていただいておりましたが、平成17年度から委託料で一括である1つの広告代理店の方へお願いをしております。と申しますのは、さかのぼりますけれども、平成15年度765万3150円、これは小さい新聞枠とか雑誌枠の方に広告を掲載しておりまして、平成16年度には、それを若干ページ数をもっての雑誌広告ということで、874万円を計上させていただきまして、やはり個別に随時市の方で契約を広告料として結んでまいりました。  しかし、平成16年1月5日から2月15日、行政経営室が市民対象にアンケートをした結果なんですけれども、観光に関しての重要度というのが55項目中7位、しかし、満足度というのが55項目中48位という結果が出まして、宣伝下手だということを非常によく言われておりまして、その中で、素人というか、観光課の職員はプロではないわけなんですが、そうした人たちが宣伝広告を選んでやるというよりは、やはり宣伝のプロによる年間を通して最適な媒体、最適な時期に戦略的にPRする方が効果的ということで、受け身の宣伝広告から攻めの宣伝広告へ変えようということで委託料としました。その結果、6社によるコンペによりまして、このときは博報堂にお願いをしてございます。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 内容はわかりました。では、ポスターなんかは、これは別なんですか。ポスターは余りいいものではなかったけれども、暗くて目立たないポスターだったんです。だれが見てもそうだったので、あれはぱっと目につくポスターでなければだめなんですが、これと関連して、ポスターはことしはどこでつくったんですか。 ◎風張 観光課長 ポスターについては別個でございます。ポスターの方もコンペでやっておりまして、審査員なんかを設けてやっておりましたが、ことしは帆風でございました。 ◆畑中〔哲〕 委員 どこでもいいんですけれども、もう少しいいのをつくってください。ことしのポスターは評判が悪かったです。  それと、またいろいろ宣伝としてNHKの大河ドラマの人も来て大変よかったということになっていましたが、宣伝はもうちょっと、この1社でいいのかどうかわからないんですが、効果的な宣伝をやるしかないと。  私も、大変恐縮ですが、先月の22日に一宮市の市会議員が来まして種差まで案内したんです。そして、吉田初三郎さんの場所も見せたりして種差を案内したら、いや、大変いいところだと。それと、ユートリーへ行ったら、山車があったわけで、いや、初めて見たというんです。一宮市の市会議員ですから、ちょっと離れているから見たことないんですが、青森県といえば、ねぶたしかわからなかった。そういう点で、八戸もまだまだ宣伝が足りないと思いまして、来年はぜひ来てみたいと、こうなんです。  だから、そういう点では、宣伝がまだまだ八戸は不足だと思いますので、効果的な宣伝をしなければいけないと思います。はがきなんかで、それこそ八戸出身者にそういうふうに出すとかさまざまな工夫が必要だと思いますので、せっかくいいものをやっているんだけれども、わからないということがありますので、課長には、少し精を出してやってほしいと思います。ここはそれで終わります。  次に、293ページの山車展示借上料なんですが、これはユートリーの地代ということなんですか。 ◎風張 観光課長 ユートリーに展示しております山車の展示部分に対しての賃借料としてお支払いしております。 ◆畑中〔哲〕 委員 同じ商工費のところで、補助金を1億2000万円出して、今度はこっちで山車の分は900万円もかかると。そうすると、何かおかしな感じもするんですけれども、それは別会計になっているんですか。 ◎風張 観光課長 山車のことだけに関しましては、今205.44平米お借りしているんですが、それの分のお金ということで996万5894円を支払っております。  以上です。 ◆畑中〔哲〕 委員 中身がわかれば、ちょっと高いか安いかはあれですけれども、わかりました。  もう1つ、消費生活相談員なんですが、内容を見ましたら、2800件もやっているということで、私はことし初めてここにお世話になったんです。大変いい制度だなと。やっている方々も非常に熱心で、よくわかっている人で、直ちに解決してもらいまして、大変ありがたいなと思っていますが、これはいつごろからやって、どのくらいの相談、ことしの相談は2800件ぐらいというふうになっていますが、これは年々増加する傾向にあるのか。ちょっとその辺もお知らせください。 ◎長瀬 市民生活部次長兼生活相談課長 お答え申し上げます。  平成17年度の受け付け状況でございますが、今、委員おっしゃったとおり、2800件行っていまして、前年度と比較しますと、979件、率にして25.9%減少してございます。平成16年度は3700件ほどございました。減った原因でございますが、はがきやメールなどの不当請求がピーク時より鎮静化いたしまして、相談が減少したと考えてございます。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 そういう困ったことがなくて相談が減っているんであればいいんですけれども、次々と新たな手口を頭がいい人たちが考えるもので、悪いことが出てきます。その被害が非常に多くなっているんです。私らのところへ来て、私らもよくわからないで、たまたま市民相談へ行ったら、いや、もっといいところがありますのでと、ここを紹介されて、実はことし行って解決されたということもありますので、ここは3人が非常勤ですけれども、充実させて、そういう市民の相談にこたえるような体制、充実させてほしいということだけ申し上げて、ここは終わります。
    ○菊地 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 ジャズフェスティバルにつきましてこのまま終わりますと、私の思っていることが誤解をされますので、もう一度お尋ねをいたします。  古舘南郷区長におかれましては、今後いろいろな方向で透明性を高める、意見を聴取するというようなことをおっしゃっていましたが、これまでの取り組みにつきましては、問題がなかったというふうに考えておられますか、それともあったというふうにお考えでしょうか。 ◎古舘 南郷区長 これまでの村時代を通して、いろいろな角度から見た中で、決して変な運営方法で行われてきたものとは思っておりません。その中で、今ここでいろいろな御指摘を受けまして、いろいろな角度からいろいろな意見があるものであって、そういうことに対して真摯に受けとめて対応していかなければならないものだというふうに思っているところでございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 先ほど八嶋委員が坂本眞将委員も決していじめているのではない。あなたがどうのこうのではないというふうな、優しい人だからという話でありましたが、私はまず、委員であって、議員であって、その優しさはどちらに向けられるべきか、市民に向けられるべきだというふうに考えます。  そうしますと、1200万円という大きなお金を支出するに当たって、それが適正に行われなければ、市民に対しての優しさを失うことになる。その議員としての責任からもあえて申し上げたいのであります。では、逆に理事者、職員の方の1回の間違いについて追求するかというところからいけば、私もそこはしないのでありまして、1回はたまたまの間違いかもしれません。しかし、長年続けてきた。村時代のことにつきましては、これは八戸市の議会、委員会でありますから、別な自治体でありますので申し上げられませんが、昨年もことしも同じように行われてきた。過去の経験の上にこの2回が行われた。過去の経験の上にも、見積もりが出てきたものについて他と比較することもなく、何ら検討することもなく、そのまま支出されてきたということにつきましては大きな問題を感じております。  個人を責めるということではありませんが、しかし、その職責、職務につきまして適正であったのか。南郷区長として、南郷で行われてきたこのジャズフェスティバルに対しての対応、実行委員会に対しての対応が適切であったのかというふうに考えれば、私は絶対に適正を欠いていたというふうに思っております。多くの委員が、もしかしていろいろな政治的な流れの中で、古舘南郷区長をかばわなければいけないと思っている立場の委員、議員も、このあり方については問題があったと心の中で思っていると私は思います。