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平成15年 3月 定例会−03月20日-付録
平成15年 3月 定例会−03月20日-06号

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  1. 八戸市議会 2003-03-20
    平成15年 3月 定例会−03月20日-06号


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    平成15年 3月 定例会−03月20日-06号平成15年 3月 定例会 平成15年3月八戸市議会定例会会議録(第6号)         ────────────────────── 議事日程第6号  平成15年3月20日(木曜日)午前10時開議 第1 議案第1号 平成15年度八戸市一般会計予算    議案第2号 平成15年度八戸市自動車運送事業会計予算    議案第3号 平成15年度八戸市立市民病院事業会計予算    議案第4号 平成15年度八戸市国民健康保険特別会計予算    議案第5号 平成15年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計予算    議案第6号 平成15年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算    議案第7号 平成15年度八戸市学校給食特別会計予算    議案第8号 平成15年度八戸市都市計画下水道事業特別会計予算    議案第9号 平成15年度八戸市公共用地取得事業特別会計予算    議案第10号 平成15年度八戸市都市計画駐車場特別会計予算    議案第11号 平成15年度八戸市中央卸売市場特別会計予算    議案第12号 平成15年度八戸市老人保健特別会計予算    議案第13号 平成15年度八戸市霊園特別会計予算
       議案第14号 平成15年度八戸市農業集落排水事業特別会計予算    議案第15号 平成15年度八戸市介護保険特別会計予算    議案第38号 八戸市条例の形式を左横書きに改める条例の制定について    議案第39号 八戸市部設置条例の一部を改正する条例の制定について    議案第40号 八戸市特別職の職員の給料等に関する条例及び八戸市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第41号 八戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について    議案第42号 八戸市市税条例の一部を改正する条例の制定について    議案第43号 八戸市余暇利用施設条例の制定について    議案第44号 八戸市自動車運送事業の設置及び経営の基本に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第45号 八戸市休日夜間急病診療所条例の一部を改正する条例の制定について    議案第46号 八戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について    議案第47号 八戸市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について    議案第48号 八戸市家庭奉仕員派遣手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について    議案第49号 八戸市知的障害児施設条例の一部を改正する条例の制定について    議案第50号 八戸市知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例の制定について    議案第51号 八戸市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第52号 八戸市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について    議案第53号 八戸市開発行為等の許可の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第54号 青森県新産業都市建設事業団に委託すべき事業に関する計画の一部変更に係る協議について    議案第55号 平成15年度八戸市一般会計補正予算 第2 議案第57号 平成14年度八戸市一般会計補正予算    議案第58号 八戸市固定資産評価審査委員会の委員に選任する者につき同意を求めることについて    議案第59号 八戸市固定資産評価員に選任する者につき同意を求めることについて 第3 陳情1件 第4 閉会中の継続審査について 第5 議会案第2号 八戸市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について 議会案第3号 八戸市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について 第6 議会案第4号 介護保険財政に関する制度改善を求める意見書 議会案第5号 医療制度の改革を求める意見書 議会案第6号 「政治とカネ」に係る真相解明を求める意見書 議会案第7号 木村守男青森県知事の辞職を求める決議 第7 各特別委員長諸般の報告   ────────────────────  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ   ──────────────────── 出席議員(38名)        1番     熊谷雄一 君        2番     上条幸哉 君        3番     杉本喜春 君        4番     立花敬之 君        5番     上田善四郎君        6番     山名文世 君        7番     大島一男 君        8番     畑中哲雄 君        9番     中村豪邦 君        10番     五戸定博 君        11番     八嶋 隆 君        13番     近藤悦夫 君        14番     越後賢司 君        15番     工藤智幸 君        16番     工藤雄剛 君        17番     吉田淳一 君        18番     伊藤圓子 君        19番     松橋 知 君        20番     寺地則行 君        21番     菊地敏明 君        22番     田名部和義君        23番     前澤時廣 君        24番     山内正孝 君        25番     秋山恭寛 君        26番     山口広道 君        27番     大館恒夫 君        28番     藤川友信 君        29番     坂本美洋 君        30番     小笠原要七君        31番     岩織政美 君        32番     吉田博司 君        33番     東野礼二 君        34番     荒川重雄 君        36番     谷地先次郎君        37番     西野陽一 君        38番     苅田重一郎君        39番     佐々木秀男君        40番     斉藤健治 君   ──────────────────── 欠席議員(1名)        35番     中村元博 君   ──────────────────── 地方自治法第121条による出席者    市長         中村寿文 君    助役         大河原 隆君    収入役        菅原壽郎 君    企画部長       接待英隆 君    総務部長       西 幹雄 君    財政部長       大野善弘 君    経済部長       田中秀雄 君    健康福祉部長     小湊達雄 君    生活環境部長     大久保良寛君    建設部長       蛭子 清 君    都市開発部長     金津 廣 君    下水道部長      小瀧 勇 君