そのことを重く受けとめて、今後取り組んでいただきたいということを御要望申し上げまして、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第7款商工費の質疑を終わります。  第8款土木費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 302ページをお開き願います。  第8款土木費について御説明申し上げます。  予算現額は121億861万8254円であり、支出済額は113億1683万7636円でございます。翌年度への繰越額は、継続費逓次繰越に基づく旧八戸市立市民病院関連施設解体事業の繰越額1億5000万円及び繰越明許費に基づく、道路改良事業、交通安全施設整備事業、多目的広場整備事業、街路改良事業、河川改修事業の各事業の繰越額5億4373万3589円でございます。不用額は9804万7029円で、執行率は93.5%となるものでございます。  1項1目土木総務費は、港湾河川課、道路建設課、南郷区建設課等の職員の人件費、物件費のほか、13節の道の駅管理委託料、304ページに参りまして、19節の各種期成同盟会負担金のほか、急傾斜地崩壊対策事業負担金が主なものでございます。  2項1目道路橋りょう総務費は、道路、橋梁の管理に要した人件費、物件費のほか、306ページに参りまして、11節の街路灯の電気料金などの光熱水費、13節の道路台帳作成等委託料、19節の街路灯設置補助金が主なものでございます。  2目道路維持費は、市道の維持管理経費でございますが、308ページに参りまして、13節の道路清掃、舗装補修等の委託料、除雪業務等委託料、街路樹剪定管理作業委託料、15節の維持補修工事費が主なものでございます。同じく2目道路維持費は、平成16年度からの繰り越しとなった荒谷古坊線道路改良事業の繰越事業費を執行したものでございます。  3目道路新設改良費は、道路の新設、改良、打ちかえ、舗装、側溝の築造等に要した経費で、310ページに参りまして、13節の測量等委託料、15節の道路新設改良工事費、17節の道路用地購入費、19節の私道整備補助金、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。繰越明許費は、一日市矢沢2号線、仲町旭ヶ丘線、島守根子久保線、不習長代線等10路線の道路改良事業につきまして、用地、補償交渉等に不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越したものであります。同じく3目道路新設改良費は、平成16年度からの繰り越しとなった一日市矢沢2号線、堤端線、不習長代線等5路線の繰越事業費を執行したものでございます。  4目橋りょう整備費は、312ページに参りまして、13節の跨道橋耐震補強工事委託料、15節の橋りょう整備工事費が主なものであります。  5目交通安全施設費は、歩道、区画線、防護さく等の設置工事に関連した経費で、13節の区画線設置委託料、15節の交通安全施設整備工事費が主なものでございます。繰越明許費は、柏崎地区・六日町地区交通安全施設整備事業につきまして補償交渉に不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越ししたものであります。同じく5目交通安全施設費は、314ページにわたりますが、平成16年度からの繰り越しとなった柏崎地区・六日町地区交通安全施設整備事業の繰越事業費を執行したものであります。  6目桔梗野長者久保線道路改修事業費は、同路線の拡幅改修に係る工事費が主なものでございます。  3項1目港湾費は、八戸港整備促進に係る経費で、19節の港湾都市協議会開催市負担金等、各種負担金が主なものでございます。  316ページに参ります。  4項1目都市計画総務費は、都市政策課、公園緑地課等の職員の人件費、物件費のほか、13節の八戸駅前広場、八戸駅東口、東西自由通路等の保守管理委託料のほか、318ページに参りまして、にぎわいトランジットモール社会実験業務委託料、19節の都市計画事業負担金が主なものでございます。  2目区画整理管理費は、区画整理課、区画整理事業所の職員の人件費、物件費のほか、320ページに参りまして、19節の田向土地区画整理組合事業への負担金が主なものでございます。  3目都市下水路管理費は、13節の浚渫清掃、除草清掃委託料が主なものでございます。  4目公園費は、322ページにわたりますが、市内公園の維持管理及び維持補修等の経費でございます。  5目八戸公園費は、324ページにわたりますが、八戸公園の職員の人件費、物件費など、施設の管理運営に要した経費でございます。  326ページに参りまして、6目緑化事業費は、緑化事業推進の物件費のほか、11節の配布用草花の購入費、19節の八戸市を緑にする会補助金が主なものでございます。  7目こどもの国建設事業費は、職員の人件費、物件費のほか、328ページに参りまして、13節のこどもの国費用対効果分析業務委託料、15節のさくらの杜ゾーンの施設整備工事費が主なものでございます。同じく7目こどもの国建設事業費は、平成16年度からの繰り越しとなったこどもの国実施設計委託料の繰越事業費を執行したものであります。  8目都市公園事業費は、330ページに参りまして、13節の館鼻公園展望塔実施設計業務委託料、15節の三八城公園、白山台公園、館鼻公園、まべち公園、売市第8号公園等の整備工事費が主なものであります。  9目八戸新都市開発整備事業費は、19節の分譲促進広報負担金、23節の新都市区画整理事業負担金立替費償還金が主なものでございます。  10目市街地整備調査事業費は、売市第三地区の整備方策等を検討する経費であります。  332ページに参りまして、11目特別会計整備費は、土地区画整理事業、下水道事業、公共用地取得事業のそれぞれの特別会計への繰出金でございます。  12目多目的広場整備費は、13節の旧市民病院跡地解体設計・補償費積算委託料、17節の用地購入費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。継続費の逓次繰越は、旧市民病院関連施設解体事業につきまして、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越ししたものでございます。繰越明許費は、多目的広場整備実施設計委託につきまして、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越ししたものであります。  5項1目3・4・8街路改良事業費は、沼館地区の改良にかかわるもので、334ページに参りまして、17節の用地購入費、22節の建物移転等補償費が主なものであります。繰越明許費は、用地の取得に不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越ししたものであります。同じく1目3・4・8街路改良事業費は、平成16年度からの繰越事業を執行したものでございます。  6項1目住宅管理費は、336ページにわたりますが、住宅課の職員の人件費、物件費のほか、15節の岬台団地等の営繕工事を含む市営住宅3033戸の維持管理に要した経費でございます。  2目住宅建設費は、338ページに参りまして、15節の継続して進めている白山台ヒルズ市営住宅のほか、是川団地の建てかえの建設工事費が主なものでございます。  3目特別会計整備費は、住宅用地造成事業特別会計への繰出金でございます。  340ページに参ります。  7項1目河川管理費は、土橋川等の管理経費のための物件費等でございます。  2目排水路事業費は、市川地区等の排水路整備工事費のほか、しゅんせつ等維持管理経費でございます。繰越明許費は、大久保地区排水路整備事業につきまして、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越したものであります。  3目河川事業費は、土橋川の治水対策のための事務経費でございます。繰越明許費は、用地交渉に不測の日数を要したため、平成18年度に繰り越したものであります。342ページに参りまして、同じく3目河川事業費は、平成16年度からの繰越事業を執行したものでございます。  以上で第8款土木費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆石橋 委員 私は2点通告しております。防犯灯の設置について、あと自動融雪機設置について、この2点についてお伺いをしたいと思います。  