       教育長        菊池 武 君    教育部長       島川征泰 君    自動車運送事業管理者 北村莞爾 君    市民病院事務局長   高坂 登 君    監査委員       川越精作 君   ──────────────────── 出席事務局職員    事務局長       中村昭雄    次長         大舘 實    副理事兼議事課長   久保 正    課長補佐兼議事班長  東森直人    主任主査       豊川寛一    主査         北村政則    主事         石塚俊哉   ────────────────────   午前10時48分 開議 ○議長(上田善四郎 君)これより本日の会議を開きます。   ────────────────────    △日程第1 議案33件 ○議長(上田善四郎 君)日程第1議案第1号平成15年度八戸市一般会計予算から議案第15号平成15年度八戸市介護保険特別会計予算まで、並びに議案第38号八戸市条例の形式を左横書きに改める条例の制定についてから議案第55号平成15年度八戸市一般会計補正予算までを一括議題といたします。  予算特別委員長から委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。  山口広道委員長  〔26番山口広道君登壇〕 ◎26番(山口広道 君)予算特別委員会における審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は全員で構成されており、記録が後日配付されますので、報告は質疑、要望を中心に、その概要を申し上げます。  まず、議案第1号平成15年度八戸市一般会計予算の歳出及びこれに関連する議案8件についてであります。  第2款総務費及び関連議案では、男女共同参画社会の推進体制、町内会への加入促進策及び市民活動サポートセンター事業概要のほか、市町村合併に係る選挙区の設置、危機管理対策及び市史編さんに係るマイクロフィルム作成等委託業務の概要についてであります。  また、市職員の研修内容及び時間外勤務手当の削減経費のワークシェアリングへの充用、さらには、ITER誘致の見通しについてであります。  第3款民生費では、市営バス高齢者等特別乗車証利用状況市町村合併後におけるあり方、また、介護用品助成費減額内容総合福祉会館利用状況のほか、知的障害者福祉費減額理由についてであります。  第4款衛生費及び関連議案では、八戸赤十字病院改築に係る助成額決定までの経過、合併処理浄化槽設置整備費の補助金の見通しと公共下水道施策の中での位置づけについてのほか、蕪島海水浴場前面海域ふん便性大腸菌への解消策、自家用生ごみ処理容器の普及対策についてであります。  第5款労働費及び関連議案では、緊急地域雇用創出特別事業の内容及び中小企業勤労者福祉サービスセンター事業の推移についてであります。  第6款農林水産業費では、輸入急増農産物対応特別対策事業補助金の概要、住宅地内の農道管理及び農業用廃プラスチックの回収状況のほか、八戸港第二人工島構想の実現の見通し、さけ・ます増殖施設整備事業補助金の内容等についてであります。  第7款商工費及び関連議案では、起業家育成事業委託料の内容及び種差海岸遊覧バス運行事業の概要、種差海岸へのあずまやの設置見通しのほか、八戸圏域新幹線対策協議会及び新幹線八戸開業事業実行委員会事業内容等についてであります。  第8款土木費及び関連議案では、ウオーターフロント開発事業の現況、仮称・新田城址公園整備及び3・4・20街路改良事業、国道454号の整備状況道路維持補修・除雪体制についてであり、また、市営住宅建てかえに係るPFI導入可能性調査及び空き室対策入居希望者への対応についてであります。  さらに、都市計画マスタープラン策定業務の委託について、緑の基本計画策定スケジュールと市民の意見の反映、屋外広告物監視員の職務内容についてであります。  第10款教育費では、教育立市プランの特色、青少年海外派遣事業の成果及びいのちをはぐくむ教育アドバイザー事業の概要並びに白山台小学校増築工事スケジュール学校用務員業務委託内容及び学生寮の運営についてであります。  また、八戸芸術パークへの市の対応、文化団体演出補助金及び指定文化財美術工芸品収蔵庫建てかえ事業補助金の概要についてであります。  歳入及びこれに関連する議案6件では、市民税の減額理由道路占用料の概要及び地域猫対策についてであります。  次に、議案第55号平成15年度八戸市一般会計補正予算、各特別会計予算12件及びこれに関連する議案2件について、質疑、要望のあった議案について申し上げます。  議案第7号平成15年度八戸市学校給食特別会計予算については、給食残渣の処理、カロリー計算の基準及びイカなどの地元魚類のメニューへの活用についてであります。  議案第8号平成15年度八戸市都市計画下水道事業特別会計予算については、脱水ケーキの処理方法についてであります。  議案第11号平成15年度八戸市中央卸売市場特別会計予算については、市場内の空き店舗対策についてであります。  議案第15号平成15年度八戸市介護保険特別会計予算及び関連議案については、財政安定化積立金及び第1号被保険者の保険料軽減策についてであります。  次に、議案第2号平成15年度八戸市自動車運送事業会計予算及び関連議案については、小型バス車両の導入についてであります。  議案第3号平成15年度八戸市立市民病院事業会計予算については、給食業務委託の改善状況、環境ISOへの取り組み及び電子カルテシステム導入による危機管理体制についてのほか、外来患者に対する診療のあり方についてであります。  以上が、各議案に対する質疑、要望であります。  続いて一般会計予算及び一般会計補正予算自動車運送及び市民病院事業会計予算、各特別会計予算並びに関連議案について総括意見を徴したところ、市民政友会、新政・近未来クラブ及び公明党の各代表者並び伊藤圓子委員からは、全議案に賛成する。  また、社民党・市民連合及び日本共産党議員団からは、議案第1号に対し反対する。  さらには、日本共産党議員団からは、議案第4号、第15号、第46号及び第47号に対し反対するとの意見の開陳があり、よって、以上の議案5件を採決に付した結果、いずれも賛成多数をもって原案のとおり可決されました。  次に、以上の議案を除く議案第2号及び第3号、議案第5号から第14号まで、並びに議案第38号から第45号まで及び議案第48号から第54号までの議案27件については、全員異議なく原案のとおり可決されました。  また、議案第55号については、棄権された日本共産党議員団を除いて、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔26番山口広道君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)この際、お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案は、全員で構成する予算特別委員会で審査しておりますので、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、質疑及び討論は省略し、採決いたします。  議題のうち、まず議案第1号を採決いたします。  本案の委員長報告は、可決であります。  本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(上田善四郎 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議題のうち議案第4号、議案第15号、議案第46号並びに議案第47号を採決いたします。  以上の議案の委員長報告は、可決であります。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(上田善四郎 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第55号を採決いたします。  〔日本共産党議員団退場〕 ○議長(上田善四郎 君)本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  〔日本共産党議員団入場〕 ○議長(上田善四郎 君)次に、ただいま議決されました議案を除く議案第2号、議案第3号、議案第5号から議案第14号まで及び議案第38号から議案第45号まで、並びに議案第48号から議案第54号までを一括して採決いたします。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。   ────────────────────    △日程第2 議案3件一括上程 ○議長(上田善四郎 君)日程第2議案第57号平成14年度八戸市一般会計補正予算から議案第59号八戸市固定資産評価員に選任する者につき同意を求めることについてまでを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長
     〔市長中村寿文君登壇〕 ◎市長(中村寿文 君)ただいま上程されました議案について、その概要を御説明申し上げます。  議案第57号平成14年度八戸市一般会計補正予算は、除雪に係る経費として1億1000万円を追加計上するものであります。  その結果、既決予算と合計いたしますと、803億3106万5000円となるものであります。  これに対応する歳入といたしましては、地方交付税をもって措置いたしました。  議案第58号は、八戸市固定資産評価審査委員会の委員であります古玉晨二氏の任期満了に伴い、後任の委員として長畑蓉子氏を選任することについて同意を求めるものであります。  次に、議案第59号は、八戸市固定資産評価員、漆戸修君の後任として阿達福壽君を選任することについて同意を求めるものであります。  何とぞ、全議案とも原案のとおり御議決賜りますようお願いを申し上げ、議案の説明を終わります。  〔市長中村寿文君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)この際、議題のうち議案第58号及び議案第59号を直ちに審議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、議案第58号及び議案第59号を審議することに決しました。  お諮りいたします。  以上の人事案件は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御質疑なしと認めます。  これより討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終わります。  