まず、防犯灯の設置についてお伺いをしたいと思います。  防犯灯についてはどこに欲しいというのではなくて、現状で要望されている数がどのぐらいあって、どの部分で対応を今されて、また、今後ともやっていかなければいけないのはどの部分であるかとか、そういうふうな部分がありましたらお伺いしたいと思っています。 ◎赤石 道路維持課長 お答えいたします。  平成17年度の決算によりますと、防犯灯の予算は320万円ほどございます。平成17年度の申請灯数、基数は289基でした。あと、申請した町内数ですけれども、全440町内ぐらいあるんですけれども、そのうち90町内で街路灯の補助申請をいたしております。予算的には、去年、あるいはおととし、ここ数年見ましても足りないというふうな予算規模ではございません。ちょうどいいような感じの予算だというふうに思っております。  今後といいますか、平成18年度も大分申請がありまして、設置しているわけですけれども、今のところ、9月きょう現在の見込みでいきますと、今年度も間に合うのではないかというふうな見通しを持っております。  以上です。 ◆石橋 委員 わかりました。比較的予算に見合って、また、要望に対して対応できているということは非常にいいことだなと。というのは、やはり事件、事故、特に子どもさんたちとかの安全面も非常に昨今心配なものですから、あるいは子どもさんたちと言わず、足元を照らす、そういうことにより心がけていかなければならないという御父兄からの要望等があります。そういう面では、要望に対して速やかに担当課の方でやっていただいているのは本当にわかっております。ただ、それに当たっても、まだ足りない部分があるのかとちょっと心配になったものですから、そういう部分での確認でございます。  それとあと、ちょっと聞きたいんですけれども、東北電力からの寄贈を何基か受けていると思うんですけれども、その数と、そういうふうなものがどういうふうに使われているのか、また、今後ともなされるのか。ちょっとお聞かせください。 ◎赤石 道路維持課長 東北電力からの寄贈街路灯は毎年ございます。南郷村との合併の前は、八戸市におきましては毎年15灯ほどございました。去年は南郷区と合わせまして17灯の寄附がございました。これらの使い道につきましては、基本的には、住宅が連檐していないと、ぽつぽつ離れているとか、あと住宅がほとんどないにもかかわらず、子どもたちの通学路であるとかいう場所を優先して設置しております。  そして、東北電力からの街路灯に関しては、電気代はもちろんですけれども、保守管理、維持、灯具の交換等々もすべて八戸市の方で面倒見ております。そういう状況です。  以上です。 ◆石橋 委員 わかりました。そういうことであれば、それもまた有効に使っていただいて、要望に対して上手に使って足元を照らしていただければということで、この点については終わりたいと思います。  もう1つ、自動融雪機の設置についてなんです。これについては設置されている場所が何カ所かあると思うんですけれども、設置するに当たっての基準的なものとか、どういうところに設置されていて、今後の設置予定場所等がありましたらお知らせください。 ◎赤石 道路維持課長 お答えいたします。  凍結抑制剤自動散布装置、これはセンサーが2つございまして、気温のセンサーと、あと路面の湿潤状態、ぬれているかどうかを見るセンサー、2つのセンサーで機能する装置でございます。凍結防止には非常に有効と。ひいては車のスリップ事故の防止にも非常に役立っているというすぐれたものでございます。  現在までの設置ですけれども、平成15年度に八戸市といたしまして最初の自動散布装置を設置いたしました。場所は是川の八幡坂線といいまして、国道340号から縄文学習館の方におりていく坂なんですけれども、そこに最初に設置いたしております。平成16年度ですけれども、鮫分署の坂のところに設置いたしております。それから平成17年度は、根城から白山台ニュータウンに上がっていく羽仁もと子記念館の前の下り坂の部分に設置してございます。  平成18年度、今年度ですけれども、田面木の八戸高専の前の坂に設置をしたいと考えております。実は、この機械を置く場所が必要なんですけれども、3平米から4平米ぐらい必要なんです。ここの高専の前の歩道が非常に狭くて、どこか場所を借りなければならないということで、今用地を探しているところなんです。一番適当な場所が八戸高専の敷地といいますか、のり面といいますか、そこが適当ではないのかということで、用地までは調べたんですけれども、今後高専の方と交渉して借りられるのかどうか。高専も経営母体が文部科学省から独立行政法人になりましたので、その辺で、うまく借りられるのかどうか交渉して、うまくいけば、平成18年度には高専に向かう坂といいますか、あそこに設置したいと考えております。  以上です。 ◆石橋 委員 私もちょっと心配していたのは、高専の坂の部分でございまして、そういう部分で、それに取り組まれているということに本当に感謝したいと思います。また、今後高専との交渉があるかと思います。地域の方も、あそこの前後の交通の便が非常によくなりまして、近隣町村から、駅からといったような点で、また、商業的な部分での団地等へ行き交う場所でございまして、非常に交通の多い中で、事故もまた多発していて、緊急的に欲しいなという話もしておりましたし、担当課の方でもその点をよく御理解いただいて、こういう形で早急に対処しようという前向きにやってくれていることに対してうれしいと思いますし、評価したいとは思っております。交渉があるようでございますけれども、何とか全力を挙げて冬場にかけてその辺が安全に通れるように御努力を期待して、終わりたいと思います。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆寺地 委員 1点だけ通告してあります。報告書の方の119ページ、都市計画道路3・3・8号の進捗状況についてお伺いをしたいというふうに思います。  進捗状況もさることながら、決算を見ていただければわかるんですが、中居林工区は、県の事業として1億500万円ぐらい、負担金として市の方で15%というふうなことで全体に入っているわけですが、たまたま中居林地区が八戸大野線との拡幅工事、長館橋のかけかえも含めて、そちらの方との道路の結節点というふうなことで、ともに進んできているんですが、商店街としての酒屋とかお店関係が大分立ち退きました。その関係で非常に暗い。幹線道路でありながら、夜もう真っ暗の状態です。  非常に危ないではないかというふうな御近所の方の御意見もあったり、町内会の方にもそういうふうな要望が来て、交差点になる周辺またはそのあたりが買収されるたびに家がなくなり、真っ暗になるというふうなことで大変危険性もあるというふうなこともあって、なるべく都市計画道路3・3・8号の整備を促進してもらって、ある程度工事が進むなり、計画が来れば、当然近くの方々もそれに合わせて建物を建てたいというふうな気持ちがあるんですが、なかなかにして中居林工区の場合は段差がある。現在八戸大野線になるところも、地盤を80センチから約1メートルぐらい上げなければいけないというふうな話もあって、そういうふうな道路のかさ上げ工事も含めると、現在、店舗や建物を建てられるような状況にないというふうなのが実態でありまして、できれば県の方にお願いして進捗を早めてもらいたいというふうな思いがあるんですが、都市計画道路3・3・8号としての全体の進捗率と、県に対するそういうふうな工事の促進の要望等について、皆さんの方のお考えをちょっとお聞きしたいと思います。 ◎田中 建設部次長兼道路建設課長 都市計画道路3・3・8号白銀市川環状線ですけれども、これは全体で約21キロあります。起点は白銀、終点は市川というこういう道路なんですけれども、これまで約12.2キロメートル、58%が供用されているという状態です。  そこで、県事業として建設中の、仮称ですけれども、1つは中居林工区、これは中居林と田向土地区画整理事業の地区界から主要地方道八戸大野線まで、延長600メートル、これを平成15年度に着手して現在、委員言われたように、用地買収補償という作業をしております。  もう1つは、やはり県事業として糠塚工区、これが主要地方道八戸大野線から国道340号までの延長が1950メートル、平成9年度に着手しまして、現在用地買収補償、また、橋梁工事等を進めております。糠塚工区につきましては、平成20年代前半に完成させるということを目途にやっているというふうに聞いております。  