これより議案第58号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  次に、議案第59号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  次に、議題のうち議案第57号をお手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  この際、委員会開催のため暫時休憩いたします。   午前11時08分 休憩   ────────────────────   午前11時21分 再開 ○議長(上田善四郎 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。   ────────────────────   議案1件    △日程第3 陳情1件 ○議長(上田善四郎 君)本日付託いたしました議案第57号平成14年度八戸市一般会計補正予算並びに日程第3陳情1件を一括議題といたします。  各委員長から委員会における審査の経過と結果について順次報告を求めます。  総務常任委員長の報告を求めます。  吉田淳一委員長  〔17番吉田淳一君登壇〕 ◎17番(吉田淳一 君)総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第57号平成14年度八戸市一般会計補正予算歳入予算の内容は、3月7日夜半からの大雪に係る除雪経費の補正財源として、第10款地方交付税において特別交付税を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔17番吉田淳一君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)建設常任委員長の報告を求めます。  菊地敏明委員長  〔21番菊地敏明君登壇〕 ◎21番(菊地敏明 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第57号平成14年度八戸市一般会計補正予算歳出予算の内容は、第8款土木費道路橋りょう費において、3月7日夜半からの降雪に伴う除雪業務等委託料を1億1000万円増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔21番菊地敏明君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)議会運営委員長の報告を求めます。  秋山恭寛委員長  〔25番秋山恭寛君登壇〕 ◎25番(秋山恭寛 君)議会運営委員会における審査の結果を報告いたします。  結果につきましては、お手元に配付してあります陳情審査報告書のとおり決定いたしました。  以上で報告を終わります。  〔25番秋山恭寛君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)以上をもって各委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御質疑なしと認めます。  これより討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終わります。  これより議題のうち、議案第57号を採決いたします。  本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、平成14年陳情第8号調査委員会設置を求める陳情を採決いたします。  本陳情は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、本陳情は委員長報告のとおり決定いたしました。   ────────────────────    △日程第4 閉会中の継続審査について ○議長(上田善四郎 君)日程第4閉会中の継続審査についてを議題といたします。  総務常任委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  総務常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。
     よって、総務常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。   ────────────────────    △日程第5 議会案2件一括上程 ○議長(上田善四郎 君)日程第5議会案第2号八戸市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について及び議会案第3号八戸市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題といたします。   ──────────────────── (案文は資料欄に掲載) ○議長(上田善四郎 君)お諮りいたします。  ただいま議題となっております議会案については、提案理由の説明、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、提案理由の説明、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。  これより議会案第2号及び議会案第3号を一括して採決いたします。  以上の議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(上田善四郎 君)御着席願います。  起立総員であります。  よって、以上の議会案は原案のとおり可決されました。   ────────────────────    △日程第6 議会案4件一括上程 ○議長(上田善四郎 君)日程第6議会案第4号介護保険財政に関する制度改善を求める意見書から議会案第7号木村守男青森県知事の辞職を求める決議までを一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  25番秋山恭寛議員  〔25番秋山恭寛君登壇〕 ◎25番(秋山恭寛 君)提案理由の説明をいたします。  議会案第4号は、介護保険は4年間で普及してきたが、さまざまな課題も生じている。特に、予想を上回る要介護者数、介護サービス利用率の増加、施設志向の高まりにより、給付費が増大し、市町村の保険財政を圧迫していることから、さらなる改善・充実を要望するものであります。  議会案第5号は、サラリーマンが加入している政府管掌健康保険においては、本年4月に自己負担が2割から3割に引き上げとなる。  医療費の負担増は市民の受診抑制、国内経済への影響が予想されることから、医療制度改革に当たっては負担を抑制するよう要望するものであります。  議会案第6号は、国会議員の秘書をめぐる政治とカネに係るスキャンダルが相次いでいることから、国会においてこれらの疑惑の真相を解明するとともに、政治腐敗を追放し、国民の政治不信の解消に努めることを要望するものであります。  議会案第7号は、当市議会においては、さきに木村守男青森県知事に対し、説明責任を求めることを決議したところでありますが、その後の経緯を見ても青森県民に対し説明責任を果たしていないことから、速やかに辞職を求めるものであります。  なお、案文については、お手元に配付のとおりであります。  以上で説明を終わります。  〔25番秋山恭寛君降壇〕   ──────────────────── (案文は資料欄に掲載) ○議長(上田善四郎 君)お諮りいたします。  ただいま議題となっております議会案については、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上田善四郎 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。  これより議会案第4号から議会案第7号までを一括して採決いたします。  以上の議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(上田善四郎 君)御着席願います。  起立総員であります。  よって、以上の議会案は原案のとおり可決されました。   ────────────────────    △日程第7 各特別委員長諸般の報告 ○議長(上田善四郎 君)日程第7各特別委員長から諸般の報告をいたしたい旨の申し出がありますので、順次これを許します。  新幹線対策特別委員長の報告を許します。  近藤悦夫委員長  〔13番近藤悦夫君登壇〕 ◎13番(近藤悦夫 君)新幹線対策特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  当特別委員会が平成13年6月に設置されましたが、そのころの状況は、東北新幹線盛岡・八戸駅間の平成14年末の完成と八戸・新青森間の平成25年ごろの完成がその前年12月に政府・与党整備新幹線検討委員会において合意され、4月に国土交通大臣により変更工事実施計画が認可された時期であり、また5月には、青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道が発足した時期でもありました。  その後、7月にはJR東日本が八戸駅ビル建設を決定し、10月に着工を見、12月には盛岡・八戸間のレール締結式が行われ、東京から八戸までが1本の新幹線レールでつながるとともに、翌14年5月には八戸駅開業日の正式発表、7月には八戸駅在来線駅舎と東西自由通路が供用開始され、11月の駅ビルオープンにより関連施設の整備が整ったのであります。そして、ついに平成14年12月1日、東北新幹線の基本計画策定から30年、盛岡・大宮間開業から20年を経て、悲願とも言える八戸駅開業の日を迎えたのでございます。  その日はまた、当市議会において昭和56年に新幹線対策特別委員会が設置されて以来、途切れることなく新幹線建設に取り組まれてまいりました諸先輩の御努力が結実した日でもございました。  この間、当委員会において行った調査は、開業前は、駅ビルに入居する公共施設について、特に図書館の規模、機能について、また、第三セクターによる鉄道経営状況例、道路整備、駅西地区の土地区画整理事業の促進について、ペデストリアンデッキ構想の将来性について、さらに開業日におけるセレモニー、イベント等についてであり、開業後は、青い森鉄道の赤字に対する市の財政負担について、また、青い森鉄道利用促進協議会を中心とした民間団体等との連携による利活用策検討の必要性、自由通路を活用するPR事業・地域活性化事業の実施、さらに駅周辺の駐車場情報の提供と案内システムの構築の必要性についてであります。  さらにこの間、当委員会では視察を行い、駅ビル内の公共施設に関して相模原駅ビルを、並行在来線の経営に関しては長野市で、しなの鉄道の状況を、第三セクターによる鉄道経営の状況については、岡山県井原市で井原鉄道を、また豊田市で愛知環状鉄道の状況を調査いたしました。  第三セクターの経営の諸事情はそれぞれ異なるものの、沿線住民の貴重な交通手段として利便性の向上と不断の経営改善に努めており、また、沿線自治体も具体的な支援策を講じておりましたが、国による財政支援の必要も強く感じたのであります。  青い森鉄道の経営につきましては、新青森までの新幹線延伸に係る課題とあわせて今後も大きな課題を抱えるものと考えられます。  また、当市では、新幹線建設に係る八戸駅と駅周辺工事の負担及び在来線駅舎、東西自由通路、駅前駐車場連絡通路建設費など総額34億円に上る多くの支出を伴ったのでございますが、新幹線開業により八戸駅は、函館間、弘前間との特急列車、大湊間の直通快速列車の発着点として、また、観光バスなどの二次交通網の整備により高速交通体系の結節点となり、その開業効果は、はやての利用者数、観光客の入り込み数、観光関連施設の利用客数調べでも顕著であり、実感するところでございます。  今後、ますます首都圏を初め他地域との間において経済、産業、文化の面で幅広い交流が促進され、当地域を含む北東北の広い範囲で飛躍的な発展がなされるよう関係各位と協調してまいりたいと、改めて強い思いを抱くものでございます。  最後に、2年間にわたまして御支援、御協力を賜りました理事者初め関係各位に対し心から御礼を申し上げ、報告を終わります。  〔13番近藤悦夫君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)中核都市促進特別委員長の報告を許します。  前澤時廣委員長  〔23番前澤時廣君登壇〕 ◎23番(前澤時廣 君)中核都市促進特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  住民にとって身近な行政はできる限り地方が行うこととし、国が地方公共団体の自主性と自立性を十分に確保することに重きを置いた地方分権一括法が平成12年4月から施行され、地方分権は計画から実行へと新たな段階に移行しました。  このような中にあって、当市は第4次総合計画において、地方分権の進展に対応していくため、その受け皿づくりとして住民の合意を前提とした市町村合併を推進し、中核市を目指すこととしているのであります。  市町村合併については、現在、当地域のみならず全国各地で検討がなされ、その機運が高まっております。このような状況となっている背景には、地方分権の一層の進展はもとより、少子高齢化の進行及び多様化、高度化する住民ニーズ並びに生活圏の広域化などへの対応、さらには国、地方とも厳しい財政状況下において、効率的かつ効果的な行財政運営が求められており、これらの問題を解決する有力な手段として市町村合併の必要性が検討されているのであります。  また、中核市指定の実現は、現在、県において処理されている保健衛生、建設・都市計画、環境等、住民の生活に密着した多数の事務が市に移譲され、政令指定都市に次ぐ権限特例が与えられることとなり、各自治体の判断のもとに地域の実情に沿った行政を展開するという地方分権の一層の推進が図られ、個性豊かな地域社会を実現することとなるのであります。  このような状況を考慮し、中核市の中枢機能や市町村のあり方等、八戸地域の広域的な課題と対策を検討し、その円滑な促進を図るため、当特別委員会が設置されたのであります。  当地域におけるこれまでの市町村合併協議の主なる経過でありますが、平成13年7月に隣接する階上町、福地村、南郷村に当市を加えた4市町村で任意の合併検討協議会を設置し、市町村合併に係る協議が開始され、翌8月には第1回の合併検討協議会が開催されております。  平成14年2月には合併検討協議会に参加していない三戸郡7町村及び上北郡3町のうち、既に合併検討協議会への参加を表明していた名川町を除く9町村に協議会への参加を呼びかけ、その結果、同年4月からは名川町、南部町、田子町の3町が新たに協議会に参加し、7市町村の枠組みとなったのであります。また、同年10月には新郷村より法定協議会から合併協議に参加する意向をいただいたのであります。  この間、合併検討協議会においては、各市町村における現在の行政サービス内容や住民の意向などを把握するため、行政現況調査や住民アンケート調査等を実施し、その結果を取りまとめております。  また、このほかに、仮に合併した場合のまちづくりの方針について、各市町村が担う機能分担の方向性、幹線道路など重点的に整備すべきリーディングプロジェクトや住宅サービス、税負担がどうなるかといった事務事業の調整結果を盛り込み、住民の合併についての判断材料とするための地域将来構想案を策定しております。  この地域将来構想をもとに各市町村で住民説明会が実施されておりますが、当市でも市内16カ所の地区公民館において市民から直接、市町村合併に対するさまざまな意見を徴したのであります。  そして、本年2月の第8回合併検討協議会で、8市町村での枠組みによる法定協議会への移行が協議され、その方向性が決定されたことに伴い、去る3月7日に本市を含む8市町村議会において法定協議会の設置議案が可決されたことにより、法定合併協議会の発足が了承され、この4月1日から本格的な市町村合併の検討に入ることとなったのであります。  当委員会ではこれまで、任意合併協議での協議内容や各種の調査結果及び構想案、さらには他地域の市町村合併の進捗状況等について随時、理事者より説明及び報告を受け、当地域における市町村合併への対応を協議するとともに、新設合併市及び中核市の状況について、ひたちなか市、豊橋市及び西東京市、和歌山市を調査・視察するなど、市町村合併問題に鋭意取り組んでまいりました。  今後は、法定合併協議会の場で合併の方式や期日などの具体的な合併協定項目や新市建設計画を検討し、合併特例法の期限である平成17年3月を目標に市町村合併を推し進めていくことになりますが、さまざまな課題も残されております。  これまでの住民説明会やアンケート調査においては、一部の地域だけが発展し、その他の地域が取り残されるのではないか、行政組織が身近でなくなるのではないか、また行政サービスの低下や住民負担が増加するのではないかなど、不安の声も寄せられております。  このほかにも、8市町村という大きな合併の枠組みに伴い、市域が広域化するとともに、飛び地となる田子町については地域の一体性の確保や行政運営の効率化などで難しい面が出てくると思われます。  これらの課題については、合併後のまちづくりの指針となる新市建設計画を策定する際に、関係市町村と十分な協議を行い、新市の均衡ある発展に配慮され、住民の不安を解消するよう施策を推進されるよう要望いたします。  また、現在の8市町村の合併の枠組みでは、人口約29万7000人と、中核市指定の要件となる人口30万人には達しない状況にあります。合併特例法の期限である平成17年3月まで、残された期間は2年間と短い状況でありますが、法定協議会への他市町村の門戸を可能な限り開放し、引き続き中核市指定の要件である人口30万人を目指されるよう要望いたします。  最後に、2年間にわたり御支援と御協力を賜りました関係各位に御礼を申し上げますとともに、当地域における円滑な市町村合併と一日も早い中核市指定の実現を念願いたしまして、報告を終わります。