もう1つは桔梗野工区、やはり県事業ですけれども、県道八戸野辺地線から主要地方道八戸百石線まで、延長が2730メートル、これは一部の区間、1キロメートルですけれども、昨年12月に2車線で暫定供用開始しております。  もう1つありまして、これは田向区画整理事業で進めておりますけれども、延長が620メートル、平成11年度に着手しまして、平成19年度の供用を予定しております。  以上が進捗状況ですけれども、特に中居林工区ということですけれども、実はまだ58%程度しか供用されておりませんで、未着手の工区もあります。市としましては、最重点事業ということでずっと要望しているということでございます。  以上です。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。今御説明があったみたいに、糠塚工区の方も今大分進んできている。糠塚工区はニュータウンの二ツ屋のあたりから中居林にかけて橋梁をかけて下ってくるところです。切り土で来るわけですけれども、それから中居林工区が今お話があったように、交差点から田向区画整理までのところ、それから田向区画整理で600メートルの整備というふうな話になっていますので、徐々に見えてはいるんですが、つながってはいない。  つながるのがいつかなというふうなのが大変問題でありまして、極端に言えば、あと10年ぐらいかかるのではないかというふうなお話もあって、こういうふうに所々工事が進んでいくと進捗が遅いんです、つながるまでがです。ですから、そういうふうなつながっているところから橋梁が始まってくればいいんですが、つながっていないところから工事を始めて、つながるまで時間がかかるというやり方が非常にまどろっこしいところがありますので、さまざまあろうとは思いますが、そういうふうな工事の進捗にぜひ特段の御配慮をお願いするように御要望申し上げて、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 1つだけですが、これはここの項でいいのかどうかわからないのですが、吹上の幸町の狭い歩道に電柱があって、子どもたちが傘を差していくのに危険だということですが、これはここの項目でいいんですか。役所の方にも何か相談が来ていませんか。歩道の電柱は市役所のものではないんだけれども、ここでちょっと聞きたいんですが、これに対しては何か検討していることがありますか。 ◎田中 建設部次長兼道路建設課長 今お話があった箇所は、多分県道妙売市線だと思いますけれども、実はここはもう既に事業が終わっておりまして、歩道が狭いというのは確かにそうだと思います。その中に電柱があるということですので、ますます歩行者にとっては非常に歩きにくいということだと思いますので、現場を調査の上、別の場所へ電柱が移設可能かどうか県の方に協議を申し入れてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◆畑中〔哲〕 委員 県道でしたか。私は市道だと勘違いしたんですが、わかりました。では、県の方にいっているかもしれませんが、市道と間違えてここはやったんですが、県道だと県の方になるんでしょうけれども、ただ、ここでは子どもたちの安全という問題から見ると、これはまた別な方の項目になるかもしれませんが、検討していただきたいということだけで、ここは終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 畑中哲雄委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆上条 委員 今回通告していなくて、関連で申しわけないんですけれども、1点だけお願いだけして終わります。  お願いというか、質問なんです。今吹上の歩道の電柱の話があったんですけれども、ここだけではないんです。電柱というのは、結構市内あちこちで、要は歩道の中にぼおんと立っていたりとか、あと非常に狭隘なところで、車がすれ違えない場所に立っていたりとかということで、ちょっと質問なんですけれども、電柱の建設というか、電柱を立てるに当たって、交通に配慮しなければならないとか、どういった場合はどうしなければいけないとか、そういったものというのはあるものなんでしょうか。わからなければわからないでいいです。 ◎田中 建設部次長兼道路建設課長 確かに狭い歩道に電柱が立っているという事例があります。これは相当以前につくられた道路ということで、以前は余りそういうふうなものは気にしなかったと思うんですが、最近の道路というのは、特に国道はそうですけれども、歩道の中には立てさせないのが原則だというふうには聞いています。しかし、市道となりますと、なかなかそうも言っていられないと。おくれた地区では、どこに立てるかということなんですが、一番いい方法とすると、電線を地中化するというのが一番いいわけなんですけれども、ただ、現実的に歩道が狭いと、またそれも不可能だと。そこでどうするかということですけれども、民地の方にずらしてもらうか、あるいは軒下配線という方法とか、さまざまな方法がありますので、その辺が技術的に可能かということで、それぞれの困っている場所では個別に判断していくということになろうかと思います。  以上です。 ◆上条 委員 わかりました。そういうことなんだと思います。私も住まいの近くで、子どもたちが通う道路で、非常に狭くて電柱が入り組んでいてなかなか通りにくいところを、道路維持課の赤石課長の方で線を1本引いていただいて、子どもたちが通れるようにしていただいて、非常に喜ばれているところがあるんです。特に八戸の道路というのは狭いですから、どういうふうに電柱と一緒に共存していくかというところが非常に大きな課題なんだと思います。  既にやっているところのもので移設可能なところもあるのかもしれませんし、また、これからつくる場合に当たっても、どういう形がいいのかというところは1つ大きな課題だと思います。かぎは2つあると思います。1つは通行者の安全がもう第一だと思いますし、もう1点は美観という問題もあると思いますので、その辺を市議会の方からもそういう意見が出ているんだということをぜひ伝えていただいて、これからの道路は、安全で、美観もいい道路にしていくためにも協力を仰ぐということで動いていただきたいと思いますので、お願いをして、終わります。 ○菊地 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 ないようですので、以上で畑中哲雄委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆八嶋 委員 通告に従いまして、決算書327ページ、ここに緑化事業の一環としての菊まつり会場設営委託料というのがあります。88万2000円。端的に聞きます。ここ数年でこの金額は横ばいですか、アップしていますか、ダウンしていますか。
    ◎升澤 都市開発部次長兼公園緑地課長 では、金額だけお答えします。  市庁前広場で菊まつりをやるようになりましてからこの委託費というのを盛るようになったんですが、平成14年度から始まっております。ことしで5年目になるんですけれども、平成14年度は120万円、それから平成15年度が100万円、平成16年度が90万円、平成17年度も90万円、ことしも90万円、こういう形になっております。 ◆八嶋 委員 課長、私は、こういう時節柄、財政の方からもいろいろと緊縮財政で締めなさいということで庁内でいろいろ努力されていると思うんです。それは何も知らないわけではありませんが、私は別な観点から、たかだか88万2000円、さっきおっしゃった90万円とか100万円の云々の補助金で最近いろいろやっていますが、私も菊が好きでずっと見ていますけれども、そんなに人がいっぱい来るものではないんです。  八戸公園でも二、三年前、カラオケ大会をやったりいろいろ手をかえ品をかえ一生懸命これをやっていますが、人が何人来るとか、何万人来るとか、何千人来るとかではなくて、へ理屈かもしれませんが、これは菊を知っている方は御存じだと思いますが、我が八戸市にしかない、全国でも有名な奥州菊というものがあるんです。学術的に大変結構なものでありまして、嫌いな人には全然興味がないかもしれませんが、この奥州菊は、これは観光云々ではなくて、へ理屈を言いますと、第5次八戸市総合計画でもうたっているんです。文化財の伝承と長い間培われた伝統文化を保存継承する必要があります。全くそのとおりです。