     〔23番前澤時廣君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)観光開発特別委員長の報告を許します。  八嶋隆委員長  〔11番八嶋隆君登壇〕 ◎11番(八嶋隆 君)観光開発特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  東北新幹線が盛岡開業から20年を経過してやっと青森県入りを果たし、本県もいよいよ悲願の新幹線時代を迎えたわけであります。この新幹線開業を起爆剤に、各分野において飛躍のための検討が鋭意なされているところであります。当市の観光施策におきましても多彩な事業が展開されており、当委員会におきましても理事者と一体となって観光振興のための調査・検討をしてまいりました。その主なる内容を申し上げます。  平成13年度においては、理事者から東北新幹線八戸駅開業に向けた事業として、首都圏での観光キャンペーン、八戸地域広域市町村圏への冬季の観光客誘致促進のためのシャトルバスの運行、21世紀祭り実行委員会事業における南部道楽千年祭の開催及びJR東日本による観光ガイドブック・旅学文庫の作成等について報告がありました。  さらには、市の観光施設整備事業としては、水産科学館展望デッキ屋根設置工事を初め、蕪島駐車場及び白浜地区遊歩道の整備、種差漁港公衆トイレの簡易水洗化工事の実施について報告がありました。  また、東北新幹線八戸駅開業キャンペーンの継続性、祭り期間における市関連施設の開館、白浜海岸の遊歩道の看板立てかえ、水産科学館展望デッキのメンテナンス及び市観光協会との連携等について調査・検討いたしました。  先進都市への視察では、通年観光対策について鳥羽市と高山市を視察いたしました。  鳥羽市では近鉄志摩線の複線化整備のほか、鳥羽マリンタウン21事業として国際観光船埠頭や商業地域の整備が進められており、高山市では1年間の多彩なイベントを企画するとともに、交通機関の拡充、世界遺産を目指した町並みの整備が進められておりました。  両市の視察では、高山市の観光客は上昇傾向にあるものの、鳥羽市では年々減少していることから、観光振興については産業全体の振興策と合わせて検討、推進していくことの必要性を再認識いたしました。  また、先進都市の視察のほか、市内の観光資源である種差海岸や新幹線八戸駅舎、教育・文化施設等の現状を把握するための調査を行いました。  次に平成14年度事業においては、理事者から東北新幹線八戸駅開業の関連事業として新幹線八戸開業事業実行委員会で行う開業キャンペーンや八戸屋台村、八戸らーめんのブランド化等の事業のほか、八戸観光プラザの開設やJTB主催の国内旅行活性化のための杜の賑わい八戸の開催、八戸と津軽・下北間を運行するきらきらみちのく号等について報告がありました。  市の観光施設整備、振興事業としては、水産科学館展示物の改装や白浜地区遊歩道の整備、さらには八戸縄文なべ祭りや遊歩百選の認定、蕪島海水浴場前面海域の解析結果等について報告がありました。  さらには平成15年度新規事業として、SLうみねこ号の運行、さわやかウオーキング及び故石原裕次郎氏のおやじの舟唄CDの発売等について報告があったところであります。  また、近隣道県への観光キャンペーンの実施や遊歩道整備の延長、観光ルートの連携及び新幹線開業アフターキャンペーンの実施等について調査・検討いたしました。  先進都市への視察では、広域的施策の展開と経済・文化面での交流が活発で国際観光都市機能の充実に努めている釧路市と旭川市を視察いたしました。  釧路市では、滞在型観光の拠点として国際観光都市へ向けた取り組みが進められており、旭川市では、農村と都市住民との交流を目的としたグリーンツーリズムの推進や全国規模のイベントや会議の誘致を積極的に展開しておりました。  両市においては冬期間の観光客の減少が挙げられ、冬の長期的な観光振興策が検討されておりました。  また、このほかには交通対策特別委員会、市及び新幹線八戸開業事業実行委員会との意見交換会を開催し、観光客の受け入れ対策や市民意識の醸成、北海道や近隣県へのPR等をめぐって活発な意見を交換いたしました。  さらには、例年開催されております在京八戸関係者懇談会に私も出席させていただき、首都圏等で活躍している方々と幅広い分野についての意見交換ができ、今後の活動に生かしたいと考えております。  以上、当委員会における2年間の活動経過の概要を申し上げましたが、現在、当市においては産業空洞化への対応、コンベンションビューローの推進、経済産業のグローバル化への取り組み、環境との共生の実践等、解決しなければならない課題が山積しております。  このような中において、これからの地域づくりは、みずからの地域を活性化するデザインはみずからが描くというローカルイニシアチブの発揮が必要であります。そして、地域を見直すきっかけとなるのが観光振興の議論であり、その積極的な施策の展開により市民一人一人が生き生きと輝く魅力ある地域づくりが進むとともに、郷土を愛する心とホスピタリティーがはぐくまれることを望むものであります。  また、住んでよかった、住んでみたい八戸のスローガンを、さらに観光客にとって、行ってみたい八戸、来てみてよかった八戸というリピーターの期待できるまちにしなければならないと思います。  最後に、2年間にわたり御支援と御協力を賜りました関係各位に対し心から御礼を申し上げますとともに、一日も早い景気回復と雇用安定並びにより一層の観光振興が図られますことを念願いたしまして、報告を終わります。  〔11番八嶋隆君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)交通対策特別委員長の報告を許します。  松橋知委員長  〔19番松橋知君登壇〕 ◎19番(松橋知 君)交通対策特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  八戸市における近年の交通環境は、道路交通の慢性的な渋滞、公共交通の利用者の減少等が深刻化しており、都市圏の形成・発展、そして住民の快適な生活環境において大きな制約要因となっております。  これを踏まえ、交通機能の充実強化について調査研究し、安全で利便性の高い道路、交通環境の整備等を推進するため、基幹的な道路及び施設等の整備を図り、交通渋滞、道路環境問題、地域交通の確保等、総合的な施策を研究するために特別委員会を設置したのであります。  このようなことから、当市における高規格幹線道路、都市計画道路及びバス路線を中心に次の調査活動を続けてきたものであります。  初めに高規格幹線道路と都市計画道路について申し上げます。  当市では、市街地での慢性的な渋滞を解消するため、外環状線の都市計画道路3・3・8号白銀市川環状線、さらにその外側から市内を囲い込む環状線の高規格幹線道路を配置計画しており、これらの早期完成は急務の課題であります。  そこで、当委員会では、主に都市計画道路3・3・8号白銀市川環状線と高規格幹線道路の事業進捗状況を調査し、平成14年6月には当特別委員会でも高規格幹線道路の整備進捗状況を現地視察したところであります。  このような中、平成14年7月には東北縦貫自動車道八戸線、八戸ジャンクション・八戸北インターチェンジ間が暫定2車線で開通したほか、10月には都市計画道路3・3・8号白銀市川環状線碇田工区1310メートル、11月には新井田工区930メートルが供用開始となったものであります。  これにより都市計画道路3・3・8号白銀市川環状線の供用済みの延長は約8.5キロメートル、事業進捗率は約40%となり、一方、高規格幹線道路においては、現在八戸南環状線が整備中であり、その先の八戸南道路が用地買収に着手していることから、今後もこれらの早期事業促進を期待するものであります。  また、東北縦貫自動車道八戸線は、東北縦貫自動車道弘前線と青森市で連結することにより、北東北における広域環状高速道路を形成する路線として、沿線地域交流を活発化し、地域間連携の展開を図るための重要な路線であることから、基本計画区間である八戸・青森区間の早期実現が緊急不可欠なものであります。以上から、平成13年、14年にはこれらの早期実現のため、中央省庁等へ要望を行ったところであります。  次に、公営交通機関の現状について申し上げます。  当市の公営交通機関である八戸市営バスは、地域住民の生活の足として免許路線約200キロメートルを運行しているところでありますが、モータリゼーションの進行により利用者が減少している状況の中でも、地域住民の多様化、高度化するニーズに対応しつつ、良質で安定した運行サービスに努めているところであります。  昨年には八戸駅から中心市街地までの利便性向上のため、シャトルバス運行を開始したところでありますが、今後とも経営の健全化に努めながら地域住民のニーズに対応した運行を期待するものであります。  そのほか、東北新幹線八戸駅開業により、観光、ビジネス等による利用者の飛躍的な増加が見込まれており、当市における観光・産業の活性化に資することが期待されていることから、八戸駅と市内外を連絡する周辺の道路整備状況とともに、八戸駅前広場及び駅前周辺の電線類の地中化整備状況、そして観光地への案内標識の設置状況を調査するほか、観光開発特別委員会、商工会議所及び理事者との意見交換会を開催したのであります。  さらには、市内の歩道状況を調査し、安心して快適に移動できる歩道として、歩道の幅員、構造形式、舗装状態の改善のほか、高齢者等への対応や景観へ配慮した整備を引き続き期待するものであります。  また、都市における交通渋滞や道路環境問題への新たな施策として交通需要マネジメント施策があり、当市において実験した結果、バス転換、時差出勤等では国道45号、県道妙売市線において渋滞の緩和やバスの走行速度の向上といった効果が見られたものの、パーク・アンド・バスライドでは効果が見られなかったのでありました。  しかしながら、公共投資環境の厳しい社会経済状況や自動車交通需要の増大を考慮すると、交通需要に道路整備が追いつかないことから、今後の交通機能の充実のためには、道路整備と交通需要マネジメント施策が一体となった総合的な施策が必要であり、今後の当市の発展に資するために、平成13年度には沼津市、広島市、平成14年度には豊田市、奈良市を視察し、交通需要マネジメント施策のほか、公共交通体系計画、駐車場案内システム、オムニバスタウン事業を調査してきたところであります。  以上がその概要でありますが、これからの交通機能の充実に当たっては、多くの課題もあろうかと存じますが、住民の生活、社会・経済活動、さらには当市の発展を支えるためにも、今後のさらなる事業促進と施策の展開に努めていただくことを希望するものであります。  結びに、2年間にわたりまして御支援と御協力を賜りました関係各位に対して心からお礼を申し上げ、報告を終わります。  〔19番松橋知君降壇〕 ○議長(上田善四郎 君)以上をもって各特別委員長の諸般の報告を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。   ────────────────────   勇退議員あいさつ ○議長(上田善四郎 君)この際、熊谷雄一議員、立花敬之議員、工藤智幸議員、山内正孝議員、藤川友信議員、岩織政美議員及び斉藤健治議員から発言の申し出がありますので、順次発言を許します。  熊谷雄一議員の発言を許します。登壇を願います。  〔1番熊谷雄一君登壇〕(拍手) ◆1番(熊谷雄一 君)一言ごあいさつを申し上げます。  私は一昨年、この地域に対する思いと志をもって政治の道に入る決意をいたし、八戸市議会補欠選挙に立候補し、中村豪邦議員ともども当選をいたしました。当選をして以来、先輩議員、市長、助役、収入役を初め理事者の方々に大変御指導いただいたことに厚く御礼を申し上げさせていただきます。  このたび御指導いただいたことを礎とし、新たなる挑戦をするため、4月4日をもって退任をいたすことといたしました。八戸市は八戸市民、経済界、行政、議員が一体となった総合的な運動を展開させることによって、あるいは国、県と連携を図ることによって新幹線の東回りルート、あるいは新産都市の指定を初めとする発展をしてきたという歴史がございます。  今、大変厳しい時代が続いておりますが、新幹線の開業を迎え、市町村合併の時代を迎える今こそ、この八戸市が歩んできた歴史というものをもう一度振り返り、一体となったその機運を盛り上げ、特に議員におきましては、地域の発展だけを願い一体となって大八戸市を目指していくということが必要であると考えております。  今後とも皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げ、私のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。  〔1番熊谷雄一君降壇〕(拍手) ○議長(上田善四郎 君)立花敬之議員の発言を許します。登壇を願います。  〔4番立花敬之君登壇〕(拍手) ◆4番(立花敬之 君)ごあいさつを申し上げたいと思います。  2期8年間議員といたしまして、理事者の皆様方、そして議員の皆様方にはいろいろな面で御指導、御鞭撻をいただきまして、まことにありがとうございました。  今、社会経済情勢、非常に厳しい中でございますけれども、ぜひ中村市長を先頭に理事者の皆様方、議員の皆様方、力を合わせてこの難局を乗り切り、北東北の中核都市八戸市建設を目指して努力をしていただきたいと思います。  私も別な立場においてその目標達成に向けて努力をさせていただく決断をいたしたところでございます。きょうまで皆様方からいただきました御厚情に心から感謝を申し上げますとともに、理事者の皆様方、そして議員の皆様方、それぞれの立場においての一層の御活躍と郷土八戸市の揺るぎない発展と躍進を心からお祈りを申し上げまして、ごあいさつにかえたいと思います。  長い間ありがとうございました。お世話になりました。  〔4番立花敬之君降壇〕(拍手) ○議長(上田善四郎 君)工藤智幸議員の発言を許します。登壇を願います。  〔15番工藤智幸君登壇〕(拍手) ◆15番(工藤智幸 君)一言ごあいさつを申し上げます。  平成3年に議席をいただいて以来、3期12年にわたり議員各位、理事者の御指導と御鞭撻に対しまして衷心より感謝を申し上げます。ありがとうございます。  振り返ってみますと、ただひたすらに市民福祉の向上、市勢発展のため務めさせていただいた12年間であったと思っております。これからも同じ気持ちでありたいと考えてございます。  私は今統一地方選挙において新たな挑戦をいたします。この挑戦が青森県政の刷新につながるよう努力いたしたいと思います。  結びに、皆様方におかれましては健康に十分留意され、引き続き市民の幸せと市勢発展のために邁進されますことを御祈念申し上げます。ともに頑張りましょう。ありがとうございました。  〔15番工藤智幸君降壇〕(拍手) ○議長(上田善四郎 君)山内正孝議員の発言を許します。登壇を願います。  〔24番山内正孝君登壇〕(拍手) ◆24番(山内正孝 君)ごあいさつを申し述べさせていただきます。  昭和62年の初当選以来4期16年が経過いたしました。この間、秋山皐二郎元市長、中里信男前市長、そして中村寿文現市長に対し提言や55回の一般質問をさせていただきました。また、私の長年の願いでありました中村市政を実現することができましたので、思い残すことはございません。本市のさらなる発展を願いながら、八戸市議会での経験を今後に生かせるように努力してまいりたいと思います。  先輩、同僚議員並びに理事者各位の今日までの御指導、御鞭撻に心から感謝を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。お世話になりました。  〔24番山内正孝君降壇〕(拍手) ○議長(上田善四郎 君)藤川友信議員の発言を許します。登壇を願います。  〔28番藤川友信君登壇〕(拍手) ◆28番(藤川友信 君)藤川友信でございます。きょうは議長初め同僚議員の皆様方、私に対して、このごあいさつの場をちょうだいしたことに対して心から感謝を申し上げます。  先ほど山内議員もおっしゃっておりましたが、私も昭和62年、ダイナミックな秋山市長のもとで市議会に初当選をいたしました。そしてまた、大変ビジョンを持った緻密な中里信男市長、また、大衆の代表でもある中村寿文市長の3人にまみえることができ、人生の先輩として大変勉強をさせていただきました。また、理事者の皆様方、本当に大変お世話になりました。ありがとうございました。  今後、現実的な問題として、先ほど来発言がありました中核都市の問題、あるいは経済の問題、そしてまた大事な教育の問題、そして市民生活、社会資本整備の問題、多々あるわけでございます。今後、同僚議員の皆様方はそれに向かってしゃにむに努力しなければならないと思っております。  政治とは正しい道を求める、追求するものだと私は思っておりますし、また個人的には、そのために生きるのが本来の姿だろうと考えております。  同僚議員の皆様方、ますますの御活躍と御発展、また市長初め理事者の皆様方の地方自治の発展に尽くしていただくよう心からお願いし、また、この16年間大変お世話になりました八戸市に感謝申し上げ、この機会をいただきました皆様方に感謝申し上げ、私のあいさつにかえさせていただきます。  長い間大変ありがとうございました。  〔28番藤川友信君降壇〕(拍手) ○議長(上田善四郎 君)岩織政美議員の発言を許します。登壇を願います。  〔31番岩織政美君登壇〕(拍手) ◆31番(岩織政美 君)日本共産党議員団の岩織政美でございます。引退に当たり、ごあいさつの機会を与えていただき感謝申し上げます。  振り返れば、湊町に育ち、中学卒業後に株式会社日東化学工業八戸工場に入社し、現場労働者として働き、労働組合の活動に従事する中で、図らずも八戸市議会に挑戦することになり、3回目、12年の苦闘の末に初当選させていただいたのは24年前のことでした。
     この24年間の歳月は、長くもあり短くもあり、同期の多くの方々が去り、小笠原要七議員と私だけとなっていました。先輩議員も4人だけという、熟年議員との評価もいただいてまいりました。  この間、民生常任委員会に2年、総務4年、経済6年、そして建設12年と務めさせていただきました。  これまでの数多くの思い出が胸の中にあふれるくらいせめぎ合っておりますが、中でも特に総務常任委員会在籍の15年前、突如として浮上した江陽舟券場外売り場設置をめぐる市議会の対応が、市民挙げての賛否と笹川良一財団の率いる日本船舶振興会の強い圧力もあり、市民注視の的となりました。  総務常任委員会のメンバーは全員真剣に審議し、結束を乱すことなく、緊迫した雰囲気の中で9月定例議会において、異例とも言える3回の無記名投票という議事進行により、少数意見の尊重も含め、見事に出席議員全員による反対陳情採択という結果を導き出しました。満席の傍聴席から大きな拍手がわき起こったことも印象的でした。この八戸市議会の決定は、他市町村の同じ問題に悩み苦悩している方々に大きな影響力を及ぼしました。まさに八戸市議会の大きな金字塔だったと思っております。  経済常任委員会では、八戸の漁価が高いか高くないかという論争と消費地市場設置の可否をめぐり、三陸沿岸の自治体を視察し、マグロの流通をきわめようとしたことも印象に残っています。  建設常任委員長に選ばれたとき、今回のような大雪に見舞われ、除雪への注文、不満が大きく報道されたことを受けて、除雪問題に絞って徹底して理事者側と意見を交わしたことも忘れられません。  これまで秋山皐二郎、中里信男、中村寿文の3代の市長に相まみえてまいりました。それぞれに心に残る方々ばかりでございます。私は今、24年間を通じて幸せ者であったと受けとめております。八戸市議会の議会運営のよさは今後も失わないでほしいと願っております。  理事者、職員の皆さんには、議員に劣らず一層研さんを積まれ、車の両輪としての21世紀へ向けての役割をしっかりと果たしていただきたいと思います。  これまで多くの議員、理事者の皆さんから心温まる御鞭撻を寄せていただき、つつがなく一人の議会人としての務めを果たし得たものと思っております。改めて心から感謝と敬意を述べさせていただきます。  今回一緒に引退される斉藤健治先輩には、文化の宝をいただきました。中村元博議員の港湾にかかわる意見に触発されてまいりました。お2人の御健勝を御祈念申し上げます。  県議選に挑戦される方々には、県南の地位向上のために大いに活躍していただきたいと思います。4月市議選に挑まれる皆さんの吉報を楽しみにしております。  