この観点から、専門家に聞くと、270年前から奥州菊は八戸にしかない品種だそうです。私も知りませんでしたが、八戸小唄の第4節、最後にあります。城下二万石菊の里ということで、この奥州菊が我が八戸の八戸小唄の歌詞にもちゃんと歌われているということを重く受けとめたいんです。  ですから、予算を余り削るなとは言いません。これは我々八戸市の長年の財産だということで、菊ごときではなくて、そういう観点から、ひとつずっとこれからも伝統文化を大事にしていただきたいということだけ御要望して、終わります。 ○菊地 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 2点です。8款4項の323ページ、水辺の楽校についてと、329ページのこどもの国について質問させていただきたいと思います。  水辺の楽校のところに浄化槽保守点検とありますから、トイレが設置されているのかなと。私もせっかくオープンするときに案内いただいたんですけれども、ちょっと行けなくて、まだ確認していないんだけれども、トイレがついているのかどうかということと、あと売市の方から大橋を渡りますと、左側の方にネットを張った野球場があるんですけれども、そこは市の管理ですか。ちょっとそこら辺を教えてください。 ◎佐藤 副理事兼港湾河川課長 御質問にお答えします。  まずトイレの件なんですが、仮設トイレは売市第6号公園の方につけております。これは期間限定でつけております。浄化槽の清掃といいますか、本設はついていない状況であります。まずそれが1点目でございます。  2点目の野球場のところですが……。 ○菊地 委員長 場所がちょっとわからないみたいなので、もう一度詳しくお願いします。 ◆山名 委員 我が三八五交通西営業所のちょうど土手を越えた川っぷちといいますか、そこのところに網を張ってリトルリーグみたいなのがたまに練習をしたりしているんです。わからない……。そこは市の管理かどうかということです。 ○菊地 委員長 少しお待ちください。 ◆山名 委員 後で個別に聞きに行きます。  ただ、売市第6号公園というのはどこだかわからないけれども、水辺の楽校をつくって子どもたちが遊びに行く場所ですと。例えばバスで遊びに行くとかといったときに、トイレがなければ、公園が近くなんだかどうだかわからないけれども、必要なのではないかということを聞きたいわけです。将来的にトイレを設置する予定があるかどうかを含めてちょっと教えていただきたいんです。 ◎佐藤 副理事兼港湾河川課長 ただいまの御質問にお答えします。  売市第6号公園の方に本設を今後要求していく所存であります。その必要性は十分認識しております。今後財政当局とお話ししてやっていきたいと思います。  以上でございます。 ◆山名 委員 そうすれば、ぜひともお願いをしたい。とにかく馬淵川周辺はどこを見てもトイレがないわけですので、そういう意味では必要かなと思っていましたので、よろしくお願いしたいということで、終わりたいと思います。  もう1つは、こどもの国を含めて公園の管理ということでちょっと伺いたいんですが、特にことしはスズメバチが異常発生をしたということで、子どもを集めるためのこどもの国でハチに刺されてしまったという事件というか、事故があったわけですけれども、そういったような報告は来ていましたか。来ていたとすれば、委員会等での報告はありましたか。 ◎升澤 都市開発部次長兼公園緑地課長 今こどもの国は指定管理者の三八五流通株式会社が行っているんですが、実は私の方にハチに刺されたという報告が来ていません。だから、私もそれは知りませんでした。申しわけありません。 ◆山名 委員 ということは、刺された方が私の女房の職場の同僚なものですから詳しく教えていただいたんですが、9月3日の午後2時半ごろにこどもの国の船の遊具に遊びに行ったと。姉が8歳、妹が5歳なんですけれども、そこに上っていったところ、頭上でハチがブンブンと回っていたものだから、おりてきたと。ところが、姉の方がはしごをおりて逃げようとしたときに手の甲を1カ所刺されたと。妹の方が今度頭の後ろを帽子の上から刺されて、また手の甲も刺されてしまったということで、救急車を呼んで行きましょうかと言ったけれども、親がいましたので、特に親指大のハチだということで、慌てて自分の車で市民病院へ運んだということです。そのうちにはれは引いたようなんですが、医者いわく、1回刺されると抗体ができてしまって、2回目は危ない。ですから、2回目に刺されたら15分か30分以内に病院に来てくださいといったって、近くに病院があればいいですけれども、呼吸困難とかで亡くなるおそれがある。  だから、単なるハチに刺されたといえども、管理上きちっとしておかないと、特に担当した方が、いや、ことしはスズメバチが異常に発生していて、僕らだけでも4つも巣を取ったんだよみたいなことを言っているわけですから、事前にきちっと見回りといいますか、点検をして、遊具の中にも巣をつくっている場合があるみたいですので、気をつけていただかないと大変なことになるということで、そういう場合、責任の所在というのはどうなんですか。指定管理者の方が責任を持つのですか。役所の方が責任を持つのですか。 ◎升澤 都市開発部次長兼公園緑地課長 ハチの巣につきましては、とりあえず八戸公園の中にできた、例えばスズメバチの巣であれば、指定管理者に除去していただいています。そのほかの公園については全部うちの方でやっているんですが、指定管理者は八戸公園だけではないんですが、南部山とか長根運動公園、それぞれ体育振興公社にお願いしています。そちらもそちらで処理してくださいということで、指定管理者がいるところについては処理はお願いしておりますけれども、刺された事実を私どもが知らなかったというのは非常に遺憾なことで、今度十分話をして、そういう事故がわかっていれば、すぐ連絡が来る予定になっていたんですけれども、ちょっと入っていなかったものですから、まことに申しわけないと思います。 ◆山名 委員 気をつけていただかなければならないのと、また、私も余り三八五流通の悪口を言いたくないんですけれども、たまたま立ち会った人が気楽な感じで、いやいや、悪かったなと言ったみたいなんだけれども、親とすれば、いやいや、悪かったなということはないだろうと。いや、申しわけありませんでしたと丁重なおわびの1つぐらい欲しいなということでの苦情をよこしているわけですので、そこらは重々対応方を気をつけていただかないと、ハチに刺された方が何か悪かったような感じでとらえられればうまくないということですので、重々気をつけていただきたいということで終わります。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 通告外で、ここの場でいいのかどうか、妻神都市開発部長がいらっしゃいますが、観光交流施設はここの決算には関係ないから、なじまないですか。いや、なじまなければ。 ○菊地 委員長 決算にないですから。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 それでは、御質疑なしと認めます。  以上で第8款土木費の質疑を終わります。  第9款消防費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 344ページをお開き願います。  第9款消防費について御説明申し上げます。  予算現額は28億9842万3000円であり、支出済額は28億8784万562円でございます。不用額は1058万2438円で、執行率は99.6%となるものでございます。  1項1目常備消防費は、八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金で、八戸市の普通負担金の負担率は63.5857%でございます。  2目非常備消防費は、消防団事務の委託経費等でございますが、合併調整により南郷区消防団については1節の報酬のほか、物件費を。八戸市消防団については13節の消防団委託料で対応したものであります。346ページに参りまして、同じく2目非常備消防費は、平成16年度からの繰り越しとなった水槽付消防ポンプ自動車購入事業の繰越事業を執行したものであります。  3目水防費は、水防関係の経費でございます。  4目災害対策費は、防災対策及び防災訓練に要した経費のほか、348ページに参りまして、15節の防災倉庫移転新築工事費、19節の県防災ヘリコプター連絡協議会負担金が主なものでございます。  