中村寿文市長初め理事者の方々においては、住民第一、清潔、公正かつ八戸市発展のために新たな市政運営の課題に全力を尽くされることを御期待申し上げ、引退のごあいさつとさせていただきます。  皆さん、本当にありがとうございました。  〔31番岩織政美君降壇〕(拍手) ○議長(上田善四郎 君)斉藤健治議員の発言を許します。登壇を願います。  〔40番斉藤健治君登壇〕(拍手) ◆40番(斉藤健治 君)平成15年3月定例会の最終日であります本日、44年間にわたり務めさせていただきました八戸市議会議員の退任ということで、議場において最後の発言をすることをお許しくださいました皆様方に御礼を申し上げる次第であります。  振り返ってみますと、初当選が昭和34年、当時の皇太子殿下と正田美智子様が結婚式を挙げられ、日本国じゅうが明るい話題にわいた年でもありました。  そのころの我がふるさと八戸は、まだ上水道、下水道はもちろん、道路整備のおくれなどが非常にひどくて、住民の住みよいまち、生きがいのあるまちとしてはとても言えない。新人ではありましたが、新しいまちづくりを目指し、先輩議員各位とともに懸命な努力を積み重ねた時代でありました。  その間、議員各位、理事者、あるいは多くの市民の皆様方の御指導、御支援によりまして何とか議員を務めさせていただきましたが、ここに改めて深甚なる感謝をささげる次第でございます。  また、当選のころからの歴史を振り返り、そのときそのときの大きな課題や対応について少し所感を申し上げたいと思いますので、多少長くなりますけれども、ひとつお許しをいただきたいと思います。なぜならば、それはふるさとを何とかしたいという政治的な発想を秘めた私の歩みであるからでもあります。  戦後10数年を経たばかりの八戸、そして私が市政に参画した当時の八戸、それは漁港のある、東北の端の小さな一都市にすぎませんでした。私の当選した年の当初予算は、一般会計が8億3000万円、予算不足で何もかにも不備だらけでありまして、当然その不足の予算はとても港湾などには手が回らないときでありました。  翌35年のチリ地震の津波は御承知の方もあると思いますが、南アメリカから太平洋を乗り越えて丸1日後に八戸に襲来し、防波堤のない八戸港を揺るがし、流失漁船435隻、うち沈没、損壊54隻、浸水家屋5700余という大惨事を引き起こしたのであります。死者も5名出ました。  翌36年には大変な事件がありました。5月でございますが、白銀大火が発生しました。火は白銀一帯をなめ尽くし、延焼約700世帯、4000人余の被害者を出し、被害総額は7億7000万円という、当時の市の予算の13億円から見ますと大変な事件でありました。  私は災害の対策特別委員会の副委員長を命ぜられまして、火災現場を何度も訪れましたが、燃え残った木材の残骸、あるいは家畜の焼死体などがごろごろしておるのを本当に寂しい気持ちで眺めたものでありました。  さらに、このときに大変被害者にはしかられましたけれども、将来のために立案した区画整理事業の説明、説得を行い、大変な難行苦行の連続でありましたが、時間をかけて何とか了解していただき、今の区画整理になったわけでございます。  時は過ぎ、墓地公園の構想が進んだり、あるいはまた国立高専の誘致問題、それらで国立高専においては夜、青森市の議員たちと泊まり込みで争ったこともございました。  昭和37年、地域格差の是正を目的とした建設促進法が制定されましたが、この法は全国15都市を指定するというものでありました。財政上の多大な優遇措置が施されるたびに、その指定獲得をめぐり各地方都市がかつてない激しい陳情合戦を展開したのを目の当たりにし、全議員それこそ総力で活動したことを思い出します。  何と申しましても戦後の疲弊のときから、八戸市が力強く主役を迎える時代になったのは、昭和39年、八戸地域がこの法による新産業都市の指定を獲得したことにあります。  あれから30年余たった平成7年の地元紙の回顧録を懐かしく読ませていただきました。一部御紹介しますと、八戸は全国的にもほとんど無名で、新産業都市の獲得には大変不利な立場にあった。それが地元関係者の強力な運動が実り、ぎりぎりの線で昭和39年3月、正式決定を受けた。太平洋沿岸の立地環境を生かして工業都市を目指そうとした八戸市にとりましては、新産業都市指定を受けて港湾整備が国の直轄事業で行われることが最大の魅力でございました。指定後は、臨海工業地帯の埋め立てから工業用水道の整備、そして内陸部の工業用地造成が急ピッチで進められた、と書かれてあります。非常に感激いたしました。市議会、市民、関係者が一丸となって全力投球で頑張ったたまものでありました。  開発前の工業地帯は、満潮時には海水に浸る、薄暗い、うっそうとした松林、そして寂しげな冷気を感じる砂地の異様な海岸でありました。指定後は港湾の埋め立て造成、そして幅広い立派な道路、すべてが故人の言う夢物語という言葉が当てはまる時代の思い出であります。  その後、昭和43年にまた災害が発生しました。十勝沖地震の発生でございました。道路は壊れ、火災も発生しました。船舶の転覆がありましたが、山崩れ、がけ崩れがあり、19名の方が亡くなられました。市庁舎の破損も、そのころは窓ガラスがほとんどなくなるくらいの破損、また塔屋が倒れまして、そのかけらが当たって亡くなられた職員もおりました。全国各地から寄せられた救助、激励に対し本会議において感謝決議をしたことを今思い出しております。  さて、次に大きな問題がまた発生しました。昭和45年に全国新幹線鉄道整備法なる法律がつくられ、全国規模で新幹線鉄道が建設されるという構想が進められることになったのですが、既にその前の昭和44年10月、弘前市議会が西回り運動を展開しておりました。昭和46年から48年にかけて、県内で新幹線の東回り、西回りの闘い、つまり東西両ルートの対立の誘致運動が熾烈をきわめました。  当時、市議会内に国鉄対策特別委員会が設けられましたが、私がその委員長を2期4年仰せつかりました。何しろ時の竹内知事は、南部と津軽の闘いが激しいため統一した県論を国政に反映できないありさまでございました。  そんなさなか、当時の秋山市長を初めとし、議会、経済界、そして市民が火の玉となって、あらゆるつてを頼り、八戸回りの運動を展開し、実現に向かって突き進んだのであります。  そして、ついに国の段階で東回りの決定が下されたのは昭和48年10月のことでありました。前にも申し上げましたが、昭和40年代は災害の悲しみもありましたが、八戸のまちづくりの勝ちどきの声を上げたのは、やはり新産都市の決定でございました。したがって、その39年の決定後の昭和40年代は、近代化の波が強く押し寄せた時代でありました。  そして、さまざまな問題が提起されました。交通渋滞の解消、公会堂の建設、バイパス道路の建設など、いろいろ提案がございました。幸いなことに関係者の努力により、立案した計画が進んだときであったという時代でございました。  それが実って、昭和50年になりましてさまざまできました。昭和50年には募金活動で盛り上げた公会堂の開館、そして交通渋滞の解消のための八戸線の高架化のもとに完成いたしました。翌51年には、御存じの夢の大橋と言われた八戸大橋の開通、続いて翌52年には八太郎大橋の開通、そして白銀三島下の第三魚市場の完成があり、少しく間をおきましたけれども、58年に博物館の開館を見たのであります。  ところで、私の議員生活を思い起こしてみますと、岩岡市長、中村市長、秋山市長、中里市長、現在の中村市長という5人の市長さん方と市政をともにしてまいりました。特に現中村市長さんには親子2代にわたるおつき合いになります。  考えてみますと、大きな課題、難問に直面したとき、すべてにおいて市民も議会も一致協力、あらゆる局面に見事に対応し、克服、解決してまいりました。このような歴史と伝統、そして盛り上がったエネルギーが今日の発展につながったものと確信しております。  今後は、加うるに観光対策、あるいは文化活動の面でも、例えば縄文、是川や根城城址の整備、そして美しい自然の残る種差海岸の保全、開発などに、いわゆるソフト面に、そしてさらに住みよく生き生きとしたまちづくりにも努力を傾注していただきたいものだと祈っております。  ここにお世話になった先輩、同僚の各議員に改めて感謝をささげ、また御支援と御協力を賜った皆様に深く御礼を申し上げながら、限りないふるさと八戸の発展を願って、退任のあいさつとさせていただきます。  どうもお世話になりました、ありがとうございました。  〔40番斉藤健治君降壇〕(拍手) ○議長(上田善四郎 君)病気療養中の中村元博議員からメッセージが届いておりますので、職員から朗読いたさせます。  〔職員朗読〕   ────────────────────  市長並びに理事者の皆様、同僚議員の皆様、5期20年の長きにわたり大変お世話になりまして、ありがとうございました。  私は、議員就任前に港湾関係の職についておりましたことから、当市の港湾整備、発展に思いをはせながら、一言御礼のごあいさつを申し上げます。  さて、八戸市は海から拓けたまちと言われるように、先人の方々が港湾の整備に御尽力され発展を遂げてまいりました。特に昭和39年の新産業都市指定を契機に、八戸港、八戸漁港の整備が一層の伸展をいたしました。  私は市議会議員として昭和58年から籍を置かせていただいておりますが、当時はまだ社会・経済情勢もよく、港湾整備がダイナミックに展開している時期でもありました。その後の港湾整備はハード面にとどまらず、平成6年には北東北で初めての国際コンテナ定期航路が開設し、世界を結ぶネットワークが形成されました。以来、貨物取り扱い量、輸出入金額とも順調に伸びておりますことは関係者の努力のたまものであります。  私が病のため療養しておりました病室からは、発展を続ける八戸港全体を眺めることができました。