5目防災コミュニティセンター費は、同施設の維持管理のための委託料でございます。  以上で第9款消防費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 通告しておりますので質問いたしたいと思います。  八戸市消防出初め式の執行場所について本会議でも取り上げておりますが、今この執行場所変更につきましてある程度想定している部分があるとすれば、その想定している内容と、それから諸問題につきまして御答弁いただければありがたいです。 ◎木村 総務部理事 坂本眞将委員にお答えをいたします。  出初め式でございますが、主催者は八戸市消防団でございます。そして、八戸市消防団では、最近の中心街での各種イベントの開催等の実績を踏まえまして、開催場所の変更も含めまして、ことしの7月から検討を重ねているところでございます。執行場所につきましてはまだ確定はしておらないんですけれども、雨天時とか積雪時、近辺に屋内の会場も準備をしなければならないという問題、それと道路使用許可がおりるおりないというような大きな問題もありますので、検討を重ねている段階ですが、現在では三日町と十三日町周辺についても候補地の1つとして検討を重ねているところでございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 御答弁ありがとうございました。1つ御要望でございますが、本会議で申し上げましたように、消防団が主催ということでありますが、防災の意味で、全部を持ってくるというのが難しいかと思います。しかし、例えば市庁前広場で、まといを振るとか何かをやると。何か持ってくれば、市民に対しての防災意識の啓発にはつながるだろうというふうに思っております。道路使用許可等大変に難しい問題を抱えておられる中で大変恐縮でありますが、今後御検討、御尽力いただきますように御要望申し上げまして、終わります。  以上です。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 1つだけ。ポンプは大きいのはわからないのであれなんですが、小型の消防車があった方がいいというふうな――道路の狭いところなんかではそういう声が最近なかったでしょうか。地元の消防団の車は小さいんですけれども、本部のは小さいのがなくて、不便だったということはないでしょうか。 ◎中村 総務部参事 質問にお答えします。  常備消防の方で小型消防車で苦労したということはございません。というのは、大型車、タンク車がございます。それから、普通ポンプ車、これは補給を専門にする補給車がございます。場所が狭かったり、あるいは密集地域については、普通であればタンク車が先行していくわけですが、そういう場所については、逆に普通ポンプ自動車を先行させて、そしてタンク車が後方に回って中継をして放水する。そういうことで、御存じのように、ホースも1本20メートルでございますが、普通ポンプ車には15本ぐらいは積んでいます。したがって、中継には困ったこともありませんし、また、御存じのように、消防団と一緒に活動するのが基本でございますので、消防団にも積載車両がございます。そういった車両等と連携をとりながら、そういう場所については、そういう防御の作戦をとってやってございます。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 まだまだ道路が狭いところで1人でそういうことを心配した方もありましたので、消防団の方と十分連携してやっていくというのであれば、それはいいかもしれません。うちの方は道路が狭いんだと。いつできるかわからないしという心配する方がいらっしゃったのでちょっと聞いただけです。そういう体制になっていれば、それでいいと思います。ここはこれで終わります。 ○菊地 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆石橋 委員 通告外で、手短に1つだけ。  というのは、各消防団の消防団員が使うライフジャケットです。というのは、川が増水した際にでもライフジャケットが足りなくて、手伝いに行っても、結局、その部分での対応ができない。また、火災があった際の部分でのしころヘルメット、目のガードです。そういうものがついたものがないと。そういう部分での消防作業に当たってうまくいかないというふうな話をちょっと聞いたことがあるんですが、そういうふうな消防の装備の充実に向けた取り組みを何か今されている部分があるのか。要望があってされているのか。その点をお聞きしたいと思っています。 ◎木村 総務部理事 お答えをいたします。  現在消防団の方には、個人対応ではなく、車両対応ということで、今申されました防火衣、それとヘルメット、消防用の靴、これが車1台当たり5セットないし6セットを装備しております。そのほか、今お尋ねの雨衣、それから救命胴衣、これを5着ずつ配付をしております。  以上でございます。 ◆石橋 委員 私は、本当にこれで十分足りているのかどうかとなると、はっきりしているところではないので、要望ということです。  地域の団員の方々に伺った際には、もう少しその点に目を向けて、消防団ごとの充足としてはちょっと足りない部分があるというふうな要望を私は聞いておったものですから、具体的にどの部分が足りないかという数字はありません。ただ、そういうふうな話を聞いていただいて、よりその部分での作業に支障のない形で装備を充実させていただくよう御要望申し上げて、終わりたいと思います。 ○菊地 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○菊地 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第9款消防費の質疑を終わります。  第10款教育費の説明を求めます。 ◎白川 財政部次長兼財政課長 350ページをお開き願います。  第10款教育費について御説明申し上げます。  予算現額は75億1531万7500円であり、支出済額は73億4217万1832円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく、江南小学校、小中野中学校校庭用地造成事業、仮称・南郷文化ホール建設事業費として4551万6700円でございます。不用額は1億2762万8968円で、執行率は97.7%となるものでございます。  1項1目教育委員会費は、教育委員の報酬、教育政策課、学校教育課、南郷区教育総務課等の人件費、物件費のほか、13節の用務員業務委託料、スクールバス運転業務委託料、352ページに参りまして、物品等運搬業務委託料、19節の田代小学校中学校組合負担金、私立高等学校助成補助金、21節の奨学金貸付金、23節の田代小学校中学校組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。  2目指導費は、8節の心の教育相談員及び子どもと親の相談員に対する謝礼、19節の児童・生徒文化活動促進費補助金、部活動費補助金が主なものでございます。  3目教育センター費は、354ページに参りまして、同センターの管理運営のための人件費、物件費のほか、1節のスクーリング・サポート・ネットワーク事業にかかわる臨床心理士及び教育相談員の報酬、2節の外国語指導助手の人件費、12節の教育情報ネットワークシステム運用のための通信運搬費、356ページに参りまして、13節の学力調査委託料、14節のOA機器等借上料が主なものでございます。  4目市民大学講座費は、358ページにわたりますが、市民大学講座を実施するために要した経費でございます。  5目特殊教育推進費は、特殊教育を推進するために要した経費でございます。  2項1目学校管理費は、360ページにわたりますが、小学校47校の管理運営に要した経費でございます。  2目教育振興費は、14節の教育の情報化推進のためのOA機器等借上料、362ページに参りまして、18節の教材等にかかわる備品購入費、20節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、13節の学校施設に係る耐震診断優先度調査委託料、14節の白山台小学校仮設校舎賃貸借料、15節の多賀台、柏崎、下長小学校の営繕工事費等が主なものでございます。繰越明許費は、江南小学校校庭用地造成事業につきまして、大雪等により不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越ししたものであります。  4目学校騒音防止対策費は、13節の轟木小学校校舎防音機能復旧に係る現況調査・基本設計委託料でございます。  3項1目学校管理費は、364ページ、366ページにわたりますが、中学校24校の学校管理運営に要した経費でございます。  2目教育振興費は、14節のOA機器等借上料、18節の教材等にかかわる備品購入費、20節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、13節の学校施設に係る耐震診断優先度調査委託料、15節の三条、南浜中学校等の営繕及び下長中学校の校庭用地造成等工事が主なものでございます。繰越明許費は、小中野中学校校庭用地造成事業につきまして、大雪等により不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越ししたものであります。同じく3目学校建設費は、平成16年度からの繰り越しとなった中沢中学校特別教室等水飲み場新設の繰越事業費を執行したものであります。  4項1目幼稚園費は、市立豊崎幼稚園の管理運営費のほか、368ページに参りまして、19節の就園奨励費補助金、私立幼稚園補助金、すくすく子育て支援費補助金が主なものでございます。  5項1目社会教育総務費は、1節の社会教育委員、社会教育指導員の報酬、社会教育課、文化課、南郷区教育総務課等の職員の人件費、物件費のほか、370ページに参りまして、19節の文化協会補助金、三浦文学フェスタ開催事業補助金が主なものでございます。  2目青少年対策費は、青少年健全育成推進のための人件費、物件費のほか、372ページに参りまして、13節のすこやかテレホン事業委託料、19節の各種団体への負担金、補助金が主なものでございます。  3目公民館費は、374ページにわたりまして、中央公民館、地区公民館、南郷公民館等の人件費、物件費などの管理運営費のほか、家庭教育学級、高齢者教室、IT講習教室等の経費、376ページに参りまして、15節の市公民館、柏崎、鮫、田面木、館公民館の施設整備工事費が主なものであります。  4目図書館費は、図書館、南郷図書館の職員の人件費、物件費など管理運営費のほか、378ページに参りまして、15節の中央監視装置更新工事費、18節の図書購入費が主なものでございます。  5目視聴覚センター費は、380ページにわたりまして、児童科学館職員の人件費、物件費など管理運営費のほか、382ページに参りまして、18節の視聴覚教材の備品購入費が主なものでございます。  6目博物館費は、384ページにわたりますが、博物館、縄文学習館、南郷歴史民族資料館の職員の人件費、物件費などの管理経費及び常設展、特別展の開催経費が主なものでございます。  7目南部会館費は、386ページに参りまして、同会館の施設管理委託料等でございます。  8目美術館費は、388ページにわたりますが、同館の職員の人件費、物件費などの管理経費のほか、常設展、特別展の開催経費が主なものでございます。  9目文化財保護費は、13節の天然記念物蕪島ウミネコ繁殖地保護、史跡保護等に係る委託料のほか、17節の史跡丹後平古墳群保護のための用地購入費が主なものでございます。  390ページに参りまして、10目文化財調査費は、市内の遺跡の発掘調査等に要した経費でございます。  392ページに参ります。
     11目是川縄文の里整備事業費は、13節の是川遺跡に係る測量、物件等調査、発掘現場土工委託料、17節の一王子及び中居遺跡の用地購入費、394ページに参りまして、19節の是川縄文シンポジウム事業負担金、是川遺跡ジャパン・ロード事業負担金が主なものでございます。  12目八戸南部氏庭園整備事業費は、春、秋に一般開放する経費のほか、13節の樹木剪定等委託料が主なものでございます。  13目史跡根城の広場費は、同施設の管理運営に要した経費のほか、15節の根城跡環境整備工事費が主なものでございます。  14目公会堂費は、13節の公会堂の施設管理業務委託料、15節の空調、電気設備等の施設整備工事費が主なものでございます。  396ページに参ります。  15目文化ホール建設費は、13節の地質調査委託及び都市地方連携プログラム策定委託料が主なものでございます。繰越明許費は、文化ホールの実施設計につきまして、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、平成18年度に繰り越ししたものであります。 6項1目保健体育総務費は、学校医、学校歯科医等の報酬、スポーツ健康課職員の人件費、物件費のほか、398ページに参りまして、12節の児童生徒等の心電図検査などの手数料、19節の日本スポーツ振興センター共済掛金、小中学校、高校の各種大会補助金が主なものでございます。  2目社会体育振興費は、体育指導委員報酬、学校体育施設開放事業関係経費のほか、400ページに参りまして、19節の県外派遣選手補助金、県民体育大会運営事業補助金、北奥羽総合体育大会運営事業補助金、南郷体育協会補助金、青森県アイスホッケー連盟事業補助金が主なものでございます。  3目体育施設管理費は、八戸市体育館等の体育施設のほか、南郷屋内運動場、南郷温水プール等の管理経費で、13節の同施設の管理運営を八戸市体育振興公社及び南郷の公共施設管理公社に委託するための業務等委託料、402ページに参りまして、14節の南郷屋内温水プールの発電装置等の機械器具等借上料が主なものでございます。  4目体育施設整備費は、13節の長根スピードスケートリンク現況調査委託料、15節の新井田インドアリンク照明施設、南郷陸上競技場等改修工事費が主なものでございます。  5目学校給食管理費は、スポーツ健康課の職員の人件費、物件費のほか、404ページに参りまして、20節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。  6目特別会計整備費は、学校給食特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第10款教育費の説明を終わります。 ○菊地 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆畑中〔哲〕 委員 何点かお聞きしたいことがあります。  最初に、報告書の155ページですが、不登校についての20件という電話相談がありますが、これはどういう内容だったのか。最初にお聞きします。 ◎佐々木 社会教育課長 お答えいたします。  当少年相談センターの方で行っております不登校につきまして、平成17年度は20件、これは電話相談で20件ということで、これだけをごらんいただきますと、来所の方で3件ですので、不登校につきましては23件という総数になってございます。  内訳につきまして御質問でしたので詳しく申し上げますと、小学生対象が3名、それから中学生が10名、高校生5名、各種学校5名という形になっております。なお、相談した方々は、本人はゼロで、母親が16名、父親が2名、祖父母が3名、その他2名となっております。  相談内容につきましては、部活動に起因するものの相談が3件ほど、友人関係に起因するものとして15件、学業に起因するものが3件、それから家庭に起因するものが2件という相談内容になってございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 私がちょっと聞いたところでは3人の小学生がいる。その3人とも学校へ行かないというのも聞いたんですが、そういう事例もあるのかと思って。相談件数はこうだけれども、実際のそういう不登校になっている――どのくらいを不登校というのかわからないんですが――そういう方もどのくらいいるのか。それもつかんでいれば教えていただきたいんです。子どもが複数で学校へ行かないというのも隣の方から聞いていますので、そういうことも実際あるのか。 ◎佐々木 社会教育課長 当相談センターの方ですけれども、今、委員が御指摘のとおり、兄弟で不登校という方も確かにおります。うちの方の相談内容については、初期というよりも、むしろ長いこと不登校に陥って、いろいろな相談機関に相談したけれども、もう少し何とかしたいという要望の方々の相談にお答えする場になってございまして、実際に兄弟で何人いるかという実数につきましては、こちらの方では把握してございません。