昨年の秋に強い台風が当地方を襲ったことがありましたが、5万トン級のチップ船やパルプ船が沖合に避難することもなく岸壁や港内にとどまっている状況を目の当たりにし、八戸市の港湾整備の充実を実感したものでございます。  また、当市の発展という点においては、昨年12月1日に念願の東北新幹線八戸駅が、バリアフリーステーションとして開業したことも、まことに喜ばしい限りでありました。  これまで5期20年にわたる私の議員生活を振り返りますとき、さまざまな事柄が思い出されますが、特に平成7年に副議長の任を賜り、谷地議長の補佐を務めさせていただきましたことは、まことに身に余る光栄であり、終生忘れ得ぬ思い出でありました。  最後になりますが、今日の厳しい不況下にあって困難な問題が山積しております。皆様方におかれましては、八戸市勢のさらなる発展のために御健康に留意され、なお一層御活躍くだされますよう、そして同僚議員各位におかれましては、統一地方選挙で御健闘くださることを御祈念申し上げ、ごあいさつといたします。  平成15年3月20日                 中 村 元 博 (拍手)   ────────────────────   市長あいさつ ○議長(上田善四郎 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  市長  〔市長中村寿文君登壇〕 ◎市長(中村寿文 君)平成15年3月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言あいさつを申し上げます。  議員各位には、任期の最後を飾る定例会において、終始熱心に、かつ慎重に御審議を尽くされ、平成15年度八戸市一般会計予算を初め、すべての議案をそれぞれ原案のとおり御議決賜り、厚く御礼申し上げます。  議決いただきました各議案の執行に当たりましては、万全を期してまいりますとともに、本議会において議員各位から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営に当たり十分に配慮いたし、最善の努力を傾けてまいます。  さて、国内における社会経済情勢がまことに厳しい今日、地域経済の再生や市民生活の向上、さらには福祉の増進を図るため、自治体の限られた財源を活用して、最大限の行政効果を上げることが今強く求められております。  このような厳しい行財政運営の中で、地方の自主性、自立性を保ちながら、諸施策の実現に努めてまいりましたが、議員各位から常々心温まる御支援と御協力を賜り、心から敬意と感謝を申し上げます。  議員各位の今任期4年の間には、当市の歴史に残るさまざまなことがございました。まずもって挙げるべきは東北新幹線八戸開業であります。他にも東北縦貫自動車道八戸線の北インターチェンジまでの開通、特例市の指定、合併検討協議会の発足等、市の将来に大きくかかわることがございました。また、国際シンポジウムの開催、国際物流拠点港の展開、リサイクルプラザのオープン、介護保険制度のスタート等、新しい時代の流れを感じさせるものでございました。  一方では、台風や大雨による被害、公正取引委員会による談合排除勧告、イトーヨーカ堂八戸店の撤退等、残念なこともありましたが、市民生活向上に全力を尽くされた皆様にとりましては、それぞれが感慨深い出来事であったものと拝察をいたしております。  ここに、市勢発展に向けた議員各位のこれまでのたゆみない御努力に対し、改めて敬意と感謝を申し上げます。  今、当市は国内経済の問題を初めとする時代の荒波にもまれながら、地方分権や市町村合併、さらには行政改革の推進や地域産業の再生等、多くの課題に直面しております。これらの解決のためには、みずからがこれまで以上の自主性と創意工夫をもって臨むことはもちろんのことでありますが、市議会との強い連携がまだまだ大切であると考えております。  この際、お許しをいただきまして、八戸市立市民病院移転新築工事の発注事務等に係る調査結果についてご報告を申し上げます。  当市の市民病院移転新築工事に係る入札・契約事務が適正に行われていたかどうかを調査するため、助役を委員長とする市民病院移転新築工事等調査委員会を設置し、当時の関係者から聞き取り調査を実施いたしました。  調査委員会では、当時、特別職及び管理職の職にあり、これらの事務に携わった職員に協力を要請し、聞き取り調査を実施いたしました。  その結果、入札参加条件の設定、指名業者の選定及び下請業者の参入に関し、外部からの働きかけがなかったことが確認されました。  また、設計図書や入札参加者名簿の管理についても、担当部署では外部との接触を排除し、さらに予定価格は入札当日に作成しており、管理の仕方に問題は認められませんでした。  落札率が一様に高いと指摘されていることについては、入札業者の積算努力に基づく適正な競争の結果であると思われます。  市民病院の建設工事の発注は、透明性、公平性、競争性の向上を図るため、当市では初めて制限付き一般競争入札を採用し、また指名競争入札においても八戸市請負工事等業者指名審議会に諮るなど細心の注意を払って実施されております。  したがって、調査委員会の報告は、市民病院移転新築工事に関連する市の入札・契約事務が適正に処理されていたと判断するというものであります。  この報告につきましては、私は事務処理が適正になされたことを確認できたと考えております。  また、市は、捜査機関のような強い調査権限がありませんが、調査委員会が行う調査以外に、営業協力費を支払ったとされる空調設備業者と市民病院移転新築工事に係る設計委託業者からも聞き取り調査を実施いたしました。  その結果、空調設備業者の営業協力費の支払いは、適正な入札に影響を与えるものとは認められず、また、設計委託業者に対する外部からの設計図書等を入手しようとする働きかけや漏えいは確認されなかったとの報告を受けております。  今後とも国会等の推移を見守るとともに、市発注工事に疑惑が持たれたことを重く受けとめて、さらに公正な工事の発注に努めてまいりたいと考えております。議員各位の御理解を賜りますようお願い申し上げます。  さて、議員各位におかれましては間もなく任期満了を迎えられますが、今期限りをもって御勇退なさる方々には、長い間市政の重要課題に参画され、当市の発展に大きな御貢献をいただきました。改めて心から敬意と感謝を申し上げます。どうぞ、その任を離れられましても、それぞれのお立場から、魅力あるまち八戸の実現のため御指導を賜りますようお願い申し上げます。  また、おのおのその志に向かい進まれる各位におかれましては、全力を挙げてその宿願を果たされ、地域住民の一層の幸せと当市の発展のために引き続き活躍いただきますようお祈り申し上げます。  今定例会の閉会に当たり、改めて議員各位の御健勝と御多幸を心からお祈りいたしまして、あいさつといたします。ありがとうございました。  〔市長中村寿文君降壇〕   ────────────────────   閉 会 ○議長(上田善四郎 君)今期定例会の閉会に当たり、ごあいさつを申し上げます。  去る2月25日から本日まで、真摯に議案審議に当たられました議員並びに理事者各位の御精励に対し深甚なる敬意と感謝の意を表します。  さて、本定例会は私たち議員一同にとって任期最後の定例会でありました。振り返れば、24万5000八戸市民の負託を受けて議会を構成いたしました平成11年は、当市の市制施行70周年を記念する年であり、また、新しい世紀を間近にした年でありました。  それから今日までの4年間、私たちは市民の福祉の向上と市勢発展のため、その職責を全うすべく努力してまいりました。  この間、第4次八戸市総合計画を中心とした諸施策の着実な進展を見たものの、バブル経済崩壊後の長い経済不況のもとで、厳しい行財政運営とともに雇用確保を含めた市民生活の安定が強く求められたのであります。  こうした厳しい状況の中で、昨年12月1日に長年の待望でありました東北新幹線八戸駅開業が成ったことは関係者ともども喜びにたえないところでありました。
     また、市町村合併の大きな時流の中で、当市においても当地域広域圏内の町村との間で合併検討協議が進み、この4月からは階上町、福地村、南郷村、名川町、南部町、田子町及び新郷村との枠組みで八戸地域合併協議会を設置し、具体的な合併協議を進めることとなったものであります。  議会といたしましても、男女共同参画都市宣言を決議し、また、市議会のホームページを立ち上げ、会議録を公開するなど、一層の議会情報公開に努めたのであります。  さらに、29年ぶりの議員定数削減を行いました。  5月1日をもって任期満了となり、来る統一地方選挙において重ねてこの議場に相まみえるべく、あるいは転進を期して厳しい選挙戦に立ち向かわれる多くの方々の御健闘を祈ります。  また、今期をもって御勇退される方々につきましては、これまでの御活躍と御功績に対し心から感謝を申し上げるものであります。  終わりに、任期中、関係各位から賜りました数々の御高配に対し、議会を代表いたしまして衷心よりお礼申し上げますとともに、皆様方の御健勝を心から祈念申し上げましてごあいさつといたします。  これをもって平成15年3月八戸市議会定例会を閉会いたします。   午後0時52分 閉会    署  名  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。   平成15年3月20日     八戸市議会                議長  上田善四郎                副議長 藤川友信                議員  立花敬之                議員  西野陽一...