ただ、委員御指摘のとおり、先ほど申し上げましたとおり、兄弟でという方は何件かございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 これはなかなか学校だけでは対応できないものでもあるでしょうし、家庭や仕事の状況とかいろいろな勤務状況なんかもありますでしょうし、本当にいろいろな社会的な原因があってそういうのが起きていると思うので、本当に先生方を含めて関係者は大変なもので、実際にふえているような傾向なのか。これは傾向だけでもいいですから、ちょっとお知らせください。 ◎佐々木 社会教育課長 当少年相談センターの方の実数的には、昨年度は電話相談20件でしたけれども、その前は19件と、大体横ばいの実数になってございます。ただ、不登校の実数というのは、ほかの課の方の対応で今お答えできるのではないのかと思いますが、相談という件数でいえば、大体20件前後という形になってございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 もう1つ、実際に不登校というか、何日来なければ不登校という定義なのかわからないけれども、そういう方の実数がもしわかりましたら、傾向だけでいいです。 ◎上條 学校教育課長 学校教育課の方で把握しておる状況ですけれども、本年度分の実数はまだつかんでおりませんけれども、昨年度と一昨年度を比較しますと、小学校は減少傾向です。それから、中学校は若干の増加傾向という状況をつかんでおります。 ◆畑中〔哲〕 委員 わかりました。別に先生の方の対応がいい、悪いのではなくて、対応はもちろん必要なんですが、そういう社会的な問題、さまざまな地域の問題があると思うので、これは全体で考えていかないと、これからの日本の社会にとっても、また、その家庭にとっても大変な問題ですので、学校だけで解決していくものではないと思っています。ただ、先生方が苦労しますので、一緒に対応して、何とかその範囲内で頑張ってもらいたいということで、終わります。  次に、修繕、営繕ということで書いてあるんですが、明治中学校の体育館は、前にトタンがさびて、今でも雨が漏るそうだということですが、これは解決しましたか。 ◎東森 教育政策課長 明治中学校の屋内運動場屋根のことでございます。私ども夏休みに入りますと、施設を調査してまいります。明治中の体育館も見てございまして、雨漏りは改善されてございません。したがいまして、これにつきましては、修繕というよりも、全面的な増改築が妥当ではないかという面で検討している最中でございますので、今のところ、委員御指摘のとおり、雨がそのまま漏れている状態でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 全面的に建て直すということであればまた別なんですが、雨漏りだけで全面的に建てかえというのも、これはちょっとあれですが、全体が悪くなってということで総合的に判断して、雨が漏っているけれども、全面的にやるからいいと。そこは、そのままにしてよいということなんですか。 ◎東森 教育政策課長 大変説明不足でございました。当然耐力度とかいろいろ調査してからの件でございますけれども、原因は明らかでございます。さびによるものだと認識しておりますので、今のところ、今年度で今の雨漏りの部分についてだけ着手するかどうかを、これはまた別に検討してまいりますけれども、大きくは、先ほど申しましたように、全面的な方に向かうのではないかと考えてございますので、今のところ、御不便をおかけしているところです。 ◆畑中〔哲〕 委員 これは全面的改修しなければならない格好であれば、それはそれでいいんですが、前に私は決算特別委員会か予算特別委員会で取り上げたことがあるんです。ちょっとさびが出てくる前に塗れば、わずかな金で済むと。そういう業者もあるんです。そうだったら、やってあげようという人まであるくらいなので、やった方がいいのではないかと。ペンキだけ買ってもらえば塗ってあげるという人もあったんです。  そういうことで、わずかの金でできるのに、それが原因で建て直すことになったら大変ですから、その辺は予算の配分をもうちょっと工夫して、急ぐものからやってもらうということも必要です。これは明治中学校しか私は見ていないから、ほかの方は言いませんけれども、案外そういうこともあるかもしれませんので、これは例えばとのことで言っただけです。これは全面的になるんであれば、それはそれでいいんですが、では、そこはこれで終わります。ただ、そういうこともあって、地元が心配しているということだけです。  次に、図書館の本の貸し出しと購入費、それから図書の寄贈が市民からいろいろあるのではないかと思いますが、これについてお聞きしたいんです。  貸し出しですが、貸したけれども、なかなか戻ってこない。電話しても3割か4割が戻ってこないという人もあるというふうに聞いていますが、これからの対策をどう考えているのか。  それからもう1つ、購入費はこれぐらいで大体間に合っているのかどうかということ。  それから、寄贈の文庫は結構あって、何か書庫に入らないくらいあるとかということも聞いたことがあるんですが、その辺はどのような扱いになっていますか。3つだけお聞きします。 ◎若宮 図書館長 当館の平成18年3月31日までの未返却本の状況なんですけれども、未返却者数は1422人、それから未返却冊数3379冊となっておりました。これら未返却者に対しまして文書等で何回も督促をしまして、その結果、9月11日現在ですけれども、934人から2280冊、率にしまして大体67.5%の本が返却されております。今後は、返却に応じない利用者に対しましては、返却するまで図書館の館外利用を制限するなどの処置をして、できる限り本の回収に努めてまいりたいと思っております。  それから次に、市民の皆様から図書館への御理解と御協力によりまして、毎年多くの方々からたくさんの本を寄贈していただいております。図書館では、寄贈いただいた本の内容、それから状態を見まして、図書館の資料として利用者の方々に閲覧、貸し出しできるものは貸し出しをして、そして図書館で不要になっていた本とともに、市民の方々に還元するリサイクルフェアというのを毎年1回やっているんですけれども、それとあわせて市民の方にリサイクル本として提供しております。  それから参考までですが、平成17年度の寄贈の内訳は、寄附の冊数は2151冊、図書館資料として受け入れした冊数は、一般図書が1013冊、それから郷土資料が688冊の計1701冊となっております。残り450冊はリサイクルフェアで市民の方に提供しております。  寄贈された図書はこのように市民の方に利用されておりますので、積み上げたりはしておりません。  購入費につきましては、全国的には減少ぎみの傾向にありますけれども、当館は、平成15年度の決算額ですと2095万円、平成16年度が2270万1000円、それから平成17年度が2074万9885円となっておりまして、ほぼ横ばい状態にあります。費用とすれば、確かに他都市から比べれば少ないですけれども、少ないなりにいろいろ工夫して図書購入をしているところであります。  以上であります。 ◆畑中〔哲〕 委員 わかりました。購入費ももちろんなんですが、せっかく買ったものが返ってこなければ困りますので、そこはちゃんとやってほしいということです。  それから、購入費も下がっていないということですから、教育長、最後の年にきちんとやってもらったことに感謝申し上げます。  もう1つ、美術館の方はどうでしょうか。美術館は大分利用されているようですが、買いたいものとかそういうもので予算的にはどうなのか。 ◎下舘 博物館副館長 お答えいたします。  美術品の購入費につきましては、昨年度はございませんでした。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 必要がないということか、予算がとれなかったということなのか。そこはどうなんでしょうか。 ◎下舘 博物館副館長 美術品の購入につきましては、平成元年から10年まで10年計画で購入をいたしておりましたけれども、美術品購入を進めて239点を購入いたしました。一応成果が得られたものとして、以後美術品の購入の予算はついておりません。  以上でございます。 ◆畑中〔哲〕 委員 わかりました。では、その後は買っていないということで、大体今のところで間に合っていると。いいです。これはここで終わります。 ○菊地 委員長 それでは、本日はこれで終了させていただきます。  あすも午前10時から開きます。きょうはこれで終わりますので、御苦労さまでございました。        午後4時59分 散会...